ニジゲンノモリのアトラクション「ドラゴンクエスト アイランドいにしえの魔神と導かれし冒険者たち」では、はじめてのクエスト「ちびっこハロウィンだいぼうけん!」を9月15日(金)~10月31日(火)の期間限定で開催いたします。本イベントでは、期間中に「ドラゴンクエスト アイランド」へ入場された4歳以下のお子様を対象に「ちびっこハロウィンだいぼうけん!」専用のスタンプシートをお配りいたします。アトラクション内に設置された5カ所のスタンプ台を探しながら、ハロウィンにピッタリのモンスターたちが描かれたスタンプを集めるクエストに挑戦することができます。専用の台紙に全てのスタンプを集めた方には、クリア特典として“お菓子の詰め合わせ”をプレゼント!涼しい秋は、子どもたちが主役となり、はじめての冒険、はじめての宝物で笑顔溢れる子どもの成長を楽しみに、家族みんなで「ドラゴンクエスト アイランド」で最高の冒険をしよう!▲秋限定のスタンプシート▲本イベント限定のハロウィンにピッタリのモンスタースタンプ■概要期間:9月15日(金)~10月31日(火)場所:「ドラゴンクエスト アイランドいにしえの魔神と導かれし冒険者たち」アトラクションエリア内対象:4歳以下のお子様※アトラクションへの入場には、1名以上の大人の同伴が必須料金:無料内容:イベント期間中にアトラクションへ入場された4歳以下のお子様1名につき1枚、はじめてのクエスト「ちびっこハロウィンだいぼうけん!」専用のスタンプシートをお渡しします。アトラクション内に設置された5カ所のスタンプ台を見つけ出し、全てのスタンプを集めましょう!完成したスタンプシートを魔王城出口のスタッフに見せると、クリア特典として“お菓子の詰め合わせ”をプレゼントいたします。HP: © ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIXドラゴンクエスト アイランド|【公式】ニジゲンノモリ : ホーム : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月28日しまじろう2022夏コンサート「しまじろうと うみのだいぼうけん」が、5月14日の埼玉県戸田市文化会館からスタート。それに先駆け、前日に行われたゲネプロをレポートする。幼児向け参加型コンサートとして、長く親しまれてきた「しまじろうコンサート」。 2020年は新型コロナウイルス感染拡大による影響で公演が中止になったが、対策を徹底して行われた昨年に引き続き、今年も埼玉県戸田市文化会館を皮切りに、全国35会場で開催される。今年のテーマは「海の中」。ガオガオさんの発明品の力で海の中にやってきたしまじろうたち。新しい海の仲間たちと出会い、楽しく過ごしていたが、海の生き物にとって、とっても大切な「海の宝石」がなくなってしまった……。しまじろうや、みみりん、はなちゃん、にゃっきい、とりっぴいたちは、海の仲間たちの明るい笑顔を取り戻すために、勇気を持って大冒険に。来場者全員プレゼントのキラキラワクワクする応援グッズ“ピッカリ★かいがら”を使って、みんなで力を合わせて「海の宝石」を探すしまじろうたち。「しまじろうと うみのだいぼうけん」ついに「海の宝石」にたどり着くことができたが、なんとアクシデントで「海の宝石」は壊れてしまう……。度重なるトラブルにも負けず、しまじろうたちは、海の宝石を直すために、勇気を持ってさらなる大冒険に向かう!本公演は30分ずつの2部構成。15分の休憩を挟んだ第2部では、しまじろうたちは、さらに元気に冒険を繰り広げ、会場の子供たちの応援する姿にも熱が入る。歌やダンス、参加型のクイズやアクティビティがちょうどよいテンポで展開し、1時間の舞台はあっという間に感じられる。「しまじろうと うみのだいぼうけん」“ピッカリ★かいがら”をはじめ、声を出さなくても体で反応できる仕掛けが盛りだくさん。新型コロナウイルス対策もばっちりなうえ、ライブの舞台の楽しさも全く損なわれていないのが特徴だ。最後はコンサートの名物となった特別ダンスステージ=うみのダンスパーティー。人気の定番曲やおなじみのダンスが目白押し。歌とダンスの特別ダンスステージは撮影もOK!親子一緒にノリノリになれる、楽しさ満点のステージだ。「ドドドド ドーナツ」からスタートし、「カニカニフラフラ」「せかいはパラダイス」など、しまじろうファンにはたまらない歌で会場は大盛り上がり。ストーリーの楽しさに加え、海の中を表現したステージの美しさは必見!大人も子どもも見ているだけでワクワクするような素敵な世界だ。会場には来場者の入場時の検温、消毒はもちろん、会場内もしっかりと消毒されており、新型コロナウイルス感染症対策が施されている。また会場にはコンサートのオリジナルグッズが購入できる売ブースも設置。声を出さずに盛り上がることができる「たんたんタンバリンライト」や「ふりふりスターライト」のほか、おそろいで来場すれば気分もさらに盛り上がる「しまじろうとおそろいTシャツ」「みみりんTシャツワンピース」など夏のコンサートを何倍も楽しめる魅力的なグッズも盛りだくさんだ。しまじろう2022夏コンサート「しまじろうと うみのだいぼうけん」取材・文:磯部正和■チケット情報
2022年05月19日わが家の娘は、1歳ごろに「水いぼ」を発症しました。皮膚科を受診して初めて水いぼであることを知りました。背中に広がった水いぼの処置は大変でした……。わが子の水いぼ体験談をお伝えします。 わが子の水いぼの症状最初に発見したのは、3mm程度の光沢のある湿疹でした。ただ、湿疹にしては大きいなと感じていました。よく見ると中央にくぼみがあります。 皮膚科で聞いた話では、くぼみの中にある白い芯のような部分に多くのウイルスが含まれているそうで、掻きむしってしまうとほかの部位に広がってしまうとのこと。医師の言う通りで、娘の場合も放置したことで広がってしまい、10個以上の水いぼができてしまいました。 治療はピンセットでの「摘除(てきじょ)」通院した皮膚科では、水いぼをピンセットで取る「摘除(てきじょ)」という治療をおこないました。 水いぼを摘み取る際には、当然ながら痛みがあります。泣きわめく娘を押さえつけての治療は、見ている側もつらい思いでした。放置した結果、10個以上も増やしてしまったことを悔やんで、自己嫌悪に陥りました。最近では麻酔のテープ剤を使用して、痛みを和らげる方法もあるそうです。 水いぼは取るべき?水いぼは取るべきなのか、皮膚科で聞いたところ、放置しても自然に治ることもあると聞きました。ただ、完治までには長期間かかり、その間にほかの人にうつしてしまうこともあるとのこと。実際に娘の水いぼも夫にうつってしまいました。 また、水いぼを掻き壊してほかの皮膚感染症にかかるリスクもあることを聞き、水いぼが少ないうちに取っておいたほうが安心かもしれないと私は感じました。 娘の水いぼはだんだん良くなっていきましたが、何度か再発することも。再発を防ぐために、タオルの共用をしない、適切なスキンケアをするなど、医師から教わった予防も心がけました。皮膚科に通院する日々が続きましたが、2歳を過ぎたころには再発することもなくなり、ホッとしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年07月25日水いぼができてしまったお子さんとママの体験談です。水いぼは保育園などの集団生活でうつりやすく、取っても免疫ができるまでは繰り返すことが多いよう。そのため、病院によって取るか取らないか、意見が分かれる場合も多いようです。 わが家の子どもたちは乾燥肌で割と肌が弱く、全員水いぼになってしまった経験があります。長女は病院で取って完治しましたが、次女は病院で取っても完治せずに再発を繰り返しました。 にっくき水いぼ!水いぼは「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と言い、ウイルス性の皮膚感染症。保育園などで感染しやすいようで、わが子も全員悩まされました。乾燥肌だとうつりやすいそうです。 感染すると丸くて白い小さないぼができ、少しずつ大きくなっていきました。そしてこれがつぶれると中のウイルスが飛散し、他のところにうつるようです。中には痒みを伴うこともあるようですが、わが子たちは痒がったり痛がったりすることはなく、日常生活にはまったくと言っていいほど支障はありませんでした。 水いぼは取る? 取らない?長女の水いぼは腕にできており、プールの時期になると保育園から「水いぼがあるとプールに入れません」と言われ、病院で取ることに。いざ病院に行ってみると、「水いぼは取っても再発することが多いし、自然治癒するものなのでわざわざ治療することはない」と言われました。 しかし、「保育園から言われたなら仕方ないね……」と、水いぼがある部分に麻酔テープを貼り、麻酔が効いてからピンセットでいぼを切除。当時長女は4歳で、嫌がることも泣くこともなく無事終了。再発もしませんでした。 その後次女も1歳で水いぼができ、同じ病院で切除しましたが、しばらくすると再発。また取りに行って、その後また再発……と何度も繰り返しました。 2年近くかかって完治次女は3回ほど水いぼの再発を繰り返し、病院嫌いで水いぼを取るたびに押さえつけられて大泣きだったため、見ていてかわいそうになりました。 最終的に家でしっかり保湿ケアをするようにしたら、水いぼはなくなって再発しなくなりました。免疫もできたのでしょう。病院に行って何度も取ったにもかかわらず、結局完治までに2年ほどかかりました。そして第3子となる息子も0歳から水いぼに悩まされ、現在保湿しながら様子を見ています。 水いぼは保育園などの集団生活で感染しやすく、病院に行って取るか否かは保育園や病院の先生によって見解が違うようです。今息子が通っている保育園からは水いぼ治療は強制されていないため、しばらく家でできるケアをしながら様子を見ようと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/manami.koiso監修/助産師REIKO著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年07月23日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。たびたびこちらで話題に出している水いぼ治療。夏休みに長女ムスメは3回目、次女オコメは2回目となる治療へ行ってきました。▼水いぼ治療のお話 またまた訪れた“水いぼ”との戦い! その中で感じた姉妹それぞれの成長【ムスメちゃんとオコメちゃん 第77話】 3度目とはいえ、素直に「行く!」とはならず、嫌がる姉妹。無理やり連れて行くのも大変なので、今回は、周りにアドバイスをもらい、ある作戦を実行することに。二重のごほうび大作戦、大成功!なんとムスメはまったく泣くことなく、オコメも脱走を試みることなく、治療を終えることができました!念のために助っ人として来てもらった母もびっくり!成長したね…!そして約束通り、ムスメの好きな子ども向けの雑貨屋さんに行くことになりました。ムスメの選んだものにもびっくりですが、さらにニコニコしながらの爆弾発言が!?病院に泣かずに行くたびごほうびがもらえると思っているムスメ…。う~ん、あげたいのは山々ですが、毎回は…、ちょっと…ねぇ。(察してください)サングラスを手に入れてニッコニコのムスメに水を差すのもなぁと、今のところ否定も肯定もしておりませんが、次回はどうしようかなぁ…と、なかなか悩みがなくならない皮膚科への通院の話でした。(これ以上水いぼができなければ問題ないんですがね)まぁでもとりあえず、今回は2人ともがんばりました!
2020年09月05日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。こちらの連載の第65話~67話で、長女ムスメの水いぼができた話を描いたことがあったのですが…。▼水いぼ治療のお話 皮膚科でまさかの診断! 平気そうにしていたムスメだったけど…~水いぼ治療:前編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第65話】 治療直前、ムスメの様子がおかしい!? 胸の中にあった未知への恐怖が姿を現して…~水いぼ治療:中編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第66話】 ムスメを怖がらせたのは私たち? 思ったより痛くなかった治療と反省点~水いぼ治療:後編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第67話】 まぁ予想通りというか、必然といいますか、ムスメとオコメそれぞれにまたできてしまったんですよね。水いぼ、本当にしつこい!!かゆみなどはないようですが、これ以上広がっても嫌なので、やっぱり病院で取ってもらうことにしました。前回、ムスメが想像以上に暴れたので、今回はもし2人とも暴れたらちょっと大変かな…と思い、念のため私の母にヘルプを求めたのですが、頼んでおいて本当に良かった!まず、受付でのやり取りができなかった! 暴れるオコメと外で待っていたので、順番がきて呼ばれても気づけなかったと思います。ありがとう母上…!そしていざ、治療の時間となったのですが…。1回経験しておくとなんだかんだ強いタイプのムスメ、落ち着いて臨むことができました!涙はにじんでいたけれど、泣かなかった! すごい! 感動しました。そしてオコメ。前まで、どんなに癇癪を起こしても力では負けなかったのに…。今回3人がかりでした。すごい…! 強くなったね…。(先生方、本当にありがとうございました)何はともあれ、2人とも本当によくがんばった! …のですが。まだオコメには伝えておりません。今度は助っ人なしでいけるかな…?(可能ならばまた頼もうと思います)
2020年08月08日わが家の娘は、1歳ごろに「水いぼ」を発症しました。皮膚科を受診して初めて水いぼであることを知りました。背中に広がった水いぼの処置は大変でした……。わが子の水いぼ体験談をお伝えします。 わが子の水いぼの症状最初に発見したのは、3mm程度の光沢のある湿疹でした。ただ、湿疹にしては大きいなと感じていました。よく見ると中央にくぼみがあります。 皮膚科で聞いた話では、くぼみの中にある白い芯のような部分に多くのウイルスが含まれているそうで、掻きむしってしまうとほかの部位に広がってしまうとのこと。医師の言う通りで、娘の場合も放置したことで広がってしまい、10個以上の水いぼができてしまいました。 治療はピンセットでの「摘除(てきじょ)」通院した皮膚科では、水いぼをピンセットで取る「摘除(てきじょ)」という治療をおこないました。 水いぼを摘み取る際には、当然ながら痛みがあります。泣きわめく娘を押さえつけての治療は、見ている側もつらい思いでした。放置した結果、10個以上も増やしてしまったことを悔やんで、自己嫌悪に陥りました。最近では麻酔のテープ剤を使用して、痛みを和らげる方法もあるそうです。 水いぼは取るべき?水いぼは取るべきなのか、皮膚科で聞いたところ、放置しても自然に治ることもあると聞きました。ただ、完治までには長期間かかり、その間にほかの人にうつしてしまうこともあるとのこと。実際に娘の水いぼも夫にうつってしまいました。 また、水いぼを掻き壊してほかの皮膚感染症にかかるリスクもあることを聞き、水いぼが少ないうちに取っておいたほうが安心かもしれないと私は感じました。 娘の水いぼはだんだん良くなっていきましたが、何度か再発することも。再発を防ぐために、タオルの共用をしない、適切なスキンケアをするなど、医師から教わった予防も心がけました。皮膚科に通院する日々が続きましたが、2歳を過ぎたころには再発することもなくなり、ホッとしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年07月11日わが家の子どもたちは乾燥肌で割と肌が弱く、全員水いぼになってしまった経験があります。長女は病院で取って完治しましたが、次女は病院で取っても完治せずに再発を繰り返しました。 にっくき水いぼ!水いぼは「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と言い、ウイルス性の皮膚感染症。保育園などで感染しやすいようで、わが子も全員悩まされました。乾燥肌だとうつりやすいそうです。 感染すると丸くて白い小さないぼができ、少しずつ大きくなっていきました。そしてこれがつぶれると中のウイルスが飛散し、他のところにうつるようです。 なかには痒みを伴うこともあるようですが、わが子たちは痒がったり痛がったりすることはなく、日常生活にはまったくと言っていいほど支障はありませんでした。 水いぼは取る? 取らない?長女の水いぼは腕にできており、プールの時期になると保育園から「水いぼがあるとプールに入れません」と言われ、病院で取ることに。いざ病院に行ってみると、「水いぼは取っても再発することが多いし、自然治癒するものなのでわざわざ治療することはない」と言われました。 しかし、「保育園から言われたなら仕方ないね……」と、水いぼがある部分に麻酔テープを貼り、麻酔が効いてからピンセットでいぼを切除。当時長女は4歳で、嫌がることも泣くこともなく無事終了。再発もしませんでした。 その後次女も1歳で水いぼができ、同じ病院で切除しましたが、しばらくすると再発。また取りに行って、その後また再発……と何度も繰り返しました。 2年近くかかって完治次女は3回ほど水いぼの再発を繰り返し、病院嫌いで水いぼを取るたびに押さえつけられて大泣きだったため、見ていてかわいそうになりました。 最終的に家でしっかり保湿ケアをするようにしたら、水いぼはなくなって再発しなくなりました。免疫もできたのでしょう。病院に行って何度も取ったにも関わらず、結局完治までに2年ほどかかりました。そして第3子となる息子も0歳から水いぼに悩まされ、現在保湿しながら様子を見ています。 水いぼは保育園などの集団生活で感染しやすく、病院に行って取るか否かは保育園や病院の先生によって見解が違うようです。今息子が通っている保育園からは水いぼ治療は強制されていないため、しばらく家でできるケアをしながら様子を見ようと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO イラスト:manami.koiso著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年07月03日ウーマンエキサイト読者の皆さん、こんにちは!今回はムスメの水いぼ治療話、ラストです。 前回 、抱っこで押さえつけて、結局大泣きの水いぼ治療となってしまったムスメ。▼水いぼ治療 前回までのお話 皮膚科でまさかの診断! 平気そうにしていたムスメだったけど…~水いぼ治療:前編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第65話】 治療直前、ムスメの様子がおかしい!? 胸の中にあった未知への恐怖が姿を現して…~水いぼ治療:中編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第66話】 終わった後の反応はというと。そして、恐れていた次女オコメのほっぺのものは…?オコメにも、まさかの水いぼが!! まぁ移りますよね~、仲良し姉妹だもの。ただ、治療はとりあえずいらないとのことで、一安心。自分と同じ思いをしないで済むオコメに、ほっとしつつ、ちょっと嫉妬しつつ。複雑な表情をしていました。これは、終わった後に気づいたことでした。夫と私も、子どもの頃、しっかり水いぼ治療経験者。思い出話を夫と2人、盛り上がってしまったんですよね。今の治療との違いや、今後の対応についてなど。特にムスメに聞かせようとしてしゃべっていたわけではないのですが、当然ムスメの耳にも入っていたと思います。私たちが経験者でも、ムスメにとっては初めての治療。そんなときに、いろいろな情報を伝えてしまい、「恐怖や不安が増えてしまったのかな」と反省しました。今回だったら、麻酔テープの効果だけ言っておけばよかったかな?! 難しいですね。今後も訪れるであろう、ムスメたちの「未知への不安」。必要以上に不安にならないよう、寄り添っていきたいと思います。=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2020年05月30日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは! 前回 の続き、5歳ムスメが水いぼ治療に臨む当日の話です。▼前回のお話 皮膚科でまさかの診断! 平気そうにしていたムスメだったけど…~水いぼ治療:前編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第65話】 通っている皮膚科の先生には、当日の予約の1時間前に、前もって受け取ってあった「麻酔シール」を患部に貼っておくように言われていました。トイレにいるムスメの返事がどうもおかしい。「おなかが痛い」というものの、はっきりしない返事ばかり。ここでようやく、ムスメの異変に気付きました。(遅い!)そう、ムスメは…ムスメは小児科と皮膚科は嫌がらずに行ける病院だったんですよね…(ちなみに歯医者と耳鼻科はほぼ泣きます)。そのひとつが崩れたのは個人的にもダメージが大きかったです…。前日までに治療方法も説明した上で、納得して「がんばれる!」と言っていたムスメ。私もすっかり油断していました。知らないことへの恐怖が人一倍あることは分かっていたのに…! 朝のムスメの様子に早く気付いていたら、もうちょっと上手にフォローできたかもしれないなぁと反省しました。のちのち振り返ってみて、ムスメがこんなに怖がってしまったのは、私と夫にも少し問題があったことに気が付きました。オコメのほっぺにできてしまった話も含め、後日談に続きます…!=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2020年05月23日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!うちのムスメはアトピー持ちで、冬が終わって温かくなるこの季節、毎年肌が荒れがちです。ほとんど家にいる今年は大丈夫かな…、とちょっと期待していましたが。まさかの水いぼ! 言われてみれば、確かに水いぼ!肌荒れに気を取られてまったく気付いていませんでした。ごめんねムスメ!小さい頃、私もやった記憶があります。ってことは、あの嫌な治療も…?帰宅後、夫にも伝えました。夫も、気になることはやっぱり一緒で。幸い、麻酔テープをもらえたので、痛みは少なく治療してもらえるんだと、ちょっと一安心。麻酔テープの効果や、治療の仕方を軽く説明したところ、ムスメも笑顔で理解してくれました。大丈夫だと思ってたんです。ほんとに。次回、治療に向かいます。=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2020年05月16日■顔や首のぽつぽつ、年々目立つけど、いったい何者?数年前から顔や首に小さなイボのようなぽつぽつとしたものが出現し始めました。顔にできたものは白色っぽく、首にできたものは濃い肌色をした小さなそのぽつぽつたちは、大きさも色もまったく出しゃばっていないのに、場所が場所だからかけっこう目立っているような気も。ちょっと気になるけど、そのうち自然に消えてなくなるはず……と思い続けて早数年。小さなぽつぽつはなくなるどころか、ちょっとずつ増え続けているのです。潰れそうで潰れない、取れそうで取れない、謎のぽつぽつ下手すると不潔っぽく見えてしまいそうだと焦った私は、思い切ってひとつ潰してみようと思い立ちました。潰したら跡が残るかもしれないし、腫れ上がってひどいことになるかもしれないリスクを承知の上で、そのうちひとつを潰しにかかったのです。指と指で力を込めて、ギュゥーッと挟みながら私は予想していました。恐らく、ニキビを潰したときみたいに、プチッと潰れて終了だろうと。しかし、そうはいきませんでした。どれだけギュゥーッとやっても潰れない。ギュゥーッとされ続けた周りの皮膚だけが赤くなって、肝心のポツポツは平然としているのです。このままでは、周りの皮膚だけが負傷するという最悪の結果になってしまいます。それだけは避けたくて、次なる作戦に出ました。乱暴ですが、引っ張って取り除く作戦です。グイグイ引っ張りました。けれどもこれが、取れそうで取れない。ポロリと取れそうな感触なのに、絶対に取れない。その後もしばらく格闘を続けましたが、ぽつぽつは最後までまったく動じず、潰れる気配さえない。■顔のぽつぽつは、30~40代からでき始める「老人性いぼ」と判明このぽつぽつ、一体何なのでしょうか。調べてみると、これは「脂漏性角化症」というものらしく、別名「老人性いぼ」。ちょっとショックです。老人性いぼは古くなった角質のかたまりで、30代を過ぎたあたりから見られることが増えます。40代になるとさらにポツポツが増えることが多く、目につきやすくなるので悩んでいる人も少なくないよう。老人性いぼができる原因としては、肌のターンオーバーが大きく関わっているようです。肌のターンオーバーが正常に行われていると、これができることはほとんどないそう。でも、年齢を重ねると代謝機能はだんだん落ちてきて、ターンオーバーの周期が長くなってきます。そうすると、古くなった角質がきちんと剥がれ落ちることができず、肌に蓄積したままになってしまい、老人性いぼになるのです。顔の老人性いぼは、老化のサイン……つまり、老人性いぼは老化のサインと言えます。名前の通り、年齢が関係した症状ということですね。老人性いぼは放置しておいても問題はないようですが、見た目が気になります。残念ながら、自然に治ることはほとんどなく、自分で取ることも不可能なので、どうしても気になる場合は、皮膚科で取ってもらうしかないようです。皮膚科では、液体窒素による凍結療法やレーザーで切除する方法などがあるようですよ。■顔にできるぽつぽつをスキンケアで予防する方法できてしまったぽつぽつは、自分ではどうしようもありませんが、これからできてしまわないように予防することならできます。老人性いぼの予防には、ハトムギやヨクイニンがとても有効といわれています。ヨクイニンはハトムギの皮を除いた実のことなので、名前は違いますがどちらも同じものと考えて良さそうです。ハトムギが配合された化粧品はいろいろありますが、ドラッグストアでならお手頃価格のものを見つけられると思います。治療の力はないと思いますが、ハトムギには新陳代謝を高めてターンオーバーを正常化する効果があるとされているため、老人性いぼの予防に期待できそうです。また、老人性いぼは、長年の紫外線ダメージも原因となるようなので、日焼け止めをつけたり日傘を利用したりなどの紫外線対策も怠らないようにしたいですね。アラフォー肌はプチプラ化粧水を浴びるように使えばふっくら潤う2017年4月17日公開2019年7月11日更新
2019年07月11日わが家の子どもたちは乾燥肌で割と肌が弱く、全員水いぼになってしまった経験があります。長女は病院で取って完治しましたが、次女は病院で取っても完治せずに再発を繰り返しました。 にっくき水いぼ!水いぼは伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)といい、ウイルス性の皮膚感染症。保育園などで感染しやすいようで、わが子も全員悩まされました。乾燥肌だとうつりやすいそうです。 感染すると丸くて白い小さなイボができ、少しずつ大きくなっていきました。そしてこれがつぶれると中のウイルスが飛散し、他のところにうつるようです。 なかには痒みを伴うこともあるようですが、わが子たちは痒がったり痛がったりすることはなく、日常生活にはまったくと言っていいほど支障はありませんでした。 水いぼは取る? 取らない?長女は腕にできており、プールの時期になると保育園から「水いぼがあるとプールに入れません」と言われ、病院で取ることに。いざ病院に行ってみると、「水いぼは取っても再発することが多いし、自然治癒するものなのでわざわざ治療することはない」と言われました。 しかし、「保育園から言われたなら仕方ないね……」と、水いぼがある部分に麻酔テープを貼り、麻酔が効いてからピンセットでいぼを切除。当時長女は4歳で、嫌がることも泣くこともなく無事終了。再発もしませんでした。 その後次女も1歳で水いぼができ、同じ病院で切除しましたが、しばらくすると再発。また取りに行って、その後また再発……と何度も繰り返しました。 2年近くかかって完治次女は3回ほど水いぼの再発を繰り返し、病院嫌いで取るたびに押さえつけられて大泣きだったため、見ていてかわいそうになりました。最終的に家でしっかり保湿ケアをするようにしたら、水いぼはなくなって再発しなくなりました。免疫もできたのでしょう。病院に行って何度も取ったにも関わらず、結局完治までに2年ほどかかりました。 そして第3子となる息子も0歳から水いぼに悩まされ、現在保湿しながら様子を見ています。 水いぼは保育園などの集団生活で感染しやすく、病院に行って取るべきか否かは保育園や病院の先生によって見解が違うようです。今息子が通っている保育園からは水いぼ治療は強制されていないため、しばらく家でできるケアをしながら様子を見ようと思っています。著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月22日ゴールデンウイークも明けて、初夏の気配も感じられるようになってきました。そろそろ水遊びの季節が始まります。感染症というと冬のイメージが強いですが、実は夏に向けて流行るものも多くあります。今回は、その一つである「水いぼ」についてくわしく解説します。■幼児や乾燥肌の子どもは特にかかりやすい!お風呂や着替えのとき、わが子の体をよく見ると、わきの下やおなか周りに小さなポツポツが。子どもに痛みやかゆみがある様子もないため、しばらくそのままにしておくと、腕や足にもどんどん広がっていき、大変なことに…! なんていう経験はありませんか?水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスによって感染する皮膚の感染症。7歳以下、特に皮膚が薄くてバリア機能の未熟な幼児に多くみられるのが特徴です。水っぽく光沢を帯び、中心にくぼみがある1~5ミリの小さめのいぼが、わきの下や胸部などにできます。乾燥肌やアトピー性皮膚炎の傾向がある子は、特に注意が必要です。皮膚のバリア機能が低下しているため、かかりやすくなります。一般的に大人にはうつらないとされていますが、免疫力が低下していたり、アトピー性皮膚炎だったりすると、うつることがあるという意見もあるようです。 ■水いぼの症状は? とびひとの見分け方は?水いぼの症状は具体的にどういうものなのでしょうか? 同じく幼児期にかかりやすい「とびひ」との違いは?【症状】半球上に隆起し、ツヤのあるいぼがわきの下やおなか周り、腕や足などにできます。特にわきの下や胸部、上腕の内側など衣服と摩擦が起きやすい部分は多くできる傾向にあります。いぼの内容物が感染源になります。かゆみや痛みをともなうことは少ないのも特徴です。水いぼは、引っかいてつぶしたり、かかなくてもある程度すると自然にはがれ落ちます。しかし、それがほかの皮膚について感染してしまうため、どんどん広がります。【潜伏期間】潜伏期間は2~7週、まれに6カ月ということもあります。【感染経路】主に感染している人と接触することで、直接感染します。タオルの共有などにより間接感染することもあります。■水いぼにかかったらどうすればいい? プールはOK? では、実際に水いぼにかかってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?皮膚の感染症となると、水遊びやプールが心配ですが、プールに入っても問題ないのでしょうか?【予防方法】皮膚の乾燥が天敵。保湿をしっかり行うようにしましょう。特にスイミングに通っている子どもはプールの塩素消毒で皮脂が奪われやすいため、プール後の保湿もお忘れなく。【治療法】6カ月から3年で自然治癒するといわれていますが、個人差が大きくあります。積極的に治療する場合、10個以内で数が少なければ、皮膚科などでいぼを専用の器具でつまみ取ってもらうのがもっとも確実に早く治せるとされています。多少の痛みはありますが、麻酔入りテープ剤を貼っておいてからつまみ取ると痛みはある程度軽減できます。テープ剤には保険が適用されます。ただし、いぼの数が多い場合、つまみ取る痛みに子どもががまんできないため、1回に取る数を決めて、何回か皮膚科へ通うことになるでしょう。そのほか、液体窒素で除去する方法などもあります。 【プールや水遊び】日本小児皮膚科学会によると、プールの水では感染しないため入ってもかまわないとされています。ただし、タオルやうき輪、ビート板などを介してうつる可能性があるため、共用は避けるようにしましょう。学校や保育園、幼稚園、スイミングクラブなどでは、水いぼが完治するまでは入れない場合が多いようです。プールや水遊び後は、シャワーで流し、肌を清潔に保つようにします。【登校(登園)基準】学校や保育園、幼稚園を休ませる必要はありませんが、浸出液がある場合は覆うなどしましょう。一度かかってしまうと、なかなか治りづらい水いぼ。「あれ?」と思ったら、感染が広がらないうちに、早めに手をうつのがよさそうですね。参考サイト: ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 ・日本小児皮膚科学会「お役立ちQ&A みずいぼ」
2019年05月13日わが家の娘は1歳ごろに「水いぼ」を発症しました。皮膚科を受診して初めて水いぼであることを知りました。背中に広がった水いぼの処置は大変でした……。わが子の水いぼ体験談をお伝えします。 わが子の水いぼの症状最初に発見したのは、3mm程度の光沢のある湿疹でした。ただ、湿疹にしては大きいなと感じていました。よく見るといぼの中央にくぼみがあります。 皮膚科で聞いた話では、くぼみの中にある白い芯のような部分に、多くのウイルスが含まれているそうで、掻きむしってしまうと、ほかの部位に感染が広がってしまうとのこと。医師の言う通りで、娘の場合も放置したことで感染が広がってしまい、10個以上の水いぼができてしまいました。 治療はピンセットでの「摘除(てきじょ)」通院した皮膚科では、水いぼをピンセットで取る「摘除(てきじょ)」という治療をおこないました。 水いぼを摘み取る際には、当然ながら痛みがあります。泣きわめく娘を押さえつけての治療は、見ている側もつらい思いでした。放置した結果、10個以上も増やしてしまったことを悔やんで、自己嫌悪に陥りました。最近では麻酔のテープ剤を使用して、痛みを和らげる方法もあるそうです。 水いぼは取るべき?水いぼは取るべきなのか、皮膚科で聞いたところ、放置しても自然に治ることもあると聞きました。ただ、完治までには長期間かかり、その間にほかの人にうつしてしまうこともあるとのこと。実際に娘の水いぼも夫にうつってしまいました。 また、水いぼを掻き壊してほかの皮膚感染症にかかるリスクもあることを聞き、水いぼが少ないうちに取っておいたほうが安心かもしれないと私は感じました。 娘の水いぼはだんだんとよくなっていきましたが、何度か再発することも。再発を防ぐために、タオルの共用をしない、適切なスキンケアをするなど、医師から教わった予防も心がけました。皮膚科に通院する日々が続きましたが、2歳を過ぎたころには再発することもなくなり、ホッとしています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月09日専門家・プロ:野﨑誠今回は秋によく見られる水いぼの話をしていきましょう。この時期にいまさら?と思われるかもしれませんが、水いぼの新規患者さんが多いのは実は秋だったりするのです。原因は多分プールですね。プールで水いぼに感染した友だちに接触して感染する、プールサイドの床やプールの水の中にいるであろう水いぼから感染するというように、夏に裸になったときに皮膚から直接感染した水いぼが、潜伏期を経て秋に出現するという仕組みです。ちなみにプールのビート板はもちろん感染源となりますが、ほかのプールの品物にたいしては極端に神経質になる必要はありません。空気感染することもありませんので、その点はご心配なく。感染した水いぼが体に広がる原因はひっかくことです。水いぼの部分を気にしてひっかくことで指先に水いぼが移り、そこからさらに別の皮膚に感染するという形で広がっていきます。また肘や膝、男の子のおちんちんなど擦れやすい部分の水いぼは反対側の皮膚に感染を広げることが多く見られます。水いぼの正体はなにか水いぼの正体はウイルスです。「水いぼウイルス」、正式名称は「伝染性軟属腫ウイルス」といいます。このウイルスは、実はより細かく4種類に分けることができます。つまり水いぼウイルス1型から4型まで分けることができるんですね。このことは感染を考えるうえでは非常に重要なお話になってきます。次の項目で詳しく説明していきましょう。水いぼはどうして子どものみにうつるのか毎日外来で診療をしていると、水いぼに感染するのはほとんどが子どもだということに気が付きます。大人で受診する方はほとんどいませんし、いたとしてもその大部分はお母さんです。最近は少しお父さんも見かけますが、高齢者で水いぼの方はまず見ることがありません。その理由は免疫ができているから。大人はすでに子どものときに水いぼのウイルスに感染しています。そしてそのときに免疫が成立します。免疫は一度感染したウイルスに二度と感染しないという体の防御反応ですから、子どものときに水いぼに感染していると、その後、自分の子が水いぼを持って帰ってきても免疫機能がうまく働いて感染を起こさないで済むわけです。大人で水いぼになってしまった場合は、体の中の免疫がうまく動いてくれない状態なのか、過去にかかった水いぼとは別のタイプの水いぼウイルスに感染してしまったか、どちらかの可能性が考えられます。お父さん・お母さんの場合は後者の可能性がほとんどなのですが、もしも高齢者が水いぼに感染した場合は、白血病やガンなど免疫力を落とす病気が体の中に隠れていないかしっかりと検査をしなければいけません。〈コラム〉イクメンだからうつるんだ。水いぼのウイルスは接触で移ります。子どもがもらってくることでお母さんに感染することもあります。その理由は簡単ですね。子どもと直接接触しているからです。外来ではお母さんが子どもから水いぼをうつされる確率は年ごとに見ていても大きな変化はないように見えます。面白いのはお父さんです。昔といっても少し前の話ですが、お父さんが水いぼに感染したという話は全く聞きませんでした。しかし、ここ数年、お父さんの水いぼを時々見かけるようになりました。もちろんお母さんほどではありませんが確実に増えているようです。その理由はお父さんも子どものお世話をしっかりとするようになったからかもしれませんね。今後お母さんとお父さんの水いぼの発生確率がどうなるのか、少し気にして診察している今日この頃です。水いぼはどんな形をしているのか水いぼの診断は簡単です。特徴のある発疹が広がっていることを確認すれば良いからです。発疹の形は1つだけ。中心部が少し白っぽく見える、小さな盛り上がりです。大きさはいろいろですが大きなものは中心部が少しくぼんでいるように見えることもあります。そしてゆっくりと、しかし着実に大きくなっていることも大きな判断材料となります。自覚症状は基本的にありません。最初は痛くも痒くもありません。周囲に湿疹ができることも最初はなく、見た目の変化のみで現れます。そして水いぼの最後は少しずつ枯れて小さくなってなくなっていきます。それまでおおむねね2~3カ月かかります。消えるまでのバリエーションが大きいのも水いぼの特徴です。大きくなった水いぼに細菌が感染すれば赤く腫れ、痛みが出ることもありますし、水いぼに対する免疫ができれば赤く、痒くなることがあります(もっともこの現象は自分の体が水いぼに対して免疫が現れてきた証明でもありますので、治りかけの最後の時期に見られることも多いのですが)。厄介なのは極端な場合です。水いぼは数多く現れるのが一般的ですが、これが1個だけの場合は非常に診断が難しくなります。数センチまで巨大化した水いぼが1個だけ見られるなどということもあります。巨大化した水いぼが皮膚のできものと間違えられて手術されてしまったというお話もある程です。治療はどうすればよいのか。取るべきか取らざるべきか、それが問題だじつは水いぼで結構問題になるのが治療です。診断は比較的簡単ですからね。その問題は取るべきか否か。先程から説明しているように水いぼは時間が経過すれば自然と消えていきます。そして免疫がついてしまえば今後感染を起こす可能性はありません。そのために自然に治るのを待つべきだという考え方も一理あります。しかし待つことによるデメリットもあります。それは今後の経過が読めないこと。どこまでこの水いぼがふえるのか?いつ最後の水いぼが消えるのか?それは診察のときには全く分かりません(赤く痒くなった水いぼは消えかけなので、そういう水いぼであれば判断がつきますが)。その予後の読めなさが問題になってくるのが社会生活との兼ね合いです。特に幼稚園・小学校のプール問題。幼稚園・小学校のプールはかなりの確率で水いぼの子は拒絶されます。水いぼがあるだけでプールの時間に1人で別のことをしているか、見学しているかという状態に追い込まれてしまうのです。皮膚科医小児科医はあまりプールの制限が感染予防につながっているとは考えていませんが、園側・学校側がダメというのであればしたがうしかありません。それが水いぼを巡る問題の中でも一番やっかいなものだと考えています。もう1つ、水いぼのとり方にも問題があります。現状では最も簡単で有効な治療方法はピンセットでつまんで取ることです。こちらは痛みもありますし、出血することもあります(もちろん血液を介した感染症の問題もあります)。当然子どもたちは嫌がりますし、評判の良い治療法ではありません。だから医療者側も無条件に取りましょうとは言えず、最終的は保護者および本人の判断に委ねざるを得ないのです。取るべきか取らざるべきか。この問題にはいつまでたっても答えは出そうにありません。〈コラム〉えっ、取ってくれないんですか?先程のお話の逆のケースとして、プールに行きたい子が水いぼを取ってほしいといって受診することがあります。よくよく話を聞いてみると、近所の先生では水いぼを取ってくれないとのこと。実は水いぼを取るか否かについては医師側の考え方も反映されます。一般的に小児科は取らない先生が多く、皮膚科は取る先生が多いようです。小児科の先生が取りたがらないのはある意味当然かと思います。子どもたちに痛い思いをさせてしまい、今後別の病気の治療のときに差し障る可能性がありますからね。では皮膚科医は水いぼを取る先生が多いのかと思いきや、取らない先生も増えているようです。結果として、水いぼを取ってくれる先生のところに水いぼ治療を希望する患者さんが殺到することになっています。当院では水いぼを取ること自体は別に構わないのですが、最近新たな問題が発生しました。それは医師の目と腰問題です。近頃どうも老眼が出てきたようで、小さな水いぼを取るのが徐々に大変になってきました。また中腰で水いぼを取っていますので、腰の痛みもだんだん出てきたみたいです。これもまた職業病でしょうか・・・。水いぼはいつ治るのか?この問題も結構難しいですね。先ほどお話したように、免疫が成立すれば完治するのですが、免疫の成立は目で確認できません。したがって水いぼの完治を知ることは非常に難しいのです。一般的には水いぼが数カ月間見られなかったら治癒と判断します。潜伏期を考えると数週間で判断するのは早すぎます。2~3カ月後に水いぼが再発する子を何人も目にしていますから。ある日、別の型を持つ水いぼウイルスが感染を起こすこともありますしね。なので、水いぼについては完治をめざすというよりもほかの人へ感染するリスクを最小限に抑えるというのが現実的な対策になると思います。つまり見た目に水いぼがなければ大丈夫だという考え方ですね。社会問題として完治が必要になる状況は合宿などの集団生活とプールです。いずれの場合も他者に感染するリスクがなければ問題は生じませんので、水いぼの症状がなくなることを実際のゴールと考えてよろしいかと思います。そしてしばらく経過を見て、新しい水いぼができたらすぐにそれを取ってしまい、症状がない状態をキープしていくということでよいのではないかと思いますよ。さて水いぼのお話はいかがでしたか?見た目は大したことがないのですが、実は奥が深い病気です。治療の大変さもおわかりいただけたのではないでしょうか。社会を反映する病気の1つともいえるかもしれませんね。野﨑誠(のざきまこと)わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市・皮膚科、小児皮膚科)院長。国立成育医療センター(小児皮膚科)、東京都立東大和療育センター(皮膚科)勤務。2001年山形大学医学部卒業山形大学医学部皮膚科入局山形県公立置賜病院(山形県長井市)、国立成育医療センター(東京都世田谷区)、はせがわ小児科医院(東京都武蔵野市)などの皮膚科・小児皮膚科を経て、2013年、わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市)開院。院長を務めるかたわら、専門家向け、一般向け、教育機関(保育園、幼稚園、小学校、中学校など)向けの各種講演会、勉強会を精力的にこなす。雑誌他執筆多数。広い年齢層の皮膚病、あざの治療やスキンケアに携わる。わかばひふ科クリニックWebサイト
2018年11月07日おととしから去年にかけて、わが家は水いぼパニックに陥っていました。ことの発端は、次男のお尻の上にできたひとつの水いぼ。■わが家の水いぼパニック 次男の場合この時点で水いぼと気付いて取っていれば良かったのですが、かゆがったり痛がったりもなかったのでしばらく様子を見ていたら、別のところにも同じようなポチができてしまいました。調べてみたら水いぼっぽい…。これ以上増えても困ると思い皮膚科に行きました。ギャン泣き覚悟で取ってもらうつもりでいたのですが、時期的にもプールが終わった時期だったのと、スイミングを習っているわけでもなかったので、取らずに様子を見ることになりました。しかし! その間にもどんどん増えていく水いぼ…。つぶさずに取る方法はないか検索してみると、ある民間療法が目につきました。イソジンを水いぼに塗って小さい絆創膏を貼るというもので、早速試してみることにしました。でも結果はイマイチ…。うちの兄弟はアトピーで病院に通っているのですが、その時にイソジンの話をしたら【治りません】ときっぱり言われ辞めました!※体験談を見ると治ったという子もいるので人によってかもしれません。この病院の医師にも言われたのが、やはり放っておいて様子を見ることでした。でも、治りかけてくるとかゆいのか、かいてはまた増えるのくり返しでした。そこで、あまり良くないかもと思いつつ、寝ているときに治りかけで芯が取れそうな水いぼは取りました(取ったあとはイソジンをつけて絆創膏を貼ってと、イソジンを有効活用しました(笑))。芯がなくなるとものすごく治りが早くて、やっぱり最初に取ってもらえばよかったのかもと思いました。そうして様子見すること数か月。次男の水いぼはほぼ消滅していたのですが…恐れていた2次被害が発生!■わが家の水いぼパニック 長男の場合なんと長男にも水いぼがうつってしまいました。しかも身体のいたるところに…!次男のこともあったので取ろう! と思ったのですが、かかりつけの皮膚科では、やはり放っておくのがよいとの診断…。でも、それで大変なことになったので、このときは他の皮膚科で麻酔シールを貼ってくれるところを探して行ってきました。一度に全部は取れないので、何度も何度も通って完治までかなりの時間がかかりました。取ってもまた違うところに増えたりと、一進一退で本当に大変でした。ピークのときはなんと50個近くもできていました。根気よく病院に通い水いぼも減り、増えることもなくなってきてようやく完治。ふたりとも治るまでに約1年かかりました。■アトピー治療と水いぼ治療うちの子どもたちはアトピーがあり、湿疹(しっしん)が出たときはステロイドを使います。医師からは、湿疹が出たら水いぼがあってもまずは湿疹を抑えるようにステロイドを塗るよう言われていたのですが、このステロイドは水いぼには良くないようで、治りが悪かったというのもあるかもしれません。アトピーはかゆいのでかけば水いぼは増えるし、薬を塗れば水いぼは増えるしで悪循環でした。もし今度水いぼができたら、放置せずに取ってもらおうと思います。とはいえ、水いぼは医師や患者さんの症状によって治療方法や治療方針が違いますので、あくまでうちの場合の話です。=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年07月12日こんにちは、荻並トシコです。本日はご近所さんに聞いた「水いぼ」のお話です。病気じゃないけど、なかなかにガッカリな返答!!…さて、水いぼといえば子どものころ、妹の背中に大量にできていたことが印象に残っています。泣き叫びながらいぼを取ってもらう姿が強烈に記憶に残っており、水いぼ=壮絶というイメージが私の中にありましたが、ご近所の友だちの子は、塗り薬を塗ったらあっさり治ったそうです!! 程度にもよるのかな?気になって本で調べてみたところ、水いぼは弱いウイルスが原因だそうで、かかった本人には、かゆみや痛みはなく、特別な治療をしなくても免疫ができると自然治癒していく…だけど、伝染する力が強いので、2~3個のうちに受診するのがいいそうです。治療法も、芯を取る方法、冷凍凝固法、塗り薬を塗る方法などいろいろあるらしい…。なるほど!!まだわが家では水いぼ未経験ですが、もし水いぼを発見したら、早めに受診しようと思います。そのときは、私の背中にも老人性いぼがいくつかあるので、間違えないようにしなきゃ…ですね!!=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年07月10日夏といえばプール! プールになると、水をかいして他人との接触が多くなるので、皮膚トラブルも気になります。保育園や幼稚園に通っているとなおさらです。今回と次回は、夏に気になる感染症「水いぼ」と「とびひ」のお話です。娘の腕に小さないぼを見つけたのは2年ほど前の春のことでした。はじめは数も少なく、かゆがったりもしていなかったので放置していました。ですが、知らず知らずのうちにかいていたのか、気がついたときには腕を中心に左半身全体に30個ほどできていて、がく然としました。そこで皮膚科で見てもらうと「水いぼでしょう」とのことでした。先生によると“水いぼは、お肌にプツプツできる肌色のいぼ”のこと。この“いぼ”の中にはウイルスが入っているらしく、かくことでつぶれ、そのウイルスが皮膚の他の部位につくとそこに新たな水いぼができるそうです。そのままでも数ヶ月や数年で完治することも多いそうですが、「タオルの共有や肌の接触でうつる」とのことで、その皮膚科ではピンセット除去を勧められました。ただ、そのままでの除去は痛みがともなうとのことで(そりゃそーだ! 想像だけで痛い…)、除去は次回にすることにして、その日は麻酔テープを処方されました。これを次回、通院の1時間前に水いぼ部分すべてに貼っておくと、皮膚麻酔ができて痛みなしで除去できるとのことでした。「こんな薄いテープで、本当に痛くないの?」と半信半疑ながら、テープを貼ってドキドキしながら迎えた水いぼ除去処理…。これまで聞いたことがないような悲痛な声を上げて泣いていた娘。そんな娘を、看護師さんとともに押さえることと、言葉で励ますことしかできないのが本当に心が苦しかった。あまりの大声に、待合室で待っている方々もびっくりしたことでしょう。そうこうしているうちに、そのころには40個ほどに増えていた水いぼがすべて除去されたようでした。除去によってところどころ出血をしている娘の肌を見て、またまた思わず涙が出てきました。患部に塗り薬を塗ってもらい、軟こうを処方してもらいその日の診察は終わりました。そんな願いもむなしく、お姉さんの言葉どおりその後も3度ほど水いぼが再発し、除去をすることになるのですが、2回目からは慣れてきたのか、娘は泣くことなく涼しい顔で処置されていました。どんなかんじなのか聞くと「1回目はとがったやつ(ピンセット)でとるってきいて痛い気がしてたけど、2回目からはあんまり痛くなかった」とのことでした。きっと麻酔はちゃんと効いていたけれど、処置の怖さの想像(「針を刺す」と思うとすごく痛く感じる注射と一緒かな)と、皮膚がひっぱられる違和感と、患部の出血をみてパニックになっていたのでしょう。そう聞いて気持ちが軽くなりました。それまでは、「必要な処置だから」と思いながらも泣いている子どもを抑えつけることに強い抵抗を感じていたから。じつはそんなに痛くなくてよかった。本当によかった。そして、もしかしたら母である私が怖がったり、泣いたりしてしまったことが、よけい子どもをおびえさせてしまったのかなと反省しました。当時はまだ入園前だったのですが、市民プールに行きたいがために頑張った水いぼ治療。幼稚園に入園してから、念のため水いぼがある場合、園のプールに入れるか否かを聞いてみると、うちの園の場合はOKとのことでした。基準は園によって違うようなので、気になる場合はご確認なさってくださいね。次回はプールNGと言われた「とびひ」のお話です。※私が娘の水いぼを治療したのは、2016年8月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。※プールの許可についても各園によって方針が異なりますので、必要な場合にはお子様が通われている園にご確認いただけますようお願いいたします。
2018年07月06日ある日突然、体に現れる「いぼ」。いぼにはたくさんの種類があり、放っておいても安心のいぼがあれば、感染して広がってしまういぼもあります。いぼは見た目も気になるし、これ以上増えないか心配になる人も多いのではないでしょうか。 ここでは、いぼの種類と感染の原因、いぼの除去方法について、ドクター監修の記事で解説します。【目次】いぼの種類と特徴 (#1)いぼの原因 (#2)いぼの感染経路と予防法 (#3)いぼの除去方法 (#4)いぼの種類と特徴いぼは、皮膚の表面に突出するように発生するできものを指します。大きなものから小さなものまで様々な種類のいぼがあり、いぼの原因やできる部分もそれぞれ異なります。いぼの種類で代表的なものには、下記が挙げられます。尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)[指やヒジやヒザに出る、一般的ないぼ]出現する中で最も一般的なのが、この尋常性疣贅。手足の関節など、擦ったり怪我をするなど接触の多い場所にできやすいのが特徴です。多くの物は硬く突起しており、円形をしています。発生当初は小さく半透明の皮膚の盛り上がりのように見えますが、次第に大きくなり、表面が削られてざらつくようになります。足底疣贅(そくていゆうぜい)[足の裏に現れるいぼ]組織的には尋常性疣贅と同じものですが、足の裏に発生するため、体重がかかり、突起部分が平らになります。いぼの部分がめり込み、その周りを角質化した皮膚が覆う症例が多く見られます。ウイルスが原因であることから、裸足で過ごす機会の多い人がかかりやすいようです。魚の目やタコと一見似ていますが、いぼを削るなどの刺激を加えると出血する点が異なります。人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)[加齢とともに増加するいぼ]名称の通り、加齢に伴って出現する色です。皮膚の老化現象で「脂漏性角化症」とも呼ばれます。手のひらや足の裏以外であれば全身のどこにでもできるのが特徴。発生当初は1〜2ミリの小さなものですが、次第に大きくなります。色は濃い肌色から黒色まで様々で、形も平であったり隆起していたりなど多くの種類があります。顔面や手の甲、腕、肩などに移行に当たりやすい部類に出現しやすいようです。皮膚の老化現象ということでほとんどは良性のものですが、中には悪性のガンである可能性もありますので気になるイボ見つけたら早めに皮膚の専門家に相談すると良いでしょう。伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)[いわゆる水いぼ]いぼの中では比較的柔らかい部類のものです。ウイルスによる接触感染により罹患するといわれていますが、詳しい感染経路は不明な点が特徴です。直径1〜3ミリくらいの白い塊を囲むように、柔らかいいぼがワキや肘、膝、胸などに出現します。単独では現れず、ほとんどの場合複数のいぼが一気に出てきます。柔らかいいぼが破けるとウイルスが飛び散るため、プールなどで感染しやすく、そのため子供が罹患する割合が比較的高くなっています。免疫がつけば自然に治りますが、完全治癒までの時間が読めないのが特徴です。一番は柔らかく非常に破れやすいのでウイルスを撒き散らさないためにも早期に専門医にかかり治療を始めることをおすすめします。扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)[平たいいぼ]青年性扁平疣贅とも呼ばれ、その名前の通り中年以降での発症はほとんどありません。青年期に顔や手の甲などに2〜3ミリの平べったいいぼができることが特徴です。このいぼはやや隆起しており、薄い褐色をしていることが多いようです。体格の成長とともに自然治癒していくのが一般的です。尖圭(せんけい)コンジローム[性病の一種]性器にできるいぼの一種で、カリフラワーや鶏のトサカのようなものもあるなど形状が特殊です。発症当初は痛みやかゆみなどの自覚症状はありませんが、進行すると悪臭を放つようになるので、その時点で気付く人も多いのではないでしょうか。性交渉で感染するため、性病として位置づけられています。そのため他の性病と同じく20代に最も多く発症します。3ヶ月程度の潜伏期間があるため、感染元は特定することが困難な場合もあるので注意が必要です。再発や転移しやすいため、異常を見つけたらすぐに治療を始めましょう。いぼの原因いぼの原因はウイルスいぼは、ウイルスが原因で発症します。「ヒトパピローマウイルス」別名「ヒト乳頭腫ウィルス」と言われるウイルスが、小さな傷口から皮膚に入り込み感染します。このウイルスはなんと100種類以上もあり、そのほとんどが放っておいても自然治癒する良性のものです。ただ、まれに悪性のものもあるので、発見次第できるだけ早めに治療をするのが良いでしょう。いぼの親玉が存在するって本当?いぼには「親いぼ」と「子いぼ」というものが存在するといわれています。親いぼが完治しないと、治ったと思っても再発しやすいという説があります。一番最初にできたいぼが親いぼで、そのいぼを根っこから撃退すると子いぼも自然と治るそうです。真偽の程は定かではありませんが、いぼを刺激することで内在していたウイルスを、まわりの皮膚に広げてしまい、いぼの数が増えてしまうことは多々あります。ただ、いぼのでき始めを見つけたからといって、素人判断でいぼを撃退しようとするのは逆効果です。かえってウイルスを撒き散らして転移する可能性もあるので、いぼを見つけた場合は数が少ないうちに皮膚科に相談し、根っこから撃退してもらいましょう。早めの対処が、再発や二次感染予防に効果的です。いぼの感染経路と予防法いぼの感染経路は特定困難いぼの原因となるウイルスの感染経路は、現代医学でも明らかにされていません。ウイルスは非常に種類が多く、自然界にも人間の体内にも存在するため、いったいどこから感染したのか厳密に突き止める事が難しいのです。外界からのウイルス感染だけではなく、免疫力の下がった時に自身の体内に存在するヒトパピロマウイルスによっていぼが出現することもあります。また、子供がプールに入る時期に水いぼが流行るなど、感染経路がある程度明らかな場合もあります。いぼの感染を予防するには明らかにいぼができていると判明した場合は、家族間でのタオルやマットの共用は避けるなどの予防策は効果を上げられるでしょう。プールが感染経路の場合は、学校で水いぼが流行っているからという理由でプールの授業を休ませることはそうそうできません。水いぼだけではなく、他のいぼは感染経路自体が不明な場合が多いので、確実な予防法がほとんどありません。皮膚の抵抗力を下げないしかし、いぼは皮膚が弱く、免疫力が下がった場所にできやすいので常に皮膚を清潔に保ち、健康的な生活を送ることがいぼを予防する近道といえるでしょう。怪我をしたり擦ったり、紫外線にあたるなどを繰り返すと皮膚が弱り、その部分の抵抗力が下がります。ヒジやヒザ、指や顔面にできやすいのはこのためです。なるべく摩擦を避けたり、衣服で覆ったりして紫外線を避けるなど、皮膚の力を弱めない工夫も予防法として効果的です。いぼの除去方法悪性のいぼはもちろんですが、良性のいぼでも気になるいぼは除去してしまいたいですよね。いぼの除去方法には、病院での治療、市販薬での治療、民間療法を用いて治療する方法があります。しかし後者の2つは、いぼの形状や方法によっては、はっきりした効果が現れないことも多いようです。いぼの治療は、専門の皮膚科や美容外科で除去してもらう方法が効果的です。病院でいぼを除去するには、レーザー、液体窒素、内服薬の三つの方法があります。それぞれの具体的な治療方法、期間、平均的な費用などを紹介します。レーザーで除去いぼの除去は、レーザーを使っていぼを丸ごとくり抜く方法が一般的です。もちろん、その状態に合わせて最適なレベルのレーザーを使用し、なるべく肌に負担をかけないように治療を進めます。しかしレーザーによる除去は出血も少なく、痛みも感じにくいことが特徴。ピンポイントで除去を行うので、傷跡も残りにくいといわれています。いぼの大きさや個数、種類によっても差はありますが、3ヶ月から半年程度の治療期間ですむようです。ただ、1mmあたり2000円〜5000円と病院によって、かなり価格に差がありますので、必要な方法をよく話し合って納得した上で治療を受けましょう。レーザー除去のメリットとしてあとが残りにくく、再発しにくいことが挙げられます。逆にデメリットは費用にばらつきがある点と言えます。液体窒素で除去昔からあるいぼの治療法として、液体窒素で焼き切るというものがあります。マイナス196℃にもなる液体窒素で綿棒のようなものの先を凍らせ、いぼに押し付けることで病変部分を除去します。低温火傷を人為的に起こして焼き切ってしまうという方法なので、人によっては強く痛みを感じる場合も多いようです。処置後は皮膚が火傷を起こした状態なので、傷口から他のウイルスに感染しないようにケアする必要があります。いぼの原因であるウイルスが皮膚の奥深くに根を張っていることがあるため、液体窒素の治療は、場合によっては数回繰り返す必要があります。そのため、治療期間は3ヶ月から1年と比較的時間がかかるようです。ただし、液体窒素の治療は保険がきく場合も多いので、安価にいぼを除去したい人には最適だといえます。液体窒素での治療法のメリットとしてはリーズナブルにいぼを除去できること、デメリットとしては、根の取り損ねによる再発の恐れがあること、痛みを伴う可能性があることが挙げられます。内服薬で除去いぼを治療する内服薬は「ヨクイニン」という名称ですが、日本では「ハトムギ」という名称で呼ばれることが多いようです。ハトムギは中国南部から東南アジアに生息するイネ科の植物で、ヨクイニンはハトムギの種の殻を砕き、中身を乾燥させたものです。タンパク質やビタミン、カルシウム、カリウム、鉄など高い栄養成分を含み、いぼの治療の他にも免疫力の向上や吹き出物にも効果があると言われています。ヨクイニンは西洋医学としての直接的ないぼの除去効果を狙うものではなく、東洋医学の観点から体の免疫力を向上させることでイボの原因であるウイルスの力を弱めるという方法なので、完治したと感じるまでにはかなりの期間がかかるようです。治療に全く痛みを伴わないのがヨクイニンの利点ですが、いぼの形状や種類によっては効果が出やすい場合と出にくい場合があるので、自分の症状をきちんと医師に診察してもらったうえで処方してもらうべきです。監修:藤井佳苗
2018年04月13日なんとなく水にこだわって天然水を飲んでいるけれど、これって意味があるの?なんて疑問に思うことはないですか?天然水と水道水の違いは何でしょうか。また、スーパーなどでときどき見かけるピュアウォーターや薬局で売ってる精製水は?水にこだわることで、どんな美容効果が期待できるのでしょうか。ただの水道水との違いを知って、うまく使い分けましょう。ちょっとこだわるといいことがある、水の違いを知りましょう。天然水は高いだけじゃない!!ミネラルが豊富天然水は水道水と違い、天然のミネラルがたっぷりと残っています。カルシウムなどの身体によい成分が多く含まれており、最近ではデトックス効果があり美肌などに良いとされる、シリカを含んでいる天然水が人気です。こういった成分は水がろ過される過程で含まれてくるものですので、水の源流などの環境が大きく影響してきます。このため採水された地域によって含まれている成分が違い、水の味が違うと言われるのです。名水と言われる水が出る地域は、土壌が綺麗であったりなど、水がおいしくなる条件が満たされており、同時に空気も綺麗な地域であることが多いですね。よい水のためには、環境が非常に重要なのです。水道水には塩素が含まれている一方で水道水には塩素が含まれています。これは水道水を安全に家庭に届けるために必要なものですが、どうしても水の味に影響してしまいますので、天然水と比べると味が落ちるのは否めません。また、水道水に含まれる塩素は、肌につくと、肌に悪影響を与えることもあります。塩素の強いプールなどに入ると、肌が弱い人は赤くなったり、ピリピリと痛んだりしますが、それと同じことが、弱いレベルで起きているのです。このことから、水道水より天然水などの方が、味がよく、肌にも優しいとされています。とはいえ、生活で使用する水をすべて天然水にすることは難しいので、うまく使い分けることが重要です。たとえば、朝一番の水は天然水にする。料理に使う水だけはこだわってみるなど、要所要所で使い分けましょう。天然水は飲んでも肌につけてもよい天然水は飲んでもおいしく、含まれているミネラルが体にとってもよい影響を与えます。ご飯を炊くときに使用すると、いつものご飯がひと味違ってきますよ。また、天然水に含まれる天然の成分は、肌にも良い影響をもたらしますので、美肌効果を狙って化粧水をつける前に使用してもよいでしょう。さらに、髪につけてもよいので、シャンプーの最後に霧吹きでまんべんなく髪に吹き付けて、タオルで軽く抑えるようにすると、残留した塩素の拭き取り効果とミネラル分の補充の両方の効果が期待できます。朝の寝癖直しにも使用できるので、霧吹きに入れておくと便利でしょう。ピュアウォーターや精製水も塩素を洗い流すのに効果的スーパーなどで大きなボトルに入れて持ち帰ることができるピュアウォーターは、水道水を独自の技術でろ過したもので、塩素などの身体に悪影響がある成分が取り除かれています。塩素がない分、肌や髪に悪影響を与えることがなく、料理の味も、水道水を使用するよりもよくなりやすいです。ピュアウォーターは、天然水よりは安価に手に入るので、お米をとぐのに使ったり、顔や髪の最後の洗い流しに利用するなど、多少たっぷりと使うこともできるでしょう。仕上げにピュアウォーターを使用することで、残留した塩素を洗い流し、美容効果や健康効果をアップさせることができます。うまく使いこなしましょう。また、自宅に浄水装置を取り付けるなどして、ピュアウォーターを自作することも可能です。さらに、薬局で販売されている精製水は、不純物を取り除いた純粋な水です。コンタクトの洗浄にも使用されますが、顔の汚れや残留した塩素を洗い流すのにも使えますので、洗顔の仕上げなどに使用してみましょう。お水を使い分けて、ちょっとこだわった生活をしよううまくお水を使い分けて、これまでよりもちょっとこだわった生活をしましょう。なんとなく水道水、なんとなく天然水ではなく、適切なところに使うことで、より効果的に使用できます。美味しいだけでなく、美容や健康にもよい水を、うまく生活や美容に取り入れましょう♡水道水・天然水・ピュアウォーター・精製水。それぞれの水を上手に使い分けて、生活から綺麗の底力をアップです!!
2018年01月29日ネオナチュラルから、自社有機農場産のオーガニックヘチマ水100%の化粧水「美百水」が5月17日(水)に新発売しました。自社農場産の有機ヘチマ水100%の化粧水敏感肌や様々なお肌悩みを持つ人々に向けた製品作りをしてきたネオナチュラル。「デリケートでお悩みの多いお肌の方が気兼ねなく使えるものを」そして「百歳まで続く、本当に美しい健康なお肌のために」と、古くから"美人水"として女性に愛され続けるヘチマ水の美容効果に着目した、自社農場産の有機ヘチマ水100%の化粧水がこの度発売しました。『Farm to Skin』 自社農場で土づくりから身体によい美味しいお料理を作るのと同じように、豊穣な土地で育てた栄養豊富な自然素材で作ったスキンケア製品を届けたい。そんな思いで運営している岐阜県郡上市のネオナチュラル母袋(もたい)有機農場では、地元の人々の協力も得ながら土づくりからこだわり、自然素材を育てています。そうして栽培したヘチマ水だけで作った究極にシンプルで贅沢な化粧水が『美百水』です。有機JAS認定 ネオナチュラル母袋有機農場 (岐阜県郡上市)良質な原料を生産すると共に、「自然と共生する健康的なライフスタイル」を提案するため、「体験型スキンケア農場」として、田植えイベントやハーブの収穫、蒸留体験会などを行っています。ネオナチュラル有機農場オーガニック100%『COSMOS ORGANIC』認証取得『美百水』は欧州のオーガニック自然化粧品の5つの認証機関が世界統一基準として制定した「COSMOS-standard」に基づき、BDIH/IONCによってオーガニック認証を取得しています。素材は有機ヘチマ水のみ、オーガニック100%の化粧水です。COSMOS認証取得自然由来成分100%(100%オーガニック)伝統のヘチマ水を完全無添加で江戸時代では大奥の御用達化粧水として重宝されてきたヘチマ水は、ターンオーバーを促しキメを整える「ヘチマサポニン」や保湿力の高い「ペクチン」、アミノ酸、カリウムなど、透明感のある美しい肌へ導く複数の成分が含まれていることが分かっています。『美百水』は、その美容効果を活かしながら、人が本来持つ健康で美しい肌を保つ仕組み(=皮膚常在菌の働き)をサポートするよう、特殊な製法で防腐剤など完全無添加での製品化を実現しました。製品概要■商品名美百水(びひゃくすい)■容量150ml■価格1,800円(本体価格)■全成分ヘチマ水*※*印はオーガニック認証成分製品詳細
2017年05月24日