ほしよりこさんが鉛筆1本で描く大人気のコミック『きょうの猫村さん』。猫ながら、家事が万能で家政婦として健気に働く猫村ねこと、彼女が奉公に出された犬神家の人々やご近所さん、村田家政婦紹介所の面々が織りなすほんわかワールドが、テレビ東京でドラマ化されることに。小柄なメスの猫村さんを演じるのは、身長188cmの松重豊さん。この意外性たっぷり、テレ東らしい攻めたキャスティングに、SNS上で「まさか!?」と驚きの声が巻き起こり、放送前から大きな話題となった。松重さんの他にも、原作の熱烈な大ファンの石田ひかりさんをはじめ、全出演者がとにかく芸達者。この奇跡ともいえる豪華なキャストが集まったのも、原作や猫村さんを演じる松重さんの持つ魅力ゆえに違いない。また、本作は1話につき2分30秒のミニドラマで、24回続く。この新しい試みにも注目を。ここでは、猫村さんを演じる松重さんにインタビュー!デカいおっさんでも「猫村ねこです」と言えば猫村さんです。名バイプレイヤーとしてさまざまな作品に参加してきた松重豊さん。これまで演じてきた役は数知れず。それでも、さすがに『きょうの猫村さん』で演じた猫役は、長いキャリアでも初めてのオファー。聞いた時は、どう受け止めたのだろう。「以前に、馬の役はやったことがあるんです。宇宙人やゾンビも何度かやりましたけど、猫は初めてですね。お話をいただいた時は、『あ、猫か』と(笑)。嬉しい驚きがありました。役者というのは、役をいただけて初めて成り立つ職業です。その役者にもいろんな人がいて、同じ役をずっと演じる方もいますが、僕は、いろんな役をやりたいと思うタイプの役者。やったことのない役を演じるほうが、モチベーションは間違いなく上がります。役の数だけ可能性が広がりますし、役は“言った者勝ち”みたいなところもありますしね。おじさんである僕の、この顔、この身長であっても、『猫村ねこです』と言った瞬間に、ドラマの中では猫村ねこになるわけで。それでどう言われようと、最後は『ごめんなさい』と店を畳めばいいのかなと」愛猫家の松重さん。未知の猫役にアプローチするにあたり、愛猫は何かヒントをくれたのだろうか。「うちの猫は超マイペースで、自分のことしか考えてないんです(笑)。猫はだいたいそうでしょうけど、原作から受ける猫村さんのイメージとの乖離が激しくて、まったく参考にはなりませんでした。さあ、どうしたものかと(笑)。でも、目の表情は別です。猫は、興味があるものがあると目だけじゃなくて、顔ごと動くんです。その動きは意識しました。今回、猫村ねこを演じる上で助けられたのは、ビジュアルですね。しっぽやかぶり物の調整で、3~4回衣装合わせにお邪魔したんですけども、扮装して監督やスタッフの前に出ると歓声が上がるんです。お客さんに面白がってもらいたいのが役者の本分ですから、コスチュームをつけて喜んでもらい、だんだんと猫村さんに馴染めました。…脱いだら普通の人間に戻りますよ。ハンドルを握って、家まで運転しなきゃいけないんでね。『ちょっとお魚が見えたから寄っていこうかしら』とか言ってたらおかしいでしょ。『家でも完全に猫だった』といったデ・ニーロ的なアプローチはしていません(笑)」スタッフから歓声が上がったという真っ白な猫姿は、インパクト大!この作品の撮影と知らずロケ中の松重さんに出くわした人は、さぞ驚いたのではないだろうか。「『触れちゃいけないんだろうな』という感じのリアクションでした。黒髪でスーツ着て、飲食店の前にいたら『今度はこの店でやるんだ』ってことになりますけど、一目で飯を食う猫の撮影じゃないってわかりますから(笑)。街の人が見かけても、なかったことにしてそっとしてくれてたのはありがたかったですね」松尾スズキさんら、ドラマを彩るキャスト陣の豪華さも話題!「間違いなく最高のキャストになっています。テレ東の深夜ということで、『予算大丈夫かな』って毎度思うんですけど(笑)、みなさんそういうことではなく、制作側の意気込みを面白がって出演を決めてらっしゃるんだなあと。この作品に出てくる登場人物はみんなステレオタイプの変人ではなく、一人ひとりの歪み方が半端じゃないんですよね。そういう役をどう演じたら面白くなるか、考えながら演じられるのは役者冥利に尽きます。僕も、もし猫村さんでなく、台詞がないと言われても出たい作品。犬のステテコ役でもね(笑)」印象に残っている役者を聞くとあげてくれたのが、猫村さんに因縁をつけてくるご近所の怖がりの奥さんを演じた安藤サクラさん。「怖がりの奥さんの屈折ぶりの裏には何があるんだろうと思わせるところが上手いなあと。難しい役を見事に演じてらっしゃいました」猫コスチュームに対する共演者たちの反応は?「この作品は、いわゆる猫のかぶり物ショーではなく、ヒューマンドラマです。みなさんプロなので、ちゃんとそこを腹に落とした上で、現場にいらっしゃるので、特にこれといって何もなかったですね。自分のことばかり考える人は一人としていなくて、現場の誰もが作品がよくなることだけを考えていましたし、すごくやりやすかったです。松本(佳奈)監督にしても、明確なビジョンを持っていたので、僕はそこに歩調を合わせるだけでよく、現場でストレスはまったくありませんでした」日常が続いていくほしよりこさんの世界。松重さんをはじめとする俳優たちを惹きつけた大きな理由のひとつは、原作の存在。「『きょうの猫村さん』は、ほし(よりこ)さんが、台詞の一つ一つに至るまで手描きされていて、コマ割も1日1コマと、ほしさんだけの世界観が確立されています。起承転結があるわけではなく、日常が永遠に続いていくと言ったらいいのかな。普通のドラマツルギーを拒絶したものを感じるんです。そうしたほしさんの世界や原作の精神を大切にできたらいいなと思っていました」本作は2分半×24回というミニドラマ。極端に短い尺が、原作の世界観を描くのにぴったりだった。「尺があると、見てる側は、最終的な落としどころを見出そうとします。演じる側にしても、お客さんに意味を伝えたくなるんですよね。『このシーンは悲しいんだ』『今、嬉しいんだよ』とか解説しようとしてしまう。それが1回2分半だと、起承転結のどこかに収めなくてもいいんです。この作品は、1時間で作るほうが難しかったと思いますね。ただ、2分半という短さゆえの難しさもありました。確実に2分半でエンドロールがくるので、芝居を10秒短くするといった細かい調整が必要になるんです。でも、いろいろな価値観が多様化していく中で、ドラマは1時間、映画は2時間前後という枠組みも崩れ始めています。テレ東の深夜で2分半、しかもデカいおっさんが猫村ねこを演じるということで、普通のドラマではない気配をお客さんも感じてくれているはず。なので、こちらも堂々と見世物になってしまおうと開き直りました」ミニドラマ『きょうの猫村さん』監督は『デザイナー 渋井直人の休日』の松本佳奈。脚本は、松重さんも出演した『バイプレイヤーズ』や、『デザイナー~』を手掛けたふじきみつ彦。テレビ東京系にて、毎週水曜24時52分~放送中。全24回。放送終了後、Paraviで配信。©テレビ東京まつしげ・ゆたか1963年1月19日生まれ。福岡県出身。2012年、『孤独のグルメ』で連続ドラマ初主演。映画初主演は昨年公開の『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』。また、FMヨコハマ『深夜の音楽食堂』でパーソナリティを務める。ジャケット¥60,000パンツ¥35,000シャツ¥30,000(以上suzuki takayuki TEL:03・5846・9114)シューズはスタイリスト私物『きょうの猫村さん』猫村ねこは、ぼっちゃんとの再会を夢見て、家政婦として犬神家で働くことに。単行本は9巻まで刊行(文庫は6巻まで)。小社刊1~9巻¥1,257~1,320※『anan』2020年4月22日号より。写真・中島慶子スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・佐伯憂香インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年04月15日4月の深夜に放送されるミニドラマ「きょうの猫村さん」の主題歌が決定。主演・松重豊が歌を担当、坂本龍一が書き下ろすことが分かった。同時に1分トレーラー(主題歌 Ver.)も公開された。本作はほしよりこの同名漫画を、松重さんが主人公の猫の家政婦・猫村ねこ役を務め実写化。ほかにも、濱田岳、石田ひかり、市川実日子、染谷将太、安藤サクラら豪華キャストが出演し、深夜に2分30秒のミニドラマとして放送する。そんな本作の主題歌は、日本を代表する音楽家・坂本さんが書き下ろし、タブラ奏者のユザーンが作詞を担当する「猫村さんのうた」に決定。その主題歌で猫役に続き、歌にも初挑戦する松重さんは「坂本龍一さんの偉大なディスコグラフィの、小さなバグのひとつとして僕の名前が残る奇跡に感謝します」とコメント。坂本さんは「『これはやらねば』と思いました。もちろん、原作が『きょうの猫村さん』だということも大きいですが、松重豊さんが演じると聞いて、この奇抜な企画は、参加するみなが真剣に悪ノリをすることに意義があるんだと思いました」とオファーをふり返り、「僕は歌の曲を作るのは苦手なんですが、今回は自分で下手なりに歌いながら、試行錯誤して作りました。覚えやすく、ドラマを見た人も口ずさめるようにと意識しましたが、でも単にホンワカしたものではなく、ひねりもほしい。歌の途中で、Queenのように唐突な転調をして、すぐに何事もなかったのようにパッと戻る。どこか唐突に変なことをしてしまう猫村さんのようじゃないかな」と今回の作曲について明かしている。なお、音楽は坂本さんと、日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受賞した篠田大介が担当する。そして今回、初公開となる場面写真が到着。村田家政婦紹介所のメンバー、池田エライザ扮する尾仁子の部屋での一コマ、そして、ネコムライスのビジュアルが公開された。ミニドラマ「きょうの猫村さん」は4月8日より毎週水曜日深夜0時52分~テレビ東京系にて放送(全24回)。主題歌「猫村さんのうた」は4月8日(水)深夜0時~各音楽ストリーミングサービスおよびダウンロードサイトで配信開始。(cinemacafe.net)
2020年03月30日松重豊が“猫の家政婦”猫村ねこに扮する4月スタートのミニドラマ「きょうの猫村さん」の共演者10名が発表された。ほしよりこの累計330万部を売り上げた同名人気コミックを、2分30秒のミニドラマとして今回映像化。松重さんに続き、このほど発表されたのは、原作に登場する個性豊かな登場人物を演じる豪華俳優陣。猫村さんがいつも思い続ける5歳の少年・ぼっちゃん役を濱田岳。“家政婦紹介所で出会う人たち”として、村田家政婦紹介所の代表役で石田ひかり、村田家政婦紹介所で住み込みで働く家政婦仲間・山田さん役で市川実日子。猫村さんの初奉公先となる“犬神家で出会う人たち”として、犬神家のご主人・犬神金之助役で松尾スズキ、犬神家の女主人・犬神冴子役を小雪、長女・犬神尾仁子役で池田エライザ、長男・犬神たかし役で水間ロン、犬神家にたびたび遊びに来る暴走族のメンバー強役で染谷将太。そして“お買い物で出会う人たち”として、猫村さんに何かと因縁をつけてくる怖がりの奥さん役で安藤サクラ、猫村さん行きつけの魚屋さんの主人役で荒川良々が出演する。<キャストコメント>●濱田岳松重さんの猫村さんに、参加できる事をとても嬉しく思っています。小さな少年の役という事で、とても不安に思っていましたが、松重さんのお姿を拝見し、なんの根拠もないですが、不安を和らげていただきました。大好きな大先輩です。そんな、松重・猫村さんに愛される少年を一生懸命、チャレンジしたいと思います。よろしくお願いします。●石田ひかりとにかくとにかく、ほしさんの世界のファンです! 働き者の猫村さんの健気さ、可愛らしさは、主婦でもあるわたしのバイブルです。もちろん猫村さんを演やりたかったけれど、松重さんには敵いません!村田の奥さんも大好きなキャラで、カーラーにネグリジェにケープという扮装が可笑しくてたまらず、夢心地でした。原作の村田の奥さんの味わい深さは出せてないと思いますが、いい役をいただけて幸せです。ずーっと続いてくれるといいなと思っています! どうぞお楽しみに!●市川実日子お話を聞いた瞬間、松重豊さんってどなただろう? と思ったくらい、脳みそが追いつきませんでした(笑)。これはミラクルだと思いました。なが~くて可愛らしくて、時々おじさんな松重・猫村ねこさん。毎週、2分半会えるのが楽しみです。●松尾スズキ何しろ松重豊さんが猫村さんというのが、ぶっとびすぎです。人間だし、男だし。でも、松重さんとの仕事は10数年ぶりで、同じ郷で同い年というのもあり、楽しく過ごさせていただきました。じゃっかん原作より感情的なご主人になってしまいましたが、そこも愛嬌ということでご笑覧くださいませ。●小雪今回「猫村さん」のお話をいただき、とても楽しく台本を読ませていただきました。原作のイメージを守りつつも、自分なりに奥さまの可愛らしい性格や、弱いところ、人間らしい面を出せるようにと考えて挑んでみましたので、是非皆さまに楽しんでいただけたらと思います。●池田エライザ物語も現場の空気感もいつも優しく尊く…日々、癒されておりました。尾仁子の反抗期感たっぷりの言動がいじらしくて好きです。猫村さん、沢山怒鳴ってごめんなさい。皆様、お楽しみに。●水間ロンこの素敵な世界の中の一員になれたことをとても光栄に思っております。短い時間でしたが、素晴らしいキャストとスタッフに囲まれ過ごした時間は幸せでした。ぜひ楽しんでご覧ください。●染谷将太「きょうの猫村さん」が実写化ですよ。すごいですよ。その心意気に脱帽です。猫村さんとお芝居できるなんて感無量です。本当に心地よい時間でした。現場では猫村さんの作った揚げパンを食べ過ぎました。早く早く完成が見たいです。毎週水曜日深夜にやってくる2分30秒を心待ちにしております。●安藤サクラ猫村さんの世界に入れるなんて! と、とっても嬉しいです。更に松重さんのファンなので嬉しさ100倍です。撮影は緊張しましたが、まだまだ、もっとやりたい気分です。すでにアノ猫村さんが恋しくてなりません。放送が楽しみです!!●荒川良々猫村さんです! 松重さんです! 自分は魚屋です! 撮影時間半日!果たしてどんな化学反応が起きるのか!? 乞うご期待!!ミニドラマ「きょうの猫村さん」は4月8日より毎週水曜日深夜0時52分~テレビ東京系にて放送(全24回)。(cinemacafe.net)
2020年03月19日Screenshot from YouTube『愛の不時着』予告編 - Netflix休日、ノープランになってしまった人のためにおすすめしたいのは、「家で映画やドラマを一気に観まくる」プラン。明日の予定も思い切ってオフにして、夜更かしも気にせずストーリーに没頭する時間はきっとかけがえのない充実感をもたらしてくれるでしょう。Netflixでは、新旧の映画はもちろん、話題のオリジナルシリーズが続々と配信中。今回は、現在公開中の映画&ドラマのなかから、アジアに絞ったおすすめ4作品を編集部がピックアップ!さて、今週末は3連休。好きなおやつやお酒なんかも用意して、至福の引きこもりプランを遂行しましょう。1. ドラマ『愛の不時着』(2019年/韓国)パラグライダー中に大きな竜巻にのみ込まれ、北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)は、そこで出会った堅物の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の家で、身分を隠して暮らすことになる。不法入国となってしまったセリを無事韓国へ帰そうと試行錯誤しながらも、セリを全身で守るジョンヒョク。そして、徐々に縮まる2人の距離...。劇中では北朝鮮の町並みや、暮らし、スタイル、そして訛りまで忠実に再現。登場する韓国の俳優たちも、北朝鮮の方と錯覚してしまうほど迫真の演技を魅せる。中盤には、ジョンヒョクと、いつもキュートなキャラクターで楽しませてくれる部下5人がソウルへ脱北するシーンも。普段軍服で過ごす彼らがソウル男子になるべく、見よう見真似でおしゃれを楽しむ姿もかわいらしい。自分のいのちに代えてもセリの幸せを願い守り続けるジョンヒョク。結ばれてはいけない国境の壁を越えた2人の恋の行く末は...。1話90分とたっぷりの内容で、毎回笑ったり泣いたりを繰り返しあっという間に終わる、そして続きが気になって仕方のないドラマである。2. 映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(1991年/台湾)『台北ストーリー』『恐怖分子』に次いでエドワード・ヤン監督が1991年に発表した『牯嶺街少年殺人事件』。映画史に残る傑作と評されながら1992年の初上映とその後のVHS化以降、長らくDVD化もされず封印されてきた幻の名画が、2017年に日本で約25年ぶりにデジタルリマスター版が解禁となり、さらには2019年8月にNetflixでも配信がスタート。ついに手元のスマホでも観られる時代に。1960年代の台北を舞台に描いた激動と、息もできないほどひりひりした青春。光と影で構成された3時間56分という大作は、色褪せるどころかますますみずみずしく、鮮烈だ。 3. 映画『母なる証明』(2009年/韓国)第92回アカデミー賞にて歴史的快挙を成し遂げた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。その監督・共同脚本を手掛けた、いま世界でもっとも注目を集めるポン・ジュノにとって長編4作目となる、2009年公開映画『母なる証明』は、母と息子の絆を描いた社会派サスペンス。韓国の田舎町で起きた凄惨な殺人事件の容疑者となってしまった純粋な青年トジュン(ウォンビン)と、息子の冤罪を晴らすべく奔走する母親(キム・ヘジャ)だが...。キム・ヘジャは、本国では“韓国の母”と称されるほど数々の母親像を演じてきた大女優である。冒頭のダンスシーンは、観た人の記憶にいつまでも焼きつくだろう。4. 映画『TOKYO! 』(2008年/フランス・日本・韓国・ドイツ合作)前作で紹介したポン・ジュノ、さらにフランスより『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー、『ボンヌフの恋人』のレオス・カラックス、3人の鬼才監督が競作したオムニバス映画。すべて東京を舞台に繰り広げられる3つの短編、1話目は「インテリア・デザイン」(ミシェル・ゴンドリー監督/藤谷文子、加瀬亮主演)、2話目は「メルド」(レオス・カラックス監督/ドゥニ・ラバン主演)、「シェイキング東京」(ポン・ジュノ監督/香川照之、蒼井優主演)で構成されている。ジュノ監督作は、香川照之演じる引きこもりの主人公と、蒼井優演じる配達ピザ屋の少女の奇妙な心の交流を描くファンタジック・ラブストーリー。シーンに一定して流れる繊細な緊張感に息を呑み、ときめき、恋を錯覚してしまうかもしれない。竹中直人、荒川良々、松重豊、山本浩司といった個性的な共演キャストも見逃せない。
2020年03月19日累計330万部以上を誇るほしよりこの漫画「きょうの猫村さん」が、松重豊を主演に迎え初実写化決定。テレビ東京にて深夜、2分30秒のミニドラマとして放送する。猫村ねこは、自分を拾ってくれた飼い主・ぼっちゃんとの再会を果たすため、家政婦として働いてお金を貯めるべく、村田家政婦紹介所の門をたたく。家政婦紹介所の長・村田の奥さんも家政婦志望の猫に戸惑うが、その家事能力の高さを認め、犬神家へ家政婦として奉公させることに。犬神家はとてもお金持ちのようだが、何やら問題を抱えているようで…。「孤独のグルメ」シリーズでお馴染みの松重さんが演じるのは、自分を拾ってくれた飼い主と再会を果たすため、家政婦として働く猫村ねこ。本作で初めての猫役に挑戦する。「ほしよりこさんの描く世界観が好きで、安易に実写化など考えて欲しく無いと思うひとりでした。しかし最初にお話を頂いてから何年か経ち、もう立ち消えになったかと思うと淋しく感じたものです」と元々ファンだったという松重さん。本作への意気込みを伺うと、「うちの猫に聞いてみたのですが何も教えてくれません。猫は意気込みを語りません。今日、衣装合わせで鏡をみてるうちに、猫村さんを演じる自分が楽しくなってきました」と語っている。放送決定と同時に、松重さんが猫村に扮したビジュアルも到着。松重さんのほかにも、個性豊かな登場キャラクターたちを演じる豪華俳優陣が決定しているという。ミニドラマ「きょうの猫村さん」は4月8日(水)より毎週水曜日深夜0時52分~テレビ東京にて放送(全24回)。毎週地上波放送終了後Paraviで配信。(cinemacafe.net)
2020年02月22日「柄本時生が演じるジュリエットは、正直、化け物です(笑)。でも、不思議とかわいく見える瞬間がある。時生の芝居を見ていると女子より女子というか、仕草は可憐だし、ロミオとのやりとりもけなげで応援したくなる(笑)。お客さんは最初ジュリエットが出てきただけで笑っちゃうと思いますが、だんだん見慣れてきて、最後は間違いなく感動します!」そう語るのは、舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』(2月8日〜3月4日、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて上演)で、ロミオの親友・ベンヴォーリオを演じる橋本淳(33)。シェークスピアの『ロミオとジュリエット』を題材にしているが、出演者は全員男。戦後の港町を舞台に、対立する2つの愚連隊の抗争と若者たちの純愛を描く。近年は年間3〜5本の舞台作品に出演。かつて戦隊シリーズでヒーローを演じた少年は、舞台人として名の知れた存在に。「10代は、いわゆるイケメン俳優路線だったのかな(笑)。当初は演劇をやることを止められました。演劇に興味を持ったのは、20歳のときにNHKの朝ドラ『ちりとてちん』(’07年)で松重豊さんら舞台人と共演したのがきっかけです。それからは年間舞台を100本以上見て勉強して。演出家さんに顔を知ってもらうために飲み会に潜り込んだりしました」映像とは異なる演劇の魅力は?「舞台は毎日微妙に違うし、反省点をどう改善するかというのをやり続けて千秋楽までいく。それがとても楽しくて、全然飽きない。30代になってまた一段と楽しくなりました」最後に目指す役者像を聞いた。「自分は作品のなかのピースであって、“爪跡を残す”みたいな芝居は絶対したくないんです。将来的には『なぜだかわからないけど、あの人のシーンは印象に残ってる』みたいな、そういう俳優になれたらカッコいいなあと思います」「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月09日2月14日公開の映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の完成披露試写会が23日、都内で行われ、大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊、成島出監督が出席した。文豪・太宰治の未完の遺作を鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲『グッドバイ』を、『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出監督が映画化した本作。 なぜか周囲の女たちが好きになってしまうダメ男・田島周二(大泉洋)を主人公に、田島が大勢の愛人と別れるために金にがめつい担ぎ屋のキヌ子(小池栄子)に偽夫婦をお願いしたことから騒動が巻き起こる、というストーリーとなっている。試写会が行われたこの日は、試写会前に主演の大泉らキャスト陣と成島監督が登壇して舞台あいさつ。モテ男の田島を演じた大泉は「宣伝の時期になるとやたらとモテ男みたいなキャッチコピーで言われますが、オファーされた時はモテ男と強調されなかったのであまり意識はありませんでした。憧れの成島監督からのお話が何よりもうれしかったです」とオファー時の心境を明かしつつ、「小池さんとは舞台でご一緒したことがあるので、また一緒にできるのもうれしかったですね」と話した。小池は「大泉さんを嫌いという人って聞いたことがありません。人間としての豊かさとチャーミングさが田島に注入されていて、どのシーンを見ても愛おしく見えました。女性が惚れるなと納得させられましたし素敵でした」と絶賛した。本作のタイトルと内容にちなみ、「もっと楽しくなるためにグッドバイしたことは?」という質問に小池は「映画のプロモーションで大泉さんとバラエティー番組に出させてもらいました。本当に楽しかったんですが、大泉さんとグッバイした後にすごく安らかな気持ちになったんです。楽しいから力んじゃっていつものバラエティー以上のエンジンを掛けたんでしょうね。それぐらいパワーを吸い取られる方だなと思いました」と回答。すると大泉は「それはお互い様ですよ。バラエティーに出た時の振りというか、やたらと振ってくるからカロリー使っちゃうんですよね。正直この人と出たいと思っていません。この前も延々とモノマネさせられて、あんなに早くマイケル・ジャクソンやったことないから。ノータイムでマイケルだからな」と指摘すると、小池から「今日のお客さんのためにショートバージョンでマイケル・ジャクソン!」と促されて大泉はモノマネを披露。観客から拍手が沸き起こったが、大泉は「本当、お前とのキャンペーン嫌だ! 小池さんとグッドバイしたいです」と話して会場の笑いを誘っていた。映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、2月14日より全国公開。
2020年01月24日宮崎あおい、永山瑛太、松坂慶子、松重豊らが共演する「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーによる新春ドラマ特別企画「あしたの家族」が1月5日(日)、TBS系で放送される。昨年、宮崎さんと大泉洋が共演した「あにいもうと」に続く石井プロデューサーの特別企画となる本作。小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられたという過去を持つが、今は立ち直っている。理紗の父・俊作と母・真知子は、娘夫婦と同居するために大きな二世帯住宅を建てるも思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らす毎日を送っていた。製菓会社の営業部長だった俊作だが人事異動で別の部に配属されることに。そこに兵頭幸太郎が新部長として着任する。かつての俊作の部下だった幸太郎が上司になったことに俊作の心境は複雑だ。ある日理紗がプロポーズされたと言って恋人の兵頭幸太郎を連れてきた。なんと、幸太郎は俊作の職場の元部下で、しかも現在は自分の上司だった…というのが本作のストーリー。理紗役には大河ドラマ「篤姫」で主演を務め、『舟を編む』や『怒り』では日本アカデミー賞に輝いた宮崎さん。幸太郎役には『余命1ヶ月の花嫁』『ディア・ドクター』などの映画から「ハロー張りネズミ」「anone」といったドラマまで幅広く活躍する永山さん。理紗の父・俊作には大人気の「孤独のグルメ」シリーズや大河ドラマ「いだてん」、映画『引っ越し大名!』などの松重さん。母の真知子に『蒲田行進曲』から『人魚の眠る家』まで数えきれないほどの作品に出演してきた名女優、松坂さん。この4人を取り巻く登場人物として一路真輝、六平直政、渋谷飛鳥、近藤芳正、田村健太郎らも共演する。新春ドラマ特別企画「あしたの家族」は2020年1月5日(日)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年01月05日松重豊主演の人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」が今年も12月31日(火)大晦日にスペシャルをオンエア。2017年、2018年に続き3年連続の大晦日SPとなる今回は福岡と韓国・釜山をまたぎ、2つの都市を舞台にしたグルメの旅が展開する。久住昌之作、谷口ジロー作画による同名コミックを原作に、松重さん演じる輸入雑貨商の主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマとして、2012年1月から放送開始した本シリーズ。この秋からは「Season8」が放送され好評を博してきた。2017年には「食べ納め!瀬戸内出張編」と題して五郎が瀬戸内地方を出張で訪れるスペシャルを放送。2018年昨年は「京都・名古屋出張編生放送でいただきます!」として、生放送も織り交ぜオンエアしたのは記憶に新しい。今回は「成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」と題し、シリーズ史上初となる国境を越えた2つの都市を舞台に1つの物語が展開する。12月20日に放送された「Season8」最終話に登場したクリスタルアート店を営む広瀬(浅利陽介)の代わりに、大晦日に福岡へ出張することになってしまった五郎。12月30日、成田にいた五郎は福岡の商談相手から「今日中に来てほしい」という連絡を受け福岡へ向かうがトラブルが発生。大晦日に高速船のビートルで韓国・釜山へ行くハメになる…。しかしどんな緊急事態が発生しようと腹は減る。忙しく時間に追われる中でも美味しい料理を堪能することを忘れない五郎は、福岡と釜山それぞれの街で、どんな絶品ご当地グルメと出会うのか? そして無事トラブルを解決し令和元年(2019年)最後を締めくくる“食べ納めの一品”を満喫することはできるのか…というストーリー。今回はゲストとして成田空港近くの食堂の娘さん役で安藤サクラ、今年最後の商談相手となる美術館員の高橋役で宇梶剛士、福岡での商談後に五郎が飛び込んだ居酒屋の大将役で六平直政が出演。さらに釜山ロケでは韓国観光公社全面協力のもと、釜山のバラエティに富んだ料理の数々や、風情ある港町の風景など見どころたっぷりにお届けする。「孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル~緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」は12月31日(火)22時~テレビ東京にて放送。(笠緒)
2019年12月31日星野源がおげんさんに扮する音楽番組「おげんさんといっしょ」が、昨年に引き続き今年も「NHK紅白歌合戦」でコラボ企画を放送することが決定した。「おげんさんといっしょ」は、東京・渋谷にあるおげんさんの家から、生演奏やだらだらトークを繰り広げる星野さんのTV初冠音楽番組。番組には、星野さんをはじめ、声優・宮野真守が声をあてる進行役のねずみや、高畑充希扮するお父さん、長女役の藤井隆、次男役の三浦大知、ほかにも渡辺直美、松重豊らが参加。これまでに3回放送され、Twitterでも大反響だった。そんな本番組と「紅白」がコラボ。昨年は星野さん、高畑さん、藤井さん、宮野さん、三浦さんらファミリーが登場したが、果たして今年は…。おげんさんファミリーが繰り広げる紅白バージョンの豪華パフォーマンス、そしてゆる~い感じも展開されるようだ。「第70回NHK紅白歌合戦」は12月31日(火)19時15分~総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1にて放送。※5分間の中断ニュース有(cinemacafe.net)
2019年12月25日俳優の瑛太が改名し、本名の永山瑛太として活動することが公式サイトにて発表された。瑛太さんは、自身の公式サイトにて「改名については以前から考えてきました。俳優としてまだまだ未熟者ですが、令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と改名の経緯について説明。そして、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と続けた。なお、改名時期に関しては、2020年最初の出演ドラマとなる、石井ふく子プロデューサーが贈る新春ドラマ特別企画「あしたの家族」より適用されるという。本作は、宮崎あおい、瑛太さん、松重豊、松坂慶子らが出演し、家族の物語を描くドラマ。瑛太さんは宮崎さん演じる小野寺理紗の恋人・兵頭幸太郎役を演じる。1982年12月13日生まれ、現在37歳の瑛太さん。モデルとして活動を開始し、「ランチの女王」「WATER BOYS」「オレンジデイズ」などに出演。近年では、大久保利通役で出演した大河ドラマ「西郷どん」や、新垣結衣とW主演を務めた『ミックス。』、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描いた薬丸岳のミステリー小説の映画化『友罪』などが話題に。実弟は永山絢斗。(cinemacafe.net)
2019年12月25日松重豊と井之脇海ら若手俳優陣が出演する青春ドラマ「父と息子の地下アイドル」の放送が決定した。ストーリーひとり息子とは疎遠になり、寂しく暮らしていた高校教師・千堂真澄。かつては生徒に昔ながらの熱血指導をしていたが、いまのドライな子どもたちには通用しないと、日々もどかしさを覚えていた。そんなある日、千堂は突然息子の事故の知らせを受け、病室に駆け付ける。すると目の前には植物状態で横たわる息子・勝喜の姿が。呆然とたたずむ千堂の元に、勝喜がプロデュースしている崖っぷちの地下アイドルグループ「オトメがたり」3人の少女が突然やって来る。解散寸前のアイドルの彼女たちの熱意に次第に心を動かされた千堂は、勝喜に代わってアイドルプロデューサーになることを決意。息子が目覚めるまでグループを守ろうと、地下アイドル業界で奮闘することに…。優れたシナリオ作品を発掘し、新人脚本家の育成を目的に創設した「WOWOW新人シナリオ大賞」。2018年度に応募総数413編の中から大賞に輝いた光益義幸の「父と息子の地下アイドル」を今回放送。楽曲にもこだわった本格的なライブも繰り広げられ、エネルギッシュなシーンが満載となっている。松重豊が教師役松重さんが演じるのは、交通事故で植物状態になってしまった息子に代わり、地下アイドルグループをプロデュースすることになる主人公の教師・千堂。「ベテランの作家にない面白さを僕らが拾っていければ」と意気込んだ松重さんは、「地下アイドルについては、ニュースなどでしか観たことがないですし、実際にどういう空気感でやられているものなのか分からないので、役と同じように、地下アイドルというものに新鮮に驚いて尚且つ自分自身が動かされていくところまで面白く感じてみようと思います」とコメント。井之脇海、父・松重豊に「負けないように頑張りたい」また、彼の息子・勝喜役には井之脇さん。父親との確執に葛藤する繊細な音楽青年という役どころだ。「地下アイドルを題材としたポップで疾走感のあるストーリーの中に、しっかりと登場人物の気持ちの揺れや夢への情熱が丁寧に描かれていて読み応えのある本でした」と脚本の印象を明かした井之脇さんは、父親役の松重さんについて「松重さんと初めてお会いした時、とても物腰の柔らかい素敵な方だと感じました。お芝居を一緒にさせていただくのは初めてなので、先輩に負けないように頑張りたいと思います」と意気込む。若月佑美&芋生悠&加藤小夏がアイドルにさらに、アイドルグループ「オトメがたり」のリーダー・椎奈役には元「乃木坂46」若月佑美。怜央役をジュノンガールズコンテストのファイナリストをきっかけにデビューした芋生悠。ひらり役を映画初ヒロインを演じる『踊ってミタ』の公開が控える加藤小夏がフレッシュに演じる。若月さんは「元アイドルという肩書きは誇りでもあり、時には壁として現れてしまったりもするのですが、今回は逆に元アイドルという部分が活かせる役なので説得力とリアルさが良い方に出るように頑張りたいと思います」と語り、芋生さんは「WOWOWのドラマは役者を目指す以前から好きで観ていたので、ひとつ夢が叶ったという感じです」と喜ぶ。そして「私とひらりは対極な気がしたので『何で私を?』とも思いました」と最初は疑問を感じたという加藤さんだが、「人前で踊るという機会が私生活では全くないので、今から楽しみにしています。ダンスの経験はあっても地下アイドルの踊りはまだ未知なので、新しい気持ちで向き合っていきたいです」とコメントしている。そのほか、今井悠貴、遠藤久美子、鶴田真由、瀧本美織、深水元基がドラマをより盛り上げていく。ドラマW「父と息子の地下アイドル」は2020年2月23日(日)22時~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年12月24日松重豊主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」のスペシャルドラマのタイトルが「孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル~緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」に決定。今回の舞台が福岡県福岡市と韓国・釜山市になることが明らかになった。2017年、2018年と2年連続でスペシャルドラマを放送してきた本作。今年は日本と海外を舞台に、松重さん演じる井之頭五郎の忙しい年末2日間を描く。福岡&韓国、両方とも出張編で描かれるのは今回で2回目(「真夏の博多・出張スペシャル」「韓国出張編」)だが、国境を越えた2つの都市を舞台に1つの物語が展開するのは、シリーズ史上初だ。放送中の「シーズン8」最終話で登場するクリスタルアート店を営む広瀬(浅利陽介)の代わりに、大晦日に福岡へ出張することになってしまった五郎。12月30日、成田にいた五郎に福岡の商談相手から「今日中に来てほしい」と連絡があり福岡へ向かうが、あるトラブルが発生。五郎は、大晦日に高速船のビートルで韓国・釜山へ行くハメに。しかし、どんな緊急事態が発生しようと、腹は減る。五郎は福岡と釜山それぞれの街で絶品料理に出会う――。今回は「シーズン8」最終話から繋がるスペシャルドラマとなっている。なお、五郎が出張先で出会う豪華ゲストは後日発表となるようだ。「孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル~緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」は12月31日(火)22時~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2019年12月19日大泉洋と小池栄子のW主演で、太宰治の未完の遺作が喜劇として生まれ変わる『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が、2020年2月14日(金)より公開。この度、大泉さん&小池さんの“嘘”の夫婦に水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江らが入り乱れる予告篇が解禁された。原作は、昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」。第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた喜劇を、なぜか周囲の女性たちに好かれる“ダメ男・田島周二”に大泉洋、“パワフル女・永井キヌ子”に舞台版と同様、小池栄子を迎えて映画化、監督は『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出が務める。この度解禁となる予告篇では、田島は愛人たちと別れるために、キヌ子は金のために嘘(にせ)夫婦を演じる計画を企み、数多の愛人とグッドバイ(お別れ)していく様子が映し出されている。想いを花言葉にのせて語る儚げな花屋(緒川たまき)、奥様に会えて嬉しいと言ってのける挿絵画家(橋本愛)、優しい口調できつめの診察をするクールな女医(水川あさみ)と、ひと癖もふた癖もありそうな愛人たちとのやり取りが笑いを誘う。順調に思えた計画だったが、疎開中の正妻(木村多江)が現れたことで一変。嘘(にせ)夫婦を演じていた2人の関係にも変化が生じ、田島が「好きだー!」とキヌ子を押し倒すも、逆にキヌコの怪力によって二階から突き落とされてしまう場面も!さらに、総金歯で絵に描いたような成金になった清川(濱田岳)、なぜか喪服を着て楽しげに舞い踊る愛人たち、豪快に笑う作家・連行(松重豊)、そして窓越しでキヌ子に「グッドバイ」とささやく田島…。うまくいくと思っていた計画に田島もキヌ子も振り回され、しまいにはやらなきゃよかったと後悔!?個性豊かなキャラクターたちが織り成す、ドタバタ人生喜劇に期待が高まる映像となっている。併せて解禁されたポスターには、「別れの言葉が教えてくれる、ホントの気持ち」というコピーに、太宰を彷彿とさせるポーズをとった困り顔の田島、そんな田島を笑みの溢れる柔らかい眼差しで見つめるキヌ子、引き止めるように手を差し出す愛人たちに加えて、オールバックに全身白スーツの清川、企み顔の連行、怒りに満ちあふれた水原(皆川猿時)とキャラクターたちが切り取られている。『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は2020年2月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月29日12月6日(金)放送の「時効警察はじめました」は、いろんな意味で衝撃の最終話。この度同話に、二階堂ふみ、染谷将太、松重豊といったドラマ「熱海の捜査官」(’10)出演者が再集結することが分かった。先日、山崎賢人の役どころが発表された本作だが、今回新たに、出演のみが決定していた二階堂さん、染谷さん、松重さんの役柄が明らかに。二階堂さんが演じるのは、雨夜(山崎さん)の同級生で時効事件の謎を握る朝霞鈴音。染谷さんは、「熱海の捜査官」と同じ役名、味澤宙夫だが、雨夜から時効事件を予言される同級生という役どころ。そして、松重さんはかつて雨夜の担当医だった心理学者・只野教授を演じる。「熱海の捜査官」は初めての連続ドラマ撮影だったという二階堂さんは「特に、当時頂いた『現場のモニターは確認するな』という三木監督の言葉は、今でも大事にしています。当時はまだ15歳で、たぶん無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督はそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです」とふり返り、「最終回には『熱海の捜査官』をちょっと匂わせるような部分もあるので、そこも楽しんでいただけたらうれしいです」と見どころを明かした。今回、三木監督から「熱海の捜査官」と同じ役名を与えられた染谷さんは「三木監督の世界の中にいる『味澤宙夫』として、また同時に違う役として“味澤宙夫”を演じるのはすごくうれしく、感慨深かったです」と喜び、「深く考えすぎず、格好に任せて演じました(笑)! 現在と回想シーンの学生時代では髪型も全然変わるので、『ある種違う人物になってもいいや』くらいな気持ちで、格好に任せましたね」と今作について語っている。また、先日発表された霧山が調べる時効事件の発生を予言していた“スピリチュアル雨夜”こと雨夜翔太役の山崎さんは、二階堂さんと染谷さんについて「2人とも『熱海の捜査官』のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が据わっている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです」とふり返っている。一方、二階堂さんと染谷さんも山崎さんについて「『熱海』の後に映画『オオカミ少女と黒王子』(2016年)で久しぶりにご一緒しましたんが、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人」(二階堂さん)、「賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて『あぁ…!』と。時が経ったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね」(染谷さん)と変わらぬ人柄の良さに言及した。そのほか、同じく「熱海の捜査官」のキャストだった少路勇介も最終話に出演する。「時効警察はじめました」最終話あらすじ総武署の時効管理課にいきなりFBIの人間が現れた。なんと、霧山修一朗(オダギリジョー)の力を借りたい事件が発生したため、アメリカへ連れ戻しに来たという。一方、霧山は24年前の時効事件を趣味で捜査し始める。それは高校の屋上から、高飛び込み部のコーチ・祷巫女彦(少路勇介)が飛び降りて死亡した事件。本件にはどうにも不可解な点があった。というのも、現在、的中率抜群な予言者・スピリチャル雨夜として活躍する雨夜翔太(山崎賢人)が同級生・味澤宙夫(染谷将太)に、祷の飛び降りを予言していたのだ。祷に自殺の動機がまったくない点と、そんな祷の飛び降りを雨夜が予言していた点が引っかかった霧山は、雨夜本人から話を聞くことに。だが話の途中、霧山は同行した助手・三日月しずか(麻生久美子)の様子が何やらおかしなことに気づき…!?その後、事件発生時の担当刑事を訪ねた霧山と三日月、刑事課の彩雲真空(吉岡里帆)は不審な話を耳にする。祷の財布には、飛び降りた日に受け取る予定だったバースデーケーキの予約票が入っていたというのだ。しかも、ケーキプレートの文字から、誕生日の主役は高飛び込み部の部員・朝霞鈴音(二階堂ふみ)だと判明。さらに刑事は、蘇生後にPTSDを患っていた雨夜と、彼の担当医だった心理学者・只野教授(松重豊)との間に何かあったのでは…とも疑っていた。「時効警察はじめました」最終話は12月6日(金)23時15分~テレビ朝日にて放送。※一部地域を除く(cinemacafe.net)
2019年11月29日石井ふく子プロデューサーが贈る新春ドラマ特別企画「あしたの家族」の放送日が2020年1月5日(日)に決定した。宮崎あおい、瑛太、松重豊、松坂慶子が出演し、新年にふさわしい、あしたに希望を感じられる家族の物語が描かれる本作。結婚式当日に新郎に逃げられた過去を持つ小野寺理紗(宮崎さん)は、現在、父・俊作(松重さん)と母・真知子(松坂さん)と大きな二世帯住宅で暮らしている。ある日、理紗は恋人にプロポーズされたと言い、恋人の兵頭幸太郎(瑛太さん)を連れてくるが、なんと幸太郎は職場では俊作の元部下で、現在は上司だった…というあらすじ。放送日決定と同時に、ドラマのイメージカットも到着。撮影では、美しいウエディングドレス姿の宮崎さんに瑛太さんが「見惚れてしまう」と言い、松坂さんと松重さんも「お似合い」「きれい」と声がかけられていたという。本作のプロデューサー・石井さんは「昨年の『あにいもうと』に続いて宮崎あおいさんに出演をお願いしました。透明感があって自然なお芝居をされる女優さんです。松坂慶子さんは何度もご一緒に仕事をしており、安心して宮崎さんのお母さん役をお願いしました。仲の良い母と娘をお二人が楽しそうに演じてくださり、本当の親子のようでした。瑛太さんと松重豊さんとは初めてお仕事しましたが、リハーサルを重ねて丁寧に役を演じていただきました」と宮崎さんら4人についてコメント。「撮影がクランクアップしたとき、出演者、スタッフが一緒に家族になったんだという思いが頭の中にすごくありました。私も一緒に家族の中に飛び込ませていただきました。新年にご自身の家族に思いを寄せながらご覧いただけると幸いです」とメッセージを寄せている。新春ドラマ特別企画「あしたの家族」は2020年1月5日(日)21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2019年11月24日新田真剣佑と北村匠海がW主演し、2人で1つの体をシェアする青春音楽ラブストーリー『サヨナラまでの30分』から、予告編映像&本ポスタービジュアルが解禁。2人が歌うエモーショナルなバラード曲「もう二度と」が初公開された。この度解禁となった予告編映像は、歓声の中、振りむくアキ(新田真剣佑)の印象的な表情で幕を開ける。熱狂する野外フェスの様子を映し出しながら、「この世界からいなくなったアイツが、僕たちの世界を変えたんだ」と、まるでひと時のキセキをふり返るような颯太(北村匠海)のナレーションが重なる。人付き合いが苦手な颯太の前に現れたアイツ、1年前に死んだミュージシャンのアキの目的は、自分がいなくなったことでバラバラになって解散したバンド「ECHOLL(エコール)」の再結成、そして音楽を辞めてしまった恋人カナ(久保田紗友)の笑顔を取り戻すこと。颯太の体を借りて歌うアキ。そんなことはもちろん知らず、最初は戸惑いつつも、やがて颯太を受け入れ始めるかつての仲間たち。人付き合いが苦手だったはずの颯太もバンドメンバーと心を通わせていく。しかし、アキがいなくなり音楽をやめたカナだけはそこに帰ってこない。そんな中、カナは颯太が歌う姿にアキを重ねてしまい、悲しみから抜け出すことができない。颯太の体を使ってカナに再会するアキだったが、次第に颯太自身がカナに惹かれはじめていることを察する。特殊な三角関係が紡ぐ切ない恋模様に胸を掻き立てられる中、次第に颯太と入れ替わる時間が短くなっていることに気づくアキ。「忘れたくない」とアキを思って涙を流すカナ。アキと颯太の奏でる歌がカナに届くとき、世界が大きく変わり始め…。今回、先日解禁したリード曲「瞬間(sayonara ver.)」に加え、もうひとつのリード曲であり、アキと颯太が歌う「もう二度と」が本映像で初解禁。「瞬間(sayonara ver.)」とは対照的にバラード調の「もう二度と」は、まるで喪失感をすくい取るかのような切ない一曲となっており、「“サヨナラ”がくれた、僕たちの“はじまり”の物語」と銘打たれているように、エモーショナルで心揺さぶられる予告編が完成した。また、本ポスタービジュアルも併せて解禁!熱唱するアキと切なく涙を溜めた颯太、それぞれの表情を印象的に配置し、カナ・ヤマケン(葉山奨之)・重田(上杉柊平)・森(清原翔)たちの躍動する瞬間や、本作のキーアイテムであるカセットテープが散りばめられている。「アイツが彼女に会うたびに、僕も彼女を好きになる。」というコピーが示す通り、ビターな三角関係もほのめかされているビジュアルだ。さらに、追加キャストとして、喪失感を抱えるカナに明るく寄り添う母・村瀬しのぶ役に牧瀬里穂、就活に苦戦する颯太を見守り、そっと背中を押す父・窪田修一役に筒井道隆、バンド「ECHOLL」を応援し、地元のフェスを主催する音楽プロデューサー・吉井冨士男役に松重豊が出演。20代を中心とした本作メインキャストを支えるように、さらなる深みをもたらしている。劇中バンド「ECHOLL」によるサウンドトラックも発売青春映画としてだけではなく、音楽映画としての側面も持つ本作。この度、オリジナルサウンドトラック「サヨナラまでの30分」が、「ECHOLL/Rayons」として2020年1月22日(水)に発売されることが決定。映画内で聴ける劇中バンド「ECHOLL」のナンバーと作曲家・ピアニストRayonsによる劇伴曲を収録。さらに12月2日(水)からは「もう二度と」がアルバムから先行配信されることが決定し、11月19日よりiTunesプリオーダーがスタートする。『サヨナラまでの30分』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サヨナラまでの30分 2020年1月24日より全国にて公開©2020『サヨナラまでの30分』製作委員会
2019年11月19日テレビ東京系の人気グルメドラマ「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」そして「忘却のサチコ」の新作が年末年始に放映されると発表された。「美食晩餐会」と銘打たれた今回の企画に寄せられた松重豊(56)と高畑充希(27)のコメントに注目が集まっている。各メディアによると「孤独のグルメ」で主演を務めた松重は放送決定を聞いた時の感想について「3年連続、紅白の向こうを張った孤独な闘いです」とコメント。さらに「どうせなら高畑さんと西島君と内野さんの力を借りて『忘却のグルメ、きのう何食べた?』にしようと言ったのですが却下されました」と告白した。すると「忘却のサチコ」の主演である高畑は「私もほぼ独りの戦いでとても寂しいので、松重さん発案の『忘却のグルメ、きのう何食べた?』には大賛成なのですが、昨夜食べたものがただ思い出せない人の話。みたいになりそうなので」とツッコミ。そして「やっぱり自分の足で立って頑張るしかないのかぁぁ、、!と、背筋が伸びる思いです」と結んだという。だがネットでは《それはそれで観てみたい》《松重さんのセンスが良き》《忘却のグルメじわじわ来る…超観たすぎるやべえ…》といった声が。さらに「どんな内容のドラマ?」と想像を膨らませる、こんな声も上がっている。《絶対グルメドラマじゃなくて介護》《アットホームドラマかな…?(ちょっと観たい)》《脚本次第によってはミステリーで出来るかも?》
2019年11月15日年末年始、テレビ東京では大人気シリーズ「孤独のグルメ」、西島秀俊×内野聖陽のW主演で話題となった「きのう何食べた?」、高畑充希主演「忘却のサチコ」と、“食”がテーマのドラマを「美食晩餐会」と題して3夜連続で放送!<12月31日(火)>「孤独のグルメ」S8を締めくくる!現在「Season8」が放送中の松重豊主演大人気シリーズ「孤独のグルメ」。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、仕事先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す至福の時間を描いた本作は、2012年にスタートし、日本だけでなく海外でも注目されている。そんな本作が、Season8の締めくくりとなるスペシャルドラマで、今年も大晦日の夜を盛り上げる!3年連続で大晦日スペシャルを放送する本シリーズ。主演の松重さんは、今回の企画を知った際「どうせなら高畑さんと西島君と内野さんの力を借りて『忘却のグルメ、きのう何食べた?』にしようと言ったのですが却下されました」と提案していたことを明かす。さらに、今回の舞台やグルメはまだ明かされていないが、「どうせなら海外にも連れてってくれと懇願しました」と松重さん。「ごく薄めのチューハイ程度の視聴率です。ほろ酔い気分でご覧下さい」と視聴者へメッセージを寄せている。<1月1日(水・祝)>ほっこり間違いなし!シロさんとケンジが幸せをお届け「きのう何食べた?」ドラマ化・キャスト発表時に大きな話題となった「きのう何食べた?」。よしながふみの同名漫画を、西島秀俊×内野聖陽を迎え実写化した本作は、今年4月期に放送。最終回放送終了後には、“何食べロス”となる人々が続出した。続編を望む多くの声があり、今回元日に「お正月スペシャル」として放送決定。今回もストーリーと同時に披露される料理は、味はもちろんのこと、実用的なレシピばかりだという。「ケンジに、そしてあの優しくあたたかい登場人物たちにまた会えることが本当に嬉しい」と収録が楽しみだと話す“シロさん役”の西島さんは、「ご家族や友人、恋人など大切な人に感謝の気持ちを伝えたくなったり、懐かしい誰かに連絡したくなったりするような、そんな心温まるドラマをお送りできるよう、全スタッフ・キャスト一丸となって丁寧に愛情を持って作っていきたいと思います」と意気込み。一方、“ケンジ役”の内野さんは「次の物語については、あまり難しいことは考えておりませんが、あまり期待に媚び過ぎずに、僕たちが『素敵だね』と感じることを肩ひじ張らずにさりげなく描けていけたらいいかなと、今の時点では思っています」と心境を明かし、「何しろ僕も西島さんもこの作品世界がとても気に入っていますので、作品の品格を壊さぬ程度に攻めた表現を探っていけたらいいなと考えています。元日放映にほっこりするような内容だといいなと思っています」とコメントしている。<1月2日(木)>約1年ぶりの「忘却のサチコ」2018年1月にドラマスペシャルとして、10月にはドラマ24枠にて放送された「忘却のサチコ」が、今回約1年ぶりに帰ってくる。結婚式当日に花婿に逃げられた高畑さん演じるアラサ―女性編集者・佐々木幸子。逃げた新郎・俊吾を思い出す度に、仕事に支障をきたしてしまうほど満身創痍の幸子が見つけた“忘却の法則”は、ただひたすらに“旨いもの”を食べることだった…。劇中に登場したお店には、放送終了後に女性客から「“忘却のサチコ”で出てきたメニューをお願いします」との注文もあり、当時、“サチコ現象”が起こった本作。さらに今回進化を遂げ、「新春スペシャル」として放送されることが決定。主演の高畑さんは「本当に彼女のことが大好きになってしまったので、またサチコさんに会えると思うと、嬉しく、心躍っております」今回の放送を喜び、「今回もステキな忘却グルメと優しい編集部のみんなと一緒に、年明けがハッピーになるドラマに出来ればと思っています」と意気込んでいる。(cinemacafe.net)
2019年11月14日女優・北川景子の2020年オフィシャルカレンダーが発売決定。表紙と特典カットが公開された。三軒家万智という独特のキャラで主演した「家売るオンナ」シリーズや、『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』では松重豊と夫婦役を演じ、先日は主演作『ファーストラヴ』の公開も発表されたばかりの北川さん。今回発売されるカレンダーは、ポスタータイプとデスクタイプ。撮影を担当したのは内田将二。公開された表紙イメージ、対象店舗での購入特典となるオリジナルフォトカードのイメージカットは、どれもクールで美しい北川さんを捉えている。「北川景子オフィシャルカレンダー2020」は12月21日(土)発売。(cinemacafe.net)
2019年11月13日宮崎あおい、瑛太、松重豊、松坂慶子が出演する新春ドラマ特別企画「あしたの家族」の放送が決定。先日行われた制作発表会見にて、作品に寄せる思いや撮影の感想などをキャストたちが語った。本作は、「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーが制作を担当し、浪江裕史が脚本を務めるオリジナル作品。小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられたという過去を持つ。父・俊作と母・真知子は、娘夫婦と同居するために大きな二世帯住宅を建てたのだが、思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らし。ある日、理紗はプロポーズされたと言い、恋人の兵頭幸太郎を連れてくる。なんと、幸太郎は俊作の職場の元部下で、しかも現在は自分の上司だった…というストーリー。小野寺理紗を演じるのは、昨年6月に放送された「あにいもうと」に続いて石井作品2度目の出演となる宮崎さん。「松重豊さんとは20年ぶりくらい、瑛太さん、松坂慶子さんとも10年ぶりくらいのお仕事で、収録での再会を本当に楽しみにしていました」と今回の参加を喜んだ宮崎さんは、「理紗は4年前に婚約者に逃げられてしまい、少しつらい過去を背負っていながらも、とても明るく前向きに生きている女性です。そしてお父さんとお母さんが大好き。共演者の皆さんも私の大好きな方々ばかりで、皆さんと演じる時間が楽しかったですし、楽しみながら演じることが、理紗を演じる正解だと思いました」とコメント。さらに「撮影を終えた時、出演者、スタッフの皆さんと家族になれたような一体感を感じました。そんなみんなの思いがドラマをご覧いただく方々にいい形で届くとうれしいです」と手応えを語っている。また、理紗の恋人役には瑛太さんが決定。台本を読み「すごくストレートで気持ちのいい作品だと感じました。こんな作品に出演したかったし、見たかったので、現場に出るのがすごく楽しみでした」と印象を語った瑛太さんは、「幸太郎は理紗の婚約者ですが、彼女の父親の元部下、しかしどんどん昇格してしまい、彼女の父親を越えてしまうというとても難解な役でした。石井さんにスタジオでお目にかかると、何度も美味しいパンをいただきました。これまでは朝食は和食派だったのですが、今回は石井さんのパンをいただいて、気持ちよく幸太郎を演じることができました」と撮影をふり返っている。さらに理紗の両親役には、石井作品ではお馴染みの松坂さんと石井作品には初登場となる松重さんがキャスティングされた。松坂さんは「家族の話なので、いろんな気持ちが描かれていましたが、少しユーモアもあって、一緒に家族の問題を乗り越えてゆくところが前向きで素敵だなと思いました。あおいちゃんとは久しぶりの共演でしたが、ますます芯が強くなられて、とてもお幸せそうで、明るい光が放たれる感じがうれしく思いました」と作品の印象を語り、松重さんも「自分の顔はホームドラマに出る顔ではないなと思っていました。それが新春のTBSのド正面のホームドラマに参加することができて、本当に役者冥利に尽きるなと思いました。ホームドラマはいつの時代も形を変えて人の心に届くものだと信じています」と思いを明かしている。「あしたの家族」は2020年1月、TBS新春ドラマ特別企画として放送。(cinemacafe.net)
2019年11月01日星野源は新作EP『Same Thing』をリリース。EP『Same Thing』にパンピーやスーパーオーガニズム参加『Same Thing』は、スーパーオーガニズム(Superorganism)、パンピー(PUNPEE)、トム・ミシュ(Tom Misch)など国内外の豪華アーティストとのコラボレーションを始め、星野源の新たな魅力を詰め込んだ全4曲を収録した新作EP。発売前日には、パンピーとタッグを組んだ楽曲「さらしもの(feat.PUNPEE)」が事前に公開され、話題を呼んだことも記憶に新しい。2019年10月14日(月)にダウンロードを開始して以後は、Apple Music、iTunes Storeを始め、各配信サイトのアルバムランキングで続々1位を獲得。同日の星野源の冠音楽番組「おげんさんといっしょ」は放送中に、ハッシュタグ「おげんさん」でTwitter世界トレンド1位となった。松重豊出演のリリックビデオ「Ain’t Nobody Know」がYouTubeプレミアに星野源とトム・ミッシュの共同プロデュース曲「Ain’t Nobody Know」のリリックビデオは、YouTubeにて2019年11月14日(木)23:00よりプレミア公開された。YouTubeプレミア公開とは、映画やテレビ番組のプレミア上映のように、視聴者が新作動画を同時に見て楽しめる機能。リアルタイムでチャットをしながら映像を観ることができ、誰でも無料で参加することができる。「(架空の)星野源の部屋に遊びにきた友人と音楽を聴きながら、ダラダラとおしゃべりする」をコンセプトにした映像には、星野源と俳優・松重豊が出演した。ミュージックビデオに小松菜奈が出演また、ミュージックビデオには、初共演となる小松菜奈が出演。映像内では、3組のカップルの出会いや日常が独特の映像で描かれており、ラストシーンで星野源と出会う女性役として登場する。なお、ディレクションは、「Pop Virus」も手掛けた林響太朗が担当した。【詳細】星野源 NEW EP『Same Thing』リリース:2019年10月14日(月)リリース1,Same Thing (feat. Superorganism)2,さらしもの (feat. PUNPEE)3,Ain’t Nobody Know4,私
2019年10月19日星野源扮する“おげんさん”とそのファミリーたちが織りなすゆる~いトーク&歌でおくる「おげんさんといっしょ」の第3弾が10月14日放送。放送中にTwitter世界トレンド1位になるなど、今回もネットを中心に大きな盛り上がりをみせた。“おげんさん”扮する星野さんを中心にお父さんに女優の高畑充希、15歳の長女に藤井隆、おげんさんの家に住み着いているねずみに宮野真守、息子にハマ・オカモト、さらに豪華ミュージシャンらも参加。ゆるすぎるトークと星野さん、ハマさんらによる生バンドの歌が話題となり、過去2回の放送時にはTwitterで世界トレンドに輝くなど大きな話題を呼んだ本番組。今回の第3弾では渡辺直美、松重豊らが加わりさらに豪華なメンバーでのオンエアとなった。放送前からすでにTwitterのトレンドで1位になるなど熱い注目のなかスタートした今回。ねずみの“中の人”である宮野さんがOPから登場。番組おなじみの「恋はホップステップジャンプ」を初のおげんさんバンドで歌唱。続いては長女“たかし子”が若かりし頃好きだった音楽の話題へ。中学の頃ユーロビートが好きだったという長女=藤井さんは、大好きだったというデッド・オア・アライヴの「YOU SPIN ME ROUND」を熱唱。バンドアレンジにも「アレンジかっこいいー!!」「アコースティックのyou spin me around なんかすごいね」などのツイートが。中盤では渡辺さんの“ビヨンセ”が登場。落ち込んだ“渡辺ビヨンセ”を励ますべく、おげんさんが自宅に招き入れ、ビヨンセの「Crazy In Love」を歌ってもらおうとするのだが…なんとビヨンセの足元がフランス国旗があしらわれたカンフーシューズで「カンフーシューズな上にフランス国旗www」「ビヨンセ面白すぎる」などの声が続々。後半ではおげんさんが皆を連れ行きつけのスナックへ。そのスナックのママはなんと松重豊さん扮する「豊豊」というわけでチャイナ服にパープルのウィッグ姿の松重さんに「松重さんの見た目が凄い事に」「ここまで来ると凄いとしかいいようがない」などの投稿が相次ぐ。最新の洋楽に詳しい松重さんとの音楽談義を聞いていた視聴者からは「洋楽ってほぼ聞かないけど聞いてみたくなった」「松重さんと源さん、音楽の話してるの本当に楽しそう!」「松重さん楽しそう(笑)カッコいい大人だなぁ」という感想も寄せられる。そんな会話やPUNPEEとのコラボで盛り上がっているとそこに「放送中に世界トレンド1位」の報が。スタジオ中が喜びに溢れた表情を見せると、番組もいよいよ終盤。ラストは満月と鳥居をバックに「Pop Virus」を歌い上げ、クオリティの高いサウンドを聞かせつつゆるやかなトークで見ている者を和ませたオンエアが終了。「みんな本当に楽しそうで本当に楽しそうで本当に楽しそうで大好き」「笑ってるおげんさんほんと大好き」など視聴者からの“大好き”の声がSNSに溢れ続けている。(笠緒)
2019年10月15日先日発表されたばかりの星野源の初冠音楽番組「おげんさんといっしょ」第3弾の出演者として、新たに俳優・松重豊が登場することが分かった。何が起こるか予測できない、生放送でゆる~く展開する音楽トーク番組「おげんさんといっしょ」。星野さん扮する“おげんさん”や、宮野真守が声を担当する進行役のねずみらお馴染みメンバーに加え、今回の第3弾ではワールドワイドな活躍が注目を集める渡辺直美の参加も決定している。そんな放送間近に控えた今回、また新たな情報が!なんと、様々なドラマや映画に出演、現在公開中の映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』では映画初主演を務めている名バイプレーヤーの松重さんが出演することが明らかに。今回の発表を受け、おげんさんちのねずみは「松重さんと渡辺さんとおげんさんたちで、どんなトークが繰り広げられるのか今から楽しみだなぁ~(C・>もしかしたら、もっとおげんさんファミリーが増えるかも!?Twitterでゲストや番組内容など随時投稿していくから、引き続きチェックしてね~」とコメントしている。これまで、お父さん、長女、長男、次男が出演した本番組。一体ゲストたちは何役で出演するのか?渡辺さんと同様、配役はまだ明かされていない。「おげんさんといっしょ」第3弾は10月14日(月・祝)22時~総合テレビにて生放送。(cinemacafe.net)
2019年10月11日Netflixオリジナルシリーズ「深夜食堂 -Tokyo Stories Season2-」より、予告編とキーアートが公開された。繁華街の路地裏にひっそりと佇む“めしや”。営業時間は深夜0時から朝の7時ごろまで。人は「深夜食堂」って言ってるよ。性別も、年齢も、境遇も異なった様々な客が店を訪れては、カウンターで生まれる小さなドラマ。漫画「深夜食堂」をドラマ化した本作は、深夜ドラマとしてスタートしたにも関わらず、回を重ねるごとに反響を呼び、日本のみならずリメイク版が制作された中国・韓国などでも人気を博している本シリーズ。待望の予告編解禁!記念すべき10年目を迎えるドラマシリーズ第5弾となる今シーズンは、原作コミックの人気エピソードにオリジナルエピソードを交え、全10話で構成。小腹も心も満たされる「めしや」が再び開店する。配信に先駆けて公開された予告編では、本シリーズのために撮影された“いま”の東京の街並みからスタート。ひっそりと佇む「めしや」には、忠さん(不破万作)や小寿々(綾田俊樹)、竜(松重豊)ら常連に囲まれながら、マスターのもとにワケアリな人々が訪れる。“母に捨てられた”赤井(仲村トオル)をはじめ、旧友である樺山(勝地涼)と再会した橘(永山絢斗)。さらに、海外からのスペシャルゲストとして『台北の朝、僕は恋をする』のジョセフ・チャンが“自信が持てない台湾の映画監督リー”を演じる。さらに映像では、チキンライス、きつねうどん、グラタン、そば、小梅のおにぎり、たらこのお茶漬けなど、マスターの料理が続々登場する。キャストコメントも到着!前シーズンの韓国での撮影に続き、今シーズンでは台湾ロケを敢行。「甘い卵焼き」で共演を果たしたオダギリジョー(小暮/カタギリ役)とジョセフ・チャンからコメントが到着。「いやぁ、もう10年になるんですね。それだけ愛された作品に参加できて、本当に嬉しく思います」と今回の制作を喜んだオダギリさんは、「今回は台湾での撮影があり、僕も台湾なまりの中国語のセリフに挑戦する事になりました。約1ヶ月みっちりトレーニングした成果が出ていれば良いのですが」と明かす。そしてジョセフ・チャンは「以前から『深夜食堂』がとても好きでした。『深夜食堂』は、今の社会にとても求められているストーリーだと思います。それぞれの短いエピソードが、“疎外されたと感じることの多い世界”にも暖かさがあると感じさせてくれます。作品に参加して、その暖かさを私も経験することができました」とコメント。加えて本エピソードは、常連客・小寿々の驚きの過去が明かされるドラマオリジナルとなっている。Netflixオリジナルシリーズ「深夜食堂 -Tokyo Stories Season2-」は10月31日(木)Netflixにて全世界配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年10月11日『ボス・ベイビー』のドリームワークスが“人間とドラゴン”の新たな冒険を史上空前のスケールで描いた『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』から、予告映像が到着。併せて、吹き替えキャストに松重豊が加わることが決定した。バイプレイヤーとして数多くの作品に出演し、「孤独のグルメ」シリーズや10月4日(金)に公開された『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』では主演も務める俳優の松重豊さん。本作では、「ドラゴンと人間は敵だ!」と息巻く最大の敵・ドラゴンハンター“グリメル”役を演じる。実写作品では数々の悪役も演じてきた松重さんだが、アニメーション作品での悪役は初の挑戦となる。松重さんは、「悪人を演じる方が実写ではやりやすいが、アニメ作品ではビジュアル的な悪さをどう声で表現するべきなのか、いろいろ考えた」と初のアニメ悪役への難しさを語りながらも、「白髪の大男の悪い奴っていうのは、まさに実写でも演じられるくらいぴったりなはまり役!」と自信を伺わせた。またこの度、松重さんが声を演じるグリメルの姿も確認できる予告映像が解禁。父の跡を継ぎバイキングのリーダーとなった“ヒック”は相棒のドラゴン“トゥース”たちと共に、新たな聖地を求めて引っ越しすることを決意する。しかし、彼らの前には史上最凶のドラゴンハンターのグリメルが待ち受けていた。松重さんは「ドラゴンたちを皆殺しにしてやる!」などというインパクト絶大なセリフも難なくこなし、絶対的な存在感を放っている。大海原を飛び回るたくさんの個性豊かなドラゴンたちのダイナミックな飛行シーンは、観るもの全てを冒険の旅へと誘う。そして、トゥースの前には美しいドラゴン、“ライト・フューリー”が現れ、2匹が心惹かれ合うシーンも収録している。ヒックたちは、ドラゴンハンターの手を逃れ、“幻の聖地”にたどり着くことができるのか?また、トゥースの恋の行方は!?人間とドラゴンの新たな冒険ファンタジーに期待が高まる予告映像に仕上がっている。『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は12月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒックとドラゴン聖地への冒険 2019年12月20日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2019年10月10日10月11日スタートのオダギリジョー(43)主演ドラマ「時効警察はじめました」(テレビ朝日系)に、主役級の役者陣12人がゲスト出演すると発表された。オダギリ扮する風変わりな警察官・霧山修一朗が、時効になった事件を趣味で捜査するというコメディーミステリー。06年と07年に放送され、今回が12年ぶりの新シリーズ放送となる。発表された豪華ゲストたちの顔ぶれは女優陣が中山美穂(49)、小雪(42)、寺島しのぶ(46)、二階堂ふみ(25)、檀れい(48)、趣里(29)、中島美嘉(36)。俳優陣が向井理(37)、柳葉敏郎(58)、別所哲也(54)、松重豊(56)、染谷将太(27)。全員が同作初出演で、それぞれの役柄や出演回については今後発表されるという。全話平均の視聴率は06年の「時効警察」が10.1%、07年の「帰ってきた時効警察」は12.0%を記録。今作は前2作と同じ金曜午後11時15分から「金曜ナイトドラマ」枠の放送。だが多くのファンが待ち望んでいたとあって、異例の高視聴率が期待されているという。「芸能人の中にも『時効警察』は多く、これだけの大物ゲストが実現したのもそれだけ心待ちにしている人が多いことの現れでしょう。このところ、同枠の視聴率はなかなか2ケタを獲得することが難しくなっています。8%台だとかなりの高視聴率ですが、『その数字を軽々と上回るかもしれないと』と局内でも期待が高まっています」(テレビ朝日関係者)ただでさえ人気の同シリーズ。豪華ゲストたち投入による“効果”に注目が集まりそうだ。
2019年10月07日49歳の中年男性・ヒキタさんの妻・サチは、なんと33歳。一回り以上違うけれども、とてもお似合いのこの夫婦。子供は作らずやっていこうと思っていた二人でしたが、ある日ラーメン屋の帰り道、サチが真剣な顔でヒキタさんに訴えた。「ヒキタさんの子供に会いたい」。それをきっかけに不妊治療をスタートする二人を描くこの映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』。主演のアラフィフ男性を演じるのは、松重豊さん。「医療モノ、刑事モノ、事件モノ、いろんなジャンルがありますが、これはいうなれば“妊活モノ”。今までにあまり見たことがないジャンルの映画ですよね。しかも扱っているのが、あまり語られてこなかった“男性側の不妊問題”。僕もこの映画をやるにあたりいろいろと勉強をしましたが、不妊というと女性にすべてを押し付ける傾向がある中、実はフタを開けると、男性に原因があるパターンが半分くらいあるんですよ。それを、アラフィフの男性を主人公にして描くのは、問題提起の形としてとても興味深いと思いました」出演が決まり、奥さん役は誰がやるのかなぁと思っていたところ…。「まさかの北川景子さん!!(笑)『HERO』で上司と部下として付き合ってきた間柄だったこともあり、映画をご覧になった皆さんの目に、ちゃんと夫婦に見えるか、とても心配で。普段はあまり、クランクイン前に深く役作りはしないのですが、今回はいろいろ真剣に考えましたね」撮影現場に、北川さんのご主人であるDAIGOさんがやってくる、なんてサプライズもあったそう。「僕と北川さんは夫婦役なので、そういった空気感を作れるように、今回は出番待ちの時間にも北川さんと会話のキャッチボールを結構してたんです。で、そこにDAIGOさんがやってきたわけですが、なんかね、急に三角キャッチボールになっちゃって、これはどういう関係なんだ?みたいな、妙な、でも心地の良い時間が流れたのが、印象的でしたね。DAIGOさんは実生活で旦那さんですけれど、“いや、でもごめんなさい、この3週間は僕の妻なんで”っていう気持ちが湧いてきたりして(笑)。“うちの妻、素敵だよね?”“素敵でしょ?”っていう、ライバル心というか共犯関係というか。そこで北川さんが見せる自然な表情からも、夫婦としての演技のいいヒントをいただきました」子供を妊娠するまで、ヒキタさん夫婦には山あり谷あり、様々な困難が訪れます。「いろいろ考えさせられることも多い映画ですが、堅苦しい話ではないし、悲喜こもごもを笑いのオブラートに包んでいる作品です。肩の力を抜いて楽しんでほしいですね」『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』原作は、『凶気の桜』の原作者としても知られる、小説家・イラストレーターのヒキタクニオさんの同名小説。不妊治療を始めたヒキタさんの精子は、なんと8割が動いていないことが発覚し…。10月4日より全国公開。©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会まつしげ・ゆたか1963年生まれ、福岡県出身。’92年に映画デビュー。放送中のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』出演。また、FMヨコハマ『深夜の音楽食堂』でラジオパーソナリティも務める。※『anan』2019年10月9日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・佐伯憂香(by anan編集部)
2019年10月02日「(映画初主演について)周りの方がいろいろおっしゃってくれるほど、そんなに本人は意識してないです。最近“バイプレーヤー”なんて呼ばれたりしますけど、その言葉自体、あのドラマ(『バイプレーヤーズ』’17年・テレビ東京)をやることになって、初めて認識したくらいで。だから、初主演になにか感慨がありますかって言われても、ないに等しいんですよね」10代のころから役者を志し、キャリアを積み重ねて、芸歴はすでに30年以上。ヤクザや刑事、孤高にグルメを楽しむ輸入雑貨商など、幅広い役柄を演じてきた松重豊(56)が、映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(10月4日公開)では、男の妊活に挑む小説家を好演。本作が映画初主演となる。主役として現場で意識したことは?「『孤独のグルメ』を続けるなかでも思ってるんですけど、現場のコミュニケーションが円滑に取れていることが、やっぱりいちばん大切なんじゃないかな。殺伐とした雰囲気には絶対したくなかった。昔は、監督さんが怒鳴り散らすようなこともたくさんありましたけど、そういうの嫌だなって思いながら育ってきましたしね」(松重・以下同)本作は、年の離れた妻・サチ(北川景子)と夫婦2人で気ままな生活を続けていくつもりだった小説家のヒキタクニオ(松重)が、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」とサチが言いだして……。“男の妊活”というテーマを、コミカルに温かく描く。ヒキタ夫妻も仲よしだが、松重自身の夫婦円満の秘訣は?「19歳のときから30年以上一緒にいるんですけど、ずっとくだらない会話のキャッチボールをしてきたなっていうのはあるんですよ。ニュースを見ながら『ヤバいね、この台風』『公園の木がすごい揺れてたよ』なんて、些細なことでも言葉にして相手に投げかけてみる。そうすると、ときどき心がときめいたり。たまには怒ったりしてもいいし。心が動くキャッチボールをできる関係があれば、死ぬまで一緒にいられると思うんですよね」映画にドラマに大忙しだが、リフレッシュの方法は?「土に触れることですかね。いつも人の目にさらされる仕事なので、どうしても気持ちがざわざわして、体とのバランスが取れなくなるときがあって。そういうときは、畑に行くといいんです。半年くらい前から借りていて。空心菜がどんどんできてるので、収穫しに行かなきゃいけないんですよ。枝豆やトマトも作っています。今は畑にいるときが、いい意味でリセットできる瞬間。畑で野菜を収穫して、カレーを作るっていうのが、いちばん幸せな休日かな。スパイスカレーにもハマっていて自分で作ったりもしますよ」
2019年09月30日10代のころから役者を志し、キャリアを積み重ねて、芸歴はすでに30年以上。ヤクザや刑事、孤高にグルメを楽しむ輸入雑貨商など、幅広い役柄を演じてきた松重豊(56)が、映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(10月4日公開)では、男の妊活に挑む小説家を好演。本作が映画初主演となる。「(映画初主演について)周りの方がいろいろおっしゃってくれるほど、そんなに本人は意識してないです。最近“バイプレーヤー”なんて呼ばれたりしますけど、その言葉自体、あのドラマ(『バイプレーヤーズ』’17年・テレビ東京)をやることになって、初めて認識したくらいで。だから、初主演になにか感慨がありますかって言われても、ないに等しいんですよね」(松重・以下同)本作は、年の離れた妻・サチ(北川景子)と夫婦2人で気ままな生活を続けていくつもりだった小説家のヒキタクニオ(松重)が、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」とサチが言いだして……。“男の妊活”というテーマを、コミカルに温かく描く。役作りで意識したのは?「実はね、役作りって今までとくにやったことないんです。たとえば瓦職人の役なら『俺の瓦が一番だぞ』って気持ちが入っていればいいわけだから。今回も、もし自分が年の離れた奥さんに、突然『子どもがほしい』って言われたらどうしようっていう“if”を考えました。ただ、北川景子さんと並んだときに、ちゃんと夫婦に見えるのかっていうのは不安でしたね。だって、2回りも年齢差があるんですから。数えてびっくりしました(笑)。でも、現場でコミュニケーションを取るなかで、本物の夫婦なんじゃないかって関係性を作ることができて。押しも押されもせぬ美女と、そういう幸せな時間を過ごせたのは役得でしたね」最近、世間のイメージが“強面”から“かわいい”に変わってきている気がするが。「正直なところ戸惑ってますよ。僕は自分の顔を鏡で見るのも好きじゃないほうなんで。これまでは“強面”ってイメージで、道行く人にも声をかけられなくてラクだったんですけどね。遠藤(憲一)さんとか、光石(研)さんとかもそうだと思うんですけど、僕ら自分たちのこと“かわいい”なんて、見苦しいこと考えてませんからね。やめてくれよって思います(笑)。でも、亡くなった大杉(漣)さんだけは、自分のことを『かわいいでしょ?』って意識していたんじゃないかな(笑)」芸能生活30年以上。これまで演じたなかでハマり役だと思ったのは?「瀬々敬久監督の映画『SFホイップクリーム』(’02年)で、宇宙のある星に犯罪者を移送する役をやったんですけど、あれは楽しかったですね。ちなみに、移送されるのが武田真治くん。フィリピンで撮影をして、現地の人が宇宙人役で。くだらないのに、すごく笑えるんですよ」今後、やってみたい役は?「僕はけっこう受け身でご依頼いただいたものにお応えするってスタンスだから、この役がやりたいって思わない。まあ、ヤクザや刑事は年に何回もやってますから、まったく毛色の違う役がありがたかったりします。今回のヒキタさんはそれこそ、これまで演じたことのないタイプだったので、すごくおもしろかったです」役者を始めたばかりの自分に、どんな言葉をかけたい?「無視しますね。身長が180センチ以上もあって、いつもケンカ売ってやろうなんて思ってる若い俳優、僕は相手にしませんから(笑)」
2019年09月30日