《日本国内にある慰安婦や朝鮮半島出身労働者に関する碑や像もこれに続いてほしいです。嘘のモニュメントは日本に必要ありません》Xにこう綴ったのは、杉田水脈衆議院議員(56)だ。2月2日、群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に設置されていた朝鮮人労働者の追悼碑が、多くの人の反対を押し切って撤去された。2004年、群馬県議会の賛同も得て、市民団体が建設した追悼碑。しかし、「政治的な行事をしない」という設置時の条件に反したとして、2014年に設置許可の更新を群馬県側が認めず、市民団体と裁判になっていた。追悼式で出席者が「強制連行の事実を訴えたい」と発言したことを群馬県側は政治的だと判断したという。2022年、最高裁で群馬県の判断は適法という判決が確定。これを根拠に、追悼碑は撤去されたが、群馬県の山本一太知事(66)は「ルール違反だから撤去を決めた。碑文の中身に問題はない」と語っているように、撤去の理由は“歴史認識ではなく、あくまでも行政と定めたルールに反したため”、というのが群馬県側の言い分だ。しかし、杉田氏は追悼碑を“嘘のモニュメント”と主張。さらに、別の場所にある朝鮮人労働者のブロンズ像の写真とともにこんなポストを続けた。《この写真は、以前に取材し、記事にした京都にある徴用工像。韓国国なのものより先に建てられました。私有地ということで、撤去できない状態です。建てた団体は日本の中核派等過激派労組と関係の深い韓国の労組。こちらも早く撤去できればいいのですが。》(原文ママ)私有地に建てられた像も撤去できればいいと綴った杉田氏。理由は、像が自分の歴史認識に反している存在だからということは明らかだ。これにはX上でこんな反応が。《私有地なら問題ないじゃん》《財産権の侵害であり、表現の自由に反す。憲法違反ですよ》《明確な思想弾圧。国会議員がこんなことを言うとは》過去に、書籍のなかの対談で杉田氏はこんなことも語っていた。《慰安婦像を何個建ててもそこが爆破されるとなったら、もうそれ以上、建てようと思わない。建つたびに、一つひとつ爆破すればいい》<『「歴史戦」はオンナの闘い』(PHP研究所)より>自身の歴史認識に反したものは、法的根拠なく撤去や破壊されるべきという杉田氏。ちなみに、岸田政権は、村山談話なども含む、歴代の政権が表明した「反省とおわび」の立場を継承していることを明確にしている。
2024年02月04日自民党の杉田水脈衆院議員は1月15日、昨年秋に法務局から「人権侵犯」と認定されて以来初となる記者会見を山口市で行った。会見での杉田議員の発言に注目が集まると同時に、7日に山口市が開催した「二十歳のつどい」に杉田議員が来賓として呼ばれ祝辞を述べたことにも批判の声が上がっている。杉田議員は2016年2月に自身のブログやSNS上で、国連の女性差別撤廃委員会に参加したときのことについて《チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》《存在だけで日本国の恥さらし》などと投稿。その後撤回したが、去年、札幌法務局と大阪法務局からそれぞれ人権侵犯と認定された。15日の会見では、法務局が人権侵犯との認定に至るまでに自身の言い分を説明する機会が設けられなかったことについて「誠に遺憾で、少し理不尽だ」と主張。「アイヌ民族の方々を差別するつもりは一切ない」などと述べた一方、自身の投稿で傷ついた人がいるかどうかは「わからない」とし、「もしもブログを読んでどなたも傷ついていないのであれば、謝罪をする必要はないと思う」などと語った。そんな杉田議員が、来賓として登壇したのが山口市で開催された式典「二十歳のつどい」だ。今年、20歳を迎える若者約1500人に祝辞を述べ、その発言を自身のXにも投稿した。《今、みなさんがこうして晴れ着を着て友達とお食事したりお喋りしたりできるのは、皆さんのご両親がいたから。そのご両親がいたのはお祖父さんお祖母さんがいたから。そして約80年前、この日本を命懸けで守った、皆さんと同じくらいの年齢の若者がいたから。是非、県内の回天記念館や広島県の江田島に行って、英霊の遺書を読んでもらいたい。日本は縦の糸で繋がっている国。今を生きる私達だけのものではありません》しかし、差別発言を繰り返す杉田議員を祝典に呼ぶことを問題視する声がSNS上で多く上がった。《山口市は差別を容認ということなん?》《山口市が呼んだとしたら、すごいな。英霊の遺書を読む前に、杉田水脈がどういう人物か、過去の記事を読んだほうがいい》山口市の担当者に、杉田議員を呼ぶことになった経緯とこうした批判についての見解を聞いた。「そういったご意見は、メールやお電話でもいただいております。現時点でお答えできるのは、まず式典にお呼びしたのは、党派に関わらず山口が選挙区に含まれている方、本市と関わりのある方全員にご案内をして、出席された国会議員の全ての方に祝辞をいただいたというような次第でございます」実際に、杉田議員以外にも、自民党の高村正大議員と江島潔議員、公明党の平林晃議員が祝辞を述べたといい、案内の時点で杉田議員1人だけを外すという選択肢はなかったとの認識を示した。また、杉田議員を呼ぶことについて事前に疑問は上がらなかったかについては、「言える範囲が限られていて申し訳ない」と回答できないとした。一方、「今、私がお答えしたような形で、電話の問い合わせ等に関しても同じようにお話をさせていただいているような次第でございます」と話し、取材時点でメールでの問い合わせが56件、電話での問い合わせが10件あったと明かした。また、山口市として差別を肯定すると受け取られかねないのではないかとの指摘に対しては、「あくまで山口に関係のある国会議員の方々に、20歳の節目を迎えられた輝かしい前途を祝福していただきたいという思いでご案内をいたしたもので、差別を助長するつもりは全くございません。そういったご批判は当然あるかと思いますが、公的な機関ですので、そういったつもりは当然全くございません」と、差別を肯定する意図はないことを強調した。その上で、来年同じ式典が開催される際、また杉田議員含む関係議員全員に声をかけるかについては、「当然、山口としてご案内するかどうかという判断になりますので、その辺の判断というのは、こういったご意見があった中で、どちらになるかというのは今の時点では私からはお答えはできないというところですが、私もこういう問い合わせがあった部分は全部記録に取るようにしております」と、事態を真摯に受け止めている様子が伺えた。
2024年01月16日何となくネットをやっていたら目にすることがある“在日特権”という言葉。「あの評論家が言っているから」「国会議員も言っているから」と、素朴に信じている人もいるのでは?実際のところを、長年、この問題を取材してきた識者に聞いた。これまでも、SNSやブログで差別的な発言を繰り返してきた杉田水脈衆議院議員(56)。杉田氏は2016年、自身が国連の女性差別撤廃委員会に参加したことを記すブログ記事の中で、〈チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場〉〈存在だけで日本国の恥さらし〉などと、在日コリアン女性を侮辱するような記述を行っていた。この件をめぐって今年11月、大阪法務局が“人権侵犯”と認定したことは記憶に新しい。にもかかわらず杉田議員は、その後も自身のYouTubeで〈逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権差別を利用して日本を貶める人たちがいます〉〈差別がなくなっては困る人たちと戦ってきました〉などと言及。SNSでも、ネットの保守系言論人の動画を引用しつつ〈差別にかかわる特権は存在する〉と繰り返しているのだ。“在日特権”とは、日本人以上に優遇された権利を有する外国人(ここでは在日韓国・朝鮮人)という意味だ。■「ネッシーやツチノコと同じ“都市伝説”」差別問題について取材を続けているノンフィクションライターの安田浩一さんは、開口一番、こう一蹴する。「ネット上で流布されている“在日特権”と呼ばれるものに関して、私はこれまで散々取材してきました。しかし、どれもネッシーやツチノコなどと同様に、すべて“都市伝説”レベル。デマにすぎません。にもかかわらず国会議員である杉田氏が、こうしたデマをSNSなどで発信し続けていることに驚きを隠せません」そもそも、“在日特権”の中身は、具体的にどんなものなのかーー。安田さんは、こう続ける。「よく言われているもののひとつに、〈生活保護を受けやすい〉という言説があります。私は何度も、厚生労働省や社会保険事務所、ケースワーカーなどに取材しましたが、どこに聞いても“在日コリアン”であることが支給開始の条件ではないと否定されました。受給資格を満たしているかどうかが大事なのであって、国籍うんぬんではないのです。実際に調べればすぐにわかることですが、生活保護を受給している9割以上が日本国籍です」加えて、〈在日朝鮮人だけに“通名”が認められている〉という言説もある。「“通名”は、在日コリアンだけでなく、すべての外国人に認められています。ただ、在日コリアンののなかで“通名”を使っている人が多いのは事実です。その背景には“差別”や“偏見”が蔓延している日本社会において、民族名を名乗ることを躊躇させている、という側面があることを忘れてはならないでしょう」■差別を放置し続ける自民党は罪深いこのほか、〈年金を支払っていなくても受給している〉という言説も……。「前提として、在日コリアンが国民年金に加入できたのは1982年から。この時点で60歳を超えていた人は救済の対象になりませんでした。こうした経緯もあって、無年金でかつ生活基盤の脆弱な高齢の在日コリアンに対して各自治体が福祉給付金を支給していたということはあります。しかし、そもそも年金に加入できなかった時期が長いのですから、こうした措置は当然ではないでしょうか」安田さんは、「常識で考えれば、日本に住む日本国籍の日本人以上に優越的な権利を持った外国人などいないことはわかるはず」としたうえで、「あえて特権を持っている外国人を挙げるなら、それはむしろ多額の思いやり予算(在日米軍駐留経費負担)などによって優越的権利を持っている“在日米軍”では」と指摘する。このような、ありもしない“在日特権”というレッテル張りを行った差別は、いつ頃から始まったのか。「私は“今世紀型”の差別だと思っています。“逆差別”とか“利権”などというレッテルをマイノリティの人たちに貼ることで当事者を非難し、その声や存在を封じ込めるやり方です。〈マイノリティが差別を主張することで不当な利権を得ている〉とありもしないことを訴えてマジョリティの不安を煽る。これは、今の日本社会における差別先導の典型例だと感じています」大きな問題は、こうしたデマを拡散して社会を先導しているひとりが、国会議員の杉田水脈氏であるという点だろう。「これは杉田議員自身というよりも、自民党の問題だと思います。差別をしたい人々、あるいは差別を正当化したい人々のマーケットを確保するための道具として、自民党は杉田議員を利用してきたのではないでしょうか。だからこそ、さまざまな差別発言を繰り返しながらも要職に付けてきたのです。杉田さんは、“自民党らしさ”を象徴している存在だと感じています」“在日特権”などというデマに煽られている間に、本来、目を向けるべき問題の本質から目を逸らされている可能性もあるのだ。
2023年12月28日今年も残すところあとわずか。政界では自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる“裏金疑惑”に揺れているが、女性議員による不祥事や失言も目立った一年だった。7月下旬に自民党女性局が実施したフランス研修は、炎上した事例の1つでもある。松川るい参院議員(52)や今井絵理子参院議員(40)らは、研修中に記念撮影した写真をSNSに投稿。だが松川議員がエッフェル塔前でポーズを決める写真などに、“まるで観光旅行のよう”と批判が殺到していた。年末の風物詩である「現代用語の基礎知識選2023ユーキャン新語・流行語大賞」でも、「エッフェル姉さん」がノミネートされるなど“悪い意味”で人々の記憶に残っているようだ。こうした不祥事をきっかけに、イメージダウンした政治家も少なくない。果たして、国民から最も支持されていない政治家は誰か?本記事では女性政治家に焦点を当て、全国500人を対象に実施したアンケート調査の結果を紹介する。まず第3位に選ばれたのは、43票を集めた自民党の生稲晃子参院議員(55)。昨年7月の参院選で初当選し、おニャン子クラブの人気元メンバーという知名度から注目を浴びた。自民党女性局のメンバーにも名を連ねているが、《何ができるのかわからない》《知名度だけで仕事出来ないしてないからです》と評価は芳しくない。生稲氏といえば、選挙活動中から波乱の連続だった。NHKが候補者向けに行ったアンケートを“ほぼ無回答”で提出したため、SNSで批判が続出。生稲氏はXで謝罪し、選対広報担当者も「事務局責任者の処理ミス」と釈明していた。だがさほど理解は得られていないようで、《候補者アンケートで無回答の欄が多かったと報道で聞き、勉強不足を否めない》《質問内容をスタッフが考えていたから》との声が目立った。また参院選当日も『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)で、“全テレビ局のインタビューを断っていた”と明かされたことも逆風に。番組内では「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」と理由も暴露され、国会議員としての資質が問われていた。そうしたイメージを払拭しきれていないことから、《良く勉強してから政界にお入り下さいとツッコミたくなる》《候補者アンケートで無回答の欄が多かったと報道で聞き、勉強不足を否めない》と厳しい声が寄せられていた。続いて第2位に選ばれたのは、57票を集めた自民党の杉田水脈衆院議員(56)。’16年2月にSNSやブログで、国連の女性差別撤廃委員会に参加した感想を「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」と断じるなど、とにかく失言が絶えない。’18年8月に刊行された月刊誌への寄稿では、性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」と表現していた。数々の波紋を呼ぶ発言に、《偏見に満ちた言動》《差別発言が許せない》《差別的な発言が多い》《LGBTQの方々やアイヌ民族の方とかを批判する発言をされていた》との声が多数寄せられていた。昨年12月の参院予算委員会では、当時の松本剛明総務相(64)から指示される形で謝罪、撤回した杉田氏。その後、「内閣の一員として迷惑をかけたくない」として政務官を辞した。アイヌ民族や在日コリアンに対する不適切な投稿は、今年9月に札幌法務局が、翌10月には大阪法務局も人権侵犯と認定している。しかし杉田氏には“反省の色が見えない”と、再び物議を醸すことに。今年11月に保守系論壇誌『月刊WiLL』のYouTubeチャンネルに出演し、あるアイヌ関係団体に対して「こんな団体に謝罪するぐらいなら政務官を辞めます」と政務官を辞した真意を語っていた。こうした態度に、《差別発言など失言を繰り返し、反省している様子がない》《人権侵犯認定されているのに自分を正当化している》《いろいろな差別感情を持っていて、議員にふさわしくない。同じような失言を繰り返し、反省もしない》との声が上がっていた。そして残念ならが第1位に選ばれてしまったのは、今井絵理子議員。生稲氏と杉田氏を大幅に上回る117票が投じられる結果となった。そうした背景には、批判を集めた自民党女性局のフランス研修会をめぐる対応が尾を引いているようだ。騒動当時、今井氏はXで《「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません》と猛反論。さらに《また追って活動報告します!!》と締めくくっていたが、いまだ“報告書”なるものは公表されていない。アンケート回答では、この件について苦言を呈する声が多数上がっていた。《国民が求めていることに対応されていない》《国民の生活が大変にも関わらず、観光気分でフランスでの研修に行ったから》《フランス研修の時の対応も不快だったし、世間を煽るような発言が気に入らない》そんな今井氏は、政治家としての活動以上にプライベートが世間を騒がせてきた。’17年7月に橋本健元神戸市議との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられ、’18年10月にブログで橋本氏と交際していることを“宣言”。いっぽうで不倫疑惑は、キッパリ否定していた。昨年5月には骨盤を骨折した今井氏の車いすを押す橋本氏の姿も目撃されており、交際は続いていると見られている。しかしフランス研修をめぐっては、橋本氏の“擁護”も火に油を注いでいた。橋本氏はXで、《公金で行ってるわけでもないし、党の活動やし、自己負担もあるし、今井絵理子議員に批判が向かう理由がわからん》などと主張。様々なユーザーとも応酬を繰り広げ、《今の日本国民の反応いちいち気にしてたら政治なんてできないよ》などと投稿していた。パートナーの言動も影響しているようで、今井氏には《世間を騒がしている》《悪い印象しか残してない》《私生活も乱れている》と指摘する声もあった。タレント議員が上位を占めた結果になったが、国民に支持されるような活動を期待したい。
2023年12月16日9月29日、自民党が杉田水脈議員(56)を環境部会長代理に起用することを決定したことが報じられた。ネットでは怒りの声が多数上がっている。これまで「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想」や「思春期の子供に“同性愛者も堂々と胸を張って生きましょう”と教育したら正常に戻れなくなる」など数々の発言が問題視されてきた杉田議員。『新潮45』’18年8月号に寄せた文章ではLGBTについて《彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです》と綴り、同誌を休刊に追い込んだ。それでも’22年8月に第2次岸田改造内閣で総務政務官に就任。しかし同年10月、ジャーナリストの伊藤詩織氏が名誉棄損で訴えた裁判で、東京高等裁判所から55万円の賠償を命じられることとなり、その後、杉田議員は総務政務官を12月末に辞任している。そんな杉田議員だが、再び言動が厳しく追及されることに。杉田議員は’16年にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会の参加者について《チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》などとブログやSNSに投稿していたことが発覚。これらについて今年9月7日、札幌法務局が”人権侵犯の事実があった”と認定したのだ。さらにアイヌ文化を学び、今後発言に注意するよう「啓発」を受けた。「共同通信」によると、この件について杉田議員の事務所は「9月14日に法務省職員が事務所に来て本人が対応した」と明かしたという。しかし杉田議員は何事もなかったかのように9月15日、阪神タイガースが優勝したことをXで祝福し、《お祝いモードに浸りたいです♪》などと大喜びで投稿していた。国会議員による人権侵害という異例の事態について、いまだ公の場でもSNSでも何の説明もしていない杉田議員と自民党。そのような状況下でまさかの人事が。杉田議員が、再び要職に起用されることとなったのだ。「TBS NEWS DIG」によると自民党は9月29日、総務会を開き、政府が提出する法案の審査や政策立案を行う党の部会長などの人事を決定。そこで杉田議員を環境部会長代理に起用することを決めたという。自民党の党首である岸田文雄首相(66)は、9月19日(現地時間)に、アメリカ・ニューヨークの国連本部で「『人間の尊厳』に光を当てることで、国際社会が体制や価値観の違いを乗り越えて『人間中心の国際協力』を着実に進めていける」と演説したばかりだ。そんななかで、「人間の尊厳」を踏みにじるような数々の発言が問題視され、説明責任も果たさない杉田議員を起用する自民党。SNS上では今回の人事について岸田首相や自民党への非難が殺到している。《国連で岸田総理が「人間の尊厳」などと偉そうに語っていたけど、本当にそう思ってたら杉田水脈のような差別主義者は処分して離党させるよね》《このような人権問題になる差別発言をする議員を要職につけるなど岸田政権は何を考えているのか全く理解に苦しむ》《こんなことをやっていたら日本は本気で世界から取り残されていくでしょうね》《人権侵害の杉田水脈が党環境部会長代理日本の恥》《自民党が杉田の発言を支持しているような人事。恥を知らない自民党政権。腐っている》
2023年09月29日9月19日に東京都内で開催された新しい歴史教科書をつくる会東京支部「新東京塾」の講演会。その講師を務めたのは、杉田水脈衆院議員(56)だった。同会は“これまでの教科書が日本を不当に悪く描いていたのを改め、子供たちが日本に誇りを持てる教科書で学べるようにすること”を目的とするもので、杉田議員は理事を務めている。9月19日の講演は満員だった。そんな彼女がブログにアイヌ民族を侮辱する投稿をした問題に進展が――。全国紙記者は言う。「’16年2月にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会に参加した際に、杉田議員はブログに《チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります》《同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる》などと投稿。これに対して会議に参加していたアイヌの女性が札幌法務局に救済を申し立てたのです。`22年11月には、参議院予算委員会で質問を受けて杉田議員はブログを自ら書いたと認めて、『100人ぐらいの方々が取り囲んで、至近距離で罵声を浴びせられた。当時、一般人だった私がこのような感想を持つのは仕方がなかった』と釈明していました」各メディアによると9月7日に札幌法務局が、杉田議員の投稿などに対して「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田議員にアイヌ文化を学び、発言に注意するよう啓発したという。杉田議員による“問題発言”は、過去にも――。「’18年に配信されたネット番組で、杉田議員はジェンダーに関する研究に取り組む大阪大学の牟田和恵名誉教授に、“期間外に科研費を使用した”として『ずさんな経理』と発言して訴訟に。`23年5月の控訴審で、牟田氏の名誉を傷つける違法な発言だったと認定され、33万円を支払うように命じられました」(前出・全国紙記者)たびたび問題を起こす杉田議員にSNS上で批判の声があがった。《これまでも問題ばかりの杉田水脈》《発言の正否よりそこ考えられない人が議員って。しかも問題発言何度目?》《またこの人か…何度目だよ?》《杉田水脈、いつまでこんな奴が国会議員でいるのか》
2023年09月20日《昨日は衆議院と参議院の総務委員会で答弁に立ちました。その後、党本部に移動し、税制調査会小委員会に参加。夜は書道教室の忘年会。毎回恒例の出席者みんなでの寄せ書き。今年は「堅忍不抜」と書きました。国会の論戦中ではありますが、与野党のメンバーが和気藹々。素敵な時間でした。》12月7日、こうツイートしたのは自由民主党の杉田水脈衆議院議員(53)だ。インターネット上の誹謗中傷対策も担当する総務省の政務官という立場ながら、過去に誹謗中傷や差別的な発言を繰り返していたことを問題視されていた杉田氏。12月2日の参議院予算委員会で謝罪を行い、しっかりと反省しているかと思いきや、冒頭のツイートの「堅忍不抜」という言葉に疑問の声が出ているのだ。岩波書店『広辞苑』によると、「堅忍不抜」とは<がまんづよくたえ忍んで心を動かさないこと>という意味。ツイッター上ではこんな指摘が。《不本意ながら謝ったけれど、心は動いていないということですか》《つまり反省していませんということですね》《あなたの差別的発言によって傷付いた人々こそ今までずっと耐えてきたんだぞ。まるで自分が被害者かのような発言はやめろ》一方、支持者と思われるアカウントからは、こんな声も。《雑音は気にせずに「堅忍不抜」で頑張ってください。》《『堅忍不抜』貫いてください》さまざまな反応を呼んでいる「堅忍不抜」という言葉。じつは杉田氏は、ジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗中傷する多数のツイートに対して「いいね」を押して拡散したとして、伊藤さんに訴えられた直後の2020年10月の書道展の作品でもこの言葉を選んでいる。単に「堅忍不抜」を気に入っているだけの可能性もあるが……。政治部記者はこう語る。「2日の謝罪のとき、杉田さんは『松本総務大臣からそうした表現を取り消すよう、指示がありました。内閣の一員として、それに従い』と、あたかも上から命じられて不本意ながら謝っているようにとれるようなことを言いました。ここにきて、この言葉のチョイスですから、本当は反省していないと取られても仕方がないでしょう」
2022年12月08日杉田水脈議員(55)が10月26日、総務大臣政務官就任後初めて国会で答弁した。しかし、その発言内容が物議を醸している。今年8月、内閣改造によって政務官に就任した杉田政務官。いっぽうTwitterでジャーナリストの伊藤詩織氏を中傷する投稿に“いいね”していたため、現在伊藤氏から損害賠償を求められている。10月20日の控訴審では、東京高裁が「限度を超えた侮辱行為で不法行為に当たる」として杉田政務官に55万円の賠償を命じた。そんななか26日の「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会(倫選特)」で、立憲民主党の源馬謙太郎議員(49)は「(“いいね”したことで)伊藤さんがどういう気持ちを受けるか想像できなかったんですか」と尋ねた。ところが杉田政務官は「係争中でございますので、答弁を差し控えさせていただきたい」と返答。そこで源馬議員は「#NoHeartNoSNSはご存じですか?」と質問した。この#NoHeartNoSNSは、総務省が取り組んでいるSNSの誹謗中傷対策キャンペーンだが、杉田政務官は「存じ上げません」と回答した。そのため源馬議員が#NoHeartNoSNSの趣旨を説明し、「総務省が行っている取り組みですよ。政務官ですよね?」と指摘するも、「その質問は通告をいただいておりませんので」とコメント。すると場内では反発する声が上がり、会が中断する事態となった。また杉田政務官は’16年8月に《統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない》とTwitterに投稿していたことも問題視されているため倫選特では、この投稿についても言及されることに。しかし「支援を受けるのは、今でも問題ないと思っていらっしゃいますか」と源馬議員が尋ねたものの、杉田政務官は「見解の表明は差し控える」と返答。続く質問に対しても、「私を支援してくださっている方々がどういう方々であるか、ということを調べることは難しいという意味で書かせていただいた内容であることをご理解いただきたいと思います」と投稿の意図を釈明した。すると源馬議員は思わず「そんなことは誰も読み取れないですね。論理が破綻しています」と呆れるように述べた。「支援者がどういう人たちであるかを調べるのは難しい」という杉田政務官。いっぽう本誌が8月に取材した際、杉田政務官の担当者は「ちなみに御社は統一教会と関係はないんですか?」と切り出し、「『統一教会と関係のあるメディアからは取材を受けるな』と言われているので、こちらも安心して答えるわけにはいかないので。“関係ない”ということを証明していただかないと」と突き付けていたが――。現在、ネットでは“知らぬ存ぜぬ”スタンスを貫く杉田政務官の答弁が「ひどすぎる」と物議を醸している。そしてTwitterでは、怒りの声がこう相次いでいる。《杉田水脈の国会答弁があまりに酷く、ネット中継流すの止めました。政務官はもとより、議員の資格も資質もなし》《政務官の資格なし、辞めさせるべき》《総務政務官の資格なし。総務省の対策を知らないと言って憚らないとは》《どう見ても杉田水脈は議員の資格や資質がない》
2022年10月28日株式会社シソン(所在地:東京都渋谷区)は、代官山シソンギャラリーにて、2022年11月10日より19日まで、陶芸家 杉田真紀の個展を開催いたします。器作品 1余計な装飾を施さないシンプルなフォルム。余白を感じさせながらも、柔らかくカラフルな色が目を惹く器。北海道で作陶する杉田真紀さんは、制作の基本である色化粧土を使って、北海道の大自然の風景からもらったインスピレーションを作品の色に込めています。また、イタリア語で「手」を意味するManoをアトリエ名にしたように、手に馴染む質感も大切にして作陶しています。今回の個展では、原点に戻るという意味も込めて、よりシンプルで余白を感じさせるうつわを中心に新作の展示と販売いたします。【イベント概要】イベント名: 杉田真紀 陶展開催日時 : 2022年11月10日~19日開催場所 : シソンギャラリーアクセス : 代官山駅より徒歩8分、渋谷駅より徒歩10分詳細ページ: *会場が混み合う場合はお待ちいただくことがございますことご容赦下さい。*感染対策を万全にて開催します。ご来場の際は、マスク着用、手指の消毒をお願いいたします。*会期中後半より、シソンギャラリーのウェブサイトからの一部作品のご購入が可能になります。ギャラリーのウェブストアにてご覧くださいませ。 【杉田真紀 プロフィール】北海道札幌市生まれ。OL時代より、かねてから興味のあった陶芸教室に通い始める。2009年、札幌市にてアトリエ&ギャラリー「Mano」をオープン。現在、個展や企画展を中心に活動、制作している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日「(旧統一教会関連団体の)定義がわからない」15日、総務大臣政務官就任会見でこう発言したのは杉田水脈衆議院議員(55)。’19年に熊本県内で開催された統一教会関連団体主催のシンポジウムで講演したことを指摘されての回答だ。杉田氏は、’16年に自身のツイッターで《幸福の科学や統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない》と投稿したことについても問題視されているほか、これまで数々の発言で批判を浴びてきた。「杉田氏は女性やLGBTなどの性的マイノリティを侮辱する発言を繰り返してきました。これは憲法で定められた“法の下の平等”や“個人の尊厳”を著しく損ねるもので、議員としてはあるまじき行為。杉田氏を総務政務官に抜擢したことは、岸田文雄首相(65)が彼女の言動にお墨付きを与え『もっとやれ』とGOサインを出したということに等しいのです」そう警鐘を鳴らすのは、同志社大学教授で政治思想やフェミニズム理論が専門の岡野八代教授。岡野教授は、杉田氏が’18年に雑誌『新潮45』の8月号に寄稿した「LGBTは(子供を作らないから)生産性がない。そこに税金を投入するのが果たしていいのか」という趣旨の論文に憤り、自身もレズビアンであることを公表。反論してきた当事者だ。侮辱的な発言の矛先は、LGBTだけにとどまらない。彼女にとっては、女性も差別の対象だ。「’14年10月には国会で、『日本で女性が輝けなくなったのは、男女共同参画の名のもと伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因する』として、『男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想です』と発言。また’20年には、女性への性暴力に関して自民党の部会で『女性はいくらでもウソをつける』と発言し問題になりました」(政治部記者)加えて、元TBS記者の山口敬之氏から性暴力を受けたとして訴えを起こしていたジャーナリストの伊藤詩織さんについても、英国のBBCの番組で「男性の前で記憶がなくなるまでお酒を飲んだのは、女として落ち度がある」などと述べ、「セカンドレイプだ」と批判されてきた。LGBTの当事者団体である一般社団法人fairを主宰する松岡宗嗣さんは「差別発言をすればするほど出世してしまう状況に憤りを感じる。国会議員を辞職すべき」と怒りをあらわにする。■国民の信任を得て当選した議員ではないいったいなぜ、杉田氏が総務政務官に抜擢されたのか。元参議院議員で、旧統一協会問題に詳しいジャーナリストの有田芳生さんは、こう分析する。「いわゆる”安倍枠”です。安倍さん亡き後、岸田首相としては安倍派との関係をどう保っていくかが課題でした。そこで、安倍さんの“推し”だった杉田氏を抜擢し、安倍派の協力や右派層の人気を得ようとしたのでしょう」前出の岡野教授は、杉田氏は国民から直接の信任を得て当選したわけではない、と指摘する。「杉田氏は’17年に自民党に入る前から、国連人権委員会の“女子差別撤廃委員会”に出席し、『日本軍による慰安婦の強制連行はなかった』などの発言をしていました。こうした発言が安倍元首相に気に入られ、杉田氏とは縁もゆかりもない安倍元首相のお膝元である比例中国ブロックで出馬。比例名簿の上位に据えられ、”特別枠”で当選を重ねてきたんです」■政務官就任で政策は実行しやすく恩人である安倍元首相の期待に応えるべく、“先兵”となって活動してきた杉田氏。「先の参議院選で争点となった、選択的夫婦別姓制度の導入に関しても、足を引っ張ってきた議員の一人が杉田氏です」こう明かすのは、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局の井田奈穂さんだ。「’20年12月に、この先5年間の女性政策をまとめた“第5次男女共同参画基本計画”が発表されましたが、当初盛り込まれていた”選択的夫婦別姓”の文言は削除されていました」さらに当初案にあった「(選択的夫婦別性への)必要な対応を進める」の文言は「夫婦の氏に関する(中略)さらなる検討を進める」に後退していたという。「発表後、杉田氏は自身のツイッターを更新。《最終的に男女共同参画基本計画案から「夫婦別姓」の文言も削除させました。一安心です》とフォロワーに対して誇らしげに報告していました」井田さん自身も、杉田氏の秘書から国政にかかわる人物とは思えない対応をされている。自民党議員を対象に、選択的夫婦別姓に関する勉強会を開いた際のこと。「杉田議員は勉強会に参加できず、『資料だけ欲しい』と言っていると主宰者に聞いたため、勉強会終了後、私が杉田議員事務所に持参したんです。すると秘書の方が、資料をさっと受け取ると『近寄らないで』と、手で追い払うようなしぐさをしてドアを閉めたのです。今後のために名刺交換する余地も与えてもらえませんでした」さらに、杉田氏を自民党に招いた安倍元首相の考え方は統一教会の思想にも近いという。「彼にとって女性活躍はあくまで経済政策で、ジェンダー平等には反対。基本的に女性が家事や介護を担い、三歩下がってわきまえるという戦前の家族観をよしとしているのです。これは統一協会や日本会議の思想ともシンクロしていると感じます」(井田さん)こうした思想を受け継ぐ杉田氏が、総務省の“ナンバー3”として権力を握ってしまったわけだが、今後どうなるのか。「政務三役に入ると、自分の政策を実現しやすくなるので国会議員にとっては非常に大きいことです。秘書官が2人付きますから官僚を動かす力も大きくなる。つまり、彼女がデタラメな指示を出しても、官僚は動かざるをえない。非常に危険です」(有田さん)杉田氏を要職に就けた岸田首相が目指す日本は“女性蔑視国家”なのだろうかーー。
2022年08月23日「過去に多様性を否定したこともなく、ある性的マイノリティの方々を差別したこともない」「岸田政権が目指す方向性と、政務官として何一つずれている部分はない」こう語ったのは、先日の内閣改造で総務大臣政務官に就任した自民党の杉田水脈議員(55)。これは、15日に行われた政務官の就任会見で、岸田政権が掲げる「多様性が尊重される社会」について問われた際のものだ。雑誌『新潮45』’18年8月号への寄稿の中で、LGBTのカップルに対して《彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです》と記し、批判が殺到。杉田氏は「不適切な記述であった」と釈明したが撤回はせず、雑誌は後に休刊となった。その他にも、‘14年10月の国会では「日本で女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です」と発言。’15年6月に配信されたネット番組で「思春期の子供に“同性愛者も堂々と胸を張って生きましょう”と教育したら正常に戻れなくなる」とも発言するなど、これまで何度も舌禍を招いてきた。そのため政務官という要職に就いたことで、過去の発言が改めて疑問視されることに。Twitterでは「#杉田水脈氏の総務政務官起用に抗議します」というハッシュタグがトレンド入りする事態にもなっている。こうした発言がありながら冒頭のように、“多様性を否定したことがない”とした杉田氏。そこで本誌は、杉田議員に就任会見、および波紋を呼んだ過去の発言についての見解を尋ねることにした。■「ちなみに光文社さんは統一教会と関係はないんですか?」19日、杉田議員の国会事務所に電話し、担当者に「政務官の就任会見での発言について、いくつか質問したいことがあります」と伝えると、質問票の送信先を聞き終えた後、担当者は突然こう切り出した。「ちなみに御社は統一教会と関係はないんですか?」「関係ないと、どうやって証明されますか?」「『統一教会と関係のあるメディアからは取材を受けるな』と言われているので、こちらも安心して答えるわけにはいかないので。“関係ない”ということを証明していただかないと」16年8月にニューヨークで統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の教団施設で講演、19年4月に講師として参加した熊本県での講演会の主催者の1人が統一教会の信者だったことが指摘されている杉田氏。杉田氏は会見で、19年の講演について「主催団体が関連団体とは知らず、現在も確認できていない。(主催団体の)役員の1人が教団関係者との指摘はあるが、講演当時は知らなかった」と説明。「関連団体というのかどうかは誰も確認できない。定義がわからないので、これ以上のことは申し上げられない」と答えたが、その姿に「開き直りだ」といった批判が殺到していた。そんな会見を逆手に取るかたちで、本誌の質問に“謎問答”を返して正面から答えなかった杉田議員。各所で舌禍を招き続けるなか、その“慎重さ”はもっと別のところに必要なのでは……。
2022年08月20日先日行われた内閣改造によって総務大臣政務官に就任した自民党の杉田水脈議員(55)。8月15日の就任記者会見で「セクシュアルマイノリティの方々を差別したことはない」と語り、ネットで批判が殺到している。杉田議員は雑誌『新潮45』’18年8月号への寄稿の中で、LGBTのカップルに対して《彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです》と記し、国内外問わず波紋を呼ぶ事態に。のちに同誌は廃刊となった。そんな杉田議員は、15日の会見で岸田政権が「多様性が尊重される社会」を掲げている点について問われ「過去に多様性を否定したこともなく、ある性的マイノリティの方々を差別したこともない」とコメント。さらに「岸田政権が目指す方向性と、政務官として何一つずれている部分はない」と述べた。「多様性を否定したことがない」という杉田議員だがーー。「’14年10月、杉田議員は『日本で女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します』と国会で持論を展開。そして『男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です』と断言しています。さらに’20年1月の国会で、国民民主党の玉木雄一郎代表(53)が『速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ』と述べた際に『だったら結婚しなくていい!』とヤジを飛ばしたと報じられています」(全国紙記者)杉田議員は性的マイノリティへの差別も否定していたが、広辞苑で“差別”は「正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと」と定義されている。「杉田議員は’15年6月に配信されたネット番組で『思春期の子供に“同性愛者も堂々と胸を張って生きましょう”と教育したら正常に戻れなくなる』と、同性愛者を“正常でないもの”として語っています。さらに’20年9月、女性への性暴力などに関連して『女性はいくらでも嘘をつけますから』と自民党の部会の合同会議で発言。当時『女性差別だ』と非難の声が相次いでいました」(前出・全国紙記者)こうした過去の発言があるにも関わらず“多様性を否定したことがない”とした杉田議員。ネット上では、非難する声がこう上がっている。《杉田水脈、多様性について今まで否定しまくりなのに、どの口で、否定したことないというのか》《物忘れがあまりにひどいですね。公務に差し支えそうなので政務官、議員辞職を勧めます》《多様性の否定したことがないというより、この方の場合、多様性の定義や否定の定義がわからないのかもしれませんね》《大嘘つき》また、政務官を任命した岸田文雄首相(65)の責任を問う声も。《なんでこんな議員を『総務大臣政務官』なんぞに任命するんだ》《岸田総理は、国民にケンカ打ってるのかね。》《杉田水脈総務政務官は大嘘つき。岸田首相の任命責任に問われます》
2022年08月17日《総務大臣政務官を拝命いたしました。身が引き締まる思いです。担当する業務は行政管理、行政評価、統計等となります。18年の地方公務員としての現場の経験を活かし、国の諸課題に対応して参ります》8月13日、Twitterにこうつづったのは自民党・杉田水脈議員(55)だ。その前日、岸田文雄総理大臣(65)が臨時閣議で副大臣と政務官を決定。そこで杉田議員は総務大臣政務官に任命されることとなった。しかし、この“要職就任”が早くも波紋を呼ぶことにーー。これまで杉田議員が、数々の“問題発言”で波紋を呼んできたためだ。「杉田議員は’15年6月に配信されたネット番組で『生産性がない同性愛の人たちに、皆さんの税金を使って支援をする。どこにそういう大義名分があるんですか』とコメントしていました。その3年後には、“新潮45騒動”が社会問題に。雑誌『新潮45』’18年8月号で、LGBTに対して《彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです》として、《LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか》と書きました。人間を生産性ではかることは優生思想につながるものだとして、LGBTの当事者だけでなく障害者支援団体からも非難が殺到。杉田議員の寄稿は国外からも非難されることとなり、『新潮45』は休刊に追い込まれることとなりました。そのいっぽう安部晋三元首相(享年67)は当時、『まだ若いから』との理由で杉田議員を擁護。また自民党の対応も“指導のみ”にとどまっています」(前出・全国紙記者)■「女として落ち度がある」「女性はいくらでもうそをつく」また元TBS記者の山口敬之氏から性行為を強要されたというジャーナリストの伊藤詩織氏に対しての“暴言”も、物議を醸してきた。「杉田議員はBBCの番組で、伊藤氏に対して『男性の前で記憶がなくなるまでお酒を飲んだのは、女として落ち度がある』などと発言。この発言は『セカンドレイプだ』と批判されました。さらに‘20年9月、女性への性暴力などに関連して『女性はいくらでもうそをつけますから』と自民党の部会の合同会議で発言していました」(前出・全国紙記者)■旧統一教会からの支援は「何の問題ない」杉田議員の“問題”はこれだけではない。安倍元首相の銃撃事件以降、世間から厳しい視線が注がれている旧統一教会について’16年8月、Twitterで《幸福の科学や統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない》と投稿しているのだ。そのツイートが、今回の“要職就任”を受けて改めて波紋を呼んでいる。「現在、旧統一教会と関係をもつことで、政治家が教団の広告塔になっているとの指摘が相次いでいます。そこで松野博一官房長官(59)は、今回の内閣改造の人事は『旧統一教会との今後の関係を見直すことを求め了承した人のみ任命した』と強調しました。しかし、『問題ない』とまで言い切っている杉田議員がどこまで“見直し”できるのかと、懐疑的な声が上がっています」(スポーツ紙記者)数々の問題発言をしてきた杉田議員。そのため、Twitterでは「#杉田水脈氏の総務政務官起用に抗議します」というハッシュタグがトレンド入り。さらに、こんな厳しい声が上がっている。《女性や性的マイノリティを貶め、差別を助長する発言を連発してきた杉田氏が、これまで何ら処分も受けずに国会議員をつづけていること自体が異常なのだが、挙げ句、政務官にまで抜擢するとは》《杉田を政務官にするという事は、岸田政権も差別を容認するという事、あり得ません》《岸田総理はもっと市民の声を聞いて下さい》《「幸福の科学や統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない。」この様な方を総務大臣政務官に就任させて大丈夫なんですかね・・・??》
2022年08月15日星野源がパーソナリティを務める、7月26日(火)深夜放送の「星野源のオールナイトニッポン」は、声優の釘宮理恵、下野紘、杉田智和がゲスト出演する。番組7年目に突入し、まもなく放送300回を迎える同番組。今回登場するのは、「鋼の錬金術師」のアル役や「銀魂」の神楽役でお馴染みの釘宮さん、「うたの☆プリンスさまっ♪」「進撃の巨人」シリーズの下野さん、「銀魂」や「ジョジョの奇妙な冒険」、多くの特撮作品にも参加している杉田さんという人気声優たち。3名は、星野さんが主題歌を担当する映画『ゴーストブック おばけずかん』にて、“おばけ役”図鑑坊(釘宮さん)、一反木綿(下野さん)、山彦(杉田さん)の声を担当しており、星野さんの新曲「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」でも、おばけとしてコーラスで参加。今回リリース後、初めての共演となる。星野さん、釘宮さん、下野さん、杉田さんが参加した『ゴーストブック おばけずかん』は、『ALWAYS 三丁目の夕日』『DESTINY 鎌倉ものがたり』を手掛けた山崎貴監督の最新作。“どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=おばけずかん”を手に入れた子どもたちを描く、異世界冒険ファンタジー作品。本作は、本日7月22日(金)より全国東宝系にて公開中だ。ニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」は7月26日(火)25時~(27日午前1時~)放送。(cinemacafe.net)■関連作品:ゴーストブック おばけずかん 2022年7月22日より全国東宝系にて公開©2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会
2022年07月24日山崎貴監督が描く異世界冒険ファンタジー『ゴーストブック おばけずかん』の本ポスタービジュアルが完成。併せて、“おばけ”役として下野紘、杉田智和、大塚明夫、田中泯が声の出演をすることが分かった。今回公開されたビジュアルは、開いてはいけない「おばけずかん」を開いてしまった一樹(城桧吏)ら子どもたちと、新垣結衣演じる瑤子先生が、図鑑から飛び出したおばけたちに驚き、さらに子どもたちに試練を与える謎の古本屋の店主(神木隆之介)と、図鑑の秘密を知るおばけ・図鑑坊の姿が写し出されている。背景の崩れゆく夜の校舎が、異世界感を強く感じさせる一枚となっている。また上部には、山崎監督が原作から着想を得て、本作のために特別にデザインしたおばけの姿も。そんな図鑑の試練として子どもたちの前に立ちはだかるおばけの声を演じるキャストも明らかに。空を飛びまわり、怒ると巻き付いて首を絞めてくる、ヤンキー気質だがおっちょこちょいな一反木綿を、「うたの☆プリンスさまっ♪」の来栖翔役、「進撃の巨人」のコニー・スプリンガー役などで知られる下野さん。山に向かって大声で叫ぶと、同じ言葉を返してくる山彦を、「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役、「銀魂」の坂田銀時役などを演じている杉田さん。体中に付いた目を飛ばして攻撃をしてくる百目を、2021年に「ルパン三世」の次元大介役を引き継いだ大塚さん。時間や空間をゆがめられ、その強さから「神霊指定」として恐れられているジズリを、山崎監督作品への出演は4作目となる田中さんが務める。<キャストコメント>・下野紘縄張り意識が強く、ちょっとヤンチャで神経質な一反木綿。ヤンキーのように絡んでくるくせに子どもたちの罠にかかってしまうという、ちょっと情けない一面もある、どこか憎めないおばけです。ドタバタするシーンが多く、より面白くするためにアドリブなんかも入れさせていただいているので、それがどこなのか探してみてください!そして、一反木綿の活躍を楽しんでいただけたら、幸いです!・杉田智和夏が来ると思い出すのは、雑誌やテレビで特集が組まれる怪談です。幼少の頃受ける感性の刺激はその後の成長に良い影響を及ぼすと思います。私自身、役を演じながら昔を思い出していました。かつて子どもだった大人、そしてこれから育つ子ども、皆におすすめの映画です。よろしくお願いします。・大塚明夫おばけの百目を演じました大塚明夫です。たいへん楽しい作品になっていると思います。公開は夏休みでしょうか……還暦を越えた私ですが、家族で映画を観た思い出は今でもタカラモノです。きっと子どもたちの、家族で映画を観に行った素敵な思い出になると思います。是非、劇場にお運びください。・田中泯山崎貴監督との仕事はいつもチャレンジをくれる。僕でなく『ジズリ』に成っていると見る人に感じてもらえると本当に嬉しいんだが!いや~難しかった!!楽しかった!!『ゴーストブック おばけずかん』は7月22日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:GHOSTBOOK おばけずかん 2022年7月22日より全国東宝系にて公開©2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会
2022年04月12日ヴィンチェンゾ・ナタリ監督による『CUBE』の初の公認リメイク『CUBE 一度入ったら、最後』がついに今週公開。この度公開前に、声優・杉田智和が解説する、より本作が楽しめる映像が到着した。今回映像のナレーションを担当するのは、「ジョジョの奇妙な冒険」「涼宮ハルヒの憂鬱」「賭ケグルイ」「SCORPION/スコーピオン」(吹き替え)など数々の作品に出演する声優の杉田さん。大人気漫画「銀魂」では、杉田さんがアニメーション版で主人公坂田銀時を、本作主演の菅田将暉は実写版の志村新八を演じ、また『シャザム!』では菅田さんが主人公、杉田さんが主人公に力を与える役として、それぞれ吹き替えを担当した。そんな杉田さんが、このほど公開された映像で本作に登場する用語を分かりやすく解説。本作では、年齢も職業もバラバラの6人の男女が、謎の立方体=CUBEに閉じ込められてしまう。そこから脱出するためには、仕掛けられた数々の死のトラップから生き延びつつ、その中に隠された謎の暗号を解かなければならない。その暗号を解くための重要なキーワードが、“素数”と“デカルト座標”。例を出し、わかり易く解説している本映像は、映画上映前にぜひチェックしておきたい内容だ。杉田智和が解説『CUBE 一度入ったら、最後』特別講座『CUBE 一度入ったら、最後』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年10月18日7月23日に開幕した東京五輪。相次ぐ関係者の辞任劇もあり波乱の中の幕開けとなったが、開会式にも新たな問題が浮上している。それは、作曲家・すぎやまこういち氏(90)の制作した楽曲が使用されたためだ。すぎやま氏の楽曲が使用されたのは、開会式冒頭部でのこと。そこで彼の手がけた『ドラゴンクエスト』のテーマ曲が鳴り響いた。「すぎやま氏はザ・ピーナッツの『恋のフーガ』やヴィレッジ・シンガーズ『亜麻色の髪の乙女』といった数々の名曲を作曲。それらの楽曲は世代問わず、多くの人たちに知られています。しかし何より有名なのは、『ドラクエ』のテーマソング。『ドラクエ』は日本が世界に誇る大人気ゲームシリーズであり、すぎやま氏は『ゲーム音楽の生みの親』と呼ばれるようになりました」(全国紙記者)18年に旭日小綬章を受賞し、20年には文化功労者にも選出されているすぎやま氏。実績や功績を考えれば、確かに東京五輪にふさわしい。しかし「五輪は“多様性と調和”を謳っているのに?」と彼の楽曲が使用されたことに対して疑問視する声が相次いでいる。というのも、すぎやま氏は15年6月に公開されたYouTubeの番組『日いづる国より』で、自民党・杉田水脈議員(54)と共演。彼女が「生産性がない同性愛の人達に皆さんの税金を使って支援をする。どこにそういう大義名分があるんですか」と話すと、すぎやま氏は同意。さらに“同性愛の子どもは、そうでない子どもに比べて自殺率が6倍高い”との話で笑っていたのだ。番組最後には、「男性が言いにくいことを言ってくださると助かります。正論です」と、杉田氏の主張を全面的に肯定さえしていた。その後、杉田議員は『新潮45』18年8月号で“LGBTは生産性がない”と寄稿し、国内外問わず非難されることに。すぎやま氏は自身の公式サイトに、「LGBTの問題は人類の歴史の最初からあっただろう」「性に対する考え方は十人十色で、他人がとやかくいうことではないだろう」といった趣旨の文章を投稿。続けて「ただ、LGBTである事で理不尽に差別されるのは是正されなければならないと思います。そのために政治や行政の力が必要になる場面もあるかもしれませんね」とつづっている。■「現在進行形でヤバい」「直前で降りた2人よりはるかに酷い」「子供の自殺理由にセクシュアリティが関係しているかもしれない」との話題で笑っていた人物が「差別解消に政治や行政の力が必要になる場面もあるかも」というのは、ちぐはぐな印象を受けるがーー。東京五輪ではミュージシャンの小山田圭吾氏(52)、そして小林賢太郎氏(48)といったクリエイターが過去の言動で開会式を離れることとなった。しかしすぎやま氏の場合、現在進行形である。そんな彼は“多様性と調和”にふさわしいだろうか?そのためネットでは、「誰よりもアウトでは?」と“矛盾”を指摘する声が上がっている。《人を傷つけるお笑いをずいぶん前にやめたコバケンが駄目で、現在進行形で同性愛差別者のすぎやまこういちは使う?もうなにもわからん私は》《すぎやまこういちなんか現在進行形ですからね。謝罪が無いどころか、そういう思想を未だに強く持ってるとか、直前で降りた2人よりはるかに酷いと思いますが》《ドラクエのすぎやまこういちは小山田や小林と違って現在進行形で政治家とつるんでLGBT差別発言をしたりしてるので訳が違うんですよ》
2021年07月26日今国会での成立に向けて与野党が準備していた、LGBTといった性的少数者に対する理解増進に向けた法案。それについて5月20日、自民党が審査を行った。しかし、“LGBT理解”をテーマにしたその会で驚きの意見が飛び交ったようだ。修正協議によって新たに「性的指向や性自認を理由とする差別は許されない」という文言が追加されることとなった同案。しかし『日テレNEWS24』によると、出席者からこんな声が上がったという。「『許されない』と明記されることで、権利を主張する人が出て、裁判をあちこちで起こす」「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」また『TBS NEWS』によると、会場は法案に反対する議員が大勢を占めており、なかには「道徳的にLGBTは認められない」と話す出席者もいたという。「権利を主張するから」と“差別は許されない”との一節に難色を示す。そして「種の保存に背いている」といい、「道徳的でない」とも決めつけるーー。ネットでは、「自民党は性的少数者への差別をよしとするのか」と疑問視する声が上がっている。《「差別は許されない」と言うかどうかのレベルで自分の国が止まっていること、本当にがっかりします》《差別は許されない社会を許さない議員、いったい何のために存在しているのか》《差別の温床は自民党内部にあったのですね》《場合によっては差別しても大丈夫ですよとか言って欲しいの?》■18年には杉田水脈議員の「生産性がない」発言も自民党といえば18年に発刊された「新潮45」8月号のなかで、杉田水脈議員(54)がLGBTについて「生産性がない」として、税金の使い方に関する持論を展開。そのことから自民党本部前を筆頭に各地でデモが発生し、同誌が休刊となるなどの大きな動きが生まれた。そして今回、「種の保存に背く」との声が飛び出した。そのため、「あれから全然進歩してない」と呆れる声も上がっている。《生産性がどうのと言い出した時点から何も進歩がないのも良くわかる》《「生産性がない」と言ってた時期から1ミリも進歩してなくて憐れ》《「道徳的に認められない」って「生産性がない」以上に強烈なワードだね。あれから3年経つけど自民党の「理解」なる概念のレベルの低さがわかる》《差別意識が凄すぎてヤバい》
2021年05月21日池谷のぶえと杉田智和が、社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」のアニメーション映画化『100日間生きたワニ』に出演することが分かった。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描く本作。主人公のワニの声を神木隆之介が担当するほか、中村倫也、木村昴、新木優子の出演が決定している。そして今回明らかになった池谷さんと杉田さんが声をあてるのは、ワニの両親。ワニの母役を演じるのは、「執事 西園寺の名推理」「妖怪シェアハウス」など様々な映画やドラマで活躍する池谷さん。原作の掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻って見たという池谷さんは「100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな一日一日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では『100日間生きた』という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな…と、また違った日々の愛おしさを感じます」とコメント。ワニの父役の杉田さんは、「銀魂」の坂田銀時役をはじめ、「涼宮ハルヒの憂鬱」「七つの大罪」など数々の作品に出演する人気声優。「短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました」とふり返り、「ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい」と思いを語っている。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年03月10日映画『100日間生きたワニ』が5月28日(金)に公開される。この度、本作の追加キャストとして杉田智和と池谷のぶえの出演が決定した。2019年12月12日から2020年3月20日まで原作者・きくちゆうきのTwitterに100日間毎日投稿された何気ないワニの日常を綴った4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。最終話は、いいねの数が214万という国内Twitterの歴代最多数を記録、エンゲージメントは2億を超え、日本を感動の渦に巻き込んだ。その100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後を描くのが『100日間生きたワニ』である。本作の主人公・ワニの声を神木隆之介が担当するほか、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、さらにワニが恋するセンパイ役に新木優子と豪華キャストが集結。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎と、アニメーション監督としても活躍するふくだみゆき夫妻が務めた。追加キャストとして発表されたのはワニの母親役として様々な映画やドラマでバイプレーヤーとして活躍、 NHKのバラエティー番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』への出演でも話題の池谷のぶえ。ワニの父親役に『銀魂」の主人公・坂田銀時や『鬼滅の刃』の悲鳴嶼行冥など、数々の人気キャラクターの声を演じてきた杉田智和が決定。実力派のふたりが神木らと共に、どう作品に息を吹き込むに期待したい。ワニの母役:池谷のぶえ・コメント私は掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻る…という原作との出会いでした。100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな1日1日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では100日間生きた」という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな...と、また違った日々の愛おしさを感じます。ワニの父役:杉田智和・コメント短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました。ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい。『100日間生きたワニ』5月28日(金)公開
2021年03月10日最近、ふたたびドラマでよく見るようになった杉田かおるさん(56)。約4年のブランクがうそのような抜群の存在感を見せている。母の介護、みとりを経て、歩みだした彼女の今を伝えるーー。「亡くなる1週間前、母はリハビリのおかげで歩けるようになって、死ぬことを忘れるぐらい本当に元気でした。『棺おけまで歩いていくんだよ』って笑いながら、すごく楽しそうで。母は私のことを“お姉ちゃん”って呼ぶんですが、そのとき『お姉ちゃんの人生は、お母さんといて楽しかった?』と聞かれて、『すごく楽しかったよ』って答えたら、『お母さんはもっと楽しかったよ!』って……。その瞬間、なんとも言えない達成感というか、充実した気持ちになりましたね」ときおり涙を浮かべながら、3年前に亡くなった最愛の母、美年子さん(享年83)の思い出を語ってくれた、女優の杉田かおるさん。介護の始まりは’13年8月。長年患っていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)が悪化し、美年子さんは病院に救急搬送された。幸い命は取り留めたが、退院後も24時間の在宅酸素療法が必要になる。ここから4年半にわたる杉田さんの介護の生活が始まった。「最初の2年間ぐらいは仕事をセーブしながらなんとか介護を続けました。でも、介護制度の変更で、これまで自宅で受けられたサービスが大幅に受けられなくなってしまって。これがきっかけで、仕事を一時休止して、私が母のそばでずっと介護をしようと決めました」介護を始める前まで、美年子さんから“役者以外何もできないね”と言われていた杉田さん。「私も芝居さえしていればいいんだとずっと思っていました(笑)。でも、介護をしている間に、母から“お姉ちゃんは何でもできるようになったね”と言ってもらえて……。母とずっと一緒にいて、私自身もたくさんのことを学ぶことができたと思っています」’20年に入り、杉田さんはBSテレビ東京『サイレント・ヴォイス Season2』、テレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長』『家政夫のミタゾノ』『七人の秘書』『科捜研の女 Season20』などのドラマに出演。4年ぶりに女優業に復帰した。母・美年子さんをみとってから2年間、早々に復帰しなかった理由は?「私の中では、母の介護とみとりがすごい仕事だったので、やはりすぐには演技に集中できるような状況ではありませんでした。でも、主人からは『あなたが芸能人じゃなくなったら誰も相手にしないと思うよ』と、シビアに言われ……。はぁ〜?って(笑)」だが、昨年公開された映画を見た瞬間に、杉田さんの女優魂に火がついた。「今回ドラマ『七人の秘書』で共演させてもらった、シム・ウンギョンさん主演の映画『新聞記者』を見たときに、“あ〜、すごい女優さんだ!”と。映画の内容もよかったですが、とにかく彼女の表現力の素晴らしさに感動しました。映画を見終わって、“私ももう一度チャレンジしたい”と、そのときに思いましたね」いても立ってもいられなくなった杉田さんは、新たな事務所に入って、本格復帰を目指し動き出す。そして今年に入ってから、次々とドラマ出演するなど、再び注目を集める存在となる。「4年ぶりのドラマの現場では、スタッフさんたちに自然と感謝できるようになっていました。自分が子役のころから衣装さんやメークさんに当たり前のようにやってもらっていたことが、介護を4年半やったことで、『こんなことまで気を使ってくれていたんだ』ということに気づきました。コロナでいつ撮影できなくなるかわからないなか、現場のみんなは一生懸命やっている。私も1日1日を大事にしなきゃいけないと思えるようになりました」’70年、5歳で劇団に入団した杉田さん。今年で芸能活動50周年に。「若いとき、先輩方から“役者というのは、片腕10年”という話を聞いて、母と2人で『え〜、じゃあ、両腕と両足で40年もかかるじゃない!』と話したことがあります。それがもう50年……」杉田さんいわく、実際、自分がイメージするような演技ができるようになったのは10年くらい前からだと感じているという。「役者って難しい仕事だと思います。だから、次の世代の役者を目指す人たちに、50年で培ったものを伝承できるような女優になりたいですね。私も、杉村春子先生といった先輩たちの演技を見て学んできました。そういう先輩たちのような影響力のある女優さんになりたいと思います」’21年、女優・杉田かおるの第2章が始まる!「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月29日「最近、炎上案件でよく見聞きする杉田水脈議員。あまりに時代錯誤な言動は思わず眉をひそめてしまうものばかりですが、そもそも彼女のファッションを眺めるだけで、その時代遅れの感覚は一目瞭然です」そう語るのは、数々のファッション誌で活躍するスタイリスト・Aさん。「LGBTには生産性がない」「(性暴力被害について)女性はいくらでも嘘をつけますから」など、さまざまな差別的・女性蔑視的価値観で世間を騒がせてきた杉田議員だが、ここでは思想信条は置いておき、ただ彼女の“おしゃれのセンス”についてファッション関係者に分析してもらった。まずはファッションについて。前出のAさんはこう続ける。「何よりびっくりするのは、ドラえもんのようなチョーカー。しかも2重巻。コーディネートにもTPOにも合っていなくてぎょっとしました。そしてジャケットの異様にコンパクトなサイズ感と、謎に大きいボタン。古いというか……今後、80年代風のスタイリングをする時に参考にしたいので、どこで購入されているのか興味が沸くレベルです。また、“胸元あきすぎ”問題も気になりますよね。政界の重鎮たちに媚びを売るためなのかどうなのかわかりませんが、ジャケットとのバランスは最悪です。それと、手元にはエルメスのアップルウォッチ。突然ここだけ素敵な小物をチョイスしているものの、悪目立ちしてしまって、エルメスが可哀そうです。全体のバランスで見ると、ジャケット襟のデザイン、袖の折り返し、大きなボタン、ドラえもんチョーカーと、主張が激しいものばかり。目立ちたいという気持ちがそうさせているのかもしれませんが、“ただうるさいだけ”という印象しか与えません」次にヘアメークについて。30代、40代のファッション誌・美容誌を中心に活躍するヘアメーク・Sさんはこう語る。「ハンサムなお顔立ちなので、もっとシャープなヘアメークが似合うと思うのですが、80年代のぶりっ子アイドルを彷彿とさせる、ラウンドフルバングスに、くるくるのおくれ毛。可愛らしさをアピールしたいという思惑が透けているものの、似合っていなくて痛々しい。男性に媚びを売るためのヘアメークを研究されているのかもしれませんが、似合っていなくては話になりません」スタイリスト・Aさん、ヘアメーク・Sさんに共通する感想は、“時代遅れ”かつ“男性への媚び”を感じるという点。女性でありながら女性蔑視的発言を繰り返し、たびたび世間を騒がせてきた杉田議員だが、そのファッションやヘアメークにも自身の生き方がわかりやすく表れているようだ。
2020年12月08日秘書による“影の軍団”が悪を成敗する痛快ドラマ「七人の秘書」の2話が10月29日オンエア。杉田かおる演じる銀行秘書室長の“パワハラ”に視聴者の怒りが沸騰する一方、その演技力にも注目が集まっている。「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズや「ハケンの品格」の中園ミホが脚本を担当。目立たぬことを極意とし、要人に仕える“秘書”たちとその元締めとなる“影の男”が、副業の人助けで金や権力にまみれた非情な支配者たちを一掃していく新時代の痛快ドラマとなる本作。東都銀行で派遣の秘書として働く望月千代に木村文乃、前頭取に寵愛を受けていた秘書の照井七菜に広瀬アリス、空手の有段者で運動神経にも優れ、警視庁で秘書を務める長谷不二子に菜々緒。ハッカーの才能を持ち病院で秘書をしているパク・サランにシム・ウンギョン。ホテルオーナーの令嬢にして都知事秘書でもある風間三和に大島優子。政治家の私設秘書をしていた情報屋の鰐淵五月に室井滋。ラーメン店「萬」店主でメンバーの元締めでもある萬敬太郎に江口洋介といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では東都銀行の秘書室長に昇進した鈴木二葉(杉田かおる)が、照井が新頭取の霧島和夫から目を掛けられていることを知って、嫉妬と憎悪から嫌がらせを開始。巻き込まれた千代とともに仕事を干されてしまう。さらに二葉は裏アカウントを使って照井が新頭取の愛人であるというデマを流し、照井は精神的に追い込まれていく。そんな照井を見かねたサランは彼女をラーメン店「萬」へ連れていく。千代はじめ前頭取が急死した現場に現れたメンバーが揃っているのを見て混乱する照井に、6人は「懲らしめてやりましょう」と“裏仕事”の作戦を開始する…というのが今回のおはなし。気に入らない部下を徹底無視する“無視カゴ”…二葉によって多くの人間が退職に追いやられ、人生を狂わされてきた。これに「平常心で見れなかった。心がザワついた」「例え照井さんが仕事出来ない人だとしてもこのパワハラは許されない」「杉田かおるみたいなパワハラ上司どこぞやの会社にいるから観てて辛い」「無視、仕事取り上げ、人間関係からの隔離も立派なパワハラ」など怒りと共感の声が続々。また「流石に凄い演技力だったね。あんな憎まれ役、そうそう出来るもんじゃない」など二葉役の杉田さんの演技にも賞賛の声が殺到している。(笠緒)
2020年10月29日国内の科学者を代表する機関である日本学術会議が推薦した新会員候補のうち、6人を菅義偉首相が任命しなかった問題が波紋を広げている。日本学術会議の「会員」を務め、現在も「連携会員」である上野千鶴子さん(72)はこの問題をどう考えているのか。「今回の任命拒否問題には、怒り心頭というよりも、学問の自由が脅かされることに強い危機感を持っています。これまで日本学術会議は、政権に対して耳の痛いことを言ってきましたから、“潰したい”という意図があるのだと思います」今回、任命拒否された6人は、安倍政権下で安全保障関連法や“共謀罪”に反対の立場をとった学者たちだ。以前から政府の意に反する学者は排除しようという動きはあったと上野さんは語る。「たとえば、自民党の杉田水脈議員は『慰安婦問題は捏造だ』と主張して、研究する学者たちを攻撃しました。さらに、ジェンダー研究など自分が敵視している研究に対して、『科研費(予算)を助成することは問題だ』と繰り返し発言。要は政権の方針に反するような研究はするなと考えているのです」2018年に杉田議員はツイッターでこんなツイートをしている。《国益に反する研究は自費でお願いいたします。学問の自由は大事ですが、我々の税金を反日活動に使われることに納得いかない。そんな国民の声を受け止めてください》中傷を受けた4人の学者が原告になって杉田議員を提訴、こんな内容の声明を出した。<杉田議員は、私たちに対して「反日」というレッテルを多用し、さらには「国益を損ねる」研究に科研費を助成することは問題であると繰り返しています。自らの偏った価値観から「国益」とは何かを決め付けること自体問題ですが、その上にそれを理由に学問研究に干渉・介入することは、学問の自由を保障する民主主義国家において許されません>杉田議員は性暴力被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織さんを「女として落ち度がある」「仕事が欲しいという目的で…男性のベッドに半裸で潜り込むような事をする女性」などと中傷し、今年8月に伊藤さんからも提訴されている。さらに9月には自民党の部会で、女性に対する性暴力に関連して「女性はいくらでもうそをつける」と発言し、党内からも批判を受けた。このように杉田議員は“性暴力に抗議の声を挙げる女性”を一貫して攻撃し続けてきたのだ。また、LGBTのカップルを「子どもを作らない、つまり『生産性』がない」と主張したこともある。上野さんはこんな危惧をしている。「私が活動してきた日本学術会議のジェンダー関連分科会では、刑法改正への提言で性犯罪の成否に“同意の有無”を加えることや、性的マイノリティの権利保障などを提言してきました。万が一、杉田議員が総理大臣や官房長官になったらどうでしょう。彼女のような人物が、人事に介入してくることになったら、ジェンダー研究者も学術会議から放逐されるでしょう」今回のような学問に対する政治の不当介入を見過ごし前例としてしまえば、ある学問分野を敵視する政治家が人事権を握ったときに、歯止めがきかなくなるおそれがあるのだ。政府が日本学術会議を敵視する理由のひとつに「軍事研究」の問題があると上野さんは指摘する。日本学術会議は“戦争を目的とした科学研究”には協力しないという方針を70年間貫いてきた。一方、政府は2015年に、“防衛装備品”の開発に役立つような研究に研究費を出す「安全保障技術研究推進制度」を創設した。「政府の意に反する研究をしている者には予算もポストも与えないようにする一方で、このような研究にはお金を出していく。こうして、政府の望む方向に研究者を誘導していくのでしょう。学問への政治介入は、今後さらに露骨になっていくはずです」上野さんはこの問題が学者だけの問題ではないと、警鐘を鳴らす。「たとえば、家父長制という言葉、ジェンダーという言葉、ドメスティックバイオレンス、セクシュアルハラスメント……。これらは学問を通して日本語に定着していった言葉です」これらの言葉が、それまで“あたり前”とされていた女性への差別や暴力を可視化した。「私たちジェンダー研究者は、調査し、研究し、データをまとめて、有無を言わさぬ形で社会を説得してきました。学問によって社会を変えてきたんです」男女平等だけではなく、言論の自由も、民主主義の発展にも、学問は大きな役割を果たしてきた。しかし、学問の自由が阻害されることによって、そうした流れが停滞したり、場合によっては後退してしまうことになりかねない。「この問題を見過ごすと、あなたの自由がなくなり、言いたいことが言える社会ではなくなるかもしれない。決して対岸の火事だと思わないでください」そう力強く語った上野さん。学問は政権のためではなく、私たちのために存在するのだ。【PROFILE】上野千鶴子社会学者。東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。近年は高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。「女性自身」2020年11月3日号 掲載
2020年10月21日《嘘をつくのは性別に限らないことなのに、ご指摘の発言で女性のみが嘘をつくかのような印象を与えご不快な思いをさせてしまった方にはお詫び申し上げます》10月1日に自身のブログでこう謝罪した、自民党の杉田水脈衆院議員(53)。9月25日、自民党の内閣第一部会などの合同会議で性暴力被害者の相談事業を巡り「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言してから約1週間後のことだった。「会議後、彼女の発言がメディアで報じられると、当初、記者団に『そんなことは言っていない』と、自身の発言を否定し続けました。9月30日に、下村政調会長が彼女を党本部に呼び出し事情聴取。『真意が伝わる説明をするよう』注意を受け、翌日に自分こそが“嘘をついていた”ことをブログで認めたのです」(全国紙記者)しかし、杉田議員への厳しい批判と怒りの声が殺到している。「性暴力に抗議する『フラワーデモ』の主催者は発言の撤回と謝罪、議員辞職を求めるウェブ署名を募り、10月1日時点で賛同者は12万人を突破。特に女性からの反発が大きいです」(前出・全国紙記者)杉田議員といえば、これまでもお騒がせな言動を繰り返してきた。「’18年7月、月刊誌『新潮45』に性的少数者のカップルは『生産性がない』と寄稿し、同誌は休刊を余儀なくされました。今年1月にも、選択的夫婦別姓導入に反対し『だったら結婚しなくていい』とやじを飛ばしたとされています」(前出・全国紙記者)杉田議員の“放言連発”について、政治評論家の有馬晴海さんはこう語る。「彼女は西宮市役所に18年公務員として勤務していましたが、果たしてその当時から、今回のような女性に対して厳しい姿勢があったかは不明です。その後、維新の会から政界に出て、当選後に1度落選。落選の間、日本会議に所属して櫻井よしこ氏、石原慎太郎氏などタカ派著名人と会合を持ち、夫婦別姓反対などといった考え方に共感を持つようになったのでしょう。安倍前首相はお嬢さん育ちの“気ままな人”がお気に入りだったようで中国ブロックの比例単独候補最上位にして当選させました。失言を繰り返しても、自民党内でこういう発言をする人は『女性なのに本当にそう思うのか』と重宝されてしまう。彼女の党内評価は決して悪くないです。進歩派の女性からは『困ったものだ』と嫌悪されていますけどね」 彼女の定番の口癖は「〇〇は嘘をつく」だと、永田町関係者は言う。「杉田議員の講演では必ずといっていいほど出席者に質問をします。それは彼女がデンマークに視察に行った際に見たという『中学2年の公民教科書に最初に出てくる項目は何か?』という問題です。『わからないですよね?答えは《メディアは嘘をつく》なんです』と満面の笑みで話し、『いかに巧妙な手段で印象操作するか、その手法が紹介されている』と力説。『〇〇は嘘をつく』というのは、最近のお得意のフレーズなんでしょう。米国のトランプ大統領は自らの否定的な報道が出ると『フェイクニュースだ!』と断じますが、ひょっとしたら彼女は“トランプ流”を取り入れているのかも……」今回、自ら「嘘をついている」と認めたのが取材陣の前ではなく、自分のブログなのも「メディアは嘘をつく」と主張しているからなのだろうか――。「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月08日合同会議内で性暴力被害者の相談事業を巡って「女性はいくらでも嘘をつく」と発言し、一度は否定したもののブログで自分と発言と認め謝罪した自民党の杉田水脈衆院議員(53)。ファッションなどから杉田議員を分析するのは、元国会議員秘書で政治家のためのブランディング戦略家・鈴鹿久美子さんだ。「杉田さんは維新時代から知っていますが、見た目の印象と言っていることが真逆なんです。かわいらしい服が多い。胸元がヒラヒラのレースとか大きくV字にカットされていたり。パワーストーンなのか数珠のようなブレスレットをしているのも、意外と“気が弱い人”なのでは。髪形も前髪をたらして額や眉を隠していますよね。隠すというのは自分の主張も隠したい表れなのにあんなことを言ってしまう。今回、会見で話している声のトーンも完全に女子ですよね。あの会見だけを見た人は、ツイッターなどの発言をした人と同一人物かと違和感を覚えるはずです」確かに杉田議員は国会の開会式でも、華やかな和服姿で髪をアップにして出席していた。「自民党は保守的な男性社会ですから、女性の立ち位置としては苦しい環境なんですね。政策秘書ですら自民党の場合、女性だとあまり登録してもらえないんです。橋本聖子さん、野田聖子さんの服装を見ると、まるで男性のような服装です。自民党で生き残っていくためには男のように振る舞わなければならないわけです。杉田さんは圧倒的多数の男性議員に気に入られたい一心なのだと思います。“女性を否定”しながら、“女性を売りにしていかないといけない”と思い込んでいるのかもしれません」10月2日、自民党の世耕弘成参院幹事長は、また世間をザワつかせた杉田議員について「言語道断だ。謝るタイミング、ブログで謝るという形もいかがなものか」と“厚顔”ぶりに苦言を呈したうえで、「今回が最後だ。何回も繰り返している、次は絶対に認めない」と断言した。だが、政治評論家の有馬晴海さんは「次の選挙でも当選確実」と言い切る。「ああいう発言をする彼女に、一定数の票は必ずついてくるものです。今回の暴言問題も、俗にいう“悪名は無名に勝る”わけです。ですから、前回のように比例単独候補最上位の好待遇ではないにせよ、上位で当選するでしょう」安倍前首相からかわいがられた杉田議員。“後継者”菅首相のもと、「嘘」をも武器にして、衆院3期目の当選を果たすのか――。「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月08日「同性愛者を法律で守れば足立区は滅んでしまう」と発言をした足立区議・白石正輝議員(78・自民党)。10月6日、「当事者が不快と思っても別に良い」などと謝罪を拒否したと報じられ非難が殺到している。白石議員は、先月25日に開かれた足立区議会の定例会で少子化に言及。その際、LGBTに言い触れ「レズとゲイについてだけは、もし足立区に完全に広がってしまったら足立区民がいなくなってしまう」「法律で守られているじゃないかなんていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう」と持論を展開した。「『同性愛者が増えることで足立区が滅ぶ』と言いますが、その根拠はどこにあるのでしょうか。少子化は貧困や雇用の問題といった、社会における様々な理由が重なって生じているものです。むしろ海外では同性婚を認めることで、出生率がアップした国も。同性カップルが養育を望み、社会的に困窮している子供たちの受け皿になっているというケースもあります」(全国紙記者)毎日新聞によると、同党の鹿浜昭議長は「行き過ぎた発言なので注意した」とコメント。そのいっぽうで「あとは本人の考え方。謝罪や発言の撤回は求めなかった」と明かしたという。同紙によると白石議員は6日、取材に応じたものの「当事者が不快と思っても別に良い」といい「(発言は)人によって受け取り方が違う。私だって共産党の意見を聞いても全部不快だ」と謝罪を拒否したという。すると、ネットでは白石議員への非難が殺到することに。「“不快にしたか、してないか”ではなく人権侵害が問題」など“筋違い”とする声が上がっている。《「共産党の意見」は政治の問題だけど、差別発言は「人権」の問題。不快でもいいという問題じゃない》《問題は人権侵害発言なのに、当事者の快不快問題に矮小化》《人権の問題と党派的主義主張の問題は全く違う ということさえ分からない》《少子高齢化にLGBTを持ってきて人権を軽視した語り草が問題》近年、自民党議員たちの同性愛者への差別発言が相次いでいる。15年6月、兵庫県宝塚市の市議だった大河内茂太氏は「宝塚に同性愛者が集まり、HIV感染の中心になったらどうするのか」と市議会で発言していた。さらに「新潮45」18年8月号では、杉田水脈議員(53)が同性カップルに対して「子供を作らない。生産性がない」とする文章を寄稿。19年1月には平沢勝栄議員(75)が集会で同性カップルに対し「この人たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」とも述べている。そのため、ネットでは自民党への厳しい声も上がっている。《標的が同性愛者に向くって所が、いつも通りの自民党議員による差別表現だよな》《自民党議員の本質はこんなもんなんだろうね》《所属党が除籍なりてを打たないとすれば党の考えとなる。自民党の本質が見えた事柄かなと思われる》《注意したから終わり。じゃないですよね自民党さん??》
2020年10月08日自民党の杉田水脈衆議院議員が「女性はいくらでもウソをつける」と発言したことを自身のブログで謝罪し、話題となっています。ことの発端は、一部のメディアが、2020年9月25日の自民党会議で杉田議員が「女性はいくらでもウソをつける」と発言したと報道。その報道に対し、杉田議員は自身のブログで「そのような発言はしていない」と反論しました。しかしその後、同年10月1日のブログでは発言を認め、謝罪したのです。9月26日に投稿いたしましたブログ記事「一部報道における私の発言について」につきまして、一部訂正を致します。件の内閣第一部会・内閣第二部会合同会議において私は大変長い発言をしており、ご指摘のような発言は行っていないという認識でおり、「報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言(「女性はいくらでも嘘をつく」)はしていない」旨を投稿いたしました。しかし、今回改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。事実と違っていたことをお詫びいたします。杉田水脈オフィシャルブログーより引用また、杉田議員は2018年にも月刊誌に「LGBTは『生産性』がない」という内容の論文を寄稿し、その後謝罪しています。りんたろー。と兼近大樹が苦言「なんで逆に軽視しちゃうんだろう?」2020年10月1日放送の情報番組『ABEMA Prime』(ABEMA)では、杉田議員の一連の騒動を、過去の失言とともに紹介。同番組の司会として出演していた、お笑いコンビ『EXIT』のりんたろー。さんは、この騒動について持論を展開しました。「生産性がない」っていってたのが、すごい印象的で覚えてたんですけど。目の前の人を愛おしく思うってことは、性別関係なく素晴らしいことだと思ってて。こういう人が…あんまり性別のことはいいたくないんですけど、女性の社会進出だったり、育児だったり、先頭に立ってやっていってくれたら嬉しいのに。なんで逆に軽視しちゃうんだろうっていう想いが、すごい強かったですね。ABEMA Primeーより引用また、りんたろー。さんは「そんな思想を持っている人が政治の中心にいるということが嫌だなと思う」と苦言を呈しています。一方、相方の兼近大樹さんは「誰かの支持を得るためにいったのでは」と、杉田議員の発言の意図を推測。なんでこういうことをいうのかって考えた時に、周りにいる人たちが全体的にそういう人たちの中に、たぶん、あの人はいて。周りの人たちから支持されるから、より強い口調でああいうことを平気でいっちゃうんだと思うんですよ。(杉田議員が)どこから支持されているのかっていうのが見れる感じがしますよね。それで得られる支持もあると思うので。それを失言と思って、本人はいっているのか、それとも味方に誰かをつけるためにいっているのかっていうところが気になりますね。ABEMA Primeーより引用さらに、「杉田議員は『失言をした人』という印象が強い。でも、能力があるから党にいるんだと思う。それを発揮してくれないと『なぜこの人が党にいるんだろう』と思ってしまう」ともコメントしました。『EXIT』の2人のコメントに、視聴者からはいろいろな意見が上がっています。・りんたろー。さんのいう通り。女性議員には女性の味方として引っ張っていってほしい。・兼近さんの考え方、確かにそうだなと思った。もし、杉田議員の周りに、女性軽視の発言で喜ぶ人がいるのだったら、それはそれで問題だと思う。・「杉田議員の発言は、誰かへのアピールだったのかもしれない」って、新しい見方でした。感心したな、見習いたい。兼近さんが推測した通り、失言内容だけに注目するのではなく、誰に対してのメッセージだったかを考えるなど、広い視点で物事をとらえることが大事なのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2020年10月03日自民党の杉田水脈議員が8月20日、ジャーナリストの伊藤詩織氏に提訴されたと発表された。伊藤氏を中傷するツイートに対し、“いいね”をしていたことで訴えられたという杉田議員。その行動に、国会議員としての資質を問う声が上がっている。15年4月、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏と会食をした伊藤氏。ところが意識を失った状態で、性暴力の被害を受けたという。16年7月、嫌疑不十分で山口氏は不起訴になった。いっぽう民事訴訟では昨年12月、伊藤氏の供述に整合性があると認定された。東京地裁は330万円を支払うよう、山口氏に命じている。各メディアによると杉田議員は18年6月から7月にかけ、Twitterで伊藤氏に対して「枕営業の失敗」「彼女がハニートラップを仕掛け(た)」などとする投稿に何度も“いいね”をしていたとのこと。訴状には「原告を激しく中傷するおびただしいツイートに対して被告が『いいね』を押してこれを煽っている様は、原告に恐怖心さえ抱かせる」とつづられているという。杉田議員は18年6月に放送されたBBCの番組「Japan’s Secret Shame(日本の秘められた恥)」で、伊藤氏についてこう語っていた。「彼女の場合は、あきらかに女として落度がありますよね。男性の前でそれだけ飲んで記憶をなくして」「社会に出てきて女性として働いているのであれば、嫌な人からも声をかけられるし、それをきっちり断るのもスキルの1つ」さらに伊藤氏が「嘘の主張をした」ために山口氏とその家族が脅迫された、と彼女を非難していた。しかし本誌18年7月24日号で、弁護士の武井由起子氏は杉田議員の発言を問題視。「国会議員は、国民のニーズや意見をくみ取って法律をつくるのが仕事です」「その国会議員が、女性が飲酒してレイプされても、“女性の落度”と考えているのは大問題です」と語っていた。さらに「日本の刑事裁判は起訴後の有罪率が99%程度といわれており、裏を返せば、証拠が不十分で有罪にしにくい場合、起訴されない」といい、杉田議員が伊藤氏の主張を“嘘”としたことに警鐘を鳴らしていた。杉田議員は昨年12月、HUFFPOSTの取材に応じている。その際、「Japan’s Secret Shame」での発言について「刑事事件としての手続きが終わった時期ということが判断材料になっていました」「私は、彼女を貶めるつもりは決してありませんでした」とコメント。そのいっぽう、伊藤氏への謝罪はなかったという。そして今回、中傷ツイートに“いいね”をしていたことで訴訟へと発展した杉田議員。国会議員としての資質を問う声がネットではこう上がっている。《杉田水脈は国会議員である。発言や行為に対して一般人より大きな責任を問われてしかるべきだと考える。他のSNS発信に対してイイネすることは、その発信にお墨付きを与えるような行為》《国会議員は与える影響力の大きさや責任の重さが違う。「いいね」も責任が伴うのは当然だと思う》《国会議員である公人がこんな事していい訳がない》《現職国会議員が中傷ツイートに「いいね」を繰り返したことの影響力を問われている》
2020年08月20日2月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に武田鉄矢(70)がコメンテーターとして出演。そのなかで発言した「選択的夫婦別姓制度」に対する武田の見解に批判が集まっている。1月22日に国民民主党・玉木雄一郎議員(50)が国会での代表質問で「夫婦同姓制度が結婚の障害となっている」と、選択的夫婦別姓の導入を提言。その際、自民党・杉田水脈議員(52)が「だったら結婚しなくていい」とヤジを飛ばしたとされる問題について、番組内で議論が交わされていた。コメンテーターの乙武洋匡氏(43)は選択制であることから、「特に反対するような話ではないのかな」と理解を示す。バナナマン・日村勇紀(47)と結婚した神田愛花(39)も「別姓でいいなら別姓がいい」と語り、続けて「通帳の名義を変えたりとかけっこう大変で、なんで女性だけって思うんです」と女性が姓を変える際に起こる煩わしさを主張していた。続いて司会の東野幸治(52)から話を振られた武田は「女の覚悟の問題でしょうけど」と前置きしたうえで、妻を旧姓で呼んだ際に叱られたエピソードを披露。武田の妻は「自分は前の姓を置いて武田の姓になった。そういうつもりで来ているんだから冗談でも前の姓で呼ぶな」と語ったという。そして、「姓を変えるというのは煩わしさも込み。その煩わしさこそが結婚の関係じゃないのかなあ」と持論を展開した。これに対して、フジの佐々木恭子アナ(47)は「えー、ない」と苦笑。Twitter上でも、武田に対して批判が殺到していた。《夫婦別姓の話題で、武田鉄矢が「あまりわからないけど」と前置きしながら「女の覚悟の問題だと思うんだけど」って言ってるのが、この問題の議論が進まないない理由だと思う。民法上は女性が性を変えろとは言ってない。どちらかに合わせろと言ってる。でも、男性はまったく自分の問題だと思ってない》《ワイドナショウで夫婦別姓ヤジの件で杉田水脈批判をしていると思ったら武田鉄矢が「結婚する覚悟」みたいな話をしだして気持ち悪かった。あなたのパートナーがそうだからといって他の人はそうではない。他の人の考えを認めない国は技術革新無理でございます》乙武氏も語っていたように、議論されているのはあくまで“選択制”だ。果たして、この制度に武田の言う“覚悟”は本当に必要なのだろうか――。
2020年02月04日