3月8日は「国際女性デー」。そして、1975年に国連が定めたこの日を基点に、アメリカをはじめ各国では3月を「女性史月間(Women’s History Month)」として、これまでの女性の歴史や貢献、活動などにより焦点を当てる期間となっている。シネマカフェでは奥浜レイラさん、児玉美月さん、西森路代さんがおすすめする女性のエンパワーメント作品をご紹介。「国際女性デー」と「女性史月間」とは?もともと国際女性デーは20世紀初頭、アメリカで女性労働者が選挙権を求めてデモをすべく集会を開いたのが始まりといわれている。1910年、コペンハーゲンで開催された第2回国際社会主義女性会議で「女性の政治的自由と平等のために闘う」日が決議され、1975年になって国連総会で国際女性デー(3月8日)が決議された。世界的にはこの日が祝日になっている国もあり、アメリカなど各国で3月を女性史月間として、これまでの女性の歴史や貢献、活動などに焦点を当て、この先を考える月間になっている。「SDGs」においてもジェンダーの平等は目標の1つに掲げられ、日本では今年「女性に投資を」をテーマにして様々なイベントが開催、3月8日はウィメンズマーチも行われる。世界的には「#InspireInclusion」として、女性が参加しやすい包括的(インクルージョン)な社会を目指すという意味が込められたハッシュタグが立ち上がった。『RBG 最強の85才』奥浜レイラ女性やマイノリティの権利向上のために戦ってきたアメリカの最高裁判事、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)のドキュメンタリー映画。最高裁判事のほとんどが特権階級の白人男性だった1993年。クリントン大統領に指名されたRBGは、保守的な判決が示されることが多かった最高裁で理路整然とマイノリティの意見を代弁し、不平等を可視化してみせました。男性対女性という二項対立を作るのではなく、ジェンダーによる差別は万人を傷つけることを明らかにする彼女の戦略からは学ぶことも多いです。バックラッシュや変化の歩みが遅すぎる社会に心が折れそうになったとき、この映画からパワーをもらっています。>>『RBG 最強の85才』あらすじ&キャストはこちらからAmazon Prime Video、U-NEXTで視聴可能『ウーマン・トーキング 私たちの選択』児玉美月『ウーマン・トーキング』は対話することの大切さと同時に、対話しないことの重要性についても描いています。思想や考え方の違う者たちが丁寧に対話を積み上げていくにはどうしたらいいか、そうした実践的なことを教えてくれるのはもちろん、わたしたちには対話をしない権利もあります。暴力的な言葉がたやすく行き交う現代において、そこにはより切迫性があるように思います。この映画は暴力をほとんど映像に可視化させず、女性たちの語りに耳を傾けさせる。それは、世界がもっと女性たちの語りそのものに耳を澄ませるように、という祈りそのものでもあったのかもしれません。>>『ウーマン・トーキング 私たちの選択』あらすじ&キャストはこちらからAmazon Prime Videoで視聴可能『ガール・コップス』西森路代韓国では2018年から19年にかけて‘N番部屋事件’というデジタル性犯罪事件が問題となりました。本作は、そんな実際の事件から得た題材をちりばめつつ、嫁と小姑というデコボコ女性コンビがときにコミカルに笑わせながらも、虐げられている女性たちを放っておけないという正義感で犯人を追い詰める様子を描いています。性被害を訴えると二次被害を受けてしまうようなことの多い昨今ですが、理不尽なことに抗う勇気が湧いてくるような作品です。>>『ガール・コップス』あらすじ&キャストはこちらからU-NEXTで視聴可能(シネマカフェ編集部)■関連作品:RBG 最強の85才 2019年5月10日より ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開© Cable News Network. All rights reserved.ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2024年03月08日7人組グループ・WEST.の桐山照史が、2月29日深夜放送の文化放送『WEST. 桐山照史・中間淳太のREC!』(毎週木曜深0:05頃)に出演。先日、心房細動による手術と入院をしていたことを明かした。この日の放送では、体調不良で休養していた桐山の復帰を祝うリスナーからのメールが読まれた。桐山は「入院していました。心房細動という進行性の病気で、心臓を焼いてん。痛かった~」と報告した。ともに出演するオテンキのりが「麻酔なし!?」と驚くなか、桐山は「男は麻酔なんかするか!痛かったわ~」と冗談めかしつつ「呼び出されて、病室入って」と振り返った。「もう大丈夫なの?」「僕がみるからに元気」と確認されると「どうかな~(笑)」ととぼけながら明るい声を届けていた。桐山は、1月に開催されたイベントや番組の出演などへの出演を一部見合わせていた。番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
2024年03月01日世田谷美術館では、2023年11月18日(土)より、『倉俣史朗のデザイン-記憶のなかの小宇宙』が開催される。造花の薔薇をアクリルに閉じ込めた《ミス・ブランチ》や、建築素材であるエキスパンド・メタルによる《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》といった椅子のデザインで知られる倉俣史朗(1934-1991)は、アクリルやガラス、建築用のアルミなどそれまでの家具やインテリアデザインの世界では用いられなかった素材を使い、儚く軽やかな、独自の詩情ある作品を世に送り出して世界的な評価を得た。しかしバブルの絶頂期、1991年に、56歳という若さで急逝。その早すぎる死のために、倉俣の業績を検証する展覧会は、これまであまり開催されてこなかったが、没後30年を超えた同展では、満を持して、倉俣史朗という人と作品を紹介する。独立前、三愛宣伝課に籍を置いていた頃から、独立後、飲食店や服飾店の内装などでセンセーショナルな話題をさらった時代、そしてデザイナーのエットレ・ソットサスが中心となったイタリアのデザイン運動「メンフィス」に参加した1980年以降など、倉俣史朗の初期から晩年までの仕事を紹介。さらにデザインという形にならずに断片的に書き留められたままのスケッチや、今まであまり公開されてこなかった夢日記、倉俣自身の言葉を多数紹介することで、創作の源泉と秘密にも迫る。彼が愛蔵していた書籍やレコードを紹介する「倉俣史朗の私空間」もまた、伝説のヴェールに包まれた倉俣史朗の生身の姿を垣間見る機会を与えてくれることだろう。また倉俣は、生前から現在にいたるまで、日本より海外での評価が高いデザイナーであった。同展では倉俣史朗の美の本質を物語る、彼の国際的な評価についても、あらためて確認できるに違いない。<開催情報>『倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙』会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月28日(日)会場:世田谷美術館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(1月8日は開館)、12月29日(金)~2024年1月3日(水)、9日(火)料金:一般1,200円、65歳以上1,000円、大高800円、中小500円公式サイト:
2023年10月31日アイドルグループ・日向坂46の加藤史帆が30日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER」に出演した。自身8回目のガルアワとなった。「REDYAZEL(レディアゼル)」のステージで、加藤は同系色のアウターとレザーブーツ、そしてショートパンツ姿を披露。秋らしい素材の帽子とゴールドのイヤリングを合わせていた。ショートパンツからは“絶対領域”がチラリで、会場は釘付けとなった。「GirlsAward」(ガルアワ)は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。24回目の開催となる今回のテーマは「美美樂樂(びびらくがく)」という造語で、ファッション・ビューティー・音楽が集う日本最大級のイベントを楽しんでほしいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2023年09月30日「お通り男史」原作製作委員会は、「~はんなり京都~お通り男史」(以下 お通り男史)が2023年7月31日(月)に3周年を迎えたことをお知らせいたします。これを記念して、初のイラストコンテストの実施と、重要なキャラクターである丸太町の過去のエピソードを公開いたします。「お通り男史」3周年記念ファンアートイラストコンテスト「お通り男史」の3周年を記念して、初となるファンアートイラストコンテストを実施いたします。「お通り男史」のイラストであれば応募OK。みなさんのお好きなキャラクターをお描きください。受賞作品は、2023年9月16日(土)、17日(日)に京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2023」(以下:京まふ)の「お通り男史」ブースにて展示予定。たくさんのご応募お待ちしています。■コンテスト名「お通り男史」3周年記念ファンアートイラストコンテスト■応募期間2023年7月31日(月)~8月27日(日)23:59まで■結果発表2023年9月1日(金)予定※受賞者へは8月末にDMにてご連絡いたします。■投稿形式サイズ:A4、350dpi形式:JPEG、PNG形式(最大10MBまで)■応募方法詳細(1)「お通り男史」公式Twitter @otoridanshi_PRをフォロー(2)ハッシュタグ #お通り男史 #お通り3周年ファンアート をつけてイラストを投稿※プロ・アマ問わず応募可※Twitterアカウントは【公開】設定でご応募ください■審査方法製作委員会による厳正なる審査の後、受賞作品を決定します。同一アカウントでの複数作品の応募は可能です。※同じ作品を複数投稿しても1投稿とカウントされます。※投稿枚数に制限はございませんが、受賞はお一人様1度となります。■受賞作品受賞作品は、京まふ2023お通り男史ブースにおいて、作品名・お名前とともに掲示されます。また受賞作品はWEBページでも紹介いたします。■賞品●特賞1名京都旅館(綿善旅館)ペア宿泊券(1泊2日)+京まふ招待券●入賞 最大4名QUOカード3千円分+京まふ招待券(C) 2020 「お通り男史」原作製作委員会(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年08月01日「お通り男史」原作製作委員会(代表会社:株式会社ツクリエ)は、「~はんなり京都~お通り男史」(以下 お通り男史)が2023年7月31日(月)に3周年を迎えたことをお知らせいたします。これを記念して、初のイラストコンテストの実施と、重要なキャラクターである丸太町の過去のエピソードを公開いたします。お通り男史3周年【イラストコンテスト実施】「お通り男史」イラストコンテスト「お通り男史」の3周年を記念して、初となるファンアートイラストコンテストを実施いたします。「お通り男史」のイラストであれば応募OK。みなさんのお好きなキャラクターをお描きください。受賞作品は、2023年9月16日(土)、17日(日)に京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2023」(以下:京まふ)の「お通り男史」ブースにて展示予定。たくさんのご応募お待ちしています。■コンテスト名「お通り男史」3周年記念ファンアートイラストコンテスト■応募期間2023年7月31日(月)~8月27日(日)23:59まで■結果発表2023年9月1日(金)予定※受賞者へは8月末にDMにてご連絡いたします。■投稿形式サイズ:A4、350dpi形式 :JPEG、PNG形式(最大10MBまで)■応募方法詳細(1)「お通り男史」公式Twitter @otoridanshi_PRをフォロー(2)ハッシュタグ #お通り男史 #お通り3周年ファンアート をつけてイラストを投稿※プロ・アマ問わず応募可※Twitterアカウントは【公開】設定でご応募ください■審査方法製作委員会による厳正なる審査の後、受賞作品を決定します。同一アカウントでの複数作品の応募は可能です。※同じ作品を複数投稿しても1投稿とカウントされます。※投稿枚数に制限はございませんが、受賞はお一人様1度となります。■受賞作品受賞作品は、京まふ2023お通り男史ブースにおいて、作品名・お名前とともに掲示されます。また受賞作品はWEBページでも紹介いたします。■賞品●特賞1名京都旅館(綿善旅館)ペア宿泊券(1泊2日)+京まふ招待券●入賞 最大4名QUOカード3千円分+京まふ招待券※詳細はこちら( )【丸太町 新エピソード公開】通神想起譚 丸太町編公開「お通り男史」では、通りに宿る神「通神(とおりがみ)」たちの過去に迫ったショートストーリー「通神想起譚」を不定期連載しています。この度、3周年に合わせて通神たちのまとめ役である丸太町のエピソードを公開いたしました。丸太町は今までに何を見て感じて現在に至るのか。ぜひご一読ください。通神想起譚-丸太町編- 【「~はんなり京都~ お通り男史」について】「~はんなり京都~ お通り男史」とは、京都を舞台としたオリジナルキャラクターコンテンツです。京都において道は「通り(とおり)」と呼ばれ親しまれており、通りを基点に場所を説明する文化が根づいています。本作は、この文化に着目し、通りの安寧を祈る通りの神様を「通神(とおりがみ)」としてキャラクター化し、彼らの活躍を描いた物語です。京都市内を中心にぞくぞくと新たな通神たちが登場しています。また、本作と京都の伝統工芸とのコラボレーションや、地域の施設や企業とのタイアップなども積極的に行うなど幅広く展開をしています。2021年には初のメディアミックス作品である小説「~はんなり京都~ お通り男史 浄化古伝」(発売元:株式会社双葉社)を発売し、2022年にはドラマCD第一弾となる「烏丸・河原町編」(発売元:株式会社カフェレオエンターテインメント)を発売。2023年8月23日(水)にはドラマCDの新作となる「四条・御池編」「丸太町・綾小路編」を発売予定。11月下旬には発売を記念してタワーレコード渋谷店にてイベントの実施も予定しています。■「~はんなり京都~ お通り男史」公式ホームページ ■【公式】お通り男史 Twitter ■【公式】お通り男史 Instagram ■お通り男史 公式YouTubeチャンネル 権利表記:(C) 2020 「お通り男史」原作製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月31日株式会社 松栄堂(代表取締役社長:畑 正高)は、日本のお香文化を紐解く書籍『香が語る日本文化史 香千秋』を2023年2月25日に出版しました。『香が語る日本文化史 香千秋』は、2001年に刊行した『香千載』(光村推古書院)を大幅に増補改訂したもので、多くの資料を通じて、日本のお香文化へ多角的にアプローチします。URL: 『香が語る日本文化史 香千秋』表紙お香の歴史はいつから?平安貴族が作った香りとは?戦国大名とお香の関わりって?源氏香ってどんなもの?江戸時代から十二代続く京都の香老舗に生まれた著者が、100年ごとに時代を追って、香を軸に日本文化を見つめます。典雅な香道具や歴史的資料など、豊富なカラー図版も見どころ。巻末に「源氏香図・系図香図・三種香図」一覧つき。日英文併記。■3つの特長・「香」を軸に日本の文化史を通覧する、ユニークな構成。・これまでの関連書籍にはなかった「日英文併記」により、日本の香りに関心の高い国内外の読者へ訴求します。・豊富なカラー図版により、視覚的にも理解を促進します。■著者紹介畑 正高昭和29年京都生まれ。同志社大学卒業。1年渡英の後、香老舗 松栄堂に入社。平成10年、同社代表取締役社長に就任。香文化普及発展のため国内外での講演・文化活動にも意欲的に取り組む。著書に「香清話」(淡交社)、「香三才」(東京書籍)などがある。■翻訳者紹介マイケル ジャメンツ昭和23年アメリカ生まれ、ハーバード大学博士課程修了後、平成7年から京都に住み、京都大学などで非常勤講師をつとめながら、中世文学研究と英語翻訳に携わる。■ふたつの連動企画で、もっとお香に詳しくなる!〈新書籍発刊記念展「香千秋」〉会期:3月28日(火)~4月18日(火)場所:松栄堂 薫習館(京都市中京区烏丸通二条上ル東側)概要:松栄堂本店に隣接する小さな香りの博物館「薫習館(くんじゅうかん)」で開催します(入場無料)。本書に登場する香道具の展示をはじめ、手に取って本書をご覧いただけます。薫習館では他にも、貴重な天然香料の香りを体験できるスポットや、お線香作りのジオラマ展示など、日本のお香にまつわるさまざまな企画を展開中です。〈匂い香づくりワークショップ〉会期 : 4月17日(月)・18日(火)場所 : 大垣書店(京都市) 京都本店イベントスペース「催」参加費 : 1,980円(税込)概要 : タブレット状の原料を自由に組み合わせて、オリジナルの香りを作ることができます。仕上がった香りはカラフルな巾着袋に入れて、匂い袋としてお持ち帰りいただけます。詳細・お申し込み: 松栄堂ウェブサイトでご確認ください。 ■商品情報書名 :香が語る日本文化史 香千秋発売日 :2023年2月25日著者 :畑 正高訳者 :マイケル ジャメンツ定価 :1,980円(税込)版型 :B5判 並製ページ数 :116ページISBNコード:978-4-9912784-0-2 C0076 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月30日戦後の激変期に日本映画界を生きた映画人たちの、激烈な姿を生々しく描いたノンフィクション『社長たちの映画史』(日本実業出版社)が、このほど刊行された。映画界を牽引した5大映画会社の社長だけでなく、三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎、中村錦之助といった、所属会社から独立して映画制作を手掛けた大スター俳優たちの社長としての姿も映し出す、業界トップの「攻防と興亡」に着目したこれまでにない視点の日本映画史だ。著者はぴあアプリの水先案内でもおなじみの作家・編集者 中川右介さん。本作は、これまでの著書『市川雷蔵と勝新太郎』、『角川映画 1976-1986』、『アニメ大国建国期 1963-1973』と同様、膨大な資料から時代を活写する歴史よみもの。戦後、映画は娯楽の王様だった。映画館に足を運んだ人の数が1年間で11億2745万人と過去最高になったのは1958年。2022年の約10倍におよぶ。当時の主要な映画会社5社、東宝、松竹、大映、東映、日活は、2週間に2本のペースで新作を自社の映画館チェーンにて公開していた。もちろん外国映画はロードショー館などで上映されていたが、映画興行の中心は日本映画だった。この黄金時代ともいえる日本映画界で何が起きていたのか。そして、坂を転がり落ちるように、右肩下がりの産業と化していったのは何故か。そこには恐ろしく人間臭いドラマがあった。なかでも個性的であくの強さはピカイチ、破天荒としかいいようのない人物が永田雅一だ。京都の任侠団体「千本組」から無声映画時代の日活へ、戦前・戦中と映画界で暗躍し、戦後は大映の社長として君臨する。長谷川一夫、勝新太郎、市川雷蔵らスターを擁し、次々と娯楽作をヒットさせ、黒澤明に監督を依頼した『羅生門』がヴェネチア映画祭グランプリを得るなど映画史に残る大プロデューサーである。プロ野球の球団を持ち、政界にも広く人脈を持っていたが、1971年に会社は倒産し、永田も業界から姿を消す。まるでジェットコースターのような人生。この本の主要キャラクターのひとりといっていい。トップスターによる相次ぐ独立の動きと、それを阻止しようと画策しながら、一方で彼らに頼らざるをえない映画各社のジレンマ、日本を代表する映画監督黒澤明の、日本映画界だけなく米メジャーをも巻き込んだ波瀾万丈の映画作り……など、映画界のトリビアが満載されている。アクションシーンはないけれど、映画界の歴史それ自体が、まさにエンタテインメント。「映画化すれば『仁義なき戦い』みたいにきっとなる」と思える1冊だ。書名:社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡著者:中川右介出版社:日本実業出版社価格:2200円+税◎ぴあアプリ「水先案内人」中川右介さんの《おすすめ映画はコチラ》()
2023年02月11日アイドルグループ・日向坂46の加藤史帆が20日、都内で行われた「CanCam 40th Birthday Night Vol.2 supported by リゼクリニック・メンズリゼ」メディア取材会に出席した。昨年11月に創刊40周年を迎えた女性ファッション誌『CanCam』。40周年イヤーの締めくくりとして、現役専属モデル全員が登場するYouTube生配信イベントを開催。イベントに先立ち会見が行われ、専属モデル13人全員、トラウデン直美、楓、まい、宮本茉由、石川恋、中条あやみ、山下美月(乃木坂46)、加藤史帆(日向坂46)、菜波、小室安未、ほのか、生見愛瑠、佐々木莉佳子(アンジュルム)が集結した。会見では、イベント本番と同様、専属モデルたちが、1980年代、1990年代、2000年代のファッションで登場。加藤は2000年代の衣装として、エビちゃん(蛯原友里)風OLファッションを披露した。そして、この日のモデルたちのファッションで着てみたいものを聞かれると、加藤は「山下美月ちゃんのお洋服を着たい」と1980年代のバブリーファッションに身を包んだ山下を挙げ、「一緒に着てバブリーダンスを踊りたい。一緒に踊って動画とか撮りたいなって最近ずっと思っていました」と願望を告白。また、「あやみ姉さんのヒョウ柄がすごくかっこよくて。私、小学校の頃からヒョウ柄が好きなんです。筆箱もヒョウ柄でした。なので、リアルに今着たいなと思いました」と、中条の1990年代ファッションにも惹かれていた。
2022年11月20日ハクバ写真産業株式会社(本社:東京都墨田区)は、2022年11月19日(土)20日(日)に開催される自然史をテーマにした文化祭「大阪自然史フェスティバル2022」に、最高品質にこだわる光学製品メーカー「スワロフスキー・オプティック」のブースを出展いたします。会場ではスワロフスキーの双眼鏡やフィールドスコープの展示のほか、ハクバやベルボン製品の即売会も予定しております。[大阪自然史フェスティバル]とは大阪自然史フェスティバルは自然関連のサークルや地域の自然保護団体等が一堂に会して出展する関西最大級規模のイベントです。自然が楽しく知れる展示やワークショップ、講演会、バードウォッチングなども開催。子どもから大人までが自然を知る・学べる場になっています。ぜひご家族、ご友人と共にお越しください。詳細は公式HPまで。主催:認定特定非営利活動法人大阪自然史センター、大阪市立自然史博物館、関西自然保護機構URL: ■ブース内容1.スワロフスキー・オプティックの製品展示/体験会・最上位モデル「NL PURE×8、×10、×12」比較体験・超レアモデル「BTX+115mm」体験・超人気モデル「CL CURIO」展示・新製品フィールドスコープ「ATC」/「STC」シリーズ発表展示2.ハクバ製品、ベルボン製品の「掘り出しもの」即売会■開催日程2022年11月19日(土)~20日(日)9:30~16:30(両日とも入館は16:00まで)■開催場所・大阪市立自然史博物館(本館/博物館玄関前ポーチ)・ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23(長居公園内)■入場料無料※植物園は有料(200円)■SWAROVSKI OPTIK(スワロフスキー・オプティック)とはSWAROVSKI OPTIK(スワロフスキー・オプティック)は1949年に創業した光学製品メーカーです。その名の通り、クリスタルガラスで有名なスワロフスキーのグループ会社であり、大自然に囲まれたオーストリアのチロルにて長年にわたり独創的な光学製品を世に送り出してきました。その哲学は「絶えず向上するものこそ最良の製品」であり、言葉のとおり常に最高の製品を目指して製品を作り上げています。自社工場の中で自分たちが育てた職人にだけ製品を作らせるこだわりを持っています。その最高品質の双眼鏡がどのような場面で使われているのか?それはバードウォッチングや旅行、観劇といった様々な場面で使われています。スワロフスキー双眼鏡の性能があればその楽しみは格別となりますし、写真には残らない一生の思い出を見ることができるでしょう。 会社概要商号 : ハクバ写真産業株式会社所在地 : 東京都墨田区亀沢1丁目3番地7号設立 : 昭和30年6月(1955年)事業内容: 写真、映像、音響、OA、通信関連用品の販売資本金 : 5,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日明治学院大学法学部の佐々木雄一准教授が研究成果として『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中公新書)を刊行しました。詳細URL: 『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中公新書)◆本リリースのポイント・研究成果をコンパクトにまとめた最新の近代日本外交史論・1850年代から1945年にわたる日本外交の歩みを、国際秩序との関わりを軸に通観・国際秩序や外交・安全保障について、その参考となる知見を歴史的視座から考察し、提供◆研究内容明治学院大学法学部の佐々木雄一准教授が、著書『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中央公論新社)を刊行しました。明治学院大学での日頃の研究・教育の成果をふまえて、1850年代から1945年までという長期にわたる日本外交の歩みを、国際秩序との関わりを軸に通観したものです。佐々木准教授は博士学位論文を基にした初めの著書、『帝国日本の外交1894-1922 なぜ版図は拡大したのか』(東京大学出版会、2017年)が近年を代表する近代日本外交史研究の一つとして既に学界内で定着しており、以来、近代日本の外交や戦争に関する著作・論文を多数発表してきました。今回の著作は、そうした最先端の研究の知見をコンパクトにまとめ、広く世の中に伝えるべく執筆されたものです。昨今の国際情勢を受けて、国際秩序や外交・安全保障について日本でも論じられる機会が増えました。本書は、歴史的視座からその参考となる知見を提供しています。また、世界史や東アジア史の視点をふまえた近代日本外交論であり、高校で「歴史総合」科目が導入されるなど近代日本と世界の歩みをどのように総合的に理解するかが注目されるなか、現在の研究や大学教育の水準を知ることができます。◆書籍情報著者 :法学部・佐々木雄一書籍名 :『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』発行日 :2022年10月20日出版社 :中央公論新社IBSNコード:ISBN978-4-12-102719-1◆研究者プロフィール東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。2022年4月より明治学院大学法学部政治学科准教授。専門分野は日本政治外交史。これまでの研究成果についての詳細は以下をご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日9月1日に岡田健史から改名した俳優の水上恒司(みずかみ・こうし)が8日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 AUTUMN/WINTER」にシークレットゲストとして登場した。改名後大型イベントに出演するのは初。ガルアワのラストを飾る最後のモデルとしてランウェイを彩った。水上が登場したのはファッションブランド「DRESSTERIOR」のショー。スーツに真っ赤なコートを羽織ったスタイリングで、同ブランドの今シーズンコンセプト“セーヌ川沿いのおしゃれな雰囲気”を体現した。ランウェイトップに立った水上は頭を下げ、去り際にも手と手を合わせて再びお辞儀していた。水上は8月31日にデビュー時から所属していた芸能事務所スウィートパワーを退所。9月1日から本名である水上恒司に改名し、俳優活動を継続していくことを発表していた。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。今回のテーマは、DISCOのように心を躍らせて楽しい時間を“シェアハピ”しようという思いが込められた「Come on Happy Time! Share Happiness!」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2022年10月08日日経ナショナル ジオグラフィック(代表:滝山晋、所在地:東京都港区虎ノ門)は、「ナショナル ジオグラフィック別冊」シリーズの最新刊として『古代の覇者 世界史を変えた25人』を9月29日(木)に発売しました。本書は、古代世界に登場する25人の著名な英雄、君主、哲学者、思想家、芸術家などを取り上げて、人物を中心に歴史を見直し、古代の偉人らが、どのような環境で生まれ育ち、どのような人物に感化されて成長し、次の世代の人々にどのような思想や哲学を残して死んでいったのかを探るビジュアルムックです。史上初めて帝国をつくったアッカドのサルゴン王、人類最初の成文法を制定したハンムラビを紹介する「古代の中東」。ハトシェプストやトトメス3世、ツタンカーメンら主要な支配者たちが登場する「エジプトの勃興」。中国から秦の始皇帝、インドからマウリア朝のチャンドラグプタなどを取り上げる「古代のアジア(中国とインド)」。哲学者のソクラテス、ローマ帝国のカエサル、カルタゴの名将ハンニバルらの生涯を追う「地中海の征服」の4つの章に分け、わかりやすく解説。様々な遺構の写真や壁画、彫刻、イラストなど、ビジュアルを豊富に使い、誰でも楽しみながら世界史を学べる、歴史エンターテインメントです。『古代の覇者世界史を変えた25人』2022年9月29日発売/定価 1,540円(10%税込)/A4変形/112ページ/ソフトカバー/日経ナショナル ジオグラフィック 発行商品のご案内 Amazon 楽天ブックス 【目次】第1章 古代の中東世界最古の諸文明からは、知力と体力と慈悲で国や時代を変貌させるリーダーが輩出した。第2章 エジプトの勃興豊かなエジプト文明を発展させた支配者たちは、努力と才能を惜しまず大ピラミッドを建設した。第3章 古代のアジア(中国とインド)中国やインドの賢人たちの遺産は、石に刻まれたり巻物に書かれたりして、後世の人々に訴え続ける。第4章 地中海の征服地中海沿岸の帝国を拡大し、人々の世界観を押し広げた非凡なリーダーたちが、西洋文明の基礎を築いた。■古代世界に登場する25人の著名な英雄、賢人たちを取り上げ、人物を中心として歴史を探る! 歴史エンターテインメント!■中東、エジプト、アジア、ヨーロッパと4つの章に分け、わかりやすく解説!■様々な遺構の写真や壁画、彫刻、イラストなど豊富なビジュアルで楽しみながら世界史を学べる! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月03日京都の通りをキャラクター化したオリジナルコンテンツ「お通り男史」。9月17日(土)に京まふ2022にて実施された「『~はんなり京都~ お通り男史』二周年記念スペシャルステージ」上で、キャスト発表第三弾とドラマCDの情報解禁を行いました。ジャケット用描き下ろしイラスト【キャスト発表 第三弾】今年7月末に2周年を迎えた「お通り男史」は、烏丸、河原町、四条、御池、丸太町、綾小路の6キャラクターにキャラクターボイスをあてることを発表し、これまで烏丸(CV:伊東健人)、河原町(CV:江口拓也)、綾小路(CV:榊原優希)の情報解禁を行いました。第三弾は、東西組からリーダーの四条(しじょう)を西山宏太朗さん、サブリーダーの御池(おいけ)を羽多野渉さんが担当することを発表しました。■四条(しじょう)(CV:西山宏太朗)四条-プロフィール-通神誕条日:3月16日身長 :190cm東西組のリーダー。自由気ままで神出鬼没、つかみどころのない性格。河原町をからかうことがここ300年間ほど続く趣味。■四条役:西山宏太朗西山宏太朗■御池(おいけ)(CV:羽多野渉)御池-プロフィール-通神誕条日:6月1日身長 :200cm東西組のサブリーダー。冷静沈着、観察力に優れた通神。四条の代わりに東西組のリーダー業務は御池が行っている。無類の甘味好き。■御池役:羽多野渉羽多野渉【ドラマCD解禁情報】「~はんなり京都~ お通り男史」のドラマCDに関する続報として、第一弾を<烏丸・河原町編>とした新情報や、PVが解禁されました。また、ドラマCD第二弾・第三弾の制作が決定し、第二弾は<四条・御池編>となることを発表しました。<商品名>「~はんなり京都~ お通り男史」ドラマCD 烏丸・河原町編<概要>京都の通りに宿る神「通神(とおりがみ)」と、「通神」を視ることができる特別な力を持った人間「神和(かんなぎ)」は、京都の通りをともに歩くことに。神和に通りを案内することをきっかけに、通神たちは自分たちの過去に想いを馳せる。通神の日常にスポットを当てた、「お通り男史」初のドラマCD第一弾。<収録内容>・#1 烏丸通の古今より・#2 勇往邁進、河原町通・#3 我らは遥かな道を征く<キャスト>烏丸 :伊東健人河原町:江口拓也<価格>3,520円(税込予定価格)<製品番号>CREDC-001<仕様>描き下ろしジャケットイラスト<発売元>株式会社カフェレオエンターテインメント<発売予定日>2022年冬発売予定【「~はんなり京都~ お通り男史」について】「お通り男史」とは、京都を舞台としたオリジナルキャラクターコンテンツです。京都において道は「通り(とおり)」と呼ばれ親しまれており、通りを基点に場所を説明する文化が根づいています。本作は、この文化に着目し、通りの安寧を祈る通りの神様を「通神(とおりがみ)」としてキャラクター化し、彼らの活躍を描いた物語です。京都市内を中心にぞくぞくと新たな通神たちが登場しています。また、本作と京都の伝統工芸とのコラボレーションや、地域の施設や企業とのタイアップなども積極的に行うなど幅広く展開をしています。■「~はんなり京都~ お通り男史」 公式ホームページ ■【公式】お通り男史 Twitter ■【公式】お通り男史 Instagram ■お通り男史 公式YouTubeチャンネル 権利表記:(C) 2020 「お通り男史」原作製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月17日面白すぎる!日本史の授業――超現代語訳×最新歴史研究で学びなおすキンドル電子書籍 : アマゾン書籍 : 「えっ、そうなの?」驚きの波状攻撃・蒙古襲来! 一騎討ち VS 集団戦法……嘘かも説・今、信長、過渡期です・北条早雲の激変ビフォーアフター・注釈だらけの天下人 豊臣秀吉・ああ、幻の関ヶ原・もう一度〝鎖国〟の話をしよう・いろんなことがアレだとしてもやっぱり龍馬はスゴかった歴史芸人と歴史研究家が超絶楽しく洗いなおす日本の歴史!ここまでかみ砕いて日本史をわかりやすく語った本は、これまでなかったはずです。(著者 河合敦、おわりにより)大人のみなさんがかつて習ったあの歴史もあの人物もほんとうは……。最新の歴史研究はどんどん進み、日本史はいまどんどん変わっているんです!本書はそんな変わりゆく日本史を歴史芸人・房野史典氏が超現代語訳でおもしろく、そしてNHK歴史探偵でおなじみ河合敦先生が最新歴史研究からアカデミックに洗いなおします。■目次●PART1飛鳥時代~室町時代・古代史きってのヒーロー聖徳太子。・これだけ悪いことが重なれば、大仏様を作りたくもなります・・・・平安京は祟りの末にできた都?・結局「鎌倉幕府」はイイハコなの?イイクニなの?ほか●PART2戦国時代/安土桃山時代●PART3江戸時代/幕末■著者河合 敦(かわい あつし)1965年、東京都町田市に生まれる。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。都立紅葉川高校、都立白鷗高校、文教大学付属高等学校などをへて現在、多摩大学客員教授。早稲田大学で非常勤講師もつとめる。著書は『早わかり日本史』(日本実業出版社)、『殿様は「明治」をどう生きたのか』(扶桑社文庫)、『逆転した日本史』(扶桑社新書)、『渋沢栄一と岩崎弥太郎』(幻冬舎新書)、『日本史は逆から学べ! 』(光文社知恵の森文庫)、など多数。その他「歴史探偵」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、「日本史の新常識」(BSフジ)、「にっぽん! 歴史鑑定」(BS―TBS)、NHKラジオ「ごごカフェ」などテレビやラジオにも多数出演。「ぬけまいる」「大富豪同心」などNHK時代劇の時代考証も多く手がける。【受賞歴】第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)第6回NTTトーク大賞優秀賞2018年雑学文庫大賞(啓文堂主催)を受賞。■著者房野史典(ぼうの ふみのり)1980年、岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国好きで、歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」を結成するなど、意欲的に歴史普及活動を行っている。子どもたちに歴史の面白さを教える授業(YouTube『STUDY FREAK』など)も好評で、歴史専門家からの信頼も厚い。著書に『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』(幻冬舎刊)、『時空を超えて面白い! 戦国武将の超絶カッコいい話』(三笠書房刊)がある。キンドル電子書籍 : クリックしてテキストを編集 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月16日2022年3月18日の23時25分頃、岩手県沖を震源とする最大震度5強の地震が観測されました。同月16日の夜には、宮城県や福島県の一部で、最大震度6強を観測。岩手県の一部地域でも震度5強を観測していました。連日の大きな地震により、多くの人が不安を感じています。地震発生から9分後…乱れた姿の佐々木芳史アナに称賛!同月18日の夜、岩手県で最大震度5強の揺れを観測した後、NHK盛岡放送局は地震に関する情報をいち早く発信。23時30分からのニュースでは、佐々木芳史アナウンサーが速報を伝えました。地震発生当時、自宅にいたという、佐々木アナウンサー。その後、佐々木アナウンサーは、局に到着するまでに見た街の様子を交えながら、地震の情報を伝えています。そんな佐々木アナウンサーの服装に、多くの視聴者が注目しました。なぜなら、佐々木アナウンサーはスーツのボタンを掛け違えたまま、ニュースを報じていたのです!※写真はイメージまた、着衣は乱れ、前髪が濡れている様子から、みぞれの降る中、傘もささずに慌てて飛び出てきたことがうかがえました。そんな佐々木アナウンサーですが、速報内では視聴者に優しい口調でこのように呼びかけています。ゆっくりと深呼吸をしてください。大きく息を吸って、はいてを繰り返してください。暗い時間に起きた時間(地震)です。下から棚が(棚から)落ちた物で、ケガをすることがあるかもしれません。まずは、ゆっくりと落ち着いて行動してください。NHKーより引用地震発生後、急いで放送局へやってきた佐々木アナウンサーの姿に、称賛の声が上がりました。・本当に素晴らしい。これぞプロフェッショナル!・地震発生後、慌ててスーツを着たのね。そんな姿を見て、不安な気持ちが和らぎました。本当にありがとう。・地震発生後、スーツに着替えて家を出て放送に登場するまで約9分。そりゃボタンも掛け違えるよね!その後、数分おきにニュースに登場した、佐々木アナウンサー。短い休憩を挟むごとに、着衣や髪型が整えられていきました。アナウンサーだけでなく、有事の際に身なりを整える間もなく、仕事へ向かう人は多くいるのでしょう。そんな人たちに、改めて、感謝の気持ちを伝えたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日トヨタ自動車株式会社の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、2022年4月16日(土)、クルマ館2階に新しい常設展示コーナー「クルマづくり日本史」をオープンします。「クルマづくり日本史」展示室(イメージ)「日本の自動車産業はいかに生まれたか」。本コーナーはその問いに答える国内でも他に類をみない常設展示です。ここでは、日本で自動車産業が基幹産業として発展してきた道程、すなわち20世紀初頭の産業黎明期から1970年代の産業確立期まで約70年の歴史を紹介します。主要なトピックスが投影されるダイナミックな「動く年表」を中央に、壁面では鮎川義介と豊田喜一郎の比較や、鈴木道雄、松田恒次、本田宗一郎など自動車産業創出・確立に寄与した創業者たちを取り上げています。また、現存メーカー12社の系譜図、生産台数推移の数的データなどを映像やインフォグラフィックスで表現し、「日本の自動車産業の誕生から確立」をわかりやすく理解できる内容となっています。我が国の自動車産業は二度の大戦を挟む激動の時代に、多くはベンチャーから始まった企業が挑戦を続け、国の育成政策に支えられ、取り巻く社会課題を克服しながら成長を続けてきました。現在12社の自動車メーカーが切磋琢磨する日本は世界有数の自動車大国といえるでしょう。あわせてクルマ館2階のZone5では、日本人が国産乗用車製造に挑戦し始めた1920年代から40年代にかけての車両展示も開始しました。自動車産業が100年に一度の転換期といわれる今、その源流や歴史に触れ、未来のモビリティを考える一助となれば幸いです。上記内容の詳細は、以下をご覧ください。1. クルマ館2階「クルマづくり日本史」コーナー(公式Webページ内お知らせをご覧ください: )オープン日:2022年4月16日(土)場所 :トヨタ博物館 クルマ館2階内容 :日本に世界有数の自動車産業がどのように誕生し、発展したのかを紹介2. 展示内容(1) ヒストリーロード自動車との出会いから現代まで日本のクルマづくりの主要な出来事を記載した「動く年表」(2) 物語日本の自動車産業の基盤確立までを、4章立ての短編物語で紹介する「大型4面スクリーン」(3) 人物日本のクルマづくりのパイオニアと産業形成に貢献した創業者についてスマートフォン感覚で学べる「タッチパネル」(4) 系譜日本自動車メーカー12社の誕生から現在に至るまでの変遷を一望できる「大型系譜図」(5) 数字日本の年間自動車生産台数の推移や、現在の自動車産業の姿をデータで紹介する「インフォグラフィックス」3. 協力独立行政法人 国立科学博物館、一般社団法人 日本自動車工業会、いすゞ自動車株式会社、スズキ株式会社、株式会社SUBARU、ダイハツ工業株式会社、日産自動車株式会社、日立金属株式会社、日野自動車株式会社、本田技研工業株式会社、マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社、UDトラックス株式会社(順不同)4. 関連常設展示「Zone5 1920-1940s:日本における自動車量産の幕開け」米国車が市場を席捲する中、国産自動車の本格的生産を目指した時代の車両をクルマ館2階で展示。「フォード モデルA(日本製 1929年)」「ダットサン 11型 フェートン(1932年)」ほか。トヨタ博物館が復元協力した国立科学博物館蔵「白揚社 オートモ号(1925年)」も特別展示中。フォード モデルA(日本製 1929年)ダットサン 11型 フェートン(1932年)白揚社 オートモ号(1925年)【トヨタ博物館のご案内】(1) 所在地〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100地下鉄東山線「藤が丘」駅よりリニモに乗り換え「芸大通」駅下車、徒歩5分名古屋瀬戸道路「長久手IC」より西へ0.4km(グリーンロード沿い)TEL:0561-63-5151FAX:0561-63-5159(2) 開館時間9:30~17:00(入館受付は16:30まで)<休館日>月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始ゴールデンウィーク(4月29日~5月8日)は連続開館です。急遽変更になる場合がありますので当館公式Webサイトをご確認ください。(3) 入館料大人 1,200円、シルバー(65歳以上) 700円、中高生 600円、小学生 400円※消費税込み/団体割引あり詳細はトヨタ博物館ホームページをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月16日「ゴジラ」をはじめ、特撮のパイオニアである円谷英二の作品に、「特撮(特殊撮影技術の略称)」のスタッフとして関わり、特撮映画のみならず、日本映画・テレビ史の中でも重要な作品を多く手掛け、映像文化を支えた作り手として知られる井上泰幸(1922~2012)。2022年に生誕100年を迎えることを記念して、東京都現代美術館にて『生誕100年 特撮美術監督井上泰幸展』が3月19日(土)から開催される。福岡県に生まれた井上は、太平洋戦争から負傷して戻り、バウハウスで学んだ山脇巌に師事。東宝で渡辺明に続く二代目の特撮美術監督として、円谷英二監督のクリエーションを実装した。東宝から独立した後はアルファ企画を設立し、国際的にも高く評価された多くの作品群を支えた。また、庵野秀明(「シン・ゴジラ」)や樋口真嗣(「シン・ウルトラマン」)といった、現在最前線で活躍するクリエーターに多大な影響を与えている。同展では、「ゴジラ(1954年、1984年)」、「キングコング対ゴジラ」、「ウルトラQ」、「日本沈没」などに使われた、井上のスケッチ、デザイン画、絵コンテ、記録写真や資料、完成映像、撮影で使用したミニチュアやプロップを展示。市街地から宇宙までさまざまなシーンを現実化するような多様な表現、予算計画を俯瞰できる井上オリジナルの「セット設計」のような独創的な手法を知ることができる。会場に並ぶ作品や資料は、未公開資料を含めて約500点という、これまでの井上に関する展覧会においてかつてない規模であり、深い調査をもとにした内容となっている。さらに、井上の仕事に大きな影響を受けたクリエーターたちも協力。例えば、樋口真嗣が手掛けるメインビジュアル(近日公開)や、美術館のアトリウム空間には、島倉二千六の背景画、老舗マーブリングファインアーツのミニチュア制作による西鉄福岡駅周辺のミニチュアセット(監修:三池敏夫)が再現される。井上の功績を振り返るだけでなく、彼の作品や特撮の魅力を多角的に紹介する展覧会となる。福岡・岩田屋周辺ミニチュアセットのメイキング写真、「空の大怪獣ラドン」(1956)より (c) TOHO CO., LTD.福岡・岩田屋周辺ロケハンスケッチ、「空の大怪獣ラドン」(1956)より (c) TOHO CO., LTD.ヘドラ デザイン画、「ゴジラ対ヘドラ」(1971)より (c) TOHO CO., LTD.井上泰幸アルファ企画にて、1994年撮影:斎藤純二【開催概要】『生誕100年 特撮美術監督井上泰幸展』会期:2022年3月19日(土)~6月19日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室(地下2階)時間:10:00~18:00(展示室入場は17:30まで)休館日:月曜(3月21日は開館)、3月22日(火)料金:一般1,700円、大学・65歳以上1,200円、高中600円■展覧会公式サイト:
2022年03月04日西洋音楽史大図鑑[目次]■はじめにケイティ・ダーハム■イントロダクション■初期の音楽1000~1400年■ルネサンス1400~1600年■バロック1600~1750年■古典派1750~1820年■ロマン派1810~1920年■ナショナリズム1830~1920年■近代1900~1950年■現代[本書について]はじめて真の「オペラ」を書いたのは誰だろう?記譜法のシステムの起源はどこにあるのだろう?作曲家はどのように交響曲を作曲するのだろう?本書はこのような疑問をはじめとする多数の疑問に答えるべく、重要な音楽作品と、それが西洋のクラシック音楽の発展に与えた影響を探って分析し、初期の単旋聖歌の誕生から現代のミニマリズムの発展とさらにその先を追う。本書は、伝説的な作曲家、そしてあまり知られていない作曲家による90以上の作品をわかりやすい言葉で詳しく解説し、図表やイラストも交えながら、クラシック音楽の創造と受容の背後にある鍵となる概念と壮大な思想を一歩ずつ解き明かしていく。質の高い図鑑や事典で有名なイギリスのDorling Kindersleyが発刊する「BIG IDEAS SIMPLY EXPLAINED」シリーズの一冊。クラシックをたまに聴く程度の人も、熱烈なクラシック・ファンでも、本書を読めば興味をひかれ、クラシック音楽に対する理解が深まるだろう。ページサンプル(40~41ページ)ページサンプル(130~131ページ)商品詳細西洋音楽史大図鑑定価:4,840円(10%税込)仕様:B5変型判/352ページ発売日:2021年12月27日ISBN:978-4-636-97833-9商品コード:GTB01097833 amazonにてご予約受付中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月15日葛飾北斎やその弟子などが描いた日本の歴史上の人物や事件を展観する『北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―』展が、12月21日(火)よりすみだ北斎美術館にて開催される。『富嶽百景』の最初のページに描かれた神・コノハナノサクヤビメ、上杉謙信と武田信玄による戦国大名の一騎打ちを描いた『画本武蔵鐙』下、二代葛飾北斎が徳川家康を描いた≪徳川家康束帯座像≫など、当時の歴史観に基づき、神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代の歴史的事象を描いた作品、弟子の描いた明治時代の錦絵までを展示。主に高校の日本史の授業で習う人物や事件が描かれた作品を紹介する。また、日本史で習う歴史用語や、北斎や弟子の作品に描かれているポイントを解説。いままでイメージしていた人物像と比べながら、歴史小説や物語などでも有名な歴史的場面を楽しむことができる。葛飾北斎≪浮絵一ノ谷合戦坂落之図≫すみだ北斎美術館蔵(作品を替えて通期で展示)葛飾北斎『画本武蔵鐙』下上杉輝虎入道兼信 武田晴信入道信玄すみだ北斎美術館蔵(通期)葛飾北斎≪畠山重忠≫すみだ北斎美術館蔵(後期)二代葛飾北斎≪徳川家康束帯座像≫すみだ北斎美術館蔵(前期)【開催概要】企画展『北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―』会期:2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日)※前後期で一部展示替えあり(前期は1月23日まで、後期は1月25日から)休館日:月曜(1月3日、10日は開館)、12月29日(水)~1月1日(土)、 1月4日(火)、1月11日(火)時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)料金:一般1,000円、大高・65歳以上700円 、中学生300円●公式サイト:
2021年12月06日企画展「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」が、東京のすみだ北斎美術館にて2021年12月21日(火)から2022年2月27日(日)まで開催される。葛飾北斎や弟子たちが描く“日本の歴史”「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」展は、“日本の歴史”に着目し、葛飾北斎やその弟子が歴史上の人物・事件の様子を描いた作品を集めて展示する展覧会。高校日本史の授業で登場する人物や事件を主軸に、神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代に至るまでの歴史的事象を描いた北斎の作品や、弟子が手がけた明治時代の錦絵を紹介する。北斎やその弟子たちの視点を通して見た歴史的な場面を一挙に楽しめる展覧会だ。神話時代の神や“川中島の戦い”例えば、北斎の代表作の1つである版本『富嶽百景』最初のページに描かれた「コノハナノサクヤビメ」は、『日本書紀』や『古事記』に記された神話に登場する神。チリチリとした線で表現された衣服など、北斎の描く美人画の特徴が見てとれる。また、仏教伝来の場面を描いた『三国伝来記』をはじめとする、古墳・飛鳥時代に関する人物や出来事を描いた作品や、平家物語にも登場する「一の谷の戦い」を題材にした「浮絵一ノ谷合戦坂落之図」、川中島の戦いの名場面として伝わる上杉謙信と武田信玄の一騎打ちを描いた『画本武蔵鐙』など、象徴的な日本史のシーンを捉えた作品が揃う。本能寺の変&徳川家康を描く作品もさらに、北斎の弟子たちによる作品も目を引くラインナップ。織田信長が明智光秀に討ち入りされた「本能寺の変」をはじめ、様々な逸話を描いた二代柳川重信の『日本百将伝一夕話』や、同じく北斎の弟子であった二代葛飾北斎が徳川家康を描いた肉筆画「徳川家康束帯座像」も登場。尚、「徳川家康束帯座像」のように浮世絵師が江戸幕府の将軍を描いた作品は珍しい。作品を通して、同時代の幕府に対する人々の見方を窺い知ることができる。【詳細】北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―会期:2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日) ※前後期で一部展示替えを予定前期 12月21日(火)~1月23日(日)/後期 1月25日(火)~2月27日(日)会場:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2休館日:毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月1日)※開館:1月3日(月)、1月10日(月・祝)/休館:1月4日(火)、1月11日(火)開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)観覧料:一般 1,000円、高校生・大学生 700円、65歳以上 700円、中学生 300円、障がい者 300円、小学生以下無料※当面の間、団体受付不可。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示。※65歳以上は年齢を証明できるものを提示。※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳など持参者および、その付添1名まで障がい者料金で観覧可能。入館の際は、身体障がい者手帳などの提示が必要。※観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示を観覧可能。※会期・開館時間・観覧料・イベント・講演会の開催などは変更、中止の可能性あり。【問い合わせ先】TEL:03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)
2021年12月03日すみだ北斎美術館では2021年12月21日(火)から2022年2月27日(日)まで「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」展を開催いたします。北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―本展では日本の歴史に焦点をあて、葛飾北斎やその弟子などが歴史上の人物や事件を描いた作品を集めます。主に高等学校の日本史の授業で取り上げられる人物や事件を軸とし、当時の歴史観に基づき神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代の歴史的事象が描かれた作品、弟子の描いた明治時代の錦絵までを展示いたします。■本展の見どころ見どころ(1)北斎や弟子が描いた作品とともに、歴史小説や物語等でも有名な歴史的場面を楽しめます。見どころ(2)北斎や弟子が描いたイメージから、作品が描かれた江戸時代当時の歴史の見方をうかがい知ることができます。見どころ(3)高校日本史で習う歴史用語の解説や、北斎や弟子の作品に描かれているポイントも一部解説しています。■展覧会構成<神話の時代>、<古墳・飛鳥時代>、<奈良時代>、<平安時代>、<鎌倉時代>、<室町時代>、<安土・桃山時代>、<江戸時代>、<明治時代>■本展のハイライト【コノハナノサクヤビメ】『富嶽百景』の最初のページに描かれた神葛飾北斎『富嶽百景』初編 木花開耶姫命 すみだ北斎美術館『富嶽百景』は北斎の富士図を約100図収載した版本で、本図はその最初のページに描かれたコノハナノサクヤビメです。衣服をチリチリとした線で表現するなど、北斎の描く美人画の特徴がみられます。コノハナノサクヤビメは『日本書紀』や『古事記』に登場する神で、富士山麓にある浅間神社の御神体としてまつられています。『古事記』や『日本書紀』などに記される神話は、江戸時代には日本の歴史の起源として考えられていました。<神話の時代>では、アマテラス、スサノオノミコトなど、神話に登場する神々などを紹介します。【仏教伝来】北斎が描いた仏教伝来の歴史的場面葛飾北斎『三国伝来記』第一図 すみだ北斎美術館『三国伝来記』は善光寺(長野県)本尊の由来記の挿絵を北斎が描いたものです。本尊は百済(くだら)の聖明王(せいめいおう)から伝えられた仏像としています。本図は御簾の奥の欽明(きんめい)天皇へ、二人の百済の僧が鳳輦(ほうれん)を捧げている場面です。本尊の仏像は描かれていませんが、鳳輦の中にあると考えられます。日本史の教科書で習う「仏教伝来」は、公式には百済の聖明王が欽明天皇に仏像や経典を伝えたといわれていることから、本図はまさに日本に仏教が伝わった歴史的場面といえます。<古墳・飛鳥時代>仏教伝来や、聖徳太子、大化の改新など、古墳・飛鳥時代(3世紀中頃~645年頃)に関する人物や出来事が描かれた作品を展示します。【畠山重忠】一の谷の戦いで、馬を担いで断崖を降りたと伝わる大力・剛勇の鎌倉武士葛飾北斎「畠山重忠」すみだ北斎美術館本図は軍記物語『源平盛衰記』に記された話に基づいて描かれたものと考えられます。畠山重忠(1164~1205)は、平安・鎌倉時代初期の武士です。当初平氏軍でしたが、後に源頼朝に従い、源義仲追討などで活躍しました。北条義時と畠山重忠が登場する版本『星月夜顕晦録』も通期で展示します。<鎌倉時代>では、源平の合戦も含め、執権となる北条氏などの人物、武家の争いによる社会不安の中で生まれた鎌倉仏教の開祖など、鎌倉幕府の時代(12世紀末~1333年)を描いた作品を紹介します。【上杉謙信と武田信玄】北斎が描いた戦国大名の一騎打ち葛飾北斎『画本武蔵鐙』下 上杉輝虎入道兼信 武田晴信入道信玄 すみだ北斎美術館本図には、川中島の戦いの名場面として伝わる、上杉謙信と武田信玄の一騎打ちが描かれています。軍学書『甲陽軍鑑』には、“混戦のなか、白手ぬぐいで頭を包んだ武者が馬に乗って刀を抜き、突進して切りつけてきたので、信玄は立って軍配で受けた”と記されています。本図も、騎乗で切りつける上杉謙信と、刀を軍配で受ける構図など、この記述に近い描き方がされています。<安土・桃山時代>では、戦国大名を描いた作品を中心に集めて紹介します。【徳川家康】浮世絵師が江戸幕府将軍を描いた珍しい作品二代葛飾北斎「徳川家康束帯座像」すみだ北斎美術館北斎の弟子・二代葛飾北斎が徳川家康を描いた肉筆画です。浮世絵師が江戸幕府の将軍を描いた作品は珍しく、「恐惶頓首百拝 北斎拝写」の落款からは、敬意をもって描いたことがわかり、当時の人々の幕府への見方を示しています。<江戸時代>では、現在からみると歴史的事象である朝鮮通信使など、北斎が実際に見たと思われる事柄も登場します。担当学芸員のコメント:「このほか、紫式部や源頼朝、楠木正成など、どこかで名前を聞いたことがある、“あの人”も作品に登場します。今までイメージしていた人物像と比べて、北斎を身近に感じていただけると幸いです。」■開催概要・展覧会名 : 北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―・会期 : 2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日)※前後期で一部展示替えあり前期 : 2021年12月21日(火)~2022年1月23日(日)後期 : 2022年1月25日(火)~2月27日(日)・休館日 : 毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月1日)※開館:1月2日(日)、1月3日(月)、1月10日(月・祝)、休館:1月4日(火)、1月11日(火)・開館時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで)・主催 : 墨田区・すみだ北斎美術館・お問い合わせ: 03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)・公式サイト : ・観覧料 : 一般 1,000円高校生・大学生 700円65歳以上 700円中学生 300円障がい者 300円小学生以下 無料●AURORA(常設展示室)、常設展プラス観覧料含む●団体でのご来館は、当面の間、受付を行いません 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日Days of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、本年6月に永眠した日本ジャズ界の至宝・土岐英史の新譜『Live at “RAG”』を2021年12月15日に発売します。土岐英史feat.竹田一彦『Live at “RAG”』ジャケット関西ジャズ界が誇るレジェンド・ギタリスト竹田一彦を迎えた本作は、2020年9月にリリースした『The Guitar Man』(DOD-009)の録音前夜、レコーディングメンバーで京都〈Live Spot RAG〉にて行った1回限りのスペシャルギグの模様を収録したライヴ盤です。当代随一のブルースフィーリングをもつ土岐と竹田が絡み合うサウンドはまさに絶品。宮川純(org)と奥平真吾(ds)という腕利きプレイヤーのサポートを得て、リラックスした空気のなかに立ちのぼる芳醇でブルージーな極上の時間をお届けします。「今回のプロジェクトは具体的ななにかを得るためじゃない。むしろなにが生まれるんだろう?っていう感じかな。ただ、もしかしたらもう一度自分自身を見つめ直すきっかけになるかもしれない。ある意味でぼくの原点に帰るようなことだからね」―土岐英史土岐英史feat.竹田一彦『Live at “RAG”』【演奏者】土岐英史 Hidefumi Toki alto sax竹田一彦 Kazuhiko Takeda guitar宮川 純 Jun Miyakawa organ奥平真吾 Shingo Okudaira drums【収録曲】1. C Minor (H.Toki)2. Everything Happens to Me (M.Dennis)3. On the Trail (F.Grofe)4. The Guitar Man (H.TOKI)(2020年3月5日京都RAGにてライヴ録音)【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-020JAN :4582530660214定価 :¥2,500(税込 ¥2,750)発売日 :2021年12月15日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月22日書籍『366日絵画でめぐるファッション史』が、2021年11月22日(火)に発売される。絵画366点とともに楽しむファッション史書籍『366日絵画でめぐるファッション史』は、366点の絵画作品を楽しみながら、時代ごとに変化していくファッションの歴史を辿っていく1冊。華やかな宮廷ファッションからヨーロッパ各地の民族衣裳まで、多様なファッションの歴史を見て取ることができる。エリザベス1世やポンパドゥール夫人、マドモアゼル・シャネルといった人物の肖像画や、ルノワールの絵画を参照し、描かれているファッションの特徴や、絵画の注目ポイントを紹介。16世紀イタリアのビロードのドレスやスペインのひだ襟、17世紀バロックの豪華な宝石やレース、18世紀フランス・ロココの軽やかなフリルやリボンなどが登場する。華やかな服飾の表現を楽しめるとともに、19世紀にはじまるオートクチュールの歴史や絵画の見方など、知識も身につく充実した内容となっている。【詳細】書籍『366日絵画でめぐるファッション史』発売日:2021年11月22日(火)価格:2,860円仕様:B5判変型(228×175mm)/ソフトカバー/420ページ(フルカラー)解説・監修:海野弘発売元:パイ インターナショナルISBN:978-4-7562-5555-6 C0071
2021年11月18日エドウイン(EDWIN)は、書籍『デニム イズ エドウイン(DENIM IS EDWIN)』を全国発売。ニッポンのジーンズの歴史を学ぶ「エドウイン60周年記念本」日本のジーンズブランドとして1961年に誕生したエドウインが、60周年を迎える。アニバーサリーを記念して、60年の歩みを振り返る特別な書籍『デニム イズ エドウイン(DENIM IS EDWIN)』が誕生。本書では、ジーンズの製作工程がわかる企画や、60年を振り返るアニバーサリー特集、さらに、これまでの雑誌・テレビを彩った広告まで、余すことなくエドウインの歴史を紹介する。世界初のワンウォッシュジーンズとしてデビューした「359BF」、世界初の中古タイプジーンズ「OLD WASH」、そしてブラッド・ピットが穿いた「EDWIN503」など、私たちになじみの深いデニムパンツの数々に、エドウインの歴史とともにフォーカスを当てる。さらに、阿久悠作詞、森田公一作曲のEDWIN社歌を収録した昔懐かしいソノシートの付録付きで、見て楽しい知って楽しい内容となっている。【詳細】書籍『デニム イズ エドウイン(DENIM IS EDWIN)』4,180円発売日:2021年10月28日(木)仕様:A4変形、上製ページ数:214ページ取り扱い店舗:全国のエドウイン直営店、全国の一般書店及びオンラインショップ、エドウイン公式オンラインショップ【問い合わせ先】エドウイン・カスタマーサービスTEL:0120-008-503
2021年11月14日近鉄の文化事業「大和文化会」では、初めてオンライン(録画配信)で講座を開催します。奈良県立図書情報館 館長 千田稔 先生を講師にお招きし、「近鉄橿原線ー日本史の語り部路線ー」と題し、近鉄橿原線沿線の歴史・名所・旧跡についてご講演いただき、その模様をオンラインで録画配信します。「大和文化会」は、1940 年に発足させた「通俗地理歴史會」を原点とし、1947 年に現行名称に改称し、現在に至っております。奈良大和路の歴史・文化を紹介することを目的に、関西から歴史学、考古学、美術史、文学などの専門家を講師に迎え、年度会員制の文化講座を首都圏で開催しています。(現在は新型コロナウイルス感染症の影響により休止中)「大和文化会」では、このたび会員以外の方、首都圏在住以外の方にも広く講座に参加していただく機会を設けるため、初めてオンラインで講座を配信することといたしました。より多くの方に本講座をご視聴いただき、奈良大和路の歴史・文化に親しんで頂く機会となれば幸いです。講師 千田 稔 先生講演の模様1.「大和文化会オンライン講座」概要講師:奈良県立図書情報館館長 千田 稔 氏演題:近鉄橿原線 -日本史の語り部路線-講演時間:約1時間40分(録画配信)定員:定員上限なし配信方法:チケットぴあ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」にて配信配信期間:2021年9月24日(金)10時~10月23日(土)9時59分視聴チケット販売期間:2021年9月24日(金)10時~10月22日(金)23時59分視聴チケット料金 :※1,200円(税込)※視聴の際は視聴チケット料金の他、システム利用料220円(必須)および、決済手数料が必要な場合があります。決済手数料の詳細は「チケットぴあ」HP( )をご確認ください。2.視聴方法 より、視聴チケットをご購入のうえ、案内に従ってご視聴ください。※「チケットぴあ」内講演情報ページへ移動します。3.お問合せ【講座の内容等について】近鉄グループホールディングス(株)東京支社内 大和文化会事務局TEL:03ー3212ー2051(平日10:00~18:00) 【視聴チケットの購入、視聴の方法等について】チケットぴあ「PIA LIVE STREAM」問い合わせ窓口TEL:017ー718ー3572(平日10:00~18:00)【参考】大和文化会の概要1.沿革1940年、近畿日本鉄道株式会社の前身である大阪電気軌道株式会社および参宮急行電鉄株式会社両社の東京出張所(現 東京支社)が大和の歴史地理を勉強する「通俗地理歴史會」を発足させ、1947年、名称を「大和文化会」に改称、現在に至る。2.活動内容・会員を対象に講演会を実施(現在は新型コロナウイルス感染症の影響により休止中)月例講演会(年10回)※現在活躍中の歴史、考古学、美術史、文化などの専門家による講演・会員以外の方も参加いただける「公開講座」(講演会)を開催(最近の公開講座)2017年度 「奈良の国宝仏に会う ー心にしみる、み仏の物語ー」帝塚山大学教授 西山 厚 先生「奈良大和路を識るー大宮エリーの神秘の旅 奥大和大和國 長谷寺ー」作家・演出家・画家 大宮エリー氏2018年度 「正倉院の至宝」奈良大学教授 関根俊一 先生2019年度 「キトラ・高松塚古墳壁画の宇宙観 ー飛鳥人が思い描いた星空の世界ー」阪南大学教授 来村 多加史 先生連続セミナー「女帝たちの時代」阪南大学教授 来村 多加史 先生3.会員数約900名(2019年度)4.年会費9,200円(税込)(4月~翌3月までの1年間)※新型コロナウイルス感染症の影響により、今年度は会員募集しておりません。※公開講座参加費は別途必要5.大和文化会事務局〒100ー0005 東京都千代田区丸の内2ー5ー2 三菱ビル7階近鉄グループホールディングス株式会社 東京支社TEL:03ー3212ー2051 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日戦中戦後の国民服やもんぺに始まり、世界を股にかけ活躍した日本人デザイナーの作品、Kawaii文化やサステナブルな近未来まで、日本のファッション文化を総ざらいする展覧会『ファッション イン ジャパン 1945‐2020 ―流行と社会』が開催される。会場では、戦前から現代まで豊富な資料が時系列に集合。衣服のみならず、残されてきた写真、雑誌、映像なども用いてファッションの変遷を辿る。これらは国内有数の服飾コレクションを誇る島根県立石見美術館、神戸ファッション美術館の所蔵品に加え、日本を代表するデザイナーやブランド各社から集めた貴重な品々ばかりだ。「本展は発信者であるデザイナー側からの情報ばかりでなく、受け手であるメディアや消費者の視点からも構成されている点が特徴。また菊池武夫さん、稲葉賀惠さん(デザイナー)、都築響一さん(編集者)、達川清さん(写真家)ら様々なファッション関係者10人にインタビュー。その映像を映像作家の山中有さんにドキュメンタリーとして編集してもらい、多角的にファッション文化を紹介しています」(国立新美術館主任研究員・本橋弥生さん)本橋さん曰く、本展はファッションの奥に「女性の生き方の歴史」も透けて見えるという。明治維新を機に洋装が国策として導入され、大正時代には職業婦人が制服を着るようになった。’70年代には男女平等意識が高まりユニセックスな装いが台頭したり…と社会における女性の地位と装いには密接な関係があるからだ。ファッションは自分の皮膚であり自己表現。本展を見れば自由に装うことができる幸せを実感できるはずだ。1945年‐1950年代:戦後、洋裁ブームが到来。終戦で混乱している中、人々は手元にある着物や限られた物資を材料に更生服やもんぺを作って着た。間もなく洋裁が流行し、女性たちは洋裁雑誌やスタイルブックを参照。自身で工夫して洋服を作るようになる。全国に広がった洋裁ブームは日本に洋服の普及を推し進めた。中原淳一/フレアスカート/1955年/撮影:岡田昌紘/©JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA1970年代:個性溢れる日本人デザイナーの躍進。海外のコレクションに日本人デザイナーたちも続々と参加し、華々しい活躍を見せる。巷では’60年代後半から学生運動が始まり民主主義の象徴としてTシャツやジーンズが大流行。原宿は若者の街へと変貌し『anan』等の創刊もファッションへの関心を後押しした。鋤田正義/Kansai Yamamoto×デヴィッド・ボウイ/1973年高度経済成長の只中で、新時代の女性像を提案。anan創刊号ではモデルの立川ユリさんがパリのELLE編集部を訪問し、そこで働く女性たちの服装やアクセサリーをレポート。洋裁本から脱却し海外ファッションを紹介した。1980年代:“DCブランド”の最盛期。「感性の時代」と称された’80年代は、デザイナーの個性を打ち出した、いわゆる“DCブランド”が大ブームに。一方、スポーツウェアやボディコンも大流行。’85年には国内32ブランドが参加した「東京コレクション」が開催され、日本発のファッションが一層熱気を帯びる状態に。ジュンコシマダ/88‐89AW/1988年/Photo:Guy Bourdin2000年‐2010年代:日本から世界へ発信、“Kawaii”文化。原宿を中心にビジュアル系バンドが牽引した「ゴシック系」「ロリータ」など、西洋にルーツがあるファッションを日本発の“Kawaii”カルチャーとして独自に解釈したスタイルが流行。また長引く不況下で、安価なファストファッションが幅広い年齢層に広く普及した。BABY,THE STARS SHINE BRIGHT/はわせドールワンピース/2004年/BABY,THE STARS SHINE BRIGHT2020年代:ファッションの今とこれから。SNSの浸透により衣類の売買が一層簡単にできるようになり、消費サイクルも加速。一方、環境問題悪化の一因とされるアパレル業界は、脱炭素に向けて変革を進めている。海外のハイファッションやメガブランドも地球に優しいモノづくりが求められるように。『ファッション イン ジャパン 1945‐2020 ―流行と社会』国立新美術館東京都港区六本木7‐22‐2開催中~9月6日(月)10時~18時(入場は17時半まで)火曜休一般1700円ほか※事前予約制TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月16日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月15日ジャニーズWESTの桐山照史が、舞台『赤シャツ』の主演を務めることが30日、明らかになった。同作は劇作家・マキノノゾミが書き下ろし、マキノといくつもの作品でタッグを組んできた宮田慶子の演出により、2001年の初演以降幾度も上演されてきた傑作喜劇。夏目漱石の名作『坊ちゃん』の登場人物であり、主人公・坊ちゃんの敵役である厭味なインテリ教頭“赤シャツ”を主人公に据え、『坊ちゃん』の物語を赤シャツの視点から描く。無鉄砲で血気盛んな坊ちゃんによる語りから見えていた世界と同じ筋書きを辿っているはずなのに、赤シャツの視点を通して見れば、まったく異なった世界が広がる。同じ出来事を見ていても人によって見えるものと見えないものとがあり、考え方も人それぞれ異なり、時には誤解や思い込みといった偏りも生じる。人と人とが触れ合い、関わり合うことから生まれる可笑しみやままならなさ、温かさが、血の通った役者が生で演じるからこそ真に迫って描き出される作品となる。本作のタイトルロールである“赤シャツ”を、実直で温かみのあるキャラクターで親しまれ、硬軟自在に演じ分ける誠実な演技も高く評価される桐山が演じる。初演の劇団青年座での上演から演出を手がける宮田慶子は、桐山とは初のタッグに。東京公演は東京建物 Brillia HALLにて9月上旬〜中旬、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2021年9月下旬。○桐山照史 コメント舞台がとても好きなので、生でお芝居ができるチャンスをいただけてとても嬉しいです。今回改めて、小説『坊ちゃん』をまず読んで、戯曲を読みました。赤シャツにはこういった面もあったのかなぁと感じられました。『坊ちゃん』を読むと、面白さの倍増する作品だと思います。演出の宮田さんとは、今回初めてですが、すでにご一緒している横山(裕)君から、「一から丁寧に教えてくださった」、また高木(雄也)君からは「厳しいけれど愛のある方」と聞いて、少しホッとしています。厳しい、というところはちょっとドキッとしますが(笑)、これまで上演されてきた名作、僕なりの引き出しをプラスしてヒール役を思いっきり楽しめたらと思います。○演出・宮田慶子 コメント“赤シャツ”は、ご存じの通り、近代日本文学を代表する夏目漱石の名作『坊ちゃん』に登場する人物です。この舞台でも、あの痛快冒険活劇が展開します。ただし視点を変えて“坊ちゃん”の敵役である“教頭の赤シャツ”の立場からえがいており、誰もが知る物語のかくされた真相がつぎつぎと明らかになるスリリングな舞台です。初演時から私が愛してやまないこの作品を、桐山照史さんが演じてくださることになり、今からワクワクしています。誤解や行き違いに翻弄される「人間・赤シャツ」を生み出してくださることを楽しみにしています。窮屈な日常に疲れているすべての方にお届けする、笑いながら心に染み入る舞台を作りたいと思います。
2021年05月30日日本が世界に誇る伝説の絵師・葛飾北斎の半生を描いた映画『HOKUSAI』が5月28日(金)から公開になる。葛飾北斎は日本のみならず世界にも熱狂的なファンの多い19世紀の絵師で、代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が2024年度から発行される新紙幣の千円札にも採用されるなど“現代を生き続ける画家”でもある。なぜ、北斎はいまも多くの人に愛されるのだろうか? 日本美術史を研究し、信州小布施にある北斎館の館長も務める安村敏信氏に話を聞いた。葛飾北斎は幼い頃から絵の道に進み、その後に版画や浮世絵の世界に進出。その生涯を通じて一職人として絵筆を動かし続け、平均寿命が40歳と言われた江戸時代後期にあって、90歳まで生き、3万点を超える作品を残した。北斎の作品は19世紀のものだが、先に紹介した新紙幣やパスポートなどにも使用され、その技法や特徴はジャンルを超えて現代の文化に多大な影響を与えている。「北斎は色々な表現をしているので、影響を受けた方々も、北斎に刺激を受けた新しい表現を続けている」と安村氏は説明する。「例を言えば、『鬼滅の刃』に登場する“水の呼吸”の流流舞いというのは、まさに北斎の上町祭屋台天井絵「怒濤図」の「男浪」からイメージされていますよね。"水の呼吸”のほかにも、龍や色々なものが、北斎が滝沢馬琴の作品の中で描いた読本挿絵などの中の図像から刺激を受けていたと、作者の方が仰っていました。一般の人は知らず知らずに北斎の影響を受けながら楽しんでいるので、北斎の絵を実際に見たときに『どこかで見たことあるかな?何か知っているぞ』という感じになるのではないでしょうか。僕も『鬼滅の刃』を観たときに“流流舞い”などいくつかは『あっ、これ北斎だ!』と気づいて、後から作者の方が、北斎と月岡芳年を勉強したと言っていたことを知りました」年齢を重ねるごとにスタイルを変え、描く対象を変え、技法や手法を研究し続けた北斎。映画『HOKUSAI』では、最新の研究成果を基に北斎の半生と彼の情熱が描かれるが、ひと足早く鑑賞した人の多くが「すごく前向きな気持ちになった。北斎の生涯を観るとポジティブな気持ちになる」と語っているという。「それは当然だと思います。北斎は90年間も生きたのに、死ぬ間際にもっと生きたいと言った人です。何故ここまで生に執着したかというと、もっと生きて、次々と表現を変えていきたかったんです。どんなときでも挫折というのをあまり感じない人で、自分で自分を否定する。自分で作り上げた様式を自分で否定して、次の段階へ変化していく。まさに前へ前へ進むバイタリティがありますよね。北斎は進化を続けていくため、画風が変わるたびに雅号(名前)もいっぱい変えました。北斎は90年の生涯で93度の引越しをしたと言われていて、その理由は不明ですが、自分の雅号を変えたと同じように、新しいものを次々と求めていく上で、一ヶ所に留まれなかったのかもしれないですね」何が起こっても立ち止まらずに前に進み続ける、年齢を重ねても“その年齢にしか見えないもの、描けないものがある”と信じて絵筆を止めなかった北斎が残した作品は膨大。現在も新たな作品が発見されているという。「北斎は肉筆で肖像画を描いていましたが、今のところ2、3点しか残っていません。だいたい北斎が50代の頃に描いたものですが、去年に40代に描いた肖像画が1点初めて見つかり話題になったんです。持ち主の方はあまりにもボロボロだったので、捨てようとしていたらしいですが、北斎館に持ってこられて、本物だし、ビックリしましたよ。そんな肖像画なんて出てくると思わなかったですし、見たことのない北斎の新しい絵が見つかる可能性がまだまだありますね」これだけ世界に影響を与え、いまもなお影響を与え続ける北斎にはいまだに“知られていない作品”があるのだ。映画『HOKUSAI』で描かれるエピソードの中には、製作陣が研究を基に創造した部分もあるが、本作の解釈が北斎の作品たちに新たな光をあてることになるかもしれない。「やっぱり一番面白かったのはラストシーン」と語る安村氏。映画公開前のため、どんな結末が描かれるか明かせないが、安村氏曰く映画のラストは「感動的で、未来に繋がるようなシーン」になっているという。『HOKUSAI』5月28日(金)公開
2021年05月17日書籍『スニーカーの文化史 いかにスニーカーはポップカルチャーのアイコンとなったか』が、2021年4月24日(土)に発売される。書籍『スニーカーの文化史 いかにスニーカーはポップカルチャーのアイコンとなったか』は、アメリカのスニーカーヘッズの間で話題となった『Kicks: The Great American Story of Sneakers』を邦訳した一冊。書籍内では、スニーカーがどのように人々のライフスタイルとカルチャーに大きな影響を与えてきたのかを、誕生から現在まで通史的に辿っていく。書籍内では、1830年代のゴム底製スニーカーの誕生から現代までの180年に及ぶスニーカーの歴史を丁寧に紐解くと同時に、スポーツやストリートのポップカルチャーの中にスニーカーがどのように浸透したのかを解説。コンバース(CONVERSE)の靴を売るために全米を飛び回ったチャック・テイラー、アディダス(adidas)とプーマ(PUMA)を設立したダスラー兄弟、“ワッフルソール”を生み出したナイキ(NIKE)の共同創設者ビル・バウワーマンまで、スニーカーの歴史を築いてきた数々の人物やエピソード、トリビアを紹介。その他、VANS(ヴァンズ)、オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)、リーボック(Reebok)などの人気スニーカーにも言及しつつ、スニーカーの歴史を詳説していく。【詳細】『スニーカーの文化史 いかにスニーカーはポップカルチャーのアイコンとなったか』発売日:2021年4月24日(土)価格:2,200円(税込)
2021年04月24日