Running Station&Recovery cafe グランミールは、身体の老化(酸化)への予防が期待できるカカオポリフェノールが豊富に含まれる「高カカオチョコレート※」を使った新メニュー「老けにくいカラダづくりに!フローズンハイカカオチョコスムージー」「ノンアルコールジェラートカクテル ~ハイカカオチョコレートがアクセントのカシスオレンジ~」の2商品を2021年6月15日(火)より提供開始しました。(※高カカオチョコレートとはカカオ含有率70%以上のものを指します)また、併設のランニングステーション・店舗をご利用いただいた方々には高カカオチョコレートをプレゼント中です。朝は身体が最も酸化する時間帯長引く新型コロナウイルスの影響で、密を避けるために、朝に運動をされる方が増えています。しかし、朝の時間帯は、暗い夜から明るい朝を迎えて、紫外線を浴びる量が急激に増加します。また、就寝中から起床することによって呼吸の回数が増え、身体が活性酸素を生み出すため、身体が最も酸化(身体にとって良くない状態、老化や病気の原因にもなる)している状態です。このような状態の中で運動を屋外ですることにより、さらに酸化を促進してしまいます。このような「朝・屋外・運動」という厳しい環境の中でも毎朝ストイックに身体づくりに取り組むアスリートの方や、食生活に日々気を使っている方々を応援したいという思いから開発されたのが、酸化を防ぐ作用が期待できる「高カカオチョコレート」を使用したメニューです。「老けにくいカラダづくりに!フローズンハイカカオチョコスムージー」(750円/税込)運動後のリカバリーに飲むことを想定し、抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれる高カカオチョコレートの他に純ココアを配合し、牛乳をベースにすることでタンパク質の摂取ができるメニューです。「ノンアルコールジェラートカクテル~ハイカカオチョコレートがアクセントのカシスオレンジ~」(700円/税込)カシスの色素はポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれ、抗酸化作用を期待できるメニューとして最適な上、チョコレートとの味の相性も良いことから組み合わせに選ばれました。高カカオチョコレートがアクセントの一品です。■提供期間2021年6月15日(火)~7月末日までを予定提供時間:11:00~L.O.22:00■高カカオチョコレートをプレゼントランニングステーション・店舗をご利用の方にもれなく、高カカオチョコレートをプレゼントしています。■SHOP INFORMATIONRunning Station&Recovery cafeグランミール所在地:東京都世田谷区駒沢4-13-10 2Fアクセス:駒沢大学駅から783m営業時間:[火・木・金]11:00~23:00[水]9:00~23:00[土・日・祝]8:00~23:00(L.O.22:00)定休日:月曜日TEL:03-5787-8426※上記営業時間は通常時のものです。※国や東京都の感染対策で取り決められた短縮営業や休業要請に従い流動的な営業時間になっております。※2021年6月20日(緊急事態宣言中)までは全営業日で17:00(L.O16:00)までの営業です。【参考】※店舗URL(Facebook)
2021年06月17日老化の原因 酸化とは?日々の生活やストレス 、加齢などで発生・増加する「 活性酸素 」。この活性酸素が過剰になると体をサビつかせる酸化を引き起こします。人間が鉄だとしたら 、生まれたての赤ちゃんはピカピカの銀色ですが年齢を重ねるにつれてだんだんと酸化して錆びていくのを想像してみてください。この酸化こそがまさに体の老化であり 、酸化することによって肌はシミやシワが目立つようになったり 、髪はパサつきやうねり 、枝毛などのトラブルを引き起こすと言われています。酸化を抑制するには?活性酸素を除去してくれる抗酸化成分実は 、人間の体には活性酸素を除去してくれるアスコルビン酸やメラトニンといった抗酸化物質が元から存在しています。しかし 、この抗酸化作用は20代をピークとして加齢と共に低下していってしまうのです。そこで重要になるのが抗酸化作用のある成分を補って酸化を食い止め 、ケアしてあげること!代表的な抗酸化成分は?抗酸化作用があることで知られる成分で 、代表的なものには以下が挙げられます。ビタミンE … 細胞を酸化から守ってくれ 、老化防止に効果があると言われています。胡麻やアーモンドなどに含まれています。アスタキサンチン … 海藻などに豊富に含まれており 、生活習慣病の予防や美肌効果があると言われています。その抗酸化力はビタミンEの500倍以上とも!アントシアニン … プルーンや赤ワインに含まれるポリフェノールの一種。強い抗酸化力を持ち 活性酸素の生成を抑制してくれ 、目や体の老化防止に欠かせない栄養素と言われています。これらの成分は 、野菜や果物から簡単に摂取することが可能です!髪や頭皮の抗酸化ケア実は 、酸化の原因となる活性酸素は カラーやパーマでも発生します。老化というと肌だけでなく 、加齢に伴うパサつきや白髪といった髪と頭皮のケアも気になるところ。そこでいま大注目の抗酸化スペシャルヘアケアをご紹介します!抗酸化ヘッド&ヘアトリートメントBRIDGEの抗酸化トリートメントはアスタキサンチンやアントシアニン 、ビタミンC誘導体( = 浸透しやすく 、持続性を高めた進化系のビタミンC。活性酸素の除去やメラニン色素抑制などの効果が期待される。)を配合したアイテムを使用していきます。通常のトリートメントと違うのは 、毛先のダメージケアだけでなくヘッドセラムを使うことで頭皮の酸化ダメージまでケアできるところ。頭皮に塗布することで活性酸素に直接アプローチすることができます。さらにサロンでのトリートメントケアに加えてお持ち帰り用のホームケアマスクがセットになっているので 、自宅でも手軽に髪と頭皮の抗酸化ケアを続けることができます!抗酸化カラー / 抗酸化パーマ抗酸化ヘッド&ヘアトリートメントをカラーやパーマと組み合わせれば 、施術した当日にしっかりと酸化ダメージケアをすることが可能です! 月に一度のカラーの際に抗酸化トリートメントをするだけで 、健やかな頭皮と扱いやすい髪に導いてくれます。水素トリートメントBRIDGEで扱っている高発生水素トリートメントは髪・頭皮に直接塗布でき 、効果的に活性酸素を除去してくれます。いつもの施術にプラスワンとして組み合わせられるためカラーやパーマ後のヘアケアに適しています。続ける事で 、髪が柔らかくなったり 癖が落ち着いて扱いやすくなることも!与えるだけでなくこれからは ” 取り除く ” ケアも新しいアンチエイジング法として今一番注目されている抗酸化ケア。美容成分を与えるだけでなく 、これからは老化の原因を取り除くケアも始めてみませんか?髪と頭皮のスペシャルケアもぜひBRIDGEにお任せください◎
2021年06月04日ワンストップで美しさを実現「キレイモプレミアム」が、2021年5月15日に新商品「KIREIMO Premium UV s+(キレイモ プレミアム UVシールドプラス)」(3780円)を発売しました。株式会社ヴィエリスが運営する「キレイモプレミアム」は、家事の合間や仕事帰りに気軽に立ち寄れるエステティックサロン。遺伝子情報にもとづいた施術や食習慣アドバイス、骨の歪みを改善する整体、全身脱毛などのサービスを提供しています。肌のストレスフリーを実現今回発売された「KIREIMO Premium UV s+」は、外側からのケア(日やけ止めなど)では防ぎきれない紫外線のダメージから肌を回復させ美肌へとサポートする抗酸化サプリメントです。新美容素材として今世界でも注目されているスーパーフルーツ「レッドオレンジ」のほか、シミの元になるメラニンの生成を抑制する「Lシスチン」、ビタミンCをたっぷり含んだ「カムカム」を配合することで紫外線対策だけでなくエイジングケアや免疫力アップ、スキンケアなどの効果も期待できるサプリメントとなっています。「KIREIMO Premium UV s+」は、全身脱毛サロン「キレイモ」およびキレイモ公式オンラインストアで販売されます。(画像はプレスリリースより)(画像は株式会社ヴィエリスより)(画像はキレイモ公式オンラインストアより)【参考】※株式会社ヴィエリス※キレイモ公式オンラインストア
2021年05月18日株式会社ヴィエリスより新発売全身脱毛エステサロン「キレイモ」の運営や、オリジナル化粧品の製造・販売などを行っている株式会社ヴィエリスは、「KIREIMO Premium UVシールドプラス」の販売を開始した。体の内側から美肌へとサポートする“飲む抗酸化サプリメント”となっている。スーパーフルーツ「レッドオレンジ」を配合「KIREIMO Premium UVシールドプラス」は、紫外線対策の新たな美容素材として注目されているスーパーフルーツ「レッドオレンジ」を配合し、「キレイモ」が独自に開発したサプリメントだ。「レッドオレンジ」の他にも、日焼けなどによる色素沈着を防ぎ、メラニンの生成を抑える「Lシスチン」や、レモンの約60倍にもあたるビタミンCを含有する「カムカム」を配合。紫外線対策はもちろんのこと、スキンケア・エイジングケア・免疫力UPに効果を発揮し、美肌づくりを内側からサポートすることができる。摂取方法は、1日に2~4粒を水やぬるま湯と一緒に飲むだけと手軽。内容量は60粒で、価格は3,780円となっている。(画像はKIREIMOオンラインストアより)【参考】※KIREIMOオンラインストア
2021年05月17日抗酸化、抗菌、リラックス…健やかに楽しむ“緑茶”ライフ。普段何気なく飲んでいるけれど心と体に嬉しい成分がたっぷりの飲み物、緑茶の健康力に迫ります!茶種や抽出温度により味わいだけでなく栄養成分にも違いが。煎茶、玉露、抹茶、番茶、ほうじ茶…。栽培方法や製茶方法によって、7つの茶種に大別される緑茶。「緑茶には、カテキン類やカフェイン、テアニンなど健康に嬉しい成分が豊富。でも、茶種により味わいや抽出される成分も少し変わります」と言うのは、日本茶インストラクターの片山晃子さん。また、味や栄養成分は、お茶を淹れるお湯の温度でも違いが出るのだとか。「例えば、カテキン類の中でも、苦味・渋味が強く抗炎症作用のあるエピガロカテキンガレート(EGCg)や、覚醒効果のあるカフェインは湯温が高いほど出やすい成分。逆に水出しでは、カテキン類でも苦味がマイルドで免疫力アップに効果的なエピガロカテキン(EGC)や、気分を穏やかにする旨味成分テアニンの含有率が高まります」味わいとともに、栄養成分も意識しながら、TPOや気分に合わせて、茶種を選んだり、抽出温度を変えてみると、緑茶を飲む楽しみがぐんと広がる。緑茶の種類・煎茶(普通、深蒸し)…露天栽培の生葉を蒸して、揉み、乾燥させて針状に製茶。カテキン、ビタミンCが豊富で、一番茶にはアミノ酸やテアニンも多い。蒸し時間が長い深蒸しは濃厚で甘味がある。・玉露&かぶせ茶…玉露は茶園を覆い、日光を避けて栽培した生葉を使って製茶。かぶせ茶は被覆期間が短め。低温のお湯で淹れて旨味や甘味を楽しむのが基本で、テアニン、カフェインを多く含む。・蒸し製玉緑茶…露天栽培の生葉を摘採後すぐに蒸して酸化を止め、揉みながら乾燥させて勾玉状にしたお茶。「ぐり茶」ともいう。成分は煎茶と同じく、カテキン、ビタミンCが豊富。・抹茶…玉露と同じ被覆栽培した生葉を蒸し、葉を揉まずに乾燥させた碾茶を臼でひいた微粉末状のお茶。玉露と同じ水溶性成分に加え、茶葉自体の健康成分をそのまま摂取できる。・番茶…新茶以外のお茶の総称。硬くなった新芽や茎、出遅れて硬くなった葉などで作られる。基本の仕上げ工程は煎茶と同様。カテキン、カフェインなどの成分は煎茶に比べて少なめ。・ほうじ茶&玄米茶…番茶や煎茶を強火で焙煎したほうじ茶は、芳ばしい香りでアロマ効果が。口の中もさっぱりするので食後に最適。玄米茶は主に、番茶に蒸して炒った玄米をブレンドしたもの。・釜炒り製玉緑茶…生葉を熱した釜で炒って酸化酵素を不活性化する製法の煎茶。釜香という独特の香りがおいしさを引き立て、煎茶の健康成分に加えて、アロマのリラックス効果も期待できる。緑茶まるごとレシピ。緑茶が持つ栄養を残さずしっかりいただくなら茶葉を食べるのが一番!お菓子研究家の本間節子さんが茶葉をおいしく味わえる簡単レシピを教えてくれました。甘酒ほうじ茶材料/1人分ほうじ茶(ミルかすり鉢ですりつぶし、太くて硬い茎は取り除く)…1g、甘酒…100ml、お湯…50ml、牛乳…50ml、ゆずなど柑橘の皮(マーマレードなどの柑橘のジャム小さじ1でも可)…少々作り方1、鍋にほうじ茶を入れて湯を注ぐ。甘酒と牛乳を加え火にかけ、湯気が立ったら火から下ろす。2、器に注ぎ、ゆずの皮を削いだものを浮かべる(またはマーマレードを加える)。Pointほうじ茶の芳ばしい香りと、甘酒と牛乳をミックスしたまろやかな酸味がマッチする一品。ゆずの皮の風味も小気味いい。片山晃子さんNPO法人日本茶インストラクター協会認定の日本茶インストラクターのほか、日本紅茶協会認定のシニア・ティーインストラクターの資格も。幅広い角度からお茶の魅力について啓蒙活動を行う。本間節子さんお菓子研究家。日本茶インストラクターの資格を持ち、お茶を使ったレシピ本も多数。近著は『お菓子をつくる 季節を楽しむ82レシピ』(主婦の友社)。※『anan』2021年4月14日号より。写真・衛藤キヨコスタイリスト・野崎未菜美料理製作・本間節子構成、文・野尻和代撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2021年04月12日抗うつ・抗酸化・抗糖化作用のある美容液2021年3月31日(水)、株式会社ビーバイ・イーは、同社が展開するスキンケアブランド『ネロリラ ボタニカ』より、2層式美容液「ドリーミングビューティーセラム」を発売する。また、3月19日(金)から先行発売を開始する。同ブランドは、肌の再生、心の再生、土壌と地域の再生をコンセプトに、オーガニック植物エキスを使用し、肌を健やかに整える製品を提供している。この度、発売となるのは、化粧水とオイルの2層式の美容液の第3弾だ。抗うつ・抗糖化・抗酸化に着目し、心も肌も底上げしてくれるアイテムだ。オーガニック植物エキス配合同製品には、太陽の薬草とよばれるセントジョーンズワート、葛とヨモギ、オタネニンジンが配合されている。これらの成分は身体を温める効果があると言われており、明るい肌へ導いてくれる。また、紫根、月見草、ゴツコラが配合されており、優れた抗酸化作用や、抗糖化作用が期待できる。肌のたるみやくすみのケアができ、ふっくらとした肌に仕上げてくれる。そして、精油としてラベンダーやゼラニウムなどがブレンドされているため、心を穏やかに整えて、心地よい睡眠も期待できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ビーバイ・イーのニュースリリース
2021年02月22日お酒にはビールや日本酒、ウィスキーなどいろいろな種類がありますが、中でも人気が高まっているのがワインです。近年、ワインは日常的なものになり、お店でも自宅でも気軽に楽しめるようになりました。さまざまな料理に合うので、お好きな方も多いと思います。しかし、ワインを飲んでひどい二日酔いに悩まされた経験はないでしょうか。その原因の一つが、ワインに入っている酸化防止剤だといわれています。酸化防止剤無添加のワインも増えているので、「酸化防止剤は体に悪い」というイメージが強まっています。そこで今回は、そもそも酸化防止剤とは何か、酸化防止剤は本当に健康に悪いのか、さらに酸化防止剤無添加のワインとの違いについて説明します。■酸化防止剤とは?まず、酸化防止剤とは何かを説明します。酸化防止剤とは、「自らが酸化することでほかの食品の酸化を防ぐ食品添加物」です。水溶性と脂溶性に分けられており、ワインに入っているのは水溶性の酸化防止剤です。酸化防止剤を入れることで、酸化によるワインの色や味の劣化を防ぎます。また、殺菌効果も得られます。ワインの原料となるぶどうの果皮には雑菌が付いています。雑菌が付いていると発酵しなかったり臭いが発生したりして、質の高いワインができません。そのため、酸化防止剤はワイン作りに欠かせない存在といえます。・ワインに含まれる酸化防止剤は亜硫酸塩ワインのラベルを見ると、亜硫酸塩という酸化防止剤が含まれているのが分かります。亜硫酸とは、二酸化硫黄(SO2)と酸素(H2O)が合わさったもので、ワインに含まれる理由は原料であるぶどうが発酵する際に自然発生するためです。品質を維持するため、ほとんどのワインに追加で添加されていますが、法律で人体に影響のない量と定められています。また、添加した亜硫酸塩は、糖などのほかの成分と結合して半分は無害になるといわれています。・いつ酸化防止剤を添加するのか酸化防止剤は、アルコール発酵の時とボトルに詰める前に添加するのが一般的です。前に述べた通り、ぶどうの果皮には雑菌が付いているので、亜硫酸塩を添加することで菌を殺すことができます。また、ボトルに詰める前はワインが酸素に触れるため、きちんと対策をしないと酸化してしまいます。ぶどうの果皮に雑菌が付いていたり、酸化したりすると質の高いワインを作ることができないため、アルコール発酵時とボトルに詰める前に酸化防止剤を添加することで、ワインの質を保っているのです。・ワイン以外に亜硫酸塩が入っている食材亜硫酸塩は、実はワイン以外にもさまざまな食材に使われています。ストレートティーや卵、酢、ブロッコリー、キャベツなどにはもともと含まれています。また、ワインと同じく添加物として亜硫酸塩が使われている食材は、ジャム、缶入り野菜、酢漬けの食品、ドライフルーツ、冷凍フルーツ・野菜などがあげられます。ちなみに、EUにおける亜硫酸塩の最大含有量の規定は、赤ワインが150mg/Lで最も低く、辛口白・ロゼワインが200mg/L、最も高い種類の極甘口ワインでも400mg/Lです。一方でドライフルーツは2,000mg/Lもの亜硫酸塩が含まれているといわれているので、ワインに含まれている亜硫酸塩は決して多くありません。■ワインに酸化防止剤を入れる理由ここまで、酸化防止剤(亜流塩酸)とは何かを説明しました。漠然とした「酸化防止剤(亜流塩酸)は健康に悪い」というイメージが少し変わったのではないでしょうか。ワインに入っている酸化防止剤(亜流塩酸)の量は、人体に害のない量と決まっており、ワイン以外にも亜流塩酸が含まれている食材は多数あることもお分かりいただけたと思います。ワイン作りに酸化防止剤は欠かせないとお伝えしましたが、具体的に酸化防止剤の役割とは何か説明していきます。・ワインを酸化から守る酸化防止剤の理由の1つ目は、「ワインを酸化から守る」ためです。ワインの成分が空気に含まれる酸素に触れることで酸化し、味わいと香りが変化してしまいます。そこで、ワインに亜硫酸塩を添加することで酸化を防ぎ、味わいと香りの変化を緩やかにするのです。・有害菌の繁殖を抑える2つ目の理由は、「有害菌の繁殖を抑える」ためです。発酵タンクには腐敗菌やカビ、バクテリアなどの微生物が潜んでおり、ワインの味わいや香りに影響を与えます。酸化防止剤には、これらの有害菌の繁殖を抑える効果があります。・黒ブドウ糖の色素を安定させる3つ目の理由は、「黒ブドウ糖の色素を安定させる」ためです。有害菌が繁殖するとワイン果汁が濁ってしまい、黒ブドウ糖の色素が変色してしまうことがあります。そこで、酸化防止剤を添加することで有害菌の繁殖を抑え、黒ブドウ糖をツヤのある美しい色に安定することができます。・高品質なワインづくりに酸化防止剤は必要以上3つの理由から、高品質のワインを作るためには、酸化防止剤が必要だといえます。酸化防止剤を添加することによって、ワインの酸化を防ぎ、有害菌の繁殖を抑えて素材本来の香りと味わい、ツヤのある美しい色を守るのです。・記載がなくても酸化防止剤はほぼ全てのワインに入っている酸化防止剤は、実はほぼすべてのワインに入っているのをご存じでしょうか。多くのワインに入っている亜硫酸塩は、アルコール発酵の過程で酵母によって10mg/L前後は自然発生します。しかし、ワイン作りにおいて亜硫酸塩の含有を表示する義務は10mg/Lなので、ラベルに記載がなくても、すべてのワインに亜硫酸塩が含まれているのです。■酸化防止剤は健康に害がある?質の高いをワインを作るために、酸化防止剤は欠かせないものだということはお分かりいただけたと思います。では、酸化防止剤は私たちの健康に害を及ぼすのでしょうか。頭痛や二日酔いの原因になったり、アレルギーを発症したりといった指摘もありますが、はたして本当なのか、詳しく説明していきます。・頭痛がするって本当?まず大前提として、大量の酸化防止剤を体内に入れると健康に害があることは間違いありません。しかし、ワインに含まれる程度の量では、健康を害することはないといわれています。そのため、頭痛を引き起こす原因が酸化防止剤だと断定できないと考えられています。・頭痛の原因になると思われる成分最近では、ワインを飲んで頭痛が起こるのは別の物質が原因ではないかと考えられています。例えば「ヒスタミン」や「チラミン」はワインを作る工程で発生する物質で、これらの物質が持つ血管の拡張と収縮の作用が頭痛の原因になると考えられていますが、まだ完全に解明されていないのが実情です。・亜硫酸塩ってアレルギーの原因になるの?亜硫酸塩にアレルギーを持つ方は、少量でも蕁麻疹や腹痛、下痢、喘息などのアレルギー症状を引き起こすことがあるといわれています。ワインを飲んでこのような症状が出る原因は、亜硫酸塩アレルギーではないかという説もありますが、まだ解明には至っていません。■酸化防止剤無添加のワインは何が違うのかほぼすべてのワインに酸化防止剤が入っていることをお伝えしましたが、最近では「酸化防止剤無添加」をうたうワインが増えています。「酸化防止剤は健康に悪い」というイメージを持っている方にとっては、酸化防止剤が入っていないワインに対して安心感を持つようです。では、酸化防止剤無添加ワインは、果たして安全なのでしょうか。また、どのように作られているのでしょうか。酸化防止剤使用のワインと何が違うのかなどを説明してきます。・酸化防止剤無添加ワインが流行している酸化防止剤無添加のワインは、主に日本の大手ワインメーカーから発売されており、スーパーなどで購入することができます。イメージ的に、亜硫酸塩を使用していないワインは評判が良く、価格も安いため日常的に飲みやすいワインとして広がっています。・酸化防止剤無添加ワインの製法酸化防止剤無添加ワインの製法は、アセトアルデヒドの生成を抑えることと、ワインを酸化させないようにするなどを注意して作られています。たとえば、アセトアルデヒドの発生を抑制する酵母を使用したり、製造工程の中でワインを極力酸素に触れさせないように工夫したりしています。・オーガニックワインとは違う?酸化防止剤無添加ワインとオーガニックワインはまったく違います。オーガニックワインとはEUが定めるオーガニックワインの規定をクリアしているワインのことで、亜硫酸塩を使用してはいけないというルールはありません。つまり、オーガニックワインでも、酸化防止剤が一定量含まれているものがあるのです。・酸化防止剤使用のワインとの味の違い酸化防止剤無添加のワインは、ほかのワインと味の違いはあるのでしょうか。一般的に、酸化防止剤無添加ワインは、酸化を防ぐために熟成する前の若い状態で出荷します。そのため、味わいや香りが酸化防止剤使用のワインに比べて弱いといわれています。ワインは、熟成によるコクのある味わいと香りが好きという意見もあれば、さっぱりと飲みやすい方が好きという意見もあるので、飲み比べて好みのワインを見つけるのがいいですね。■酸化防止剤への誤解を捨て、ワインを楽しもう酸化防止剤は質の高いワインを作るために必要なものであり、健康に悪いといったイメージは単なる誤解であることがお分かりいただけたと思います。ほぼすべてのワインに亜流塩酸は含まれており、これはオーガニックワインも同様です。頭痛や二日酔いを引き起こす原因も、酸化防止剤ではなという説が濃厚です。ワイン生産者は「安全・安心のワインを飲んでもらいたい」という想いから、ワインの味わいと香りを守るために、酸化防止剤をうまく使っているのです。この記事をきっかけに、酸化防止剤への誤解を捨て、ワインを安心して楽しんでくださいね。《参考》・ 厚生労働省「食品添加物」 ・ J-STAGE「成人気管支喘息と食品アレルギー : 第3報亜硫酸塩(Sulfite)過敏症」
2021年02月13日抗酸化力&免疫力を高めるために、毎日の食事に取り入れたい、ファイトケミカルたっぷりの野菜スープ。より効率よく有効成分を吸収するために、熊本大学名誉教授の前田浩先生が提案するポイントはこの7つ。健康効果倍増!野菜スープの7つのポイント。レシピのポイント味のベースとして、玉ねぎは必ず入れる。緑の野菜もいくつか必ず入れる。多様なファイトケミカルが摂れるように、5~8種類の野菜を組み合わせる。なるべく露地もの、旬の野菜、地産地消(近場で採れたもの)で。野菜の旨味を生かして調味料は使わない。長く続けるための食べ飽きないアレンジはOK。オイルで炒めるとカロテノイドの吸収が3~5倍上がる。【How to Cook】基本の野菜スープの作り方さまざまな種類の野菜を用意したら、切って、炒めて、煮込むだけ。「簡単ステップで完成する野菜がごろごろと入ったスープは、食べ応えもあります」。さらに、気分や体調に合わせてポタージュにしても。「我が家の朝食はポタージュが定番です」材料/4食分玉ねぎ…1/4個人参…50gかぼちゃ…50g(種とワタを除く)小松菜…50gキャベツ…50g大根…50gオリーブオイル…大さじ1水…900ml【切る】野菜を食べやすいサイズに切る。玉ねぎ、人参と大根、かぼちゃ、キャベツは一口大に、小松菜はざく切りなどに。できるだけ皮つきのまま使えるよう、無農薬野菜や有機野菜を。【炒める】油で炒めてから煮ると、コクが出るうえ、脂溶性の抗酸化物質が多い野菜はカラダに吸収されやすくなる。鍋にオリーブオイルを入れ、小松菜以外の材料を色が変わるまで炒める。【煮込む】あとは水を入れて煮込めば、野菜スープの完成。炒めた野菜が柔らかくなるまで煮込んだら、小松菜を入れてさらに煮る(計20分ほど)。この際、沸騰させすぎて噴きこぼさないように注意を。【撹拌する】ポタージュにする場合は、野菜スープが冷めてからミキサーやハンドブレンダーを使って撹拌・粉砕する。栄養価は野菜ごろごろスープの状態と同じ。なめらかさはお好みで調整を。野菜スープで一品料理を作ってみよう。スープを作り置きしておき、肉や魚を加えたり、ご飯や麺類でボリュームアップさせれば満足感たっぷりの一品料理に。「おすすめはカレー。カレー粉に含まれるターメリックの主成分は、ポリフェノールの一種、クルクミン。強い抗酸化作用があります」。写真は、ポタージュを使ったキーマカレーと、野菜スープを使った卵雑炊。調味料やスパイスを加えて味を変えてみよう。【味付けのアレンジ例】味噌、岩塩、だし醤油、オリーブオイルコンソメ、ブイヨン、昆布、いりこだしカレー粉などスパイスフルーツ(リンゴなど)魚、鶏肉、牛乳(豆乳)香味野菜、薬味皮や切れ端も捨てずに野菜だしを作ろう。「切れ端や種、ヘタ……。スープを作る際に出る野菜くずや皮は、実はファイトケミカルなどの抗酸化物質がとても豊富なのです」。捨てずに冷蔵保存で取っておき、何種類かまとまったらベジブロスを作るのもおすすめ。汁物や煮物のだしとして活用できる。前田 浩先生熊本大学名誉教授、大阪大学大学院医学系招聘教授、東北大学特別招聘プロフェッサー。バイオダイナミックス研究所理事長・所長。副作用のない抗ガン剤の研究で2016年のノーベル化学賞候補に。※『anan』2021年2月3日号より。写真・市原慶子スタイリスト・荻野玲子料理作製・田村つぼみ取材、文・野尻和代撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2021年02月01日新型コロナをはじめとするウイルス感染症やガンなどの病気、老化を加速させる原因ともなる活性酸素。その活性酸素からカラダを守るため、毎日の食習慣にファイトケミカル&食物繊維たっぷりの野菜スープを。ファイトケミカルで、過剰な活性酸素を除去。「ウイルスが体内に侵入すると、免疫を担当する白血球が活性酸素を放出してウイルスを攻撃します。しかし、ウイルスが多いと活性酸素も増えすぎてしまうんですね。増えすぎた活性酸素は健康な細胞や組織まで傷つけてしまい、炎症や発熱を引き起こします。活性酸素はまさに諸刃の剣なのです」と話すのは、熊本大学名誉教授で抗ガン剤の世界的権威の前田浩先生。ガンなどの病気や老化を促進するのも活性酸素の仕業で、紫外線やストレス、食品添加物などによって増殖してしまう。そんな、増えすぎた活性酸素の発生を抑え込み、中和するために、前田先生が着目したのは、野菜の抗酸化力。「植物は紫外線や外部の刺激から身を守るために、ファイトケミカルという抗酸化成分を持っています。これは人体では作り出せないもの。この野菜のファイトケミカルを日頃から摂取すれば、私たちの抗酸化力も高められるのです」そのファイトケミカルの効果的な摂取方法として、先生自ら取り入れているのが野菜スープ。「野菜は生よりも、加熱して茹で汁ごと食べるほうがファイトケミカルを効率よく吸収することができるうえ、その抗酸化力も10~100倍になります。また、食物繊維も溶け出て、免疫力アップの手助けになってくれるのです」【Why?】サラダよりスープがいい理由は?「野菜の細胞壁は硬く、人の消化液には分解酵素もないため、生で食べてもわずかしか栄養が吸収できません。でも加熱することで細胞壁が壊れ、細胞内の栄養がスープに溶け出し摂取しやすくなります」。加熱に弱いとされるビタミンCも、野菜に含まれるその他の抗酸化物質の作用で、大半は分解されずスープに溶け出しているのだとか。【How?】効果的な野菜スープの食べ方は?「摂取量の目安は1日1~2回、1回250~300ml。毎日食べることが大切なので、作り置きをしたり、ポタージュにしたり、味を変えながら、無理のないように続けましょう」。また、空腹時にご飯やパンなどの糖質をいきなり摂ると、血糖値が急上昇して糖尿病や肥満の原因に。野菜スープを食事の最初に食べるのがおすすめ。【What?】ファイトケミカルって何?「植物が持つ化学物質で、植物の色素や香り、苦み、辛みなどに含まれる機能性成分のこと。抗酸化作用はじめ、抗炎症作用、免疫力やガン予防力を高める、血管を広げるなどの働きがあります」。ポリフェノール類や、β-カロテンなどのカロテノイド系はじめ、その種類は1万種以上。人の体内では作れないので積極的に摂りたい。前田 浩先生熊本大学名誉教授、大阪大学大学院医学系招聘教授、東北大学特別招聘プロフェッサー。バイオダイナミックス研究所理事長・所長。副作用のない抗ガン剤の研究で2016年のノーベル化学賞候補に。※『anan』2021年2月3日号より。写真・市原慶子スタイリスト・荻野玲子料理作製・田村つぼみ取材、文・野尻和代撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2021年01月31日体に大敵なのは糖化・酸化。白米など白い食物を遠ざけることで糖化を防ぎ、抗酸化物質である色素を含む色着き食品で酸化を防ぐ。特に重要な5色の食材で糖化・大病を防ごうーー!「白米や砂糖など白い食品は万病のもと。認知症や糖尿病、心筋梗塞、がんなどの病気になりやすく、ボケや老化につながります」そう警鐘を鳴らすのは、40年以上にわたって、のべ20万人以上の患者を診てきた刑部恒男医師だ。「病気を防ぐには、色着き食品が効果的です。緑はがん、黄色は動脈硬化、赤は骨粗しょう症、茶色はうつ、黒は老化を防ぎます。白い食品を減らして、色着き食品をしっかりとる。これを2週間続ければ、感動的に元気になりますよ」(刑部さん・以下同)刑部さんがおススメの、5色の食材は次のとおり。【緑】「緑茶」がん、認知症を防ぐ緑茶の「カテキン」には強い抗酸化作用があり、1日2杯で認知症リスクが46%減少。1日5杯飲む女性は脳梗塞が62%、胃がんは30%減少する。また、緑茶のうがいや飲用でインフルエンザの発症率が3分の1減少するとも。コロナ対策として期待できる可能性あり。【黄】「卵」動脈硬化を防ぐ卵に多い「コレステロール」自体は動脈硬化を起こさない。糖質をとりすぎて中性脂肪が増えた場合に、超悪玉の「小型LDL」に変化して動脈硬化の原因に。しかし善玉の「HDLコレステロール」が動脈硬化を改善するので「糖質を減らし、動脈硬化を防ぎましょう」。【赤】「トマト」骨粗しょう症、肌の老化を防ぐトマトの「リコピン」の抗酸化力は、ビタミンCの3,700倍。肌の老化を抑える美肌効果があり、動脈硬化や高血圧、糖尿病、がん予防に効果的。「ビタミンC」は骨粗しょう症予防にも。1日の必要量はトマトなら2個半、トマトジュースは2分の1缶でOK。【茶】「納豆」うつ病を防ぐ納豆の主成分「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞を予防する。また「トリプトファン」は幸せ物質といわれる「セロトニン」のもとなので、うつ予防に効果的。乳がん予防に効く「イソフラボン」も含むので「毎日1パックの納豆を」。【黒】「ごま」老化防止、疲労回復ごまの「セサミン」には強力な抗酸化作用があり、老化予防や疲労回復効果も高く、疲れにくい体をつくる。また、二日酔いも防ぐので、お酒のおつまみには黒ごまがかかっているものがおススメ。さらにエネルギー代謝の促進作用で、ダイエット効果も期待大。病気知らずでいつまでも若々しくあるためには、体内で起こる「糖化・酸化・炎症」が大敵だという。「50歳以降は代謝が変わり、若いころと同じ白い食生活を続けると、メタボにまっしぐら。白いごはんや麺類、パンは糖化のもとですから、量を半分にする『糖質半減食』を実践しましょう」さらに厄介なのは酸化だ。空気中の酸素が体内で「活性酸素」となり、酸化と炎症を起こす。「炎症は、免疫細胞が夜の間に修復してくれます。ですが十分な睡眠を取らないと、修復が不完全なまま朝を迎えて、炎症が慢性化する原因になります。また、炎症の大本である酸化は、酸素がある限り避けて通れませんが、『抗酸化物質』である色素が抑えてくれます。色素を含む色着き食品を食べることで、老化や病気を予防できるのです」白の少ないカラフルな食卓で、人生100年時代を健康に過ごそう。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2021年01月10日■前回のあらすじ病院で娘と勉強会。やり遂げた娘を見て、家族を応援する幸せを実感…■抗がん剤投与翌日、やはり副作用が…吐き気止めももらっていたので、前回のように嘔吐はしませんでしたが、やはりしんどい…抗がん剤の副作用といえば脱毛のイメージですが、悲しい気持ちになることも重要な副作用なのではないか、と私は思っています!■もう泣かない!家族のおかげで乗り切れる!抗がん剤の副作用で悪心は続いていましたが、翌日には起き上がれるようになりました。1回目と2回目とでは、気持ち悪さの度合いも違うように感じました。個人差も大きいようで、数日動けない方がいるのも納得です。回数を重ねるほど大変そうだし…。この抗がん剤と放射線が終わったら、いよいよ一時帰宅です!次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月29日■前回のあらすじ次回の抗がん剤は点滴に決定。腎臓の負担を減らすための補水の点滴を打っていると…■娘の成績が落ちてしまった…!?顔はパンパンにむくんでいますが、特に痛みなどはない状態です!今回は入院期間中の子どもの学業についてのお話です。過保護すぎ、スパルタすぎかもしれませんが、放置して悪い点数をとって苦労するのを分かっていて教えないというのもかわいそうだと思うので、毎回一緒に勉強をしています。私の場合、抗がん剤は打った翌日から気持ち悪くなるので今のうちならいける!と思ってしまいました。■抗がん剤は第3者への影響がある…!?※画像はイメージです。前回は手術室での動脈注射による抗がん剤投与だったので、気になりませんでした…。抗がん剤には、第三者への影響があることを知らなかったので、びっくり!!おそらく、投与方法や抗がん剤の種類によって違うと思うので、心配な時は主治医や看護師さんに尋ねてみて下さい。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月27日■前回のあらすじ主治医の先生の診察。肉片が出たことを伝え診てもらうと、更なる塊が…!次回の抗がん剤はどうするのか聞いてみると…■次回の抗がん剤投与は点滴に決定!画像はイメージです。画像はイメージです。癌になった患部をしっかり取り去る必要性があるので点滴はそれだけのメリットがあるとのこと。癌細胞は少しでも残っていたら増殖するのが怖いですね!■腎臓の負担を減らすため、補水の点滴がスタート!2回目の抗がん剤投与がいよいよ始まりました。1回目はだいぶ気持ち悪くなって食べられなくなってしまったので、今回は早いうちからスポーツドリンクやゼリーを用意してしっかり冷やしておきました!準備万端!…と思いきや顔がこんなにパンパンなるなんて!次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月26日■前回のあらすじ医療従事者の方々の患者さんへの寄り添い方がとても素敵だなと感じます。大好きなものづくりを通して私の友達の輪も広がっていき…■再び鼻から塊登場!肉片くん再び!しかし、今回はすぐに先生にポイっと捨てられてしまいました!一回の抗がん剤くらいでは完璧に除去できないのが癌の怖いところですね!■まるでお地蔵さんのような皮膚科の先生…動脈注射による抗がん剤投与によってアレルギーが出てしまったので、入院中は皮膚科の先生にも診察してもらっていました。その時のお話です。もしかしたら恥ずかしがり屋の先生だったのかも…しれないですね。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月25日■前回のあらすじ肉片の正体を教えてもらえないまま主治医の先生は学会へ行ってしまいます…。他の先生に聞いてみるとあっさり教えてくれました。■癌治療で長期入院しているUさんとの出会いUさんはとても良い人で、おやつ交換なんかもするほど仲良くなりました。普段は物静かでおとなしい雰囲気のUさんと出会ったことで感じた、癌に対するそれぞれの患者さんの考え方について触れていこうと思います。■抗がん剤による副作用の話を聞くとゾッとする…抗がん剤の副作用。分かってはいてもリアルな実際の話を聞くととても怖かったです。私がUさんに見せたものとは…そう!以前描いたアレです!■脱毛対策に用意していたあのアイテムを見せる!ガン治療が終わってしばらくしたら髪も生えると思ったら、やっぱり高価なウィッグには手を出せません。Uさんも同じ気持ちだったようで、安くて可愛いのがあると知って喜んでくれました!次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月22日■前回のあらすじ家族がお見舞いに。子どもたちは本格的に寂しくなってきた様子でしたが、長女の優しい気持ちにとても慰められました!■抗がん剤後の食欲不振に良かったもの吐き気止めを処方してもらって少しずつ元気にはなってきたんですが、やはり体はだるかったです…。抗がん剤後に吐き気が続くと水分とともにミネラルが不足するので、ミネラルバランスの良いスポーツドリンクなどで補給すると良いと、国立がんセンターのホームページ等にも載っていました!参考: 抗がん剤Q&A/国立がん研究センター ■長女に一晩借りたぬいぐるみを返すと…お気に入りのぬいぐるみを貸してくれたあーちゃんはというと…ぬいぐるみ大好きな長女はさらなるぬいぐるみ集団を持ってきてくれました!家でいろいろ考えながら準備してきてくれたんだと思うと、本当にありがたいですね。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月16日■前回のあらすじ入院中仲良くなった患者さんから「どうしていつもそんなに明るいの?」と聞かれ…■体をもっと動かしたい…普段とあまりにも生活が違いすぎて、暇になってしまいます…。身体に負担をかけず、体力を温存しておくのも重要なのですが、あまりにも暇だと「体力づくりすればいい!」という思考になってしまいました…!■点滴開始…コロコロ棒の操縦をしながらの生活!いよいよ抗がん剤の動脈注射に合わせて点滴が始まりました。先生から頂いた資料には、最近は静脈よりも動脈の方が効果が見られるので動脈からカテーテルで腫瘍に直接注射すると書いてありました。治療に関しては、当時病院から頂いた資料を基に書いています。次回に続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 女性のがんとお金の話 この連載の全話を見る >> 湯本もゆのオドオド育児 この連載の全話を見る >> 長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話 この連載の全話を見る >>
2020年11月07日抗酸化作用とは?なぜアンチエイジングに必要?活性酸素について出典:byBirth抗酸化作用について説明するにあたって、先に活性酸素についてご説明します。私たちは酸素を使ってエネルギーを生み出し、活動することができますが、酸素を使うときに活性酸素も体内で発生しています。活性酸素は、細胞を傷つけて体を老化させたり、肌においてはシミやシワの原因となるなど、さまざまな悪影響をもたらします。活性酸素は、体内の酵素により分解されますが、活性酸素の量が多いと分解が間に合わなくなってしまいます。そこで活躍するのが、「抗酸化作用」があるもの。活性酸素を無毒化する働きを持つため、活性酸素から体を守り、結果として若々しい肌、体を保つことができるのですね。加齢とともに抗酸化力が減る?出典:byBirthもともと、人の体には抗酸化作用がある物質(アスコルビン酸やメラトニンなど)が存在しており、活性酸素から体を守れるようになっています。しかし、20代をピークに、年齢とともにその力は低下してしまいます。したがって、抗酸化作用がある食材を摂取することが、美容や健康のために大切となります。野菜選びに悩む人におすすめ!抗酸化作用が高い野菜とは?野菜は、抗酸化作用をもつものが多いこと、また、肌のコンディションを整えるために便秘予防も大切になるため、あわせて食物繊維も摂れるのが嬉しいポイントです。アンチエイジングのために、日頃から抗酸化作用がある野菜を選ぶようにしましょう。ほうれん草出典:byBirthほうれん草などの色が濃い野菜は、抗酸化作用があることが多いといわれています。ほうれん草にはβカロテンという抗酸化物質が含まれています。βカロテンは、体内で必要に応じた量だけビタミンAに変換されます。ビタミンAには、皮膚の新陳代謝を高める働きがあるため、乾燥肌やニキビ肌予防に摂りたい栄養素です。また、βカロテンは油と一緒に摂取すると吸収率がUPするため、ほうれん草炒めなどがおすすめですよ。赤パプリカ出典:byBirthカラフルな色合いで食卓を楽しませてくれる、パプリカ。カロテノイドという黄色または赤色の色素は、「カロテン類」と「キサントフィル類」の2種類に分けられますが、パプリカにはキサントフィルが含まれています。最近、キサントフィルには強い抗酸化作用があることが分かってきており、注目を集めています。活性酸素が発生するのを防ぎ、また、活性酸素を除去する働きがあるため、肌の老化予防に効果的です。芽キャベツ出典:byBirth可愛らしい見た目から、料理にアクセントを加えてくれる芽キャベツ。キャベツに比べて、ほとんどの栄養素が豊富に含まれていることも特徴的です。美肌・美白効果が期待できるビタミンCが豊富です。また、カロテノイドの一種であるルテインも多く含まれています。ルテインは強力な抗酸化作用を持ち、肌を酸化や光によるダメージから守る働きがあります。また、目の健康を守る働きもあり、日頃からルテインを摂取すると良いといわれています。肌の老化予防だけでなく、目の病気予防もできるので、一石二鳥ですね。油に溶ける性質があるため、芽キャベツを調理するときはオリーブオイルなどの油で炒めると良いですよ。かぼちゃ出典:byBirthかぼちゃには、食物繊維やビタミンC、ビタミンE、βカロテンなどが含まれ、栄養バランスも◎。中でも、βカロテンは抗酸化作用があるため、アンチエイジングにおすすめ。また、かぼちゃにはビタミンEも含まれていますが、ビタミンEも抗酸化作用をもつ栄養素です。炭水化物も豊富で、ダイエット中は避ける人もいるようですが、さまざまな栄養素を補給できるので、蒸しかぼちゃや、かぼちゃのサラダを食べると良いですよ。青しそ出典:byBirth青しそにはβカロテンが多く、また、ビタミンCも豊富です。肌の老化対策や、体の老化対策に欠かせない抗酸化作用がある栄養素が多いため、ぜひ薬味には青しそを意識して使ってみてくださいね。大豆出典:byBirthイソフラボンが多いことで知られる大豆。実はイソフラボンはポリフェノールの一種で、老化の原因である活性酸素を除去する働きをもちます。女性ホルモンに似た働きを持つため、更年期症状を和らげるなど、女性に嬉しい効果だけでなく、肌や体の老化も防いでくれるのです。蒸し大豆や豆乳、納豆や豆腐など、使いやすい大豆製品を日頃から意識して食べるようにしていきましょう。出典:byBirthいかがでしたでしょうか?アンチエイジングに欠かせない、抗酸化力。今回ご紹介した野菜の多くは、「色が濃い」のが特徴的です。迷ったときは、「色が濃い」野菜を選ぶようにすると良いですよ。アンチエイジングだけでなく、健康のためにも抗酸化作用がある野菜選びを心がけてみてくださいね!
2020年10月07日健康や美容に興味のある方なら、「リコピン」という単語を一度は耳にしたことのあるのでは? トマトに含まれているということは知っているけど、具体的にどのような効果があり、どうすれば効率的に摂取できるかなどはよくわからない方もいるはず。今回は、そんなリコピンの性質をわかりやすくご紹介します!トマトに含まれるリコピンの性質を知り、上手に摂取する方法を覚えれば、美容効果もさらに期待できるでしょう。■リコピンとはリコピンとは、「カロテノイド」というトマトやスイカ、柿などの野菜や果実に含まれている天然色素の一種です。カロテノイドは、細胞の老化を防いでくれるので、アンチエイジングやがん予防、血流の改善などの効果が期待できるとされていて、リコピンはその中でも強い抗酸化力を持つといわれています。その力は、同じく抗酸化作用の強いとされるβカロテンの2倍以上もあり、ビタミンEにおいてはなんと約100倍にも匹敵するとか!・リコピンは赤い色素リコピンは、トマトに多く含まれていることからわかるとおり、赤色の色素です。発色が強く鮮やかで無毒なことから食品の着色にも多く使用されています。・高い抗酸化力まず、抗酸化力とは、簡単にいうと体をサビさせない力のことです。人間は、体内で活性酸素と呼ばれる高い酸化力を持つ物質を発生させて、細菌やウイルスを防いでいるのですが、この活性酸素が多過ぎると、正常な細胞や遺伝子まで酸化=老化させてしまいます。これに対抗する力が抗酸化力です。リコピンは、体内で過剰に増えた活性酸素を除去できるといわれています。・トマトに多く含まれるリコピンといえばトマトという図式が成り立つくらい、トマトにリコピンが含まれることはみなさん知っていることだと思います。ちなみに、トマトのリコピンは皮の部分に多く含まれているため、皮ごと食べるのをおすすめします。■リコピンの効能リコピンには強い抗酸化作用があることがわかったところで、具体的にはどのような健康・美容作用があるのでしょう。ここでは特に、気になるものをピックアップしてみました!・アンチエイジング効果老化にはさまざまな原因がありますが、リコピンは、紫外線による肌へのダメージや活性酸素による酸化を防いでアンチエイジング効果をもたらしてくれるといわれています。紫外線を浴びるとメラニンが生成され一時的に肌は守られますが、ターンオーバーが上手くいかないとそのままシミやシワとしてメラニンが残ってしまいます。ターンオーバーが乱れる原因は、体内の活性酸素。活性酸素が新しい肌細胞まで傷つけてしまうからです。しかも、紫外線を浴びると体内の活性酸素は増加し、さらにメラニンの生成を促進する作用まであります。そこで、登場するのがリコピン。リコピンが活性酸素を抑制することで、肌のターンオーバーを助け、健やかな肌に導いてくれます。・生活習慣病予防代表的な生活習慣病は、糖尿病、高血圧、脂質異常症、狭心症・心筋梗塞、脳卒中など、生活習慣が要因に深く関与しているとされている病気群です。これらは、体内の活性酸素が起因となっている場合が多くあります。そこで、リコピンの抗酸化作用が生活習慣病の予防や改善に繋がるとされています。また、リコピンは血流改善作用もあり、代謝も促進してくれるので、肥満予防の効果も期待できます。代謝が上がると、それだけでカロリーを消費しやすい体になるうえに、ほかにもリコピンには脂肪細胞の増加を防ぐ効果があると考えられているためです。肥満は、生活習慣病にも密接に関係しているため、肥満を改善することは生活習慣病を予防することにもなります。・血流改善前述した通り、リコピンには血流改善作用もあり、これはリコピンの持つ抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化が抑えられるためとされています。悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化すると、血流を妨げる血栓ができてしまい、心筋梗塞や脳梗塞の要因にもなってしまいます。怖いのは、血栓は発症するまで、ほとんど自覚症状がないこと。なので、日頃から血の巡りをよくするように心がけることが大切です。また、血流が悪くなると体内に酸素や栄養が巡らず、さらには体温も低下するので、免疫低下を引き起こします。さまざまな病気の要因にもなってしまいますので、予防のためにもリコピンを意識的に摂取してみてもよいでしょう。・アレルギー改善コップ1杯のトマトジュースを3ヶ月飲み続けると、花粉症が改善したというデータもあるそうです。花粉症をはじめとする喘息やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患者は、近年増加の傾向にあります。リコピンを摂取して、アレルギーになりにくい体づくりをはじめましょう。ちなみに、すでにスギ花粉症を発症してしまってる方は、生のトマトだとアレルギー反応を起こしてしまう場合もあるので注意が必要です。原因は、トマトのタンパク質構造とスギのタンパク質構造が似ているための誤アレルギー反応。加熱すれば、タンパク質の構造が変化するので、必ず加熱してから食べるようにしてください。・視覚機能改善リコピンは、活性酸素が原因である視覚機能低下の予防や改善が期待されています。また、糖尿病網膜症によるリコピン濃度の低下などの観点からも、リコピン摂取は重要な役割を持ってるといえます。・妊産婦にもおすすめ活性酸素に脅かされるのは、なにも大人だけではありません。産まれたばかりの赤ちゃんもその対象です。産まれたばかりの赤ちゃんは免疫力も低く、酸化ストレスと呼ばれる酸素の毒にも弱い状態です。妊娠期から母親がリコピンを摂取していると、産まれるまえからへその緒を通して、抗酸化物質であるリコピンを与えてあげることが可能になります。授乳期にも、母乳からその効果は得られるといわれているので、リコピンは積極的に取りたい栄養の1つです。■リコピンの吸収率をアップさせる方法さまざまな病気や老化から私たちの体を守ってくるリコピン。そんなリコピンは、実はただトマトなどを食べるだけでは効率よく得られません。ここでは、どうすれば効率よく摂取できるかをご紹介します。・油を使って炒めるリコピンは脂溶性なので、油を使って加熱すると吸収率が上がります。実にその効果は生のまま約3.8倍ともいわれ、リコピンを摂取したいなら、加熱調理をおすすめします。イタリアン料理などまさにそれで、トマトソースやスープなど、効率良くリコピンを摂取できるメニューが豊富です。・ミキサーなどですりつぶす生の野菜や果実の状態の細胞からリコピンを取り出すには、最低でも1000回以上は噛まないと、とまでされています。リコピンなどの栄養素は、細胞壁という固い壁で守られていて、消化吸収されづらく、摂取するにはまずその細胞壁を壊さなくてはなりません。前述で紹介した加熱もその細胞壁を壊す方法の1つで、あともう1つはミキサーなどにかけてすりつぶすことです。なので、ジュースやケチャップなどの加工品は、リコピンを摂取するには効率の良いものと呼べます。リコピンの効果的な摂取量は1日15g程度とされ、これを生のトマトで摂取しようとすると約2個食べきらなくてはいけませんが、ジュースであれば150mlで摂取できるのでお手軽です。・牛乳と組み合わせる、しかも朝!取るタイミングなんて関係があるの? と思うかもしれませんが、試験研究によるとリコピンは朝に摂取するのがいちばん吸収率が高いということがわかりました。また、リコピンは牛乳との相性がよく、朝食時にブレンドドリンクやシリアルにかけて食べるのもおすすめです。・トマトの熟し方で含有量が異なるあまり熟していないトマトよりしっかり完熟したトマトの方が、リコピンの含有量が高いとされ、その差は約10倍です。熟していないトマトでは、5mg程度しかリコピンが含まれてないのに対して、完熟したトマトは50mg程度のリコピンが含まれているそうです。なので、スーパーなどで買うときは、しっかり熟しているものを吟味して選びましょう。■トマト以外にリコピンを含む食材こんなにいいことづくめのリコピン。ぜひ摂取したいけど、トマトが苦手で…なんて方もいるのでは? そんな方もご安心! 実は、トマト以外にもリコピンが含まれている野菜や果物もあるんです!・スイカ赤玉スイカには、なんとトマトの約1.5倍ものリコピンが含まれています(黄玉にはほとんどないので注意!)。スイカには、リコピンのほかにβカロテンやビタミンCなど美容にも嬉しい成分が入っています。・柿日本では昔話の題材になるくらい馴染み深い果物の柿ですが、この柿にもリコピンが含まれていることがわかっています。柿は、ほかにもビタミンCが豊富で、疲労回復、風邪予防などの効果が期待できます。・パパイヤ日本ではあまり馴染みのない食材かもしれませんが、アジアン料理などではサラダなどにしてよく食されています。熟した果肉には、リコピン以外にも3種類のカロテノイドが多く含まれていて、抗酸化食材としてはとっても優秀です。・にんじん普通のにんじんよりさらに赤みの強い京にんじんには、リコピンが多く含まれています。また、そもそもにんじんには、βカロテンというリコピンと同じくカロテノイドの一種が豊富に含まれていますが、リコピンの方が抗酸化作用は高いとされています。■どんなに効果的でも食べ過ぎは×酸化による人体に対する悪影響は計り知れません。しかし、普段からリコピンなどの抗酸化力の高い食材をバランス良く食卓に取り入れていれば、対抗する力も身に付けられます。トマトは、私たちにとって身近な食材ですので、料理のバリエーションも多いですよね。トマトをおいしく食べて、健康や美容にいい栄養を上手に取り入れていきましょう。ただ、1つの栄養素や食材を食べすぎるのは害にもなるので、1日の摂取目安量を守りつつ、上手に摂取していきましょう!
2020年08月13日「年を重ねるにつれ、シミやくすみが目立ってくるのは、細胞の酸化を抑える抗酸化力が落ちてくるのが主な原因。対抗するためには、抗酸化作用の高い食品を日々の食事に取り入れ、体の中からのケアも意識していきましょう」こう話すのは、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生だ。夏といえば海水浴だが、今年はコロナ禍により海開きを中止した海水浴場も少なくない。“おこもりムード”が継続するこの夏は、外で紫外線を浴びる機会が減り、美白に磨きをかける絶好のチャンスといえそうだ。「ただし、夏は室内でも紫外線には油断できません。紫外線は酸化の大きな原因。細胞の酸化とは体のサビともいえるもので、蓄積すると体全体の老化につながっていきます。紫外線を浴びてメラニンが発生し、シミやくすみができるのも、酸化ダメージの一つです。美白を目指すには、この酸化をブロックしなければなりません。若いときは体に備わった抗酸化力のおかげで乗り切れますが、30代後半からはその力が衰えてきます」そこで、慶田先生が提案するのが、抗酸化作用の高い食品を積極的に取り入れた食事だ。「栄養素でいえば、ビタミンA、C、E、そしてアスタキサンチンやリコピンのようなポリフェノール類。これらを豊富に含む食品を意識して取りましょう。抗酸化物質を多く含むのは、色素が濃く、カラフルな野菜と覚えると、食材選びに役立ちます」その代表が、トマト、パプリカ、にんじん、かぼちゃ、なす、紫キャベツ、ブロッコリー、オクラ、モロヘイヤ、アスパラガス、いんげん、ズッキーニなど。「肉では、鶏や豚のレバーにビタミンAが豊富です。魚なら、サーモンやエビはアスタキサンチンを多く含みます。アスタキサンチンは、サーモンや甲殻類などの赤い色のもととなる色素で、高い抗酸化力を誇ります」フルーツやナッツ類にも抗酸化作用の高いものが多い。すいか、ブルーベリー、キウイフルーツ、オレンジ、グレープフルーツ、アーモンド、くるみなどを料理やデザートに取り入れて。「ただし、オレンジなどの柑橘類は、朝食に食べるのは避けたほうがいいでしょう。ソラレンという紫外線吸収物質を含むため、日焼けを促進するといわれており、食べるなら日没以降の時間帯が安心です」慶田先生おすすめの抗酸化作用の高い食材を使ったレシピを、料理研究家の木村幸子さんが考案。毎日の食卓に取り入れてみよう。■サーモンとブロッコリーのバジル炒め〈材料〉2人分サーモン……2切れブロッコリー……1/2株赤、黄パプリカ……各1/4個にんにく……1片薄力粉……適量バター……10gA〔バジルの葉(みじん切り)……6枚、酒……大さじ2、レモン果汁……小さじ1、砂糖……小さじ1/2〕塩・こしょう……適量〈作り方〉【1】ブロッコリーは小房に分けてゆでる。にんにくはみじん切りにする。パプリカは5mm幅の細切りにする。【2】サーモンは皮つきのまま一口大に切り、薄力粉をまぶす。【3】フライパンを熱してバターを溶かし、にんにくのみじん切りを加えて香りが出たら2を入れて両面焼き色がつくまで焼く。【4】1の残りとAを加えて炒め、全体に味がなじんだら、塩・こしょうをして味を調え、器に盛る。■すいかのシャーベット〈材料〉2人分すいか(果実部分)……300gはちみつ……大さじ2レモン果汁……小さじ2ミント……適量〈作り方〉【1】すいかの種を取り除いて、フォークでつぶし、はちみつとレモン果汁を加えてよく混ぜたら、バットに流して冷凍庫に入れる。【2】2時間ほどたって周りが固まりだしたら一旦取り出し、全体をよくフォークで混ぜ、再び冷凍庫に入れる。これを2〜3回繰り返す。【3】器に盛り、ミントを添える。「大事なのは、毎日続けること。紫外線による酸化ダメージをその日、その場で迎えうつことに意味があります。また、特定の食材に集中せず、複数の食材を組み合わせましょう。チームで働かせてこそ、効果が高まります」(慶田先生)この夏は、おうちでおいしく美肌ケアを!「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年08月07日強い紫外線や乾燥など、厳しい環境下で育つ植物を原料とする香辛料には、抗酸化やデトックスの力が。体にいいことずくめのスパイスは、カレーで美味しく摂取しよう。初心者でもOKの、シンプルレシピをご紹介!短時間で完成!体を整えるスパイスカレー。食欲が落ちた人も、思わずそそられるスパイスの香り。「香気成分だけでなく、健胃効果や、抗酸化作用を期待できる成分を含み、ビタミンやミネラルなども豊富です。体に良いスパイスを複数使って作るインドカレーを、もっと気軽に取り入れてほしいです」(スパイス料理研究家・印度カリー子さん)そこで考案したのが、たった2~3種類のスパイスを使い、わかりやすい分量で作れるレシピ。今回紹介してくれたのは、夏の体を整える3品。本格的なチキンカレーにレモンの酸味を加えた夏らしいアレンジと、栄養バランスが整う、朝食にぴったりなオムレツ、冷めても美味しく、お弁当のおかずにもなるサーモンとゴーヤのカレーだ。「味付けはそのままで、具材を変えると味わいが変わるので、飽きずに楽しめますよ」レモンチキンカレー爽やかな酸味もアクセント。Spicesターメリック…抗酸化作用が強いスパイス。カレーの色付け役で、深い味わいをもたらす。クミン…消化促進やダイエット効果があるとされ、カレーらしい独特の強い香りを生む。コリアンダー…健胃、整腸など胃腸機能改善に役立つ。全体の風味をまとめ、とろみをプラス。材料(2人分)鶏もも肉…300g(一口大に切っておく)水…150ml玉ねぎ…1個(みじん切り)トマト…1個(ざく切り)にんにく…1かけ(みじん切り)しょうが…1かけ(みじん切り)ターメリック…小さじ1クミン…小さじ1コリアンダー…小さじ1塩…小さじ1砂糖…小さじ2サラダ油…大さじ1レモン汁…大さじ2作り方1.フライパンにサラダ油をひいて、にんにく、しょうが、玉ねぎを中火~強火で10分ほど炒める。2.玉ねぎがこげ茶色になったら、トマトを加えて果肉をつぶすようにしながら2分ほど炒めてペースト状にする。3.弱火にして、スパイスと塩を加えて混ぜ合わせる。4.鶏肉を加えて肉の表面に焼き色がつくまで中火で2分ほど炒め、水を加えて蓋をして弱火で10分ほど煮込む。5.仕上げにレモン汁と砂糖を加え、塩(分量外)で味を調えて完成。印度カリー子さんスパイス料理研究家。「印度カリー子のスパイスショップ」代表。著書に『ひとりぶんのスパイスカレー』(山と溪谷社)など。※『anan』2020年7月29日号より。写真・宮濱祐美子スタイリスト・中根美和子取材、文・板倉ミキコ撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2020年07月25日ポリフェノールとは?出典:byBirthポリフェノールとは、植物にある苦味や色素の成分です。自然界には5,000種類以上もあるといわれています。抗酸化作用があることが知られています。老化をすすめるといわれる活性酸素を害のないものに変えるなどのはたらきがあるため、アンチエイジングにもおすすめです。また、動脈硬化の予防など、健康のためにも良いですね。ポリフェノールは水に溶けやすい性質があります。しかし、その効果は長時間ではないため、こまめに摂取すると良いといわれています。ポリフェノールの種類、効果とは?ポリフェノールは、抗酸化作用があることが特徴的です。ですが、種類によって、その他に期待できる効果が異なります。代表的なポリフェノールについてご紹介します。アントシアニン出典:byBirth紫外線などから実を守るために植物が作り出した色素といわれています。アントシアンに期待できるはたらきは、視覚の機能を良くする眼の病気、眼精疲労を予防するメタボリックシンドロームを予防するなどが挙げられます。近年は、スマートフォンやパソコンを使うことが増えているので、目をいたわるためにもアントシアンを摂取したいですね!また、アントシアンは内臓脂肪が蓄積するのを防ぐといわれています。ダイエットにも嬉しい成分といえますね!◎アントシアニンが含まれる食材ビリベリー、ブルーベリー、黒豆、茄子、ぶどう、紫キャベツ、紫たまねぎ、しそカテキン出典:byBirth緑茶などに含まれている、苦味や渋みのもとになっている成分です。抗酸化作用肥満予防細菌・ウイルスから体を守るなどのはたらきがあります。体脂肪を減らし、肥満を予防するため、ダイエット中の人にも嬉しいですね!また、緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンは、高い温度で抽出量が多くなるといわれています。したがって、時間があるときには急須などを使って、緑茶を淹れてみてくださいね!◎カテキンが含まれる食材緑茶、紅茶、烏龍茶、ほうじ茶カカオポリフェノール出典:byBirthカカオに含まれているポリフェノールです。リラックス効果脂肪が蓄積するのを防ぐ血管をしなやかにする、動脈硬化の予防抗酸化作用などのはたらきがあります。カカオポリフェノールにはストレスをやわらげる効果があり、カカオ豆に含まれるテオブロミンにも緊張をやわらげる効果があります。寝る前などにリラックスしたい人は、ココアなどのカカオポリフェノールが含まれるものを飲んでみると良いかもしれません。◎カカオポリフェノールが含まれる食材チョコレート、ココアルチン出典:byBirthルチンには、血管を強くするビタミンCの吸収を良くする抗酸化作用などのはたらきがあります。◎ルチンが含まれる食材そば、トマト、アスパラガス、いちじく、みかん、レモンコーヒーポリフェノール出典:byBirth中性脂肪がたまると太る原因になりますが、コーヒーポリフェノールは脂肪の消費量を高めるといわれています。ダイエットや生活習慣病予防にも良いですね!◎コーヒーポリフェノールが含まれる食材コーヒー豆、じゃがいも、さつまいも、ごぼう、りんごクルクミン肝臓の機能を高め、二日酔いにも効果的だといわれています。また、強い抗酸化作用を持つため、活性酸素を抑制して肌の老化も防ぐといわれています。◎クルクミンが含まれる食材カレー、ウコン、たくあんイソフラボン出典:byBirth更年期の症状を抑えることで知られていますよね。その他にも、肌の弾力を保つ、骨粗鬆症予防にも良いなど、健康や美容にも効果的であるといわれています。◎イソフラボンが含まれる食材納豆、豆腐、油揚げ、みそ、きなこポリフェノールの摂取量とは?さまざまな食品にポリフェノールが含まれていることをご紹介しましたが、1日にどれくらい摂取すれば良いのでしょうか?実は、ポリフェノールの摂取量は決められていません。カカオポリフェノールについては、1日200~500mgをこまめに摂取すると良いといわれています。また、コーヒーポリフェノールについても、1日1000~1500mg摂取すると、その効果が期待できるとされています。コーヒー3杯~5杯に相当する量なので、「ポリフェノールを含むものを1日1種類摂取する」など、無理せずに始められることをしてみましょう。その他のポリフェノールについては、含まれる食材を1人前程度食べるようにしましょう。まとめ出典:byBirthいかがでしたでしょうか?ポリフェノールといっても、さまざまな種類のポリフェノールがあり、その効果もそれぞれ異なります。目的に応じて、また、ご自身の生活に取り入れやすい食材を意識して取り入れてみてくださいね!
2020年06月10日「いまの日本には“新型栄養失調”の方がたくさんいます。摂取カロリーは十分なのに、食事が偏っているために、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素や食物繊維、それにタンパク質など、必要な栄養素が足りない状態です」そう警鐘を鳴らすのは医師の伊藤明子先生。社会人を経て、40歳で医学部に入学した異色の経歴の持ち主だ。ふだんの診療でも、投薬などと食事の改善を組み合わせて、病気の治療と健康の維持・増進を目指しているという。そんな伊藤先生が注目したのが、ごまだ。「ごまは全体の約20%がタンパク質で、ビタミン類やミネラル、食物繊維も豊富。抗酸化力や抗糖化力も高くて、食生活改善にはもってこいです」(伊藤先生・以下同)確かに、ごまは体によさそうだが、酸化や糖化とは、どんな作用なのだろう。「酸化は、酸素と光と熱が引き起こすもので、たとえるなら、サビ。糖化は、糖とタンパクが加熱されて起きる、こちらはコゲ。酸化のサビも糖化のコゲも、シミやくすみの原因になりますし、病気リスクの上昇につながります」酸化や糖化を見過していると、がんや動脈硬化、認知症や骨粗しょう症、肌や髪の衰えなど老化を促進させる可能性がある。健康やアンチエイジングのため、読者世代には、酸化と糖化を抑える力が必要だ。そこで、伊藤先生が考案したのが、すりごまに別の食材を混ぜて作る「抗酸化ごま」だ。セサミンなどの抗酸化物質がたっぷりで、酸化させないだけでなく、酸化を促す活性酸素の発生を抑え、酸化による細胞のダメージを修復する。さらに、糖化の抑制にも効果的というから、1粒で4度おいしい!また、免疫システムの働きを助ける亜鉛や、腸内環境の改善に役立つ食物繊維も豊富で、なにより安価でお財布にやさしい。伊藤先生お勧めの「抗酸化アーモンドごま」の作り方は次のとおり。超簡単でいいことずくめだ。■「抗酸化アーモンドごま」の作り方材料はアーモンドパウダーといりごま。分量はアーモンドパウダー1に対し、いりごま1。アーモンドパウダーは弱火で2〜3分いったものを。それを混ぜ合わせるだけ。小さなすり鉢があれば、自分ですりごまを作るのもカンタン。「アーモンドに多いビタミンEは抗酸化力がとても高いのですが、ごまにはあまり含まれません。ごまとアーモンドが足りない部分を補い合うことで、抗酸化力が一段とアップします」伊藤先生も、毎朝食べているという。「私の朝食は、脂肪ゼロで高タンパクのギリシャヨーグルトの上に、高タンパクな種類のシリアルをのせて、最後に、抗酸化アーモンドごま大さじ1を振りかけるだけ。これにゆで卵1個と甘すぎないフルーツで完成。“ちゃちゃっとヘルシー”がモットーなんです」編集部でも作って食べてみた。抗酸化アーモンドごまが、シリアルの香ばしさを引き立てておいしい。洗い物も少なくて、時間に追われる朝にはぴったりだ。こうした抗酸化ごまは、1日大さじ2杯食べるのが効果的だ。実際に2週間毎日大さじ2杯の抗酸化ごまを食べるモニターテストを実施したところ、ほとんどの人がお通じの改善を実感。さらに、抗酸化力11%増や糖化年齢マイナス5歳、高血圧や亜鉛欠乏症の正常化などの効果が確認された。「たった2週間で、これほどの効果が表れるとは!いちばんびっくりしたのは私かもしれません」また、抗酸化ごまは、慢性的な便秘などに悩む人にもお勧めだ。「お通じの改善は、多くの方が実感していますが、それだけではありません。腸内環境が改善すると、脳の働きに直接、よい影響を与えることは、医学界ではよく知られ『腸脳相関』と呼ばれます」腸内環境がよくなれば、脳の機能回復が促され、認知症予防にも効果が期待できる。さらに、気分や情緒にもよい影響があり、40歳の女性モニターは、「イライラすることが減った」と証言した。美肌効果にも期待が寄せられる。「実は、腸内環境が皮膚にもよい影響を与えるというデータもあります」「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年05月01日ごまはタンパク質が豊富で抗酸化力、抗糖化力が高い。すりごまをアーモンドなどと混ぜて粉末にすれば、ふりかけ感覚で手軽に食べられる!「いまの日本には“新型栄養失調”の方がたくさんいます。摂取カロリーは十分なのに、食事が偏っているために、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素や食物繊維、それにタンパク質など、必要な栄養素が足りない状態です」そう警鐘を鳴らすのは医師の伊藤明子先生。社会人を経て、40歳で医学部に入学した異色の経歴の持ち主だ。ふだんの診療でも、投薬などと食事の改善を組み合わせて、病気の治療と健康の維持・増進を目指しているという。そんな伊藤先生が注目したのが、ごまだ。「ごまは全体の約20%がタンパク質で、ビタミン類やミネラル、食物繊維も豊富。抗酸化力や抗糖化力も高くて、食生活改善にはもってこいです」(伊藤先生・以下同)確かに、ごまは体によさそうだが、酸化や糖化とは、どんな作用なのだろう。「酸化は、酸素と光と熱が引き起こすもので、たとえるなら、サビ。糖化は、糖とタンパクが加熱されて起きる、こちらはコゲ。酸化のサビも糖化のコゲも、シミやくすみの原因になりますし、病気リスクの上昇につながります」酸化や糖化を見過していると、がんや動脈硬化、認知症や骨粗しょう症、肌や髪の衰えなど老化を促進させる可能性がある。健康やアンチエイジングのため、読者世代には、酸化と糖化を抑える力が必要だ。そこで、伊藤先生が考案したのが、すりごまに別の食材を混ぜて作る「抗酸化ごま」だ。セサミンなどの抗酸化物質がたっぷりで、酸化させないだけでなく、酸化を促す活性酸素の発生を抑え、酸化による細胞のダメージを修復する。さらに、糖化の抑制にも効果的というから、1粒で4度おいしい!また、免疫システムの働きを助ける亜鉛や、腸内環境の改善に役立つ食物繊維も豊富で、なにより安価でお財布にやさしい。作り方は次のとおり超簡単、といいことずくめだ。■「抗酸化アーモンドごま」の作り方材料はアーモンドパウダーといりごま。分量はアーモンドパウダー1に対し、いりごま1。アーモンドパウダーは弱火で2〜3分いったものを。それを混ぜ合わせるだけ。小さなすり鉢があれば、自分ですりごまを作るのもカンタン。また、抗酸化アーモンドごま以外のおすすめの抗酸化ごまは次のとおり。【抗酸化えびごま】材料の比率=すりごま2:桜えび(乾物)パウダー1【抗酸化かつおぶしごま】材料の比率=すりごま1:かつおぶしパウダー1【抗酸化きなこごま】材料の比率=すりごま1:きなこ1【抗酸化みそごま】材料の比率=すりごま2:八丁みそ1+みりん1【抗酸化しそごま】材料の比率=すりごま2:赤しそパウダー1作った抗酸化ごまは、タッパーやチャック付きビニール袋などで保存。1週間程度で食べきる量を目安に作ろう。史上初の緊急事態宣言が出されるなか、新型コロナウイルスには予防ワクチンも治療薬もない。となると、マスクや手洗いなど予防の徹底と、自分の免疫力が頼りだ。「不足しがちな栄養素を補い、抗酸化力・抗糖化力を高めれば、病原体と闘う体の基盤ができます」「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年05月01日水素の力で酸化から肌や身体を守る「REGEN H2」2020年4月6日、Amazing J World株式会社の水素発生商品「REGEN H2」シリーズから、「REGEN H2 エッセンス」と「REGEN H2 サプリメント」の2製品が発売された。「REGEN H2」は、水素を発生させる成分が入っており、この成分は水と触れ合うことで水素を高発生させる。その水素がストレスや紫外線などの、さまざまな要因から発生する活性酸素にアプローチ。肌や身体を守ることで、アンチエイジング効果が期待できる。水素とプロテオグリカンで肌ケア「REGEN H2 エッセンス」手軽にデイリーケアができるのが「REGEN H2 エッセンス」。REGEN H2 エッセンスは、水素を1プッシュで10240ppmという高発生させることで、紫外線による活性酸素から起こる酸化より肌を守ってくれる。さらに、高い保湿効果を持つプロテオグリカンも配合しており、若々しい肌を保つ。価格は30gで8,800円(税抜き)。水素で内側からケアする「REGEN H2 サプリメント」手軽に水素を取り入れることができるのが「REGEN H2 サプリメント」である。REGEN H2 サプリメントは、1カプセルで水素水約4万本分に相当する水素を取り入れることができる。シミやシワの原因となる紫外線によるダメージを、内側からケアすることで未然に防ぐことが期待される。価格は60カプセルが12,000円(税抜き)。(画像はプレスリリースより)【参考】※Amazing J World株式会社 公式ホームページ※Amazing J World株式会社プレスリリース(@Press)
2020年04月10日肌をサビさせる酸化と肌をコゲさせる糖化は、たるみやほうれい線、シミやしわ、くすみなど、肌の老化を加速します。エイジングサインがあらわれてから慌てるのではなく、20代30代のうちから対策をして、若々しい肌をキープしませんか?酸化と糖化について知り、今からできる対策を取り入れましょう。酸化と糖化っていったい何?出典:byBirth酸化は「肌をサビさせる」、糖化は「肌をコゲさせる」というのを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。それぞれ肌に悪影響を与えますが、酸化と糖化とはいったい何なのかをチェックしておきましょう。まず、肌の酸化についてです。肌の酸化は、活性酸素が肌の細胞にダメージを与えて、肌荒れ、しわ、たるみなど肌老化を早める原因になります。また、増えた活性酸素から肌を守るためにメラニンが生成され、シミになることも。活性酸素は紫外線、喫煙、大気汚染、ストレスなどによって生じます。なお、活性酸素の悪影響は肌だけにとどまりません。体全体に影響を及ぼし、動脈硬化や心筋梗塞、がんなどの怖い病気の原因になります。次に、肌の糖化について見ていきましょう。体内のたんぱく質と糖質が結びつくとAGEが生成されます。このAGEが影響を与えて、黄ぐすみ、肌弾力の低下、シミなど肌の老化を加速させるのです。日常生活の中でできる対策出典:byBirth活性酸素もAGEも目で見て、「あ、増えてる」と確認することはできません。それでは、日常生活の中で酸化や糖化を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。いつまでも若々しい肌をキープするために、酸化&糖化対策をはじめましょう。すぐにでもできる対策を紹介します。紫外線対策を徹底する出典:byBirth「紫外線は肌老化の約80%の原因になる」と言われています。そのため、エイジングケアとは切っても切れない関係なのが紫外線対策です。特に、紫外線が肌にあたると活性酸素を発生させるため、日焼け止めは必ず使いましょう。日焼け止めは、抗酸化作用が期待できる成分配合の商品だとベター。また、紫外線を浴びると、体内の脂質の分解物と肌の奥にある真皮内のたんぱく質が結びついて、たんぱく質が黄色くなる「糖化カルボニル化」も起こります。糖化カルボニル化は、肌の黄ぐすみを悪化させます。日差しが厳しい夏だけしか日焼け止めを塗らない人は要注意!紫外線は、季節や天気に関係なく私たちの肌に届いています。日焼け止めのほか、UVカット効果がある帽子やサングラスなどを活用するのもおすすめです。抗酸化と抗糖化を意識した食事を出典:byBirth食事での抗酸化対策は、抗酸化作用がある食材の摂取をするのが大切です。抗酸化作用がある栄養素と食材をチェックしておきましょう。ビタミンC…パプリカ、パセリ、芽キャベツ、ピーマン、キウイ、いちご、柑橘類などに含まれる。水に溶けやすく熱に弱い栄養素なので、調理方法に注意。ビタミンE…すじこ、いくら、ごま、アーモンド、ナッツ類、魚、植物油などに含まれる。若返りのビタミンと言われ、高い抗酸化力があるポリフェノール…コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、赤ワイン、ごま、りんご、チョコレートなどに含まれるβ-カロテン…にんじん、ほうれん草、モロヘイヤなどに含まれる。油で調理するとβ-カロテンの吸収率が高まる他にもミネラル類(海藻、納豆、魚など)に抗酸化作用があります。一覧をみると、カラフルな食材が多く並んでいます。色の濃い野菜などは積極的に食べるようにしたいですね。食事で抗糖化対策をするには、食べるものや食事の仕方の見直しを。AGEが過剰に生成されないように、甘いお菓子や清涼飲料水の摂取は控えましょう。食事を摂るときは「ベジタブルファースト」で。野菜から食べ始めると、野菜に含まれる食物繊維が糖質の吸収を抑えてくれます。食物繊維を多く含むきのこ類や海藻類から食事をはじめてもOKです。抗酸化・抗糖化化粧品を活用しよう出典:byBirth普段のスキンケアに、抗酸化・抗糖化作用が期待できる成分配合の化粧品を取り入れましょう。手持ちの化粧品に+αで使いたい美容液を紹介します。参考にしてくださいね。ブランバランブライトニングセラム5,377円(税込)この投稿をInstagramで見るBLANC BALAN(ブランバラン)(@_blancbalan)がシェアした投稿 – 2019年11月月22日午後5時36分PST抗糖化成分アブソレージ、抗酸化成分マグワ根皮エキスをはじめとする8つの植物成分が肌を潤いでみたし、輝くような素肌に。また、α-アルブチンを11%配合し、紫外線ダメージから肌をガードして、クリアな肌をキープできます。ディセンシアアヤナス エッセンス コンセントレート8,250円(税込)この投稿をInstagramで見るDECENCIA(ディセンシア)(@decencia_official)がシェアした投稿 – 2019年 2月月19日午前3時00分PST抗糖化成分としてコウキエキス、シモツケソウエキスを配合。その他、抗酸化作用が期待できるビルベリー葉エキス、ローズマリーエキスをはじめぜいたくな美容成分がつまった敏感肌用エイジングケア美容液。使い続けるごとに肌のうるおい力とハリを高めてくれます。毎日の習慣で肌をサビさせない&コゲさせない!出典:byBirth人間だれしも老いに抗うことはできません。しかし、努力をするかしないかで5年後、10年後の肌に差がつきます。肌の酸化と糖化は、毎日の対策の積みかさねが大切です。今から対策をはじめて、いつまでも若々しい自信あふれる肌をキープしてくださいね。
2020年02月03日年齢とともに気になる“たるみ”。顔や体、至る部分が若い頃よりたるんでいる…なんてことも。そんな人は、抗重力筋にアプローチしてたるみ予防してみてはいかがでしょうか?簡単にできるトレーニングもご紹介します。抗重力筋とは?どこの筋肉のこと?出典:byBirth抗重力筋とは、地球の重力に対してはたらく、姿勢を保つために必要な筋肉です。立っているだけでも座っているだけでも、常に抗重力筋は緊張しているため、疲れやすく縮こまりやすい筋肉といえます。こんな筋肉が抗重力筋!脊柱起立筋群(背中)広背筋(背中)腹直筋(お腹)大殿筋(お尻)大腿四頭筋(太もも)下腿三頭筋(ふくらはぎ)などの筋肉が抗重力筋とよばれます。背骨に対して後ろにあることが多い筋肉ですね。抗重力筋が衰えるとどうなる?体のゆがみ出典:byBirth抗重力筋が正しい状態では、身体のゆがみはありませんが、足を組むなどのくせがある人は、抗重力筋が悪い姿勢を覚えてしまうため、身体のゆがみの原因になります。身体のゆがみは、肩こりや腰痛だけでなく、血流が悪くなり代謝が落ち、ダイエットにも良くないため要注意。顔や体のたるみ抗重力筋のはたらきが弱まると、顔や身体がたるむ原因にも。年齢とともに顔や身体のたるみが気になりますよね。若い頃と体重が変わっていないのに、見た目がたるんだ…なんて人も多いのではないでしょうか。そんな人は、抗重力筋にアプローチすると良いかもしれません。あなたは大丈夫?抗重力筋の衰えをチェック!出典:byBirth抗重力筋の衰えをチェックしてみましょう!2つ方法があるので、ぜひ試してみてくださいね。姿勢でチェック足を肩幅に開き、真っ直ぐに立つ横から見たときに耳・肩・腰の中心・くるぶしが一直線になるように意識する1分間、その姿勢をキープする1分間キープできたらOKですが、疲れを感じるようなら抗重力筋が衰えている可能性があります。腕上げでチェック壁にかかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨・頭の5点をつける背中が壁から離れないように、腕を天井に向けて上げてバンザイのポーズをする手を上げたとき、腰が反ったり背中が丸くなったら抗重力筋が衰えている可能性があります。年齢とともに気になるたるみ。そのメカニズムとは?顔がたるむメカニズムとは?出典:byBirth抗重力筋がしっかり鍛えられていないと、正しい姿勢を保てません。すると猫背など、悪い姿勢が定着してしまい、顔が身体の上にのっていない状態になります。本来は首の上にのっている顔が、前のめりになったりすると、顔の筋肉を下方向に引き下げることになり、たるみの原因に。若い頃に比べてフェイスラインがはっきりしなくなった・二重あごになった、なんて人は要注意です。体がたるむメカニズムとは?抗重力筋の一つである脊柱起立筋は、内臓などの重みを支え、体の中心に重力を保つはたらきがありますが、加齢とともに衰えやすい筋肉です。抗重力筋は背骨に対して後ろ側にあることが多いため、衰えると猫背になりやすいといわれています。20代や若い頃から姿勢が悪い・歩き方が悪い人は、すでに抗重力筋が使われておらず弱っている可能性も。姿勢や歩き方は見た目にも関わりますし、美容の一環として今から抗重力筋を鍛えるようにしましょう!たるみの対策は?抗重力筋エクササイズ出典:byBirthかかとを地面につけて立つ。お腹を引っ込め、お尻に力をいれる。背中が反らないように注意する。つま先立ちをして、足の指の腹で地面を押すように真上に伸びる。両方の足のふくらはぎをなるべくくっつけるように意識する。両手を上に上げ、手のひらをあわせる。この状態を5~10秒キープし、5セット繰り返します。体を伸ばす筋肉である、伸展筋を主に鍛えると良いとのこと。どこでも出来るので、ぜひ実践してみてくださいね。コラーゲン摂取出典:byBirthコラーゲンは肌の弾力に関する成分です。表皮の下にある真皮層でバネのようなはたらきをしているため、若々しい肌作りにはコラーゲンが欠かせません。しかし20代半ば以降、加齢とともにコラーゲンは劣化し、減少していきます。肌のターンオーバーも滞り、そこへ重力も影響してたるみの原因となります。抗重力筋のトレーニングだけでなく、あわせてコラーゲンの摂取も意識しましょう。コラーゲンを含む食品だけでなく、コラーゲンの合成に関わるビタミンCもあわせて摂取すると良いでしょう。まずは食事で摂取し、サプリメントを補助的に利用しましょう。◎コラーゲンを含む食品豚足すじ肉鶏軟骨魚の皮フカヒレエイヒレ抗重力筋を衰えさせないよう、エクササイズやコラーゲン摂取で今から対策してみてくださいね!
2019年12月14日抗酸化作用や貧血・むくみ対策に良いとされるスーパーフード、ゴールデンベリー。味も食べやすく、ドリンクにしたりトッピングに使うなど、日常でも幅広く使えます。そんなゴールデンベリーのもつ素晴らしい効能についてご紹介します。ゴールデンベリーとは?出典:byBirth日本では、あまり馴染みのないドライフルーツですが、「食用ホオズキ」のことをゴールデンベリーといいます。ホオズキには「食用」と「観賞用」の2種類あり、日本では夏の風物詩として知られていますよね。夏の風物詩であるホオズキは鑑賞用ですが、海外では一般的によく食用ホオズキが栽培されているようです。旬は7月~10月といわれています。ゴールデンベリーという呼び名だけでなく、「インカベリー」「ストロベリートマト」「オレンジチェリー」など数多くの呼び名が存在します。味・食感は?ベリーのような甘酸っぱい味といわれています。その他、パイナップルのような味、ミニトマトのような味と言われることも。クセはなく、食べやすいと感じる人が多いようです。食感はミニトマトのようであると表現されることもあります。特に食べにくいわけではなく、間食に摂る人もいるくらいです。ゴールデンベリーの栄養成分とは?どんな効果が期待できる?出典:byBirthゴールデンベリーの栄養成分ゴールデンベリーは100gあたりのエネルギー量は約50kcal、炭水化物11.2g、たんぱく質1.9gと、エネルギー量が少ないため、ダイエット中の人でも食べやすいといわれています。その他、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどビタミン類を豊富に含みます。カルシウム、鉄分などのミネラル類も豊富です。期待できる効能1. 血液をサラサラに血流が良くなると、健康面だけでなく美容面にも良い影響があります。体の細胞のすみずみにまで血液が届くため、新陳代謝が良くなるためです。ゴールデンベリーにはビタミンA・ビタミンEが豊富に含まれており、抗酸化作用が期待できます。血管の老化を防ぐため、血液の流れも良くなります。2. アンチエイジング効果ゴールデンベリーに含まれているイノシトールは保湿効果があり、肌の潤いを保ちシワ対策が期待できます。また、イノシトールは脳の活性化にも関係しているため、記憶力や学習能力の向上にも良いといわれています。3. 貧血予防出典:byBirth貧血や、貧血によるめまいに悩む女性は多いですよね。貧血の原因は鉄が不足する場合が多く、ゴールデンベリーには鉄が豊富なので貧血予防に向いています。4. むくみ予防ゴールデンベリーにはカリウムが含まれていますが、カリウムは体内の余分な水分を体外に出すはたらきがあります。むくみやすい人は、ゴールデンベリーを試してみてはいかがでしょうか。ゴールデンベリーの食べ方とは?出典:byBirthそのまま食べてももちろんOKです。間食に気軽につまむのも良いですね。ゴールデンベリーには、カロテノイドという強い抗酸化作用のある成分が含まれています。カロテノイドは脂溶性であるため、油脂と一緒に摂ると、より効率よく栄養素を吸収できます。ドリンクとして飲む場合も、乳製品を加えと良いですね。その他、アボカドと一緒に食べたり、ナッツと一緒に食べても吸収しやすいためおすすめです。ゴールデンベリーのドリンク出典:byBirth1. ゴールデンベリー×牛乳ゴールデンベリー20粒程度と、牛乳200ml(コップ1杯程度)をミキサーで混ぜるだけ!朝食に飲んだり、間食に飲んでアンチエイジング!2. ゴールデンベリー×キウイ×牛乳ゴールデンベリー20粒程度と、キウイ100g、牛乳150~200mlをミキサーで混ぜるだけ!キウイにもビタミンCなど抗酸化作用のある栄養素が豊富であるため、美容ドリンクが手軽に作れます。トッピングやヨーグルトに混ぜても◎出典:byBirthゴールデンベリー×ヨーグルトゴールデンベリーの甘酸っぱさをいかして、お好みの量のゴールデンベリーをヨーグルトに混ぜても美味しく食べられます。その他、シリアルやグラノーラに混ぜて食べてもOKです。パウンドケーキやパンにも◎ゴールデンベリーは、加熱によって栄養素が損失することはあまり気にしなくても良い食品です。ドライフルーツを使う要領で、パウンドケーキやパンに入れても◎。さまざまなレシピに使えるのは嬉しいポイントですね!ゴールデンベリーはどこで手に入る?出典:byBirthインターネット通販や、専門店に置いてあります。輸入食品を扱う専門店は、ゴールデンベリーを取り扱っていることが多いです。さまざまな効能があるゴールデンベリー、ぜひ入手してみてください。
2019年09月08日「女性の場合、大豆製品を種類多く摂取する人ほど、そうでない人に比べて、心筋梗塞や脳梗塞といった循環器疾患のリスクが34%、全死亡リスクが14%低くなる――」今年3月、このような調査結果が国立がん研究センターから報告された。40~69歳の男女約8万人を20年近くにわたって追跡調査(コホート研究)したものだ。この研究を実施した大妻女子大学家政学部食物学科公衆栄養研究室の小林実夏教授は、研究内容についてこう説明する。「調査では、対象者が133種類の食材を、1日に何種類摂取しているかを算出し、死亡リスクとの関連を調べました。魚、肉、野菜、果物、大豆食品などの個別の食品群についても同様の検討を行いました。男性は果物を、女性は大豆食品を種類多く摂取するほど死亡リスクの低下が見られました。特に循環器疾患については顕著でした」国立がん研究センター、社会と健康研究センター予防研究部部長の井上真奈美さんは、このような早死のリスクを下げる食品について、次のように話す。「これまで数多くの大規模調査を行ってきて『これさえ食べておけば大丈夫』という食品は存在しません。しかし、健康に影響をどう及ぼすかが、わかってきた食品も少しずつあります。まだ断定できるものは少ないのですが、大豆食品、緑茶、コーヒーは、その効果が明らかになってきています。野菜、果物も健康に何らかのよい影響のある食品だと推測しています」死亡リスクを下げるには抗酸化、抗炎症作用の働きが必要不可欠というのは、お茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二先生だ。「がん、心筋梗塞、脳梗塞など死亡リスクを高める疾患の原因は、細胞の慢性炎症であるということがわかっています。加齢や酸化ストレスなどで細胞の炎症が進行すると、血管が弾力を失って硬くなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因ともなる動脈硬化を引き起こすことになります。血管の硬直を防ぎ、弾力性を持たせること、また血中のコレステロールを抑えて血流をスムーズにすることが重要なのですが、それには抗酸化作用や抗炎症作用のある食品を取る必要があるのです。たとえば、ビタミンA、C、Eに含まれる抗酸化成分は酸化ストレスや細胞の炎症を抑える働きがあり、ビタミンB群は細胞のストレス耐性を上げてくれます。また、食物繊維には腸の働きを活性化させ、腸内環境を整える働きもある。野菜や果物には、こうした栄養素が多く含まれるものが多いのです」さらに、野菜、果物には副次的な作用もあるのだとか。「野菜や果物を取る人ほど幸福感が高い状態が保てるということがわかっています。野菜や果物には“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンなどの脳内物質を分泌する働きを持つものも多く、それも病気を遠ざける要因のひとつになっているのではないかと推測しています」(白澤先生)今回の研究では、「1日に摂取する食品の種類が多いグループは、少ないグループに比べて全死亡のリスクは19%、循環器疾患死亡のリスクは34%、その他の死亡リスクは24%低い」という結果も出ている。小林教授はこう話す。「昭和60年ごろに当時の厚生省、文部省、農林水産省が合同で出した食生活指針では『1日30品目を食べましょう』と言われていましたが、実は、この『30品目』の根拠はわかっていませんでした。私は、当時から30品目の裏付けが欲しいと思っていたのですが、約20年たって、多目的コホート研究という長期間に及ぶ追跡調査で、それを検証できると思ったのが、今回の調査のきっかけでした」調査では1日30品目以上食べた人と30品目以下の人との比較も行った。「30品目以上食べた人のほうが、循環器疾患のリスクおよび死亡リスクが低く出ました。これで、1日30品目の健康に及ぼす好影響が証明されたことになります」(小林教授)小林教授はこう加える。「今、日本が世界でもトップクラスの長寿国なのは、今の高齢者たちのこれまでの食生活が優れていたことの証明です。大事なのは、さまざまな食材を種類多く取るということです。たとえば、野菜を1日350グラム取りましょうといっても、キャベツだけで取るのは大変です。いろんな種類を50グラムずつ取ると取りやすいですし、さまざまな栄養素が相互に作用し、それが病気のリスク分散にもなります。今回の研究が、買い物時などに、『昨日はこれを食べたから今日は別のものにしよう』といったふうに、食材を選ぶときのきっかけになり、それが健康増進につながってくれればと思っています」
2019年07月24日このたび、病気にならない100の方法を記した本を出版した藤田紘一郎先生(79)。じつは、人間の寿命は食生活の改善で、大幅に延ばせるという。長寿のための食べ方を聞いた――。「人生100年時代といわれる昨今ですが、米国とドイツの人口学者の共同研究では『’07年生まれの日本人の半数は107歳まで生きるだろう』と推定されました。じつは人間の寿命のポテンシャルは思っているよりずっと長い。健康管理ができれば、125歳まで生きるのも理論上は可能です」こう話すのは、寄生虫学の第一人者で新著『人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。病気にならない100の方法』(光文社新書)を5月に出版した、医学博士の藤田紘一郎先生だ。この年になっても、まだまだ元気で健康。講演活動や研究と、現役で仕事に励む藤田先生。長寿のカギは「寿命の回数券の仕組みを知ることにあります」と続ける。「人の寿命は『テロメア』という『寿命の回数券』の使い方で決まります。人の染色体を守っている構造体・テロメアは、生まれたときには約1万塩基対あるんですが、1年で50塩基対ほど減っていってしまうのです。これが約5,000塩基対まで減ると人は死ぬ。これが寿命の正体なのです」計算してみると5,000に減るには100年かかることがわかるが。「病気などになると、テロメアが余計に減少してしまい、100年あるはずの寿命はどんどん短くなる。『寿命の回数券を減らさない』方法は、まずは病気を遠ざけること、そして抗酸化作用のあるものなど、テロメアを守る栄養素を取ること。いずれも、生活習慣、特に食生活の見直しが必要なんです」そこで藤田先生が「寿命の回数券を減らさない食べ方」を教えてくれた。■納豆しらすでヤセ菌を増やす「腸には約200種類の腸内細菌がいて、善玉菌と悪玉菌のほかに、そのどちらか優位なほうにつく日和見菌もあります。日和見菌には、糖質を多く吸収するデブ菌(フィルミクテス門)と、逆に糖質を強く吸収しないヤセ菌(バクテロイデス門)がいます。腸内にデブ菌が多い人は太りやすいうえ、がんの大きなリスク要因にもなる。一方、ヤセ菌が多いと太りづらく、糖化しにくくなるんです」(藤田先生・以下同)ヤセ菌を増やす食事として藤田先生がすすめるのが納豆しらすだ。「ヤセ菌自体の餌になるのは納豆や海藻に多く含まれる水溶性食物繊維です。さらに、納豆は血液をサラサラにする効果まである。ヤセ菌が大腸のなかで優勢になると、『短鎖脂肪酸』が多くつくられます。これは、血糖値を下げるインスリンの分泌をよくします。このインスリンの働きをよくするには、カルシウムとビタミンDが欠かせないのですが、両者を多く含んでいる食品がしらす干し。納豆としらすはよくあうので、一緒に食べてもいいでしょう」■高FODMAP食が下痢と便秘の原因に「納豆や海藻などの水溶性食物繊維を取ることは大事ですが、取りすぎはいけません。小腸内で細菌が増えすぎでSIBO(小腸内細菌増殖症)になり、便秘やガスだまりなどが起きてしまうんです」納豆は「1日1~2パックまで」が適量だという。「SIBOは、日常的に下痢や便秘を繰り返す過敏性腸症候群と関係があるとも考えられます。こういった症状がある場合、納豆などの発酵食品をはじめ、腸内細菌の餌になりやすい糖類である『高FODMAP』食は控えましょう」『高FODMAP』の「FODMAP」は次の頭文字をとったもの。【 発酵性(Fermentable)】納豆やヨーグルトなどの発酵食品。【 オリゴ糖(Oligosaccharides)】豆類やたまねぎ、にんにく、小麦粉食品など。【 二糖類(Disaccharides)】牛乳、ヨーグルトなどの乳製品。【 単糖類(Monosaccharides)】りんご、なし、アボカド、プルーンなどの果物、はちみつなど。+(And)【 糖アルコール(Polyols)】マッシュルーム、カリフラワー、さつまいも、しいたけ、コーンなど。■にんにくオイルに強い抗酸化作用が「テロメアの減少を防ぐためには、抗酸化作用のある野菜を取ることも非常に有効です。野菜に含まれる抗酸化物質をフィトケミカルといいますが、特に多く含んでいるのがにんにくです。にんにくはアリシンという抗がん作用がある成分を含んでもいますので、がん予防も期待できます」アメリカ国立がんセンターの研究によると、がん予防の可能性がもっとも期待できるのが、ガーリック、次いでキャベツだという。藤田先生がおすすめしているのが、ガーリックオイルを作ること。作り方は、みじん切りにしたにんにくとオリーブオイルを熱湯消毒したびんに入れるだけ。「オイルには、強力な抗酸化作用をもつビタミンEを豊富に含む、エキストラバージンオリーブオイルがおすすめです。冷暗所で保存すれば、1カ月は保存できます」ふだん使う油はこれにするだけで、にんにくパワーを簡単に取れる。■トマト、果物は朝に食べる「トマトに多く含まれるリコピンもフィトケミカルの一種です。リコピンの吸収効率は、朝がもっともいいことがわかっています。また、果物もフィトケミカルが豊富なのですが、こちらは糖質も多く含むので、過剰に摂取すれば、AGE(糖とタンパク質の化合物=悪玉物質)の原因にもなる。夜に果物を取ると糖質を消費しきれずに体内に蓄えてしまうので、こちらも朝食べるのをおすすめしています」“長寿細胞”を守る食べ方で、100歳を超えよう!
2019年06月26日