「いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」東京都で新型コロナウイルスの感染者数が2,848人を記録した7月27日。当時の過去最多となる新規感染者数だったが、『共同通信』によると都の吉村憲彦福祉保健局長は冒頭のようにコメントしたという。しかし、ネットでは「煽ってるのは都知事だろ」との声が相次いでいる。《「不安煽らないで」って都知事が一番不安煽ってた》《いたずらに不安をあおってきた張本人が小池都知事》《小池都知事のほうだと思いますよ。こう見た感じ、アラートを発するお仕事しかしてないですよね》では、小池百合子都知事(69)の言動を振り返ってみよう。新型コロナウイルスが猛威を奮い始めた昨年3月25日、小池都知事は「ライブハウスなどの利用を自粛するように」と発言。しかし、「補償等については、税金を投入することが本当に正しいのか議論があるところだと思う」と続けた。その「自粛を要請しても補償はなし」との姿勢に、飲食業などさまざまな業種が不安を覚える事態となった。その2ヵ月半後となる6月2日、小池都知事は『東京アラート』を発動。しかし感染拡大に対する具体策を発表しなかったため、「都庁が赤色に変わっただけ」との声が日に日に増えていくことに。また7月2日には会見で「“夜の街”要注意」とのボードを掲げたが、《フリップ芸》との揶揄が。さらに「夜の街のスティグマ(差別や偏見に伴う負のイメージ)を助長するのでは」と危惧する声も上がっていた。そして対策が整わないなか、同月15日には緊急記者会見を開き「新型コロナウイルスの警戒レベルを4段階のうち最も高い“感染が拡大している”に引き上げる」と発表したのだ。■対策が不十分。そして言動の不一致同年12月17日に小池都知事は、『年末年始コロナ特別警報』を発出。しかし医療機関には病床の確保を、飲食店には時短営業を、そして都民には会食を控えるよう“お願い”。またしても具体的な対策の発表がなかったため、《「やばいよ やばいよ」と言うだけ》《名称だけだった東京アラートと変わらない印象》といった声が上がっていた。そして今年に入っても、小池都知事は“不安煽り”を止めていない。4月23日には「街頭の照明を伴う看板やネオン、イルミネーションなどを20時以降は停止するよう要請する」と会見で話したため、《電気消したら集まらないだろうって…都民は蛾ですか?》と効果を疑問視する声が。《街の明かりが減り、犯罪が増えるのでは。女性の帰宅など特に心配です》と危惧する声もあった。また同日、小池都知事は「徹底した人流の抑制や感染リスクが高い施設への適切な対応などが必要」として、国交省と各鉄道事業者に“間引き運転”を要請。しかし減便した分、主要駅は通勤や通学でいっそう混雑することに。そうして“3密”を作り出した。いっぽうで、かつて“満員電車ゼロ”との公約を掲げていたため「そもそも公約を守れていない」との再批判もなされた。そして今月18日には東京五輪にちなんで、IOCのトーマス・バッハ会長(67)の歓迎会を開催。そこには森喜朗氏(84)や丸川珠代五輪相(50)ら40人ほどが参加していたと報じられている。小池都知事はこれまで「大人数で集まらないように」と何度も呼びかけていたため、言動の不一致にウンザリする声もあった。■「COVID19との戦いで金メダルを取りたい」また都は「不安を煽らないで」というが、専門家からも厳しい現実を指摘する声が上がっている。『NHK NEWS WEB』によると今月21日に開かれた東京都のモニタリング会議で専門家は「新規陽性者が増加し続ければ、医療提供体制がひっ迫の危機に直面する」「医療側は、第3波の前の去年12月半ばをイメージするくらいの恐怖感を持っている」と強い危機感を示したという。そして冒頭の会見当日、都民の不安はさらに煽られることに。コロナ禍で小池劇場をいくつも上演してきた小池都知事だが、『共同通信』によると感染者数が発表された夕方時点で既に退庁。「取材対応はなかった」と伝えられたのだ。そのためネットでは、こんな声が上がっている。《説明責任を果たさず退庁!今こそ、都庁に泊まりこんででも都民の命を守ることに死にものぐるいで対応すべき》《毎日毎日、あんなにしゃしゃり出てきた小池百合子はどこで何してんの?出てくるのは今じゃないの?お得意のフリップとか標語とかカルタとか振りかざして感染防止に努めるんじゃないの?どれもこれも役立たずだったけど》《小池百合子、逃げ足の速さと気配の消し方卓越してる》7月24日、東京五輪に際して「ぜひ東京大会はCOVID19との戦いで金メダルを取りたいと思います」と話していた都知事。しかし、表彰台はまだ遠いのかもしれない。
2021年07月30日人気ゲーム『ポケットモンスター』と、東京都の定番のお土産である『東京ばな奈』がコラボレーション!新スイーツシリーズ『ポケモン東京ばな奈』の第1弾である『ピカチュウ東京ばな奈』と第2弾の『イーブイ東京ばな奈』が、2021年5月24日から数量限定で発売されます。『ポケットモンスター』と『東京ばな奈』がコラボ!2021年5月24~28日の5日間に販売される同商品は、スーパーマーケット『Odakyu OX』全28店と『Odakyu OX MART』新百合ヶ丘店で取り扱いが開始。『ポケットモンスター』の人気キャラである、ピカチュウとイーブイが『東京ばな奈』にプリントされた、かわいらしいお菓子です。『ピカチュウ東京ばな奈』愛くるしいピカチュウ模様に焼きあげた、ふかふかのスポンジケーキ。中には、同作品に登場するアイテム『ナナのみ』をイメージした『ナナのみ風とろ~りバナナカスタードクリーム』がたっぷり入っています。『イーブイ東京ばな奈』もふもふした、イーブイのように柔らかいチョコ風味のスポンジケーキが特徴。『キャラメルマキアート味のバナナカスタードクリーム』が入っているため、とろ~りとした触感が楽しめます。どちらも、スポンジケーキの模様は6種類ずつ。なんと、レアな『ピカチュウしっぽ』と『イーブイしっぽ』が入っていることも。めったに『出現』しないピカチュウとイーブイのしっぽに出会うことができたら、いいことが起きるかもしれませんね!【ピカチュウ東京ばな奈「見ぃつけたっ」バナナのみ風】【イーブイ東京ばな奈「見ぃつけたっ」キャラメルモフアート味】発売日:2021年5月24~28日(Odakyu OXでの販売)価格:292円(税込)内容量:2個販売店:『Odakyu OX』全28店、『Odakyu OX MART』新百合ヶ丘店©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.[文・構成/grape編集部]
2021年05月20日2023年前半にオープン予定の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」(以下、「スタジオツアー東京」)が、正式に着工したことが発表された。練馬区としまえん跡地にオープン予定の同施設は、歩いて回れる体験型エンターテインメント施設。屋内スペースには、映画『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズの印象的なシーンセットなど、“魔法ワールド”の世界観が展示、映画の舞台裏の秘密を学ぶことができる。また、来場者や地域の方々がくつろげる広場が正面入り口前に作られる予定となっている。関係者は今回の正式着工という大きな一歩に「大変うれしく思います。この施設が地域における新たな賑わいと文化発信の拠点となり、東京都様が段階的に整備する練馬城址公園とともに、日本・アジア地域だけでなく世界中のハリー・ポッターファン他多くの人々を元気にするアフターコロナの象徴的な場所になることを確信しています」、「関係各社と連携して、環境への配慮、近隣住民の皆様への配慮を行いながら、『地域社会の発展』と『住み続けられるまちづくり』の貢献を目指します」などとコメントを寄せている。(cinemacafe.net)
2021年05月17日全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)が11日、緊急事態宣言の延長に伴う映画館への休業要請に対しての声明文を発表した。全興連は、全国47都道府県の興行組合からなる組織。「映画を愛する皆様へ」と題された今回の声明文では、東京都における5月7日付「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等」において、映画館が休業要請を受けていることについて「国が示す目安において、特措法施行令11条1項4号の『劇場等』はすべて、人数上限や収容率等の要件に沿った施設使用の要請等を行う施設として認定され、実際上の営業が許可されているところ、東京都においては、そのうち『映画館』『プラネタリウム』のみが、施設規模に応じた休業要請の対象と整理されていることは痛恨の極み」と指摘している。今回の措置に対し、都の担当者に繰り返し質問したところ「人流を抑えるための総合的判断」「感染症のリスク上の線引きではなく、人流抑制を目的としたもの」という回答に。「傘下の事業者からも、『なぜ映画館だけが』『納得できる理由がない』といった声が多数挙がり、映画を愛する皆様からも非常に多くのご心配の声をいただきながら、我々も説明することが叶わず、日々苦慮しております」と状況を説明する。東京都の映画館休業で多くの映画が公開中止・延期となることで、緊急事態宣言下にない府県の映画館なども苦境に立たされていることに触れ、「感染拡大防止に最大限の協力を行うことに関しては一点の疑問もなく、ただ今回の措置に合理的かつ公平なご説明をいただきたいと願うばかりです。それが、非常に重い私権の制限を我々に課す行政側の責務であるとも考えております」と声を上げた。○声明文 全文映画を愛する皆様へ2021年5月11日全国興行生活衛生同業組合連合会 会長 佐々木伸一東京都興行生活衛生同業組合 理事長 菅野信三日頃より映画館に対してご支援を賜り、また、上映に際しては感染予防対策の順守徹底にご協力を賜り誠にありがとうございます。さて、ご存じの通り東京都における5月7日付「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等」において、映画館が休業要請を受けております。皆様にご心配、ご迷惑をおかけし大変心苦しく思っております。同日に内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室より発表された「事務連絡」における国が示す目安において、特措法施行令11条1項4号の「劇場等」はすべて、人数上限や収容率等の要件に沿った施設使用の要請等を行う施設として認定され、実際上の営業が許可されているところ、東京都においては、そのうち「映画館」「プラネタリウム」のみが、施設規模に応じた休業要請の対象と整理されていることは痛恨の極みです。我々、全興連および都興組はコロナ禍の初期より、感染症専門医と協議の上、科学的知見に基づいたガイドラインを作成し、「大切なお客様に一人の感染もださせない」を合言葉にそれを順守徹底することで、現在まで映画館でのクラスターを発生することなく営業することができた自負があります。もちろん、何よりもお客様の最大限のご協力、そもそもの興行場の厳しい換気基準があってこそではありますが、相対的な感染リスクの少なさは、政府あるいは各自治体からもご評価いただいているところです。今回の非常に残念な措置を受けたことは理解することが難しく、東京都ご担当者に繰り返しご質問をさせていただきました。そのお答えは、「人流を抑えるための総合的判断」「感染症のリスク上の線引きではなく、人流抑制を目的としたもの」以上のものをお示しいただくことができず、我々の期待したお答えをいただくことはできませんでした。傘下の事業者からも、「なぜ映画館だけが」「納得できる理由がない」といった声が多数挙がり、映画を愛する皆様からも非常に多くのご心配の声をいただきながら、我々も説明することが叶わず、日々苦慮しております。また、東京都の映画館を閉めることは、実質上全国規模の映画の公開が不可能なこととなり、すでに明日には新しい基準が適用される12日が迫っていることから、多くの映画が中止や延期の判断に追い込まれつつあります。新作の映画が提供されなくなった他府県の映画館、関係する配給会社・製作会社・出演者やスタッフまでも苦境に立たされています。彼らの悲痛な叫びには心が張り裂ける思いです。当然ながら、感染拡大防止に最大限の協力を行うことに関しては一点の疑問もなく、ただ今回の措置に合理的かつ公平なご説明をいただきたいと願うばかりです。それが、非常に重い私権の制限を我々に課す行政側の責務であるとも考えております。今後は、今まで以上に東京都様に我々の感染対策を説明し、一日も早くご理解を賜る努力を続けてまいります。従来からの皆様のご愛顧、ご支援に感謝を申し上げるとともに、引き続きのご協力を何卒よろしくお願いいたします。末筆ながら、日夜新型コロナウイルスと戦う医療関係者の皆様、感染終息に向けてご尽力されておられる皆様に心より御礼を申し上げます。
2021年05月11日東京都の美術館や劇場などの、文化施設を運営する(公財)東京都歴史文化財団の公式ウェブサイトでは、STAY HOMEを楽しむためのオンラインコンテンツをまとめた特設ページ「おうちでカルチャー #CultureFromHome」の機能・デザインを一新させ、4月末より公開している。(公財)東京都歴史文化財団は、東京都美術館、江戸東京博物館、東京都現代美術館などの都立ミュージアムや東京文化会館、東京芸術劇場などの12の文化施設を運営するほか、芸術文化の振興に関する事業を行う公益財団法人。「おうちでカルチャー」は、各施設の公式HPや公式YouTubeチャンネルなどで配信されているオンラインコンテンツを、施設横断でまとめた特設コーナーだ。コンテンツの内容やジャンルによってタグ付けなどで整理されており検索も簡単。展覧会情報はもちろんのこと、美術館や施設などの施設そのもののバーチャルツアーや、アーティストへの動画インタビューなどに素早くアクセスできるようになっている。「展覧会情報」「インタビュー」などコンテンツ内容でのジャンル分け、さらにタグ付けなどで整理されている例えば、先日公開された「特別展『冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重』バーチャルツアー」では、江戸東京美術館で開催中(現在は非常事態宣言により休館中)の「冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」の展示を高解像度でバーチャル体験することができる。展示作品はもちろん、作品の横に掲示されているキャプションの文章までしっかりと読み取ることができるのがうれしい。「特別展『冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重』バーチャルツアー」このほか、先日好評のうちに閉幕した東京都美術館で開催された「吉田博展」や、普段はなかなか見ることができない東京芸術劇場の舞台裏を案内する動画も用意されており、家にいながら美術館や劇場を楽しむことができる。展覧会や施設のバーチャルツアーコンテンツも多数そろうまた、東京文化会館や東京芸術劇場で開催されたコンサートの模様や、東京芸術祭特別公演「ファンタスティック・サイト」としてオンライン開催されているパフォーマンス動画、ライゾマティクスをはじめとするアーティストへのインタビューなど、展覧会や劇場の公演という枠組みを超えた内容の動画なども取り揃えられている。このほか、『あつまれどうぶつの森』用にデザインされた江戸東京博物館の作品画像のマイデザインの公開や、美術館や博物館の仕事を紹介する「WelcomeYouth」など、若年層に向けた内容のコンテンツも充実している。「Welcome Youth」のコーナーは、高校生による美術館・博物館の学芸員や司書にインタビューや、展覧会の舞台裏を紹介するコーナーなど、大人も楽しめる内容となっている。「あつまれ どうぶつの森」の世界で自由に飾れる、江戸東京博物館所蔵資料のマイデザインは現在第三弾まで公開中「WelcomeYouth」は、高校生を中心とした若い世代に気軽に文化に親しんでいただく機会を提供する取り組み文化施設の予期せぬ休館が長引いているが、「おうちでカルチャー」を上手に楽しんで、引き続きSTAY HOMEを楽しくすごそう。(公財)東京都歴史文化財団ウェブサイト「おうちでカルチャー #CultureFromHome」
2021年05月10日新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない大阪府は13日、新規感染者数が初めて1,000人超えを記録。東京都も火曜日で500人を超えたのは、緊急事態宣言中の2月2日以来初めてとなった。東京都も感染拡大中ではあるが、大阪に比べるとまだ緩やかな増加傾向にある。そのため、一部ネット上では、「東京都は五輪開催のために意図的に検査数を減らしているのではないか」との憶測が飛び交っている。実際に、12日時点での集計では、東京の検査実施件数は7日が8,014件(大阪は1万242件=以下同)、8日は8,480件(9,204件)、9日は8,857件(9,733件)、10日は4,650件(1万2,164件)、11日は1,619件(1万568件)。5日間の合計は、東京が3万1,620件、大阪は5万1,911件と、東京は大阪の約0.61倍だ。これは、東京の検査能力が足りないわけではない。東京は昨年11月、1日の検査能力を最大で約6万8,000件確保したと発表している。検査能力は余っているのに、大阪に比べてこれほど検査数が少ない理由について、東京都福祉保健局感染症対策部の検査体制担当者に聞いてみた。「まず、大阪と東京では検査実施件数の内訳が違うという点が一つ考えられます。今、国の要請により高齢者施設と施設従事者に定期的に検査をする“集中的検査”をしています。大阪はその“集中的検査数”を、感染疑いのある人が対象となる”行政検査”のカテゴリーに入れて公表しています。一方、東京都は、”集中的検査”を検査実施件数に含めて公表していませんので、単純に比較できません。都は“集中的検査数”を出していないので正確な件数を把握していませんが、同じ内訳で計算すれば数字は変わります。とはいえ、施設数が2,000〜3,000、月に1回の検査数を数に入れたとしても、1日の検査実施数が何千件も変わることはないでしょう。なので、次に考えられるのが、PCRの自費検査が増えたことです。この検査数の正確な数字が上がってこないという実情があります。感染症法の改正により、ようやく自費検査だけを行なっている機関は、実施件数と陽性者数の報告が義務になりました。しかし、クリニックなどで自費のPCR検査をしている場合、陽性の場合は保健所に“発生届”が出されますが、検査数の報告義務はありません。巷での検査が増えたことで、現行の法律では残念ながら検査数を100%は把握できていません」“カウントしていない分の検査数と、捕らえきれていない自費検査数を合わせれば、検査実施数は上方修正される”という都の見解に一定の理解はできるが、辻褄の合わない部分もある。「そもそも検査能力が6万8,000件と十分な状況なので、発熱や呼吸器症状があったり、濃厚接触者に該当して確定診断が必要な人は、医療機関で保険適応の”行政検査”を受けるはずです。一方の自費検査の場合は、出張申請や帰省のためなど、原則無症状の人が社会的な必要性によって受けます。なので、『本来なら行政検査が必要な人が、民間の検査に流れているから、発表される検査数が少ない』という理屈は実態を反映しているとは思えません。むしろ、大阪と東京では緊急事態宣言解除のタイミングに3週間のタイムラグがあるので、その差は大きいでしょう。また、大阪では感染力の高いイギリス型の変異株が流行の主流との指摘もあるので、現時点で大阪の方が感染者数が多いことは不思議ではありません。単純に“行政検査”を受ける必要のある人が、大阪の方が多いという可能性が考えられます。もう一つは、保健所や医師が“行政検査”を受ける必要があると判断する基準が大阪より東京の方がゆるい可能性です。都内ではいまだに、『同じフロアで同僚が感染しても濃厚接触者ゼロと保健所が判断した』、『39度近い発熱があっても医師から検査を進められなかった』などの話はよく聞きます。単純に大阪の方が検査を必要としている可能性と、東京では現場レベルで検査を受けるハードルが高い可能性、このどちらか、または両方が東京の検査数が少ない理由ではないでしょうか」(全国紙記者)実際、東京都は1月、感染者数の急増により保健所の業務が逼迫したことから、感染経路や濃厚接触者を追跡して調べる“積極的疫学調査”を縮小した。これを理由に「検査数が減ったのでは」との指摘は兼ねてからされていた。しかし、新規感染者が減少したことにより、東京都は2月26日、再び追跡調査を拡大するよう各保健所に通知している。現状はどのようになっているのだろう。「保健所の判断で、濃厚接触者の基準の見直しなどがどのようになっているか、それぞれの保健所の実態はわかりません。しかし、東京都の方で検査数を意図的に絞り込んでいるということはありません」(前出の担当者)検査数が比較的少ない理由はわかったが、こんな“陰謀論”が飛び出すのは、それほど政府や行政への不信感が強いということかーー。
2021年04月15日企画展「Walls&Bridges 世界にふれる、世界を生きる」が、2021年7月22日(木)から10月9日(土)までの期間、東京都美術館にて開催されます。人生の“壁”を制作活動に昇華させた5名の人物にフォーカス「Walls&Bridges 世界にふれる、世界を生きる」は、自らを取り巻く“障壁”を展望を可能にする橋へと変え、芸術活動の糧へと昇華させた5人の作り手にフォーカスする企画展。絵画、彫刻、写真、映像といったそれぞれ異なる分野のアーティストである5名の、不思議な親和性のある作品が一堂に集まります。東勝吉東勝吉は、83歳から制作活動を始めた風景画家。木こりを引退した後、老人ホームで暮らしていた際に本格的に絵筆を握り、大分県由布院の風景画の制作に没頭。99歳で亡くなるまでの16年間で100余点の水彩画を描いています。増山たづ子生前「カメラばあちゃん」の愛称で親しまれた、増山たづ子。故郷の岐阜県旧徳山村と村民を記録するため、還暦を過ぎてから写真の撮影に挑戦。彼女の没後、ダム建設によって消滅することとなる村の様子を、10万カットにも上る写真で後世へと伝えられています。ジョナス・メカスジョナス・メカスは、リトアニアの農家に生まれ、難民キャンプを転々とした後ニューヨークに亡命する多難な人生を歩んだ映像作家。貧困と孤独の中、中古の16ミリカメラで身辺の撮影を始めた数々の「日記映画」を残しています。シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田イタリア・サレルノ出身のシルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田。彫刻家であった夫・保田春彦を支え、家事と育児に専念しつつも、寸暇を惜しみ彫刻と絵画の制作に勤しむ。敬虔なクリスチャンであった彼女は、切実な祈りそのものでもあった制作という行為に真摯に取り組み、数々の作品を生み出しています。ズビニェク・セカルチェコのプラハに生まれたズビニェク・セカルは、反ナチス運動に関わり投獄、強制収容所での日々を経た後にアーティストとなった経歴の持ち主。40歳を過ぎて取り組んだ彫刻作品は、過酷な半生の経験に根付く複雑な感性が生きた独創的な様相を呈しています。イベント情報イベント名:企画展「Walls&Bridges 世界にふれる、世界を生きる」催行期間:2021年07月22日 〜 2021年10月09日住所:東京都台東区上野公園8-36東京都美術館 ギャラリーA・B・C電話番号:03-3823-6921
2021年01月01日東京都美術館(東京・上野公園)では、「没後70年 吉田博展」(主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、毎日新聞社、日本経済新聞社)を2021年1月26日から3月28日まで開催いたします。福岡県久留米市に生まれた吉田博(1876-1950)は、若き日から洋画に取り組み、幾度もの海外体験を通じて東西の芸術に触れながら、独自の表現と技法を確立しました。画家として才能を発揮した吉田は、画業後半期にはじめて木版画に挑戦し、新たな境地を切り開きます。深山幽谷に分け入り自ら体得した自然観と、欧米の専門家をも驚嘆させた高い技術をもって、水の流れや光の移ろいを繊細に描き出しました。画家の没後70年という節目に開催する本展は、最初期から代表作の木版画を一堂に集めるとともに、版木や写生帖をあわせて展示し、西洋の写実的な表現と日本の伝統的な版画技法の統合を目指した吉田博の木版画の全容を紹介します。世界に挑み、ダイアナ妃やフロイトにも愛された画家、吉田博の作品をこの機会にぜひお楽しみください。【主な出品作品】《日本アルプス十二題 劔山の朝》 大正15(1926)年 木版、紙《瀬戸内海集 帆船 朝》 大正15(1926)年 木版、紙【開催概要】展覧会名 : 没後70年 吉田博展Yoshida Hiroshi: Commemorating the 70th Anniversary of His Death会期 : 2021年1月26日(火)~ 3月28日(日)会場 : 東京都美術館 企画展示室休室日 : 月曜日開室時間 : 9:30~17:30観覧料 : 詳細は決まり次第、特設WEBサイト等でお知らせします。主催 : 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、毎日新聞社、日本経済新聞社協賛 : ニューカラー写真印刷特設WEBサイト : お問い合わせ : 03-5777-8600(ハローダイヤル)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月29日クリエイティブ集団・ライゾマティクス(Rhizomatiks)初となる本格的個展「ライゾマティクス展」が、東京都現代美術館にて開催。会期は2021年3月20日(土)から6月20日(日)まで。ライゾマティクス、初の本格的個展を開催ライゾマティクスは2006年の結成以来、人とテクノロジーの関係を探求し、企業のクリエイティブやコンサルティング、まちづくり、ショーや空間、イベントにおける演出まで幅広く手掛けてきたクリエイティブ集団。ビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎など世界的に活躍するアーティストたちとのコラボレーションでも注目を集めてきた。今回「ライゾマティクス展」は、そんなライゾマティクスの設立15周年を機に開催する、ライゾマティクス初となる本格的個展。会場では、彼らの国際的に高い評価を受ける斬新な時間&空間的表現を、新作やアーカイブ作品を通して呈示していく。なお、本展の詳細は11月頃に発表予定となっている。【詳細】ライゾマティクス展会期:2021年3月20日(土)~6月20日(日)会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1
2020年09月07日移民たちが直面する問題を、ときに温かく、ときにシリアスに描くコミック『バクちゃん』。その著者が増村十七さんだ。バクちゃんが直面する移民あるある。現実世界とも重なる、エモいSF。「バク星生まれの男の子〈バクちゃん〉は、田河水泡『のらくろ』の犬の上等兵以降、初めての真っ黒な主人公かもしれません(笑)」(増村十七さん)バク星では彼らの大切な「夢」が枯れてしまったために、バクちゃんは地球で研究者として働くおじを頼ってやってきた。東京に永住し、夢を食べて暮らせたらと考えているが、のっけから厳しい入国審査や満員電車などの洗礼を浴びる。偶然、名古屋から上京してきた女の子ハナと知り合い、ハナの親戚の遠とおえん縁小こまき牧さん宅に居候できることに…。「私がワーキングホリデーを含めて2年弱カナダに住んでいた頃の、経験や心情を反映させています。カナダは移民が暮らすにはトップレベルに住みやすい国ではあるんですが、それでも新天地での生活には仕事探しや習慣の違いなど自国にいたときには想像もしなかったハードルがあって大変なこともありました」作中で、バクちゃんは移民センターでいろいろな星の人たちと異文化交流したり、仕事探しの愚痴を言い合ったり。同じ星出身者同士は小さなコミュニティを作り、助け合う。バク星からの移民であり、バイト仲間でもあるダイフクは、バクちゃんと出自も性格も考え方も違う。「ダイフクは、カナダ時代の知人をふたりくらい混ぜてできたキャラ。セリフも彼らから実際に聞いた言葉が多いです。理にかなったことを歯に衣着せぬ言い方で、真正面からバクちゃんに投げ、物語を発展させてくれる。重宝する人物です」ちなみに、バクを主人公にしたのは、「描いてみたら可愛くて、半ば直感的に決めた」そう。「ただ、考えてみれば、バクは夢を食べる捕食者だし、地球では誰もが夢を見る。移民はみな夢を求めてやって来ます。そんなふうに夢でつながる部分もあって、バクというアイデアは悪くなかったなと。画一的な線できっちりしたフォルムの生き物が、奇想天外な小さな冒険をしていくというのは、『ドラえもん』など藤子不二雄マンガの影響を受けているかも。落ちる、走るなど、できるだけ機敏に動いてもらっています」読者をたちまち虜にする、健気さやキュートさの塊がバクちゃん。活躍を、これからも見守りたい!オリジナル版は左開き、オールカラーのBDスタイルで自費出版され、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。その後、商業誌連載へ。以下続刊。KADOKAWA740円©増村十七/KADOKAWAますむら・じゅうしち東京都出身。成員1名のマンガ・イラスト制作集団。商業誌デビューは2012年。※『anan』2020年9月2日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2020年09月01日展覧会「おさなごころを、きみに」が、清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年7月18日(土)から9月27日(日)まで開催されます。“大人”と“こども”を行き来する「おさなごころを、きみに」は、かつてはこどもだった“大人”が忘れてしまった創造性豊かな「おさなごころ」を思い起こしつつ、 メディアテクノロジーによる作品や映像にふれることで、こどもも大人も一緒に楽しめる展覧会です。吉岡徳仁や名和晃平の作品を起点に展覧会の導入では、過ぎゆく時を結晶のきらめきに留めたような吉岡徳仁《ROSE》や名和晃平《PixCell-Bambi #10》、そして音までも体感できる高精細映像作品などを展示。触覚・身体などから探る“おさなごころ”会場では、視覚を重視してきた美術表現に対して、触覚の重要性を思い起こさせる「触覚」、書籍や文字による表現、参加型の作品で身体表現を追体験する「身体、音と言葉」、そして森脇裕之《時花(トキハナ)》などから宇宙の広がりを想像する「銀河」など、互いに緩やかに重なりあうテーマのもとに展示を行います。広がるメディアテクノロジーの表現を紹介また、パフォーマンスグループ・GRINDER-MAN(グラインダーマン)の、特撮やアニメの手法により“ヒーローになれる”体験型メディア・アート《HERO HEROINE》や、藤木淳の《P055E5510N》などを通して、〈いま・ここ〉にある身体が、現代のメディア技術を通して空想の空間へとつながる体験ができます。このように本展は、拡張現実や人工知能など、最新技術により拡張される美術表現をわかりやすく紹介する「こどものための現代美術展」であるとともに、大人のこころになおもこだまする“こども”の残響に耳を澄ます場となるかもしれません。イベント情報イベント名:展覧会「おさなごころを、きみに」催行期間:2020年07月18日 〜 2020年09月27日住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)東京都現代美術館 企画展示室 3F■同時開催・展覧会「オラファー・エリアソンときに川は橋となる」会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)・カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)・コレクション展「MOT コレクション いま─かつて 複数のパースペクティブ」会期:2020年6月2日(土)〜9月27日(日)
2020年07月08日「東京都現代美術館」では、アート・ディレクター、デザイナーとして多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ、世界を舞台に活躍した石岡瑛子の回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」を開催する。石岡さんは、パルコ、角川書店などの数々の歴史的な広告を手掛け、ニューヨークに拠点を移した後、映画、オペラ、MVなど多岐にわたる分野で活躍。映画『ドラキュラ』の衣装でアカデミー賞衣装デザイン賞受賞、2008年の北京オリンピック開会式では衣装デザインを担当したことでも知られる。今回の回顧展では、時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無比の個性と情熱が刻印された仕事を総覧する。本展示は、「Timeless:時代をデザインする」「Fearless:出会いをデザインする」「Borderless:未知をデザインする」という3つのカテゴリーで構成。マイルス・デイヴィス、レニ・リーフェンシュタールら名だたる表現者たちとのコラボレーションの連続で生み出されてきた石岡さんの仕事。展示では、集団制作の中で個のクリエイティビティをいかに発揮するかに賭けた「石岡瑛子の方法」を、デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに紹介し、その秘密に迫る。さらに、『ドラキュラ』、『落下の王国』、『白雪姫と鏡の女王』など、ハリウッド・アカデミーをはじめ世界各国のアーカイブから集められた映画・舞台衣装の展示も必見だ。「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」は11月14日(土)~2021年2月14日(日)東京都現代美術館にて開催(休館日あり)。(cinemacafe.net)
2020年06月14日6月2日(火)より再オープンとなる東京都江戸東京博物館では、特別展『奇才—江戸絵画の冒険者たち—』が、会期を変更して6月21日(日)まで開催される。“奇才”と言えば、近年人気が急上昇した伊藤若冲をはじめ、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳ら、過激で強烈な個性を放つ江戸時代の絵師たち。しかし、江戸絵画史において“主流派”として語られてきた尾形光琳や円山応挙らもまた、斬新で個性的な絵画表現を追い求めて既成の枠を打ち破ってきた。同展は、北は松前から南は長崎まで、有名・無名にかかわらず、全国から“奇才”絵師たちの絵画を一堂に集めて紹介するもの。伊藤若冲による「鶏図押絵貼屛風」をはじめ、狩野山雪「寒山拾得図」(重要文化財)、葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」といった有名絵師たちの名品から、洋風陰影法を駆使した蠣崎波響の「御味方蝦夷之図 イコトイ・ションコ」や、独特の造形が目を引く髙井鴻山「妖怪図」といった、今もその土地で愛されている絵師たちの作品まで、鮮烈なインパクトを残す作品を見ることができる。全国各地で気を吐いた奇才の画家たちの作品が一堂に見られる貴重な展覧会。開催期間が短いのでお見逃しのないように!<開催情報>『特別展「奇才—江戸絵画の冒険者たち—」』6月2日(火)〜6月21日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催関連リンク: 奇才—江戸絵画の冒険者たち—()重要文化財 狩野山雪「寒山拾得図」一幅 京都・真正極楽寺 真如堂蔵円山応挙「淀川両岸図巻(部分)」一巻 東京都・アルカンシエール美術財団蔵伊藤若冲「鶏図押絵貼屛風(左隻・部分)」個人蔵祇園井特「公卿と官女図屛風」二曲一隻千葉市美術館蔵展示期間6/2-6/7中村芳中「人物花鳥図巻(部分)」一巻 長野県・真田宝物館蔵葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」一面 長野県・小布施町上町自治会蔵(北斎館寄託)歌川国芳「水を呑む大蛇」一幅 個人蔵蠣崎波響「御味方蝦夷之図 イコトイ・ションコ」一幅 函館市中央図書館蔵 ※東京展ではイトコイのみ展示髙井鴻山「妖怪図」一幅 個人蔵 撮影=大屋孝雄片山楊谷「竹虎図屛風」(画像は左隻)六曲一双 鳥取県・雲龍寺蔵 右隻 展示期間6/2-6/7、左隻 展示期間6/9-6/21絵金「伊達競阿国戯場 累」二曲一隻 高知県・赤岡町本町二区蔵
2020年06月02日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA) 2020」が、新型コロナウイルス感染が拡大している状況を受け、6月4日(木)~14日(日)に予定していた開催を秋以降に延期。オンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン(以下、BSSTO)」にて「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」と「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」を開催する。映画祭代表の別所哲也は、「今回、延期の判断にいたるまでには、度重なる協議を重ねてまいりましたが、国際映画祭として、参加・応援くださる皆様とご来場頂くお客様の健康と安全を第一に考え、ご協賛・ご共催いただく企業様、東京都様のご賛同を得て、延期の決定に至りました」と発表。「私達はシネマの原点でもあるショートフィルムを通じて世界が繋がり、未来を一緒に築き上げることが出来る!と確信しています。国際的な文化交流事業としての映画祭の意味と価値、そして、ショートフィルムだからこそできることについても、改めて皆さんと一緒に考えていきたい!と思っています。一日も早く事態が終息し、皆さんにお会いできるよう私達も知恵を絞り創意工夫して必ずや延期開催を具現化してまいります。どうぞご支援ご協力よろしくお願いします」と、改めて決意のコメントを寄せる。延期の期間にあわせて、年間を通じてショートフィルムを無料配信しているオンライン映画館「BSSTO」にて、「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」(4月29日~5月31日)と「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」を展開。過去21年間の映画祭に集まってきた作品の中から、映画祭スタッフや代表の別所氏、映画祭アンバサダーのLiLiCoらがおすすめする、ショートフィルム33作品を毎日、日替わりで1本無料配信するほか、5月9日(土)からは、親子でショートフィルムを鑑賞し、作品に描かれるメッセージや社会背景を発見していくオンラインワークショップも同時展開する。おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集毎日1本、中心に日替わりで配信。世界各国のショートフィルム全33作品。■『彼女とTGV』(スイス/30分/コメディ・ドラマ/2016)ジェーン・バーキン主演のアカデミー賞ノミネート作品■『ホーム・スイム・ホーム』(フランス/16分21秒/コメディ/2016)おうちでもできる水泳教室■『夫婦とスーパー』(オランダ/8分38秒/コメディ/2016)いま明かされるお互いの素顔親子で楽しむ!ショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ作品鑑賞後にチャレンジできるケーキ作りやコマ撮りアニメなど、ショートフィルムを通じて親子で考え、発見していくオンラインワークショップを初開催※作品は追加となる可能性があります。■『ゴーストのおいしいレシピ』(アメリカ/15分/ドラマ/2008)ゴーストが作るケーキのレシピにチャレンジ■『スティーブの朝』(アメリカ/4分02秒/アニメ・コメディ/2015)コマ撮りアニメをつくってみよう■『不思議な雑貨屋さん』(フランス/8分06秒/ドラマ/2014)思い出のものを使って表現してみようまた、アンバサダーのLiLiCoさんは「今はSTAY HOME!出来ないこともあるけど、出来ることもいっぱいあります。ブリリア ショートショートシアター オンラインでショートフィルムを楽しんだり、SSFF & ASIAで賞を取ったクリエーターたちのその後の作品を配信で楽しんだり。ショートフィルムは上映時間が短いので何本も楽しんだ後ちょっとその場で身体を動かしてからまた観る!」という見方ができると語っている。「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」は4月29日(水・祝)~5月31日(日)までBSSTOにて開催。「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」5月9日(土)~5月31日(日)までBSSTOにて開催。(text:cinemacafe.net)
2020年04月28日2020年4月から東京都で自転車を利用する人に対して自転車損害賠償保険等(以下、自転車保険)に加入を義務とする条例が施行されました。普段自転車を利用している人だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大で公共交通機関に代わって自転車を利用する人もいらっしゃると思いますので、自転車保険についてお伝えします。 自転車保険の加入を義務化しているのは東京都以外も2020年4月から東京都で自転車利用者の保険加入の義務化が始まりましたが、既に義務化となっている自治体も少なくありません。2020年4月現在、自転車保険の加入義務化となっている主な自治体は以下のとおりです。 東京都、神奈川県、埼玉県、長野県、静岡県、滋賀県、奈良県、京都府、大阪府、兵庫県、愛媛県、鹿児島県、仙台市、名古屋市、金沢市 その他にも、努力義務としている自治体や今後義務化を予定している自治体もあります。 自転車を使う方は、「都道府県+自転車保険」「市区町村+自転車保険」で確認することをお勧めします。また、義務となっていない自治体でも自転車を使うことが多い場合は加入を検討してみましょう。 自転車保険とはどのような保険?自転車保険は、「加害者としての事故の賠償」と「自転車事故でケガをしたときの補償」を対象にした保険です。自転車保険の加入を義務付けている条例は、「加害者としての事故の賠償」を対象とした保険です。 これは、自転車事故で多額の賠償金を命じる裁判例が増えているためです。一例として2008年に兵庫県で小学生が起こした60代女性を意識不明の重体にしてしまった自転車事故では、9500万円の賠償金を母親に課す判決が出ました。その後、兵庫県では自転車保険の加入義務を条例で定めています。 自転車事故の「加害者としての事故の賠償」は自転車保険以外にも対象となる保険や保険の特約があります。自動車保険や火災保険、傷害保険に加入している人は、「日常賠償責任特約」「個人賠償責任特約」(以下、賠償責任特約)などの名称の特約(オプション)に加入しているかどうか確認してから自転車保険に加入するようにしましょう。これらの賠償責任特約は、自動車の事故や火災、ケガの補償とは直接関係がなく、自転車の運転を含めた日常生活で賠償責任を負った際に保険金が支払われ、賠償金を補うことができます。この賠償責任特約と自転車保険に重複して加入しても、賠償事故を起こした際に支払われる金額が重複して支払われることはできません。重複加入して保険料がムダにならないようにしましょう。 自転車事故の「加害者としての事故の賠償」に備える保険等の一覧は、東京都のサイトに詳細がありますので参考にしてください。 TSマーク(自転車向け保険)とはまた、自転車保険だけでなく、公益財団法人日本交通管理技術協会が登録している自転車安全整備士が点検・整備した自転車に「TSマーク」を貼ってもらうと、点検日から1年間の保険が付いています。赤色TSマークは賠償額が上限1億円となっていますので、自転車保険の追加加入の必要性は低いのですが、青色TSマークは、賠償責任補償額が上限1000万円のため自転車保険の加入義務は果たされていますが、補償額の上限を考えると追加の自転車保険等が必要と思われます。 お住まいの地域で自転車保険の加入が義務化されているかどうかにかかわらず、自転車の利用頻度が多い人や、交通量の多い道路を自転車で使う人は、自転車保険または賠償責任保険等で自転車の加害事故に備える保険に加入することをご検討されると良いでしょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年04月25日編集部:学研キッズネット編集部新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、東京都では2020年4月25日(土)から5月6日(水)までを「いのちを守るSTAY HOME週間~STAY HOME, SAVE LIFE~」として設定しました。都民のみなさまが在宅を楽しむことによって、外出を抑制し、家で過ごされている都民のみなさまの運動不足の解消と健康増進を図るため、都は昨年に引き続きスマートフォン用アプリを活用した「ラジオ体操キャンペーン」を実施します。なお、外出の自粛が求められておりますので、それぞれのお家でご参加いただきますようお願いいたします。キャンペーン概要(1)キャンペーンの実施期間中にアプリを活用してラジオ体操を実施し、スタンプが所定の割合以上に達した方には、オリジナルグッズをプレゼントします(応募者多数の場合抽選となります)。キャンペーン期間:2020年4月27日(月)から5月26日(火)まで※キャンペーン期間のうちスタンプが80%以上つけば金賞、60~80%未満で銀賞、50~60%未満で銅賞です。(2)アプリの概要等体重、歩数、食事、睡眠の記録など健康管理に必要な機能が集約された無料の健康管理アプリ(協力:株式会社グッピーズ)にラジオ体操機能があります。アプリをダウンロードし、「ラジオ体操」の項目をタップすると、ラジオ体操動画とカレンダーの画面に変わります。【ラジオ体操機能】・東京都公式動画チャンネル「東京動画」掲載のラジオ体操動画を選択視聴できます。・ラジオ体操動画を視聴すると、カレンダーの該当日にスタンプが表示されます。アプリのダウンロードはこちらから法人全国ラジオ体操連盟からのメッセージ緊急事態宣言により外出自粛が強く求められていることを踏まえ、屋内にて過ごす時間が多くなると思われますが、健康保持のためにラジオ体操をご自宅で続けられるようお願いします。(ラジオ体操連盟ホームページより抜粋)詳細についてはスポーツTOKYOインフォメーション内キャンペーンページをご覧ください。※このほか、スポーツTOKYOインフォメーションでは、家で気軽に取り組むことができる様々な運動を紹介する「おうちで運動」特集ページを設置しておりますので、是非ご覧ください。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月25日展覧会「建築をみる2020 東京モダン生活:東京都コレクションにみる1930年代」が、東京都庭園美術館にて2020年6月23日(火)まで開催。当初は4月18日(土)から開幕予定でしたが、臨時休館に伴い開幕を延期しました。尚、東京都庭園美術館は、2020年5月6日(水)まで臨時休館。5月7日(木)以降の予定は、公式ウェブサイトにてあらためて告知されます。“年に一度”の建物公開展「建築をみる2020 東京モダン生活:東京都コレクションにみる1930年代」は、年に一度の建物公開展です。1930年代の東京にフォーカス現在は東京都庭園美術館本館として使用されている朝香宮邸。これまでは、建物の歴史や室内のディテール、建設に関わった人びと、修復内容など、毎回異なるテーマに沿って建物公開展を行ってきましたが、今回は、1933年に竣工した朝香宮邸の建築を1つの起点として、邸宅建築が生まれた1930年代の東京に焦点を当てます。会期中は、東京都の所有する絵画や家具、写真、雑誌、衣服など、分野を横断する多彩な作品・資料のコレクション約140点を紹介。“モダンの息吹”が感じられる都市文化の中心地関東大震災からの復興を遂げたばかりの1930年代の東京は、近代的な建築が立ち並び、地下鉄が走り、モダンな衣服に身を包んだモガ・モボたちが銀座の街を闊歩した、都市文化の中心地でした。華々しい都市の原型が形作られたともいえるこの時代からは、現在に繋がる“モダンの息吹”が感じられます。邸宅再現展示やウインターガーデン特別公開また、建物公開展では恒例となっている、邸宅空間の再現展示も実施。家具調度を室内に誂え、通常は閉ざされているカーテンも開け放ち、当時の朝香宮邸の雰囲気を楽しめます。さらに、通常は非公開となっている本館3階のウインターガーデンも特別公開。白と黒の石を敷き詰めた市松模様の床など、モダンな空間を目の当たりにすることができます。尚、会期中は、館内の写真撮影も可能。【詳細】建築をみる2020 東京モダン生活:東京都コレクションにみる1930年代会期:開幕日未定~2020年6月23日(火)※当初は2020年4月18日(土)開幕予定だったが、臨時休館に伴い開幕延期。※東京都庭園美術館は、2020年5月6日(水)まで臨時休館。5月7日(木)以降の予定は、公式ウェブサイトにて改めて告知されます。開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで休館日:毎月第2・第4水曜日(4月22日、5月13日、5月27日、6月10日)会場:東京都庭園美術館 本館+新館住所:東京都港区白金台5–21–9入館料:一般 900(720)円/大学生(専修・各種専門学校含む) 720(570)円/中・高校生=450(360)円/65歳以上=450(360)円※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。※前売券はイープラスにて販売。
2020年04月21日いま気になる名美術館を、俳優・松下洸平さんとカメラマンの矢吹健巳さんと巡ります。今回は「東京都現代美術館」です。かっこいい空間でありながらポップな魅力もある建築。松下:この建築を設計した柳澤孝彦さんが大好きで、何度か来たことがあるんです。1年前にリニューアルしたばかりなんですね。矢吹:僕も、プライベートで一番よく訪れる美術館はここなんです。工藤(美術館広報):設備等を改修したのに加えて、館内外のサインをわかりやすくしました。当館は木場公園に面していて公園側からの出入り口も今回整備しました。その隣にあるオブジェは、英国の彫刻家アンソニー・カロの「発見の塔」(写真上)。時間帯によっては、松下さんのように登っていただくことも可能です。松下:思ったより高くて、上に立つと気持ちよかったです。工藤:中庭一面に広がる象徴的な壁ですが(写真下)、開館当時は人が近づくと音や光が反応する仕掛けがあったと聞いています。おすすめなのは、中庭の階段から下りたところにある「水と石のプロムナード」。知る人ぞ知るスペースなんです。公園からもアプローチできて、ここで読書している人もいますよ。松下:綺麗な空間に光がさしこんで、素敵ですね。なんだかずっといたくなるなぁ。矢吹:エントランスのベンチにずっと座っているだけでもいいし、ミュージアムショップで写真集を見たりするのもいいですよね。松下:天井が高くてかっこいい空間だから、圧倒されそうにもなるけれど、実際中に入ってみるとポップ。かわいらしさもありますね。矢吹:今回撮影した中庭は、今日はお一人で立ってもらいましたけれど、あそこに人が大勢いたとしてもすごく美しい景色になる。そういう空間って、いるだけでワクワクするし、創作意欲が湧く。今日はかっこいい人がいて、かっこいい空間があったらこう撮るしかないという素直な感覚に従って、撮影してみました。東京都現代美術館東京都美術館の戦後美術のコレクションを引き継ぎ、1995年に開館。改修のため3年の休館を経て2019年春リニューアル・オープン。国内外の現代美術、図書資料を体系的に収集する。「オラファー・エリアソンときに川は橋となる」ほか、展覧会を開催中。東京都江東区三好4-1-1まつした・こうへい1987年生まれ。東京都出身。高校時代は油絵を専攻。連続テレビ小説『スカーレット』の十代田八郎役で注目を集める。5月22日公開映画『燃えよ剣』に出演。4月、5月には3年ぶりにライブを開催。やぶき・たけみ1982年生まれ。福島県出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。ファッション、広告の分野で活躍。写真集『gengetsu』(2015)は、面識のない50人の人物を30分のフォトセッションで撮り下ろした作品。※『anan』2020年4月15日号より。写真・矢吹健巳スタイリスト・渡邉圭祐ヘア&メイク・五十嵐将寿取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2020年04月10日展覧会「建築をみる2020 東京モダン生活:東京都コレクションにみる1930年代」が、東京都庭園美術館にて2020年6月1日(月)から9月27日(日)まで開催される。“年に一度”の建物公開展「建築をみる2020 東京モダン生活:東京都コレクションにみる1930年代」は、年に一度の建物公開展だ。1930年代の東京にフォーカス現在は東京都庭園美術館本館として使用されている朝香宮邸。これまでは、建物の歴史や室内のディテール、建設に関わった人びと、修復内容など、毎回異なるテーマに沿って建物公開展を行ってきたが、今回は、1933年に竣工した朝香宮邸の建築を1つの起点として、邸宅建築が生まれた1930年代の東京に焦点を当てる。会期中は、東京都の所有する絵画や家具、写真、雑誌、衣服など、分野を横断する多彩な作品・資料のコレクション約140点を紹介する。“モダンの息吹”が感じられる都市文化の中心地関東大震災からの復興を遂げたばかりの1930年代の東京は、近代的な建築が立ち並び、地下鉄が走り、モダンな衣服に身を包んだモガ・モボたちが銀座の街を闊歩した、都市文化の中心地だった。華々しい都市の原型が形作られたともいえるこの時代からは、現在に繋がる“モダンの息吹”が感じられるだろう。邸宅再現展示やウインターガーデン特別公開また、建物公開展では恒例となっている、邸宅空間の再現展示も実施。家具調度を室内に誂え、通常は閉ざされているカーテンも開け放ち、当時の朝香宮邸の雰囲気を楽しめる。さらに、通常は非公開となっている本館3階のウインターガーデンも特別公開。白と黒の石を敷き詰めた市松模様の床など、モダンな空間を目の当たりにすることができる。尚、会期中は、館内の写真撮影も可能となっている。【詳細】建築をみる2020 東京モダン生活:東京都コレクションにみる1930年代会期:2020年6月1日(月)~9月27日(日)※当初は2020年4月18日(土)~6月23日(火)で開催予定だったが、延期となった。開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで休館日:毎月第2・第4水曜日会場:東京都庭園美術館 本館+新館住所:東京都港区白金台5–21–9入館料:一般 900(720)円/大学生(専修・各種専門学校含む) 720(570)円/中・高校生=450(360)円/65歳以上=450(360)円※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。※前売券はイープラスにて販売。
2020年03月30日漫画「もしも東京」展が、東京都現代美術館 地下2階講堂、中庭、水と石のプロムナードにて、2021年8月4日(水)から9月5日(日)まで開催される。入場料は無料、講堂内は事前予約制。松本大洋や浅野いにおら20名の漫画家が描く「もしも東京」漫画「もしも東京」展は、日本を代表する20名の漫画家たちが“東京”をテーマに描き下ろした20の作品を展示するアートプロジェクト。『ピンポン』の松本大洋をはじめ、『ソラニン』の浅野いにお、『BLUE GIANT』の石塚真一、『僕等がいた』の小畑友紀、『暗殺教室』の松井優征、『アオハライド』の咲坂伊緒、『約束のネバーランド』の出水ぽすか、『ポーの一族』の萩尾望都といった漫画家が参加する。講堂や中庭などに作品を展示漫画家が制作した20点の「もしも東京」作品は、“読む東京、歩く漫画”をコンセプトに、東京都現代美術館の地下2階講堂や中庭等、館内のパブリックスペースも含めて展示。点在する展示作品を巡るようにして、それぞれの作品を鑑賞することができる。地下2階講堂には松本大洋の『東京の青猫』、浅野いにおの『TP』をはじめ、18の小部屋を展開。路地のような道を抜けて、漫画のコマを思わせる小部屋の門をくぐると、それぞれの漫画家の描いた「もしも東京」の世界が広がっている。また、中庭の壁面には、石塚真一が100を超える“東京らしさ”を描き込んだ巨大な1コマ漫画作品『Tokyo Sound』を展示。また、屋外の水を敷いたスペース「水と石のプロムナード」には、大童澄瞳の『East East』が登場。空間の奥行きを生かし、水上ならではの展示を行う。【詳細】漫画「もしも東京」展会期:2021年8月4日(水)~9月5日(日)会場: 東京都現代美術館 地下2階講堂、中庭、水と石のプロムナード住所:東京都江東区三好4-1-1 木場公園内休館日:毎週月曜日※8月9日(祝・月)は開館、翌8月10日(火)が休館。※東京2020大会開催期間中の月曜日は開館となり、8月30日(月)は開館。開館時間: 10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)入場料:無料、講堂内のみ事前予約制■事前予約・第一次受付開始日:7月13日(火) 14:00~/予約対象期間:8月4日(水)13:00~8月9日・第二次受付開始日:7月28日(月) 12:00~/予約対象期間:~8月17日(火)・第三次受付開始日:8月4日(水) 12:00~/予約対象期間:~8月24日(火)・第四次受付開始日:8月11日(水) 12:00~/予約対象期間:~8月31日(火)・第五次受付開始日:8月18日(水) 12:00~/予約対象期間:~9月5日(日)■参加漫画家 ※()内は代表作・浅野いにお(『ソラニン』『おやすみプンプン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』)・安倍夜郎(『深夜食堂』『山本耳かき店』)・石黒正数(『それでも町は廻っている』『木曜日のフルット』『天国大魔境』)・石塚真一(『岳 -みんなの山-』『BLUE GIANT』)・市川春子(『虫と歌 市川春子作品集』『宝石の国』)・岩本ナオ(『町でうわさの天狗の子』『金の国 水の国』『マロニエ王国の七人の騎士』)・太田垣康男(『MOONLIGHT MILE』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』『Get truth 太陽の牙ダグラム』)・大童澄瞳(『映像研には手を出すな!』)・奥浩哉(『GANTZ』『いぬやしき』『GIGANT』)・小畑友紀(『僕等がいた』)・黒田硫黄(『茄子』『セクシーボイスアンドロボ』『ころぶところがる』)・咲坂伊緒(『ストロボ・エッジ』『アオハライド』『サクラ、サク。』)・出水ぽすか(『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ))・萩尾望都(『ポーの一族』『トーマの心臓』『王妃マルゴ』)・昌原光一(『こはぜ町ポトガラヒー ~ヒト月三百文晦日払~』)・松井優征(『暗殺教室』『逃げ上手の若君』)・松本大洋(『ピンポン』『Sunny』『東京ヒゴロ』)・望月ミネタロウ(『バタアシ金魚』『ドラゴンヘッド』『ちいさこべえ』)・山下和美(『天才 柳沢教授の生活』『不思議な少年』『ランド』)・吉田戦車(『伝染るんです。』『ぷりぷり県』『出かけ親』)
2020年02月03日展覧会「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」が、清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年6月9日(火)から9月27日(日)まで開催される。なお、当初は2020年3月14日(土)から開催の予定であった。“エコロジー”へと働きかけるアートの試みオラファー・エリアソンは、アートを通して“サステナブル”な世界の実現を試みるアイスランド系デンマーク人アーティストだ。光や霧などの自然現象を屋内外に再現することで新たな知覚体験を生みだす作品をはじめ、写真、建築、インスタレーションなどを介し、環境や社会に対するアートの可能性を探求してきた。日本では10年ぶりの大規模な個展となる「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」では、“エコロジー”を軸に、代表作や国内初公開作品の数々を展示。植物を使用したインスタレーション、光と幾何学への関心を反映した彫刻、そして近年の公共デザインのプロジェクトなど、多岐にわたるエリアソンの試みを紹介する。新作インスタレーションや“虹”の代表作を展示見どころは、展示室の内外で展開される大規模なインスタレーションなどの新作を含む作品の数々だ。さらに、鑑賞者の目の前に“虹”が現れる体験型作品《ビューティー》など、エリアソン代表作も展示。人と自然がとり結ぶ、複雑な関係を垣間見られるだろう。自然の変化を追ってまたエリアソンは、幼少期に多くの時間を過ごしたアイスランドの自然現象を長年にわたり撮影してきた。過去20年間の氷河の後退を目に見えるかたちで提示する《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》など、アートを介して気候変動へと働きかける試みに触れられる。“サステナブル”への関心さらに近年は、電力の通らない地域に住む人びとに携帯式のソーラーライト「リトルサン」を届けるなど、社会的課題へも目を向けるエリアソン。本展では、「リトルサン」に蓄えた太陽光によりドローイングを描ける《サンライト・グラフィティ》など、再生可能エネルギーへの関心を間近に感じられる作品も展示する。展覧会概要展覧会「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)※当初は2020年3月14日(土)〜6月14日(日)の予定だったが、開催を延期会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)観覧料:一般 1,400円、大学生・専門学校生・65 歳以上 1,000円、中高生 500円、小学生以下 無料※各種プログラムは開催中止※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】ハローダイヤル:03-5777-8600 ※年中無休 8:00~22:00TEL:03-5245-4111(代表)※平日 9:30~18:00
2020年01月13日清澄白河の東京都現代美術館では、世界各地で展覧会やアーティスト支援を行う団体、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」を、2020年6月9日(火)から9月27日(日)まで開催する。なお、当初は2020年3月14日(土)から開催の予定だった。時代や場所と結びつく「もの」に着目木や種、化石、そして道具や本......。日常生活にはさまざまな「もの」が溢れていて、わたしたちは日々それらに何気なく触れていることだろう。しかしそうした「もの」は、ある場所や時代とは切り離せない。変化する時代や社会に合わせて、「もの」の持つ意味、あるいはお互いの関係性も刻々と変わってゆくのだ。「もつれるものたち」は、そのように時代や場所ともつれ合い、ともに変化する「もの」の側面に光を当てる、国内外12のアーティストを紹介する国際美術展だ。パフォーマンスや映像、インスタレーション、写真など多彩な表現媒体を用いた作品を通して、無数のコンテクストが複雑に交錯する現代への新しい視点を探求する。国内外から12のアーティストが参加本展には、自らの共同体で語られてこなかった歴史を考察するオーストラリア人アーティスト、デイル・ハーディングや、映像や彫刻を通して日常に潜む権力性を探るジュマナ・マナらが参加。世界的に注目される多数の若手アーティストを日本で初めて紹介する機会となる。また国内からは、自然の諸要素と身体の関係の変容に光を当てる岩間朝子や、芸術と社会構造の関係性をひもとく藤井光らを紹介。多彩な視点から、「もの」が意味や価値の運び手として紡いできた軌跡を描きだす展覧会となる。展覧会概要カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)※当初は2020年3月14日(土)〜6月14日(日)の開催を予定していたが、延期しての開催会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)観覧料:一般 1,300円、大学生・専門学校生・65 歳以上 900円、中高生 500円、小学生以下 無料※各種プログラムは開催中止※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照のこと※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】ハローダイヤル:03-5777-8600 ※年中無休 8:00~22:00TEL:03-5245-4111(代表)※平日 9:30~18:00
2020年01月09日ちひろ美術館・東京では、2020年1月31日(金)まで『石内都展都とちひろふたりの女の物語』を開催。写真家の石内都が、絵本作家のいわさきちひろの遺品を撮り下ろしたシリーズ「1974.chihiro」から 29点を初公開するとともに、自身の母の身体や遺品を撮影したシリーズ「Mother’s」より27点が展示されている。石内都は、1947年生まれの写真家。28歳のときに母・藤倉都の旧姓である「石内都」を作家名として活動を開始し、2000年に他界した母親のガードルやシミーズなど肌身に近い品々などを撮影した「Mother’s」が、2005年のヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家作品として展示され、世界的な注目を集めた。以来、遺品の撮影は、被爆者の遺品をとらえた「ひろしま」や、メキシコの女流画家フリーダ・カーロの遺品を撮影した「Frida」などのシリーズに展開していく。そんな石内が今回発表するのは、いわさきちひろの遺品を撮り下ろした「1974.chihiro」。これまで自分とは縁がないと思っていたちひろの人生を知るにつれ、石内は自身の母との重なりを発見していったと語る。ちひろ美術館・東京()
2019年11月06日10月1日(火)から11月24日(日)まで、『イメージの洞窟意識の源を探る』展が東京都写真美術館にて開催される。写真は「闇」と「光」の対極的な存在が両立して、はじめて像を得ることができるもの。同展は、撮影技法から展示手法まで、現代写真における多様性を紹介する展覧会だ。古代の洞窟壁画に始まり現在に至るまで、さまざまな作品表現の源泉となっている「洞窟」をモチーフとして、写真と映像の作品からイメージや認識の作られ方を再考しようと試みる。出品作家は、志賀理江子、北野謙、オサム・ジェームス・中川、フィオナ・タンといった国内外で活躍中の写真・映像作家に加え、現代美術の巨匠、ゲルハルト・リヒターも参加。志賀理江子による「私は誰なのか」を問いかける写真作品、オサム・ジェームス・中川による沖縄のガマ(洞窟)のインスタレーション、北野謙による初公開・新作の乳児のフォトグラム、フィオナ・タンが洞窟の湾(いりえ)から始まる古いニュース動画を紡いだ映像作品、そして、ゲルハルト・リヒターがロンドンのテート・モダン来館者を撮影した写真をベースに制作した<Museum Visit>シリーズなど、写真・映像作品33点が展示される。また、19世紀の科学者、ジョン・ハーシェルが、1816年に光学装置であるカメラ・ルシーダを用いて描いた「洞窟」のドローイングも特別に展示。「カメラ」の由来である「カメラ・オブスクラ」(投影像を得る装置)は、ラテン語で「暗い部屋」を意味する。洞窟の闇からどんな光が見えるのか? そんな「意識の源」を探る展覧会になりそうだ。【開催情報】『イメージの洞窟意識の源を探る』10月1日(火)〜11月24日(日)まで東京都写真美術館にて開催【関連リンク】 東京都写真美術館( https:// www.topmuseum.jp/)ゲルハルト・リヒター 《MV.6》〈Museum Visit〉より 2011年発色現像方式印画にエナメル東京都写真美術館蔵©Gerhard Richter, courtesy Wako Works of Artジョン・ハーシェル 《海辺の断崖にある洞窟、ドーリッシュ、デヴォン》1816年カメラ・ルシーダを用いたドローイング 東京都写真美術館蔵北野謙 《N1》〈未来の他者〉 2018年 発色現像方式印画(フォトグラム) 作家蔵(c)Ken Kitano, courtesy of MEMオサム・ジェームス・中川 《 #001》〈ガマ〉 2009年インクジェット・プリント東京都写真美術館蔵 (c)Osamu James Nakagawa courtesy of PGI
2019年10月01日「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展が、2019年11月16日(土)から2020年2月16日(日)までの期間、東京都現代美術館にて開催される。ダムタイプは、日本を代表するメディアアーティスト集団だ。グループには、ヴィジュアル・アートやコンピューター・プログラム、音楽、ダンスなど複数領域のアーティストが所属している。彼らの特徴は、セリフを排除する「ダム」と呼ばれる手法を用いたパフォーマンスだ。作品は、装置・映像・音・これらに反応するパフォーマーの生の身体によって構成している。多くの言葉を使う演劇集団が多い中、セリフを排除しパフォーマンスを行ったダムタイプは、デジタルと身体が新たな関係を持つことで生まれる「ポストヒューマン」のヴィジョンを世界に先駆けて表現したパイオニア的存在として知られている。「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展は、大型インスタレーションによって構成されるダムタイプの大規模個展だ。会場では、グループの中心的存在で、1995年に急逝した古橋悌二の生前と没後の作品、新作を含む6点の大型インスタレーションを展開。また、古橋生前と没後の系譜、現在までを俯瞰的に追いながら、「ダムタイプ」という集団が持っていた独創性や現在のインターネット社会においても通じる彼らの先駆的なメッセージを、メンバーや新旧世代の研究者・関係者等による展示によって紹介していく。古橋生前のパフォーマンス「Pleasure Life」をベースにした「Playback」は、16台のターンテーブル・ユニットによるサウンドスケープ・インスタレーション。本物のレコード盤が、ターンテーブル上で、1980年代初期ダムタイプの古橋らによる音楽やNASAの惑星探査機ボイジャーに搭載されていたレコードに記録された55言語の挨拶に加え、新たにフィールド・レコーディングした音素材をミックス再生する。また、初演時の舞台装置を再現した作品「pH」や3つのパフォーマンスを再構成した「MEMORANDUM OR VOYAGE」、古橋の遺作となったインスタレーション「LOVERS」なども展開する。【詳細】「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展会期:2019年11月16日(土)~2020年2月16日(日)場所:東京都現代美術館 企画展示室 1F住所:東京都江東区三好4-1-1休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、2019年12月28日(土)~2020年1月1日(水)、1月14日(火)時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,400円(1,120円)/大学生・専門学校生・65歳以上1,000円(800円)/中高生500円(400円)/小学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金。※「LOVERS」は2020年1月19日(日)までの展示。
2019年08月31日絶えず論争の的になるベビーカーや子連れでの乗車トラブル。ネット上では、電車内での子どもの泣き声やベビーカーへのネガティブな意見を目にすることも多く、本来は誰でも利用してもいいはずの公共の交通機関でさえ周囲の視線や言葉にビクビクしながら、子連れでの電車移動を余儀なくされてしまうという現実があります。そんななか、東京都交通局は小さなお子様連れのママ・パパが安心して電車を利用できるよう都営大江戸線において「子育て応援スペース」を試験的に設置。新型車両3編成の3号車及び6号車のフリースペースに人気キャラクター「きかんしゃトーマスとなかまたち」の装飾を施し、子連れでも気兼ねなく電車内で過ごせる空間作りを行っています。“泣いている赤ちゃんを温かく見守り、子育てしやすい環境を目指す”という 「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」 を展開しているウーマンエキサイトとしては、今回の取り組みに深く共感を覚え、施策の詳細を探るべくプロジェクトの現場で指揮をとった東京都交通局 電車部の大塚さんにインタビューを敢行。「子育て応援スペース」設置に至った経緯や本来の目的、今後の見通しについてお話をお伺いしました。■子育てと社会の共存を考える第一歩としてーー今回の「子育て応援スペース」の設置は、子育て中のママ・パパたちがまさに待ちわびていた子育て支援の一つかと思うのですが、どのような経緯で実現に至ったのでしょうか?大塚さん(以下、大塚):そもそもは東京都の働き方改革の一環として、女性たちが働きやすい環境を作るための施策の一つとして打ち出したものです。企業によっては、企業内保育所を設置して女性の働きやすさを支援するなかで、交通局として何かできないだろうかという話になりました。そのなかで子連れでも安心して電車に乗れるスペースを設置するということが、交通局の取り組みの一つとしてできることではないかという意見があがり、やってみようとなったのがきっかけでした。ーー実際にプロジェクトとして動き出してみて、苦労された点などはありましたか?大塚:やはり、お子様連れの電車移動にまつわる賛否のご意見をさまざまいただいたということですね。両方の声が寄せられるだろうことは我々も想定していましたが、賛成・反対それぞれ半々くらいだったと思います。今回は、お子様連れに対して「優先」とか「専用」という言葉は使っていなくて、あくまで子育てと社会が共存できるきっかけとして色々考えてもらおうという第一歩としての取り組みです。そういったなかで、具体的にどういったもので「子育て応援スペース」という空間を表現するかという装飾を含め、両者の声をどのようにうまく交えてやっていくかを考える必要もありました。さらに設置までの期間を夏休みまでを目安に考えていたこともあり、時間がなかったことは、最も苦労した点です。「子育て応援スペース」の話が出てから実際の設置までの期間は実質半年ほどでしたから、その間にトーマスのキャラクターを使用するにあたって、イギリスの版元に絵柄や色などの細かい確認をしてもらわなければならず、時間的な制約はすごくありましたね。■双方が気遣い・思いやりを持てる社会を目指してーー先ほどのお話のなかで賛否の意見がたくさん寄せられたという話題がありましたが、それでもこの施策に踏み切られた理由が何かおありだったのでしょうか?大塚:もともと初めから全ての方に賛同してもらうこと自体、難しいと考えていました。ただ、そういったさまざまな声をいただくというのが今回の趣旨でもあり、「賛成の声も反対の声もいろいろ聞きましょう」といった想いも含まれています。逆に反対の意見をもらって、盛り上がるのもいいのではないでしょうか? 社会全体で考えるきっかけにもなると思いますので…。ーー今回の取り組みに関しては、お子様連れに対して「優先」「専用」という言葉は使っていないということですが、あくまでお年寄りや車椅子の方、一般のお客様とも共存するスペースということなのでしょうか?大塚:はい、その通りです。一般のお客様が、たまたま小さいお子様連れの方と乗り合わせて、お子様が泣いてしまった時には、「子育て応援スペース」というものがあるんだということをまずは知っていただくことから始めようといったものです。逆に小さなお子様連れの方にはそういうスペースがあることを知り、利用していただきたいのですが、だからといって騒いでいいということではなく、お互いがうまく共存できるよう考えるきっかけにしていただきたいですね。■「子育て応援スペース」の運行状況や今後の見通しは?ーー今回の取り組みを知って、ぜひ乗りたいというママ・パパも多いと思うのですが、運行時刻は決まっていますか?大塚:当日、車両の故障やダイヤの乱れ、事故が発生した場合は、車両はどんどん変わってしまうため、確定的なことはなかなか難しいのですが、一番確かなのは、乗車当日に 交通局のホームページ をご確認いただくことです。もちろんそのあとに事故が発生するなど運行状況によって変わってしまう可能性はありますが、各駅の出発時刻を 交通局のホームページ に掲載しています。ーーちなみに1つの駅に対して1日で何本くらい来る計算になるのでしょうか?大塚:大江戸線は車両が50本以上あって、そのうちの新型3本に子育て応援スペースを作るのですが、該当の電車3本がちゃんと動いていれば1時間に1回は来る計算になるかと思います。ただ団子状に連なって来ることもあれば、間隔が空いちゃうこともある、時間も深夜帯に来ることもあるので、1時間に何本というのはなかなか説明が難しいですね。さきほども申し上げた通り、一番確実なのは当日 交通局のホームページ で確認してもらうことですね。ーー今後大江戸線以外でも実施される可能性はあるのでしょうか?大塚:まずは大江戸線で実施してみて、いろんなご意見をうかがってからということになるかと思います。ただ我々としては、子育てと社会が当たり前のように共存でき、あえて子育て応援スペースと言わなくていいような社会になることが、最終的な目的でもあります。ーー子育て世代からは今回の取り組みに対して、喜びの声が多く上がっています。そんな子育て奮闘中のママパパに向けてメッセージをお願いできますか?大塚:今回「子育て応援スペースの」設置を試験的に開始しましたが、やはり大切なのは双方の思いやりと気遣いだと考えています。やはり立場が違う者同士、お互いに気を使いながら、こういったスペースをうまく活用していただけることを願っております。あくまでも共存していくきっかけということを双方わかっていただけたらいいなと考えています。視察に訪れた小池百合子知事からも「『子連れで電車に乗っていい』というメッセージの発信を目的に設置した」と語られた、「子育て応援スペース」。周りへの配慮も心がけつつ、子育て世代が安心して電車で移動できる社会を期待していきたいですね!
2019年08月15日ジャムホームメイド(JAM HOME MADE)より、東京都53区市町村のシルエットを模った「トーキョーマップネックレス」が、2019年8月10日(土)に発売される。常に新しい"うんちく"を誰かに語りたくなるようなアイテムを提案するジャムホームメイドの新作は、大切な土地を“カタチ”にするアクセサリーシリーズ第2弾。47都道府県をモチーフにした第1弾に続く、東京53区市町村をモチーフにした「トーキョーマップネックレス」だ。東京53区市町村は、職人の手で一枚の銀板から作り出される。53個のネックレスは、1つだけで見ると何のカタチか気づかれにくいユニークな形だが、すべて集めると東京都になるように作られている。そんなネックレスをきっかけに、会話が生まれる可能性を秘めていることも魅力の1つだ。大切な土地をお守りのように身に着けることができるネックレスで、さりげなく地元愛をアピールしたり、その土地に抱く想いや思い出を共有したりするプレゼントとしてもおすすめだ。【詳細】ジャムホームメイド「トーキョーマップネックレス」発売日:2019年8月10日(土)販売先:ジャムホームメイド 東京店、ジャムホームメイド オンラインショップ、ジャムホームメイド ZOZOTOWN ショップ価格:各9,000円+税サイズ:チェーンの長さ 40+10cm ※ネックレストップの大きさは区市町村によって異なる素材:SV925
2019年08月10日特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」が、東京都江戸東京博物館にて2019年9月14日(土)から11月4日(月・休)まで開催される。江戸時代の“サムライ”の姿に迫る特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」では、現代のサムライイメージの原点である江戸時代のサムライ=〝士〟の暮らしや仕事のありさまを紹介。日本をイメージするキーワードとして多用される“サムライ”のイメージを見つめ直す。会場には、風俗画や古写真、古記録、当時の道具類など、多彩な資料が集結。大都市江戸に生きたサムライがいかに活動し、生活していたかを浮き彫りにしていく。サムライの日常的な姿明治期、外務省官舎として使われることになった旧大名屋敷の写真や、かつて江戸勤番を体験した久留米藩有馬家の家臣達が当時の様子を明治後に描いた絵巻、竹刀や防具を使った剣術稽古の様子を描き出した「洋風日本風俗画帖」など、サムライの日常的な姿を感じ取ることができる。文具や小物入などの所用品サムライの家に伝来した道具や古文書からは、日常生活や非常時の振る舞いなどが見て取れる。時代劇テレビドラマ「遠山の金さん」として親しまれる遠山景元、「幕末の三舟」の勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟などの所用品を展示。文房具、小物入といった日常的な品々からは、サムライを身近に感じられそうだ。火事装束や鉄砲もまた、火事が頻繁に発生した江戸時代に、江戸の火消しの統率にあたっていたサムライたちの活動を物語る、火事装束や大名火消しの全貌を描いた絵巻も登場。さらに、サムライの“刀剣”以外の武具にも注目。鉄砲が多用された戦国時代を経た江戸時代において、鉄砲の鍛錬をしていた様子がわかる記録資料や、火縄銃、西洋式の銃が、展示される。【詳細】特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月・休)会場:東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室住所:東京都墨田区横網1-4-1開館時間:9:30~17:30(土曜日は19:30まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日(ただし9月16日・23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日(火)、10月15日(火)※会期中に一部展示品の入れ替えあり。■観覧料・特別展専用券 一般 1,100円(880円)、大学生・専門学校生 880円(700円)、小・中学生・高校生・65歳以上 550円(440円)・特別展・常設展 共通券 一般 1,360円(1,090円)、大学生・専門学校生 1,090円(870円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 680円(550円)、小学生・中学生(都内) なし・特別展前売券 一般 900円、大学生・専門学校生 680円、小・中学生・高校生・65歳以上 350円※( )内は20名以上の団体料金。※未就学児童および、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者と、その付添(2名まで)は観覧料無料。※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券なし。※前売券は7月6日(土)から9月13日(金)まで販売。9月14日(土)から会期中は当日料金で販売。※チケット販売所:江戸東京博物館、イープラス(特別展・常設展共通券の販売は江戸東京博物館のみ)※価格は全て税込。【問い合わせ先】東京都江戸東京博物館TEL:03-3626-9974(代表)
2019年08月05日東京都現代美術館では、こどももおとなも楽しめる「遊び」がテーマの展覧会「あそびのじかん」を、7月20日から10月20日まで開催中。開発好明《受験の壁》(2016年再制作)Photo: 開発好明今年の夏休みに開催される本展は「遊び」がテーマ。「遊んでないで○○しなさい!」と、遊びの時間を「勉強」や「仕事」や「お手伝い」に邪魔されるように、遊びは日常生活の対極にあり、不真面目で非生産的なものだというイメージをもたれてしまうことがある。一方で、日常の決まりごとが通用しない遊びは従来の考えやルールを外れて新しい価値や法則を発見するきっかけにもなる。会場では、6組の作家による、こどももおとなも楽しめる作品を紹介。巨大な作品の中に入り込んだり、的を狙ってみたり、工作をするといった、遊びやゲームの要素を持った、体験型作品が展示空間に広がる。来場者の遊んだ痕跡がそのまま作品になる企画も行われる。写真撮影が可能なため、写真映え抜群な広い空間をいっぱいに使ったインスタレーションなど、みんなで一緒に記念撮影も楽しめる。TOLTA《ポジティブな呪いのつみき》2016年 「Gallery Voltaire」展 展示風景Photo:池田美都 ©SPIRAL/Wacoal Art Center思わずクスリと笑ってしまうパフォーマンスから、時間を忘れて熱中するワークショップまでアーティストによる多彩なイベントも開催。関連イベントは館内の様々な場所で行われるので、新しくなった美術館をより楽しみたい人にもオススメだ。「ハンドルにアソビを持たせる」という表現があるように、遊びは余裕や緩みという意味を持つ。車のハンドルはきっちりしているばかりだと快適には走らない。私たちもそれと同じで、「みんなと同じでなくちゃ」、「失敗してはいけない」と、自分を束縛してしまっては息苦しくなってしまう。本展では遊び心に満ちた作品たちが、そんな束縛をユーモラスにほどいていく。そこで生まれる好奇心やいたずら心、何か違ったことをしてみようと思う気持ち、それらは創造力の源泉であり、激しい変化の時代を生きるためのヒントになるだろう。「なんだろう?なんでだろう?」と思ったら、そこがアートの面白さのはじまり。夏休みや芸術の秋に、ぜひ親子で“遊び”に訪れてみて。【展覧会情報】あそびのじかん会期:7月20日〜10月20日会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F、3F(B室)住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)時間:10:00〜18:00(7月26日、8月2、9、16、23、30日の金曜日は21:00まで開館)休館日:月曜日(8月12日、9月16、23日、10月14日は開館)、8月13日、9月17、24日、10月15日料金:一般1,200円(960円)、大学生・専門学校生・65歳以上850円(680円)、中高生600円(480円)※小学生以下無料、( )内は20名以上の団体料金
2019年07月25日東京都写真美術館では、日本・ポーランド国交樹立100周年を記念して、東欧の文化大国ポーランドの1970年代以降の美術を、女性作家と映像表現のあり方に注目して紹介する展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」を8月14日から10月14日まで開催する。カロリナ・ブレグワ 《嗚呼、教授!》 2018年 Courtesy of the artist20世紀のポーランド美術史・映画映像史は、数多くの男性の名によって語られてきた。しかし、ベルリンの壁崩壊後いっきに東側に流れ込んできたグローバル経済の波に参画し、EU加盟も果たした21世紀のポーランドにおいて、女性たちによる多くの表現が、特に映像表現の領域で存在感を放っている。と同時に、これまで十分に語られてこなかった、女性作家の映像を用いた表現の先駆例について再検証しようという流れが生まれている。展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」は、ポーランド国内外の研究者やキュレーター、関連機関との連携交流を通じて、ポーランドの1970年代からの美術の歩みを、その時代背景をふまえながら新たな視点で読み解く。そして、世代を異にする女性アーティストたちが、自身のおかれた社会環境を見つめ、それぞれの表現方法で発信する術を、いかに見出してきたかをたどる、きわめて意欲的な展覧会だ。アンナ・クテラ 《対話》 1974年 Courtesy of the artistみどころの一つは、ポーランド女性作家が選んだ「アート」という闘いかた。世界的に広まった#MeTooや日本の#KuTooなど、女性に関する問題は、いまも日常的に身近なところで起こっている。ポーランドでは伝統的な慣習が大切にされ、女性には「良き母」「良き妻」「良き娘」そして、「良き働き手」であることが理想として求められてきた。また、東欧と西欧の格差による差別や、多様な性への偏見といった根深い問題もあり、これらは時に、女性たちの自己実現を難しくしてきた。このような目に見えないさまざまな問題と向き合うために、ポーランドの女性作家たちは、社会のなかで自分らしく生きるための術として、「アート」を必要とした。彼女たちが挑む、しなやかな闘いかたは、性別を越えて、私たちに、社会のなかで自分らしく生き抜くためのアイディアと希望を与えてくれるはずだ。ズザンナ・ヤニン 《闘い》 2001年 Courtesy of Zuzanna Janin Studio and lokal_30, Warsaw実験的な映像表現にも注目したい。1970年代、世界ではヴィデオ・カメラを使った映像が、絵画や彫刻、映画とも異なる新しい分野の芸術として頭角を表した。本展では1970年代から約50年にわたる、ポーランド女性作家の映像表現の変遷を一望することができる。冷戦下の共産圏を生きたパイオニア世代から、グローバル化した現代のデジタル世代に共通する実験精神は、誰もが気軽に動画を撮影・発信できる時代のいまだからこそ、新鮮な驚きをもたらしてくれるだろう。カロル・ラヂシェフスキ 《カロルとナタリアLL》 2011年 Courtesy of the artist and BWA Warszawa, Warsawまた本展は、東京都写真美術館が、出品アーティストのみならず、現地ポーランドで活躍する気鋭の研究者、キュレーターを始めとする多くの人々との交流の成果として、実現するもの。作品のほぼすべてが日本初公開となり、これまでとは異なる新たな切り口で、ポーランドの同時代美術と映像表現の変遷を紹介する。会期中には関連イベントも多数開催。8月15日には、出品アーティストによるリレートークが開催。講演会は、8月18日に「ポーランド美術とフェミニズム(仮)」、8月31日に「クリティカル・アート潮流の中で(仮)」が開催される。【展覧会情報】しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ会期:8月14日~10月14日会場:東京都写真美術館 地下1階展示室時間:10:00~18:00 ※木・金は20:00まで、入館は閉館30分前まで料金:一般500(400)円、学生400(320)円、中高生・65歳以上250(200)円※( )は20名以上の団体料金、小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料、第3水曜日は65歳以上無料※8月15日~8月30日の木・金17:00~21:00はサマーナイトミュージアム割引(学生・中高生無料、一般・65歳以上は団体料金)、9月16日(敬老の日)は65歳以上無料、10月1日は都民の日につき入場無料休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日、振替休日の場合、翌火曜日休館)
2019年07月23日