倉持裕と杉原邦生という注目の初タッグで、現代を舞台に特異な人間が存在する不思議な世界を描く青春ファンタジー『SHELL』。 キャストには石井杏奈、秋田汐梨ら若手から岡田義徳といったベテランまで個性豊かな俳優陣が集結した。公演まで1ヶ月を切ったタイミングで、キャスト・スタッフが一丸となって取り組む熱気溢れる稽古場の様子が公開された。この日行われたのは、冒頭から3場まで。 あることをきっかけに交錯する、学生たち、盲目の女性、娘との関係に悩む父という3つの軸に関する導入とOPのダンスシーンまでの流れだ。「流してみようかと思います」という言葉にキャスト陣から「やってみよう!」「いけるいける!」と明るい声が返り、和気あいあいとした雰囲気で稽古がスタートする。希穂役の石井は、クールな雰囲気を放ち、静かながら目を惹きつける存在感がある。咲斗との会話で見せる穏やかさ、未羽たちと言い争う時のどこか一線を引いているような佇まいが印象的だ。 未羽役の秋田は、ハキハキとした強気な態度で、短いシーンでも彼女の性格やクラスでの立ち位置を表現。高木と出会う場面では、これから何が起きるのかというワクワクを感じさせてくれる。また、SEや音楽が雰囲気を一瞬で変えるのが面白い。 「松田先生が突然学校に来なくなった」という事件についての生徒たちの話し合い、盲目の女性・長谷川と隣人の会話、高木と娘の気まずい空気など、ひりついたシーンに様々な音が臨場感や深みを与えていた。ここから3つの世界がどう交わり、ストーリーがどう展開していくのか期待が高まる。キャストの人数が多く、椅子を使った動きなどもあるため、安全に気を付けながらフォーメーションや移動時のタイミングを細かく確認・修正していく。OPのダンスにおいても作品のテーマや世界が伝わるように話し合いながら振りを変えたり、意図しない意味が生まれないように調整したりと、こだわりを持って進めていた。緊張感があり動きも激しいダンスのため、休憩に入るとキャスト陣からは安堵のため息や「疲れた!」という声も上がるが、すぐに各所で振り付けの練習や小物の設置場所についての確認が始まる。また、杉原の「移動するときもう少し忍者っぽくできないかな」という声を受けて各々がイメージする忍者走りを試したり、変更箇所について杉原に「すぐやって大丈夫?」と聞かれた秋田が「大丈夫じゃないです!」と素直に答え笑いが起きたりと、気軽にアイデアや意見を発信できる環境が見て取れる。クリエイター陣が丁寧に指示を出してブラッシュアップしていくと同時に、キャスト陣も主体的に動いて作品を練り上げている印象を受けた。稽古場取材会に合わせてオフィシャルコメントも到着した。演出杉原邦生若き俳優たちの溢れるエネルギーと瞬発力、少しだけ先輩な俳優たちの豊かな発想と安定感、そして、スタッフたちの惜しみない情熱と技術により稽古場は躍動し続け、日々がアッという間に過ぎていきます。さらに、次から次へと届く原口沙輔くんのオリジナリティ溢れる音楽によって新たな視点が加わり、これまでの演出作品にはない大きな手応えを感じています。初日までの残り約3週間、稽古場で試せることを試し尽くして、お客様に刺激的な時間をお届けしたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!伊藤希穂役石井杏奈伊藤希穂役の石井杏奈です。10月からキャスト、スタッフの皆様と素敵な作品を作るべく稽古に取り組んでいます。物語を濃くするために照明や音楽と同様に、踊ったり触れ合ったり人間で魅せる表現が沢山あり、見応えのある舞台になっています。演出家の杉原さんや大人の役者さんたちもとても優しく、同世代の役者さんも多く笑顔の絶えない稽古場です。日常の中に非日常が存在する不思議な世界のお話ですが、もしかしたら現実でもそれぞれ見えている世界が違っていて自分の生活と重ねながら楽しめる舞台になっていると思います。みんなで作る物語が多くの方に届くことを願っています。沢木未羽役秋田汐梨具体的なセットや小道具などをあまり使わずに、人や音楽で空間を作り上げるという舞台になっています。私が今までに経験したことのない体の使い方をして空間を表現しなければならず、日々筋肉痛と闘いながらお稽古に励んでいます。私が演じる未羽は、学校を変えたいという強い正義感を持つ女の子です。高木が希穂に見えたことから、物語がジェットコースターのように進んでいくのですが、感じたままの感情を表現することを意識しつつ、広い会場で後方の方のお客様にも感情が伝わるようにはどうしたら良いのか、日々模索しています。観る人それぞれが各々の思う世界観を投影してもらえる様になっているので、その不思議な世界観を楽しみに見に来てくださると嬉しいです。高木憲一役岡田義徳台本を頂いた時、倉持さんの不思議な世界観を杉原さんがどう演出するのかワクワクしました。実際、今、稽古をしていますが、若い皆さんと沢山のディスカッションを重ねて一場、一場、丁寧に作っています。日々、成長をしているキャストを観ていると自分も色々と勉強をさせてもらいながら共に成長しているのを感じています。SHELLこの舞台を観てくださる方が、観終わった後、何かしらを感じ持って帰って頂けたらと思います。本作は11月11日(土)よりKAAT神奈川芸術劇場ホールにて開幕。新進気鋭のクリエイター陣と俳優たちが生み出すオリジナル作品に期待しよう。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『SHELL』作:倉持裕演出:杉原邦生音楽:原口沙輔出演: 石井杏奈 秋田汐梨石川雷蔵 水島麻理奈 成海花音 北川雅 上杉柚葉 キクチカンキ 香月彩里近藤頌利 笠島智 原扶貴子岡田義徳藍実成 秋山遊楽 植村理乃 小熊綸 木村和磨 古賀雄大 出口稚子 中沢凜之介 中嶋千歩 浜崎香帆スタッフ舞台美術:佐々木文美 照明:吉本有輝子 音響:稲住祐平 衣裳:丁瑩 ヘアメイク:国府田圭振付:北川結、仁科幸 演出助手:日置浩輔 舞台監督:藤田有紀彦 制作進行:ycoment会場: KAAT神奈川芸術劇場日程: 2023 年 11 月 11 日(土)~26 日(日)◇=S 席平日夜割開場は開演の 30 分前◎託児サービスあり 公演一週間前までに要予約・有料(マザーズ 0120-788-222)チケット料金(全席指定・税込):S 席:6,800 円 S 席平日夜割:6,500 円 A 席:4,800 円神奈川県⺠割引(在住・在勤/S 席のみ):6,000 円U24 チケット(24 歳以下):3,400 円 高校生以下割引:1,000 円 シルバー割引(満 65 歳以上):6,300 円※神奈川県⺠割引は、チケットかながわの電話・窓口にて 8 月 26 日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要 住所確認)※U24・高校生以下・シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEB にて、9 月 9 日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)※車椅子でご来場の方は、購入前にチケットかながわにお問い合わせください。※未就学児の入場はご遠慮ください。 ※営利目的の転売禁止。※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。チケット取り扱い:チケットかながわ 0570-015-415(10:00-18:00)窓口:KAAT神奈川芸術劇場 2 階(10:00-18:00)チケットぴあ [P コード:520-384]イープラス ローソンチケット [L コード:31365]お問合せ: チケットかながわ 0570-015-415(10:00-18:00) 公式サイト: 主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会ツアー[京都公演] 京都芸術劇場 春秋座 2023年12月9日(土)15時開演、10 日(日)13 時開演主催:京都芸術大学 舞台芸術研究センターお問合せ:京都芸術大学 舞台芸術研究センター 075-791-9207 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月19日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『SHELL』が2023年11月11日(土)~26日(日)まで同劇場で上演される。脚本家の倉持裕と、演出家の杉原邦生という演劇シーンを牽引する二人の初タッグ作品として注目したい。倉持は「(同劇場芸術監督である)長塚(圭史)さんから『貌』というテーマを言われて。『家族のカタチ』といった観念的なものを示そうかとも思ったが、直接的に『顔を変えて生きている人間』を主人公にすることにした。ただ、変身を便利に使ってしまうとヒーローものになってしまうから、それが枷になっている話にしようと思い......」などと本作の着想を語る。本を託した杉原に対しては「本当に楽しみ。邦生くんの演出はオシャレだから。彼の演出で、舞台の空間に余白がいっぱいある美しい作品を観てきたので、観客の想像に委ねるところも多い本作にも合う気がする」。一方の杉原は「議論を重ねていく中で世界観がクリアになっていったが、『これはどうなるんだ?』という謎も増えていって。そういう不条理さも説明しすぎずに突っ走った方が、劇としては面白いのではないかということに落ち着いた。面白い本だなと思う反面、演出は難しそう」。倉持については「今回改めて新作を読むと、無駄がないことがすごいなと。つい演出家の“クセ”で、カットできそうな部分を探しながら読んでしまうが、必要な言葉だけが描き込まれている」と評した。石井杏奈や秋田汐梨らのキャストは「いい意味で色がなく、透明感がある」(杉原)。若手音楽家の原口沙輔も「無理なく等身大の感覚で音楽を作っている気がする。同時に外に開いていく意識も見えて、こういう音楽家が舞台音楽をやったら面白い化学変化が起きるのでは」(杉原)と期待される。観客に対して、倉持は「今回はプロットを組まずに、悩み苦しみながら書いた。その分、打ち合わせを重ねての改稿の時間は楽しかったし、どんどん良くなっていった。丁寧に作られた本という実感があり、ほかにはない芝居になるのでは」。杉原は「芸術は、普段出会えないものに出会える場。ちょっと不思議で不条理な世界観だが、今僕たちが抱えている社会の問題が見え隠れするし、共感できる部分もいっぱいあると思うので、楽しみに劇場に来てほしい」と語った。京都公演は12月9日(土)、10日(日)。取材・文:五月女菜穂
2023年10月13日スペインの劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカの傑作悲劇『血の婚礼』を、杉原邦生が演出。実力派の俳優たちとオリジナル音楽の生演奏を加え、現代へと甦らせる。そこで稽古中の杉原に、作品の面白みや俳優陣の魅力、さらに自らの演劇観について、たっぷりと語ってもらった。感情をぶつけ合うことで、結果が出ることが大事――ロルカの名作『血の婚礼』ですが、杉原さんが手がけることになった経緯とは?いくつか戯曲をご提案いただいた中に『血の婚礼』があり、今やるのは面白いかもしれないと思いました。まず僕が翻訳劇をやるのが久しぶりなことと、翻訳劇の中でも近代古典と言われる作品にはほとんど触れてこなかったこと。あとはやはりロルカの詩的な世界が面白かったんです。1幕2幕はわりとシンプルな物語展開なんですが、3幕になると急に詩的で、前衛的な世界観になる。こういう視点が介入してくる戯曲なら、学生時代に前衛劇から出発して小劇場中心に活動してきた僕みたいな人間でも(笑)、面白くやれるんじゃないかなと。また人と人とがすごく感情をぶつけ合うお芝居なので、コミュニケーションというものが変容している現代の社会において、ある種の憧れとか希望みたいなものを抱いてもらえるのではないかと思ったんです。――ただ本作における感情のぶつかり合いは、決して前向きなものばかりではなく、現代においては少しきついと感じる部分もあるかもしれません。確かにそうかもしれません。でもコミュニケーションって、やはり一度ぶつかり合わないと始まらないと思うんです。間接的なコミュニケーションだけでスルスルと逃げ続けてしまうと、前進にも後退にもならない。ひとつの結果を見出すということが大事であって、その結果がダメだった時には、じゃあどうするかを考えることがプラスに繋がる。そこに僕はポジティブなものを感じるんです。新しい課題が目の前に現れると、楽しいし燃える――台本を読まれて改めて感じたことは?難しいホンだなと思います。僕はスペクタクル要素のある作品とか、歌舞伎などもやっているので“ケレン味”のある演出が好きなんですが、このホンってそういうやりどころがほとんどない。今は新劇的にと言いますか、台本の世界観を地道に立ち上げていく精神力を鍛えるトレーニングをしているような感じです(笑)。だから最近の僕の作品を観てくれた方からすれば、「これ同じ演出家かな?」と思うかもしれません。――それはどういった点で?僕自身、ちょっとギアが違うからですね。ギリシャ悲劇のコロスをラップにしたり、スーパー歌舞伎にストリートファッションを取り入れるなど、一見相反するものを融合させる、みたいなことが僕の演出の特色として挙げられると思うんですが、今回はそういう大仕掛けで攻めていない。ただこれまでも大仕掛けがやりたくてやっているわけではなく、常に戯曲に寄り添い、現代のお客さまにわかりやすく、面白く、カッコよく伝えるためのベストな選択をしているだけ。だからこのロルカの詩的で官能的な世界を、当時スペインで上演された時のセンセーショナルな感覚を、どうやったら劇場に集まってくださるお客さまに伝えられるのか。それを考えた結果が、今回のギアだったわけです。――そのギアは初めて入れるものですか?いや、なんか懐かしい感じかもしれないですね。大学時代に「KUNIO」という自分のカンパニーを立ち上げた時、小説家で詩人のラディゲ作『ペリカン家の人々』(2004) という作品を演出したんですが、その時の感覚に似ています。もちろん今とは経験値がまったく違いますが、同じような手触りがあるな、と。だから僕の近作が苦手な人にとっては、「あれ、今回はいいじゃん」って思ってもらえるかもしれません(笑)。――ただ杉原さんにとっては、そのどちらもやりたいことではあるのですね?もちろんそうですね。結局演出家も人間ですから好みがあるので、どうしてもマンネリ化してくる。だから常に新しい引き出しや扉を自分から開けていかないと、ダメになっていく気がするんです。そうすることで新たな好みが見つかることもありますし。――その危機感みたいなものが、今回の作品選びにも影響していると言えますか?それはあるかもしれないですね。自分の手が届かないところに手を伸ばそうとすると、実際に世界が伸びて広がっていく感覚があって。新しい挑戦とか、新しい課題が目の前に現れると、楽しいし燃えるんです。まぁしんどいことではあるんですけどね(笑)。詩的な言葉と美しい俳優たちが絡み合う清々しさ――レオナルドを木村達成さん、花婿を須賀健太さん、花嫁を早見あかりさんが演じられますが、この役者陣の体を通すことで、役にどういう魅力や面白さが加わっていると思いますか?『血の婚礼』メインビジュアル左から)木村達成、早見あかり、須賀健太木村くんのレオナルドは、僕にとっては新鮮な驚きがありました。僕はわりと常に情熱的な役柄だと思っていたんですが、木村くんのプランには情熱に同居している冷静さもあって。そういうものが出てきたので、すごく面白いと思いました。花婿は、須賀くんのキャラクターからも、お利口ちゃんの箱入り息子だってことは想像しやすいと思います。でもそこに僕は、母親の血から引き継いだ不安定さや繊細さといった表現も求めていて。そうすることで、これまでにない新しい花婿像を造形してくれるのではないかと期待しています。早見さんの花嫁は、すごく現代的ですね。彼女がやることで古臭く見えないし、「どうせ昔の話でしょ?」って感じにならない、それは今回の上演のために田尻陽一先生と新訳台本を作った点も大きいと思います。――音楽も本作を彩る大切な要素ですが、それを生演奏にされた狙いとは?やっぱり生演奏ってライブ感があっていいですよね。人と人とが直接感情をぶつけ合う話なので、音楽もお客さまに直接訴えかけるものでないといけないんじゃないかなと。生の楽器の音が入ると、ダイレクトに音が身体に伝わってくる。それはすごく心地いいし、俳優もスタッフも奮い立つものがあるんですよね。――では最後に、公演へのお誘いのメッセージをお願いします。ちょっと取っつき難い内容かな、と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、「結婚しようとしているカップルの花嫁が、式の当日に元カレが好きだって言って駆け落ちしちゃう」というすごくシンプルで単純なお話です(笑)。だけどそこにロルカの詩的な言葉と、美しい俳優たちが絡み合い、愛情にドロドロになっていく姿は、悲劇的な内容ではありますが、本当に美しく、清々しいものになると思います。少しでも面白そうだと思っていただけましたら、えいや!と、チケットぴあをクリックしていただき、劇場に足を運んでもらえたら嬉しいです。ぜひ生で体験してください。取材・文=野上瑠美子撮影=源賀津己<公演情報>『血の婚礼』【東京公演】2022年9月15日(木)~10月2日(日)会場:Bunkamura シアターコクーン【大阪公演】2022年10月15日(土)・16日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ原作:フェデリコ・ガルシーア・ロルカ翻訳:田尻陽一演出:杉原邦生音楽:角銅真実 / 古川麦出演:木村達成 / 須賀健太 / 早見あかり / 南沢奈央 / 吉見一豊 / 内田淳子 / 大西多摩恵 / 出口稚子 / 皆藤空良 / 安蘭けい『血の婚礼』チケット情報はこちら:
2022年09月13日『ONE PIECE FILM RED』の初日舞台挨拶が8月6日、丸の内TOEIで行われ、主人公・ルフィを演じる田中真弓、シャンクス役の池田秀一、本作のヒロイン“ウタ”役を担当する名塚佳織、谷口悟朗監督が登壇した。2022年7月で連載開始25周年となる大ヒットコミックの劇場版アニメ15作目。原作者の尾田栄一郎氏が総合プロデューサーを務める「FILMシリーズ」としては、『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年公開)以来4作目となる。別次元の歌声が評判を呼ぶ歌姫ウタの初ライブが開催されることになり、ルフィ率いる麦わらの一味も会場へ。しかし、彼女がシャンクスの娘である事実が明かされ、海賊たちや海軍を巻き込む大騒動が巻き起こる。「25年前、ここまで続くと誰が思ったでしょう。尾田っちも思っていなかったんじゃないでしょうか。本当にありがとうございます!」としみじみ挨拶した田中は、「この大河ドラマはまだまだ続く。これは終わるわけがないと思います」と“終焉”への船出が始まった人気シリーズに対し、前向きな姿勢でファンを喜ばせていた。ベテラン声優の池田も「思い起こせば、シャンクスとめぐり会って20数年。こうして劇場でご挨拶できるのも初めてのことで、いささか気持ちが高揚しております」と感無量の面持ち。「こんなにシャンクスが活躍するとは。油断していましたし、少々慌てましたね」と本音を明かし、「ですが、“娘”とめぐり会えて、大変充実した数日間(のアフレコ)でした」とウタの登場に感謝を示した。そんな池田からは、サプライズでウタを演じた名塚に100本のバラの花束がプレゼントされる場面も。「劇中では(父親として)何もできず、この場を借りてこんなことでお茶を濁してしまって。ウタ、お前はやっぱり最高の娘だ」と熱いメッセージが送られると、名塚は「頭が真っ白で言葉が出てこない!こんな幸せなことはないです」と感激しきりだった。声を名塚が、そして歌唱パートはシンガーソングライターのAdoが担当するという“2人1役”という難役に挑み「違和感を持ってほしくないという思いもあり、難しさはあったが、ウタという少女の物語に集中してもらえるよう懸命に取り組んだ。Adoさんと一緒に作り上げることができて良かった」。オファー直後に出産も経験し「作品からたくさんのパワーをいただいたので、今日からは観てくださる皆さんにパワーをいっぱいお届けできればうれしい。ぜひ、最後まで見守っていただければうれしい」とファンに語りかけていた。取材・文=内田涼<作品情報>『ONE PIECE FILM RED』公開中「ONE PIECE FILM RED」本ビジュアル(c)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会【スタッフ】原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)監督:谷口悟朗脚本:黒岩勉音楽:中田ヤスタカ主題歌:「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado(ユニバーサル ミュージック)劇中歌 楽曲提供:中田ヤスタカ / Mrs. GREEN APPLE / Vaundy / FAKE TYPE. / 澤野弘之 / 折坂悠太 / 秦 基博【キャスト】田中真弓 / 中井和哉 / 岡村明美 / 山口勝平 / 平田広明 / 大谷育江 / 山口由里子 / 矢尾一樹 / チョー / 宝亀克寿 / 名塚佳織 / Ado / 津田健次郎 / 池田秀一 / 山田裕貴 / 霜降り明星(粗品 / せいや)/ 新津ちせ公式サイト:onepiece-film.jp()公式Twitter:尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
2022年08月06日女優の杉本有美と写真家の舞山秀一氏が7月16日より、写真展『杉本有美+舞山秀一写真展 - Butterfly Light -』を、東京・tokyoarts galleryにて開催する。昨年デビュー20周年を迎えた杉本。芸能生活のターニングポイントとして、2015年に発売した写真集 『Chiamata』以来7年ぶりに撮り下ろした写真集『蝶光(ちょうこう)』を今年3月に刊行した。そして今回、舞山氏が『蝶光(ちょうこう)』から新たに選んだ作品群で構成した写真展を開始することが決定。会期中の7月23日、24日には、杉本が登場するスペシャルイベントも開催される。なお写真展の開催期間は、7月16日から7月24日まで。○■杉本有美コメント約7年ぶりに舞山さんとご一緒でき、またこうして写真展を開催できること、大変嬉しく思います。いつも支えてくださる皆様のお陰です。ありがとうございます。想いの詰まった写真たちが、たくさんの方々に届きますように。
2022年06月28日明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の杉原厚吉 研究・知財戦略機構研究特別教授制作の錯視研究作品が、現在、新潟県南魚沼市の池田記念美術館で展示されています。展示期間は、2022年3月12日(土)から5月8日(日)までです。杉原先生の錯視研究作品は、世界錯覚コンテスト2020(Best Illusion of the Year Contest 2020)にて、4回目の最優秀一位を獲得しました。今回の特別展では、受賞作品「立体版シュレーダー階段図形」も展示されています。立体版シュレーダー階段図形の詳しい解説はこちらをご覧ください。 新潟県南魚沼市 池田記念美術館春季特別展示 第5回 錯覚展2022 杉原教授の不思議な世界■展覧期間2022年3月12日(土)~5月8日(日)■休館日毎週水曜日※展示替え休館日:4月15日(金)~20日(水)※5月4日(水・祝)は開館■開館時間午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)※4月14日(木)は午後3時閉館■入館料大人500円、各種割引あり、高校生以下無料 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日株式会社アルファノート(東京都立川市、代表取締役:四月朔日 義昭)は、2021年3月9日(火)に惜しくも他界した、ドラマー「村上“ポンタ”秀一」最後の映像作品「村上“ポンタ”秀一 That's Recording!~生涯最後のレコーディング~」を2022年3月12日(土)より全4回にわたりYouTubeにて無料公開します。村上“ポンタ”秀一 最後の映像作品■放送日第1回放送 2022年3月12日(土) 20:00第2回放送 2022年3月19日(土) 20:00第3回放送 2022年3月26日(土) 20:00第4回放送 2022年4月2日(土) 20:00YouTubeチャンネル「アルファノート」: 【予告映像】 村上“ポンタ”秀一 インタビューYouTube無料公開に至るまでには葛藤もありました。この映像作品はDVDで発売予定でしたが、制作途上にして氏が急逝してしまいました。社長の四月朔日氏は、以下のように述べています。「ファンの皆様にとって、これが村上“ポンタ”秀一氏の最後の姿であるならば、私共はできるだけ多くの方に、音楽への想いや技術を見ていただきたい、次の世代へ伝えたいと思い、それならばDVDで発売するのではなく、無料で世界中の方に見ていただく方が良いのではないかと考えました。」この映像作品はアルファノートが用意したポップス曲を題材に、村上“ポンタ”秀一氏がどう挑むのか、ドラム教則の面も持ちながらテーマを持って案内しています。撮影期間中、コロナ禍に入り、ポンタ氏もライブやレコーディング活動を休止したため、この映像がまさに生涯最後のレコーディングそして最後の姿を映像記録した、非常に貴重な作品となりました。初公開!村上“ポンタ”秀一氏が語るドラムチューニングの秘密■村上“ポンタ”秀一SHUICHI“PONTA”MURAKAMI (Drums,Produce)村上“ポンタ”秀一 1951年1月1日 兵庫県西宮市生まれ/山羊座/O型。1972年、フォーク・グループ“赤い鳥”に参加。以降、渡辺貞夫、山下洋輔、坂本龍一、後藤次利ら、超一流ミュージシャンとセッション、さらに井上陽水、吉田拓郎、山下達郎、松任谷由実、吉田美奈子、矢沢永吉、沢田研二、さだまさし、泉谷しげる、桑田佳祐、長渕剛、EPO、角松敏生、尾崎豊、など、膨大な数のミュージシャンのスタジオ・レコーディング、ライブに参加。レコーディングはゆうに14,000曲を越える。93年、自身初のリーダー・バンド“PONTA BOX”を結成、99年にはフジテレビ系「ニュースJAPAN JAZZ GIANTS」出演。また、同局『スーパーニュース』の音楽をPONTA BOXが担当し、03年4月よりフジテレビ系「堂本兄弟」第2期DOMOTO BROS.BANDとしてレギュラー出演。近年のリーダー・アルバムとしては、98年に音楽生活25周年を記念した『Welcome To My Life』、04年には30周年アルバム『MY PLEASURE』を発表。06年には、プログラミング音源に対してドラムでインター・プレイを試みた問題作『Rhythm Designer』が話題に。昨年にはそのライブ映像作品『Live! Rhythm Designer~SHUICHI“PONTA”MURAKAMI Solo Performance 2006@青山円形劇場』も発表している。現在も、サウンド・プロデューサーとしてさまざまなアーティストと新たな音作りを続ける一方、ドラム・クリニックをはじめ、後進の育成、指導にも積極的に力を注ぐ。いちドラマーとしてだけでは捉えきれない高い音楽性と幅広い活動を繰り広げる、日本を代表するトップ・アーティストである。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月03日「お金は、人生のパートナーです。株式投資をしたからこそ叶った夢や目標がたくさんあります」そう力強く話してくれたのはタレントの杉原杏璃さん(39)。グラビアアイドルとして知られてきた杉原さんだが、投資家の一面を持ち、23歳から始めた株式投資で得た利益はなんと1億円以上!経験から得た知識を生かし、最近では著書『マンガでよくわかる株1年生 億り人 杉原杏璃と一緒に』(かんき出版)を上梓したばかり。また株で捻出した資金を元手に、補正下着ブランドを立ち上げた実業家でもある。タレント、投資家、実業家の顔を持つ彼女は、経営者や実業家たちとの交流も多い。そんな杉原さんに自身の株式投資の経験や周囲のお金持ちを見てきたこれまでの経験から、“お金持ちの共通点”を聞いてみた。すると挙げてくれたのは3つのこと。「チャレンジャーであること」「堅実であること」「お金が好きであること」だ。■お金持ちの共通点《1》「チャレンジャーであること」「お金持ちの人たちは、やりたいと思ったことを行動に移している人が多いと思います。そういう方たちに相談すると、『なんでやってみないの?』『失敗してもそれが人生なんだからチャレンジしなさい』という答えが返ってきますね」そう話す杉原さん自身からもチャレンジ精神の強さを感じる。人によっては尻込みをしてしまう株式投資を23歳で始めた、というのもそうだ。「19歳で広島から200万円の貯金を持って上京したんですが、芸能の仕事が入らず貯金が底をつき始めてしまったのがきっかけでした。オーディションは日にちや時間がバラバラでアルバイトもなかなかできないなか、“どうにかお金を生み出すことを考えないと”と思っているときに、仕事の関係者や知人から『株をやってる』という話を聞いて、“私もやろう!”と。生活の足しになればいいという気持ちで、最初は30万円程度の金額から始めました」その後、失敗もあったというが、経験と勉強を重ねながら、投資による資産を増やしていったという。しかしながら、人とは違うことをする“チャレンジャー”には横槍が入るのが世の常。30代に入って株式投資をやっていることを公表すると思わぬ言葉を受けることに。「『なんでそんなことするの』『危ないからやめなよ』って、よく言われました。そもそもグラビアの仕事を始めたときも、『水着で出るなんて恥ずかしくないの』とか、売れる前には『もう諦めたら?』なんて言われることもありましたから。それでも私は突き進みましたけど(笑)」そういった横槍への対策は「『気にしない』と切り替えること」。「『変だ』と思われるのは、他の人たちと違うことをやっているからですよね。経営者やお金を持っている人たちからは『うまくいく人はだいたい否定的なことを言われるから大丈夫だよ』『変な人になりなさい』とも聞いたので、むしろ変な人だと思われよう、と思っていました(笑)」■お金持ちの共通点《2》「堅実であること」「いっぽうで堅実であることも大切だと思います。お金がたくさん入ってきても、好きに使っていたら残りませんから。お金持ちと言われる人たちは、締めるところは締めて、使うべきところではしっかり使っている。お金の使い方が上手だと感じます」杉原さんも「もともと物欲がない」ほう。16歳から芸能の仕事をしてきたというが、その出演料や、幼少期からのお年玉、お小遣いを貯めていて、上京した19歳の時点で200万円の貯金があったという堅実さ。お金に対する価値観は昔からしっかりしていたのだろうか。「倹約については母から自然に学びました。『お菓子ならコンビニじゃなくて、スーパーで買いなさい』と言われたり。『本当にそれは必要なの?』とも常々聞かれました。その代わり、本当に欲しいものだったら、いくつでも買ってくれたので、何が必要かしっかり判断できるようになった気がします」ちなみに、株で失敗する人には“堅実”でない傾向があると感じているようで……。「ギャンブルのように、一か八かで100万円とか1,000万円とか、ひとつの銘柄に掛けてしまう人は失敗することが多い気がします。もちろん大成功することもあります。でも大損にもつながるので、失敗した場合はそのまま投資をやめてしまう方も……。何事もバランスが大事だと思います」■お金持ちの共通点《3》「お金が好きであること」杉原さんいわく、お金持ちの共通点の大前提として「お金を好きであること」があるという。「お金に興味がないとお金に関する話も入ってこないし、投資や事業でお金を生み出すこともできないと思います」とはいえ、“お金や投資は怖いもの”と思ってしまう人も一定数いるだろう。「家庭環境や周囲の言葉によってそういう固定観念がついている可能性もありますよね。でも、怖がらずお金と向き合うことが大切だと思います。そういう私も投資を始めたころは、株価の動きに一喜一憂して楽屋で悲鳴を上げたり、少し損するとネチネチたらればを話していた時期もあったんですよ(笑)。でも何年もやっていると慣れていくもので、だいぶ冷静になりました。自分に合っているか合っていないか、できるかできないかは、一度やってみないとわからない。株価に一喜一憂するのも楽しめたらいいですよね。それでも『やっぱり怖いし嫌だ』と思ったらやめればいいですし。『投資は怖いものだからやらない』と決めつけてしまうのは、少しもったいないと思ってしまいます」ただし、お金にまつわる話はやはり厄介ごともあるようで……。「株式投資をやっていることを公表してから、投資の話が持ち込まれることが格段に増えました。『動物の抗体のなんとかに投資しませんか』とか(笑)。たとえばそれが知り合いからのお話だったら、うまくいかなかったときに疑ったり、嫌いになりたくないので手を出さないようにしています。お金が絡むと人間関係が複雑になりがちなのは仕方がないことだと思っています。投資によって精神的にもかなり鍛えられましたね(笑)」
2021年12月17日●コンサートで子どもたちの“好き”を実感タレントのつるの剛士、フジテレビの杉原千尋アナウンサーが、2022年1月8日に埼玉・さいたま市民会館おおみや 大ホール、2022年2月27日に神奈川・鎌倉芸術館 大ホールにて開催される「チャギントン ファミリーコンサート」のリハーサル終了後に取材に応じ、同コンサートへの意気込みを語った。『チャギントン』は世界で人気の子供向け鉄道CGアニメ。フジテレビの子供番組『GO!GO!チャギントン』(毎週日曜6:15~ ※関東ローカル)では、つるのが2010年からナビゲーターを務め、今年3月には地上波放送10周年を記念し「チャギントン ファミリーコンサート」が東京・よみうりホールにて初開催された。そして来年、同コンサート2度目の公演が決定。今回は、2019年から1年間、同局の井上清華アナとともに7代目ナビゲーターを務めた杉原アナがつるのと再タッグを組み、おなじみのキャラクターたちと歌やショーを繰り広げる。マスコミ向けに公開されたリハーサルでは、つるのと杉原アナが制作スタッフと当日の流れや振付を確認。序盤こそ「えっ、そんな流れだったっけ?」と戸惑っていたつるのだったが、実際に音楽を鳴らし、体を動かしていくうちに「完全に思い出しました」とニヤリ。前回の公演映像をチェックする際には、余裕すら感じられた。一方の杉原アナは同コンサート出演は初挑戦ながら、リハーサル中も持ち前の明るさを存分に発揮。前回コンサートに出演した8代目ナビゲーター・佐久間みなみアナウンサーとはまた違った大胆な演技を見せ、つるのが思わず「佐久間アナと全然違う!」「お姉さんのタイプが変わっちゃう!」と吹き出してしまう場面もあった。○■つるの剛士、杉原千尋アナウンサーインタビュー――リハーサルを行なってみて、いかがでしたか?杉原アナ:つるのさんと2時間みっちり稽古をして、「懐かしいな〜」という感覚になりました。ナビゲーターの衣装を着させていただくのも久しぶりで、すごく楽しかったです。久しぶりなんですけど、スッと『チャギントン』の世界に入り込めたのかなと思います。(つるのさんは)いかがでしたか?つるの:「はい、はい。千尋さんのこの感じね」となりました(笑)。歴代のナビゲーターにはいない三枚目キャラ。(杉原アナは)芸人枠なんで(笑)。このイベント自体は3月に一度やらせていただいたのですが、子どもたちの反応もすごく良くて、絶対続けていきたいと思っていたので、今はまだこういった社会状況で大変な中ではありますけど、またコンサートを開催できることが嬉しいです。――生の舞台はやはり感触が違いましたか?つるの:そうですね。10年(ナビゲーターを)やらせていただいているのですが、スタジオから出る機会はほとんどなくて。子どもたちの反応がどんな感じなのかなと思っていたんですけど、みんな『チャンギントン』を大好きでいてくれていることが実感できました。あと個人的な話なんですけど、今、幼稚園教諭の免許を取るために短大に通っていて、ちょうど最近まで幼稚園の教育実習に行っていたのですが、実習先の幼稚園でも「ジャンケントレイン」ダンスを伝導してきました(笑)。●公演本番は「千尋お姉さん」で――リハーサル中、つるのさんが杉原アナの演技に「お姉さんのタイプが変わっちゃう!」とツッコミを入れているのが印象的でした(笑)。つるの:(本番も)あれだったら怒るからね(笑)!杉原アナ:本番はやっぱり、もっとお姉さんぽく、おしとやかに。杉原千尋アナウンサー(本来のキャラ)を消して、千尋お姉さんを出していけたらと思っておりますので、お楽しみに(笑)。2年前から(杉原千尋アナウンサーの部分が)たまに出てましたよね?つるの:ずっと出てたよ?杉原アナ:あっ! ずっと出てたらしいです(笑)。それを引き続きこの2年間も貫き通したので、杉原千尋アナウンサーの部分を包み隠せるか分からないのですが、千尋お姉さんとして親しみを持ってもらえるように頑張りたいと思います。――杉原千尋アナウンサーの部分が多めに出てしまうと、つるのさんが笑いを堪えるのが大変そうです(笑)。つるの:とりあえず1回、無言で舞台袖にはけさせてもらいます(笑)。僕は好きなノリなんですけど、子どもには多分伝わらないですよね……。杉原アナ:ステージ上でどう出るか!? お楽しみにしていただければ(笑)。つるの:ドキドキするわ!――杉原アナにとっては久しぶりのダンスになりますが、今日のリハーサルで踊ってみていかがでしたか?杉原アナ:知らない曲が多くて、てんやわんやしちゃいました。――佐久間アナに交代してから新しく出来た曲も多いですもんね。杉原アナ:「ジャンケントレイン」も私の時は2番がなかったですし、他の2曲も初めてでした。これからダンス練習に入るんですけど、パンクしそうです……。つるのさんは2回目なんだから、ちゃんとしてくださいよ!つるの:何がよ!杉原アナ:演出家さんに「つるのさんに付いて行ってください」って言われたから付いて行ったら、違うかったじゃないですか! もお〜、頼みますよ〜(笑)。つるの:勝手に付いてきて「あなた間違えてますよ」って何よ! ちゃんと自分を持ってください。お願いします(笑)。――素晴らしいコンビ仲ですね(笑)。つるの:やっぱり太田プロ同士ですからね。杉原アナ:フジテレビの社員です(笑)!つるの:あっ、そっか! 間違えちゃった(笑)。●実習先の幼稚園で“ガチ”ウルトラマンファンと邂逅――先ほど幼稚園の実習に行っていたと話されていましたが、つるのさんを見た子どもたちの反応はどんな感じだったんですか? 「『チャギントン』のお兄さんが来た!」となりましたか?つるの:子どもたちはそんな感じが全くないんですけど、親御さんがすごく喜んでくださって。子どもたちにYouTubeで僕の映像を見せてくれた方も多いみたいで、子どもたちが「昨日こんなの見たよ!」と報告してくれたり、どんどん僕の情報量が増えるという不思議な状況でした(笑)。――実習に来た先生が、実はウルトラマンダイナってスゴいことですよね。つるの:子どもたちはどうかな……? 子どもたちより、同じ時期に教育実習に来てた男の子がいたんだけど、その子がガチのウルトラマンファンで、僕が職員室にいたら「えーー!」「な、なんでここにいるんですか……?」って泣き出しちゃって! 先生たちも爆笑で(笑)。普段は別のクラスを担当してたんだけど、トイレ掃除とかで会ったりしたら、その子がブルブル緊張しながら話しかけてくれて。子どもたちじゃなくて、その子が一番興奮してくれてましたね。園長先生いわく、「すごく感動しながら帰っていきました」と(笑)。――大ファンだったら、そうなります(笑)。では最後に、来年に控えた「チャギントン ファミリーコンサート」の見どころを教えてください。つるの:やっぱり、『チャギントン』のチャガーが生で出てくるところですかね。(杉原アナは)どうですか?杉原アナ:私自身初挑戦のことなので、どんな感じになるのか全く想像がつかないんですけど、大勢のお友だちと触れ合えることがまずすごく楽しみです。色々な振付を一緒に踊ったり、絵描き歌もあったり、ぜひ楽しんでもらえたらと思います。つるの:あとはガチャピンとのコラボレーションですね。11年ぶりの再会なので、とても楽しみです。
2021年12月15日インクリメントP株式会社(本社:東京都文京区、以下「インクリメントP」)の代表取締役社長 CEO 杉原 博茂が2021年12月1日に東北大学グリーン未来創造機構の特任教授(客員)に就任したことをお知らせいたします。東北大学は東日本大震災の復興及び日本の新生に寄与するプロジェクトをはじめとする「社会にインパクトがある研究」を推進してまいりました。これらの研究や取り組みを基盤に、防災や脱炭素社会の実現を加速させる目的で2021年4月に新たに「東北大学グリーン未来創造機構」が設立されました。本機構では安心・安全で持続可能な未来社会に向けた教育・研究・社会連携活動を推進することにより、地球温暖化をはじめとする環境及び社会問題を解決することを掲げています。さらに、自然災害や感染症等のあらゆる災害に対してレジリエントで、且つ人々が心豊かに暮らすことのできるグリーン未来社会を実現することが期待されています。インクリメントP 代表取締役社長 CEO 杉原は、IT業界のリーダーとして約40年にわたる経験と、最新のテクノロジー技術への探求心を持ち続けています。「人のために」という信念に基づいて、最先端のテクノロジーを使いこなすことで、社会課題の解決と事業の成長を実現してまいりました。これからは、「地球のために」というより大きな視点で、地球温暖化をはじめとする環境問題や、自然災害や新たな災害など複雑で多様化した課題に対し、当社が保有する膨大なデータと最先端テクノロジーの融合により、地球で起こる現象を予測する“Geo-Prediction”な世界を実現することで課題解決へと導いていく所存です。さらに特任教授(客員)として、産学連携を強化し、これまで杉原が培ってきた知見と経験を、未来を担う教育や研究に活かし、俯瞰的な視点から研究成果を社会実装していくためのアドバイザーとして貢献することを目指します。■「東北大学グリーン未来創造機構(Green Goals Initiative)」について東北大学がこれまでに推進してきた東日本大震災からの復興及び日本の新生に寄与するプロジェクトや、東北大学が掲げるSDGsである「社会にインパクトある研究」の30プロジェクト等、これまでの活動を基盤として、さらに社会課題の解決へ挑み、グリーン未来社会の実現に向けた取り組みを加速させる目的として、2021年4月に設置されました。自然災害や感染症等のあらゆる災害に対してレジリエントで、且つ人々が心豊かに暮らすことのできるグリーン未来社会の実現を目指していきます。URL: ■インクリメントP株式会社について1994年、カーナビ用のデジタル地図事業をスタート、日本全国の地図整備からサービス提供まで一貫して手掛け、カーナビ向けの地図データや地図更新ソフト開発の他、「MapFan」ブランドで地図サービスを展開しています。現実世界の膨大な変化点をスピーディに収集、抽出、更新する独自の革新的な地図制作技術をもとに、高鮮度かつ高精度な地図の提供を実現するとともに、高度な自動運転の実現に不可欠な高精度地図の提供も行っています。さらに、人流データをはじめとする多様なビッグデータ・リアルタイムデータと地図を掛け合わせ、ロケーションインテリジェンスによる新たなサービスの創出に取り組んでいます。<2022年1月20日付で「ジオテクノロジーズ株式会社」に社名変更予定>私たちは2022年1月20日付で「ジオテクノロジーズ株式会社(英語名:GeoTechnologies Inc.)」に社名を変更いたします。新社名の「ジオテクノロジーズ」には、地球(Geo)と先端技術・テクノロジーを融合し、予測(Prediction)可能“Geo-Prediction:ジオプリディクション”な世界を目指す想いが込められています。少子高齢化、脱炭素、自然災害など、地球が抱える様々な課題を解決していく一助となるため、先を読むこと、”Geo-Prediction”を標榜し、社名に恥じないよう、地球のため、社会や人々のために心新たに努力してまいる所存です。デジタル地図・位置情報ソリューション、高精度地図の基幹事業においては今後も更なる強化をお約束すると共に、高鮮度、高精度、高品質なコンテンツデータを提供してまいります。そして当社が有するデジタルネイティブなビッグデータと最先端技術との融合によって、Metaverse(メタバース)の世界とSociety 5.0の実現を牽引し、 “Geo-Prediction”による、ESGに配慮した経営を目指してまいります。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日プロデビュー50周年を目前に急逝された村上“ポンタ”秀一さんが邦楽史に残した足跡と偉業を振り返る移動型ミュージアム・ツアー『PONTA MUSEUM』が、2021年10月15日(金)よりスタート。歴代のドラムセットや数々の愛用品を展示した移動型ミュージアムで、ポンタさんが足繁く訪れたライブハウスなど全国12箇所を巡ります。キービジュアル去る2021年3月9日、日本ポップス史に燦然と輝く功績を残されたドラマー、村上“ポンタ”秀一氏が急逝されました。ポンタさんは、昨年来のコロナ禍でやむを得ず音楽活動を中断する直前まで地方でのライブや地方の若手アーティストとの関わりを大事にしながら、精力的に全国を巡っていました。その活動には、人との繋がりを大切にするポンタさんの想いが込められていたと思います。多くの方々が3月の突然の訃報に接しポンタさんへの心残りを持ったまま今日までお過ごしのことと思います。そこで、ポンタさんの元アシスタントであり、近年はバンド“火星エンジン”で師と共に活動していたドラマーの家坂清太郎と、長年継続的にポンタさんを取材し、著書『俺が叩いた』シリーズをまとめた村田誠二、そして元アシスタントの古川夢人、ポンタさんと数十年にわたり親交が深く、長年にわたりイベントなどを手掛けてきたHIGH TENSION RECORDの三浦貴博が企画し、ポンタさんが愛し頻繁に訪れた全国各地のライブハウスやお店のみなさんをはじめ、歴代アシスタント有志や、ポンタさんのドラムにペイントを施した画家Cobble氏など、これまでポンタさんに厚く関わってきたたくさんの関係者の協力を得て、来年の3月9日の一周忌を1つのゴールと定め、“PONTA MUSEUM”と題した移動型ミュージアム・ツアーを開催することとなりました。今回、開催のご協力をいただくことになった全国12箇所のライブハウスやお店では、歴代ドラムセットや衣裳、譜面、愛用私物、などなど、ポンタさんの存在を身近に感じられる展示を中心に、企画制作のメンバーと歴代アシスタント有志による“ムラカミファミリア”の面々やライブハウス関係者がみなさん1人1人と語り合う、そんなポンタ愛に包まれた空間を共有しながら、ポンタさんを追想したいと思っています。関係者一同、コロナ対策を万全にして、みなさんのご来場をぜひお待ちしております。【ムラカミファミリア/PONTA MUSEUM企画制作チーム】家坂清太郎(元アシスタント、火星エンジン)/村田誠二(『俺が叩いた』取材執筆)三浦貴博(HIGH TENSION RECORD株式会社)/古川夢人(元アシスタント)/清宇生駒優貴(絵描きCobble)&生駒卓(デザイナー)[主催]HIGH TENSION RECORD株式会社/[共催]ムラカミファミリア[機材協力]パール楽器製造株式会社/[協力]The Stylist Japan[後援]リズム&ドラム・マガジン(株式会社リットーミュージック)【スケジュール】[栃木]いとう整体院栃木市樋ノ口町396-44 10月15日(金) [open]16時~[close]20時10月16日(土) [open]14時~[close]19時[宮城・気仙沼]鮨處えんどう気仙沼市本吉町津谷新明戸200 10月17日(日) [open]16時30分~[close]20時10月18日(月) [open]16時30分~[close]20時[宮城・石巻]LIVE☆SPOT On・Air石巻市穀町16-8 ソシアルビル1F 10月21日(木) [open]16時~[close]20時10月22日(金) [open]16時~[close]20時[青森・七戸]LiveClub SHOUT上北郡七戸町字影津内111-1 ETビル2F10月23日(土) [open]16時~[close]20時10月24日(日) [open]14時~[close]19時[埼玉]音楽と沖縄料理の店 ライブハウス 鶴ヶ島ハレ鶴ヶ島市五味ヶ谷7-7 ジョイビル2F 10月30日(土) [open]16時~[close]20時10月31日(日) [open]14時~[close]19時[神戸]music live STUDIO KIKI神戸市中央区中山手通3-2-2 1F 11月4日(木) [open]16時~[close]20時11月5日(金) [open]16時~[close]20時[京都]LIVE BAR Bonds Rosary京都市東山区廿一軒町236 鴨東ビル3F 11月6日(土) [open]16時~[close]20時11月7日(日) [open]14時~[close]19時[新潟]YOU&I新潟市中央区西堀前通9番町1541 福寿ビル2F11月13日(土) [open]16時~[close]20時11月14日(日) [open]14時~[close]19時[静岡・浜松]HERMIT DOLPHIN浜松市中区田町326-25 3階KJホール 11月20日(土) [open]16時~[close]20時11月21日(日) [open]12時~[close]17時[群馬・前橋]DYVER前橋市本町1-7-3 11月27日(土) [open]16時~[close]20時11月28日(日) [open]14時~[close]19時[岡山]MO:GLA岡山市北区中央町3-17 橋本興産第一ビル B1F 12月3日(金) [open]16時~[close]20時12月4日(土) [open]14時~[close]19時[大分]駅かふぇ JR鶴崎駅店大分市鶴崎2710-4 JR鶴崎駅構内12月5日(日) [open]14時~[close]19時12月6日(月) [open]16時~[close]20時村上“ポンタ”秀一さん_1【チケット購入について】ミュージアムのオフィシャルサイト( )で、電子決済・カード決済にてご購入ください。詳細はミュージアムの上記オフィシャル・サイトや、下記の公式Twitter、Instagram、Facebook等でお知らせいたします。※ミュージアムの公式SNS【Twitter】 PONTA MUSEUM (@murakamifamiria)【Instagram】ponta_museum【Facebook】 ◎チケット代一般:前売り¥3,500/当日¥3,800(税込)大学生・シニア(70歳以上)割引:前売り¥2,500/当日¥2,800(税込)保護者同伴の高校生以下・障がい者:無料※学生証、障がい者手帳の提示をお願いいたします。◎店頭では電子決済はできません。電子決済・カード決済をご希望の方は、ご来場日の前日までにホームページでご購入ください。◎店頭でのチケットご購入は、前売り/当日ともに現金のみとなります。◎店によっては、当日ドリンク代が別途必要になる場合がございます。◎開催時間内は再入場可能です。◎チケットをご購入いただいた方には、PONTA箴言集/歴代アシスタント9有志による座談会/未公開写真/などを収録した“ミュージアム限定 Cobbleデザイン・メモリーブック(28p)”を差し上げます。※各会場およびオフィシャルサイトにて単体価格¥2,000(税込)でも販売いたします。村上“ポンタ”秀一さん_2【開催についての特記事項】・本ミュージアムは政府や各自治体、各会場の定めるガイドラインに準じて実施いたします。・本ミュージアムは各会場の換気システムに加え、扉を開けて換気しながら行います。・ご入場者が定員を超えた場合、一時的に入場制限を行う場合がございます。予めご了承ください。・開催都道府県以外からのご来場や、感染時に重篤化する可能性の高い高齢の方や持病をお持ちの方のご来場は、より慎重にご検討いただきますよう、お願い申し上げます。・政府、自治体による感染症対策等をご確認の上、ご来場ください。【当日のお願い】1.ご来場前に事前の検温をお願いいたします。2.入場時には、体温測定にご協力ください。あわせて入場者名簿・質問用紙などへの記入及び提出のご協力をお願いいたします。3.マスクは常時着用いただき、咳エチケットをお守りください。4.会場内では定期的な手洗い、手指消毒をお願いします。5.密集を避けることを意識し、可能な限り他の方との距離をお取りください。6.握手などの接触、また大声による会話や発声はお控えください。7.プレゼントや祝花などは感染リスク低減のため辞退いたします。8.ご気分が悪くなられた場合は、速やかにお近くのスタッフまでお知らせ下さい。9.展示品や備品、設備等に触れることはお控えください。また展示物の撮影(動画含む)は「撮影可」の掲示があるものに限ります。【下記に該当する方は入場できません】・発熱(37.5度以上)・咳・倦怠感等の症状がある方や味覚や嗅覚の異常がある方、及び、14日以内にそのような症状があった方。・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方。・過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航並びに当該在住者との濃厚接触がある方。・各会場の感染予防ガイドラインに従っていただけない場合。・その他、スタッフの指示に従っていただけない場合。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月08日全国のコナンファン、そして赤井秀一ファンの皆さま、お待たせしました!1年間の公開延期を経て、現在絶賛上映中の劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』。物語の中心となる、赤井秀一をはじめとした“赤井一家”より、赤井秀一役の池田秀一さんからスペシャルメッセージが到着しました!作画とセリフで描かれる赤井の魅力。僕は流れに乗って、演じるだけです。赤井秀一 as 池田秀一さん――今回の映画で赤井さんが重要な役どころになる、と聞いたときの感想は?安室が大活躍している昨今、やっと出番が来たかと思いました(笑)。しかも蓋を開けてみると、赤井一家総結集とのこと。赤井家を代表して御礼申し上げます。このところ右肩上がりの“劇場版コナン”の勢いを止めてはならぬと、身の引き締まる思いでした。――赤井秀一は誰もが恐れる頭脳とフィジカルの持ち主です。そんなスーパーな役を演じるにあたり、いつもどのような意識をしていますか?特別な意識は持ちません。セリフが、映像が、もう赤井を描き出してくれていますから…。特に今回は丁寧に描かれていてとても感謝しています。流れに乗ればいい。それが基本です。――赤井さんは沖矢昴というペルソナを持っているわけですが、演じる上でそこはどう考えていますか?これもあまり意識していません。沖矢の人格は置鮎(龍太郎)さんにお任せしています。甘えっ放し。僕はその変化を楽しませていただいてます。「了解!」してもらえますか…?――普段のTVシリーズやこれまでの映画などを含め、同じシーンに登場することが少ないファミリーの皆さんとの掛け合いはいかがでしたか?それぞれキャストの皆さんとは別の作品や番組を通して知っているわけで、それなりにまぁ仲は良い方でしょう。しかし「ファミリー」ということに関しては、若干違和感をおぼえます。その、少したどたどしい感じが、今のところちょうどいいのかなと思っています。――コナンくんとの息の合った掛け合いやバディ感にもワクワクしました。収録はいかがでしたか?コナンとの距離感がテーマでした。相手の顔も見えないスマホ越しの会話の中にも漂う二人の信頼感、近くにいるというだけで、安心しなさんな!ってね。そういう意味でも、今回もとても勉強になりました。高山みなみさんとは、スタジオでもそういう距離感を心がけています。――待ち望んでいる方々へ、メッセージを!本当にお待たせしました。待つ身は辛いと申しますが、待たせる方も結構不安なものなんですねぇ…。そんな中、『緋色の不在証明』という副産物を作ることができたのは救いでした。ここまでお待たせした皆さんの期待に沿うことができるのか…。あとは天命を待つのみ!!スタッフ・キャストの想いがはるか彼方まで届きますよう、深く願う次第です!!いけだ・しゅういち声優、ナレーター。代表作に、『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル、『ONE PIECE』のシャンクスなどがある。『名探偵コナン 緋色の弾丸』4年に一度の祭典〈WSG〉が開かれる東京。開会式にはリニアの開通も。スポンサーを集めたパーティで企業のトップが相次いで拉致される。コナンの推理により、15年前米国で起きた拉致事件との関連性が浮かび上がり…。原作/青山剛昌監督/永岡智佳脚本/櫻井武晴音楽/大野克夫主題歌/「永遠の不在証明」東京事変©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。作画監督・須藤昌朋レイアウト・山本泰一郎原画・かわむらあきお仕上げ・藤原優実背景・福島孝喜(石垣プロダクション)(by anan編集部)
2021年04月30日キャラクターをモチーフにした和菓子シリーズ「食べマス」から、人気アニメ『名探偵コナン』の江戸川コナンと赤井秀一をモチーフとした「食べマス 名探偵コナン 江戸川コナン」と「食べマス 名探偵コナン 赤井秀一」を2020年4月25日(土)より全国のセブン-イレブンにて販売する。劇場版最新作『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開も控えている人気アニメ『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンと、同作に登場し、原作でも絶大な人気を誇るFBI捜査官・赤井秀一の2人が和菓子になって登場する今回。カスタード味の「食べマス 名探偵コナン 江戸川コナン」は、トレードマークであるジャケットと赤い蝶ネクタイの装いを和菓子の練り切りを用いて繊細に表現した。また、チョコレート味の「食べマス 名探偵コナン 赤井秀一」は、印象深いモノトーンの装いを練り切りで忠実に再現している。【詳細】食べマス 名探偵コナン 江戸川コナン(カスタード味)食べマス 名探偵コナン 赤井秀一(チョコレート味)発売日:2020年4月25日(土)~取り扱い:全国のセブン-イレブンのチルドスイーツコーナーにて販売予定※数量限定のため、なくなり次第販売終了。※店舗によっては取り扱いがない場合あり。(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
2020年04月26日演出家・杉原邦生の活躍が止まらない。昨年は市川猿之助とももにスーパー歌舞伎II『新版 オグリ』の演出を手がけ、自ら率いる「KUNIO」では上演時間10時間にも及ぶ大作ギリシャ悲劇の大作『グリークス』に挑んだ。そんな彼の最新作『少女仮面』が1月24日(水)から2月9日(日)まで東京・シアタートラムにて開幕する。『少女仮面』は唐十郎が1969年、鈴木忠志が主宰する早稲田小劇場に書き下ろしたものであり、数ある唐十郎戯曲の中でも傑作と名高い作品。伝説の宝塚の大スター・春日野八千代(若村麻由美)に憧れて、地下の喫茶店「肉体」にやってきた少女貝(木崎ゆりあ)と老婆(大西多摩恵)。そこにはボーイ主任(大堀こういち)とタップを踊りながらでてくる不思議なボーイふたり(井澤勇貴、水瀬慧人)、腹話術師(武谷公雄)、水飲みの男(田中佑弥)。一体これから何が始まるのか……?喫茶店を舞台にめくるめく“唐ワールド”が展開されてゆく。この作品が書かれた1969年は高度経済成長期の真っ只中であり、学生らを中心に安保闘争が盛り上がるなど、社会が大きな熱気とうねりを持った時代でもあった。唐らが中心となり一時代を築いたアングラ演劇は、そんな時代背景と人々の持つエネルギーの流れの中で生まれていったもの。初演化から50年を経てこの作品を上演することに関して、杉原はプレスリリースで「唐十郎が 1969年に生み出した『少女仮面』には、現代(いま)だからこそ迫ってくる切実さが満ち溢れている。今回はこの作品を、現代を生きる僕たちの〈実在〉のための物語として、クールかつスタイリッシュに描き出したいと考えている」と述べている。オリンピックという大きな祭りを控えてはいるものの、当時とはまた異なる色で不安と閉塞感が満ちたこの時代に、若き演出家は唐の言葉、そして“肉体”をどう立ち上らせるのか。そこには現代だからこそ見られる、新たな“アングラ”があるに違いない。文:川口有紀※木崎ゆりあの「崎」は正式には「たつさき」
2020年01月22日池田秀一、神谷浩史、三石琴乃、桑島法子、緒方恵美ら超豪華実力派声優たちが“怪談”を朗読する「声優×怪談」が、8月14日&15日の2夜連続で放送。夏にピッタリの怖くて切ない、新感覚エンターテインメントとなっている。喋りのプロ、声優が怪談に挑むという今回の新企画。古典から現代ホラーまで、多彩な話を取り上げ、その語りを様々な映像を加えて演出していく。2夜に分けて放送される今回。まず第1夜は、「赤の怪談」と名付け、復讐劇をラインアップ。そして第2夜は「黒の怪談」、亡霊の物語を取り上げる。本企画に参加するのは、誰もが一度はその声を聞いたことがある豪華声優陣。第1夜では、「夏目友人帳」「進撃の巨人」など数々の人気アニメ作品に出演する神谷浩史が「呪怨」を。高港基資の「恐之本」より、「轢(ひ)いた女」を「機動戦士ガンダム」シャア役でお馴染み池田秀一、「元カノ」を「美少女戦士セーラームーン」セーラーウラヌス役や「新世紀エヴァンゲリオン」碇シンジ役の緒方恵美。第2夜では、「美少女戦士セーラームーン」セーラームーン役や「新世紀エヴァンゲリオン」葛城ミサト役の三石琴乃と「薄桜鬼」「ハートキャッチプリキュア!」の桑島法子が「青い目の人形」(緑川聖司「呼んでいる怪談 青い本」より)を。「死を呼ぶ大観覧車」(ひよどり祥子「死人の声をきくがよい」より)を「けいおん!」の竹達彩奈。「リング」を「ポケットモンスター」タケシ役などのうえだゆうじが語る。ほかにも、いしかわえみの「絶叫学級」から2つのストーリー(緒方さん&竹達さん/桑島さん)や、「佐賀の化け猫」(三石さん)、「恐之本」より「最期の夢」(池田さん)、あずみきし「死役所」より「自殺ですね?」(緒方さん)、「菊花の約(ちぎり)」(うえださん&神谷さん)がラインアップされている。「声優×怪談」第1夜は8月14日(水)22時50分~、第2夜は15日(木)22時50分~総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月12日グラビアアイドルの杉原杏璃が26日、自身のブログを更新し、20日に結婚したことを発表した。お相手は音楽出版会社の代表取締役の男性であることを明かし、「知人を介して知り合い、長い間友人として私を支えてくれていました」とのこと。さらに「彼の少年のような真っ直ぐな気持ちに寄り添うように、結婚を意識するようになり、本日こうして皆様にご報告できる事をとてもうれしく思っています」と喜びのコメント。そして、「16歳でこの世界に入り、今もこうしてお仕事を続けてこられているのは応援してくださるファンの皆さん、そしてスタッフの皆さんの支えがあってこそだと思っていま。本当に感謝の言葉しかありませんす」とファンとスタッフに感謝の気持ちを述べた。今後の仕事については、「今までと変わらず続けていく所存です」と明かし、「お仕事の面でも、女性としてもまだまだ未熟ですが、皆さんからご指導をいただき夫婦支え合って明るい家庭を築いていけたらと思っています」とした。ファンからも「ご結婚おめでとうございます」「末永くお幸せに」など、祝福の声が相次いでいる。
2018年10月26日3月30日公開の映画『レッド・スパロー』の女スパイ適正テスト・イベントが3月1日、都内で行われ、グラビアアイドルの杉原杏璃、元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が出席した。映画『レッド・スパロー』の女スパイ適正テスト・イベントに登場した杉原杏璃、杉村太蔵(左から)大ヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム』のフランシス・ローレンス監督とジェニファー・ローレンスが再びタッグを組んだ本作。ハニートラップと心理操作を武器にミッションを遂行する女スパイ・ドミニカ(ジェニファー・ローレンス)の活躍を描く。そんな本作の公開記念イベントに、杉原杏璃と杉村太蔵が登壇。本作について杉原が「この主人公が私の理想とする女性で、私はセクシーで頭が良い女性を目指しています」とジェニファー・ローレンス扮した主人公のドミニカに強い興味を示したようで、対する杉村は「スパイは映画やドラマの世界だけかと思ったら、昨今はロシアゲート疑惑で大変なことになっています。妙にリアリティーがありましたよ」と絶賛。主人公のドミニカは、女性としての武器を駆使してターゲットに狙いを定めるが、杉原は「一番の武器は隙だと思いますね。私にはそれが一番足りないんです。どうも私はガードが固いらしく、隙がないみたいなんです。可能性を見いだせないと言われるので、チャーミングな女性が引き寄せられるのかな? と思いますね」と自己分析した。イベント中には、衆議院議員時代にハニートラップの経験があるという杉村を、杉原がセクシーな誘惑と心理戦で杉村の秘密を突き止めるコーナーも実施。次々とお色気攻撃を繰り出した杉原は「太蔵さんにとっての秘密は、議員宿舎に奥様以外の女性を泊めたことがある」と杉村の秘密を暴露した。すると杉村は「違うって! 奥様以外って言ってないでしょ! 家族以外の女性を泊めたことがあるというのは、今の家内ですから」と必死の形相で説明。最後にハニートラップを仕掛けた感想として杉原が「本当に誘惑するって、する方がこんなにもドキドキするんだなって思いました。このドキドキが快感にもなってきた感じですね」と満更でもない様子で、杉村の秘密と引き換えに杉村に話した自身の秘密については「私の秘密は本当に言えない! 太蔵さんの話とは比べようにならないぐらい大事なお話ですから」と慌てていた。映画『レッド・スパロー』は、3月30日より全国公開。
2018年03月02日昨年16歳にしてリオ五輪代表に選出され、女子団体総合で48年ぶりの4位に輝いた体操の杉原愛子選手。E難度の新技「I字2回ターン」が新技として国際体操連盟に申請されるなど大活躍中!そんな女子体操競技界のホープにお話を伺いました。「できない」なんて思ったことがない子供でした。リオ五輪の日本代表メンバーとして活躍する日本の女子体操競技界のホープ、杉原選手。「体操を始めたのは4歳で、お姉ちゃんの体操教室についていったのがきっかけ。オリンピックを意識したのは、小3の時でした。北京オリンピックで冨田(洋之)選手や内村(航平)選手の演技をテレビで見て、私もあそこで演技がしたいって思ったんです」負けず嫌いの性格から、どんな技でも「できないとは思わなかった」そう。翌年の全日本ジュニアでは、個人優勝を果たした。「技を覚えたり、うまくなると嬉しくて楽しくて。この頃は週に4~5日、学校が終わると片道1時間かかる練習場まで通い、夜まで3~4時間練習していました。挫折したことはないけど、高1の12月に右膝の手術をして、思うように練習ができなかった時期があって。その翌年にはリオ五輪の選考会があったし、周りの選手はどんどんうまくなっていくし…。それでもリハビリをここでちゃんとやっておかないと後が大変だから、焦って練習したい気持ちをグッと我慢して、病院でひたすら技のイメトレをして乗り越えました。イメージするのは結構得意で、練習でも常に試合を想定しています。例えばいつもの練習場でも試合会場の代々木第一体育館にいるつもりで、本番の緊張感を自分で作り出す。それを続けていたら、リオで初めて、特別な〝ゾーン〞に入る経験をしたんです。試合中、雑音が一切聞こえなくなり、見えるのは自分と平均台だけ。ノーミスで演技できました。あの集中力は我ながら凄かった! 昔から、一日中体操のことしか考えてないし、友達と遊ぶよりも今はオリンピック優先。だって体操人生の方が短いし、今は選手として一番いい時期だから、全てを練習に費やしたいんです」昨年の豊田国際体操では、平均台で“I字2回ターン”を成功させ、新技申請中だ。「もし新技が認められたら、技の名前は名字をつけるかな。でも本当は愛子からとって“ラブ子ターン”にしたいんだけど(笑)」すぎはら・あいこ1999年9月19日生まれ、大阪府出身。2015年の第54回NHK杯体操選手権で、笹田夏実、寺本明日香の実力派を抑えて初優勝したことで話題に。同年のアジア体操競技選手権では、団体総合と個人総合でも優勝、初の国際タイトルを掴んだ。昨年は、体操女子日本代表として、リオ五輪に出場を果たした。※『anan』2017年9月6日号より。写真・土佐麻理子取材、文・若山あや(by anan編集部)
2017年09月01日グラビアアイドルとして10年以上活躍し続ける"レジェンド"杉原杏璃(34)。株、競馬、野球など自身の趣味も仕事へとつなげ、厳しい世界を生き抜いてきた。そんな彼女が、自伝的小説を自らの主演で実写化。映画『...and love』(3月18日公開)は、フィクションとノンフィクションが入り混じり、「これって本当なの?」とついつい引き込まれてしまう。交際相手との濡れ場や同業者からの辛辣な言葉の数々。それらの真偽は観る人のご想像に委ねるとして……。今回の約9000字インタビューは、映画の描写をヒントに、全5回にわたって杉原の過去を掘り下げた(第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」 第2回「ブログを更新し続ける理由」 第3回「演技とファンの挫折」 第4回は「親孝行」)。最終回は「グラビアアイドルとしての引き際」。一部ではグラビア引退とも報じられたその真相を明かし、芸能人・女性としての展望も語る。――最近ではグラビアを一旦お休みされるという報道もありましたね。そういう報道が出てますけど、この場を借りて言わせてください! 私、杉原杏璃はグラビアを"休止"も"引退"の致しませんよ!お休みするのではなくて今までの「100%プレイヤー」から、自分でサイトを立ち上げて編集長をやるという裏方のお仕事も始めたんです。新人のグラビアアイドルの子の撮り下ろしたり、様々な企画でグラビア界を盛り上げたいなと。でも、一部では引退報道まで出てしまって(笑)。今年で35になりますが、今までグラビアをやらせていただいていた時間を別のことにも使わないといけないと感じはじめました。グラビアは自分が育ててもらった場所。恩返しの意味でも別の角度からも携わっていけたらなと思っています。――今回の映画では「卒業」という言葉でしたが、「人生の引き際」がテーマにもなっています。そういうことは常に頭にあったんですか。人生の引き際なんて大きな感じのものがあるわけではないですけど……。私には出来ないことを、映画の中の杉原アンは充実した形でゴールを迎えられていて、実際そんな風な人生を経験できたらなぁという一つの理想ではありますよね。――引き際は「年齢」の問題ではないと。グラビアに関して言えば、個人的には一生できる仕事ではないと思っているので、年齢的なとこは多少はあると思います。将来的には結婚して、子どもも産みたい。でも、新しいことにも挑戦できる自分でいたい。グラビアで裏方の仕事もするというのは、そういう思いがあっての決断だったんです。――小説と映画では違う結末です。女性の決断としてはどちらもあり得ることだと感じました。そこには正解がない。そうですね。小説と映画の結末のどちらかというのは、見て頂いた皆さんがどう感じるかそれぞれ楽しんでいただければと思いますね。――先ほどの話だとグラビアアイドルを引退するという「完全な引き際」はまだ決めていらっしゃらない。そうですね。ただ1つ公言しているのは、結婚したらスパッとやめるとは言っています。その時の私は旦那さんのもの。それまでみなさんに提供できるものは……100%自分のすべてを差し上げるぐらいの意気込みでやっています。――お相手の方が「グラビアをやっている君が好きなんだよ」と言ったら?「私の若い頃の写真集でも見て」と言います(笑)。家族ができて、子どもが出来た時のことまで考えると、そこは曲げられない。でも、いつ完全に引退するのか、今はまだ分からないですね。何より、結婚できるのか分かりませんから(笑)。そこが年内で決まりそうなら「年内で」と言えますけど(笑)。私が踏ん切りをつけられるのは、たぶん結婚しかないです。――グラビア以外のことも辞めてしまうんですか?いえ、お仕事は辞めないと思います。――最近ある女優さんと年齢による節目の話で盛り上がりました。杉原さんにとっての節目は何歳ですか。私は30歳が節目だったと思います。過去形になっちゃいますけど(笑)。30歳が私の中での成人。社会で揉まれて、十年間さんざんしごかれて何となく余裕がもてるようになって、ようやく30歳になって大人になったなと。仕事も楽しくなりました。――そこから4年が経ちました。ようやく仕事が楽しくなって……ちょっと今は「ぬるま湯」に浸かりすぎちゃってるかなと。ここにいれば楽だと思いはじめている。だから今回のように「新人です」といえる映画だったり、そういうところで揉まれないとすぐに怠けてしまうんです(笑)。――劇中で元カレ・ツバサが「グラビアでナンバーワンになるってどういうこと?」と問いかけるシーンがあります。きっと、「ナンバーワンがない」世界なんですかね。そうですね。何かの1位をとれば成功という世界ではない。常に努力をしている人が輝く世界だと思います。――杉原さんを「グラビアのトップまで上り詰めた」と思っている人も多いと思いますよ。ただ年齢を重ねているだけです(笑)。今のグラビアは、新人の子たちがかわいそうな世界になってしまったなと思います。私が始めた頃に比べると雑誌も少なくなって活躍できる場所が減ってきてしまっているので……。――そこに貢献したいという思いがあるわけですね。そうですね。今ある出版社さんがやらないようなことでやれればなって。だから自分たちでやる。自分たちで撮り下ろしをして、自分たちで写真集を作ってみようと。うまくいけば、みんな幸せになれるんじゃないかなって。そこからグラビア界の新たなスターが生まれればなと思います。――ご自身の今後は?たぶん仕事をしていないと生きていけないタイプなので、自分の生活スタイルをなるべく維持しながらステキな結婚生活できたらなと(笑)。仕事を頑張って、女としての夢も叶えたい。どうしても両方を考えてしまいます。きっと飢えているんでしょうね(笑)。■プロフィール杉原杏璃(すぎはら・あんり)1982年6月12日生まれ。広島県出身。身長157センチ。A型。高校生の時に広島でスカウトされ、その後、東京・銀座で複数の事務所が集まるオーディションに参加。スターダストプロモーションなどを経て、現在はフィットワンに所属する。2001年から芸能活動をスタートさせ、2003年にファースト写真集『Vanilla』をリリース。グラビアアイドルとして本格的に活動するのは2006年頃で遅咲きのデビューを飾る一方、2005年頃には株式投資をスタート。現在では多数の連載を抱えるなど、グラビアの枠を超えてマルチに活動している。
2017年03月25日グラビアアイドルとして10年以上活躍し続ける"レジェンド"杉原杏璃(34)。株、競馬、野球など自身の趣味も仕事へとつなげ、厳しい世界を生き抜いてきた。そんな彼女が、自伝的小説を自らの主演で実写化。映画『...and love』(3月18日公開)は、フィクションとノンフィクションが入り混じり、「これって本当なの?」とついつい引き込まれてしまう。交際相手との濡れ場や同業者からの辛辣な言葉の数々。それらの真偽は観る人のご想像に委ねるとして……。今回の約9000字インタビューは、映画の描写をヒントに、全5回にわたって杉原の過去を掘り下げていく。第4回は「親孝行」。株の収益で親に家をプレゼントした思いとは? 芸能界を生きていくための武器が、思わぬ幸運をもたらす(第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」、第2回「ブログを更新し続ける理由」、第3回「演技とファンの挫折」)。――映画では家族の存在があまり描かれていませんでした。グラビアアイドルにとって、家族はどのような存在ですか?もちろん応援してくれていますけど、広島と東京で離れて暮らす中でお母さんは「どうなの?」「テレビでも見ないけど、本当にやってるの?」と心配はしていました。でも、成功するまでは一切芸能界のこと、お仕事のことを聞かないというスタンスで、私がプレッシャーに感じないように気遣ってくれているんですね。――見守ってくださっている。そうなんです。帰省しても仕事の話はしませんね。そっと見守ってくれています。ちなみに、お父さんは私の水着を待ち受けにしてくれています(笑)。娘の水着姿を待ち受けにするって大丈夫かなとも思いますけど、それだけ応援してくれているということなので幸せなことです。――ニュースにもなっていましたが、株の利益でご家族に家をプレゼントされたそうですね。そうですね。もう古かったので(笑)母が安らげるところを作ってあげたいなと。――芸能界で生きていく上での裏テーマでもあったんですか?そうですね。投資を始めてちょっと利益をあげられるようになった時に、何か形に残さないとずっと投資に運用し続けて死んでいくのかなぁと思ってしまって(笑)。私も帰る家ですし、そこをもう一度きれいに建て直そうと考えました。――親のために家を建てる。自分もそういう思いはありますが、なかなか口にできません。言ってみると、結構叶うものですよ(笑)? 株を始めて少し経った頃でしたが、「あなた、何言ってるの?」と言われるくらい。一応、「ありがとね」とは言ってくれていましたけど、絶対に信じてもらえてないだろうなと思ってました(笑)。――ブログもそうですが、株も芸能界を生きるための武器だと思います。それが親孝行につながるというのも不思議な縁ですね。そうですね。ちょっとでも「できるかも」と思えることはとりあえず取り入れておけば、人生において何かしらのプラスになるのかなと思います。株は好きなところから買い始めて、完全に独学。不安症で緻密な性格があっていたのかもしれません(笑)。最終回は「グラビアアイドルとしての引き際」。グラビアアイドル引退報道の真相を語る。(第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」、第2回「ブログを更新し続ける理由」、第3回「演技とファンの挫折」)。■プロフィール杉原杏璃(すぎはら・あんり)1982年6月12日生まれ。広島県出身。身長157センチ。A型。高校生の時に広島でスカウトされ、その後、東京・銀座で複数の事務所が集まるオーディションに参加。スターダストプロモーションなどを経て、現在はフィットワンに所属する。2001年から芸能活動をスタートさせ、2003年にファースト写真集『Vanilla』をリリース。グラビアアイドルとして本格的に活動するのは2006年頃で遅咲きのデビューを飾る一方、2005年頃には株式投資をスタート。現在では多数の連載を抱えるなど、グラビアの枠を超えてマルチに活動している。
2017年03月24日グラビアアイドルとして10年以上活躍し続ける"レジェンド"杉原杏璃(34)。株、競馬、野球など自身の趣味も仕事へとつなげ、厳しい世界を生き抜いてきた。そんな彼女が、自伝的小説を自らの主演で実写化。映画『...and love』(3月18日公開)は、フィクションとノンフィクションが入り混じり、「これって本当なの?」とついつい引き込まれてしまう。交際相手との濡れ場や同業者からの辛辣な言葉の数々。それらの真偽は観る人のご想像に委ねるとして……。今回の約9000字インタビューは、映画の描写をヒントに、全5回にわたって杉原の過去を掘り下げていく。第3回は「ファンとの接し方」「挫折」。周囲の人に支えられながら、今回の映画では運命的な再会を果たすことになる(第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」 第2回「グラビアアイドルと年齢」)。――握手会に来たファンが自分の名前を覚えられていなかったことに激昂するシーンも印象的でした。名前を覚えたり、いただいたプレゼントは必ず家に持ち帰ってブログで報告したり、使っているところをアップしたり。そういう小さなことでも応援してくれるきっかけになりますよね。ブログは「です。」で終わるとコメントを返しづらいから、「?」で終えるとか。そういう細かい気遣いや工夫が、すごく大切なお仕事だと思います。――どのくらいの時期にそのように思うようになったんですか。握手会で「ありがとうございました」とあいさつした時、「笑顔がなさすぎる」と言われたことがありました。25ぐらいの頃だったかな。ようやくDVDが出せたぐらいで、ある方が「そっけないよね」と言って去って行ったんです。私の中では、「みんなこんな感じじゃないの?」「握手会って、握手して終わりじゃないの?」と思い込んでいたんですが、売れてる方々には握手会での振る舞いにも特徴があったんです。「この間は◯◯だったよね。今回も来てくれてありがとう」と伝えたり、両手を必ず添えたり。絶対に座らないとか。そういうこだわりが、みんなあるんです。それを知って、自分ってなんてダメなんだろうと。――それに気づかないまま、この世界を離れていく人もいるわけですね。そうですね。かわいそうですけど、意外と厳しい世界。デビュー当時、私もグラビアという仕事を甘く見ていました。マネージャーさんが自分のことを売り込んでくれないと不満を言いながら辞める子がすごく多い。ちょっとの努力で変わることなのに……。過程と結果を知ったから言えることなんですけど……もったいないと思うんです。――ポージングやスタイルの重要性をおっしゃるのかと思っていました。自信満々で見せると逆に避けられたりします。グラビアアイドルを応援してくださる方は控えめで優しくて大人しい方が多い。売れるためにプロポーションはそんなに関係ないんだなと、この世界に入って知りました。一般の人でもそうなんだと思います。「きれい」「スタイルがいい」だけでモテるわけではなくて、きれいな人はモテるだけの武器を備えているから魅力的。自分に対してどんな優しい一面を見せてくれているかで人を好きになると思うんですよね。もちろん、スタイルが良いにこしたことはないんですけど(笑)。――映画の中では、マネージャーの言葉が転機となります。タレントにとってのマネージャーは、やはり重要な存在なんですね。良いビジネスパートナーに巡り会えるというのは、とても大事なことだと思います。今のマネージャーさんは9年間ついてくださっていて、一緒に長くいるとお互い思っていることも言い合えるようになります。そういう関係性を築くことが人間関係の難しさではあるので本当にありがたいです。例えば、「あの態度はよくない」とズバッと言ってくださいます。ファンの方はイベントで立っているのに、座ってサインを書くのはとっても失礼なことだと。立ってサインを書く。同じ目線になる気持ちが大事なことなんだと教わりました。そこまで気にする?と若かりし頃の私は思ったわけですが、大人として考え方をうるさいくらい教えてくれるので、生意気な私でも素直に思えるようになります。私の周りにはそんな方がたくさんいて、とっても恵まれていたんだと思います。メイクさんもすごく長くお世話になっている方で、私が猫背になっていたらビシっと注意してくれる(笑)。周りの人がそうやって接して下さるから、その期待に答えないと。適当な人間でしたが、そう思えるようになりました。――映画の中ではブログでブレイクした矢先、批判のコメントが殺到する出来事がありました。これまでいろいろな悩みがあったと思いますが、中でも心に残っていることは?最初は演技中心の事務所に6年間いました。なかなかうまくいかなくて、自分の武器を探せなかった。周りのみんなは洗練されていて、演技レッスンも重ねて技術もあった。でも、自分は田舎者。そうやって勝手にコンプレックスを探して「私には武器が何もない」と凹んでいた22~23歳の頃、事務所を辞めて何もなくなった時が一番つらかった。16歳からこの世界に入って、6年事務所にいながら全く芽が出なかった。芸能人として女性として、大事な時期に失敗してしまったという挫折感がすごかったです。そんな時、関係者の方がグラビアで人気者になれば演技やバラエティの世界にも進めると教えてくださったんです。人気になった人が水着になって表紙を飾る。それがグラビアだと思っていたので、私にとっては意外なことでした。グラビアアイドルという職業をしっかりと認識していなかったんですね。次の道が見つかった気がしてうれしかったです。――一度は挫折した演技。自叙伝的小説が実写化され、自ら主演を務めることになるなんて不思議な巡り合わせですね。そうなんですよ!しかも、肘井美佳ちゃんは私がかつて所属していた事務所に同じ頃に入った方。今も彼女はその事務所で、高校1年の頃からお互いを知っています。そんな人がたまたま親友役として出てくれて、演じているといろいろなことが蘇ってきました。もう一度演技を頑張ってみようと思えたのも、美佳ちゃんがこの映画に携わってくれたから。すごくありがたかったです。第4回は「親孝行」。株の収益で親に家をプレゼントした思いとは? 芸能界を生きていくための武器が、思わぬ幸運をもたらす。第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」 第2回「グラビアアイドルと年齢」。■プロフィール杉原杏璃(すぎはら・あんり)1982年6月12日生まれ。広島県出身。身長157センチ。A型。高校生の時に広島でスカウトされ、その後、東京・銀座で複数の事務所が集まるオーディションに参加。スターダストプロモーションなどを経て、現在はフィットワンに所属する。2001年から芸能活動をスタートさせ、2003年にファースト写真集『Vanilla』をリリース。グラビアアイドルとして本格的に活動するのは2006年頃で遅咲きのデビューを飾る一方、2005年頃には株式投資をスタート。現在では多数の連載を抱えるなど、グラビアの枠を超えてマルチに活動している。
2017年03月23日グラビアアイドルとして10年以上活躍し続ける"レジェンド"杉原杏璃(34)。株、競馬、野球など自身の趣味も仕事へとつなげ、厳しい世界を生き抜いてきた。そんな彼女が、自伝的小説を自らの主演で実写化。映画『...and love』(3月18日公開)は、フィクションとノンフィクションが入り混じり、「これって本当なの?」とついつい引き込まれてしまう。交際相手との濡れ場や同業者からの辛辣な言葉の数々。それらの真偽は観る人のご想像に委ねるとして……。今回の約9000字インタビューは、映画の描写をヒントに、全5回にわたって杉原の過去を掘り下げていく。第2回は「グラビアアイドルと年齢」。窮地の中で、なぜブログを更新し続けたのか。そして、そこにはどのような思いがあったのか(第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」)。――いろいろな印象的なシーンがありました。現実と重なるところも多かったのでは?冒頭の「いつまでもかわいいと思うなよ」というセリフは、絶対に端折ってほしくなかったんです。映画は高橋ナツコ先生が脚本を書いてくださいました。原作と多少違う部分もありますが、これだけはどうしても入れて欲しいというお願いはさせていただきました。グラビアの中では決して若くない、24歳でのデビュー。周りは十代や二十歳前後ばかりです。どんなことを言っても「かわいいね」で許されて通用している若い子たちを見て、「いつまでもかわいいと思うなよ」と思いながら、「私はこうはなっちゃいけない」「武器を作る」と言い聞かせていました。若さの強みだけじゃなくて、いろんな武器を作って戦わないといけない。それを一番訴えたかったんです。――それは自然と芽生えてきた本能のようなものだったんですか?そうですね。誰と仕事をしてもいつも年齢のことを言われていました。若さは最大の武器。それに勝てるくらいの武器が自分には必要なんだと、いろいろな人と会うたびに強く思いました。――映画の中でも、プロデューサーが年齢で難色を示すシーンがありましたね。私にとっては「あるある」です。あいさつ回りで私に直接言ってくださる方もいますけど、その場では「今度よろしくね」と好意的でもマネージャーさんを通じて年齢のことを言われることもありました。その年齢で数字取れるかなぁって。あれは本当に私の実体験です。――年代によってグラビア界の傾向が変わってきます。杉原さんは、グラビアアイドルとして年齢の壁を突破してきた方です。その前の世代ではほしのあきさんもいましたね。そうですね。ほしのさんがいたから、私も24歳から勝負できると思いました。ほしのさんは私の目標でした。ほしのさんは表紙を飾っていて、私はページの小さなスペースに出る程度でした。成功体験が目先にあったので、その人の真似をすればじゃないですけど、その人が成功しているんだからどうにか頑張ればそこまでいけるんだと。ほしのさんが活躍していたのは、すごく励みになりました。――映画の中ではブログアクセス数の急増が、業界人の注目を集めるきっかけになります。ブログがあって本当に良かったです。「ミスヤンマガ」「ミスフラッシュ」のような冠があればよかったんですが、24~5歳では難しい。自分が与えられているのはアメブロだけだから、これを雑誌の1ページ、自分の媒体だと思ってひたすら沢山の人に見てもらえるようにと努力しました。――最初の投稿は2007年5月。その頃は1日1回更新する程度でしたが、2008年ごろから頻繁に更新するようになります。最初、出版社のあいさつ回りをすれば一通りの雑誌は出られると思い込んでいました。当時は自分のスタイルや容姿に少し自信を持っていたんでしょうね。でも、そんなのはゴマンといると知る。いろいろな方と話をする中で、プライドが全部削ぎ落とされて、何かしないとダメだと悶々と思っていた時期。挫折真っ只中で何をやってもダメ。待っていても誰も何もしてくれない。自分のことを一人でも多くの人に知ってもらうためには、ブログで表現するしかない。そこしかなかったんです。気づいたのがその頃でした。――自分のことを知ってもらうきっかけとなったブログ。そこからグラビアアイドルとして売れるために必要だったこととは?どれだけファンの人を大切に思えるか。そこを見逃している若い子がとっても多いと思います。事務所が力を入れてくれれば売れるとか、何かの称号を取れば売れるとか思われがちなんですけど……。――そうじゃないんですか?グラビアというフィールドは、ファンの人が熱心に応援して下さって、育てて大きくして下さって、メディア中心の活動に移行すると「卒業」的な、生徒を見送る先生や親の様な感覚の世界。もちろんそのまま応援してくださる方も多いですけど、グラビアアイドルを育てていくことを楽しみにしている方も多いんです。第3回は「ファンとの接し方」「挫折」。周囲の人に支えられながら、今回の映画では運命的な再会を果たすことになる(第1回「なぜ自伝的映画は"グレー"?」)。■プロフィール杉原杏璃(すぎはら・あんり)1982年6月12日生まれ。広島県出身。身長157センチ。A型。高校生の時に広島でスカウトされ、その後、東京・銀座で複数の事務所が集まるオーディションに参加。スターダストプロモーションなどを経て、現在はフィットワンに所属する。2001年から芸能活動をスタートさせ、2003年にファースト写真集『Vanilla』をリリース。グラビアアイドルとして本格的に活動するのは2006年頃で遅咲きのデビューを飾る一方、2005年頃には株式投資をスタート。現在では多数の連載を抱えるなど、グラビアの枠を超えてマルチに活動している。
2017年03月22日グラビアアイドルとして10年以上活躍し続ける"レジェンド"杉原杏璃(34)。株、競馬、野球など自身の趣味も仕事へとつなげ、厳しい世界を生き抜いてきた。そんな彼女が、自伝的小説を自らの主演で実写化。映画『...and love』(3月18日公開)は、フィクションとノンフィクションが入り混じり、「これって本当なの?」とついつい引き込まれてしまう。交際相手との濡れ場や同業者からの辛辣な言葉の数々。それらの真偽は観る人のご想像に委ねるとして……。今回の約9000字インタビューは、映画の描写をヒントに、全5回にわたって杉原の過去を掘り下げていく。第1回は小説と映画化の思い。「主演は若い子」を希望しながら、なぜ自ら演じることになったのか? そして、なぜ完全なノンフィクションにしなかったのか。――小説を書きはじめたのは2014年。『週刊大衆ヴィーナス』(双葉社)でスタートした企画でした。小説を書くことはその年の目標だったみたいですが、前々から考えていたことだったんですか?いえ、「小説を書きたい」からのスタートではなかったんです。グラビアは写真を撮られることがメインのお仕事。媒体が無くなっていって表紙を飾れる機会も減っていく中で、グラビアを別のフィールドで表現できる方法は何かないかと考えたんです。官能小説は文字でエロスを見せることもできますから、「小説を書いてみたい」とマネージャーさんに伝えました。私とマネージャーさんはA型で、一年間の目標を立てるタイプ(笑)。写真集やDVDを出す時期をいつも話し合って決めているんですが、小説もその1つでした。男性読者の方が多い雑誌だったので、グラビアアイドルの裏側や恋愛に溺れてしまう姿を私とリンクさせながら読んでいただいた方がリアルに感じていただけるののではないかなと思って、実体験をもとにした物語にしました。イチから考えられるようなプロではないですし、何よりも自分を参考にした方が書きやすかったんです(笑)。――完全ノンフィクションにするプランはなかったんですか?男性関係の部分が、私の実生活ではカサついています(笑)。脚色しなければならないところがたくさんあったので、「事実」だけで勝負はできませんでした。――あまり聞いてはいけないことでしたか(笑)。いえいえ、全然いいです(笑)。――てっきり、ファンの方々の気持ちを考えて「グレー」にしたのかと。もちろん、グラビアアイドルのイメージを自分の中で形作っている方もいらっしゃるので、そこを崩したくないという思いもありました。そこに自分のカサついている部分がうまくリンクして、「グレー」な物語になりました(笑)。――なるほど、よく分かりました(笑)。映像化の計画もマネージャーさんとの話し合いの中で出てきていたんですか?漠然と「そうなったらいいね~」というくらいで。いろんなところでアピールしていると、いつか協力してくださる方が出てくるんじゃないかなという「あわよくば精神」で言っていたところもありました(笑)。――イベントで「映画化するなら主演は名のない娘に」とおっしゃっていたのは、そういう狙いもあったんですね。そうですね。ただ、いま悩んでいる真っ最中の「これからの人」にやってほしいという思いが本当にあって、映画化が決まった後の話し合いでも「若い人に」とお願いはしていました。でも、自分が世に生み出した自伝的な物語だったら、私が主演をやることが一番説得力があって一番納得がいくんじゃないかなと。もちろん不安もあったんですけど、「人に投げちゃいけない」といろいろな方からご意見をいただきました。――それまで演技の経験もあったわけですが、主演となると出番も多くなります。ストレスで5キロぐらい痩せちゃいました(笑)。「座長」は周りのことも見ながら引っ張らないといけないと撮影前に言われていて。主役だからといって殻にこもって集中しするだけじゃなくて、いろんな人とのコミュニケーションが大切だと。私にとっては、それがとてもプレッシャーでした。自分のことだけでもできるかどうか分からないのに(笑)。――覚悟の上で現場に入ると、多少変わる部分もあったんですか。そうですね。吹っ切れたというか、ダメだった頃の自分を思い出しながら演じていくと、今の状況はむしろありがたいことだと思えるようになって、撮影を重ねるごとに「絶対に乗り越えられる」と。古坂大魔王さんをはじめすごい方々が出てくださって、私の方が引っ張っていただきました。――自分をモデルにしたキャラクターを自ら演じるというのは不思議な感じですよね。当時を思い出してやればいいと思っていたので、あまり難しく考えないようにしました。ただ、年をとったせいか涙腺が弱くて弱くて、悔しくて歯がゆい思いをした24~5歳を演じている時もそんなシーンじゃないのにウルッとしちゃって。感情を抑えるのが大変でした。当時は落ち込んでいたのに、今思い返すとそんな自分を思い出して泣けてくる……現実と物語の感情がぐちゃぐちゃになるのは大変でした。第2回は「グラビアアイドルと年齢」(3月22日掲載)。窮地の中で、なぜブログを更新し続けたのか。■プロフィール杉原杏璃(すぎはら・あんり)1982年6月12日生まれ。広島県出身。身長157センチ。A型。高校生の時に広島でスカウトされ、その後、東京・銀座で複数の事務所が集まるオーディションに参加。スターダストプロモーションなどを経て、現在はフィットワンに所属する。2001年から芸能活動をスタートさせ、2003年にファースト写真集『Vanilla』をリリース。グラビアアイドルとして本格的に活動するのは2006年頃で遅咲きのデビューを飾る一方、2005年頃には株式投資をスタート。現在では多数の連載を抱えるなど、グラビアの枠を超えてマルチに活動している。
2017年03月21日ともに広島出身で"カープ女子"を公言しているグラビアアイドルの杉原杏璃とタレントの加藤紗里が、23日に放送されたTBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で共演。杉原は、加藤の"にわかファン"疑惑を追及するも、選手とのつながりを知ると「紹介して」と態度を変えた。冒頭から2人は火花を散らし、杉原が「加藤さんと野球関連のことでご一緒することになるとは思ってもなかった」と言うと、加藤は「紗里は知らなかった。坂口杏里さんなら知ってます」と逆襲。爆笑問題の太田光が「お互いカープ女子?」と聞くと、杉原は「カープお好きだったんですね」と疑うように話した。加藤は、"にわかファン"と疑われていることについて、「にわかじゃないです」と否定。ところが、杉原から黒田博樹選手の背番号を聞かれると「ちょっとわかんない」と答えられず、球団歌「それ行けカープ」を歌うように言われるとサビしか歌えず。それでも、好きだという"キクリン"こと菊池涼介選手については背番号もポジションも正解した。また、田中裕二が「実家のお父さんの店にカープの選手がくるって本当なの?」と、広島市内にある実家のステーキハウスについて聞くと、加藤は「いっぱい来るんです。菊池選手も来るし、鈴木誠也さんとか野村さんも来るし」と告白。すると杉原は態度を変え、「私、会ったことないですけど、紹介してもらっていいですか?」と真剣にお願いし、「そんな絡みがあるとは知らず…」と驚いていた。
2016年10月23日グラビアアイドルの杉原杏璃が17日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。ストーカー被害の苦悩を語った。番組では、18歳の女性タレントにストーカー行為を繰り返していた34歳男性が逮捕された事件を紹介。これに関して、過去に何度もストーカー被害を受けたことがあるという杉原は、「SNSが普及して直接ファンとやりとりをすることで距離が縮まっている」とファンとの距離感について言及し、「握手会とかで握手したままここに(手に)チュッてやられたり…どんどんエスカレートしてきている」と明かした。また、「何が一番嫌かっていうと、引っ越し貧乏になることが困る」と打ち明け、「バレちゃってピンポンピンポンがひどいので。引っ越すたびに100万円くらいかかる」と続けた。さらに、「ストーカー被害にあって、そのとき助けてくださったサラリーマンの方がさらにストーカーになるということがあった」と衝撃エピソードも披露。そのときは、事務所の人から「もう電話かけてくるのやめてくれませんか」と連絡してもらったという。
2016年07月17日グラビアアイドルの杉原杏璃が9日、都内で行われた主演映画『...and LOVE』(松田圭太監督作品 2017年春公開予定)のオーディションに審査員として出席した。来年春に公開を予定している映画『...and LOVE』は、杉原杏璃の自伝的小説を映画化。主人公のアンリを杉原本人が演じ、ナンバー1のグラドルを目指しながらも数々の恋愛に翻ろうされる姿を描く。ヒロイン・アンリの相手役に応募した672人から1次審査を受かった70人が3日間にわたってオーディションに臨み、この日は4人の男性がラブシーンに挑戦。アンリ役に代役の女性を立てたラブシーンが行われ、応募者の演技などを杉原が審査員席で真剣にチェックした。杉原は「1つの連載からはじまったものが映画になり、ゴールではないんですけど、グラビアの集大成になればと漠然ながらも考えていました。それが実現しているので、長年グラビアをやってきて良かったと思っています」と感慨深げで、「映画では今までのすべてをぶつけたいですね」と本人役として出演する演技にも意欲満々。この日は劇中で相手役のオーディションも行われ、「審査員の席に座らせてもらうのは初めてで何を聞いて良いのか掴めなくて個人的なことを聞いてしまいました(笑)」と初めてのことに苦笑いを浮かべるも「同じ役でもみなさん微妙に違うと分かりました。一番イメージしている役に近い方になっていただければと思います。この人だったら好きになっちゃひそうな目線で選びたいですね」と選考ポイントも明かしていた。劇中では年下の男性との恋愛も描かれているが、杉原もそれを認めていて「年上の男性だと甘えていれば何でも大きな心でリードしてくださる方が多いんですが、年下だと自分がハマってしまって私が操れないんです。予想を超えることが経験上多く、自分が保てなくなるのが好きなのかな」と年下を好きになる理由を説明。また、以前の会見で「オーディションで恋人を見つけられたら」と答えていたことにも触れて「こんなにもたくさんのキレイな男性を見る機会はないので、あわよくば恋人を探せたらと思っています」と目を輝かせていた。
2016年07月09日グラビアアイドルの杉原杏璃が12日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『ANRI』(発売中 3,204円税込 ワニブックス刊)の発売記念イベントを行った。杉原は通算10冊目となる同写真集を34歳の誕生日となる6月12日に発売。杉原曰く「集大成」という位置づけの写真集となっている。セクシーな赤のビキニ姿で報道陣の取材に応じた杉原は「10冊目ということがわかっていましたし、大人になる34歳ということで、今までグラビアをやってきたすべてのものを詰め込みたいと担当者にお伝えしました。今回のロケ地でもあるハワイらしさというよりは、大人の生感や肌感を表現できたらと思っていましたが、"肌感"満載で一歩大人になった感じですね」と満足げ。お気に入りを衣服を何もつけていないヌーディッシュな1ページをあげて「何も着ない方が一番自然かなと思って。シーツでちょうど見えない感じが一番家の中にいる感じがします」とアピールした。イベント日が34歳の誕生日ということで、取材時に関係者からバースデーケーキをプレゼントされて満面の笑みを浮かべた杉原。34歳の目標として「愛が溢れる生活がしたいので、しっかりと支えて寄り添ってくれる人がいたらいいな。プライベートで最大の目標はそろそろ相手を決めないと。年齢には全く興味がないので、私が彼を思うより、彼が私を思ってくれるというか、愛されたいです」と語っていた。
2016年06月18日第二次世界大戦下、「命のヴィザ」を発給し、6000人ものユダヤ難民の命を救った杉原千畝。彼の半生を描いた映画『杉原千畝 スギハラチウネ』が、DVD&ブルーレイで発売される。チェリン・グラック監督に話しを聞いた。その他の画像「杉原千畝には、自伝がないんです。それが、彼のキャラクターの一番のヒントだと思います」。終戦から70年の節目に当たる2015年の公開に向け、杉原千畝の半生を映画化しようと考えたのは、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』(2011)の制作チームだった。同作で脚本・米国監督を担当したチェリン監督と、本作で主演を務めた唐沢寿明との出逢いも、この作品だったそうだ。「『杉原千畝 スギハラチウネ』の監督が僕に決まる前に、唐沢さんが千畝を演じることが決まっていたんです。それで彼が、『せっかく撮るなら、監督は歴史の重みを知っているチェリンがいい』と推薦してくれたようなんです。僕は父親がユダヤ人で、母親は日系アメリカ人だしね。千畝の作品を撮るチャンスをくれたことが、すごく嬉しいです」。唐沢との映画作りについて、監督はこう続けた。「唐沢さんとは、多くを説明しなくても、お互いの考え方が伝わり合うんだ。この作品は、オーバーリアクションではなくて、なるべくナチュラルに描きたいと思っていたんです。何か分からないけれど感じる、という方が、この作品を描くにあたっては、いいと思うしね。『僕らの千畝は、唐沢さん』と言いきれるくらい、魅力的に演じてくれました」。映画では、ヴィザ発給に関しては事実そのままに描きながらも、人物像には少し脚色を加えている。「例えば、ペシュを千畝の右腕として描いたけど、実際には、4、5人程のポーランド情報委員が入れ替わりで千畝の助手をしていたみたい。イリーナ(満州時代の同僚女性)も映画特有な描き方です。映画はエンターテインメント。実話を伝えるというのは、ある意味では教育だけど、まずは面白くないとね!」。千畝の出身地である岐阜県八百津町は、2017年の登録を目指し、彼が発給したヴィザを国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に申請中だそうだ。そして、今もなお、多くのユダヤ系観光客が、同県・杉原千畝記念館に足を運んでいるという。「『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』のときも、『日本の若い人に、誇りを持てる日本人がいたということを知らせるべきだ』というアメリカ人の発言で制作が始まったんです。この映画もまた、杉原千畝という一人の男の生き様を通して、若い人たちに、何か感じてもらうきっかけになれば、と思っています」。取材・文・写真:小杉由布子『杉原千畝 スギハラチウネ』ブルーレイ&DVD6月2日(水)発売ブルーレイ(愛蔵版):7000円+税ブルーレイ(通常版):4700円+税DVD(愛蔵版):6000円+税DVD(通常版):3800円+税発売・販売元:ポニーキャニオン
2016年06月02日唐沢寿明が実在した外交官・杉原千畝を熱演した『杉原千畝 スギハラチウネ』が、6月2日(水)、豪華特典満載でDVD&ブルーレイで発売が決定した。これを受けて、杉原を演じた唐沢さんの、「千畝さんの偉大さを改めて痛感させられました」とのコメントが到着した。激動の第二次世界大戦下、杉原千畝は外交官として赴任していたリトアニアで、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民に日本通過ヴィザを発給。結果、6,000人もの命を救った実在の日本人で、オールポーランドロケ、チェリン・グラッグ監督をはじめとした日本、ポーランド、ハリウッド混成チームによる制作体制など一大スケールで描いた感動大作だ。唐沢さんは、「この映画で杉原千畝という実在の人物を演じるということでプレッシャーも大きかったのですが、この作品を経験したことで、人間の持つ真の決断力、勇気、愛、そして人や世の中のために自分には何ができるのかを度々考えさせられました。ポーランドの俳優たちと共演できたことも貴重な経験となりました」と今作との出会いを述懐した。また、「エキストラのユダヤの方々に日本人であるというだけで感謝の言葉をいただいて、千畝さんの偉大さを改めて痛感させられました。チェリン・グラック監督とも以前から仕事がしたかったので、演出や撮影手法など日本の現場とは違ったものを体験でき、これからの仕事に活かせればと思っています」と、オール海外ロケならではの“収穫”も報告する。そして、「杉原さんだけではなく、彼の周りにいた人々が彼に影響を受けそれぞれの人生が変わってゆく。そこがこの映画の見所です。ぜひ楽しんで下さい」とメッセージ。メイキングや未公開シーン、イベント集などの豪華特典映像とともに偉人の足跡に迫ってみて。『杉原千畝 スギハラチウネ』ブルーレイ&DVDは6月2日(水)発売。(photo / text:Ayako Ishizu)
2016年03月04日第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にヴィザを発給し、避難民の救済に尽力したひとりの日本人の偉業を描いた映画『杉原千畝 スギハラチウネ』のブルーレイ&DVDが6月2日(水)に発売されることが決定した。ソフト化に向けこのほど主演の唐沢寿明とチェリン・グラック監督がコメントを寄せた。その他の画像唐沢の演じた杉原千畝という人物は、同じく多くのユダヤ人を救った、ドイツ人実業家、オスカー・シンドラーになぞらえて“日本のシンドラー”とも呼ばれている。唐沢は「実在の人物を演じるという事でプレッシャーも大きかったのですが、この作品を経験したことで、人間の持つ真の決断力、勇気、愛、そして人や世の中のために自分には何ができるのかを度々考えさせられました」と話す。本作の撮影は約2カ月に渡りポーランドで行われた。唐沢は「ポーランドの俳優達と共演出来たことも貴重な経験となりました。また、エキストラのユダヤの方々に、日本人であるというだけで感謝の言葉をいただいて、千畝さんの偉大さを改めて痛感させられました」と振り返る。映画は、杉原が外交官として世界各国を行き来し、混沌とする世界情勢の情報を収集する中で、なぜ身の危険を冒しながらも諜報戦に身を投じ、政府の許可を待たずに独断でユダヤ難民にヴィザを発行し続けることが出来たのかが実話を基に描かれる。グラック監督は「誰に何をなんと言われようと、自ら正しいと思う道を歩み、結果として、後には本人はいやでも英雄と名付けられた男の世界とその人生。この作品と同じ、ユダヤ人と日本人の雑種である自分としても、ペルソナ・ノン・グラータを通して皆様に考えていただくきっかけとなればと思い、ご覧に入れることができれば幸いです」と語る。『杉原千畝 スギハラチウネ』ブルーレイ&DVD6月2日(水)発売ブルーレイ(愛蔵版):7700円+税ブルーレイ(通常版):4700円+税DVD(愛蔵版):6000円+税DVD(通常版):3800円+税販売元:ポニーキャニオン
2016年03月04日