朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が、4月18日(木) に東京・シアター1010で初日を迎えた。原作は、「昔ばなしなのに新しい!」と話題になり、2020年本屋大賞にノミネートされた本格ミステリ『むかしむかしあるところに、死体がありました。』。誰もが知っている“日本昔ばなし”をベースにした短編ミステリが収録された本シリーズは全3作となり、累計発行部数50万部を突破する人気シリーズとして知られる。今回は、そのシリーズの中から厳選された3作『一寸法師の不在証明』『花咲か死者伝言』『絶海の鬼ヶ島』が朗読劇として上演される。このたび、ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』や、ミュージカル/舞台『刀剣乱舞』シリーズでもお馴染みの田村升吾、加藤将、健人が出演した初日公演のオフィシャルレポートが到着した。第一話『一寸法師の不在証明』ミステリアスな音楽とともに、“昔話”を思わせる和柄でデザインされた3階建てのセットがステージ上に現れる。スクリーンに第一話のタイトル『一寸法師の不在証明』と登場人物が投影され、第一話の語り部となる「大臣の家来・江口」役を演じる田村につづき、一寸法師役の加藤と赤鬼役の健人がステージに現れる。赤鬼を退治し村を救った一寸法師は、打ち出の小槌で大きくなり、春姫と夫婦になりめでたしめでたし……ここまでは誰もが知っている“一寸法師”のストーリー。本作の見どころはここからの展開だ。一寸法師と春姫の婚儀の日、春姫の父である大臣の家来である江口のもとに黒三日月という男が現れる。黒三日月は、春姫が赤鬼に襲われた村で冬吉という男が殺されたと語る。その殺害容疑に一寸法師の名前が挙がるのだ。しかし、一寸法師には鬼の腹の中にいたというアリバイがあり……果たして冬吉を殺したのは誰なのか…江口と黒三日月が捜査へと繰り出す。田村升吾18日公演キャストである田村・加藤・健人は共演経験もあり、3人によるコンビネーションある掛け合いがテンポよく物語を進めていく。昔話でありながら、時折見せる現代風のコミカルな会話に、会場からも思わず笑い声が漏れる。物語に緩急をつけながら、田村演じる家来の江口と、健人演じる黒三日月による捜査が進む。推理を披露する江口(田村)はどんどん勢いを増し、容疑をかけられた一寸法師(加藤)もヒートアップ。そして、物語は誰もが予想できない衝撃的な結末へ──。事件解決の後味も爽やかで、まさに、朗読劇ならではの“昔話と本格ミステリの新たな融合”を披露した。第二話『花咲か死者伝言』続いて第二話『花咲か死者伝言』で語り部となるのは、加藤将演じる「犬」。愛らしい犬のキャラクターに加え、健人演じる“花咲か爺さん”と田村演じる“婆さん”の会話も、みんなが知っている昔話らしいやりとりで微笑ましい。しかしある日、花咲か爺さんの死体が発見され……。物語が進むにつれ、次々と現れる怪しい人物たち。加藤演じる犬の次郎(じろ)は、自分なりに推理しながら事件の経過を見守るのだった。爺さんとの楽しい思い出を振り返りながら辿り着く結末とは──。加藤将第三話『絶海の鬼ヶ島』最後となる第三話『絶海の鬼ヶ島』では、お馴染みの“桃太郎”の一場面も披露。桃太郎の鬼退治シーンを迫力満点に表現。緊張感あふれる展開で、加藤演じる桃太郎の堂々とした登場に会場も惚れ惚れする。やがて物語は、鬼退治から数年後、生き延びた鬼たちが残された島へと移る。今回の語り部となるのは、健人演じる「鬼太」。逃げ場のない島で、鬼の仲間たちがひとり、またひとりと殺されるのだ……。そこで疑われた鬼太(健人)は、自分が犯人ではないことを証明するため奮闘するが、まさかの展開が待っていた──。健人アフタートーク田村、加藤、健人の3名は公演初日を終えてホッとした様子で「ありがとうございました!」と観客へ向けて挨拶する。フリートークでは、各物語を振り返りながら、加藤が第一話の『一寸法師の不在証明』について「身長186cmあるけど一寸法師やらせてもらいました」と発言し会場からも笑いが起こる。田村は第二話の『花咲か死者伝言』について「ミステリーものとして一番好き」と語り部の“犬”の最後のセリフを振り返りながら語る。そして健人は、最後の物語は鬼がたくさん登場することについて、「みなさん、後半は何鬼かわからず“鬼鬼パニック”になりませんでしたか!?」と観客に向けて問いかけ、盛り上がりを見せた。最後に、3人はそれぞれ感謝の言葉を述べ、観客からの盛大な拍手で見送られた。<公演情報>朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』原作:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人 著/双葉文庫)【ストーリー】Story1『一寸法師の不在証明』お姫様を鬼から守った一寸法師。打ち出の小槌で大きくなった彼は、ある計画を心に秘めておりました……。Story2『花咲か死者伝言』灰をまいて、花を咲かせていたお爺さん。お殿様からもらったご褒美を、村に寄付するような優しい人でしたが、殺されてしまいました……。Story3『絶海の鬼ヶ島』鬼ヶ島で行われた桃太郎とその仲間たちVS鬼たちの戦いは、桃太郎側の勝利に終わりました。でも本当の戦いが、そこから始まったのです……。【出演】4月18日(木):田村升吾・加藤将・健人4月19日(金):赤澤遼太郎・宮崎湧・松田岳4月20日(土):下野紘・岡本信彦・松岡禎丞【公演日程】2024年4月18日(木)~20日(土) 東京・シアター1010配信チケット:()公式サイト:青柳碧人・双葉社/エイベックス・ピクチャーズ株式会社
2024年04月19日伊藤沙莉のファーストフォトエッセイ「【さり】ではなく【さいり】です。」が、本人の朗読でオーディオブック化されることが決定。Amazonのオーディオブック配信サービス「Audible」にて配信開始された。数々の話題作に出演し、NHK朝ドラ「虎に翼」の主演にも抜擢され、さらに注目を集める伊藤沙莉。全編本人書き下ろしによるフォトエッセイは、生い立ちから9歳のデビュー、オーディションに落ち続けていた下積み時代、そして大切な伊藤家の家族への思い…。大転機のひとつとなった連続テレビ小説「ひよっこ」の米子役以来の展開まで、折々の気持ちを赤裸々に綴った。本著の刊行から2年9か月。その後の変化を自ら語る限定コメントも収録し、この度、オーディオブック特別版としてリリースした。オーディオブック配信に際して:伊藤沙莉コメント自分をさらけ出して書いたものなので、少し恥ずかしさは正直あって私そのものが詰まったような本なので無理なく背伸びせず、等身大で語るものになればいいなと思って臨みました。ちょっとでも伊藤のことを知りたいと思ってくださった方がへぇそうなんだ、みたいなふうに聴いて頂けたら嬉しいです。(伊藤沙莉)オーディオブック「【さり】ではなく【さいり】です。」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月23日映画化を経て、今度は朗読劇となる『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』。原作者の渡辺俊美役を務めるのは山崎樹範さんだ。朗読劇の可能性が広がる気がして、公演が楽しみです。朗読劇について「普通の舞台と比べ、本を手にしたままとか、表情でお芝居を見せられないなどの制約がある」ことから、度々難しさを感じていたそう。「でも今回は、兼重(淳)さんが劇中で映像を使う演出をしたり、僕らが歌う場面もあって、面白いことになってきたなって。そもそも、朗読劇とはこういうものだと、僕の勝手な決めつけがあったのかもしれないということに気づかされました。別に本を持たなくてもいいし、会話から始まってもいい。もっと自由に捉えることで朗読劇の可能性が広がる気がして、公演が楽しみです」俊美の人柄や人生観の、核となる部分を見つけて体に落とし込み演じたい、と山崎さん。「原作を読んだ時、3年間で作った“461個”というお弁当の数にただ驚きました。僕も必要に応じて料理はしますが、レパートリーってそうそう増えるものじゃないのに、ほぼ毎日作り続けていたという卵焼きにもこんなにバリエーションがあるのかって。積み重ねてきたからこその説得力と強さがあると思いました。そのモチベーションの元になるのは息子さんへの愛、そしてタイトルにもある“男の約束”なんですよね」俊美の息子・登生役に抜擢されたのは、田村海琉さん。「初対面の時、顔はちっちゃいしめっちゃかっこいいこんな子が僕の息子か…と緊張してつい敬語になっちゃって(笑)。でもそうもしていられないので、まず僕らが親子であるということを納得させるぐらいの関係性を築くことが、今は最優先です」日頃、舞台稽古には奥様が作るおにぎりを持参していくそう。「それを見た共演者が、『いいですね!』と言ってくれるんです。その言葉が欲しくて、今回も妻のおにぎりを持っていくと思います(笑)」朗読劇『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』3月9日(土)~17日(日)銀座・博品館劇場原作/渡辺俊美『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス)脚本・演出・映像監督/兼重淳出演/山崎樹範、田村海琉ほか一般8800円サンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(平日12:00~15:00)原作はシングルファーザーのお弁当ライフを記録したエッセイ。著者はTOKYO No.1 SOUL SETほか、複数のバンドやソロミュージシャンとして活躍する渡辺俊美さん。息子の「パパの弁当がいい」というひと言から始まったお弁当作りは、高校3年間で461個!少しずつ上達していく弁当作りの様子を写真付きで紹介し、弁当を通して生まれる父子の交流を綴るなど、愛と涙と笑いに溢れた至極の一冊。マガジンハウス文庫715円やまざき・しげのり1974年2月26日生まれ、東京都出身。劇団カムカムミニキーナ所属の俳優。5月には舞台『女の友情と筋肉 THE MUSICAL -幸せの上腕二頭筋-』に出演予定。※『anan』2024年3月13日号より。写真・中島慶子スタイリスト・三宅 剛ヘア&メイク・伊東真美取材、文・宮浦彰子衣装協力・THE JEAN PIERREVICTIM(by anan編集部)
2024年03月13日『~Fallait pas le dire~「それを言っちゃお終い」VIII.~ドラマ・リーディング~』が、2024年3月29日(金) から4月15日(月) に東京・六本木トリコロールシアターで上演される。本作は、パリのTheatre De La Renaissanceをはじめ、フランス・ヨーロッパで繰り返し上演されているSalome Lelouchによる『~Fallait pas le dire~』を原作とした現代劇。第8回目となる今回はドラマリーディングとして上演され、松本幸大・瀬戸かずやが出演する。演出・プロデュースは、映画や舞台女優として多くのステージに出演し、数々の舞台をプロデュースするなどプロデューサーとしても活躍している白樹栞が手がける。■松本幸大 コメント議論好きで、思慮深い男らしい男!?そして彼女役と……2役に挑戦!ご期待ください!■瀬戸かずや コメント思ったままを口に出してしまう自由奔放な可愛い女とコケティッシュな大人の男……2役を演じ分けます!<公演情報>~Fallait pas le dire~『それを言っちゃお終い』VIII.~ドラマ・リーディング~原作:Salome Lelouch『~Fallait pas le dire~』翻訳:岩切正一郎演出:白樹栞出演:松本幸大瀬戸かずや日程:2024年3月29日(金)~4月15日(月)会場:東京・六本木トリコロールシアター六本木トリコロールシアター 公式サイト:
2024年03月11日2月27日(火) から3月3日(日)にかけて東京・銀座 博品館劇場で上演される『江戸川乱歩 名作朗読劇「怪人二十面相-暗黒星-」』の全キャストが発表された。日本の近代的な推理小説の礎を築いた江戸川乱歩の『怪人二十面相』を、第一線で活躍中の声優たちが回替わりで出演する本作。演出は、映画監督、舞台演出家として活躍する深作健太。朗読劇ながら、ただ戯曲を読むだけではなく、作品を立体的に浮かび上がらせるような演出で、声だけにはとどまらない声優の表現力を最大限に引き出す。チケット料金、発売日の詳細は、後日発表される。<公演情報>『江戸川乱歩 名作朗読劇「怪人二十面相-暗黒星-」』原作:江戸川乱歩構成・演出:深作健太【公演日時】2月27日(火) 19:00 開演出演:重松千晴山口智広山中真尋土屋李央2月28日(水) 19:00 開演出演:吉野裕行畠中祐汐谷文康逢田梨香子2月29日(木) 19:00 開演出演:浪川大輔神尾晋一郎濱健人法元明菜3月1日(金) 19:00 開演出演:高橋広樹井上和彦高塚智人夏川椎菜3月2日(土) 13:00 開演出演:中島ヨシキ石谷春貴増元拓也佐藤日向3月2日(土) 19:00 開演出演:駒田航石谷春貴増元拓也降幡愛3月3日(日) 12:30 開演出演:堀江瞬市川蒼狩野翔直田姫奈3月3日(日) 18:00 開演出演:堀江瞬市川蒼永塚拓馬千本木彩花会場:銀座 博品館劇場【チケット料金】全席指定:7,800円(税込)※チケット料金、発売日につきましては、後日公式サイトにてご案内いたします。公式サイト:
2024年01月15日「BEASTARS」の樋口七海脚本、小林親弘、豊永利行、富田翔など豪華キャスト出演の新作朗読劇が2月に上演決定!新谷真弓プロデュース、朗読劇『ロスト・バナナ・ナイツ』が2024年2月8日(木)~10日(土)に新宿歌舞伎町PetitMOA(プティモア)(東京都新宿区歌舞伎町2丁目19−10 ABCビル B1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ラピラテ企画ホームページ ラピラテ企画公式X(旧:Twitter) 8日は唐橋充、富田翔、増田裕生という舞台俳優がメインのキャスト9日は豊永利行、東地宏樹、佐藤せつじ 10日は木島隆一、小林親弘、榎木淳弥 と、声優がメインのキャストが続きます。 いずれも人気実力を兼ね備えた豪華キャストばかり。前作「城崎プレリュード」と同様、男性のみのキャストで女性役も演じ分けます。 アニメやドラマなど様々な作品を手掛ける脚本家樋口七海とプロデューサー・演出の新谷真弓がタッグを組み、軽快な会話劇から濃密な関係性の描写、そして驚きの展開が待つ盛りだくさんの物語をお送りします。あらすじ 新宿歌舞伎町に店を構える小さなピアノバーの雇われ店長シノブは、ある日突然現れた謎の男ミハルの舞に心を奪われる。どこか浮世離れしたミハルが放っておけず世話を焼く内、共に暮らすようになる。ピアニスト兼バーテンの平田も交えたバーでの他愛なくも楽しい日常のなかで、次第に自身の苦い思い出をミハルに重ねていくシノブ。ミハルもまた、自分の運命を変えた女性アララギと同じ匂いをシノブから感じとる。そんな折、ミハルの兄弟だというユウヒが現れ、ミハルの思いがけない正体が明かされていく── ラピラテ企画とは声優、女優として活動する新谷真弓が立ち上げた朗読劇ユニット。 主に大人の女性のお客さまが作品に心置きなく耽溺できるようなトータルプロデュースと演者さまの魅力をより拡げていけるようなビジュアル創り、演じ甲斐のあるあて書き台本と演出をご提供することを心がけている。 ≪手が届くほどの距離で極上の体験を―—≫ ストレートプレイ簡易版としての朗読劇ではなく 『読む』力だけで演じるからこそ生まれる無限の世界。 場面転換、時系列、役柄数などを自由に描写し 視線の合わせ方まで繊細に抑制した演出によって お客さまの想像力と最大限刺激するような公演を目指しつつ 作品イメージと連動したビジュアルを事前に撮影し お客さまのお手元でも作品の想い出を大事にして頂けるようにしております。 また、出演者の個性に合わせ細やかに内容を調整しますので 同じ内容でも公演日ごとにまったく違った印象に仕上げます。新谷真弓コメント●新作公演「ロスト・バナナ・ナイツ」への想いをお聞かせください。演者側から創り手側に回りたいという思いが高じて作家の織田夜更さんにお声がけし 前作「城崎プレリュード」を上演したんですが、初演、再演と短いスパンで重ねて 再演では演出も担当することで 演者の視点から細かな感情の流れを導いていけそうだな、とか 舞台俳優と声優どちらのアプローチにも対応出来そうだな、とか自分のスタイルが解ってきて。 自分の趣味や得意なことを全開にした上でお客さまにもう少しポップに楽しんで頂ける作品を新たに創ってみよう、と企画しました。 ●「ロスト・バナナ・ナイツ」で特にこだわったところは?男性同士における、名前の付けられない濃密な関係性を描きたい、という根本は旗揚げからずっとあるんですが ロスト・バナナ・ナイツでは 序盤のコミカルな会話から徐々にシノブの過去と心情が明らかになり、ミハルとの関係が深まっていく様子や ユウヒの登場からガラッと世界観が変わって、まるで違うジャンルのようなお話が展開され、最後は『そういう価値観で〆るのね?』という、振り幅の大きい起承転結にハマって頂きたいです。あと平田のコメディリリーフっぷりと、アララギという不思議な女性をどう演じて下さるのか注目ですね。あらいふとしさんの音楽もお楽しみに!公演概要 『ロスト・バナナ・ナイツ』公演期間:2024年2月8日~10日会場:会場:新宿歌舞伎町Petit MOA(プティモア) (東京都新宿区歌舞伎町2-19-10 B1 大江戸線/副都心線の東新宿駅A1出口から徒歩3分)■出演者2月8日(木)16:00/19:30開演ミハル役:唐橋充シノブ/アララギ役:富田翔平田/ユウヒ役:増田裕生2月9日(金)16:00/19:30開演ミハル役:豊永利行シノブ/アララギ役:東地宏樹平田/ユウヒ役:佐藤せつじ2月10日(土)17:00/20:00開演ミハル役:木島隆一シノブ/アララギ役:小林親弘平田/ユウヒ役:榎木淳弥■スタッフプロデューサー・演出:新谷真弓作:樋口七海音楽:あらいふとし(one cake size feathers)ビジュアル撮影:保坂萌撮影ポージング指導:中林舞ヘアメイク:山本絵里子/上原ゆきこ/川端麻友(Hair&Make-up fringe)宣伝・グッズデザイン:雨千砂子演出部:加藤広祐(藤一番/こそ会)、高良紗那(teamキーチェーン)配信撮影:HATCH制作協力:及川晴日、吉乃ルナ制作:三國谷花●協力アトミックモンキー/円企画/大沢事務所/オフィス・モレ/ケンユウオフィス/スーパーエキセントリックシアター/バッテリー/ブリッジヘッド/マウスプロモーション/MASHIKAKU(五十音順)●Special thanksPetit MOA/大迫右典/ニュー・サンナイ/山内圭哉■公演スケジュール2月8日(木)16:00/19:302月9日(金)16:00/19:302月10日(土)17:00/20:00■チケット料金【劇場チケット】※税込/1ドリンク込み席種:S席(前2列):8700円+フォトブック付 A席:6500円立ち見:4000円 (全席指定席)【配信チケット】単体:3800円 通し:8800円<チケット取り扱い>カンフェティ ※WEB予約のみでの受付となります。<チケットについてのお問合せ先>カンフェティお問合せフォーム <購入・視聴方法>以下のURLをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月05日クラシック史上に残る謎“モーツァルトの死”をテーマにした興味深い朗読公演が開催される。謎の多い天才作曲家モーツァルトの人生の中でも、その死についての謎は、未だ解明されていない。何しろあれだけの有名人であったにも関わらず、その遺骨を納めた墓すら見つかっていないのだから不思議だ。他の作曲家たちとは全く違う“何か”があるのではないかと考えてしまう。特に昔から囁かれているのが、死にまつわる陰謀説だ。重要参考人であるサリエリとの関係性は、映画『アマデウス』にも興味深く描かれている。そこで注目されるのが、モーツァルトの妻コンスタンツェの存在だ。晩年のモーツァルトへの世間の冷遇や、葬儀の貧弱さについての責任が、すべて彼女にあるような言われ方をされることもあるようだが、これは果たして本当なのだろうか。さらには、コンスタンツェの再婚相手であるニッセンが手掛けたモーツァルトの伝記が軽んじられ、日本ではいまだに翻訳されていないという状況をどう見るのか。ここにはコンスタンツェによる貴重な証言も数多く含まれているとなれば実に気になる。今回の公演は、これらの“謎”をテーマにモーツァルトの魅力に迫るという画期的なイベントだ。元宝塚トップスターの貴城けい(朗読)と、曽根麻矢子(チェンバロ)&枝並千花(ヴァイオリン)の演奏という異色のコラボレーションにも興味津々。朗読と演奏が生み出す新たなモーツァルト像に期待したい。第2回ピエスモンテ公演「コンスタンツェ・モーツァルト〜その愛と苦悩」2024年1月12日(金)、13日(土)霞町音楽堂朗読:貴城けい/チェンバロ:曽根麻矢子/ヴァイオリン:枝並千花構成・脚本:渡部玄一【予定演奏曲目】モーツァルト:・ヴァイオリンソナタ K304・ロンド K250 ハフナー・セレナードより・タミーナのアリア・ジーグ K574 ほか
2023年12月25日Amazon オーディブルでは、湊かなえによるミステリー小説「母性」が、俳優・戸田恵梨香の朗読で12月13日(水)より配信が開始した。2012年に刊行、2015年に文庫化されたベストセラー作品「母性」。圧倒的に新しい、母と娘を巡る物語(ミステリー)だ。昨年、映画化された際、母・ルミ子を演じた戸田さんが、今回オーディオブックの朗読を担当。戸田さんは「お芝居を意識して朗読してみました」と話し、「お芝居で演じる時は共感したり、否定することなくその人物を見てしまうので違和感を感じていなかったのですが、ルミ子から離れて客観的に見ると私には理解しきれない女性なんだと改めて感じました」と語る。そして「ルミ子の感情に支配されてしまう気がするので、夜よりも昼間に軽やかに聴いていただければと思います」とメッセージも寄せた。▼あらすじ女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。(シネマカフェ編集部)
2023年12月16日2024年1月にPARCO劇場で上演される朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』の追加出演者が発表された。『ラヴ・レターズ』は、近年日本で上演されることが多い朗読劇の先駆けとなった作品。1989年にニューヨークで初演され、世界中で静かなブームを起こしていたこの作品を、PARCO劇場が1990年8月に日本で初演。以来33年間継続して上演されてきた。初演以来、翻訳・演出家として本作品の立役者であり続けた青井陽治が2017年に逝去し、2018年からは藤田俊太郎が演出を引き継いでいる。このたび追加出演者としてアナウンスされたのは古田新太と石川さゆりで、ふたりは2024年1月24日(水) の12時30分公演に出演。なお1月19日(金) 公演には石田彰&緒方恵美、1月24日(水) 19時公演には阪本奨悟&矢吹奈子、1月29日(月) 公演には岡本圭人&若村麻由美が登場する。■古田新太 コメントまたまた『ラヴ・レターズ』にお呼ばれしました。しかもお相手はあの石川さゆりさんです。おいら、ある番組でさゆりさんに耳元で「ウイスキーがお好きでしょ」を歌っていただき、涙した男です。またまた流してしまうのでしょうか。楽しみです。■石川さゆり コメント客席で奈良岡朋子さんのメリッサとアンディーを拝聴した事があります。シンプルなステージから、人が生きて行く日をいっぱい感じながら涙がこぼれました。2024年の「ラヴ・レターズ」にお声をかけていただきました。歌の中に心を探している私が、古田新太さんのお声をたぐりながらメリッサをお届け出来ますようにと思います。ドキドキ……。私自身も初めての経験です。古田さん、皆様どうぞよろしくお願い致します。<公演情報>朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎会場:PARCO劇場(渋谷 PARCO 8F)2024年1月19日(金) 19:00 開演出演:石田彰、緒方恵美2024年1月24日(水) 12:30 開演出演:古田新太、石川さゆり2024年1月24日(水) 19:00 開演出演:阪本奨悟、矢吹奈子2024年1月29日(月) 19:00 開演出演:岡本圭人、若村麻由美【チケット料金】(全席指定・税込)価格:7,700円U-18チケット:2,000円 ※観劇時18歳以下対象U-30チケット:3,500円 ※観劇時30歳以下対象公演HP:
2023年12月14日4人の直木賞作家たちが“はじめて○○したときに読む物語”をテーマに小説を書き下ろし、それらの小説をもとにYOASOBIが新曲を作り上げるプロジェクト「はじめての」。4作品のうち2作品がすでに朗読劇として2023年1月に上演されているが、残りの2作品も朗読劇『はじめての』〈後編〉として2024年1月6日(土)~8日(月・祝)、シアター1010(東京都足立区)にて上演されることになった。今回上演されるのは、辻村深月による「ユーレイ」(はじめて家出したときに読む物語)と宮部みゆきによる「色違いのトランプ」(はじめて容疑者になったときに読む物語)の2作品。脚本・演出は前編に引き続き石丸さち子が手掛け、豪華キャストが出演する。1月6日(土)の回に出演する津田健次郎。プロジェクト「はじめての」はもともとニュースで知っていたといい、「YOASOBIさんはかろやかさとナイーブさのバランスが絶妙なアーティスト。直木賞作家さんとYOASOBIさんがコラボレーションするなんて、面白いことを考えるなと思っていました」と話す。朗読劇の〈前編〉も観た津田は「前編はコメディ色が強い作品と静かめな作品と対照的な作品がセットで、楽曲はピアノアレンジが控えめに使われていましたよね。個人的にはもっとコラボ感を強く出していくためにも、セリフを言っているときに曲を流したり、原曲を使用したりしてもいいのではないかなと感じました。確かにあのポップさをこれらの物語に組み込むのは難しいとは思うのですが......その“違和感”こそ企画の大前提だと思うし、数多ある朗読劇と違うところだと思うから」と熱っぽく話していた。ちなみに津田の最近の「はじめて」を聞くと「どうなるか分かりませんけど、アニメを作る側の打ち合わせをしました」と明かす。「どんなときもはじめてはワクワクしますよね。僕は面白いことにはどんどん首を突っ込んでいきたいタイプだから」とも。観客に対しては「ワクワクする時間や、ほんの少しでも人生に豊かさをもたらす時間になれるといいなと思います。“観劇はじめ”の方もいらっしゃるかもしれませんが、生の朗読劇もスリリングですよ。ぜひ楽しみに来てください」と語った。取材・文:五月女菜穂【出演】津田健次郎(6日)/浪川大輔(7日)/崎山つばさ(8日)※トリプルキャスト豊原江理佳(6~8日)梅田彩佳(6、7日)/平野綾(8日)※ダブルキャスト
2023年12月13日リーディング『鳥ト踊る』が2023年11月27日(月)~30日(木)、東京・I’M A SHOWで上演される。ノゾエ征爾が作・演出を務める、男女2人による少し不気味で滑稽なサスペンス風コメディに、村井良大×優河、東啓介×斎藤瑠希の2ペアが挑む。出演する村井良大は「男と女の微妙なニュアンスの違いやすれ違っている感覚が、自然な台詞まわしで表現されていて、読めば読むほど面白い脚本」と作品の魅力を語る。「今回はリーディングで、ト書き(※役者の動きを示した言葉)も演者が読むスタイルが採用されている。お客さんには情景が伝わりやすいと思うが、ト書きを読む分、テンポが平らになってしまうというか、ト書きでワンブレーキかかって笑いにつながらないことが起こりうるので、一つひとつのセリフやト書きをどうすればいいか。精査しながら作り上げている」と稽古の状況を明かしつつ、「たくさん笑ってもらいたいし、ちょっとゾッともしてもらいたい。見応えある朗読劇にできると思う」と語る。一方、今回がほぼ初めての朗読劇だという優河。作品については「言葉が言いやすいというか、書いてあるまま言うだけで、その情景が出てくる脚本。読んでいるときも、“怖い”と“面白い”のギリギリの狭間を感じたが、真面目でキレイな村井さんの声を通すと、より“怖い”と思った」。そして、「最初に読んだときは最後の展開に『えー!』と思ったが、読んでいるうちに“かわいい”に終着した。ジェットコースターのように感情が揺れ、恐怖と笑い、そして愛くるしさを感じてもらえるように頑張りたい」と語っていた。作・演出のノゾエは「この作品自体は何回かやってきていて、きっと何か面白いところがあるからこうやって生き残っている作品。『最悪な事態を抜けていった先には、純愛があるんだ』と思うぐらい、深い愛を感じながら書いた」と作品について話した上で、「朗読劇というとかしこまった雰囲気を想像されるかもしれないが、間違いなく臨場感あふれる舞台になると思いますので、ぜひ劇場に触れに来てほしい」と呼びかけた。村井と優河のペアの稽古場を見学した。脚本を譜面台に置きながら、セリフを読む2人。リーディングと言いながらもじっと椅子に座っているわけではなく、時に小道具を使ったり、時に身振り手振りを交えたりする演出で、“声の芝居”以上の面白みがあった。本番ではどんな仕上がりを見せてくれるのか楽しみだ。取材・文:五月女菜穂
2023年11月17日2024年1月PARCO劇場にて、朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』が上演されることが決定した。『ラヴ・レターズ』は、近年日本で上演されることが多い朗読劇の先駆けとなった作品。1989年にニューヨークで初演され、世界中で静かなブームを起こしていたこの作品を、PARCO劇場が1990年8月に日本で初演。以来33年間継続して上演されてきた。初演以来、翻訳・演出家として本作品の立役者であり続けた青井陽治が2017年に逝去し、2018年からは藤田俊太郎が演出を引き継いでいる。今回の公演は新年の幕開けにふさわしく、華やかで多彩なキャストが顔を揃える。1月19日(金) には、『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役、『銀魂』桂小太郎役など、デビューから30年以上にわたりトップ声優として活躍し続けている石田彰と、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『幽☆遊☆白書』蔵馬役など、人気キャラクターの声優を数多く務めてきた緒方恵美の再演カップルが登場。2014年に上演した際は大きな話題を呼び、歴代の中でも再演を望む声が非常に多い伝説のカップルが満を持して10年ぶりに登場する。左より)石田彰、緒方恵美1月24日(水) は、ミュージカル『刀剣乱舞』に堀川国広役で出演、人気舞台『鬼滅の刃』其ノ肆 遊郭潜入に主演(竈門炭治郎役)として出演するなど、2.5次元ジャンルを中心に活躍する阪本奨悟と、元HKT48で俳優としてドラマ『18歳、新妻、不倫します。』や『恋愛のすゝめ』のヒロインを務めてきた矢吹奈子のフレッシュなカップルが登場。左より)阪本奨悟、矢吹奈子1月29日(月) に出演するのは、NYの演劇学校に留学後、舞台を中心に活動し、23年にはドラマ『リズム』『大奥 Season2』などにも出演した岡本圭人と、映像、舞台問わず第一線で活躍し続け、『チルドレン』(18)『首切り王子と愚かな女』(21) などパルコ・プロデュース公演への出演も多い若村麻由美。岡本の初単独主演舞台『Le Fils 息子』(21) や『ハムレット』(23) など、舞台での共演を重ねてきた縁の深い二人の楽しみな組み合わせとなっている。<演出家・出演者 コメント>■藤田俊太郎(演出家)『LOVE LETTERS 2024 New Year Special』今年もまた新しいシーズンを担えることを心から幸せに思っています。石田彰さんと緒方恵美さん。阪本奨悟さんと矢吹奈子さん。岡本圭人さんと若村麻由美さん。愛に包まれた素晴らしいカップルとの仕事がとても楽しみです。ラヴ・レターズという名のリーディングドラマ、朗読劇。カップルの皆様と稽古を通して言葉の魂を共鳴し合い、このシンプルで素敵な物語をお客様にお届けしたいと思います。20世紀のアメリカを生きたアンディーとメリッサ。手紙で伝え合う二人が持つ愛の力は、時代を超えて、人を思う気持ちや、想像力、優しさを私たちに与えるのではないかと思います。2024年の幕開け、不朽の名作と共に過ごす2時間。PARCO劇場でお待ちしております。■石田彰LOVE LETTERSの舞台に二度目の声をかけていただきました。前回の出演時、当時演出をされていた青井陽治さんから、この舞台では演者が泣いてしまってもそれはそれで構わないとは言われ、案の定物語に飲み込まれ、アンディーとしてではなく石田彰として舞台上で泣いてしまったことが思い出されます。あれから9年が経ち、自分もラストシーンのアンディーの年齢を越えました。アンディーとメリッサの経験には及びませんが、それなりに人生を重ねたこともあり、今回は気持ちを強く持って演じられればと思っています。■緒方恵美ただ1度だけ。なのに覚えている。メリッサとしての50年。扉が開いても止まなかった、4回に渡るスタンディングオベーション。ふと想うだけで、あの日身体中を駆け抜けた熱が、大きなうねりと共に蘇る──そんな舞台にもう一度という機会を頂けたことを心から嬉しく、また、引き締まる想いでいます。終演後、袖でかけて頂いた(前演出)青井先生のお言葉は、あれからの自分の指針でした。そのお言葉を胸に、新しい座組の中で再び向かえるその日、私の心はどう動くのだろう?楽しみだけど怖い。怖いけれど──静かにその日を迎えたい。一期一会。どうぞよろしくお願い致します。■阪本奨悟長い間、みなさんに愛されてきたラヴ・レターズに挑戦することはとても楽しみな気持ちと同時に緊張もありますが、朗読劇というこのラブストーリーを今の自分がどう演じるかを楽しみたいと思います。是非劇場でお待ちしております。■矢吹奈子まず、この歴史ある朗読劇『ラヴ・レターズ』に携わるということがすごく嬉しく、とても光栄に思っております。阪本奨悟さんは初共演となるので、今からドキドキわくわくしています。多方面で活躍されている方なのでどんな化学反応が生まれるのか楽しみです。初めて立つPARCO劇場。1度きりの本番。まだ少し緊張しておりますが、楽しみながら、手紙で綴られるドラマを来てくださる方の心に届けられるよう頑張ります。宜しくお願いします。■岡本圭人親愛なる皆様へこの度、『ラヴ・レターズ』という作品でアンドリュー・メイクピース・ラッド三世を演じさせていただくことになりました。岡本圭人です。お相手のメリッサ・ガードナーを演じるのは、僕が初めてストレートプレイに出演した時からお世話になっている若村麻由美さんです。以前、『ラヴ・レターズ』を観劇した際、物語の持つ愛情の力に心が打たれました。そして、この作品を若村さんと共に演じたいと、僭越ながら思いました。まさかこんなに早く実現するなんて……夢のようです。名だたる素晴らしい役者の方々が、歴史を超えて感動を届けてきたこの作品に出演できることは、光栄でもあり、プレッシャーでもありますが、何よりも、この物語を劇場にお越しいただける皆様に届けられることをとても楽しみに思っています!1日1公演1回限りの舞台。A.R.ガーニーが紡いだ言葉をアンディーとしてメリッサへ、そして皆様の心へ届けられるよう、努めてまいります。皆様の御来場を心よりお待ちしております。敬意を込めて■若村麻由美稽古は一度きり?お客様の前で本を持つ?座ったまま?30年前の衝撃的な朗読初体験『ラヴ・レターズ』が原点となり、ライフワークの語り芝居『若村麻由美の劇世界』へ発展していきました。私にとって特別な作品です。演出の青井陽治さんは演劇愛に溢れ、真摯なアンディー高嶋政伸さん、知的でチャーミングなアンディー野村萬斎さんとの一期一会で、毎回違うメリッサを生きる事が出来たことは幸せでした。5回目となる今回は、初めての藤田俊太郎さん演出と、『Le Fils 息子』で親子役だった岡本圭人さんのアンディー!朗読のなせる技です。お母さんに見えないよう、今の私らしいメリッサを楽しみたいと思います(笑)。<公演情報>朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎【チケット料金】(全席指定・税込)価格:7,700円U-18チケット:2,000円 ※観劇時18歳以下対象U-30チケット:3,500円 ※観劇時30歳以下対象一般発売日:12月9日(土)チケットはこちら:会場:PARCO劇場(渋谷 PARCO 8F)2024年1月19日(金) 19:00 開演出演:石田彰、緒方恵美2024年1月24日(水) 19:00 開演出演:阪本奨悟、矢吹奈子2024年1月29日(月) 19:00 開演出演:岡本圭人、若村麻由美公演HP:
2023年11月17日俳優・多部未華子が朗読するAmazonオーディブル「カンガルー日和」(著者:村上春樹)が、10月20日(金)本日配信スタートとなった。Audibleは、オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブック、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどが揃う。本日配信されたのは、「ノルウェイの森」「1Q84」などで知られる村上さんの作品集「カンガルー日和」。18の短編が収録された本作を朗読するのは、「私の家政夫ナギサさん」「マイファミリー」などに出演し、現在放送中の「いちばんすきな花」では、主人公のひとりを演じている多部さん。多部さんは、「さまざまな物語が含まれているため、いろんなキャラクター登場し、面白いと思いましたが、それをどういうテンションで朗読すればよいのか探り探りでした」とふり返り、「『鏡』を朗読しながら頭にさまざまな映像が浮かび上がり、声に出して読んでいて楽しかったです」と感想を語った。「カンガルー日和」イントロダクション「ねえ、あの袋の中に入るって素敵だと思わない?」…表題作/「ねえ、もう一度だけ試してみよう。もし僕たち二人が本当に100パーセントの恋人同士だったなら、いつか必ずどこかでまためぐり会えるに違いない」…「4月のある晴れた日に100%の女の子に出会うことについて」村上春樹が「毎月一篇ずつ楽しんだり苦しんだりしながら産みだしてきた」、都会の片隅のささやかな18篇のメルヘン。Amazonオーディブル「カンガルー日和」は配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月22日『朗読劇「はじめての」<後編>』が、2024年1月6日(土) から8日(月・祝) に東京・シアター1010で上演されることが決定した。『はじめての』は、4人の直木賞作家と“小説を音楽にする”ユニットYOASOBIのコラボレーションによるプロジェクト。2023年1月の<前編>では『私だけの所有者』(島本理生)、『ヒカリノタネ』(森絵都)で、宮野真守、井上麻里奈、内田真礼/藤井ゆきよが出演。人気作家たちが「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマに執筆した小説と、YOASOBIの音楽が融合したかつてない朗読劇となっている。今回の<後編>では、『ユーレイ』(辻村深月)、『色違いのトランプ』(宮部みゆき)の2作品を上演。津田健次郎/浪川大輔/崎山つばさ、豊原江理佳、梅田彩佳/平野綾が出演する。『ユーレイ』は、夜の海が舞台の繊細な心情を描いた作品。本作は朗読劇に【リーディングミュージカル】の要素も交えた、新しい演出となる。そして『色違いのトランプ』は、平行世界で起きたテロ事件をきっかけに、スリリングに物語が展開していく。脚本・演出は、前編に続き石丸さち子が手がける。チケットは、最速先行を10月29日(日) まで受付中。<公演情報>朗読劇『はじめての』<後編>2024年1月6日(土) ~8日(月・祝) 東京・シアター1010原作:『はじめての』(島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都)水鈴社刊脚本・演出:石丸さち子音楽:桑原あい演奏:能勢朝也音主題歌:YOASOBI【出演】津田健次郎(1月6日)/浪川大輔(1月7日)/崎山つばさ(1月8日)※トリプルキャスト豊原江理佳(1月6日~8日)梅田彩佳(1月6日・7日)/平野綾(1月8日)※ダブルキャスト※YOASOBIの出演はございません【上演作品】『ユーレイ』(辻村深月)『色違いのトランプ』(宮部みゆき)■オフィシャル最速先行受付期間:10月29日(日) 23:59まで関連リンク『はじめての』プロジェクト特設サイト:朗読劇『はじめての』公式X:
2023年10月20日ノゾエ征爾が作・演出を務めるリーディング『鳥ト踊る』が、11月27日(月)から30日(木) にわたって東京・有楽町I’M A SHOWにて上演される。『鳥ト踊る』は、ノゾエ征爾が主宰する“劇団はえぎわ”の番外企画として始動した“真夜中”によって2009年に上演され、その後2011年にリメイクされた男女二人のみの朗読劇。謎の扇風機に髪を絡みとられて身動きできなくなった女と、たまたまそこに通りかかってしまった青年が織りなす会話劇で、ワンシチュエーションで起こる少し不気味で滑稽なサスペンス風コメディだ。11月27日(月) 18時と28日(火) 13時公演にはミュージカル『生きる』、こまつ座『きらめく星座』などに出演する俳優の村井良大と、2020年に藤田俊太郎演出のミュージカル『VIOLET』のオーディションで主役のヴァイオレットに選ばれたシンガーソングライターの優河が登場。29日(水) 18時と30日(木) 13時公演には、ミュージカル『ラグタイム』や現在放送中のテレビドラマ『女子高生、僧になる。』も話題の俳優の東啓介と、ディズニー長編アニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』日本語吹替版のヒロイン・ミラベル役やミュージカル『BE MORE CHILL』などで活躍する斎藤瑠希が出演する。併せて、作・演出のノゾエ征爾と、出演者4名からコメントが到着した。■作・演出 ノゾエ征爾 コメント自分の戯曲の中でもかなり好きな本です。自己肯定感に関してはわりと低い方の私がはっきりと言うのだからそれなりの魅力のある本なのかもしれません。ニューヨークの俳優でニューヨークのお客さんにも喜んでもらえたことのあるこの本。きっとここでも力を発揮してくれるに違いありません。こんな素敵な俳優さんたちに読んでもらえるのだから。■村井良大 コメント朗読劇『鳥ト踊る』に出演させていただきます、村井良大です。台本を読み進めるなかで、作品内に静かに忍び寄ってくる影の怖さと、小さく散りばめられた笑いを感じ、あっという間に読み終えました。朗読劇だからこそ伝わる今回の作品の奇妙さを楽しんで演じたいと思います。優河さん、ノゾエさんのお力をお借りして唯一無二の世界観をお客様に提示できればと思います。よろしくお願い致します。■優河 コメント今回初めましてのノゾエ征爾さんと村井良大さんと、朗読劇に挑戦させて頂きます。この謎多き男女の物語。2人の人間の関係性が、氷が溶けていくように変化していく様をどのように表現出来るのか、今からとても楽しみです。全くの新境地ですが、ええい!とノゾエさん率いる大船に乗ったような気持ちで身を委ねて頑張ります。■東啓介 コメント今回『鳥ト踊る』という作品に携わることができ、とても嬉しく思っています。僕が以前、演出のノゾエさんとご一緒したのは、もう5年も前になります。こうしてまたお仕事ができることがとても幸せです。そして今回のこの作品。独特な雰囲気を持ちつつ、いつの間にかのめり込んでしまう魅力があると僕は感じました。シュールでありながら少しゾッとする?世界観を、是非楽しみにしていてください!■斎藤瑠希 コメント台本を初めて読ませていただいたとき、なんとも不思議な体験をしまして、読み終えた後、息をし忘れていたことを思い出し深呼吸……「板の上で、どうなるのだろうか」とドキドキハラハラソワソワ。皆さんにも、この作品の中で体感する色んな感情に身を任せていただきたいです!<公演情報>リーディング『鳥ト踊る』作・演出:ノゾエ征爾■出演Aバージョン:村井良大、優河Bバージョン:東啓介、斎藤瑠希11月27日(月)〜30日(木)会場:I’M A SHOW■チケット料金全席指定:7,500円(税込)一般発売:11月12日(日) 10:00公式サイト:
2023年10月14日皿を割った罪をとがめられ失意の中で死んだ“お菊”の物語を、明治時代の劇作家・岡本綺堂が悲恋ものに仕立てた『番町皿屋敷』。この世界を、映像技術を用いた朗読劇シリーズで知られるアメツチ(プロデューサー:安藤匠郎、脚本・演出:山田英真)が再構築する──。回替わりで出演するキャストの中で、「怖くない怪談」のコンセプトに強く共感する小林愛香がインタビューに応じた。皿を割るにいたったお菊の心情や、腰元の彼女と相思相愛の旗本・青山播磨との関係性を交えながら展開される本作。上演期間中、小林はお菊役として2回登板する。単なる怪談とはひと味異なる劇世界に、彼女は「昔の怪談ではあるけれど、現代の物語として受け止められる普遍性があると思います」とコメント。特に身分違いの恋に戸惑い播磨の愛情を試すお菊の女心、自身の真心を疑われお菊に刃を向ける播磨の悲しみに着目し、「現代人からすると突飛な行動に見えるかもしれませんが、奥底にある感情に心を寄せました」と語る。では、共感したお菊をどのように造形するのか──。そう小林に問いかけると「健気な少女性を出そうと考えています」と即答した。「純真無垢で汚れがないからこそ、お菊は播磨の心を試したんじゃないかと思うんです。それで期待とは異なる結果になったとしても、彼女は受け入れる。そうしたお菊の一面を意識しながら朗読することで、播磨との切ないすれ違いをドラマチックにお見せできたら」と意気込んだ。アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』(2015年)において津島善子のCVを務めたことで知られる小林。過去には『選ばれなかった勇者の花嫁』(2020年)で朗読劇を経験している。主戦場の声優業や音楽活動と比べて、朗読劇にはどんな魅力があるのか──。そう尋ねると「一度幕が上がったらやり直しのきかない舞台では、役を演じるのではなく“生きる”に近い感覚を得られます」と述べる。そして「機会があれば台本を手放すお芝居にも挑戦して、自分の可能性を広げていきたいですね」と語った。公演は10月6日(金)~9日(月・祝)、東京・渋谷区伝承ホールにて。回替わりのキャストスケジュールは以下の通り。チケット販売中。※左から:お菊、青山播磨、十太夫、眞弓6日(金)19:30=佐藤日向、橋本全一、堀江一眞、高柳明音7日(土)13:00=小林愛香、阿部快征、橋本全一、島田愛野7日(土)18:00=石塚朱莉、市川太一、野津山幸宏、小林愛香8日(日)13:00=小林愛香、市川太一、野津山幸宏、和久井優8日(日)18:00=和久井優、阿部快征、堀江一眞、和泉風花9日(月・祝)13:00=高柳明音、橋本全一、堀江一眞、島田愛野9日(月・祝)17:30=高柳明音、阿部快征、市川太一、石塚朱莉取材・文:岡山朋代
2023年10月05日秋元康による短編ホラー小説集を朗読劇として総勢57名で上演する、リーディングシアター『アドレナリンの夜』が9月24日(日)から東京建物Brillia HALLで開幕する。2015年にAKB48グループが出演し、朗読劇として上演され話題となったが、今回は登場人物を全て男性に変えた新演出版。堤幸彦が総合演出を務め、俳優、声優、お笑い芸人などジャンルの垣根を超えた出演者が各公演4名ずつ日替わりで登場。“その日しか観られないリーディング”を披露する。10月5日(木)の公演に出演する高野洸は「秋元康さんと堤幸彦さんという日本のエンタメを代表するお二人のタッグのもと、各ジャンルで活躍されている方々が出演する朗読劇。今回、出演のお話をいただいて、素直に嬉しかったです」と話す。高野の回には、植原卓也、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、関太(タイムマシーン3号)が名を連ねる。他の回と比べてもなかなかに個性的なメンバーが揃っている印象だが、高野も「植原さんと関さんにはお会いしたことがないのですが、喜矢武さんとは何度かご一緒した経験があります!体験型推理ゲームを芝居で展開する作品だったのですが、とにかく笑わせにくるんですよね(笑)。今回もとんでもないことが起こらないことを願うばかりですが......でも絶対面白くなる気がしています」。総勢57名が出演するとなると、やはり公演回によって作品の色が全く変わるだろう。高野としてはどの回が気になるか聞いてみると「許されるなら全部観てみたいぐらいですよ。敢えて挙げるなら声優さんの回かな。どんな技術で朗読をされるのか、生で観てみたいです」と話す。やや気が早いが今年を振り返ってもらうと、高野は舞台「『キングダム』に出演したのがまだ今年の出来事だったなんて......遠い昔に感じます。それから舞台『ヒプノシスマイク』のライブも僕らの集大成ということで頑張っていますし、この後は僕自身のライブツアーも控えています。年末までアドレナリンが出続ける一年になりそうです」と、うまくまとめてくれた。最後に観客へのメッセージを求めると、高野は「僕のことをいつも応援してくださる方はもちろん観にきてほしいですし、この記事をたまたま読んでくださった方もぜひ僕の回に来てください。面白くなるのが確定しているメンバーなので、期待していてください」。公演は10月9日(月・祝)まで。取材・文:五月女菜穂
2023年09月20日俳優・妻夫木聡が朗読する「ノルウェイの森」(村上春樹著)が、Amazonオーディブルにて配信スタートした。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを扱っているAudible。今回配信がスタートしたのは、1987年に刊行、世界各国でベストセラーとなり、2010年に映画化もした「ノルウェイの森」。限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説だ。朗読を担当したのは、近年では、「イノセント・デイズ」「危険なビーナス」「Get Ready!」などに出演した妻夫木さん。「少々緊張しましたし、簡単ではありませんでしたが、シンプルに面白かったです」と挑戦への感想を述べ、「村上春樹さんの作品は、今いる世界とは異なる世界に連れて行ってくれるような感覚に陥ります。ぜひ自分だけの空間でどっぷりと村上春樹さんの作品に浸ってみてください」とメッセージを寄せている。「ノルウェイの森」あらすじ暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの「ノルウェイの森」が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた――。村上春樹「ノルウェイの森(上)(下)」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月04日秋元康による短編ホラー小説集「アドレナリンの夜」を、2023年9月より、東京建物Brillia HALLにてリーディングシアター「アドレナリンの夜」として上演することが決定いたしました。原作の「アドレナリンの夜」は音楽、テレビドラマ、映画、文学などあらゆるジャンルでヒット作、名作を生み出し続ける秋元康による短編ホラー小説集。2015年にAKB48グループが出演し、朗読劇として上演され話題となりました。今回は登場人物を全て男性に変えたニューバージョンとしての上演となります。本作の企画・原作は作詞家、音楽プロデューサーとして国民的ヒットを連発する一方、「あなたの番です」「真犯人フラグ」などドラマ制作においても圧倒的な才能を発揮し、今後ハリウッドでの映画制作も進めている日本を代表するクリエイターの秋元康。そして総合演出は、「TRICK」「SPEC」「20世紀少年」や、現在放送中のドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」を手掛け、舞台公演においてもその圧倒的なエンタテインメント性が高い評価を得ている、映画監督・演出家の堤幸彦が務めます。俳優、声優、お笑い芸人などジャンルの垣根を超えた出演者が各公演4名ずつ日替わりで登場し、その日しか観られないリーディングを披露いたします。総勢57名の男性出演者による“奇跡の共演”とも言える超豪華朗読劇。どうぞご期待ください。<公演概要>リーディングシアター「アドレナリンの夜」企画 / 原作:秋元康「アドレナリンの夜」(竹書房)総合演出:堤幸彦演出:菜月チョビ脚本:井上テテ音楽:植田能平出演:相葉裕樹蒼井翔太蒼木陣赤羽根健治阿部顕嵐あべこうじ新木宏典石川凌雅糸川耀士郎井上裕介(NON STYLE)入野自由岩田光央上口耕平植田圭輔植原卓也置鮎龍太郎長田庄平(チョコレートプラネット)小田惟真(THE SUPER FRUIT)加藤和樹加藤大悟岸尾だいすけ北村諒木原瑠生喜矢武豊(ゴールデンボンバー)黒田崇矢崎山つばさ笹森裕貴定本楓馬佐藤信長芝大輔(モグライダー)陳内将関太(タイムマシーン3号)高野洸武田真治田代万里生立花慎之介田中涼星津田健次郎中川晃教永塚拓馬浪川大輔野島健児林勇葉山翔太平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)平井まさあき(男性ブランコ)廣瀬友祐廣野凌大福澤侑増子敦貴(GENIC)松島勇之介水田航生水田信二(和牛)森川智之安元洋貴山口勝平りんたろー。(EXIT)※五十音順日程・会場:2023年9月24日(日)〜10月9日(月祝)東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)(〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目19−1)チケット:S 席:8,000円 A 席:6,800円 (税込 / 全席指定)一般発売:9月9日(土)10:00〜チケットぴあ ※未就学児入場不可。※開場時間は各開演時間の30分前。※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。※車椅子でご来場のお客様は公演2日前までにチケットぴあインフォメーション information2@pia.co.jp までご連絡ください。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。その場合でも払い戻し、他日への変更は致しかねます。公式サイト: 公式Twitter:@adrenaline_Nts製作:TBS【公演に関するお問い合わせ】リーディングシアター「アドレナリンの夜」事務局(10:00〜18:00)TEL:0570-002-029 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月26日女優の榮倉奈々が、18日からAmazonオーディブルで配信される『Nのために』(双葉社)の朗読を担当した。○■2014年にドラマ化された湊かなえ『Nのために』同作は、作家の湊かなえ氏による4作目の連作長編小説。タワーマンションで悲劇的な殺人事件が発生し、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす著者初の純愛ミステリーだ。榮倉は、2014年にTBS系で放送されたドラマ版で主演を務め、同作は第83回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞するなど高く評価された。○■榮倉奈々が『Nのために』に再び向き合う「神聖な行為」今回の起用について、「湊さんの『Nのために』に向き合うことは私にとって神聖な行為であり、良い緊張をしました」と重く受けとめていた榮倉。「本を耳からというのはかなり新しい感覚だと思います。それ以外の五感を使わない分、想像力がよりかきたてられるのではないでしょうか」と音声配信の魅力を伝え、「ドラマを観た方がどういうふうに聴いてくださったのか感想を聞いてみたいです」とドラマファンに向けてもメッセージを送っている。
2023年08月18日「夫婦げんかは犬も食わない」とは、よく言ったもの。一番近しい他人だからこそ生まれるやりとりは、洋の東西を問わず大いに感じるものがあるのではないか。フランスで生まれヨーロッパ各地で好評を博している『それを言っちゃお終い』は、六本木トリコロールシアターのレパートリー作品としてさまざまな形式で上演されている。今回はドラマ・リーディングでの公演だ。夫である“彼”役は平田広明。白樹栞プロデューサーの切望により、出演が叶った。その妻、“彼女”役は坂東巳之助と中村米吉のダブルキャスト。彼らの起用は平田の提案だったという。アニメ『ONE PIECE』でサンジを演じている平田は、スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』のサンジ役・中村隼人を通じて巳之助とも親しくなったそう。「以前女性の役を男性が演じたのが良かったとプロデューサーより聞いたので、じゃあ歌舞伎役者にやって頂くのもいいんじゃないかと、みっくん(巳之助)にお話をさせて頂いた」という平田に、巳之助も「米吉くんは特に女形の拵えをしなくても可愛らしいので、僕は別の方向性で、違いが出た方が面白い」と応じる。平田との共演も「短い時間の中でいい具合に刺激をいただきたい」と意欲を見せた。俳優夫婦の長年に渡るやりとりを、15景で描く本作。平田は「上質な会話劇だけど日本とは違う文化で、下品な会話も含めてウィットが効いている。演じる側としても難しいけれど観る人にも想像力が求められるから、人によってとらえ方が変わってくるのでは」と感じたという。巳之助も「何気ない会話のようでいて、短いセンテンスや繰り返しの部分に実は意味がある。隠れているキーワードをひとつひとつ拾っていくと、ものすごく膨大」と、戯曲の手ごわさを実感しているようだ。「歌舞伎役者さんとセッションする機会はそうない。彼らのお芝居に間違いはないので、僕は安心して身を委ねます。ワクワクしている僕を観に来てください」と平田が言えば、「何が起こるか、演じてみないとわからない。だからこそ『何が起きるのかな』と確認しに来てもらえたら」と、巳之助も異色の組み合わせのキャストで起こる化学反応が楽しみなよう。一方白樹プロデューサーも、遠隔地から問い合わせがあるなど期待の大きさを実感しているそう。「ぜひ同じキャスティングで再演したい」と今後の展望を語った。そんな大人向けのドラマを、ぜひ六本木で。公演は8月21日(月)~8月27日(日)まで。
2023年08月17日8月15日、東京・TOKYO FMホールにて、朗読劇『胡蝶ノ、ユメ』が開幕した。38名の人気声優陣が1回ごとに異なる組み合わせで出演、多彩な個性の競演が展開される。中澤まさとも、青山なぎさ、広瀬裕也、竹内栄治の4人が登場した初日も、声のプロフェッショナルならではの、迫真の演技が観客の心を捉えた。脚本家・演出家として活躍するスギタクミの書き下ろしによる戯曲、数々の演劇で評価を得ている深作健太の演出で上演される本作。蝶になって楽しく飛ぶ夢を見て目覚め、果たして自分は蝶になった夢を見ていたのか、それとも、いまの自分は蝶が見ている夢なのか──という荘子の説話からとられたタイトルだが、舞台では、2011年と2020年という二つの時が交錯するなかで、儚く切ないラブストーリーが展開される。時計の針の音と潮騒が響く中、舞台には青い明かりに照らされた巨大な舞台装置が浮かび上がる。それはまるで絶壁の孤島、あるいは浜辺にそびえ立つ監視塔のようにも見える。高校2年生の辰朗は母とともにこれから暮らす瀬戸内海の島、倉賀野島へとやってくる。2011年3月の震災で父を亡くし、この島で新たな生活をスタートさせるという。原発事故の際に福島にいたことを理由に、クラスのリーダー的存在の凌たちから心ない言葉をかけられる辰朗。舞台装置は突然スモークを吐き出し、爆発した原子炉建屋のイメージへと変貌する。中澤まさともの演技は、ティーンエイジャーらしい瑞々しさにあふれ、同じような境遇を強いられた数多の少年少女たちの人生を思い、心が痛む。青山なぎさ演じるちとせが、無邪気ながらどこか危険な香りのする魅力を振り撒くほどに、辰朗との十代の恋の切なさが、より鮮やかになっていく。やがて夏祭りが近づき、一緒に行こうと約束をする二人。が、直前になってちとせから「行けなくなった」と断られ、ショックを受ける辰朗。まさにその翌日、島では、ある「コト」が起こる──。そして9年後の2020年は、誰もが生々しく思い出すパンデミックの渦中。抑制の効いた中澤の声が、時の流れを実感させる。そんな辰朗のもとに、ルポライターの東雲が取材にやってくるが、彼はあの島で何が起こったかを知っている様子。観客は次第に、あの島の日々が、ただ甘酸っぱいだけの思い出ではないことに気付かされていく。中澤、青山との絶妙な掛け合いを見せるとともに、一人で何役をも演じ切った広瀬裕也、竹内栄治の演技も、声優ならではの圧巻の表現力。オリジナルだからこその先入観なしの緊迫感、その物語をより劇的に浮かび上がらせる演出が胸をつく。荘子の胡蝶の説話は、自分の存在はいかなるものかという問題に繋がるけれど、この作品にこめられていたのは、抱えるものがどんなに大きくとも、人は前を向いて生き抜くべきというメッセージだ。重々しくも感動的な物語だが、声優たちの個性、妙技がぶつかってこその舞台だけに、毎回キャストが変わることで全く異なる世界が立ち上がる。朗読劇の魅力がたっぷりと詰まった、充実のステージだ。公演は8月20日(日) まで。取材・文:加藤智子撮影:阿部章仁<公演情報>朗読劇『胡蝶ノ、ユメ』脚本:スギタクミ演出:深作健太2023年8月15日(火)~8月20日(日)会場:東京・TOKYO FMホールチケット情報:公式サイト:
2023年08月17日ポータブル電源市場のリーディングカンパニーとして躍進するBLUETTI(ブルーティ)は、特定非営利活動法人「浜わらす」が2023年7月に開催したキャンプイベントにてポータブル電源を提供。キャンプでのライトアップやシアターの投影に大活躍しました。BLUETTIは、今後も「浜わらす」の活動に共感し、支援いたします。BLUETTI&浜わらす■特定非営利活動法人「浜わらす」について2011年に日本を襲った大地震、東日本大震災。大きな津波によって多くの命が失われ、助かった人たちも心に大きな傷を負ってしまいました。海を見るのが怖い、できるだけ離れて過ごしたいと、海から距離を置く人も多くいました。しかし怖いもの、危ないものとして海を遠ざけた生活をしていては、海を正しく理解することができず、災害時に適切な対応をすることは難しくなるでしょう。海を正しく知り感謝をした上で、災害に備えることが必要なのです。そこで立ち上がった活動が「浜わらす」でした。海辺の子どもたち■支援の背景子どもたちの未来のためでもあり、自然との共存のためでもあるこの活動は、BLUETTIの理念と重なる部分が多く、今回の支援へと繋がりました。ソーラーパネルとポータブル電源を使用することで、今までの自然活動では諦めざるを得なかった「電気を使うこと」ができる。道具がない中での「火おこし」と、今ある技術を使った「火おこし」、両方を学ぶことができるのです。ポータブル電源で料理を作る■「浜わらす」の自然体験活動実際に触れなければ、その厳しさや楽しさを、身をもって体験することはできません。遊びや活動の中で「生きる力」を学び身につけていくため、「浜わらす」では自然体験活動としてたくさんのイベントが行われています。7月はキャンプイベントでは、ツリーハウスにたくさんの子どもたちが集まり、食事を作ったりドラム缶のお風呂に入ったり、アウトドアシアターを観たりと楽しく共同作業を行いました。そのライトアップやシアターの投影に、BLUETTIのポータブル電源が大活躍。「自然の中でも電気が使える」ということを知るのも、きっと災害時に役立つ情報となったでしょう。そして皆で協力して何かをやり遂げ、自然の中で楽しい時間を過ごすという、貴重な体験。この経験は、子どもたちが大きく成長するきっかけになり、人生においての財産となり得る素晴らしいものとなるでしょう。ポータブル電源で映画を見る地球で生活する上で、自然災害は避けては通れない道です。自然と共存し、これからの未来を生き抜いていくためには、いかに準備し対応できるかが大切になってきます。いくら節電を心掛けても、必要不可欠な電力というものがあります。BLUETTIのポータブル電源とソーラーパネルなら、太陽光発電で発電した電気を効率よく貯蔵し、必要な時に使うことができるのです。これからの未来も、海と生きるために。クリーンなエネルギーでクリーンな未来を。子どもたちの未来のため、これからの地球のため、BLUETTIはこれからも「未来とエコ」プロジェクトを通じて環境保護に取り組んでいきます。■BLUETTIについて業界で10年以上の経験を持つBLUETTI(ブルーティ)は、屋内外で使用できるグリーン蓄電ソリューションを通じて、持続可能な未来に対して忠実であり続けようと努めてきました。同時に、卓越した環境に優しい体験を人々と世界にお届けしています。BLUETTIは70か国以上に活動を広げ、世界数百万人のお客様から信頼を受けています。公式サイト : X(旧:Twitter): Instagram : Facebook : LINE : YouTube : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月15日田尾下哲が脚本・演出を手がける朗読劇シリーズの最新作『革命への行進曲(マーチ)~モーツァルト VS 検閲官~』が、8月1日(火)、TOKYO FMホールで開幕した。その初日の模様をレポートする。舞台は1785年のウィーン。宮廷検閲官のヘーゲリンは、オペラ『フィガロの結婚』の担当検閲官を命じられる。『フィガロの結婚』が、君主に対する臣下の不敬を描いた作品にも関わらず、オペラ版の創作が進められたのは、その作曲家が皇帝ヨーゼフ二世の寵愛を受けるモーツァルトであるがゆえ。それでもヘーゲリンは徹底的に言葉による検閲を行うが、モーツァルトはその要求を柔軟に受け入れていき……。中央に作品を象徴するかのような1台のグランドピアノが据えられ、その前には5本のマイクスタンド。初日のこの日は、山口智広、神尾晋一郎、中澤まさとも、竹内栄治、小澤亜李がキャストとして名を連ねた。近年動きやSEなどを多用した朗読劇も多いが、本作の作りは非常にシンプル。その分、劇世界に深みとリアリティを持たせるためには演者の高いスキルは欠かせないが、この5人にその心配は不要だったようだ。物語としては、検閲官と創作者の攻防を描く人間ドラマ。と同時に、モーツァルトという作曲家の才能について改めて感嘆させられるドラマでもある。言葉の検閲だけに止まらず、音楽を学び、楽譜までも検閲することにしたヘーゲリン。だが軽々とその上をいく天才モーツァルトに対し、それまで芸術とは無縁だった彼がこうつぶやくのだ。「モーツァルトの天才に、目眩がしそうだ」と。ヘーゲリン役の山口は、厳格な検閲官という役どころを、抑揚を抑え、少し硬さのある声で表現。そこにヘーゲリンという男の、仕事に対する信念や自信を伺わせる(だからこそ後半への変化が活きてくる)。その真逆をいくのが、神尾演じるモーツァルト。彼の音楽が讃えるのは、フランス革命のスローガンともなった「自由・平等・友愛」。だがそれは彼自身を表現した言葉とも言え、神尾の明るく、茶目っ気があり、生命力あふれる声は、まさにモーツァルトそのものだった。また親モーツァルト派のスヴィーテン男爵を中澤が、『フィガロの結婚』の台本作家のダ・ポンテを竹内が好演。さらにルイーザ、ピアニスト、ヘーゲリンの秘書を演じた小澤含め、複数の役を担当するこの3人の演じ分けも楽しい。さらに本作には全42人もの声優が日替わりで参加しており、その組み合わせの違いも大きな魅力となっている。【公演情報】朗読劇「革命への行進曲」~モーツァルトVS検閲官公演期間:8月1日(火)~8月6日(日) TOKYO FMホール※8月4日(金)19:00公演、8月5日(土)19:00公演は配信あり取材・文:野上瑠美子
2023年08月03日累計440万部突破の人気漫画を原作とした「音楽朗読劇 アシガール」の唯と若君役のキャストが発表された。「ごくせん」「デカワンコ」「高台家の人々」などでも知られる森本梢子が描く「アシガール」。足が速いことだけがとりえの女子高生・唯は、弟の尊がつくったタイムマシンをうっかり起動させてしまったことで、戦国時代にタイムスリップ。そこで出会った愛しい若君こと羽木九八郎忠清と恋に落ち、彼を守るために足軽になって奮闘する姿を描く。8月5日(土)の公演には、速川唯役を「家政婦のミタ」の本田望結、羽木九八郎忠清役を「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」などに出演する増田俊樹が演じる。本田さんは「念願の朗読劇!映像や舞台とは違う、朗読劇ならではの絵をお客様に想像していただき完成する仕組みにとてもワクワクしています!」と心境を明かし、増田さんは「朗読では、どこからどこまでが描かれるのか今から楽しみでなりません。唯と若君が苦難を乗り越えた先にある未来は!?腹が決まったら参れ!」とコメント。8月6日(日)の公演には、「サブスク彼女」で地上波連続ドラマ初主演を務めた紺野彩夏が速川唯を昼夜両部で演じ、「BALLISTIK BOYZ」のボーカル・深堀未来が昼の部で、「超特急」の草川拓弥が夜の部でそれぞれ羽木九八郎忠清を務める。紺野さんは「朗読劇は、私自身、初めての試みなのでどのようなモノになっていくのか全くわからない状態ではありますが、キャストの皆様はじめスタッフの皆様のお力をお借りして楽しみたいなと思っています」と意気込み、深堀さんも「全力で頑張り、自分の役をしっかり演じて朗読させていただきたいと思います!」と語る。草川さんは「どんな世界観になるのかとても楽しみです。1回しかない特別な機会を、悔いのないよう精一杯やらせていただきます。皆さんにとっても特別な日になりますように」とメッセージを寄せている。また、脚本・演出は岡本貴也。音楽監督は土屋雄作が務め、生バンドによるライブ演奏で盛り上げる。チケットは、7月5日(水)12時よりオフィシャル先行で販売スタート。一般チケットは7月22日(土)10時より販売開始となる。「音楽朗読劇 アシガール」は8月5日(土)・6日(日)TOYOSU PITにて上演(全3回公演)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日ベートーヴェンのソナタ「月光」のピアノ演奏と「ドラマリーディング」がおりなす、 新機軸のライブ・ステージ劇団東演主催『ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇月光の夏』が2023年8月14日 (月) ~2023年8月15日 (火)に北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2-8-18北沢タウンホ-ル2F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて7月3日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて7月3日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 初演から毎年8月に上演を続けて今年で20周年毎年8月にこだわり、日本の夏を語り継ぐ企画ピアニストと4人の俳優が伝える「平和の尊さ」「命の重さ」ベートーベンのピアノ・ソナタ「月光」の全曲演奏が私たちの思いを伝えます。心の目で見る感動のドラマを(作者:毛利恒之)朗読劇『月光の夏』は、単なる朗読とは違います。ベートーヴェンのソナタ「月光」のピアノ演奏と「ドラマリーディング」がおりなす、 新機軸のライブ・ステージです。かつて、ラジオドラマは「心の劇場」と言われました。 朗読劇もまた、観客の想像の世界をひろげます。のみならず、人間の息吹が伝わる、臨場感のある生の舞台です。名曲の調べとあいまって胸で聴く、心の目で観る、深い味わいの感動のドラマをおとどけします。戦争犠牲者の鎮魂と平和への祈りをこめてーーー 。【あらすじ】佐賀県鳥栖市ーーー 。戦後45年のこの年、鳥栖小学校の古いグランドピアノが廃棄されようとしていた。かつて教師をしていた吉岡公子は、そのピアノに忘れられない思い出を秘めていた 。そしてピアノを平和の願いの証として保存して欲しいという思いから、全校集会で生徒達にその思い出を語る・・・。太平洋戦争末期の昭和20年初夏、音楽学校出身の特攻隊員二人が学校に駆けつけ、今生の別れにベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」を弾き、沖縄の空に出撃していった・・・。公演概要『ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇月光の夏』公演期間:2023年8月14日 (月) ~2023年8月15日 (火)会場:北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2-8-18北沢タウンホ-ル2F)■出演者8月14日(月) 18:30開場/19:00開演南保大樹/奥山浩/岸並万里子/小池友理香ピアノ:仲道祐子8月15日(火) 11:30開場/12:00開演能登剛/奥山浩/和泉れい子/中花子ピアノ:根岸弥生■スタッフ原作/脚本 : 毛利恒之演出 : 鈴木完一郎・原田一樹照明 : 鵜飼守効果 : 高橋巌制作 : 横川功■チケット料金一般:3,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月28日『音楽朗読劇 アシガール』が、8月5日(土)・6日(日) に豊洲PITで上演されることが決定した。本作は、『ごくせん』『デカワンコ』『高台家の人々』などで知られる漫画家・森本梢子による同名マンガを原作とした朗読劇。足が速いことだけが得意な女子高生・唯は、弟の尊がつくったタイムマシンをうっかり起動させてしまったことで、戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った愛しい若君こと羽木九八郎忠清と恋に落ち、彼を守るために足軽になって奮闘する姿を描くタイムスリップ・ラブコメディだ。本公演は2日間で全3回上演される予定で、主要キャストなど詳細は後日アナウンスされる。<公演情報>『音楽朗読劇 アシガール』8月5日(土)・6日(日) 豊洲PIT(C)森本梢子/集英社 (C)Culture Entertainment Co.,Ltd.関連リンク公式サイト:公式Twitter:
2023年06月28日リーディング音楽劇『ジャングル大帝』が、6月4日(日) に東京建物 Brillia HALLで初日を迎えた。『ジャングル大帝』は、1950年よりマンガの連載が開始された手塚治虫の初期の名作。今回はジャングルに生きる白いライオンのレオがジャングルの平和と文明化、人間との共存をしていく様子を描いた物語を、世界観、スケール感はそのままに、耳でも目でも楽しめるリーディング音楽劇として上演される。出演は、ふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介の4人が、主人公のライオン、レオを成長に合わせて演じるほか、ヒゲオヤジ、ハム・エッグ、ブブ、ライヤも担当。またレオの人間の友だち、ケン一役で太田基裕、人間の少女、メリー/コンガ役で梅田彩佳、エライザ役でダンドイ舞莉花、レオを助けるジャングルの仲間でストーリーテラーにもなる、オウムのココ役で入野自由が出演する。コーラスは小林遼介、ダンサーはホナガヨウコ、池田遼がそれぞれ担当。スペシャルコーラス浦嶋りんこを加え、壮大なアフリカの大地を描き出す。本公演は、キャスト全員で歌うオープニングナンバー「はじまり」、レオとケン一の心情を表現したデュエットソング「一人と一匹」など、キャラクターたちの歌唱ナンバーや、コーラスの歌唱とバンドで届けるミュージックナンバーなど、リーディングだけでなく音楽でもたっぷりと楽しむことができる。舞台上に登場する出演者は、統一性もありつつそれぞれの個性あふれる衣裳を身にまとい、リーディング、コーラス、ダンス、バンドがひとつの楽団のような一体感も見どころとなっている。脚本・作詞は、ミュージカルや舞台の翻訳・訳詞で活躍、若手で注目を集める福田響志が、演出は『東京2020パラリンピック開会式』やミュージカル『ダブル・トラブル』など幅広い作品の演出で注目されるウォーリー木下が務める。音楽はミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』など多くの作品で音楽監督を務める岩崎廉が担当する。■レオ、ヒゲオヤジ役:福田悠太 コメント都会のど真ん中がジャングルになります。きっと皆さまが思ってるジャングルよりスタイリッシュなジャングルです。スタイリッシュジャングルです。カモンです。■レオ、ハム・エッグ役:辰巳雄大 コメントレオの成長をリーディングでふぉ〜ゆ〜4人が演じるからこそ出来る演出でお届けします。音楽と音の持つ力で劇場が雄大なジャングルに変わります。素敵な歌の数々も必聴です。お楽しみに。■レオ、ブブ役:越岡裕貴 コメントリーディング音楽劇なので、LIVE感溢れる『ジャングル大帝』を楽しんで頂けたら嬉しいです。そしてレオの成長を楽しんで下さいー!劇場で待ってますねー!■レオ、ライヤ役:松崎祐介 コメントリーディング音楽劇『ジャングル大帝』生演奏のバンドの中で視覚聴覚と様々な要素で皆様をジャングルの世界に導きます。強くたくましく生きる事を再確認させられる作品になっています。是非劇場でお待ちして松。■ケン一役:太田基裕 コメント見て、聴いて、アフリカの大地を想像しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。キャストはもちろん、様々な楽器を駆使して多彩な表現をしているバンドさんたちにも是非注目してください!■ココ役:入野自由 コメント稽古はチャレンジの連続。この挑戦がどんなエンターテイメントの花を咲かせるのか、、、特にダンサーズの動きには注目です!撮影:岡千里<公演情報>リーディング音楽劇『ジャングル大帝』6月4日(日) 18:306月5日(月) 12:00★/16:00会場:東京建物Brillia HALL★はアフタートークありリーディング音楽劇『ジャングル大帝』ロゴ原作:手塚治虫脚本:福田響志演出:ウォーリー木下音楽:岩崎廉【出演】福田悠太辰巳雄大越岡裕貴松崎祐介(ふぉ~ゆ~)太田基裕梅田彩佳ダンドイ舞莉花/浦嶋りんこ小林遼介ホナガヨウコ池田遼入野自由■バンドパーカッション:奥田真広、一丸聡子、朝里奈津美マルチリード:宮崎達也ギター:朝田英之ベース:山口健一郎キーボード:田中葵マニピュレーター:古賀敬一郎楽器:三響社公式サイト:
2023年06月05日高校2年生の「キマリ」こと玉木マリ(堀内まり菜)は、南極に行こうとしている小淵沢報瀬(石井陽菜)と出会う。ふたりはその後出会った三宅日向(岸みゆ)、白石結月(北澤早紀)と共に民間南極観測隊に参加し、南極に向かう。その旅路で彼女たちは何を思うのか……?2018年に放送された同名のテレビアニメを原作とし、南極を目指す4人の少女の物語を描く舞台「宇宙よりも遠い場所」。演出を手がけるのは、劇団MONO代表の土田英生だ。軽快なテンポの会話を通して人間の姿を描くことに定評のある彼、制作側からはアニメの再現ではなく土田流で「2.5次元舞台とそうでない舞台の垣根を壊す」ことを求められたという。しかも土田の叔父はかつて南極越冬隊に参加、土産の南極の石が今でも実家にある。ある意味、出合うべくして出合ったのかもしれない。南極観測隊の隊長・藤堂吟役の桑原裕子は「女子高生たち4人の『どこかに飛び出したい』気持ちは、私自身も若い頃感じていたもの。舞台はより濃密に、悩みを乗り越えていく姿が描かれる」と語る。観測船の船長・迎千秋役の中村まことも「大人の自分だって今ももがいているし、世代を問わず一緒。若い世代はもちろん、大人にもぜひ見てもらいたい作品ですね」と話す。吟は「最後の最後に自分の内面をさらけ出す姿が、普段は割と弱気なのにいざとなると凛としている桑原と重なった」という土田。桑原も「親友の子どもとどう付き合ったら良いかわからない不器用さ、でも同じものを目指しているなら通じ合えるはずだという信念。そういう素敵なところを表現したい」と語った。また迎は「常にニコニコ、なんでも受けとめるお父さん的キャラクター。まことさんの一見変だけれど実はすごく真面目なものを感じさせる芝居や、周りの人のことをよく見て気遣う姿と重なった」と土田。中村も「僕の持ち味を活かして加えてくださった部分も、すごく面白い」とする。物語の中心となる若手キャストへの期待も大きい。土田は彼女たちが積極的に意見を出し合う姿を見て、「これはいける」と感じたそうだ。良い空気の中から生み出される今作を「隣の人への嫉妬や他者との関わり方が、綺麗事ではなく描かれた作品。普遍的な話だから誰もが自分にとっての思春期を感じられるし、それを真っ当に乗り越える素晴らしさを描いています。ぜひ楽しみにしていただきたいですね」と土田は締めくくった。5月17日(水)~21日(日)、渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールにて。取材・文:金井まゆみ
2023年05月10日セックスレス夫婦の新たな門出を赤裸々に描いた朗読劇『したいとか、したくないとかの話じゃない』。開幕を約10日後に控えたタイミングで、夫婦に扮する篠原涼子と山崎樹範がインタビューに応じた。原作は、10月よりスタートするNHK連続テレビ小説『ブギウギ』を手がける脚本家・足立紳による同タイトルの小説(2022年刊行)。共同脚本・演出として劇団宝船を主宰する新井友香が加わり、コロナ禍を舞台にセックスレスの二人が夫婦や子育てのあり方を問う“ファミリーストーリー”が展開される。ペアが入れ替わるWキャスト制で、篠原×荒木宏文、山崎×佐藤仁美の夫婦ぶりも堪能したいところだ。妻のもとに夫から届いた、「今晩、久しぶりにしたいです。どうですか……?」というLINE。このメッセージをきっかけに冷え切った二人の関係性が転じていく中で、出会った頃の初々しい姿(早川聖来:乃木坂46、ゆうたろう)が映像で挟まれる。その劇効果を尋ねると、篠原は「恋愛初期のキラキラした時期と、口汚く罵り合う私たちの“成れの果て”のギャップを楽しんでいただければ」と笑う。山崎も「若かりし頃の夫婦をビジュアルで見せるからこそ、“成れの果て”の僕たちが陥る言葉だけの物語に厚みが増して説得力が加わりますよね」と頷いた。セックスレスを起点とする普遍的なテーマだからこそ、「彼らと同じ立場だったらどんな行動に出るか」と尋ねてみた。すると篠原は「距離を取って空気を入れ替えることで変化をもたらしたい」とコメント。「劇中の妻も離れたことによって相手を思いやる気持ちを取り戻し、ポジティブな言葉をかけられるようになりました。実生活でも大切な考え方だと思います」と述べる。山崎は「出会った頃の気持ちを思い出し、日ごろから“楽しい”とか“一緒にいて幸せ”という感情を言葉で伝える」と自らの日常を覗かせる一方で、「劇中の相手役である篠原さんに“もう一度、距離を詰めてもいいかな”と感じていただけることが僕の目標になりました!」と宣誓し、一同を和ませた。初挑戦の朗読劇に対して、篠原はYouTubeで動画を観るなど予習に余念がなく「表情や動きが封じられ、言葉だけで世界観を形づくることは映像や舞台に臨む時と心構えが違いますね」と率直な想いを明かす。経験者の山崎も「丁寧に言葉や物語を伝えることが難しくもあり楽しいところ」と続き、「長いこと役者をやって高い武器や防具を買い揃えたのに、ここへ来て初期の“棍棒”で勝負するドキドキ感があります」と例えていた。公演は4月20日(木)〜23日(日)、東京・俳優座劇場にて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代ヘアメイク(山崎樹範):浅山ジャスミン莉奈(TUNE)、中間愛梨(TUNE)、眞舘楓
2023年04月19日