皆さんは、義家族の行動に驚いたことはありますか?今回は「刺身を手づかみした義家族」を紹介します。イラスト:akira義母の食べ方に驚き結婚後、初めて義両親と外食へ行くことになった主人公。義両親との食事を楽しみにしていました。しかしいざ食事が始まると、主人公は衝撃的な光景にギョッとします。なんと義母がお刺身を手でつまみ、醬油をつけてペロリと食べたのです。なんでも手づかみ出典:CoordiSnapトンカツまで手づかみして「熱い!」と騒ぐ義母に、主人公は唖然。さすがに味噌汁やご飯は箸で食べていましたが…。一緒の卓で食事していることが主人公は衝撃を受けたのでした…。せっかくの外食が…外食で周りには人の目があるにもかかわらず、手づかみで食事をした義母。初めて見る義家族の食事風景に、衝撃を受けた主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年12月02日手づかみ食べはなぜ必要?手づかみ食べはいつから始まる?子どもの発達について解説離乳食は、生後5〜6ヶ月から始めることが推奨されています。最初は、10倍がゆをなめらかに裏ごししたものをゴックンと飲み込むことからスタートしますが、生後7〜8ヶ月ごろになると、水分を減らしたメニューも舌と上顎ですりつぶして食べられるようになります。そして生後9~12ヶ月頃になると、離乳食は1日3回になり、栄養の大半を離乳食からとるように。かむ力もだんだんとついてきて、やわらかくゆでた野菜などを前歯でかじりとり、歯ぐきですりつぶしながら食べるようになります。この頃になると、手指も発達し、手のひらでものを握ったり、親指と人差し指でつまんだりといった細かい動作が徐々にできるようになってきます。食事の時、子どもがお皿のなかに手をのばしてさわろうとする仕草も増えてくるかもしれません。こうした仕草が見られるようになったら、ぜひ離乳食にも手づかみで食べられるメニューを取り入れ、十分に手づかみ食べをさせてあげましょう。手づかみ食べは、食べ物を見て確かめ、手でつかみ、口へ運んで食べるという「目と手と口の協調運動」です。この3つの協調運動は、スプーンやフォーク、箸などの食具を使うためにも重要です。手づかみ食べをたっぷり経験することで、食具を使いこなす土台も育まれていきます。また、この時期は「自分でやりたい!」という意欲が芽生えてくる頃です。食べ物をつかんで投げたり、ベタベタの手で顔や頭、テーブルなどをさわったり、お皿をひっくり返したりと、保護者にとっては困った行動に見えることも増えますが、ここはぐっとこらえてできる限り子どもの自由にさせてあげましょう。子どもは手指をセンサーにして、食べ物の形状や温度を感じ取りながら、「落としたらどうなる?」「手でにぎるとどうなる?」とさまざまなことを学んでいる最中です。食事用のビニール製やシリコン製のスタイを使用したり、食事いすの下にレジャーシートや新聞紙を敷いたりすることで、食べこぼしの片づけは少しラクになるでしょう。子どもが手づかみ食べしない4つの原因、手づかみ食べしないことでの影響とは?手づかみ食べは、9ヶ月頃から多くの子どもに見られますが、なかには自分から食べ物に手を伸ばそうとしない子どももいます。子どもが手づかみ食べに興味を示さない理由としては、以下の4つが考えられます。1.手が汚れる感覚がイヤ離乳食後期から完了期のメニューは、歯ぐきでつぶせるくらいのかたさが目安です。手づかみ食べメニューも、手でぎゅっと握るとつぶれてくっついてしまうことから、手にベタベタとくっつく感触をいやがって、手づかみをしようとしない可能性が考えられます。ただ、しばらくは慣れない感触をいやがる子どもも、ママやパパがやってみせたり、何度か繰り返して安全であることを学習することで、次第に抵抗感がなくなっていくケースも少なくありません。子どもとママやパパに負担のない範囲で、チャレンジを継続していくとよいでしょう。また、保護者が汚れるのをいやがって、こまめに子どもの手を拭いたり、「それは手づかみしないで!」など、手づかみ食べ用のメニュー以外をさわらせないようにしていると、子どもの「さわってみよう」「自分で食べてみよう」という意欲がしぼんでしまうこともあります。手づかみ食べの時期は、ある程度汚れるのも仕方ないと割り切りましょう。2.食への興味があまりない大人でも食べることが大好きな人もいれば、食べることよりも趣味や仕事の優先順位が高い人もいます。赤ちゃんのタイプも、大人同様にさまざまです。食事の際は、子どもの気があちこちに散らないように、集中できる環境を整えましょう。テレビは消し、おもちゃは目に入らないところに片づけます。保護者がいっしょに食卓を囲み、大人が食べている姿を見せることも、食への関心を引き出すのに効果的です。3.手先がまだ器用ではない手づかみで食べるには、手指のこまかい動作が必要です。子どもの発達には個人差が大きく、手指の発達スピードにも幅があります。9ヶ月ではまだ上手に手づかみできなかった子どもも、10ヶ月、11ヶ月と月齢が大きくなるにつれ、次第にこまかな動作ができるようになり、上手に口に運べるようになっていくことも多いものです。あせらず、その子なりのペースを大事に見守りましょう。4.自分でやりたいという意欲が育っていない子どもが離乳食に手を伸ばしたり、さわろうとしたときに、汚れるのを嫌がってさわらせないでいると、子どもが「食事は大人に食べさせてもらうもの」と学習してしまうことがあります。すると、月齢が進んでも、大人がスプーンを運んでくれるのを口を開けて待つばかりで、自分から食べようという意欲が見られなくなってしまうケースも。子どもが手づかみしやすいメニューを持たせてあげて、自分で食べる経験を少しずつ重ねていくことで、徐々に意欲が育っていきます。手づかみ食べの機会が少ないと、食具を使って自分で食べる発達もゆっくりになるなどの影響が考えられます。ただ、手づかみ食べは個人差が大きく、あまり手づかみ食べをせずに、はやくからスプーンなどを使って食べることに興味を示す子どももいます。大切なのは、子どもが「食べるって楽しい!」と感じて、おいしく味わって食べられること。手づかみ食べのメニューも用意しながら、おおらかな気持ちで子どもの自発的な食行動を見守っていきましょう。手づかみ食べのポイントと促し方は?9ヶ月頃になったら、手づかみで食べられるメニューを献立に加えることを意識しましょう。たとえば、ごはんを小さめのおにぎりにしたり、ゆでた野菜やいも類をスティック状に切ったりするだけでも十分です。バナナやふかしたさつまいもなどは、やわらかくて甘みも強く、手づかみ食べにぴったりです。手づかみ食べメニューは、少し大きめにカットすると、子どもが前歯を使ってひと口量をかみとる練習にもつながります。子ども用のお皿に盛りつけ、子どもが自由に手をのばせるようにしましょう。最初は口いっぱいにつめこんで、「おえっ」とえづいてしまうこともあるかもしれません。それも子どもにとっては、適切なひと口量を覚えるための学習です。食事中は必ずそばにいて、のどにつまらせないように見守りましょう。食事は食べさせてもらうものではなく、自分で食べるもの。子どもの「食べたい」という意欲を引き出していくためには、おなかがすいて食事をする、というリズムをつくることも大切です。3食は毎日できるだけ決まった時間に設定し、体を動かしてたっぷり遊び、空腹を感じてから食事をできるようにしましょう。食事の時間だけでなく、起床時間、昼寝、就寝などの生活リズムを整えていくことも大事です。手づかみ食べをしないときの対処法は?手づかみできるメニューも出して、食べこぼし対策も万全!それでも子どもが手づかみ食べをしようとしない……。そんなときは、次のような工夫を試してみましょう。1.調理法&味つけをチェンジ離乳食も後期になると、ゆでる、蒸すだけでなく、焼いたり、素揚げしたりしたものも食べられるようになります。また1歳以降であれば、天ぷらやフライにも挑戦できます。同じスティックにんじんでも、ゆでたものと表面をカリッと香ばしく焼いたものでは、手触りや食感が異なりますね。いろいろな調理法を取り入れて、子どもの好奇心を刺激してみましょう。ゆでた野菜をかわいい型で抜いたりして、見た目を楽しく演出するのもおすすめです。また、離乳食後期になると、少量のしょうゆやみそ、塩、砂糖などを使って調味したものも食べられます。薄味を基本に、さまざまな味を試し、子どもが「おいしい!」と喜んで食べられる食卓をめざしましょう。2.みんなで一緒に食べる子どもの食べる意欲を引き出すには、食べるのはの楽しい、という雰囲気を演出することも大切です。ママやパパといっしょに食卓を囲んで食べる様子を見せるのも効果的。また、祖父母や友人を招いたり、お弁当をつくって公園でピクニックをしたりと、環境を変えてみるのもおすすめです。3.手指を使う遊びを取り入れる食事のとき以外に、つまんだり、ひっぱったり、手指を使う遊びを楽しむのもよいでしょう。子どもが楽しく夢中になれることで、手指の発達を促していくことが、手づかみ食べにもつながっていきます。ただ、「手づかみ食べの練習のために!」とノルマのように取り組む必要はありません。子どもが興味を持ちそうなおもちゃがあれば、いっしょに楽しみながら遊んでみましょう。手づかみ食べで食の世界を広げて手づかみ食べは、子どもの成長にとって大切な発達段階の一つです。汚れたり、いつもより食事の時間が長くかかったり、大人にとっては大変なこともありますが、それも一時期のことです。子どもの食への意欲を育くみ、自分で食べる基礎を築いていくためにも、たっぷり手づかみ食べの経験をさせてあげましょう。手づかみ食べは9ヶ月頃からが目安ですが、個人差も大きいものです。あせらずおおらかな気持ちで見守りましょう。なかなか手づかみ食べをしなくて心配なときは、小児科医や保健師など、専門家に相談してアドバイスをもらいましょう。
2023年08月29日手づかみ食べがじょうずになってきた娘。好き嫌いが出てきて、食べたくないものは床に投げつけるようになりました。ついにはお皿ごとひっくり返して、家の中は大惨事。どうやったら娘が床にごはんを投げないか、私が試行錯誤したお話です。 床にポイッ!いやな食べ物を投げる娘 ごはんが大好きな娘は、手づかみ食べがじょうずになってきました。食欲旺盛で完食するのは当たり前。そんな、娘が選り好みして、嫌いなものを床に投げるようになったのです。ネットで調べてみたところ、「怒ったり、反応を示したりすると子どもの集中力が切れてしまう」と書いてあったので、私は無言で床のごはんを拾って、極力、娘の興味を引かないようにしていました。ごはんを投げる行為は日に日にひどくなっていきます。ある夜、娘にワンプレートのごはんを用意すると、気に入らないのかお皿ごと床に投げ捨てる娘。さすがに我慢できず私は感情的になり、怒ってしまいました。床に散らかった食べかすを片づけるためにコード式掃除機をセッティング。時間も手間もかかる娘のごはんが憂うつで仕方ありませんでした。 そんな中、掃除機をコードレスタイプに買い替えたのですが、それが大正解。手間がなくなったおかげで、イライラが少なくなり私の心に余裕が生まれたのです! 少し心に余裕ができた私は、改善策を考えるように。まずは保育園の先生に相談してみることにしました。保育園では「食べ物を投げない子」と先生に聞いたので、まずは自宅の食事環境との違いを探すことに。「保育園では、他の子も一緒にごはんを食べているからかも」と思いつき、ごはんを一緒に食べることにしてみました。すると、不思議なことにあまり食べ物を投げなくなったのです。相変わらず嫌いなものを投げることもありますが、全部投げていたころと比べると大きな成長です! 便利家電のおかげで心に余裕ができ、娘の食事環境を整えた結果、キツかった手づかみ食べの時間は、平和を取り戻しました。 作画/ひのっしー著者:倉岡えり
2023年07月25日育児中には、さまざまなトラブルを経験するもの。「一体どうしてこうなるのか」と、頭を悩まされる機会も多いのではないでしょうか。離乳食がスタートすると、悩むママも増えるのが「食べこぼし問題」です。余裕を持って対応するためのおすすめアイテムを紹介します。養生用アイテムがまさかの大活躍子供の食べこぼし対策におすすめのアイテムを紹介しているのは、年子の姉妹を育児中のteri(teri_home2ldk)さんです。暮らしの中のちょっとしたストレスを解消するためのアイディアを、多数紹介しているteriさん。離乳食タイムのイライラを防ぐために導入したのが、養生用の「マスカーテープ」です。もともとは、塗装時の飛び散りを防ぐための養生アイテム。teriさんは1千100mm幅の25mタイプを選択し購入したそうです。使い方は簡単で、子供用チェアの下に敷くだけでOK。端が全部テープになっているので、食事中にずれたりよれたりする恐れもありません。食事が終わった後は床から取り外し、ぐしゃぐしゃに丸めて捨ててください。食べこぼしを内側に包み込むようにして、こぼさないよう注意しましょう。育児中は時間と気持ちの余裕が大切離乳食は、子供の成長に欠かせないもの。大人が食べさせるだけではなく、例え食べこぼしても「自分でやりたい」気持ちを育てることが大切だといわれています。とはいえ、1日3回の離乳食タイムとおやつタイムのたびに大変な掃除が待っていると思うと、「好きなようにやらせてあげる余裕がない」というママも多いのではないでしょうか。teriさんも、「心が折れそうになった」とのこと。少しでも気持ちに余裕を持ちたくて、ネット検索した結果、見つけたのがマスカーテープを使った方法だったそうです。実際にこのアイディアを実践するようになって、「いくらこぼされても、優しい気持ちで見守れるようになった」とのこと。食事の時間をもっと楽しくするために、ぜひ取り入れたいアイテムです。子育て中のご家庭では、ケガや騒音予防のためにジョイントマットを敷いているケースも多いのではないでしょうか。マスカーテープで保護しておけば、細かな隙間に食べこぼしが挟まる恐れもありません。teriさんはネットショッピングでマスカーテープを購入したそうですが、ホームセンターでも入手できます。1つ200~300円で購入できるので、ぜひ導入してみてください。25mタイプを購入すれば、1回1m計算でも25回分使用できます。育児中のストレス軽減のため、まとめ買いしておくのもおすすめです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る teri ⍤⃝4人家族⑅2LDKでのコンパクトな暮らし(@teri_home2ldk)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年07月11日手づかみ食べを練習中の息子くんですが……。可愛いからいっか♡ とってもわかります〜!コメントでは、「気持ちめっちゃ分かります♡笑」「できない今を楽しんでこー♡!」などのママたちの声が。「そろそ〜ろ……手づかみ食べを……してほしいんだけどね……?」とコメントしたheraco.さん。heraco.さんの漫画はInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪----------------------------ご協力:heraco.さんInstagram:@heracogram※heraco.さんはTwitterも更新しています!Twitter:@nemuiiii_zzz---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)おすすめ子育て漫画、まだまだあります!✅【漫画】保育園の連絡帳に爆笑!! 保育士さんたち実はめっちゃ面白いな……?✅【漫画】寝るときの子どもメチャ尊すぎるな…! 可愛さ爆発で泣きそうになるマンガ✅【漫画】それマジでフラグだから!! ちょっとヤメてほしい同僚の一言「お熱出なくてよかったですね!」すると……「保育園からお電話です」
2023年07月07日新商品や商品の魅力をSNSで発信している、日清。特に、ロングセラー商品である『カップヌードル』のTwitterやInstagramアカウントに投稿される、非売品の創作物は、たびたび注目を集めています。カップヌードルの投稿に絶賛の声「すごい欲しい」「ナイスな発想」「ハラハラする…!」「欲しい」カップヌードルなのに、ケーキに見える?『カップヌードル』を手づかみで…?2023年5月1日、『カップヌードル』のInstagramアカウントに、2枚の写真が投稿されました。運営者によると、「あの人、手づかみで『カップヌードル』食べてない?」と、周囲をざわつかせるアイテムを作ったようです。あなたは、写真に写る創作物に気付けますか…!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る カップヌードル(@cupnoodle_jp)がシェアした投稿 一見、『カップヌードル』の麺が浮いているように見える写真。よく見ると…運営者が手に持っている部分が、麺を模したフォークになっているではありませんか!インパクトのある見た目のフォークは、『カップヌードル麺型フォーク』と名付けられている様子。確かに、麺を模したフォークで『カップヌードル』を食べていたら、手でつかんで食べていると思われても、不思議ではないかもしれません!【ネットの声】・なんて素晴らしいものを作ったのですか…!欲しいです!・混乱しそう。で、いつ販売ですか?・だまされた!欲しくてたまらない~!残念ながら、『カップヌードル麺型フォーク』は、同日現在販売されていないよう。商品化を熱望する声が同アカウントの運営者に届き、一般販売されたら素敵ですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月05日1歳~1歳半のころ、子どもが食べこぼしやなんでも手づかみ食べをするので、毎回離乳食の際はイライラしていました。そこで、離乳食期間の「手づかみ食べ」に疲れきっていたときに私が実践した、イライラ解消法をお伝えします。 手づかみでなぜ怒られるかわからない個人差はあれど、子どもが離乳食に慣れてくると始まる「手づかみ食べ」。スプーンやフォークを使って、食べる前段階と言われていますが、この時期の子どもにとっては、何が手づかみOKでNGなのかなんてわかりません。それなのに私は、食べこぼしやなんでも手づかみ食べすることにイライラ……。 ある日、「もう手づかみで食べたいなら、ぜーんぶ手づかみにしちゃえ!」と半ば開き直って「手づかみオンリー」のメニューにしてみました。すると、とってもうれしそうにもぐもぐ食べていました。こうしてわが家に「おてての日」ができました。 巻くだけ、乗せるだけ、並べるだけ!手づかみメニューは、基本的におにぎりにコーンを乗せる、鮭を乗せる、刻んだ野菜を乗せるなど、極力簡単に作れる物にしました。おにぎりに具を入れずに乗せたのもそのためです。 飽きたらのり巻きにしてもいいし、おにぎりを食パンにしてもOK。見た目もきれいだし、小さいおにぎりやパンが並ぶことで、普段の食事との違いを感じることもできました。 「これはおてての日のごはんだっけ?」手づかみメニューの日を作ってからは、普段の食事のときに「これは“おてての日”のごはんだっけ? どうすればいいかなぁ~?」と声かけすると、ハッとしたようにスプーンを握る日が増えてきました。 自分から「ぷーひ!(スプーンの日)」と言ってスプーンを握ってくれることもあり、少しずつ「手で食べてもいい」「食器を使って食べる」メニューの区別もついてきたようです。 初めて「おてての日」をおこなったとき、子どもがとてもうれしそうにしていて、私もラクチンで、イライラも減ったのでよかったです。 作画/Michika著者:中浦明子
2022年12月30日【離乳食後期〜完了期】七夕手づかみ食べメニューのポイント七夕の由来を知る七夕は、五節句という日本の四季を彩る代表的な節句のひとつです。日本の豊作を祈る祭りと、女性が針仕事などの上達を願う中国の行事などが融合したものと考えられています。(※1)日本でも有名な「織姫と彦星が1年に一度、天の川を渡って会う」というエピソードも、実は中国由来のものです。織姫と彦星の話で有名な七夕は、実は日本と中国の行事や伝統が混ざった文化といえるでしょう。七夕の行事料理やモチーフを取り入れる離乳食のメニューには、七夕の伝統料理をアレンジしてみたり七夕らしいモチーフを取り入れたりしてみましょう。七夕の伝統食はそうめんが代表的です。なぜ七夕にそうめんを食べるのかに関しては諸説ありますが、そうめんを織姫が使う糸に見立てているという説や、中国では元々病や魔よけのために、七夕に日本のそうめんの原型といわれる小麦粉を練って作られた菓子を食べていたという説などがあります。また、天の川を渡る織姫と彦星にちなんで、星をかたどったメニューを作っても良いですね。離乳食期の赤ちゃんでも食べられるようにアレンジを加えて、ママやパパと一緒に七夕を楽しみましょう。夏の食材を使って季節感を出す七夕である7月7日は夏真っただ中。夏の食材を離乳食に取り入れて季節感を出してみるのも良いでしょう。きゅうりやトマト、かぼちゃなどの夏野菜が旬です。夏野菜は夏の太陽をたくさん浴びて育っており、色鮮やかな野菜が多いのが特徴です。献立の彩りが良くなるのはもちろん、ビタミンなどの栄養が豊富なのも嬉しいですね。七夕おすすめ手づかみ食べレシピ5選そうめんおやき■材料(1食分)・そうめん(乾麺)15g・ひきわり納豆10g・片栗粉大さじ1・サラダ油小さじ1/4■作り方1.3cm幅に折ったそうめんと水(1カップ)を大きめの耐熱容器に入れ、軽くラップをして電子レンジで5分加熱する2.1を水洗いして水気をきる3.ひきわり納豆、片栗粉、水(大さじ1)、2をよく混ぜ、4等分にして丸める4.熱したフライパンに油をしき、3の両面を1~2分ずつ焼くレシピポイントおやきの大きさは、赤ちゃんの成長に合わせて徐々に変えていくと食べやすいでしょう。ひきわり納豆が苦手な赤ちゃんには、鶏のひき肉や細かく切った野菜を使って作ってもおいしいですよ。ちらし寿司風3色おにぎり■材料(1食分)・軟飯100g・にんじん(ペースト状にしたもの)5g・ほうれん草(ペースト状にしたもの)5g・炒り卵5g■作り方1.軟飯を3等分にする2.1で3等分した軟飯のうち1つに、にんじんペーストとほうれん草ペーストをそれぞれ混ぜる3.2と白い軟飯を順番に重ねる4.3の上に炒り卵をのせるレシピポイント軟飯に混ぜるペーストは今回使用したにんじんやほうれん草のほか、コーンやトマトにしても良いでしょう。鮮やかな色の野菜ペーストを使用すると、彩りも良くなりますよ。星形バナナサンドイッチ■材料(1食分)・サンドイッチ用の食パン1枚・バナナ1/4本・水切りヨーグルト1/4カップ■作り方1.バナナをすりつぶし、水切りヨーグルトと混ぜる2.半分に切った食パンの片面に、1をぬる3.食パン2枚を重ね、星型に型抜きするレシピポイント星形に型抜きしたあと、パンの端を指で押さえてくっつけると形が崩れにくくなります。離乳食完了期には、食パンを軽くトースターで焼いてもおいしいですよ。夏野菜たっぷりサラダ■材料(1食分)・トマト10g・きゅうり10g・かぼちゃ10g・レタス10g・ごま油少々・酢少々・塩少々■作り方1.トマトは皮を湯むきして種をとり、角切りにする2.きゅうりとかぼちゃは皮をむいてゆで、角切りにする3.レタスは軽くゆで、一口大にちぎる4.1、2、3にごま油、酢、塩を加え混ぜるレシピポイントサラダではありますが、赤ちゃんに食べさせる場合は必ず野菜を加熱処理しましょう。使用する野菜はなすやパプリカでも良いですね。赤ちゃんの好きな野菜、食べ慣れた野菜を選ぶと手づかみ食べも進むでしょう。フルーツミルクゼリー■材料(1食分)・粉ミルク100mLのお湯で溶かしておく・水50mL・みかん適量・いちご適量・粉寒天1g■作り方1.鍋に水と粉寒天を入れ中火で加熱し、沸騰したら弱火で混ぜながら2~3分加熱して火を止める2.1に事前に作っておいた粉ミルクを加えて混ぜる3.小さめのカップに2を入れ、あら熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす4.3とフルーツを食べやすい大きさに切り、一緒に盛り付けるレシピポイントゼリーは粉ミルクを使って作ることで、赤ちゃんにとってちょうど良い甘さになります。ゼリーと一緒に盛り付けるフルーツは、バナナやりんごなど、赤ちゃんが好きなものに変えてみても良いですね。七夕手づかみ食べメニューの注意点赤ちゃんが食べやすい大きさ・かたさにする手づかみ食べメニューを作るときは、赤ちゃんの食べやすい大きさ・かたさに調節してあげましょう。離乳食の進み具合や歯の生え具合によって大きさやかたさを変えてあげると、赤ちゃんも食べやすいですね。手づかみ食べが初めての赤ちゃんの場合、小さめの一口サイズから始めてみましょう。赤ちゃんが前歯で噛み切れるようになったら、徐々に具材を大きくすると良いですよ。かたさは加熱時間を変えるなどして調節してあげてくださいね。食材は必ず加熱する夏に旬をむかえる食材は生で食べられる物が多いですが、離乳食で使う食材は必ず加熱処理してから使用しましょう。消化や免疫の機能が未発達な赤ちゃんは細菌に弱く、お腹を壊しやすいです。また、赤ちゃんの噛む力は大人ほど強くはありません。厚生労働省が発行する「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳食後期には「歯ぐきでつぶせる固さのものを与える」とあります(※2)。大人の指でつぶせる硬さの生野菜はほとんどないため、赤ちゃんの食べやすさの観点からも加熱は必須といえるでしょう。手づかみ食べが進まなくても焦らない手づかみ食べを嫌がったり、つかんだ食べ物を落としたりしてなかなか手づかみ食べが進まない赤ちゃんもいるでしょう。赤ちゃんがうまく食べられなくても、無理にやらせたり焦ったりしなくて大丈夫です。手づかみ食べで重要なのは食べることだけではありません。食卓を囲む家族とのコミュニケーションを図ることや食の楽しさを赤ちゃんに知ってもらうことも同じように大切です。「星の形だね」「ママやパパと同じそうめんだよ」などと声をかけながら、楽しく食事してみてください。食べることに興味を持ち、食事の時間が好きな赤ちゃんになってくれると良いですね。手づかみ食べメニューで七夕を楽しもう!短冊に願いごとを書いたり、全国各地でお祭りが開催されたりもする七夕。七夕の伝統料理やモチーフを離乳食に取り入れることで、赤ちゃんも一緒に楽しむことができるでしょう。また、厚生労働省が発行する「授乳・離乳の支援ガイド」によると、手づかみ食べは赤ちゃんの食への関心を高めるともいわれています(※2)。注意することも多い手づかみ食べですが、ママやパパ、そして赤ちゃんのペースで楽しく進められると良いですね。※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。
2022年05月26日こんにちは!甥&姪大好きおばバカ平八です!今回は「離乳食作りの時短テクニック」についてのお話です。私の姉には、食べることが大大大ッ好きな1歳の双子がいます。二人とも食への興味・関心が強く、早い段階から自分で食べたがったこともあり、手づかみ食べができるパンケーキやおにぎりは定番メニューです。そんな双子の母であり、毎日の離乳食作りに励む姉の切実な心の叫び!極力面倒なことはしたくない!できる限り楽に効率的に用意したい!!そんな姉のパンケーキ作りは…家にある一番でかいフライパンでドンと焼いてしまいます!切り方はその時々で違うようですが、スティック状だとなんとなく手に取りたくなるようで、上の子たちのおやつとしても人気です。続いて、極力手間をかけたくない姉のおにぎり作りはというと…あっという間に大量の一口おにぎりのできあがり!海苔好きで、手にお米がつくのが嫌いなわが家の双子にはこのおにぎりが大人気。あまり食べてくれなかった炊き込みごはんも、海苔サンドおにぎりにすると意外と食べられたりします。今でこそハサミが相棒の姉ですが、第一子の時は一般的な離乳食レシピのように『手づかみ食べサイズ』になるよう作っていました。子どもが増えるにつれ、必要に迫られて楽に素早く作る方法を習得していったようです。子どもが小さいうちは食べムラもあるので、ひとつひとつ丁寧に作るよりも、まともに食べてくれなかった時に受ける心のダメージが減らせる気も…。お誕生日などの特別な日は力を入れるにしても、毎日の食事の用意は少しでも時間や気持ちに余裕が持てる方法が良いかもしれませんね。
2022年05月20日わが家では、離乳食後期に入った生後9カ月から、手づかみ食べの練習を始めました。しかし、すぐに食べてくれるようになると高をくくっていたら、思っていたよりも大変! 子どもがなぜ食べてくれないのか、食べてくれるようにどのような工夫をしたのかをご紹介します。 初日は成功わが子は、離乳食を始めてからずっとほとんど食べ物を残したことがないくらいよく食べる子でした。離乳食後期に入り、試しに半分に切ったいちごをあげてみると、手でつかんでパクっと食べました。 まだじょうずに食べられなくて、ほとんど落としてしまいました。しかし、初日から食べてくれたことに安心し、「これは楽勝なのでは!?」と余裕の気持ちでいました。そして、次の日から毎日、手づかみできるものをあげてみることにしました。 全然食べてくれない!ところが、それからが大変でした。野菜スティックやおやきを作っても、最初のうちは口へ運ぶのに、それ以降は食べず、わざと落としてしまいます。仕方がないので、小さく切ってスプーンで食べさせていました。しかし、はじめは食べていたいちごもまったく食べなくなってしまいました。 どうやら、手でつかみやすい大きめの食材はうまく噛めず、飲み込みにくいようでした。反対に小さい物だと指でうまくつかめず、手づかみ食べに行き詰まってしまいました。 やっと食べられた物1カ月近くいろいろな物を試しているうちに、やっとたどり着いたのが食パンを小さく切ったもの。ふわふわしているので、ある程度大きくても食べてくれました。 しばらくパンで練習しているうちに、小さいものを指でつかむことも、食べ物を噛んでから飲み込むこともじょうずになり、いろいろなものを手づかみで食べられるようになりました。1歳を過ぎた今では、毎回の食事のほとんどを喜んで手づかみで食べています。 手づかみ食べができるようになると、親が全部を食べさせてあげなくてもよくなり、一緒に食事を楽しめるようになりました。そして一番よかったのは、子どもが自分で食べる喜びを感じながら食べるようになったことです。途中で諦めずに、続けてよかったです。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:谷口菜穂一男の母。保育士資格、幼稚園教員免許、小学校教員免許を取得。出産後、仕事を退職。日に日にできることが増えていく子どもの成長におどろく毎日。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年02月01日【離乳食後期〜完了期】お正月の「手づかみおせち」のポイント月齢にあった食材を使う手づかみ食べに限らず、離乳食全般では月齢にあった食材を使うことが大切です。離乳食後期になると、1日3回の離乳食が始まります。全卵や赤身魚、脂肪の少ない鶏肉や豆類も食べられるようになる時期です。主食、主菜、副菜をとれるバランスの良い献立を考えてあげると良いでしょう。離乳食後期以降の赤ちゃんは鉄分不足になりやすいといわれています(※1)。赤ちゃんの離乳食の進み具合によって、赤身魚やレバー、大豆など、鉄分が豊富な食材を積極的に取り入れてみてくださいね。大人のおせちメニューを参考にするお正月向けに離乳食を作るとき、大人のおせちメニューを参考にしてみてはいかがでしょうか。おせちは大人向けのものと思われがちですが、使う食材や味付け、かたさなどを赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合に合ったものにすれば、赤ちゃんと一緒におせちを楽しむことができます。大人用のおせちを作るときに赤ちゃんが食べられる食材を事前に取り分けておくと、ママやパパの手間も省けて良いですね。食べやすい形や大きさにする赤ちゃんの手づかみ食べでは、食べやすい大きさや形にしてあげることが大切です。食材のかたさと同じように、大きさや形も月齢に合わせて変えてあげましょう。生後9ヶ月の赤ちゃんであれば、指でつまむ場合は1cm角のサイコロ状がおすすめです。手で握る場合は、赤ちゃんの手の成長に合わせ印鑑くらいのスティック状や8mmくらいの薄さの輪切り、半月切りにしても良いですね。赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に大きさを変えていってみてください。お正月を彩る!簡単手づかみおせち5選さつまいもの栗きんとん風■材料(1食分)・さつまいも50g・かぼちゃ30g・粉ミルク大さじ1■作り方1.さつまいもとかぼちゃは皮をむき、乱切りにする2.1を耐熱容器に入れ、電子レンジで3分加熱する3.2をすりつぶし、お湯に溶かした粉ミルクを入れて混ぜる4.ラップに手づかみしやすい大きさの3を包み、丸めて成形するレシピポイントミルクの量を調節することによってかたさを変えられます。月齢や赤ちゃんの様子を見ながらミルクの量を変えてみてくださいね。また、成形するときはラップでしっかり捻るようにすると、巾着のようなかわいい形になります。お豆腐でふわふわ!かんたん伊達巻き■材料(伊達巻き1本)・絹豆腐100g・卵2個・サラダ油大さじ1■作り方1.卵と絹豆腐をボウルに入れ、絹豆腐をつぶすようにして混ぜる2.フライパンにサラダ油を熱し、1を全て流し入れる3.中火で焼き目がしっかりついたら、ラップの上に乗せて巻いていく4.ラップできつく包み、冷蔵庫で30分ほど寝かせてから食べやすい大きさにカットするレシピポイント伊達巻はフライパンの上で巻かずにいったんまな板などに広げたラップに置いてから巻くと、簡単にきれいに仕上がります。また、熱いままカットせず、冷ましてからカットすると形も崩れません。赤ちゃんが1歳くらいになったら、豆腐の代わりにはんぺんを使っても良いでしょう。豆腐とにんじんの鶏団子■材料(20個分)・絹豆腐100g・鶏ひき肉200g・にんじん50g・片栗粉大さじ1■作り方1.にんじんをみじん切りにする2.1と鶏ひき肉、絹豆腐、片栗粉をボウルに入れて混ぜる3.鍋にお湯を沸かし、2をひとくちサイズに丸めてゆでる※余った分は冷凍で保存できますレシピポイントそのまま食べても良し、スープに入れても良し、さまざまな用途で使える鶏団子です。にんじんの他にも玉ねぎやしいたけを入れても良いでしょう。豆腐を入れることでふわっとした食感になり、赤ちゃんも食べやすくなります。軟飯のきな粉餅風■材料(1食分)・軟飯1杯分・きなこ大さじ1・てんさい糖小さじ1/2■作り方1.きなことてんさい糖は混ぜ合わせておく2.軟飯を手づかみしやすい大きさにまとめる3.2に1をまぶすレシピポイントまだお餅を食べられない離乳食後期の赤ちゃんでも、軟飯をお餅の代わりにしてお正月気分を楽しむことができます。使う砂糖はてんさい糖がおすすめですが、きび砂糖などで代用しても良いでしょう。黒砂糖はボツリヌス菌が含まれる可能性があるので使用しないように注意してくださいね。にんじんとだいこんのみかんなます■材料(1食分)・にんじん30g・だいこん30g・みかん果汁大さじ1■作り方1.にんじんとだいこんはスティック状に細長く切る2.1を耐熱容器に入れ、電子レンジで1分30秒加熱する3.2のあら熱がとれたら、みかん果汁をかけて混ぜ合わせるレシピポイントみかん果汁のみで味付けされた簡単なますです。酸味と甘味のバランスも良く、赤ちゃんでも食べやすいでしょう。にんじんやだいこんの他にも、かぶやきゅうりなどを使用してもおいしく仕上がりますよ。手づかみ食べで注意したいポイントエプロンを用意する手づかみ食べでは、特に赤ちゃんの手や口、洋服などが汚れてしまうことが多いでしょう。そのため、食事用のエプロンの用意は必須です。洗って何度でも使えるシリコンタイプのエプロンや使い捨てのエプロンなど、たくさんの種類があります。好みや使いやすさなどママやパパ、赤ちゃんに合ったものを使って、離乳食の時間を楽しいものにしてみてくださいね。少し多めに作っておくまだ手づかみ食べに慣れていない赤ちゃんの場合、一度つかんだものを床に落としてしまうことがあります。たくさん落としてしまって量が少なくなりもう一度作り直すという手間を省くためにも、手づかみ食べの離乳食は少し多めに作っておくことをおすすめします。冷凍できる手づかみメニューは、多めに作ってストックしておくのも便利です。赤ちゃんが食べるときに解凍したりレンジで温めたりするだけであれば、ママやパパが忙しいときに助かりますよ。赤ちゃんのペースを尊重する離乳食後期〜完了期であっても、なかにはあまり手づかみ食べをしない赤ちゃんもいます。もし手づかみ食べをしなくても、無理にさせる必要はありません。手づかみで食べないときは、スプーンやフォークで食べる練習をしたり、ママやパパが食べさせたりしても大丈夫です。ご飯ではなくおやつなら手づかみ食べをする赤ちゃんもいます。まずはせんべいやボーロで手づかみ食べを始めてみるのも良いかもしれません。いずれにせよ、赤ちゃんのペースを尊重してあげることを第一に考えてくださいね。お正月手づかみメニューで新年を楽しもう!おせちは大人だけでなく、手づかみ食べが始まる離乳食後期以降の赤ちゃんも一緒に楽しむことができます。大人用のおせちを作るついでに、赤ちゃん用として取り分けて作ってみてはいかがでしょうか。手づかみ食べは注意することも多いですが、ママやパパ、そして離乳食を食べる赤ちゃんのペースで楽しく進められると良いですね。※この記事は2021年12月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。
2021年12月06日【離乳食後期】クリスマス手づかみ食べメニューのポイントは?クリスマスらしい彩りクリスマスの定番カラーといえば、サンタクロースを連想させる赤や、もみの木の葉の色である緑ではないでしょうか。こうしたクリスマスカラーの食材で料理を作れば、クリスマスらしい彩りの食事がテーブルに並びます。金や白のお皿に盛りつけると、キラキラした冬の空気感も演出できますよ。クリスマスモチーフの型抜き星やベル、クリスマスツリーなどのモチーフは、クリスマスらしさがグッと引き立ちますね。カボチャやりんごなど、赤ちゃんが手づかみで食べやすい食材を型でくり抜くと、それだけで簡単なクリスマスレシピが完成します。赤ちゃんの好みに合わせた食材を使う離乳食後期から完了期にかけて、使える食材のレパートリーやメニューの幅がぐんと広がりますが、離乳食の進み具合や好みには赤ちゃん一人ひとりの個性があります。クリスマスメニューとはいえ、特別な食材を使う必要はありません。トマトが苦手なら人参で赤色を足すなど、食べ慣れた食材で工夫してみましょう。赤ちゃんとママ、パパのペースでイベントを楽しく過ごしてくださいね。超簡単!クリスマスの手づかみメニューレシピ7選※この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。鮭とブロッコリーのおにぎり■材料(1食分)・ご飯100g・にんじん10g・キャベツ5g・ブロッコリー(小房)5g■作り方1.にんじんをゆでて星形にくり抜き、残りを細かく刻む。2.ブロッコリー、キャベツをゆでて刻む。3.ご飯を半分にわけ、それぞれ1、2を入れて混ぜる。4.ラップでくるんでおにぎりにする。作り方のポイントお米をラップで棒状に包み、キャンディのように端から順にねじると小さいおにぎりができます。具材は、離乳食にも使える市販のふりかけやミックスベジタブルを使うと時短になりますよ。食パンピザ■材料(1食分)・食パン(8枚切り)1枚・溶けるチーズ20g・トマト10g・ほうれん草10g■作り方1.トマトを湯通しして皮をむき、細かくカットする。2.ほうれん草をゆで、細かくカットする。3.食パンのミミを切り落とし4等分にする。4.溶けるチーズと具をパンにのせる。5.チーズが溶けるまでオーブントースターで焼く。レシピポイントトマトを湯通ししたお湯は捨てずに、そのままほうれん草をゆでると時短につながります。ブロッコリーやツナを使ったレシピもおすすめです。大人向けのアレンジ食材をのせる前にケチャップやピザソースを塗りましょう。そこにカットしたウインナーを加えると、味にメリハリがついて大人でもおいしく食べられます。チキンナゲット■材料(1食分)・鶏ひき肉60g・薄力粉大さじ1・溶き卵1/2個・油適量■作り方1.深皿に材料を入れ粘りが出るまで混ぜる。2.1をスプーンで一口大に成形しながら油を熱したフライパンに入れる。3.両面に焼き色をつけたら、ふたをして蒸し上げ完成。レシピポイント薄力粉はパン粉や片栗粉でもつなぎとして代用できます。すったジャガイモを溶き卵の代わりに使うと、もっちりとした食感になりますよ。肉だねは少しゆるく、手で成形しづらいくらいがちょうど良いかたさです。水分が多すぎるときは、つなぎの量で調整しましょう。大人向けのアレンジ肉だねに塩コショウをしてから焼き上げましょう。焼いたあとに塩をふっても味がなじんでおいしく仕上がります。豆腐のミートローフ■材料(1食分)・豚ひき肉(赤身)30g・もめん豆腐20g・にんじん15g・玉ねぎ15g■作り方1.豆腐を水切りする。2.野菜をレンジで1分半加熱し、みじん切りにしてあら熱を取る。3.深皿にひき肉と1、2を入れ、よくこねる。4.クッキングシートで3を包み、電子レンジで2~3分加熱しカットする。レシピポイント肉だねにパン粉を混ぜてこねると、しっとりした食感になります。味が足りないときは、野菜を出汁でゆでたり肉だねに塩やケチャップを入れたりして調整してください。大人向けのアレンジほうれん草やしいたけのみじん切りを足すと風味が増します。電子レンジではなく180℃に予熱したオーブンで、ミートローフの材料の分量により20〜45分焼き上げれば、本格的なミートローフの完成です。ミニトマトのサンタ■材料(1食分)・ミニトマト4個・ジャガイモ20g・牛乳小さじ1・黒ゴマ8粒■作り方1.ミニトマトの上1/3でカットして水分を取る。2.ジャガイモをレンジで1分半加熱し、牛乳を入れてつぶす。3.ジャガイモを丸めて顔と帽子の飾りを4つずつ作る。4.トマトの胴にジャガイモ、帽子、飾りをのせ黒ゴマで目をつけたら完成。作り方のポイントつぶしたジャガイモは一度丸くしてから後方をつぶし、天面と底面の形をしっかり整えましょう。上下を平らにすると、トマトにしっかりフィットします。大人向けのアレンジ半分にカットしたオリーブの上に、トマトで作った身体を置くとお皿の上で安定します。頭の上の飾りをマヨネーズにしても良いですよ。食べるときは一緒に口に入れて、具材のハーモニーを味わってくださいね。チーズの雪だるま■材料(1食分)・プロセスチーズ(キャンディ型)4個・魚肉ソーセージ1/4本・パスタ1本・黒ゴマ6粒■作り方1.チーズを半分にカットする。2.魚肉ソーセージをチーズの大きさにくり抜き、半分にカットする。(魚肉ソーセージは必要に応じて加熱する)3.パスタをオーブントースターで色が変わるまで焼く。4.パスタでチーズとソーセージをつなげ、黒ゴマで目をつける。※オーブントースターで焼いたパスタは、離乳食後期の赤ちゃんにはかたかったりのどにつかえたりする場合があります。雪だるまの形を楽しんだら、手づかみで食べやすいようにパスタを外して与えてあげてくださいね。作り方のポイントマフラーにしたソーセージはカニカマでも代用できます。チーズは弾力があるため、赤ちゃんが歯ぐきでつぶせるようになってから与えましょう。誤嚥(ごえん)に注意し、大きさは赤ちゃんに合わせてカットしてください。大人向けのアレンジプロセスチーズの代わりに一口サイズのモッツァレラチーズ、ソーセージの代わりにミニトマトの輪切りを使うと雪だるまのカプレーゼが完成します。クリスマスツリー風パンケーキ■材料(1食分)・薄力粉大さじ2・片栗粉小さじ2・ベーキングパウダー(アルミフリー)適量・溶き卵1/3個・牛乳大さじ2・ヨーグルト20g・かぼちゃ(スライス)20g・油適量■作り方1.ヨーグルトの水抜きを前の晩から準備する。2.深皿に薄力粉、片栗粉、ベーキングパウダーをふるう。3.2に溶き卵を入れて混ぜ、さらに牛乳を加えて混ぜる。4.フライパンに3を成形しながら入れて弱火で焼く。5.かぼちゃをレンジで加熱し星形にくり抜き、残りは小さく丸める。6.ヨーグルトを塗ってタワー状に重ね、かぼちゃを飾りつけて完成。作り方のポイントかぼちゃの代わりにイチゴやキウイフルーツを飾りつけると華やかなツリーが完成します。離乳食用のパンケーキミックスを使うと手軽ですよ。クリスマスの手づかみ食べメニューの注意点食べるときは赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせ、細かく切ったり食べやすい大きさにカットしたりしてから取り分けましょう。窒息や誤嚥に注意し、赤ちゃんが食事をしているときは大人の目で見守ることが大切です。また、手づかみ食べをしないときは、無理に促す必要はありません。もしかしたら、ママやパパに食べさせてもらうことが好きなのかもしれませんし、道具を使って食べたいのかもしれません。手づかみ食べをさせないからといって、赤ちゃんに悪い影響があるわけではないので赤ちゃんのペースで進めてあげてくださいね。クリスマスメニューを親子で楽しもうクリスマスが近付いてくると、気持ちがウキウキしてきますね。クリスマスソングを聞かせたり絵本を読んだりしておくと、赤ちゃんもクリスマスに親しみを感じるかもしれませんよ。味つけや食べ方を工夫すると、離乳食と同じメニューを大人も楽しめます。彩り豊かなパーティーメニューで、赤ちゃんと楽しいクリスマスをすごしてくださいね。※この記事は2021年11月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。
2021年12月03日生後9〜10ヵ月頃から、後期のステップへ進んでいきます。後期に入ったら、歯ぐきでつぶせるバナナくらいの硬さに挑戦です。手づかみで食べる楽しさも教えてあげられると、食べる意欲がグンとアップ! 離乳食後期レシピは料理家のみないきぬこさんに、離乳食後期の基礎知識は管理栄養士の清水季代さんにお聞きしました。CONTENTS1.離乳食の全体的なスケジュール2.離乳食後期(生後9〜10ヵ月頃・カミカミ期)とは?3.食材の目安と増やし方4.離乳食後期の1日のスケジュール5.離乳食後期のポイント・注意点6.自分から食べたくなるカミカミレシピ3選7.離乳食を上手に進めるコツ離乳食の全体的なスケジュールまずは離乳食のスケジュールをチェックしましょう!■離乳食初期(生後5〜6ヵ月頃・ゴックン期)「トロトロ」から「ベタベタ」へ「トロトロ状のものから始めて、ベタベタ状まで進めていく時期です。10倍がゆからスタートし、1日1回、ひと口ずつ増やしていき、徐々に7倍がゆに移行します。離乳食をはじめて1ヵ月後くらいから2回食をスタート!」(管理栄養士・清水季代さん、以下同)■離乳食中期(生後7〜8ヵ月頃・モグモグ期)「ツブツブ」から「みじん切り」へ「ゴックンにすっかり慣れたところでツブツブ状へ。舌を上下に動かして、モグモグする練習です。おかゆは5倍がゆ、野菜は舌で簡単につぶれるツブツブ状にし、パサつく魚や肉にはとろみをつけて食べやすくしましょう」■離乳食後期(生後9〜11ヵ月頃・カミカミ期)「粗みじん切り」から「コロコロ」へ「モグモグの次は、歯ぐきでカミカミに挑戦! 粗みじん切りからコロコロ状まで進めていきます。後半からは3回食に進んでいきましょう。この時期から母乳やミルクよりも離乳食からの栄養が上回るので、不足しがちな鉄分を含む食材を意識して取り入れてください」■離乳食完了期(1歳〜1歳半頃・パクパク期)「半月切り」から「輪切り」へ「カミカミすることに慣れてくると、やわらかく茹でたニンジンの輪切り程度なら、前歯で噛み切れるようになります。半月切りから輪切りくらいまで少しずつ段階を上げていきます。食材による味の違いやかたさの強弱を経験させてあげましょう」離乳食後期(生後9〜10ヵ月頃・カミカミ期)とは?中期の離乳食をあげている中で、舌で食べ物がつぶせて、すぐに飲み込まずにときどき左右に口が動くようになってきたら、後期メニューの始めどきです。ご飯は全がゆから歯ぐきでつぶせるくらいの「軟飯」へと進められますが、ご飯もおかずも硬いメニューになると食べるのが大変なので、前半は全がゆのままでOK。「バナナ程度の硬さを歯ぐきでカミカミできるようになっていきますが、まだあごの力がしっかりとしていないので、口を動かさず丸飲みするような様子が見られたらペースダウンして、焦らずに進めましょう。この時期からは、赤ちゃんの体に蓄えられていた鉄分のストックが切れてしまいます。鉄分を補えるメニューを積極的に取り入れましょう。サンマやイワシ、アジなどの青魚は、鉄分やカルシウムが豊富で栄養価の高い食材なのでおすすめです。新鮮な素材を十分に加熱してあげましょう。食べ物をじっと見て、手を伸ばすようになってきたら、手づかみ食べにも挑戦を。この時期は食べムラが激しくなりますが、今まで食べていたものを食べなくなっても嫌いになったと決めずに、調理法や切り方を変えて様子をみましょう」食材の目安と増やし方赤ちゃんの消化吸収力が発達し、今まで控えていたほとんどの食材が食べられるようになります。「鉄分を食事で補う必要が出てくるので、レバーやほうれん草、大豆類や魚、牛肉などを積極的に取り入れます。食材や鮮度のよいものを選んで十分に加熱し、初めて口にするものは一口から与えていきます。鉄分が多い食材でも、タンパク質は赤ちゃんの体には消化に負担がかかります。中期同様に摂取量を守りましょう。栄養の50〜70%は離乳食から取れるようになってくるので、離乳食後の授乳やミルクを欲しがらないときは、無理に飲ませなくても大丈夫です」鉄分豊富な食材を積極的に取り入れよう!<1回量の目安(1種類を選んだ場合)>【エネルギー源】・ご飯……後期前半「全がゆ」90g→後期後半「軟飯」90g・茹でうどん……後期前半60g→後期後半105g・ジャガイモやサツマイモ……後期前半85g→後期後半140g・バナナ……後期前半75g→後期後半125g・食パン……後期前半25g→後期後半40g・コーンフレーク……後期前半17g→後期後半30g【ビタミン・ミネラル】・カボチャ、ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリー、ダイコン、トマト、キャベツ、白菜など……後期前半20g→後期後半30g・リンゴ、ミカン、イチゴ、ブドウ、キウイなど……10g【タンパク質】・豆腐……45g・魚……15g・卵……全卵(固茹で)1/2個・鶏ささみ……15g・プレーンヨーグルト……80g・納豆……18g・カッテージチーズ……22g・牛赤身肉……15g離乳食後期の1日のスケジュール3回食の準備として正午にフルーツ、または1/2量程度の離乳食を加えていきます。「後期の前半は、お昼の時間帯に少量の離乳食から追加していきます。後期後半からは、大人と同じような間隔で3回食へ。食後の授乳やミルクは欲しがらなければ必要ありません。ただし、離乳食だけでは栄養が不足してしまうので、授乳も継続していきましょう」<1日のスケジュール>・前半の一例06:00母乳またはミルク10:00離乳食と母乳またはミルク12:30間食の果物など14:00母乳またはミルク18:00離乳食と母乳またはミルク22:00母乳またはミルク・後半の一例07:30離乳食と母乳またはミルク10:00母乳またはミルクまたは果物12:30離乳食と母乳またはミルク(飲めば)15:00母乳またはミルク18:30離乳食と母乳またはミルク22:00母乳またはミルク離乳食後期のポイント・注意点カミカミできるメニューを取り入れる後期になると、使える調味料のレパートリーが増えていきます。「少量の塩や醬油、味噌が使えるようになります。ただし、まだ素材の味を覚える時期なので、毎食に味付けをする必要はありません。食べムラ対策に少し使う程度にとどめましょう」1)鉄分を意識する「生後10ヵ月を過ぎると、赤ちゃんがお腹の中にいた頃から蓄えていた鉄分の貯蔵がほとんどなくなるので、離乳食から鉄分を取る必要があります。鉄分を多く含む食材はレバー、魚の血合い、大豆製品、海藻、また緑黄色野菜です。タンパク質の摂取量に注意しながら、これらの食材を取り入れていきましょう」2)手づかみ食べ「この時期の赤ちゃんにとって、手づかみ食べは大事な脳育になります。五感を働かせて食べることは脳の発達にとてもよいので、どんどんやらせてあげましょう」3)3食のリズムを整える「今までは授乳のタイミングに離乳食を合わせていましたが、3回の食事を大人の朝食、昼食、夕食の時間と合わせていきます。食事を規則正しく取り、満腹と空腹のリズムができると、食事の時間にしっかりと食べられ、元気に遊び、よく眠るサイクルができます」4)丸飲みに注意!「あごの力が弱く、カミカミするペースがつかめないと丸飲みしてしまうことがあります。丸飲みは習慣化しやすいので、カミカミするのが難しい場合は、焦らずに離乳食の段階を戻しましょう」自分から食べたくなるカミカミレシピ3選離乳食後期におすすめの3つのレシピをご紹介。ほんのり味のついたやさしい味わい、カミカミする練習ができる食感のメニューをラインナップ。離乳食後期レシピ01.豚とリンゴのチーズリゾットまずは、豚肉とインゲンのカミカミに挑戦です。「リンゴのエキスでほんのりと甘味のあるやわらかいご飯が食べやすく、少量のチーズを加えることで、ほどよい塩分が加わり食欲をそそります。後期前半は、軟飯を全がゆにしたり牛乳を粉ミルクに変えたりしてもOK!」(料理家・みないきぬこさん、以下同)【材料】1回分豚肉(ヒレまたはモモ)……15gリンゴ……20gインゲン……15〜20g軟飯……80〜90g牛乳(粉ミルクでも可)……大さじ2〜3水……大さじ1〜2粉チーズ……小さじ1/2〜1【つくり方】1.小鍋に湯を沸かし、インゲンを半分に切って入れて柔らかくなるまで茹でる。ザルにいんげんをあげ、粗熱が取れたら5mm幅に切る。同じ湯で豚肉を茹でる。豚肉の色が変わったら火を止め、粗熱が取れるまでそのまま置き、ザルにあげる。2.1の豚肉を5〜6mm角の粗みじん切りにし、リンゴは皮をむいて5〜6mm角切りにする。3.小鍋に軟飯、インゲン、豚肉、リンゴ、牛乳、水を入れて混ぜ、中火にかける。フツフツとしてきたら、粉チーズの半量を加えて混ぜ、火を止める。4.器に盛り、残りのチーズをふりかける。Point>>>「茹でた豚肉はすぐに引き上げると水分が蒸発し、硬くパサパサになってしまうので、冷めるまで湯の中で冷まします」「粉チーズに含まれる塩分で調味しましょう」離乳食後期レシピ02.つるつる納豆うどん鉄分豊富な納豆に、茹でキャベツとパプリカを添えた色鮮やかなうどんです。「彩りのよさとゴマ油の香りが興味をそそります。カミカミしたときには食感や風味の違う具材が味わえるので、楽しみながら食べられます」【材料】1回分茹でうどん……50〜60gキャベツ……20g黄パプリカ……10gだし汁……1/3〜1/2カップ醬油……小さじ1/3ひきわり納豆……15g(大さじ1)青のり……ひとつまみゴマ油……1〜2滴【つくり方】1.茹でうどんは1cmに切る。キャベツ、黄パプリカは中火で5分ほど茹でてザルにあげ、粗熱が取れたら5〜7mmの粗みじんに刻む。2.小鍋に<調味料A>と茹でうどんを入れて中火にかけ、フツフツしてきたら火を止める。3.器に2を盛り、ひきわり納豆とキャベツ、黄パプリカをトッピングし、上から青のりを散らし、最後にゴマ油を振る。Point>>>「後期以降は食べる量が増えてくるので、市販の茹でうどんを活用すると便利です」「仕上げに少量のゴマ油をたらすことで、風味がアップし食欲をそそります」離乳食後期レシピ03.カラフルパンケーキ手づかみ食べの欲求を満たしてくれる、栄養満点のパンケーキです。「手を伸ばしても汚れないからママも安心できますよね。かみ切るのが難しければ、小さくカットしてあげてもよいでしょう」【材料】1回分<ベース生地>小麦粉……大さじ1と1/2溶き卵……1/3個分サツマイモ……10gニンジン……15gブロッコリー……1房(15g)水……大さじ1/2サラダ油……小さじ1/2【つくり方】1.<ベース生地>をつくる。ボウルに小麦粉を入れ、溶き卵を少しずつ加えて混ぜ、3等分にする。2.サツマイモとニンジンは皮をむき、サツマイモは水に5分ほどさらす。3.ブロッコリーと2のサツマイモとニンジンを合わせて耐熱容器に入れ、水を加えてラップをし、600Wのレンジで1分半加熱する。粗熱が取れたら、それぞれを別容器でマッシュする。4.1の生地1/3量ずつに、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリーを加えて混ぜる。5.フライパンにサラダ油を中火で熱し、4をそれぞれ丸く流し入れる。うすく焼き色がついたら裏返し、同様に焼く。Point>>>「3種の野菜はまとめてレンジで加熱すれば時短調理に」「ミニ泡立て期や小さいスパチュラがあると、作業がしやすいですよ」離乳食を上手に進めるコツ後期は食べられる食材がグンと増え、食べる量も増えていきます。一方で食べムラが起きやすい時期でもあります。「がんばってつくったのに食べてくれないと、栄養バランスが偏ってしまう心配が出てきますよね。そんなときは、母乳や粉ミルクを隠し味に使ったり、ゴマ油の風味で食欲をそそったり、彩りをカラフルにしてみたりという工夫をしてみましょう。そして、『黄色いパプリカきれいだね〜』『パンケーキ、おいしそう!』などと声をかけ、ママが目の前でおいしそうに食べるのもいいですね!」3回食になり、離乳食からとる栄養の割合が増えてきました。4ステップある離乳食期も3ステップ目に。振り返ってみれば、離乳食期は人生の中でほんのわずかな時間です。旬の味覚や鉄分豊富な食材本来の味を生かした彩り豊かな離乳食づくりを楽しみ、赤ちゃんに食べる喜びを教えてあげたいですね。\\こちらの記事もおすすめ!//離乳食初期(ゴックン期・生後5~6ヵ月頃) 量や進め方は? おすすめレシピを紹介離乳食中期(生後7~8ヵ月) 量や食材の進め方は? 食材の味を生かしたレシピ3選清水季代さん管理栄養士/フードコーディネーター/フードスペシャリスト都内の保育園に勤務の後、独立。食育を目的とした親子料理教室、レシピ開発、栄養や献立相談等を行っている。栄養バランスがよく、子どもが食べたくなるレシピが得意。 みないきぬこさん料理家/フードコーディネーター/女子栄養大学非常勤講師女子栄養大学卒業後、料理研究家の枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。料理家、フードコーディネーターとして雑誌やテレビ、広告で活躍中。ケータリング業にも力を注ぐ。著書に『はじめてのストウブ』(池田書店)、『萌え断』(河出書房新社)、『大豆で美味しい毎日レシピ』(エイ出版社)がある。Instagram:@minaikinukorecipe&styling/Kinuko Minaisupervision/Kiyo Shimizuphotography/Hitomi Yabetext/Miyuki Imai(Neem Tree)
2021年11月23日この記事では、保育士で離乳食インストラクターの中田馨さんが手づかみ食べで赤ちゃんが学ぶことをお伝えしています。「指でつまむ、手でつかむこと」「食材の硬さの違い」「自分でごはんを食べる楽しさ」です。あまりしたがらない場合は、ママが見本を見せてあげるといいですよ。 こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。9~11カ月ごろ(離乳食後期)ごろからぜひ取り入れてもらいたいものに「手づかみ食べ」があります。私は保育士で保育現場に長く携わっているのですが、この手づかみ食べで赤ちゃんはさまざまなことを学び、発達していくと感じています。今日は「手づかみ食べの魅力」に迫りたいと思います。 手づかみ食べに積極的な子とそうでない子保育現場で赤ちゃんたちを見ていると、手づかみ食べに積極的な赤ちゃんとそうでない赤ちゃんがいます。 手づかみ食べを積極的にする赤ちゃん手づかみ食べを積極的にする赤ちゃんは、途中から食事が遊びに変化してしまうことがあります。グチャグチャと器の中をかき混ぜて、にぎった離乳食をポイッと投げる。そんな場面を目にしたことのあるママも多いかもしれません。もし遊びが長引く場合は食事を終了してかまいません。そのときのママは凛としてくださいね! 手づかみ食べをしようとしない赤ちゃん手づかみしようとしない赤ちゃんの様子を見てみると、いくつかの理由があるように思います。よくある理由が「食べ物を手づかみするものと思っていない」「感触が嫌」という2つです。 手づかみするものと思っていない場合は、まずはママが見本を見せることから始めましょう。手で触っても大丈夫! おいしく楽しく食べようね!と、赤ちゃんに伝えることが大切です。感触が嫌な場合は、無理強いしなくて大丈夫。こちらもママが見本を見せたり、ベタベタしないメニューを取り入れることからスタートしてみてください。 赤ちゃんが手づかみ食べで学ぶこと指でつまむ、手でつかむこと大人が何気なくしている、指でつまむ・手でつかむということは赤ちゃんにとって難しいこと。つまんだ食べ物を口に運ぶこともとっても難しいことです。 食材の硬さの違いたとえば、豆腐とにんじんだったら、同じ大きさに切っても感触が違いますよね。にんじんと同じ強さで豆腐をつまんだらつぶれてしまう。逆に豆腐と同じ強さでにんじんをつまんだら落としてしまうかもしれません。そんな一つひとつの食材の感触を、赤ちゃんは感じながら手づかみをしているのです。 自分でごはんを食べる楽しさ手づかみ食べで学ぶことで、私が最も大切だと思うことは「自分でごはんを食べる楽しさ」ですね。自分で食べると食への意欲が増しますし、食に興味を持つようになります。 手づかみ食べをしっかりしてきた子は、その後のスプーンやお箸もスムーズに進んでいきます。しかし手づかみ食べが始まると、テーブル周りが汚れたり、メニューを考えたりすることにママも頭を悩ませるかもしれません。無理はせず、取り組めるときにしてみてくださいね。 イラスト/sawawa著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年09月17日わが家では、離乳食後期に入った生後9カ月から、手づかみ食べの練習を始めました。しかし、すぐに食べてくれるようになると高をくくっていたら、思っていたよりも大変! 子どもがなぜ食べてくれないのか、食べてくれるようにどのような工夫をしたのかをご紹介します。 初日は成功わが子は、離乳食を始めてからずっとほとんど食べ物を残したことがないくらいよく食べる子でした。離乳食後期に入り、試しに半分に切ったいちごをあげてみると、手でつかんでパクっと食べました。 まだじょうずに食べられなくて、ほとんど落としてしまいました。しかし、初日から食べてくれたことに安心し、「これは楽勝なのでは!?」と余裕の気持ちでいました。そして、次の日から毎日、手づかみできるものをあげてみることにしました。 全然食べてくれない!ところが、それからが大変でした。野菜スティックやおやきを作っても、最初のうちは口へ運ぶのに、それ以降は食べず、わざと落としてしまいます。仕方がないので、小さく切ってスプーンで食べさせていました。しかし、はじめは食べていたいちごもまったく食べなくなってしまいました。 どうやら、手でつかみやすい大きめの食材はうまく噛めず、飲み込みにくいようでした。反対に小さい物だと指でうまくつかめず、手づかみ食べに行き詰まってしまいました。 やっと食べられた物1カ月近くいろいろな物を試しているうちに、やっとたどり着いたのが食パンを小さく切ったもの。ふわふわしているので、ある程度大きくても食べてくれました。 しばらくパンで練習しているうちに、小さいものを指でつかむことも、食べ物を噛んでから飲み込むこともじょうずになり、いろいろなものを手づかみで食べられるようになりました。1歳を過ぎた今では、毎回の食事のほとんどを喜んで手づかみで食べています。 手づかみ食べができるようになると、親が全部を食べさせてあげなくてもよくなり、一緒に食事を楽しめるようになりました。そして一番よかったのは、子どもが自分で食べる喜びを感じながら食べるようになったことです。途中で諦めずに、続けてよかったです。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:谷口菜穂一男の母。保育士資格、幼稚園教員免許、小学校教員免許を取得。出産後、仕事を退職。日に日にできることが増えていく子どもの成長におどろく毎日。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年01月26日■ 前回 のあらすじあくまでも自分の非を認めない先生。不誠実な対応に、ついに最終兵器「ボイスレコーダー」が登場し…ナプキンの上に給食を移し、手づかみで食べさせること。ハードルを子どもたちにやらせたこと。これまでのすべてが、ボイスレコーダーに記録されていました。逃げられなくなった先生は、ようやく謝罪…次回へ続く※あくまで個人の体験談です。先生にまつわるお話になりますが、「すべての教師がそうだ」と誤解のないようお願いします。※実話をベースとしたフィクションです。登場人物はゆっぺさん含めすべてフェイクです。コミックライター: ゆっぺ 【同じテーマの連載はこちら】 4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 この連載の全話を見る >>
2021年01月15日■前回のあらすじ自分のクラスが優秀であるとアピールしたい先生。しかし食べるのが遅い子がいるので片付けられない。そこで出した結論は…食器を早く片付けたいために、ナプキンの上に給食を出して、手づかみで食べるよう指示した先生。そのとんでもない行動を、保護者たちも知ることになりました。次回へ続く※あくまで個人の体験談です。先生にまつわるお話になりますが、「すべての教師がそうだ」と誤解のないようお願いします。※実話をベースとしたフィクションです。登場人物はゆっぺさん含めすべてフェイクです。コミックライター: ゆっぺ 【同じテーマの連載はこちら】 4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 この連載の全話を見る >>
2021年01月04日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が進んでいくと、赤ちゃんが自分で食べ物に「触ってみたい」「食べてみたい」という気持ちが芽生えてきます。今回は手づかみ食べを含め、離乳食の後片付けがラクになる食べさせ方を紹介します。 手づかみ食べはメリットがいっぱい生後9カ月ごろの離乳食について調べると、本などには「手づかみ食べ」をたくさんさせましょう」と書かれています。手づかみ食べはその名の通り、自分で食べ物をつかんで食べること。この時期に食べ物を見て、触って、温度や感触を感じて、適切な力でつかんで口に持っていく、目と手の協調運動の経験を積み上げることが大切と言われています。 手づかみ食べをすると、手先は器用になりますし、例えば豆腐と大根などのかたさの違う食べ物をつまむ力の加減を学ぶことができます。また、手づかみ食べをしっかりした子は、スプーンへの移行がとてもスムーズです。 とは言え、手づかみ食べを毎日の離乳食に取り入れるのはなかなか勇気のいること。なぜなら、手づかみ食べをすると赤ちゃんと赤ちゃんの周りが食べ物でグチャグチャになることがあるからです。そこで、後片づけがラクになる4つの方法を教えます。 1. メニューを見直してみる「自分で食べたい」と思って離乳食に手を伸ばした赤ちゃん。触ってみると今まで経験したことのない感触でビックリ! もっと確認したい!という思いから、離乳食をグチャグチャと真剣に触り始めます。このとき、グチャグチャと触っているときの赤ちゃんの表情を見てください。すごく集中しているはずです。ただ、このグチャグチャはママにとって後片付けが大変になってしまうこともあります。 そこで、手づかみ食べに用意するメニューを見直してみましょう。おにぎりや蒸したいも・かぼちゃ、焼いた魚・肉・おやきなど、水分の少ない汚れにくい手づかみメニューを用意します。そうすることで、手づかみでグチャグチャになる汚れを軽減することができます。とはいえ、9~11カ月ごろ(離乳食後期)の食べ物のかたさの目安はバナナくらい。まだ、手指の細かい動きや力の調節ができない赤ちゃんですので、強くつかむとグチャグチャになるのは当たり前。「このメニューは汚してもいいよ!」と見守る気持ちも大切です。 2. 食べさせ方を工夫してみる次に、食べさせ方を工夫してみましょう。メニューすべてを赤ちゃんの手の届くところに置くと、赤ちゃんのいろいろ確認したい気持ちが高まります。ですので、まずは赤ちゃんの手の届くところには手づかみメニューだけを準備しましょう。 例えば、おかゆ、汁物、野菜の煮物、焼き鮭のメニューだったら、赤ちゃんには焼き鮭を目の前に置き、手づかみで食べるのは焼き鮭に限定します。そして、おかゆや汁物、煮物などの水分の多いメニューはママが食べさせましょう。もし、焼き鮭がなくなったら、汁物、煮物も具材だけを別皿においてあげると、手づかみで食べやすくなります。 3. 便利な離乳食グッズを使ってみる便利な離乳食グッズを使ってみましょう。例えば、袖つきのエプロンを使うと、服が汚れにくくなります。ポケット付きのエプロンにすると、食べこぼしをキャッチしてくれます。プラスティック製のポケット付きエプロンは、食べこぼしのキャッチ力が優秀ですので、お家に1つあるとかなり重宝します。外出時は持ち運びやすい紙エプロンが重宝します。 また、手づかみ食べをするときに手が器に当たってひっくり返すことがあります。それを防止するためには、器の裏に滑り止めがついているものを選んだり、シリコン製のシートをテーブルと器の間に敷くといいでしょう。 4. 食べる環境を整えてみる食事時の環境を整えてみましょう。例えば、赤ちゃんの椅子の下にレジャーシートを敷いてみましょう。そうすると食べこぼしてもレジャーシートを洗うだけでOK! 下に敷くのを新聞紙にすれば新聞紙を捨てるだけでOKです。 また、テーブルや椅子も汚れるので、丸洗いできる素材のものを使うと汚れてもスッキリきれいになります。また、食器をひっくり返したりすることもありますので、サッと拭けるように大きめの台拭きをそばに置きます。また、食べたあとに着替える服を準備して置いたり、すぐにシャワーができるようにしてもいいですね。 1日3回の食事すべてを手づかみ食べさせなくてもOK。まずは、ママが一番余裕のある時間帯の食事、1日1回からスタートしてみましょう。「きれいに食べてくれるようになるのはいつかしら」と感じてしまうこともあるかと思いますが、食べ物への興味関心が育っている時期です。「楽しく食べる」ことを大切にしながら取り組んでみてくださいね。 イラスト/sawawa著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月18日こんにちは、離乳食インストラクターの中田 馨です。9~11カ月ごろ(離乳食後期)ごろからぜひ取り入れてもらいたいものに「手づかみ食べ」があります。私は保育士で保育現場に長く携わっているのですが、この手づかみ食べで赤ちゃんはさまざまなことを学び、発達していくと感じています。今日は「手づかみ食べの魅力」に迫りたいと思います。 手づかみ食べに積極的な子とそうでない子保育現場で赤ちゃんたちを見ていると、手づかみ食べに積極的な赤ちゃんとそうでない赤ちゃんがいます。 手づかみ食べを積極的にする赤ちゃん手づかみ食べを積極的にする赤ちゃんは、途中から食事が遊びに変化してしまうことがあります。グチャグチャと器の中をかき混ぜて、にぎった離乳食をポイッと投げる。そんな場面を目にしたことのあるママも多いかもしれません。もし遊びが長引く場合は食事を終了してかまいません。そのときのママは凛としてくださいね! 手づかみ食べをしようとしない赤ちゃん手づかみしようとしない赤ちゃんの様子を見てみると、いくつかの理由があるように思います。よくある理由が「食べ物を手づかみするものと思っていない」「感触が嫌」という2つです。 手づかみするものと思っていない場合は、まずはママが見本を見せることから始めましょう。手で触っても大丈夫! おいしく楽しく食べようね!と、赤ちゃんに伝えることが大切です。感触が嫌な場合は、無理強いしなくて大丈夫。こちらもママが見本を見せたり、ベタベタしないメニューを取り入れることからスタートしてみてください。 赤ちゃんが手づかみ食べで学ぶこと指でつまむ、手でつかむこと大人が何気なくしている、指でつまむ・手でつかむということは赤ちゃんにとって難しいこと。つまんだ食べ物を口に運ぶこともとっても難しいことです。 食材の硬さの違いたとえば、豆腐とにんじんだったら、同じ大きさに切っても感触が違いますよね。にんじんと同じ強さで豆腐をつまんだらつぶれてしまう。逆に豆腐と同じ強さでにんじんをつまんだら落としてしまうかもしれません。そんな一つひとつの食材の感触を、赤ちゃんは感じながら手づかみをしているのです。 自分でごはんを食べる楽しさ手づかみ食べで学ぶことで、私が最も大切だと思うことは「自分でごはんを食べる楽しさ」ですね。自分で食べると食への意欲が増しますし、食に興味を持つようになります。 手づかみ食べをしっかりしてきた子は、その後のスプーンやお箸もスムーズに進んでいきます。しかし手づかみ食べが始まると、テーブル周りが汚れたり、メニューを考えたりすることにママも頭を悩ませるかもしれません。無理はせず、取り組めるときにしてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月11日赤ちゃんは抱っこしていると落ち着いて寝てくれても、布団におこうとすると泣いてしまうことが多く、低月齢のママは食事もゆっくりとれないことがありますよね。授乳期は必要なカロリーが増えるため、ママがしっかり食事をとることが大切です。今回は、抱っこしながらでも手軽に食べれる食事や料理の工夫についてお話しします。 フィンガーフードの定番! おにぎりおにぎりは時間があるときに作っておけば、隙間時間に食べられるので、メインの食事のときだけでなく、おなかがすく授乳期のおやつとしても最適です。 ポイントは2〜3口の小さめサイズにすること。毎日同じ具材だと飽きてしまったり、栄養が偏ることがあるので、アレンジを加えて不足しがちな鉄分や食物繊維などを補えるような具だくさんのおにぎりもオススメ。五穀米など米の種類を工夫するのもいいですね。 【おすすめの具だくさんおにぎり】・刻んだ野菜や焼豚、卵入りの炒飯おにぎり・鶏肉や豚肉のひき肉入りケチャップライスのおにぎり(コーンやチーズを入れてもOK)・鶏肉やゴボウ、キノコ、ひじきなどの炊き込みご飯おにぎり・しらすやワカメの混ぜご飯おにぎり・焼きそばを細かく刻んだそばめしおにぎり ※炊飯器に材料を入れてスイッチを押すだけのものだとさらにラクチンです! おかずにもなる具だくさん汁物朝ごはんやお昼ごはんは、簡単に食べられるご飯やパンなど炭水化物だけに偏りがちです。具だくさんの豚汁やお味噌汁、スープはおかず代わりにもなります。 時間があるときに具だくさんの汁物を作りおきしておくと、家族の夕飯の食事にもなります。不足がちな野菜も汁物にして無理なくたくさん食べるようにしましょう。授乳期に必要な水分もとれ、根菜類の野菜や生姜などを入れると体を温める効果もあります。汁物の場合は、抱っこしながら食べると抱っこひもを使用していても、赤ちゃんにかかってしまうリスクもあります。温め過ぎないようにして、おわんなどではなく取っ手のついた大きめなスープカップなどにすると安心です。 ショートパスタやマカロニもおすすめ母乳には和食が良いと言われていますが、実は科学的根拠はないといわれています。また、産後のママでも和食以外のお食事も楽しみたいですよね。 パスタを食べたいときは、ショートパスタやマカロニにすると片方の手でも食べやすく、茹でたあと、時間が少し経ってしまってもおいしく食べられます。市販のパスタソースもじょうずに利用しましょう。また、サラダ用のパスタやマカロニは茹で時間が短いので便利です。 具だくさんの汁物にマカロニパスタを入れれば、それだけで栄養満点の1品になります。 家でも水筒が便利!授乳期は母乳分泌に水分がとられるので、ママは水分不足になりがちです。水分をこまめにとれるように工夫してみましょう。 冷蔵庫から出して注いだりするのも一苦労……、そんなときには水筒が便利です。準備しておけば、飲みたいときにすぐ飲めます。直接飲めるタイプやストロータイプなら、片方の手でも飲みやすいです。また、授乳期には温かい飲み物が良いとされています。保温できる水筒なら、温かい飲み物も長時間キープしておくことができます。ペットボトルの場合は、保冷タイプのペットボトルカバーが便利です。ペットボトルストローなどをつけると飲みやすくなります。 家族に抱っこを変わってもらったり協力してもらいながら、食事はゆっくりとりたいものですが、赤ちゃんと2人のときの特に朝や昼ごはんは、抱っこしながら食事の場合もあるかと思います。私自身、娘が赤ちゃんのころは、ほとんど抱っこしながら、ときには授乳しながら、片方の手で食事ばかりしていました。今日ご紹介した方法を試しながら、抱っこの時期をじょうずに乗り切ってくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年08月25日こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。赤ちゃんの食育にも良いとされている手づかみ食べ。今日は、手づかみ食べを嫌がる赤ちゃんにママができることについてお話しします。 手づかみ食べの2つの利点よく離乳食の本にも、9~11カ月ごろ(離乳食後期)は「手づかみ食べをしてください」と書かれていますが、手づかみ食べにはどんな利点があるのでしょうか? 五感の働きを促す食べ物は、それぞれ固さや感触が違います。手づかみすることでその感触の違いを知ることができます。また、つかんだ食べ物を口に持っていくことは、距離感を学ぶことにつながります。握った食べ物を口に入れてどのタイミングで手放すかなども簡単にはできません。赤ちゃんは五感を働かせながら何度もチャレンジしてできるようになってくるのです。 食べる意欲を増進させる自分で食べるという経験を積むことで、赤ちゃんは食べる喜び、自分で食べる満足感を味わうことができます。 どうして手づかみ食べを嫌がるの?さて、手づかみで食べることを嫌がる子の理由とは何なのでしょうか? 手触り、べとべと感でしょうか? きっとそれぞれの赤ちゃんによって理由は違うと思います。 苦手でもすぐにできるようになる赤ちゃんもいるでしょう。ハイハイができる時期に個人差があるのと一緒で、手づかみ食べにも個人差があります。赤ちゃんがそれを嫌だと思えていることは、発達しているということです。少しずつでいいので、大人が働きかけてあげましょう。 手づかみ食べを嫌がるときにママができることは?手づかみ食べが嫌いな赤ちゃんにもっと手づかみ食べをしてほしいときにママができることをお伝えします。 手づかみメニューを出す手づかみ食べを嫌がるからと言って、ママがスプーンで与えるばかりではなく、手づかみメニューも用意してみましょう。ベタベタするのが嫌なら、ベタつかない食材でチャレンジする、好きな食べ物を使ってみるなど、メニューを工夫してみましょう。 ママが手本を見せるママが手づかみで食べるお手本を見せてみましょう。「おいしい! 自分で食べるって楽しい!」という気持ちを伝えてみてもいいですね。 無理強いしない大切なことは無理強いしないことです。嫌なことをするように言われると、食べることも嫌になって疲れてしまうかもしれません。赤ちゃんの機嫌のいいとき、少しの時間でいいのでチャレンジしてみてください。 まずはいろいろな味や形、感触のものを持たせて、どんなものなら手づかみ食べするのか観察してみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年05月10日こんにちは。けえこです。今回は、3人育児の食事事情について。ももが生後9ヶ月頃。離乳食は1日3回になり、固形物も食べられるようになってきたころのお話です。■1人目のときとは一変! 3人育児の食事風景長男が同じくらいの頃は、私がスプーンで「あーん」と言いながら食べさせてあげてました。だから、「ご飯は食べたけど、今日はほうれん草は食べなかったな」など、食事の傾向はきちんと把握できていました。でも3人目になると、上の子二人の対応も一緒にしなければならず…。私の余裕はなくなり、食事風景は長男一人の時とはまったく違うものになりました。長男が牛乳をこぼしたかと思えば、次男はトイレに行きたがる。それが終わったら、今度は次男がみそ汁をこぼす…など、毎回の食事はアクシデントだらけ!そのたびに席を立つ私。「ちょっと待っててね」と声をかけてはいたんですが、ももはおなかが空いていたんでしょう。一人でバクバクと食べるようになりました。長男の時とは違い「何を食べて何を食べなかったか」なんてなーんにもわかりません!わかるのは、お皿が空っぽになってて下にもあまり落ちてないから、「だいたい食べたんだろう…」ということだけ。食が細く“食べない子”だった長男とは真逆の“よく食べる子”だったもも。ぱくぱく食べる娘で本当に助かりました。■一人食べ上手なもものために工夫したこと「私が食べさせてあげられない時は一人で食べる」とわかったのですが、「一人食べ」はのどに詰まらせることが心配!このため、こんな対策をしていました。【のどに詰まらせない対策】小さめに切る納豆のお好み焼きや、ハンバーグなど手づかみしやすいメニューにするのりはのどにつまりやすい気がして、のり巻きなどは小さいころは避けていました。また初めて食べる食材のときは必ずそばにいられるように、食べる時間を工夫したり…。それでもやっぱり心配なので、いつも速攻で戻っていたんですけどね。\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月26日今日は、赤ちゃんが手づかみで食べやすい「たまごボーロ」の作り方を紹介します! 見た目もカラフルで栄養たっぷり、9~11カ月ごろ(離乳食後期)の手づかみメニューです♪ かぼちゃと枝豆のたまごボーロ 作者:YURIthさん 材料(3〜4人分)■A・かぼちゃ(皮を取り除いたもの)……100g・片栗粉 ……30g・卵黄 ……1個分・砂糖 ……15g■B・枝豆(薄皮をむいた状態)……50g・片栗粉 ……50g・卵黄 ……1個分・砂糖 ……15g 作り方① かぼちゃを蒸して、皮部分を取り除き、ボウルに入れて潰す。枝豆は茹でた後、皮、薄皮をむき、ミキサーなどで撹拌する。② ボウル2つに、AとBをそれぞれ入れて混ぜる。(生地がべたつき、手につくくらいやわらかいようであれば、片栗粉を追加して硬さを調節してください)③ 好みの大きさに丸め、180度のオーブンで中まで火が通り少し焦げ目がつく程度焼く。(様子を見て時間を調節してください) ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2020年01月08日わが家では、離乳食後期に入った生後9カ月から、手づかみ食べの練習を始めました。しかし、すぐに食べてくれるようになると高をくくっていたら、思っていたよりも大変! 子どもがなぜ食べてくれないのか、食べてくれるようにどのような工夫をしたのかをご紹介します。 初日は成功わが子は、離乳食を始めてからずっとほとんど食べ物を残したことがないくらいよく食べる子でした。離乳食後期に入り、試しに半分に切ったいちごをあげてみると、手でつかんでパクっと食べました。 まだじょうずに食べられなくて、ほとんど落としてしまいました。しかし、初日から食べてくれたことに安心し、「これは楽勝なのでは!?」と余裕の気持ちでいました。そして、次の日から毎日、手づかみできるものをあげてみることにしました。 全然食べてくれない!ところが、それからが大変でした。野菜スティックやおやきを作っても、最初のうちは口へ運ぶのに、それ以降は食べず、わざと落としてしまいます。仕方がないので、小さく切ってスプーンで食べさせていました。しかし、はじめは食べていたいちごもまったく食べなくなってしまいました。 どうやら、手でつかみやすい大きめの食材はうまく噛めず、飲み込みにくいようでした。反対に小さいものだと指でうまくつかめず、手づかみ食べに行き詰まってしまいました。 やっと食べられたもの1カ月近くいろいろなものを試しているうちに、やっとたどり着いたのが食パンを小さく切ったもの。ふわふわしているので、ある程度大きくても食べてくれました。 しばらくパンで練習しているうちに、小さいものを指でつかむことも、食べ物を噛んでから飲み込むこともじょうずになり、いろいろなものを手づかみで食べられるようになりました。1歳を過ぎた今では、毎回の食事のほとんどを喜んで手づかみで食べています。 手づかみ食べができるようになると、親が全部を食べさせてあげなくてもよくなり、一緒に食事を楽しめるようになりました。そして一番よかったのは、子どもが自分で食べる喜びを感じながら食べるようになったことです。途中で諦めずに、続けてよかったです。著者:谷口菜穂一男の母。保育士資格、幼稚園教員免許、小学校教員免許を取得。出産後、仕事を退職。日に日にできることが増えていく子どもの成長におどろく毎日。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年01月05日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が進んでいくと、赤ちゃんが自分で食べ物に「触ってみたい」「食べてみたい」という気持ちが芽生えてきます。今回は手づかみ食べを含め、離乳食の後片付けがラクになる食べさせ方を紹介します。 手づかみ食べはメリットがいっぱい生後9カ月ごろの離乳食について調べると、本などには「手づかみ食べ」をたくさんさせましょう」と書かれています。手づかみ食べはその名の通り、自分で食べ物をつかんで食べること。この時期に食べ物を見て、触って、温度や感触を感じて、適切な力でつかんで口に持っていく、目と手の協調運動の経験を積み上げることが大切といわれています。 手づかみ食べをすると、手先は器用になりますし、例えば豆腐と大根などのかたさの違う食べ物をつまむ力の加減を学ぶことができます。また、手づかみ食べをしっかりした子は、スプーンへの移行がとてもスムーズです。 とは言え、手づかみ食べを毎日の離乳食に取り入れるのはなかなか勇気のいること。なぜなら、手づかみ食べをすると赤ちゃんと赤ちゃんの周りが食べ物でグチャグチャになることがあるからです。そこで、後片づけがラクになる4つの方法を教えます。 1. メニューを見直してみる「自分で食べたい」と思って離乳食に手を伸ばした赤ちゃん。触ってみると今まで経験したことのない感触でビックリ! もっと確認したい! という思いから、離乳食をグチャグチャと真剣に触り始めます。このとき、グチャグチャと触っているときの赤ちゃんの表情を見てください。すごく集中しているはずです。ただ、このグチャグチャはママにとって後片付けが大変になってしまうこともあります。 そこで、手づかみ食べに用意するメニューを見直してみましょう。おにぎりや蒸したいも・かぼちゃ、焼いた魚・肉・おやきなど、水分の少ない汚れにくい手づかみメニューを用意します。そうすることで、手づかみでグチャグチャになる汚れを軽減することができます。とはいえ、9~11カ月ごろ(離乳食後期)の食べ物のかたさの目安はバナナくらい。まだ、手指の細かい動きや力の調節ができない赤ちゃんですので、強くつかむとグチャグチャになるのは当たり前。「このメニューは汚してもいいよ!」と見守る気持ちも大切です。 2. 食べさせ方を工夫してみる次に、食べさせ方を工夫してみましょう。メニューすべてを赤ちゃんの手の届くところに置くと、赤ちゃんのいろいろ確認したい気持ちが高まります。ですので、まずは赤ちゃんの手の届くところには手づかみメニューだけを準備しましょう。 例えば、おかゆ、汁物、野菜の煮物、焼き鮭のメニューだったら、赤ちゃんには焼き鮭を目の前におき、手づかみで食べるのは焼き鮭に限定します。そして、おかゆや汁物、煮物などの水分の多いメニューはママが食べさせましょう。もし、焼き鮭がなくなったら、汁物、煮物も具材だけを別皿においてあげると、手づかみで食べやすくなります。 3. 便利な離乳食グッズを使ってみる便利な離乳食グッズを使ってみましょう。例えば、袖つきのエプロンを使うと、服が汚れにくくなります。ポケット付きのエプロンにすると、食べこぼしをキャッチしてくれます。プラスティック製のポケット付きエプロンは、食べこぼしのキャッチ力が優秀ですので、お家に1つあるとかなり重宝します。わが家はこのエプロンにかなり助けられました。外出時は持ち運びやすい紙エプロンが重宝します。 また、手づかみ食べをするときに手が器に当たってひっくり返すことがあります。それを防止するためには、器の裏に滑り止めがついているものを選んだり、シリコン製のシートをテーブルと器の間に敷くといいでしょう。 4. 食べる環境を整えてみる食事時の環境を整えてみましょう。例えば、赤ちゃんの椅子の下にレジャーシートを敷いてみましょう。そうすると食べこぼしてもレジャーシートを洗うだけでOK!下に敷くのを新聞紙にすれば新聞紙を捨てるだけでOKです。 また、テーブルや椅子も汚れるので、丸洗いできる素材のものを使うと汚れてもスッキリきれいになります。また、食器をひっくり返したりすることもありますので、サッと拭けるように大きめの台拭きをそばに置きます。また、食べた後に着替える服を準備して置いたり、すぐにシャワーができるようにしてもいいですね。 1日3回の食事すべてを手づかみ食べさせなくてもOK。まずは、ママが一番余裕のある時間帯の食事、1日1回からスタートしてみましょう。「きれいに食べてくれるようになるのはいつかしら」と感じてしまうこともあるかと思いますが、食べ物への興味関心が育っている時期です。「楽しく食べる」ことを大切にしながら取り組んでみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年10月16日「そろそろ離乳食を始めようかな…」というときには『手づかみ食べ』にチャレンジしてみませんか?赤ちゃん自身の手や指を使うことで、箸やスプーンの練習にもなりますよ。『手づかみ食べ』におすすめの離乳食レシピについてもチェックしてみましょう。手づかみ食べはいつから始める?ミルクしか飲めなかった赤ちゃんが離乳食を食べ始めるようになると、成長を感じられてうれしいですよね。スムーズに幼児食へと移行するために、『手づかみ食べ』や『離乳食』についての知識を深めましょう。早ければ9カ月ごろから離乳食の『手づかみ食べ』は、早い子どもで『9カ月ごろ』から始まります。大人にとって、『手でつかんだ物を口に運ぶ』という行動は簡単ですが、空間認知力や感覚器が発達していない赤ちゃんにとっては、実はとても難しい行為なのです。食べ物やお皿をつかんだとしても、きちんと口に運べるようになるまでには時間を要します。急かしたり、無理やり手を引いたりせずに、赤ちゃんの成長速度に合わせてゆっくりと見守ってあげましょう。手づかみ食べはスプーンや箸の基礎作り『手づかみ食べ』は、読んで字のごとく『手』だけを使うため、スプーンや箸とは関係がなさそうに思えますが、実際にスプーンや箸を使うときの『基礎作り』の役割を果たします。ずっとママに食べさせてもらっていたところから、突然スプーンを持たされてしまうと『食事』そのものを遠ざける赤ちゃんは少なくありません。『手づかみ食べ』を挟むことによって、赤ちゃん自身が『食べる』という動作を感覚的に覚えるだけではなく、手や指を使うことで神経を発達させ、いざスプーンや箸を持たせたときにも嫌がりにくくなります。まずは『手づかみ食べ』で『自分でごはんを食べる』という感覚を育んであげましょう。商品名: リッチェル Richell トライシリーズ ND 離乳食スタートセット価格: ¥1,666(税込) 「はじめてママ&パパの離乳食」 詳細はこちら 進め方のポイントは?ミルクを飲んでいた赤ちゃんの目の前にごはんを差し出しても、進んで『手づかみ食べ』をしてくれることは稀でしょう。『手づかみ食べ』にチャレンジする上で、どのようなポイントを意識すればよいかをチェックしてみましょう。汚れるのは当たり前! 事前の工夫を赤ちゃんは、大人のようにうまく自分で口に食べ物を運ぶことができません。食べ物を机や床にポロポロとこぼしたり、スタイを付けていたとしても洋服にソースが付いてしまったりと、広範囲を汚してしまうことも。汚れを最小限に抑えるためには、以下のような工夫がおすすめです。使い捨てタイプのテーブルクロスを敷く落としても割れない素材を使用する汚れてもよい服装に着替える分かってはいてもイライラしやすい場面ですが、赤ちゃんのやる気を削いでしまってはかわいそうです。『手づかみ食べ』を始める際は、『汚れるのは当たり前』という心構えでいるようにしましょう。商品名: ベビービョルン ベビースタイ パウダーブルー価格: ¥1,296(税込) ベビービョルン ベビースタイ 詳細はこちら 商品名: 10mois(ディモワ) mamamanma お食事シリコンマット価格: ¥2,376(税込) mamamanma お食事シリコンマット 詳細はこちら 手づかみ食べをしない子には?『手づかみ食べ』は、直接手で食べ物を触るため、『触ること』そのものに慣れていない赤ちゃんの場合には、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。食べてほしい気持ちから焦ってしまいがちですが、無理にチャレンジさせようとせず、興味を持つまで待ってあげることが大切です。『手づかみ食べ』に慣れるには、『つかみやすい物』や『手が汚れない物』から試してみましょう。また、ママやパパも一緒に『手づかみ食べ』してあげることもおすすめです。簡単おすすめ離乳食レシピ3選子どもが離乳食に移行すると、レシピや量を考える必要があります。まずは、基本の作り方からチェックしてみましょう。誰でも簡単に作れるおすすめのレシピを3つ、ご紹介します。鉄板メニュー?! ごはんを使っておにぎり『お米』を使った離乳食には、やはり『おにぎり』がおすすめです。離乳食に限らず、日本人には欠かせない定番メニューですよね。一般的に『おにぎり』といえば『三角形』を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、離乳食用のおにぎりは、つかみやすい『棒状』『丸状』で作ることがポイントです。2cm程度の直径に仕上げ、ラップを使って形を整えましょう。お米は常備されている家庭も多く、手間もかからないため、初めての離乳食に『おにぎり』を選ぶママも多いですよ。商品名: スケーター ふりふり 一口 おにぎり型 日本製 SNO2価格: ¥454(税込) ふりふり 一口 おにぎり型 詳細はこちら アレンジ無限なパンパンはお米のようなベタッとした触感がないため、『手づかみ食べ』の苦手意識を持つ赤ちゃんにもおすすめです。離乳食用に使うパンといっても、市販の食パンを使います。以下の手順で作りましょう。食パンを横に半分に切った後、幅1.5~2cmに切り分けるきな粉をまぶすお好みで豆乳や牛乳に浸す家にある調味料や飲料でさまざまなアレンジができますよ。忙しいときにも作れる時短メニューです。野菜も取れるおやきもおすすめ我が子の成長を思うと、栄養バランスへの配慮は欠かせませんよね。「野菜をたっぷりと食べてもらいたい!」というときには『おやき』がおすすめです。栄養満点の野菜おやきのレシピをチェックしましょう。かぼちゃ(150g)と、豆腐(150g)をしっかりと混ぜ合わせるきな粉と片栗粉をそれぞれ大さじ1杯ずつ入れて、再度混ぜ合わせる平たく生成したら、フライパンで焼き上げるおにぎりやパンアレンジに比べると手間はかかりますが冷凍保存できるため、作り置きメニューとしてもイチオシです。食べたい気持ちを引き出す離乳食作り赤ちゃんが離乳食をパクパク食べるようになると、成長を感じられてとてもうれしいですよね。食べ物の好き嫌いが出てきたり、机や洋服を汚してしまったりと、ママを困らせる場面も増えるかもしれませんが、赤ちゃんの『食への興味』を高める工夫をこらすことが大切です。『手づかみ食べ』や栄養バランスのよいメニューを意識して、赤ちゃんを育てましょう。商品名: はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)価格: ¥1,404(税込) 「はじめてママ&パパの離乳食」 詳細はこちら
2019年09月21日こんにちは、離乳食インストラクターの中田 馨です。9~11カ月ごろ(離乳食後期)ごろからぜひ取り入れてもらいたいものに「手づかみ食べ」があります。私は、保育士で保育現場に長く携わっているのですが、この手づかみ食べで赤ちゃんはさまざまなことを学び、発達していくと感じています。今日は「手づかみ食べの魅力」に迫りたいと思います。 手づかみ食べに積極的な子とそうでない子保育現場で赤ちゃんたちを見ていると、手づかみ食べに積極的な赤ちゃんとそうでない赤ちゃんがいます。 手づかみ食べを積極的にする赤ちゃん手づかみ食べを積極的にする赤ちゃんは、いいことですがその反面、途中から食事が遊びに変化してしまうことがあります。グチャグチャと器の中をかき混ぜて、にぎった離乳食をポイッと投げる。そんな場面を目にしたことのあるママも多いかもしれません。もし遊びが長引く場合は食事を終了してかまいません。そのときのママは凛としてくださいね! 手づかみ食べをしようとしない赤ちゃん手づかみしようとしない赤ちゃんの様子を見てみると、いくつかの理由があるように思います。よくある理由が「食べ物を手づかみするものと思っていない」「感触が嫌」という2つです。 手づかみするものと思っていない場合は、まずはママが見本を見せることから始めましょう。手で触っても大丈夫! おいしく楽しく食べようね! と、赤ちゃんに伝えることが大切です。感触が嫌な場合は、無理強いしなくて大丈夫。こちらもママが見本を見せたり、ベタベタしないメニューを取り入れることからスタートしてみてください。 赤ちゃんが手づかみ食べで学ぶこと指でつまむ、手でつかむこと大人が何気なくしている、指でつまむ・手でつかむということは赤ちゃんにとって難しいこと。つまんだ食べ物を口に運ぶこともとっても難しいことです。 食材の硬さの違いたとえば、豆腐とにんじんだったら、同じ大きさに切っても感触が違いますよね。にんじんと同じ強さで豆腐をつまんだらつぶれてしまう。逆に豆腐と同じ強さでにんじんをつまんだら落としてしまうかもしれません。そんな一つひとつの食材の感触を、赤ちゃんは感じながら手づかみをしているのです。 自分でごはんを食べる楽しさ手づかみ食べで学ぶことで、私が最も大切だと思うことは「自分でごはんを食べる楽しさ」ですね。自分で食べると食への意欲が増しますし、食に興味を持つようになります。 手づかみ食べをしっかりしてきた子は、その後のスプーンやお箸もスムーズに進んでいきます。しかし手づかみ食べが始まると、テーブル周りが汚れたり、メニューを考えたりすることにママも頭を悩ませるかもしれません。無理はせず、取り組めるときにしてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年09月03日今日は、鮭とアスパラガスを使った、子どもが手づかみしやすい「棒春巻き」の作り方を紹介します! 見た目も華やかで栄養たっぷり、1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)ごろの手づかみメニューです♪ 鮭とアスパラの春巻き 作者:YURIthさん 材料(3人前)・ミニアスパラガス ……6〜8本(20g程度。タネに合わせて調節してください)・鮭(生鮭を使用)……50g・玉ねぎ ……10g・ワンタン、餃子の皮 ……適量(約6枚)・塩 ……少々・ごま油 ……適量 作り方① ミニアスパラガスは下ごしらえをした後、包みやすい大きさに切り、柔かくなるまで茹でる。② 鮭の骨と皮を取り除き、フードプロセッサーなどでミンチ状にする。③ 玉ねぎは細かいみじん切りにし、焦がさないよう炒めておく。④ ②と③、塩少々を混ぜ合わせ、タネを作る。⑤ ワンタン(又は餃子の皮)にアスパラを乗せ、④のタネを乗せる。⑥ 皮を巻いていき、水などで止める。⑦ フライパンにごま油を薄く敷き、じっくり焼いて火を通したら出来上がり。 ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんの様子を見ながら離乳食をすすめてください。また、食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしているレシピのため、アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。
2019年08月28日今日は、子どもが手づかみしやすい「スティック春巻き」の作り方を紹介します! カリカリ食感が香ばしく、おやつ感覚で食べられちゃいます。1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)ごろの赤ちゃんにぜひ作ってあげてください♪ スティック春巻き 作者:sfbaby31さん 材料(作りやすい分量)・鶏ひき肉 ……40g・玉ねぎ ……20g・塩 ……少々・ワンタンの皮 ……5枚・油 ……少々 作り方① 玉ねぎをみじん切りにし、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で1分加熱し冷ましておく② ボウルに鶏ひき肉、①、塩を入れてよく捏ねる③ ワンタンの皮に②をのせ、棒状に包み、終りの部分に水(分量外)を塗ってとじる④ フライパンに油を敷いて弱火~中火で熱し、両面焼き色がつき、中にしっかり火が通るまで焼く ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんの様子を見ながら離乳食をすすめてください。また、食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしているレシピのため、アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。
2019年07月03日1歳ごろになると1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)に入り、いろいろな食材が食べられるようになってきて、お出かけごはんも楽になりますよね。今回は、わが家で活躍したお出かけごはんをご紹介したいと思います。 食べやすい! くるくるサンドイッチ私の母親が作っていたことを思い出し、自分の子どもに作ってみたのが「くるくるサンドイッチ」。作り方は簡単。ラップの上に、耳を切った食パンを置き、好みの具を入れて、あとは巻き寿司のようにくるくると巻いて、ラップで包めば完成! スティック状にすると子どもが手に持ちやすく、巻いてあるので中身が飛び出しにくいです。卵や手作りジャムなど、中身をアレンジしたくるくるサンドイッチは、いまだにわが子たちの人気メニューです。 ひと工夫したおにぎりで腹持ちもよし!子どもが食べるときに崩れやすいおにぎりですが、直径2cmほどの丸型にすると崩れにくくなりました。わが家では、そのおにぎりを何個も作り、タッパーに入れてお出かけしています。子どもにあげると、手づかみで食べやすく、腹持ちもいいため、とっても活躍しました。 また、1歳を過ぎて両手がじょうずに使えるようになってからは、ラップの上にふりかけなど混ぜたご飯を乗せ、長方形で平らなおにぎりを作りました。すると、子どもの小さい口にも入りやすく、じょうずに食べることができました。 手づかみOK! 茹でマカロニ友人から聞いて、いいアイデアだと思ったのがマカロニ。普通のマカロニを茹でて味つけするだけなので、とっても簡単! 最初はマカロニを塩茹でしてそのままあげていましたが、すりおろしたにんじんやほうれん草を混ぜたり、粉チーズを混ぜたりなど、もうひと工夫。手づかみでおいしく食べられるので、子どもたちも喜んで食べていました。友人は、きなこを混ぜておやつとしてもあげていたようです。 家族での楽しいお出かけ。外食もいいですが、1歳くらいの子どもには味つけが濃すぎるなど、なかなか食べられるものがないときもありますよね。ちょこっと工夫をして、手作りのものを持っていってあげられるといいですね。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。
2019年06月09日