「ブラッシュアップライフ」チームが再集結した、バカリズム脚本による新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」に、吉田羊と平岩紙が出演することが決定。キービジュアルも完成した。菊地凛子が主演する本作は、「ブラッシュアップライフ」同じく、女性グループを軸に展開していくストーリー。家事代行サービス会社「スレーヌ」の清掃専門スタッフ・田中亜希子(菊地さん)と、「スレーヌ」の料理専門スタッフ・小川恵(平岩さん)、恵のヨガ教室の友人・江藤香奈恵(吉田さん)が、とある夜、豪邸に侵入することになるサスペンスドラマだ。「素敵な選TAXI」に出演して以来のバカリズム脚本ドラマとなる吉田さんは、「今回は『ブラッシュアップライフ』チームの制作ということで、大好きなドラマなので参加できてとてもうれしいです!」と参加を喜び、「本当に市井にいるようなキャラクターたちばかりなので、誰かしらに感情移入してご覧いただけるかと思います。バカリズムさんの本は会話運びが特徴。隣のテーブルのよもやま話をのぞき見しているような、そんな感覚で楽しんでいただければ!」とメッセージ。バカリズム脚本のZIP!内朝ドラマ「緑山家の朝」でバカリズムさんと夫婦役で共演した平岩さんは、「初めて本を読ませて頂いた時、展開にワクワクしました。長い会話劇もムスムス笑いながら読むのですが、これを覚えるんだという現実に戻ると、やや焦ります。が、これこそが醍醐味、バカリズムさんの書く台詞は息を吸って吐くように自然で喋りやすいですし、覚えがいがあります。 舞台にもなりそうなシチュエーションをドラマで観られるのも楽しいと思います」とコメントしている。そんな2人の出演決定について菊地さんは、「いろいろな役にチャレンジされているお2人なので、今回一緒にお芝居をできる機会を得たことはすごく幸運です。生き生きとされていらっしゃるお2人と共に、撮影を突き進んでいきたいです!」と話している。なお、「ブラッシュアップライフ」と連動した公式XおよびInstagramでは、本日から投稿も開始となる。新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」は2024年1月3日(水)21時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月03日小林聡美を主演に迎えた映画『ツユクサ』。この度、平山秀幸監督が「3人の絡む芝居はカットをかけたくない」とふり返る、小林さんと平岩紙、江口のりこ、仲良し3人組の昼食シーンをとらえた本編映像が解禁となった。小林さんが演じる、過去を抱えながらも“いま”を生きる主人公・五十嵐芙美にこれから訪れるだろう幸せや希望を爽やかに映し出した“大人のおとぎ話”となる本作。この度解禁されたのは、タオル工場の同僚で友人の芙美(小林聡美)、直子(平岩紙)、妙子(江口のりこ)の仲良し3人組の、掛け合いが絶妙なランチシーンの本編映像。お昼休憩の時間になり、お弁当を持って工場から出てくる3人が、それぞれ肩や手首、リュウマチなど体の痛む部分を訴え、たわいない会話を交わしながら海岸へと向かう。海岸で海を見ながらお弁当を頬張る3人が、芙美が通っている断酒の会をネタに、芙美が「いるわけないでしょう、いい男なんて」と出会いを否定すると、直子が「ちょっとくらい良いかなっていうのはいるでしょ!ねぇ?」と妙子に話を振り、妙子がすかさず「いるいる!」と答える。そんな2人に芙美が呆れ気味に「あのねぇ、断酒の会だよ。別に男探しに行ってるわけじゃないから」と答えると、直子が「そんなの関係ないよ。断酒の会だろうが、陶芸教室だろうが、きっかけだもん、出会いなんか」と返し、妙子も笑いながら「きっかけ!」と直子に同調するのだ。平山監督は「小林さんとのバランスもありますが、あの3人の絡む芝居はカットをかけたくないです。延々とやってもらいたい。(笑)ずーっと見ていたかったです」と3人のシーンを大絶賛。小林さんも「江口さんと平岩さんが素晴らしい俳優さんなので、ただただ楽しかった。他愛もないやりとりが本当に楽しくて、もっと3人のシーンがあったらいいのにって思ったほどです」と、撮影を楽しそうにふり返っている。『ツユクサ』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ツユクサ 2022年4月29日より全国にて公開©2022「ツユクサ」製作委員会
2022年04月26日~愛読書をご紹介してくださるのは~【Restaurant PAGES】 手島 竜司さん1976年、熊本県生まれ。19歳から地元のフランス料理店で修業を開始。26歳で渡仏し、パリの名店【Restaurant Lucas Carton】などで研鑽を積む。2014年、パリ16区の凱旋門近くに【RestaurantPAGES】を開業。’16年に仏・ミシュランガイドで一つ星を獲得した。先人の世界観を真に知るには本こそが頼り昔は「フライパンに残ったソースをなめて味を盗め」と言われたものですが、時代は変わりました。今は携帯がありさえすれば、苦労なくレシピを引き出せます。それによって浮いた時間を活用すれば、己の料理を進化させることも可能でしょう。科学的に美味を追求する『ModernistCuisine』を読んでみようと思った理由もそこにあります。『Modernist Cuisine』シリーズ 日本語版 ネイサン・マイアーボールド、マキシム・ビレット 著、山田 文、田畑 あや子、内藤 典子 訳/角川書店そんな今日的な便利さを歓迎する一方で、僕はアナログならではのよさも実感しています。例えば先に述べたようにインターネットを検索して先人のレシピを知り得たとしても、その先人がどんなアイデンティティーを持っていたから、食べ手の心を揺さぶる料理が生まれたのだということを体系的に理解するには至らない。それができるのは、やっぱり「本」なんですよ。僕は今まで給料の多くを本に費やしてきました。渡仏して数年はひどい貧乏生活でしたが、部屋の壁一面を埋め尽くすほどの料理本を求め、必死になって読みましたね。『皿の上に、僕がある。』三國 清三 著/柴田書店とくに印象的だったのが、三國清三シェフによる一冊『皿の上に、僕がある。』。三國シェフの大胆さ、豪快さ、激烈なバイタリティーがぎゅっと凝縮されていて、憧れずにはいられませんでした。料理人がアイデンティティーを持ち、それを表現することが大切であると、この本が無言のうちに諭してくれたのです。『「 京味」の十二か月』西 健一郎、平岩 弓枝 著/文藝春秋また、『「京味」の十二か月』には日本料理の奥深さをしみじみと教えられました。僕なりの解釈ですが、日本料理の素晴らしさとは、生産者、流通業者、仲買人、料理人など、プロフェッショナルたちによる総合力のたまものであることなんです。僕は今、フランスでフランス料理をやっていますが、日本人シェフとして、日本料理におけるその一貫性という文化を表現したい。それもあって、店ではあえて日本の食材を使いません。現地の食材を見極めておいしい状態に持っていくことが、日本人の料理哲学だと思っていますから~手島さんの愛読書3選~『Modernist Cuisine』シリーズ 日本語版マキシム・ビレット 著、山田 文、田畑 あや子、内藤 典子 訳/角川書店マイクロソフト社の最高技術責任者が料理の世界に転身し、ラボを創設。最先端の調理器具や、美味を科学的に追求。肉を煮る鍋の断面を写真にしたりと見せ方も徹底している。『皿の上に、僕がある。』三國 清三 著/柴田書店三國シェフが1986年に31歳で上梓。20の食材を取り上げ、それぞれに対する考え方、調理法を三國氏が自身の言葉でつづる。氏の世界観が投影された大胆なビジュアルは必見。『「 京味」の十二か月』西 健一郎、平岩 弓枝 著/文藝春秋名店【京味】をいとなむ西健一郎氏が、自身の料理のつくり方や考え方を、常連客である作家・平岩弓枝氏との対談によって解説。四季の素晴らしさを改めて実感できるはず。いかがでしたか。料理人の愛読書「シェフの本棚」も掲載されている冊子「hitosara quarterly magazine」は、グルメサイト「ヒトサラ」が加盟店様向けに発行している食のトレンドブックです。日本から世界まで、あらゆる角度から食の情報を集めています。下記リンクより試し読みもできます。ぜひチェックしてみてください。
2020年10月18日五大路子(女優・64以下=五大)「先生、お久しぶりです!電話ではしょっちゅうお話ししていますけど、お顔を見るのは、いつ以来でしょうか?」 山折哲雄(宗教学者・86以下=山折)「半年以上になるかな。昨年12月に軽度の脳梗塞で倒れて、1月には不整脈を治すために大きな手術をしたから」 対談のために、山折哲雄さんの住む京都にやってきた五大路子さん。2人はこの数年、親しい交流を続けているという。年齢差22歳、宗教学者と女優と、活躍する分野もまったく異なる2人が出会ったのは、’12年のことだった。 山折「横浜市の總持寺で行われた『3.11祈りの夕べ』というイベントだったよね?」 五大「そうですね。イベントでは私が司会を務め、先生がゲストとして宮沢賢治について講演されたんです。ところが、その日私は体調が悪くて、講演中はずっと控室にいました」 山折「風邪をひいていたんですよね」 五大「ところが帰宅後、偶然本棚から1冊の本がポンッと落ちてきて……。ずっと読まなくちゃいけないと思っていた『義理と人情長谷川伸と日本人のこころ』だったのですが、何げなく著書の写真を見て驚きました。『あっ、先ほどご挨拶した方だ!』って」 山折「偶然落ちてくるなんて、なんとも不思議ですが(笑)」 五大「それが本当なんですよ」 山折「その後かな。私が長谷川伸賞をいただいたとき、前年の受賞者として花束を渡してくれたのが五大さんだった。それで五大さんがずっと長谷川伸のお芝居をしてこられたことを知ったんです」 長谷川伸は、大正から昭和にかけて活躍した劇作家。文学勉強会も主宰し、平岩弓枝、西村京太郎、池波正太郎ら多くの作家に影響を与えた。山折さんは“日本の文化を考えるうえで、非常に重要な人物の1人”として、長谷川伸の研究をしており、五大さんにとってもゆかりの深い人物だった。 五大「私が新国劇(※’87年に解散した劇団)に所属しているころから、『瞼の母』『一本刀土俵入り』など、たくさんの長谷川伸の書いた作品に出させていただいたんです」 山折「いろいろ長谷川伸ゆかりの場所を回っている過程で、私は五大路子という女優を尊敬するようになった。これはという問題を見つけたら、徹底的に調べ上げる、追跡するという姿勢は本当に素晴らしい」 “追跡する女優”五大路子さんのライフワークが、ひとり芝居『横浜ローザ』だ。戦争に翻弄されたひとりの女性が、娼婦となって力強く生きた壮絶な物語である。モデルとなったのは実在した老娼婦メリーさん。 五大「横浜の街で偶然見かけたメリーさんの姿、そのまなざしに心を揺さぶられ、それからは彼女の故郷にも足を運び、彼女の人生を追い続けることになったのです」 山折「私が驚いたのは、五大さんが、メリーさんと同じように白塗りの化粧で横浜の街の中を歩いてみたこと。嘲笑のまなざしを全身に浴びながら歩く……、役作りに生かすだけではなく、人生の重要な契機にしたんだね」 五大「芝居は最初45分でしたが、年々長くなっています。無言のシーンがどんどん増えているんです」 山折「一種のひとり芝居の究極だな……」 五大「この21年間、ローザの人生を探し続けていましたが、今年、実は探していたのは自分自身だったのではないかということに気がついたんです。『ついに私は、私のなかの宇宙のかけらにたどり着いた』、そんな不思議な感覚でした」 山折「なるほど、新しい五大路子の始まりかもしれないね」 五大「以前、先生から“心眼”という言葉も教えていただきました。今年やっと、その入口にたどり着いたような気がしますこれも先生のおかげです」 山折「……」 五大「先生はいま、この国にすごく大切なことを発信してくださっている。だからいま先生の言葉を聞かなければと思うんです。先生がおっしゃる『ひとり』ということについても深く考えなければならないときがきていると……」 山折さんが昨年出版した『「ひとり」の哲学』(新潮選書)は、多くの人々の共感を呼び、版を重ねている。 山折「いま高齢化社会といわれているでしょう?多くの高齢者が、やがて“ひとり”で生きていくことになる。彼らは“独居老人”と呼ばれたり、亡くなると“孤独死した”と言われたりするわけだけど、それに違和感を覚えた。ひとりで生きて、そして死んでいくことの惨めさだけがクローズアップされ、ことさら貶められているのではないかと考えたんだ」 五大「おっしゃるとおり、ひとり暮らしのお年寄りが、全員不幸かというと、必ずしもそうではないと思います」 山折「かつて、ひとりという言葉は、もっといい意味に使われていた。それがなぜネガティブにばかり使われるようになったのか……、このあたりで“ひとりの復権”が必要だと思った」 五大「昔はどのように使われていたのですか?」 山折「万葉集をまとめた大伴家持の作品で《うらうらに照れる春日に雲雀あがり心悲しもひとりし思へば》という歌がある。確かに、ひとりでいることはさみしい。でもそれは単なる孤独ではなくて、この歌のように、人との関係を思いながら悲しみ、その静かな感情とともにしみじみと生きるということ」 五大「さみしさ、悲しさにきちんと向き合うということでしょうか?」 山折「向き合うというよりは、そういった感情を“道連れにしている”と、私は解釈しています」 五大「“道連れ”ですか?」 山折「いい言葉でしょう?しょせん人間はひとりで生まれ、死んでいくのだけど、それをきちんと意識することで大勢の同胞とともに生きていることも感じることができる。でも日本人はそんな精神的な宝を忘れ始めている」
2017年07月29日日本テレビの深夜枠の新番組「ユルアニ?」の中で放送される、人気漫画をアニメ化した「臨死!!江古田ちゃん」で、大人計画の平岩紙が声優デビューを果たすことが発表された。「ユルアニ?」では、「江古田ちゃん」に「島耕作」シリーズ、「ほんとにあった!霊媒先生」など講談社の人気漫画5作をフラッシュアニメとして映像化。報道番組「NEWS ZERO」とコラボしたオリジナル作品を加え、計6作のアニメバラエティとして放送される。「臨死!!江古田ちゃん」は瀧波ユカリにより「月刊アフタヌーン」(講談社刊)に連載中の4コマ漫画で、なぜか家では全裸で生活し、男ウケする女子を一方的に敵視する主人公・江古田ちゃんの毒気に満ちたモノローグを中心に展開する。これまでナレーションの仕事はあったものの、アニメの声優は初めての挑戦となった平岩さん。先日、都内のスタジオで収録に臨んだが「予想外に江古田ちゃんの壁がすごかった(笑)。江古田ちゃんの生々しい女性らしさというのがすごく微妙で難しくて…」とやや苦戦気味の様子。それでも監督を務めるべんぴねこは「一読者として原作コミックを読んだとき、江古田ちゃんのセンチメンタルなところにすごく惹かれまして、お芝居でそこを演じられるのは平岩さんがピカイチだろうと思った」と説明し、「それ以外の江古田ちゃんの部分については、平岩さんのお芝居の力量をもってすればその辺はカバーできる」と期待を寄せる。原作者の瀧波さんも収録を見学したが、自身の漫画のアニメ化について「ビックリしました。担当編集に『もう、思い残すことはないだろう』とまで言われましたので、もしかして私って死ぬのかと(笑)。みんな、私が重大な病気で死ぬことを知ってて、いろいろとやってくれるのかなと、そんなことまで考えてしまいました(笑)」とユーモアたっぷりに喜びを明かしてくれた。深夜に響きわたるちょぴりブラックな江古田ちゃんの独白に期待したいところだ。なお、ほかに「ユルアニ?」の枠で放送される「島耕作」シリーズ(「週刊シマコー」)に関しては、本番組の制作を務める、『鷹の爪団』シリーズでおなじみのクリエイター、FROGMANが監督、ボイスキャストをすべてひとりで担当する。作品も「島耕作」ではあるものの、あくまでもパロディ。すでに「ユルアニ?」公式サイト上でお試しムービーが公開されているが、課長でも部長でもなく“大怪獣”となった島耕作の悲哀(?)などが、原作の名ゼリフと共に展開。こちらはもちろん、原作者の弘兼憲史の承諾を取った上で製作されているのだが、奇想天外なストーリーに原作ファンも困惑or爆笑必至!?「ユルアニ?」は日本テレビ系で4月12日(火)より放送開始。公式サイト:■関連作品:秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜 2007年3月17日よりTOHOシネマズにて公開©2007 THE FROGMAN SHOW劇場版製作委員会秘密結社鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜 2008年5月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、5月31日より全国にて公開© 「秘密結社鷹の爪 THE MOVIE II」製作委員会秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 〜http://鷹の爪.jp は永遠に〜 2010年1月16日よりTOHOシネマズ系にて公開©『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3』製作委員会■関連記事:人気脱力系アニメ第3弾『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3』オリジナルグッズを5名様にプレゼント『鷹の爪』第3弾の予告編を独占解禁!博士に何が?総統と吉田君の運命は?700人の鷹の爪団員が大集合!劇場版第二弾『鷹の爪』先行上映イベント開催『私の愛した黒烏龍茶』公開直前あの鷹の爪団がカンヌに殴りこみ!「the HOOSiERs」ライヴ付き 『秘密結社鷹の爪II』試写会に10組20名様ご招待
2011年03月11日