国民民主党の玉木雄一郎代表(50)が1月22日、国会で選択的夫婦別姓に関する代表質問をした。その際に飛んだヤジが波紋を呼んでいる。各メディアによると玉木代表はある男性のエピソードを紹介していた。その男性は交際中の女性から「姓を変えないといけないから結婚できない」と言われたという。すると「だったら結婚しなければいい」というヤジが飛んだ。複数の議員らは、自民党・杉田水脈議員(52)がヤジを飛ばしたと証言。杉田議員は記者団から「杉田さんのヤジですか」「その意図は」と問われたが応じず、携帯電話で話し続けてその場を去ったという。15年12月のブログで「『相手の姓になるのが嫌』なら、その人と結婚しないことをお薦めします」とつづっていた杉田議員。「野次を飛ばしたか、してないか」を明言しなかったため、ネットでは《半端に逃げちゃいかんよ》《税金で生きている人がこんなんでどうするの》と厳しい声が。また玉木代表も24日、《壇上からは誰がヤジを飛ばしていたかよく見えました。あとは政治家として信条に従い自ら説明されたらいいと思います》とツイートしている。昨年11月、あるに判決が下った。夫婦別姓を認めない民法などの規定は憲法が禁じる「信条による差別」にあたるとして、男女6名が国に損害賠償を求めていた裁判だ。各メディアによると憲法に違反しないとして請求は棄却されたものの、裁判長は「国会や国民全体で議論されることが望ましい」と言及したという。「民法第750条に『夫婦は同じ姓を名乗る』との規定があります。ただ現状だと、多くの場合は女性が改姓しています。名義変更の手続きによって時間が奪われるだけでなく、長年築いてきたアイデンティティを失うことにもつながるとの声も上がっています」(全国紙記者)そのため日本は再三、人権問題の観点から国際的に非難されてきた。「国連は03年、夫婦別姓を認めない規定は差別的だと指摘。09年と16年にも勧告しています。人権に関わる議題を『結婚しなければいい』として選択肢の問題へと矮小化するのは正しいことでしょうか。根深い問題といえるでしょう」(前出・全国紙記者)昨年6月、安倍晋三首相(65)がネット党首討論で「選択的夫婦別姓は経済成長と関わりがない」といった趣旨の発言をし波紋を呼んだ。各メディアによると、今回も自民党は杉田議員を追究する予定はないという。
2020年01月25日ジャーナリストの伊藤詩織氏(30)が元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)から性的暴行を受けたとして起こした民事訴訟に12月18日、判決が下った。東京地裁は山口氏に330万円を支払うよう命じた。各メディアによると判決は、伊藤氏の供述に整合性があると認定。性行為の数日後、警察に相談したことなどを「意思に反して行われた」ことの裏付けとした。いっぽう山口氏については「伊藤氏が帰る意思を示したのにホテルに向かった」などと指摘し「性行為に合意はない」と結論づけた。伊藤氏は判決後に「長かった……長かったです」と涙ながらに話し、「これを1つのマイルストーンとして、皆さんと1つ1つ、考えていけたら」と呼びかけたという。伊藤氏は15年4月、山口氏と会食をした。ところが意識を失った状態で、性暴力の被害を受けたという。そして今回の訴訟では、損害賠償として1,100万円を請求していた。「額が330万円になったのは一見少なく見えますが、むしろ相場としては厳しい判決といえるでしょう。いっぽうで山口氏は今年2月に『名誉を毀損され社会的信用や仕事を失った』として、慰謝料1億3,000万円を求めていました。しかし判決では『性犯罪の被害者を取り巻く状況の改善につながると考えられたもので、内容も真実であるため名誉毀損にはあたらない』と退けられました。真実を公表することに躊躇う女性が多いなか、この一文はとても大きいものです」(全国紙記者)判決が下るまでを「長かった」と回想した伊藤氏。これまで名前と顔を公表し性暴力被害を訴えたことで「売名行為」「同じ女性として恥ずかしい」などとバッシングを浴びてきたという。また17年6月、本誌にこんな苦しみも明かしている。「捜査の過程では、被害者として耐えられないことがたくさんありました。男性警官がいる前で私が床に寝転がり、大きな人形を相手にレイプされたシーンを再現させられました。さらにそれを写真に撮られるんです。口頭で説明すれば状況はわかることなのに……。本当に苦しかった」さらにインターネット番組「日本の病巣を斬る」では漫画家・はすみとしこ氏が「枕営業大失敗!!」と描かれたイラストを掲げて、伊藤氏を侮辱。それを見て自民党・杉田水脈議員(52)は嬉しそうに微笑し、「女として落度がありますよね」「断るのもスキル」などと伊藤氏を揶揄した。性暴力の被害を受けた上に、過酷なシーンを目撃することとなった伊藤氏。しかし18年7月、杉田議員について「私に対しては批判的でしたが、番組内では彼女もハラスメントを受けたことがあると答えています。“断るのもスキルの1つ”、という部分に日本社会が映し出されているのではないでしょうか」と本誌の取材に対して冷静に述べていた。伊藤氏は当初、警視庁に被害届を提出した。しかし、東京地検は16年7月に嫌疑不十分で不起訴とした。「それは必ずしも山口氏の無罪を意味するものではありません。刑事裁判で起訴をするには証拠を十二分に揃える必要があります。その中でも密室で起こった性暴力は、目撃情報が少ないので特に起訴が難しいといわれています」(前出・全国紙記者)山口氏には当初、逮捕状が出ていた。伊藤氏の被害届によって、15年6月に準強姦罪の逮捕状が発付されたのだ。しかし逮捕直前に“待った”がかかり、見送られた。その不可解さに疑問を持った「週刊新潮」が17年6月、当時の警視庁刑事部長に取材していた。だが、「捜査の指揮として当然」「捜査としては適切な方向に」とコメント。また各メディアによると今回の判決に山口氏は「伊藤さんが言ったことを一方的に事実、真実とされている」と述べ、控訴する方針を示しているという。
2019年12月19日予約困難な鮨店の秘密は 店の空気を決める「チーム力」にあり「人を幸せにしたい」との思いから、鮨職人への道を歩み始めた杉田孝明さん。お客様のみならず、多くの料理人からも支持される人気店をつくり上げたものとはなんなのか、お話を伺いました。テレビドラマと、鮨を食べる 子供の笑顔で決めた自分の進路――鮨職人になろうと心に決めたのはいつ頃でしょう?きっかけは何ですか?きっかけは、ちょっとミーハーなんですが、テレビドラマです。私が中学一年生の頃、NHKで放映されていた「いきのいい奴」。確か「神田鶴八」のご主人師岡幸夫さんがモデルだったと思うのですが、小林薫さん演ずる鮨屋の主人の、鮨を握る時の手の動きや所作に惚れ惚れして。それと、曲がったことは大嫌いな一本気な生き様、そこにもぐっときました。決定的なきっかけは高校生の時。友人の代打で鮨屋のアルバイトを任されるはめになったんです。千葉の駅前ビルにある大衆的な鮨屋でしたが、面接の帰りにカウンターで握りたての鮨を食べた時は、感動しましたね。またある日鮨を食べている子供がとっても幸せそうな顔してるのを見たときに“ああ、鮨職人は人を幸せにできる職業なんだ”と思い、鮨職人になろうと、はっきりと決めたんです。性格的にも人を楽しませることが好きなところがあるので、鮨職人にはきっと向いていたんだと思います。――修行先を【都寿司】にした理由は?大変だったことはなんでしょうか?鮨を学ぶなら、やはり東京がいいとは思っていましたが、特に目当ての店はなくて、高校の求人広告を見て決めました。でも、実際にお会いしてみると【都寿司】の親方の人柄が素晴らしくて。信念があり、堂々としていて温かみがある。私が、今こうしていられるのも、全て親方を手本としてきたから。本当に感謝しています。でも、先輩の板前に1人とても厳しい方がいましてね。昔の職人でしたから、結構理不尽なことで怒られる。正直、しんどかったですよ。とはいえ、腕は良かったし、技術的なことを教えてくれるのはその人だったので頑張りました。どうすれば怒られずにすむか考えながら仕事をするようになりましたね。おかげで、忍耐力、先読みをする知恵、段取りの仕方などかなり鍛えられました。【都寿司】で12年間お 世話になったうちの5年はその先輩の下で働いていました。今から思えばその経験が店作りに役立っていますね。不器用だからこそ気づけた、いい組織作りの大切さ――店全体のチーム力がいいというゲストの声がありましたが、このチーム力というのはどのようにして養われましたか?そう皆さんに思って頂けて、本当にありがたいですね。私自身、不器用でしたから、一人では何もできないということを昔から身にしみていました。現在、うちでは若い子が四人働いていますが、彼らを一人前に育てるには、やはりそれなりの厳しさが必要です。もちろん、昔のように手は出しませんよ。正直、出来る子もいれば、上達の遅い子もいる。でも、大切なのは人を喜ばせたいと思う気持ち。それさえ、心の軸として持っていれば、技術的なことは後からついてくる。私がお客様に幸せになって帰ってもらいたいと思う気持ちを彼らも持てるように話をします。それさえ理解できれば、自分達が今何をやるべきか自発的に考えるようになっていくと思います。それが自然と店の一体感になっているのでしょうか。青魚の扱いにかけては定評のある杉田さんの十八番の一つ『小肌』。大きさや 皮の薄さによって切り方をかえている。――海外の方々にも広く知られているすぎたさんですが、今後の展望は?海外のお客様が増えてはいますが、特別なことをしているわけではないので、なぜうちにいらっしゃるかは正直わかりません。先日もスペインに招致されて現地の魚も交えて鮨を握ってとてもいい経験をしました。けれど、今後も積極的に海外に目を向けるか、というと、”自分でなければならない”理由がない限り意識はしませんね。むしろ、今よりもっと説得力のある鮨を握りたい。それには自分の中で掘り下げていかなくてはいけない点もまだまだあると感じています。米や魚の採れる場所や性質についてなど、素材についてより深く知る努力をしたいと思っています。流行りではなく普遍的な価値があり、そして多くの人が店を後にしたときに幸せな気持ちになる。そんな店になれれば、本望です。【日本橋蛎殻町 すぎた】住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-33-6 ビューハイツ日本橋B1F電話:03-3669-3855営業:[火~金]17:30~/20:30~[土・祝]17:30~/20:30~[日]12:00~/17:00~19:45/20:00~定休:月曜日
2019年11月01日切実だけど、なかなか人に相談しにくい“性”の問題。ともすれば後ろめたささえ感じてしまうこのテーマ。本誌は真正面から向き合うことにしました。今回、この問題に取り組んでくれたのは、江原啓之さん。「性の悩みを、秘めたることにしてはいけない。堂々と、ポジティブに論じ合うべきなのです」と語り始めた江原さんの言葉に、ぜひ耳を傾けてください。そこにはきっと、“心にふたをしていたあなた”に届く珠玉のメッセージがあるはずです。「日本では、まだ性について語ることに少なからず罪悪感を抱いてしまう人が多いですよね。ですが、性の問題は愛の問題ですから、秘めたることにするのではなく、堂々と向き合い、論じられなければならないことなのです」今回、“性”をテーマとした特集を組むきっかけとなったのは、近年、編集部に性に関する悩みが多く寄せられるようになったから。「この年になって性欲が高まって困っています」「結婚して数十年ですが、オルガズムが何なのかわからない」。そんな切実な悩みが目立つのだが、文面にはどこか気まずさが漂い、悩むこと自体にネガティブな感情を抱いている人が多いようなのだ。そこで、これまで多くの女性の悩みに向き合ってきた江原さんに、性の悩みの根底にある問題、その本質について解き明かしてもらうことにした。江原さんは「日本ほど性に関することを秘め事にしてきた国はなく、年齢を重ねた女性も、もっとこのテーマと向き合い、語り合うべきだ」と力説する。「私が個人カウンセリングをしていたのは、昭和から平成にかけての時期。当時から性やセックスに関する悩みは、女性にとって最大のテーマでした。その際、常に説いていたのは、スピリチュアルな視点では、セックスとはオーラの融合であり、いわば『オーラマーキング』であるということです。そして夫婦間においてオーラを融合させる方法は、セックスがすべてではありません。長年連れ添った仲のよい夫婦であれば、体を寄せ合うだけでも十分。つまり、『融合するオーラ』というのは、愛し愛されていることの証明であり、気恥ずかしさを感じる必要はないのです」そして、そもそもセックスとは、“生の根源”。たとえば「令和」の典拠となった『万葉集』と並び、日本の古典の代表的な作品である『古事記』には、イザナミノミコトとイザナギノミコトの営みによる“国産み”の場面が描かれる。「神話においても重要なモチーフとなっているセックス。令和の御代を迎えたいまこそ、性についての認識を根底から問い直すべきときなのです」そして近年、江原さんが憂いている「安楽死」の問題を引き合いに出し、こう説き続ける。「私は、積極的な延命治療を避ける『尊厳死』は否定しませんが、自ら命を閉じる選択をする『安楽死』には断固反対です。安楽死を望むのは、“生きる欲”をなくしてしまうということ。そう考えると、人間の抱える現世三大欲である食欲・物欲・性欲を感じることは、『生きたい』と願う証し。性衝動が高まったり、性に思いまどう人は、“生きる欲”が旺盛な頼もしい存在なのです」さらに、「高齢になると性欲は減退するはずで、高まるのは恥ずかしいこと」という考えは、間違った思い込みであるとも語る。「『あなたはいつから大人になりましたか?』と聞かれたとき、世間的には大人といわれる年齢になっていても『いまだに子どもだな』と感じる人も多いはず。肉体面で老いを感じても、心は子どものころのままではありませんか?ですからセックスについても『もう若くはないから』という限界を感じる必要はありません。むしろ、童心に帰ってパートナーと大いに楽しみましょう。それが生きるエネルギーにもつながります」また、江原さんがもうひとつ懸念するのは、柳澤伯夫元大臣の「女性は産む機械」発言や、杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」といった発言がまかり通る日本社会の現状についてだ。「生産性のないことには価値がない、子どもを作るためでなければセックスをしても意味がない、といった論調が噴出するこの国に危うさを感じます。いうまでもなく、セックスとは子どもを授かるためだけにするものではなく、愛し愛されるための営みです。本当のセックスは心でするものであり、いわば『愛と向き合うための性』の行為でもあるのです」
2019年08月15日安倍晋三首相(64)が7月3日、日本記者クラブ主催の党首討論会に登場。挙手で回答する質問に返答した直後「印象操作だ」という趣旨の発言をした。Twitterでは「印象操作」がトレンド入りするほどの話題となり、「どこが印象操作なのか」と疑問の声が上がっている。今回の党首討論会には安倍首相のほかに公明党・山口那津男氏(66)や立憲民主党・枝野幸男氏(55)など7名の党首が参加した。そのなかで登壇者が質問に“イエスかノーか”を挙手で示す場面があった。安倍首相は「原発の新増設を認めない」「選択的夫婦別姓を認める」の2項目で7名中ただ1人、手を挙げなかった。また「LGBTなど性的少数者への法的権利を認める」という問いについて、挙手しないのは安倍首相と山口氏の2人だけだった。すると「単純化してショーみたいにするの、やめたほうがいいですよ」と安倍首相は話し、さらにこう持論を展開した。「政策的な議論をちゃんとしないとですね、イエスかノーかということでは政治はないですから。いまの段階で答えられなくてもただちにノーではないんですから。印象操作するのはやめたほうがいいと思いますよ」すると記者団は、こう返した。「でも安倍さんはこれまでも説明されてきたわけでしょ?説明もなしにただ手を挙げろっていったわけじゃありませんから。難しい問題を簡単に賛成反対とはなかなかいかないと、わかったじゃないですか」記者団のいうように、これまでも安倍首相は自身の考えを説明してきた。12年12月に出演したTBSの番組で「新たにつくっていく原発は、40年前の古い、事故を起こした東京電力福島第1原発とは全然違う」ために「原発の新増設」について意欲的であると示した。さらに13年5月の参議院・予算委員会では電力の安定供給などを理由に挙げ「(新増設は)ある程度時間をかけて、腰を据えて検討していく必要か゛ある」とも発言。しかし16年1月と18年1月の衆議院本会議では「現時点では想定しておりません」と慎重な姿勢も見せている。「選択的夫婦別姓」については先月30日のネット党首討論で「夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」「いわば経済成長とは関わりがないというふうに考えています」と発言し、話題を呼んだばかりだ。また「LGBTなど性的少数者への法的権利」について例えば同性婚に関することでいうと、安倍首相は15年2月の参議院・本会議で「現行憲法の下では、同性カップルの婚姻の成立を認めることは想定されていない」と発言している。16年6月に自民党が制作した政策パンフレットにも憲法24条の観点から「同性婚容認は相容れません」と記されており、同パンフレットは杉田水脈議員(52)の「生産性」発言が話題になった18年8月にも自民党の公式サイトに再掲載された。党首討論会の直後、立憲民主党・蓮舫氏(51)はTwitterを更新。首相の「印象操作」発言について《これは印象操作ではなくて、公開された場でのシンプルな質問への挙手》と苦言を呈している。さらにTwitterでは「どこが印象操作なのか」と安倍首相の発言を疑問視する声が上がっている。《この流れからなんで「印象操作」になるの? 挙手をしない理由をわかりやすく説明すればいいだけの話じゃないの?》《意見に自信がないのか、恥ずかしいと思っているのか。印象操作だなんだって、なんか卑屈だな》《印象操作も何も、事実やん。この人がpmでいる限り日本語までおかしくなる。こんなんでいいの?》
2019年07月04日松本人志(55)が6月2日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で凶悪犯罪者について「人として不良品」と表現し、非難が殺到している。さらにネットでは同じ時間帯に生放送されていた「サンデージャポン」での爆笑問題・太田光(54)の発言と比較し、その違いを憂う声が上がっている。松本は番組内で、先月28日に発生した川崎市登戸での殺傷事件に言及。加害者について「人間が生まれてくるなかで、どうしても不良品っていうのは何万個に1個、絶対に。これはしょうがない」と話し、「それを何十万個、何百万個に1つくらいに減らすことはできるのかな、みんなの努力で。こういう人たちは居ますから、絶対数。もう、その人達同士でやり合ってほしい」と持論を展開した。社会から一部の人々を排除するかのような松本の発言は「優生思想につながるのでは?」といった批判の声が。さらに杉田水脈議員(52)の“生産性発言”を思い出し《松本人志の不良品発言は杉田水脈の生産性発言を思い起こさせる共通性を感じる》《生産性とか不良品とか個人をいらないモノ扱いする政治家やそれに同調する芸能人増え過ぎてそのうちエリートしか存在が許されない社会になるのではという不安が》と危惧する声も上がっている。いっぽう、同時間帯に放送されていた「サンデー・ジャポン」(TBS系)での爆笑問題・太田光(53)の発言が注目を集めている。番組で太田は同事件の容疑者が自殺したことに言及し「自分の命も重くみてない」と表現。自身には以前「何も感動できなくなったときがあった」と回想し、「そうなるとひとの命も大切に思えない」と語った。しかし美術館に行って観たピカソの絵に感動し「感動して、いろんなものを好きになる。好きになるってことは、それに気づけた自分を好きになる」と話し、ほかの命についても「捨てたもんじゃないなって思った」と明かした。さらに太田は、言い澱みながらこう語った。「つまり、すぐ近くにいると思うの。彼のような人は。いま自分が死んでもいいって思っている人はもうちょっと先に、すぐ近くにいるよってことを知ってほしい。キッカケさえあればって思うんだよね。すごい発見ができる。すごい近くにいると思うんだよね」他者を「不良品」として突き放した松本と、自身の体験を踏まえて視聴者に語りかけた太田。Twitterでは同年代である2人の考え方を比較し、太田に賛同する声が上がっている。《太田は自分の身の回りにもおこりうることとして、全方位目線で捉えてるのに対し、松本はあくまでも遠い世界の他人事としか見てないから加害者を突き放して終わり》《松本人志さんは人間を不良品と優良種がいると発言し、太田光さんは自分も含めて誰にでも心の病を抱える可能性はあると発言 どちらが優しいか一目瞭然である気がします》《不良品は不良品どうしでやりあっとけと言ってしまう、自分は不良品じゃないと信じてる松本人志。自分だってそうなってたかもしれないからこそ自分の経験を通して、救われる可能性を痛切に伝えた太田光。どこでこんなに差がついたんだ》松本は「ワイドナショー」の放送直後、《凶悪犯罪者は人として不良品。ひきこもりが不良品?誰の意見?》とTwitterに投稿。しかし「松本人志」がトレンド入りするなど、自身の発言が反響を呼んだ以降は沈黙を貫いている。
2019年06月03日杉田水脈議員(52)が5月27日、中川翔子(34)のツイートに同意し持論を展開。しかしネットでは非難の声が上がっている。中川は24日Twitterに《言葉には、きっと言霊があるから、悪口って言ったら自分にトゲがささる、返ってくると思う》と投稿し、《ストレスが溜まったとしても、悪口を書く裏アカウントは絶対作らないほうがいい 誰かも自分も傷つく》 とつづった。さらに《だったら、褒めるためだけのアカウントを作ったほうが 好きの循環で楽しいし嬉しいが返ってくると思う》とつづった。すると杉田氏は27日、中川のツイートを引用し《このしょこたんのツィートにあるように悪口を言うためだけに作ったアカウントからの酷いコメントが中にはあります》と投稿。さらに、こう語った。《私が嫌いなのであれば、見なくていいので、ご自分が応援する方にエールを送ってあげてほしいです。嫌いな相手をわざわざフォローして汚いコメントを書くより、綺麗でポジティブな言葉を使って好きな政治家を応援する方がご自身も気持ちいいでしょうし。日本語は言霊。本当に思います》杉田氏は続けて、《もちろん公人なので、批判も含め、しっかり受け止めなければならないと思っています》とつづっている。杉田氏といえば昨年発刊された「新潮45」8月号のなかで、LGBTについて「生産性がない」として税金の使い方に関する持論を展開。そのことから自民党本部前を筆頭に各地でデモが発生し、同誌が休刊となるなどの大きな動きになった。杉田氏は同年10月、自身の発言について「人権を否定する思いもなく差別することも全く無い」と釈明。しかし彼女の発言に対して疑問視する声はいまだ後を絶たず、4月に参加した応援演説では「帰れコール」が聴衆から起こるなどして会場は一時パニック状態になった。またTwitterでは「日本語は言霊」発言に非難の声が上がっている。《生産性寄稿には、子どもを産むかどうかで税投入の是非を問うかのようなことを書いてるわけで、同性愛者だけでなく子どもが持ちたくても持てない人への差別寄稿であり、日本語は言霊というならあなたはその差別寄稿によって滅ぶ以外ない》《人の人生を 「生産性」で語る人間が発する言葉に 言霊が宿るわけがない》《「ゲイは生産性がない」は言霊的に綺麗?》さらに中川は「言葉には言霊がある」としているが、杉田氏は「日本語は言霊」とつづっているためにこんな声が。《杉田水脈、しょこたん「言葉には言霊がある」というツイートからあっという間に「日本語は言霊」にもっていってしまうの流石だな》《どの言語も言霊あり得るのに、日本語は言霊って、言霊の意味もわかってないんじゃあ》
2019年05月30日菅田将暉が主人公役で洋画吹き替えに初挑戦、字幕だけでなく吹き替え版にも注目が集まる『シャザム!』。この度、続く第2弾吹き替えキャストとして子安武人、杉田智和、緒方恵美、阪口大助、平野綾の参加が明らかに。また菅田さん演じるシャザムの声が初披露される予告編も到着した。杉田智和&緒方恵美ら参戦で期待値が高まる!「ガンダム」シリーズなどで知られる子安さんが、シャザムたちに立ちはだかる最強の敵・Dr.シヴァナを、先日解禁された解説映像では熱いナレーションを務めた「銀魂」坂田銀時役でお馴染みの杉田さんがビリーにシャザムの力を与える魔術師シャザムの声を担当。さらに、「幽☆遊☆白書」「美少女戦士セーラームーン」「新世紀エヴァンゲリオン」と数々の代表作を持つ緒方さんが主人公ビリー役。「銀魂」志村新八役の阪口さんがビリーの相棒フレディ役。そして、「涼宮ハルヒの憂鬱」で涼宮ハルヒを演じた平野さんがビリーとフレディと関わっていくメアリー役と、人気実力派声優陣が集結した。<新映像>佐藤二朗「ごいす~」“シャザム”菅田将暉の声も初披露福田雄一監督が本作の吹き替え監修・演出を担当することが決定し、吹き替え版のシャザムには俳優・菅田将暉、さらに佐藤二朗も参戦することが発表されている本作。豪華声優陣の発表と共に、今回佐藤さんがナレーションを務める<30秒吹替版予告>&<15秒CM>も到着!個性爆発の語り口が笑いを誘う、この2種の吹き替え映像。佐藤さんの独特の喋りはもちろん、映像には菅田さん演じるシャザムの声も初披露されているので要チェックだ。<30秒吹替版予告><15秒CM(二朗の吹替編)>なお、今後もさらなる豪華声優が発表予定だという本作。続報に期待していて。『シャザム!』は4月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シャザム! 2019年4月19日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2019年03月30日“アメコミ史上最も笑える”映画『シャザム!』の吹き替え監修・演出を、『銀魂』シリーズや「今日から俺は!!」の福田雄一が担当することが決定。併せて、声優の杉田智和がナレーションを務める特別映像も到着した。福田監督、映画史上初の試みに「やらないわけにはいきません!」“日本語吹き替えの監修・演出”の両方を日本の映画監督が担当するのは、映画史上初の試み!今回、福田監督自身が大のアメコミ好きであることから実現したそうで、福田監督は「猛烈なアメコミファンで、アメリカンギャグコメディが大好物!なところに!ワーナーさんから、こんなお話頂いたらやらないわけにはいきません!」と大興奮。「この!弱い者が強く変身して活躍するという王道がたまらない!しかも今回、子供ですからね!子供!その変身の振れ幅がガチ大きいわけです!興行的にも強敵ひしめくゴールデンウィーク!笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ!」アピールしている。「史上最大級に豪華なキャスト」そして、配給のワーナー・ブラザース映画は「福田監督からは、声優陣のアイデアを頂き、吹替版“アベンジャーズ”?!的に史上最大級に豪華なキャストを揃えることができました。吹替版をご覧になって『くだらねぇ~』って言って頂くことが最高の褒め言葉かと思っております(笑)。吹替版、字幕版で違う楽しみ方ができるはずなので、是非、両バージョンともにご期待頂けたらと思っております」とコメントしており、果たして、本作にはどんな声優陣が集結するのか?続報にも注目だ。杉田智和「どうするシャザム! 頑張れシャザム!」90秒で分かる特別映像さらにTVアニメ「銀魂」(坂田銀時役)をはじめ、「涼宮ハルヒの憂鬱」「マクロスF」、また海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン」では吹き替えなどを務める声優・杉田智和がナレーションを担当する『シャザム!』紹介映像が公開。突如、スーパーパワーを手に入れたシャザムが、フレディと一緒に悪ノリ全開でスーパーパワーをテストしたり、宿敵Dr.シヴァナと対決したりと、本作の見どころが詰まった映像と共に杉田さんが解説していく。「まったく~思春期ですな~この野郎」「ヤバい!時間がなくなってきた!」「頑張れシャザム!」など、熱の入ったナレーションで魅せた杉田さん。果たして、本編にも出演するのか?気になるところだ。映像最後には、シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、突如スーパーヒーローになってしまう少年ビリー役のアッシャー・エンジェル、そしてビリーの相棒フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーが登場。ザッカリーが「『シャザム!』は『名探偵コナン』の逆、だから『逆コナン』ってあだ名がついてるんだ」とコメントし、和気あいあいな様子が映し出されている。『シャザム!』は4月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シャザム! 2019年4月19日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2019年03月20日自民党・平沢勝栄衆院議員(73)が1月3日、「同性婚が増えると国はつぶれる」という趣旨の発言をしたと各メディアが報じた。そんななか、ロバート・キャンベル(62)のツイートが注目を集めている。各メディアによると平沢議員は同日、山梨県内で開かれた集会に参加。少子化問題について言及していた際「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。もちろんいいんですよ」と前置きをし、「ただ、この人たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」と発言したという。さらに各メディアによると「同性婚パートナーシップ証明書」などを出している渋谷区や世田谷区については、「先進区だとか自慢しているが、私にはその考え方はよくわからない」と語ったという。「平沢議員は『LGBTの同性婚が増えることで国が潰れる』と言っていますが、その根拠はどこにあるのでしょうか。少子化は貧困や雇用の問題といった、社会における様々な理由が重なって生じているもの。むしろ海外では、同性婚を認めた地域の出生率が上がったとの報告もあるくらいです。今回の発言は、ただ多様性を否定しているだけにしか聞こえないのですが……」(マスコミ関係者)そんななかキャンベルは4日、Twitterを更新。平沢議員の発言に関する記事を引用し、こう投稿した。「平沢さん、少しは勉強してくださいよ」キャンベルのツイートは現在4,300回以上のリツイート、さらに9,700回以上の「いいね」がされている。また《ほんの少し勉強すれば わかることだと思うのですが……》《「みんな違ってみんないい」と子どもたちに言っておきながら、大きくなるにつれてみんな一緒であることを強要するの、おかしいですよね》とキャンベルさんを支持する声が上がっている。キャンベルさんは昨年、自民党の杉田水脈議員(51)の“LGBTは生産性がない”という新潮45への寄稿を機に、自身がゲイであると明かした。「杉田議員が取り沙汰にされた際、『多様性の尊重は政府与党の方針でもある』と安倍首相はコメントしていました。しかしまたもや、自民党議員による失言。キャンベルさんは文学者という職業ですし、“学習しない無知”に対してなおさら呆れているのではないでしょうか」(テレビ局関係者)各メディアによると平沢議員は5日、今回の発言について取材に対応。「LGBTの方の権利を守るのは当然だと思っている。存在を否定する意図は全くない」と説明したという。しかしTwitterでは《存在を否定する意図は全くない、と述べててもLGBTの方を邪魔者扱いしてるんじゃない!》《「国がつぶれる」とまで言っておきながら、よくもヌケヌケと》と指摘する声が続々と上がっている。平成も終わる間近、日本はどこに向かうのか――。
2019年01月06日今年7月、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌に「LGBTは『生産性』がない」と寄稿し、直後に谷川とむ衆院議員が「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言したことを受け、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のコメンテーターとしても知られているロバート・キャンベルさん(61)は自身のブログで反論を展開。そのなかで、20年来の同性パートナーの存在を明かしている。現在、東大名誉教授で、国文学研究資料館館長を務めるキャンベルさんの、カミングアウトに対する世間の反響は大きかった。だか、親しい人にとっては、ずっと昔から周知の事実。キャンベルさん自身も、あえて公表する必要はないと考えていた。「私は、カミングアウトをしても、しなくてもよかったと今も思っています。ただ、反響が大きく、勇気をもらったという人も多かったので結果としてよかった。杉田議員は、自分の性的指向や性自認をどう表現していいか迷っている若い人や弱い立場の人、その親や親しい人をすごく苦しめることを書いていた。だから、私の経験やバックボーンからしても、それは間違った見解だと、反論しなければならなかったのです」キャンベルさんの左手薬指には、地模様が入ったプラチナのリングが光っている。「出会って10年目に作って、お互いに贈り合ったものです。いつもつけていましたが、昨年の結婚式の際に改めて、交わしました」昨年8月、実父が暮らすNY州のシャロンという町で、市長立会いのもと、キャンベルさんと日本人パートナーの結婚式が行われた。それぞれの好みで作ったため、2つのリングは色も形もバラバラだが、指輪の内側には、交際から10年の記念日の日付と互いの名前が刻まれている。NY州の法律に基づく結婚で、実父の家の庭にテントを張り、キャンベルさんの友人や近隣の人など30人くらいが集まって、2人の結婚を祝った。コメンテーターとして、ワイドショーで共演していた精神科医・香山リカさんはこう話す。「一緒に食事をしたときに『パートナーなんです』と紹介されました。すごく自然な感じなので、仕事のパートナーかなと思いましたが、お料理をシェアする雰囲気を見て、親密な間柄だと感じましたね。お互いが対等に、個人を尊重し合う関係に見えました」キャンベルさんは、そんなふうにさりげなくパートナーを紹介し、家族からも、友人からも、自然にゲイであると認知されてきた。日本の社会全体が、キャンベルさんを取り巻く環境のようになれば、LGBTへの無知をさらす議員など、きっといなくなるだろう。「日本という社会は、LGBTをやんわり遠巻きに見ていて、表立っては公認しない。それは波風を立てることはないかもしれないが、当事者一人ひとりの可能性を閉じ込め、開花させないことにつながっていると思います。東京都渋谷区など、各地でLGBTカップルを公認する『パートナーシップ制度』が広がっていますが、自治体単位での小さな成功の実感が広がることで、変わっていくことはあるはずです」キャンベルさんはそう言うと、澄んだ目を見開くようにしてから、ほほ笑んだ。「僕が頑張れるのは、パートナーが杖になってくれているからです。刺激し合うこともある。ビビッドな比喩がふさわしい時代もあったけれど、今では人間関係が深まり、質も深まっている。願わくば、僕も彼の杖になりたいですね。パートナーとはもっと一緒に歩きたい。歩いていたいんです」散歩が好きなキャンベルさん。多忙な仕事が一段落し、時間ができたら、トレッキングに行きたいそうだ。人生の道を並んで歩くパートナーと一緒に――。
2018年12月15日今年7月、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌に「LGBTは『生産性』がない」と寄稿し、直後に谷川とむ衆院議員が「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言したことを受け、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のコメンテーターとしても知られているロバート・キャンベルさん(61)は自身のブログで反論を展開。そのなかで、20年来の同性パートナーの存在を明かしている。現在、東大名誉教授で、国文学研究資料館館長を務めるキャンベルさんの、カミングアウトに対する世間の反響は大きかった。だか、親しい人にとっては、ずっと昔から周知の事実。キャンベルさん自身も、あえて公表する必要はないと考えていた。「私は、カミングアウトをしても、しなくてもよかったと今も思っています。ただ、反響が大きく、勇気をもらったという人も多かったので結果としてよかった。杉田議員は、自分の性的指向や性自認をどう表現していいか迷っている若い人や弱い立場の人、その親や親しい人をすごく苦しめることを書いていた。だから、私の経験やバックボーンからしても、それは間違った見解だと、反論しなければならなかったのです」ニューヨーク(以下、NY)市ブロンクス区。’57年9月、キャンベルさんが生まれた町だ。ブロンクスには移民が多い。彼の祖父母もアイルランドからの移民だった。母は、アメリカ生まれ、法律書専門の出版社で社長秘書として働いていた。父は物心ついたときから、家にいなかった。「父の不在は、私にとって自然なことでした。ただ、カソリックでは離婚を認めないため、母は離婚ができず、新たな人生を切り開くことができずにいました。それでも母は絶対に涙を見せなかったし、小さいとき僕はいつも母の味方でした。母と僕は性格が似ていて、愉快と感じる部分が同じ。だから、いつも母が楽しくなることを望んでいました」13歳のときだった。サマーキャンプから帰ってきた彼に、母は突然、こう言った。「ロビー、話があるの。会社の同僚のロニーと結婚しようと思うの」初対面の継父は、ワイルドな人だった。「アイルランド系は、貧しくても身だしなみにはうるさいものですが、ユダヤ系ということもあって、彼は自由人。カーキ色のつなぎとカットソーというスタイル。ひげを生やしていて、ゲバラみたいで、すごく明るくて」彼は弁護士資格を持っていて、母が勤める出版社で、法律関係の書籍の編集者をしていた。継父は、親父風を吹かすこともなく、キャンベルさんを尊重しつつ、いろいろ教えてくれるリベラルな人。すぐに「ロニー」「ロビー」と、呼び合う仲になっていた。母の再婚から1年半後に妹が生まれ、家族4人になった一家は、新しい職を求めてイギリスに渡り、その後、パリに移住。しかし、1年半ほどでアメリカに戻っている。15歳で、サンフランシスコに引っ越したころには、キャンベルさん自身にゲイである自覚はあった。「中学以降、好きになるのは同世代の男の子でしたから。サンフランシスコには、性的マイノリティが集うコミュニティがあったので、僕は孤立することもなく、葛藤や悩みもありませんでした。母は、そのころから僕の性的指向を把握し、理解してくれていたと思います。高校で仲よくしていた同級生が僕のボーイフレンドだと、敏感に察知していましたから」彼から電話がかかってくると、母は、キャンベルさんに代ろうともせずに、2人で楽しそうに長電話をしていたそうだ。「母は、僕が大切にしている人と僕の間に入りたがる人(笑)。継父は放任主義でしたが、理解のある温かい人でした」彼の性的指向をスルリと受け止め、尊重してくれた両親がいて、キャンベルさんは、その後も自分らしく人生を歩んでいく。進学した高校に、アジア系の生徒が多かったことから中国語を学び、カリフォルニア大学バークレー校時代には、建築や映画などの日本文化にも傾倒していった。大学3年のときには、1年間、東京に留学。谷崎潤一郎や三島由紀夫を日本語で読み、日本文学の面白さを知った。「日本に関わる仕事をずっとやっていきたいと思ったんです」帰国後は、ハーバード大学大学院で、江戸時代の日本文学史の構築に精力を傾けた。27歳で留学した九州大学では、2年の予定だった日本滞在が10年になっていた。九州大学の専任講師から、教師としての仕事も得て、日本文学研究者の道を着々と上っていった。しかし、そんなキャンベルさんの心の内にも1つだけ、小さな引っ掛かりがあった。理由もわからぬままに失踪した実父のことだ。「僕の人生の隙間を埋めるピースを探したかったんです。父が生きているのであれば、どういう人か知りたかった」母に内緒で遺伝子検査をしようと思ったこともあったが、勘が鋭い母は察知してしまった。「捜す権利を奪うつもりはないけれど、私は一切、関わりたくない。出会っても、私には言わないで」強く断言する母を前に、キャンベルさんは心に決めた。「母が生きている間は、決して父を捜さない」と--。その母は’01年に亡くなった。それから3年ほどしたある晩、キャンベルさんは、ふと思いついて、ネットで人捜しをするアメリカのサイトにアクセスした。エリアを指定し、人名で検索すると、住所がわかるサイトだった。「マンハッタンの真ん中でエリア検索すると、父と同姓同名の人が15人くらい出てきました」キャンベルさんは、A4判で2枚もある長い手紙を書いた。自己紹介と父親を捜している旨を記し、「もし、関心があればご連絡ください」と添えて、その15人に宛てて、夜中に投函した。それから1カ月が過ぎたころ、1通のメールが届いた。「ロバートですか?私はあなたの父親です。信じられない。返事をください」メールの主は、間違いなく実父だった。母の旧姓や自分が生まれた病院をメールで尋ねると、ことごとく一致したのだ。「NYのホテルで会った実父は、おじいさんでしたが、すごく元気でした。スタスタ歩くし、僕より骨格がいい。3日くらい一緒にいると、言葉で言えない親近感、懐かしさがジワッと湧いてきました。父と僕は、町で見かける風景や、すれ違う人のことを話すツボがとても似ています。母と僕がそうでしたが、父も感性が同じだったんでしょう」ホテルで会って、セントラルパークの自然を1時間半、散歩した。カフェで、実父の過去のことを聞いた。キャンベルさんも、自分の仕事のこと、当時すでに交際していた日本人のパートナーのことを話した。最初の手紙ですでに「ゲイである」と、書いていたのだ。「しばらくして、実父もパートナーに会わせましたが、すごく仲よくしてくれるんです。母は、僕が大切にする人と僕の関係の真ん中に入ってくる人でしたが、実は父もそうなんです(笑)」’11年、キャンベルさんは感染性心内膜炎で1カ月半入院し、半年後には心臓弁の手術を受けた。「入院中、パートナーは毎晩、病室を訪ねてくれて、一緒に夕飯を食べ、ホットタオルで顔や足の裏を拭いてくれました。僕はずいぶんと励まされ、手術後の回復へ向かおうとする心を強くできました」2人はそれまで“味噌汁が冷めない距離”には住んでいたが、入院をきっかけに、キャンベルさんが提案し、一緒に暮らし始めた。「信頼できるパートナーとの暮らしは心強く、家がにぎやかにもなり、充足を感じましたね」継父(’14年没)も晩年、パートナーと会っている。こうしてパートナーはごく自然に、家族の一員として認められていった。結婚式を提案したのも実父だ。「なぜ、これだけ長く太く、一緒にいるのに、結婚しないんだ?」実父はそう言うと、テントやケータリング、来賓の手配などもしてくれた。昨年8月、実父が暮らすNY州のシャロンという町で、市長立会いのもと、キャンベルさんとパートナーの結婚式が行われた。NY州の法律に基づく結婚で、実父の家の庭にテントを張り、キャンベルさんの友人や近隣の人など30人くらいが集まって、2人の結婚を祝った。日本での還暦祝いが、急きょ、結婚パーティになったのは、それからすぐのことだ。友人でもあるテレビの女性キャスターが、司会役を買って出た。「ケーキ入刀です!」その声に、キャンベルさんとパートナーが手を取り合って、有名パティシエのイデミ・スギノさんが作ったバースデー・ケーキにナイフを入れる。歓声が沸いた。井上陽水さんは、福岡ではおめでたい席で歌われる「黒田節」をアカペラで歌ってくれた。異性婚と何ら変わらない、友人たちの温かい祝福が、キャンベルさんの胸に染みた――。
2018年12月15日今年7月、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌に「LGBTは『生産性』がない」と寄稿し、直後に谷川とむ衆院議員が「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言したことを受け、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のコメンテーターとしても知られているロバート・キャンベルさん(61)は自身のブログで反論を展開。そのなかで、20年来の同性パートナーの存在を明かしている。「昨夏のことです。13歳まで育ったブロンクスに行き、半日、ブラブラ歩いたんです」約40年ぶりの故郷。キャンベルさんが知る人は1人も残っていなかったが、幼少期を過ごしたアパートは健在だった。「5フロア(5階建て)、ノーエレベーター。貧しい人の代名詞のようなアパートメントでした」ニューヨーク(以下、NY)市ブロンクス区。’57年9月、キャンベルさんが生まれた町だ。ブロンクスには移民が多い。彼の祖父母もアイルランドからの移民だった。「海を渡ってNYまでやって来て、最初にたどり着く、つまり“食らいつく”拠点がブロンクスです」“食らいつく”という表現に、移民の切実さがこめられている。アイルランド系だけでなく、ユダヤ系、アフリカ系など、さまざまな人種が“食らいついた”ブロンクスでは、各国の移民がそれぞれの文化や習慣を維持したまま、交じり合うことなく暮らしていた。「教会が、アイルランド系の人たちの生活の中心でした。私もカソリックの洗礼を受けていて、朝7時からミサの手伝いをしていました。それが終わると、隣にある学校で学びます。学校内は、ほぼ100%アイルランド人です。日曜は、私の周りのすべての人が教会に行き、大人の男たちは午後から、近くのバーへ行く。教会を中心に町があったのです。母はアイルランドの『ジグ』と呼ばれる踊りの名手でしたね」母は、アメリカ生まれ、法律書専門の出版社で社長秘書として働いていた。父は物心ついたときから、家にいなかった。「父の不在は、私にとって自然なことでした。ただ、カソリックでは離婚を認めないため、母は離婚ができず、新たな人生を切り開くことができずにいました。それでも母は絶対に涙を見せなかったし、小さいとき僕はいつも母の味方でした。母と僕は性格が似ていて、愉快と感じる部分が同じ。だから、いつも母が楽しくなることを望んでいました」7歳から、夏休みは2カ月間、ニューハンプシャー州のサマーキャンプで過ごしたが、そのたびにホームシックにかかっていた。「私が寂しいというより、自分がいないと、母が寂しいんじゃないかと思って、早く帰りたかった。母はとても社交的な人だったけれど、『もともとお母さんは寂しいんじゃないか』と思うこともありました」13歳のときだった。サマーキャンプから帰ってきた彼に、母は突然、こう言った。「ロビー、話があるの。会社の同僚のロニーと結婚しようと思うの」20分ほど、ソファでキャンベルさんの反応を確かめるように話すと、母はこう切り出した。「実は今、下のレストランで待たせているけど、会う?」初対面の継父は、ワイルドな人だった。「アイルランド系は、貧しくても身だしなみにはうるさいものですが、ユダヤ系ということもあって、彼は自由人。カーキ色のつなぎとカットソーというスタイル。ひげを生やしていて、ゲバラみたいで、すごく明るくて」彼は弁護士資格を持っていて、母が勤める出版社で、法律関係の書籍の編集者をしていた。「母は今までの生活では見せてこなかった顔をしていました。すでに、母と継父、2人しかわからないジョークとかがあって、2人の関係が深まっていることは、僕にもすぐにわかりました」母の再婚には驚いたものの、不安はなかった。子どもが感じがちな複雑な思いも、母を取られるという嫉妬も湧いてこなかった。「親離れの時期だったのかもしれません。でも、何よりも、母を支える人ができて、僕はとても安心できたんです」継父は、親父風を吹かすこともなく、キャンベルさんを尊重しつつ、いろいろ教えてくれるリベラルな人。すぐに「ロニー」「ロビー」と、呼び合う仲になっていた。「13歳で、僕は世の中を探索するほうに目が向いた。母の再婚をきっかけに、アイルランド系の閉塞した居住空間から、自由に、はじけていくことになったんです」母の再婚から1年半後に妹が生まれ、家族4人になった一家は、新しい職を求めてイギリスに渡り、その後、パリに移住。しかし、1年半ほどでアメリカに戻っている。15歳で、サンフランシスコに引っ越したころには、キャンベルさん自身にゲイである自覚はあった。「中学以降、好きになるのは同世代の男の子でしたから。サンフランシスコには、性的マイノリティが集うコミュニティがあったので、僕は孤立することもなく、葛藤や悩みもありませんでした。母は、そのころから僕の性的指向を把握し、理解してくれていたと思います。高校で仲よくしていた同級生が僕のボーイフレンドだと、敏感に察知していましたから」彼から電話がかかってくると、母は、キャンベルさんに代ろうともせずに、2人で楽しそうに長電話をしていたそうだ。「母は、僕が大切にしている人と僕の間に入りたがる人(笑)。継父は放任主義でしたが、理解のある温かい人でした」彼の性的指向をスルリと受け止め、尊重してくれた両親がいて、キャンベルさんは、その後も自分らしく人生を歩んでいく。進学した高校に、アジア系の生徒が多かったことから中国語を学び、カリフォルニア大学バークレー校時代には、建築や映画などの日本文化にも傾倒していった。日本美術史入門講座で、桃山時代の『洛中洛外図屏風』を見たときには、強い衝撃が走った。「車のライトに照らされて動けなくなった小動物のように、僕は固まってしまったんです」講師のアドバイスもあり、その感動をより深めるために、集中講座で、日本語を学んだ。大学3年のときには、1年間、東京に留学。谷崎潤一郎や三島由紀夫を日本語で読み、日本文学の面白さを知った。「日本に関わる仕事をずっとやっていきたいと思ったんです」帰国後は、ハーバード大学大学院で、江戸時代の日本文学史の構築に精力を傾けた。27歳で留学した九州大学では、江戸時代の小藩の学者や俳人、画家の板本など、未紹介の原資料を調査し、整理する仕事に携わった。「これが運の尽きというか(笑)。僕の人生を決めてしまった」原資料と格闘しながら、新たな発見ができることが面白く、没頭するうちに、2年の予定だった日本滞在が10年になっていた。九州大学の専任講師から、教師としての仕事も得て、日本文学研究者の道を着々と上っていった――。現在、東大名誉教授で、国文学研究資料館館長を務めるキャンベルさんの、カミングアウトに対する世間の反響は大きかった。だか、親しい人にとっては、ずっと昔から周知の事実。キャンベルさん自身も、あえて公表する必要はないと考えていた。「私は、カミングアウトをしても、しなくてもよかったと今も思っています。ただ、反響が大きく、勇気をもらったという人も多かったので結果としてよかった。杉田議員は、自分の性的指向や性自認をどう表現していいか迷っている若い人や弱い立場の人、その親や親しい人をすごく苦しめることを書いていた。だから、私の経験やバックボーンからしても、それは間違った見解だと、反論しなければならなかったのです」
2018年12月14日「実は、もう一つみなさんにお伝えしたいことがあります」昨年10月のロバート・キャンベルさん(61)の誕生日パーティでのことだった。朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のコメンテーターとしても知られているキャンベルさん。60歳を迎える節目のタイミングで、親しい友人を50人ほど招いて、パレスホテルで還暦を祝うパーティを開いていた。挨拶に立ったキャンベルさんは、ほんのおまけのつもりで報告した。「8月に、結婚しました」パートナーの日本人男性が、スッと隣に寄り添う。集まった友人たちの顔が、驚きと祝福で一斉に輝いた。「本当によかったねぇ」「事前に言ってよ~。でも、本当におめでとう」日当たりのいい自宅のリビングで、そのときの様子を話しながら、キャンベルさんの表情が優しく和らぐ。その膝に、飼い猫の夕吉(メス)がポンッと乗ってきた。「いいもんですね。会いたい人に来てもらって。友人たちに囲まれて、360度、祝福をされる。僕らはそんなイメージトレーニングはしていなかったから。『よかったねぇ』を浴びるように言われたのは初めてです。あの日の一人一人の表情は忘れません」今年7月、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌に「LGBTは『生産性』がない」と寄稿し、直後に谷川とむ衆院議員が「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言したことを受け、キャンベルさんは自身のブログで反論を展開。そのなかで、20年来の同性パートナーの存在を明かしている。現在、東大名誉教授で、国文学研究資料館館長を務めるキャンベルさんの、カミングアウトに対する世間の反響は大きかった。だか、親しい人にとっては、ずっと昔から周知の事実。キャンベルさん自身も、あえて公表する必要はないと考えていた。「私は、カミングアウトをしても、しなくてもよかったと今も思っています。ただ、反響が大きく、勇気をもらったという人も多かったので結果としてよかった。杉田議員は、自分の性的指向や性自認をどう表現していいか迷っている若い人や弱い立場の人、その親や親しい人をすごく苦しめることを書いていた。だから、私の経験やバックボーンからしても、それは間違った見解だと、反論しなければならなかったのです」キャンベルさんはブログの反論で、性的指向は「生を貫く芯みたいなもの」「自然と芽生え、育ち、人間としてのポテンシャルを深めてくれる資質の1つ」と、書いた。それは60年の人生を振り返っても揺るがない、偽らざる彼自身の実感だった。
2018年12月14日11月13日(火)放送の「ありえへん∞世界 3時間SP」に、入野自由、梶裕貴、神谷浩史、杉田智和、中村悠一らSPにふさわしい超豪華声優がボイスオーバーに登場することが分かった。3時間SPでは、「2018年 本当にあった!世界の衝撃事件」を放送。今回も、衝撃事件の再現ドラマでは、ボイスオーバーに“過去最多人数”となる10名の超豪華声優陣が集結。「世界的マジシャンがマジック中にまさかの大失敗!門外不出!衝撃のタネとは!?」という衝撃事件のドラマでは、本番組のボイスオーバーに初参戦となる梶裕貴(「進撃の巨人」エレン・イェーガー役)をはじめ、杉田智和(「銀魂」坂田銀時役)、福山潤(「コードギアス 反逆のルルーシュ」ルルーシュ役)、入野自由(「ツバサ・クロニクル」「おそ松さん」)、平田広明(「ONE PIECE」サンジ役)、神谷浩史(「夏目友人帳」夏目貴志役)、水樹奈々(「NARUTO -ナルト-」日向ヒナタ役)、小松未可子(「K」「アオハライド」)が参加。また、「40年前の連続殺人鬼が今年逮捕。捜査線上に全くいなかった容疑者を逮捕した衝撃の手法と は!?」には神谷さん、梶さん、平田さん、福山さん、水樹さん、小松さん、小野賢章(『ハリー・ポッター』シリーズ、「黒子のバスケ」)、中村悠一(「機動戦士ガンダム00」「曇天に笑う」)、入野さん。ほかにも、「上空1万メートル!突如機内が酸素不足に!意外な犯人…衝撃の原因」(福山さん、小野さん、水樹さん、梶さん、入野さん)、「お酒が大好きな男性を襲う!痛々しいけど可愛らしい衝撃のハプニング」(中村さん、入野さん)、「誘拐された娘を探す父親!感動の再会の瞬間」(平田さん、小松さん、小野さん、神谷さん、中村さん)、「マフィアの結婚式に潜入した捜査官。多数のマフィアを一網打尽にした手法とは?」(杉田さん)。番組お馴染み、浮気調査番組「チーターズ」では、「婚約中の彼に別の女性の匂いがすると番組に調査を依頼」に水樹さん、神谷さん、小松さん、梶さん。「コメディアンとしての相方でもある彼氏が最近冷たくなったと番組に調査を依頼」に神谷さん、小松さん、小野さんが参加する。※声の配役は変更の可能性ありさらに番組では、“世界の魔法のような衝撃映像”や“世界のありえへん衝撃映像”など盛りだくさんな内容で放送する。「ありえへん∞世界 3時間SP」は11月13日(火)18時58分~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2018年11月11日女優の杉田かおるが、30日放送のテレビ東京系バラエティ番組『開運!なんでも鑑定団』(毎週火曜20:54~)にゲスト出演する。依頼人が持ち込んだ"お宝"を鑑定し、値段を発表する同番組。2013年から実母の介護のため、女優業をセーブしていた杉田だが、同番組への出演は1999年以来2度目となる。杉田は30年程前に母親が購入して以来、玄関に飾り続けているというお宝を持参した。26歳の時、父親の借金1億円を背負うことになった杉田は、自宅、時計からコーヒーカップまで、売れる物は全て売り叩いたが、唯一売らずに保有し続けたのがこのお宝だという。「これを持っていたら女優を続けられる」と信じて売らなかった大切なお宝を、テレビで初公開する。さらにスタジオでは、杉田が借金返済のためフリーマーケットであらゆる所持品を売った経験や、「(所持金が)800円しかなくなった」という当時の苦労を語る。○番組プロデューサー・コメント今年から再び仕事に全力投球されはじめたと聞き、早速、オファーさせて頂きました。番組の中でもご本人がお話しされていますが、今回お持ち頂いたお宝は「家に飾るとずっと芸能界にいられる」と言われたというものです。そして、このお宝を持つことになった背景には子役の時からの苦労や今年逝去されたお母様の思いがあったそうです。果たしてそのお宝とはなんなのか? ご注目頂ければと思います。さらに鑑定額発表後、杉田さんご自身が不思議な能力(?)を持っていることを発表します。スタジオの笑いを誘ったその不思議な能力にもご注目下さい!(C)テレビ東京
2018年10月30日『新潮45』8月号に、自由民主党の杉田水脈議員の「『LGBT』支援の度が過ぎる」という文が掲載された。それに対して非難が殺到したが、『新潮45』はさらに10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」という特集を組む。特に“文藝評論家”の小川榮太郎氏は、LGBTを痴漢にたとえるなど、差別的と激しく批判された。9月25日、新潮社は「編集上の無理が生じた」として、『新潮45』の休刊を決めた。はたして当事者たちはこの問題をどう考えるのか。LGBTを明かした、明治大学法学部教授の鈴木賢さん(58)と、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授の岡野八代さん(51)の2人の大学教授が語った。鈴木:今回、驚いたのは、杉田氏らの意見に賛同する人たちが一定数いたことです。これはLGBTの問題だけじゃない。いわゆる相模原事件で被害に遭った障がい者の方々にもいえることですが、いまの社会には、マイナス評価を受けやすい人たちは辱めてもいいという空気が蔓延している。それが、とても怖い。岡野:いわゆる国家が「模範」とするような家族像や、人物像から外れた人間は、存在価値がない、と。自民党の改憲草案には、それが如実に表れています。いま、こんな差別と不正義がまかり通る世になっているのに、「それはおかしい」と声を上げようとする人が本当に少ない。鈴木:それどころか、「おかしい」と声を上げる人たちを嫌悪する人もいる。デモなんかすると、「権利ばっかり主張して、特権が欲しいのか」なんて非難されます。岡野:厳しい格差社会の中で生きていて、“みんな苦しいんだ。自分たちも黙ってがまんしているんだから、権利なんて騒ぐな”と多くの人が考えてしまっている。でも、“生きづらいんだったら、生きづらい世の中を変えようよ”と言うことは、私たち一人ひとりが憲法で保障された権利なんです。鈴木:要するに自分を否定され続けてきて、こんな社会を変えるなんて、絶対に無理だと諦めてしまっている。社会を変えられるという想像力を失っているのです。だから、現状はしょうがないと、私的な幸福だけを追求して、公的なテーマには関心が持てなくなってしまった。これは教育の問題も大きいんです。自分たちは主権者で、自分たちの考えで社会は変えられるんだということをちゃんと学校で教えてこなかった。政治家はそう教えたくないと考えてきたのです。だから私は、自分の学生たちには洗脳を解くつもりで、いつも話をしています。岡野:『女性自身』の読者の方も、絶対にさまざまな問題を抱えているはずです。なんで子育てがこんなに大変なのか、なんで夫はこんな帰りが遅いのか、なんでこんなに老後が不安なのか。それは、全部政治が決めている制度のせいかもしれない。あなただって声を上げていい。“こんなもんだよね、社会って”と思うことはないんですよ。
2018年10月19日『新潮45』8月号に、自由民主党の杉田水脈議員の「『LGBT』支援の度が過ぎる」という文が掲載された。それに対して非難が殺到したが、『新潮45』はさらに10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」という特集を組む。特に“文藝評論家”の小川榮太郎氏は、LGBTを痴漢にたとえるなど、差別的と激しく批判された。9月25日、新潮社は「編集上の無理が生じた」として、『新潮45』の休刊を決めた。はたして当事者たちはこの問題をどう考えるのか。LGBTを明かした、明治大学法学部教授の鈴木賢さん(58)と、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授の岡野八代さん(51)の2人の大学教授が語った。杉田議員は、LGBTの人は「子どもを作らない、つまり『生産性』がない」としたうえで、税金を使った支援の必要はないと主張する。鈴木:ほんとうに腹立たしいですね。支援なんてなんにもされていないんですよ。そもそも、日本国憲法では、法の下の平等が保障されていて、どんなマイノリティの人であっても幸福を追求する権利があります。また、それを具体化するために、法律を作ったり予算を決めたりする権限を与えられているのが議員です。にもかかわらず、そういう立場の人間が、特定の属性の人に対して、税金を使う必要がない、などと発言するなんて、とんでもない暴言です。岡野:“制度を変えても、生きづらさは変わらない”と言う人もいますが、それは誤りです。LGBTに限らず、政治が作る“制度”がさまざまな“生きづらさ”を作り出してきたのです。女性の生きづらさも例外ではありません。戦前は、戦力として「産めよ、増やせよ」というスローガンが掲げられ、いち家庭につき5人の子どもを産むことを奨励する人口政策が閣議決定されました。このことで、子どもを産めない、産まない女性がどんな扱いを受けたか……。一転して敗戦後は、「少なく産んでよく育てよう」という少子化政策に変わりました。鈴木:’07年には厚生労働大臣が「女性は産む機械」という発言したり、最近でも結婚式のスピーチで「3人産め」という政治家がいたりとか。認識は変わっていませんね。岡野:そうです。「生産性」という言葉に象徴されるように、女性はいつも、「子どもを産む、産まない」という国家の政策に翻弄されています。働き方だってそう。生きづらいのは“制度”の問題なのです。私は、大学で政治学を学んで、そのことに気づきました。政治学やフェミニズムを学ばなければ、私は本当に自殺していたかもしれません。それまでは、こんな世の中で大人として生きる自分を想像できなかったから。鈴木:社会の理解がないから制度が作れない、と言う方がいますが、それは逆です。制度ができれば、人は変わっていく。実際に、同性パートナーシップ制度が導入された札幌では、「これでようやく正々堂々と人に言えます」と喜んでいた同性愛の人の親御さんがいました。岡野:制度は万能ではないかもしれないけど、何かあったときに守ってくれますからね。鈴木:すでに、世界25カ国では、同性婚という制度がありますが、なにかマイナスなことが起きているのか、反対する人はもっと勉強すべきだと思いますね。ハッピーなことしか、起きていませんよ。要するに、いままで結婚できなかった人ができるようになっただけです。異性愛者の家族にはなんの影響もないんです。
2018年10月19日『新潮45』に載ったある国会議員の文章が波紋を呼んでいる。はたして当事者たちはこの問題をどう考えるのか。LGBTを明かした、明治大学法学部教授の鈴木賢さん(58)と、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授の岡野八代さん(51)の2人の大学教授が語った。鈴木:岡野先生は、杉田水脈衆議院議員(51)の「『LGBT』支援の度が過ぎる」という寄稿を呼んで、ご自身がレズビアンであることをカムアウトしようと決心されたそうですね。岡野:ええ。私は今まで、ごく親しい友人にしか自分がレズビアンであるということを打ち明けてこなかったんです。これまでの経験から、レズビアンという色をつけて見られることが怖かった。でも、この寄稿を読んで、怒りと恐怖が湧いてきて……。葛藤はありましたが、このまま黙っていたらいけない、と気持ちが一変したんです。『新潮45』8月号に、自由民主党の杉田水脈議員の「『LGBT』支援の度が過ぎる」という文が掲載された。それに対して非難が殺到したが、『新潮45』はさらに10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」という特集を組む。特に“文藝評論家”の小川榮太郎氏は、LGBTを痴漢にたとえるなど、差別的と激しく批判された。9月25日、新潮社は「編集上の無理が生じた」として、『新潮45』の休刊を決めた。鈴木:私が同性愛者だと広く知られるようになったのは、『週刊新潮』の報道が原因です。私は外国人の同性パートナーと結婚式のまねごとをしたのですが、『週刊新潮』におもしろおかしく書かれて、それで知られることになったんです。2000年ごろの話です。当時、私は北海道大学の教授だったので、「クラーク博士もビックリ」というような、侮蔑的なタイトルを付けられた。べつに、クラーク教授はビックリしないと思うんですけどね(笑)。岡野:杉田議員は「LGBTだからといって、実際そんな差別されているものでしょうか」と書いています。よく知りもしないのに「差別がない」ように語ったことに、私は強い憤りを感じたんです。私は幼いころ、女っぽくないからと、名前をもじって「おかまやよ」と、からかわれていました。私は、自分がレズビアンだと自覚したのは中学生のころ。特別に親しくなりたいと思う女のコができて気づいたんです。でも、もちろん伝えられない。気持ち悪いと思われたら嫌だし、隠さないといけないと思っていました。女友達が、好きな男子の話を始めても、ついていけない。私が男性に興味がないとわかると、必ず「いいオトコに出会ってないからだ」と言われるんです。鈴木:そういう悩みを、ご両親には相談できたんですか?岡野:いえ、できませんでした。大学で上京して、はじめて私が女性と暮らし始めたとき、母に報告したんです。そしたら、音信不通というか、何も連絡がこなくなっちゃって。しばらくして、同棲を解消したと報告すると、「やっと病気が治ったのね」と言われた。私は、若いときは、長く生きられないとずっと思っていました。鈴木:それはつらいですね。うちの親は幸い、私がパートナーと「結婚式」をしたとき参列してくれました。けど、もうすでに親は介護されるくらいの年齢でしたから、今さら反対もできない、というのがホンネだったと思います。同性愛者の知り合いに、若くして亡くなっている人がたくさんいます。もちろん、はっきり自死した人もいるし、いまも亡くなった理由がわからない友人も多い。自尊心が低く、自分を大事にする気持ちが薄いので、病気になっても病院に行かず放置してしまうんです。それで、死んでしまう。岡野:いまだって、当時の私と同じように傷つき、悩んでいる人はいるはず。そう思ったら、カムアウトして抗議せずにはいられなかったんです。
2018年10月19日9月25日に「新潮45」の休刊を発表した新潮社。だがその後も、危機が続いているようだ。同誌は8月号で、自民党・杉田水脈衆院議員(51)の「『LGBT』支援の度がすぎる」という寄稿を掲載。そのなかで杉田議員はLGBTについて「生産性がない」と言及。さらに多様な性を認める社会は「『秩序』がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません」と持論を述べ、「私は日本をそうした社会にしたくありません」とも語っている。杉田議員の寄稿には当初から批判が相次いでいたが、同誌は10月号でも「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題した杉田議員を擁護する特集を組んだ。そのことからも、さらに批判を生んでいた。新潮社は休刊発表の際、「編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めません」とコメント。また「これまでご支援・ご協力いただいた読者や関係者の方々には感謝の気持ちと、申し訳ないという思いしかありません」としている。「『休刊したからといってこれで終わりではない!』との批判が噴出しています。というのも『生産性がない』として傷つけた人たちへの謝罪もなければ、同誌でなぜそういったことが起きたのかという原因を追求する姿勢もないからです。発端である杉田議員もだんまりを決め込んでいる今、『これではトカゲの尻尾切りだ』とする声も後を絶ちません」(文芸評論家)辻仁成(58)も9月26日にTwitterを更新。「LGBTや世論の批判を45休刊でかわすのか?」とコメント。続けてこうつづっている。「言論の自由を何度も盾にしてきた新潮社が休刊で逃げたら編集者魂はどうなる?謝罪意思が本当にあるなら45を続けて議論の中で出口を探せ。社員も読者も作家も納得できん」また杉田水脈議員の文章をキッカケにゲイであると公表した、文学者のロバート・キャンベル(61)も同様にTwitterで指摘。「休刊したからこの問題が終わりでは短絡的です」と述べ、「ヘイトに近い断言や事実がゆがめられたものが、どういう過程を経て出されたのか検証することが大事」と語っている。さらに漫画「テルマエ・ロマエ」の作者・ヤマザキマリ(51)も休刊を批判。実は同誌に「プリニウス」を連載中だったが、今回の休刊を受けてこう述べている。「新潮45がいくら休刊になっても、この顛末の火種となった文章を書いたひとたちが今までと変わりなく、あのような考え方を懲りずにどこかで晒していくのだろうかと思うと、連載掲載の場が失われたことよりも、それがなにより残念だ」Twitterでも《検閲の禁止、言論や表現の自由が規定されており、何人でも出版を行うことができる。でもな~。程度ってもんがあるだろう》《当事者や被害者を貶めて傷つけるような「言論の自由」って、あってもいいんでしょうか》と賛同の声が上がっている。休刊発表後も続く危機、新潮社はどう舵を切るのだろうか。
2018年09月27日杉田かおる(53)が5月8日、「ごごナマ」(NHK総合)に出演。今年1月に83歳で亡くなった母・美年子さんを回想し、号泣する一幕があった。 同番組内で杉田は「子役の頃から働き詰めだったので、母を介護した最後の4年半は楽しかった」と語り、介護を通じて「入院などの手続き、ケアマネジャーさんとの打ち合わせなど、一般社会でやらなくちゃいけないこと」を学んだという。 「空いている時間は睡眠不足も気にせず飲んでいた」と明かすほど、以前は健康について無頓着だったという杉田。しかし、母の介護を機に“健康生活”に開眼。現在は自然農業にも没頭していると話し、「土って、私を浄化してくれる」と語った。 さらに今年3月には、日本健康マスター検定を受験。「何十年かぶりに、勉強した」という杉田は晴れて合格証を手にしたと話すと、こう続けた。 「ちょうど、テストの日が母の誕生日だったんです」 そう語ると、突然大粒の涙を流した杉田。他の出演者ももらい泣きするなか、「これでママと同じような病気の人々を助けてあげたい」と決意を語った。出演者の美保純(57)が「かおるちゃん、昔よりお化粧薄くなりましたね」と声をかけると、杉田は笑顔で頷いていた。 ネットでは杉田の涙に、エールが上がっている。 《お母さんもきっと杉田さんには感謝していると思うし、検定の合格の事もきっと喜んでいることでしょう》《親の死はまだまだ学ぶことってあるんだよね まだまだ思い出す度に涙も出ちゃうだろうけど がんばろうね》《お母さんの臨終に付き添われたことが、何よりの喜びと涙ぐみながら話す姿に、こちらももらい泣きです。年を経て新しい魅力で輝いてきたと感じたよ》 美年子さんの77日忌を伝える2月のブログでは、「一緒に来たかった」というカレー屋でひとり静かにランチを楽しんだと明かした杉田。「こんなゆったりした気持ちのいい日はお昼から飲んじゃおう。ママと一緒に」と綴り、改めて母への思慕を綴っていた。
2018年05月08日杉田かおる(53)が1月14日、ブログを更新。介護していた母が永眠したことを明かしている。 「1月6日6時30分母が永眠しました。おじいちゃんが美しく年をとってほしいと美年子とかいてミネコと読ませる名前をつけました。美しく生き美しく旅立ちました」と母の死を報告。忙しさのあまり親孝行ができなかったそうだが、「最後の4年半はずっとずっと一緒にいられて幸せでした」「お母さん本当にありがとうございました」と語っている。 杉田といえば、かつてのバラエティ番組での豪快な言動。その毒舌ぶりから「魔王」と呼ばれるほどだった。しかし2013年に一般男性と結婚。以降は夫と実母との3人での生活を中心に、主婦として過ごしていた。 昨年10月に放送された「有吉弘行のダレトク!?」(フジテレビ系)では、近況を報告。料理教室に通い、家族に手料理を振る舞っているという。さらに食材は「レンタル農園」で自身が栽培した野菜やオーガニックのものだという。 「母に支えられていたから仕事が出来た。お母さんが苦しんでいて、大変だったら、それを支えるのが仕事」 笑顔でこう語り、《別人みたい》《表情が柔らかくなった》と話題となった。 また昨年11月には、「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)の企画「格付けし合う女たち」で共演していた青田典子(50)のトークイベントに参加。その際も味噌を手作りしていると明かし、「『格付け』できないほど穏やかな性格に変わった」「食事が1番人格を変えるのではないかと断言します」と語っている。 亡き母のためにも、これから自分の人生を歩んで欲しい。
2018年01月15日台湾で2015年興行収入No.1を記録した、現在公開中の映画『私の少女時代-OUR TIMES-』。この度、本作の日本語吹き替え版の公開が決定し、豊崎愛生、杉田智和、水樹奈々、浪川大輔ら豪華声優陣が集結していることが分かった。仕事も恋愛も空回りのOLリン・チェンシン。ある日、ラジオから聞こえてきたのはかつてのアイドル、アンディ・ラウの歌だった。あの頃、片想いをしていたイケメン優等生オウヤン、恋のライバルを蹴落とす味方をしてくれたワイルドな不良生徒タイユィ。90年代、何もかも輝いていた高校時代が一気に蘇る。忘れかけていた純粋な恋と友情を思い出したチェンシンを待っていたものとは――?アンディ・ラウがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、特別出演。また、本作をきっかけに大ブレイクした注目女優ビビアン・ソンと、次世代イケメン俳優ダレン・ワンに加え、人気グループ「F4」のジェリー・イェンも特別出演を果たしている。今回本作の日本語吹き替えを担当するのは、多岐にわたる活躍を見せる大人気声優たち。ビビアン演じるリン・チェンシン役には、「けいおん!」(平沢唯役)の豊崎さん、ダレン演じるシュウ・タイユィ役に「銀魂」(坂田銀時役)、「涼宮ハルヒの憂鬱」(キョン役)の杉田さん、デヴィ・チェン演じるタオ・ミン役には、声優だけでなく歌手としても大活躍の水樹さん、そしてディノ・リー演じるオウヤン・フェイワン役に、「ルパン三世」シリーズ(石川五右ェ門役)「DAYS」などアニメ作品はもちろん、ジャスティン・ティンバーレイクやレオナルド・ディカプリオなどの洋画吹き替えも多く担当する浪川さんが決定。豊崎さんは「青春時代の淡い思い出を辿りながら、大切な恋物語が綴られていく、素敵なお話」と作品について語り、「笑ったり、泣いたり、怒ったり、悩んだり、くるくると表情が変わる、魅力たっぷりの真心(チェンシン)ちゃん。少女漫画のような心地よいテンポの脚本と、真心役のビビアンさんのキュートなお芝居に声をあてていくのはとっても楽しかったです」とコメント。また、吹き替え版が先行上映された「仙台国際ココロヲ・動かす・映画祭」では、これまで台湾映画を観たことがなかったという若者たちも「すごく入り込めて感動した!」と号泣。熱い声があがっていたほどだ。まだ本作を観ていない、もしくはもう一度観たいという方は、ぜひ実力派声優陣が贈る日本語吹き替え版も観てみて。『私の少女時代-OUR TIMES-』は全国にて公開中。※吹き替え版は12月3日(土)より新宿武蔵野館ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月02日女優の杉田かおるが、10日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の3時間スペシャルに登場。スキャンダルで雑誌に180回も掲載されたという壮絶なしくじりっぷりを明かす。杉田は、7歳のときに『パパと呼ばないで』で子役としてデビューして以来、『池中元太80キロ』や『3年B組金八先生』といったドラマに出演。歌手としてもヒットを飛ばし、バラエティでも活躍してきた。だが実は、スキャンダルで180回も雑誌に掲載された経験があるトラブルの持ち主。子役時代から借金を抱え、思春期は大物女優気取りで大暴君と化し、20代はバブル崩壊の影響で1億円の借金を負い、落ちぶれた女優として扱われてしまう。その後、"負け犬キャラ"で、バラエティ番組で復活を遂げ、セレブ婚を果たしたものの、スピード離婚。今回の授業では、44年間の芸能生活でやらかしてきた、ありとあらゆるスキャンダルを振り返る。こうした、浮き沈みの激しい人生を送ることになった背景を、杉田は「常に自分の考えが絶対だった」という考えがあったと告白。他人を傷つけても自らの考えを強引に押し通し、業界や社会のルールを破りまくって生きてきたことを猛省する。現在は再婚し、穏やかな幸せを手に入れたという杉田は最後に、これまでの人生から学んだという教訓を真摯に語り、「周りの意見を聞かずにトラブル連発の暴君先生」による「自分の意見は絶対だと押し通し、タブーをおかしまくって嫌われないための授業」を締めくくる。なお、この日の放送では、野沢直子も「天才を目の当たりにして海外に飛んじゃった先生」として授業を繰り広げる。
2016年10月05日10月8日(木)、藤沢周平原作の時代劇「果し合い」の完成披露試写会が開催され、主演の仲代達也をはじめ、桜庭ななみ、柳下大、原田美枝子、杉田成道監督、司会のえなりかずきが舞台挨拶に登壇した。10月よりBSスカパー!にて、藤沢周平原作のドラマが4作品の放送される「藤沢周平 新ドラマシリーズ」。一作目となる「果し合い」では、仲代さん演じる厄介者の庄司佐之助が、桜庭さんが演じる唯一彼の相手をし、面倒をみる甥の娘・美也の窮地を救うために刀を抜く姿が描かれる。試写会終了後、司会のえなりさんの進行のもと桜庭さん、柳下さん、原田さん、杉田監督が登場。仲代さんは会場後方の扉から登場し、多くの来場者に求められた握手や声援にこたえていた。試写の間、会場の2階で作品を鑑賞していたという仲代さんは、思わず涙を流してしまったと述懐。「このようなすばらしい作品の大事な役をさせていただいて、幸せ者だと思います」と、監督とキャストに感謝を述べていた。1985年の黒澤明監督作『乱』以来、30年ぶりに仲代さんと共演した原田さんは、「同じ黒澤組の仲間に会えて嬉しかった」と感慨を語る一方で、本作での仲代さんに対しての、意地悪な役どころを苦笑まじりに話すと、仲代さんは『乱』の際も原田さんの役どころには散々いじめられた事実を話し、会場からは笑いが沸き起こった。公開中の『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』にも出演している桜庭さんは、今回の役どころである美也の女性としての強さへの憧れを吐露。桜庭さんについて杉田監督は「子守をしてるようなもの(笑)」と冗談を飛ばすも、杉田監督作の『最後の忠臣蔵』出演時には17歳だった桜庭さんが、「竹林での立ち姿は、遠目から見ても美しいなあと、いつのまにこんな鶴のようになってしまったんだろう」と、桜庭さんの美しさを讃えていた。「果し合い」は、BSスカパー!にて10月31日(土)15時・19時放送。11月7日(土)から13日(金)東京劇場にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日