NHKのBSP4Kで21日(後9:00)、BSで25日深夜(=26日前0:25~)に放送される韓国時代劇『青春ウォルダム 呪われた王宮』第3話。これまでのあらすじと第3話の見どころを紹介する(以下、第2話までのネタバレを含みます)。同ドラマは、呪われた世子(セジャ=王位継承者)のイ・ファンと、家族殺害犯にされた娘ミン・ジェイ[チェイ]が陰謀と謎を解き明かしていく青春ミステリー。タイトルの「ウォルダム」は「壁を越える」の意。イ・ファン役をパク・ヒョンシク(『ドクタースランプ』『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』など)、ミン・ジェイ[チェイ]役をチョン・ソニ(『寄生獣 -ザ・グレイ-』など)が演じる。家族殺害の汚名をすすぐため、世子のファンを頼ろうとしたチェイ。しかし、ファンに捕らえられてしまう。自分はファンの師匠であるミン・ホスンの娘で、父に届いたファンの密書を読んで会いに来たことを告げるが、ファンは密書を送っていないという。チェイが読んだ密書は、開城(ケソン)で多くの難事件を解決したとして有名だったチェイの兄ミン・ユンジェに「呪いの書」の謎解きを依頼するものだったと告げる。さらに、チェイは数々の難事件を解決していたのは自分だと言い、手始めに祝詞を書いている際に起きた血の謎を解き明かす。チェイの推理により、ファンは重臣たちの前で祝詞の血の仕掛けを解き明かすことができた。第3話では、身の潔白は自分で証明しろとチェイを王宮から追い出そうとしたファンだったが、チェイに食い下がられ、彼女の覚悟と能力を試すことに。チェイに自分がいる東宮殿まで自力で会いにきてみろと命じる。チェイは東宮殿に近づくために、内官のふりをすることを思いつく。一方、事件を捜査中の兵士長ハン・ソンオンは、逃亡した容疑者の家で見覚えのあるものを発見する。離れていてもチェイの力になりたい侍女カラムは、男に変装してある人物を訪ねる。■登場人物:キャスト(吹替声優)イ・ファン:パク・ヒョンシク(声:小野賢章)ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル:チョン・ソニ(声:杉山里穂)チャン・ガラム[カラム]:ピョ・イェジン(声:伊藤静)ハン・ソンオン:ユン・ジョンソク(声:大塚剛央)キム・ミョンジン:イ・テソン(声:木村良平)テガン:ホ・ウォンソ(声:木暮晃石)ほか
2024年04月21日時代劇朗読劇『ひとごろし』が、5月3日(金・祝) から6日(月・休) に東京・俳優座劇場で上演されることが決定した。原作は、庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説を書いた小説家・山本周五郎による同名小説。今回は新潮文庫刊『ひとごろし』所収の「ひとごろし」の1作が朗読劇版として上演され、オリジナルのシーンや脚色が追加される。主演の双子六兵衛役は、声優、役者として活躍する堀江一眞と、声優の下鶴直幸、俳優の三本木大輔がマルチキャストで演じる。共演には、およう役で声優・歌手・役者として活躍する中島愛、かね役で声優の野村香菜子、小原好美がWキャストで出演。そしてアニメ『幽☆遊☆白書』の飛影役などで知られる檜山修之に加え、武井和歩、井上歌奏子が名を連ねた。演出を手がけるのは、「企画演劇集団ボクラ団義」主宰であり、舞台『炎炎ノ消防隊』シリーズ、ミュージカル『コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士』、舞台『信長の野望・大志』シリーズなどで知られる脚本家・演出家の久保田唱。脚本は、俳優としてドラマや映画、舞台などにも出演している開沼豊が務める。<公演情報>時代劇朗読劇『ひとごろし』原作:山本周五郎著「ひとごろし」(新潮文庫刊『ひとごろし』所収)脚本:開沼豊演出:久保田唱【出演】堀江一眞中島愛野村香菜子小原好美下鶴直幸三本木大輔武井和歩井上歌奏子檜山修之※一部の配役はマルチキャストとなりますので出演回にご注意ください。公演日程:2024年5月3日(金・祝)~6日(月・休)会場:東京・俳優座劇場公式サイト:
2024年04月15日NHKのBSP4Kで14日(後9:00)、BSで18日深夜(=19日前0:25~)に放送される韓国時代劇『青春ウォルダム 呪われた王宮』第2話。これまでのはなしと第2話のあらすじを紹介する。同ドラマは、呪われた世子(セジャ=王位継承者)のイ・ファンと、家族殺害犯にされた娘ミン・ジェイ[チェイ]が陰謀と謎を解き明かしていく青春ミステリー。タイトルの「ウォルダム」は「壁を越える」の意。イ・ファン役をパク・ヒョンシク(『ドクタースランプ』『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』など)、ミン・ジェイ[チェイ]役をチョン・ソニ(『寄生獣 -ザ・グレイ-』など)が演じる。第1話では、王位継承者、世子(セジャ)であるイ・ファンは3年前、兄のウィヒョン世子の死によってその座に就いたが、王宮ではファンが兄を殺したという噂が流れていた。ファンは1年前に肩に毒矢が刺さり右腕が動かなくなったが、それも幽霊の呪いだと使用人たちは噂していた。王妃の叔父に当たる右議政(ウィジョン)チョ・ウォンボは、将来、王としてこの国を率いる世子のファンが健康であることを証明すべきだと主張。そのため、王の代わりにファンが狩りに参加することになった。ファンの幼なじみのハン・ソンオンは結婚が決まり、許嫁(いいなずけ)のミン・ジェイ[チェイ]を開城(ケソン)に迎えに行くことになっていた。ところが、ミン家の一家がチェイに毒殺され、チェイが逃亡したという知らせが入る。何か事情があるに違いないと考えたソンオンは、部下に命じチェイを捜させる。一方ファンの元には、ミン家に贈り物を届けさせた使いの者が道中で亡くなったという知らせが入る。不審に思ったファンもまた、側近のテガンにチェイについて調べるよう命じる。チェイは開城の役人に追われ、崖から川に転落するが何とか助かり、別々に逃亡していた侍女のチャン・ガラム[カラム]を訪ねる。チェイはカラムの兄から兵士の衣服を借り、巡回していた兵士たちの隊列に紛れることに成功。世子が出ることになった狩りに同行することになる。第2話では、狩りのさなか、ファンと話す機会をうかがっていたチェイは、亡き父に届いたファンの密書のことで会いにきたことを告げることができた。ファンはすぐに家族殺害犯として逃亡中のチェイだと気づき、ひそかに捕らえる。狩りの後、ファンが祝詞(しゅくし)を書こうと筆を持った手に突然、血が流れる不可解な事件が起こる。王宮に戻ったファンは、無実を訴えるチェイを自ら尋問する。ファンは密書を送っていなかったが、チェイが自分しか知るはずのない「呪いの書」のことを話し出す。■登場人物:キャスト(吹替声優)イ・ファン:パク・ヒョンシク(声:小野賢章)ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル:チョン・ソニ(声:杉山里穂)チャン・ガラム[カラム]:ピョ・イェジン(声:伊藤静)ハン・ソンオン:ユン・ジョンソク(声:大塚剛央)キム・ミョンジン:イ・テソン(声:木村良平)テガン:ホ・ウォンソ(声:木暮晃石)ほか
2024年04月14日2024年5月3日〜6日まで、俳優座劇場にて、時代劇朗読劇『ひとごろし』の上演が決定いたしました。原作の「ひとごろし」は、山本周五郎の時代小説で、1972年に『初笑いびっくり武士道』という題名でコント55号が主演を務め映画化など、映画、ドラマ、演劇として何度も展開された傑作喜劇です。原作者の山本周五郎は庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説を書いた小説家です。今回は新潮文庫刊「ひとごろし」所収の「ひとごろし」の1作を朗読劇版として、オリジナルのシーンや脚色を追加しつつ、 前半はおよう、後半はかねがそれぞれ後日六兵衛から話を聞いたという設定を加えた目線でストーリーを運んでいきます。今回、演出を手がけるのは、「企画演劇集団ボクラ団義」主宰であり、舞台『炎炎ノ消防隊』シリーズ、ミュージカル『コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士』、舞台『信長の野望・大志』シリーズなど、数多くの作品を手掛ける脚本家・演出家の久保田唱。そして、脚本は俳優としてドラマや映画、舞台などに出演、テレビドラマや映画の脚本をはじめ、様々な舞台作品の脚本・演出を担当するなど、ジャンルを問わず幅広く活躍する開沼豊が務めます。主演の双子六兵衛(ふたごろくべえ)役を、アニメ『夏目友人帳』田沼要役や、海外ドラマ『Reign/クイーン・メアリー』フランソワ役など声優、役者として活躍する堀江一眞、アニメ『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』修善寺鏡太郎役や、『うらみちお兄さん』土井柴雄役など声優の下鶴直幸、舞台『ファンタスティックベイビーズ』や、日本テレビ開局70周年記念舞台『西遊記』に出演する俳優の三本木大輔がマルチキャストで演じます。共演には、およう役にアニメ『マクロスF』ランカ・リー役や、『ハピネスチャージプリキュア!』愛乃めぐみ/キュアラブリー役など、声優、歌手、役者として活躍する中島愛、そしてかね役にアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』二階堂千鶴役や、『モーレツ宇宙海賊』小林丸翔子役などを演じる声優の野村香菜子、アニメ『魔法陣グルグル』ククリ役や、『スター☆トゥインクルプリキュア』羽衣ララ / キュアミルキー役を演じた声優の小原好美がWキャストで出演、そしてアニメ『幽☆遊☆白書』の飛影役をはじめ、『勇者王ガオガイガー』の獅子王凱役など声優として活躍する檜山修之、ほか、武井和歩、井上歌奏子、の出演が決定いたしました。チケットは4月14日10時より販売開始。詳細は公演公式サイト( )にて。時代劇朗読劇『ひとごろし』にどうぞご期待ください。<あらすじ>越前福井藩きっての臆病者といわれている若侍・双子六兵衛が突如、誰も引き受け手のない主君の名を受けて罪人を討つ「上意討ち」を買って出た。相手は藩主が可愛がっていた小姓を斬った藩のお抱え武芸者・仁藤昂軒で、剣術と槍の名人であった。六兵衛には、もちろん剣の腕はあるはずもない。ある夏の日、妹・かねが止めるのもきかず六兵衛は昂軒を追い、三日目に追いついた。だが、その姿を見ただけで心臓がとまるほど恐怖にふるえあがる。後を尾けていたはずがいつの間にか追い越し、昂軒に呼び止められると恐怖のあまり思わず「ひとごろし」と叫んで夢中で逃げ出してしまった。ところが、この一声が意外な効果を生んだのだ。往来の旅人や土地の人たちが、六兵衛の叫びを聞き、昂軒の容姿を見るなり大混乱を起こして、恐怖におののいて逃げまどった。それから六兵衛は事あるごとに「ひとごろし」と叫び、精神的に追い詰めていくのであった。<公演概要>時代劇朗読劇「ひとごろし」原作:山本周五郎著「ひとごろし」(新潮文庫刊『ひとごろし』所収)脚本:開沼豊/演出:久保田唱出演:堀江一眞中島愛野村香菜子小原好美下鶴直幸三本木大輔武井和歩井上歌奏子檜山修之※マルチキャストとなりますので出演回にご注意ください。公演日程:2024年5月3日(金祝)~6日(月祝)3日(金祝)14:00/18:004日(土)14:00/18:005日(日)14:00/18:006日(月祝)14:00※受付開始・ロビー開場、客席開場は開演の45分前となります。会場:俳優座劇場(〒106-0032 東京都港区六本木 4 - 9 - 2 )チケット (全席指定・税込):一般8,200円/当日8,500円一般発売:2024年4月14日(日)10:00 ※未就学児童の観劇不可※車椅子でご来場されるお客さまは、チケット購入後にお名前・ご観劇回・座席番号をご観劇日の前々日までに stage.contact55@gmail.com までお知らせください。【こども無料チケットお申し込み】本公演は文化庁による「劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業」により、小学生(6歳以上)~18歳のお子様を無料でご招待いたします。受付期間:2024年4月14日(日)10:00~各公演前日23:59受付URL: ※受付は先着順、予定枚数に達し次第、受付終了となります。制作協力:ABC&SET/ノサカラボ/ILLUMINUS主催・企画・製作:style office公演公式サイト: 公式X(旧Twitter): お問合せ: stage.contact55@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月13日NHKのBSP4Kで7日(毎週日曜後9:00)から放送が始まった、韓国時代劇『青春ウォルダム 呪われた王宮』(2023年、全20回)。4日遅れて今夜(11日深夜※毎週金曜前0:25~)からBS(2K)での放送もスタートする。吹替版は日本初放送となる。同ドラマは、呪いに苦しむ王位継承者と家族殺害の罪をかぶせられた名家の娘が、互いを救うために陰謀と謎を解き明かしていく、切なくも心ときめく青春ミステリー。タイトルの「ウォルダム」は「壁を越える」の意。世子(セジャ=王位継承者)のイ・ファンは、人知れず「呪いの書」に苦しめられていた。3年前に世子になった直後、こつ然と現れた呪いの書には、ファンがその座につくために兄を暗殺したと記され、さまざまな災いに見舞われたあげく廃位され死を迎える、と予言されていた。1年前、呪いの言葉の1つが現実となる事件が起きた。それ以来、疑心暗鬼に陥っているファンの前に、呪いは人間の陰謀だと断言する女性が現われる。友人ハン・ソンオンの許婚(いいなずけ)で、亡き恩師の娘ミン・ジェイ(=チェイ)だ。だが、チェイは婚姻目前に家族全員を殺害した汚名を着せられ追われる身だった。無実を訴え、家族の死の真相を調べたいと助けを求めるチェイ。最初は懐疑的だったファンだが、チェイの類まれな推理力を認め、内官のふりをさせ、そばに置いてかくまうことにする。ファンの呪いの謎を解くことができるのはチェイ、チェイの汚名をすすぐ 機会を与えられるのはファン。ファンとチェイは2人だけの秘密を守りながら、互いを逆境から救い、隠された真実にたどりつくことができるのか?世子(セジャ=王位継承者)のイ・ファンを、Netflixで配信中の『ドクタースランプ』や『ハピネス』、ディズニープラスで配信中の『サウンドトラック』などで人気の韓国俳優パク・ヒョンシクが、ドラマ 『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』以来の時代劇で本領を発揮する。ファンの友人ハン・ソンオンの許婚(いいなずけ)で、婚姻目前に家族全員を殺害した汚名を着せられ追われる身となり、ファンの助けで内官コ・スンドルとして身を隠しながら、家族の死の真相と、ファンの呪いの謎に挑むミン・ジェイ[チェイ] を、日本の漫画原作の韓国ドラマ『寄生獣 -ザ・グレイ-』(Netflixで配信中)で主役を務めたチョン・ソニが演じる。■登場人物:キャスト(吹替声優)イ・ファン:パク・ヒョンシク(声:小野賢章)ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル:チョン・ソニ(声:杉山里穂)チャン・ガラム[カラム]:ピョ・イェジン(声:伊藤静)ハン・ソンオン:ユン・ジョンソク(声:大塚剛央)キム・ミョンジン:イ・テソン(声:木村良平)テガン:ホ・ウォンソ(声:木暮晃石)ほか
2024年04月11日あさのあつこ氏の時代小説シリーズをテレビドラマした『おいち不思議がたり』が、NHK BS・NHK BS 4Kで9月に放送される。特別な力を持つ主人公が、岡っ引きの親分とともに、人間の闇に迫っていき、謎を解いていく推理時代劇であり、悩みながらも自らの力で道を切り開いていく青春成長物語。ヒロイン・おいち役で主演するのは、葵わかな。おいちの父・松庵役で玉木宏が共演する。江戸・深川の長屋で医者になりたいと夢見て、父である町医者・松庵を手伝うヒロイン・おいち。彼女は無念のうちに亡くなっていった者たちの「声」を聴き「姿」を見ることができた。ある日、松庵のもとに生薬屋「鵜野屋」の若旦那直助が尋ねてくる。おいちはその背後に助けを求める女の姿を見る。おいちの伯母・おうたは、おいちと直助の縁談を進めようとするが、鵜野屋を訪ねたおいちに女中のお絹が「おやめなさい。あの人に殺されますよ」とささやく。直助の周囲では前妻・加世と、以前恋仲だった女中・梅が病で亡くなっていた。おいちは岡っ引きの仙五朗親分と探り、犯人に目星をつけるが、事件は意外な方向に…。江戸ではその後も、不思議な事件が多発する。その事件解決に活躍しながら、おいちは一歩一歩、医者への道を進んでいく。出演にあたって葵は「おいちは父親の影響でお医者さんを目指す、まっすぐでひたむきな女の子です。偉大な父の背中を見ながら、誰かに寄り添いたい、誰かのためになりたいと強く思っています。患者さんに囲まれながら懸命に毎日を過ごしていますが、等身大に自分が歩む道について悩んでもいると思います。そんなおいちが持つ不思議な力についても、おいちは真摯(しんし)に、彼女なりに向き合っていると感じていて、ままならない事が多い世界で何故おいちにそんな力があるのか、この力はどうするべきものなのか、私自身もおいちと一緒に悩みながら撮影期間を過ごしていければと思います。おいちが町の人たちに明るく温かく接するように、観てくださる方にも温かく感じていただけるよう、演じていきたいと思います!」。玉木は「いちが持つ不思議な力は、『見えたものの、元をたどる』という、患者を目の前にした医師にも通ずるものがあると思い、親子である事が腑に落ちました。受け入れて対処する。その信念を曲げずに生きるのは、時に大変な事もあるかもしれません。でも、その先にある誰かの笑顔のために必死になる姿は、素敵だなと感じました。いちが、信頼出来るような父親を目指し、撮影に臨みます。ミステリーとしても、青春物語としても楽しんでいただけるドラマだと思います。ご期待ください」とコメントしている。
2024年04月06日ムロツヨシが主演で、吉良上野介とその弟の二役を演じる時代劇『身代わり忠臣蔵』が2月9日、全国公開される。大ヒットし、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した『超高速!参勤交代』の土橋章宏による同名小説を映画化した作品。大石内蔵助役は、ムロとは『サマータイムマシン・ブルース』(2005) 以来の共演となる永山瑛太。赤穂浪士に討ち入りされた吉良上野介は、実は身代わりの影武者だった! という破天荒なコメディなのだが、なるほどと、おとなが観ても納得でき、十分楽しめるエンタテインメントになっている。『身代わり忠臣蔵』製作統括と配給は東映。昭和の東映時代劇黄金時代には、大作といえばオールスターの『忠臣蔵』が鉄板だったが、1978年に萬屋錦之介が大石内蔵助を演じた『赤穂城断絶』(監督:深作欣二)以来、なんと45年ぶりに手がけた忠臣蔵映画という。忠臣蔵は、今から250年前の江戸中期、五代将軍綱吉治世におきた「赤穂事件」が元。幕府の公式行事の運営をまかされた浅野内匠頭がノウハウを持つ上役吉良上野介のいじめに耐えかね、江戸城で斬りつけ、とり押さえられて切腹。そのため、お家取り潰しとなった赤穂藩・浅野家の家来たちが雌伏ののちに、仇討ちに成功する……。いまの言い方でいえば実話のドラマ化だが、歌舞伎、講談、浪曲、落語……映画では外伝などの関連ものをいれると100本はあるという強力コンテンツだ。最近みかけない理由は、お金がかかるわりに、それほど受けないというコスパの悪さかと思う。もちろん、耐えて忍んで「主君のために仇討ち」といったテーマが現代人のメンタリティにあわなくなっているのも作られないもうひとつの要因。だが、忠臣蔵、あなどってはいけない。江戸城松の廊下での刃傷沙汰から討ち入りまで。どこをとっても話の膨らませどころが多く、登場人物も多種多様。大作が無理ならアイデアで勝負。本作は嫌われ者の悪役、吉良上野介に着目した。この手は前代未聞ではないか。しかも、上野介は江戸城で斬られたダメージが大きく、わりとあっさり他界してしまい、よく似た末弟が、影武者となるなんて、意表をついた設定だ。これは金勘定の視点から描いた『決算! 忠臣蔵』(2019) の上を行く発想だ。上野介が、幕府の儀式などを司る高家筆頭という職を利用して、賄賂をとるごうつくばりで、意に沿わない大名をサディスティックにいじめぬくというキャラはこれまでと同じ。一方、末弟の孝証はなまぐさ坊主で、金の無心にきては上野介にうとまれている。五人兄弟のなかでもことのほか姿形がよく似ていて、旅暮らしの苦労で顔もくたびれていて、髪を整え、ちゃんとしたみなりにすればうり二つ。だが、兄貴と違って、ちゃらんぽらんだが、人にやさしく、おつきの女中・桔梗(川口春奈)に恋い焦がれるという純な一面もある。浅野内匠頭(尾上右近)の江戸城での刃傷で、赤穂・吉良両家は、将軍綱吉(北村一輝)、側用人柳沢吉保(柄本明)にとってはともに不快な存在。実力者上野介がいなくなれば、赤穂家同様、吉良家も断絶の可能性がある。危機をのりきろうと上野介の側近斎藤宮内(林遣都)が考えたのが、身代わり作戦というわけだ。この二役にムロツヨシを持ってきたところが、大正解。企画・プロデュースの橋本恵一は初めて企画書を書いた段階から主演はムロツヨシに決めていた。「ムロさんって、すごくムカつく役をやられても、なぜか愛される不思議なオーラがある。本作は吉良上野介というイヤな奴と、孝証という最初はダメだけど変化していく奴の二面性、いや三面性が必要。それにはムロさんしかいなかった」という。ムロツヨシが演じる、身代わりとなった孝証の「間違えたら謝ればいいじゃん」といったりする現代的な感性、いい加減さ、軽快さが、ドラマを思いもかけぬ方向へ引っ張っていく。さらに大胆なのは、この身代わり上野介が、こともあろうに、大石内蔵助と顔見知り、どころか、親友といってもいい関係だったというのが、2番目のぶっとびどころ。せしめた身代わり料で、遊郭に繰り出し、どんちゃん騒ぎをする孝証は、なんとその店で、これまた大宴会中の侍と出会う。偽名を名乗り、おたがいの実の姿を知らないで意気投合。後日、ふたりは再会し……。ここからは、とんでもない展開、と申し上げておきましょう。荒唐無稽! でもありえるかもと思わせるストーリーだ。永山瑛太が大石内蔵助、ときいて、ちょっと若すぎなのではと思った。永山は41歳。が、調べてみると、大石は諸説あるようだが、討ち入りのときは、44歳前後のようで、それほど無理はない。古くは長谷川一夫とか、萬屋錦之介、三船敏郎といった、大御所で、貫禄たっぷりの俳優が映画やテレビで演じた役なので、もっと年をとっていると思い込んでいた。吉良上野介は61歳。ムロツヨシは48歳になったばかりだが、二役で演じる吉良家五人兄弟の末弟ということなので、こちらもわりと自然。ともに、カジュアルでのりもいい。特にムロツヨシは、登場するだけで何かやらかしてくれそうなわくわく感を感じさせる。永山の大石も、主君の仇討ちに命を賭けるという悲壮さよりも、路頭に迷って行き場のない家来たちの行く末を考えての、行動というところが、これまでとちがう大石像だ。できた映画は、さすが時代劇の東映製。京都撮影所最大のスタジオに建てられた江戸城松の廊下、吉良邸セットは立派。京都各地の寺社、風景を活用したロケ地選びも、撮影所スタッフの持つノウハウを駆使したもの。衣装や小道具、大道具など、まさにアナログ映画技術、職人技の魅力がつまっている。そのクライマックスは討ち入りシーン。永山瑛太の大石内蔵助はじめ、浪士には、森崎ウィンの堀部安兵衛、廣瀬智紀の片岡源五右衛門、濱津隆之の奥田孫太夫……。吉良側では、寛一郎の清水一学、本多力の堀江半右衛門……。若い出演陣のチャンバラと、意表をつくアクションシーン、そして東京スカパラダイスオーケストラのエンディングテーマまで、軽快にぶっとんだまま突っ走る。監督はNetflixドラマ『全裸監督』や映画『総理の夫』の河合勇人。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2024年01月29日信長・秀吉・家康が天下を争う戦国時代に注目が集まった今年、その大トリのようなすさまじい映画が11月23日(木・祝) から公開される。北野武監督、ビートたけし主演の『首』。「本能寺の変」前後に、武将たちが繰り広げた権力争いを、独自の歴史観で紐解き、描いた超野心作。こんな歴史ドラマは見たことがない。そんなシーンの連続だ。クセの強い豪華俳優陣のなかに、女優はいない!すべてが前代未聞。『首』万人がみても楽しめる映画、というのはあるけれど、この作品、子どもは無理。R15+(15歳未満の入場・鑑賞を禁止する)指定。怒ってしまう歴史ファンもいると思う。それはそうである。きっと本当はこうだったんだぜ、という、たけし流の史観に基づき、描かれているのは、打算と愛欲の戦国主従関係。その愛欲も、BLなんて、けっ、といわんばかりのむくつけき男たちの愛の世界。そして、首が飛ぶ、飛びまくる……。日本史の勉強にはならない。いや、なるかな。北野監督にとって、本作は初期の代表作『ソナチネ』(1993) と同時期に構想し、実に30年ものあいだ温めていた作品。「これまでのテレビや映画がやるような王道の時代劇で描かれるよりも、実際は人間関係がもっとドロドロしていたんじゃないのか?という視点で裏から見た戦国時代を描きたいんだ」というのが発想の原点。親交のあった黒澤明監督もその考えをきいて「北野君が撮れば『七人の侍』と並ぶ傑作になる」と期待していたとか。時代は、織田信長(加瀬亮)が天下統一にあと一歩の段階、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていた頃。そのさなかに、家臣の荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こし、姿を消す。信長は明智光秀(西島秀俊)、羽柴秀吉 (ビートたけし)ら他の家臣を集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。命を受けた秀吉は、千利休(岸部一徳)の配下で元忍びの芸人・曽呂利新左衛門(木村祐一)に捜索を指示する。この荒木村重の捜索から始まり、秀吉、光秀、そして陰で徳川家康(小林薫)がうごめき、本能寺の変に向かって突き進んでいく……。歴史ものは、高名な人物をどんな風に、誰の視点で描写するかでがらっと変わる。織田信長を木村拓哉が演じた『レジェンド&バタフライ』は妻・濃姫の視点をとり入れ斬新だった。大河ドラマ『どうする家康』は優柔不断な徳川家康像が特徴だ。本作の織田信長は、これまで映画やドラマで描かれたなかで、最も狂気に満ちている。部下をののしる、殴る、蹴る、髷をつかんでひきずりまわす。愛欲も思うがまま……。この狂気の信長に、びくびくしながら平身低頭し、その裏で、次は自分が天下をとるんだとしたたかに立ち回る家臣たちの群像劇でもある。北野監督はこう語る。「“本能寺の変”を描いた作品には、苛めに耐えきれなくなった光秀が信長を殺したという内容のものが多いけれど、おいらはそうじゃねえんじゃないかと思っていて。信長は狂気で家臣やほかの武将を押さえつけていただけだから、宙に浮いていたし、誰もが殺すチャンスを窺っていたんじゃないか?そこの、あまり描かれないところをやらなきゃいけないなっていう想いは最初からあったよね」。「ビートたけし」が演じたとびきり老かいな秀吉が、なんとも魅力的だ。敵を取り込むためには平気で土下座をする。あとで舌を出して、なんでこんなことしなきゃいけないんだと家来に毒づく。残虐なシーンの中でも、ふっと滑稽さが顔を出す。側にいる弟の羽柴秀長(大森南朋)、軍司・黒田官兵衛(浅野忠信)との会話なんて、まるでビートたけしとたけし軍団のやりとりのようだ。この秀吉の視点から見た権力抗争と、秀吉に憧れ自分も侍になって出世する夢を抱く難波茂助(中村獅童)ら下層の人間たちの野望が平行して描かれていく。忍びの芸人・曽呂利新左衛門は、御伽衆として秀吉に仕えたといわれ、落語家の始祖とされる実在の人物。この曽呂利の活躍は戦国スパイサスペンスともいえる面白さだ。北野武著の原作小説『首』も出版されている。現代の言葉遣いで書かれていて、これはこれで翔んでいるのだけど、映画は原作より数倍過激。「死」のシーンも絶対美化しない、血みどろな時代劇。かつて「赤信号、みんなで渡ればこわくない」といい切った“タケちゃん”の毒気は健在である。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「色んな意味で強烈すぎる!やっぱり北野武監督は一筋縄ではいかない。……」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()中川右介さん(作家、編集者)「……なによりも、主要登場人物がみな「悪意」に満ちている。誰も好きになれない。尊敬できない。憧れない。 そこが、最大の面白さだ。」中川右介さんの水先案内をもっと見る()相田冬二さん(Bleu et Rose/映画批評家)「……これはことによると、映画による「風雲!たけし城」ではないか……」相田冬二さんの水先案内をもっと見る()(C)2023KADOKAWA (C)T.N GON Co.,Ltd
2023年11月20日来年放送予定の小芝風花主演ドラマ「大奥」に、亀梨和也が第10代将軍・徳川家治役で出演することが分かった。本作が時代劇初挑戦となる。様々な人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった一つの愛を得ようともがく女たちの闘いを描いていく本作。2019年にシリーズの完結作として放送された、フジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」(主演:木村文乃)以来、約5年ぶりに「大奥」がより一層進化を遂げ、儚いラブストーリーとして帰ってくる。江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。主人公・五十宮倫子(小芝さん)は、第10代将軍・徳川家治との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがおり、一人の天下人の寵愛を受けるべく、女たちの熾烈な戦いの火蓋が切られる。亀梨さん演じる家治は、父である第9代将軍・家重が謎の死を遂げたことで、第10代将軍の座についた。苦境に陥る幕府を立て直したいと考え、行動に移すが、田沼意次にある秘密を握られてしまう。愛におびえ、愛を知らずに数奇な運命に翻弄されながらも、懸命に生きる将軍だ。フジテレビ系ドラマは約5年ぶり、ゴールデン・プライム帯連続ドラマのレギュラー20作品目となる亀梨さん。「家治は、特に序盤は一見冷たい印象を持たれると思いますが、後半にかけてしっかりと物語の内容を捉えていただくと、その前半の家治の意味合いが分かるような、見え方が変わるようなキャラクターなので、そこをうまく自分の中でも整理していきたいなと考えています」と役について語る。小芝さんについては「『セカンド・ラブ』という作品で共演させていただきました。がっつり一緒にお芝居をするシーンはあまりなかったのですが、まだどこか幼さが残っていながらも、10代ながらすごいしっかりされた方だなと思っていました。この前別のスタジオでたまたま2回もお会いしまして、何かご縁を感じています。とにかくお忙しそうなのですが、いつお会いしてもすてきな笑顔を向けてくださるので、今回の役柄的には将軍なのですが、僕としてはいい家臣となって小芝さんを支えていけたらなと思っています」とコメントしている。木曜劇場「大奥」は2024年1月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日舞台『放浪記』『がめつい奴』、ラジオドラマ『君の名は』で知られる劇作家・菊田一夫が1957年(昭和32年)に創立した「劇団 東宝現代劇」の有志“75人の会”が、コロナ禍での休止を経て4年ぶりに活動を再開することが発表された。「劇団 東宝現代劇」とは、昭和32年の芸術座第1回『暖簾』公演後、次代の現代劇俳優を育てるべく菊田の主唱により公募・試験の上、1期生23名を採用して設立された劇団。第1期生出身者は、丸山博一、井上孝雄、内山恵司、小鹿番、山田芳夫、青木玲子、小林誠、竹内幸子ら。そして、続く多くの劇団員が、東宝製作の演劇やミュージカルに長年にわたり出演してきた。今回の公演では、数ある菊田作品の中から選りすぐりの2作品『夜汽車の人』『毒薬』のリーディングの会を開催する。■演出家、劇団員の言葉世界中で猛威を振るったコロナウィルス、劇場という空間での演劇公演も勿論大打撃を受け、当東宝現代劇の有志による“75人の会”も4年もの自粛期間を余儀なくされておりました。その復活を助けてくださったのは、やはり劇団創始者である菊田一夫先生でした。本年(2023年)が菊田一夫没後満50年を迎え、菊田作品をもう一度世に送り出したく「特別公演」と題し、再出発しようという考えが75人の会で浮上致しました。発足当時75人居りました会員も大分少なくなりましたが、菊田作品の選りすぐりの2作品を、リーディングという形で発表し、長年応援してくださっているお客様、そして菊田作品を知らない世代のお客様にも、ぜひ楽しんで頂ける公演を一致団結して創ろうと、意気込み新たに公演に力を注いでおります。どうぞ本年12月21日、22日、深川江戸資料館小劇場に再びお運びくださいます様、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。丸山博一横澤祐一東宝現代劇75人の会<公演情報>劇団東宝現代劇 75人の会 特別公演“菊田一夫没後50年 ドラマ・リーディングの会”【夜汽車の人】『放浪記』と並び評価される、1971年芸術座初演の傑作戯曲。詩人萩原朔太郎の想い人エレナとの出会いと別れ。そして、詩に向き合おうとする朔太郎のひたむきさ、それを支える妹、恩師、理解を得られない両親との葛藤を通して、詩人朔太郎の半生が描かれている。演出:丸山博一出演:大石剛、下山田ひろの、松村朋子、鈴木雅、古川けい、小林誠、柳谷慶寿、安宅忍、高橋ひとみ、高橋志麻子、劇団東宝現代劇75人の会、劇団東宝現代劇劇団員【毒薬】森光子、浦島千歌子らの出演で1963年に放送されたテレビドラマ脚本。悪運の強いある男にかかわる女性3人を描いた喜劇。素直に家に帰っていれば良かったものを……ある男が、家へ戻らず、愛人の所へも寄らず、会社の宴会等と嘘をつき、他の女の所へ行ったために巻き起こる大騒動。演出:横澤祐一出演:高橋志麻子、高橋ひとみ、下山田ひろの、古川けい、劇団東宝現代劇75人の会、劇団東宝現代劇劇団員■日時12月21日(木) 13:00 / 17:0012月22日(金) 14:00 / 18:15会場:深川江戸資料館小劇場■チケット料金前売:2,800円当日:3,000円11月10日(金) 前売開始
2023年10月21日皿を割った罪をとがめられ失意の中で死んだ“お菊”の物語を、明治時代の劇作家・岡本綺堂が悲恋ものに仕立てた『番町皿屋敷』。この世界を、映像技術を用いた朗読劇シリーズで知られるアメツチ(プロデューサー:安藤匠郎、脚本・演出:山田英真)が再構築する──。回替わりで出演するキャストの中で、「怖くない怪談」のコンセプトに強く共感する小林愛香がインタビューに応じた。皿を割るにいたったお菊の心情や、腰元の彼女と相思相愛の旗本・青山播磨との関係性を交えながら展開される本作。上演期間中、小林はお菊役として2回登板する。単なる怪談とはひと味異なる劇世界に、彼女は「昔の怪談ではあるけれど、現代の物語として受け止められる普遍性があると思います」とコメント。特に身分違いの恋に戸惑い播磨の愛情を試すお菊の女心、自身の真心を疑われお菊に刃を向ける播磨の悲しみに着目し、「現代人からすると突飛な行動に見えるかもしれませんが、奥底にある感情に心を寄せました」と語る。では、共感したお菊をどのように造形するのか──。そう小林に問いかけると「健気な少女性を出そうと考えています」と即答した。「純真無垢で汚れがないからこそ、お菊は播磨の心を試したんじゃないかと思うんです。それで期待とは異なる結果になったとしても、彼女は受け入れる。そうしたお菊の一面を意識しながら朗読することで、播磨との切ないすれ違いをドラマチックにお見せできたら」と意気込んだ。アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』(2015年)において津島善子のCVを務めたことで知られる小林。過去には『選ばれなかった勇者の花嫁』(2020年)で朗読劇を経験している。主戦場の声優業や音楽活動と比べて、朗読劇にはどんな魅力があるのか──。そう尋ねると「一度幕が上がったらやり直しのきかない舞台では、役を演じるのではなく“生きる”に近い感覚を得られます」と述べる。そして「機会があれば台本を手放すお芝居にも挑戦して、自分の可能性を広げていきたいですね」と語った。公演は10月6日(金)~9日(月・祝)、東京・渋谷区伝承ホールにて。回替わりのキャストスケジュールは以下の通り。チケット販売中。※左から:お菊、青山播磨、十太夫、眞弓6日(金)19:30=佐藤日向、橋本全一、堀江一眞、高柳明音7日(土)13:00=小林愛香、阿部快征、橋本全一、島田愛野7日(土)18:00=石塚朱莉、市川太一、野津山幸宏、小林愛香8日(日)13:00=小林愛香、市川太一、野津山幸宏、和久井優8日(日)18:00=和久井優、阿部快征、堀江一眞、和泉風花9日(月・祝)13:00=高柳明音、橋本全一、堀江一眞、島田愛野9日(月・祝)17:30=高柳明音、阿部快征、市川太一、石塚朱莉取材・文:岡山朋代
2023年10月05日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では長谷川一夫が出演する時代劇映画「銭形平次捕物控」シリーズを10月10日(火)よる8時から8週連続で放送します。「銭形平次捕物控美人蜘蛛」© KADOKAWA 1960「銭形平次捕物控 まだら蛇」© KADOKAWA 19571.作品紹介戦前から戦後にかけて日本映画の黄金時代を支えた俳優、長谷川一夫。彼の代表作の一つ、銭形平次捕物控シリーズ。切れのある十手さばきや殺気ある投げ銭姿は男女問わず、多くの人を魅了した。BS12では、銭形平次捕物控シリーズの中から、カラー作品の8作を連続放送します。銭形平次捕物控シリーズ | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 10月10日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」(1956年制作)【出演者】長谷川一夫、市川雷蔵、夏目俊二、山本富士子ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:森一生/脚本:小国英雄クレジット:© KADOKAWA 1956© KADOKAWA 195610月17日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 まだら蛇」(1957年制作)【出演者】長谷川一夫、山本富士子、木暮実千代、美空ひばりほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:伊藤大輔クレジット:© KADOKAWA 1957© KADOKAWA 195710月24日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 女狐屋敷」(1957年制作)【出演者】長谷川一夫、木暮実千代、小野道子【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:小国英雄クレジット:© KADOKAWA 1957© KADOKAWA 195710月31日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 八人の花嫁」(1958年制作)【出演者】長谷川一夫、山本富士子、八千草薫、榎本健一ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:田坂勝彦/脚本:伊藤大輔クレジット:© KADOKAWA 1958© KADOKAWA 195811月7日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控鬼火燈篭」(1958年制作)【出演者】長谷川一夫、香川京子、淡路恵子、岸正子ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:小国英雄クレジット:© KADOKAWA 1958© KADOKAWA 195811月14日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控雪女の足跡」(1958年制作)【出演者】長谷川一夫、香川京子、船越英二、阿井美千子、中村玉緒ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:松村正温、西村八郎クレジット:© KADOKAWA 1958© KADOKAWA 195811月21日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控美人蜘蛛」(1960年制作)【出演者】長谷川一夫、中村玉緒、仁木多鶴子、水谷良重、三木のり平ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:三隅研次/脚本:八尋不二クレジット:© KADOKAWA 1960© KADOKAWA 1960© KADOKAWA 196011月28日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控美人鮫」(1961年制作)【出演者】長谷川一夫、船越英二、近藤美恵子、宇治みさ子ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:三隅研次/脚本:浅井昭三郎クレジット:© KADOKAWA 1961© KADOKAWA 1961■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月04日現代ドラマでありながら時代劇も楽しめる新感覚の中国ドラマ「Be My Princess ~太傅のプリンセス~」が日本に上陸することが決定いたしました!2023年11月16日(木)よりアジアドラマチックTVにて放送を開始いたします!(日本初放送)原題は「影帝的公主」。記憶喪失で自分を時代劇で演じた太傅と思い込んでしまうツンデレトップ俳優と新人女優が繰り広げるラブロマンスです。日本でも大人気のシュー・ジェンシーと「PRODUCE 101」からデビューしたI.O.I出身チュ・ギョルギョンが主演し、台湾ドラマ「時をかける愛」を手がけた黄天仁が監督をつとめる豪華布陣にもご注目ください。(C)BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.■ ■アジアドラマチックTV放送情報(日本初放送) ■ ■ストーリー演技の帝王と称される俳優・穆廷州(ムー・ティンジョウ)は男神として崇められる一方で、実は恋愛経験に乏しい堅物だ。相愛ながら結ばれない太傅と公主の物語を描いた時代劇で、穆廷州は相手役である新人の明薇(ミン・ウェイ)に冷たい態度で接するも陰から見守り続け、2人は次第に惹かれ合う。ところが想いを告げられぬままクランクアップを迎えた穆廷州は、太傅の役柄が抜けないまま過ごす中、交通事故に遭ってしまう。病院に駆けつけた明薇は目の前で跪く彼の言動に驚愕して…。■ ■キャスト穆廷州/穆昀(ムー・ティンジョウ/ムー・ユン)役:徐正溪(シュー・ジェンシー)明薇(ミン・ウェイ)役:周潔瓊(チュ・ギョルギョン)明橋(ミン・チャオ)役:呉佳怡(ウー・ジアイー)肖照(シャオ・チャオ)役:胡耘豪(フー・ユンハオ)■ ■スタッフ監督:黄天仁(ホァン・ティエンレン)脚本:翟羽(ジャイ・ユー)、方懿徳(ファン・イーダー)原作者: 笑佳人(シャオジアレン)■ ■見どころ・現代劇の中に劇中劇として時代劇と民国時代ものが入り込むストーリー。主人公もオレ様男子(トップ俳優)と過保護な堅物(太傅)の2つの人格を見せ、一作で何度も楽しめる新感覚ラブコメ!・大ヒット台湾ドラマ「時をかける愛」監督・黄天仁の最新作。主演を飾るのは、話題作に数多く出演し日本でも人気の高いシュー・ジェンシーと「PRODUCE 101」I.O.I出身のチュ・ギョルギョン。・韓国の作曲陣も加わり、主題歌も含め魅力的なOSTが多数!■ ■関連する公式サイト&公式Xソニー・ミュージックソリューションズ配給作品の公式サイト(ASIALL): ソニー・ミュージックソリューションズ配給作品の公式X(ゆるゆる配給漫筆): コピーライト:(C)BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD. 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月02日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎が出演する時代劇映画を放送します。9月5日(火)よる8時から「大菩薩峠」、9月12日(火)よる8時から「大菩薩峠竜神の巻」、9月19日(火)よる8時から「大菩薩峠完結篇」、9月26日(火)よる7時50分から「雪之丞変化」をお届けします。1.作品紹介© KADOKAWA 19609月5日(火)よる8時~映画「大菩薩峠」(1960年制作)中里介山原作の大人気時代劇。戦前から何度も映画化された作品で、今回は机竜之助を市川雷蔵が演じる。監督に「眠狂四郎」、「座頭市」を撮った三隅研次を迎え、描く傑作時代劇。【出演者】市川雷蔵、本郷功次郎、中村玉緒、山本富士子、菅原謙二(菅原賢次)、根上淳、笠智衆ほか【スタッフ】原作:中里介山/監督:三隅研次/脚本:衣笠貞之助映画「大菩薩峠」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : © KADOKAWA 19609月12日(火)よる8時~映画「大菩薩峠竜神の巻」(1960年制作)市川雷蔵主演の人気時代劇第2作。両目を失い、さらなる、凄みと殺気を漂わす立ち姿に悶絶必至。【出演者】市川雷蔵、本郷功次郎、中村玉緒、山本富士子、近藤美恵子、三田登喜子ほか【スタッフ】原作:中里介山/監督:三隅研次/脚本:衣笠貞之助映画「大菩薩峠」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : © KADOKAWA 19619月19日(火)よる8時~映画「大菩薩峠完結篇」(1961年制作)人気シリーズ最終作。難役を、市川雷蔵がひたすら悲痛にそして妖しく演じます。【出演者】市川雷蔵、中村玉緒、小林勝彦、本郷功次郎、三田村元ほか【スタッフ】原作:中里介山/監督:森一生/脚本:衣笠貞之助映画「大菩薩峠」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : © KADOKAWA 19639月26日(火)よる7時50分~映画「雪之丞変化」(1963年制作)長谷川一夫主演、市川雷蔵、山本富士子、勝新太郎ほか、大映スター総出演。恋と復讐渦巻く豪華絢爛な時代劇。監督は巨匠・市川崑。【出演者】長谷川一夫、山本富士子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎、船越英二ほか【スタッフ】原作:三上於莵吉/監督:市川崑/シナリオ:和田夏十/脚色:伊藤大輔、衣笠貞之助映画「雪之丞変化」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 2.掲載時のお願い■コピーライト「大菩薩峠」:© KADOKAWA 1960「大菩薩峠竜神の巻」:© KADOKAWA 1960「大菩薩峠完結篇」:© KADOKAWA 1961「雪之丞変化」:© KADOKAWA 1963■作品紹介画像のトリミングは不可とします。■その他注意事項:宣伝について、視聴者向け作品紹介であれば凡そ問題ありませんが、例えばプラットフォーム/チャンネルが新規顧客獲得・契約を目的として実施する広告/営業ツール等内での当該作品の映像画像の使用は一切不可となっております。■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月01日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、中国時代劇「キングダム 戦国の七雄」を8月15日(火)夕方6時~放送開始します。本作品にどうぞご期待ください。© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited1.番組概要戦乱の時代、大陸で覇を競った“戦国七雄(せんごくしちゆう)”の興亡をドキュメンタリータッチで描く人気漫画「キングダム」と同じく、春秋戦国時代末期が舞台。燕国篇、趙国篇、楚国篇、韓国篇、魏国篇、斉国篇、秦国篇の全7話で構成。1話につき1つの国とその王にスポットを当て、500年以上も続いた春秋戦国時代の終焉と大秦帝国誕生までの壮大な物語を描く。■番組HP: ■画像クレジット:© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited2.あらすじ周(しゅう)国の武(ぶ)王の弟・召(しょう)公の末裔である燕(えん)国―700年の長きにわたり、着実に発展を続けてきた由緒正しき国に、波乱の時が迫っていた。紀元前316年、燕国第38代君主・姫噲(き・かい)は、相邦(しょうほう)の子之(し・し)を重用し、太子である姫平(き・へい)との間に亀裂が生じていた。そんななか、勢力を増大しつつある斉(さい)国や趙(ちょう)国の脅威に悩まされた姫噲は、慣例を破り王位を子之へと禅譲。納得のいかない姫平は、斉国の宣(せん)王・田辟彊(でん・へききょう)と手を結び…。© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited3. 放送スケジュール8月15日(火)夕方6時~放送スタート<BS初放送>毎週火曜夕方6時~よる7時30分 (全7話/中国語・日本語字幕)※8/29は編成上の都合により休止4.キャスト役名:キャスト姫職(き・しょく)/昭王(しょうおう):ワン・ジンソン(王勁松)『将夜 冥王の子』田地(でん・ち)/湣王(びんおう):リー・リーチュン(李立群)『恐怖分子』趙雍(ちょう・よう)/武霊王(ぶれいおう):ユー・ロングアン(于栄光)『蒼穹の剣』熊槐(ゆう・かい)/懐王(かいおう):リン・ヨンジエン(林永健)『墨攻』申不害(しん・ふがい):ハイ・イーティエン(海一天)『鳳凰の飛翔』魏斯(ぎ・し)/文侯(ぶんこう):ケント・チェン(鄭則仕)『イップ・マン 完結』公孫鞅(こうそん・おう)/商鞅(しょうおう):ユー・エンタイ(喩恩泰)『大秦帝国 縦横~強国への道~』5.スタッフ監督・脚本:ジン・ティエムー(金鉄木) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月08日映画『身代わり忠臣蔵』が2024年2月9日(金)に公開される。ムロツヨシが主演、永山瑛太が出演。時代劇「忠臣蔵」とは?「忠臣蔵」は、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇である吉良上野介(きらこうずけのすけ)への討入を成し遂げる姿を描いた時代劇。今尚、日本中で愛され続け、これまでも何度も映画の題材として取り上げられてきた。小説『身代わり忠臣蔵』を映画化映画『身代わり忠臣蔵』は、そんな「忠臣蔵」をベースに、“身代わり”という斬新なアイディアを加えた土橋章宏の小説『身代わり忠臣蔵』を実写映画化する痛快時代劇エンターテインメント。脚本は原作者であり、『超高速!参勤交代』や『引っ越し大名!』を生み出した時代劇ヒットメーカー・土橋章宏、監督は『総理の夫』や「かぐや様は告らせたい」シリーズを手掛けた河合勇人が務める。主演ムロツヨシが1人2役主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を演じるのは実力派俳優ムロツヨシ。映画『身代わり忠臣蔵』において“2役”に初めて挑む。また、大石内蔵助はプライベートでもムロツヨシと親交が深いという永山瑛太が演じる。主人公・吉良孝証…ムロツヨシ兄の吉良上野介に顔が似ている。吉良家家臣より、兄の身代わりになって、幕府を騙し抜く策を提案される。吉良上野介…ムロツヨシ吉良孝証の兄。嫌われ者の旗本。城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられてしまう。大石内蔵助…永山瑛太赤穂藩の筆頭家老。腰抜け。切腹した赤穂藩の部下。幕府の圧力と、吉良家への討ち入りを求める声に頭を悩ませる。本来は敵であるはずの吉良家の孝証と意気投合してしまう。桔梗…川口春奈吉良邸に仕える侍女。健気で心優しい女性。孝証が恋する女。兄・上野介から可哀そうな扱いを受ける孝証に手を差し伸べる。斎藤…林遣都吉良家家老。上野介の側近としてパワハラを受け続けてきた。吉良上野介にそっくりな弟・孝証に、「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“身代わり”を持ちかけ、奔走する。徳川綱吉…北村一輝徳川幕府、五代将軍。イヌ推し。イヌを愛し、イヌのために生きる将軍。柳沢…柄本明徳川家の側用人。「お主、まことに吉良殿であるか…?」と孝証を疑う。清水一学...寛一郎吉良家でも随一の剣客。血気盛んですぐ刀を抜いてしまう。孝証に対しては好戦的で、上野介に扮していることを知っている。浅野内匠頭…尾上右近赤穂のヤングプリンス。江戸幕府を支える赤穂藩の藩主。曲がったことが嫌いで、文武にも励むなどマジメな性格の持ち主。堀部安兵衛…森崎ウィン赤穂藩でも一二を争う実力の剣豪の血気盛んな性格で吉良討伐への想いも強い原惣右衛門…星田英利赤穂藩の参謀で家老である大石に討ち入りを直訴する、仇討ち一派の筆頭。主君への忠誠心も人一倍強い。時に空回りしてしまって大石を困らせてしまうこともある。片岡源五右衛門…廣瀬智紀仕事デキクール家臣。赤穂藩士の中でも大石に次いで当主・浅野内匠頭からの信頼が厚く、主君の最期までお側で仕えた。奥田孫太夫…濱津隆之赤穂藩の仇討ち一派の浪士。涙もろい性格だが主君への忠誠心も強くアツい“涙腺ゆるゆるセンチメンタル剣士”。岡野金右衛門…野村康太吉良仇討ちを目論む一派の若い浪士。間十次郎…入江甚儀特攻隊長。りく…野波麻帆大石内蔵助の妻。腰抜けで優柔不断な主人を優しく導く存在。映画『身代わり忠臣蔵』あらすじ江戸城内で、嫌われ者の旗本・吉良上野介が斬りつけられるという事件が発生。理由は、ずっと陰湿ないじめを受けていた赤穂藩藩主がついにブチ切れたため。斬った赤穂藩主は当然切腹したが、実は切られた側も逃げた傷で瀕死の状態だった……!逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しの危機となり、両家とも大ピンチ。そんな中、吉良家家臣は、殿に顔がそっくりな弟・孝証を身代わりにして、幕府を騙し抜くという奇想天外な打開策を提案する。一方、切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助は、仇討の機会をうかがっているような、いないような……?この世紀の大芝居をコンプリートできるのか!?大江戸を舞台に命懸けの“身代わりミッション”が幕を開ける。【作品詳細】映画『身代わり忠臣蔵』公開日:2024年2月9日(金)出演:ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明、寛一郎、森崎ウィン、本多力、星田英利、野波麻帆、尾上右近、橋本マナミ、板垣瑞生、廣瀬智紀、濱津隆之、加藤小夏、野村康太、入江甚儀原作:土橋章宏『身代わり忠臣蔵』(幻冬舎文庫)監督:河合勇人脚本:土橋章宏企画・プロデュース:橋本恵一プロデューサー:森田美桜、福島一貴製作:「身代わり忠臣蔵」製作委員会製作プロダクション:東映京都撮影所プロダクション協力:AOI Pro.配給:東映©2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年07月28日全国無料放送のBS12 トゥエルビ( 本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎が出演する時代劇映画を放送します。8月1日(火)よる7時から「忠臣蔵」、8月15日(火)よる7時50分から「薄桜記」、8月22日(火)よる8時から「座頭市物語」をお届けします。1.作品紹介© KADOKAWA 19588月1日(火)よる7時~「忠臣蔵」(1958年制作)長谷川一夫、勝新太郎、鶴田浩二、市川雷蔵をはじめとする、豪華スター総出演の忠臣蔵映画の決定版。京マチ子、若尾文子、山本富士子ら、女優陣も豪華絢爛。堂々3時間、一挙放送。【出演者】長谷川一夫/鶴田浩二/市川雷蔵/勝新太郎/京マチ子/若尾文子/山本富士子ほか【スタッフ】監督:渡辺邦男/脚本:八尋不二、民門敏雄、松村正温、渡辺邦男映画「忠臣蔵」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : © KADOKAWA 19598月15日(火)よる7時50分~「薄桜記」(1959年制作)市川雷蔵・勝新太郎の夢の競演!降りしきる雪を血に染めて悲愴、壮絶の死斗展開。隻腕、弧を描く雷蔵の必殺剣。双手、宙に躍る、勝の一刀流。妖気をはらんだ五味文学最高傑作を映画化。【出演者】市川雷蔵/勝新太郎/真城千都世/三田登喜子/大和七海路/北原義郎/島田竜三ほか【スタッフ】監督:森一生/脚本:伊藤大輔/原作:五味康祐映画「薄桜記」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : © KADOKAWA 19628月22日(火)よる8時~「座頭市物語」(1962年制作)勝新太郎の魅力爆発!いつ抜いたか、いつ斬ったか、つば鳴りと共に真ッ二つ!盲目の居合斬りの達人、座頭市の不気味な迫力をご堪能ください。【出演者】勝新太郎/万里昌代/島田竜三/三田村元/天知茂/真城千都世ほか【スタッフ】監督:三隅研次/脚本:犬塚稔映画「座頭市物語」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 2.掲載時のお願い■コピーライト「忠臣蔵」:© KADOKAWA 1958「薄桜記」:© KADOKAWA 1959「座頭市物語」:© KADOKAWA 1962■作品紹介画像のトリミングは不可とします。■その他注意事項:宣伝について、視聴者向け作品紹介であれば凡そ問題ありませんが、例えばプラットフォーム/チャンネルが新規顧客獲得・契約を目的として実施する広告/営業ツール等内での当該作品の映像画像の使用は一切不可となっております。■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月25日「劇団壱劇屋東京支部 大阪/東京 二都市ツアー公演『煙突もりの隠れ竜』」の開催が決定した。劇団壱劇屋東京支部「煙突もりの隠れ竜」 チケット情報劇団壱劇屋は元々大阪を拠点に活動していた劇団であり、2017年に大阪5カ月連続上演、2018年に東名阪三都市ツアー、2019年に大阪公演単独で2000名動員達成と、精力的に創作を続けており、2019年より、「劇団壱劇屋東京支部」を発足し、全国区での知名度獲得と活動拠点拡大を目指している。2019年以降東京で複数公演を実施してきた「劇団壱劇屋東京支部」初の東阪公演が、大阪は8月18日(金)から20日(日)までABCホール、東京は8月31日(木)から9月3日(日)までシアターグリーンBIG TREE THEATERにて開催。今回の物語の舞台は、”幻獣”が存在する世界。言葉を話すのは幻獣のみ、幻獣と言葉を交わすことができない人間はワードレス(言語なし)幻獣が其処彼処に存在する世界の、リアル御伽話。『煙突森で眠る龍を起こしてはならない』幻獣界に伝わるタブーを胸に、煙突掃除夫を務めることになった男の物語。是非ともご覧あれ!チケットは7月7日(金)19:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、6月10日(土)12:00より劇団壱劇屋FC先行(特典付)の受付を開始。------------【あらすじ】物語の舞台は、”幻獣”が存在する世界。国の各地、森や山や砂漠などを棲家としている。その総数は正確には把握されておらず、現在も新種個体が発見され続けていた。新たな幻獣の発見はトップニュース!息子が大好きな幻獣の写真を撮り続ける男が主人公。ある日男は、巨大な怪鳥に攫われてしまう。空を越え陸を越え、辿り着いたところは幻獣たちの棲家・煙突森。気付けば周りは幻獣だらけ。そんな男の前に小さなタヌキが現れる。頭に葉っぱ、身体に茶釜。新種の幻獣だ!と追いかけた男は、森の奥深くに迷い込んでいく。タヌキの言うことには。“前の煙突掃除夫がぽんぽこ(老衰)しましてな、だからあんたにはそれをお願いしたいんな!”『煙突森で眠る龍を起こしてはならない』幻獣界に伝わるタブーを胸に、煙突掃除夫を務めることになった男の物語。言葉を話すのは幻獣のみ、幻獣と言葉を交わすことができない人間はワードレス。幻獣が其処彼処に存在する世界の、リアル御伽話。
2023年06月07日皆さんは学生時代の嫌な思い出はありますか?今回は陰湿ないじめを受けていた女性のエピソードを紹介します!クラスの女子からのいじめクラスの女子から陰湿ないじめを受ける主人公。無視をされたり、嫌なことを言われたり、変な噂を流されたりと、つらい日々が続いていました。ところがある出来事をきっかけにいじめが終わることになります。いじめが終わった理由それは、主人公が学年のボス的存在の彼から告白されて付き合ったこと。そのことを知ったクラスの女子たちは、彼を恐れたのかすっかりおとなしくなります。こうして主人公の学生生活に平穏が訪れたのでした。彼のおかげ彼のおかげでひどいいじめから解放された主人公。彼がいてくれて本当によかったですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月17日「木」にこだわった映像演出による新しいジャパニメーションとして国内外で話題を呼ぶ、木彫人形によるストップモーション時代劇『HIDARI』パイロット版(以下『HIDARI』)の特別上映が、大好評につき延長上映されることが決定した。数多くの作品と逸話が残る、江戸時代の彫刻職人「左甚五郎」。本作『HIDARI』は、実存したか否かが定かではないこの伝説的な職人の物語を、江戸の史実と絡めて大胆に再構築、左甚五郎の作品と同じ“木彫”による人形を使って描く“ストップモーション時代劇”。世界で人気を誇る「ジャパニメーション」の映像文法やアクション表現を、これまでほとんど試みられてこなかった“ストップモーション”という技法で描き出すことで、新領域のエンターテインメント作品が誕生。原案・脚本・監督を、国内外で数々の賞を受賞し、米誌「Creativity」にて「世界のクリエイター50人」にも選出された川村真司監督が務めている。劇場用長編映画や配信シリーズとして構想された本作のプロモーションのため、まずは5分のパイロットフィルムを製作し、YouTubeで公開するとわずか1か月で視聴数175万回を突破。また、グローバルクラウドファンディングサービス「Kickstarter」では、約1日で目標金額を達成し、計1,419名のサポーターから支援を獲得するなど国内外で熱い注目を集めている。こうした反響に応える形で、4月21日(金)よりパイロット版としては異例となる劇場上映がスタート、当初は1週間限定上映を予定していたところ、上映初日からの大好評につき5月4日(木・祝)まで延長上映中となっている。なお、特別上映では、東京/新宿バルト9、大阪/T・ジョイ梅田にて、『HIDARI』の製作チームに名を連ねる世界最高峰のストップモーション・アニメーション・スタジオ「ドワーフ」「TECARAT」の代表作『こまねこ はじめのいっぽ』『劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -』の3本同時上映。来場者特典として、『HIDARI』の登場キャラクターをあしらった特製ポストカードの先着配布も実施。コマ撮りアニメーションの第一線で活躍するクリエイターのMozu氏(ミニチュア作家)や篠原健太氏(Animist/Stop-motion Animator/コマ撮り大道芸人)をゲストに招いたトークイベント(会場:新宿バルト9)の開催も決定している。本作には細田守監督、樋口真嗣監督、ライムスター宇多丸もコメントを寄せている。▼ 細田守(アニメーション映画監督)さすがですね!素晴らしい!八代(健志)さんの造形、ドワーフさんのアニメーション、自由闊達で清々しい思いを抱きました日本はご存知の通りアニメーション大国ですが、ストップモーションアニメーション映画へのチャレンジは、現在では皆無に等しいと思います。世界的には、アードマンやライカなどのスタジオが、素晴らしい作品を残しています。そこへ、川村さんが果敢に挑戦するのですから、今までにない見事なものを見せてくれるに違いありません。おそらく見たことのないテイストとリズムとセンスと仕掛けで、新しいストップモーションアニメーションの扉を開くことになるでしょう。楽しみでしょうがありません!▼ 樋口真嗣(映画監督)左甚五郎が、犬丸が大画面で大暴れ!変態的ディティールを盛りまくったカラクリや傀儡たちの複雑な挙動は大画面でなきゃ観たことにならないぞ!長編完成まで待てないキミは劇場に集まれ!▼ライムスター・宇多丸(ラッパー、ラジオパーソナリティ)ストップモーション・アニメならではの質感表現を最大限に活かしたユニークな「木彫り」設定のディテール、誰もが驚愕したスーパーダイナミックな次世代的アクション&カメラワーク......すでに世界を震撼させている『HIDARI』パイロットフィルムですが、あらゆる意味で、アレをスクリーンで観るのはそりゃあ、極上体験に決まってる!比較的早いこの時点で「目撃」できたこと、間違いなく末代までの自慢となりましょうぞ!The Stop-motion Samurai Film『HIDARI』パイロット版は東京/新宿バルト9、大阪/T・ジョイ梅田にて特別上映。『劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -』『こまねこはじめのいっぽ』と同時上映。(text:cinemacafe.net)
2023年05月02日前代未聞の映画の登場だ。江戸時代は、SDGsを先取りした循環型経済で成り立っていた、という、現代からみると驚きの事実を背景に、庶民の暮らしとそのなかで懸命に生きる若者の青春群像を描く『せかいのおきく』。主人公たちの仕事もいま観ると風変わりだし、全編、うんこ&しっこ関係の言葉がとびかうという、破天荒な時代劇なのだ。この映画、4月28日に公開される。『せかいのおきく』ポスターなどで使われるメインビジュアル。予備知識なくこれを見たときに、どこかの停留所かなにかで三人の男女が雨宿りをしているのか、と思った。よく見ると、着物を着ている。そう、この物語の時代は江戸末期。場所は江戸のさるお寺の、あの頃の言い方でいうと厠(かわや)、つまりトイレの前だ。突然の雨に、雨宿りのため出くわした三人、向かって左の青年は中次(寛一郎)という。籠のようなものを抱えているが、職業は「紙くず買い」。真ん中の女性が、おきく(黒木華)。寺で開かれる「寺子屋」で読み書きを教えている。右は矢亮(池松壮亮)。江戸市中の厠をまわり、糞尿を買う仕事「下肥買い」をしている。みな、たまたま仕事の途中に雨に降られたのだ。ドラマは、雨模様をながめながらの三人の会話から始まる……。「下肥買い」の矢亮は、江戸で買った糞尿を集めて、船で地元 葛西の農家に運ぶ。肥だめに収容し、発酵させたのち、畑にまき、野菜の肥料とするのだ。作られた野菜は、江戸で消費され、江戸市民が食し、糞尿となって排泄される。この時代、まさに循環経済=サーキュラー・エコノミーが成り立っていた。糞尿にもランクがあって、最高は江戸城からでるもの、次に武家屋敷。最低ランクが庶民の長屋の共同便所だそうで、この映画では、そんな長屋の厠が主要な舞台になっている。この循環スタイルは、都会では戦後まもなく下水道が完備され姿を消したが、田舎には昭和30年代、40年代まで存在した。肥だめをうっすらご記憶の方も多くいると思う。中次の「紙くず買い」は、古典落語でもおなじみの職業だ。江戸の町を流して、反故にした紙や不要になった帳簿を安価でひきとる。それをすき直して再利用する。いわゆる再生紙だが、これは、現代にも引き継がれている。中次は、雨宿りで仲良くなった矢亮に誘われ、「下肥買い」に鞍替えする。おきくは、やはりこの雨宿りが縁で、中次に恋心をいだく……。おきくは、武家の育ち。いまは浪人の身の上の父・源兵衛(佐藤浩市)と長屋で暮らしている。父は、武家社会のしがらみのなかで生きる男、多少わけありの事情で、刺客に襲われる。おきくもそれにまきこまれ、不幸にも喉を切られて声を失ってしまう。映画は、この江戸の最下層に生きる3人の、つつましくも、純で、せつない愛と友情の物語を描く。脚本は阪本順治監督のオリジナル。この作品のプロデューサーで美術監督でもある原田満生のSDGs(持続可能な開発目標)に関する映画、という企画提案に、阪本監督が考えたコンセプトは「江戸の循環型社会と市民時代劇とウンコ」だった。江戸末期の1858〜1861年、幕府が外国から開国を迫られ、大混乱になっていく時代。阪本監督は「そんなさなかでも庶民たちの生活は変わらない。そういう時代だからこそ、社会の底辺で暮らす庶民の姿に興味がある。庶民劇を撮りたかった」という。そして、映画としての最大の特徴は、モノクロ(正確にはパートカラー)、スタンダードという映像。黒澤明の『赤ひげ』のような、クラシック映画の味わいになっている。しかも下ネタ満載だが、決して下品ではない作り。例えば、おきくがおおまじめにきく。「明け六つになると、おとっさまは、なぜ、屁をたれるのですか」……なんともおおらかなユーモアがそこここに感じられる。おきくの父は、中次に「せかい」という言葉を教える。中次も、矢亮も、そしておきくも、それまで考えたことがなかったこの言葉。なんだか激動に向かう時代の希望を表しているかのようだ。うんこもしっこも継続可能なシステムの象徴。どんな環境であろうとも、どんな境遇であろうとも、このせかいに存在する限り、生きとし生けるもの、いや人だけでなく物ですら、それぞれに必ず意味と役割がある、そんなことを考えたくなるような映画だ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(c)2023 FANTASIA
2023年04月10日今年は時代小説の名手、池波正太郎の生誕100年。それを記念した企画が目白押し。その中心になっているのが映画『仕掛人・藤枝梅安』だ。2月の第一作に続き、早くも第二作『仕掛人・藤枝梅安2』が4月7日(金) に公開される。豊川悦司の藤枝梅安、片岡愛之助の彦次郎はもちろん同じ。監督は2作とも、トレンディドラマのディレクターで最近は時代劇も多く手がける河毛俊作だ。「前作がフランス映画なら本作はアメリカ映画のテイスト」という。アクションシーンも増え、ロードムービーの作り。久しぶりの本格時代活劇、これぞおとなのエンタテインメントだ。『仕掛人・藤枝梅安2』江戸時代の、金で人殺しを請け負う“殺し屋”を、“仕掛人”と名付けたのは池波正太郎。それまで時代劇といえば、ヒーローはお侍かヤクザ、刀を使ったチャンバラアクションが当たり前だったけれど、池波は、職業が鍼医者、殺しの武器は「はり」、そんな斬新な趣向をもちこんだ。金が目的の殺人だが、殺していいのは世の中のためにならない本当の悪……と、自分なりのルールはある。“仕掛け”たら外さない。人知れず葬り去るプロ仕事。江戸の裏稼業を描く、藤田まことや東山紀之の“必殺シリーズ”の原点だ。そんな、底知れぬ闇を背負ったダークヒーロー・藤枝梅安に扮するのは豊川悦司。これまで映画やテレビで演じた緒形拳、萬屋錦之介、小林桂樹、田宮二郎、渡辺謙などの歴代のスターと比べても、原作では「六尺に近い大きな体」と書かれているから、超高身長の豊川はピタリとくる。最も薄情そうだし、ワルっぽい。何よりも、若かりしころからにじみ出ていた渋味と艶っぽさが、今回ダダ洩れしている。平辻哲也さんの水先案内をもっと見る()(C)「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社
2023年03月27日映画『碁盤斬り』が、2024年5月17日(金)に公開される。主演は草彅剛、監督は白石和彌。古典落語をベースにした本格時代劇『碁盤斬り』映画『碁盤斬り』は、古典落語として長く親しまれてきた「柳田格之進」をベースにした本格時代劇映画。愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、ある冤罪事件により引き裂かれた男と娘、親子の情愛を描いた感動のリベンジエンタテインメントだ。主演・草彅剛が誇り高く生きる浪人に主人公・柳田格之進…草彅剛謂れのない嫌疑をかけられ、藩を離れた浪人。亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てない、実直な性格の持ち主。囲碁にもその人柄が表れ、嘘偽りない勝負をモットーにしている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓うことに…。演じるのは、映画『サバカン SABAKAN』や『ミッドナイトスワン』で主演を演じてきた草彅剛。白石和彌が“自身初の時代劇の主役に”と熱望したことにより、草彅と初タッグを組む。絹…清原果耶格之進の一人娘。冤罪事件の真相を知り、格之進に「復讐をしよう」と必死に訴える。仇討ち決行のため自らが犠牲になる道を選ぶ。このほか共演として、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼と実力派俳優が勢揃いする。監督は白石和彌メガホンをとるのは、映画『孤狼の血』や『死刑にいたる病』などで知られる映画監督・白石和彌。脚本は、映画『日本沈没』や『凪待ち』などを手掛けてきた加藤正人が務める。この2人のタッグにより、疑心と陰謀渦巻く中、堅物なヒーローが囲碁を武器に死闘を繰り広げる、愛する者を守ろうとする武士の誇りを描くリベンジドラマが誕生する。書き下ろし小説発売本作の脚本を担当している加藤正人による書き下ろし小説『碁盤斬り 柳田格之進異聞』は、2024年3月6日(水)に発売。小説ならではの登場人物の細かな心情の描写はもちろん、劇中でも登場する若き日の格之進の姿をより掘り下げたエピソード、映画のラストの“その後”も描かれるなど、脚本を担当した加藤ならではの内容に仕上げている。映画『碁盤斬り』あらすじ浪人・柳田格之進は、謂れのない嫌疑をかけられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘の絹とともに貧乏長屋で暮らしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けているのだった。そんなある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び…。父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!新宿駅西口で特大ビジュアル展示新宿駅の西口改札外通路では、4月15日(月)から5月26日(日)までの期間限定で『碁盤斬り』のビジュアル展示を実施。全9枚のビジュアルを組み合わせ、高さ約3メートル、横幅15メートルにわたる特大サイズとなっている。【作品詳細】映画『碁盤斬り』公開日:2024年5月17日(金)出演:草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、立川談慶、中村優子、斎藤工、小泉今日子、國村隼監督:白石和彌脚本:加藤正人音楽:阿部海太郎配給:キノフィルムズ小説:『碁盤斬り 柳田格之進異聞』(文春文庫)
2023年03月04日俳優の草なぎ剛が、2024年に公開される本格時代劇映画『碁盤斬り』(ごばんぎり)で主演を務めることが1日、発表された。『孤狼の血』『死刑にいたる病』などの白石和彌監督と初タッグを組む。白石監督が、自身初の時代劇の主役にと熱望し、草なぎとの初タッグが実現した。古典落語をベースにオリジナル脚本で描く本格時代劇で、脚本は加藤正人氏が担当。『日本沈没』(06)では草なぎと、香取慎吾主演の『凪待ち』では白石監督とタッグを組んだ経験がある。草なぎが演じるのは、浪人・柳田格之進。“格之進”は謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。疑心と陰謀渦巻く中、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、親子の情愛を描く本作で格之進を演じることになった草なぎは「また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います」と意気込みを見せると同時に「未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです」とこの作品にかける思いを力強く語った。白石監督も「私にとって初めての時代劇を草なぎ剛さんと共に作れることに興奮しています」と草なぎの快諾を喜んでいる。そして、今回の作品は「本格時代劇」であると同時に普遍的な人間ドラマであると語り、「加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました」と話している。主演の草なぎ、白石監督、脚本の加藤氏がコメントを寄せた。○■草なぎ剛未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目一杯楽しみます。また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います○■白石和彌監督私にとって初めての時代劇を草なぎ剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います○■加藤正人『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019)に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草なぎ剛さんに出演してもらえることになった。草なぎさんとは『日本沈没』(2006)以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草なぎさんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草なぎさんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている
2023年03月01日草彅剛主演、古典落語をベースにした本格時代劇映画『碁盤斬り』の製作が決定。白石和彌監督が時代劇を初めて手掛ける。草彅さんが演じるのは、浪人・柳田格之進。“格之進”は謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。疑心と陰謀渦巻く中、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、親子の情愛を描く軌跡の物語だ。脚本を手掛けるのは加藤正人。草彅さん出演の『日本沈没』、白石監督作『凪待ち』も手掛けており、それぞれ再タッグとなる。<コメント>・草彅剛未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目一杯楽しみます。また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!・白石和彌監督私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います。・加藤正人(脚本)『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019)に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草彅剛さんに出演してもらえることになった。草彅さんとは『日本沈没』(2006)以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草彅さんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草彅さんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている。『碁盤斬り』は2024年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:碁盤斬り 2024年公開予定
2023年03月01日白石和彌監督が、主演に草彅剛を迎えて初の本格時代劇映画『碁盤斬り』(ごばんぎり)を製作することを発表した。本作は、古典落語『柳田格之進』をベースにした作品で、脚本は『日本沈没』(06) で草彅と、香取慎吾主演の『凪待ち』(19) では白石とそれぞれタッグを組んだ加藤正人。愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と親子の情愛を描く。草彅が演じるのは、浪人・柳田格之進。“格之進”は謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、嗜む囲碁でも正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。格之進を演じることになった草彅は「また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います」と意気込みを見せると同時に「未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです」とこの作品にかける思いを力強く語った。白石和彌監督も「私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています」と草彅の快諾を喜んだ。今回の作品は「本格時代劇」であると同時に普遍的な人間ドラマであると語り、「加藤さんが書いてくれた実直な浪人・柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました」と話している。併せて、主演の草彅と白石監督、脚本の加藤からコメントが到着した。■柳田格之進役:草彅剛 コメント未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目一杯楽しみます。また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!■白石和彌監督 コメント私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います。■脚本 加藤正人 コメント『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019) に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草彅剛さんに出演してもらえることになった。草彅さんとは『日本沈没』(2006) 以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草彅さんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草彅さんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている。<作品情報>『碁盤斬り』2024年 全国ロードショー監督:白石和彌脚本:加藤正人主演:草彅剛
2023年03月01日シェイクスピアの『マクベス』を、日本の戦国時代に置き換えた黒澤明監督の映画『蜘蛛巣城(くものすじょう)』が舞台化される。演出を担うのは、社会からはみ出しながら、もがき生きる人々を描いてきた赤堀雅秋さん。今作で主人公の鷲津武時を演じる早乙女太一さんは、この企画を聞いて台本を開くより先に出演を決めたという。「これまでの赤堀作品とは真逆のような舞台なだけに、赤堀さんの色がどう入り込んでくるのか興味がありましたし、僕自身としても挑戦になるだろうなというのもありました。『マクベス』には“きれいは汚い”というセリフがありますけれど、赤堀さんの作品も人間の醜さと美しい部分が描かれている。生々しさがあって、すごく繊細で静かだけれど、そこにすごく激しい狂気もあって…。演出家として、役者の芝居の表面的な部分だけでなく、その奥にある精神的なところまで見てくれる方なので、その人のもとでやれることは本当にありがたいです」映画では鷲津武時を三船敏郎さんが演じているが、あえて意識せず「役と直(じか)に向き合いたい」と話す。「お城勤めの立場って、今でいえば会社員と同じだと思うんですよね。自分が築いてきた立場やプライド、信念とかがあって、それぞれが守らなきゃいけないもののためにもがいていく。武時や妻の浅茅(あさじ)だけではなく、他の人物もそこが垣間見えるよう描かれていて、それぞれの細かい心の動きを赤堀さんが丁寧に紡いでくれる。台本に書かれている点と点を、線で繋ぐだけでなく、その線自体も細かな点でできている感じ。たとえば、しゃべりながら気を遣っているときもあれば、顔を繕っている瞬間もある。そういう感情を丁寧にたどっていくのが楽しいです」ただ、今回は時代劇。「やっぱり身近に死がある時代だけに、登場する人たちの生へのエネルギーってとんでもない。そこは頭で考えてもわかるものではないから、とにかく稽古場でみんなで本気でぶつかっていくしかないんです。だから自然と点と点からなる線もすごく太くなる。その感情的になる熱い感じは、普段の赤堀作品にはなかなかない。でも、武士がなぜ大きい声を出すのかという意味までしっかり作ってくれているんですよ。それでもやっぱり時代劇的な表現の中では、赤堀さんの描こうとする繊細さが伝わりにくいんです。しかも時代劇って、侍言葉も含めて今のお客さんにとっては距離があるファンタジーのような世界。それをいかに身近な物語としてお客さんに伝えられるか、ちゃんとそこに生きている人間として見せられるかが課題ですね」一昨年のドラマ『カムカムエヴリバディ』や昨年の『六本木クラス』など、近年は映像でも個性的な役柄を次々と好演。作品について語る口調からも、今、芝居を楽しんでいるように感じるけれど…。「そうかもしれないですね。最初は女形として注目されましたが、それが嫌だった僕は、別のもので頑張りたいと殺陣を追求するようになって。でもそのうち今度は“殺陣の人”と言われるようになって、それを覆したくて芝居を頑張ってきたんです。だから10代、20代の頃は自分を否定しながらやってきたような気がします。でも最近、そういうこだわりがなくなって、チャレンジできることならなんでもやりたいと思えるようになりました。今は芝居に限らず、自分が新鮮に楽しめることならなんでもやってみたいなと思っています」KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蜘蛛巣城(くものすじょう)』群雄割拠する戦国時代。蜘蛛巣城の城主・都築国春に仕える鷲津武時(早乙女)は、隣国との戦いを制した帰国の途で、謎の老婆から城主になるとの予言を告げられる。それを聞いた妻・浅茅(倉科)は…。2月25日(土)~3月12日(日)横浜・KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉原脚本/黒澤明、小國英雄、橋本忍、菊島隆三脚本/齋藤雅文上演台本/齋藤雅文、赤堀雅秋演出/赤堀雅秋出演/早乙女太一、倉科カナ、長塚圭史、中島歩、佐藤直子、山本浩司、水澤紳吾、久保酎吉、赤堀雅秋、銀粉蝶ほかS席8500円A席6500円ほかチケットかながわ TEL:0570・015・415(10:00~18:00)兵庫、大阪、山形公演あり。さおとめ・たいち1991年9月24日生まれ。劇団朱雀2代目座長を務めるかたわら、自身の劇団公演のほか、数々の舞台や映像作品に出演。近作にドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』。出演映画『仕掛人・藤枝梅安』公開中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・的場 亮スタイリスト・八尾崇文ヘア&メイク・奥山信次(B・SUN)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年02月26日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、北大路欣也主演、時代劇『白虎隊~敗れざる者たち』を1月11日(水)より毎週水曜よる8時~放送します。1.時代劇『白虎隊~敗れざる者たち』について幕末の会津。孤高の家老・西郷頼母(さいごうたのも)とその家族を軸に、運命に翻弄されながらも未来を信じ戦い抜いた会津の若き隊士たち・白虎隊の悲話を描く。主人公・西郷頼母を北大路欣也、妻・千重子を黒木瞳、会津藩主・松平容保を伊藤英明、新選組副長・土方歳三を岸谷五朗が演じる。■番組HP: 時代劇 白虎隊~敗れざる者たち | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 2.あらすじ慶応4年(1868年)8月――幕末の日本が新しい時代へと大きく生まれ変わろうとしている中、東北・会津の地にも大きな時代のうねりが押し寄せようとしていた。薩摩・長州を中心とする新政府軍が、錦の御旗を掲げて四方から会津へ攻め入ろうとしていたのだ。それは、朝廷から朝敵と見なされたことを意味していた。長年、京都守護職として朝廷を尊び警護してきた会津藩にとって屈辱的な出来事であり、この時、白虎隊をはじめとして多くの尊い命が失われたのだった…。3.放送スケジュール1月11日(水)よる8時~放送スタート毎週水曜よる8時00分~(2話連続放送/全7話)※1月25日(水)のみ、よる7時~3話連続放送4.キャスト・スタッフ役名:キャスト西郷頼母:北大路欣也西郷千重子:黒木瞳西郷眉寿子:国仲涼子松平容保:伊藤英明萱野権兵衛:小林稔侍土方歳三:岸谷五朗ほかスタッフ脚本:ジェームス三木音楽:谷川賢作監督:重光亨彦■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月10日かつて、テレビ東京で新春に放送された人気時代劇『壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男』と『竜馬がゆく』が本日から配信をスタートした。テレビ各局が人気番組や特別番組、大型バラエティを次々に投入してしのぎを削る年末年始の激戦区の中で、長年に渡って愛され続け、現在も語り継がれ愛され続ける伝説的なシリーズがある。その名は「テレビ東京新春ワイド時代劇」(時代によって「12時間超ワイドドラマ」や「新世紀ワイド時代劇」など様々な呼称あり)。毎年1月2日になんと10時間以上に渡って本格時代劇を放送するもので、1981年に始まり、放送時間などの変遷を経ながら2016年に惜しまれながら終了した大型企画だ。本シリーズは、司馬遼太郎や吉川英治などの人気作家の小説を原作に、忠臣蔵、宮本武蔵、織田信長、白虎隊など時代劇の“花形”と呼ばれる題材をとりあげた。ダイナミックな物語運び、長時間だからこそ描けるキャラクター描写、登場人物それぞれのドラマや駆け引き、合戦などの戦闘を徹底的に描き、大規模な撮影による派手さと迫力は視聴者から支持を集めた。キャストも、特別番組の“顔”を務められるだけの人気と、10時間以上の物語を引っ張っていくだけの力量のある豪華絢爛なスター俳優陣が次々に登場。正月らしい煌びやかな華やかさにも寄与していた。そんな伝説のシリーズの中から、テレビ放送と同じ本日1月2日に、『壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男』と『竜馬がゆく』の2作品が、Amazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネルで配信開始となった。奇しくも同じ幕末の激動を描いた二作品、坂本龍馬や新選組の面々、池田屋事件や寺田屋事件など、ふたつの物語で共通する登場人物や出来事の描かれ方の違いなどを楽しむのもおススメだ。今年は配信でじっくりと時代劇を堪能するのはいかがだろうか?『壬生義士伝〜新選組でいちばん強かった男〜』(2002年1月2日放送)原作:浅田次郎脚本:古田求、田村恵監督:松原信吾、長尾啓司出演:渡辺謙、高島礼子、高杉瑞穂、渡辺大、安倍なつみ(モーニング娘。)、筧利夫、村田雄浩、内藤剛志、津川雅彦、浅田次郎(特別出演)、夏八木勲、芦屋雁之助、岸田今日子、柄本明、遠藤憲一、大鶴義丹、萩原流行、岡本綾、坂井真紀、金子賢、伊原剛志、竹中直人幕末の盛岡南部藩。極貧の足軽・貫一郎は、妻・しづら一家を養うために脱藩。近藤勇率いる新選組に入隊し、次々と手柄を上げる。そして金のためと割り切り闘いへ出向く貫一郎を、人は「人斬り貫一」と呼んだ。だが、やがて坂本龍馬の力添えで薩長が同盟を宣言。世の中も新選組も大きな変化を迎える。その時、貫一郎は…。©2002 株式会社テレビ東京、松竹株式会社⇒Amazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネル()『竜馬がゆく』(2004年1月2日放送)原作:司馬遼太郎脚本:長坂秀佳監督:松原信吾、奥村正彦出演:市川染五郎(現・松本幸四郎)、内山理名、井川遥、若村麻由美、室井 滋、沢村一樹、的場浩司、前田愛、原田龍二、高杉瑞穂、山田純大、高嶋政宏、松たか子、松本紀保、藤本美貴(モーニング娘。)、渡辺いっけい、柄本明、橋爪功、藤田まこと、松本幸四郎(現・松本白鸚)原作者の司馬遼太郎が「維新の奇跡」と呼んだ男・坂本竜馬。土佐の下級武士の次男として生まれながら、飛びぬけた行動力と人間的魅力で維新の主役となり、絶対不可能と思われた「薩長連合」を成し遂げ、大政奉還によって誰も血を流さない革命を夢見た竜馬の颯爽とした生き方を、激動の時代に若い命を燃やした志士たちの群像と、竜馬を愛した女たちの姿をまじえながら描く。©2004 株式会社テレビ東京・松竹株式会社⇒Amazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネル()
2023年01月02日浅田次郎の小説『大名倒産』が実写映画化。神木隆之介を主演に迎え、2023年6月23日(金)に公開される。借⾦100億?!“巻き込まれ系プリンス”を描く時代劇原作の『大名倒産』は、2019年に出版された人気時代小説。主人公は、ひょんなことから越後丹生山藩・第十三代藩主となる青年・松平小四郎だ。庶民から一国の殿様になるという“シンデレラストーリー?!”かと思ったのもつかの間、実は25万両、現在の価値で借金100億を抱える、ワケあり藩だった...!主演は神木隆之介主人公・松平小四郎を演じるのは、神木隆之介。その他にも、杉咲花、松山ケンイチ、小日向文世、小手伸也、桜田通、宮﨑あおい、浅野忠信、佐藤浩市ら、豪華キャストが顔をそろえる。主⼈公・松平⼩四郎役...神木隆之介越後・丹生山藩の鮭役人の子として生まれた間垣小四郎。お人よしで商売は上手くない。皆に愛されて平和に暮らしていたが…ある日、徳川家康の血を引く藩の後継者であることが告げられる。いきなり若殿(プリンス)になるものの、なんと...100億もの借⾦を背負わされる上、丹⽣⼭藩が藩の計画倒産「⼤名倒産」を企てていると幕府に疑われてしまい、疑いを晴らさなければ切腹の危機に。次々と災難が降りかかる“巻き込まれ系プリンス”。さよ役...杉咲花⼩四郎の幼馴染。⼩四郎とともに、藩の借⾦返済⼤作戦のため究極の節約術を実践する。松平新次郎(まつだいら・しんじろう)役...松⼭ケンイチ⼩四郎の腹違いの兄弟で松平家の次男。うつけ者だが⼼優しい兄。庭造りの才能は天才的。橋⽖佐平次(はしづめ・さへいじ)役...⼩⼿伸也丹⽣⼭藩の勘定奉⾏。松平喜三郎(まつだいら・きさぶろう)役...桜⽥通⼩四郎の腹違いの兄弟。頭に巻いた紫の病鉢巻が印象的な松平家の三男。病弱だが頭のキレがよく、ユーモラスな感性の持ち主。間垣作兵衛(まがき・さくべえ)役...⼩⽇向⽂世⼩四郎の育ての⽗。小四郎に実は、<松平>小四郎という名であり、徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだと告げる。なつ役...宮﨑あおい⼩四郎の⺟。磯⾙平⼋郎(いそがい・へいはちろう)役...浅野忠信⼩四郎の教育係。⼀狐斎(いっこさい)役...佐藤浩市⼩四郎を藩主に任命する実の⽗。小四郎に国を任ると悠々⾃適な隠居生活に。しかし実は...息子に借金の責任を押し付けようという...。タツ…キムラ緑子金貸業を行う大坂の豪商・天元屋(てんげんや)。天野大膳/中膳/小膳…梶原善小四郎が藩主となる丹生山藩の付家老・天野大膳と、その弟の中膳/小膳を、1人3役で梶原善が演じる。小池越中守…髙田延彦幕府の実力者と名高い旗本。お初…藤間爽子小池越中守の娘であり、新次郎と恋仲。しの…ヒコロヒー橋爪佐平次の妻。板倉周防守…勝村政信丹生山藩の大名倒産疑惑を疑う江戸幕府の老中。仁科摂津守…石橋蓮司幕府の老中首座。⽩⽥新左エ⾨…カトウシンスケ⼩四郎の家⾂。由緒正しき丹⽣⼭藩に誇りを持つ。⿊⽥市ノ進…秋⾕郁甫⼩四郎の家⾂。⽩⽥新左エ⾨とともに、藩を根強く支える。監督は前⽥哲監督は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『⽼後の資⾦がありません!』『そして、バトンは渡された』などを世に送り出してきた前⽥哲。『大名倒産』が、時代劇初挑戦となる。脚本は、映画『七つの会議』やドラマ「半沢直樹」の丑尾健太郎と、ドラマ「特捜9 season2〜4」「下町ロケット」の稲葉⼀広が務める。主題歌はGReeeeN「WONDERFUL」映画『⼤名倒産』の主題歌はGReeeeNの「WONDERFUL」。100億の借⾦返済に向けた、⼩四郎たちの奮闘を応援するような爽快感溢れる楽曲で物語を彩る。映画『大名倒産』あらすじ越後・丹生山藩の鮭役人の子として間垣小四郎は、お人よしで、皆に愛され平和に暮らしていた。ある日、大勢の役人たちが家にやってくると、なんと彼は、<松平>小四郎。徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったことが知らされる。さらに、実の父はさっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた…のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩だった。困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣⾔し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。しかし・・・実は⼀狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、⼀体どうする?【作品詳細】映画『大名倒産』公開日:2023年6月23日(金)原作:浅田次郎「大名倒産」(⽂春⽂庫刊)出演:神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小日向文世、小手伸也、桜田通、宮﨑あおい、キムラ緑⼦、梶原善、勝村政信、⽯橋蓮司、髙⽥延彦、藤間爽⼦、カトウシンスケ、秋⾕郁甫、ヒコロヒー、浅野忠信、佐藤浩市監督:前田哲脚本:丑尾健太郎、稲葉一広製作:『⼤名倒産』製作委員会配給:松⽵
2022年12月17日