静かな秋の夜、本の中に広がる別世界へ出掛けてみませんか?恋愛小説やハウツー本で人生のお勉強をするのも良いですが、ページをめくる手が止まらなくなるほどの中毒性を一番持つジャンルと言えば、オススメはやっぱりミステリー。流行に敏感な20代ビジネスウーマンが今、もっとも注目している国内ミステリー作家は一体誰なのでしょうか?Q、 秋の夜長に読みたい国内ミステリー作家は?1位東野圭吾39%2位宮部みゆき31%3位赤川次郎21%4位伊坂幸太郎20%5位恩田陸15%■東野圭吾のミステリーが読みたい!その理由は……・「テレビドラマ化された『ガリレオ』や『流星の絆』が面白かったので、小説でも読んでみたい」(22歳/医療/専門職)・「登場人物のキャラクターが深く描かれているので、推理や事件そのものだけでなく、人間ドラマとしても楽しめる」(24歳/IT/総務)・「伏線がいっぱいあって、読んでいて飽きないから。とにかく東野さんが好き」(24歳/生保/サービス)・「毎回最後の最後まで気を抜けない、あっと言わせる展開が最高です」(23歳/金融/金融系専門職)■宮部みゆきのミステリーが読みたい!その理由は……・「トリックだけでなく、心理描写が巧みで登場人物の心情が良く分かるところ」(29歳/化学/広報)・「いつも読んでいるが、文章が読みやすい」(27歳/印刷/営業)・「中学生のときからこの作家の本をずっと読み続けているから」(22歳/金融/金融系専門職)■赤川次郎のミステリーが読みたい!その理由は……・「眠れないほど怖い話ではないから」(24歳/小売/販売)・「読みやすいから。そこまで恐くないから」(25歳/IT/SE)・「三毛猫ホームズシリーズが好きなので、このシリーズをたくさん読みたいです」(24歳/金融/金融系専門職)■伊坂幸太郎のミステリーが読みたい!その理由は……・「先が読めないし、テンポがいいので読みやすい」(23歳/生保/営業)・「登場人物が自分と同じ世界に生きているように感じられるから。全ての人物の細かい描写や心情が書かれており、どの目線からでも楽しめる」(22歳/ソフトウェア/SE)・「伊坂幸太郎 仙台出身だから」(28歳/アパレル/販売)■恩田陸のミステリーが読みたい!その理由は……・「いろいろ読んでいますが、秋なので『六番目の小夜子』を久々に読みたいと思いました」(25歳/小売/販売)・「青春の爽やかさも利かせたミステリーで、怖いだけではないから」(24歳/生保/総務)■その他、この作家のミステリーが読みたい!・乙一「ドンデン返しの展開にドキドキ。暗い美しさや残酷さを楽しめる作品が多く、普段ミステリーは敬遠しがちな私でも一気に読めた」(23歳/商社/企画開発)・京極夏彦「独特の文体と一作の長さ」(22歳/金融/事務)・浅田次郎「独特の切ない物語が大好きです」(24歳/ソフトウェア/SE)・山村美紗「京都など美しい世界が舞台で、上流な感じが好き」(28歳/金融/財務)・新堂冬樹「『サンデージャポン』に出ていて、すごい見た目だから、どんな本を出しているのか気になった」(23歳/精密機器/総務)完全版(画像などあり)を見る
2009年09月29日「活字を読むのはニガテ」という人でも、一度ハマると抜け出せない本、それはミステリー小説。最初は不安げに「読み通せるかな?」と短編作品を手に取った人が、数カ月後には「もっと読み応えのあるものを!」と分厚い本を求めるようになっているケースも、珍しくありません。折しも季節は読書の秋。20代ビジネスマンは、どの国内ミステリー作家の作品に注目しているのでしょうか?Q、秋の夜長に読みたい国内ミステリー作家は?1位赤川次郎23.1%2位宮部みゆき14.3%3位東野圭吾13.9%4位西村京太郎10.2%5位江戸川乱歩9.7%■赤川次郎のミステリーが読みたい!その理由は……・「ミステリーの王道だから」(25歳/自動車関連/設計)・「現実離れしているようで、し過ぎてもいないストーリー」(28歳/ソフトウェア/エンジニア)・「この人のものしか読んだことはないが、他の人のを読もうという気にもならない」(26歳/通信/SE)■宮部みゆきのミステリーが読みたい!その理由は……・「作品自体というよりも、好きなゲームや趣味が自分と似ている作家なので好感が持てる。『名もなき毒』を読んでみたい」(25歳/メンテナンス/その他)・「哀しいミステリーの話でも最後は希望を抱くような話が多い。久々に『火車』が読みたい」(23歳/精密機器/営業)・「高校の時から好き。先が読めなくてドキドキする」(24歳/ホテル/サービス)■東野圭吾のミステリーが読みたい!その理由は……・「東野圭吾はミステリーのみならず、その中で丁寧に心情も描いているから」(26歳/鉄鋼/マーケティング)・「内容は難しいが、文章は読みやすい。オススメは『白馬山荘殺人事件』」(23歳/建築/営業事務)■西村京太郎のミステリーが読みたい!その理由は……・「電車が好きなので、この作家の作中によく出てくる時刻表の描写やトリックの感覚が好き」(28歳/小売/販売)・「弱者への優しさが感じられるから」(26歳/電気/設計)■江戸川乱歩のミステリーが読みたい!その理由は……・「グロテスクなところがあるから」(25歳/金属/財務)・「全体のストーリーが面白い」(28歳/繊維/企画開発)■その他、この作家のミステリーが読みたい!・伊坂幸太郎「ずっと好きで単行本化されたものは全て読んでいるが、時間ができれば『モダンタイムズ』(かなりの長編)を読み切りたい」(25歳/商社/営業)・恩田陸「設定が秀逸で物語に引き込まれるから」(25歳/自動車関連/研究開発)・松本清張「作品それぞれに訴えるものがあるから。読みたい本は『棲息分布』」(25歳/自動車関連/研究開発)・京極夏彦「いわゆる本格派に分類される作家の一人。ストーリーが複雑で、幾重にもからまった糸が解きほぐされるのが読んでいて面白い」(24歳/卸/システム)・石田衣良「この人自身にすごく魅力を感じるから」(28歳/機械/SE)・北村薫「日常に潜む謎がすごくきれいな文章で書かれているから」(26歳/IT/SE)・山村美紗「よく2時間ドラマになっているから」(25歳/IT/SE)・森博嗣「理系的な考え方、言い回しをところどころに使っていて心憎い。文系にはない直球の言い回しが新鮮だし、知性を感じる」(29歳/団体/企画開発)完全版(画像などあり)を見る
2009年09月29日COBS ONLINEの男女会員1,000名に対して、2009年7月21日から7月27日にかけて「小説に関するアンケート」を実施した。「月々に小説を合計いくら買うか」を聞いたところ、「読まない」と回答した人は全体の57.9%、次いで、「1,000円未満」19.9%、「1,000~2,000円未満」14.1%となった。(図1)。また、男女別に「月々に小説を合計いくら買うか」を見ると、「読まない」と回答した割合は男性63.5%、女性55.7%と男性が7.8ポイント多く男性の方が小説を読まない傾向にあることが分かった(図2)。また、「どんなきっかけで小説を買うことが多いか」(複数回答)について聞いたところ、「書店のポップを見て」が23.1%、次いで「本の書評」が20.3%となった(図3)。「どのジャンルの小説を読むか」(複数回答)について聞いたところ、「推理」が14.7%と最も多く、次いで「恋愛」が11.7%となった。また、「純文学」と回答した人も10.9%いた(図4)。「好きな作家はいるか」について聞いたところ、「はい」が53.9%となり、「好きな著者は?」の問いには、「東野圭吾」、「江國香織」、「伊坂幸太郎」といった著者が多く挙げられていた(図5)。一方、「今年の直木賞の受賞作を知っているか」と聞いたところ、「いいえ」と回答した人が80.1%と圧倒的に多かった(図6)。さらに、上記で「今年の直木賞の受賞作を知っている」と回答した199名に「今年の直木賞の受賞作を買ってみようと思うか」と聞いたところ、「いいえ」が83.4%となった(図7)。同時に、「今年の芥川賞の受賞作を知っているか」について聞いたところ、「いいえ」と回答した人が81.7%となった(図8)。また、「今年の芥川賞の受賞作を知っている」と回答した183名に「今年の芥川賞の受賞作を買ってみようと思うか」と聞くと、「いいえ」と回答した人が83.4%という結果になった(図9)。COBS ONLINE男女会員へのアンケート「小説に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年7月21日~7月27日、集計人数:1,000名)完全版(画像などあり)を見る
2009年08月20日