わが家と義実家の距離は車で5分。近くに親戚の家も多く、田舎にありがちな距離の近い人づきあいもあって、頻繁に親戚が義実家に集まります。その集まりに呼ばれることも多いのですが、そこでは度々驚くような子育てアドバイスを受けることがあります。ある日、4歳の娘と生後半年の息子を連れて行った集まりで遭遇した「母乳信仰」の強い親戚に対し、私が抵抗したお話です。 「育児用ミルクはダメよ」の親戚集まりには親戚の若夫婦も来ていて、息子と同じころに生まれた女の子もいました。若夫婦にとってはその女の子が初めての子で、私は奥さんのRさんと子育ての苦労話に花を咲かせていました。そこへやってきたのが元保育士の親戚のおばさん。赤ちゃんたちをかわいがりながら、「それで、母乳?」といきなり聞いてきたのです。 「え……いきなり?」と思いつつ、私が「母乳ですよー」と答え、Rさんは「育児用ミルクです」と答えました。すると元保育士のおばさんは穏やかな顔で、「あらーそれはダメね。育児用ミルクはダメよ。ラクしないで」と言ってきました。 ダメって何!?ラクって何!?穏やかで、でも有無を言わせないような圧力に2人で思わず固まってしまいました。実はRさんは母乳が思うように出ず、育児用ミルクにしたという経緯があったのです。ちょうどその話をしていたところに、おばさんの育児用ミルクを否定する発言。 おばさんはそのままRさんに向かって「吸わせていれば出るでしょ?」「母乳で育てたいと思わなかったの?」「私は保育士をしていたけれど、やっぱり母乳が一番って実感したの」と責めるように話し始めました。どんどん顔を曇らせていくRさんを見て、どうしても私は我慢できなくなり……。 抵抗!気づかない!でもスッキリ「昔って育児用ミルクはそんなにダメだったんですか?!」と割って入りました。「育児用ミルクなんてお姑さんからきつく言われたものよ」とおばさんが言うので、「へぇ、ただでさえ育児が大変なのに、そんなことで責められるのはかわいそうですね」と返しました。 次におばさんはRさんに「育児用ミルクじゃ子どもをかわいいって思わないでしょ」と言うので、「え? 昔ってそんなこと言ったんですか!? 今じゃそんなこと言わないんでびっくりです~」と私は抵抗! 少し天然なおばさんなので、私の抵抗になかなか気づいてくれません。結局おばさんは最後まで私の「昔は」「今は」をつけた言葉に気づかず、母乳について語るだけ語って去っていきました。 おばさんには届かなかった私の抵抗ですが、Rさんは私が大げさにおばさんに抵抗していたのを見て「バレたらどうしようかと思ったじゃないですか!」と笑ってくれました。そして「もう、おばさんの母乳の話なんかどうでもよくなりました」と言ってくれたので、Rさんのために戦った甲斐があったかなと思います。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年05月02日夫は自分の家族ととっても仲良し。看護師である義母のことを特にリスペクトしている夫は、「ちょっとお母さんに聞いてみる!」が口癖になっています。仲が良いのはいいことですが、結婚前から「ん?」と思うことが多々ありました。結婚前は「まあいっか」と目をつぶっていましたが、結婚後も変わらず「お母さんに聞いてみる!」が止まらない夫。さらに、子どもが生まれてからも、事あるごとに自分の母親に意見を求めて……。 産後も続く「お母さんに聞いてみる!」私が娘を妊娠中、逆子になり帝王切開で出産しました。傷の治りが遅く、痛みもあって日々悩んでいました。夫にも「傷痕が痛くてつらい」と漏らしていました。産後2カ月ほど経って、夫の実家を訪ねると「あのことお母さんに聞いてみる!」と例の言葉が! 「えっ」と戸惑う私を気にも留めず、義母の元へ走る夫。 義母から「ちょっと見せてみて」と言われ、断ることもできずズボンとパンツをずらして傷痕を見せる羽目になりました。「恥ずかしい? 大丈夫よ。わー痛そうね。このテープを貼ってみるといいよ!」と義母。恥ずかしさでいっぱいの私の横で「お母さんに見てもらってよかっただろ」とでも言わんばかりの夫の得意気な顔がありました。 さらに追い打ちをかけるように…産後は無事に母乳が出たので、母乳育児をしていた私。母乳が詰まりやすく、詰まっておっぱいがカチカチになることも悩みでした。義母の前でほぼ下半身をさらけ出したこの日、授乳後にもかかわらず、母乳が詰まっておっぱいがカチカチになってしまいました。 痛くてつらそうにしている私を見て、「お母さーん」と義母を呼びに行く夫。まさかと思っているとそのまさかで「お母さんに見てもらったらいいよ」と笑顔の夫と、再び登場する義母。「ちょっと見るね」ともはや当たり前のように今度はおっぱいを見せることになりました。 あなたも親になりましたよね!?娘が乳児湿疹やおむつかぶれができたときも、病院に行くよりもまずは「お母さんにきいてみる!」ばかりの夫。「なぜ何でもお義母さんに聞いちゃうの?」と不満はありましたが、その不満をグッと飲み込む日々でした。 なんでも義母に聞いてしまう夫に、私の我慢の限界がきたのは、娘が初めて発熱したときです。夫に病院に行こうと言いましたが、このときも「どうしたらいいかお母さんに聞いてみる!」。さすがにカチンときて夫を無視して、自分で車を運転して娘をすぐに病院に連れていきました。私たちも親になったのに、いつまでも母親に意見を求める夫にうんざりした出来事でした。 その後、病院から帰ってきた夜に、夫に今までの不満を話しました。夫が義母に話したことで、下半身やおっぱいを義母に見られてすごく嫌だったこと、父親になったのに何でも母親に意見を求める姿勢が嫌だということを話しました。夫は良かれと思っていたようですが、私の話を聞いて反省した様子。その都度やめてと言えなかった私にも反省点はありますが、今後はまずは夫も自分で考えたり、夫婦で話をしたりしていこうとなりました。これからは親に頼らず、娘から頼られる父親になってほしいです。 著者:山本あおいイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月30日双子の妊娠が判明したときから、周囲からは「大変だね」と言われていましたが、双子育児がこんなにも過酷なものだとは想像していませんでした。子どもたちが新生児だった当時、24時間の中で5分として休まる時間がなく、逃れられない過酷な育児はまるで「過労死」寸前。今だから振り返えられる、育児は頑張りすぎないことが大切だと痛感した体験をお伝えします。 初めての子にすべてが全力だった新生児期私は約4年前、男女の双子を出産。出産前は暇を持て余し、「早く生まれてこないかな~」とのん気に構えていました。しかし実際に生まれると、想像以上の過酷な育児生活が始まりました。つらかったのは母乳育児がなかなか軌道に乗らなかったこと。 子どもたちが母乳をうまく飲めないので粉ミルクを併用。そのため哺乳びん2人分を洗浄・消毒し、ミルクをあげると搾乳、そして搾乳器の洗浄・消毒に時間を取られ、休まる暇もなく次のミルク……というサイクルが24時間続きました。 休まらない育児に過労死寸前そのころは産後で精神的にも不安定だったこと、うまくミルクを与えられないストレス、すべてを全力で取り組まなければという強迫観念で、心身ともに疲弊していきます。粉ミルクのお湯は1ミリの狂いもなく目盛り通りに作り、夜は明かりを点つけない暗い部屋でミルクを与えていました。加えて交互に泣くので朝までエンドレスに一生懸命対応。 睡眠不足から「このままでは体が壊れてしまう……」とすら思うようになり、今思うとこれは過労死寸前の精神状態だったと思います。終わりの見えない睡眠不足の毎日に、未来への絶望感しかありませんでした。 手を抜いて自分をラクにしてあげる大切さそんな生活に限界を感じた私は、それまで気を付けていたルールに少しずつ手を抜く努力を始めました。育児書では、夜はスマホやテレビはつけないほうがよいと書かれていましたが、夜間のお世話や泣いているときはテレビをつけ、ドラマやお笑い番組を見て息抜きをすることに。すると、それまで長くつらかった時間がとても短く感じ、精神的にラクになった自分に気が付いたのです。 「これをしてはダメ」というルールでガチガチに固めていた自分の考え方をほぐすことで、こんなにもストレスが軽減するのかと驚きました。夜泣いていても「朝まで起きていよう!」と開き直ることで心がラクになりました。 初めての育児はどうしても力が入り頑張りすぎてしまい、周りに「もっと手を抜いていいんだよ」と言われても、どうやって抜いていいのかわかりませんでした。その中でも少しずつ自分の心地いい方法を探ることで、つらい時期を乗り越えることができました。育児は大変だからこそ頑張りすぎないことが大切だと学べましたし、今では良い体験だったと思います。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:村上 素子3歳の男女双子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。
2023年04月29日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、パパの育児サポートの方法について教えてくれました。最近では、パパが育児のサポートをしてくれるというご家庭も増えているように感じます。しかし、良かれと思ってやっていた対応が、かえってママの身体の負担やトラブルにつながってしまうことも……!? それは一体どんなことなのでしょうか?母乳育児は、赤ちゃんの欲求に合わせるため、授乳回数や間隔も不規則になります。夜間などの睡眠が細切れになりやすく、ママが寝不足になることもあるでしょう。 そんなママの負担を減らすために、夜間の授乳をパパが代わりに担当する場合がありますが、実はこの対応が原因で反対にトラブルが起きてしまうこともあるのです。今回は、夜間授乳をパパが担当する場合の注意点についてお話ししていきます。 夜間の授乳をパパに代わってもらうママが増えている?男性の育児休暇取得や在宅勤務の増加もあり、里帰りなど祖父母のサポートを受けずにパートナーと2人で育児をするという場合も増えてきています。パパに授乳を手伝ってもらいたいから、母乳だけではなくて育児用ミルクを哺乳瓶であげられるようにしたい、搾乳をして哺乳瓶であげてもらっているというお話もよく聞きます。 また、夜間の1〜2回の授乳をパパが担当しているという家庭も増えてきているように感じます。授乳をスキップすることで、ママが連続した睡眠がとれるようになり身体がラクになったというメリットも生まれます。 夜の授乳を代わってもらって睡眠時間を確保するつもりが……起こりやすいトラブルとは?ママの睡眠時間が多く取れるようになったなどのメリットがある一方で、夜間の授乳をパパに代わってもらったことで、起きてしまうトラブルも実はあるのです。 ①乳腺炎になってしまった母乳量が多いママだと、夜間の授乳をパパが担当することで長時間授乳間隔があき、乳房が張って痛くなり、反対によく眠れなくなることもあります。また、育児用のミルクは授乳間隔が母乳よりあくため授乳パターンが変わってしまい、母乳が残ってしこりになったり詰まりやすくなったりすることで乳腺炎になってしまうことがあります。 ②乳頭混乱パパが授乳を担当することで哺乳瓶の乳首に慣れてしまい、赤ちゃんがおっぱいが吸うのが難しくなったり、おっぱいに吸い付くのに時間がかかったり嫌がったりすることがあります。 ③母乳の分泌量が減ってしまう夜間の授乳間隔があいてしまうことにより、乳房内に母乳が停滞している時間が長くなると、母乳の分泌量を抑制する性質があります。そのために、母乳分泌が順調だったママが徐々に母乳分泌量が減ってしまうことがあります。 トラブルを減らすための上手なサポート方法は?せっかく夫婦で協力して励んでいる育児なので、サポートしていることでかえってママの悩みやトラブルの負担が増えてしまうのは本末転倒ですよね。 パパのサポートの仕方を少し変えるだけで、トラブルを減らし、ママの負担も軽くすることができます。下記のポイントを注意しながら、パパの育児サポートに取り入れてみるとよいでしょう。 ①哺乳瓶の使用に注意哺乳瓶であげるときは、赤ちゃんは起きている状態で、できるだけ大きいお口があいてからあげるようにします。眠りかけだったり、小さくあけたお口に突っ込むようにあげるのは避けましょう。 母乳を飲んでいる赤ちゃんは、一回量が少なめなので飲むスピードが落ちたり、眠ってしまったらミルクが残っていても無理にあげないようにしましょう。おっぱいに吸い付くのを嫌がったり、時間がかかるようになったら、乳首やカップ授乳の検討や母乳外来などで相談してみましょう。 ②搾乳をあげてみましょうママが眠る前に搾乳をして準備しておき、赤ちゃんが飲むタイミングでパパには搾乳をあげてもらいましょう。4時間以内であれば常温保存でも大丈夫です。冷めた場合や冷蔵保存の搾乳は、40度程度で湯せんして人肌程度に温めてからあげるようにしてください。 ママがおっぱいの張りで起きた場合は、赤ちゃんと授乳のタイミングが合えば授乳をして、ずれてしまった場合には、次の授乳に向けて圧抜き程度に軽く搾乳しておくと乳腺炎などのトラブルも回避することができます。 ③育児用ミルクや搾乳を哺乳瓶であげることだけが、パパのサポートではありません育児用ミルクや搾乳をパパが代わりにあげるだけではなく、夜間のママの授乳をできるだけ減らすためにパパができることがあります。 例えば、授乳前後のオムツ交換やゲップ、混合栄養の場合は育児用ミルクの補足と哺乳瓶の洗浄、授乳後の寝かしつけなどをパパが担当してみましょう。ママは母乳だけをあげて、その後は眠れるのでだいぶ負担は減ります。 「授乳のサポート」というと、赤ちゃんにミルクや母乳をあげることがパパにできることだと思われがちですが、実は他にもサポートの仕方があることを覚えておきましょう。どんな方法で授乳のサポートをしていくのがよいかを夫婦でじっくり検討してみてくださいね。 まとめ夜間の授乳をパパが担当する場合は、母乳の分泌量や赤ちゃんの様子をみて、どの方法が良いかお互いの気持ちを大切にしながら、話し合ってみましょう。困ったら、いつでも母乳外来など助産師にも相談してみてくださいね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月28日義母はおおらかで細かいことは気にしないタイプ。私を実の娘のようにかわいがってくれました。早くに実母を亡くした私も、義母を実の母のように慕い、本当の母娘のような良好な関係が続いていました。しかし、義実家を訪問したある日、授乳について口出しをしてきた義母と大喧嘩してしまったのです……。 仲のよかった義母と「授乳」で大喧嘩! 隣県に住む義母とは良好な関係です。私は早くに母を亡くしたこともあり、実の母のように慕い、月1回義実家へ行っていました。 あるとき私は、産院で助産師さんから断乳と卒乳の話を聞きます。娘は乳アレルギーを持っていたため、生後4カ月から完全母乳育児をしていたのですが、子ども自身が授乳から卒業する「卒乳」を目指すことにしました。そんな私の決意を知らない義母は、1歳程度で母乳をやめるべきと考えていました。 義実家へ訪れたある日、2歳になる娘が「おっぱい」と言い出します。すぐに授乳できず、娘はどんどん機嫌が悪くなり、ついに泣き始めました。義母は「まだおっぱいあげてるの? もう2歳だからそろそろやめたら?」と言ってきましたが、卒乳を目指していた私は「2歳でも欲しがればあげて良いと助産師さんに言われているので、やめる気はないです」と反論。 義母も泣く娘を見て「泣けばもらえると思って、わがままに育っているんじゃないの?」と言い出しました。お互いがイライラした中で、娘の不機嫌も頂点に。泣き叫ぶ娘に、義母は「〇〇ちゃん、もう2歳よね? もうおっぱいは飲んじゃダメ。赤ちゃんが飲むものだから恥ずかしいよ」と大声で言い放ちます。その瞬間私は「どうして子どもに直接言うの!? 私の育児にあれこれ言わないで!」と叫び、そのまま泣く娘を抱いて自宅へ。帰宅後、夫に話を聞いてもらい気持ちが落ち着きました。夫は「母は思ったことをすぐに口に出すタイプだから」と代わりに謝ってくれましたが、私の中でしこりが残り毎月の帰省はストップ。 それから数カ月後、娘が義母に会いたがっていることもあり再びに義実家を訪問することに。どこかよそよそしい態度の私に気を遣わせないように、義母は笑顔で迎え入れてくれました。私がいないところで夫が義母へ注意してくれ、私の母乳育児へのこだわりを知り反省したそうです。その後、気まずさがほぐれた私に義母は直接謝ってくれました。「価値観は違う」ということを受け入れてくれた義母に感謝です。 作画/becomachi85監修/助産師 松田玲子著者:木村さち
2023年04月22日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。GODの神業。編集後記赤ちゃんの母乳の飲みが悪くなったタイミングで、乳腺炎になってしまったつぶみさん。母乳外来で再会したのは、出産のときにお世話になったGOD的存在のベテラン助産師さん。「ここだ!」の一言で、乳腺炎からも救ってくれたのでした。GOD助産師さんの施術後、驚くほどすんなりと母乳が出るようになり熱もだんだんと下がっていったようですよ。つぶみさんは当時を振り返りこう言います。「乳腺はいくつかあると思うのですが、私の場合、赤ちゃんに飲ませにくい角度の部分が詰まりやすくなっていたようです。その後も何度か乳腺炎になりましたが、助産師さんからのアドバイスをもらい、コツを得て自分で対処できるようになりました」乳腺炎の痛みはとてもつらいので、少しでも違和感を感じたら早めに対処することが大切です。事前に乳腺炎になってしまった場合に相談できる母乳外来などを調べておくと安心ですね。ままのて編集部ベテラン助産師さんとの出会いエピソードはこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2023年04月19日出産が近づき、もうすぐ赤ちゃんが生まれると思うと嬉しい反面、気持ちが落ち着かない方もいるでしょう。元気に生まれて来てくれるのかな、陣痛の痛みは大丈夫かなと心配になることもありますよね。そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」とヒアリングを実施!今回は、予定日より早く陣痛が来て急いで入院したというSさんの例をご紹介します。Sさんの出産時の状況■出産したときの家族構成:夫婦■出産方法:自然分娩■出産にかかった時間:5時間Sさんの出産レポ予定日は1月中旬だったにも関わらず、クリスマス間近に陣痛が……。急いで入院したものの、結局陣痛は治り退院しました。クリスマスは1人寂しく入院していてケーキも何も食べられませんでした。初産だったので、思いもよらない陣痛に焦りました。ドラマにあるようなクリスマスプレゼント(我が子)はなかったです。出産時におこったハプニング予定日間近に再度陣痛が来ました。病院へついたときには痛みが強く、ベッドまで歩いて移動しろと言われたものの、「こんなに痛いのに自分で歩くのか……」と思いましたが、なんとかベットに這い上がりました。あまりの痛さに途中で帝王切開にしてと懇願しましたが、もちろん却下。何とか無事出産しましたが、産んだら楽になるどころか、後陣痛がひどく、出産してから次の日まで何も食べられませんでした。パートナーのサポートはどうでしたか?出産中、主人は背中をさすっていてくれたようですが、私はあまりの痛さにそれさえもうっとうしく感じました。唸り声しか出せなかったので喧嘩にはならず。子どもが産まれた瞬間、私は疲れきって声もでなかったですが、主人は泣いていました。初産だったからか、母乳が出ず……。他のお母さん達は「お乳が張って大変」と言う人もいましたが、母乳があまりでないことに焦りを覚えました。母乳オンリーで育てようという考えではありませんでしたが、子どもに満足に母乳も与えられないのかと、他の母親が羨ましいと入院時は思っていました。Sさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことは母乳に関しては個人差もあるので、看護師さんにアドバイスを貰い、人工乳と併用して育てれば良いと思い直しました。退院して帰ると家の中は寒いし寝かせる布団も冷えていて、病院と家との環境の変化で風邪を引かないか心配でした。主人に言って部屋を暖めてから迎えに来てもらえば良かったです。Sさんからこれから出産する方へメッセージ初産の方は楽しみでもあるけれど、不安も大きいと思います。陣痛の痛みも周りから聞いていても、自分で経験しない限り、わからないこともあるでしょう。私は初産のわりには、出産までの時間は短めだったと思いますが、出産はすべて個人差もあるので、なるようにしかならないと思います。あまり気負わず神経質にならず、流れに任せてください。体調管理はしっかりしてご出産に備えてください。案ずるより産むが易し出産や育児に不安を感じることもあると思いますが、どうかあまり心配しすぎないでくださいね。出産が近づけば自然と勇気が湧いてくることもあるようですよ。ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「大丈夫だよ」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年04月17日出産はママにとって大きな出来事。無事に生まれてきてくれるのかなど、不安を抱えるママも多いですよね。そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」とヒアリングを実施!今回は、30週で破水し管理入院になり、早産で出産することになったHさんの例をご紹介します。ーーー早産とは、「早産とは正期産より前の出産のことであり、正期産とは妊娠37週0日から妊娠41週6日までの出産のこと」です(日本産科婦人科学会HPより引用)。Hさんの出産時の状況■出産したときの家族構成:私と籍のはいってない父親と子ども■出産方法:早産■出産にかかった時間:8時間Hさんの出産レポ30週で破水してしまい、管理入院となりました。まさか、こんなに早く出産になると思わず、母親学級も受けていなかったため産まなきゃ退院できないという恐怖でいっぱいでした。33週まで持ち堪えましたが、ついに陣痛が始まり、早産での出産。土曜日の夜中だったので、看護師さんたちが慌ただしく私を分娩室に運んで行きました。出産時におこったハプニングちょうど同じ時間帯に隣の分娩室の方は、双子の早産のようでした。大学病院での出産だったので、私の方は助産師さんと私よりだいぶ若い看護師見習いの2人しかいませんでした。助産師と看護師が「先生はいつ来る?」と話をしていたので、恐怖と陣痛で苦しみながらも「私のところに本当に先生は来るんですか!」と叫んでしまいました。パートナーのサポートはどうでしたか?夜中に突然の分娩でしたが、駆けつけてくれたようです。早産のため産まれたらすぐに赤ちゃんの処置があり、立ち入り厳禁だったため立ち会い出産はできませんでした。もし、立ち会ってたら何か変わってたのかなと今でも思います。籍が入っていなかったので、産んだあと本当に育てられるのか不安でした。子どもはしばらく退院できず、産まれてすぐ母乳をあげることもできず……。母乳を吸う赤ちゃんがいなくておっぱいはパンパンに腫れるし、複雑な気持ちでした。Hさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことは赤ちゃんの父親と上の子ときちんと向き合っておけば良かったです。Hさんからこれから出産する方へメッセージ出産は何が起こるかわかりません。安定期を過ぎたらいつ何が起こっても良いように、出産準備をしていたほうが安心です。事前にシミュレーションを出産は何が起こるか予想がつかないもの。どんなことが起きても落ち着いて対応できるように準備を進めてみてはいかがでしょうか。ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「大丈夫だよ」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月14日私は、産後は産前とはまったく体型が変わってしまいました。全体的にぶよぶよになった感じです。そんな産後の体型変化について、夫にからかわれ悔しい思いをしたことがあります。夫から言われて嫌だったこと、それにどう対処したのかお話しします。 おっぱいが垂れた産後娘を産む前まで知らなかったことはたくさんありますが、産後の体型変化はその中の1つです。おなかがしわしわになる、腰回りが太くなるといった一般的なことはわかっているつもりでしたが、こんなにも胸が垂れるとは知りませんでした。 私は母乳の出が悪く、そのため授乳していないときでも、とにかく多く母乳をとろうとおっぱいを揉みしだいて搾乳していました。それが原因なのか、娘が生まれて半年経つころには、おっぱいは伸びきり下に大きく垂れてしまったのです。 夫に言われた「おっぱい垂れたね」垂れたおっぱいを見るにつけ、きれいじゃないな、以前の体とは全然違うな……と自分でも思っていました。それと同時に、これは自分が一生懸命育児を頑張っている証拠だとポジティブにも捉えていました。 そんなある日、娘と夫と一緒に海へ遊びに行ったところ、水着姿の私を見て夫が笑いながら私にこう言ったのです。「おっぱい垂れたね」と。 夫の言葉に激怒その言葉に私は激怒。たしかにおっぱいは垂れました。きれいとは言い難いかもしれません。ですが、これは昼夜問わず一生懸命私が育児に取り組んだ結果でもあります。自分よりもとにかく家族と娘の幸せを考え、自分のことは二の次にしてきました。 それがいいか悪いかは置いておいて、一番の理解者であってほしい夫にそう言われ、とても嫌な気分になったのです。私の怒りに夫は平謝り。夫は軽い冗談で言ったそうですが、次また同じことを言ったら離婚する!と言い渡してその場はおさまりました。 ひとりの時間をくれた夫夫はその出来事で何か考えるところがあったようです。それ以来、夫は積極的に娘を預かり、私が美容院やピラティスに行く時間を作ってくれるようになりました。 私の状態といえば髪はぼさぼさ、肌はボロボロ、ネイルなんてもってのほか……だったので、正直この夫の態度の変化はとてもうれしかったです。なにより、ひとりの時間ができたことで、少し余裕をもって娘や夫と向きあえるようになりました。 「おっぱい垂れたね」という夫の心無い言葉。とても嫌な気持ちにはなりましたが、結果として夫も私の努力に敬意を払ってくれるキッカケとなりよかったと思っています。娘が5歳になり少し育児に余裕がでてきた今、もっと最初から夫に助けを求めていれば……と反省もしています。ひとりの時間も家族の時間も大切に、これからも育児に励んでいきたいです。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:レイトン 愛加
2023年04月08日妊娠、出産、子育ての間で私のおっぱいは大きく変わりました。今回はそれぞれの段階での私のおっぱいの変化と、その中で私が気をつけていたこと、感じたことについてお話しします。妊娠時期のおっぱいの変化妊娠前までⅭカップだった私のおっぱいは、妊娠5カ月ころから今まで見たことないくらいに大きくなりました。乳輪も大きくなり、色は黒っぽく変化。 どんどん変わるおっぱいにびっくりしましたが、パパが「これも赤ちゃんに母乳をあげるためだな!」と明るく言ってくれたので、気持ちがラクになり、「これもママの証だ!」と受け入れることができました。この時期は妊娠線ができないようにお風呂上がりは毎日おっぱいにクリームを塗りました。 断乳後に垂れてしまったおっぱい出産後、おっぱいの出はよかったのですが、そのため赤ちゃんがおっぱいを飲む間隔があくとおっぱいがぱんぱんに張って、衣服が当たるだけでも痛かったです。おっぱいが詰まらないように和食中心の食事を心がけ、衣服も締めつけが少ない物を着ました。※母乳分泌と食事には関連がないと言われています。 子どもが1歳のころに断乳をしたのですが、断乳したとたんにおっぱいがしぼんでしまって、インドのナンにレーズンがくっついているような状態に……。すっかり垂れてしまったおっぱいの変化にショックを受けました。 落ち込んでいた私に、パパからのひと言おっぱいの変化に落ち込んでいると、パパから「年を取ったら、おっぱい垂れる人いっぱいいるんじゃない? それは“ママ”としての勲章だよ!」と、力強い励ましの言葉が。その「勲章」という言葉で、落ち込んでいた気持ちが一気に吹き飛びました。 それからは、おっぱいをしっかり持ちあげてくれるブラジャーにしたり、猫背にならないよう胸を張って歩くことを心がけていくうちに、見た目のシルエットではおっぱいが垂れていることは気にならなくなってきました。 私の場合は出産・妊娠・子育ての期間でおっぱいが変化しましたが、もしかしたらちょうどおっぱいが垂れる時期と重なっていたのかも?と思ったりします。はじめは、変化する自分のおっぱいに戸惑いを受けましたが、今ではこのおっぱいを「勲章」と思い、誇りに感じながら過ごしています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ 著者:菅谷里奈一女、二男の母。現在第四子目妊娠中。ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、ベビーシッターの資格所得。子育て経験を活かしながら、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆中。
2023年04月05日当時3歳の長男が風邪をひいたときのこと。咳がどんどん悪化し、呼吸困難になり入院することに。入院には私が付き添うことになったのですが、当時生後3カ月、母乳メインで育てていた次男の授乳をどうするかという問題が勃発したのです……。 長男が入院!生後3カ月の次男はどうなる? ある日、3歳の長男が軽い咳をし始めました。発熱もしていたため小児科を受診。当時は2020年秋で、新型コロナウイルスが流行中でした。しかし、海外渡航歴や海外からの帰国者との接点がないことを理由に、医師は「新型コロナウイルスの可能性は低いでしょう」と診断。一般的な風邪薬をもらい、様子を見ることになりました。 翌日も長男の高熱は続き、激しく咳き込み嘔吐、つらそうに横たわっていました。不安になった私は、午後もう一度病院へ連れて行くことに。長男の様子を見た看護師さんは、慌てた様子で指にパルスオキシメーター(動脈中の酸素飽和度と脈拍数を指先などで測定する装置)を装着。89%の表示を見た医師から「すぐに大きな病院に向かってほしい」と紹介状を出してもらい、車で総合病院へ。検査の結果、喘息性気管支炎と診断され5日間ほど入院することに。 入院の付き添いは私に決定。不安だったのは、当時生後3カ月の次男の授乳です。ほぼ母乳で育てていたため、育児用ミルクを飲んでくれるか不安でした。感染リスクの懸念から乳児の立ち入りはNGでしたが、特別に午前と午後の1回ずつ夫が連れてきて授乳できることに。その他は夫が育児用ミルクを与え、次男はしっかりと飲んでくれたようです。 数日後、長男は無事に回復! 母乳拒否になったらどうしようと心配していた次男も、特に大きな変化はなくひと安心。この病気以降、少しでも咳が出たら早めに病院へ連れて行き、吸入器を借りてケアをするなど咳が悪化しないように注意深く見ています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/ひのっしー監修/助産師 松田玲子著者:麻生実希5歳と2歳のやんちゃ兄弟に翻弄されながら育児に奮闘するママ。コーヒーはブラック派。子どもに隠れてこっそり食べるスイーツが至福の時間。
2023年03月30日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!退院当日。夫が迎えにきてくれ…4,452gの赤ちゃんを出産したミロチさん。 ミロチさんは出産2日目から頭痛に襲われていたため、助産師さんの気づかいで、2日目の夜はひとりでゆっくりと過ごしました。 産後3日目になると、頭痛がマシになり、赤ちゃんのお世話がスタート。 育児用ミルクで赤ちゃんのお世話を希望していたミロチさんでしたが、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることに。 ミロチさんは母乳を出すための激痛マッサージに耐え、4日目になれば、ミルク1回分の量をとることができるまでになっていました。 そして退院の日になり……。 ※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 退院の日になり、赤ちゃんにベビー服を着せると、なぜかミチミチに……!? ミロチさんが、今すぐサイズアウトしそうな服に絶望していると「新生児用のおむつもきついので、Sサイズが必要かも……」と看護師さんからアドバイスが。 そして夫が迎えにきてくれ、ミロチさんは新生児用のおむつがサイズアウトしたため、Sサイズのおむつを買いに「ドラックストアに行きたい」と言います。 しかし、新生児おむつサイズを知らなかった夫は、なんとミロチさんが買おうとしていた「Sサイズのおむつ」を準備してくれていました。 しかし、「入院中ゆっくりくつろげたみたいでよかったよ」という夫のひと言でミロチさんはちょいギレ。 壮絶な入院生活を聞いた夫は思わず、懺悔しました。 しかし、ミロチさんは「娘・つむちゃんのそばにいてくれたことを感謝してる」と告げ、「つむさんもいとさんも2人で大事に育てていこうね」とミロチさん家の新たな生活がスタートしました。 ◇◇◇ 入院中のミロチさんの様子をビデオチャットやメッセージでのやりとりでしか把握できていなかった夫は、ミロチさんの入院生活が優雅なものだったと思っていた様子ですが、ミロチさんの当時の様子を聞いて、即座に謝っていましたね。 また、ミロチさんは夫が自分の入院中に娘に寄り添ってくれていたことについて、感謝を伝えていました。 そんなミロチさんと旦那さんの「お互いの気持ちをわかり合おうとする」「お互いの存在が当たり前だと思わない心づかい」は、相手といい関係を作るためのお手本にしていきたいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月30日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、パパの育児サポートについて教えてくれました。最近では育児に積極的なパパが多く、様々な場面で夫婦で育児を分担している家庭も多いかと思います。しかし、パパのサポートはありがたいけど、実は…ということもあるようです。ママと接する機会の多い榎本先生が聞いたママ達のリアルな声をお届けします。どんな風に夫婦で子どもを育てていくのが良いのかはそれぞれの家庭で異なります。ぜひ一度話し合ってみてくださいね。 以前に比べて、産後に育児休暇をとるパパも増えて、祖父母のサポートを受けずにパートナーと2人で育児をスタートさせるご家庭も増えています。今回は、ママが言いたくても言いづらい産後のパパのNG行動についてお話ししていきます。 家事や料理をやってくれてるけど…ちょっとモヤモヤすることも最近は料理などの家事のスキルが高いパパが多いと感じます。普段から、家事を分担しているご家庭も多いですよね。しかし、産後になると掃除や洗濯、料理など家事のやり方で、以前は気にならなかったパパの行動がなぜか気になってしまうというママが多いようです。 ◆掃除◆赤ちゃんのために出産前より床掃除など丁寧にやってほしいのに、足りなく感じる。 ◆洗濯◆赤ちゃんのものは別に洗うなどの配慮をしてほしい。 ◆料理◆産後の疲れている身体や母乳分泌などを考慮してバランスがとれた食事をしたいけど、胃もたれしそうなガッツリ系の男料理が続く。 ◆買い物◆料理はしてくれるけど、食材費が高くなるなどのコストが考慮されていない。 共働きでお互いが忙しい時や、出産前で赤ちゃんがいない時期には全く気にならなかったことが、気持ちも不安定になりやすい出産後のママはどうしても気になってしまいます。 頑張ってやってくれている分、なかなかパパには言いにくいため、モヤモヤが残ってしまうのかもしれませんね。パパは、「〇〇はどうしてほしい?」、「いつも〇〇しているけど気になることある?」など言いやすい雰囲気を作ってくれると良いかなと思います。ママ自身も、感謝を伝えつつ、気になることは伝えるように心がけてみましょう。 時には専門家や家事サービスに頼る話し合いを産後ケア施設、産後の家事サービス、食料品の宅配サービス、助産院の母乳・育児相談など産後をサポートしてくれるものがたくさんあります。サービスには有料なものも多くあり、育児休暇でパパがサポートしてくれているから…とママによっては遠慮してしまったり、有料サービスをわざわざ利用するのはハードルが高くなってしまう場合もあります。パパが実際に育児や家事を一緒にするだけではなく、様々な専門的なサービスを一緒に探しながら、ママが利用できるものを話し合ってみるというのもパパの役割かなと思います。産後のサポートをしてくれるサービスはどんなものがあるのかを一緒に探すことで、ママだけでなく、パパもそういったサービスが身近なものに感じるかもしれませんね。 まとめ男性の育児参加が進む中、パートナーと育児をどうサポートしたり分担していくかが難しくなる場合もあります。単純に役割を半分ずつに分担するというより、お互いの性格や、得意なこと、不得意なことを尊重したり補いながら、一緒に育児に取り組めたら良いなと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年03月30日33歳で出産し、初めての育児がスタート。育児本や先輩ママの話を参考にしつつも、なにもかもが初めての経験で慌ただしい毎日。そんななか、予防接種で通っている小児科の先生の言葉にとても納得した私の体験談です。育児用ミルクと母乳の混合育児3,025gで生まれた息子は特出して大きいという訳ではなかったのですが、出産した産院で助産師さんに「○○さんの赤ちゃん、ミルクよく飲むわ~。昨日の夜もおかわりしたのよ!」と言われるほど、生まれてすぐからよく育児用ミルクを飲む子でした。 そのため私の母乳だけでは足りず、育児用ミルクを足して混合栄養で育てていました。 小児科の先生の言葉に、目からうろこ!息子が生後3カ月のとき、予防接種で訪れた小児科での出来事です。先生に「母乳? ミルク?」と聞かれたので、私は「混合で育てています」と返事をしました。すると先生から「赤ちゃんにあげているミルク、自分で飲んだことある?」と質問され、えっ……? 赤ちゃんのミルクを、自分で? 私は驚き、「いや……飲んだことないです」と答えました。 続けて先生は、「なんで飲まないの。赤ちゃんが毎日飲んでいるものだよ? 味を確かめなきゃ。ママがおいしいと思うものは、赤ちゃんもおいしいと感じるものだよ!」と教えてくれました。ママがおいしいと思う=赤ちゃんもおいしい! 赤ちゃん用のミルクを飲むなんて発想がなかった私は、目からうろこでした。息子は育児用ミルクをよく飲む子だったので、先生に言われるまでミルクの味のことは気にしたこともなかったのです。 いくつかの育児用ミルクを実際に飲んでみる今まで息子にあげていた育児用ミルクは、産院でも使っていたものを深く考えずそのまま与えていたものでした。手元にベビー用品を購入したときや、母親学級に参加したときにサンプルで頂いた使い切るタイプの育児用ミルクがいくつかあったので、息子にミルクを作る際に自分の分を取り分け、早速飲んでみることに。すると、スッキリとした飲み口のもの、甘みが強いもの、飲むのが苦痛に感じてしまうほどにおいが甘いものと、メーカーによって味もにおいも異なり驚きました。 もとから飲んでいた育児用ミルクを継続周りのママ友から育児用ミルクを変えると嫌がって飲まないこともある、と聞いていましたが、息子はどの育児用ミルクも嫌がらずに飲んでくれました。いくつか飲み比べた結果、結局もとから飲んでいたメーカーの育児用ミルクに落ち着きました。私自身が、その育児用ミルクが一番おいしいと感じられたためです。 先生に言われなければ、考えもしなかった育児用ミルクの飲み比べ。しかし実際にやってみて違いがわかり、息子にも安心して与えられるという気持ちが強くなりました。今は離乳食が始まっていますが、ベビーフードを与える際は自分も味見をすることを習慣にしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:森まり子1歳の男の子のママで、現在妊娠中。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2023年03月29日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!退院に向け、着々と進み…4,452gの赤ちゃんを出産したミロチさん。 ミロチさんは出産2日目の朝から頭痛に襲われていたため、助産師さんの気づかいで、夜はひとりでゆっくりと過ごすことに。 産後3日目になると、頭痛がマシになり、赤ちゃんのお世話をスタート。 もともとミロチさんは育児用ミルクで赤ちゃんのお世話を希望していましたが、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることにしました。 ミロチさんは母乳を出すための激痛マッサージに耐え、4日目になれば、ミルク1回分の量をとることができるまでに! そして次の日、10時ごろに退院する予定となり……。 ※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ※赤ちゃんの血液型は生まれてすぐは確定できません。正確な血液型の判定ができる時期は、小学生ごろとされています。 ミロチさんが夫とのビデオチャットで、娘の様子を聞いてみるとワガママも言わず、「とてもいい子」にしているとのこと。 さらに「名前を自分で考えたい」と言っていたミロチさんの思いから、夫が「もう決まった?」と聞くと、すでにミロチさんは決めていた様子でした。 その後、看護師さんが病室に。 看護師さんがミロチさんの病室内が片付いていることに驚いていると、「明日担任できると思ったら落ち着かなくて……」とミロチさんが言い、看護師さんにあるお願いしました。 それは「退院してしまうので、ありがとうございました」と伝えてもらえるかということ。 看護師さんは、快諾してくれ、看護師さんからの「巨大児の母ミロチさん、この産婦人科ではちょっとした有名人でしたよ」「あのサイズは絶対に忘れません」という言葉に少し恥ずかしさを感じたミロチさんでした。 ◇◇◇ 赤ちゃんの名前はミロチさんが決めていた様子。 名前を決めるときは、字画を気にしたり、生まれた季節にちなんで考えたり、親のどんな子に育ってほしいかという思いが入っていたりとさまざまですよね。 みなさんがお子さんの名前は、どのように決めていましたか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月29日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!医師の言葉に支えられ…4,452gの赤ちゃんを出産したミロチさん。 ミロチさんは出産2日目から頭痛に襲われていたため、助産師さんの気づかいで、2日目の夜はひとりでゆっくりと過ごすことに。 産後3日目になると、頭痛がマシになり、ミロチさんの赤ちゃんのお世話がスタート。 もともと育児用ミルクで赤ちゃんのお世話を希望していましたミロチさんさんでしたが、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることに。 母乳を出すための激痛マッサージに耐え、4日目になれば、ミルク1回分の量をとることができるようにまでなっていました。 ※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 入院中、最後の診察になったミロチさん。 2人目出産時の記憶を思い起こし、ミロチさんは長女に会いたい気持ちでいっぱいになりました。 そして午後になり、診察室へ。塗った傷口を消毒することを知ったミロチさんは、「想像するだけで痛い……」と思っていましたが、ふと「あの大きい赤ちゃんを産めたんだから、大丈夫じゃない?」と自分が少し強くなったように感じます。 そして、内診台での検査が終わり、先生と話す時間に。 すると医師からは「ミロチさん、赤ちゃんはかわいい?」という言葉をもらい、この言葉は、今でもミロチさんを支える言葉になりました。 ◇◇◇ 医師からの「ミロチさん赤ちゃんはかわいい?」という言葉が今も心に残っているというミロチさん。 みなさんは医師から言われて印象に残っている言葉はありますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月28日この記事では、赤ちゃんとの外出について専門家の監修のもと、マンガで解説します。赤ちゃんはまだ外の刺激に慣れていないこともあるため、大きな音がする場所や人がたくさんいる場所へのお出かけは避けるようにしましょう。赤ちゃんとのお出かけには自分ひとりでお出かけするときと違い、いろいろな準備が必要です。ここでは、赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫か、またお出かけのときに赤ちゃんに着せる服のこと、必要な持ち物や注意点をお伝えします。事前に把握しておいて、赤ちゃんとの外出を楽しんでくださいね。 赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫?生まれたばかりの新生児の時期は、まだ赤ちゃんも外の世界に慣れておらず、体温調節もまだ難しい時期。初めての本格的なお出かけが1カ月健診ということも。生後1カ月を過ぎるまでは、室内を中心に生活をしているほうが安心です。 生後2カ月を過ぎたあたりから、赤ちゃんも授乳の間隔があいてきたり、昼夜の区別がついてきたりするようになります。もちろん赤ちゃんにもよるので一概には言えませんが、お出かけをするなら生後2カ月を過ぎたころから少しずつのほうがいいでしょう。 赤ちゃんの首がすわる前は、まだまだ長時間の外出はママにも赤ちゃんにも負担が大きい時期です。電車やバス、車などに乗って長時間のお出かけは首がすわる生後3カ月ごろからが無難です。 赤ちゃんは意外と暑がり。着せすぎには注意!?月齢が低い赤ちゃんほど体温調節がうまくできずに、お出かけのときの暑さや寒さで体調を崩してしまうことも少なくありません。お出かけのときは、きちんと気候に合わせた服装をさせることが大切です。 とはいえ着せ過ぎもよくありません。体温が大人より高めの赤ちゃんは、意外と暑がりでもあります。秋冬の肌寒い時期に、寒いだろうからと何枚も重ね着をさせていると、暑くて汗がたくさん出てしまいます。その汗が冷えたときに、かえって体が冷えてしまうといったことも。 お出かけの際には気候がいいときを見計らうのが一番ですが、途中で天候が変わってしまうなどの場合もあります。そういった場合に備えてバスタオルや、羽織ものなど、上に1枚プラスする衣類や防寒具を持っていくのがおすすめです。 赤ちゃんの服装は大人より1枚少なめが基本です。寒い暑いは、着脱しやすい衣類や防寒具などを使って調節するようにしましょう。 月齢で異なる、赤ちゃんとのお出かけに必要なもの 月齢が低い時期は、とにかく水分補給が常にできるように気を配るようにしましょう。月齢が低い赤ちゃんは、授乳の回数も多いこともあり、授乳の間隔が開いてしまうと脱水症状になってしまう危険性もあります。母乳が中心の人は授乳ケープを、育児用ミルクが中心の人は哺乳瓶や育児用ミルク、お湯などのミルクセットを常に持って行きましょう。 離乳食が始まっているなら、長時間のお出かけには離乳食も持参したほうが無難です。おむつはちょっとしたお出かけでも複数枚必要です。月齢が低いほど、たくさん排泄しますので、最低でも4~5枚は持っていったほうが安心でしょう。排泄の間隔も成長とともに開いてきますが、おむつをしている時期はいつ排泄があるかわからないので、常に多めに持ち歩くようにします。 また月齢が低いうちはうんちがやわらかいので、おむつの交換台を汚してしまうことがあります。そんなときに備えてタオルも複数枚持っていくようにしましょう。バスタオルなどを敷いておむつを交換すると汚す心配が減ります。 着替えも複数枚用意したほうがいいでしょう。特に母乳や育児用ミルクだけの時期は吐きやすい時期でもあるので、服がよく汚れます。荷物が増えて面倒ですが、2枚程度は持っていくようにすると安心です。 少し大きくなってきて、だんだん離乳も進んでくるころになると、育児用ミルクや母乳を度々与える必要もなくなってくるので荷物が減ってきます。頻繁に吐いてしまうこともなくなるので、着替えもそれほど必要なくなりますし、うんちも固まってくるのでバスタオルを敷いておむつを替えるといったこともなくなってきます。 相変わらず離乳食や育児用ミルクの場合は、荷物はそれなりに多いですが、荷物の量は少し減らすことができます。ただし動き回るようになるので、気を引くおもちゃは必要になってくるかもしれません。 赤ちゃんとのお出かけで注意することは?過酷な環境にはまだまだ耐性がない時期です。酷暑や厳冬期、雨風が強い日のお出かけは控えるようにしましょう。 夏は午前10時から午後2時にかけて気温も高くなり、紫外線の量も多くなる時期なのでお出かけは避けます。冬は逆に午前10時から午後2時の間の暖かい時期にお出かけするようにしましょう。 授乳間隔がまだ定まっていない時期は、お出かけも近所だけにしておき、近くの公園や静かな通りを一周してくる、といった程度にしておくと安心です。特に母乳で育児をしている場合、長時間母乳をあげないでいると乳腺炎の心配も出てきます。 また、お出かけする先にも注意が必要です。赤ちゃんはまだまだ外の刺激に慣れていないこともあるため、大きな音がする場所や人がたくさんいる場所へのお出かけはまだ避けるようにしましょう。特にワクチンを接種する前の赤ちゃんにとって、感染症などは脅威の1つです。満員電車や都会の人ごみには、あまり行かないようにしましょう。※参考:ベビーカレンダー「赤ちゃんとの外出、お出かけはいつから?月齢別おすすめスポットや必要な持ち物」 体験談赤ちゃんとの初めてのお出かけ。あれもこれもと念のために準備したら大荷物になりましたが、最低限必要なものは「おむつ・ガーゼ・着替え」の3つでした。ミルク育児の方は、粉ミルクとお湯が追加されますが、これさえあればなんとかなると思います。また、ショッピングモールなどでは事前に授乳室の場所と調乳設備があるかどうかを調べておいたことが役立ちました。ショッピングモールなどは設備が整っていますが、設置場所を探すのもひと苦労。おむつ替えスペースはたくさんあっても、授乳室が施設の1番端っこ、ということも多かったです。ミルク育児の方は調乳設備があるかどうかで、荷物の量が変わると思います。それと「授乳ケープ」はとっても重宝しました。冷房や暖房、外気の温度変化にも1枚かけるだけで調節でき、万が一授乳室がなくても車の中などで授乳ができます。お出かけのときは最低限必要な物と、あると便利な物を分けておくと、時間や行き場所によって変えられるので便利だと思います!(山本かやのさん) 離乳食が始まってからの外出は、市販のベビーフードがとても役立ちました。ドラッグストアや子ども用品店などに、月齢別でわかりやすいさまざまなベビーフードが売られていました。温めなくてもおいしいタイプがあり、スプーンまで付属している商品もあってとても便利! ベビーフードは、そのままでもおいしいと書かれているものが多いですが、大人でも冷たい食事より温かい食事のほうがおいしいですよね。友人が試していて「なるほど!」と思ったのが、チャック付きポリ袋活用法です。パウチ式のベビーフードをチャック付きポリ袋に入れ、魔法瓶のお湯を注いでベビーフードを温めるという方法。お湯の取り扱いに気を付ける必要はありますが、温かい食事を赤ちゃんに与えることができて便利です。わが家でも、離乳食完了期ごろになると、よくお弁当を作って公園などに持って行きました。その際に活躍したのが、保冷バッグでした。朝、お弁当を準備し、保冷バッグに小さい保冷材と一緒に入れて持ち運びました。食材も痛まず、お昼ごろにはちょうど食べやすい温度になっていました。離乳食の時期はベビーフードをじょうずに活用することも1つの手だと思います。(石原みどりさん) 娘が生後2カ月のころ、ベビーカーを押して公園へ出かけました。ついお兄ちゃんの遊びに付き合わせてしまい、肌が真っ赤になるくらい日焼けをさせてしまったことがありました。紫外線から受けるダメージを甘く見てはならない、紫外線は目に見えないものだからこそ気を付けなければならない、と心底感じ、ひどい日焼けをさせてしまった娘に対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それ以来、お散歩は午前中の早い時間帯におこない、紫外線が強い午前10時~14時ごろのお出かけはできるだけ避けることに。紫外線が強い時間帯に出かける場合は長ズボンを着用することもありました。またベビーカーで外出するときは足元にUVブランケットをかけるなどグッズを活用するようにしました。(田中由惟さん) 個人差もありますが、1歳から3歳の間は手をつないでお散歩に連れて行くだけでも大変です。しっかり手をつないでいるつもりでも、小さい手は一瞬ですり抜けてしまいます。最近ヒヤリとしたことは、手をつないで自宅の敷地内にいたときに、一瞬で2歳の末っ子が手を振りほどき、道路に突進して行ってしまったことです。2歳の瞬発力に負け、捕まえられずに子どもは道路へ一直線! 幸いなことに車は走っておらず、ケガもなく無事でしたが、私は心臓が止まりそうでした。上の子どもたちが4歳、3歳、1歳だったころは、3人を連れてお散歩に行こうにも目が行き届かず、別々の方向に走っていく……なんてこともしょっちゅう。そのため、子ども用のハーネスをつけて安全を確保していました。命を守るグッズを使うのも1つの手かなと思っています。(武山あゆみさん) 事前に持ち物の準備や行く場所の下調べをしておくことで、外出先での食事や授乳などの対応がスムーズになったママもいるようですね。しっかり準備をして、赤ちゃんとの快適なお出かけを楽しみましょう。 監修/助産師 松田玲子
2023年03月28日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,45gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!助産師さんたちの手厚いサポートに…4,452gの赤ちゃんを出産したミロチさん。 本来は出産2日目から赤ちゃんと同室で過ごす予定でしたが、ミロチさんは朝から頭痛に襲われていました。 夜までは何とかひとりでお世話していたミロチさんでしたが、頭痛は増す一方。 しかし助産師さんの気づかいで、2日目の夜はひとりでゆっくりと過ごすことになりました。 そして産後3日目……。 ※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ※あくまでもイメージです。 ※行った→言った ※母乳に育児に→母乳育児に お昼ごはんを食べながら『産後の生活』というDVDを視聴していた、ミロチさん。 ミルクの時間になり、助産師さんたちが手伝ってくれることに。 母乳を出すため、看護師さんの激痛マッサージに耐えて、4日目の夜。ようやくミルク1回分をとることができ、ミロチさんの母乳育児への道が開いて行きます。 しかし、ミロチさんの体に異変が……。 ◇◇◇ 助産師さんたちの協力のおかげで、母乳育児への一歩を踏み出した、ミロチさん。ミロチさんの「母乳育児がしたい」という思いに、こんなに真摯に向き合ってくれるのはうれしいですよね。 みなさんも、看護師さんや助産師さんからしてもらって「うれしいな」と感じた言動はありますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月26日結婚すると「夫の家族とどう付き合うか」が大きな課題になりますね。うまくやっていきたいと思っても、他人だからこそぶつかってしまうことが多くあるようです。今回は“バトルに発展した「義母の余計なひと言」”をご紹介します。あなたも〇〇家の嫁なんだから…「義母のことで悩みを抱えています。長男である夫と結婚した時は『うちは息子二人だから義理の娘ができて嬉しい』と喜んでくれたのですが…。義母は何かと『次男の嫁はとても気が利く』『頻繁に電話をくれるから、とても可愛い』と嫁同士を比較して、私に嫌味を言ってくるのです。同じ立場として比べられても仕方ないのかもしれませんが、それをわざわざ口に出すことが許せず…。挙句の果てに『あなたも〇〇家の嫁なんだから…』と義母がうるさいので、思わず『私はさん(夫)の妻であって、この家に嫁いできたつもりはありません…! 』と言い合いになって。これが原因でけんかになり、義母と連絡を絶つことを決意しました」(夏子・仮名/39歳)比較されると煩わしいですね。義母に何か言われても、適当に聞き流したり、「人は人自分は自分」と割り切ったりする技を身に着けていれば、そう簡単に気持ちを揺さぶられることはないでしょう。おもちゃをあげるから、その代わり孫をもっとうちに連れて来てよ「近所に住む義母の話です。その日も『産後の肥立ちが悪い』と私が断ったにも関わらず、『どうしても孫に会いたい』と家にやって来ました。しかも、まだ幼い息子にたくさんのおもちゃを買ってくるのです。いつも悪いと思い『気を遣わないでください』と伝えると『そんなこと気にしないで』とにっこりする義母。すると突然『おもちゃをあげるから、その代わり孫をもっとうちに連れて来てよ』と交換条件を出してきたのです。私も思わず腹が立って『そんなことを言うなら、おもちゃをもらわなくても結構です』と怒鳴ってしまって。義母から謝られたものの、物で釣るようなやり方を容認するわけにもいかず…。これを機に私は息子を義実家に連れて行かなくなりました」(仁実・仮名/32歳)相手にその気がなくても、ちょっとした言い方が引っかかることもありますね。今回の場合、これからは夫が子どもを連れて義実家に帰るのもひとつの手です。義母とは長いお付き合いになるので、なるべく同じ土俵に立たないようにしましょう。〇〇ちゃんがかわいそう「出産して間もない頃の話です。私は初めての子育てで大忙しでしたが、夫の両親に孫の顔を早く見せようと義実家へ行きました。義父も義母もとても喜んでくれたので『子どもを連れて来てよかった』と思ったのですが…。義母に『まだ授乳しないの…? 』『3時間おきに母乳をあげないとダメよ』と言われたのです。そこで『子どもが母乳をほしがった時にあげています』と答えると『それじゃお腹が空くじゃない! 』『ちゃん(私の子ども)がかわいそう』と義母が嘆き出して…。ムッとした私は『今と昔とでは子育ての方法が違うんです』『私が育てるので、いちいち口を出さないでください』と反撃。何も言い返せないでいる義母を見て、内心スカッとしました」(浩代・仮名/31歳)「今と昔の子育ての違い」で義母と揉めることは多いのではないでしょうか。そんな時はカッカしないで「そういうやり方もありますね」と前置きすると、相手も自分の意見を否定されたとは思わないでしょう。言葉選びを慎重にするだけで、状況はだいぶ変わるはずです。以上、“バトルに発展した「義母の余計なひと言」”でした。誰でも、何気ない言葉にイライラさせられることがありますね。こういう時は感情的になりやすいので、できる限り冷静に対処したいところです。これからお付き合いが続くことを考えると、義母とは程よい距離感を保った方がいいでしょう。文・菜花明芽
2023年03月25日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!赤ちゃんとの同室生活がスタートするも…4,452gの赤ちゃんを出産した、ミロチさん。ミロチさんは、育児用ミルクでの赤ちゃんのお世話を希望していましたが、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることに。 しかし、母乳の出はよくなく、助産師さんの手を借りながら母乳育児を試みていました。 ※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ※Kシロップ→K2シロップ 夕方になり、赤ちゃんのお迎えのため助産師さんがミロチさんのもとへ。 「お世話のほうはどうでした?」と助産師さんからの質問にミロチさんは怒涛の返答。 助産師さんは困りながらも「明日もあるので、今日はゆっくり寝てくださいね」と赤ちゃんと共に病室から出ていきました。 そして病室でひとりになった、ミロチさん。 「1人目のときとは違って、やるべきことがわかる」「ちゃんと、いとくん(息子)に寄り添えている実感がある」と感じました。 出産2日目。起き抜けから頭痛を感じていたミロチさん。 しかし、3カ月前にミロチさんが記入していた「入院プラン」をもとに、この日から退院まで赤ちゃんと同室で過ごすことに。 頭痛のこともあり、「何事も早めに!」と行動していたミロチさんでしたが、気がついたときには夜になっていました。 ◇◇◇ 1人目の育児を経験していたミロチさんは、「赤ちゃんが何を求めているのか」「ちゃんと赤ちゃんに寄り添えている気がする」と感じていました。 ミロチさんは初めての育児ではどうすればいいのかわからず、不安になっていた様子ですが、2人目の育児は少し気持ちにゆとりを持っているようにもみえますよね。みなさんは、1人目の出産後と2人目の出産後でご自身の気持ちに変化はありましたか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月22日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!助産師さんからのアドバイスに…出産1日目。育児用ミルクで赤ちゃんのお世話を希望していたミロチさんですが、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることに。 最初は少しずつ出ていた母乳も、すぐに出なくなっていまい、ミロチさんが焦っていると……。※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ミロチさんが母乳が出ないことに困っていると、助産師さんは「母乳にはマッサージが重要」と教えてくれ、ミロチさんの胸をマッサージ。母乳は出ててきましたが、すぐにまた出なくなってしまいました。 助産師さんは励ますように「退院までしっかりサポートしますから、安心してくださいね」と言ってくれましたがまったく母乳が出る気がしない、ミロチさんでした。 ◇◇◇ 母乳が出なくて困っていたミロチさんに、「退院までサポートします」「安心してください」という言葉をかけてくれた助産師さん。これだけはっきり言ってくれると、味方がいるようで心強いですよね。 みなさんも産後の入院中に、心強いなと感じた助産師さんの言動はありますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月21日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!赤ちゃんの馬力に驚き赤ちゃんのお世話では、育児用ミルクを希望していたミロチさん。しかし、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることにし……。※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ミルクの時間になり母乳をあげますが、なかなか赤ちゃんは口を開けてくれません。 ミロチさんが口を開いてくれるように促すと、赤ちゃんは大きな口を開け、すごいスピードで吸い続けました。 しかし、すぐ母乳は出なくなっていまい、ミロチさんが焦っていると……。 ◇◇◇ 助産師さんはママの産後のおっぱいを見て、飲ませるときの姿勢などを指導してくれるそう。おっぱいの種類もたくさんあり、ママのおっぱいに合った授乳方法もあるそうです。助産師さんから自分や赤ちゃんに合った授乳方法を教えてもらえるのは、うれしいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月20日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!子どもたちに翻弄されるママ出産1日目から赤ちゃんと同室で過ごすことができるのですが、ミロチさんの体はまだ回復はしていませんでした。助産師さんと相談し、午前中は休んで、午後になってから赤ちゃんのお世話をどうするかを決めることに。 そして午後になり、出産後、赤ちゃんと初対面。もともと、2人目は育児用ミルクでのお世話を希望していたミロチさん。しかし、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることに……。 ※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ミロチさんは母乳育児を試してみましたが、赤ちゃんにとっては母乳の量が足りなかったよう。 助産師さんからは「まだ体が万全じゃないので、お世話は夕方までにしておきましょう」「母子水入らずで楽しんでください」と言われました。 しかし、ミロチさんにはやるべきことが! それは、長女・つむちゃんとテレビ電話をすること。 「寂しい思いをさせてごめんよぉぉぉ!」「お母さんはつむさんが大好きで大好きで……」と涙ながらミロチさんが言うと、つむちゃんは「今みかん食べてるから後にち(し)て」と電話をプツリと切ってしまいました。 突然赤ちゃんと2人きりになったミロチさん。余裕がなかった1人目のときとは違い、ミロチさんは焦らずに赤ちゃんとの時間を楽しむことができました。 その後、夫から電話が。 娘からの「しゅっちゃん、おちゅかれしゃまでちた(出産お疲れさまでした)」という労いの言葉に涙が止まらなかったミロチさんでしたが、みかんには勝てなかったようで、またすぐに通話を切られてしまいました。 ◇◇◇ 1人目出産後のときは「死なせないように」「落とさないように」「間違えないように」と気を張っていたミロチさんでしたが、2人目の出産後は余裕を持って赤ちゃんと向き合えたそう。 みなさんもミロチさんのように、2人目の育児中に「1人目とは(自分の)心持ちが違うな」という感じたことはありましたか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月19日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します! 助産師さんの言葉に…4,452gの赤ちゃんを出産後、体のあちこちに痛みが出ていたミロチさん。 出産1日目から赤ちゃんと同室で過ごすことができるのですが、ミロチさんの体はまだ回復はしていませんでした。それを察した助産師さんは「ここにいる間は私たちがサポートするから」「まずは自分の体を考えて」と心強い言葉をくれ、午前中は休んで、午後になってから赤ちゃんのお世話をどうするかを決めることに。 そして午後になり、赤ちゃんと出産後、初対面……!※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ※正しくは「搾乳器」 息子との初対面。ミロチさんは「お宮参りまで一通り過ごしてきた感があるぞ……」と息子の大きさに改めて驚かされました。 そして、助産師さんから授乳の希望を聞かれ、ミルク育児希望と伝えていました。 もともと母乳の出が悪かったミロチさん。1人目のとき混合育児をして苦労していたため、今回は「ミルク一択!」と決めていましたが、助産師さんからは「初乳だけでも頑張ってみませんか?」との言葉が。 さらに「ミロチさんはどうしたいですか?」と聞かれ、ミロチさんは涙ながらに「母乳育児がしたいです」と言いました。 ◇◇◇ 助産師さんから「初乳だけでも母乳をあげるのはどうか」という提案をもらった、ミロチさん。市販の育児用ミルクも成分は限りなく母乳に近く、栄養面や健康面の発達も心配することはありません。しかし、ミロチさんが本当は母乳での育児を希望してることを察して、助産師さんはそう言ってくれたのではないでしょうか。 また母乳育児をあきらめたと思っているミロチさんからすれば、「ミロチさんが本当にやりたいことをサポートしたい」という助産師さんの言葉は、とてもうれしいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月18日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、子どもへの性教育について教えてくれました。「性教育っていつ頃からするべき?」「どんなことを話せばよいの?」と疑問を持っている親御さんはぜひ、参考にしてくださいね。性教育についてのおすすめ本も紹介していますよ。 性教育というと、小学高学年ぐらいの時期や思春期の頃にするイメージがあるかもしれません。しかし、今ではもっと早い時期から始めた方が良いと言われています。しかし、実際には家庭でいつからどのように始めたら良いか悩むことも多いかと思います。 そこで今回は、「幼児期から始める性教育」についてお話ししていきます。 性教育はいつから始める?性教育の始める時期については、様々な意見がありますが、今は3歳から始めると良いとも言われています。早いかなと感じる方もいるかもしれませんが、実際はもっと早くても良いかと思います。乳児期でも、おむつ替えをしている時に「きれいにしようね」と声をかけておしりを優しく拭いたり、周りから見えないように配慮してあげたり、知らない人に見せたりしてはいけない大事なところということを感じてもらうことも大切かと思います。こうすることで、子どもが言葉を理解する前から性教育を日常の中に習慣づけられるのではないかと思います。また、3歳ごろになってお話がかなり理解できるようになってきたら、プライベートゾーン(口や水着で隠れる胸や性器、お尻のこと)は、他の人が勝手に見たり触ったりしてはいけないところであることを話してあげましょう。お医者さんに体をみてもらう時や手伝ってもらう必要がある時以外で、勝手に触る人や見ようとする人がいたらイヤだよと言って逃げて良いことを伝えてあげましょう。 性器の洗い方を知ることで大切なところということを感じてもらう2〜3歳ごろになると、男の子は頻繁におちんちんを触ったり、女の子もパンツに手を突っ込んで性器を触る子もいます。この時期は、性器に対する興味であったり、触ることで安心感を得ることもあります。その時は、「やめなさい」「きたない」「恥ずかしい」などとつい声をかけてしまいたくなりますが、ここが性教育のチャンスです。大事なところなので清潔を保てるように、汚い手で触らないようにしようねと教えてあげましょう。洗う時も、「大事なところだからきれいに洗うね」と声をかけたり、3歳ごろになったら性器だけは洗い方を教えて自分で洗うようにしてもらうことも大切な性教育のひとつと考えます。 性教育のポイントは?乳幼児期は、性教育をするぞ!と意気込んで特別な時間をとる必要はありません。日々の会話や言動の中で出てくるタイミングを大事にしましょう。 こんな時が性教育をするチャンス!例えば、以下の言葉がお子さんから聞かれたら、性教育のチャンスです。 「男の子にはおちんちんがついてるのに、女の子にはなんでついてないの?」 「〇〇ちゃんのママのお腹に赤ちゃんいるんだって」 「私(僕)は、ママのお腹にいたの?どうやって産まれてきたの?」 「何で私のおっぱいはぺったんこなの?」 「何で血が出てるの?(生理の時) 本人が興味をもったら、その時のタイミングで答えてあげるようにしましょう。もしすぐには答えられなくて質問をはぐらかしたり、わかりやすく説明できなくて言葉がつまったり、間違ったことを教えてしまうこともあるかもしれません。その時は、その間違いを認め、「この前◯◯って聞いてたよね。ママ◯◯っ言ったけど間違えちゃってたみたい。今は答えられるよ」と伝えたり、絵本を使うのもよい方法でしょう。 【おすすめの絵本】・「だいじ だいじ どーこだ?」大泉書店遠見才希子著・「おちんちんのえほん」ポプラ社山本直英著 【親御さんにおすすめの本】・「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方」KADOKAWA 社フクチマミ著 おわりに性教育というとハードルが高くなりそうですが、幼児期には自分や周りの人の身体を大事にして傷つけないこと、性器が大切なところだということや、お子さんがお腹にいた時や産まれた時にどんな様子でママやパパがどんな気持ちだったかというお話を日々少しづつ伝えていくだけでも十分かなと思います。 引用参考文献:全英児童虐待防止協会(NSPCC:National Society for the Prevention of Cruelty to Children)が製作する子ども向けのプライベートゾーンの啓発の動画「パンツザウルス」引用参考文献:「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方」KADOKAWA 社 フクチマミ著 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年03月16日長女は、子育てする上で「ラクな子」かと言われれば、確かにそうなのかもしれません。でも、長女を育てている私本人が「ラクな子」と言うのはわかるけれど、育てていない母に「ラクな子」と何回も言われることにモヤモヤ……。何度も、長女のことを「ラクな子」と言ってくる母に、反論してみた話です。 初めての育児でいっぱいいっぱい20歳で出産し、その後シングルマザーとなった私。長女が2歳を過ぎるころまでは実家に同居させてもらっていて、父方の祖母、両親、妹と一緒に暮らしていました。初めての育児に、いっぱいいっぱいの毎日。若くして出産したので、育児に関する悩みを共有できる友だちはおらず、私は密かに孤独を感じていました。 まず、苦労したのは母乳のことです。自分自身、母乳で育てたい気持ちが強かったので頑張りましたが、授乳のたびに乳頭が痛いし、乳頭が切れて水ぶくれにもなるし、夜間は頻回授乳やうんちの背中漏れ……と、とにかく日々を過ごすことだけで精いっぱいでした。 同居の母からの声かけにモヤモヤ!長女はあまり夜泣きせず、生後2カ月のころから夜通し寝る子でしたし、人見知りもそれほどなく、離乳食の好き嫌いもあまりありませんでした。 そんな長女の様子を見た母から、事あるごとに「〇〇(長女)は、手のかからないラクな子だね」と言われる日々。「3人の子どもを産み育ててきた母にとってはそうかもしれないけど、私は私で育児の悩みだってあるのになぁ」と思っていました。 なかなか寝ない長女。それでも母は…長女が生後10カ月のころ、とても苦労したのが夜の寝かしつけでした。夜に長女を寝室に連れて行くと、抱っこでないと泣き叫び、ひどいときは2時間以上も抱っこして寝かしつけていました。さらに、その時期になると夜泣きもあり、夜に1時間以上、泣き続けることもしばしば。 ある日、長女が機嫌良くひとり遊びをしている様子を見た母に「〇〇はラクな子だから、ママも余裕持って生活できていいね」と言われ、ついに私は、「ラクな子、ラクな子って言わないで。私にとっては初めての子育てで必死だし、寝かしつけが大変とか、悩みだってあるの!」と反論してしまいました。母は少しびっくりした様子でしたが、「そんなに何回も言ったつもりはないんだよ。ごめんね」と謝ってくれました。 3人の子どもを育て上げた母にとって、長女は“手がかからないラクな子”だったのかもしれません。ですが、私にとっては初めての子育てで、毎日いっぱいいっぱいだったので、「ラクな子」と言われることが、だんだんとストレスになっていきました。私が母に反論してからは、長女のことを「ラクな子」とは言わなくなり、私に寄り添ってくれる声かけも多くなったので、思いきって反論してよかったと思っています。 作画/キヨ著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年03月14日助産師の榎本さんが、お産入院のときにやりがちなじいじやばあばの困った行動について教えてくれました。孫の顔見たさに……とついやっていたことが、実はNGだった!? マンガで紹介します。 お孫さんの誕生は、おじいちゃんやおばあちゃんにはとても楽しみなものかと思います。お気持ちはわかるのですが、出産の喜びでちょっと困った行動にでてしまうおじいちゃん・おばあちゃんがいます。今回は、そんなおじいちゃん・おばあちゃんへお願いしたいことについてお話しします。 「まだ生まれないのかな?」病院への電話での問い合わせお産で入院した後に、お産がどうなっているのか連絡を待つおじいちゃん・おばあちゃんは心配かと思います。初産婦さんの場合、陣痛の時間が長引き数日かかることもあります。産婦さんの携帯電話に直接電話やメールして聞いてくる場合もありますが、病院での通話ができなかったり、陣痛中で余裕がなかったり、診察中などで対応できない場合もあります。また、パパが立ち会いしている場合でも、同様で対応できないことも多いです。 そうなると、おじいちゃん・おばあちゃんから病院に問い合わせが来ることがあります。お産の状況などを聞かれることがありますが、ほとんどの病院では個人情報の観点から電話でお産の状況をお伝えすることができません。 立ち会いしている場合であれば、パパから連絡をしてもらったり、産婦さんが対応できれば連絡してもらうことがあります。 夜間などは、人員が少なく電話対応するのも実を言うと大変です。夜間は陣痛などで産婦さんの電話が来ることも多いので、病院への電話でのお産についての問い合わせはできれば遠慮していただたいのが本音です。 出産の連絡があった! 夜中でも面会に駆けつけてしまう出産の連絡がいくと、すぐに赤ちゃん会いに病院にいらっしゃるおじいちゃん・おばあちゃんがいます。 出産後は、赤ちゃんのケアだったりママの診察や出産後の処置をしていることが多く、産後2時間程度は安静も必要なので、すぐに面会できないことがあります。また、夜間で面会時間外の場合、翌日の面会時間内に面会をお願いすることがあります。 おじいちゃん・おばあちゃんに出産の連絡をする場合、面会の可否や時間についても伝えてあげるようにするといいでしょう。 産後のママは大忙し! 突然、面会に来る産後のママは、慣れない授乳や赤ちゃんのお世話、退院指導・授乳指導・沐浴指導などのスケジュールで大忙しです。産後の回復も個人差がありますし、夜間の授乳で寝不足が続くと日中に睡眠をとらないとつらいママもいます。 面会に来るのであれば、突然ではなく、いつごろがいいか聞いてから来てほしいと思うのがママの本音かと思います。 今は、新型コロナの感染予防対策として面会が制限されている施設も多いですが、今後の感染状況によっては面会制限が解除になることもあるかもしれません。みんなが心待ちにしているお孫さんの誕生。はやる気持ちを抑えつつ、おじいちゃん・おばあちゃんにはママの負担がないように配慮していただけると幸いです。 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月28日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの寝かしつけがラクになるポイントについて教えてくれました。日中〜夕方の遊びや昼寝をどう過ごせばいいのかをマンガで詳しく解説!生後2〜4カ月の赤ちゃんの夜の寝かしつけに悩んでいるママは多いかと思います。今回は、日中〜夕方の過ごし方で夜間の寝つきがよくなる方法についてお話ししていきます。 赤ちゃんは睡眠の機能が未熟睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)があり、この2つを一定のリズムで繰り返しています。大人の周期は約90分ですが、生まれたばかりの赤ちゃんは40分ほどしかありません。成長するにつれて少しずつ長くなり、生後4〜10カ月で50〜60分になります。このように短いサイクルでレム睡眠が現れるので、赤ちゃんは夜中に何度も目が覚めてしまうのです。また、ノンレム睡眠が大人よりも浅く、連続して5時間眠れば十分と言われています。 そこで、夜中に起きてしまった赤ちゃんが、自力で再び眠ることができる「眠る力」を育てることが大切です。 夜間の寝つきは日中の過ごし方で変わる!生活リズムが整い始める生後2〜4カ月の赤ちゃんについてお伝えします。 1.朝は決まった時間に起こす(理想は7時)カーテンをあけて陽の光を入れたり、窓を開けて外気を取り込んだり、「おはよう」と声をかけて起こしてあげましょう。明るい部屋に連れて行き、おむつ交換や着替えで朝の支度をして、朝が来たという認識をつけるようにします。 2.日中はできるだけ散歩などの散歩に出かけるまだ歩かない赤ちゃんでも、外気に触れたり、外の世界でいろいろな物を見たり、聞いたりする刺激は、体力を使うと言われています。体力を使うことで、疲れて眠気が訪れます。 3.お昼寝は、朝・昼・夕の3回。生後4カ月以降は夕寝をなくして2回へ夜まとまって寝ていると想定すると、午前中の朝寝は生後3カ月までは2時間、生後4カ月を過ぎたら1時間を目安にしましょう。ちなみに15時ごろまでの午後の昼寝は生後3カ月までは2時間半程度、生後4カ月を過ぎたら長くても2時間を目安に。夕寝は1時間程度で生後4カ月以降は徐々になくすようにします。また、夜の睡眠に影響が出るため、17時までには起こすようにしましょう。夕寝をなくすのが難しい場合は、15分ずつ早めに起こすなど徐々に減らしていくようにします。 4.夜寝るときは部屋を真っ暗にする光が刺激になって寝付けないことがあります。反対にお昼寝は、暗くし過ぎないことが大切です。お昼寝はぐっすり眠らせる必要はないので、夜に熟睡させるために、体力を少し充電するくらいの軽い睡眠がよいとされています。 眠る環境を整えよう1.夕方にむけて夕日のようなオレンジの照明や薄暗い照明をオレンジ色の光はくつろぎモードに入ると言われています。夕方になったら照明やあかりを調整し、眠るときは暗くするようにしましょう。 寝る前には刺激のある遊びは控える赤ちゃんが眠る30分〜1時間前は、“たかいたかい”などの激しい遊びや、テレビなどの目に刺激のあるのを見せるのは避けて、静かな遊び(手遊び、絵本を読むなど)を心がけてみましょう。 3.入浴後1時間以内に寝かしつけるお風呂に入ると体があたたまりますが、お風呂から上がると体温がどんどん下がっていくことで眠気を誘うと言われています。 4.スキンシップでリラックスおやすみ前のスキンシップは、安心して眠りに落ちるためにもおすすめです。頭や頬をなでたり、腕や足をやさしくマッサージしてあげたりするのもいい方法です。ゆったりした音楽(クラシック音楽やオルゴール曲)をかけながらマッサージすると、自然と呼吸のリズムが音楽のリズムに同調し、リラックスできると言われています。 赤ちゃんが眠るまでのルーティン行動があると、それが始まると眠る儀式と徐々に理解して反射的に眠くなってくると言われています。例えば、お風呂に入って、薄暗い部屋でゆったりとした音楽を聞いたり、決まった絵本を布団でゴロゴロしながら読んだりしてもらうと眠くなってくるなどがあります。個人差はありますが、睡眠のリズムを作るためには繰り返すことが大切です。参考にしながら、ぜひ試してみてくださいね。 <参考>『ママと赤ちゃんがぐっすり眠れる本ー人気の夜泣き・発達外来の最新メゾットー』小山博史・三橋美穂監修/リベラル社 作画/山口がたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月26日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの鼻水について教えてくれました。「病院に行った方がよい?」「鼻水の症状だけで受診するなんてダメ…?」と迷ってしまうママやパパもいることでしょう。鼻水は然るべきタイミングでしっかり受診をしないと、中耳炎や副鼻腔炎になってしまうこともあります。受診が必要な場合の症状や、自宅でできる鼻水のケア方法についてもお話してくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。 赤ちゃんの鼻水が出ていると「風邪を引いたのかな?熱が出たらどうしよう?」、「息が苦しそうで、寝づらそう。」、「母乳やミルクが飲みづらくないのかな?」などいろんなことが心配になりますよね。そこで今回は、赤ちゃんが鼻水が出ている時の受診の目安や、自宅でできるケアについてお話していきます。 赤ちゃんの鼻水の原因赤ちゃんの鼻水の原因は、風邪(ウイルス感染)や、それに伴い鼻水が副鼻腔に溜まっておこる、急性細菌性副鼻腔炎などが考えられます。一方で病気ではなくても、室内・室外の温度差などによって生じる鼻水もあります。くしゃみは、鼻の粘膜が何らかの刺激を受けただけでも出ることがあるので、必ずしも病気というわけではありません。鼻水が多くなることによって、母乳やミルクを飲みづらくなったり、鼻水が寝ている間に喉の奥に落ち込んで咳き込んでしまうことで夜間に何回も起きてしまったりすることがあり、機嫌が悪くなることもあるでしょう。 では、赤ちゃんが鼻水を出している時、どんな症状の場合は受診が必要となるのでしょうか?次の章で詳しくお伝えしていきます。 赤ちゃんの鼻水の観察ポイントと受診の目安赤ちゃんが鼻水を出していて辛そうな場合、ママやパパに注意して見てもらいたいポイントは以下の4つとなります。これらの症状が出ている場合には、かかりつけの病院に受診するようにしましょう。 ①母乳やミルクの飲みが悪くなっていないか鼻水が多くなると、鼻で呼吸しづらくなったり、鼻水が喉の奥にたれこんで咳が出たりして、母乳やミルクを飲みづらくなる場合があります。いつもより母乳やミルクの量が減った、飲んでいるときの勢いが弱くなった、など状態の場合は受診の目安の一つです。 ②昼寝ができなかったり夜間何回も起きる鼻水がひどくなると、息がしづらかったり、寝ているうちに喉の奥に鼻水が垂れ込むことによって咳き込んでしまうことがあります。そのため寝入り辛かったり、夜間に何回も覚醒してしまいなかなか寝てくれないこともあるでしょう。普段に比べ何度も起きてしまうなどの場合も、受診の目安となります。 ③37.5〜38度以上の発熱がある月齢の低い赤ちゃんは、病気でなくても熱がこもって体温が高くなりやすいと言われています。鼻水が出ていて更に37.5度以上の熱が出ている場合でも、元気な様子であれば、部屋の温度を下げたり、洋服を脱がせてあげたりして、少し時間をあけてからもう一度測定してみましょう。もう一度測ってみてもやはり熱が37.5度以上ある場合は、元気な様子であっても念の為、受診するようにしましょう。 ④鼻水の色や性状、どのぐらい続いているか粘っとした鼻水は、外に出てきづらくなるのでたまりやすくなります。また、黄色や緑色など色が付いている場合には細菌などに感染していることがあります。鼻水がたまっていて自宅でのケアが難しい場合や、鼻水が長引く場合は受診するようにしましょう。こまめな吸引が大切!家でできる鼻水吸引のポイント!鼻水を悪化させないためには、普段からのケアも大切となります。鼻水が出てき始めたなと感じたら、こまめに鼻水を吸引してあげるようにしてください。鼻水を取ってあげるのが難しい場合には、電動や手動の吸引器を利用するのも便利です。 赤ちゃんの鼻水は、鼻の穴に対して平行方向の後ろに溜まりやすくなります。吸引器を使用する場合には、鼻の中心に向けて、斜め内側に吸引口を上向きに浅く挿入し、少し水平になるように立てるような角度にしてみましょう。上下にゆっくり動かしながら吸引がしやすい角度を探ってくださいね。鼻翼(びよく/小鼻のこと)横のくぼみに指を押しあてて横に引っ張るようにすると鼻腔が広がり吸引しやすくなります。泣いていれば耳の鼓膜に負担はかかりませんが、吸引時間は一回10秒以内を目安にして、赤ちゃんの状態を見ながら、吸引と休憩を繰り返していきましょう。 まとめ鼻水吸引は嫌がって泣いてしまうことも多く、ママやパパにとっては負担が大きいかと思います。しかし、中耳炎や副鼻腔炎などに悪化していかないようにするためには必要なケアになります。症状が長引いたり、鼻水吸引が十分にできない場合には受診するようにしましょう。 引用参考文献:病気がみえるvol.13 耳鼻咽喉科」|医療情報科学研究所参考記事:「角度」で効果が違う!?赤ちゃんの鼻水をじょうずに吸引するコツ【ラクに楽しく♪特集】|ベビーカレンダー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月23日ふっくらとした娘を抱き授乳する時間は私にとっても癒しの時間でした。事件が起こったのは娘が1歳半のころ。成長するにつれ娘の母乳への執着も強くなり、徐々に授乳回数を減らしていたものの、まだ授乳はやめられていませんでした。母乳を飲むことで精神的にも安心していたのだと思います。そんなおっぱい大好き娘が、あんなにあっさり卒乳するとは……。ある日、娘と一緒にお風呂に入っていたときのこと 出産直後から、母乳がよく出た私。娘も良く飲んでくれていて、完全母乳で育てていました。そのせいか、娘はグングン体重が増加していったのです。健診に行くたび、保健師さんに「本当に母乳だけ?」と言われるほど。ソファに腰かけ、ふっくらとした娘を抱き、ゆっくり授乳する時間は私にとっても癒しタイムでした。 そして、成長するにつれ娘の母乳への執着も強くなりました。夜中に目が覚めたときや、保育園から帰宅したときに「ぱいぱい!」と母乳を欲しがっては飲む娘。きっと、母乳を飲むことで精神的にも安心していたのだと思います。そんなおっぱい大好き娘が、あんなにあっさり卒乳するとは……。 事件が起こったのは、娘が1歳半のころ。徐々に授乳回数を減らしていたものの、夕方の授乳だけはまだやめられていませんでした。そんなある日、娘と一緒にお風呂に入っていたときのことです。偶然、娘が私のおっぱいをギュッとつかんだ拍子に、母乳が滲んで出てきました。その光景を見た娘は 「ギャー!」と声を上げ、パニックになりながら私にしがみついて泣いています。どうやら、おっぱいから液体(母乳)が出てきたのが怖かった様子。「え、今まで全然怖がらないで飲んでいたのに」と、私は不思議に思いましたが、娘にとっては衝撃的だったようです。 お風呂場でのハプニングが起きてから、娘は母乳を欲しがらなくなりました。一生懸命飲んでいる姿や、飲みながら寝落ちしてしまう姿をしっかりと目に焼きつけたかったのに……あっけなく卒乳してしまい、思い出に浸る時間もありませんでした。娘はもうすぐ2歳半。お風呂ハプニングから1年近く経ちますが、未だに覚えているようで、お風呂に入るたびに私のおっぱいを警戒しながら見ています。試しに娘に「おっぱい飲む?」と聞くと「飲まないの!」と断固拒否。 このような形で卒乳する子は珍しいかもしれません。あっさりと卒乳されたのは寂しいですが、今思い出してもクスッと笑えるほど、心に残る出来事になっています。 作画/kazasato著者:中村ひとか6歳と2歳の子どもを持つ30代後半のワーママ。元気すぎる子どもたちの育児と仕事の両立に、毎日てんてこまい。心配性な一面があり、不安を感じたら検索魔に大変身する。
2023年02月22日