放送映画批評家協会賞が発表された。作品賞に輝いたのは『オッペンハイマー』。この映画は、監督、助演男優、演技アンサンブル、撮影、編集、作曲、視覚効果部門でも受賞した。主演男優賞は『The Holdovers』のポール・ジアマティ、主演女優賞は『哀れなるものたち』のエマ・ストーン、助演女優賞は『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。脚本賞は『バービー』、脚色賞は『American Fiction』、外国語映画賞は『落下の解剖学』、アニメーション映画賞は『スパイダーマン/アクロス・ザ・スパイダーバース』、歌曲賞は『バービー』の「I’m Just Ken」だった。『オッペンハイマー』2024年公開(C) Universal Pictures. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2024年01月17日1月14日(現地時間)、第29回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)授賞式が開催された。クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が作品賞、監督賞を含む最多8部門で受賞した。生涯功労賞のキャリア・アチーブメント賞を受賞したのはハリソン・フォード。受賞スピーチで、「今夜ここで私たちの業界がどんなふうに変化しているのかということや、私のキャリア初期にはおそらく存在していなかったチャンスを、才能豊かな人たちが手にしているのを見てとてもうれしく思っています」と語った。また、受賞スピーチ中に感極まって目を潤ませたことも話題になっている。舞台から観客席の妻カリスタ・フロックハートに向かって、「私の愛しい妻に感謝したい。カリスタ・フロックハート、あなたは私がたくさんのサポートを必要としているときに、支えてくれました」と伝え、カリスタの目にも涙があふれた。主な受賞結果は以下の通り。作品賞『オッペンハイマー』監督賞クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』主演男優賞ポール・ジアマッティ『The Holdovers』主演女優賞エマ・ストーン『哀れなるものたち』助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』助演女優賞ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers』脚本賞グレタ・ガーウィグ&ノア・バームバック『バービー』アンサンブル演技賞『オッペンハイマー』長編アニメ賞『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(賀来比呂美)■関連作品:オッペンハイマー 2024年、全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年01月16日米女性映画批評家サークル賞が発表された。女性についてのベスト映画に選ばれたのは、『バービー』。次点は『哀れなるものたち』。一方、女性によるベスト映画は、韓国系カナダ人女性監督セリーン・ソンの『Past Lives』が受賞した。次点はエメラルド・フェネルの『Saltburn』。脚本賞は『Past Lives』のソン。主演女優賞は『哀れなるものたち』のエマ・ストーン、主演男優賞は『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィ、助演女優賞は『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。外国語映画賞は『Anatomy of a Fall』、女性によるドキュメンタリー賞は『To Kill a Tiger』、スクリーンでのベストカップルは『ナイアド〜その決意は海を越える〜』のアネット・ベニングとジョディ・フォスター、男女平等賞は『バービー』だった。『バービー』4K ULTRA HD、ブルーレイ&DVD発売中DVD/デジタルレンタル配信中(C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.『哀れなるものたち』2024年1月26日(金)公開(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年12月19日放送映画批評家協会賞(Critics Choice Awards)のノミネーションが発表された。外国語映画部門の候補6 本の中に、『ゴジラ-1.0』と『PERFECT DAYS』の日本映画2本が食い込んだ。ほかの4本は、『Anatomy of a Fall』、『雪山の絆』、『ポトフ美食家と料理人』、『The Zone of Interest 』。長編アニメーション部門には、宮崎駿の『君たちはどう生きるか』が候補入りした。この部門のほかの候補は、『ウィッシュ』、『マイ・エレメント』、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。さらに、カズ・ヒロが特殊メイクを手がけた『マエストロその愛と音楽と』が、ヘア&メイクアップ部門に候補入りしている。作品部門の候補は『American Fiction』、『バービー』、『カラーパープル』、『The Holdovers』、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、『マエストロ:その音楽と愛と』、『オッペンハイマー』、『Past Lives』、『哀れなるものたち』、『Saltburn』。授賞式は来年1月14日。『ゴジラ-1.0』公開中(C)2023 TOHO CO.,LTD.『PERFECT DAYS』12月22日(金)公開(C)2023 MASTER MIND Ltd.『カラーパープル』2024年2月9日(金)公開(C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年12月14日12月10日(現地時間)、第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。作品賞を受賞したのは、ジョナサン・グレイザー監督の『The Zone of Interest(原題)』。次点はクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』だった。昨年は同賞を『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と『TAR/ター』が受賞し、前者はアカデミー賞の作品賞にも輝いた。グレイザーは監督賞も受賞した。監督賞の次点は『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス。主演賞はサンドラ・ヒュラー(『The Zone of Interest』『Anatomy of a Fall』)とエマ・ストーン(『哀れなるものたち』)、助演賞はレイチェル・マクアダムス(『Are You There, God? It’s Me, Margaret.』)とダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)。ロサンゼルス映画批評家協会賞は昨年より演技部門で性別による区分けを廃止している。アニメ映画賞には宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が選ばれた。昨年は同賞を『ギレルモ・デルトロのピノッキオ』が受賞し、その後アカデミー賞で長編アニメ映画賞受賞を果たしている。今年の受賞者は、2024年1月13日に開催される同協会の晩餐会で表彰される。第96回アカデミー賞のノミネーションはその10日後に発表予定となっている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年12月11日L.A.映画批評家協会賞が発表された。作品賞に輝いたのは、ジョナサン・グレイザーの『The Zone of Interest』。グレイザーは監督賞も受賞。また、サンドラ・ヒュラーは、この映画と『Anatomy of a Fall』の両方で主演賞を受賞した。さらに音楽賞も獲得している。作品部門の次点は『オッペンハイマー』。助演賞は『Are You There God? It’s Me, Margaret』のレイチェル・マクアダムス。アニメーション賞は『君たちはどう生きるか』。脚本賞は『異人たち』、撮影賞は『哀れなるものたち』、美術賞は『バービー』だった。文=猿渡由紀
2023年12月11日ニューヨーク映画批評家サークル賞が発表された。作品賞に輝いたのはマーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。この映画に出演したリリー・グラッドストーンも主演女優賞を受賞した。監督賞は『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン。主演男優賞は『Passages』のフランツ・ロゴフスキ。助演男優賞は『May December』のチャールズ・メルトン、助演女優賞は『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。脚本賞は『May December』、長編アニメーション賞は『君たちはどう生きるか』、国際映画賞は『Anatomy of a Fall』だった。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』公開中文=猿渡由紀画像提供 Apple TV+
2023年12月01日11月30日(現地時間)、第89回ニューヨーク映画批評家協会賞が発表された。作品賞は、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、監督賞はクリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)、主演女優賞はリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)、主演男優賞はフランツ・ロゴフスキ(『パッセージ』)、助演女優賞はダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)、助演男優賞はチャールズ・メルトン(『May December』)、アニメ映画賞は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が受賞した。「Variety」誌によると、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞を受賞した映画は、アカデミー賞の作品賞に候補入りすることがほとんどであり、2009年から今年まで候補入りを逃したのは『キャロル』と『ファースト・カウ』のみとのこと。スコセッシ監督がニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞を獲得したのは、『グッドフェローズ』『アイリッシュマン』に続く3度目。80年以上の歴史を誇る同賞で、ほかに作品賞を3度受賞した監督は、ハリウッド黄金期に活躍したウィリアム・ワイラーとフレッド・ジンネマンだけである。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliキラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2023年12月01日「第32回日本映画批評家大賞」授賞式が16日に都内で行われ、受賞者が登場した。沖縄戦について描いた『島守の塔』で助演女優賞に輝いた吉岡里帆は、「観てくださった方の口コミだったりですとか、今の情勢に対する思いを持っていらっしゃる方の共鳴していただくような気持ちによって支えられた映画なのかなと感じていました」と振り返る。「とにかく平和な国である日本を、新しい世代としてこれからも守っていかないといけないと思いますし、そういう気持ちが込められた大切な作品でした」と思いを表した。撮影に対しては「撮影に入る前の準備期間がすごく大切な時間になりまして、自分自身が無知であることを痛感する毎日で、書籍を読んだりですとか、実際に沖縄に出向いて共演者の方や監督と一緒に、一つ一つの場所を語り部の方と学んでいくっていう作業から始まりました」と明かす。「普段はすごい切り替えが早いタイプなんですけど、1度コロナで撮影が中止して、1年9カ月ぶりに再集合して撮影したので、キャストの方もそうですけど、やっぱり監督とスタッフの方と『絶対に完成させよう』という強い意志と絆で結ばれていたので、終わった後も自分としても忘れたくないという気持ちがすごく強くて、忘れてはいけないし、より心の中に落とし込むべきだなって思ったので、切り替えようとしないようにしてた感じです」と語った。○受賞一覧作品賞:『メタモルフォーゼの縁側』(狩山俊輔監督)主演男優賞:中井貴一『大河への道』主演女優賞:板谷由夏『夜明けまでバス停で』助演男優賞:窪田正孝『ある男』助演女優賞:吉岡里帆『島守の塔』監督賞:三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』ドキュメンタリー賞: 『夢みる小学校』(オオタヴィン監督)アニメーション作品賞:『夏へのトンネル、さよならの出口』(田口智久監督)アニメーション監督賞:湯浅政明監督『犬王』新人監督賞:竹林亮監督『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』新人男優賞(南俊子賞):坂東龍汰『フタリノセカイ』新人女優賞(小森和子賞):伊東蒼『さがす』脚本賞:吉田恵輔『神は見返りを求める』編集賞(浦岡敬一賞):小林譲 竹林亮『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』ワタシタチのトキワ荘賞:一般財団法人手塚治虫文化財団特別賞(松永武賞):立川志の輔『大河への道』特別主演男優賞:岡田准一『ヘルドッグス』ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):風吹ジュン『裸足で鳴らしてみせろ』ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):宮本信子『メタモルフォーゼの縁側』
2023年05月16日10年間のご愛読ありがとうございました株式会社カンゼンが発刊するサッカー専門誌『フットボール批評』は、3月6日発売の2023年春号(第39号)をもって休刊することとなりました。10年間のご愛読ありがとうございました。最終号『フットボール批評issue39』の特集は、「眠れなくなるほど罪深い『PK戦』の話」です。PK戦廃止論をはじめとし、駒野友一氏インタビュー、PK戦がもたらす脳ストレスの回避法、PK戦ルールのグレーゾーン、データから見るPK戦の本質、ゲーム理論から見るPK戦など、さまざまな角度からPK戦の「罪深さ」を批評しました。最終号に相応しく「白黒をつける」企画が目白押しとなっています。休刊のお知らせ : フットボール批評issue39書影【最終号】 特集:眠れないほど罪深い「PK戦」の話まずはじめに言っておきたいのは、「PK戦」は面白いものではない。ペナルティー=罰という名称からして、そこかしこにネガティブな要素が散乱している。いい例として、観ている側は「アイツ、決めそうだな」とは言わずに「アイツ、外しそうだな」と言う。サッカー好きでなくとも戦犯を血祭りに上げられる残酷なシステムが面白いわけがないのだ。それゆえ、特集企画のほとんどはネガティブなアプローチから生まれたような気がしている。冒頭のPK戦廃止論から始まり、脳のストレス、ルールのグレーゾーン……。そう、特集名どおり、まさに罪深い企画のオンパレードである。しつこいようだが、最終号となる本誌を読了したとて「PK戦」が面白くなることはない、と断言しておく。サンプルページ休刊批評「極上のPK戦」アナライズPK戦を廃止せよあのPKモロッコが教えてくれる「帰る場所」があるという幸せ脳にもたらされるストレスは取り除けるのかデータから見るPK戦の本質ContentsContents●休刊批評石沢鉄平(編集部)【好評連載】●現代サッカーの教科書7PA内外でのボールを奪うプレー河岸貴/孫勝基●フットボールの主旋律 Op.2カオスに抗うアナリスト〈Das große Finale〉三角形の起源モロッコが教えてくれる「帰る場所」があるという幸せ〈Das große Finale Zugabe〉「団子3兄弟3.0」あなたは[3-1-6]の起源を知っているか?庄司悟●成り上がり監督のリアルシュタルフ悠紀vol.4覚悟と賢さとモロッコ木崎伸也【特集眠れなくなるほど罪深い「PK戦」の話】●PK戦を廃止せよサッカーの決着はサッカーでつけなければならない西部謙司●あのPKInterview:駒野友一(サンフレッチェ広島スクールコーチ)当事者しか語れない、外してしまったPKとこれから高橋大地(編集部)●脳にもたらされるストレスは取り除けるのかInterview:エフティミオス・コンポディエタス(「Brain Activity」代表)「あなたが立っているその刹那、その唯一の『現実』に集中すべき」石沢鉄平(編集部)●「極上のPK戦」アナライズ21人が成功した伝説の激戦から見る最高水準の攻防ドミニク・ファイフィールド●PKグレーゾーン明日から使える競技規則第14条の解釈攻劇●データから見るPK戦の本質すべては「究極のエリア」と「ナチュラルサイド」を巡る読み合いである佐藤祐一●最後は、運。Interview:渡辺隆裕(東京都立大学経済経営学部教授)ゲーム理論で挑めるPK戦大場元気(編集部)●他競技の決着のつけ方スポーツにも存在する時間短縮の潮流編集部【フットボールの深海】●大澤英雄 大学サッカー界の巨頭が来た道〈下〉 繁栄を願う大学スポーツへの助言清水岳志●ネットでは探せない蹴人伝最終回小渡朝義(元海上自衛隊下総基地サッカー部)自衛隊サッカーの今昔を知る生き字引平野貴也●「フットボールとは何か?」を考える⑫Last theme本題への暫定解サッカーの周縁に立ち続けたい井筒陸也●壁を超えるフットボーラー特別編Interview:中町公祐(NPO法人Pass on代表)プロサッカー選手の「就活」と「死に様」田邊雅之【連載&コラム】●蹴人のジレンマ龍岡歩●Stats Football常識を変える近未来のデータ分析結城康平●汚点横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか田崎健太●フットボーラー経歴マニアックス土屋雅史●一生蹴念サッカー論を進化させる平岡和徳●再構築「世界一」からの脱却籾木結花●サッカー文化異論武田砂鉄●「サッカー本大賞2023」一次選考会レポート●青年監督の本棚河内一馬●書架へのロングパス陣野俊史●サッカー洋書時評実川元子●サッカー本新刊ガイド書誌情報書名:フットボール批評issue39(今号をもって休刊することになりました)ページ数:160判型:B5判定価:1,760円(本体1,600円+税)出版社:カンゼン発売日:2023年3月6日Amazon : Rakutenブックス : 書誌情報 : Twitter投稿 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月01日放送映画批評家協会賞(Critics Choice Awards)が発表された。作品部門に輝いたのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。今作は、監督、脚本、助演男優部門でも受賞した。主演男優賞は、『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザー、主演女優賞は『TAR/ター』のケイト・ブランシェット。助演女優賞は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のアンジェラ・バセット。長編アニメーション賞は『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、外国語映画賞と歌曲賞は『RRR』、脚色賞は『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が受賞した。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』3月3日(金)公開文=猿渡由紀
2023年01月17日Apple TV+の「Pachinko パチンコ」(アメリカ・韓国・カナダ合作)が、第28回放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)にて外国語ドラマシリーズ賞を受賞。同賞には「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」もノミネートされていたなか、前回の「イカゲーム」に続く快挙となった。Apple TV+「Pachinko パチンコ」映画部門では、最多14ノミネートの『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞・監督賞・脚本賞・助演男優賞(キー・ホイ・クァン)・編集賞の計5冠を達成。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』外国語映画賞には、韓国パク・チャヌク監督の『別れる決心』をはじめ、ゴールデン・グローブ賞を受賞した『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』などがノミネートされていたが、インド映画の『RRR』が主題歌賞と合わせて受賞した。『RRR』なお、エンターテイメントにおいてステレオタイプを打ち破るリアルな女性像を体現した女性に贈られるSeeHer賞は、LBGTQIA+コミュニティの活動家であり『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』で助演女優賞にノミネートされていたジャネール・モネイに授与された。放送映画批評家協会賞は、北米の放送や映画に関わる批評家協会によって選出。アカデミー賞の前哨戦として例年その結果の行方が注目されている。今年は現地時間1月15日、ロサンゼルスにて開催された。主な受賞結果は以下の通り。映画部門作品賞『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』監督賞ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』主演女優賞ケイト・ブランシェット『TÁR』主演男優賞ブレンダン・フレイザー『ザ・ホエール』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』助演男優賞キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』コメディ映画作品賞『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』アンサンブル演技賞『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』脚本賞ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』脚色賞サラ・ポーリー『ウーマン・トーキング 私たちの選択』外国語映画賞『RRR』主題歌賞「Naatu Naatu」『RRR』アニメ賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』テレビ部門外国語ドラマシリーズ「Pachinko パチンコ」ドラマシリーズ・作品賞「ベター・コール・ソウル」ドラマシリーズ・主演女優賞ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」ドラマシリーズ・主演男優賞ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」コメディシリーズ・作品賞「アボット エレメンタリー」コメディシリーズ・主演女優賞ジーン・スマート「Hacks」(原題)コメディシリーズ・主演男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」(上原礼子)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年01月16日コスメ批評誌でクレンジングパーム部門1位にロゼット株式会社(以下、ロゼット)が、「夢みるバーム ガスール ブライトモイスチャー」について、コスメ批評誌「LDK the Beauty」2023年1月号でクレンジングバーム部門の1位に選出されたと、12月16日に発表している。「夢みるバーム ガスール ブライトモイスチャー」は2022年8月に発売されてから、SNS を中心に話題を集め、“しっかり落とせる洗浄力”と、“うるおいを逃がさない保湿力”で高い評価を獲得。同誌2023年1月号のクレンジングバーム部門で1位に選出された。また、美容メディア「MimiTV」の「2022年下半期・MimiTV ベストコスメ」のクレンジング【~2,999 円の部門】でも1位となった。微粒子スクラブの脱脂コメヌカで角質ケア「夢みるバーム ガスール ブライトモイスチャー」には、微粒子スクラブの脱脂コメヌカが配合されており、角質ケアが可能。毛穴ケアや保湿ケア、角質ケア、マッサージ、メイク落としができる1品5役の多機能クレンジングパームだ。同クレンジングパームの1個の容量は90gで、希望小売価格は税込み1,980円となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※ロゼット株式会社 プレスリリース
2023年01月06日放送映画批評家協会賞(Critics Choice Awards)のノミネーションが発表された。作品部門の候補は、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『バビロン』『イニシェリン島の精霊』『エルヴィス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『フェイブルマンズ』『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』『RRR』『TAR(原題)』『トップガン マーヴェリック』『ウーマン・トーキング 私たちの選択』の11本。通常は10本だが、今年はタイがあったため11本になった。このうち女性監督の作品は1本。監督部門の候補は、今年は10人で、ジェームズ・キャメロン(『アバター…』)、デイミアン・チャゼル(『バビロン』)、トッド・フィールド(『TAR(原題)』)、バズ・ラーマン(『エルヴィス』)、ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(『エブリシング・エブリウェア〜』)、マーティン・マクドナー(『イニシェリン島…』)、サラ・ポーリー(『ウーマン・トーキング…』)、ジーナ・プリンス=バイスウッド(『ウーマン・トーキング…』)、S・S・ラージャマウリ(『RRR』)、スティーブン・スピルバーグ(『フェイブルマンズ』)。女性の候補者は2名。放送映画批評家協会賞には、およそ600人の批評家とジャーナリストが投票する。授賞式は1月15日。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金)公開『バビロン』2023年2月10日(金) 全国公開『イニシェリン島の精霊』2023年1月27日(金) TOHOシネマズ シャンテほかロードショー『エルヴィス』デジタルレンタル/ブルーレイ&DVDレンタル中ダウンロード/ブルーレイ&DVD発売中発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』2023年3月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー『フェイブルマンズ』2023年3月3日(金) 全国公開Netflix映画『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』12月23日(金)より独占配信『RRR』公開中『TAR(原題)』2023年5月公開『トップガン マーヴェリック』4K Ultra HD、ブルーレイ&DVD 発売中発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント『ウーマン・トーキング 私たちの選択』2023年初夏 TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイトシネクイントほか公開予定文=猿渡由紀
2022年12月15日第28回放送映画批評家協会賞のノミネーションが発表された。今年、製作・配給会社「A24」史上最大のヒットとなった『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、作品賞、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・シュー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)、監督賞、脚本賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)など最多14ノミネート。スティーヴン・スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』が11、デイミアン・チャゼル監督の『バビロン』が10、マーティン・マクドナー監督の『イニシェリン島の精霊』が9と続く。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のファンは、「すごい。主要部門、ほぼ全部だ!」「この作品が賞レースで全ての賞を独占するのを我慢強く待っている」「その評価にふさわしい!」と期待と喜びの声を上げている。放送映画批評家協会のCEOジョーイ・バーリンは、ノミネーションについて、「この評価は、毎日、一年中、何百万人もの人々と映画やテレビに関して意見を交わしている600人以上の批評家や芸能レポーターからなる多様なグループによって行われています」と語っている。第28回放送映画批評家協会賞授賞式は2023年1月15日に開催。(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2022年12月15日ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。今年の作品賞はミシェル・ヨー主演『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と、ケイト・ブランシェット主演『TAR』の2作品が受賞した。1975年から48回行われているロサンゼルス映画批評家協会賞で、これまで作品賞が2作品選ばれたのは1975年の『カッコーの巣の上で』と『狼たちの午後』、1976年の『ネットワーク』と『ロッキー』、2013年の『ゼロ・グラビティ』と『her/世界でひとつの彼女』と3度あり、今回で4度目。ロサンゼルス映画批評家協会賞はアカデミー賞の前哨戦の一つであり、注目は集めているものの、作品賞がアカデミー賞の作品賞と重なることはあまりない。昨年作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)は、アカデミー賞では国際映画長編賞を受賞した。主な受賞者、受賞作品は以下の通り。作品賞『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『TAR』監督賞トッド・フィールド『TAR』主演俳優賞ケイト・ブランシェット『TAR』ビル・ナイ『生きる Living』助演俳優賞ドリー・デ・レオン『Triangle of Sadness』キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』脚本賞トッド・フィールド『TAR』アニメ賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2022年12月12日L.A.映画批評家賞が発表された。作品賞に輝いたのは、『TAR(原題)』と『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。主演賞は『TAR(原題)』のケイト・ブランシェットと、黒澤明の『生きる』のリメイク『生きる LIVING』のビル・ナイ。助演賞は『エブリシング…』のジョナサン・キー・クァンと『Triangle of Sadness』のドリー・デ・レオン。監督賞と脚本賞は『TAR(原題)』のトッド・フィールド。外国語映画賞は『EO』、アニメーション賞は『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、美術賞は『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』だった。文=猿渡由紀
2022年12月12日すべての指導者に贈るサッカーのい・ろ・は株式会社カンゼンは、サッカー専門誌『フットボール批評issue38』を12月6日より発売いたします。特集は「【永久保存版】高校サッカーの名将は死なない」です。古沼貞雄、小嶺忠敏、本田裕一郎、大山照人など、高校サッカーを代表する名将が思考するサッカーの本質に迫りました。また、“御三家”静岡・広島の現代史、記憶に鮮やかな名勝負、戦術の変遷など、永久保存版に相応しい濃厚な企画が満載となっています。『フットボール批評issue38』書影特集:【永久保存版】高校サッカーの名将は死なないすべての指導者に贈るサッカーのい・ろ・は2019年に講談社から刊行された『高校サッカー100年』の7年前、100年史の予行演習版のような『高校サッカー90年史』が出版されていることをご存じだろうか。90年史の制作に携わった関係者に出版の真意を聞くと、「早めにやっておきたかった企画もあったので」という答えが返ってきた。“早めに”が何を言わんとするかはそれぞれの想像に任せるとして、高校サッカーの名将から発せられる言葉は、時にサッカーの、時に人生の本質を抉ってくるものが多い。もちろん、その言葉には本音と建前が混ざり合っている。表と裏を使い分けているからこそ、高校サッカーの名将たちの言葉は生き続けていくのだろう。サンプルページ●Interview:古沼貞雄(帝京高校前監督)平野貴也●高校サッカーを愛し、愛された小嶺忠敏とは何者だったのか?藤原裕久●Interview:大山照人(武南高校前監督)河野正●“王国”静岡の今昔吉田太郎Contents『フットボール批評issue38』Contents【好評連載】●現代サッカーの教科書河岸貴●フットボールの主旋律Op.2~カオスに抗うアナリスト~庄司悟●成り上がり監督のリアルシュタルフ悠紀リヒャルト(AC長野パルセイロ監督)【特集:高校サッカーの名将は死なない】●Interview:古沼貞雄(帝京高校前監督)平野貴也●高校サッカーを愛し、愛された小嶺忠敏とは何者だったのか?藤原裕久●Interview:本田裕一郎(国士舘高校テクニカルアドバイザー)松尾祐希●Interview:大山照人(武南高校前監督)河野正●“王国”静岡の今昔吉田太郎●Conversation:藤井潔(広島県立安芸南高校監督)×柴村直弥(広島県立広島皆実高校OB)柴村直弥●Interview:悦勝公豪(賢明学院高校前監督)孫勝基●選手権ベストマッチ10選土屋雅史●高校サッカー戦術クロニクル国吉好弘●出身大学別高校サッカー監督見取り図【フットボールの深海】●大澤英雄大学サッカー界の巨頭が来た道〈中〉清水岳志●ネットでは探せない蹴人伝北原由(都立武蔵高校・附属中学校)●「フットボールとは何か?」を考えるConversation:今井慧(世田谷ユナイテッド前COO)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)●高校サッカーブックリスト【連載&コラム】●蹴人のジレンマ龍岡歩●Stats Football常識を変える近未来のデータ分析結城康平●汚点横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか田崎健太●世界サッカー狂図鑑金井真紀●フットボーラー経歴マニアックス土屋雅史●一生蹴念サッカー論を進化させる平岡和徳●再構築「世界一」からの脱却籾木結花●サッカー文化異論武田砂鉄●青年監督の本棚河内一馬●書架へのロングパス陣野俊史●サッカー洋書時評実川元子●サッカー本新刊ガイド書誌情報書名:フットボール批評issue38(季刊誌3月、6月、9月、12月刊行)ページ数:160判型:B5判定価:1,760円(本体1,600円+税)出版社:カンゼン発売日:2022年12月6日amazon : Rakutenブックス : 書誌情報 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月30日特集は[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する株式会社カンゼンは、サッカー専門誌『フットボール批評issue37』を9月6日より発売いたします。今号の特集は[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義するです。ガンバ大阪の安田好隆ヘッドコーチによる3用語の再定義をはじめ、柔軟な発想でアプローチするサガン鳥栖の川井健太監督のインタビュー、現役プレーヤーが語る[プレースタイル]、日欧の[プレーモデル]最新事情、「最強の[プレーモデル]」とは何か、などを多面的に考察しました。曖昧な概念に輪郭を与える濃厚な企画が満載です。『フットボール批評issue37』書影特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する流行りの横文字にだまされるな日本社会全体に横文字が氾濫しているのと同様に、サッカー界にも横文字は横溢している。日本サッカー協会が7月15日にホームページに公開した全55ページに及ぶ選手育成の指針名「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan’s Way」からして、現状の趨勢を表しているといっていい。もちろん、本文中にもこれでもかと言わんばかりに、横文字が散りばめられている。小誌は今回、サッカーチームの指針ともいえる横文字[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]の再定義に挑んだわけだが、前記の「国民的蹴球哲学」(あ・え・て)ではこの3用語ではなく[プレービジョン](26~32ページ)という表現が使われている。ガクッ……。指針を表す横文字でさえ各所で統一されていない現状では、迷い人が量産されるのは目に見えている。「STOP 横文字被害!私はだまされない」。急場しのぎとして、ひとまずこの姿勢が重要かもしれない。サンプルページ「Jの異端」サガン鳥栖の熱源Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)[プレースタイル]はマインドが作り上げる Conversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)Contents【好評連載】●現代サッカーの教科書5BoS的ゾーンディフェンスとジャストタイミングでのアタック河岸貴●成り上がり監督のリアルシュタルフ悠紀リヒャルト(AC長野パルセイロ監督)Vol.2信州ダービーの熱狂木崎伸也●フットボールの主旋律Op.2~カオスに抗うアナリスト~〈Zugabe〉志・智・儀グループEを突破するための最重要ワード「ボール支配率35%」庄司悟【特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する】●[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義するInterview:安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ)孫勝基●「Jの異端」サガン鳥栖の熱源Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)言葉の定義に捉われない逆転の発想というメカニズム清水英斗●[プレースタイル]はマインドが作り上げるConversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)選手のバックボーンがそのまま出る「最大の個性」柴村直弥●日本と欧州の最新[プレーモデル]事情Conversation:高橋秀人(横浜FC)×結城康平(新世代WEBライター)「不変の価値観」は歴史でしか作り上げられないのか?結城康平●世界最高峰の殴り合いから見る「最強の[プレーモデル]」再現性の低い無色透明なレアル・マドリーはなぜ勝てるのか?龍岡歩●中堅国の戦い方最前線ハンガリー&デンマークに見る「ザ中堅力」西部謙司●サッカークラブにおけるブランディングとゲームモデルの関係性なぜコンセプトが必要なのか河内一馬●スポーツチームの組織心理学Interview:山浦一保(立命館大学スポーツ健康科学部教授)人と人の関係に立ち戻る●育成年代へのプレーモデルの授け方選手権優勝監督長谷川大が語る、「見る眼」と「多様性」の重要性松尾祐希【フットボールの深海】●大澤英雄大学サッカー界の巨頭が来た道〈上〉国士舘に導かれし者清水岳志●※新連載ネットでは探せない蹴人伝第1回大西正幸(私立武蔵高校・中学校)超進学校を指導する意義平野貴也●「フットボールとは何か?」を考える⑩Today’s themeJリーガーのキャリア選択Conversation:近藤貫太(電通)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)理知的にいくか本能的にいくか、それが問題だ井筒陸也●『サッカー本大賞2023』への道【連載&コラム】●蹴人のジレンマ龍岡歩●Stats Football常識を変える近未来のデータ分析結城康平●汚点横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか田崎健太●世界サッカー狂図鑑金井真紀●フットボーラー経歴マニアックス土屋雅史●一生蹴念サッカー論を進化させる平岡和徳●再構築「世界一」からの脱却籾木結花●サッカー文化異論武田砂鉄●青年監督の本棚河内一馬●書架へのロングパス陣野俊史●サッカー洋書時評実川元子●サッカー本新刊ガイド書誌情報書名:フットボール批評issue37(季刊誌3月、6月、9月、12月刊行)ページ数:160判型:B5判定価:1,760円(本体1,600円+税)出版社:カンゼン発売日:2022年9月6日amazon : Rakutenブックス : 書誌情報 : Twitter投稿 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日放送映画批評家協会(以下、CCA)が、第28回放送映画批評家協会賞授賞式を2023年1月15日に開催することを公式サイトにて発表した。場所はロサンゼルスのフェアモント・センチュリー・プラザ・ホテル、米CW局で生放送される。同授賞式は例年1月に開催されてきたが、2021年、2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月に開催されたため、CCAのCEOジョーイ・バーリンは「放送映画批評家協会賞授賞式をCW局で従来通り1月に開催できること、そしてこれまで以上に注目を集めていることに大変うれしく思っています」とコメントしている。放送映画批評家協会賞は、「歴史的にアカデミー賞のノミネーションを最も正確に予測する賞」と公式サイトで明言するほど、アカデミー賞の行方を占う重要な賞の一つ。CCAは放送映画批評家協会賞のほか、4つの賞の開催日についても発表。第7回ドキュメンタリー賞は2022年11月13日、第5回ブラックシネマ&テレビジョン賞は2022年12月5日、第2回ラテンシネマ&テレビジョン賞は2022年10月7日、そして初開催となるアジアンパシフィックシネマ&テレビジョン賞を2022年11月4日に行う。アジアンパシフィックシネマ&テレビジョン賞の立ち上げは、ミシェル・ヨーの主演作『Everything Everywhere All at Once』や「イカゲーム」「パチンコ―Pachinko」といったアジアの作品が大ヒットし、「これ以上ないタイミングとなった」という。(賀来比呂美)
2022年07月20日「第31回日本映画批評家大賞」授賞式が30日に都内で行われ、受賞者が登場した。MCは笠井信輔アナウンサー、政井マヤアナウンサーが務めた。主演男優賞の古田新太は「私のようなアングラ出身のチンピラ俳優がこんなところに呼ばれて、非常に緊張しています。 撮影中、????田恵輔監督とずっと2人で酒を飲みながら『褒められたいね』『褒められたいね』と。監督、褒められたよ!」と喜び、会場を笑わせる。また「毎晩のように飲んでたんですけども、(松坂)桃李が1回も飲みに行ってくれなかった。本気で嫌われてるのかなと思いました」とぼやきつつ、役作りに入っていた松坂について「ちゃんとしてるんですよ、あいつ 」と褒めていた。助演男優賞の鈴木亮平は、「2作品で評価していただいたわけですけど、今思うと同じ助演という立場でもだいぶ違った立場だったなと思います。一方は主役を引き立て土台で新撰組を支えるという役で、もう一方は主役を食いちぎらなければいけないという使命を負った悪役で、この2つを評価していただいて、助演男優賞をいただけたたということがとても嬉しく思います」と心境を明かす。「世の中の皆様に思っていただけてるほどいい人間じゃないので、もっといろんな悪い面を見せていきたいと思います」と新たな野望も見せた。助演女優賞の三浦透子は、世界中の賞を席巻した『ドライブ・マイ・カー』について「運転の練習をしてくださいということと、脚本を信じてくださいということ、2つだけを心に留めて前に進んだ先に、今日のような素晴らしい場所に立てているのは、恵まれているなと改めて実感しています」と喜びをあらわに。同作のために運転免許も取ったというが、実は「あまり乗っていません」と告白し、会場の笑いを誘った。○受賞一覧作品賞:『偶然と想像』(濱口⻯介監督)主演男優賞:古田新太『空白』主演女優賞:瀧内公美『由宇子の天秤』助演男優賞:鈴木亮平『燃えよ剣/孤狼の血 LEVEL2』助演女優賞:三浦透子『ドライブ・マイ・カー』監督賞:大友啓史監督『るろうに剣心 最終章 THE FINAL』『るろうに剣心 最終章 THE BEGINNING』ドキュメンタリー賞:『くじらびと』(石川梵監督)アニメーション作品賞:『フラ・フラダンス』(水島精二総監督/綿田慎也監督)アニメーション監督賞:庵野秀明監督『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新人監督賞:穐山茉由監督『シノノメ色の週末』新人監督賞:阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』新人監督賞:藤元明緒監督『海辺の彼女たち』新人男優賞(南俊子賞):佐藤緋美『ムーンライト・シャドウ』新人男優賞(南俊子賞):Fukase『キャラクター』新人女優賞(小森和子賞):伊澤彩織『ベイビーわるきゅーれ』新人女優賞(小森和子賞):石川瑠華『猿楽町で会いましょう』新人女優賞(小森和子賞):伊藤万理華『サマーフィルムにのって』新人女優賞(小森和子賞):⻄川洋子『いとみち』脚本賞:⻄川美和『すばらしき世界』編集賞(浦岡敬一賞):堀貴秀『JUNK HEAD』撮影賞:上田義彦『椿の庭』特別賞(松永武賞):小倉智昭ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):荒木一郎ダイヤモンド大賞:富司純子『椿の庭』
2022年05月31日株式会社カンゼンは、サッカー専門誌「フットボール批評issue35」を、3月7日より発売いたします。デザインをリニューアルした今号の特集は「サッカー4局面の解剖学」です。4局面の始祖ともいえるヴィトール・フラーデの愛弟子カルロス・カルヴァリャル(ブラガ監督)、ポルト大学卒の安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ)のインタビューをはじめ、トランジション、フットサルの4局面、バスケットボールの4局面など、サッカーにおける4局面を再考する濃厚な企画が満載となっています。『フットボール批評issue35』表紙「攻守の切り替え」は死語であるサッカーの局面は大まかにボール保持、ボール非保持、攻撃→守備、守備→攻撃の4つに分けられる、とされている。一方でビジネスの局面は商談、契約などには分けず、プロジェクトの一区切りを指す意味合いで使われることが多いという。しかし、考えてみれば、サッカーの試合は区切りにくいのに局面を分けようとしているのに対し、ビジネスの場面は区切れそうなのに局面を分けようとしていない。禅問答のようで非常にややこしい。が、局面そのものを一区切りとするビジネスの割り切り方は本質を突いている。プロジェクト成功という目的さえあれば、やるべきことは様々な局面で自然と明確になるからだ。ならば、ビジネス以上にクリアな目的(ゴール)があるサッカーは本来、ビジネス以上の割り切り方ができる、はず。結局のところ、4局面を解剖する行為は、サッカーの目的(ゴール)を再確認するだけの行為なのかもしれない。サッカー4局面の解剖学愛弟子が語るヴィトール・フラーデInterview:カルロス・カルヴァリャル(ブラガ監督)4局面再考Interview:安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ)4局面クロニクル現代サッカーの教科書目次目次【好評連載】●現代サッカーの教科書3ゲーゲンプレスの構造河岸貴●フットボールの主旋律Op.2~カオスに抗うアナリスト~〈第3楽章〉修正→構築→継続「3+3+1」+「3」がサッカーの4局面を0局面にする庄司悟【特集:サッカー4局面の解剖学】●愛弟子が語るヴィトール・フラーデInterview:カルロス・カルヴァリャル(ブラガ監督)「彼の理論は試合を妨害しない科学である」ジョゼ・フレイタス●4局面再考Interview:安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ)サッカーの局面を切り取り、指導に生かすには小澤一郎●トランジションを巡る攻防「認知されたカオス」を追い求めるワケ結城康平●本能が4局面を制する「無意識レベル」の判断基準は育てられるのか柴村直弥●4局面クロニクル「ターン期」→「循環期」→「完全一体期」までの流れを辿る龍岡歩●ドイツ×スペイン在住若手指導者対談Conversation:TOSHI(ケーニシュタインU-16・U-17監督兼トップチームコーチ)×高田純(コルネジャU-13コーチ兼アナリスト)二大育成大国の局面論孫勝基●ポゼッション志向の田坂和昭はなぜボールを捨てたのか?ドイツサッカー愛好家が日本で試行錯誤したストーミング実践論鈴木康浩●フットサルの再現性の高さからサッカーの進化系を考察するInterview:橋谷英志郎(バルドラール浦安GKコーチ兼セットプレーコーチ兼アナリスト)明確な言語化と緻密な整備による最先端のオーガナイズとは? 清水英斗●バスケットボールからサッカーを再考するInterview:三原学(安田学園高校男子バスケットボール部ヘッドコーチ)サッカーの先を行く攻守の切り替え木崎伸也●本質に従う外国人と原則に従う日本人文化人類学的視点から見る局面の捉え方中野遼太郎【フットボールの深海】●大学サッカー界最後の開拓者かく語りき部員11人だった阪南大学を一代で屈指の強豪に押し上げた須佐徹太郎の戦記加部究●コロナ禍における基礎技術向上メソッド川添孝一が伝授する得点量産マル秘テク清水英斗●「フットボールとは何か?」を考える⑧Today’s themeJリーガーの幸福Conversation:呉屋大翔(大分トリニータ)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)「成功した『サッカー選手』が幸せになることは、意外と難しい」井筒陸也●「サッカー本大賞2022」一次選考会レポート●書籍刊行記念!フォーメーションの基礎知識Interview:龍岡歩(おこしやす京都AC戦術兼分析官)「○○」×「サッカー」で理解する配置の妙高橋大地【連載&コラム】蹴人のジレンマ龍岡歩汚点横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか田崎健太世界サッカー狂図鑑金井真紀フットボーラー経歴マニアックス土屋雅史※新連載一生蹴念サッカー論を進化させる平岡和徳※新連載再構築「世界一」からの脱却籾木結花サッカー文化異論武田砂鉄青年監督の本棚河内一馬書架へのロングパス陣野俊史サッカー洋書時評実川元子サッカー本新刊ガイド書誌情報書名:フットボール批評issue35(季刊誌3月、6月、9月、12月刊行)ページ数:160判型:B5判定価:1,650円(本体1,500円+税)出版社:カンゼン発売日:2022年3月7日商品情報 : amazon : 楽天ブックス : Twitter投稿 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月03日6日夜(現地時間)、第42回ロンドン映画批評家協会賞授賞式がロンドンのメイフェアホテルでバーチャル開催された。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が4冠の栄光に輝いた。同作のジェーン・カンピオン監督にとって、ロンドン映画批評家協会賞の作品賞を受賞するのは『ピアノ・レッスン』以来28年ぶり。2冠を手にしたのは濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』、ジョアンナ・ホッグ監督の半自伝的映画『The Souvenir: Part II』、レベッカ・ホールの初監督作『PASSING -白い黒人-』だった。新型コロナウイルスの影響により、2年連続でバーチャル開催という形がとられたロンドン映画批評家協会賞授賞式だが、同協会は今年末に今年の受賞者たちを祝う対面イベントを計画しているという。主な受賞作品・受賞者は以下の通り。作品賞『パワー・オブ・ザ・ドッグ』監督賞ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』非英語映画賞『ドライブ・マイ・カー』脚本賞濱口竜介&大江崇允『ドライブ・マイ・カー』主演女優賞オリヴィア・コールマン『ロスト・ドーター』主演男優賞ベネディクト・カンバーバッチ『パワー・オブ・ザ・ドッグ』助演女優賞ルース・ネッガ『PASSING -白い黒人-』助演男優賞コディ・スミット=マクフィー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会【Netflix映画】パワー・オブ・ザ・ドッグ 2021年11⽉19⽇より一部劇場にて公開、12月1日よりNetflixにて配信
2022年02月07日西島秀俊主演、濱口竜介監督が村上春樹の短編を映画化した『ドライブ・マイ・カー』が、現地時間1月8日(土)(日本時間1月9日)に発表されたアメリカ最大の批評家協会である全米批評家協会賞にて作品賞、主演男優賞など4部門を受賞。主演男優賞を受賞した西島さんはアジア初の快挙、作品賞は日本映画では黒澤明監督の『乱』(85)以来の受賞となった(台湾・日本合作映画では2000年『ヤンヤン夏の想い出』以来)。第74回カンヌ国際映画祭にて日本映画初の脚本賞を含む4冠を受賞したのち、第94回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門ショートリストに選ばれている本作。今回、第56回全米批評家協会賞にて作品賞、監督賞(『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』の2作品に対して)、脚本賞、主演男優賞(西島さん)の主要4部門を受賞。賞レースで注目度の高いニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞でも作品賞に選ばれており、世界中ですでに35以上の賞を受賞している。過去に全米、ニューヨーク、ロサンゼルスの3つの批評家協会賞で作品賞を受賞した作品は 『グッドフェローズ』(90)、『シンドラーのリスト』(94)、『L.A.コンフィデンシャル』(98)、『ハート・ロッカー』(10)、『ソーシャル・ネットワーク』(11)など。 また、全米批評家協会賞の過去2年の作品賞受賞作は、映画賞レースを牽引し、アカデミー賞作品賞を受賞した『ノマドランド』と『パラサイト 半地下の家族』となっている。さらに、国内外のメディアが選ぶ2021年ベスト作品でも次々上位にランクイン。主人公・家福を演じた西島さんは「New York Times」「VanityFair」「SlantMagazine」にてベストパフォーマーの1人に選出されており、「TheFilmStage」では1位を獲得。同サイトではドライバーのみさき役の三浦透子もベストパフォーマー12位に選ばれるなど、本作キャストにも世界から注目が集まっている。日本でも「大傑作!美しいラストシーンに涙がこぼれた」「今年No.1」「時間を忘れて見入ってしまった」「観るたびに発見がある、3回見ても足りない」などSNSでは熱量のある口コミとリピーターたちの感想が溢れ、8月の公開から5か月近く各地でロングラン上映が続いている。『ドライブ・マイ・カー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年01月09日米女性映画批評家サークル賞が発表された。女性についてのベスト映画に輝いたのは、レベッカ・ホールの監督デビュー作『PASSING/白い黒人』。女性によるベスト映画は、ジェーン・カンピオン監督の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』。今作は脚本賞も獲得している。主演女優賞は『スペンサー』のクリステン・スチュワート、主演男優賞は『ドリームプラン』のウィル・スミス。女性による外国語映画賞は『Titane』、女性アニメキャラクター賞は『ミラベルと魔法だらけの家』のミラベル。性の平等賞は『ドリームプラン』だった。文=猿渡由紀
2021年12月15日クリティックス・チョイス・アワード(旧・放送映画批評家賞)のノミネーションが発表された。最多ノミネートを果たしたのは、『ベルファスト』と『ウエスト・サイド・ストーリー』で、ともに11部門。作品部門には、この2本のほかに『コーダあいのうた』『ドント・ルック・アップ』『DUNE/デューン 砂の惑星』『ドリームプラン』『Licorice Pizza』『ナイトメア・アリー』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』『Tick, Tick…BOOM!』が入った。主演男優部門の候補はニコラス・ケイジ(『Pig』)、ベネディクト・カンバーバッチ(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、ピーター・ディンクレイジ(『シラノ』)、アンドリュー・ガーフィールド(『Tick, Tick…BOOM! 』)、ウィル・スミス(『ドリームプラン』)、デンゼル・ワシントン(『The Tragedy of Macbeth』)。主演女優部門の候補はジェシカ・チャステイン(『The Eyes of Tammy Faye』)、オリヴィア・コールマン(『ロスト・ドーター』)、レディ・ガガ(『ハウス・オブ・グッチ』)、アラナ・ハイム(『Licorice Pizza』)、ニコール・キッドマン(『愛すべき夫妻の秘密』)、クリステン・スチュワート(『Spencer』)。助演男優部門の候補はジェイミー・ドーナン(『ベルファスト』)、シアラン・ヒンズ(『ベルファスト』)、トロイ・コッツァー(『コーダ〜』)、ジャレド・レト(『ハウス・オブ・グッチ』、J・K・シモンズ(『愛すべき夫妻の秘密』)、コディ・スミット=マクフィー(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)。助演女優部門の候補はカトリーナ・バルフ(『ベルファスト』)、アリアナ・デボース(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、アン・ダウド(『Mass』)、キルステン・ダンスト(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、アーンジャニュー・エリス(『ドリームプラン』)、リタ・モレノ(『ウエスト・サイド・ストーリー』)。監督部門の候補はポール・トーマス・アンダーソン(『Licorice Pizza』)、ケネス・ブラナー(『ベルファスト』)、ジェーン・カンピオン(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、ギレルモ・デル・トロ(『ナイトメア・アリー』)、スティーブン・スピルバーグ(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『DUNE〜』)だった。授賞式は1月9日、ロサンゼルスのフェアモント・センチュリープラザホテルにて行われる。文=猿渡由紀『ウエスト・サイド・ストーリー』日本公開日:2022年2月11日(金)
2021年12月14日来年1月9日に予定されていたゴールデングローブ賞授賞式が中止となったのを受けて、放送映画批評家協会(CCA)が、来年の授賞式をその日程で行うと発表した。通常、CCAの授賞式はグローブの1週間後。グローブは、アワードシーズン最初の本格的な受賞番組であることも重視される理由のひとつで、CCAがこのチャンスに飛びつき、1週間早めるのではないかということは予測されていた。グローブも、CCAも、映画とテレビ両方の賞。CCAは作品賞の投票形式がオスカーと同じであることから、オスカー予測上でも注目される。グローブの投票団体であるハリウッド外国人記者協会(HFPA)は、数々の腐敗や人種差別問題で、現在、業界内からボイコットを受けている。この状況を受けて、今週、グローブを放映するNBCは、HFPAが必要な内部改革を行えるよう、2022年の授賞式番組を中止すると発表した。文=猿渡由紀
2021年05月13日俳優の奥平大兼(17)が10日、第30回日本映画批評家大賞の新人男優賞受賞を受賞した。演技未経験ながら映画『MOTHER マザー』で初のオーディションに挑み、メインキャストに抜てき。第44回日本アカデミー賞の新人俳優賞、第94回キネマ旬報ベスト・テンの新人男優賞、第63回ブルーリボン賞の新人賞に続いて、4つ目の新人賞となった。奥平は、「これまで頂いた賞と同じように僕がこんな賞を頂いていいのか、という気持ちはありますが、このように映画批評家の方々に評価して頂ける事はすごく嬉しいですし、今後の役者活動の糧になりました」とコメント。「そして今回、演技経験のない僕を選んでくださり、僕に演技のことを教えてくださった監督・キャスト・スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」と周囲の支えにも触れ、「他の作品でも来年、再来年とまた違う賞を受賞出来るように頑張ります」と決意を新たにしている。
2021年03月10日女優・のんが主演を務める映画『私をくいとめて』が、第30回日本映画批評家大賞にて「監督賞」「主演女優賞」をダブル受賞したことが10日、明らかになった。同作は作家・綿矢りさによる同名小説の実写化作で、ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が監督・脚本を務める。30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子(のん)は、脳内の相談役「A」と一緒に平和なおひとりさまライフを過ごしていたが、ある日年下の営業マン・多田くん(林)に恋をしてしまう。きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代の頃のように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出すことにする。「第33回東京国際映画祭」(TIFF)の観客賞も受賞した。監督賞を受賞した大九明子監督について、同賞では「誰しもの心にある“ダーク”なところを描きながらも、それを弾けるようなポップさで昇華させる。『私をくいとめて』はまさに“今“を感じさせる、クオリティの高い大九監督の代表作になったといえるだろう」と評価。さらに主演女優賞を受賞したのんについては「脳内に相談役のAという存在を誕生させてしまった31歳のひとりの女性を、これほど説得力を持って演じ切ったのんの演技力は素晴らしかった」と評した。○大九明子監督 コメント監督賞。なんと畏れ多い。何かを作りたくて模索して、映画の道にたどり着いて以来私は、映画作りに夢中です。しかし撮りたいものが私の脳内にどれほど湧いたとて、それを形にしてくれるスタッフ、俳優がいなければ、1フレームたりとも作ることができません。私に、映画監督という立場を与えてくれる全スタッフ・俳優、そして何より、私の映画を観てくださる全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。○のん コメントこの度は、素敵な賞をいただき心から嬉しく思います。演技をする事は私にとって生きる術で、これがなかったら自分は何者にもなれずにモヤモヤとした日々を送っていただろうなと確信しています。そんな私が役を演じて賞をいただけるのは、こんなに幸福な事はないっていうくらいに嬉しい。明日からも元気に演技に励めそうです。これからも楽しく、精進して参ります。ありがとうございます。
2021年03月10日大九明子監督×のんのタッグで贈る映画『私をくいとめて』が、日本映画批評家大賞において監督賞と主演女優賞のW受賞が決定した。全国にて公開中の本作は、都内では3月20日(土)より1週間、下高井戸シネマでの上映も決定している。公開に先立ちワールドプレミア上映が行われた第33回東京国際映画祭では、一般観客の投票で最も多くの支持を獲得し、本年度唯一のアワードとなる観客賞を受賞したことでも話題となった本作。今回受賞が決定した「日本映画批評家大賞」は、今年で第30回を迎える映画批評家だけの目で選んだ映画賞。監督賞は、『勝手にふるえてろ』『美人が婚活してみたら』といった女性の生き方や恋愛にスポットを当てつづけてきた大九監督。主演女優賞は、脳内に相談役「A」を持つ主人公のみつ子に扮した女優・創作あーちすとののんさんが受賞した。日本映画批評家大賞は、選考理由として「誰しもの心にある“ダーク”なところを描きながらも、それを弾けるようなポップさで昇華させる。『私をくいとめて』はまさに“今“を感じさせる、クオリティの高い大九監督の代表作になったといえるだろう」、「脳内に相談役のAという存在を誕生させてしまった31歳のひとりの女性を、これほど説得力を持って演じ切ったのんの演技力は素晴らしかった」とそれぞれを評価した。今回の受賞に関して大九監督は「監督賞。なんと畏れ多い」と話し、「何かを作りたくて模索して、映画の道にたどり着いて以来私は、映画作りに夢中です。しかし撮りたいものが私の脳内にどれほど湧いたとて、それを形にしてくれるスタッフ、俳優がいなければ、1フレームたりとも作ることができません。私に、映画監督という立場を与えてくれる全スタッフ・俳優、そして何より、私の映画を観てくださる全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました」とコメント。のんさんも「演技をする事は私にとって生きる術で、これがなかったら自分は何者にもなれずにモヤモヤとした日々を送っていただろうなと確信しています。そんな私が役を演じて賞をいただけるのは、こんなに幸福な事はないっていうくらいに嬉しい。明日からも元気に演技に励めそうです」と喜び、「これからも楽しく、精進して参ります」と語っている。なお、同映画祭の2020年度の授賞式は、5月31日(月)を予定している。『私をくいとめて』は全国にて公開中、4月14日(水)DVDリリース。(cinemacafe.net)■関連作品:私をくいとめて 2020年12月18日より全国にて公開©2020『私をくいとめて』製作委員会
2021年03月10日