女性の性欲の波には、生理が関係あるらしいですが、それは本当なんでしょうか?私のクリニック目白の平田雅子先生に、女性の生理周期と性欲について教えていただきました。(以下、平田雅子先生)確かに、女性ホルモンの中には性欲を強くさせる作用のあるホルモンが存在します。このため人によっては、生理周期により性欲が左右される場合も。まず生理周期について説明すると、生理が始まった日を1日目とし、次の生理が始まる前日までを一周期として考えます。生理周期は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という卵巣から分泌される2つの女性ホルモンにより作り出されています。一周期は分泌されるホルモンにより、大きく3つに分けることができます。■生理中エストロゲン、プロゲステロン共に、分泌量が少ない時期。身体が冷えて血行が悪く、皮脂量も少ないため、肌や頭皮が乾燥して敏感になりやすい時期です。■生理終了から排卵までエストロゲンの分泌が最も盛んな時期。エストロゲンは生理の終わるころから分泌量が増え始め、排卵前に分泌量がピークになります。エストロゲンには性欲を増進させる働きがあるため、分泌量の一番多い排卵前は性欲が強くなる女性も。そのほか、エストロゲンにはコラーゲンやヒアルロン酸の生成をうながし、肌にハリやツヤを与えてくれる働きがあるの。また、副交感神経の働きも活発になるため気分的にも安定します。つまりこの時期は、肌のコンディションも良く、心身ともに一番安定している時期といえるでしょう。■排卵後から生理が始まるまで排卵を境に、エストロゲンの分泌量が急激に減少し、プロゲステロンの分泌が多くなる時期。ホルモンのバランスが急激に変化するため、精神的に不安定な状態になりやすいようです。プロゲステロンには、皮脂分泌を活発にする作用があるため、ニキビなどの肌トラブルが多くなりがち。ムクミや便秘などが起こりやすく、心身ともに不安定な時期といえます。このように女性は生理のリズムによって、体だけでなく心にも大きな影響が。デートや飲み会などのスケジュールは、生理周期にあわせて立てると良いかもしれませんね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月19日なんだか最近性欲が減退気味。でも彼やだんなに求められたら毎回断るわけにもいかないし……。そんな女性に朗報!性欲を高めるための意外な食べ物があったんです。詳しいお話を管理栄養士のみやかわゆうこ先生に聞きました。(以下、みやかわゆうこ先生)セロリが女の子の性感を高めるだの、チョコレートやココアに催淫効果があるだの、さまざまな民間療法がまことしやかに囁かれてきたわ。でも、今回は科学的実験によって報告されている食材をご紹介するわね。そのひとつ目は、何とコーヒー。108匹のネズミを使った実験で、交尾をした後のメスが再びオスのもとへ戻る時間を調べたところ、コーヒーを与えられたメスたちの戻り時間が短くなったことが確認されたの。コーヒーのカフェインにはもともと覚醒作用があるとされていたけれど、研究者たちはカフェインが脳のなかの性的興奮をつかさどる部分を刺激したのだと言っているわ。ただし、コーヒーによる性的興奮が見られたネズミたちは、今回がカフェイン初体験だったの。コーヒー常用者には残念ながら性的興奮が期待できないかもしれないってことね。でも、コーヒーの香りには、セロトニン分泌に影響を与えるなど、リラックスさせて解放的な気分にさせる効果もあるわ。ストレスや緊張感から性欲減退している場合は、役に立つ飲み物になってくれるかもしれないわ。試してみてね。続いてふたつ目の食材は、赤ワイン。実験に協力したのは、ネズミではなく、18~50歳までの800人の女性。この女性たちを、3つのグループに分けて追跡調査したの。「一日に1~2杯の赤ワインを飲むグループ」、「一日に1~2杯、ほかのアルコール飲料を飲むグループ」、「お酒をまったく飲まないグループ」、この3つのグループに分かれて実験スタート。結果から言えば、一日に1~2杯赤ワインを飲むグループがもっとも性的欲求が高いという研究結果に。実験を行ったイタリアの研究者たちは、赤ワインが加齢による性能力減退を和らげるのに期待ができると語りながらも、なぜ赤ワインが性的欲求を高めるかの理由についてはまだ不明なのだとか。あくまでも統計的な結果なので、これが全員に当てはまるかどうかは分からないけれど、試してみる価値はあるわ。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年02月22日