40代半ばごろから、生理周期の乱れや経血の多さ、生理痛の強さに悩まされたり、不定愁訴に苦しんだり……という日々を送っています。ですが、46歳で受けた血液検査の結果は、まだエストロゲン(卵胞ホルモン)は出ているということ。本格的な更年期治療はせず、対症療法で様子見の毎日です。そんな中、周囲の同世代以上の男性から更年期障害の治療中だという話を聞くことが増えてきました。私の周囲の男性についてお伝えしたいと思います。★関連記事:40~50代は男性も更年期!?夫婦危機の原因ともなる「妻のやりがちNG対応」は?治療はどうする?最初に聞いたのは、アラフィフ男性の友人から「男性にも更年期障害はある」という話をよく耳にするようになりました。ただ、シングルマザーの私は夫がいないこともあり、そこまで身近なテーマとしては捉えていませんでした。ですがある日、最近様子がおかしいなと思っていたアラフィフ男性の友人から、実は更年期障害の治療を受けているという話を聞きました。その友人は、私と同じひとり親でシングルファーザー。知り合った当時は穏やかでやさしい人だなと思っていたのですが、ある時期から盛んにイライラしているようになり、LINEや電話をしていてもいらだって一方的に話題を終えてしまうことがしばしば。私は友人の変化に戸惑い、「この人はもともとこういう性格だったの?」と疑ったりもしました。また、その友人から睡眠が安定しないという話ややる気が起きないという話も聞きましたが、私は「よほどストレスがたまっているのだろう」というくらいにしか思っていませんでした。テレビで知った男性更年期、そして本人の口からも…あるとき、テレビで男性の更年期障害が紹介されており、寝込んでしまって仕事にならないくらいつらいという例なども紹介されていました。「男性もこんなに更年期障害がひどいんだ……」と初めて痛感した私。そんなときたまたま、その友人から連絡がありました。友人は「実は更年期障害ということがわかって、治療を始めたんだ」と切り出したのです。私は偶然に驚いて、「ちょうどさっきテレビでそれ見たよ! いろいろ大変だったんだね……」と伝えることができました。友人は漢方薬とホルモン治療をしているとのこと。それで睡眠も安定してやる気も復活しているそうで、それは電話やLINEの文面からも感じ取れました。私は、その友人が「更年期の症状なのかもしれない」と自分で気付いて病院を受診したことがすごいと思いましたし、治療が功を奏していると聞いてとてもうれしく、また安心しました。自分の恋人も症状に悩まされていると知るそんなタイミングで、私と同じ40代半ばで1歳上の恋人からも、実はホットフラッシュに悩んで病院に行ったと聞きました。たしかに彼は少し前から、とにかく首から上が暑い、熱がこもっているようでつらい……とよく言っていて、デートのときも寒いくらいエアコンの効いた場所を好むのでかなり苦しそうだなとは感じていました。私は彼が北国出身のせいだからかなというくらいにしか思っていなかったのですが、彼は自分で更年期のホットフラッシュではないかと思い至り、受診を決めたそうです。ホルモン注射をしてもらうようになってからはホットフラッシュが改善したと言っており、実際に前ほど常に苦しそうにしていることはなくなりました。ホルモン注射と同時にプラセンタ注射も受けているそうです。こうした話を聞くにつけ、更年期障害は女性だけの苦しみではないんだ……と私も実感するようになりました。まとめ自分自身はまだ本格的な更年期障害に悩まされてはいないものの、友人や恋人から見聞きした男性の更年期障害もだいぶつらそうだ……と理解をした私。更年期の症状に悩むのは女性のみだとつい思い込みがちですが、私の友人や恋人のように、男性でも更年期であることを自覚し、通院を始める男性が増えるのは良いことだと感じています。もし同世代の男性で自分の不快な症状の原因がわからずに苦しんでいる人が他にもいたら、「もしかしたら更年期じゃない?」と、声をかけてあげたいと思っています。男性も女性も、更年期であることを受け入れて早めに治療をスタートすることで、人生の後半戦を少しでもラクに乗り切っていけたらと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。イラスト/村澤綾香著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2022年09月24日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第47話。ずっとお願いしていた美容師さんがいなくなってから、美容院迷子になっていたやましたさん。意を決して、近所の美容院に髪を切りに行くと……。★関連記事:「かっこよ過ぎる」外国のおばあちゃんを見習おうと決意するも、現実は #脱力系ゆる更年期日記 47めっちゃ久しぶりに髪を切ることに!ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。髪を切りました。実は、私は髪を切るのが、めちゃめちゃ久しぶりでした。40代になってから、ずっと良い感じにカットしてくれていたスタイリストの方が、数年前に遠くのお店に移ってしまったことで美容院迷子を続けていたのです。そして、以前1度だけ行ったことのある近所の美容室に行きました。すると、今月いっぱいで辞めま〜す!というピッチピチの色黒のスキンフェードの20代の男の子が私を担当してくれることになりました。その男の子は、私がググりまくって必死で用意したスマホの画像を2〜3秒チラリと見て、早速、チョキチョキと髪を切り進めてくれました。仕上がりを鏡で見てみたら、まさかの…15分後、でき上がった髪形を見て驚愕(きょうがく)しました。イメージ画像のかわいい髪形のモデルさんを想像しながら、ワクワクと鏡をのぞき込んだ私の目に飛び込んで来たのは、60歳くらいのおばあちゃんでした。え? これ(私の髪)がこれ(イメージ画像)??あまりの違いに衝撃を覚えたのですが、モデルも違うし、美容院で切ってもらった髪形が気に入らないことはよくあったので、家に帰って試行錯誤してみればいいか、と深く考えず家路に着きました。ところが、今回は、何をどう工夫しても鏡の中には相も変わらず、ず〜っと60歳の私がいるのです。今思えば15年ほど前から、いろいろ老化を感じるたびに自虐ネタにして楽しんできたのですが、もうすぐ50歳になる私。これほどに、髪形の仕上がりで老化がリアルになると、まったくもって笑えず途方にくれてしまいました。もうどうしていいのかわからなくなった私は、何とか笑える程度にカットしてくれるスゴ技の美容師さんと出会えるといいな〜と夜空に祈りました。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年09月22日現在、私は47歳。いわゆる更年期世代に突入しています。加齢とともに起こる体の変化を感じずにはいられない毎日。40代前半で突然、高血圧になりました。現在も治療を続けている高血圧についての体験をお伝えします。★関連記事:40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】ストレスから!?血圧が異常に高くなる40代前半での出来事です。当時、私は原因不明の頭痛に悩まされていて、かなりの頻度で鎮痛剤を飲んでいました。パートとPTA役員活動の両立で忙しい毎日。さらに追い打ちをかけるように、離れて暮らす姑が手術して入院に。退院後もしばらくは介護が必要という状況になりました。私は仕事が休みの日は、姑の家に通って介護をするようになりました。休みの日でもしっかり休めず、慌ただしさの中で毎日が飛ぶように過ぎていきました。そんなある晩のことです。突然、それまでに感じたことのないような動悸が起こり、1時間ほど続いたのです。翌日も違和感があったため、病院を受診すると、心電図は異常がないものの、血圧が異常に高いことがわかりました。現在も高血圧の薬を飲み、通院中その日から約4年間、高血圧の薬の服用と、月に1度の通院が続いています。現在は数値も安定しています。ただ、安定しているからといって薬を飲むのをやめてしまうと、悪化することもあるそうです。毎日のように悩まされていた頭痛は血圧から来るものだったようで、高血圧の薬のおかげで血圧が安定するとおのずと頭痛も治まりました。子宮がん検診で婦人科を訪れた際に血圧の薬を飲んでいることを伝えると、医師から「それは更年期高血圧ではないだろうか」と言われました。高血圧と更年期が結びつくとは思っていなかったので驚きました。しかし、医師の言葉を裏付けるように、その後、ホットフラッシュ、不眠、疲労感など、次々と他の更年期症状が出始めました。生理も周期が短くなったり、出血量が増えたり、ダラダラ続いたりなど、不安定な状態に。今思えば、高血圧は私の更年期が始まるシグナルだったのかもしれません。できるだけストレスをためないように当時はいろいろなことが重なり、ストレス過多の状態でした。更年期の時期にはストレスが症状悪化の要因だという情報も聞きました。だから、最初の更年期症状が現れてからは、ストレスをためこまないように心がけていました。友人に話を聞いてもらったり、自分の趣味に没頭したり、少しストレスがたまってきたかなと感じたら早めにリフレッシュ。しかし、そんなふうに前向きに更年期と向き合っていたのに、予期せぬ出来事は起こるものです。数年前、子どもが難病になり、今までの生活よりはストレスを抱えがちな状況となってしまいました。つらい日々が続きましたが、同じ病気の子どもを持つお母さんに悩みを相談することでどうにか乗り切っています。まとめ現在は薬を飲み続けているおかげか、血圧は上がり過ぎることもなく安定しています。ただ、今は安定していても、少しでも気になることが出てきたら早めに医師に相談するつもりです。ホットフラッシュ、不眠、疲労感については、現在も症状が残っています。しかし、日常生活に差し障るレベルではなく、一般的な更年期症状の範囲ではないかなと思っています。年齢を重ねることで、若いときのように元気いっぱいでいつも快調というわけにはいかなくなりました。それでも、更年期症状とうまく共存し、生活していくことを心がけています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/ゆりショコラ(47歳)小学生と中学生がいるアラフィフ主婦。素敵なオトナ女子になれるよう、日々奮闘中。
2022年09月06日1カ月前くらいから急に顔から大量の汗をかいたり、ささいなことでイライラすることが頻繁に起こり、「自分の体調や人格が何か病気で変わってしまったのではないか」と不安になっていました。そこで婦人科の診断を受けたところ、急な発汗や日常生活すべてにおいてのイライラ感は、更年期障害によるホットフラッシュと情緒不安定と判明しました。軽度の更年期障害と診断されてからは、病院からの処方薬もありましたが、自分なりに更年期障害の症状を軽減させる方法を探し、それらを実践してきました。ここでは、実際に私がおこなってみた方法をお話しいたします。★関連記事:「見られると恥ずかしい…」長年続くホットフラッシュの症状と私の対処法【体験談】睡眠を大切にする私は仕事や育児で忙しく、睡眠というのは「寝られればラッキー」くらいの気持ちで過ごしてきました。しかし、更年期障害が起きるようになると、睡眠不足のときは更年期の症状もかなりひどくなることに気が付きました。そこで、睡眠の質を高めるために毎日2つのことを実践しました。1つ目は、ホットフラッシュなどでほてっているとき、おでこや足など熱を持っている部分を水枕や氷のうなどで冷やすようにしました。熱過ぎて寝られなかった私にとって、この方法は寝入りを良くし、「眠いのに寝られない」という状態から脱してくれました。2つ目は、夜はカフェインの摂取をやめました。カフェインが多い飲み物を飲むと夜中に必ずトレイに行かなければならず、それで目が覚めてしまうことも度々ありました。カフェインの摂取をやめたところ、夜中に起きることが少なくなり、最近では朝まで起きないことも多くなりました。この2つを実践して睡眠を十分に取ったところ、イライラ感と倦怠感がかなり軽減できました。ストレッチと有酸素運動をおこなう更年期障害がひどくなり始めたとき、イライラしたり情緒不安定で毎日訳もなく泣いていました。そんな私を心配した友人が、市の無料ズンバエクササイズに誘ってくれました。ズンバとは軽快な音楽に合わせて踊りながら有酸素運動がおこなえる南米発祥のエクササイズです。最初は乗り気ではなかったのですが、実際にズンバを終えたあとは爽快感があり、その日はイライラも不安感もなくぐっすり朝まで寝られました。私は心地よい程度に体を伸ばすストレッチと、20分以上のジョギングやズンバなどのエクササイズをすると、ホットフラッシュも軽く済むことに気が付き、毎日忙しいときもありますが少しでも時間を作り、実践しています。栄養のバランスと豆乳を取り入れた食事以前から家族の健康も考え、野菜中心の食生活をしてきましたので、食事は今さら考え直す必要はないと思っていました。しかし、更年期障害は女性ホルモンの低下によって起こるため、女性ホルモンと似た働きをするといわれるイソフラボンを含む大豆食品を、今までの食生活にバランスよく取り入れたほうが良いというアドバイスを医師からいただきました。そこで、今までの食事に大豆食品を取り入れるようになりました。ただ、働いていると大豆食品というのは簡単にアレンジできるものばかりではないので、手軽に大豆をとれる豆乳を家族で飲むようになりました。ただ、摂取するバランスが大事だそうなので、多過ぎても少な過ぎても女性の体には良くないそうです。ですので、その意味でも量がわかる豆乳は毎日飲むのによかったです。さらに肌の乾燥や髪の毛のパサつきも気になっていたのですが、豆乳を飲み始めてからは肌もしっとりし、髪の毛も明らかに潤いが増してきたのを感じます。まとめ更年期障害になってから、生活すべてを一旦見直すようになりました。特に睡眠不足や運動不足など、今まであまり重要に思っていなかったライフスタイルが更年期障害に影響しているのを痛感しました。それに気が付いてからは、できるだけ快適な睡眠ができるように環境を整え、定期的に運動をおこない、豆乳を取り入れたバランスの良い食生活を心がけてきました。婦人科からの処方薬と併せて、実際に更年期障害の症状が軽減したのを感じられたので、これからも続けていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/Yoko(43歳)とても元気な小5の女の子と小1の男の子と家事をしない夫と楽しく暮らしてはいる。しかし、フルタイムで仕事をしていて、さらに更年期のような症状もボチボチ始まり家事と育児と仕事でかなり疲労気味の主婦。
2022年09月04日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第45話。周りにどう思われようと、基本は着たい服を着る派のやましたさん。そんなやましたさんが、「絶対に手を出さない…」と思っているアイテムがあるそうで……。★関連記事:「派手な色で攻める!」体形をカバーしながらおしゃれするには… #脱力系ゆる更年期日記 45ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。基本、着たい服を着たい派の私ですが、そんな私でも、もう絶対に手を出さない代物が1つだけあります。それは、つま先が丸い系のブーツです。あれはどんなにハートが強い時期であろうと、手を出さないようにしています。数年前、若いころに高いお金を出して購入したブーツが、靴箱の隅で眠っているのを発見し、玄関でひっそりと試着したときのことです。懐かしいな〜。昔の私はお金持ちだったな〜。あのころは楽しかったな〜。などと、昔のことを懐かしみながらそのブーツを履きました。そして玄関先にある全身鏡をのぞき込むと、鏡には疲れ切った中年の私が……。加齢とともに目立ち始めたほうれい線、しまりのない口元にたるみきった輪郭、たるんだ肉が乗った膝……。学生が履くかのような、つま先が丸い系のブーツはおばさんには似合いませんでした(涙)。この日を境に、私は、そういう系の靴とは永遠におさらばしたのです。さようなら、つま先の丸い靴たち〜。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年08月25日私は、毎日夜中と明け方の2度目覚めてしまう睡眠障害があります。これは更年期の症状の1つであると43歳のときに医師から告げられました。寝不足が続くと日常生活にも支障が出るので、以後5年間、改善に努めています。今までに漢方薬やサプリメント、枕の買い替え、吸い玉などいろいろと試しましたが、どれも私には効果がなかったり、効果があっても一時的だったり。そんなある日、元ヤクルトレディの友人にすすめられ、話題となっている「ヤクルト1000」を飲んでみることにしました。すると1週間以内で効果が実感できました。★関連記事:更年期の睡眠障害対策の5年間の取り組み5年前、43歳で医師から更年期と診断されました。眠れないのも更年期症状の1つと説明を受けて以来、中途覚醒による睡眠障害に今も悩んでいます。婦人科に行った5年前は起床した瞬間から二日酔いかと思うほどの頭痛とめまい、吐き気に毎日苦しんでいました。仕事が休みの日は、ほぼ寝たきり。毎朝の通勤がつらくて仕事を辞めて在宅ワークを始めました。日中猛烈な眠気が襲うので、15分から30分の細切れ睡眠を取りながら仕事をしました。医師から処方された漢方薬を3カ月服用したものの、私には合わず効果なし。その後、睡眠の質を改善するためのサプリメントを服用しましたが、そちらも私には効果がありませんでした。そこでネットや書籍で更年期や睡眠に関する情報収集をして、質の良い睡眠を取るために環境と生活を整えることを決意。温湿度計を買いエアコンを設置して部屋の温度を管理し、枕を買い換えました。起床時に朝日を浴びて自律神経を整えることも試しました。すると起床時の頭痛やめまい、吐き気は、今では月に8日ほどに減少。昨年から気功整体にも通い始め、日中も起きていられるように。週2日パートに行けるまでに改善しました。でも、夜中と明け方の中途覚醒は変わらず、万年寝不足という状況です。売り切れ続出の「ヤクルト1000」の効果とは?更年期症状でよく眠れていないという話を友人にしたところ、「ヤクルト1000」をすすめられました。友人は元ヤクルトレディで、芸能人のおすすめで世間の話題になる前から、宅配で「ヤクルト1000」を飲んでいます。公式サイトによると、「ヤクルト1000」の効果はストレスの緩和と睡眠の質の向上で、「乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)」が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを和らげ、また睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能」があるそうです。さらに、「乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)」には、腸内環境を改善する機能があることが報告されているのだそうです。友人は、「ヤクルト1000」には、1mlあたり乳酸菌シロタ株が10億個含まれているので、腸活として始めたとのことでした。なぜ「ヤクルト1000」で睡眠の質が上がるのか聞いたところ、医師の意見が掲載された記事を送ってくれました。その記事によると、乳酸菌が腸に達すると、精神を安定させる作用があるセロトニンというホルモンの分泌が活性化され、そのセロトニンを材料にして睡眠のリズムなどを調節するメラトニンが作られるので、ストレス緩和や眠りの質の向上に役立つのだそうです。「ヤクルト1000」には、従来の製品と比べて高密度の乳酸菌シロタ株が含まれているため、腸に効果的に働きかけるのだろうと考察されていました。飲んで2日目で感じた「ヤクルト1000」の効果私は宅配で「ヤクルト1000」を購入することにしました。夜の入浴前に飲んで、初日は普段通り23時台に床に就きました。すると夜中の2時ごろと明け方4時ごろに目が覚めてしまい、友人から「効果が感じられなくても、最低8週間は飲み続けてね」と言われたことを思い出しました。ところが2日目の夜、夜中にふと目が覚めかけたのですがウトウトしているうちにまた眠りに就き、朝まで眠ることができたのです。目覚めの頭も体もいつもより元気だったので、「ヤクルト1000の効果ってすごい!」と思いました。3日目も同様に、夜中に目が覚めかけても眠気が勝り、完全に目が覚めることはありませんでした。4日目はついに中途覚醒をせず、朝まで眠ることができました。ただ、その代わり4時に目覚めてしまい、睡眠時間は5時間でした。5日目も4日目同様で、私は「あと2時間眠って7時間睡眠を取りたい。6時に目覚めたい」と思いました。そこで就寝時間を1時間遅くして0時台に寝ましたが、6日目の朝も4時に目覚めてしまいました。ネットで「ヤクルト1000」の効果があった人の記事を読むと、多くの人の睡眠時間が長くなっていました。なぜ私は睡眠時間が長くならないのだろうと思いましたが、中途覚醒がなくなっただけ良しとしなければと思い直しました。まとめ「ヤクルト1000」を飲み始めて現在3週間目になります。以前は夕方に睡魔に襲われていましたが、今では夕方も起きていられるようになりました。でも睡眠時間は4時間から5時間睡眠のままです。「ヤクルト1000」を飲むと悪夢を見るといううわさがありますが、私はまだ見たことがありません。ヤクルトの公式サイトによると、悪夢はストレス改善の一因であるかもしれないということです。悪夢でストレスを解消できたら、私の睡眠時間も長くなるかもしれないと、悪夢を心待ちにしながら毎日「ヤクルト1000」を飲んでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。【駒形先生からのアドバイス】「ヤクルト1000」は糖質を多く含んでいるので、飲み過ぎには注意しましょう。著者/しばこ(48歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2022年08月20日46歳になり、もうすっかり更年期世代となった私。46歳ごろから強烈な眠気とだるさを感じるように……。特に生理期間にひどく、一体どうしたのだろうと戸惑う日々。あるとき、もしかしてこれが更年期症状?と思い立ち、婦人科を受診してみました。★関連記事:「うそ?」超アクティブ女子だった私が無気力に…自分の変化に戸惑う更年期【体験談】46歳になるころに訪れた強烈な眠気とだるさ堂々の更年期世代となった今。でも相変わらず生理は毎月来るし、月経間隔こそ月に3〜4日縮まったものの、量はむしろこれまでより増えたような? 更年期って生理が軽くなっていくのだろうと思い込んでいた私は、それとはまったく違った状況の中にいました。そして何より困ったのは、46歳になるころからひどくなった眠気とだるさ。とにかく強烈で、リモートワークの私はPCに向かっていられなくなり、少しだけ……と横になるとあっという間に2〜3時間たっていたことも。こんなことを何度か繰り返し、仕事にも支障が出るようになりました。特に生理期間中はこの症状がひどく、半日以上起き上がれないなどということもしばしば。特にそれ以外の症状はないので、一体何の診療科にかかるといいのかもわからず、戸惑いながら毎日を過ごしていました。もしかして更年期障害?と思い至り婦人科探しそんな中、たまたま目に留まったネットの記事。更年期の女性は、多種多様な不定愁訴に悩まされる可能性があることや、悩んでいないで婦人科にかかろうという内容が書かれていました。婦人科にかかる基準の1つとして、「生活に支障が出るようになったら」とあったのが印象に残った私。実際に仕事に支障が出ているし、このまま悩んでいても解決しないのだったら、ひとまず婦人科に行ってみよう……ようやくそう思うことができました。次の問題は、婦人科探し。次男の出産で産婦人科にお世話になってからもう8年。その産婦人科は電車を乗り継いで行かなければなりません。もし更年期障害の治療を開始するなら、もっと近いほうがいい。でも近ければいいというものでもないし、評判も大切……などさまざま考えつつ、近隣の婦人科探しから開始。いろいろ探して、徒歩20分ほどのところに昨年にオープンしたばかりの産婦人科を見つけました。産科だけでなく婦人科にも力を入れている印象をホームページから感じたので、まずはそこにお世話になろうと決めました。血液検査の結果に驚き!婦人科を受診すると、やさしそうな女性医師でした。ホッとしながら、医師に症状を伝えたところ「更年期障害の可能性は十分にありますね。まずは検査しましょう」ということになり、内診と血液検査をしました。後日結果を聞きに行くと、先生が少し申し訳なさそうに「子宮も血液も問題なし。エストロゲン(卵胞ホルモン)もしっかり出ているし……数値上はまだ更年期治療の必要はないみたい」と言うのです。「まさか、こんなに眠くてだるいのに?」と思わず声を上げた私。先生は「ホルモン治療の必要はまだないけれど、今の症状には漢方やプラセンタで対処する方法がありますよ。よかったら対症療法でプラセンタ注射を試してみませんか? 効果には個人差はあるけれど、更年期なら保険対象で受けられますよ」とおっしゃいます。わらをもつかむ思いで、「ではお願いします」と伝えました。プラセンタ注射は継続して効果が実感できるとのことで、週に1回、現在5週間ほど通っています。たしかに打った後2〜3日は調子が良いような気もします。以前のように半日寝込むようなことはだいぶ減りました。プラセンタ注射の効果を信じて、しばらく継続してみようと思います。まとめアラフィフの不定愁訴は、エストロゲンの大幅な減少が唯一の原因だと思い込んでいた私。ですが客観的な検査結果を見て、不定愁訴の何もかもが「ホルモンの大幅減少のせい」とは言い切れないことを実感しました。それでも対症療法を提案してくださった婦人科の先生には感謝しています。プラセンタ注射が今の私にどれだけ合うかはまだわかりませんが、少なくとも緩やかな効果は発揮されているように感じるので、信じて継続してみます。これを継続することで、来たる本番の更年期症状にも、緩やかにソフトランディングできたらいいなと願いつつ……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2022年08月09日更年期症状といってもたくさんありますが、私が感じたのは「寒け」。それも極寒でした。春でもヒーターが欠かせず、夏はクーラーの効いた部屋で凍える毎日。そんなつらい症状をある健康食品を毎朝摂取することで改善することができました。★関連記事:更年期になって冷えが悪化!受診は必要?対策は?【更年期の基礎知識7】1日中襲ってくる寒け同年代の人と集まり更年期の話題になると、急に汗が出る、暑くて暖房を消すなどの話をよく聞きます。しかし私はほてりなどの症状はほとんどなく、51歳のころ、1日中寒けがするという状態が半年ぐらい続きました。特に寒けを感じていたのは4月から5月。私が住む東北地方では、その時期は気温が上がってきて家の中では寒さを感じないはずですが、なぜかとても体が冷えてしまいました。上半身は下着、シャツ、セーター、ダウンのベストを重ね着。下半身は下着、スパッツ、ズボン、さらに巻きつけるタイプのキルティングスカートを着ていました。足には靴下とふかふかした室内履きを履いて……まるで極寒の冷凍庫に入っているかのような格好。特に足元が寒くて、椅子に座っているときはファンヒーターが欠かせませんでした。しかし部屋が寒かったわけではなく、同じ部屋にいる人は春先の装いをしていました。そのときはまだその寒けが更年期の症状だと思いつかず、夏場になりました。夏でも長袖・腹巻き着用&白湯を飲んでも寒い夏場は6畳ぐらいの部屋で、60代半ばの痩せ型の女性と一緒に仕事をしていました。エアコンの設定温度は21度ぐらい。半袖では少し寒いと感じましたが、一緒に働いている女性は半袖でも汗をかいていました。室温をもう少し上げてもらいたいと思ったのですが、汗をかいている人には言いづらかったので、長袖を着たり、腹巻きをしたりして寒さ対策をしていました。昼休みには熱めの白湯を飲んでいましたが、体の中から冷え切っているのかなかなか温まりません。何日かそうやって寒けをやり過ごしていると、寒がっている私を見た先輩が「どこか体調が悪いのでは?」と心配してくれました。しかし、同じ部屋で犬を飼っていて、室温が23度より高くなると犬の体調が悪くなるのでこれ以上は室温を上げられないということでした。そこで私は、運動で寒けを改善しようと考え、ウォーキングを開始。週に1度のペースでヨガにも通うようになりました。昔から体に良いと言われるアレを飲んで改善しかし、運動をしても寒けが改善されなかったので、何か良い方法はないかとネットで検索したところ、高麗人参が更年期に効くという口コミを発見しました。子どものころに周りの大人が「高麗人参が健康に良い」と口にしていたことを思い出して、早速試してみることに。私が購入したのは月額2,000円弱のもの。毎朝1粒程度飲んで、1年がたちました。今では寒けが治まり、周りの人と同じくらいの感覚です。後からネットで調べてみると、高麗人参は栄養価が高く、40種類近くのサポニンを含んでいるそうです。このサポニンという成分が全身の血流を良くして、冷え性の改善に結びつくとのことでした。また、寒けのほかに更年期症状として高血圧になり、薬を飲んでいましたが、寒けを感じなくなったころに血圧も改善。今は薬を飲んでいません。まとめ更年期は汗をかくなどほてりの症状が出る人が多いようですが、私の場合はものすごい寒けに襲われました。適度な運動では寒けが治まりませんでしたが、高麗人参が入った健康食品に出合ったことで、症状を改善することができました。これからも元気な体を維持し、何歳になっても今の自分がこれまでの人生において最高のコンディション!と感じていける50代を目指したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/きびのあやとら著者/おもだか(53歳)社員はエレベーター禁止の職場で一日に何度も1階、2階を昇り降り。おかげで健康増進中!
2022年08月07日「せんねん灸」を展開するセネファ株式会社(所在地:滋賀県長浜市、代表取締役社長:押谷 俊憲)は、更年期の女性をお灸でサポートする「せんねん灸」WEBサイト『すてきがはじまる 更年期からのスタート』を2022年7月1日(金)に開設したことをお知らせします。■開設背景更年期は女性ホルモンのゆらぎによって女性のカラダが大きく変わるとき。英語ではchange of lifeと呼ばれています。人生100年時代。アフター更年期という新しいステージに向かって歩み出す女性を「せんねん灸」セネファはお灸で応援します。■サイトの特徴(1)心身ともにゆらぐ更年期を迎えた更年期世代のための保健室女性なら必ず訪れる更年期。女性ホルモンの分泌異常やゆらぎなどで自律神経が乱れ、今までとは違ってカラダに変化が起こります。更年期のさまざまな悩みや質問やおすすめのツボを理学博士 安野 富美子先生が答えます。(2)WEB限定 無料でお灸のサンプルプレゼント「sennenq First step」まずはおためし万能のツボ図の入ったステキなパッケージにはじめてお灸をしていただく方のために温熱のやさしい火を使うお灸や香りのお灸、煙のでないお灸、火を使わないお灸をセット、無料でおためしいただけます。(3)更年期世代おすすめ「とっておきの7つのツボ」イライラ、ストレス、こむらがえり、むくみ、ホットフラッシュ、冷え、眼精疲労など更年期のとらえどころのない不定愁訴のためのとっておきの7つのツボをご紹介。手と足のツボなので自宅で簡単にお灸でセルフケアしていただけます。(4)サイトデザイン更年期の女性を意識した大人のイメージでデザインしました。毎月その季節の花をドラマチックに撮影し、サイトを訪れるみなさまの「すてきがはじまる」をお手伝いします。(画像はプレスリリースより)【参考】※更年期の女性をお灸でサポートする「せんねん灸」WEBサイト『すてきがはじまる 更年期からのスタート』
2022年08月01日「せんねん灸」を展開するセネファ株式会社(所在地:滋賀県長浜市、代表取締役社長:押谷 俊憲)は、更年期の女性をお灸でサポートする「せんねん灸」WEBサイト『すてきがはじまる 更年期からのスタート』を2022年7月1日(金)に開設したことをお知らせします。更年期の女性をお灸でサポートする「せんねん灸」WEBサイト『すてきがはじまる 更年期からのスタート』: すてきがはじまる 更年期からのスタート■開設背景更年期は女性ホルモンのゆらぎによって女性のカラダが大きく変わるとき。英語ではchange of lifeと呼ばれています。人生100年時代。アフター更年期という新しいステージに向かって歩み出す女性を「せんねん灸」セネファはお灸で応援します。お灸■サイトの特徴(1)心身ともにゆらぐ更年期を迎えた更年期世代のための保健室女性なら必ず訪れる更年期。女性ホルモンの分泌異常やゆらぎなどで自律神経が乱れ、今までとは違ってカラダに変化が起こります。更年期のさまざまな悩みや質問やおすすめのツボを理学博士 安野 富美子先生が答えます。(2)WEB限定 無料でお灸のサンプルプレゼント「sennenq First step」まずはおためし万能のツボ図の入ったステキなパッケージにはじめてお灸をしていただく方のために温熱のやさしい火を使うお灸や香りのお灸、煙のでないお灸、火を使わないお灸をセット、無料でおためしいただけます。sennenq First step(3)更年期世代おすすめ「とっておきの7つのツボ」イライラ、ストレス、こむらがえり、むくみ、ホットフラッシュ、冷え、眼精疲労など更年期のとらえどころのない不定愁訴のためのとっておきの7つのツボをご紹介。手と足のツボなので自宅で簡単にお灸でセルフケアしていただけます。とっておきの7つのツボ(4)サイトデザイン更年期の女性を意識した大人のイメージでデザインしました。毎月その季節の花をドラマチックに撮影し、サイトを訪れるみなさまの「すてきがはじまる」をお手伝いします。■サイト概要サイト名: すてきがはじまる 更年期からのスタートURL : 開設日時: 2022年7月1日(金)■会社概要商号 : セネファ株式会社代表者 : 代表取締役社長 押谷 俊憲所在地 : 〒526-0244 滋賀県長浜市内保町77番地設立 : 1982年事業内容: お灸製造販売、医療機器・化粧品等の製造販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月29日更年期を迎え、頻尿に悩まされるようになりました。特にひどくなってきたのは、閉経を迎えてからだと思います。それまでは特にトイレが近いと意識したことはなかったのですが、加齢とともに明らかにトイレに行く回数が増え、急な尿意を覚えることが多くなりました。今回は私の頻尿との付き合い方をご紹介します。★関連記事:頻尿になりやすい「やりがちNG」って?トイレで夜何度も起きる人が見直すべき毎日の習慣【専門医】さっき行ったのにまたトイレに行きたい!「頻尿」という言葉は知っていましたが、正直、高齢者が悩む症状だと捉えており、更年期を迎えるまでは特に意識したことはありませんでした。それが3年前に50歳で閉経を迎えてから、尿意を覚える間隔が短くなったように感じ始めました。最初は、「あれ、さっきトイレに行ったばかりなのにまた行きたい!」と感じることが多くなった程度でしたが、徐々にトイレに行く頻度が増えていったのです。そのうちに、以前は仕事でオフィスにいる日は1日で2回程度だったのが、午後だけで5回もトイレに行くようになりました。私が働いているオフィスが入っているビルのフロアには他の会社も入っているのですが、トイレの数が足りていないのか、運が悪いとトイレ待ちの列ができていることも。そうなると、オフィスからトイレに行って帰ってくるだけで10分くらいかかってしまうこともあり、仕事が何度も中断されて生産性が落ちてしまいます。社内会議の場合は途中で抜けてトイレに行くことができますが、お客様との商談中は中座できないため、トイレを気にし過ぎて商談に身が入らないことも……。頻尿を意識してからは、必ず商談前にトイレに行く時間を持てるよう、早めに客先に到着するようにしました。夜中もトイレに行きたくて目が覚めるように!私の頻尿問題は寝ているときにも発生するようになり、毎晩夜中に2回は目が覚めてトイレに行くようになりました。若いころは一度寝たら朝までぐっすり眠れるタイプだったのに、この変化には「おばあちゃんになったみたい」と少々落ち込みました。さらに悪いことには、トイレに行く回数が増えただけではなく、「今すぐトイレ!」というように急な尿意を感じるようになっていったことです。それはすぐにトイレに行かないと失禁してしまいそうなレベルの尿意。何かきっかけがあったわけでもなく、急にこのような症状が現れるようになりました。そのため友だちと遊びに行ったり、旅行に行ったりするときにトイレが気になって緊張するようになりました。とりあえずの対応策は、外出中にトイレを見たら入るようにすること。映画やライブの前には必ずトイレに行く。バスツアーでは休憩ごとにトイレ。レストランや居酒屋ではトイレに行ってから会計。電車に乗る前には1本遅らせてでもトイレに寄る。50歳を過ぎて人前で粗相することのないように必死になりました。頻尿も更年期症状の1つだった!頻尿の症状が続いていたので、ある日頻尿対策を調べてみようと思いネットで検索していると、女性の頻尿は更年期症状の1つであることがわかりました。あるサイトによると、私が悩んでいた「急な強い尿意」も過活動膀胱という症状で、その中には夜中の尿意も含まれるそうです。これを読んで、私の頻尿や強い尿意も更年期による泌尿器への影響であるかもしれないと思いました。さらに調べていくと、過活動膀胱は「膀胱訓練」という尿を我慢することが有効な治療法であるとのこと。なんと、私がおこなっていた「できるだけ頻繁にトイレに行く」とは真逆の行為でした。あと5分、あと10分というように少しずつ我慢する時間を延ばし、膀胱に負荷をかけることで膀胱の容量を増やす訓練だそうです。この訓練を知ってからは、自宅にいるとき、オフィスで事務仕事をしているときなど、可能な場合はなるべくトイレに行く回数を減らすようにしてみました。ただし、どうしても厳しいときは、無理に我慢はしないようにしています。まとめ膀胱訓練に4カ月ほど取り組んでいますが、現在も頻尿はまだ続いています。しかし、更年期が原因かもしれないとわかったことで、友人と出かけるときには、「更年期の症状でトイレが近いの」と正直に伝えられるようになりました。そうすることで同年代の友人たちは理解してくれ、遠慮なくトイレに立ち寄ることができるようになりました。高齢者の問題だと思っていた頻尿が、更年期症状の1つかもしれないことがわかり、女性にとって加齢の影響は大きいことを改めて感じました。なんとなく泌尿器系の症状は恥ずかしいという気持ちがありましたが、頻尿はこれからも長く付き合っていかなくてはならない問題だと思うので、膀胱訓練を継続してなるべく症状を軽減していければと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。【窪田先生からのアドバイス】頻尿や強い尿意に悩んでいる場合は、まずは泌尿器科を受診してください。早期に受診すれば早期に改善する可能性が高くなります。この方の症状は過活動膀胱だと思われますので膀胱訓練はこのまま実践していただいても良いですが、できれば受診をして医師から聞いたアドバイスを実践すると安心です。著者/ST(53歳)更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。
2022年07月29日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第44話。45歳くらいの誕生日に、夫からキャラクターのバッグをもらったやましたさん。実はやましたさんの強いリクエストだったようで……。★関連記事:「今日もすごい服やな」40代半ばからファッション迷子が加速して… #脱力系ゆる更年期日記 43ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。45歳くらいの誕生日に、夫からキャラクターのショルダーバッグをプレゼントしてもらいました。45歳くらいの誕生日にキャラクターバッグって……夫、かなりのイカれ具合だな!とほぼ全員が思うと思いますが、私の熱いリクエストです。上記の2行で皆さんお気付きだと思うのですが、私はかなり独特なファッションなのです。なので、着たい服を着る「ハート強め期」には、大好きな赤をふんだんに取り入れ、赤いベレー帽や赤いワンピース、赤のスニーカーを恥ずかしげもなく着いたり履いたりします。そして、夫からもらったキャラクターのショルダーバッグを49歳にもなって平気で愛用しています。ただ、人目が気になる「冷静期」には、よっこいせとキャラを裏側にして使っています(笑)。これぞ2ウェイ! ありがたい〜。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年07月21日更年期の女性によくあるといわれる手指の関節痛。私も約6年間、右親指付け根の痛みに悩んでいます。もうすぐ54歳で、もはや更年期もベテランの域に達した感がある私ですが、この痛みだけはじょうずに付き合えていません。医師からすすめられた関節内注射は怖くて受けられず、ただ痛みに耐える日々。そんな臆病な私がついに決断する日がやってきました!更年期によくある母指CM関節症の痛み48歳のころに始まった右親指付け根の痛みは、整形外科で更年期の女性によくある「母指CM関節症」と診断されました。関節が亜脱臼しているそうで、医師からはなるべく装具で固定して手を酷使しないこと、痛みがひどい場合は注射か手術の選択もあることを説明されました。「手に注射なんて想像するだけで痛い! 手術なんてもっと無理! 」そう思った私はサポーターで固定したり、ストレッチをしたりと、自分でできる対策を選びましたが、症状は一進一退。関節痛に効くというエクオールのサプリは効果を実感しましたが、痛みが完全に消失するわけではありませんでした。家事や仕事をセーブするわけにはいかないし、ましてや頻繁に手洗いや消毒をするこのご時世。1日中サポーターを付けて安静になんて、そもそも無理な話です。ヨガやエアロビクスのおかげか膝や腰に痛みはなく、老化や更年期の荒波をじょうずに乗りこなしてきたつもりだったのに。もしかしたら右親指の痛みは更年期が終わっても続くのかもしれない。なんとかしないと。でも注射は嫌だ…… 。新しいクリニックでついに注射を決意近隣の整形外科の診断はすべて同じだったため、私は違う治療法を求めて新しく開院した整形外科を受診しました。真新しいクリニックはどうやら大人気のよう。初診の私は診察まで2時間、レントゲンを撮り終えて再び呼ばれるまでさらに1時間かかりました。そして待ちくたびれた私に、医師は今までと同じ診断を下しました。「固定して安静にしてください。ストレッチも大切ですよ。我慢できないなら注射を打っていきますか? 」。これまで6年間、注射が怖いなら痛みと付き合っていくしかないと現状を受け入れてきた私ですが、もうそれでは永遠に解決しないのだと悟りました。「注射を打ってください! 」。あんなにためらっていたのがうそのように私は一瞬で決断し、医師にそう告げたのです。3時間も待ってこのまま手ぶらでは帰れない! という謎の損得勘定が働いたのも事実ですが、長い間耐えてきた痛みに疲れ果ててしまったのが本当のところ。医師は「注射は第一選択ではないけれど、痛いのなら打ってみましょうか。ラクになりますよ」と言ってくれました。効果てきめん!3日後には痛みが消失あっという間に準備が整い、私は右親指の付け根にステロイド薬と麻酔薬を混合した関節内注射を受けました。実際に注射を目にしたときには恐怖を覚えましたが、意外に針は細く痛みは想像の1/10くらい。しかし時間がたつにつれ母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)がパンパンに腫れてきて、その日は本来の指の痛みより注射の痛みのほうがとても強く出ました。変化が表れたのは3日後のこと。接種部位の痛みが引くにつれて母指CM関節症の痛みもすっかり消失したのです。今までうっかり右手を使ってはイタタ…… となっていたのに、洗濯ばさみをつまんでも、ジャムのフタを開けても、ドライヤーを持っても、痛くない!ステロイドの関節内注射は、ネットで調べる限り何度もおこなっていいものではないようです。私自身も長い間抵抗感があったわけですが、実際に受けてみたらあまりにも劇的に改善したのでとても驚いています。接種から2週間以上たつ現在も効果は継続。今後いつ再発するのかはわかりませんが、ひとまず痛みから解放されたことで心まで軽くなりました。まとめ新しい整形外科を受診したことがきっかけで、ずっとためらっていた関節内注射を受けることになった私。母指CM関節症の痛みは劇的に改善し、長年の悩みが解消されました。家事や仕事がはかどるようになっただけでなく、心まで軽くなり生活の質が向上。あまりの効果に喜び半分、驚き半分…… といったところでしょうか。薬効が切れて痛みが再発したときにどうするのか、まだそこまで考えは及んでいませんが、サポーターとストレッチも継続しつつ、注射の良い面と悪い面をしっかりと理解して対処していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2022年07月11日私が20代後半ごろ、当時50代だった母が重度の更年期障害になり、しまいにはうつ病となり入院しました。日常生活や会話すらまともにできない母に家族全員が翻弄(ほんろう)され、胸を痛めたものです。あれから20数年。当時20代だった私もついに更年期に突入。すると当時の母の苦しみが少し理解できるように。イライラと落ち込みを繰り返し、母同様に私もうつ病寸前!? そんな私を救ったのは……。★関連記事:「夫がいつもと違う」40代・50代夫婦関係の悩み。夫の「男性更年期症状」が原因になることも…更年期に突入し、気分はいつも最低だったのが…どうにもできない更年期のもどかしさ私は50代で、飲食業界で働いています。45歳になるまで連れ添ったパートナーとは結婚せず、子どももいません。パートナーと暮らし始めてから13年、ずっと同じで何も変わらない毎日……。そんな生活に特別不満を抱くこともなく、ただ淡々と日々を過ごしていました。ところがです。40代半ばごろから、パートナーとの間に何か特別なことがあったわけでもないのに、何かが違うと感じるようになりました。以前と変わらない生活をしているのに、何かが違ってなんだかおかしい。口では言い表せないむずがゆい気分や感情に苛まれるのです。やる気が出ないとか、すぐにイライラしてしまう更年期の症状をパートナーに訴えてもうまく伝わらない。理解してほしくても理解してもらえない。気分はいつも最低です。イライラ、落ち込み、イライラ、落ち込みの繰り返し。このままうつ病になるのでは……と思うほどでした。親友との会話をきっかけに人生の再構築を決意ちょうどそんなとき、幼なじみで親友の女性と温泉に行く機会がありました。お酒を飲みながら、昔話に花が咲きました。お互い若いなりに人生を楽しんでいたあのころ……。若さゆえに勢いがあり、がむしゃらに今を生きていたあのころ……。2人で若かりし日々を懐かしんでいるうちに、私の中で「カチッ」と音がした気がしました。この13年間、私はどこかパートナーに気をつかい、言いたいこともうまく伝えられず、したいことも遠慮してできないことが多かったように思いました。それは、決してパートナーに強要されたわけではありません。私自身の性格の問題で、2人で過ごす中でそういう関係性を自ら築いていたのでした。親友と2人、温泉に浸かりながら「もうアラフィフだもんね。楽しくない時間を過ごすのはもったいないよね」と話すうち、私は今のままではダメだと思いました。自分の生きたいように生きたい。もう我慢はほどほどにして生きていきたい。そんな思いがふつふつと湧き上がりました。そして私は自分が築いてきたものを少しずつ壊し始めたのです。いえ、あらゆる面から自分の人生を築き直すことにしたのです。パートナーとの別れと新たなる出会い自分の人生を前向きに生きたいと思ったとき、更年期の症状とも向き合おうと思いました。そして、まずは親友おすすめのサプリメントを試すことに。ホルモンバランスを整えてくれるという「エクオール」です。親友の場合はイライラやホットフラッシュが軽くなったらしいのですが、私の場合は効果がなかったので、半年ほどで服用を中止。代わりにネットで調べて、ホルモンバランスを整えるのに良いというプラセンタと、気の巡りを良くしてくれるという漢方「田七人参」を飲み始めました。すると半年ほどでひどい疲労感が軽減。家でゴロゴロしていることが多かったのに外出したいと思うようになったり、イライラしてふさぎがちだったのに気持ちをうまく切り替えられるようになったりと、徐々に改善していきました。それと並行して、私の行動にも変化が。行きたい場所へひとりで行き、パートナーにも言いたいことを言うようになり、ついにはパートナーの元を去りひとりで新たな生活を始めました。誰にも気をつかわず、自分のペースでの生活です。その2年後には、言いたいことを言い合った上でわかり合える新しいパートナーとも出会え、仕事以外のストレスがなくなりました。まとめ私をつらい更年期から救ってくれたのは、やはり「自分らしく生きる」という人生の姿勢だったと思います。アラフィフになってそれまで築いてきた人間関係を壊したり殻を破ったりするのは大変でした。でもそれは、私が本来の自分を取り戻し、言いようのないストレスから解放されるには必要なプロセスだったと思います。思えば、母も更年期を抜けたらまるで別人でした。厳格な父に言いたいことも言えず遠慮がちだったのに、更年期を境に父に意見し、したいことをするようになりました。私も母も「自分らしさ」を取り戻してから更年期の症状が軽くなったような気がします。更年期の症状の緩和に限らず、「自分らしさ」も生き方の大事なエッセンスのように思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/ひろこ(50歳)バツイチ子どもなし。更年期にさしかかってから5年。一波乱ののち今では年下のパートナーと良好な関係を築き、精神的には落ち着いてきたものの体や顔の変化に毎日格闘中。
2022年07月10日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第43話。40代半ばからファッション迷子が加速したというやましたさん。さらに、着る服がメンタルにも左右されるようで……。★関連記事:「年を気にせず着られると思ったら」10代で思い描いていた姿の現実は #脱力系ゆる更年期日記 42ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私は40代半ばで、ファッション迷子が加速してきました。マジでかわいいと思って着ていた服がまったく似合わないし、昨日まで何も気にせず堂々と着ていた服たちが、今日は何だかすごく恥ずかしい。そんな経験を幾度となく繰り返してきました。あるときは「私は私なんだ!」と着たい服を堂々と着る「メンタル強め期」が訪れ、しばらくすると、鏡に映る自分を見て痛々しさを自覚する「冷静期」が訪れ、それを3往復くらい続けた気がします。そもそも私は、はやりの服をトータルでコーディネートするシャレオツな人生を送るタイプの人間ではなかったので、まだマシかもしれませんが……。今日も鏡に映るド派手なヘビメタのバンドTシャツに違和感を覚え、そっと脱いだあとに、無難な無地のTシャツを手にする私でありました。あ、今私、冷静期〜。※注意:2コマ目の若いママ友は私の画力がなく意地悪な若いお母さんに見えちゃいそうですが、真面目で良い人です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年07月07日女性の更年期は誰もが知っていますが、男性にも更年期があることはまだあまり知られていないのではないでしょうか。「最近、夫がいつもと違う」「夫婦関係がぎくしゃくしている」と感じたら、夫の更年期が原因であることも。そこで、泌尿器科医でありメンズヘルスにも詳しい窪田徹矢先生に「男性更年期」について聞きました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「身の危険すら覚えた…」物腰柔らかだった夫が豹変! もしかしたら男性更年期障害?【体験談】男性更年期とは?男性ホルモンが低下する時期日本人女性の閉経年齢の平均は50.5歳とされ、更年期は閉経年齢の前後5年、一般的には45歳~55歳といわれていますが、男性はどうなのでしょうか。「女性ホルモンは急激に分泌が減りますが、男性ホルモンはゆっくり、少しずつ減っていくのが特徴です。30代後半から減り始め、40代、50代にかけて減っていきます。ただし、これには個人差があって、例えば運動を定期的におこなっている人や肉体労働をしている人などは筋肉量が多いため、男性ホルモンが維持されやすいことがわかっています。クリニックに相談に来られる方は40代後半から60代前半くらいまでの方が多いです。男性更年期は、働き盛りでストレスが多い時期と重なります」(窪田先生)。男性更年期の症状は?「精神」「体」「性機能」が変化男性ホルモンが低下すると、どんな症状が表れるのでしょうか。「男性ホルモンのテストステロンは、大きくは丈夫な筋肉・骨を作る性機能を高める認知機能を高めるといった働きをします。ですから、テストステロンが減ると性機能の低下性欲低下記憶力、集中力、モチベーションの低下精神不安定(うつ、イライラなど)肥満骨粗しょう症発汗、ほてり疲れやすくなる不眠といった症状が見られます。ただし、その度合いや感じ方は人それぞれです。テストステロンが落ちても症状を感じない人もいます」(窪田先生)。症状は改善できる?メンズヘルスを扱う医療機関で相談を窪田先生によれば、例えばうつっぽい症状があって心療内科や精神科へ行ったものの、改善できずに悩んでいる男性は多いと言います。「正真正銘のうつと、うつっぽい症状を混同される方は多いですね。ただ、自分でその違いを見極めるのは難しいです。まず心療内科などで相談するのは良いのですが、しばらく通院しても改善されない場合は違う原因を考えたほうが良いでしょう」(窪田先生)。40代以降の男性なら、男性更年期の可能性もあるということですね。「そうですね。メンズクリニックを標榜している医療機関に相談してみると良いでしょう。診察は問診と血液検査をおこない、テストステロンの数値を調べます。保険診療で薬を出すことも可能なので、気軽に受診してみてはいかがでしょうか」(窪田先生)。まとめパートナーは、男性更年期症状に当てはまる項目はありましたか。症状が出ていても、自分では気付いていないことも多いもの。客観的に見ている妻だからこそできることがあると思います。気になることがあれば、メンズヘルスクリニックの受診を勧めてみてはいかがでしょうか。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2022年07月06日現在46歳の主婦兼ライターです。私は42歳から原因不明のひどい回転性のめまいに悩まされ、仕事が続けられなくなり、22年間務めた会社を退職しました。後に、更年期が原因の1つだったことが判明するのですが、そこにたどり着くまでの不安でつらかった道程をお話しします。★関連記事:「立ち上がれない…」突然襲う、めまいの原因は?更年期だから?【医師監修】めまいの始まりは突然に短大卒業後、22年間パソコン作業が主体の事務職をしていました。42歳の夏、外食をして買い物をしていたら急に気分が悪くなりました。急いで帰宅しましたが、そのころにはもう目の前がぐるぐるして何かにつかまらないと歩けないほどの回転性のめまいが起こっていました。横になってもぐるぐる。とにかく頭を動かせず、嘔吐もあり、ほぼ寝たきりで数日過ごしました。3カ月後、同じめまいが起こりました。そのまた3カ月後にも同じめまいが起こり、さすがにおかしいと脳神経外科を受診しました。が、レントゲンもMRIも異常なし。他にも耳鼻科、甲状腺科を受診しましたが、結局異常は見つかりませんでした。そこで、少し早いけど更年期ではないかと婦人科で検査をしましたが、異常はなし。結局めまいの原因はわからずじまいでした。その間にも、めまいは3カ月から1カ月に一度と頻度が高くなっていました。原因不明、そして、退職へめまいがいつ起こるのかという不安から眠れなくなり、腹痛の症状も出始めたため、消化器内科を受診しましたが異常なし。そこでメンタルクリニックを勧められ、安定剤を服用し始めました。3カ月経過したころ、生理が来なくなりましたが、薬の副作用と言われました。体調が落ち着いていたこと、生理がないほうがラクということで、そのまま薬の服用を継続しました。薬を服用し、生理が来なくなってから2年たったころに婦人科を受診しました。血液検査でホルモンの数値が低く、生理が止まった原因はおそらく薬の副作用ではなく閉経に向かっていたのだろうと言われました。生理が来なくなったときに、再度婦人科で検査をしていれば、もっと早くめまいの原因が判明したかもしれません。結局仕事の継続は困難と判断し、43歳の秋に退職しました。定年まで働く気満々だったたので、大変ショックでした。新たな症状とたどり着いた原因退職して、めまいは起こらなくなっていました。そこで体調が落ち着いたのでパートを始めたのですが、半年たった45歳の年末、布団に入ると背中が熱くなり眠れない状態が1週間ほど続きました。これはいよいよ更年期だろうと思い、婦人科を受診すると更年期障害と診断されました。そこで今までの不調を話すと、めまいも更年期障害の1つであること、ストレスで更年期障害がひどくなることなどを説明されました。他にも要因はあったかもしれませんが、更年期障害がめまいの原因の1つだったことが判明したのです。ここまで来るのに5年かかりました。短いと思われるかもしれませんが、私にとってはとてもつらく長い5年でした。ですが今は不安が解消され、とても晴れやかな気分になりました。早く閉経すると骨粗しょう症のリスクが高くなると言われたため、現在はホルモン補充療法をしています。メンタルクリニックで処方されていた薬はやめました。婦人科を受診したとき、まだ若いからホルモン補充療法をすると出血が再開するかもしれないと言われていました。結局、閉経はしていなかったようで生理が復活。いつ生理になるかわからない面倒くささや久しぶりの生理痛に悩まされていますが、体調や気持ちの面ではこの10年間の中で一番元気です。まとめ更年期は閉経前後5年といわれています。実際に閉経しないと、それ以前のさまざまなつらい症状が更年期が原因なのかわからないことが、一番悩ましい問題だと思います。一般的に更年期は45歳~55歳といわれていますが、私は42歳だったため、めまいの原因が更年期だとわかるまで多くの年数がかかってしまいました。テレビでもよく特集されるようになった更年期障害。もっとたくさんの方に知られ、理解が深まるといいなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/sawawa著者/やまと すみれ(46短大卒業後、金融系の公的機関にて勤務。しかし、体調不良に悩まされることが増えたので退職。趣味はドラマと映画を見ること。
2022年07月06日6月17日、厚生労働省は初めて行った更年期障害に関する意識調査の結果を発表。それによると、50代女性で「更年期障害の自覚症状がある」と答えた人は38.3%いるにもかかわらず、「医療機関を受診して更年期障害と診断された」と答えた人はわずか9.1%。つらい症状があっても病院にかからない人が多いという実態が浮き彫りになった。「更年期障害は治療すれば治るということを知らない人がたくさんいるのだろうと思います。『この程度で受診したら笑われるのでは』と、医療機関を受診することをためらったり、治療のイメージを持てなかったりする人が多いのでしょう」こう語るのは、よしかた産婦人科の善方裕美院長だ。更年期障害とは、閉経前後の約10年の間に「エストロゲン」という女性ホルモンの低下によって引き起こされる、ホットフラッシュやめまい、イライラや気持ちの落ち込みなどの症状が日常生活に支障をきたす状態のこと。つぎのチェックリストで1つでも当てはまる項目があり、日常生活に支障が出ていたら更年期障害の可能性が高いという。〈更年期の不調チェックリスト〉□ 顔がほてる□ 汗をかきやすい□ 息切れ、動悸がする□ 怒りやすい、すぐにイライラする□ くよくよしたり、憂鬱になったりすることがある□ 頭痛、めまい、吐き気がよくある□ 疲れやすい■本誌女性記者も、治療約1カ月で劇的改善「更年期障害と診断された場合、治療法として代表的なものが、『ホルモン補充療法(HRT)』。加齢とともに少なくなった女性ホルモンを体内に投与することで更年期障害の症状が改善されるのです」そう教えてくれたのは、成城松村クリニックの松村圭子院長。本誌の女性記者も、ホットフラッシュやめまいなどのひどい更年期障害の症状に悩まされていたが「ホルモン補充療法」を行い、処方から1カ月ほどで症状が劇的に改善した経験がある。そんな「ホルモン補充療法」とはいったいどんな治療法なのだろうか。前出の松村先生に解説してもらった。「不足してしまったエストロゲンを体内に補充する治療ですが、エストロゲンだけを補充すると、子宮内膜が厚くなり、子宮体がんを発症するリスクが高まってしまうことに。そのため、エストロゲンによる子宮内膜の増殖を抑えるためにプロゲステロンという黄体ホルモンも併用します」更年期障害の自覚があり、ホルモン補充療法を受けたいと思った場合、どのような診断を経て処方してもらえるのだろうか。【1】カウンセリング・血液検査悩まされている症状が、更年期障害によるものであるかを見極める。判断基準の一つとして女性ホルモンなどの数値を測る血液検査を行う。「更年期の症状は200種類もあるといわれているので、本当にそれが更年期によるものなのか、まずはじっくりカウンセリングを行います。また、血液検査でE2というエストロゲン値と、エストロゲンを出すように促すFSHというホルモン値を参考にすることもあります。それらを総合的に判断して、更年期障害かどうかを診断していくのです」(善方先生)【2】乳がん・子宮がんの検査診断されてもすぐに薬が処方されるのではなく、治療を行っても問題ないか、持病や病歴を必ずチェックする。「乳がん、子宮頸がん、子宮体がん検診で異常がないか確認しておくことは必須。ホルモン補充療法で投与する女性ホルモンが、病気の進行や再発のリスクを招く場合があるためです。ほかにも心筋梗塞や脳卒中の病歴がある人も受けられないため、事前に確認を行います。がん検診の場合、1年以内の検診の結果があれば検査を新たに行わなくてよいので、自治体が行っている検診を定期的に受けておくのがオススメです」(松村先生)【3】自分に合った処方薬を選ぶホルモン補充療法の処方薬はさまざまで、「貼る」「塗る」「飲む」の3つのタイプがある。〈貼る〉:腹部などに貼ることで皮膚から直接血管に吸収されるため、胃腸や肝臓への影響が少ない。併用する黄体ホルモンが配合されたものが手軽で人気。〈塗る〉:ジェルもしくはクリーム状の薬を塗ることで皮膚から血管に吸収され、胃腸や肝臓への影響が少ない。併せて錠剤の黄体ホルモンを服用する。〈飲む〉:錠剤を飲むタイプで薬の増量や減量が簡単。ただし、薬は胃腸から吸収され、肝臓を通って血液中に入るため、胃腸や肝臓の弱い人には不向き。■初めての場合はどのタイプ?初めての場合はどのタイプがよいのか。「処方薬には大きく分けてパッチ、ジェルといった経皮薬と、錠剤などの経口薬があります。皮膚から直接血管に吸収される経皮薬から始める人が多いですね。というのも、飲むタイプとは異なり、胃腸や肝臓を通らないため、臓器への負担を減らすことができるから。パッチタイプであれば、基本的に錠剤として併用する黄体ホルモンもパッチで一緒に投与できるため、初めての方でも手軽に始めやすいのです」(善方先生)かかる費用も気になるところだがーー。「保険適用となっているため、基本的にどのタイプでも、診察代を除いて、月1000~2000円程度で続けることができます」(善方先生)副作用についてはどうだろうか。「不正出血、下腹部や胸の張りといった副作用はありますが、生理2日目のような大量の出血が続くことはまれで、生理の終わりかけの量の出血が数日続く程度。それも続けるうちに治まってくる場合が多いです」(善方先生)長い間治療を続けることでがんへの影響などはあるのか。日本産科婦人科学会と、日本女性医学学会による『ホルモン補充療法ガイドライン』によると、ホルモン補充療法が乳がんのリスクに与える影響は小さいと指摘している。「がんになるリスクはほとんどないと考えられます。乳がんに関しては、治療していない人に比べて、1.3倍ですが、治療薬の使用期間が5年未満の人であれば、リスクは治療していない人と変わりません。喫煙や飲酒の習慣のほうが影響が大きいというデータもあるほどです」(善方先生)■髪や肌のツヤがアップする美容効果もそして、症状が改善されるほか女性にとってうれしい“副効果”もあるという。「血管の老化を抑えてくれるというメリットがあります。骨粗しょう症の予防にも効果がありますし、抜け毛で悩んでいた患者さんの髪のツヤが戻った、肌の調子もよくなったと、という声も聞きます。更年期障害の症状を改善するのが目的ですが、美容的効果もあるのです」(松村先生)適切な治療を受けることで得られるメリットは大きい。つらい症状に悩まされている人たちにとって、検討してみる価値はありそうだーー。
2022年07月01日「グレーを白にしたかった」診断はADHD、LDも大生さんは小さなころから多動や言葉の遅れがみられたが、和枝さんは大生さんの発達の遅れに気付くまでに時間を要した。離婚後、家計を支えようと、看護師の資格を取得するべくパートの仕事の傍ら看護学校にも通っていたため、育児が二の次になってしまったからだ。大生さんは頻繁に忘れ物をし、夏休みの宿題はろくに手がつけられず、外食に行けばじっとしていられず、ときに癇癪を起こしていた。小学校中学年のある日、和枝さんが連絡帳を開くと、中は真っ白だった。授業のノートも見ると、板書のメモは一行だけで終わっており、作文の文字はマス目に収まっていなかった。「どうしてできないのかが分からない」「僕なんてダメなんだ」と、家の柱に頭を打ち付けたり、自分に包丁を向けるなど、自傷行為もするようになっていった。「私もイライラしていたんです。今からでもフツウになれるんじゃないかと思って、とにかくやりなさいって、型にはめようとしていました。グレーを白にしたかったんです。でも、母親として切ないというか、大丈夫かな、ウチの子は楽しいのかなとか。毎日毎日泣いて帰ってくる大生を見て、そんなに嫌な思いして学校に行くならほかの子と一緒じゃなくてもいいかなって思ったんです」(和枝さん)Upload By 桑山 知之ほかの保護者からの指摘を受けて調べたところ、発達障害の特性が当てはまった。発達検査では全検査IQは“普通の中”。スクールカウンセラーのすすめで受診した病院で、ADHDと診断を受けた。学習障害もあった。さらに、医師から「お母さんも“抑肝散”を飲んでみてはどうか」とも提案されたという。抑肝散(ヨクカンサン)とは、精神疾患や神経疾患の補助薬として処方される漢方薬だ。「え、私?って。看護師なのでそれがどういう薬なのかわかるから、驚きました。それと同時に、子どものしんどさの導火線は私が握っているんだなっていうか。この子だけをどうにかしようと思うんじゃなくて、私もこの子のつらさに拍車をかけちゃいけないんだなと思いました」(和枝さん)Upload By 桑山 知之「死んでやる!」どん底で見つけた一筋の光大生さんは地元の公立中学で通常学級に進学したが、遅刻や早退がほとんど。教師の理解は乏しく、よく説教を受けた。クラスでは仲間外れにされ、「遅刻してきたのによく堂々と入ってこれるな」「勉強面で遅れてて終わってんな」などと言われることもあった。登校時間になると嗚咽が止まらなかったりと、休みがちになっていった。大生さんの自傷行為を防ぐため、和枝さんは家中の刃物を隠した。「死んでやる!と言って大生が自分の首を絞めていたこともありました。私も家に帰るのがつらいっていうか…。一緒に死んでもいいのかなって思ったりもしました」(和枝さん)Upload By 桑山 知之中学2年に進学したある日の夜、和枝さんは『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)でキャリアチェンジ犬のことを知る。キャリアチェンジ犬とは、身体面や性格面など何かしらの理由により介助犬に向かないと判断された犬のこと。かつて犬を飼っている知人の家に行った際、大生さんが柔らかい表情をしていたのを思い出した。「手は尽くした。これしかない」と、日本介助犬協会に問い合わせた。※介助犬…肢体不自由者の日常生活のお手伝いをする犬のこと。盲導犬、聴導犬とともに身体障害者補助犬の1つとして定められている。人懐っこい“魔法使い”がやってきたUpload By 桑山 知之10ヶ月が経ったある日、1頭のキャリアチェンジ犬とマッチングした。名前はオズ。介助犬を目指して訓練していたものの、好奇心が旺盛でほかの犬が好きな性格のため、介助犬には不向きと判断された犬だった。お試し期間として2週間、自宅で一緒に過ごすことになった。和枝さんが「オズにわかりやすいように笑顔で、感情を込めて『よしよし』ってなでるといいよ」と伝えると、大生さんは少しずつ一言添えてなでるようになった。人懐っこくいつも顔をペロペロなめるオズに、思わず大生さんにも笑顔が戻ったのだった。「大生は最初は興味なさそうだったんですけど、だんだん感情を込めてオズに接するようになったんです。大生も笑うんだ…って思ったぐらいでした」(和枝さん)Upload By 桑山 知之さらに、3個下の弟と適切な距離感がつかめずケンカが絶えなかった大生さんだが、オズを介してコミュニケーションが取れるようになった。かつて喫茶店に行くのが趣味だった和枝さんに「俺たち大丈夫だから、喫茶店に行ってきていいよ」と大生さんが言ってくれたり、最近では料理もするという。「(オズを)迎え入れてよかったです。人と違う接し方ができて楽だし、オズと散歩に行ったときに近所の人から空気感が変わったね、って声をかけてもらったり、話したりするようになりました。オズは家族です」(大生さん)Upload By 桑山 知之「最初、見学会でご家族を見たときは空気が張り詰めている感じがありました。でも、犬にはすごいパワーがあって、もたらす効果も大きいんです。その中でもオズはフレンドリーで、マイペースで、明るくて動じない性格だから尾崎さん家族に合うのかなって。オズが来たことがきっかけで変わって、本当に良かったです」(日本介助犬協会・柴原永佳さん)オズが来て半年。これまで集中力が続かず、不登校だった大生さんは自ら勉強に励み、「高校に行きたい」と言うようになった。大生さんは現在、専修学校2年生。専門課程までの5ヶ年一貫教育を経て、就職できるよう力をつけていく。「自分で働いて、自分が暮らせる分ぐらいは稼げるようになってほしい」と和枝さんは願っている。Upload By 桑山 知之Upload By 桑山 知之平成元年愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中からフリーライターとして活動。2013年に東海テレビ入社後、東京支社営業部を経て、報道部で記者/ディレクター。2018年から公共キャンペーンのプロデューサーとして「いま、テレビの現場から。」や「見えない障害と生きる。」、「この距離を忘れない。」といったドキュメンタリーCMを制作。主な受賞歴は、日本民間放送連盟賞CM部門最優秀賞、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSゴールド、JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール経済産業大臣賞、ギャラクシー賞CM部門優秀賞、広告電通賞SDGs特別賞など。取材・文:桑山知之取材協力:若者支援ネットワーク研究会in東海(監修・井上先生より)家族関係の中に動物が介在することで、共通の話題やプラスのコミュニケーションが生まれてきます。また、家族同士の関係性や価値観も変わってくるのだと思います。今回のケースでは、オズ自身の性格もさることながら、キャリアチェンジをして頑張っているオズという存在自体が、「チェンジしたい」と願う家族それぞれが自分と重ね合わせることで大きな力になったのではないかと感じました。
2022年06月28日今までアクティブ人間だったこの私が、50歳を過ぎたあたりからなんだか無気力に? 頑張りたいけど頑張れないなんてうそでしょう?! 更年期かもしれない症状に戸惑う私の体験談です。頑張りたいのに頑張れない…いつも予定ぎっしりのアクティブ人間いつも忙しく動いていないと気が済まない回遊魚のような人、たまにいると思いますが、私がまさにそれ! 昨年ついに50歳になりましたが、元気いっぱいで童顔なこともあり「30代に見える」とお世辞を言われることもあります。10年前に趣味が高じてネットで園芸店を開店、YouTuberとしての活動も始めて順風満帆にやっています。イベントなどで「タフなあなたが来ないと盛り上がらないよ」とおだてられれば、忙しくても予定を空けて飛んでいき、期待に応えたくなってしまう性分です。また、休日で家にいるときでも、常に予定を立てて朝からフル回転です。掃除、洗濯、風呂掃除などの家事をはじめ、メダカのお世話、庭の草刈りやガーデニング、ウォーキング。そして、ライフワークとしている子どもの福祉のボランティア活動など、毎日予定がぎっしり。おなかが空くのでモリモリ食べて快食快便! 夜、布団に入れば即熟睡の充実した日々を送っていました。ある日ふと気付いたらもう夕方に!?そんな私でしたが、50歳を過ぎてからなんだか毎日、頭や体が重い。病気というほどではないのだけど、いわゆる不定愁訴というものでしょうか? 1日中ハッスルすると、しっかり寝ても翌朝疲れが抜けず、めまいがする日もあります。ある日、良いお天気なのであれもこれもやろうと思いながら、朝、夫を見送ったあと、パジャマを脱いで着替えていました。だるさからソファの上でしばしスマホをチェック……。ハッと我に返ると市の16時のチャイムが鳴っていました。なんと上だけ着替えて、下はパジャマのズボンのまま、気付いたらもう夕方になっていたのでした。遊びや仕事に誘われても、おっくうで断りがちに……。コロナ禍を差し引いても、明らかに不参加が増えていきました。今まで予定をしっかりこなしていた私は一体どこへ行ってしまったのでしょう。イベントに出店したり、ガーデニングをしたり、ウォーキングをしたりと、やりたいことはたくさんあったはずなのに!頑張りたいけど頑張れない。まるでダメ主婦になってしまった自分に焦りを感じました。そして、ひょっとして更年期障害の症状なのでは?! と思うようになりました。私の体質では大豆イソフラボンは効果なし更年期の症状は人それぞれだと聞きます。私ももう50歳、いつ更年期症状が表れてもおかしくありません。しかし、病気の症状がないのに婦人科へ行くのはハードルが高いもの。まずはサプリから始めてみることにしました。よく耳にする大豆イソフラボン。納豆などからも摂取できるそうですが、サプリで飲んだほうが手っ取り早いので、自分に合っているのではないかと思いました。良いサプリがないかネットで検索していると「日本人は大豆イソフラボンを飲んでも効果がない人が半数ほどいる」という驚きの情報が! 大豆イソフラボンが体内でエクオールに変換されない体質だと、更年期障害改善の効果は期待できないというのです。検索を続けると、体内でエクオールを作れるか調べる尿検査キットが4,000円ほどとそんなに高くない値段で売っていたので、早速注文して試してみました。その結果「あなたはエクオールをつくれていませんでした」の非情の文字が……。私の測定数値は0.4μM(マイクロモーラー)で、この検査では、1.0μM以上ないと大豆イソフラボンの効果が期待できないと書かれています。大豆イソフラボンサプリを購入しても、私の体質では無駄になってしまうことがわかったのでした(腸内細菌が増えれば体質が変わることもあるそうです)。まとめエクオールサプリを飲めば直接摂取できるので心配は無用なのですが……大豆イソフラボンよりエクオールサプリのほうが、値段が高いのが残念なところ。腸内細菌が活発になればエクオール変換できるようになることもあるそうなので、腸内の菌活も同時に進めてみようと思っています。そして、年齢にあった予定を組むことも大事なのかな、と思うようになりました。若いころは行動範囲を広げることが良いことのように思っていましたが、自分の身の丈に合わせて行動範囲を狭めることも、時には必要かもしれません。まだ若い気でいるのでなかなか諦められませんが、少しずつ調整していこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。マンガ/きびのあやとら著者/こぴあ(50歳)園芸店店主。園芸ライター。県の里親として虐待児童の一時保護など児童の福祉に携わる。主に1歳前後の里子がお泊りに来るので、日々奮闘中!
2022年06月24日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第42話。10代のころ、エスニックファッションを決め込んでいたおばさんを見たやましたさん。自分も年を取ったらその路線で行こうと思っていたようですが……。★関連記事:「何か違くない?」ファッション迷子の入り口は30代から始まっていて… #脱力系ゆる更年期日記 41ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。ピッチピチの10代だったころ、近所にいつもエスニックファッションを決め込んでいるすてきなおばさんがいました。そして、そのおばさんを見て私はこう思っていました。「私も年取ったら、エスニックファッションをすればいい!」移り変わりが激しいはやりの服と違って、エスニックファッションだったらはやり廃りもなく、年齢を気にすることなくおばあちゃんになってもファッションを楽しめるのではないか……そう思っていました。そして30年近くがたち、40代でファッション迷子真っただ中だった私は、若かりしころに自分が言ったことを思い出し、そっちの方向にかじを切ってみました。頭の中では、あの近所のすてきなおばさんを想像しつつ、エスニックなファッションに身を包んだ自分を鏡で見て、こう思いました。え!? むちゃくちゃ似合ってないですやん!そう、びっくりするぐらいに似合っていなかったのです。そのあまりの似合っていなさに、若かりしころの私の計画は一時断念せざるを得なくなりました。今でも当時のエスニックファッションたちは、わが家のクローゼットの隅でいつか来るかもしれない出番をひっそりと待ってくれています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年06月23日閉経前後5年間の更年期は体調を崩しがちですが、少しでも快適に過ごす方法はないのでしょうか。レディースクリニックで受けられる女性ホルモン対策、低用量ピルとホルモン補充療法について、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。★関連記事:「知っておきたい!」女性ホルモン検査で何がわかる?閉経の時期はわかるの?【医師が回答】低用量ピルは初回の場合40歳以降には処方されない低用量ピルとは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが含まれる薬で、●生理痛の緩和●経血量の減少●生理前の不調(PMS・PMDD)の改善●貧血の改善などの効果があります。卵巣機能の働きを抑える効果があるため、生理の緩和のほか避妊薬として活用する人もいます。低用量ピルは初めて使う場合、40歳を過ぎている女性には、基本的には処方ができません。血栓症などのリスクが高まるためです。そのため、40歳以降で更年期症状を緩和したいという場合はホルモン補充療法や漢方薬が適しています。どんな状態ならホルモン補充療法を受けられる?ホルモン補充療法は、●ホットフラッシュ●頭痛●動悸●冷え●腰痛●うつ気分●不眠症状●皮膚のかさつき、くすみなどの症状に効果があります。補充するホルモンは人によって異なりますが、エストロゲンとプロゲステロン両方が含まれたものが主流です。「どれも私に当てはまる!」「今スグしてほしい!」という方もいますが、毎月生理が来ている場合、基本的にホルモン補充療法はおこないません。毎月生理が来ているということは、女性ホルモンが出ているということ。多少、量が減ってバランスを崩しているかもしれませんが補充するほどではないという判断になります。というのも、ホルモン補充療法は不正出血のほか、子宮体がんや乳がんの発症リスクを抑えながら慎重におこなう必要があるためです。子宮体がん、乳がんを経験している方や血液をサラサラにする薬を内服している人には原則禁止となります。また、家族や親族に体がん、乳がんを経験した方がいる場合は禁忌、または慎重投与となります。ホルモン補充療法を始めるには、●生理が不定期であること●卵巣機能の低下が検査で認められること●更年期症状が強いことといった条件が必要です。更年期の症状があれば健康保険が適用されます。薬は内服薬、貼り薬、塗り薬、腟剤と種類があり、種類と量によって違いますが、薬代は月に2,000~3,000円ほどになります。ホルモン補充療法を始めるにはどうすればいい?更年期症状をメインに診察しているクリニックに相談してみると良いでしょう。ホームページなどで、ホルモン補充療法の良い面、リスク面もしっかりと説明しているか、チェックしてみてください。また、ホルモン補充療法は子宮体がんと乳がんの検査を定期的に受けながらおこなうのが望ましいので、がん検査のフォローが手厚いところが良いですね。また、ホルモン補充療法は何歳からどのような症状で治療を始めたかで投与できる期間が変わってくるので、私のクリニックでは1~2年ほど様子を見て基本的には量を減らしていきます。肌や髪が若々しくなるなどの美容効果もあるため、閉経後5年たってもやめたがらない人が多いのですが、年齢を重ねれば重ねるほど他の病気の治療、発症の可能性も考慮しないといけません。ホルモン補充療法を始めるなら、必要以上に依存しない、という自立した姿勢が求められると思います。その点、漢方薬はそういったリスクはありません。漢方薬も1つの選択肢に入れると良いでしょう。まとめいかがでしたか? 「毎月生理は来ているけれどなんとなく不調があるという人には、ホルモン補充療法は向かない」という先生のお話にびっくりしました。自分の体調、症状を見ながら、一番適した方法で閉経前後の時期を乗り切りたいものです。取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年06月21日生理が不順になり、そろそろ更年期だなと思ってくると、いろいろな症状を「更年期だから」と思うことに慣れてしまっていました。そのため不眠、下痢、1回当たりの尿量がたらっと出るぐらいでトイレが近いなど、あとから思えば更年期以外の理由も考えられる症状を見逃してしまいました。そしてある日、急性心不全と診断されてしまったのです。「更年期だから」と症状を見逃していて…育児と介護で自分のことを考える時間がない結婚と同時に、ほぼ寝た切りの義母の介護が始まりました。介護は覚悟していましたが、41歳という年齢的に子どもはできないと思っていたのに突然の妊娠。ありがたいことですが、人生設計の立て直しを余儀なくされました。義母の介護をしながら仕事に行っていたら切迫流産になり、安静が必要になりました。その後、無事出産。仕事は出産のタイミングで退職したものの、40代での育児は大変でした。出産して4、5年たったころから、ひとり暮らしをしていた足の悪い実母に認知症の症状が現れて実母の介護も加わり、自分のことなど考える暇がありませんでした。更年期症状と思っていたら急性心不全だった50歳で閉経を迎え、不眠、下痢、トイレが近いなどの症状が見られるようになりました。子どものことや義母と実母のことなど自分以外の人に対しては、目配り気配りするけれども、自分の症状は全部更年期のせいだと自分を納得させていました。しかし、ちょっと動くと下痢しやすく、横になっていることが多くなり、咳をしていることが気になった夫がこのままじゃいけないと近所の病院に連れて行ってくれました。自分では気付かなかったのですが、不整脈の1つである心房細動が見られ、血圧が測れない状態に。酸素マスクをして、近所の病院から救急車で救急病院へ搬送され、急性心不全との診断がおりました。命に関わる経験をして思ったことその後入院して、カテーテルという細長い器具を心臓内に挿入する検査をおこない、心房細動を引き起こす部分を高周波電流で焼き切るアブレーションという治療をするなど、合計で25日間入院しました。突然命に関わる状態になったことで、驚きのあまり現実なんだろうかと思いましたが、これまでに思い当たる症状がいくつもありました。医師によると横になって眠れないのは、心臓のポンプ機能がうまく働かないと肺の中に水がたまってしまい、溺れているのと同じ状態になるためで、咳もそのせいだったそうです。下痢も心臓のポンプ作用がうまく働かず腸に水がたまったからで、尿量が少ないのも腎臓にうまく血液が運ばれていないからとのこと。全部更年期のせいだと思い込んでいた自分が今思うと怖いです。退院後は、安静にする時間を設けたりして無理をしないように過ごし、通院をして内服薬と定期的な検査のおかげで、3年後にはパートですが仕事に行くことができました。まとめ私は更年期だからと自分の不調に気付かない振りをしていました。その中に大きな病気が隠れているかもしれないと思いながら、こういう状態になるまで放置してしまいました。もし病院に行くのが何日か遅ければ、今この世に存在していない可能性もあります。安易に更年期だからと思わず、定期健診をしっかり受けて自分自身の体と付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/あさり著者/ほのぼの(55歳)41歳のときに初産。見た目若い格好しているつもりだけど子どもといるとおばあさんに間違えられる。50才で閉経。義母と実母の介護を経験。看護師やケアマネのは資格あるものの今後10年のことを考え国家資格をもう一つ取得しようと思ってた矢先に入院。人生100年と思い模索中。
2022年06月18日「朝、手指に力が入らず、物がうまく握れない」「手指が痛む」、そんな症状はありませんか? 40~50代になると、手指の動かしにくさや関節の痛みなど、手指に不調を感じる女性が増えるそう。いったい原因は何なのでしょうか? 整形外科医の中村光伸先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。★関連記事:「肩凝りで受診してもOK?」更年期症状の1つでもある肩凝り、受診の目安は? 【医師監修】症状が起こる要因は?加齢や女性ホルモンの減少、生活習慣など40~50代になると、手指の不調(腫れ、痛み、しびれ、動かしにくさ)が現れることが。特に閉経が近づく時期から、両手がこわばる(握力が出ず、コップや包丁が握れないなど)などが起こることも。症状が起こる主な要因は以下の3つあるそうです。要因1. 女性ホルモンの急激な減少エストロゲンという女性ホルモンには腱などの動きを滑らかに保つ役割が。閉経に伴い女性ホルモンが急激に減少し、ホルモンバランスが崩れることが一因と考えられます。通常、閉経前後が最も症状が強く出る傾向があり、閉経後数年で少しずつ消えていきます。要因2. 加齢筋肉は年を重ねても鍛えることができますが、筋肉と骨をつなぐ“腱”は、加齢とともに衰えてしまうため。要因3. 日常生活における習慣パソコンやスマホによる手指の酷使、スポーツ、楽器、編み物といった手指を使う趣味など、日常の習慣や趣味が一因となることも。「加齢に加え、日々の疲労が積もり積もったところに、女性ホルモンの急激な減少が起こることで発症することが多いようです」(中村先生)代表的な疾患は?多く見られるのは「ヘバーデン結節」40~50代の女性に見られる手指の関節の疾患には、主に以下のようなものがあります。●ヘバーデン結節ヘバーデン結節は、指の第1関節の軟骨が摩耗することで、関節の変形、腫れ、屈曲などを起こす病気。すべての指について起こる可能性があり、指の変形性関節症に分類されます。赤く腫れたり、痛みを伴ったりします。また、動かしにくくなり、関節が変形することも。原因ははっきりと解明されておらず、手の使いすぎ、遺伝、ホルモンバランスの乱れなどとの関わりが指摘されています。●ブシャール結節へバーデン結節と同様の症状が、指の第2関節にみられるものをブシャール結節と言います。●ばね指(弾発指[だんぱつし])「ばね指」とは、指に発症する腱鞘炎の一種。腱鞘炎になると指の付け根に痛み、腫れなどが生じます。さらに進行すると、引っ掛かりが生じ、ばね現象(ばね指)が起こります。指の使い過ぎが一因。日ごろから手や指を酷使している人(パソコン作業、スポーツ、楽器など)は、腱と腱鞘に常に大きな負荷がかかっているため、炎症が起こりやすいと言われています。女性は、年齢が上がり、女性ホルモンの分泌が低下すると、筋力や骨密度が低下するだけでなく、腱や腱鞘自体ももろく傷みやすくなるため、ばね指を発症する可能性が高まります。●ドケルバン病手首の親指側で痛みや腫れを感じるものを、「ドケルバン病」と言います。親指に起こる腱鞘炎の一種。パソコンやスマホの使い過ぎにより起こることが多く、オフィスワーカーに多いようです。●母指CM関節症母指CM関節症(親指の付け根の関節の変形性関節症)は、「握る」「つまむ」など、母指に力を必要とする動作で、母指のつけ根で痛みが起こります。進行すると膨らんできて母指が開きにくくなったり、母指の指先の関節が変形したりします。家事などによる指関節への負担、スポーツ、遺伝などが一因と言われています。●手根管症候群手の親指から薬指にかけてしびれ、痛みを感じる病気です。手のひらの付け根部分にある「手根管」の中を通る正中神経が圧迫されて起こります。原因は特に不明で、妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴。女性のホルモンの乱れによる滑膜性の腱鞘のむくみも原因の1つと考えられています。●関節リウマチ関節内の滑膜に抗原抗体反応(体にとって異物となるもの[抗原]が体内に入ってきたとき、それに対抗する抗体を作って、抗原を排除しようとする反応)が起こることによって、関節内に慢性の炎症が生じます。指関節だけの病気ではなく、全身に起こりうる疾患です。関節がこわばり腫れて痛むことから始まり、進行すると関節の変形や破壊が起きて機能障害を引き起こします。30代後半から女性に多く発症。原因はまだよくわかっていません。手指の不調を感じたら…早めに整形外科の受診を手指に痛みやこわばり、しびれなどの症状が出た場合、何科を受診すればいいのでしょうか。「まずは整形外科を受診しましょう。手指の関節の病気なのか、そのほかの病気なのか、採血やMRIなどによる検査で診断します。ちょっとした手指の不調でも、自己判断は禁物です。専門医のアドバイスに従って治療を進めましょう」(中村先生)手指が自由に使えないと日常生活に支障が出てしまうため、できるなら手指の不調は避けたいもの。予防するために普段の生活の中でできることはあるのでしょうか。「手指に負担をかけない日常生活を心がけることが大切です。力を入れてスマホを握っていたり、パソコンのマウスを1日中使っていたりと、手の形を変えずに長時間、物を持つと手指には相当な負担がかかります。スマホなどはギュッと力を入れず、軽く持つようにしましょう。筋膜は日常の動作でも壊れていきます。壊れた筋膜は眠っている間に修復されます。しっかり睡眠を取り、バランスの良い食事をとることが手指の健康にも重要なのです。特に摂取してほしいのがたんぱく質。卵、豆類、鶏肉、豚肉、牛肉、魚……とバラエティーに富んだ食材を取り、さまざまなアミノ酸を摂取しましょう。また、大豆製品も積極的に摂取するといいでしょう。大豆イソフラボンには、女性ホルモン『エストロゲン』の分泌を促し、同時にホルモンのバランスを調整する働きがあるため、症状の改善につながる場合もあります」(中村先生)そのほか、3つの首(首、手首、足首)やおなかを温めて冷えを防ぐ、入浴や適度な運動で全身の血流を良くすることも予防になるそうです。まとめ手指の健康は、日常生活を営む上でとても重要。しっかり寝て、きちんと食べ、手指を含め、自分をいたわる生活をすることが大切です。手指に気になる症状があれば、早めに検査を受けるようにしてくださいね。取材・文/相田佐知(44歳)ライター・編集者。鉄ヲタ男子2人の母。趣味は旅行(鉄道旅多め)、キャンプ。夢は「成田空港で行先を決めて旅行する」こと。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
2022年06月17日多くの女性が抱えている肩凝りの悩み。もはや慢性化していてどうしたらいいかわからない人もいるかもしれません。でも、そのまま放っておくのは危険かも……。思わぬ病気が潜んでいる可能性もあります。肩凝りで病院を受診する目安はあるのでしょうか? 整形外科医の中村光伸先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。★関連記事:四十肩の「やりがちNG」とは?肩が動かなくなることもある四十肩予防のために大切なこと【医師監修】肩凝りとは何か?筋肉がこわばることで感じる不快な症状の状態肩凝りとは、筋肉がこわばることで肩から背中にかけて感じる不快な症状の状態のこと。そもそも人の体は、約5kgある頭を首で支え、さらに2本の腕も首から肩にかかっており、普通に生活しているだけでも肩周りの筋肉には常に大きな負担がかかっています。さらに、同じ姿勢でのデスクワーク、長時間のスマホ、ストレスによる緊張、運動不足、冷えなど、さまざまな要因で肩凝りが起こります。「肩凝りは更年期症状の1つでもあり、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の低下による自律神経の乱れがその症状を強めることがあります。加齢によって首や肩、腰部や関節を支える筋力が低下することも1つの要因です」(中村先生)眼精疲労、めまいや頭痛など、さまざまな症状も肩凝りの症状は、首すじ、首の付け根から肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことも。「肩凝りに関係する筋肉はさまざまですが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心となります。肩凝りの場合は肩関節の運動には支障はありません。もし肩が上がらない、服を着替える動作ができないなどの場合は単なる肩凝りではなく、四十肩、五十肩などの可能性があります」(中村先生)何科を受診する?一番つらい症状が肩凝りなら【整形外科】を受診肩凝りの症状がある場合、まずは整形外科を受診しましょう。肩や背中などの骨や筋肉に異常がないかをレントゲンで確認し、必要によりMRIやCT、血液検査などもおこなってくれます。「治療が必要な病気が隠れていないか」の診断が受けられます。「肩の痛みが強ければ、ぜひ受診を。ただの肩凝りだと思っていても、もしかすると糖尿病性の関節症や甲状腺機能低下症、頚椎症など、ほかの病気の可能性もあります。吐き気、手足のしびれ、頭痛やめまいなどが伴う場合や、息切れがしやすくなった、胸が締め付けられるなど、肩凝り以外の症状がある場合はすぐに受診してください」(中村先生)肩凝りが原因で頭痛が起こることは少なくないですが、脳に問題がある可能性があることも。めまいが起こる場合は、自律神経失調症の可能性もあるそう。頭痛など肩凝り以外の症状がある場合は、何科を受診すればよいのでしょうか?「一番つらい症状に合う病院を受診しましょう。例えば、肩凝りが一番つらいなら整形外科を、肩凝りもあるが頭痛が一番つらいなら脳神経外科を、肩凝りもあるが更年期のほかの症状のほうが強ければ婦人科や内科を受診するのがよいでしょう」(中村先生)また、肩凝りや頭痛の症状がある人で、眼鏡が合わない、歯のかみ合わせが悪いなど、自分で『これが原因かも』と思い当たる節ある場合は、まずは眼科や歯科などを受診してみましょう。肩凝りを防ぐには?普段の姿勢を改善し、良い睡眠を取ることが大切肩凝り予防のためには、普段の生活の中で改善できることをおこなっていくことが大切です。<肩凝りの予防法・対処法>・姿勢(巻き肩、猫背など)を改善する・同じ姿勢を長く続けない・良質な睡眠を取る・肩を温めて筋肉の血行をよくし、疲労を取る・適度な運動やストレッチ、体操をする・入浴し、体を温める・冷えを防ぐ(冷房対策、栄養バランスの取れた食生活)・眼精疲労にも気を付け、目を休める「パソコンやスマホの影響で肩が前に来ている方がとても多いです。しっかりと肩甲骨を寄せて胸を開き、耳の真下に肩がくる状態を維持するようにしましょう。また肩凝りの予防・改善のためには、良い睡眠を取ることがとても重要です。人間は寝ている間に日中の活動で壊れた筋膜などを修復します。睡眠が短い、質が悪いと、壊れた部分を修復できないまま、蓄積していくのです」(中村先生)肩凝り緩和のためにマッサージに通う方もいますが、有効なのでしょうか。「マッサージをおこなうと血行がよくなるので、肩凝りの症状が緩和することがあります。ただ、強く押しすぎると筋肉の繊維が壊れてしまうことも。もみ返しがあるほど強いマッサージはおすすめできません」(中村先生)まとめ「ただの肩凝りだから…」と侮らず、痛みがあってつらいときは受診することが大切です。「もう何年も肩凝りが続いていて、もはや受診するタイミングがわからない……」という方も、この記事を機会に一度受診してみてはいかがでしょうか。取材・文/相田佐知(44歳)ライター・編集者。鉄ヲタ男子2人の母。趣味は旅行(鉄道旅多め)、キャンプ。夢は「成田空港で行先を決めて旅行する」こと。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
2022年06月13日45歳のころから、急に動悸を感じるようになりました。最初はストレスのせいだと思いあまり気にしていませんでしたが、頻繁に動悸を感じるように。一時は心臓が悪いのかと悩みました。しかし、病院で検査したところ心臓に異常はなく、原因は更年期障害でした。★関連記事:40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】45歳ごろから急に動悸を感じるように動悸の原因はストレスではなく更年期私が初めて動悸を感じたのは、45歳のときです。仕事中、急に心臓がドキドキして、脈が速くなり、息が少し苦しくなるような感じがしました。動悸は20分ほど続きました。ずっとパソコンの前で座っている仕事なので、動悸がするのはおかしいと思いました。それでも、初めのころは仕事中に動悸を感じることが多かったので、ストレスのせいで一時的なものだと思い、あまり気にしていませんでした。しかし、動悸を感じる頻度が徐々に増えてきました。最初は1カ月に1度程度だったのが、ひどいときには数日おきに動悸を感じるようになりました。仕事中だけでなく電車の中や家事の最中などにも突然動悸がすることがありました。それでも当時は自分が更年期だという発想はなく、心臓の検査をしたほうが良いと考えました。母親と祖母に心臓疾患があるので、私も心臓には気を付けたいと昔から思っていたのです。そこで、近所の循環器内科を受診しました。心電図やレントゲンの検査を受けましたが、異常なしとの診断でした。そして医師から、「心臓に問題はありません。動悸はもしかしたら年齢的なこともあるかもしれませんね。少し様子を見ましょう」と言われました。年齢的なことと言うときの医師の少し遠慮したような口調に、はっとしました。もしかして更年期? すぐに婦人科のウェブサイトなどを検索し、動悸も更年期障害の症状の1つであることを知りました。同世代の友人や先輩女性に相談してみる更年期の話は、周りの同世代の友人や、年上の先輩から聞いたことがありました。でも、私の周りではホットフラッシュや発汗に悩んでいる方が多く、更年期といえば急に暑さを感じたり汗をたくさんかいたりするのだという印象を持っていました。そのため、自分の動悸を更年期と結びつけるまでに時間がかかってしまいました。「更年期が始まったのかも」と同年代や少し年上の女性の友人たちに相談してみました。友人たちはそれぞれサプリや漢方薬などで対処していて、特に「命の母A」が私の周りでは人気がありました。私も早速「命の母A」を試してみることにしました。大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするという話も聞き、納豆や豆乳などを毎日とることにしました。「命の母A」を飲み、大豆製品を毎日とることで、不安感が少し解消されました。しかし、そのような生活を3カ月ほど続けても、動悸が改善されることはありませんでした。動悸が始まると息苦しくなり、仕事や家事に集中できなくなります。いつどこで動悸が起こるかわからないこともストレスでした。動悸のことで悩み続けることが嫌になり、思い切って婦人科で相談をしてみることに決めました。ホルモン補充療法(HRT)を開始乳がん検診で利用していた婦人科に更年期外来があることを思い出し、予約をして受診しました。そこで動悸のことを相談し、ホルモン補充療法について教えてもらいました。更年期になると視床下部に負担がかかることで、自律神経の働きが乱れ、動悸が起こることもあるそうです。ホルモン補充療法(HRT)は、更年期に急激に減少する女性ホルモンを薬で補う治療法で、効果には個人差があるという説明を聞きました。副作用やリスクについても説明してもらいました。そのことを理解した上で、副作用への不安よりも今の動悸を改善したいという気持ちが強かったので、ホルモン補充療法を試してみたいと医師に伝えました。そして、ホルモン補充療法のために必要な検査を受けました。血液検査と乳がん・子宮がん検診、問診がおこなわれました。1週間後に検査の結果が出て、問題がなかったため飲み薬を処方してもらいました。服用から1カ月ほどで動悸を感じないように飲み薬は2種類あり、毎日決まった時間に、医師から指示されたスケジュールどおりに飲む必要があります。処方してもらった薬を飲み始めて1カ月ほどで、動悸を感じなくなりました。現在も定期的に婦人科で診察を受けながら、半年ほどホルモン補充療法を継続しています。今は動悸はもちろん、ほてりや発汗などの更年期らしい症状を自覚することはほぼありません。ホルモン補充療法を受けている間は3カ月に1回婦人科で診察があり、薬はそのときに問題がなければ処方してもらえます。また、長期的に継続するためには1年に1度がん検診や血液検査などの検査を受ける必要があります。定期的に婦人科を受診することで、安心してホルモン補充療法を受け続けることができています。まとめストレスや心臓の不調のせいだと思っていた動悸の原因は更年期でした。動悸が起こると息苦しく、仕事や家事などに集中できず悩んでいました。動悸がいつ起こるかわからないことにもストレスを感じていました。私の場合はホルモン補充療法を知り、薬を飲むことで動悸が改善されて本当にラクになりました。思い切って婦人科で相談してみてよかったです。ホルモン補充療法を受けている間は定期的に婦人科へ通うことになるので、気になる症状があれば相談できるのも安心です。これからも婦人科の先生と相談しながら、ホルモン補充療法を続けていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。マンガ/あさり著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2022年06月11日女性の更年期は閉経を挟んだ前後5年、合計10年間といわれています。最後の生理から約1年半経過した私は、閉経という折り返し地点を通過し、やっと更年期のゴールが見えてきたところでしょうか。体調の揺らぎに身を任せるしかなかった40代後半から、少しラクになってきた閉経後の現在まで、更年期症状の変化をリアルにお伝えします。まずは更年期を認めるところから始まった47〜48歳のころにピークを迎えた体の不調。肌が乾燥してかゆい、指や肘の関節が痛い、めまいがする…… 。それまで経験したことのない症状が表れましたが、「更年期=ホットフラッシュ」という浅い知識しかなかった私には、更年期外来を受診するという発想がまったくありませんでした。症状に合わせて皮膚科や整形外科、耳鼻科を渡り歩く日々。しかし、とうとう整形外科の医師にこう宣告されました。「更年期の女性に多い症状だね」。衝撃でした。「まさか。生理は順調に来ているし、ホットフラッシュとかないし、逆に最近は冷えて困るくらいだし」と、思わず心の声が出そうになりましたが、会計を待つ間に検索してみると、なんと冷えも更年期の症状に入っているではありませんか! そういえば私、もともと冷え性というわけではなかった…… 。その後も、夜中に何度も目が覚める、集中力が続かない、夫や中学生の長男にイライラする! といった症状に悩まされ、検索するたびにヒットするのは「更年期障害」というワード。いやむしろ、それしか出てこない! ついに私は、自分は更年期なのだと認めざるを得ませんでした。中途覚醒と集中力低下に悩まされる自分はまだまだ若いという根拠のない自信を見事に打ち砕かれた私。体の不調は更年期障害によるものなのだと渋々認めてからは、症状に合わせて無理をしない生活を心がけました。一番つらかったのは、夜中に何度も目が覚める症状です。調べてみると更年期によくある「中途覚醒」でした。睡眠不足で日中は集中力が続かず、仕事が一向に進みません。やっとの思いで1日を終えても、夕食後には電池切れで寝落ち。家族に起こされてお風呂に入れば、すっかり目が覚めて寝付けなくなってしまう…… という絶望的な負のループ。でも、市販の睡眠改善薬やサプリメントにはなんとなく抵抗があり、何も対策をしないまま日々は過ぎました。一方、典型的な更年期症状といわれるホットフラッシュやのぼせはまったくないのです。夏に友人とバス旅行に出かけたとき、私は冷房が寒くて頭痛がするくらいなのに、友人は扇子やタオルを持ち歩いて汗と格闘している。人によってこうも症状が違うのだなと不思議でなりませんでした。閉経後は少しずつ症状がラクに一体いつこの症状から解放されるのだろう? そんな不安を感じながら50代を迎えると、順調だった生理周期が突如乱れ始めました。24日、21日と短くなってきたと思ったら、翌年は一転して2カ月、3カ月と間が空くように。胸の張りや腰痛といったPMS(月経前症候群)があるのに、なかなか生理が始まらないのです。やっと始まってみれば経血量が多く痛みも。つらい状態は1年ほど続きました。その後、徐々に経血量は減っていき、普通の生理より少ない量になってから3回ほどでパタリと止まりました。「1年間生理が来なければ閉経」と定義されていることから、最後の生理(52歳6カ月)から1年が経過した時点で、私は閉経したと判断しました。約40年間付き合ってきた生理ですが、閉経に寂しさはまったくありませんでした。とりあえず更年期の折り返し地点までは来た、あと5年もすればきっとラクになる! と、ゴールに近付いたうれしさのほうが大きかったのです。年齢を重ねるとともに女性ホルモンの低下に体が慣れ、更年期症状が緩和されるそうですが、精神的に安心したこともよかったのでしょう。だんだんと夜は眠れるようになり、疲れやイライラも軽減。また、友人から関節痛に効くとすすめられたエクオール成分のサプリメントを飲み始めたところ、指や肘の痛みもラクになってきたのです。まとめ体調不良に悩まされた40代をなんとか乗り越え、閉経を迎えて以降、更年期障害が少しずつラクになりました。女性ホルモンの低下に体が慣れたこともありますが、ゴールの見えない不安から解放されたことが大きかったと思います。中途覚醒や夕食後の寝落ちが減り、集中力の低下やイライラはほぼ消失。関節痛もエクオール成分のサプリメントを飲み始めてからラクになりました。閉経から5年程度で更年期が終了するならば、私は58歳で卒業という計算になります。もうすぐ54歳の誕生日。あと数年で解放されるのでしょうか? 早くラクになりたい! でも焦りは禁物。引き続き無理をせず、自分をいたわる生活を続けようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。イラスト/塩り著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2022年06月10日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第41話。服が好きで、若いころから買い物をしまくっていたやましたさん。ファッションが好きゆえに、ファッション迷子を実感する時期も早かったようで……。★関連記事:「自分が怖い…」まさかのクソダサな姿で都会に出てきてしまったアラフィフの本心 #脱力系ゆる更年期日記 40ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。30代のころ、何とな〜く手持ちの服が似合わないような気持ちになる現象が始まりました。20代のときに着ていた若々しいタイプの服は、どうも若作りをしているみたいで、鏡の前で服装チェックをしてみると「何か違くない?」と思ってしまうのです。私は服が好きだったので、独身のころは毎週末のように、彼氏(現在の夫)と梅田に自転車で繰り出し、給料のほとんどを家賃と服に使っていました。おかげでクローゼットはパンパンだったのですが、それにも関わらず、ど〜も毎日着る服がないのです。アレも違う、コレも違う……。昨日まで普通に着ていた服が何だか似合わない!もうすぐ50歳になる私としてはピチピッチ?の30代で、「ファッション迷子」だったなんて片腹痛いわい!と思ってしまいますが、もし70歳の先輩から見たら、今の私は「50歳なんてまだまだ若い。何言うとんねん!」なのかもしれません。最近まで「ファッション迷子」という言葉すら知らなかった私ですが、今思えば、あのときが私の「ファッション迷子デビュー」だったのではないかと思います。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年06月09日社会人になりたてのころ、お姉さん的存在だった先輩。先輩が結婚し、子育てのタイミングで退職してからは、よき友人となり、遠方に暮らしていながらもよく連絡を取り合っていました。しかし、少し前の2~3年の間、ぱったり連絡が途絶えてしまったのです。あとから聞くと、ある皮膚疾患と闘っていたそうです。顔中が熱く腫れ上がる、耐えがたい不快感あれは、忘れもしない48歳の夏。日焼け止めを塗って庭のお手入れをしていると突然、顔中が熱く、腫れ上がるような感覚に襲われました。耐えがたい不快感で、すぐに室内に入り鏡を見ると、顔中が真っ赤で、目元や口元、頬までボコボコに腫れてしまっていました。最初は日焼け止めや化粧品の影響を疑い、その場で顔を洗い、その日は濡らしたタオルで冷やして過ごしましたが、翌日になっても赤みが残り、じんじんとした違和感が続いたため、近くの皮膚科を受診することにしました。皮膚科の医師の診断は「日光じんましん」。初めて聞く疾患名でしたが、その名のとおり、「日光に当たった皮膚がアレルギー反応を起こして出るじんましん」と説明を受けました。肌は強いほうではないと自覚していたものの、これまで48年間、日光に当たっても何もなかったのに、突然症状が出たことに驚きました。日光が怖い、外出が怖い…皮膚科を受診してからは、ステロイドを含む塗り薬を中心とした治療が始まりました。日光の下に出るときは、日焼け止めをしっかり塗って、皮膚を露出しないようにと医師からのアドバイスがありました。そこで、これまで縁のなかった二の腕までの長い手袋やサンバイザー、UV加工の長袖パーカーなどを購入し対策しました。しかし、塗り薬で少しずつ症状が改善しても、少しでも強い日差しに当たると、あっという間にパンパンの赤ら顔に逆戻りしてしまい、日差しの弱い早朝や夕方しか外出できなくなってしまいました。外出するときは、顔が見えないほど目深にサンバイザーをかぶり、真夏なのに長袖・長ズボン、首にはストールを巻いた重装備。私自身が気にするあまり、周りからジロジロ見られているような気がしてストレスでしたし、実際に不思議そうに見つめてくる人もいて恥ずかしい思いをしました。そして次第に日光が怖い、外出が怖いと感じ、家にこもるようになってしまったのです。他人の反応が気になり…人に会うのもおっくうに私は当時から専業主婦で、娘たちは中学生だったので、自分の都合で外出時間のやりくりができたのは助かりました。しかし、部活動や学校行事など娘たちの都合で日中に外出しなければならないこともあり、その際はいつもの重装備。顔見知りの親御さんからは「どうしたの?」と心配そうに尋ねられたり、悪意なく「日焼け対策?すごいね~!」と声をかけられ、人に会うこともおっくうに感じていました。私がひどく気にして、落ち込んでいると知っていた娘たちは何も言いませんでしたが、母親に向けられる好奇の目は敏感に感じ取っていたことでしょう。娘たちの前で明るく前向きに振舞ったり、異様な重装備で「ごめんね」と謝ったりできなかったことは申し訳なかったですが、それができないほど当時の私は常に気がめいっていたのです。やっと軽快した今、冷静になって思うこと薬が手放せず、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら2~3年。やっと、日中に外出できるようになりました。当時の忌まわしい記憶は鮮烈で、今でも日差しの強い時間や場所に出るときは、お守りのように、長袖の羽織物とサンバイザーを持ち歩いてしまいます。振り返ってみると、日光じんましんが出た当時は、親の介護問題や、私自身の更年期障害の症状を抱えていた時期でもありました。冷静に考えてみると、ストレスや更年期障害の影響など、いろいろな可能性を考えて、他の診療科を受診したり、セカンドオピニオンを求めることも方法の1つだったかもしれない、そうしていたらもっと早く軽快したり、精神的に救われていたかもしれないと思うこともあります。まとめ連絡が途絶えた2~3年の間に、先輩が日光じんましんに苦しんでいたとはまったく知りませんでした。当時に話が聞けていたら、代わりにいろいろ調べたり、セカンドオピニオンを勧めるなど、私にもできることがあったのではないかという思いも。自分がいっぱいいっぱいになっているときほど、周囲に吐き出して相談することも大切なのではないかと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/山口がたこマンガも描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」とできすぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中! Instagram:@gatako_w
2022年06月09日幼いころのゆいの様子を思い返してUpload By 吉田いらこ幼いころのゆいは素直で大人しく、いわゆる育てやすい子でした。就学前までは子育てで特に大きな苦労を感じたことはありません。ただ、ゆいは勉強の苦手な子ではありました。年中のころから幼児向けのコースもある学習塾に通わせていたのですが、小学校1年生のころに本人がどうしても辞めたいというので退会させたことがあります。続けていけなくなったのは、ちょうどそのころから塾の勉強の内容が幼児向けの簡単なものからお勉強系に切り替わったからだと思います。この塾のシステムは、できない問題があればずっと同じところを繰り返し、理解し、解けるまで次に進むことはできません。ゆいは算数のある一ヶ所でつまずき、ずっとその問題を繰り返し解くことがつらかったようです。このときは辞めさせることをとても悩みました。勉強を嫌がるのは甘えではないのか、それを許していいのか…と。結局、ゆいがとてもつらそうにしているのがかわいそうになって辞めさせてしまいました。それに、まだ低学年だし勉強は無理にさせなくてもいいやとも思っていたのです。今思えば、このころに軽度知的障害の予兆に気づいていればできたこともあっただろうなと感じます。小学校三年生、テストの点数はいつも低く…Upload By 吉田いらこ小学3年生あたりから「この子は勉強が本当に苦手だなあ」と感じることが増えました。小学校で実施される小テストやカラープリントの点数がとても低かったのです。ゆいはいつも点数の低いテストを申し訳なさそうに私に見せてくるので、私は「次頑張ったらいいよ」「ほら、ここは○が多いじゃない」と数少ない、できていたところに目を向けてほめるようにしていました。内心では「この内容だったら、ほかの子は高得点を取っているのでは…?」と思いましたが、成績が悪いことをわが子に注意するのはかなり抵抗がありました。さらに勉強を嫌いになってしまうかもしれないと思い怖かったのです。きっといつか、勉強の大切さがわかったときには自主的に始めるだろう…と楽観視していました。かといって、ゆいに勉強に興味を持たせられるような効果のある声かけもしていなかったので申し訳なく思っています。小学校4年生のある日のことUpload By 吉田いらこそして何も解決しないまま小学四年生になったある日、担任の先生から呼び出しがありました。教室に入ると担任の先生と支援担当の先生がいて、ゆいの学校での状況を教えてくれました。ゆいは勉強についていくのがとても難しそうだということ。必死で板書を書き写そうとしているが間に合わず、授業を理解する以前の状態だということ。そして最後に、一度専門機関で発達の検査をしてみてはと言われました。そのときは「ああ、とうとうか…」と感じました。なんとなくそのままにしてきたことをはっきり指摘されたような気がしました。現在のゆいは…その後小学校5年生で新版K式発達検査を受けた結果、療育手帳(B2)が申請できると伝えられました。つまり、軽度知的障害があるということです。ゆいの場合は、学年が上がって勉強につまずき始めたことがきっかけで障害があることが発覚しました。ただ、こうやって第三者に指摘されない限り、家族だけではなんとなくそのままにしていただろうと考えています。学校の先生方に指摘された当時はショックを受けましたが、そのおかげでいろいろな対応を進めることができたので今では感謝しています。執筆/吉田いらこ(監修:三木先生より)「子どもに知的障害があるかもしれない」という発想は、普通に子育てをしていてはなかなか浮かんでこないものです。ただ一方で、気づかずに一般的な勉強方法を繰り返していては、本人にとってつらいだけのこともあります。特性に気づいて最適な方法に出会えると、少しずつ前に進めて良いですね。
2022年06月03日