新国立劇場バレエ団ダンサーの柴山紗帆と速水渉悟が、2023/2024 シーズンよりプリンシパルに昇格することが発表になった。この決定は、17日の夜に行われた『白鳥の湖』のカーテンコールで吉田都芸術監督より観客の前で発表された。柴山紗帆Photo by Masatoshi Yamashiro柴山紗帆は、東京都出身で、これまでに田中洋子、スヴェトラーナ・オシエヴァ、デニス・マーシャル、マジョリー・グルントヴィに師事。バレエスタジオ DUOや、ハリッド・コンサーヴァトリー、ピッツバーグ・バレエシアター・スクールで研鑽を積んできた。2014年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団し、『くるみ割り人形』『シンデレラ』『白鳥の湖』などの公演に出演。2021年にはファースト・ソリストに昇格していた。速水渉悟Photo by Masatoshi Yamashiro速水渉悟は京都府の出身。ジョン・クランコ・バレエ学校を経て、2015年にヒューストン・バレエに入団。同年にはユース・アメリカ・グランプリ NY ファイナルシニア男性の部で金メダル、審査員特別賞を受賞している。2018年に新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。2020年『ドン・キホーテ』で全幕主演デビューを果たし、『ジゼル』『くるみ割り人形』『コッペリア』などの公演に出演した。柴山と同じく2021年ファースト・ソリストに、そしてこのたびプリンシパルに昇格した。新国立劇場では通常のバレエ公演だけでなく、こどものためのエデュケーショナル・プログラムなども実施しており、7月には「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」が開催。柴山と速水も出演する。こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム白鳥の湖7月28日(金)~7月30日(日)新国立劇場 オペラパレス■チケット情報月28日(金)13:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】渡邊峻郁7月28日(金)16:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月29日(土)13:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿7月29日(土)16:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】 渡邊峻郁7月30日(日)13:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月30日(日)16:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ【照明】ピーター・タイガン【指揮】冨田実里【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
2023年06月22日2023年5月13日(土)東京中野heavysick ZEROにて、東海地方で自主制作映画やラッパーのMVを手掛ける柴山 将成(シバヤマ マサナリ)が監督した新作自主制作映画、「幸せになろうよ」の上映会が行われます。今作品は、柴山氏が多くのMVを制作し昨年は人気番組「サラメシ」にも出演したラッパーのJEVAが脚本、本人役として主演を担当し、この日が初公開となります。日々の生活に忙殺され音楽と向き合えなくなったJEVAが元交際相手と再会し、それぞれが変化していく様を描きます。上映会終了後は同会場でのアフターパーティーも開催します。ゲストに東京の街を色濃く映し出し続けてきたMC、B.D./KILLA TURNER。アジアの生の音楽を収集、発信するDJ集団OMK(ワンメコン)。国内随一の和モノディガー やる夫(ビート会議)と、豪華なメンツが集合。その他にも岩手のヒップホップエンターテインメント集団BIG-RE-MANよりMC KANDATAとDJ PONZULUも参加。都内だけでなく東海地方や柴山氏の作品への関わり、親交の深いアーティストが数多く参加します。■詳細2023年5月13日(土)at 中野heavysick ZERO映画「幸せになろうよ」上映会<自主制作映画「幸せになろうよ」上映会>開場 17:30上映 18:00閉場 20:00入場料 1,200円(1DRINKオーダー 別途600円)上映時間 78分あらすじ:運送業者として働きながらラッパーとして活動するJEVAは、思うように活動が出来ず過ぎていく時間に焦燥する中、配送先で再会した悦子の姿に、出会った頃の幸せな二人がよみがえる。突然の再会に戸惑いつつも、また同じ部屋のインターホンを押す。上映会注意事項:・来場時に入り口の受付にてお名前の提示をお願いいたします。・上映終了後に解説、トークなどを予定しております。・席数に限りがありますので、席数を超えた場合は立ち見となる可能性がありますが、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。・ドリンクのオーダーは地下2階バーカウンターにて行ってください。・来場のお客様には設営の関係上、20時には退出をいただけるようご協力お願いいたします。予約ページ: 映画「幸せになろうよ」AFTER PARTY<自主制作映画「幸せになろうよ」上映会 アフターパーティー>OPEN 22:00CLOSE 5:00CHARGE 2,400円(1DRINKオーダー 別途600円)GUEST:・B.D./KILLA TURNER・OMK(ワンメコン)・やる夫(ビート会議)LIVE:・KANDATA(BIG-RE-MAN)・MUSHINO SHIRASE(O-KOOL&DJ Nej)・SK-ONE(イカサマBAND)・JEVADJ:・PONZULU(BIG-RE-MAN)・yocki(歪み興業)・kim morrison・AOKI LUCAS・teresahenn as ryokism・暴れ狸の鬼袋FOOD:・めぐだお 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月11日映画『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』(通称『エームビ』)が全国で公開されている。同作は人気アプリゲーム『A3!』を舞台化し、現在の2.5次元を牽引する人気を誇るMANKAI STAGE『A3!』シリーズ(通称『エーステ』)を映画化した、新たな作品となる。ひょんなことから、主人公がかつての栄光を失ったボロ劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼『総監督』となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いて公演を成功させていく物語で、舞台を映画化するという試みは大きな驚きを持って迎えられた。今回は倉田健次監督にインタビューし、作品に取りかかる上で抱いた思いや、出演するキャストの印象などについて話を聞いた。○■良い魂を持っている作品との出会い——映画化のオファーを受けた時は、どのような印象でしたか?『A3!』というゲームのタイトルだけは知っていたんですけど、舞台については何も知らない状態で、プロデューサーから「素晴らしい作品がある」とお話をいただき、とにかく『エーステ』の映像を観るところから始まりました。そうしたら他人事ではない内容で、真剣にもの作りをするクリエイターの苦悩が描かれている、良い魂を持っている作品だなと思いました。もう1つ感じたのは、キャストと演出家がちゃんとつながっているということ。僕も演出家だからこそ「演出家の方がすごく丁寧で、キャストと信頼し合っている」「ただ舞台を作っているのとは、また違う何かの力が働いているのかもしれない」と感じました。実は何より最初に感じたのがその空気だったので、僕が映画化をして、そういう大事なマインドをちゃんと紡ぎ出せるのかなと、少し心配にはなりました。ただきれいな映像を撮るとは違う意識が必要だ、と思いましたね。——2.5次元舞台についてはご存じだったんですか?大きいタイトルや、演劇界が盛り上がっているということは知っていましたけど、作品の中身について「知っていた」と言えるレベルですらなかったです。本当に未知数でしたが、今回で接することのハードルが下がりました。どこかで2.5次元作品ならではのものがあるのかと構えていたところがあったのですが、役者が演じることに変わりはないのだと気付きました。——今回『エームビ』のために色々とキャラクターのことも知るようになったという話も聞きました。やっぱりキャラクター、一人ひとりの思い、背負っている過去や展望を深掘りしたかったので、学びながら好きになっていきました。キャラクターを知っていくと、より愛していくことができて、脚本も不思議な気持ちで取りかかったところがありました。僕自身が映画を作ってきて、さらに役者を育成する仕事もしているので、類似点も多く感じて……特に脚本を書いている時は、自分の人生の総括をさせられているような感じがありました。例えば『エーステ』ではそれぞれのメンバーが集まっているところから話が始まるけど、『エームビ』では春組の出会いのエピソードも入れたり、夏組では合宿に行くところから始めて"夏組感"を大切にしたりといったこともしています。そういう点が、『エーステ』を大事にしながらも「映画の彼らもかわいいよね」と言っていただけるような楽しい違いになって、多角的に観てもらえたら嬉しいなと思います。——今回は本当にたくさんの俳優の皆さんが出演されます。撮影中の印象はいかがでしたか?僕も久しぶりに「全員が全員、こんなにも気持ちの良い方々とのお仕事」と思えるくらいの素晴らしい現場でした。それは実は簡単なことではなく、演じる彼らが今までどのように役者というものに向き合い、どのように『エーステ』に臨んできたのかという姿勢の表れがあったからこそだと思います。まず皆、勘がいい。そして『A3!』『エーステ』というタイトルがそうさせているとは思うんですけど、もの作りに対してものすごく誠実なんです。3年間1つの役を演じている方々で、すでに彼らが血肉をつけてキャラクターが生み出されている状態だったので、僕自身も彼らの力を借りる形で、「こうしたいんですけど、どう思いますか?」と相談するやりとりを積み重ねていけました。僕は演出の松崎(史也)さんがそういう彼らを生み出してきているんじゃないか、と思うんです。撮影開始前に春組のワークショップで初めて松崎さんと出会ったんですが、その時のキャストに対するやりとりが印象に残っていて、相手をリスペクトしつつ建設的にやりとりをするという松崎さんの距離感が、元々の彼らの誠実な人となりと合わさって、今のキャストたちを生み出しているのではないかと思いました。これからも彼らと何かの形でお会いする機会があるかはわからないですけど、僕自身は勝手に今回の出会いを財産だと感じましたし、今後もお付き合いできたら嬉しい方々です。それくらい、僕も好きになっちゃいました。——そこまで思われたというのはすごいですね。経験値の多くない若い俳優さんだと、自分のセリフがないところでは役が抜け落ちてしまったりすることもあるんです。でも彼らは舞台で3時間出ずっぱりという経験をしてきているから、抜くところなんてないんですよね。だから今回、画面の中で誰か1人だけがしゃべっている中でも、映っている全員がちゃんとそこで生きています。これが全員できるというのは本当に簡単なことではなく、この大人数で登場し続ける舞台をやってきたからこそなのではないかと思いました。自分の演じる役がどういう心情を持って生きているか、全員がちゃんとわかっている。彼らが真剣に取り組んでいる証拠だと思います。今回関わったキャスト全員が本当に素晴らしくて、誠実な方だと思いました。○■春組、夏組に感じたこと——実際に春組、夏組の皆さんとお仕事をして、それぞれの組にはどういう印象を持たれましたか?春組は3年間ずっと一緒にやってきた横田龍儀さん(佐久間咲也役)、前川優希さん(皆木 綴役)、立石俊樹さん(茅ヶ崎 至役)、古谷大和さん(シトロン役)に加えて、映画で初めて参加となる高橋怜也さん(碓氷真澄役)がいたので、高橋さんはものすごく緊張していました。4人は彼の理解がずれないように、本当にどのタイミングでもよく話し合いをして支え合っていて、まさに春組のテーマの家族のような関係だったという印象です。ベタベタしないけど、大事なところで支えるといういい距離感を保っていたのが素晴らしい。1人で繰り返し練習していたり、一員になるために必死に努力している高橋さんの姿を見守りながら、「何かあったらすぐに助ける」という4人がいて、春組の姿を体現していました。全員個性がバラバラなのに見ている方向が一緒、というのは春組の特色で、地が優しい方がそろっているんだなと思います。夏組はもう、陳内 将さん(皇 天馬役)、宮崎 湧さん(瑠璃川 幸役)、野口 準さん(向坂 椋役)、本田礼生さん(斑鳩三角役)、赤澤 燈さん(三好一成役)の5人がそろっていれば、どんな内容でも成立してしまう強さがある。お芝居のテンポや空気もブレないのでどんなことにも対応できて、「連帯感」と言ってしまうと仕事っぽいですけど、本当に友情でつながっているような5人だなと思いました。すでに出来上がっているんですけど、今回は関係を深めていく過程を描く物語だったので、そこの演技も丁寧に積み重ねてくれて。リーダーの陳内さんとは色々なやりとりもさせてもらい、彼が「天馬はこうすると思います」と建設的な意見をくれたおかげで、他のメンバー、他の組とも「こういうやりとりをすればいいんだ」と演出の糸口を見つけることができ、すごく助けてもらいました。実は内心、すごく頼りにしていました。——見どころとして、劇中劇があると思いますが、映像で再現するんだと驚いたところでもありました。まさに1番の表現どころなので、松崎さんや『エーステ』振付けの梅棒さんに力を貸していただいて、映像チームと舞台チームが融合して作ったパートです。そこが成立しなければ、この作品は成り立たない。全ての物語が各組の旗揚げ公演に向かっていくので、1番の見せどころだと思っています。組ごとに撮影の仕方や色味も全部変えていて、キャスト、スタッフ、舞台チーム全部門の力が結集していたので、もう1回やれと言われても、できるかはわかりません(笑)。それぐらい、もの作りの奇跡ってあると思うんです。僕は映像をやってきて舞台のライブ感がいつもうらやましかったので、今回の劇中劇は映画とも違う踏み込みができればと思っていました。色々なアイディアを出してくれるスタッフもたくさんいたので、映像を作る人間はやはり似たようなことを感じていたのかもしれないと思いました。舞台とは違う手法で舞台を観ている感覚になってもらえて、そこに至るまでの経緯も愛してもらえたら嬉しいです。舞台ならではの沸点の高い作業が詰まっているシーンになればと思いながら取り組んでいました。—— 改めて、『エーステ』『エームビ』の魅力はどのようなところにあると思いますか?僕自身もそうですが、お客様がこの作品に惹かれるのは、ただかっこいいキャラクターたちが出ているからではなくて、頑張っている彼らに自分を重ねる部分が大きいのではないかと思うんです。「みんな色々なことがあるけど、頑張っているんだよね」と思わせてくれるし、人生の深いところに触れている。自分が何を大事にして生きるのか、自分は何者なのかというところまで考えさせてくれる作品だからこそ、愛されているのだと感じました。『エームビ』もそういう感想を持ってもらえたら嬉しいですね。純粋に彼らを応援して、楽しんで、でも観てくださった方の背中も押してあげられる作品となれたら本当に幸いです。■倉田健次8月14日生まれ。岐阜県高山市出身。映画監督/脚本家/小説家/アクティング・コーチ。『彼女のSpeed』で世界中から次世代を担う映像作家が選出されるサンダンス・NHK国際映像作家賞にて、『EVERYTIME WE SAY GOODBYE』『Novela Pic aresca』で国内外の国際映画祭にてグランプリ受賞。その他の主な作品に、長編映画『藍色少年少女』(監督/脚本)、連続ドラマ『ふたりモノローグ』(監督/脚本)、アニメ/ドラマ『アイカツプラネット!』(シリーズディレクター)、映画『君がいなくちゃだめなんだ』(原作小説/脚本)など。
2021年12月09日自民党・柴山昌彦文部科学大臣(53)が9月8日、高校生の「昼食の時間に政治の話をする」などのツイートに「こうした行為は適切でしょうか?」と返信。ネットで非難の声が上がっている。6日、《大学入試英語成績提供システムの運営に関する協定書については、以前記者会見で締結済みの主体を発表しましたが、この度、英検が正式に加わりました》とTwitterに投稿した柴山大臣。その投稿に、ある教員から英検への不満が寄せられた。教員に高校生は呼応し、そのことから2人のやりとりが始まった。そして教員は「政策を進めている」現政権に投票しないよう周囲にも呼びかけて欲しいと投稿。すると高校生は《私の通う高校では前回の参院選の際も昼食の時間に政治の話をしていたりしていたのできちんと自分で考えて投票してくれると信じています》《もちろん今の政権の問題はたくさん話しました》とつづった。すると柴山大臣は高校生の同ツイートを引用し、こう返信した。《こうした行為は適切でしょうか?》高校生は《昼食の時間に政治の話》をし、そうして周囲と話をすることで《考えて投票してくれる》と信じている。また《今の政権の問題》についても話しており、政治の関心が強いようだ。しかし教育の振興に携わる立場である柴山大臣は、何故かそうした高校生の行動を“適切かどうか”に疑問を抱いている。Twitterでは非難の声が上がっている。《そのように話の出来る環境を醸成する素晴らしい高校だと思いますし、すごくえらい高校生だと思います てかそういう芽を摘んでどんな日本人を育てたいんですか?》《何が不適切なんでしょうか。素晴らしいじゃないですか。まさか、自党に批判的な「政治の話」は許さないとでも?文科大臣としての資質が問われますよ》《18歳で選挙権が与えられた意義を具現化してるじゃん》柴山大臣はその後に《ちなみにこういう文脈ですから》とつづり、教員が現政権に投票しないよう高校生に呼びかけた前述のツイートを取り上げた。しかし、こんな声が上がっている。《文脈は理解しました。いろいろな情報を元に高校生が判断した上で自身の考えを持つことは悪いことではないと思います》《今回の文脈では、自民党に投票しないことを薦めているだけであって、もし自民党に賛成している人がいれば無視するんじゃ無いんですか?》《ツイッターで呼びかけただけ。するかしないかは本人が判断。何が問題?》柴山大臣は8月、自身について《大半が批判なのに》といった声が上がった際に《サイレントマジョリティは賛成です》と反論していた。また同月に応援演説をしたところ、ある大学生が入試改革への反対を訴えた。その結果として警察官が取り囲んで遠ざける騒ぎとなったが、Twitterで大学生の反対の声について《わめき散らす声》と表現して非難の声が上がっていた。
2019年09月08日有賀リエによる恋愛漫画を映画化した『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の公開記念舞台挨拶が行われ、主演の岩田剛典、杉咲花、須賀健太、柴山健次監督が登壇。岩田は、10月2日に21歳の誕生日を迎えた杉咲にサプライズの花束を贈り、「これからも王道の女優さんとして歩んでいく方。ご活躍を応援していますし、またいつかご一緒できれば」と祝福のメッセージを送った。一方、杉咲は「本当にうれしいです」と喜びを示し、「私のお芝居がうまくいかず、何度も(テイクに)付き合っていただいた。さらに『疲れていない?』『グチがあれば言ってね』と優しい言葉をかけてくださった」と岩田の心遣いに対し、感謝を伝えた。事故で車イスでの生活を余儀なくされた建築士の鮎川樹(岩田)と、高校時代の後輩でインテリアコーディネーターの川奈つぐみ(杉咲)の恋愛模様を描く。岩田は「王道のラブストーリーであると同時に、樹の葛藤や家族の気持ちなども細かく描写されていて、すごくリアリティがある内容」と作品をアピール。杉咲は「不器用に歩んでいくふたりの姿が、大切な人を思うきっかけになれば」と話した。須賀は、つぐみに思いを寄せる高校時代の同級生・是枝洋貴を演じており「僕は永遠の恋人未満(笑)」と自虐的なコメント。岩田と杉咲が、遊園地デートでコーヒーカップに乗るシーンについて「僕も乗りたかった。今度、3人で行きませんか?」と笑いを交えて、うらやましがっていた。『パーフェクトワールド 君といる奇跡』公開中取材・文・写真:内田 涼
2018年10月06日映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(10月5日公開)の公開翌日舞台挨拶が6日、都内で行われ、岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、杉咲花、須賀健太、柴山健次監督が登場した。同作は講談社『Kiss』にて連載中の、有賀リエによる同名コミックを実写映画化。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみ(杉咲)は、高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹(岩田)と再会するが、樹は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。2人は困難を乗り越え絆を深めていく。出演者陣は「この作品を表すイラストを描いてきた」とフリップを出すが、実は2日に21歳の誕生日を迎えた杉咲へのサプライズ。3人の持つ「花ちゃん」「お誕生日」「おめでとう」と書かれたフリップに、一人真面目にイラストを描いてきた杉咲は「ええ〜嘘でしょう、すみません!!」と驚く。そわそわする男性陣は舞台袖から運ばれてきたバースデーケーキを3人がかりで運び、須賀は「この面積で3人で運ぶってないですから」とツッコミつつ、杉咲の前にケーキが置かれた。さらに、ここで岩田が花束を渡す予定だったが、用意が整っていない様子に、確認していた岩田が「へたくそか!」と苦笑。下手の方へ行ったりと、うろちょろしてしまう。手ぶらで戻ってきた岩田の様子に、杉咲が訝しげにするが、須賀が「ちょっと散歩をね、してきたんです、岩田さんは。そういう気分があるんです」とフォロー。客席も何かを察知してざわついていたが、杉咲の気をそらすために必死に話しかけるMCをアシストするため、須賀が「ちゃんとこっち見て! 話してる人のこと見るのが基本だからね」とひきつける。そして、杉咲が「21歳になったら英語を頑張りたい」と話しているうちに、花束が到着した。一旦はけた岩田は、青い薔薇の花束を抱えて「トイレから戻ってきました」とジョークを言いつつ再登場。「花ちゃん、21歳の誕生日おめでとうございます!」と花束を渡すも、写真用にもう一度杉咲から岩田へ花束を戻して渡し直すことになり、岩田は「こんなグダグダなことあります!?」「稀に見るやつだよ!? 大丈夫かこれ!」と苦笑していた。岩田は改めて、「お話いただいたのが2年前で、その後花ちゃんとは、去年の日本アカデミー賞の際に初めてお会いして。最優秀助演女優賞を受賞されてる姿を見て、『この方は王道の女優さんとして道を歩まれていく方なんだな』と思いました」と振り返る。「2年の月日が経ちましたけど、これからもっともっとご活躍を陰ながら応援してます。21歳の誕生日おめでとうございます!」とお祝いの言葉を贈った。杉咲は「本当に嬉しいです。撮影中とかも結構私の方ができなくて迷惑をかけてしまうことがたくさんあって、そんな時でも岩田さんは何度もなんどもお芝居に付き合ってくださいましたし、毎日お会いする時に、『大丈夫、疲れてない?』とか、『ちっちゃな愚痴でもあったらなんでも聞くから言ってね』って優しい言葉をかけてくださった」と感謝。杉咲は「昨日も、番宣でお会いしたんですけど、プレゼントもくださって、本当に毎回気配りをくださって本当にありがとうございます」と頭を下げ、岩田も「またご一緒できるように、僕も頑張ります」と返していた。
2018年10月06日映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(10月5日公開)の完成披露試写会が4日に都内で行われ、岩田剛典(EXILE・三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、杉咲花、須賀健太、芦名星、大政絢、柴山健次監督が登場した。同作は講談社『Kiss』にて連載中の、有賀リエによる同名コミックを実写映画化。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみ(杉咲)は、高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹(岩田)と再会するが、樹は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。2人は困難を乗り越え絆を深めていく。「初めて障がいと向き合う役柄だった」という岩田。「こういう恋愛の形もあるんだと感じまして。『パーフェクトワールド』の恋愛の到達点は、究極なのかなと思いました」と作品の魅力を語る。一方、杉咲は「これまで悲しい過去を背負った役や、家庭内暴力に明け暮れているような役が多かったので、こういう恋をするようなラブストーリーとは縁がないとは思っていて、新しい挑戦させていただくことが嬉しかったです。でも体験したことがない部分を演じなければいけないという難しさが大きくて、不安もありました」と振り返った。撮影中の試練を聞かれた出演者陣。ダイエットをしていたという須賀だが、芦名からしきりにチョコレートを勧められ「糖をとらせたがる」と抗議する。芦名は「どうやったら食べてくれるが考えてたんですが、試練は乗り越えられなかったです。断固食べなかった」と語ったが、須賀は「岩田さんの差し入れのクレープは食べたんです。自分に負けて」と告白。キッチンカーでの豪華差し入れに「車です。車ですよ」と強調し、岩田は「2回言わなくても」と苦笑していた。また大政が「昔のシーンで、制服を着たんですが、花ちゃんと並ぶと恥ずかしくてしょうがなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした」と明かすと、岩田は「俺もそれだった」と同意。「本当に勘弁していただきたかったんですけど、ずっと男子校通いで学ランだったので、人生初めてブレザーを着ることができてよかった」と複雑な心境を吐露した。互いの「パーフェクト」な部分を聞かれると、岩田は「パーフェクト花ちゃん、いっぱいある」と自信を見せ、撮影中に迎えた「父の日」に杉咲が父親役の小市慢太郎にバスセットを贈っていたエピソードを披露。「本当に、『娘にしたい』って、このことだな」としみじみした岩田は「僕は同じ楽屋で何も持ってなくて、申し訳ない気持ちになったのを覚えてます。若いのに素晴らしいんですよ」と杉咲を絶賛した。杉咲も負けじと「パーフェクト岩田さんあります」と対抗。撮影スケジュールがタイトな中でも、毎日「大丈夫、疲れてない?」と相手のことだけを気遣う優しさを見せていたという。さらに、「1回差し入れしてくださった、焼肉ロールがすごくおいしくて、『おいしいですね!』と言っていたら、また別の日に差し入れしてくださったんですよ。覚えてくださって」と"パーフェクト"なエピソードを披露。岩田は「味をしめてました。もっかい入れようと」と照れ笑いし、そんな2人について須賀は「パーフェクト仲良い」と表していた。
2018年09月04日8月に上演される『昆虫戦士コンチュウジャー2 ~激突!恐怖の戦士、ネオコンチュウジャー!~』のキャストである海老澤健次、斉藤秀翼、百瀬朔、須藤茉麻、伊勢大貴の5人が、東京・東京スカイツリータウンにて開催中の「大昆虫展」に来場。カブトムシやクワガタと触れ合いながら、公演の見どころを語った。【チケット情報はこちら】本作は、地球の平和を守る昆虫戦士の中にひとりだけ中年男性(モト冬樹)が紛れている――という新感覚のヒーローコメディ。2016年6月に第1弾、2017年5月に再演を果たし、今回はその続編が繰り広げられる。脚本・演出はこれまでと同様に、劇団犬と串を主宰するモラルが手がける。熱血漢の「カブトムシ」戦士こと、万里チョウジ役の海老澤は「キャストには特撮ヒーローの出身者が多く、“戦隊あるある”がふんだんに盛り込まれています。みんなでアイディアを出し合いながら、笑って泣いて感動できる作品に仕上げたいですね。記者の皆さん、そこは太字でお願いします!」と猛アピールする。ナルシストの「アゲハチョウ」戦士こと、エッフェル・トーマス役の斉藤は「今回からコンチュウジャーの新たな敵、“ネオコンチュウジャー”が登場します」と新キャラクターを紹介。「コンチュウジャーの成長と、悪のヒーローたちがどのように自分たちの道を見出していくかにご注目ください」と続けた。ここでMCから「役柄とご本人のキャラがぴったり、という方は?」という質問が。互いに指をさしあい、過半数の3票を獲得した須藤は「ちょっと待って!」と焦りを隠せない。コンチュウジャーの紅一点、須藤演じる「テントウムシ」戦士こと、桜田‘ファミリア’明日香は、可愛いキャラを演じることに疲れ切っているズボラな役どころ。わざとらしく小首をかしげた彼女に飛んだ、4人からの「わかるだろ!」というツッコミに、会場は大きな笑いに包まれた。ビッグマウスだが小心者の「ハチ」戦士こと、多安島ハルオ役の百瀬は「稽古場の雰囲気から楽しい作品になる予感」と笑顔を見せつつ、「映像効果にはない、手作り感あふれる舞台ならではのヒーローモノに仕上がると思います」と特撮ヒーロー経験者の立場から期待を覗かせる。初演で多安島ハルオ役だった伊勢は今回、ネオコンチュウジャーの雷モン役。「IQが70000もある天才ですが、それゆえ時代と迎合できなかったキャラクター」と役柄を述べたあと、「彼がコンチュウジャーとどう絡んでいくかを楽しんでいただけたら」と見どころを語り、イベントを結んだ。公演は8月12日(土)から20日(日)まで、東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて。取材・文:岡山朋代
2017年07月20日EXILE・三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典と女優の杉咲花が、映画『パーフェクトワールド』(2018年公開)でW主演を務めることが10日、わかった。同作は講談社『Kiss』にて連載中の、有賀リエによる同名コミックを実写映画化。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみ(杉咲)は、高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹(岩田)と再会するが、樹は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。2人は困難を乗り越え絆を深めていく。企画・プロデュースの井上竜太は、岩田について「映画『植物図鑑運命の恋、ひろいました』でご一緒した時、初主演のプレッシャーの中、笑顔を絶やさず、弱音を吐かず、不屈の精神力で色々な壁を乗り越えていかれました」と印象を振り返り、「岩田さんなら演じ切って頂けると思い、お願いしました」とオファーの理由を明かした。また、原作者の有賀は「岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお二人に決まりわくわくしています」とキャスティングの印象を語る。「ありがたいことに『実写化して欲しい』『した方がいい』と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います」と喜び、「原作を大変尊重してくださっていて、製作側の皆さんには感謝でいっぱいです」と、感謝を表した。同作は2日にクランクインし、7月中旬にクランクアップを予定している。メガホンを取る柴山健次監督は「一歩を踏み出すために、登場人物たちは必死に、現在と向き合います。この物語が持つ光と闇を丁寧に描きたいと思います」と意気込んだ。○岩田剛典コメント漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います。○杉咲花コメント樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と 儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います。原作の魅力を肉体を使って表現させていただくなかで、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです。読者の皆様に愛されている原作、そしてその原作者である有賀リエ先生の想いに敬意をはらい、向き合わせていただきます。(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会(C)有賀リエ/講談社
2017年06月10日現在「Kiss」(講談社)にて連載中の有賀リエの漫画「パーフェクトワールド」が映画化決定。「EXILE/三代目J Soul Brothers」のメンバーとして絶大な人気を誇る岩田剛典と、『湯を沸かすほどの熱い愛』で様々な映画賞を受賞した若手実力派女優・杉咲花が初顔合わせ、W主演で純愛ストーリーに挑戦することが分かった。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、設計事務所との飲み会で高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹と再会する。樹にときめきを覚えるつぐみだったが、彼は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。「先輩との恋愛はムリ」最初はそう思うつぐみだったが、昔と変わらずまっすぐな彼にどんどん惹かれていき、あの頃閉ざした感情が止められないほど溢れてくる。「私は――先輩が好きなんだ、いまでも」。樹もまた、全身でぶつかってくるつぐみの、素直で優しく思いやりのある性格に惹かれていくが、彼は「自分は誰かを幸せにすることができない」と思い込み、女性と付き合うことを諦めていた。それを知ったつぐみは樹のことを諦めようとするが、どうしても諦めきれないでいた。2人は、全てのハードルを乗り越え、幸せなパーフェクトワールドにたどり着くことができるのか?2人が迎える結末とは――。原作は、2014年から現在も連載中の“障がいのある恋”というテーマを描いた同名漫画。車イス生活になった初恋の人との再会を軸に、仕事、生きること、そして恋する気持ちを障がいという難しいテーマで扱いながら、ストレートに伝える純愛ストーリー。20代女性を中心高い支持を集めている。さらに、国内のみならず海外にも広がり、フランスの老舗漫画雑誌「Animeland」にて編集部セレクション/一般投票共に2016年ベスト少女漫画も受賞している。この度、映画化にあたり、突然の事故で下半身に障がいを持ち、車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹役を演じるのは、「砂の塔~知りすぎた隣人」や『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズなどで役者としても活動の幅を広げる岩田さん。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』に続く2作目の主演となる岩田さんは、「漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います」とコメント。また、初恋の先輩である樹を一途に思い、悩み、もがきながらも一緒に前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみ役を、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や『湯を沸かすほどの熱い愛』『無限の住人』など話題作に出演し、声優を務める『メアリと魔女の花』の公開が控える杉咲さん。本作で初主演となる杉咲さんは、「樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います」と意気込み、「原作の魅力を肉体を使って表現させていただく中で、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです」と話している。そして原作者の有賀氏は、「漫画作品の実写化には色んな意見がありますが、本作はありがたいことに『実写化して欲しい』『した方がいい』と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います」と心境を話し、「主演は岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお2人に決まりわくわくしています。2人の恋にときめいたり、そして見終わった後はテーマの部分を身近に感じてもらえるような、そんな映画になればいいなと思っています」とメッセージを寄せた。監督を務めるのは、『流れ星が消えないうちに』の柴山健次。脚本は『ラムネ』「グッドモーニング・コール」の鹿目けい子が担当。なお、現在撮影中の本作は、7月中旬にクランクアップ予定となっている。『パーフェクトワールド』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月10日タレントの長江健次が、8月8日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(レギュラーは毎週月曜20:00~20:54)の3時間スペシャルに出演し、恩師・萩本欽一と30年間にわたって絶縁状態だったことを告白する。長江は、1981年にフジテレビ系バラエティ番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』の"フツオ"役でデビュー。視聴率30%を超える人気番組で、番組内ユニット・イモ欽トリオのデビュー曲「ハイスクールララバイ」も100万枚のヒットを記録するなど、スターダムにのし上がった。ところが、この大ブレイクで調子に乗った長江は、自らを発掘した萩本にウソをついたことで、30年間にわたって絶縁状態に。さらに萩本以外にも、さまざまな芸能人に不義理を働いたため、妻子がいるにもかかわらず仕事ゼロ・収入ゼロになってしまったことを打ち明ける。こうした経験をもとに、今回、長江は「欽ちゃんにドンと突き放されちゃった先生」として、「お世話になった人に不義理をして絶縁状態にならないための授業」を展開。萩本との出会いから絶縁までを赤裸々に語り、ウソの内容を明かすほか、しくじりを招いた自らの勘違い性格を懺悔する。そこから、自分の愚かさに気づかされたターニングポイントを紹介し、絶縁が解けた際の思いを熱弁する。
2016年07月25日女優の波瑠が11月21日(土)、東京・角川シネマ新宿で行われた主演作『流れ星が消えないうちに』の初日舞台挨拶に登壇。同日朝に、出演しているNHK連続テレビ小説「朝が来た」の撮影地である大阪から駆けつけたといい、主演映画への強い思い入れを示した。人気作家・橋本紡の同名小説を原作に、 大切な恋人を突然の事故で亡くした21歳の女子大生・奈緒子(波瑠さん)が、家族や新しい恋人との交流を通して、心の再生をたどるヒューマンドラマ。「主人公の心情に目を向けると、悲しくなったし、苦しくてつらかった」と役作りの難しさを明かしたが、「現場そのものは暖かく幸せな空間だった」と笑顔を見せる場面も。波瑠さん本人はつらいことがあっても「ボンヤリしているうちに忘れちゃう」と前向きな性格をアピールしていた。舞台挨拶には波瑠さんをはじめ、入江甚儀、葉山奨之、黒島結菜、小市慢太郎、柴山健次監督、主題歌を歌う塩ノ谷早耶香、挿入歌を担当する桐嶋ノドカが勢ぞろい。ヒロインを支える恋人役の入江さんは「自分で言うのもなんですが、タイプ的には似ているものがあると思う。いい役に出会えました」と確かな手応え。プラネタリウムが物語のカギとなっており、「甚儀と一緒に撮影している夜、双子座流星群を見たんですよ」(葉山さん)、「すてきな体験でした」(入江さん)と男性陣は瞳を輝かせていた。『流れ星が消えないうちに』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月21日新潮社が毎年選ぶ「新潮文庫の100冊」の1冊に選出され、発行部数30万部を超える橋本紡原作のロングセラーを、次期NHK朝ドラのヒロインを射止めた注目の女優・波瑠を主演に迎えて映画化する『流れ星が消えないうちに』。本作を国内外へ届けるべく、サイバーエージェント・クラウドファンディングの運営する「Makuake」にて“『流れ星が消えないうちに』応援プロジェクト”が始動した。主人公の本山奈緒子(波瑠)は、大人になる時間を一緒に過ごしたかつての恋人・加地径一郎(葉山奨之)を事故で失っていた。しかも、加地は見知らぬ女性と一緒にいたのだ…。月日は流れ、現在では新しく付き合っている恋人・川嶋巧(入江甚儀)との日常、大学に通う日常があった。けれど、消せない心の傷に気付かされる。加地との思い出が詰まった部屋では眠ることが出来ず、奈緒子は玄関で眠るようになる。奈緒子は、巧を必要とし肌を重ねることに罪悪感を感じていた。巧もまた、親友の加地と恋人だった奈緒子と付き合うことの罪悪に押しつぶされそうになっていた。そんな折、奈緒子の父、本山諒(小市慢太郎)が、突然東京からやってくる。追いかけるようにして妹の絵里も奈緒子の下へ集まり、奈緒子のこころに変化がもたらされようとしていた。悲しみは、きっといつか勇気に変わる――。原作は、橋本氏著の同名小説。その人気は根強く、来年度の「NHK杯全国高校放送コンテスト」の朗読部門指定作品に選出されたほど。また橋本氏は、13年4月、自身のSNS上で突然断筆を示唆する内容を発表。多くのファンが復活を待ち望んでいる中、「痛みも書きたい。得ることは失うことでもある」という想いを持つ作家・橋本氏の物語の映画化に、監督をはじめ豪華キャストが集結した。恋人の死の喪失感と対峙、前を向かなければと足掻き続ける主人公・本山奈緒子役には、今秋スタートのNHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを演じることが決まっている波瑠さん。絶望の縁から動けなくなってしまった奈緒子の支えになろうとする現在の恋人・川嶋巧役には、『キカイダー REBOOT』で主演を務めた入江甚儀。 死により奈緒子と巧の心に深く悲しみを残すかつての恋人・加地役には、NHK連続テレビ小説「まれ」で知られる葉山奨之。 また、奈緒子の妹・絵里役には、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Homeアットホーム』など話題作への出演や、カルピスなど多数のCMで脚光を浴びた黒島結菜ら、最旬若手キャストが勢揃い。そして、奈緒子の父・本山役の実力派俳優・小市慢太郎ほか、石田えり、古舘寛治、西原亜希、岸井ゆきの、八木将康、渡辺早織といった個性派俳優陣が彼らの脇を固める。メガホンを取る柴山健次監督は、「この物語で描かれる主人公たちは身近な人間の死という、堪え難い哀しみを乗り越えるため、全力で生きようとします。その姿勢は誰もが共感すると同時に、自分の物語だと気付くと思います。主人公たちの堪え難いはずの哀しみは、やがて僕らに優しく寄り添ってくれはずです。明日が今日より、わずかでも、輝いているように願う気持ちは誰のこころにもあると思います。この物語を必要とする方に、より多くの方々に届くことを望みます」と本作への想いを明かした。撮影は、東京都武蔵野市と三鷹市の協力のもと、両市で2014年の冬に敢行。冷たく澄んだ空気に、登場人物たちの切ない心情が見事に調和し、原作の切なさや温もり、前向きなメッセージが表現され、観る者の心を前向きにするヒューマン・ラブストーリーがここ誕生した。今回の応援プロジェクトで、国内、そして海外へ本作の魅力を伝える活動が活発になることに期待したい。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日女優の波瑠が主演を務める映画『流れ星が消えないうちに』(2015年11月公開)の出演キャストがこのほど明らかになった。本作の原作は、ライトノベル小説「半分の月がのぼる空」シリーズで知られる橋本紡による同名小説。新潮社が毎年選ぶ「新潮社の100冊」に連続で選ばれるなど話題になり、発行部数30万部を超える大ヒットを記録した。かつて事故で恋人を失い、"過去"にとらわれ続けている女子大生・本山奈緒子(波瑠)が、同じ傷を持つ現在の恋人・巧、そして家族との関わり通じて、少しずつ"今"を取り戻していく物語を描く。主人公・奈緒子の現在の恋人である巧役には、『神さまの言うとおり』(2014年)、『ストロボ・エッジ』(2015年)に出演した俳優の入江甚儀、奈緒子の亡くなった元恋人・加地役を、NHK連続テレビ小説『まれ』で、主人公の弟・津村一徹を演じている俳優の葉山奨之、さらに奈緒子の妹を、『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年)に出演し、ドラマや舞台、CMでも活躍する女優の黒島結菜が演じるなど、若手注目俳優が顔をそろえた。ほかにも、小市慢太郎、石田えりらベテランが脇を固めている。監督と脚本は、『黒振り袖を着る日』(2006年)で山形国際ムービーフェスティバル 2007での「船越英一郎賞」をはじめ、数々の賞を受けた柴山健次氏が務める。(C)2015映画「流れ星が消えないうちに」製作委員会
2015年06月17日高良健吾と鈴木杏のW主演で、作家・中上健次が遺した最後の長編小説「軽蔑」が映画化されることが発表された。12月に村上春樹原作の『ノルウェイの森』、来年には東野圭吾の長編を映画化した『白夜行』の公開が控え、さらに初舞台となる「時計じかけのオレンジ」(演出・河原雅彦)の公演が1月よりスタート。そしてつい先日、来年3月に放送が開始されるNHK連続テレビ小説「おひさま」への出演が発表されるなど、いま最も多忙な俳優のひとり、高良健吾が今度は中上文学に挑戦!紀州(和歌山県)の熊野を舞台にした作品を数多く世に送り出した中上さんが、46歳でこの世を去った1992年に発行された最後の長編小説の映画化で、これまでに原作の単行本は46,000部、文庫が累計18,000部の販売部数を記録している。高良さんが演じるのは、名家の一人息子に生まれながらも上京して、賭博に明け暮れる生活を送るカズ。歌舞伎町で出会った踊り子の真知子と恋に落ち、故郷に戻って新しい暮らしを始めようとするも父親をはじめ、周囲は2人の関係を認めようとはしない。引き裂かれる想いで真知子は東京へ去り、カズは借金を膨らましていく。失意の中、カズは真知子を追い求め愛を確かめ合うが、高利貸しの男は借金の帳消しと引き換えに真知子を要求する…。高良さんの相手役の真知子を演じるのは鈴木杏。愛し合うがゆえに引き裂かれていくカズと真知子を若き実力派の2人が熱演。監督を務めるのは、先日、岡田将生と蒼井優による悲恋の時代劇『雷桜』が公開されたばかりの廣木隆一。高良さんは2007年公開の廣木監督作『M』で母への屈折した愛情を持つ青年役を体当たりで演じており、『雷桜』にも冒頭の数カットながら出演。ほかに廣木監督作の常連である大森南朋が高利貸しの山畑を演じるほか、忍成修吾、村上淳、小林薫などが共演者として名を連ねる。高良さんは「原作は中上健次さんですし、そして監督が廣木隆一さんというだけで是非!という気持ちでした。(廣木監督との再タッグについて)とても身が引き締まる思いです。本当に自分の役者としての軸を作ってくれた方なので、また誘っていただいて光栄です」と意気込みを語る。鈴木さんは「廣木隆一監督、高良健吾さん、とお名前を聞いた時点で『演りたい!』と思いました。なんだか大きなものが舞い降りてきた、と思いました。脚本も原作も素直に面白いし素敵だな、と思いました。(主人公の2人は)ダメな2人だけれど、その中で光っている純粋さがとてもキレイ」と語り、ダンサー役については「ポールダンス、難しいです。どれだけ練習してもなかなか自分の思い通りにいかず悔しい日々が続きますが、ようやく楽しめるようになってきました」と難役ながら少しずつ手応えを掴んでいる様子。そして廣木監督は「(中上さんは)僕が映画界に入った頃からの憧れの作家だったのでいつか挑戦したいと思っていた。高良健吾は、まだまだの未知数で広がっていてどんなイメージにも染まらない魅力があるように思います。役の上で変化していくのを年を重ねて見守りたいと思います。(鈴木杏は)彼女自体が自分のイメージではないところまで行ってほしいと思います」と中上作品を映画化する喜びと主演の2人への期待を明かしてくれた。『蛇にピアス』で吉高由里子と、『ソラニン』では宮崎あおい、『おにいちゃんのハナビ』では谷村美月、そして公開を控える『白夜行』では堀北真希と、いまをときめく女優陣と恋人や兄妹など様々な形で“愛情”を表現してきた高良さん。中上文学を原作にした本作で、鈴木さんとどのような愛を見せてくれるのか?すでに10月下旬より撮影はスタート。11月下旬にはクランクアップし、来年1月に完成の予定。『軽蔑』は2011年、全国にて公開予定。■関連作品:軽蔑 2011年、全国にて公開予定白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会 おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」深キョンウィンストン2億円ジュエリーに「アカデミー女優気分」松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛
2010年11月02日