俳優の渋江譲二さんが2023年6月8日にSNSを更新。以前から交際していた女性と結婚したことを発表しました。2005年に特撮ドラマ『仮面ライダー響鬼』に出演し、仮面ライダー威吹鬼に変身するイブキを演じたことで、一躍有名になった渋江さん。東映株式会社が制作するほかの特撮作品を含む、さまざまなドラマや映画に出演し、俳優として活躍してきました。渋江さんによると、気になるお相手は『太陽のように明るく個性豊かな人』とのこと。名前や職業は伏せられているため、きっと芸能活動をしている人ではないのでしょう。これまでお世話になった人にお礼を告げ、今後について「楽しく温かい家庭を築いていきたい」とコメントした、渋江さん。一見いたって真面目な結婚報告ですが、最後には渋江さんのユーモアあふれる人柄がにじみ出た、一文を添えています。尚、私は芸能人の方々が撮る白いTシャツの結婚報告写真に強い憧れがあり、彼女に一緒に撮ろうと相談したところ丁重にお断りされたため、一人で撮影する運びとなりました。ご確認いただけますと幸いです。@shibue0315ーより引用【ご報告】お世話になっている皆様、いつも見守ってくださっている皆様へ。かねてよりお付き合いさせて頂いている方と、結婚いたしましたことをご報告させて頂きます。渋江譲二 pic.twitter.com/cnraOXQTNz — 渋江譲二♫♭ (@shibue0315) June 8, 2023 芸能人が結婚を報告する際、夫婦で白いTシャツを着た、さわやかなツーショットを添えているのをたびたび目にします。そんな『芸能人の結婚報告あるある』にあこがれていた渋江さんですが、結果的に1人で白いTシャツを着た写真を投稿することになったのだとか!結婚報告に対し、ネットでは「嬉しすぎて泣きそうになった」「本当におめでとうございます!」といった祝福の声が相次いでいます。お相手の姿は写っていないものの、今回の報告を通して多くの人が「きっと、お2人はいい夫婦になることだろう」と思ったようです![文・構成/grape編集部]
2023年06月08日「第89回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式が2月13日(土)に開催され、『恋人たち』が日本映画第1位に輝き、橋口亮輔監督が監督賞と脚本賞、篠原篤が新人男優賞を獲得。キャストの8割が無名の俳優の低予算映画が高評価を得て、各映画賞でも存在感を発揮している。『ぐるりのこと。』の橋口監督の久々の長編映画で、理不尽な事件で妻を亡くした男、日常に退屈した主婦、同性愛者の弁護士らのドラマが展開していく。昨年11月14日に公開され、小劇場中心で公開規模は大きいとは言えないながらも各劇場で満席が続出するなど大きな話題を集めており、現在も全国各地で公開中。公開時期が11月で小規模公開ということもあり、日本アカデミー賞では篠原篤が新人俳優賞を受賞したものの、作品賞、監督賞、脚本賞などの優秀賞獲得には至らなかったが、今回のキネマ旬報での4冠をはじめ、毎日映画コンクールでも日本映画大賞、ブルーリボン賞では監督賞に輝いた。授賞式で橋口監督は自身の監督賞・脚本賞の2冠よりも篠原さんの新人賞獲得を大喜び。「8割は無名の俳優を使うということで撮る前から『作品賞を獲る映画にはなりませんよ。その代わり、俳優たちに新人賞を獲らせます』と言っていたので、役割は果たせたかなと思います」と嬉しそうに語る。「『ぐるりのこと。』が7年前で、その後、人生のどん底を経験したんですが、映画の中のように、そんな私の元をプロデューサーはお弁当を持って通ってくれた。雀の涙のようなギャラで、一流のスタッフが映画に献身してくれました」とプロデューサー、スタッフへの感謝を口にした。ワークショップで作り始めた作品ということで「そこでの俳優たちのリアルな言葉を脚本に盛り込んでいるので、みんなで獲った脚本賞だと思います」と語る。ワークショップを振り返り「スターになるっていうような人、スポットライトが当たっているような人は一人もいなかった(笑)。でも、地味な人もじっくりと見ると、気持ちのかすかな揺れが見えてきて愛おしくなった」としみじみと語っていた。新人賞の篠原さんは「先日、33歳になりまして…」と三十路での新人賞獲得に苦笑を見せつつ、20代を振り返り「才能なんて何一つないけど必死で、30代までやれることやろうと思ったけど30を過ぎても芽が出ず、やめる才能もなかったんですが、あきらめずに続けてよかったです」と喜びを語る。クライマックスの妻の位牌の前でのシーンのために、セットに泊まり込んだそうで、撮影当日は「終日やって、OKの瞬間に監督が泣きながら飛び込んできて、抱きしめてくれました。その日のことは生涯忘れません」と語った。橋口監督は、篠原さんの晴れの舞台でのスピーチを温かい目で見守る。主演男優賞の二宮和也と篠原さんがいすを並べて座ってる光景が信じられないようで「だってニノだよ!片やジャニーズのニノ!片や無所属のシノ!3年前に想像できた?」と驚きを口にし「これがスタートでここから始まるので頑張ってほしい!」とエール。司会者に促され、壇上で二宮さんと篠原さんは握手を交わし、会場は温かい拍手と感動に包まれた。(text:cinemacafe.net)
2016年02月14日「ぴあ」調査による2015年11月13日、14日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督による7年ぶりとなる長編映画『恋人たち』がトップに輝いた。2位に南米ペルーの料理人、ガストン・アクリオの活動に迫ったドキュメンタリー『料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命』、3位に『牙狼〈GARO〉』から派生したキャラクターを主人公にした秋元才加主演のダークファンタジー『劇場版「媚空-ビクウ-」』が入った。その他の写真1位の『恋人たち』は、通り魔殺人事件によって妻を殺された男・アツシ、退屈な日常にふと訪れた恋にときめく平凡な主婦・瞳子、同性愛者で完璧主義の弁護士・四ノ宮の3人が、不器用ながらも懸命に生きる姿を描いた群像ドラマ。出口調査では「生きていて回収されない感情がこの作品の登場人物たちによって提出されている」「生々しく、映画を観ていることを忘れるほど引き込まれた」「言葉でまとめきれないほど内容が濃かった」「観た後の充実感はとても大きい」「ひとりひとりの人物像がこれほど深く描き出されている作品は他にはないと思う」といった声が寄せられるなど、濃厚な人間ドラマが深い感動を与えたようだ。もがき苦しむ人間の姿がリアルに描かれる本作だが、どこにも救いがないかのように見える主人公たちにも、最後にはわずかな光がさす。「映画を観る側だが、話を聞いてもらえたような気分になった」「生きる意味を失ったアツシに職場の先輩のかけた言葉が印象的」「最後のメッセージが感動的でどれほど追い込まれても諦めなければ道は開けると感じた」「苦しみながらも人とのつながりを通してかけがえのないものに気づいていく姿をみて、大切な人を大切にしようと思えた」など、観客は本作から確かな希望を受け取ったようだ。また映画には光石研、木野花、安藤玉恵らベテラン俳優たちが出演しているが、主演を務めたのは、篠原篤、成嶋瞳子、池田良らオーディションで選ばれた無名の新人俳優たちだ。観客からは「有名な役者ではないのに演技がとてもよく、響いてくる作品だった」「人が生きる上で抱えていかなければならない“寂しさ”を知っている、と感じられる演技だった」など、演技にも高い評価が集まった。(本ランキングは、11/13(金)、14(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『恋人たち』公開中
2015年11月16日