実家の母は更年期を迎えても「何もなかった」そうで、私はすっかり安心していました。でも突然大きな体調の変化が起こり、結局病院へ行くことに。世間で言われている通り、女性の体はとても繊細で一人ひとり違うし、季節や年齢によっても違うと実感した私の更年期体験です。おかしくないけど、今までと違うある夏の夜、異常なくらい大量の寝汗をかく日がありました。真夜中に起きて、Tシャツがびちょびちょなのでいったん着替えてまた寝入るという夜が1週間くらい続きました。冷房があまり効き過ぎると私はすぐ風邪をひくので、夜は微弱にしていたのですが、もしかして寝苦しいのかと思い冷房を少し強くしても大汗です。まるで真夏に風邪をひき、熱を出してしまい、冷房がつけられなくてそのまま寝込んでいたときと同じような汗の量なのです。でも今は体調を崩しているわけでもなく、冷房もいつも通り、いや強めにかけているのに、こんなに大量の寝汗を毎日かくのは違う気がする……。そう思ってまずネット検索してみました。すると、いくつかの病名とともに「更年期障害」という文字が目に入ったのです。母が何の不調もなく過ぎたので安心しきっていたのに、よもや40代後半で私が更年期に差し掛かるとは思ってもみなかったので、かなりショックを受けました。振り返ってみれば思い当たることばかり40歳を越えたときから、皮膚の上を何かがざわざわするような、見えない毛布でなぞられているような感覚が始まっていました。しかし、オフィスでパソコンに向かって集中しているといつの間にか消えてしまうので、エアコンの調子が悪いのかと思っていました。しばらくして、街を歩いているときなど、あまり精神を集中していないときにもたびたび感じるようになりましたが、しびれではないために放っておいていました。病気の場合もあるかと思いますが、私の場合は更年期障害の1つ「蟻走感(ぎそうかん)」だったのだと思います。さらに、皮膚が弱くなったのか、シャツの裏にあるブランドタグが背中に当たると急にかゆくなり、慌ててすべての下着からタグを切り取らなければなりませんでした。加えて生理周期がすごく不安定で、半年くらい来ないときもあったり、終わってから1週間後にまた始まったり、出血が2週間ぐらい続いたり、どばどばと音が出そうなくらい出血が多かったりしていました。でも、私はもともと生理不順で量や周期が多少不安定なのはいつものこと。これも更年期のせいだとはまったく気付きませんでした。女性が年齢を重ねると更年期に入ることは知っていましたが、いざ自分の身にその症状が起こり始めても、全然わからなかったです。有給取得し専門医に診てもらうネット検索して自分なりに症状を分析した結果、素人にはわからない何かとんでもない大病か、もしくは単純に更年期障害だ、との結論に達し、病院でしっかり検査しなければと思い始めました。ただ正直仕事を休んでまで行くべきかひと月くらい迷いました。でも、ほぼ毎日の寝汗でシャツの着替えが洗濯前になくなってしまうので、仕方なしに上司に生理不順のため病院に行きたい、と話して有給を取りました。診察を担当した医師は「更年期のためだと思われるが、一応検査をしましょう」といって超音波と血液採取を予約し、初診は簡単に終わってしまいました。一度の通院では終わらないとはっきりし、また会社に説明して有給取得しなければならないことに、少々失望しました。働いていると、そう何回も病院に行くとは言いにくいし、また病気だと周囲から思われるのもつらいです。結局更年期だと診断されるのは、3回目の通院のときでした。ホルモン補充療法(HRT)について調べる最終的な診断になるまで3週間くらいかかったので、自分では更年期障害だと想定して、その間に対処法がないかネット検索していました。最初から私としては自然に任せようとは思わず、何か医学的な対症療法、簡単に言えば症状を緩和する薬を見つけたいと思っていました。すぐにホルモン補充療法(HRT)があると検索できたので、次回担当医に検査結果と一緒に診てもらうときに相談に乗ってもらおうと思って、そのメリットとデメリットをできるだけたくさん調べておきました。そしてようやく更年期障害と診断され、ホルモン補充療法をしたいと申し出ると、デメリットや条件について説明された後に処方してもらいました。私の場合は始めてからすぐに劇的に症状が良くなりました。生理不順がほぼ治り、寝汗やその他の症状も治まり、普段の生活に戻っています。まとめ風邪のせいで熱っぽかったりだるかったりすれば自分で気付きやすいのですが、更年期による体調変化は自分でよくわからない場合もあるのだなと実感しました。特に更年期障害の症状は老化現象と被ってしまうと判断が難しいと思います。一般に敏感肌になるのは老化現象の1つだと思っていますが、更年期障害にもなりうるとは思いつかなかったです。今思えばちょっと体調不良かなと感じたときに、思い切って病院で検査をしてもらえばもっと早く診断がついて、その後の不便さを我慢することもなかったかもと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/LMI(52歳)独身OLで20年間を海外でひとり暮らし、現在Uターンで帰省中。文系出身だが化学が得意で、語学力を生かし海外の医薬系文書を読むのとエビデンスという単語が大好き。
2024年03月18日更年期の症状の中で私を最も悩ませているのは、場所も時間も選ばず、急に滝のような汗が流れてきてとても不快なホットフラッシュです。仕事中も、友だちとごはんを食べているときも、いつその症状に襲われるかと常にドキドキしていて気の休まることがありません。今回は私のホットフラッシュの体験談をご紹介します。突然襲ってくるひどい暑さと大量の汗!もともと健康で、過去に大きな病気になったこともなかったのですが、50歳で閉経してから更年期の症状に悩まされるようになりました。特につらいのがホットフラッシュです。先輩の女性からホットフラッシュの症状について聞いてはいましたが、これほどつらいとは思いませんでした。私の場合は、前触れもなく異常なほどの暑さとサウナに入っているときのような大量の汗が襲ってきます。一番困るのは、仕事でお客様を訪問しているときにホットフラッシュの症状が現れるケースです。汗拭きタオルを常備していないと、書類の上に汗がしたたり落ちてしまうほどの状態に。夏場であれば私の状態を見て、お客様が冷房を強くしてくれることもありますが、冬場でも同じように汗だくになるのでとても恥ずかしい……。ホットフラッシュの症状は、だいたい5~10分程度で収まりますが、その時間がとてつもなく長く感じられます。このような状態が半年ほど続き、とても厳しかったのでなんとか症状を緩和できる方法はないかと模索し始めました。いろいろ試した結果、産婦人科を受診更年期についてネットや雑誌で調べて、症状緩和に良いといわれているものをいろいろ試してみました。大豆イソフラボン、豆乳、ホルモンバランスを整える女性保健薬、50代からのサプリメント……。しかし結局、どれもほとんど効果がなく、途方に暮れました。そんなとき、会社の先輩の奥様から「産婦人科を受診してみたら?」とアドバイスされたのです。その方は医療従事者で、更年期の症状で産婦人科にかかるのは珍しいことではないと教えてくれて、目からウロコ!でした。何しろ私はずっと健康だったので、更年期という一時的な状態で病気でもないのに産婦人科に行くという選択肢はまったくありませんでした。それどころか、産婦人科を受診するのは妊婦さんか婦人科系の病気の人という勝手な思い込みをしていたくらいです。しかしアドバイスを聞いて、家の近所の産婦人科を受診してみようと思い、ドキドキしながら訪問。待合室には若い妊婦さんに混じって、私と同年代と思われる女性が数人いたため、なんとなく安心して順番を待つことができました。医師から更年期障害のお墨付きをもらう私が悩んでいる症状を説明すると、医師は「典型的な更年期障害の症状ですね」とひと言。そして、更年期障害は時間が解決してくれるので、不快な症状がこの先一生続くわけではないこと、今は飲み薬、貼り薬、塗り薬があり、良い薬があることをやさしく説明してくれました。その上で、ホルモン補充療法を勧められました。開始から2週間ほどしてホットフラッシュの症状が改善してびっくり! たまにカーっと暑くなることはありますが、したたり落ちるような汗がなくなったのです。この効果は抜群で、うれしくて涙が出そうになりました。まとめサウナに入っているかのような汗に苦しみながらホットフラッシュの症状に耐えていましたが、産婦人科の医師が言うように、今は「我慢しない更年期」という観点で治療法を知り、私としては受診して本当によかったと思っています。また、更年期の症状に直面しているというのはなんとなく恥ずかしい気がして隠そうという意識が働いていましたが、周囲の人に自分の状況を伝えることで、思いもしないところから適切な情報やアドバイスをもらえるものだなということも実感しています。産婦人科のドアをたたくように背中を押してくれた先輩の奥様に心から感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/ST(53歳)更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。
2024年03月16日タレントの上原さくらが11日に自身のアメブロを更新。更年期が原因で出ている症状なのか分からないことについてつづった。この日、上原は「ゆっくりは出来ないのだけど、友達とランチ」と報告し「食べると喋るの同時進行。女は器用です」とお茶目にコメント。「なんかすごく暑い」と暑さを感じることを明かし「最近私の中でよくある事なのですが、この暑さが気温によるものなのか、更年期症状なのか分からない」とつづった。続けて「よく聞くような、頭にブワッと汗をかくとかじゃないんだけど」と述べつつ「急に上半身だけ暑いなって思うことが増えました」とコメントし「手足は相変わらず氷の冷たさ」と説明。最後に「お腹いっぱいでも別腹持参してるのでケーキは食べます」と堪能した品の写真を公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「更年期のホットフラッシュは本当にわかりませんね」「更年期何年目か…上半身がとにかくすぐ暑くなります」「更年期はホルモンのバランスで色々な症状が出るみたいですね」などのコメントが寄せられている。
2024年03月13日「見た目年齢は、顔より髪で決まる」などというが、年齢を重ねても豊かなツヤ髪を保つのは、思いのほかむずかしい。「女性は更年期以降、白髪や薄毛、パサパサ髪などの髪悩みが増えてきます。原因はおもに2つ考えられます。ひとつは女性ホルモン『エストロゲン』の減少です。エストロゲンには肌や髪に潤いとハリを持たせる重要な役割がありますから、減少すると髪の毛の質が変わってしまいます。もうひとつは髪に栄養を運ぶ毛細血管の血流悪化です。血流が悪くなると、髪を育てて黒く保つための栄養が不足して白髪が増えるといわれています」そう話すのは、理学療法士で登録者数20万人超の「関節トレーニングチャンネル 笹川ひろひで」を運営する笹川ひろひでさんだ。ためしに、頭皮のセルフチェックをしてみよう。両手をパーに開き、指先を側頭部の頭皮につけて、頭皮を前後に動かしてみてほしい。「よく動くなら、頭皮の血流は問題ありません。反対に、頭皮が動きにくいと感じる方は、血流が滞っている可能性があります」(笹川さん、以下同)血流は改善できるのだろうか?「よく頭皮マッサージがよいといわれますが、私は体の外側からの刺激より、筋肉を動かしたほうが効果的だと考えています。頭の筋肉につながる首や肩甲骨まわりの筋肉を動かす『招き猫体操』で血流は改善します。髪悩みも解消できますよ」体操のやり方は上図のとおり。3種類を全部行ってもわずか1分ほどだ。毎日1セット続けよう。「1つ目の体操は“手押し相撲”のように押し合うことで脇、つまり肩甲骨の外側の筋肉を鍛えます。2つ目は“鳥ポーズ”で肩甲骨まわりの筋肉に直接アプローチします。ただ、腕を体より後ろに引くと、肩を痛めるリスクがあります。腕は体より前側と意識してください。3つ目は、手首の柔軟性を保つための“招き猫”体操です。たとえば手のひらを裏返す動作でも、手首が硬くなると肩や腕全体を使って裏返すようになり、肩が引っ張られ猫背気味になって、肩甲骨を動かしにくくなります。手首の柔軟さが重要なのです」招き猫体操を続けていると姿勢がよくなり、後ろ姿が若返るうれしい副次効果もあるという。「実は、これらの体操には見逃せない効果がもうひとつ。肩甲骨まわりのような大きな筋肉を動かすと、“若返りホルモン”と呼ばれる『マイオカイン』が分泌されるのです」マイオカインとは筋肉から分泌されるホルモンの総称で、数十種類ある。さまざまな働きが注目されるが、髪の毛にツヤやハリを与え、毛量を増やすなどの効果も確認されているという。中高年女性が欲しくてたまらないホルモンといえるだろう。■更年期を過ぎてから体操を始めても遅くない「何歳から始めても、改善は可能です。実際、70代の女性が1年ほど招き猫体操を続けた結果、髪の毛にコシが出てきて毛量も増えたとうれしそうに話してくれました。彼女は以前から薄毛に悩んでいて、美容医療などにお金をかけても効果がなかったそうです。『体操で改善できるなんて!』ととても驚いていましたね」体操以外に注意するべきことはある?「食事に気をつけてください。“髪にはワカメ”という人が多いのですが、本当に食べてほしいのはタンパク質を多く含む食品です」髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質。ケラチンの合成を促すためにも、食事からタンパク質をたくさん取ろう。食事と招き猫体操の相乗効果で、髪悩みを解決して、白髪や薄毛、うねりの老け見えから、ふさふさツヤ髪の若見えに大変身だ!
2024年03月13日2021年の春、一番下の子どもが高校を卒業し、就職のために会社の寮に入ることになりました。転居届も済み、引っ越しも終わってホッとしたときは、「やっと自分だけの時間ができるんだ」と少しうれしい気持ちもありました。ですが、子どもが家を出て2カ月を過ぎたころ、私の心に異変が起きました。そんな私の体験談をお話しします。子どもがいなくなって気持ちが沈むようになった私の仕事は自宅が職場となっているため、買い物以外はほとんど外出しません。早朝から仕事が始まり、夫はそっと会社へ出かけるため、出かけたことも気付かないので言葉もかけません。夜、夫が帰ってきて今日の出来事や気になることなどを話題に持ちかけしゃべりかけるのですが、あまり私の話ばかり聞いてもらっても疲れているのに申し訳ないなと感じ、話すことを遠慮する毎日でした。気が付けば、会話をすることのない毎日だったのです。そんな日々が続き、心に穴が開いたような思いがあり、出ていった子どもが恋しくなって泣いてしまうことが続きました。そうしていくうちに、勝手に涙が出てきて、何をしても不安な気持ちでいっぱいになりました。寝る前に鍵をかけたか確かめた後も不安になるなど、何をしても不安がつきまといます。そして、久しぶりに休暇で戻ってきた子どもに会い、確信しました。不安な気持ちや沈んだ気持ちは更年期のせいでもあった!?子どもが帰ってきて、ひとり暮らしや職場のことなどを話し込んだり子どもの食事の支度をしたりすることで、今までの不安な、そして変なモヤモヤした気持ちが吹っ切れていることを実感しました。そして、不安な気持ちになったのは、子どもが家からいなくなったことがきっかけだったのだと気が付きました。ですが、私の年齢では不安がよく起こるものだとも知りました。家庭の医学書やネットで調べてみて、母としての役目が終わる時期が更年期の時期と重なり、喪失体験をすることで不安や抑うつを起こしやすいのだとわかったのです。子どもも寮に戻り、また元の生活に戻ってしまいました。やはり、また気持ちが沈んでいく自分がいました。ですが、自分なりにこの気持ちをなんとかしようと思いました。そこで、日中の私の相手をしてくれるものを探すことにしました。そうすれば、「毎日にハリができて元気になるかもしれない」と思ったからです。私が見つけた不安を解消するための解決法私が見つけた解決法は、おしゃべりする鳥を飼うことでした。これは生き物が好きな私が行き着いた発想でした。すでに数十匹も飼っているので、これ以上動物が増えたら家族に迷惑かなと思いながら、でも気持ちは抑え切れず鳥専門のショップに行くことにしました。そこで歌を歌ってくれるメスのインコに出合ったのです。「この子がいたら楽しくなるかもしれない」と飼うことに決めたのですが、生き物を飼うという責任を考え、ずいぶん悩みました。でも、見るからに人見知りなその子が心から離れず、連れて帰ってしまいました。インコが家にやってきてから、その子に話しかける毎日が始まりました。そのインコは手を怖がる子だったので、慣れるようになるまでは根気よく接しなければなりませんでした。もちろん愛情をかけてのことですが、それも私には効果があったのだと思います。私にとってインコとの毎日は、元気を取り戻すリハビリでもありました。飼い出してから半年たった今では歌も一緒に歌うときもありますし、手からもおやつを食べてくれます。何より、私の気持ちが明るくなったので、インコにとても感謝しています。まとめ子どもが家を出たことがきっかけで起きた不安感や喪失感でしたが、更年期の症状でもあることを知りました。私の場合は、子どもの世話を急にできなくなったことへの喪失感、ひとりでいる時間が長すぎたことが原因です。それを解消したのは1羽のインコなのですが、これは私独特の解消法なのかもしれません。でも、とても素晴らしい解消法だと私は思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/山口がたこ著者/ch(53歳)生き物をこよなく愛し、家中生き物だらけ。4人の子育ても無事終了し、好きなことを仕事にして頑張っている日々。今は良き恋人で友でもある夫と二人暮らしを楽しんでいる。
2024年03月09日40代になってから、年々、疲れがたまる一方でした。独身のころはひたすら眠ることでどうにか体力を回復していたものの、45歳で結婚をしてからは以前ほどの睡眠が取れなくなり、疲労度は増すばかり。「こんな調子では50代になったら働けなくなってしまう……」と焦りと不安を感じていた私ですが、あるサプリメントを飲むことで疲れを改善することができました。更年期症状とは無縁だと思っていた40代半ばを過ぎてから、同年代の友人たちと集まると「最近、暑くもないのに汗をかく」「理由もないのにイライラする」といった更年期症状にまつわる話題がのぼるようになりました。ただ、私はみんなが話しているような症状はなく、更年期症状とは無縁だと思っていました。蓄積する一方の疲れは更年期症状かも一方、私が40歳を過ぎたころから悩んでいるのは、疲れでした。20代のころは睡眠時間が3時間程度でも平気で、徹夜をしてもすぐに体力は回復していました。それなのに30代半ばを越えたころから睡眠不足がつらくなり、徹夜をしようものなら体調を戻すのに2~3日はかかるように……。40代になってなかなか疲れが抜けないのは、年齢的に仕方がないことなのかもしれないと諦め気味でした。そんな状態でもなんとかライターの仕事を続けられたのは、独身だったからだと思います。当時、優先順位の1位は仕事、2位は睡眠のような生活を送っていました。疲れがたまっているときには最低限の仕事をこなしてこんこんと眠り、おなかがすいたらコンビニやスーパーですぐに食べられるものを買う。家事に割く分の時間とエネルギーを仕事に充当するような生活でした。ただ、45歳で結婚をしてからは生活が変わりました。6時台に家を出る夫に合わせて5時半に起きるため、独身のころのように昼近くまで惰眠をむさぼることはできなくなりました。料理は毎日、掃除と洗濯は1日置きと、独身のころとは比べものにならないほど家事をこなしています。加えて、結婚を機に都内から郊外へ引っ越したため、取材や打ち合わせに出かける際の移動時間がほぼ倍に。取材から帰ってくるとぐったりと疲れてしまい、30分ほど仮眠を取らないと何もできなくなってしまいました。そんな私に転機が訪れたのは、取材である婦人科の女医さんとお会いしたときのこと。女医さんとの雑談の中で、疲れに関する悩みをお話ししたところ、「更年期にはいろいろな症状が出ますからね」と言われたのです。きちんと診察したわけではないので断言はできないものの、先生のこれまでの臨床経験から、私の疲れは更年期症状の1つである可能性が高いとのことでした。エクオールのサプリメントを飲んで改善先生からまさかの更年期症状を指摘され、「婦人科を受診して、何か治療を受けたほうがいいのでしょうか……」とうろたえる私に、先生はエクオールという成分を勧めてくださいました。エクオールは大豆イソフラボンから腸内細菌の活動によって作られるスーパーイソフラボンのことで、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分なのだそう。そのため、更年期症状を和らげる効果が期待できるということでした。ただし、エクオールを体内で作ることができる人は日本人では約2人に1人なのだといいます。そのため、自分がエクオールを作ることができるかどうかを調べるソイチェックという検査があるのだそう。ちなみに、先生は「エクエル」というサプリメントを飲み続けているそうです。先生自身、更年期症状がラクになり、心身の調子が安定しやすくなることを実感しているとおっしゃっていました。私も早速「エクエル」を飲んでみたいと思い、ネットで購入。30日分目安の120粒入りで4,000円ほどでした。毎日4粒ずつ飲んでいたところ、1カ月ほどで疲れにくくなったことを実感。都内での取材を終えて帰宅したあと、ちょっとひと息入れただけで仕事や家事ができるようになりました。今の調子を維持できるのなら、50代になっても元気に仕事を続けられそうです。まとめ「エクエル」を飲み始めてから自分の体力にちょっとだけ自信を持てるようになりました。そこで、ここ10年ほどで10kgほど増えてしまった体重をなんとかしようと思いたち、長い間放置していたステップ台を引っ張り出して1日に30分~1時間ほど、踏み台昇降を始めました。適度に汗をかくのは気持ち良く、2カ月で体重は2㎏減。体力がついたこともあり、あと8㎏のダイエットに挑戦したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/風間ひなた(48歳)1971年生まれ。職業はライター。家族は夫1人と猫2匹。趣味は家庭菜園とハーブ栽培。最近、興味があるのはハーブに関する資格と猫の健康管理に役立つ資格、それから減量。
2024年03月09日女性のデリケートゾーンの悩みには様々なものがありますが、「おりもの」もそのひとつ。量や色、ニオイなどに変化を感じると不安ですよね。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、おりもののニオイが気になる人のための食薬習慣と、NG習慣を教えてくれます!私のおりもの、もしかしてにおってる…?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 2562020年ころから、フェムケアやフェムテックという考え方が急速に広まってきましたよね。女性の社会進出が進むなか、男性に比べ女性は妊娠、出産、更年期などのライフステージに合わせて、様々な女性特有の不調に悩まされることになります。また、毎月訪れる月経時には、PMSや月経痛、排卵痛、不正出血、月経過多、おりものの異常などの不快症状を感じ、ひと月の中でも調子のよい時期がほとんどないという方も多いです。こういった背景から、吸水ショーツやおりものの異常を軽減するアプリケータやデリケートゾーン用の保湿オイル、オンラインピル処方、卵子凍結サービスなど、幅広く女性の活動を支える商品やサービスが次々と登場しています。日々進化するテクノロジーに頼ることは、もちろん必要ですが、自分で解決できる問題も中にはあるかもしれません。女性の体は、ホルモンバランスに日々翻弄されていますが、そんな中でも「不調が起こりにくい人」が存在します。具体的にどんな人であれば不調が起こりにくいのかというと、「食事、運動、ストレス管理、睡眠などの自己管理に長けている人」です。とくにその中でも食事は、まずはじめに体に影響を与えるものです。ということで、今週は女性の不調の中でも悩む人が多い、おりもののニオイが気になるという人に向けた食薬習慣を紹介していきます。今週は、おりもののニオイが気になるときの食薬習慣最近、おりものについて「量が増えた」「ニオイが気になる」「粘性が強くなった」「色が濃くなった」などの違和感をもったことはないでしょうか。それらの症状は、下着が蒸れやすかったり、締め付けの強い服を日常的に着ていたり、デリケートゾーンを洗いすぎているなど、外的なことが原因である場合もあります。もともと女性ホルモンの変動に合わせておりものの質は変化するものですが、それ以上に違和感があるときには注意が必要かもしれません。カンジダ膣炎やクラミジア、トリコモナス膣炎などの可能性もあるからです。ただし、今回は生活スタイルによって変化するおりものについて解説したいと思います。例えば、漢方医学では体が冷えて『腎陽虚』のときには、水っぽいおりものが増えるとされており、デニッシュやクリームパン、クロワッサンなど菓子パンなど甘いもの、小麦製品などを摂ることが多いときには、『湿熱』を生じ、粘性とニオイが強いおりものが増えるとされています。そこで、今週はおりものの気になるニオイの対策をとるために、『湿熱』を除去し、雑菌に負けないように『腎』を強化する食薬を紹介します。今週食べるとよい食薬は、【大根おろしとトロロをかけたキャベツの味噌汁】です。そして逆にNG習慣は、【デニッシュ、クリームパン、クロワッサンなど、菓子パン】の食べ過ぎです。食薬ごはん【大根おろしとトロロをかけたキャベツ味噌汁】胃腸の働きを整えつつ『湿熱』を取り除くアブラナ科の野菜であるキャベツと大根、『腎』を強化する長芋を組み合わせたお味噌汁で、腸内環境を整えつつ免疫の低下を防ぎ、炎症や雑菌の繁殖が起こりにくい体内環境づくりをしていきましょう。<材料>大根5㎝くらい(皮ごとすりおろす)長芋5㎝くらい(皮ごとすりおろす)キャベツ4枚(小さくちぎる)生姜2片(すりおろす)鰹節1つかみ(手で粉々にしていれる)水400ml味噌大さじ1海苔あれば少し(刻む)七味お好みで<作り方>おろした大根と長芋をよく混ぜ合わせておく(A)。お鍋に水、キャベツ、生姜、鰹節を入れ火が通ったら、味噌を溶く。器によそい、(A)をお好みで載せて、海苔と七味をトッピングする。NG行動【デニッシュ、クリームパン、クロワッサンなど、菓子パン】小麦や砂糖、クリーム系の乳製品などは、カンジダ菌の好物です。腸内環境を荒らし、リーキーガット(腸管壁浸漏)を起こすことで、免疫が低下したり、炎症体質へと偏ってしまうことがあります。抗生物質やおりものシートなどの対処療法だけではなく、体の内側からケアをすることはマストです。女性の不調は、一難去ってまた一難という感じで、何十年も落ち着くことが難しいのが現状です。平穏に暮らすためには、テクノロジーだけに頼るのではなく、自分の行動を変えて体質改善していくことが必要不可欠。心と体の状態を常に安定させるためにも自分の体を一番に優先することを考え、日ごろの習慣の見直しをしていきましょうね。そして、そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©ssstocker/Adobe Stock文・大久保愛
2024年03月08日42歳ごろから、遊ぶことすら疲れるようになったというA・Sさん(45歳)。気付けば休みの日は1日の大半をソファーの上で過ごすことも。疲れない体を作るために始めたホットヨガも、ある理由でやめてしまったそうです。ひと休みが多すぎて何も進まない~〈A・Sさん・45歳の場合〉40歳を過ぎて、ちょっと仕事する、ちょっと掃除する……「ちょっと〇〇する」とすぐに疲れる私。 月~金曜日の仕事はなんとか乗り切れるよう時間配分とペース配分をして過ごしますが、お休みの日はもう気が緩み、何をするにも時間がかかる。朝起きてごはんを食べたらひと休み、食器を洗って疲れてひと休み、洗濯物を干してひと休み……。何か1つするたびにひと休みするので、時間がいくらあっても足りません。おいおい! 休んでいる時間のほうが長いじゃん!と自分に苦笑いしてしまいます。疲れない体になるはずが…前日は子どもの運動会だったこともあり、「ごちそうを作るぞ~」と張り切ってスーパーでたんまり夕食の食材を買い込み、帰宅。 ところが食材を冷蔵庫などに片付け始めたら、疲れが一気にやってきて、結局、外食することに。「お母さん、運動会に出てないのになんで疲れてるの?」と子どもに言われる始末。本当に情けないです。自分でもこの状況をどうにかしなければと思い、「疲れない体」になるために始めたのが「ホットヨガ」。隣の駅前にオープンしたばかりで、キャンペーン中ということもあり入会金ゼロ。これはやるしかないとすぐに飛びつきました。ちょっと動いただけで汗をかけて、動きもあるので、これなら「疲れない体になれそう」と3カ月間は熱心に通いました。ところが冬になり寒さが厳しくなると、隣の駅まで行くのが疲れる、服を着替えるのが疲れるとなり……。結局、退会。残されたのは、リバウンドして太った体重2kgだけ。寝ても覚めても疲れていて…もう本当に救いようのない私です。以前なら、連休になると旅行したり、ドライブに行ったり遠出するのが当たり前でしたが、ここ最近は渋滞が疲れる、人混みが疲れるという理由で旅行もできていません。この状況をなんとかしたいと思うですがなかなか難しいです。なにせ、休日は昼下がりにソファーでウトウトして目覚めたときに「疲れた~」と伸びをしていましたから。これには夫も苦笑。疲れていないときっていつだっけ? 最近、考えてもこの答えが見つかりません。でも、こんな私にも一筋の希望の光があるんです。それは知り合いの看護師の重鎮(70代)の方が言っていた「更年期を超えると、気力も体力も回復して疲れ知らずになるわよ」という言葉。だから今はただの体力温存時期と考えて、思う存分休むことに徹していきます。まとめ起きているときはほとんど疲れている私。疲れない体になるために通い始めた習い事も3カ月で挫折しました。70代の人生の先輩の「更年期を超えると疲れ知らずになる……」という言葉を信じて、今は長い人生の中で体力温存期間だと思って休んでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2024年03月07日40歳、3歳の子どもを育てるWebライターです。Webライターの仕事を始めて2カ月後、毎朝、起きがけに頭痛に襲われるように。もともと片頭痛持ち、頭痛はそのうち治まると思っていましたが、ある日、突然こめかみから顎にかけて激痛が! 痛すぎて家事や育児もできず、しまいにはどこが痛いのかもわからないほどに。これは片頭痛じゃない! それから謎の痛みと格闘する日々が始まったのです。そのつらい痛みが消えたのは……。毎朝襲ってくる頭痛の原因は?最初は更年期による片頭痛かと思いました。私はもう40歳だし、プレ更年期なのかなと思ったのです。そこでネットで調べてみると、「月経時や排卵日には女性ホルモンのエストロゲンの血中濃度が急減し、片頭痛を引き起こすことがあるとされている」と書いてありました。やっぱりプレ更年期ということなのかなと思いながら、他の原因も模索。もしかしたら長時間のパソコン作業が原因かもしれないと思い当たりました。子どもが幼稚園に行き出したら、本格的にWebライターの仕事を始めようと張り切っていた私。しかし、子どもがいるときは子どもの相手をしながら作業を進めなければなりません。なかなかはかどらず、夜中まで作業をすることも。しかも慣れない作業に変に力が入り、肩が激しく凝っていました。そこに突然、こめかみから顎にかけてげんこつでグリグリとされるような痛みが! 寝れば治ると寝てみても、日に日に痛みはひどくなるばかり。口を動かすと痛いので、食事も会話も苦痛。また、自分の歩く振動でズキズキと痛むので、家事もできない。1日の大半をソファで過ごすようになり、表情も暗くなっていったのです。痛みがひどくて心までどんより痛みは朝から晩まで治まることはなく、鎮痛剤が手放せなくなりました。3歳の子どもはそんなことおかまいなしで「遊ぼう、遊ぼう」と言って来るので頑張って一緒に遊ぶのですが、すぐに痛みでソファに倒れ込んでしまいます。子どもに申し訳ない気持ちと終わりが見えない不安に涙を流す毎日でした。謎の痛みが出てから10日ほどたったある日、夫が「幼稚園が始まったらなかなか実家にも帰ることはできないだろうし、リフレッシュも兼ねてしばらく実家でゆっくりしてきたら? 」と言ってくれました。たしかに私も「ストレスが原因で体に異常が出たのかも」と思うこともありましたし、「ワンオペ育児から解放されたい」とも思っていたので、しばらく帰省することにしたのです。子どもも「じいじとばあばに会える~」と大喜び。早速両親に連絡して帰省することになりました。両親が神様のよう。つらい痛みが消えた!実家に帰ると、子どもはじいじとばあばにベッタリで育児の負担から少し解放されました。「今はとにかくゆっくりしなさい!」という両親の言葉に甘え、のんびりすることに。痛みはあるものの、心はスッと軽くなるような感じでした。そして少しでもラクになればと、父がマッサージ機を持ってきてくれました。早速肩を中心にマッサージを開始。その間、両親が子どもと遊んでくれていたのでマッサージに専念できました。さらに朝はラジオ体操をし、2、3時間おきにストレッチをするようにしました。3日ほどたったころからこめかみの締め付けられるような痛みが徐々に和らぎ、1週間後にはあの痛みがうそのように消えたのです。そして自然に笑顔が戻り、子どもとも元気に遊べるようになりました。まとめ結局、プレ更年期による片頭痛なのかどうかはわかりませんが、40代になり、昔より体が疲れやすくなっていたということはたしかです。謎の痛みはなくなったものの本当の原因はわからないままなので、折を見て病院へ行ってみようと思っています。また、育児や家事などひとりで抱え込まず、時には誰かに頼ることも大事だなと思いました。これからもっと年齢を重ねていくと、体の変化を感じることが増えてくるかもしれませんが、仕事と家事・育児を両立していけるよう自分の体や心と向き合うことを大切にしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/サトウユカ著者/エグママ(40歳)40歳になり、変わりゆく自分にとまどいを隠せない専業主婦。プレ更年期やPMSに悩みながら子育てや家事に奮闘する毎日を送っている。
2024年03月06日40代半ばごろから、生理周期の乱れや経血の多さ、生理痛の強さに悩まされたり、不定愁訴に苦しんだりという日々を送っています。ですが46歳で受けた血液検査の結果は、まだ女性ホルモンのエストロゲンは出ているということ。本格的な更年期治療はせず、対症療法で様子見の毎日です。そんな中、周囲の同世代以上の男性から更年期障害の治療中だという話を聞くことが増えてきました。私の周囲の男性についてお伝えします。最初に聞いたのは、アラフィフ男性の友人から「男性にも更年期障害はある」という話をよく耳にするようになりました。ただ、シングルマザーの私は夫がいないこともあり、そこまで身近なテーマとしては捉えていませんでした。ですがある日、最近様子がおかしいなと思っていたアラフィフ男性の友人から、実は更年期障害の治療を受けているという話を聞きました。その友人は、私と同じひとり親でシングルファーザー。知り合った当時は穏やかでやさしい人だなと思っていたのですが、ある時期から盛んにイライラしているようになり、LINEや電話をしていてもいらだって一方的に話題を終えてしまうことがしばしば。私は友人の変化に戸惑い、「この人はもともとこういう性格だったの?」と疑ったりもしました。また、その友人から睡眠が安定しないという話ややる気が起きないという話も聞きましたが、私は「よほどストレスがたまっているのだろう」というくらいにしか思っていませんでした。テレビで知った男性更年期、そして本人の口からも…あるとき、テレビで男性の更年期障害が紹介されており、寝込んでしまって仕事にならないくらいつらいという例なども紹介されていました。「男性もこんなに更年期障害がひどいんだ……」と初めて痛感した私。そんなときたまたま、その友人から連絡がありました。友人は「実は更年期障害ということがわかって、治療を始めたんだ」と切り出したのです。私は偶然に驚いて、「ちょうどさっきテレビでそれ見たよ! いろいろ大変だったんだね……」と伝えることができました。友人は漢方薬とホルモン治療をしているとのこと。それで睡眠も安定してやる気も復活しているそうで、それは電話やLINEの文面からも感じ取れました。私は、その友人が「更年期の症状なのかもしれない」と自分で気付いて病院を受診したことがすごいと思いましたし、治療が功を奏していると聞いてとてもうれしく、また安心しました。自分の恋人も症状に悩まされていると知るそんなタイミングで、私と同じ40代半ばで1歳上の恋人からも、実はホットフラッシュに悩んで病院に行ったと聞きました。たしかに彼は少し前から、とにかく首から上が暑い、熱がこもっているようでつらい……とよく言っていて、デートのときも寒いくらいエアコンの効いた場所を好むのでかなり苦しそうだなとは感じていました。私は彼が北国出身のせいだからかなというくらいにしか思っていなかったのですが、彼は自分で更年期のホットフラッシュではないかと思い至り、受診を決めたそうです。ホルモン注射をしてもらうようになってからはホットフラッシュが改善したと言っており、実際に前ほど常に苦しそうにしていることはなくなりました。ホルモン注射と同時にプラセンタ注射も受けているそうです。こうした話を聞くにつけ、更年期障害は女性だけの苦しみではないんだ……と私も実感するようになりました。まとめ自分自身はまだ本格的な更年期障害に悩まされてはいないものの、友人や恋人から見聞きした男性の更年期障害もだいぶつらそうだ……と理解をした私。更年期の症状に悩むのは女性のみだとつい思い込みがちですが、私の友人や恋人のように、男性でも更年期であることを自覚し、通院を始める男性が増えるのは良いことだと感じています。もし同世代の男性で自分の不快な症状の原因がわからずに苦しんでいる人が他にもいたら、「もしかしたら更年期じゃない?」と、声をかけてあげたいと思っています。男性も女性も、更年期であることを受け入れて早めに治療をスタートすることで、人生の後半戦を少しでもラクに乗り切っていけたらと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/村澤綾香著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2024年03月05日若いころは、コスパ重視のシャンプーでもツヤツヤ、サラサラだったのに、最近髪質がすっかり変わってしまいました。何をしてもパサついている髪にすっかり自信をなくし、試しに結んでみてもトップにボリュームは出ないし、頬肉が落ちて年々長くなる顔が強調されてどうにも似合いません。ここ数年髪形で満足したことがない、髪形迷子。そんな更年期の私の切実な悩みに向き合ってみました。どんな髪形にしてもしっくりこない…私はここ数年、ずっと髪形や髪質について悩んでいます。更年期を自覚したあたりから髪質がだんだんと変わってしまい、オイルや流さないトリートメントを付けてもパサつきが直らずツヤもないので、思い切ってロングからミディアムにしました。それでも改善されず、今度はミディアムからショートボブにして、傷んでいる髪をカットしたのにやっぱり髪質の改善は見られません。どんな髪形にしても、しっくりこないのです。若かりしころは、美容院で「パーマがかかりにくい」と言われるほど健康でツヤもあって自慢の黒髪でした。それが今ではすっかり髪に自信が持てなくなりました。初対面の印象を大きく左右する髪に自信が持てなくなったことで、すべてにおいて自信がなくなってしまったのです。街を歩いていても、ショーウインドーに映る自分を見ないようにする日々。ですが、このまま女性としてどんどん自信をなくしていくのも嫌なのです。これではいけないと一念発起。まずは髪質が変わってしまった原因と対策について調べてみることにしました。髪質の変化と更年期の関係調べてみてわかったことは、更年期と髪質は大いに関係しているということでした。調べてみたところ、女性ホルモンの1つのエストロゲンには髪を成長させ、保持する力があり、20代のころはこのエストロゲンの分泌が盛んなので、健康な髪が保たれていたようです。かつての美髪がホルモンのおかげだったとは! 女性ホルモンに感謝の気持ちが湧いてきました。ところが一転、40代を過ぎるとこのホルモン分泌が減少。当然、髪質にも少しずつ変化が生じるらしいのです。さらに更年期に差し掛かるとホルモンは急激に減少し、それに伴い髪のハリやコシの減少、パサつき、うねり、縮毛などに悩むようになるというのです。更年期の髪の悩みの主な症状がバッチリ当てはまり、なんだか清々しいくらい。真っすぐでツヤもコシもあった、かつての美髪が見る影もない髪質の変化は、更年期の影響の1つだったのだとはっきり自覚しました。さらに、恐ろしいことに閉経を機に女性も男性のように「抜け毛・薄毛問題」に悩む人が増えてくるというのです。テストステロンというホルモンが毛根を包む組織に影響を与え、髪の毛の成長を遅らせてしまうそうです。これにはがく然としました。パサついて、うねって、さらに薄毛……。そうなったらと考えるだけで、絶望的な気持ちになります。これは、ますます今のうちになんとかしなければ! でも、どうしたらよいのでしょう。更年期からの髪質改善に必要な3つのことそんなとき、女性ホルモン分泌の減少は日々の生活を変えることで速度を遅らせることができるという情報を目にしました。具体的には、「ゆっくり眠ること」「ストレスをためないこと」「女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれている大豆製品を意識してとること」などです。夜12時には寝て、最低7時間は睡眠時間を確保して、自律神経を整える。運動をしたり買い物や旅行をしたりして、じょうずにストレス発散をする。大豆を中心に、たんぱく質や食物繊維も意識してとる……。どれも日々の生活の中で少し意識すればできそうなことばかりです。かつての美髪を取り戻すために、1つずつおこなってみようと決心しました。当たり前のことですが、髪は体の一部。髪質の改善だけにこだわってシャンプーやリンスをちょっと奮発して良い物にしようかとか、縮毛矯正をかけようとか考えていましたが、すべてはホルモンにつながっていたようです。ホルモンを意識して、ちょっとずつ努力して規則正しい生活に変えることが、何より必要なのだと思いました。私が今実際に取り入れているのは、睡眠と運動です。その他にもストレスを感じたら、頭皮マッサージをしたり、ヨガをしたりしてリラックスするように努めています。また、朝には大豆を豊富に使った味噌汁を飲むようにもしています。まとめここ数年ずっと迷っていた髪形は、結局パサつきが目立ちやすくなるレイヤーカットはやめ、前髪のある重めのストレートにしました。肩に付くか付かないかぐらいの結べる長さで落ち着いています。手入れがしやすく、ツヤが出やすい髪形にフォーカスして取捨選択をしたおかげで、今のヘアスタイルにおおよそ満足しています。髪質改善はまだ始めたばかりなので効果をそれほど実感できていません。でも「努力は裏切らない」という言葉はあらゆる世代に通じるはずだと信じ、かつての美髪復活を目指して、もうひと頑張りしてみようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。著者/みうママ(50歳)昨年閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。
2024年03月04日女性外来のパイオニア天野惠子医師2月24日、世界文化社が家庭画報ビューティウェルネスの新刊『女の一生は女性ホルモンに支配されている!』を発売した。A5判、192ページ、定価は1,760円(税込)となっている。著者は日本内科学会、日本性差医学・医療学会理事、NPO性差医療情報ネットワーク理事長、一般財団法人野中東晧会静風荘病院で女性内科・女性外来を担当する天野惠子氏である。同氏は女性外来のパイオニアとして知られ、2021年に立ち上げた『女性外来オンライン』などで様々な情報を発信している。更年期の基礎・増えてくる病気 女性外来リストも性別によりかかりやすい病気に違いがあることはわかっていたが、まだ女性を総合的に診ることができる医師や医療機関が少ない中、天野惠子氏は女性外来を開始し、その動きは全国へと広がっていった。新刊では、体のサイクルや女性ホルモンの役割など、更年期の基礎知識をわかりやすく解説。セルフケアや対処法についても紹介し、更年期以降に増えてくる症状と病気も解説されている。そのほか、全国の女性外来21件も掲載する。なお、同氏は2022年から2023年に月刊誌『家庭画報』にて「天野惠子先生のすこやか女性外来」を連載しており、新刊はそれらの内容をもとにした内容となっている。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年03月02日タイ古式マッサージをベースとしたもみほぐし屋「ほぐしのJun's」(所在地:東京都練馬区)では、今話題のホル活をストレスを抱えた中年男性を対象に行う新サービス、「戦士の休息所 男性用幸せホル活&心のデトックスサポート」を2024年2月4日、スタートしました。【正しい認知進まず、増え続ける男性の更年期障害】女性だけでなく男性にも更年期障害があることが最近知られてきました。しかし、2022年の厚生労働省の集計によると、更年期障害の原因が男性ホルモンであることの認知度は低く、更年期障害の可能性を疑いながら治療せず放置している人数が多いことが読み取れます。(※資料1)男性更年期障害は全身の倦怠感や不眠、性機能減退などの症状がありますが、加齢や精神的なものとして重要視しない傾向にあります。原因となる男性ホルモンのテストステロンの低下は、特にストレスによって急激に低下することがあります。ストレスを軽減させるホルモン、オキシトシンは幸せホルモンと呼ばれ、これらを意識的に増やすホル活が話題になっています。男性の更年期障害の認知と対策として、中高年男性にこそホル活が必要なことが分かり注目を集めています。※資料1:厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果 【中高年男性専用ホル活サービスに、問合せ殺到】西武池袋線練馬駅のすぐそばにあるもみほぐし屋「ほぐしのJun's」は、顧客の8割が40代から50代の男性です。ストレスを抱えた方が多いことから、中年男性を対象にホル活サポートを行う新サービス「戦士の休息所 男性用幸せホル活&心のデトックスサポート」をスタートしました。このサービスは最初に問診をした後、オキシトシンの分泌に効果があると言われる背中へのマッサージや、合谷など心に効くと言われるツボが多く存在する手首から先へのハンドマッサージを中心に施術します。戦士の休息所では施術中に行われる接客も特徴的。店長は学生時代から学んだ心理学を生かした独自の接客により、常連の間では泣けるもみほぐし屋として知られています。実際、顧客の6割もの中年男性が施術中に涙を流します。中高年男性は感情をぐっと押さえ込む人が多く、身体と心が同時にほぐれると、力が抜けて今まで押さえていた感情が溢れだすことがあります。悲しかった時や辛くて悔しかった時に、その感情にふたをしていたのが一気に溢れ出たり、中には理解されたことや自分を解放した嬉しさで涙を流す人もいます。戦士の休息所は、こういった中年男性のために、施術と接客をとおした幸せホルモンの活性化と、心のデトックスサポートを提供する新サービスとなります。また施術の終盤には、日常生活の中で幸せホルモンの分泌を促す食事や生活のアドバイスも受けることができます。この新サービス提供開始に際し、事前告知を行ったところ、5日間で124件のお問合せがありました。【中高年男性の人間関係円満化を目指して】お客様の声:「体を触っただけで、ストレスの原因を言い当てられ驚きました。」「言いたいことも言えずに我慢の連続の毎日でしたが、Junさんの施術と接客に緊張の糸が切れてしまい、思わず泣いてしまいました。」「心がハレバレして身体のほぐれ方が段違いでした。」店長の本間 純子コメント:「独立前から40代50代男性の顧客が多く、その身体に現れるストレスの強さに、施術だけでのアプローチに限界を感じていました。2020年4月に開始した訪問リラクゼーションから、かつて学んだ心理学に基づいた接客を心がけると、明らかに施術の効果が上がってきました。現在の店舗に移ってからは本格的に男性向け幸せホルモン増加方法を学び、今回の新サービス提供をスタートしました。男性のホル活をサポートすることで、男性更年期障害の緩和だけでなく、中高年男性の職場や家庭の人間関係円満化のお役に立ちたいと考えています。」店長 本間 純子《戦士の休息所 男性用幸せホル活&心のデトックスサポート 概要》定価 : 3,300円(税込み)施術内容: 問診、ハンドマッサージ、背中へのオキシトシンマッサージ、「ホル活」アドバイス時間 : 45分予約方法: ホームページ内予約ボタンより 《ほぐしのJun's店舗概要》会社名 : 株式会社トートラ(代表=青木 利春、店長=本間 純子)所在地 : 〒176-0012 東京都練馬区豊玉北5丁目15 大東ビル3階事業内容: タイ古式をべースにしたもみほぐし・オイルトリートメント等URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月29日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、50歳から始めたアルバイトの体験を描いたマンガ連載「50歳からのアルバイト大作戦」。運動不足を解消するためにアルバイトを始めることにしたやましたさん。ある日、お気に入りのレストランの求人を発見し応募したところ、すぐに採用が決まりました。アルバイト初日、世界各国から観光客が。英語を使うアルバイトをしたかったやましたさんが超幸福を感じていると、そこに予想もしていなかった悪役が……。恐ろしいことに悪役はなんと3人!お気に入りのレストランの超幸福なアルバイトと思っていたら、まさかの悪役に遭遇してしまったやましたさん。しかも、恐ろしいことに、その食堂には他にも2人の悪役が……。ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。超幸福食堂でまさかの悪役に遭遇してしまった私。50歳になって初めての人からひどい対応をされる体験し、身も心も衰弱してしまいました。しかも、恐ろしいことに、超幸福なはずのその食堂には他にも2人の悪役が……。総勢3名の悪役から多種多様なひどい対応を受け、今までなかった場所に大量の白髪を発見するほどに。普通にアルバイトを辞めればいいだけの話なのですが、そんな悪役たちのせいで、私が楽しい楽しい超幸福食堂を諦めるのは納得がいかず、何とか楽しくアルバイトを続ける方法はないかと日々模索していました。あだ名を使ってボロクソにこき下ろすそして、まずは作戦1「悪役たちにあだ名をつける作戦」を実行してみました。初日に遭遇した悪役Aは「おっさん」、悪役Bには「まゆげ犬」、最後の3人目Cには、「ベガス」というあだ名をつけました。次に作戦2「あだ名を使ってボロクソにこき下ろす作戦」を実行しました。作戦1も2も直接悪役たちと対決することはないため、職場での支障はなく、取っ掛かりとしてはとても入りやすい作戦だったのですが、その日あったひどい対応を家族やママ友に報告し、家族やママ友に「それはひどいね」と同調してもらうだけで少しは気持ちがラクになりました。そして、次に上司に相談。今、当時のことを思い出し、整理しながら考えてみると、一番最初にそれやれや! と自分につっこみたくなりましたが、なぜかこの作戦が3番目でした。ある日、「おっさん」の暴言に耐えきれなくなり、上司に相談すると、「おっさん」のことは上司も把握しているらしく、私以外にも被害に遭っている人たちがいるとのことでした。いろいろなターゲットを見つけてはひどい対応をしているようで、当分は「おっさん」と同じ時間帯にシフトを入れるのを避けてもらうことで問題は解決しました。あれから1年以上…後に何があったのかは不明ですが、「おっさん」はじめ、悪役たちは次々に辞めていき、私は超幸福食堂で超幸福にアルバイトができるようになりました。あれから1年以上がたち、今もまだ私は超幸福食堂でアルバイトをしています。夏は暑く、冬は寒く、信じられないほど忙しいアルバイトなので、いつまで続けることができるか謎ですが、おかげで社会と関わることもできて、50歳のあのときにアルバイトを探して本当によかったなと思っています。次は60歳くらいになったら、認知症対策としてもっとラクなアルバイトを探せたらいいな〜とか、本気で思ったりしています。今日でこの連載は終了しますが、長らくこの連載を読んでいただききありがとうございました。連載とは何の関係もない私のインスタを探し当ててDMを送ってくれた方、とてもうれしかったです。ありがとうございました。いつかまたどこかでお会いしましょう! 皆さまのこれからの人生がキラキラとしたステキな人生にになりますように陰ながら応援しております。さようなら〜。-----------------3人もの悪役にめげず、大量の白髪ができつつも、しっかり対策を立てて対応やましたさんはすごいですね。超幸福なアルバイトをずっと生き生きと楽しんでいただきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(50歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2024年02月28日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじたまたま手にした雑誌で「男性にも更年期がある」ことを知ったゆうこさんは、そのことを夫に話すと、さっそく夫は更年期外来を受診。検査・治療を経て、体調に良い変化を感じるようになったのでした。これを機に、これまで言いにくかったような症状や困りごとも話せるようになっていき、以前にも増してお互いの体の不調に気遣えるようになっていったのでした。今までにない感情の変化に戸惑い、得体の知らない恐怖を感じていた更年期。夫とも話し合い理解し合うことで、イライラは労わりの気持ちに変化。そして更年期に向き合うことで、今まで「男だから」「女だから」という意識に支配されイライラしていたことに気づき…。男女関係なく「できる方がやればいい」と思えるようになったのでした。気になる続きは書籍で!次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月28日スギやヒノキ花粉のピークは2月半ばから4月とされ、まさに今花粉症に悩まされている人も多いでしょう。目のかゆみや鼻水、くしゃみなどつらい症状が続きますが、年を追うごとに悪化していると感じている人もいるかもしれません。そこで、更年期とアレルギー、特に花粉症による目や鼻への影響との関係について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。花粉症の悪化は更年期のせい?もともとのアレルギー症状が悪化しやすくなる花粉症をはじめアレルギー症状に悩まされる更年期女性は多くいます。アレルギーと更年期には関係があるのでしょうか。「更年期は女性ホルモンが減ることで自律神経が乱れやすくなる時期。自律神経は免疫を司る器官でもあるため、免疫のバランスも崩れやすくなります。その結果、もともとあったアレルギー症状は更年期に入ると重くなることがあります。また、突発的にアレルギーを発症することもあります」(駒形先生)。ドライアイ、ドライノーズはなぜ起きる?粘膜の乾燥が原因更年期に花粉症が悪化しやすいのは、自律神経の乱れだけが原因ではないそうです。「女性ホルモンは組織の潤いを保つ働きがありますが、分泌が減ることで粘膜が乾燥しやすくなります。そのため、目や鼻が乾燥するドライアイやドライノーズといった症状が出やすくなります」(駒形先生)。【ドライアイの主な症状】ショボショボしたりするゴロゴロしたりする 疲れやすいかすんで見える目がよくかゆくなる目の奥のほうが痛む【ドライノーズの主な症状】鼻くそがよくたまる鼻の中がよくかゆくなる鼻の中にカサブタができるカサカサしたような異物感がある鼻をかむと血が混じる鼻の入り口付近が切れやすいドライアイと同時に老眼も進行!?「また、更年期のころは老眼も進む時期。視力を調節しているのは目の筋肉ですが、更年期の筋力低下で目の調節能力も低下していきます。老眼は、老化によって目のピント調節機能が低下して、近くの対象にピントを合わせにくくなる症状です。ドライアイと老眼が重なると、とても目が疲れやすくなります」(駒形先生)。自分でできる対策は?受診すればラクにはなるものの…花粉症やドライアイ、ドライノーズは何もしなければ悪化しやすくなる……ということですが、対策はどうすれば良いのでしょうか。「日常生活に支障を来すほどつらいのであれば、アレルギー科などを受診しましょう。それほどではないというのであれば市販薬を利用しても良いですが、花粉症や鼻炎を抑える薬は、全身の粘膜を乾燥させて体液の分泌を抑える働きをしています。つまり、全身が乾燥するのです。ですから、受診をすると抗アレルギーの内服薬に目薬や点鼻薬が処方されることが多いと思います。それは、乾燥した粘膜に潤いを与えるためなのです」(駒形先生)。大切なのは便秘解消もともと潤いが少ない更年期の粘膜を、薬でさらに乾燥させて涙や鼻水を抑えているということです。つらい症状は緩和されそうですが……。「対症療法であり、根治療法ではないということです。花粉症は、自分にとって毒に当たる物質が自分の容量を超えたときに症状が出る仕組みです。ですから、毒を排出していく努力をしないとたまっていく一方です。体内の毒、つまり老廃物の大部分を排出しているのは便です。便秘だと、常に体に老廃物をため込んでいる状態のため、アレルギー物質に過剰に反応しやすくなります。アレルギー症状の悪化を防ぐには、まずは便秘を解消することが大切です。その上で、花粉が飛ぶ時期はコンタクトレンズを眼鏡にする、目を洗うといった外からの対策が有効です」(駒形先生)。まとめ花粉症対策に便秘解消、というのは意外でした。駒形先生によれば、閉経すると生理による排出もなくなるので、便による排出はとても重要ということです。便秘のある方は改善に努めてみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2024年02月28日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじこれまで以上に覇気がなくいつも以上に落ち込みやすくなった夫。家事育児に追われながらも途切れることなく動き続ける自分と比べて、ご飯の後すぐにソファで寝落ちしてしまう夫を見てイライラが限界に達したゆうこさん。イライラが収まらず再び頭を冷やしに外へ出たゆうこさんは、そこでたまたま手にした雑誌に「男性にも更年期がある」というのを目にして驚きます。覇気がない、落ち込む、やる気が出ない…などの症状は今の夫に見事当てはまり、ゆうこさんはイライラしたことを反省したのでした。ゆうこさんから男性にも更年期があることを聞いたシンさんは、さっそく更年期外来を受診。検査と治療を経て、体調に良い変化を感じるようになったのでした。これを機に、ゆうこさんとシンさんはこれまで言いづらかったような症状や困りごとも話せるように。以前にも増して夫婦で協力し合いお互いの体調を気遣うようになっていったのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月27日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、50歳から始めたアルバイトの体験を描いたマンガ連載「50歳からのアルバイト大作戦」。運動不足を解消するためにアルバイトを始めることにしたやましたさん。ある日、お気に入りのレストランの求人を発見し応募。レストランの外で販売をする「店外販売」であれば採用可能だと告げられ、承諾すると、すぐに採用が決まりました。本社での研修を終え、いよいよレストランでのアルバイトがスタートしたのですが……。いろいろな国から大量の観光客がついに始まったお気に入りのレストランでの販売のアルバイト。世界各国の観光客に対応しつつ、1日目から早くも超幸福を感じていました。ところがそんなとき、後ろから……。ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。ついに始まった超幸福食堂での販売のアルバイト。最低限のレジ操作のみ教えてもらい、何もわからないまま現場へ。すると、来るわ来るわ、いろいろな国から大量の観光客が……。韓国、台湾、中国、アメリカ、オーストラリアなど日本でもおなじみの国をはじめ、レバノン、プエルトリコ、キプロスなど、学のない私には、どこにあるのかわからないような国からも、たくさんの人が超幸福食堂を訪れてくれていました。英語を使うアルバイトをしたかった私には、かなりのありがたい職場環境で、1日目から早くも超幸福を感じていました。お客さんがいなくなった瞬間浴びせらえた怒鳴り声そんなとき、お客さんがいなくなった瞬間に後ろから怒鳴り声が聞こえてきました。振り向くと私と同世代くらいのおばちゃんが、何やら私に向かって怒鳴っていたのです。「さっきから何やってんねん!」「ここはちゃんと掃除したんか!」「このダスターでここ拭くな!」「本社からきたからって調子のんなよ!(勝手な勘違いで本社勤務から現場に移動したと思われていた)」一気にいろいろな罵声を浴びせられ、何が起きたのかわかりませんでした。こんな超幸福な場所でのまさかの悪役登場!こんなひどい対応をされるのが初めてだった私はどうしたらよいのかわからず、ただただ立ち尽くしました。-----------------1日目から超幸福を感じられるアルバイトなんてめったにないので、本当にラッキーと思いきや、まさかの悪役登場。悪役が1人いるだけで、職場の雰囲気って悪くなってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(50歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2024年02月27日36歳の私には、10歳になる子どもがいます。子どもができたことでセックスの回数が減ったのですが、ある程度、子どもから手が離れたことで夫とのセックス回数が増えつつあります。しかし、疲れていて夫の相手ができないことが増えた私。そのときの解決策をお話しします。仕事で手一杯で体力が追いつかない子どもが小学校に上がり、学童にも慣れてきたので2年生になったタイミングでフルタイム勤務に復帰しました。しかし、子どもを産んでから頭がボーっとすることが増え、体力も落ちて疲れやすくなり、なかなか回復ができない状態でした。案の定、職場に復帰した後も仕事で手一杯で、家に帰ったらごはんを作って洗濯をして後は寝るだけの生活。休日も子どもとお出かけをすることはありますが、家のこととお出かけで体力を持っていかれてしまい、夜の生活はなおざりになっていました。そんな状態なので、夜の生活の頻度も3連休の真ん中の日に1回できれば良い程度。夫のほうも不満がたまっていて「男として見ることができなくなったのか」「他に気になる男ができたのか」と疑われて、口論になりました。ダルさの原因は更年期障害仕事と家のことで手一杯で、夫の相手ができず、関係も悪化していたのですが、毎日のダルさの原因がわからず困っていました。そのため、思い切って病院に行ってみたところ、若年性の更年期障害とそれによる寝不足が原因で、疲労が悪化していることがわかりました。更年期障害は40代以上の人の病気だと思っていたので、「まさか自分が」という気持ちでした。夫にこれまでのことを謝罪し、疲れが取れにくいこと、更年期障害だったことを伝えたところ、性生活ができないことばかりに気を取られて私のことを何も考えていなかったことを謝罪してくれました。夫の協力を得て体力づくりにもその後は、夫の理解も得られて家のことも手伝ってくれる頻度が増えたのもあり、毎週とはいきませんが3連休でなくても土日に夫の相手をできるまでにはなりました。また、体力づくりの一環として子どもが習っている空手に私も通うようになったのですが、体力がつき、夫との夜の生活についても満足してくれるようになりました。まとめいざ自分が30代後半になってみると、一気に体力が衰えることを痛感します。ここまで極端に衰えるものだとは思わなかったので、やはり体力の衰えは受け入れないといけないのだなと思いました。そして対策としては、ひとりで抱えずに医療を頼ること。そうすることで、30代に入ってからも若いころのように性生活に前向きになれるような気がしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/橋本かなえイラスト/マメ美著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年02月25日タレントの鈴木蘭々が24日に自身のアメブロを更新。“更年期真っ最中”の自身の症状を明かした。この日、鈴木は「今日は朝から鬱々とした感じで身体もだる重~」と述べ「更年期真っ最中」と説明。「なんだったら若干吐き気も‥」と症状を明かしつつ「それくらいの症状では休めないのが大人であります‥」とつづった。続けて「朝から出かけた」と報告し「忙しくて全然会えていなかった友達3人に偶然会いました」と驚いた様子で説明。「3人とも少しの時間の立ち話しだけだったんですけど」「お互いがお互いを気にかけてたせいもあってか少ない言葉でもなんかものすごく通じ合った感がありました」と明かし「いやーもう言葉では本当にうまく説明出来ないほどなんか元気出ました(笑)」と嬉しそうにつづった。
2024年02月25日年1回必ず受けている健康診断。いつもオールAで、毎年特に心配などしていませんでした。しかし今年は、結果通知を見て一瞬「あれ?」と固まった私。1つB判定で軽度異常となっているではありませんか! その結果を見て「なんで? どうして?」と疑問ばかりが頭を駆け巡ります。やはり40代にもなると、何かしらの体の不調や変化が出てくるのかしら……とがく然としてしまいました。健康だけは自信があったはずなのに毎年の健康診断は、病気の早期発見のために欠かさず受けていた私。これまではずっとオールAで異常なしの結果でした。私は特にお酒をたくさん飲んでいるわけでもなく、たばこも吸いません。週に1回のヨガ、月に1回のバトミントンで適度に運動もしていました。食事も毎日自炊で野菜中心の献立にしています。なので、どこか健康面に関しては、きっと大丈夫と自信を持っていました。しかし今年は、そんな私の健康に対する自信を見事に打ち砕く結果が届いたのです。初のB判定である軽度異常が1つ付き、コメントには「わずかな所見が認められましたが、日常生活には差し支えありません」と記載されていました。B判定が付いた項目は、LDLコレステロール。通常60~119㎎/dlのところ私は126㎎/dlという結果でした。まったく予想もしていなかったのでショックでした。食生活も生活リズムもこれまでと特に変わっていないですし、毎日ヘルスメーターで体重、体脂肪、基礎代謝、筋肉量、水分量、骨密度まで計測している私。「これといった変化はなかったはずなのに……どうしてこんな結果が出たのか」とまったくわかりませんでした。LDLコレステロールって一体何だろうなぜこんな結果になったのかまったく見当がつかなかったので、とりあえず、B判定が付いたLDLコレステロールについてネットで調べることにしました。LDLコレステロールとは悪玉コレステロールのことで、名前だけ聞くと悪そうなイメージがありますが、LDLコレステロールは肝臓内のコレステロールを体中の末梢細胞に運ぶ大切な役割を担っているそうです。さらにLDLコレステロールが少ないと血管がもろくなり、ホルモンを作れなくなるのだとか。反対にLDLコレステロールが多いと、コレステロールが血管の壁にくっついて血の流れが悪くなり、動脈硬化を引き起こしやすくなるそうです。LDLコレステロール自体が悪いわけではなく、数値のバランスを保つことが大切なのだとわかりました。さらに調べてみると、40代以上の女性には私と同じようにLDLコレステロールが高くなり悩んでいる方が多いそうです。いろいろ見ている中で、私は特に「40代以上の女性はLDLコレステロールが増えやすい傾向があります。女性ホルモンのエストロゲンの減少がそうさせていることもあります」との話に興味を引かれました。仕方のない状況だとわかると心がラクに「LDLコレステロールと更年期に関係があるってこと?」そう思った私は、さらに調べてみました。それによると、「女性ホルモンのエストロゲンはコレステロールを材料として生成される。しかし、更年期になるとエストロゲンの量は減ってしまうためコレステロールが余りやすくなり、40代以上の女性はLDLコレステロールが増えやすい傾向になる」ということです。たしかに私も、ここ1年ほどの生理周期が長かったり短かったりを繰り返しており不安定で、「以前と違うな、更年期に差し掛かってきたのかな」と感じていました。女性ホルモンが減りつつある更年期にはLDLコレステロールが増えやすくて当然なのだとわかると、健康診断でのB判定もある程度は仕方のないことなのだと受け入れることができ、心がラクになりました。更年期によりLDLコレステロールが高くなりやすい状況にあるとわかったからには、野菜をより多く摂取したり脂質を抑えた食事にしたりするとともに、今よりも運動する機会を増やして、生活を見直していきたいと思います。まとめ今まで健康に自信を持っていた私。でも健康診断で初のB判定が付き、かなり不安に陥りました。どうしてそんな結果が出てしまったのかわからず、調べてみると……。LDLコレステロールと更年期との関係を知ることができました。ある程度は仕方のない状況だと認識すると、かなり心がラクになりました。ですから、これ以上悪化させないように食生活を再度見直していきます。脂質を抑えた食事、野菜の量を多くする、運動する機会を増やすなど、できることは積極的におこなっていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/サトウユカ著者/izuみん(41歳)小学生の子ども2人を育てる母です。40歳を過ぎても美しい女性でありたいと強く願う私。外見はもちろん内面に関しても楽しいこと&うれしいことをして日々笑顔で過ごしていきたいです。
2024年02月25日演歌歌手の北山みつきが23日に自身のアメブロを更新。更年期障害の薬を電車内で飲んだ結果を明かした。この日、北山は「喉につかえてる薬」というタイトルでブログを更新。「電車移動中です」と自撮りショットを公開し「今日は白系のダウンコートに合わせて中は全部緑コーデにしました。もちろん鞄も」と自身のコーディネートについて説明した。続けて「本題に入ります。電車の中で更年期障害の薬を飲んでおこう、と二粒口に入れた」と電車内で薬を飲んだことを報告。「いつも持ち歩いている水筒を出そうと鞄の中を見たら、水筒が入って無かった」と述べ「緑の鞄はサイズが小さいから、今日に限って水筒を入れてなかったんだ!!」と気づいたことを明かした。さらに「仕方なく、そのまま飲み込んだ」「が、やっぱりそうなりますよね。喉につかえて薬が喉にくっついてる。笑」とその時の状況を振り返り「唾液をたくさん口の中で溜めてゴックンしているのに張りついちゃって下がらない」と説明。「困ったなぁ そんな顔してるプライベートショットです」とつづった。最後に「唾液ってそんな簡単に溜められないよ」と述べ「あ~私にお水をおくれ~」とコメントし、ブログを締めくくった。
2024年02月24日私はジブリ作品の「魔女の宅急便」が大好きです。その中で幼少のころから疑問に思っていたセリフがあります。青い屋根のおうちのおばさまが「お天気が良いのに足が痛むの」という言葉。なぜだろうと、当時の私は母に聞いたものの「大人になったらわかる」と言われたきり、結論は出ずに大人へ。そして40代になって自分がその状況に出くわし理解できるように。その症状とは。「天気痛」という言葉を知った日30代後半から、謎の頭痛や倦怠感が起こる日がありました。最初は寝不足や、体調不良なのかなとあまり深くは考えずにいました。しかし年齢が上がるにつれて、30年前に大けがをした際の古傷が痛むようになってきたときにはびっくり。単なる体調不良ではないのではと思うようになり、整形外科を受診しました。X線を撮っても異常なしで、早めの更年期という診断。関節や古傷の痛みはよくあることだと、処方薬も特になく帰宅しました。私も更年期なのかと思い事実を受け入れました。しかし、それから数年たった40歳の春、子どもと書店へ行くと、新書の棚に「天気痛」と表紙に書かれた本があり、手に取って読んでみると当てはまることばかり。私の痛みも気圧の変化で起こる痛みだと思い至り、以来、セルフケアをおこなうようになりました。とにかく耳のマッサージ天気痛の本と出合い、読み進めていくと、天気予報で「気圧」と「耳の血行をよくすること」がキーワードだということを知りました。テレビの天気予報で、気圧という言葉を聞いたときには、天気痛に備えてとにかく耳を触ってマッサージをすることを取り入れました。耳が温かくなるまで触る、押す、引っ張る。完全に我流ですが、耳を触ることを心がけています。私は過去にメニエール病で1カ月間歩行困難だったこともあり、耳に関しては自分でも弱い部位だと自覚しています。そのため、かつてないくらい継続して耳のマッサージをしています。まだ始めて2カ月なので、頭痛があるときにマッサージをしても、完全に痛みがなくなるくらいまでには達していません。しかし、ある程度マッサージで痛みが抑えられているのを感じると、やはり謎の痛みは、更年期ではなく天気痛だったのだなと思いました。ありがたい天気痛予報私が出合った本の監修をしている方が、Xで「天気痛予報」をしてくれています。以前は謎の痛みに耐えきれず、家事を放棄せざるを得ないこともありましたが、現在は天気痛予報により痛みに備えることができます。翌日の天気痛予報で、気圧の変化がありそうなときは、あらかじめ頭痛がひどくなる前に耳のマッサージをしています。また、前日に食事の作り置きをして当日、さっと食事を済ますことができるように用意。古傷は痛くなるときとそうでないときがあるのですが、天気痛予報で気圧の変化がありそうな日は、痛くなる前に古傷を温めたり、露出する服を避けて生活したりすると、痛みがあるときでも軽く済んでいます。また、極端に痛み止めの薬に頼ることが減りました。あの魔女の宅急便の青い屋根のおばさまも、きっと天気痛で痛めた足が痛んでいたのかなぁと想像。それを知った上で映画を再度視聴すると、子どものころに見た感覚とはまったく違う40代の目線で映画を楽しむことができて不思議な感覚でした。まとめ「天気痛」という言葉は、近年テレビなどでも取り上げられているようですが、私は本に出合うまでまったく知りませんでした。特に更年期に差し掛かる年代は、症状が似ているので天気痛なのか更年期なのかわからないこともあると思いました。いろいろと体に変化が出てくる時期なので、毎日の天気ともじょうずに付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/徳 衿唯(40歳)最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
2024年02月23日ベルタが運営する女性ライフステージブランド「BELTA」は、30代〜70代の女性572名を対象に「不調」に関するアンケート調査を実施しました。■30代以降女性たちの「不調」、その実態とは?近年、更年期に特化したサービスの増加や、40代以降の社員をサポートする企業の取り組みが増えており、「更年期障害」に対する認知と理解が広まっています。更年期障害における症状や、それらが現れる時期には個人差がありますが、平均的には45歳から55歳の間に症状を感じる人が多いとされています。しかし、最近では「プレ更年期」という言葉も登場し、30代の女性が感じる「不調」についても目が向けられ始めています。今回は、30代以降の女性がどのような不調を抱えているのか、またその不調に対しどのような対策をしているのかを調査するため、アンケートを実施。「30代以降女性たちの不調に対する捉え方や対策」についての実態が明らかになりました。■早い人は20代後半から不調を感じ始めているまずは、20代の頃に比べて不調を感じている人がどれくらいいるのかを聞いてみました。「20代の頃に比べて不調を感じることはありますか?」という質問に対し、90%が「はい」と回答。多くの人が年齢の変化と共に不調を感じていることがわかります。また、いつから不調を感じたのかを聞いてみたところ、一番早い人は20代から不調を感じていたようです。また、全体の66.2%は30代から不調を感じていると回答していました。では、どのような不調を感じている人が多いのでしょうか?不調を感じていると回答した人に、その症状について聞いてみました。「どのような不調を感じていますか?」と聞いたところ、「疲労感(75.2%)」と回答した人が最も多く、「ダルさ(51.7%)」「目の疲れ(47.8%)」「頭痛(31.5%)」「イライラ(31%)」「手足の冷え(28%)」と続きました。身体的、精神的どちらの辛さも抱えている人がいるようでしたが、中でも身体的な症状を感じている人が多いようでした。具体的に、不調のきっかけや原因についてどのように捉えているのでしょうか?不調を感じている人を対象に「不調を感じるようになったきっかけや原因として、最も思い当たるものを教えてください」と聞いたところ「仕事(37.7%)」という回答が最多に。「(不調を感じるようになったきっかけが)思い当たらない(36.3%)」「子育て(13.7%)」「出産(11.4%)」「その他(9.8%)」「パートナーとのコミュニケーション(4.7 %)」「病気(4.1%)」「介護(1.1%)」と続きました。■不調への効果的な対策を見つけられている人は1割未満!不調を感じている人はどのように対処しているのでしょうか?その対策方法について聞いてみました。「不調に対して何か対策はしていますか?」と聞いたところ、「特に対策はしていない(36.8%)」という回答が最も多く、「生活習慣を変える:食事・運動・睡眠(33.1%)」「医療機関を受診(13.5%)」「周囲に相談(8.2%)」と続きました。2〜3人に1人は、不調を抱えていながらも対策をしていないことがわかります。では、実際に効果的な対処法にたどり着けている人はどれくらいいるのでしょうか?「不調に対する効果的な対策方法は見つかりましたか?」と聞いたところ、「効果的な対策方法を見つけた」と回答したのは全体のわずか7.2%にとどまりました。9割以上の人が、不調に対する効果的な対策方法を見つけられずにいるということがわかります。さらに、不調を感じた際に我慢をした経験があるかどうかについても聞いてみました。「不調を我慢した経験はありますか?」という質問に対しては、90%以上の人が「経験がある」と回答しました。その理由について聞いてみると「我慢しないと周囲(家庭や仕事など)に影響が出るから(55.1%)」という回答が最も多く、「我慢することが出来るから(18.7%)」「病気ではないと思っているので我慢するべきだと思うから(11.6%)」「どのように対処すれば良いのかわからないから(8.2%)」「周りに言ってもわかってもらえないと思うから(6.5 %)」と続きました。半数以上の人が、周囲への影響を気にかけて不調を我慢した経験があることがわかりました。中には周りに言ってもわかってもらえないと思っている人もいるようです。では皆さん、同世代で不調を抱えている人がどれくらいいると思っているのでしょうか?「同世代の人で不調を抱えている人はどれくらいいると思いますか?」という質問をしてみたところ「全体の約半数が不調を感じている」と思っている人が53.2%と最も多い結果に。「ほぼ全員」が不調を感じていると回答した人は全体の29.5%に留まり、実際に不調を感じている人の割合(9割)と大きく乖離していることがわかります。■6割以上が「不調が続くこと」への不安を抱えている最後に、不調が続くことへの不安について聞いてみました。「不調について効果的な対処法がわからず、この先いつまで不調が続くのか不安を感じた経験はありますか?」という質問に対し、70.7%の人が「ある」と回答しました。■まとめ今回の調査で、様々な年代の女性が抱える不調の実態が明らかになりました。一般的に「更年期」といわれる年代だけでなく、30代頃から不調を抱える人も多くいます。しかし、ほとんどの人がその効果的な対策方法にたどり着けず不安を抱えているようです。■【調査概要】「30代以降の不調アンケート」・調査期間:2023年11月26日〜2024年1月10日・調査対象:30代〜70代の女性・調査方法:インターネット調査・調査人数:572人(エボル)
2024年02月23日胃の周辺が痛む「胃痛」はよくある不調の1つ。更年期は自律神経が乱れやすく胃酸の分泌が過剰になるため、更年期世代に多い症状ともされています。しかし、胃痛が起きても市販薬で済ませてしまうことも多いのではないでしょうか? 総合診療医の菊池大和先生は、胃痛が起きたら受診することをすすめます。自己判断で軽く考えてはいけない理由を聞きました。教えてくれたのは…監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。Q:「胃痛」とはどんな症状?A:みぞおちあたりに痛みが起こることみぞおち付近に痛みを感じることを胃痛といいます。胃痛は多くの場合、胃酸過多による胃粘膜の炎症(胃炎)により引き起こされます。胃酸は強力な酸であり、食物と一緒に胃に入ってきた細菌を殺菌したり、消化を促したりする働きがあります。通常は胃粘液によって胃は胃酸から守られています。ところが暴飲暴食、ストレス、自律神経の乱れなどが引き金となり胃酸の分泌が過剰になると、胃酸と胃粘液のバランスが崩れ、胃がダメージを受けてしまうのです。Q:市販薬で症状が治まったら受診しなくてもいい?A:痛みは個人差があり。他の内臓の病気のケースも胃痛は日本人によく見られる症状です。病院には行かず、市販薬で治す方も多いでしょう。ただ胃の周りには、胆のう、すい臓、肝臓等多くの臓器が集まっていて、胃痛を伴う消化器系の病気も疑われます。特に胆のうや胆管の痛みは胃痛と似ているので注意が必要に。そもそも痛みの感じ方は個人差があるので、自己判断はおすすめできません。また胃がんの初期症状で痛みが生じることは少ないですが、ある程度進行すると胃痛が起こります。胃の痛みは放置せず速やかに受診しましょう。Q:胃痛は更年期のせいでは?A:更年期障害であるとは限りません先ほども触れましたが、更年期になると女性ホルモン(エストロゲン)が急減し、自律神経のバランスが乱れやすくなります。この影響により胃酸の分泌が活発になり、胃痛が引き起こされることがあります。ただし更年期障害の場合は「除外診断」といって、さまざまな検査をしても原因がわからないとなったときに「更年期障害ではないか」と診断することになります。そのため、「更年期に起きた胃痛は更年期障害です」と単純には言えません。Q:バリウム検査で問題がなければ心配ない?A:病気が隠れている、見逃されている恐れもバリウム検査(胃部X線検査)ではバリウムの流れ方から胃内部の凹凸を観察し、異常や病気がないかを確認します。胃炎、胃ポリープ、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどを発見しますが、凹凸が浅いなど小さな変化は見逃されがちです。バリウム検査で引っかからなかったとしても、胃の不調がある場合は受診しましょう。Q:胃を守るために何をしたら良い?A:40歳を超えたら1年に1度は胃カメラ検査を胃酸過多を防ぐため、暴飲暴食、早食いは避け、胃の刺激となる飲食物(カフェイン、アルコール、酸味の強いもの、塩分の多いものなど)をとり過ぎないようにしましょう。胃はストレスの影響を受けやすいので、じょうずに発散できるといいですね。そして何より大事なのが定期的な胃カメラ検査(内視鏡検査)です。内視鏡検査は胃炎、胃ポリープ、胃潰瘍、早期の胃がん、逆流性食道炎、食道がん、十二指腸潰瘍などの病気、胃がんの原因となるピロリ菌の有無がわかります。40代から胃がんのリスクが高まります。この年代以上の人は病気予防のためにも1年に1回のペースで内視鏡検査をおこなうことをおすすめします。まとめ筆者は胃痛と定期健診で、これまで3回内視鏡検査をおこなったことがあります。口、鼻、鎮痛剤使用とそれぞれ違う方法でしたが、個人的には鎮痛剤が最もラクでした(ただし費用は高め)。最近は検査前の問診をオンラインでできる病院も増えていて内視鏡検査のハードルも低くなったように感じます。胃の健康のために内視鏡検査を検討してみてはいかがでしょうか?取材・文/中澤夕美恵(50歳)出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。スポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの1年で1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。著者/監修/菊池 大和 先生医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長。地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
2024年02月21日40代後半くらいから、尿のキレが悪くなったと感じるように。しっかり拭いても、下着に少しシミが付いてしまうのです。尿漏れまではいかないし、いつもではないのですが、下着のシミが不快で気になっていました。シミ予防のため、使い捨てのおりものシートを使う日が多くなり、それが今では毎日に。ただ、毎日着けるのは不経済だし、肌トラブルも心配。そんなとき、思い出したのは……。下着のシミ予防に布ナプキンが良い!?以前、友だちが使い捨てのナプキンでデリケートゾーンがかぶれたことがありました。でも、布ナプキンに変更したらかぶれなくなったと言っていたのを思い出しました。布ナプキンとは、使い捨てではなく布でできた生理用ナプキンのことで、布を何層か重ねて作られています。友だちの話を聞いて布ナプキンに興味を持っていたのですが、生理のときに使って洗うことを考えるとハードルが高く、使用するまでには至りませんでした。それが尿のキレが悪く、下着のシミが気になるようになったとき、シミ予防のために布ナプキンを使ったらどうかと思いついたのです。生理と違って、尿のシミだけなら洗うのも簡単だし、洗って何度も使えるならリーズナブルだと思いました。それに布ナプキンはオーガニックコットンガーゼなど肌にやさしい布を使用していることが多く、通気性も良くて、毎日着けても肌トラブルが回避されるのではと思いました。布ナプキンにも多い日、普通の日などの種類が布ナプキンについて調べてみると、いろいろな種類があることがわかりました。生理の多い日用、普通の日用、軽い日用、おりもの用などがあり、重ねてある布の枚数が違ったり、防水シートが入っていたりするようです。また、形や大きさも用途によってさまざま。私は下着のシミを予防するためなので、2〜3枚重ねの比較的薄いものから試してみました。いかにも生理用ナプキンという形(生理用ナプキンの羽付きみたいな形)では洗濯して干すとき恥ずかしいと思い、ひし形に近いものにしました。おりものの汚れや、少しの尿のシミは薄い布ナプキンで大丈夫ですが、やはり量があると下着ににじみ出てしまいます。次に4枚重ねの少し厚いものにしてみました。今度は着け心地が少しゴワゴワしますが、にじみ出るのはだいぶマシになりました。厚い物でもふんわり着け心地が良い物もあるようです。本当にたくさん種類があるので自分の好みのものを探すのも楽しいです。私はお風呂で手洗いしていますが、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っているという人もいます。洗濯機で洗ってもすぐに傷むことはないようです。布ナプキンにポケットが付いていて、そこにカイロを入れて温めるというものもあります。使った友だちの話ではじんわり温まり、冷え性が改善されたとのことでした。私も今後チャレンジしたいと思っています。布ナプキンは値段もデザインもさまざま布ナプキンは生協などの通販でも見かけますし、ネットで布ナプキンと検索すれば、たくさんの通販サイトがあります。天然コットンなど素材にとことんこだわった物やデザインがかわいい物など、見ていてどれにしようか本当に迷います。私はフリマアプリで探しました。手作りの布ナプキンだと正直品質はどうなの?と思いましたが、たくさんの方が出品されていて、値段も質もさまざまでした。いくつか買い求めましたがどれも値段相応であり、満足のいく品物でした。かなりリーズナブルな物もありました。まとめ気になってはいたけれど、使ったことがなかった布ナプキン。実際に使ってみて、使い捨てナプキンに比べて洗うという作業が少し面倒ではありますが、天然素材の布ナプキンは通気性も良く、着け心地がよく、かわいいデザインの物を使うと気分も上がります。更年期で気分が暗くなりがちなときに、毎日使うものに気をつかうことで前向きな気持ちにもなれました。肌にも環境にもお財布にもやさしい布ナプキンをこれからも使い続けていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/山川 結希子(50歳)大学生二人の母。閉経間近の更年期真っ只中! 心も体も不調を日々感じまくっていますが、人生100年を見据えて、ただいま生きがいを模索しています♪
2024年02月17日かわいがっていた猫の突然の死は本当に悲しい出来事でした。それから1年近くたっても落ち込みが続き、イライラすることも増えていったのです。年齢的なことも考えると、これは単なるペットロスではなく更年期の影響もあるかも知れないと思うようになりました。そんな状態を乗り越える過程で経験した失敗や、最終的に漢方薬で乗り越えることができた体験を紹介します。落ち込みはペットロスだけではなかったはっきりいつからという境目はわかりませんが、「あれ? あれからずっとイライラしているなあ」と感じたのは46歳の秋ごろです。前年の秋に15年間家族の一員だった猫が急死したことから落ち込みが続くようになっていました。いわゆるペットロスだと思っていましたが、1年近くたっても落ち込みが続き、イライラすることも増えてきたのです。年齢的に見ても、これは更年期と関係があるのではないかと考えるようになり、ネットで調べてみると更年期には家族の死やペットロスがきっかけで、うつ状態になるケースもあるということを知りました。たしかにペットの死に対してだけでなく、いろいろなことに対して思考が後ろ向きになり、何かしているときでも急に気分が落ち込むことが増えてきたのです。そんな状態がとてもつらく、これが更年期の影響ならなんとかじょうずに乗り越えなければと思うようになりました。失敗からたどり着いた漢方薬更年期の影響で落ち込みが続いているならなんとか自分の力でしっかり乗り越えようと考えた結果、落ち込みを解決する方法をいろいろネットで検索していたときにスピリチュアルカウンセリングというものを知りました。そして、もしかすると後ろ向きになりやすいマインドが前向きになるのではないかと思い、早速受けてみることにしたのです。しかし、実際にカウンセリングを受けてみると、私にとっては雲をつかむような内容が理解できず、期待したほど私の心の安定にはつながらなかったのです。結局私にはあまり合わないと感じ、それ以上のカウンセリングは続けませんでした。その代わりに、小さいころから風邪のときに飲むなど慣れ親しんでいた漢方薬を飲んでみることにました。そこで今の状態に合う漢方薬はないかとドラッグストアの薬剤師さんに相談したところ、勧めてもらったのが「加味逍遥散(カミショウヨウサン)」という漢方薬でした。漢方薬を飲むことで心が安定してきた薬剤師さんに勧められた「加味逍遥散」を飲み始めましたが、漢方薬のほとんどは速効性は期待できないと聞いていたので、大きな変化をすぐに期待していたわけではありません。しかし、以前はただペットを失って「悲しい」「むなしい」「イライラする」という状態でしたが、漢方薬を1カ月程飲み続けると気持ちが少し落ち着いてきました。漢方薬の効果もありますが、「小さいころから慣れ親しんでいる漢方薬を飲んでいるから大丈夫!」という気持ちになれたことが大きかったように思います。それからは徐々に落ち込みやイライラが軽くなっていきました。今では以前のようなイライラが少なくなり、自分自身が苦しむほどのもやもやもなく日々を過ごせています。まとめ大きな悲しみを抱えてしまうと、なかなか立ち直れないものなのだということを痛感しましたが、ペットロスだけでなく更年期の影響もあったと思います。私の場合は信頼できる漢方薬を飲むことで「これできっと治る」という思いを持てたことと漢方薬の効果が私の心を安定させてくれたようです。更年期の影響も含め、落ち込みの原因を自分なりに納得できたことで前向きな思いになることがもできたのもよかったと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2024年02月12日30代の頃から夫の不倫を知りながらも、生活のために黙認をした亜紀さん(仮名)。アラフォーになったとき、度重なる心労も影響して病に倒れてしまったそうです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫を我慢しすぎてしまった女性をおそった悲劇にまつわるエピソードをご紹介します。ついに病に倒れた妻…しかし夫は知らん顔「夫の二度目の不倫に気づいて少し経った頃から、ちょっと体調が悪いなという自覚はありました。でも、大したことない、ストレスだろうと勝手に決めつけて、病院には行かなかったんです。プレ更年期に入っていたので、それも影響しているかもしれないって自己判断してしまったんですよね。だけど、それからすぐに私は道端で倒れて救急車で運ばれてしまって……。幸いなことに命には別状はなかったものの、そのときに、とある病気にかかっていたことがわかりました」夫の不倫に何年も苦しんできた亜紀さんは、自分でも知らないあいだに、体が病気におかされていたとのこと。この出来事を機に「このままでは夫のせいで私の体がボロボロになってしまうかもしれない」と感じた亜紀さんは、ついに不倫について直談判をすることを決めたそうです。「私が病気になっても、夫はまったく心配している様子もなく『死ぬことはないんでしょ?』『家でゆっくりしていればそのうち治るだろ?』と楽観的なことばかり言ってきました。自分の不倫のせいで妻が苦しんでいるとは考えてもいない様子で、そういう夫に心底腹が立ちましたし、ここできちんと話し合いをしなくてはダメだと遅ればせながら痛感したのです」直談判をするも「離婚しよう」と開き直る夫自分が病気になったことをきっかけに、夫に不倫を問い詰めた亜紀さん。しかし、話し合いの場で夫から出てきた言葉は、想像もしない冷たいひと言だったそうです。「私が夫に『これまでの不倫も知っている。私が病気になったのは、あなたの不倫に苦しめられたせい。こうなった以上は、きちんと家庭に向き合ってもらいたい』と端的に伝えたところ、夫は表情ひとつ変えずに『君が病気になったのは俺のせいじゃない。そこまで言うなら離婚しよう』と言い放ちました。私はそこで初めて、夫には優しさや思いやりが欠けていて、だからこそ妻をほったらかしにして何年も不倫をすることができる人なんだ……と夫の本性を知ったのです。それまでは、さすがに私が病気になれば、夫も不倫をしていた自分を反省するだろうと考えていましたが、夫にはそういった“人の心”すらなかったのです」この話し合いをきっかけに「目が覚めた」と振り返る亜紀さんは、それからすぐに離婚の準備を始め、3か月後に離婚が成立。夫と離れてからは体の回復も早く、今では病気も寛解し、日常生活を普通に送れるまで回復したそうです。「あのまま夫と一緒にいたら、まだ病気が治っていなかったどころか、もっとひどくなっていた可能性もあるなと思っています。それほど、夫の不倫は私にとってストレスでした。夫には過去の不倫の慰謝料もしっかりと請求したので、当面の生活費はこれでなんとかなりました。当時、パートだから新生活が不安だと思って行動に出られませんでしたが、慰謝料を受け取ればなんとかなるって後から思いましたね。私のようにお金を理由でつらい我慢を重ねている人もいるはずですが、自分の体が壊れてからでは後悔も大きくなりますから、限界を迎える前に行動に移したほうが結果的に幸せなんじゃないかなって感じます。夫は今、独り身になって孤独に暮らしているらしいです。子どもも『不倫をしてママを病気にさせたような人はパパじゃない!』と言って元夫にはまったく会いたがっていません」金銭的事情から離婚ができず、ストレスフルな我慢を続けてしまえば、体が悲鳴を上げることもあります。慢性的にじわじわと強いストレスが続くときほど、心や体にもダメージが蓄積されやすいでしょう。我慢をした先に幸せがあるとは限りません。もしも体に少しでも異変を感じたら、自分からの危険シグナルとして軽視しないことをおすすめします。©polkadot/Adobe Stock ©MyBears/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月11日私は、幼いころから胃腸が弱く、胃痛、下痢や便秘に悩まされてきました。さらに更年期に入ると症状が悪化し、食欲も落ちて食べたくても食べれないという状況になることもしばしば。そんなある日、胃腸科の先生があるアイテムによっておなかが温まり、胃腸の働きを活性化させると説明している動画を目にしました。そのアイテムとは。習慣化した腹巻き胃腸科の先生が説明していたアイテムとは腹巻きでした。腹巻きを着ける、カイロを貼るなどおなかを温めることは良いと聞いたことがありました。しかし、実際には腹巻きやカイロを着けることが面倒に感じていました。それが、ある1つのことを気を付ければ年間を通して腹巻きを着けることが可能になりました。私はそれを実施したことで腹巻きの着用が習慣となり、今では下着の一部に。腹巻きがないとパンツをはいていないくらい違和感を感じています!腹巻きの素材にこだわる気を付けることの1つとは、素材です。私は、厚さが薄めで伸縮性があり、綿とシルク混合の腹巻きを使っています。綿混合のため比較的リーズナブルで、値段は1500円程度でした。シルク繊維はしなやかで肌触りが良く、着心地抜群。また、吸湿性、放湿性に優れていて、夏は涼しく冬は暖かい性質があるため、1年中使用することができます。寒い冬はもちろん、夏でもエアコンや扇風機で冷えた室内で重宝。肌触りの良さから癒やしも感じています。腹巻きを使用した結果1年中腹巻きを使用するようになり、明らかに変化したことは、おなかの表面が冷えなくなったこと。同時に下痢や便秘に悩まされることが減っていて、胃腸の調子が良くなったと感じます。とはいえ、食べ過ぎや飲み過ぎには気を付けています。まとめ幼いころからの悩みを克服することは難しいと思い込んでいましたが、腹巻きを着用することで長年悩まされてきた胃腸の不調や更年期による冷えの改善を感じることができました。また、腹巻きの素材にこだわることで、1年中ストレスを感じることなく着用することができています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/伊達 敦子(50歳)3児の母。会社員の傍ら、化粧品検定2級、1級を取得し、コスメコンシェルジュの認定を受けたエキスパート。人々の美しさと自信を引き出すため、日々活躍中。
2024年02月11日更年期を迎える45歳ごろから急に抜け毛・薄毛が気になるようになりました。これほど急激に起こるとは予想もしておらず、一時はとても悩みました。しかし私の場合、これらに対するストレスを解消することで薄毛の進行を止めることができたのです。今では髪にボリュームが出てくるまでに改善した体験談を紹介します。恐ろしくなるほどの抜け毛におびえた日々私はもともと髪の毛が太く多いタイプでした。しかし、45~46歳ごろから急激に抜け毛が目立つようになったのです。シャンプーのときに指に驚くほど抜け毛が絡まったり、普段でも髪をかき上げるとパラパラッと抜け落ちるといった具合でした。その結果、自分でもはっきり確認できるほど短期間に髪のボリュームが減っていきました。髪が長いと抜け毛も多く感じられショックが大きいため、思い切って短めにカットしました。すると髪自体も細くなりコシがなくなってきたので、全体がペッタンとしたイメージに。そして、いつも抜け毛が気になっていたせいか、朝起きると髪がすべて抜けていたという悪夢を何回か見たこともありました。美容師さんにも相談しましたが、やはり更年期に入り女性ホルモンのエストロゲンが低下することで、急激に薄毛になる女性もいるとのこと。そんな状態でなんとかしなければと思うようになったのです。もしかしたらストレスが原因かも?だんだん心が折れそうになり、まず考えたのが髪専門クリニックでの治療でした。しかし、料金が高いというイメージがあり、あまり積極的になれませんでした。そこで敵を倒すにはまず敵を知ることが大切だと考え、ネットや本で原因を調べました。その結果、遺伝、更年期などによる女性ホルモンの低下、シャンプー剤やシャンプーの方法の問題。さらに、食生活、睡眠、血流、ストレスなどさまざまな要素が深く関わっているようでした。自分なりに改善できることはすべて実践してみようと思いましたが、シャンプー剤をはじめ食生活、睡眠、頭皮マッサージなどは自分なりにどれもこだわって、すでに実行していたことだったのです。遺伝や女性ホルモンの低下などに対しては簡単に自分で改善することはできません。ただ、ストレスという言葉がやけに気になりました。私にとって抜け毛・薄毛の悩みはとても大きなストレスだと感じていたからです。とはいっても心のコントロールは簡単ではありません。しかし、このストレスを解消する努力をしてみようと考えたのです。ストレスの解消は意外なことだったストレス解消のためアロマオイルを利用したりいろいろ試してみましたが、抜け毛・薄毛に対する不安や恐怖は根本的なところを解決しない限り解消されないのだと感じました。そこで自分は何がそんなに不安や恐怖を感じているのかということを自問自答したのです。結局、私の不安や恐怖は髪が薄くなった自分の姿に対してだということに気付きました。そこから発想をガラッと変えて、気に入った部分ウィッグを使ってみようと思ったのです。現在の技術は非常に進んでいるため、とても自然にボリュームアップをすることができました。すると今まで家に閉じこもりがちだった私が、外出したいと思うようになったのです。そして抜け毛・薄毛に対する不安や恐怖はどんどん消えていき、「もし全部抜けたって、どうってことないわ」という気持ちにまでなれました。すると、1カ月ぐらいの短期間で抜け毛が急激に減りました。抜け毛に対するストレスがより抜け毛を加速させていたようです。それから3年ほどたち、現在では抜け毛はまったく気にならないレベルとなり、髪のボリュームも出てきて部分ウィッグが必要なくなってしまいました。まとめ今回のように更年期に起こる女性ホルモンの低下は特に異常なことではないそうです。そして、それに伴ういろいろな症状に対してもあまり不安を持つと、逆にその不安で押しつぶされてしまい、実際に体調の変化も出てしまうことがあると痛感しています。今まで私はストレスというものを「気の持ちよう」と軽視していましたが、今回のことで体にも影響を及ぼすものだということも学びました。そして、ガラッと発想を変えることでストレス解消ができることも知ったのです。これからも更年期でいろいろな変化が出ることもあると思いますが、それは自然の流れと受け止め発想を転換しながらうまく乗り越えていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2024年02月11日