松本清張の原作を基に、桃井かおりと岩下志麻が競演し1982年の映画賞レースを席巻したサスペンスの名作『疑惑』が、「プラス松竹」チャンネルにて配信がスタートした。本作は、九州で起きた三億円保険金事件をヒントとし、映画化を前提に松本清張が執筆した小説が原作。同小説は『昇る足音』という題で『オール讀物』1982年2月号にて発表され、同年3月単行本刊行の際に『疑惑』と改題された。監督は『砂の器』『ゼロの焦点』ほか、数々の清張原作映画化を成功に導いた野村芳太郎が務めている。過去に暴行・傷害・恐喝・詐欺という前科4犯の犯罪歴を持ち、悪女・毒婦の極致とも言われる容疑者・球磨子(桃井かおり)。その国選弁護人となった東大法学部卒の才媛弁護士・律子(岩下志麻)が、いかにして圧倒的不利とされる裁判の趨勢を覆すのかという法廷劇だ。松本清張自ら脚色に参加しており、本来であれば容疑者と弁護人という信頼関係にあるはずの二人の間での、女と女の生き様とプライドを懸けた激しくも生々しいぶつかり合い、心理的葛藤・かけひき・せめぎあいが、エンターテインメント性豊かに描かれる。また、本作は日本アカデミー賞9部門受賞をはじめその年の映画賞を席巻。さらに、以降5回もテレビドラマ化されていることも、原作小説や本作の評価の高さを物語っている。<作品情報>『疑惑』配信中『疑惑』ビジュアル■ストーリー富山県新港湾埠頭で、車が時速40キロのスピードで海に突っ込んだ。乗っていた地元の財閥社長・白河福太郎(仲谷昇)は死亡したが、同乗していた後妻の球磨子(桃井かおり)は、かすり傷ひとつ負わずに助かった。やがて、夫に3億円の保険金が掛けられていることが判明し、球磨子は保険金狙いの殺人と疑われ、警察に逮捕される。新聞は球磨子を「北陸一の毒婦」と糾弾するなど、世間は球磨子の犯行を疑わないムードになっていた。そして、球磨子の弁護人として佐原律子(岩下志麻)が選ばれた。が、二人はことあるごとに衝突し……。監督:野村芳太郎原作・脚色:松本清張脚本:古田求野村芳太郎■出演桃井かおり岩下志麻鹿賀丈史小林稔侍柄本明仲谷昇丹波哲郎山田五十鈴■受賞映画賞・第6回日本アカデミー賞:優秀作品賞、優秀監督賞(野村芳太郎)、優秀脚本賞(古田求・野村芳太郎)、優秀主演女優賞(桃井かおり)、優秀助演男優賞(柄本明)、優秀音楽賞(芥川也寸志)、優秀撮影賞(川又昂)、優秀照明賞(小林松太郎)、優秀録音賞(原田真一)・第37回毎日映画コンクール:日本映画優秀賞、脚本賞(古田求、野村芳太郎)・第7回報知映画賞:主演女優賞(桃井かおり)・第56回キネマ旬報ベスト・テン:日本映画ベスト・テン第4位
2024年02月01日鈴木亮平が主演、共演に宮沢氷魚、阿川佐和子らを迎えて高山真の自伝的小説を映画化した『エゴイスト』。この度、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などを手掛けてきた松永大司監督が、本作のキャストの魅力について語るメイキング&インタビュー映像が解禁となった。第35回東京国際映画祭でコンペティション部門に出品され、いち早く映画祭で観た観客からは「言葉も無用なほど純愛に満ち溢れた傑作」「この映画の記憶を反芻しそうだ」「キャスティングがぴったり」「すべてよかった。文句がつけられない」「惹かれ合うこと、求め合うことの美しさが投影されていた」「あの世界の中に永遠に、い続けたかった」など、キャスト陣たちの演技や本作の世界観にハマる人が続出。劇場公開後も感動の声や絶賛の声が数多く飛び交い、すでにリピーターも現れており、パンフレットや物販が完売する劇場が出るなど「エゴイスト現象」が巻き起こっている。今回解禁となった映像では、松永監督が、若い勢いのある宮沢さんが、鈴木さんにすごくいい影響を与えたことや、鈴木さんが皆に支持されてる魅力を語り、そして阿川さんの演技には「圧巻だ」とコメント。それぞれの役者としての魅力について2分間語られ、貴重なメイキングが収められている。続いて2月19日(日)には、キャストそれぞれが撮影や役柄について語る動画が解禁される。『エゴイスト』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2023年02月17日田中みな実が、有吉佐和子の名作長編小説を現代に置き換えてドラマ化した「悪女について」に主演する。スキャンダルにまみれた実業家、富小路公子は、高校中退で無一文だったが数字に強く、すぐに商才を発揮する。独特の言葉使いは高貴を演出し、人懐っこさと回転の速さを武器に、猛スピードで資産家へと駆け上がる。男社会を逆手にとって男たちを翻弄しながら、だまされた男たちにもそれとは気づかれないような奇想天外な手口で、欲しいものは必ず手に入れる。関係者たちの口から語られるその実像は真っ二つ。「素晴らしい女性」なのか、「悪辣非道の女」なのか――。いまなお読み継がれる名作を田中さん主演でドラマ化。バブル期の混乱から現在まで続く景気低迷の時代を舞台に、昭和・平成・令和をまたいで、社会のシステムや人間の情を巧みに操り、堂々と生き抜いた「悪女」と言われる女性の一代記を生々しくも爽快に描き、その実像に迫る。脚本・演出は、『いのちの停車場』(脚本)、『あの日のオルガン』(監督・脚本)などを手掛けてきた平松恵美子。共演は木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功ら。田中さんは「原作は広く愛され、過去に映像化もされています。気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています」と撮影中の本作についてコメント。「“公子を類稀な愛しいキャラクターに”平松監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました」と明かしている。あらすじ富小路公子の謎の死から半年。彼女を取り巻く悪い噂は後を絶たない。小説家の梶谷亜弥は、悪女小説を書こうと奮起。富小路公子と関係のあった男たちなどに会い、証言を集めて、「悪女」の実像を追い始める。16歳からラーメン屋と宝石店で働きながら、株を学び、土地にも興味を持つ。どの人にも彼女なりの真心と愛をもって接し、誰もが自分だけと信じて疑わず、妊娠に逃げ腰の男たちには平然と「一人で産んで育てる」とそれを実行する。そして5年後、2人の息子を連れ戸籍謄本を手に、ある男の実家に現れる。慰謝料で土地を手に入れ、数年後には富小路ビルが建つまでに。その鮮やかすぎる変遷に複雑な思いの亜弥だったが、やがて、公子の虚飾の人生に隠された心の在り処にたどり着く――。4Kドラマ「悪女について」は3月13日(月)21時~NHK BS4Kにて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年01月17日山田涼介主演「親愛なる僕へ殺意をこめて」。その第7話が11月16日放送。SNSには桜井ユキ演じる桃井に「正義の人だと信じてたのでだいぶショック」など様々な反応が寄せられている。本作は講談社「ヤングマガジン」、WEBコミック配信サイト「コミックDAYS」で連載された人気同名原作をドラマ化した作品。実の父が社会に衝撃を与えた連続殺人事件犯“LL”だとされ、殺人犯の息子として過酷な幼少期を送るなかで二重人格者となった浦島エイジを山田さんが演じる。山田さんのほか、半グレに騙されデートクラブで働かされていたナミに川栄李奈。エイジにLLの後を継ぐことを求める雪村京花に門脇麦。エイジの実の父親で連続殺人犯とされている八野衣真に早乙女太一。八野衣が連続殺人犯であることに疑念を抱き続けてきた桃井薫に桜井ユキ。桃井の上司・猿渡敬三に高嶋政宏といった俳優陣が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。“B一エイジ”に桃井は3日の間に父親の無罪を証明してみせろと言われる。15年前の4月20日午後5時頃、警察は匿名の通報から八野衣の潜伏場所を突き止めた。だがその6時間前の午前11時頃、ある老婦人から八野衣らしき男を見かけたという通報がすでにあったという。捜査本部に老婦人からの情報が伝わったのは同日の午後8時。つまり警察内部の何者かが意図的に情報を遅らせたのだ…「おそらく、八野衣真を殺しに行くためだろう」。桃井はB一とナミにそう告げる。“B一エイジ”はエイジになりすまし亀一に連絡、彼に会いに行く。亀一は“B一エイジ”に荷物が入った紙袋と金を手渡すと「いつかは話さなければいけないと思っていたことがある」と切り出し、自分がエイジを引き取った理由を話し始める…というのが7話の展開。7話では桃井と猿渡の隠された秘密が明かされた。桃井は15年前、買春をしており、売春クラブの顧客リストに名前が載っていた。そんななか桃井はLLから「親愛なる桃井巡査へお前の秘密をバラされたくなければ捜査情報を流せ」と書かれた脅迫状を送られる。桃井に想いを抱いていた猿渡は、彼女が買春していたことと脅迫を受けていることを知り、八野衣の潜伏先を突き止め、そこで無実を訴える八野衣に逆上、顔に座布団を押し付け八野衣を殺したと思い込み、潜伏先に火を放った。しかし桃井の名前が記された顧客リストがアリスに流出。桃井がサイを撃ったのもまた証拠隠滅のためだった…。“B一エイジ”と揉み合いになった桃井は、“B一エイジ”に腹を刺され橋から転落。「桃井さんだけは正義の人だと信じてたのでだいぶショック… 猿渡だけは絶対に許さん」「最期は罪と一緒に流されて逝きたかったのかな桃井さん」などの声とともに、その後、桃井の死に激しい衝撃を受け、自らを銃で撃った猿渡の“最期”も含め「桃井さんも猿渡も自分のために殺人犯しながらきたんかよ……最悪だよ」「これだと猿渡さんの恋心の暴走だし、桃井さんの自己中じゃん泣いた」など様々な反応が寄せられる。一方「全てを話して解放された桃井さんと、それを知らされて残されたB一くんの対比に辛さが増した」「桃井さんと猿渡も地獄だったであろうが、その罪の代償を払わされ続けることになったエイジのこと考えると辛い」と、エイジの苦悩に寄り添うコメントも数多くSNSに投稿されている。【第8話あらすじ】“B一エイジ”はエイジの人格が6日以上、表に出てきていないという状況に不審を抱いていた。“B一エイジ”は京花のマンションに向かう。10月30日の時点では京花はLLが八野衣だと信じ込んでいたが、11月3日になると京花は「LLが生きていた」と言い出した。“B一エイジ”は3日の間に京花が何かを知ったのではないかと推測、彼女の足取りを調査しようと考えていた…。「親愛なる僕へ殺意をこめて」は毎週水曜22:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年11月17日「Hey! Say! JUMP」山田涼介が主演する「親愛なる僕へ殺意をこめて」の3話が10月19日放送。サイに対し刑事の桃井がとった“行動”に「もしや桃井さんなんかある?」「本当の犯人が口を塞ぐ為に処分する時のやり方」などの声が上がっている。講談社「ヤングマガジン」、WEBコミック配信サイト「コミックDAYS」で、2019年~2020年に連載された人気同名原作を、「カインとアベル」以来6年ぶりのフジテレビ系ドラマ主演となる山田さんを迎えてドラマ化する本作。キャストは実の父が連続殺人事件の犯人で、半グレと繋がりを持つ“B一エイジ”という別人格を宿す二重人格でもある浦島エイジ役に山田さん。“サイ”に騙され半グレ集団が運営するデートクラブ・アリスで働くようになり、親友を殺めた犯人を追うナミ役に川栄李奈。エイジの恋人であることがサイに知られてしまった雪村京花役に門脇麦。巨大な勢力を誇る半グレ・スカルのカリスマ的リーダー・佐井社“サイ”役に尾上松也。エイジの父親で、LLと呼ばれる連続殺人事件の犯人とされる八野衣真役に早乙女太一。新人時代にLL事件を担当、再び発生した殺人事件の犯人としてエイジを疑う刑事・桃井薫役に桜井ユキ。エイジの父・八野衣に娘を殺された過去を持ち、“B一エイジ”と共にスカルの資金を強奪した大学教授の白菱正人に佐野史郎。桃井の上司である猿渡敬三に高嶋政宏。エイジの育ての親である浦島亀一に遠藤憲一といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。“B一エイジ”のスマートフォンに動画が送られてくる。そこには京花が映っており、ナミは激しいショックを受けているエイジに代わって白菱に連絡、警察に行くのを止めさせる。金を盗んだのがエイジだと確信していたサイは、「1時間以内に金を返しにこなければ雪村京花を殺す」と告げる…というのが今回のストーリー。一旦は金を返しに行ったエイジだがナミに電話し、サイを出し抜く作戦に協力を求める。サイの元に向かったエイジは捕われ、京花が拘束されている工場に連れていかれる。そこで激しい拷問を受け、息絶えたかと思われた時、「僕の勝ちだ…」とつぶやくエイジ。そこに現れた桃井はサイを拘束するどころかいきなり発砲、胸を撃たれたサイはその場に倒れる…という展開に。サイに警告もなく発砲した桃井の行動に「本当の犯人が口を塞ぐ為に処分する時のやり方やん…」「あの女刑事もアリスの仕事してたんかなーもしや桃井さんなんかある?」など“疑惑”を抱く視聴者も。桃井を演じる桜井さんは今クール「ボーイフレンド降臨!」にも出演中。「ボーイフレンド降臨の役とまた雰囲気がガラッと違って好き」「ボーイフレンド降臨と役が違いすぎて頭混乱するwww」などの反応も多数SNSに投稿されている。【第3話あらすじ】エイジは京花に二重人格であることを打ち明け、それを受け入れた京花は一緒に“B一”のことを調べると言い出す。別の日、エイジはナミからの電話で目を覚ます。だがそこは入院していたはずの病院ではなく自宅アパートのベッドの上だった。ナミによればエイジは病院から突然姿を消したという。エイジはまたB一になっていた…。「親愛なる僕へ殺意をこめて」は毎週水曜22:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年10月20日「すばらしいご褒美。背中をピシャッと叩かれた感じで、また活気づいています」4月29日付で旭日小綬章を受章した女優・桃井かおり(71)はそう喜びを表現した。19歳で女優デビューを果たし、いまや米国でも活躍する桃井。春の叙勲に感極まったのは“女優・桃井かおり”としてだけでなく、“娘・桃井かおり”の面が大きいと語るのは、桃井家の知人だ。「桃井さんのお父さんは’04年に亡くなった、国際政治学者の桃井真さんです。生真面目な真さんは生前、かおりさんのことを娘だと公言せず、聞かれても何も話さなかったそうです。かおりさんは、そんな真さんの言動に対して“役者をやっている娘を恥ずかしいと思っていたから”と強く感じていたといいます。しかし今回、桃井さんは政府から勲章を受けました。桃井さんは『父にはできなかったぶん、母に最高の報告ができる!』と大喜びだったそうです」(桃井の知人)そこで本誌は桃井の実兄で脚本家の章氏(74)に話を聞いた。「確かに今回の受章を家族の誰よりも喜んでいるのは、99歳になるうちの母なんです。妹の旭日小綬章のおかげで、わが家には大きな胡蝶蘭がたくさん贈られてきました。それも映画会社やテレビ会社の会長や社長さんたちから……。その花、一つ一つに母は『きれいね、すごいね……』と感動しています。いくつになっても、娘の活躍がうれしいんでしょうね」桃井は現在、アメリカ・ロサンゼルスが生活の拠点だ。「移住を決意したのは、’04年に父の真さんが亡くなったことがきっかけでした。そして’15年には現地で、長年事実婚状態だった2歳年上の音楽関係のプロデューサーと結婚しています」(前出・知人)桃井は’17年7月の本誌インタビューで夫との結婚についてこう語っていた。《実は彼とは9歳からの知り合い。親同士も仲よくて。何十年も会っていなかったけどロスで再会しました。(略)彼が飛行機の隣の席に座っていても距離があって寂しいって感じ。背中にへばりついて眠るのがいちばん気持ちいい。そういう気持ちになったのは彼が初めてなんです。こんなに夫婦がいいって思わなかったわね》生涯の伴侶と出会った桃井。だが、芸術家として活躍した母・悦子さんのことを忘れることはなかったという。「桃井さんは若いころ、NYなどに住んでいました。その後、ご両親のもとに戻り、親子3人での生活を送ることに。それは父・真さんが亡くなるまで続きました。その後、LAで一人暮らしを始めた桃井さんは、家事をこなすことの難しさに改めて気づいたそうです。そして暮らしを支えてくれていたご両親への感謝の気持ちが、さらに強くなったといいます」(前出・知人)悦子さんは現在、桃井の個人事務所が所有する都内のビルの一室で、章氏とともに暮らしている。「’14年、悦子さんは愛犬の散歩中に大腿骨を骨折したのです。施設に入れるか、自宅で介護をするか、3人の息子さんと桃井さんとで家族会議をした結果、長兄の章さんと桃井さんが主張した在宅介護に決まったのです。そのため、桃井さんが所有する都内のビルに、章さんと悦子さんが移り住んできたのです」(前出・知人)章氏はブログで連日、悦子さんとの日々を綴っている。《老老ディナーは半額になっていたのでつい買ってしまったトラフグお茶漬けと刺身(マグロ、鯛、イカ)。ちょっと贅沢だったかな?と母に問いかけるが、母は何を食べているのだか分からない様子。それよりお茶漬けのご飯を一粒ずつ箸で摘むもんだからなかなか食事が終わらない》(5月1日)《朝風呂にいれてから老老ブレックファーストの用意が出来るまで、母を自分の部屋で今まで待って貰っていたのだけど、その間に母は凄い量のお菓子類を食べているのに気付いた》(5月6日)在宅介護を担う章氏だが、桃井も定期的にサポートしている。「帰国すると妹は、母のために衣替えをしてくれるんです。私には女性の夏服やら冬服が全然わからなくて困ってしまうので、妹がやってくれるのはありがたいです。それに母の部屋を掃除していきますね。それを自分の役目のように感じていると思います」(章氏)基本的に桃井は仕事の都合に合わせて帰国するという。だが、今年1月、悦子さんの白寿のお祝いは違ったと章氏は断言する。「母は今年の1月15日で99歳になりました。数え年でいうと昨年が本当の白寿でしたが、新型コロナの影響でお祝いは見送られました。そこで妹は今年の1月、母の白寿を祝うためだけに帰国してくれたんです。2週間の待機期間があるから、お正月に帰ってきて、母の誕生日である1月15日は一緒に過ごせたんです。ほかの兄弟は集まることができませんでしたが、僕と妹夫妻と母とでカニやすき焼きを食べ、ケーキでお祝いしたんです」桃井一家は年を重ねても仲むつまじい。だが、20年ほど前、さまざまなことが積み重なり、一時兄妹絶縁状態になったことも……。「妹とは3〜4年ほど会ってない時期がありました。でもある日、僕の知り合いのプロデューサーと一緒に、僕のやっているバーに妹が来てくれて閉店まで待ってくれたんです。『送ってよ』というので、タクシーで一緒に帰りました。そして降りるときに『お兄ちゃん、また兄妹やろうよ』って……。映画みたいなセリフですよね(笑)」国民的大女優となった桃井だが、章氏は「僕の前ではかわいい妹」と言い、こう続ける。「妹はずっと僕のことを『お兄ちゃん』って言うんです。皆さんが見たことがない“偉そうではない桃井かおり”がいて、かわいいんですよね(笑)。ちょっと諍いもあったりした兄妹ですが、妹はいつも『兄妹なんだからさ』と言ってくるんです」ロスで暮らす桃井は、女優としての活躍を見せることで最愛の母に生きがいを与えた。それこそが母への、そして亡き父への最高の親孝行かもしれない。
2022年05月11日天海祐希主演の「緊急取調室」第4シーズンが7月8日から放送開始。ゲスト出演した桃井かおりの演技に「凄かった」「震える」などの感想が続出する一方、天海さん演じる真壁との“直接対決”に「楽しみすぎる」「待ち切れない」といった声も上がっている。天海さんが“妥協を許さないプロの取調官”真壁有希子を演じ、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーが、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本作。女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍したのち、警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に配属された真壁有希子を天海さんが演じ、有希子の交渉能力に目を付け、キントリ・メンバーに抜擢したキントリの管理官、梶山勝利に田中哲司。公安部出身でキントリきっての頭脳派、小石川春夫に小日向文世。マル暴一筋の刑事人生を送ってきた菱本進にでんでん。警視庁「サイバー犯罪対策室」の刑事、玉垣松夫に塚地武雅。有希子のことを目の敵にする公安部出身の北斗偉に池田成志。ハイジャック事件現場で真壁と出会う警乗警察官、山上善春に工藤阿須加といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。北海道警察へ出張することになった真壁は、羽田空港の保安検査場で持病の薬の処方箋が見つからずオロオロしている老女(桃井かおり)を手助けする。ところが出発時刻になっても飛行機は一向に離陸せず、離陸が遅れる旨を告げる機内アナウンスの声に動揺を感じ取った有希子がギャレーに駆けつけると、CAのひとりが「ハイジャック」と走り書きしたメモを見せる。ハイジャック犯は先ほどの老女で「私は国民青年派の大國塔子だ」と名乗る。爆弾を機内に持ち込んでいると言い、同じ便に乗っている国土交通副大臣・宮越肇を呼ぶよう要求する塔子。宮越の汚職疑惑の真相を本人に語らせ、現政権の責任を問うと宣言する…というのが1話の展開。SNS上には「桃井かおりはやはり凄かった」「なんだよ~あの説得力。涙出ちゃったよ!」「演技や世界観に凄く惹き込まれるし、迫力あるし、面白いし、カッコ良い」など、元カリスマ活動家、塔子を演じた桃井さんの演技に絶賛の声が殺到。塔子を説得する有希子だが、宮越の秘書が塔子に殺されてしまう。公安は有希子の責任を問おうとするが、有希子らキントリも塔子が過去に殺人を犯していた可能性にたどり着き、梶山が公安と交渉し取り調べ時間を設けることに成功するという展開に…有希子と塔子の対決は次回に持ち越された形だが「桃井かおり。天海祐希との激突が待ち切れない」「まさか初回から回跨ぎするとは思わなかった。来週は、桃井かおりを取り調べか~楽しみ」「来週は取調室で天海祐希×桃井かおりのひりひり感楽しみすぎる!!!」など、SNSには次回の“直接対決”に期待するコメントも多数投稿されている。(笠緒)
2021年07月08日2021年3月27日の放送で最終回を迎えた、トーク番組『サワコの朝』(TBS系)。番組のMCを務めるタレントの阿川佐和子さんが、最後に残したコメントが、ネット上で反響を呼んでいます。最終回ラストに放った阿川佐和子の『ひと言』が話題に最終回のゲストとして招かれたのは、俳優の米倉涼子さんでした。阿川さんはいつも通り、ゲストの話をメインに番組を進行。番組の最後に、米倉さんから「長い期間されていた番組でしたよね、お疲れさまでした」と労いの言葉をかけられ、阿川さんは「9年半くらいだったと思います」と返します。そして、ラストの場を借りて、次のような挨拶をしました。みなさま、すでにご承知のことと思いますけども、この『サワコの朝』、今日限りに終わることとなりました。私の力足らずとは思いますが、でも総合で473回見てくださった方々に、まずはお礼を申し上げたいと思います。そして、この番組を支えてくれたスタッフの、全スタッフのみなさんに「本当にありがとうございました」と申し上げたいです。ありがとうございます。だいぶ歳を取りました、私も。『徹子の部屋』に負けました。サワコの朝ーより引用始終笑顔のまま、時折丁寧に頭を下げて、想いを述べた阿川さん。最後には、黒柳徹子さんが司会を務める長寿トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)を引き合いに出し、笑いを誘ったのです。阿川さんのコメントに、ネット上では「本当にお疲れさまでした」「終わってしまうのがショック」といった声が、多数寄せられました。・最後のセリフにちょっと吹き出してしまった。番組が終わるのがさびしい。・「徹子の部屋に負けました」と笑いながらいえる、潔い人柄が素敵で憧れる。・予告を一切せず、普段通りに番組を進めて、最後の最後にコメントするところが、阿川さんらしいなあ。9年半という長い期間にわたって、土曜日の朝を盛り上げてきた阿川さん。さっぱりとした人柄と物おじせずに切り込むトーク力で、さまざまなゲストの素顔を引き出してきた姿は、多くの人の心に残るでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年03月27日高畑充希主演、岡田惠和の脚本で贈る「にじいろカルテ」の7話が3月4日オンエア。安達祐実演じる雪乃が再び記憶を失いはじめる…雪乃を演じた安達さんの演技と、雪乃と眞島秀和演じる夫・晴信の愛にも感動のコメントが送られている。難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を患い、東京の大病院から山奥の小さな村“虹ノ村”にやってきた内科医の主人公・紅野真空は、自由奔放で天真爛漫な性格だが妻・沙織を亡くした過去を持つ外科医・浅黄朔、ぱっつん前髪スタイル、優等生キャラの看護師・蒼山太陽、村の人々とともに過ごす日々を送る…という本作。真空を演じる高畑さんを始め、朔に井浦新。太陽に北村匠海。虹ノ村村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島さん。晴信の妻で認知症を患い、定期的に記憶を失う雪乃に安達さん。雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐に水野美紀。雪乃、嵐の幼なじみの霧ケ谷氷月に西田尚美。氷月の夫、霧ケ谷桂に光石研。通称“まじょたく君”雨尾結城に池田良。花に囲まれた家で一人暮らしをする桃井佐和子に水野久美。村で“じじーず”と呼ばれる3人組の1人、緑川日出夫に泉谷しげる。村の由緒ある洞穴を守る一族の末裔でもあるじじーずの1人、白倉博にモト冬樹。自由すぎる日出夫と博の仲を取りもつじじーずの1人、筑紫次郎に半海一晃といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3年前から“まだら認知症”のため、2週間から1か月に1度のペースで記憶を失ってきた雪乃。今回は再び記憶を失い始めた雪乃のために、虹ノ村に古くから伝わる“虹ノ洞穴”の伝統的な婚礼を行うことする…というストーリー。伝統にのっとり山に“幽閉”された晴信のもとに食事を届け、「君に愛されてとっても幸せだよ愛してくれて、ありがと」と伝える雪乃。それに「こちらこそ何度も素敵な出会いをさせてもらって、最高に俺は幸せです。ありがと」と応える晴信。村は総出で婚礼の準備を進め、おかげでお年寄りたちも生き生きとし始めるが、式の当日、婚礼衣装に身を包んだ雪乃は目に涙を浮かべ、真空たちにすがるような目で「なんですか、これ…」とつぶやく。再び記憶を失ってしまった雪乃は晴信に見守られながら再び人生を始める…というラストだった。3話でも多くの視聴者からのコメントが殺到した安達さんの演技だが、今回も「目にいっぱい涙貯めてく時、あ…記憶なくしちゃったんだ、てすごく伝わった」「不安に押しつぶされそうな演技が素晴らしい」「2回記憶無くすエピソード強すぎて完全に雪乃さんが主役」などの声が殺到するとともに、「雪乃さんの「愛してくれてありがとう」に感動した」「雪乃さん&晴信さんの表情に引き込まれた」「晴信さんの雪乃さんへの大きな愛と優しさが伝わってきた」など、雪乃と晴信の愛の絆にも数多くの感動のコメントが送られていた。(笠緒)
2021年03月05日難病を抱え山奥の村の診療所にやってきた医師を高畑充希が演じ、井浦新、北村匠海らが共演する「にじいろカルテ」の4話が2月11日オンエア。朔の“過去”にこれまでの井浦さん出演作を連想する視聴者が続出している。救命救急の現場で働いていたが難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を発症。山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなる紅野真空役を高畑さんが主演する本作。真空が虹ノ村の診療所で一緒に過ごすツナギにサングラス、自由奔放で天真爛漫な性格の外科医・浅黄朔に井浦さん。同じくぱっつん前髪、優等生すぎていじられキャラ的な存在の看護師・蒼山太陽に北村さん。3人が暮らす虹ノ村の村人たちとして、村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島秀和、晴信の妻で認知症を患い、定期的に記憶を失う雪乃に安達祐実、雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐に水野美紀、同じく雪乃の親友の霧ケ谷氷月に西田尚美。真空を虹ノ村に連れてきた村役場の職員で氷月の夫・桂に光石研。村に配達物を運んでくる通称“まじょたく君”雨尾結城に池田良。花に囲まれた家で一人暮らしをする桃井佐和子に水野久美。また“じじーず”と呼ばれる3人組を泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃らが演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。太陽も参加した青年団の活動で、ブヨに刺される人が続出。太陽も刺されたのだが「自分は大丈夫」と言った手前、周りに話すことができずデリケートゾーンにかゆみを抱えたまま平静を装っていた。そんななか隣の村のキャンプ場で土砂崩れが発生、多くのけが人が出ている中で治療の優先順位を決めるトリアージをしてほしいとの要請が入る。急いで現場に向かうことになった真空、太陽、朔。その様子を見た霧ケ谷は朔に「大丈夫…?」と声をかける。笑顔で応える朔だが心配そうな霧ケ谷の様子に、真空は何か知っているようだと悟る。緊張感ただようなか土砂崩れの現場に入った3人。混乱のなかある患者の「大丈夫です」という言葉に、思わず朔は「それはあなたが決めることじゃない!」と激昂する…というのが今回のストーリー。実は彼の妻・沙織(佐々木希)は爆破事故に巻き込まれ亡くなっており、現場でトリアージしていた朔は沙織の「大丈夫」という言葉を信じて、彼女を失っていた…。朔の過去に「にじいろカルテの朔先生とアンナチュラルの中堂先生が重なってつらい」「アンナチュラルも、ニッポンノワールも、にじいろカルテも、井浦新が恋人と幸せになる世界無いわけ?」などの声が。「アンナチュラル」で演じた中堂は恋人・夕希子を失い、「ニッポンノワール」でも元婚約者を失い…と出演作が、いずれも愛する人を失った過去を持つ役どころだっただけに、過去の出演作の役柄を連想してしまう視聴者が続出。その後虹ノ村に帰る途中の車内で、患者に激昂したことについてその理由をあえて触れない真空と太陽に「いい奴だな。聞かないんだな、何があったんですかって」と感謝の言葉を伝える朔。すると真空は「言いたかったら、こっちが聞かなくても言う性格だろうし」と答え、自分の心の中のことは「大丈夫かどうか、本人にしか決められない」と続ける。その言葉に無言でうなづく太陽…。朔を思いやる真空と太陽の様子に「朔先生、すてきな仲間に出会えて、本当によかった!」といった反応や、「最後3人が仲良さそうにしてるのだけで「うわーーんいいドラマだーーー」って泣けた」「高畑充希と北村匠海と井浦新が演じてる3人の役の絡みも最高」と真空、朔、太陽の関係性にも多くのコメントが寄せられている。(笠緒)
2021年02月12日高畑充希を主演に迎え、岡田惠和が脚本を担当する「にじいろカルテ」の3話が2月4日オンエア。認知症で定期的に記憶を失う雪乃に寄り添う嵐と氷月、そこに真空も混じってそれぞれ人生が語られていく…そのやり取りに「聞いてるだけで泣ける」などの反応が続出中だ。東京の大病院で働いていたが難病である多発性筋炎・皮膚筋炎の告知を受け、山奥の小さな村の診療所やってきた内科医の主人公・紅野真空を高畑さんが演じ、真空が自由奔放で天真爛漫な性格の外科医・浅黄朔と、ぱっつん前髪スタイル、超絶優秀な仕事ぶりゆえ優等生すぎる一面も持つ、いじられキャラ的存在の看護師・蒼山太陽とシェアハウスをしながら、村の人々と触れ合っていく笑って泣けるチーム医療ドラマ。3人が暮らす虹ノ村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主をしている橙田晴信に眞島秀和。「にじいろ商店」の看板娘でもある晴信の妻・雪乃に安達祐実。村役場でバリバリ働くキャリアウーマンの緑川嵐に水野美紀。真空を虹ノ村に連れてきた張本人でもある村役場の職員、霧ケ谷桂に光石研。霧ケ谷の妻、氷月に西田尚美。村の外からいつも配達物を運んでくる、通称“まじょたく君”雨尾結城に池田良。花に囲まれた家で一人暮らしをする桃井佐和子に水野久美。村で“じじーず”と呼ばれる嵐の義理の父親で日向の祖父の日出夫に泉谷しげる。同じく“じじーず”のお酒が大好きな日出夫の同級生、白倉博にモト冬樹。“じじーず”として自由すぎる日出夫と博の仲を取りもつ筑紫次郎に半海一晃といったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。突然、虹ノ村診療所に雪乃が駆け込んでくる。「私は誰なんでしょうか?」と言う雪乃を前に呆然と立ち尽くす真空。朔によれば3年前から“まだら認知症”を抱えているという。すると雪乃の友人である嵐と氷月がやってきて、雪乃に対し名前を教え病気のことを説明。雪乃を「大変だけどあなたは不幸じゃない」と励まし、アルバムを見せたり、生まれた家を訪ねたりしながら彼女が歩んできた人生を教えていく…というのが今回のストーリー。雪乃に彼女の人生を伝えたのち、嵐も子どもも生まれ、自分も夫も幸せだと思っていたある日、その夫が「一緒にいたくない」と置手紙を残したまま失踪した過去を涙ながらに告白。氷月も不妊治療を頑張ったが子どもができず、自分が憧れていたものと違った人生を歩んだことを悔んでいると明かす。2人に促され真空も、自分が患者になったことで“症状を言いたくない、家族につらいと言えない”患者の気持ちがわかったと語る。2週間から1か月に1度のペースで“人生をやり直す”雪乃…その姿を演じた安達さんの演技に「すごい…。表情が凄い」「難しい役柄なはずだけど演技が自然」といった声が上がるとともに、西田さんのセリフに「私の心を代弁してくれたような気がする。それぞれにどうにもならない事があっても、互いに支え合う姿が良い」といった感想をはじめ、「高畑充希さん、西田尚美さん、水野美紀さん、そして安達祐実さんの会話シーンが本当に凄かった」「この4人の会話をずっと聞いてるだけで泣ける」などの反応も。4人の女優の会話劇に圧倒された視聴者からの声が続々とSNSに寄せられている。(笠緒)
2021年02月04日70歳を目前にしてもなお、その若々しい美貌で注目を集める女優の桃井かおり(69)。現在はロサンゼルスに拠点をおいて活躍しているが、最近、そんな彼女に変化があったという。「最近の桃井さん、以前よりも身体がかなり引き締まってきているんです。今まではジムで何となく筋トレをしていたそうですが、自粛期間中に一念発起。本格的に自宅でトレーニングを始めたそうなんです。目的は大幅な減量ではなく、長寿・健康維持のため。『トレーニングを始める前後で体がすごく変化した』『程よくマッチョになった』と、自身でも筋トレの成果を実感している様子でした。桃井さんはフランクな方なので、撮影がクランクアップした際はスタッフや共演者の方々とハグをします。私もハグをしていただいたのですが、背中がまるで岩のように固くなっていて……。本気で鍛えていらっしゃるんだなと思いました」(映像製作関係者)自粛生活で太る人が多いなか、逆に“マッチョ化”したという桃井。引き締まった美ボディの秘訣は、健康的な食生活にもあるようだ。「毎日欠かさず自炊されているのも、大きいと思います。最近の桃井さんは外出自粛でカロリー消費量が減った分、摂取するものにより気遣うようになったそうです。なかでも力を入れているのが、自炊です。お米やパンといった炭水化物の摂取量を減らして、ナスやトマトやシソなど家庭菜園で育てた新鮮な野菜をたっぷり食べるようにしているそうです。ときにはレシピのレパートリーに困ることもあるそうですが、料理自体が自粛中の良い“息抜き”になっているそうです。旦那さんからも『美味しい!』と評判が良いそうですよ」(前出・映像製作関係者)その引き締まった美ボディに注目が集まりそうだ。
2020年09月12日迷える少女の不思議な出会いと成長を描く映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』より、今作が映画初主演となる清原果耶演じる少女・つばめと、桃井かおりが演じる彼女の前に現れる老婆・星ばあ、2人の姿をとらえた場面写真が公開された。2021年度春の連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインに抜擢されるなど、いま注目を浴びる清原さんが演じるつばめは、家でも学校でもどこか居心地が悪く、憧れの隣人・亨くん(伊藤健太郎)ともなんだかうまくいかない、悩める14歳の少女。つばめの唯一の憩いの場、書道教室の屋上で1人過ごしていたある日、突然、謎の老婆・星ばあに声をかけられ、最初は戸惑いながらも、2人は同じ日々を過ごしながら心を通わせていく。この2人を写す今回到着した場面写真では、バス内で食い入るように外の海を見たり、仲良くバス停で手を挙げたり。また、キックボードに乗って急いでいるような星ばあを、つばめが引き留める場面。書道教室の屋上で、寝転び空を見上げている姿と、2人の世界が切り取られている。そんな2人についてプロデューサーは「清原果耶さん演じるつばめと(桃井かおりさん演じる星ばあ)のバディ振りは私たちの想像を遥かに超えた存在感で多くの方々を魅了すると確信しています」と自信をみせている。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月4日より全国にて公開©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年07月21日石橋蓮司(78)が18年ぶりに主演する映画『一度も撃ってません』(7月3日全国公開)で、元人気ミュージカル女優を演じている桃井かおり(69)。本作は、伝説のヒットマンと噂される小説家・市川進(石橋)をめぐるハードボイルドコメディ。石橋演じる市川と、桃井演じる元人気ミュージカル女優は、50年来の旧友という設定だが、実際に2人の交友も長年に及んでいるという。「私が初めて出演した映画で共演してからのお付き合い。アヒルが初めて見たものを親と思ってしまうように、彼の背中を見ながら俳優生活を送ってきました」来年で役者デビューから50年、節目の年を迎える桃井だが……。「え?私、もう50年なの?怖いわね(笑)。来年は自分で監督して映画を撮る予定なので、それがけじめかしら。おばあさんの映画にしようと思っているんです。年を重ねていくことをきちんと描いたものを撮りたいな、と。年をとるって、実際に体感しないとわからないことがたくさんあります。私の経験も生かして、見る人が体感できるようなものをね」腰を痛めたのをきっかけに、ハイヒールを履かなくなったり、筋肉をつけるためジム通いを始めたりしているそう。年を重ねることに対しては、若いころからポジティブに考えていたようだ。「若い人も早めに年をとるシミュレーションができてたら気持ちが楽になるでしょ。私は27(歳)くらいのとき、60(歳)になったら、日本以外の場所にいたい、自分で作品を作りたい、って当時の日記に書いてましたから」今はロサンゼルスを拠点として活動し、自身が監督した映画もすでに2本撮っている。20代で描いた未来予想図は見事に実現されている。「自分の腕力、知力っていうのは、自分がいちばんよく知っているはず。一日一日無駄にせずにいろいろなことに興味を持って愉快にやってます。結婚は60(歳)過ぎてからでしたが、主婦業も新鮮なので楽しんでやっていますよ」「女性自身」2020年7月14日号 掲載
2020年07月06日女優の桃井かおり(ももい・かおり)さんが、2020年6月4日にインスタグラムを更新。結婚記念日を迎えたことを夫とのツーショットとともに報告し、祝福の声が寄せられています。桃井かおりの夫婦ショットに「美男美女すぎる」2015年に50年来の友人だという音楽プロデューサーの男性と結婚した、桃井かおりさん。この日、桃井かおりさんは「結婚記念日。35年ぶりに再会。あの頃の写真を見てたら若いわ~」というコメントとともに、夫とのドアップのツーショットを公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Kaori Momoi 桃井かおり (@kaori_momoi) on Jun 3, 2020 at 2:06pm PDTこの投稿を見たファンからは「おめでとうございます」「素敵です」といった祝福コメントが殺到。2020年6月5日時点で『いいね』の数は1万件を超えており、多くの反響が寄せられています。・2人とも素敵な笑顔です。結婚記念日、おめでとうございます!・うらやましい限りの美男美女!・おめでとうございます!これからも仲むつまじく、楽しい写真を見せてください。桃井かおりさんは、以前出演した番組で夫について「こよなくいい人」「いないと困る」と愛情たっぷりに語っていたことも。現在も『おしどり夫婦』っぷりを見せており、結婚生活を楽しんでいるようです。桃井かおりさん夫婦にはこれからも二人三脚で、幸せな家庭を築いてほしいですね。桃井かおりが『結婚』について語った言葉が名言ばかり!萩原健一への言葉も話題に[文・構成/grape編集部]
2020年06月05日女優の桃井かおり(ももい・かおり)さんが、2020年4月28日にインスタグラムを更新。セルフカットしたというヘアスタイルを公開し、多くの反響を呼んでいます。桃井かおりセルフカットが「日に日に上達している…」同月現在、アメリカ・ロサンゼルスに住んでいる桃井かおりさん。新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛を強いられている近況を報告するとともに、自撮りショットを公開しています。 View this post on Instagram A post shared by Kaori Momoi 桃井かおり (@kaori_momoi) on Apr 27, 2020 at 12:02pm PDT桃井かおりさんは「嫌がる旦那のもカット!」とコメントし、自身のセルフカットについて「日に日に上手くなっている」と自画自賛。投稿を見たファンからは、桃井かおりさんのセルフカットや、大胆な行動を称賛する声が寄せられています。・かおりさん、きれいです!髪型、最高です。・素晴らしい!そういう思い切ったところが大好きです。・結局、されるがままの旦那さま、かわいい。癒されました。セルフカットは少々難易度が高そうですが、桃井かおりさんが行うとなんでもおしゃれに見えてしまうから不思議です。桃井かおりが『結婚』について語った言葉が名言ばかり!萩原健一への言葉も話題に[文・構成/grape編集部]
2020年04月30日映画『一度も撃ってません』(近日公開予定)で、元ミュージカル女優を演じている桃井かおり(69)。来年4月の誕生日に70歳を迎える桃井は、54歳でアメリカで仕事を始めてから現在はLAに拠点を移し、日本と行き来しながら世界各国の映画に出演している。LAでの生活の様子を紹介している自身のインスタグラムでは、氷室京介(59)やONE OK ROCKのTaka(32)、ローラ(30)など豪華なメンバーとのショットや、桃井の本格的な手作り料理に注目が集まっている。「ローラは1回だけど、Takaちゃんや真田(広之・59)さんはよく来てくれますね。晩婚だったのもあるんですけど、主婦業はとっても新鮮。思いっきり、全力でやってます。楽しいですよ。いろんな国の人が来るから、日本料理を食べてもらいたいな、と思って、おいなりさんや、ちらし寿司とか作ってます」そんな彼女のいちばんの関心事は、日本との行き来もあって、食材ロスだという。「この前はどうしても長ねぎが2本残ってしまって、カレーにも入れられないしどうしよう、と悩みましたが、ビシソワーズにしたらめちゃくちゃおいしかったの。この15年間、ロスしたことは一度もなし、すごいでしょ!」最後に、若々しさを保つ秘訣を聞いてみた。「3年くらい前からジム通いを始めました。腰を悪くして、筋肉が衰えているのが腰痛の原因だと気づいたんです。ヒールも腰によくないそうなんで、ほとんど処分しました。舞台挨拶用を残すくらいで。11センチのヒールを70のおばあちゃんは履かないですからね(笑)」自然体で、素直に日々を楽しむ。そんな生活のスタイルが、桃井のパワーの源泉なのかもしれない。「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月27日桃井かおりが、清原果耶映画初主演作『宇宙でいちばんあかるい屋根』に出演していることが分かった。14歳の少女つばめは、満天の星が輝くある夜に謎めいた老女“星ばあ”と出会う。つばめは次第に心を開き始め、恋の話や家族の話をするようになり、打ち解けていく2人だったが…。様々な悩みを抱えた少女と謎めいた老女のひと夏の青春を描くファンタジードラマ。今回出演が明らかになった桃井さんが演じるのは、清原さん演じるつばめの前に突如現れる老女、星ばあ。桃井さんと清原さんは今回が初共演。人間離れしているが、それでいて恋しくなるほど人間味溢れる老女という、自身にとっても初挑戦となるキャラクターを演じている。また、星ばあ語録にも注目だ。桃井さんは「ちょうど映画『新聞記者』を見終えて、兄とあの映画の話をしてた時メールをいただいて、なんだかそういうタイミングのお話だったので、『“星ばあ~”、なんてサウンドいいじゃない!』なんて即決で決めたんです」と当時をふり返る。また「現場にはスケジュールの都合でギリギリで入ったので、あんまり弄る時間はなく(笑)いろいろ不自由もありましたが、前作のファンとしては、この若き美しい青年監督が作る、この新しい映画に、うまくハマってくれればと楽しみにしています」とコメントしている。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年04月10日阿川佐和子(65・以下、阿川)「うちはいま、認知症の母(91)をきょうだいとお手伝いの方とローテーションを組んで、在宅介護しています。その合間にショートステイで外泊サービスを利用しているんです」ヤマザキマリ(52・以下、マリ)「私の母(86)は北海道の実家の近くに住む妹が、在宅介護をサポートしてくれていました。それが、認知症に加え、パーキンソン病も併発して……。足元がおぼつかなくなり、今年1月、部屋で倒れているところを妹に発見されて、入院しました」阿川「高齢者専門の施設なの?」マリ「専門ではないですが、認知症患者が多い病院なんです。我が強い母ですから、同室の人と合うわけがないと思っていたのに、4人部屋で和気藹々と過ごしています。お互い、会話はまったく成立していないんですけど、ワイワイ楽しそうでした」小説家、エッセイストの阿川佐和子さんの母親は、昭和2年生まれで、現在は91歳。父は作家の阿川弘之さん(’15年没、享年94)。外では温厚だが、家庭内では絶対君主で、専業主婦だった母親は振り回されていたという。漫画家のヤマザキマリさんの母親は、昭和8年生まれの86歳。北海道に渡り、札幌交響楽団のビオラ奏者として、2人の娘を女手一つで育て上げた。親の介護が始まったのは、阿川さんが57歳、ヤマザキさんが49歳のときだった――。マリ「佐和子さんは、どうやって親の認知症がわかったんですか?」阿川「8~9年くらい前かな。あるとき、長年、実家で働いてくれた家政婦さんが電話で『こんなこと、私から申し上げるのも何ですが、奥さまがヘンです』って。もともとトボけてるからなあって言ったら『そういう問題じゃありません』って、ピシッと言われたんですね。それで“ついに来たか”と」マリ「母は、80歳を過ぎたあたりから、物忘れが目立ってきたんです。でも、犬の散歩も欠かさず、毎日、元気そうでした。あるとき、北海道の実家に帰ると、母が外に立って青ざめた顔で『変な外人さんがうちに来ちゃって!』って。あわてて家に入ると、外国人が出ている料理番組が放映されていて、それを見て、うちの台所に外国人が来たのだと勘違いしたようなんです。そうした症状が増えて、ようやくレビー小体型認知症(症状の1つに幻覚がある)だと診断されました」阿川「うちの母は、いまだに、自分でできることはいっぱいあるんです。お医者さんに行って、勝手にパソコンをのぞいたとき“アルツハイマー”という文字を見て、『誰のこと?』って聞いたりね」マリ「本人も認知症だって認めたくないですよね。母も『一過性のもの』『疲れているだけ』と抵抗していましたから」阿川「いままで、自分を見守ってくれていた親が、だんだん壊れていく姿は、子どもとしてもつらいもの。だから、初期のころは特に必死になるよね」マリ「グレープフルーツの匂いが認知症に効くと聞いて、アロマを嗅がせたり(笑)」阿川「私も最初は何でも真面目に、完璧にこなそうとしていました。母は心臓病も抱えていたから“薬を必ず飲ませないと危ない”って、神経ピリピリさせてるの。だから薬袋ごと、どこかにしまって見つからなかったりすると、叱りつけちゃうんですよ。『どうして!』って。すると母も泣きだしちゃったり。マリちゃんも、やりすぎたことってない?」マリ「ありました。北海道に帰ると“わー”っていろいろ言ってしまうから、そばで介護してくれている妹から『お姉さんが来ると、お母さんがビクビクする』って言われました。こうなるとお互いが疲弊しますよね」阿川「仕事も、通わないとダメなようなものは辞めて、ある程度自分のペースでできる原稿の仕事しかできないかなって、ほんの一瞬だけ考えました」マリ「1対1になると、周りが見えなくなってきますよね」阿川「そんなとき、昔なじみの友人と会う機会があって、彼女たちに救われました。『アガワさ、介護は1~2年でなんとかなると思ってるでしょ。10年かかるかもしれないんだよ』って言われて。“え!10年、冗談じゃない”って」マリ「今から必死になっても、そんな長期戦、戦い続けることはできないですよね」阿川「10年ですまないかもしれないし。だからできる限り、手を抜けるところは抜いて、自分1人で背負わない。これを聞いて、すごく心が楽になって。友人との井戸端会議もバカにならない」マリ「夫の実家のあるイタリアでは、みんな井戸端会議好き。普通に高齢のおばあちゃんを車いすに乗せて連れていったり。それは当たり前に受け入れられ、『シニョーラ(おばさま)、元気そうで』って歓迎されます」阿川「そうやって、介護する側、される側も外につながることって大事。この間、取材である主婦の方の質問を受けたんです。『お姑さんの介護が始まったので、週に1回の習い事をやめたほうがいいでしょうか』って。周りの家族は“習い事なんてやってる場合じゃないだろう”という空気になるかもしれませんが、私は『やめちゃいかん』という答え。私だって、母を置いて、好きなゴルフをやることもありますが、“悪かったな”という後ろめたさを持っていると、次に“ようし、やってあげようじゃないの”とやさしくなれるもの」マリ「そうね、滅私奉公はいけないと思う。北海道で母をそばで見てくれる妹も、一時期、介護でいっぱいいっぱいになって。髪はボサボサだしストレスで太ってしまって。“やばい”と思って『もういいよ、お母さんのことはいいから出かけておいでよ』と、コンサートのチケットを買って送ったりしました」阿川「自分にとって、リフレッシュできるものを最低1つ持っていないと、逃げ場がなくなります。逆に自分のためだけの時間を持つことで、介護をするエネルギーが湧いてくるものですよ」現在でも、認知症の症状は少しずつ進んできているが、母たちは平和で穏やかな日々を過ごしている。マリ「最近は、イケメンの青年介護士さんに『リョウコさん』と下の名前で呼んでもらって、ポッと頬を赤らめています」阿川「認知症になると、女がよみがえってくる説もありますよね。フェロモンって大事」マリ「入居者が集うホールでダンディな男性がいたら、『あそこにすごく寡黙で、ハンサムな人がいるんだけど』って。いまでは私と女友達のような会話もしています」阿川「私も母が認知症になったばかりのころは、お風呂に一緒に入ったりしていましたから。すっぽんぽんになって、何十年ぶりかしらね。1回、お風呂で倒れて以来、1人では入れられなくなって」マリ「1人でのお風呂は怖いです。うちは3回、救急車を呼んでいます」阿川「一緒にお風呂に入ると『あんた随分おなか出てるわね』っておなかを突かれたり、こっちも突き返して『イヤン』と言われたり。そんなことをしながら、全身チェックもできるんです。湿疹を見つけて『かゆい、かゆい』と言っているのはこれが原因か、とか、巻き爪が痛そうだなとか」マリ「監視されるよりも、一緒にお風呂に入ったほうが母も安心しますよね。私も、今年の冬、母と妹と一緒に、温泉に行ったんです」阿川「あら、えらい」マリ「貸し切りのお風呂に入れて、みんなですっぽんぽんの状態になって。そのとき、また一段と心を許してくれたというか、恥ずかしがらなくなりました」阿川「甲冑を脱いでくださったのね。一緒にお風呂に入るのは、母と娘だからできること。一方で、最近では、認知症が進んで、だんだん、私のことを、母の姉だと勘違いするようになりました。『誰だかわかる?』って、指を私のほうに向けると、指先にある鼻を見て『お鼻ちゃん』と言ってみたり。そういう知恵の回り方がすごいんだけど」マリ「私も、名前を忘れかけられています。マリじゃなくて、『娘』って言われることも」阿川「『さ』がつくでしょって、ヒントを出しても、ウフッと笑ってごまかしたり。でも娘ってわかるから『娘子ちゃん』と言ってみたり。深刻になることも多いけど、そのあと必ず笑いがあるんです」マリ「介護を通して、親子の距離がぐっと近くなった、新しい母娘関係を築けているような気がしますね」
2019年06月30日スタートするドラマ「正義のセ」から主演の吉高由里子、共演の広瀬アリス、原作者の阿川佐和子がゲスト出演、MC陣とトークを展開する。今回は「トリオ THE いろいろ遅咲きな女」と題してお届け。いま最も輝くこの3人が実は“遅咲き”だったという意外な一面を大公開してくれる。『蛇にピアス』で衝撃的な演技を披露、連続テレビ小説「花子とアン」のヒロイン役などでいまや国民的女優となった吉高さんだが人と関わるのが“遅咲き”だったという。吉高さんの謎の「1人遊び」や愛しすぎて止まらないという生ガキに大興奮する吉高さんは必見。文化勲章を受章した作家・阿川弘之を父に持ち、慶應義塾大学を卒業後、エッセイストとしての作家活動と共にキャスターや「とと姉ちゃん」「陸王」などで女優としても活躍する阿川さん。昨年63歳で“遅咲き婚”を果たした阿川さんの婚活エピソードとは!?また20代の頃のカジュアルすぎるお見合い写真も初公開してくれる。日本一の“美人姉妹”の姉として朝ドラ「わろてんか」出演で一気に注目度が急上昇中の広瀬さんが、女子力ゼロだったスカウトされた当時の写真を初公開。さらに“広瀬ポリス”がSNSで気になる「許せない女」を逮捕!?広瀬さんの許せない女とは!?阿川さんの原作小説を吉高さん主演でドラマ化する「正義のセ」は4月11日(水)22時~、本番組終了後に放送開始。吉高さん演じる仕事も恋もあきらめない駆け出し検事・竹村凜々子が周りを巻き込みながらも、まっすぐに事件に取り組み、検事として、そして女性として成長していく姿を描く痛快お仕事ドラマで、凜々子とバディを組む検察事務官・相原勉役に「TEAM NACS」の安田顕、凜々子に何かと厳しく当たる先輩検事・大塚仁志役に三浦翔平、同じく検事で明るい性格の関西人、徳永太一役に「ドランクドラゴン」塚地武雅、凜々子の父・浩市役に生瀬勝久、母・芳子役に宮崎美子、広瀬さんは実家の豆腐屋を手伝っている凜々子の妹・温子役で出演する。「今夜くらべてみました」は4月11日(水)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年04月11日ドラマ「東京タラレバ娘」も記憶に新しい吉高由里子が、阿川佐和子・原作の「正義のセ」のドラマ化で、仕事に恋に悪戦苦闘する“新米検事”に初挑戦することになった。原作は、170万部を超えるベストセラー「聞く力 心をひらく35のヒント」や、対談番組の司会、先の日曜劇場「陸王」への出演などで知られる阿川佐和子のシリーズ小説。そのテーマは、まさに「被疑者の話を“聞く”こと」が重要な検事。新米女性検事が、持ち前の正義感で事件解決に挑み、同僚や家族に支えられながら、一歩ずつ成長していく物語となる。主人公の女性検事・竹村凜々子は、横浜地検に勤める2年目の検事。東京の下町にある豆腐屋の長女で、実家暮らしの29歳。演じるのは、「東京タラレバ娘」以来1年ぶりの日テレ系ドラマ主演となる吉高さん。SNSのフォロワー数は約300万人を誇る彼女が、まっすぐ過ぎるほどまっすぐな、“融通きかない”アラサー女性検事役に扮する。「検事」といえば、何でも完璧な人間のイメージが浮かぶが、吉高さん演じる凜々子はとても人間味あふれるキャラクター。融通が利かない性格で、正義のために声を出し、喜び、笑い、泣き、怒る。そんな姿には「頑張れ!」とつい応援したくなる女性だ。“事件もの”ではなく“お仕事もの”ドラマ犯罪に立ち向かう検事の仕事は、言うまでもなく責任重大。そのうえ、女性だからと舐めてかかる被疑者も多いため、精神的にもかなりストレスがかかる。なのに、凜々子の人生はままならないことばかり。恋人から結婚と仕事の選択を迫られたり、父の浮気疑惑が発覚したり、起訴した被疑者に冤罪の可能性が出てきたり…。そんな中でも事件や身の回りの騒動を解決していくうちに、検事として、女性として成長していく凜々子。検事として悩み苦しみながらも、決してくじけず事件と向き合い、女性としても幸せをあきらめない、そんな彼女の姿を通じて、世の女性たちに明日の活力を贈る痛快ストーリーとなっている。コメント到着吉高由里子(竹村凜々子役)初めての検事役に「難しい事件ものになるのかなと最初は身構えましたが、阿川さんの原作本を読ませていただき、普通の女の子がたまたま検事になり、仕事に恋に失敗しながらも一生懸命立ち向かっていく、女性なら誰もが共感できるお仕事ドラマだとわかってホッとしました」と吉高さん。「このような等身大の役をいただいた今回が、20代最後のドラマ出演になるのかなと思うと、自分の年齢にも改めて気づかされます。主人公の凜々子が、検事としても女性としても成長していく物語なので、凜々子と一緒に自分自身も作品を通して成長していきたいと思います」と意気込んでいる。原作・阿川佐和子コメント「『正義のセ』は、正義を貫きたいあまり、あちこちにぶつかって腹を立て、失敗を繰り返して泣きわめき、でもなぜかまわりに助けられて少しずつ成長しようとする、困ったほどに不器用な新米検事、凜々子の物語である。そんな凜々子が吉高由里子さんの愛くるしい魅力によってどんな化学変化をもたらしてくれるのか。たまらなく楽しみです」。日本テレビ制作局プロデューサー・加藤正俊コメント「阿川佐和子さんが生み出した魅力的なキャラクターを吉高由里子さんが演じる、考えただけでワクワクする組み合わせが実現しました。『正義のセ』は検察が舞台ですが、いわゆる事件ものドラマではなく、駆け出しの検事が同僚や家族に助けられながら成長していくお仕事ものドラマです。作品ごとに違った顔を見せる吉高さんの新しいヒロイン像に、どうぞご期待ください」。「正義のセ」は4月、毎週水曜22時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年01月22日今年5月、6歳年上の元大学教授S氏(69)と入籍した阿川佐和子(63)。 結婚直後には、南仏料理店での夫妻の“しっとりデート”を本誌も目撃。幸せそうな新婚生活が伺えたが――。 「仕事の打合せでご一緒したのですが、ちょっと疲れたご様子だったんです。阿川さんは大作家である父・阿川弘之さんを亡くされて3年経ちますが、じつは90歳になられるお母さまの世話もされているんです。その介護が大変だそうなんです」(出版関係者) 母親の介護については、阿川本人も作家・朝井まかて氏との対談で「母が認知症になりかけた頃に書いたメモを見つけたんですよ」(文藝春秋17年6月号)と病名を明かしている。 「女親の介護ということで、彼女にはお兄さんと弟さんがいるのですが、阿川さんに負担がかかっているようなんですよ」(前出・出版関係者) 若々しいとはいえ、阿川ももう63歳。老々介護は肉体的にも楽ではないはずだ。 だが、そんな愚痴をS氏に聞いてもらえるだけでも彼女は助かっているのだろう。最近のトークショーでは、“感謝の念”も口にしている阿川。 “熟年婚”がいい結果を生んでいるのならば何より――。
2017年08月12日作家でエッセイストの阿川佐和子(63)が5月17日、一般男性と結婚したことを発表した。お相手は69歳の元大学教授。阿川が63歳にして初婚ということに驚きの声が上がっているが、実はここ数年“シニア婚”が急増しているのだ。 「熟年離婚の増加や高齢化社会の影響からか、近年50~60代の婚活が活発になってきています。熟年離婚や配偶者と死別した高齢者の再婚も増えているのですが、中高年層の初婚も急増中。50代の初婚は、10年前と比較するとなんと1.5倍という数字が出ています」(シニア向け婚活に詳しいフリーライター) 一昔前までは27歳が女性の結婚適齢期とされていたが、そんな感覚は時代遅れということだろうか。“シニア婚”が急増している理由を、前出のフリーライターはこう分析する。 「いまの中高年世代はとにかく若々しくて元気な人が多い。健康寿命も延びていますからね。つまり“アラ還”であっても今後20年、30年と、まだまだ人生は長いのです。彼らが『これからも人生を謳歌したい、晩年を一緒に過ごす相手が欲しい!』と思うのは自然の流れかもしれませんね」 さらに50歳を過ぎてからの結婚には、じつは意外なメリットがたくさんあるという。 「まず、この世代には金銭的に余裕のある人が多いです。定年している人であれば、時間的な余裕もありますね。いままでの貯蓄や退職金、年金でのんびり老後を過ごせるわけです。そして“シニア婚”の場合、親が結婚に介入することはまずありません。若者同士だと『うちの子にはもったいない』と高望みする親に結婚を邪魔されることもありますが、お互い60歳を超えていればそういう心配はしなくていい。逆に介護問題はありますが、アラ還同士なら、親の介護も最初から分かった上で相手を選べます。最後に、妊娠や出産に悩まずに済むこと。不妊治療の壁にぶち当たってギクシャクしたりする夫婦が多いなか、これは“シニア婚”ならではのメリットと言えるでしょう」(前出・フリーライター) 阿川は自身の結婚について「今後はできることなら、互いの健康を気遣いつつ、足腰が丈夫なうちにできるだけたくさん好きなゴルフをし、おいしいものを『おいしいね』と言い合い、くだらないことに笑い合って、ときどき言い争いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸いかと存じます」とコメントしている。 アラ還こそ、現代の結婚適齢期なのかもしれない。
2017年05月20日2006年公開の『太陽』以来2度目となる桃井かおり、イッセー尾形の共演が実現した日本とラトビアの初共同製作映画『ふたりの旅路』。この度、本作のキービジュアルと予告編が到着。また、6月24日(土)の東京公開初日に、主演の桃井さん、イッセーさん、そしてラトビアからマーリス・マルティンソーンス監督が緊急来日し、初日舞台挨拶を行うことも決定した。あることをきっかけに、自分の殻に閉じこもったまま1人淋しく神戸で暮らしていたケイコ(桃井かおり)。ラトビアの首都・リガで開催される着物ショーに参加することになり、そこで過去の震災で行方不明になっていた夫(イッセー尾形)と不思議な再会をする。現実とは思えない出来事に戸惑うケイコは、様々な場面で出没する“夫”に邪険な態度をとり続ける。やがて、心を閉ざしていたケイコがようやく“夫”を受け入れたとき、改めて自分が人生で大事にしてきたものを再確認することになる…。“新しい北欧”として注目を集めるラトビアと日本の初の合作となる本作品は、愛する人を失くした男女が、すれ違いながらもめぐりあうおとぎ話。LAを拠点に国内外で活躍する桃井さんがケイコ役を演じ、その夫役を世界の巨匠から熱いラブコールを受けるイッセーさんが扮する。監督・脚本・編集を兼任するのは、初の長編監督作『Loss』が2008年上海国際映画祭で最優秀監督賞を受賞し、桃井さんとは3度目のタッグとなるラトビア出身のマルティンソーンス監督が務める。このほど解禁されたキービジュアルは、舞台の一つであり、ふたりがちょっと変わった“旅”をすることになるラトビアの街並みと、そこに桃井さんとイッセーさんが“KIMONO”姿で溶け込む異国情緒あふれる一枚に。予告編でもラトビアの美しい風景を覗くことができる。桃井さんは、「マーリス・マルティンソーンス監督は弁慶の様な風貌の、心優しいラトビア人です。このラトビア人といまのこの日本人だからこそできるお伽話が、きっと作れたんじゃないかと思っています」と自信を見せ、桃井さんについて「長年舞台の上で様々な世界を共に創ってきた盟友」と話すイッセーさんは、「そのコンビがリガという全く見知らぬ街の石畳の上で、また新しいドラマを創ろうとしている!これは凄いことですが、悔しいことに僕たちは何気なく挑戦しちゃうんです。うーん、ま、仕方ないっか(笑)」とコメント。さらに予告編にも一瞬登場した木内みどりは、「ほんのチョイ役。でも、桃井さんご自身がこの役は木内みどりにと言っていると聞いて、受けました」と出演の経緯を語り、「神戸ロケ先の控え室で久しぶりにお会いしたかおりちゃんとイッセーさん、再会が嬉しくてお喋りがとまりませんでした」と話している。『ふたりの旅路』は6月24日(土)より渋谷ユーロスペース、丸の内TOEIほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの旅路 2017年6月よりユーロスペースほか全国にて順次公開(C) Krukfilms/Loaded Films
2017年05月20日女性ファッション誌『sweet』初の専属モデルに選ばれた姫野佐和子が3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催中の「GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER」に出演した。4月15日に行われた同誌の専属モデルオーディションの最終選考で、応募総数1万人の中からグランプリに輝いた姫野。グランプリ決定からわずか3週間で、ランウェイデビューを果たし、大舞台で堂々としたウォーキングを披露した。姫野は、同誌でモデルを務める元AKB48・小嶋陽菜と同じ事務所に所属し、専属モデルとして1年間誌面に登場するほか、結婚式場「エスクリ」の広告モデル、化粧品ブランド「ミッシュブルーミン」のCMモデルなどを務めることが決定している。「GirlsAward」は、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに2010年から開催されている日本最大級のファッション&音楽イベント。15回目となる今回は「Girls! Girls! Girls!」をテーマに、「女の子の、女の子による、女の子のためのParty」をイメージ。人気モデルによるファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、乃木坂46の秋元真夏、南海キャンディーズの山里亮太、フジテレビの小澤陽子アナウンサーがMCを務める。
2017年05月03日日本とラトビアの初共同製作映画『ふたりの旅路』(原題:Magic Kimono)が、6月より公開されることが決定。本作では、LAを拠点に国内外で活躍する桃井かおりと、世界の巨匠から熱いラブコールを受ける個性派俳優・イッセー尾形の、『太陽』以来2度目となる共演が実現している。あることをきっかけに、自分の殻に閉じこもったまま1人淋しく神戸で暮らしていたケイコ(桃井かおり)。ラトビアの首都・リガで開催される着物ショーに参加することになり、そこで過去の震災で行方不明になっていた夫(イッセー尾形)と不思議な再会をする。現実とは思えない出来事に戸惑うケイコは、様々な場面で出没する“夫”に邪険な態度をとり続ける。やがて、心を閉ざしていたケイコがようやく“夫”を受け入れたとき、再び悲しい別れが訪れる…。本作は、愛する人を失くした男女が、すれ違いながらもめぐりあうおとぎ話。監督・脚本・編集を兼任するのは、初の長編監督作『Loss』が2008年上海国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した、ラトビア出身のマーリス・マルティンソーンス。桃井さんとは3度目のタッグとなる。“新しい北欧”として注目を集めるラトビアと日本の初の合作となる本作は、“バルト海の真珠”と讃えられ世界遺産に登録された首都・リガと、その姉妹都市にあたる兵庫県神戸市で撮影。孤独を噛みしめながらケイコが食べたおにぎりと、美食の国として知られるラトビアの独創的な料理の数々がコントラストに登場する、まさに映画で旅する気分を味わえる作品となっているようだ。そして今回解禁されたのは、イッセーさんが本作のために作画と音楽を手掛けた“紙芝居”を用いた特報映像。「ここは世界一美しい、とある国」という文から始まる本映像は、桃井さん演じるケイコとイッセーさん演じるその夫が、ラトビアを旅する様子を描いた、非常にユーモラスな物語となっている。『ふたりの旅路』は6月、ユーロスペースほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月11日エッセイストの阿川佐和子が、テレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』(毎週月曜19:00~19:54)に、10月からレギュラー出演することが30日、明らかになった。MCの爆笑問題とは、フジテレビ系情報番組『スタ☆メン』(2005年~2007年)で共演した間柄だが、田中裕二は「そのときから阿川さんと我々は何となく相性がよかった」といい、阿川も「爆笑問題のお2人はいつ会っても、どんなに久しぶりでも気が楽で、距離を感じずに接することができるんです」と同調する。太田光は「今や大先生になってしまって変わっちゃったのかな、と思っていたら、そんなことはなく、相変わらずダメダメな人でした(笑)。思ったことはすぐ口にするところが阿川さんのいいところです!」と期待を寄せている。レギュラー初回は、10月3日(19:00~21:48)の3時間スペシャルで、この日の放送は爆笑問題が古舘伊知郎と、奈良を訪問。阿川は、古舘と週刊文春の連載で対談して以来との共演で、「あの頃の10倍以上の勢いがありました。本当にバラエティに出られることがうれしいんだな、と感動して拝見していました」と印象を語っている。
2016年09月30日女優の桃井かおりが8月20日(土)、都内で2度目のメガホン作となる『火 Hee』の初日舞台挨拶を行った。桃井さんは主演も務めており、その理由を「桃井かおりを使うのが一番リーズナブルだから(笑)」と笑いを誘った。監督・脚本・主演を務め、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールド・プレミア上映された本作。かつて放火を犯した娼婦(桃井さん)が精神科医との対話を通じて、その呪われた生涯を独白する。晴れの公開初日にも関わらず、朝方から大雨が降り出し「ゾッとしました」と桃井さん。それでも会場となった渋谷のシアター・イメージフォーラムには、多くのファンが駆けつけて「オリンピックもあるのに来てくださった皆さん、1人1人にキスしたいくらい。人生で初めて、芸能界にいて良かったと思う。最高に幸せ!」と感無量の面持ちだった。撮影はロスにある桃井さんの自宅で行われ、「予算や私自身のスケジュールの関係で、撮影は10日間。ほかの監督には申し訳ないけど、生活しながら映画撮れるじゃんと思って」と強い手応え。今後の監督業については、「たくらみもせず、おとなしく待っていて、いつか機会があれば全力に。健気でしょ(笑)。ただ、次はお客さんを動員できる人(キャスト)がいい」と展望を語った。初日舞台挨拶には原作者の中村文則氏が駆けつけ、「原作の本質を完全に捉えていると同時に、100%桃井さんの世界観。矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、それが成立するのが、映画の奇跡だと思う」と最上級のべた褒め。中村氏の大ファンである桃井さんは「憧れの方に“良し”と言っていただけるなんて、幸せ」と再び満面の笑みを浮かべていた。『火 Hee』はシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月20日エッセイストの阿川佐和子が、15日に放送されるTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)で、密着取材を受ける。同局系トーク番組『サワコの朝』や週刊文春での連載で、インタビュアーとして一目置かれる存在の阿川。いつもはプライベートを聞き出す62歳・独身の彼女が、どのような日常を送っているのか、TBSの井上貴博アナウンサーから密着取材を受ける。阿川は、行きつけのお店を巡りながら、今思う結婚観や生きがいとなった仕事について告白。さらに、昨年8月に94歳で亡くなった父・阿川弘之氏について、恐ろしく罵倒される日々を過ごしていたというが、その思いを語る。(C)TBS
2016年08月13日女優の桃井かおりが監督・脚本・主演を務め、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールド・プレミア上映されるや目の肥えた観客たちを魅了した『火 Hee』。本作が8月に劇場公開されることが決定し、その予告編映像とメインビジュアルが解禁、桃井監督と原作者・中村文則からコメントが到着した。アメリカでクリニックに勤める精神科医の真田。ある日、家族とショッピングに出かけた際に、1人の女性とエレベーターで遭遇。彼女の声が脳裏に響き渡り、真田は彼女とクリニックで問診している様を妄想する。しかし、彼女の話は、真田の想像を超える、壮絶なものだった。幼いころに家が火事になり両親を亡くし、学校ではイジメを受け、結婚相手からは浮気をされる。離婚してからは、アメリカで売春をしながら借金生活で過ごす毎日。彼女の話を聞く内に、次々に登場する男と自分を重ね合わせ、彼女の話に引き込まれていく真田。彼女の話はさらにエスカレートして行き、思いもよらない方向へと向かっていく――。2006年公開の『SAYURI』以降、拠点をロサンゼルスに移し、国際的に活躍する女優・桃井さん。本作は、待望の監督作第2弾で、「土の中の子供」で芥川賞を受賞した若きベストセラー作家・中村氏との異色のタッグが実現。“犯罪小説”への貢献を讃える米国の文学賞「デイビッド・グーディス賞」を受賞するなど海外での評価も高い中村氏の作品で、桃井さんが脚本から手がけたのは、かつて放火を犯した娼婦が精神科医との対話を通じて、その呪われた生涯を独白する短編「火」。今回、ベルリン国際映画祭でプレミア上映されて以来、各国の映画祭からの熱狂的オファーが絶えない本作から予告編映像が解禁。奇怪の言動をとり続けるある女性の “確かな生”を、圧倒的な存在感で桃井さんが演じ、この不穏な物語の中で、「火は勝手に燃え広がっていくから止められないもの」「私の話してること全部でたらめだと思ってるんでしょ」と、ひとり語るその迫力には思わず身がすくんでしまいそうになる。そんな本作に対し、原作者・中村氏は「桃井さんの圧倒的な才能に戦慄しました。何てすごいんだろう。この映画はきっと伝説になる」と、本作の放つ魅力を端的に表現。また、監督・主演・脚本の三役を務めた桃井さんは、原作について「主人公がただ喋り続ける、ト書きさえないという、とにかく画期的な小説」と語り、「最初、奥山和由プロデューサーから出演のお誘いがあり、その後すぐ『桃井さんが監督するっていうのもアリかな?』と仰っていただいたんです。中村文則氏や奥山さんの勇気に比べれば、桃井が引き受けたことなど大したことではありませんが、この作品は彼らの勇気に報いる覚悟がなければならないと痛感していました」とコメント。「主人公の女は、放火を犯しながら罪の意識さえない、物事を判断する尺度が折れ曲がっているとしか思えない女。でも、零れ落ちてくる言葉には、なぜかリアリティがある。誰でもいいからつながろうと生きている。どこかいまの時代の象徴だと感じます。私はそんな人間を描き、演じたかったのです」と、本作に込めた思いに触れている。『火 Hee』は8月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月16日