桑田リサは新入社員・岡野さんの教育係を担当しているが、彼女が問題行動ばかり起こす“モンスター新入社員”のため、日々頭を悩ませている。イケメン同期・塩原にもフォローをしてもらいながら岡野さんの指導を行っていたある日、リサは彼女に「書類に穴を開ける」ように指示をする。しかし、その言葉がきっかけで岡野さんがとんでもない行動を起こすことに!?...いきなり書類にパンチをする岡野さん!いったい何があったのか!?原作:mamagirl編集部作画:倖
2024年04月24日Kっぷさんの両親から「結婚を考えているのなら韓国籍から日本国籍に帰化してほしい」と条件をつけられたおとさん。Kっぷさんも「日本で暮らし続けるのなら日本国籍にしたほうがいいと思う」と言いますが、おとさんは帰化のメリットを挙げられても納得できません。そこで、おとさんは彼に「メリットじゃなくて帰化してほしい理由を教えて」と告げたのですが……。本作は著者であるおとさんの実体験を描いたマンガです。※著者のおとさんからのお願い※パーソナルなお話になりますが、誰かを傷つけたり誰かを批判したりするお話ではありません。誹謗中傷や特定の誰かを否定するのは控えてくださいますようお願いします。 国籍を変えてほしい理由次の話し合いでKっぷさんの考えを聞いて、国籍を変えるか変えないか最終決断を下すことにしたおとさん。週末の休み、おとさんの家にやってきたKっぷさんは「さっそくだけど俺の考えを話してもいい?」と切り出します。果たしてKっぷさんは、おとさんが納得できる説明をしてくれるのでしょうか。 「今回も意見が食い違ったら今度こそまずいかもしれない」と、Kっぷさんとの未来に不安を覚えるおとさん。そんななか、Kっぷさんは「考えたけどやっぱり日本国籍を取ってほしい」と主張します。こうなってくると、重要なのは「彼がどうしてそこまで帰化にこだわるのか」。「両親に言われたから」という安易な理由ではなく、おとさんはKっぷさん自身の意見を聞きたいと強く願っています。 すると、Kっぷさんから出てきた言葉は「おとと同じ戸籍に入りたいし苗字も同じにしたい。それが日本国籍に変えてほしい理由」というものでした。 補足すると、日韓カップルが結婚した場合、基本的に苗字は夫婦別姓となります。また、戸籍については少しややこしいのですが、韓国籍の方が日本国籍の方と結婚した場合、韓国籍の方がパートナーの日本の戸籍に入ることはできません。国際結婚という扱いになり、韓国籍の方の戸籍は韓国にあると判断されるためです。 どうやら、Kっぷさんは「せっかく結婚して一緒に家庭を築くのだから、苗字も戸籍も同じにしたい」という考えを持っているよう。おとさんの心に彼の言葉は響くのでしょうか。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター おと
2024年04月15日仁和寺を中心とした任意団体・御室杜睦(おむろのもりむつみ)が、“社会的問題点を解決しながら文化を学ぶ”というコンセプトの元、体験型ワークショップ「本物を知る寺子屋」を発足いたしました。年に2度予定をしている春の一大イベントが3月30日、31日に開催。茶と能による寺子屋、黒書院特別BAR(サントリー山崎協力)、御室桜特別雲海ライトアップなどを揃え、未来持続化の観点から子供向けのコンテンツも用意しています。仁和寺イベント(1)【背景とコンセプト】日本の「ほんもの」のラグジュアリーを世界に届ける活動をするJAXURY委員会の2022年アワードにて、【歴史・神話】部門賞を「仁和寺 松林庵」が受賞。それを機に仁和寺と慶應義塾大学大学院 SDM研究所 オーセンティック・ラクシュアリーラボの共同研究が開始されました。仁和寺の裏山である成就山には約3kmにわたる山道にお堂(札所)が点在し、それぞれのご本尊・弘法大師がお祀りされていて、四国八十八ヶ所の写しである札所を約2時間の行程で全て巡ることができるのですが、昨今の台風などで倒木や参道の崩落、諸堂の破損、山内にある弁天池の決壊など壊滅的打撃を受けている現実を把握。特に早急な対応を要す倒木や間伐材問題を解決するにあたり、同じくJAXURY委員会のアワード2022年【美】部門賞を受賞した中川木工芸に協力を得て着手しました。人手や経済的理由も重なり放置せざるを得なかった状況を分析すればするほど、現代の日本社会縮図と重なり、社会的・文化的解決を必要とするものである、という問題点を提議しています。文化的素地の欠乏が著しい若年層へ、いかにアプローチを行うか?また若年層の受け皿となるべき、熟年層の文化見識を深める場の提供をいかに行うのか?成就山再興にあたり、文化継続と保存の重要性を体験し、理解してもらうため仁和寺を通して、大人だけでなく子供も参加できる「本物を知る寺子屋」として発足するに至りました。「社会的問題点を解決しながら文化を学ぶ」というコンセプトの元、ワークショップを2023年6月からスタート。現在までに計4回実施されています。<本物を知る寺子屋・春イベント概要>【開催場所】仁和寺(〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33)【グッズ】御室杜の御朱印【発売日】3月23日10時より【価格】各3,000円(税込) 無くなり次第終了【販売場所】仁和寺観音堂 西側 カフェ蔵仁和寺裏山である成就山の倒木を板状に加工し、限定の御朱印を作成。1,000年以上続く仁和寺を守り続ける木々を手に取っていただける機会となっております。*御朱印の収益は成就山の再生基金として活用されます。【プロジェクトコメント】●一般社団法人JAXURY委員会 専務理事 隅谷 彰宏 氏共同研究からいろいろなヒントが生まれました。JAXURY研究のなかでも日本人独特の感性があることを研究していました。その原点には、縄文時代などから続く、アメニズムの文化からの感性が日本の美意識に大きく起因しており、何千年もこの自然と共に生きてきた我々が、失われた30年の中で一番大きく失われたことが、この自然と共に生きることと仮説を立てました。失われた自信、美意識を再生するには、森の再生や本物に触れることで、自らを再生し、美意識を育むのでは?エビデンスとしての結論には達していませんが、この問いを明らかにすべく、活動・研究を行って参ります。●中川木工芸 比良工房 代表 中川 周士 氏京都には数多くの寺社があるが、これだけ広大な山を持ち、その山を周れたり、触れたりするのは、仁和寺だけ。日本の課題を今回の取組みなどで、様々なアイデアで解決方法を実践する場としてとても貴重だと思う。この活動を通じて森や木に触れ、一人でも多くの方に醍醐味を味わってほしい。また、ここにある杉や檜は戦後に植えられた70年前後の木が多く、日本全国同じ状況。本来、杉などは、花粉を放つのは、150年くらいから。でも間伐など山の手入れをしないことで、木が密集。木は生き残るために必死に花粉を放っている。ちゃんと正常な状態にしてあげれば、花粉の量は減り、ひどい状況は回避できるはず。明治神宮の森は、100年後の未来の為にと先人の気概で作られたが、我々も孫世代が花粉症にならないために立ち上がりたい。●任意団体 御室杜睦 代表 金崎 義真 氏この活動を通して、社会課題解決のモデルケースにしていきたい。仁和寺だけの問題でなく、社会の問題を如何に解くか。この御室杜睦の活動を通して、仁和寺だけでなく、企業、大学、行政とも連携し、新たな道筋を創り、現代版寺子屋で、学校や家庭や地域で学んでいたことなどを学ぶ場を創ります。「本物を知る寺子屋」本物を知ることでしか得られない喜び、幸せ。僥倖を生めることを取り組みます。【組織概要】名称 :御室杜睦(おむろのもりむつみ) 任意団体主催イベント:本物を知る寺子屋(御室杜ワークショップ)代表 :金崎 義真(総本山仁和寺)協力 :中川木工芸 比良工房、阪急百貨店 若手有志一同テイラーアンドクロース株式会社/オーカ・デザイン株式会社ブルーロック株式会社/アセットマネージメント株式会社一般社団法人JAXURY委員会<お客様お問い合わせ先>仁和寺担当:金崎 義真Tel :075-461-1155Fax :075-464-4070 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月25日「インクルーシブ教育」を推進するための指針を、教育リーダーズから学ぶ2022年に国連から日本へと推進が通達されたこともあり、昨今大きな注目を集めている「インクルーシブ教育」。インクルーシブ教育とは、文部科学省で下記のように定義されています。‘’「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。障害のある子もそうでない子も、共に学ぶための仕組みづくり。しかし実際の市区町村、学校教育の現場では、対応のノウハウが欠如していたり、人員が足りなかったり、チームの目線が合わなかったりと、推進が難しい現状もあるという声も散見されています。そんな中でも、すでに全国でインクルーシブ教育を先駆けて推進している人たちがいます。彼らはインクルーシブ教育をどのように捉え、何を考え、推進を実現してきたのでしょうか?この連載では、そんな彼らを「教育リーダーズ」と位置付け、その言葉に耳を傾けることで推進のヒントとなる”指針のカケラ”を集めていきたいと思っています。第二回は、神奈川県鎌倉市教育委員会の教育長である、高橋洋平氏にお話を伺いました。Upload By 発達ナビ編集部プロフィール 高橋洋平 氏宮城県登米市出身。 中学校教員や市教育長を務めた父親と障害を持つ叔母の影響を受け、教育の道を志す。 東北大学教育学部を卒業し、文部科学省に入省。 学校教育のデジタル化や福島県庁での震災復興、米国の大学で教育研究、コンサルティング会社教育チームマネージャーなど、多角的に教育に携わる。2023年に鎌倉市立小中学校の教育行政を牽引する教育長に就任。Upload By 発達ナビ編集部正しいことを、子どもたちの「今」に合わせて実装するーー本日はよろしくお願いいたします。さまざまな視点・キャリアから教育に向き合ってきた高橋さんですが、まずは教育に対してのお考えの原点にあるものを教えていただけますでしょうか。原点には間違いなく福島で過ごした時間があります。私の在任当時、避難指示区域となった町村の子どもたちは、避難先に建てられたプレハブの仮設校舎などに通っていました。学校を訪ねるたびに、本当に可哀想だな、早く村に戻してあげたいなという一心で、県庁の学校再開支援チームをリードしていたんです。ーーそこで、今の教育に対する価値観にもつながる体験をされた。除染などにより放射線量が下がり避難指示が解除され、新しい学校の整備ができた時の、仮設校舎の閉校式での出来事でした。教育関係者と喜びを分かち合っていた私たちでしたが、ある小学校6年生の女の子から「仮設って言わないで。この学校は仮設なんかじゃない」って言われたんです。ーー仮設なんかじゃない。とても重い言葉です。もう、頭をガツンとやられるような、本当にショッキングな言葉でした。Upload By 発達ナビ編集部ーー子どもたちのためにと奔走するあまり、見えていないものがあったと。はい。その子が先生や友人と学びあった6年間は仮設なんかじゃなく、「本物」ですからね。人生に仮の時間なんてあってはならない。過去の震災に囚われ、未来の復興を見て、当時の私には子どもたちの今が見えていなかったんです。だから、「仮設」や「被災者」、「障害者」などもそうですが、一方的な決めつけではなく、目の前のその人と向き合って仕事をしたいと、強く思っています。ーーその経験が、今のインクルーシブ教育への想いにもつながっているんですね。能登地震でも学校を含め甚大な被害がありました。関係者の尽力で他校を間借りしたりして学校が再開されており、これからさまざまな面で復興が進んでいくことと思われます。何をもって本当の復興というかは本当に難しく、数字などで一律に「ここまでいったら復興!」と決められるものではなく、復興には一人ひとりの形があるのだと考えています。いずれにしても自分の力で立ち上がり、自らの幸せを掴んでいくことが、復興なのかなと考えています。それはまさにインクルーシブな学びにも通じて、それぞれの個性や特性を持ちながら、それぞれの学びや幸せを勝ち取っていくということのように思われます。東日本大震災でもコロナ禍でもさまざまな分断が生じましたが、そういった分断を乗り越えていけるような学びや対話の形を、これからも追い求めていきたいです。ーーインクルーシブ教育について文部科学省が示す方針については、どのように捉えられていますか?インクルーシブ教育を含め文部科学省が示す方向性は、基本的にはいつも正しいことを言っているなと感じます。でも、その正しいことを子どもたちや学校教育の現場において、真に正しいものにどのように落とし込んでいけるかが大事なことです。福島での経験を踏まえて、鎌倉で実践していきたいと、今はそう思っていますね。鎌倉は多彩な文化にも恵まれ、そして海や山という自然も近くにあり、学ぶ場としてとても豊かだと思っています。そして何より、多様な人がこの街を選んで、関わってくれている。まさに街としてもインクルーシブな環境の中で、鎌倉らしい教育の形をつくっていきたいです。Upload By 発達ナビ編集部その場所ならではのテーマやキーワードを見つけ、街の共感を得て推進するーーインクルーシブ教育の中でも、「鎌倉らしさ」について紐解いていければと思っています。鎌倉市が見据える未来について、教えてください。鎌倉では、世界に誇れる持続可能な町、そして共生社会を市民と共創するというビジョンを掲げています。 市民一人ひとりがお互いに尊重し合って、支え合って、自らが望む形で社会との関わりを持ち、生涯に渡って安心して自分らしく暮らしていくというものです。とてもインクルーシブな考え方を持ったビジョンだと思っています。ーー鎌倉市の教育が目指す方向と、重なる部分が大いにあると。はい。まずは自分自身を認め、そのうえで他者を尊重し、違いがあるからこそ学びがあると理解する。その上で、他者と協働しながら持続可能な共生社会の創り手へと育っていく。そんな視点に基づいているのが、鎌倉市の教育が目指す基本的な考え方です。鎌倉らしさで言うと、一つは「如意」という禅の言葉があります。Upload By 発達ナビ編集部ーー「如意」ですか。歴史ある鎌倉らしい言葉です。いわゆる如意棒の「如意」であり、意のまま、自由自在という禅の言葉です。自分の良さと可能性を認め、他者を価値ある存在として尊重し、目指したい方向を合わせながら進んでいく。自分だけでなく社会として自由自在で幸福であることを尊重する。Well-beingに通じる言葉だと思っており、教育で目指すべき姿であるなと感じています。ほかにも、この街らしさで言うと「鎌倉野菜」にもヒントがあるかなと。ーー「鎌倉野菜」はブランド化されて全国的に人気ですよね。山に囲まれた鎌倉の狭い土地であり、かつ多様なレストランからのオーダーを受けて、色とりどりの野菜が少量多品種で生産されています。七色畑とも呼ばれ、インクルーシブ教育が目指すべき姿も重なる、そんな風に思っています。弱みは強みに変わるし、活躍の場を通じてスタイルがつくられ包摂される、鎌倉の教育の姿にも取り入れていきたいなと。その土地ならではの教育の形、キーワードを見つけることは、関係者の目線も揃いやすく、大切なことかなと感じています。Upload By 発達ナビ編集部一方で、難しいのは、歴史ある鎌倉の資材を活用することのみに縛られてしまうと、発想としてプロダクトアウトなんですよね。教育においては、やはり子どもたちを起点としたマーケットインで考えていないと、意味のある形に落とし込めないと思います。やはり学習者中心の視点で考えなければならない。これは忘れてはいけないポイントの一つです。ーーなるほど。そんな鎌倉市の教育においての課題はどのあたりにありますか?どの教育委員会でも重要なテーマとして扱われていますが、学校に行くのがつらい子どもたちが増加しています。学校教育の構造も変わっていかなければなりません。子どもたちが学校にフィットしていない本質的な原因に目を向けながら、さまざまな方々と連携してプロジェクトを進めているところです。民間との協業に力を入れ、魅力的な人や資金のリソースを確保するーー不登校のお子さんに対する取り組みについて、具体的に教えてください。「かまくらULTLAプログラム」という取り組みをご紹介させていただきます。こちらは、不登校や学校に行くことがつらいと感じている子どもたちを対象にした、一人ひとりが学習の個性や特性に応じて自分らしく学んでいく方法を見つけていくことを目的とした探究プログラムです。鎌倉らしい森、お寺、海、テック企業などの地域特性を活かしながら、色んな分野のプロである大人たちと一緒に活動をします。海のプログラムでは、「タコから学ぶ生物多様性からの自己理解」をテーマに、漁師さんのお話を聞いたり、「気持ち悪いー!」とか言いながらもタコを触ったり、パエリアにして食べちゃったり、体験を通して学んでいきます。そうやって保護者の方がいないところで、1つの探究テーマを通して、自らの学習の特性を踏まえて学び方を自己調整しながら学んでいくプログラムです。Upload By 発達ナビ編集部ーー不登校の子どもたちにとって、非常に有意義な場をつくることができているんですね。森のプログラムでは、浄智寺の朝比奈住職の得意料理でもあるカレーをいただいたのですが、その上に鎌倉野菜の素揚げを乗せました。敏感な子も多く、「絶対食べられないよ」と言っていたのですが、ペロリと食べていましたね。「どうして食べられたの?」と聞いてみたら、見たことがない野菜だから挑戦してみたと話してくれました。他にも浄智寺の井戸水の飲み比べをしてみたり、五感を思う存分活用した伸び伸びとした学習に、鎌倉のエッセンスを加えて、独自のプログラムを展開しているんです。ーーお話を伺っているだけで、子どもたちの目が輝いている様子が浮かんでくるようです。本当にそうなんです。例えば工作や絵やダンスやプログラミングなど、子どもたちそれぞれに得意な表現方法があります。得意な学習スタイルで、自ら学びのハンドルを握り、自分らしく学びを掴み取っていくという方向に、教育が変わっていかなければならないのだと思っています。このプログラムは、それぞれの子供たちが学びに向き合っていくエネルギーを高めることができていると感じています。海のプログラムの終わりに「なりたい自分になれたよ!」って叫んでくれたお子さんもいて。大人たちも感動していましたね。ーーとても感動的なエピソードです。一方で、子どもたちが何が得意で、どんな個性を持っているか見えづらいという、学校現場の悩みもあるようです。そのために私たちは、アセスメントという形で学びの特性をできるだけ把握できるように努めています。話すのが得意なのか、聞くのが得意なのか、対人関係や関心分野、表現の特性までを可視化していきます。このデータは、もちろん本人や保護者の方にも共有して、ご家庭での理解にも役立てていただいています。子どもによってはあえて苦手な学び方にチャレンジしたりということも見られるようになってきました。学校ではLITALICO教育ソフトのプログラムも活用しながら、定点観測的に継続して積み上げていき、その後の学びと接続していけるように取り組んでいるところです。特別支援学級を中心に先生と活用してフィードバックを重ね、教育の現場でも役立っています。Upload By 発達ナビ編集部ーー「かまくらULTLAプログラム」での実践を経て、今後の展望を教えてください。手応えを感じているので、学びの多様化を進めるために、体験型のプログラムを軸とした新しい「学びの多様化学校(不登校特例校)」をつくる計画を進めています。1学年10人ほどを想定していまして、学校に行きづらさを感じている子どもたちの学習の進度や特性に合わせて、個別最適の学びが得られる場として令和7年の開校を目指しています。こうした施策を進めていくことで、従来の学校とも相互に刺激を与え合って、学びの選択肢を増やしていきます。通常の学校に通えない子の受け皿やセーフティネットにという言い方はあまりしたくなくて、自分らしく学べ、こういう場なら行ってみたいと思ってもらえるものにしていきたい。こうした取り組みを通して、今学びとつながれていない子どもたちの可能性にしていきたいと思っています。ーー民間との連携で言うと、ほかにはどのようなことをされていますか?「鎌倉スクールコラボファンド」という取り組みをしています。これは、プロジェクト型学習やプログラミング学習、デジタルを活用した個別最適な学びなど、学校が魅力的な企業や大学、NPO等とのコラボレーションを通して、社会に開かれた教育課程を実現していくために、クラウドファンディングで資金調達をするものです。Upload By 発達ナビ編集部寄付を個人や企業から募り、教育委員会でプールすることで、子どもたちの学びにとって必要な領域に、スピード感を持って柔軟に使っていくことができます。このようなアジャイルな資金の活用の仕方はやはり公費だけでは難しく、クラウドファンディングだからこそ実現できた形となります。第4弾となる今回の募集でもなんとか目標達成して調達できました。ーー他の市区町村にも横展開できるような、インクルーシブ教育の土台をつくるためにも活用できそうなモデルですね。そうですね。このスクールコラボファンドの取り組み自体も、他自治体にも広がりを見せています。もちろん私たちのノウハウも共有しますので、今後も全国の自治体に波及していってくれたら良いなと思います。私たちもさらに進化させていきたいと計画しているところです。Upload By 発達ナビ編集部ーーたくさんの視点をいただきありがとうございました。最後に、鎌倉市としてこれから大切にしていく、教育に対しての想いについて教えてください。これからの学校教育の現場には、子どもたちが自分で学びを選ぶという形が求められてくると思います。大人に一方的に教えてもらう教育ではなく、子どもたちが主体的に自ら掴み取っていく学びの環境をいかにデザインできるかが試されてくる。福島の復興で被災者自身が自分の力で立ち上がり、自ら多様な幸福を掴み取っていった時と同じように、子どもたちに一方的に与える学びでなく、多様な子どもたちを信じて委ねながら、共に学んで成長していきたい。そんなことを日々考えながら、鎌倉市のインクルーシブな学びのためにできることに力を尽くしたいと思います。インクルーシブ教育推進のために、まずは子ども以上に大人がワクワクしながら働けているか高橋さんは最後に、個別最適で協働的な学びとか、探究的な学びを教育で実現したいと言うのなら、それ以前に大人がワクワクと自分の仕事に向き合えているかが大切なのではないか、と話されていました。教育委員会自身、あるいは教育長自身が、そういう学びであったり、仕事の仕方をできてるかどうかを常に見直さなければいけないと、自分に言い聞かせているようです。言葉や枠組みが先行しがちなインクルーシブ教育の本質を突いた、示唆のある言葉だと感じました。Upload By 発達ナビ編集部引き続き、この連載では全国の教育リーダーズの話を取材し、皆さんにお伝えしていきます。インクルーシブ教育の取り組みを知ることで指針を集め、今まさに実践されている、実践しようとしている方のヒントになりますように。ここまで読んでいただきありがとうございました。
2024年03月19日NTTグループの日本情報通信株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:桜井伝治、以下 NI+C)は、2023年9月に日光市から「日光市教育旅行メタバース環境構築およびコンテンツ制作業務」を受託し、NTTグループのXR※技術を活用したメタバース環境を構築いたしました。日光市はこのメタバース環境上で2024年3月18日から「教育旅行メタバースサービス」の提供を開始します。日光市の「教育旅行メタバースサービス」では、市が持つ豊かな自然環境や歴史的遺産を、小中学生向けの教育コンテンツとしてメタバース上で提供します。このメタバースサービスにより従来のウェブベースの情報提供とは異なり、臨場感と双方向性を兼ね備えた学習体験が可能となります。メタバースは、今後より高い学習効果を実現する未来の教育コンテンツとして期待されています。NI+Cは日光市でのメタバース環境構築の受託開発の経験を活かして、NTTグループのXR技術を用い、自治体、教育機関、地域コミュニティのニーズに応じ、地域資源を活用した教育プログラムや観光プロモーションのためのメタバース空間の企画から環境構築・運営までを提供いたします。NI+Cは、これからもデジタルサービスを通じて社会に貢献し、地域の活性化と教育の進展に努めていきます。※ XRとは:VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)などの技術の総称で、現実世界と仮想世界を組み合わせて、新しい体験を提供する技術。1. 観光プロモーションの支援内容・観光プロモーションに関する企画支援・メタバース空間構築支援・メタバース空間運用支援・メタバースを活用した各種コンサルティング2. 日光市教育旅行メタバース概要・サービス名:「日光の 学び旅かな メタバース」・サービス開始予定日:2024年3月18日・URL: <構築したメタバース空間イメージ>メタバース空間イメージ3. メタバース環境について:仮想空間プラットフォーム「DOOR」 < >株式会社NTTコノキューが提供する仮想空間プラットフォーム「DOOR」は、PC・スマホのブラウザ、VRゴーグルからアクセス可能なサービスです。このプラットフォームは、イベント開催やコンテンツ展示など、バーチャル空間での様々な活動をサポートします。法人、個人を問わず、多岐にわたる業界の方々がご利用いただけます。■日光市について < >日光市は栃木県の北西部に位置し、市域の87%を山林が占める、人口7万7千人(2023年5月現在)の都市です。2006年今市市、日光市、藤原町、足尾町、栗山村が合併し、日光市を形成しています。日光市には、華厳の滝、中禅寺湖をはじめとする多くの観光名所が点在しており、世界遺産「日光の社寺」やラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)登録湿地の「奥日光の湿原」、世界一長い並木道としてギネスブックに掲載された「日光杉並木街道」などがあります。2023年6月24、25日には、日本では初めてのG7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が、中禅寺湖畔に建つザ・リッツカールトン日光で開かれました。「コロナ禍での経験を生かす」と「女性の経済的自立」をセッションのテーマとして、活発な意見交換が行われました。■日本情報通信株式会社について < >日本情報通信株式会社(NI+C)は、1985年に日本電信電話株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社の合弁会社として設立。システム開発から基盤構築、クラウド化への対応、社内外データ統合とAIによる分析、EDIサービスやセキュリティ、ネットワークサービス、運用保守までをトータルに提供しています。「おもひをITでカタチに」をスローガンに、お客様の経営課題解決に貢献できる真のベストパートナーを目指してまいります。記載の製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは、該当する各社・団体の商標または登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月18日一般社団法人 日本損害保険協会(会長:新納 啓介)は、全国約5,000校の高等学校の公民科・家庭科教員を対象に、「高等学校におけるリスクや損害保険の教育に関する実態調査」を実施しました。本調査は、2021年度、2022年度に続き3回目となります。今回の調査結果およびこれまでの調査との比較における主なポイントは次のとおりです。○損害保険に関する教育が「必要」または「ある程度必要」と回答した教員は88.8%となった。2021年度の調査開始以降、毎年上昇しており、損害保険に関する教育の必要性について、高い認識があるとともに、年々高まっている。○「損害保険に関する教育を実施している」と回答した教員は33.8%となった。2021年度の調査開始以降、毎年上昇しているが、損害保険に関する教育の必要性の認識と実施実態の乖離は依然として大きい。損害保険に関する教育について○今後の損害保険に関する教育の実施に向けて重要と考えられる取組みとして割合の高かったものは、「授業時間の確保」で58.5%、「副教材・ツールなどの充実」で43.3%、「教科書の記載内容の充実」で38.2%となった。教科書などの教材について、損害保険に関する記載内容の充実が図られている一方で、教育の実施にあたっては、授業時間の不足がより意識されていることが読み取れる。損害保険に関する教育の実施に向けて重要な取組み本調査結果では、損害保険教育の必要性を認識しつつも、教育を実施できていない大きな要因として、「授業時間が不足していること」が読み取れました。生活の中で直面する様々なリスクに対して、経済的な備えができる損害保険の仕組みや必要性を理解することは、金融経済教育の観点から重要です。また、高等学校の公民科・家庭科の学習指導要領では、民間保険を含めた金融経済教育を実施することとされています。限られた時間で、広範な分野にわたる金融経済に関する知識を修得するためには、重要な事項をコンパクトに、バランスよく学ぶことが必要です。当協会は、損害保険に関する教育の必要性をご認識いただいている教員の皆様が、授業で損害保険について取り扱えるよう、教員の皆様に対して、より役立つ情報の発信や授業で扱いやすい教育ツールの提供を実施していきます。<損害保険に関する教育の実態調査について>・2018年(平成30年)に告示された高等学校学習指導要領解説において、生活上のリスクに対する備えや自助などの観点から、「公共」や「家庭」の授業で「民間保険」について触れるよう示されたこと、また、成年年齢の引き下げにより、高校在学中であっても親権者の同意を得ずに契約できるようになったことなどを背景に、2021年度から、全国約5,000校の高等学校の公民科・家庭科教員を対象とし、損害保険に関する教育の実態調査を実施している。・3回目の調査は2023年12月~2024年1月に実施した。有効回答数は1,548件。※調査結果は以下からご覧ください。<2023年度調査>結果概要 : 調査報告書: <経年調査(2021年度~2023年度)>経年結果概要 : 経年調査報告書: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月18日皆さんは、他人の教育論に困惑した経験はありますか?今回は「自分の教育論を押しつける義母」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言夫は義母の言いなりで…義母の言いなりになっている夫に、困り果てていた主人公。義母は「子どもにわがままを覚えさせるな」という極端な教育論を押しつける人物で、夫もそれに従っていました。ある日、娘がほしがっていた赤のランドセルを購入。しかし「オレンジがいいわよ」という義母の一言で、夫は赤のランドセルを捨ててしまったのです。娘はひどく傷つき「パパ嫌い」と言うようになりました。離婚を決意した主人公は、母も含めて義母と話し合うことにします。しかし反省せず、自分が正しいと思っている義母は…。母にイヤミを…出典:モナ・リザの戯言「娘さんの教育に失敗されましたね」と母にイヤミを言いました。母は「いいえ、失敗したのはあなたです」と言い返します。その後、主人公は「あなたとはやっていけない」と容赦なく夫に言い放つのでした。読者の感想我慢することはときには大切だと思いますが、娘のものを勝手に捨てるのはひどすぎますね…。娘を傷つけるのは教育論ではなく、ただの嫌がらせだと感じました。(30代/女性)ランドセルは娘の好みの色にしてほしいですよね…。家族の教育方針に、義母が口出しするのはよくないと思いました。(50代/女性)
2024年02月19日空き家直結の特設事業を運営している「株式会社夢の」は、日本全国で問題になっている空き家問題を解決に導くため、『夢の空き家相談.com』を特設いたしました。相続した空き家問題。放置のリスクは、すぐに対応が必要になります。今ならまだ間に合います。以下のようなお悩みを抱えている方はご相談をおすすめいたします。例)【2023年12月からの管理不全空き家】・空き地が、今の固定資産税の6倍に!それは避けたい…【2024年4月からの相続登記の申請義務化】・相続登記の申請義務化の対応方法を知りたい…☆無料で、随時!ご相談を受け付けております。弊社は、各分野のスペシャリストを揃えてお待ちしておりますのでご安心ください。●いままでのお客様のご相談内容(例)・【管理不全建物管理命令】に指定されたらどうしたらよいでしょうか。・2024年4月から【相続登記の申請義務化】も始まるけど、何をどうしたらよいでしょうか。・立地の不便な空き家を売却したいです。・リフォームor解体のどっちがいいのでしょうか。・将来は空き家に。今のうちになんとかしたいです。・空き家の荷物はどうしたらよいでしょうか。・管理が大変なので、なんとかできないでしょうか。・相続税対策をしておきたいので、今のうちに相談したいです。・固定資産税の支払いが大変。などこんなお声にお応えいたします。ご相談を随時受付中です。【夢の】で解決のお手伝いをいたします!(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年01月24日文章を読んで問題に答える、国語の文章問題。読解力を身に付ける練習として、学校の宿題にもよく出てきます。なみそ(@omochi_nam01)さんがX(Twitter)に投稿したのは、小学1年生になる息子さんの国語の宿題。文章問題の解答を見て、なみそさんは「お母さんは100億点あげるよ!」と感激の声を上げたとか。なぜなら…こちらの写真をご覧ください。「かわいいのはだれですか」という質問に対して、『お母さん』と書いていた、息子さん。問題の正解ではありませんが、素直な愛情がつづられた解答に、心が和みますね!投稿には15万件もの『いいね』が付き、「かわいい!お年玉を追加だ」「これは嬉しくて泣いちゃう」「先生がなんといおうと、100億点です」などの声が寄せられていました。息子さんの解答に、全母親のハートが打ち抜かれたことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年01月05日どうして宿題ができないの? メイさんは、小2の息子トールくんが何時間かけても宿題ができないことに頭を悩ませていました。トールくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいですが、学習障がいや知的な遅れはなく、宿題の内容はトールくんにとって難しいものではありません。そこで今度はペアレントトレーニング(主に発達障がい児を持つ親が子どもの問題行動への対策を学ぶもの)で習った「観察して分析する」を試してみることに…。メイさんが息子の特性と向き合い、試行錯誤した体験談。■前回のあらすじどうしたらいいのか悩んでいる頃、発達障がい児を持つ保護者向けのペアレントトレーニングを学ぶ機会が訪れる。そこで習った「まずは観察して分析してみる」という方法を実践してみることにするのだった。■具体的な対策は?前回は、息子の行動を観察して、どこでつまづいてしまっているのか問題点を探しました。とにかく「だらだらと長引かせず早く終わらせたい」とも考えたので、玄関に計算カードを持って行って、帰宅後即やることに。帰宅してまだのんびりモードになっていないことや、計算カード自体は短時間で終わらせられることもあり、すんなり取り組んでくれました。発達障がいの子は見通しがつかないことも苦手なので、漠然と「全部終わったら」ではなく、本人が想像しやすい時間や課題を設定するようにしました。■息子に変化が…!息子の改善した様子を書きましたが、問題点を把握したことで手助けができるようになり、本当にすんなり進むようになりました。次回は、まとめと、やってみた感想などを描きたいと思います。息子のケースだけでなく、ペアレントトレーニングの考え方は子育て全般に役立つと思うので、私が学んだことを紹介できたらと思います。次回に続く「小学生男子、宿題の時間かかりすぎる問題」(全5話)は12時更新!
2023年11月26日2023年11月13日(月)、一般社団法人生命保険協会、一般社団法人日本損害保険協会、および公益財団法人生命保険文化センターは、「保険教育に関する包括連携協定」(以下、「本協定」)を締結しました。1. 本協定の目的本協定は、一般社団法人生命保険協会、一般社団法人日本損害保険協会、および公益財団法人生命保険文化センターが、ライフプラン等を踏まえたリスクに対する自助努力の重要性を学ぶための保険教育について、密接に相互連携および協働して取り組むことを定めたものです。これにより、国民の皆さまの保険分野における金融リテラシー向上を図ることを目的としています。2. 本協定の内容上記の目的を達成するため、次に掲げる事項について連携し協力します。(1) 保険教育に係る教材・コンテンツの作成に関すること(2) 学校等への講師派遣に関すること(3) 学校教育支援に関すること(4) 金融経済教育推進機構に関すること(5) その他、保険教育、金融経済教育に関すること※連携・協力事項に係る取組を効果的に推進するため、定期的に情報交換を行い、協働取組に係る研究を行うものとし、具体的な取組内容及び実施方法は、取組ごとに、協議の上決定する※連携・協力事項を推進するにあたっては、教育機関や金融経済教育推進機構等その他の団体等との連携が図られるよう努める金融経済教育推進機構:関連法案の成立・施行を前提に、2024年春に設立される予定の金融経済教育推進組織3. 締結日2023年11月13日(月)今後、本協定に基づき、現在実施している生損保業界協働での教育活動を拡充することなどにより、国民の皆さまの金融リテラシー向上に向けて、保険教育に係る各種施策を連携・協力して進めてまいります。【別添資料】:生保業界と損保業界との共催による教育活動について 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月13日教育と探求社は、高校の教員や教育関係者を対象としたウェビナー「探求型人材が日本の未来を拓く ―中高から大学、社会へとつながる野性味ある学びとは―」を2023年11月2日にオンラインで開催いたします。このウェビナーでは、教育で日本の未来を変革するための議論と最新情報を提供します。探求型人材が日本の未来を拓く教育と探求社は、19年にわたり、探究学習を開発・普及させてきました。主体性と創造性を育む様々なプログラムを学校現場に届けてまいりました。学習指導要領が変わり、探究学習は着実に広まりつつあります。しかし、大学受験という壁を越えるために、生徒たちがせっかく身につけ始めた野性味ある学びが抑制され、受験のプロセスのなかで、過度に既存のルールや現在の社会に適合した人材が生み出される傾向があります。このシンポジウムでは、中学から高校、大学までの連続性を保ちながら、野性味を失わずに知識と専門性を習得する方法に焦点を当てています。<本ウェビナーのホスト 宮地 勘司のコメント>「失われた30年」と呼ばれる時代を超えても、日本の変革は遅々として進んでいません。世界が急速に変化し、新たなチャレンジに向かう他国と比べて、日本人は変化を恐れがちで、未来への自信を失いつつあります。このウェビナーでは、私たちが内に秘めた「野性味」を取り戻し、よりすばらしい未来を築くためには、教育を変革する必要があるという視点を共有します。■企画概要◯日程2023年11月2日(木)19時00分~20時30分◯形式Zoomウェビナーによるオンラインセミナー◯テーマ探求型人材が日本の未来を拓く ―中高から大学、社会へとつながる野性味ある学びとは―◯対象教育関係者、高校の先生など(約100名)◯内容 (予定)◎キーノートスピーチ「想定外と板挟みの時代における大学教育とは?」登壇者 鈴木 寛氏(東京大学 教授、慶應義塾大学 特任教授、社会創発塾塾長)◎トークセッション「大学における探究学習の今とこれから」モデレーター :鈴木 寛氏パネリスト :伊藤 羊一氏(武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長、Musashino Valley 代表、LINEヤフーアカデミア 学長、Voicyパーソナリティ)パネリスト :岩田 千栄美氏(桃山学院大学 ビジネスデザイン学部 特任講師)パネリスト :早田 吉伸氏(叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 教授、産学官連携・研究推進センター長、県立広島大学大学院 経営管理研究科(HBMS) 教授)ホスト :宮地 勘司(株式会社教育と探求社 代表取締役社長、一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ 代表理事)◯主催株式会社教育と探求社このウェビナーは、教育に情熱を持つ方々、探求学習の実践に取り組む教育者、そして教育が未来にどのように影響を与えるかに関心を抱く先生方の参加をお待ちしています。参加登録および詳細情報はウェビナー専用Peatixページでご確認いただけます。 ■教育と探求社の紹介教育と探求社は「自分らしく、生きる。」という理念のもと、さまざまな教育事業を手がける会社です。メイン事業として、現実社会を題材に“生きる力”を育む中高向けの探究教育プログラム「クエストエデュケーション」を提供しています。「クエストエデュケーション」は2004年の創業以来約2,000校で導入され、合計36万人の生徒が学んでいます(2023年3月現在)。代表取締役社長:宮地 勘司創業 :2004年11月資本金 :1億6,338万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日インクルーシブ教育システムとはインクルーシブ(inclusive)とは「包摂的な」「包み込む」という意味を持っており、インクルーシブ教育とは「誰も排除せず、すべてを包み込む教育」とされています。現在の日本の学校ではマジョリティ(多数派)の子ども中心のつくりとなっています。例えば、障害のない子ども、シスジェンダー(生まれたときの性別と自分が自認している性別が一致している)の子ども、家庭環境が安定している子どもなどです。しかし、実際の社会の中には障害のある子ども、性的マイノリティの子ども、外国にルーツのある子ども、社会的養護が必要な家庭の子どもなどもいます。そのようなマイノリティ(少数派)の子どもたちが排除されないように、マジョリティ、マイノリティ関係なく誰もが当たり前に通常の学校に通えるように教育システムを変えていくことがインクルーシブ教育においては必要です。日本では、障害者の権利に関する条約を踏まえて、インクルーシブ教育システムの構築が進められています。インクルーシブ教育システムとは文部科学省でこのように定義されています。「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。引用:共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)概要|文部科学省このコラムでは、・インクルーシブ教育って?・インクルーシブ教育の実践例・合理的配慮の手順・インクルーシブ教育の課題・インクルーシブ教育を広めるために保護者ができることなど、インクルーシブ教育についてのギモンから、課題まで専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【専門家が回答】メリット、デメリットは?実践例や保護者ができることなどインクルーシブ教育を分かりやすく解説!ここからはインクルーシブ教育・インクルージョン研究者/一般社団法人UNIVA 理事の野口 晃菜先生にインクルーシブ教育についての質問にお答えいただきます。(質問)「インクルーシブ教育」という言葉を最近よく聞くようになりました。「みんな一緒に」という考え方ということなのでしょうか。一体どのようなものなのか分かりやすく教えてほしいです。(回答)多様な子どもがいることを前提とした教育です。教育の形を何も変えずに、ただ多様な子どもが同じ場にいるだけではインクルーシブ教育ではありません。インクルーシブ教育のためには、学校教育の在り方そのもの、例えば先生や子どもの人数、カリキュラム、学校経営や学級経営、授業づくりの在り方などを見直し、変革していく必要があります。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに発達障害があり、「インクルーシブ教育」について関心があります。今世界や日本で実際に行われているインクルーシブ教育にはどのようなものがあるのでしょうか。(回答)通常の学級における授業のスタイルや学級経営のスタイルを、多様な子どもがいることを前提に変えている学校がたくさんあります。例えば、教科書を使って、先生が黒板に板書をして、一斉指導をするスタイルではなく、一人ひとり自分のペースに応じて学ぶ授業スタイルや、テーマに沿ったプロジェクト型学習を自分で計画して進めるスタイルの授業など。一人ひとりが違う興味関心があり、得意な学び方が異なり、休み時間の過ごし方も異なる、など、多様な子どもがいることを前提とした学級経営や授業づくりをした上で、個々に必要な合理的配慮をすることがポイントです。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに発達障害があり、特性から学校で苦労していることが多くあります。このような場合インクルーシブ教育のために合理的配慮などをお願いできるのでしょうか。先生への伝え方や手順、あると役立つものなども教えていただけるとうれしいです。(回答)合理的配慮は、障害者差別解消法という法律において義務付けられています。ぜひ合理的配慮を学校に意思表明してください。お子さんの年齢や特徴にもよるかと思いますが、なるべくお子さんとどのような合理的配慮が学校であるとよいか、まずは話し合ってみてください。ポイントは、まずは学校においてお子さんが学ぶ上でのバリアがどこにあるのかを先生と話すこと。その上でそのバリアを解消するための合理的配慮について話し合うことです。もし学校側が保護者の方が提案した合理的配慮が難しいという場合、その理由を聞いてみてください。その上で、どのような合理的配慮であれば可能かを、ぜひ話し合ってみてください。可能であれば、その場に子どもさん自身が参加されることをお勧めします。担任の先生のみでなく、特別支援教育コーディネーターや管理職の先生にも同席をしてもらうと、いろんなアイディアがでてくると思います。「バリアをどう解消するか?」という観点からぶれずにみなさんで対話をしてみてください。学校における合理的配慮の事例は、国立特別支援教育総合研究所のインクルDBにたくさん掲載されています。そのほかにも、私が編著として9月に出版した書籍「LD(ラーニングディファレンス)の子がみつけたこんな勉強法学び方はひとつじゃない! - 合同出版」にも合理的配慮の事例や、そのためのプロセスがたくさん掲載されていますので、参考にしてみてください。参考: インクルーシブ教育システム構築支援データベース(インクルDB)|国立特別支援教育総合研究所参考:LD(ラーニングディファレンス)の子がみつけたこんな勉強法学び方はひとつじゃない!|合同出版Upload By 発達障害のキホン(質問)インクルーシブ教育がもっと日本に浸透すればいいのにと思っています。広めていくためにはどのような課題があるのでしょうか。(回答)インクルーシブ教育は障害のみの話ではなく、子どもたちは多様であることを前提とした教育です。そのためには、障害分野のみでインクルーシブ教育の議論をしたり、制度をつくるのでは限界があります。日本には不登校状態の子どもも、外国にルーツのある子ども、性的マイノリティの子もたくさんいます。学校教育そのものをどのように変えていくのか、より大きな視点での議論が必要です。教育施策の中で優先順位を上げていくために、より多くの人が知り、関心を持てるような工夫が必要です。そもそも教育そのものにもっと予算が割かれることも必要です。Upload By 発達障害のキホン(質問)通っている学校などでもっとインクルーシブ教育を知ってもらうために、保護者としてできることはあるのでしょうか。(回答)上記のご質問への回答とも重なりますが、まずはご自身のお子さんにとって今の学校で学ぶ上でのバリアはなにかを明らかにし、その解消方法として合理的配慮の意思表明を学校にしていただくことができることかと思います。学校はまだ合理的配慮に慣れていません。みなさんの行動により、学校にとって合理的配慮がどんどん当たり前のものになっていくと思います。また、ぜひその経験を周りの保護者とも共有してみてください。Upload By 発達障害のキホンインクルーシブ教育にまつわる関連コラム(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年10月21日今回のお仕事ハックは「入ったばかりの会社で問題点を指摘すべきか悩んでいる」とのお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。入ったばかりの会社で問題点を指摘すべき?最近中途で入った会社に自分よりも年下だけど、職場でのキャリアが長い子がいます。その子は仕事においては問題なくこなしているのですが、社会人としての基本的な挨拶や礼儀が全くなっていません。それに自分が気に入らない人の悪口を言うなどして職場の雰囲気を乱しているようにも見えます。でも新参者の私が注意をしたところできっとムカつくでしょうし、嫌われたらめんどくさそうという思いから何もできずにいます。こういう時は人生の先輩としてきちんと注意するのが正解なのでしょうか?(30代/医療事務)あなたの予感は正しいです。ちょうど先日、友人からこんな話を聞きました。以前同じ部署で働いていたAさんが、いろいろな部署を渡り歩いた後、新たに友人のいる部署にやって来ることに。「うちの部署はそれなりに大変だけど、うまくやってくれればいいな」と友人は思っていたとのことです。が、入ってくるなり、Aさんは「あれがダメだこれがダメだ」と部署の問題点をひたすら指摘し始めたのです。友人はハッとしました。「そういえば前も、入ったばかりの部署のダメ出しをしていた。Aがどの部署に行っても長続きしないのは、行く部署、行く部署でこれをやっているからだ……!」と。今の部署に来て4年がたつ友人は、何が問題で何が課題か、なんてことはもちろん分かっています。簡単に解決できない事情があることも。そんな中で自分に求められている役目を果たすべく、部署の中で少しずつ実績を重ね、自分なりのポジションを確立していきました。その結果、意見も聞いてもらえるようになったそうです。外から来たからこそ、問題点がハッキリ見えることは確かにあります。どう考えてもおかしい!と納得できないこともあるでしょう。ただ、入ってきたばかりの人間に批判されると「よそものに言われたくない」と多くの人は感じてしまうもの。たとえ本人はよかれと思って言ったのだとしても。「ありがたい指摘だから直そう!」なんて受け止め方をする人は見たことがない、と友人も言っていましたが、確かにそうかもしれません(笑)。なので、まずは今の職場になじむ姿勢を見せたり、仕事で実績を出したりすることの方に集中!そうすれば、あなたの言葉に耳を傾けてくれる人がきっと増えます。先輩からしても、少なくとも今よりはあなたの言葉を無視できなくなるはずです(ちなみに年下であることは今回のテーマにおいて気にする必要のない要素だと思います)。それでもやっぱり我慢できない、すぐにでも改善させるべきだ、と思うのであれば、本人に直接言うのではなく、上司に相談してみるのをおすすめします。悪口については、判断基準が曖昧なので取り締まるのは難しいかもしれませんが、社会人としてのマナーに関しては上司が代わりに指摘してくれるかもしれません。上司の言葉とあれば、さすがにその先輩も耳を傾けざるを得ないでしょうし、結果、改善が見られたら万々歳ですよね。人が感情的に悪口を言う姿を見るのは私も苦手なので、しんどい気持ちはよく分かります。職場の外で言ってほしいものですが、その先輩は我慢できないんでしょうね……。でも、あなたと同じ気持ちの人は職場に必ずいます。そして、今は苦手であろう年下の先輩の憎めないところなども、きっとこれから見えてくるはず。あまり深刻に捉えすぎず、まずはあなたに求められている仕事をがんばってみてください!Point.・新米がいきなり批判をすると、内容が正しくても反感を買ってしまう可能性大・まずは今の部署になじむ努力や、仕事の実績を積み重ねることに集中しよう・結果、「この人が言うなら」と耳を傾けてもらいやすくなる・どうしても早急に改善させたい場合は、本人ではなく上司に相談するのがおすすめ(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)
2023年10月10日道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」とは?麗澤大学大学院(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)学校教育研究科は、2023年12月3日(日)に「道徳教育学セミナー」をオンラインで開催します。本大学院学校教育研究科は、日本において初めて道徳教育に特化した大学院として2018年に設立。小中学校の教員でも教育現場を離れることなく、道徳教育の理論と実践を学ぶことができることが特徴の大学院です。道徳教育の理論と実践の融合を通じて、「特別の教科道徳」に精通した教員や専門研究者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を日々行っています。学校教育研究科では毎年、道徳教育学の最新の動向と論点を概観し、今後の研究に新たな視野を開くことを目的に、道徳教育学セミナーを一般公開形式で開催しています。7回目の開催となる今年度のテーマは『道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」』。本セミナーは2部制で開催されます。第1部では、前文部科学省道徳教科調査官で十文字学園女子大学教授の浅見哲也(あさみ てつや)氏による講演を実施。第2部では、本大学院修了生で、現在、東京都公立中学校道徳指導教諭として活躍中の三浦摩利(みうら まり)氏と千葉県公立中学校教諭で、千葉県長期研修生(道徳)として本大学院に所属する田中大輔(たなか だいすけ)氏も加わり、浅見講師とディスカッションを行います。第2部終了後には、参加者を交えた全体討議を予定いたしております。本セミナーの概要と講師のプロフィールは以下をご確認ください。【道徳教育学セミナー】■日時:2023年12月3日(日曜日)9時〜11時20分■場所:オンライン(Zoom)※参加者は、自由に入退室可能■テーマ:道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」とは?■講師:浅見 哲也(十文字学園女子大学教授、前文部科学省道徳教科調査官)■主催:麗澤大学大学院学校教育研究科■対象:参加自由■参加費:無料■申込方法:申込フォームより要申し込み申込フォームはこちら : 【講師プロフィール】浅見 哲也埼玉大学教育学部卒業。埼玉県深谷市教育委員会課長補佐、深谷市藤沢小学校校長等を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官を歴任。現在、十文字学園大学教育人文学部教授。主な著書に『道徳科授業構想グランドデザイン』、『こだわりの道徳授業レシピ』など。2007年文部科学省優勝教員表彰。麗澤大学について麗澤大学は昭和10年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 日本大学ランキング」の国際性分野では2017年から連続して千葉県1位の評価を受けています。【プレスリリース】麗澤大学学校教育研究科による道徳教育学セミナー開催.pdf : 麗澤大学WEBサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月05日「インクルーシブ教育」を推進するための指針を、教育リーダーズから学ぶ2022年に国連から日本へと推進が通達されたこともあり、昨今大きな注目を集めている「インクルーシブ教育」。インクルーシブ教育とは、文部科学省で下記のように定義されています。「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。障害のある子もそうでない子も、共に学ぶための仕組みづくり。しかし実際の市区町村、学校教育の現場では、対応のノウハウが欠如していたり、人員が足りなかったり、推進が難しい現状もあるという声も散見されています。そんな中でも、すでにインクルーシブ教育を先駆けて推進している人たちがいます。彼らはインクルーシブ教育をどう捉え、何を考え、推進を実現してきたのでしょうか?この連載では、そんな彼らを「教育リーダーズ」と位置付け、その言葉に耳を傾けることで推進のヒントとなる”指針のカケラ”を集めていきたいと思っています。第一回は、神奈川県葉山町教育委員会の教育長である、稲垣一郎氏にお話を伺いました。Upload By 発達ナビ編集部プロフィール:稲垣一郎 氏東京目黒生まれ。早稲田大学を修了後、私学の教員、その後に県立高校の教員を経て、特別支援学校の高等部で3年間知的部門に勤めた後に、県の教育委員会で教育行政に12年携わる。教頭、副校長として通信制、専門学科を経て横浜北部学区の荏田高校で校長職、湘南高校で5年間校長職、2021年4月から葉山町の教育長に就任。Upload By 発達ナビ編集部インクルーシブ教育という言葉すらない、多様な人が自然に共にいる未来を目指すーー本日はよろしくお願いいたします。稲垣さんのご経歴を拝見したのですが、特別支援学校での指導経験もあるそうですね。はい、当時は養護学校と呼ばれていましたね。その前にいた学校で、下肢に障害がある生徒を担任した時に、障害のあるお子さんについてもっと知らなければいけないなと感じまして。インクルーシブなんて概念はない時代でしたけど、希望を出して知的障害のあるお子さんが通われる特別支援学校へ赴任することになりました。ーーそれまで指導してきた生徒とは、接するうえで異なる部分もあったのでは?そうですね、そこで自閉的傾向のあるお子さんのいるクラスを受け持ったんです。その子は自分の殻に閉じこもる傾向のあるお子さんで、入学式の日は体育館にすら行ってくれなかったんですよね。「そろそろ行ってみねえか?」なんて2人で話して、それで私たちの入学式は終わりましたよ(笑)。ーー前途多難なはじまりを経て、そこでの経験はどのような糧となったのでしょうか。そんな子どもたちと接することで気付かされたのは、「教師の意思で何かを無理矢理してもらう考え方は、この子たちには通用せんな」ということでしたね。でも、一人ひとりスピードは違えどちゃんと成長していくので焦る必要はなくて、保護者の方と小さな成長の喜びを共有することが大切。教育とは常に待つことである、そんなことを学ばせてもらいました。Upload By 発達ナビ編集部ーー以降のキャリアでは教育行政などに関わられた後に、名門と名高い湘南高校の校長に就任されます。湘南高校は中学校でオール5の生徒が集まるような学校だったのですが、当然ここに来ると順位がついてしまうんですよね。でもそこで見た光景は、成績上位の子どもが下位の子どもを馬鹿にしない風景でした。ーーなぜそのような風景が見られたのでしょうか。成績が下位の子でも、歌が上手かったりバスケが上手かったり、誰しも特別に得意なことがあるんです。それを認め合う姿を見て、これこそ完全にインクルーシブでオルタナティブなんだと感じましたね。葉山でもその姿を現場で何度も伝えているんです。ーーなるほど。一方で湘南高校の例とは異なり、日本の教育はこれまで「分断」の道を辿ってきたかと思います。障害があれば、特別支援学級や通級に行くものだと捉えている人が多いですよね。そうですね。例えば欧米では当たり前に、街で目が見えない人がいたら手を差し伸べるなど、誰かが困っていたら誰かが支援することが自然と根付いているように思います。でも、日本では障害がある人とない人で、そもそもの教育の場から区別してきてしまった。最近やたらとインクルーシブ教育という言葉を聞くようになったのは、そんな日本の分断されてきた背景があるからこそ。だから、インクルーシブ教育なんて言葉がいつか存在しなくなるほど、ごく自然に多様な人が一つの場所に混ざり合う社会にしていくことが求められているんだと思います。Upload By 発達ナビ編集部進む方向を示して目線を合わせ、取り組みを常に見える化し不信感を取り除くーーそして、現在に繋がる葉山町教育長としての取り組みが始まります。葉山に来て3年目ですが、人的な配置も含めて教育への支援が非常に手厚いと感じています。特に小・中学校に入っている教員ではない支援員さんはその多くが町の保護者の方で、葉山の教育に何らかの形で参画をしたいと思ってくれていることを非常に有り難く感じますね。元々PTAの役員をしていた方が集まってできた、学校を支援する組織もあります。そういう方々の個別の相談にもいつでも乗るように意識しています。ーー町の人が主体的に教育に参加されているのは素敵です。葉山町に来られてから、具体的にはまずどのような課題に取り組まれましたか?この町は先生も教育委員会もみんな熱心なので全方向に一生懸命取り組まれていて、その反面でどこに向かっているのかが見えないところがありました。だからまず、選択と集中をしていくために指針をつくったんです。これを見れば葉山の教育方針が分かるというものをつくりました。葉山町支援教育推進指針「葉山町支援教育推進指針」共生社会の実現に向けたインクルーシブな環境づくり 、社会情勢や教育的ニーズを踏まえた継続的な「あり方」の検討をベースに、 「すべての児童・生徒ができるだけ共に学び共に育つ仕組みづくり」、「多様かつ個別の教育的ニーズに合わせた連続性のある教育の実現」、「切れ目ない支援体制の構築」について示したもの。ーー指針をつくるうえで、特に意識されたことはあるのでしょうか。指針の受け手である子どもたちと保護者の方にとって、どういう教育理念を持っていたとしても反対するレベルのものは入れないようにしています。町や子どもたちに対する眼差しを持って、誰もが根本で共感できて目線を合わせることができるラインで選定しています。議論や対話をする必要があるのは教員ですが、そこはちゃんと議論をして解決していきますね。ーー誰もが共感できる指針。その後はどうしたんですか?指針はスタートラインでしかないので、その後に会議体を持つことにしました。各学校の支援担当の先生や校長先生、加えて外部の識者を呼んで、何が課題で今後はどこに進んでいくかを現場と識者が融合して話す場を年3回つくっています。ほかにも毎月校長会議があって、そこでディスカッションもしますし、校長先生や現場の先生を個別に呼んで話すこともしょっちゅうあります。教育長室の扉は常に町に対して開いているんです、もちろん飲みの場も多いのですが(笑)。Upload By 発達ナビ編集部ーー教育長と現場の距離が近いんだなと感じます。さて、インクルーシブ教育という視点でのテーマとなりますが、葉山町として具体的に取り組まれていることを教えてください。私が就任する以前からあるのですが、不登校のお子さんが小学生も中学生も通うことができる「ヤシの実教室」という教育支援教室がありますね。小学校の一部の場所を活用していて、自由をモットーに自分たちのやりたいことをして良い場なんです。通った時間については、所属する小・中学校の出席にあてられるようになっています。この教室に通って、気付けば学校に戻っているお子さんもいますね。また、「ことば・きこえの教室」という場もあります。言葉や聞く力、コミュニケーションについて心配のあるお子さんと保護者の方から相談を受け、必要な指導や支援を行う教室です。特別支援学級の対象ではないけれど、課題を抱えているかもしれないお子さんが通って、適切な個別指導が受けられるようになっています。個別課題がクリアできればこの教室からは卒業します。Upload By 発達ナビ編集部ーー分断ではなく、支援が必要な子どもたちのための場が設けられていると。さらに、どの学校にも支援級があります。土地柄オルタナティブスクールも多くて、年に1回程度お互いの活動を報告する会議で連携を取りながら、町全体として子どもの居場所づくりに取り組んでいるんです。ーー葉山町の特長の一つとして、教育長はSNSでの発信も多くされていますよね。そうですね。組織として動くだけではなく、それを町の人々に届けることも大切と思っています。だからSNSを通しても、私の考えは常にオープンにするようにしていますね。新しいことに取り組む際に、見えないことが不信感につながると考えているので、発信は大事なことです。結局のところ私たちがやっていることに革新的なことはなくて、進むべき道を明確にし、そして教育現場で今何が行われているかをちゃんと見える化していく地道な作業をしているだけ。でも、それこそがきっと推進のためには必要なことなんですよね。稲垣教育長のnote短期的ではなく、中・長期的な視点で、一人ひとりの学びと成長に向き合うーーインクルーシブ教育を推進する中で、具体的にどんな困難がありましたか?困難……。家が少し遠いので、毎日通勤するのが大変なことくらいですかね(笑)。というのは半分本気で半分冗談で、物事を推進する中でハードルがあったり人と人との軋轢が生まれたりするのは当たり前のことなので。だから、ハードルがあるから推進できないとあきらめるのではなく、そういうものだと開き直ってでも力強く進めることが必要なんだと思います。Upload By 発達ナビ編集部ーーそれでも、組織の中の一部には不安な空気もあったかと思います。それは当然あると思うので、だから単純に言うと「稲垣があれだから仕方ないよね」と私を悪者にしてあきらめてもらって、それで進んでいけばと。結果それが町のためになったら何よりです。ーーインクルーシブ教育推進のために、今まさに取り組んでいることも教えてください。実証実験として、LITALICOの教育ソフトの導入を進めています。誰もが凹凸があり、好き嫌いがあり、勉強の得意苦手があるので、自分をどう活かしていくかを子どもたち自身が理解していくことが大切だと考えているんです。支援が必要なお子さんの指導においても、教員の経験や感覚だけではなく、明確な軸を持てるのが良いと思います。Upload By 発達ナビ編集部ーー先生や生徒にとって必要な体制を揃えていかれるのですね。はい。そして今年、この3年間で各校の校長先生とも話し練ってきた葉山町としてのスクールミッションを出します。これは教育委員会が葉山の学校に対しての指針となる3本柱と考え方を明確にしたもので、このミッションを受けて各学校がスクールポリシーを出す計画になっています。各学校での個性を最大限活かしながら、目線の先はしっかりと葉山町全体で足並みを揃えていくための取り組みです。Upload By 発達ナビ編集部ーーなるほど。「楽校」という言葉からも葉山町の目指す方向がイメージできます。そして、インクルーシブ教育の考え方にも繋がるのですが、葉山の長柄小学校と南郷中学校を小中一貫校として統合します。昔から中1ギャップという考え方がありますが、葉山でも例外ではなく中学から学校に行かなくなる子たちが増えてしまう現状があるんです。だから、義務教育の6年+3年を一連の流れで考えることで、中・長期的な視点で少しでも成長を滑らかに支援していきたいと思っています。9年間で同一の指導方針を持てることは、子どもたちが夢を見つけて進路を決めるうえでも良いことです。それに、中学校の先生が小学校に来てもいいし、小学校の先生が教えた子がどうなったか見に行く、そんな交流も生まれると思います。何より生徒も喜ぶし、先生も喜ぶ、それが日常化していってほしいですね。ーーなるほど。それではインクルーシブ教育を推進する中で、変わってきた印象はありますか?一番変わったのは組織だと思います。結局教育長としての仕事も組織論として捉えることが多くて、どう職員室をマネジメントするかが大切だと捉えているんです。インクルーシブはもちろんですが教育には答えがないので、仕事においてたとえしくじってしまっても挑戦してもらうことを大切にしています。成功することが至上命題という考え方を捨てて、結果が元々目指していた場所から変わってしまってもそれで良いとすることが必要。当初はネガティブな捉え方もあったかと思うのですが、前向きな発言が波及してきて組織全体として挑戦を積み上げられているという実感がありますね。Upload By 発達ナビ編集部ーーさまざまな視点でお話をいただきありがとうございました。最後に、今後のビジョンを教えてください。ポリシーをつくることでブレない教育理念がちゃんとあって、そこに向けてきちんと学校が自走していくことが今後の理想だと思っています。そしていつか、子どもたちがこの町に戻ってきてもらって、新しいサイクルを生んでくれたら理想です。子どもたちが成長して20年後に振り返った時に、小・中学校の大切な時間を葉山で過ごせてよかったなと思ってもらえたら、それ以上のことはありません。この連載を重ねることで、皆さまの中でインクルーシブ教育への解像度が上がりますように稲垣さんは謙遜をされていましたが、隣に寄り添っていた教育委員会の課長は「今の教育長ほど一人ひとりの声に耳を傾け、寄り添っている人を見たことがない」とおっしゃっていました。その姿勢こそが先生方や保護者の方の教育へのモチベーションにも繋がり、同じ目線で進んでいくための原動力になっているようにも感じられました。Upload By 発達ナビ編集部これから全国の教育リーダーズの話を取材し、皆さんにお伝えしていきます。インクルーシブ教育の取り組みを知ることで指針を集め、今まさに実践されている、実践しようとしている方のヒントになりますように。ここまで読んでいただきありがとうございました。
2023年09月20日“性教育”はどこまで教えるものだと思いますか?これを学校で教えてくれたらいいのに……。今回は、MOREDOORの大人気tiktokより、オリジナル漫画「日本の性教育について、みんなはどう思う?」から、展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!性教育=恥ずかしい? ここでクイズです!大学で友人が性被害に遭った主人公は、性教育がもっと為されていれば違かったかもしれないと考えます。自信の学生時代を振り返り、性教育がどのように行われていたかを思い出していると姉があるサイトを発見!そこには、性教育は”性行為”のことだけではないらしく……。では一体どこまでが“性教育”として教えられているのでしょうか?ヒントとして、”性”という言葉を広く捉えてみてください。どこまでが“性教育”?正解は『身体のことだけに限らず心まで』!性教育とは性行為のことに限らず、心や権利についてという幅の広い科目になっていました。価値観や権利についてなど、一見性教育とは異なるテーマのようですが、そこから人生に役立つ知識があるようですね。他人事ではなく自分事に「性教育を他人事と捉えない。」重要なこと。自分事として捉え考えることが、お互いへの深い理解につながります。この漫画、どう感じましたか?※こちらの記事・漫画は男女の分断を助長するという意図はございません。また、性被害・セカンドレイプなどは性別に関係なく起こりうることです。あくまで一例として、それについて考えるきっかけ作りになればと思います。※この漫画はフィクションです■作画:まきうちまきえ( @makimaki.san )(MOREDOOR編集部)
2023年09月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「改正入管法」です。難民認定率の低い日本。審査方法を再構築するべき。「出入国管理及び難民認定法」、通称「改正入管法」が6月に成立しました。この改正案は2年前に国会に提出されましたが、長期間入管で留め置かれたスリランカ人女性が、十分な治療を受けられずに亡くなったことを機に、日本の難民認定の制度が問題視され、廃案になりました。ところが、今国会でほぼ同じ内容の法案が再提出され、可決されたのです。改正入管法では、難民認定3回目以降の申請は「相当の理由」がなければ、本国への送還が可能になります。長期に留め置くのが問題なのであれば、帰っていただこうというスタンス。しかし、内戦や迫害など、本国にいては身に危険が及ぶため日本に逃げてきたかもしれない人に対して、強制送還することは正しい判断なのでしょうか?最も問題なのは、難民申請者が本当に難民なのか、不法入国者なのか、適切に判断できているのか不透明だということです。入管の難民認定審査(一次審査)で不認定となり、不服を申し立てた人を二次審査するのが難民審査参与員。法律や国際情勢に関する学識経験を有する人が任命されます。現在110名いますが、1人あたりの審査件数に大きな偏りがあることがわかりました。ほとんどの参与員が年間数件~40数件だったのに対し、NPO法人名誉会長だった柳瀬房子さんだけが’22年だけで1231件審査を行っており、「難民を探して認定したいと思っているのに、ほとんど確認できません」と発言。これに対し、ほかの参与員から異論が集中しました。難民審査は総合的な国際状況をもとに判断しなければなりませんし、申請者は自分を証明するものを何も持たずに逃げてきている場合もあり、本人を特定するのには時間もかかります。年間1000件以上の申請を的確に審査できるのでしょうか?難民申請中は働くこともできませんが、審査が長引けば家族を養うために違法でも働かなければ生きていけない矛盾も抱えています。日本は国連の難民条約に加入しており、難民を受け入れる立場です。今回、準難民というグレーゾーンを設けたことは評価できますが、その前に難民を審査する仕組みを立て直す必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月12日子どもの性教育はいつから……?日本の『性教育』は諸外国に比べ遅れているといわれる昨今、我が子への性教育に関する体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの『3歳から性教育を始めた結果』よりワンシーンをお届けします!性教育の絵本で……子どもの頃、“性教育”についてもっと教えてもらいたかったと感じているちりさん。3歳の娘がいるちりさんは、『子どもの性教育』を早いうちから教えようと決意しました。そこで“性教育”の絵本を購入。絵本を読むうちに少しずつ娘が“プライベートゾーン”を理解できるように。そして、体にも興味を持ち始め、あれこれ質問してくるようになったのです。娘の変化……生理のアレコレ……ママを気遣う……ちょっと困惑……この漫画に対する読者の感想『小さい頃から生理について考えることは、とても素晴らしいと思います。恥ずかしい、隠さなきゃいけないことではないはずなのに、なんとなく堂々と話すのはタブーな感じですよね。生理休暇とは、名ばかりで実際に取得するのはハードルが高い。正しい情報を小さいうちから教育することで、女性も男性も生理について理解し生きやすい時代になってほしいです。』『生理について、言葉では理解しても中身まではこの歳だと難しいですね。少しずつ教えていくのが良いですね。』『これって凄くいいことですね。性教育でも生理のことだけは特に女の子であれば小さい頃から教えていいと思います。生理中のママを気遣ってあげるというのも娘さんの優しさを感じることができました。』と、理解が難しいところもあるかもしれないけれど、性教育自体は良いことだという声が多く寄せられました。いつか子どもにとって役に立つと願い……性教育をしていく中で、生理が身近なものに……。生理に関する知識が増えることは自分の体を知ることに役立ちますし、将来、生理がきたときには冷静に対応できそうですね。あなただったら、自分の子どもに性に関する話題を質問されたらどう答えますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月30日致遠教育の創設者兼CEO 李 翀宇のインタビュー記事を、「人民日報海外版日本月刊」にて公開します。致遠教育 創設者兼CEO 李 翀宇■インタビュー記事について中国の経済と科学技術は飽くなき発展を遂げ、2010年、GDPは初めて日本を抜いて世界第二位となった。そしてちょうどその頃から海外留学、とりわけ日本への留学が脚光を浴びはじめた。それは一部の人たちの興味に留まらず、いよいよ多くの家庭のなかで有力な「選択肢」、あるいは「第二の人生」として認識されるようになっていった。そして2023年、全国大学入試を終えた受験生たちが期待と不安を胸に結果を待っていた6月のある日、本誌記者は致遠教育の創設者にしてCEOでもある李 翀宇氏と対談し、「留学」という言葉が持つ本当の意味を追った。致遠教育123■自ら道を切り開き、大学院までの空白を埋める「わたしは小さな町の受験生だったわ」、「この体は努力と情熱で出来ているの」、李 翀宇氏は大学受験のメッカである河北省において言語系の名門大学に優秀な成績で入学したが、往事のことをそんな小気味よい言葉遣いで振り返ってくれた。大学三年生の時、学業においてまだ余力のあった彼女は、中国にある大手の日本語指導塾でアルバイトをはじめた。生徒に対する思いやり、仕事に対する熱意、そして自身の経験から導き出した効果てきめんの勉強方法、李 翀宇氏はこれらを頼りに、夢を胸に秘めた同世代の人々の日本語レベルを一気に引き上げ、日本留学という最初の切符を手にする手伝いをしてきた。大学卒業後、日本の大手企業の中国支社に就職すると、水を得た魚のように優れた能力を発揮し、ほどなくして東京本社に異動することとなった。李 翀宇氏は両親に経済面での負担をかけたくなかった。そのため「留学」の言葉をずっと飲み込んできたのだが、初めてその足を日本の地に下ろすことができたのである。そのとき、心の奥底から響いてくる自分の声にはじめて向き合った――もっと勉強したい!李 翀宇氏にはつきもあった。会社の上司は大学院に入りたいという彼女の考えに理解を示してくれたし、先輩は自分の恩師に連絡を取って彼女への助言を求めてくれた。ただ残念だったのは、当時の日本にはまだ大学院への進学を考える中国人留学生をサポートする場所が無かったことである。そうした環境であることもわかった上で、李 翀宇氏はこの茨の道をひたすら歩み、進学への道を模索した。それからは、日本の大学入試に関する資料を机の上に広げ、休憩時間には目を皿にしてホームページをチェックし、日々試験情報を収集した。李 翀宇氏が東京大学の筆記試験に合格した留学生二人のうちの一人になったのはそうした不断の努力があったからで、不思議でも何でもない。しかし、面接でのたったひとことの言い間違いにより、結果は不合格となってしまった。そしていくつか受け取った名門国立大学の合格通知のなかから、最終的に彼女は最も悠久の歴史を有する一橋大学の商学部に進学することを選んだ。初めて日本にやって来た外国人が発奮し、一挙にして名門大学に入学する、それは言うまでもなく並大抵のことではない。ましてや、当時は留学生が入試を受けるための情報など無きに等しかったのである。大学院への進学にあたって李 翀宇氏が身をもって経験した困惑、彷徨、挫折、流した一粒一粒の汗、そして不安で眠れない夜、そのすべてに価値がある、李 翀宇氏はその点に気づいていた。だからこそ、日本の大学に進学するためのネット上の情報コミュニティに積極的に参加し、自らの経験と知識を熱心に広め、東大で辛酸をなめた面接の経験をも惜しみなく伝えた。顔も知らない後輩たち、彼ら彼女らからの信頼と感謝こそ、李 翀宇氏の報酬にほかならなかった。そしてこうした無償の活動がある人々の目に留まるとは、当の李 翀宇氏にとっても思いも寄らぬことであった。当時、日本で影響力のあった華僑の進学指導グループが、李 翀宇氏に白羽の矢を立てたのである。彼らは李 翀宇氏に、日本にやって来た中国人留学生が日本の大学院に進学するまでの空白の時間を指導し、そうした留学生たちのために大学院進学への指導体制を整えるという重大な任務を打診してきた。こうして李 翀宇氏は商学に関する研鑽を積み上げつつ、大学院へ進む予科において指導に当たるようになった。その内容は各種の研究計画のひな形作成や各学科の教材編集から、模擬面接の実施まで多岐にわたるもので、李 翀宇氏は日本の大学院進学を目指す中国人留学生のための指導体制の構築に心血を注いだ。2016年、商学研究科の修士号を取得した李 翀宇氏は、同時にすでに三年もの教学指導経験を積んでいた。こうして学び得た教学の理論や方法をどうするべきか、前途は水の低きにつくがごとく開かれていった。■前途を照らし、希望を育て続ける同じく2016年、致遠教育がその産声を上げた。大学院への進学指導を出発点に置いたことで、致遠教育は創設当初から高水準かつ高評価を得ることに成功する。多くの業種において一定程度には不良品や返品が発生するものだが、それらはあくまで単なる数字でしかない。しかし、こと教育業界においては話が違う。教学の場において「返品」や「キャンセル」は許されないのである。教育分野で事業を興すのは、目先の利益を求めるからではない。その時々の結果を求めて最善を尽くすのは当然ながら、学生たちの前途、さらに言えば一生涯の成長を見守る覚悟が必要となる。致遠教育は創業二年にして、早くも進学率90%という数字をたたき出した。しかし、李 翀宇氏はその数字に甘んじることなく、組織内の構成をさらに見直した。李 翀宇氏が注目したのは、日本にやって来る中国人留学生たちが何を求めて来ているのかである。彼らは経済的利益を求めている部分もあるが、いかにして自身の理想を実現するか、いかにしてより多くの知識と教養を身につけるか、そうした点に重きを置いている。そこで致遠教育は、大学側の学生募集条件と学生側の進学の目的に合わせて、普通本科試験、大学院試験、芸術類試験という三つのコースを用意した。また、クラス担任制を敷き、それを補佐するチューター、全体の教務計画を策定する職員を置いて、教学チームの編成を最適化した。さらには、日本各地の有名国立、私立大学の申請と入試の時期に合わせて、相応の練習問題クラス、ラストスパートクラス、推薦試験対策クラスを用意し、それぞれに異なるレベルや学力、および求められる英語と日本語の能力に鑑みて、英語と日本語の基礎クラス、レベルアップクラス、ラストスパートクラスを設置した。入試とは、その場その時限りの偶然に左右されることもある。また、たった一度の試験が時にはその人の一生を決めてしまう。そんな極限状況に、これまでいったいどれだけの親が切歯扼腕し、いったいどれだけの学生たちが回り道をすることになったのだろう。「留学」――それは大学入試でつまずいた学生たちに示される「新たなる道」であり、「新たなる好機」なのである。「食材を活かすも殺すも料理人の腕次第」、優秀な人材の育成もこれに通じるところがある。「誰でも教育を受けることが出来る」、そうしたシンプルかつ平等な教育観に立ち、一人ひとりの学生にとって適切な道筋を見つけ出してあげれば、どの学生もそれぞれ唯一無二の光を放つものである。学生の強み、特長、興味、不足をいかにして掘り起こすか、学生自身の状況に鑑みて最もふさわしい進路をいかにして見つけるか、学生たちの流す汗の一粒一粒にいかにして価値を持たせるか、学生たちに最短の時間と最高の効率でいかにして合格通知を受け取らせるか。李 翀宇氏と致遠教育はこれらを最も重要な教学理念として位置づけている。時間は何物にも代えがたい。一年半の準備期間を利用して中国の高等職業学校から東大に入った学生も、致遠教育においては一人や二人ではない。また、当初はランクが下の大学を考えていた学生や、得意不得意の科目に大きな偏りがある学生も、致遠教育のサポートを得て東大や早稲田、あるいはその他の有名な大学の主要な学部に入学を決めた。そうした例まで含めると、実に枚挙にいとまがない。李 翀宇氏は、かつて観光ビザで日本に入り、カプセルホテルに泊まりながら東大に合格した学生のことを思い出して目を輝かせた。前途を照らす人、それはすなわち希望を育む人である。致遠教育に籍を置いた学生が自分が志望する大学への入学を勝ち取った時、李 翀宇氏はかつて一橋大学の商学部に合格した自分自身の姿と重ね合わせ、彼らのために心から快哉を叫ぶ。驚くべきことに、李 翀宇氏は在籍した学生の名をいまもなおすべて覚えているという。その記憶力には驚くばかりであるが、それと同時に、学生一人ひとりのことをいかに尊び、いかに大切に思っていたかという、教育に対する彼女の執念と熱意には感動を禁じえない。■初心を受け継ぐ強力なチーム致遠教育には日本国内だけで正規非正規を合わせて400名以上の教職員が籍を置いている。すべての学科は50人を超える博士号取得者によってカバーされ、300人からなるチューターたちが学生に対してマンツーマンで指導に当たっている。彼らは学生たちの学習実績を細かくチェックしており、個々人の状況に応じて随時学習計画を見直してくれる。強力な講師陣が、高水準な研究レベルにある大学院から提出される専門的な問題にも対応してくれる。このように充実した致遠教育の体制は、大学院入学指導のフロンティアとしての抜きん出た実力を証明していよう。情熱を燃やして後に続く学生たちをサポートすること、あるいは企業や社会的な責任を担うことについて、李 翀宇氏は自身も様々な苦しみを味わってきたと率直に語ってくれた。だが、いつも明るく前向きな姿勢を失わない李 翀宇氏は、すぐにそうした心の結ぼれを解きほぐし、同業他社との交流を通じて、さらに人をもって本と為し、遠大な見通しに立脚するという教育観を固めるに至った。チームはいよいよ成長しているが、夢を持つ中国人留学生の未来に対して責任を持つという初心が揺らぐことはない。李 翀宇氏は、自分の双肩には責任がのしかかっていることを重々承知しているし、またこの初心を致遠教育の同僚一人ひとりに伝えることも忘れてはいない。致遠教育の先生たちは、李 翀宇氏と同じように試験の準備をし、進学の希望を燃やし、夢を追ってきた。だからこそ知識や技術に対しても畏敬の念を持っている。そして学生たちの未来を大切に思い、学生たちの夢を尊重している。彼らは徹底した授業準備、微に入り細を穿つ添削、さらには絶えざるアドバイスを通じて、学生たちにただの「知識」を覚えさせるだけではなく、知識を連鎖として捉え、「なぜそうであるのか」というレベルで理解を促すのである。錚々たる教学の実力は堂々たるデータに表れている。法人化して6年、致遠教育は相前後して400人に迫る学生を東大、早稲田、慶応といったトップクラスの大学に送り込み、2022年と2023年のデータによれば、1000通をも超える合格通知書を勝ち取った。目下のところ、致遠教育は東京に三校を構え、北京、蘇州、杭州、南京などにもそれぞれ分校を開設している。スタート地点、レベル、クオリティ、そのいずれをとっても高い水準にある致遠教育は、創設からほどなくして国内外の権威ある教育機関によって評価された。たとえば、北京第二外国語大学と正式に提携し、同大学国際科教員の名分を得て、日本の大学への編入プロジェクトに携わることになった。また、プロフェッショナルな人材の交流を促進するため、人材サービスの分野で最も名高いFESCOとも提携した。さらには国内のハイエンド教育サービスである中公教育とパートナーシップを結び、「プロフェッショナル人材育成」プロジェクトをともに推し進めている。学びと成長は一生のことである。致遠教育が着実に推し進めているのは、生涯を閉じるまでの学生の成長を見据えた遠大なる事業と言っていい。現在、致遠教育は長崎外国語大学、長崎大学、吉備国際大学と提携を結び、いわゆる飛び込み受験のルートを他に先駆けて構築している。このほかにも、南京大学、江南大学、西北大学といった中国国内の有名大学と確かな協力関係を築き上げ、日本最大のHR企業であるLink and MotivationやIBM、デロイト、マッキンゼーなど業界大手とも密接な交流がある。そのため、発掘から育成、そして育てた人材の送り出しまでが一つの輪となり、個々人の持つ価値を十分に活かすことが出来るのである。致遠教育の門を叩けば、得られるのは知識や技術、合格通知にとどまらない。向上心、探究心、そして死ぬまで勉学という人生観、これらこそ、素晴らしい人生の扉を開ける魔法の鍵なのである。■編集後記千里の道も一歩から。ごく一般的な家庭に生まれ、留学費用を捻出することも難しかった「小さな町の受験生」は、後輩たちを教え導きながら一橋大学商学研究科を修了して創業者になった。大学院進学へと続く道を手探りで進んだ開拓者は、教材の編集から教学体制の構築までを自らこなす専門家になった。李 翀宇氏はボトルネックを幾度も突破した自らの経験をもとに、勇躍して夢を追う後輩たちを励ましてくれている――夢があるなら迷わず進め!確かな歩みで遠きに至る致遠教育は、ありとあらゆる人生を豊かに彩ってくれるに違いない。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月27日いつから子どもの性教育を始めたらいいの……?日本の『性教育』は諸外国に比べ遅れているといわれる昨今、我が子への性教育に関する体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの『3歳から性教育を始めた結果』のワンシーンをお届けします。娘の変化とは……?子どもの頃、“性教育”について教えられなかったちりさん。3歳の娘がいるちりさんは、『子どもの性教育』を早いうちから教えようと決意しました。そこで“性教育”の絵本を購入。絵本を読むうちに少しずつ娘に変化が……。絵本と力説のおかげで……まだ先は長い……意識を変えるのは難しい……この漫画に読者は『わたくしにも小学生の娘がいますが、性教育は本当に難しいと思います。色々聞かれても正直話をはぐらかしてしまいまうのが本音でこうやってしっかりと向き合っているのはすごいなと感心します。』『プライベートパーツを教えてあげることはとても大切なことですよね。自分の身を守ることができますし、何よりも、そういうところは大切にしないといけないという思いを持つことは大切です。日本人はその辺りが緩すぎるところがあると思います。自分の子の方のように、嫌だと言うこと、ダメだという事について教えたいと思いました。』『私も以前、水着ゾーンを触らせたり見せたり触ったりしてはいけない話を子供達にしたことがあったのですが、大人である親や祖父母にもしっかり話をしておかないといけないなと改めて思いました。』など、性教育の大切さや難しさに共感する声が多く集まりました。子どもだけでなく、周りの大人たちもプライベートゾーンを守らないとですよね。でも、子どもより大人の意識を変える方が難しいかもしれません……。子どもの性教育にあたって周りの大人と話をする時……あなたはどのようにその重要性を伝えますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月27日子どもの性教育はいつから始めるべき……?昨今、諸外国に比べ遅れているといわれる日本の『性教育』。我が子への性教育に関する体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの『3歳から性教育を始めた結果』を紹介します!どうやって教える……?子どもの頃、“性教育”について教えられなかったちりさん。3歳の娘がいるちりさんは、『子どもの性教育』を早いうちから教えようと決意しました。調べた結果……少し抵抗感……とりあえず読ませてみる……この漫画を読んだ読者は『娘さんがまだよく判断できないので読ませるのに抵抗があるし、まだよく判断できないからこそ読ませるべきでもある。性教育をいつから始めるのか、どのように進めるのかは難しい問題だと思いました。とりあえず読ませてみる決断をしたのは正しいと思います。』『子どもの教育のためとはいえ絵本の内容に抵抗を持ってしまう気持ちはよくわかります。子どもがきちんと理解できているのかも含め慎重な教材選びが必要だと思いました。子どもの理解度や様子を見つつ自分たちに合った方針の絵本を探していきたいと思います。』『日本の性教育は本当に遅れていると思うので、その中から子供に合った、自分が教えたいと思うような良い絵本を探してくることが良いと思います。主人公が絵本を買ってきたのはすごく良いことだと思います。』など、娘のために性教育を早期で取り入れようとする主人公の姿勢には、共感と称賛の声が多く集まりました。性教育への考え方はさまざま……大人からすると抵抗感のある内容でも、子どもは純粋に知識の習得をするようですね。絵本での“性教育”は娘にどんな変化をもたらすのでしょうか……また皆さんは、幼いお子さんへの性教育をどのように考えていますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月24日《私は日本が嫌いではありません。ただ留学生時代の経験を話しただけで日本旅行をして漠然と日本に住みたいという人たちに何か問題があるかもしれないことを教えてくれました。明らかに個人的な考えだと言いました。元々作ろうとした2部を悩んだ末にアップロードしました》7月20日にアップしたYouTube動画の説明欄にこう綴ったのは、韓国人YouTuberのヨンチャン氏。チャンネル登録者数1.7万人程度のヨンチャン氏だが、現在日本のネット上で彼の提言が物議を醸しているのだ。ことの発端は、7月9日に公開した「実際に住んでみて感じた日本で暮らしてはいけない5つの理由(原題は韓国語)」というタイトルの動画。日本に住んで9ヵ月だというヨンチャン氏は、「あくまで私の個人的な考えです」と前置きし、「家賃や生活費が高すぎる」「静かに生活をしなくてはならない」「一部の高齢者は韓国人嫌い」といった趣旨のことを韓国語で伝えた。すると16日、この動画の内容を韓国系の日本語メディア「KOREA WAVE」が《韓国ユーチューバー、日本に住み、うんざりした「五つの違和感」》というタイトルで報じると、Yahoo!ニュースには5000件以上のコメントがつき、批判的な内容が相次ぐことに。ヨンチャン氏は日本のネット界で炎上することに。こうした事態を受けたヨンチャン氏は17日、《日本ニュース1位に上がった韓国人》という日本語タイトルの動画をアップ。そこで自身のことを綴った記事が日本の大手ニュースポータルサイトで1位になったことについて「なぜなのかわからない」と言い、「日本について悪く話そうとするものではありませんでした」と釈明。そして記事化されたことを疑問視し、「とても困惑しています」などとコメントした。また、動画の概要欄にはこう綴られている。《私は日本が嫌いではありません ただ留学生時代の経験を話しただけで日本旅行をして漠然と日本に住みたいという人たちに何か問題があるかも知れないことを知らせました》《2編は日本の良さを紹介する映像を作っていたのにこうなって残念です》■予告通りに“日本アゲ”それでも心配する声がしかし、この動画についても記事化され、再びヨンチャン氏についての非難の声があがることに。《「どういう言う意図で発言したか」が正しく伝わらない言い方をした自分が悪い》《日本に住んではいけない理由とタイトル付けた時点でネガティブでしょ》といった声がネットで上がっていた。その後、チャンネルのコミュニティページで、自身に対するネット上の辛辣なコメントを取り上げたヨンチャン氏。《私が感じた感情なんですけど…そして私は日本が好きです。日本で幻想を持った韓国人男性女性の方に教えただけです。私の個人的な考えもできませんか?ちなみに私はもう一度言いますと日本が好きです》とし、“動画の内容は自身の見解を述べたまでだ”と改めて主張した。そんななかヨンチャン氏は20日、YouTubeに冒頭のコメントと共に《日本で暮らさなければならない5つの理由》と題した動画をアップ。これはヨンチャン氏が示唆していた、「実際に住んでみて感じた日本で暮らしてはいけない5つの理由」動画の2編目となるようだ。動画の冒頭部で「ニュースにも登場してしまいましたが、このまま続けます」とヨンチャン氏はいい、「日本には時間が多い。基本的に祝日がとても多いです。自己啓発に投資できます」「コンビニで販売しているものほとんど全てがおいしいです」などと称賛。また「道にいつもゴミがないということに驚いた」といったエピソードも明かした。コミュニティページでは《有名人になりましたが今後どう対処するのですか?》《元気だして》と心配する声も上がっているヨンチャン氏。真意が多くの人に早く伝わることを祈るばかりだ。
2023年07月21日子どもの性教育は何歳から始めるべき?日本の『性教育』は世界と比べ遅れているといわれている中、娘への性教育に関する体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの『3歳から性教育を始めた結果』を紹介します!3歳の娘がいるちりさん。『子どもの性教育』をいつから始めるべきか悩んでいました……。誰も教えてくれなかった過去なんで教えてくれないの……?そして母親になり……娘の性教育を決意……この漫画に読者からは『性教育を受けたことで興味を持ちすぎて早熟してしまわないかが心配になりますが、昨今の小児の性被害の報道を見るとある程度は性教育の必要性を感じます。』『3歳にはまだ早いと思います。小学生になってからでもいいのではないでしょうか。』『ネットから中途半場な情報を得て間違った知識を得るより、ずっといい!』『同じように興味を示した段階で正しい知識を教えてあげたいです。そして、自分を大切にすることを学んで欲しいです。』と性教育に関して賛否両論の声をいただきました。性教育の必要性……子どもの身を守るためにも、性教育は大切だといえるでしょう。しかし、性教育は何歳からが好ましくて、いつからだと遅いだなんて教えてもらう機会などなく、“正解”がわからない方も多いでしょう。“正解”を気にするのではなく、我が子が傷つくことがないようにと行動することが重要なのかもしれませんね。あなたが子どもに性教育をする立場になったら、どう対応しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月20日樵雲学園を運営する非営利株式会社新日本教育(所在地:愛知県日進市、代表取締役社長:田中 宏樹)は、一般社団法人日本花と緑の推進協会(所在地:東京都中央区、代表理事:石原 和幸)と業務提携を開始し、世界的庭園デザイナー石原 和幸指導・監修のオンライン講座「花みどりマイスター養成講座」の取り扱いを開始しました。【業務提携の背景】非営利株式会社新日本教育の企業理念は日本文化を振興することです。一般社団法人日本花と緑の推進協会の代表理事であり、庭園デザイナーの石原 和幸は、英国の伝統的なガーデンショー『チェルシーフラワーショー』にて和の要素を取り入れた庭園を出展し、通算12個のゴールドメダルを受賞しました。書道家でもある新日本教育の社長 田中 宏樹は、海外にも認められる日本の文化を取り入れた庭園デザイナー石原 和幸氏に共感し、業務提携をすることになりました。提携の第1弾として、新日本教育にて日本花と緑の推進協会が運営する「花みどりマイスター養成講座」の取り扱いを開始しました。また今後、日本文化を振興する新たな分野を増やすことができると考えており、愛知県を中心に80教室以上運営する樵雲学園にて、花みどりマイスター関連の講座を新規開講することも検討しております。花みどりマイスター養成講座【花みどりマイスター養成講座の概要】花みどりで自宅やオフィスなどを彩り、楽しく美しいハピネスな空間を提案できる、日常的に花みどりのある心豊かな生活を実現できる人を養成する講座です。講座監修及び講師は石原 和幸氏が務めます。花みどりに40年以上携わってきた石原が、自ら解説しながら様々な実演をする様子をWEB動画で視聴することで、初心者でも始められる美しい庭のつくり方・屋外に限らず屋内でも手軽に花みどりを楽しめるノウハウを学ぶことができます。■花みどりマイスター養成講座 概要価格(税別): 44,000円(税込) クーポンコードのご利用で2,200円OFF決済方法 : クレジットカード決済(VISA/Master/アメリカンエクスプレス/ダイナー/JCB/Discover)受講期間 : 6ヶ月(決済後6ヶ月以内に課題提出)詳細・申込: ■一般社団法人日本花と緑の推進協会 概要創立 : 2022年1月14日代表理事 : 石原 和幸所在地 : 東京都中央区築地3-11-6 築地スクエアビル7F事業 : 花と緑の推進のための各種イベント及びセミナーの企画、「花みどりマイスター養成講座」の資格認定、盆栽やガーデニングの認証及び認定事業、ガーデニング用具の販売、樹木物販事業などホームページ: 樵雲学園【非営利株式会社新日本教育(樵雲学園)の概要】書道教室「田中書道学院」やそろばん教室「田中そろばん学院」といった日本文化を学ぶ場『樵雲学園』を、愛知県名古屋市を中心に提供しています。さらに、書道と縁の深い中国との繋がりから、中国語教室をスタートし、現在では国際社会に向け様々な言語が学べる語学教室「語学クラブ」を開講。また、書道教室、そろばん教室で培った幼児教育のノウハウを活用し幼児教室「ちゃいるどクラブ」も運営しております。最近では、グローバルな視点に目を向け、海外から注目の集まる日本文化である漫画(田中漫画学院)や忍者(田中忍者学院)を学ぶ場も提供しています。■非営利株式会社新日本教育 概要代表者 : 代表取締役社長 田中 宏樹所在地 : 愛知県日進市赤池3-707創立 : 1967年4月事業内容 : カルチャー教室「樵雲学園」の企画運営通訳・翻訳業資本金 : 2,000万円ホームページ: 非営利株式会社新日本教育( )樵雲学園( )開講講座 : 田中書道学院( )田中そろばん学院( )田中漫画学院( )田中アート学院( )語学クラブ( )ちゃいるどクラブ( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月20日性犯罪は性別や年齢を問わず誰にでも起こりうることで、親しい間柄でも起きることがあります。被害をなくすためにも「性教育」を受け、加害者・被害者にならないよう知識を得ることが大切だと言われています。今回は、累計再生数3,500万回突破したMOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「日本の性教育について、みんなはどう思う?」をご紹介します。※再生回数は2023年6月13日時点の情報です。親友が性被害にあい……性教育は恥ずかしいもの?読者のコメント『子どもがいるので性教育はとても身近な問題だと思い共感すべき事が多くありました』『性教育は自分の身を守ったり相手を気遣ったりするために必要なので、恥ずかしいものではなく避けて通れないものだと感じます』『大人になるまで性教育に関しては恥ずかしいものだと感じていたため、あまり真面目に学んでいなかった』といったように、性教育の必要性を感じる声が多数よせられました。性の知識は恥ずかしくない!性教育の内容は性行為だけでなく、性暴力、セクシュアリティ、身体の健康など多様な問題に触れます。性に対する情報を”恥ずかしいもの”としてとらえるのではなく、自分のからだを守るためにも知識を身につけることが大切です。知っておきたい相談先●性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター一覧「電話番号#8891」内閣府男女共同参画局HPより●各都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながる全国共通番号「#8103(ハートさん)」警察庁HPより※こちらの記事・漫画は男女の分断を助長するという意図はございません。また、性被害・セカンドレイプなどは性別に関係なく起こりうることです。あくまで一例として、それについて考えるきっかけ作りになればと思います。■イラスト/まきうちまきえ(MOREDOOR編集部)
2023年06月18日三谷商事株式会社(所在地:福井県福井市、代表取締役社長:三谷 聡)は、無料セミナー「『ICT+教育最前線2023』 ―これからの教育の“姿”―」を、2023年7月14日(金)より全国4か所で開催いたします。メイン画像【本セミナーについて】新型コロナの流行により、教育現場は大きな変革を余儀なくされました。しかし、その一方で、新たな教育の可能性が開花しました。教育関係者には、未来志向のもと、新たな教育手法の探求が求められています。今回のセミナーでは「未来」をテーマに掲げています。未来を切り拓くためには、VRやARなどの仮想現実、AI、データ利活用など、先進的な技術を教育活動にどのように生かすことができるかが重要です。本セミナーでは、新たな教育ICT環境で成果を上げている教職員の方にご登壇いただき、最先端技術の取り組みやその実践例をご紹介いただきます。《対象》全国大学、大学院、専門学校、K12、教育委員会《参加費用》無料■開催日時・場所《大阪》開催日時:7月14日(金) 13:00~17:15開催場所:TKPガーデンシティ新大阪 6B大阪府大阪市淀川区宮原4-1-4 KDX新大阪ビル 6階《福岡》開催日時:7月21日(金) 13:00~17:15開催場所:リファレンス大博多ビル貸会議室 1109福岡県福岡市博多区博多駅前2-20-1《広島》開催日時:7月28日(金) 13:00~17:00開催場所:TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前広島県広島市南区大須賀町13-9《東京》開催日時:8月4日(金) 12:55~17:25開催場所:アルカディア市ヶ谷 7F琴平東京都千代田区九段北4-2-25※12時30分から受付を開始します。※プログラムは開催地ごとに異なります。下記よりからご確認ください。 ■登壇予定者 / 講演内容〇学校法人 大阪成蹊学園 大阪成蹊大学 / 鎌原 淳三 氏「大阪成蹊大学データサイエンス学部におけるNVIDIAとの連携と教育研究への活用」〇京都大学 / 梶田 将司 氏「京都大学における教育情報環境のBYOD化とクラウド化」〇近畿大学 / 矢藤 邦治 氏「KDIXにおけるブランドコミュニケーションについて~esports編~」〇久留米工業大学 / 小田 まり子 氏「久留米工業大学における「地域課題解決型AI教育プログラム」」〇学校法人昭和学院 昭和学院中学校・高等学校 / 榎本 裕介 氏「生徒のICT利用規制を厳しくしたり、先生がクラウドを利用して家でも仕事したりするのはやめませんか?」〇電気通信大学大学院 / 柏原 昭博 氏〇電気通信大学 / 島崎 俊介 氏「UEC-eDXシステム〜先進的ハイブリッド教室と高度個別学習支援の実現に向けて〜」〇学校法人東洋大学 / 藤原 喜仁 氏「結果を出すDX推進とこの先に向けての未来構想」〇日出学園中学校・高等学校 / 武善 紀之 氏「あなたにとって、ICTは単なる道具ですか?~ICT「で」教えるから、ICT「を」教えるへ 情報科的ICT教育の捉え方~」〇国立大学法人和歌山大学 和歌山大学教育学部附属中学校 / 矢野 充博 氏「タブレット端末によるAR等を活用したPBL型の理科の授業」★最新の教育研究設備も併設展示予定です。※学校名の50音順で記載しています。※開催会場によっては、展示がない場合もあります。■参加方法下記URLをご参照ください。URL: リーフレット表面リーフレット裏面【会社概要】商号 : 三谷商事株式会社代表者 : 代表取締役社長 三谷 聡所在地 : 〒910-8510 福井県福井市豊島1-3-1設立 : 1946年3月20日資本金 : 50億869万円URL : 事業内容 : 各種コンピュータシステム・ネットワーク・ソフトウエアの設計・開発・運用・サポートを含めたトータルソリューションを中心としたシステムインテグレーション(SI)事業及びそれに伴うコンピュータ機器の販売。特に全国200校以上の教育機関様にコンサルティングから運用支援まで総合的なソリューションを提供。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米国のTikTok利用禁止」です。広がる使用禁止。データ管理と認知戦の問題が。アメリカ連邦議会下院は3月1日に、中国発の動画投稿アプリ「TikTok」の国内での使用を大統領権限で全面的に禁止できるとする法案を可決しました。アメリカは、トランプ政権時から、TikTokやファーウェイなど、中国製のものにはバックドアがあり、重要なデータが抜き取られる可能性があるので、市場から締め出すべきだというスタンスをとっていました。連邦議会下院は、3月23日にTikTokの運営会社「バイトダンス」CEOの公聴会を開きました。CEOは、バイトダンスは中国政府のユーザーデータへの無許可アクセスを許さないグローバル企業だと主張。また、約15億ドルを投じて、アメリカの利用者のデータはアメリカに本社を置く企業にホストサーバーを置き、「TikTok USデータセキュリティ」に管理させるなどの提案をしました。アメリカでは、公的機関に従事する職員が、公的な端末でTikTokを使用することを禁じる州が増えていますが、カナダのトルドー首相も同様の禁止措置を発表。4月には、アメリカのモンタナ州議会で、一般ユーザーの使用も禁じる法案が可決されました。TikTokには、公的な場面で大事な機密情報が中国に流出するかもしれないという安全保障面での危惧もありますが、「認知戦」の脅威もあります。認知戦とは、ある動画や言葉を多く目に触れさせることで、考えや認識を恣意的にコントロールすることです。実は、NGOの「国境なき記者団」もTikTokには警鐘を鳴らし続けていました。ロシアによるウクライナ侵攻が始まったころ、エンターテインメントコンテンツに紛れて、ロシアのフェイクニュースが表示されるようになっていたからです(その後、ロシアのライブ配信は一時的に禁止されました)。TikTokユーザーの3分の2は10代~20代半ばの若者といわれています。楽しみで動画を見ているつもりでも、誤情報により極端な価値観を植え付けられる危険があります。自分のスマートフォンは世界中に繋がっていて、そのデータを誰がどんなふうに活用しようとしているか分からないということは、意識しておかないといけません。ほり・じゅんジャーナリスト。8bitNews代表。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYOMX)が放送中。スーダン取材の2つの写真展を6/11まで、両国『ピクトリコ』と恵比寿『弘重ギャラリー』で同時開催中。※『anan』2023年6月14日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年06月10日妻と結婚してから、あることに悩まされるようになりました。結婚前は全然気づかなかったのですが、妻は夜のある問題を抱えていたのです。 結婚後初めて知った事実とは?結婚するまで僕は妻と一緒に寝たことがありませんでした。新婚生活が始まり、ついに妻と同じ部屋で寝るようになると、妻にはある問題点があることが発覚。実は彼女、いびきがとてもうるさく、就寝中はずっといびきをかき続けるのです。 初めてそのことに気づいたとき、たまたまだと思ったのですが、翌日も翌々日も妻は激しいいびきをかき、僕はほぼ眠れませんでした。結婚後は、同じ部屋で一緒に寝ようと決めていたため寝室はひとつしかありません。僕だけリビングで寝ることも考えましたが、新婚早々寝る場所を別にしたら妻を傷つけ嫌われてしまうかもしれないという不安に。そうして、しばらく我慢したのですが、2週間ほどで自覚できるほどやつれてしまい、なんとかしなければと焦ります。 どんどんやつれいていく自分を見て、妻が…そんなある日、妻から「なんだか最近疲れているね」と言われました。内心「お前のせいだ」と腹立たしい気持ちになりましたが、それを言っては夫婦生活が本当に終わりになってしまいます。そこで正直に「実は、最近全然眠れていないんだ」と話しました。妻のいびきが激しくて眠れないことを伝えると、妻は自覚がなかったようでかなり驚いていました。そして、なんとかしようと動いてくれたのです。いびき矯正グッズを使ったり、病院を受診し改善に向けてリハビリテーションを始めてくれたりしました。 そしてしばらくは僕がリビングで寝て、妻は寝室で寝るというスタイルにさせてもらい、1カ月が経過。通院をがんばってくれたおかげで、いびきの問題がなくなり、ようやく安心して妻と一緒に眠れるようになりました。 まさか、新婚早々「妻のいびき」に悩まされるとは思いもよりませんでした。結婚したばかりで、妻に「いびきがひどい」と言うのは心苦しかったですが、正直に話してよかったです。妻も素直に聞いてくれて、夫婦2人で問題を乗り越えることができました。これからも夫婦間でなにか困ったことがあれば、向き合っていきたいです。 著者/藤井伸也作画/たぐちまり ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年05月16日体のことや子どもがどのように産まれてくるのかなど、性教育についていつ教えるかは家庭によりタイミングがあると思います。そこで今回MOREDOORでは「性教育はいつからはじめていますか?」とアンケートを実施!なぜそう思うのか、理由も一緒に聞いてみました。気になる結果は……「子どもから性に関する質問をされたら」と答えた人は全体の4割と最も多い結果に。なお、「年長さんになってから」と答えた人は3割、「小学校入学してから」と答えた人は3割で、意見が分かれているようですね。「年長さんになってから」と答えた理由は?「小学校入学してから」と答えた理由は?「小学校高学年から」と答えた理由は?「子どもから性に関する質問をされたら」と答えた理由は?「その他」と答えた理由は?タイミングや考え方は家庭によってそれぞれ「子どもから性に関する質問をされたら性教育を始める」と答えた方が4割を占めた今回の調査。一方で小学校低学年からなど時期を明確に決めて教育をおこなっている家庭もありました。繊細な体に関わることをいつ教えるかは、本当に家庭によってそれぞれです。あなたはこの結果を、どう感じましたか?調査主体:MOREDOOR編集部調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査調査期間:2023年03月29日~30日有効回答数:50名の男女(MOREDOOR編集部)
2023年05月07日