愛媛県松山市の魅力を全国にお伝えする「松山ローカルエディターズ」は、11月11日(金)13時に第三回の情報を発信します。第三回のテーマは「移住」。まだ、ほとんどの人が注目していない松山市久谷(くたに)エリアの魅力を紹介します。久谷エリアは、松山市の中心地から車で30分程度の内陸部にある旧久谷村の地域です。今回は、久谷生まれ・久谷在住の姉妹、まみさんとみくさん(「I'm home」店主)、久谷生まれ・久谷在住のマダムロミさん(ハーブティーのお店「マダムロミ」店主)、横浜市出身・松山市在住の板垣 義男さん(えひめ移住コンシェルジュ)に、愛媛県大洲市出身・久谷在住の大木 春菜編集長が、久谷エリアの魅力をうかがっています。是非、 をご覧ください。松山ローカルエディターズlogo久谷談義 グラレコ松山ローカルエディターズは、愛媛県松山市の魅力を全国にお伝えすべく2021年に誕生したチーム。ライター、編集者など、松山市を中心に各方面で活躍する、地元愛にあふれたメンバーが集まり、松山市のコアな情報をお届けします。※松山市シティプロモーション推進課のサポートにより運営しています。(noteは、22年8月~23年3月まで 毎月更新予定です。)<注目のエリア「久谷」は、農的な暮らしにおすすめ!>愛媛県松山市の中心地には、松山城や道後温泉があり人気の観光地です。瀬戸内海に面した三津エリアや島々も交通の便が良く街がコンパクトな松山市は、移住する方も増え続けています。その松山市の最南部にある「久谷」は、農山村エリア。「久谷に住んでいる」と松山市民に言っても、「そこどこ?」と聞き返されることも多く、久谷に来た方に「ここ、本当に松山?」と言われることも。自然がいっぱいで野菜も美味しく、四国八十八ヶ所の札所も2寺あるが、有名な観光スポットはなく、ついた異名が「忘れられた松山市」…。でも、農家兼猟師さん、陶芸家、アーティスト、おもしろい方々がすでに暮らしています。えひめ移住コンシェルジュの板垣さんによると、移住希望の方で農業をすることを望む方は多いようですが、いきなり農業で生計を立てるのは至難の業だそうです。そこで、まずおすすめしたいのが、“農”と関りながら生きるライフスタイル「農的な暮らし」。農的な暮らしをしたい方の移住の地としておすすめのエリアです。久谷談義 参加の方々農業と農的な暮らしは違う○久谷での暮らしや自然あふれるスピリチュアルな魅力を公開!!1. 久谷の里山で作陶する、宮内 太志さんをたずねて。―砥部焼の里、砥部町の隣町 久谷で陶芸家が見つけた、「気分がいい場所」―久谷の窪野町、里山の山あいに佇む古い一軒家に工房を構える陶芸家・宮内 太志さん。工房の窓越しに見える雑木林や雰囲気が自分の気分に合い、落ち着く場所。久谷のもう一つの良さは、移住してくる人を受け入れる風土、地域の明るさがあるという。宮内さんがつくる器には、小石や鉄粉、草木の根っこも混ざる土を好んで使い、釉薬(ゆうやく)も草木灰を自作し作陶している。工房は見学も可能、在庫は少ないが販売もしている。宮内さんの工房陶芸家 宮内 太志さん展示販売スペース2. 三島神宮宮司と巡る、良い“気”に浸れるディープスポット(松山・久谷)―四国八十八ヶ所、お遍路さんの創始・衛門三郎ゆかりの寺院などを巡る―四国八十八ヶ所を巡るお遍路さんは海外からも巡礼の地として人気ですが、誰がいつお遍路さんを始めたのかはご存知ない方も多いはず。久谷エリアには、お遍路さんの創始・衛門三郎ゆかりの文殊院や八十八ヶ所の札所・八坂寺・浄瑠璃寺、奈良時代から続く三島神社などがあり、どこも心洗われるような風や“気”を感じる自然豊かなスポット。久谷巡り 弘法大師像久谷巡り 文殊院すべての生物の霊に感謝を3. 安息の地に橋を架ける――。「Madame Romi」でハーブと人に魅せられて。―パーマカルチャー的な畑とハーブティーのサロンを営む、農的な暮らし―マダムロミさんこと柳之内 博美(やなぎのうち ひろみ)さんは、月に何度かイベントを開催し、自然を満喫していただくことを軸として営むサロンと、パーマカルチャー的な畑にしたいという思いから、「hiromi ポタジェガーデン」を運営。パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)を組み合わせた造語で、人と自然とがともに豊かになるような関係性を築く考え方で、持続可能な暮らし方のことを言う。生活の一部に農作業などを取り入れた“農的な暮らし”がここにある。遠足気分でハーブ畑へハーブを収穫ティータイム移住をお考えの方や、農的な暮らしに興味のある方、「忘れられた松山市」に興味のある方は、是非、「松山市久谷」に一度お越しください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月11日俳優の松山ケンイチが主演を務める映画『BLUE/ブルー』(21)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。『愛しのアイリーン』、『空白』などの話題作を手掛けた吉田恵輔監督が、自らが青春を捧げたボクシングを題材にオリジナル脚本で作り上げた同作。誰よりもボクシングを愛する瓜田は、どれだけ努力しても試合では負け続き。一方、ライバルで、後輩の小川(東出昌大)は、自身の初恋相手で幼馴染の千佳(木村文乃)との結婚を控え、日本チャンピオン目前に迫っていた。それでもひたむきに努力を重ね、夢へ挑戦していた瓜田だったが、あることをきっかけに抱え続けてきた思いを小川と千佳に吐き出してしまう。同作は、約30年間ボクシングジムに通い、ボクシング映画を撮るのが夢だったという吉田監督が、殺陣指導も担当。キャスト陣もボクサー体型を作り上げて挑み、リアルさを追求した生々しいボクシングシーンは必見だ。
2022年10月09日森山直太朗の新曲「さもありなん」が、松山ケンイチと長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の主題歌となることが発表された。「さもありなん」は同映画のために書き下ろされた楽曲で、アコースティックギターのやさしく繊細な音色が印象的なバラード。脚本を読み、映画の1シーンを見て楽曲制作に臨んだ森山は「普遍の優しさから生まれた一曲」と語っている。来年3月に劇場公開される『ロストケア』は、訪問介護センターに勤める連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る社会派エンターテインメント作品。自身がした行為は「殺人」ではなく「救い」だと言う犯人の真意とは? 現在の日本が抱える社会と家族の問題に正面から切り込む映画となっている。『ロストケア』(C)2023「ロストケア」製作委員会併せて、『ロストケア』の特報映像が公開。映像では、松山演じる犯人の斯波が自分のしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張し、長澤演じる検事の大友が正義を貫き通すため反発する証人尋問シーンが映し出されている。■森山直太朗 コメント前⽥監督からお話をいただき「さもありなん」という曲ができました。介護という⼀つのテーマでも⽣きている⼈の数だけ無数の問題と途⽅もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている⽴場によって異なります。⼤切なのはその「異なり」を寄り添い⾒守ること。是か⾮か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相⼿の想いを感じること。「さもありなん」はそんな普遍の優しさから⽣まれた⼀曲です。泡と化す宇宙の⾔葉。境のない世界になることを願いながら。■前田哲監督 コメント森山直太朗さんに、映画のイメージを掴んでもらうため編集前の一部の映像をご覧いただきました。森山さんは映画のテーマを深いところで感じとられ、私が思い描いていたものからさらに飛躍させた素晴らしいアイデアを提案してくれました。森山さんが映画と真摯に向き合ってくださった結果。映画を大きく包み込んでくれた、真の意味での映画主題歌を作ってくれました。私は初めて聴いた時の、心にゆっくりと沁みていき魂が解き放たれる感覚を一生忘れません。森山さんに出会えたことは、映画にとっては必然であり、私にとっては感謝とともに貴重な同志を得た気持ちです。ありがとうございました。■プロデューサー 有重陽一 コメント2025年、団塊の世代と言われる800万人が75歳以上となり、国民の4人に1人が後期高齢者となる日本は超高齢化社会を迎えます。そんな時代だからこそ介護、親子という題材を真正面に見据えた映画を製作したいと思いました。映画では答えの見えない問題を描きつつ、それでも生きてゆくという希望を感じてもらいたい。そんな話を監督とする中で主題歌は森山直太朗さんに是非お願いしたいと思いました。森山さんに書き下ろしていただいた楽曲「さもありなん」は我々の理想の楽曲であり、ラストに流れるこの曲が必ずや観客の心を癒してくれるだろうと思っています。『ロストケア』特報<作品情報>『ロストケア』来年3月 劇場公開予定『ロストケア』ビジュアル(C)2023「ロストケア」製作委員会原作:『ロスト・ケア』葉真中顕 著 / 光文社文庫刊監督:前田哲脚本:龍居由佳里 / 前田哲主題歌:森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)【出演】松山ケンイチ / 長澤まさみ / 鈴鹿央士 / 坂井真紀 / 戸田菜穂 / 峯村リエ / 加藤菜津 / やす(ずん)/ 岩谷健司 / 井上肇 / 綾戸智恵 / 梶原善 / 藤田弓子 / 柄本 明公式サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年10月03日松山ケンイチと長澤まさみが、連続殺人犯役と検事役で初共演する、社会派エンターテインメント映画『ロストケア』より、本作初の映像が公開された。今回到着した特報映像では、松山さん演じる心優しい介護士・斯波宗典が、42人を殺害したにも関わらず、「僕は42人を“救いました”...」と語る。それに相対するは、長澤さん演じる検事・大友秀美。自分のしたことを“殺人”ではなく“救い”だと主張する斯波は、白髪でただならぬ過去をもつような佇まいとその信念をもった真っ直ぐな目つきで大友に言葉を浴びせる。大友は斯波の言葉に押されながらも、正義を貫き通すため反発する証人尋問シーンだ。なお、本作の主題歌は、森山直太朗の書き下ろし新曲「さもありなん」に決定。アコースティックギターのやさしく、繊細な音色が印象的なバラードとなっており、森山さんは「介護という一つのテーマでも生きている人の数だけ無数の問題と途方もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている立場によって異なります。大切なのはその『異なり』を寄り添い見守ること。是か非か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相手の想いを感じること。『さもありなん』はそんな普遍の優しさから生まれた一曲です」とコメントしている。『ロストケア』は2023年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ロストケア 2023年3月、全国にて公開予定©2023「ロストケア」製作委員会
2022年10月03日「昨年9月にマイボイスコム株式会社によって行われた調査によると、複数拠点生活に対して“興味がある”または“やや興味がある”と回答した人は合わせて3割弱だったそうです。コロナ禍でおうち時間を経験、またリモートワークが浸透したことなどから、自然の中で羽を伸ばせる生活に憧れる人が増加したのではないでしょうか」(全国紙文化部記者)世間的に関心が高まりつつある2拠点生活。「芸能界では既にブームだ」と芸能関係者は言う。「柴咲コウさん(41)は’20年から北海道でファーム経営をしつつ、現地に家を所持しています。山田孝之さん(38)は、昨年夏、新たな拠点を沖縄に構えました。今年の8月には杏さん(36)が自身のインスタグラムで、フランスとの2拠点生活を始めたことを明かしています」2拠点生活中の有名人はどのような理想を描いて、始めたのだろうか。9月11日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、柴咲はこう明かしている。「1つのところにうずまって、たとえば都会、東京で仕事をするだけの自分っていうのが飽きてきた」都心と地方を行き来する生活について、著書に『週末は田舎暮らしゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記』を持つライターの馬場未織さんはこう説明する。「2つ拠点を設けることで生活に緩急が生まれます。また自然の中で行動することで、気持ちが切り替わり、ただ体を休めることではない“アクティブレスト”という休息になります」松山ケンイチ(37)や山本耕史(45)が決断したのは、愛するわが子のためのようだ。松山は5月21日公開の「ハルメクWEB」のインタビューで、子供たちについてこう語っている。「自然の中で暮らして、いろいろな刺激を受けたり、いろいろなことを感じたりしてほしかった」山本の場合は妻である堀北真希(33)の意向だと前出の芸能関係者は言う。「『できるだけ芸能界から離れていて、自然が豊かな場所でのびのび子育てをしたい』という考えを堀北さんが持っていて、2拠点生活を始めたといいます」■東京と全く違う場所で生活するという挑戦を2拠点生活が与える子供への影響について、3児の母である馬場さんはこう語る。「田舎暮らしが合う、合わないは子供によると思います。わが家の場合、生き物や自然が好きないちばん上の子は、地元の子供と同じかそれ以上に遊び倒していましたね。大人になったいまでも、釣りやサーフィンなどをして、うまく田舎を活用していますよ」新拠点に日本から遠く離れたパリを選んだ杏にはこんな理由も。「8月に更新したインスタグラムで、『私は東京生まれ、東京育ち。どこか全く違う場所で生活してみるというチャレンジを、人生一度きりやってみたい』と2拠点生活を始めた理由を綴っていました。また今後、6歳の双子の女の子と、4歳の長男たちが大きくなるにつれて、離婚の背景に何があったのかを理解していきます。そうなったときの周囲の雑音を気にして、フランスにも拠点を設けることにしたのでしょう」(杏の知人)“第二の拠点”で芽生える新たな人間関係も。「勤め先などの肩書を全く知らずに、ただの生活者として周囲の人々と接するので、ふだんの生活と違う顔も持つことができます」(前出・馬場さん)2拠点生活で実現したい夢があるケースもーー。「山田さんは、田舎暮らしに憧れがあり、自給自足の生活を実現するために2拠点生活を始めたといいます。紗栄子さん(35)は経営が危ぶまれていた那須にある牧場を救うため。IMALUさん(33)は、『ビビッと』きたと言って奄美大島に拠点を構え、今では島のよさを発信していきたいと意気込んでいます」(前出・芸能関係者)さまざまな理想を描き始まる2拠点生活。現実はどうなのかーー。松山は2月放送のラジオ番組で、「ぼくは半分半分で、仕事とのバランスを取りながらやれたらいいなと思っていたんですけど、やっぱり子供の意思とかも尊重していくなかで、(子供たちも)半々というのは難しくなってきた」と語り、子供たちと妻の小雪(45)は北日本のある場所に定住していて、松山自身は単身赴任状態だと明かしていた。2拠点生活の実情について、馬場さんは言う。「当然、交通費や居住費などコスト面の問題があります。また行き来するにも時間がかかりますから、無理なくできるか。仕事や、子供の習い事、行事などの重要な用事が別々の場所で重なった場合には、家族と予定をそのつど調整する必要が出てきます」自然に囲まれた2拠点生活を続けられるかは、各方面でコミュニケーション能力が問われそうだ。
2022年09月29日松山ケンイチ、長澤まさみ初共演映画『ロストケア』の追加キャストとして、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、柄本明ら豪華俳優陣の出演が決定した。本作は、42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのかという真相に迫る社会派エンターテインメント作品。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じる松山さん、斯波と対峙する検事・大友秀美を演じる長澤さん。本作で初共演を果たした2人の鬼気迫る対決は観る者を一気に本作の世界に引き込む。2019年に俳優デビューをしてから、『蜜蜂と遠雷』(19)や日曜劇場「ドラゴン桜」(21)など数々の映画・ドラマの話題作に出演し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手実力派俳優・鈴鹿央士が演じるのは、長澤さんが演じる検事をサポートする検察事務官役の椎名幸太。長澤さんと共に、連続殺人犯を追い詰め、隠された事件の真相究明に奔走する役どころ。「松山さんと長澤さんのお芝居を特等席のような場所で見て感じることが出来て本当に幸せでした」とふり返り、「今回脚本を読んで自分の身に置き換えた時、沢山のことを考えさせられました」と明かす鈴鹿さん。「僕は数学が好きで、今回の役柄も数学的な知識を駆使して事件を解決に導く大事な役だったので、大切に演じようと思いました」とコメント。そして、演劇界はもとより、1979年に映画デビューをして以来40年以上もの間、数多くの映像作品に出演してきた名優・柄本明が今回演じるのは、松山さん演じる連続殺人犯・斯波宗典の父、斯波正作。周りからは心優しい青年として慕われていた男・斯波宗典が未曽有の連続殺人事件を起こした理由、そしてきっかけを、父は知っていたのか?連続殺人犯の父という役柄を圧巻の演技で魅せる。柄本さんは本作への参加について「前田監督から手紙まで頂いたので、やるしかないと思いました」と語り、「親子の役を演じて、あらためて松山さんに才能を感じました」と松山さんを賞賛した。そのほかにも、介護老人の娘として坂井真紀、戸田菜穂、ヘルパー役で峯村リエ、新人ヘルパー役で加藤菜津、坂井さん演じる仕事先の友人役にやす(ずん)、検事正役に岩谷健司、ケアセンター長役に井上肇、取り調べを受ける女性役で綾戸智恵、警部補役で梶原善、検事の母で藤田弓子の参加も発表、まさに世代を超えた実力派俳優陣が集結し、社会派エンターテインメントを作り上げている。『ロストケア』は2023年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロストケア 2023年3月、全国にて公開予定©2023「ロストケア」製作委員会
2022年09月28日京阪バス株式会社(本社:京都市、社長:鈴木一也)が伊予鉄バス株式会社(本社:松山市、社長:清水一郎)と共同運行する高速バス「京都~松山線」は、本年10月10日(月・祝)に開業20周年を迎えます。記念乗車券を発売するほか開業20周年キャンペーンを実施いたしますので、ぜひこの機会に「京都~松山線」をご利用いただき、便利でお得な高速バスの旅をお楽しみください。■記念乗車券の発売1.発売期間2022年10月1日(土)~12月31日(土) ※売り切れ次第発売終了。2.商品内容開業20周年記念デザインのお得な3枚綴乗車券です。(1)価 格 17,400円(税込)※大人運賃のみ【参考】京都駅八条口~松山市駅間 普通運賃 大人片道 7,350円記念乗車券 1枚当たり5,800円(1,550円お得)(2)有効区間 京都駅八条口~松山室町営業所の全区間 ※途中下車前途無効。(3)発売冊数 500冊限定 ※おひとり様1回につき1冊までご購入いただけます。20周年記念乗車券イメージ3.発売箇所「京阪バス京都駅八条口案内所」および「いよてつチケットセンター」4.プレゼントキャンペーン記念乗車券購入のお客様の中から抽選で「レフ松山市駅byベッセルホテルズ」や「ホテル京阪 京都 グランデ」宿泊券などプレゼントを進呈いたします。5.その他記念乗車券をご購入のお客様限定で、「ダイレクトエクスプレス直Q京都」京都駅八条口~松井山手駅を片道100円(通常片道600円)でご乗車いただける乗車券を発売いたします。※記念乗車券購入と同時発売とし、記念乗車券1冊につき1枚の発売とします。■開業20周年記念イベント1.実施日2022年10月10日(月・祝) 京都駅八条口 15:10発便2.実施内容愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」と京都タワーのマスコットキャラター「たわわちゃん」がお客様のお見送りをいたします!以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月26日松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが出演する現在公開中の映画『川っぺりムコリッタ』よりメイキング映像が公開された。今回公開された映像は、本編で登場する演奏シーンの練習風景を映したメイキング。ホームレス役の知久寿焼の合図で演奏する珠玉のワンシーンには、たらいを楽器に見立てて演奏するムロさん、小鍋を叩く満島さんや黒田大輔(お坊さん役)、北村光授(溝口の息子役)、松島羽那(南の娘役)が登場。時折、北村さんが首を傾げたり、満島さんは自分の楽器の音に驚いたり。また、ムロさんが知久さんに確認する様子も収められている。『川っぺりムコリッタ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月22日アイドルグループのなにわ男子、俳優の松山ケンイチが出演する、ローソンの新CM「ウチカフェで、ハピろー!」編が27日より放送される。新CM「ウチカフェで、ハピろー!」編では、この秋新発売の「濃密カヌレ」を西畑大吾、藤原丈一郎、大橋和也の3人が、「濃厚生チーズケーキ」を大西流星、道枝駿佑、高橋恭平、長尾謙杜の4人がおいしそうに食べるシーンが印象的な仕上がりに。発売に先駆けてひと足早く「濃密カヌレ」を口にした西畑は「これはおいしいわ〜」と撮影中もじっくりと味わっている様子。藤原は「撮影でカットがかかっても食べ続けていたら、(スタッフから)まだ食べないでください、と注意を受けた」ほどおいしかったそう。大橋は「(濃密カヌレを)5つ食べた! おいしかった」と大満足だった。一方「濃厚生チーズケーキ」を食べた大西は、「ほんまに“とけとろ”でしたよ」とその食感を絶賛。道枝も「こんなに幸せなことはないなと思いました」と嬉しそうに話した。撮影を振り返り、大西が腕をL字型に掲げて「このポーズできましたね」と切り出すと、「できましたね!」 「ありがとうございます!」と大喜びのメンバーたち。藤原は「ローソンさんへ行くと、(店頭POP等で)松山ケンイチさんが(腕をL字型に掲げて)ハピろー! ポーズをやっていらっしゃるじゃないですか。僕らもやりたいなと思っていたら、今回できました。ありがとうございました!」と謝意を示した。すると、「でもあのポーズ、意外と難しいよね。 腕の角度がね」と西畑。腕をL字型に掲げる際の角度を揃えるのが難しかったようで、「体が硬いのでがんばりました」(高橋)、「何か知らんけど、めっちゃ肩が上がってしまう」(大橋)と、憧れの「ハピろー! ポーズ」での苦労話を披露した。ただ今絶賛ライブツアー中のなにわ男子だが、ライブが終わった後、メンバー全員でジュースで乾杯するのが恒例となっているとのこと。そこで藤原からの新たな提案が。「ライブが終わった後、ウチカフェ秋のスイーツでティータイムにするのはどう?」というアイデアに、「いいね!」「めっちゃオシャレ!」「あー、幸せ!」とメンバーたちは大絶賛。話が盛り上がるなか、西畑が「バスローブ用意しよう。バスローブを着て優雅になにわ男子がウチカフェスイーツを食べる!」と言い出すと、長尾が「どういうグループ目指してるの?」とすかさずツッコミを入れ、笑いを誘った。
2022年09月20日『かもめ食堂』 『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督による最新映画『川っぺりムコリッタ』が16日より全国で公開されている。同作では「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男・山田(松山ケンイチ)が、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会っていき、友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しい「つながり」を見つけていく。今回は、主役の山田を演じた松山ケンイチと、山田に近づく隣人・島田を演じたムロツヨシにインタビュー。共演経験はあるものの、意外にもがっつりタッグを組むのは初めてだという2人に、互いの演技について、また同作での変化についても話を聞いた。※編集部注:本記事はストーリー終盤の描写に触れる内容も一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。○■今まで自分になかったものを気付かせてくれる作品――松山さんは今回台本を読んで、作品に惚れ込んでオファーを受けたとのことですが。松山:監督の前作『彼らが本気で編むときは、』を観て衝撃を受けたんです。決して派手な内容ではないし静かな映画なんですけど、表現もすごくて。あの作品を観たことでトランスジェンダーの方たちの存在を身近に感じることができたし、今回も台本を読んだ時にこれまで自分の世界の中になかった人たちの物語だなと思ったので、実際に役柄を演じてみて自分は何を感じるんだろうとすごく興味がありました。衝撃を僕に与えてくれた監督と一緒に何かを作ってみたいということで、ぜひやらせていただきますとお返事しました。――「自分の中になかった」というのは、どういう要素だったんですか?松山:人って、基本的にはみんな苦しみを感じて生きていて、反対側にある喜びや小さな幸せは見逃しがちだったりするんじゃないかと思うんです。でも今回演じた山田は、同じハイツに住んでいる人たちにかき回されていく中で、間違いなく、小さな幸せや生きる喜びを実感していく。でもみんなが幸せだから感化されたということではなくて、それぞれ苦しみながらも生きている中で互いに感じ合っていく話だと思ったんです。自分が生きている中で見つけられていない幸せがあったんだろうなとか、ずっと違和感があったけど実は自分は傷ついていたんだな、とか、今まで自分になかったものを気付かせてくれる作品でした。そういうことって普段の会話ではなく、映画やアニメを観ている時に感じることが多いのかな。登場人物のセリフなどを聞いて「もしかしたら自分もそうだったのかも」と、もう1回ちゃんと自分のことを観察してみようと思うことがあって、作品が教えてくれているような気がしています。――今作は家族でも友達でもない共同体が描かれますが、お二人だったらそういった関係を築けそうですか?ムロ:僕は、松山くんが相手だったら本当にやるかもしれないですね。もし松山くんが知らない人だったとしても、隣に住んだら、絶対に声かけるだろうな。松山:今の俳優同士の僕らが近所に住んでたら、全然肉とか持っていくと思う。「一緒にごはん、作りませんか?」とか。ムロ:やる(笑)。「多めに作っちゃった」とか「いいもの届いた」とか。松山:絶対ある! それはムロさんだと思ってるからできるけど、この作品のような状況でまだ何も知らない相手と仲良くできるかというと、すごく難しいと思う。そこまでいくためのコミュニケーションや相手を観察する時間は絶対必要なんだけど、今の時代って、自分の理想に突き進んでる人たちが多いから、そんなエネルギーがないんじゃないかなあ。でも僕の田舎とかだと、そういう風に人が集まってくる家があるんですよ。1人のじいさんのところにみんなが集まってきて、「腹減った、なんか作って」とか言って、作らせてる(笑)。その人もエネルギーがあふれてるから「しょうがねえな」と作ってくれて。ムロ:いいね。松山:その人がいろんな人のことを知ってるから、僕に紹介してくれたりもするし、そういう信頼できる人がいるからこそのご近所付き合いができるんだけど、ゼロから関係を築くのはすごく勇気いると思う。強さも必要だろうし。――松山さんは、そういう共同体があるという実感もありながら演じてたんですね。松山:素晴らしさもわかりました。東京にもそういう関係を持ち込もうと努力してますけど、その土地でしかできないコミュニティや考え方があるから、東京は東京でまた違うのかもしれない。例えば俳優同士だったら同じ職業だから理解しやすくて、コミュニティもできるかもしれないけど、僕の田舎だと異業種だからこそのコミュニティでできることがあって、その違いはあるのかな。ムロ:私、東京に住んでますけど、思いがけなく隣人の方と近づいたことがあります。トイレットペーパーを切らした時に思いがけなくもよおしてしまって、気持ちを紛らわせるために、1回Twitterで「どうしたらいいだろうか、今から買いに行くにはもたない」といったことをつぶやいたんですよ。ちょっと落ち着いたから買いに行こうと玄関を開けたら、ノブにトイレットペーパーが1個だけ入った紙袋がかかってたんです。松山:すごいですね!ムロ:あいさつはするので、同じマンションのどなたかがTwitterを見てくれたんだろうなと思っていたら、後日お隣のご夫婦の娘さんとマンション内で目が合って「すいません、トイレットペーパー気持ち悪かったですよね! 私なんです!」「いや嬉しかったですよ、ありがとうございます!」と(笑)。その辺から隣のご夫婦とも話すようになって、娘さんももうご結婚されてるんですけど、実家に戻ってきた時にはお子さんとも写真を撮ったりするようになりました。松山:素敵なエピソードだなあ。ムロ:あまりひんぱんにやりとりしているわけじゃないんですけど、みかんなんかをおすそわけすることもあります。――途中でTwitterを介しているところに現代感ありますね。ムロ:そうなんです(笑)。もちろん、職業柄ご迷惑をかけるかもしれないから、距離を取ることもありますけどね。松山:そっとしておく優しさもあるからね。そこが難しい。○■「今までのムロツヨシはいらない」という言葉――今回お二人は「がっつりタッグが実現」と話題にもなりまして、改めてお互いに役者としてすごいなと思ったところ、いいなと思ったところはありましたか?ムロ:僕はタッグを組めて嬉しかったです。大河ドラマ(『平清盛』)で殿(清盛役:松山)と下の者(忠度役:ムロ)から始まって、今こうやって肩を並べて、松山ケンイチという男と向き合ってお芝居できる喜びは大きかったです。当時から芯を持ってる方だなと思ってましたけど、改めて頼れる方だと思ったし、僕もしっかり刺激できる何かを返さないといけないなと。特に今回の役は事前に打ち合わせとかするわけではなく、受け止めてくれるだろうという信頼もあり、刺激をもらうことが多い役者さんだなと思いました。松山:ムロさんはすごく面白いし楽しませてくれる(笑)。自分の知らないこともたくさん経験してるし話もすごく面白いので、今回また現場でお会いできて嬉しかったですし、何より演技の部分で強烈だったのが「ずけずけと入ってくるのにも関わらず、どうしてこんなにも脆そうなんだ」ということでした。触ったら壊れそう、というか。瞳の表情などから出てるんですよね。ムロさんが役のことを荻上監督と話し合って深めてる様子を見ながら、実際に出来上がったらすごいことになるなと楽しみにしていて、出来上がりを見たらやっぱりすごいことになっていました。ムロさんは「“荻上前”と“荻上後”で役者人生が違う」と言ってたけど、本当にそうなんだろうな。僕自身にも“〇〇後”と思うターニングポイントになるような作品はあるから、そういうことが普段の生活の中でも繰り返されればもっと豊かになっていくと思うし、認識の幅も広がって楽しんでいけるんだろうなと思いました。もしまた機会があるときには、違った自分を表現できて楽しめたら嬉しいです。――“荻上前”と“荻上後”はどういう変化だったんですか?ムロ:40歳を過ぎて20年以上お芝居の世界にいると、自分なりの理論は持ってしまっていたのですが、荻上監督から「自分がいかに現場にいるかという考え方を、1度全て捨ててください」と言われたんです。そんなことを言ってくれる人はこれまでいなかった。「今までのムロツヨシはいらない。サービス精神がある、主役に気を遣える、スケジュールのことを考える、スタッフの空気を考えるムロツヨシは、一切いらない。島田の役のことを考えるだけのムロツヨシでいてください」と。それで、そういうことを言ってくださる人の生み出す作品にどっぷり浸かってみるのはどうだろうと実践してみたら、これまで芝居に向き合ってたつもりだったのが、まだ足りなかったのかと自覚しました。考える時間はとても苦しいけども、新しく思いつくこともあれば反省することもあり、貴重な時間でした。そうやって向き合った相手役が松山ケンイチだったことも本当に幸せで、現場では荻上さんに言われたことなど説明したこともなかったけど、すべて汲み取ってくれたんだとわかりました。――『神は見返りを求める』の現場でも役に入り込んでいたと話題になっていましたが、今作があったからこそなんですか?ムロ:この後に撮った『マイダディ』『神は見返りを求める』は“荻上後”の変化があったので、現場での居方も少し変わりました。――皆さんが楽器を演奏しながら葬列のように進むシーンも静かな迫力を感じて印象的でした。あのシーンはどのような気持ちで臨まれていましたか?松山:一応葬式みたいな感じですけど、僕はこれ、エンタメをやっているんじゃないかなと思うんですよね。一つのエンターテインメントとして楽しんでいるシーンだと思っています。ムロ:エンディングらしいエンディングというか、みんながハイツムコリッタに住むことを受け入れたということですよね。これから何かをしようというわけでもないですけど、いろんな意味が含まれているんだろうなと思いました。松山:多分、この時の溝口さん(吉岡)は、まだすき焼き食われたこと怒ってる。ムロ:まだ怒ってるの!?(笑) まだ怒ってたかあ。松山:根に持ってる(笑)。でもそういうこともありつつ一緒にやっていける関係というのは、やっぱりすごくいいなと思うんですよ。多分、この人(ムロ演じる島田)はすき焼き食べたこと、まったく忘れてますよね。ムロ:全然忘れてます。感謝の気持ちすらもうなくなってます。――実際お二人は、「こういう風な最期を迎えたい」などご自身の死生観について考えたりしますか?ムロ:ここですぐに「舞台上で死にたい」と言えたらかっこいいですよね……。まあその時に僕にも家族がいたら家族と一緒に、と思ったりもしますね。どうです? あります?松山:ありますよ。僕はもう完全に老衰です。老衰になるために、今、健康な状態で生きていかなきゃいけない。ムロ:それ、1番いいなあ。松山:今すぐには絶対死ねないですけど、どういう死に方をしたいかっていうのは、やっぱりいつも考えています。ムロ:僕、考えたことない。40過ぎていくと、まあいつか死ぬんだろうなと思うことも少しずつ増えていくし、自分がいつそっち側に行くのかわからない時代だとも思うんです。絶対そうはならないとも言い切れないというか。でもまあ、そうですね。やっぱりどうでしょう、ここは舞台上で死にたいですね。2人:(笑)■松山ケンイチ1985年3月5日生まれ、青森県出身。2005年に『男たちの大和/YAMATO』で一躍注目を集め、続く『デスノート』『デスノート the Last name』(ともに06年)で大ブレイク。2016年には『聖の青春』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第59回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。近年の主な映画出演作に『怒り』(16年)、『ブレイブ‐群青戦記‐』『BLUE/ブルー』(21年)、『ノイズ』『大河への道』(22)などがある。公開待機作に主演映画『ロストケア』(23年)がある。がある。ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON Inc.)、スタイリスト:五十嵐堂寿(シャツ:J.PRESS/オンワード樫山、靴:パラブーツ/パラブーツ 青山店、他スタイリスト私物)■ムロツヨシ1976年1月23日生まれ、神奈川県出身。ドラマ、映画など幅広く活躍。主な映画出演 作に、『50回目のファーストキス』『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18年)、『ボス・ベイビー』(18年 ※声の出演)、『ダンスウィズミー』『最高の人生の見つけ方』(19年)、『今日から俺は!!劇場版』『新 解釈・三國志』(20年)、初主演映画『マイ・ダディ』(21年)などがある。ヘアメイク:池田真希、スタイリスト:森川雅代
2022年09月19日「おいしい食」と「心をほぐす幸せ」を描く、荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』がついに公開。初日翌日の9月17日(土)、都内劇場にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の松山ケンイチ、共演のムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、そして荻上監督が参加した。コロナ禍により約1年の公開延期を経て、念願の劇場公開となったことに荻上監督は、「我慢して我慢してこの日を迎えることができて嬉しい!」と封切りに感無量の様子。北陸の塩辛工場で仕事を見つけて、ハイツムコリッタに引っ越してきた主人公の山田役の松山さんは、山田の隣に住んでいる島田役のムロさんとの冒頭シーンを回想して「ムロさんはとても好きな俳優で大切な仕事仲間です。でも島田はいきなり山田の部屋に入って来て『風呂貸して』って…。どんな気持ちで言ったんですか?」と質問。これに対し、ムロさんは「とにかくお風呂に入りたかったんだと思うよ!」とキャラクターの心情を代弁していた。一方、荻上監督との出会いで俳優としての引き出しが増えたと語るムロさん。「荻上監督との戦いの毎日が楽しくて、緊張感とやりがいが交互にやってきた撮影の日々。それがいい具合にスクリーンに映っていれば」と期待。するとハイツムコリッタの大家・南役の満島さんが「現場でのムロさんが可哀想で可愛かった。荻上監督にやっつけられている場面などもあり、敗北感のある男がさ迷うように歩いていて」と撮影中の様子を明らかにすると、苦笑いのムロさん。また、息子と一緒に墓石を売り歩く溝口役の吉岡さんは、満島さんに“やっつけられた”様子。主要キャラたちですき焼きを囲んで食べるシーンの話題になると「僕はお肉を食べられていなくて…。食べようとすると満島さんが器を出すので、僕は注ぐしかない。カットがかかるたびにみんな『美味しい!美味しい!』と言うけれど、僕はあの美味しそうなお肉を一枚も食べていません。僕は常にネギとしらたきしかなくて」とションボリ。それでも「味が染み込んだ美味しいしらたきでした」としみじみと語った。また、作品の内容にちなんで「ちょっとした幸せ」について聞かれた際、松山さんは、本作のロケの際の待機場所として設営されたテントにちょっとした幸せを感じたそう。「その場所の近くに住んでいる野良猫がやって来て、ものをあさったり、昼寝をしたりする。猫が自然な振る舞いをしてくれるのが嬉しかった。僕らもその場の風景の一部になっているのかなと思ったりして」とコメント。すると荻上監督から「その猫も出ていますよ!」との報告があり、松山さんはビックリしながら「みなさん、もう一度作品を確認した方がいいです!僕も忘れていましたから!」と観客に語るひと幕も。最後に主演の松山さんは、「これからの時代、身の回りにある小さな幸せを実感して発見していくことができるかどうかが、必要になっていくと自分は思っているので、そのいいヒントになるような作品だと思います。言語では言い表すことのできないあいまいなものを皆さんに届けて、いつまでも皆さんの中に残るのが映画の理想。この作品を気に入ってくれたら、たくさんの人に紹介してもらいたいです」と、本作が広く届くことを祈願していた。『川っぺりムコリッタ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月18日他人との接し方や距離感について悩まされる時代を生きるなか、家族でも友達でもない人たちによる新しいつながり方を描いた話題作『川っぺりムコリッタ』が公開を迎えます。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。松山ケンイチさん & ムロツヨシさん【映画、ときどき私】 vol. 520ある理由から誰とも関わらずに生きようと決めた主人公の山田たけしを演じているのは、唯一無二の存在感で観客を魅了する松山ケンイチさん。そして、山田が引っ越したボロアパート「ハイツムコリッタ」の住人で、山田の日常に踏み込んでくる隣人の島田幸三を、どんな役でもこなしてしまうムロツヨシさんが演じています。今回は、現場での忘れられないエピソードやおふたりが1日のなかで大切にしている幸せな時間、そして本作を通じて感じた死に対する考えなどについて語っていただきました。―今回、松山さんは台本に惚れ込んで出演を決めたそうですが、どういったところに惹かれましたか?松山さん荻上直子監督の前作『彼らが本気で編むときは、』を観たときに、すごい映画だなと驚かされたので、そんな衝撃を与えてくれた監督と一緒に作ってみたいという思いがまずはありました。あとは、これまで自分の世界にはいなかったような人たちの物語から、何を感じることができるのか。そういったことに興味があって、出たいと思いました。苦しみの反対側には、喜びや幸せがあると気がついた―実際に演じてみて、感じたこともあったのでしょうか。松山さん人は苦しい状況にいるとき、その反対側には喜びや小さな幸せもあるのに、どうしても苦しみのほうが目立つので見逃しがちではないかなと。でも、山田は隣人たちにかき回されていくことで、それを実感していく。それぞれの苦しみを抱えながら生きている人たちが、そういったことに気がついていく話だと感じました。「生きていて意味あるのかな」と考えることって誰にでもあると思いますが、それとは逆に「生きよう」とする気持ちが遺伝子のなかにあるから、その矛盾に苦しくなるんですよね。そんなときに、この映画はこれからどう生き延びていくのかのヒントにもなっていると思います。僕も自分のことをもう一度ちゃんと観察しようと思えましたし、自分のなかに足りなかった部分を改めて教えてもらったような気がしています。―ムロさんは、ご自身の役どころに関してはどういったイメージで演じられましたか?ムロさん僕が演じた島田は、一見すると愉快で人懐っこくて、他人を巻き込む人物のように思われますが、傷や後悔を背負って生きている男です。本編では過去についてはあまり描かれていないものの、僕は個人的に監督から説明を受けました。ただ、作品で描かれていないことなので、あえて触れませんが、過去との向き合い方は人それぞれですよね。監督からは「寅さんみたいに」というアドバイスをいただいたので、それを織り交ぜながら演じました。楽しかったのは、2人でご飯を食べるシーン―印象に残っているシーンや現場の様子についても、教えてください。ムロさん基本的にアドリブとかはしていなかったと思いますが、楽しかったのは、2人でご飯を食べるシーン。友情なのか何なのかわからないなか、島田が隣人であることの縁を認め、運命を受け入れざるを得ない山田とのやりとりは面白かったです。松山さん静かなのに、印象に残る演技をみなさんがされていたので、撮影していたときのことはいまでもよく覚えています。そのなかでも、今回のムロさんは、いままでとはまた全然違ったムロさんですごく好きでした。あと、(柄本)佑くんも真面目にやってるんだろうけど面白いし、(満島)ひかりちゃんも華奢なのに「どこからそのパワー出てくるの?」みたいな感じでしたから。ムロさん本当に、すごい力ですよ。松山さんあと、吉岡(秀隆)さんは、「この人に近づいたら本当に危なそうだな」という雰囲気がありましたよね(笑)。ムロさんもちろん、役としてですけどね!松山さんこの作品の登場人物のように、家族でも友達でもないけれど、チームとして撮影に挑めたので、お互いに支え合っていた部分はすごくあったと思います。特に、撮影をしていた2年前は、コロナ禍が始まったばかりで死を意識するような時期でもあったので、待ち時間のときにムロさんと吉岡さんとひかりちゃんと僕の4人で、普段だったら絶対にしないような話もしました。「死にたいと思ったことありますか?」とか。これは死に関することを描いた映画でもあるこの作品で、あの瞬間でしか聞けないことだったと思います。こういう話は、家族でもなかなか共有できるものではないので、本当に貴重な時間でした。どういう死に方をしたいかは、いつも考えている―確かに、本作では死について思いを巡らせる瞬間が多いですが、おふたりはどういう“人生の最期”を迎えたいと思っていますか?ムロさん考えたことないですね。でも、ここですぐに「舞台上で死にたいです」と言えたらかっこよかったんでしょうけど……。そのときにもし僕にも家族ができていたら、家族と一緒がいいのかな。何か希望はありますか?松山さん僕は、老衰がいいです。そのためにも、いまから健康な状態で生きていかないといけないなと思っています。ムロさん確かに、それが一番いいですね。松山さんいますぐには絶対に死ねないですけど、どういう死に方をしたいかというのは、いつも考えています。ムロさん40歳を過ぎると、いつか死ぬんだろうなと思うことは少しずつ増えますし、いまは自分がいつあちら側にいくかわからない時代ですからね。でも、やっぱりここは「舞台上で死にたいです」にしておきましょうか(笑)。―また、劇中ではさまざまな形の弔い方が描かれており、そのあたりも非常に興味深く、観客も「もし自分だったら……」と考えるのではないかなと。おふたりにも理想があればお聞かせください。ムロさん骨を海にまいたり、話のなかで出てきたような花火のなかに入れたりとかいろいろありますが、僕は夫を亡くした「ハイツムコリッタ」の大家の南さんみたいに、手元にひとつだけ骨を置いて相手を想う姿が素敵だなと。僕にもそんな人がいてくれたらいいなと思いました。松山さん僕は養分になりたいので、樹木葬がいいなと考えています。ムロさん「養分になりたい」ってすごいね。松山さんというのも、僕らは自然からいろんなものを与えてもらっているのに、何も返せていませんから。せめて自分の体を土にして返していきたいというか、それしかできないんじゃないかなと思うんですよ。あと、気になっているのは、僕は死ぬ間際に自分の子どもたちに何を言うんだろうかというのは考えます。「死にたくない」とか言うのか、それともがんばってかっこいいこと言って死ぬのか。ムロさんきっと、ジタバタするんだろうな。幸せをかみしめる瞬間は、子どもたちが寝静まったあと―これを最後に言えたらいいな、と思う言葉はありますか?ムロさんいまは独り身なので、「ありがとう」と言える相手がいたらいいなと思います。「ここまで一緒にいていてくれて、ありがとうございました」と誰かには言いたいですね。松山さん僕はそれまで言えなかったことが出てきそうだなとは思っています。いまは自分でも何に蓋をしているのか気がついていない可能性もあるので、本当にそのときまで誰に何を言うかわからないですよね。「実はお前のこと大嫌いだった」とか誰かに言っちゃったりするかもしれないし(笑)。ムロさんいやいや、それを言われた人は、そのあとどうやって生きていこうかと悩みますよ!―確かに、それはトラウマになりそうです。本作のタイトルにもある「ムコリッタ」とは、仏教の時間の単位のひとつで1/30日=48分を指していますが、おふたりが1日のうちに大事にしている“ムコリッタな時間”といえば?ムロさん僕は朝と夜の1日2回お風呂に入るので、その時間です。タブレットを持って入るので、漫画を読んだり、リラックスできる音楽を聴いたりしています。朝は目を覚ますためでもありますが、夜はビールをおいしく飲むため。どこに行っても、必ず湯船にお湯をためて入るようにしています。松山さん僕は子どもたちが寝静まったあとの48分間がすごく好きです。「あー、今日もやっと終わった!」と感じられるので。そのときに、妻と1日を振り返って「今日もうるさかったな」とか話したりしますが、きっと幸せをかみしめている瞬間でもあるんだと思います。失敗はデータ化して、同じことが起きないようにする―素敵ですね。また、劇中で山田が怖いことがあるたびに、九九の7の段を逆から言って気を紛らわせているシーンも印象的でした。何か怖いことや嫌なことがあったときに、おふたりが実践していることがあれば、教えてください。ムロさん嫌なことがあったとき、もう一度その記憶をすべて思い出して、あえて真正面から向き合います。そうしないと、僕はずっと引きずってしまうので。そのときに、失敗をデータ化して、次に同じことが起きないように自分に言い聞かせて終わりにするので、確実に記憶に残すという作業をしています。松山さん僕はすぐに切り替えちゃうので、ムロさんとは逆で逃げているのかもしれないです。ただ、そうするとふとしたときに浮かんできてしまって、自分のなかで終わらせられてないんだなと感じることもあります。そのときは大したことないと思っていても実はすごく傷ついているときもありますし、逃げているつもりじゃなくても逃げていたのかなと思うときもあるので、結局はいまでもうまく対処できていないですね。まだまだいろんなことが怖いので、いつも迷っています。自分の体の声を聞く時間は、忘れずに持ってほしい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。ムロさんいまは人と人とのつながりも多様化してきましたが、大切なのは自分なりにいい距離感を見つけること。そして人と向き合う時間を1分でも増やしてみると、新しい発見があるのではないかなと思っています。いい感じにがんばって、いい感じにさぼって、一緒になんだかんだやっていきましょう!僕もみなさんのことを応援しています。松山さん20代も30代も、働き盛りの年代なので、僕もみなさんと同じように突き進んできました。ただ、突き進みたい気持ちと自分の体の声を聞く時間はセットとして持っておかないと、体を壊したり、精神的に落ち込んだりしてしまうので、自分で自分のことを大事にしてほしいなと思っています。僕自身もそれですごく悩みましたし、みなさんが潰れてしまうと日本の損失にもなってしまいますから。なので、“自分の声を聞く”ということを忘れないでください。インタビューを終えてみて……。劇中と同じく、息の合った絶妙なやりとりを見せていた松山さんとムロさん。いつまでもお話を聞いていたくなるくらい、とても心地よい取材となりました。興味深いおふたりの人生観や死生観を踏まえると、作品もより楽しめるので、そのあたりにもぜひ注目してみてください。ユーモアたっぷりの味付けに心が温まる!人生に欠かせないのは、おいしいご飯と大切な人と過ごすムコリッタな時間。誰もが孤独に陥りやすい日々を送るなか、人と生きることの楽しさやささやかな幸せに気づかせてくれる優しい物語は、きっと心もお腹も満たしてくれるはずです。写真・北尾渉(松山ケンイチ、ムロツヨシ)取材、文・志村昌美松山ケンイチ ヘアメイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)スタイリスト・五十嵐堂寿シャツ¥12,100(J.PRESS/オンワード樫山お客様相談室03-5476-5811)、他スタイリスト私物ムロツヨシ ヘアメイク・池田真希スタイリスト・森川雅代ストーリー山田は、北陸の小さな街にある塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。風呂上がりの冷えた牛乳と炊き立ての白いごはんだけをささやかな楽しみにしていた山田は、できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きていこうと決めていた。ところが、隣の部屋の住人・島田が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変。夫を亡くした大家の南、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口といった、訳アリの住人たちと関わりを持ってしまう。そんなある日、子どもの頃に自分を捨てた父親が孤独死したという知らせが入る……。心がほぐれる予告編はこちら!作品情報『川っぺりムコリッタ』9月16日(金)全国ロードショー配給:KADOKAWA©2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会写真・北尾渉(松山ケンイチ、ムロツヨシ)
2022年09月15日J.S. バーガーズ カフェと、マネケンがコラボレーションしたワッフルスイーツが、2022年11月中旬までJ.S. バーガーズ カフェ全店にて販売。マネケンとのコラボによる限定ワッフルスイーツJ.S. バーガーズ カフェで展開するスイーツの中で人気の“ワッフル”が、パワーアップ。コラボレーションでは、「マネケン」のワッフルを使用し、個性的に仕上げた2種類のワッフルデザートを展開する。「アメリカンモンブラン」は、“ストロベリーチーズケーキ”をイメージし、モンブランをアメリカンバーガーカフェ風にした1品。マネケンのパールシュガー入りワッフルの上に、マスカルポーネチーズのさっぱりクリーム&ストロベリーアイスをのせ、カラフルマーブルチョコレートとクッキーでデコレーションした。一方「クラシックモンブラン」は、マネケンの季節限定・栗ワッフルをメインに使用。 ゴロゴロとした栗入りの贅沢なワッフルに、渋皮栗の甘露煮、渋皮栗アイスを飾り、オリジナルのマロンクリームで包み込んだ。栗の美味しさを存分に楽しめる、リッチな1品となっている。詳細J.S. バーガーズ カフェ×マネケン販売期間:2022年9月1日(木)~11月中旬展開店舗:J.S. バーガーズ カフェ全店展開商品:・クラシックモンブランワッフル 1,408円・アメリカンモンブランワッフル 1,188円
2022年09月08日いよいよ来週に公開を迎える、松山ケンイチ主演の『川っぺりムコリッタ』より、松山さん、ムロツヨシ、吉岡秀隆らが“すき焼き“を囲む食事シーンが到着した。新たに解禁された本編映像は、墓石販売員・溝口(吉岡さん)と息子・溝口洋一(北村光授)のご馳走“すき焼き“を嗅ぎ付け、それに群がる山田(松山さん)、島田(ムロさん)、南親子(満島ひかり・松島羽那)らの食事シーン。すき焼きを前ににやける溝口家に、匂いを嗅ぎつけハイツムコリッタの住人山田、島田が押しかける。「すき焼き?すき焼きだよね」と勢いよく障子を開ける島田。矢継ぎ早に「みんな、助けあわないと生きていけないよね。僕、金持っていません!」と宣言。山田にも一緒に食べるよう促すが「いや、僕は」と遠慮気味に答える。だが、目の前の“すき焼き“を見た山田は家に戻り箸と茶碗を両手にダッシュで駆け戻り「僕、金持ってませ~ん!」と宣言。山田と島田に圧倒される溝口は大きく落胆する。家賃を半年滞納している溝口は半年ぶりに高級な墓石が売れたと語り、新たに匂いを嗅ぎつけてやってきた大家の南親子らも参戦し、アパートの住人皆で豪華な“すき焼き“をがむしゃらに食べる姿が食欲そそるシーンとなっている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月08日「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で、川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男を松山ケンイチが演じる荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』。9月6日(火)、松山さんと荻上監督がオールロケが行われた富山県の県知事を表敬訪問、さらに凱旋の舞台挨拶も行った。クランクアップから2年、いよいよ公開を迎える本作。新田八朗知事への表敬訪問では富山県を舞台にした理由について、荻上監督は「主人公の青年が、イカの塩辛工場で働いているという設定。『塩辛を作っているところはどこだろう』と調べたら、函館が一番で、その次の次くらいが富山県だった。富山にロケハンに来たら、大自然の山も川も海もあって、人々は優しくてあたたかい。これはもう、富山にしようと思いました」と惚れ込んだことを告白。松山さんは、富山の名産でイカの塩辛にイカ墨を入れて黒くした、“イカの黒作り”を大いに気に入ったそうで、「富山に来て、初めて、黒作りに出会って。富山の幸や文化にも触れることができました。来てみないとわからないことってたくさんあるなと思いました」とコメント。映画の大ヒットを祈願して、富山県産の新米を進呈されると、荻上監督は「富山という土地が助けてくれて、この映画の底力を上げてくださった。自分が脚本を書いて想像していた以上に、この風景が助けてくれた」と、富山の空気もささやかな幸せを見つめる本作の力になったことを明かしていた。また、その後は富山市の映画館「JMAX THEATERとやま」にて富山凱旋舞台挨拶が開催。撮影は2020年9月上旬から10月上旬にかけて行われたが、コロナ禍で公開延期となっていた本作がようやくお披露目の日を間近に迎えることに、松山さんは「台本を読んだのは5、6年前。ずっとその間、自分の中で(演じる)山田が熟成されていった。今でも熟成され続けているような感じがする」と役柄への愛情を吐露しつつ、「お客さんの手に渡った時になにを感じていただけるのか、すごく楽しみにしています」と晴れやかな表情で語った。2年前に富山で行われた撮影をふり返った松山さんは、「富山の美しい風景の中、人工的な音が限りなく少ない自然の中で撮影をすることができて、僕たち俳優の背中を押してくれた。そういった空気感を受け止めながら、みんなで作品をつくり上げた」と富山の空気を吸い込んで映画づくりに臨んだといい、「そういった意味でも、すごく印象に残っている作品です」と特別な作品になったという。「『光授いいよ!』って言ってくれたのでだんだん楽しくなりました」さらにこの日は、富山でのオーディションで選ばれた子役2人が会場に駆けつけ、松山さんと荻上監督に花束を贈呈した。登場したのは、主人公が住む“ハイツムコリッタ”の住人、溝口(吉岡秀隆)の息子・洋一役を演じた北村光授と、“ハイツムコリッタ”の大家、南(満島ひかり)の娘・カヨ子役を演じた松島羽那。2人とも撮影をとても楽しんだ様子で、北村さんは「松山さんはたくさん遊んでくれました。“しゃべったらダメゲーム”が一番おもしろかったです。撮影が終わってしまう日、すごくさみしくなりました。荻上監督はよく僕の頭を触っていました。演技が初めてでよくわからなかったけど、『光授いいよ!』って言ってくれたのでだんだん楽しくなりました」とふり返る。松島さんは「松山さんとムロさんは、飛行機を飛ばして遊んだり、どんな時でも遊んでくれてうれしかったです。監督の双子のお子さんと同じ歳と聞いて、うれしくなったし一生懸命頑張ろうと思いました」と背筋をピンと伸ばして語り、2人のかわいらしいコメントに会場も思わず笑顔に。松山さんは撮影中には、彼らの一挙手一投足が笑いや癒しと、新鮮な驚きをくれたとも話し、「すばらしい子どもたち」と称えていた。荻上監督は2人を起用したことについて、「富山で撮影することを決めた時に、富山の子でオーディションをしたいと思った。そんな中でこの丸坊主がすごく印象に残って。目力もある」とにっこり。さらに「羽那ちゃんは、存在から明るさを出していて、こんなに小さいのにオーラがあった」と説明し、「映画の空気にも作用している」と伸び伸びと演技をした2人に感謝していた。最後、「富山の雄大さに圧倒されて、撮影をしていた」と語った松山さんは、「富山在住ではない僕たちが見た富山の風景は、皆さんにとっては地元の美しさを再認識するものになるのではないかと思う。ぜひ楽しんでいただきたい」とメッセージ。荻上監督は、コロナ禍の撮影も「富山の方が温かく迎えてくださった」と改めてお礼を述べ、「この大自然と同じような心の大きさを持った、富山の方たちの優しさも、映画の空気感として込められていると思います」としみじみ語った心のこもった挨拶に、会場からは大きな拍手が上がっていた。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月07日愛媛県松山市の魅力を全国にお伝えする「松山ローカルエディターズ」は、ライター・編集者など、松山市を中心に各方面で活躍する、地元愛にあふれたメンバーが集まったチームです。2022年8月より、<松山の隠れた魅力を地元目線で再定義する…!>をコンセプトに、コンテンツ配信プラットフォーム“note”を活用し松山の情報発信をスタートしました。毎回テーマを決め、各テーマに精通した地元メンバーが集合し談義します。(noteは、22年8月~23年2月まで毎月更新予定です。)松山と言えば、道後温泉ですが、第一回のテーマは、“サウナ”です。松山ローカルエディターズ編集長・大木 春菜さんのもとに集まったマツヤマサウナ談義のメンバーは、自らプロデュースしたアパートにサウナ小屋を作ったという空間デザイナーのPECOさん、PECOさんの影響でサウナにハマり月40回サウナに入るというシュモンさんとソウマさん。このお二人は、サウナが好きすぎて勤める会社にサウナ部を設立し、オリジナルサウナグッズも手掛けるというツワモノです。メンバーおススメのサウナの中から、特に注目の施設を取材し紹介(9月6日13時より掲載)します。是非、 をご覧ください。松山ローカルエディターズ ロゴサウナ談義登場人物松山ローカルエディターズは、愛媛県松山市の魅力を全国にお伝えすべく2021年に誕生したチーム。ライター、編集者など、松山市を中心に各方面で活躍する、地元愛にあふれたメンバーが集まり、松山市のコアな情報をお届けします。※松山市シティプロモーション推進課のサポートにより運営しています。<マツヤマサウナ談義で、松山の魅力を再発見!!>PECOさん、シュモンさんとソウマさんのサウナ談義では、都会から松山に来られたサウナーにとって、松山は、サ旅(=サウナ旅)の聖地!と言えるサウナや観光の魅力を語っています。松山の代表的なサウナや基本的なサウナの入り方から松山らしい活用法まで、サ旅やサ活(=サウナ活動)には欠かせない情報を紹介。サウナ談義松山サ旅のススメ!○おすすめサウナの中で、特に注目の3つのサウナ情報を公開!!1 ローカルサウナは、銭湯も外せない。松山随一の名水を堪能できる「水晶湯」を訪ねて―これまで取材お断りのレトロ銭湯系サウナを初取材!!―水晶湯は、銭湯の料金だけでサウナにも入れる昔ながらのスタイル。水晶湯のサウナ室はとことん熱く、水風呂はとにかく冷たく、この水が人気の秘密。お客の中には、サウナのことを修行と思っている方もいるほどで、己との戦いだとか。シンプル イズ ベスト。ご主人が喋る心地よい響きの伊予弁は、どこか旅情も感じさせてくれるサウナです。水晶湯 風呂場水晶湯 サウナ2 家族で行きつけの「ていれぎの湯」が「はじまりのサウナ」になった話。―屋内外3つのサウナ、地下水のシャワーと水風呂、大自然満喫の外気浴も!!―今年、20周年を迎えた「南道後温泉 ていれぎの湯」は、金泉という源泉かけ流しの露天風呂や室内サウナがある人気の温泉。昨年、屋外に木製のバレル型サウナとテントサウナの『ていれぎテントサウナ湯婀(ゆあ)』をオープン。田園風景が広がり、遮るものなく広がる青い空の下で外気浴を満喫できます。もちろん温泉も楽しめます。この温泉は地域循環型社会を目指し、1月から燃料を薪に切り替え。薪は、地元の森林組合から間伐材を購入しています。ちなみに、上岡志保支配人は、系列スポーツ施設の元清掃パートさんで、サウナ好きで以前から会社にサウナの提案をしていたことから大抜擢された方です。ていれぎの湯 バレル型サウナていれぎの湯 テントサウナていれぎの湯 サウナ3 空と海に包まれて、ととのうサウナ体験「シーパMAKOTO」―空と海とのマリアージュが待っているサウナ!―海の見える露天風呂で、潮の香りを感じながらゆったりリラックスできる「シーパMAKOTO」。天然温泉の温浴施設で、露天風呂とサウナ付きの部屋もあり宿泊も可能。シーパMAKOTOの魅力は、何と言っても穏やかな瀬戸内海沿いに佇むロケーション。この美しい風景がある強みは、水風呂を終えた後の外気浴において、最大限に発揮される。おすすめは、夕日が沈んでいく時間帯。夜も観光船が通ると、船の明かりが海に綺麗に映るのでおすすめとか。サウナ飯には、松山市北条の名物の郷土料理「鯛めし」を館内で味わえます。シーパ 夕日シーパ 露天風呂シーパ サウナ是非、松山のサウナの魅力をご覧いただき、松山サ旅にお越しください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月06日主演に松山ケンイチ、共演にムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆を迎えた映画『川っぺりムコリッタ』。この度、築50年の“ハイツムコリッタ”の大家・南(満島ひかり)のお部屋が大公開。荻上直子監督と『めがね』(07)、『レンタネコ』(12)、『彼らが本気で編むときは、』(17)に続き4本目のタッグを組む美術・富田麻友美から“ハイツムコリッタ”のコンセプトや本作への想いを語ったコメントが到着した。解禁された大家・南の部屋は、どこか懐かしさと温かみを感じる素朴な作り。木材をメインにキッチン、南のミシン作業スペースや娘・カヨコの勉強道具、本棚など、2人の慎ましい暮らしの中に幸せを感じる生活感漂う部屋になっている。これらを手掛けた美術・富田麻友美から本作のこだわりを聞いた。南さんちの部屋の一画映画の美術を担当する際、「話の邪魔をしない。リアルであること。毒のあるしたたかさを入れる」をこだわりのポイントとして挙げる富田さん。本作について「初めに感じたのは、『ファンタジーとリアリティのバランスが非常に難しい世界観である』と思ったことです。微量な質量でバランスが取られており、この世界を現実にどう成立させるのかが美術部のテーマでした。まるっきりのおとぎ話でもない、もしかするとあるかもしれないと思えるリアルをどう出していけるのかが非常に悩ましい作品でした」と語る。南さんちの作業スペースハイツムコリッタで暮らす山田(松山ケンイチ)、大家の南(満島ひかり)、溝口(吉岡秀隆)、それぞれの部屋のテーマやコンセプトについては、「山田はとにかく最低限のものしかない、リフォームされた新しい部屋にいちから始める知らない街の新しい生活の不安な感じが出るといいと思って出来た部屋」と言い、「南はシングルマザーで自宅で裁縫の仕事をしている設定でした。部屋は色味のあまりないアースカラーのイメージで創りました。溝口は印象に残らない様な部屋にしたかったので、その通りになってくれてたら嬉しいです」と明かす。また、島田(ムロツヨシ)の部屋は登場しないものの、「あったら多分、物量の多い片付いていない部屋にした」と富田さん。南さんちのテーブルそれぞれのキャラクターもうかがえるが、とりわけ満島さん演じる南の部屋は、温かみがあり、細部までも可愛いインテリア。南さんちのキッチンスペース南が着ている衣装とのバランスも重視したという。「まずスタイリストの堀越(絹衣)さんの用意して頂いた衣装を決めて、その衣装と喧嘩しないような飾りを装飾部にお願いしました。衣装より一歩下がる感じです。並ぶのもダメとしました」と、ここにも1つのテーマがあったことを明かしている。南さんの洋服『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月05日松山ケンイチが主演、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らの共演で贈る『川っぺりムコリッタ』。公開に先駆け、“ハイツムコリッタ”の住人で墓石販売員の溝口(吉岡秀隆)の息子・溝口洋一(北村光授)と、ホームレスの男(知久寿焼)がピアニカとギターで奏でる演奏シーンの映像が到着した。『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督がオリジナル脚本で贈る、友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しい“つながり”の物語となる本作。今回公開された映像は、土手に無造作に積み重なった家電や家具のゴミ山で溝口の息子・洋一が、「パスカルズ」知久寿焼が扮するホームレスの男と演奏しているワンシーン。その音色に釣られた山田(松山ケンイチ)がぼんやり立ち止まり、2人を見つめる。時折、ホームレスの男が溝口の息子に目を向け、息を合わせた穏やかなメロディを奏でる。その様子を山田はただ眺め、ゴミ山に座り静かに聞き入っている後ろ姿が映し出される。演奏が終わると「いい曲だね」と2人に声をかける山田。優しく包まれるような心地よさを感じる映像となっている。演奏にあたり、必死にピアニカの練習に励んだという北村さんの姿にも注目だ。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月01日9月16日公開の映画『川っぺりムコリッタ』のプレミア上映イベントが30日、都内で行われ、松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が出席した。『かもめ食堂』(2006年公開)や『彼らが本気で編むときは、』(2017年公開)の荻上直子監督が原作と脚本を手掛けたオリジナル作品で自らメガフォンを執った本作。「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で川べりの古いアパート"ハイツムコリッタ"に引っ越してきた孤独な男・山田(松山ケンイチ)を主人公に、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員・溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会い、山田の心は少しずつほぐされていく。公開を間近に控えたこの日は、主演の松山らキャスト陣と荻上が登壇して上映前に舞台あいさつ。孤独な男・山田を演じた松山は、コロナ禍での撮影ということもあって「色んな方々が亡くなった時期でもありました。仕事仲間でも亡くなった方がいましたし、そういう部分で僕たちもどこかで引っ張られてしまう部分があって、"生きること""死ぬこと"が題材の中にあります。すごく自分ごとのように感じながら撮影していました」と映画とはいえ自分に置き換えて撮影したという。続けて「コミュニケーションが取りづらくて縛りがある状況が続き、身動きが取れない方もいると思います。自分自身を救っていくことは一人だと限界があり、山田もそうだったように実はたくさんの方々がセーフティーネットになっていると思います。ぜひ皆さんも周りをもう一度見回していただき、この作品を通してそういうところを周りの方たちと共有していただけたらと思います」とコミュニケーションの大切さを訴えた。松山演じる山田にお節介を焼く隣人の島田をムロが務めている。「40を越えて役者をそれなりにやってきましたが、今までのムロツヨシを捨ててくださいとはっきり言われました。僕の役者人生は荻上監督前後で変わっています。このタイミングでこの作品に参加でき、とてつもない人生経験だったと思います」と本作で荻上監督と出会って役者としての考え方が変わったという。ムロとロケ地でもある富山の蕎麦屋を訪れた松山は「店員さんにサインを頼まれて2人でサインを書いたんですが、確認したらムロさんが『川っぺりムロリッタ』と。よっぽど荻上監督に対して思っていたんだろうな~と思いましたよ。監督に喋ったら鬼の形相で怒ってました(笑)」と暴露すると、ムロは「自分のことを考えていた訳ではなく、職業柄『ムロツヨシ』と書くことが多いじゃないですか(笑)」と言い訳。そんなムロについて満島が「(撮影現場で)人生を彷徨った顔でずっと歩いていらっしゃって、ムロさんの哀愁みたいなモノが可愛くて。汚れた犬みたいで可愛かったです」と褒めると、ムロが「さっき違う言い方してたよね。敗北感のある男だって」と返して、笑いを誘っていた。映画『川っぺりムコリッタ』は、9月16日より全国公開。
2022年08月31日映画『川っぺりムコリッタ』プレミア上映イベントが、8月30日(火)に都内劇場で行われ、主演の松山ケンイチ、共演のムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が舞台挨拶に登壇した。松山さんはじめとしたキャスト全員が荻上監督とのエピソードを披露し、終始、笑顔&にぎやかなイベントとなった。『川っぺりムコリッタ』は、築50年のハイツムコリッタで暮らし始めた孤独な山田(松山さん)の物語。山田は、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロさん)、夫に先立たれた大家の南(満島さん)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会い、少しずつ心がほぐれていく。荻上監督は、松山さんのキャスティングについて「2017年に脚本を書き終えたばかりのときにイタリアの映画祭に行ったら、その日の夜に松山さんが前に座っていたんです。絶対運命だと思い、帰ってから脚本を読んでいただきオファーしようと心に決めていました。脚本を体で深いところまで理解してくださっていたと思っています」と明かした。松山さんは「イタリアで初めてお会いしたとき、監督がめちゃくちゃお酒を飲んでいたんです(笑)。作品でもビールを飲むシーンがあって“ああ、うまいなあ”とやっていたら監督が『ビール、もっとうまくないですか!?』って。もう1回のくだり、結構ありましたよね」と隣のムロさんとも意気投合。『かもめ食堂』などでも食のシーンを撮っていた荻上監督だけに、「口の中に入るものに関しては、ものすごくこだわりのある監督だなと思いました」と松山さんは振り返っていた。満島さんも荻上監督とふたりでお酒を飲みに行ったと言い、「ふたりでごはんを食べたとき“本当に変わった女だな!”と思っていたら『お前のほうが変わった女だよ!』と言われて(笑)。ふたりで”変わった女“と言い合って終わっていった感じです(笑)」と笑顔でエピソードトーク。そんな満島さんについて、荻上監督は「怖いんですよね」と一言。「タクシーの後ろで(満島さんの役が)娘と並んでいるシーンをモニターで見ていて。終わった後に満島さんが『監督、子供さんが恋しいんでしょ?』と言われて。そのシーンを見て子供を思い出して寂しくなってしまっていたので、察知して人の心を読んで怖い!って思った」と裏話を披露、満島さんも笑顔でうなずき大盛り上がりだった。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月30日松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが出演する荻上直子監督作『川っぺりムコリッタ』。友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しいつながりの物語を描く本作より、生=「食べる」、死=「葬る」2つの観点を切り取った特別映像が公開された。“食べる”編の映像では、孤独な男・山田(松山さん)がご飯や野菜を頬張るシーンからスタート。そして、1人で食べていた山田が、最後にはハイツムコリッタの住人と「みんなで食べる。」。住人と食を通して心通わしていく姿に和む映像だ。一方、“葬る”編の映像では「どんな人だったのかね」と問う島田(ムロさん)に、「どうせろくでもない人生ですよ」と吐露する山田。父の遺骨を市役所職員から受け取り、虚ろな表情を浮かべる。さらに、「死んだ後の魂は何処へ行くんですか?」という山田の問いに、「死に寄り添う。なんとか生きていく。」の文字が印象的に映し出されている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月25日松山ケンイチを主演に、共演にムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆を迎えた『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』。8月22日(月)、荻上監督作品には欠かせないフードスタイリストの飯島奈美も参加したトークイベントが開催された。『かもめ食堂』『めがね』など、これまでも多くの作品でタッグを組む荻上監督と飯島さん。フードスタイリストを依頼する出会いのきっかけについて飯島さんは「パンのCMでの縁で、推薦して頂いて監督とお会いして‥」と語り、荻上監督は「最初にお会いした時にこの手が美味しそうなおにぎりを作る手なんですね。と言ったのを覚えてます」と当時のエピソードを披露。飯島さんも「当時、独立して初めて携わらせて頂く作品だったので凄くいい作品に巡り会いました」と感謝の気持ちを明かした。撮影する上でフードスタイリストとのタッグについて荻上監督は、「奈美さんの方から色々提案して下さって、この場面ではこうゆうご飯はどうだろう。とか、料理だけじゃないんですよ。お皿もあってからのフードスタイリストさんでいらっしゃるので、フィンランドから帰る時も奈美さんの荷物ったら‥」と言う荻上監督に、「ギャラ分買いました!」と飯島さんは笑顔で明かし、会場を沸かせた。本作の“すき焼き”のシーンについては、荻上監督から飯島さんに「とにかく上手いやつ! 上等なお肉」と相談して決めたそう。また、フードスタイリストの仕事について飯島さんは「手さばきや料理の大きさ切り方などイメージを持って貰えるように大きさとか見せたりします」と語った。主人公の山田(松山ケンイチ)が料理するシーンについては「お米炊くシーンは彼のやり方で水の量とか凄く拘ってやって頂きました」と撮影秘話を明かす監督。美味しく撮ってもらうコツについて、飯島さんから「凄く感じます! プレッシャー」とコメントし笑いを誘った。さらに、山田がお金がなくご飯が食べれず、一番最初に野菜に被りつくシーンでの松山さんは「何日間か絶食して下さって最初に被りついたきゅうりが本当に美味しかったと言ってました」との告白も。イカの塩辛を作っている工程でのこだわりポイントを、荻上監督は「生きていたものが亡くなってそこにあってご飯になってくるのを強調したくて目とかヌルっとした感じとかそういうのは凄く意識して撮りました」とこだわりを明かす。一番好きなシーンを「お米が炊き上がって美味しそうに食べる所がたまらない」と語るのは、飯島さん。「表でおにぎりでも売ろうかな」とチャーミングな一面を魅せた。最後に飯島さんは「私もこのアパートに住みたいって思ったくらいほっこりした人たちの集まりなので和んでいってください」とメッセージを送り、荻上監督は「こういうコロナの時代に家で配信系を見れるそんな世の中でこうやってちゃんと足を運んで下さって劇場に来て下さって映画を観てくれるのは本当に嬉しいです! ありがとうございます! 今日観て頂いて面白かったと思って下さった方はお友達1人、5人連れて来てくれると信じています! 今日はありがとうございました」と、それぞれ熱いコメントを残していた。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月23日松山ケンイチが主演を務め、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆ら実力派豪華キャストが集結する『川っぺりムコリッタ』。この度、食事シーンを映し出した本編映像が解禁となった。公開された映像ではお茶碗と自家製の漬物を両手に島田(ムロさん)が、「あ~お米のいい匂い」と微笑み、山田(松山さん)の家に押し掛けるシーンから始まる。「なんですか」と山田(松山さん)が無愛想に答えるも「ご飯ってさ一人で食べるより誰かと食べた方が美味しいのよ」とずかずか上がり込み山田が炊いた炊き立ての白米を持参したお茶碗によそう。そして、島田が部屋の一画にある遺骨に気づき、「お父さん、山ちゃんの事ちゃんと見守ってあげて下さい」と手を合わせると、山田は「僕の事なんか忘れていましたよ、きっと」と言い放つ。2人の間で交わされる会話から、淡々とした日々に漂う抗いようのない悲哀や心の乾きが滲みだすシーンになっている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月17日2009年9月に劇場公開された松山ケンイチ主演、小雪、伊藤英明、佐藤浩市らが出演した映画『カムイ外伝』がデジタル配信されることが決定した。手塚治虫と並び称される伝説の漫画家・白土三平の傑作忍者活劇漫画を実写化した本作は、脚本を宮藤官九郎、監督と共同脚本を崔洋一が務め、卓抜した視覚効果で魅せる忍法の数々やド迫力の戦闘で、見る者を引き込んでやまない物語世界を改めてつくりあげた。強靭な意志と剣の腕前を持つ忍者カムイは、真の自由を求め、掟に縛られた忍(しのび)の世界を抜け出した“抜け忍”。しかしそれは、裏切り者として追っ手の“追忍”と闘う運命を背負い続けることであった。ある日カムイは、時の藩主・水谷軍兵衛の愛馬をある理由から殺した半兵衛という漁師を助け、それを機に半兵衛の家族に迎え入れられる。しかし、半兵衛の妻はカムイと同じく抜け忍であり、かつてカムイがその命を狙った "くの一"スガルであった。彼女はカムイを追っ手と信じて心を許さない。一方、スガルの娘・サヤカはカムイに恋心を募らせていく。そんな彼女の想いをよそに、スガルはカムイに戦いを挑む。密告により捕縛された半兵衛の救出、頭の不動率いる謎の鮫退治集団“渡り衆”の出現、そしてサヤカとの淡い恋…。さまざまな出来事の中で、次第に人と触れ合う温かさを知り、穏やかな日々に幸せを感じるカムイ。しかし、追っ手の忍群はすぐそこに迫ってきていた。主人公カムイを演じるために、1年以上におよぶアクション特訓に挑んだ松山ほか、個性豊かなキャラクターたちを極限まで肉体を駆使したアクションで演じる俳優陣が過酷な撮影をまさに“生き抜いた”といえる本作。その熱量を家庭で、手元の端末で堪能して欲しい。■配信情報『カムイ外伝』デジタル配信中URL:
2022年08月01日中井貴一主演、実話をベースにした、笑って泣けて、そして日本史の常識をもひっくり返す〈歴史発見〉エンタテインメント映画『大河への道』のBlu-ray&DVDの発売が、10月5日(水)に決定した。世界を驚かせた[初の日本地図]完成から200年。その裏に隠され続けた秘密が、遂に明かされる。とある“大河ドラマ”の開発チームが発見してしまった、驚きの秘密。日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった?原作は“究極の話芸”と評される落語家・立川志の輔による新作落語。名もなき人々が歴史を変えた感動の実話に、「笑って泣けて、感動した」「ラストシーンは鳥肌」などの声が届いた。主演は幅広いジャンルにおいて一線で活躍し続ける国民的俳優、中井貴一。時代劇への熱い想いから、なんとしても新作落語「大河への道」を映画化したい!と、立川志の輔に映画化を直談判し、本作の企画も務めた。脇を固めるのは、軽妙かつ喜怒哀楽豊かな演技で観客を魅了する松山ケンイチ、凛とした着物姿で圧倒的な存在感をみせた北川景子。そのほか、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、そして原作者の立川志の輔、さらに草刈正雄、橋爪功と、個性豊かな実力派キャストが揃った。キャストが一人二役で、「令和の現代劇」と「江戸の時代劇」の二つの世界の登場人物を演じたことも、大きな話題を呼んだ。まったく別人のキャラクターでありながら、共通する性格にも注目してみてほしい。このたび発売される特別版Blu-rayには、中井、松山、北川らキャスト、志の輔や監督による本作への想いや見どころを語ったインタビューを収録。イベント映像集からも、それぞれが作品にかけた想いを知ることができる。メイキングでは、コロナ禍で奮闘しながらも、和気あいあいとした撮影シーンを公開。感動のラストシーンの制作過程も見逃せない。さらに発売決定を記念して、中井・松山・北川より動画コメントも到着した。中井は「ぜひ、ブルーレイとDVDで、ご自宅で何度でもお楽しみください!」と、熱く呼び掛けている。『大河への道』10月5日(水) Blu-ray&DVD発売特別版Blu-ray(数量限定生産):6,380円(税込)●映像特典・メイキング・イベント映像集完成披露試写会先行プレミア上映イベント初日舞台挨拶・予告通常版DVD:4,180円(税込)●映像特典予告Blu-ray&DVD特設ページ: 映画公式HP:
2022年07月15日1959年の誕生から長きにわたって、世界中で愛されている着せ替え人形『バービー』。肌の色やファッション、メイクなど、その時代を反映しながら、バービー人形は、常に成長してきました。そんなバービー人形が、2023年に実写映画化!2022年4月には、実写版『バービー』で主演を務めるマーゴット・ロビーが写った同作のビジュアルが、さらに6月には、バービーの恋人であるケンに扮した、ライアン・ゴズリングの新ビジュアルも解禁されました。 この投稿をInstagramで見る Warner Bros. Pictures(@wbpictures)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Warner Bros. Pictures(@wbpictures)がシェアした投稿 1990年代~2000年頃に流行したファッションを意味する『Y2K』スタイルに身を包んだ、マーゴット扮するバービーと、きれいな腹筋がまぶしい、ライアン扮するケン。どこか懐かしさを感じるファッションと、バービーとケンを見事に再現した2人の姿に、ネット上では「完璧なキャスティング」と早くも反響を呼んでいます。・ケン役はライアンじゃないだろうと思ったけど、意外とあり。・2人のもともとのよさがいかされていて、最高。・一体どんな話になるのか、予測不可能。実写版『バービー』でメガホンをとるのは、映画『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで知られるグレタ・ガーウィグ監督。脚本は、グレタのパートナーである、ノア・バームバックが務めることが発表されています。なお、実写版『バービー』のストーリーは現時点では明かされておらず、一体どんな話になるのかはまだ不明。ただ、グレタとノアという今人気の2人がタッグを組むため、ありがちなストーリーでは終わらないという期待も十分にあります!世界中で愛されているバービー人形の実写版なだけに、今後もさらに注目度が増していきそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年06月16日ローソン新プロジェクト『ハピろー!』発表会が13日、都内で開催され、新CMで店長役を務める松山ケンイチと、お客さん役の川栄李奈、ローソンの竹増貞信社長が出席。松山は今月19日の父の日について「子供は日々ありがとうって言ってくれるので、毎日が父の日みたいですね」と笑顔で語っていた。ハピろー!(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)は、2025年の創立50周年に向けたローソンが目指すビジョン「新・マチの“ほっと”ステーション」を実現するためのプロジェクト。6月14日から放映される新CMで、新店長役を務める松山は「ローソンには10代のころからお客さんとして通い続けていて、牛丼が好きで毎日食べていました」とプライベートでも縁があったことを明かすと「いまこうしてローソンの制服を着ていることがとても不思議な気分です」と笑顔を見せる。松山の制服姿に川栄は「本当に爽やかでお似合い。自然に着こなしている松山さんは素敵です」と絶賛すると、自身も以前コンビニエンスストアーでアルバイトをしていた経験があることを明かし「こんな店長さんがいたらすべて頼ってしまいそう」と温かいまなざしを向けていた。そんな川栄は「からあげクンが大好き。先日発売されたタルタルソース味が美味しかった」と目を輝かせると「撮影では新商品をいち早く食べられるのが、とても楽しみ」と嬉しそうに語る。松山も「撮影のときは毎日出掛ける前にダブルエスプレッソラテを毎日飲んでいます」とローソンファンであることを明かしていた。「周囲をハッピーに」という「ハピろー!」プロジェクト。「感謝を伝えたい人」というお題でトークが展開すると、松山は「祖母」、川栄は「両親」と回答。共に家族へ感謝の気持ちを明かすと、今月19日に父の日について松山は「ありがとうございます」と伝えたいと述べる。続けて松山は「自分の子供からは特別何かをしてもらうということはないと思いますが、子供からは日々ありがとうと言ってくれるので、毎日が父の日になっているなと思います」と笑顔を見せていた。
2022年06月13日映画『大河への道』(5月20日公開)の公開初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、田中美央、中西健二監督が登場した。同作は立川志の輔の新作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。プロデューサーとしても同作に関わっている中井は「昨日はちょっと緊張もしました。今日こうやって皆さんのお顔をここで拝見することができて、今はホッとしております」としみじみ。松山も「今回貴一さんが企画された作品ですけれども、貴一さんの人柄がよく出ているような、優しい映画になってます」と太鼓判を押す。中井はさらに観客に「僕たちにとってこうやってお客様がこの映画館に足を運んでくださることが何よりの喜びであり、この仕事をやっててよかったなあと思える瞬間でもあります。いろんな状況がありましたけれど、本当にすべての映画館の皆さんや劇場の皆さんは、皆様がこちらにお越しいただいても絶対に安全にお帰りいただけるような工夫をし、苦労しておりますので、どうぞこの先も……いや、この映画を何回も見ろって言ってるわけじゃないんですけど、この先もいろんな映画をご覧になることを怖がらずに、映画館や劇場に足を運んでいただけたら嬉しいなあという風に思います」と語りかけた。最後にはヒットを願って鏡開きを行ったが、写真を撮っている途中で誰かが蓋を叩いてしまい、割れてしまうというハプニングも。スタッフがやってきて直す姿について、和田が「撮らないで!」と叫び、会場の笑いを誘っていた。
2022年05月20日映画『大河への道』(5月20日公開)の公開初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、田中美央、中西健二監督が登場した。同作は立川志の輔の新作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。北川は、背中の大きく空いた白のワンピースを美しく着こなし、会場を魅了する。作品に対して「この映画にはピラミッドと同じぐらいの驚きの物語が隠されている」とコメントしていたことについて触れられると、「本物を見たことないんですけど、ピラミッドとかパンテオンとか、石を積み上げて作るものって、『今、人間に出来るのかな?』とよく思ってたんですけど、今回この脚本を読ませていただいて、何気なく見ていた地図も1人の人間が『こういうものを作りたい』と言ったことによって、しかも何人もの人がその人について行って諦めずにやらないとできないことだと思って。日本地図ってピラミッドと同じぐらいすごいことだったんじゃないのかと思って言いました」と説明した。また岸井は撮影時のエピソードについて「私は車の免許を取りたてだったので、どの車に乗ったらかっこいいかみたいなことをずっと話していました」と振り返る。北川は「大きいのに乗ってほしいとか、みんな好き放題言って」と続け、岸井は「車高が高いとかっこいいとか、イメージと反対のに乗って欲しいとか」と苦笑。しかし岸井が「まだ買ってないです」と明かすと、北川は「まだ買ってないんだ!」と驚いていた。
2022年05月20日立川志の輔の新作落語「大河への道-伊能忠敬物語-」を原作に、主演・企画に中井貴一、共演に松山ケンイチ、北川景子ら豪華俳優陣が集結した話題の映画『大河への道』より、場面写真が解禁された。本作は伊能忠敬亡き後に、彼の意志を継ぎ日本地図完成に向けて測量を続けることを決意した伊能隊と、彼らを支えることを決意した天文学者・高橋景保(中井貴一)と助手の又吉(松山ケンイチ)たちが実行した驚愕の隠密作戦など、日本地図完成までの知られざる道のりが描かれている。この度解禁されたのは、時代劇パートで岸井ゆきのが演じる伊能隊の下女・トヨと、西村まさ彦が演じた勘定奉行の家臣・神田三郎の新たな場面写真。日本史の常識を覆す、初の日本地図完成秘話も本作の大きな見どころのひとつだが、劇中所々に散りばめられた思わず笑いがこぼれる実力派俳優同士の掛け合いも注目ポイントとなっている。その中でも印象的なのが、日本を代表する名優たちが揃った本作でフレッシュな存在感を出している岸井さんと、「古畑任三郎」シリーズや映画『家族はつらいよ』シリーズなど、コミカルからシリアスな役まで幅広く演じてきた名バイプレイヤー・西村さんのシーンだ。解禁となった写真は、伊能忠敬の志を継ぎ、地図作りを続けることになった伊能隊と景保、又吉らが何かを隠していると勘繰った神田とトヨがなにやら怪しげなやり取りをしている場面を切り取っている。伊能が亡くなったという事実を幕府に知られてしまうと日本地図の測量が出来なくなってしまうため、あたかも伊能が生き続けているという偽装工作をする伊能隊の面々と、勘定奉行の家臣として調査にやってきた神田とトヨの小気味いいやりとりは必見だ。『大河への道』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年05月19日