■これまでのあらすじ妻の響子に断りもなく義母を同居させた夫の拓人。元看護師であり調理師であることを理由に、義母にはいろいろ頼られるがそれでも大きな問題なく暮らしていた。そこに離婚した義兄の奏斗が息子の雄基を連れて無理やり居候し始める。しかも奏斗は拓人より自分が上と言わんばかりにいろいろ命令してくるが、1ヶ月間だけだからと我慢していた響子。しかし突如、奏斗はこのまま住み続けると言い始めて…。ひとり反対する響子だが拓人は助けてくれず、夫を見捨てて娘の綾音を連れて実家に帰る。数日後、拓人が響子と話し合うため訪れる。しかし「兄貴と母さんがごめん!」と言う拓人を、響子は「何被害者ぶってるの?」と一蹴し、「誰も守ってくれないから私のことは私が守るって決めた。家には帰らない!」と言い放つのだった。おそらく拓人は小さい頃から親や兄によって押さえつけられ、自分の意見を通すことが苦手なのでしょう。そしてそのことに被害者意識があるからこそ、「自分が一番悪い」とは思っていなかった…。でも一緒に闘って欲しかった夫に裏切られた私にとっては、一番許せないのは拓人でした。自分で言いだしたこととは言え、「離婚」の2文字が現実味を帯びてきたある日、お義兄さんの元妻であり、雄基くんの母親の梓さんにようやく会うことができました。そこで私がまったく知られざる事実を教えてもらったのです。この事実を突きつけたとして、お義母さん、お義兄さんがどう動くのか、そして肝心の拓人が私との将来をどう考えているかはわかりませんでした。それでも私は一度自分の家に帰ることにしたのです。※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く(全24話)毎日更新!
2024年03月11日「わたし、初産だったよな…?」日南響子さんは10月に結婚と妊娠を公表 。11月28日、Instagramで「我が子が誕生しました」「ちゃんと育ってくれるのか生まれて来てくれるのかと心配になりながらも早く早く会いたくて毎日沢山お腹に声をかけ続けた10ヶ月でした」と、出産したことを報告しました。ただ、「お産に至るまで色々あって心の準備が整う前に分娩台に上がる出来事があったりと大変なスタートを切った」とも明かした日南さん。お産自体は「この子の頑張りもあり陣痛がしっかり乗っかってから3時間程で出て来てくれて」、赤ちゃんは「3720gもあった」そう。「『わたし、初産だったよな…?』と自分でも疑うぐらいの早さと大きさに皆で驚きました..」と、大きな赤ちゃんをスムーズに出産したようです。しかし産後、母体に異変が。「何やかんやで身体はちゃんと気張っていたみたいで2.5ℓを超える出血があったためまさかの緊急搬送となり」「いきなり我が子と離れ離れに」なってしまったのだといいます。日南さんは酸素マスクらしきものをつけ、赤ちゃんと一緒にベッドに横たわる出産直後の写真も公開。思いもよらない事態に「やっとやっと会えたのに、、」と少し落ち込んでしまったそうですが、すでに回復し退院しているようです。出産時の出血、場合によっては命の危険も出産時の出血はよく見られる症状の一つで、経腟分娩での出血量の多くは800ml以下で、90パーセンタイル値※は経腟分娩で800ml(多胎では1,600ml)、帝王切開で1,600ml(多胎では2,300ml)程度となります。※出血の少ない順から数えて90パーセントに位置する値場合によっては、数千ml以上にもおよぶ危険な大出血につながることもあり、その場合はママと赤ちゃんの命に関わるため、速やかな対応が必要となります。また、出産時に出血がとても多かった場合、産後に貧血になりやすくなる点でも注意が必要です。貧血になると疲れやすくなる、頭痛や息切れがする、少しの運動がつらくなるなどの症状が起きます。産後に意識して鉄分の多い食事を心がけていれば、1ヶ月ほどで改善することがほとんどですが、もし食事だけで貧血が改善されない場合は、かかりつけの医療機関で鉄剤を処方してもらいましょう。参照:【医師監修】産後の貧血 | 原因と鉄分不足への対処法
2023年11月30日「恋なんて、本気でやってどうするの?」第5話が5月16日放送。西野七瀬演じる響子の“本心”に「半端なく響いた」などの声が上がる一方で、広瀬アリス演じる純の行動には「すごく共感」「振り回しすぎ」など様々な反応が寄せられている。「恋なんて人生のムダ!」と思っている主人公をはじめ、恋に本気になれない6人の男女の群像ラブストーリーを描く本作。恋愛経験ゼロの桜沢純を広瀬さんが、特定の交際相手を持たない刹那主義的な恋愛をしてきた長峰柊磨を松村北斗がそれぞれ演じる。2人のほか、純の高校時代の同級生・清宮響子に西野さん。響子が想いを寄せる「サリュー」シェフの岩橋要に藤木直人。純と響子の親友・真山アリサに飯豊まりえ。アリサの“レンタル彼氏”内村克巳に岡山天音。柊磨の“匂わせ投稿”をしていた竹内ひな子に小野花梨といった俳優陣も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。柊磨と結ばれた純だが、頭の中は彼のことでいっぱいになり仕事にも身が入らない状態に。“仕事に命賭けてたのに…ダメだ、自分が一番軽蔑してたタイプの女になってるじゃん!”と自らの変化に困惑。さらにデート中に柊磨がほかの女性に優しく接する姿や、店にやって来たひな子への態度も以前と変わらない様子を見て、柊磨から距離を置こうとする。一方、純が柊磨との恋に夢中になっている姿を見た響子は、アリサにだけ要に憧れて「サリュー」に通っていることを打ち明ける…というのが6話の展開。響子の思いを知ったアリサは2人の距離を近づけるため、夫の敏彦(味方良介)が不在のときに料理の手伝いを口実にシェフの要を家に呼び、ホームパーティーを開いてはどうかと提案。敏彦の出張時を見計らってホームパーティーが開催されるのだが、そこに敏彦が帰ってきてしまう…。その後サリューを訪れた純は、店の前で響子を出くわす。純は響子にアリサから要のことを聞いたと明かし、結婚してても誰かに憧れることはある。響子は自分に線引きできる大人だからと話したうえで「全然罪ないと思う」と自分の考えを伝えるが、響子は自分が単に要に憧れてたわけではないと告げ、「要さんが好き。要さんが欲しい」と自らの率直な思いを口にする…。そんな響子に「要に対する想いを純に語るシーンが半端なく響いた」「響子ちゃんの本音というか気持ちを純ちゃんに伝えたところ涙でた」など共感の声が寄せられる一方で、「気持ちはわかるけど相手に迷惑かけるから順番は間違えちゃダメよー」といった声も。一方、柊磨からの電話を無視していた純だが、帰宅すると自宅の前で待つ柊磨の姿が。柊磨から「俺、避けられてる?」と聞かれ「仕事が忙しかっただけ」とごまかす純だが、帰ろうとする柊磨を後ろから抱きしめ「実は避けてた」と本当のことを話し始める。「嫉妬深いし、臆病だし、心配性だし。しっかりしてるように見えてるかもしれないけど」と言う純。“柊磨がそばにいるのは今だけで遠くに行ってしまうかも”と不安だった想いを打ち明ける純に「純の気持ちすごく共感しちゃう 私も心配性だし臆病だし、些細なことで不安になる」といった共感が寄せられる一方で、「純は柊磨を振り回しすぎやで」といった反応も送られている。【第6話あらすじ】テーブルウエアの展示会で純がデザインした器が好評を博す。会場には柊磨も姿を見せ、拓人が純の部下の前で2人が付き合っていることをほのめかすが、思わず純はそれを否定してしまう。同じ頃「サリュー」にオーナーがやってきて、突然店を閉めると言い出す。要の過去が関係しているらしい。純から「サリュー」閉店の話を聞いてショックを受ける響子に、要は自分の過去を打ち明ける…。「恋なんて、本気でやってどうするの?」は毎週月曜22時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2022年05月17日2020年5月23日に、女子プロレスラーの木村花さんが22歳という若さで亡くなりました。警察によると、自宅には遺書とみられるメモが置いてあったといいます。バラエティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していた木村さん。番組内での言動をきっかけに、以前からSNSで不特定多数から誹謗中傷を受けていました。所属事務所は、詳しい死因を明かしていないものの、誹謗中傷によって木村さんの心が傷付いていたのは確かです。木村さんの母親であり、元女子プロレスラーである木村響子さんは同月31日にTwitterを更新。「娘の旅立ちを見送った」と報告しました。花の旅立ちをみんなで見送りました本当にかわいい顔をして寝ていたのですべてが嘘みたいで実感がありませんがたくさんのひとが花のことを愛してくれていてその想いは絶対に花に届いているしだからきっと花は今 さみしくないはずですこれからもずっと花を愛してあげてください pic.twitter.com/ypxUl92y8f — 木村響子 (@kimurarock) May 30, 2020 木村さんの逝去後、ネット上では誹謗中傷をやめるよう訴える声が多数上がっています。一部では、誹謗中傷を送った加害者を必要以上に責める人もいるようです。これに対して響子さんは、「ヘイト(憎悪)のスパイラルをやめてほしい」とお願いをしました。皆さんに お願いがありますどうか 花のことでご自分を責めないでください他の誰かを 責めないでくださいなにかを 恨まないでくださいヘイトのスパイラルを止めてくださいもうこれ以上 こんなことが起こらないように花が望んだやさしい世界に少しでも近づけるように— 木村響子 (@kimurarock) May 30, 2020 「自分や他人を責めないでほしい、恨まないでほしい」と強く訴える響子さん。投稿にはさまざまなコメントが寄せられています。・やるせない気持ちでいっぱいです。響子さんも、どうか自分を責めないでくださいね。・誹謗中傷を送った人が許せず、同じ気持ちにさせたいと思いました。でもそれを花さんは望んでいないと思ってぐっと我慢しました。・人を責めたところで変わらないですよね。どうか優しい世界になってほしい。誹謗中傷をした加害者を、また別の人が中傷する行為はよい方向には進まないことでしょう。誰かを責めるよりも、一人ひとりがネットでのモラルを意識するほうが、誹謗中傷をする加害者は減っていくのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年05月31日2020年5月23日に22歳という若さで亡くなった、女子プロレスラーの木村花さん。木村さんは逝去が報じられるおよそ10時間前にInstagramのストーリーズ機能で「さようなら」というメッセージを残していました。また、以前からSNSで不特定多数から誹謗中傷を受けており、「誹謗中傷に傷付いたのは否定できない。お母さんや支えてくれたみんな、ありがとう。弱い私でごめんなさい」などの投稿をしていました。【訃報】女子プロレスの木村花さん22歳が逝去インスタで「さようなら」と投稿事務所によると亡くなった経緯は調査中とのことですが、投稿を見るに多くの誹謗中傷が木村さんの心を深く傷付けたのは明らかでしょう。今回の件を受け、ネットでは世間で多発している中傷行為について非難の声が続出しています。木村花の母・木村響子が娘の逝去にコメント同月24日、木村さんの母親であり、元女子プロレスラーである木村響子さんがTwitterを更新。娘の訃報について、多くの人に向けたコメントを公開しました。木村花 を応援してくれたかた仲良くしてくれたかた愛してくれたかた守ってあげれなくて ごめんなさい辛い想いをさせて ごめんなさいあなたが辛いと 花も辛いからどうか楽しく元気な花を心に置いてあげてください花が伝えたかったことをカタチにするためにもっと 強くなります— 木村響子 (@kimurarock) May 24, 2020 多くの親にとって、我が子に先立たれるのは想像を絶する苦しみでしょう。「守ってあげられなくてごめんなさい。つらい思いをさせてごめんなさい」という投稿からは、響子さんの深い悲しみや苦しみが伝わってきます。続けて、響子さんは一部のマスコミに対しこのように『お願い』をしています。マスコミの皆様へ警察や スターダム事務所に詳細を問い合わせるのは おやめください お仕事に詳細がでてしまいます死者のプライバシーをどうか尊重してあげてくださいギリギリのところで 闘っているひとたちの背中をおさないでくださいもう誰ひとりも傷つけないでください— 木村響子 (@kimurarock) May 24, 2020 訃報に対し、多くの人から「木村さんは間違いなく愛されていた選手だった」「テレビで見てとても好きだった」といったコメントが寄せられた、木村さん。木村さんは生前に「愛されたかった人生でした」と投稿していましたが、実際は多くの人から愛されていたのでしょう。しかし、好意的な言葉よりも一部の否定的な言葉のほうが印象に残りやすいのは、残念ながら事実です。木村さんのように傷付けられる人をこれ以上増やさないため、今一度『言葉』の正しい使い方について多くの人が再認識する必要があります。[文・構成/grape編集部]
2020年05月25日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、歌手の日南響子さんです。女優と歌手、2つの顔を持ち、多方面でマルチな才能を発揮中!小さい頃から女優と歌手に憧れていたという日南さん。「中学1年生で受けた雑誌モデルオーディションがデビューのきっかけ。女優のお仕事をしながら映画の主題歌も歌わせていただいて、夢が叶いました」。それから精力的に音楽活動をすることを決意。約3年前から「珠麟‐しゅりん‐」名義でライブや配信を行う。「ゼロからのスタートだったので、ライブ会場に音源を送って、あえて名前と顔を隠して路上ライブをするところから始めました。音楽活動は、自分の体が使えなくなるまで続けたい!」血が繋がってないのに2羽はいつも一緒。文鳥のやつめとちょぼ。懐くまで時間がかかったけど、こんなに親密に!愛らしい見た目と性格にメロメロなんです!こよみくんは、歌をうたったり、おもちゃで遊んだり、かなりやんちゃ!愛鳥家から人気の鳩笛を集めています。「ほ~」と音が出る鳩笛。作られた地域によって色や形が違うのも魅力的!ひなみ・きょおこ1994年生まれ。「日南響子」名義で女優、「珠麟」名義で歌手活動を行い、多彩な表現力で多くのファンを魅了。※『anan』2017年12月6日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年12月04日小幡文生による“絶対に読んではいけない漫画”を竜星涼をはじめ、須賀健太、加藤雅也ら個性派キャストを迎えて贈る『シマウマ』。この度、本作に登場する日南響子と高橋メアリージュン、闇社会を生き抜く“ヤバイ女”の魅惑的な場面写真が到着した。「美人局」で仲間達と一緒に金稼ぎをしていた倉神竜夫(竜星涼)は、ある日ヤクザを引っ掛けてしまったことから、転がるように闇へと堕ちていき、“回収屋”の“ドラ”として、禁断の世界へ足を踏み入れることになるが…。原作は、 2010年より「ヤングキング」(少年画報社)にて連載、累計発刊部数約 150万部を超える人気を誇る同名コミック。現代社会の暗部を強烈に切り取りながら身近に潜む闇を炙り出すダークな世界が繰り広げられている。監督には『探偵はBARにいる』シリーズなど、数多くの話題作を手がける橋本一。また脚本は、『凶悪』で第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞している高橋泉が手掛けた。キャストには、他者に受けた屈辱などをありとあらゆる方法を用いて昇華させる“回収屋”の世界へ足を踏み入れる主人公・ドラ/倉神竜夫役の竜星さんをはじめ、回収屋の一員で“ジョーカー”のような奇抜なメイクを施した猟奇的な快楽殺人者・アカ役に須賀さん、回収屋の紅一点で敵か味方か分からない“ミステリアス”な女・キイヌ役に日南さん、回収屋を取り仕切る謎に包まれた“ボス”の男・シマウマ役に加藤さん、そのほか、高橋さん、天乃舞衣子、脇知弘、松田賢二、福士誠治など、癖ある原作にも負けない面々が脇を固めている。怨みを抱えた依頼の代わりに、死よりもつらい制裁を与える回収屋たちの仕事は、血で血をぬぐう残虐なもの。そんな暴力シーンの多い本作の中で、グラビアや女性誌モデルとしても活躍している美女2人が、男性キャストたちに負けず劣らず体をはった演技が高く評価されている。今回到着した写真は3枚。セクシーな姿だが、ぐったりとしただ一点を見つめる高橋さんと、髪を鷲掴みにされ、鋭い睨みを聴かせる日南さん。そして高橋さんは、白い服に身を包み、足を拘束され、顔には包帯、もはや誰だか分からない状態の写真も公開された。一体彼女たちの身に何が起こったのか。女優魂を感じる場面写真となっている。キイヌ役の日南さんは「なかなかクレイジーな内容でしたので、コレが映像になったらどうなるのだろうかと、現場に入る前から楽しみにしておりました。原作のキイヌとは(容姿が)少し違いますが、それもあってなのか、とても演じがいがありました」と撮影をふり返り、彩役の高橋さんは「私はいつも希望を持って生きてきた方なので、希望を持ったことない役を演じるのは難しく、とても勉強になりました。そして周りの復讐劇が恐ろしすぎて悪いことはしちゃいけないなと改めて思いましたね(笑)」とコメントした。『シマウマ』は5月21(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月23日前編では、マタニティー・ハラスメント(マタハラ)に関する国の調査結果を受けて、労働問題を専門とする旬報法律事務所の新村響子弁護士から現状と対策を伺った。後編となる今回は、違法とされるマタハラの具体的な事例やマタハラを受けたと感じた際にできることをご紹介する。○職場復帰後のトラブルが増えているマタハラが違法と認められた事案として記憶に新しいのが、妊娠を理由に降格されたとして、理学療法士の女性が勤務先の病院を訴えた裁判だ。2014年10月、最高裁は「妊娠や出産を理由とした降格は、自由な意思に基づく明確な同意か業務上必要な特別な事情がなければ違法」との初めての判断を示した。さらに11月17日には、差し戻し審となる広島高裁で降格が違法と認められ、病院側に賠償命令が出されている。これらの裁判の影響について新村弁護士は、「マタハラに対する関心が高まり、弁護士などへの相談や裁判の数が増えたと感じる」と述べた。さらに最高裁判決のあと、国は「妊娠や出産、育児休業等から1年以内に事業主が行った不利益な取り扱いは原則違法となる」という内容の通達を全国の労働局に出している。「裁判所に加えて行政の意識も高まっている」と、その影響の大きさを語った。一方で、最近増えていると感じているのが「職場復帰後」のトラブルだという。新村弁護士によれば、退職や契約社員への切り替えを勧められたり、本人にとって不利益な配置転換を迫られたりしたという内容の相談が多いとのこと。このうち配置転換に関しては「職場復帰後、必ず元の配置に戻さなければいけないという明確な法律はないため、違法かどうかが争いになりやすい」と課題を述べた。○マタハラにあっていると感じたら「録音」を厚生労働省は法律で禁止されている行為として、「解雇」や「雇い止め」のほかにも、「人事考課で不利益な評価を行う」「仕事をさせない」などをあげている。しかし、自分が受けたものがマタハラにあたるのか、あたるとしてもどう解決したらいいのか分からないケースが多いのではないだろうか。これについては、労働局の雇用均等室に相談することを勧めた上で、「雇用均等室で解決が得られなかった場合にも諦めずに、弁護士を頼ってほしい」と語った。さらに、紛争解決の場で大事になってくるのが「証拠」だという。「マタハラとわかるような言葉の内容が、証拠として具体的にわかる"録音"が有効」として、「マタハラは繰り返し行われることが多いので、様子がおかしいと思ったらボイスレコーダーや録音アプリを起動したスマホをポケットにしのばせて」とアドバイスしてくれた。マタハラへの関心は高まっているものの、国の調査結果からもわかるようにトラブルはなくなっていないのが現状だ。妊娠・出産・育児を迎える女性たちが知識を持つことに加え、職場を中心とした周囲の理解が広がっていくことを期待したい。※写真と本文は関係ありません
2015年12月18日厚生労働省はこのほど、妊娠や出産を理由にした職場での嫌がらせ、「マタニティー・ハラスメント」(マタハラ)に関する実態調査の結果を発表した。調査の中では、派遣労働者のうち約半数がマタハラを受けたことがあると回答。マタハラの種類も、解雇や不利益な配置転換など多岐にわたった。この結果について、どう考えるべきか。そして、法律上の対策としてどのようなことができるのか。労働問題を専門としている旬報法律事務所の新村響子弁護士に聞いた。○派遣労働者も産休・育休は取れる同調査は9月14日~10月4日にインターネット上で行われ、25~44歳の女性雇用労働者(雇用された経験がある人も含む)5,000人から回答を得たもの。調査の中では、回答者のうちそれぞれ約2割の人が「解雇」や「雇い止め」にあっていると回答。マタハラの行為者としては男性の上司に限らず、女性の直属上司(11.1%)や「女性の同僚・部下」(9.5%)も上位にあがった。中でも注目すべきは、派遣労働者の48.7%がマタハラの経験があると回答したことだ。これについて新村弁護士は、「同じ仕事をしていても正社員に比べて低待遇で、"よそもの"として扱われがちな職場環境に根本的な原因がある」と指摘。その上で、「派遣社員であっても妊娠・出産を理由とする不利益取り扱いは禁止されているし、育休・産休も取ることができる」とアドバイスした。ただし育児休業を取得するためには、「(1)一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること」「(2)子の1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれること」「(3)子の2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されないことが明らかでないこと」の3つの条件を満たすことが必要だという。このうち問題となりやすいのは(2)の条件とのこと。「3カ月など短期の契約の場合、契約書に『更新の可能性あり』(引き続き雇用されることが見込まれる)と書かれていても、(2)の条件を満たすかどうかが不確定」と指摘。契約期間によって、育休の取得可否が変わってきてしまうという。しかし、この3条件を満たすかはっきりしなくても、取得できたケースもある。「事業主と交渉することによって、休みを取得できたという人も多いので諦めないでほしい」として、労働局の雇用均等室や労働組合、弁護士への相談を呼びかけた。○働き続けることを諦めないでさらにマタハラの内容を調査したデータでは、「『迷惑』『辞めたら? 』等、権利を主張しづらくする発言」(47.3%)という回答が最も多くなっている。「解雇」や「雇い止め」とは異なり明確な対処がしづらいケースのように思えるが、新村弁護士は「繰り返し言われた場合や職場いじめのような場合には、不法行為として損害賠償請求ができることもある」と指摘した。「『辞めたら? 』などの提案型の発言は、『迷惑をかけて悪い』と思って受け入れがちだ」としながらも、「働きながら子どもを育てるのは権利。泣き寝入りして自ら辞職を申し出るというのはやめて、働き続けることを諦めないでほしい」と訴えた。これらの現状を踏まえたうえで、マタハラを受けたと感じたときに私たちができることはなんなのだろうか。後編では、増加傾向にあるマタハラの事例や対策についてお伝えする。※写真と本文は関係ありません
2015年12月17日日南響子がヒロイン演じた映画『桜姫』の初日舞台あいさつが決定した。恋に身を焦がし“お姫”から“遊女”へと堕ちていく可憐な少女を演じた日南が、劇中で大胆な濡れ場に挑戦した話題作だ。本作は、江戸時代後期の歌舞伎狂言作者・四世鶴屋南北による演目『桜姫東文章』を、映画『相棒シリーズ X DAY』や『探偵はBARにいる』の橋本一監督が大胆にアレンジ。自分を犯した泥棒に心惹かれ、高家の娘から遊女となって彼との再会を願う桜姫(日南)を中心に、波瀾万丈のドラマが、浮世絵や歌舞伎の世界観を意識したビジュアル、アクションシーンを盛り込み描かれる。公開初日の29日(土)には東京のヒューマントラストシネマ渋谷に日南、青木崇高、橋本監督が登壇し、30日(日)には大阪のあべのアポロシネマで、日南、青木が舞台あいさつを行う。舞台あいさつのチケットは、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都)のプレリザーブが15日(土)から。一般発売は22日(土)。あべのアポロシネマ(大阪府)の一般発売は15日(土)から発売される。『桜姫』6月29日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開『桜姫』舞台挨拶6月29日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷登壇者:日南響子、青木崇高、橋本一監督6月30日(日)あべのアポロシネマ (大阪府)登壇者:日南響子、青木崇高チケット発売:6月15日(土)プレリザーブ/ヒューマントラストシネマ渋谷6月15日(土)あべのアポロシネマ6月22日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷
2013年06月13日