4月24日(金)より公開を予定していた映画『一度も撃ってません』が、新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し公開延期が決定した。配給のキノフィルムズは、「作品の公開を楽しみにお待ち頂いていた皆様には心よりお詫び申し上げます」とした上で、今後の公開予定は決定し次第改めて発表、「公式HPおよび公式Twitterでもお知らせいたします」としている。本作は、『半世界』も記憶に新しい阪本順治監督のもと、18年ぶりの映画主演となる石橋蓮司に、大楠道代、岸部一徳、桃井かおりほか、柄本明&柄本佑、佐藤浩市&寛 一 郎の親子共演が実現し、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央ら豪華俳優の出演が話題となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:一度も撃ってません 近日公開©︎2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ
2020年04月09日「自分にとって宮藤さんの作品に出るのって、何かお祭り感というか特別な感じがするんです」と言う柄本佑さん。その理由を伺うと、うーんと首をひねって「単純に作品が好きだからじゃないかな」と返す。柄本さんがこのたび出演するのは、宮藤官九郎さんが、その時やりたいことをやりたい俳優たちと自由に表現するウーマンリブシリーズ。それまで映像作品には出演しているけれど、宮藤さんの舞台は今回が初。『もうがまんできない』と題した作品は、“現代人のストレス”がテーマとか。「宮藤さんの作品がいいなと思うのは、侘び寂びのようなものを感じさせるところ」「日常には“がまんできないこと”が山ほどありますよね。がまんできない人たちが観に来て、がまんできない人たちが言っちゃいけないことを言ったりして発散している姿を観ていただいて、すっきりしていただくという作品なのかなと思います」ウーマンリブシリーズというと、宮藤さん流の、いい意味でくだらなくてバカバカしい笑いが盛りだくさん、なイメージ。でも、柄本さんによれば「爽やかで、印象としては青春ドラマ」なのだとか!?「僕は宮藤さんが監督された映画のなかで『中学生円山』が一番好きなんですけれど、すごく笑えるのに、観てるとなんだかグッとくるんです。宮藤さんの作品って、ファンタジーというかロマンティックなものが、日常のなかに落とし込まれている気がします。とくにいいなと思うのは、そこに侘び寂びのようなものを感じさせるところ。“こうだぞ”って出してくるんじゃなく、扉を少し開けてチラ見せする感じ。たとえば大河ドラマ『いだてん』の関東大震災の場面で、奥さんが見つからない哀しみを、米が硬いって言ってしまったことを悔いる姿で見せていく。そういうセリフのセンスとか面白さとかに粋を感じるんですよね。一見すると日常なんだけれど、気づいたらフィクションのほうに飛んでいる。その境界線を曖昧に見せていく技術がすごいなと思います」演じるのは、要潤さん扮する相方とコンビで活動するも、まるで売れないお笑い芸人。劇中ではコントや漫才にも挑戦する。「お正月に『爆笑ヒットパレード』とかをずっと見てる」ほどのお笑いファンゆえ稽古当初は緊張していたそうだけど…。「稽古が少し進んでいま感じているのは、あまり考えずに普通にやるのが大事なんだなってこと。必要なことはすでに物語とかセリフに書かれているわけで、それをやる…そもそもそういう仕事だなぁ、と」そんな柄本さんの、いま“がまんできないこと”とは?「小田急線下北沢駅のエスカレーター。あれ、長すぎでしょ。あんなに深いところにホームを作らなくてもよかったんじゃないの、と(笑)」ウーマンリブvol.14『もうがまんできない』売れずに関係が行き詰まっているお笑いコンビ(柄本佑、要潤)、やめたいのにずるずる関係を続けている不倫カップル(阿部サダヲ、平岩紙)など、がまんできないことを抱えた人々を描いた群像劇。4月2日(木)~5月3日(日)下北沢・本多劇場作・演出/宮藤官九郎出演/阿部サダヲ、柄本佑、宮崎吐夢、荒川良々、平岩紙、少路勇介、中井千聖、宮藤官九郎、要潤、松尾スズキ前売り・当日7000円ヤング券(22歳以下)3800円*共に税込み大人計画 TEL:03・3327・4312(月~金曜11:00~19:00)大阪公演あり。えもと・たすく1986年12月16日生まれ、東京都出身。前クールのドラマ『知らなくていいコト』の尾高役が大きな話題に。そのほかの近作にドラマ『心の傷を癒すということ』などがある。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・林 道雄ヘア&メイク・根本亜沙美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年04月05日吉高由里子、柄本佑、重岡大毅らが出演する「知らなくていいコト」が3月11日の放送で最終回を迎えた。ケイトと尾高のバッグハグからのキスと不倫の“決着”に視聴者から「切ない」の声が。そして“闇落ち”した野中のその後にも多くの反応が寄せられている。自分が不倫の末に生まれ、しかも父親が30年前に起きた無差別殺人犯“乃十阿徹(のとあとおる)”だと世間に知られてしまう真壁ケイトに吉高さん。ケイトに振られ今は妻と子がいる身ながらケイトと再び関係を深めてしまう尾高由一郎に柄本さん。ケイトが乃十阿の娘だと知り婚約破棄、さらにケイトの秘密を他誌に売ってしまう中春樹に重岡さん。野中と交際していたがいまでは避けている小泉愛花に関水渚。ケイトが所属する「週刊イースト」編集長・岩谷進に佐々木蔵之介。正妻の息子をかばうため殺人犯として生き続ける乃十阿徹に小林薫といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。乃十阿が息子をかばった可能性を知ったケイトは、ドイツで乃十阿の息子に会うが、幼い子供をあやすその姿を見て事件のことを言い出せず帰国。岩谷は帰国したケイトに事件の真相についての手記を書くよう再度説得するが、ケイトは乃十阿が人生をかけて守ろうとした秘密を暴き、その息子の人生を狂わせる記事を発表することに抵抗する。すると岩谷は「ケイトがイヤなら俺が書く」と特別班を編成。30年前の事件の真相を取材、証拠を集める。数日後、会議室に呼ばれたケイトは、新しい証拠と共に、母・杏南(秋吉久美子)と自分の存在も事件に無関係ではなかったと思わせる証言について聞く。結局ケイトは自分で記事を書くことを選択するが、上層部からストップがかかり記事はお蔵入りしてしまう…というのが今回のあらすじ。尾高から結婚しようと言われるも、「子どもを見捨てないで欲しい。子どもを手放さないで」と再び尾高を振るケイト。そんなケイトを尾高が後ろから抱きしめてそのままキスをする…「これが袖くるですね」「後ろからチューしてる」などの声とともに、「こんなに苦しくて切ないラブストーリーないよ」「これで終わりって切ない」など“切ない”の声がタイムラインにあふれる。そして“闇落ち”ぶりが話題になった野中だが、編集部を辞めた3年後、ベストセラー作家として成功。“闇落ちTシャツ”でTV出演するその姿に「私が心配することなかったな!」「野中が最後全部持っていったな」「闇に落ちた野中がハッピーになり、ほかの人たちが闇落ちみたいな心に黒いものが溜まる」などの反応が続々と投稿されている。(笠緒)
2020年03月12日俳優の柄本佑が6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第43回日本アカデミー賞の授賞式に出席。司会を務める妻で女優・安藤サクラとステージ上で同賞史上初となる“夫婦共演”を果たし、汗だくになる場面があった。『アルキメデスの大戦』で優秀助演男優賞を受賞した柄本。もう一人の司会者・羽鳥慎一とのやりとりでは冷静に撮影エピソードを語っていたが、羽鳥が「だそうですよ、安藤さん」と話題を振ると徐々に落ち着かない雰囲気に。安藤が「その当時、朝ドラで一年大阪に住んでたので全くその時を知らない。気がついたら坊主になってて。新しい友だちが久しぶりにできたみたいで」と『アルキメデスの大戦』撮影中の時期を振り返ると、柄本は目を合わせないまま「菅田(将暉)氏のことですね……ちょっとやべえな! 汗出るね」とハンカチで額の汗をぬぐった。その後、『決算!忠臣蔵』で同賞を受けた岡村隆史が話し始めるも、柄本の汗が止まらず。羽鳥が「ちょっと待ってください」と岡村とのやりとりを一旦ストップし、「汗が尋常じゃないですよ!」とイジると、柄本は「大丈夫です」とタジタジ。さらに岡村から、「さっき通路で(2人が)イチャイチャしてるの見てますよ、何回も。一緒に写真撮ったりしてて」と暴露され、恥ずかしそうに苦笑していた。(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月07日吉高由里子が加害者の娘となった週刊誌記者を演じるお仕事系ヒューマンドラマ「知らなくていいコト」の9話が3月4日放送。柄本佑演じる尾高の“ウィスパーボイス”に注目が集まっている。自分の父が30年前に起きた無差別殺人犯“乃十阿徹(のとあとおる)”だということが世間に公表されてしまう週刊誌記者・真壁ケイトに吉高さん。ケイトの“元カレ”で、彼女が乃十阿の娘だと知りながらプロポーズするも振られ、現在は妻帯者だが再びケイトと不倫関係になってしまう尾高由一郎に柄本さん。尾高の後にケイトと交際するが乃十阿の娘だと知りプロポーズを撤回。さらにケイトの素性をリークしてしまう野中春樹に重岡さん。野中と交際する同僚の小泉愛花に関水渚。ケイトを支える「週刊イースト」編集長・岩谷進に佐々木蔵之介。服役、出所して静かに暮らしていた乃十阿徹に小林薫といった俳優陣が出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。乃十阿のもとに取材陣が押し寄せ、尾高は乃十阿を自分のスタジオにかくまう。尾高からそのことを知らされたケイトは乃十阿と対面する…。そして乃十阿の弁護士は乃十阿が息子をかばうために事件の犯人となった可能性を示唆。一方、野中はケイトの自宅に押し掛けるなどますます荒れていき、小泉からも振られてしまう…というのが9話のストーリー。小泉から「真壁さんの彼氏として見てた野中さんは素敵だったけど、自分の彼になってみたらそうでもなくなった」と言われ、酔ってケイトの自宅に土足で押し掛け嘔吐し、自分の感情をぶつけるだけぶつけていくなど、ますます加速する野中の“クズっぷり”に「野中クズすぎてまじウケる」「ウザっぷりが予想を超えてきた」などといった反応が上がる一方、「まじで最低やけどなんか可愛い」「サイテーだけどかわいいなおい」と、振り切った姿に“可愛い”と感じる視聴者も。そんな野中とは対照的に、ケイトに対し乃十阿ともう1度話すよう促す尾高には「尾高さんの話し方本当穏やかで優しい」「声の出し方、色気ヤバい」「ボソボソ声がたまらない」と、その“ウィスパーボイス”に魅了された視聴者からの声が殺到中だ。(笠緒)
2020年03月05日3月1日(日)放送の日本テレビ系「おしゃれイズム」に俳優の柄本佑がゲスト出演。放送中の「知らなくていいコト」のカメラマン・尾高役で多くの視聴者がその魅力のとりこになっている柄本さんの、謎多きプライベートに迫る。2003年、主演作『美しい夏キリシマ』で映画デビューを飾ると、弟の柄本時生と結成した演劇ユニットでも活動。2015年には連続テレビ小説「あさが来た」などで注目されると『きみの鳥はうたえる』や『素敵なダイナマイトスキャンダル』での演技が評価され、数多くの映画賞を受賞。『ねことじいちゃん』『居眠り磐音』『アルキメデスの大戦』『火口のふたり』など立て続けに公開作がヒットした昨年に続き、今年に入ると妻夫木聡、夏帆らと共演した『Red』に、吉高由里子、重岡大毅らと共演中の「知らなくていいコト」では、新たな魅力を発揮している柄本さん。そんな柄本さんは芸能界の仲間たちと“芸能界食べ歩き部”を結成しているそうで、メンバーの人気女性タレント、個性派俳優がスタジオにサプライズ登場し、意外な一面を暴露。憧れはあの“人気ユーチューバー”、意外な交遊関係も明かされるほか、“夕食は○○だけ”など変わった食のスタイルや自宅の膨大なDVDコレクションも紹介。さらに柄本さんが“いま結婚したいアイドル”とは!?人気イケメン俳優が告発した“柄本佑は大の嘘つき”の理由とは?柄本さんの謎多きプライベートにも迫っていく。柄本さんが出演中のドラマ「知らなくていいコト」は毎週水曜22時~日本テレビ系で好評放送中。吉高さんが母の死をきっかけに自分の父が30年前に逮捕された無差別殺人犯・乃十阿徹であることを知る週刊誌記者の真壁ケイト役で出演。ケイトの元カレで、ケイトの父親のことを知っていた尾高由一郎を柄本さんが演じ、ケイトの父のことを他誌にリークする“クズ元カレ”野中春樹に重岡大毅。さらに佐々木蔵之介、小林薫らも共演する。「おしゃれイズム」は3月1日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年03月01日「こんなにカッコよかったっけ!?」。吉高由里子(31)主演のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系・毎週水曜22時〜)でヒロインの元カレ“尾高さん”を演じている柄本佑(33)の株が急上昇!イケメン?それとも……?本誌エンタメウオッチャーが検証!20代記者K(以下、K)「ツイッターで“尾高さん”が毎週トレンド上位に挙がってますね。包容力が半端ないって声も多数!」20代編集O(以下、O)「ケイト(吉高由里子)が猪突猛進なぶん、余計そう見えるんだと思います。ネットでは柄本佑がイケメンなのか、否か、の論争も起きているんですよ」40代記者H(以下、H)「正統派ではないけれど、役がとにかくカッコいい。ケイトとのキスシーンも久々にドキッとしたなあ。不倫関係に進まず『ここで踏みとどまろう』と言った直後の、あの激しいキス!」O「穏やかに見守っていて、つらいときには駆けつけてくれるところとか、どんどんカッコよく見えてくるんですよね。男の色気がある」K「イケメンなのかなあ(笑)。でも、鼻のラインは好きかも。横顔が素敵だからキスシーンも映える」H「この前髪おろしてるのもいいんじゃないかな?塩顔イケメンって感じで、スタイルもいいのよね」K「整ってますもんね」H「あと、どことなく雰囲気がエロいのよ、この人」K「エロいし、ミステリアス、一見とっつきにくそうにも見えます」H「ひと昔前は、『臨場劇場版』の無差別通り魔殺人犯役とか、ショッキングな役も多かったよね」K「気味悪い役も演じ切る、振り幅がすごい。でも、妻の安藤サクラ(34)のインスタグラムを見ていると、いい旦那さまなんだろうなっていうのが透けて見えるんです。夫婦仲がいいっていうのもポイント高い」O「いい男って感じしますよね!」H「インタビューのときも奥さんの話をどんどんしてくれるの」O「お2人とも結婚してから一段と素敵になった気がします」K「今回の尾高さんは、若い女性たちのハートもつかんで。正統派イケメンキャラでキュンキュンさせちゃうなんて、柄本佑史上初めてのことでは?ある意味、新鮮!」O「『知らなくていいコト』では、ケイトとの不倫関係がどうなるのか気になるところですね」H「第7話での、襲われるケイトを身をていして救った尾高さんは頼もしかったなあ」K「柄本佑、今後イケメン路線が増えそうな予感がしますね!」「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月29日吉高由里子が殺人犯の娘という秘密を背負った週刊誌記者を演じる「知らなくていいコト」の8話が2月26日放送。ついに殺人犯の娘であることが公になったケイト。今回はそんなケイトを支える岩谷編集長と、クズっぷりが加速する野中に視聴者の注目が集まっている。母の不倫で殺人犯の娘として生まれたことを知った「週刊イースト」週刊誌記者の真壁ケイトに吉高さん。ケイトの元カレで今は妻子ある身だがケイトと再び深い関係となる尾高由一郎に柄本佑。ケイトと付き合っていたが殺人犯の娘と知りプロポーズを撤回、さらに他誌にケイトの秘密を売る野中春樹に重岡大毅。ケイトが所属する「週刊イースト」編集長の岩谷進に佐々木蔵之介。ケイトの父で殺人犯として服役、出所して今は静かに暮らす乃十阿徹に小林薫といったキャストが出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。情報提供者に恨まれ編集部で刺されてしまったケイト。ケイトをかばった尾高も背中を刺されてしまう。その様子を見て嫉妬、編集部で孤立感を感じた野中はほかの雑誌記者にケイトの秘密をリークする。マスコミに騒がれたことで上層部からケイトを異動させるよう圧をかけられた岩谷は、上の要求を突っぱねるためケイトに右トップを取らせようと、与党議員・梅沢の金庫番だった男・相田の自殺でうやむやになったワイロ疑惑について追わせる。岩谷は梅沢の資金管理団体の帳簿が3か月分消えたという情報を掴んでいた。ケイトは襲撃事件のトラウマを抱えながらも消えた帳簿探しに奔走するが、相田の妻・依子(遠藤久美子)は頑なに取材を拒否。その翌日、ついにケイトが乃十阿の娘だという記事が他誌に掲載される…というのが今回のストーリー。ケイトが乃十阿の娘だと知っても「そうか、わかった」とだけ答え、編集部全員を前に「ここに書いてあることは本当だ。しかし我々の仕事は何も変わらない。大事なのは何も変わらないという姿勢だ」と力強く宣言。「仕事でこんな話は吹き飛ばせ」とケイトに檄を飛ばし、尾高との関係にも「自分の望む人生を手に入れろ」と“エール”を送る岩谷編集長に「編集長みたいな上司がいい」「最高な上司すぎない??号泣」「なんで編集長こんな良い人なの??惚れる」など感激した視聴者からのメッセージが続々。一方、ケイトや尾高におびえ、四つん這いで編集部を這いまわったあげく、自分を殴った尾高に「不倫がバレたらもっとひどいことになる」と逆に脅しをかけながら泣きわめく野中の姿に「完全にイカれちゃってる」「もうしんどさが限界突破しとんやな」などの声が殺到。野中を演じる重岡さんにも「演技が最高怖さとおもしろさ兼ね合わせてる笑」「あの演技はすごい」など、その“怪演”ぶりを讃える声が寄せられている。(笠緒)
2020年02月27日放送中のドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)に出演している毎熊克哉(32)に注目が集まっている。同ドラマで毎熊は、優しく穏やかな医師・来生晃一を演じている。共演の“超ドS”な医師・天堂演じる佐藤健(30)とは対照的に、いつも笑顔で優しい演技が視聴者を惹きつけている。毎熊といえば18年に『北の桜守』や『万引き家族』はじめ、13本もの映画に出演するほどの活躍ぶりを見せている。また2月21日より始まったモナコ国際映画祭では、主演を務めた『いざなぎ暮れた。』でベストアクター賞を受賞したばかり。そんな毎熊は同ドラマでラブコメに初挑戦するにあたって、本誌にこう明かしていた。「オファーをいただいたときは、“自分で大丈夫ですか?”という思いとうれしさが入り交じっていました。これまで泥臭い役が多かったので」同クールで毎熊と双璧を成す人気を誇っているのが、ドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)に出演中の柄本佑(33)だ。同作で柄本は、吉高由里子(31)演じる真壁ケイトの元カレ・尾高由一郎を熱演。尾高の物腰の柔らかさや、ケイトを命懸けで守るといった演技に魅了される視聴者が絶えない。「毎熊さんも柄本さんも、どちらかと言うとゴールデン帯のドラマではなく、映画などを中心に活躍してきた演技力に定評のある個性派俳優というイメージが強かった。佐藤さんや吉沢亮さん(26)といった“王道イケメン”ではなかった2人だけに、ドラマ内で見せる“穏やかさ”や“セクシーさ”といったギャップに『カッコいい』と魅了される女性視聴者が急増しています」(テレビ誌ライター)毎熊と柄本による“個性派俳優ブーム”がTwitterでも巻き起こっている。《『知らなくていいコト』の尾高さんの柄本佑だったり、『恋は続くよどこまでも』の来生先生の毎熊克哉だったり、正統派イケメン扱いではなかった方々に、“カッコいい”の芝居をされると、イケメンよりグッときません?》《火曜日は佐藤健と毎熊克哉に、水曜日は柄本佑に全女は支配される》《今期のイチオシは知らなくていいコトの尾高さん(柄本佑)と恋つづの来生先生(毎熊克哉)ですね》
2020年02月26日「その瞬間、現場は凍りつきました。吉高さんが起き上がると、柄本さんたちがすぐ異変に気づいて……。対応に追われるなか、『彼女がいないと、撮影は続けられないよ』と心配の声も上がっていました」(ドラマ関係者)現在放送中のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)で、主演をつとめている吉高由里子(31)。週刊誌記者という役どころを熱演し、視聴者から好評を博している。2月19日放送の第7話は、吉高扮する主人公・真壁ケイトが刺されるという衝撃の展開だった。逆恨みした三倉茉奈(33)演じる桜庭和美に襲われ、床に倒れこむケイト。さらに和美が追い打ちをかけようとしたとき、柄本佑(33)扮する尾高由一郎が身を挺して守る――。そんな迫真のシーンは大きな話題を呼んだ。だが実は、このシーンの裏で現場騒然の事態が起きていたのだ。「この日、吉高さんの演技はいつも以上に鬼気迫るものがありました。刺されるシーンでも勢いよく倒れたのですが、床に頭を強く打ちつけてしまって。さらに、鼻から血が出てきたんです……。脳へのダメージを心配して、撮影は中止に。吉高さんはスタジオから救急車に乗り、病院へと搬送されていきました」(前出・ドラマ関係者)撮影当初から吉高は、このドラマに並々ならぬ熱意を見せていたという。「吉高さんは『このドラマは絶対にヒットさせたい』と言って、役作りにもこだわっていました。週刊誌記者が不規則な生活を送っていると聞いて、あえて寝不足になったこともあったそうです。“問題のシーン”でも、三倉さんに対して『思いっきりぶつかってきてくださいね!』と自ら提案していたのですが……」(テレビ局関係者)そんな熱い役者魂が、“流血騒動”へとつながってしまったようだ。ただ幸いにも、大事には至らなかったという。「吉高さんが病院で検査を受けたところ、特に内出血などは見つからなかったそうです。翌日には『ご心配おかけしました!』と言って笑顔で復帰したため、みんなが胸をなでおろしていました。彼女は主演としてスタッフやエキストラと積極的にコミュニケーションをとり、若い共演者にも『緊張してない?』と話しかけてくれています。おかげで、現場の士気もますます上がっていますね」(前出・テレビ局関係者)ドラマは、間もなく佳境を迎える。復帰した吉高の熱演によって、ますます盛り上がりそうだ。「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月25日映画『Red』の公開記念舞台あいさつが22日、都内で行われ、夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、三島有紀子監督が出席した。現代女性の恋愛心理描写で女性から支持を得ている直木賞作家・島本理生が新境地を開いた『Red』を、三島有紀子監督により映画化された本作。誰もがうらやむ夫の真(間宮祥太朗)と何も問題のない生活を過ごしていたはずの村主塔子(夏帆)だったが、かつて愛した鞍田秋彦(妻夫木聡)と10年ぶりに再会を果たし、誰もが想像しなかった選択をする。公開初日を前日に迎えたということで、この日は公開記念舞台あいさつ。主人公の塔子を演じた夏帆は「過去に三島さんとはご一緒しましたが、今回は今までで見たことがない顔が見たいとおっしゃっていただき、そこを出すにはどうしたらいいのか悩みました。できる範囲内でお芝居をするのはダメだと思い、一歩踏み出そうと現場では常に葛藤していましたが、この作品のために自分ができることは何でもやってやろうと思いながら現場にいました」と覚悟を持って撮影に臨んだという。夏帆が演じた塔子は、夫の真、10年ぶりに再会した蔵田、そして蔵田が勤める設計事務所の小鷹の3人に愛される中で誰と愛して生きていくのかを選択する。妻夫木は「僕は蔵田として接していましたが、何とも言えないですね。監督は『この2人は宿命』と仰って腑に落ちましたが、僕自身はできれば行きたくない世界ではあります。(夫婦の)お互いの小さな我慢の積み重ねがこういう状態を生んでしまっていると思うので、僕はそうならないように努力したいなと思っています」と話した。夏帆も3人の男性について言及し「難しいですね(笑)」と苦笑いも「蔵田さんに惹かれてしまう塔子の気持ちも分かりますが、刹那的であるからこその魅力もあるし、実際に私だったら自分が自分でいられなくなる危うさを感じます。小鷹さんは1番等身大でいられるという気はしますね。真くんはすごい良い夫で彼なりに大切にしてくれます。1番安心感があるのは真くんなのかなと思います」とコメント。そんな彼女に男性キャストと三島監督がバラの花束を手渡し、涙が溢れ出そうだった夏帆は「中々自分で消化しきれてないですが、本当にここのいる皆さんとご一緒でき、この作品と出会えて良かったと思います。私にとって30代に向けてのターニングポイントになる作品だったし、ちゃんと悩む時間を許してもらえたのはありがたかったです」と感謝の言葉を口にしながら「これを糧にまた皆さんとご一緒できたらと思います」と再会を願っていた。
2020年02月22日2月22日(日)オンエアの「ボクらの時代」に、絶賛公開中の映画『Red』で共演している妻夫木聡、柄本佑、夏帆が出演する。読者モデルとして人気を博し、初主演した映画『ウォーターボーイズ』で第25回日本アカデミー賞優秀主演男優賞と新人俳優賞を受賞し、大河ドラマ「天地人」では直江兼続役で主演するなど一躍人気俳優となると、最近は『怒り』や『ミュージアム』『決算!忠臣蔵』と多彩な役柄を演じる演技派へと成長を遂げた妻夫木さん。2003年、映画『美しい夏キリシマ』の主人公役で映画デビュー。『きみの鳥はうたえる』や『素敵なダイナマイトスキャンダル』で数々の映画賞を受賞すると、昨年は『居眠り磐音』『アルキメデスの大戦』『火口のふたり』といった作品に出演。放送中の「知らなくていいコト」も話題を呼んでいる柄本さん。2015年公開の映画『海街diary』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。その後も『高台家の人々』や『友罪』『ビブリア古書堂の事件手帖』などの作品に出演。昨年は大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」をはじめ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」も衝撃展開で話題を呼んだ夏帆さん。今回はこの3人が集結。ともに10代の頃から俳優として活躍している彼らが、当時の自分といまの自分を比べて思うことや結婚して子どもが生まれてからの心境の変化などを語り合うほか、映画『Red』撮影時のエピソードなども明かす。映画『Red』は現代女性の恋愛心理描写を巧みに表現し、女性から圧倒的な支持を得る直木賞作家・島本理生が、初めて官能の世界に挑んだ同名小説の映画化作品。平凡な結婚、可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた村主塔子。10年ぶりに昔の恋人・鞍田秋彦に再会する。「君は、変わってないな――」鞍田は、塔子の気づかなかった心の隙間に悪魔のように入り込んでくる。そして、運命は予想もしない方向へ走り出す――。夏帆さんが塔子を演じ、再会する元恋人・鞍田に妻夫木さん。塔子の本心を見透かしてくる同僚・小鷹に柄本さん。塔子を愛する故、理想を押しつける夫・真に間宮祥太朗といった俳優陣が共演する。映画『Red』は現在絶賛公開中。「ボクらの時代」は2月22日(日)7時~フジテレビでオンエア。(笠緒)
2020年02月22日柄本時生さんと入来茉里さんが結婚を発表しましたね。華やかな芸能界に身を置いていながらも、地に足の着いたイメージのある実力派俳優&女優のお2人。12年前の共演以来、仲のいい友人として交流し、結婚を前提としたお付き合いを経て結婚。しかも入籍日は入来さんの30歳の誕生日!って、なんともほっこりします。暗いニュースが多い中、一筋の光が差し込んだような…もう好感しかありません。■柄本時生と入来茉里の相性は?そんな柄本時生さんと入来茉里さんは、やっぱり相性がいいのかしら?そう思って、世界最高峰とも言われるアストロロジャー(占星術師)ジョン・ヘイズ氏が伝える、星座でわかる「恋愛の相性」がいい相手と「結婚の相性」がいい相手をチェックしてみました。すると!柄本時生さんは「天秤座」、入来さんは「水瓶座」なのですが、-----------------------------【天秤座と恋愛の相性がいい星座】牡牛座・獅子座・射手座・水瓶座・魚座【天秤座と結婚の相性がいい星座】牡羊座・双子座・水瓶座-----------------------------「恋愛の相性」も「結婚の相性」も、どちらもいいのは「水瓶座」だけ!やっぱりというか、だからかというか。運命的なものを感じてしまいます。入来茉里さんいわく「彼がどれほど優しく、誠実な人なのかは わかっていたのですが…昨年から急に『男らしさ』を出してきたのは…ずるいなぁと 笑」。彼、ゾッコンなんでしょうね。うらやましい。末永くお幸せに!■柄本佑と安藤サクラの相性は?ところで柄本時生さんのお兄さんの佑さん、最近、何かと話題ですよね。特にドラマ『知らなくていいコト』(日テレ系)では、包容力があると同時に大人の色気漂うカメラマンを演じていて、なんともかっこよく。あれ、“えもたす”こんなにイケメンだったっけ?と驚いている人も少なくないはず(失礼)。そして、奥さまの安藤サクラさんも魅力的な女優さん。2019年の「第92回 キネマ旬報ベスト・テン」では、夫婦そろって主演男優賞と主演女優賞を受賞したりもして。その仲よしでありながら、切磋琢磨していそうなところにも憧れます。安藤サクラさんが自身のインスタで、ちょいちょい旦那さんの作品を宣伝しているのも、愛が感じられて素敵。20代前半の頃に出会い、20代半ばの若さでゴールインしたこともあってか、今も恋人同士のような関係が続いているのかもしれません。こちらの2人の相性はというと…柄本佑さんは「射手座」で安藤サクラさんは「水瓶座」。-----------------------------【射手座と恋愛の相性がいい星座】牡羊座・天秤座・水瓶座・魚座【射手座と結婚の相性がいい星座】牡羊座・双子座・獅子座-----------------------------「恋愛の相性」のみいいようですが…何年経ってもラブラブな恋人夫婦なら、全く問題ないですね。今後も公私ともに、ますます充実した日々を過ごせることを願ってやみません。■柄本きょうだいの今後が楽しみ今日は水曜日、といえば『知らなくていいコト』の放送日!何やら怒涛の展開がありそうですが、大人かっこいい柄本佑さんを拝めると思うとワクワクします。まさか、柄本佑さんのキスシーンを見て、キュンとする日が来るとは思いませんでしたが(失礼2回目)。柄本時生さんも時生さんで、キュンとする演技をしているみたいですね。舞台 『泣くロミオと怒るジュリエット』で、まさかのジュリエット役!共演の橋本淳さんに「柄本時生が演じるジュリエットは、正直、化け物です(笑)。でも、不思議とかわいく見える瞬間がある」って言われていました。かっこいいお兄ちゃんと、(不思議と)かわいい弟くん。どちらもこれからが楽しみですね。ドラマに映画に舞台に…もちろん奥さんたちも!いつか、一族総出の作品とかできたら観てみたい。とりあえず、柄本明さん、佑さん、時生さんが共演したドキュメンタリー『柄本家のゴドー』は観なければ!■あなたと彼の相性は?なお、このコラムでは、柄本時生さんと入来茉里さん、柄本佑さんと安藤サクラさんの相性を見ましたが、もちろん12星座すべてに「恋愛の相性」「結婚の相性」がいい星座があります。あなたや好きな相手は何座ですか?交際や結婚を考えたときは、参考にしてみてはいかがでしょう。星座ごとの恋愛傾向もわかります!
2020年02月19日俳優・柄本時生(30)と女優・入来茉里(30)の結婚が2月17日に発表された。ネットでは祝福の声が上がっている。各メディアによると2人は「12年前の共演から友人として関係を続けておりましたが、昨年の秋ごろから結婚を前提としたお付き合いをし、2020年2月16日に入籍しました」と報告した。そして「未熟な2人ではありますが、温かく見守って頂けたら幸いです」と呼びかけたという。入来は同日、自身のブログで「昨日 私の30歳の誕生日に夫婦になりました」と明かし「昨年から急に『男らしさ』を出してきたのは…ずるいなぁと 笑」「とても頼りになる 素敵な人だと日々感じています」とつづっている。2人と共演したことのあるエハラマサヒロ(37)は同日、Twitterで《「天才執事ジーヴス」で一緒だった入来茉里ちゃんと「愛の唄を歌おう」で一緒だった柄本時生が結婚だと!!》と驚きの様子。さらに自身の主演舞台の際に撮影した2人との写真をアップし《ミュージカルマン来てくれた時に一緒に写真撮ってるのに全く気付かなかった(笑)おめでとう》と祝福した。そんななか柄本の演じたキャラクターが話題を呼んでいる。柄本は現在放送中のドラマ「絶対零度」(フジテレビ系)の第1話にゲスト出演し、南彦太郎役を演じた。作品で南は結婚し「幸せになります」とのメッセージを残し退職した。17日、「絶対零度」の公式Twitterアカウントも《時生くん!ご結婚おめでとうございます ドラマの中でも幸せになりましたが、プライベートでも。最高です!》と投稿した。そしてネットでもこんな声も上がっている。《ドラマの南くんに続いてリアルの時生くんもめでたい~!おめでとうございます!》《リアル絶対零度1話やん 南くん》《南くんも幸せになったし、時生くんも幸せになっている ふふふ》
2020年02月17日女優の入来茉里(30)が17日、自身のブログを更新し、俳優の柄本時生(30)と16日に結婚したことを報告した。入来は「いつも応援してくださっている皆様へ」と書き出し、「先程 発表させて頂きましたが私、入来茉里は 2月16日に俳優の 柄本時生さん と入籍したことをご報告させて頂きます」と報告。「18歳の時にドラマでの共演がきっかけで出会い それから約12年間 仲の良い友人として交流を深めてきました。昨年の秋頃からはパートナーとして過ごすようになり 昨日 私の30歳の誕生日に夫婦になりました」と経緯を説明した。そして、「出会ってからの長い友人関係の中で彼がどれほど優しく、誠実な人なのかは わかっていたのですが…昨年から急に『男らしさ』を出してきたのは…ずるいなぁと 笑。とても頼りになる 素敵な人だと日々感じています」と柄本の人柄を紹介。「両親から貰った誕生日を更に特別な日にしてくれた彼に、感謝の気持ちでいっぱいです」とつづった。最後に、「憧れの 30代 に入りました。変わらずお仕事は続けていきますので、温かく見守って頂けると 嬉しいです。これからもよろしくお願い致します」と締めくくった。
2020年02月17日第43回目を迎える日本アカデミー賞の授賞式が3月6日に開催される。今年は、昨年まで6年連続で司会を務めた俳優の西田敏行からフリーアナウンサーの羽鳥慎一へバトンタッチされ、昨年最優秀主演女優賞に輝いた安藤サクラと共に式を進行する。大役を担うことになった羽鳥と、2度目の司会となる安藤が本番に向けての意気込みを語った。元日本テレビのアナウンサーだった羽鳥は、局在籍時に日本アカデミー賞受賞式で、受賞者へのインタビューを務めていたこともあり、司会の話を聞いたときは「とても光栄なこと」と感慨深かったという。一方で「他の仕事を含めて、もっとも緊張する番組だった」と当時を振り返ると「すごく嬉しいという気持ち6割、自分で務まるかなという気持ちが4割ぐらい」と率直な胸の内を明かしていた。安藤にとっては、第40回日本アカデミー賞(前年『百円の恋』で最優秀主演女優賞を受賞)」に続き、2度目の大役となる。前回は西田とのタッグだったが「西田さんは俳優さんの目線で自由にお話をされていたので、視聴者の方と同じような気持ちでお話を伺っていました。羽鳥さんは、完璧な進行になるのではないでしょうか。どんなことも受け止めてくださる気がします!!おふたりともものすごく安心感がありますが、まったく違うタイプの司会になるだろうと思います」と羽鳥に期待を寄せる。羽鳥も「西田さんは偉大過ぎて比較にならないので、逆にプレッシャーはないですね」と開き直っているというと「しっかりお勉強をして準備はしていきますが、僕は映画の人間ではないので、素人目ではないですが、一映画ファンとして感じたことをぶつけていきたい」と羽鳥ならではの視点で映画の祭典を彩りたいという。本年度は、『翔んで埼玉』の12部門を始め、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』が11部門、『キングダム』が9部門受賞するなど、話題作が目白押しだ。安藤は「出産してから映画を観る本数が減ってしまったので、(2月15日~2月21日まで第43回日本アカデミー賞優秀賞受賞作品上映会がある)T・ジョイPRINCE品川に通おうと思っているんです」と意欲満々なところを見せると「『新聞記者』が優秀作品賞を受賞するなど、日本アカデミー賞のラインナップも少しずつ変わってきたなと感じています」と感想を述べる。また安藤は「優秀主演女優賞、男優賞を見ていると、すごくバラエティに富んでいるなと思いました。韓国のシム・ウンギョンちゃんがいて、松岡茉優ちゃんや二階堂ふみちゃんなど20代がいると思えば、宮沢りえさん、吉永小百合さんらベテランもいる。みなさんが並ぶ姿は華やかでしょうね!とっても楽しみです」と目を輝かせる。羽鳥は「すべての方々が素晴らしいのですが、私の注目は柄本佑さんのインタビューを安藤さんがどうするのか、その一点です」と煽ると、安藤は「(柄本への)インタビューはハードルが高いのか、低いのか……。家ではなるべく(柄本が受賞した作品の)『アルキメデスの大戦』の話をしないで、新鮮な気持ちを保ったまま当日を迎えたいです」と照れ笑いを浮かべていた。さらに安藤は、多数受賞したチームは出演者や監督らスタッフが円卓を囲んで座るというが、単独で受賞した人たちだけが集まるテーブルの存在に言及。「私も『0.5ミリ』で受賞したときは一人で参加していたので、色んな作品の女優さんたちと女子会みたいになっていました。普段共演する機会のない先輩俳優さんや、映画界の方と一緒の空間にいられることができるのも日本アカデミー賞の醍醐味なんです」と安藤ならではの見どころを語ると、羽鳥も「そういう席の方々にも、しっかりとお話しが聞けたらと思っています」と抱負を述べていた。第43回 日本アカデミー賞授賞式3月6日(金)開催第43回 日本アカデミー賞 優秀賞受賞作品上映会2月15日(土)から21日(金)までT・ジョイPRINCE 品川にて取材・文・撮影:磯部正和
2020年02月14日吉高由里子主演、柄本佑、重岡大毅らが出演する「知らなくていいコト」の6話が2月12日放送。不倫ネタを追うケイトだが、自分も元カレ・尾高と再び接近して…柄本さん演じる尾高の“一線越えキス”に視聴者が騒然としている。吉高さん演じる週刊誌記者の真壁ケイトは、母の死をきっかけに自分の父が30年前に逮捕された無差別殺人犯・乃十阿徹であることを知る。これまで秘密を暴く側だったケイトだが“自らが殺人犯の娘かもしれない”という事実に直面。交際相手で同僚の春樹からプロポーズを撤回され、元カレで妻帯者となっている尾高と再び近づき始める…というのがこれまでの展開。ケイトの悩みを優しく受け止める“元カレ”尾高由一郎には柄本さん。ケイトへのプロポーズ撤回する“年下彼氏”野中春樹に重岡さん。ケイトが所属する「週刊イースト」編集長の岩谷進に佐々木蔵之介。ケイトの父・乃十阿徹に小林薫。春樹と付き合うことになった同僚の編集部員・小泉愛花に関水渚といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。乃十阿に自分が娘であることを告げたケイトだが、乃十阿からホースで水をかけられる。そんな中、ケイトは実力派人気棋士・桜庭洋介(田村健太郎)の妻・和美(三倉茉奈)から、夫が女優の吉澤文香(佐津川愛美)と不倫しているとタレコミを受け、編集部では桜庭と吉澤の行動を追いかける。2人は将棋の棋譜を使った暗号でやり取りをしていて、ケイトは高校時代に将棋部主将だった春樹に棋譜の解読を頼む…というのが今回の展開。2人の不倫を暴くもモヤモヤした想いを抱いたままのケイトは、尾高のスタジオへ。そこで尾高から「俺の心の中にいつもケイトがいる。ケイトを想わない日がない」と“告白”されるケイト。ケイトも付き合っていた頃の感じが今も続いている気がすると答えるが、尾高は「踏みとどまろう」とそれに返す。すでに妻子もいる尾高の“不倫NG”宣言に「踏みとどまるところが最高にかっこいい」などのコメントが投稿されるのだが、その直後、尾高はいきなりケイトにキス。尾高の自制すると見せかけての“一線越えキス”に「踏みとどまろうからのキス!」「踏みとどまってないやん!!思わず声出たわ」「最後のキスシーンがすごすぎて余韻やばし」「これは鼻血!!ほっぺ真っ赤っか!!」などタイムラインが騒然となっている。(笠緒)
2020年02月13日2019年 第93回「キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が11日、東京・文京シビックホールで行われ、受賞者の瀧内公美、池松壮亮、池脇千鶴、成田凌らが出席した。映画誌『キネマ旬報』が主催する「キネマ旬報ベスト・テン」は、今年で93回目の開催。その年を代表する日本映画、外国映画をそれぞれ10本挙げるほか、主演男優賞や主演女優賞、新人男優賞、新人女優賞などを、映画評論家や映画記者らが選出する。日本映画ベスト・テン第1位となった荒井晴彦監督の『火口のふたり』で柄本佑相手に激しい濡れ場を披露した瀧内公美が主演女優賞を獲得。瀧内は「この作品は、私が今までお世話になっていた事務所を退所してフリーになった時に声をかけていただいた作品です。こうれからどうしようと思っていた時にこういう作品をいただけたので、やってみようと思いました。(所属事務所の)社長に『思いっきりやるんだよ』と背中を押してもらいました」とオファー当時を振り返った。続けて、「色んな人に感謝したいんですが、この作品はほとんど(柄本佑と)2人の映画で、お相手役をしてくださった柄本さんがいたから今日があるんだと思っています」と感謝し、荒井監督についても、「こういう場所に連れて来てくれたのは荒井さんです。(撮影中は脚を)しならせるんだとよく言われました。毎日湿布を貼って首と腰が痛くなった作品ですね(笑)」と濡れ場における演出の厳しさに身体も悲鳴をあげていたそうだが、「荒井監督はお話を聞いてくださる方だったので、すごくやりやすかったです」と印象を語った。主演男優賞には、『宮本から君へ』で主演を務めた池松壮亮が選出。「僕が演じた宮本というキャラクターは、正しくないことに対して声を出し続ける男です。みんなが鼓舞されて何とかやり遂げることができたと思います。みんなで戦った日々の勲章としてこの賞をいただけたとともに、池松から宮本へこの重みの賞を捧げることができたらと思います」と受賞を喜び、「多分今日は(トロフィーを)抱きしめて寝ると思います」と喜んだ。また、日本映画脚本賞を受賞した阪本順治監督の『半世界』に出演した池脇千鶴が助演女優賞を獲得。「キネマ旬報ベスト・テン」は、第73回(1999年度)に『大阪物語』で新人女優賞を受賞して以来となる。「基本男3人の映画なんですが、阪本監督が1人の女として妻として母として人間としてきちんと描いてくださいました。それが映画に反映されての評価なのかなと思っています」と自分なりに分析しつつ、「小さめの映画で私の出番もあまり多くありませんでしたが、こうやって評価していただけて、映画の神様は見てくださっているのかなと思います」と笑顔。初めて組んだ阪本監督については「もっと怖そうな印象がありました」と本音を明かしつつ、「接するとダジャレを言ってくれますし、ものすごく愛の深い監督さんでした。すごく厳しいんだけども、キャストを見つめてくださって楽しかった思い出がいっぱいありました」と撮影を振り返っていた。○第93回「キネマ旬報ベスト・テン」受賞一覧日本映画ベスト・テン第1位『火口のふたり』(荒井晴彦監督)外国映画ベスト・テン第1位『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)文化映画ベスト・テン第1位『i-新聞記者ドキュメント-』(森達也監督)読者選出日本映画ベスト・テン第1位『半世界』(阪本順治監督)読者選出外国映画ベスト・テン第1位『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)日本映画監督賞:白石和彌監督『ひとよ』『凪待ち』『麻雀放浪記 2020』日本映画脚本賞:阪本順治監督『半世界』外国映画監督賞:トッド・フィリップス監督『ジョーカー』主演女優賞:瀧内公美 『火口のふたり』主演男優賞:池松壮亮 『宮本から君へ』助演女優賞:池脇千鶴『半世界』助演男優賞:成田凌『愛がなんだ』『さよならくちびる」』ほかにより新人女優賞:関水渚『町田くんの世界』新人男優賞:鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』『決算!忠臣蔵』読者選出日本映画監督賞:阪本順治『半世界』読者選出外国映画監督賞:トッド・フィリップス『ジョーカー』読者賞:ライムスター宇多丸、三沢和子 連載『2018年の森田芳光』特別賞:和田誠(映画の素晴らしさや愉しさを広く伝え、多くの映画ファンを育てた功績に感謝をこめて)
2020年02月12日舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』のプレスコールが7日に東京・Bunkamuraシアターコクーンで行われ、鄭義信、桐山照史、柄本時生、八嶋智人、段田安則が取材に応じた。同作は、2008年に上演した『焼肉ドラゴン』で演劇賞を総なめにし、2018年には自身が監督を務め同作を映画化した、鄭義信のBunkamuraシアターコクーン初進出作。シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を下敷きにしながら、物語の舞台を自身のルーツである関西の戦後の港町に設定し、せりふは全編関西弁、キャストは全員男性で、初めての恋に突っ走る若い2人と、それを取り巻く不器用に生きる人々の純愛群像劇を繰り広げる。主演の桐山は「めちゃくちゃ美しい世界のロミオとジュリエットです!」と主張するも、ジュリエット役が柄本と聞いた時は「時生!?」と驚いたという。「僕もロミオをさせていただけることについて、『僕が!?』と思いました」と振り返り、「(柄本は)お会いした時に、ザ・男の子で、最初に会った時に雪駄で来たので、どうなるんだろうという驚きと期待がありました」と表した。柄本もジュリエット役と言われたときは「二度聞きはしました。お仕事ぜったい断らないと決めてるんですけど、初めて『考えてみたい』と言いました」と苦笑。しかし「頑張ればどうにかなるだろうし、そういうのを考えるのも嫌いではないので」と承諾したという。桐山については「親父と兄ちゃんと両方お仕事してて、桐山くんの噂は聴いてるんですよ。うちの家で。『桐山がいいぞ』って。兄ちゃんが、『桐山くん、役者だね』みたいな話をしてたのを覚えてて、それで、楽しみでした」と明かした。初対面に近い段階でのビジュアル撮影では、「恋人なので、見つめあってもらっていいですか」という指示もあり、柄本は「ハッと目があった瞬間に、(桐山から)『どっちの目、見たらいい?』と言われて、『え……あ、右……』って。もう見させられてるんですよ、こっちが。かっこいい! と思って」とドギマギしていた様子。桐山は「見つめあってるシーンで、終わって暗転になった時に、(肩を)トントンってするらしいんです。くせで、『お疲れ様』って。それが『口説きにいってるやろ』と、ずっと言われてる」と明かし、八嶋が「今までモテてきている男のやり口だなというのはありました」と指摘すると、桐山は「まあ当たり前ですよね」とキメ顔を見せた。さらに桐山は「八嶋さんにいたっては、実家に帰って母ちゃんとしゃべってる気持ち。初日か2日目かに、元木聖也くんがアクロバットを披露した時に、帽子が落ちたんですよ。それが頭から落ちたように八嶋さんには見えたらしいんですけど、男だったら『危ない!』と手を差し出そうとするところを、八嶋さんが『はあっ!!』ってなってて、いの一番に役を掴んでる」と、口に手を当てている八嶋の様子を再現。段田は「時生くんの姿、最初は大丈夫かいなと思ったけど、化粧してカツラしたら、私が大好きな竹内まりやさん」と表現し、桐山や柄本が「クレームきませんか!?」と心配する一幕も。鄭は改めて同作の構想について、「もともとシェイクスピアは男性ばかりで演じていたというのがあるんですけど、今回コクーンで初めてやるということで、実験的に。僕自身も男ばかりで、部室の匂いがするので違和感を持ったけど、男ばかりだからこそのパワーとか、かえって2人の愛情交歓が切なかったりするので、面白い作品になる」と語った。鄭は続けて、「桐山くんの男っぽいところは、泣くロミオにぴったり。時生くんも見てるとだんだん可愛いなというところがあって、最後は時生で泣けるので、今はとてもベストカップルだと思っています」と太鼓判を押す。桐山も絵本について「稽古を踏めば踏むほど、『かわいい』と思うし、時生がやるジュリエットの癖が見えてきて愛おしくなったりしましたね」と愛情を見せた。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて2月8日~3月4日。大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて3月8日~15日。
2020年02月08日吉高由里子主演のお仕事系ヒューマンドラマ「知らなくていいコト」5話が2月5日オンエア。重岡大毅演じる野中春樹が“逆壁ドン”告白に“不意打ちキス”される展開に視聴者からは「うらやまけしからん」「デレデレしすぎ」といった声が上がっている。週刊誌編集部を舞台に吉高さん演じる週刊誌記者・真壁ケイトが記者として、自分自身を取り戻すべく人として成長していく姿を描いていく本作。ケイトは母・杏南がクモ膜下出血で亡くなったことがきっかけで、自分の父が30年前に起きた無差別殺人犯“乃十阿徹(のとあとおる)”であることを知り、彼氏で同僚の春樹(重岡さん)からプロポーズを撤回されてしまう。一方ケイトが振った“元カレ”尾高由一郎(柄本佑)は、乃十阿の娘だと知りながらケイトにプロポーズしていた。ケイトは尾高と30年前の事件現場を訪れる…というのがこれまでのあらすじ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。その翌週、記事のネタを求めて元警察署長・沖田秀則(勝野洋)がスパルタ教育の末に実の孫を殺害したとされる事件の判決を傍聴したケイトだが、罪を認めたものの動機については語らない沖田の姿を見て、直感的に引っかかるものを感じ、沖田本人に面会を取り付けようと取材を始める。取材を進めると「孫を甘やかしすぎだった」という報道とは逆の証言を得る。本人に取材を試みるも頑なにマスコミを避ける沖田からは面会申請を断られてしまう。一方、編集部では連載班の小泉(関水渚)が春樹に交際を申し込んでいた…というのが今回のおはなし。エレベーターの中で「真壁さんと上手くいってないんですか?」と春樹に問いかける小泉。そのまま“壁ドン”して「別れたんだったら私と付き合ってください」と迫る。さらに春樹と食事に行った後に自分の部屋に誘い、断って帰ろうとする春樹に“別れ際キス”でとどめを刺す…小泉の“猛攻”に陥落する春樹の姿に「迫られる野中春樹いいねぇ」「ばかやろう!!エレベーター内でなにしとる!!」「告白されてからすぐデレデレしすぎじゃね?笑」などの声が視聴者から上がる。一方、ケイトと尾高の距離も再び接近。「尾高さんが妻子持ちなのがほんとに惜しい」「ケイト…不倫はだめよ」など、2人の今後の関係が気になる視聴者からのコメントもSNSに数多く投稿されている。(笠緒)
2020年02月05日石橋蓮司主演、阪本順治監督がタッグを組み、桃井かおりら豪華メンバーを迎えた、オトナのハードボイルドでハートフルなコメディ映画『一度も撃ってません』。この度、本作の新たなキャストとして、佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央らの出演が発表された。本作は、石橋さん扮する74歳の主人公・市川進が、ハードボイルドを極めすぎた小説執筆活動によって、妻や友人をも巻き込んで人生最大の騒動を起こしてしまうコメディ映画。佐藤さんが時代遅れの作家・市川の編集担当・児玉道夫、豊川さんがヤクザに雇われたヒットマン・周雄、江口さんが不動産投資詐欺師・守山秀平、妻夫木さんが市川の仲間のヒットマン・今西友也と、日本映画に欠かせない豪華な主演級俳優が集結。さらに、バー「Y」のマスター・ポパイ/南雲雄平役にプロレスラーの新崎人生。今西の恋人・福原歌留多役に井上さん。暴力団幹部の連城孝志役に柄本明。暴力団手下・西浜雄大役に渋川清彦。薬の売人・植田順役に柄本佑。そのほか、自治会会長役に小野武彦、バーテンダー役に前田亜季、児玉の後任編集者役に寛 一 郎とバラエティ豊かなメンバーが決定。今作では、柄本明&柄本佑、佐藤浩市&寛 一 郎といった2組の親子共演が実現する。そして、新キャストも登場する予告編とポスタービジュアルも到着。タバコに火を付ける市川の渋カッコいいシーンから始まり、巷でうわさの“伝説のヒットマン”の姿が映し出される。が、しかし、彼の本当の姿は、ただハードボイルド小説を書きたい作家なのだった――。映像中盤からは雰囲気が変わり、コミカルな一面も覗ける。<キャストコメント>▼大楠道代同世代が多い現場で、充実した撮影期間でした。石橋蓮司さんとはプライベートでもご一緒する事が多いのですが、夫婦役としては『団地』以来二回目、いつもと変わらず、とても居心地良く共演させていただきました。皆さん心から楽しんで演じていたので、作品を観る方も絶対に楽しめるものになっていると思います。▼岸部一徳今回、(石橋)蓮司さんを主役にしてそこに皆が集まりひとつの作品を撮るという話からはじまりました。俳優としての現実的な部分と、夢のようなものを持っているのですが、今回はその夢が実現したような気がします。尊敬する俳優の石橋蓮司さんと、普通ならば主役の人たちが皆集まり脇になって一緒に楽しんで何かをつくろうということはなかなかないことなので、楽しみと緊張感といったものが一緒になってます。僕ら世代が中心になってひとつのものが成立している。蓮司さん世代が真ん中にくるとちょっと何か景色がかわる、そんな感じはあります。▼桃井かおり私が以前監督に「石橋蓮司を主演で映画を一本撮ってね」と言ったことが、この企画の立ち上がりのキッカケのひとつだったという事で、今回は、「断れないよね?」という出演交渉だったんです(笑)。初めて阪本組に参加したんですけど、撮影前は一番私が緊張していたと思います。でも、今回は蓮司さんはじめ、とても仲の良い方々との共演という事で、今までの作品で一番緊張しなかった作品になったかもしれない(笑)。私が一番最初に芝居をした時の映画(『あらかじめ失われた恋人たちよ』(71年))で主演が蓮司さんだった事もあり、石橋蓮司という俳優の背中を見て生きてきた訳です。蓮司さんは頭が良くて、面白くて、鋭いのにかわいくて。しばらく普通の人間がつまらなく感じるくらい"世界で一番しゃれた男”だと思っています。阪本監督は、非常に合理的で、簡潔で、柔軟で、スタッフもみんなアイデアを出せる現場。もう楽しい限りでしたね。俳優陣皆さんが、無条件に阪本組に参加しているという関係性が素晴らしいです。こんなに美しい関係を築いている日本映画は見たことないです。とても贅沢な映画に参加したと感じてます。▼佐藤浩市創る方も創る方だし,観る方も観る方な映画が出来ました。でも世界中の何処を探してもない,日本映画だけが持つ優しさと暖かさに包まれた映画です。▼豊川悦司僕の役者人生になくてはならなかった先輩達と後輩達との贅沢な時間、阪本さん、ありがとう。▼江口洋介ベテラン俳優石橋蓮司さんと阪本順治監督という強力なコンビがタッグを組んだ手作りな映画です。昭和の不器用な大人達の本気の喜劇作品に参加でき、特別な時間になりました!是非、映画館で楽しんで下さい!!▼妻夫木聡約11年ぶりの阪本監督からのオファーに歓喜。石橋蓮司さんを始め、錚々たるメンバーの中に加えて頂けてとても幸せでした。どんな役にも愛情たっぷり命を吹き込んでくれる阪本監督に底知れぬ映画愛を感じました。ハードボイルドな石橋蓮司さんのたまに見せるキュートさが最高です。是非、劇場で観て頂きたいです▼新崎人生大物俳優ばかりで、まさに世界中の怪物レスラー達に囲まれたバトルロイヤルのような凄い現場でした。▼井上真央阪本組に参加することはひとつの夢でした。石橋蓮司さんを中心に、全力で楽しんでいる先輩たちの輪の中へ、ほんの少しの時間でもご一緒できたことを幸せに思います。▼柄本明出なければいけない映画でした。▼寛 一 郎古き良き時代の人間、そして映画。この作品に一年前参加できたことで今の自分があるし、今の時勢に戦って行こうと勇気をくれる作品でした。石橋蓮司最高!▼前田亜季石橋さんと岸部さん、お2人との共演シーンでは、佇まい、その背中から滲み出るものって本当にあるんだなぁ、見えるんだなぁ、と感じるとても幸せな撮影時間でした。こんな可愛らしい魅力有るにんげんになれたらな、、と。憧れる世界が映画の中にありました。私はニヤつきながら終始みていました。是非ご覧頂きたいです。▼渋川清彦石橋蓮司さんの息子役をやらせてもらった「半世界」に続き二度目の阪本組。40半ばにさしかかった自分は、今や現場で年上になりつつある立場が増えてきましたが、今回の阪本組の現場では、自分が若輩者という立場でありがたく演らせて頂きました。石橋蓮司さんの背中をみて、生きてきた道、懐の深さを勝手に学ばさせてもらっています。▼小野武彦映画は石橋蓮司さん、阪本順治監督、原田芳雄さんが大好きな人達が集まって創られたとてもとても贅沢な作品です。意外な人達が意外なところに。お楽しみ下さい!!▼柄本佑蓮司さん主演で阪本監督が新作を撮ると聞いたんですが、「歩行者とかでもいいので、何とか出れませんかね、、、」なんて社長に相談したのは初めてのことです。何故って、超絶大好きな蓮司さんの主演作にワンカットも自分が出てないなんて悔し過ぎると思ったからです。しかも阪本組ですよっ。禁じ手を使い出させていただきました、、、しかし!出れて本当に嬉しかった!最高!『一度も撃ってません』は4月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月28日テレビ朝日では1月26日(日)今夜、内野聖陽が主演、松下由樹、高嶋政伸らが共演、人気ドラマシリーズを映画化した『臨場劇場版』をオンエアする。「半落ち」、「クライマーズ・ハイ」などで知られる横山秀夫のミステリー小説を原作に2009年、テレビ朝日で連続ドラマ化。翌年にはセカンドシーズンとなる「続章」もオンエアされた「臨場」。事件現場に臨み初動捜査に当たることで、遺体や現場に残された物証から、事件の筋立てを読む“臨場”。内野さんが強烈な個性の検視官・倉石義男を演じた本作。乱暴な物言いで周囲とのあつれきも気にせず、自分が正しいと思ったことは貫き通す組織にとっては厄介者の倉石たちが、それぞれの想いを胸に事件と向き合っていく姿を描き人気を博した同作の劇場版として製作され、2012年に公開されたのが本作『臨場劇場版』。都内で無差別通り魔事件が発生。だが、事件の実行犯は精神喪失が認められ、被害者遺族たちの願いも虚しく無罪となってしまう。その2年後――。事件で無罪を勝ち取った弁護士と、精神鑑定を行った医師が相次いで殺害される。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部が立ち上がり、2年前の事件の被害者遺族に疑いの目が向けられた。そんな中、殺害現場に臨場した警視庁刑事部検視官・倉石は、死亡推定時刻に疑問を抱き、犯人が別にいると考える。彼が追った先にいた真犯人とは…というストーリー。倉石に反感を抱く一ノ瀬和之には大河ドラマ「功名が辻」や『散り椿』『ウスケボーイズ』などで知られる渡辺大。倉石の人柄に惹かれた元白バイ隊員の小坂留美には「OUR HOUSE」や「G線上のあなたと私」も記憶に新しい松下さん。組織に馴染まない倉石と対立する管理官の立原真澄には「黒革の手帖」「TWO WEEKS」などのドラマから『ラプラスの魔女』『響 -HIBIKI-』といった映画まで様々な役を多彩に演じ分ける高嶋さん。そのほか平山浩行、益岡徹、若村麻由美、柄本佑、市毛良枝、長塚京三ら豪華キャストが脇を固める。『臨場劇場版』は1月26日(日)今夜21時~テレビ朝日系でオンエア。(笠緒)■関連作品:臨場劇場版 2012年6月30日より全国にて公開© 2012「臨場」劇場版 製作委員会
2020年01月26日吉高由里子が出生に秘密を抱えた週刊誌記者を演じる水曜ドラマ「知らなくていいコト」の3話が1月22日放送。春樹と尾高、ケイトの父親が殺人犯だと知った2人の“初対決”に多くの視聴者が注目。さらにダンサー役で出演した大貫勇輔にも多くの声が寄せられている。「家売るオンナ」シリーズの大石静がオリジナル脚本を手がけ、吉高さん演じる週刊誌記者・真壁ケイトが記者として、自分自身を取り戻すべく人として成長していく姿を描いていくお仕事系ヒューマンドラマとなる本作。母の死をきっかけに自分の父親が殺人犯だと知った真壁ケイトに吉高さん。ケイトの“元カレ”でいまは動物カメラマンをしている尾高由一郎に柄本佑。ケイトの父が殺人犯だと知りプロポーズを撤回する“年下彼氏”野中春樹に重岡大毅。「週刊イースト」編集長の岩谷進に佐々木蔵之介。映画評論家だったケイトの母・真壁杏南に秋吉久美子。ケイトの父だとされる殺人犯・乃十阿徹に小林薫といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。週刊イーストでは年末年始合併号で国民的な人気を誇る天才ダンサー“タツミーヌ”こと河原巽(大貫勇輔)の才能に迫る特集企画を担当することになる。早速取材に出るケイトだが急遽取材中止の連絡が入る。ネット上で10年前のタツミーヌが老人に向かって暴言を放つ動画が拡散され、編集長の岩谷は記事の路線を変更して取材続行を指示する。ネットの後追いで10年前の出来事を掘り返すことに反対するケイトだが、仕方なく本人直撃を狙うケイトだが、タツミーヌ叩きの報道が過熱、本人は沈黙を貫いたまま消息を絶つ。行方不明になったタツミーヌを探して、ケイトはかつてタツミーヌがアルバイトをしていた店で意外な真相へと繋がる証言を聞く…。一方、編集部には尾高が年末の挨拶に現れる。春樹は乃十阿のことを聞き出そうと尾高を屋上に呼び出す。尾高に対し、ケイトと別れた理由が乃十阿にあるのでは?と問い正す春樹に対し「お前、最低だな」と返す尾高。その姿に「「お前、最低だな」の時の顔がカッコいい!」「声のトーンが優しくてかっこいいなぁ」「知らなくていいコトの柄本佑の色気よ。なんやとてもかっこよく見える」などの声が続々と寄せられている。またゲスト出演した大貫さんにも「躍動感と美しさを兼ね備えたダンスに見とれた」「どんなんやったらそんな体動くん!?」「立ち振る舞いすげえ 全部綺麗」など、そのダンスに魅了されたという声が殺到している。(笠緒)
2020年01月22日作家・島本理生の賛否両論となった小説を映画化した『Red』。この度、本作で主人公に好意を抱く同僚役で出演している俳優・柄本佑のコメントと場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。柄本さんといえば、俳優一家に生まれ育ち、『美しい夏キリシマ』で俳優デビュー後は連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」「あさが来た」「なつぞら」、「天皇の料理番」、「スクラップ・アンド・ビルド」、『居眠り磐音』などで幅広い役柄をこなす個性派俳優。近年、話題作『火口のふたり』では瀧内公美とW主演を務め、激しい濡れ場を披露し、「令和元年版 怪談牡丹燈籠」では色悪な武士を演じ、どこか気になるフェロモンを漂わす役柄で注目を集めている。現在放送中の「知らなくていいコト」では、吉高由里子扮する主人公の元カレ役で謎めいたキャラクターを演じている柄本さんだが、本作『Red』では、主人公・塔子(夏帆)の同僚で、プラトニックながらも男女の微妙な駆け引きのある関係にある小鷹淳役で出演。劇中では、塔子と小鷹のラブシーンこそないが、塔子の心にそっと寄り添う存在。また、塔子と鞍田(妻夫木聡)の恋愛関係に唯一気づく重要な人物であり、塔子が夫や恋人には見せない飾らない素直な顔を引き出してしまう、強引だけどどこか憎めない不思議な魅力を持っている。塔子と絶妙な関係にある小鷹。彼について柄本さんは「妻夫木さんが演じた鞍田とは対照的で、僕が演じた小鷹は、しゃべり上手で、コミュニケーション力も高い。世の中を渡っていく術をしっかりと持っていて、クレバーな人」と説明し、「だから恋愛でも、行き過ぎない70点くらいを出し続けるようなヤツなのかも(笑)」と意外にも“そこそこ”な男だと印象を明かす。役作りに関しては「実は、この役を演じるに当たって髪型も作り込んでいます。事前に監督色々話をさせて頂いて、スラムダンクの宮城リョータみたいなクルクルヘアーにしたいと相談しました(笑)」とこだわりを語り、「鞍田さんみたいなタイプと対照的だからちょっとある種の抜けの良さみたいなのが欲しかったので」とコメント。また、「小鷹という人間の世界観をしっかり持っていたので、演じるのはそこまで苦労しませんでした」と言うと、「それより、毎回コテで巻いて、この髪型を作る方が大変だったかもしれません(笑)」と意外な苦労を語った。今回主人公を演じた夏帆さんとは、映画では初めての共演だったそうで「僕の中では『天然コケッコー』のイメージで止まっていたのですが、実際にご一緒してみて、現場の立ち姿とか居住まいがすごくかっこよかったです。それでも『守ってあげたい』と思わせる抜け感も少しあって非常に魅力的な方だと思いました」とイメージが変化したと話している。『Red』は2月21日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Red 2020年2月21日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2020『Red』製作委員会
2020年01月22日吉高由里子が親の秘密に翻弄されるお仕事系ヒューマンドラマ「知らなくていいコト」の2話が1月15日放送。重岡大毅演じる春樹の“視線”と“豹変”に多くの視聴者が注目、数多くの反応が寄せられている。吉高さん演じる主人公の真壁ケイトは週刊誌記者としてスクープを追う日々を送っていたが、ある日、母で映画評論家、映画字幕の第一人者・杏南が死亡。遺品から見つかった指輪の送り主を調べると、それは30年前に逮捕された無差別殺人犯・乃十阿徹だった。“自らが殺人犯の娘かもしれない”という事実に直面するなか、ケイトの交際相手で同僚の春樹から「誰の子どもでも関係ない」とプロポーズされ勇気づけられるケイトだが、その後春樹から突如プロポーズを撤回されてしまう…。吉高さんのほかケイトの“年下彼氏”野中春樹に「ジャニーズWEST」重岡さん。ケイトの“元カレ”で元同僚、いまは動物カメラマンをしている尾高由一郎に柄本佑。ケイトの母・杏南に秋吉久美子。ケイトや春樹が働いている「週刊イースト」の編集長・岩谷進に佐々木蔵之介。さらに“謎の男”として小林薫といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。次週のネタとして“DNA婚活”について調べるよう振られ、事前にDNAを調べた上で相性のいい相手を紹介してくれるという結婚相談所が開催する婚活パーティーを取材するケイトは、“親の経験が子どもに遺伝する”という研究結果を知り「乃十阿のDNAが私の中に生きている…」と精神的に落ち込む。そんななか、編集部で2人きりになった春樹から冷たい視線を向けられ「私が人殺しだとでも思ってるの。それって差別じゃない?」と感情を抑えられなくなってしまう…というのが今回のストーリー。ケイトに対し恐怖とも憎しみともつかない強い視線を向ける春樹…その表情に「冷たい視線、ゾクっときた」「背筋が凍った、なにあの目つき…」など恐怖を覚える視聴者が続出。一方、ケイトに対する態度を突如豹変させた春樹の行動に対し「豹変ぶりが腑に落ちないのでなんか裏があると思いたい」「私は野中くんがそんなに悪い子じゃないと信じてる」「態度の変化が極端なんだよなぁ被害者の遺族とか知り合いとかじゃないと繋がらないくらい」など疑問の声も噴出中だ。また今回、ケイトの“元カレ”尾高が、乃十阿の娘だと知りながらケイトにプロポーズしていたことも判明。そんな尾高には「尾高さんの株が爆上がり」「完全に尾高さんに心持ってかれました」という声が集まっている。(笠緒)
2020年01月16日吉高由里子が週刊誌記者を演じるお仕事系ヒューマンドラマ「知らなくていいコト」が1月8日から放送開始。タイトルに秘められた意味と、“知らなくていいこと”を知ってしまった主人公に対する重岡大毅演じる春樹の行動に多くの視聴者からの声が寄せられている。本作は週刊誌編集部を舞台に、現代社会の時事性の高いトピックスを扱いながら1話完結で展開。吉高さん演じる真壁ケイトが記者としてだけではなく、自分自身を取り戻すべく人として成長していく姿を描いていく。吉高さんのほかケイトの“元カレ”の動物カメラマン・尾高由一郎役で柄本佑。「週刊イースト」編集部連載班所属でケイトの“年下彼氏”野中春樹役で「ジャニーズWEST」重岡大毅。ケイトの母で映画評論家、映画字幕の第一人者・真壁杏南役に秋吉久美子。「週刊イースト」編集長の岩谷進役で佐々木蔵之介といったキャスト。“謎の男”として小林薫も出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話ではTV出演の直後、ケイトの母・杏南がクモ膜下出血で搬送。亡くなる直前杏南はケイトの父はキアヌ・リーブスと言い遺す。遺品にはその証拠とも思える写真やメッセージも残されておりケイトは驚く。さらに遺品の中に指輪を発見したケイトが送り主を調べると、指輪の送り主が30年前の無差別殺人犯“乃十阿徹(のとあとおる)”であることが判明。自らが殺人犯の子どもであることに衝撃を受けるケイトに春樹は「誰の子どもでも関係ない」とプロポーズする。一方、“元カレ”のカメラマン・尾高はケイトが徹の子どもであることを知っている様子だった。さらにいったんプロポーズした春樹から「結婚はやっぱり無理だ」と言われてしまう…というストーリーが描かれた。時には他人の明かされたくない過去を暴く週刊誌記者が知った“自分の過去”…「うわぁ...事実だとしたらキツイな」「それは知らなくていいことだわ」「ホンマに知らなくていいコトやった」など、本作のタイトルに秘められた意味に多くの視聴者が共感の声を上げる。そして自分が殺人犯の子どもであることを知りショックを受けるケイトに対し、唐突にプロポーズするもその後“撤回”する春樹と彼を演じる重岡さんにも多くの反応が集まっている。プロポーズの翌朝、寝ぐせ姿を見せた春樹には「春樹くん寝癖可愛いな~」「寝癖尊い~!」「寝癖つきの重岡くん最高」などの反応が続出したが、ラストでプロポーズを撤回すると「重岡くん(の役)それはあまりにも辛いわ」「振り方がなんかリアル」「自分本位になっちゃう所とか人間味ありすぎ」といった声でタイムラインが埋め尽くされる事態になっている。(笠緒)
2020年01月09日宮藤官九郎作・演出舞台、ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」の上演が決定。出演者も明らかになった。宮藤さんが作・演出を手掛ける「ウーマンリブシリーズ」は、宮藤さんが何物にもとらわれず、いまやりたいことを自由にストレートに表現する「大人計画」の劇団公演。1996年の「ナオミの夢」からスタートし、今回のvol.14は2015年の「七年ぶりの恋人」以来、約5年ぶりの上演だ。解散寸前のお笑いコンビ、デリヘル嬢と店長、浮気妻と間男など訳ありな人々が猥雑な街の一角でたまたま出会い繰り広げる、バカバカしく切実な現代人の日常をコミカルに、そしてパワフルに描く。キャストには、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」主演の阿部サダヲをはじめ、来年以降も多くの作品への出演が決定している柄本佑、『凪待ち』の宮崎吐夢。2009年の『朗読活劇 レチタ・カルダ「燃えよ剣」』以来、今回約10年ぶりの舞台出演を果たす要潤。2020年1月からBunkamuraシアターコクーンの芸術監督に就任する「大人計画」主宰の松尾スズキ。さらに、荒川良々や平岩紙、本シリーズ8作連続出演となる少路勇介、そして宮藤さん自身も出演。豪華メンバーが集結した。作・演出だけでなく、出演もする宮藤さんは「いろいろあってウーマンリブを5年も休んでしまった。5年前より生きにくい社会になってしまった。本多劇場が駅前の劇場になってしまった。うまい棒が細くなった気がする。もうがまんできない。ストレスフルな時代にわざわざストレスのたまる生き方を選んでしまった皆さんの群像劇です。俯瞰で、間近で、お楽しみ下さい」とメッセージを寄せている。ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」、【東京公演】は2020年4月2日(木)~5月3日(日)下北沢本多劇場にて、【大阪公演】は5月9日(土)~21日(木)サンケイホールブリーゼにて上演。(cinemacafe.net)
2019年12月04日●観客の反応をSNSでチェック作りこまれたコントを武器とするお笑いコンビでありながら、俳優としても活躍の場を広げている「シソンヌ」(じろう/長谷川忍)。あの東野幸治も絶賛する彼らは、コント、そしてライブに対して、どう向き合っているのだろうか? 単独ライブシリーズ「シソンヌライブ」の第八弾「huit(ユイット)」のDVD(発売中)に向けて、オーディオコメンタリーの収録を行っていた2人にインタビューを行い、コントに対する思いを語ってもらった。――今回の「huit(ユイット)」ですが、改めて映像で見てみるといかがでしたか?じろう:なんだろうなあ。やっぱり、本番のカメラがいつもより多かったので、今まで見たことがないアングルとかあって、いつものDVDより、ちょっと凝っている感じは、少ししましたね。見ている人は気づかないと思うんですけど。長谷川:新しいカメラのアングルが、お客様視線みたいな。前の席のお客様の視線に近かったので、普段見ているやつよりも、より臨場感があった気はするんですけど…それを見たお客さんが気付かなかったら、ちょっと寂しいですけどね(笑)。じろう:たぶん、気づかないと思うよ(笑)。――ネタのラインナップとしては下ネタも強めでしたが、パッケージとして「huit(ユイット)」はどんな単独ライブになったと感じていますか?じろう:今の時代っぽいネタもありつつ、カラオケのやつ(「飲み会のあと」)とか、家を出ていかなきゃいけない問題(「叔父と甥っ子」)みたいなものとか、どこかで似たような境遇の人がいると思うので、そういう人に届けばいいなって(笑)。男性保育士と男性看護師さんには特に、カラオケのネタを見て、どういう感想を持ってもらえるのか(笑)。長谷川:お互いに年も取って、そういう境遇の人から話を聞くことが増えて、こういうネタも増えたんだと思うので、いい年の重ね方をできて、それがネタに反映できているならいいなと。ネタにも、2人の味が出てきたらいいなとは思っていますけど、今回けっこうそれが出ていたんじゃないかな。だけど、お客さんがそう思わなかったら意味ないですからね…。――やはり、お客さんにどう届くかが重要ですよね。お客さんの反応は、SNSなどでチェックしていましたか?じろう:本番中はずっと見ていました。長谷川:どんな感じかなあって。それぞれだったよね。意外と、悪くなかった気がする。じろう:悪口は少なかったですね(笑)。長谷川:そこが救いですかね(笑)。――年の重ね方というワードが出ましたが、キャリアを重ねる中で、コント作りにおいて変わってきたことはありますか?長谷川:軸は変わってないよなあ。じろうの好きなものも変わってないし。じろう:でもやっぱり、昔みたいな、お笑いっぽい感じの作り方はできなくなりましたね。わからなくなっちゃって。どうやって書いてたのか。この設定でこういくかみたいな、コンテストを意識した感じのネタは、書けなくなっちゃって。――意識的に避けているのではなく、書けなくなった?じろう:僕がもう、書き方がわかんなくなっちゃって。そういうのは、もういいのかなっていうのもあるんです。たまに、思いついたらやるくらいの感じで。実際にいる感じの人の人間模様をどう面白くするのかっていうのが、いま自分の中で楽しくなっていると思うので、最近はそっちのネタが多くなっちゃいましたね。――憧れのシティボーイズさん的な?じろう:シティボーイズさんは、もうちょっと知性が…(笑)。僕らは、やっぱり品がない(笑)。うまくパッケージで品がある感じに見せているんですけど、実際はすごく低俗な題材が多いので、あの知性はまだないです。ああなりたいですけど(笑)。長谷川:この間、見て思ったんです。みなさんがシティボーイズさんと同じようなラインに立たせてくれるので、ありがたいんですけど、やっぱり全然違うもんな(笑)。東京03さんのライブも見に行ったんですけど、やっぱり違いますね。よく一緒に名前を挙げていただけるので光栄なんですけど、その中ではやっぱり俺らが、題材的なものは一番ひどいなと思いました(笑)。――とはいえ「くだらないからこそ好き」という方も多いんじゃないでしょうか。じろう:そういう人も、中には…。長谷川:「くだらないようなことを真剣にやる」っていう面白さでやっているところもあるので、そうですね。別に、題材はああいうものになってもいいのかなとは思っているんです。――お二人のコントでは、不器用な人の一生懸命な姿が見られるので、元気になる人もいますよね。長谷川:そう思ってくれたらありがたいですね。じろう:そうですね。●シソンヌ好きな東野幸治の反応――今回のDVDでも対談されていますが、「huit(ユイット)」について、東野さんはどんなことを仰っていましたかじろう:東野さんはいつも、見てすぐ帰っちゃうんですよ。今回は、あんまり東野さんにハマってなかったのかなって(笑)。――ええ!? そう思った理由は?じろう:いっつも(SNSとかに)書いてくれるんですよ。このネタがすごく好きだったみたいなことを。今回、なかった気がしたな…。長谷川:なかったっけ?じろう:東野さんの笑い声は目立つので、どれで笑ってるかというのはわかるんですけど…。インスタの方にも書いてなかった? 書いてたかなあ? どうだったっけ? だから、次回も来てくれるかどうか不安です。次回来なかったら、今年のはあんまりハマってなかったっていうことですね(笑)。長谷川:(インスタを調べて)書いてくれてるよ。書いてくれてました。よかった。これ(「知らない自分」)と、片付けのやつ(「CHINMARI ~Let’s キラメキお片付け~」)が好きだって書いてくれていますね(笑)。――よかったです(笑)。ところで、単独ライブというパッケージにおいてコントを作るときには、どういった点を大切にしているのでしょう?じろう:単独ライブを作るときは、なるべくジャンルが似ないように作ることは、いつも意識しています。こんなこともできるんだっていうのを、なるべく6本。全体として作ろうと思っているんです。一貫したコンセプトみたいなものは、最近はあまり持たせないようにしています。――今回は、やっていて楽しめました?じろう:毎年ですけど、今回も色々と楽しかったですね。やりがいのあるネタが多かったので。――長谷川さんのお気に入りのネタはありますか?あと、シソンヌのファンが特に喜びそうなネタは?長谷川:やってて楽しいのと、皆さんが好きなのは、また違うのかなと思っちゃうところもあるんですよね…キッチンのやつとお尻のやつは楽しかったですね(笑)。この1本目と3本目は、台本もそこまでカチッとせずに始まっていったネタなんです。なんとなく振って、ボケて、つっこんでみて、良かったら残っていくみたいな感じだったので、楽しかったですね。本番で出てこないネタもあるので、常に新鮮な気持ちでできました。バカなことを真剣にやっている楽しさもありました。お客様が喜びそうなやつ…「飲み会のあと」なんかは、やってみて思ったよね。これ、こんなに反応がいいんだって。じろう:うん。長谷川:思っていたイメージを、超えてきた感じはありましたね。●WOWOW放送で「一個、夢が叶った」――オーディオコメンタリーでも仰っていましたが、東野さん以外にも、いろいろな方が見に来てくれていたんですよね?じろう:柄本佑さんが「お尻のコント」の時の、「長谷川さんのバーテンの所作がすごくよかった」って(笑)。長谷川:ありがたいですね。そうやって見てくれている方が1人でもいるなら、頑張った甲斐がありますからね(笑)。じろう:あと、僕が1本目の洋食屋のやつで、米をよそう動きがあるんですけど、佑さんはあそこにジャーがあると思っていてくれていました。ジャー、ないですけど(笑)。「ジャー、あそこにあったんですね」みたいな。何もないのに(笑)。たぶん、動きでものごとを深く見ているんだと思います(笑)。長谷川:めちゃくちゃ見方が上手な人だから(笑)。見方がうまかったっていう話だよ(笑)。俺らじゃなくて、見るほうが上手だった(笑)。大根仁さんとかも見に来てくれて。大根さんもお尻のやつを見て「バカなことをやってるね。面白かったよ」って言ってくれました(笑)。きたろうさんも来てくれましたね。じろう:きたろうさんも「すごく面白かったです」って言ってくれて。勝手に、お尻のコントには「ニューヨーク」ってタイトルを付けてくれて(笑)。長谷川:「すごくいいよ」って言ってくれました。うれしかったですね。――今回のライブは、WOWOWで初放送されましたが、その点はいかがですか?じろう:うれしいですね。『シティボーイズ・ライブ』も、見に行けないやつはWOWOWで録画してくれたやつを、友達と回しっこして見たりしていたので、同じところで流してもらえるっていうのは…。ちょうど、東京に出てきて20年なので。確か、21歳になる年に出てきて。年齢的にも僕がシティボーイズさんを見ていたときって、シティボーイズさんが40ちょいくらいの時だったと思うんで。なんとなく、いい感じで、ついて行けてはいるのかなって。一個、夢が叶った的な感覚はありますね。制作の牛山(晃一)さんが、3・4年くらい前からずっと、WOWOWさんの方に言ってはくれていて。毎年「今年いけるかも」「いや、ダメだった」というのが続いてて、今年も話を聞いたときは「まだダメだろうな」と思っていたんですけど、「決まったよ」と言われたので、ようやくWOWOWさんも「流していいかな」と思っていただけるところまで来たのかなって。長谷川:ありがたいですね。今、じろうが言っていたみたいに、一個、称号をもらった感じはあると思うので。うまく言えないですけど…そっちの世界って言ったらおかしいですけど、ある種、ライブを見に来るお客様たちの中では、これは一個の勲章かなと僕は思っているので。お芝居を見られたりとか、コントを見られたり「シソンヌは聞いたことあるけど、まだ見に行くには…」って方が、これを見て「おお、なかなか面白そうなことやってんな」と思って劇場に来てくれるようになったらさらにうれしいです。これは一個の大きな出来事だと思っているんです。■プロフィールシソンヌじろう(1978年7月14日生まれ。青森県弘前市出身。NSC東京校11期生)と長谷川忍(1978年8月6日生まれ。静岡県浜松市出身。NSC東京校11期生)によるお笑いコンビ。吉本興業所属。作りこまれたコントを得意とする。2006年4月に結成し、2009年・2013年に「キングオブコント」準決勝進出。2014年に悲願の優勝を果たす。2013年より単独ライブ「シソンヌライブ」シリーズを毎年開催しているほか、2015年には広島ホームテレビで初の冠レギュラー番組となった『ぶちぶちシソンヌ』がスタート。NHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』などにも出演。役者業も評価を得ており、じろうは『いだてん~東京オリムピック噺』『俺のスカート、どこ行った?』など、長谷川は『凪のお暇』『ブラックペアン』などに出演。『今日から俺は!!』にはコンビそろって教師役で出演した。
2019年11月26日夏帆と妻夫木聡が共演し、直木賞作家による賛否両論の問題作を三島有紀子監督が映画化した『Red』より、予告編とポスタービジュアルが到着した。今回到着した予告編では、夏帆さん演じる塔子と10年ぶりの再会を果たし、塔子の心にそっと寄り添い入ってくる“かつて激しく愛した男”鞍田(妻夫木さん)との激しい恋愛模様を中心に、彼女の本心を“見透かしてくる同僚”小鷹(柄本佑)、塔子をまっすぐ愛するが故に“理想を押しつける夫”真(間宮祥太朗)といった、塔子と彼女をとりまく3人の男たちが映し出されていく。前半は笑顔を見せる楽しげなシーンも登場しているが、後半では塔子が車中で鞍田へ「もう会わないから」と告げるシーンも。しかしそんなセリフとは裏腹に、離れることができない2人。そして彼らの前にあまりにも残酷な“秘密”が突きつけられ、物語は予想外の展開へと進んでいく。さらに予告編と併せて到着したポスタービジュアルには、憂いを帯びた表情で見つめ合う2人の姿が。本当に愛する人・鞍田に再会してしまった塔子が、抗いながらも、惹かれ、堕ちていく瞬間が切りとられている。またそのキスは、始まりにすぎないことを彷彿とさせるようだ。『Red』は2020年2月21日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Red 2020年2月21日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2020『Red』製作委員会
2019年10月31日俳優の柄本佑と間宮祥太朗が、夏帆主演の映画『Red』に出演することが分かった。公開日も2020年2月21日(金)に決定した。今回新たに発表された柄本さんが演じるのは、夏帆さん演じる主人公・塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳。塔子に惹かれながらも、塔子と鞍田(妻夫木聡)の関係に唯一気づく重要な人物だ。昨年、第73回毎日映画コンクール男優主演賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞に輝き、『居眠り磐音』『火口のふたり』などに出演とますます勢いが止まらない柄本さん。本作について「とても刺激的な恋愛映画であり、実際に起こったら大変」と言いつつ、「なぜこういう映画が生まれるか。どこかでみんなちょっとだけ憧れてしまうところがあるのか。だけど、それを現実ではやってはいけない。そんな映画を2時間、疑似体験して、その恋愛を楽しんで頂きたいなと」とコメントしている。そしてもうひとり、間宮さんが演じるのは、塔子の夫・村主真。家族想いで、悪気はないものの“価値観のずれ”ゆえに、無自覚に塔子を追い詰めてしまう難しい役どころに挑戦する。連続テレビ小説「半分、青い。」、『食べる女』、『翔んで埼玉』と話題作に出演し、デビュー10周年を迎えさらなる活躍に注目が集まる間宮さんは、撮影をふり返り「三島監督と夏帆さんとじっくり撮影した日々が懐かしいです」と語り、「どうなろうとも女性が女性であるという事を忘れるべからず。私はまだ結婚した事も子供を持った事もありませんが、いつかのその時の為にその事を覚えていなければと思いました。思ったと言うよりも痛感したと言った方が近いかもしれません。自分が演じた真と同じ轍を踏まない様に」と本作から得たものは大きかったようだ。また2人について、三島有紀子監督は「塔子をとりまく3人の男は、それぞれベクトルは違うものの自分の尺度がはっきりしていて、全員に絶対的な色気と圧倒的な芝居力で夏帆さんの魅力を多面的に引き出してもらう必要がありました」と語り、「3人のみなさまには、いままで観たことのない芝居をしていただけた」と絶賛している。『Red』は2020年2月21日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月25日