“朝のもちもちハリつや美肌が1日つづく”常盤薬品工業は、“自然のチカラでなめらかな素肌美に導く”豆乳イソフラボン含有のスキンケア「なめらか本舗」のハリつやラインより、“朝のもちもちハリつや美肌が1日つづく”「なめらか本舗ハリつや朝の美容乳液」(SPF50+/PA+++)を、3月5日に発売する。*画像はニュースリリースより乳液、化粧下地、UVプロテクターの3つの機能がひとつに「朝の美容乳液」は、2倍濃縮の豆乳イソフラボンとカプセル化コエンザイムQ10配合のダブル効果で、素肌に弾力とうるおいを与えて、夕方までうるおいとハリのある肌を保つ、乳液、化粧下地、UVプロテクター(SPF50+/PA+++)の3つの機能がひとつになった日中用美容ケアアイテム。化粧水のあとにこれ1本でOKで、“簡単・時短”をかなえ、忙しい朝にぴったり。SPF50+/PA+++の高いUVカット効果ながら、きしみ感、白っぽさがなく、気持ちよくうるおってハリつやを保つ。 ウォーターベースで、高保湿なのにべたつかず、化粧ノリもアップ。しかも石けんで落とせるという。元の記事を読む
2013年02月08日常盤貴子が4月、6年ぶりの舞台に挑むことが決まった。作品は寺山修司の傑作『レミング』をもとにした『レミング~世界の涯までつれてって』。演出を手掛けるのは、巨大な野外劇場を舞台に大阪弁のイントネーションで言葉の断片を重ねてゆく「ヂャンヂャン☆オペラ」スタイルでファンの多い維新派の松本雄吉だ。寺山没後30周年記念公演ともなるこの作品にかける思いについて、チラシ撮影の現場で松本と常盤のふたりに話を聞いた。『レミング~世界の涯までつれてって』チケット情報もともと維新派に興味があったという常盤。「私が拝見した野外演劇では、大雨が降ったんです。でもその雨粒も雨音も舞台装置の一部のようでかっこよかった。近くを通る電車の音や、遠くの車のテールランプ、それらすべてを味方につけてその時しか観られないものを作り出すのが維新派なのかと!私が大好きなバンドのGrateful Deadに通じるライブ感がある」と常盤が目を輝かせて語れば、松本も「昔、常盤さんがドラマで清朝の最後の皇帝の弟と結婚する日本人・愛新覚羅浩役を演じるのを観ました。位の高い人が身をやつす、そんな姿が似合う女優さんはなかなかいない。この空気は天性のものと感じた」と常盤に惹かれた瞬間を話した。『レミング』は壁についての物語。松本が「自分という壁を乗り越えたいという思いは普遍的なテーマ。また、寺山流の遊び心溢れる都市観もいま改めて提示したい」と意気込むと、常盤が「誰にも相談できずひとりで悩む人が多い現代に合う物語のような気がする」と続ける。また、「寺山さんの作品はもちろん、彼が活躍した6、70年代に憧れがあるんです」と告白する常盤に対して松本が「僕も寺山への憧れはあるけれど、やはり年上のライバルという気持ちが強かった。面白い芝居は観ると腹が立つので」と話し、笑いを誘った。常盤が「今回、松本さんの演出によって、維新派の俳優さんたちのようなひとつのコマになるのが楽しみ」と舞台への期待を口にすると、松本は「脚本に手を入れる作業は、できるだけ俳優さんに合わせる形で行いたいと思っている」と構想を漏らす。続けて「今回は寺山ワールドを活かしつつ、美術や音楽も新たにつくっていく。目まぐるしく動く舞台装置を予定しているので、退屈しないと思いますよ」と笑った。30年余の時を超えて、2013年の日本に寺山ワールドがどう展開されるのか、期待が募る。公演は、4月21日(日)東京・PARCO劇場でスタート。チケットの一般発売は3月2日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは東京公演の有料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月11日(月・祝)11:00まで、無料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月12日(火)11:00まで受付中。取材・文:釣木文恵
2013年02月01日観光大使を務めたり、市民栄誉賞を受賞するなど、その地域出身の人が有名になったり、活躍したりするとうれしいものですよね。あなたの出身地にもそんな自慢できる有名人はいませんか?そこで、マイナビニュース会員809人に、「自慢できる同郷の有名人」について聞いてみました。調査期間: 2012/11/19~2012/11/22アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:809件・大泉洋さん。ここまでビッグになるとは思わなかったが、北海道でも北海道のための番組をやってほしい(北海道・32歳/男性)大泉さんのように地元の人しか知らなかった人が全国で活躍するのもうれしいものですよね。・上原浩治選手。大の巨人ファンなので、地元でサインを見つけるとテンションあがりました(笑)(大阪府・18歳/女性)自分の好きな有名人が、同じ出身地だったとわかるとテンションがあがりますよね。・常盤貴子さん、土井たか子さんなど「たかこ」に恵まれています(兵庫県・37歳/男性)確かに……(笑)。兵庫県には有名な「たかこ」さんが多いのでしょうか。・中垣内祐一さん、荻野正二さん、清水邦広さん、枩田優介さん、三屋裕子さん、いずれもバレーボール全日本選手(福井県・49歳/男性)福井県はバレーが盛んな地域なのでしょうか。不思議ですね。・ロンドンオリンピック金メダリスト・村田諒太さんは、近隣の中学出身(奈良県・33歳/男性)2012年夏季オリンピックで一躍有名人になった村田さん。同じ中学校だった人も、金メダルを喜んだでしょうね。・渡辺徹さん。高校の大先輩(茨城県・24歳/女性)・磯山さやかさん、渡辺直美さん、渡辺徹さん、渡辺裕之さん(茨城県・33歳/女性)これまた、茨城県は名字が渡辺の人が多いですね。・元フジテレビアナウンサーの中野美奈子さんは高校の先輩(香川県・28歳/女性)学校でも有名になるほど、キレイな先輩だったんでしょうね。・滝本美織さん。人口が一番少ない鳥取県から出たヒロイン(鳥取県・23歳/女性)鳥取県って面積は47都道府県中41番目、人口は最も少ないんですね。鳥取県出身の方って貴重ですね。・ドリカムの吉田美和さんとアナウンサーの安住さんと高校が一緒です(北海道・29歳/男性)・水道橋博士。わが母校の先輩です(岡山県・35歳/女性)・米倉涼子さんは同じ中学校出身!(神奈川県・22歳/女性)有名人と高校が一緒だと誇らしい気持ちになりますよね。・綾瀬はるかさんと同じ高校でした。綾瀬はるかさんを推薦した子と友達でした(広島県・31歳/男性)学生時代から輝きを放っていたんですね。見いだしたお友達もすごい!・タモリさん。多才で、エンターテイナーとしての意気を感じる(福岡県・27歳/男性)福岡といえばタモリさん、というほどのビッグスターですよね。福岡県は、松田聖子さんや浜崎あゆみさんなど、ほかにもたくさんの有名人の方がいらっしゃいますよね。あなたの出身地には、「自慢できる有名人」いらっしゃいますか?(文/こうのゆみこ)
2012年12月16日「“今日のHAPPY”をセレクトできる3つの香り」常盤薬品工業は、柔らかな香り立ちがつづく練り香水「フェミニモアソリッドパフューム(01~03)」を、9月11日より数量限定で発売する。<01:フルーティーフローラル>、<02:グリーンティー><03:シャボンコットン>の全3種(各840円)で、「“今日のHAPPY”をセレクトできる3つの香り」。*画像はニュースリリースよりどんな場所・どんなシーンでも好きな分だけ使えるオイルやワックスに香料を練りこんで固めて作る練り香水は、香りの拡散が少なく、ゆっくり香るのが特徴。ほのかに香るので食事の前などでも気にならず、どんな場所・どんなシーンでも好きな分だけ使えるという。<01:フルーティーフローラル>は、やさしい花々とフルーツの香りがうっとり気分を高める“セクシーでSWEETな香り”。<02:グリーンティー>は、しゃきっとしたいときや、リラックスしたいときに“爽やかでリラックスする香り”。<03:シャボンコットン>は、シャンプーしたてのようにふんわり香る“お風呂上りの優しい香り”。元の記事を読む
2012年08月23日経済キャスターの鈴木ともみです。今回は、キャリアカウンセラーとして第一線で活躍されている小島貴子さんと「ひきこもり」問題の第一人者として活動されている精神科医・医学博士の斉藤環さんお二人の共著『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』をご紹介します。対談のゲストは著者のお一人、東洋大学理工学部准教授・グローバルキャリア教育センター副センター長の小島貴子さんです。人生のステージは時の流れと共に変わっていくものです。学生から社会人へ、結婚して夫婦、父親、母親へ…とその役割も変化していきます。そのことをうまく理解できないと、自分自身や人間関係のメンテナンスにも悪影響を及ぼすことになります。同書は親子・家族関係の構築についてはもちろん、会社の上司と部下の関係、恋人や友人との関係etc…様々な関係構築への第一歩を踏み出すきっかけになる一冊と言えるかもしれません。鈴木 : 『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』は、キャリアカウンセラーの小島先生と精神科医の斉藤先生による対談形式で、とても読みやすい構成となっていますね。小島 : ありがとうございます。カルチャーセンターで対談させていただいたのですが、対談を聴きたいという参加者も多く、やはり関心の高いテーマなのだと実感しました。鈴木 : 小島先生はキャリアカウンセラーとして、これまで行政や教育の現場で様々な就労支援をされてきていますね。小島 : はい。早いもので20年が過ぎました。鈴木 : 就労支援の第一人者として活躍されてきた小島先生が子育てに着目して本を出版されたというのはどうしてなのでしょうか?小島 : 就労支援というのは、単純に仕事を求める求職者と求人をマッチさせれば完結する話ではありません。仕事がみつからない背景には、表に出てこない問題が数多くあるのです。人間関係がうまくいかずに仕事から離れていく人たちや、家庭や自身の状況をうまく整理することができずに社会に出ていくことができない人たち、不登校からそのままひきこもり状態になってしまった人たちもいます。そもそも子どもの成長期には重要な転機がいくつも存在します。そこを注視しながら親子関係を構築し見直していくことの大切さを伝え、家族のサポートをしながら就労支援をしていくのが日本のキャリアカウンセラーの仕事だと言えます。そう考えていくと、やはり就労支援と家族論との間には、深い関係性があるわけです。鈴木 : なるほど。副題にある『「30歳成人」時代の家族論』というタイトルには、今の時代だからこそ伝えるべき重要なメッセージが込められているわけですね。「30歳成人」という表現ですが、先生は、現代社会において「精神年齢は7掛け」という説を唱えてらっしゃいます。小島 : はい。その計算によれば30歳は21歳になりますね。そもそも20歳を成人とみなすのであれば、今の時代、成人する年齢は30歳くらいがちょうどよいのではないかと思います。その点について、斉藤先生も同じ見解です。鈴木 : 確かに、私も就職して3年くらいたった頃に、生意気にも「私は仕事がデキる!」といった万能感に浸った時期がありました(笑)。でも、そんな万能感もミスや失敗を重ねるうちに覆され、その万能感から卒業できたのは、やはり5、6年目だった気がします。その時点でやっと自立の準備ができました。小島 : 私は『27歳からの就職術』(インデックスコミュニケーションズ)という本も書いてるのですが、タイトルに「27歳」という年齢を出したのは、その年齢が人生設計を今一度考え直す時期にあたるからでした。転職を考えたり、結婚や出産、親の定年退職など、様々な外からのショックが押し寄せるのがこの時期です。漠然とした不安を持つなか改めて人生設計を立て直し、新たな道を歩み始めようと決心するのが「27歳」なのです。もちろん、その時期には個人差がありますので、だいたい27歳~34歳くらいを想定すると、成人するのはおおよそ30歳ということになりますね。鈴木 : この「30歳成人時代」はいつ頃から始まったと分析されますか?小島 : 私は、この現象は電化製品が日常生活に入り込んだ頃から始まっていると考えています。便利さと清潔さを重んじ、効率化を追求するうちに、大切なコミュニケーション術を学ぶ機会を失ってしまったのではないかと…。それこそ昔は、晴耕雨読、本も回し読みしながら勉強していました。携帯電話のない時代、会話するにも家族の誰かに繋いでもらわないと、電話は通じなかった。人とのつながりに、必ず誰かが介在したり、そこに和が生まれていたはずです。今はその機会を失ってしまっていますよね。鈴木 : 確かに。昔は、友達に電話するのでも、繋いでもらう際に、その子の家族の様子をうかがい知ることができましたし、大人と子供が交流する機会がもっとありましたよね。小島 : 子供は、様々な大人と接するなかで、閉鎖的に守られている子供の世界から、大人のいる広い社会への踏み出し方も学んでいくものなのです。そこで、自立心も芽生えてきます。ただ、この「30歳成人」というテーマは日本特有の問題でもないのです。全世界的なものになってきています。その点について、斉藤先生は次のように語っていらっしゃいます。鈴木 : 子供の自立には、親の夫婦関係が大いに影響しているようですね。小島 : そうですね。夫婦関係が「お父さん」「お母さん」の関係のままであるために、今の親子関係から抜け出せないのではないかと思います。「30歳成人」時代が定着してしまった理由のひとつですね。そして、全世界的な広がりを見せているという現象のひとつに、やはりひきこもりの増加があります。その点についても斉藤先生が指摘されています。小島 : この斉藤先生のお話にある「人づきあい」で言えば、私は息子をよく人の家に泊まりにいかせていました。数日間、外を泊まり歩いていた息子がやっと家に帰ってくると、「やっぱり家がいい」と言うのです。人の家に泊まった時の居心地の悪さが逆に自分の家庭の良さを再認識させてくれます。そういったことも自立を促すひとつの流れをつくりますね。鈴木 : 人づきあい、人とのコミュニケーションの中で、子供は自然と自立心や社会への適応力を会得していく…というのが本来あるべき姿なのかもしれませんね。小島先生はご自身のコミュニケーション能力を存分にずっと発揮されてきたのでしょうか?小島 : いいえ。実は私は昔からコミュニケーション能力はあまり高くないのです。群れるのも得意でありませんし(笑)。ただ、コミュニケーションが悪くならないようにしようと心がけてはいます。要はコミュニケーション不全がどういう時に起こるのかを知っていればいいのです。その点については、具体的に本に記してあります。鈴木 : とてもよくわかります。「ひきこもり」などで親子関係の在り方について悩んでいらっしゃる方は、これらを見直してみる必要があるのでしょうね。小島 : そうですね。そして、「これは家族内の問題なのだから他人には関係ない」と決めつけたり、分担の意識を持ったりせずに、ぜひ私たち専門家を頼ってきてほしいと思います。鈴木 : さらにこの5つのパターンは親子関係や夫婦関係のみならず、会社の上司と部下との関係など、ビジネスシーンでも当てはまる状況と言えそうですよね。「決めつけ」や「逃げ」、「威圧」などは、組織で起こりやすいパターンです。これらのパターンにはまらないように注意して、コミュニケーション不全を回避したいものです。小島 : はい。それでも、人生には人間関係やそれぞれの環境において、予期せぬ出来事が生じます。その時に、どうやってポジティブな発想に切り換えていけるかがポイントなのです。鈴木 : ネガティブな出来事を学習の機会として捉えるというのは、仕事や人づきあいなどあらゆることを進めていく上で大切な姿勢ですよね。小島 : そうですね。カッコいい大人、上等な大人はこれができています。常にオープンマインドでフェアで誠実で楽観的です。私は、人は成人する(30歳になるまで)は、とにかく遠慮することなく、上等な大人と接する機会をどんどん増やして、その大人たちからいろいろなことをどんどん吸収してほしいと思っています。この考え方は、常日頃から私が教え子たちに伝えていることです。素晴らしいことを教えてくれる大人は周りにもいるはずです。そういう大人と会う機会を増やし、たくさん学習してほしいと思います。決して、ちゃっかりしたズルい大人の真似だけはしてほしくない。上等な大人を見習うなかで、自分自身も上等な大人を目指してほしいのです。鈴木 : 同感です。とっくに成人した私ですが(笑)、今でも上等な大人との出会いを求め続けています。多くのポジティブな言葉やパワーをもらって自身の明日へとつなげていきたいという思いは、人生に一種のハリを与えてくれますよね。小島 : そう思います。私も明日は、上等なカッコいい大人とランチ会食の予定です(笑)。鈴木 : いいですね。素敵なランチタイムのひとときをお過ごしください。小島先生、今日はお忙しい中ありがとうございました。小島 : ありがとうございました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日伊原剛志を主演に、常盤貴子や余貴美子ら日本人キャストが地球の裏側・ブラジルに渡り、ブラジル人監督&現地スタッフと共に作り上げた『汚れた心』が7月21日(土)より公開となる。これに先駆けて、7月18日(水)、汐留にてジャパン・プレミアが開催され、伊原さんを始め、共演の常盤さんと奥田瑛二が登壇し、3か月にも及ぶ現地での撮影の思い出を明かした。第二次世界大戦後のブラジル。終戦後もなおブラジルに住む日系移民の大半は日本が戦争に勝ったと信じていた。その最中、日系人コミュニティの指導者である元日本帝国陸軍の大佐・ワタナベが裏切り者の粛清に乗り出したのをきっかけに、写真館の店主・タカハシは日本人同士の抗争へと巻き込まれていく――。日本人のほとんどが知らない、ブラジルで実際に起きた一連の事件を題材にした本作。昨年出品されたモントリオール世界映画祭でも絶賛を浴びるなど作品のもつ重厚なメッセージが伝えられてきたが、この日の上映後の客席は若干緊張したムードに。そのムードを払拭するように「『汚(よご)れた心』に出演のみなさまです」とMCに紹介されたキャスト陣は、登壇するやいなや「『汚(けが)れた心』です!」と一同ツッコミを入れるなど、会場を一気に笑いで包んだ。本作で事件に巻き込まれていく主人公・タカハシを演じた伊原さんは、題材となった実話について「この作品のお話をいただくまで、僕も知らなかった」。「オウム真理教の事件や、会社の中にだってある“人間の弱さ”という普遍的なテーマを描いています」と映画をアピールした。伊原さんと夫婦を演じた常盤さんも、映画のオファーがあるまでこの事件を知らなかったというが、「日本人移民が世界で一番多い国で起こった出来事なのに、ほとんどの人が知らないと思います。この作品を知って“恐怖”を凄く感じました。特に報道規制への恐怖が強かったです」と、人々を扇動する戦時の報道規制の恐ろしさを口にした。また、常盤さんは今回の撮影現場で“キエモノ”と呼ばれる撮影に使われる料理を初めて自ら手作りでふるまったそうで、「みんなの結束があってできた映画です」と充実した表情。本作が公開を迎えられることに「奇跡的に嬉しい!」と喜びを露にした。過激な愛国主義者で元帝国陸軍のワタナベを演じたのが、奥田さん。本作には俳優として参加したものの、撮影現場ではいつの間にかアソシエイト・プロデューサーまで兼任していたそう。「現地には日系3世の方が多く役者として活躍してくれたんですが、彼らを徹底的に日本軍人にするために“奥田塾”というものを作って、毎日『気をつけ!』、『休め!』みたいなことを叩き込みました。でも、ノーギャラです(笑)」と国境を越えてもベテラン俳優の威厳を発揮していたようだ。さらに、役づくりには「ずっと森の中でオフの日も過ごしてた」と3か月にも及ぶジャングル生活を明かし、観客を驚かせた。「この2人(伊原さん&常盤さん)なんかはオフの日はリオデジャネイロに行ったりしてて、本当に羨ましかった…。唯一の楽しみが家に住み着いた2匹のヤモリに“黒ちゃん”、“花ちゃん”と名前をつけて、喋りかけることぐらいだった。あと、アルパカと…。つらかった(笑)」と険しい表情でかわいい思い出を明かしていた。最後に伊原さんは、「世界の裏側でなんちゃって日本人のストーリーにならないように、魂を込めてみんなで作りました」と真剣な表情で挨拶。さらに奥田さんからは「なかなかいまの日本映画では表現できない、知性とエンターテインメント、人間のアイデンティティと業、それら全てを詰め込んだ作品に仕上がったと思います」と生粋の日本映画人らしい挨拶をすると、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。『汚れた心』は7月21日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。■関連作品:汚れた心 2012年7月21日よりユーロスペースほか全国にて順次公開© 2011 Mixer All Rights Reserved.
2012年07月18日メイド喫茶をはじめとするコンセプトカフェがブームになって久しい。筆者もこれまでたくさんのお店を取材してきたが、ふと「こうしたコンセプトカフェの原点はどこなんだろう? 」という疑問を抱いた。そこで色々と調べていくと、あるお店の存在が見えてきた。アメリカで誕生し、1973年に日本に上陸した「アンナミラーズ」だ。といってもアンナミラーズはメイド喫茶ではなく、ペンシルベニア・ダッチスタイルの家庭料理を中心に、季節のパイやスイーツを提供する本格的なカフェレストランである。ではなぜアンナミラーズがメイド喫茶の原点と思ったのか。それは実際に店へ足を運んでみてもらうとわかる。ちなみにアンナミラーズは現在、東京・品川駅高輪口から徒歩1分に位置する複合施設、ウィング高輪の2階で営業を行う「ウィング高輪店」1店舗のみ。1973年に1号店をオープンさせ、長年にわたって展開してきたが、今年1月に横浜の店舗がクローズし、そういった意味でもウィング高輪店はとっても貴重な店舗となるわけだ。店内に入ると、ピンクと白のかわいい制服のウエイトレスさんが元気よく出迎えてくれた。そう、アンナミラーズがメイド喫茶に与えた影響とは、この制服のデザインなのである。現在のメイド喫茶の衣装に比べると落ち着いた雰囲気だが、前述した通り、アンナミラーズはそもそもメイド喫茶ではなくレストランである。あくまでもウエイトレスとしての上品さを失わず、それでいて男性の視線を釘付けにするこの制服デザインは、何と39年もの間ほぼ変わらず踏襲されているという。ちなみにアンナミラーズの影響はメイド喫茶だけに留まらず、漫画やアニメ、ゲームにも似た衣装はたびたび登場している。さらに1997年のTBS系ドラマ『理想の結婚』では主演の常盤貴子がアンナミラーズの制服を披露し、2006年のフジテレビ系ドラマ『役者魂! 』でも松たか子が制服姿を披露するなど、”かわいい制服のウエイトレスといえばアンナミラーズ”として定着しているのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月08日“役者バカ”なんて野暮ったい響きの言葉はクールでスタイリッシュなこの男にそぐわない気もするが、話を聞けば聞くほどそれがぴったりにも思えてくる。もしも、これまでに役作りのために増減した体重の量を競うコンテストがあったら、香川照之あたりと日本代表の座を争いそうだ。イランが誇る名匠アミール・ナデリ監督とタッグを組んだ本作『CUT』でもギリギリまで体脂肪を落とした。監督からの口説き文句は「お前はおれと一緒に映画を作る運命にある」。そう言われて西島秀俊が燃えないはずはなかった――。“俳優部”のひとりとして臨んだ撮影西島さんが演じたのは、兄が残した借金を返済するため、兄が死んだ場所でやくざを相手に殴られ屋となった映画監督の秀二。これまで数多くの映画やドラマに参加してきた西島さんだが、本作ではこれまでとは全く異なる作品へのアプローチ、いち俳優という存在を超えてこの作品に携わることを監督から求められたという。「僕はこれまで、どちらかというと“俳優部”のひとりとして現場にいて、映画が生まれてくる瞬間にみんなで立ち会うというスタンスでやってきたんですが、この作品に関してはナデリ監督から『限界まで体脂肪を落とせ。現場では誰とも挨拶を交わすな。そうやってお前が全身全霊をかけて役に関わる姿を示すことで、みんながこの映画に携わるというのが分かって一緒に進んで行くんだ』と“特別な存在”になるように言われました。周りにどう思われようが、狂ってると思われようが、そんなことはどうでもいい。とにかく良い演技をすることだけを考えろ、と。監督に『全てを出せ』と言われてストレートに出せたというのはすごく大きなことでした」。撮影中からこの作品が自身のキャリアの中でも特別なものになると西島さんは感じていたそうだが、映画の完成後に監督が漏らしたある言葉でその思いは決定的なものとなる。「釜山映画祭の会見で監督が『この映画は(映画監督のジョン・)カサヴェテスの映画なんだ』とおっしゃったんです。ナデリ監督は(カサヴェテスの最後の作品である)『ラヴ・ストリームス』の現場にスタッフとしていらしたそうで。『ずっと撮ろうとしていたけど、どうしても撮れなかった。西島と会って日本で撮ることを決めた』と。僕にとってカサヴェテスは、彼の映画を観て人生が始まったと思えるくらい大きな存在。その人自身を演じていたと撮影が終わった後で知って何だか妙に腑に落ちました。撮影のときから『この映画は自分にとって岐路になる映画だ』と感じていたので、やはりそうだったんだ、という思いですね」。「どんなに頑張っても撮れないようなカット。そこに近づきたい」秀二にとって“生きる”ということと“映画を作る”ということは同義。殴られるたびに敬愛する映画監督たちが作った作品を思い浮かべ、アート系の映画の発表の場がどんどん失われていくことを嘆き、商業主義第一の映画界の現状を舌鋒鋭く批判する。西島さん自身、秀二の生き方や思いに共感する部分は?「僕はドラマも大きなバジェットの映画もやるし、それこそ秀二が批判しているような作品にもたくさん出ます。ただ俳優である以前に、僕自身が最も大切にしているのはアート系のインディペンデント映画です。そういう作品に出ることが自分の目標であり、そのために生きてるというのはあります。実際、すごい作品というのは本当にすごくて、どうやって撮ってるのかが分からない。どんなに頑張っても撮れないと思えるようなカットを平然と――おそらく平然とではなく死ぬ思いで撮ってるんでしょうが――撮っている人たちがいる。自分もそこに近づきたいという思いがあります」。秀二も娯楽作品を全て否定しているわけではない。西島さんは「秀二は、エンターテイメント作品が悪いということではなく、アート映画の場がなくなることが問題だと言ってるわけで、それは僕も同じ思いです」と秀二の思いを代弁する。「僕自身、香港映画やエンタメ作品で好きな映画はたくさんあるし、おそらくナデリ監督にもあると思う。ただ、アート系のスクリーンが減っていくこと、オリジナル脚本の作品が少なくなっていくことには愕然としています」とも。自ら選ばない、流れに身を任せることここであえて、逆方向から質問してみた。現在もドラマ「僕とスターの99日」に出演中だが、西島さんにとってアート作品ではなく、こうしたエンターテイメント作品に出演することの楽しみ、やりがいは?「自分が昔、見ていたドラマ――もしかしたら僕がこの仕事を始める以前の作品かもしれないし、そういうのは映画監督が撮ってたりするんですが――『ドラマって面白いな』と思えた作品に近づきたい、そういう作品を作ってみたいっていう思いがあります」。ちなみに、驚くべきことだが西島さん自身はドラマであれ映画であれ、自ら出演作品の選定にタッチすることはほとんどないという。そこにも俳優・西島秀俊の生き方が見え隠れする。「そこは100%、マネージャーに任せてます。もちろん、マネージャーが『この台本どう思う?』って聞いてくることはあるし、僕が興味を持っているものについて話をすることはありますが、彼がやると言って僕が『NO』と言ったことは一度もないです。信頼もしてますし、そこで(マネージャーの意見と西島さんのやりたいことが)重ならなくてもいいと思っています。多分、僕がやりたいことだけをやってたらすぐに手詰まりになって終わります(笑)。マネージャーと俳優の視点というのは間違いなく違うもの。だからこそ、そこは合わなかったとしてもやります」。彼の言葉からも生き方からも計算というものが感じられない。冒頭に紹介したナデリ監督の言葉ではないが、運命や流れに身を任せ、自分で制御することのできない舟を楽しんでいるかのような…。『CUT』という岐路を経て、舟はどこに向かうのか――?(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:CUT 2011年12月17日、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© CUT LLC2011■関連記事:西島秀俊が最新作『CUT』で受けた「人生で最大の衝撃」を告白ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!常盤貴子&筒井道隆が急接近!?「圭史くんに言いつける」とベテラン女優が釘をさす?西島秀俊、主演作『CUT』監督との出会いの場で「本性見せろと言われた(笑)」西島秀俊、イランの巨匠作品主演!共演の常盤貴子は13年ぶりショートヘア
2011年12月14日西島秀俊主演でイランの名匠アミール・ナデリがメガホンを取った『CUT』のジャパン・プレミアが第12回東京フィルメックスにおいて11月23日(水・祝)に開催。ナデリ監督に西島さん、ヒロインを演じた常盤貴子が舞台挨拶と上映後のQ&Aに出席した。共に2005年のフィルメックスの審査員を務めた関係で知り合い、意気投合したナデリ監督と西島さんが念願かなって作り上げた本作。自分のために借金を重ねて命を落とした兄の残した借金を返すために、やくざを相手に殴られ屋を始めた映画監督の男の姿を描く。監督は「6年かけてこの場に至りました」と感慨深げ。「西島さんに常盤さん、菅田俊さんに笹野高史さん、でんでんさんら多くの素晴らしいキャスト、クルーと一緒に仕事をすることができました」と感謝の思いを伝えた。さらに「西島さんや常盤さんのこれまでの演技を一切忘れて、新しい目、新しい心で彼らの演技を見てほしい」と訴えた。西島さんは「2006年に監督と『一緒に作ろう』と話をしてからこの日、この時をずっと待ってました」と晴れ晴れとした表情。客席を見渡し「この700人のみなさんに観ていただくことで何か大きな流れが生まれること、『我こそは秀二(※西島さんが演じた主人公)だ!』という方が現れることを願っています」と呼びかけた。常盤さんは「いろんな挑戦が詰まっている作品です。ナデリ監督だからこそできた、新しい挑戦でした。ある意味、映画界に殴り込みをかけるような作品です」と期待を口にした。上映後、西島さんらは改めて大きな拍手で迎えられニッコリ。映画では、数々の過去の名作に対するオマージュに加え、行き過ぎた商業主義に対する厳しい批判が展開されるが、ナデリ監督は「映画の中でも言ってますが、かつて娯楽映画と芸術映画は一致していました。その中でインディペンデント映画を作る余裕が必要なんですが、いまでは高い技術が金儲けの道具になっている。シネコンの席巻で優秀な監督たちの作品を上映する機会がなくなってしまうというのは恥ずべき状況だと思います」と改めて訴えた。最後に「これだけは観ておくべきと思う映画は?」という質問を投げられると、一同「難しいですね」と思案顔。西島さんは、本作『CUT』が、ナデリ監督が敬愛する名監督ジョン・カサヴェテスについて描いた作品であるということを踏まえ、「僕が映画ファンとして観て、生まれ変わるような体験をしたのがジョン・カサヴェテスの作品なんです。だから釜山映画祭で監督から『この映画はカサヴェテスについての映画だ』と告白されたときは人生最大の衝撃を受けました。自分の人生を変えた人物を知らずに演じていたわけですから」と述懐した。常盤さんは「私は古い日本映画が好きで、特に女優さんが大好き。高峰秀子さんも好きだし岡田茉莉子さんも好きだし…でもその一方でコン・リーも大好きなんです(笑)。ここにいらしている方はおそらく多くの日本映画を観てらっしゃるかと思いますが、中国映画も素晴らしいです。その中でも『紅夢』(チャン・イーモウ監督/コン・リー主演)は素晴らしい作品」と語った。監督は「良い映画こそ良薬」と語り、映画を愛する人々で埋まった客席は温かい拍手で包まれた。『CUT』は12月17日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。■関連作品:CUT 2011年、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開© CUT LLC2011■関連記事:ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!常盤貴子&筒井道隆が急接近!?「圭史くんに言いつける」とベテラン女優が釘をさす?西島秀俊、主演作『CUT』監督との出会いの場で「本性見せろと言われた(笑)」西島秀俊、イランの巨匠作品主演!共演の常盤貴子は13年ぶりショートヘア
2011年11月24日「毛穴が隠れてつや美肌」を実現する新BBクリーム常盤薬品工業は、ベースメイクブランド「毛穴パテ職人」より、1本で「毛穴が隠れてつや美肌」を実現する新BBクリーム「BBクリームエンリッチ」(30g1,260円)を、10月18日より発売した。*画像はニュースリリースより「毛穴パテ職人」の特長+うるおいのリッチ感「BBクリームエンリッチ」は、カバー力と光拡散効果が高い「リッチカバーパウダー」配合で、毛穴・シミ・くすみなど、肌の悩みを瞬時にカバーし、「つや美肌」を実現。4種の美容液成分、コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸Na・シアバターを配合、しっとリッチな肌に導くという。常盤薬品工業では、「毛穴パテ職人キャンペーン」として、「毛穴パテ職人」購入者を対象に、11月30日まで「トシ・ヨロイヅカ」の焼き菓子またはショコラ詰め合わせセットのプレゼントを実施中。元の記事を読む
2011年10月21日知っていて損はない知識が満載お金や法律について、知らないよりは知っているほうが得。でも、難しい本を読むのは面倒だし、なによりも忙しくて勉強するヒマもない!そんなときにおすすめなのが、金融や法律について描いてあるマンガ。そこで、20代男性237名に、金融や法律に詳しくなれそうなお役立ちマンガを聞いてみました。>>女性編も見るQ.金融や法律に詳しくなれそうなお役立ちマンガは?(複数回答)1位『ナニワ金融道』34.2%2位『クロサギ』16.5%3位『課長 島耕作』14.8%4位『カバチタレ!』13.9%4位『ミナミの帝王』13.9%5位『闇金ウシジマくん』13.1%■『ナニワ金融道』は役に立つ!!・「このマンガを読んでいたら、金融のことが少し分かるようになった」(28歳/小売店/販売職・サービス系)・「実際に経済学部の授業でも使われていました」(24歳/小売店/販売職・サービス系)・「あまり知らないお金関係の法律がよく出てくるから」(28歳/食品・飲料/営業職)・「裏の仕組みに強くなれそうだから」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「借金は怖いと痛感できるから」(29歳/マスコミ・広告/事務系専門職)■『クロサギ』は役に立つ!!・「法律の裏を描いているようだから」(26歳/医療・福祉/専門職)・「お金に関する法律の抜け穴や裏技が描かれているから」(27歳/情報・IT/技術職)・「読んでいて面白いし、自然に勉強になりそうだから」(22歳/商社・卸/事務系専門職)・「いろいろと役に立つことが描かれている」(23歳/自動車関連/技術職)■『課長 島耕作』は役に立つ!!・「ビジネス全般に役立ちそうな感じなので」(27歳/ソフトウェア/技術職)・「島先生の話は、一から十まですべてためになります」(25歳/情報・IT/営業職)・「実践的な金融の知識は社会では必要だし、自分もやってみたいから」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)■『カバチタレ!』は役に立つ!!・「日常に役立つ法律の知識が得られるから」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「きっちり説明してくれるから」(23歳/医薬品・化粧品/営業職)・「取り組みづらい法律という分野の入口としてはいいと思う」(24歳/情報・IT/事務系専門職)■『ミナミの帝王』は役に立つ!!・「実際に目からうろこの知識が満載だから」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「民法や契約関係に強くなれる」(22歳/不動産/営業職)・「内容が生々しいので」(24歳/マスコミ・広告/営業職)■『闇金ウシジマくん』は役に立つ!!・「闇金に詳しくなりそうだから」(24歳/情報・IT/営業職)・「法律というより、債務者の末路に詳しくなりそう」(27歳/ソフトウェア/技術職)■番外編:このマンガは役に立つ!!・『逆転裁判』:「ゲーム感覚で覚えやすいので」(26歳/情報・IT/技術職)・『弁護士のくず』:「人間ドラマ+法律の知識も関係してくるから」(24歳/電機/営業職)・『ドーラク弁護士』:「法律の抜け穴などに詳しくなりそう」(27歳/警備・メンテナンス/事務系専門職)総評1位は34.2%の支持を得た『ナニワ金融道』。大阪の消費者金融を舞台に、借金にまつわる人間関係を描いた作品です。中居正広さんが演じた実写ドラマを見た人も多いのでは?実際に大学の授業で使われたほど役立つ知識が満載で、「金融について詳しくなった」という意見も寄せられました。山下智久さん主演でドラマ化された『クロサギ』は2位。詐欺によって家族を失った主人公が、詐欺師をだます詐欺師"クロサギ”として暗躍するという物語です。「法律の抜け穴や裏技が描かれている」、「読むと勉強になる」と人気を集めました。社会人に役に立ちそうな知識が満載なのは3位の『課長 島耕作』。主人公の島耕作は課長からトントン拍子に出世を重ね、現在連載中の『社長 島耕作』で社長のポストを獲得しました。「日常に役立つ法律知識が得られる」と人気だったのは、4位の『カバチタレ!』。法律を駆使して弱者を助ける行政書士の話です。2001年には常盤貴子さんと深津絵里さんが出演するドラマ『カバチタレ!』が放映されました。2010年にも櫻井翔さんと堀北真希さんが出演した続編ドラマ『特上カバチ!!』が放送されたので、見た人も多いかもしれません。同率4位には、高利貸が登場する『ミナミの帝王』が選ばれました。「民法や契約関係に強くなれる」という意見も。『ミナミの帝王』に負けず、借金にまつわるドロドロの人間模様を描き出した『闇金ウシジマくん』は5位。債務者の哀れな末路を見てしまうと、「決して借金はしない!」と心に誓いたくなります。金融や法律に関する知識は、知っていれば得、知らなければ損。借金に関する知識はできれば必要としたくないところですが、いざというときのために知っておくことは大切です。まずは、ここで紹介したマンガを読んで、さまざまな知識を学んでくださいね。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年7月13日~7月31日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性237名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】「自分の先生になってほしい」と思う先生キャラ【ランキング男性編】野球のよさを知らない人にぜひ読んでほしい野球マンガランキング【ランキング男性編】アニメ・マンガの言ってみたい決めゼリフランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年09月20日電気ソケットから身を起こし、現在の松下グループを築き上げた“経営の神様”松下幸之助氏とその妻の波乱万丈の半生を描くNHK土曜ドラマスペシャル「神様の女房」のスタジオ取材会が7月26日(火)、神奈川県の緑山スタジオで行われ、主人公・井植むめのさん役の常盤貴子をはじめ、夫・幸之助氏を演じる筒井道隆らキャスト陣が勢ぞろいした。常盤さんが演じる“神様の女房”むめのさんは、淡路島の裕福な船乗りの次女として生まれ、19歳で幸之助氏と結婚。松下グループの成長を夫と共に二人三脚で支え続けた。「かなりのプレッシャーがありますが、どのように幸之助さんが神様になったのか…、その日常や夫婦の関係性が描かれるので、松下フリークの方々にも楽しんでいただけるはず」と常盤さん。一方、筒井さんは22歳のころに松下電気器具製作所を立ち上げ、以来、松下グループの創業者として時代の先頭を走ったカリスマ経営者を熱演。「以前から松下さんの思想や哲学に興味があった。ご本人に失礼がないように演じたい」と撮了まで走りぬく覚悟を見せた。そんな二人三脚の夫婦役を演じる常盤さん&筒井さんを「現場では、いっつも仲良く話しているわね」と見守るのは、ヒロインの母親・こまつ役の野際陽子。さぞ“愛娘”に愛情たっぷりかと思えば「そんなに仲良くしていると、圭史くん(常盤さんの夫・長塚圭史)に言いつけてやろうか」と厳しく釘をさす(?)場面も…。また、父・清太郎を演じる津川雅彦は「あっ、貴子ちゃん、結婚してるの?知らなかったよ。手を出さなくて良かった(笑)」と会見の雰囲気を和ませていた。撮影中も津川さんはムードメーカーだといい「お父さんがいると盛り上がるし、野際さんとはいつもガールズトーク。それに筒井さんもガールズトークに参加できちゃう人なんですよ」(常盤さん)。会見には「EXILE」のMATSUこと松本利夫(弟・井植歳男役)、秋野暢子(義母・亀山イワ役)も出席。秋野さんは「私は大阪のおかあちゃんのような役どころ。楽屋では結婚しない筒井、結婚できない松本を相手に、結婚に失敗した私が『結婚とはなんぞや』とアドバイスしている(笑)」。また、松本さんは役名が本名と同じ“トシオ”で「ふだんはMATSUって呼ばれるんで、トシオって違和感というか不思議な感じ。経験豊富な方々に囲まれた現場なので、自分自身も学びながら役を演じきりたい」と意気込んだ。NHK土曜ドラマスペシャル「神様の女房」は全3回で、10月放送予定。■関連作品:CUT (原題) 2011年公開■関連記事:西島秀俊、主演作『CUT』監督との出会いの場で「本性見せろと言われた(笑)」西島秀俊、イランの巨匠作品主演!共演の常盤貴子は13年ぶりショートヘア
2011年07月26日東京国立近代美術館で3月8日(火)より2か月にわたって開催される「生誕100周年 岡本太郎展」の開会式が3月7日(月)に同所で行われ、現在、NHKで放送中のドラマ「TAROの塔」に出演中の常盤貴子がテープカットのために特別ゲストとして来場した。大阪万博のシンボル「太陽の塔」をはじめとして、数々の傑作と「芸術は爆発だ!」などの名言を残した芸術家・岡本太郎の生誕100年を記念して製作されたドラマでは、松尾スズキを太郎役に迎え、様々な葛藤や出会いを経て、彼が太陽の塔を完成させるまでの軌跡を描く。常盤さんは、公私にわたる太郎のパートナー、敏子を演じている。常盤さんは艶めかしい着物姿で登場。ドラマに出演する以前の太郎の印象を尋ねられると「面白い人と思ってました」と告白。だが、ドラマへの出演を経て「いまでは、日本で一番、太郎さんのことが好きな自信があります」と笑顔で語った。今回の「岡本太郎展」をひと足早く鑑賞したという常盤さんだが、鑑賞を控えた観客を前に「最初からすごいです!」と興奮気味に予告し、「見るだけでなく芸術してください!」と呼びかけた。さらに今回、ドラマに出演してみて、太郎と敏子の関係性について「どちらかが欠けていても、いま私たちが知っている岡本太郎は存在しなかったと思います。ものを作る人にとっては、そばに敏子のような人がいたら毎日頑張れるだろうと思います」と強い愛着を込めて語った。「生誕100周年 岡本太郎展」は3月8日(火)より5月8日(日)まで東京国立近代美術館で開催。ドラマ「TAROの塔」はNHKにて全4回にわたり放送中。
2011年03月07日伝説の芸術家・岡本太郎の生涯を初めて映像化するNHK土曜ドラマ「TAROの塔」の完成試写会が2月17日(木)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主人公・太郎を演じた松尾スズキをはじめ、常盤貴子(平野敏子役)、田辺誠一(岡本一平役)、寺島しのぶ(岡本かの子役)が役柄への思いや撮影の裏話を語った。岡本太郎の生誕100年を記念し企画された本作。18歳で単身パリに留学し、最先端のアートに触れて学んだ後、戦後の焼け野原で創作活動を始めた太郎が、その代表作となる巨大オブジェ「太陽の塔」を完成させるまでの姿を軸に、太郎とその家族、そして秘書にして後に養女となった敏子の生き様をエネルギッシュに描く。多くの関係者への徹底取材、膨大な資料から得た“新しい発見”をドラマとして再構築。稀代のアーティスト・岡本太郎の実像に迫る意欲作だ。松尾さんは「いい意味でポップじゃない、ゴツゴツした手触りで見終わった後にグッとくる。太郎さんも『芸術はきれいであってはいけない、心地よくあってはいけない』と言っていたが、その通りのドラマになった」。自身が演じた太郎については「奇天烈なイメージが強いが、そうすることで周りとの距離を取っていたのでは。とても孤独な人だったと思うし、今回演じたことでその思いはより強いものになった」と語った。それだけに演じる際は、岡本太郎という偉人のイメージと実像のはざまで悩んだのだとか。「岡本さんの“対極主義”って言葉を思い出して、じゃあ2つの岡本太郎をぶつけ合うことでエネルギーを発散させようと。昔テレビでやっていた『芸術は爆発だ!』のCMもめっちゃ鏡の前で真似しましたね(場内笑い)」と役作りをふり返った。常盤さんも「パブリックイメージと素顔…。敏子さんの資料を読めば読むほど、自分で折り合いをつけるのが難しかった。今も正解かどうかはわかりませんし」と実在の人物を演じる難しさを吐露。意識したのは「秘書として養女として、いかに太郎さんの後ろに隠れていられるか」だったといい、女優として新境地となったようだ。撮影現場には岡本太郎が生み出したオブジェの実物が運び込まれ「本物との共演で、エネルギーをもらいました」と語った。一方、田辺さんは太郎の父親・一平を演じ「ご本人に失礼がないよう、いろんなことを考えながら演じました。当時のエネルギーや熱気を感じるドラマで、正直すごいものができたと思います」と自信のコメント。太郎の母親・かの子を演じる寺島さんは「そのまんまを演じることは絶対できないわけで、リスペクトしつつ、自分なりのかの子像を作った」とこちらも実在したご本人への思いを大切にした様子。同時にアドリブを織り込む場面もあったといい「台本には(幼少期の)太郎の顔を赤く塗る予定だったが、急に自分の顔を塗りたくなってしまって(笑)。一発勝負でしたがアーティスティックな仕上がりで…」と自画自賛だった。「TAROの塔」は2月26日(土)より、NHK総合にて毎週土曜日21:00より放送開始(全4回)。
2011年02月17日西島秀俊が来年公開の主演作『CUT』(原題)のメガホンを取ったイラン人監督アミール・ナデリと共に、今月20日(土)より始まる第11回東京フィルメックスのプレイベントのトークショーに出席した。ナデリ監督といえばナント三大陸映画祭での二度にわたるグランプリ受賞をはじめ、各国映画祭で高い評価を得ているイランを代表する監督のひとり。そのナデリ監督が日本を舞台に西島さんをはじめ常盤貴子、芦名星らをキャストに迎えて映画を製作するということは驚きをもって受け止められたが、そもそも監督と西島さんの出会いの場となったのが2005年の東京フィルメックス。2人は審査委員を務めたことをきっかけに言葉を交わし、今回の企画が動き出した。西島さんはそのときの様子について「監督から『ニコニコして感じが良いけれど、本性を見せろ』と言われました(笑)」と出会いの際の“秘話”を明かした。ナデリ監督は「彼は、自分にとっての“鍵”を持っている」と絶大な信頼を寄せているようで、西島さんも「『CUT』の撮影現場でも気持ちはひとつだったはず」と語った。プライベートでもかなりの数の作品を鑑賞し、映画好きとして知られる西島さんだがフィルメックスについては「毎回『よくぞこのセレクトを!』と感動します。どの上映会に行っても素晴らしい作品に出会える。今年も観に行きたいので仕事を入れないでほしい(笑)」と絶賛。「今後、自分が出演する作品が上映されるように頑張りたい」と力強く語った。『CUT』では映画監督の男を主人公にした作品。彼の映画製作の資金のためにトラブルに巻き込まれて兄が命を落としたことで自責の念を抱え、残された借金返済のために殴られ屋となる男の姿が描かれる。公開は来年2011年の予定。第11回東京フィルメックスは11月20日(土)より28日(日)まで東京の有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ 日劇、東京国際フォーラム、銀座テアトルシネマなど複数の会場で開催。第11回東京フィルメックス公式サイト:■関連作品:CUT (原題) 2011年公開■関連記事:西島秀俊、イランの巨匠作品主演!共演の常盤貴子は13年ぶりショートヘア
2010年11月12日イラン出身で世界的に高い評価を受けるアミール・ナデリ監督の最新作『CUT』(原題)に西島秀俊が主演し、殴られまくる映画監督役を演じることが発表された。常盤貴子、菅田俊、笹野高史、芦名星らも共演、常盤さんは本作で13年ぶりに髪をショートにしている。ナデリ監督は過去にナント三大陸映画祭で二度にわたってグランプリを受賞。カンヌやヴェネチアなどの映画祭でも作品が上映され、高い評価を受けている。その世界的な巨匠が、東京フィルメックスの審査員として西島さんと出会ったことから今回の企画がスタート。日本人キャストを起用し、日本を舞台にした映画を製作することに。青山真治監督が脚本協力として参加している。主人公は西島さん演じる映画監督の秀二。兄からお金を借りて映画を撮るものの、彼の作品は商業映画として映画館で上映されることはない。ある日、秀二のためにやくざに金を借りていた兄がトラブルで命を落とし、秀二が借金を背負うことに。彼は、兄の死に対する自責の念を抱え、殴られ屋をやることで借金を返済しようとするが…。主人公・秀二以外の役柄では、常盤さんが夜の世界に生き、殴られ屋となる秀二を支える女・陽子を演じるほか、やくざの組員でありながらも秀二に協力するヒロシを笹野さんが、秀二の元恋人の女優で、彼に商業映画の企画を持ちかける明子を芦名さんが演じる。西島さんは「2005年の東京フィルメックスナデリ監督と出会い、そのときに『一緒に映画を作ろう』と約束しました。その約束が実現してとても嬉しいです。ナデリ監督の映画を見たときの衝撃はいまも忘れられません。圧倒的な映像と音の中に、またナデリ監督のあのエネルギーそのものに巻き込まれていくことをとても楽しみにしています。そして今回は常盤貴子さん、菅田俊さん、笹野高史さんという、強い存在感のある役者さんたちと久しぶりに共演できることもとても嬉しいです」と喜びを語っている。13年ぶりのショートヘアで本作に臨んでいる常盤さんは「最初に企画書と脚本を読ませていただいて、あまりにも『?』が多かったのですが、西島秀俊さんや青山真治監督の参加が決まっていましたし、大勢の方がこの作品に協力しようとしている、その源を探りたくて監督にお会いしました。監督はイランの方ですが、『日本の古い映画は時間がゆっくり美しく流れる映画がたくさんあって大好きだったのに、最近はコマーシャル的な作品が多くて、これはそろそろ誰かどうにかしなくてはいけないと思い、自分が立ち上がった』とおっしゃられていたので、思わず『オモシロイ!』と参加してしまいました。西島さんはすごくフラットなイメージです。みんなが大好きですよね、西島さんのこと(笑)。その魅力を近くで探りたいなと思っています。ナデリ監督は、ちゃんと役者の話を聞いてくれて褒めてくれる。小さい疑問があっても自分で呑みこまずに質問できるので、役柄に対して共通認識を持っていられます。一緒にその役柄を作っていけることが面白い現場です。でも、ナデリ監督は嵐のような人で、私も含めてみんな振り回されていますけど(笑)。普段、依頼される役柄は大体似たような役が多いので、本作では外見も含めて自分の想像をいい意味で裏切られていて楽しんでいます」とその思いを明かしてくれた。「この映画は西島秀俊その人であり、西島秀俊はこの作品と秀二そのもの」とはナデリ監督の弁。果たしてどのような作品に仕上がるのか?また、国際映画祭への出品も気になるところ!『CUT』(原題)は今後、10月まで撮影が行われ、2011年公開。■関連作品:CUT (原題) 2011年公開
2010年09月04日高良健吾と谷村美月の共演作『おにいちゃんのハナビ』が6月13日(日)、中国・上海で開催中の「中国 2010 上海万国博覧会」の関連イベント、「2010 上海・日本映画週間」にて上映され、高良さんが国本雅広監督と共に舞台挨拶に登壇した。新潟県小千谷市を舞台に、病弱な妹と彼女の思いを街の伝統行事である花火に託した兄の姿を描いた本作。上海の正大星美国際映城にて行われたオープニング上映の舞台挨拶に立った高良さんは「この映画の一番の見どころは、人と人との絆が描かれているところです」と語り「全てのシーンを見てもらいたい」と呼びかけた。国本監督も「ワールド・プレミア作品として上海で上映できることを心から喜んでいます。みなさんの心に何か残っていただければ幸いです」と喜びを口にした。今回の「2010 上海・日本映画週間」では本作を始め、11作品の日本映画が上映される予定で、同日、開催されたオープニングセレモニーには高良さんのほか、日本から常盤貴子、市原隼人らが出演作を携えて出席し、大きな拍手と歓声を浴びていた。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!藤井フミヤ高良健吾主演作『おにいちゃんのハナビ』で映画主題歌を書き下ろす
2010年06月14日浦沢直樹の傑作コミックを原作に、総製作費60億円を注ぎ込んで製作された3部作映画『20世紀少年』。昨年8月に公開され興収約40億円を記録した第1章、続く第2章の大ヒットを経て、遂に完結編『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』が8月29日(土)に公開初日を迎えた。公開まで一切伏せられていたラスト10分の謎も解禁され、興奮渦巻く初回上映後、堤幸彦監督をはじめ、主演の唐沢寿明に豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、石塚英彦(ホンジャマカ)、山寺宏一、佐野史郎の総勢9名が舞台挨拶に登壇した。登場するなり、観客から「顔小さい!」との声を浴びたケンヂ役の唐沢さんは、調子に乗り「『頭蓋骨を小さくしようの会』の唐沢寿明です」と自己紹介。おなじみの挨拶で観客の笑いをつかむや、「本当に今日で終わるなという寂しい気持ちもありますが、こんなにたくさんの方に来ていただいて嬉しい気持ちでいっぱいです」と名残惜しさもにじませた。続いてオッチョ役の豊川さんは、「唐沢さんがいつも微妙な空気を作った後で本当にやりにくい挨拶もこれで最後だと思うと、気持ちが楽になりました(笑)」と漏らしながらも「『20世紀少年』をやれて良かったです。すごく幸せな作品になったと思います」と満面の笑顔を浮かべた。また、ヨシツネ役の香川さんも「いつも楽しみだった唐沢さんの挨拶が聞けなくなると思うと寂しい」とコメント。しかし、公開を迎えて気を許したのか「犯人(“ともだち”)じゃなくて良かったと思いました。ワンシーンだけ被ったマスクはとても息苦しく、真夏の中、つらかったことを思い出します」と“ともだち”候補からの離脱を明かした。「ご紹介に預かりました、ゴールデンレトリバーです」と挨拶し、癒しオーラを吹き込むのはマルオ役の石塚さん。「この作品はこれで終わりますが、第4章『カンナとマルオの夢日記』がクランクインするので、ぜひそちらも楽しみにしてください」と嘘八百を堂々と並べる始末。完結編で新たに登場するコンチ役の山寺さんは、「普段は声でしか出演しない私にこんな大役をいただいて感謝しています」と一礼。「それでは、感謝の気持ちを込めて…」と前置きをし、撮影中にマスターしたという“ともだち”のモノマネで、「ケンヂくん、遊びましょ。そう、僕だよ、僕が…トモダチじゃないよ!」とコンチの潔白をアピールした。劇中と打って変わり、煌びやかな衣裳で一際視線を集める常盤さんが、観客に向けて「結末はいかがでしたか?」と尋ねると、盛大な拍手が沸き起こった。会場から“ユキジ姉”との声援が上がる中、常盤さんは「私たちはこの1年半近く、地球を守ってきたので(笑)、今日で最後だと思うと本当に残念ですが、夏休みが終わってからも、みんなで最後の夏祭りを盛り上げてください!」と力強く呼びかけた。一方、舞台挨拶早々から込み上げる涙を抑えきれずに、常盤さんに支えられながら号泣していた平さん。カンナ役への大抜擢をふり返り、「この偉大な作品にちっぽけな私が出演できたことを本当にありがたく思います。監督や共演者、スタッフの方々が私を育ててくれました。10年間も売れない私を見捨てずにいてくれた事務所の社長さんやスタッフに、今後ちゃんと恩返しができるように頑張ります」とひとしきりに感謝の言葉を並べると、温かい拍手が贈られた。そんな平さんを父親のような眼差しで見守っていたヤン坊・マー坊役の佐野さんは、「子供の頃の夏休みの楽しみと言えば、東宝の特撮映画でした。大スペクタクルの歴史がある中で、この映画はその最新作として捉えてます。これを超える特撮映画はこれ以上ないと思います」と思いの丈を語った。そして、第1章から完結編まで完成させた堤監督は、長きにわたるこのプロジェクトをふり返り、「この映画は自分の人生の一部になっていて、ずっと忘れることはありません。この経験を忘れないまま、監督を続けていきたいと思います。本当にありがとうございました」と込み上げる思いを口にした。さらに、本作のヒットを祈願して、この日のために作られた200万円相当の“ともだち”仕様のダルマが登場。一同を代表して唐沢さんは、二重丸の目を入れると「ダルマにこんなマークを入れられるなんて、最高の気分です」と冗談交じりに感動を語り、吸い寄せられるようにダルマに抱きついてみせた。そして最後の最後はやはり、これ!恒例となった豊川さんの音頭による三本締めといくところが、記念すべきラストは常盤さんの「お手を拝借…」の合図でゴールイン。会場一体となって、盛大に三本締めが行われ、最終章の門出を祝った。『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:20世紀少年 第1章 2008年8月30日より全国東宝系にて公開© 1999浦沢直樹スタジオナッツ/小学館 © 2008「20世紀少年」製作委員会20世紀少年<第2章> 最後の希望 2009年1月31日より全国東宝系にて公開© 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 © 2009 映画「20世紀少年」製作委員会20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 2009年8月29日より全国東宝系にて公開© 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館© 2009 映画「20世紀少年」製作委員会■関連記事:謎に包まれたラスト10分、あなたはどう判断する?遂に完結!『20世紀少年』溝端淳平がよさこいを踊る!本場・高知を舞台にした青春ムービー製作決定トヨエツ、現役引退で解放感?『20世紀少年』ラストに向けてカウントダウン!平愛梨号泣に温かい拍手の一方で、ユースケセクハラ満載トークに会場ドン引き?元&現役肥満児たちが大集合?『20世紀少年』完成披露イベント
2009年08月29日累計発行部数2,800万部、世界13か国で翻訳出版される浦沢直樹の大ベストセラー・コミックを3部構成で映画化した『20世紀少年』。1年に及ぶ撮影期間を経て、昨年の8月に第1章、今年1月に第2章と公開されてきた本作が、遂に完結!『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』が8月29日(土)より公開される。これに先立ち、7月28日(火)、本作の完成披露イベントが開催され、主演の唐沢寿明に豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、石塚英彦(ホンジャマカ)、宮迫博之(雨上がり決死隊)、山寺宏一、佐野史郎に原作者の浦沢直樹、企画・脚本の長崎尚志の総勢11名が登場した。イベントのオープニングでは、暗転したステージにレーザー光線を放つ“ともだち”が現れるや、特大飛行船が客席に向かって飛び出すという豪華な仕掛けで観客を魅了。キャストがその背後から揃って登場すると、会場の興奮は最高潮に。第2章でのブランクを経て、謎の男・矢吹丈としてシリーズに戻ってきたケンヂ役の唐沢さんは、開口一番「ジョンソン綿棒です」と謎の挨拶を交わし、「第3章は、第1章、2章よりエンターテイメント性が増しているので、どこを見てもラストシーンじゃないかと思うほどです。私の言ってることワカリマスか?」とそのまま独走体勢で観客の笑いを掴んだ。これを受けて口を開いたオッチョ役の豊川さんは、「今日で僕たちも現役を引退しますが、『20世紀少年』の名は永遠に残ると思います。唐沢さんの後に挨拶するのもこれで最後だと思うと、やっと気持ちが楽になります(笑)」ともらしながらも、仲の良さをうかがわせた。これに便乗して、ヨシツネ役の香川さんも「軽い武道館のようなこの(会場の)大きさにもめげずに、『ジョンソン綿棒です』といつものように言う唐沢さんをすごく尊敬します」とコメント。作品については「第3章では、なぜ“ともだち”という人間が出来てしまったのか、心理的な面まで描かれていて、深くてすごい」と絶賛した。「こんばんは、東方神起です」と挨拶するのは、マルオ役の石塚さん。「第1章、2章とマルオをやってきましたが、第3章では飛行船の役に挑戦しました」と、巨大飛行船を横目に自虐ネタを披露した。第1章から3部作全てに出演した者、途中から参加した者、そしてブランクを経て再びシリーズに戻ってきた者。キャストそれぞれの作品への関わり方は異なるが、3部作通してユキジ役を全うした常盤さんは、長い月日をふり返り、「やっとこの日が来て嬉しく思います。みなさんと一緒になって『20世紀少年』を盛り上げながらこの日を迎えられて、本当にワクワクしています」とラストを迎える喜びを語った。また、ケンヂの姪・カンナ役の平さんは、「大好きなケンヂ叔父さんが戻ってこれるように、“原っぱ”のメンバーと一緒に、一生懸命取り組んできました。唐沢さんが戻ってきて、みなさんと一緒にこの場に立てていることを本当にありがたく思います」と感激を表した。一方、第1章以来の出演となったケロヨン役の宮迫さんは、「第1章ではポスターに顔が載らない、第2章では出てこないという…、非常に悲しい思いをしましたが、第3章では活躍していると思うので見てください」と、いない間に出来たキャスト陣との溝を明かし、一人悲しげな表情を見せた。今回、特殊メイクで別人と化した佐野さんは「映画の中では太ってますが、ダイエットをして戻りました(笑)。今回はヤン坊・マー坊、活躍してます。決してイジメっ子だけではありません」と自身の役どころをアピールした。声優としても活躍するコンチ役の山寺さんは、「(出演の)お話が来たときは、『20世紀少年』のアニメ化だと思ってたんです。そしたら、何と顔を出してくれと言われて、とにかくファンの方を裏切らないように顔を出すようにしました(笑)。ずっと浦沢先生の作品に出るのが夢でしたが、本当に素晴らしい作品で夢が叶って感無量です」と語った。そして、本作の原作・脚本を手がけた浦沢さんは、キャスト陣に向かって「みなさん、長い間ご苦労さまでした」と労いのコメント。完成作について「みなさんにお薦めできる名作が誕生してしまいました。原作者が言うのだから間違いありません。12年間、この作品に関わっている原作者が言うのだから、よほどのことです」と太鼓判を押し、納得した様子で我が子を送り出した。最後は、恒例となった豊川さんの三本締めでイベントが終了、クライマックスに向けて華やかなスタートを切った。ちなみに、本作の試写会では全てラストの10分をカットした本編が上映されるという、徹底した秘密主義を敢行。その結末は劇場で確かめるしかない――。『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』は8月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 2009年8月29日より全国東宝系にて公開© 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館© 2009 映画「20世紀少年」製作委員会 20世紀少年<第2章> 最後の希望 2009年1月31日より全国東宝系にて公開© 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 © 2009 映画「20世紀少年」製作委員会20世紀少年 第1章 2008年8月30日より全国東宝系にて公開© 1999浦沢直樹スタジオナッツ/小学館 © 2008「20世紀少年」製作委員会■関連記事:平愛梨号泣に温かい拍手の一方で、ユースケセクハラ満載トークに会場ドン引き?元&現役肥満児たちが大集合?『20世紀少年』完成披露イベント“ともだち”に原作と異なる新解釈!『20世紀少年』 引退を懸けて臨むのは誰?
2009年07月30日ラジオを通じて、それぞれに悩みや決意を抱えた人々が、心の中にしまったままになっていた想い、大切な人への愛を伝えようとするドラマを描いた『引き出しの中のラブレター』。本作の製作発表記者会見が行われ、主演の常盤貴子を始め林遣都、八千草薫、中島知子、岩尾望(フットボールアワー)、豊原功補、三城真一監督が出席した。一同は浴衣姿で登場。主人公のラジオパーソナリティ・真生(まい)を演じた常盤さんは「ラジオは元々大好きで、車の中で聞いてることが多いです。TVとはまた違った独特のメディアで、声を聞いているだけなのに笑ったり、号泣したり、心の中に入ってくるものがあります」と熱く語った。また、タイトルの通り、ラジオと並んで手紙の存在も重要な鍵を握るが、これについても「本当に大切なこと、ちゃんと伝えたいことはいまでも手紙で書きます。ファンの方々からいただくお手紙も、封筒やペンを時間をかけて選んでくださったりという手間がすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。さらに、七夕が近いとあって、出席者に願いや伝えたい思いを短冊に書いてもらったが、常盤さんは、先日急逝したマイケル・ジャクソンに向けて「夢をありがとう」という言葉を贈った。シングルマザーになることを決意する由梨役の中島さんは、手紙にまつわる思い出を尋ねられ「小学校の頃、みんなにサイン帳を配って書いてもらいました。気になる男の子が自分のことをどう思ってるのかな?と思ったら、返事にはアントニオ猪木とジャイアント馬場の絵しか描いてありませんでした…」とやや残念なエピソードを披露。中島さんの短冊には「これ以上、増えませんように」との言葉が。どういう意味か?と色めきだつ報道陣に対し、中島さんは「うちの実家の畑を荒らす猿や猪が、です」とニッコリ。由梨の母・晶子を演じた八千草さんも「電話よりも手紙が好きです。自分を見つめ直すことができますし、電話では伝えられないことが書けると思います」と優しい笑みを浮かべながら映画に対する共感を語った。「ぼくは、ラブレターという文化がないところで育ちまして」と苦笑気味に語るのは、慣れない東京でタクシー運転手として生きる太郎に扮した岩尾さん。「今日も車で来ましたが、慣れない東京の道を走るのは地のままです。ランジェリー・ショップのウィンドウをのぞいて店員に気持ち悪がられる、というシーンがありますが、そこも地のままでいけました」と笑いを誘った。「浴衣を着るのは生まれて初めてです。“着せられた”感がないか心配ですが、大好きな俳優さんたちや監督に囲まれてこの場にいれて幸せです」と語るのは、函館に住む高校生・直樹を演じた林さん。劇中、直樹が手紙を書くシーンについて「撮影前に、その手紙を自分で書かせてもらいました。自分で書くことで直樹の気持ちに入り込めました」と明かした。林さんは短冊には「遣都という名前をつけてくれてありがとう」と両親への感謝の思いをしたためた。直樹の父・健一役の豊原さんは「一人暮らしをしていた頃、母が荷物などと一緒に送ってくれた手紙を、何気なく引き出しにしまっておいたんですが、後になって再び読んで、何とも言えない気持ちになりました」と手紙にまつわる思い出をふり返った。三城監督は「ラジオと手紙、公衆電話用のテレフォンカードは、僕らの若い頃の三種の神器でした。夜、手紙を書いたものの朝になって読み返してみると恥ずかしくなったり…。そんな風に見つめ直すことができるのも手紙の特徴ですね」と思い出を交えつつ、映画に込めた思いを明かした。ちなみに監督は今年、銅婚式(結婚20周年)を迎えるそうだが、奥様にラブレターを書いたことは?という質問に「書きました…若い頃」と顔を赤らめながら明かした。『引き出しの中のラブレター』は10月、全国にて公開。■関連作品:引き出しの中のラブレター 2009年10月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員
2009年07月06日