沢口靖子や、長澤まさみ、上白石萌歌、上白石萌音、山崎紘菜らを発掘してきた“東宝シンデレラオーディション”が5年ぶりに開催されることが発表になった。今回は、書類審査を廃止して、全国10都市で応募者全員と面接を行うなど、これまで以上の規模と熱意で、明日の映画界を担う才能を発掘する。その他の情報“東宝シンデレラオーディション”は、1984年に東宝創立50年を記念してスタートし、今回が8回目になる。実行委員長を務める市川南氏は「世間にはたくさんのプロダクションのオーディションがありますが、我々は映画会社なので、映画会社らしい派手なものにしていこうと考えています」とコメント。グランプリ受賞者は、2017年撮影予定の作品でのスクリーンデビューが約束され、300万円(推薦者には別途100万円)の賞金が贈られる。また、集英社賞の受賞者には雑誌デビューが、アーティスト賞(仮)の受賞者には“アニソン”アーティストのデビューが約束される。さらに市川氏は「東宝の映画作りを支え、近年のヒット作を手掛けている現役プロデューサーが審査員として加わり、映画女優の発掘・育成を行ってまいります。一次審査から書類ではなく、可能な限り直接お会いすることで、多くの輝きを持った方とお会いできることを楽しみにしております」と説明。通常のオーディションのような“書類審査”を廃止し、7月中旬から順次、札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、沖縄で応募者との面接を実施する予定。エントリーは3月5日(土)から7月10日(日)まで公式サイトで行われ、審査を経て、11月上旬にグランプリが決定する。また、前回に続いて、女優の長澤まさみが、本オーディションの告知ポスターに登場。女優、モデル、アーティストと3つの違った才能を発掘したいというコンセプトをにちなんで、3つの長澤をコラージュしたデザインになっている。第8回 東宝シンデレラオーディション応募期間3月5日(土)0時00分~7月10日(日)23時59分応募資格9歳から18歳(7月10日時点)までの健康で明朗、個性豊かな魅力ある女性東宝芸能株式会社と専属契約を結べる方応募方法公式ホームページおよび公式モバイルサイトからのデジタル応募
2016年03月01日4月17日に新宿・歌舞伎町の新たなランドマークとして誕生する「新宿東宝ビル」のオープンに先がけて、8階屋外テラスに設置されたほぼ実物大・約12メートルの「ゴジラヘッド」が9日にお披露目された。「ゴジラヘッド」は、1954年公開の「ゴジラ」の身長と同じ50メートルの高さに建設されており、デザインは1992年公開の『ゴジラVSモスラ』のゴジラがモデル。重さは約80トンで、材質はガラス繊維で補強したセメントGRC(Glassfiber Reinforced Cement)の屈強な作りとなっている。靖国通りから新宿東宝ビルのゴジラヘッドを見ることができ、本物のゴジラが新宿に現れたような雰囲気が味わえる。5月17日まではホテル宿泊者と8階カフェ利用者に限られるが、今月16日夜からは目や爪が光る演出も開始されるという。5月18日以降の詳細は、决定次第発表される予定。式典には、新宿区長・吉住健一氏、観光振興組合理事長・大西洋氏、歌舞伎町商店街振興組合理事長・片桐基次氏東宝株式会社取締役・市川南氏が出席。新たなシンボルとして街を見守ることになったゴジラに対し、新宿区から「特別住民票」や「新宿観光特使 任命書」が授与された。吉住氏は「ゴジラに壊されたビルや街はその後、繁盛・繁栄するとのこと。来年の新作では、ぜひ歌舞伎町を舞台に作ってほしい」とコメントを寄せていた。その後、ゴジラヘッドの除幕式・点灯式も実施。巨大なゴジラヘッドは、目や爪が光り、鳴き声や効果音と共に、口からミストを出すなどの演出が施されており、ミストが噴出時には、来場者から大きな拍手が起こった。TM & (C) TOHO CO., LTD.
2015年04月10日第一作の公開から60周年を迎えた特撮怪獣映画『ゴジラ』シリーズに3日、東京・世田谷区から感謝状の授与が行われた。怪獣特撮映画『ゴジラ』は1954年11月3日に第一作が公開。以後海外版も含めれば30作が公開され、そのうち28作が世田谷区の東宝スタジオで制作されている。今回の授与式は東宝スタジオの「ゴジラ壁画」前で行われ、世田谷区長の保坂展人氏、ゴジラ、感謝状の受取代理人として東宝取締役の市川南氏が登場した。ゴジラはおなじみの音楽と咆哮と共に登場。「お誕生日おめでとうございます」と呼びかけられたゴジラは、一際長い咆哮でこれに応えた。保坂区長は「表彰状ゴジラ様、貴方は世田谷区に生まれ、60年という長きに渡り日本のみならず世界中から愛されてきました。貴方の存在と活躍は日本独自の特撮映画や映像技術の発展に寄与し、映画文化を通してあらゆる世代の人に感動と衝撃を与えてきました。ここにその文化への貢献を讃え表彰すると共に、今後も世田谷区出身の誇りを持ち、世界で活躍し続けることを期待します」とゴジラの60年の歩みを讃えた。自身もゴジラファンの少年だったという保坂区長は「世田谷美術館では来年2月21日から4月19日まで、東宝スタジオ展を開催します。これまで見ることができなかった日本映画の特撮や舞台裏、魂を見ることができる展示になりますので、ぜひ皆さんに来て頂けたらと思います」と「東宝スタジオ展」の開催を発表。そして「60周年を迎えて当初はゴジラさんに住民票交付を考えていたのですが、ゴジラさんは偉大すぎるので感謝状の授与となりました。今後もゴジラさん、活躍をお願いします!」とさらなる期待を寄せていた。授与式の終了後は、招待客や近隣住民が次々とゴジラとの記念撮影を求め、ゴジラと東宝スタジオが地元に深く根ざしていることを感じさせた。
2014年11月04日