幸せになるために必要な力って何だろう?と、セラピストの友人たちと話をしました。「幸せは感じるものだから、豊かな感性じゃない?」「ワクワクし続けることだと思う」「素直であること」「好きなことをやり続ける力」と話は尽きることなく、真夜中までワインを飲みながら盛り上がりました。私たちはみんな「成長した子ども」「過去へさかのぼりましょう。小さかったとき何に幸せを感じたのかをさがすの。私たちはみんな成長した子ども。本当に……。だから人は回想し、愛したものや気づいた現実を探し求めるべきなのです」これは、アカデミー賞、トニー賞、エミー賞、グラミー賞と、あらゆる賞を受賞した銀幕の妖精、オードリー・ヘップバーンの言葉。私たちはみんな成長した子ども。今日はこれからほんの少しの時間、「大人」をお休みして、「子ども」の頃のあなたにかえりませんか?子どもの頃のあなたには、ミラクルな可能性があったのかも。先日、花柄のワンピースがよく似合う、小学校1年生の女の子と出会いました。カラーセラピストである私が、お母さまのカラーのセッションをしている広い部屋で、でんぐりがえっこをしていたかと思えば、床でゴロゴロ。やんちゃぶりは、男の子顔負けでした。でもご挨拶もしっかりできて、とてもやさしい女の子。名前はルルちゃんということにしておきましょう。ルルちゃんはサイキックな女の子だったのです。お母さまのセッションが終わると、ルルちゃんのクラスメイトがサロンに集結。そこで、すごい会話が飛びかっていました。「やっぱさ、レインボーの子は最強だよなっ!」「えー、強いのは、金と銀だよ」「私のクラスで一番多いのはオレンジ!」「先生はうすいブルー!」これ、何の会話かわかりますか?子どもたちには、人のオーラが見えていたのです。一番メジャーなオーラはオレンジ。レインボーやキラキラ光るオーラをまとっている子どもは強い、という話。教室はいつもジェリービーンズ状態だなぁと、興味深く聞いていた私ですが、カラーセラピーの仕事で日本中を飛び回っていると、花や動物と話ができる子どももいたりして、けっこう驚くことがあります。皆さんのまわりにも、そんな子どもにまつわるミラクルな話はありませんか?「目に見えない世界」を信じれば、幸せになれる?「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる日本を代表する漫画家、水木しげるさんが書いた『水木サンの幸福論』。世界中の幸せな人、不幸な人を観察してきた体験から生まれた一冊には、幸せになるための七か条として、こんなことが書かれています。第一条成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない第二条しないではいられないことをし続けなさい第三条他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし第四条好きの力を信じる第五条才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ第六条怠け者になりなさい第七条目に見えない世界を信じる最後の「目に見えない世界を信じる」という言葉。インパクトがありますよね?考えてみれば、「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ、水木しげる作品にはさまざまな妖怪やおばけが登場します。この世には物質的な価値観ではかれないこともあり、それこそが人の心を豊かにしてくれるという水木さんの思いが込められた言葉。人にはさまざまな価値観があって、たとえ理解できなくても「そんなの信じられない」と、自分の価値観だけで否定しないことが大切なのではないでしょうか。ルルちゃんのお母さんは、にこにこと楽しそうに子どもたちの話に耳を傾けていました。ルルちゃんの伸びやかでやさしい性格は、お母さんの広くて深い愛情が育んだのでしょう。大人も子どもにかえってしまう「体感妖怪アドベンチャーGeGeGe水木しげるの大妖界」が8月29日(月)まで、池袋・サンシャインシティで開催中です。会場隣接の特設カフェ「GeGeGeの氷怪堂」ではオリジナルフードメニューも味わえますよ。かき氷の上に目玉おやじ形のゼリーを乗せた「プレミアムかき氷」は、あずきミルク、マンゴーオレンジ、塩レモン、チョコレートの4種類のフレーバー。「目に見えない世界」を、目で見て、舌で味わって、楽しみましょう。私たちも昔は持っていた!?「サイキックパワー」もしかしたら私たちも、子どもの頃はサイキックなパワーを持っていたのかもしれません。でも大人になる道の途中で、どこかに置き忘れてしまったのかも。いえいえ、置き忘れたことさえ、気づいていないのかもしれません。そこで、子どものようにピュアな自分を思い出すため、子どもの姿をした神様に会いに出かけませんか?その姿を見た者には幸せが訪れると言い伝えられている「座敷わらし」。座敷わらしは、子どもや、子どもの心を持った大人が大好きだそうです。本当にあった驚く話!場所は「永遠の日本のふるさと」岩手県の遠野市。豊かな自然に抱かれひっそりと鎮座する早池峰(はやちね)神社では、全国で唯一、座敷わらしの祈願祭が行われています。Photo by AtsunoriKikuchi昭和63年にはじまったお祭りだそうです。なぜこんなお祭りがはじまったかと言いますと、あるとき新潟から参拝に訪れた方が家にかえろうと車に乗ったところ、座敷わらしが同乗、家についてきてしまったとか。その後その方の事業は大成功をおさめ、それから座敷わらしの祈願祭が行われるようになったそうです。これは遠い昔の話ではなく、昭和の話なんですよ。手水は空と緑を映し、鎮守の森(ちんじゅのもり)では鳥たちが歌を歌っていました。幸せをもとめて、ぜひ早池峰神社へ。子どもの心を思い出した皆さんの目の前に、可愛らしい座敷わらしがひょっこり、姿をあらわすかもしれません。子ども心にかえって、幸せになりましょう。今日は私たちみんなが持っている、幸せになるために必要な力についてご紹介しました。ルルちゃんの話には続きがあります。「ルル、人のオーラが見えるの!?」と驚いたお母さん。「ねぇ、ママのオーラは何色?」と聞いたら、最初は「ピンク」と答えていたルルちゃんですが、あとから「ママが疲れてたから、気を使ってピンクって言ったけれど、ママのオーラはくすんだグレーだったよ。でも元気でやさしいときはきれいなピンク色!」と話していたそうです。ときには「大人」をお休みして、優しい「子ども」の心にかえる日があってもいいですよね。「大人」を休む休日。私たちの中に息づく子どもの心が、幸せの泉なのですから。
2016年08月03日9月6日(火)に東京・豊洲PITで松崎しげる主催のライブイベント「黒フェス2016~白黒歌合戦~」が開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】昨年、松崎のデビュー45周年を記念して千葉・幕張メッセにて初開催された「黒フェス」。2年目となる今年は、松崎のほか、奥田民生、ももいろクローバーZ、中川翔子、青木隆治、クリス・ハート、May J.の出演が決定。出演者は今後も追加される。また、公演当日には、今年ニコニコ超会議2016でコラボした「虹色オーケストラ」との共演シングルの発売も決定している。松崎は意気込みについて「団塊世代もゆとり世代も関係ないから、今年も騒ぎに来いよ!!」とコメントを寄せている。チケットの一般発売に先駆けて、先行を実施。受付は6月18日(土)昼12時から26日(日)午後11時59分まで。■「黒フェス2016~白黒歌合戦~」日時:9月6日(火)開場17:00 / 開演18:00会場: チームスマイル・豊洲PIT(ピット)(東京都)出演:松崎しげる / 青木隆治 / 奥田民生 / クリス・ハート / 中川翔子 / May J. / ももいろクローバーZ / and more料金:スタンディング 7,800円(税込) / 後方指定席8,800円(税込) ※3歳以上有料
2016年06月17日生活総合雑誌「暮しの手帖」(暮しの手帖社)を創刊した大橋鎭子と花森安治の軌跡をモチーフに、4月から始まったNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。10歳のころに父親を病気で亡くした後、家族を守るため「とと(=お父さん)」になると宣言した三姉妹の長女・小橋常子を高畑充希が演じている。父親の死後、母親と三姉妹の4人家族となった小橋家は、静岡・浜松から東京に移り住んだが、その小橋家にふらりとやってきてはすぐに去っていく一風変わった人物がいる。亡くなった父親の弟・小橋鉄郎(三姉妹にとっては叔父)で、演じるのは向井理。「ゲゲゲの女房」(2010年上半期)以来6年ぶりの朝ドラ出演となった向井さんが、「とと姉ちゃん」に参加して感じた朝ドラの「進化」と、ヒロインに抜擢された高畑さんへの期待を語った。鉄郎は生まじめだった兄とは違って、定職に就かず、一獲千金を夢見て、砂金、うなぎの養殖、カブトムシの販売など、あちこちに手を出しては失敗ばかりしている風来坊。小橋家のいる場所に突然やってきては、引っかき回して去っていく。三姉妹からは「定職に就いて下さい!」と説教されてしまうという人物だ。そんな鉄郎を演じていて、向井さんは、「思い返すと、あまりやったことがない役なので新鮮です。明るい役なので気楽にやれますね。嫌われないようにやらなければならないと思いますけど、どこか『面倒くさいな』と思われるような調子のいい役です。こっちも調子が良くなるので、楽しいです」と心境を明かす。ヒロイン役の高畑さんについては、「すごくまじめな方ですね。出来上がっている感じがしますので、僕が何かを言うことはありませんが、本当にしっかりしています」と絶賛。一方では、「高畑さんはブレないから、ブレさせるのが大変です」とも。イタズラ心を持ちながら役に挑む向井さんは、高畑さんを“ブレさせる”ためにアドリブを行うこともあるそうで、「高畑さんをドキッとさせたいなと思って、顔が近づいたときに、本番だけウインクをしたことがあります。高畑さんは、固まっていましたけど(笑)。でも、それがキュートでした」と撮影現場での一幕を回想し、「お芝居もしっかりしています。ただ、あたふたしなければいけないときがあります。NGになってもいいので、肩の力を抜いてやってもらいたいなというときに、僕みたいなキャラクターがいると便利なのかなと思います」。朝ドラに出演するのは、ヒロインの夫である村井茂(水木しげる)役を演じた「ゲゲゲの女房」以来6年ぶりとなる向井さん。「とと姉ちゃん」に参加して、朝ドラが「進化している」と感じたそうだ。「とと姉ちゃん」は「ゲゲゲの女房」と同様に「派手さと言うよりは、台本の良さを繋いでいく作品」とするも、ドラマとしての総合的なクオリティという観点では「いままでとは計量が違う作品だなと思います」と驚きを明かした。「技術的なものやテクニックだけではなく、カメラの性能だったり、色々なもののクオリティがどんどん上がっているなと思います。現場で見ていて分からないことを、オンエアされたものを見て発見することもあるので、オンエアがとても楽しみです」。劇中では、浜松時代に、闘病中のため家族で花見に行くことができず残念がっていた父親を励ますため、常子たちが花が散った桜の木に、布で作った花びらを満開に取り付けた場面があった。向井さんは、「布で作った桜の木を撮ったり、ああいうのはいままではなかったな」と感慨深そうに思い返していた。風来坊とはいえ、父親を失った小橋家にとっては唯一の男の親類となった鉄郎。行動力はあるものの一本気で生まじめな面もある常子では想像すらできないことを、さらりと口にしたりもする。そんな鉄郎が今後、小橋家とどう係わり、常子にどんな影響を与えていくのか。向井さんが演じる鉄郎にも注目したい。(竹内みちまろ)
2016年05月24日シンガーソングライターの泉谷しげるが発起人となって、熊本県南阿蘇村で5月28日に開催する予定だった「阿蘇ロックフェスティアバル2016」が、熊本地震の被災状況を受け、延期されることが決まった。21日、同フェスの実行委員会が発表した。このフェスは、泉谷しげるのほか、ウルフルズ、サンボマスター、スチャダラパー、電気グルーヴ、でんぱ組.inc、レキシ、WANIMAが出演し、オープニングMCに、LEGEND オブ伝説 a.k.a サイプレス上野、MCにスマイリー原島を迎えて開催予定だった。しかし、会場の熊本県野外劇場アスペクタがある南阿蘇村が、今月14日から発生している熊本地震で大きな被害を受けていることを踏まえ、現地の復旧を待って延期することを決定。今後の開催予定などについては「状況を注視し沈静化を待って、安全を充分に精査したのちにご報告いたします」としている。チケット販売は中止しており、払い戻しにも対応する。同フェスは、南阿蘇村をはじめ多くの熊本県のスタッフや協力者が運営に携わっており、実行委員会代表の小泉朋氏は「必ず、同じスタッフと共に阿蘇ロックフェスティバルを"南阿蘇村"で再び開催する事を強く胸に誓います」「被災された皆様が早く平穏な日々を取り戻せるよう心より願い、微力ながら支援を続けていきたいと思います」とコメントを発表している。
2016年04月21日人間界とお魚界の懸け橋ともいうべき“お魚のスペシャリスト”さかなクン。最近では「氷結」のCMで東京スカパラダイスオーケストラとセッション。いつもの明るいキャラから大転換、イケメンサックス奏者GYOとして話題を集めている。――CMでの楽器演奏が注目されていますが、楽器との出合いはいつだったんですか。さかなクン:ギョギョッ♪ピカピカの中学1年生の時です!!部活の見学にと、友達が「吹奏楽部行こう!」って誘ってくれたのが最初でした。すでにお魚が大好きだったので“スイソウ”にピンときて「おお~っ!どんな水槽が並んでいる部活なんだろう~!?」って行ったら、部室の扉を開けるとドンドン♪プカプカ♪大音量!!スイソウ違いだったんですね~。でも先輩方の演奏姿がかっこいいし、色んな形と大きさ、音の楽器がある。その種類の豊富さがお魚の世界みたいで面白いなあと入部したのでギョざいます!――CMではバスサックスを演奏されていましたが、当時の担当楽器は何でしたか?さかなクン:トロンボーンだったのですが、音を出すのが難しいんですね~。最初はプァ~ンという情けない音しか出なかったのですが、練習を重ねたある日、パーン!と響く音が出て感動!それに金管楽器は肺活量勝負。1年生の間は腹筋、腕立て伏せにランニングにも明け暮れました!――スカパラさんには当時から憧れていたとか。さかなクン:そうなんでギョざいまーす!!音楽に夢中になっていたその頃、バスクラ(バスクラリネット)の渋~い低音の魅力に感動して。そのバスクラやバリサク(バリトンサキソフォン)の音色を追求するために曲を求めてCDショップに行ったら、BGMでバリサクもバリバリのかっこいい曲が流れてきて。お店で「なんという曲ですか~?」と尋ねたら「東京スカパラダイスオーケストラですよ」って。「カッコイイ~!!」ってしびれました。以来憧れていたので、ギョラボレーションできて夢のようでギョざいます!!――なるほど。音楽とお魚活動は両立していたんですか?さかなクン:はい!部活から帰ると、たくさんのお魚が水槽で帰りを待ってくれているかのように寄ってきてくれました。お魚屋さんでお魚を買ってきては、よく絵も描いていました!「お母さん、ホウボウをまるギョと買って!絵を描きたい!!」ってお願いして。――ちなみに今は何匹くらいのお魚を飼っていますか?さかなクン:80種150匹くらいですね!イシガキフグちゃんだけで9匹もいますが、もちろん!見分けられますし、名前も付けていますよ~。「なかなか帰れなくてギョめんね。今日のギョハン(ごはん)はフンパツしてサザエだギョー!」なんて話しかけています!――そもそもそれほどお魚にハマったきっかけは?さかなクン:小学校低学年の時、同級生が描いたタコの絵が始まりなんです!それが飛び出てくるような迫力いーっぱい!の絵で。もう、見た瞬間に「うわああっ!!これなんて生き物なの!?」って。この生き物、調べてみたい~!その不思議な生き物で頭がいっぱいになり、授業が終わってすぐ図書室へ。そこで「うわー!タコっていうんだー!!」とわかったんですねぇ!帰って母にタコを買ってもらいたくて「お母さん、タコ食べたい!」ってお願いしてスーパーに行ったんですけど、ぶつ切りしかなくて。でもおでんコーナーにかわいいイイダコちゃんが並んでいて感激!!買ってもらい、家で吸盤の数を数えたり、絵を描いたり観察しました♪幸せな思い出です。――その時から観察力があったんですね!さかなクン:ありがとうギョざいます。物の形を見るのが大好きなんです!小さい時はトラックが好きだったのですけど、全体の形はもちろん、タイヤの溝の数も数えていましたね~。トラックのお次は水木しげる先生の描かれた妖怪に夢中になりました。幼い頃からの夢中になった順番はトラック→妖怪→タコ→お魚、楽器も♪今もお魚道まっしぐらです!――それらの共通点は?さかなクン:はい♪種類がと~っても多いことです!しかもそれぞれ固有の魅力があってワクワク♪調べがいがあります!小さな頃から夢中になっては飽きて結果的にお魚を好きなのかといえばそうではなくて、今でも全部大好きです!トラックも大好きで、自分のダンプトラックもあるんです♪都内でギョミ(ごみ)収集車を見ると「あ、昔ながらの青と白だぁ~♪」とうれしくなります♪妖怪好きということで水木しげる先生にも2度お目にかかりました!水木先生はさかなクンの白衣姿をギョ覧になって「妖怪医者だ!妖怪医者が来た~!」とお目々を丸~くされておっしゃいました。でも描いたお魚の絵をギョ覧になられ「ほぉ~、うまい!」とお褒めくださって。夢のようなうれしさでした。――色々なものに興味を持つ一方、大の苦手もあるとか?さかなクン:ギョギョ!!そうなんです、虫だけは苦手なんですよ~!!小学1年生の頃、たしか黒いものを虫眼鏡で燃やしてみようという授業で黒いものが見当たらず。近くにいた黒いクモを見つけて「黒いのいた!」と、虫眼鏡を当てたらクモの動きが早くなり、煙が出てきて……!自分が悪いんですけど、気持ち悪くなって「ぎゃあぁぁーーー!!」(と叫びつつ30mほど後ずさり)とのたうち回りました!幼かったので動物の命について無知でありましたが、それが忘れられなくて……。同じ節足動物でもカニちゃんは好きなんですけどねぇ…。◇さかなクン東京都生まれ、館山市在住。豊富な知識と経験に裏打ちされたお魚トークでおなじみ。2010年には絶滅種とされていたクニマスの発見に貢献。2015年には東京海洋大学名誉博士に就任。「氷結」のCMでは東京スカパラダイスオーケストラとの音楽セッションが話題を呼んでいる。※ 『anan』2016年4月20日号より。写真・高橋マナミインタビュー、文・菅野綾子
2016年04月17日今回のテーマは、タイトルであるgegeの通り、故水木しげるさんへの追悼を込めたオマージュです。タイトルの「gege」は鳥取の方言でもある「下下」、そして水木しげるさんの幼少期のあだ名の「ゲゲ」でもあります。昨年の暮れ、水木しげるさんがお亡くなりになられました。言わずもがな、陰の存在だった妖怪たちを一躍日常のファンタジーに昇華させた方です。なぜ鳥取という環境からあのネガティブな世界を描く漫画家、水木しげるという作家が生まれたのか?その疑問に少しでも自分なりに答えを見つけれるようなリサーチをしよう。そういう思いでコレクション制作をスタートさせました。水木さんの故郷である弓ケ浜半島の先端、境港を調べて行くと、妖怪の空気感がありません。もともと中国山脈から流れる日野川から流れてくる砂が溜まって出来た砂州なので、妖怪の住み着きそうな森や山が無いのです。不思議に思っていると、水木さんの実家が日本海の海沿いにあり、いつも対岸沿いの島根半島をみて、妖怪が住む世界に心躍らせられていたとの事を伺い、納得しました。隣の県は神様がやってくる島根県、"神様の国"といわれる地域であり、出雲に神在月には全国の神様がやってくる場所です。神様がいそうな場所ですから、妖怪も沢山いたのでしょう。生前、水木さんはあるインタビューで、鳥取に妖怪の気配があったのではなく、隣の県、島根からいつも気配を感じていたとおっしゃっていました。それを伺い、鳥取じゃ無いんかいw!(しばしば妖怪の県といわれつつも)と突っ込みをいれたくなりました。しかしながら、大胆な仮説ですが、何も無いからこそ、イマジネーションが沸いたのでは?と。それは鳥取のもう一人の巨匠、写真家、植田正治にも通じる非日常的な世界観なのではと思いました。日常と非日常の様々な生き物が混ざり合った、自分のルーツでもある世界。まだまだ僕が描く世界は小さいですが、これからも様々な価値観が混ざり合ったより大きな世界を描けるようになりたいです。それでは、ほんとうの妖怪になられた水木しげるさん、この世界の多くの事を学ばさせて頂きました。本当にありがとうございました。
2016年04月14日3月16日に表参道ヒルズでリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)、リトゥンバイ(written by)が行ったコレクション「gege」でフロントローに砂にまみれた骸骨が座っていた。この骸骨をはじめ、ラストルックで小松菜奈をモデルに披露された砂のドレスの制作を行ったのが鳥取市にあるモルタルマジック株式会社。FASHION HEADLINEでは、まだ寒さも残る2月下旬にデザイナーの山縣良和さんと共にモルタルマジックを訪ねた。鳥取と聞いて、まず思い浮かべる光景は“砂丘”という人もいることだろう。鳥取市にあるモルタルマジックでは、鳥取砂丘の砂(国立公園外)を使ったモアイ像や鬼太郎フィギュア等を数多く商品化している。このモルタルとは、セメントに水を入れて練ったもので、煉瓦を積み上げる際のパテのように左官に使われることも多い素材。実際にモルタルマジックに足を運ぶと、砂で出来たモアイがずらりと並んで迎えてくれた。鳥取砂丘の砂で骸骨に加工を施したモルタルマジックを訪ねる山縣良和さんショーのフロントローに座るだけでなく、3月30日まで同潤館ROCKETで開催されたインスタレーション「gege」でも壁面に生々しい野菜や花々と共に飾られていた砂丘の砂に覆われた骸骨模型。究極の陰ともいえる死を象徴する骸骨を、どこかユーモラスに表現していたのが印象的。と同時に、我々の世界がいつも生と死が隣り合わせにあることを束の間思い出させてくれるようでもあった。この骸骨は1体約15キロの砂丘の砂を使い、約20時間かけて制作された■鳥取を愛し、愛された漫画家・水木しげる先月行われたファッションショーのタイトル「gege」とは、鳥取の言葉で“下の下”つまり、最下位や、鳥取の方言で驚く様を表現する言葉。また、今回山縣さんがオマージュを捧げた鳥取育ちの漫画家・水木しげるさんの幼いころのあだ名でもあるという。「gege」では水木しげるさんが生涯に渡って描き続けていた“妖怪”がテーマになっている。地元鳥取の人々にとって「水木先生は鳥取の宝だと思う」とモルタルマジックの代表取締役・池原正樹さん。確かに、水木さんが子供時代を送った鳥取県境港市には「水木ロード」という道がある。ここでは、軒を連ねる店々に留まらず、橋の欄干、街灯、マンホールなども、すべて水木さんの描いたキャラクターという水木ファンの聖地のような場所がある。どれほど地元の人々に水木さんが愛され、慕われているかを感じる光景の一つだろう。水木ロードでは鬼太郎に登場するキャラクターたちが、橋の欄干など随所に現れる■鳥取砂丘の砂を一面につかったドレスを作るショーのラストを飾った砂かけばばぁを連想させる砂のドレス。のそりのそり砂のドレスを纏ってラストルックを歩いたのは小松菜奈さん。エレガントなシルエットとは裏腹に、湿った重みを感じさせるこのドレスを作るにあたっては、鳥取砂丘の砂を被覆した生地を全体に採用している。このドレスをはじめ、ショーに際し、鳥取の砂を用いたブローチ、下駄などの制作にあたったモルタルマジックの代表取締役・池原正樹さんに話を聞いた。上京して間近にショーを見ていた池原さんは、小松さんが砂のドレスを着用して歩く姿に「これまで、土産物という視点で砂の商品を開発してきたけれど、砂という素材は、まだまだいろんなジャンルに可能性があると感じた」と語ってくれた。gegeのラストルックは、小松菜奈さんが纏った砂のドレス今回、砂をテキスタイルに付着させることで、これまで目にしたことのない新鮮なファッションを制作したモルタルマジック。今後は砂丘の砂を使ったモアイ像や鬼太郎などのユニークな造形の砂フィギュアに留まらず、JAXAの資金援助を受け、宇宙の惑星の砂を使った物づくりにもチャレンジしようとしている。砂の可能性はここまであるのかと感じると共に、素材が引き出すファッションの可能性を目の当たりにさせてくれたコラボレーションだった。
2016年04月12日鳥取と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?砂丘、二十世紀梨に松葉ガニ。それに、砂丘を舞台にした写真で知られる写真家・植田正治の名があがるかもしれない。それに、日本一人口の少ない県であり、日本で最後にスターバックスがオープンした県という事実もある。今月16日に表参道ヒルズで行われた山縣良和の16-17AWのショーに際し、彼が故郷・鳥取を訪ね、鳥取の作り手たちの技と共に『gege(ゲゲ)』と題された漫画家・水木しげるにオマージュを捧げるコレクションの制作過程に同行させてもらった。そう、忘れてはならないゲゲゲの鬼太郎の生みの親、水木しげるも鳥取の出身である。鳥取に足を運んでみると、日本海に面し多様な生物が暮らす海、砂丘に代表されるように地形のユニークさが作り出す希有な景観を有する自然に恵まれた土地だということがよくわかる。また、滞在中一度もその頂上を見せてくれなかった移り気な秀峰・大山を望み、日本の民藝運動を語る上で欠かせないプロデューサー吉田璋也の影響を色濃く残す鳥取は自然と文化に愛された土地だということが感じられた。鳥取砂丘でらくだとこんにちはFASHION HEADLINEでは、鳥取で訪ねた因州和紙、モルタル細工(砂像製造)、中井窯、延興寺窯について数回に渡りお届けしたい。この連載は、リトゥンアフターワーズデザイナーの山縣良和さんからのひょんなお誘いから、彼の故郷鳥取でのコレクション制作過程に同行するところからはじまった。仕事柄、国内の様々な土地に足を運ぶことも多い。そこで度々耳にするのが「ここには何もないから」という言葉。だが、一度たりとてそこに何もなかったことなどない。東京で日々を送る私にとっては、山からの風の冷たさや、踏みしめる土の湿気を帯びた柔らかさなど、どれをとっても新たな刺激となってくれるものであった。夏になれば地元の子供たちが海水浴をする浦富海岸3度に渡って訪ねた鳥取にも、土地が育んできた文化や歴史が染み渡っており、まだその魅力の一部に触れただけだと思っている。実際には、その土地に足を運んでもらうことが何より伝わる手法と知りながらも、今回訪ねた鳥取の作り手たちの物語を綴りたいと思う。次回は、因州和紙を手掛ける中原商店をデザイナー山縣良和さんと訪ねる。=================【鳥取の旅vol.1】因州和紙・中原商店「伝統と伝承は違う」―リトゥン山縣さんと故郷・鳥取を訪ねる(3月19日公開)【鳥取の旅vol.2】因州・中井窯ー引き算で生まれた緑・白・黒の器(3月21日公開)【鳥取の旅vol.3】鳥取・延興寺窯ーたとえ二流の土でも、一流の美を作りたい(3月21日公開)【鳥取の旅vol.4】JAXAからの資金援助を受け、月や火星の砂を固めるプロジェクトにも挑戦する「モルタルマジック」(4月12日公開)=================
2016年03月19日山縣良和によるリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)とリトゥン バイ(written by)の16-17AWのファッションショーが16日表参道ヒルズで行われた。同コレクションは妖怪をテーマに、山縣の故郷である鳥取で育った漫画家・水木しげるへのオマージュとして捧げられた。このコレクションで山縣が試みたのは、クチュール、ストリートスタイル、妖怪が共存する世界をファッションで表現すること。80年代後半にアナ・ウィンターが米誌『VOGUE』の編集長になった際に、クチュールとストリートを共存させて新しい時代の到来を感じさせたように、そこに妖怪という日本古来より人間の暮らしと共にあったはずの存在を加えることで、我々にルーツを辿り、翻って未来に向かうことをショーを通じて想像させてくれた。ショーを終えた直後、山縣は「このショーでは様々なキャラクターがランウエイに登場した。それぞれ物語を持っているキャラクター達が共存する世界を表現したかった」とコメントしている。その言葉の通り、ファーストルックは弾むビートに合わせて、獣らしきものを肩から下げた男が登場した。彼だけでも、踊り、狩りといった人類のルーツとも言える行いと、現代を象徴するアイテムとしてイヤホンを身につけている。ランウエイを歩くルックそれぞれに、山縣からのメッセージと人類の物語が込められているように思えてくる。その後、ランウエイには一つ目小僧やネコ娘に扮したモデル、妖怪に扮したモデル達が続くと思えば、極太ニットで編まれたロングガウンを纏ったモデルや山縣の故郷鳥取の因州和紙で作られたハットを被ったルックも登場。足元には時折、砂丘の砂を散りばめた下駄も見られる。すべてのモデルはあの世とこの世の結界のようなフラワーアーチからやってきては、ランウエイを歩き再びそのアーチから去って行くという趣き。カラス女のような出で立ちのルックでは、ニードルパンチ特有の黒と柄が混ざり合う感じと、人間の世界と妖怪の世界、闇と光のように相反する世界を往古する揺らぎのようなものが込められているようだ。ラストルックには、鳥取砂丘の砂を一面に敷き詰めたテキスタイルで作られた優美なシルエットのドレスを纏ったルックが登場。モデルは小松菜奈。水木しげるへのオマージュ。今回、妖怪とファッションを掛け合わせることで、世界を舞台にした時のオリジナリティに繋がるのではと考えたという山縣は、昨年から定期的にパリで行う展示会に続き、「パリで勝負してみたい」と言う。ファッションがボーダー(境界)を越えられることを信じる彼だからこそ、あらゆる境界を越えた多様性のあるファッションをみせてくれたのだろう。
2016年03月18日鳥取の手仕事と食を、中目黒を街歩きしながら楽しむイベント「co-tori」が、今年も2月27日(土)から3月6日(日)までの9日間開催される。鳥取砂丘、水木しげるロード、大山などで知られる鳥取県にフォーカスした本イベント。3月2日(水)・3日(木)の2日間限定で、中目黒界隈の6店舗で鳥取の日本酒と食材を楽しめる呑み歩き食べ歩きイベント「co-tori BAL」をハイライトに、知られざる鳥取の魅力を、東京にいながらにして体験できる企画が盛り込まれている。鳥取食材を用いた限定メニューを注文すると、鳥取産の地酒が1ドリンク無料で楽しめる「co-tori BAL」は、「cafe RED BOOK」、「Malmo」、「SOAKS」、「nakameguro 燻製 apartment」、「バール・デルソーレ」、「stove」の6店舗で開催される。各店では、和牛の産地、鳥取で育まれてきた最高級ブランド牛「鳥取和牛 オレイン55(ごーごー)」が特別メニューで食べられる。その名の通り、オレイン酸を55パーセント以上含む鳥取和牛は、やわらかくて口溶けがよく、肉汁がじゅわっと口の中で広がる絶品肉。ぜひこの機会に試してみたい。「co-tori BAL」への参加は、co-toriのメイン会場「SML」で参加登録(参加費2500円)をしてスタート。鳥取の窯元で作られたぐい呑みがプレゼントされるので、それを持って自由に各店舗へ足を運べる。全店舗を1日で回っても、2日間かけて回ってもOKだ。今回、参加店舗を3店舗以上巡ると豪華賞品がもらえる企画も用意されている。その他、会期中は器と道具のショップ「SML」で陶器、和紙、型染め、鋼など鳥取の多彩な手仕事を紹介する「TOTTORI craft」展も開催。実際に鳥取の作り手たちのアイテムに触れながら、お気に入りのアイテムを探すことができる。鳥取は民藝運動家の吉田璋也により民藝の思想が実践された地。現在も「用の美」の精神と過去の技術に学びながらも、今の時代にあったものづくりの姿勢が根付いている。今年も東京で「小さな鳥取」を体験してみてはいかがだろうか。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」に出演した松下奈緒、向井理、実写版『ゲゲゲの鬼太郎』主演のウエンツ瑛士らが1月31日(日)に青山葬儀所で開催された「水木しげるサン お別れ会」に出席。向井さん、松下さんは涙を浮かべて水木さんとの思い出を語った。昨年11月に亡くなった水木さんのお別れの会として、水木さんの“弟子”である作家の荒俣宏、京極夏彦らが発起人となって開催。水木作品となじみの深い俳優や声優、作家や行政関係者まで多くの人々が参列した。松下さんと向井さんは、水木さんの妻・布枝さんが著した自伝を原作としたドラマ「ゲゲゲの女房」で水木さん夫妻をモデルにした村井布美枝&茂夫妻を演じ、高視聴率を叩き出した。献花後に揃って報道陣の取材に応じた。向井さんは、生前「100歳まで生きる」と語っていた水木さんの死に「不死身のような人だと思っていたので、一報を聞いた時は信じられなかったです。いまもこうやって会に参加してるんですけど、どこかに漂ってるんじゃないかという雰囲気を感じてます」と語った。存命中の水木さんの役を演じることに、撮影前はプレッシャーでいっぱいだったというが「お会いした水木さんに『好きなようにやりなさい』と言っていただき、不安と葛藤が吹き飛びました」と明かし「その言葉を糧にこれからもやっていくんだろうと思います」と語った。松下さんも涙ながらに「ゲゲゲの女房」への出演は「宝物です」と語り「先生を支える人に一瞬でもなれたことは本当に素敵なことでした」とうなずいた。映画で2度にわたって鬼太郎を演じたウエンツさんは、映画の完成時に水木さんと言葉を交わしたそうで「第一声は『カッコよすぎるな』でした(笑)」と水木さんとの思い出を明かし「これだけ愛される作品に参加できたことを感謝しています」と語った。(text:cinemacafe.net)
2016年01月31日昨年11月に93歳で亡くなった漫画家の水木しげるのお別れの会が1月31日(日)に都内で開催され、妻・布枝さんをはじめ、大勢の関係者が参列した。このお別れ会は、水木さんの一番弟子を自任する作家の荒俣宏、作家デビュー前から水木さんと親交があり、水木さんの全集の監修も務める京極夏彦らが発起人となって開催。会場には「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマ曲や「ゲゲゲの女房」の主題歌で「いきものがかり」の「ありがとう」などゆかりの曲が流れ、正面には遺影と祭壇が置かれた。祭壇は京極さんのデザインによるもの。水木さんの短編「丸い輪の世界」をイメージした、あの世とこの世をつなぐ輪があるが京極さんは「輪が開いている時は先生は鬼太郎たちと笑いながらこちらを見ている」と説明。また、手前は故郷の鳥取県境港の海原を、左右は水木さんが愛してやまなかった南方のジャングルをイメージしており、鬼太郎でおなじみの妖怪ポストも設置されている。法名は「大満院釋導茂」。水木さんがよく来客に言っていた「どうも」という挨拶のようで、妻の布枝さんも気に入っているという。報道陣の取材に応じた妻の布枝さんは、何度も「自然体」という言葉で水木さんを表現。作品にかける情熱について「一生懸命、努力、努力で作品にかける意気込みはすごかった」と語った。水木さん自身は生前「100歳まで生きる」と言っていたそうで「私も100歳まで生きる人だと思ってました…」と少し寂しそうに語っていた。発起人代表の荒俣さんは、布枝さんの言葉にうなずき「本当に自然体の人でした。本人は『なにがお別れの会だ』と言ってるかもしれませんが(笑)」と語り、水木さんについて「何だかわからないけど、話をすると(相手を)幸せにする人でした」とその人柄を偲んだ。お別れの会では、京極さんが司会を務め、荒俣さんはユーモアたっぷりに水木さんとの思い出を明かしつつ、その略歴を紹介。参列者を代表して、水木さんとは貸本屋の時代から漫画家仲間として切磋琢磨してきたさいとうたかを、アニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」で鬼太郎の声を担当した声優の野沢雅子、学生時代から水木さんの作品の手伝いをしていた編集者の松田哲夫氏がお別れの言葉を述べた。野沢さんは「鬼太郎と出会えて、本当に本当に幸せでした。先生、ありがとうございました」と水木さんに感謝の思いを伝えた。お別れの会にはドラマ「ゲゲゲの女房」で水木夫妻を演じた松下奈緒、向井理、実写映画版『ゲゲゲの鬼太郎』主演のウエンツ瑛士ほか、浅野忠信、香川照之、中川翔子、さかなクンなど多数の著名人が足を運んだ。午後からの第二部では、一般のファンのための献花の時間もあり、朝早くから多くの人が会場前に列をなしていた。(text:cinemacafe.net)
2016年01月31日2015年11月に他界した漫画家・水木しげるさんをしのんで、女性にもオススメな、あまり知られていない水木しげる作品をご紹介。「浅野いにお」などの若手漫画家にも多大な影響を与え、近年では芸術的な観点からも高い評価を得ている水木漫画。手の込んだ点描、執ようなほど細密に描き込まれた背景、それでいてギャグ漫画のようにファニーなデザインのキャラクターたちは老若男女問わず愛され続けてきました。水木漫画の素晴らしい点は、その洗練された画風だけでなく、独特の空気感です。それは水木しげるの人生観が作品ににじんでいるからなのでしょう。ぜひ、これを機に、おどろおどろしいのに面白い、それでいてどこか哀愁や懐かしさを感じる水木しげるワールドに足を踏み入れてみてください。■「河童の三平」(ちくま文庫)かっぱによく似た人間の少年・河原三平が活躍する物語。緻密な背景の描き込みと、とぼけたキャラクター造形という、水木作品の特徴がとてもでている作品です。ギャグもちりばめられた脱力系漫画かと思いきや、とても考えさせられる内容となっています。■「のんのんばあとオレ」(講談社漫画文庫)水木しげるが幼いころ、家でお手伝いをしていた通称・のんのんばあが主人公のコミックエッセイです。1991年、同名のテレビドラマとしてNHKで放送されました。のんのんばあは、お化けや妖怪の世界のことに詳しく、幼いころの水木に多大な影響を与えました。彼女こそ、妖怪漫画家としての水木しげるの原点ともいえます。そんな水木の、のんのんばあとの少年時代のエピソードは、おもしろおかしくて、どこか哀しく、忘れられない読後感を残します。 ■「総員! 玉砕せよ」(講談社文庫)この作品は、陸軍兵士としてニューギニアのラバウルに出征した経験のある、水木しげるの壮絶な体験が基になっており、戦争の「リアル」が生々しく迫ってくる作品です。この作品を読むと、戦争の「悲惨さ」もそうですが、戦争の「無意味さ」というものがしみじみと伝わってきます。水木漫画愛好家のなかでも、一番といっていいほどの人気を誇る作品。ぜひこの機会にご一読を!
2015年12月22日11月30日、93歳でこの世を去った漫画家・水木しげる。この度、フジテレビにて水木さん追悼特別番組として、ウエンツ瑛士が主人公を務めた実写映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』が12月4日(金)21時より放送されることが決定した。「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ「河童の三平」「悪魔くん」など日本漫画界への多大なる功績を残してきた水木さん。中でも「ゲゲゲの鬼太郎」は1968年にアニメ化されてから度々アニメ版が制作され、さらにテレビドラマや映画など様々な形で幅広く愛されてきた。今回放送されるのは、「ゲゲゲの鬼太郎」をウエンツさんを主人公に迎えた2008年公開の実写映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』。物語は、小雨の降る夜に“かごめの歌”を聴いてしまった若い女性が失踪する怪事件が連続して発生するところから始まる。その事件に巻き込まれてしまった一人、女子高生の楓(北乃きい)とともに謎の解明に乗り出す鬼太郎(ウエンツ瑛士)。千年の時を経て蘇った悪霊の呪いが原因であることを突き止める。その呪いを封印するための儀式には古の楽器が必要なことから、鬼太郎と仲間たちは古地図に記された場所、“天”“地”“海”へと手分けして向かう。楓にかけられた呪いの期限が迫る中、呪いに秘められた驚くべき真実が次第に明らかとなっていくが…。実写映画シリーズ2作目となった本作には、前作から引き続き、鬼太郎役のウエンツさんや、猫娘役に田中麗奈、ねずみ男役に大泉洋、砂かけ婆役に室井滋、子なき爺役に間寛平、一反木綿の声に柳沢慎吾、ぬり壁の声に伊集院光、目玉おやじの声に1968年のTVアニメシリーズから同役を担当してきた田の中勇らが集結。さらに、物語のカギを握るヒロインを北乃きいが、ぬらりひょん役を緒形拳が演じており、緒形さんにとっては本作が遺作となる。また、本来放送が予定されていた桐谷美玲主演「アンダーウェア」は関東地区では12月5日(土)15時5分より放送予定。金曜プレミアム「水木しげるさん追悼特別番組映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』」は12月4日(金)21時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日11月30日、93歳でこの世を去った漫画家・水木しげる。この度、水木さんの逝去を偲んで、向井理、松下奈緒ら豪華俳優陣を迎えて放送されたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の総集編(全3回)が再放送されることが決定した。水木さんの妻・武良布枝の著書「ゲゲゲの女房」を原案に、本作が連続テレビ小説初出演となった松下さん、向井さんをはじめ、竹下景子、松坂慶子、野際陽子、大杉漣、杉浦太陽、風間杜夫、有森也実など豪華俳優陣を迎えて映像化されたドラマ「ゲゲゲの女房」。原案者夫妻が生活する東京都調布市をメイン舞台に、好きなマンガに命懸けで打ち込む夫を支え、おおらかに、そして朗らやかに生きていくヒロインとその家族を描いた昭和の青春物語は、社会現象をも巻き起こす大きな反響を呼び、主題歌を担当した「いきものがかり」の「ありがとう」は空前の大ヒット、松下さんは2010年の「NHK紅白歌合戦」にて司会を務めた。連続テレビ小説としては82作品目であり、2010年3月29日から9月25日まで26週、全156回にわたり放送された本作を、全3回にまとめた総集編の再放送が決定。第1回「旅立ちの風」を12月5日(土)16時40分より、第2回「来るべき時が来た」は12月12日(土)16時05分より、第3回「ありがとう」は12月13日(日)16時05分より、それぞれ放送される。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日BS11は、11月30日に亡くなった漫画家・水木しげるさんの追悼番組として、12月6日の『日曜名画座』枠(毎週月曜20:00~22:00)で、映画『ゲゲゲの女房』を放送する。同作は、NHK連続テレビ小説にもなった、水木さんの妻・布枝さんがつづった自伝エッセイを映画化し、2010年に公開。吹石一恵・宮藤官九郎が演じる、お見合いから5日後に結婚した夫婦を、鈴木卓爾監督が描く。(C)2010水木プロダクション/『ゲゲゲの女房』製作委員会
2015年12月02日伊勢丹新宿店は、10月21日から27日まで、ハンドバッグメーカー・バルコス(BARCOS)のオリジナルブランド・ハナアフ(Hanaa-fu)の定番シリーズ“Aries(アリエス)”と漫画『ゲゲゲの鬼太郎』がコラボレーションしたバッグを同店本館1階ハンドバッグ/ハナアフで発売する。同店で発売されるこの“鬼太郎バッグ”は、バルコスが『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターをデザインアレンジしたものがプリントされており、「ゲゲゲの鬼太郎 Ariesイタリアンカラー」(H33cm×W33cm×D1cm 4万6,000円)と、「ゲゲゲの鬼太郎 Ariesボーダー」(H41.5cm×W41.5cm×D1cm 4万8,000円)の2種類だ。会期中、同店では日本の伝統・文化・美意識が作り出す価値を再認識し、新しい価値として客に提供する取り組み「ジャパン センセィズ(JAPAN SENSES)」キャンペーンの一環で同バッグを紹介する。このバッグの素材は、鳥取県境港市で江戸時代から栽培されている「伯州綿」を使用。境港市は現在日本国内において、唯一商業ベースで100%オーガニック綿花を栽培している産地であり、同産地の綿花は、繊維が太く弾力性に富んでおり、ブランケットや赤ちゃんのおくるみなどに商品化されているという。バルコスによれば、今回のコラボレーションは『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげるが鳥取県の出身である縁があったことのほか、日本の伝統、産業、原風景を次世代に残したいという同社の強い想いがあり実現したという。今回コラボレーションするアリエスシリーズは、折り紙をコンセプトにしたデザイン、カラフルなカラー、形が変形できる楽しさのあるバッグとして、日本国内のほか、イタリア、シンガポール、香港、韓国などで販売されている。
2015年10月17日境港商工会議所、境港市観光協会は、10月25日に実施する『第10回境港妖怪検定』の受験申込受付を8月15日からスタートした。締め切りは9月30日まで。試験は鳥取県の境港会場と東京都の調布会場の2会場で実施される。○最年少合格者は5歳同検定は漫画家・水木しげる先生の出身地で、「水木しげるロード」の観光地が有名な鳥取県境港市で生まれた。2006年に第1回目が開催されて以来、今年で10回目を迎える。初級・中級・上級があり、これまで2,592人の公認「妖怪博士」が誕生。最年少は5歳、最年長は75歳と、幅広い層からの人気を集める検定となっている。公式テキストとして「水木しげるロードの妖怪たちVI」(1,143円:税別)、「図説 日本妖怪大全/水木しげる著」(1,300円:税別)もあり、それに基づいて勉強することも可能。合格すると合格証と妖怪博士ピンバッヂがもらえる。受験料は初級2,000円(税込)、中級3,000円(税込)、上級4,000円(税込)。上級は中級合格者のみ受験でき、境港会場のみとなっている。
2015年08月19日今年芸能活動45周年を迎えた松崎しげるさんですが、名前を聞いてまず頭に思い浮かぶのは、やはり“黒”ではないでしょうか。9月にはなんと「黒フェス」を開催するという松崎さんに、話を伺いました。――太陽にあたるのって、気持ちがいいですか?ものっすっごい気持ちいい!俺って太陽にあたってないと元気がなくなっちゃうんだよ。一番好きな焼け方が、海で焼く“潮焼き”なんだけど、サンセットタイム頃、自分の肌もほてりが落ち着いてきて、ちょっとドライになってきて…。もうね、あの瞬間がたまんなく好き。至福のときだよね。――今は夏ですが、ちなみに冬場はどうされてるんですか?そう、そこなんだよ。10月から2月の間はディナーショーをずっとやってるんだけど、その時期ってなかなか太陽を浴びられないじゃない。あるとき友人に、「なんか肌の色が褪せてきたけど、具合が悪いの?」って言われたことがあって。これは企業努力しなくちゃいけないと、事務所に日焼けマシンを買ったの。“マイアミ”って名前をつけたんだけど。冬場は、「ちょっと30分くらいマイアミ行ってくるわ」って、日焼けマシンに入るんです。気分はマイアミ(笑)。ちなみに自宅にあるヤツは、“マイアミ2号”ね。――素敵…って、ダメです、これじゃ日焼けの話で終わっちゃいます。音楽の話をしないと(笑)。いやいや、もうね、なんでもいいんだよ。黒だろうが、音楽だろうが、おもしろそうなおじさんだと思ってくれようが、興味を持ってくれるきっかけなんて、なんでもいいし、楽しみ方なんて人それぞれでしょう?ネタにしてくれてることも全然OKよ。―――なんでそんなに懐が深いんですか?45年、いろんなことをやってきたうえに、成功してきた自負もそれなりにあるからね。例えばCMソングからヒット曲を生んだっていう意味では、グリコのアーモンドチョコのCMソングだった『愛のメモリー』がその走りだったし。本業はミュージシャンではあるけれども、ドラマや映画に出て評価してもらったり…。最初はなかなか売れなくて、自分のマネージャーだった宇崎竜童がバンドを作って俺を追い越していったり、バンドメンバーだった仲間が別のバンドでデビューして、大ヒットしたこともありましたよ。その頃、俺はCMソングの帝王なんて呼ばれてたものの、顔も名前も出ない仕事ばっかり。つらい時期もあったんだけど、でもあんまりネガティブに考えても仕方ないからさ。あいつらの曲は週に1回しか聞こえないけど、俺の声は1日50回くらい流れてると思えば、こういう仕事もあるかなって。そんなときに毎日一緒に飲んで、励まし合ってたのが、今回『黒フェス』にも出てくれる、西田敏行なんだよね。売れる前は六本木で親友と二人、流しをしてた。――なるほど!『黒フェス』のラインナップって全体的に非常に謎だったんですが、なかでも一番“なぜ?!”と思ったのが西田さんだったんです。そういう繋がりがあったんですね。昔、俺が柴俊夫さんと一緒に住ように二人で六本木にギター持って出かけていって、お客さんからお題を拝借して、即興で歌を作るっていうのをやってたの。俺がギターを弾いて、あいつが歌詞をつけて歌うわけ。“松ちゃん・西やん”、あるいは“ゴボウとブタ”なんて呼ばれたなぁ(笑)。――ゴボウとブタ?!そうそう(笑)。その頃、俺、月に6万円くらいしかもらってなかったんだけど、六本木に行けば飲み代やメシ代はおごってもらえるし、歌を歌えばお金をもらえるし。しかも女の子もいっぱいいるじゃない?こんないいことないわって思ってた(笑)。二人とも売れてなかったからね。でも西やんとの出会いは本当に大きいんだよ。ドラマの話が来たときに、やるべきかやらざるべきか迷って、彼に相談したら、(物まねしながら)「お前な、お前、可能性があるんだったらなんでもやるべ」って背中を押してくれたのが西やん。45周年のイベントやるんだって言ったら、(また物まね)「お前よ、オレ行くからよ。お前、オレ呼ばないでどうすんだよ」って言うんだよね。今回は二人で歌いますよ。あと、スターダスト☆レビューと俺と西やんで、アカペラでなんか歌おうかなって思ってます。――にも、清水ミチコさん、ももクロ、コロッケさんに葉加瀬太郎さん…。あと、すみません、『たいめいけん』の三代目シェフの、茂出木浩司さんのお名前があるんですが、これは…?あいつ、俺を“神”と崇めてるんだよ(笑)。なんか俺に憧れて、俺みたいに黒くなったんだって。でももはや、あいつの方が黒いんだけどね。でもあの黒さはちょっとねぇ。俺は“デミグラス”って呼んでんだけど。◇まつざき・しげる’49年生まれ、東京都出身。’70年にソロデビュ―。’77年に『愛のメモリー』が大ヒット。その後ドラマなどにも出演し、俳優としても人気を博す。名曲をカバーしたアルバム『私の歌~リスペクト~』(ハッツアンドリミテッド)が好評発売中。◇「松崎しげる デビュー45周年『黒フェス』~白黒歌合戦~」を9/6に幕張メッセ国際展示場で開催。出演はももいろクローバーZ、西田敏行、葉加瀬太郎、スターダスト☆レビュー、清水ミチコ、コロッケなど。チケットなど詳細はへ。また、LINEのスタンプも大好評発売中です!※『anan』2015年8月12日・19日号より。写真・中島慶子インタビュー
2015年08月08日上野と浅草にて開催されるコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭in台東」にて、実写版『進撃の巨人』の特殊造型プロデューサーや、斎藤工主演『虎影』の監督を務めた西村喜廣を講師に迎えた「進撃の西村喜廣特殊造型講義」の開催が決定した。9月18日(金)~22日(火・祝)に開催される、文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭in台東」(以下、したコメ)。いとうせいこうが総合プロデュースを務める本映画祭は、先日報じられた北野武のイベント出演決定や、メインビジュアルを水木しげるが担当するなど、大きな注目を集めている。このほど決定した西村氏の講義は、監督や脚本家といった映画人を講師に迎え、映画をより深く楽しむ企画「映画講義」として、2年ぶりの開催となる。講義では、実写版『進撃の巨人』の撮影裏話や、水崎綾女演じるヒアナの溶けるメイクの秘密など、特殊造型プロデューサーの視点で、映画制作の裏側が語られる。さらに今回は、映画と連動して8月から配信される、dTVオリジナルドラマ「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙」で、西村氏が監督を担当した第3話を上映。8月公開の映画と連動した内容で、前後編2部作の実写版映画では描き切ることのできなかったエピソードを中心に、登場人物たちにフォーカスした内容になっている。「進撃の西村喜廣特殊造型講義」は、9月21日(月・祝)11:00より東京国立博物館 平成館にて開演。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2015年07月15日9月6日(日)に千葉・幕張メッセ 国際展示場で開催される「松崎しげる デビュー45周年 「黒フェス」しげる祭 ~白黒歌合戦~」。開催日となる9月6日(ク・ロ)が「松崎しげるの日」として記念日認定され、話題を呼んでいる中、同イベントの主宰である松崎しげると、出演するスターダスト☆レビューの根本要によるスペシャル対談が行われた。松崎は今年の6月にリリースしたカバーアルバム『私の歌~リスペクト~』で、スターダスト☆レビューの『木蘭の涙』をカバーしている。同曲を選んだ経緯について松崎は「芸能界長いけど、こんなに好きになったバンドはスタ☆レビだけで。ハーモニーに対する姿勢とかさ、すごく良いんだよ!『木蘭の涙』は根本くんの歌唱とピアノ一本の感じもすごく良くて、いつか歌いたいと思ってて、今回迷わず『木蘭の涙』を選んだんです」と明かした。それを受けて根本も「本当にありがたいですよね。そしたら突然、「黒フェス」も呼んでいただいて。松崎さんの主催なら絶対に面白いイベントになると思ったんで、“出よう!”って即決して。いまだ、何をやるかも分からないんですけど(笑)」と話した。すると松崎は「大丈夫、俺も何をやるか分かってないから(笑)。ただ、ずっとラブコールを贈っていたスタ☆レビや、自分のリスペクトするアーティストが集まってくれて。このメンバーなら、面白くなることは間違いないけどね」とイベントの成功に自信をのぞかせた。カバーアルバムのタイトルには“リスペクト”という言葉がついているが、同イベントに出演するアーティストについても松崎は「もちろんリスペクトはあるよ。スタ☆レビのハーモニーにはいつもゾクゾクするし、ミッちゃん(清水ミチコ)は武道館で観ててもグッと惹き込まれるものがあったし。ももクロなんて自分の孫みたいな年だけど、刺激をもらうことが多くて。売れる前からの大親友・西田敏行なんかは、青春時代を5分くらい語るだけでも面白いじゃない?」と語った。また松崎が「僕はウッドストック(1969年にアメリカで初開催された伝説的なロックフェス)を見てきた世代だから。「黒フェス」には、そういうジャンルを超えた化学反応が起こらないかなって想像しちゃったりもするんだけど」と話すと、続けて根本も「僕が一番音楽を学んだのは映画『ウッドストック』なんです。いまだに音楽を作る時に参考にしてるし、それをバンドで体現するためにコーラスもやればソウルもやるし、ロックンロールもやる。ロックもカントリーもいれば、男性も女性も入り混じって音楽で盛り上がる『ウッドストック』への憧れがある」と同調。すると松崎は「「黒フェス」も僕を筆頭に色々なアーティストが出演する。だからウッドストックみたいに盛り上がれば良いね!」と語った。チケットは7月12日(日)午前10時発売。取材・文:フジジュン
2015年07月10日9月6日(日)に千葉・幕張メッセ 国際展示場で開催される「松崎しげる デビュー45周年 「黒フェス」~白黒歌合戦~」の第2弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】今回出演が決定したのは、4ピースのガールズロックバンドのSilent Siren、ピアニストの西村由紀江、5人組男性ボーカルグループのLE VELVETS、ものまねタレントのコロッケの4組。また、同フェスの飲食ブースに、日本橋たいめいけんの出店が決定。老舗洋食店である同店舗が、音楽フェスに出展するのは異例。たいめいけんといえば、三代目オーナーシェフである茂出木浩司の色の黒さが有名。今回の出店は松崎しげるとの“黒”繋がりで決定した。同フェスは、松崎しげるのソロデビュー45周年を記念して、彼にゆかりのあるアーティストを集めて行われる。チケットの一般発売は7月12日(日)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、オフィシャルホームページ先行を実施中。受付は7月9日(木)午後11時59分まで。■松崎しげる デビュー45周年 「黒フェス」~白黒歌合戦~日時:9月6日(日) 開場12:00 / 開演13:00会場:幕張メッセ 国際展示場(千葉県)出演アーティスト(順不同):松崎しげる / ももいろクローバーZ / スターダスト☆レビュー / 葉加瀬太郎 / 清水ミチコ/ 西田敏行 / SuG / Silent Siren / コロッケ / 西村由紀江 / LE VELVETS飲食ブース:たいめいけん 三代目オーナーシェフ 茂出木浩司料金:スタンディング8,800円(税込)※3歳以上はチケット必要。※車椅子での来場は問合せ先まで要連絡。※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。
2015年07月03日鳥取県は7月1日、ソフトバンクグループの「ロボット人材派遣サービス」活用事例の第1号として、人型ロボット「Pepper」(以下、ペッパー)を同県の宣伝部長に任命。同日、辞令交付式を「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区)で行った。○世界初の「ロボット公務員」7月1日、2日に同県産品の販売や観光PRを行う予定のペッパーは、鳥取県の名産「鳥取すいか」柄のエプロンを身にまとっていた。辞令交付の前に同県の平井信治知事からは、「世界で初めての『ロボット公務員』の誕生です。力強いパワーで、旬のすいかのおいしさをしっかりと宣伝してほしいと思います。『おかやま・とっとり新橋館』には、岡山県名物の桃と鳥取県名物の梨からもじって、"ももてなし"というキャッチフレーズがございますが、ペッパー君は、精一杯の"ロボてなし"の心でお客様を迎えてください」とペッパーにエールを送った。それをうけてペッパーは、「鳥取県宣伝部長として、鳥取県の魅力をここ『とっとり・おかやま新橋館』から世界に向けて発信します」と右手を高々と上げて宣言した。ペッパーは期間中、館内の案内と鳥取県の紹介を店頭で行う。また、胸のディスプレイでは、「おいしいすいかの切り方」「浦富海岸のクリアカヌー体験」「鳥取県境港市にある水木しげるロードの紹介」の3つの映像が流される。勤務時間は両日の10時~19時を予定しており、ペッパーとのフォトセッション(各日10時30分~)やぺッパーと地酒タイム(7月2日16時~)を予定している。
2015年07月01日東京近辺に住んでいると、意外と東京観光をする機会が少ないもの。旅行ガイドを見て「こんな魅力があるんだ! 」と気付かされることも多いはず。そんな人にこそ行って味わってもらいたい東京都内の食べ歩きスポットを紹介しよう。○業者御用達の台所・築地でお手軽グルメを築地市場(東京・中央区)は2016年、豊洲(東京・江東区)に移転する。しかし、その場内市場とともに食の問屋街として機能してきた場外市場は築地に残り、今後も築地にて食のプロの仕事を支え、国内外の観光客の胃袋を満たしてくれる。そんな築地と言えば、新鮮な海鮮を用いた寿司や海鮮丼などが有名だが、場外市場だけでも約400店が軒を連ねる場所だ。1店舗だけで「ごちそうさま」をするのはもったいない! そこで今回、全てワンコイン以下で食べ歩きをしたい人におススメのとっておき場外市場グルメを紹介しよう。「東京都・築地市場で激ウマで驚きのワンコイン以下グルメを食べ歩き」○築地場内市場で朝食を「都内在住者が訪れたことない東京の観光地ランキング」があれば、上位入賞が予想されるのが築地。なぜって、築地時間は早いからだ。もっとも盛り上がっている瞬間に居合わせるためには相当な早起きが必須となる。だけどせっかく東京に住んでいるなら一度は訪れてみたいもの。そして市場見学後に現地で朝食まで楽しめば完璧だ。2016年の移転の前に、今の場内を味わってみてはいかがだろうか。「東京都・築地市場内の人々が愛する、お手軽&絶品な朝食ってどんなもの?」○浅草は和菓子だけじゃない!東京・浅草と言えば、雷門から浅草寺へ続く「浅草仲見世商店街」のあのにぎわいをイメージする人も多いだろう。仲見世の歴史は江戸時代より昔の元禄・享保の頃と言われている。長さ約250mの通りには、東側に54店、西側に35店、合計89店の店舗があり、海外からの観光客も含めて人が途絶えることがない。しかし、浅草には仲見世のほか、「伝法院通り」や「お祭り商店街 西参道」など、浅草寺を中心にして情緒ある商店街が広がっていることをご存知だろうか。今回はそんな浅草寺周辺の通りから、ちょっとした食べ歩きにぴったりな300円以下グルメを紹介しよう。「東京都・浅草で300円以下グルメを食べ歩き - 肉汁メンチに巨大メロンパンも」○"たたき売り"の活気も楽しい東京都でも有数の賑(にぎ)わいを誇る商店街・アメヤ横丁(東京都台東区)、通称"アメ横"は、300軒以上の商店がひしめく活気に満ちた商店街だ。魚介類の"たたき売り"のイメージが強い人も少なくないだろう。しかし"アメ横"の魅力はそれだけではない。その楽しみ方を紹介したい。「東京都・上野アメ横はこんなに楽しい! 絶対に損しない歩き方」○都内最長の商店街には魅力がいっぱい「江戸越し」の地からその名がついたとされる品川区の戸越。その周辺住民がこよなく愛する戸越銀座商店街は全長約1.3km、都内で最も長い商店街として有名だが、最近ではぶらり散歩が楽しめる街として大変な人気。しかも、ここでは食べ歩きが散歩の流儀なのである。「東京都内最長の商店街『戸越銀座商店街』に来たなら思う存分食べ歩きを!」○幸せになれそうなグルメもいろいろ巣鴨駅そばのとげぬき地蔵入り口交差点から庚申塚交差点まで続く「巣鴨地蔵通り商店街」(東京都豊島区)は、旧中山道として江戸の中期より商業や信仰の地として栄えてきた歴史深い通り。今日では"おばあちゃんの原宿"と呼ばれているため、何となく「私好みじゃないかな」などと思っていた人もいるかもしれない。しかし、おばあちゃんに優しい通りはみんなにも優しい。特に"食べ歩き大好きっ子"には特別に優しい通りなのだ。「東京都・巣鴨は食べ歩き大好きっ子にも優しい『おばあちゃんの原宿』だった」○お相撲さんをトリコにするグルメたち東京でもっとも気持ちのいい風の吹く土地といえば、川の流れる水辺だろう。隅田川を水上都バス「東京水辺ライン」に乗って川風に吹かれるのは最高の贅沢(ぜいたく)と言える。乗り場のある下町、例えば両国などには独自の食文化があり、乗船ついでに驚きのグルメ体験だってできてしまう。「東京都・水上都バスで両国へ! そこは力士万歳な重量級グルメばかりだった」○都内の隠れ癒やしスポットでそばをロマンチックな恋物語ゆえに、縁結びの寺としても知られる「深大寺」(東京都調布市)。また、徳川三代将軍・家光が鷹狩りの途中に立ち寄った際、その味を絶賛したという言い伝えもあるそばは、深大寺と切っても切れない関係だ。さらに、深大寺周辺には漫画家・水木しげる氏の"水木ワールド"全開な「鬼太郎茶屋」も。そんな深大寺でぶらり散歩はいかがだろうか。「東京都・深大寺はそばのみならず! 懐かしささえ感じるぶらり散歩をしよう」○ほっこり系の老舗パン巡りおしゃれなフランスパンのお店もいいけど、昔ながらの手作りの味が楽しめるパン屋さんも魅力的。自家家製の菓子パンや総菜パンがなぜかほっこりとして懐かしい。そんな町の老舗パン屋さんを食べ歩いてみた!「東京都内のどこか懐かしい老舗パン屋巡り - 看板はカレーパンに調理パン!」
2015年06月29日いとうせいこうが総合プロデュースを務める「第8回したまちコメディ映画祭in台東」が、9月18日(金)~22日(火・祝)に開催されることがこのほど決定。併せて本映画祭のメインビジュアルを、「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの水木しげるが担当していることが明らかになった。「したまちコメディ映画祭in台東」は、文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」をキーワードに、東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて味わうことができる住民参加型の映画祭だ。これまで、第1回:しりあがり寿、第2回:五月女ケイ子、第3回:吉田戦車、第4回:リリー・フランキー、第5回目:みうらじゅん 、第6回:辛酸なめ子、第7回:安齋肇と、名だたる漫画家、イラストレーターが担当してきた「したコメ」のメインビジュアル。第8回目を担当する水木氏が「夢に見た楽しげな情景です」と語るビジュアルには、レッドカーペット上で雷門の提灯を大玉運びする妖怪たちの姿や、風神・雷神さまが飛び出してきている様子が、楽しく賑やかな雰囲気で描かれている。カーペットの先頭を歩くカエルは、映画関係者の参拝も多いという本覚寺蟇大明神のカエルを表現。右下の狸は、狸を守護としてまつっている浅草寺鎮護堂の狸をイメージしたものとなっている。そして右下のやかんには、水木しげる氏のサイン“MS”が。今回のビジュアルに関して、総合プロデューサーのいとうせいこうは「送られてきた完成品を目にして、思わず手を合せました。ありがたや!笑いの力であらゆる厄を祓って下さる縁起のいいビジュアルです。どうぞみなさんも笑いと合掌を!」と歓喜のコメントをしている。国内外の新作を始め、旧作・名作・珍作・異色作が上映されるという「したコメ」。「心に元気を!」のキャッチフレーズの通り、元気がもらえる本映画祭をぜひチェックしてみて。「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は9月18日(金)~22日(火・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2015年06月12日鳥取県は5月21日、鳥取砂丘にて"日本一のスナバ"プロジェクト「勝手にスナバキャンペーン」の記者発表会を実施した。会場にはアラビアの伝統衣装を身にまとった平井伸治鳥取県知事がラクダと共に登場し、「わがスナバ県は永久に不滅です!! 」という想いをアピールした。5月23日から行う「勝手にスナバキャンペーン」は、県の観光や特産物の知名度向上を目的とした県をあげたプロジェクトで、官民をあげて県内各所で"日本一のスナバ"を盛り上げるキャンペーンとなっている。平井伸治知事は2014年、「鳥取にはスタバはないですけれども、"日本一のスナバ"があります」 とコメントしている。そのスターバックスは初夏に鳥取県へ進出することが決まった今、平井知事は「素晴らしい"スナバ"、それが鳥取県のウリ。スタバが来るが、これからもぜひ"スナバ"を愛していただきたい」というコメントを通じて、鳥取砂丘をはじめとした鳥取県の魅力を発信する意気込みを語った。キャンペーンの開催に合わせ、"日本一のスナバ"を盛り上げる「臨時スナバー大使」に、鳥取県出身の漫画家・水木しげる氏の作品『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターである砂かけ婆を任命。境港市や水木しげるロードのPRに駆け付けた砂かけ婆に、平井知事から委嘱状が渡された。任命後、平井知事は砂かけ婆とともに、砂かけ婆の必殺技である砂を撒くポーズを披露した。「勝手にスナバキャンペーン」では、「鳥取砂丘情報館」(鳥取県鳥取市)にてとっとり春旅パスポート「トリパス」を提示した人に、「スナバの幸(さち)10万円分(オレイン55、鳥取すいか、梨、松葉がに等)」や「砂コーヒー、鳥取砂丘をまるかじりセット」などが当たる「スナバくじ」を実施する。「トリパス」は県内の"スナバ"(鳥取砂丘・浦富海岸・北条砂丘・弓ヶ浜)をテーマにした特典付きの観光パスポートで、「スナバくじ」は5月23から6月30日まで行う。また、「勝手にスナバキャンペーン」のPRの一環として、鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区新橋)では、5月22日~25日に鳥取県発祥のコーヒー店「ラバールコーヒー」のバリスタによる、鳥取県ならではのコーヒーを無料でサービスする。
2015年05月22日映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』の公開を前に5月21日(木)に行なわれた試写会に、ジェームス・ブラウンを敬愛する松崎しげる、さらに“ブラウン(=茶色)”つながりでゆるキャラのねば~る君が登場し会場をわかせた。ローリング・ストーンズのミック・ジャガーがプロデューサーを務める本作。ファンクの帝王はいかにしてその地位まで登りつめたのか?その生涯を描き出す。ジェームス・ブラウンの名曲にちなんで「日本の“Sex Machine”!」と紹介されて登場した松崎さんは真っ赤なスーツに身を包み「I Got You (I Feel Good)」を披露し会場をわかせる。さらにブラウン繋がりでねば~る君も登場し、松崎さんとのデュエットを披露し、クライマックスで体を上に伸ばすと会場は笑いと歓声に包まれた。この真っ赤なスーツについて松崎さんは「おれの青春時代が甦るよ!35年前にJBをイメージして作った衣裳で久々に着た」と語り、JBばりの生シャウトを見せると会場は再び拍手に包まれた。ねば~る君は松崎さんから「お前、ジェームス・ブラウン分かってるのか?」と問われると「もちろんねば!ゲロッパねばねば!」と日本では「ゲロッパ」でおなじみの「Get Up (I Feel Like Being Like A) Sex Machine」を口ずさむ。そして「納豆界を代表してブラウン応援に来たねば!」と語った。ブラウンと言えば、松崎さんもねば~る君に負けず劣らずの色黒!さすがのねば~る君も「松崎さんはブラウンの向こう側に行ってるねば~!」と白旗を上げる。松崎さんは「TVだと嫌がられるんですよ、照明さんがライトをいっぱい当てないといけないから。ドラマでは女優さんが美しく映るとウワサです。その割にラブシーンが少ないけど…」と語り笑いを誘っていた。映画についてねば~る君は「JBはソウル!この映画もソウル!納豆もソウルフード!納豆つながりで言うとねちゃねちゃ熱い!」と納豆と絡めつつ大絶賛。一方、憧れのJBとの共通点を問われた松崎さんは「結婚の数は同じようなもの!」と3度の結婚に胸を張る(※JBは4度結婚している)。さらに「別れた女房も幸せにしてる。松崎しげるはアゲチン!」と誇らしげに語り、会場は大爆笑だった。司会者の「やはりSex Machine!」という言葉には「もう65ですからね。年金もらってるシンガーだから。(JBと同じ)73まではいきましょう!」と宣言し、会場からは温かい拍手がわき起こった。『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』は5月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月21日東映の戦後70年記念作品となる、鈴木京香主演の『おかあさんの木』。このほど、5月5日「こどもの日」にあわせ、鈴木さん演じる母の7人の息子たちの少年時代、そして成長した姿を演じる総勢14人の俳優たちが一挙に到着。実写版『進撃の巨人』など話題作への出演が相次ぐ三浦貴大を始め、ジュノンボーイのファイナリストや注目CMに出演する男子ら、ネクストブレイクが期待される逸材が勢揃いしていることが分かった。原作は約45年前に発表後、何度も教科書に掲載され、5月には大人向け文庫としても発売が決定している、平和を祈る同名小説。貧しいながらも懸命に育て上げた7人の息子たちを兵隊にとられるたびに桐の木を植え、彼らが無事に生きて帰るのを待つ、優しい母親・田村ミツを鈴木さんが熱演。監督を務めるのは、『解夏』『がんばっていきまっしょい』の名匠・磯村一路。そんな本作で「こどもの日」に注目してほしいのが、鈴木さん演じる母・ミツの7人の息子たち。すでに俳優として大活躍を見せる二郎役の三浦さんほか、ジュノンスーパーボーイコンテストのファイナリストが2人に、現在放映中のTVドラマ「医師たちの恋愛事情」に出演中の子役など、これからブレイク必至のフレッシュな顔ぶれが揃っている。風貌からして“ザ・長男!”といえる【一郎】を演じているのは、『GO』(’01)で第23回ヨコハマ映画祭「最優秀新人賞」受賞を受賞した細山田隆人。その少年時代を演じるのは、WOWOW・連続ドラマW「悪貨」にも出演していた永峯海大。また、卵焼きが大好きでやんちゃな次男【二郎】を演じるのは、『イニシエーション・ラブ』(5月23日公開)始め、『マンガ肉と僕』、実写版『進撃の巨人』など話題作目白押しの三浦さん。その少年時代には、CMなどで活躍する溝口太陽が抜擢。メガネがトレードマークの三男【三郎】を務めるのは、演劇界のカリスマ・唐十郎を父に持つ大鶴佐助。『神さまの言うとおり』などに出演しており、その少年時代を演じる工藤大空飛はドラマ「マルモのおきてスペシャル2014」などに出演している。音楽が大好きでラッパを手放さない四男【四郎】には、早稲田大学「劇団くるめるシアター」で活動中、本作で映画デビューを果たす大橋昌広。少年役を務めるのは、「花子とアン」で生徒役を演じていた阿部大輝。さらに、父親が亡くなったとき、いちばんに母親を慰めた心優しい五男【五郎】を演じる石井貴就は、第25回ジュノンスーパーボーイコンテストのファイナリスト。少年時代役の高木煌大は、ドラマ「水木しげるのゲゲゲの怪談」などに出演している。一方、子宝に恵まれなかった姉夫婦に養子に出した六男【誠】役を演じるのは、第26回ジュノンスーパーボーイコンテスト・ファイナリストの安藤瑠一。その少年時代を、ドラマで活躍してきた戸塚世那が演じる。そして、愛くるしい末っ子の七男【六郎】を演じるのは、『サムライフ』で三浦さんと共演、大塚食品「MATCH」CMでは広瀬アリスと共演する西山潤。その少年時代を演じるのは、ドラマ「医師たちの恋愛事情」に出演中の加藤瑛斗だ。まさに、今後注目されること間違いなしの“金の卵”ばかり。ぜひ、いまからチェックしておいて。『おかあさんの木』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月05日味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は、同社のコーヒー「〈マキシム〉〈トリプレッソ〉」のプロモーションの一環として、歌手の松崎しげるさんを起用したキャンペーンを実施している。同キャンペーンでは、“濃厚人間代表”である松崎さんを起用し、多数のユニークなコンテンツを提供。まずは、同商品のプロモーションムービー撮影中に誤ってセットに落下してしまったという展開のフェイクムービーを撮影し、カフェラテに溶け込んで同化してしまった松崎さんを救い出すゲームへとつなげていく。高得点を獲得すると、プレゼントに応募ができ、抽選で333人に同商品のトライアルセットが当たる。また、iOS向けの無料アプリ「360度松崎しげる合唱団」を公開。アプリを起動すると、その場が濃厚なライブホールになり、全員松崎さんの姿の合唱団員が現われ、「フニクリ フニクラ」の音楽に合わせて、同商品のオリジナル歌詞を熱唱する。端末をぐるりとかざすと数十人の松崎さんが周囲を取り囲むように並び、一人ひとりの顔に寄ることもでき、濃厚な歌を濃厚に歌い上げる濃厚な松崎さんの表情を楽しめる。そのほか、特設サイト上では、キャンペーンのプレゼントとして製作された、松崎さんを3Dプリンターで完全に再現した“リアルスケール松崎グラス”の舞台裏を記録した動画が公開される。グラスは透明で、「〈マキシム〉〈トリプレッソ〉」を注ぐと、コーヒー色のこんがりした松崎さんが現れるというアイディアで企画されたが、総重量が100キログラムを超えることが判明し、プレゼント用途は断念し、幻のグラスとなった。なお、「〈マキシム〉〈トリプレッソ〉」は、3倍高密エスプレッソを使用した濃厚さが特徴の商品。チルドカップ、ボトルコーヒー、インスタントコーヒー、スティックコーヒーの4タイプをラインナップする。
2015年04月22日連日の仕事疲れで土曜日は朝寝坊。一日のんびり過ごして心も身体もリフレッシュ。さて、明日はどうしよう……。東京から日帰りでできるプチ旅行は、実はいろいろある。もし手持ち無沙汰な1日があれば、ちょっと旅を楽しんでみてはいかがだろうか。○神奈川で異国と日本を訪ねるまず、神奈川の観光地として横浜中華街は外せない。横浜中華街へは横浜高速鉄道みなとみらい線 元町・中華街駅から徒歩約1分。約500m四方のエリア内には620店が軒を連ね、中華料理だけでも226店がひしめいている(2010年6月調べ)。善隣門~交番までで約300mの中華街大通りは歩行者天国になっているので、いろいろ食べ歩きながらのんびり異国の空気を楽しんでみるといいだろう。もちろんお土産屋もいっぱい。自分へのお土産もお忘れなく!「横浜中華街で絶対間違いない食べ歩きグルメ5選」「横浜中華街で『お土産に困ったらこれを買え』を厳選してみた」今度は日本の古を訪ねる旅を。鎌倉は東京駅からも電車で乗り換えなしの1時間程度で行ける立地ながら、ゆったりと過ごせるお寺やレトロなカフェ巡り、さらには海やハイキングまで楽しめる、まさに週末のプチ旅にふさわしい街。シンボリックな大仏はもちろん、"江ノ電"という呼び名で愛されているローカル線・江ノ島電鉄に乗って、湘南の海と風を感じてみるのも素敵だ。鎌倉ならではのグルメも外せない。鎌倉発祥の鳩サブレも、本店だけの商品がそろっている。「鎌倉は大仏だけじゃない! +αで琴線に触れる社寺めぐり5選」「鎌倉で買う時点から楽しくなっちゃうオススメお土産を集めてみた」○伊豆も実は日帰り圏内東京からちょっと離れるものの、静岡・伊豆は東京ICから玄関口熱海まで車で約1時間、新幹線だと約35分というアクセス。じっくり味わうには物足りないかもしれないが、十分日帰りも可能な範囲だ。温泉だけでも熱海のほか、畑毛、修善寺、韮山、戸田(へだ)といろいろ。泉質も違えば温泉郷の趣も違うので、グルメやマリンスポーツなど、目的に合わせて選んでみるといいだろう。「アクセス良好、泉質も良し! 静岡伊豆半島、オススメ5つの温泉郷」「西と東で味わいが変わる伊豆、伊豆在住者が教える伊豆ショートガイド」○成田空港だけじゃない成田今度は変わって千葉。成田というと空港のイメージが強いだろうが、天慶3年(940)に開山した成田山新勝寺やその周辺に広がる下町は一見、そして、一食の価値あり! 寺の境内には「よっ! 成田屋!!」の始まりとなった江戸歌舞伎の名門・市川団十郎家の初代団十郎の石像もあるので探してみていただきたい。また、5つの町から構成された参道には150店以上の店があり、特にメインストリートである表参道にはうなぎを提供する店が約60店も並んでいる。その昔、はるばる成田詣でに訪れた人々の旅の疲れを癒やすために栄養価の高いうなぎでもてなした、という逸話もあるくらいなので、ぜひここで成田の歴史ある味を堪能しよう。成田山新勝寺エリアには、JR東日本成田線 成田駅から徒歩約10分となる。「成田空港から電車で10分! 成田山新勝寺+極上うなぎで表参道ぶらりのススメ」「成田観光を熟知するCAたちがプライベートで行くとっておきのグルメスポット」日本一大きな大仏は千葉にあることをご存知だろうか。世界第一の羅漢霊場とも称される千葉の乾坤山(けんこんざん) 日本寺には、日本一の大仏・薬師瑠璃光如来がある。総高31.05m・御丈21.3mで、これは鎌倉の大仏の2倍以上ということになる。こちらは千葉ではあるものの、出発地点によっては東京からではなく神奈川・久里浜の東京湾フェリーを利用した方が早いかもしれない。最寄り駅はJR東日本内房線 浜金谷駅または保田駅で、そこからロープウェーか遊歩道でのアクセスとなる。「日本一の大仏は千葉県に! 鋸山『日本寺』はいろいろスケールが大きかった!!」○いまだけのミッキーたちに会いに行こうまた、千葉が誇るエンターテイメントと言えば東京ディズニーランド・シー。現在、6月23日までの期間限定で春のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」が開催されている。特に東京ディズニーシーでは初めての開催であり、ダッフィーにシェリーメイ、ジェラトーニも大活躍! ダッフィーたちと過ごす初めてのイースターをお見逃しなく。「東京ディズニーランドのイースターは歩くだけで楽しい! パレードも徹底紹介」「今年はダッフィーたちと! 東京ディズニーシー初の"イースター"を楽しもう!」(C)Disney○東京にいながら島時間首都圏に住んでいると「島って遠いなぁ」と感じる人が多いかもしれないが、実は日帰りでも島旅ができる場所がある。伊豆諸島だ。大小さまざまな島で構成されている伊豆諸島は、一番本島から近い伊豆大島へは羽田空港・調布飛行場から約30分、端にあたる八丈島でも羽田空港から約55分というアクセスだ。伊豆諸島の郷土料理として知られているべっこう寿司や明日葉グルメを島のお酒とともに堪能するのもいいが、自転車で島をくるっとめぐるのもいい。ゆったりとした時間が流れる島でのどかな1日を過ごしてみては?「東京から日帰り島旅のススメ - 伊豆大島で温泉にべっこう寿司に祭りを堪能」「八丈島に自転車を持っていくと楽しくなるワケ - 東京から自転車旅」○都内で下町グルメめぐりに温泉ももちろん、本島の東京にだって、旅気分が楽しめる場所はある。例えば、調布の深大寺周辺には徳川三代将軍・家光も絶賛したというそばのほか、漫画家・水木しげる氏の"水木ワールド"全開な鬼太郎茶屋もあるなど、ちょっとしたショートトリップ気分を味わえる。力士が闊歩する両国で力士絶賛のデカ盛りグルメに挑戦するのも一興だ。ちょっと早起きして築地で朝食を、昼には都内最長の商店街・戸越銀座商店街で食べ歩きするのもいい。「東京・深大寺はそばのみならず! 懐かしささえ感じるぶらり散歩をしよう」「東京・水上都バスで両国へ! そこは力士万歳な重量級グルメばかりだった」「東京・築地市場内の人々が愛する、お手軽&絶品な朝食ってどんなもの?」「都内最長の商店街『戸越銀座商店街』に来たなら思う存分食べ歩きを!」意外かもしれないが都内にも酒蔵があり、無料で見学や利き酒ができたりする。また、遠くに行かずとも、都内や近郊地域にも源泉掛け流しの湯や露天風呂が堪能できる温泉はある。特に千葉や東京では黒湯と呼ばれる源泉が湧いており、都内では一律460円の銭湯にも黒湯が楽しめる場所もあるのだ。「旅行するぞ! 」とまでテンションをあげられなくとも、こうした近場の非日常を楽しんでみるのもいいだろう。「東京にも隠れた名蔵元が! 無料で見学・利き酒ができる酒造めぐり」「東京にも隠れ家的温泉がある!? 古家を生かした空間で源泉掛け流しの湯を」「東京に温泉仕立ての銭湯が! 醤油のように黒い"黒湯"のほか"古代檜"の湯も」※本文にリンクしている記事は掲載時の情報のため、現在は異なる可能性がございます
2015年04月18日