「先月あたりから一部女性週刊誌が立て続けに篠原さんのプライベートを記事にしていますが、夫婦関係が険悪という情報をもとに取材に動いたそうです。すでに離婚に向けて“弁護士を立て、子どもの親権などの話し合いに入る準備を始めている”との報道もありました」(スポーツ紙デスク)この頃“夫婦危機”が報じられている、市村正親(69)・篠原涼子(45)夫妻。そんな渦中の篠原が45歳の誕生日を迎えた、8月13日。本誌は彼女の“異変”をキャッチした。午後8時時過ぎ、都内の自宅からドレスアップして現れた篠原と次男(6)。女の子を連れたママ友らしき女性と合流しタクシーに乗り込んだが、そこに市村の姿はない。「市村さんはこの2カ月、舞台の地方公演で不在がちだったんです。篠原さんのお誕生日も市村さんは舞台『モーツァルト!』の名古屋公演でした。これだけ“離婚危機”が取り沙汰されているタイミングで市村さんと離ればなれの生活が増えていることは、篠原さんにとって相当な不安材料になっているといいます」(芸能関係者)こうした“別居ストレス”からか、以前はスレンダーだった篠原が全体的にふっくらして見える。18年10月号の『美ST』のインタビューでは《代謝が下がって、太りやすくなった気がします》と語っていたが――。「市村さんとは、子どもの教育方針で意見が食い違うことが出て来たようです。また、6歳と10歳の息子さんたちは生意気盛りで、子育てでもストレスがあるのだと思います。この日は久しぶりに羽を伸ばして発散できたのではないでしょうか」(篠原の知人)2人の夫婦関係について、改めて篠原の所属事務所に聞いところ、「夫婦仲は良く、一部で報じられている離婚調停といった事実は一切ありません。今月は、篠原の舞台に市村さんが2日連続で見に来られましたし、市村さんの名古屋の舞台にも篠原が観劇しています」との回答があった。一連の報道が杞憂に終わればいいのだけど――。
2018年08月22日ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』が、2019年1月15日(火)から2月26日(火)まで東京・有楽町の日生劇場で上演される。『オペラ座の怪人』ファントムの失踪から10年後を描くブロードウェイ史上最長連続上演記録を更新し続け、世界35カ国で1億4000万人を超える観客を動員したミュージカル『オペラ座の怪人』。その舞台をパリからニューヨークへと移し、“怪人”ファントムの失踪から10年後を描いたのが、本作『ラブ・ネバー・ダイ』だ。作曲を手がけたのは『キャッツ』『サンセット大通り』で知られる、巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバー。2014年以来の再演2014年に日本初演を迎えると、日本のミュージカル史上稀に見る豪華絢爛なセット、日本屈指のキャストによる演技と彼らが奏でるメロディーが話題となり、連日ソールドアウトを記録した人気作品。今回は一部新キャストを迎え、初演以来約5年ぶりに再演を迎える。“怪人’’ファントム役に市村正親&石丸幹二‘’怪人’’ファントム役を務めるのは、『オペラ座の怪人』日本初演においてオリジナルキャストを務めた市村正親と、『オペラ座の怪人』のラウル・シャニュイ役でデビューを果たし、市村同様に本演目に深い縁を持つ新キャストの石丸幹二。ヒロイン・クリスティーヌ役に濱田めぐみ&平原綾香ヒロイン・クリスティーヌ役には、ミュージカル界屈指の実力の持ち主・濱田めぐみと、現代の歌姫・平原綾香。2018年3月に上演されたミュージカル『メリー・ポピンズ』でも主役の座を射止めたミュージカル界の2大歌姫が、初演に引き続き同役を務める。そのほか、クリスティーヌの夫であるラウル・シャニュイ子爵に、初演時にも卓越した歌唱力を誇った田代万里生と、ミュージカル界が今最も熱い視線を寄せる小野田龍之介が、物語の重要な鍵を握るメグ・ジリー役に、元宝塚歌劇団星組娘役トップの夢咲ねねと、同じく元雪組娘役トップの咲妃みゆ、そしてメグ・ジリーの母親マダム・ジリー役に、初演時圧倒的な存在感で作品を牽引した鳳蘭と香寿たつきが決定している。開催概要ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』日程:2019年1月15日(火)~2月26日(火) 全60回公演会場:日生劇場チケット発売:2018年9月8日(土) 一般発売※東京公演のみ、地方公演なし。音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー歌詞:グレン・スレイター脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー、ベン・エルトン/グレン・スレイター、フレデリック・フォーサイス出演:市村正親/石丸幹二(ファントム役)濱田めぐみ/平原綾香(クリスティーヌ・ダーエ役)田代万里生/小野田龍之介(ラウル・シャニュイ子爵役)夢咲ねね/咲妃みゆ(メグ・ジリー役)鳳蘭/香寿たつき(マダム・ジリー役)ほか
2018年08月19日仕事人間の市民課長・渡辺勘治が、胃がんを患ったことを機に、自らの人生を見つめ直していく黒澤明監督の傑作『生きる』。その初ミュージカル化が決定し、市原隼人が渡辺の息子・光男役でミュージカル初出演を果たす。【チケット情報はこちら】20代前半、ブロードウェイでミュージカルに興味をもちつつも、自らにはむかないとこれまでオファーを断ってきたという市原。今回そんな彼の背中を押したのが…。「30歳を超えたころ、自分が守りに入ったなと感じる瞬間があったんです。その時、すごく悔しくて、寂しくて、自分は何をやっているんだろうと。そこからもっと何かを掴みにいきたいという欲が出てきて。ただ実を言うと、これも1度はお断りしているんです。でも“俺また守りに入った!”と気づいて、追いかけるようにやることを決めました」その初ミュージカル作品が『生きる』であったことは、「素直に嬉しい」と市原は顔をほころばせる。「内容とは反するかもしれませんが、僕は見ていてとても興奮するんですよね。すべての人物が生き生きとしていて、映る世界がすべて楽しそうで、どの場面を見ても生活感や人間味が溢れんばかり。さらに一生懸命愛情を込めて息子を育て、その幸せを大切にし続けた父の想いが、胸の奥まで突き刺さってきて…。さらに今回はミュージカルということで、メロディという表現方法がより人の感情を動かすのだと、事前のワークショップを通して学びました」光男の父・勘治をWキャストで演じるのは、市村正親と鹿賀丈史のふたり。「それぞれ違う生き方をしてこられた方々だというのはすぐに感じられましたし、きっと出来上がる舞台もまったく違うものになると思います。ただ根本にあるものはおふたりとも同じで、ずっと何かを大事にし続ける、守り続けるものがあって、しかもその守り方がとても優しい。あと市村さんはとにかく楽しい方です。気がついたら市村ワールドに引き込まれていて、ずっと居たくなるほど(笑)。鹿賀さんは言葉は少ないですが、現場のすべてを見られている、とても真摯な方という印象です」市原にとってターニングポイントになりそうな舞台だが、観る者にとっても忘れられない感動の1作となりそうだ。「老若男女問わず、気軽に楽しめる舞台だと思います。それでありながら、生きることがより楽しく、より深くなる舞台。この機会を逃すのは本当にもったいないと思いますので、ぜひ劇場に遊びにいらしてください」ミュージカル「生きる」は10月8日(月・祝) から28(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。チケットの一般発売は6月9日(土)午前10時より。なお、現在、プリセールを実施中。受付は6月8日(金)午後11時59分まで。取材・文:野上瑠美子
2018年06月08日落語家の立川志の輔がパーソナリティを務める文化放送の番組『志の輔ラジオ 落語DEデート』(毎週日曜6:20~7:00)の22日放送回に、俳優の市村正親がゲスト出演することが分かった。今年4月で放送11周年を迎えた『志の輔ラジオ 落語DEデート』。毎週さまざまな女性ゲストとタイトル通り、デート気分で会話をする同番組に男性ゲストが登場するのは、実に11年ぶりのことになる。全572人に及ぶ歴代ゲストのうち、志の輔の大学時代の先輩・三宅裕司以来史上2人目だ。元々親交があり、プライベートでも飲みに行く間柄の2人。今回の収録は、冒頭から陽気な“市村節”がさく裂し、和やかな雰囲気でスタートした。通常は女性ゲストが登場するという番組コンセプトに則り、市村は女性を装った口ぶりで「市村正子よ、お久しぶり」と茶目っ気たっぷりに挨拶。それに対し、志の輔は「あなたほど陽気でポップな人はいません」と答えた。さらに市村が自身のひとり芝居「市村座」について、「アドリブは意外と少ないです。やっぱりアドリブ言うほどの余裕がない」と明かすと、志の輔は「それがアドリブのように聞こえるからすごいですね」と絶賛。それに対して市村が「そういう俳優のことを、ひょっとして“名優”って言うのかな」とおどけ、笑いを誘う一幕も。他にも放送では、舞台上における落語家と俳優の表現方法の違いや、落語好きと公言する市村との落語トークなど、様々な話題が展開される。
2018年04月17日3月から好天が続いたために、すでに桜は散ってしまっていた東京都内。だが都営バスでのなかでは、4つの笑顔の花が咲いていた。バスに乗っていたのは、篠原涼子(44)・市村正親(69)夫妻と2人の息子たち。4月上旬のこの日は、6歳になる次男の入学式だったのだ。 4年生となった長男(9)と新入学の次男が通う学校は、芸能人たちにも大人気の名門私立小学校。篠原一家と前後して現れたのは、長谷川京子(39)とポルノグラフィティ・新藤晴一(44)夫妻と、長女(6)。実は篠原と長谷川は、芸能界でも同じママ友グループに入っている。 「昨年5月に井川遥(41)がテレビ番組で、仲の良いママ友として、篠原涼子、長谷川京子、そして板谷由夏(42)の名前を挙げて話題になりました」(テレビ局関係者) 本当なら、篠原や長谷川とも同級生ママになるはずだった小林麻央さん(享年34)は昨年6月に逝去している。夫・市川海老蔵は『源氏物語』公演のため、福岡に滞在しており、長女・麗禾ちゃん(6)の入学式には、麻央さんの母親が付き添っていた。 入学式終了後も、帰宅にはバスを利用したという篠原・市村一家。 「入学式の日、市村さんは次男に“将来の夢”を聞いたのですが、彼は『歌舞伎役者になりたい』と答えてお父さんを驚かせたそうです。篠原さんは息子さんたちを市村さんの出演している舞台にはすべて連れていくことにしています。そのほかにも歌舞伎なども見せる機会もあるそうですから、『歌舞伎役者』と答えたのもそのせいかもしれませんね」(市村の知人) この日、市村と海老蔵は“同級生パパ”となった。もしかしたら将来、海老蔵のもとに市村の次男が“弟子入り”したりすることもあるのだろうか。
2018年04月12日映画監督・黒澤明の没後20年を記念し、彼の代表作のひとつである『生きる』が、珠玉のキャスト、スタッフによりミュージカル化される。今秋の開幕を前に、都内で製作発表が開かれ、Wキャストで主人公の渡辺勘治を演じる市村正親、鹿賀丈史らが登壇した。会見冒頭にはキャストが劇中ナンバー4曲を生披露。まずは小説家役であり、ストーリーテラーの役割も担う新納慎也が、オープニングナンバーの「運命の曲がり角」を歌う。『生きる』をどうミュージカル化するのか、というのは恐らく多くの人が抱く疑問だろう。しかしこの1曲を聴くだけで、ミュージカルとしての『生きる』の道筋がくっきりと浮かび上がってくるよう。その繊細ながらも力強いナンバーは、これから始まる物語への期待感を大いに高めてくれる。続いてヒロイン・小田切とよ役のMay’n、唯月ふうか(Wキャスト)が歌うのは、アップテンポなナンバー『ワクワクを探して』。さらに新納とのWキャストで小説家を演じる小西遼生が、渡辺にとって大きな転機となるナンバー『人生の主人になれ』を熱唱する。そして最後に市村と鹿賀のふたりが登場。あの名シーンを彷彿とさせるブランコをバックに、本作を象徴する昭和の名曲『ゴンドラの唄』を哀愁たっぷりに歌い上げる。そんなふたりの歌声に、一般公募で招待された150名のオーディエンスも聴き入っていた。その後は作曲・編曲のジェイソン・ホーランド、演出の宮本亜門、歌唱披露した6名に加え、渡辺の息子・光男役の市原隼人、渡辺の上司である助役役の山西惇が一堂に会し、それぞれ作品にかける思いを語った。演出の宮本は、「これは悲しい作品ではありますが、“生きる”という喜びを心から味わえる作品。古いどころか、むしろ今の人々の心に一段と訴えるものが出来ると思います」と意欲を見せる。市村はかつて自分が演じる渡辺と同じく胃がんを患っていたことを挙げ、「こういう役がきたのも、芝居の神様の采配かな」と感慨深げ。鹿賀も「いい年齢の時に、本当にいい作品に巡り合えた。ぜひ自分のものにしたい」と意気込む。また市原は、体調が優れない自分の父親から教わったという「動けるうちにいろんな世界を見た方がいい」との言葉に背中を押され、これまで避けてきたミュージカルへの出演を決めたという。世界進出も視野に、ミュージカルとなって新たに生まれ変わる名作『生きる』。黒澤ファンならずとも必見の舞台になりそうだ。取材・文:野上瑠美子
2018年04月11日現在、東京・日生劇場にて上演中の『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』。本作は、鹿賀丈史と市村正親が最強の夫婦愛で導く"家族の絆"を描いたミュージカルコメディで、鹿賀と市村は2008年の初タッグから4度目の夫婦役。さらに愛原実花、真島茂樹、新納慎也、香寿たつき、今井清隆、森公美子が続投で、新キャストとして夫婦の息子役に木村達成が出演する。演出は山田和也。【チケット情報はこちら】開幕に際しての囲み取材には鹿賀と市村が揃って登場。夫婦役10周年を迎えるふたりだが、女装した市村が「みんなに化け物って言われるんじゃないかと思って」と心配すると鹿賀が「大丈夫、きれいよ」と答え、変わらぬ仲を披露。そんなジョルジュ(鹿賀)とアルバン(市村)の夫婦について鹿賀は理想の夫婦像と重ね「アルバンがワガママを言ったりするのですが、ジョルジュはそれを半分聞き流してるというか。そういうところで、よくできた愛し合ってる夫婦だなと実感します。言いたいことは言ったほうがいいですよね」と語った。ふたりの付き合いは劇団四季以来45年。鹿賀は「いっちゃん(市村)がまたパワーアップしてるなと思いました。その力がどこから湧き出てくるかわからない。歌ってるときも、芝居してるときも、随所ですごいパワーを感じます。尊敬します」と語る。市村が「20代前半から一緒にやってますからね。いろんな作品で丈史の目を見てきていますが、今回は特にずーっと見る役なのでね。彼も45年、僕を見ているだろうし。20年連れ添った夫婦を演じるうえで、45年間知ってるというのは大きな強みだなと思っています」と語ると、鹿賀も「本当にそう」と頷き、「芝居も安心してできます。球を投げれば、それにちゃんと答えが返ってくるという関係ですので。毎日非常に新鮮で面白いですし、そういう相手役はなかなかいないと感じます」と感慨深そう。再演を重ね続投キャストも多い本作だが進化は止まらず、市村は「再演を重ねるごとに演出家もいろんなことに気づくので、それをどんどん増やして深めていく感じかな。でも、(ブラッシュアップは)日々のことです。今日発見があったら明日それをやってみるとかね」と話した。アルバンとジョルジュの倦怠期ながらも愛が滲み出る甘くかわいい姿や、そんな彼らに愛情たっぷりで育てられたジャン(木村)による騒動の顛末、そして彼らを取り巻く人々の温かで賑やかな愛と、さまざまな愛のカタチに心揺さぶられる本作。胸の奥まで沁みる歌唱、華やかで賑やかなショー、そして素晴らしい芝居と、演劇の楽しさが十二分に味わえる作品だ。ぜひ劇場に足を運んで!公演は3月31日(土)まで東京・日生劇場にて上演後、福岡、静岡、大阪を巡演。取材・文:中川實穂
2018年03月23日「最初のころと比べたら、2人の役の会話はスムーズかつ面白くなってると思いますよ」 そう話すのは、俳優の鹿賀丈史(67)。鹿賀と市川正親の2人が笑いあり涙ありのゲイカップル役を演じるミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール籠の中の道化たち』が再演される。ゴールデンコンビは10年目だ。 「劇団四季」時代からの朋友、鹿賀と市川。付き合いは45年にわたり、ふだんはたまにケータイメールのやりとりをしているそうだ。 「イッちゃんはまめにくれるけど、返信のしようがないたわいない文面で。今回も『またよろしくね』、だけ(笑)」(鹿賀・以下同) 南仏でゲイクラブを営むジョルジュ(鹿賀)と、看板スター・アルバン(市村)は事実上の夫婦。ジョルジュには24年前の過ちから生まれた息子のジャン・ミッシェル(木村達成)がいて、アルバンが母親代わりとして手塩にかけて育ててきた。 「この一人息子の結婚をきっかけに、なんとか“まともな家族”を装うためにあれこれ奮闘するんです。ジャンはゲイたちの中にいるわりにはストレートに育つんですよね。ここが本作の面白いところで。子どもってのは優秀で、親たちが何をしていようが、よく親を見て自分の生きる道を発見していく。素敵な物語です」 ジョルジュとアルバンは、どの家庭にもあるように、些細なことでけんかしたりすねたりしながら暮らしているが……。 「それも結局は仲がいい証拠なんだね。この10年で“ああ言えばこう言う”のコンビネーションが絶妙になってきましたよ(笑)。夫婦の根本的な愛情をもちながら、もめごとが起きると突っぱねるべきところでは突っぱねる。そのへんの演技はこなれてきて、愛情深さが伝わるはずです」 若手俳優たちが次々に台頭してきているなか、鹿賀は最近長続きしなかったジム通いを再開したという。 「現役でいるためには、仕事を継続し続けることがいちばん。張りあいがなくなるとダレてきちゃうからね。僕たち世代は、よっぽどちゃんとした芝居をしないと若い人は認めてくれないよね。45年の積み重ねの味が出ればいいな」 渋い味わいをまとった俳優だからこそ演じられる役はある。鹿賀と市村は今秋、黒澤明監督の名作『生きる』のミュージカル化作品でWキャストで主演を務める。
2018年03月05日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める映画『泥棒役者』のDVD&Blu-rayが5月16日に発売される。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。各映画レビューサイトの満足度で1位を記録し話題となった同作。DVDは3枚組、Blu-rayは本編ディスクに特典DVD2枚という仕様になっている。DVD、Blu-rayともに特典ディスクは共通で、ディスク1には撮影メイキングや、イベント映像集、片桐仁が演じたユーチューバー・高梨仁の映像、「タマとミキのうた」ミュージックビデオ、「はじめと美沙のデートもろもろ」を収録する。また特典ディスク2には、丸山隆平・市村正親・西田征史監督による爆笑ビジュアルコメンタリーを収録。三方背ケース+デジパック仕様、ブックレット付きとなっている。
2018年02月26日ミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽/編曲)による傑作を、日本ミュージカル界最高のキャスト・クリエイター陣で創り上げる、ミュージカル『モーツァルト!』。35歳で夭折した天才作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯とその真相に迫る本作は、2002年の日本初演以来、多くの賞賛を得てきた。ミュージカル「モーツァルト!」 チケット情報3年ぶりの上演となる2018年度版のタイトルロールは、前回に続く山崎育三郎と、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のロミオ役やミュージカル『黒執事』のセバスチャン役など昨今、大作の主演を務め、名実ともに急成長を遂げている古川雄大が抜擢された。オーディションでこの大役を射止めた古川は、作品を前にして改めて身を引き締める。「数あるミュージカルの中でも代表的な作品ですし、モーツァルトは中川晃教さん、井上芳雄さん、山崎育三郎さんと歴代のミュージカルスターが演じてきた役。いつかはあの高みに行きたいと思っていましたが、自分自身を客観視してみても、あと何年かかるのだろうと思っていました。なので、このチャンスをいただいたことに僕自身が一番驚いています。かなり挑戦的なことになると思いますが、覚悟を決めて臨もうと思います」。モーツァルトは天真爛漫で自由奔放なキャラクター。これまで演じてきた役とは180度異なり、今までの自分にはないものだと語る。「だからこそ、稽古場からがむしゃらに、丸裸になって挑んでいかないと。自分にはない部分も想像して、構築して、トライしていこうと思います。自分の壁を越えたいですね」。ミュージシャンとしても活動し、オリジナルの楽曲では作詞・作曲も手掛ける。時代やジャンルに差異はあれど、「生みの苦しみも分かる気がする」と歩みを寄せる。「曲を作る上でゼロから1にする大変さはすごく理解しています。ただ、モーツァルトは自分の才能に確信を持っている。その感覚は僕にはないので、その違いを稽古から埋めていきたいです」と意気込む。モーツァルトの妻コンスタンツェ役は、前回に続いて平野綾が出演するほか、『ロミオ&ジュリエット』で共演した生田絵梨花、木下晴香のトリプルキャスト。また、パトロン的存在となるヴァルトシュテッテン男爵夫人役を涼風真世、香寿たつきの実力派Wキャスト、モーツァルトの前に立ちはだかる権力者・コロレド大司教役の山口祐一郎と父レオポルト役を初演以来すべての公演に参加している市村正親が演じるなど、フレッシュかつレジェンダリーな豪華布陣が実現。燦爛たる舞台になるに違いないと、おのずと期待も高まる。公演は、5月26日(土)から6月28日(木)まで東京・帝国劇場、7月5日(木)から18日(水)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。東京公演のチケットは3月3日(土)より、大阪公演は3月24日(土)より発売。一般発売に先駆け、3月3日(土)9:00まで東京公演の座席選択プリセール実施中。2月21日(水)10:00より大阪公演の先行先着プリセール受付開始。取材・文:岩本和子
2018年02月20日いきなりですが、水瓶座の男性(1/21~2/18頃の誕生日)って個性が強いんです。そこで、水瓶座がいかに個性的かということと、水瓶座男性から見た「12星座別の女性の姿」や「恋の勝率アップ作戦」をご紹介。それぞれ1月28日がお誕生日の星野源さん、新庄剛志さん、市村正親さんの生まれ持つ星を通してお届けします。■水瓶座の特徴は?水瓶座について、簡単に説明すると、・独特の雰囲気がある・カメラ目線が多い・お洒落に詳しい・誰とでも親しくなる・恋愛は一目ぼれが多く面食いで内気・顔が広い・KYと呼ばれることあり・スケールの大きな夢を抱く・組織になじめない・こだわらないことにこだわるそんなタイプです。あなたのそばに水瓶座の人はいますか?■水瓶座にオススメの仕事は?クリエイティブなもの、発明家、思想家、サイキック、カメラマン、エンジニア、IT関連、メカニック、演出家、デザイナー、プランナー、NPO、科学技術者、批評家、ジャーナリスト、漫画家、小説家、作曲家、イラストレーター、マスメディア、宇宙関連、気象予報士…趣味を仕事にしたり、組織に属さないフリーランスな立場、好きな仲間とのグループ活動、コアな世界を堪能するなど、今はまだ世の中になくても、数年後の未来にはあっておかしくない新しい肩書き、新しいジャンルが多く挙げられそうです。例えばですが、星野源さんが科学技術者で、新庄剛志さんがカメラマンで、市村正親さんがサイキックだったとしても…面白そうですよね。■水瓶座は革命的で可能性を持つ人々太陽が水瓶座に入る1月21日~2月18日前後は、大寒から立春へと変わる季節で、厳冬の水面下で春の芽を生み出す時です。水瓶座を支配する星は天王星であり、天王星は1781年に発見されました。それまでの占星術では、地球から土星が一番遠くに見えていたため、土星が太陽系との境界線でした。天王星が発見されたことで、それまで当たり前だった境界線が覆されることになりました。それは世の中の常識に新しい常識が組み込まれるようなもの。新しい発見や常識の変化は、たいていは否定されます。知らないことって怖いし。そうしたことからも、水瓶座には革命的で破壊的で、未知な可能性を持つ人たちが大勢います。水瓶座はうかがいしれない個性と、自らへの興味や関心、そして恐怖を抱えているのです。神話では、女性が嫉妬するほどの美少年ガニュメデスと紐づき、抽象的で魅惑的な独特の雰囲気を持つとされています。■水瓶座は基本的に自分大好き別名、異星人と呼ばれる水瓶座にとって、愛は自由で斬新。束縛は偽りの愛、自由は愛すればこその証。なかなかどうして、モテるわりには恋人ができない場合も。その理由は、水瓶座に愛を語らせると理論や理屈が多すぎ、いったいどういう相手を求めているのか、よくわからない持論を展開して、気難しい奴とか潔癖症だと誤解されることもあるから。また、見た目を気にしてお洒落しますが、自己満足で他人の評価はさほど気にしません。人種や性別も問わず、表面的な部分に左右されず、どんないでたちの人とでも付き合う、そんな気さくさもあります。このサッパリした感覚は、他人より自分に関心が向くため。恋愛は関わる相手によって大きく変化するでしょう。3人が生まれ持つ星はこちら◎星野源(1981年1月28日生まれ)◎新庄剛志(1972年1月28日生まれ)◎市村正親(1949年1月28日生まれ)それぞれの星座は…◎星野源さん太陽:水瓶座、月:蠍座、金星:山羊座、火星:水瓶座◎新庄剛志さん太陽:水瓶座、月:蟹座、金星:魚座、火星:牡羊座◎市村正親さん太陽:水瓶座、月:山羊座か水瓶座、金星:山羊座、火星:水瓶座水瓶座らしいイメージが揃った3人ですが、性格や恋愛傾向はかなり異なります。■3人の性格と恋愛傾向は?星野源さんは知的なナルシストタイプで、性格はサッパリした部分とねちっこい部分が。恋愛も誠実な部分とアブノーマルな部分とが複雑に入り混じる感じです。新庄剛志さんは、独特の大物感が漂うタイプで応援する人には恵まれますが…性格は繊細さと強引さが極端でクセが強いタイプ。噂では常にオーラを出す練習をしているとも…。恋愛はハマると勢い任せでストップが効かない感じ。市村正親さんは、好きなことをして生きるタイプで、性格は厳格な部分と自由奔放な部分が。恋愛面ではモテる傾向と刺激を求める感じがあります。奥様はご存知、篠原涼子さんですね。こうして見ても、水瓶座の人たちって、見た目や第一印象だけでは推し量れないもの。というわけで、「水瓶座から見た12星座別の女性の姿」をお届け!水瓶座の男性との関係を成就させるための「恋の勝率アップ作戦」も参考にして!■女性の見え方&恋の勝率アップ作戦◎牡羊座のあなた【あなたの姿】後先考えずに積極的に話しかけ、誘ってくれるのが愉快です。【勝率アップ作戦】水瓶座の予定が急に変わっても、連絡をくれるなら認めてあげること。◎牡牛座のあなた【あなたの姿】疲れた時は癒されます。けど、ずっと一緒だと物足りないかも。【勝率アップ作戦】水瓶座は一時的にはわかりあえます。根気と適度な距離が必要そう。◎双子座のあなた【あなたの姿】知的でノリも良く最高の友達、何でも知っていてほんと頼もしい。【勝率アップ作戦】水瓶座が一緒なら、いろいろと出かけて息をつく暇はなし、工夫次第。◎蟹座のあなた【あなたの姿】仲間や友達と一緒に同じ場所で過ごすってすごい。とても真似できない。【勝率アップ作戦】水瓶座は淡々として愛を言葉にしない傾向。気をもまないこと。◎獅子座のあなた【あなたの姿】時には喧嘩したり、ぶつかったりするけど刺激的で…なくてはならない存在に。【勝率アップ作戦】プライドが高い者同士なので、水瓶座とは知的な会話を楽しむこと。◎乙女座のあなた【あなたの姿】繊細で細かくて一生懸命は認めるけど…ついていけないところがある。【勝率アップ作戦】水瓶座の個性に惹かれてしまうなら、尊重して見守ることも必要。◎天秤座のあなた【あなたの姿】イケてるセンスと美しい姿に、会った瞬間から気になる存在です。【勝率アップ作戦】水瓶座が個性的な人間関係に関わっていてもビックリしないこと。◎蠍座のあなた【あなたの姿】自分にはない魅惑的なオーラがあり、話すきっかけがつかみにくい。【勝率アップ作戦】水瓶座とは感覚にズレが。真意を見抜いて押し付けないように。◎射手座のあなた【あなたの姿】勉強家で明るくて尊敬できるし、一緒にいると情熱を思い出す。【勝率アップ作戦】水瓶座のマイペースさに合わせることで精神的な絆を作れます。◎山羊座のあなた【あなたの姿】真面目で良い家庭に育ったのか、言うことは正しいけど夢がないな。【勝率アップ作戦】水瓶座は言葉通りに受け止めます。考えは隠さずに相談して。◎水瓶座のあなた【あなたの姿】恋人候補として紹介されなかったら友達以上には考えなかった。【勝率アップ作戦】水瓶座同士でお互いを理解できることが、逆に機会を逃すことに。◎魚座のあなた【あなたの姿】優しくて素直で、子どもっぽい感覚や直感の鋭さに惹きつけられます。【勝率アップ作戦】水瓶座は感覚だけでは理解できません。気持ちを押し付けないようにして。■終わりに水瓶座男性からは「こんなふうに見えている」というご自身の姿、イメージできましたか?ぜひ参考にして、星野源さんや新庄剛志さん、市村正親さんのような、破天荒だけど魅力的な男性のハートをゲットしてくださいね!ライタープロフィールはゆき咲くら土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中!略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡
2018年01月28日少年隊の東山紀之が、関ジャニ∞・丸山隆平主演の舞台『泥棒役者』に出演することが23日、わかった。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台で、2017年に丸山主演で映画化された。泥棒を引退し真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。東山が演じるのは、映画で市村正親が演じたハイテンションな童話作家・前園。映画でも特徴的だったマッシュルームカットで挑む。初共演の2人だが、丸山は東山について「圧倒的な存在感と、アイドルの歴史を牽引している背中を観てきている」と振り返り、東山は「丸の人間性の良さに惹かれている」と語った。西田は「初演時の舞台脚本と映画版の脚本をミックスし、また新たな『泥棒役者』を模索している最中です」と現状を明かす。丸山とも既に話合いを重ねており、「映画版よりも一層チャーミ ングな泥棒をお見せしますのでご期待ください」とアピールした。さらに「絵本作家・前園俊太郎には東山紀之さん。きたろうさん、市村正親さんに演じていただいたこの役を東山さんがどう料理なさるのか、僕としても非常に楽しみです」と期待を寄せた。○丸山隆平東山さんの舞台を拝見させて頂いた時にいつも感じる圧倒的な存在感と、アイドルの歴史を牽引している背中を観てきていますので、初共演させていただけることを聞いてワクワクしております。今回は映画の舞台化という事もありますので、東山さんが演じられる新たな前園俊太郎との稽古が今からとても楽しみで仕方ありません。素敵な舞台にしていきますので、是非とも劇場にお越しください。○東山紀之お話をいただいたときはびっくりしました。映画で市村正親さんが演じられていた役を演じることになるとは……想定外です。 台本を読みましたが、とても面白かったです。人生の「きっかけ」や「巡り巡って」、という言葉が浮かんできましたが、僕がこの作品で前園役を演じることも、縁なのだと思います。丸もぴったりな役だと思っています。丸と組ませてもらうのは、今回初めてなのですが、とても良い評判が聞こえてきますし、何より僕は、丸の人間性の良さに惹かれています。共演したら丸と同じくらい良い人になれるかな(笑)。役者は、色々な出会いによってどんな風に変化できるか、というところがありますが、今回も作・演出の西田さんに、どんな ところを引き出していただけるか、自分も感じていなかった新たな面と出会えるか、楽しみです。「人生って楽しい! 素敵なものだ」と、思っていただける芝居にしたいと思います。
2018年01月23日ゲイカップルの夫婦愛と家族の絆を描いた傑作ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』が2018年春、鹿賀丈史&市村正親のダブル主演で上演される。35年以上の歴史をもつ日本版で“史上最高のカップル”と称されるふたりがコンビ10周年を迎える節目の公演で、息子ジャン・ミッシェル役に抜擢されたのが期待の新星、木村達成だ。「ラ・カージュ・オ・フォール」チケット情報「作品について調べると、歴代のジャン・ミッシェル役を含め、名だたる方々が出演されてきた舞台だと知って驚きました。しかもトニー賞史上初となる2度の『ベスト・リバイバル・オブ・ミュージカル』賞に輝くなど、自分はとんでもない作品に出させて頂くのだなと、不安と緊張といろんな感情が混ざった気分です」ゲイクラブのオーナー、ジョルジュ(鹿賀丈史)と看板スターの“ザザ”ことアルバン(市村正親)は、公私ともに20年来のパートナー。ジョルジュが一時の気の迷い(?)から授かった一人息子ジャン・ミッシェル(木村達成)もアルバンが母親代わりに育ててきた。そんな息子が24才になり、結婚を決めたことから大騒動が巻き起こる。相手はゲイクラブ撤廃を主張する政治家ダンドン議員夫妻(今井清隆&森公美子)の娘アンヌ(愛原実花)。両家の顔合わせに呼んだ実母が急遽来れなくなり、女装したアルバンが母親として登場して…。「なかなかない家庭環境だとは思うのですが、僕も反抗期は経験済みなので、ジャン・ミッシェルの気持ちを理解できるところがあります。僕の母親も授業参観に少し派手な格好で来る人で、子供の頃は人と違う感じが単純に恥ずかしいんですよね。今となっては自慢の母親なんですけど。当時の自分の心情をふまえリアルに表現できるのかなと。僕も24才なので、役柄に自分の人生を絡めつつ等身大で演じたい」特技に英会話を掲げ、幼い頃から海外の映画作品に触れたことがミュージカルへの興味に繋がったという木村。役者となり、加藤和樹ら人気俳優を輩出する2.5次元舞台で頭角を現してきた。「好きなのは、例えばミュージカル『ヘアスプレー』。純粋にミュージカルの楽しさに触れた部分がありました。歌や音楽を聞くだけで、子供でも気分が盛り上がる所とか。楽しいことが大好きなので、舞台もまずは自分が楽しむことで、お客さんにもその気持ちが伝わると信じています。2.5次元舞台では稽古を積むことで自信に繋げてきたので、今回も諸先輩方から作品への取り組み方など、一から学ばせて頂きたいです」「運も実力のうち」と大抜擢の幸運を味方につけ、体当たりで挑むつもりだ。「本作で初めて木村達成を知る人もいっぱいいると思うので、その方たちも魅了できるよう、歌とダンス、お芝居を頑張りたい。華やかな舞台から生まれる家族のストーリーに胸を打たれたので、どんなジャン・ミッシェルになっているのか、ファンの方にも新たな一面をお見せしたいですね」東京公演は3月9日(金)から31日(土)まで日生劇場にて、大阪公演は4月20日(金)から22日(日)まで梅田芸術劇場メインホールにて上演。福岡、静岡公演あり。取材・文:石橋法子
2018年01月17日ヤマザキマリの人気コミックを阿部寛主演で実写化。2012年に公開され海外でも高く評価された大ヒット作『テルマエ・ロマエ』が1月13日(土)今夜フジテレビ系「土曜プレミアム」枠でオンエアされる。本作はイタリア国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で油絵と美術史を専攻し、現在もイタリア在住の漫画家であるヤマザキさんによる同名原作をベースに、映画オリジナルヒロインなどの要素を加えて実写映画化。2012年に国内で公開されると最終興収59.8億円という大ヒットを記録。主演の阿部さんが第36回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞するなど高い評価を受けると、その後トロント映画祭にも出品されるなど海外でも評判を呼び、2014年には続編も公開された。本作の見どころはなんといっても日本人にも関わらず、見事に古代ローマ人に成り切った“濃い”顔の俳優陣の演技。「下町ロケット」『恋妻家宮本』など数々の作品で知られる阿部さんをはじめ『猫侍』や『無限の住人』などの北村一輝、『マイフェニックス』『超高速!参勤交代 リターンズ』の宍戸開、ミュージカル界での活躍はもちろん連続テレビ小説「べっぴんさん」や『泥棒役者』などで俳優としても唯一無二の個性を放つ市村正親らに加え、「昼顔」シリーズや『武士の献立』などの上戸彩が演じる映画オリジナルのヒロインが加わることで、原作とはまた違ったエンターテインメント性を持つ一作に仕上がった。古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部さん)は、生真面目すぎる性格が時代の変化に合わず、職を失ってしまう。落ち込む彼は友人に誘われて訪れた公衆浴場で、突然現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは、漫画家志望の真実(上戸さん)ら、「平たい顔族(=日本人)」。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは、古代ローマにもどって、そのアイディアを使い大きな話題を呼ぶ。タイムスリップを繰り返すルシウスは、浴場技師としての名声をローマで得ていく。その評判を聞きつけた時の皇帝ハドリアヌス(市村さん)は、自分の後継者にと考えているケイオニウス(北村さん)のためにルシウスに大浴場を作るよう命じる。次第にルシウス、そして真実までもがローマ帝国の運命に深く関わっていくことに…という物語。土曜プレミアム『テルマエ・ロマエ』は1月13日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開(C) 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会
2018年01月13日『DRESS』1月特集は「新世界を嗜む」。ここで定義する新世界とは、未体験の趣味の世界。思いっきり笑った、感動して泣いた、目標を達成して感動した、のめり込みすぎて時間を忘れていたetc.。趣味を通じて得るさまざまな感情や経験は、私たちの人生をカラフルにしてくれるもの。「自分の人生にこれがないとつまらない」「これがあるおかげで日々が楽しい」。そんな風に思える趣味はありますか?ある人はもちろん、ない人も、2018年は新世界に足を踏み入れて、新しい趣味と出会ってみませんか。趣味が自分の生きる世界を広げてくれて、日々を今よりもっと素敵なものにしてくれるはずです。スポーツ(観戦含む)系、文化系に分けて、趣味に熱中している人たちが、魅力や楽しみ方を愛のある文章で語り尽くします。ここでは、「観劇」という新世界へ飛び込んで楽しむ会社員、ハルカさんの例を見てみましょう。■観劇という非日常への旅立ち舞台空間は、観客席一体となって味わう夢の世界多かれ少なかれ、誰にでも「現実とは異なる世界に浸りたい」と思うことがあるのではないだろうか。そんなときは、旅に出たりして自分の身を普段の世界から物理的に離すこともできるが、実は私たちの日常のすぐ近くにも非日常は存在する。そのなかでも、わたしが特に愛してやまないのが「舞台」という世界。物語世界へ旅立つ方法は数多あれども、舞台はその非日常性を最も身体中で感じ取ることのできる空間だと思う。必要なものは、チケットと自分の身ひとつ。劇場の入り口をくぐれば、あとは空間に身と心を委ねて、どんな世界にも飛び立つことができる。そう、観劇は鑑賞というよりも「体験」なのだ。もし「一度舞台に行ってみようかな」と思う人がいたら、ぜひためらわずに劇場へ行ってみてほしい。最初の一歩を踏み出しさえすれば、あなたの心と身体は勝手に動き出すに違いない。■初めての観劇に、ミュージカルのすすめもし、舞台を観るのが初めてで、何を観ていいのかわからないという人がいたら、まずはミュージカルから入ってみるのはいかがだろうか。芝居に加え、劇中で歌い踊るということは、あらゆるエンターテイメント性を兼ね備えているだけでなく、より非日常的な世界に浸れるに違いないからだ。突然歌いだす?だから楽しい「ミュージカルって突然歌いだすの、意味わからなくない?」――ミュージカルが好きだ、と言うと、5人にひとりくらいの割合でそう言われる(いつだかタモリさんもTVでそう言っていた)確かに街中で突然歌いだされたり踊りだされたりした日には、このご時世だ。取り急ぎ距離を置かせていただくかもしれない。けれど、思い出してほしい。舞台芸術が発展する以前から、人々は歌い踊ることで、祈りや感謝、喜びを表現してきた。自分の想いを身体や声に乗せて表現することは、本来は当然のことではないのだろうか。私には、嬉しければ全身で喜びを歌い、悲しみや慟哭すらも歌に乗せて表現するミュージカルの登場人物たちがたまらなく愛おしい。舞台の上では常識なんていらない。ぜひ登場人物に感情移入して、物語を素直な心で楽しんでもらいたい。ミュージカルソングは聴いて楽しい、歌ってもっと楽しい有名なミュージカルソングだとCMなどで採用されていることも多く、舞台で聴く曲が、いつかどこかで聞いた旋律……ということもあったりするものだ。それらはときに、歌詞をのせずにメロディだけであったり、多少アレンジされたりして、お茶の間に届けられる。どこかで聞いた曲を、今度は原曲(その逆も然り)で味わい、生の舞台で役者が歌うという形で聴くのには、また新しい発見や喜びがある。そして、ミュージカルを見ると、曲がしばらく頭から離れなくなり、果てはなんとなく歌えるようになってしまう、ということが多々起こる。昨年話題になった映画『ラ・ラ・ランド』などのミュージカル映画を見て、そんな経験をしたことがある人もいるのでないだろうか。ミュージカルソングは聴くのも楽しいけれど、自分で歌えると、そのときの記憶が呼び覚まされて、日常に戻った後でも、再び非日常の世界へ旅立つことができる。まずは自分の興味のあるテーマから一口にミュージカルと言っても、喜劇も悲劇もあり、もっと言えば劇団や興行団体によって趣がまったく異なる。初めて観るということであれば、ぜひミュージカル作品の醍醐味、とびっきりハッピーな物語がおすすめだ。また、最初は自分の興味や関心につながるものから探してみるといいかもしれない。題材となっている時代や国、人物、もし好きな役者がすでにいるのであれば、そこから辿ってみるのもいいだろう。主催団体や劇場のHPでは、半年先くらいの公演予定は発表されているので、チェックしながら実際に行動を起こしたくなる作品ができるまで、楽しみを寝かせるのもよいかもしれない。逆に、HPに掲載されているチラシの印象で直感的に決めて、思い切って一度行ってみるのもアリだ。最近では公演公式HPでプロモーション動画も掲載されているから、一度見て雰囲気をつかんでみてはいかがだろうか。■日本の大劇場ミュージカルとおすすめ公演東宝製作作品映画製作で著名な企業だが、演劇の企画製作・興行にも長い歴史を持つ。東京・日比谷にある直営劇場では、ほぼ年間を通して、1〜2カ月に1作品のサイクルでさまざまな作品が上演されている。ブロードウェイ作品など海外の著名な作品から、日本の劇作家の最新作まで取り扱う。2018年3月の上演作品をふたつ紹介しよう。『ラ・カージュ・オ・フォール』1作目は『ラ・カージュ・オ・フォール』。元はフランスの演劇からミュージカル化したものということもあって、タイトルが少し覚えにくいかもしれないが、内容は夫婦愛や家族の絆をコメディのエッセンスで彩った、楽しくハートフルな作品だ。日本のミュージカルシーンを牽引してきた鹿賀丈史さん・市村正親さん両名が、ゲイクラブオーナーとその看板スターという事実婚状態のカップルを演じる。2008年からこのコンビで上演を始め、ゴールデンコンビと絶賛されてきた。2018年3月の東京日比谷・日生劇場を皮切りに、4月からは福岡・静岡・大阪でのツアー公演が行われる。日本が代表するミュージカルスターのコンビネーションを堪能してほしい。『メリー・ポピンズ』そして、3月25日より、東京渋谷・東急シアターオーブで上演される『メリー・ポピンズ』は、ジュリー・アンドリュース主演の名作映画を、日本人キャストで舞台化。濱田めぐみさん・平原綾香さんのWキャストで上演する。まわりを固める名だたる役者たちに並んで、パパイヤ鈴木さんやもう中学生さんなど、TVでおなじみの名前があるのも見逃せない。絶対にどこかで聞いたことのある「♪スパカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」や「♪チム・チム・チェリー」をはじめとする名曲と、大勢のアンサンブルによるダンスが盛りだくさんの見どころ満載の作品に違いない。5月には大阪・梅田芸術劇場でも上演される予定だ。宝塚歌劇団その概要は言わずもがなであろう、宝塚歌劇団とは女性だけで構成される劇団だ。タカラヅカといえば、極彩色の羽を背負ったスターが大階段を下りてくる……そうイメージをする人も多いのではないだろうか。そのイメージは無論間違いではないが、実はそれはショー作品によるもので、宝塚歌劇団はミュージカル作品も手がけている。専任の劇作家によるオリジナル作品を上演することもあれば、海外発の話題作を上演することもあり、オーストリア皇后を題材とした『エリザベート』や、ロンドンの下町を舞台としたハッピーミュージカルの王道『ミー・アンド・マイガール』など、長年日本で愛されているミュージカル作品の中には、宝塚が初演だという例もあるほどだ。そんな宝塚からは、少女漫画が原作となる新作2作品を紹介する。『ポーの一族』年1月現在公演中の花組公演『ポーの一族』は、1970年代から長年にわたって愛され続けてきた萩尾望都さんの同名漫画が原作だ。制作発表会で見せた、主人公のエドガー・ポーツネルに扮した明日海りおさんは、漫画から飛び出してきたかのような美しさで、原作者の萩尾さんも絶賛するほど。宝塚が得意とする耽美な世界観とマッチする作品になっていることだろう。兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で2月5日まで、東京日比谷の宝塚大劇場では2月16日~3月25日まで。『天(そら)は赤い河のほとり』もう一作品は、1995年から2002年まで連載され、絶大な人気を誇る篠原千絵さん原作の『天は赤い河のほとり』のミュージカル化作品。古代オリエントを舞台に、現代日本からタイムスリップした娘ユーリと皇子カイルの愛を描く。2017年11月にトップ男役に就任した真風涼帆さんがカイル役に挑む。兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で3月16日から4月23日まで、東京日比谷の宝塚大劇場では5月11日~6月17日まで。劇団四季CMでもおなじみの『ライオンキング』をはじめとするロングラン公演で有名な劇団四季は、研究所でメソッドを学んだ専属の役者を中心に、全国各地の専用劇場で日々上演されている。ひとつの作品を長く上演するロングラン公演となる場合が多く、贔屓のキャストを観るために、何度でも足しげく通う熱烈なファン層が存在するほど、その人気は折り紙付き。『ライオンキング』『リトルマーメイド』『アラジン』など、ディズニー作品や海外の人気作品も多数上演されているので、ミュージカル初心者にもおすすめだ。そんな劇団四季からは下記の2作品を紹介する。『アラジン』アラジンと魔法のランプといえば、誰しもがそのストーリーをなんとなく想起することができるだろう。アラジンと王女ジャスミンの恋物語に、ジーニーが魔法と笑いを添えて描き出す名作ミュージカル。ディズニーのアニメーション映画でもおなじみの「♪ホール・ニュー・ワールド」をはじめとする魅力な楽曲が揃う。東京汐留、電通四季劇場[海]にて、2018年12月末までのチケットを販売中(2018年1月現在)。『キャッツ』特殊メイクのような個性的な扮装をテレビCMや広告で見た人も多いのでは。『キャッツ』は、タイトルの通り、ジェリクルキャッツという個性豊かな猫たちが登場する作品。キャッツたちのアクロバティックなダンスはさながらショーのような要素もあり、ダンスが好きな人に特におすすめしたい。また名曲「♪メモリー」は誰でも一度は聴いたことのある美しく懐かしい旋律。昨年夏に大阪四季劇場に上陸し、千秋楽の2018年5月6日分までチケットを発売中。■観劇と当日のあれこれひとりで行っても大丈夫?ブロードウェイの来日公演など少し価格帯の高いものだと、連れ合って来ている人も多い印象はあるが、舞台はひとりでいっても十分楽しめる。逆に、没頭しやすいタイプはひとりで行く方がおすすめだ。とはいえ、ときには友達や恋人と一緒に観劇して、感想を語り合うひとときも楽しいもの。不安であれば最初は友人を誘って、慣れてきたら作品やそのときの気分で使い分けてみてはどうだろうか。チケットの購入と座席の選び方チケットの購入方法は、その団体のページ上で受け付けているものもあれば、チケットぴあ、カンフェティ等、チケット販売サイトでも販売しているものもある。詳細は、各公演サイトでチェックしよう。また、最近はチケット購入時に座席を選択できることも多いので、劇場HPの座席表を見ながら選ぶことをおすすめする。値段は張るが舞台から近く正面寄りの良席、舞台から遠いけれど一番安い席は、どちらも売り切れやすいので注意が必要。予算にもよるが、舞台により近い方がライブ感を味わえることは一言添えておきたい。感動したときは躊躇わず拍手を送ろうカーテンコールではスタンディングオベーションが起こることも役者の登場時や一曲歌い終えた時に拍手が起こることがある。何も感じなかったら特に迎合する必要もないが、感動したときは、ぜひその感動を舞台の役者へ拍手という形で届けてほしい。またノリの良い曲のときは手拍子が起こることもあるが、ぜひ恥ずかしがらずにのってみてほしい。舞台は舞台上だけで完結するのではなく、舞台上と観客席との間にもコミュニケーションが存在する。よい舞台に観客がのれば、舞台上はもっとノリに乗ったパフォーマンスを観客席へ届けてくれるというプラスの循環が生じることもある。そういった化学反応も生の舞台の醍醐味のひとつ、ぜひ楽しんでみては。これだけは覚えておきたい観劇マナーマナーは誰もが気持ちよく観劇するための心配り舞台に集中するには周りの環境も大事だ。舞台に集中して思う存分堪能することは、役者やスタッフ陣への最大の敬意の表し方であると思うし、マナーを守ること、ちょっとした気遣いをすることで、周りの人々の集中力を妨げるようなトラブルもなくなる。特に集中力をそぎやすい、視覚・聴覚・臭覚の3つの感覚に気をつけてほしい。「視覚」でいえば、・背中は座席に付けたままにする (前のめりになると後ろの席の人の視界が狭くなる)・帽子をかぶったままの観劇、上の方でつくるお団子頭で来場するのはNG。後ろの人の視界の障害にならないようにする・上演中に光の出るものを操作しない「聴覚」でいえば・上演中は話さない・上演中にビニール袋をガサガサしたり、パンフレットを音を立ててめくったりしない・携帯電話の電源は切っておく「臭覚」でいえば・香水の香りがきつすぎないか・臭いの出る食べ物等を持ち込んでいないかなどである。どれも小さなことばかりとはいえ、ちょっとしたことで周りの集中を途切れさせてしまうことがあるので気をつけたい。また、これは観劇に慣れている人に言いたいことであるが、もしマナーを守れていない人がいたとしても、知らないだけ・気づいていないだけ、という場合は多い。相手は初めての観劇体験かもしれない。どうか観劇がイヤな思い出に終わらないよう、伝え方には十分気をつけてほしいと願う。同じ日・同じ公演に同席した人は、ひとときを共にする、いわば同志である。「お互いさま」の気持ちはなるべく忘れたくないものだ。役者を知ると、もっと楽しい!「とてもいい舞台だった」「あの役者さんがとても良かった!」――そう思ったら、劇場内の売店でパンフレットを購入し、出演者や演出家、スタッフ陣をチェックしてみよう。大体1000~2000円ほどで入手できる。また、舞台に行けば必ずと言っていいほど、役者の次回出演作のチラシが配布される。開演前の時間や終演後にそれをじっくり眺めて、次の舞台を決めるのもきっと楽しい時間になる。気に入った役者さんが同じ役を演じるのを追い続けるのも楽しいが、異なる作品で、また違う一面を見せてくれるのも魅力だ。ライブ上演の観劇はギャップの宝庫。私が見てきた一例をあげると、とうにミュージカル界で地位を築き上げ、重厚な役を演じることが多かった大御所俳優さんが見せた、あるコメディミュージカルでの笑い上戸な一面(共演者のアドリブがすっかりツボに入ってしまい、震えて動けなくなってしまったのだ……!)。また、年齢相応の役が増えていたベテラン女優さんが、初演時のリバイバルで、とある娘役を演じたときのみずみずしい輝きには、なぜだかわからないが涙が出たものだ。役者さんの意外な一面を見れば、あなたはもっと舞台の世界にのめりこんでいくことだろう。■最後に素晴らしい舞台に出会ったその体験が、また劇場へと足を運ばせる正直に申し上げて、毎回必ず素晴らしい舞台に出会えるとは限らない。ストーリーや役者、演出との相性もあるし、ときにはまわりの環境が恵まれなかったということもあるかもしれない。それでも、また劇場に足を運んでしまうのは、いつかの、あの舞台で出会った感動を忘れられないから。願わくばもう一度、あのような舞台に出会いたい、と思わずにいられないのだ。ひとつ印象的な舞台に出会ってしまったら、きっとあなたも、あの体験をもう一度……と夢見ることをやめられなくなることだろう。今回は、大劇場でのミュージカル作品を中心にご紹介したが、舞台芸術は、劇場の大きさによってもまた違う体験を提供してくれるし、ジャンルもストレートプレイ、音楽劇、ダンス公演に朗読劇、そして歌舞伎・文楽・能楽などの古典芸能まで、広く深い世界を内包している。自分の好きなものを見つけて、とことん好きを極めていただきたい。ご紹介したように、最近はマンガとのコラボレーションなど、舞台作品もその枠をどんどん広げている。観劇を敷居が高いと感じる人は、まず、自分と地続きの世界から入ってみてはいかがだろうか。
2018年01月11日俳優の市村正親が5日、東京・日生劇場で行われた、主演ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の初日会見に、鳳蘭、実咲凜音、神田沙也加、唯月ふうかとともに登場した。同作は1964年にブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞など7つもの賞を獲得。日本では1967年に森繁久彌により初演を迎え、今回が日本初演50年の節目となる。帝政ロシア時代の寒村で酪農業を営むユダヤ人一家の父親・テヴィエ(市村)と、妻・ゴールデ(鳳)、そして娘たちの結婚をめぐる家族の物語が描かれる。幕が開く直前の会見に、唯月は「すごい緊張してます。ドキドキしてます」と心境を吐露。「一生懸命稽古してきたので、末っ子らしく頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。また「前回の初日の会見の映像を見ていた」という神田は、「あの中に入ったなという感じがすごくしています」と仲間入りに感謝し、市村は「ウェルカム!」と歓迎。市村が「さやちゃんは歌が綺麗で。よく来たね。お母さんの歌、ずっと若い頃聞いてたの」と神田の母・松田聖子に触れると、神田は「ありがとうございます」と頭を下げていた。4月に宝塚を卒業し、新たな舞台に出演することになった実咲について、市村は「まあお綺麗! つるんつるんして」と感嘆。実咲は「これから楽しみな部分と不安な部分があるんですけど、何事にもいろいろ取り組んでいって、楽しみながら出来たらいいなと思っています」と新たな生活について語った。また「何度初日を迎えても、私はやっぱり緊張。手に汗ですね」という鳳の手を、市村がその場で拭くなど、阿吽の呼吸を見せた2人。市村は「3人とも聡明で知的で、綺麗で、母親に似て本当にいい女っぷりですね」と女性陣を称賛した。実生活では2人の男の子の父親の市村だが、今回3人の娘の父親という役どころに、「娘を持つ父親の気持ちは普通とは違うらしいと聞いて。この3人がお父さんお母さんの言うことを聞かないで勝手な恋をして……そういうお父さん多いと思います。それを代表して」と茶目っ気たっぷりに意気込んだ。
2017年12月05日「僕がこの作品で初めて主演したのは54歳の時でした。日本での初演を森繁久弥さんが演じられたのも54歳。14年後、3カ月ものロングランを実現されたのが、今の僕の年齢と同じ68歳だったんですよ。そういう縁があるの」 こう語るのは俳優の市村正親(68)。耳になじむミュージカルの名曲。『屋根の上のヴァイオリン弾き』のどこか寂しげな『サンライズ・サンセット』はあまりにも有名だ。日本での初演から50周年を迎える今年、市村が4年ぶりに父親・テヴィエを演じる(12月5〜29日/東京・日生劇場)。 「この作品が長く愛される理由は親子や夫婦、家族というテーマが普遍的だからでしょうね。見る人それぞれが自分と重ね合わせることができる。考えてみたら僕だって、おやじやおふくろは役者にしたかったかどうかはわからない。僕も息子たちには、親が押し付けるのではなくて、自分で本当に好きなものを見つけてほしい。食べていくためじゃなくね。好きなことなら頑張れると思うから。うちでは今のところ、いろんなことを体験させて、たいていは褒めてますけど」 そう話し、父親の顔になる市村。子どもを持ってよかった? 「そりゃよかったに決まってますよ、すべてにおいて。苦労も楽しみでしょ。うちはね、ママのほうが厳しくて、僕は逃げ場って感じかな。とにかく生きていくのは楽しいということを教えられたらいいね」 森繁が本作を演じる14年間に年を重ねたことから、『屋根の上のヴァイオリン弾き』といえば、おじいさんの物語という印象が強い。 「僕も今度は白髪を増やしてみようか。でも、ほどほどにしておかないと、『スクルージ』のおじいさん役とかぶってします。今はお父さん役だから。来年は『ラ・カージュ?』でおばさんになるし(笑)。いろいろなるものが多いね」 彼が演じる役は実に幅広い。’18年は『ラ・カージュ・オ・フォール』での鹿賀丈史の女房役、『モーツァルト!』では神童モーツァルトの父親役が控えている。
2017年12月04日人気作であるミュージカル『テニスの王子様』でデビューを果たした、2.5次元界でも注目の俳優・木村達成さん。そんな木村さんが、デビュー当時の意外なエピソードを明かした。木村達成さんのデビューは、ミュージカル『テニスの王子様』。「照明の位置を把握して動くとか、立ち位置でどう魅せるかとか、テニミュの現場で教わったことは、いまもあらゆる現場で役に立っている。本当にやってよかったなと思います。ただ、スタッフさんには本当によく怒られましたが…」ここで本人からの申告。「当時はかなり態度が悪かった」そう。「ナメられてたまるかみたいな気持ちで、かなり中二病入っていたと思います。ある日、プロデューサーに『続ける気があるのか?』と呼び出されて、自分から『やらせてください』と頭を下げました。その時には、目の前のお客さんが歓声をくれることに痺れ、舞台の魅力にハマっていたんです」取材するうちにわかってきたのは、木村さんの一見挑発的だったり攻撃的な言葉は、自身を鼓舞させるためのものだということ。「大口を叩いているのに、何も成し遂げられなかったら、それが一番カッコ悪い。だから絶対やってやります」来年には、鹿賀丈史さん、市村正親さんら大ベテランと共演するミュージカルへの出演が控える。「新たな挑戦は怖いですが、環境が変わるのは嫌いじゃないし、新しいことに出合える楽しみを考えれば、大したことじゃないです」今後は「日本の過去を題材にした作品に携わってみたい」とも。「平和な時代に生まれた僕らも、過去に何があったかは知っておかなきゃいけない。それを伝えていくのも僕らの仕事なんだと思うんですよ」CHARACTER FILEミュージカル『テニスの王子様』海堂 薫「まさに、舞台に立つためのことすべてを教えてもらった舞台。間違いなく自分の原点で、ずっと変わらず大切な作品で経験です」きむら・たつなり1993年12月8日生まれ、東京都出身。’12年にミュージカル『テニスの王子様』でデビュー。出演ドラマ『弱虫ペダル Season2』がBSスカパー!で放送中。来年3月のミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』に出演予定。カーディガン¥20,000シャツ¥16,000パンツ¥15,000(以上アンルート/アンルート 二子玉川店TEL:03・5797・3184)その他はスタイリスト私物※『anan』2017年12月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・shibuya(vitamins)
2017年11月30日女優の石橋杏奈が18日、都内で行われた映画『泥棒役者』(11月18日公開)の初日舞台挨拶イベントに、丸山隆平、市村正親、ユースケ・サンタマリア、高畑充希、宮川大輔、西田征史監督とともに登場した。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。同作には当初、女優の清水富美加(現・千眼美子)が出演予定で撮影が進んでいたが、2月に幸福の科学より出家、芸能活動を一時休業することを発表し、同作も降板に。急遽、石橋が代役を務めたという経緯があった。舞台挨拶で石橋が「ひょんなことから出会って豪邸で起こる、ドタバタした喜劇なんですけど、私もこの作品とはひょんなことから出会わせていただいて……」と思わず口に出すと、一瞬の間の後に笑いが起こる。ユースケは「俺たちの救世主だからね!」、丸山は「“ひょん”っていっぱいあるもんな!」と声をかけ、「ひょんなことね!」「本当に助かったよ! ありがとう!」「助かったよ!」と次々と感謝の言葉が飛び交っていた。救世主となった石橋は改めて、「個性的なみなさんに混じって毎日お芝居できたのが本当に楽しかった」と振り返る。「こんなに面白くて楽しい現場はあるのかってくらい楽しくて。毎日ニコニコしながら、笑いをこらえるのが大変でした」と撮影時の印象を明かした。西田監督も「今回もひょんなことがいろいろあったんですけど、本当に支えてもらって、みなさんに泣かされたんですよね」としみじみ。「なかなか具体的に言えないところもあるんですけど」と清水の名前は出さなかったものの、「この日を迎えられて感無量。ここから多くの方に見ていただけたら嬉しいと思います。『つまらない』でも『面白い』でもいいので、レビューに書いて宣伝していただけたら幸いです」とアピールした。
2017年11月18日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平が18日、都内で行われた主演映画『泥棒役者』(11月18日公開)の初日舞台挨拶イベントに、市村正親、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、高畑充希、宮川大輔、西田征史監督とともに登場した。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。初の単独主演作品に「プレッシャーはあるんですけど、それ以上にとてもワクワクして楽しみにしてました」という丸山。市村は「丸ちゃんのピュアな気持ちに引っ張られながら、僕も一生懸命お仕事に励むことができました」と語り、撮影が2日間だったという高畑も「丸山さんのあったかい人柄がそのまま現場に出ていて、とても馴染みやすかった」と感謝した。出演者陣は、それぞれが前の人の肩に手を置く「電車ごっこ」のような形で登場したが、発案したのはユースケだったという。宮川は「急にユースケさんが、『一人ひとり出て行くのが嫌なんだよ』と言って、グレイシー一族のグレイシートレインで行こうと言って」と明かし、「市村さん、真面目だから袖で稽古し始めて」と暴露すると、観客からも笑いが起こっていた。撮影中の思い出を聞かれた丸山は、宮川と2人で行った緊迫感溢れるシーンを挙げる。撮影前は、西田監督と宮川の談笑するところへ入ろうとしたものの「主演は車の中に入っておきなさい」と言われ、2人が楽しそうに話しているのを孤独に見ていたという。「でも、撮影に入ったら納得したんですよ。なかよし感が出ちゃうかもしれないから、あえて引き離してくれたのかなと思って。いいシーンができたなと思った」と熱弁する丸山に、宮川は「ごめん、マル、ちゃうで」と一言。「え!?」と驚く丸山に、宮川はさらに「考えてないで」とたたみかけると、丸山は「はあ!?」と驚愕する。宮川が「写真とか撮られたら、と思って、ネタバレせんように。そこで僕らも意識するのめんどくさいから、『隠れときいや』ってなったんです」と明かすと、丸山は「時間巻き戻していいですか?」と赤面。ユースケは「言わなければいい思い出として残ったけど、ここで彼の中で大事なものがひとつ終わったよ」としみじみしていた。
2017年11月18日鹿賀丈史と市村正親。劇団四季時代以来の盟友がコンビを組んで10年を迎える『ラ・カージュ・オ・フォール』が、2018年3月から上演される。この作品で、夫婦として暮らしている男同士のカップルを演じてきたふたりに、 「コンビ結成10周年アニバーサリー会見」のあと話を聞いた。このふたりだからこそ表現できる夫婦愛とは。そして、これほど長く愛される作品の魅力とは。ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』チケット情報『ラ・カージュ・オ・フォール』という作品の歴史は古い。ストレートプレイとしてフランスで1973年に生まれ、その10年後にミュージカル版が誕生。日本でもいくつかのバージョンが上演されたのち、1993年から市村が“妻”のザザことアルバン役で登場している。その市村が、2008年の上演の際、“夫”のジョルジュ役にと望んだのが鹿賀丈史だった。「劇団四季で出会ってから来年で45年。20代前半の頃からお互いのいろんなことを知っていますからね。たとえばふたりで見つめ合うという芝居にも、そこに流れるものはやっぱり違う。それをまた、僕たちを45年見てくださっているお客様が見ることで、何とも言えない感慨も湧き上がってきますから。僕たちが夫婦をやるというのは、やっぱり特別な意味があると思うんです」(市村)。市村の言葉を受けて鹿賀も言う。「芝居をしていても、微妙な間とかにやっぱりふたりならではの呼吸が生まれる。そのときの調子なんかも肌で伝わってきますしね。芝居していて本当に楽しいんです。そういう空気が劇場全体に広がっていくんじゃないかと思いますね」(鹿賀)。コンビとしては、2008年、2012年、2015年に続いて今度の上演で4度目になる。鹿賀が参加して以来、少しずつバージョンアップもしてきた。「少しでも面白くなればと、それまですべて男言葉だったセリフにちょっと女性的なニュアンスを入れさせてもらったんですけど、公演のたびにそういうところが増えていって。今回もまた改めて見直したいなと思っているんです」(鹿賀)。ジョルジュがゲイらしくなることで、息子のためにゲイであることを隠そうとする場面に、より大きな笑いと感動も生まれてきた。「だから、演じ方によってまだまだ面白くなると思っています。コメディーの部分だけでなく、ドラマももっとしっかり探っていきたい。人がなんと言おうとありのままの自分たちの姿を見せて生きるんだというこの夫婦の物語は、誰にとっても心強いものであるはずですから」(市村)。ゴールデンコンビはさらなる高みを目指す。『ラ・カージュ・オ・フォール』は2018年3月9日(金)から東京・日生劇場にて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2017年11月15日「関ジャニ∞」丸山隆平が映画単独初主演を務める、“人違い“と“勘違い”をくり返し、クセもの8人による“だまし・だまされ”の超喜劇エンターテインメント『泥棒役者』。この度、本作で空気が読めないセールスマンとして物語をかき乱す役どころを演じている、ユースケ・サンタマリアの撮影エピソードがシネマカフェに到着した。主演の丸山さんほか、市村正親、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁、高畑充希ら俳優陣が出演する中、随一のムードメーカーなのが、しがないセールスマン・轟良介役のユースケさん。轟は空気の読めないキャラクターで、大貫はじめ(丸山さん)らをふり回し、物語をかき乱す役柄。撮影初日のリハーサルでは、「ワタクシ、轟ぐんぺいです!」と勝手に役名をアレンジしては丸山さんらの笑いを誘うも、西田征史監督は苦笑い。予測不能のアドリブを繰り出しては現場を湧かせていたそう。また同日、予定していたシーンを全て録り終え撤収する際には、「いやぁ、いいチームだった!」との発言に、すかさず監督から「まだ初日です」とツッコミを入れる場面も。そんな現場を沸かせるユースケさんだが、本作のプロモーションの際、「予告を見たんですよ。みんながパパパッと出てくるじゃないですか。それで俺がパッと出たんですよ。そうしたら、自分の顔が“ヘビ”みたいなんですよ!」と明かすと、キャスト陣は大爆笑!さらに、「監督から今回は顔色悪めでいきたいんですけどって言われて。髪をピタッとオールバックで1本前髪がピロンってね。それでいざ画面で見たらヘビにしか見えなくて。人間に転生したヘビにしか見えなくて怖くなっちゃって」とユースケさん。それに対し西田監督は、「あながち間違いじゃないです!」といたずらぽっく笑ってみせていた。そして今回、そんな“ヘビ”と言われている場面写真も到着。ぜひ、劇場でその姿を確認してみて。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年11月15日関ジャニ∞の丸山隆平(33)、女優の高畑充希(25)が2日、東京・TOHOシネマズ日本橋にて映画『泥棒役者』(11月18日公開)の公開直前イベントに出席。互いに恋人役を演じた2日間を振り返った。丸山にとって単独初主演となる本作。昨年、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の脚本を手掛けた西田征史氏がメガホンを取り、2006年に作・演出した舞台『泥棒役者』を映画用にリライトした。丸山が演じるのは、元泥棒の大貫はじめ。真面目に働いていたが、かつての仲間に脅されて忍び込んだ豪邸でなぜか次々と別人に間違えられてしまい、正体を隠すために勘違いされる人物を演じるハメに。高畑は、気弱なはじめをさり気なく気遣う恋人・藤岡美沙を演じる。司会者が「すでに試写を観た方々からは、理想的なカップルという感想がすごく多い」と評判を伝えると、丸山は「2日間でよくやったね」と笑顔を見せる。高畑の「初対面に近かったです」に丸山は「初対面でいきなり自転車でデートしているシーンだったり」と思い返し、高畑は「あと、手をつないでコロッケを食べさせるシーン」「"あーん"もありました」と撮影エピソードを続けながら、客席のファンに向かって「ごめんなさい!」と頭を下げて笑いを誘った。丸山にとっても「濃密な時間」となった2人の2日間。司会者から役者としての丸山の感想を聞かれた高畑は「めちゃくちゃ紳士的に気を使ってくださるし、2日間だけだったのでアウェイ感があったんですが、『大丈夫ですよ。いらっしゃい!』という感じで手を広げてくださった」と感謝し、「何の違和感もなく眼と眼ですごくコミュニケーションが取れたように私は勝手に思ってます」「夢見心地の2日間でした」と語った。褒められっ放しの丸山だったが、「笑顔の差し入れをしてくださった」と返礼。高畑は自分の撮影を終えた後、別の作品の現場を抜け出して役衣装のままで度々現場を訪れたという。丸山は、「ちょうど来てくださった時、撮影が難航していて。その時に笑顔で来てくれたのでたった2日間しかなかった撮影でも、作品に対しての愛情を持ってくださっているんだなとすごく温かい気持ちになって。チームもキャストも救われました」とその行動を称えていた。この日は丸山、高畑のほか、市村正親(68)、石橋杏奈(25)、ユースケ・サンタマリア(46)、西田征史監督(42)が出席した。
2017年11月02日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行が出演者、スタッフ、そして視聴者の力を借りて、ゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」。その11月2日(木)放送回に「関ジャニ∞」から横山裕、渋谷すばる、村上信五の3人がゲスト出演する。メンバーの丸山隆平が単独初主演を務める映画『泥棒役者』の公開を11月18日(土)に控えるなか、同作の主題歌で今年初のバンドスタイルでのシングルとなる「応答セヨ」を11月15日(水)にリリースする「関ジャニ∞」から、今夜は横山さん、渋谷さん、村上さんの3人がゲストとして登場。トークパートでは3人が、MCの櫻井も知らない衝撃の過去を激白。櫻井さんと同学年という横山さん、渋谷さん、村上さんが“関ジャニ∞「お腹ペコペコ事件簿」”として、渋谷さんが滝沢秀明と“半同棲”状態だったことや、横山さんは「嵐」相葉雅紀家との“しりとり事件”、村上さんは“ネットカフェ難民”だったことなど衝撃の過去を明かす。予告映像では櫻井さんが「ちょっと意外」と驚きの表情を浮かべており、どんなトークが展開されているのか楽しみ。また3人は東京の町田に繰り出し“JK”の生態を探るロケを敢行。予告ではその姿に感動の涙を浮かべる女子や、JKに人気のゲームで絶叫する渋谷さんの姿も。果たしてどんなロケになったのか。放送をお楽しみに。横山さん、渋谷さん、村上さんら「関ジャニ∞」のTBS初冠レギュラー番組「ペコジャニ∞!」は、10月30日より放送開始。毎回老若男女“誰もが好きな人気メニュー”から一品をテーマに設定し、芸能界屈指の食通たちが登場、自分が“日本一美味しい”と思う一品を熱くプレゼンするという、新感覚のグルメエンターテインメントだ。また、「関ジャニ∞」が主題歌を担当する『泥棒役者』は、通期視聴率が22.8%を記録した連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で脚本を担当、長編映画デビュー作となった『小野寺の弟・小野寺の姉』も大ヒットを記録した西田征史監督の第2作となり、2006年に作・演出した舞台「泥棒役者」を、自身が映画用にリライトし監督したオリジナル作品。丸山さんがある豪邸で出会う人から「豪邸の主人」「絵本作家」「編集者」と間違われ、「泥棒」であることを隠すためにその「役」を必死に演じるハメになる元泥棒役を演じて主演。丸山さんと共に“だまし・だまされ”の一大喜劇を繰り広げるキャストには市村正親、高畑充希、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁、峯村リエらが扮する。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。同作の主題歌となる「応答セヨ」は11月15日(水)発売。「櫻井・有吉THE夜会」は11月2日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年11月02日1964年にブロードウェイで初演されトニー賞9部門を受賞、日本でも1967年に開幕し再演を繰り返す名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』。このたび、2004年からテヴィエ役を務める市村正親の主演で「日本初演50周年記念公演」が行われる。テヴィエの妻で5人娘の肝っ玉母さん・ゴールデを演じる鳳蘭と、長女ツァイテル役の宝塚歌劇団元宙組トップ娘役・実咲凜音に話を聞いた。ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」チケット情報帝政ロシアの時代、寒村のアナテフカで暮らすユダヤ人一家を通し、深い信仰、人種の違い、普遍的な家族の絆などを描いた本作。2009年よりゴールデ役を務める鳳は、「3年ぶりに台本を読み、新幹線の中で恥ずかしいぐらい嗚咽しました。あらためて最後の場面と、その先の一家について思いが巡り……。日本人のお客様にもユダヤ人の悲劇など、作品の深さをもっと感じていただけるように演じたいです」と再演の抱負を語る。ツァイテルは、母が喜ぶ金持ちの肉屋・ラザールとの結婚話を断り、貧乏な仕立屋・モーテルと結婚する。映画で初めて作品に触れた実咲は、「クスッと笑える部分もあり感動もあり、長年愛されている理由が分かりました。ツァイテルのしっかりしている長女らしいところや、5人娘の中での個性を出せたら」と話す。ともに宝塚歌劇団、そして神戸出身のふたり。鳳は「私はジェームス山出身で、彼女は名谷出身。年代はあまりに違うけれど、すごく近所なの!」と笑う。これまで共演したツァイテル役も宝塚出身者だったが、「元男役(貴城けい、水夏希)だったのでボーイッシュなイメージのツァイテルでした。今回初めて元娘役なので“女の子”という感じですね」と目を細める鳳。一方実咲は、「鳳さんは宝塚出身の方皆さんの憧れ。このようにご一緒させていただける時間も幸せで、お母さんとのお芝居も多い。退団後初めての舞台がこの作品で本当に嬉しいです」と笑顔が絶えない。4月に退団したばかりの彼女に鳳は、「宝塚出身者は“無菌者”なので『だまされないように!』と言っています。私が守ってあげる(笑)」と頼もしい言葉をかける。娘がふたりいて、先頃4人目の孫が生まれたという鳳。「やはり子どもが転ぶと身を切るように痛い、私が代わってあげたいと思う。親になり孫ももち、『両親も同じ気持ちだったんだ』と分かります。この作品は笑いと涙の感動的な世界三大ミュージカルのひとつ。ぜひともご覧ください」。鳳がテーマとなる大きな家族愛をのぞかせアピールした。公演は、12月5日(火)から29日(金)まで東京・日生劇場、2018年1月3日(水)から8日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、1月13日(土)から14日(日)まで静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)、1月19日(金)から21日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場大ホール、1月24日(水)から28日(日)まで福岡・博多座、2月10日(土)から12日(月・祝)まで埼玉・ウェスタ川越大ホールにて上演。チケットは順次発売。取材・文:小野寺亜紀
2017年11月02日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平が27日、プレミアムフライデーハロウィンシネマパーティ in 東京国際映画祭」PRイベントに登場した。プレミアムフライデーとは、月末の金曜日は早めに仕事を終えて豊かに過ごすという新しい取り組みで、関ジャニ∞がナビゲーターを務めている。丸山は、東京国際映画祭特別招待作品でもある主演映画『泥棒役者』(11月18日公開)で、市村正親が演じる絵本作家・前園俊太郎の仮装で登場。マッシュルームカットに真っ赤なジャケットという格好で、テンション高くポーズを決めた。「プライベートでも仮装は結構好きでやってますね」という丸山。これまでの仮装で印象に残っているものを聞かれると、「ゾンビが好きで。特殊メイクの方に、プライベートでゾンビメイクをしてもらいました」と答えた。また世耕弘成 経済産業大臣はシャーロック・ホームズの仮装、プレミアムフライデー推進協議会/日本経済団体連合会 副会長 石塚邦雄はハンフリー・ボガートにちなんで刑事の格好で登場。一般社団法人 日本映像ソフト協会会長/東宝 代表取締役社長 島谷能成はゴジラの被り物で「人格崩壊中でございます」と苦笑し、丸山は「いい大人がみんな揃って!」と楽しそうにしていた。イベントでは関ジャニ∞にそっくりなパペットの“プレキン∞”からまるきんが登場し、観客に振り付けを伝授。初対面となった丸山と握手をすると歓声が上がり、丸山は「首脳会談みたい」と喜んだ。さらに、『泥棒役者』に登場する「タマとミキ」という絵本でミキの声を担当する新津ちせと、猫のタマが現れると、会場からは「かわいい!」という声で溢れる。仮装のポイントを聞かれた新津が「タマちゃんと同じ猫耳にしてみました。衣装の色は、関ジャニ∞の丸山さんのイメージカラーのオレンジに色にしてみました」と明かすと、ハートを射抜かれた丸山は胸を押さえてうずくまり、「結婚しよう!」とプロポーズした。丸山は新津の姿を見て「僕もこういう時代があったんだろうなあ」としみじみ。新津が次は「キリンさんになってみたいです。おっきいところからいろんなものを見わたすのが好きなので。六本木ヒルズみたい大きなキリンさんになりたい」と希望を語ると、丸山は「その仮装が見れるのを首を長くてして待ちましょうね」とキリンにかけて発言し、ガッツポーズを決めた。新津は「丸山さんは優しくて、かっこよくて、あとなんか、髪型がすごいかわいいです。マッシュルームみたい」と印象を語る。司会から「大人になると結婚できそうかな?」と聞かれると、「……はい」と数秒の空白のうちに頷いていた。また、フォトセッション時に丸山と新津が手をつないで現れると、会場からは「かわいい!」と悲鳴が上がっていた。
2017年10月27日連続テレビ小説「ひよっこ」の脚本家・岡田惠和が手掛けるスペシャルドラマ「最後の同窓会」が、11月26日(日)に放送されることが決定。市村正親を主演に迎え、60歳の同窓会を舞台に、味わい深い極上のヒューマンコメディーに仕上がっているという。本作の舞台となる“同窓会”。それは、人生の縮図を垣間見る場であり、そこには人生の悲喜こもごもが存在する…。今回描かれるのは、“60歳”の同窓会。60歳といえば、仕事や家庭にひと区切りがつき、人生をふり返る年齢。そんな節目の年の同窓会に集まったのは、小学生時代同級生だった5人の男女。ところが、「素晴らしい人生だった」と手放しで言うことができるメンバーは誰もいない。「定年退職後の人生に迷った男」「余命宣告を受けた男」「強盗事件を起こして逃走中の男」「鬼嫁に虐げられているマドンナ」「ひとり娘に拒まれている男」――。それぞれ事情を抱えていたのだ。しかし、仲間のひとりが突然死を遂げたことにより、現実を直視した彼らは決意。亡くなった仲間と孫娘の最後の約束を果たすため、“遺体を孫娘のピアノ発表会まで送り届けよう”と…というストーリー。主演の市村さんが演じるのは、小学校時代は皆のリーダーだったのに、いまは冴えない主人公・高槻功。ミュージカルやドラマ、映画など多彩なフィールドで圧倒的な存在感を放ってきた名優が、本作では等身大の男性を熱演。台本を読んで、まず「いい物語だなぁ」と思ったと言う市村さんは、「どことなく『スタンド・バイ・ミー』の雰囲気が漂っていて、非常にやりがいのある作品だと感じましたね。自分の同窓会とも重なるところが多々あり、深刻な会話を交わす場面では“こういうことってあるよな”“切ないなぁ”としみじみ実感しました」とコメント。また同窓会のメンバーには、実は強盗事件を起こして逃亡中の米倉正一役を片岡鶴太郎、すい臓がんで余命2年と宣告されている坂田典夫役を角野卓造、心臓に持病があり同窓会の翌朝に突然死してしまう田村実役をでんでん、そして紅一点のマドンナ・花岡真知子役を松坂慶子が演じる。角野さんは台本を読んだ時点で2~3回泣いてしまったそうだが、「でも撮影現場に来たら、笑ってばかりでしたね。同世代なので、皆、ひざが痛かったり、ほかにも具合が悪いところが同じで…(笑)とにかく撮影がとても楽しかったですね」と話し、片岡さんも「キャストの皆さんとは話も合うのですが、なぜかトイレに行くタイミングまでピッタリ合いました(笑)」とコメント。実際、毎年少人数で同窓会を開いていると言うでんでんさんは、「台本にものすごくリアリティーを感じました。ドラマをご覧になった皆さんにほろりと泣いていただくことができたら、僕らが表現したかったことが達成できたなと思えるはず。ぜひ多くの皆さんに観ていただきたいですね」と語り、市村さんの大ファンだと言う松坂さんは、「市村さんをはじめ、皆さん本当に素敵な方ばかり。皆さん、“人間力”があるから話題が豊富で、ちょっとした空き時間にお話しを聴くのも面白くて、毎日現場に来るのが楽しみでした」と撮影をふり返った。市村さんは「5人が車の中にひしめき合う形で撮影しましたが、とても楽しかったですね!」と語っているように、ほぼ同世代が集まった撮影現場は和気あいあい。「皆、同じ時代を生きて来たので、“あれを見た”とか、“これを読んだ”とか、“体のどこが痛い”とか、いちいち話が合うんです(笑)」とも明かしており、まさに“同窓会”状態…!?遺体を連れてドライブするシーンでは、男性陣が革ジャン&サングラスの“ちょいワル”風の衣装に身を包み、吉田拓郎の名曲「結婚しようよ」を熱唱したり、死体を演じるでんでんさんの手足を片岡さんが歌に合わせて動かすアドリブを披露したりと、切なくも笑える名シーンが誕生しているようだ。平成29年度文化庁芸術祭参加スペシャルドラマ「最後の同窓会」は11月26日(日)10時~テレビ朝日に放送。(cinemacafe.net)
2017年10月24日浮気や不倫の末に略奪婚をした!という芸能人の話って結構よく耳にしますよね。「奪略」と聞くと、とんでもない悪女のように聞こえますが、リスクを冒してまで結ばれたってことは、実はそれだけ相性がいいのかも?時には「出会うのが遅すぎた」ケースもあるのか…占いサイト「魔性の宿曜」監修者である宇月田麻裕先生に、気になるカップルについて占っていただきました。■急速宿の影響でスピード婚に石橋貴明(1961年10月22日)×鈴木保奈美(1966年8月14日)石橋貴明さん(1961年10月22日)は婁宿。鈴木保奈美さん(1966年8月14日)は鬼宿。「友衰」の中距離です。石橋さんと鈴木さんは1998年に交際3ヶ月でスピード婚をしました。この相性は、恋愛相手として楽しい相手で趣味嗜好も合います。また、鈴木さんの鬼宿と石橋さんの婁宿は「急速宿」ともいわれるので、物事をスピーディーに運ぶ特徴があります。そのため二人はスピード婚になったのでしょう。ただし、当時はお互いにお相手がいました。今、何かと話題になっている「W不倫」「略奪婚」ですね。鈴木さんの初婚の相手は、川井一仁さんで壁宿。「業胎」の相手になります。精神面でのつながりがあり、彼が壁のように彼女を支えることも多かったのですが、壁宿の面倒見のよさが裏目に出てしまったのでしょう。また、彼の取り巻きに対して、感性豊かな彼女の世界観が違いすぎたともいえます。鬼宿は個性と感性が豊かな人なので、たとえ結婚生活といえども、心の琴線に触れなければダメなのです。ちょうど結婚生活に不満を抱いていたときに、波長が合い、人の痛みにも敏感な婁宿の石橋さんとの出会いがあり、彼女にとっては救世主のように思えたのかもしれません。■似た者同士、強い絆で結ばれた関係市村正親(1949年1月28日)×篠原涼子(1973年8月13日)市村正親さん(1949年1月28日)と篠原涼子さん(1973年8月13日)は同じ本命宿で、室宿同士。「命」の相性なので似た者同士、相手のことが手に取るようにわかります。結婚当時は年の差24歳、親子ほど違うことで話題になりましたが、二人の宿「室宿」はエネルギーが強く、目的を見つけると猪突猛進していきます。二人にとっての結婚は年の差がどうであれ、猛進してしまうくらい手に入れたいものだったのでしょう。二人は舞台「ハムレット」の共演を機に、関係が深くなったといわれています。この舞台以前の篠原さんは役者としてはまだまだで、今みたいに主演を張れるような女優ではありませんでした。転機となったこの作品、そして共演した市村さんが彼女に多大なる影響を及ぼし、主演女優になるキッカケを与えたのです。その結果、二人の関係はさらに強く結びついたはず。同じ本命宿、同じ役者同士ということで、篠原さんだけでなく市村さんのほうも、大事な存在として、深い理解を得ていったに違いありません。ただし、その一方で、同じ宿だけに嫌な部分が目につきやすいこともあります。二人の関係が強い絆で結ばれているのは、結びつくまでのプロセスと子どもの存在が要だったといえるでしょう。■高め合える関係、でも結びつきは薄め吉井和哉(1966年10月8日)×眞鍋かをり(1980年5月31日)吉井和哉さん(1966年10月8日)は星宿。眞鍋かをりさん(1980年5月31日)は斗宿。「友衰」の遠距離です。吉井さんは自分の夢を追いかけ、実現させていく人。大きな理想と夢を持ち、目標が決まったなら、どんなに時間がかかろうとも困難な道が立ちはだかろうとも、達成していきます。眞鍋さんは闘争心に燃える人。どのような戦いにも背を向けることなくチャレンジしていきます。それが「結婚」でも同じ。吉井さんを手に入れるために自分と戦い、周囲と戦い、そして吉井さんとも戦って、手に入れていきます。逆に、彼女にとって戦いの場がなくなり、穏やかで安定した生活に身を置いてしまうと、魅力や輝きが失われてしまうほど。そんな二人の相性は「友衰」の遠距離なので、出会った当初は、趣味を共有できる相手でした。基本的には相性は良く、お互いを高め合える関係なのですが、遠距離だからそれほど強い結びつきはありません。時間の経過とともに共有する時間や愛情が薄れていってしまいます。子どもが、二人の絆をつなぎ止められるならばいいのですが、二人の宿の特徴からするとそれだけでは難しいようです。眞鍋さんは吉井さんの活動や夢を応援しつつ、彼との生活や自分の魅力を失わないようにしていくこと。吉井さんは自分の夢を追いかけ高めていくだけでなく、高い理想を持つ彼女との生活も高めていくようにすることが肝心です。■あの人とあなたの相性は?中には、まさしく「運命の恋」といえそうなカップルもいることが判明…!禁断の恋を含め、先が見えない恋に迷ったら、みなさんも占いサイト「魔性の宿曜」をチェックしてみてはいかがでしょうか?二人に幸せな未来が待っているのか、この先どうすればいいのかが見えてくるかもしれません。監修者紹介宇月田麻裕皇室関係の家庭で育つ。学生時代から東洋・西洋の占いに関心を持ち、特に宿曜経の研究を積み重ね、「宿曜占星術」の若き第一人者として知られるようになる。そのプロセスの中で、「自分の存在を、人々の幸せに役だてたい」と願うようになり、ハッピネスファクトリー®を設立。現在、開運研究家、タレント、作家としてマスコミで活躍中で、日本テレビ系列「ズームイン!!SUPAR」などの有名番組も手掛けた。読売新聞日曜版連載、TBSテレビ「はやドキ」(ぐでたま占い)監修。
2017年09月28日お笑いタレントの宮川大輔が21日、都内で行われた映画『泥棒役者』(11月18日公開)の完成披露試写会に、丸山隆平(関ジャニ∞)、市村正親、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、片桐仁、峯村リエ、西田征史監督とともに登場した。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。丸山を脅す現役の泥棒を演じた宮川は、撮影中に19歳の時に付き合っていた元カノに遭遇。「駅前で俯瞰のシーンで、スタッフさんがどこかの上から撮ってる」というシチュエーションだったため、撮影中だと気づかれず「僕がセリフ言おう思ったら『大ちゃん!!』って」と、久しぶりの再会について語った。宮川が「『どうしたのその格好!』言われて。元カノが! ほんまドッキリかと思いました」と思い返すと、丸山も「ぐいぐい来ましたもんね」としみじみ。宮川がさらに「(役作りで)『歯、汚いじゃん!』って言われて。そのあとものすごいやりにくくなりましたね。奇跡が起こりましたよ」とアピソードを披露すると、ユースケから「結局そのあと、よりを戻したそうです」と勝手にまとめられ、「あっちにも家庭が。子供の写真まで見せられましたもん」と焦っていた。このエピソードには、西田監督も「音声が聞こえてないのでわかんなかったです」と驚いた様子。宮川は「マル(丸山)だけに言いましたけどね」と振り返っていた。
2017年09月21日次々と“別人”に間違われる密室コメディ『泥棒役者』の完成披露試写会が9月21日(木)、都内で行われ、初の映画単独主演を果たす丸山隆平をはじめ、市村正親、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁、峯村リエ、西田征史監督が出席した。『小野寺の弟・小野寺の姉』の西田監督が2006年に作・演出した舞台を、自身が映画用にリライトした、オリジナル脚本の長編映画第2作。泥棒稼業から足を洗った主人公・大貫はじめ(丸山さん)が、かつての泥棒仲間(宮川さん)に脅され、渋々豪邸に忍び込むと、家主の絵本作家(市村さん)、訪問してきた編集者(石橋さん)、セールスマン(ユースケさん)と遭遇し、「編集者」「絵本作家」「豪邸の主人」に間違われてしまう…。泥棒役に挑んだ丸山さんは、盗み出したいほど欲しいものを問われると「こう見えてアイドルなんで、日本全国の女性のハートを盗みたい」とキラキラ発言。早速、隣に立つユースケさんから「そんなこと、言うんじゃないかと思っていた」と鋭いツッコミが入った。丸山さん、市村さん、宮川さん、そして西田監督の4人が、丸山さんの自宅で本読みをしたエピソードが飛び出すと、「どんな部屋だと思います?ベースがズラッ~と並べてあって、まさに男の部屋ですよ」(宮川さん)、「女っ気はないね。汚いの!」(市村さん)とまさかの暴露。当の丸山さんはタジタジだった。また、宮川さんは本作のロケ中に“元カノ”とばったり遭遇したエピソードを披露。「丸山くんとお芝居してたら、19歳の頃に付き合っていた彼女が『大ちゃん、何やってるの?』って(笑)。子どもの写真を見せられたり、ほんまにドッキリやと思った」と明かすと、ユースケさんが「その後、二人はよりを戻したそうです」と得意のテキトー発言で、笑いを誘っていた。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年09月21日