明治天皇とその后・昭憲皇太后を祀り、11月1日に創建100年を迎えた明治神宮。10月28日には天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻がコロナ禍になってから初めて皇居以外へ外出しての参拝をなさった。この日の雅子さまは、シルクの生成りのロングドレスにジャケットの装い。ジャケットの襟と、裾のラインが丸くデザインされて優しい皇后さまという印象。お帽子の飾りとジャケットの裾のデザインがリンクした新しい参拝服はとても素敵だった。一方、美智子さまは、白いロングドレスにケープを羽織られた親しみあるスタイル。お帽子に布マスク、そしてサングラスをお召しになっていた。コロナ禍以来、皇居・宮内庁病院での検診以外の外出を控えられている美智子さま。約7カ月ぶりとなる公の場でのお姿に、多くの国民が安堵した。紀子さまは地紋の美しいミントグリーンのロングドレスを。眞子さまのお好きな色をお選びになり、穏やかな笑顔を見せられていた。ご参拝の後、上皇ご夫妻はおそろいで境内にある明治神宮ミュージアムにもお立ち寄り。12月6日まで開催中の明治神宮鎮座百年祭記念展「明治神宮の鎮座」をご覧になった。昨年10月にオープンしたミュージアムには、明治神宮の御祭神である明治天皇と、昭憲皇太后ゆかりの品々や美術工芸品などが展示されている。上皇陛下と美智子さまが公の場でそろって立ち姿をお見せになるのは、1月2日の新年一般参賀以来のこと。ご夫妻はご在位中の平成時代と同じように、案内係の説明を丁寧にお聞きになり、仲むつまじく肩を寄せ合って展示を楽しまれていた。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月06日ゆっくりとした足取りで、拝殿へと歩かれる美智子さま。階段では女性護衛官の腕に手を添え、慎重に歩を進められていく――。10月28日、明治神宮を参拝された上皇陛下と美智子さま。皇居以外に外出されたのは、3月末の仙洞仮御所への転居以降で初めてだ。「美智子さまは春から、仮御所の外に出られることはほとんどありませんでした。今回は明治神宮創建100年を記念したご参拝で、上皇ご夫妻は参拝後に明治神宮ミュージアムも見学されました」(皇室担当記者)この日は上皇ご夫妻だけでなく、天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻も明治神宮を参拝された。三家が公の場で“そろい踏み”となるのは、今年1月2日の新年一般参賀以来、10カ月ぶりのことだ。皇室ジャーナリストの渡辺みどりさんはこう語る。「コロナ禍で多くの国民が不安で苦しんでいる最中ですから、三家のみなさまがそろって参拝され、国民のためにお祈りになった意味は大きいのではないでしょうか」美智子さまは昨年から、度重なる体調不良に見舞われている。「今回のご参拝でもサングラスをおかけになっていましたが、白内障の術後、視界が眩しく感じる症状が続いているのだと思われます。左手には昨年9月の乳がんの手術による後遺症と考えられる痺れがあり、ご趣味のピアノも思うように弾けていないそうです。さらに、このところ毎日のように原因不明の発熱がおありとのことです。側近の説明によれば、午後にお熱が37度を超え、翌朝には平熱に戻るそうです。お引っ越しのために早朝から夜遅くまで荷物の整理をなさっていた疲れが、いまも残っているのでしょう。今回のご参拝は、発熱などの体調不良をこらえてのお出ましだったのです」(前出・皇室担当記者)なぜ美智子さまは、そこまでしてお出ましになったのか――。「美智子さまは、現在の皇室をとりまく状況を、深く憂慮されているのです」そう語るのは宮内庁関係者。11月8日には、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位であることを内外に示す儀式「立皇嗣の礼」が挙行される。しかし、多くの国民の関心はこの儀式よりも、眞子さまと小室圭さんの結婚の行方に向いてしまっている。コロナ禍により、眞子さまご本人によるお気持ちの発表も先延ばしにされたままだ。眞子さまの結婚問題が長引くことは秋篠宮家にとどまらず、皇室全体にとっても決して好ましい状況ではない。皇室に詳しい歴史学者の小田部雄次さん(静岡福祉大学名誉教授)はこう語る。「皇族の恋愛の自由は尊重されるべきですが、皇族はもっとも公の立場にある存在でもあります。自由な恋愛感情を尊重しつつも、現在おかれている皇室の立場からして、どういう選択肢がふさわしいのか、まずはお二人がしっかり考えて、国民に説明する必要はあろうかと思います。個人の自由を尊重するのみが皇室の在り方となってしまえば、皇室への国民の信頼と敬愛の念も失われていくと懸念されます」さらにコロナ禍により、天皇陛下や皇族方が国民の前にお出ましになる機会は激減してしまった。「オンラインの活用も始まりましたが、皇族方が地方に足を運び直接国民と触れ合うことができなくなったのは、大きな痛手です。未曽有の災厄のなかで存在感を発揮できないのであれば、国民から『皇室などなくてもいい』という声が大きくなり、皇室の存続にもかかわる――。美智子さまは、危機感を感じていらっしゃることでしょう」(前出・宮内庁関係者)上皇ご夫妻が見学された明治神宮ミュージアムの展覧会では、修復が進められている昭憲皇太后の「大礼服」が展示されていた。「昭憲皇太后は明治天皇を支えるとともに、養蚕の奨励、女子教育の育成、福祉や医療の推進などに尽力しました。昭憲皇太后に思いを馳せ、美智子さまは皇室の使命を再確認されたのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)表舞台から一線を退かれた身でありながら、美智子さまがお出ましになられたことについて、前出の渡辺みどりさんはこう語る。「コロナ禍で皇室と国民との接点が少なくなっている今、国民に伝わる形で今回のご参拝が行われたことに大きな意味があります。美智子さまの格別のお考えがあってのことと思えてなりません。また平成の時代、美智子さまは皇室内の融和にも努めていらっしゃいました。当時の天皇陛下と皇太子さま、秋篠宮さまのお三方が毎月1回、定期的に会って話す『三者会談』が行われていましたが、これは美智子さまのご発案であったとされています」令和に入り、皇室内の連携が取れているとは言い難い。「三者会談はもちろん、最近では天皇家と秋篠宮家の交流もほとんどないそうです。眞子さまの結婚延期についても、秋篠宮家から両陛下に経過報告はされていないようですし、天皇皇后両陛下も宮家の結婚問題に口を挟まれることは遠慮されてきたようです。そういった現状を改め、皇室の危機に、両家が協力して立ち向かうべきではないか――。体調不安をおしてお出ましになることで、美智子さまはそうお伝えになりたかったのでしょう。実は、当初の発表では雅子さまは参拝される予定ではありませんでした。それでもお出ましになったのは、雅子さまが美智子さまのお気持ちに応えようとされたからでしょう」(前出・皇室担当記者)「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月04日5月29日、雅子さまは皇居の紅葉山に出かけられ3度目のご養蚕に臨まれた。「食べるのにどれくらいかかりますか?」エサになる桑の葉を蚕に与えられる雅子さま。ご養蚕は明治天皇の后、昭憲皇太后が明治維新後に絹の生産を奨励するために始められ、歴代皇后に引き継がれてきた。例年は4種類の蚕をお育てになるが、今年は新型コロナの影響で日本古来種の「小石丸」だけを飼育されている。2年前、美智子さまのなさりようを見学されている雅子さまは、落ち着いた様子で丁寧に給桑されていた。「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月08日報道各社が昨年行った世論調査では、約8割が女性天皇の容認に賛成。しかし、政府は皇位継承策の議論を何度も先送りし、皇室典範の改正に着手しようとしていない。現在の皇室典範で女性天皇は認められていないのか?本当の「伝統」とは何なのか?皇室に関する近現代史を専門とする歴史学者・小田部雄次さん(静岡福祉大学名誉教授)に解説してもらった。【Q】なぜ現在、女性は天皇になれないのですか?江戸時代まで、女性の即位も禁じられていませんでした。しかし、明治時代に制定された皇室典範で、天皇に即位できるのは「男系男子」に限られてしまいました。男尊女卑の意識が強かった明治初期の政治家たちの後押しによって、こうした原則が成文化されたのです。【Q】なぜ、皇族減少の危機に陥ってしまったのでしょうか?現在、皇位継承権がある男性皇族は、秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王、常陸宮殿下の3人だけです。戦後に憲法や皇室典範が改正されたときにも、「男系男子」については改正されず、「男系女子」さえも天皇になれないままになってしまいました。以前は皇室に「男系男子」の皇族が数多くいました。それは、側室が認められていたことも大きな要因です。大正天皇を産んだのも、明治天皇の正妻である昭憲皇太后ではなく、側室の女性でした。男系による皇位継承は歴史的に続いてきましたが、それは側室の存在が許されるような社会であったからこそ可能だったのです。【Q】「男系男子」より重要な天皇の条件はあると思われますか?生まれながらの皇族であることが、尊重されるべき伝統でしょう。天皇の子として生まれ、生まれたときから皇室で育ってきたということがもっとも大切なことです。戦後まもなく皇室を離れた「旧皇族」の子孫には、男系の男子もいます。しかし、何百年も前まで男系の血筋を遡らなければ天皇にたどり着かないのです。生まれたときに皇族ではなく、親も皇族ではなく、何百年も遠い祖先が天皇という「男系男子」に皇位継承権を与えたことは、歴史上ありません。そうした男子より、天皇の長女として天皇のそばで育った皇族女子のほうが、将来の天皇としての資格があると私は考えています。男系女子の「女性天皇」だけではなく、その子の「女系男子」や「女系女子」も、生まれながらの皇族となるので、女系天皇として皇位継承権を認めていいと思います。「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年02月07日「天皇陛下―!」「雅子さまー!」爽やかな秋陽の下、お祝いの歓声を受けながら進む黒塗りのオープンカー。3週間の延期を経て、11月10日、祝賀御列の儀(パレード)が執り行われた。雑誌社最多、23人のカメラマンを派遣し、本誌が捉えたのが、雅子さまのティアラが光り輝くこの写真。明治時代の昭憲皇太后から受け継がれてきた「第一ティアラ」は、皇后の証だ。中央のダイヤモンドは、世界で13番目に大きいと言われている。この写真が撮影されたのは、青山一丁目交差点を右折し、赤坂御所の西門前付近の沿道。パレードの終盤にあたるエリアだ。「赤坂御所脇の道路は、ほとんど影になってしまっていたんです。しかし、ここだけ谷間のように日が差していて奇跡的な輝きでした」(本誌カメラマン)11月21日からは三重県を訪問し伊勢神宮をご参拝、さらに11月26日からは奈良県・京都府へのご訪問を控えられている両陛下。雅子さまの笑顔が、今後も感動を与え続ける。
2019年11月19日企画展「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい」が、2018年12月8日(土)から2019年3月17日(日)まで、箱根・ポーラ美術館にて開催。人気コミック『はいからさんが通る』とのコラボレーションも実施される。日本の美意識やファッションの変遷を辿る美意識やファッションに、大きな変化がもたらされた、明治から昭和初期にかけての時代。開国後は、和装が姿を消し西洋式のスタイルが取り入れられるようになり、大正期には、女性の社会進出や大戦後の好景気にともなってモダンで華やかなファッションが広がりを見せた。「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい」では、近代における“美人”のイメージの創出に大きな役割を担った洋画家・岡田三郎助を中心に、“美”の概念が変化していった時代背景と、ファッションや化粧道具の変遷を辿る。現代にも通じる「モダン美人」の原点を、岡田三郎助をはじめ、藤島武二、村山槐多などの絵画や、化粧道具類、着物、ジュエリー、ポスター・雑誌・写真など、約200点の資料とともに紹介する。近代化する装い開国後の明治期の化粧や服装は、江戸時代の慣習を残しながらも徐々に西洋化しているのが見て取れる。昭憲皇太后をはじめとする皇族や華族の女性が率先して洋装を取り入れ、お歯黒や眉剃り、眉作りといった風習をいち早く取りやめている。そのため、お歯黒などの伝統的な化粧道具は姿を消すことになり、「あやめ文銀製化粧セット」に見られるような、洋装のためのマニキュアセットなどが登場することになる。当時の浮世絵には、バッスルスタイルのドレスをまとった女性や、洋装化に合わせた様々な髪形が描かれている。岡田三郎助による「美人イメージ」・流行の創出岡田三郎助は、大きくてうるんだ瞳に、ふっくらした唇と、江戸時代とは異なる新たな美人像を創出した洋画家の一人。日本初の美人写真コンテストの審査員を務め、その告知宣伝のための作品《ダイヤモンドの女》などを手掛けた。岡田三郎助の描く「美人」は婦人雑誌の表紙などを通じて世の中に広く発信された。当時、岡田三郎助などの画家は百貨店業界や雑誌の出版業界と関わりを持ち、タッグを組んで流行を作り出していた。明治末期から近代的百貨店化を進めた三越呉服店のポスターとなった、《婦人像》は象徴的な作品だ。また、岡田三郎助は絵だけでなくファッションにも優れた感性を持ち、自ら蒐集した着物をモデルに着せ、女性をより美しく演出した作品《あやめの衣》なども残している。装いの多様化大正から昭和初期にかけては女性の洋装化が進み、「モダンガール」が登場する。また、完全な洋装でなくても、洋風のアクセサリーやモダンな髪形、西洋から影響を受けた柄の着物などが世に出回った。また、自由な気風の大正時代には、1つの価値観にとらわれない多様な女性像が誕生した。画家の独特な感性や、モデル自身の個性を反映し、個々の主張を強く語りかけるような、表現が散見される。例えば、藤島武二はチャイナドレスをモデルに着せることで東洋的な表現を追求。作品からは、藤島武二の独創的な表現意欲だけではなく、中国大陸への進出を目論んでいた当時の日本の社会情勢も、読み取ることができる。人気コミック『はいからさんが通る』とコラボまた会期中には、大正時代を描いた作品にちなんで、人気コミック『はいからさんが通る』とのコラボレーションが実現。会場には、キャラクターのカラーイラストを描いた展示ボードや、登場人物の等身大スタンディパネルが設置される。時代の変遷に伴い、和装から洋装へと変化するキャラクターたちの服装に注目だ。また作品の世界観を表現した美麗なイラストの展示物は、写真撮影も可能。お気に入りのキャラクターと記念の一枚を撮ってみてはいかがだろう。さらに会場には、ワンタッチで着られる着物と袴のセットを用意した特設コーナーも設置。当時の女学生気分を味わうことができる。詳細モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい会期:2018年12月8日(土)~2019年3月17日(日)※会期中無休、但し2019年1月30日(水)は展示替えのため企画展示室は休室。会場:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)入館料:大人 1,800(1,500)円、シニア(65歳以上) 1,600(1,500)円、大学・高校生 1,300(1,100)円、中・小学生 700(500)円※()内は15名以上の団体料金。※価格はいずれも税込。※中・小学生は土曜日無料。※中・小学生が授業の一環として観覧する場合、中・小学生および引率教員等の入館は無料。■はいからさん割引会期中に袴を着用して来館した人には、入館料割引を実施。(一般200円割引ほか)
2018年09月29日無事に出産できるよう、寺社に祈祷をしてもらう安産祈願。妊娠5ヶ月目の戌の日にお参りをする行事です。「せっかく祈祷を受けるなら、有名なところでやってもらいたい」というかたに、東京近郊にある有名な寺社をご紹介します。水天宮全国各地にある「水天宮」は、子授け、安産祈願など、子どもにまつわる由緒ある神社です。特に、東京都中央区にある水天宮は安産祈願先として有名な神社のひとつ。安産の神様として愛されている犬の像が設置され、戌の日や土日には多くの妊婦さんが安産祈願に訪れています。交通は「水天宮前」から徒歩1分と、アクセスが良いのもメリット。祈祷した腹帯「御子守帯(みすずおび)」、または帯の一部を使った「小布(こぎれ)」いずれかの一式を選びます。祈祷に同席(昇殿)できるのは、戌の日には妊婦さんのみ(代理人が参拝の場合は代理人ひとりのみ)。戌の日以外の場合、混雑時には妊婦と付き添いの大人1名、子どものみと人数制限が設けられています。基本情報住所:東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4−1交通:東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」より徒歩1分ご祈祷受付時間:午前8時~午後3時30分URL:誕生八幡神社誕生八幡神社は、室町時代の武将である太田道灌が、妻の安産祈願のために現在の福岡県(筑前国)の宇美八幡を現在の地に迎えた神社です。その後、太田道灌の妻は無事に男児を出産。このことから「誕生八幡」と呼ばれるようになり、現在でも安産の守り神として信仰されています。品川区の天然記念物に指定されている、推定250~300年もの樹齢の大きなイチョウ2本が目を引く神社です。基本情報住所:東京都品川区上大崎2-13-36交通:JR・東急線・東京メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」徒歩3分ご祈祷受付時間:記載なしURL:居木神社創建年代は不明ですが、江戸時代の初期に現在に移された神社です。「居木神社」の名になったのは明治5年のこと。日本武尊(やまとたけるのみこと)を主祭神とし、その他にも多くの神様を祀っています。初穂料は5,000円より。祈祷の所要時間は約15~20分です。事前に電話(03-3491-7490)にて日時の予約をしておきましょう。基本情報住所:東京都品川区品川区大崎3-8-20交通:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎駅」西口徒歩約3分ご祈祷受付時間:午前9時~午後5時URL:稲毛浅間神社稲毛浅間神社には、安産の神様「木花開邪姫命(このはなのさくやひめのみこと)」の他、3柱が祀られています。はじまりは西暦808年(大同3年)とされる由緒のある神社で、富士山本宮浅間大社の分霊を祀ったと伝えられています。安産祈願の祈祷に予約は必要ありません。希望時間の15分までに受付を済ませておきましょう。基本情報住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛1-15-10交通:京成電鉄千葉線「京成稲毛駅」徒歩約4分、JR総武線「稲毛駅」徒歩約15分、JR京葉線「稲毛海岸駅」徒歩20分西口徒歩約3分ご祈祷受付時間:午前9時~午後3時15分(平日:1時間ごと、土日祝:毎時0分、30分)URL:篠崎浅間神社篠崎浅間神社は平安時代、平貞盛が関東の平安を祈り霧島神社を祀ったのがはじまりだとされている、江戸川区最古の神社です。安産や子育てを司る神様、「木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)」が祀られています。敷地内にはほかにも13の神社(末社)があるため、安産祈願の際に訪れてみるのもよいでしょう。安産祈願は予約制が基本。当日であっても、行く前に一度連絡をしてくださいね。初穂料は5,000円以上です。基本情報住所:東京都江戸川区上篠崎1-22-31交通:都営新宿線「篠崎駅」徒歩15分URL:明治神宮明治神宮は、原宿駅すぐ近くの明治天皇と昭憲皇太后を祀っている神社です。広大な敷地には緑があふれ、社殿まで気持ちよく歩けるでしょう。初詣では、日本一の参拝者数を誇るとして広く知られています。安産祈願の予約は必要ありません。30分ごとに祈祷をしているため、希望時間の10分前に受付を済ませましょう。初穂料は5,000円から。5,000円では札に名前が入らず、1万円以上になるとお札(祈願神符)のサイズが大きくなり、名前が入ります。基本情報住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1交通:JR山手線「原宿駅」徒歩20分表参道口徒歩約2分ご祈祷受付時間:午前9時~午後4時20分(30分ごと)URL:日枝神社「城内鎮守の社」「徳川歴朝の産神」として徳川家・江戸の人たちに愛されてきたのが日枝神社。江戸時代、将軍家の出産の際に安産祈願がされていたという由緒ある神社です。日枝神社の神様の使いであるサルは、古くから「御神猿(ごしんえん)」と呼ばれ親しまれてきました。安産のシンボルとして愛されている犬と同様、サルも分娩が軽い動物なため、安産にあやかる信仰があります。そのため、日枝神社での安産祈願は、5か月目の戌の日だけではなく申の日にも行う人が多くいるようです。長く続く階段のほか、エスカレーターで入口まで行けるルートもあるため、妊婦さんでも安心してお参りできますよ。基本情報住所:東京都千代田区永田町2-10-5交通:地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」(出口7)徒歩約3分ご祈祷受付時間:午前9時~午後4時半URL:川崎大師川崎大師は、京都府東山七条にある智積院を総本山とする、真言宗智山派の大本山の寺院です。大本堂で行われる安産祈願の祈祷は「安産満足」として護摩祈祷により祈願されます。受け取る護摩札は、「懐中紙札」と「木札」のふたつの形があります。初穂料は5,000円から。安産守り(500円)のほか、安産腹帯(5,000円)も用意されています。境内の敷地は非常に広く、八角五重塔や釈尊像など、見どころもたくさん。体調が良ければ、ぜひ見て回ってくださいね。基本情報住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48交通:京急大師線「川崎大師駅」徒歩約8分URL:溝口神社天照皇大神(あまてらすおおみかみ)を祀っている神社です。八百万の神様の中心となる存在のため、万物に活力を与えたり、物事の調和をはかったりするご利益があると考えられています。安産祈願を始め、各種祈願に予約は必要ありません。家族や子どもも一緒に祈祷を受けられます。祈祷時間はおよそ20分です。お食い初めのときに用いる歯固め石もあります。こちらは、通常お食い初め後に境内に戻しに行くものですが、溝口神社では石に子どもの名前を記して神社に収めると、神前に供えておいてもらえます。基本情報住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-25-1交通:JR南武線「武蔵溝ノ口駅」北口徒歩約5分ご祈祷受付時間:午前9時~午後5時URL:稲毛神社創建年代はわかっていませんが、古くからある神社だとされています。境内にある樹齢推定1,000年の大銀杏の木は、稲毛神社の見どころのひとつです。松尾芭蕉や正岡子規の句碑や、末社も多く立ち並んでおり、そのなかのひとつ「浅間神社」は、ご祭神が安産の神様である木花咲夜姫命(このはなのさくやひめのみこと)。安産祈願に訪れたあとは、こちらにもお参りして帰っても良いですね。安産祈願には予約の必要がありません。初穂料は松竹梅に分かれており、それぞれ2万円以上、1万円以上、5,000円以上となっています。基本情報住所:神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7ご祈祷受付時間:午前9時~午後5時URL:安産祈願に行く前に事前予約の有無は寺社によって異なりますので、事前に確認しておいてくださいね。予約が必要ない場合は、当日直接受付や社務所に行きましょう。腹帯の持参も許可されているところとされていないところがあるため、こちらも合わせて確認しておくと安心ですよ。
2018年09月07日明治記念館で、特別展『明治宮廷のダイニングホール~よみがえる近代の饗宴~』が開催される。明治記念館の本館にあたり、明治天皇と昭憲皇太后による、数々の宮廷外交の舞台となった”赤坂仮皇居御会食所”を当時の貴重な作品とともに紹介する。期間は2017年7月26日(水)から11月9日(木)まで。明治記念館で、特別展『明治宮廷のダイニングホール~よみがえる近代の饗宴~』が開催される。明治記念館の本館にあたり、明治天皇と昭憲皇太后による、数々の宮廷外交の舞台となった”赤坂仮皇居御会食所”を当時の貴重な作品とともに紹介する。期間は2017年7月26日(水)から11月9日(木)まで。”天皇の料理番”としてドラマ化されるなど広く知られる秋山徳蔵による料理の中でも、明治の宮中晩餐メニューカード、 明治天皇と昭憲皇太后が食した饗宴料理のレプリカの再現。宮中晩餐の引出物として制作した雅びな工芸品「ボンボニエール」など、希少かつ貴重な明治時代の選りすぐりの作品・計29点を展示する。見ているだけではもったいない。せっかくだから食べてみたいと思うもの。そんなリクエストに応えるべく、明治天皇や、初代内閣総理大臣である伊藤博文をはじめ、当時の要人向けの食事会で提供された「鴨肉のカレーライス」と、皇室伝統の「富士山アイスクリーム」を開催期間中に期間限定で販売する。鴨肉のカレーライスは、歴史文献や資料をもとに約133年ぶりに再現。鴨肉の旨みを最大限に生かしたカレーは、高級感あふれる味わいで、100年以上の時を経ても楽しめる味だという。今でも晩餐会にて振る舞われる定番デザート「富士山アイスクリーム」は、各国の来賓客に提供しているもの。山部分に濃厚な抹茶、雪に覆われている部分に口どけ滑らかなバニラアイスクリームを使用し、チョコ・ピスタチオ・キャラメル・フランボワーズ・バニラのソースで富士五湖を表現した一品だ。【詳細】明治宮廷のダイニングホール 〜よみがえる近代の饗宴〜期間:2017年7月26日(水)〜11月9日(木) ※不定休時間:平日 10:00〜19:00、土日祝日 9:00〜19:00会場:明治記念館 館内特設コーナー住所:東京都港区元赤坂2-2-23 ※入場無料■限定メニュー鴨肉のカレーライスと富士山アイスクリームのセット 3,800円+税※サービス料別提供場所:金鶏の間 提供時間:11:30〜L.O. 20:00※9月13日(水)までの平日に限り、11:30〜L.O. 15:00
2017年07月22日「ファッションとアート 麗しき東西交流」展が、2017年4月15日(土)から6月25日(日)まで横浜美術館にて開催される。本展では、明治維新後の19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術に焦点を当て、東西の文化交流によって生まれた当時の人々の美意識を反映する、美しいドレスや装飾品を中心に、工芸品、絵画など計約200点が紹介される。ジャポニスムのドレスコレクションみどころは、世界屈指のドレスコレクションを有する京都服飾文化研究財団(KCI)が提供するドレスの数々だ。とりわけ、日本の文化にインスピレーションを得て制作された有名メゾンのピースは必見。蒔絵を思わせるような金糸の菊の紋織を施したシャネルのコートや、和服の形状を踏襲したジャンヌ・ランヴァンのコートなどが展示される。19世紀後半のジャポニスムブームの影響が現れた、テーブルウェアやアクセサリーといった調度品も見ものだ。これら工芸品の展示によって、服飾を含めた当時の生活文化を広く知ることができる。昭憲皇太后の大礼服日本文化が西洋へと波及した一方で、西洋の文化も日本へ大きな影響をもたらした。とくに、女性のファッションの洋風化は、皇族や華族から始まったと言われており、その最高峰として紹介される昭憲皇太后が着用した大礼服は展示の目玉だ。3メートル近いトレーンを引く豪華なドレスは、当時の洋裁の縫製技術を尽くして制作されたもの。大小の菊花が日本刺繍で施され、まさに和と洋の融合が現れた大作である。画家が描くファッション19世紀後半の画家たちが描いた絵画には、当時の服飾文化を詳しく見ることができる。日本の画家が描いた西洋風の装身具を身に着けた女性画や、西洋の画家が描いた日本の着物を纏った女性像など、絵画作品も展示される。当時の絵画を、本物のドレスや工芸品と見比べることができるのも、本展覧会ならではの楽しみかもしれない。展覧会概要「ファッションとアート 麗しき東西交流」展期間:2017年4月15日(土)~6月25日(日)会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1TEL:045-221-0300開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)※5月17日(水)は20:30まで。(入館は20:00まで)休館日:木曜日、5月8日(月) ※ただし5月8日(月)は開館。入館料:一般 1,500(1,400)円/大・高生 900(800)円/中学生 600(500)円/65歳以上 1,400円(要証明、美術館券売所のみ対応)※( )内は20名以上の団体料金、要事前予約。※小学生以下無料。※毎週土曜日は、高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)。※障害者手帳持参者および付添1名は無料。※本展チケットで観覧当日に限り、横浜美術館コレクション展も観覧可能。※その他の割引料金については別途問い合わせ。前売り:一般 1,300円/大・高生 700円/中学生 400円/先行ペア券 1セット2枚で2,000円(先行ペア券販売期間は2017年1月15日(日)~2月14日(火))※前売券販売期間は2017年2月15日(水)~4月14日(金)。※チケットは横浜美術館、セブンチケットにて取り扱い。関連イベント■シンポジウム「ファッションとアートにみる東西交流の諸相」日時:5月27日(土) 13:30~16:30会場:レクチャーホール定員:240名参加費:無料、先着順■講演会「日本のジュエリーの歴史と美-近代髪飾り、帯留め、指輪など」日時:4月22日(土) 14:00~15:30会場:レクチャーホール定員:240名参加費:無料、先着順■「夜の美術館でアートクルーズ」日時:5月20日(土) 19:00~21:00会場:企画展展示室対象・定員:18歳以上・60名(事前申込、先着順)参加費:3,000円■キュレーターズ リレー・ギャラリートーク4月28日(金)、5月12日(金)、5月19日(金)、5月26日(金)、6月9日(金)会場:企画展展示室参加費:無料(当日有効の観覧券が必要)
2017年01月24日大吉より倍の幸運みくじが存在する!?全国の個性派「おみくじ」をご紹介初詣の楽しみの一つに「おみくじ」がありますよね。新年を占う意味でも思わず引いちゃうこの「おみくじ」ですが、開けてみて「吉」「凶」以外の結果が出るものがあるってご存じですか?そこで今回は全国の個性あふれる「おみくじ」をご紹介します。●引けたらかなりラッキー!大吉のさらにさらに上が存在する!?まずはお正月らしくおめでたいおみくじからご紹介。東京・浅草の今戸神社は縁結びの神様として知られ、恋愛祈願に訪れる人が多く恋に悩む女性に大人気。こちらの神社で密かに話題なのが着物を着た可愛い女の子の人形が付いた「恋みくじ」。そのなかにはなんと大吉のさらに上の「大大大吉」があります。大吉の倍の倍の幸運ってことかもしれないこの「大大大吉」、お正月に引けたら1年間ずっと良縁に恵まれそうですね。●毎年引くたびいつも「凶」…。そんなあなたにうってつけ東京・新大久保にあるこじんまりしたお社(おやしろ)の夫婦木神社。日本神話に登場するイザナギノミコトとイザナミノミコトが祀られているため縁結び・子授け・安産祈願の神社として知られています。こちらの神社ではかなりの高確率で「大吉」が出るということで有名。とにかく人生で一度は「大吉」を引いてみたい、という方にはオススメですよ。●「平」ってなんですか?ユニークさは全国屈指おみくじ好きならぜひ一度引きに行ってほしいのが、大阪・住吉区の住吉大社。1800年以上の歴史があり、お正月の参拝客は例年200万人超の大阪の人たちに愛される神社です。ここのおみくじはとってもユニーク。一般的な大吉~凶までの間に「凶向吉」「凶末吉」「吉凶相交」「平」があるというもの。「平(へい)」は平穏無事、とか平運ということで非常に安定している状態を示しているようです。ちなみに縁起の良い方から順に大吉>吉>末吉>凶向吉>凶末吉>吉凶相光>平>凶だそう。関東だと埼玉県さいたま市大宮区の氷川神社にも「平(たいら)」があるそうですよ。●吉と凶は表裏一体、自分を戒めてくれる“厳しめおみくじ”神奈川県鎌倉市・長勝寺のおみくじは縦およそ18㎝×横11㎝の大判のサイズがまず珍しいですが、結果に「大悪」があるのが超ユニーク。これを引いたら確かに気分はショボーン…ですが、自分を省みて正しく行動すれば運気もあがるはず。「大悪」は戒めの意味で捉えるといいかも。同じく鎌倉市の鶴岡八幡宮も「大凶」が多いということで有名。さすがは源頼朝が開いたといわれる鎌倉にある寺社、参拝客にも厳しめです。大阪・浪速区の今宮戎神社も「凶」「半凶」がおよそ半分は入っているといわれており、自分に厳しい、と自認している人ならぜひチャレンジしてみては?●水に浮かべるとお告げが浮かんでくる、ロマンチックなおみくじ京都・左京区にある貴船神社は水を司る神様として有名。そのためか「おみくじ」も水にちなんだものになっています。引いた「おみくじ」を奥宮から流れる霊泉の水にさらすと吉凶やお言葉が浮かび上がるというもの。清らかな雰囲気の境内でこんな風におみくじを引いたら確かに印象に残りますね。正月三が日の参拝者数全国一の原宿・明治神宮はおみくじに「吉凶」がなく、御祭神である明治天皇と昭憲皇太后が読まれた和歌により「大御心(おおみごころ)」として運勢をお告げしてくれるのは有名ですね。他にもユニークな「おみくじ」は全国各地にまだまだあります。最後に一般的な「おみくじ」の吉凶の順番を紹介しましょう。■7段階の場合大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶■12段階の場合大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶さあ、あなたが2014年最初に引くのはどの運勢か?ぜひ運試しを!<文:関谷知生>
2013年12月18日東京都目黒区下目黒の目黒雅叙園で、九州全県から時代雛が集まる「百段雛まつり~九州ひな紀行~」が開催される。開催日は2014年1月24日~3月3日、10時~18時(最終入館17時30分)。入場料は1,500円(前売券1,200円、学生800円、小学生以下無料)。○松平定信の娘、蓁(しん)姫の古今雛も展示同イベントは、日本各地の時代雛が目黒の地に集結する企画で今回で5回目。文化財「百段階段」を舞台に、九州全県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)に息づく雛文化が一堂に会する。展示される雛人形は、九州の諸大名・天皇家ゆかりの名品をはじめ、庶民に愛された信仰雛など、約1,000点におよぶ。平戸藩主松浦家に嫁いだ、松平定信の娘、蓁(しん)姫の古今雛や、熊本八代城主・松井家ゆかりの雛と雛道具、明治天皇の后(のちの昭憲皇太后)ゆかりの檜扇(ひおうぎ)や、孝明天皇から下賜された十二支の御所人形など、天皇家ゆかりの品々も登場。さらに、庶民が育んだ郷土玩具のお雛さまや、伝統工芸品の博多人形、有田焼で作られたお雛さまなど、九州の歴史・文化の厚みを物語る貴重な品々も展示される。
2013年11月25日