映画『闇金ウシジマくん Part2』の完成披露上映が5月1日(木)に開催。山田孝之らレギュラー陣だけでなく、菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、高橋メアリージュン、木南晴夏、中尾明慶、本仮屋ユイカ、柳楽優弥ら劇場版の豪華キャストが個性的な挨拶で会場を盛り上げた。2シーズンにわたり深夜ドラマで放送され人気を集めた、真鍋昌平の人気漫画の劇場版第2弾。サエない暴走族のヘッド、NO.1獲得を目指して女に金を貢がせるホスト、そんな彼の頼みを断れずに借金に身を沈めていく少女らのなれの果てが描き出される。中尾さんは暴走族のアタマで、うだつの上がらない生活を送る相沢を、木南さんはその妻を演じた。愛沢役を“ハマり役”と称賛された中尾さんは「ハマってました?」とちょっぴり複雑そう。木南さんとは以前からの知り合いだが「普段、優しくて癒し系の晴夏ちゃんにあれだけ罵声を浴びせられ、帰り道で結構、傷ついてました」と傷心を告白する。一方で木南さんは、かなり口汚い言葉を口にしなくてはいけなかったが「暴力的な言葉を使う役は意外と多いので大丈夫でした!」と笑顔で語り笑いを誘う。菅田さんは、その愛沢の怒りを買ってしまう、ヤンキーのマサルを演じた。マサルは結果的に丑嶋が経営する闇金「カウカウファイナンス」で働くことになるが、ドラマ・原作漫画のファンだったという菅田さんは「カウカウで働ける人もそんなにいないですよね!」と貴重な機会を楽しんだよう。門脇さんは、窪田さん演じるホストに入れあげてしまう彩香を演じたが「ホストにハマって堕ちていく女の子ですが、引いて見てみると普通の女の子。自分としては、レイ(窪田さん)のことが好きな普通の女の子として演じました」と明かす。これに対し、彩香に勝手に恋をするストーカーを怪しげに演じた柳楽さんは、門脇さんの言葉そのままに「僕も彩香が好きなだけ!ピュアだし。ただのストーカー(笑)」と主張し、門脇さんとうなづき合い、会場は笑いに包まれた。映画でひときわ強い印象を残しているのが、高橋さんが演じるウシジマのライバルの闇金を経営する犀原。原作では男性であるこの役を高橋さんはキャスト陣の中で唯一、オーディションで勝ちとった。高橋さんは「外の公園でオーディションやりました」と驚きのオーディションを明かす。「大声出してセリフ言ったけど、監督の反応が薄くて、帰っちゃったので落ちたと思った」とふり返ったが、山口雅俊監督は「もう大丈夫と思ったので帰ったんです」とその時点で合格を決めていたと説明。高橋さんはさらに「丑嶋を殺すつもりで、どうやったら死ぬかと考えて殺気を出すようにしていた」と物騒な役作りを明かし、「アタマの中では殺してました」とまで告白し会場を沸かせた。山田さんは、劇中の登場人物について「だいたいクズばかり」と語り、共演陣を見やり「みなさんが役に入り込んでふり切ってた。クズばかりですが、俳優としては最高にカッコいいです!」と称賛を送り、会場は温かい拍手が沸き起こった。『闇金ウシジマくん Part2』は5月16日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:闇金ウシジマくん Part2 2014年5月16日より全国にて公開(C) 2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作員会
2014年05月02日モデルで女優の高橋メアリージュンが1日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『闇金ウシジマくん Part2』(5月16日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、同名漫画を原作に、違法な金利の闇金業者・丑嶋馨(山田孝之)が、安易に借金を重ねる多重債務者たちを容赦なく追い込んでいく物語。劇場版第2弾の完成を迎え、この日は、主演の山田孝之をはじめとした主要キャスト12人(山田孝之、綾野剛、菅田将暉、木南晴夏、門脇麦、高橋メアリージュン、中尾明慶、窪田正孝、本仮屋ユイカ、柳楽優弥、崎本大海、やべきょうすけ)に加え、シリーズとおしてメガホンをとる山口雅俊監督の計13人が集まった。高橋が演じるのは、闇金融ライノー・ローンの女経営者・犀原茜で、主要12人の中では唯一オーディションが行われた役。丑嶋を過剰にライバル視し、どんな手を使ってでものし上がろうとヤクザに取り入り、えげつない商売にも手を染める。マキタスポーツ演じる部下・村井を罵倒しながら、借金の回収も手段を選ばない。原作には登場しないオリジナルキャラクターかつ、強烈な役柄であることからキャスティングが難航。クランクイン後も決めかねていた山口監督は、撮影現場に候補者を呼び、ひそかにオーディションを行っていた。モデルとして活動する傍ら、2012年にNHK連続テレビ小説『純と愛』でドラマデビューを飾り、『るろうに剣心』の第2・3作で駒形由美役に抜てきされるなど、ここ最近は演技の仕事も増えている高橋。本作のオーディションで呼ばれたのは、くしくもラストシーンの撮影日だった。川辺の公園で準備する間もなく台本を渡され、立ったままセリフを読まされた。高橋が舞台あいさつでそのことを話すと、共演者からは「えー!?」と驚きの声。「大声出してセリフを言ったんですけど、監督の反応がすごく薄くて。すぐ帰られたので、落ちたぁ! と思ったんですよ」と振り返ると、山口監督は「大丈夫だなと思って。撮影もあるし」と即決だったことを明かした。また、高橋は「茜として丑嶋を怖がりたくはなかったのであまり緊張はしなかったです」と覚悟を持って現場に臨んだようで、「撮影の時は丑嶋を殺すというか、どうやったら死ぬかなと考えて殺気を出すようにしていました」と役を作っていったのだという。山田は、そんな高橋を「最高でしたね」と絶賛。山田が、「(以前)頭の中で殺してたと言っていましたよね。殺していたんですよね?」と問いかけると、高橋は笑顔で「はい、殺していました」と答えていた。
2014年05月02日いつの時代も清楚で透明感のあるかわいい女の子は世の男性の憧れの的。そこに、どんな役も自分のものにしてしまう圧倒的な演技力や他の人にはない魅力が加われば、老若男女に愛される“国民的女優”になれる日も近い!?並みいる若手女優の中で、2014年に最もブレイクするのは誰なのでしょう。お笑い芸人よゐこの濵口優さんの弟で、タロット占い師の濱口善幸さんをはじめとする、人気の占い師100人がその運勢を予想。上位10位をランキング形式でご紹介します!【売れすぎて困っちゃう?!2014年に大ブレイクする若手女優】1位剛力彩芽 (21歳)2位成海璃子(21歳)3位忽那汐里(20歳)4位團遥香(20歳)5位本仮屋ユイカ(26歳)6位綾瀬はるか(28歳)7位宮崎瑠依(30歳)8位新垣結衣(25歳)9位川口春奈(18歳)10位北乃きい(22歳)1位の剛力彩芽さんは、2014年は水嶋ヒロさんの俳優復帰作として話題の『黒執事』(1月18日公開)で男装の令嬢という難しい役に挑戦しています。さらに発表されているだけでも1月公開のドラマ『私の嫌いな探偵』(テレビ朝日系)、4月公開の映画『L♥DK』に主演。2013年には歌手デビューも果たすなど順調そのもの。運気上昇効果で、2014年もそのまま独走態勢に入るのかもしれませんね。☆占い師さんからのコメント・2014年の運気は好調です。直感力が高まり「なんとなく」がほとんど的中するでしょう。今までしてきたことの結果が出る年なので迷いなく、出る結果すべてを受け入れて前向きに活動すると良いでしょう。注意点は物事を深く考えすぎないことです。切り替えの早さが好調のポイントです。(シウマ先生│1分開運琉球秘術)・昨年の勢いのまま行きたいところですが、運だけではなく、真の実力を遺憾なく発揮しようとする決意とその実行力の継続が、更なるステップアップにつながる年。目上の方々に礼儀を尽くすことが肝要。(山倭厭魏│運命矯正鑑定)2位につけている忽那汐里(くつなしおり)さんも『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)や『家族ゲーム』(フジテレビ系)、渡辺謙さん主演の映画『許されざるもの』などに出演し、順調に認知度を高めていますから、強い運気が味方することでさらなるステップアップが期待できそうです。ツートップは奇しくもオスカープロモーション所属のおふたりですが、その牙城を脅かす強運の持ち主として3位にランクインしているのが團遥香さん。三井財閥の総帥やブリヂストンの創業者や社長、そして、いろんな意味で名を残している元総理の鳩山由紀夫さんなど、そうそうたる親族を持つ生粋のお嬢様です。まさに清純派として売れっ子になるにふさわしい存在と言えるでしょう。さて清純派ではあるけれど、女優というと「?」と感じてしまうのが、6位の宮崎瑠依さん。現在、ホリプロ所属の方ですが、どちらかと言えばアイドル出身タレントといったポジションです。出演している番組も、『ZIP!』(日本テレビ系)、『野球好きニュース』(J SPORTS)など、ほとんどが情報バラエティ。女優としてはこれまではあまり活躍しておりません。所属もホリプロのスポーツ文化部アナウンス室ですし。司会者、キャスターとしての道が宮崎さんの前には開かれているようなのですが…。でも、世の中にはもともとのイメージをガラリと覆し、そこから大きく羽ばたくタレントさんも結構いますよね。例えばブロードウェイミュージカル『CHICAGO』で主役を張った米倉涼子さん。数年前までは、いわゆるモデル出身の美人女優という印象でしたが、平均視聴率20%超えを連発したドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)に主演するなど、今やすっかり実力派女優の風格です。『anego』(日本テレビ系)以来、おバカキャラから一皮むけてクールな姉御肌のイメージを確立した篠原涼子さん然り。古くはアイドルから世界的なイリュージョニストに転向した引田 天功さんなども。自然と進んできて、そのまま行くのかなと思っていたら、左右に分かれた岐路に立たされたりするのが人生というもの。宮崎さんにとっては2014年がそうなのかもしれません。連ドラ出演が決まったり、いきなり映画の主役に抜擢されたりして、清純派女優の道が拓けるのかも!運気の上昇ってこういう変化をもたらしやすいような気がします。そう、これを読んでいるあなたが、今年はいきなり清純派女優としてスカウトされちゃうなんてことも?もしかしたらそんな運勢に恵まれているかもしれませんから、さっそく人気の占い師さんの元に飛び込んでみましょう!(文=総合占術研究家橘のえる)100人の占い師が2014年の運勢を大予想!「2014年cocoloni超運ランキング」
2014年01月04日「ヤクルト」を使わない、腸内細菌のプロ・ヤクルトレシピ本株式会社ヤクルト本社が、同社の管理栄養士考案によるオリジナルレシピ本「ヤクルト本社の管理栄養士が考えたカラダがよろこぶ『健腸』レシピ」を3月14日、講談社から発売すると発表した。企業レシピ本ブームでもあるなか、腸内細菌のエキスパートがスッキリ美人を生むレシピを提案してくれる。同書には、ヤクルトの管理栄養士11名が考案した、レシピ67品が掲載されている。“~を使った”というタイプのレシピ本が多数存在するが、ここでは「ヤクルト」をはじめとする同社製品は一切使用していない。(ニュースリリースより参考画像)献立にプラスで使いやすい!腸内細菌の知識もギュッとレシピは、腸内の善玉菌を元気にしてくれる食物繊維やオリゴ糖を含んだ、身近な植物性食品と発酵食品を使用。「主菜」「副菜」「主食」「汁物」「デザート」と、各レシピを分類して紹介しているので、献立を考えるときにプラスしやすく、毎日の食卓に生かしやすいものとなっている。それぞれその料理で摂取できる食物繊維量も記載されていて、とてもわかりやすい。レシピ紹介だけでなく、腸内細菌と健康の関わりを解説するページやコラムも設けられており、楽しく学べる書籍ともなっているそうだ。野菜や豆類、穀類、海藻類といった植物性の食材や海藻類の不足、そして日々のストレスなど、現代人を取り巻く環境は、腸内の悪玉菌を優位にしてしまい、バランスを乱しがちだ。ヤクルト本社では、創業以来“腸内細菌と健康の関わり”を追求してきた企業として、人々の腸を元気にし、健康に寄与したいとしている。このレシピを参考に、あなたも腸内環境の健康なスッキリ美人を目指してみては。元の記事を読む
2013年03月06日初の情報バラエティー司会に挑戦!TBS系情報バラエティー「王様のブランチ」(土曜9:30~)の女性司会役として、先日優香が卒業したが、その後任として、女優の本仮屋ユイカが決定したことが分かった。放送17年目に突入したという人気長寿番組の新たな顔として活躍することとなる。このような情報バラエティーの司会を務めることは、本仮屋としても初の挑戦だ。さわやかで明るい朝の顔向き?!本仮屋といえば、NHK朝の連続ドラマのヒロインとして、知名度を上げたことで知られる。2005年の「ファイト」で、毎日朝の顔として、明るくさわやかな印象を残した。そんな彼女の演技を記憶している方も多いだろう。そこから7年。よりキャリアを重ね成長した彼女が、変わらぬさわやかさ、明るさ、あたたかさをもって、土曜日「ブランチ」の4代目の顔となる。大好きな番組でプレッシャーも感じているという彼女だが、楽しい番組となるよう精いっぱい務めたいとのこと。持ち前のナチュラルな魅力で、新たな「ブランチ」をひらくMCとなってほしいものだ。これまでは見られなかった彼女の魅力も感じられるかも。これからに期待したい。元の記事を読む
2012年04月04日WOWOWの連続ドラマW「推定有罪」の制作発表会見が2月13日(月)、東京・日比谷の帝国ホテルで開催され、主演の仲村トオルを始め、黒木瞳、ミムラ、本仮屋ユイカ、寺島進、陣内孝則、國村隼ら豪華なキャスト陣が勢ぞろいした。近年、DNA鑑定技術などの進歩で、過去の事件の新事実が発覚することも増える中、冤罪事件の当事者を始め、遺族、警察、裁判所、弁護士、報道関係者など、冤罪により人生を狂わされた人々の人間模様を重厚なタッチで描き出す社会派ヒューマンドラマ。同枠で放送され好評を博した「空飛ぶタイヤ」、「下町ロケット」の脚本家・前川洋一と鈴木浩介監督が3度目のタッグを組んだ。仲村さんは自らの記事によって、無罪の男性を犯人に仕立て上げてしまった雑誌記者を演じており、会見冒頭では「今日はみなさん、WOWOW社員と家族、そして私たちを傷つけないような記事をお願いします(笑)」とアピール。今回の役柄を通して「書くことの怖さを知った」と言い、「特にいまはtwitterやブログなど誰でも情報や思いを書ける。昔から『ペンは剣よりも強し』と言うが、いまはなおさらそういう時代」と語った。ちなみに実生活での“推定有罪”体験を聞かれると、「僕はきれい好きなので、少しでも部屋が汚れると真っ先に片付ける。するといろいろなものが行方不明になってしまって(笑)。良かれと思って片付けたのに…残念です」と家庭内での素顔ものぞかせた。一方、黒木さんは冤罪を生んだマスコミや警察を徹底的に糾弾する弁護士役。“デキる女”の裏で、苦しい過去を抱えるという二面性を持つ女性で「ミステリアスな様子があって、役作りは楽しかった。みなさん(マスコミ)を糾弾するのは、あくまでドラマの中だけなので、宣伝、よろしくお願いします」と笑いを誘った。仲村さんを辛らつな言葉で追い詰めるシーンは「いかに傷つけるかを考えながら、とにかくイヤな言い方にこだわった」(黒木さん)。実際、仲村さんは「僕はまるでサンドバッグ状態だった」と黒木さんとのヘビーな共演シーンをふり返り、「黒木さんのダンナさんに思いを馳せました…」と意味深な発言だった。連続ドラマW「推定有罪」は、WOWOWプライムで3月25日(日)より毎週日曜22:00~放送(全5話/第1話は無料放送)。
2012年02月13日山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治という、実力を兼ね備えた5人の若手俳優が出演する舞台『パレード』。この作品が1月16日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。本作は、『悪人』『パーク・ライフ』などでも知られる吉田修一による2002年山本周五郎賞受賞作の小説が原作。この小説に惚れ込んだ行定勲が2010年に自ら脚本も手がけ映画化、今回の舞台版も演出を担当している。脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』など、映画化された作品の舞台版も手がけているモダンスイマーズの蓬莱竜太。小説と映画版が5人の登場人物それぞれの独白をオムニバスとして構成しているのに対し、舞台版は5人が暮らす2LDKのマンションでの生活を時系列に見せる形をとった。また、小説とも映画版とも全く違ったラストを用意しているのも注目すべき点だ。物語は都内の古びた2LDKのマンションが舞台。ここに年齢も職業も異なる4人の若者がルームシェアしている。先輩の彼女に恋する大学3年の良介(山本)、若手人気俳優と熱愛中らしい無職の琴美(本仮屋)、飲んだくれのイラストレーター兼雑貨屋店長である未来(原田)、映画会社勤務で一番しっかりしていそうな直輝(福士)。細かい生活ルールも喧嘩もなく、他人に踏み込みすぎぬよう一見楽しく日々を送る彼らの前に、ある夏、男娼をするサトル(竹内)が現れ、同居することになる。近所で女性を狙った通り魔事件が頻発していたこの頃、サトルの同居を機に、徐々に4人の住人の心の闇が露わになる。時は過ぎ冬、またも通り魔事件が起こる。それでもサトルを除く4人は表面上当たり障りのない生活を続けていて……。ルームシェアを支える兄貴的な役割を果たす、福士演じる直輝は舞台版のキーマン。一見、コミュニケーション能力に長けていそうなのだが、時おり電話でキレまくり、物語に不穏な空気をもたらす。また周りの雰囲気に流されて、つい盛り上げ役を買って出てしまう良介役には山本が扮する。5人の中では一番素直な性格で、共同生活に波風が立たないよう注意を払っている。酒に飲まれて常に生活に嵐を巻き起こす未来役の原田、一見平穏な共同生活に疑問を投げかける得体の知れないサトル役の竹内は好演。働きもせず一日中熱愛中らしい有名俳優の連絡を待ち続ける琴美役の本仮屋は、後半になるにつれ大人しい佇まいが不気味に感じられた。登場人物の誰かがストーリーを引っ張る芝居ではない。マンションで共同生活を送る5人の若者の生態を通して、彼らの無自覚な残酷さや心の隔たりをあぶり出す舞台だ。東京公演は1月27日(金)まで同劇場にて。2月4日(土)・5日(日)は大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演する。チケットはいずれも発売中。
2012年01月18日吉田修一の人気小説を舞台化した「パレード」の公演初日を前に1月15日(日)、通し稽古の模様が報道陣に公開。一昨年の映画化に続いて本公演でも演出を手掛ける行定勲と山本裕典、福士誠治が取材に応じた。山本さん、福士さん、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿を迎えて舞台化された本作。都会でルームシェアをする若者たちの心の闇を暴き出していく。公演初日を翌日に控え、山本さんは「ずっと稽古してきてチームワークもいいし、それぞれが台本を深く読みこんで自分なりの『パレード』を考えてきました」と晴れ晴れとした表情。行定監督は「自分で映画を演出しているのを忘れて全く別物としてやってます。かなりいい仕上がりになっていると思います」と自信をのぞかせる。山本さんは見どころとして「パンツをさらしてます!」とセクシーショットを告白。行定監督から「見せたいんだよね?」とツッコまれると「さらしたいんです」と頷き、「(パンツは)いくつか用意してもらっています。見てのお楽しみで(笑)」と期待をあおった。福士さんは「小説、映画とあって、今回の舞台ではラストが少し変わっています」と見どころを明かすも「一番言いたいけど言っちゃいけないところ(笑)。舞台では珍しく、雨を降らしてもらってびしょ濡れになりますが、それ以上は言うなと言われています」と原作、映画との違いをほのめかした。行定監督も「映画では(原作の)2~3歩先を見せましたが、舞台はかなり先を見せてます。そこをやりたかったんです」と強い思い入れを明かした。ちなみに、山本さんは公演中の1月19日に24歳の誕生日を迎えるが「まだまだ若いと思ってましたが(笑)、大人に近づいてます。良い1年のスタートにしたい」と抱負を語るが、「プレゼントは?」と報道陣から尋ねられた行定監督、福士さんはあっさりと「しないですね」と即答。山本さんは「女性陣には優しいのにメンズにはあたりが厳しいですよね」と苦笑いを浮かべていた。舞台「パレード」は1月16日(月)より29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場にて、2月4日(土)、5日(日)に大阪・シアター・ドラマシティにて上演。■関連作品:桜蘭高校ホスト部 2012年3月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 葉鳥ビスコ・白水社/映画「桜蘭高校ホスト部」製作委員会■関連記事:山本裕典「120%はじけたい」人気ドラマ『桜蘭高校ホスト部』映画化決定!
2012年01月16日本仮屋ユイカ、一糸まとわぬ姿で撮影に挑んでしまった・・女優・本仮屋ユイカ(24)が東京、新宿で写真集「AIR」の発売を記念して握手会を開催。ハワイ島のパワースポットで有名なキラウエア火山やマウナケア山などで撮影した写真集「AIR」は、本仮屋本人が考えていたより、遥かに大胆に体を露出した作品となった。本仮屋は露出が多くなった理由について、「ハワイの大自然やパワーの中に身を置いた事や、撮影に関わったスタッフ全員が女性で、その真剣さや愛を持った優しさで今回の写真集が出来あがった。」と語った。亀の気持ちになった水着写真や一糸まとわぬ後ろ姿を披露するなど、セクシーショットにチャレンジした本仮屋だが、ハワイの大自然の中で全裸になっているという場面で、時事ドット.コムによると「亀になった気分がした。石の上であったかくて。亀ってこんな気持ちなのかなって」「最初はちょっと抵抗があったけど、一歩殻を破って頑張ろうと思って挑戦した。新しいことをしたんだという達成感と、ここから違う自分が始まっていくんだという予感を感じた」と、一つ壁を乗り越えた女優の姿を垣間見せた。本仮屋、新年からの舞台情報舞台『パレード』が2012年1月16日~29日(東京、天王洲銀河劇場)2012年2月4日~2月5日(大阪、シアター・ドラマシティ)元の記事を読む
2011年12月27日2010年に行定勲監督により映画化された『パレード』の、舞台版の制作発表が10月26日に行われ、演出を手掛ける行定と、出演する山本裕典、福士誠治、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿が会見に出席した。『パレード』チケット情報舞台作品の原作となる『パレード』は、吉田修一が2002年に山本周五郎賞を受賞し、話題となった小説。都内のマンションでルームシェアをしている4人の若者たち。そこへ男娼をしている男が現れ、なんとなく一緒に住む事になるのだが、同じ頃、近所で女性を狙った連続暴行事件が起こり始める。一方で、お互いを干渉せずに過ごしてきた4人の日常が少しずつ変化していき……。会見で行定は「『パレード』は、僕にとっての集大成になった映画です。これを演劇化するという話を聞いて、他の人にやられたくないな、という気持ちがあって。(原作は)時代を凌駕した若者像を捉えた小説で感銘を受けました。それをまた演劇でやらせていただくのは光栄」と話し、映画は自身でシナリオを書いたが、舞台版では「蓬莱竜太さんという、ずっと一緒に仕事をしたかった若手の作家の方に頼みました。自分で作った映画版を裏切ろうというのがテーマなんで、すごくそこは自分自身楽しみにしています」と映画との違いも明かした。また、演じる側の山本は「舞台ならではの見せ方で、舞台を見に来た人をひとりでも多く魅了したい」と意気込みを語ったかと思えば、ルームシェアをしたら見られたくない姿はと言う質問に、「友達の家に遊びに行った時に、夕飯をご馳走になった後、トイレで大きい方をしたら音が鳴ってしまって。それを友達に聞かれて大爆笑されました」と恥ずかしい話をポロリ。同じ質問に本仮屋も「眠っている時の顔がよくないと友人に言われて。それから寝る時は暗くして見られないようにしてます」とマル秘エピソードを告白。この日が初対面という人もいる中、会見の場ですっかり打ち解けた様子だった。そのやりとりを横で聞いていた福士と原田は苦笑しつつも「(秘密を抱えている役で)映画とは違った裏切りを見せられるんじゃないかなと思います」(福士)。「自分が今までやったことがない役で、(自分とは)違うキャラクターですが楽しみです」(原田)とそれぞれ意欲を語った。この日18歳の誕生日を迎えた竹内は「男娼(という言葉)すらも知らなくて。想像もつかないし、どうやって演じたらいいか解らなくて……」と難しい役どころに悩みながらも、「この先輩方と一緒にできるのが嬉しい」と明るく答えていた。舞台『パレード』は、2012年1月16日(月)から29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、2012年2月4日(土)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは、東京公演は現在プリセール(WEB先着先行)実施中、大阪公演は10月27日(木) 21:00より実施。10月29日(土)より一般発売開始。
2011年10月27日2002年に山本周五郎賞を受賞し、行定勲監督によって映画化された「パレード」が、行定監督自らの演出で舞台化されることになり、10月26日(水)、都内で製作記者会見が行われた。出演するのは山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治という人気、実力を兼ね備えた若手俳優たち。都内の2LDKマンションでルームシェアをして生活する若者たちの無機質な人間関係を通して、現代人が抱える閉塞感と狂気をえぐり出す群像劇で、「個人的にはホラーだと解釈している」(行定監督)。一方、出演者は「僕自身、ルームシェアには向いていないかも。他人にはぐいぐい踏み込むけど、他人には踏み込まれたくない性格なんで(笑)」(山本さん)、「私は寝顔が良くないって評判なので、誰かとルームシェアしても、それだけは見られたくないですね」(本仮屋さん)とこれから舞台上で始まる“共同生活”への思いを語った。行定監督にとって映画『パレード』(’09)は「集大成と言える作品だった」。それだけに「演劇化を他人にやられたくないなと思った」といい、「確かに一度作り上げたものを、作り直すには大変だと思うが、逆にとても光栄で新しい挑戦になると感じている」と意気込み十分。行定監督が脚本を担当した映画版に対して、今回、シナリオを手がけるのは演劇界で注目を集める蓬莱竜太である。「シナリオを若い蓬莱さんに託すことで、映画版を裏切ろうという気持ち。どんな化学反応が生まれるか、自分自身も楽しみにしている」と期待を寄せる。もともと「一年のうち、映画よりも演劇を観る回数が多いと思う」と演劇ファンを自認する行定監督。すでに頭の中には、演劇的要素をいかに組み入れていくかイメージが沸いているのだとか。山本さんは「一つの空間にいながら、どこか自分たちを俯瞰する若者。そしてそれを外から見ている自分がいるという映画の独特な世界観に魅了された。今度は僕らが、舞台ならではの見せ方で(観客を)魅了できたら」。本仮屋さんが扮するヒロイン・琴美は、映画版では本仮屋さんの大親友である貫地谷しほりが演じており「お互いすごく驚いた。『絶対観に行く』と言ってくれたので、その日は一番緊張しそう」とプレッシャーを感じている様子だ。「(映画とは違う)新たな世界観で、いい意味で裏切りを見せることができれば」(福士さん)、「いままでやったことがないタイプの役どころなので、どう役作りをしようか考えている」(原田さん)。この日18歳の誕生日を迎えた竹内さんは、男娼役という難しい役どころで「そもそも男娼というものすら知らなかったので、どういう気持ちで演じたらいいか…。先輩方との共演は嬉しい反面、プレッシャーもありますが、先輩方に負けないよう頑張りたい」と抱負を語った。舞台版「パレード」は東京・天王洲 銀河劇場で2012年1月16日(月)〜1月29日(日)、大阪・シアター・ドラマシティで2月4日(土)〜2月5日(日)にて上演。東京・大阪公演ともに10月29日(土)からチケットの一般発売が始まる。■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会Camellia カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 BALCON/SIDUS FNH■関連記事:『カメリア』ソル・ギョングインタビュー「平凡であろうと、努力はしているかもしれない」来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!吉高由里子×行定勲監督インタビュー“放し飼い”から生まれた“風”のような一篇韓国の名優ソル・ギョング、吉高由里子の第一印象は「中学生くらいかな?」吉高由里子、韓国で行定勲監督に「放し飼いにされました」
2011年10月26日往年の人気漫画を映画化した『ワイルド7』の撮影現場での記者会見が5月2日(月)に行われ、主演の瑛太をはじめ、椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実の“ワイルド7”の面々と、彼らをまとめる司令塔にあたる草波役の中井貴一、そして羽住英一郎監督が出席した。また、このほかの共演陣として深田恭子、要潤、本仮屋ユイカ、吉田鋼太郎らが出演することも発表された。殺人などの重犯罪歴を持つ曲者を集めた超法規的機関“ワイルド7”。“悪(ワル)をもって悪(あく)を裁く”というコンセプトの下で結成された7人の最強チームが、バイクや重火器を操り、テロリストなどの凶悪犯を“逮捕”ではなく“退治”すべく戦う姿を描く。ワイルド7の面々は、革のジャケットに赤いマフラーというお揃いの出で立ちで登場。撮影は九州で始まり、その後、東京近郊へ。リーダーの飛葉大陸(ひば だいろく)を演じる瑛太さんは「原作ファンを裏切らない、見たことのないような超大作が出来上がってきていると思う」と自信をのぞかせる。バイクに銃と激しいアクションが注目を集めるが、羽住監督の激しさは予想以上だったようで「深田恭子さんをバイクの後ろに乗せて、ヘルメットを被らずに公道で車をビュンビュン抜かしていくシーンがあったんですが、かなり(スピードが)出ているかなぁ、と思ってたら監督から『もう少し飛ばせるよね』と言われました。ガンアクションでも(爆発が)顔に近い(苦笑)。監督のドSぶりが発揮されています」と明かしてくれた。冷静沈着な頭脳派の世界(せかい)を演じる椎名さんは、自身が20代の頃から、原作漫画の映画化の動きについて聞いていたそうで「その頃は、(自分が演じるなら)飛葉ちゃんかな、と思ってたんですが…」と予想よりも“年長”の役柄に苦笑い。現場の雰囲気について「九州ロケの頃から7人で一緒に、たくさん飲んできました。それが現場の勢いに繋がったかな、と思ってます」と語った。映画初出演となる丸山さんは爆弾とメカのスペシャリスト“パイロウ”を演じるが「映画は初めてで、バイクも免許を取るところから。初めてのことばかりで、いっぱいいっぱいになるかと思ってましたが…」と言いつつもほどよい緊張感と和やかさに包まれた現場で、のびのびと撮影に臨んでいる様子。ワイルドさを身に着けるべく、撮影前に「肉を多めに食べるようにしてました」と意外な役作りを明かし、共演陣の笑いを誘っていた。金髪の阿部さんは賭博師の“ソックス”役。自身の見どころシーンとして「隼という1,300ccのバイクでウィリー(前輪を持ち上げての走行)やストッピー(後輪を持ち上げてのブレーキ)を決めていますのでぜひ見てほしい」とアピール!かつて、暴走族の総長としてバイクを走らせていた宇梶さんもバイクシーンに関しては思い入れがあるよう。「遠い昔に捨て去った、封印した過去を思い起こして『どういう感じだったかな…?』と浮かんできたものを表現しました」と感慨深げにふり返った。キャスト陣で唯一、スーツ姿で登場した中井さんは、ワイルド7の発案者で、司令塔の役割を担う草波勝を演じる。個性あふれるワイルド過ぎる面々のコントロールに手を焼いているようで「調教するような人たちじゃないので…」とやや投げやり…?「昨日、今日と僕がひとりで(みんなに)しゃべるシーンが多かったんですが、人が話しているときにピーナッツ食べたり、吐き出したり、人の気が散ることばっかりやりやがるんです」と苦笑交じりに怒りを爆発させ、会場は笑いに包まれた。瑛太さんはすかさず「そんな中で怒りもせず、優しく接してくださるので“ボス”ですね」と中井さんをフォロー。羽住監督は「見たいものが全部詰まってます。ワイルドに振り切って、いろんなことを出し切りました」と力強く手応えを明かしていた。この日、出席したメンバーに加え、深田恭子が飛葉と惹かれ合う謎の美女・ユキを演じるほか、要潤は世間に公にされていないワイルド7の存在を執拗に追う敏腕記者・藤堂を、本仮屋ユイカはその助手のこずえを演じている。5月中旬のクランクアップまで残すところわずか。果たしてどのような作品に仕上がっているのか?『ワイルド7』は2012年新春、公開。■関連作品:ワイルド7 2012年新春、公開■関連記事:瑛太が元犯罪者の警官役でバイクで大暴れ!伝説的漫画「ワイルド7」映画化決定
2011年05月03日小畑友紀による累計発行部数1,000万部超の人気漫画を原作とした映画『僕等がいた』に生田斗真と吉高由里子が主演することが決定!さらに、共演陣として高岡蒼甫、本仮屋ユイカが出演することも明らかになった。原作は「月刊ベツコミ」(小学館刊)にて2002年より連載が開始され、いまなお連載中。北海道と東京を舞台にした、矢野元晴と高橋七美の10年以上にわたる純愛を描き出す。映画は前後篇の2部作で製作されるが、ついにメインキャストが発表!クラスの3分の2の女子から好意を持たれるほどの人気者でありながら、かつての恋人との死別という過去を引きずる矢野を生田斗真が、そんな矢野と出会い、やがて惹かれ合うようになる七美を吉高由里子が演じる。様々な葛藤を乗り越えて結ばれる矢野と七美。過去のトラウマに苦しむ矢野を七美は全力で支えようとするが、思いが成就した矢先にさらに大きな運命が2人を翻弄することに。家庭の事情で東京へと旅立った矢野と、釧路に残った七美。彼女は大学進学で上京を目指すのだが…。出演決定に際し、生田さんからは「『僕等がいた』の映画に出演させて頂くことになりました。とても人気のある漫画だと、以前から認識していました。こんなにカッコいい、それでいてとても人間的な矢野というキャラクターを自分が演じさせてもらうことに、恐縮していますが精一杯“矢野”という人物に息を吹き込みたいと思っています。学生服を着るのはこれが最後になるかもしれないので(笑)。甘酸っぱいスクールライフを思い切り満喫したいと思います」と意気込みを語る。吉高さんも「漫画原作のラブストーリーは初めてです。今日に至るまでたくさんの方が読んで、胸が高鳴ったり、焦がされたり、愛されてきた素敵な漫画だと思います。そして、これからも残る作品として、原作ファンの方を裏切らないように、恥ずかしくないように、気持ちを庇う照れをなくして尽力したいです」と撮影を前に心情を明かしてくれた。次々と話題作に出演し、人気と実力を兼ね備えた2人が北海道で、東京で、どのような“化学変化”を見せてくれるのか、期待したいところだ。そして、2人を取り巻く同級生にも若手実力派が名を連ねる。矢野の幼なじみで大親友であり、七美にとっては頼もしい相談役である心優しい純情男子・竹内匡史(まさふみ)を演じるのは高岡蒼甫。2人の恋を応援し見守りつつ、抑えきれずに七美に想いを寄せてしまう、という役どころとなっている。高岡さんからは「大勢の方に喜んでもらえる作品になるように、自分自身役に向きあっていきたいと思います。沢山の原作ファンの方、そうでない方にも喜んでもらえる作品になるように、自分自身も楽しんで演じさせていただきます」とのコメントが到着。そしてもうひとり、欠かすことのできない重要人物である山本有里(ゆり)を演じるのは本仮屋ユイカ。有里は、矢野や七美の同級生にして、死んでしまった矢野の元カノ・奈々の妹であり、矢野が持つ心の影の“秘密”を知る人物。暗く、他人を寄せ付けないオーラをまとうが、そんな彼女を矢野は放っておくことができない…。本仮屋さんは「原作を読み進めるうち、気付けば私も矢野元晴に惹かれていました。不器用でも一生懸命想いを貫こうとする登場人物たちに共感し、その中のひとりとして演技できることを光栄に思います」と出演の喜びを語る。この影をまとった役柄をどう演じるのかも楽しみなところ。監督は、『ソラニン』で不器用で瑞々しい若者たちの完成を見事なまでに描写した三木孝浩。『クローズド・ノート』、『岳-ガク-』の吉田智子が脚本を手掛ける。物語の舞台である北海道・釧路在住の原作者・小畑さんは、映画化に際して「田舎の自室でひとりでちまちまと描いていた世界が、多くの方の手を借りて映画になるということがなんとも感慨深いです…」とのコメントを寄せてくれた。いまだ原作は連載中とあって、この2部作の映画がどのような結末を迎えるのかも注目が集まりそうだ。純粋がゆえに傷つき、不条理な運命に翻弄される2人の想いは果たして結実するのか――?映画公式サイト上ではエキストラの大々的な募集も行われているが、撮影は実際に釧路でも行われる予定。『僕等がいた』は5月に撮影を開始し、2012年春、前後篇2部作連続公開を予定。■関連作品:僕等がいた 2012年、全国東宝系にて公開© 2012小畑友紀・小学館/「僕等がいた」製作委員会
2011年05月02日第3回沖縄国際映画祭の長編プログラム「Peace部門」に参加している映画『FLY!〜平凡なキセキ〜』の上映が沖縄国際コンベンションセンターにて行われ、小籔千豊、相武紗季、温水洋一、近藤真広監督らが舞台挨拶に登壇した。同作は、大阪を舞台に町工場のさえない男(小藪さん)が主人公。シングルマザー(相武さん)への切ない片思いや、偶然やってきた宇宙人(温水さん)と男の友情を描くヒューマン・コメディー。本作で初めて母親役に挑んだ相武さんは、「撮影が進むに連れて、子供がなじんでくれた。それで自然と母性も出て来て、いい感じで演じられた」とふり返り、子持ち役で新境地を開いたことを明かした。そして、「こういったときだからこそ、あったかい作品を観て、温かな気持ちが全国に広がっていけば…」とメッセージを伝えた。映画初主演となった吉本新喜劇の座長・小籔さんは「いまの自分に満足していない人や片思いをしている人、一歩を踏み出せない人に是非、観てほしい」とアピール。続けて、「特にラストシーンの僕の表情に注目して。いい演技しています」と真摯な表情で何度もしつこくアピール。どんな表情なのかは、是非劇場でチェックしたいところ。共演の相武さんについては、「えぐいほどかわいい!」と関西弁で大絶賛していた。宇宙人役というぴったり(?)な役で出演した温水さんは「役作りのしようがないので、僕なりに楽しくやりました」と納得のコメント。「すごい格好していますよ!」と期待感をあおった。本作で初メガホンを取ったのは、近藤監督も「平凡な日常に訪れる奇跡を描いています。大変元気の出る映画です」と見どころを伝えた。そのほかのキャストに、大杉漣、笹野高史、本仮屋ユイカ、西田敏行など、豪華キャストがズラリと顔を揃えている。第3回沖縄国際映画祭は3月18日(金)から27日(日)まで、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターをメイン会場に開催。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢、鬼奴の彼氏いない歴に「映画の中だけでも恋愛しないと」【沖縄国際映画祭】私たちにも、できることがきっとある。吉本芸人が贈る映画祭開幕!映画、エンタメイベントの中止が相次ぐ中で、少しずつ開催の動きも木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」
2011年03月23日人気ボーイズラブ映画の続編『愛の言霊〜世界の果てまで〜』の主要キャスト、植野堀まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカの3人揃っての動画インタビューが到着した。広告代理店に勤める裕文(植野堀さん)とその上司に当たる慎司(河合さん)の間に芽生えていく“愛”を描いた作品で、植野堀さんにとっては初の長編映画出演にして初主演となる。植野堀さんは「緊張し、悩みながらのお芝居でした」と初主演のプレッシャーを明かしつつ、映画の完成にホッとした様子。撮影については「河合さんに助けられながら、毎日楽しく撮影できた」と笑顔でふり返った。撮影は3月だったそうだが、クライマックスに桜のシーンがあり、河合さんは「複雑な天候の中で、桜が咲くかどうか分からないまま『大丈夫かな?』と思いつつやってました。そうしたら最後の最後で咲いて、それをフィルムに残せて、『完成した。絶対いい作品になる』と感じた」と充実した表情を見せた。見どころを尋ねられると、植野堀さんは、2人からから「チュー?」、「ベッド?」などと茶化されつつ、植野堀さんは「チューやベッドシーンも見どころだよ(笑)!でも、やっぱり最後の桜のシーン」と力強く語ってくれた。前作に続いての出演となる立花都役の齊藤さんは、前作との繋がりについて言及しつつ「立花都の成長を見せられたら…。『1』を観てくれた人の期待を裏切らないように演じた」と優しい笑みを浮かべつつ語ってくれた。3人それぞれの口調から、現場の和気藹々とした雰囲気、そして作品への自身と強い思いが伝わってくる。『愛の言霊〜世界の果てまで〜』は8月7日(土)より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:愛の言霊〜世界の果てまで〜 2010年8月7日より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開© 2010紺野けい子/フロンティアワークス/「愛の言霊〜世界の果てまで〜」Partners
2010年08月06日7月5日(月)スタートのTBS系ドラマ「ハンチョウ〜神南署安積班〜 シリーズ3」の製作会見が6月21日(月)、東京・新宿バルト9で行われ、連ドラ史上初となる本作の3D映像スポットCMが初披露された。佐々木蔵之介扮する警部補・安積剛志と若手刑事たちが熱い正義感と使命感で数々の事件解決に挑む姿を描く人気刑事ドラマシリーズの第3弾。披露された3DCMでは、佐々木さんのほか中村俊介、塚地武雅、黒谷友香、賀集利樹、山口翔悟の安積班6人が走り出すような姿が60秒にわたって展開。3Dメガネを装着して鑑賞した佐々木さんは、3D映像特有の立体感、臨場感に刺激された様子で「僕たちも気持ちが飛び出すような、奥行きのある芝居をしないといけないですね!」と改めて熱演の誓い。塚地さんは「3は好きな数字。3D、シリーズ3で気持ちいい。シリーズ1、2のときは気持ちがノッていなかったけど、今回滅茶苦茶ノッています。4になったらまたノらなくなると思うけど」と会場の笑いを誘った。同CMは7月10日から都内の3D対応映画館で上映される。一方で、本シリーズから新加入するキャスト3人、唐十郎、京野ことみ、本仮屋ユイカも初お披露目。演劇界の重鎮でカリスマ・唐さんは、神南署鑑識係長役で「おでん屋の屋台でゴロゴロしているような男です」と照れ笑い。同じ演劇界出身で、大先輩から「蔵ちゃん!」と呼ばれる佐々木さんは「まさか唐さんとご一緒させていただけるなんて。眼光鋭いというか…怖いし気を抜けない…唐さん、今度一緒に飲みに行きましょう」と恐縮しきりで低姿勢。塚地さんから「何で負けてんの?」と突っ込まれていた。「ハンチョウ〜神南署安積班〜 シリーズ3」は7月5日(月)より放送開始(月曜22:00〜放送)。(text:Yoko Saito)■関連作品:岳 -ガク- 2011年全国東宝系にて公開
2010年06月21日ユーミンが“ダンス”をキーワードに明日への思い、夫婦愛を歌う!中井貴一主演で、家庭の崩壊という現実を前に49歳にして子供の頃から抱いていた、電車の運転士になる夢へと突き進む男の姿を描いた『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の主題歌が、松任谷由実が書き下ろした「ダンスのように抱き寄せたい」に決定した。仕事にかまけて家族をないがしろにし、気づけば妻の気持ちも娘の気持ちも分からない…。そんな男が勤めていた一流企業を辞め、子供の頃の夢だった電車の運転士になることを決意。大切なことに気づき、前進していく姿が、離れかけた家族の絆をつないでいく――。中井さん扮する主人公の妻役には高島礼子、そして本仮屋ユイカが娘役を演じる本作。製作総指揮の阿部秀司は、主人公と同世代の松任谷さんとその夫で音楽プロデューサーの正隆さんに対し、「冷え切った夫婦と父娘の関係を修復したのは、(夫であり父である)主人公の少年時代の夢の実現であった。そんな想いや絆を歌にしてほしい」と依頼。松任谷さんは、映画の設定や世界観、そして登場人物の関係から“2本のレール”をイメージし、そしてその上を走る“列車の音”になぞらえ“ダンス”というキーワードを導き出す。戻れない過去、そして明日への想いを“夫婦愛”や“絆”という直接的なワードではなく、先述の“ダンス”や“駅のホーム”などをメタファーとして見事に表現している。阿部氏によると「(松任谷さんに)編集したての映像を観てもらったらすごく気に入ってくれて、あっという間に曲が出来上がった」とか。松任谷さんならではの感性が巧みにとりこまれた大人のラブソング「ダンスのように抱き寄せたい」が物語を優しく包み込む。松任谷さんは今年で30回目を迎える苗場でのライヴ「SURF & SNOW in Naeba」を2月4日(木)にスタートさせたばかり。初日のステージではこの「ダンスのように抱き寄せたい」をファンの前で初めて披露した。松任谷さんにとっては『天国の本屋〜恋火』以来、6年ぶりとなる描き下ろしの映画主題歌となる「ダンスのように抱き寄せたい」は映画の最後にどのように響きわたるのか?『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は5月29日(土)より全国にて公開。■関連作品:RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会
2010年02月05日来年1月に公開を迎える『今度は愛妻家』に主演する薬師丸ひろ子が、本作のイベントで実に20年ぶりにファンの前で往年のヒット曲を披露することが決定した。日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』を始めとして近年、女優として比類なき存在感を発揮している薬師丸さん。本作では、豊川悦司と共に、ホロリと泣ける中年夫婦を演じているが、本作のキャンペーン活動のクライマックスに当たる1月の公開直前の記念イベントでその歌声の封印を解く!1990年に、全国で17回にわたって催された「NTTサウンドコンサート・ハートデリバリー薬師丸ひろ子‘90」以来、薬師丸さんがライヴに出演するのは20年ぶり。彼女が歌い上げてきた数々のヒット曲の普遍性は“色あせない記憶”であり、この映画が持つ普遍的な感動と同じだというスタッフ陣の熱意に押されて20年を経てライヴのステージに立つことを決意したという。こちらのライヴの料金は“ヤクシマル”と掛けて8,940円!シングルデビュー曲であり、86.5万枚を売り上げた大ヒット曲「セーラー服と機関銃」はもちろん、往年のファンの期待に応えるべく現在、薬師丸さん自身で選曲中であり、最終的に10曲ほどに絞り込むという。ライヴでは、トークと共に当時の映像をも盛り込む、ファンにとってはたまらない構成になっている。今回の決定に際し、薬師丸さんは「周囲の方たちに時々、コンサートや歌手活動はしないのでしょうか?と聞かれることがありました。今回、映画『今度は愛妻家』公開に合わせてのイベントで、かつての映画の主題歌などをみなさまの前で歌える機会に恵まれたことに対し、勇気を持って臨みたいと思います。また、素晴らしい作家のみなさまに提供していただいた楽曲は、どれも時を経たいまもなお、輝き続けていると思います。みなさまの思い出と共に包まれた歌を、直接お届けできることを私自身楽しみにしております」とのコメントを発表している。また、映画が公開を迎える来年1月には、東映チャンネルにて「女優・薬師丸ひろ子特集」として主演作11作品がオンエアされることも決定。2010年は薬師丸ひろ子で明ける!ライヴイベント「薬師丸ひろ子 songs 2010」は1月7日(木)に東京、1月12日(火)に大阪にて開催。チケットは12月12日(土)発売開始予定。『今度は愛妻家』は2010年1月16日(土)より全国にて公開。薬師丸ひろ子 songs 2010<東京>1月7日(木)18:00開場/19:00開演グランドプリンスホテル赤坂クリスタルパレス<大阪>1月12日(火)18:00開場/19:00開演ウエスティンホテル大阪ローズルーム価格:8,940円(税込)※ウェルカムドリンク付きお問い合わせ東京:フリップサイド(03-3466-1100)大阪:サウンドクリエイター(06-6357-4400)12月12日(土)チケット発売開始■関連作品:今度は愛妻家 2010年1月16日より全国にて公開©)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会■関連記事:トヨエツ&薬師丸がダメダメ夫婦に!行定勲最新作『今度は愛妻家』順調撮影中
2009年11月16日