福岡で26年以上、新体操の指導、選手育成を手掛けるサザンドール新体操クラブは、困難を乗り越え新体操日本一に輝いた高校生の物語に迫るドキュメンタリーフィルムを作成し、2023年10月22日に開催される「能古島国際映画祭2023」にエントリーしました。そしてこの度、株式会社ホットスリムが企画・販売するラグレスプロテインは、ドキュメンタリーフィルムを制作したサザンドール新体操クラブを支援することを決定いたしました。能古島国際映画祭にエントリーするドキュメンタリーフィルム「飛躍」▼能古島国際映画祭とは能古島の活性化と、コロナ禍で失われた子どもたちの時間と笑顔を取り戻すことを目的に、のこのしまアイランドパークで2022年に第1回目が開催された映画祭。映画祭のメインは、25年前に俳優の別所哲也氏らが始めた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」から厳選された優秀作品の上映。一般公募したショートフィルム、映画関係者の持ち込み作品の上映に加え、数々のステージイベントも催されます。▼ドキュメンタリーフィルム制作にかけた想いドキュメントの主人公は、サザンドール新体操クラブの卒業生で、大学一年生の女性。新体操の名門である中村学園女子高等学校の新体操部に入部しますが、一年時にコロナ禍でインターハイが中止になってしまい、血のにじむような練習を重ねてきた三年生の先輩たちが涙を流す姿を目の当たりにします。コロナ禍で入学式もなく、オンライン授業ばかりの日々で、これまで当たり前だった青春の1コマ1コマが奪われていきます。それでもひたむきなに新体操に打ち込み、中学生の時に発症した「起立性調節障害」という障害を乗り越えて練習に励んだ結果、オリンピック代表チーム「フェアリージャパン」候補として声がかかるほど頭角を表します。しかし、自身が抱える障害のため、入学を期待されていた新体操名門大学の進学を断念。そんな彼女が、高校三年で競技をやめる決心で臨んだ国体で見事優勝を果たします。コロナ禍、障害というハンデを持っていた彼女が優勝できたのはなぜか、そして、日本一になって気づいたことは何かを表現したいと、ドキュメンタリーの制作を、動画を通して子どもたちの支援を行っている「NPO法人ただいま」(理事長:大文字 崇)に相談し踏み切りました。子ども達が卒業後も「ただいま」と言えるような居場所がサザンドール新体操クラブ。そんな居場所をつくりたかった大文字氏との出会いが今回の制作を通して、子ども達が飛躍できる環境づくりにつながると信じています。▼新体操を芸術に新体操の選手は引退するとプロで活躍する場がなく、ほとんどの選手が新体操から離れてしまいます。青森県にはプロとして活動する男子新体操チームもありますが、女子にもそういった場ができれば、引退しても新体操を通して活躍していけます。新体操の芸術性は高く、見る人たちを楽しませ、感動させる力を持っていますが、競技の引退後はその力を発揮する場が少ないのが現状です。しかし昨年、「一般社団法人 地域企業連合会 九州連携機構」による文化事業で、香椎宮の秋季氏子大祭で新体操による奉納の舞を献上した際、子どもたちの舞に感動したという声が多数寄せられたことをきっかけに、新体操のさらなる可能性を感じました。映画祭での上映を通して、一人でも多くの方に新体操の魅力も知ってもらい、ひいては、「神楽」の舞として相応しい舞台人が活躍する場、プロとして活躍できる場をつくることにつなげたいと願っています。▼エキストラ出演者も募集現在制作を進めるフィルムでは、「新体操の舞台に拍手を送る観客」役も募集中。2023年8月17日に福岡市科学館で撮影予定となっています。撮影後は、滅多に観られない男子新体操や九州大会で優勝した女子新体操の実際の演技もパフォーマンスします。撮影を通して、新体操の魅力や、新体操関係者たちの奮闘も感じていただける機会になれば幸いです。▼サザンドール新体操クラブについて主宰の堤佳乃子が、久留米信愛女学院短期大学卒業後、新体操を広く普及させるため、1996年に警固公民館で立ち上げた新体操クラブ。「心を磨く」を理念に、幼児から大人まで幅広い年代の方々が受講している。現在は競技以外に「博多どんたく港まつり」などに参加したり、筑前琵琶演奏家の「寺田蝶美」さんと共演するなど地域・文化振興に寄与している。近年では2024年に日本でアニメ化されて50周年を迎える『アルプスの少女ハイジ』の作者ゆかりの地、スイスのチューリッヒに本部を置く「ハイジ資料館(The Heidi Heritage Project - Heidiseum)」との国際交流もさかんに行われており、新体操での進学の他、引退後、個々の将来の目標に寄り添い、世界を視野に入れた自己実現のサポートを広げている。サザンドール新体操クラブの卒業生たちは、第37回全国高等学校新体操選抜大会で優勝した中村学園女子高等学校新体操部、インカレ65連覇の偉業を誇る日本トップの強豪校・東京女子体育大学新体操競技部などに進学して活躍。日本代表候補にも選ばれるなど、新体操のトップ選手を多数輩出し続けています。▼サザンドール代表 堤佳乃子日本新体操連盟九州代議員、5児の母。著書『飛躍 ~母と娘の時間軸~』がAmazon Kindleノンフィクション/妊娠・出産・子育ての2部門で新着ランキング1位獲得。2020年テーマソング「リボンのように夢を描こう」をリリース。▼「コドモへ繋ぐココロを磨く」活動を行うラグレスプロテインもこのプロジェクトを応援香料・保存料等、無添加のラグレスプロテインは、がんばる子どもたちやアスリート、病院、中高齢者などに、安心の国産たんぱく質を寄贈する「コドモへ繋ぐココロを磨く」活動を行っています。健康と成長に欠かせないグルタミンも配合したラグレスプロテインを、より多くのたんぱく質・グルタミンを必要としている子どもたちやアスリート、病院、中高齢者などに寄贈する事業の一環として、サザンドール新体操クラブの活動を支援しています。(過去の寄贈実績)・新体操、宝塚受験、ダンス、武道、スポーツ、子ども・学生体育支援・プロ(社会人)スポーツ、パフォーマー支援・病院、小児医療、ホスピス、子ども支援・中高齢者、生涯運動、健康支援・学校、外国人支援、海外支援サザンドール新体操クラブにラグレスプロテインを寄贈幼少クラスから中高生までラグレスで体作りをサポート▼美容と健康に特化したプロテイン「ラグレス」とはラグレスプロテインは、保存料・香料・着色料・人工甘味料すべて無添加で、国内で製造された安心・安全の高品質プロテイン。グルタミン(1杯約5,000mg※)を配合することでリバウンド防止や腸活サポートなど身体に嬉しい栄養素も摂取可能。※専用サジ3杯使用グルタミンは、人間の体内に一番多く存在するアミノ酸の一種で、筋肉の分解を防ぐためにも重要な働きをし、粘膜細胞・免疫細胞のエネルギー源ともなる、非常に重要な栄養素。元女子バレー日本代表の栗原恵さんがアンバサダーを務めるラグレスプロテイン味は3種。乾燥させた本物のイチゴ粉末を豊富に使用して、本格的なイチゴの美味しさを出したドライストロベリー味。愛知県西尾の抹茶をふんだんに使用した、甘さ控えめのグリーンティー味。ビター感あるココア強めの、リッチチョコ味。子どもたちにも人気のドライストロベリー味美容、健康に気を配る方やジュニアアスリートの皆さんにご愛飲いただいております。公式アンバサダーを務める、元日本代表の栗原恵さんも「子どもも大人も関係なく安心して飲めますね」、「筋力アップにはもちろんですけど、美容にもとっても良いんじゃないかと思います」と、太鼓判を押しています。定期購入キャンペーンも実施中。詳細は下記をご確認ください。ラグレスプロテインの商品紹介ページ▼ 【サザンドール新体操クラブ・ドキュメンタリーフィルムに関するお問い合わせ】サザンドール新体操クラブE-mail: kegoshinntaisouclub@gmail.com 【ラグレスプロテインに関するお問い合わせ】株式会社ホットスリムE-mail: info.flp@luxless.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月24日このお話は作者原黒ゆうこさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじカウンセリングに通いだしたほのかは、あおいとのスマホトラブルをきっかけに不登校になっていたゆうかと再会しました。ゆうかはまだ学校に行く勇気がないと語ります。ほのかが指さした先には新体操をいっしょに見学し、新しい居場所を見つけたふたり。学校だけがすべてではありません。葛藤するワキコちゃん相変わらずなあおいちゃんの隣で、ワキコちゃんは葛藤を抱えていました。モテ香ちゃんのランドセルを傷つけた言い出しっぺで、実行中は見張り役を買って出たワキコちゃんだったのですが…罪悪感のためでしょうか。母親に事のあらましを告白しました。次回に続く 「ママ友がモンペだった話」(全36話)は17時更新!
2022年11月09日「東京2020オリンピック」は、来年の7月に開催されることが予定されていますが、出場を目指す選手のなかには、複雑な思いを抱えている人も多いはず。通常では想像できないほど、肉体的にも精神的にも過酷なトレーニングを積み重ねているスポーツ選手たちの実情に深く切り込んだ注目のドキュメンタリーをご紹介します。それは……。『オーバー・ザ・リミット新体操の女王マムーンの軌跡』【映画、ときどき私】 vol. 306“新体操王国”と呼ばれるロシアで代表選手として活躍し、リタの愛称で呼ばれるマルガリータ・マムーン。オリンピックに向けて、鬼コーチたちからは厳しい言葉を浴びせられ、過酷な練習に身を投じていた。なかでも、一切の妥協を許さないのは、ロシアでも伝説的な指導者とされ、数多くの金メダリストを輩出してきたヘッドコーチのイリーナ。金メダルを目指すリタは、イリーナから指導を受けていたが、それは想像を絶するような厳しい内容だった。これまでベールに包まれていたロシア新体操界の実態が、いま明らかとなる……。オリンピック種目のなかでも、人気の高い競技のひとつといえば新体操。華やかで美しい演技には、誰もが魅了されてしまいますが、その舞台裏に密着しているのが本作です。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。ポーランドのマルタ・プルス監督ポーランド出身のプルス監督は、米エンタテインメント業界紙Varietyで「注目すべき10人のヨーロッパ人」にも選出されたほどの俊英。子どもの頃に新体操クラブに所属していた経験もあり、新体操というテーマを取り上げています。撮影中の苦労や印象的なエピソードなどについて、語っていただきました。―本作は出演者を説得するのがかなり大変だったということですが、どのくらいの時間を費やしたのでしょうか?監督まず、許可を得るまでかかった時間は3年。リタとコーチのアミーナは、このプロジェクトに最初から興味を持ってくれていたので問題なかったのですが、そこで立ちはだかっていたのは、ヘッドコーチのイリーナでした。つまり、彼女の許可を取るのにかかった時間が3年、ということですね。―それほど交渉が難航するなかで、最終的に受け入れられた理由は何だと思いますか?監督それは、私が決して屈しない断固たる思いを持っていたからではないでしょうか。イリーナは何度もダメだと言いましたが、私は聞こえていない振りをして、彼女と会えそうな場所ならほかの国にまで追いかけていったほど。そういった絶対にあきらめない気持ちが、イリーナを説得したんだと思います。―ちなみに、その粘り強さは子ども時代に新体操を習うなかで培ったものでしょうか?監督確かに、厳しい練習に7年間取り組んできたので、それが影響しているのかもしれませんね。それは撮影が終わってから気がついたことですが、自分のなかに眠っていた頑固さを発見して私自身がびっくりしたくらいです(笑)。もっと残酷で受け入れがたい世界だと思っていた―なるほど。では、遠くから見ていた彼女たちと実際に行動をともにするようになってから、衝撃を受けたことはありましたか?監督外から見ていたときは、もっと残酷で受け入れ難い世界だと思っていましたが、間近で見てみたら、それほど悪くはないのではないかと感じるようになりました。なぜなら、選手たちは、物質的にも肉体的にもつねに安全な状況に置かれていることがわかったからです。とはいえ、コーチたちから浴びせられる言葉による心理的な抑圧感はあるとは思いますが……。でも、彼女たちは意外とそのことを気にしておらず、受け入れていたので、それには驚かされました。―イリーナの指導方法はかなり強烈に感じましたが、ロシアでも彼女のような存在は珍しいのでしょうか?監督あくまでも私はスポーツの専門家ではなく、ロシアの新体操界について知っているだけであるということを前提に聞いていただきたいのと、私の想像も含めた印象ですが、イリーナはロシアのなかでも例外的な人で、彼女ひとりがロシアの新体操界を牛耳っているように見えました。ただ、現在の新体操界において、ロシアは世界的な勝利を収めているので、ほかの国でもイリーナ的な方法が繰り返されている可能性はありますね。―正直言って、いまの日本であれだけの発言をするとパワハラ問題として取り上げられかねないと思うほどでした。監督自身は、イリーナさんの指導方法は有効だと感じましたか?監督もし私がイリーナの方法を受け入れていたとすれば、この映画は作らなかったでしょう。つまり、反対の気持ちがあったということですが、同時に完全に反対という立場でもありません。というのも、私は観客に対して、一義的な答えを出したくないという思いがあるからです。撮影中に追い出されそうになったこともあった―監督は選手の立場として、あれほど厳しい指導を受けた経験はありましたか?監督私が習っていたトレーナーは全然違うタイプでしたし、プロを目指すようなレベルではなかったので、あそこまでのつらい経験は味わうことはありませんでした。ただ、将来もし私に子どもができたとしたら、イリーナのようなコーチのもとで習わせるのは嫌ですね(笑)。とはいえ、イリーナの教え方に対しては、「なぜ、あそこまですごい成功を収めることができるのか?」というある種の称賛もあります。実際、私は撮影後に「もしこれがイリーナではなくて、ほかの方法論を持ったコーチだったら、あれほどの結果を出せただろうか?」と考えたほど。いまでもその答えはわかりません。―確かに、そこに関しては賛否両論あると思います。映画では「ここまで映していいんだろうか?」と思うような場面もありましたが、撮影を止められたことはありませんでしたか?監督「出来上がった作品はイリーナが最初に観る」という契約だったおかげで、撮影を止められたことはほとんどなかったですね。とはいえ、100日間の撮影期間において、実は2回だけ止められたことがありました。1回目は私たちがリタ以外の選手を撮っていたとき。そして、2回目は撮影を始めたばかりの頃に、撮影がリタに悪影響を及ぼすのではないかとイリーナが恐れていたときです。彼女が出場していた競技会がすごく重要なものだったので、カメラがいることで注意力が散漫になってしまうのではないかという心配があり、私とスタッフは追い出されそうになりました。でも、それ以外は大丈夫でしたね。人間の一面だけを誇張する映画にはしたくない―ちなみに、イリーナさんの素顔や別の顔を見たことは?監督実は、私も彼女の“別の顔”を探そうとしたんですが、結論から言うと、それを見つけることはできませんでした。なぜなら、イリーナは私たちを一度も家に呼んでくれることはありませんでしたし、家族と一緒にいるところも見せてくれなかったからです。ただ、私は最初の段階から人間の一面だけを映し出し、誇張するような映画にはしたくないと思っていました。つまり、彼女を悪魔のような真っ黒い性格の人間であるようには見せたくなかったのです。映画のなかでリタがいい演技をして勝利を収めたときには、イリーナが彼女を優しく抱きしめている様子が映し出されていますが、そこで彼女の多面性を表すことができたと思っています。―とはいえ、完成した映画を観たときのイリーナさんは、どのような反応でしたか?監督最初は、彼女自身が選手たちをののしるような言葉を発していた場面で映像を止めさせ、過激な表現には、「ピー」の音をかぶせたらどうか、と提案してきたこともありました。でも、観終わったときに彼女は「この映画は素晴らしい。ロシアでも上映会をしましょう」とまで言い出すほどでしたね。なぜなら、「これだけの成功を収めたんだから、これは私の指導方法が最良であることの証明になる映画だ」と彼女が感じたからだと思います。上映中の彼女の様子を横で見ていたら、自分が厳しく指導している様子を見て、満足そうにうなずいていたほどですよ(笑)。この映画を感情的に体験してほしい―さすがイリーナさんですね。リタさんの感想はいかがでしたか?監督彼女は、この映画を観ながら感動で泣いていましたし、「素晴らしい映画を撮ってくれてありがとう」と言ってくれました。そこには2つの理由があって、まずは亡くなったお父さんの最後の姿が映されていたということ。そして、体操をしていたときには自分の演技にだけ集中していたこともあって、周りで何が起きているのか気がついていなかったけれど、この映画によってそれを知ることができたからということでした。自分の経験を客観的に見ることで、自分が何をしていたのかがようやくわかった、とも言っていましたね。彼女はすでに引退していますが、いまでもこの映画を時々観ては自分がやっていたことは正しかったのだと感じているそうです。―それでは最後に、日本の観客へ向けてメッセージをお願いします。監督私が重要だと感じていることは、すべて映画に込めたつもりですが、私がみなさんに期待することといえば、この映画を感情的に体験していただきたいということ。そして、それをきっかけに人生についても考えてほしいと思っています。華麗な世界の光と影を垣間見る!本作で体感できるのは、オリンピックでアスリートたちが感じている重圧や、栄光の裏に隠された限界を超える過酷さ。その熾烈さには衝撃が走り、ときには背筋がゾッとするような場面もあるものの、人間の持つ強さや美しさも改めて感じられるはず。来年のオリンピックを迎える前に、観ておきたい1本です。驚愕の予告編はこちら!作品情報『オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡』6月26日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリー他、全国ロードショー!配給:トレノバ、ノーム©Telemark, 2018
2020年06月24日毎年メンバーが入れ替わる学生スポーツの世界で、驚異のインカレ18連覇を成し遂げているチームがある。それが青森大学(以下、青大)男子新体操部だ。6人の息を合わせる団体競技における、絆の作り方とは。青大の練習場を訪問。常勝チームの秘密とは。常勝チームには名将の存在が不可欠なもの。青大にも創部以来、部を率いる中田吉光監督という存在がいる。しかし青大の練習場を訪ねてみると、選手たちが粛々と練習を進める様子を、監督は黙って椅子に座ってじっと見つめるのみ。これってどういうこと…?練習に区切りがつくたびに、選手たちが一斉に集合し、タブレットを覗き込む。どうやら、いまやっていた練習を録画し、それを見直しているらしい。画面を指差しては、ここはもう少しこうしたほうが…と意見を交わし合う。驚いたのは、下級生からも活発に意見が出ていたこと。上級生にも遠慮なく、指摘された先輩の側もまた真摯に耳を傾け、時にアドバイスを求める姿もあった。そんな意見交換が落ち着くと、選手たちの目線が自然と監督に注がれた。監督はそこでも声を荒げることはなく、ただ熱のこもった口調で細かな修正点を指摘するのみ。時には冗談も交え、心地いい緊張感と、のびのびとした自由な空気とを差配しているようにも見える。どうやらここに常勝の秘訣がありそうだ。‘02年の創部以来、青大新体操部を率い優勝へと導いてきたのが中田吉光監督だ。毎年メンバーが入れ替わるチームの絆を、どう生み出しどう育ててきたのか、監督のチーム論を伺いました。――青大は学年関係なく意見を言い合える雰囲気があります。監督のチーム作りが成功しているのかなと感じているのですが。中田監督:チームには縦のつながりと横のつながりが大事だと思っていて、そこは部を作る時から意識しました。横をしっかり統制するのが学年リーダーの存在です。そして、マットの上では上も下も関係なく意見を言い合うようにしました。ほかにも、トイレ掃除は4年生がやる。お風呂は1年生から順番に入る。下の学年に問題があれば上の学年の指導不足を怒る、などいわゆる体育会系の上下関係の図式とは逆のことをしたんですね。そうすることで下は上を自然と敬うようになりますし。――青大に来る前から、そういうチーム作りをされていたんですか。中田:青大に来る前は四国で高校生たちを指導していたんですが、そこで失敗してるんです。強くなっていく時は生徒たちの士気も高いんですが、徐々にチームが勝ち続けることが彼らの重荷になっていって、ある日、合宿中に生徒に逃げられました。後でその理由を聞いたら練習が厳しすぎる、と。それでいったんチームを壊して、生徒に自分たちで目標を決めさせたんです。全国優勝したいのか、ブロック大会で勝てればいいのか、決めたら俺はそれに合う指導をしていくからと。青大に来てからはその苦労がないのはいいですね。ここへはみんな日本一になりたいという強い覚悟を持って入ってきていますんで。――でもそれもいまのような常勝校になったからですよね。創設当初は、どのように学生たちを引っ張っていかれたんでしょうか。中田:3人の同好会から始まり、翌年に8人入って部に昇格して、初めて大会に出たんです。でもうちは1~2年だけのメンバー。その時“自分たちが目標にしてきた上級生たちと戦うのは無理だ”と言われてカチンときちゃって、2年後、3年後に勝とうと思ってるようじゃダメだ、いま勝つんだって気持ちにならないとって、まずは意識改革から始めました。僕は選手たちに「俺はあの学校に勝つよ」とはっきり宣言しました。――それがいまやインカレ18連覇。プレッシャーもありますよね。中田:それは毎年あります。でも、自分以上に選手たちには重いものがあると思います。こまめに声をかけるようにはしていますけれども、試合が始まれば見ていることしかできない。何もできない無力な監督だなといつも思います。そのプレッシャーをはねのけるには、結局は練習しかないんです。これだけ練習したんだから大丈夫だって自信を、少しでも与えられたらと思っています。――青大の強さは、選手が自主性を持って強くなろうとしているところだと思います。そういう関係性を築けた理由は何だと思いますか。中田:求めているものが一緒だからですよ。みんな日本一になりたいし、うまくなりたいってところで同じ方向を向けている。僕は、どの試合もレギュラーだけが戦っているとは思っていません。練習を見ている選手を含めてひとつのチームで、全員で勝ちにいくんだって思わなければ、やっぱりダメなんです。――理想とするチーム像とは?中田:とても地味な競技ですが、3分間だけどパッと花開く瞬間があって、その時にすべての苦労が吹っ飛ぶくらいの感動や達成感がある。でもそこに至るまでは地道な作業の連続。それでも上を目指していける人を育てたいですね。なかた・よしみつ青森県出身。新体操の選手として活躍した後、高校教諭を経て指導者に。2002年に青大の新体操部を創設し監督に就任。※『anan』2019年11月13日号より。写真・岡本隆史取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年11月12日元新体操選手で現在はスポーツキャスターやタレントとして活躍している畠山愛理が7日、都内で行われた1st写真集『CONFESSION』(発売中 3,000円税抜き 講談社刊)の取材会に出席した。新体操の選手として日本を牽引してきた畠山愛理が、初の写真集をリリース。今年8月に訪れたというポルトガルのリスボンでロケが行われ、畠山の素顔を切り取りながら、2万字にも及ぶインタビューの中でアスリート時代の知られざる苦悩や早すぎる引退の真相などを赤裸々に語っている。写真集の出版をオファーされた際は「お断りした」という畠山だったが、「引退した今の自分を残すのもいいかと思ったし、最近は小学校や中学校で講演することが多く、子供たちには、何事もやってみようと話しています。写真集はやらないだろうなと自分で決めつけてましたが、子どもたちに話していることをやれていないと思ったので挑戦しようと思いました」と悩みながらも受諾したことを告白した。写真集の自己採点は「それは周りの方が評価していただくもの」と明言を避けつつ、「明るい自分もいれば不安げな表情も撮ってもらったので、その時の気持ちをそのまま出せたと思います。そういう意味では良い写真集になったと思います」と自信。「メイクが薄くて、本当に塗ってくれないんだと思いました(笑)。すっぴんの写真があって、使われないだろうと思ったら使われていましたね(笑)」と明かし、本音を語ったというインタビューは「すごくサーッと喋っちゃいましたね。新体操をやってきた自分ややり終えてからの自分が全部入った感じです」と話した。引退後はキャスターやモデル業、バラエティーなどで活躍している中、今後の目標を聞かれると「もうちょっと自分に自信をもって色々やりたいなと思います」と前向きだったが、写真集の2冊目については「ないですね。最初で最後にします」と未練はない様子。自身の恋愛については「今の立場だと言いにくいですね」と微妙な回答だったが、「(今は)恋愛はないです」と最後は否定していた。
2018年11月08日竹中直人と入れ替わってしまう主演映画『レオン』が公開中の知英。早くも、その次回作となる最新主演作『私の人生なのに』が、今夏、全国公開が決定。初映像と場面写真が到着した。本作はオリンピック候補の新体操スター選手でありながら、不治の病で半身不随となった女性が主人公。絶望を彷徨う中、音楽と出会うことで人生に彩りを取り戻した彼女が、自分を受け入れながら新たな夢に向かって歩き始めていく青春サクセスストーリー。原案・清智英、著・東きゆうによる同名小説(講談社刊)を原作に、須藤理彩、安田顕に大杉漣も出演していた『小川町セレナーデ』の原桂之介が脚本・監督を務めた。知英さんといえば、昨年から1月27日まで放送された主演ドラマ「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」にて、シングルマザー、二児の母、内気な科学者、悲しき暗殺者など1人7役を演じ、現在公開中の『レオン』では、竹中さん演じる朝比奈玲男と男女が入れ替わる小鳥遊玲音を演じており、“カメレオン女優”として注目を浴びている。このたび解禁された初映像となる特報では、女性アイドルグループ「KARA」時代からダンスで鍛えた身体能力をいかしながら、新体操のリボンの練習を入念に重ねて主人公・金城瑞穂役に挑戦。また、車椅子で生活する女性の役でもあるため、日常生活でも車椅子を何か月も利用し、自身の生活の一部にしながら役作りを行ったそう。その熱演の一端を、まずはこの映像から確かめてみて。『私の人生なのに』は今夏、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月05日歌手で女優の知英(24)が、映画『私の人生なのに』(2018年夏公開)で主演を務めることが4日、発表され、劇中の場面写真が公開された。オリンピック候補の新体操スター選手を演じる知英講談社の同名漫画(著:東きゆう 原案:清智英)を原作に、『小川町セレナーデ』『片想いスパイラル』の原桂之介氏が監督・脚本を担当。オリンピック候補の新体操スター選手でありながら不治の病で半身不随となる金城瑞穂役を知英が演じ、絶望の中で音楽と出会うことで新たな夢に向かって歩んでいく姿を描く。知英は、韓国の女性アイドルグループ・KARA時代にダンスで鍛えた身体能力を生かし、新体操のリボンの練習に没頭。車椅子で生活する女性の役でもあるため、日常生活で車椅子を数カ月にわたって利用し、役作りを続けていたという。『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』(東海テレビ・フジテレビ系)では1人7役、現在公開中の主演映画『レオン』では竹中直人演じるワンマン社長と男女が入れ替わる役など次々に難役に挑む知英。今回公開された写真は、新体操のレオタード姿、車椅子でギターを弾きながら歌う姿を捉えたもので、本作を告知したマネージャーのツイッターにはファンから「夏が楽しみ」といった喜びの声のほか、新たな役作りに挑む姿を称える声も寄せられている。(C)2018「私の人生なのに」フィルムパートナーズ
2018年03月04日元新体操日本代表(通称フェアリージャパン)の畠山愛理が、「第46回ベストドレッサー賞」のスポーツ部門に選出され29日、都内で行われた授賞式に出席した。ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。1972年にスタートし、今年で第46回を迎える。新体操日本代表として2012年のロンドン五輪、2015年の世界選手権、2016年のリオデジャネイロ五輪などで活躍し、引退後はスポーツキャスターやモデル、タレントとして活動している畠山。「素直にとてもうれしいです」と受賞を喜び、「初めはドッキリなんじゃないかと思ってしまった。次に、本当に私で合ってるのかなって思うくらい驚きました」と笑った。この日は、美背中をあらわにした黒いロングドレスで登場し、レッドカーペット上で新体操のポーズも披露。衣装については「身長を生かしたドレスを選びました」と説明し、また、「スタイルを隠した服を着ていると、どんどんふくよかになってしまう気持ちが自分の中であるので、普段から体型を隠さない服を着るように意識しているので、このドレスを選びました」と話した。畠山のほか、経済部門にワコールホールディングス代表取締役社長の塚本能交、学術・文化部門にギタリストの村治佳織、芸能部門に女優の波瑠と歌舞伎俳優の尾上菊之助が選出された。
2017年11月29日2002年、部が設立して数か月でインカレに優勝し、そこからずっとトップを走り続けている青森大学男子新体操部。毎年学生が入れ替わる大学という場所で、強さを維持し続ける理由とは。青森を訪れ、彼らの練習に密着した。学年差を超え誰もが自由に意見し高め合えるチーム。青森駅から車で約30分の場所に青森大学(以下、青大)男子新体操部の練習場がある。出迎えてくれたのは、青大男子新体操部をインカレ16連覇に導いた名将・中田吉光監督と選手たち。すでに練習は始まっていたが、強豪のイメージから思い描くシリアスな厳しさはなく、むしろ自由で開かれた空気を感じられた。監督が陣取るのはフロアの真正面だが、大声で選手たちを統率したり指示する様子はない。どうやら、練習の主導権は学生に託されているらしい。「必ず勝てるマニュアルはない。だから練習するんですね。積み重ねた時間や築かれた信頼関係は必ずや自信に繋がります。指導者の僕がやるべきことは、それを自分で感じ取り考え発信できる選手が育つための練習です」(中田監督)団体戦レギュラー6人の練習が始まった。しなやかに躍り、止まり、力強く跳ぶ。ぴたりと合った連携の美しさと躍動感に胸を掴まれる。いいパフォーマンスの時には、周りの選手たちからも拍手が起きるのが印象的だった。1フレーズ終えるごとに監督の元に全員が集まり、修正を加えていく。驚くのは、メモも取らずに眺めていた監督の、ひとりひとりに対する細やかな指導ぶりだ。そして、そこでレギュラー以外の選手たちから、忌憚なき意見が飛び出すことも。主将の大岩達也さんは語る。「人間力のある選手になれとは、監督の言葉。全員がレギュラーに負けない努力をし、人間力を磨くからこそ、お互いが遠慮せずに意見が言い合えるんですよね」団体戦レギュラーの6人。左から、前田豊さん(4年)、前田春希さん(4年)、渡辺剣史郎さん(4年)、植野洵さん(4年)、五十嵐涼介さん(1年)、井藤亘さん(3年)。北海道、埼玉、宮崎など、全国各地から学生が集まってくる。なかた・よしみつ中学の部活で新体操に出合い、名門・国士舘大学では全日本優勝経験も。卒業後、大阪・香川の高校で教職の傍ら新体操部の指導に当たった。‘02年に青森大学新体操部監督に就任。1年目からインカレで優勝し、以降、連覇記録を更新中。指導は厳しいが、練習後には気さくな素顔を見せる。※『anan』2017年11月1日号より。写真・岡本隆史取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年10月30日さまざまなアーティストやクリエイターとのコラボレーションで話題の男子新体操。じつはこれ、日本発祥の競技なのだ。音楽番組のステージで青森大学の選手たちと共演した三浦大知さんが、男子新体操に惹かれた理由とは?その魅力を教えていただきました。三浦大知さん「自分のダンススタイルとの相性の良さを感じました」以前、ダンスのイベントでBLUE TOKYO(青森大学・青森山田高校男子新体操部出身メンバーで結成されたアクロバットダンスユニット)とコラボレーションをしたことがあり、男子新体操の存在を知りました。厳密にはダンスとは違いますが、フォーメーションやダンサーたちのシンクロ性で魅せるスタイルは、自分のダンススタイルにも通じるものがあり、当時からその相性の良さは感じていました。今年7月のTBSで放送された『音楽の日』で、青森大学男子新体操部の皆さんと共演したのも必然といえば必然。あの時に披露した僕の曲「Cry&Fight」の振付をしたShingo(Okamoto)君が、リオオリンピックの閉会式に携わっていたこともあり、「三浦大知と男子新体操の組み合わせっていいよね」って、周りのスタッフたちも満場一致でお願いすることになりました。彼らが大会前だったこともあり、前日のリハーサルまでは、互いに映像を送り合う形で練習を重ねていきました。本番に向けてつねにお互いを高め合い、ひたむきに真摯に取り組んでくれる姿には、本当に頭が下がる思いでした。しかも、本番は生放送でしたが、大会という失敗の許されない場で戦っているからか、皆、肝が据わっていて緊張しない。さすが常勝校。その後のインカレ16連覇のニュースは、嬉しかったです。みうら・だいち1987年生まれ、沖縄県出身。’97年にFolderとしてデビューし、’05年よりソロに。抜群の歌唱力とリズム感、世界水準のダンスが高い評価を受けている。現在、自身最大規模となる全国ツアー中。来年1月に大阪、2月東京での追加公演も決定した。※『anan』2017年11月1日号より。取材、文・望月リサ(C)Kyodo/Getty Images(by anan編集部)
2017年10月29日山田孝之主演で現在放送中のTVドラマを始め、今秋には映画2本も公開予定となっている「闇金ウシジマくん」。この度、TVドラマ「闇金ウシジマくん Season3」第4話の最後に流れる映画『闇金ウシジマくん Part3』の特別CM、“ウシジマ選手権編”がオンエアに先駆けて解禁となった。原作は、現代社会の闇を容赦なくえぐり、ハードな内容ながら国民的ベストセラーとなった真鍋昌平の同名コミックス。2011年には小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数は1,000万部を超える人気作だ。実写1作目は2010年のドラマ「Season1」。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・ウシジマ役を山田さんが演じ、深夜帯としては異例の高視聴率を記録。2012年にはヒロインに大島優子を迎えた映画『闇金ウシジマくん Part1』が公開されるとこちらもスマッシュヒット。また2014年にはドラマ「Season2」と映画『闇金ウシジマくん Part2』が放送&公開され、これらも大ヒットとなった。そして、今年はファイナルに向け、ドラマに加え映画2本と怒涛の3連発が幕を開けた「闇金ウシジマくん」シリーズから、特別CMが到着。今回の映像は、豪華パーティーシーンで下着姿になった女の子たちがプールに飛び込む「下着でシンクロ」、限りなく怪しいネットビジネス・マルチ商法のカリスマ天生翔(浜野謙太)がなぜか傷だらけの裸で変なポーズをとる「全裸で新体操」、カウカウファイナンスの社長ウシジマ(山田さん)が敵に銃をつきつける「人間で射撃」などなど…『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の映像を使用した、NG種目だらけの“ウシジマ選手権編”。「金は金でも、闇金です。」や、これらの種目は「すべて犯罪です。」と念を押すところまで、本シリーズらしい遊び心満載! またラストには、唯一「追いかけっこは OK 。」と出てくるも、「何で逃げんの」と、全くOKには見えないウシジマが債務者と絡むクスッと笑えるシーンも挿入され、ファンの期待を裏切らない仕上がりになっている。映画『闇金ウシジマくん Part3』9月22日(木・祝)、映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は毎週日曜日(MBS)24時50分~、毎週火曜日(TBS)25時28分~放送。(cinemacafe.net)
2016年08月03日TBS系ドラマ「タンブリング」の制作発表会見が4月13日(火)、ロケ地の埼玉県内の廃校で行われ、連ドラ初主演の山本裕典、共演の大東俊介らが新体操の演技を初披露した。高校の弱小男子新体操部を舞台に、ひょんなことから入部した高校の“アタマ”をはる東航(あずま・わたる=山本さん)を始めとするヤンキー5人ら部員たちが、新体操に打ち込み成長する姿を描く青春スポ根物語。男子新体操は日本での競技人口約1,000人というマイナースポーツながら、プロデューサーの米田理恵さん(DHE)が、国士舘大学の男子新体操部の演技を見て魅了され、3年越しで企画した。山本さんら部員役9人は男子新体操に初挑戦。昨年10月から練習を重ね、現在、新体操の吹き替えは一切ナシで、体当たりで撮影中だ。白のユニホームで登場した9人は、円陣を組み「ウォッス!」と気勢を上げると、フロアマット前に整列して凛々しい顔つき。音楽に乗せて、床上での前宙、バク転、バク宙などタンブリングと呼ばれる一連の回転技を次々披露し、アクロバティックに躍動。教師役で出演するダンス&ボーカルグループ「EXILE」のパフォーマー、AKIRAは「これだけ動けるようになるのは本当に大変。それを短期間でできるなんてすごい」と舌を巻き、取材陣からは何度もどよめきが。9人はきれいに引き締まった筋肉美でも女性記者陣の視線を釘づけにした。初挑戦の新体操にハマったきっかけを、山本さんは「国士舘大学の方たちの演技を初めて見たとき、ビックリして泣きそうになった。その後、2、3回練習して、あのときこみ上げてきたものが、たった3分間の競技時間のために全てを注ぎ込んでいるとか、そういうことだと分かり、楽しくなった」と熱っぽく吐露。「吹き替えナシでやりたいと思った。弱小チームが頑張るって最後にどうなるか、ヘタでもいいから頑張ってやっていく過程を見てほしい。数字(視聴率)が良くても悪くても結果がどうであれ、気持ちがいい」と“ガチンコ勝負”に燃えている。この日の演技の自己採点を山本さんは「60点」。目標に「3つバク転やった後にスワン(伸身宙返り)」と大技を挙げ、気合十分。一方、大東さんは「国士舘の方が倒立しながら本読んだり音楽聴いたりする姿を見た。僕らみんなで倒立しながら競走できるようになりたい」。三浦翔平も「90%ムリですが、国士舘の方が踊ったそのものができるようになりたい」と思い思いの言葉で熱血宣言していた。会見にはほかに部員役の瀬戸康史らと高校のコーチ役の国仲涼子、航の母親役の大塚寧々らが出席した。TBS系ドラマ「タンブリング」は4月17日(土)より放送開始(土曜9時〜放送)、初回は2時間スペシャル。(text:Yoko Saito)© TBS■関連作品:きな子〜見習い警察犬の物語〜 2010年8月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「きな子〜見習い警察犬の物語〜」製作委員会矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト■関連記事:阿部寛山下達郎の音声メッセージに「本当に山下さん?」“ストロベリー”石橋貴明、メイサに抱きつき暴走矢島美容室イベント夏帆、撮影地・香川県に「ああ、ただいま!」愛犬きな子と一緒に映画ヒット祈願【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年04月14日