名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの限定&関連商品が、期間限定イベント「レトロ・サピエンス PART2」で販売中。この度、先行販売していた限定アイテムのオンライン販売がスタートした。限定アイテムには、デスクや棚などに手軽にディスプレイできる、タイムサーキット型デザインの空間を彩るライトボックス。【ホットトイズ・ライトボックス】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』タイムサーキット定価:8,000円(税込)『PART2』に登場するホバーボードをぬいぐるみ風に立体化した商品や、デロリアンのナンバープレートと、映画のロゴをクッション化した商品と、映画の世界観を再現したアイテムがラインアップされている。【ホットトイズ・ノベルティー】レプリカ・プラッシュ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ホバーボード販売価格:5,800円(税込)「レトロ・サピエンス PART2」は7月7日(日)までホットトイズ フラッグシップ・ストア 「トイサピエンス」にて開催中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月7日より公開
2024年04月22日発達障害のひとつ、ADHD (注意欠如・多動症)をテーマにした話題の映画『ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―』が先日公開し、東京・アップリンク吉祥寺にて上映中です。ADHDは「注意欠陥多動性障害」を意味する英語名・Attention-Deficit Hyperactivity Disordersの頭文字をとった略称。「ADHD」の主な特徴としては、「集中力がない」「忘れ物が多い」「じっとしていられない」といったものが挙げられますが、実際には個々で特性が異なり、子どもが成長するまで気づきにくい場合も。社会に出てから「もしかして自分は?」と考えて診断を受ける人もいますが、その特性は子どもの成長段階で起こり得るものも多くあり、「我が子がどうも育てにくい」と感じているママたちの中には、「もしかしてうちの子、発達障害?」と悩む人たちも少なくありません。近年「発達障害」への関心は高まり、言葉としての認知度は広まってきてはいるけれど、その特性を持った子どもたちの実態や感情、そしてその家族たちについては、あまりよくわからない…といった方も多いでしょう。そんな今、『ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―』は、発達障害の子どもを取り囲む家族や社会の問題から、“普通とは何か”を問いかける映画です。<ストーリー>物語の主人公は、ADHDという共通点を持つ2人の女子高生。進学校に通う絃(いと/西川茉莉)は物忘れがひどく、大事なテストの日に目覚まし時計をかけ忘れて寝坊してしまう。絃はそのまま登校せず、気づけば見知らぬ公園へ。そこで派手な格好をした女子高生・朱里(じゅり/鈴木心緒)に声をかけられる。朱里はいきなりADHDであることを絃に告白。驚く絃を強引に街へと遊びに誘う。初対面の絃(写真右)に「あたし発達障害あってさ。ADHDっての。知ってる?」と話しかける朱里(写真左)。朱里に連れて行かれた場所は、いつも家と学校の往復しかしない絃にとって新鮮な世界。やがて2人は友達になるものの、朱里の派手な身なりに不快感を持つ絃の母(眞鍋かをり)に交際を禁じられてしまう。絃の母は子どもたちに「普通」の価値観を押しつけようとする。一方で朱里は自身の物忘れが原因で姉(花岡昊芽)との喧嘩が絶えない上、父(福澤朗)や母(今西ひろこ)からも厳しくされ、家庭内で孤立。朱里は次第に部屋に引きこもるようなる。絃との距離も次第に離れていく朱里。見た目や行動は対照的だけれど、ADHDという同じ悩みを持つ2人の女子高生の葛藤、彼女たちを取り巻く両親や学校との軋轢が描かれており、どんな立場の方でも「普通とは何か?」を考えさせられるストーリーです。ADHDや発達障害という言葉だけが一人歩きしてしまい、「障害だってわかっているなら対策すればいいでしょ?」「自覚していて治せないなら甘えじゃないの?」といった誤解も生まれやすくなっています。しかし実際には発達障害の特性にはグラデーションがあり、ひとりひとり個性があるのです。当事者でなくても発達障害を取り巻く現状を知り、寄り添っていくことがとても大切です。まずはこんな映画をきっかけに、考えてみてはいかがでしょうか。映画『ノルマル17歳。-わたしたちはADHD-』出演:鈴木心緒、西川茉莉、眞鍋かをり、福澤 朗、村野武範 、小池首領、今西ひろこ、花岡昊芽 ほか監督:北 宗羽介 脚本:神田 凜、北 宗羽介音楽:西田衣見 撮影:ヤギシタヨシカツ(J.S.C.)エグゼクティブ・プロデューサー:下原寛史(トラストクリエイティブプロモーション)プロデューサー:北 宗羽介、近貞 博、斎藤直人製作:八艶、トラストフィールディング 配給:アルケミーブラザース、八艶後援:一般社団法人 日本発達障害ネットワーク(JDDnet)、NPO法人えじそんくらぶ ほか 文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業©2023 八艶・トラストフィールディング /80分/カラー/5.1ch公式サイト:
2024年04月12日公開中の映画『デューン 砂の惑星PART2』より、フローレンス・ピューのインタビュー特別映像が公開された。本作は、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編。最新作では、砂に覆われた過酷な惑星デューンを巡って、100年間続くアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦いに終止符を打つべく、一族を殺され唯一生き残ったポール(ティモシー・シャラメ)が立ち上がる。日本でもヒットを記録した『ミッドサマー』(19) で話題となり、同年の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では第92回アカデミー賞と第73回英国アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたピュー。本作では、主人公ポールの因縁の相手である皇帝の娘・皇女イルーランを演じた。ピューは、「デューン」の世界に参加したことについて「これほどドキドキしながら作品に参加することはないと思う!」と興奮気味に熱弁し、『スター・ウォーズ』シリーズや『007』シリーズなど大作映画の舞台裏の映像を例に挙げて、「私はよく舞台裏の映像を見ていて、衣装の数々や演者の準備をするデザイナーを見て、こんな大作はもう作られないかもと思っていたんです。すると壮大な作品である『DUNE/デューン 砂の惑星』が公開されて。だから本作への参加は一大事でした!セットに足を踏み入れドゥニの構想の一部になれたのは貴重な経験だった」と細部までこだわりぬかれたドゥニ・ヴィルヌーヴの世界に参加できた喜びを振り返った。ティモシー・シャラメをはじめ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、オースティン・バトラー、クリストファー・ウォーケンなど豪華キャストが集結した本作で、自身が演じたキャラクターについては、「こんな豪華な俳優陣に加わりたいといつも思っています。それだけでもすごいのに演じるのが物思わしげな役でした。事の成り行きをとても静かに見守っていて、一見すると何が起きているのか分かっていないかのよう。でも実は常に次の展開を予測している人物なんです。私はいつもこんな役に惹かれます」と、静かながらも存在感があり、物語のキーパーソンにもなりそうなキャラクターを力説。さらに「ただ静観する役にはいろいろな演じ方があるんです。ドゥニから何度も小さい役だと言われましたが、そんなの気にならなかったです。その方がやりがいがあって興奮します」と皇女イルーランを演じる上での想いを語った。4年ぶりに共演したシャラメについては、「彼と一緒にいると本当に落ち着く気がする。前回共演したのは4年も前のことで、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019) は私にとって初めての大作でした。メリル・ストリープら有名俳優が出演していて、映画の規模を意識して自分がちっぽけに思えていたんです。ティモシーもその数カ月前に大ブレークしていて、撮影中ずっと彼のことをすごいと思っていました」と当時の心境を赤裸々に語った。さらに、「本作では彼の成長ぶりを目の当たりにしました。前回共演したときから素晴らしい俳優でしたが、今回は彼が名優になろうと努力するだけでなく、現場を盛り上げ映画を先導する姿を見せつけられたんです!とても誇らしい気持ちになりました。私が言うのもおこがましいですが(笑)大きなテディベアみたいな彼との仕事は楽しいです」とティモシーの俳優としての成長だけでなく、撮影現場での姿にも感動した様子で友人ならではの心境を明かした。フローレンス・ピュー インタビュー<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』公開中公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年03月25日ティモシー・シャラメを主演に迎え、夢のオールスターキャストが集結したSFアクション超大作『デューン 砂の惑星PART2』。ティモシー演じるポールは、共に戦い恋に落ちる砂漠の民の戦士・チャニ、復讐において政治的に有利になる皇帝の娘・皇女イルーランとの間で揺れることになる。今回、カギを握る2人の女性を演じたゼンデイヤとフローレンス・ピューが本作における“愛”について語った。3月1日(金)からアメリカを含む72の国と地域で公開を迎え、初日3日間のオープニング興行収入は、全米では前作が記録した4100万ドルを約2倍上回る8250万ドル、全世界累計でも1億8250万ドル(約273億9140万円※3月4日付Box Office Mojo調べ1ドル=150.09円換算)という今年NO.1の特大ヒットスタートを切った本作。アメリカの大手批評サイト「ロッテントマト」では批評家のスコアで94%、観客のスコアで95%フレッシュ(※3月4日時点/332レビュー)を記録、早くも絶賛の声が寄せられている。「愛から逃げるのはとても難しい。根底には、愛のための戦いがあると思う」過酷な砂の惑星デューンを舞台に、登場人物たちの運命や絡み合う思惑を描いた壮大なストーリーが展開される本作。全宇宙の命運を賭けた最終決戦を前に、主人公ポール(ティモシー・シャラメ)は、物語のカギを握る2人の重要な女性と出会う。1人は、砂漠の地で共に生き抜き戦ううちに惹かれ合うようになる、高潔で勇敢な戦士チャニ(ゼンデイヤ)。そしてもう1人は、復讐のために突き進むポールの前に現れた、因縁の相手・皇帝の娘である優雅で気品溢れる皇女イルーラン(フローレンス・ピュー)だ。本作では、立場もキャラクターも異なるこの2人の女性たちが、ポールの運命を大きく変える存在となる。そんな重要人物であるチャニとイルーランをそれぞれ演じた、ゼンデイヤとフローレンスが自身の役や作品への思いについて語った。前作から引き続きチャニを演じるゼンデイヤは、最新作で描かれるポールとチャニの“運命の恋”について「2人の関係が特別なのは、ただ与えられたものではないということだと思います。2人がただ楽しく恋に落ちて、全てが素晴らしくてロマンチックというようなものではなくて、それより、もっとずっと深いもの」と語っている。「ポールはチャニに証明しなければならないことがたくさんあると思います。少なくともチャニには、ポールや、彼が象徴するもの全てに対する痛みや不信感、防御的な感情があると思っています。だから、2人の恋はただ“与えられたラブストーリー”じゃない。多くの障壁を取り払われなければいけません」。さらにゼンデイヤは、「愛から逃げるのはとても難しいということに、最終的に全ての人が同意できると思います。その根底には、愛のための戦いがあると思います。2人が幸せになれる世界に存在していたらいいなと思いますが、それは『デューン』じゃない。それよりもっとずっと複雑で、もっとずっと辛いものだと思います」と言い、本作で複雑な愛が描かれていること、そして愛が重要なテーマになっていることを明かした。また、本作ではポールはチャニと惹かれ合いながらも、イルーランの登場でその関係に変化の兆しが…!?これについてゼンデイヤは、「皇女イルーランは、ポールとチャニの関係の大きな部分を占めていると思います。そして、これからもその関係は続いていく。彼らがどうこの関係を理解しようとしているのか、私もまだ自問自答しています。だから答えはまだ分かりませんが、多分それは良いことだと思います。なぜなら、私もチャニと同じくらい混乱しているから」と、イルーランの登場によって揺らぐポールとチャニの関係について自身の想いを明かしている。「この役を与えられたことは大きな贈り物」いまだ謎の多い新キャラクターである皇女イルーランを演じる、フローレンス・ピュー。最新作で初めて『デューン』の世界に飛び込んだフローレンスは、「私は前作の大ファンでした。出演している全ての俳優、撮影方法、監督の大ファン。『デューン』はまさに傑作でした」という。「1作目が大成功して2作目に出演できるというのは、1作目に参加していなかった世界に足を踏み入れる俳優にとっては、とんでもないコンセプト。だから、この役を与えられたことは大きな贈り物でした。このような特別な作品に参加できることは、俳優としてとてもやりがいがあることです。ゼンデイヤやティモシー、クリストファー・ウォーケンのような人たちと共演できるなんて、滅多にない素晴らしいプレゼント」と、前作ファンとして世界的注目を集める最新作に出演できた喜びを語っている。さらに、「脚本を読み始めたとき、ゼンデイヤが前に言っていたように、この全てがドゥニ(・ヴィルヌーヴ)監督の頭の中から出てきたことに圧倒されました。そして、彼は2作目ではさらに大きなことをやろうとしていることが分かりました。1作目を作り、2作目を実現させた全ての人を心から尊敬しますし、2作目に参加できて私はとても幸運です」と、”デューン愛“全開で本作へ太鼓判を押した。主演のティモシーとは本作で2度目の共演となるが、それについては「『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で一緒に仕事をしたときのことを思い出しました。それから、友人である彼がこの10年で最大の映画を、これほど上手く優雅に率いているのを見られるのは、本当に本当に素晴らしい経験でした。彼は今でもかわいい“ティミー”(ティモシーの愛称)だけど」と、彼の成長を間近で実感できたことに喜びを覚えたのだという。これにはゼンデイヤも、「フローレンスが言っていたのと同じように、ティモシーが成長するのを見ることができました」と同意しながら、「1作目でみんなと一緒に過ごした期間、私はとても興奮していたんです。すぐに打ち解けて、とても楽しい時間を過ごしました。そして今回最新作であの頃に戻れることにとても興奮して、『なんてこと!私たちはここにいる、戻ってきたんだ』って本当に感じられたんです」と、思わず楽しかった前作を振り返るほど。彼女たちとティモシーとの絆の強さがうかがえる。笑顔溢れるキャスト陣とは裏腹に、劇中では戦いが激化し、登場人物たちの複雑な心境が壮大なストーリーの中に映し出されていく。戦いの向かう先は“希望”かそれとも“破滅”か―。そしてポールとチャニは、“愛”の行方はどうなるのか、見逃せない。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開。3月8日(金)、9日(土)、10(日)の3日間限定でIMAX(R)、Dolby Cinema(R)(ドルビーシネマ)の合計60館にて先行上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年03月10日映画『デューン 砂の惑星PART2』が3月15日(金) より公開される。このたび各界を代表する著名人たちによる絶賛コメントが到着した。本作は、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星』の続編。ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポール(ティモシー・シャラメ)の復讐が描かれる。なお3月15日の公開に先駆け、本日3月8日(金) から3日間限定でIMAX、ドルビーシネマ60館にて先行上映がスタートしている。映画『ゴジラ-1.0』などで知られる映画監督の山崎貴は、本作について「ストーリー!映像!演技!世界観!音楽!効果音!VFX!どちらを向いても素晴らしすぎて心はまだ惑星アラキス(※砂の惑星の正式名称)から帰って来れません。スクリーンで繰り広げられる事全てが本物でした」と興奮気味に全方位から大絶賛。また『メタルギア』シリーズや『DEATH STRANDING』などで世界中から熱烈な支持を集めるゲームクリエイターの小島秀夫は、「本作は、まさに“これが映画だ!”としか言えない、生きるために必要な“スパイス”だ。このドゥニ(・ヴィルヌーヴ)の傑作は、サブスクの普及をかなり遅らせる“抵抗運動(レジスタンス)”になるだろう」と、圧巻の映画体験についてコメントしている。さらに、ティモシーをはじめ、ゼンデイヤ、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルドといったキャストたちが「デューンを一言で表すと」について答える特別映像も公開された。■山崎貴(映画監督)コメント全文圧倒的でした。ストーリー!映像!演技!世界観!音楽!効果音!VFX!どちらを向いても素晴らしすぎて心はまだ惑星アラキスから帰って来れません。スクリーンで繰り広げられる事全てが本物でした。■小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント全文映画好きの僕でさえ、さすがにそろそろスマホやタブレッドで映画を観てもいいかな、と思いかけていた。ところが『デューン 砂の惑星PART2』を観ると、そんな凝り固まった考えは、砂の様に砕け散ってしまう!存在しない異世界(アラキス)のディテールをこれでもかと描き、どこまでもリアルに寄せてくる!革命と愛、恐怖と畏怖を同軸に描きながらも、破壊と美意識を美麗なレイヤーで壮大に魅せつける。本作は、まさに“これが映画だ!”としか言えない、生きるために必要な“スパイス”だ。このドゥニの傑作は、サブスクの普及をかなり遅らせる“抵抗運動(レジスタンス)”になるだろう。■犬童一心(映画監督)コメント全文砂漠の神々しさ、宿命の重さ、果てしない物語、全てが映像の波となって押し寄せた。魂を揺さぶる2時間46分。戦禍の中、砂漠の果てに見えてくる希望の光、それは、今、人ごとではなく心に迫った。■吉田恵輔(映画監督)コメント全文ドゥニ・ヴィルヌーブ監督、異常な領域に到達。とんでもスケールに圧倒され、あふれる人間臭さに共感し、アートな引き算美学に鳥肌。砂漠の民の文化、風習は創造とは思えない説得力。あまりの現実感で脳みそが溶ける。■坂本眞一(漫画家)コメント全文苦難の旅路の先で誕生するのは果たして「英雄」なのか?ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の創り出す悠久の歴史を感じさせる美しい砂の世界の中、時代を分つ分水嶺となる戦いを眼前で目撃しているかのような緊張感に包まれた2時間半でした。繊細なガラス細工のようなポール少年が翳りを秘めた力強い青年へと成長する表情の変化、目を離せません!■黒田有彩(タレント)コメント全文遥か遠くの惑星の、何千年も未来の物語。政治、宗教、そして愛。人間の変えられない部分は何なのかを考えた166分間でした。砂の粒子に飲み込まれてしまいそうな桁違いの臨場感、劇場で体感するほかなさそうです。■高橋ヨシキ(映画評論家・アートディレクター)コメント全文闘技場でのフェイド=ラウサの戦いぶりを讃え、惑星ギエディ・プライムのモノクロの天空に炸裂する液状の花火!ヴィルヌーヴ版『デューン』独自の、極めてユニークなビジュアル表現についに出会えたことを素直に寿ぎたい。■森直人(映画評論家)コメント全文いよいよ全面展開するIMAXの「砂」の芸術。約130年に及ぶ映画の歴史上で、最高に洗練されたヴィジュアルワークに立ちあっているという感動に震えた。そしてかつてスティングが演じ、ミック・ジャガーも想定されていたサイコな悪の貴公子――フェイド=ラウサ役を怪演するオースティン・バトラーの凄さよ!■野口聡一(宇宙飛行士)コメント全文惑星アラキスの“スパイス”という重要な地下資源をめぐる大国の争いは、石油をめぐる大国間の争いにも繋がっている。王家の後継者である主人公ポールの復讐と成長が描かれるヒーロー王道の面白さと現代社会が持つ問題もおさえた素晴らしい映画。本作は、宇宙を題材にしたSF映画ではない。広大な砂漠が登場する『アラビアのロレンス』のような作品。サンドワームとの冒険や砂漠の美しさを是非、大スクリーンで堪能してください。『デューン 砂の惑星PART2』特別映像<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』3月15日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年03月08日ティモシー・シャラメが、『デューン 砂の惑星PART2』で共演したオースティン・バトラーと再共演を熱望しているようだ。「NME」とのインタビューで語った。ジェームズ・マンゴールド監督がメガホンを取る『A Complete Unknown(原題)』で、ボブ・ディランを演じることが決定しているティモシー。オースティンは2022年、同作と同じ「音楽家の伝記映画」である『エルヴィス』でエルヴィス・プレスリーを演じて高い評価を受けたこともあり、「オースティンからノンストップでアドバイスをもらっているんだ」と話す。「一緒にミュージカル・シネマティック・ユニバースみたいなものを作り上げられたらいいなと思っている」と、オースティンに対して『A Complete Unknown』にエルヴィス役でカメオ出演して欲しいとラブコールを送った。「ジョニー・キャッシュの伝記映画(『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)に、エルヴィスのキャラクターが登場した例もあるし」と、この案は決して非現実的な話ではないと強調もしている。奇しくも、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』もマンゴールド監督作。ティモシーの希望が実現することは十分にありえそうだ。一緒にインタビューを受けていたオースティンも「毎日撮影現場でマジックが起こるのを見たい」と乗り気。映画ファンは「エルヴィスはボブの曲をカバーしたことがあるし、ボブもそれを気に入っていた。だからティモシーの案はすごくいいと思う」「オースティンのエルヴィスをまた見られるかもしれないの?うれしい」などのコメントを寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:エルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedデューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年03月07日ティモシー・シャラメが主演を務める映画『デューン 砂の惑星PART2』の先行上映が明日から10日(日)の3日間限定で行われ、15日(金)から全国で公開される。本作は全編がIMAXカメラで撮影された驚異的な映像が高く評価されており、ひと足早く公開になった北米では興行ランキングで1位を記録。作品の評価も高いようだ。本作の映像はなぜ観客を魅了しているのだろうか。日本で実施されたIMAX試写会に参加し、その全貌を確認した上で紹介する。映画の舞台は架空の惑星アラキス。そこはほぼ全域が砂に覆われているが、希少な物質があることから、誰もがこの星を我が物にしようと画策している。物語は、この星を管理することになったアトレイデス公爵家の息子ポールが、父を殺され、家を失うも、砂漠の民と力を合わせて復讐を果たそうとする姿を描いている。日本でも映画ファンから信頼を集めるIMAXは、スクリーンと客席の位置・距離が考え抜かれた専用のシアター、IMAX独自のリマスター(DMR)を施された鮮明な映像と音響、それを実現する映写・音響設備が特徴だ。しかし、どれだけ立派な劇場を用意しても、そこで上映される中身が劇場のスペックを活かし切れるものでなければ、IMAXの本領は発揮できない。本作は全編がArri社のIMAXカメラで撮影され、一部のIMAX劇場では視界を覆うような巨大スクリーンに画面比1.43:1の映像が出現する。撮影監督は前作に続いてグレイグ・フレイザーが担当。これまでにも『THE BATMAN-ザ・バットマン-』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などでラージフォーマットの撮影を手がけており、本作はIMAXのポテンシャルを極限まで引き出す作品と言えるだろう。通常、多くの観客がIMAXに期待するのは巨大なスクリーンと、そこで描かれるアクションシーンではないだろうか。ビル数階に相当する大きな画面にモンスターや怪獣が出現したり、大規模なバトルが描かれるシーンは自宅や配信では決して再現できない。フィルムカメラの時代はIMAX撮影の機材が大きく、撮影や同時録音に制約があったが、近年はデジタル撮影が可能になり、『トップガン マーヴェリック』では小型のIMAX仕様カメラを機体にセッティングして空中で撮影が行われなど、機動性も高まっている。『デューン 砂の惑星PART2』でもアクションシーンの迫力は圧倒的だ。さらにこの惑星に棲む巨大なワーム(虫)の登場シーンは大きなスクリーンで観たい場面だ。IMAXでは威圧感、恐怖すら感じさせる大きさで目の前のスクリーンに巨大なワームが姿を現す。その一方で、本作ではアクションやセット、キャラクターで画面を埋め尽くすのではなく、一面に砂漠が広がる光景や、何もない空間に登場人物がポツンと取り残されたように配置されるなど“余白”を強調した構図が数多く登場する。迫力だけでなく美しさも感じられる映像は、観客の視界を覆うようにスクリーンが広がるIMAXで観ると、圧倒的な“没入感”を感じられる。まるで砂の惑星に自らダイブしたような感覚。主人公ポールの戦いや緊迫した場面を“すぐそば”で観ているような感覚。通常の娯楽映画では観客は主人公や世界観に同化して物語を楽しむが、本作ではそれをさらに上回るイマーシブ(没入感)体験ができるはずだ。ちなみに本作のスケールは壮大で、全編に渡ってデジタル技術が使われているが、撮影では可能な限り実物を撮影することにこだわっている。地平線の彼方まで砂と岩に覆われた空間を求めて過酷なロケ撮影が行われ、セットも衣装も細部まで作り込まれたものにカメラが向けられた。監督を務めたドゥニ・ヴィルヌーヴは語る。「本作では大半が砂漠のシーンなので、高解像度映像と最大の没入感を得るために、すべてをIMAXで撮影することにした。グレイグはIMAXフォーマットの達人だ。私たちは砂漠を小さなディテールまで捉え、アラキスの砂漠の上を歩いているような感覚をつくり出すために試行錯誤を重ねた。私は映画監督として、できる限りカメラで撮影することを好む。しかし、このような映画ではできることに限界がある。でも、特殊効果監修のゲルト・ネフツァーのおかげで、その限界に対する挑戦ができた」キャラクターを楽しみ、物語を楽しみ、その世界観を堪能できる『デューン 砂の惑星PART2』は、IMAXで観るとさらに“没入感”まで味わえる。今週末の先行公開も全国のIMAX劇場で多くの人が砂の惑星アラキスにダイブすることになるだろう。『デューン砂の惑星PART2』3/8(金)、9(土)、10(日)3日間限定先行上映3月15日(金)全国公開(C)2024 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R)is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年03月07日正直言って、超重量級。だけど、ご覧いただきたいの。なぜなら、おこもりコロナ禍を経て、リアルで人に会えるようになった今だからこそ、「人への優しさ」っていったいなんなのかを考えさせられるはずだから。それが『水平線』です。善意ってなんなんでしょうね…。舞台は福島。亡くなった人の遺骨を海に散骨する個人事業を営む井口(ピエール瀧)は、水産加工場で働く娘の奈生と2人暮らし。実は彼、東日本大震災で妻を失い、いまだ遺骨が見つからないでいるもんだから、散骨業自体も複雑な気持ちだし、なんなら娘はそんな父とは微妙に距離をとっているのね。そんな井口のところに、なにかワケアリの男性が、自分の兄の遺骨を持ち込みます。後日、彼を訪ねてきたニュース動画サイトの記者によって、ワケアリ男性が持ち込んだ遺骨は、数年前に大ニュースになった連続通り魔事件の犯人のものだったことが明らかに。一方、奈生はしょっちゅう欠勤や早退をする職場の同僚の女性にちょいとイライラ。シングルマザーで一人息子がいるからと、事情をくみとってつきあってるんだけど、同僚のお願いごとはエスカレート…。中盤までは井口と記者のエピソード、奈生と職場のエピソードが別々に進むんだけど、終盤でものの見事に収束していくという群像劇。もはや、誰も幸せじゃない、八方塞がり感半端ない人しか出てこない社会派です。超胸クソなことがたくさん起きるし、暗い~、ハッピーになれない~!だけど観てほしいのよ。なぜなら、この映画に出てくる人たちってみんな、特別なことは求めてないし、ささやかな幸せを願っている「フツーの人」ばかりだから。で、勘違いしてほしくないのが、登場人物には一人も悪人はいないってこと。井口と奈生はもちろん、奈生の同僚も、基本的には善人。物語をかき乱す役割で登場する記者ですら、多少の悪意はあるにせよ、言ってることはごもっとも(仕事の仕方に問題があるので、やってることは反省しろ、なんだけど)。ここ、すごい重要。じつは善意って人それぞれだし、他者からするとそれが善意じゃなくておせっかい、またはマジで害でしかないことになりかねないってことなのよ。特にこの作品に登場する人たちは、みんな抱えてることが非常にパーソナルなので、他の人とその痛みを共有することも、理解してもらうことも難しいの。そこで強烈な対立分子になるのが記者ってわけ。ほら、記者の人は仕事とはいえ、社会正義の名のもとにガンガン踏み込んでいっちゃうから。この空気の読めない感じが、んまぁ~イラッとすること!なにせすごいのは井口役のピエールさん。記者と対峙するのは彼だけなので、その緊迫感と説得力たるや。セリフは少ないけど、負ってる業の深さがビシビシ伝わる強烈な芝居なのですよ。そもそも家族の遺骨が見つかってないのに、埋葬場所や費用の工面がつかない人のために散骨業をしてるキャラクターだから、複雑な気持ちなのは当たり前。でも、ピエールさんが演じることで、ふしぶしで醸し出す空元気的な明るさが見事に空虚さのアクセントになるの。いやー、ぶったまげた。この衝撃、スクリーンで体感いただかないことには始まりません。ぜひとも劇場に駆けつけておくんなまし!『水平線』監督/小林且弥脚本/齋藤孝出演/ピエール瀧、栗林藍希、足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、渡辺哲ほか3月1日よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー。©2023 STUDIO NAYURA※『anan』2024年3月6日号より。文・よしひろまさみち(by anan編集部)
2024年03月05日ティモシー・シャラメ主演『デューン 砂の惑星PART2』より特別映像が解禁された。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた「デューン 砂の惑星」(フランク・ハーバート著/早川書房)を映画化した前作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編となる本作。この度解禁となったのは、主演のティモシー・シャラメ、ゼンデイヤをはじめとするキャスト陣の撮影に迫る特別映像。映像は、主人公ポールの運命の女性・砂漠の民チャニを演じるゼンデイヤが、「このキャストは本当に、本当に特別…それは言うまでもない」と共演したキャストたちへの想いを語る様子から始まる。その後、本作から加わった新キャストで、主人公ポールに立ちはだかる最狂の宿敵フェイド=ラウサを演じるオースティン・バトラーと皇女イルーランを演じるフローレンス・ピューが、それぞれ「新しい撮影現場に行くときはいつも緊張するんだ。でも同時に家族に迎え入れられたようにも感じる」、「いままで経験した中でも最高の世界に最も楽しく迎え入れてもらえた」と話す様子が映し出され、家族のように迎え入れられた現場の温かさが伝わってくる。さらにポールを演じるティモシーは、「前作でゼンデイヤと僕が一緒だったのはほんの数日。友情は前作からPART2の撮影を通して数年かけて育まれた」とゼンデイヤとの友情について明かし、続く映像ではティモシーが「ゼンデイヤが僕を黙らせる3つの方法!脅迫、攻撃…」と冗談を言い、ゼンデイヤがすかさず「ちょっと待って(笑)」とカメラに割って入る場面も。深い絆で結ばれている2人だが、劇中でのポールとチャニの関係性にも是非注目してほしい。ほかにも映像には、砂漠の民のリーダー・スティルガー役のハビエル・バルデム、ポールの母レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソン、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリン、そして前作に続きメガホンを取った鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督などが登場し、それぞれの撮影メイキングとともに、本作に関われた喜びを笑顔で語る姿が収められいる。まるで本当の家族のように和気あいあいと過ごすキャストたちの姿と、その強い絆が生んだ本作の裏側が垣間見える映像となっている。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開。3月8日(金)、9日(土)、10(日)の3日間限定で先行上映実施。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年03月04日ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメやゼンデイヤら豪華共演で贈る『デューン 砂の惑星PART2』の公開を前に、メイキングブック「ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界 アート・アンド・ソウル・オブ・デューン 砂の惑星PART2」(DU BOOKS)が3月8日(金)より3,000部で限定販売されることになった。前作限定版は即完売となったメイキングブック。本作のプロデューサーでもあるタニア・ラポイントが、壮大な舞台設定、複雑な衣装コンセプト、画期的なデジタル効果にいたるまで、このプロジェクトの裏側を紹介。ドゥニ・ヴィルヌーヴをはじめ、主要スタッフや、豪華キャストへの独占インタビューも掲載。序文はヴィルヌーヴ監督本人、イントロダクションはブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダーソンが記した。「ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界 アート・アンド・ソウル・オブ・デューン 砂の惑星PART2」は3月8日(金)より発売。価格:6,000円+税3,000部限定『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年03月03日『デューン 砂の惑星PART2』でゼンデイヤ(27)と共演したフローレンス・ピュー(28)が、「Digital Spy」とのインタビューで「ゼンデイヤとどうしてもまた共演したい!」とラブコールを送っている。『PART1』に引き続きチャニ役を演じているゼンデイヤと、『PART2』で新たに仲間入りし、皇女イルーラン役を演じているフローレンス。『PART2』で2人が実際に共演した時間は「そんなに長くはなかった」というが、フローレンスは「それは関係ない」と話す。「私たちは以前からお互いを尊敬し合っていた。時が満ちてついに出会えた。憧れの人、尊敬していてその働きぶりをみたいなという人と一緒に仕事をする。それはいつだって最高の経験だ」と語っている。共演は「ヘヴンリー(な経験)だった」と繰り返した。フローレンスによると、共演者の仕事ぶりの観察は撮影中だけではないという。俳優の仕事は、演技をすれば終わりというわけではなく、その後に行われる作品のプロモーション活動も重要だ。「一緒にプレスツアーをやると、さらにまたその人の仕事を見たくなる。また一緒に働けたらどんな感じかなと知りたくなる」と言い、ゼンデイヤとの再共演を切望。一緒にインタビューを受けていたゼンデイヤと「だれか!だれか私たちに脚本を書いて!」と共演作をオファーしてくれるように頼んだ。(賀来比呂美)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月27日3月15日(金) に公開される映画『デューン 砂の惑星PART2』の宣伝アンバサダーを、俳優の町田啓太が務めることが発表された。本作は、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星』の続編。ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポール(ティモシー・シャラメ)の復讐が描かれる。元々SF映画好きで、前作の大ファンだという町田は本作をいち早く鑑賞し、「大興奮でした!PART2は前作を更に超える思った以上のドキドキな気持ちで、ヤバかったです。砂と風が目の前にあるような感覚に陥ってしまい、惑星にいるかのような体感に大興奮しました!人間として、全細胞が震えるような映画です」と大絶賛。また、「どうやったらこんな映画ができるんだろう!思わずリスペクトです。こんな体験をさせてもらって、ありがとうと言う気持ちです(笑)」と主演のティモシーを始めとするキャストの熱演や、アートワークディレクション、キャラクターデザイン、音楽などあらゆる要素を称讃しつつ、SF映画好きとして「PART2は人類最高の到達点だと思いました。“現在”の人類最高のSF映画の到達点です」と興奮気味にコメントしている。特に印象に残ったシーンは、本作でも大きなカギを握る、砂漠に生息する巨大生物サンドワームのシーンだという。「サンドワームに乗るシーンは本当に乗りたくなります。もう一度、皆様と一緒にデューンにダイブしたいです」と語るように、サンドワームはもちろんのこと、想像を絶するスケールと圧巻の映像美で展開される迫力あるアクションも本作の見どころだ。併せて公開されたTVスポット映像では、いち早く本作を鑑賞した町田が興奮冷めやらぬまま魅力を熱弁する姿が映し出されている。■町田啓太 コメント全文大興奮でした!PART2は前作を更に超える思った以上のドキドキな気持ちで、ヤバかったです。砂と風が目の前にあるような感覚に陥ってしまい、惑星にいるかのような体感に大興奮しました!人間として、全細胞が震えるような映画です。映画を一言で表すと、驚愕、そして恐怖を登場人物と一緒に恐れを乗り越えていく高揚感。気分が上がる作品です。僕は、元々SFが大好きで、前作も映画館で拝見しましたが、PART2は人類最高の到達点だと思いました。大層なことを言うと「これで終わり?」と思われてしまうので、言いたくはないのですが、未来に更に凄い作品が創られる事も期待して、“現在”の人類最高のSF映画の到達点です。主演のティモシー・シャラメさん中心にキャストはもちろんですが、アートワークディレクション、キャラクターデザイン、そして音楽、全てのスタッフに感謝です。もう、謙虚にならざるを得えない笑。どうやったらこんな映画ができるんだろう!思わずリスペクトです。こんな体験をさせてもらって、ありがとうと言う気持ちです(笑)。この話を聞いたときに、僕でいいのだろうか。と素直に思ったんです。でも、好きな映画を自分の口から皆様にお伝えするのは嬉しいことですし、大変光栄なことだと思いました。自分が創った映画ではないのですが、この映画を観た喜びを少しでも皆様にお伝えできたらと思ったんです。これからダイブできる皆さまが羨ましいです。サンドワームに乗るシーンは本当に乗りたくなります。もう一度、皆様と一緒にデューンにダイブしたいです。『デューン 砂の惑星PART2』TVスポット映像<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』3月15日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年02月22日映画『デューン 砂の惑星PART2』のワールドプレミアが2月16日(現地時間2月15日)、レスター・スクエア(イギリス・ロンドン)にて行われ、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤらが登場。サプライズでアニャ・テイラー=ジョイも登場し、本作に出演していることが明らかになった。砂の惑星デューンの広大な砂漠を感じさせる“砂のカーペット”が用意された今回の会場。主人公ポール役のティモシーは、光沢感のあるシルバーのパンツが印象的なコーディネートで登場。ファンたちに大歓声で迎えられ、笑顔でサインや撮影に応じる一幕も。「またここに戻って来ることができて嬉しいです。夢が叶いました」と感慨深げに話し、「ドゥニ監督との仕事が大好き。それに尊敬する俳優たちと共演できて本当に光栄です。この映画は映画館の大スクリーンで見るために作られたので、ぜひ劇場で観てほしいです」とメッセージを送った。ポールと恋に落ちる砂漠の民チャニ役のゼンデイヤは、インパクト抜群のコスチュームで会場中の視線を独占。「こんなに才能ある素晴らしい方たちと一緒にまた登壇できるなんて名誉だし、本当に嬉しい。何よりも天才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の元で彼の作品にかかわることができて本当にラッキーだったと思う」と言い、「キャストたちが皆あまりにも素晴らしくて、毎日彼らについて行こうと必死だった。でも身近でそれを見て学ぶことができたことが何よりも嬉しかった」と撮影をふり返った。また、宿敵フェイド=ラウサを演じたオースティン・バトラーは、「元々この原作や映画の大ファンだったし、今回のようなキャラクターを演じる事ができたのは本当に夢のようだった」と語り、激しいバトルシーンを繰り広げたティモシーについては「歳も近いし、すぐに打ち解けた。とても気を遣ってくれて、一生懸命なので、本当に楽しく撮影できたよ」と仲の良さをうかがわせる。皇帝の娘イルーランを演じたフローレンス・ピューは「本当にここにいるのが信じられないくらい感謝の気持ちでいっぱい」「前作が大好きだったから、今回出演することになって宝くじに当たったみたいに嬉しかった。こんな寡黙で内に秘めた女性を演じたことがなかったし、ずっと憧れていた俳優たちと共演できて今でも信じられない」と興奮気味に話し、「もし映画が好きなら、映画館で観てほしいです」とメッセージを送った。ほかにも会場には、ポールの母レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソン、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリン、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、皇帝側に仕える謎多きレディ・フェンリング役のレア・セドゥ、砂漠の戦士の一人シシャクリ役のスエイラ・ヤクーブ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、音楽のハンス・ジマーらが次々に登場し、会場を盛り上げた。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/ドルビーシネマ/ScreenX)。※3月8日(金)・9日(土)・10日(日)3日間限定先行上映(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月16日映画『デューン 砂の惑星PART2』より、主演のティモシー・シャラメをはじめキャスト陣が本作の見どころを語る特別映像が公開された。映像に登場するのは、主人公ポール役のティモシー、彼と恋に落ちる砂漠の民チャニ役のゼンデイヤ、ポールの命を狙う新たな狂敵フェイド=ラウサ役のオースティン・バトラー、皇帝の娘イルーラン役のフローレンス・ピュー、砂漠の民のリーダー・スティルガー役のハビエル・バルデム、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリンの7名。前作の物語を引き継ぎつつ、見事なビジュアルや大迫力のアクションシーンに加え、新たな登場人物、全宇宙を巻き込む最終決戦、そして力強く感動的なラブストーリーでそのスケールを拡大している本作。ポールの過酷な戦いを通して、観客は全く新しい体験ができる。ティモシーは「人類未踏の惑星体験を、ぜひ映画館で観ていただけると嬉しいです」とファンにメッセージを送り、ゼンデイヤも『デューン』の世界に「みなさんが戻って来るのが待ちきれないです」と笑顔。新たな脅威として抜群の存在感を見せているフェイド=ラウサ役のオースティンは、自らフェイドを「最狂の敵」と称し、PART1でポールたちを恐怖に陥れたハルコンネン男爵役のステランも「ハルコンネン男爵より最悪な男」と太鼓判を押す。映画本編では、ポールとフェイドの迫力満点の決闘シーンも見逃せないポイントだ。また、ポールのアトレイデス家が全滅した裏には、ハルコンネン家と共謀を図った皇帝の存在があり、皇帝の娘イルーランがポールとどう対峙していくのか、砂漠の民のリーダー・スティルガーは、前作でポールと出会った頃はまだ懐疑的な態度を取っていたが、共に砂漠で生きるうちにポールを“救世主”と信じ支えていくようになるが、何か大きな力に目覚めようとしているポールが、いかに救世主として覚醒していくのかにも期待が高まる。さらに、日本公開に先駆け、3月8日(金)、9日(土)、10日(日)の3日間限定で先行上映が決定。IMAX、Dolby Cinemaの合計60館にて実施される。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/ドルビーシネマ/ScreenX)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月15日映画『デューン 砂の惑星PART2』の特別映像が公開された。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に、壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星』の続編となる本作。現在公開中の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』などで知られるティモシー・シャラメが主演を務め、運命の恋と復讐、そして全宇宙の命運を賭けた最終決戦が描かれる。このたび公開されたのは、主人公ポール役を演じるティモシーをはじめ、ポールと恋に落ちる砂漠の民チャニ役のゼンデイヤ、ポールの命を狙う新たな狂敵フェイド=ラウサ役のオースティン・バトラー、皇帝の娘イルーラン役のフローレンス・ピュー、砂漠の民のリーダー・スティルガー役のハビエル・バルデム、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリンといったキャスト7人が、本作の見どころを語る特別映像。ティモシーは「ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が贈る人類未踏の惑星体験を、ぜひ映画館で観ていただけると嬉しいです」と、信頼するドゥニ監督の名前を出しながらファンにメッセージを贈っている。また、チャニ役のゼンデイヤも「『デューン』の世界にみなさんが戻って来るのが待ちきれないです」と笑顔を見せる。前作からのキャスト・キャラクターが続投する中で、新たな脅威として抜群の存在感を見せているのが、オースティン演じるフェイド=ラウサだ。映像では、オースティン自らフェイドを「最狂の敵」と称し、PART1でポールたちを恐怖に陥れたハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルドも「ハルコンネン男爵より最悪な男」とそのヴィランっぷりに太鼓判を押す姿が確認できる。さらに「ポールの旅は、あなたを砂漠のより深くへと誘います」と語るのは、ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリン。前作では戦いの中でポールと離れ離れになってしまったガーニイだったが、最新作で思わぬ形で再会を果たすことになる。「そして彼の心のさらに奥深くへと入っていきます」と語るのは、これまでに謎に包まれていた“皇帝”の娘であるイルーラン役として新たに登場するフローレンス・ピュー。ポールのアトレイデス家が全滅した裏には、ハルコンネン家と共謀を図った皇帝の存在があり、果たしてイルーランがポールとどう対峙していくのか、その動向も見どころとなっている。「ポールの覚醒を『デューン 砂の惑星PART2』で目撃してください」と語るのは、砂漠の民のリーダー・スティルガー役のハビエル・バルデム。前作でポールと出会った頃はまだ彼に対し懐疑的な態度を取っていたが、最新作では共に砂漠で生きるうちにポールを“救世主”と信じ支えていくようになる。また3月15日(金) からの日本公開に先駆け、3月8日(金) から10日(日) の3日間限定で先行上映されることが決定した。『デューン 砂の惑星PART2』特別映像<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』3月15日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年02月15日ティモシー・シャラメ主演映画『デューン 砂の惑星PART2』の吹き替えキャスト11名が発表。日本版ポスタービジュアルも完成した。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『君の名前で僕を呼んで』などでもティモシーの吹き替えを務めてきた入野自由が、再び主人公・ポールを担当し、さらなる試練と向き合っていくほか、ポールと恋に落ち共に戦う砂漠の民・チャニ(ゼンデイヤ)役の内田真礼、ポールの母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)役の皆川純子、砂漠の民のリーダー・スティルガー(ハビエル・バルデム)役の大塚明夫。ポールの武術指南役を務めるガーニイ・ハレック(ジョシュ・ブローリン)役の大塚芳忠、宿敵ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)役の勝部演之、男爵の残忍な甥ラッバーン(デイヴ・バウティスタ)役の立木文彦が前作から続投。入野さんは「息をすることを忘れてしまうほどのシーンの連続です。PART1からよりスケールアップした映像表現に雄大な音楽は圧巻!個人的な注目ポイントは、自分の吹き替えの仕事史上、一番大変なシーンがあったことです」とアピール。内田さんも「PART1 よりも活躍するシーンも増え、映像の中で輝く彼女が素晴らしく、収録でも圧倒されました」とコメント。皆川さんは「引き続き演じさせていただけることに喜びを感じています」、大塚芳忠さんも「再びこの作品に参加させて頂けて大変光栄に思っております」と参加を喜び、大塚明夫さんは「よくわからない言葉も頑張ってやりおおせましたのでどうぞ吹き替え版もお楽しみください!」と呼びかける。勝部さんは「兎に角面白い作品になるという確信がありますので、ご期待ください」と言い、立木さんは「PART2 では、より見せ場もあり、だんだんと翻弄されていく様が独特な哀愁もあり、ラッバーンの心の弱さを感じる面もでてきます」と見どころを話す。そして、PART2となる新たな吹き替えキャストも発表。新たな刺客としてポールの命を狙う冷徹で残忍なフェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)役で木村昴、皇帝シャッダム4世(クリストファー・ウォーケン)役で池田秀一、皇帝の娘イルーラン(フローレンス・ピュー)役で早見沙織、謎に包まれた女性集団「ベネ・ゲセリット」のひとりレディ・フェンリング(レア・セドゥ)役で藤井ゆきよが参加する。木村さんは「お声かけいただいた時はとても嬉しかったです!」とふり返り、早見さんは「本当に物凄いスケールの作品です…!」とアピール。藤井さんは「吹き替え版字幕版共にお楽しみいただけますと幸いです!」と語り、池田さんは「実は僕も完全映像版をまだ観て居りません。壮大なスケールとドラマは収録時にもヒシヒシと感じ取る事は出来ましたが、皆様同様、早く劇場の大画面と大音響で観たいものだと思っている次第です」と公開に期待を寄せている。併せて公開された日本版ポスターでは、ポールを中心に、壮絶な戦いに終止符を打つべく最終決戦に挑むキャラクターたちが大集合。過酷な砂の惑星を象徴する巨大な砂虫サンドワームの迫力あふれる姿も印象的だ。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/ドルビーシネマ/ScreenX)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月06日舞台『魔法使いの約束』エチュードシリーズPart1および舞台『魔法使いの約束』オーケストラ音楽祭~main story~の詳細が発表された。現在700万ダウンロードを超えるスマートフォン向けアプリゲーム『魔法使いの約束』(以下『まほやく』)は、現代から魔法の世界に召喚された主人公が、<大いなる厄災>と戦う21人の魔法使いの賢者として世界を救うために活躍する物語だ。その『まほやく』の舞台化作品となるエチュードシリーズPart1は、2024年6月1日(土) より東京・天王洲 銀河劇場、6月15日(土)より大阪・SkyシアターMBSで上演。本作より新たに、スノウ役で陣慶昭、ムル役で橋本真一が出演し、まほステシリーズの新章、そして魔法使いたちの物語を紡ぐ。またオーケストラ音楽祭~main story~は、2024年6月28日(金) から30日(日) に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにて開催。過去作登場キャラクターが集結し、ゲームのメインストーリー第1部を描いた舞台『魔法使いの約束』第1章から第3章の楽曲がオーケストラの生演奏にのせて届けられる。<公演情報>舞台『魔法使いの約束』エチュードシリーズPart1原作:『魔法使いの約束』/coly脚本・作詞:浅井さやか(One on One)演出:ほさかよう【出演】【中央の国】オズ:丘山晴己 アーサー:北川尚弥 カイン:岩城直弥 リケ:新谷聖司【北の国】スノウ:陣慶昭 ホワイト:田口司 ミスラ:鮎川太陽 オーエン:神永圭佑 ブラッドリー:中村太郎【東の国】ファウスト:矢田悠祐 シノ:田村升吾 ヒースクリフ:加藤大悟 ネロ:坪倉康晴【西の国】シャイロック:山田ジェームス武 ムル:橋本真一 クロエ:皆木一舞 ラスティカ:森田桐矢【南の国】フィガロ:和合真一 ルチル:大海将一郎 レノックス:白柏寿大 ミチル:弦間哲心真木 晶(賢者):大森夏向【POW-ers(パワーズ)】池田航汰 岩崎大輔 黒条奏斗 杉山諒二 土倉有貴 来夢【公演日程】東京公演:2024年6月1日(土) ~6月9日(日) 天王洲 銀河劇場大阪公演:2024年6月15日(土)~6月23日(日) SkyシアターMBS舞台『魔法使いの約束』オーケストラ音楽祭~main story~原作:『魔法使いの約束』/coly脚本・作詞:浅井さやか(One on One)演出:ほさかよう舞台『魔法使いの約束』オーケストラ音楽祭~main story~ メインビジュアル【出演】【中央の国】オズ:丘山晴己 アーサー:北川尚弥 カイン:岩城直弥 リケ:新谷聖司【北の国】スノウ:陣慶昭 ホワイト:田口司 ミスラ:鮎川太陽 オーエン:神永圭佑 ブラッドリー:中村太郎【東の国】ファウスト:矢田悠祐 シノ:田村升吾 ヒースクリフ:加藤大悟 ネロ:坪倉康晴【西の国】シャイロック:山田ジェームス武 ムル:橋本真一 クロエ:皆木一舞 ラスティカ:森田桐矢【南の国】フィガロ:和合真一 ルチル:大海将一郎 レノックス:白柏寿大 ミチル:弦間哲心真木 晶(賢者):大森夏向ノーヴァ:井澤勇貴 クックロビン:星野勇太 ドラモンド:平川和宏 ジュード:坂口湧久ヴィンセント:今拓哉【POW-ers(パワーズ)】岩崎大輔 杉山諒二 堀直人 齋藤駿 齊藤大士 鼓太郎【演奏】まほステ フィルハーモニーオーケストラ【公演日程】2024年6月28日(金) ~6月30日(日) 東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN公式サイト:/舞台まほやく製作委員会
2024年02月01日3月15日(金) 公開の映画『デューン 砂の惑星PART2』の特別映像が公開された。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星』(フランク・ハンバード著/早川書房)。2021年に劇場公開されると、興行収入は全世界で4億ドル以上を記録した。その続編となる本作では、砂の惑星デューンを舞台に、ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポールの復讐が描かれる。このたび公開されたのは、主人公ポール役のティモシー・シャラメを中心とする、撮影メイキングやコメントが収録された特別映像。ティモシーにとっても本シリーズは非常に重要な作品のようで、映像内では「デューンに戻って来るのが夢だった。最高だよ、ずっとここにいた感じもする」と、最新作で再びポールを演じられることを喜ぶ姿が映し出されている。また前作に引き続きチャニを演じるゼンデイヤ、そして本作から新登場となる皇帝の娘イルーラン役のフローレンス・ピューも登場。ティモシーと『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で共演し、仲が良いことでも知られるフローレンスは「ティモシーがセットの中心にいるのを見るのはうれしい」と喜びを語っている。さらに、ゼンデイヤに“変顔”を向けて笑い合ったり、あどけなさの残る笑顔で敬礼のポーズを撮ってみたりと、過酷な戦いの渦中にいるポールとは打って変わって明るい雰囲気のティモシーの姿も確認することができる。映画『デューン 砂の惑星PART2』特別映像<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』3月15日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年01月30日待望の続編『デューン 砂の惑星PART2』よりゼンデイヤのコメントが到着。自身が演じる“戦うヒロイン”チャニ役に込めた思いを語っている。惑星デューンを舞台に、100年間続くアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦いを描く本作。前作『DUNE/デューン 砂の惑星』で、ハルコンネン家の策略により一族を殺され唯一生き残ったポール(ティモシー・シャラメ)。ハルコンネン家との長い戦いの歴史に終止符を打つべく立ち上がったポールは、砂漠の民と出会い、彼らから砂漠で生き抜く術を学びながら、戦士としての戦闘スキルにさらに磨きをかけていく。ゼンデイヤが演じるのは、ポールがデューンで出会った砂漠の民・チャニ。前作では謎に包まれていたが、PART2ではポールと心を通わせやがて愛し合う関係に。最終決戦に備える中で、何か大きな力に目覚めようとしているポール。砂漠の民たちとの訓練や、与えられる試練を乗り越えながら、夜は不可解な夢にうなされて苦しむ日々を送っていた。そんなポールを側で支えるのが、砂漠の民であり戦士であるチャニだ。本作でチャニは、キーパーソンとして、ドラマでもアクションでも活躍を見せることになる。ポールから「生きている限り君を愛してる」と愛の言葉を贈られるほど、その絆もより強固なものとなる。ゼンデイヤは、最新作で再びこの役を演じるにあたり、彼女に対して強い思いを持っていたようだ。自身が演じるチャニについて、ゼンデイヤはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の存在が欠かせなかったことを明かしている。「監督は、間違いなくこの映画で女性の役どころに特別な注意を払い、配慮してくれました。私が嬉しく思ったのは、チャニにリアルな見方やリアルな視点、内面的な物語、彼女自身の信念が与えられたこと。自分が何を望んでいると思うのか、何を知っていると思うのか、自分のハートが何を望むべきだと語りかけているのか、自分のハートが何を知るべきだと語りかけているのか。対処すべき多くの内的葛藤があったから、最終的に女優として役を掘り下げることをより楽しむことができました」。信頼するドゥニ監督のもとで、じっくりとチャニというキャラクターを掘り下げていったゼンデイヤは、PART2でよりこのキャラクター、そして物語との強い結びつきを感じたという。「私が本当に好きだったのは、砂漠の民たちが使う『チャコブサ語』を学んだこと。この言語は現実には存在しないけれど、多くの異なる言語にインスピレーションを受けて作られた集大成なんです。その中で、私はとても自由になれました。チャニともっとつながっていると感じられたし、彼女がどんな人なのかをより深く感じることができたので、それを学ぶのは本当に楽しかった。それに、『それが存在しないものなら、間違ったことはできない』って思ったんです(笑)。もう少しスタイルを加えられるって。そのおかげで、構築されつつある世界と、デューンと、強くつながっていると感じることができました。キャラクターと多くの時間一緒に過ごすことが出来たことが、私にとって最も特別なことでした」。チャニ役への並々ならぬ思いを語るゼンデイヤは、PART2での彼女の活躍を待ち望むファンに向け、「人々がもっと彼女を理解して、彼女の痛みや気持ちを感じてくれるといいなと思っています。彼女の人間的な部分全てをね」とメッセージを送っている。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年01月28日SFアクション超大作『デューン 砂の惑星PART2』の公開を記念して、始まりの物語を描いた前作『DUNE/デューン 砂の惑星』のIMAX限定リバイバル上映が決定した。その惑星を制する者が、全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に、壮大な宇宙戦争を描いた「デューン 砂の惑星」(フランク・ハーバート著)。2021年に劇場公開されると世界中から絶賛され、全世界で4億ドル超えの大ヒット、第94回アカデミー賞で最多6部門を受賞した。アトレイデス家の後継者ポール(ティモシー・シャラメ)は、宇宙帝国の皇帝の命令で過酷な≪砂の惑星デューン≫へと移住するが、それは皇帝と宿敵ハルコンネン家が仕掛けた罠。広大な砂の惑星を舞台にした圧巻の映像美を始め、豪華キャスト陣が演じる個性的なキャラクターたちの陰謀や策略、細部までこだわり抜かれた数々のガジェット…。想像を絶するスケールとドラマ性の高いストーリーに迫力満点の超絶アクションは、まさに映画館で観るにふさわしいタイトル。今回は本編上映前に、ポール役のティモシーとチャニ役のゼンデイヤからのメッセージ映像を上映。本編上映後には、最新作『デューン 砂の惑星PART2』の特別映像も上映される。『DUNE/デューン 砂の惑星』PART2特別映像付は2月9日(金)より全国のIMAX劇場50館にて上映。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reservedデューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年01月22日注目の続編『デューン 砂の惑星PART2』よりスペシャル予告とティモシー・シャラメからの特別メッセージ動画、さらに新場面写真が解禁された。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた「デューン 砂の惑星」(フランク・ハンバード著/早川書房)を映画化した2021年のヒット作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編となる本作。砂の惑星デューンを舞台に、100年間続くアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦い。ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポールの復讐がついに始まる。この度解禁となったスペシャル予告では、運命の女性・砂漠の民チャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせ、民を率いていくポール(ティモシー・シャラメ)が救世主としての意識が芽生え始め覚醒していく姿が収められている。そんな彼の前に立ちはだかるのは、デューンの新たな支配者として送り込まれた、宿敵ハルコンネン男爵の残忍な甥フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)。ポールとラウサの緊迫した決闘シーンや戦いを見つめる皇帝の娘イルーラン(フローレンス・ピュー)の姿が描かれていく中、目にするのは、広大な砂地に生息する巨大砂虫サンドワームによる大迫力の総攻撃だ。砂漠の民たちが複数のサンドワームに乗っている、観たことがない映像が披露される。さらには銃撃、爆撃が飛び交う大迫力の決戦シーンが満載。そして予告の終盤で流れる、謎の女性による「覚悟して、これから大変なことが起こる」というセリフの意味とは…。戦いの向かう先は“希望”かそれとも“破滅”か。夢のオールスターキャストが集結し、最大のスケールで描かれる、全宇宙の命運を賭けた最終決戦に期待が高まる映像となっている。また、昨年11月に現在大ヒット上映中の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』で来日を果たし、日本中を熱狂させたティモシー・シャラメより、日本のファンだけへの特別メッセージが到着。「やっと劇場で見てもらえることが嬉しいです」とにこやかに語っている。さらに併せて新場面写真7点も解禁。救世主として覚醒していく凛々しいポールや、彼の身を案じるあまりどこか不安そうなチャニ、戦場に襲い掛かる巨大なサンドワームの群れなど、本作の壮大な世界観と迫りくる最終決戦を感じさせる印象的な場面写真の数々となっている。顔に不思議な紋様が描かれ神聖なオーラ漂うポールの母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、多くの砂漠の民を率い、ポールを受け入れるリーダー・スティルガー(ハビエル・バルデム)など、前作から続いて登場するキャラクターを写し出したカットも。ポールの因縁の相手である皇帝、その娘である荘厳な雰囲気の皇女イルーランや、暗闇から不気味に姿を現す残虐なフェイド=ラウサなど、ポールに立ちはだかる新キャラクターたちの活躍にも注目だ。なお、本作のムビチケは本日1月12日(金)より発売開始される。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年01月12日3月15日(金) 公開の映画『デューン 砂の惑星PART2』のスペシャル予告映像と、主演のティモシー・シャラメによる日本のファンへ向けたメッセージ動画が公開された。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星』(フランク・ハンバード著/早川書房)。2021年に劇場公開されると、興行収入は全世界で4億ドル以上を記録した。その続編となる本作では、砂の惑星デューンを舞台に、ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポール(ティモシー)の復讐が描かれる。公開された予告編では、「僕はポール・アトレイデス。この惑星(デューン)を救う者だ!」と声をあげ、救世主としての意識が芽生え始め覚醒していくポールの姿が収められている。そんな彼の前に立ちはだかるのは、デューンの新たな支配者として送り込まれた、宿敵ハルコンネン男爵の残忍な甥フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)。ポールとラウサの緊迫した決闘シーンや戦いを見つめる皇帝の娘イルーラン(フローレンス・ピュー)の姿が描かれていく中、目にするのは、広大な砂地に生息する巨大砂虫サンドワームによる大迫力の総攻撃だ。砂漠の民たちが複数のサンドワームに乗っている場面や、銃撃、爆撃が飛び交う迫力ある決戦シーンを見ることができる。併せて、救世主として覚醒していく凛々しいポールや、彼の身を案じるあまりどこか不安そうなチャニ(ゼンデイヤ)、戦場に襲い掛かる巨大なサンドワームの群れなど、本作の壮大な世界観と迫りくる最終決戦を感じさせる印象的な場面写真の数々が公開となった。『デューン 砂の惑星PART2』スペシャル予告映像『デューン 砂の惑星PART2』ティモシー・シャラメ メッセージ映像<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』3月15日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年01月12日2024年3月15日(金) に公開される映画『デューン 砂の惑星PART2』より、最新予告と11人のキャラクターポスターが公開された。本作は、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星デューンを舞台に、壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星』(フランク・ハンバード著/早川書房)を原作とした映画化作品。2021年に『DUNE/デューン 砂の惑星』として公開されると、全世界で4億ドルを超す大ヒットとなり、第94回アカデミー賞で最多6部門を受賞した。主演は、公開中の映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』でも主演を務めるティモシー・シャラメ。共演は『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤ、『ミッドサマー』のフローレンス・ピュー、『エルヴィス』のオースティン・バトラーら。監督は『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが務め、音楽は映画音楽の巨匠ハンス・ジマーが担当する。最新予告映像では、迫力溢れる最終決戦とドラマチックなシーンの数々が映し出される。日々、来るべき戦いに備え、何か大きな力に目覚めようとしているポールだが、彼の前にデューンの新たな支配者としてハルコンネン男爵の残忍な甥、フェイド=ラウサが立ちはだかる。砂漠の民を率いて決戦に赴くポールの行く先には、飛び交う戦闘機、銃爆撃、戦場に襲いかかる巨大なサンドワームの群れ、その背に乗って敵地へ突撃する砂漠の民たちの姿が。また、「生きてる限り君を愛してる」とポールが砂漠の民チャニに語りかけるが、チャニは「これ以上彼らに支配されない」と声高に叫び、何かを決意したように力強い歩みを見せる。そして映像の最後には、「覚悟して、大変なことが起こる」と女性のささやく声が。その意味するところは何か。続きが気になる映像となっている。併せて公開されたポスターは、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリンらのほか、PART2から新たに登場するキャラクターも加わり総勢11名に。オースティン・バトラー演じるラッバーンの弟フェイド=ラウサ。ついにその姿を現すこととなる帝国の支配者・皇帝シャッダム4世を演じるのは、クリストファー・ウォーケン。そして、フローレンス・ピュー演じる皇帝の娘イルーラン姫やレア・セドゥ演じるレディ・フェンリングの姿も公開された。『デューン 砂の惑星PART2』予告<作品情報>映画『デューン 砂の惑星PART2』2024年3月15日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2023年12月13日惑星デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた『デューン 砂の惑星PART2』より最新予告とキャラクターポスターが解禁された。現在大ヒット上映中の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』主演のティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ(『スパイダーマン』シリーズ)、フローレンス・ピュー(『ミッドサマー』)、オースティン・バトラー(『エルヴィス』)ら共演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の大ヒット作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編となる本作。この度解禁されたのは、全宇宙の命運が託された最終決戦の始まりが捉えられた最新予告映像。砂の惑星デューンをめぐる、全宇宙を巻き込んだアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦い。ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポールは、砂漠の民チャニと心を通わせ、やがてその絆が彼を救世主としての運命に導いていく。解禁された最新予告映像では、迫力溢れる最終決戦とドラマチックなシーンの数々が明らかとなっている。来るべき戦いに備える日々の中で、何か大きな力に目覚めようとしているポール。そんな彼の前に、ついに姿を現した皇帝と、砂の惑星デューンの新たな支配者として送り込まれた、ハルコンネン男爵の残忍な甥フェイド=ラウサが立ちはだかる。ポールとの決闘に期待が高まる、フェイドの猟奇的かつ確かな強さが伝わる格闘シーンは必見だ。また、砂漠の民たちを率いて決戦に赴くポールの行く先では、飛び交う戦闘機や銃爆撃、戦場に襲い掛かる巨大なサンドワームの群れ、その背に乗って敵地へ突撃する砂漠の民たちの姿など、圧倒的なビジュアルで迫力のアクションシーンが絶え間なく映し出されている。そして、「生きてる限り君を愛してる」とチャニに語りかけるポール。しかしチャニは「これ以上彼らに支配されない」と声高に叫び、何かを決意したように力強く歩き出す。果たして愛し合う2人の運命は?そして映像の最後にささやくように語られる、「覚悟して、大変なことが起こる」という女性の声とその意味とは…。戦いの先に新たな希望は訪れるのか…。宇宙の命運が決まる最終決戦がいま始まる!併せて、ティモシー・シャラメ演じる主人公ポール・アトレイデスと、ゼンデイヤ演じるチャニはもちろん、本作から新たに登場するキャラクターを含む総勢11人の姿が映し出されたキャラクターポスターも一挙解禁。ハルコンネン家の陰謀により滅んだアトレイデス家で唯一生き残ったが全てを失い砂漠の世界で生きることとなったポール。彼の力強い眼差しの先で向き合うかのように写し出されているのは、砂漠の民、戦士チャニ。ポールに砂漠での生き方を教えるうちに、恋に落ちた2人には、この先どんな運命が待ち構えているのか?レベッカ・ファーガソン(「ミッション:インポッシブル」シリーズ)演じるポールの母、レディ・ジェシカの顔には何やら不思議な紋様が。ポールと共に壮絶な戦いを生き延びた彼女に、一体何が起きたのか?ジョシュ・ブローリン(「アベンジャーズ」シリーズ、『デッドプール2』)演じる、アトレイデス家の腹心にしてポールの武術指南役を務めたガーニイ・ハレックは物憂げな表情を浮かべる。ステラン・スカルスガルド(「ドラゴン・タトゥーの女」)演じる非道な宿敵ハルコンネン男爵にはまさかの哀愁が漂う。デイヴ・バウティスタ(「アベンジャーズ」シリーズ)演じる男爵の残忍な甥ラッバーンは何かを叫んでいるようだ。ハビエル・バルデム演じる砂漠の民のリーダー・スティルガーは、ポールを“救世主”だと信じ戦士として受け入れていく。そしてPART2から新たに登場するのは、オースティン・バトラー演じるラッバーンの弟フェイド=ラウサ。兄に劣らず冷徹で残忍な性格で、ポールの命を狙う。ついにその姿を現すこととなる帝国の支配者・皇帝シャッダム4世を演じるのは、クリストファー・ウォーケン。フローレンス・ピュー演じる、皇帝の娘イルーラン姫の姿も。アトレイデス家の全滅の裏には、ハルコンネン家と共謀を図った皇帝の存在があり、ポールは彼らとどう対峙するのか?レア・セドゥ演じるレディ・フェンリングは、ポールの母レディ・ジェシカと同じ、謎めいた女性集団「ベネ・ゲセリット」の1人として登場。まだまだ謎に包まれた人物だが…?砂漠を生き抜くポールと、ともに戦うチャニら砂漠の民、そしてポールの前に立ちはだかるハルコンネン家と皇帝たち。全宇宙を巻き込んだ最終決戦の行方は…?2024年注目のSF超大作に期待が高まる。『デューン 砂の惑星PART2』は2024年3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2023年12月13日ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤら出演の『デューン 砂の惑星PART2』の公開日が2024年3月15日(金)に変更されることが分かった。惑星デューンをめぐる宇宙戦争を描く本作は、2021年公開の『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編。前作に引き続き『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務め、音楽には映画音楽の巨匠ハンス・ジマーが顔を揃える。主演は、最新作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が、全米よりも早い12月8日(金)に日本公開し、現在上映中のティモシー・シャラメ。先日、総勢1200人もの熱狂的なファンに歓迎された大盛況の来日イベントも記憶に新しい。ティモシーの次なる主演作として本作にも大きな注目が集まっている。共演は、「ユーフォリア/EUPHORIA」でエミー賞史上最年少での主演女優賞の受賞や大ヒット作『スパイダーマン』シリーズにも出演するゼンデイヤを始め、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、フローレンス・ピューなど豪華キャストが集結している。『デューン 砂の惑星PART2』は2024年3月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2023年12月08日たばこと塩の博物館では、2023年12月2日(土)から2024年1月28日(日)まで、「見て楽し 遊んで楽し 江戸のおもちゃ絵 Part2」展を開催します。江戸から明治にかけて、おもちゃ絵と呼ばれる主に子ども向けの浮世絵が作られていました。おもちゃ絵には、“虫尽くし”や“道具尽くし”といった同じカテゴリーのものを一枚に集めて描いた「物尽くし」、昔話など話の起承転結を一枚の絵にまとめた「物語」、切り抜いたり組み立てたりする現在のペーパークラフトのような「細工物」、絵双六や十六むさしといった「ゲーム」と、大きく4つのジャンルがあります。当館では浮世絵の多彩さ、江戸時代の出版文化の豊かさを伝えるものとしておもちゃ絵に注目しており、2020年度には「見て楽し 遊んで楽し 江戸のおもちゃ絵 Part1」を開催しました。その第二弾となる本展では、会期を二部に分け、合わせて約300点のおもちゃ絵を展示し、その魅力的な世界をご覧いただきます。第一部では、天神様、祭礼、相撲、役者、忠臣蔵などをテーマにしたさまざまなジャンルのおもちゃ絵を展示します。第二部では、児童文学研究者で法政大学名誉教授であったアン・ヘリング氏のコレクションから、ヘリング氏が特に大切にしていた桃太郎関係のおもちゃ絵、猫の絵、組上げ灯籠などを展示します。展示を通して、おもちゃ絵そのものの魅力とともに、早くからおもちゃ絵に注目し、収集してきたヘリング氏についてもご紹介します。Photo.01 見立てうちんぐら 九段目 歌川国芳画 個人蔵手前に切り抜かれたおもちゃ絵が描かれており、当時の人々の日常に溶け込んでいたことが窺えます。■開催概要名称 : 「見て楽し 遊んで楽し 江戸のおもちゃ絵 Part2 」ヨミ : ミテタノシアソンデタノシエドノオモチャエパート2会期 : 2023年12月2日(土)~2024年1月28日(日)第一部:12月2日(土)~12月27日(水)第二部:1月4日(木)~1月28日(日)主催 : たばこと塩の博物館会場 : たばこと塩の博物館 2階特別展示室所在地 : 東京都墨田区横川1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分)電話 : 03-3622-8801FAX : 03-3622-8807URL : 入館料 : 大人・大学生:100円/65歳以上の方:50円/小・中・高校生:50円開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日 : 月曜日(ただし、1月8日は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)※やむをえず開館時間や休館日を変更する場合があります。最新の開館情報は、公式X(旧Twitter「@tabashio_museum」)かお電話でご確認ください。■展示作品紹介<第一部〔12月2日(土)~12月27日(水)〕の展示作品>第一部では、天神様、祭礼、相撲、役者、忠臣蔵などをテーマにしたものや、おもちゃ絵を多数出版した版元にスポットを当て、物尽くしや細工物、物語、ゲームなど、さまざまなジャンルのおもちゃ絵約170点を紹介します。【廻り灯籠(細工物)】Photo.02 座敷の廻り灯籠 歌川貞重(国輝)画 たばこと塩の博物館蔵廻り灯籠は、ペーパークラフトのように組み立てた後、内側にロウソクを灯すと、その熱の上昇気流を上部に付けた風車が受けて内側の影絵がゆっくりと動く仕掛けです。この廻り灯籠は、2階が影絵で、1階では踊り騒ぐ宴会が繰り広げられる楽しいもの。2階の芸者の手も動くようになっています。【役者のおもちゃ絵(細工物/衣装つけ)】Photo.03 一世一代中村歌右衛門 歌川豊国画 個人蔵人気役者・三代目中村歌右衛門の衣装つけ。さまざまな演目の衣装に着せ替えることができます。【おもちゃ絵を多数出版した版元の作品(細工物/写し絵)】Photo.04 風流うつしゑ 勝蝶画 個人蔵Photo.05 手遊うつしゑ 勝蝶画 個人蔵おもちゃ絵の出版が特に盛んになるのは、19世紀半ば以降と思われますが、それ以前におもちゃ絵の版元として目立つのは「江崎屋辰蔵(江辰)」です。文政から天保にかけて、写し絵のおもちゃ絵が流行しました。黒い背景に丸枠で小さな絵が描かれているのは、幻灯機のレンズの形に由来しているようです。おもちゃ絵の画面に、覗き台が一緒に描かれているものは、そこに描かれた丸をくり抜いて絵をのぞかせて遊んだのでしょう。対のようにも見えるこの2点は、江崎屋辰蔵が出版したものです。【天神様のおもちゃ絵(物尽くし)】Photo.06 天神尽くし 不明 個人蔵三十六面に区切られた天神尽くし。幼少の頃から晩年の荒ぶる様子まで、さまざまな菅原道真像が描かれています。この作品も江崎屋辰蔵版です。【お面のおもちゃ絵(物尽くし)】Photo.07 新板面つくし 歌川貞房画 アン・ヘリングコレクション能面、七福神、天狗、昔話の主人公、おかめひょっとこなどのお面が並びます。面尽くしもおなじみのおもちゃ絵で、画面を細かく仕切って多数のお面を並べた作品が多いなか、本作では一つ一つのお面が大きく描かれています。この作品も江崎屋辰蔵版です。【仕掛け絵】Photo.08 吹矢の当物 歌川芳藤画 たばこと塩の博物館蔵Photo.08 吹矢の当物 歌川芳藤画 たばこと塩の博物館蔵吹矢で的を射るとお化けが出るという仕掛けのおもちゃ絵です。折変わりや引き抜きで、場面を変えることができるよう工夫されています。この作品は自分で組み立てる細工物ではなく、この状態で売られていたと思われます。【凧屋の仕掛け絵】Photo.09 凧屋の仕掛け絵 歌川芳藤画 個人蔵Photo.09 凧屋の仕掛け絵 歌川芳藤画 個人蔵葦簀張(よしずばり)の凧屋と獅子舞が表裏で描かれているおもちゃ絵です。写真は組み上げた状態ですが、畳むこともできます。後世まで残ることが少ないおもちゃ絵の中で、一部欠けはあるものの、当時のままの形で残った珍しい例です。この作品は自分で組み立てる細工物ではなく、この状態で売られていたと思われます。<第二部〔1月4日(木)~1月28日(日)〕の展示作品>第二部でご紹介する作品は、全て、長年おもちゃ絵を収集されてきたアン・ヘリング氏(法政大学名誉教授/1938-2021)のコレクションから選びました。へリング氏が特に大切にしていた桃太郎に関係する作品をはじめ、猫の絵、組上げ灯籠、双六といったおもちゃ絵約110点を取り上げます。作品と合わせて、早くからおもちゃ絵に着目し、収集してきたヘリング氏についても紹介します。【桃太郎のおもちゃ絵(物語)】Photo.10 昔咄桃太郎 歌川芳幾画 アン・ヘリングコレクションおばあさんが川で洗濯していると桃が流れてくるところ、成長して鬼退治に行くところ、そして帰還まで、桃太郎の物語が一枚の絵に描かれています。【猫のおもちゃ絵】Photo. 11 行水猫のたわむれ 歌川芳藤画 アン・ヘリングコレクション擬人化した猫の絵ですが、着物を脱いだ猫がより猫らしく見える楽しい作品。猫がお湯に入っている絵はほかにも数多く出版されています。Photo. 12 新板ねこの世の中 不明 アン・ヘリングコレクション着物を着た擬人化された猫と、猫らしい猫が混在していて楽しい作品。【金太郎のおもちゃ絵(細工物/衣装つけ)】Photo.13 金太郎 歌川芳艶画 アン・ヘリングコレクション金太郎の衣装つけ。衣装つけは、“姉様尽くし”や役者のものが多く見られますが、幼い子ども向けに、昔話の主人公のものも作られていたことがわかります。【化け物のおもちゃ絵(物尽くし)】Photo.14 新板化物づくし 歌川芳幾画 アン・ヘリングコレクションお化けはおもちゃ絵の題材によく取り上げられます。上から二段目には「悪」の顔をした生き物が二体描かれています。これは、人の心のありようを表す魂で、悪魂(悪玉)に取り憑かれると人は悪行を重ねるという考えによるもの。悪魂もお化けとして取り上げられています。【双六】Photo.15 昔咄赤本寿語禄 歌川芳幾画 アン・ヘリングコレクション花咲爺、分福茶釜、桃太郎、猿蟹合戦、狐の嫁入りなど、昔話のさまざまな場面がマスになっている双六です。【組上げ灯籠】Photo.16 新板一ノ谷合戦坂落之とうろふ組上 歌川豊久画 アン・ヘリングコレクション二枚で鵯越の坂落しで有名な一ノ谷合戦の様子を作り上げるため、人物などは小さく、坂落しの場面も小さすぎてよくわからないのが残念ですが、完成すると楽しいものです。Photo.17 カラープリントによる組上げ見本 制作:トニー・コール 撮影:エス・アンド・ティ フォト■アン・ヘリング氏について■1938年オレゴン州ポートランド生まれ。文楽のアメリカ公演を見て衝撃を受け、ワシントン大学にて日本語を学びます。その後来日し、法政大学で教鞭をとりつつ、日本のおもちゃ絵や児童文学に関する一大コレクションを築きました。ヘリング氏と当館との関わりは、1985年に始まります。「企画展 江戸の遊び絵」(1986年1月4日~2月16日)で、ヘリング氏所蔵のおもちゃ絵を多数展示し、以後、おもちゃ絵に関わる展覧会を開催するたびにヘリング氏の協力を受けてきました。また、当館の1988年度版常設展示室ガイドブック英語版はヘリング氏による翻訳ですし、1999年には、ヘリング氏の紹介がきっかけとなってセップ・リンハルト氏(ウィーン大学教授)とともに特別展「拳の文化史」を開催するなど、長年にわたって当館の協力者でした。今回の「江戸のおもちゃ絵 Part2」展においても、展示に向けての事前調査をヘリング氏と重ねていましたが、2021年、氏は急逝されました。そのため、関係者と相談の上、ヘリング氏のコレクションを一時的にお預かりして、当館で整理することとなりました。本展は、当初、ヘリング氏のコレクションを一部借用展示するという構想でしたが、ヘリング氏のおもちゃ絵コレクションをほぼ全点お預かりしたことにより、第二部(1月4日~1月28日)は、氏のコレクションのみで構成することとしました。第一部・第二部と合わせ、計166点の氏のコレクションを紹介していますが、ヘリング氏が収集したおもちゃ絵は文字通り膨大で多岐にわたるため、本展で紹介できたのはコレクションのごく一部です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月22日取材・文:渡邊玲子撮影:大嶋千尋編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部数々の埼玉ディスを連発するもまさかの大ヒットを遂げた映画『翔んで埼玉』の続編『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が2023年11月23日(木・祝)に公開されます。全てにおいてスケールもパワーも格段にアップし磨きのかかった“ディス”と“郷土愛”が楽しめるという同作。前回に引き続き埼玉解放戦線のリーダー・麻実 麗を演じるGACKTさんは、20代の頃に思いもよらない埼玉県人との関わりがたくさんあったのだとか。また、今回から新キャストに加わり、滋賀のオスカル・桔梗 魁を演じる杏さんは、ここ数年で故郷を離れて思うことがあると語ります。今回のインタビューでは、そんな二人に“埼玉のイメージ”やそれぞれの“郷土愛”をうかがいました。■思いもよらないところで埼玉県人と触れ合っていた――まずは続編の制作が決まった時のお気持ちからお願いします。GACKTさん(以下、GACKT):やめようよ。もういいでしょう……です。――いやいや、皆さん期待されていたと思います(笑)。GACKT:「ふみちゃん(二階堂ふみ)はなんて言ってるの?」「やめようよ……」って「やっぱり!」と。――主演のお二人が……。杏さん(以下、杏):特に乗り気ではなかったんですね(笑)。GACKT:リスクでしかないです……。――今回のディスり先の舞台が関西になると聞いた時はどう感じられましたか?GACKT:予想の範囲内です……。関西を敵に回すと大変なのになぁって。それが最初の感想です。――杏さんはいかがですか?杏:私は武内英樹監督と月9(ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』)でご一緒させていただいていて。「いつかもう一度一緒にやりたいな」って思っていたところに、まさかこの作品だとは……とビックリしました。私のバックグラウンドは滋賀と関係ないので、「果たして“滋賀のオスカル”を私がやってしまって大丈夫だろうか……?」という懸念もありました。――とはいえ、杏さんが演じる滋賀のオスカルである桔梗は、滋賀を救うためパリに渡り、革命を学んで帰ってきた、という設定で、「なるほど」と腑に落ちるところもありましたが。杏:元々その設定があったわけではなくて(笑)。撮影が後ろ倒しになって、その途中で私がパリに行ったから、そうなったので。一年経って新しい台本を開いたら、「パリに渡り……」と書いてあったんです。――なるほど(笑)。お二人はもともと埼玉にはどのような印象をお持ちでしたか? GACKTさんは以前「埼玉のダサさの原因は“玉”だ」と語っていたようですが……。GACKT:なんで「たま」なんでしょうね?埼「ぎょく」とかでもいいのに。――読み方が違うだけでも印象がよくなったかもしれない、と。杏:でも県庁所在地は「さいたま市」って、ひらがなになっちゃったし……。GACKT:でもやっぱり「たま」がダメだったんだと。群馬も多分「うま」がダメだったんでしょう。――(笑)。前作では「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」といった埼玉への偏見(?)が描かれていますが、ご自身のなかには、埼玉に対する偏見は特になく?GACKT:何もないですよ。ボクは基本的に日本の中でダメだと思う場所は一つもないです。それぞれの県に好きなところがあります。例えば、今回の舞台の滋賀だって、ボクは釣りが好きなので、年に2回はブラックバスを釣りに琵琶湖に行きますし。埼玉も、もともとは池袋に住んでいたというのもあって……。――上京されてからしばらく。GACKT:そう。東京に出てきた当時。20歳から26歳までずっと池袋だったんですけど。遊ぶのはもっぱら西口公園で。――『池袋ウエストゲートパーク』!GACKT:まさにあの時代。「I.W.G.P.」ブームの真っ只中で。ボクは毎日ウエストゲートパークにいて。――じゃあ、GACKTさんも「I.W.G.P.」のキャラクターの1人だったかもしれない。GACKT:いやいや、ボクはもうナンパ専門だったんで。でもナンパしている相手は、実はほとんど埼玉県人だったっていう。当時は池袋に住んでいる人たちより埼玉の人たちの方が圧倒的に多かったので。埼玉県人と触れ合ってる時間は長かったはずなんですよ。「どこから来たの?」って聞くと、みんな埼玉とは言わずに、「大宮」とか「浦和」って言うんですよ。だからこっちも「大宮って、東京のどこ?」みたいな。知らないので。――『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では、GACKTさん演じる麻実麗が「埼玉に海を作る!」と意気込み関西に乗り込みますが、そこでさまざまな困難にぶち当たるお話です。 GACKTさんも上京された当時、何かしらギャップに戸惑うことはありましたか?GACKT:戸惑いは全くなくて、上京した当時は「もう東京すごいな」って思いました。ボクにとっては池袋が東京の基準だったんですが、当時の池袋は相当治安が悪かったみたいで、港区あたりに遊びに行って、そこで仲良くなった子たちに「池袋に住んでる」って話すと「え!? 大丈夫?」って驚かれたりして。「ここはそんなに治安が悪い場所だったのか……!?」って、後から知る……みたいな感じでしたから。――杏さんは東京出身ですよね。埼玉にはあまりゆかりがないかと思いますが、埼玉にはどんなイメージがありますか?杏:祖父母がそれぞれ東京出身と青森出身ではあるんですけど、住んでいたのが埼玉で。埼玉といえば、おじいちゃんおばあちゃんみたいなイメージでしたね。■笑って「くだらない」って言ってもらえるのが一番の誉め言葉――本作は“ディスる”という形で、日本各地の色んな文化を紹介している作品でもありますよね。 お二人はこの作品に関わられたことで、何か新たに発見したことはありますか?GACKT:そもそもこの映画に出てくる“ディスる”という言葉と、一般的に使われる“ディスる”という言葉は根本的に違うというか。ディスるって聞くと、どうしてもみんなSNS上の誹謗中傷的なものをイメージすると思うんですよ。でもこの映画のディスりは愛ゆえに出てくる言葉で、どちらかというと「イジる」に近いというか。――「イジる」ですか。GACKT:愛が深すぎるがゆえに攻撃的になったり、自虐的になったりすることってあるじゃないですか。同じ埼玉の中でも、大宮と浦和が揉めていたりするのも、地元愛の強さゆえに起きている部分もあると思うので。それにこの映画って、ディスることを目的にしているわけではなくて、ちょっと俯瞰で見てみると、「それってすごくくだらないことなんだよね」って笑い飛ばせるというか。ボクは映画を観た人たちに、笑って「くだらない」って言ってもらえるのが一番の誉め言葉だと思うし。 いま世の中で起きている大半のことを、笑って「くだらない」と言える人たちであれば、これほど衝突が起きたり、傷つけ合ったりしないと思うんですよ。『翔んで埼玉』シリーズは、こんな時代だからこそ、必要な映画なんじゃないかと思います。――杏さんはいかがですか?杏:私は関東の出身なので、今回滋賀のオスカルを演じるにあたってセリフに初めて聞く言葉が多かったんですよ。「ゲジゲジナンバー」とか「滋賀作」とか、「湖西線が風に弱い」とか……。どれも一個一個ネットで調べたり、この言葉が生まれた背景にどんなことがあったんだろうって勉強したりしながら、滋賀のいろんなことが知れたというか。「(関西の方は)こんな風に普段思ってたんだ」っていうのは、全然気がつかないことだったので、それはすごく興味深くやらせていただけたかなって思います。――やはり杏さんには、歴女ゆえの、調べる面白さがあったんですね。実際に地元出身のキャストの方も多く出演されていますが、共演者同士で「地元あるある」ネタで盛り上がる場面を目にすることもありましたか?GACKT:関西の方たちとはそういう話にならないんですけど、なぜか埼玉の人たちは、撮影以外でも「大宮は~」とか「浦和は~」みたいに語り合っていて。熱量がすごかったですね。■ここ最近「東京に帰る」という感覚を味わえるように――作品テーマである「郷土愛」については、お二人はどのような思いをお持ちですか?GACKT:郷土愛って、すべてを肯定することが郷土愛ではなくて、良いところも悪いところも含めて、自分で理解し、その上で愛せるのが郷土愛なんじゃないのかなと。ボクも故郷の沖縄に対してすごく好きな部分もすごく嫌いなところもたくさんあって。「なんでこうなんだろうな」と思う部分もありますし。でもそれも含めての「愛」であって、必ずしも「全部好き」なのが「郷土愛」というわけでもないと。良いところも悪いところもすべて理解した上で、それでも愛しているのが「郷土愛」なんじゃないかと思います。―― 東京出身の方は“故郷”のイメージがないと言う方も多い印象があるのですが、杏さんはいかがですか?杏:例えば、「夏休みにどこどこのお家へ帰る」みたいな経験があまりなかったので、故郷に対する憧れのようなものは確かにありました。最近パリにも住んでみてやっと「東京に帰る」という感覚を味わえるようになって。改めて「久しぶりだな」って噛みしめたり、「やっぱり東京のご飯はおいしいな」と実感したりしています。――「外に出て初めて昔住んでいた場所の魅力に気づく」という側面もあると思うのですが、 実際にお二人が日本を離れてから新たに感じたことはありますか?マレーシアやパリから、日本についてどう感じていらっしゃいますか?杏:日本は便利ですよね。食材も親しみがあるし。何か物を頼んでも、絶対に指定した日に届くどころか、2時間単位で時間指定もできるし。 電車のダイヤもそうですけど、いろんなものが日本は正確なので。予定を立てやすいという利点はありますね。――GACKTさんは?GACKT:住みやすいか住みにくいかで言うと、もし本当に日本が一番住みやすかったら、ボクは海外には住んでいないと。ただ、日本に帰りたい季節もあるんですよ。ボクは一年で秋が一番好きで。仕事がなくても日本に帰ってきて、いろんなところに紅葉を見に行って「これは日本にしかない美しさだな」と実感します。もちろん海外にも紅葉はあるんですが、日本の紅葉の美しさは独特なんですよ。なぜか分からないけど寂しい気持ちになったり、切ない気持ちになったり。理由もなく胸がキュッと苦しくなったりするっていうのが、日本独特の秋の楽しみ方だなって。杏:私の場合は、『知らない世界に住んでみたいな』って、刺激を求めてパリに行った感じなんです。もっといろんなものの見方や考え方に子どもたちと一緒に触れてみたいな、という気持ちもあって。日本を便利だなと感じるのも、自分が生まれて育った国だからかもしれないし。日本にももっと柔軟な考え方があったらいいのにと思う部分もあります。子どもたちには、いずれまた日本に帰ることになってもいいから、ひとまず国籍も文化もみんなバラバラな子たちが大勢いる学校に通うことで、できるだけいろんな世界を見てほしい。まさに今、親子一緒に奮闘している最中なんです。映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。しかし、それは単なる序章に過ぎなかった…。さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む東西対決へと発展していく。史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた――。公開日:2023年11月23日キャスト:GACKT二階堂ふみ杏片岡愛之助ほか原作:『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』魔夜峰央(宝島社)監督:武内英樹(「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズ、「ルパンの娘」シリーズほか)脚本:徳永友一(「探偵の探偵」「僕たちがやりました」『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』ほか)©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会<GACKT>ヘアメイク:タナベコウタスタイリスト:Rockey<杏>ヘアメイク:笹本恭平(ilumini)スタイリスト:中井綾子(crêpe)
2023年11月17日2023年10月23日から11月1日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催された、第36回東京国際映画祭。なかでも注目を集めたのが、世界的俳優トニー・レオン登壇によるイベント「トニー・レオン マスタークラス/2046」。これまでのキャリアについて語った貴重な模様をレポートします。素人の方々の演技に衝撃を受け、「自然に演じたい」と願い続けた。©2023 TIFFトニー・レオンが登壇したのは、10月26日に行われた映画『2046』上映後のトーク・イベント。映画界の至宝であり、日本にも熱心なファンの多いトニーが公の場に姿を現すまたとない機会とあって、チケッティングは熾烈を極め、発売からおよそ30分で完売。会場となったヒューリックホール東京は、幸運にもチケットを入手できた観客たちの熱気に包まれた。©2023 TIFFトニーはそんな客席からの盛大な拍手と歓声に迎えられてステージに登場し、はにかみながら「こんにちは。トニーです」と日本語で挨拶。公式の来日は『グランド・マスター』のジャパンプレミア以来、10年ぶりとのこと。聞き手は東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの市山尚三氏、通訳は広東語の神業的通訳でおなじみのサミュエル周氏が務めるなか、自身の俳優人生を振り返った。まず話題が及んだのは、1989年に製作されたトニー・レオン主演の『非情城市』について。ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞したこの作品は、台湾のホウ・シャオシェン監督による、台湾が舞台の芸術映画。一方、トニーは香港出身で、当時はおもに香港の娯楽映画に出ていた駆け出しの俳優。自身にとってチャレンジングな現場を経験したことで、様々な“恩恵”を得たという。「この映画の話を引き受けた時、私は台湾の歴史をあまりよく知りませんでした。しかし、作品の性質上、勉強する必要があり、監督は私にたくさんの本を与えてくださいました。私の役は、ろうあの青年。台湾の言葉をあまり話せない私のために、監督がそういう設定にしてくださったんです。準備段階で、私は言葉が話せない人の世界を理解するために、監督の友人で、事故で話せなくなったアーティストの方に会いに行ったり、ほとんどの時間をホテルにこもって孤独に過ごしたりしました。ホテルでは自分を追い込むためにたくさんの本を読みましたが、本からは繊細な情感の描写など、さまざまなことを発見しました。結果、監督のおかげで文学をとても好きになったんです」©2023 TIFFこの作品は、自身が目指す俳優像にも大きな影響を与えることに。「私は演技を学んでいた頃に、外国のアートムービーを見ていましたが、現場ではどう作られているのか、知りませんでした。それがこの映画の現場で、とてもよくわかったんです。また、この映画にはプロの役者だけでなく、素人のみなさんもたくさん出演していて、彼らのあまりにリアルな演技に驚きました。自分は彼らのように自然な演技をできるのかと考えさせられ、その後の演技にも影響を与えるほどに。それは、この映画に出演して得た最大の恩恵といえます」さらに話題は、1990年製作の『欲望の翼』に始まり、『恋する惑星』『ブエノスアエイレス』『花様年華』など数々の映画でタッグを組んだ、ウォン・カーウァイ監督との仕事へと移る。「ウォン・カーウァイ監督と出会ったのは、ちょうど私が演技の壁にぶつかっていた頃でした。『欲望の翼』では、共演のマギー・チャンは2、3テイクでOKが出るのに、私の番になるとなかなか出ない。多い時は20回ほど、リテイクされる。本当に困ったな、自分は演技ができないのでは…。そう思った時に、監督から『あなたの演技には技巧的なものが多すぎる』と言われたんです。それはいらないと。そして私の作った演技を、バラバラに壊してしまいました」ところが、完成された映画を観て、「監督はすごい。俳優のいいところを発掘し、引き出してくれる」と実感したという。以来、ウォン・カーウァイ監督と一緒に映画を撮りたいと決意し、数十年もの間、ともに仕事をしている。「監督と過ごした年月は、演技について2度目の訓練を受けていたような気がします。私は『非情城市』に出演した時に、素人のみなさんのように自然に演じたいと願いをかけましたが、その夢がウォン・カーウァイ監督との仕事で叶いました」ほかにもウォン・カーウァイ監督との数ある思い出から、こんな話を披露してくれた。「一緒に仕事をし始めた頃は、夜ごはんを食べたあとに、よく監督の事務所に寄って雑談をしていたんです。そして監督は私に、いろんな音楽や文学を紹介してくださいました。ある時、『ノルウェイの森』を紹介されたのですが、後日、監督が言ったんです。『直子がワタナベを見送る時に、直子はどんな表情をしていると思う?』と。小説の中で、直子の表情は描かれていません。そんな話をずっとしているうちに、私は音楽や文学の世界に入り込んでいくようになりました」また、「ウォン・カーウァイ監督の作品には、脚本がありますよ。ただ、我々には絶対に見せてくれないんです」と面白そうに話す場面も。カーウァイ監督の作品には脚本がなく、俳優はセリフが書かれた紙を撮影の朝に渡される、という有名な逸話を見込んでのこの発言に、会場からも笑いが起こる。「彼の作品に出る役者は、全体の物語や自分の役柄について知らされ、監督から役作りに関する指導も受けます。しかし、どんな映画になるのかは一切わかりません。これは独自のユニークな創作スタイルで、おそらく監督は、撮影現場により多くの余裕を残しておきたいのだと思います。もちろん脚本は持っていると思いますが、当日の役者のコンディションや機材の動きなどにより、変更する可能性もある。だから、役者が構えて準備をしてこないように、なるべく情報を与えずにいる。したがって、撮影の時は毎回アドベンチャーをしているような気分です」©2023 TIFF本映画祭ではウォン・カーウァイ監督の『2046』が上映されたが、これはトニーのリクエストによるもの。「私が演じたのは、『花様年華』で演じたチャウと同一人物。しかし監督は、全く違う演技を見せてほしいと言ったんです。過去を忘れて、新しい暮らしに向かう姿が見たいと。その意味で『2046』は、ウォン・カーウァイ監督と撮った映画の中でも、特別な作品です」再びチャウを演じるにあたって、トニーは監督に『花様年華』にはなかった“髭”をリクエストしたという。「監督の返事は『ダメ』でした。しかし、役者にとって小さなものでもいいので、役に入るためのきっかけは大切です。だから、『絶対に必要です』と押し切りました。完成後、この映画はカンヌ国際映画祭でプレミア上映されましたが、そのパーティで監督から『髭があって正解でしたね』と言われました」と笑顔で語った。©2023 TIFF最後に、次回作についても明かしてくれた。「今後はヨーロッパの映画にも出てみたいと思っていたところ、来年ドイツで撮影する映画に出演することが決まりました。今は8か月の準備期間を得て、役作りのためにたくさんの本や資料を読んでいます」日本の映画にも出てもらいたいという問いかけに、「間違いなくそういうチャンスはあると思います。異なる国、地域の映画製作チームと一緒に仕事をすることが、長年の私の夢ですから」トーク・イベント中のトニーは、自分の言葉が訳されている時には会場を見渡し、時折笑顔を見せるなど、久しぶりの日本のファンとの顔合わせを楽しんでいた様子。今年はアジア・フィルム・アワードで最優秀主演男優賞とアジア映画貢献賞を受賞。ヴェネツィア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞。中国映画金鶏賞で最優秀主演男優賞を受賞するなど、その功績を称えられることが多かった1年。2024年は、ワン・イーボーとのダブル主演映画『無名』の日本公開が決定。舞台挨拶などでまた来日してくれることを心から願いたい。©2023 TIFF文・保手濱 奈美
2023年11月15日映画『ロスト・フライト』の魅力を映画ライターの村山章が2分で解説する動画が公開された。本作は、極限状況からの脱出劇というシンプルなプロットに、航空パニックのスリルと脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んだ、ハイブリッド・サバイバルアクション。主演のジェラルド・バトラーがパイロットのトランス機長として、旅客機の墜落と反政府組織のダブルパンチに立ち向かう。村山は本作について「一見すると荒唐無稽なプロットなんですが、本当にあったらこんな感じかな?って思うような、実録物みたいなリアリティーがある映画です」と、そのエンターテインメント性とともに、突き詰められたリアルさを称賛。不時着した場所が反政府武装組織が支配しているフィリピン沖の孤島だったシーンや、トランス機長が殺人犯のガスパールと手を組んで極限状態からの脱出を試みる場面などが見どころだと語る。また、「脱出劇と同時進行で航空会社が対策班として傭兵チームを派遣する。その傭兵たちを元ネイビーシールズの俳優たちが演じている。対する反政府組織は特殊部隊の工作員にリサーチをして、非常にリアリティーを持って描いている」と本作のリアリティーを裏付けるエピソードを解説。さらに「脚本家が元MI6のスパイだという小説家チャールズ・カミングなんです!世界の裏側っていうものに対して説得力のある描写ができている!」と太鼓判を押した。映画ライター村山章による『ロスト・フライト』解説動画<作品情報>『ロスト・フライト』11月23日(木・祝) 公開『ロスト・フライト』ポスタービジュアル公式サイト: Plane Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.
2023年11月03日「人生、詰んだ」。上手くいかないことが重なると、ふとそんなふうに思ってしまうことがあります。仕事、恋愛、人間関係、趣味。何かひとつだけが充実していれば良いというわけでもないから、人生は難しくて。ちゃんとしなくちゃ、と自己啓発本を読んでも、人生を変えるような行動ができるわけではない……まだ自分探し中で、たまにもやもやしちゃうあなたに、おすすめの映画があります。仕事無し、貯金無し、男無し。人生に詰みかけた元アイドルが、自分らしさを求め再生していくストーリー。人生の目標がまだ分からないのに、周囲の意見が気になってしまう真面目なアラサーにピッタリの映画の名前は……『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』。過去の栄光にすがっても、人生うまくいかない「元アイドル」が映画の中で教えてくれたのは、うまくいかないことがあっても、また前を向いて人生を歩き続けるためのコツでした。■「がんばってるのに空回り」人生がうまくいかない主人公の葛藤に、共感の嵐タイトルだけでもキャッチーなこの作品は、元SDN48メンバーの大木亜希子さんの実録私小説が原作となっています。「って言っても、元アイドルと私じゃあ、詰んでるレベルが全然違うでしょ……」と考える人もいるかもしれませんが、映画は文字通り、かなり“詰んだ”状態からスタートします。大手アイドルグループを卒業するも、芸能界には残らず、セカンドキャリアとして始めた仕事はうまくいかず、恋愛も本命昇格できずに撃沈。仕事がうまくいかなかったせいで貯金も無く、現役時代とは体型も変わり、当時着ていた衣装のチャックはもう閉まらない……。一般人の私たちと多少状況は違えど、悲壮感は十分すぎるほど伝わってきます。主人公の安希子は、29歳の誕生日を迎える直前のアラサー女子。もう少しで30歳なのに、仕事も恋も思うようにいかない。自分が何者なのかも、何を糧に生きていけばいいのかも分からない。安希子はアイドルを辞めた後は会社員として転職し、慣れない仕事もがんばった末、身体を壊してフリーターになってしまいます。がんばってもうまくいかない、だけどがんばり続けないと詰んでしまうから、もっとがんばる。彼女のもがきは、いわゆる“アラサー病”のひとつでもあるように思えます。流れ星のように過ぎ去ってしまった20代。楽しいこともいろいろと経験してきたものの、自分はまだまだ子どもっぽいようにも感じる。だけど、もう30歳。大人にならなければいけない、誰かに必要とされなければいけない。その責任感の裏には、心の奥底にある「本当は誰かに頼りたい」「一人で生きていきたくない」という安希子の寂しさも感じさせます。今の30歳って、まだまだ若くて、エネルギーにあふれています。だけどその反面で、結婚や出産、キャリアには“消費期限”があるようにも感じてしまうのも事実。今の自分がやりたいことと、なりたい自分が一致しないから、逆流の中も必死に泳ぎ続けなければいけない。作中の安希子の葛藤には、誰しもどこか共感してしまうはずです。■飾らず、等身大に生きるおっさんから学ぶ、人生のコツ誰だって、無理してまではがんばりたくはないですよね。けれど、世間体や親の期待、周囲の友人との比較……自分の価値観とは違う何かに背中を追いかけられて「もしかしてこのままじゃヤバいのかな」という不安から、がむしゃらに行動しはじめるもの。たいてい、自分ではがんばっていることにすら気づけないものですが、安希子の行動・言動を見ていると、自分は大丈夫だろうか、と一抹の不安を覚えるはず。だって映画の中の安希子は、誰がどう見てもがんばっています。仕事中に過呼吸になっても「大丈夫ですから」と笑い、病院の診察でも「私めっちゃ元気なんですよ」と、早口で医者に伝えます。“大丈夫”と口に出していても、見ている側はこんなにもハラハラするものなのだな、と思い知ります。仕事を辞め、貯金も無くなった安希子は、友人の紹介で“赤の他人のおっさん”と同居することになります。しかし、このおっさんとの出会いが、彼女の人生をほんの少し変えていきます。「てきとうでいいよ」が口癖の56歳のおっさんの名前は、ササポン。酸いも甘いも知った大人であるササポンは、いつも等身大。朝起きて仕事に行き、帰ってきたらテレビの前で缶ビールを開ける。休日は庭をいじって過ごし、同居人の安希子のことも、細かく詮索しません。生き急ぎすぎて溺れかけている安希子とは、対照的です。いつも周囲と自分を比べてしまい、限界を超えてがんばってしまいがちな安希子も、ササポンとの生活の中で心が温まっていきます。ササポンはおっさんですが、彼から学べたこともたくさんあります。肩の力が抜けているササポンは、安希子に何度か「まだ若いんだから」「そんなに無理しなくていいんじゃない」と諭します。ふと、自分も周囲の大人にそういった言葉をかけてもらったことがあるな、と思い出します。ササポンの過去や、ササポンと関わる安希子の変化を見れば、その言葉の真意が理解できるはず。30歳は、もう若くない。そう思っている人ほど、なるほどと思えることが多いはず。■見終わった時、きっと今ある幸せに目を向けたくなる作中、とても印象的だったシーンがあります。がんばりすぎて満身創痍の安希子は、ササポンにこう尋ねます。「友だちでも恋人でも家族でもないのに、なんで優しくしてくれるの?」このシーンを見た時、思わず涙がこぼれました。たしかに、と思ってしまったからです。アラサーは大人だから、周囲の人に迷惑をかけてはいけないと思っている、安希子の気持ちに気づいてしまったからです。ここまで読んで「なんて暗い映画なんだ」と思った人もいるでしょうか。しかしこの作品は、人生に詰んだ元アイドルが、転落していくだけの映画ではありません。体調が悪くても、仕事がうまくいかなくても、人生は続きます。安希子の人生は、本人の主観ではうまくいっていないのですが、周囲には彼女を心配してくれる友人がいて、大変な時に支えてくれるササポンのような他人もいます。人生に焦りを感じていた安希子は、自分が持っている幸せを大切にできず、卑屈になっていました。女友だちは、結婚すれば自分から離れていくかもしれない。他人に頼るのは、よくない。何かひとつうまくいかないと、他のものや、もともと持っている幸せに目が向かなくなってしまうものです。ササポンとの暮らしや、周囲の友人からの助言で、安希子は少しずつ前を向き始めます。日常の中にハッピーエンドを見つけるような形で、映画は幕を閉じます。映画の前半は、共感しすぎて「キツいな〜」と感じる人もいるかもしれません。この作品はそのくらい、今を生きる女性たちが抱える悩みの根本を捉えています。生きるのって、なんか大変。そう考えているのは自分だけではないんだ、と安心すると同時に、それでも前を向いて生きていく方法は、ササポンと、変化していく安希子が教えてくれます。詰んでる元アイドルは、どうやって人生をリスタートしたのでしょうか。その答えはぜひ、劇場で確かめてみてください。(ミクニシオリ)◇Information『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』【深川麻衣×井浦新】元アイドルアラサー×56 歳おっさんが共同生活!?元SDN48・大木亜希子のまさかの実話<ストーリー>元アイドルの安希子(深川麻衣)は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら、仕事もタフにこなしているつもりだったが、ある日の通勤途中、駅で足が突然動かなくなってしまう。メンタルが病んで会社を辞めた安希子は、家賃5万円の風呂なしアパートで、仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の現実を前に、「人生詰んだ……」という思いに包まれていた。そんなとき、友人のヒカリ(松浦リョウ)から勧められたのが、都内の一軒家で一人暮らしをする56歳のサラリーマン、ササポン(井浦新)との同居生活。意外な提案に安希子は戸惑いながらも、ヒカリの「家賃は、風呂付きで3万円」との言葉に背中を押されて、まさかのおっさんとの奇妙な同居生活をスタートさせ……。原作:大木亜希子「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(祥伝社刊)主題歌:ねぐせ。「サンデイモーニング」音楽:Babi脚本:坪田文監督:穐山茉由製作幹事:KDDI制作プロダクション:ダブ配給:日活/KDDI
2023年11月03日