野村萬斎が7年ぶりの映画主演を果たした歴史スペクタクル『のぼうの城』が10月23日(火)、現在開催中の第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、萬斎さんを始め、共演する榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜、共同メガホンをとった犬童一心監督と樋口真嗣監督が舞台挨拶に立った。和田竜のベストセラーを原作に“のぼう様”こと成田長親(萬斎さん)の指揮の下、わずか500の兵で石田三成(上地さん)率いる豊臣方の2万の大軍から、城を守りきった忍城(おしじょう)の史実を映画化。企画から公開まで約7年の歳月を要した超大作で、萬斎さんは「オファーをいただいたのが30代後半で、撮影をしたのが40代前半。やっと公開されることになり、私も40代後半になった(笑)。長い時間寝かせた分、芳醇な香りが沸き立つ作品になった」と誇らしげに挨拶した。榮倉さんが「東京ドーム20個分の土地に、壮大なオープンセットが建てられビックリ…」と撮影をふり返り始めると、隣に立つ上地さんはなぜか悔しそうな表情。なんと上地さんもまったく同じエピソードを話そうとしていたそうで「それ、言っちゃう?」と、榮倉さんの“コメント泥棒”に思わず苦笑いだ。それでも「ここにいる監督2人が撮影中とても仲良くて、“コッチ”なんじゃないかと思うほどだった」と面白コメントで名誉挽回。会場の爆笑を誘っていた。キャスト陣が和装姿でステージ上を彩る中、一際目を引いたのが愛菜ちゃん。読書家としても知られる愛菜ちゃんは「この映画に出られたおかげで、歴史に興味を持つようになりました」とニッコリ。農民の子を演じ、撮影では濃いファンデーションで土汚れが施され「自分の体(の色)がどんどん濃くなっていくのが楽しかった」と無邪気に語っていた。この日は東京国際映画祭という“国際舞台”にちなんで、劇中でライバル同士を演じた男優陣2人が外国語でのスピーチ対決を実施し、その熱意を和装姿の榮倉さん&愛菜ちゃんが厳しく判定。萬斎さんが得意の英語で、上地さんが覚えたてのフランス語で自己紹介や作品のアピールを行った結果、見事に萬斎さんが勝利を収めた。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。第25回東京国際映画祭は10月28日(日)までTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて開催中。特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:第25回東京国際映画祭 [映画祭] 2012年10月20日から10月28日まで東京にて開催のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月23日和田竜の同名ベストセラーを映画化した歴史スペクタクル『のぼうの城』が23日に第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映された。上映を前に7年ぶりの映画主演を果たした野村萬斎をはじめ、榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜、共同でメガホンを執った犬童一心監督と樋口真嗣監督が舞台あいさつに登壇。海外からも注目される東京国際映画祭にちなみ、劇中でライバル関係を演じた野村と上地が外国語でのスピーチを披露し、その“熱意”を榮倉と芦田が判定した。その他の写真映画は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描く。劇中さながらのスピーチ“合戦”は、先手・上地が覚えたてのフランス語で自己紹介。後手・野村は留学経験を活かし、流ちょうな英語での作品アピールを披露し、見事に勝利を飾った。壮大なスケールの撮影を経て完成した後、劇場公開が約1年間延期されるなど紆余曲折あった本作だが、野村は「長い時間寝かせたほど、芳醇な香りが沸き立つもの。時代劇であると同時に、現代劇のようなイキイキした感覚があり、日本が世界に誇れる作品になった」と国際舞台での公式上映に胸を張る。「迫力満載で、絶対に映画館で見るべき作品」(榮倉)、「世界中のあらゆる国の人に見てほしい」(上地)と共演陣も自信のアピール。芦田は「素晴らしい映画に出ることができて、とてもうれしいです。私もこの映画がきっかけで、歴史に興味を持つようになりました。少し難しいかもしれないけど、私と同じくらいの年齢の子にも見てもらい、歴史に興味を持っていただければ」と大人顔負けのあいさつを披露していた。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年10月23日野村萬斎が7年ぶりの映画主演を果たした歴史スペクタクル『のぼうの城』のジャパンプレミアが20日に東京・六本木ヒルズアリーナで開催され、野村をはじめ、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市ら豪華キャストが本作の“出陣”に雄叫びを上げた。舞台上には滝をイメージした水のカーテン。前方では炎が上がるという本作の世界観を再現するド派手な演出に、キャスト陣は汗だくだった。その他の写真発行部数130万部を突破した和田竜のベストセラーを『ゼロの焦点』の犬童一心監督と『ローレライ』の樋口真嗣監督が共同でメガホンを執り映画化。家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描く。昨年9月に公開される予定だった本作。しかし、東日本大震災を受け、映画のクライマックスである“水攻め”の表現が、時節柄ふさわしくない描写であるとの判断で、公開が延期されていた。念願の公開決定に、野村は「とにかく嬉しい」と喜びを爆発させ「泣いて笑って、ビックリしてズッコケて……。ぜひ映画から活力をもらって、家に帰ってもらえれば」と“のぼう様”顔負けの熱弁でアピールした。一方、佐藤は「なんで監督がふたりだったの?」と今更ながら、素朴な疑問。「面白い作品が作れるという確信があって、樋口を誘った」(犬童監督)、「マネする人が増えると困るから、大きな声では言えないが、監督が2人いるのは大変良かった。演出が“当社比2倍”ですから、ツインターボを搭載しているようなもの」(樋口監督)と経緯を説明し、さらに「面白くって、つい5回も観ちゃった」(犬童監督)と並々ならぬ自信だ。「ロマンスの要素もあるので、女性にも楽しんでもらえる」(榮倉)、「壮大な時代劇であり、同時に人間ドラマ」(成宮)、「家族三代で楽しめる作品」(山田)、「僕の衣装は“そで”が無いので、ぜひ二の腕フェチの皆さんには注目してほしい」(山口)。上地は先月、本作のプレミア上映が行われた第36回モントリオール世界映画祭に参戦し「現地のみなさんのリアクションがとても大きかった」と手応えを感じていた。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年09月20日映画『のぼうの城』のジャパン・プレミアが9月20日(木)、都内で開催され、主演の野村萬斎を始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市、犬童一心監督、樋口真嗣監督が揃って出席した。石田三成率いる豊臣方の2万の大軍を前に、でくのぼうの“のぼう様”こと成田長親の指揮の下、わずか500の兵で城を守りきった忍城の史実を映画化。東日本大震災の発生を受けて公開が延期となっていたが、ついに晴れのお披露目となった。萬斎さんはこの日を迎え「とにかく嬉しい」とニンマリ。(公開が)1年延びたこともあり、やっとみなさんにこの素晴らしい映画を観ていただけます」と感慨深げに語る。でくのぼう扱いされながらも民衆に愛され、飄々と“奇跡”を起こす長親について「どういう思考回路を持った男なのか全く書かれてないし、どう役作りしたものか?“大きな男”とあるけど僕は全然大きくないし、『困ったなぁ』と思った」と苦労を明かした。犬童&樋口両監督は鎧兜を被って登場。日本映画では異例のW監督となるが「現場に出てみると若干、戸惑うところもありましたが、妙にうまい具合に融合していった」と手応えを明かす。自身の演技は「7割ぐらいが馬上」だったが、「思う存分に馬に乗れました。この仕事を30年ほどやって来て、久しぶりに映画会社の小さなスクリーンで(完成した映画を)観て後悔した」とスケール、完成度に自信をのぞかせた。紅一点の榮倉さんは時代劇初挑戦。監督に勧められて参考に黒澤明の時代劇を事前に観たそうだが「壮大過ぎて、逆に緊張しました」と苦笑い。薙刀を華麗に使いこなし、自分よりも大きな山口さんを投げ飛ばすシーンのために武術も学び、さらに乗馬にも励んだそうだが「乗馬は好きで2か月くらい練習したんですが、(完成した映画では)カットされてました」とちょっぴり不満げ。犬童監督は「僕が切りました。編集してみたら映画のためにはない方が良いと思ったので…。でも乗馬のシーンは(ほかにも)ありますよ」と慌てて釈明していた。成宮さんは出演陣の中でも一番重い甲冑を着こんでのシーンが多くて苦労したよう。「3キロくらい痩せました。もっと動けるイメージだったんですが、重くて全然動けなかったです。当分、甲冑は着たくないです…」と苦笑を浮かべた。上地さんと山田さんは、石田三成&大谷吉継のコンビを演じたが「10年くらい前から何度か共演しているのでやりやすかった」と山田さんが言えば、上地さんは「一緒に誕生日を祝ったり、いつも2人だった」と笑顔で明かす。甲冑を着こむときも、上地さんはいつも山田さんに手伝ってもらっていたそうで「いつも『つけて』とお願いして、『いいかげん、覚えなよ』って怒られてました(笑)」と明かすなど仲の良い様子を見せていた。山口さんは佐藤さんと手柄を競うライバル関係にある役どころだったが、自身が佐藤さんに勝てるところは「これっぽっちもありません!尊敬してます」と恐縮しきり。逆に佐藤さんは「一度、プライベートでご家族にもお会いしたんですが、子供たちがぐっさんをいい目で見ていて、父として確実に責務を果たしてるんだな、負けてるなと思いました」と“父親”ぐっさんを称えていた。犬童監督は「自信満々の楽しめる娯楽作品を自分の手で作れて満足しています」と語り、樋口監督も「普通の映画の2倍の演出が入ってます」とW監督の効果をアピール。最後は萬斎さんの掛け声に合わせて、会場全体で「えいか、えいか、おー!」と劇中にも出てくる鬨の声を上げ作品を送り出した。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年09月20日優香・32歳「美の創造者」に選ばれる!NPO法人美容週間振興協議会が「美の創造者」として毎年、美しく輝く人を選出するイベントに、8か月で7キロのダイエットに成功した優香が30代部門で受賞した。NPO法人美容週間振興協議会が9月4日(くしの日)の1週間を「Beauty Week」とし、2004年から「美の創造者」として自らの魅力を最大限に発揮し、多くの人たちを魅了し続ける人を表彰するイベントが今年で9回目を迎えた。優香は30代部門で受賞痩せて美しくなったと評判の優香だがダイエットのきっかけは、ウエストを測ったところ予想より10CM上回ったことにショックを受けた事。一年発起し長い期間をかけて運動・食事・生活習慣を見直し、無理なくダイエットを行い、後のリバウンドもないという。30代に入っての受賞に「女性としてはビューティーと名が付くものに選ばれて幸せです」と大喜び。また、美の秘けつは?の問いに「とにかく自分の体を好きになってあげることですね。適度な運動と、バランスのいい食事を心掛けて、食べたいときはしっかり食べる。我慢しすぎないことが大事ですね。あとはたくさん笑うこと。元気でいることを心掛けています」と語ったという。(シネマトゥデイより)適度な運動はカーヴィーダンスの樫木式トレーニングを主に行い、食事はファストフードを控え、炭水化物は蕎麦を中心。嫌いな野菜は料理で工夫。温かいハーブティーを持ち歩いて飲むという。その他の受賞者10代部門は草刈麻有、20代部門は榮倉奈々、男性部門は桐谷健太だった。元の記事を読む
2012年09月04日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。8月28日(現地時間)カナダ・モントリオールにて開催中の第36回モントリオール世界映画祭(ワールド・グレイツ部門)にてワールド・プレミアが行われ、石田三成役を演じた上地雄輔を筆頭に犬童一心監督、樋口真嗣監督の3名が“出陣”した!一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。長親役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、佐藤浩市、山田孝之、市村正親など錚々たる豪華キャストが競演したことでも注目を集めている本作。この日が世界初の一般向けのお披露目となったが、黒のタキシードに身を包み、映画の中で演じた武将・石田三成を彷彿とさせる堂々たる装いの上地さんと、のぼう様こと成田長親と石田三成の兜を被った犬童監督と樋口監督が劇場に姿を現すと、上映を心待ちにしていた大勢の観客からは大歓声が!登場するや犬童監督が「こんばんは、監督を務めた犬童です」とフランス語で挨拶をし、樋口監督もそれに続き「私たちは双子ではありません。私たちは夫婦でもありません」とユーモアたっぷりに挨拶し会場を沸かせた。「この映画は450年ぐらい前の話です。その時代、日本は戦国時代と呼ばれ、日本中が戦争をしてその中で誰が天下を取るかという戦いをしていました。いつ自分が死んでもおかしくない時代で一生懸命生きた人たちの姿を描こうと思いました」と作品に込めた熱い思いを口にした犬童監督。上地さんも「この映画はたくさんのスタッフ、素晴らしいキャストのみなさんと力を合わせて時間をかけて一生懸命に作った作品です。これをきっかけに日本や世界中に力強さや優しさが広がるように、みなさんもこれを観てもし感動したら、いろんな家族や友達に強さや優しさを伝えてもらえたらなと思ってます」と海を越えての上映に感慨深げな様子だ。残念ながら上映開始時間の遅延のため、予定されていたQ&Aは急遽中止となってしまったが、劇場の外では3人に直接映画の感想を伝えようと列をなす大勢の観客の姿もあったそう。映画化実現まで8年、さらに震災での公開延期など大きな波乱の時期を迎えたものの、その苦労も遂に実を結ぶ結果となった。初の海外映画祭に参加した上地さんは、滞在時間20時間弱という超弾丸スケジュールだったものの、文字通り“不眠不休”で楽しんだよう。公開に向けて遂に本格始動となる本作。『のぼうの城』がこの秋、日本の映画界をさらに盛り上げてくれそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月30日「食べすぎで見たことない体重に」で騒動にタレントの藤崎奈々子が先日、オフィシャルブログで、食べすぎて太り、見たことない体重になってしまったと報告したことから“激太り”として、ネットをはじめ各所で話題になる騒動となっていたが、25日のブログで無事減量を果たしたことを報告している。それによれば、恐る恐る体重計にのってみたところ、努力の成果もあり、しっかり減っていて、あと500gでもとの体重にまで戻るところまできていたそうだ。酵素ダイエット&食事&運動で便秘の解消に、ダイエットに効果的といわれている酵素ダイエットと食事制限、そして運動を組み合わせることにより、2.5kgの減量に成功したという。“酵素”は彼女が愛用する「いろはの酵素」を今回も利用しているといい、これからも真面目に飲んでボディメイクに努めたいと宣言している。もちろん、それだけではなく、ウォーキングやサーフィンの運動、炭水化物は夜は無し、野菜や玄米のごはんを中心とした食生活に、など、かなり気を配った減量生活を実施したようだ。愛犬との散歩も運動に貢献したようで、あと残りの500g、そしてさらに…と、今後のさらなるダイエットにも意欲を燃やしている。元の記事を読む
2012年08月26日全世界72国で興行ランキング初登場首位を獲得した映画『ハンガー・ゲーム』の日本語版の主人公の声を、声優だけでなく、歌手やナレーターとしても活躍している水樹奈々が演じることが発表された。水樹がハリウッド映画で吹き替え主演を務めるのは初となる。その他の写真『ハンガー・ゲーム』は、富裕層が支配する独裁国家で、国民を服従させるために実施されるサバイバル・ゲーム“ハンガー・ゲーム”に身を投じることになった少女カットニスが、同郷のピータと共に、壮絶な戦いを繰り広げる様を描いた作品。妹を守るために自ら危険なゲームに志願し、孤立無援の状態で必死に生き抜こうとする主人公カットニスについて水樹は「主人公のカットニスの存在感・どんな状況にも屈せず突き進んでいく勇敢さに、ものすごく心を打たれます。カットニスの男気、知恵、機転の利き方が男らしくて、監督さんからも『もっとワイルドで!』というアドバイスをいただきました」と言い、「設定が本当に面白く、ファンタジーな世界とリアルの世界の融合、楽しさと恐怖を感じてもらえる作品だと思います。一度観ると私同様、ハマると思います!是非ご覧ください!」とコメントしている。配給を手掛ける角川映画は水樹の起用について「経験値、実力は言うまでもなく、枠を超えた活動と活躍は、今後数年続くハリウッドの大作シリーズ作品に相応しいこと、そして厳しい現実に直面しながらも決してあきらめることなく夢を信じ続けてきた水樹さんご自身の“内面の芯の強さ”が、本作のヒロイン・カットニスに通じるものを感じ、主演の吹き替えに依頼した」と説明している。本作は全世界で圧倒的なヒットを記録したことを受け、すでに続編の製作も開始されており、配給元は単なる話題作りではなく、実力と経験のある水樹を起用することで、シリーズを通してキャラクターと作品の世界観を観客に伝えたいという想いがあるようだ。『ハンガー・ゲーム』9月28日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2012年08月16日日本興亜損害保険は7日より、日本興亜損保CMキャラクターの榮倉奈々さんが登場する自動車保険テレビCM「代理店対応力で選ぶなら、日本興亜」篇を全国でオンエアしている。今回のCMは「日本興亜の代理店」の安心感を、榮倉さん演じる一人の女性の成長する姿を通して表現した「心温まるCM」(日本興亜損保)。同社が代理店とともに顧客にとって何がベストかを考え、事故の際も代理店と一体となって、顧客の不安や疑問を一つずつ丁寧に解消し、迅速な解決を目指してきた結果、価格.comの「2012年自動車保険満足度ランキング」の事故対応部門で1位の評価を受けたことが背景となっているという。新テレビCMである「代理店対応力で選ぶなら、日本興亜」篇は、榮倉さん演じる一人の女性の幼少期からの成長が描かれている。高く感じた肩車。乗れなかった自転車の練習。受験会場へ向かう緊張の車中。成長の節目で支えてくれていたのは、いつも両親の「大丈夫」という言葉。そして、大人になって迎えた自動車の運転。事故時の対応などで心細さを感じたとき、「大丈夫!」の言葉で支えてくれたのは日本興亜の代理店。「いつもそばで見守ってくれている、そんな両親と重なる日本興亜の代理店の安心感をエモーショナルなトーンで描いている」(日本興亜損保)。ラストは両親をマイカーの後ろに乗せる榮倉さん。そのとき初めて「大丈夫」と両親に言うことで一人の女性が独り立ちしていったことを感じさせる、心温まるストーリーになっているという。CM撮影は7月上旬の梅雨のシーズンで、幼少期の撮影は屋外で行われた。撮影当日はときどき雨が降るあいにくの天候で、結局別日に再度撮影をチャレンジすることに。しかし、粘った甲斐もあり狙い通りの映像を撮ることができたという。榮倉さんの撮影は主にスタジオで行われ、CMで榮倉さんの手に乗っている「エコラッタ」(日本興亜のエコキャラクター)を除いてはCGを活用することなくすべて実写で撮影され、細部にまでこだわった映像に仕上がっているという。「代理店対応力で選ぶなら、日本興亜」篇およびメイキング映像は同社のホームページでも8月7日から見ることができる。60秒の特別バージョンCMも掲載予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日「フリーター、家を買う。」など女性読者を中心に高い支持を集める人気作家・有川浩による人気シリーズ小説で、累計280万部を超える「図書館戦争」(角川文庫刊)が、初共演となる岡田准一と榮倉奈々を迎えて実写映画化されることが決定した。舞台は2019年の日本。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた近未来。不当な検閲から“本”を守るため、武力行使を許された自衛組織「図書隊」の隊員たちによる命を賭けた戦いと、図書隊員の教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の恋愛模様を描き出す。自衛組織「図書隊」で“鬼教官”堂上篤役を演じる岡田さんは、今回の抜擢について「初共演となる榮倉奈々さんを始めとするキャストのみなさまと、原作者の有川浩さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたいと思います」とコメント。「大人気シリーズの原作の映画化ということで、原作ファンの母にも喜んでもらえると思います」と一層気合を込める。これまでにも『SP』シリーズを筆頭に、数々の本格アクションをこなしてきた岡田さんだが、本作でもド派手なアクションシーンに挑むことになりそう。一方、本格アクションは初挑戦となる榮倉さんは、さぞかし緊張しているだろうと思いきや、原作を読み「SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。いつしか本当に図書館戦争のような組織ができるのではないかと思ってしまうくらい日常になじむ、不思議な感覚でした」とその独特の世界観にどっぷり浸かっている様子。また「ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。2人を率いて斬新な世界観を映像化するのは、『砂時計』や『GANTZ』など、恋愛映画からアクション大作まで幅広いジャンルでヒット作を送り続ける佐藤信介監督。岡田さんと榮倉さんのキャスティングについて、原作者・有川さんは「岡田さん、榮倉さんは以前『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティングです。堂上と郁役には最初からこのおふたりしか挙がっておらず、原作を大事にしたいという意志を痛いほど感じました。お任せしたいと思いました」と後押しをする。映画『図書館戦争』のクランクインは今年10月から、公開は2013年GW予定。TVアニメ、劇場版アニメーション化もされてきた人気作が、果たして実写ではどう描かれるのか?■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会図書館戦争 2013年GW、全国東宝系にて公開図書館戦争革命のつばさ 2012年6月16日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 有川浩・角川書店/図書館戦争フィルムパートナーズ 2012天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年08月01日シリーズ累計280万部を突破した有川浩の人気小説『図書館戦争』が、岡田准一、榮倉奈々の初共演で実写映画化されることが決定した。その他の情報『図書館戦争』は、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められ、武力行使が許される近未来の日本を舞台に、不当な検閲から“本”を守る、自衛組織“図書隊”の隊員たちによる奮闘や恋愛を描いたヒューマンドラマ。『砂時計』『GANTZ』2部作などを手がけた佐藤信介が監督を務める。物語は、岡田演じる図書隊員の鬼教官・堂上篤と、榮倉演じる新米女性隊員の笠原郁を軸に、ふたりの恋愛模様やアクションシーンも繰り広げられるという。ふたりの配役について原作者の有川は、「『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティング」だといい、「映像化の企画段階のイメージキャストは複数の役者さんが挙げられるものですが、堂上と郁は最初期からこのおふたりしか挙がっておらず、お任せしたいと思いました」とコメントを寄せている。岡田は「原作者の有川さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう、撮影に臨みたいと思います」といい、榮倉は「原作を読ませていただきました。SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、佐藤監督は「本を守るという、特別な使命を持った“図書隊”の過酷なバトルがある一方で、コミカルで瑞々しいラブストーリーでもある。それが『図書館戦争』の魅力であり、多くのファンを生んだ秘密ではないかと思いました。有川先生の生み出された、他では決して味わえないこの世界を、映画化できることにとても興奮しています」とコメントしている。撮影は10月にクランクインし、2013年のゴールデンウイークに公開される。『図書館戦争』2013年GW 全国東宝系にて公開
2012年08月01日累計130万部を突破した大ベストセラー歴史小説を8年の歳月をかけて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』が11月2日(金)より公開となる。このほど豪華キャストたちによる厳しい武将姿が眩しい、本作の予告編が到着した。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生を描く。時代劇のジャンルではこれまでシリアスな作風の映画が多かったが、今回届いた映像では「大逆転に驚き、笑え!」という文字が躍るように、原作が持つ独特のユーモアがそのまま映像化されていることがうかがえる。“大逆転”と“笑い”こそが本作のキーワードであるが、野村萬斎演じる“のぼう様”こと主人公・長親のひょうきんなキャラクターはまさにその2つを体現。佐藤浩市始め山口智充、成宮寛貴といった豪華な俳優陣がアドレナリン全開で雄たけびを上げ、戦場で活躍する雄姿が刻みつけられている一方で、“のぼう様”は民の赤子をあやしたり、榮倉奈々演じる甲斐姫に泥を投げつけられたりと、こちらの予告編に収められているのは“笑い”のみ。しかし、時折見せるシタリ顔に“大逆転”の部分が隠されている様子。果たして豊臣秀吉には成し得なかった、長親の奇策とは?『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年06月08日直木賞候補にもなった和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』の第一弾予告編がこのほど公開された。『のぼうの城』予告編『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務める。圧倒的な戦力の差をつけられた長親の軍勢はどのようにして形勢を逆転し、勝利をおさめるのか? 小説『のぼうの城』は、その“奇策”の面白さと巧みさ、策を成功させるべく奔走する登場人物たちの魅力が読者の心を掴み、またたく間にベストセラーになった。累計130万部を突破した小説のオリジナルは実は、映画脚本。原作者の和田竜氏は脚本を基に小説を書き上げた。映画版はその意味で“真の”『のぼうの城』と言えるだろう。このほど公開された予告編も、少し奇妙な行動をとる長親や、激しい戦いの中で必死に生きる者たちの姿を積み重ねる構成で、原作ファンには読書時の記憶がよみがえる、未読の観客にはこれまでにないエンターテインメント映画の登場を予感させる内容になっている。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年06月08日人気アニメシリーズを映画化した『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』がついに完成。主人公・小夜(さや)を演じる水樹奈々と、本作で声優に初挑戦した橋本愛が取材に応じ、命を吹き込んだキャラクターへの思いやアプローチについて語った。ヒロイン小夜と“古きもの”と呼ばれる異形が血みどろのバトルを繰り広げる本作だが、「血は得意じゃないです。夜は怖くてアフレコのチェックができない」(水樹)、「血だらけのシーンは苦手ですね。力が抜けちゃう」(橋本)と“本音”を明かす場面もあった。その他の写真2011年、人気漫画家集団“CLAMP”とのコラボレーションによって全12話が製作され、「小夜の記憶は、すべてねつ造されたものだった」という衝撃的な結末が白熱の議論を巻き起こしたテレビアニメ『BLOOD-C』の放送終了から9ヶ月。劇場版は、事件の首謀者だった秘密組織“塔”の当主・七原文人が支配する東京を舞台に、愛する者をすべて奪われた小夜の復讐劇がスクリーンで展開する。テレビアニメから一転、小夜は「心に分厚いロックをかけている」(水樹)孤高のヒロインとして描かれる。「まるで別人格ですね。(テレビアニメの舞台となった)浮島地区での事件をきっかけに、二度と大切な人を巻き込みたくないと思っている。冷たい印象を抱かれるかもしれませんが、それが小夜の優しさなんです」と水樹。「それでも何事にもまっすぐ真正面から体当たりする点は、小夜の変わらない魅力だし、私自身もそんな人間味あふれる小夜に惹かれる」といい、「特に劇場版では、毅然と立ち上がる意志の強さを表現したかった。野獣化しています!」と力強く語る。一方、橋本は厳しい管理下に置かれた東京で、自由を求める若者グループに身を寄せる女子高生・真奈を演じた。初の声優というプレッシャーに加えて、劇場版のオリジナルキャラクターとあって「ファンの皆さんに受け入れてもらえるか不安もあった」という。声優という“芝居”を通して「もっと感情をオーバーに表現していいんだっていう発見がありました。今まで淡々とした役が多かったんですが、今回の経験は実写にも活かせそうです」と演技に対する意識にも変化が生まれたようだ。タイトルには“Last”の文字が踊るが、劇場版を見る限り『BLOOD-C』シリーズにはさらなる可能性を感じずにはいられない。「私自身、小夜をもっと演じたいという思いがありますね。この先、どんな運命が待ち受けているのか気になるし、人ならざる小夜に誰が『人間を守る』という誓いを交わさせたのか…。その謎も残っていますからね」(水樹)。声優という新たなフィールドで奮闘した橋本も「たくさんの要素が詰まった作品で、とても心を揺さぶられた」と手応え十分だった。『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年06月05日5月26日(土)夜、テアトル新宿にて第21回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が行われ、立ち見を含めて約230人の映画ファンが押し寄せる中、主演女優賞を受賞した榮倉奈々を始め、西島秀俊(主演男優賞)、大根仁監督(新人監督賞)ら受賞者が登壇した。「日本映画プロフェッショナル大賞」とは、作品の評価が高いにも関わらず、既成の映画賞では受賞に至らなかった映画、または興行面でいい結果を出せなかった作品にスポットを当てようと1992年に設立された賞。毎年、独自の視点で監督やプロデューサー、脚本家、配給宣伝、興行関係者などの映画界で活躍するメンバーによってベストテンと個人賞が選出される。今年は作品賞に平野勝之監督『監督失格』が選ばれたほか、『CUT』が監督賞と主演男優賞の2部門にて受賞した。『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督)、『東京公園』(青山真治監督)での演技が高く評価され、主演女優賞の栄冠を手にした榮倉さんは「まさか2つの映画が対象で受賞できるなんて、夢のよう」と今回の受賞をいまだに信じられない様子。2作品共に「命」がテーマとして描かれているが、「撮影中よりは、作品になってから“命”について考えることがあった」と明かした。さらに、2つの映画に出演してみての感想を尋ねられた榮倉さんは、「みなさん、人間としてやっていることを楽しんでいるし誇りに思っている。私も出演したことでそうだなあと、信じさせてもらえました」としみじみ。「今後やってみたい役は?」と聞かれると「内緒で…」と答え、会場を沸かせた。2010年には『余命1ヶ月の花嫁』で日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞した榮倉さん。今回の快挙はさらなる躍進を感じさせるものとなった。第21回日本映画プロフェッショナル大賞一覧作品賞:『監督失格』主演女優賞:榮倉 奈々(『アントキノイノチ』、『東京公園』)主演男優賞:西島 秀俊(『CUT』)監督賞:アミール・ナデリ(『CUT』)新人監督賞:前田弘二(『婚前特急』)、大根仁(『モテキ』)功労賞:緑魔子(『軽蔑』)特別賞:千葉 善紀(『恋の罪』)公式サイト::『アントキノイノチ』DVD価格:5,985円(税込)『アントキノイノチ』ブルーレイ価格:6,930円(税込)発売元・販売元:ポニーキャニオン発売中© 2011「アントキノイノチ」製作委員会■関連作品:婚前特急 2011年4月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011『婚前特急』フィルム・パートナーズモテキ 2011年9月23日より全国東宝系にて公開© 2011映画「モテキ」製作委員会軽蔑 2011年6月4日より全国にて公開© 2011「軽蔑」製作委員会恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会CUT 2011年12月17日、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© CUT LLC2011アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会東京公園 2011年6月18日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011「東京公園」製作委員会監督失格 2011年9月3日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開© 「監督失格」製作委員会■関連記事:『ハラがコレなんで』仲里依紗インタビュー妊婦、シングルマザー役の“その先”は…99歳日本最高齢の現役監督に、永作博美、小池栄子らがスタンディング・オベーション第66回毎日映画コンクール最高賞は『一枚のハガキ』、男優賞に『モテキ』森山未來“殴られ屋”西島秀俊にボディガードが?「一生忘れられない」主演作が封切りに海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?
2012年05月28日昨年の東日本大震災の発生により公開延期となっていた『のぼうの城』の公開初日がついに11月2日(金)に決定!その注目のポスタービジュアルが解禁となったと共に、「エレファントカシマシ」が主題歌を担当することが発表された。歴史ものでありながら、歴史小説のファンだけでなく若者や女性たちの心をも掴み、累計130万部を突破した大ベストセラーを、8年の歳月をかけて映画化した本作。戦国の大武将・豊臣秀吉にたった500人の軍で挑み、民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)の波乱に富んだ人間ドラマを描く。バンド結成30周年という節目の年に、新曲として本作の主題歌を書き下ろすこととなった「エレファントカシマシ」のボーカリスト・宮本浩次は「主人公・成田長親に自分の心を投影し『ズレてる方がいい』というキーワードを得て、“ズレてる奴らのカッコよさ”を正面から歌い上げました」と同曲に込める思いを明かす。この主題歌について「時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた」と絶賛するのは、本作で“のぼう様”を演じた狂言師の野村萬斎。さらに、「日本にはいま、リーダーがいないと言われる中、“ズレてる”やつがリーダーとなって立ち上がり、困難に立ち向かうこの映画から、何か希望を見出せるのではないかと思います」と真摯に本作のメッセージを伝えている。今回お披露目となったポスタービジュアルには、榮倉奈々や成宮寛貴、山田孝之、佐藤浩市といった個性派の面々を背後に配し、中央でニヒルな笑みを浮かべる“のぼう様”(野村さん)の姿が写し出されている。全く強くも頭がキレそうにも見えないこの飄々とした雰囲気の男が、奇策・秘策で豊臣軍を翻弄するが、その采配とは?前述の3.11による公開延期からの再始動、時代劇×ロック、さらに監督を務めるのが『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心と『日本沈没』の樋口真嗣の“ダブル監督”とあって、まさに異例尽くしの快作となりそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年秋、東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ■関連記事:尾野真千子、パワフルな朝ドラヒロイン役を肉食で乗り切る!鈴木保奈美、今度は榮倉奈々と母娘役!『のぼうの城』で11年ぶりスクリーン復帰成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始
2012年05月09日第64回ロカルノ国際映画祭で、金豹賞<グランプリ>審査員特別賞を受賞したことでも話題となった『東京公園』のDVD発売記念トークイベントが開催され、監督の青山真治が登壇した。その他の写真青山監督にとって前作『サッド ヴァケイション』から4年ぶりの長編作品となる本作は、カメラマンを目指す青年(三浦春馬)が、ある依頼をきっかけに周囲の女性たちと向き合い、自分を見つめ直していく姿を描いた物語。幼なじみの女性を榮倉奈々が、主人公の義理の姉を小西真奈美が、一切セリフがないというミステリアスな女性を井川遥が演じている。長編映画デビュー作『Helpless』以降、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』など地方を舞台にした作品を多く撮ってきた青山監督にとって「東京を撮るのは10年ぶり」で、「一昨年の秋に撮影したが、天気が良くて、素晴らしい光がたくさん収められた。それだけでもこの映画を誇らしく思える」と振り返る。また、本作では劇中の音楽を自ら担当しているが、「高校時代、パンクバンドのラモーンズに憧れてずっとマッシュルームヘアだった」という過去を明かし、会場の笑いを誘った。主演に起用した三浦春馬にも大満足だったようで、「とても繊細でプロフェッショナルな方。あれほど正確にやりたいことが決まっている人は珍しい」と絶賛した。「4年ぶりに撮影したことが嬉しすぎて、その嬉しさをひとりで噛み締めていた」という青山監督。これから挑戦したいことは?という質問には「今まで恋愛映画を撮ってきていないと思っているので、増村保造監督の『暖流』のような大恋愛映画を撮ってみたい」と回答。さらに「これからテレビドラマの撮影が始まる」と、新たなチャレンジについても報告した。『東京公園』DVD 3990円(税込)発売中発売・販売元アミューズソフト(C)2011「東京公園」製作委員会
2012年02月10日かわいくて、やさしくて、やわらかそうな手のあの人!寒い日にひとりで町を歩いていると、コートやマフラー、手袋よりも、やっぱり人のぬくもりが恋しくなりますよね。しかもそれが、あのあこがれの有名人だったら…。彼女がいてもいなくても関係ありません!もしも冷えた手を温めてもらうなら、どの有名人がいいか、男性316名に熱く妄想していただきました!>>女性編も見るQ.冷えた手を温めてほしい有名人を教えてください(複数回答)1位綾瀬はるか25.6%2位上戸彩12.7%3位長澤まさみ11.1%4位榮倉奈々10.4%4位北川景子10.4%5位相武紗季9.8%(敬称略)■綾瀬はるか……・「かわいらしい笑顔と温かな手で癒やされそう」(25歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「何も言わず純粋な心で温めてくれそう」(29歳/医療・福祉/専門職)・「柔らかな表情で温めてほしい」(37歳/建設・土木/技術職)・「ずっと握ってくれそう」(24歳/そのほか/事務系専門職)・「優しくしてくれそう」(25歳/情報・IT/技術職)■上戸彩……・「ファンなので」(24歳/商社・卸/営業職)・「きゃしゃな感じがよい」(23歳/そのほか)・「かわいい」(25歳/ソフトウェア/技術職)■長澤まさみ……・「全身があったまりそう」(27歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「かわいくて元気な感じだから」(26歳/そのほか)・「かわいい」(25歳/そのほか)■榮倉奈々……・「手が温かいイメージ」(26歳/自動車関連/技術職)・「笑顔がかわいい」(28歳/小売店/販売職・サービス系)・「落ち着きそう」(23歳/小売店/販売職・サービス系)■北川景子……・「あの笑顔で温められたらたまらない」(25歳/情報・IT/事務系専門職)・「あの笑顔と唇はたまらない」(29歳/金融・証券/専門職)■相武紗季……・「明るい人で元気づけられそう」(31歳/マスコミ・広告/技術職)・「好みのタイプ」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)総評男性371名が選ぶ「冷えた手を温めてほしい有名人」、その第1位は「綾瀬はるか」さんでした。4人に1人が支持するという圧倒的な人気を見せつける結果となっています。綾瀬はるかさんを推すコメントを見ると単に「好きだから」という声だけでなく、「かわいらしい笑顔」、「あたたかそうな手」、「純粋な心」、「やさしそう」など、聞いているだけでホントに手を温めてもらいたくなるような声が並んでいます。既に2013年の大河ドラマでの主演が決まっている彼女。2012年はさらに注目を集めることでしょう。2位以下は上戸彩さん、長澤まさみさん、榮倉奈々さん、北川景子さん、相武紗季さんと、人気の若手女優さんわずかな差で続きました。もちろんこのほかにも多数の有名女優、タレントさんの名前が挙がりましたが、ユニークな回答の一つが声優の「大山のぶ代」さん。「ドラえもんの声で『大丈夫?』って言ってほしいです」(学生)。たしかに心から温まりそうですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年11月9日~11月20日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性316名(その他と回答した55人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】恋人にまねしてほしい有名人のヘアスタイル【ランキング男性編】上司になってほしい女優旬なランキング一覧はこちら完全版(画像などあり)を見る
2012年01月23日映画『ワイルド7』の宣伝隊長に、おバカキャラで現在TVに引っ張りだこのモデル・鈴木奈々が就任。12月18日(日)に行われた本作の公開記念イベントに登場し、いつものおバカキャラ全開で作品をアピールした。望月三起也の人気漫画を映画化した本作。7人の元犯罪者たちによる超法規的組織“ワイルド7”が国家をも敵に回し、愛する者を守るべく戦いに挑む。巨大なアドトレーラーと共に、この日は撮影で実際に主演の瑛太や丸山隆平(関ジャニ∞)らが使用したバイクも登場。ギャル風にアレンジした真っ黒なバイクスーツでワイルドに決め、バイクの後ろに乗って登場した鈴木さんは「バイクの後ろに乗るのは初めてだったから緊張したけど楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。TVなどでたびたび話題に上るうわさの彼は「バイクが大好きでビッグスクーターに乗ってます」(鈴木さん)とのこと。これまで彼氏のビッグスクーターで2人乗りをしたことはなかったそうで「ヤキモチ焼いちゃうかもしれない」とも。ちなみに、映画の中で鈴木さんが一番かっこいいと思ったのは、椎名桔平演じるセカイ。「男らしくて感動しました!」と大絶賛だったが、そのうわさの彼氏は椎名さんとは「全然似てない。見た目、草食系ですもん。私は、見た目は草食系で中身は肉食の“ロールキャベツ男子”が好き!私の彼はまさにロールキャベツです」とのろけていた。さらに、“ワイルド7”を英語で書くと?とクイズを出題されると、期待通りに(?)「Yldo sev7」と珍解答を披露。「何となくニュアンス分かりますよね?読めますよね?」とへこたれることなく笑顔を浮かべていた。『ワイルド7』は12月21日(水)より全国にて公開。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待関ジャニ丸山、金色シャツのタキシードで登場映画初出演でワイルドな魅力を発揮?
2011年12月19日近年、海外の映画祭や各映画賞をにぎわせる日本人俳優たちの活躍が数多く聞かれる。日本での活動はもちろん、海外で製作された映画にTVドラマ、舞台とその活躍の幅を広げている。“ハリウッド俳優”の仲間入りする者も少なくなく、国境や言葉の壁を越えた彼らの活躍は、同じ日本人にとって嬉しいもの。シネマカフェと旬の俳優のインタビューを中心に映画、演劇の最前線を届ける雑誌「acteur アクチュール」のコラボレーションによるランキング企画では、ずばり「海外での活躍に期待する俳優」をテーマに読者投票を実施した。注目の結果をここで発表!海外で活躍するなら、やはり英会話能力は必須!ということで、帰国子女で180センチのモデル体型、さらに容姿端麗の慶應ボーイと、海外でも通用するポテンシャルを持つ水嶋ヒロが並みいる強豪を押しのけ、圧倒的な得票で見事1位を獲得!映画『BECK ベック』では流暢な英語を披露しており、その語学力はファンはもちろん、広く知られるところ。「語学がネイティブ並みに堪能。容姿が海外の人に引けをとらないほど端麗」(30代・女性)、「あの英語力と美貌で世界を魅了してほしい」(40代・女性)とその期待値はかなり大きい様子。さらに、「自分の意見をきちんと持っている」(30代・女性)、「ストイックに役柄に向き合うところ」(50代・女性)と生まれ持った才能に加え、役者としての資質に期待する声も。2位には、同じく『BECK ベック』での共演者がランクイン。今年、爆発的に知名度を上げ一躍人気俳優へのステップを駆け上がった明治大学出身の超秀才俳優・向井理。帰国子女ではないが、今年劇場公開された主演作『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』のプロモーション時には、日本外国特派員協会にて行われた会見で外国人記者を相手に堂々の英語スピーチをやってのけ、世間を驚かせた。「英語も堪能だし、体格的にも恵まれている。海外で活躍するいままでの日本の俳優さんにはいない爽やか系」(30代・女性)、「透明感のある視線、日本人ならではの爽やかな雰囲気を世界に広めてほしい」(30代・女性)と英会話能力と共に日本男優ならではの“爽やかさ”を武器に海外進出を望む女性が多数。一方、惜しくも僅差で3位となったのは岡田将生。現在公開中の『アントキノイノチ』で主演を務め、釜山映画祭での上映や第35回モントリオール世界映画祭での「イノベーションアワード」受賞を経て、海外での評価を集めた岡田さんには「世界共通のイケメン。まだ22歳、可能性を秘めている」(30代・女性)、「アンドリュー・ガーフィールドのような繊細さと、他をよせつけぬ男前。あとは経験でしょう」(20代・女性)とこれからの成長に期待する声が。本作で不安定な若者の心を見事に演じきった彼がどんな俳優に育っていくのか。日本のみならず世界からの注目度は今後増していくはず。続いて第4位には加瀬亮。クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』や間もなく公開されるガス・ヴァン・サント監督の最新作『永遠の僕たち』で、上位3名より一足早く海外作品への進出を果たしている。「空気感がしっかりしていて、どこに行っても負けなさそう。出演映画も海外で評価されているから」(20代・女性)と俳優としての実績、安定感ともに申し分ないとの意見が集まった。実は、幼少期をアメリカ・ワシントン州で過ごしている加瀬さん。語学力においても上位3名の中でも実はトップかも?そして、5位には渡辺謙がランクイン。『ラスト サムライ』への出演以降、“ケン・ワタナベ”の愛称で海外から多数のオファーを受ける正真正銘の“ハリウッド・スター”である。「いままで以上の活躍を期待したい」(60代・男性)という声に表れているように、ハリウッド作品での初の日本人主演の偉業に期待がかかる。このほかにも、『ヒミズ』で注目を集める染谷将太を始め、高良健吾や二宮和也(嵐)、女優陣では満島ひかり、榮倉奈々といった若手俳優勢に期待する声も多く聞こえた。来年の世界3大映画祭での日本人俳優たちの活躍にも期待したいところ。「acteur アクチュール」公式サイト■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズBECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:難役乗り越え、会心の笑み松坂桃李『アントキノイノチ』舞台裏の貴重な写真が到着“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位渡辺謙、映画『はやぶさ』の被災地での試写会実施を約束岡田将生「何だよ、みんな…」榮倉奈々ら共演者&瀬々監督からのサプライズに号泣!9割の人が絆について考えたと回答!『アントキノイノチ』グッと来るシーンは…?
2011年12月14日若手実力派俳優の岡田将生と榮倉奈々主演で贈る、若者たちの葛藤を描いたヒューマン・ドラマ『アントキノイノチ』。現在公開中の本作で、岡田さん扮する主人公・杏平の友人役で出演を果たした人気急上昇中の松坂桃李のクランクアップ時の貴重な写真がシネマカフェ独占で到着した。さだまさしの同名小説を原作に、ある事件を機に心を閉ざしながら生きる2人の男女(岡田さん&榮倉奈々)が、遺品整理業の現場で死者が人知れず遺したもの、そこに込められた思いに触れることで命の尊さに改めて気づいていく姿を描いた感動作。第35回モントリオール世界映画祭で「イノベーションアワード」を受賞し、第16回釜山国際映画祭の“アジアの窓”部門で上映され大反響を呼ぶなど、国際的に高い評価を集めている。今回届いた写真では、共演者やスタッフから祝福され、ファンでなくとも胸キュン必至の満面の笑みを見せる松坂さんの姿が。それもそのはず、今回、人間の悪意と弱さを同時に表現しなくてはならない難役を与えられた松坂さん。この写真にうつる彼の笑顔は、役と向き合い、俳優・松坂桃李として一歩成長できたことに対する達観の笑顔なのだ。松坂さんは自身が演じた、杏平の抱える過去の暗い影を生み出した原因となる青年・松井役について、「原作を読んだ際、松井にまったく共感できなかったので、本当に苦しみながら、時には自己嫌悪に陥りながら演じました」と相当な葛藤と苦労があったことを明かす。だがその甲斐あって「完成した映画を観て、松井は誰よりも生きたい気持ちが強くて、その伝え方が人と違っただけなのかもしれないと思えるようになって、彼に共感することができました」と役に寄り添えるまでに。松坂さん同様、主演の岡田さんも公開前のイベントの場で、本作で成長したことを常に口にしていたが、同じ試練を闘い抜いた“戦友”でもある2人は、撮影初日の登山のシーンから早くも仲良くなっていたそうで、撮影が終わった後にはよく飲みにも行っていたとか。劇中からは想像できない男同士の友情も、本作の物語に深みを与えているのかもしれない。『アントキノイノチ』は全国にて公開中。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位岡田将生「何だよ、みんな…」榮倉奈々ら共演者&瀬々監督からのサプライズに号泣!9割の人が絆について考えたと回答!『アントキノイノチ』グッと来るシーンは…?“命”の繋がりを考える『アントキノイノチ』特製メモを5名様にプレゼント岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリ
2011年12月08日俳優の岡田将生が11月19日(土)、主演作『アントキノイノチ』の初日舞台挨拶を東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行った。この日はメガホンをとった瀬々敬久監督が、岡田さんへの感謝の手紙を読み上げたり、共演した榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李から花束をプレゼントされたりと“サプライズ”の連続。感極まった岡田さんは思わず号泣し「何なんだよ、みんな、ちくしょう…。本番前、みんなそっけないな、話しかけてくれないなと思っていたら、こういうことだったんですね」と言葉を詰まらせていた。「そろそろお時間です」と司会者が舞台挨拶を締めくくろうとした瞬間、スッと手紙を取り出した瀬々監督。「岡田くんは基本的に天然でボケキャラ。でも撮影中は助けられることも多く、特に震災が起こって大変だったときも、岡田くんの笑顔と無邪気な会話に癒された。現場を引っ張ってくれたし、純粋な気持ちで映画に取り組むことの大切を教えてくれた」と感謝の言葉を述べると、早くも岡田さんの目からは大粒の涙が…。「岡田くんの純粋な気持ちが、映画を助けてくれた」(榮倉さん)、「(取材などで)岡田くんのことを小学2年生って言ってゴメン。もう立派な大学生になったよ」(原田さん)、「大切な友情を築くことができた。ぜひ、また共演しましょう」(松坂さん)と共演者からも温かい言葉が贈られ、岡田さんは感無量の面持ちだ。岡田さんは涙をぬぐいながら、「この映画に参加できて、本当に良かった。監督やキャスト、スタッフ、それに家族や友人に支えられた。撮影中に震災があり、『このまま撮影していていいのかな』って悩んだこともあったが、命の大切さや人と人との繋がりを届けられると信じて、やり遂げることができました」と挨拶。その間も涙が止まることはなく、「俺、今日、泣いてばっか!」と感情を爆発させた。さだまさしの同名小説を原作に、ある事件を機に心を閉ざしながら生きる2人の男女(岡田さん、榮倉さん)が、遺品整理業の現場で、死者が人知れず遺したもの、そこに込められた思いに触れることで“イノチ”の尊さにふれていく姿を描く。第35回モントリオール世界映画祭で、革新的かつ質の高い作品に授与される「イノベーションアワード」を受賞し、第16回釜山国際映画祭の“アジアの窓”部門での上映も大反響を呼ぶなど、早くも国際的な評価を集めている。この日は本作の公式サイトで一般公募された“とびきりの笑顔”の写真約1万枚で構成されたモザイクアートもお披露目された。『アントキノイノチ』は全国にて公開中。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:9割の人が絆について考えたと回答!『アントキノイノチ』グッと来るシーンは…?“命”の繋がりを考える『アントキノイノチ』特製メモを5名様にプレゼント岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリ岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?
2011年11月21日岡田将生&榮倉奈々主演で話題の映画『アントキノイノチ』。公開を前にシネマカフェ読者を対象に行った試写会では、6割以上の観客が「泣けた」と回答し、さらに「絆について考えるきっかけになったか?」という質問には、実に9割の人が「はい」と答えるという結果が得られた。アンケートから明らかになった「泣ける」ポイントも様々で、映画に対する評価も多くの人が100点満点中、80点から90点の高評価を与えている。この映画の何がそこまで人の心を打つのか?アンケートの結果を発表!歌手のさだまさしの同名小説を映画化した本作。高校時代のある出来事をきっかけに心が壊れてしまった青年・杏平(岡田さん)。遺品整理という仕事を始め、仕事先で生や死と向き合い、同僚のユキ(榮倉さん)らと触れ合う中で少しずつ再生していく姿が描き出される。軒並み80点から90点という高い評価が与えられたが、そうした人々の感想の中でも多かったのはやはり「命の大切さ」についての言及。「“命”について、これほどというぐらい、真正面から向き合わせられた。死ぬことへの恐怖や悲しみが強かったけれど、途中から誰かが亡くなったことが、自分が生きていることに繋がっていて、杏平とユキのように人と出会える、と前向きに考えられるようになった」(20代・会社員)、「生きていてこそ、人は生きていることの大切さが分かるのだと改めて素晴らしいことを感じさせられました」(60代・会社員)。ほかに多かったのは、亡くなった人の部屋、荷物を整理する「遺品整理業」という仕事を初めて知ったという声。映画の中で原田泰造演じる杏平の上司・佐相は「天国への引っ越し屋」とこの仕事を表現しているが、「亡くなった人に対する“想い”が伝わってきた。大切な職業だと思う」といった感想が多く寄せられた。また、6割以上が「泣いた」という本作。具体的なシーンに関しては杏平やユキが遺品整理を行うシーンはもちろん、2人が背負っている過去を告白するシーンなどを挙げる声が多かったが、2人以外の人々に対しても熱い感想が寄せられた。「原田泰造さんが部屋を片付けているときの表情にグッと来た」(20代・主婦)、「柄本明さんの一連のシーン」(30代・会社員)。ほかにも檀れい、堀部圭亮、宮崎美子ら亡くなった家族の遺品整理を依頼する遺族や、遺品整理業の社長役の鶴見辰吾など、脇を固める実力派俳優陣の言動には思わず心揺さぶられること必至!9割の人が“絆”について考えさせられたと答えたが、「大切な人に伝えたい言葉は?」という質問に対しては、劇中で登場する「元気ですか?」という言葉に触れ「好きじゃない人や嫌いな人にも『元気ですか?』と言えるようになったら、人生が素敵になりそうです」(30代・会社員)という声や「生きていてくれてありがとう。そして、自分を生かしてくれてありがとう」(20代・会社員)と命への感謝を伝える答えが多く集まった。命について考え、その命を活かすために必要な“絆”の重要性を改めて教えてくれる映画と言えそう。東日本大震災もあり、今年ほど人との繋がりの大切さを認識させられることはなかったという人も多いはず。ぜひ、あなたも大切な人と映画館に足を運んでみては?『アントキノイノチ』は11月19日(土)より公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:“命”の繋がりを考える『アントキノイノチ』特製メモを5名様にプレゼント岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリ岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!
2011年11月17日榮倉奈々、岡田将生からの突然のプレゼントに涙!11月10日、映画「アントキノイノチ」公開を記念し、都内で開催されたセレモニーに、主演した榮倉奈々、岡田将生が出席した。榮倉と岡田は「アントキノイノチ」公開を記念するため一般公募された【ラブレターツリー】の設置セレモニーに出席。岡田からの突然ののクリスマスプレゼントに、榮倉が涙ぐむ場面があった。岡田からのサプライズプレゼントはスノードーム岡田からの榮倉へのサプライズプレゼントは、劇中の印象的なシーンで登場する観覧車の模型が入ったスノードームだった。映画コムによると岡田は「2月から一緒にやってきましたが、すごく助けられました。本当に一緒にやれてよかったし、また違う作品でも会えたらうれしい。ありがとうございました」と照れくさそうに感謝の言葉を榮倉に伝え、スノードームを手渡した。榮倉の瞳に涙が思いがけないプレゼントに驚いた様子の榮倉は、涙を静かにぬぐい「(作品への)思いが強いだけに、全てのことに100%届けようと一緒にがんばってきたのでうれしいです。ありがとう。恥ずかしい(笑)」と感激で一杯の胸の内を語ったという。映画「アントキノイノチ」とは?歌手のさだまさしによるベストセラー小説を映画化。遺品整理業という特殊な仕事を通して「命」の重さ、人と人が繋がる尊さを描いた作品だ。また、榮倉は「アントキノイノチ」の公式サイトで「生きるということ、社会と関わるということ。日々、自問自答しながら前進したいと望む姿は同世代として、とても興味深いです。瀬々監督も岡田将生くんも初めてご一緒させていただくので、どんな風にコミュニケーションを取って撮影が進んでいくのか、今から楽しみです。」と、コメントを残している。「アントキノイノチ」初日舞台挨拶のお知らせ●11月19日(土)●場所:丸の内ピカデリー11回目 午前9:20の回、上映終了後/2回目 お昼 12:50の回、上映前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)●場所:MOVIX亀有1回目12:30の回、上映終了後/2回目15:45の回、上映開始前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)「アントキノイノチ」公式サイトより元の記事を読む
2011年11月12日まもなく公開の映画『アントキノイノチ』の“ラブレターツリー”設置セレモニーが11月10日(木)に都内劇場で開催され、岡田将生と榮倉奈々が揃って出席した。こちらの“ラブレターツリー”には全国から“運命の人”に向けて寄せられたメッセージが書かれたハート形のボードが飾られており、恋人や家族、仲間などへの思いがクリスマスツリーを彩る。2人にラブレターの思い出を尋ねると、岡田さんは「ラブレターじゃないですが、ファンレターにはいつも元気づけられます」。榮倉さんも「私も移動中によく読みます。読むと頑張ることができますね」と改めてファンへの感謝の思いを口にした。劇中の杏平(岡田さん)とゆき(榮倉さん)について岡田さんは「運命の人」と語り、榮倉さんも「2人とも生き残ってしまったことに罪悪感を持って、世間とつながることに壁を感じている。そんな2人が誰かとつながりたい、愛したいと思えるようになった。互いにとって運命だったんだと思う」としみじみと語った。この日は、岡田さんから榮倉さんにサプライズでクリスマスプレゼントが!岡田さんは「2月から一緒にやって来てすごく助けられました。一緒にやれてよかったし、また違う作品で出会えたら嬉しい」と語り、スノードームを手渡した。劇中、2人が観覧車に乗るシーンがあるが、こちらのスノードームには観覧車の模型が入っており、榮倉さんは「かわいい!」と大感激。目元に浮かんだ涙をぬぐい「いろんなものを背負って、撮影も大変でした。思いが強いだけに全て届けようという気持ちで一緒に頑張ってきたので嬉しい」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。映画は高校時代のある出来事をきっかけに心を壊してしまった青年が、遺品整理業という仕事やそこでの出会いを経て、立ち直っていく姿を描く。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ岡田将生、釜山映画祭でサイン攻め!『アントキノイノチ』への特別な思い明かす
2011年11月10日「一生懸命、自分の中から言葉を探してる」と岡田将生は言った。作品や役柄についてではなく、そのときのインタビューについて語った発言なのだが、俳優・岡田将生の生き方そのものを表していると言える。10代の頃から誰もが羨むような輝かしい成功の階段を上り続けてきたように見えるが、その陰で常にもがき、自らと向き合ってきた。だからこそ、映画『アントキノイノチ』で演じた主人公の杏平に対して、まず何より感じたのは強い共感だった。壊れた心を少しずつ再生していく杏平を演じながら岡田さんは何を探し、何を伝えようとしたのか?その内なる思いを明かしてくれた。10代の自分とリンクした、杏平の心の葛藤映画冒頭、裸で民家の屋根の上に座り込み虚空を見つめる岡田さんの姿が映し出される。高校時代のある出来事がきっかけで、心を壊してしまった杏平。22歳の岡田さんは、自らが10代の頃から感じてきた思いを重ね合わせながら物語と向き合っていった。「ふと『何でおれは生きてるんだろう?』とか『これからどんな大人になって、どういう社会で生きていくんだろう?』ということを考えることが10代のときから僕自身ありました。漠然とした不安を感じながら俳優という仕事をさせてもらって、その中で僕はこの仕事が好きだと気づいて続けられている。でも杏平くらいの頃は何も分からずにいて、そのリアルさに『おれもそうだったな』とリンクしました」。ある悪意に疲弊し自ら命を絶った友人。その悪意の矛先が今度は自分に向けられることへの恐怖と戸惑い。そして期せずして発見した己の内にある憎悪と周囲の無関心――。そうしてバラバラになった心を、杏平は遺品整理業という仕事を通じて再生させていく。こうしたひとつひとつの心の動きを岡田さんは丁寧に演じている。「僕自身、いじめられた経験もあるし、それがどんなにつらくて嫌なことか分かっています。僕はまだ22歳ですが、そういうところを若い人にきちんと伝えたいと思ったし、『分かりたい』って思う自分がいました。何より、生に対してもがき、苦しんでいる姿、少しずつ杏平が前に進んでいく姿がいいなと思えたんです」。演技の面でポイントとなったのは杏平が生まれつき抱えている吃音(きつおん)。杏平の周囲との距離感やもどかしい思いが伝わってくる。一方で岡田さんは「映画を観る方に届いたらいいなと思った大切なセリフ」に関しては監督に対し、あえて吃音を含ませずにストレートに表現することを提案したという。「榮倉(奈々)さん演じるゆきが過去を告白するシーンでの、杏平の『自分がどうして生きてるか分からない』というセリフはすごく好きで、それを吃音で言うべきかどうか悩みました。あとは文化祭で杏平がみんなに問いかけるシーン。あの心からの叫びでも吃音が出てないです。あのセリフを噛んで言ってしまうと、ただもがいている一人の生徒に見えてしまい、(周囲への思いが)伝わらないと思ったんです」。ちなみに全編を通じて岡田さんのモノローグが入るのだが、こちらも吃音はなく、落ち着いた口調で語られている。物語の中でもがき、葛藤する杏平とは違う人物のようにも感じられるが…。「あのモノローグは現在よりもずっと先の杏平という設定で、少し達観した立場から語ってるんです。僕は最初、そういう風に思ってなかったんですが、監督から成長した杏平が過去をふり返るような形にしてほしいと言われて『あぁ、なるほど』と思いました」。「これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい」先述の榮倉さん演じるゆきの告白のシーンを「『いま生きてるんだな』、『息して、目の前の人と話してる』というのを感じながらその場にいた」と述懐。ゆきと杏平の出会いをこんな言葉で説明する。「杏平にとってはいい時期に巡り合えた同じ傷を抱えた女性。巡り合わせなのかなと思えました。原作の小説や台本を読んだときから僕は親のような気持ちで『お前、ゆきちゃんと出会えて本当によかったな』って思ってました(笑)。それは巡り合うべき人だったし、傷をなめ合うのではなくて、一緒に一生懸命考えて、“生きていく”ということを見出せる人。僕自身、これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい。色々なところに行って色々な人と会って、新たな発見を求めている自分がいるんです。それはいまでも思っているし、だからこそ現場が好きなんです」。「終わったときは寂しくて、永島杏平という役から離れるのが嫌だなと素直に思えた」と岡田さん。クランクアップを迎えたその足で美容院に直行して髪を切り、気持ちを切り替えたというエピソードからも役柄への強い思い入れがうかがえる。ゾクリとするような歪んだ笑みを浮かべて悪意を体現した昨年の『悪人』、己の内の悪意と憎悪に押し潰されて心を壊していく今回の『アントキノイノチ』と、強く役柄を引きずってしまいそうなヘビーな作品で際立った存在感を放っているが、出演作品を決める基準は?「僕自身は作品選びにはタッチしてないです。ただ、マネージャーや事務所の人には『こういう作品をやってみたい』ということは普段から少し伝えています(笑)。20歳を超えてから、高校生を離れて次のステップとして社会派というか、メッセージ性の強い作品に携わりたいという思いはありましたね。いまも違うジャンルの映画を観ると『こういうのをやってみたい』とか思います。いまは…しばらく恋愛映画から離れていたんですが、『ラブ・アクチュアリー』を観て幸せになったので(笑)、ハッピーエンドのラブストーリーをやりたいと言ってます」。探しているのはきっと言葉だけではない。時に疾走し、立ち止まり、泣いて、叫んでまた歩き出し…。岡田将生の旅はまだまだ終わらない。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ岡田将生、釜山映画祭でサイン攻め!『アントキノイノチ』への特別な思い明かす
2011年11月10日去る10月30日(日)、閉幕した第24回東京国際映画祭。今年も世界、日本、アジアの秀作が揃い、映画好きにはたまらない1週間となりました。作品だけでなく、多くの方が楽しみにしているのが、ゲストたちのファッション。特に、オープニングを飾るグリーンカーペットは、注目の的です。ブラックのベアトップドレスで登場したミラ・ジョヴォヴィッチ、シックな黒のフルレングスを纏った榮倉奈々、仲里依紗の真っ赤なオフショルダーワンピース、黒木メイサのミニドレス、江角マキコの和装姿など、美女たちの競演に沿道に集まった観客たちも大満足の様子でした。ここ数年、ちょっと地味…という表現でくくってきたグリーンカーペットですが、今年は日本以外のアジア各国からやってきた女優が大胆だったという印象。美しいスタイルを惜しみなく披露できる露出度の高いファッションを選び、イベントに華やかさを添えていました。筆頭は、シンプルなシルエットながら、ところどころしっかり透けていたチャン・シンユーのスパンコール&シフォンのドレス。リー・タオの長いトレーンを引いたブラック&ホワイトの超ミニワンピ×超ハイヒール姿にもドキリとさせられました。意外性のある組み合わせでちょっとした驚きを与えてくれる、こうしたモード感あふれるスタイルは見ているだけで楽しいものです。自分では着られないだけに…。見ているだけで楽しくなるといえば、審査員として来日していたファン・ビンビン(『運命の子』)。昨年の映画祭では『ブッダ・マウンテン』での演技が高く評価され、最優秀女優賞を受賞した彼女は、“中国一の美女”とも呼ばれる美貌の持ち主。オープニングでは、ヌードカラーのレーストップにフリルたっぷりの鮮やかなピンクのスカート、スパンコールのハイヒールを合わせて、ゴージャスな女優スタイルを披露。タイトなトップス×ボリュームのあるボトムスの絶妙なバランスで、存在感は人一倍。上下のシルエットだけでなく、配色のバランスも大成功だったために、印象深くも上品さを失わない上級者ファッションとなっていました。会期中に見せたヌードカラーのベアトップドレスも気になるところ。胸元は深く大胆にカットされているものの、肌になじむ優しい色味と素材の柔らかさ、胸元にあしらわれたキュートな小花などが相まって、決していやらしさを感じさせません。やはり、すべてはシルエット、色、素材、デザイン、ヘア、メイクなどすべてのバランス。これをちょっとでも図り間違えると、とたんに品を落としてしまうのですから要注意です。シルエットは抑え目だけれど華やかさはある、私たちでも参考にできそうなファッションも。クロージングでは、スパンコールのワンピースに黒のかっちりとしたジャケットを合わせ、ヘアもタイトにまとめて落ち着いた中にも豪華さを演出。それでも、スイングするジュエリー、ピンク色のクラッチバッグ、プラットフォームのパンプスなど、華やかなアイテムで落ち着きすぎないための小技も効いています。これからのパーティシーズン、私たちでも参考にできそうなスタイルです。いつも、大胆なカラー&ファッションで登場してくれる彼女ですが、今回は審査員と言うこともあり、ちょっと抑え気味に知的な印象を意識していたよう。それでもこの華やかさ。個人的には、今年のファン・ビンビンのファッションが好み。「派手さ」と「華やかさ」は明らかに違うのだなと感じさせてくれました。クロスボーダーな仕事が増え、年々洗練されていくファン・ビンビンのファッションを始め、アジア諸国の女優陣に触発されて、来年も東京国際映画祭でもファッション・バトルがもっと盛り上がるとよいのですけれど。日本の女優たちの、大胆なる参戦を願って。(text:June Makiguchi)■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED運命の子 2011年12月23日よりBunkamuraル・シネマにて公開© Shanghai Film Group Co., Ltd. Shanghai Film Studio/TIK FILMS/Stellar Mega Films Co., Ltd. /21 Century Shengkai Film■関連記事:【TIFFレポート】仏『最強のふたり』に栄冠日本『キツツキと雨』は審査員特別賞【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!【TIFFレポート】仲里依紗、“妊婦パワー”で「日本を元気に!」宣言名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定
2011年11月01日映画『アントキノイノチ』が10月24日(月)、東京国際映画祭で公式上映され、主演の岡田将生と榮倉奈々、原田泰造、瀬々敬久監督が舞台挨拶に登壇した。遺品整理業者で働くことになった青年・杏平が同僚の少女・ユキとの出会いや様々な現場での経験を通じて“生”の意味を問い直し、壊れた心を再生させていく姿を描く。英語通訳付きの映画祭での公式上映とあって岡田さんはハイテンションで「I’m Masaki Okada」と英語で挨拶。映画の内容にちなんで「いま『ありがとう』と伝えたい相手は?」と尋ねられると「すごく恥ずかしいんですが、いまここ(客席)に家族が来てるんです。いつも支えてくれてありがとう」と照れくさそうに語り、会場は温かい拍手に包まれた。榮倉さんは同じ問いに「私は現場でいろんな人と出会うことがすごく好きなんです。だからこの作品のスタッフや関係者のみなさんに『ありがとう』と伝えたい」と思いを語った。原田さんは「財布の中は2千円。原田泰造です!」「大好物はジャスミンティー。原田泰造です!」、「銀座・原宿・六本木〜原田泰造です!」と歌いながら自己紹介。通訳によって英語に訳されるのを聞いてご機嫌だった。監督は3月11日の大地震で映画を作る気持ちが揺らいだことを明かしつつ「瓦礫を拾っている人の姿を見て『作らなきゃ』と思い直した」と告白。最後に、岡田さんは「難しいことは分かりませんが、この映画は人と人の繋がりを描いています。僕自身、この仕事を通じて『誰かと繋がっていたい』と思うようになりました。みなさんにも同じ気持ちになってもらえたら嬉しいです」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より公開。特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす【TIFFレポート】山田孝之、司会者に「本当の恋愛って何ですか?」と逆質問【TIFFレポート】小栗旬「毎日、逃げ出したいと思ってた」と監督経験を述懐【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ“笑い”から読み解く!東京国際映画祭コンペティション部門の楽しみ方
2011年10月24日6日(木)に開幕した第16回釜山国際映画祭の“アジアの窓”部門で13日、岡田将生と榮倉奈々が主演した『アントキノイノチ』が上映され、岡田と瀬々敬久監督が舞台あいさつに登壇した。その他の写真『アントキノイノチ』は、過去のある出来事がトラウマとなり心を閉ざしてしまった杏平(岡田)とゆき(榮倉)が“遺品整理業”という職業を通して出会い、次第に心を通わせて生きる勇気を取り戻していく姿を描いた作品で、第35回モントリオール世界映画祭では“イノベーションアワード”を受賞した。岡田は自身の主演作『雷桜』(廣木隆一監督)で昨年も釜山国際映画祭に参加しており、今回で二度目。満席となった会場で岡田が韓国語であいさつをすると場内からは歓声があがった。岡田は「吃音という病気を抱える主人公を悩みながら演じた」と撮影を振り返り、「僕自身これまでは、演じてきた役は全て自分とは違う、自分だと思ってほしくない、と子供のような気持ちを持っていたが、今回は(主人公)永島杏平を岡田将生として見てもらってもいい。今回は1番僕なのではないかと思っている」と話した。瀬々監督は「“遺品整理業”と言うのは日本に実際ある仕事です。撮影中に震災が起こり、がれきの中から遺品や写真を探すということがたくさんあって、あらためて人間は人と人とのつながりや関係性を求めているのだと感じた。人とのつながりを大切にするような社会になるように、この映画を観ていただけたら。人と人との間、国と国との間も、他人のことを思い、気づかうことでもっといい世界になると思う。日本と韓国も、もっとよりよい関係になれたらと思います。カムサハムニダ」と語った。『アントキノイノチ』11月19日(土)全国ロードショー
2011年10月14日先日より開催中の第16回釜山国際映画祭で、日本から出品された『アントキノイノチ』の3度目の上映が10月13日(木)に行われ、上映後には主演の岡田将生と瀬々敬久監督が舞台挨拶に登壇。熱烈な韓国の観客の質問に答えた。歌手のさだまさしの手による小説を映画化した本作。高校時代のある出来事がきっかけで心が壊れてしまった主人公が、遺品整理業に従事する中で少しずつ再生していくさまを描く。8月にはモントリオール世界映画祭に出品され「イノベーションアワード」を受賞するなど海外の注目も高く、この日も客席は超満員。上映後に舞台挨拶の実施がアナウンスされると多くの観客がステージ前方に殺到し会場は熱気にあふれた。昨年の『雷桜』に続き、主演作を携えて釜山再訪となった岡田さん。モントリオールではフランス語で挨拶を決めたが、この日は「みなさん、こんばんは。岡田将生です。映画はいかがでしたか?心に響くものがあったならとても嬉しいです。韓国最高!釜山最高!」と韓国語で挨拶し喝采を浴びた。映画は、岡田さん演じる心が壊れてしまった杏平が、家の屋根の上に全裸で座り、眼下の街を眺めるという衝撃的なシーンでスタートするが、このシーンの撮影について問われると岡田さんは「とても寒かったです。住宅街だったので知らない方が通ったりするとビックリされてました」と明かし、会場の笑いを誘った。一番印象的なシーンとして、榮倉奈々演じるゆきと共にラブホテルに入るシーンを挙げ「脚本では最後、自分が泣くことにはなってなかったのですが、なぜか分からないですが、とても感情があふれてしまいました。だからこのシーンが最も愛着がありますね」と己の内からわき上がってきた感情について語った。韓国では岩井俊二監督の『Love Letter』が非常に人気があり、観客からは同作にも登場し、『アントキノイノチ』にも出てくる「元気ですか?」というセリフについての質問も。瀬々監督は「韓国では『Love Letter』が有名なので、その質問は絶対来ると思ってました。私は『Love Letter』も観てます。『元気ですか?』は日本のプロレスラー、アントニオ猪木さんの決め台詞なので使っています。そして、この映画の撮影中に地震が起こりました。いま、日本は大変なんですけれど、その中でみんなに『元気ですか?』とメッセージを訴えたい映画を作ろうと思いました」と説明。客席に向けて「元気ですかー!?」と叫んだ。本作以前より、岡田さんは韓国で最も人気の高い俳優のひとり。観客からこれまでの出演作の中で最も自分に近い役柄は?と問われると「僕自身、これまではいつも、いままでやってきた役は全部、自分とは違うと思って演じてきました。それは自分を見せるのがとても恥ずかしくて、これを自分だと思ってほしくなかったという子供のような気持ちからきたものです。それが今回は永島杏平として見てもらってもいいし、岡田将生として見てもらってもいいと思っています。今回が1番“僕”なのではないかと思っています」と本作に込めた特別な思いを明かしてくれた。監督は映画の根底にある、人と人の繋がりが希薄になった社会に関して「いまの世界で共通する問題だと思っています」と語り、「この映画を作りながら思ったのが、他人のことをどれくらい思ってあげられるか。若い頃はみんな、自分のことで一生懸命なんですが、そればかりでなく、他人のことを思い、気遣う。そういうことでもっといい世界になるかと思います。人と人との間、国と国との間にもあると思います。日本と韓国もより良い関係になれたらいいと思います。カムサハムニダ(ありがとう)」と“繋がり”の重要性を訴えた。舞台挨拶終了後には観客がステージに殺到し、岡田さんにサインや握手を求める姿も。改めて岡田さんの韓国での人気の高さを証明した。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生×榮倉奈々主演『アントキノイノチ』独占試写会に35組70名様をご招待海外での活躍に期待する俳優は?「acteur」最新号を5名様にプレゼント「平清盛」岡田将生による白髪交じり&ヒゲの源頼朝の姿が解禁!岡田将生&榮倉奈々、トロフィーの重みで受賞を実感!『アントキノイノチ』モントリオールで高評価岡田将生は仏語でスピーチ決めた!
2011年10月14日