コンテンポラリーダンスという言葉が流通する遙か以前から、勅使川原三郎は、どのジャンルやスタイルにも属さないオリジナルな身体表現を確立し、日本はもとより、世界中のダンス・バレエ界から注目を集めてきた。錯覚かと見紛うほどの高速ステップから、時間の堆積を感じさせるスタティックな動きまで。空間の質量を自在にコントロールするシャープな身体は、大ベテランであり、愛知芸術劇場の芸術監督となった(2020年4月に就任)現在も、まったく衰えとは無縁。むしろ、より研ぎ澄まされ、パフォーマーとして最強のフェーズに入った感さえある。制約の多いコロナ禍による自粛期間の前後も、自身が主宰するKARASのスタジオで、次々と新作やリニューアル作を精力的に上演し、絶好調ぶりをキープしている。そんな勅使川原メソッドの最高の体現者である佐東利穂子も、重力を感じさせない軽みとしなやかさに加え、求心的かつ気品漂う佇まいで魅了する、類い稀な優れたダンサーだ。この二人が、それぞれ圧巻のソロと、絶妙な距離とタイミングによるデュエットを繰り広げる舞台空間は、さらに勅使川原自身による、光と影の変化やオブジェの質感を活かしたソリッドな美術・照明を得ることで、完璧なアートとなる。古今東西の文学作品からインスパイアされた作品も多い勅使川原だが、なかでも宮沢賢治については、その詩作をイメージの源泉とする『DAH-DAH-SKO-DAH-DAH』『春と修羅』を発表しており、「言葉やイメージは勿論、自然や時空について考える新たな機会を得た」と、その影響の大きさに言及している。『銀河鉄道の夜』の詩的世界は、きっと勅使川原を、さらなる自由な高みに導くことだろう。夜空の天の川に遊ぶジョバンニとカンパネラに、二人の天才ダンサーの姿を重ねるのが楽しみだ。勅使川原三郎ダンス公演『銀河鉄道の夜』原作:宮沢賢治構成・振付・演出・美術・照明・衣装:勅使川原三郎出演:勅使川原三郎 / 佐東利穂子9月19 日(土)19:309月20 日(日)19:309月21 日(月・祝)16:009月22 日(火・祝)16:00会場:シアターX(カイ)文:伊達なつめ
2020年09月19日上野樹里主演にて月9ドラマ初の2クール放送となる「監察医 朝顔」に、第1シーズンに引き続き柄本明の出演が決定。初回放送日が11月2日となることも決まった。同名漫画作品を原作にした本作で、上野さん演じる朝顔は東日本大震災で母を失い、その遺体すら見つからないという対峙しようのない悲しみを抱えており、それゆえに遺体を「どうして亡くなってしまったのか分からない“不詳の死”には決してさせない」という揺るぎのない信念を持っている。第1シーズンのラストで、悲しみは完全に癒えずとも前へ一歩踏み出し、母の実家があり、母が被災した東北の海辺の街を再び訪れることができた朝顔。その翌年の5月を舞台に本作は始まる。柄本さんが演じるのは朝顔の母・里子(石田ひかり)の父である嶋田浩之(しまだ・ひろゆき)。もともと陽気な性格ではないものの、東日本大震災以来、人が変わってしまったかのように寡黙になる時も。第1シーズンでは、里子の遺体を探しに来る平(時任三郎)に冷たく当たっていた浩之だが、後半からは平の思いを受け入れ、自身も里子の遺体を探すように。孫の朝顔とはよく電話をするなど仲が良く、第1シーズンの最後にひ孫のつぐみ(加藤柚凪)に初めて会ってからは、目に入れても痛くないほど、つぐみをかわいがっている。柄本さんといえば、現在放送中の日曜劇場「半沢直樹』(TBS系)で大物議員を怪演しており、「悪人面がすごい」と話題沸騰中。本作では一転して、孫とひ孫を愛する好々爺を演じるが、2クール連続放送のTVドラマに出演するのは連続テレビ小説「やんちゃくれ」(NHK1998年10月~1999年4月)以来、実に22年ぶり。柄本さんは「また孫たちに会えることを、とてもうれしく思います。見ていただければ幸いです」とコメント。第1シーズンのラストで、朝顔、平、桑原(風間俊介)、つぐみが浩之の家を初めて訪れた時、どうしてここに里子はいないのかと亡き娘に思いを馳せ、浩之が慟哭するシーンは、いまなお名シーンとして語り継がれている。柄本さん演じる浩之は、第2シーズンではより物語のキーパーソンとなり、再び多くの涙を誘うことになるという。本作では、被災した土地の“いま”により具体的に迫り、2クール連続放送ならではの長期的な視点で、被災した方の“心”を見つめていく。さらに、新型コロナウイルスの影響で2020年秋・2021年冬クール連続の年越し放送となり、奇しくも2021年3月11日、東日本大震災から10年という節目を放送の中で迎えることになる。「監察医 朝顔」は11月2日より毎週(月)21時~フジテレビ系にて2020年秋・2021年冬2クール連続放送。(text:cinemacafe.net)
2020年09月07日2020年7月21日に、俳優の横浜流星さんが新型コロナウイルス感染症に感染したことを発表。横浜さんは、同年8月から始まる予定の連続ドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)の主演を務めています。そのため、ドラマの撮影は一時中断し、共演者やスタッフらはPCR検査を受けるなど、対応に追われました。山崎育三郎が横浜流星にエール同年7月28日に、同ドラマに出演している俳優の山崎育三郎さんが、Instagramを更新。休止していたドラマの撮影再開を報告し、現場で撮影した写真を公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 山崎 育三郎 Ikusaburo Yamazaki(@ikusaburo_yamazaki)がシェアした投稿 - 2020年 7月月27日午後11時54分PDT山崎さんが投稿したのは、手のひらの上に紫色の折り鶴を置いた写真。実は同日現在、横浜さんのファンがネット上で紫色の折り鶴を用意し、彼の回復を願う活動を行っています。そういった活動を知り、山崎さんは紫色の折り鶴の写真を投稿したのでしょう。山崎さんは、投稿の最後で横浜さんへエールを送りました。ご心配おかけしました。今日から撮影が再開します。前に進みます。多喜川さん頑張ります!流星まってるよー!ikusaburo_yamazakiーより引用投稿に対し、ネット上ではさまざまな反響が上がっています。・紫色の折り鶴を見て、涙が出るほど嬉しかったです。ありがとうございます。・素晴らしいスタッフと共演者に恵まれて、流星くんは幸せだと思います。・撮影再開したんですね、嬉しいです!早く流星くんの体調が回復しますように。心身ともに大変な思いをしているであろう横浜さんにとって、こういった周囲の反応には救われることでしょう。感染対策予防をしていても、誰しもが感染してしまう可能性があります。もしも周囲の人が感染した場合は、必要以上に恐れず、正しい知識を持って対応したいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月30日俳優の山崎育三郎が、ストリーミングサービスを利用した生配信ライブ『山崎育三郎 Special Live “YOU & I” 〜 ねぇ、僕だよ? みんなのプリンス 〜』を開催することが26日、明らかになった。現在放送中の連続テレビ小説『エール』(NHK総合 月曜~土曜8:00〜)では、オペラ「ドン・ジョバンニ」や「故郷」を美声で披露するプリンス・佐藤久志役を熱演、今夏スタートのドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系 毎週水曜22:00〜)では、ミステリアスな多喜川薫役を演じる山崎。新型コロナウイルスの影響により、主演予定だったミュージカル『エリザベート』公演も中止となってしまったが、7月18日日に初の生配信ライブを開催する。マチネ(15:00〜)とソワレ(19:00〜)で内容を変え、“エール”を込めたライブを届けるという。チケット代は各2,500円(税込)で、オフィシャルファンクラブ会員限定で撮りおろしの「特典ライブフォト」と「動画メッセージ」が見れる特設ページも公開される。○山崎育三郎 コメント今回の新型コロナウイルスの影響で、僕自身もミュージカル、コンサート、ディナーショー、イベント、様々なエンターテインメントが次々と中止になり、ステージ上で歌を歌う機会を多く失いました。どうにか今の状況の中で歌を届けたいという思いから、初めて生配信でのライブをやらせて頂くことになりました。ピアニストには多彩なアレンジと繊細かつドラマティックな演奏スタイルを持つ、宗本康兵さんによるグランドピアノでの生演奏。セットリストには、出演ミュージカル作品の楽曲、ディズニー楽曲、オリジナル楽曲、更に今回は朝ドラ『エール』が放送休止期間に入ってしまうため、佐藤久志がドラマで歌っている楽曲など、幅広い音楽を届けたいと思います。オンライン上で、皆さんからのコメントを読み上げ、リクエストに応えて即興で歌うシーンも考えています。
2020年06月26日新ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」の初回放送日が7月16日(木)に決定。それまでは、「Dr.コトー診療所2004」を再編集した特別編として4週にわたり放送する。「Dr.コトー診療所」シリーズは、美しい自然に囲まれた架空の島・志木那島を舞台に、コトーこと医師・五島健助(吉岡秀隆)と島に生きる人々の交流を情緒豊かに描いたヒューマンドラマ。今回再放送される「Dr.コトー診療所2004」は、2004年11月12・13日に2夜連続で放送したスペシャルドラマ。吉岡さんのほかにも、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、泉谷しげるら豪華俳優が共演し、コトー先生が志木那島に来て1年経った頃の出来事を描く、第1期の続編にあたるストーリーだ。また、再放送されるのは今回が初。16年ぶりに特別編としてあの感動の名作がよみがえる。なお、当初は4月9日(木)より放送をスタートする予定だった「アンサング・シンデレラ」。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に最大限の配慮をするべく撮影を休止した影響により、放送を延期していた。撮影は6月8日より、感染症対策を十分に講じた上で再開しているという。本作は、連ドラ史上初となる“病院薬剤師”を描くドラマ。石原さとみが主演するほか、田中圭、西野七瀬、清原翔、桜井ユキ、井之脇海らが出演している。木曜劇場「Dr.コトー診療所2004 特別編」は6月18日(木)22時~フジテレビにて4週にわたり放送。木曜劇場「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」は7月16日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2020年06月11日5月16日、ドラマ『古畑任三郎』3rd season「最も危険なゲーム 前編・後編」(フジテレビ系)が関東地区で再放送された。警部補・古畑任三郎の久々の登場に、喜びの声が上がっている。同番組は、1994年から2006年にかけて放送された三谷幸喜氏脚本の刑事ドラマ。田村正和(76)演じる警部補・古畑任三郎がゲスト俳優演じる犯人の完璧なアリバイやトリックを巧みな話術と卓越した推理力で崩し、真相を解明していく人気シリーズだ。ツイッターなどでは再放送を喜ぶ声が多数あがったことはもちろん、関東地区のみの再放送であったことを残念がるツイートも。またネット上では自身の「古畑最強回」を紹介するコメントなども相次いた。《古畑任三郎トレンド入りしてたのでめっちゃテンション上がった。名シーンは数えきれないから全話再放送してほしい、、》《東京で古畑任三郎再放送されてたの!?ズルいズルいズルい!!!関西でもやってw》《私が一番好きなのは“古畑任三郎vs SMAP”あれは半端なく面白かった!!皆がリアタイで古畑最強回を紹介してる笑!やっぱり皆の心に残る作品なんだなぁ…》また三谷氏が朝日新聞に連載している「三谷幸喜のありふれた生活」の特別版で、全4回の小説「一瞬の過ち」内でも、古畑任三郎が刑事役そのままで登場している。これは“新型コロナウイルスの影響で家でじっとしている人達に楽しい話題を提供しよう“という三谷氏の強い想いから発案された企画で、三谷氏自身も犯人役として登場。小説内で古畑警部補と対決する構造となっている。この企画にも、読者を中心に大きな反響が上がっている。そんななかで再放送されたことで、三谷氏に続編の脚本を期待する声が高まっているのだ。《今日古畑任三郎やってたね!ちなみにいま三谷幸喜さんが新聞のエッセイで(普段は直近の舞台について書いてるんだけど)コロナのタイミングもあって、三谷さん本人が犯人役で古畑任三郎書いてて面白い!これそのままテレビで放送して欲しいんだけどww》《お昼にフジテレビで古畑任三郎の再放送2時間分もやってくれて、大事に録画して今見た。やっぱり古畑任三郎大好きだわー。ほんと色あせない。基本的に田村正和も三谷幸喜も好きだけど、その中でも古畑任三郎は秀逸。永遠に放送し続けてほしいなー》不朽の名作『古畑任三郎』は果たして、復活となるのだろうか。
2020年05月17日昨年7月期に放送された、上野樹里(33)主演のフジテレビ系月9枠のドラマ「監察医朝顔」。その続編「監察医朝顔2」が、今夏から秋の2クール連続で放送される。上野扮する法医学者・万木朝顔と時任三郎(62)演じる父でベテラン刑事の平が、事件や遺体と対峙しながら生きる証について向き合う物語。前作は全11話の平均視聴率が12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録し、昨夏の連ドラでトップに立った。上野といえば、先ごろ最終回を迎えたTBS系の連ドラ「テセウスの船」が全話平均で13.4%を記録。前作の『朝顔』に続き、主演・出演したドラマが2作連続でトップを記録しているのだ。「フジテレビ系ドラマ『のだめカンタービレ』が放送されたのは、06年のこと。最終回は21%超えの視聴率を記録し、その後も映画化されるなど大ヒットとなりました。今の彼女には、そのときの勢いを彷彿とさせるものがあります」(芸能記者)『テセウスの船』最終回は19.6%を記録。彼女の熱演はたびたびSNSなどで話題に上がり、右肩上がりの視聴率は“上野樹里効果“と報じられたこともあったほどだ。「前作の『朝顔』は平均視聴率12.56%。同じクールのドラマでトップになっただけでなく、月9としては2年ぶりとなる全話2ケタを記録しました。そのため、局内では今作にもかなり期待が寄せられています。3作連続でヒットとなれば、いよいよ視聴率女王と呼ばれるようになりそうです」(テレビ局関係者)
2020年03月29日2019年夏クールに放送され、話題を呼んだ上野樹里主演の「監察医 朝顔」が「監察医 朝顔2」として、月9ドラマとしては史上初となる2クール連続で放送されることが決定。すでにクランクインしている本作から、“家族”写真が到着した。「監察医 朝顔」は、主人公で法医学者の万木朝顔(上野樹里)と、父でベテラン刑事の万木平(時任三郎)が、さまざまな事件に向かい合い、かたや解剖、かたや捜査で遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまをハートフルにつづったヒューマンドラマ。その一方で、東日本大震災で被災した母が、いまなお行方が分からないという、癒えることのない悲しみを抱えている朝顔が、その喪失を少しでも埋めるかのように父と肩を寄せ合って笑顔と涙を繰り返し、刑事の桑原真也(風間俊介)との結婚、娘のつぐみ(加藤柚凪)の誕生を経て、家族とともに少しずつ母を亡くした悲しみを乗り越えていく姿を、胸が詰まるほど細やかに紡ぎ上げた。視聴率では2019年夏クール放送の連続ドラマにおいてトップを獲得し、月9ドラマとしては「コード・ブルー-ドクター・ヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」以来、2年ぶりに全話2桁を達成。放送終了後には続編を望む声を含めて1,000件近くも視聴者から称賛の声が寄せられるなど、まさに日本中から愛された家族・万木家が今夏より2クール連続放送で帰ってくる。本作は、月9ドラマ枠では第1作から「SUITS/スーツ2」(2020年4月スタート)まで135作品、放送33年の歴史の中で初めて。フジテレビ系連続ドラマではフジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」(2009年10月~2010年3月木曜22時)以来、実に10年ぶり。また、主演の上野さんは、本作が初めての2クール連続放送のドラマ出演となる。遺体の“生きた証”を探す父娘と家族のかけがえのない日々描く前作ラストで、悲しみは完全に癒えずとも前へ一歩踏み出し、母の実家があり、母が被災した東北の海辺の街を再び訪れることができた朝顔。その翌年の春を舞台に本作は幕を開ける。変わることなく、興雲大学法医学教室で法医学者として働く朝顔。父の平も変わらず、神奈川県の野毛山署強行犯係で刑事として働き、時間があれば東北に向かい妻の遺体を探している。朝顔の夫の桑原は神奈川県警捜査一課で多忙な日々を送り、娘のつぐみは最近になって「弟が欲しい」と朝顔たちにこぼしている。そんな万木家の日常は、これからずっと同じように続いていくと思われた中、とあることがきっかけで朝顔は、平の代わりに母の遺体を探すため1人で東北の地を訪れることになり、新たな物語が紡がれていくことにーー。本作でも各話でさまざまな事件と遺体を扱っていくが、長期放送であることと、自然災害が昨今も多発している状況を鑑み、東日本大震災以外の大規模災害にも朝顔たちは相対していく。さらに、来年2021年は東日本大震災発生からちょうど10年を迎えるタイミングである意義を込め、東日本大震災と母の死に「監察医 朝顔」よりも深く向き合い、自らが母の“生きた証”を探すことになる朝顔を通して、被災地の“いま”により具体的に迫り、さまざまな“心”を見つめていくという。クランクインから「本当の家族みたい」クランクインは群馬県某所の一面の銀世界にて、家族旅行中の万木家の4人というシーンの撮影。上野さんは「作品を終えると、普段はなかなかお会いする機会がないので、『監察医 朝顔2』で再び皆さんと集まれることを幸せに思います。本当に実力のある方々なので、前回の自分の反省を生かして、より良い共演ができるように努められたらと思います」と意気込みをコメント。さらに、「昨年の『監察医 朝顔』と少し違うものがテーマになって来ます。それは誰もが共感でき、普遍的なものです。皆さんの生活に寄り添えるような、また皆さんが朝顔に寄り添ってくれるような、優しくて温かいドラマになれば良いな」と期待を込めた。時任さんは「みなさんとの再会を楽しみにしていますが“じぃじ”役としては特につぐみの成長が楽しみです」と語り、風間さんは「みんなに会えるのが楽しみなのですが、やはり朝顔、平さん、そして何より、つぐみに会えるのが楽しみです。ちょっと大きくなったつぐみに早く会いたいです」と子煩悩なところを覗かせ、そして、つぐみ役の加藤柚凪は「ママとパパとじぃじにずーっとあいたかったよ!つぐみちゃんのあとにいったさつえいのおはなしとかおしえてあげたいの」と、それぞれの心境を明かしている。この日、久方ぶりの再会を果たした4人は、大きな喜びを分かち合った様子。特に、降り積もった雪を初めて見るのは生まれて初めてだという加藤さんは大はしゃぎ。上野さんたちは温かいまなざしで加藤さんを見守り、撮影ではお芝居を超えたアドリブで、4人とも全身雪まみれに。一方で、降り積もった雪の上をどうやって歩くか分からない加藤さんを、何度も上野さんが抱きかかえて連れて行き、時任さんや風間さんが「大丈夫?」と気遣うという一幕も。そんな4人の姿に制作スタッフからは「本当の家族みたい」という声が漏れるなど、会っていない時間を一切感じさせないほど。最後に朝顔たちが手伝いながらつぐみが作った、朝顔の雪だるま、ひときわ大きな平の雪だるま、なぜか朝顔より小さい桑原の雪だるま、そしてつぐみの雪だるまの前で記念撮影がおこなわれ、穏やかで終始、笑顔の絶えないクランクインとなった。「監察医 朝顔2」は夏・秋2クール連続、毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年03月08日ダンサー、振付家、演出家として唯一無二の存在感を放ち続ける勅使川原三郎。1996年より勅使川原振付の全グループ作品に出演しているダンサー、佐東利穂子。そして日本を代表するバイオリニストのひとり、庄司紗矢香。2012年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(勅使川原と庄司)、2014年のイタリア「ヴェネチア・ビエンナーレ」、2017年のフランス「ラ・フォル・ジュルネ」と共演を重ねてきた3人が、本日3月6日に開幕する新作『三つ折りの夜』で待望の日本初共演を果たす。演出・振付・照明・美術を手がける勅使川原によれば、本作は「3人の芸術家による詩、音楽、ダンスの三要素からなる創作」であり、「フランスの詩人ステファヌ・マラルメの詩『三つ折りのソネ(ソネット)』から着想を得た、『日没の夜』『深夜』『有明の月』の三夜の空気歌曲」。3人のコラボレーションに期待が高まる。『三つ折りの夜』は、3月6日から8日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。文:町田麻子
2020年03月06日ダンサーで振付家の勅使川原三郎が今年の4月より愛知県芸術劇場の芸術監督に就任することになり、1月30日に都内で記者会見が行われた。就任に際し勅使川原は「責任の明確化」と「継続性」の重要性を説き「自分が退任後も存在する価値のあるプロジェクトを始めることができれば」と意気込みを口にした。【チケット情報はこちら】同劇場が芸術監督を設置するのは今回が初めてのこと。任期は2024年3月までの4年間となる。今回の芸術監督就任を「誇りに感じている」と語る勅使川原。2年ほど前に就任の打診があったそうで、当初は「戸惑いがありました」と明かしたが、それまでも自身の創作だけでなく、教育的なプロジェクトや企画の立案などに携わってきた経験もあり「創作者、アーティストとしての立場ではないところに身を置いて、自分に何ができるのか? どんな考えを持つことができるのか? ということに興味を抱き、面白い機会になりうるかもしれない」と考え、引き受けることを決意したと説明した。勅使川原は「“劇場“の主役は実はスタッフであり、優秀なスタッフがいるところには、必ずいい結果が生まれる」と持論を述べ、これまでに何度か公演を行なってきた同劇場の印象について「東京の劇場でも二の足を踏むような激しい作品をやらせてもらいました。様々な発想を引き受ける精神を持っている劇場であり、スタッフの熱気を感じました」と語る。自身が芸術監督に就任しても「責任の所在をはっきりさせた上で」これまでと同様にプロデューサー陣、スタッフを尊重していくと明言。「自分の趣味、自分の色に染めるためにこの仕事を引き受けたわけではなく、プロデューサー陣のこれまでの仕事を継続的に発展させるのが私の役割」と語る。今後の具体的なプロジェクトについては「劇場は“使いこなす”ということが大事」と語り、地元・愛知県内のバレエ団による合同プロジェクトを形にしたいと意欲を燃やす。一方、自身の海外での知名度を活かし「既にヨーロッパの複数のアーティストとも話し合いを進めています」と海外アーティストとの企画が進行中であることも明かした。なお、芸術監督就任記念プレ事業として、勅使川原とダンサーの佐東利穂子、バイオリニストの庄司紗矢香のコラボレーションによるダンス・コンサート『三つ折りの夜』が同劇場コンサートホールにて3月12日(木)に上演される。
2020年02月05日航空業界を舞台に展開していく新たなシリーズ「おっさんずラブ-in the sky-」。この度、12月7日(土)放送の第6話に、ミュージカル界のプリンス・山崎育三郎が登場することが分かった。新人CA・春田創一(田中圭)、機長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、副操縦士・成瀬竜(千葉雄大)、整備士・四宮要(戸次重幸)らおっさんたちがピュアなラブバトルを展開中の本作。4人がそれぞれに複雑な思いを抱え、恋のバトルが激化の一途をたどりつつあるいま、この四角関係をさらに複雑化させてしまいそうな新たなおっさんが登場する。「レ・ミゼラブル」をはじめ、多くの有名ミュージカル作品に出演し、「下町ロケット」などTVドラマにも登場し人気を博す山崎さんが今回演じるのは、「天空ピーチエアライン」のCA・獅子丸怜二。突如天空ピーチに現れし謎の新人CAで、2か月前まで外資系のドバイ航空にいたという35歳独身。非の打ちどころのないナイスすぎる様相に、男女共に人気が沸騰し、さながらバチェラー状態に(!?)そして、そんな彼の教育係を同い年のCA・春田が担当することに。親友のような、ライバルのような存在になっていく2人だが…。前作も見ていたという山崎さんは「不思議な感覚です。すでに出来上がっているチームに後から入っていくということで、緊張していたんですけど、圭さんのもっている空気で現場にいい雰囲気が流れていて、すごく温かかったので、すっと入っていけました」と撮影に入った感想を明かす。また、主演の田中圭とは今回が初共演。「“はるたん”そのものでしたね。春田のまんまというか、いい意味でずっとマイペースというか。今ものすごく忙しいと思うんですけど、変わらない。普段から本当に穏やかな方なんだなぁと思いました」と印象を語り、「圭さんはなんでも受け止めてくれる、どんな球を投げてもキャッチしてくださる安心感のある役者さんだと思いますので、芝居で遊びたいですね、はるたんと一緒に。歌ったり踊ったりするシーンがあればいいんですけど(笑)」と意気込み。一方、田中さんは「バラエティーなど人となりが出てしまう番組を見ていて、ノリがよくてマジメで、振られたら一生懸命やる、すごくバランスのいい人なんだろうなと思っていました」と山崎さんの印象を明かし、「年も近いし、今回この『おっさんずラブ』に6話から参戦してくれるのが楽しみでした。もうちょっと芝居場で遊びたいなと思っているんですけど、今のところまだできていないので、仕掛けていこうかなとチャンスを狙っています」とコメント。また、春田と獅子丸の関係についても2人が言及。「春田と獅子丸は全然タイプの違う二人なんだけどウマが合うというか、見ている人に“なんかこの二人いいな”っていうふうに感じてもらえるペアになれればいいな」と言う田中さんは、「獅子丸はすごく難しいキャラクターというか、すごく難しいタイミングで登場してきて、いきなり負担のかかるセリフがあったりするんです。まだ詳しくは言えないですが、“これ急に出てきた育さまにやらせんの!?”みたいな部分は正直あるんですけど、でもそれを言うために出てきたキャラクターには絶対させたくないんです。今後、春田と獅子丸が急接近するシーンもあるのですが…どんなスキンシップがあるのかは、内緒です(笑)!」と気になる内容について触れる。さらに山崎さんも「春田と獅子丸は、直感的に“合うな”とか“好きだな”という思いは初めの段階から感じていると思う」と言い、「今後、急接近するようなシーンもあるんですけど、詳しくは…内緒です(笑)」とコメントした。「おっさんずラブ-in the sky-」は毎週土曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送中。(cinemacafe.net)
2019年11月22日ミュージカル『エリザベート』の制作発表が12日に都内で行われ、小池修一郎(演出/訳詞)、花總まり、愛希れいか、井上芳雄、山崎育三郎、古川雄大、池田篤郎(東宝 取締役演劇担当)が登場した。同作は1992年にウィーンで初演をむかえて以来、世界中で上演されているミュージカル。日本では1996年から宝塚歌劇団、2002年からは東宝版の上演が行われている。オーストリア=ハンガリー帝国の皇后・エリザベート(花總、愛希)の生涯を描き、ハプスブルク家の崩壊の物語に、"死"の概念である黄泉の帝王・トート(井上、山崎、古川)を絡めた。2015年よりルキーニ役として何度も同舞台に立ってきた山崎が、今回初のトート役に挑戦。山崎は「ルキーニという役に出会ったことで役者としての新しい扉が開いたと思っており、本当に感謝しています。そんな中で来年、20周年という大きな節目の年にトートという役で帝国劇場に立てることを嬉しく思いますし、誰よりも近くでトートを見てきましたので、ルキーニを演じた自分を演じた自分だからこそできるトートができるんじゃないかなと思っております。トートとルキーニの関係性が大事だと思って演じてきたので、ルキーニ役とも相談しながら演じていきたい」と意気込んだ。山崎は「恐怖心を与える、氷のように冷たく触ったら火傷しそうなというイメージ」とトートを表しつつ、「今回小池先生のこだわりで、"真ん中分け"のトートなんですね。東宝版でも宝塚版でも、今までのトートにいないということで、視覚的にも注目していただきたい」と意外な観点からアピール。小池が「70年代のロックのイメージ」と説明すると、山崎は「ちょっとどういうことか……」と戸惑い、井上は「僕たちも真ん中分けでいこうねって話をしてる。オールバックかもしれないし」と古川と顔を見合わせた。制作発表後の囲み取材でも、センター分けは話題に。山崎は「トートが決まって、今年の公演のルキーニも真ん中分けにしたんですよ。6:4くらいだったのが、5:5に」と明かす。2019年の公演開始よりも前にトート役が決まっていたために「トートの動きとか動線をずっと見てました」と言うと、井上も「見られてるというのは、僕たちも感じてました」とニヤリとした。真ん中分けのこだわりについては「完全に小池先生です。いくつかあったカツラの中で、初めから先生は『育はセンター分けだ』って。真ん中分けで紫、という先生のこだわりが最初から最後までありました」と振り返った山崎。「ルキーニの前に帝国劇場で扮装をやったんですけど、すっぴんの状態で紫の真ん中分けのカツラをかぶったので『これはまずいことになる』と思ったんです。全然似合ってなくて。でも先生はそのときからメイクしたところまで見えていた」と苦笑する。出演者陣も山崎のトート就任について「なんとなく知っていた」という状態で、井上は「この前のS帝劇のの千秋楽時に、カーテンコールで『次やるんだってね』って、初めて言った」と振り返る。「なんかアドバイスください」という山崎に、井上は「企業秘密なんで……」と交わしつつ、「『ちょっと歌い方変えました?』と聞きにきてくれたりとか。『自分だったらどうしよう』と考えてるんだろうなと、感じてはいました」と明かす。井上は「僕が真ん中分けにしてるかもしれないですね」と再度真ん中分けに触れつつ、「でも、全然違うトートになると思うんですよ。やればやるほど形が捉えられないので」と心境を語った。東京公演は帝国劇場にて2020年4月9日〜5月4日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月11日〜6月2日、名古屋公演は御園座にて6月10日〜28日、福岡公演は博多座にて7月6日〜8月3日。○キャストエリザベート(Wキャスト):花總まり、愛希れいかトート(トリプルキャスト):井上芳雄(大阪、名古屋、福岡公演)、山崎育三郎(東京公演)、古川雄大フランツ・ヨーゼフ(Wキャスト):田代万里生、佐藤隆起ルドルフ:三浦涼介ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希ゾフィー(トリプルキャスト):剣幸、涼風真世、香寿たつき(東京、大阪公演)ルイジ・ルキーニ(トリプルキャスト):尾上松也(東京、大阪公演)、上山竜治、黒羽麻璃央
2019年11月12日昨年“助六ロス”を巻き起こしたNHKドラマ『昭和元禄落語心中』での天才落語家役も記憶に新しい、俳優の山崎育三郎。今春には尾上松也、城田優とエンタテインメント集団「IMY」を旗揚げするなど舞台を主軸に、近年は映像界にも進出。その他、番組MC、声優を務めるなど多方面で存在感を発揮中だ。2020年は、最新カバーアルバム『MIRROR BALL ’19』を携え、全国ツアーで幕を開ける。「山崎育三郎」チケット情報アルバムは、50年代から90年代までのヒットソング全13曲を収録した名作選。各時代の名曲をミラーボールミュージックとして令和に蘇らせるというコンセプトのもと、音楽プロデューサーにヒャダインを迎えた。例えば、舟木一夫『高校三年生』はヒップホップ調に、ミュージカル映画でお馴染み『雨に唄えば』では山崎の声を男女2役に加工し、ユーロビート調に仕上げるなど、異色の仕上がりとなっている。「ミュージカルではバラードを朗々と歌い上げるイメージが強いと思いますが、コンサートを重ねる中で、次はアップテンポの盛り上がる楽曲を作りたいとの思いがずっとありました。どの曲も1度聴いただけで忘れられないフレーズがあるのは、名曲の強み。僕が選んだのは、祖母や母の影響で大好きになった、美空ひばりさんの『お祭りマンボ』。ヒャダインさんには、令和の若者に響くカッコいいアレンジをとリクエストしました」。ヒャダインの一押しは、70年代女子プロレス界のアイドル、ビューティ・ペアの名曲『かけめぐる青春』。城田優とのデュエットを強くすすめられた。「最初の打ち合わせの段階から、“もうふたりで歌っている姿が見えているから”と言われて。優も『やる!』とすぐに返事をくれました。僕らは普段からハモって遊んでるので、レコーディングも一発でキレイに録れて、ヒャダインさんも『いいね、これこれ!』という感じ(笑)。毎回そんな風に誉めていただけるので、僕もだんだん解放されて、新たな一面を引き出してもらえました」。コンサート当日は、ミュージカル俳優ならではの演出にも期待してほしいと話す。「『お祭りマンボ』のミュージックビデオでは、僕がエルヴィス・プレスリー風に登場し、バブル時代の肩パットスーツから、ヒップホッパー、ギャル男を経て、現代の高校生のTikTokまで、時代を象徴する衣裳やダンスを使い、アルバムのコンセプトを表現しました。コンサートでも時空を超えて旅するような、ストーリー性のある構成でお届けできるのが僕の強みかなと。ミュージカル俳優の仲間をダンサーに迎え、弾き語りや、タップダンスも踊ります。『お祭りマンボ』ではお客様と一緒にワッショイ!コールで盛り上がりたいですね」。大阪公演は2020年1月12日(日)にフェスティバルホールにて開催。チケットは11月2日(土)一般発売開始。取材・文:石橋法子
2019年11月01日9年ぶりの新作であり、原作者・福本伸行自らの脚本によるオリジナルストーリーで描かれる最終回『カイジ ファイナルゲーム』。この度、山崎育三郎ら新規参戦キャストを含む追加キャストと予告映像、ポスタービジュアルが公開された。すでに、映画化決定と共に主演・藤原竜也をはじめ、新キャストとして福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎の出演が解禁されている本作。今回明らかになったのは、シリーズ過去作にも登場した人気キャラクターを演じる天海祐希、松尾スズキ、生瀬勝久。1作目に帝愛グループの幹部・遠藤凛子として登場した天海さん、帝愛地下帝国で囚人たちの“ハンチョウ”大槻太郎を演じた松尾さん、2作目で帝愛グループの裏カジノのパチンコ「沼」攻略の協力者として登場した坂崎孝太郎役の生瀬さんら“カイジファミリー”が再登場。さらに、高倉(福士蒼汰)の部下・西野佳志役に山崎育三郎、カイジと共に【バベルの塔】に参加する菅原太一役に瀬戸利樹、大富豪・東郷役に伊武雅刀が新規参戦する。そして「最後の敵は国家」という壮大なゲームの幕開けを感じさせる予告編では、再び自堕落な生活を送っているカイジが、廣瀬(新田さん)、東郷(伊武さん)、大槻(松尾さん)の誘いで究極のギャンブルの世界に再び身を投じていく様子が映し出される。福本氏が今作のために考案した【バベルの塔】【最後の審判】【ドリームジャンプ】【ゴールドジャンケン】といった新しいオリジナルゲームの様子が登場しているほか、『カイジ 人生逆転ゲーム』の名シーン“鉄骨渡り”を彷彿とさせる場面では、カイジが「何でまだこんな事してんだ!俺!!」とツッコミを入れる姿も。早くも“ざわ…ざわ…”する映像となっている。『カイジ ファイナルゲーム』は2020年1月10日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:カイジ ファイナルゲーム 2020年1月10日より全国東宝系にて公開©福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会
2019年10月30日東京バレエ団が、世界的に活躍する振付家、勅使川原三郎に委嘱した『雲のなごり』を世界初演する。約2週間後に初日を控え、勅使川原によるリハーサルが公開された。この作品には、東京バレエ団から5人のダンサーたちが出演、演出助手で共演もする佐東利穂子とともに、勅使川原との創作に取り組んでいる。リハーサルの冒頭、「いま私たちは、音楽に対しての理解を、誤差のないように、ともに同じ身体言語で捉えようと稽古しています」と語った勅使川原。音楽は、武満徹の『地平線のドーリア』(1966年)と『ノスタルジア-アンドレイ・タルコフスキーの追憶に-』(1987年)、本番ではオーケストラの生演奏が実現する。その独特のサウンドがスタジオに響くと、ダンサーたちはたちまち身体を反応させる。2016年の勅使川原演出のオペラ『魔笛』に出演し、彼の世界は経験済みというダンサーもいるが、皆一様に手探りの状態でのスタート。そんな中にも時折、目を見張るほど美しい瞬間が立ち現れる。創作のプロセスは順調に進んでいるようだ。【チケット情報はこちら】リハーサル後の記者懇親会で、「このような機会をいただき、とても嬉しい。悩むことなく武満さんの音楽でいきたいと思った。『地平線のドーリア』には、独特の、直観的な、身体的な感じを受けていた」と話す勅使川原。藤原定家の歌「夕暮れはいずれの雲のなごりとてはなたちばなに風の吹くらむ」に着想し、「はじまりもおわりもないことがありうるのではないか」と、創作にのぞむ。佐東も、「武満さんの音楽を初めて聴いた瞬間、身体が衝撃を受けたことを思い出します。あらためてこの音楽を捉えなおし、向き合いたい」という。同席した東京バレエ団の斎藤友佳理芸術監督は、「東京バレエ団での新作の初演は、ノイマイヤー振付『時節の色』以来19年ぶり。創立55年でようやく日本人振付家の方に振付をお願いできることになった」と感無量の様子。ダンサーたちも、「どれだけ新しい世界に自分が入ることができるか、挑戦です」(沖香菜子)、「苦戦と模索の日々だが、作品ができる場にいられることは、ダンサーにとっていい経験」(柄本弾)、「稽古場で勅使川原さんが言われる言葉を素直に受け取り、自然と作品になっていくことを目指したい」(秋元康臣)と意欲的。勅使川原も「私が上から色を塗るのではなく、皆の中から何かを引き出すことがこの作品の第一の目的」と、彼らの可能性に賭ける。同時上演は、バランシン振付『セレナーデ』とベジャール振付『春の祭典』。勅使川原の新作とともに、趣の異なる現代の傑作がずらりと並ぶ。公演は10月26日(土)、27日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2019年10月15日歌手で俳優の山崎育三郎が11日、東京国際フォーラムで番組イベント「ニッポン放送 『山崎育三郎の I AM 1936』presents THIS IS IKU 2019~ 男祭 ~」を開催した。山崎がパーソナリティを務めるラジオ番組『山崎育三郎のI AM 1936』(ニッポン放送/毎週土曜21:30~22:00)から誕生した同イベントは、今年で2年連続の開催となる。今回は「男祭」と題し、ホストを務める山崎と多彩な男性ゲストが一夜限りのコラボレーションを実現した。1組目のゲストとして登場したのは、ダンス&ボーカルユニットの超特急。11月20日リリース予定の最新曲「Revival Love」を歌い上げると、5,000人が詰めかけた満員の会場は大歓声に包まれた。超特急は、山崎が出演した2016年のドラマ『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)のエンディングテーマを担当。メンバーのリョウガはドラマにウェイター役として登場し、山崎と共演も果たしている。その時のことを振り返って山崎が「どんなセリフだったっけ?」と質問すると、リョウガは「おまたせしました……」とくぐもった声で演技を披露。これを見た他のメンバーからは「なんでテンション低いの?」と突っ込まれ、山崎も「あまりうまくなってないね」と言って笑っていた。トークのあとは、山崎のカバーアルバム『MIRROR BALL’19』の中から、「お祭りマンボ」と「フレンド・ライク・ミー」を、山崎&超特急のメンバーがコラボで披露。歌い終えると山崎は「最後は超特急の楽曲を一緒に歌って踊ろうかなと思います」と言い、「やっぱり僕らの出会いの『お義父さんと呼ばせて』の主題歌を」として同ドラマのエンディングテーマ「Yell」を歌い上げた。2組目のゲストは、お笑いコンビ・ロバートの秋山竜次。音楽デュオ・CHAGE and ASKAの代表曲「YAH YAH YAH」を2人で歌ったほか、山崎のムチャ振りによって、「天才子役・上杉みちくん」「グローバルTPS物語」「赤ちゃんの泣き方」「雰囲気で北欧の酒場」など秋山の十八番ネタが次々と披露され、会場の笑いを誘っていた。3組目のゲストとしてステージに上がったのは、昨年も同イベントに登場した歌手の龍玄とし(Toshl)。昨年は、山崎とのデュエットで楽曲『美女と野獣』のベル・パート(女性パート)を歌い上げた龍玄としだが、今年はディズニー映画『アラジン』の楽曲「ホール・ニュー・ワールド」のジャスミン・パート(女性パート)を熱唱。山崎と美しいハーモニーを披露し、会場を魅了した。また、10日が54歳の誕生日だった龍玄としへ、山崎からサプライズでバースデーケーキが贈られる場面も。山崎が「お友達のケーキ屋さんに電話して用意してもらいました」と説明すると、龍玄としは「えっ、ほんとですか!?」と喜びをあらわに。実際にケーキが登場すると、大のスイーツ好きとして知られる龍玄としは「わぁ、すごいうれしい! ちょっと変になってしまう!」と喜んだ。最後には、超特急と秋山が再登場し、全員で「お祭りマンボ」を披露。イベントの最後に山崎は「大型の台風が来ている大変な時にお集まりいただき、本当に感謝しています」とあいさつ。「今日帰るまでが『THIS IS IKU』なので、皆さま気を付けてお帰りください!」と観客を気遣いつつ、「また皆さまと再会できることを楽しみにしています。本日はありがとうございました!」とお礼を言って締めくくった。
2019年10月12日本格的医療ものから逃亡劇、レストラン再生からセミの恋まで幅広いジャンルの作品が顔を揃えた2019年夏ドラマ。異なる魅力が大混戦でしたね!そこで今日は、毎期全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選ぶ、夏クール総括「勝手にベスト3」をご紹介していきます。第1位:痛いほどにリアルな愛の物語幸せという言葉の本当の意味を説く「凪のお暇」仕事も恋も…上手くいかない全てを捨ててリセット。幸せになりたい一心で新たな人生を踏み出そうとする主人公・凪(黒木華)の背中が妙にリアルで痛快なドラマ「凪のお暇」。昨今ひしめく恋愛ドラマの中でも、主人公のダークな側面にスポットを当てるという斬新さが非常に面白かったですね。「空気を読む」という現代社会の無言圧力に対して、「空気は吸うためにあるんだ」と反旗を翻す凪――彼女の変化が、徐々に周りの人たちをも巻き込んでいきます。中でも第1話に史上最低の彼氏として登場した慎二(高橋一生)が、回を追う毎にその心根の弱さを露呈していき…。本当は誰よりも不器用で傷つきやすいからこそ、「空気を読む」テクニックでリスク回避している純粋な青年であることが明らかになります。凪のアパートの隣人で、根っからの人たらし・ゴン(中村倫也)との三角関係にハラハラ・ドキドキ!幸せという言葉の本当の意味に迫る、とてもリアルな恋愛ドラマでした。第2位:令和の今だからこそ見るべきドラマ震災との関わり、心の機微を描いた「監察医朝顔」法医学教室を舞台に、東日本大震災で行方不明になった母親の存在と向き合う父(時任三郎)と娘(上野樹里)の日常を描いた珠玉の一作「監察医朝顔」。震災から8年――平成から令和へと時代を移したいまだからこそ、改めて私たちが心に留めるべきドラマだったのではないかと強く感じました。災害の現場を目の当たりにし、法医の道を志した主人公・朝顔。彼女を取り巻く人々は、皆前向きで明るい人ばかりです。取り分け、第一章で朝顔の彼氏/第二章で夫として登場する刑事の桑原真也(風間俊介)は、人の痛みを自分事のようにして涙をこぼし、生来の人の好さと温かさを兼ね備えた人。彼の優しさを受けた人が、今度はまた別の誰かに優しさを分け与え…そうして生まれた心の連鎖が、いつしか日本を癒していくのではないか――見え終えた後、登場人物たちの背中から学んだ教訓がジーンと胸に染み渡るドラマに仕上がっていましたね。第3位: 娘の命を救うため、走って走って走る手に汗握る逃亡劇「TWO WEEKS」殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城(三浦春馬)が、白血病の娘の命を救うため、自らの潔白を証明すべく2週間の逃亡を図るタイムリミットサスペンス「TWO WEEKS」。検察、警察、政治家、闇の組織――異なる立場の食い違う思惑や陰謀が複雑に絡み合い、事件は思いも寄らない方向へと転がっていきます。韓国の人気ドラマが原作とあって、息つく暇もない畳みかけるような展開が魅力の一作。中でも、際立って注目を集めたのが、悪役・柴崎(高嶋政伸)の非道な行動の数々。視聴者から「ひどすぎる」「絶対に許さない」と主人公擁護の声が挙がり、最終回に向け大きな盛り上がりを見せました。最初は私利私欲のために結城を騙し、嘲笑っていた柴崎。物語が進むにつれ、思い通りに動かない結城という存在を屈服させたいという執着だけで動くようになり…。最後の最後まで手に汗握る、心奪われるドラマでした。特別賞:SNSで黒幕予想が一大ブームに!「あなたの番です-反撃編-」例にもれず、私も毎週待ち遠しい一週間を過ごしていた視聴者のひとりです。異例の2クール放送という試みでも話題の「あなたの番です」。後半戦となる「反撃編」には、2019年の顔と言われる若手俳優・横浜流星さんが登場し、大きな注目を集めました。複雑に張り巡らされた伏線の数々――主人公・翔太(田中圭)の二重人格説や黒島(西野七瀬)の双子説など、視聴者ファーストで先行するSNS上の推理合戦が白熱し、テレビの枠を超えた一大ブームに!このまま、年末の流行語大賞のノミネートする勢い…!?この夏の思い出として語るに外せない作品と言えるでしょう。以上、いかがでしたか?あなたのお気に入りと、是非照らし合わせてみてください。(text:Yuki Watanabe)
2019年09月25日「こっち向いて!」声をかけながらスマホをかまえる時任三郎(61)に向かって笑顔を見せていたのは上野樹里(33)と、子役・加藤柚凪ちゃん(4)だった。彼らは小型クルーザーに乗り、夜の海を満喫していた。9月23日に最終回を放映する月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)。その打ち上げは、前週に海沿いのパーティスペースで行われた。「視聴率も好調とあって収録現場の雰囲気もよく、フジテレビの湾岸スタジオにある卓球スペースでは、よく共演者たちで卓球対決を楽しんでいたんです。おかげさまで打ち上げも大盛況でしたが、上野さんは会場に到着早々、加藤柚凪ちゃんに声をかけていましたね」(テレビ局関係者)『監察医 朝顔』では、上野と柚凪ちゃんは親子役を演じている。’16年にはTRICERATOPSのボーカリスト・和田唱(43)と結婚した上野だが、母親役は今回が初めてだった。8月18日の会見では笑顔で次のように語っていた。「実体験では母になったことがないもので。いざ自分にもそういうときがきたら、かわいがって楽しめるといいな、と。少し先の自分の未来を、このドラマを通して学ばせてもらっています」昔から上野を知るドラマ関係者は言う。「10代、20代のころの彼女はちょっととんがっているところがあり、先輩後輩といった上下関係に無頓着なところがありました。監督やベテラン俳優にも物おじしない半面、後輩や年下にも対等に接していましたね。『子役の子って、何を話したらいいのかよくわからない』と、言っていたことも印象に残っています。だから『朝顔』の現場で、子役をかわいがっていると聞いて、少し驚きました」『朝顔』打ち上げ会場では、上野は柚凪ちゃんに付きっきりだったという。「抱っこしてあげたり、食事や飲み物を取りにいってあげたり、本当のママのようでした」(前出・テレビ局関係者)このパーティスペースでは、オプションで20~30分ほどのショートクルージングを楽しめるようになっている。「もちろん上野さんは柚凪ちゃんと同乗していました。小型クルーザーを乗り降りするときも、抱き上げてあげるほどでしたね」(前出・テレビ局関係者)ドラマも好評のまま無事に最終回を終えたが、上野にとって“愛娘”とのお別れは寂しかったことだろう。
2019年09月23日昨日放送された第5話ラストで5年が経過するという展開を迎えた、現在放送中の上野樹里主演月9ドラマ「監察医 朝顔」。この度、ドラマ内で棚に飾られていた上野さん演じる朝顔と、風間俊介演じる桑原の結婚写真が公開された。法医学者の朝顔とベテラン刑事の父・平(時任三郎)が、様々な遺体の謎を解き明かしていく本作。初回放送の平均視聴率は13.7%を記録し、第5話の平均視聴率は12.3%、そしてこれまでの平均視聴率は12.7%と好調だ(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)。最新話の第5話ラストでは、なんと5年の月日が経過し、朝顔と桑原は結婚、4歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)もおり、万木家で暮らしている様が描かれた。そこに登場したのが、朝顔と桑原の結婚写真。上野さんはウエディングドレスを、風間さんはタキシードを着用し、カメラマンが「腕を組んで」「もう少し顔を寄せて」といった指示を出しながら何枚も撮影。2人とも撮影を楽しんでいた様子で、スムーズに終了したようだ。そして次回第6話は、5年後の朝顔たちを描く第2章が幕開け!とある一軒家でドアノブにタオルを巻き、首を吊って亡くなっている夫と、ベッドの上で横たわって亡くなっている妻を発見。検視官・丸屋大作(杉本哲太)の到着が遅れているため、先に遺体を見て欲しいと、朝顔たちに野毛山署強行犯係の山倉伸彦(戸次重幸)から依頼が。朝顔は早速現場に赴き、遺体に触れようとしたそのとき、丸屋が到着。法医学者が検視官より先に遺体を確認するのは規則違反と山倉に抗議。さらに、遺体が解剖室に運ばれた後も、丸屋は何かと朝顔たち法医学者と衝突をすることに…というあらすじだ。「監察医 朝顔」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2019年08月13日上野樹里が法医学者役で主演、時任三郎と父娘役を演じる新月9ドラマ「監察医 朝顔」が7月8日からスタート。主人公の朝顔と母・里子の“過去”を回想しながら涙する上野さんの演技にSNSには「1話から涙腺崩壊」「凄いものをみた」などの声が寄せられている。人気の同名コミックをドラマ化した本作、上野さんが興雲大学の法医学教室に勤める新米法医学者・万木朝顔(まき あさがお)を好演。時任さんが朝顔の父でベテラン刑事の万木平(まき たいら)を、風間俊介が朝顔の恋人で平とコンビを組むことになる刑事・桑原真也を演じる。そのほか興雲大学法医学教室の主任教授・夏目茶子に山口智子、朝顔の同僚で臨床検査技師・高橋涼介を中尾明慶、が平が異動してくる強行犯係の係長・山倉伸彦に戸次重幸、朝顔の祖父・嶋田浩之に柄本明、東日本大震災で行方不明になっている朝顔の母・里子に石田ひかり、「SixTONES」森本慎太郎、志田未来らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第1話では野毛山署の強行犯係に平が異動、真也とコンビを組むことに。そこに倉庫で女性の遺体が発見されたとの報が入り、遺体の解剖を行うことに。法医学教室で平が朝顔の父だと知った真也が驚くなか、遺体の解剖を行うと女性は倉庫で亡くなっていたにも関わらず肺に水がたまっていたことがわかる。女性は娘とイベントに来ていたが娘と別れ百貨店で弁当箱を買った帰り道、ひったくりに遭い、それがきっかけで亡くなっていた。後半では朝顔が8年ぶりに祖父の実家を訪れようとするが、地元の駅に降りると震災の記憶が蘇ってしまう姿と、朝顔の母で妻・里子の手がかりを探し続ける平の姿が描かれた。母を亡くした少女と朝顔の交流の後に、実家に帰省した朝顔が震災に遭い里子が津波で行方不明になった過去を描く展開に「何だか切ない気持ちになった」「1話から涙腺崩壊」「切ない終わりかたすぎる 1話から凄いものをみた」などの声が殺到。母を思い出しながら静かに涙する上野さんの演技にも「上野樹里にはこれでもかってほどいつも感動」「最後の最後で号泣。凄いな上野樹里」「上野樹里の泣く表情。ドラマの全体像が深く、期待が持てる」などの感想が集まっている。数々のヒット作を生み出してきた法医学モノに、多くの人の心に影を落とす震災というテーマを織り交ぜて描かれる本作。今後の展開に期待する視聴者からの投稿が放送後も大量にタイムラインに流れている。(笠緒)
2019年07月09日7月4日(木)今夜の「VS嵐」は7月スタートの新月9ドラマ「監察医 朝顔」から上野樹里、時任三郎、風間俊介、中尾明慶、志田未来、「SixTONES」森本慎太郎らメインキャスト陣が参戦。「嵐」は「霜降り明星」をプラスワンゲストに加え迎え撃つ。今回参戦するのは大人気コミックをドラマ化する「監察医 朝顔」から、『スウィングガールズ』や「のだめカンタービレ」「ラスト・フレンズ」などで活躍、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の主演も務め、昨年放送された「グッド・ドクター」も好評だった上野さん。「ふぞろいの林檎たち」や「Dr.コトー診療所」『海猿』シリーズなど数々のヒット作に出演。現在も「過保護のカホコ」や「インハンド」といったドラマから『フォルトゥナの瞳』といった映画まで多彩な役柄に挑み続ける時任さん。「それでも、生きてゆく」の演技が高く評価され連続テレビ小説「純と愛」で知名度を上げると、最近では「陸王」「サバイバル・ウェディング」などの作品も好評の風間さん。「WATER BOYS2」や「ROOKIES」シリーズで注目され、最近では連続テレビ小説「まんぷく」や『今夜、ロマンス劇場で』などで大人の俳優としての姿をみせる中尾さん。子役時代からその演技力が評判を呼び、「ウツボカズラの夢」『ラプラスの魔女』「ハケン占い師アタル」などバラエティに富んだ作品で演技の幅の広さをみせる志田さん。2006年にジャニーズ事務所に入所、ジャニーズJr.時代に数々のドラマや映画に出演。2015年に結成された「SixTONES」のメンバーのひとりである森本さん。新月9ドラマのキャスト陣を迎えた今夜は、ドラマのタイトルにちなんで特別企画「観察嵐」を実施。とある画像の間違い探しを早押しで競う対決だが、その難易度に両チームが四苦八苦。対決の合間にはドラマのテーマとも通じる“生きていると感じること”にまつわるトークでも盛り上がる。今夜参戦した俳優陣が出演する「監察医 朝顔」は、上野さんが法医学者役で主演を務め、時任さんと父娘役を演じ、遺体の“生きた証”を探す父娘たちのかけがえのない日々を描く感涙のヒューマンドラマ。上野さん演じる朝顔の恋人役で風間さん、天真爛漫なキャラの臨床検査技師役で中尾さん、KYな医学部生役で志田さん、情報通の刑事役で森本さんが出演する。「監察医 朝顔」は7月8日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。「VS嵐」は7月4日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年07月04日窪田正孝が主演を務める「ラジエーションハウス特別編~旅立ち~」に、上野樹里主演の次期月9ドラマ「監察医 朝顔」に出演する中尾明慶がクロスオーバー出演することが決定した。「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」は、「グランドジャンプ」(集英社)にて連載中の同名コミックが原作。窪田さん演じる五十嵐唯織は、杏(本田翼)との“新しい約束”を胸にラジエーションハウスの仲間たちに別れを告げてアメリカへと旅立っていった。一方の「監察医 朝顔」は、新米法医学者の万木朝顔(まき・あさがお/上野樹里)と、その父でベテラン刑事の万木平(まき・たいら/時任三郎)を中心に、かたや解剖、かたや捜査で、死因が分からない遺体に秘められた真実を探し、遺体の最後の想いと“生きた証”が生きている人たちの心を救うさまをハートフルに描くヒューマンドラマ。今回、月9「ラジエーションハウス特別編~旅立ち~」でクロスオーバー出演をするにあたり、中尾さんが演じるのは「監察医 朝顔」に登場する高橋涼介(たかはし・りょうすけ)。高橋は、解剖の補助や臓器の病理検査をおこない、上野さん演じる朝顔たち法医学者を縁の下で支える検査技師。性格は明るく天真爛漫な、愛されキャラクターだ。そんな検査“技師”の高橋が、クールを超えて窪田さん演じる五十嵐ら、放射線“技師”たちがいる“ラジエーションハウス”に登場し、技師×技師のコラボレーションが実現した。少しはにかみながらも「ラジエーションハウス特別編~旅立ち~」の撮影現場に入った中尾さん。「『ラジエーションハウス』は観させていただいていたので、撮影現場に入ると“あ、テレビで見たセットだ!”と、一視聴者としても、うれしかったですし、こういった機会はなかなかないので、すごく新鮮でした」とコメント。「どんな現場なんだろう、と少し汗ばんでいたのですが(笑)、出演者の方もスタッフの方も笑顔で迎えてくださり、本当にステキなチームで楽しかったです」とふり返った。また、「高橋はこういうキャラクターなんだな、と知っていただけるように、短い間の撮影でしたけど演じさせていただきました」とも語っており、「監察医 朝顔」での役回りにも期待が高まる。「ラジエーションハウス特別編~旅立ち~」は6月24日(月)21時~フジテレビ系にて放送。「監察医 朝顔」は7月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月22日山下智久主演、濱田岳、菜々緒らが共演する「インハンド」が6月21日の放送で最終回を迎えた。兵器として開発された新型エボラの脅威と闘う紐倉たちの最後の雄姿とその結末に、多くの視聴者から涙と感動の声が送られている。ロボットハンドの義手を持つ変わり者の天才科学者・紐倉哲を山下さんが、お人好しで正義感の強い紐倉の熱血助手・高家春馬を濱田さんが、クールでやり手な官僚・牧野巴を菜々緒さんがそれぞれ演じる本作。5年前、CDCに在籍していた紐倉は赴任先の島でエボラウイルスと遭遇。それは米軍が生物兵器化した新型エボラだった。それから5年、紐倉のCDC時代の上司・福山和成(時任三郎)はフューチャージーンを起業。高家の故郷・相羽村に危険な病原体を取り扱う科学研究所・BSL4施設を建設しようとする。そんななか、村で新型エボラの感染が始まり、村は封鎖。その原因は福山の息子、新太(磯村勇斗)が秘かに新型エボラを村に持ち込んでいたからだった…というのが前回までのおはなし。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。高家と紐倉は相羽村に残り現地対策室で調査を始めるが、感染は日に日に拡大し、死者も増えていく。エボラと闘う日々のなかで高家の旧友・棚橋(平岡祐太)が亡くなり、福山も肺がんで逝く。さらに棚橋の恋人で高家の幼馴染み・美園(石橋杏奈)の宿した子が逆子であることがわかり、高家は決死の覚悟で帝王切開。そんな矢先高家が新型エボラに感染してしまう…というのが最終回のストーリー。高家に感染したエボラが弱毒化したウイルスだったことと、有機栽培された野菜を食べていた高家の体内にいた寄生虫の作るたんぱく質のおかげで高家は生還。紐倉は高家の血液から生ワクチンの開発に成功、村、そして日本の危機を救う…というラストだった。1話でも登場した“衛生仮説”、そして救えなかった元助手・入谷の遺したヒントが、現助手である高家を救うという展開に「キーワードだった衛生仮説、入谷編、そして一話からの壮大な伏線回収見事」「最後もちゃんと寄生虫が助けてくれたし控えめにいって最高」「助けられなかった助手を、今度は助けたこの胸熱。なにこれ。泣ける!」などの声が殺到。そして紐倉と高家、牧野の3人の友情にも「紐倉博士と高家と牧野の素敵な最後が見られて良かった」「山Pの両側を固める濱田岳も菜々緒も最高だった。とにかく愛すべき3人組」など感動のコメントが続々と送られている。(笠緒)
2019年06月22日いよいよ最終回を迎える「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の主演・窪田正孝から、法医学者と刑事という異色の父娘を描くドラマ「監察医 朝顔」の主演・上野樹里へ、「監察医 朝顔」のセット内で“月9ドラマ”バトンタッチが行われ、2ショット写真が到着した。現在放送中の「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」は、窪田さんが天才的診療放射線技師を演じ、“縁の下のヒーロー”放射線技師や放射線科医たちにスポットを当てた物語。そんな本作のクランクアップを控える中、窪田さんが次期月9ドラマの主人公・朝顔が暮らす家の居間のセットに登場。両ドラマ制作スタッフの盛大な拍手とともに、上野さんから「お疲れ様です!」と“ラジハ”イメージカラーの青をモチーフにした花束が渡たされた。そして窪田さんは激励の思いを込め、朝顔の絵柄の風鈴を上野さんにプレゼント。風鈴は、そのまま朝顔の家に飾られ、「監察医 朝顔」ドラマ本編にも登場するという。窪田さんが贈った風鈴が家のどこに飾られているか、ぜひ放送で確かめてみてほしい。また、窪田さんと上野さんは映像作品で共演経験はないものの、「ラジエーションハウス」の現場の雰囲気や、これからスタートする「監察医 朝顔」へのアドバイスを上野さんが窪田さんへ尋ねるなど、話に花を咲かせていたという。これからスタートする新ドラマ「監察医 朝顔」は、上野さんが法医学者役で主演を務め、時任三郎と父娘役を演じ、遺体の“生きた証”を探す父娘のかけがえのない日々を描く感涙のヒューマンドラマだ。「ラジエーションハウス」最終回の最後には、「監察医 朝顔」のドラマ本編の映像を使用したスポットが初解禁されるので、最後までお見逃しなく。「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」最終回は6月17日(月)21時~フジテレビにて放送。「監察医 朝顔」は7月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年06月15日山下智久、濱田岳、菜々緒が共演する「インハンド」の第10話が6月14日放送。今回は俳優の平岡祐太がゲスト出演、山下さん、濱田さんとの11年ぶり共演に視聴者からは「懐かしさ感じた」「嬉しかった」などの声が寄せられている。ロボットハンドの義手を持つ変わり者の天才科学者・紐倉哲を山下さんが、お人好しで正義感の強い熱血助手・高家春馬を濱田さんが、クールでやり手な官僚・牧野巴を菜々緒さんがそれぞれ演じるヒューマンサイエンスミステリーである本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。福山(時任三郎)が計画する危険な病原体を取り扱う科学研究所・BSL4施設が誘致されようとしている相羽村に、高家が里帰り。紐倉も同行する。実は紐倉は福山から施設の副センター長として誘われていたが、条件としてSM対策室のアドバイザーを辞めるよう求められていた。一方、SM対策室では施設の土地買収に巡る不正を発見、厚生労働省と村は安全性を偽装し計画にGOサインを出していた。村では反対運動が勃発。そんななか高家の幼馴染・美園(石橋杏奈)の父・実喜男(中本賢)が吐血、病院へ搬送される。紐倉は廃校の校庭で見つけたコウモリの死体や実喜男の症状を聞き、エボラ出血熱の可能性を指摘。さらに続々と吐血患者が発生、村の封鎖が決まる…というのが今回のストーリー。実は福山の息子、新太(磯村勇斗)がひそかにエボラを村に持ち込んでおり、紐倉らが乗り込むと柏木亮(夕輝壽太)らが死んでいた…というラストだった。国内でエボラが発生するという恐怖の事態をリアルに描いた今回、「新型エボラが怖すぎ」「今日のインハンドで3回くらい鳥肌たった」「終わっても動機が止まらない…感情が大渋滞」などの声が続々。一方、今回高家の古い友人役で平岡さんが出演。「プロポーズ大作戦」以来11年ぶりなった山下さん、濱田さん、平岡さんの共演に「平岡祐太がゲスト出演は想像してなかった」「3人が揃ったのはすごく嬉しかった!!プロポーズ大作戦観たくなってしまった!」「3人のシーン見た瞬間すごい懐かしさ感じた」などの反応が多数寄せられている。(笠緒)
2019年06月15日上野樹里が法医学者役で主演を務め、時任三郎と父娘役を演じる新・月9ドラマ「監察医 朝顔」。この度、山口智子が本作で「ロングバケーション」以来23年ぶりに月9出演することが分かった。本作は、原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣による同名漫画作品を原作に、大きくアレンジを加えた、遺体の“生きた証”を探す父娘たちのかけがえのない日々を描く感涙のヒューマンドラマ。今回山口さんが演じるのは、朝顔(上野さん)が勤める興雲大学の法医学教室の主任教授・夏目茶子。法医学の権威で、1つの死の影には多くの人たちの悲しみがあるのを忘れないことを矜持に、仕事は非の打ち所がない。また、その言動は自由奔放で神出鬼没、年齢不詳で謎多き女性という役どころ。朝顔の1番の理解者であり、法医学者を目指すきっかけにもなった、最も信頼を寄せる人物だ。今回、原作漫画に合わせて髪を10cm以上カットしてマッシュボブになって本作に挑む。木村拓哉とのW主演作「ロングバケーション」以来、実に23年ぶりの月9ドラマ出演となった山口さんは「『監察医 朝顔』と『ロングバケーション』はドラマのテイストは違いますが、“月9”という言葉には、離れていた時間を感じさせない、幼なじみに再会したような、正月に実家に帰ったような(笑)、ほっとする親近感を覚えます」とコメント。また上野さんとは初共演となった今回、「これまでの作品を拝見して、自分の心に正直な芯の強さをお持ちの方だなと思っていました」と印象を明かし、「教授として朝顔の成長を見守る茶子ですが、程よく突き放し野生動物のようにサバイバルさせる厳しさと、世界を旅してきた広い視野とユニークな発言で朝顔を導く優しさがあります。自分自身の人生を、責任を持って味わい謳歌して、若者たちを力強く先導してゆける先輩でありたいと思います」と共演に向けての思いを語る。演じる茶子については「原作の茶子は、一見キノコの妖怪のような風貌で(笑)、超個性的で強烈な存在感です。死というものに日々向き合っているからこそ、人の100倍濃密に生きようとするたくましさと、今この一瞬を輝かせようとするバイタリティーは圧倒的です。太陽のように生命力の象徴のような茶子像を目指します」と意気込み、「このドラマでは、謎の死を遂げた人々の人生や、東日本大震災の悲劇にも、正面から向き合ってゆきます。背を向けず、忘れず、悲しみや心の傷をどう新しい一歩への力へと変えてゆくか。死から“生”を学ぶ感動の道を、みなさんとご一緒できたら嬉しいです」と視聴者へ呼びかけている。「監察医 朝顔」は7月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年06月10日山下智久主演、濱田岳、菜々緒らの共演で贈る「インハンド」の第9話が6月7日放送。山下さん演じる紐倉と濱田さん演じる高家のコンビぶりに「ギャグ色強い」「紐倉博士可愛かった」などの声が集まっている。ロボットハンドの義手を持つ天才科学者・紐倉哲を山下さんが演じ、正義感溢れる医者で熱血助手の高家春馬を濱田さんが、クールややり手な官僚・牧野巴を菜々緒さんがそれぞれ演じ、藤森慎吾、高橋春織、酒井貴浩、光石研らも出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。紐倉の研究所に高家の母・良子(宮崎美子)がやって来た。そこで高家は恩師として尊敬している医師・陽子(市毛良枝)が入院していることを知らされる。しかし入院先は高家が懲戒解雇された台田病院だった。気まずい高家だったが陽子を見舞うため紐倉と共に台田病院を訪れる。陽子は原因不明の下痢や嘔吐を繰り返し、意識も不明瞭な状態が続いているにも関わらず、きちんとした治療が施されていなかった。しかも担当医は高家を懲戒解雇した黒野院長(正名僕蔵)。黒野が何か隠していると確信した高家は紐倉と共に調査に乗り出す。一方、福山(時任三郎)のフューチャージーンが危険な病原体を扱うBSL4施設を建設しようとしてることを察知した牧野ら内閣官房サイエンス・メディカル対策室は調査を開始、福山が厚生省と繋がっていることを突き止める。さらに調べていくと陽子は施設の建設に反対していることがわかる…というのが今回のストーリー。出会った当初はギクシャクした関係だった紐倉と高家だったが、前々回からその関係性に変化が。今回の放送では高家が紐倉の性格を見抜いておちょくるような行動をしたり、紐倉のような表情を見せ紐倉からもキャラが変わったと指摘される一幕も。よりバディ感とコミカルさを増した紐倉と高家のコンビに「今日のコンビ仲良すぎだしギャグ色強い」「何この博士と助手の掛け合い漫才」「2人がいいコンビになってきてる」などの声多数。クール一辺倒だった紐倉にも「おちょくられる紐倉がかわいい」「まじで紐倉博士可愛かった」「どんどんかわいくなるよね。紐倉せんせ」「紐倉博士がちょいちょい可愛い(笑)」などの反応が集まっている。一方、福山のフューチャージーンが進めるBSL4施設の動向も気になるところ。終盤に向けて物語が大きく動き出しそうな「インハンド」は毎週金曜22時~TBS系で放送中。(笠緒)
2019年06月07日山下智久が右手が義手の天才科学者で主演する放送中のドラマ「インハンド」に、若手俳優・磯村勇斗が出演することが決定。第9話より、最終回へのキーパーソンとなる若き科学者を演じる。本作は、山下さん演じる天才科学者・紐倉哲と、濱田岳演じるお人好しの助手・高家春馬、そして菜々緒演じる美人官僚・牧野巴の凸凹トリオが、科学が巻き起こす様々な事件を解決していくヒューマンサイエンスミステリードラマ。6月7日放送の第9話から登場することが明らかになったのは、連続テレビ小説「ひよっこ」や『春待つ僕ら』、「今日から俺は!!」に出演、放送中の「きのう何食べた?」で演じる“ジルベール”も話題の磯村さん。近年、話題作への出演が続く磯村さんが本作で演じるのは、時任三郎演じる福山和成の息子・新太。アメリカ帰りの若き科学者で、アメリカで出会った研究者仲間・柏木(夕輝壽太)らと共に、「フューチャージーン」で研究に勤しんでいる。そしてある日、新太はひょんなことから紐倉と遭遇するが…という、最終回に向けた重要な役どころとなっている。TBS連続ドラマへの出演は今回が初となる磯村さん。自身、視聴者として本作を観ていたそうで、「出演が決まりとてもうれしいです」とコメント。役柄については「新太は、時任さん演じる父が作ってきた科学の道を受け継いでいきたいという強い意思を持った科学者。アメリカで研究していただけあって、若いけど自信もあるし、力もある。科学の未来のために突き進む新太のエネルギーをまっすぐに表現していくことで、最終回に向けたスパイスになれたらうれしいです」と意気込む。また、主演の山下さんについては「山下さんとは初共演ですが、今回一緒にお芝居をさせていただけて光栄です。惹きつけられるオーラがあって本当かっこいいです」と共演を喜んでいる。<第9話あらすじ>ある日突然、紐倉(山下智久)の研究所に高家(濱田岳)の母・良子(宮崎美子)がやって来る。高家は良子からの話で、昔から恩師として尊敬している医師・陽子(市毛良枝)が入院していることを知る。そしてその入院先は、高家が懲戒解雇された台田病院だった。陽子を見舞うため、紐倉と共に台田病院を訪れる高家。陽子は原因不明の下痢や嘔吐を繰り返し、意識も不明瞭な状態が続いているというが、どういうわけかきちんとした治療が施されていなかった。しかも担当医は、高家に懲戒解雇を言い渡した黒野院長(正名僕蔵)だという。黒野が何か隠していると確信した高家は、紐倉と共に調査に乗り出す――。金曜ドラマ「インハンド」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2019年06月04日山下智久主演、濱田岳、菜々緒らの共演でおくる「インハンド」が5月10日オンエア。山下さん演じる紐倉の過去に迫った今回のストーリー。紐倉が義手になった理由に「泣けた」「辛すぎ」などの感想とともに、山下さんの英語力に感嘆する声も集まっている。本作は「イブニング」(講談社)連載中の同名コミックをドラマ化。ロボットハンドの義手を持つ変わり者の天才科学者・紐倉哲が、お人好しで正義感の強い熱血助手・高家春馬と、クールでやり手な官僚・牧野巴と共に次々と起こる難事件を、天才的なひらめきとアッと驚く科学的な方法で鮮やかに解決していくヒューマンサイエンスミステリーとなっている。山下さんのほか高家役に濱田さん、牧野役にを菜々緒さん、藤森慎吾、高橋春織、酒井貴浩、光石研らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。紐倉は5年前、CDC(アメリカ疫病予防管理センター)時代の元助手・入谷(松下優也)との辛い記憶がフラッシュバックするたびに、失ったはずの右手が痛む幻肢痛に苦しんでいた。そんな紐倉の様子を見かねた高家は治療を勧めるが、そんな高家に紐倉は激しく当たる。その頃、内閣官房サイエンス・メディカル対策室の存続のために、紐倉をアドバイザーとして雇う話が持ち上がる。だが牧野は紐倉のCDC時代の助手・入谷が自殺した理由が気になり、紐倉のCDC時代の上司である福山和成(時任三郎)がCEOを務めるフューチャージーンという会社を訪れ、福山から紐倉の過去を聞き出そうとする。そんな牧野と同行した高家に福山は、5年前の出来事を話し始める。当時フィリピンのある島で住人の感染症について調査していた紐倉と入谷は、そこでエボラウイルスに感染した少女を発見する。アメリカに連絡するとあっという間に軍が展開。訝しんだ紐倉らが調べると、生物兵器として改造されたエボラウイルスを運搬中の米軍機が墜落したことを発見する。その後少女は亡くなり島は全滅。アメリカにウイルスを持ち帰り研究を続ける入谷のもとに軍がやってきて、追い詰められた入谷は紐倉をかばい飛び降りようとする。紐倉は入谷の腕を掴み助けようとするのだが、軍が放った銃弾が紐倉の腕を直撃する…というのが今回のストーリー。今回、紐倉の腕が失われた理由に「紐倉の右腕の過去が涙止まんなかった」「理由がえぐすぎた」「辛かったね、紐倉博士」などの声が殺到したのはもちろん、物語のスケールの大きさに「スケールでか過ぎた、息を呑むようなシーンの数々…映画見てる感覚」「映画みたいに見応えがあって息をするのも忘れるほど」といった“映画並み”という感想を漏らす視聴者も多数。また舞台が海外ということもあり英語のセリフも多数。「山Pの英語、もっと聞きたかった」「山下智久さんの英語、こんな完璧な人っているんだな」「英語のシーンとか今まで山下くんが積み重ねてきたものが発揮された」など山下さんの英語力に感嘆の声が上がっている。(笠緒)
2019年05月11日山下智久主演の金曜ドラマ「インハンド」第6話に、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の“照男兄ちゃん”役で注目度急上昇中の清原翔がゲスト出演することが分かった。本作は、山下さん演じる右手が義手の天才科学者・紐倉哲と、濱田岳演じるお人好しの助手・高家春馬、菜々緒演じる美人官僚・牧野巴の凸凹トリオが、科学が巻き起こす様々な事件を痛快に解決していくことで話題を呼んでいるヒューマンサイエンスミステリー。紐倉の義手の秘密が明らかになる明日5月10日放送の第5話も気になる中、この度、翌週5月17日(金)放送の第6話に、清原さんのゲスト出演が決定。モデル、俳優の両面で活躍中の清原さんは、「なつぞら」では“照男兄ちゃん”として天陽(吉沢亮)とヒロイン・なつ(広瀬すず)をめぐる恋のスキー対決が話題、情報番組「あさイチ」では酪農一家の長男とはまるで雰囲気の違う爽やかな姿を見せ、一時はトレンド入りするほど話題となっている。そんな清原さんが本作で演じるのは、ドーピング疑惑をかけられた日本陸上界のエース・野桐俊(のぎり・しゅん)。レース前後に野獣のような雄叫びをあげたり、謎のダンスを踊り出すなど、競技よりも素行が注目されることが多い陸上界の“異端児”。そんな野桐のドーピング疑惑の真相を探るため、紐倉、高家、牧野は野桐に会いに行く。野桐の“ルーティン”に目を付けた紐倉は、彼のトレーニングを観察するために高家を連れ出すが…。中学生の頃、山下さんと濱田さんが共演したドラマ「プロポーズ大作戦」を見て大きな影響を受けたという清原さん。「そのお2人とご一緒できてめちゃくちゃうれしいです。そしてテレビでドラマを見ていた頃の自分を思い返すと、今こうして共演させていただけてることが不思議な感覚でもあり、とても感慨深いです」とコメント。憧れの山下さん、濱田さんとの初共演に最初は緊張もあったようだが、現場で芝居を重ねるうちに打ち解けた様子。演じる野桐については、「彼は彼なりに色んな思いを抱えているので、深く知るほど熱いものを感じていただけるのではないかと思っています」と明かし、ストイックさや内に秘めた熱さを持つ陸上のスペシャリストというだけに、「ジムで筋トレしたり、競技用の走り方を教わったりして臨んだので、走るシーンにも注目していただきたいです」とアピールした。科学界と陸上界の“変人同士”、意外とウマが合っている紐倉と野桐のクスっと笑える掛け合いにも注目。プロデューサー・浅野敦也氏は「清原さんと山下さんの対決は、いつしか変わり者同士の熱い友情ドラマにもなっていきます」と明かしている。第5話あらすじ紐倉の義手の秘密がついに明らかに!紐倉(山下智久)は、自殺した元助手・入谷(松下優也)との記憶がフラッシュバックするたびに、ないはずの右手が痛む幻肢痛に苦しんでいた。そんな紐倉を見かねた高家(濱田岳)は治療を勧めるが、紐倉はついきつく当たってしまう。一方で、牧野(菜々緒)は高家に、紐倉について書かれた海外のネットニュースを見せる。そこには「危険な実験をしていた日本人科学者Hとは?」「助手が謎の自殺!」など気になる記述が…。そんな中、牧野が勤める内閣官房サイエンス・メディカル対策室では、紐倉をアドバイザーとして雇う話が持ち上がっていた。紐倉の疑わしい過去についてきちんと調べる必要があると思った牧野は、独自にある会社の情報を手に入れる。それは最先端の科学技術を駆使したビジネスで大成功している「フューチャージーン」という会社で、CEOを務めているのは紐倉のCDC(アメリカ疫病予防管理センター)時代の元上司・福山(時任三郎)だった。福山なら紐倉の過去について知っていると考えた牧野は、高家を連れてフューチャージーンを訪ねる。福山の口から語られた紐倉の想像を絶する哀しい過去とは…。金曜ドラマ「インハンド」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2019年05月09日