基本的に、女性が男性に力で勝てるということはありません。しかし、お付き合いをするということは、お互いに“平等の立場”でいるということが大前提。それを踏まえた上で、「すぐに怒る彼氏が怖い」と感じてしまったとき、どのようなことを考えたら良いのか、一緒に見ていきましょう。結婚した時のことを考えるすぐに怒る彼氏と彼を怒らせないように振る舞うあなた。お付き合いの段階では、それでもなんとかなるかもしれません。しかし、それが同棲・結婚となればどうでしょう?24時間ずっと彼の機嫌をうかがいながら生活しなければいけなくなってしまいます。そうなればあなたのストレスはどんどん増えていき、結局うまくいかなくなってしまうことは容易に想像できますよね。『彼が怒りそうだからやめよう』、『これをしたら彼は何て思うだろう』など、喜ばせるのではなく、彼の怒りを買わないためにはどうすべきかという考え方が当たり前になる前に、その考え方自体を改める必要がありそうです。別れることを考えるお付き合いというのは“彼氏と彼女が平等の立場”でいることが大切。そのため、『これをしたら彼が怒るかな…?』など、ほとんど脅迫観念にかられて彼氏の機嫌を取ることばかりを優先してしまうのは良い関係とは言えません。お付き合いの中で、彼氏・彼女のどちらかがリードするというのと、上下関係が出来てしまっているというのでは、全く意味が違います。彼氏が怒るということ以上に、あなた自身が一緒にいたいと思えるような理由があるのなら我慢できるのかもしれませんが、そもそもお付き合いをするのに、相手を恐れて我慢をしなければいけないというのはおかしな話。彼氏が怒るのが怖くて別れを切り出せない…という人もいるかもしれませんが、そこを乗り越えなければ、あなたはずっと彼の顔色を伺いながらお付き合いを続けなければなりません。楽しくお付き合いができるよう、勇気をふり絞ってみてくださいね。DVへと発展してしまう可能性を考えるすぐに怒るということは、その勢いで、カッとしてつい手が出てしまう可能性も考えられます。あなたの彼氏の怒り方を思い出してみてください。急に大声で怒鳴ったり、物にあたったり、車の運転が荒くなったり…これらのような怒り方が頻繁にするようなら注意が必要です。今はあなたに対して手をあげるなどの暴力がなかったとしても、今後はどうなるかわかりません。また、大声で怒鳴る、物にあたるなど、精神的に追い詰めていく行為も立派なDVに当てはまります。さらに、DVをする男性の多くが“DVをしている自覚がない”ということも覚えておきましょう。彼があなたに手を上げる前に、身近で相談できる人を見つけ、話を聞いてもらうことを考えてみましょうね。あなたがDVだと思っていなくても、周りから見たら紛れもなくDVだと感じる場合もあります。 すぐに怒る彼氏と一緒に過ごしていて本当に楽しいのか、恐怖心の方が大きくなってしまってはいないか、自分の気持ちに正直に向き合って考えてみましょう。自分に正直になれば、お付き合いしている中で、相手とのどの部分を自分が我慢しているのかがわかってきます。一生一緒にいるかもしれないその人は、あなたにとって本当に必要な人なのか、冷静に考えてみてくださいね。
2017年06月30日子どもを叱らずに育てられたらいいのに…と多くの親なら思うことです。やさしいママでありたい、寛大な親でありたい、そう思いつつも、現実は毎日怒鳴ってばかりの日々。親たちもそんな自分の行動を反省していることがわかるアンケート結果が出ました。1万2000人の親たちの本音をのぞいてみましょう。Q.お子さまを叱りすぎて反省したこと、ある?1.ある 95.0%2.ない 3.0%3.わからない・どちらとも言えない 2.0%95%の人がお子さまを叱りすぎて反省した経験があると回答しました。親だって人間ですから、いつも冷静に叱れるわけではありません。子育ては毎日が葛藤の日々というのが親の正直な気持ちのようです。■もっとやさしくなれたらいいのに……理想はいつも笑顔のたえないやさしいお母さん。でも、現実は毎日怒ってばかりの怖いお母さん。「いつになったら宿題やるの?」「早く寝なさい!」「ダメって言ってるでしょ」のオンパレードに疲弊している親が多数いました。「寝顔を見ては反省の日々。明日はやさしくしよう、そう思いながら今日も叱る…」(千葉県 30代女性)「あります、あります。言いすぎたな〜と思っているときに、子どもがあやまってくると、一人猛反省します」(宮崎県 40代女性)「後悔の日々です。もっとやさしいママになろうと思えば思うほど、逆のことをしてしまう。でも、周りにはこんなこと相談できないし、しんどいです」(千葉県 30代女性)■大切でかわいい我が子だからこそ叱ってしまう他人の子ならそこまで叱らないことも、自分の子だからこそ強く言いすぎてしまうことも。愛情や心配の裏返しなんですが、子どもにはそれが伝わっているのか不安な面も。親が叱るのは子どもがかわいいからなんです!「逆に『ない』と言い切れる方がいるのが信じられないくらいです。私は日々、罪悪感と葛藤しているので」(千葉県 40代女性)「命がけで産んで育てているかわいい子どもです。叱りすぎることもあると思います。それだけ真剣なんです」(北海道 40代女性)「本気で叱ります。叱りすぎることも多々あります。子どもにも本気は伝わると信じています。危険なことになったときにはいつも怒ります」(茨城県 40代女性)■深呼吸で一度冷静になる子どもが成長すると口も達者になり、痛いところを突いてくることも。そうなるとついつい口げんかのようにヒートアップしてしまいます。怒鳴りたくなったときには、ゆっくり深呼吸をしてから言いたいことを伝えましょう。また、自分とは違う子どもの考えを認める心の広さは必要です。「冷静になったとき、後悔したことがあります。その時は子どもに対し、強く言いすぎてごめんなさいと謝りました。今は怒る前に深呼吸して、冷静な気持ちで話します。子どもを一人の人格として意識するようにしています」(青森県 40代女性)Q.お子さまを叱りすぎて反省したこと、ある?アンケート回答数:12179件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年05月12日子どもが悪いことをしたら、きちんと叱るのが大人の務め。しかし、子どもに言いたいことが伝わらなかったり、ビシッと言えなかったり…。叱り方で悩んでいるパパ・ママも多いようです。子どもを叱るときには、どのようなことに注意すべきなのでしょうか?■「叱る」タイミングはいつ?「どうしてさっき、あんなことしたの。あれはあなたが悪いことをしたのよ」と、以前のできごとを説明しても、小さな子どもは、何を叱られているのか、なかなか理解できません。そのため、子どもを叱るときに大切なのは、「そのとき」「その場で」。悪いことをしたら、その場で間髪入れずに叱ることが大切です。また、「叱る」「叱られる」という関係には、信頼関係も必要。大人が子どもの良きお手本であることは大事です。たとえば自分が洋服を脱ぎっぱなしにしているのに、子どもだけ注意するのはNG。日ごろから子どもをよく見て、きちんと良いところは褒めることも重要なポイントです。きちんと「叱る」、きちんと「褒める」はセットだと意識しておくと良いでしょう。■「叱る」と「怒る」は何が違う?たとえば、子どもが散らかしていたオモチャを踏んで、ママが痛い思いをしたとき。「踏んじゃったじゃない! 片づけなさい!」と感情にまかせて声を荒らげるのは、「叱る」ではなく「怒る」です。これでは、片づける理由までは子どもに伝わりません。「オモチャを出しっぱなしにしておいたから、ママ痛かったよ。おもちゃを踏むと、痛い思いをするでしょ? それに、オモチャが壊れてしまうかもしれない。だから、片づけようね」これが「叱る」です。「怒る」というのは、怒っている人の感情の問題。その中で発せられるのは、たいてい「相手のため」の言葉ではなく「自分のため」の言葉です。「叱る」と「怒る」を区別することはとても大切。もし叱る場面で怒りが先に立ちそうなら、一度深く深呼吸して、少し気持ちを落ち着かせてみましょう。もちろんママだって人間。とっさに感情で言葉が出ちゃうときもあるでしょう。でも大丈夫! 叱る場面は次々に起こります。次回は、上手に叱ることができるようになるかもしれません。■叱るときに重要なポイントは?叱るときには、「言い聞かせる」という意識が重要なポイントです。「言い聞かせる」ためには何が必要でしょうか? それは、理由をきちんと説明することです。ときには「ダメなものはダメ!」で通して良い場面もあるかもしれません。でもいつもそればかりでは子どもは納得できないでしょう。まだ小さいからわからないだろう…と決めつけず、叱るときは理由までしっかり伝えて納得してもらう。これも、きちんと「叱る」ために必要なことです。このとき、子どもと目線を合わせて、しっかり向き合うこと。お互いの目を見て、丁寧に理由を話すよう心がけましょう。■「悪いこと」理由聞いていますか?子どもが何か悪いことをしたときは、きちんと叱ることが大切。しかし、その「悪いこと」をしてしまった、子どもなり理由もあるはずです。こちらの言い分ばかりを言って聞かせるのではなく、子どもの言い分もしっかり聞いてあげましょう。その上で、間違っているところは正す、間違っていない部分があれば受け止めてあげる。これも、大切にしたいポイントです。子どもの良いところを見つけて褒めるのは、パパ・ママならきっと得意でしょう。できれば「褒める」ばかりが良いですが、子どもが悪いことをしたら、心を鬼にして「叱る」ことも必要。そのときのために、叱るタイミングやポイントをしっかりおさえておき、その上で心をこめて叱れば、きっと子どもにも伝わるはずです!
2017年02月23日俳優のブラッド・ピットが、子供たちとの面会の場から怒って立ち去ってしまったと報じられている。破局した妻アンジェリーナ・ジョリーがブラッドとの6人の子供たちに自分のことを嫌うよう仕向けていると感じたようで、子供たちはブラッドのことを「お父さん」とさえ呼ばなくなってしまったのだという。アンジェリーナの父ジョン・ヴォイトとアンジェリーナ一家のボディーガードを務めるクリス・ヘルツォクは、スーパーバイザーが立ち会った子供たちとブラッドの2度の面会がうまくいかなかったことを明かしている。「ブラッドはすごく怒っていました。ブラッドとジョンから聞いた話によると、子供たちでさえブラッドのことを嫌っているようです」「子供たちはブラッドと話もしようとせず、お父さんとすら呼ぼうとしないようです」「ロサンゼルス家庭サービスの立ち会いの下、2回の面会を行いましたがどちらの面会でも子供たちはブラッドと話そうとしなかったそうです」「2回目のときにはブラッドはとても怒って立ち去ってしまいました。もう限界だったんですよ」クリスはさらに、ブラッドはすでにアンジェリーナから気持ちは離れていて、密かに別の女性に会っていると続ける。「彼は他の有名女優とデートを始めていますよ。彼女は僕の個人的な友人なんですが、体の関係も持っていると言っていましたね」「誰かは言えませんが、アンジェリーナと同じ位の大女優です」アンジェリーナに対していら立ちをつのらせているブラッドだが、子供たちをこれ以上傷つけたくないと考えているため、親権争いの泥沼化を避けたいようだ。ある関係者はグラツィア誌に「アンジェリーナは自身が演じているような神のような人ではありませんし、ブラッドはアンジェリーナ側の人たちから伝えられている自分に対する中傷に対して、言い返すだけのネタは持っていますよ」「しかしブラッドは子供たちのことを一番に考えていて、汚いことはやりたくないため黙っているんです」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年11月22日「何やってるの!」「もういい加減にしなさい!」「何回言ったらわかるの!」などと、気がつけば怒ってばかりの日常。心底、わが子を愛するママだって、所詮は人間です。些細なことにイラッとしたり、思いがけなく爆発してしまうことはいたしかたありません。四六時中一緒にいれば、イライラするのは当然です。しかし、このように、「鬼ママ」になると子どもはビクビクしてしまい、結局は、自己嫌悪にさいなまれてしまいます。そうならないよう、イラッとしたときに瞬時に気分を変える、とっておきの方法をご紹介します!■子どもたちの鬼ママへの反応は?親が鬼ママになってしまった場合、子どもに与える影響はかなりのもの。実際、ママの怒りを浴び続けると、子どもたちには、さまざまな変化が現れます。その様子を、怒ってばかりだった先輩ママたちに聞いてみました。「ちょっとでも怖い顔をすると、ビクビクッとカラダを震わせ、首をすくめるようになった」(30代前半)「怒られまいと、何をやるにもまず、こちらの顔色をうかがうように…」(40代前半)「何か言う前から『ごめんなさい!』と絶叫するようになった」(30代後半)「本気で反抗するように。怒れば怒るほど、手に負えなくなった」(30代前半)「ママの前だけでいい子ぶるようになった」(30代前半)これらは明らかに危険信号。子どもたちはもう、怒られるのはこりごりなのです。 ■怒りのコントロール方法とは?子どもたちを傷つけないために…。何としてでも抑えたい、理不尽な怒り。でも、「怒ってはいけない」と自制してみてもなかなかうまくはいかず、それがかえってストレスとなり、イライラが募ってしまうという悪循環も…。瞬間的におとずれる怒りの感情。それを阻止するためには、瞬時にできるガス抜き方法を、いくつか知っておくといいですね。先輩ママたちも、それによって何度もクールダウンできたのだそう。・直接怒りをぶつけないようにその場から立ち去り、子どもとの距離を置く・怒りの言葉の変わりに、「フーッ」と力強く、一気に息を吐き出す・いったん怒りを忘れて、家事や掃除など別のことをして心を落ち着かせる・1日何回までか、怒る回数を決めてみるそのほかにも、「ジャンプしたり、スキップしたり、体を動かして怒りを振るい落とす」「まったく関係のない言葉を呪文のように唱え頭の中を混乱させる」などユニークな方法も。このように、怒る気が削がれるような、ちょっぴり間抜けな状況を自ら作り出すことも有効なのだそう。ただ、後から怒りが湧いてきて、自分では止められないレベルに達してしまう人も。その場合は一度、カウンセラーなどの専門家に相談をするといいでしょう。■もしものときは「ごめんなさい」やってはいけないことをやってしまったとき、危険にさらされているときなど、子どもにそのことをはっきりわからせるのは重要なこと。ガツンと言うべきときも多々あります。しかし、それらは単なる暴発とは似て非なるもの。ママの「虫のいどころ」とは無関係の、愛ある行為です。もしもとっさに怒ってしまったら、自分の非を認め、子どもにしっかり謝るようにしましょう。「さっきはママが悪かった。本当にごめんなさい」と、頭を下げたりギュッと抱きしめたり…。決してうやむやにせず、子どもとしっかり仲直りをしましょう。わが子はママにとって一番の、心やさしき理解者。傷ついた心をそのままにしてはいけません。
2016年08月31日皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。※許可を頂いたものだけ掲載しています。※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。■◇3時間怒り続けるパワー今回は、ネイルサロンをちょっと出て、先日見かけた「怒り続ける彼女」のお話しをしようと思います。仕事の打ち合わせであるカフェへ入った日。結構な大声で彼を怒る彼女がいました。聞こえるのは彼女の声のみ。周りの人はみんな耳ダンボです。どうも、彼がこっそりナンパしていたことを見かけた友人がいて、それを聞いた彼女が、彼を問い詰めつつも怒りが爆発しているようです。でも、茶髪坊主でサングラスをかけた強面の彼は、頭をがっくり下げて「ごめん」「うん」「ごめんなさい」のエンドレス。彼女にとってはまるで、鳴らない太鼓を叩き続けるような時間。怒っている自分の声を聞いて、更に怒りが増しているような恐ろしいパワーを発していました。2時間も経つ頃、彼女は彼を連れてお店を出たのですが、その1時間後、わたし達がお店を出たら、なんとお店の外の路上でまだ彼が怒られていました。「まだ怒ってるのか」なんて横目で通り過ぎつつ、居酒屋へ。2時間程飲んだ後、先程のお店の前を通ったら、案の定彼はまだ怒られています。「すごいパワーだ」と思わず感心せずにはいられませんでした。■◇怒りと理解の違い彼女はわかってほしかったんだろうと思います。「ナンパする彼は嫌」であること。裏切られたようで悲しかったこと、傷ついたこと。自分が許せない行動をした彼に怒りがわくのは当然で、女性なら一度は経験があるかと思うのですが、彼に怒りを感じた時に「怒り」をそのままぶつけても実はほぼ無意味。怒りのボールを投げても、当たって彼が痛がるか、打ち返されるかのどちらかです。当たって痛いのも打ち返すのも、案外「疲れる」もの。疲れると離れたくなりますよね。彼にやめてほしいことや改善してほしいことがあるなら、彼が受け取りやすい「彼に浸透する言葉」を投げかけないと意味がありません。■◇おわりにどんなに正論でも、どんなに相手が間違っていても、ボールを投げてぶつけるだけじゃ、自分のその場限りのストレス解消になりがち。日頃溜め込んでいたイライラまで一気にぶつけてしまいそうですよね。彼に怒りすぎている人はちょっと怒りのボールをぶつけるのを休憩してみるといいかも。彼が悪いのかもしれないけれど、悪いことした人って案外「罪悪感」を持っているもんです。その罪悪感を見つけてあげて「許す」なんてボールを投げてみると上手にキャッチしてくれるかもしれませんよ。たまにはね。あの「怒り過ぎ」の彼女、彼をちゃんと許してあげているといいなぁと思います。怒って怒られている場面でなければ、とってもお似合いのお二人だったんですよ。(川上あいこ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月26日【相談者:20代男性】僕はよく些細なことで彼女を怒らせてしまいます。特に多いのが買い物のときで、「これどう思う?」と聞かれた時です。どんな感想を言っても高確率で不機嫌にさせてしまい、「似合うと思う」や「いいんじゃない」と答えても怒られる時があります。「どっちがいい?」なんて聞かれたときには、「こっち」と答えたものと反対のものを買ったり、「やっぱり買うのやめる」と言われたりしてしまいます。何がいけないのか自分ではわかりません。彼女のセンスと僕のセンスはそんなにズレているのでしょうか。●彼女の「これどう思う?」は超難問! 答えを解くカギは……初めまして! オンナのお悩みライターのコマツです。質問者さんの困惑する気持ち、お察しします。でも安心してください! こういう経験をしているのは、なにも質問者さんだけではないんですよ。●ほとんどの男性が経験あり!20代~30代の男性10名に、彼女とのショッピングについて次のような質問を行ってみたところ、何とほぼ全員が「経験がある」と答えました!■ショッピングで彼女に感想を聞かれた時、素直な感想を言って怒らせてしまった経験はありますか?「ある」……10人/10人中『「似合う?」と聞かれたので「あんまり似合っていない」と答えたらすごく怒り出した』(20代/営業)『「どう思う?」というから「わからない」と答えたらそこから一日中不機嫌に……』(20代/自営業)■「どちらがいい?」と聞かれ、彼女は自分が選んだものと違う方を購入したという経験は?「ある」……9人/10人中『「どっちの色がいい?」と聞かれて答えた方と逆の色を購入した。俺のセンスが信用できないのかと自信をなくした 』(30代/自営業)『2色のブラウスのうちどっちを買えばいいか聞かれたので、「どっちの色も似合っていない」と言ったら泣き出した……』(30代/営業)■「似合う」と言ったのに彼女を怒らせてしまった経験は?「ある」……7人/10人中『「いいんじゃない?」と言ったのに、「真面目に答えていない」と機嫌が悪くなった』(30代/公務員)『どっちの色も似合っていたので「どっちも似合う」と答えたが、それがしゃくにさわったらしい』(20代/公務員)いかがでしょうか?世の男性たちは、ショッピングの際にかなり高い確率で彼女を怒らせた経験があるようです。さらに彼らに、「なぜ彼女が起こったのかわかりますか?」ときいてみたところ、『(そのときはわからなかったが)今になってなんとなくわかる』が3人、『理由がわからない、正解がわからない』7人という結果に。男性たちは今も、彼女がなぜ起こったり不機嫌になったのか、答えをつかめていないようです。●徹底解明! 褒められても不機嫌になる謎の女心未だに男性の多くは「じゃぁなんて言えばよかったんだろう?」と疑問を抱いています。もしかしたらこの瞬間もショッピングで彼女を不機嫌にさせている可能性もありますね。ショッピングで女性が男性に感想を訪ねる理由として、以下の上なケースが考えられます。●(1)ほぼ購入決定! 誰かに背中を押してほしいまずは、9割がた購入を決定している場合。「どうしよう買おうかなー、やめとこうかなー」と葛藤している状態ですね。自分の中ではほぼほぼ購入するつもり ですが、なにか決め手がないと踏み切れない。そんなときに「似合わない」や「わからない」などと否定的な返事や曖昧な返事をされては女性は怒ってしまいます。だから誰かに「いいじゃん、買っておいでよ」と背中を押してほしいのです。●(2)他人の意見を参考にしたい(ただし最後は自己判断)色違いや型違いなど、選択肢がたくさんある場合は他人の意見を参考にして決定したいものなんです。ただし、男性の意見はあくまでも参考意見の一つにしか過ぎず、最終判断のための情報の一つに過ぎないのです。ここで「どっちでも似合うよ」とどっち付かずの回答をされると、参考にならないのでイラっとしてしまうんです。この場合の正解は「両方ともいいけど強いて言えばこっちかな」 など同調しつつどちらかを選択するのがベター。結局最後判断を下すのは本人なので、あなたがどちらを選んでもさほど影響はありません。●(3)独り言の一環申し訳ないですが、男性の意見など必要ありません。自分の中で「ちょっと高いけど買っちゃおうか」「この価格はお得よね!」「今買うべきかなぁ」などと悩んでいるだけで、男性に意見を求めてはいますがあくまで独り言の延長のようなものです。そこに、気を利かせて「こっちの方がいいんじゃない?」と意見をされても「ちょっと黙っててよ!」となってしまうのです。これは全くもって女性のわがままです。女性を代表して謝ります。ごめんなさい。●(4)彼の好みに合わせたい少々自己中な女性たちですが、なかにはこんなカワイイ理由だってあります。彼好みの自分になりたいから、彼がいいと思うものを買いたいという乙女心から、彼に意見を求めることもあります。なんともカワイイ乙女心でしょう?この場合、「どっちでもいい」は一番NG。「私に興味を持っていないの?」「私のことはどうでもいいの?」などと深読みをして不機嫌になったり泣き出したりしてしまうこともあるのでご注意を。----------いかがでしたか?女性が不機嫌になるにはきちんと理由があるのですが、それに付き合っている男性は大変ですよね。今回のポイントを参考に、ショッピングの際に彼女に意見を求められたら、一捻り加えて答えてみてくださいね。●ライター/コマツマヨ(オンナのお悩み専門ライター)
2016年08月11日何度言っても怒ってもわかってくれない息子や夫。次第に怒られ慣れしてきて、「はいはい」「また怒ってるよ」なんてあしらい出す彼らに、「これが男女の違い!?これ以上何を言ったらいいの…」なんて悩んでいませんか。夫と2人の息子と生活する筆者も同じように悩んでいましたが、効果的な叱り方を今回3つほど発見しました。(今回ご紹介するのは3歳以上の男の子になります)理屈で納得してもらう男の子は、女の子より理屈っぽいところがあります。たとえば虫を見たら「気持ち悪い」「面白い」と感覚的に話すのが女の子、手にとってアレコレ触ったり…と生態や仕組みが気になるのが男の子でしょう。実際に長男も「テレビ見るのやめて」といくら怒っても聞きませんが、「目が悪くなる」など理屈で説明を重ねると止めます。自分から「目が悪くなるのは嫌だからこれ以上やめよう」というときもあり、理屈の大切さを感じました。ただし、すぐの理解は望めません。体験の少ない子どもの場合、上記の例なら「目が悪くなると具体的にどうなるか」が実感できないからです。繰り返し何度も「なぜ悪いのか」「それをやり続けるとどうなるか」を説明し続けましょう(長いと逆効果なので端的に)。心から「カッコ悪い」と思わせる「健康への悪影響を説明しても男は禁煙しない。『タバコを吸うのはカッコ悪い』と心から思えば禁煙する」という説を以前聞いたことがあります。男性は女性よりプライドの高い生き物。「かっこいいか、カッコ悪いか」が行動を変えるところがあるのですね。たとえば「家の中でテレビばっかり見てるなんてカッコ悪いなぁ…。この前ブロックでピタゴラスイッチを真似して作ったやつすごかったよね!あの時みたいに自分で遊びを創り出すのっかっこいいし、ママも面白いよ」と言ってみましょう。これは子どもより大人向けですが、理屈で説明しても納得しない場合に使ってみましょう。冷たくするアレコレ言葉を変えてもわかってもらえないと、女性としては「これ以上何を言えばいいの!?」と戸惑います。実は「何も言わない」のが正解。これは大人、子どもともに効きます。たとえば最初に「目が悪くなるからテレビはもう止めて」と注意します。それでも聞かなければ放っておきましょう。やがてテレビを見終わり、ご飯の時間になっても反応を薄く、「あっそう」「ふ~ん」程度に対応します。これで相手は「怒らせちゃった!?」と動揺します。アレコレ言われている間は、怒られてると言っても「自分を見てもらっている安心感」があるんですね。でも突き放された途端、不安になる。不安になってはじめて怒らせた理由を考え出すので、そこでもう一度話をしましょう。ライター:宮野 茉莉子
2016年07月18日子供おばさんは、自分のものさしでしか物事を測れません。自分にはできても、人にはできないこともあります。でも、子供おばさんは、「どうして、こんなことができないのか?」と怒ってしまいます。 例えば、既婚者の子供おばさんは、家事ができない夫に対して、文句を言います。相手ができないことを前提に、色々と教えてあげたらできるようになるものも、初めから文句を言われたら、相手だってやりたくなくなります。さらに言えば、どんなに教えても、できないこともあります。大雑把な人に、「お風呂場を隅々までキレイに洗ってほしい」と頼んだところで、初めはキレイに洗ってくれたとしても、その後は雑になるなんてこともあるはず。性格上、限度もあるでしょう。逆に、もし自分がテレビ配線など、家電のセッティングが苦手な場合、それを得意とする人に「どうしてできなんだ?」なんて頭ごなしに言われたら、どう思うでしょうか?「仕方ないでしょ?分からないんだから!」と、そんな文句を言う方がおかしいんだと思うことでしょう。つまり、人それぞれに能力はあります。能力の問題となると、時として努力だけでは補えないこともあります。相手が理想通りに動いてくれないことにストレスをためないためにも、このことをよく理解することは重要です。相手の能力をよく理解する!キレイに掃除ができるか、家電のセッティングができるか、といった分かりやすい能力だけではなく、「欲望を抑えられるか」「相手の立場で物を見られるか」「周りの空気を読めるか」というのも、ある意味、能力と言ってもいいかもしれません。例えば、KYの人に、「もっと空気を読めるようになってよ!」と言ったところで、そもそもその人に空気を読む能力がなければ、限度があります。それよりは、「この人は空気の読めない人なんだ」と思って接し、その人が適さない場所には呼ばない方がトラブルは減ります。それで言えば、浮気をする人というのは、「欲望を抑えられる能力」「相手の立場で物を見られる能力」が低いためにしてしまうことも多いものです。だから、浮気性の人に何度怒ったところで、浮気を繰り返す人は少なくありません。こういう人は、パートナーの立場で物を見る能力が低いから、罪悪感も薄いのです。浮気をしないというごく当たり前のことでも、人によっては、幼稚園児に方程式を解かせるくらいの難題かもしれません。だから、浮気をされるのが嫌であれば、「浮気性の人とは縁を切った方が無難」とも言えるのです。自分のことは変えられても、人のことはめったに変えられません。本人の強い意思と努力がない限り、変わりません。中には、変わりたくても能力が不足していて、変われないこともあります。それを改善するのは、難しいでしょうね。相手が子供の場合は、まだ成長過程なので、能力を伸ばしてあげることが大事ですが、ある程度、大人になって、能力や価値観などが凝り固まってしまった人に対しては、自分の理想を押し付けるよりも、「これが相手の能力なんだ」と割り切って、上手に状況をコントロールできる人になった方が、いいこともあります。つまり、「相手」ではなく、相手ができないことにも上手に対応できるように「自分」を変えるのです。自分ができることが、相手にはできるとは限りません。逆に、相手ができることが自分にはできないことだってあるので、人のことばかり、文句は言えないものです。能力は人それぞれ。だからこそ、ストレスをためないためにも、相手の能力をよく理解した上で、対応できる人でありたいものですね。・子供おばさん…自分のものさしでしか物事を測れないので、自分ができることを相手ができないと怒る。・大人女子…人それぞれに能力があることを理解しているので、相手の能力をよく理解した上で上手に付き合っていく。
2016年06月28日「怒る」ことと「叱る」ことは、まったく違います。子どもは怒られても、何について怒られているのか、実はわかっていません。どうしたら子どもにわかってもらえるでしょうか? 感情に任せることのない、上手な叱り方について考えていきましょう。■子どもを怒っていますか? 叱っていますか?(A)「うちの子ったら、何度言っても同じことを繰り返すし、言うことをぜんぜん聞いてくれない」。そんなママはもう、イライラは頂点に達して、大声で怒鳴りつけるばかり。スーパーでも、公園でも。そういった光景を昔から見かけることがあります。(B)いつも元気な子がしょんぼりしてうなだれていたり、はしゃいでいた子が急に何かを思い出したように神妙な態度をしてみたり。よくよく事情を聞いてみると、お母さんに叱られた…と。この違いは大きいですよね。(A)のお母さんは怒っています。(B)の子どもは叱られました。では、(A)の子どもはどうでしょうか?小さな子なら泣き叫んでしまいますし、ある程度成長し、怒られることに慣れている子なら、嵐が通り過ぎるのを待つように、黙って下を向いていたり。(B)のお母さんはどうでしょう?恐らく、けっして大声を上げることなく子どもに反省を促し、二度と間違ったことを繰り返さないようにしっかりと言い聞かせたのではないでしょうか。■怒っても子どもの心には響かない子どもは親の感情にとても敏感です。特に接触する時間、一緒に過ごす時間が長い母親に対して、その傾向が強くなります。小さな子ほど母親への依存が強いですし、その顔色をうかがって、感情を推し量る知恵も備わってきます。母親が感情をむき出しにして怒った場合、子どもは「自分が怒られている」ことよりも「母親が怒っている」ことを認識します。そうなると、なぜ怒られているのかがわからなくなってしまうのです。人は、強い怒りの感情を向けられると、パニック状態に陥ってしまいます。耳には届いていても、その言葉をなかなか理解することできません。子どもが怒られて泣くのは、怒られることが不快か、大きな声に驚いたか、怒りの矛先から逃避するかのどれかです。「怒り」を「暴力」に置き換えてみれば明らかです。しつけと称して子どもに手をあげる人がいますが、論外です。子どもは殴られたことで理解するのではありません。理解はしていないけれども、殴られたくないから言うことに従っているだけなのです。■叱っていることを理解させる叱る場合は、子どもに「どこが間違っているのか」をきちんと理解させましょう。そのとき、母も子もお互いに冷静でなければなりません。真っ直ぐに向き合って、きちんと話をするという場を設定しましょう。できれば声を低めにして、なるべくゆっくり話してみてください。そのほうが、いつもと違う状況であることを子どもが察しやすくなります。そして、しっかり話を聞こうとします。そのような状態になってから、何がいけないのか、何が間違っているのかをわかりやすく、かみ砕いた平易な言葉を使い、ゆっくりと説明していきます。ときどき質問を交え、確実に理解をしているかどうかを確認してみてください。しっかり理解してくれたと判断すれば、くどくならないように、そこで打ち切ります。ただし、十分な理解をしていないうちに途中で止めるべきではありません。わかるまで粘り強く話していくしかないのです。世の中に完ぺきな親などいません。その子が最初の子(第一子)であれば、あなたは初めて親になったのです。初心者なのですから、間違うことがあって当たり前です。思い通りにならないことなどいくらでもありますが、これから親子ともども学んでいけばよいのです。けっして子どもを怒ってはいけないのではありません。叱ることと混同しないということです。むしろ感情をぶつけ合うからこそ、親子関係が深く築かれていくものでもあるのです。(DENT.たいろう<フォークラス>)
2016年04月09日お付き合いしているカレからかまってもらなかったり、嫌なことをされたりして、「もうそういうのことしないで!」と怒ってしまいたくなることもあると思います。そういうときには、頭ごなしに叱るより、カレに「かわいいなぁ」と思われるような叱り方をするのが一番です。こういう怒り方なら、カレも「気をつけよう」ときちんと反省してくれるでしょうからね。ただただ頭ごなしに怖い感じで怒ってしまっては、「じゃあもういいよ」とカレが逆にふてくされてしまうかもしれません。そこで今回は、男性の方々に「素直に反省もしようと思えるし、しかもかわいい彼女の怒り方」について伺ってみました。■1.カレの服のすそをつかみながら「怒るときに、相手の身体に触れながら怒ると、相手がきちんと話を聞いてくれるんだって。女子が彼氏にするなら、服のすそをギュッてつかんだまま怒ったらすごくかわいいと思う」(営業/25歳)相手に触れたまま怒ると、「真剣に聞いてほしいの」というのが伝わるからいいんでしょうね。そして、この「すそをつかむ」というのはとてもかわいい仕草ですから、怒るときにするボディタッチとしてはかなり有効でしょう。■2.カレの胸に顔をくっつけながら「触るのがいいってのは自分も賛成。でも自分がもっと好きなのは、彼女が頭を俺の胸に押し付けて、うつむいたまま『もうああいうことしないでね』ってやり方かな」(営業/26歳)これは怒ってるプラス、あなたが悲しんでいるというのがしっかりと伝わるので、カレにしみじみと「辛い思いさせちゃったんだな」と思ってもらえますね。■3.「好きなの」「怒るときに、一回でいいから『好きだからこそ言うんだよ?』的なことを言ってごらん。これだけで彼氏の聞く態度がガラッと変わると思う」(アパレル/24歳)怒るときに、相手に対してネガティブな言葉だけだと心を塞がれてしまうかもしれません。なので、こういうポジティブなセリフを入れながら怒るのはいいでしょうね。■4.LINEでスタンプを使いながら「俺を含め、最近なよなよした男子が多いから、人から怒られるって言うのがそもそも無理なやつは多い。そういう男子は、LINEとかでスタンプ使いながらソフトに怒るくらいが一番ちょうどいいと思う」(大学生/23歳)対面で怒ると、ビックリして逆ギレしたりふてくされたりして、彼女の言葉に耳をかさないなんて男性もいるのかもしれません。そういう男性の場合には、あえて直接言うのではなく、こういうやり方もありかもですね。スタンプも使って、「かわいいなぁ」と思わせつつ、しっかりと伝えるべきことを伝えましょう。■5.置き手紙「会わないで怒るっていうのは、俺もなかなかいいと思います。俺の彼女は俺になんか言いたいことがあるとき、泊まった翌朝とかに置き手紙をしていく。けなげでかわいいよ」(塾講師/27歳)4にしろ5にしろ、対面で言わないことのメリットは、カレに冷静にひとりで考えてもらえることですよね。とくに置き手紙なんかだと、「ここまでして伝えたいんです・・・・・・」というあなたの一生懸命な気持ちが伝わって嬉しいでしょうし、きちんと反省しなくてはと思ってくれるでしょうね。■おわりにカレを怒ったり叱ったりするときには、今回紹介したような「かわいさ」と「真剣さ」の両方を兼ね備えたような言い方をしてみましょう。そうすれば、カレもあなたも嫌な気持ちをせずに、上手に問題を解決できるはずです。(吉沢みう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月12日怒りは誰にでもある感情。すぐにイライラする、怒りが顔に出てしまうという人もいるかもしれません。しかし、つい怒ってしまい「また怒っちゃった……」と後悔することはありませんか?怒りやすいと自分が不快な気持ちになるだけでなく、「いつもカリカリしていて嫌な人」「そんなに怒ること?」など、周囲からの悪い評価にもつながってしまいます。また怒りをぶちまければ、その場の雰囲気まで悪くしてしまうものです。そこで、怒りの感情が抑えられずに悩んでいる人におすすめしたいのが、『「もう怒らない」ための本』(アスコム)です。著者は精神科医であり、『感情的にならない本』が40万部超えのベストセラーとなった和田秀樹氏。本書では、精神医学に基づいた「怒りを収める24のメソッド」が紹介されています。実践すれば、ささいなことで怒らない生き方を身につけることができるはず。まずは本書から、怒りが起きる理由を確認してみましょう。■そもそも怒りは「脳」で起きている感情は、脳が生み出すもの。怒りが湧きあがってきたときも、脳内ではある変化が起こっているそうです。たとえば誰かに殴られたとき、もっとも速く反応するのが大脳辺縁系というところ。人間以外の動物にも共通の原始的な脳だといいます。辺縁系では複雑なことは考えず、殴られたからカッとするなど、単純な反応を起こすのだそうです。同時に恐怖という感情が生み出され、逃げ出すという行動をとることもあるのだとか。これに対して大脳皮質という部分は人間的な脳で、ゆっくりとした反応が起こるといいます。「人を殴っちゃダメ」「上司とケンカしたら職場にいづらくなる」といったことを考え、衝動的な行動に走ることをストップさせるのです。怒りに関しては、辺縁系はアクセル役、皮質がブレーキの役割を果たすというわけです。■酸素が足りないと怒りやすくなる!ところが感情が高まっているときや不安が強いときは、皮質に酸素が不足していて窒息状態になることが実験でわかったそうです。ブレーキ役である皮質が故障してしまえば、怒りはどんどんエスカレートしてしまいます。「怒りでなにもいえなくなる」「頭に血が上って頭が真っ白」というときには、脳が酸素不足でSOSを出していると思ってよいとのこと。つまり、脳に酸素を送ることが大切になるわけです。そこで必要なのが、呼吸です。皮質が酸素不足になっていると思い、意識してゆっくりと呼吸するといいそうです。何度も呼吸をすることで、皮質にも酸素が行き渡り、次第に怒りも収まってくるといいます。■軽くイラっときたら深呼吸するべし日常生活のなかでは、ちょっとしたことにムカっとすることもあるでしょう。そんなときにも、呼吸が重要。著者は軽くイラっとしたときの対処法として、「3秒間深呼吸をすること」を勧めています。深呼吸なら道具不要で、どこでも気軽にできますよね。怒りのブレーキ役の皮質が正常に働いていれば、怒りを感じても、それが行動に移ることは防げるということ。怒りそうになったら「酸素」を意識してみるのです。また、イライラしたときにはシチュエーションを変えるのもよいそうです。たとえば、家のなかでイラッとしたなら、一度外に出てみて酸素が体中に行き渡るように深呼吸。身体のなかの古い空気とともに、怒りをすべて吐き出す感覚で行うのです。■しつこいイライラには3秒だけ怒るではしつこいイライラの場合は、どうすればよいのでしょうか。なかには怒りを溜め込んでしまい、ある日突然爆発してしまう人もいますよね。そうならないためのコツのひとつが、怒りを小出しにすること。「ポイントは3秒だけ怒ること」と、著者は主張します。ダラダラと怒り続けると、不快な気持ちが継続してしまうからです。そしてもうひとつのコツが言葉選びと表現方法。たとえば相手に同意できない場合には、「なるほど。でもちょっと賛成できませんね」など、言葉を選んで怒りを出すのもいいそうです。また皮肉や嫌味も、立派な怒りの表現だといいます。ただし怒りを小出しするときには、怒りの表情は抑えること。怒りの表情は、せっかくの小出しや皮肉も逆に相手の怒りを買う可能性があるからです。*怒りとの付き合い方を間違えると、体調が悪くなったり、心を病んだりしまうことも。かといって暴言や暴力で人を傷つけるようなことはしたくはありませんよね。本書には、実践的ですぐに効果がある怒りを収める方法が紹介されています。対処法を身につけられれば、「もう怒らない」自分になれるはず。怒りっぽい人、イライラがすぐに顔に出てしまうという人は、ぜひ手にとってみてください。(文/椎名恵麻) 【参考】※和田秀樹(2016)『「もう怒らない」ための本』アスコム
2016年02月27日【相談者:10代男性】もちろん悪気はなかったのですが、僕が何気なく言ったひと言で彼女を怒らせてしまったみたいです。なぜ怒ったのかは全然わかりません。デリカシーがないと言われて、本当に落ち込んでへこんでしまっています。 ちなみにまだ仲直りできていません。ケンカ中なんです。●A. 男女の思考の差が原因!こんにちは!ご質問ありがとうございます。恋活ライターの小林ユリです。男性が何気なく言った言葉が女性を傷つけることは珍しくありません。もちろん逆も然り。だからそこまで落ち込まないでください。そうは言っても、大切な彼女さんのことを傷つけてしまったと後悔なさるのもよくわかります。ここでひとつ、見方を変えてお話を進めていきますね。相談者様が仮に身長が低めだと仮定しますね。そこでもし、彼女さんに「○○君って小さくてかわいいね!」と言われたらどう思いますか?「男に向かってカワイイって何!?しかも小さいって何!?」と思いませんか?でも彼女さんは悪気があって言っているわけではないのです。女性は「カワイイ」を口癖のように使いますし、相談者様が好きだからこそ出た言葉 だと思います。でも、ちょっとだけムッとしてしまいそうではないですか?今回のケンカもそういった男女の思考の差が原因なのではないかなと思います。●僕らはコレで怒られた! 女子的NGワード『ぽっちゃりが好きなので、彼女に「ぽっちゃりしていてカワイイ」と言った。そうしたら、「別に普通体型だし!」ってめちゃくちゃキレられて、その後が大変だった』(事務職/20代男性)これは女子的には複雑すぎるひと言です。好きな人から好みの体型だと言われたのはうれしいけれど、デブ認定されたのかと落ち込んでしまいます のでご注意を。『動物園デートに行ったとき、たぬきの動きがあまりにもかわいかったから、隣の彼女に似てるって言ったんだ。その後はもう彼女の怒りを鎮めるのに必死で、動物どころじゃなかったよ』(販売業/20代男性)確かにたぬきはかわいいと思いますよ。でもたぬきに似てると言われたら、多分ほとんどの女性が怒ります。どうせならウサギとかリスとか、もっとかわいい動物に似ていると言ってください。●私たちが言われてうれしかった! OKワード『デート中にミニブーケを買ってくれて、「やっぱり○○(私の名前)もこのブーケもかわいいね!」って言ってくれた。私かブーケかどちらか一方じゃなくて、両方っていうのがいい!』(大学生/10代女性)これはなかなか気が利いたセリフですね。“比べるのではない”というところにキュンときてしまいます。●ケンカの後はアフターフォローを欠かさずに一緒にいればケンカをすることなんて頻繁にあります。ただ、ケンカ後にはアフターフォローをしっかりとしてほしい のです。怒らせた方がしっかりと相手に誠意を示すということも大切です。早く仲直りできるといいですね!●ライター/小林ユリ(恋活ライター)
2016年02月20日女子がつい言ってしまった一言が原因となり、男子を怒らせてしまうことがあります。さて、どんな言葉が男子を怒らせてしまうのか、気になる女子もいるでしょう。今回は実際に男子を怒らせた経験のある女子に男子を怒らせた地雷ワードについてインタビューしてきました。男子がプライドを重んじる生き物だとわかるワードがいくつか出てきますよ。■1.友達がみんな出世していてすごいね「気になる彼と食事に行ったときのこと。彼が自分の友達の仕事自慢を始めたから“友達がみんな出世していてすごいね”って言ったら、急に不機嫌になって、帰ってしまった。どうやら、彼は友達を褒めてほしいわけではなく“あなたの方がすごいじゃん”と言ってほしかったっぽい。男心って難しい」(27歳/事務)男子が友達や周りの人を褒めるときは“あなたの方がすごい”と言ってほしい可能性大。そのため、女子から自分の期待通りの言葉を得られないと、ショックを受けてしまうのかもしれません。いずれにしても、彼が自分以外の人のことを自慢してきたら、褒めすぎないように注意した方がいいでしょう。■2.稼げないタイプなんじゃない?「ちょっと気になっていた男友達とカフェでお茶していたときに、彼が“あ~あ、今年も年収上がらなかったよ”と冗談交じりでグチり始めたから、こっちも冗談っぽく“○○って稼げないタイプなんじゃない?”って言ってしまった。その瞬間、彼の顔から笑顔が消え、その日以降、一切連絡をくれない」(30歳/メーカー)男子と収入の話をするときは、とても気をつける必要があります。なぜなら、男子の収入は男のプライドと密接に関係しているデンジャラスゾーンだから・・・。相手が自分の収入についてグチってきたとしても“いやいやあなたはこれからガンガン稼げるから大丈夫”と励ますくらいにしておいた方が安全でしょう。■3.全然面白くないから「会社の同僚で一緒にいると楽しい彼。そんな彼とはじめて二人きりで飲みに行ったときに、彼が面白い話をして、私を笑わせようとしたの。だけど、彼の話が私には面白くなくって、思わず“全然面白くないから”と真顔で言ってしまったら、彼の顔が真っ赤になってて、明らかに怒っていたと思う」(25歳/販売)面白い話を必死でしているのに、真顔で“全然面白くない”なんて言われたら、傷ついてしまいますよね。怒りの感情は傷ついた心を表すといっても過言ではありません。相手が自分のために必死で何かをしてくれたら、たとえ心に響かなかったとしても、思いやりを持って笑顔で応えてあげることが大切でしょう。■4.頭悪そうだよね「同窓会で好きだった人に再会したんだけど、酔っ払って彼に放ったひと言がまずかったみたい。彼は昔、勉強が得意でないタイプだったから“○○君って頭悪そうだよね”と言ってしまったら、彼の様子が一変。その後、まったく私に話しかけてくれなかった。なんと、彼は今、会社を経営していて、順風満帆だそう。すごく失礼なこと言っちゃったな」(32歳/フリーランス)過去の相手に対するイメージを引きずったまま、現在の彼に言葉を発するのは危険な行為でしょう。特に、それが昔からの彼のコンプレックスで、懸命に他でカバーしていたり、やっとの思いで克服した、なんてことであればなおさらです。その言葉が相手のプライドを傷つけてしまうかもしれません。なるべく相手の立場に立って物事を考えたうえで、言葉を選ぶよう心がけたいものですね。■さいごに男子を怒らせる言葉はどれでも相手のプライドを傷つける危険性のあるものばかり。たとえ親しい間柄の彼であっても、親しき仲にも礼儀ありを忘れないようにしてくださいね。(羽音/ライター)
2015年08月14日1日の多くの時間を過ごしている会社。仕事や人間関係でぶつかることも少なくはない。そこで、会社で怒った経験があるか、怒った場合はどのような理由だったのかをマイナビニュース会員300名にきいてみた。Q.会社で怒ったことはありますか?はい 31.0%いいえ 69.0%■上司に怒った・「上司から理不尽な言動を受けたので」(26歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「上司が堂々と部下に責任転嫁したとき…自分がされたときは怒りよりもあきれたが,他人がされたときは心から怒った」(56歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「作業ミスで全員会議になったが、役職者が現場責任だけを押し付けるので切れて、役職者だけで考えろ! と切れて、現場側人間を帰らせたら、次の日の朝部長が10数年振りの徹夜だったよと言われた…それ以来、会社では切れるなと言われた」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「さんざん時間をかけて作った資料が上司の仕事が遅いせいで陽の目を見なかった」(32歳女性/医療・福祉/事務系専門職)・「半年くらいかけてやっていた仕事をもう引き返せない段階で上司に根本から否定されたこと…確認してからやり始めたのに、そんな話は聞いていないと言われた」(21歳女性/建設・土木/事務系専門職)■部下・後輩に怒った・「部下がいい加減な仕事のやり方をやっていて問題が起きた時」(5歳男性/電機/技術職)・「公私混同はなはだしい後輩にきれた」(43歳男性/建設・土木/営業職)・「後輩の自分に対する態度が悪すぎた友達のような対応だった」(40歳男性/その他/販売職・サービス系)・「何度指示を出しても、言うことを聞かなかったから、キレてしまいました」(31歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「後輩が雑用をしないため」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「打ち合わせや会議での決定に従わないで勝手な判断をした社員がいたので怒った」(43歳男性/情報・IT/技術職)■同僚への怒り・「仕事が終わらない状態で帰った人がいたとき」(29歳女性/生保・損保/事務系専門職)・「同僚が調べもしないでなんでも聞いてくるので、ここに書いてあるので見てから聞いてくださいと言いました」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「同僚が適当な回答を顧客にしていたから」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「いろいろあるけど、事務の時に、営業からほかのお客さんを無視するような無茶な要求をされたので、『そんなことはできません、なに考えてるんですか! ほかのお客さんをバカにしています!』と怒鳴った」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「営業がお客様に出した見積りを、アシスタントに伝えずトレーに置いたままにしたから」(32歳女性/機械・精密機器/営業職)・「忙しすぎて要領の悪い同僚や上司に怒った」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職)■取引先への怒り・「かかってきた電話で、相手は日本語がわからないのかと思うほど話が噛みあわず、理不尽で一方的な主張ばかりされたため、電話を切ったあとに怒りが爆発した」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)・「納期をやぶられたとき」(42歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「クライアントからのむちゃくちゃな要求に対して」(26歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)■指示がひどい・「上司から曖昧な指示しかもらえず、仕事が進まずそれで叱責されたので」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「上司に普段担当ではない仕事を頼まれ、朝早く来て、昼休みもつぶし必死にやって報告すると、後だしじゃんけんのように『あ、注意点いうの忘れてたわ…これじゃだめだからやり直しといて』と言われ、しかもやり直すのは私のせいだというように周りにアピールしていたから」(26歳女性/食品・飲料/技術職)・「自分の仕事が忙しくていっぱいいっぱいの時にさらに仕事を持ってこられたので」(56歳男性/その他/販売職・サービス系)■相手のミスに・「明らかに相手の手違いで物が納入されなかったとき」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「部下の仕事上のミスがいつも通りに確認漏れが原因だった事。/55歳男性/情報・IT/事務系専門職)・「後輩に対して…返却されたリース車の清掃点検を怠ったから」(34歳男性/自動車関連/営業職)・「大事な仕事をすっかり忘れてすっぽかしてしまった同僚に、もっと気を引き締めるよう怒った」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■相手が仕事をさぼっている・「仕事中、造花に紛れて寝てたから」(31歳女性/その他/事務系専門職)・「社員がいないのを見てお喋りばっかりしている派遣さん」(31歳女性/医薬品・化粧品/技術職)・「私以外の人間が電話を取らず、あきらかに私の仕事量だけがオーバーフローになっていたとき」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)・「専門的な仕事まで一般職に丸投げする総合職の同僚がいて、あまりにも酷かったので」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)■仕事以外で・「ひどいセクハラを受けたとき」(33歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「仕事内容ではなく人格否定をされた時」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)・「先輩がしつこくプライベートを聞いてきたから」(42歳男性/商社・卸/営業職)・「席が隣同士の新入社員同士(♀)がライバル心むき出しで、ことあるごとに口げんかをするのにある日耐えられなくなって『ケンカするなら帰れ!』と私がぶちキレて、そのまま私が帰ってしまった」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「一週間に2回も遅刻した奴がいた時」(26歳男性/小売店/販売職・サービス系)■その他・「同期の男が保険の勧誘から逃れるため、勝手に私の連絡先を教えていたこと」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「今までのミスを挽回すべく進めていた案件に、水を差すような馬鹿な行動をとった者がいたとき」(47歳男性/ソフトウェア/経営・コンサルタント系)・「その人のミスをあたかも私がしたかのように振る舞われたから」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■総評会社で怒った経験がある人は全体の3割だった。これは怒りがきちんと表に出た場合なので、実際は言わないだけで飲み込んでいる人もたくさんいるだろう。多かったのは上司・部下など立場が違う人への怒り。上司に対しては「理不尽な指示を受けた」「上司に言われてやった仕事が陽の目を見なかった」など、従わなければいけない立場だからこその不満・怒りが多く寄せられた。一方、部下・後輩に対しての怒りは「雑用をしない」「勝手な行動をした」など、部下がうまく動いてくれないことへの怒りが多い。上司は自分の指示がどのような意図に基づいているのかを説明し、部下はきちんと確認しながらやるべきことを見極めることが必要だろう。また、同僚に対しては「こっちはやっているのに相手がちゃんと仕事をやってくれない」状況で怒りがたまるようだ。「造花に紛れて寝てた」「同期が勝手に連絡先を保険の人に教えていた」など、それは怒る…と頷いてしまうような回答もあった。こちらが怒っているうちはいいが、いつのまにか自分も誰かの怒りをかっている場合もある。アンケートの結果からわが身を振り返ってみるのもいいかもしれない。調査時期: 2015年1月8日~2015年1月9日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性120名 女性180名合計500名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年01月14日上司や顧客を怒らせてしまった……。そんな状況になるのは避けたいところですが、ビジネスにミスやトラブルはつきものです。まずい対応で火に油を注がないよう、「怒っている相手にしてはいけない言動」について、ビジネスコミュニケーション講師の大嶋利佳さんにお話を伺いました。■ついしてしまいがちな3つのNG大嶋先生は、まず、「怒っている相手に対し、してはいけないことがある」と次の3つを挙げます。1.相手の言うことを否定する2.とにかく何度も謝る3.早く話を終えようとするそれぞれについて具体例を挙げて説明していただきましょう。<シーン例>顧客からの注文商品の個数を間違って送付してしまった。しかも、二度目のミス。先方からは、「また違うじゃないか!何やってるんだ!」と怒りの連絡が……。1.相手の言うことを否定する怒っている相手の言葉に対して「それは違う」、「そんなはずはない」などと否定したくなることもありますが、誰でも否定されるとますます腹が立つものです。上手に受け答えをしましょう。NG例「そんなことないですよ。確認はしています」OK例「確認はしておりますが、行き届かなかったようで申し訳ありません」言いたいことがあれば対立しないように、相手の気持ちを尊重しながら述べます。2.とにかく何度も謝る「こちらが悪いのだから誠意を持って謝らなければ」という気持ちは大切です。ですが、謝ってばかりでは「すみませんと言えば済むと思っているのか」、「口先だけでしのごうとしている」という印象を与えます。NG例「すみません、すみません」OK例「こちらの確認不足です」、「まったくお恥ずかしい限りです」謝罪の言葉以外で気持ちを伝えましょう。3.早く話を終えようとするこちらは「迅速に対処、解決しよう」というつもりでも、相手には、「面倒だからさっさと処理しようと思っているのだろう」、「ろくに話を聞いてくれない」との不満を持たれます。まず相手の不満をしっかり聞きましょう。NG例「すぐに不足分をお送りします」OK例「本当にご迷惑をおかけしました」解決策を出すのは相手の怒りが収まってからにします。■メールでの謝罪文は、フォーマルな表現に次に「怒っている上司にメールで謝罪する場合」について教えていただきます。「基本的には、言い訳を書かずに謝罪するようにします。やむを得ない理由がある場合は、反省を込めて言い訳がましくならないようにしましょう」(大嶋先生)NG例「電車が事故で遅れていまして、お約束の時間に間に合いませんでした。申し訳ありません」OK例「お約束の時間に間に合わず、お待たせして申し訳ございませんでした」NG例「パソコンに不具合があり、データが消えてしまったために確認ができませんでした」OK例「データによる確認ができませんでした。これは不具合でデータが消えてしまったためです。バックアップを取るべきだったと反省しております」また、「口頭で謝罪する場合よりも、フォーマルな文章にすることがポイント」(大嶋先生)とのことです。NG例「またミスをしてしまって、どうもすみませんでした」OK例「二度もミスをしてしまい、心よりおわびします」最後に大嶋先生は、こうアドバイスします。「普段よく顔を合わせる上司だからと言って口語的な書き方では真剣さは伝わりません。『わざわざ文書でわびた』というフォーマル感を出しましょう」面談でもメールでも、ちょっとした工夫で相手の気持ちを和らげることができます。まずい応対でますます怒られることがないようにしたいものです。監修:大嶋利佳氏。『営業のあなた、これだけは知りなさい』(河出書房新社)、『The Business Mail メール力』(産業能率大学)など30冊以上のビジネス書を刊行、最新刊は『ビジネス電話のマナー&技術』(同)。本を書きたい人のための『出版実現講座』(通信制)も主宰している。岩田なつき/ユンブル)
2012年05月31日なるべく怒られずに生きていきたいと思うのが世の常、人の常です。けど、生きていれば、誰かに怒られるシーンが必ずやってきます。そんなとき、自分に非があれば、まだ折り合いは付けられます。しかし、自分に非がない場合、言うなれば「理不尽な場合」にはとうてい納得などできません。理不尽にストレスがたまるばかりです。「STOP THE 理不尽!」そんなポスターをはりまくりたいほど、理不尽な怒りは、私たちのすぐ側にあるのです。カフェで働く25歳の女性は、お客さまからこんな理不尽な怒られ方をしたそうです。~~~~■うるさい!と何度も言われたあげく……私が働いているカフェに、あるカップルが来店したときのことです。見た目は20代後半のフツーのカップル。注文を取りにテーブルへ行くと、女性から「店内の音楽がうるさい」と言われました。それほど大きいとは思いませんでしたが、一応音量を下げました。しばらくすると、またその女性から呼ばれました。今度は「店員が調理場にオーダーを通す声がうるさい」と言うのです。それほど声を張り上げているつもりはなかったので、「うるさいですか?」と聞くと、「そんな顔のくせに、よく言えるわね!」と一喝。今度は何の脈絡もなく私の顔について泣きながらクレームを述べ始めました。連れの男性からも「泣かせやがって!」と、さらに納得できない怒られ方をしました。結局、店長を呼んで対応してもらったのですが、終始意味がまったく分からず、かなりストレスがたまりました。~~~~お客さまからの理不尽なクレーム。接客業をされている方は一度や二度は必ず経験があるのではないでしょうか。最初から圧倒的優位に立つお客さまからの理不尽攻撃をかわすのは至難の業です。この女性のように、上の人間を呼んで対処してもらうのが賢明らかもしれません。続いては、上司から理不尽に怒られた23歳のデパ地下店員(男性)です。~~~~■うまいものはカロリーが高いんだよ!と怒られ……入社1年目のデパ地下の食料品売り場で、上司に当たるEさん(35歳)に品だしのやりかたを教えてもらっていたときのことです。カップめんの新商品が届いたということで、棚に陳列していました。そのカップめんが「濃厚バター肉みそ」という味付けのラーメンだったので、何気なくEさんに「確かにおいしそうですけど、これは食べたら太りそうですよねー」と言うと、普段は温和なEさんが「当たり前だろ!うまいものはカロリーが高いんだよ!とんかつ、焼き肉、みんなそうだろ!」と怒鳴られました。確かにEさんはちょっと丸い体形でしたが、僕はけっしてそんな皮肉として言ったつもりではありませんでした……。Eさんとはしばらく気まずいままでした。~~~~上司という生き物はどこにスイッチがあるのか、どうすればそのスイッチが入ってしまうのか。それを熟知するまでは、理不尽な怒りに付き合わなければなりません。新人の方は早くスイッチを見つけてください。それさえ見つかればなんとかなります。そして、友人から理不尽な怒りをぶつけられるパターンもあったりします。ミュージシャンを目指す26歳のある男性が、友人の結婚式の二次会に出席したときのことです。~~~~■これから良いこと言うから聞けや!とドヤ顔で言われ……就職をせずに音楽活動を続けている私は二次会の余興として新郎新婦のためにオリジナルの歌を一曲歌いました。列席者から大きな拍手をもらい、新郎新婦も喜んでくれました。意気揚々と席に戻ると、同じく二次会に呼ばれていた大学時代の友人Sが近づいて来ました。酔っているのか、足元は相当フラフラしています。学生のころ、Sは私と同じバンドで音楽をやっていましたが、卒業と同時に音楽の道をあきらめて公務員になっていました。会社の愚痴でも聞かされるのかと思っていると、今歌った自分の歌に対して批判を始めたのです。加速していく酔いに任せた根拠のない批判&説教タイム。内心、相当ムカつきましたが、反論することなく聞いていると、最後の最後、「おれ、これから良いこと言うから聞けや!」と言わんばかりのドヤ顔でこう言いました。「でっかいことしたけりゃさ……でっかいことしなきゃダメだよ。」Sよ、何も思い付かなかったんだね。それを聞いたら急に脱力してしまい、許すことができました。~~~~友人からの理不尽な怒りは、あまり気にしなくても良さそうです。理不尽なことを言う友人はだいたい酔っぱらっているからです。もしもしらふで理不尽な怒りをぶつけてくる友人がいたら、それはきっとあなたにとっての友人ではありません。世の中には、さまざまな理不尽があります。そんな理不尽な怒りに真正面から理屈で対抗することはあまり得策ではありません。私たちが気を付けるべきことは、人から受けた理不尽な怒りを自分が連鎖させないことです。理不尽は理不尽を生みます。どうか強い精神力で理不尽を飲み込んで、「なかったこと」にしてください。あまりにも理不尽が続くようであれば、その環境に見切りを付けることも大切です。理不尽がこの世から根絶することを祈りましょう。(フルタジュン/劇団フルタ丸×プレスラボ)【関連リンク】【口コミ】あいた口がふさがらない理不尽なクレーム【Q&A】必ず無理やりに説教してくる理不尽な先輩【コラム】ゆうきゆうの仕事の悩みクリニック「理不尽な注意をしてくる上司」
2010年11月09日