保育事業を展開する株式会社Branches(所在地:福岡県福岡市、代表取締役:権藤 光枝)は、医療ケアが必要なお子さんとご家族を支援する重心型こどもデイサービス「ありすの家」を、北九州市小倉北区に2022年4月にオープンいたしました。■「ありすの家 こどもデイサービス」小倉北オープンについて福岡市内で20年以上保育という仕事に携わる中で、保育園に通い元気に遊ぶ子どもたちがたくさんいる一方、病気や障がいで自宅での在宅医療を受けている子どもたちがいる現実を知りました。地域に根差し子どもたちのサポートをずっと行ってきた私たちにとって、そんなご家族の負担軽減は私たちの使命の一つであると感じています。子どもに特化した「ありす訪問看護ステーション」では在宅支援を行い、「ありすの家」では子どもたちがのびのびと過ごせる環境の提供と、一人ひとりの成長や障がいに合わせたきめ細やかなケアと療育を行います。ありすの家 こどもデイサービスでは“家庭ではできない体験”をモットーに、ただ預かるだけではなく様々な体験を提供していきます。現在福岡市早良区で運営している「ありすの家 こどもデイサービス」では、春にはカブ狩り、夏には夏祭り、秋にはサツマイモを育てて、冬には足湯体験などを行いました。2021年夏、2022年冬と日本中を盛り上げたスポーツ大会では、障がいを抱えながらも活躍する選手の頑張る姿も多く見られました。きっとその励まされた人も多いと思います。そんな選手たちのスポーツを見た後には、皆でスポーツ“ゴルフ”に挑戦しました。みんなでゴルフに挑戦ゴルフ体験一年を通し、季節を感じ・今しかできない体験を存分に提供していく「ありすの家 こどもデイサービス」この度、2022年4月に小倉北でオープン致しました。新しい施設で、子どもたちとの関りに熱い思いを持ったスタッフが待っています!施設見学会は随時行っていますのでお気軽にお問い合わせください。そして八幡西にある「ありす訪問看護八幡西ステーション」との併用も可能です。興味のある方は是非、お問合わせください。四季を感じる体験を1四季を感じる体験を2■「ありすの家 こどもデイサービス」小倉北 施設概要所在地 : 〒803-0851 北九州市小倉北区木町3丁目12-12開所時間 : 9:00~18:00(土日祝・お盆・年末年始休み)サービスエリア: 小倉北、小倉南、戸畑URL : JR南小倉駅から1分!■会社概要社名 : 株式会社Branches本社所在地: 〒812-0038 福岡市博多区祇園町2-11 マッコウ祇園ビル2階代表者 : 代表取締役 権藤 光枝資本金 : 1,000万円設立 : 1996年事業内容 : 保育事業、訪問看護事業、児童発達支援事業・放課後等デイサービス、職業紹介サービスURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月06日児童発達支援・放課後等デイサービスを展開する有信アクロス株式会社(所在地:大阪府吹田市江の木町17-1、代表取締役:原田 健一)は、児童発達支援・放課後等デイサービス「ウィズ・ユー」を4月1日(金)に15施設オープンします。(ウィズ・ユー 134施設運営中 2022年3月時点)ウィズ・ユー■施設の特徴*放課後等デイサービスとは障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんの為の福祉サービス施設です。受給者証をお持ちの0歳から18歳までのお子様を対象に、集団生活や個別プログラムを通して、ルールやマナーコミュニケーションなどの自立に向けた支援を行います。放課後等デイサービス*ウィズ・ユーの強み集団療育をしない、こどもたちの個性を活かし、ウィズ(一緒に)の精神でお子様は失敗も成功も重ね成長していきます。プログラミング教材や児童発達支援アプリを使用し、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間力」など感性豊かに楽しく学べる独自カリキュラムです。*「ウィズ・ユー」システムの安全・安心の徹底こどもたちが来所・退所時に、ご家族にメールが届きます。また全施設WEBカメラを導入設置し、事故防止や再発防止に注力しております。*和歌山大学教育学部教授:米澤 好史 監修愛着障害の第一人者である米澤教授監修のウィズ・ユーにしかない大学教授の研究結果に基づいた支援プログラムを共同研究。米澤 好史教授■2022年4月1日開業施設(順不同):東北1施設 関東7施設 近畿5施設 九州2施設<開業施設一覧>施設名:ウィズ・ユー北仙台所在地:〒981-0932 宮城県仙台市青葉区木町10-7 ホープレジデンス木町1階4施設名:ウィズ・ユー水戸ぷらす所在地:〒310-0912 茨城県水戸市見川2丁目93-4施設名:ウィズ・ユー結城所在地:〒307-0001 茨城県結城市結城13649 オークビル施設名:ウィズ・ユー川越笠幡所在地:〒350-1175 埼玉県川越市大字笠幡3725-1 HAL101施設名:ウィズ・ユー与野所在地:〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合1655-18 メゾン下落合1階施設名:ウィズ・ユー行徳所在地:〒272-0133 千葉県市川市行徳駅前2丁目21-11施設名:ウィズ・ユー川崎所在地:〒210-0014 神奈川県川崎市川崎区貝塚2-1-14 ファミール貝塚施設名:ウィズ・ユー座間所在地:〒252-0001 神奈川県座間市相模が丘5丁目11-31施設名:ウィズ・ユー大津別保所在地:〒520-0835 滋賀県大津市別保二丁目7番20号施設名:ウィズ・ユー枚方所在地:〒573-0066 大阪府枚方市伊加賀西町52番30号施設名:ウィズ・ユー鴻池所在地:〒578-0972 大阪府東大阪市鴻池町二丁目4番7号施設名:ウィズ・ユー荒牧所在地:〒664-0008 兵庫県伊丹市荒牧南3丁目4番24号施設名:ウィズ・ユー田辺所在地:〒646-0023 和歌山県田辺市文里二丁目35番2-3号施設名:ウィズ・ユー鳥栖所在地:〒841-0056 佐賀県鳥栖市蔵上1丁目130 2F施設名:ウィズ・ユー宮崎祇園所在地:〒880-0024 宮崎県宮崎市祇園2丁目35■今後の展開2022年4月1日で「ウィズ・ユー」は149施設になります。(直営4施設 FC加盟145施設)2022年末日には200施設が決まっており、それでもファーストステップ2,000施設の10%です。お子様たちに本当に素晴らしいサードプレイスを展開してまいります。「ウィズ・ユー」はフランチャイズ加盟希望も募集しております。詳細は下記「ウィズ・ユー」加盟検討企業様向けページよりお申し込みください。▼「ウィズ・ユー」加盟検討企業様向けページ ■会社概要商号 : 有信アクロス株式会社代表者 : 代表取締役 原田 健一所在地 : 〒564-0053 大阪府吹田市江の木町17-1 コンパーノビル8階設立 : 1995年6月事業内容: フランチャイズ事業資本金 : 1億8,000万円URL : 事業内容: 児童発達支援・放課後等デイサービス「ウィズ・ユー」就労移行支援「アクロステクニカルカレッジ」高齢者デイサービス「樹楽」介護・福祉系特化型 人材紹介・求人メディア「一期一会」複合カフェ「コミックバスター」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月31日障がい福祉サービス事業を行う株式会社ひいらぎ(本社:埼玉県草加市、代表取締役:茂呂 史生)は、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所の非効率な複写式の紙の連絡帳をアプリ化することによりペーパーレス化、非対面化を実現することで事業運営者、並びに保護者の負担を軽減し、より子どもたちの豊かな未来を想像できる業界唯一の連絡帳アプリ「みらいダイアリー」の機能を拡充し、2022年2月4日より本格的に提供開始いたします。放課後等デイサービス・児童発達支援事業所向け運営サポートツール連絡帳アプリ「みらいダイアリー」: 連絡帳アプリ「みらいダイアリー」■なぜ連絡帳アプリ開発にいたったかの背景株式会社ひいらぎ 代表取締役 茂呂 史生株式会社ひいらぎは放課後等デイサービス・ 児童発達支援事業所を始めとする障がい福祉サービス事業を15年間運営しており、その中で直面した業界が持つさまざまな問題の解決に取り組んできました。連絡帳アプリ「みらいダイアリー」も、施設運営で困っていたことを解決できるようにと考えたのが開発のきっかけです。世の中はますますDX化を推進し、非効率な業務の自動化やデータ活用を押し進めています。しかし、放課後等デイサービス・ 児童発達支援事業所等の福祉業界はいまだに紙を主体とした業務がメインです。サービス内容を紙に記入し、保護者には手渡し、その後、5年間保管する義務もあります。そのアナログ故の業務の量や手間はスタッフの仕事を圧迫し生産性の低下やストレスの増加を招いています。同じような課題を業界全体が抱えているにもかかわらず解決の糸口が見つからない状態が長年続いておりました。これまでに連絡帳をデジタル化したサービス等は存在しましたが、パソコン上でしか作動しなかったり、操作性や利便性に欠けていたりと当事者目線で開発されたものには残念ながら出逢うことができませんでした。それならと、自らの経験をもとに構想3年、開発1年の期間をかけて生まれたのが連絡帳アプリ「みらいダイアリー」です。■連絡帳アプリ「みらいダイアリー」でできることたくさんあるみらいダイアリーの機能の中から基本プランで利用可能な5つの機能をご紹介します。みらいダイアリー基本プラン(1)連絡帳をアプリ化連絡帳をアプリ化することでこれまで複写式の紙で行っていた保護者とのやり取りをペーパーレス化し、スマホの操作だけで完結することができます。連絡帳は保護者からも投稿ができ、施設と保護者、双方向のやり取りがアプリ内で簡単にできます。手渡しや電話でのやり取りはもう必要ありません。さらに既読日時を記録することで、保護者印をもらう必要も無くなります。施設と保護者双方の手間を削減することができるのです。記録の保管場所はオンライン上となるので、利益を生まない施設経費をコストカットでき、火災などで消失するリスクも無くなります。(2)スケジュール・カレンダー機能通所予定日や休校日、施設の行事をスケジュール機能を使って、保護者全員に一斉通知して簡単に共有することができます。保護者はアプリ内のカレンダーにて通知内容をいつでも確認できます。日によって違う送迎時間や持ち物等がある場合、保護者を選択してカレンダー上で共有することで、忘れ防止のリマインダーとしても活用いただけます。(3)アルバム機能施設での活動の様子や外出時に撮影した写真をアルバム機能で保護者と簡単に共有することができます。投稿した写真は、スマホのアルバムアプリのように指でスワイプすることで感覚的に全て写真を閲覧することができます。写真によってリアルな様子を保護者に伝えることができるため、保護者の安心と満足度の向上につながります。保護者はアルバム内の写真を無料でダウンロードすることができます。※連絡帳に添付された写真もアルバム同様に無料でダウンロードできます。(4)アセスメント・レーダーチャート機能子どもの発達科学研究所監修の5領域(身辺自立・社会性・算数・国語・運動)それぞれ5つの質問(合計25の質問)に答えるだけで、お子様の現状と特性をアセスメントし、結果を五角形のレーダーチャートで保護者と共有し、お子様の発達成長過程を可視化することができます。(5)受講生メモ機能(新機能)施設側アプリに職員間で共有できるお子様ごとのメモ機能を追加しました。お子様の経過観察の記録などに活用していただけます。受講生メモ機能は、導入施設のリクエストに応えて生まれた機能です。その他にも新機能を含む7つの「あったらいいな」を実現する機能を備えています。今回の機能拡充に続き、今後も現場の「あったらいいいな」の声を実現する機能開発を進めて参ります。みらいダイアリー7つの機能■連絡帳アプリ「みらいダイアリー」概要アプリ名 : みらいダイアリーサービスホームページ: 対応OS : iOS、Android利用料金 : 基本プラン 月額2,200円(税込)~運営・企画 : 株式会社ひいらぎ■株式会社ひいらぎ 会社概要所在地 : 埼玉県草加市瀬崎7-11-22代表者 : 代表取締役 茂呂 史生設立 : 2006年5月1日事業内容 :地域を一つに「障がいがあってもなくても当たり前に夢を持てる街づくり」をミッションに、幼児期から大人まで見守る障がい福祉施設・サービス事業(児童発達支援、放課後等デイサービス、訪問介護・居宅介護、相談支援、ペット共生型グループホーム等)を展開。◎放課後等デイサービス・児童発達支援事業所向け連絡帳アプリ「みらいダイアリー」の開発・提供。ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月03日北海道児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報アートチャイルドケアSEDスクール札幌桑園では、感覚統合のための運動遊び、指先活動や工作、絵本・玩具・アナログゲームを使った脳活、社会性を身に着けるためのSSTや設定遊びなどを行っています。こちらの施設では、完全個別のマンツーマンの療育のほかにも、子ども同士で関わる機会を設け、コミュニケーション能力の向上にも対応しています。また保護者の同意のもと、保育園・幼稚園・医療機関など関係機関と連携して支援を行います。作業療法士・保育士・幼稚園教諭・特別支援学校教諭・公認心理師などの国家資格等と経験を持つスタッフが、より良いサポートするために日々学びながら支援をしている施設です。北海道の児童発達支援事業所をもっとみる神奈川県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報きっずあいらんど川崎渡田教室は、令和3年5月3日にオープンした広くて明るい施設で、児童発達支援と放課後等デイサービスを行っています。この施設では、お子さん一人ひとりの成長を観察して療育方針を決定し、遊びを通した運動プログラムを実施。「できたっ!」という達成感を感じるための基本の力を身につけ、集団の中での約束事や他者と関わることの大切さ、楽しさを学べるよう、さまざまな専門分野をもつ指導員が保護者と相談し、お子さん一人ひとりに合った療育プログラムを立案して、支援を行う施設です。神奈川県の放課後等デイサービスをもっとみる神奈川県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報きっずあいらんど川崎渡田教室は、児童発達支援と放課後等デイサービスを行う施設です。運動プログラムでは「36の動作」を基本とした運動サーキットに挑戦することができ、楽しみながら身体を動かしていくことができます。こちらの施設では、子どもの興味や関心を引き出し、子ども自身が自主的に身体を動かすことで、「できた!」の達成感が大きな自信につながり、お友達との関わりも増え、身体の発達と共に心の成長にもつながると考えています。待つこと、信じること、認めることを、教室理念とし、お子さんそれぞれの無理のないスピードで、一人ひとりに合った療育を行う施設です。Upload By 発達ナビ施設情報こぱんはうすさくら 白旗教室は、さまざまな経験を通して子どもの自信につなげたり、社会性を育んだりしながら、一人ひとりが社会を生きていく力を身につけられるよう支援を行う施設です。療育スタッフは全員有資格者で、スタッフのレベルアップのため外部講師を迎えた研修もしています。療育の面では、ABA(応用行動分析)の行動を増やしたり減らしたりする原理に基づき、一人ひとりに合わせた支援を行っています。本人が抱える”困ったを”減らすことで、社会性や言語能力を伸ばし、集団の中で過ごしやすく、お子さんが円滑なコミュニケーション能力を獲得を目指し、支援を行う施設です。神奈川県の児童発達支援事業所をもっとみる埼玉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報すまいるサムアップは「子どもたちが笑顔で楽しい時間を過ごす、たくさん発散する」をモットーする施設。こちらの施設には運動療育経験者のスタッフが在籍しており、遊びの中にお子さんの成長に合わせた運動を取り入れています。遊びの中で、お子さんが『集団生活に必要な技能』『できるという達成感』『気持ちの発散』などを味わい、感じ、楽しみながら成長することを大切にしています。休みの日には近くの体育館でフットサル、バスケットなどボールを使った遊びや、音楽に合わせて自由に楽しく踊るダンス教室、フラッグフットボールといった腰に付けた紐を取り合う遊びも行っています。楽しみながら身体を動かすことをコンセプトにしている施設です。埼玉県の放課後等デイサービスをもっとみる三重県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報アートチャイルドケアSEDスクール四日市は、近鉄川原町駅から徒歩3分のところにある施設です。感覚調整遊具による運動遊びをメインに感覚・運動リズムの調整を行い、発達の土台作りをしています。指導員がが、日々のお子さんの悩みを生活リズムを整えることから考え、睡眠を中心とした生活リズムを調整し、発達の基礎となる脳の成長を促すようサポートしています。また、お子さんと指導員が一対一で関われるからこそできる遊びなど、一人ひとりのお子さんに合わせて今必要な遊びを見極め、少しずつ変化を加えながらプログラムを構成したりしています。また個別の支援だけでなく、お子さんに合わせた小集団プログラムも行う施設です。三重県の児童発達支援事業所をもっとみる大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報トレインキッズは、放課後等デイサービスの部屋の中に電車を再現しています。「電車好きの子どもたちが仲良くなれる電車のある放課後デイサービス」「お洒落なカフェのような環境でPCが学べる放課後等デイサービス」をコンセプトに障害のある子どもたちが学校から帰ってきてホッと息抜きできる「第二のマイホーム」になれるような施設です。この施設では、PCに興味がないお子さんもYouTubeや電車の画像、ゲーム等をきっかけにPCを使いはじめ、「できること」「やりたいこと」を増やしていき、将来の就労の為のITスキルを身につけられるように支援を行っています。Upload By 発達ナビ施設情報令和3年10月にオープン予定のここっと城東では、9月からの見学会の予約の受付中です。スタッフには実績のある専門職員、保育士、教員資格者が多数在籍。お子さん一人ひとりの個性、特性に合わせて専門スタッフがサポートすることができます。例えば、コミュニケーションが苦手、言葉の遅れが気になる場合は『言語聴覚士』がサポート、ずっと座っていられない、同じ姿勢を維持できない場合は『理学療法士』がサポート、集団生活が不安、人との接し方がわからないという場合は『臨床心理士』がSSTを実施するなど、それぞれの困りごとに合わせたサポートを行います。また運動療育、創作活動、クッキング、外出支援などの活動を通して集団生活や社会性を学ぶプログラムなども行う施設です。大阪府の放課後等デイサービスをもっとみる大阪府児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報アートチャイルドケアSEDスクール JR吹田駅前は、お子さんの発達の土台作りとして睡眠と生活リズムの確立・調整と、感覚・運動リズムの調整を大切にしている施設です。また「人との関わり方を学ぶ」「物事の理解の仕方を学ぶ」「集中力をつける」などの応用力を身につける個別・グループのプログラムも実施しています。この施設には、児童関係、福祉関係、医療関係といったさまざまな資格・経験を持ったスタッフが在籍。一人ひとりが専門性を活かし、お子さんの課題を見つけ解決するために、一人ひとりに合わせたプログラムを作成し、スタッフ同士が丁寧に相談しながら支援を行う施設です。Upload By 発達ナビ施設情報令和3年10月オープン予定のここっと城東では、9月からの見学会の予約受付中です。この施設のスタッフには実績のある専門職員、保育士、教員資格者が多数在籍。お子さん一人ひとりの個性、特性に合わせて専門スタッフがサポートすることができます。例えば、コミュニケーションが苦手、言葉の遅れが気になる場合は『言語聴覚士』がサポート、ずっと座っていられない、同じ姿勢を維持できない場合は『理学療法士』がサポート、集団生活が不安、人との接し方がわからないという場合は『臨床心理士』がSSTを実施するなど、それぞれの困りごとに合わせた支援を行います。また運動療育、創作活動、クッキング、外出支援などの活動を通して集団生活や社会性を学ぶプログラムなども行う施設です。大阪府の児童発達支援事業所をもっとみる兵庫県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービス ウィズ・ユー魚崎南は、2021年5月にオープンした施設。広い指導訓練スペースがあり、狭い空間が苦手というお子さんも安心して過ごすことができます。ここでは、運動・学習はだけでなく将来自立した日常生活を過ごすことができるよう「遊び」を通じてさまざまな感覚を学び、社会見学や公園、動物園などへの公共交通機関を使ったお出かけ、買物レクリエーションなどさまざまな「体験」をすることで感受性を育むことができます。日常生活や社会に出たときに必要な言語・コミュニケーションスキル、社会のルールを楽しみながら自然に身につけていけるように支援を行う施設です。Upload By 発達ナビ施設情報らいふ久寿川では、元プログラマーや塾講師経験者による、アニメーション動画教材による学習支援を行っています。こちらの施設では、小学生も簡単にできるプログラミングアプリで、遊びながら学ぶことで問題解決能力や論理的思考を養うことができます。また、プログラミング的思考が養われるパズルやブロック、ボードゲームなどを使用し、細かい指先の運動や空間認知能力などを身に付けていく支援も行っています。運動が大好きなスタッフによる運動療育も行っており、運動も器械運動やサッカー・野球など団体運動ととおして協調性やルールを覚えることができます。心身ともに子どもが健やかに育つ療育を提供する施設です。兵庫県の放課後等デイサービスをもっとみる兵庫県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報SMASPO川西校は「Listen・Action・Sports」を軸に子どもたちが考えて行動する経験と、スモールステップを増やし自信につなげる支援を行う施設です。年齢や発達に応じてゲーム内容やグループの少人数化などを変化させながら、運動系の基礎スキルを身につけ、遊びの中で学べる環境を作っています。また、ドイツ生まれの子ども向けボールゲームプログラムの「バルシューレ」を軸としたボール遊びや音楽、ゲームを使った運動療育も行い、子どもたちが楽しく身体を使いながら遊ぶ中で、「考える力」や「判断して対応する力」「コミュニケーション力」を育むことができる施設です。Upload By 発達ナビ施設情報アートチャイルドケアSEDスクール神戸王子は、阪急王子公園駅東出口より徒歩1分のところにあります。この施設では、遊具などを用いた感覚・運動の発達を促す遊び、コミュニケーションなど、お子さんに合わせた個別のプログラム、グループのプログラムを行っています。また、室内の遊具を取り入れた粗大運動や、道具を使った微細運動など、様々な経験が積めるようサポートしています。毎セッションスタッフと話せる時間があるので、保護者が気になることを相談しやすい環境です。保護者同士の交流もあり、保護者もほっと一息つける環境であることを大切にしている施設です。兵庫県の児童発達支援事業所をもっとみる奈良県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報障がい児通所支援わらくえんは、何かを「教える」のではなく、遊びの中で発達を促すため、お子さん一人ひとりの状況や適性にあわせた支援を組み立て支援しています。こちらでは、応用行動分析やTEACCHの手法を取り入れ、適応的な行動や様々な生活習慣・スキルを身につけられるよう、療育を行っています。また、集団保育の経験豊富な保育士、言語聴覚士等が在籍していて、新しい知識を取り入れるため、定期的に研修も行っています。職員すべて子育て経験があるため、保護者が職員に子育ての相談なども気軽にできる環境の施設です。奈良県の児童発達支援事業所をもっとみる岡山県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報アートチャイルドケアSEDスクール岡山豊成では、『生活リズムの調整(眠育)』と『感覚・運動リズムの調整(感覚調整)』を土台作りとして、お子さん一人ひとりに合ったプログラムを実施しています。この施設は、親子で通える環境で、療育後に保護者との15分の『振り返り』の時間があります。また応用力を育むための支援として『個別の関わり』では、子ども一人ひとりの個性を把握し、それぞれのお子さんに応じた自信を育み意欲を育てるプログラムを提供、『グループの関わり』では、年齢・発達に応じて、最大6名のグループを組み、子ども同士の関わりをもつ場を提供することを大切にしている施設です。岡山県の児童発達支援事業所をもっとみる福岡県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービスエイドケアカレッジ姪浜校は、中高生〜高校生を対象とした「就労準備型放課後等デイサービス」です。学校では補いきれない就労の現場を意識した「実践的トレーニング」を実施。例えば他者とのコミュニケーションやビジネスマナー、PC スキル、軽作業など「働くため」に必要なスキルや知識を総合的に身に付けることができるようなプログラムや、高校卒業資格取得のために通信高校と連携したプログラムも行っています。全国的にもまだ数少ない「将来の進学・就職に向けたサポート」をする施設です。Upload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービス ツバサプラスは主に中学生・高校生を対象とし、早くから就労に意識を向けていくことでスムーズな社会生活への移行を実現することを目的とした就労準備型の放課後等デイサービスです。こちらの施設では、小学校教諭・保育士・幼稚園教諭など社会経験豊富なスタッフが揃っており、さまざまな分野での就労の夢が広がるような支援を行っています。VRを使ったSSTやパソコン操作、プログラミング、マナートレーニング、お金の管理の仕方、就労体験など、社会で必要なスキルを実践型で習得出来るように支援を行う施設です。福岡県の放課後等デイサービスをもっとみる大分県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報ウォルトは令和3年10月に開設予定の運動学習特化型の施設です。「明るく未来への希望あふれるデイにしていきたい!」という想いを持ったスタッフが、10月の開設に向けて準備を始めています。学習プログラムを多めに組み入れることで右脳と左脳をバランスよく使い、運動を取り入れることで脳と運動による身体への刺激を促す支援を行います。現在内装工事中のため完成後から見学がスタート。見学を希望する方は、施設に直接お問い合わせください。大分県の児童発達支援事業所をもっとみる「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせが可能です。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができますよ。
2021年08月26日小1の9月、放課後等デイサービスに通い始める小学校に入学したばかりのころ、通級以外の療育や習い事には通っていませんでした。塾や放課後等デイサービスの見学に行くも、ミミの反応がイマイチだったので申し込まなかったんです。少し経って療育を受けられるところをネットで探していると、近所に放課後等デイサービスがオープンするとわかり、体験を申し込みました。ミミは担当の先生のことが大好きになり、楽しくて仕方ない様子。1時間があっという間に過ぎました。ミミが自分から「通いたい!!」と言ったのですぐ申し込みました。Upload By taeko放課後等デイサービスの後、ミミは満足そうにしていて、毎週楽しく通っていました。1ヶ月が過ぎ、2年生の男の子と一緒に活動することに。S君はミミをリードしてくれて、お互いに良い関係になりそうだなと楽しみに思いました。初日は良い感じで終了。ところが、2回目からミミの「指摘グセ」が出始めました。S君はおっとりした性格。負けず嫌いなミミは、勝てると思って?上から目線でいろいろ言います。さらに、初めて取り組む負けそうな活動は、「やらない」と言うように。ヒヤヒヤするけど、マジックミラー越しに様子を見守っていました。S君のママと子どもの話ができて私は楽しかった…。今思うと、ミミは楽しくなかったのかもしれない。Upload By taeko少しずつ態度に変化が…3ヶ月くらい経ったころ、放課後等デイサービスの方針で、ミミが大好きな先生との関わりを少しずつ減らしていくと知りました。ミミにも早めに伝えました。その影響もあってか、ミミの放課後等デイサービスでの乱れが目立つように。部屋に入るのを嫌がる、椅子に座らず床に寝そべる、パーテーションの後ろに隠れる、ホワイトボードに書かれた文字を消す、今日の活動内容を知り、興味が湧かなかったら全く取り組まないなど。S君が「やろうよ」と誘ってくれても効果なし。パパと行ったときもグダグダで、パパから怒鳴られてしまい涙を流して帰ってきたのでパパに頼むのはやめました。やりたくない気持ちや、興味のないことはやらなくても仕方ない、と思って私は叱らないで見守りました。工作で太巻をつくる活動があった日も、ミミはつくりませんでした。S君は頑張ってつくり、できた太巻をお母さんに渡していました。ミミは私に「つくって欲しかった?」と聞いてきたので「ううん、ミミは太巻好きじゃない(食べない)からつくりたくないんだよね、いいよ」とは言ったものの、何でつくらないのかなと思ってしまいました。その後もグズグズが続いて…。ボール遊びは好きだけど、新しいルールの場合は参加しない。先生に対しての言葉遣いが荒い。保育園のころに通っていたリトミックや運動療育で、何の活動にも参加しなかったときのことを思い出しました。Upload By taeko個別指導が合うのかも?4月から2年生になり、引き続き通級と放課後等デイサービスに通うミミ。放課後等デイサービスは先生が変わり、再び個別指導になりました。個別といっても、同じ部屋にパーテーションを隔てて3組で活動しています。隣が気にならないかと心配したけど、同年代の友達と競い合うことなく安心して取り組んでいます。ミミには個別のほうが合っているのかも。通級はどうなるかな?2年生のミミをゆっくり見守っていきたいです。Upload By taekoLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年05月21日放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)とは?保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図るものです。該当施設は「放課後児童クラブ」「学童クラブ」などと呼ばれ、子どもたちが放課後や長期休みを過ごします。子どもたちは遊びや保育の知識のある支援員に見守られ、友達と遊んだり宿題をしたり、おやつを食べたりして生活します。施設によっては、ものづくりや料理、ハイキングなどさまざまなイベントを行うところもあります。全国に26,625か所あり、登録児童数は1,311,008人(令和元2年7月1日時点)です。公営の施設と民営の施設があり、具体的なサービス内容や過ごし方は施設によって異なります。放課後児童健全育成事業について(厚生労働省)令和2年(2020年) 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(厚生労働省)放課後児童クラブ(学童クラブ)を利用できる人は?出典 : 児童福祉法第6条では「小学校に就学している児童」であって、「保護者が労働等により昼間家庭にいないもの」が、放課後児童クラブ(学童クラブ)を利用できると定められています。学年については、平成27年度から対象児童が6年生まで拡大されたことにより、小学校1〜6年生まで利用することができます。具体的な利用条件については各市町村が定めているので、お住まいの自治体のHPで確認する必要があります。例えば広島県広島市の場合、HPに以下のように細かく記載しています。次の(1)~(3)までの条件を全て満たす場合に対象となります。(1)広島市内に住所を有している児童(2)小学校に在学している児童(3)保護者及び同居する親族(18歳未満の者を除く。以下「保護者等」という。)が次のいずれかの事由に該当することで、家庭において適切な保護を受けられないことが常態であると認められる児童ア保護者等が、就労のため、1週間のうち概ね4日以上(月16日以上)、午後5時頃まで家庭にいないこと。イ保護者等が、疾病又は負傷の状態にあるか障害があること。ウ保護者等が、疾病又は負傷の状態にあるか障害がある親族等を、常時介護していること。エ保護者等が、出産予定日前8週間(多胎妊娠の場合は14週間)に当たる日から出産日後8週間に当たる日までの間(以下「産前産後期間中」という。)であること。オ保護者等が、大学・専門学校等へ通学中であること。カその他児童を保護できない特別の事由があること市町村によってはHPに利用条件の詳細を記載していない場合もあり、また、民間学童では独自の基準を設けている場合もあります。放課後児童クラブ(学童クラブ)の利用対象にあたるかどうかは、ご自分の市町村や周辺のクラブに問い合わせてみると良いでしょう。放課後児童クラブ(学童クラブ)の利用方法出典 : ①問い合わせ概ね9月か10月ごろ、市町村や各施設で次年度の入室希望者の募集が始まります。募集開始時期は市町村によって異なるので、HPなどで情報をチェックしておく必要があります。市町村によっては年度途中からの入室申し込みを受け付けている場合もあります。申し込みをする際、まずは市町村、もしくは利用する可能性のある放課後児童クラブ(学童クラブ)に直接問い合わせて、空き状況や必要な手続きを確認しましょう。地域の放課後児童クラブ(学童クラブ)一覧や問い合わせ先は、市町村のHPにまとめられていることがほとんどです。②入室申し込み・選考入室申込書や保護者の勤務証明書等、放課後児童クラブ(学童クラブ)から指定された書類を期限までに提出します。施設によっては、入室説明会を行うこともあります。定員を超えると選考が行われる場合もあり、その選考基準も市町村によって異なります。また、学年があがるときの継続手続きや退室手続きも施設によって異なるため、直接確認する必要があります。③利用決定・手続き利用が決定した方向けに、説明会への出席や書類の提出が案内されます。開所時間は施設によって異なりますが、概ね、平日は学校が終わったあと(14時や15時ごろ)から19時ごろまで、長期休み等は朝8時や9時ごろから19時ごろまで開室しているところが多いようです。小学校から放課後児童クラブ(学童クラブ)までの送迎を行うところもあれば、子どもたちが自分で下校・登室するところもあります。施設によって方針が異なるため、気になる方は問い合わせの際に確認すると良いでしょう。放課後児童クラブ(学童クラブ)から自宅までは保護者が送迎を行うことが多いですが、保護者の希望があれば子どもが一人で登帰室できる場合もあります。放課後児童クラブの利用料は市町村や施設によって異なりますが、数千円の月額を徴収しているところが多いようです。利用料と別でおやつ代などが必要な場合もあります。例えば東京都港区の場合、学童クラブ育成料として月額3,000円と、おやつ代・お楽しみ会費月額2,000円を徴収しています(令和3年時点)。多くの場合、家庭の状況に応じた利用料の減免制度も取り入れられています。東京都港区の場合には、対象を以下のように定めています。・生活保護世帯・区市町村民税非課税世帯・生活保護に準ずる世帯(生活保護基準額の1.2倍以下の世帯、18歳未満の子どもが3人以上の場合は1.31倍以下の世帯)・低所得のひとり親世帯(児童扶養手当受給世帯)・兄弟・姉妹で学童クラブに入会している児童の第2子以降学童クラブ育成料について発達障害のある子どもが放課後児童クラブ(学童クラブ)を利用するには?日本放課後児童支援員協会による「放課後児童クラブ運営指針」では、障害を理由として受け入れを拒否せずに、受け入れに伴う負担が過重でない限りにおいて、当人の状態に合わせた必要かつ合理的な配慮をするよう記載があります。・障害のある子どもについては、地域社会で生活する平等の権利の享受と、包容・参加(インクルージョン)の考え方に立ち、子ども同士が生活を通してともに成長できるよう、障害のある子どもも放課後児童クラブを利用する機会が確保されるための適切な配慮および環境整備を行い、可能な限り受け入れに努める。・放課後児童クラブによっては、新たな環境整備が必要となる場合なども考えられるため、受け入れの判断については、子ども本人及び保護者の立場に立ち、公平性を保って行われるように判断の基準や手続き等を定めることが求められる。また、厚生労働省による「障害児受入強化推進事業」「障害者受入強化推進事業」では、障害児の受入に必要となる、専門的知識を有する「放課後児童支援員」等を配置するための人件費・研修費等を市町村が負担すると定められています。実際の支援体制は、市町村や施設、タイミングなどによっても大きく異なります。発達障害やその傾向のある子どもが利用できるかどうか、個別の配慮を受けられるかどうかは問い合わせて確認する必要があります。すでに障害児の受入れをしたことのあるクラブであれば、それまでにどのような体制でサポートしていたのか確認してみると良いでしょう。「放課後児童クラブ運営指針」では、家庭や地域の関係機関・学校との連携を密に行うよう書かれています。・障害のある子どもの受け入れに当たっては、子どもや保護者と面談の機会を持つなどして、子どもの健康状態、発達の状況、家庭の状況、保護者の意向等を個別に把握する。・地域社会における障害のある子どもの放課後の生活が保障されるように、放課後等デイサービス等と連携および協力を図る。例えば施設によっては、以下のような連携を行ってもらえる場合があります。▼例・相談支援員や放課後等デイサービスの職員、保護者をまじえてケース会議を行い、特性や困りごと、個別支援計画について共有する・特別支援学級の先生や担任の先生と、学校と放課後児童クラブそれぞれの様子を共有する・保護者と面談を行い、家庭の様子や学童の様子を共有したり、相談に乗ったりする放課後児童クラブ(学童クラブ)と、放課後等デイサービスの違いは?併用はできる?出典 : 障害のある子どもが放課後に利用できる施設として、放課後児童クラブ(学童クラブ)のほかに「放課後等デイサービス」があります。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。●対象放課後児童クラブ(学童クラブ)の利用対象者は、「小学校に就学している」かつ「保護者が労働等により昼間家庭にいない」児童です。放課後等デイサービスの利用対象者は、「身体に障害のある児童、知的障害のある児童又は精神に障害のある児童(発達障害児を含む)」かつ「就学児童」(小学校、中学校、高等学校に通っている児童)で、障害のある児童のみを対象としているのが放課後等デイサービスです。●支援の内容放課後児童クラブの支援内容はクラブによって異なりますが、大きな役割としては、子どもたちがおやつを食べたり遊んだり、宿題をしたりするのを見守る、遊びと生活の場です。民間の学童クラブでは、イベントや習い事などを提供するところもあります。利用者20名につき1〜2名程度の支援員がつきます。一方放課後等デイサービスでは、個別支援計画に基づいて、子どもの特性や困りごとに応じた支援が行われます。その内容は預かり型や療育型、習い事型などさまざまで、利用者5名に対して1〜2名程度の支援員がつきます。施設の空き状況にもよりますが、制度のうえでは放課後児童クラブ(学童クラブ)と放課後等デイサービスの併用は可能です。また、相談支援員や各施設の職員に連携を依頼することもできます。放課後児童クラブに通所しつつ、週1日は放課後等デイサービスで、少人数で特性に合わせた療育の支援を受けるなど、併用するケースもあります。まとめ出典 : 「放課後児童クラブ」(学童クラブ)は、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図るものです。障害のある子どもの受け入れも行いますが、実際の支援体制は、市町村や各施設、タイミングなどによっても大きく異なります。発達障害やその傾向のある子どもが利用できるかどうか、個別の配慮を受けられるかどうかは問い合わせて確認してみましょう。
2021年03月29日放課後等デイサービス歴3年目。広汎性発達障害の娘は、小学4年生。小学2年生から、放課後等デイサービスに通っています。通い始めた当初は、娘と同じように特性のある子たちとの間で、トラブルもありました。しかし娘も、もう通い始めて3年目。お友達それぞれの特性も理解し、にぎやかな教室にも慣れて、楽しく過ごせるようになりました。Upload By SAKURA仲良くする方法がわからない子に対して、理解を示せるようになった娘。放課後等デイサービス通う子の中に、娘のことを好きでいてくれる男の子がいます。その子は、娘と仲良くしたい!という気持ちがあるのですが、その方法がわからず、娘を風船でポンポンと(軽く)叩いたり、大きい声で驚かせたりしています。Upload By SAKURA最初のころは嫌がっていた娘ですが…Upload By SAKURA先生から何度も説明され、その子の苦手をしっかり理解できるようになったのでした。そのとき私は、自分が中学生のときのことを思い出しました。中学時代、特別支援学級にいた男の子のこと。当時、私が通っていた中学校には、特別支援学級があり、さまざまな事情を抱えている子が在籍していました。その中に、すれ違う子すれ違う子にじゃんけんを求める、中学2年生の男の子がいました。Upload By SAKURAある日、男の子が投げかける「じゃんけんぽん!」に偶然当たった私。Upload By SAKURA男の子のじゃんけんに応じると、男の子は大笑いして喜んでいました。それからというもの、私を見かけると、その子はじゃんけんを求めてくるようになりました。Upload By SAKURAじゃんけんから始まったことが…「じゃんけんぐらい、なんでもない」と思った私は、毎回応じていました。しかし…だんだん男の子が距離をつめてくるようになり、私の髪の毛を引っ張るようになりました。「痛い!やめて!」と言ったのですが、なかなか伝わらず、最終的にはじゃんけん自体がなくなり、私を見かけると走ってきて、ただ髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしてくるようになりました。Upload By SAKURA私が原因かもしれない。どんどんエスカレートしていく行動・・・。当時いつも一緒に行動していた友達に、先生に相談することを勧められましたが、私は迷いました。そもそも私がじゃんけんに反応してしまったことがいけなかったんじゃないかと、思っていたからです。当時の私の感覚としては、「目をつけられてしまった…」という感情が近かったと思います。Upload By SAKURAしばらくは我慢していたのですが、一緒にいた友達とも揉めるようになってしまったため、結局、特別支援学級の先生に相談することにしました。Upload By SAKURAそれから、先生はその男の子に付き添うようになり、私に向かって走ってこようとする男の子を制止してくれるようになりました。Upload By SAKURAそれからしばらくすると、男の子は私を見かけてもそばに来なくなり、そのまま私は卒業しました。あのとき、私がすべきだった行動。もしかしたら…娘の放課後等デイサービスの子と同じように、あの男の子も、私と仲良くしたいという気持ちがあったんじゃないだろうか…。じゃんけんを返してもらえて嬉しかったから、もっと仲良くしたいと思ってくれていて…でも仲良くする方法がわからなくて、髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしてしまったのではないだろうか。そう思うと、私が特別支援学級の先生に相談して、急に私との接点がなくなってしまった男の子は、ショックな気持ちでいたのではないか。Upload By SAKURA当時の私には、そこまでの知識はなく、なんで急にこんなことをしてくるようになったのか…と思っていました。娘が、放課後等デイサービスの子にしたように理解してあげて、放課後等デイサービスの先生が説明したようにちゃんと話せばよかったのか…今でも後悔している出来事です。あのときの男の子に、謝ることはできませんが、あのときできなかった行動を、今はしていきたいと思っています。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2020年12月30日■前回のあらすじ亜紗子は、毎日家にやってくる蒼葉の母・美穂子と保護者会で初顔合わせをすることに。そこで連絡先を交換したのですが…。蒼葉くんのお母さんである美穂子さんと面識を持ったことをきっかけに、私自身も放課後の過ごし方についての考えを見直そうと思い始めました。まずは自分なりのルールを決めたことで、子どもの遊び方も前向きに関わっていくことができるようになりました。もちろん相手があることだし、息子の意見もあるので、その時には一緒に考えて、お友だちと仲良く過ごせるよう工夫したいと思っています。子どもが小学生になって環境が変わったのは親も同じです。放課後子どもと一緒に過ごせるママもいれば、そうでないママもいます。今回のことで、これから何か困ったことがあったとき、流されるままにやり過ごすのではなく、その都度子どもに向き合って対応していこうと改めて考えさせられました。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ ふくみみ 【同じテーマの連載はこちら】 その人って本当にママ友ですか? この連載の全話を見る >>
2020年11月27日先輩ママからのアドバイス。放課後等デイを2か所にするメリット放課後等デイサービスを複数利用することになったきっかけは、私が仕事を始めたことでした。同じように障害のあるお子さんがいて、仕事をされているママ友に相談したところ、「仕事を始めるのなら、デイサービスをもう1か所探してみた方がいいよ。1つのデイサービスを毎日利用できるとは限らない」とのアドバイスが。Upload By シュウママなるほどと思いました。今利用しているAデイサービスは、平日はほぼ見てくださっています。でも定員がオーバーして受け入れてもらえない日もあるかもしれません。そう思ったので私は、ママ友が通わせているBデイサービスを紹介してもらったのです。Aデイサービスにも事情を説明すると、「わかりました。大丈夫ですよ」と快く理解していただきました。Upload By シュウママ2か所の放課後等デイサービスと契約すると、月々の利用負担額が倍になるのではないか?そう思っていたのですが、市役所で確認をして驚きました。世帯の負担上限月額を超えて支払わないですむよう、デイサービス間で利用負担を「上限管理」で調整してくれるのだそう。 1か所利用の時と同じ金額で、2か所利用できるということですね。Upload By シュウママそれを聞いて安心しました。そうして実際仕事を始めてみて、やはり助かったことがありました。つい最近のことです。Aデイサービスの近くの小学校で新型コロナが発生したのです。そのため周辺のデイサービスも閉鎖を余儀なくされることに。Aデイサービスが休止になり、急遽Bデイサービスの利用をお願いして、なんとか仕事を休まずにすみました。Upload By シュウママこれは本当に助かりました。その子にあったやり方でただ複数の放課後等デイサービスを利用することで、お子さんによっては負担になることがあるかもしれません。放課後等デイにはそれぞれ特徴があるので、一つに決めて、一貫したやり方で指導してもらう方が向いているお子さんもいることでしょう。長男の通う放課後等デイは、Aデイサービスはリトミック、竹馬、などといった決められたメニューがあり、集団行動を重視します。Bデイサービスはたくさんのおもちゃが置いてあり、子どもたちは各々好きなことをして自由に遊びます。クッキングの時間が設けてあり、みんなでおやつを作ったりもします。それぞれに個性があります。このような2つの状況にうまく適応できないお子さんもいらっしゃるかもしれません。あくまでこれは、我が家にとっての利点という意味です。ご参考程度にとどめていただければと思います。
2020年09月29日アイドルグループ・放課後プリンセスの小日向ななせが、最新イメージDVD&ブルーレイ『ミルキー・グラマー』(ともに発売中 DVD:4,180円税込 ブルーレイ:5,280円税込 発売元:竹書房)をリリースした。2018年10月に放プリユースから放課後プリンセスの正規メンバーに昇格した小日向ななせ。グラビアにも積極的で、2018年6月に発表した1stDVD『ななせ日和』以降、Hカップバストでグラドルファンからも人気を集めている。そんな彼女が約1年以上ぶりに最新DVDをリリース。バストを強調するなどバストフェチを意識した映像がたっぷりと収録されている。黄色いビキニを着用したビーチのシーンでは、動く度にバストが上下左右に揺れ、下乳や横乳が見られるシーンもあり、随所でバストを楽しめる構成となっている。一段と増した大人の色気にも注目。後半では現役アイドルとは思えない艷やかな表情で視聴者を誘惑する。
2020年06月09日自宅で過ごす長い日々が始まり…3月末から小学校が休校になった娘。4月から4年生に進級するも、学校には通えない日々が続き…放課後等デイサービスも途中までは通えていたのですが、結局4月からはお休みになりました。3歳の息子も、保育園から『家庭内保育、ご協力のお願い』があり、娘が放課後等デイサービスをお休みしたのと同じ時期から登園を控えることに。結局、わが子たちは1か月半以上家で過ごしていました。Upload By SAKURA溜まっていくそれぞれのイライラ。最初はなんとかなっていたのですが、学校からの大量の宿題と、自主勉強に嫌気がさしてきた娘…大好きなお出かけにも行けず、退屈する息子…そして、3食作らなければいけないご飯…すぐ散らかる部屋…仕事があるのにできず、一人では手が足りない私…。Upload By SAKURA段々とそれぞれに、イライラが溜まってきました。子どもたちは、お互いに言い方が乱暴になり…Upload By SAKURAお互いが傷付き、イライラ。そうなるともめることが増えていきます。私はやらなければならないことがたくさんでイライラしている状況なので、なかなか冷静に対応できず…子どもたちと同レベルで発狂してしまうことが多々ありました。声かけをすることで、母子の関係も悪くなり…また、娘とこんなに長い時間過ごすのも久しぶりの私。娘の行動がどうしても気になり、「着替え片付けた?」「宿題終わった~?」と、声をかけることが増えていました。最初は何も言わなかった娘ですが、自粛生活が長くなると…Upload By SAKURAイライラした返事が増えてきました。言い過ぎているのかと感じた私は、自分で判断させてみようと、しばらく声をかけないようにしました。しかし、娘は声かけなしだと自分ではまったく動かない始末。どうしても!というときに声をかけると、Upload By SAKURA今度は声をかけてくれなかったことに号泣。それを聞いて、私がイライラ…。イライラを回避するために"あるもの"をつくることに!このままの状況が続けば、娘も苦しいけど、私も苦しい。娘に声をかける回数を減らし、自主的に動いてもらうために、私は“あるもの”をつくったほうがいいと思いました。それは、スケジュール表。夏休みなどのまとまった休みにたびたびつくり、活躍してきたスケジュール表。実は今回自粛生活に入るときにもスケジュール表をつくることを娘に勧めたのですが...Upload By SAKURA反対されました。本人がいらないと言っているのにつくるのは強制になってしまうと思い、つくらずに様子をみたのですが、やはりないと難しいと感じました。すでにピリピリしている母子関係だったので私から提案すると受け入れにくいかなと思い、夫に頼んで、娘に提案してもらいました。Upload By SAKURA娘は少し考えて、「わかった!つくる!」と言いました。そして話し合いながらスケジュールを決め、大きな紙に書いて部屋に貼りました。スケジュール表の効果はてきめん!スケジュール表をつくってから、娘は自主的に動くようになり、Upload By SAKURA私が声をかける回数も、劇的に減りました。娘と私が穏やかに過ごせるようになると、息子のイライラも少し減ったように感じます。3人で1日中過ごしているので、1人がイライラすると周りにイライラが広がって、みんなイライラしてしまっていたのだと気づきました。最初からスケジュール表をつくればよかったかな~と思いましたが、これはこれで娘の経験。スケジュール表をつくることは恥ずかしいことではないし、スムーズに動けて気持ちが楽になるなら、いくらでも使っていいのだと娘にも話し、本人も改めてスケジュール表の大切さに気づいたようでした。Upload By SAKURA一緒に過ごしている息子にはスケジュール表はつくっていないのですが、娘が規則正しく動くようになったことで、なぜか息子の行動と時間も安定してきました。そして、私自身も娘のスケジュール表を見て動くので、自分の時間を確保しやすくなりました。意図せぬところでも、影響を与えてくれたスケジュール表。規則正しく過ごすことの大切さも、自粛生活で学ぶことができました。それでも、やっぱりいつもの日常がいい。早く、以前のように過ごすことができる日々が戻るといいな~…それまで私たちができること…手洗い!うがい!マスク!よく食べて、よく寝る!をしていきたいと思います。
2020年05月27日感染拡大の中でも支援を途切れさせないために――通所施設向け教材サービスをバージョンアップ新型コロナウイルスの影響も鑑み、4月の厚労省通達でも告知された、通所以外の支援の選択肢「オンライン支援」。この支援を検討する児童発達支援事業所、放課後等デイサービスが全国で増えています。LITALICO発達ナビが実施した4月の全国一斉調査(112法人が回答)では、3割の施設で、すでにオンライン支援を実施、6割以上の施設が実施する方向で準備中、そして8割以上の施設が「実施ノウハウを学びたい、具体的な事例、手立てを知りたい」という回答結果でした。お子さま、職員双方の安全と安心を守りながら支援を途切れさせない手段としてのオンライン支援ですが、「いざ実施するには難易度が高い」「ノウハウがないので難しい」という声が多いのも事実です。保護者さま、お子さま、通所施設にとって全国的にとても緊急性の高いニーズとして受け止め、この度LITALICO発達ナビでは全国700施設をサポートしてきた「研修教材サービス」を新型コロナ対策「オンライン支援版」として緊急開発・バージョンアップいたしました。電話、ビデオ通話などツール別に未就学、学齢期それぞれで設計されたオンライン支援専用のプログラムオンライン支援の実績には指導員がお子さまへの直接的支援、もしくは保護者さまへの間接支援と、それぞれ「指導員のコミュニケーションによって支援がなされた」ことが必要になります。発達ナビの「オンライン支援活用版」にバージョンアップした教材の強みは5つです。1、自治体の確認の仕方から、保護者様との連携のステップまで丁寧な解説2、プログラムの「ねらいと支援内容」が記載されているから、支援計画と連動した保護者さまへの提案がスムーズにできる(根拠を持って合意形成しやすい)3、プログラム例・教材をメール等で共有できるから、支援内容がわかりやすい4、特別支援に特化したプログラムとプリント設計だから、お子さまのつまづきポイントにあった支援ができる5、オンライン支援実施までの流れの解説があるから取り組みやすい※実施には自治体確認が必要です詳しくは、下記よりご確認ください。
2020年05月08日電話でもいい?PCがないとできない?施設側も保護者さまも初めてだらけの「オンライン支援」を解説新型コロナウイルスの影響は、世界的にも大きくなってきています。日本でも、感染防止のための休校措置が長期化する地域が出てきています。そのような状況で、放課後等デイサービスの利用を控えるご家庭もあるなか、感染の不安なく必要な支援につながれる施策のひとつととして「オンライン支援」が可能となっています。2020年4月2日の厚労省通達でも改めて、通所が前提となる支援以外の選択肢である「オンライン支援」実施について、各エリアの感染拡大状況に応じて自治体と放課後等デイサービス双方への柔軟な対応を求める内容が記載されました。通達には児童発達支援事業も対象である旨も明記されています。お子さま、職員双方の安全と安心を守りながら、支援を途切れさせない手段としての「オンライン支援」。どのような支援の形が必要とされているのでしょうか。発達ナビでは、1、自治体承認と保護者さまからの依頼でできる放デイ・児発の「オンライン支援」2、厚労省通達の「オンライン支援」で認められている支援内容は?3、必ず必要な「自治体確認」――その手順を、実施した自治体含めて解説という項目で、支援実績になる要件、オンラインでする支援内容、実際に実施している自治体など初めての試みに対して、実施するまでのフローや自治体への確認事項、施設側、保護者さま側で大切にしたいポイントなどをまとめたコラムを発達支援施設向け特設サイトにてリリースしました。発達支援施設向け新型コロナウイルス関連情報サイトはコチラ
2020年04月06日新型コロナの影響で不安な資金繰り…放デイ対象の助成金・融資・補助制度放デイ・児発で活用できる、新型コロナウイルス感染症の特別措置が設けられているのは以下の5つの施策です。1、雇用調整助成金(特例措置)2、小学校休業等対応助成金3、新型コロナウイルス感染症特別貸付と特別利子補給制度4、独立行政法人福祉医療機構 福祉貸付事業による融資制度5、セーフティネット保証制度(4号)活用するにあたっての概要と留意点をこちらからお伝えします。
2020年03月27日通い始めたきっかけは、親子関係の改善。広汎性発達障害の娘は、現在、放課後等デイサービスに通っています。2年生ごろから、家での療育や、宿題への取り組みがうまくいかなくなり、関係性が悪くなっていった私たち。家族でずっと一緒にいると衝突も多い…ピリピリした親子関係をどうにかしたいと、放課後等デイサービスに通うことを決めました。娘は放課後等デイサービスが大好きになり、私との関係も改善していきました。Upload By SAKURA娘にとって楽しい場所が増えた…私はそれだけでも満足だったのですが、放課後等デイサービスは娘が成長するのにとても大事な場所だったのです。学校とはちょっと違った友達関係。娘は学校で、仲良しの子もいて、友達関係に特に不安はありませんでした。そのため、また新しく友達が増えるな~ぐらいにしか考えていなかったのですが、放課後等デイサービスでの友達関係はちょっと違います。学校とは違い、娘の他にも発達の偏りや障害がある子が通っているため、ここでは娘は特別ではありません。学校の場合、娘が何か間違ったことをしたり、突拍子もないことをしたりしても、周りの子どもたちはあーさんに合わせてくれます。しかし放課後等デイサービスでは、それぞれが自分の興味にしたがって動いていることが多いし、ときには予測不能の動きをすることもあります。Upload By SAKURA放課後等デイサービスの友達にはそれぞれ強いこだわりや特性もあるため、学校ではあまりみられないようなトラブルが起きることもありました。友達とのトラブル発生。放課後等デイサービスに通い始めて少し経ったころの話です。この日、お面で遊んでいた娘。Upload By SAKURA自分でかぶったり、先生にかぶせたりしていたそうです。そのとき、おやつを食べていた友達に…Upload By SAKURA後ろからいきなりお面をかぶせた娘。しかし、この友達はいきなり人が近づくことを、嫌がる子だったのです。娘に対して、「やめろ!だれだよ!おまえ!あっちいけ!」と怒鳴りました。娘は驚きながらも、「だれだ」という質問に対して、自分の名前を答えたそうです。娘はおそらく、一緒に遊ぼう…楽しませようという思いだったのでしょう。しかし、娘にも嫌なことや苦手とすることがあるように、この友達にとって娘が後ろからいきなりお面をかぶせるという行為は、ものすごく不快なものだったのでしょう。トラブルで、感じてもらいたかったこと。トラブルがあった日、放課後等デイサービスの先生からこの話を聞いた私。突然お面をかぶせてしまった子に申し訳ない…そう考えていたのですが、Upload By SAKURA先生は、「いきなり怒鳴られて、娘さんが嫌な思いをしたんじゃないかと心配です。これで、ここに来ることを嫌がったり友達を恐がったりしないか…止められなくてすみません。」と娘の精神面の心配をしてくれました。確かに、怒鳴られたとき娘は驚いたかもしれません。しかし私はこれは娘にとっていい経験になったと考えました。娘はたびたび、家でも学校でも、自分のこだわりで泣き出すことがあります。誰にでも嫌なことはあるということ…そして、自分以外の人のこだわりを客観的に見ることで、何か感じることがあるかもしれないと思ったのです。トラブルからの成長。家に帰り、私は娘と話をすることにしました。Upload By SAKURA娘は、全く"怒られた"という感覚はありませんでした。精神的には傷ついていなかった娘ですが、相手に嫌なことをしたという認識があったのか聞いてみると…Upload By SAKURA娘はその状況に立たされただけでは、まだ自分から学ぶことは難しいようでした。しかし先生が相手の気持ちを代弁してくれたおかげで、相手が嫌だったことを、ちゃんと理解することができていました。自分以外の個性を認める。通い始めて10か月が経った現在、娘はすっかり放課後等デイサービスと、そこに通うお友達関係にも慣れました。Aくんは、同じ曲を何度も聞くのが好きとか…Bくんは、仲良くしたいけどやり方がわからなくて、ちょっかいを出してお友達に怒られてしょぼんとしちゃうとか…Upload By SAKURA娘が自分以外の子のこだわりを理解し、それを頭において接している話を聞き、ここで過ごす日々は予想以上に娘を成長させてくれていると感じました。いろんなトラブルもあるけれど、娘は放課後等デイサービスが大好き。これからも楽しい時間を過ごしつつ、自分の成長に繋げていってくれたらいいな~と思います。
2019年12月11日休日の個別療育の付き添いがしんどいUpload By アマミモヨリ自閉スペクトラム症の小5の息子ヒルマは、土日の1~2時間だけ、個別療育として学区外にある放課後等デイサービスを利用しています。「子どもの世界を広げたい!」という一心で何年も通っているのですが、正直なところ毎週の送迎と付き添いは負担でした。レッスン中の付き添いは必須ではないのですが、ヒルマは毎回緊張するため「教室にいて欲しい」と訴えるのです。夏休みに向けて高学年になったことだし、そろそろ同年代での小集団活動があってもいいかもと思い、ネットで調べてみました。すると、Upload By アマミモヨリ新しい教室を発見しました。しかも「送迎つき」で、夏休みは「午前から夕方まで利用可能」とあります。このチャンスは逃せません。さっそく見学の申し込みをしました。Upload By アマミモヨリ見学に行きました学校が早く終わった午後に、見学に行きました。Upload By アマミモヨリ初めての場所が苦手なヒルマは当然不安そうでしたが、わたしは期待でいっぱいでした。新しいビルの1階に、その教室はありました。受付を済ませて入口に向かうと、男の子が駆け寄ってきました。Upload By アマミモヨリこんな風にたとえ相手が明らかに自分より年下だったとしても、突然話しかけられることが、ヒルマはやはり苦手なようです。(自分がされるとイヤだから、自分からも話しかけません)「ヒルマ君です」とわたしが答えると、男の子は納得したようにうなずいて戻って行きました。かわいいお出迎えでした。教室内の様子さて、実際の教室を見た第一印象ですが、Upload By アマミモヨリとにかく狭いのです。一人暮らしのワンルームマンションに荷物を押し込んだような感じです。そして、新しい建物なので清潔感はあるのですが、教室内の備品やおもちゃは、Upload By アマミモヨリ質素。田舎のおじいちゃんの家に遊びに来たようなアットホームな雰囲気とも言えます。とりあえずこれまで見学した施設のどこにも似ていませんでした。実際の活動は?見学の時間に利用していたのはさっきの男の子(小2)ひとりだけでした。キャッチボールをするというのでおどろいて見ていると(だってキャッチボールをするには狭すぎる)、Upload By アマミモヨリ布製のやわらかいボールを、ふんわり投げるだけでした。やさしく放られたボールを、それでも顔面で受けてしまう男の子のことを、微笑ましく眺めました。う~ん、でもね、ヒルマは小5なわけです。この小さい子向けの運動を楽しいと思えるでしょうか。すると、先生がヒルマに話しかけました。Upload By アマミモヨリ今度はバレーボールをすると言います。この低い天井の狭いスペースで、しかも3人でどうやってボールを打つのだろうと思ったら、Upload By アマミモヨリ風船バレーボールでした。なるほど、それなら安全です。しかもヒルマの張り切りようときたら!その後トランプやオセロなどのゲームにも、ヒルマは少し遠慮がちに笑顔を見せながら参加できました。見学を終えた息子の感想教室からの帰り道、ヒルマは高らかに宣言しました。Upload By アマミモヨリ当初の希望とちがって、利用しているのは低学年の子ばかりだったけど、ひとりっ子のヒルマにとってはそれも良い経験になりそうです。何より、もう何年も通っている教室にはいまだに緊張しているのに、全然緊張しなかったってすごいことです。気負わないアットホームな感じが、ヒルマに合っていたのかもしれません。Upload By アマミモヨリそして実際のところそれは大正解で、ヒルマにとって楽しい夏休みになったのでした。2学期からは放課後も充実して過ごせそうです。
2019年09月10日無事、仕事が決まったものの...乗り越えなくてはならないハードルがたくさんありました昨年春から仕事をしている私ですが、仕事を始めるにあたり一番心配だったのはやはり子どもたちのことでした。けれど定型発達の次男は幼さが抜けてしっかりしてきているし、自閉症の長男は平日、放課後等デイサービスに通っているので帰宅時間はだいたい18時。間に合うよう働けば問題ありません。ありがたいことに、かつてお世話になっていた会社で事務のパートが決まりました。平日の10時から16時までの勤務なので、長男の帰宅時間にも間に合う。ほっとしました。けれど、気がつきました。しまった!夏休みをどうしようかと。Upload By シュウママダメもとで聞いてみよう・・放課後等デイサービスに聞いてみました長男が通っている放課後等デイサービスは、学校のある日は学校に直接お迎えに行ってくれ、18時に自宅まで車で送ってくれます。けれど、春休みや夏休みといった長期休暇の期間は、10時から15時30分までになります。Upload By シュウママ私の勤務時間は10時から16時。これでは夏休み中は、放課後等デイサービスを利用したとしても私の出勤時間にも長男の帰宅時間にも間に合いません。一度は仕事を諦めようかと思ったのですが、藁にもすがる思いで、通っている放課後等デイサービスに相談してみることにしました。放課後等デイサービスから、意外な返事が!放課後等デイサービスの責任者の先生に仕事のことと夏休みのことをお話しすると、先生はしばらく考えて「それなら、長期休みの期間だけ預かり時間を延長しますよ」と言ってくださいました。「息子さんの他にも、実は同じように働いているお母さんから、時間を延長できないか相談を受けてます。大丈夫ですよ」そう笑顔を見せてくださったのです。Upload By シュウママそんな先生の言葉は、働く私の背中を押してくれるようで、とてもあたたかかったです。働くことを諦めないで。相談してみることで克服できることがあるかもしれませんもちろん、放課後等デイサービスによっては時間の延長に対応できないところもあるかと思います。けれど、もし私と同じように長期休みの問題で働くことを躊躇している方がいるのなら、すぐに諦めるのではなくて、一度放課後等デイサービスに相談してみて欲しいなと思います。もしかしたら解決することもあるかもしれません。仕事を始めてちょうど1年たちますが、こうした支援があるおかげでなんとか続けてこられています。もともと出不精なこともあって家庭内でストレスを溜めがちだった私ですが、仕事を始めてからは外に出て働くことで気分をリフレッシュすることができるようになりました。そして夏休みを放課後等デイサービスで過ごすことは、長男の成長にもプラスになりました。通っている放課後等デイサービスでは、夏休みはプラネタリウムに行ったり、広い公園を走り回ったりして、家庭で過ごす以上に日々さまざまな活動に取り組むことができます。そのおかげで夜もぐっすり眠り、ご飯もたくさん食べ、元気に過ごしていました。放課後等デイサービスが働く私の背中を押し、長男の成長もサポートしてくれたのです。周囲の人に支えられ、さまざまな問題を乗り越えることができたことを痛感した1年でした。Upload By シュウママ
2019年06月27日千葉県 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報子どもたちの「未来」のために、その子が生まれてきた「家族」、生きていかねばならない「社会」へも架け橋となりたい。それが「BRIDGE」に込められた想いです。BRIDGEでは、ビジョントレーニングをはじめとした身体発達トレーニング、教材や教具を使った認知発達トレーニングと学習支援、心の成長を支援するパーソナルトレーニング、この3つを柱として支援を行っています。また、保育所での困り感を直接支援する、保育所等訪問支援が大変好評で、さまざまなセラピストが状況に応じて訪問を実施しています。千葉県の児童発達支援事業所をもっと見る大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報コペルプラスは、発達にでこぼこのある子どもたちの、自己肯定感を育むことから始めることが特徴です。「より良い自分になりたい」という本能的な欲求を大切に、できないことの訓練ではなく、楽しい遊びを通して内なる能力を引き出し、「できることが増えるのは世界が広がること、楽しいことが増えること」を合言葉に、子どもが自ら幸せになる姿をめざしています。また、コペルプラスでは子どもの成長、ニーズに合わせた教材を使用しており、個別療育、集団療育も特性に合わせて行っています。6月1日に新規OPENし、現在見学・体験療育を随時受け付けています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報を見ることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年06月14日小学生の子を持つ親にとっては、子どもたちが放課後をどう過ごすか、気がかりな人も多いことでしょう。また、これから小学生になる未就学の子を持つ親にとっても気になるところかもしれません。今回は、放課後にどんなトラブルが起こるのか、またパパママがしている対策について考えてみたいと思います。■放課後トラブル経験ありは5割アンケートでは、放課後トラブルを経験したことがあるか聞くと、「よくある」、「たまにある」、そして「以前はあった」と答えた人があわせて49.5%。約半数の親たちが放課後トラブルを経験したことがあることがわかりました。一方、「ほとんどない」、「全くない」と答えた人も46.9%と、同じく約半数程度という結果でした。Q.放課後トラブル経験ある?よくある 5.1%たまにある 18.5%以前はあった 25.9%ほとんどない 29.1%全くない 17.8%その他 3.6%"■親がみていないところで起きる子ども同士トラブル放課後トラブルとは、具体的にどのような内容なのか、いくつかのテーマに分けて見ていきたいと思います。まずは親が関与していないところで起こる、子ども同士の間でのささいなやり取りからトラブルにつながってしまったケースを紹介します。「『放課後に遊ぼう!』と約束してきても、(その子は)他の子と遊んでいたり、『誕生日会をやろう!』って約束した日にプレゼントを持って行けば、もう他の日にやってしまっていたり。その度に母は心が折れそうになります」(神奈川県 50代女性)「息子がブランコの柱に登る友だちを注意したけど、無視されたことに頭に来てブランコをその友達にぶつけてしまったらしい。ケガもなかったので何事もなく済みましたが、『禁止されていることをした友だちが悪いのに、なんで僕が怒られなきゃいけないんだ?』と息子はまったく納得しなかった」(徳島県 40代女性)「息子が友だちにいきなり雪の塊を頭にガンガンとたたきつけられ、やり返さず我慢したと涙。次の日『謝ってきた』と報告がありました」(北海道 40代女性)「目の上を傘でたたかれば、あと1センチずれていたら失明していたかもしれない」という親としても気が気ではないトラブルの体験談も寄せられていました。ほかにも「クラスの男の子二人につけ回されて、『学校に行きたくない』と娘が言い出した」といったトラブルは、学校生活自体に黄信号がともりかねない深刻なトラブルといえそうです。また低学年であるほど、きちんとした“待ち合わせ”ができないことから起こるトラブルは多いようです。時間、場所をお互いにきちんと把握しているか、親が許可しているかなど、意外に待ち合わせは高度なテクニックが必要といえそうです。■「勝手に食べる」遊びに来た子が引き起こすトラブルまた、家に招待したり、招待されたりといった自宅への「お呼ばれ」にまつわるトラブルも多いようです。「家に居座って帰らない子、勝手に入ってくる子、勝手にものを食べる子、いろいろいた。私から『ダメだよ』と注意したら家に来なくなった。わが子にはよその家に行ったときのお行儀のしつけだけはかなりしつこく言い続けてる」(神奈川県 40代女性)「よく遊ぶお友だちが昼食どきに遊びに来る。おなかが空いていたのか、出したドーナツ8個入りを2個食べ、残りを全部ポッケに入れて、『他の子と遊ぶ約束があるから』と、遊ばず帰って行ったそうです。何しに来たのか、どうしたものか、考えさせられる出来事でした」(千葉県 30代女性)「わが家が長男の友だち達のたまり場に。あるとき部屋で柔道して壁に大穴があいた。その子たちを呼んで叱ったけど、その親に伝えるかどうか迷ったなぁ。全額わが家が修理して、8万円かかった。自分の子や他人の子、ともにいい経験になったと思う」(東京都 40代女性)ほかにも「毎回夕飯を食べていく子」「毎週土日に遊びに来る」「『家に帰っても1人だから帰りたくない』と泣かれる」などの声が。パパママにとっても子どもの友だちにどこまで厳しいことを言っていいものか、また大人として放り出せないジレンマもあります。さらにこれからますます両親ともに働く家庭が増え、大人の目が届きづらくなっていく世の中で、子どもが放課後をどう過ごしているのかが把握しきれないという悩みが増えていくのが現状かもしれません。■「帰ってこない」放課後の子どもの行方さらに、放課後に子どもが家になかなか帰ってこないという不安の気持ちを抱える親も多いようです。「低学年のころ、暗くなっても帰らず探し回ることがあった。一緒にいたお友だちがお家に入れなくて一緒に待っていたようです」(神奈川県 30代女性)「自宅に着く予定時刻から1時間過ぎても帰らず、心配したことがあります。学校の帰りにお友だちと一緒に寄り道をして迷ったり、公園で遊んでしまったり。 携帯を持たせていないのですが、こういう時はやはり持たせる方がいいのか悩みます」(千葉県 40代女性)「公園で遊んでいたら同じクラスメイトの子が通って『遊びにおいで』とのこと。行ったはいいが帰り道がわからなかったそう」(神奈川県 30代女性)「小1のころ、学童から来ていないという連絡。友だちと外を歩いているところを、探しに出た学童のスタッフさんによって確保された」(神奈川県 40代女性)帰宅時間に子どもが帰ってこないと、親としては本当に心配してしまいますよね。もしかしたら事故にあったか事件に巻き込まれたか、迷子かもしれないと、さまざまな可能性を思い浮かべてしまうこともあるでしょう。筆者もこの春小学校に入学した長男が、「友だちと子どもだけで公園に行きたい」と言ってきました。ただ、その公園までの経路は車が多く、子どもの足で10分程度かかるため、「まだもうちょっとしてからね」と我慢させてしまったのですが…。いつから許そうか、もし許可したらきちんと時間どおりに帰ってこれるのか、心配は尽きません。■「ゲームソフトがない!?」物やお金を巡るトラブル「ゲーム本体とソフトを持って遊びに行ったら、ソフトを一つなくして帰ってきました。あとで一緒に遊んだ子が返してくれましたが、その子の家に行ってないし、ソフトのネームシールも剥がされていました。お友だちを疑いたくないけど…」(宮城県 30代女性)「カードゲームのカード、わが家は『あげるのはダメ』と決めているんですが、しょっちゅうもらってきて不安になり、相手の親に把握してるのか確認しました。一応ダブってるやつみたいだったけど、もらいすぎだったのでストップさせました」(神奈川県 30代女性)「低学年の頃、6年生に『現金を持って来い』と脅されて帰ってきた。すぐ学校に連絡して6年生たちは親子で謝罪に来ましたが、言い訳ばかりでした」(神奈川県 40代女性)物やお金を巡っては、子どもだけでなく親も巻き込んだトラブルに発展します。子どもたちにとって、もっとも大事なことは「持っているか」「持っていないか」になりがち。だからこそ「持っている」差がトラブルを生んでしまうのかもしれません。■放課後トラブルは、子どもにとって自立の1歩それでは、こうした放課後のトラブルを回避するためにはどうすればいいのでしょうか。いくつか、参考になるコメントがありました。▼親の責任とは「元気に育っていく上で、何かしらトラブルが起きてしまうのは仕方のないこと。親としてできることは、責任を取ることも含めて、子どもと一緒に最後まで解決に向けて行動することだと思います。誰かを傷つけたり、何かを壊したり迷惑をかけるようなことがあれば、一緒に頭を下げにいく。逆にわが子が困っているなら本人がどうしたいのか、そのためには何が必要か一緒に考えてやってみる」(北海道 40代女性)「子ども同士のけんかはあってもいいと思います。けんかした後に逆に仲良くなれること事もあるのは事実。小さいときにいろいろと経験するのがあたり前。大人になるためのプロセスだと思って、子どもと真正面で受け止めてあげるようにすることが、親としての役目だと思いますね」(北海道 50代男性)▼子どもは信じる。でも本質を見極めるには?「子どもは自分の都合が悪いことは言わないことがあるので、わが子の言うことだけ信じるのも危険かなと思います。子どもの言うことを信じるのは基本。だけど、うちでは『あなたの話だけでは決められないから相手の話も聞かないと。もし自分がなにもしていないのに、相手があなたを悪く言っていて、その親がそれを信じて、あなたが悪者にされたらイヤでしょう?』と言っていました」(神奈川県 40代女性)「自分の子の話だけが正しいと考え、よその子の意見や気持ちをないがしろにする親子には悩まされました。そこで学んだことは、他人を変えることは難しいので、自分の意識を変えるよう努力すること。いまでも子どもに友だちとのいざこざがあったらそのように話してます」(神奈川県 50代女性)もちろん、仕事で放課後の子どもの様子がわからないという親も多いと思います。でも、帰宅後に話を聞いたり、ちょっとした変化に気づけるようによく子どもを見たりなど、子どものSOSに気づけるような体制づくりは、日ごろから親としては意識したいところですね。▼家庭で約束事を話し合う今回寄せていただいたアンケートから、家庭で話しあって決められそうな約束事もありそうです。●外に遊びにいくときの約束事(一例)・遊ぶ場所、相手、帰る時間の確認・移動するときの対応・約束した時間を守る対策●家に遊びにくる(遊びに行く)ときの約束事(一例)・家で遊べる日、時間・ゲームなどの貸し借り・おやつなどをどうするか現代は、学校の連絡網がないこともあって、同じクラスでも親の連絡先がわからないことが多々あります。そうした状況で起こる「すれ違い」も、家庭での話し合うことで少しは防げる部分もあるように思います。また話し合うことで、子どもの意見の食い違いなども見つけることができるのではないでしょうか?最後にこんな意見をご紹介します。「小学生の時はいろいろありましたが、それも子どもが成長する過程で仕方ないと思います。親が子どもをほったらかしにしないで見守っていれば、その都度対処できます。今では懐かしい思い出です」(茨城県 40代女性)ここまで、子どもの放課後トラブルへの対処の仕方について考えてきました。さまざまな体験談と、対処法を紹介してきましたが、最後にご紹介した「親が子どもをほったらかしにしない」というのはとても大切なことに感じます。子どもが成長する過程において、トラブルがまったくないということはないでしょう。「トラブルをどう解決するか?」は子どもたちが自立していくために大切な力となっていくはず。もちろん、その内容や程度によっては、親が介入した方がいい可能性もあるでしょう。そして、いつでも相談できるように受け止める体制を親自身が作っておくと、子どもの安心にもつながるかもかもしれません。放課後は、子どもたちにとっては、初めてひとりで判断して動く時間。そこで起こったトラブルをどう乗り越えるかは、子ども自身の学びにつながるといいですね。Q.放課後トラブル経験ある?アンケート回答数:5154件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月02日娘、いよいよ放課後等デイ・デビュー娘との「療育」がスムーズにいかなくなって、悩んでいた私は、娘の放課後等デイサービス利用を決めました。手続き、見学を終え、無事に通所受給者証も発行され、いよいよ通い始めることに。放課後等デイが、大好きに!週4日、学校の後、放課後等デイサービスに通い始めた娘。娘はここで過ごす時間が本当に楽しいようで、ちょっと早く迎えに行くと…Upload By SAKURA私の顔を見てがっかりするほどです(笑)帰り道でも…放課後等デイからの帰り道、学校とどちらが楽しい?と聞いてみたら…Upload By SAKURA楽しかったアピールが止まりません。「娘を手放したくない」という思いに気づいて私は自分の中で、できるだけ長く娘と過ごしたいという思いがありました。だんだんと成長していくにつれて、私と過ごす時間より、友達や先生と過ごす時間が多くなっていきます。それを寂しいと感じていたのです。Upload By SAKURAデイサービスに通い始めた娘は、本当に楽しそうで、私の見えないところで、話して、感じて…私がいなくても自分だけで人間関係を作り上げていました。それを目の当たりにして、私の「あーさんと長く過ごしたい」、「いつまでも私のそばから手放したくない」という思いは、もう卒業しないといけないんだと気づきました。一緒にいる時間は少なくなったけれど娘は、夕方の6時まで放課後等デイサービスで過ごすため、母と子の関わる時間は短くなりました。Upload By SAKURAしかし、帰宅した娘との会話に変化が生まれました。Upload By SAKURA以前は「〇〇やった?」「これ違うよ!」などの質問調・命令調での声掛けがどうしても多くなっていましたが、今は娘の帰宅後、「今日は学校はどうだった?デイサービスは楽しかった?」という、娘の話を聞く声掛けに変わりました。放課後等デイサービスで宿題を済ませて来てくれるので、私がバタバタ宿題をチェックする必要もありません。そう、ゆっくりと娘の話を聞ける余裕が生まれたのです。娘の話を聞いて笑ったり、今日はこんなことがあったよ~とお互いに報告したりしています。相手のことを聞いたり、気にかけたりできるようになった姿に、娘の成長も実感しています。親基準ではなく、子ども基準で考える私は放課後等デイサービスを利用することに、罪悪感を勝手に感じていただけなのかもしれません。でも、子どもを放課後等デイサービスに任せて見てもらうというのは、母親が楽をするためのものではない…。子どもが、親以外の人とのコミュニケーションを学んだり、必要なスキルを身につけることができる大切な機会、将来のために必要なプロセスなのだと、今は思います。Upload By SAKURA今回のことで、一番成長できたのは私かもしれません。
2019年05月22日千葉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報BRIDGE3では、ビジョントレーニングをはじめとした身体発達トレーニング、教材や教具を使った認知発達トレーニングと学習支援、心の成長を支援するパーソナルトレーニング、この3つを柱として支援が行われています。日々の課題は、お子さまの発達段階と個別支援計画に基づき、ごほうび課題(自分で既にできる課題)とチャレンジ課題(サポートがあればできる課題)を組み合わせながら、設定されています。子どもたちの「未来」のために、その子が生まれてきた「家族」、生きていかねばならない「社会」へも架け橋となりたい。そんな想いが、施設の名前である「BRIDGE」には込められています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報運動学習指導教室トータスジュニア簗瀬では、トータス独自の専門的プログラムで、就園から就学までの切れ目のない支援が行われています。運動・学習・あそびを通じたさまざまな体験、学習、仲間との交流などから、「できた!」という成功体験を重ね、日常生活における基本動作を身につけたり、考えること、挑戦すること、コミュニケーションの楽しさを伝えたりしています。また、職員も日頃の療育・教材の考案・支援指導についての勉強をしたり、外部療育研修を受講したりすることで、スキルアップにも力を注いでいます。栃木県の放課後放デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年05月21日ついに始動!放課後等デイサービス利用への道娘の成長やきょうだいとの関係…最近、娘とのマンツーマンでの療育がスムーズにいかなくなってきたことに、私は悩んでいました…。そんな時、発達ナビのライター、シュウママさんの「放課後等デイサービス」のコラムを読んで、デイサービスの利用に興味を持ちました。夫も背中を押してくれたので、利用に向けて動き出すことにしました。Upload By SAKURA前回の失敗から学んで――今の私は一味違った!娘の療育関係の手続きとなると、自分で言うのはなんですが、すごくスピーディーな私。利用を決めた翌日に役場に電話しました。小学校への入学時、電話だけの対応や、人から聞いた情報で動き、結果行き違いを経験をした私。娘の学校には「通級しかない。特別支援学級はない」と勘違いしていたのです…。そこで今回は、直接役場の担当者へ会いに行きました。そして娘は、放課後等デイサービスを利用できそうだと分かりました。放課後等デイサービスの話をした時の、娘の反応は…?手続きに動き出す前に、私は娘に話をしました。Upload By SAKURA娘の前向きな言葉に、私の気持ちも固まり、それから申請…診断書…家庭訪問…面談…と慌ただしく動きました。そして、手続きのために動き始めて3週間ほどで、放課後等デイサービスの利用に必要な『受給者証』を取得することができました。私の期待以上に楽しみにしてくれた娘放課後等デイサービスの話を聞いてからというもの…Upload By SAKURA娘は、何度もデイサービスのことを聞いてくるようになり、楽しみにしてくれている気持ちが伝わってきました。そんな時、役場の担当者から連絡がありました。そして、まだ受給者証の取得前でしたが、見学ができるという話を聞き、私は娘を連れてデイサービスの事業所の見学に行きました。緊張の教室見学!心配はいらなかったようで…私たちが見学に行った時、部屋には4、5人の子どもたちがいました。学年はバラバラでした。私はドキドキでしたが、娘はわくわくした表情で教室の中に入り…Upload By SAKURA親の心配をよそに、娘は一瞬で馴染んでしまいました。その後娘は、教室内を確認するように、おもちゃや絵本を見ていました。そして娘からもらった、嬉しい言葉見学時間が終わり、帰る時…Upload By SAKURAその言葉に、罪悪感なんて感じる必要なかったんだ…と心が晴れた気持ちになりました。誰も特別ではなかった、放課後等デイサービス放課後等デイサービスは、とてもアットホームな雰囲気でした。療育施設…というよりは、クラブのような感じでした。特別支援学校に在籍している子もいるので、障害の種類もさまざま。そこではみんなが個性的。みんなが特別…だから誰も特別ではありませんでした。ここで過ごすことができたら、娘も個性豊かなお友だちとのコミュニケーションを楽しく学べるのではないか、そう感じました。Upload By SAKURA
2019年05月08日埼玉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報BUTTERFLY EFFECTでは、お子さまの好きをとことん伸ばします。そして自主的に考え、発想し、行動できる環境をつくっています。ディレクター自身にADHDがあり、当事者の視点からプログラミング、英語、デザイン、ダンス、楽器など、子どもたちが好きそうなものを揃えています。当事者がスタッフで関わることにより、お子さまの気持ちをより深く知る事ができます。そして、特性をどう活かしたらいいのかを伝えることができます。私たちは、今主流になっている「SST」をしません。 SSTによって、まわりと同じレベルに辿り着いたら、すぐに競争社会がやってくる。ならば、好きを伸ばし、武器を身に着け、自信をもって社会に羽ばたくのが真のSSTではないか。「将来何になりたいか。どんなことが好きか。それを伸ばせば将来につながると信じています」。埼玉県の放課後等デイサービスをもっと見る京都府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報「手と手つないで」は、お子さまだけでなく、ご家族のみなさまにも寄り添い、互いに手をたずさえながら、一人ひとりの子どもたちの成長を目指す放課後等デイサービスです。・子供たちが学校以外の放課後に、安心して楽しく過ごせる居場所がほしい・いざ社会に出るとなったときに自立して生活していけるかどうか、自身が抱える不安や悩みを相談できる場所や人がほしいこうしたニーズにこたえたいと、さまざまな取り組みを行っています。具体的には、専門スタッフのもと、いろいろな経験を積むことによって、お子さまの成長を実感できる支援プログラムを実施。学校の宿題をはじめとした学習支援を行ったり、土日や長期休暇にはキャンプ活動・課外活動・イベント参加なども行います。また、高校生を対象に、就労に必要なスキルの取得と、将来について考える就労特化コースも充実しています。京都府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年02月13日デイサービスって知ってる?利用し始めたきっかけ「うち、デイサービスを利用してるよ」。そう教えてくれたのは、長男が6歳まで通っていた療育施設のママ友でした。Upload By シュウママ自閉症の長男と過ごす日々は楽しいこともありますが正直辛いことも多いです。イライラして物を投げたりする長男と接するとき、親である私も冷静ではいられません。そんなこともあり、小学校入学を控えた3月ごろに私はママ友が紹介してくれたデイサービスに藁をもすがる思いで向かったのです。週3回の利用。それは大きな変化でした対応してくださった先生はとても優しく、てきぱきと話を進めてくださり、4月から早速入所することが決まりました。Upload By シュウママちょうど小学校に通い始めるタイミングです。平日週2回の利用から始まり、少しずつ週3回の利用を増やしながら、定着していけるように移行していきました。デイサービスの連絡帳を見ると、子どもたちはみんなでダンスをしたり、竹馬をしたり、晴れた日は公園に行ったりととても充実した時間を過ごしているようでした。そのころ、単語が少しずつ増えていた長男は「〇〇ちゃん」と一緒に遊んだお友達の名前を教えてくれ、とても楽しそうにしていました。また、息子がデイサービスを利用する日は、午後6時に帰宅するので、私自身も時間に余裕が生まれて、ゆっくりと夕食の支度をすることができるようになりました。Upload By シュウママ心のゆとりもできて、まさにデイサービスの存在は「救世主」。本当にありがたかったです。デイサービスの先生がかけてくれた言葉次第に私は、できれば週5回、利用をお願いできないかと思うようになっていきました。けれど、やはりどこかで長男に対して申し訳ない気持ちもありました。「ちょっとラクしすぎではないだろうか…」「親としてもっと子どもと過ごす時間を持つべきではないだろうか…」。けれどそんなとき、デイサービスの先生から声をかけていただいたのです。「シュウくん、もしよかったら週5回、ときどきは土曜日もデイを利用しませんか?」私が驚いた顔をしていたからでしょう。先生は続けてUpload By シュウママ「お友達とも関わりが持てるようになって集団遊びも身についてきています。学校からデイという1日の過ごし方の流れを組み込んであげた方が、シュウくんにはプラスだと思うんです」。他人に頼ることも、ときには必要こちらからお願いしようかという気持ちもあったので、ありがたいお話でした。しかし、まだ迷いもありました。「なんだか、先生たちに頼ってばかりで申し訳ないです」と話すと、先生はくすっと笑いました。「お母さん、シュウくんのためですよ。今デイサービスにはたくさんの子どもたちがいます。これから先、シュウくんはいろいろな人と関わって生きていきます。そのために今から人と触れ合い、協調する心を育むことは大切です。そのための練習になるんですよ」Upload By シュウママそう言って、優しい笑顔を向けてくださいました。お母さん、私たちがシュウくんを見ている間ゆっくり休むんですよ─―。先生は言葉にはしなかったけれど、私の負担を取り除こうとしてくれているようにも感じられ、なんだか温かい気持ちになったことを覚えています。そして、長男はデイサービスに通っている間、私の目の届かないところでたくさんの経験をして、確かに成長してきています。離れている時間ができたことで、親の私にとっても、家族以外の人と自宅や学校とは違う場所で過ごすことの大切さを感じられるようになりました。もし私と同じように利用することに躊躇している方がいらしたら、一言。デイサービスは、子どもにとって、いろいろな成長ができる場所だと思います。そして、お母さん自身が自分の時間に余裕ができると、心にゆとりを持ってわが子に接してあげられるようになるかもしれません。後ろめたく思いすぎず、お子さんにとってもいいという視点で考えてあげてくださいね。
2019年01月25日ホースセラピーができる放課後等デイサービスをたずねてUpload By 発達ナビ施設インタビュー千葉県、南房総。青空が広がる気持ちのいいある日、太平洋を望む高台にある牧場では、障害のある子どもたちがホースセラピーを受けていました。放課後等デイサービス「菜の花牧場」では、小学生から高校生までの障害がある子どもたちが、マンツーマンで馬と触れ合ったり、乗馬をすることができます。ホースセラピーは、馬との触れ合いや乗馬などを通して、障害がある人の身体的・心理的機能の向上をはかる、リハビリテーションの方法の一つです。ヨーロッパでは保険適用も認められています。馬に乗るときにはバランスを取る必要があり、平衡感覚や筋力、股関節の柔軟性などが養われ、体幹も鍛えられます。また、馬具を装着する際には、指先をつかう練習にもなります。また、餌やりやブラッシングなどを通して馬との距離感をつかんだり、指示を出す・ホメる・叱るなどのコミュニケーションを通して、感情表現が豊かになっていきます。いつもとは違う高い視野や、大きな馬を操れたという自信は、自己肯定感の向上にもつながります。千葉・南房総にある「菜の花牧場」Upload By 発達ナビ施設インタビュー菜の花牧場は、2017年6月にオープンしました。地域活動にも熱心に取り組む、ラジオパーソナリティーのDJ KOUSAKUさんがオーナー。障害がある子どもたちがホースセラピーを受けられる場所を、房総の地にという思いで立ち上げたそうです。20代の頃から乗馬クラブで馬とともに過ごしてきた所長の小谷さんは、その思いに惹かれ、北海道でホースセラピーを行う牧場での学びを経て、この牧場で働いています。ここでは、1時間に1組が放課後等デイサービスの枠内でホースセラピーを受けることができます。10歳のメス馬のサクと、7歳のオス馬のエムシの2頭の道産子、そして3匹の犬が、小谷さんたちスタッフとともに、子どもたちを待っています。楽しみながらさまざまな力を獲得できるホースセラピーUpload By 発達ナビ施設インタビューこの日、午後いちばんに牧場を訪れたのは、特別支援学校高等部に通う女の子。ホースセラピーを毎週1回、1年間続けています。最初は馬との距離感が分からず、餌やりもこわごわしていたけれど、今は積極的に関われるようになりました。到着したら、まずはスケジュールボードを見ながら、やることを確認します。そして、今日乗る馬を決めます。彼女が指名したのは「サク」でした。「人気なのはサク。うまく指示出しができなくても、子どもたちの思いを汲み取って動いてくれるから。エムシは動き方もダイナミックだから、体幹トレーニングにはいいんだけど。どちらの馬に乗りたいかは、子どもたちが決めるの」と、所長の小谷さんが教えてくれました。サクを外に出し、丁寧にブラッシングしてから鞍をつけます。鞍をつけるときには、金具を止めたり、細かな作業が必要です。同行していたお母さまは、「ここでホースセラピーをするようになってから、手先が器用になりました。洋服の裾をズボンにきちんと入れるとかボタンを留めるといった、身だしなみを整えるのに必要な作業が自然と上手になった」と話します。「馬に乗っているときの姿勢も見てください。すっと背筋が伸びるんです。馬に乗るようになってから、おしりもキュッと引き締まってきました。以前はつっぱりがちだった足も、やわらかく曲げられるようになってきています」とも。通常の訓練ではモチベーションがあがりにくい課題も、乗馬という”楽しい”体験を通して行うことで、より長時間集中して取り組めるためかもしれません。Upload By 発達ナビ施設インタビュー次にセラピーを受けにきたのは、ダウン症がある中学生の女の子。1時間のコマでマンツーマンでホースセラピーを受けられる菜の花牧場には週1回、預かり型で牧場の馬や犬と触れ合うこともできる療育室「なみあし」にも、週1回通っています。人やモノとの距離感をはかることが以前からの課題だという彼女。「ボール遊びをしていても、うまくボールをキャッチすることも、よけることもできませんでした。今でも、引き馬するときは距離感が難しくドキドキしてしまうようですが、たくさん引き馬をして、距離感をつかんでいってほしい」とお母さま。また、毎週1回、1時間のセラピーに集中して取り組んできたことで、徐々に体力がついてきたそう。学校でのマラソンなどでもしっかり走れるようになりました。体力がついてきたことに加えて、お母さまが成長を感じているのが、心理面。それは、馬との触れ合い、スケジュールにそって最初から最後まできちんとセラピーに取り組むなかで育まれてきました。「がまんづよくなりましたね。以前だったら気持ちがついてこなくて、途中でやめてしまったようなことも、頑張ってやり遂げようとしています。ルールを守る力もついてきました」Upload By 発達ナビ施設インタビュー2人のセラピーの様子を取材する中でも、馬との触れ合いや乗馬を通して、さまざまな力が養われていることが感じられます。菜の花牧場のホースセラピーでは、次のようなスケジュールでセラピーをすすめ、心身へのアプローチを行います。■馬にあいさつ■乗る馬を選ぶ■えさやり馬とのコミュニケーションをとり、距離感を学びます。怖い存在ではないことを理解します。■馬房から出し、つなぐ■お手入れ・ブラッシングどこをブラッシングするか、いつまでやるのかなどの見通しや、馬の生態などを伝えながら、自分で考えてお世話をできるようになるようサポートします。■鞍をつける鞍をかけたり、金具をつけるなかで、手先の力も養います。■引き馬ロープをもって馬を引いて歩きます。馬がついてくること、自分の合図で馬が止まることなどを通し、安心感を感じられ、馬に乗る自信がつきます。また、馬場の中を歩くことも体幹強化につながります。■馬に乗るスタッフが2~3名ついて、馬に乗ります。乗りながら馬上体操、体をひねって柵に設置したパネルへのタッチ、輪投げなど、感覚統合を促す動きを行います。慣れてきたら速歩なども取り入れ、バランス感覚を養います。■鞍を外す・お手入れ一つひとつの行為の中に、育みたい力・狙いがあるのです。それを、楽しみながら、体いっぱいつかいながら獲得していける。ホースセラピーは子どもたちにとって、かけがえのない体験だと、改めて感じられます。預かり型の「なみあし」もUpload By 発達ナビ施設インタビュー菜の花牧場は、1時間1コマでホースセラピーを行う「牧場」と、放課後預かり型の「なみあし」があります。1日あたり、合計10名が利用できます。「なみあし」は学校へのお迎えもあり、セラピーが入っていない時間には、「牧場」で馬たちに餌をやったり触れ合うことも。また、敷地内の畑での収穫などの機会もあるそうです。将来の生活の豊かさにもつながる乗馬は、セラピーを通して心と体を健やかに育めるという側面だけでなく、障害がある子どもたちが将来大人になったとき、生活にうるおいを与えてくれる趣味にもつながります。「娘は、”次に乗馬するのはいつ?”と楽しみにしています。これからも、友達同士誘って出掛けたりするというのは難しいと思っています。将来の余暇としても、乗馬を続けていけたらと思っています」。そう語ってくれたお母さまと、自信に満ちた顔で馬に乗る女の子を見ながら、心身を健やかに育み、「大好き、楽しい」と思える経験を、日常生活の中で無理せずできることの素晴らしさを感じました。撮影/鈴木江実子
2018年12月01日「アトリエほんちょう」の3つの柱現在「アトリエほんちょう」に在籍しているのは24人(2018年9月取材時)。発達障害や知的障害、身体障害のある小学校1年生から高校3年生までの子どもたちです。学校も学年も、そして特性もさまざまな子どもたち。家庭や学校と連携して一人ひとりに寄り添っているのも特徴のひとつ。「アトリエほんちょう」が大事にしている3つの柱は■地域・学校連携■社会生活実践■自己決定力相談支援員や、学校や学童の関係者、そして保護者を集めた「支援会議」を、子ども一人ひとりごとに実施し、子どもに関わる人たちが連携できるようにしています。また、日々の活動プログラムや、子どもたちとスタッフの関わりの端々に、この姿勢が垣間見られます。子どもたちが、地域の方々と触れ合い、地域の中で生きていることを実感してほしい。一人ひとりを注意深く見守り、「今日はどれくらいできるかな」と考えて、サポートしています。特別支援学校に通っている子どもたちは、学校が遠方であることも多く、地域の方との触れ合いが少なくなりがちです。ここでは、町会の方々の協力もあり、バーベキューやお祭りなどにも積極的に参加しています。町会のイベントに必ずやって来るのが、地域の子どもたち。そうした場で、子どもたちはお互いの顔や名前を覚え、その後の交流のきっかけにもなります。もちろん、最初から何もかもがスムーズに運んだわけではありません。5年前の開設当初から、相談支援員や、学校や学童の関係者、そして保護者を集めた「支援会議」を、子ども一人ひとりごとに実施してきました。今でこそ、知られるようになってきたこうした取り組みも、当初はなかなか理解されないこともあったそう。保護者とは利用前に3~4ヶ月かけて面談をし、気持ちを共有することも。学校関係者や地域の方には子どもたちが持つ特性を伝え、じっくり時間をかけて対話し続けてきました。それに加え、社会全体が発達障害をはじめとする、障害を理解しようという動きも、追い風になったといいます。「アトリエほんちょう」が行う療育や各種プログラムの基盤にあるのが、オリジナルのメソッド「SLP(Social Life Practice)」。日本語で言うと“社会生活実践”。つまり、机上だけに留まらず、実際に外に出て、リアルな体験を積み重ねていくということです。障害のあるなしに関わらず、想像することはできても、”いざやってみるとうまくいかない、失敗までは想像が及ばなかった”という経験があるでしょう。たとえば、”買い物”もそのひとつ。「アトリエほんちょう」では、子どもたちが地域の商店街に買い物に行ったり、ときには商店街のお店でお手伝いをさせてもらう機会も積極的に作っています。子どもたちは実際の生活の場で、さまざまな体験を積み、その中から多くのことを学んでいます。Upload By 発達ナビ施設インタビュー夕方近くになると、子どもたちが「ただいまー!」という声とともに教室に入ってきます。指導員が「おかえり!」と迎える様子は、まるで家族のよう。なかなか言葉が出ない子にはハイタッチでコミュニケーションします。まずはみんなでおやつタイムです。この日のメニューは、前日にみんなで潰したふかしたさつまいもが入った甘い餃子。全員でテーブルを囲み、「いただきます」。「牛乳飲みたい人は?」「チーズ追加したい人いる?」など、指導員は子どもたちに声をかけます。決して全員が全く同じものを食べたり、同じことをするのではなく、”決められたベースがありながらも、それぞれの意思を尊重している様子”がおやつの時間を見ているだけで伝わってきます。Upload By 発達ナビ施設インタビューこの日のメインプログラムはカレンダー作り。毎月翌月のカレンダーを作るプログラムを必ず組み込んでいるそう。時間の概念を理解するのが苦手な子が多いので、カレンダーを作る中で月や日付、そして曜日の概念を伝えているのだといいます。カレンダー上部にはその月に合ったイラストが入り、その下に日付や曜日が入ります。見本を見て黙々と進められる子、手助けが必要な子、それぞれに指導員がつき、スムーズに進むようサポート。学年や特性も違う子どもたちなので、机上プログラムでは班分けして行うことも重要なポイントだそう。手助けが必要な子どもには、指導員がその手を取って「月曜日、火曜日、水曜日…。1、2、3…」と声を出しながら文字を書き進めます。自分で好きな色を選んだり、使う道具ものりかグルーガンのどちらを使うかなど、子どもたちが自分の意思で作業を進めています。Upload By 発達ナビ施設インタビュー掃除の時間になると、子どもたちはそれぞれが雑巾やほうき、掃除機を持って部屋を掃除していきます。「競争だよ!よ~いどん!」と声がけしたり、「ここから入り口まで掃いたら終わりだよ」と子どもが動きやすいように指示を出す指導員や、賑やかに掃除をしている子どもたちの楽しそうな姿が印象的でした。毎日行う掃除も、自然と社会性やルールを学ぶ機会となっています。活動の最後はフリータイムです。子どもたちのリクエストで何をするか決めます。そこで登場したのは、なんとターザンロープ!吹き抜けの天井から吊るされたターザンロープは、子どもたちが大好きなアクティビティのひとつです。ターザンになり切った子どもたちの、笑い声やはしゃいだ声が館内に響きわたりました。子どもたちが”なりたい自分”になるための支援をUpload By 発達ナビ施設インタビュー「子どもたちには自由に、のびのびと過ごしてほしい。自由であるということには責任が伴う。それをここでの生活で学んでほしいから」これは、今回お話しを伺った「アトリエほんちょう」管理者・児童発達支援管理責任者の深町優さんの言葉です。その言葉通り、子どもたちは本当にのびのびと楽しそうに時間を過ごしていました。放課後等デイサービスの限られた場所や人間関係の中だけではなく、地域社会の中でのさまざまな体験は、きっと子どもたちを大きく成長させてくれることでしょう。そんな毎日の中から、子どもたち自身が“なりたい自分”を見つけることが、深町さんをはじめとするスタッフの願いだといいます。こんな子どもでありたい、こんな大人になりたい。それは、他の誰でもなく、子どもたち自身が決めること。「アトリエほんちょう」の子どもたちは、毎日一歩一歩、思い描く自分に近づくための力をつけているところです。撮影:鈴木江実子取材・文:秋定美帆
2018年11月02日千葉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報中高生を対象とした就労準備型放課後等デイサービスです。一般就労に結びつけるためのプログラムとして、ソーシャルスキルトレーニング(自己認知やコミュニケーションスキル向上)、パソコンスキル(タイピングやWord、PowerPoint、Excel)、実践トレーニング(ビーズやねじ、トランプを使用した指先訓練)、職場実習などを行っています。夏休みや冬休みには、校外学習としてバスや電車を利用して出かけたり、職場見学をおこない就職の幅を広げたりと、さまざまな活動も実施しています。また、予約制の「就職準備個別相談会」では、中高生のお子さまの就職に関する保護者さまからの相談も受けつけています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る愛知県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報お子さまが楽しんで「できる!」を増やしていけるプログラムを実施しています。個々で他のお子さまやスタッフと過ごす時間も大切にしながら、個々の課題に応じた「個別学習」や集団行動を養うための「集団遊び」にも隔週で取り組んでいます。また、「ランチ会」や「おやつレクリエーション」、季節に応じた宿泊体験や雪山ツアーなどのプログラムや遊びを企画しています。毎年秋には、保護者同士の交流や保護者とスタッフの交流を目的とした「親の会」も開催しています。愛知県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報光生園では、集団での活動を通してルールやマナーを学ぶと共に、一人ひとりの課題にも取り組み、日々成長できる場を提供しています。体操教室・ヨガ教室など、身体を動かす事で日常の動作に役立ててられる活動や、SSTや調理活動など、社会性を身に付けられるレクレーションも実施しています。また、作業・工作・ミュージックケアでは、心の切り替え、集中力、洞察力の向上に向けて支援を行います。同法人内において成人の福祉サービス事業も展開しているため、卒業やその後の進路についての情報発信として、合同行事も開催しています。Upload By 発達ナビ施設情報2018年8月にオープンしたばかりの、中学生・高校生に特化した【進路支援型】の放課後等デイサービスです。将来の進学や就労のことを踏まえ、お子さんが「楽しい!」と思えることに出会い、ワクワクしながら「自分の自信につながるスキル」を身につけられるプログラムをご用意しています。例えば一番人気のYoutube。動画編集は楽しいだけではなく、ニーズのある動画やアクセスアップの手法など、仕事でも役立つ内容につながります。 また、知識を与えるだけの指導をせず、子どもたちが自分で考え、コミュニケーションが取れるように心がけています。Upload By 発達ナビ施設情報「はたらくこと」そして「しあわせにはたらき続けること」という目標に向け、中高生の段階から「将来の就労」を明確に視野に入れた支援を行っています。就労準備性を身につけるため、①自分の特性を良く知る事、②決まった時間に安定して活動できる事、といった土台部分から、③対人スキル、④社会人としての基本的習慣、をカリキュラムに取り入れています。スタッフはキャリアコンサルタント資格者や元企業の人事担当者、就労移行施設の職員として障がい者雇用の現場で活動していた者など、「福祉視点+企業の論理を知るもの」で構成されています。Upload By 発達ナビ施設情報子ども達が、元気に・仲良く・楽しくすごせるデイサービスです。毎日、宿題を希望される方は指導員が支援。トイレトレーニング・整容更衣などの個別指導もご相談に応じて行います。また、曜日によって外部講師による体操・ミュージックケア講座を開催したり、祝日・土曜日・長期休暇期間は、社会資源利用の社会経験を目的として、公共スポーツセンター・自然公園・博物館・社会見学工場などへのおでかけを実施しています。児童指導員歴が複数年の職員が在籍。お子さまの成長を支え、保護者からのご相談も受けつけています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見る福岡県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報療育支援エフでは、お子さまの将来の可能性を広げ、しっかりとした就労や自立した生活をイメージし学齢期からの積み上げを目的とした療育を行います。テキストやタブレットを使い、脳機能(ワーキングメモリー)向上のトレーニングとSST(ソーシャルスキルトレーニング)で、学校生活での困りごとや将来の不安を解消していきます。個別のカリキュラム作成を行う為、障害の種別や特性に関わらず、一人ひとりが自身のペースで成長できます。日々の基本的な生活の中でも無理のない範囲で療育・支援を行ないます。福岡県の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年10月08日どんな子も受け入れられる施設を。保護者のニーズにこたえ、2015年にオープン障害がある子どもの中でも医療的ケアが必要だったり、知的・身体の重複障害がある場合、通える施設が少なく、生活の場が家と園や学校に限られがちです。子どもたちがさまざまな経験をする機会を得られにくいことに加え、保護者も常に子どものケアのために働くことができなかったり、家事や買い物などの日常生活にも困難を感じていることが少なくありません。施設代表の松田さんは、そうした重度障害のある子どもの家族の状況を知り、2015年に重症心身障害児を受け入れるチャイルドケアハース、2016年に知的障害がある子どもを主に受け入れるラーニング、2017年10月にチャイルドケアハース2号店となるアカデミーをオープンさせました。(チャイルドケアハース、アカデミーは医療的ケア児対応施設です)医療的ケア児にマンツーマンの支援を――「チャイルドケアハースアカデミー」での1日Upload By 発達ナビ施設インタビューチャイルドケアハースアカデミーの建物に一歩足を踏み入れると、パステルカラーの壁や建具、壁面に描かれた空の絵が目に飛び込んできました。福祉施設だけれど、おしゃれなかわいいカフェのよう。子どもたちが過ごす空間が、より豊かなものとなるように――支援へのこだわりが、随所にちりばめられています。ここでは、医療的ケアが必要な子ども、重度重複障害がある子どもたちが、指導員とマンツーマンでゆったりと過ごしていました。気管切開をしている子には看護師がつき、体勢を変えたり、吸引をしたりと細やかにケア。定員は5名ですが、登録は35名。天白区にはほかに重症心身障害児や医療的ケア児を受け入れる施設があまりないことから、近隣の区からの利用者もいて、常に定員いっぱいだそうです。Upload By 発達ナビ施設インタビュー訪れた日は夏の終わりの蒸し暑い日。1人ずつ水着になり、自宅ではなかなか難しいプール遊びも。指導員と1対1で、水の感触をゆっくりと楽しみます。それぞれの子どものペースに合わせて過ごせるよう、無理のないプログラムが組まれています。休日はお昼ごはんをみんなで食べます。子どもに合わせて、ペーストにしたり、哺乳瓶を使ったりと、オーダーメイドの対応。また、入浴施設もあるので、通所中にお風呂にも入れます。体力的な負担も大きい入浴介助を施設で行えることで、家族も子どもも生活の質を上げることができます。当事者家族の「こうだったらいいな」に寄り添う姿勢が、そこここで感じられます。重度障害のある子どもたちが過ごす「チャイルドケアハース」、元気いっぱいの子どもたちのもうひとつの家「ラーニング」Upload By 発達ナビ施設インタビュー重度心身障害がある子どもたちを多く受け入れているのが「チャイルドケアハース」です。この日は、大きなテーブルを囲み、小学生から高校生までがトランプに興じていました。高校生のお姉さんは、やさしく小学生をフォロー。児童発達支援と放課後等デイサービスが一緒になった多機能型だからこその、年齢を超えたやりとりが生まれます。フロアで横になり、スタッフからケアを受ける女の子も。ほかの子どもたちのにぎやかな声を聴きながら、リラックスして過ごしています。車いすを利用している男の子2人は、Wiiで対戦。仲良く車いすを並べ、ゲームに夢中です!1日利用の日は、1時間以内と決めてゲームを楽しむこともできるのだそう。「どんなゲームなの?」と声をかけると、ゲームの種類やどんな対戦をしているかなど嬉しそうに話してくれました。Upload By 発達ナビ施設インタビュー同じビルの2Fには、主に身体障害がない子どもたちが過ごす「ラーニング」が。こちらも、幼児から高校生までがアットホームな部屋で一緒に過ごしています。この日は、「お部屋で虫とり大会」が催されていました!段ボール製のかわいい虫を、虫とり網でつかまえて、点数を競います。とれた虫の数をスコアボードに記入するときは、「5匹と6匹だね、合わせて何匹?」とさりげなく計算を促す指導員。高校生の男の子が、ゆっくりしっかり計算します。「11匹だね!」「ぼくが先にやりたい!」と主張する小学生の男の子に、高校生がやさしく諭す場面も。年下の子と関わることで、年長の子どもたちの自己肯定感も自然と育まれるよう。「それがうちの施設の大きな特徴です」と代表の松田さん。代表の松田さんに聞く、設立の背景と、これからの展望Upload By 発達ナビ施設インタビュー施設の代表を務める松田さんは「うちの会社は、必要とされること、つくってほしい・やってほしい・困っている、と言われることだけをやっていきたい」と言います。松田さんは、7年前から、高齢者向けのデイサービスを運営しています。その利用者の家族の「子どもにも重度障害があり、おばあちゃんと子どものW介護で働くこともできない。子ども向けの施設もつくってほしい」という願いが、チャイルドケアハース設立のきっかけ。そのころ、重度心身障害のある子どもが通える施設は、この地区にはなかったからです。現在は、待機が多い「ラーニング」の2店舗目を準備中だそう。重度知的障害や多動性が強い子どもたちもストレスなく過ごせる、広々した施設を年度内にオープンさせる予定です。はたらく人にも寄り添うから、ニーズに合わせた増設も可能にUpload By 発達ナビ施設インタビュー施設の「人を思う気持ち」は、従業員にも向けられています。子どものいるスタッフも無理なく働けるように、「アカデミー」のある建物には、企業主導型保育サービスも併設されています。10人の子どもたちが、9時から17時まで過ごしています。保育士や看護師、児童指導員、PT・OT・STなどの専門性を持っている優秀なスタッフも、子育てとの両立がしやすいから無理なく働ける。だから、質の高いスタッフがそろいやすく、ニーズに合わせた施設の増設もできるのです。「ここだけの常識の中で働いてほしくない」。外資系アパレル出身で、異業種から転身してきた松田さんは「社外研修には積極的に参加してほしい。そのあと押しはできる限りしたい」と、社員のスキルアップにも貪欲。スキルの高い、知見のあるスタッフが子どもたちの支援を担うことで、子どもたちにも保護者にもより満足してもらいたいと願うからです。広い視野を持ち、常に「困っている人」の想いや願いに寄り添い、必要とされる支援をすぐに形にしていく。社会の中でも取り残され、孤独に頑張らざるを得なかった重度障害のある子どもと家族の、強い味方。「チャイルドケアハース」を訪れて、これからの福祉に新しい風を吹き込む、強くて優しいまなざしを感じることができました。撮影/角野 杏早比(FINDFLaG)
2018年10月01日神奈川県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報おもちゃ箱では”遊び”を通して子どもが自発的に取り組めるよう促し、本来持っている才能を引き出す支援をしています。制作、サーキット運動、リズム遊び、感覚遊び、外遊びなど、興味関心の視野を広げて、生涯大切になる経験やチカラを身につけられるようサ@p^と。”楽しい”を積み重ね、課題にチャレンジする心を育みます。日々の活動や、休日のお出かけなど、ご家庭だけでは経験することが難しいイベントや、季節に合わせたお楽しみまで、さまざまな取り組みを行っています。神奈川県の放課後等デイサービスをもっと見る神奈川県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報おもちゃ箱ふれあいの丘では、障害のある子どもたちが、個性豊かに伸び伸びと成長し、将来の社会生活を送る事ができるよう、「遊びを通じた支援」をテーマに、元養護学校教諭や保育士をはじめ、児童指導員資格、教員免許保有者など福祉・療育の専門指導員が支援を行います。作詞作曲家、ヨガインストラクター、空手指導員などの専門家による特別クラスも実施。 楽しめることや興味の持てることを通じて、お友達との関わり方や社会マナーを学びます。一人ひとりの発達の様子や特性を見極め、支援計画をケース会議で指導員全員で共有しながら療育を行っています。神奈川県の児童発達支援施設をもっと見る千葉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報わくわくbloomは「子供たちへの未来をあきらめない」の理念のもと、9月に新しくオープンした施設です。・科学的に裏付けされた運動メソッド、ビジョントレーニングをはじめとした「身体発達トレーニング」。・発達段階に応じてさまざまな認知発達を促す教材や、オーダーメイドの教材を使用した「認知発達トレーニング」。・将来を見据え、ふるまい方や人とのかかわり方を学ぶSST、ABAをベースにした「行動トレーニング」。3つの柱に基づき、「ミライをツクル教室」 としてバランスのとれた支援を行っていきます。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年09月09日目の前は海!元気いっぱいの子どもたちが、伸びやかに心と体を育むUpload By 発達ナビ施設インタビュー福岡県福津市。玄界灘の目の前、津屋崎海水浴場のはずれに、放課後等デイサービス「うみのいえ」はあります。その名の通り「海の家」を改装してつくられた施設で、徒歩0秒で海!2015年1月にオープンしました。釣りや網すくい、素潜りに砂遊び。地の利を生かして、自然の中で子どもたちは仲間とともに、さまざまな経験をします。放課後でも、天候がよければ夕方に「うみかつ」ができます。夏休みや土曜日などは、午前中に勉強の時間を取り、午後には海やプールをたっぷり楽しみます。海で捕まえた魚の名前を図鑑の中から探調べたりし、その後はリリースします。利用しているのは主に小学生。登録数は30人ほど、毎日10人が通ってきます。「うみのいえ」での時間が楽しみで、遠方からの利用者も多いそう。子どもたちが在籍する学校はなんと15校!学校は違っても、ここに来ればみんな仲間です。元気いっぱいで海が大好きな子どもがたくさんいます。こどもデイサービスうみのいえ大好きな「うみかつ」の時間、子どもたちは水中メガネを手に、浜辺に駆け出してUpload By 発達ナビ施設インタビュー取材班が訪れたのは、お盆間近の夏休み中。「うみのいえ」では、午前中は宿題などデスクでの勉強。家では取り組みづらい、習字の宿題なども、スタッフと一緒に行います。お昼の時間を挟み、午後になるとお待ちかねの「うみかつ」の時間。みんなで体操をしたら、外に出たくてうずうずしていた子どもたちは、「外に出てもいいよ」の合図があるとすぐ海めがけて駆け出していきます。シュノーケルやすくい網を手に、魚を探しに出る子も。シュノーケルはまずプールで練習し、できるようになったら晴れて海デビューできるそう。海には行かない子どもたちはテラスに設置された大きなプールで水あそびを楽しんでいました。水を掛け合ったり、ぷかぷか浮いたり。全身で水の感触を味わいながら、水の中で体を上手に動かすことや、水遊びを介して、友達とのやり取りを自然と身につけます。Upload By 発達ナビ施設インタビュー「うみかつ」の時間が終わると、今日の釣果を手に子どもたちが帰ってきました。この日は、ボラ、フグ、スズメダイに出会えたよ!と報告。自然に恵まれたこの海では、さまざまな魚が見つかります。他にも、ハリセンボン、カニ、タコ、ハゼなども見つかります。60センチの大物のスズキに出会えた日もあるそうです。自宅に海水の水槽までつくっているという魚博士の男の子が、この浜辺のどこで何が見つかるのかを、目をキラキラさせて教えてくれます。「ぼく、できたよ!すごいでしょ!」という自己肯定感は、生きていくうえでの根っことなります。押しつけられた課題をこなすのではなく、大好きなことに熱中し、上手くやれた!という経験から生まれる自信。「うみのいえ」では、子どもたちの心の土台づくりを大切にしています。病気を見てその人を見ず、が嫌だった。ものさしはいらない。「この子」そのものに寄り添う場所を目指したいUpload By 発達ナビ施設インタビュー「うみのいえ」を立ちあげた矢野さんに、設立の背景や大切にしていることを伺いました。――なぜ「うみのいえ」をつくろうと思われたのでしょう?矢野:母親が難病で寝たきりになった経験がきっかけです。難病の母親を、病名というものさしでしか見てもらえなかったらどうしようという不安がある中で、さまざまな支援者が集い支援会議を催してみんなで支えてくれたことに深く感謝してもしきれなかった。お世話になった福祉への恩返しをしようと思って、これからを担う子どもたちの施設を作りたいと考えたのです。――ここでは子どもたちが皆のびのび、生き生きと過ごしています。大切にされていることは?矢野:障がいのある子どもたちは一般的に、発達テストや学校の評価など、日々、いろいろなものさしで測られ、評価されています。でも、そういう見方をするのではなく、その子自身を認めたい。指摘されるこだわりは、伸ばしどころかもしれない。うちでは、「ヒヤリハット」だけでなく「ニヤリグッド」の報告もスタッフ間で共有し、保護者の皆さんへお伝えしています。――保護者もきついことがある。その部分も支えたいということですか?矢野:保護者の皆さんのニーズにも寄り添いたいと考えています。皆さんが何より求めているのは、「親なきあと」わが子が自分らしく、自立して生きていけることです。だから将来を見据えて、就労移行支援事業所へ見学に行きます。就労するには何が必要とされているのか?どのようなスキルを身につけておけば就労へ繋げやすいか?などの情報共有をさせて頂きました。「うみのいえ」では日々の活動の中で、社会生活力を身につけていけるように支援していきます。「うみのいえ」で考える社会生活力とは、公共交通機関で通えるとか、金銭管理ができるとか、身だしなみがきちんとできているとか、昼休みの過ごし方が分かっているとか…。自立するということはそういったスキルが必要だと考えています。天候や海の状況で予定通りに「うみかつ」ができない日もあります。そのような急な予定変更にも対応できるコーピングスキル(ストレス等に対処できる力)も自立には必要だと考えています。だから「うみのいえ」では、自立に向けた支援を個別にアプローチしています。毎日少しずつ積み重ねることで子どもたちが社会生活力を身につけられるようにしたい。矢野:「うみのいえ」で過ごした日々が心に残るような場所にしたいと思っています。大人になり社会に出た時や困難に直面した時に乗り越えるチカラになるように…。あたたかなまなざしに包まれた「うみのいえ」では、今日もまた子どもたちが元気に海へと駆け出していっているのでしょう。そして、存分に遊びきり、生きる力を身につけ、しっかりと栄養を蓄えた子どもたちは、きっとここを卒業してからも力強く未来を切り開いていけるだろうと思えました撮影:松山隆佳(トルネ!)写真提供(生き物・夕暮れの写真):うみのいえ
2018年08月30日