映画『隣人X -疑惑の彼女-』完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督が登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■林遣都、上野樹里のエピソードに驚き「僕と顔合わせをした日も…」上野にとって、熊澤監督と17年ぶりのタッグとなった今作。「上野樹里じゃないと成立しない」という熊澤監督たっての希望でオファーしたそうで、これを受けた上野も「熊澤監督が言うんだし!(と思って)。しかもこの『隣人X』という得体のしれないタイトルが気になった」と快諾したという。続けて「読み進めるとかなりミステリアスな女性だったんですが、監督の意図を汲んで作り上げていけたら、“本当に自分はフィルターをかけずに世の中を見れているんだろうか”ということを伝えられる作品になるなと思って、ものすごくたくさん打ち合わせをしました」と語った。同作の打ち合わせについて、熊澤監督は「ワークショップ中に電話がかかってきて、“じゃあ来週事務所で打ち合わせしましょう”と電話を切ったんですが、翌日また電話がかかってきて、2時間くらい話した。それで翌週に会ってみたら、台本にすごい量の書き込みがあって、その日は結局8時間連続で上野さんの感想や思いを聞きました」と驚きのエピソードを披露する。その後も、上野のドラマ出演クールの合間に脚本を直し、また話し合いという流れを約2年間続けていたそうで、熊澤監督は「上野さんの演じる良子は2人で作っていった感じがしています」と振り返った。このエピソードを聞いた林も「そこまで詳しくは知らなかったので驚きました」とコメントしつつ、「僕と顔合わせをした日も、午前中から8時間くらい(話し合いを)やった」と明かし、「本当は監督、プロデューサーさん、僕と樹里さんで軽く食事でもというお話だったんですが、中止になりました(笑)」と笑いを誘った。
2023年11月08日映画『隣人X -疑惑の彼女-』完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督が登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■上野樹里、林遣都の髭姿を絶賛「すごく色っぽい」今作で7年ぶりの映画主演を務める上野は「こんばんは~!」と観客に向けてフランクに挨拶。久しぶりの舞台挨拶に「懐かしい感じです」と印象を話しつつ、「先日まで舞台をやっていたんですが、全然違いますね! 皆さんがよく見えます! 全員見えてますよ~」と呼びかけ、観客とのコミュニケーションを楽しんでいた。今回初共演となる林の印象を聞かれると、上野は「最初のリハーサルのときにも、なにもないガランとした部屋なのに、ロケーションの風景が見えてくるくらい、身体的な表現がすごかったし、安心感がありました」と明かす。また、熊澤監督の「林くんには髭が似合う」という考えのもと、髭を生やした設定になったというエピソードが披露されると、上野も「遣都くんのイメージに髭ってなかったんですけど、すごく色っぽいですよね。いい意味で色気が感じられます」と絶賛していた。
2023年11月08日上野樹里と林遣都共演の『隣人X -疑惑の彼女-』より本編映像が解禁された。第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」(パリュスあや子著)を映画化した本作。上野樹里が7年ぶりの映画主演を務め、林遣都と初共演を果たした。解禁された本編映像では、惑星難民Xの特集記事のために週刊東都に引き抜かれた、スクープのためなら誰でも利用するベテランやり手記者の内田瑛太(川瀬陽太)に、これまで成果をあげられず、クビがかかっていて後がない記者・笹憲太郎(林遣都)がスクープを上げるのに自分を使ってくれないかと必死に直談判するシーンが収められている。笹は、「Xが安全だなんて俺、鵜呑みにできないです」と詰め寄り、内田に軽くあしらわれながらも、「コロナが出始めた時も、感染者を排除したりしようとしましたよね。皆Xが怖いんだと」と世界で感染者を排除する対策が取られた過去があることから、Xも安全と言われながらも未知の存在に対しての恐怖を人々は感じているのではと訴えかける。記者としての使命感と意欲をひしひしと感じられるシーンとなっている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年11月02日上野樹里7年ぶりの映画主演、林遣都と初共演となる映画『隣人X -疑惑の彼女-』から、SNS用のハッシュタグ「#ヒゲノハヤシ」ができるほど、無精ヒゲが似合う役者として注目を集める林さんの場面写真が解禁となった。ファンの間でも「ヒゲノハヤシ」として、本作の情報解禁の際にも話題に。TBSドラマ「VIVANT」では役所広司演じるテロ組織のリーダーの青年時代を演じ、その演技はもちろんのこと、壮絶な人生を生きる姿を長髪に無精ヒゲ姿で演じたことで、荒野で生きる者のリアルさを持たせ、多くの人が釘付けとなった。また、主演を務める配信系ドラマ「MALICE」では、正義感が強く長いものに巻かれるのを嫌うがゆえに上司から疎まれてしまう刑事を演じており、無精ヒゲがハマっている。同じ無精ヒゲでも役柄によってまったく雰囲気が異なる林さんだが、最新映画『隣人X -疑惑の彼女-』ではヒゲを剃る暇も惜しんで、徹夜で張り込み、惑星難民Xの秘密を暴くために奮闘する週刊誌記者・笹憲太郎を熱演。解禁された場面写真には、ベテラン記者の内田瑛太(川瀬陽太)と話し込む笹、X疑惑のかかる良子(上野樹里)に恋心が芽生え、彼女を見つめる笹、週刊誌記者として目の前の出来事を受け止める笹の姿が捉えられている。惑星難民Xの真実を追い求めた結果、良子への恋心を止めらない自分と、記者としての責務で追い詰められていく自分という板挟みの状況でやつれた姿がリアルに表現された場面写真。過去作の中でも、特に役柄とマッチした「ヒゲノハヤシ」となりそうだ。『隣人X -疑惑の彼女-』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年10月26日女優の上野樹里が主演を務める、映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の場面写真が26日、公開された。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■無精ひげが似合うと話題の林遣都の姿を切り取った『隣人X』場面写真今回公開されたのは、SNSでハッシュタグ「#ヒゲノハヤシ」ができるほど無精ひげが似合う林が演じる笹の場面写真。ベテラン記者の内田瑛太(川瀬陽太)と話し込む笹、X疑惑のかかる良子(上野)に恋心が芽生え、彼女をうっとりと見つめる笹、週刊誌記者として目の前の出来事を受け止める笹の姿を捉えている。Xの真実を追い求めた結果、良良子への恋心を止めらない自分と、記者としての責務を感じる自分の間に板挟みの状況でやつれた姿がリアルに表現されている。(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年10月26日田中圭、吉田鋼太郎、林遣都で新感覚の胸キュン純愛ラブストーリーを描き出した「おっさんずラブ」がタイでリメイクされることが決定。タイの大手テレビ制作会社・GMMTVがラインナップ発表会を開催し、国内外に1680万人のチャンネル登録者をもつ公式YouTubeチャンネルにて世界にて発表された。結婚したいのに全然モテない、33歳のポンコツ独身サラリーマン・春田創一(田中圭)が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居しているドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白されるという純愛ラブストーリーとなった本作。最終話を前にして、Twitter世界トレンド1位を獲得。その後も配信、映画化、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど、二次的エンターテインメントで社会を席巻した。今回のリメイク版「Ossan’s Love Thailand」(仮)は、2021年に「大叔的愛」のタイトルでリメイクされ、現地の放送局・ViuTVでは開局以来となるドラマ最高視聴率を記録する大ヒットとなった香港に続き、2地域目のリメイクとなる。■超人気俳優アース&ミックスが主演!タイの大手テレビ制作会社GMMTVが制作10月17日に公式YouTubeにて世界生配信された発表会には、このリメイク版「Ossan’s Love Thailand」(仮)の主演・アース&ミックスも登壇。大ヒット作「A Tale of Thousand Stars」の共演でブレイク、その後も「Cupid’s Last Wish」や「Moonlight Chicken」、オムニバスドラマ「Our Skyy2」で共演した人気若手俳優2人が、5度目の共演を果たすことになるこのリメイク版。その相性は過去作ですでに証明済みとあって、会場には大きな歓声が沸き上がる。すると2人も、「僕自身、このドラマを知っていたので、とてもワクワクしています。日本ではすごく人気で多くの賞を受賞しているんですよ。そのドラマに出演させてもらえると知った時はやったー!という気持ちでしたし、自分たちの演技を見てもらえるありがたい機会だと思いました。僕たちにとってチャレンジングな機会でもあり、スキルアップにもなると思います。プレッシャーはありますが、日本と関わる仕事ができて光栄です。ぜひ見てくださいね!」(アース)、「ワクワクする気持ちとプレッシャーを感じています。これまで僕とアースさんが演じてきたシリアスな作品とは違って、このドラマはロマンチックコメディーなので、僕たちにとってもチャレンジングな作品だといえます。みんな待っていてね!」(ミックス)と、それぞれ意気込みを語った。また、この発表会では、スクリーンに日本版キャスト・田中さん、吉田さん、林さんから届いた祝福コメントも流れる場面も。「僕たちが出演する『おっさんずラブ』がタイ・GMMTVでリメイクされるということで、とてもうれしく思っております」(田中さん)、「タイでは一体どんなドラマになるのか、僕たちもワクワクしています」(林さん)、「タイの皆さんにもぜひ『おっさんずラブ』を楽しんでいただきたいと思います!」(吉田さん)という3人の言葉に、会場は大いに盛り上がっていた。■「おっさんずラブ」2024年1月期には続編も日本では2024年1月期に金曜ナイトドラマ「おっさんずラブ‐リターンズ‐」として続編を放送することが発表済み。「天空不動産」営業所の社員・春田は、尊敬する上司・黒澤から突然「はるたんが…好きです!」と熱烈な愛の告白を受け、激しく動揺。時を同じくして、営業所に移動してきた家事・料理も完璧すぎるエリート後輩・牧とひょんなことから同居することに…。しかも、なんとその牧からも、突如バスルームで告白される。そしてラブ・バトルロワイヤルの末に迎えた春田と黒澤の結婚式――。教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気づいた春田は、「行け!」と黒澤に背中を押され、号泣しながら牧のもとに走り出す。横断歩道越しに「俺と結婚してください!」と愛を叫ぶ…ラストから5年――。初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の想いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧。5年経ったいま、コロナを乗り越えて、あの3人はどんな日々を送っているのか。「おっさんずラブ‐リターンズ‐」では、みんなが見たかった愛すべき“3人の今”を描き出す。「おっさんずラブ-リターンズ-」は2024年1月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。「Ossan’s Love Thailand」(仮)は2024年冬、タイにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月18日林遣都が主演を務める、M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」の上演が決定。メインビジュアルも公開された。思い返すと、その屋敷は確かに立派な門構えではあったが、迷子になるほど中が広大だったとは、男は思いもしなかった。男は、気まぐれに親切にした若い女に招かれそこへ来た。最初、女はこの屋敷の女中かと思っていたら、実は主人の女房だった。年の離れた亭主を持つと、若くともこんなアンバランスなムードを身にまとうようになるのかと、男は勝手に納得する。屋敷の中は薄暗い上、廊下も恐ろしく長く、部屋の数も分からなかった。数日経って、友人が連れ戻しに来たが、男は「帰ろうにも出口にたどり着けないんだ」などと困った顔をする。中庭を挟んだ向かいの広間で、夜ごと催される誰かの宴。その幻想的に揺らめく人影をぼんやり眺める女に、男は次第に惹かれていく。男を躊躇させるのは、留守がちで、まるで自分の妻を斡旋するかのような、主人の謎の振る舞い。引き留めるわけではないが、時折、何やら共謀をほのめかすような女と、その主人との間で、男は次第に正気を失っていく…。本作は、ある出来事をきっかけに、不思議な屋敷に誘い込まれた主人公がその屋敷の主人と若妻に翻弄され、もてなしを受けるうちに、本来の自分を見失っていく様を描くサスペンスとして企画された、倉持裕の新作書下ろし公演。主演を務めるのは、2016年にBunkamuraシアターコクーンで上演した、同じく倉持さん演出のM&Oplaysプロデュース「家族の基礎」で初舞台を踏んだ林さん。「あれから7年が経ち、倉持さんの新作にこういった形で参加できることを大変嬉しく思います。タイトル、もう面白いですよね。珠玉の台詞、心躍る脚本、心待ちにしています。嬉しいです。楽しみです。皆様もお楽しみに」とコメントしている。林遣都そして、「マイファミリー」や「silent」などに出演した藤間爽子、『宮本から君へ』『聖の青春』の柄本時生、連続テレビ小説「舞いあがれ!」や「宮本から君へ」などに出演した新名基浩、「64」に出演した佐藤直子、公開間近の『お前の罪を自白しろ』に出演する山崎一が共演する。なお、東京公演のチケットは、来年2月10日(土)より販売予定だ。M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」は2024年4月13日(土)~5月6日(月)本多劇場にて上演。※名古屋、島根、富山、大阪、仙台公演あり(シネマカフェ編集部)
2023年10月18日学生運動の嵐が終わりを告げた頃、自分が打ち込めることを見つけられずにいた青年・北野武(林遣都)は昭和47(1972)年に浅草にやってきた。フランス座で働き始めた武は、芸人・深見千三郎(山本耕史)に弟子入りすることに。ストリップ劇場であると同時に演芸場でもあったこの劇場で、武は先輩芸人の高山三太(松下優也)、兼子二郎(今野浩喜)、後輩のマーキー(稲葉友)、作家志望の井上(森永悠希)らに出会う。そしてある時はストリップの裏方、またある時は深見と共にコント出演をするのだったが……。その後「ビートたけし」としてお笑いの世界を席巻、さらには俳優・映画監督としてもその名を轟かせる、北野武の自伝的青春小説『浅草キッド』。これまでドラマ化・映画化はされてきたが、今回初めて舞台化された。しかも「音楽劇」としたことで、色鮮やかな70年代ファッションと共に“あの頃の浅草”を楽しむエンタテインメント性を備えたステージとなった。そこで、確かな技量を見せるアンサンブルと共に歌・ダンスを牽引しているのが、松下優也と紺野まひる。これまでのキャリアに裏打ちされたパフォーマンスは、観客の目を釘付けにする。もちろん芝居面でも、松下は少し尊大で武たちにとっては嫌な立ち回り方もすることになる高山を、それだけではない深みのある人物として表現。深見の妻・亜矢を演じる紺野も、艶やかで芯が強く、しかしもろさもある魅力的な女性がそこに生きていると感じさせた。林遣都が演じる武と行動を共にする場面の多いマーキー役の稲葉友、井上役の森永悠希は、青春物語そのものの輝きを見せる。劇場であたふたと仕事をし、居酒屋で盛り上がり、同じ安アパートに暮らし、まだ何もなしとげられずにいる鬱屈を抱える彼ら。和気あいあいとした様子がほほ笑ましいだけに、彼らの道が分かれてからの表情が切ない。武は、兼子とコンビを組んで漫才を始める。のちに「ビートきよし」となる兼子役の今野浩喜も、深見・高山と共に演じるコント、武と共に披露する漫才と、自身のお笑い芸人としての本領も発揮しつつ、よい塩梅の芝居を見せる。徐々に武に光があたり始める一方、周囲の人々の影は濃くなっていく。それを担っていたのが、マーキー、兼子、そして深見だろう。中でも悲劇的な経緯をたどるマーキーは、稲葉の陰影のある表現、痛々しい叫びが印象に残った。兼子も、コンビの相方でありながら武だけにスポットがあたっていることに気づいた時の表情が絶妙で、見る側もつらい。そして、この作品の要は深見だ。彼のそれまでの道程を見せるシーンは、まさに“山本耕史オンステージ”。ゲネプロに先立っての取材会でも山本は「衣裳チェンジが多い」とコメントしていたが、それも納得。武にとって唯一無二の師匠である深見の存在の大きさ、深見=山本のすごさを見せつけた。深見の最後の姿に至るまで圧巻で、「耕史さんの深見師匠は武さん(本人)に見てもらいたい」という林の言葉には頷くほかない。そうした人々に囲まれて、自分の進むべき道を求め、迷い、やがて光のあたる場所に行く武。1年以上前からレッスンを受けていたというタップダンスも、深見に初めて手本を見せられた時のぎこちなさから、何度も繰り返し練習し、やがて深見と並んでタップを踏む、その過程がまさに武の芸人としての歩みに重なる。林はそうした武の姿を、全身全霊をもって表現してみせた。林でなければ、この『浅草キッド』の武はなかっただろう。北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトが感じられるステージは、明治座にて10月22日(日)まで。その後、大阪・愛知公演あり。音楽劇『浅草キッド』取材会より、前列左から)松下優也、林遣都、山本耕史後列左から)紺野まひる、森永悠希、今野浩喜、稲葉友、あめくみちこ林遣都さん×山本耕史さんと演出の福原充則さんの鼎談は コチラ()取材・文・撮影:金井まゆみ<公演情報>音楽劇『浅草キッド』原作:ビートたけし脚本・演出:福原充則音楽・音楽監督:益田トッシュ出演:林遣都松下優也今野浩喜稲葉友森永悠希紺野まひるあめくみちこ/山本耕史 ほか【東京公演】2023年10月8日(日)~22日(日)会場:明治座【大阪公演】2023年10月30日(月)~11月5日(日)会場:新歌舞伎座【名古屋公演】2023年11月25日(土)・26日(日)会場:愛知県芸術劇場大ホールチケット情報公式サイト
2023年10月11日上野樹里と林遣都が共演する異色のミステリーロマンス『隣人X ‐疑惑の彼女‐』より、緊張感溢れる張り込み姿をとらえた場面写真が公開された。今回到着した写真は、惑星難民Xとの疑いがある柏木良子(上野さん)や、台湾人留学生リン・イレン(ファン・ペイチャ)を張り込む、調査中の週刊誌記者・笹憲太郎(林さん)のシーン。惑星難民Xの秘密を暴くために奮闘する笹は、新聞記者がアメリカ大統領の陰謀を暴く実話が基となった映画『大統領の陰謀』を観て、圧力に負けず、報道の自由を貫く姿に感化され記者になろうと思った。雑誌記者の夢を叶えたが、大きなスポットライトは当たらないラーメン特集を担当。スクープ担当を任せてもらえるようチャンスを伺っていたが、これまで大きな成果もなく、契約解除の瀬戸際。そんなとき、日本での「惑星難民X」の受け入れのニュースが舞い込んできたことにより、X関連のネタを掴んで名を挙げることに。今回の写真には、初めて疑惑をかけられた一般女性・良子とのコンタクトに成功した際の記録を、ボイスレコーダーに録音する姿や、証拠を逃すまいと反対側の建物からカメラを構える様子、片時もターゲットから目を離さず柱の影から見つめる場面が見られる。また、最初は張り込みながら調査をしていたが、決定的な証拠をあげられず、良子に接触を図る。彼女のことを知るためにデートを申し込んだり、良子に好意があるような振る舞いをし、偽りの時間を過ごすにつれ、いつしか本気で恋心を抱くようになり、本来の目的との間で葛藤する。林さんは「常に何かと何かのはざまで苦しんでいる、そんな精神的にしんどい役どころでした」と今回の役柄をふり返り、「撮影中追い込まれる瞬間や苦しい場面が沢山あったのですが、共演者の方やスタッフの方々に支えられなんとか演り抜くことができました」とコメントしている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年10月04日ビートたけしによる青春自伝小説を原作とした、音楽劇『浅草キッド』が10月8日(日)から明治座ほかで上演される。初の舞台化となる本作で主演・北野武役を務める林遣都、武の師匠であり、武の人生を決定づける深見千三郎役の山本耕史、そして脚本・演出を担う福原充則。8月の終わり、製作発表会見を終えたばかりの3人に話を聞いた。たけし役を演じることで、自分も肝が座っているような感覚に――稽古が始まりました。どんな作品にしたいと思って稽古に臨まれていますか? 実際に稽古に入ってから感じていることもあわせて教えてください。福原こんな風に作りたい、というのはいろいろあるんですけど、脚本を書いているときからずっと思っていることは、武も深見もあまり本音を語るような人たちじゃないんですね。仮に繊細な会話劇として作ろうとすると、お互い核心に触れない会話が続きそうだなと思って、歌に本音を込める形で作ろう、と。稽古はまだ始まったばかりなんですが、例えば、武が最初に歌うシーン。僕もそうですけど、稽古場でそれを聴いている役者さんの空気の締まり方というんですかね。そのシーンに出ていなくて脚本を読んでいた人も顔を上げるぐらい、キュッと空気が締まって。早くお客さんに見せたい気持ちでいっぱいです。――林さんはずっと福原さんの作品に出演したいと思われていたそうですね。実際に参加してみていかがですか?林楽しいです。毎日結構長い時間、稽古をやっているんですけど、本当にあっという間に感じます。最初に全キャストとスタッフの皆さんが集まって本の読み合わせをしたときに、福原さんが「いっぱい間違えてください。自分で読んで感じたことや、やろうと思ったことをとにかく自由に出してください」と仰ってくださったのですが、その言葉通りの稽古場だなと思います。そういう時間がすごく楽しいですよね。――山本さんは稽古についてはいかがですか?山本僕は序盤に出ないこともあって、まだ僕自身のお芝居の稽古は本格的には始まってないんですけど、タップや歌の稽古を中心にしています。いや、正直、今のままでももう出来上がっているのでね。この芝居がどういう風になっていくのか、すごく楽しみです。今みたいにわちゃわちゃしている感じもそれはそれでいいけど、福原さんがこれからどんな風に演出するのかなと思いながら見ています。――製作発表会見では読み合わせの感想を「思った数倍良かった」とお話されていました。山本僕、ドラマ版も映画版も観ていないんですよ。Netflixの映画版は大泉(洋)さんがやっているらしいというのをなんとなく知っていて、観ようかな? どうしようかな? と思っているんだけど、今回の台本を読んでイメージができますからね。何かに寄せようとか、(深見千三郎)ご本人を研究しようとか、それも必要ない気がしていて、その中で自分をどういう風に入れるのかを今、考えている感じですね。――ちなみに林さんはビートたけしさんに寄せるのでしょうか......?林うーん......そういった考えは最初からないです。山本ちょっと待って。今の言い方、ちょっとたけしさんに似ていなかった?(笑)。1年間たけしさんを意識してきたから似てきたのかな?(林さんのマネージャーに)いつもこんな感じですか?林(マネージャーに対して)いつもこんな感じだよね?(笑)。......いや、実は今日の会見がすごく楽しかったんです。僕はこういった場が1番苦手なんですよ、緊張するし、自分の言葉を伝えなければいけないので。でも、今、たけしさんの役をやっているからなのか、周りを気にしすぎるのを辞めて、たけしさんのように、自分も肝が座っているような感覚でいられるんです。そうしようと決めたわけではないんですけど。いつもは周りの方が喋っているときですら見え方をすごく気にするタイプだったんですけど、気にしないでいると、それは楽だなと思ってきて......。今まで自分が大事にしてきたことは継続しつつ、自分らしくいることの良さみたいなものを、たけしさんの役を通じて気づかせてもらっている気がします。孤独な人が舞台上で輝いている姿を見たい――脚本の中で好きなセリフはありますか?山本いっぱいありますよ。「人を演じていればいいんだ」という素敵なキーワードになりそうなセリフも「なるほどな」と思うし、例えば「うるせー馬鹿野郎」「何やってんだこの野郎」とちょっと口悪いセリフも、なんか愛情を感じる部分もあるんです。むしろ、そこが意外と大事になってくる気もしています。ネタバレではないけど、僕のアイデアとしては、僕自身がちょっとたけしさんっぽくやる瞬間も入れてみたらどうなるかなと思っていて。「ビートたけし」になる前の武に影響を与えたのが深見だから、僕の方が今のたけしさんっぽさを入れてみてもいいのかな、なんて。林小説でも福原さんの脚本でも、刺さる言葉は僕もいっぱいあるんですけど......言葉というより、福原さんの演出で面白かったのは、学生運動をしている大学生が話すシーン。福原さんが演じている役者さんに「ちゃんと本当に言葉が分かるように」と強く仰っていたんです。言葉が届いても訳がわからないセリフなんだから、だからこそちゃんと伝えなくては、と。面白いなと思いましたよね。――福原さんは林さんと山本さんにどんなことを期待していますか?福原ふたりともいい意味で、表現者として影があって、孤独そうに見えるなと思っています。それがネガティブな意味ではないのは、自分の足で切り拓きながら歩いてるなとか、矢面に立っているなとか、 果たすべき責任から逃げずにいるな、みたいな意味での孤独感を感じているからで、そういう役者さんが役に自分を少し投影しながらも、 舞台上でいろいろな人と関係性を築いて輝く瞬間がなんか愛おしいんですよ。孤独な人が舞台上でいろいろな人とコミュニケーションをとって輝いている姿を見たい。実際どうなのかは知りませんよ? 今、おふたりは「俺たちほどのパーティー人間はいない!」って思いながら聞いてるのかもしれないんですけど(笑)、それは片思いでもいいというか。台本の誤読と一緒で、別に役者の人間性なんて僕は間違っちゃっていいと思っているので、勝手な幻想を抱いて、今、見ています。――林さんと山本さんはそれぞれの役のために、どんなことが今必要になってきていると感じていますか?山本タップですよ! お芝居とかそういうものはちょこっとやってきてはいるけど、誤魔化しの効かないことがやっぱりあるから。振付のRONxII(ロンロン)さんのタップを見ていると「これ、俺、本当にできる?」という感じなんですけど(笑)、ロンロンさんが「本番までには間に合います」と彼なりのビジョンを持って教えてくれているので、それを信じてやっています……でも、昨日、林くんは大量に振付の“刑”にあったらしくて(笑)。もうやめて〜って思うよね(笑)林本当に(笑)。でも本番まであと1ヶ月の段階で、脚本から音楽、振りも揃っているのは、多分幸せなことだなと思うんです。今、役のために必要なことは何かと言われたら、その明確に提示された課題を、残りの期間でクリアすること。これに尽きると思います。山本そうだね。あとは、僕は指がない設定(編注:山本さんが演じる深見千三郎は、戦時中に徴用された軍需工場で左手の指を4本失っている)。例えば目の前の飲み物を飲みたい場合、どう動くのかとかね。こういうこともいろいろ考えないといけないなと思っています。昔、片腕の剣士の役をやったことがあって、それに近いかもしれません。意外と書いてあることができないんですよね。僕は稽古場にあるものや使えるものを結構いろいろ使うタイプなんですけど、深見ならどうするかな? これはできるかな? と楽しみながら考えていきたいです。影響を受けた先輩は?――会見では作品にちなんで師匠は誰かという話が出ましたが、福原さんの師匠は?福原影響を受けた人でいえば本当にいろいろな人に影響受けたんですけど、中でも、鈴木さんという師匠がいまして。今、鰻屋です。この師匠にいろいろお芝居のことを教えてもらったんですが、師匠の親戚が中野にある「川二郎」という有名な鰻屋をやっていたこともあって、そこで何年か修行して、独立して、今、東中野で鰻を焼いています。で、師匠、十何年、芝居をやっていなかったんですけどね、ちょっと前に久々に芝居をやったんです。そうしたら死ぬほど面白くて! 嬉しかったけど、ちょっと落ち込みました(笑)。敵わない人には一生敵わないんだなと思ったし、死ぬほど面白かったんだけど、40人ぐらいしか入らない劇場だったので、師匠の芸は(世間には)伝わらないのかなぁと思ったりね。――林さんは歌唱指導の益田トッポさんのお名前を挙げていましたが、先輩俳優の中での「師匠」として思い浮かぶ顔は?林役者の先輩でいうと、大竹しのぶさんです。3年前ぐらいに舞台をご一緒させてもらったんですけど、もう楽しくて楽しくて。お芝居の楽しさ、演劇の素晴らしさを教えてもらいました。それ以降、役者として、人生についても、悩んだときは連絡させていただいています。――山本さんは、(武の先輩芸人・高山三太役の)松下優也さんに「師匠」と言われてましたけれども、ご自身として俳優業の師匠はどなたかいらっしゃるんでしょうか?山本俳優業としての師匠。変な話「先輩だけど、考えたら(年下の)俺の方が芸歴長いじゃん」ということが結構あって、難しいんですよね(笑)。お世話になっている方だと、(佐藤)浩市さんの顔が浮かぶけれど、師匠という感じでもないかな......。あ、俳優としての技術だったら、僕、盗んだのが、意外かもしれませんけど池田成志さんです。もうびっくりするぐらい面白いから、「この人はどうやっているんだろう」と。それから福田転球さん。あの感じは真似できないし、酒を飲むとどうしようもないんだけど(笑)、あの頃の演劇の人たちからは影響を受けたかもしれないですね。福原今回の脚本を書くときに「馬鹿野郎」と普段から言う人が身の回りにいないかなと思い、イメージしたのは成志さんでした(笑)。成志さん、僕の芝居を観に来てくれて「福原、面白かったじゃないか。馬鹿野郎」「馬鹿野郎、面白い芝居作りやがって」と言うんです。たんだけど、40人ぐらいしか入らない劇場だったので、師匠の芸は(世間には)伝わらないのかなぁと思ったりね。山本そうなんですね(笑)。20代前半で成志さんとご一緒したときに、どうやってアイデアを出すのか聞いたら、「 いや、俺、別に人を笑わそうと思ってなくて、自分が面白いと思うことをやっている」と言っていて。そのメンタルはすごく大事じゃないですか。誰かを笑わそうと思わず、自分が面白くてたまらないことをただやるというね。だから、僕は稽古場で面白いことをやって、「シーン」となったときに「よし」と思う。逆に笑われたら、ちょっと変えようとするところがあるな。――「シーン」となったときに「よし」と思うのは、なぜですか?山本いや、俺だけしか面白いと思ってないということだから。みんなが面白いと思うことは、ある程度想像してできますよ。やれと言われたらやるけど、それよりは自分が腑に落ちたことをやった方がいいじゃない。自分が絶対面白いなと思うことだけをやると、周りの反応ひとつで落ち込まない精神状態ができると思うんです。どのキャストも背景になってほしくない――改めてこのカンパニーの雰囲気についてどう感じていらっしゃいますか?林個人的には同い年の松下優也くんがツボですね。関西人だからか、話のトーンやタイミングが面白すぎるんです。稽古場でも、松下くんはキャップをかぶって短パン姿でいることが多いのですが、(松下さんが演じる)高山のイメージでもなくて。そんな感じでいるのに歌や踊りがめちゃくちゃ上手じゃないですか。すごすぎて笑けて(笑えて)くるんですよ(笑)。自分でいろいろな踊りを自由に入れてくるのですが、そのレベルが高すぎて。お芝居もすごい。見ていてすごく刺激を受ける存在です。その松下くんが師匠と言っていたのが、耕史さん。松下くんも“怪物”だなと思っていたんですけど、じゃあ耕史さんはそれを超す、どんな“怪物”なんだという。恐ろしさとワクワクでいっぱいです。山本稽古場はどこかの居酒屋に来たみたいな雰囲気なんですよ、いい意味で。すごく心地いいお店なのね。仲間同士で固まって嫌だなと感じる店でもないし、それぞれのいい距離感があって、熱くてドライで、一人ひとりが互いを信用してるようでしていなくて。だって普通、(松下)優也くん、浮くでしょ?(笑)あんな歌上手くて、背も高くて。だけど、彼すらその「お店」の中の一部になっている。だから、俺もそこに入ると思うと、どういう一部になるんだろうなとすごい楽しみですよね。なんかミニチュアの中に入る感じ。本当は枠を飛び出てバーンとやりたい方なんだけど、この枠はとても重要な気がする。たまにぴゅっと出るのはいいけど、横にはみ出さないようにしたいなと思っています。福原僕が関わる舞台は、何度も出演してもらってる人も多くて。こんな言い方をしたら怒られるかもしれないけど、泥の中で一緒に芝居してきた人たちを集めているので(笑)、楽しくやってます。いわゆるアンサンブルキャストに背景になってほしくないんですよね。彼らもグルーヴを生む大事な要素だと思っていますから。山本ああ、いつもやっている人たちなんですね。いや、いい意味でプライドを感じるんです。稽古場で後ろに座っているキャストたちから「テレビから来てこの野郎、舐めんなよ」みたいなね。「いい度胸してるじゃねえか」とは思うんだけどね(笑)。そういう気概は必要だと思ってます。取材・文:五月女菜穂撮影:渡邊明音ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★林遣都さん&山本耕史さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>音楽劇『浅草キッド』原作:ビートたけし脚本・演出:福原充則音楽・音楽監督:益田トッシュ出演:林遣都松下優也今野浩喜稲葉友森永悠希紺野まひるあめくみちこ/山本耕史 ほか【東京公演】2023年10月8日(日)~22日(日)会場:明治座【大阪公演】2023年10月30日(月)~11月5日(日)会場:新歌舞伎座【愛知公演】2023年11月25日(土)・26日(日)会場:愛知県芸術劇場大ホールチケット情報公式サイト
2023年09月29日林技研株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:林 基弘)は、2023年9月7日より、腎ケアをサポートする天然由来のサプリメント『PREMIUMイヌトウキ』がわずか、販売開始半年で「品質と安全性」に優れ安心して使用することができる基準作りを目的とした制度「日本成人病予防協会推奨品」として認定されましたので、下記のとおりお知らせいたします。認定時での佐野理事長と林代表日本成人病予防協会承認品マーク■背景現在日本において、慢性腎臓病(CKD)は約1,330万人。成人の8人に1人が罹患しているといわれ、新たな国民病といわれております。腎臓の機能が低下すると、体内に有害な老廃物が溜まることで様々な健康リスクが発生します。2023年3月に発売した「PREMIUMイヌトウキ」は、健康な腎ケアをサポートするサプリメントです。開発者の林 基弘(当社社長)は、自身が30ケ月で健康な腎ケアができるようになった経験から、本製品の開発に着手。8年間の開発期間と3年間の試験期間を経て開発され、一般市場向けに販売を開始した商品です。PREMIUMイヌトウキ商品写真1PREMIUMイヌトウキ商品写真2【日本成人病予防協会推奨認定制度について】「推奨選定制度」は「医学団体 日本成人病予防協会」が、国民の健康維持増進に欠かせない健康管理に関する商品やサービスに対し、各分野の専門家による厳格な審査を行い「品質と安全性」に優れ消費者が安心して使用することができる基準作りを目的とした制度です。■『PREMIUMイヌトウキ』概要開発までには多くの困難があり、絶滅危惧II類であるこの植物を、5年間根腐れさせず花も咲かせずに大量に生産することは、困難の連続でした。天然由来の成分は恩恵を感じるまでに相当な時間を要するものですが、早くしすぎると健康上の影響が出る恐れもあり、それらの安全性を確認するため、様々な試験を重ねてきました。最終的に「南米産のマカ」を配合した『PREMIUMイヌトウキ』の開発と適正摂取量の計算方法の数式化に成功。これにより、多くの現代人が抱えている「疲れ」「むくみ」「だるさ」「太りやすさ」など、健康上の悩みの原因と言われている「腎機能の低下」をサポートする商品が完成しました。その後の活動は以下の通りです。2021年4月 PREMIUMイヌトウキの完成2022年11月 第29回日本未病学会学術総会(於:順天堂医科大学)にて「論文および商品」の展示2023年3月 全国通販事業の開始2023年4月 放送の某局の朝ドラでの採用(当社サンプル植物の提供)2023年5月 「ビューティーワールド ジャパン 東京2023」での出展2023年9月 日本成人病予防協会推奨品に認定現在年間2,000袋を超える商品として成長を続けており、今後はその重要性の認知向上に伴い、さらに需要が高まると考えております。今後の課題は、原料の量産が難しく、現状生産能力が50,000袋しかないことです。PREMIUMイヌトウキ商品写真3■商品概要商品名 : PREMIUMイヌトウキ内容量 : 180粒(0.25g/1粒)1日の摂取量: 6~24粒/1日(標準摂取量は12~15粒/1日)主な成分 : 国産イヌトウキ(5年根)1500mg+南米産マカ1500mg(12粒中)価格 : 16,200円(税込):1袋の場合サイズ : タテ200mm×ヨコ120mm (チャック付き 乾燥剤入り)URL :<PREMIUMイヌトウキ> <PREMIUMイヌトウキ通販サイト「Ulyssesオンラインショップ」> <PREMIUMイヌトウキ楽天市場「美と健康のお店HanaUly」> 『林技研株式会社:PREMIUMイヌトウキが日本成人病予防協会承認品に認定』公式動画(制作:日本成人病予防協会) 日本成人病予防協会制作YouTube■会社概要商号 : 林技研株式会社代表者 : 代表取締役 林 基弘所在地 : 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-3-21 明治通りビル606号室設立 : 2010年10月事業内容: 療術業、サプリメント販売業、建設業資本金 : 500万円URL : カイロサロンUlyseeed東京本院 カイロサロンUlyseeed大阪分院 林技研株式会社「内装工事のプロ集団」 【本商品に関するお客様からのお問い合わせ先】林技研株式会社(カイロサロンUlyseeed東京本院)Tel:03-6233-8370 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日田中圭、吉田鋼太郎、林遣都が再集結した「おっさんずラブ-リターンズ-」が、2024年1月、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠にて放送されることになった。2016年、深夜の単発ドラマが話題となり、2018年に連続ドラマ化された「おっさんずラブ」。放送がスタートするやいなや、口コミやSNSでジワジワと人気が広がり、最終話を前にしてTwitter世界トレンド1位を獲得。その後、配信、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど様々な二次的エンターテインメントで社会を席巻し、視聴率ではない新たな指標を築き上げた。さらに、その年の新語・流行語大賞トップ10にノミネート、東京ドラマアウォード連続ドラマグランプリをはじめとする作品賞や、エランドール賞やブレイク俳優ランキングを始めとするキャストスタッフの個人賞を含め、怒涛の受賞歴を築きあげるヒット作に。2019年には『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』として映画化され、興行収入26.5億円を記録。さらに、同年には航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」が放送された。そんな空前の大ブームを巻き起こした「おっさんずラブ」が5年の時を経て、待望の復活。2018年に放送されたドラマの続編となる。『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~結婚したいのに全然モテない「天空不動産」営業所の社員・春田創一(田中圭)は、尊敬する上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)から突然「はるたんが…好きです!」と愛の告白を受け動揺。時を同じくして、営業所に異動してきた家事・料理も完璧すぎるエリート後輩・牧凌太(林遣都)とひょんなことから同居することになるが、なんと牧からも突如告白される。田中圭やがて春田、黒澤、牧の3人を取り巻く周囲の人々を巻き込んで、ラブ・バトルロワイヤルが加速。まっすぐな恋にときめき、戸惑い、ときに涙しながら、やがて春田は紆余曲折あって、黒澤のプロポーズを受けることにするが、結婚式当日、教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気づく。「行け!」と黒澤に背中を押された春田は、号泣しながら牧のもとに走り出し、「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに愛を叫ぶ…という感動的な愛の結末を迎えた。初めて人を愛する気持ちを知った春田、はるたんの想いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧――。5年経ったいま、コロナを乗り越えて、あの3人はどんな日々を送っているのかが描かれる。吉田鋼太郎待望の続編には、田中さん、吉田さん、林さんが夢の再集結!コミカルとシリアスを絶妙なバランス感覚で魅せる演技巧者の“不動の3人”の続投が決定。ポンコツでダメダメだけれど、誰より優しく、困っている人を放っておけない“みんなのはるたん”のアラフォーになったその後を、田中さんが体現。変顔満載の独特の戸惑いモノローグ芝居や、“可愛すぎる”“存在が罪”と言わしめた罪深いまでの愛嬌、そして自由すぎるおっさんたちに板挟みにされて“俺のために喧嘩するのはやめてください!”と絶叫する受けの芝居にも注目。また、厳しくも情に厚い理想の上司ながら、手作り似顔絵弁当をつくり、「だお」という名言で一世を風靡し、インスタグラム“武蔵の部屋”もバズったラブリーな黒澤武蔵を演じるのは、吉田さん。そして、バリバリのエリートなうえに家事も完璧、かと思えばドSな一面をのぞかせたり、春田を思うがゆえに身を引くなど自己犠牲をいとわない姿に、視聴者が涙し熱狂した牧に、林さん。林遣都さらに、最強スタッフ陣も再集結。プロデューサー・貴島彩理、脚本・徳尾浩司、音楽・河野伸、監督・瑠東東一郎、山本大輔、Yuki Saitoと、制作陣も“おっさんずチーム”が勢揃いする。「おっさんずラブ-リターンズ-」は2024年1月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。(シネマカフェ編集部)
2023年09月25日上野樹里が7年ぶりの映画主演、林遣都との初共演で話題を呼ぶ『隣人X -疑惑の彼女-』。原作となる「隣人X」を手掛けたのは、フランス在住の作家・パリュスあや子。故郷を追われた“惑星難民X”が登場するストーリー、そして映画化の経緯が明らかになった。フランス在住の作家・パリュスあや子とは…パリュスあや子は、神奈川で生まれで結婚後フランスに移住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・脚本領域に進学。中学生のとき新聞に短歌の投稿をしていたこともあり、2015年には歌集を上梓し、「山口文子」名義で映画『ずぶぬれて犬ころ』(2019年/本田孝義監督)の脚本を担当。本作で第14回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。ほかの著作に「燃える息」など、人間が抱える身近なテーマを描き、幅広い層から注目されている作家で、今年の11月には「パリと本屋さん」を刊行予定だ。小説現代新人賞を受賞した小説「隣人X」とは…新人賞を受賞した小説「隣人X」は、パリュスさん自身がフランスに移住し、“移民”という立場になったことで感じた感情や経験から生まれた作品。「いままでどこか遠くの国の出来事のように感じていた『移民・難民』問題が我が身のこととなり、日本でもこの問題を誰もが身近に感じるシチュエーションがありえるだろうかと考えていたとき、『地球全体で他の惑星から来た難民を受け入れることになったら?』というアイディアが突然閃きました」とパリュスさんは語る。とにかく著者自身が「楽しめる」作品を書こうと意識し、押し付けがましい作品ではなく、誰もが気構えなく楽しめる作品として作り上げたという。主人公となる3人の女性には「派遣」「性的同意」「異国の暮らし」とそれぞれのテーマが託されている。「置かれた立場は様々でも、決して珍しくはない『平均的』な女性を描いたつもりでした」という著者の予想に反して、パリュスさんは「生きにくさを抱えた女性たち」と評されたことに驚いたそう。現代に生きる女性が抱える問題を惑星難民Xというフィクションで描いているからこそ、根本的な“当たり前”や“普通”と見なされている部分を見つめなおすことができた作品だと多くの読者から評されている。異色のロマンスミステリーが映画化されたきっかけとは…映像化となるきっかけになったのは、本作の企画・プロデューサーを手掛けた小笠原宏之が偶然、本書を手に取ったのが始まりだった。無意識の差別と見えない偏見をテーマにしている原作に心打たれ、すぐさま『虹の女神 Rainbow Song』(06)や『君に届け』(10)などを手掛けた監督の熊澤尚人に連絡したという。熊澤監督は「誰にも迷惑をかけず、懸命に日常を生きる女性たちを通じて、隣にいる他人の不可解さ、異物感、排除と拒絶がリアリィテイを持って描かれ、いまの社会を生きる我々の心に強く響いて来る、大変優れた小説だ」と絶賛。小笠原プロデューサーと熊澤監督の2人の“見えない差別”を、いまだからこそ世に問う意義があるという想いが1つになり、映画化することとなった。熊澤監督はパリュスさんとメールやリモートでやり取りを重ねていたが、直接会えたのは撮影が終わった後の2022年秋にパリュスさんが帰国したタイミングだったという。実は今回が初対面ではなく、熊澤監督は2019年『ユリゴコロ』がパリのKINOTAYO現代日本映画祭(フランスに現代日本映画を普及する映画祭)で上映されたときにゲストで、パリュスさんはその映画祭の手伝いで参加しており、そこで2人は出会っていたという。パリュスさんは、そんな過去の出会いを経てすでに知っていた監督だったため自由に映像化してもらいたいと思い、信頼して任せたという。パリュスさん本人が完成した映画をみて思ったこととは…完成した映画を観たパリュスさんは、「新たな視点で“異なる者たちの恋愛”を軸に、人との繋がりや社会の偏見を問う作品になっていて、一観客として最後まで楽しく、時に涙しながら拝見しました。本作はジャンル分けが難しく、映像化してどうなるかと少し心配だったのですが、なにより俳優陣が素晴らしく、美しく説得力のある映像と共に無理なく世界観がミックスされていて自然と引き込まれました」と語り、純粋に映画ファンとして最後まで楽しめたことを明かしている。最後にパリュスさんは、「究極の恋愛映画なのか、日常と地続きのSFなのか……まずは頭を空っぽにして、心の感じるままにこのちょっぴり不思議でリアルな映画の世界を生きてみてください。見終わった後、今まで気にならなかったことが気になってくる。そんな映画だと思います」とコメントを寄せる。本作は、映画化決定の情報解禁から「面白そう!」「どんな展開になるの?気になる!」とSNS上を賑わせている。パリュスさんの経験、さらにコロナ禍を経た現代の我々だからより見える、“未知のもの”への警戒心や無意識の偏見など現代のリアルな問題を描いた原作が基となり、映画化された本作は共感を呼ぶものとなっている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年09月21日9月16日新宿ピカデリーにて、MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる『アリスとテレスのまぼろし工場』の公開記念舞台挨拶が行われ、主人公・菊入正宗役の榎木淳弥、正宗の同級生・佐上睦実役の上田麗奈、謎の少女・五実役の久野美咲、正宗の父親・昭宗役の瀬戸康史、正宗の叔父・時宗役の林遣都、そして監督の岡田麿里が登壇した。上映を終えたばかりとあって目を潤ませている観客も多くみられ、豪華声優陣が登壇すると会場からは盛大な拍手が送られた。ついに公開を迎え、榎木、上田、久野が感謝の想いを込めた挨拶をする中、瀬戸は「岡田麿里監督、MAPPAさんありがとうございます。声優デビューでございます!」と喜びいっぱいに挨拶し、会場から祝福の拍手が沸き起こった。瀬戸康史林は「監督公開おめでとうございます!皆さんおめでとうございます!観客皆さんの食い気味の拍手から、すごい映画なんだなと確信しました」と観客の熱量の高さに驚きを隠せない様子。岡田監督は「3カ月前には完成すると思っていなかったので、本当にいま、“まぼろし”感がすごい。感動しています」と挨拶した。林遣都演じた役柄について、収録を振り返ってみての思い葛藤を抱える正宗を演じた榎木は、「時が止まってしまって、変わってはいけないという設定はファンタジーだが、現実世界でも押さえつけられる場面って学校や社会とかでもあると思う。僕も違うことをやりたくても『同じようにしろ』と言われたことがある」と共感し、「正宗はこの世界のどこかにいそうな人物像、リアリティがある」とコメント。榎木淳弥自らを噓つきな狼少女と称している睦実を演じた上田も「私も14歳だったころ、自分の本当の気持ちを出せなかった。嫌われるのがイヤで」と共通点を明かし、そんな睦実の魅力を「周りからみたらミステリアスと思われる、無駄なアンニュイさを出しているけれども、出そうと思って出していないところ」と語った。上田麗奈久野が演じた五実の、感情を爆発させ泣き叫ぶシーンがSNSでも話題となっているが、そのシーンについて「五実は純真無垢で世界のことを何も知らなくて、真っ白な状態の女の子。でも、正宗や睦実とかかわることで心が動き出して、変わっていく表現を心掛けた。泣き叫ぶシーンは感情が一番爆発するシーン。初めての経験をしてどうしたらいいのか分からない葛藤、どうしようもない気持ちを込めて叫んだ」と収録を振り返った。かねてからアニメファンであることを公言している瀬戸は「声優陣の皆さんがしゃべるたび、“あの声だ”とワクワクする!客席に座りたいくらい!」と声を弾ませるも、声優に初挑戦したことについては「逆に僕で大丈夫なのかと……皆さんがどんな反応をするのかドキドキしている……」と不安げな様子に。そんな瀬戸を岡田監督は「大丈夫です!」と太鼓判を押し、林も「瀬戸さんすごいなって思った」と称賛。観客からも割れんばかりの拍手が贈られた。これに安堵したのか瀬戸は、「前向きに声優のお仕事やっていきたい。MAPPAさん、宜しくお願いいたします!(笑)」と茶目っ気たっぷりな笑顔を見せアピールした。正宗の叔父である時宗を演じた林は、「まだ全部の画が見えていない状況で演じるのは難しかった」と苦労を明かし、時宗の魅力を「守りたいもののために自分を犠牲にしているところ」と語った。そんな声優陣に岡田監督は特に細かいディレクションはしなかったという。「キャラクターを作る上で、皆さんの演技を画に活かしたいと思った。皆さんには思うようにやっていただいて、そのパワーにスタッフが影響を受けて、それをまた画にして、とキャッチボールできたらいいなと。刺激がある演技をしていただいて感謝している。声をやっていただいたというより、皆さんには一緒にキャラクターを生み出していただいた」と声優陣のパワーみなぎる演技に感謝しきりだった。新たな未来へ!それぞれの「将来の夢」を発表!劇中では、いつか元に戻れる時のために「何も変えないようにする」という町のルールがあり、変化していないことを確認するために人間関係や趣味、性格、将来の夢などを書く、「自分確認票」が登場することにちなみ、お互いの【将来の夢】を発表することに。榎木は「どれだけ社会的に成功しても孤独死は嫌」という理由で【家族に囲まれて死ぬこと】と発表。続く上田も【猫ちゃんと一緒になるべくハッピーに暮らす】と愛猫への愛を爆発させ、久野も【毎日笑顔でのんびり暮らすこと】とほっこりした可愛らしい回答をみせ、会場はにこやかな空気に。すると瀬戸が3人の夢をひっくるめたかのように【幸せに暮らす】と発表し、会場の笑いを誘った。そんな中、少し気まずそうに林が【リニア中央新幹線に乗りたい】と関西出身らしい、少年のような夢を発表すると、会場からはさらなる笑いが巻き起こった。また、岡田監督は【何十年先もアニメを作っていたい!!】と発表。岡田監督のさらなる作品を望むキャスト・観客らから大きな拍手が贈られた。久野美咲最後に、観客に向けて岡田監督は「喜びも苦しみも全部『アリスとテレスのまぼろし工場』の中にある数年でした。皆さんに観てもらえて嬉しく思っています。一緒に作品を作ってきた人たちとまた新しい夢をみて、皆さんに観ていただけたら嬉しいです」と感謝の気持ちを込めたメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。<作品情報>『アリスとテレスのまぼろし工場』公開中映画『アリスとテレスのまぼろし工場』本ポスター公式サイト:新見伏製鐵保存会
2023年09月17日映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の公開記念舞台あいさつが16日、都内で行われ、榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲、林遣都、瀬戸康史、岡田麿里監督が出席した。大ヒットを記録した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などアニメに馴染みのない人たちの心も掴む脚本家で監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督の最新作となる本作。変化を禁じられた世界で止められない"恋する衝動"を武器に、未来へともがく者たちの姿を描く。作品世界に惚れ込んだ中島みゆきが、初のアニメーション映画へ書き下ろした楽曲『心音(しんおん)』を担当するなど公開前から話題を集めている。本作で声優初挑戦となった瀬戸は「声優の皆さんが喋るアニメが大好きなのでワクワクしますね。ファン目線ですよ。完全にあっち側(客席)に座ろうかな思うぐらい好きなので、今回のお話をいただいてビックリしました」と話し、「自分の声はよくわからないですね。自分の声が良いのか悪いのか、馴染んでいるのか馴染んでいないのか」と半信半疑だったようで、「今回の役や作品がとても合っていたかもしれないので、違う作品だったら叩かれたのかもしれないです」と謙そん。「前向きな感じで声だけのお芝居をやっていきたいなと思います」と声優業には意欲を見せた。そんな瀬戸に対して林は「瀬戸さんすごかったですよ」と賞賛。また、自身が演じた時宗という役柄については「絵がない状況で時宗を演じるのは難しかったんですが、岡田さんの描かれた脚本を発していく中で、守りたいモノや自分が貫きたい信念のために自分を犠牲にするところに魅力を感じました」と共感する部分があったという。舞台あいさつの最後には劇中に出てくる"自分確認表"から1つ抜粋して「将来の夢は?」という共通質問が登壇者全員に投げ掛けられ、「家族に囲まれて死ぬこと」(榎木)、「猫ちゃんと一緒になるべくハッピーに暮らす!」(上田)、「幸せに暮らす」(瀬戸)と日常での小さな幸せをあげる中、林は「リニア中央新幹線に乗りたい」と回答。「数年後に開通するであろうリニア中央新幹線に乗りたいです。地元が関西なので、(東京から)大阪まで1時間というのはもう夢ですよ」と少年のように目を輝かせていた。
2023年09月16日11月5日(日) に東京国際フォーラム ホールAで開催される『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』の追加出演アーティストが発表された。『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』チケット情報はこちら()本公演は、「September」「真夜中のドア 〜stay with me」「悲しい色やね」「悲しみがとまらない」「北ウイング」「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」「卒業 -GRADUATION-」など数々の名曲を産み出した林哲司の作曲活動50周年を記念して、ゆかりあるアーティストたちが一堂に集結。全曲・林作品による一夜限りのアニバーサリーコンサートとなる。このたび追加出演者として、杉山清貴&オメガトライブ、土岐麻子、エミ・マイヤー、松城ゆきの、の4組が決定。杉山清貴&オメガトライブは、杉山清貴(Vocal)、髙島信二(Guitar)、吉田健二(Guitar)、大島孝夫(Bass)、廣石惠一(Drums)、西原俊次(Keyboards)、大阪哲也(Keyboards)、Juny-a(Percussion)と、本イベントのために特別なオリジナルメンバーを基に集結する。また、予定演奏楽曲に「September」「北ウイング」「天国にいちばん近い島」「SUMMER SUSPICION」「If I Have To Go Away」「戀」の6曲が追加された。チケットは現在一般発売中。<ライブ情報>『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』11月5日(日) 東京国際フォーラム ホールA開場16:00 / 開演17:00『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』告知ビジュアル出演:杏里 / 伊東ゆかり / 稲垣潤一 / 上田正樹 / エミ・マイヤー【NEW!】 / 菊池桃子 / 国分友里恵 / 佐藤竹善 / 杉山清貴 /杉山清貴&オメガトライブ[杉山清貴(Vocal)、髙島信二(Guitar)、吉田健二(Guitar)、大島孝夫(Bass)、廣石惠一(Drums)、西原俊次(Keyboards)、大阪哲也(Keyboards)、Juny-a(Percussion)]【NEW!】 / 鈴木瑛美子 / 寺尾聰 / 土岐麻子【NEW!】 / 林哲司 / 松城ゆきの【NEW!】 / 松本伊代 / 武藤彩未 / Little Black Dressバンド『SAMURAI BAND』:今剛(Guitar)/増崎孝司(Guitar)/富樫春生(Keyboards)/安部 潤(Keyboards)/髙水健司(Bass)/江口信夫(Drums)/斉藤ノヴ(Percussion)/高尾直樹・大滝裕子・稲泉りん(Chorus)/ルイス・バジェ(Trumpet)/アンディ・ウルフ(Saxophone)予定演奏曲目(全曲作曲:林哲司):真夜中のドア 〜stay with me / September【NEW!】/ 北ウイング【NEW!】 / ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER / 卒業 -GRADUATION- / 悲しみがとまらない / 思い出のビーチクラブ / 天国にいちばん近い島【NEW!】 / 悲しい色やね / SUMMER SUSPICION【NEW!】 / デビュー 〜Fly Me To Love / The Stolen Memories / 入江にて / 強がり / Just A Joke / 信じかたを教えて / If I Have To Go Away【NEW!】 / 悲しみがいっぱい / 逆転のレジーナ / 戀【NEW!】and more……チケット料金:全席指定15,000円(税込)※未就学児入場不可()『ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』公式サイト:<リリース情報>林哲司デビュー50周年記念企画『50th Anniversary Special A Tribute of Hayashi Tetsuji – Saudade –』11月8日(水) リリース●初回盤(CD+DVD):5,500円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)林哲司デビュー50周年記念企画『50th Anniversary Special A Tribute of Hayashi Tetsuji – Saudade –』参加アーティスト【収録曲】01. 北ウイング-CLASSIC- / 中森明菜02. 悲しみがとまらない / 稲垣潤一&小柳ゆき(2008年発売『男と女 -TWO HEARTS TWO VOICES-』より)03. SUMMER SUSPICION / GOOD BYE APRIL04. September / Pii05. Dang Dang 気になる / 上坂すみれ06. 天国にいちばん近い島(2017) / 原田知世(2017年発売『音楽と私』より)07. 信じかたを教えて(2022 New Vocal Version) / 松本伊代(2022年リリース配信シングルより)08. 卒業-GRADUATION- / 松城ゆきの09. 悲しい色やね / 中西圭三10. ガラスのPALM TREE / 中川翔子&ヒャダイントライブ11. 真夜中のドア~Stay with me~ / さかいゆう feat. Shingo Suzuki(2022年発売『CITY POP LOVERS』より)12. 悲しみがいっぱい / 杉山清貴【DVD収録内容】※初回盤のみ・1986年TOKYO FM NISSIN POWER STATION 林哲司 SPECIAL LIVE・「悲しみがいっぱい」Music Video・2023年4月1日「林哲司 SONG FILE SPECIAL with 杉山清貴 菊池桃子」「I Write A Song For You」(杉山清貴×林哲司)ほか予約リンク:林哲司デビュー50周年記念企画『ビクター・トレジャー・アーカイヴス~林 哲司ビクター・イヤーズ』10月25日(水) リリースCD2枚組:3,630円(税込)林哲司デビュー50周年記念企画『ビクター・トレジャー・アーカイヴス~林 哲司ビクター・イヤーズ』ジャケット林哲司デビュー50周年記念CD-BOX『Hayashi Tetsuji Song File』発売中CD5枚組+ブックレット:14,850円(税込)林哲司デビュー50周年記念CD-BOX『Hayashi Tetsuji Song File』ジャケット詳細はこちら:林哲司 公式サイト:
2023年09月15日結婚後もラブレターを欠かさない(※画像はイメージです)番組ではプライベートな話題も深掘り。山本耕史さんは2015年に元女優の堀北真希さんと結婚し二児の父に、林遣都さんは元AKB48で女優の大島優子さんと2021年に結婚し、今年1月に第一子が誕生しています。山本さんは堀北さんと舞台で共演した際に手紙で猛アプローチしたことが結婚当時も話題になりましたが、今でも妻へのラブレターは欠かさず、「むしろいまのほうが」送っているのだそう。仕事で先に家を出るときには感謝の気持ちを書いた置き手紙をしたり、記念日には便箋にきちんと想いを綴って送ったり。便箋やシールにもこだわって、スマホで下書きしてから丁寧に書き写しているようです。すると林さんも「僕も同じです。記念日とかに」と、妻への手紙を書いていると告白。当たり前ですが山本さんも大島さんも、本人の目の前で手紙をしたためるわけにもいかないので、出先で書いたり、車の中で書いたり。MCのハライチ澤部さんも妻への手紙をよく書くそうで、数年前の結婚記念日に「手紙書こうって。書く場所がなくて日テレのトイレで書いた。日テレの個室のトイレで書いて一人で号泣しちゃった」と振り返っていました。みなさんの愛妻家ぶりが伝わってきます。家庭での家事分担についても明かした二人。林さんは「ほとんど奥さんがやってくれる」と感謝しつつ、自宅に大島さんの友人がよく遊びに来るそうで、そういうときは大島さんが友達との時間をゆっくり楽しめるよう、張り切って自分が家事をするのだとか。一方で、家族の食事をいつも作っているのが山本さん。来客をおもてなしするのも好きで、「自分の友達が来たときは全部自分がやるし、奥さんの友達が来たときも必要であればやろうかって言うけど、奥さんは僕に迷惑かけないように何か頼むから大丈夫だよって言ってくれたリする」と明かしました。山本さんは堀北さんとケンカすることも滅多にないそうで、「どう思う? こう思う? みたいな意見がわかれても、(お互い相手の意見に)なるほど! ってなるので、ぶつかることは特には(ない)。年も離れてますし」と、互いをリスペクトしながら生活していることが伺えます。山本さんといえば素晴らしい筋肉もたびたび話題になりますが、パーソナルトレーナーの資格も持っているそうで、自宅にトレーニングルームを設けて日々体を鍛えているのだそう。食事にも気を遣いますが特別なチートデイは設けず、食べ過ぎたなと思えばその後の食事量を減らすなどして調整し、ちょうどいい状態を維持しているといいます。そんな山本さんでも節制できないのが、お子さんと遊びに行くゲームセンター。最初はお金を使い過ぎないよう意識しているものの、UFOキャッチャーでは自制心を抑えられず……お菓子を倒して取るような筐体を、「ちょっと揺れて、でも取れないときとか、永遠にやっちゃって。1000円ぐらいのものを1万5000円ぐらいかけてやっちゃうことがある」と、おちゃめな散財ぶりも明かしていました。
2023年09月15日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年7月スタートのテレビドラマ『VIVANT』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。その『もう一人の彼』は、孤独な幼児が社会や人々の仕打ちに絶望して、「もう消えてしまいたい」と願った瞬間に現れた。そして死の危機にある砂漠、片思いの女性とうまく話せない病院の待合室、テロリストの父を殺すという運命に悩むホテルの一室、それぞれで現れて彼を強く励ました。いつも口調は荒っぽいが、乃木憂助(堺雅人)の心にあるもう一人の人格Fは、無意識の生への執念そのものなのかもしれない。乃木はFに手を焼きながら、最後にはFの言いたいことを言わせ、あるいは二人で対話してきた。その乃木が最後までFを抑え込んで同意しなかったのは、父に自分の嘘を告白した瞬間だった。思えばFは「消えたい」と願った幼い乃木に、「もっと強くなろう、強くなりたいならミリタリースクールに行くんだ」と言った。幼い二人の間で強くなるということが、強靱な体を持つこと、銃や武器を使い他者の暴力を凌駕する力を得ることだとしたら、それは幼心に残る残酷な経験がそう発想させたのだろうか。それを思うと切なくなる。もうこれは社会現象と言ってもいいだろう。日曜の放送直後から一週間、途切れることなく考察がSNSを賑わせ、次回が待ち遠しいと多くの人が日曜を待ち望む『VIVANT』(TBS系日曜21時)。最終回を一週間後に控え、9話では乃木憂助の父にしてテロリストの指導者、ノゴーン・ベキ(役所広司・回想シーンは林遣都)の過去とテロ組織テントの最終的な目的が明らかになる。父の晩餐に訪れた憂助に語られたのは、祖国に捨てられ、大切な息子を奪われ、愛する妻を拷問の果てに死なせた男の、絶望という言葉でも表せない凄惨な日々だった。だが、全て失い一度は魂が死んだ男は、一人の赤子との出会いで生きる理由を得る。自分を救ってくれた仲間と、託された赤子、つまりノコル(二宮和也)のために、ノゴーン・ベキはテロ集団テントの指導者として武装と暴力の世界に身を投じたのだった。若き日のノゴーン・ベキ、乃木卓を演じるのは林遣都。妻の乃木明美は高梨臨が演じ、祖国から遠く離れた地で国に見捨てられた若い夫婦の悲しい運命を描きだす。とりわけ、殺さねば殺されるだけなのだと強盗団相手に迷いなく銃を撃ち続ける林遣都の、覚悟の表情は鳥肌がたつほどに美しかった。それにしても、なぜノゴーン・ベキは乃木の重さを正確に当てる能力を知ったその時に、黒須の殺害未遂時の銃弾の残数で、別班としての任務を放棄していない息子の真意に気づきながら乃木を息子として組織に迎え入れたのか。そして乃木自身も、父に勘付かれていると察しつつ、なぜテントのために巨額の資金調達を申し出たのか。あくまで推測ではあるけれども、ベキは愛する息子に祖国への恨みも水に流し、子供達に飢えのない安全な居場所を作ろうとしている父としての一時がほしかったのかもしれない。そして乃木もまた、ただ立派な父を慕い、父のためにその優れた能力を発揮する孝行息子として生きる一時が欲しかったのかもしれない。息子が別班、つまり敵としてここに来たと気づき、息子は父に気づかれたことを気づき、タイムリミットは遠くないと察した二人が、それぞれに「そうありたかった人生」を演じたのではないかと思うのだ。父が失った息子を想い、全ての子が脅かされずに生きられる楽園を作ろうと決めたとき、その失われた息子は、力と武器がなければこの世界を生き抜けないと決意していた。なんと皮肉なことかと思う。乃木が「美しき我が国」と呼ぶ日本を、ノゴーン・ベキは「私の知る日本は、友人隣人を大切にし、助け合いのこころを持つ慈しみ深い国だった」と語る。その過去形の言葉の影に、「もはや私の知らない日本」を感じ取るのは、うがち過ぎた見方だろうか。そして今はその名を捨てた乃木卓という男は、はたして苦悶と共に死んだ妻の最期の一息となった「復讐して」という言葉をなかったことにできる男だろうか。全ての謎と人々の運命を巻き込み、まるで滝に落ちる直前の川のように物語は激流となる。希代の名作テレビドラマは、次週ついに決着する。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年09月13日女優の上野樹里が主演を務める、映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の場面写真が12日、公開された。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■林遣都が惑星難民X疑惑をかけられた者に迫る場面写真今回公開されたのは、人間の姿に扮した惑星難民X疑惑をかけられた者たちとそれを追う記者たちの場面写真。Xの疑惑をかけられている良子(上野)とXの真実を追う週刊誌記者の笹(林)が楽しく微笑み合う姿、そして真剣な眼差しで歩く姿という対照的な様子が切り取られている。また、良子とともにX疑惑をかけられている台湾からの留学生リン・イレン(ファン・ペイチャ)と仲睦まじく一緒に歩く拓真(野村周平)の姿や、日本にいる惑星難民Xのスクープを徹底的に狙う週刊東都の編集長・小池(嶋田久作)、険しい表情をした副編集・月村祐一(バカリズム)と笹の姿を捉えたカットも公開された。(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年09月12日上野樹里と林遣都が共演する映画『隣人X -疑惑の彼女-』から、林さん、バカリズム演じる記者たちが惑星難民X疑惑のかかる主人公たちに迫る緊迫感溢れる場面写真が解禁された。先日の情報解禁から、SNSでは“Twitter”から改名されることが予想されていたのではと“X(旧Twitter)”で話題となり、予告編でのハラハラした展開とともに注目された本作。解禁された場面写真には、Xの疑惑をかけられている良子(上野さん)と、Xの真実を追う週刊誌記者の笹(林さん)の姿が切り取られている。楽しく微笑み合う姿と真剣な眼差しで歩く2人の対象的な姿は、ますますその関係性に謎が深まるばかり。また、良子とともにX疑惑をかけられている台湾からの留学生リン・イレン(ファン・ペイチャ)と仲睦まじく一緒に歩く拓真(野村周平)の姿がある。そんな2人の関係も気になるところだが、日本にいる惑星難民Xのスクープを徹底的に狙うドンと構える姿が印象的な週刊東都の編集長・小池(嶋田久作)や険しい表情をした副編集の月村祐一(バカリズム)と笹の姿を捉えたカットも。疑われた人物たちは皆、Xなのか、そして、その目的とは一体、何なのか。フィルターにかけられた現代社会で疑惑の人として生きる良子と、良子を想う気持ちと嘘をついて近づいた罪悪感の間で揺れ動く笹の姿は、本編への期待を高めるものとなっている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年09月12日俳優の林遣都が1日、大阪・新歌舞伎座にて上演されるカンテレ開局65周年記念公演『音楽劇浅草キッド』(10月30日〜11月5日)の大阪市内で行われた取材会に出席した。○■林遣都、舞台『音楽劇浅草キッド』でビートたけし役演じる本作は、お笑いタレント・ビートたけしの自伝小説を原作に、たけしが浅草・フランス座で下積み生活を送った青春時代を描く音楽劇。主人公の武を林が演じるほか、のちの人生を決定づける師匠・深見千三郎役を山本耕史が務める。出演オファーはおよそ2年前。最初こそ「たけしさん役が自分でいいのか? と驚いた」というが、今は「たけしさんを演じられる喜びや楽しさが勝っている」と林。お笑い界のレジェンドであり世界的に評価される映画監督でもあるたけしを演じるにあたり、「“プレッシャーがあるでしょう?”とよく言われるんですが、それはもう乗り越えている段階」と話し、「重圧をすべて力に変えている状態です(笑)」と胸を張って笑わせた。また、役作りについては「(独特のしぐさなどを)僕が真似をしようと思ったら、かえって(たけしから)遠のいてしまうと思った」と語り、「シャイだけど若いころから間違いなく肝が据わっているとか、若いころから変わっていないたけしさんの本質の部分に目を向けて、自分の中に落とし込んでいけたら」と演技プランを。「見た目も声も全然違うけど、見ている人にたけしさんが見える瞬間があったり、昔はこうだったのかな? と思ってもらえるような“たけしさん”を目指したい」と語った。○■劇中では漫才やタップも披露昭和の浅草の演芸場が舞台とあり、劇中では漫才やタップを披露するシーンも。「タップは“これができたらお客さんをビックリさせられるかも?”というなかなか難易度の高いものも。これを見るだけでも来てよかった! と思ってもらえるものを目指してがんばります」と意気込んだ林は「観てくださった人がワクワク、ウキウキして“いい休日だったな”と喜んでいただけるような舞台になると思う」と作品の魅力をPRした。同公演は10月8日〜22日に東京・明治座で、11月25日・26日に愛知・愛知県芸術劇場 大ホールでも上演される。
2023年09月01日ビートたけしによる青春自伝小説を原作とした、音楽劇『浅草キッド』が2023年10月8日(日) から明治座ほかで上演される。8月31日(木)、東京都内で製作発表が行われ、出演者らが本作にかける思いを語った。北野武役を主演する林遣都は「実は2年以上前にお話をいただいて、当時からすると結構先の話だったので、2年間プレッシャーを背負うのはしんどいかなと思って……。企画書を引き出しにしまいました」と遠慮がちに話しつつも、「全国民が認知しているような、実在する武さんを演じるプレッシャーは大きいですし、音楽劇は自分が自信のあるジャンルではないというプレッシャーもあるのですが、今回、頼りになる共演者やスタッフさんが揃ったので、信じてやれば大丈夫じゃないかなと思っています」。そして「今すぐにでも皆さんに聴いて欲しいぐらい、素晴らしい曲ばかり」などと作品の見どころを話していた。武の師匠である深見千三郎を演じるのは山本耕史。本読み稽古をした感想として「思った数倍良かった」と笑いつつ、「すぐリズムが刻めて口ずさめるような曲ばかりで、特に最後に歌うシーンは映画を見ているかのよう」と語る。現在はタップダンスの稽古中で「『とんとんとん、たんたたたん』みたいに振りを教わって、なんとなく分かっても、いざ音楽でやると『そんなに早いの!?』という感じ。僕もその思い出を引き出しにしまいました」。ただ「もし自分ができたとき、お客さんにも自分が受けたような衝撃を感じてもらえるのかなと思って。できないことができるようになるのは達成感がありますよね」とも。武の先輩芸人で裏の顔を持つ高山三太役は、松下優也。本作が武と深見の師弟関係を描いていることもあり、松下にとっての“師匠”を尋ねられると「皆さんご存知、KOJI YAMAMOTO(山本耕史)」と即答。山本と『太平洋序曲』で狂言回しという役をWキャストで演じた経験を挙げて「本当に学べるところしかなかった。作品に対するアプローチや稽古場での存在の仕方も、単純にツボ」と絶賛していた。一方、上昇志向が強いが憎めない性格でのちのビートきよしとなる兼子二郎役の今野浩喜。今野は自らの“師匠”として、脚本・演出の福原充則を挙げた。「(福原さんは)初めて演劇をやったときの演出だったんですけど、当時は円形劇場で出ハケもよく分からない状態だったので……。今考えるとかなり質問攻めにした」と振り返り、「しかも私のサイン、明らかに福原さんの影響を受けているんですよ」と恥ずかしそうに明かしていた。そんな福原は「お芝居として華やかさもありつつ、人の悲しみや哀愁が盛りだくさんになってます。ただ、ジメジメするような悲しさは武さんも深見師匠も嫌っていると思うので、作品自体は少し意地を張って、カラ元気を見せながらも、悲しみを描いていきたい」といい、「役者にしろ、楽曲にしろ一つひとつのピースが思った以上に揃った。ただそれを繋ぎ合わせるだけでも『ぜひ来てください』と言えるけれど、これから稽古を経て、ただ繋げたものではない魔法がかかると思う。自分の作品を声高におすすめすることはあまりないんですけど、すごく面白い予感がしているので、ぜひ劇場にお越しください」。東京公演は10月22日(日)まで。大阪公演、愛知公演が予定されている。取材・文・撮影:五月女菜穂<公演情報>音楽劇『浅草キッド』原作:ビートたけし脚本・演出:福原充則出演:林遣都 / 松下優也 / 今野浩喜 / 稲葉友 / 森永悠希 / 紺野まひる / あめくみちこ / 山本耕史 / 他演奏:益田トッシュ(Cond.&Gt.) フィリップ・ウー(Key.) 青柳拓次(Gt.&Perc.)松田博之(Ba.) 吉田泰子(Dr.) 豊秀彩華(Key.)春木香菜絵(Tb.) 宇佐美仁(Tp.)岡崎良樹(Sax.)【東京公演】2023年10月8日(日)~10月22日(日)会場:明治座【大阪公演】2023年10月30日(月)~11月5日(日)会場:新歌舞伎座【愛知公演】2023年11月25日(土)~11月26日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホールチケット情報公式サイト:
2023年09月01日女優の上野樹里が主演を務める、映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の本ビジュアル、および予告編が30日、公開された。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。本ビジュアルでは、正面をまっすぐ見据える柏木良子と、一歩引いて彼女を見つめる笹憲太郎という、”追う者”と”追われる者”といった2人の関係性をとらえた構図に。本予告編では日本政府が惑星難民Xの受け入れを表明する中、「真実を問い詰めたい」という思いとともにX疑惑のある良子に近づく笹という、少しずつ距離を縮めていく2人の姿がとらえられた。良子が発するのは「わたしがXでも好きになった?」という言葉。核心をつくようなセリフから、映像は急展開し「あなたは、隣にいる人の本当の姿を知っていますか?」というナレーションとともに、「二転三転する真実」「予想外のラスト」といったコピーが画面におどり、副編集長に詰め寄り激高する笹や、何かを見つけて慌てふためく笹の表情、意味ありげな良子の視線などが盛り上げる。担当する若き実力派バンド・chilldspotによる主題歌「キラーワード」も同作を包み込んでいる。2人を取り巻く追加キャストも明らかになり、良子とともにX疑惑をかけられることになる台湾からの留学生リン・イレンを台湾出身の実力派女優・ファン・ペイチャ、レンが働く居酒屋の同僚でミュージシャンとして成功を夢見る仁村拓真役を野村周平が演じる。さらに笹が勤める週刊東都の編集長・小池役を嶋田久作、副編集長・月村祐一役をバカリズム、Xの記事のために週刊東都に引き抜かれたフリーのベテラン記者 内田瑛太役を川瀬陽太、良子の母・柏木麻美役を原日出子、良子の父でキーパーソンとなる柏木紀彦役を酒向芳が務める。(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年08月30日4人組バンド・chilldspotの新曲「キラーワード」が、12月1日(金) に公開される映画『隣人X 疑惑の彼女』の主題歌に決定した。本映画のために書き下ろされた「キラーワード」は、世にあふれている軽はずみな“言葉”で人を傷つけ、また自身も傷つく。そんな危険な側面も受け止めつつ言葉の持つ意味や大切さを提示した楽曲。比喩根(Vo&Gt)の伸びのある歌声と、エモーショナルかつスケールの大きな1曲で、まるで傷ついた心を癒やすように本作をドラマティックに包み込むような仕上がりとなっている。『隣人X 疑惑の彼女』は、第14回小説現代長編新人賞を受賞した『隣人 X』(パリュスあや子著)が原作で、人間の姿をした“惑星難民 X”をめぐる異色のミステリーロマンス作品。上野樹里、林遣都らがキャストとして名を連ねている。<作品情報>映画『隣人X 疑惑の彼女』12月1日(金) 公開映画『隣人X 疑惑の彼女』ビジュアル映画公式サイト: 公式サイト: 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年08月30日映画『隣人X ‐疑惑の彼女‐』が、2023年12月1日(金)より全国公開される。上野樹里、林遣都が出演。パリュスあや子の小説『隣人X』映画化映画『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は、第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の小説『隣人X』を映画化した作品。題材となるのは、紛争のため故郷を追われてしまい、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだ「惑星難民X」と、Xに翻弄される人々。Xの正体や目的がわからない中で、社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。そんな中で、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を始めるのだった。無意識の偏見や人との繋がりを問う異色のミステリーロマンス「惑星難民X」という存在を軸にした物語が浮き彫りにするのは、“よそもの”に対する警戒心や、無意識に遠ざけようとする気持ち。そして、偏見や恐怖を乗り越え、隣にいる人を大切に想う優しさだ。二転三転する真実、交錯する想いと葛藤が絡み合いながら、予想不可能なラストへと繋がっていく、異色のミステリーロマンスだ。主演は上野樹里、主人公を追う記者役に林遣都主人公の柏木良子を演じるのは、ミュージカル『のだめカンタービレ』にも出演するなど多彩に活躍し、『隣人X ‐疑惑の彼女‐』が7年ぶりの映画主演となる上野樹里。また、良子を追う記者、笹憲太郎を林遣都が演じる。上野、林は本作が初共演となる。柏木良子…上野樹里国立大学を卒業し、少し英語も話せるものの会社を辞め、アルバイト先と自宅を往復する毎日を過ごしている。趣味は読書。知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る。フィルターをかけずに誰にでも優しく接し、“当たり前”にとらわれず自分の世界を持って生きている。X疑惑をかけられており、笹から追跡されることに。少しずつ距離を縮めていく笹に「わたしがXでも好きになった?」と質問する場面も。笹憲太郎…林遣都新聞記者がアメリカ大統領の陰謀を暴く実話が基となった映画『大統領の陰謀』を観て、圧力に負けず報道の自由を貫く姿に感化され記者になろうと決心し、雑誌記者に。しかしなかなか大きな成果を出せず、契約解除の瀬戸際におり、なんとか名を挙げたいと考えている。「真実を問い詰めたい」という思いとともに、良子を追う。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていくが、少しずつ良子と距離を縮めていくにつれ、良子に恋心を持つようになる。リン・イレン…黃姵嘉(ファン・ペイチャ)通称レン。良子とともにX疑惑をかけられることになる台湾からの留学生。仁村拓真…野村周平ミュージシャンとして成功を夢見る男。小池…嶋田久作笹が勤める週刊東都の編集長。⽇本にいる惑星難⺠X のスクープを徹底的に狙う。月村祐一…バカリズム副編集長。内田瑛太…川瀬陽太Xの記事のために週刊東都に引き抜かれたフリーのベテラン記者。小池と月村とともに、笹へスクープをとってくるようプレッシャーを与える。柏木麻美…原日出子良子の母。柏木紀彦…酒向芳良子の父。キーパーソンとなる。監督、脚本は熊澤尚人監督、脚本を務めるのは『おもいで写眞』『心が叫びたがってるんだ。』の熊澤尚人。上野樹里とは『虹の女神 Rainbow Song』以来17年振り、林遣都とは『ダイブ!!』以来15年振りのタッグとなる。主題歌はchilldspotの「キラーワード」主題歌は若き実力派バンド、chilldspotの「キラーワード」。エモーショナルかつ、スケールの大きな楽曲で、予測不能な『隣人X -疑惑の彼女-』の物語を彩る。あらすじある日、日本は故郷を追われた「惑星難民X」の受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。人々は不安や恐怖から、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。少しずつ距離を縮めていく中で、やがて笹には良子に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは?嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ。【作品詳細】映画『隣人X ‐疑惑の彼女‐』公開日:2023年12月1日(金)新宿ピカデリー他 全国ロードショー出演:上野樹里、林遣都、黃姵嘉、野村周平、川瀬陽太、嶋田久作、原日出子、バカリズム、酒向芳監督:熊澤尚人脚本:熊澤尚人編集:熊澤尚人原作:パリュスあや子『隣人 X』(講談社)主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)
2023年08月19日大島優子さんは「ほんと素晴らしい人」林遣都さんは2021年に大島優子さんと結婚。今年1月に第一子の誕生を発表していました。番組では、笑福亭鶴瓶さんが林さんの兄と妹に取材。林家では近年、妹が結婚して姪っ子ができ、林さんも子どもが生まれ、さらに最近は兄にも子どもが誕生と、たくさんの赤ちゃんに囲まれているといいます。お兄さんは弟である林さんから、子育てについてアドバイスをもらったことがすごくうれしかったと話していたそうで、「子どもが生まれて(遣都は)だいぶ変わった言うてたもん」と鶴瓶さん。ご家族いわく、林さんは大変子煩悩なのだそうです。鶴瓶さんに育児の様子を尋ねられると、林さんは「頑張ってます、はい。大変ですけど。お母さんがもう僕の何倍も頑張ってくれてますけど、僕もできることは、はい、やってます」。ここで「お母さん」と呼んだのが妻の大島優子さんのことで、鶴瓶さんは「いい奴と結婚したな、俺はあれは抜群や思うよホンマに」と、大島さんを絶賛。林さんも「ほんと素晴らしい人で」と同意し、仕事で落ち込んだり悩んだりしたときの相談相手も大島さんだと明かします。「奥さんに話ずっと聞いてもらって、毎日のようにテーブルに座って僕がぶつぶつぶつぶつ、こう思うんだ、こう思うんだっていうのを聞いて」くれるという話に、鶴瓶さんは「いや~ええ夫婦やな。ようあの人と一緒になったな」と目尻を下げっぱなしです。林さんはさらに、大島さんについて「あの人、日々、すごい人だなと感じさせられる。家のこととかも何でもできるんで」と賞賛。かといって、すべて大島さんに任せっぱなしではなく、「あなたもやれることはやって!」というスタンスで「ちゃんと怒られる」そうで、家事育児も「結構頑張れるように」なってきたといいます。大島さんはたとえば、「服を脱ぎっぱなしとか、僕がやるまでしばらく待って、観察されてるというか。“いつあの服かけるんだろう”とか、“いつ靴下を洗濯籠に入れるんだろう”って」と、相手の様子を見ながら指導するのだそうで、「ただ、僕が忙しいときはこっそりいろいろやってくれてたりするんですけど、ちゃんと僕を成長させようとしてくれている」と、そうした妻のやり方に林さんは感謝を述べていました。しかしゴミの捨て方など些細なことで口論になってしまうのはどこの家庭でも「あるある」ですよね。鶴瓶さんは連れ添って50年以上になる奥様に、惣菜が入っていた発泡スチロールを乾かさずにゴミ箱に捨てて注意されることがあり、「ゴミ箱なんだからいいじゃないか」と不服に思う部分がないわけではないものの、「52年ぐらい一緒にいるけど絶対言わない。これがうまくいく秘訣」と、若い林さんにアドバイスを送りました。すると林さんは、同じような場面で「“俺は気になんないから!”って言っちゃったことある」と思い出して反省。鶴瓶さんに「バカ! 一緒に生活してのや! 俺は気にならないなんて、一番嫌やわ! 嫁はんとして」と一喝されると、「あ、そうなんですね。怖っ。相当、思った以上にダメだったんだなって」と思わず苦笑です。ミルクを嫌がられるのが悔しくて……兄妹から見て「かなりの子煩悩」だという林さん。「で、子どもと喋るのは赤ちゃん言葉?」と鶴瓶さんが振ると、「いやそれが、なってきますね」と、子どもに赤ちゃん言葉で話しかけていることを認めました。さらに、お子さんは生後半年が過ぎ「ウーウーアーアー」とおしゃべりするようになってきたそうで「びっくりしたのが、赤ちゃんて本当にバブーって言うんですよ」と、最近の驚きを明かします。ずっと「バブバブ、バブバブ」とおしゃべりしている我が子につられて、林さん自身も「バーブ、バーブ、バーブ」と話しかけてしまうそうで、結婚後はあまり飲みに出ることもなくなり、家ではバブバブ語ばかりで、「あんまり人とうまく話せなくなってきた」と苦笑い。また、鶴瓶さんが「(お兄さんが)言うてはったのは、もし遣都が乳出たらやってるやろ、言うてたわ」とお兄さんの発言を告げると、あっさり「そうですね。なんならちょっと挑戦しようとしました」と衝撃カミングアウトも。というのも、林さんがミルクをあげると子どもが嫌がる時期があり、「それが悔しくて、ママだと思ってもらえないかな? みたいな」と、チャレンジしてみたのだそう。ただ、当然母乳は出ないので、赤ちゃんの抱き方を工夫するなど、いろいろと試してみたようです。そんな林さんに鶴瓶さんは「変わったなあ、お前」としみじみ笑顔を浮かべていました。
2023年08月18日林遣都、高梨臨、佐藤隆太がトリプル主演するドラマ「MALICE(マリス)」がU-NEXTにて9月14日(木)19時より独占配信。この度、配信に先駆けて「悪意」で結ばれた奇妙な関係を表現したキービジュアルが解禁。また、U-NEXT内では、本編ティザー映像の30秒ver.が初公開された。本作は、とある大学の事務局長が殺害された事件の担当所轄刑事・星野尚人(林さん)と、殺人の容疑を掛けられた女性・谷村夏帆(高梨さん)、そしてスクープを狙う週刊誌記者・丸山奏太(佐藤さん)が“真犯人”を追い詰めていく、これまでにないヒューマンサスペンスドラマ。警察、事件関係者、マスコミという3つの視点から、事件の裏に潜む「MALICE=悪意、敵意、恨み」に迫り、真相を暴いていく。そしてこの度、トリプル主演の林さん、高梨さん、佐藤さん、3人によるキービジュアルが解禁。林さん演じる星野尚人の手には警察手帳、高梨さん演じる谷村夏帆の手首に手錠、佐藤さん演じる丸山奏太の手にはカメラと、3人の立場が一目で分かる小道具を着用。キービジュアルを担当したのは、ドラマ「純愛ディソナンス」や「A2Z」などの数々の作品を手掛けたキービジュアルデザイナー・高尾裕司。それぞれ個人的な問題と思惑を抱えながら真相を暴こうとしている雰囲気が伝わってくるもの。果たして、3人の視線の先にある真実とは…!?高尾さんは「『警察、容疑者、マスコミ。真実は、誰のもの?』をコンセプトに、3つの視点をキャラクター毎に紅・青・緑のテーマカラーを設定することで表現」したと語り、「清濁併せ持った一癖も二癖もあるキャラクター達の含みのある表情をノイジーな質感で仕上げています」とコメントを寄せる。さらに配信開始前日の9月13日(水)に第1話先行試写イベント開催が決定。林さん、高梨さん、佐藤さんの3人も登壇予定で、イベント詳細は後日発表される。刑事・星野尚人が主人公となる第1話は9月14日(木)に独占配信スタート。以降、毎週木曜19時に1話ずつの配信で、9月21日(木)には容疑者・谷村夏帆が主人公となる第2話を、9月28日(木)には週刊誌記者・丸山奏太が主人公となる第3話を配信し、11月2日(木)まで全8話を順次配信。さらに配信に先駆けてU-NEXT内では、本編ティザー映像の30秒ver.を初公開。BGMに流れる「MALICE」のメインテーマ楽曲は、主人公の視点が切り替わるのに応じて様々なアレンジが加わる。音楽を手掛けた出羽良彰は、「核となる旋律は、別々の視点になっても、彼らの根底にある『悪意』に抗っていく姿をイメージしながら書きました。サスペンスドラマのスピーディーな展開、その中にあるそれぞれの人間味を、音楽と共に楽しんでいただけたら」とコメント。同じく音楽の羽深由理は、「暗い墨色が滲んでいくように淡々としていて、静かに怖い...そんな世界観を表現するため、シンプルで緊張感のある旋律を選びました。あるときは善意に潜む悪意に、またあるときは悪意に満ちた悪意に、音楽も渾身の力で寄り添い、作品を少しでも盛り上げることができていれば幸いです」と語っている。<STORY>翔東大学の事務局長、小園洋平が自宅で刺殺体で発見された。現場に駆けつけた富士見署刑事、星野尚人(林遣都)は、殺害現場であるリビングの様子を見て、妻と離れて暮らしていたという小園に、別の女の影を感じる。翔東大学国際社会学部の講師、谷村夏帆(高梨臨)は、どんな手を使ってでも出世しようとしており、半年前から人事権を持つ小園と不倫関係にあった。その小園が殺害され、夏帆は殺人犯として逮捕される。一方、不倫の情報を匿名のメールで受け取った記者の丸山奏太(佐藤隆太)は、何者かが事件の印象操作を図ろうとしていることに気づき、独自の調査を始める。そんな中、星野は中途半端な捜査で夏帆を犯人と決め込む警察上層部の捜査方針に違和感を覚え、やがて夏帆が何者かにハメられた可能性に気づく。刑事、容疑者、記者――。3人はそれぞれにプライベートにおける問題も抱えながら、利害関係の一致から協力関係を結ぶことに。事件を企てた人間をあぶり出そうと画策し、一歩ずつ真実へと近づいていく。果たして、真犯人は誰なのか?人々の“悪意”の裏に潜む衝撃の事実が明らかになる…。「MALICE」は9月14日より毎週木曜19時~U-NEXTにて見放題配信(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月17日上野樹里と林遣都の初共演で、第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」(パリュスあや子著)を映画化、『隣人X 疑惑の彼女』として12月1日(金)より公開することが決定した。物語の舞台は、紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮している世界。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を始める。スクープのために自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。ふたりは少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。良子は本当にXなのか?良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ向かう――。主人公の柏木良子を演じるのは、本作が7年ぶりの映画主演となる上野樹里。アルバイト先と自宅を往復する毎日を過ごし、趣味は読書という穏やかな生活スタイルで、知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る良子。突然現れた笹の存在に戸惑いながらも、徐々に心を開いていく。上野さんは、「時代の流れに飲まれず自分らしく生きることや、自分らしさを理解してくれる人と出会えることの大切さを伝えられる作品だと思い出演を決めました」と7年ぶりの映画出演を決めたことをコメント。「ちょっとハラハラドキドキしたい、Xって何? 誰がXなの? と刺激を求める方にも、しっとりとしたラブストーリーを観たい方にも、楽しんで頂けると思います。今届けるべきメッセージが詰まっている映画です」と本作に対する意欲を語っている。そして、良子を追う記者・笹憲太郎を演じるのは、常に映画やドラマ、舞台と第一線で活躍を続ける林遣都。「僕が演じた笹は、いまの厳しい世の中に翻弄されながら常に何かと何かのはざまで苦しんでいる、そんな精神的にしんどい役どころでした」と明かし、「僕自身も撮影中追い込まれる瞬間や苦しい場面が沢山あったのですが、共演者の方やスタッフの方々に支えられなんとか演り抜くことができました」と撮影をふり返る。また、初共演となる上野さんの印象を「撮影期間中一切の妥協をせず、誰よりも作品に愛情と情熱を注ぎ込む、頼もしく素敵な女優さんでした」と明かした。監督は、上野さんとは『虹の女神 Rainbow Song』(06)以来17年ぶり、林さんとは『ダイブ!!』(08)以来15年ぶりにタッグを組んだ熊澤尚人。「瞬間に生まれるダイナミズムと予想を超える感じが大変魅力的で、唯一無二な女優」と上野さんを称賛し、林さんに対しても「演技に向かうタフさと誠実さは怪物ですね。高校1年当時を知っている分、いまは本当に俳優を天職にされていると感じました」と感慨深く語る。原作者のパリュスあや子も「映画はまさに新たな視点で『異なる者たちの恋愛』を軸に、人との繋がりや社会の偏見を問う作品になっていて、一観客として最後まで楽しく、時に涙しながら拝見しました」と明かしながら、「なにより俳優陣が素晴らしく、美しく説得力のある映像と共に無理なく世界観がミックスされていて自然と引き込まれました」と映画に太鼓判を押している。人間の姿をして日常に紛れ込んだXと、それに翻弄される人々の姿を描いた本作。上野さんが「人を見る時ってきっと、情報社会の中で、自分が何らかの『フィルター』という名の事前の情報を良かれと思って入れて見ていると思うんです。簡単に対象となるものの印象って、変わってしまうと思うんです。フェイクニュースも多い中、皆さんにもその当たり前の怖さ、虚しさを感じてほしいと思いました」とコメント。林さんも「描かれているのは現代社会を生きる『人』です。他人を傷つけない為の想像力、多くを求めず身近に存在する小さな幸せに気づけた瞬間の喜び。この映画に込められた願いを沢山の人に感じていただきたいです」と語るように、謎めいた物語が描き出すのは、誰の心の中にもある“よそもの”に対する警戒心や、無意識に遠ざけようとする気持ち。そして、偏見や恐怖を乗り越え、隣にいる人を大切に想う優しさ。二転三転する真実、交錯する想いと葛藤が、予想もつかないラストへと繋がっていく、異色のミステリーロマンスが誕生した。『隣人X 疑惑の彼女』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月16日ムロツヨシ主演『身代わり忠臣蔵』より追加キャストが発表され、コメントが到着。さらに特報映像と新ビジュアルが解禁された。本作は、「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイディアが加わった痛快時代劇エンターテイメント。ムロツヨシが主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を一人二役で演じ、大石内蔵助を永山瑛太が務める。この度、出演が発表された川口春奈が演じるのは、吉良邸に仕える侍女、桔梗役。さらに、吉良上野介にそっくりな弟・孝証に“身代わり”を持ちかけ、奔走する吉良家家老・斎藤役に林遣都、五代将軍・徳川綱吉役を北村一輝、徳川家の側用人・柳沢役を柄本明が演じることが分かった。また、特報映像も解禁。冒頭、嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられる、あの有名な“松の廊下事件”から始まり、吉良家家老・斎藤(林遣都)が、貧乏坊主である孝証(ムロツヨシ)へ「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“殿の身代わり”を懇願、得意げな孝証が「やってやるか!」と啖呵を切ったところから、世紀の身代わりミッションが開始されることに。「エイエイオー!」と号令を上げる赤穂浪士たちを率いる大石内蔵助(永山瑛太)、優しい表情でうなずく、吉良邸の侍女・桔梗(川口春奈)、お尻を叩かれ悶絶?する吉良家家老の斎藤(林遣都)、あやしく眉を動かす徳川綱吉(北村一輝)のカットが続き、徳川家の側用人・柳沢(柄本明)より「お主、まことに吉良殿であるか…?」と疑われ、顔が硬直する孝証の様子も。バレたら打ち首、良くても切腹。待ったなしの大芝居の幕が開くのだった…!併せて解禁された新規ビジュアルでは、登場人物たちが口元に人差し指を添えた“内緒ポーズ”で登場。絶対に“身代わり”はバレてはならない…秘密を抱えるキャラクターたちが一堂に介したビジュアルとなっている。キャストコメント■川口春奈/桔梗役本作の中で、少しでも華やかでかわいらしい存在になれるよう、楽しんで撮影しました。あまり時代劇の経験がなかったのですが、コメディということで等身大で挑みました。ゆるくてほっこりする、かわいらしいシーンがたくさんありますので、是非楽しみにしてください。■林遣都/斎藤宮内役撮影中は、ムロツヨシさんが常に想像を超えたことをされてくるのが楽しみでした。時代劇ですが難しいことは一つもない、小さいお子さんからご年配の方まで、笑えて感動できる映画だと思いますので、是非楽しみにしてください。■北村一輝/徳川綱吉役徳川綱吉役の北村一輝です。斬新な感覚で楽しめる時代劇です!是非ご覧ください。■柄本明/柳沢吉保役柳沢吉保役を演らせていただきました柄本明です。忠臣藏は何度か出させていただきました。今回は身代わり忠臣藏です。どんな忠臣藏か。乞うご期待。『身代わり忠臣蔵』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年08月07日林遣都、高梨臨、佐藤隆太がトリプル主演を務める、「U-NEXT」制作のドラマ「MALICE」(マリス)の追加キャストが発表された。本作は、とある大学の事務局長が殺害された事件の担当所轄刑事と、殺人の容疑を掛けられた女性、そしてスクープを狙う週刊誌記者が、真犯人を追い詰めていくヒューマンサスペンスドラマ。警察、事件関係者、マスコミという3つの視点から、事件の裏に潜む“MALICE=悪意、敵意、恨み”に迫り、真相を暴いていく。今回新たに出演が決定したのは、一ノ瀬颯、YU、小西詠斗、かいばしら、猪塚健太の5人。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」で俳優デビューした一ノ瀬さんが演じるのは、刑事・星野尚人(林さん)の弟である敬太。母の他界後、アルコール依存症の父に振り回されてすさんだ生活を送る敬太の存在は、星野を苦しめる。「俳優としてとても憧れている林遣都さんと、兄弟の熱いお芝居をさせていただけたことが大変光栄で、私の俳優人生にとってかけがえのない現場になりました!」と撮影をふり返った一ノ瀬さんは、「主となる事件の真相もさることながら、星野家の家族関係にも注目して観ていただきたいです!」と呼びかける。2021年より日本での活動を開始し、今季放送予定の「何曜日に生まれたの」にレギュラー出演することが決定しているYUさんが演じるのは、星野の後輩刑事・松岡哲也。大学事務局長殺害事件を星野と共に追っていく。YUさんは「三人の視点でものがたりが進んでいく、とても新しく面白い物語です」と本作についてコメント。舞台「刀剣乱舞」や「進撃の巨人-the Musical-」などの人気作に出演した小西さんが演じるのは、殺人事件の容疑者となる夏帆(高梨さん)を師と仰ぎ、無実を信じる翔東大学の学生・三澤恭吾。小西さんは「物語を動かす重要な役」と自身の役どころを説明し、「僕なりに真っ直ぐに撮影に挑みました。キャストスタッフの皆さんが暖かく、この現場で三澤を演じることができてとても幸せでした」と話している。また、夏帆の事件を取り上げて解説する動画配信者“Kばしら”役で出演する、YouTubeでの映画解説が人気のかいばしらさんは「この作品にとって良きダストノイズとして存在できていたらいいなぁ」と言い、民進党議員・中川満の秘書・貴島慎一役で出演する猪塚さんは、「貴島は徹底的に冷徹なキャラクターだったので、林遣都さん演じる星野とのやりとりのシーンはとてもヒリヒリしたものになり、非常に印象的でした。皆様には少しずつ明らかになっていく謎と共にさまざまな視点から楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを寄せている。「MALICE」は9月、U-NEXTにて見放題配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年07月26日