King & Princeの永瀬廉(25)が、19日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金後1:00)に初出演する。極度の“きれい好き”として知られ、来客には必ず使い捨てスリッパを履かせると話す。福山雅治が家に来た時はどうしたか覚えてなく、失礼があったかどうか確認できないままでいるとも打ち明ける。そんな永瀬の父は、元ヘリコプター操縦士で昔は中居正広も乗せたことがあるそう。デビューのきっかけは母が無断で履歴書を事務所に送ったこと。最近、母と初めてお酒を飲みに行ったという永瀬は、“あること”で忘れられない思い出になったと明かす。
2024年04月19日江國香織原作ドラマ「東京タワー」が、「King & Prince」永瀬廉主演でドラマ化。初回放送を間近に控えた本作より、シーン写真が先行公開された。永瀬さん演じる小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を描く本作。今回公開されたのは、透と詩史、松田元太(Travis Japan)演じる大原耕二、MEGUMI演じる川野喜美子の1ショット、透と耕二のアルバイト先での2ショット写真。物憂げな表情で見上げる透の視線の先には、退屈な毎日の中で運命的な出会いを果たした詩史の姿。もう一度会いたい気持ちが抑えられず、詩史の設計事務所を訪れた透は、意を決して詩史に思いを伝える。そんな透と初めて食事に出かけた詩史は、人と人が惹かれ合うことについて透に語る。一方、透の高校時代からの友人で、大学、警備員のアルバイトと、同じ時間を過ごすことが多かった耕二は、透が年上の女性に惹かれていることを知り、心にざわつきを覚え、家庭教師先の主婦・喜美子を誘惑しようとする。年下男子の魅力と持ち前のあざとさで簡単に落とせるだろうと、好奇心と出来心で始まった2人の関係は、次第にどうしようもない深みにはまっていく。そんな禁断の恋へと落ちていく2組の運命は、まさに予測不可能な動きを見せていく。第1話あらすじいつもと変わらない毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の小島透(永瀬廉)は、建築家の浅野詩史(板谷由夏)と出会う。詩史の事務所に招かれた透は、淹れてもらったコーヒーを飲み、心地よい音楽を聴きながら穏やかな空気の中で過ごす。ふと壁に目をやると、モノクロの東京タワーの写真が飾られていた。「東京タワー、好きなんですか?」と問う透に、「苦手よ」と答える詩史。その理由を「寂しそうだから」と話す詩史に、透はこれまでに自身が抱いていた思いを重ね、不思議と彼女といる時間への愛おしさを感じるのだった。どうしてももう一度会いたいという思いを消せない透は、数日後、再び事務所を訪れる。「なんとなく、またあなたが会いに来てくれる気がした」と話す詩史を前に、透は意を決し、こう告げる「もっと…あなたのことが知りたいです」。その頃、透と同じ大学に通う親友・大原耕二(松田元太)は、年上の女性に惹かれる透の様子に“焦り”を感じながら、家庭教師で訪れた先で川野喜美子(MEGUMI)の姿を眺めていた…。「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月17日King & Prince・永瀬廉(25)、Travis Japan・松田元太(24)、俳優の板谷由夏(48)、MEGUMI(42)が15日、東京タワーを目前にした東京・麻布ヒルズにて行われた4月期のテレビ朝日系オシドラサタデー『東京タワー』(毎週土曜後11:00/20日スタート)の制作発表記者会見に登場した。本作は、2001年に刊行された江國香織氏の同名小説が原作。21歳の医大生・小島透(永瀬)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷)の美しくも許されない愛を描く。2005年には黒木瞳×岡田准一で映画化、2014年には韓国でテレビドラマ化もされている。今作では令和という新しい時代ならではのストーリー、登場人物たちの心の機微を、現代の東京の最旬スポットでのロケーションで描き出す。主人公の透と同じビル警備員のバイトをしている学生時代からの友人・大原耕二を松田が演じるが、本作では恋愛要素だけではなく、透と耕二の男の友情も描かれる。ドラマ初共演となる二人だが、永瀬は松田の九九ができないというキャラクターが本当なのか改めて見極めたいと話していたそう。そのことについて問われた永瀬は「あ、完全にビジネスでした!(笑)」と主張。松田は「いやいや、ちょっと待ってよ!うそでしょ、友達だよね!」と思わずツッコみ、息の合ったコンビプレーで会場を爆笑させた。永瀬は「それは冗談ですけど(笑)」と訂正しつつ「スタッフさんも、(松田が)九九ができなかった番組をご覧になった方がいらっしゃって、休憩中に元太に言ってもらって、すごい楽しそうに笑ってます(笑)。皆さんがテレビで見てるような元太の姿が裏でも盛りだくさんというか、その元太しか見てない。ビジネスの様子はなかったですね。ただ、そろそろボロが出てくると思う(笑)。引き続き見ておきたい」といたずらっぽい笑顔を見せた。
2024年04月15日King & Prince・永瀬廉(25)、Travis Japan・松田元太(24)、俳優の板谷由夏(48)、MEGUMI(42)が15日、東京タワーを目前にした東京・麻布ヒルズにて行われた4月期のテレビ朝日系オシドラサタデー『東京タワー』(毎週土曜後11:00/20日スタート)の制作発表記者会見に登場した。本作は、2001年に刊行された江國香織氏の同名小説が原作。21歳の医大生・小島透(永瀬)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷)の美しくも許されない愛を描く。2005年には黒木瞳×岡田准一で映画化、2014年には韓国でテレビドラマ化もされている。今作では令和という新しい時代ならではのストーリー、登場人物たちの心の機微を、現代の東京の最旬スポットでのロケーションで描き出す。恋愛ドラマ初主演の永瀬は「僕にとっても初めての経験なので、日々刺激になりますし、物語と同様に詩史さん(板谷)と心の距離が縮んでいく感じがあるので、透と共に生きられているなと思います」と放送を前に心境を明かす。「東京タワーと僕のW主演みたいなもの」と存在感を語った。本作の主題歌は、King & Princeの「halfmoon」に決定しているが、本作についてメンバーの高橋海人(※高=はしごだか)から「廉のそういうシーン(ラブシーン)は照れて見れない」と言われたそうで、「照れなくなるまで一緒に何十回でも見せたいですね(笑)」とほほ笑んでいた。
2024年04月15日King & Prince(永瀬廉、高橋海人※高=はしごだか)のCDデビュー5周年の最後を締めくくるイベント『King & Princeとうちあげ花火』が11日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催した。開演前には2人が囲み取材に参加した。自身としての初野外イベントかつ、これまでになかった花火大会という試みを前に高橋は「みんなで走り続けた5周年を、花火をみながら振り返るのは楽しみですし、この日が待ち遠しく、今からドキドキしています」と声を弾ませる一方で、永瀬は「この規模だと思わなくて、聞いたときはおのおの手持ちの花火を持ち寄ると思った」と“天然”な勘違いを披露。永瀬が「そういうことだと思うやろ?」と高橋に確認するも、高橋は「それは思わなかった。手持ちだと思ってたの?」とキッパリ。「運が良い何人かのファンの人を集めて…ねずみ花火とかをやりたいなと思っていた」という永瀬に「だったらより(この規模と聞いて)衝撃だったよね」と苦笑して、その場を和ませた。また、5月22日の5周年イヤーのラストデーは山口・きらら博記念公園でも開催。高橋は「山口という場所でイベントを開催させてもらえるのも初めて。普段は東京・大阪・名古屋・福岡などの大都市にきていただくことが多かったんですけど自分たちのほうからみなさんのところにいって、普段会えない人にも交流できるのでは、とワクワクしている。山口は完全に屋外ということで開放された雰囲気で花火をみるのも楽しみです」と期待していた。この日のイベントでは、デビューシングル「シンデレラガール」など歴代の代表曲とともに1万3000発の花火がシンクロ。会場後方から2人も花火をファンとともに楽しみラストは花火を背負って「ゴールデンアワー」を披露。花火はもちろん、フードコートややぐらDJ、全体の演出も2人が中心となって、繰り広げられた一夜のエンターテインメントショー。打ち上げのタイミングや滞空時間も緻密に計算されており、色とりどりの花火とともに、2人のハーモニーが夜空を彩っていた。
2024年04月12日永瀬廉主演ドラマ「東京タワー」に、YOU、甲本雅裕、永瀬莉子、なえなのが出演することが分かった。本作は、愛を知らない医大生・小島透(永瀬廉さん)と人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を描く、江國香織の小説原作のドラマ。透と詩史と共に、危うい関係性が描かれるのが、大学生・大原耕二(松田元太)と孤独を抱える主婦・川野喜美子(MEGUMI)。今回発表されたキャストが演じるのは、そんな2組の男女を取り巻き、物語に大きな影響を及ぼしていく人物。YOUさんが演じるのは、透の母・陽子。透が8歳のときに、夫の浮気が原因で離婚、それ以来、夫から奪い取った高級マンションで透と2人暮らし。年下男性との自由な恋愛を楽しんでおり、詩史とも面識がある。YOUさんは、この普遍的なテーマについて「ファンタジーではありつつも、疑似恋愛みたいなところでどの世代の方も楽しめると思います。綺麗なだけではなく、ある種のうまみを感じていただけると俳優さんもやりがいがあるのではないかと思います」とコメント。甲本さんが演じるのは、詩史の夫・浅野英雄。妻の不貞に気づいた英雄のある行動に注目だ。甲本さんは「台本はどうしても読んでしまうのですが、知っている事と知らない事、予測できる事とできない事に純粋に反応しつつ表現できれば」と意気込んでいる。そして、透、耕二に思いを寄せる人物を、雑誌「セブンティーン」専属モデルの永瀬莉子さんと、「恋とオオカミには騙されない」に出演したなえなのさんが演じる。永瀬莉子さん演じる透の大学の同級生で透に思いを寄せている医大生・白石楓、なえなのさん演じる耕二の彼女で同じ大学に通う森山由利は、2組の禁断の恋を激しく揺さぶる存在になる。永瀬莉子さんは「白石楓は今作のオリジナルキャラクターということで事前に監督、プロデューサーさんと相談させていただきながら役を作り上げて行きました。永瀬さん演じる透は幼馴染という関係性でもあるので、友達としての距離感と恋愛感情がどう交わっていくのか、その関係性を大切に演じています」と話し、なえなのさんは「脚本を読んで、唯一の真人間はこの子だけなのかも。と感じました笑 とにかく一途で耕ニにまっすぐな由利の愛おしさ、三角関係で荒れた感情もしっかりと表現していきたいです」とコメントしている。第1話あらすじ毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の小島透(永瀬廉)は、建築家の浅野詩史(板谷由夏)と出会う。詩史の事務所に招かれた透は、淹れてもらったコーヒーを飲み、心地よい音楽を聴きながら穏やかな空気の中で過ごす。ふと壁に目をやると、モノクロの東京タワーの写真が飾られていた。「東京タワー、好きなんですか?」と問う透に、「苦手よ」と答える詩史。その理由を「寂しそうだから」と話す詩史に、透はこれまでに自身が抱いていた思いを重ね、不思議と彼女といる時間への愛おしさを感じるのだった。どうしてももう一度会いたいという思いを消せない透は、数日後、再び事務所を訪れる。「なんとなく、またあなたが会いに来てくれる気がした」と話す詩史を前に、透は意を決し、こう告げる「もっと…あなたのことが知りたいです」。その頃、透と同じ大学に通う親友・大原耕二(松田元太)は、年上の女性に惹かれる透の様子に“焦り”を感じながら、家庭教師で訪れた先で川野喜美子(MEGUMI)の姿を眺めていた…。「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月10日King & Princeの永瀬廉が主演し、20日からスタートするオシドラサタデー『東京タワー』(毎週土曜後11:00)で、永瀬演じる21歳の青年・小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)、松田元太(Travis Japan)演じる大学生・大原耕二と孤独を抱える主婦・川野喜美子(MEGUMI)の危険な恋に立ちはだかる登場人物に起用されたキャストが発表された。透の母・陽子を演じるのは、YOU。雑誌の編集長を務めながら1人息子を育てるシングルマザーで、息子の透が8歳のときに、夫の浮気が原因で離婚した陽子。それ以来、夫から奪い取った高級マンションで透と2人暮らしをしている。年下男性との自由な恋愛を楽しんでおり、透からは冷めた目で見られている。どうやら詩史とも、面識があるようで…。まだ若い1人息子が人妻と関係を持ったことを知ったとき、陽子はいったいどんな行動に出るのか。そして詩史の夫・浅野英雄役には、甲本雅裕。妻の不貞に気づいた英雄がとったある行動とは。透の大学の同級生で、透に思いを寄せている医大生の白石楓役には、永瀬莉子。そして耕二の彼女で同じ大学に通う森山由利役にカリスマインフルエンサー・なえなのが決定した。若い世代から熱い視線を集める永瀬となえなの。それぞれが思いを寄せる男性が、20歳以上年の離れた人妻との逢瀬に溺れていることを知り…2組の禁断の恋を激しく揺さぶる存在になっていく。■キャストインタビュー▼YOU――江國香織さん原作『東京タワー』は、2005年に映画が公開され、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化となります。今作への出演が決まった際、どのようなお気持ちでしたか?(板谷)由夏ちゃんが出るということを聞いていたので、より一層楽しみになりました。――微妙な親子関係を演じる永瀬廉さんとはドラマ初共演ですが、永瀬さんにお持ちだった印象と、初共演されてみていかがですか?綺麗な子ですね。あんな綺麗な息子が毎日家にいたら楽しいでしょうね。人見知りだとおっしゃっていたので、心の扉を開けてみようと思います!――YOUさんがよく知る板谷由夏さんやMEGUMIさんにとっては新たな挑戦となる作品になっていますが、いかがですか?違う役に挑戦するというのは一つ違ったやりがいもあると思うので、皆さんに見ていただきたいなと思います。――本作は、人を好きになる純粋な気持ちと、青年と人妻の許されざる恋との葛藤をテーマに描いた作品ですが、改めて、この普遍的なテーマへのお考えをお聞かせください。物語なのでファンタジーではありつつも、疑似恋愛みたいなところでどの世代の方も楽しめると思います。綺麗なだけではなく、ある種のうまみを感じていただけると俳優さんもやりがいがあるのではないかと思います。――YOUさんにとって東京タワーはどんな存在ですか?過去の思い出などあればお願いします。東京タワー大好き世代なのでノスタルジックですね。大好きです。記憶に残っているのは蝋人形ですね、行くと楽しかったです。――今後の撮影の意気込みをお聞かせください。皆さんの邪魔にならないように、透の母としてこの作品に参加する気持ちでいきたいなと思います。▼甲本雅裕――江國香織さん原作『東京タワー』は、2005年に映画が公開され、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化となります。今作への出演が決まった際、どのようなお気持ちでしたか?これは花見している場合じゃないぞ、今年の春はドロドロだぞ~と思いました。――本作で、甲本さんは、愛する妻・詩史が透と禁断の恋に落ちていくという微妙な三角関係に立たされます。浅野英雄役を演じるにあたり、準備されたことはありますか?台本はどうしても読んでしまうのですが、知っている事と知らない事、予測できる事とできない事に純粋に反応しつつ表現できればなと思ってます。――本作は、人を好きになる純粋な気持ちと、青年と人妻の許されざる恋との葛藤をテーマに描いた作品ですが、改めて、この普遍的なテーマへのお考えをお聞かせください。良いとか悪いとかじゃなく、仕方ない。それは突然やってくる!――甲本さんにとって東京タワーはどんな存在ですか?過去の思い出などあればお願いします。見えるたびに俺東京におるんじゃ~って実感します。せっかく出てきたからには頑張るぞってなりますね。――今後の撮影の意気込みをお聞かせください。とにかく意気込まないように頑張ります(笑)。▼永瀬莉子――江國香織さん原作『東京タワー』は、2005年に映画が公開され、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化となります。今作への出演が決まった際、どのようなお気持ちでしたか?2度目のリメイク作品とのことで、長く愛されている作品に出演できるのが率直にとてもうれしかったです。「禁断の恋」ということで、このような大人なストーリーに参加させていただくのはまだ先かなと思っていたので、この作品に「白石楓」としてどのように参加できるのか、私自身とても気になり台本を読み進めました。次の展開が気になりどんどん読み進めたくなる脚本で、撮影がより一層楽しみになりました!――永瀬さんが演じる白石楓は透(永瀬廉)の大学の同級生。思いを寄せる透が20歳年上の人妻・詩史(板谷由夏)と禁断の恋に落ち、微妙な三角関係に立たされる、という原作には登場しないキャラクターですが、脚本を読まれた印象、楓を演じるにあたって準備されたことはありますか?白石楓は今作のオリジナルキャラクターということで事前に監督、プロデューサーさんと相談させていただきながら役を作り上げていきました。永瀬さん演じる透は幼なじみという関係性でもあるので、友達としての距離感と恋愛感情がどう交わっていくのか、その関係性を大切に演じています。大人なストーリーの中で、大学生同士のピュアな部分が作品へ良いスパイスになるようフレッシュな気持ちで丁寧に役を作り上げていきました。――永瀬さんにとって東京タワーはどんな存在ですか?過去の思い出などあればお願いします。私は広島出身なのですが、事務所に所属してから数年は地元と東京を通っていました。空港やお仕事に向かう途中、高速道路から見える夜の東京タワーが好きで、東京に来たんだと実感が湧くと同時に「お仕事頑張ろう」と背筋がピンと伸びる瞬間でした。あのオレンジの灯りが好きで、今も見かけるとテンションが上がります(笑)。――今後の撮影の意気込みをお聞かせください。白石楓はまっすぐな子なので、その可愛らしさを大切に今後も撮影を頑張りたいと思います。現場の雰囲気もとても良く楽しく撮影しているので、放送が私も楽しみです!▼なえなの――江國香織さん原作『東京タワー』は、2005年に映画が公開され、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化となります。今作への出演が決まった際、どのようなお気持ちでしたか?私は地上波ドラマでここまでセリフのある役をいただくのが初めてで、お話をいただいた時はそれがすごくうれしかったです。たくさんの刺激をもらえる現場だと思うので、たくさん学び成長しながらしっかりと演じていきたいです。――なえなのさんが演じる森山由利は、同じ大学に通う彼氏・大原耕二が20歳年上の人妻・喜美子と禁断の恋に落ち、微妙な三角関係に立たされる、という役ですが、脚本を読まれた印象、由利を演じるにあたって準備されたことはありますか?脚本を読んで、唯一の真人間はこの子だけなのかも、と感じました(笑)。とにかく一途で耕二にまっすぐな由利の愛おしさ、三角関係で荒れた感情もしっかりと表現していきたいです。――なえなのさんにとって東京タワーはどんな存在ですか?過去の思い出などあればお願いします。初めて東京タワーの足元に行った時、虹の麓を見たようなドキドキ感がありました。移動中なんかに見る東京タワーはスッと見守ってくれているような佇まいでしたが、足元まで行くとまあああ大きい!!自分は下から見上げる東京タワーが一番好きです(虹の麓は見たことありません)。――今後の撮影の意気込みをお聞かせください。私は先日クランクインしたのですが、 (由利の彼氏・耕二役の)松田さんのアドリブで発する言葉が、いい意味で予想を裏切ってくるので、どれだけ気持ちを入れていても普通に笑ってしまうことが今の悩みです。水曜日空いてる?というセリフに、木曜日?と返されました。徐々に慣れていけるように、そして由利をしっかりと演じ切れるように頑張ります。
2024年04月10日「King & Prince」の永瀬廉主演で贈る、江國香織原作ドラマ「東京タワー」。この度、永瀬さんと相手役の板谷由夏から、クランクインコメントが到着した。本作は、愛を知らない医大生・小島透(永瀬さん)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷さん)の許されない愛を、現代の東京の最旬スポットを舞台に、令和ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出す物語。先日、クランクインを迎えた本作。透と詩文が、まさに運命の恋におちるシーンから撮影をスタートさせた。隈研吾建築都市設計事務所――。ドラマ内に登場する建築関連シーンを監修する隈研吾の東京オフィスから、この物語の世界が動き始めた。世界から注目される建築家の詩史。彼女の車の下に、猫が入り込んでしまい困っていたところに通りかかった透。服や体が汚れることもいとわず助けてくれたお礼に、詩史は自身の事務所に透を招き入れる。2人は、少しお互いのことを語り、透はこれまでに感じたことのない年上の女性の魅力に、あっという間に虜になってしまう。今作が初共演となる永瀬さんと板谷さん。出会い、恋に落ちるという、肝となるような大切なシーンの数々をは、1日かけて撮影され、日が暮れるころには、完全に透と詩史がそこにいたという。クランクインを迎え、永瀬さんは「まだ1日目、板谷さんともまだまだ初対面に近いような状態でしたが、すごく濃厚な時間を過ごした気がします。今日撮影した最後のシーンなんて、本当に物語のキモになるシーンだと思うので、それを初日から撮ったことによって、一気に板谷さん演じる詩史と透はもちろん、僕たち2人の距離感や関係性もぐっと縮まったと思います」とふり返る。板谷さんも「今日のシーンを乗り越えられたので、もうこの先は大丈夫な気がしています」と手応えを口にした。また「詩史さんと板谷さんのキャラのギャップがすごいです(笑)。素の板谷さんはキャッキャとしていて、それに笑わせてもらったり、元気をもらったり、引っ張ってもらっています。それがいざお芝居が始まって詩史さんになると、一気に艶のある女性に変身されるので、そこの差がすごい!」と印象を明かした永瀬さん。板谷さんも「私ってそんなにギャップあるんですか(笑)。もっと詩史に寄せていったほうがいいのかな…。でも私も初日ということで緊張していましたし、どんな現場も初日の特別感というのはあって、お互い探り合うようなところがあるのですが、私の中では永瀬さんと透をイコールで見られたので、いいスタートが切れました。透くんはこうやってここに佇んで、こうやって生活をしているんだろうなってイメージできるほど、すごく“透くん”でした!」と語っている。そして、今後の撮影に向けて「この先、透はどんどん詩史さんにのめり込んでいくので、それをどう表現していくか、ですけど、今日の感じだと一緒に過ごしているだけでそれができそうなので、そう思えたことが今日の大きな収穫でした」(永瀬さん)、「今回初共演となる永瀬さんと、せっかく同じ作品を作るというご縁をいただいたので、パートナーとしていいものを作っていきたい」(板谷さん)と改めて意気込んだ。第1話あらすじありふれた景色、同じことの繰り返しの日々――いつもと変わらない毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の小島透(永瀬廉)は、建築家の浅野詩史(板谷由夏)と出会う。詩史の事務所に招かれた透は、淹れてもらったコーヒーを飲み、心地よい音楽を聴きながら穏やかな空気の中で過ごす。ふと壁に目をやると、モノクロの東京タワーの写真が飾られていた。「東京タワー、好きなんですか?」と問う透に、「苦手よ」と答える詩史。その理由を「寂しそうだから」と話す詩史に、透はこれまでに自身が抱いていた思いを重ね、不思議と彼女といる時間への愛おしさを感じるのだった。どうしてももう一度会いたいという思いを消せない透は、数日後、再び事務所を訪れる。「なんとなく、またあなたが会いに来てくれる気がした」と話す詩史を前に、透は意を決し、こう告げる――「もっと…あなたのことが知りたいです」。その頃、透と同じ大学に通う親友・大原耕二(松田元太)は、年上の女性に惹かれる透の様子に“焦り”を感じながら、家庭教師で訪れた先で川野喜美子(MEGUMI)の姿を眺めていた…。「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月04日永瀬廉(King & Prince)主演ドラマ「東京タワー」のポスタービジュアルが完成した。本作は、江國香織の伝説の恋愛小説のドラマ化。21歳の青年・小島透(永瀬さん)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を、現代の東京の最旬スポットを舞台に、令和ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出していく。完成したポスターは、東京タワーをバックに、透が詩史の肩にそっと唇を寄せ、透は甘く魅惑的な瞳でまっすぐにこちらを見つめ、詩史は別の方向を見つめる…。大人の女性と出会い、激しく求め、焦がれていく、物語の世界観を投影した1枚となっている。今作が初共演となった2人。初対面からほどなくして行われたポスター&ティザー撮影は、緊張した様子を見せつつも、お互いをフォローし合いながら進み、撮影を終えると、「板谷さんとの距離感もまだ調整中でした(笑)。これからお互いを知っていくフェーズですね。でも、板谷さんご自身はとても気さくで、話しかけても優しく返してくださる印象を受けたので、ちょっと安心しました」と永瀬さん。板谷さんは「永瀬さんのお芝居をされている姿しか拝見したことがなかったので、こうして初めてお会いして、すごく純粋な少年のような永瀬さんを前にし、まるで野生動物の真っ直ぐな鹿のような人が現れた感じでした(笑)。これから撮影を重ねていく中で、どうコミュニケーションをとっていこうかなと思案しています」とコメントした。「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月25日安部公房が1973年に発表した同名小説を石井岳龍監督が映像化した映画『箱男』。本日3月7日の安部公房生誕100周年を記念し、主演・永瀬正敏のナレーションによる“箱男”が都市を覗く本編映像と、第74回ベルリン国際映画祭での石井監督・キャスト陣の姿をとらえたダイジェスト映像が解禁された。原作者の安部公房本人から直接映画化を託されたのは、『狂い咲きサンダーロード』(1980)で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線をいき、近年では二階堂ふみ主演の『蜜のあわれ』や綾野剛主演の『パンク侍、斬られて候』などを手掛けてきた鬼才・石井岳龍。石井岳龍先月行われた第74回ベルリン国際映画祭のBerlinale Special部門に正式招待され、現地・ドイツでも大歓声を浴びた本作。原作者は、その著作が世界20数か国に翻訳され、熱狂的な読者を世界中に持つ日本を代表する文学者であり「壁」「砂の女」などでも知られる安部公房。1924年生まれで、三島由紀夫とも並び称される世界的に人気のある日本の小説家の1人。そして本日2024年3月7日は、安部公房の生誕からちょうど100周年。この節目ともいえる年に、映画『箱男』の公開を迎えるあたって、主演の永瀬さんは「深夜のドイツ・ベルリンの会場に響いた歓声と鳴り止まぬ拍手の音は届いていたでしょうか?『箱男』を残してくださりありがとうございました」と原作者への感謝をコメント。さらに本作でメガホンをとった石井監督は「ご本人からは“映画にするのであれば娯楽にして欲しい”という予想もできなかった謎かけ難題をいただき、32年にわたり映画化の試行錯誤を重ね続けてきました。“箱男”世界が時代にシンクロする事が感慨深いです」と作品への手応えと共に安部氏との思い出を明かした。また、そんな永瀬さんと石井監督が、浅野忠信や佐藤浩市らと臨んだベルリン国際映画祭の様子をショート動画にまとめたダイジェスト映像、そして箱男が登場する、物語の導入部分とも言える永瀬さんのナレーションが吹き込まれた本編映像が解禁。本映像は、線路沿いの道に散らばったゴミの中で倒れている一見ただの段ボールが、いきなり立ち上がるシーンから始まる。「蔑まれるのはお前たち。こっちは何でもお見通し」というナレーションと共に、段ボールに開けられた小窓から都市を一方的に眺める“箱男”の姿が描かれている。かつて1997年に製作が決定していた本作。石井監督は万全の準備を期し、ドイツ・ハンブルグで撮影を行うべく現地へ。ところが不運にもクランクイン前日に、撮影が突如頓挫、撮影クルーやキャストは失意のまま帰国することとなり、幻の企画となっていた。宿命の地・ドイツ、ベルリン国際映画祭での監督・キャスト陣の、レッドカーペットやワールドプレミア後の様子や翌日行われた記者会見の模様がおさめられた特別映像にも注目となっている。主演・永瀬正敏、石井岳龍監督のコメント全文<永瀬正敏>ドイツの地でクランクイン前日僕の目の前で撮影中止が宣告され、全身の力が抜け去って、何も考える事が出来なくなったあの日から、27年の月日が流れましたその間も何度も何度も『わたし』が復活しそうになっては、僕の前から消えていってしまっていましたでも、石井岳龍監督は32年前のあなたとの約束を決して諦めていませんでした非常に奇天烈で、しかし本質をずばり突いているこの素晴らしい原作を、長い時間をかけ映像化した石井監督は、満員の観客の皆さんの前で「新しいマジカルミステリーツアーをお楽しみ下さい」 と上映前に挨拶されました上映が終わり、僕は思わず、お隣の石井監督の手を渾身の力で握り締めていました(後で聞くと本当は手じゃなかったみたいですが、、、)深夜のドイツ・ベルリンの会場に響いた歓声と鳴り止まぬ拍手の音は届いていたでしょうか?この夏、日本の皆さんへ、やっとやっと、やっと!27年かかった「新しいマジカルミステリーツアー」を体感していただけますどうか天国から見守っていてください安部公房さん『箱男』を残してくださりありがとうございましたそして100歳のお誕生日、おめでとう御座います!『わたし』こと 永瀬正敏より<石井岳龍監督>小説「箱男」は読者の数だけ内容の解釈が違ってくるような、とても摩訶不思議で実験的な純文学作品ですが、原作者ご本人からは「映画にするのであれば娯楽にして欲しい」という予想もできなかった謎かけ難題をいただき、32年にわたり映画化の試行錯誤を重ね続けてきました。今回、遂に完成作品が世界に放たれるのは、非常に優れたプロデュースチーム、非常に優れた俳優チーム、非常に優れたスタッフチームの大いなる創作努力の集積の結果ですし、「箱男」世界が時代にシンクロする事が感慨深いです。『箱男』は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年03月07日永瀬廉(King & Prince)が主演する新ドラマ「東京タワー」に、松田元太(Travis Japan)とMEGUMIが出演することが分かった。江國香織の伝説の恋愛小説の連続ドラマ化となる本作は、永瀬さん演じる21歳の青年・小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を、現代の東京の最旬スポットを舞台に、令和ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出す物語。透と詩史のほか、もう1つの禁断の恋が描かれる本作。許されないことと知りながらも、逢瀬を重ねるうち、激しく求め合うようになり、危険な関係に陥る青年と人妻、大学生の大原耕二は、「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」への出演や、バラエティ番組でも活躍する松田さん、人妻の川野喜美子はMEGUMIさんが演じることが決定。耕二は、透と同じビル警備員のバイトをしている学生時代からの友人で、透が詩史と逢瀬を重ねるようになったことを知り、年上女性との恋愛への憧れと、透が実現しようとしていることへの焦りから、家庭教師先の主婦・喜美子を誘惑しようとする危険な青年。「皆さんにぜひ新しい松田元太をお見せしたいです!」と意気込んだ松田さんは、「僕も廉もサッカーが大好きで、昔はよくフットサルを一緒にやったりしていたんですが、最近はなかなか会えなくて…。今日久々に会ったら『元ちょす』って呼ばれたんです。どうやら僕がいないところでも『元ちょす』って呼んでくれていたみたいなんですが、99年生まれ同士、お芝居でも自然な仲の良さを出していけたらいいなと思います」とドラマ初共演となる永瀬さんについても語った。一方、永瀬さんは「(松田)元太とドラマでは初めて共演します。お互いデビューする前は一緒に仕事したり、プライベートでは温泉に行って卓球したり、遊んでいたんですけど、デビューしてからはなかなか一緒に仕事もできず絡みは減っていたんです。なので、今回共演できるのはとてもうれしいし、楽しみです!最近元太をバラエティーで見ることが多くて、『あれ、こんなキャラやったっけ?』と思うことがすごくあるので、元太のバカが『ビジネスバカ』なのかも、しっかり現場で見極めて、皆さんに発信していけたらと思っています!」とコメントした。MEGUMIさん演じる喜美子は、どこかに満たされない孤独感を抱えた専業主婦。最初こそ拒んでいたものの、耕二によって心の中に抑圧されていた女性の部分が刺激され、禁断の関係にもつれ込んでいくことに。松田さんの印象についてMEGUMIさんは「メディアを通して拝見していると、キラキラされていて…。そんな松田さんと私でどんな2人になるのか、想像がつかないですね(笑)!そもそも私自身、恋愛モノっていうのがあまり経験なくて、だいたい主人公の女の子の恋を応援する、もしくはぶっ潰す!みたいな役が多かったので(笑)、がっつり恋愛するっていう役、珍しいんですよ。ましてやすごく歳下!もう、自分の中では2つも3つも大きなチャレンジで緊張しています(笑)」と話し、「とにかく初めてのことばかりなので、自分の経験みたいなものが役を通していい形に発揮できたら、と思いますし、喜美子という女性がなぜそんなにも自分を抑えて生きているのかという部分もしっかり丁寧に作って、見ている方々にも共感していただけるお芝居ができたらいいなと思っています」と意気込みを語っている。「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月07日江國香織の恋愛小説「東京タワー」が、永瀬廉(King & Prince)主演でドラマ化されることが決定。この春、テレビ朝日系・オシドラサタデーにて放送がスタートする。2001年に刊行された小説は、21歳の小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史の美しくも許されない愛を描き大ヒット。2005年には黒木瞳×岡田准一で映画化、2014年には韓国でTVドラマ化もされた。今作では、令和ならではのストーリー、登場人物たちの心の機微を、現代の東京の最旬スポットでのロケーションで描き出し、新たな感動と余韻を視聴者に届けるという。恋愛ドラマ初主演となる永瀬さんが演じるのは、医大生の主人公・小島透。純粋だからこそ愛に溺れていく透のリアルな心の機微、一瞬一秒ごとに揺れ動いていく感情や切なさを、等身大の青年として演じていく。「情報解禁のスチールでもわかる通り、刺激的なシーンも多いので、ファンの皆さんには確実に見たことのない僕をお見せすることができると思いますし、僕自身としてもレベルアップできる作品になるのではないかと思っています」と心境を語った永瀬さんは、「けっこう攻めたシーンも多いですが、そういうシーンは僕も初めてなので、現場でしっかり監督と話し合いながら、綺麗な作品に作り上げていけたらいいなと思っています」とコメント。また、映画版も観たそうで「岡田さんのお尻が綺麗だったことと、松本潤さん演じる耕二がお風呂の中で桃を食べてる、っていう物語の本筋以外のところの表現も強烈に印象に残りました(笑)。僕らがやる今回の『東京タワー』では、どんな表現が出てくるんだろう、と楽しみになりましたし、そんな象徴的で印象に残るものを作れたらと思います。透の役作りの面では、岡田さんが演じられた透を意識しすぎることなく、現場で板谷さんや他の共演者の皆さんと向き合い、どんなお芝居ができるか、自分の中から出てくる透というものを見つけていけたらと思っています」と語っている。そして、透が恋い焦がれる浅野詩史を演じるのは、数々の作品でその存在感を発揮してきた板谷由夏。夫がいる身でありながら、透からの激しいアプローチに心揺れ、道ならぬ愛へと踏み出してしまう詩史。戸惑いながらも激しく求め合ってしまう詩史の葛藤を、大人の魅力たっぷりに演じる。「正直、『私で大丈夫ですか!?』という気持ちは今も続いています」と心境を明かした板谷さんは、「とにかく永瀬くんと仲良く、というか一緒にモノ作りをするところまでしっかりコミュニケーションがとれるようになることですね。やはり作品を良くしたいので、その思いがちゃんと一致できるように…。一方で、詩史と透でなきゃいけないので、そのバランスも探りながらですね」と言い、「恋愛ってやっぱりその人の中でエネルギーになるようなパワーが生まれたり、いろんな感情が数倍にもなるような事柄だと思うんです。このドラマを見て、それを一緒に体感していただけたらうれしいです」とメッセージも寄せている。第1話あらすじいつもと変わらない毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の小島透(永瀬廉)は、建築家の浅野詩史(板谷由夏)と出会う。詩史の事務所に招かれた透は、淹れてもらったコーヒーを飲み、心地よい音楽を聴きながら穏やかな空気の中で過ごす。ふと壁に目をやると、モノクロの東京タワーの写真が飾られていた。「東京タワー、好きなんですか?」と問う透に、「苦手よ」と詩史。その理由を「寂しそうだから」と話す詩史に、透はこれまでに自身が抱いていた思いを重ね、不思議と彼女といる時間への愛おしさを感じるのだった。もう一度会いたいという思いを消せない透は、数日後、再び事務所を訪れ、こう告げる――「もっと…あなたのことが知りたいです」。その頃、透と同じ大学に通う親友・耕二は、年上の女性に惹かれる透の様子に焦りを感じていた…。オシドラサタデー「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年02月29日永瀬正敏、佐藤浩市、浅野忠信と石井岳龍監督が、開催中の第74回ベルリン国際映画祭にて映画『箱男』のワールドプレミア上映に参加。レッドカーペットや上映後Q&Aに登場した。カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界3大映画祭のひとつで、今年で74回を迎えるベルリン国際映画祭が2月15日よりドイツ・ベルリンで開幕。本映画祭のBerlinale Special(ベルリナーレ・スペシャル)部門に正式招待された本作『箱男』は、原作者・安部公房の生誕100周年にあたる今年、奇しくも27年前に撮影が行われるはずであった“宿命の地”で17日ついにワールドプレミアを迎えた。まずは、メイン会場となるBerlinale Palast(ベルリナーレ・パレスト)のレッドカーペットに、それぞれシックなスーツに身を包んだ永瀬さんら4人が颯爽と登場。ときおり立ち止まってファンにサインを書いたり写真撮影したりと交流しながら、世界各国から集まった報道陣の呼びかけにも笑顔で応えた。その後Zoo Palast(ツォー・パラスト)に移ると、800人ほどの満席の劇場で公式上映が行われた。上映後に会場は映画を観終えたばかりの観客たちの興奮冷めやらぬ熱気に包まれ、同席していた監督キャストらは大きな拍手で讃えられた。4人はそのままQ&Aに登壇し、まず27年の時を経てこうして改めて新作が製作・上映されるに至った経緯について聞かれると石井監督は「すべてのストーリーを語ると一晩ではとても足りないので手短に(笑)実際には32年前に企画が動き出し、27年前のドイツ・ハンブルグで日本とドイツの合作映画として撮影される予定で、そのときのメインキャストがここにいる永瀬正敏さん、佐藤浩市さんでした」と回答。「しかし、撮影前日に日本側の製作資金の問題で中止となってしまいました。当時撮影予定だった作品は本作とはかなり違って、もっとスラップスティックギャグという感じでした。そのあと何度か立ち上げようとしてきましたが原作者の安部公房さんが亡くなってしまい、原作権が安部さんの娘さんに移られました。その後、もっと原作に近づけてほしいという彼女の意向があったことと、7年間ハリウッドに映画化権が渡っていたこと、またご覧いただいてお分かりになったと思いますが非常にチャレンジングな企画であったため日本映画界ではなかなか実現が難しく時間がかかってしまったという経緯がありました」と詳細を説明。その上で、「27年前の出来事は非常に残念ではありましたが、機が熟したというか時代が『箱男』に追いついたという気がしています。いままさに『箱男』の時代がきたと思っていて、私自身は今回の映画化をとても気に入っています」と加え、新作への並々ならぬ自信をのぞかせた。また、原作も読んでいるという熱心な観客から、メタフィジカルな部分もあり同時に哲学的でもある、とても特異な要素を持つ原作を映画化するにあたって、どのように作り上げようと思ったのかという質問に対しては、「大きくふたつあります」と監督。「ひとつは、この原作は読者の数だけ違う解釈があると思っています。プラス、読んだ読者自身が箱男になるという仕掛けがある小説だと思っています。なのでそれを映画化するには、これを観た観客が全員箱男になるということをまず念頭に置きました。次に、この原作には謎がいくつかあって、例えば箱男は誰かということ、また原作内で唯一記号ではなく名前が付いている戸山葉子さんという人がどういう人なのかということ、それをこの映画で解明しようと考えていました」と意識していた点を明かした。続けて主演の永瀬さんが「皆さん、遅くまでありがとうございます」と挨拶。深夜の上映のため観客の帰りを気遣う言葉で会場を和ませると「僕は27年前からこの作品に携わらせていただいていますが、当時撮影が中止になる瞬間にも立ち会っています」とコメント。「クランクイン前日に、ハンブルグの街にいる箱男の写真を撮りましょうと皆がホテルのロビーに集まっていたときに、監督がプロデューサーに呼ばれていなくなったと思ったら少し経って歩いて行かれるのが見えて、あれどうしたのかな…と思っていたら『この映画を中止にします』と言われたんです」と当時の衝撃的な出来事を回想。「そして27年経って一度頓挫した映画がまた完成するというのは世界でも稀にみる企画だなと思っていて、監督の原作に対する思いの強さを感じました。さらにその作品のワールドプレミアを同じドイツでできるというのは何とも言えないストーリーだなと思っています」と、偶然か必然か、本作がもたらした奇跡を噛み締めるように想いを語った。すると、今回新たに出演することになった浅野さんが「そういう意味では、僕は27年前には参加していなかった俳優ですので、“ニセ医者”の役にはぴったりだったかなと思っています」と差し込み、会場を笑わせた。石井監督から直々に27年前の映画との違いを話してほしいと振られた佐藤さんは、「明確にお答えをしたいと思うんですが、私も60半ばでして27年前の映画のことはあまり覚えていません」と前置きしつつ、「ただひとつ言えるのは、先ほど監督もおっしゃっていましたが、この映画の中で名前が出るのは看護師の彼女だけなんですよね」と言及。「あとは“わたし”だったり“軍医”や“ニセ医者”だったり固有名詞がなく記号であるということ、そして箱男たちが自分たちの手帳、メモ帳に捉われて、それが自分たちのアイデンティティのすべてになってしまう、その描写がより強調されているのが前回のものと本作が大きく違う部分かなと思っています」と自身の見解を述べた。最後に、石井監督がその外山葉子役の白本彩奈が舞台の本番があり、残念ながらこの場に登壇できなかったことに触れ、彼女が数百人のオーディションから抜擢された新人女優であることを説明すると観客から賞賛の拍手が巻き起こった。まさに“宿命の地”であるドイツでのワールドプレミアを大盛況に終えた本作。奇しくも安部公房生誕100年にあたる2024年に日本でも公開される。『箱男』は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年02月19日映画『箱男』が2024年に公開される。主演は永瀬正敏。監督は石井岳龍。安部公房の長編小説『箱男』を映画化映画『箱男』は、日本を代表する作家・安部公房が1973年に発表した小説『箱男』を映画化した作品。『箱男』は世界20数か国で翻訳され、未だに熱狂的な読者を持つ、安部公房の代表作のひとつだ。頭からダンボールを被り、都市を徘徊する“箱男”を描いたこの物語は、人間が“自己の存在証明を放棄”した先にあるものを問う難解なテーマのため、映像化は困難であると言われていた。監督は石井岳龍そんな中、安部公房本人が直接映画化を託した人物が、1980年『狂い咲きサンダーロード』で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線を駆け抜けてきた鬼才・石井岳龍だった。1997年の時点で映画製作が決定していたが、クランクイン前日、不運にも撮影が頓挫。幻の企画となっていた。27年越し、待望の映画化それから27年の月日が経ち、奇しくも安部公房の生誕100年にあたる2024年、石井岳龍は遂に『箱男』の映画化を実現。主演には27年前と同じ永瀬正敏を迎え、同じく27年前に出演予定だった佐藤浩市、さらに世界的な活躍を遂げる浅野忠信といった俳優陣が集結。数百人にのぼるオーディションから抜擢された白本彩奈も加わり、映画『箱男』が完成した。なお、映画『箱男』は、第74回ベルリン国際映画祭に正式招待され、ワールドプレミアを迎える。主人公・わたし...永瀬正敏カメラマン。街で偶然目にした“箱男”に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、“箱男”を目指すことに。ニセ医者...浅野忠信“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者。軍医...佐藤浩市“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医。謎の女・葉子...白本彩奈わたしを誘惑する謎の女。箱男を付け狙うワッペン乞食…渋川清彦“わたし”の取り調べを行う刑事…中村優子上司の刑事…川瀬陽太箱男が都市を覗く本編映像と共に、第74回ベルリン国際映画祭での監督・キャスト陣の姿をとらえたダイジェスト映像が到着。映像は物語の導入部分ともいえるものとなっており、「蔑まれるのはお前たち。こっちは何でもお見通し。」というナレーションと共に、段ボールに開けられた小窓から都市を一方的に眺める箱男の姿が映し出される。映画『箱男』あらすじ“箱男”とは、人間が望む最終形態。すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、のぞき窓から一方的に世界を覗いて徘徊する“箱男”に魅せられたカメラマンのわたしは、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、遂にその一歩を踏み出す。しかし、本物の“箱男”になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。わたしをつけ狙い“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者や、“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医 、さらにわたしを誘惑する謎の女・葉子が現れ、わたしを惑わせる。果たしてわたしは、本物の“箱男”になれるのか......。【作品詳細】映画『箱男』公開時期:2024年監督:石井岳龍脚本:いながききよたか、石井岳龍原作:安部公房「箱男」(新潮社)出演:永瀬正敏、浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市、渋川清彦、中村優子、川瀬陽太配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年01月18日永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市、白本彩奈出演映画『箱男』が「第74回ベルリン国際映画祭」のBerlinale Special(ベルリナーレ・スペシャル)部門に正式招待され、ワールドプレミアを迎えることが決定した。「箱男」、それは人間が望む最終形態、すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、都市を徘徊し、覗き窓から一方的に世界を覗き、ひたすら妄想をノートに記述する。カメラマンである“わたし”(永瀬正敏)は、街で偶然目にした箱男に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、ついにその一歩を踏み出すことに。しかし、本物の「箱男」になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。“わたし”をつけ狙い「箱男」の存在を乗っ取ろうとするニセ医者(浅野忠信)、すべてを操り「箱男」を完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)――。本作は、世界二十数か国に翻訳され、熱狂的な読者を世界中に持つ作家・安部公房の同名小説の映画化。1973年に発表した代表作のひとつとなっている本作は、「人間の自己の存在証明を放棄した先にあるものとは何か?」をテーマに、その幻惑的な手法と難解な内容のため、映像化は困難とされてきた。幾度かヨーロッパやハリウッドの監督が映画化を試みたが、安部公房サイドから許諾が下りず、企画が立ち上がっては消えるなどを繰り返していた中、安部さん本人から直接映画化を託されたのは、『狂い咲きサンダーロード』で衝撃的なデビューを飾った石井岳龍(当時は石井聰亙)。そして1997年に製作が決定し、ドイツ・ハンブルグで撮影を行うべくドイツの地に降り立ったが、不運にもクランクイン前日に撮影が突如頓挫、幻の企画となった。それから27年。安部公房生誕100年にあたる2024年、ついに『箱男』を実現させた。主演は、27年前と同じ永瀬正敏。同じく出演予定だった佐藤浩市も参加。永瀬さんは「27年前、ドイツ・ハンブルグでクランクイン直前に、志し半ばでほぼ切れかけた“思いの糸”が、こうして紡がれた事が何より嬉しいです。そして再びドイツの地、ベルリン国際映画祭に特別招待していただけた事、大変光栄ですし、ある意味奇跡です。石井岳龍監督の『箱男』に対しての壮大なるロマンと“思いの糸”の強さが、世界中の沢山の方々の心の中に共鳴する事を願うばかりです」と思いを明かす。佐藤さんは「時を経て新しく創られた『箱男』がドイツベルリンに呼ばれる。27年前とは多少形を変えた作品とはいえ,箱の中からの『箱男』の目線は当時も今も変わりません」とコメント。さらに、世界的に活躍する浅野忠信が集結。また、数百人のオーディションにより、白本彩奈が抜擢され加わる。浅野さんは「とてもやり甲斐のある役を徹底的に楽しんで演じられたのでドイツでどう観てもらえるのか今から楽しみです!」と話し、白本さんも「私自身がミックスであることで、子供の頃から、お芝居と作品を通して世界の架け橋となることが目標でした。そんな中、ベルリン国際映画祭にお招きいただいたことは大変喜ばしく、同時に高揚感に包まれています。全ては誰よりもエネルギーを帯びてそこにいて下さった監督とチームの結晶であり、改めてその一員となれたことを本当に誇りに思います」と語っている。『箱男』は2024年公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年01月15日映画『法廷遊戯』(公開中)の公開記念舞台挨拶が12日に大阪で行われ、永瀬廉(King & Prince)、戸塚純貴が登場した。同作は五十嵐律人氏による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。○■永瀬廉、『法廷遊戯』舞台挨拶 in 大阪に登場上映後に行われた今回の舞台挨拶では、永瀬・戸塚が客席から登場。笑顔で集まった観客の黄色い声援と拍手に応えた。公開を迎えた感想を問われた永瀬は、「(上映が)9時から! ありがたいですよね」と、朝早くから映画館に足を運んでくれた観客に感謝の言葉を述べ、「昨日からこうやって純貴くんと楽しく(映画館を)周らせていただいて、ほんまに公開したんだなあという気持ちです」と語る。戸塚も自身の出演シーンの撮影について「(永瀬らは)大変な撮影だったと思いますが、僕は100m走を息止めて走っているような感じだった」と表現し笑いを誘いつつ、「こうやって皆様に届けられて嬉しい」と喜びを明かした。戸塚の撮影期間が比較的短かったため、2人が顔を合わせたのは意外にも6回目だそうで、永瀬も「まだそんなやねんな!」と改めて驚きを口にしたが、そのように感じさせない仲の良さを見せていた。8年間大阪に住んでいたという永瀬は「地元といったら大阪と言いたいくらい、特別な場所というか、家感・地元感を感じます」と愛を見せ、「大阪、帰ってきたという感覚ですね!」と愛着のある地で舞台挨拶ができた喜びを表現。お酒が好きだという戸塚は、行きたい場所に“味園ユニバース”を挙げ、「お昼に行ったことがあるんですけど、建物が不思議な雰囲気で、今度は夜に行ってみたいけどちょっと怖いな……」と、大阪のディープなスポットに興味津々の様子で、MCから「ぜひ(永瀬と)2人で」と勧められると、永瀬も「ね、そうしましょう!」とノリノリで応えた。また、お気に入りのシーンを聞かれた永瀬は“無辜(むこ)ゲーム”の場面を挙げ、戸塚も「僕はほぼあそこ(のシーン)にすべてを懸けた」と同意。永瀬が「あのシーンは物語の序盤で、撮影の大変さも含めて、完成して観たらあの空気感に『おおー!』となったよね」と思い入れの強さを語ると、戸塚は同調しつつ「恥ずかしかった……」と異なる角度の感想を述べる。「模擬裁判で一1人だけありえない声量で喋ってたから、皆に受け入れてもらえるかな」と不安を口にし、笑いを巻き起こした。永瀬も、この時の戸塚の声が少し離れた場所でも聞こえてきた、というエピソードで笑いを誘いつつ、「寒いし、時間感覚もわからん中で、ずっと同じ景色を見てるから大変な部分もありましたけど、それ以上の熱をもって撮影できたので、いいシーンになったのではないかと思います」と語った。○■永瀬廉VS戸塚純貴「#法廷遊戯8番勝負 in関西」第3戦の結果は……イベントでは11日に行われた名古屋での公開記念舞台挨拶に引き続き、『法廷遊戯』公式Xで実施中のキャンペーン企画「#法廷遊戯8番勝負 in関西」を実施。この企画は名古屋・大阪の舞台挨拶において、各回別のお題で永瀬VS戸塚の勝負を行い、計8回のうち勝った回数の多い方を予想するというもの。名古屋における計2回の対決では1-1の引き分けだったということで、今回の勝負への気合を見せた2人。3回目となった今回は、2人が互いに単語を増やし記憶しながら繋いでいく「ワード増えるゲーム<法廷遊戯>」で対決した。永瀬からスタートすると、永瀬「弁護士」→戸塚「裁判」→永瀬「法律」→戸塚「ノンストップ・トライアングル・ミステリー」とワードを増やし、順調に進んでいくように思えたが、永瀬が「信念」と答えたところで戸塚が順番を間違えてしまい、永瀬が勝利。その後も永瀬がスラスラと弁護士~信念までを暗唱し、ゲームが続行するかと思われたが、戸塚が新しい言葉をすぐに追加することができず、大盛り上がりの中、ゲームは終了する。戸塚も認める記憶力の良さを永瀬が見せつけ、8番勝負の勝敗は残り5回のゲームに委ねられた。最後に、主演の永瀬は「約1年前からこの作品が動いていて、ようやく皆さんのもとに届けられたことを嬉しく思います」と公開を迎えた興奮を改めて語り、「この作品が皆様にとって、人生の大きな選択をするタイミングで思い出すような作品であればいいなと思います。何回観ても楽しんでいただけると思うので、是非、たくさんの方々に最後まで愛していただければ嬉しいです」と挨拶。会場は拍手に包まれ、イベントは幕を閉じた。
2023年11月13日映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、永瀬廉(King & Prince)、杉咲花、北村匠海、深川栄洋監督が登場した。同作は五十嵐律人氏による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。○■映画『法廷遊戯』初日舞台挨拶でハプニング主演の永瀬は最初に役について語ったのち、「このタイミングで汗を拭かせてていただきます」といったん退場。北村は「俺が永瀬廉であるかのように」と位置を移動し、「僕は永瀬廉なので、責任持って答えさせていただきます」とフォローする。周囲のコメントにも「"セイギ”としても感じましたね」と、永瀬であるかのようにあいづちを打っていた。作品についてのトークが進む中、永瀬は袖からひょっこりと「すみません、いつ出たらいいんすかね」と顔を出す。北村は「すいません、不審者は……」「今、舞台挨拶中なんで」と止め、永瀬は「関係者なんで!」と抗議。監督が「北村くんが(撮影位に)5日間しかいなかったけど、その割に映画は北村くんを感じながら進んでいくので、費用対効果の高い……」「今も主演を乗っ取ろうとしている」とジョークを飛ばすと、北村は「今もこの映画が自分の映画だっていう気持ちでいます」と語ってみせた。その後も、監督がキャストについてトークするコーナーの前に「ちょっとお色直ししてきます」と袖にはけた永瀬に代わり、北村が「僕が永瀬廉」と自負。汗を拭き終わって戻った永瀬を迎え入れつつ、最後には「僕は数日という撮影期間でしたけど、すごく充実した撮影の日々だったんです。そして、作品には僕よりもはるかに濃密な日を過ごしている、3人のいろんな思いと時間と、話し合いの先に生まれた、種から出た芽みたいなものがすごく詰まっている」と同作について表す。「(演じた)馨って、ある意味ここにいる2人(永瀬、杉咲)に花を渡してあげる役でもあり、2人が生きてきた過程だったり、撮影の日々で過ごしてきた過程に水を上げるような役でもあると思ってたので、いろんな役割をできたのかなと。汗をかく永瀬廉の代わりをやったりとか」とイベントの出来事にも触れ、「今日で僕たちのことを離れますけども、すごく楽しい撮影から公開までの道のりだったなと思います。ありがとうございました」とトークを締めた。
2023年11月10日吉沢亮 永瀬正敏 小栗旬 阿部進之介(登場順) 豪華俳優陣4名が主演先日東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門にてワールドプレミアが行われた映画『かぞく』が、Amazon Prim Videoにて全世界に配信されることが決定しました。11月24日(金)より、全世界200以上の国と地域にて同時配信がスタートします。言語は、英語、中国語、韓国語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、マレー語になります。映画『かぞく』は、17歳で漫画家デビュー、代表作『未成年』『編集王』『雲出づるところ』を送りだし『同じ月を見ている』では平成11年度文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞、人気作家としてのキャリアを積み重ねていた2012年、突然この世を去った伝説の漫画家・土田世紀の未完の絶筆作品の実写映画化。 松本大洋を初め多くの漫画家が影響をうけた土田の生きざまを色濃く描く作品で、脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM「au 三太郎」シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、吉沢亮・小栗旬らをキャストにむかえ、満を持しての映画監督デビューを果たしました。監督デビュー作にもかかわらず、豪華俳優陣が出演、11月3日よりテアトル新宿・ヒューマントラストシネマ渋谷にて限定公開中です。<主演小栗 旬コメント>この度、映画『かぞく』がAmazon Prime Videoにて全世界200以上の国と地域で同時配信されると聞き、とても嬉しく思います。衣装デザイナーとして共に仕事をしてきた澤さんが監督デビューされる作品に出演することは不思議な感覚でした。撮影はずいぶん前なのではっきりとした記憶はないのですが、こうやって完成し、世界の方々に見てもらえるのは楽しみです。<監督澤 寛コメント>この度、Amazon Prime Videoのネットワークによって、映画『かぞく』は、全世界200以上の国と地域にいる皆様へ届けることができるようになりました。この映画のテーマは、タイトルにもある通り「家族とは何か」です。私には、家族から突きつけられた命題はとても厳しく、それらを乗り越える苦しみとともにこれまでを生きてきたと感じています。そして、この映画は、家族からの受難を乗り越えようとする人々の映画です。さて、私たちはどこまでが家族なのでしょうか。親と子は、妻と夫は。法や倫理に反するような人とは、血の繋がりのない人とは、友とは、恋人とは、法的に認められない関係は、家族ではないのでしょうか。絶対的他者といえる”他人の家族”との境目はどこにあるのでしょうか。家族ではないと考えている人を、家族のように愛することは難しいのでしょうか。私たちにとって当たり前にしてしまっている家族という概念は何によって築かれてきたのか。この映画には、映画が取り扱う繊細なテーマを表現することに賛同してくれた日本を代表する俳優たちが参加してくれています。彼らが演じた人物の心に目を向け、息遣いに耳を傾けてみてください。そして、この映画の最後に置かれた結末を見届けてください。この映画を制作し始めた2019年より既に4年の月日が流れ、社会は大きく変わりました。そして、家族の景色もまた変わり続けています。それでも、家族という関係を新たに築くことには希望があり、「家族とは何か」を振り返ることは私たちに多くの”気づき”を与えます。この映画が、文化や生活様式の垣根を超え、世界中の皆さまへ届き、私たちの抱える諸問題を解決する手助けの一端になりますように。_2023年11月5日 澤寛父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。——これは4人の男の4つの家族が、複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を、静かに描く叙情詩です。漫画家・土田世紀が残した「かぞく」のなかで描かれた5つのエピソードを原作として、澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描く映画へと昇華させた。旧来の家族構造から「核家族」を基準に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」などのテーマを各エピソードに振り分け、土田世紀が描いた物語が現代家族の背負ってきた旧来の家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、それぞれ家族の再生を試みながら「家族とは何か」を問いかける。音楽には舞台音楽家である棚川寛子(「アンティゴネ」「マハーバーラタ」など)を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰氏協力のもと、ムーバーとスピーカーに分ける演劇様式を極めたSPACの俳優たちによる音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現を確立し、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当。棚川の音楽、SPACの演奏とともに、映画独自の世界観を築いている。撮影は山本英夫が担当し、山本が撮影したフィルム映像を、澤寛自身でカラグレーディングの指揮をとり、色彩を確立。秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を写すことで、日本的霊性を映像に呼び込み、映像美を手に入れている。クレジット原作: 土田世紀「かぞく」(日本文芸社刊)監督・脚本・編集・衣裳デザイン: 澤寛音楽:棚川寛子演奏:SPAC音楽制作特別協力:宮城聰サウンドデザイン:清水宏一撮影:山本英夫照明:小野晃美術/装飾:渡辺大智録音:竹内久史キャスティング:杉山麻衣エグゼクティブプロデューサー:村田千恵子プロデューサー: 松橋真三企画・プロデューサー:鈴木大造出演:吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)鶴田真由渡辺真起子福島リラ秋吉久美子込江大牙粟野咲莉田代輝根岸季衣野口雅弘瀧内公美片岡礼子山口馬木也上映時間: 1時間22分48秒フォーマット: アメリカンビスタ ・ 5.1ch制作プロダクション: クレデウス製作・配給: アニプレックス公開:2023年11月3日(金・祝)劇場:テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷クレジット表記:©土田世紀/日本文芸社,Aniplex Inc.配信:Amazon Prim Videoにて11月24日(金)より全世界200以上の国と地域にて同時配信がスタート。※作品の視聴には会員登録が必要です。無料体験期間終了後、有料期間に自動移行(Amazon プライムについて詳しくはamazon.co.jp/prime へ)。映画『かぞく』オフィシャルサイト : 映画についてのお問い合わせ先:アニプレックス宣伝3部福田・堀内℡03-5211-5030 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月06日映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の先行上映舞台挨拶が5日に都内で行われ、永瀬廉が登場した。同作は五十嵐律人氏による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。○■映画『法廷遊戯』クランクインで「チャックが開いてた」永瀬廉撮影の思い出について、永瀬は「お墓参りのシーンがクランクインで、クランクインの日にスーツ着てたんですけど、チャックが開いてたのを思い出しました」と告白。「着替えて現場に行こうかなと思って、現地に着く前ですよ。『クランクインで〜す!』みたいな流れの前に、(服を)触ってたら『あれ?』って。見たらむっちゃ開いてて。危なかったです、本当に。チャック開けたまま行きそうになってました」と振り返った。永瀬は「避けたので良かったですけど、スーツ、忘れますよね。スーツやと忘れがちです」と独特な持論を展開する。「私服はチャックのパンツじゃなくて、ボタンタイプなんです。ボタンタイプって、閉めるの大変やから、外さずに脱いだり着たりしてるんですよ」と説明し、「脱ぎづらいです。けど、ボタンをわざわざ外してつけてがめんどくさいので、ホックだけ外して頑張って」と実演。「だから、スーツだと忘れちゃうんです。上げ癖と下げ癖がないので」と主張していた。
2023年11月05日映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の先行上映舞台挨拶が5日に都内で行われ、永瀬廉が登場した。同作は五十嵐律人氏による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。○■映画『法廷遊戯』主演の永瀬廉が登場杉咲、北村との共演について聞かれると、永瀬は「花ちゃんは初めましてだったんですけど、やっぱりいろんな作品とか見させていただいていて、『花ちゃんとお芝居できるやん。嬉しい』という気持ちももちろんありました。匠海くんも3〜4年ぶりに共演で、自分は“再共演”という経験がなかったんですけど、会った時に昔の関係性にすぐ戻れましたし、何も変わってなくて安心しました」と心境を語る。さらに「匠海くんの雰囲気とか空気感も含め、(演じた)馨にはまってるなと思って。すでに馨として見てたというか。だけど学校内でしゃべっているシーンとかは、ある意味本来の姿なわけで、そういう部分も匠海くんと俺の普段の関係性があったから、よりすんなりできたなという手応えがあります」と自信を見せた。一方で、永瀬は「匠海くんと、がっつり共演できて嬉しいなと思ってたんですよ。再共演ということでめちゃめちゃ楽しみにしてたんですよ。蓋を開けてみたら、あの人5日くらいしか撮影してなくて。そのうち一緒におれたのが3〜4日とかで」と苦笑。「そこはすごい濃い時間やったんですけど、もし『法廷遊戯』の後も一緒になることがあれば、次はがっつりだなと思いました。もっと一緒におって刺激受けたかった」と今後にも期待する。どんな再共演をしたいか聞かれると、永瀬は「ケンカしたいっす。バッチバチに殴り合いたいっす」ときっぱり。「匠海くんとこの前一緒に遊んだ時に、格闘ゲームをしてボコボコにされたんですよ。それが悔しくて、作品でボコボコにしてやりたいなと思いますね。ゲームでは負けたけど」とリベンジしたいという。「(ゲーム)うまかったっすね。僕もうまい方だってたんですけど、力及ばずで。だから作品でやっつけてやりたいです」と希望していた。
2023年11月05日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める、映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の主題歌が1日、明らかになった。○■映画『法廷遊戯』永瀬廉・杉咲花・北村匠海の特別映像今回公開されたのは、キャストたちのインタビューとリンクした本編&メイキングによる特別映像と、新規場面写真。法律を学び弁護士となる主人公の「セイギ」こと久我清義を演じた永瀬廉、本作で起こる事件の容疑者となる織本美鈴役の杉咲花、そしてその事件の被害者となる結城馨役の北村匠海のメインキャスト3名が、次第にそれぞれの秘密が交差していく難解なストーリーと役どころを紐解いていく。永瀬は「どう観ている人を騙していくか……驚きを与えられるように頑張りたいなと思っていました」とセイギ自身が抱える秘密をほのめかす。さらに本作の法律監修を担う、原作者で現役弁護士の五十嵐律人氏からの指導に真剣に耳を傾けるメイキングなどが切り取られ、普段は使わない裁判用語が連続するセリフに「噛みそうになりました(笑)」と苦戦したことを明かしている。杉咲は「自分の価値観に対しても、小さな危機感みたいなものを抱かされるような物語だと感じました」と作品が内包する深いテーマに寄り添い、演じた美鈴については「彼女の起こす行動自体は外から見たら不純で愚か」と言いつつ、「本人はすごくシンプルに一途な気持ちを抱いている」と繊細な解釈を語っている。北村は過去に法廷を扱う作品に出演した際とはまた違った本作の魅力について触れ、「弁護士モノとは一味違った、これは“ミステリー”なんだな」とアピールした。自身の演じた馨についても「渦中にいるようですごく俯瞰的」と言及している。最後に永瀬から「見る人によって違う解釈ができそうなラストであったりとか、考えさせられることをしていたりするのでその余白も楽しんでほしい」と見どころが語られた。【編集部MEMO】映画『法廷遊戯』(11月10日公開)は五十嵐律人による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬廉)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。
2023年10月31日俳優の吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(※登場順)が主演を務める、映画『かぞく』(11月3日公開)の予告映像とポスタービジュアルが23日、公開された。同作は、人気作家としてのキャリアを積み重ねていた2012年、突然この世を去った伝説の漫画家・土田世紀氏の生き様を描く未完の絶筆作品『かぞく』の実写映画化作。父が失踪し、母と2人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かうマコト(吉沢)、ある秘密を抱えた内縁の妻・ハルカと密やかに生活を送るケンジ(永瀬)、妻を亡くし、1人で育てている2人の子供たちと海へドライブに出かけたタケオ(小栗)、久しぶりに帰省した実家で、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていくユウイチ(阿部)という4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描いている。○■映画『かぞく』予告映像&ポスタービジュアル公開今回、本作の映像を初解禁。4人の俳優陣が描き出すそれぞれの家族の姿が明らかになった。群青色に染まった空と海に挟まれ1人立ち、覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てるマコトや、泣き叫ぶ妻・ハルカを後ろからきつく抱きしめるケンジ、思いつめた表情を浮かべ車を走らせるタケオと、海岸に立つ2人の子供たち、久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ白いワンピースを着た女に出会うユウイチの姿が切り取られている。また、予告映像とあわせてポスタービジュアルも公開。4人の男たちが見せる一筋縄では読み取れない表情と「未来へー」という言葉が、物語の展開を期待させている。(C)土田世紀/日本文芸社,Aniplex Inc.
2023年10月23日吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が出演する映画『かぞく』の予告編とポスタービジュアルが完成した。本作は、多くの漫画家が影響を受けたという土田世紀の生き様を色濃く描いた未完の絶筆作「かぞく」の実写映画化。本作の映像初解禁となる今回の予告編では、4人が描き出すそれぞれの家族の姿が明らかに。吉沢さん演じるマコトは、父が失踪し、母と住み慣れた街を離れ、新しい街へと向かう。群青色に染まった空と海に挟まれ一人立つマコトは、覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てる。内縁の妻と密やかな生活を送るケンジ(永瀬さん)は、泣き叫ぶ妻を後ろからきつく抱きしめ、そのあと時効間近の指名手配犯のニュースが映る。2つの関係が紐解かれるとき、彼らを待つ未来もまた動き出す。小栗さん演じるタケオは妻を亡くし、2人の子どもを育てている。思いつめた表情で車を走らせ、子どもたちは海岸に立つ。阿部さん演じるユウイチは、久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ女性に出会い、森に誘われていく。併せて公開されたポスターもまた、4人の男たちが魅せる一筋縄では読み取れない表情と、「未来へ――」という言葉が添えられ、物語の展開を期待させる。『かぞく』は11月3日(金・祝)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かぞく 2023年11月3日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開©土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年10月23日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める、映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の主題歌が1日、明らかになった。同作は五十嵐律人による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。同作の主題歌がKing & Princeの14枚目のシングル曲「愛し生きること」に決定したことが、1日に開催された「King & Prince LIVE TOUR 2023 〜ピース〜」の夜公演で発表された。嘘か本当か分からないものに振り回されそうになる時、誰しもが身近な人に支えられている。自分にとって大切な存在がいるからこそ、どんな現実も受け入れて進んでいくことができるというメッセージを込めたバラード曲となっており、永瀬とメンバーの高橋海人(※高ははしごだか)、2人の優しい歌声が切ない余韻を残す楽曲となっている。○永瀬廉 コメントこの映画にふさわしいバラードになっていると思います。どこか救われるような歌詞、曲調が印象的で、耳に残ります。テンポ感は落ち着いているけれど、力強さも感じさせる楽曲だと思います。「今世界が朽ち果て崩れようとも この胸に誓い合った君と描いたストーリー」という部分はセイギと美鈴を連想させて、ここはあのシーンを思い出すな、ここはあのキャラクターに通じるな、と映画に重ねて気持ちを作りながら歌っていく作業も楽しかったです。○高橋海人 コメント廉とは、映画の世界をふわっと浄化させてあげられるような楽曲に出来たらいいね、という話をしました。歌詞も、暗さと光、前向きな気持ちが混在しているので、単に寂しく歌う、優しく歌うというだけではなく、さまざまな感情の起伏が見えるように歌えたらいいな、と。自分の中で空想して、この一曲でストーリーを作り上げるような気持ちでレコーディングに臨みました。映画館に来て、観て、帰るまでお客様を包んであげられる主題歌の役割を担えて、本当に良かったです。(C)五十嵐律人/講談社 (C)2023「法廷遊戯」製作委員会
2023年10月01日土田世紀の漫画『かぞく』を実写映画化。映画『かぞく』として、2023年11月3日(金・祝)に公開される。主演は、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)。漫画家・土田世紀の“未完の絶筆”を実写映画化『かぞく』の原作者である漫画家の土田世紀は、17歳で漫画家デビューを果たし、代表作『未成年』『編集王』『雲出づるところ』をはじめとする漫画作品を世に送り出した。『同じ月を見ている』では、平成11年度文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞している。しかし、人気作家としてのキャリアを積み重ねていた中、土田世紀は2012年に突然この世を去ってしまう。漫画『かぞく』は、松本大洋をはじめ、多くの漫画家に影響をもたらした土田世紀の生き様を色濃く描く、未完の絶筆作品だ。4人の男を主人公に“現代家族”の姿を描く実写映画そんな『かぞく』を、実写映画化。監督は、澤田石和寛として映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズやCMの衣装デザイン、キャラクターデザインを手掛けるかたわら、写真作家、映像作家としても活動し、本作が長編デビュー作となる澤寛(Kan Sawa)が務める。『かぞく』のなかで描かれた5つのエピソードをベースに、監督・澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜつつ、現代家族を包括的に描く映画作品を作り上げた。映画版では、土田世紀が描いた『かぞく』の物語を、旧来続く家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、“4人の男”の“4つの家族”を描写。それぞれの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描きながら「家族とは何か」を問いかける。旧来の家族構造から「核家族」を軸に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」といったテーマを各エピソードに振り分けて描いていく。主演は吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)実写映画版『かぞく』では、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(※)といった4人の俳優を主演に迎える。(※)記載は登場順。主人公・マコト…吉沢亮父が失踪し、母と二人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てるマコト。その選択が引き起こす未来とは?主人公・ケンジ…永瀬正敏内縁の妻・ハルカと密やかな生活を送る。劇中には、泣き叫ぶ妻・ハルカを後ろからきつく抱きしめるケンジと、その後に時効間近の指名手配犯のニュースが流れる場面も。主人公・タケオ…小栗旬妻を亡くし、男手一つで2人の子供を育てていた。主人公・ユウイチ…阿部進之介久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ白いワンピースを着た女に出会い、森に誘われていく。独自の世界観を紡ぐ音楽と映像美音楽には舞台音楽家である棚川寛子を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰の協力のもと、SPACの音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現により、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクンの『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当し、独自の世界観を紡いでいく。また、撮影は山本英夫が担当し、秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を映し出す。風景の織りなす神秘的な映像美に注目だ。映画『かぞく』あらすじ父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。【詳細】映画『かぞく』公開日:2023年11月3日(金・祝)劇場:テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷出演:吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介、鶴田真由、渡辺真起子、福島リラ、秋吉久美子、込江大牙、粟野咲莉、田代輝、根岸季衣、野口雅弘、瀧内公美、片岡礼子、山口馬木也※主演キャスト4名の記載は登場順。原作:土田世紀『かぞく』(日本文芸社刊)脚本・監督:澤寛編集・衣裳デザイン:澤寛音楽:棚川寛子演奏:SPAC音楽制作特別協力:宮城聰サウンドデザイン:清水宏一撮影:山本英夫
2023年09月28日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める、映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の場面写真が15日、公開された。同作は五十嵐律人による同名小説の実写化作。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、法曹の道を目指すセイギ(永瀬)、セイギの幼馴染で法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。事実は二転三転し、常識を覆す驚愕の結末が待つノンストップ・トライアングル・ミステリーとなる。○■美鈴(杉咲花)が鋭い視線を向ける新場面写真4点今回公開されたのは、杉咲演じる美鈴の姿を捉えた場面写真4点。何者かに悪質な嫌がらせを受けていた美鈴が駆け付けたセイギに抱きつく姿を収めた1枚からは、美鈴がセイギを頼りにしていたことがわかる。しかしセイギもまた嫌がらせを受けており、クラスではセイギの“過去”を暴くビラが撒かれ、そのビラには幼いころの美鈴の姿も。また、被告人となった美鈴が法廷に立ち、鋭い視線で何かを指差し意見を主張する場面写真も。ロースクール卒業後、久しぶりに開かれた「無辜ゲーム」の現場で馨(北村)が殺害される。血のついたナイフを持っていた映像が証拠となり、美鈴は容疑者になってしまい、セイギは弁護士として美鈴を守ることになる。
2023年09月25日吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が主演する映画『かぞく』の公開が決定した。父が失踪したマコトは、母と2人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子どもを育てるタケオは、子どもたちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へと誘われる――。本作は、「未成年」「編集王」「同じ月を見ている」の作者・土田世紀による同名漫画の映画化。この未完の作品から、5つのエピソードを基に、今作で映画監督デビューとなった澤寛(澤田石和寛)自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描く。旧来の家族構造から核家族を基準に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」などのテーマを各エピソードに振り分け、土田さんが描いた物語が、現代家族の背負ってきた旧来の家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、それぞれ家族の再生を試みながら、“家族とは何か”を問いかける。澤寛監督は、衣装デザイナー・キャラクターデザイナーとして『るろうに剣心』、TVCM「au三太郎」シリーズなどに参加。2018年より作家名を変え、写真・映像作品の発表を始める。現在は、映画製作の傍ら、東京藝術大学美術研究科修士課程に籍を置き、映画と写真を主とした研究制作を行っている。なお本作は、すでに国際映画祭への招待も決定しているという。▼澤寛監督コメントずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。『かぞく』は11月3日(金・祝)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かぞく 2023年11月3日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開©土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介の4人が主演を務める映画『かぞく』が、11月3日(金・祝) に公開されることが決定した。『かぞく』は『未成年』『編集王』『雲出づるところ』『同じ月を見ている』などの作品を残し、2012年に亡くなった漫画家・土田世紀の生きざまを色濃く描いた未完の絶筆作品を原作とした実写映画。父が失踪したマコトは、母と2人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく――。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描く叙情詩となっている。脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM『au 三太郎』シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、映画監督デビューを果たす。■澤寛監督 コメントずっと現代における“家族とは何か”と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、“家族”を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子どもに何ができるのだろうか。子どもは親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。<作品情報>映画『かぞく』11月3日(金・祝) 公開(C)土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日俳優の吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が主演を務める、映画『かぞく』(11月3日公開)が公開されることが25日、明らかになった。同作は澤寛監督のデビュー作。人気作家としてのキャリアを積み重ねていた2012年、突然この世を去った伝説の漫画家・土田世紀氏の生き様を描く未完の絶筆作品『かぞく』の実写映画化作となる。脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM『au 三太郎』シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、吉沢・小栗らをキャストにむかえ、満を持しての映画監督デビューを果たす。監督デビュー作にも関わらず、豪華俳優陣が出演、すでに国際映画祭への招待も決定している。父が失踪したマコトは、母と2人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描く。原作のなかで描かれた5つのエピソードを原作として、澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描く映画へと昇華させた。旧来の家族構造から「核家族」を基準に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」などのテーマを各エピソードに振り分け、土田氏が描いた物語が現代家族の背負ってきた旧来の家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、それぞれ家族の再生を試みながら「家族とは何か」を問いかける。音楽には舞台音楽家である棚川寛子(『アンティゴネ』『マハーバーラタ』など)を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰氏協力のもと、ムーバーとスピーカーに分ける演劇様式を極めたSPACの俳優たちによる音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現を確立し、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当。棚川の音楽、SPACの演奏とともに、映画独自の世界観を築いている。撮影は山本英夫が担当し、山本が撮影したフィルム映像を、澤寛自身でカラグレーディングの指揮をとり、色彩を確立。秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を写すことで、日本的霊性を映像に呼び込んだ。○監督 澤寛コメントずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。(C)土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日ルパン三世最高の相棒、早撃ちの天才ガンマン・次元大介を主人公とした実写映画『次元大介』より、俳優陣が撮影秘話を熱く語るインタビュー映像が公開された。実写映画『ルパン三世』(’14)で次元大介役を務めた玉山鉄二が、9年ぶりに同役を演じる本作は、ある日、長年連れ添ってきた愛銃コンバット・マグナムに違和感を感じた次元が、世界一のガンスミス(銃職人)を探して日本を訪れるところから、物語は始まる。辿り着いた先に待っていたのは、寂れた時計店を営む世界一のガンスミス・矢口千春(草笛光子)、そして残酷な過去のトラウマで声を出せなくなってしまった少女・オト(真木ことか)と出会う。図らずも始まった次元と千春、オトの疑似家族のような暮らしの中で、徐々にオトの心が解きほぐされてきたある日、悪名高いスラム・泥魚街のボスで伝説の元殺し屋アデル(真木よう子)とその右腕・川島武(永瀬正敏)によって、オトが連れ去られてしまう。次元は、オトを助け出すべく、孤独な戦いに身を投じていく――。今回公開された映像では、「また次元ができる!とはしゃぐ自分をいかに抑えつけるかという作業をずっとしていた」と語るほど、強い思いを持って役に挑んだ玉山さんについて、川島武役の永瀬正敏は「カメラがないところで普通に椅子に座って雑談しているときでも“次元”なんですよね、彼の醸し出すものが。それくらい次元と共に玉山君がいたんだと思います」と絶賛。一方、玉山さんは「泣くシーンがたくさんある中で、(カメラが)回っていないときでもずっと泣いているんです。責任感を持ってこういうキャラクターに仕上げたいという想いが強いからなんだと思いますが、集中力がすごいなと思いましたね」と少女オトを圧巻の演技力で見せた真木ことかに驚かされたと言い、草笛光子も「黙ってその場にいる“なんでもない”を上手に演じていて羨ましかった。やきもち焼けるわね」と話しており、物語の大きなカギを握る重要なキャラクター・オトへの期待が高まる。悪名高きスラム・泥魚街のボスにして、元殺し屋のアデルを演じる真木よう子は、「ショッキングな過去があって、復讐のために生きている」とキャラクターを説明しつつ、「50代なのにずっと若く見えるという設定なので、普段自分が絶対に着ないような格好をできるのもありがたいです」と演じた感想を明かした。また、玉山さんや真木さんがお気に入りのキャラクターに挙げたのは、光や影を利用する擬態術で、老若男女を問わず自由自在に姿を変える能力を持つアデルの右腕・川島。原作者のモンキー・パンチの世界観をより色濃く反映させるため、川島役の永瀬さんと監督が何度も対話を重ねてキャラクターが生み出された。玉山さんは「『ルパン三世』ファン、次元ファンの僕からするとグサッと刺さるものがありますね」と敵役の魅力を熱く述べている。本作では、早撃ち0.3秒の天才ガンマン次元と、車いすに乗った伝説の殺し屋アデルが、迫力溢れるガンアクションを繰り広げている。ハードなアクションと次元の人間味をハイブリッドした本作について玉山さんは、「次元大介のスピンオフが映画として実写化されるという事実だけで、ルパン三世のファンの方々や『ルパン三世』シリーズを知ってくださっている方は言わずもがな期待されていると思うので、純粋に次元大介の世界観と、『ルパン三世』シリーズとはひと味違ったエンターテインメントを皆さんに楽しんでいただければそれだけで十分です」と思いを語っている。Amazon Original映画『次元大介』は10月13日(金)よりPrime Videoにて世界同時配信。(シネマカフェ編集部)
2023年09月21日