永瀬廉が第44回日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれた『弱虫ペダル』のBlu-ray&DVDリリースに合わせ、永瀬さん、橋本環奈、坂東龍汰がBlu-ray&DVDでの見どころを語る特別フリートーク映像が解禁となった。友達のいないアニメ好き高校生・小野田坂道が出会ったのは、チームで戦う自転車競技。自転車で走る楽しさを知り、初めて出来た“仲間”とともに熱い奇跡を起こす青春スポーツ映画。Blu-ray&DVD豪華版の特典映像は5時間超え。今回はその発売を記念し、永瀬さん、橋本さん、坂東さんの3人が見どころをフリートークする特別映像が到着。坂東さんは「その日めっちゃ監督が熱かった!」という熱い芝居が印象的な海のシーンを挙げ、橋本さんは「スクリーンよりも実際に見るほうが相当ヤバイ傾斜だった」と“一年生レース”のシーンなどをおすすめ。永瀬さんはお風呂のシーンに「チーム総北のワチャワチャ感がギュッと詰まってるよね」と話し、キャストだからこそ語れる撮影裏話と共にBD&DVDでもう一度観てほしいおすすめシーンを語っていた。『弱虫ペダル』は3月10日(水)よりBlu-ray&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:弱虫ペダル 2020年8月14日より全国にて公開(C)2020「弱虫ペダル」製作委員会(C)渡辺航(秋田書店)2008
2021年03月10日『舟を編む』や『町田くんの世界』『生きちゃった』などの石井裕也監督が尾野真千子を主演に迎えた最新作『茜色に焼かれる』が、5月21日(金)に公開決定。和田庵、片山友希、オダギリジョー、永瀬正敏が共演する。圧倒的な存在感で尾野真千子が魅せる!この世界には、誰のためにあるのか分からないルールと、悪い冗談みたいなことばかりがあふれている。誰もが自身を偽り、まるで仮面の生活を強いられているかのように。そんな、まさに弱者ほど生きにくいこの時代に翻弄されている1組の母子がいた。哀しみと怒りを心に秘めながらも、わが子への溢れんばかりの愛を抱えて気丈に振る舞う母。その母を気遣って日々の屈辱を耐え過ごす中学生の息子。果たして、彼女たちが最後の最後まで絶対に手放さなかったものとは?もがきながらも懸命に生きようとするその勇気と美しさ。社会のゆがみが表面化している現代だからこそ生まれた、激しくも深い魂の軌跡。今日を生きる私たち自身の物語が誕生する。石井裕也監督が現代に放つ人間賛歌あえていまの世相に正面から対峙することで、人間の内面に鋭く向き合ったのは、『舟を編む』『バンクーバーの朝日』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『生きちゃった』、さらに初めて韓国の映画スタッフとチームを組んだ『アジアの天使』(2021年公開予定)など、毎年のように質の高い作品で映画界を牽引する石井裕也監督。傷つきながらも、自身の信念の中でたくましく生きる主人公の母親・良子の姿を通して、観るものに時に衝撃を、時に温もりを与え、これまでのどの作品よりも自由にして、どこまでも優しい世界を作り上げた。多難の時代に逆風を受けながらも前向きに歩もうとする母親・田中良子を演じるのは、尾野真千子。河瀬直美監督の『萌の朱雀』で映画主演デビュー、その後も『クライマーズ・ハイ』『そして父になる』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など多くの代表作を持ち、さらに2020年は『ヤクザと家族 The Family』『明日の食卓』と出演作の公開が続く尾野さんが、厳しい社会を生き抜く母親を驚くべき存在感で体現。尾野さんは「私は、この度、どうにもやりにくいこの世の中で、映画の登場人物達が戦うように私ももがき、あがき、力の限り戦ってみました。どうぞごらんください」とコメントする。共演陣にはフレッシュかつ充実の面々が集結13歳の息子・純平を演じるのは『ミックス。』(17)でも存在感を出した次世代の注目株・和田庵。その純平が憧れを抱く良子の同僚・ケイには『あの頃。』(21)の新進女優・片山友希、そして交通事故で命を落とす良子の夫・陽一をオダギリジョー、良子とケイを見守る風俗店の店長を永瀬正敏が演じ、それぞれ確かな人間力を見せる。和田さんは「監督の良い映画を作りたいという強い想いが現場全体に伝わり、僕も拙いながら『このチームの一員として良い作品を作りたい』と意欲が湧きました」と頼もしくコメント。尾野さんと演じた親子の姿は「皆さんにとって、きっと忘れられない作品になると信じています」と語る。ケイ役の片山さんは、完成した作品に触れ「映画ってかっこいい! 映画を作ってる人達ってかっこいい! まだまだ私の熱は冷めません!」と熱く語り、「今になって監督は私を信じてくれたんだと気づき涙が出ました」とふり返る。さらにオダギリさんは、「一生懸命に生きることって、何よりも大事だと思う。そして時には、闘うことも必要だ。自分の為にも。大切な人の為にも」と思いを込めてコメント。永瀬さんは「石井裕也監督の世界に触れさせていただきたい、、、その想いだけでした。素晴らしい体験、感謝しています」と石井監督とのタッグに触れる。その石井監督は、「とても生きづらさを感じています。率直に言ってとても苦しいです。悩んでいるし、迷っています。明らかに世界全体がボロボロになっているのに、そうではないフリをしていることに疲れ果てています。コロナ禍の2020年夏、しばらく映画はいいやと思っていた矢先、突然どうしても撮りたい映画を思いついてしまいました」と本作の始まりを語る。描き出したのは母親についての物語であり、「我が子への溢れんばかりの愛を抱えて、圧倒的に力強く笑う母の姿。それは今ここに自分が存在していることを肯定し、勇気づけてくれるのではないかと思いました」と明かし、「尾野真千子さんがその身体と存在の全てを賭して見事に『愛と希望』を体現しています。尾野さんの迫力とエネルギーに心地よく圧倒される映画になっている」と自信を込めている。『茜色に焼かれる』は5月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年02月26日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が3人きょうだい役で共演した、直木賞作家・西加奈子の60万部超えベストセラーの映画化『さくら』。そのブルーレイ&DVDが5月12日 (水)にリリース決定。この3人のコメント付き予告編が公開された。2020年ブレイク俳優1位に選ばれ、マルチに活躍する北村さん、常にタイプの違う役柄を演じわけ観客を魅了する小松さん、 話題作に次々と出演し、2021年大河ドラマ「青天を衝け」の主演を務める吉沢さんと、人気・実力ともに兼ね備え、いま最も旬な俳優陣がきょうだいを熱演。“母”を寺島しのぶ、“父”を永瀬正敏が演じ、主題歌は椎名林檎率いる「東京事変」が担当した。物語は、サクラと名付けられた1匹の犬と5人家族が織りなす“ありふれた家族の、きれいごとじゃない物語”。それぞれのキャラクターが、幸せ・怒り・悲しみなど、様々な感情で観客の心を揺さぶり、「笑いながら泣きながら生きていきたいと思った」「人間臭くでも真っすぐに生きようとする姿が美しかった」「人に好きと言える 時に、言わないと!」「心の中でずっと大切にしようと思う作品だった」など、 絶賛の声が上がっていた。豪華版には、撮影の舞台裏やキャストの現場インタビューをとらえたメイキング映像など、この“家族”が誕生するまでの貴重な映像を収録。 そして、「さくら咲け!完成記念トークイベント」「公開記念舞台挨拶」の様子も詰め込まれている。『さくら』は5月12日(水)よりBD&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2021年02月13日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮がきょうだい役を演じ、寺島しのぶと永瀬正敏が両親役を演じる、西加奈子のベストセラーが原作の映画『さくら』。今回その豪華な家族のメイキングカットが解禁された。今回到着したのは、抜群のチームワークで演じた“長谷川家”のオフショット。北村さんが猫と戯れるショットや、若手3人のほほえましいメイキング写真なども公開されている。到着したメイキングカットは、家族の食卓でふざけながらもキメポーズを取るキュートな北村さん、小松さん、寺島さん、永瀬さんや、夕飯時の撮影中に談笑する北村さん、吉沢さん、小松さんが勢ぞろい。またクランクアップを迎えた小松さん、寺島さん、永瀬さんといった、まるで本当の家族のような仲の良さをうかがわせるものも。偶然遭遇した猫を可愛がる北村さんの姿、愛犬サクラの代わりに大きな犬のぬいぐるみに向かって演技をする吉沢さん、撮影現場の大木に登り、無邪気な表情を見せる小松さんの姿もあり、いずれも3人の撮影時のほほえましい姿を切り取り、”家族“の仲の良さが伺え、その紡がれる物語に期待が高まる。『さくら』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月23日西加奈子のベストセラーを原作に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が共演する映画『さくら』。この度、3人の両親を演じた“母”・寺島しのぶ、“父”・永瀬正敏の夫婦ゲンカシーンの本編映像が到着。愛犬“サクラ”も名演技を見せている。長谷川家の父・昭夫(永瀬さん)宛に“溝口サキコ”から届いた1通の手紙。聞き覚えのない女性の名前を不審に思い、父の帰宅前に家族はその手紙を開けてしまう。親密そうなその内容に妻・つぼみ(寺島さん)は激怒、帰宅した昭夫を問い詰める。相手はただの同級生だと言う昭夫の前に卒業アルバムが差し出され、その指が指し示す”サキコ”へ注目が集まるーー。映像の序盤では、夫婦喧嘩を目の前にして、机の下でじっとおすわりをする愛犬サクラ。しかし、アルバムのページがめくられ始めると徐々に身体を前へと乗り出し、昭夫が指さす先をサクラも「私にも見せて」と言わんばかりに覗き込むという驚きの名演技を見せている。この見事な演技にはキャスト・スタッフも驚愕。矢崎仁司監督の「カット」の声がかかるとサクラは全員から拍手を浴びることとなった。 撮影現場ではみんなのアイドルだったサクラ。本作のもう一人の主人公ともいえる彼女の演技にも注目だ。『さくら』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月07日11月13日(金)に公開される映画『さくら』の本編映像が公開された。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮らが演じる長谷川家の愛犬・サクラの名演が見どころとなっている。映画の原作は累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子の同名小説。登場するのはサクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族、そして彼らにとって大切な人たちだ。『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮。3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれが揃った。また、世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した東京事変が書き下ろした主題歌『青のID』がエンディングを彩る。この度公開された本編映像は、長谷川家の父・昭夫宛に“溝口サキコ”から届いた一通の手紙が開かれるワンシーン。聞き覚えのない女性の名前を不審に思い、父の帰宅前に家族はその手紙を開けてしまう。親密そうなその内容に妻・つぼみは激怒、帰宅した昭夫を問い詰める。相手はただの同級生だと言う昭夫の前に卒業アルバムが差し出され、その指が指し示す“サキコ”に注目が集まる。映像の序盤では、夫婦喧嘩を目の前にして、机の下でじっとお座りするサクラ。しかし、アルバムのページがめくられ始めると徐々に身体を前へと乗り出し、昭夫が指さす先を覗き込むと、サクラも「私にも見せて」と言わんばかりにアルバムを覗き込むという驚きの名演技を見せた。これにはキャスト・スタッフも驚愕で、矢崎監督の「カット」の声がかかると全員から拍手が贈られた。『さくら』11月13日(金)全国公開
2020年11月07日映画『さくら』が、11月13日(金)に公開される。これに先駆けて、北村匠海と小松菜奈、愛犬サクラを演じたちえによる特別インタビュー映像が公開された。原作は累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子の同名小説。登場するのはサクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族、そして彼らにとって大切な人たちだ。『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮。3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれが揃った。また、世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した東京事変が書き下ろした主題歌『青のID』がエンディングを彩る。11月1日の「犬の日」にちなんで公開された特別映像には、北村と小松、ちえによるインタビュー(?)が収められている。ふたりの本格的な動物との共演は本作が初めてだったという。サクラを演じる犬のちえに「イモをあげて距離を近づけて行った」と小松が明かすと、北村は「めっちゃ好かれてる、俺」と錯覚してしまったことを告白。サクラのベストシーンについて、北村が「散歩のシーン」と答えると、ちえが不意にじゃれつく。「お芝居じゃなくて、ちえが自由にしているところが本当に可愛かったね」とメロメロ。続いて小松は、サクラが具合が悪くなるシーンを最も印象的な場面として挙げた。見事に弱ってる様子を演じきったちえに「天才だなと思って。もう分かっちゃってるんだな、次やることが」と賛辞を贈った。『さくら』11月13日(金)公開
2020年11月01日映画『さくら』(11月13日公開)の完成記念トークイベントが20日に都内で行われ、北村匠海、小松菜奈、矢崎仁司監督、ちえ(犬)が登場した。同作は、西加奈子による同名ベストセラー小説の実写化作。ハンサムで人気者の長男・一(吉沢亮)と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ(小松)。そして、平凡な次男のボクこと薫(北村)。風変わりだけど、幸せな家族だったが、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく。そんな家族に愛犬のさくらはいつも寄り添っていた。北村は最初に共演陣を知らされた時の心境について「兄弟妹みんな、目が死んでるなと思った(笑)」と大胆発言。「三白眼の代表格の3人ですよね。(過去に)僕は『目が死んでる』という理由で20テイクやったことがありますから」と笑いを誘いつつ、両親を演じた永瀬正敏、寺島しのぶを含め「本当に豪華なメンバーで家族という、一番近いつながりを持てるというワクワクがあり、どんな芝居が巻き起こるのかという喜びと期待がありました」と振り返る。小松も「三白眼がそろったな……と」と笑いつつ「メンバーを聞いて、純粋に嬉しく『おぉっ!』と思いました。未知の家族だけど、素敵な家族になりそうだな、どんなパワーがある家族になるのかな? と思いました」と述懐。特に、一家の母を演じた寺島との共演について「いつ何が来るんだろう? というお芝居の生々しさがあって、現場で勉強になることがたくさんあり、一日、一日が大事な時間でした」と語った。矢崎監督は「この豪華なキャストで家族を作る、たぶん、近所にいたらみんな、うらやましいのと嫉妬で嫌うんじゃないかと思って」と苦笑しつつ、「何とか嫌われない家族にしたい、愛されたいなと思いました。根底に笑いがあれば、好きになるんじゃないかと、笑いを散りばめることを意識しました」と工夫を明かした。現場でのコミュニケーションについて尋ねると、北村は「兄弟妹3人みんな、意外とくだらないことが大好きなんです。特に小松さんがダジャレを言ったりして」と小松の意外な一面を暴露し「小さなことでも笑える3人で、(劇中と)境界線を作ることができて、自然な流れで居心地のいい空気を作ることができた」と感謝する。小松は、ダジャレについて「家族の食卓のシーンで、アドリブで、お父さんにご飯を取ってもらったときに『ありが豆腐』と言ったら、(本編で)使われていて……」と明かし、さらに北村は、この場にいない“長男”吉沢とのやりとりとして「2人で、“どうでもいいことをいい声で言う選手権”をやっていました。『靴ひもがほどけたら、結べばいいさ』とか(笑)。不思議なコミュニケーションで楽しかったです!」と和気あいあいとした現場の様子を伝えた。この日は作品のもうひとりの“主役”と言える、長谷川家の愛犬・サクラを演じた犬の“ちえ”も登場!久々の再会に北村も小松も笑顔を見せ、北村は「現場でサクラが起こす奇跡に何度救われたか。僕らがやることや感情を全て理解してるんじゃないかなって思いました」と共演“犬”を絶賛。小松は「現場のアイドルでした!そこにいて、みんながちえちゃんの話をして会話が生まれたり笑顔が生まれたり、癒しでした」と顔をほころばせる。現場でのちえとの関係性について北村は「僕ら2人は(序列が)1番下で“イモをくれる人”でした。1番は永瀬さんと吉沢くんで、ベタベタでした。やっぱりわかるんでしょうね、家族で誰が一番かが……」と苦笑交じりに明かし、小松も「ちえちゃんには大御所感がありましたね」と同意し、笑いを誘っていた。
2020年10月21日女優の芦田愛菜が主演を務める、映画『星の子』(10月9日公開)の本編映像が19日、公開された。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子の同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。今回公開されたのは、一目惚れし、授業中も似顔絵を描き続けていた南先生(岡田将生)との間に事件が起き、ちひろが涙を流すシーン。親友のなべちゃん(新音)は「あいつ性格悪いね」とハンカチを差し出し、なべちゃんの彼氏の新村(田村飛呂人)は「どうしたんだよ?」と尋ね、ちひろは「公園で見た怪しい人、うちの親なんだ」と打ち明ける。ちひろは、両親が水をかけたタオルを頭にのせると風邪をひかないと信じていることを説明し、なべちゃんと新村がそれぞれの反応を見せるという内容になっている。芦田は、ちひろを演じるにあたり、「ちひろは宗教や両親のことで悩むときもありますが、学校に行けば心許せる友だちがいてつらい思いを打ち明けられたり、ちひろの多面的な部分を表現したいと思いました」と語る。芦田は学校シーンの撮影について、「なべちゃんや新村くんと一緒にいるときは、本当に学校にいるような感じで、毎日、笑いが絶えない楽しい現場でした」 と振り返り、永瀬正敏も田村のシーンが「居がちな感じで(笑)、良かった」と気に入ったようだった。
2020年10月19日直木賞作家・西加奈子の同名ベストセラー小説が原作の映画『さくら』が、11月13日(金)に公開される。この度、キャラポスター4点が公開された。登場するのは、サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族。そして、彼らにとって大切な人たち。『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮。3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれがそろった。また、世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した東京事変が書き下ろした主題歌『青のID』がエンディングを彩る。この度公開されたキャラポスターは、北村演じる次男・薫、小松演じる末っ子・美貴、吉沢演じる長男・一(ハジメ)、そしてサクラの印象的な表情を切り取ったもの。「あのときの僕らに、足りないものなんて何もなかった。」など、各キャラクターの印象的な劇中セリフが配され、映画の世界観をより印象付けるものとなっている。これら4種類のポスターは、新宿ピカデリーの1F〜2F階段のサイネージにて、10月16日(金)より掲出される。『さくら』11月13日(金)公開
2020年10月15日多部未華子と『共喰い』の青山真治監督がタッグを組んだ映画『空に住む』。喪失感を抱え、現実に葛藤しながらも未来へ歩き出そうとする現代女性の姿を描いた本作で、多部さん演じる主人公・直実を取り巻く実力派俳優たちがそれぞれの魅力を放っている。◆大森南朋温厚な性格とのギャップに驚愕!将来有望な小説家にして後輩の不倫相手大森さんが演じるのは、かつて直実が編集担当していた小説家の吉田。大賞に入賞するほどの評価を集め将来が期待される作家だが、実は直実の後輩・愛子(岸井ゆきの)と不倫関係にある。しかも愛子は妊娠していて…!?仲良しの愛子が打ち明けたことにより、その秘密の関係を知っているのは直実だけ…。ちなみに大森さんと多部さんといえば、大ヒットドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)の共演でも話題になったばかり。“おじきゅん”とも称され人気を博した癒し系のナギサさんとは異なり、本作『空に住む』の吉田役は、どこか頼りなさすら感じさせる穏やかな雰囲気を持ちながら、実は裏では…というギャップが激しいキャラクター。大森さんの豊かな表現力を堪能できる役柄となっている。◆永瀬正敏自然体から感じる居心地の良さ…愛猫を見送る葬儀屋に永瀬さんが演じるのは、直実の愛猫・ハルの最後の見送りに立ち会うペット葬儀屋の男。該当するシーンは、直実役の多部さんも印象に残った場面のひとつと語るほど。喪失感でいっぱいなはずの直実を前に、「ちょっと変なことを言うんですけど…」と自然体で独特の死生観を語り、彼女の心をじんわりと解きほぐす、劇中でもひと際不思議な存在だ。永瀬さんといえば、国内外の名匠の作品に数多く出演してきた生粋の映画俳優。本作でも青山監督のもと、永瀬さんにしか醸し出せない佇まいで観客を魅了し、存在感を見せる。◆高橋洋マイペースで“癖が強い”…でも、常に味方してくれる編集長高橋さんが演じるのは、丸眼鏡にマフラーというコーディネートがトレードマークの、直実が働く出版社の編集長・柏木。両親の死を経て仕事に復帰した直実の挨拶そっちのけで昼食の注文をしたり、仕事の話をしながら爪を切り始めたりと、かなりマイペースなタイプ。物腰は柔らかいが発言にも遠慮がなく、どこか変わり者の雰囲気を漂わせている。しかし、直実の意見を尊重し挑戦を支持したりと、どこか彼女に甘く優しい一面も持っており、実は理想の上司と言えるのかも!?舞台、映画、テレビなど幅広いフィールドで活躍中の高橋さんだが、多部さんとは「これは経費で落ちません!」(NHK)でも共演済み。ドラマでは一部女子社員から煙たがられている営業マンを演じていたが、本作ではまた趣の異なる“癖の強い”キャラクターを好演。高橋さんの確かな演技力をあらためて体感できるはず。日々悩み傷つきながらも、見失ってしまった自分を取り戻すべく、前進しようとする直実。彼女の周囲で静かに魅力を振りまく彼らの活躍にも注目してみてほしい。『空に住む』は10月23日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年10月15日映画好きの俳優、斎藤工が全国のミニシアターにエールを送る特集番組「特集:ミニシアターに愛をこめて」の第1弾がWOWOWシネマにて放送。かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した世界の秀作4本を特集し、その前後には案内役の斎藤さんと俳優・永瀬正敏がトークを繰り広げる。放送作品となる『グラン・ブルー[完全版]』『さらば、わが愛~覇王別姫』『恋する惑星』『ブロードウェイと銃弾』などの見どころはもちろんのこと、それぞれの作品の上映館を中心に、斎藤さん、永瀬さんがそれぞれ通っていたミニシアターの思い出なども熱く語りあっている。永瀬正敏「僕はミニシアターに救われた」放送に先駆けて行われた収録では「個人的な話を言うと、僕はミニシアターに救われたんです」とキッパリと語る永瀬さん。「知らない国の映画に出会えたり、日本でなかなか見られなかった作品が見られたりもする、驚きやワクワク感をもらえる場所だと思っていて」とその魅力を語る。「それは多分、映画館ごとに特色を出せるからじゃないですかね。映画を選ぶ方たちの、この映画が素晴らしいからみんなにも知ってもらいたい、という思いがちゃんと伝わる場所なので。ミニシアターってあったかいんですよね。それをすごく感じる場所なんです」と熱弁した。斎藤工「永瀬さんはアジア映画のひとつの象徴」一方、斎藤さんは永瀬さんが出演してきた数々の映画をミニシアターで観てきた立場。収録中にジム・ジャームッシュ、エドワード・ヤン、クリストファー・ドイル、相米慎二など、これまで永瀬さんが一緒に仕事をしてきた国内外の映画人たちの秘話が次々と披露されると、「エリック・クーをはじめ、僕の仲の良いアジアのフィルムメーカーたちと話していると、永瀬さんの名前は必然的にあがってくる」と言い、「永瀬さんが今までされてきた仕事は僕の憧れ。永瀬さんはアジア映画のひとつの象徴であり、大いなるアイコンであると、なんだか勝手に誇らしくなっています」としみじみ。そして「永瀬さんはミニシアターを主戦場として、僕に希望を与えてくださった方。僕が色んな方の作品に、フットワークを軽くして出ているのは、永瀬さんの影響が大きい。今日は永瀬さんの大きな背中が、一段と大きくなった時間でした」と、永瀬さんとのトークに感無量の様子だった。最後に斎藤さんは、本番組ロゴの空白となっていた部分に「ミニシアター」の文字を書いてもらえないかと永瀬さんにリクエスト。斎藤さんが「永瀬さんが書かれた“ミニシアター”という文字に大いなる意味があるんです」と語る通り、本番組のロゴにも注目だ。『グラン・ブルー[完全版]』リュック・ベッソン監督永瀬:当時、すごくブームになった映画ですよね。『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』もそうでしたが、フランス映画を身近に感じさせてくれた映画だなと思います。水中撮影の美しさみたいなのもあって、みんな惹かれていったんでしょうね。斎藤:今回見直してみて、美しい映画は色褪せないなと思いましたね。ポスターもそうですが、サウンドトラックも、イルカの声が入っていたりして、ものすごく象徴的でしたよね。今年は海に行けなかった方も多いと思うので、ぜひこの1本で浸っていただけたらと思います。『さらば、わが愛~覇王別姫』チェン・カイコー監督永瀬:歴史の大きな流れに、伝統芸能が波に巻き込まれていく。この物語だけで、何本、映画が作れるんだろうと思うくらいに、いろいろなものが注ぎ込まれていて。当時、驚いた覚えがあります。この作品もレスリー・チャンさん、チャン・フォンイーさん、コン・リーさんら、主人公のお三方の芝居が見事だなと思いました。斎藤:少年期の子役の演技で掴まれてしまいましたが、その大いなるバトンを名優たちが受け継いでいて。ものすごく内容が詰まっているし、長い尺の映画ではあるんですが、これぞ映画体験と言うものを与えてくれる名作だなと思いました。そして何より絵葉書のような美しい画面というものが、アジア映画に欠かせないものだと思います。『恋する惑星』ウォン・カーウァイ監督永瀬:僕もウォン・カーウァイ作品を手がけているカメラマンのウィン・シャさんや、撮影監督のクリスさん(クリストファー・ドイル)と何度かご一緒したことがありますが、当時は映画の枠を超えて、カルチャーを変えてしまった。ファッションやヘア、美術、ライフスタイルなど、あらゆる面で、いろんな人がこの映画に影響されて、真似していましたよね。斎藤:それこそファッション、カルチャーのハブになるような作品が、ミニシアターから生まれていたという1本ですよね。僕は毎年、地元の仲間たちと『恋する惑星』を観る会というのをやっていまして。当時の映画体験というか、劇場体験がすべて蘇るんですね。僕も、ウォン・カーウァイの世界に大いに影響を受けたひとりなんです。『ブロードウェイと銃弾』ウディ・アレン監督永瀬:クリエイティビティってなんだろう、というところが、ひとつのテーマだと思うんです。そういうところをシニカルに描いているというか。翻弄されていくクリエイティビティの奥深さというか、ダークな部分が根底にありつつも、それをコメディで柔らかく描き、かつ問題提起をしている。その一連の流れがすばらしいなと思いますね。斎藤:クリント・イーストウッドとかもそうですが、ウディ・アレンも、年を重ねるにつれ、何かが発酵していくというか、どんどんエネルギッシュになっていく感じがします。彼は時代とともに、自分の見えている景色、答えを映画で提示してきた先駆者。彼の映画を観るということは、今、彼が何をどう捉えているのか、確認しに行くようなところもあります。「特集:ミニシアターに愛をこめて」は10月19日(月)~22日(木)WOWOWシネマにて放送。未公開トークをWOWOWメンバーズオンデマンドにて10月19日(月)より配信予定。(text:cinemacafe.net)
2020年10月13日芦田愛菜の6年ぶりとなる実写主演映画『星の子』から、芦田さんや、岡田将生、高良健吾、黒木華、永瀬正敏、原田知世の豪華キャスト陣が大森立嗣監督の撮影現場と魅力を語るメイキング映像とメイキング画像が到着した。本作で芦田さんが演じるのは、“あやしい宗教”を深く信じている両親のもとで多難な青春に翻弄される中学3年生のちひろ。物語の舞台はちひろが住む街や家と、学校、そして宗教施設の3つ。それぞれに実力派共演陣が待ち受けており、それはさながら主人公ちひろが各ボスキャラと向かい合いながらゴールを目指すロールプレイングゲームのよう。優れた俳優たちの競演によって生まれるシーンの一つ一つは本作の大きな魅力となっている。今回、そんなキーパーソンを演じたキャストへの大森監督の演出シーンを交え、キャストたちが大森監督の魅力について語るメイキング映像が公開。主人公ちひろを演じた芦田さんは、「監督の『よーい、スタート』というかけ声がすごく好きです。シーンによって変わるんですね」と語る。確かに、ちひろが街を駆け抜けるシーン、自宅でのシーンなどを観ると、それぞれで「よーい、スタート」というかけ声の声色や勢いが違うことが分かる。「そのかけ声によってシーンの雰囲気が作られ、お芝居をしなきゃ、という気にならずに、とてもスムーズにそこから始まっていくような気がします。すごく好きです」と芦田さん。家で緑のジャージを着てちひろを待つやさしい父親役の永瀬さんも、大森監督と言えば「『オッケー!』という声ですね」と言う。「そのジャッジが早い!ということはそのシーンが的確に見えてらっしゃるということなので、余計なものを撮らないというのが気持ちよかったですね。映画監督で『スタート』と『カット』の声が良い人っていうのは演者としても気持ちいいですよね」と加えた。宗教施設でちひろを待ち受ける宗教団体幹部を演じる高良さんが印象的なのは、「『スタート!』の言い方、あの入り方がすごく気持ちいいですし、『会話をしましょう』というのは、芝居の基本だと思っています」と言う。本作で4本目となる大森監督への信頼をうかがわせる。また、“催眠術が使えて、人が持つオーラの色を見ることができる”というもう一人の幹部を演じたのが黒木さん。『日日是好日』で主演を務め、今回が2回目の大森監督作品出演となるが、「『日日是好日』のときと一緒ですが、その場の雰囲気に合わせて、どちらかというと役者のような感じでスタートとカットをかけてくださる。あと、しゃべっているときにふと見ると、一緒にセリフを言ってくれているときもあります。そういう独特な役者っぽい感覚を持っていらっしゃる方なんだなとあらためて思いました」と明かした。役者が気持ちよく、心地よい現場を作り出す大森マジックの一端が明らかになるメイキング映像。本映像も多くのエキストラが集まった宗教施設のシーンでの「カット!」「オッケー!」の声で終わる。その日の撮影の最後のシーンで、誰もが気持ちよく終わることのできた雰囲気が伝わるものとなっている。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「星の子」製作委員会
2020年10月08日多部未華子主演、青山真治監督の『共喰い』以来7年ぶりの長編映画『空に住む』の完成披露舞台挨拶が10月4日(日)に開催。青山監督に主演の多部さんをはじめ、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典(EXILE/三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、鶴見辰吾、永瀬正敏、岩下尚史、高橋洋が出席した。この日の舞台挨拶は無観客、YouTubeチャンネルでの配信という形でとなったが、青山監督がそれでも劇場で舞台挨拶ができることについて「映画館っていいですね。興奮気味です」と喜びをかみしめる。本作は作詞家の小竹正人が、デビュー小説で“主題歌”としてつづった「三代目J SOUL BROTHERS」の楽曲「空に住む ~Living in your Sky~」の世界観を映像化、青山監督は「この映画が発するメッセージは『人生は冒険だ』ということ。楽しみにしていてください!」とアピールした。多部さんは、青山監督とは初めての仕事となったが「監督とは撮影中もほとんどコミュニケーションをとっておらず、いまだにどういう方なのかわかってない…」と苦笑。「そんな中で生まれた映画です(笑)」と語り、さらに自身が演じた直実という女性についても「一言で説明できない性格の持ち主。感情が表に出ないし、泣けない女性で難しかったですし、『何言ってんのかな?』という部分もいっぱいあったんですが、難しいながらも現場でつかんでいきました」と述懐する。直実が働く出版社の後輩を演じた岸井さんも、多部さんの話を受けて「青山さんの演出は直接的じゃなく、『もっとスッキリしてていい』という感じで、『こういうシーンなので、こうやって』というやり方じゃないんです。現場の空気や風、温度をくみ取って映画を作っていきました」とふり返る。古民家をベースにした出版社での多部さんとの撮影については、「私が(撮影を離れて)多部さんとして接してるのと、役として撮っているのと差がないんです。休憩時間に、岩田さんが演じたスター俳優の時戸が出ている(小道具の)雑誌を見たんですけど、それが映画のシーンか、多部さんとの時間なのか、あいまいになるくらい、素の部分と撮影の差がなかった」と、なんとも不思議な空気感に包まれた現場の様子を明かした。そんな青山監督の演出について、直実の叔父を演じた鶴見さんは「何も言わないで、結局、相手のいいところを出させちゃう」と演出家としての稀有な才能を指摘。『東京公園』に続いての青山作品出演で出版社の編集長を演じた高橋さんも「台本に『出版社』とあったのですが、行ってみたら古民家で、そういう場所でできることが嬉しくて、自然と『こういう感じでしゃべるのかな?』とか『こういう風に働いているのかな』というのが、用意していただいた空気で決まりました」と巧みに現場の空気を作り、俳優陣を導いていく“青山演出”を解説。その一方、青山監督はそうした俳優陣の言葉に「俳優さんがやりたいようにやっているのを、僕がニコニコ見ていることで成立していく現場を常に心がけています」と飄々と語っていた。美村さんは鶴見さんと本作では夫婦役に。「共演は3~4度目で、これまで叔父と姪だったり、金持ちと庶民という関係だったんですけど、2人でお金持ちの夫婦役を演じるのは楽しかったです」とにっこり。鶴見さんは、そんな“妻”の抱える葛藤や悩みに映画を通じて触れて「亭主として(妻を)幸せにしているとばかり思ってて、映画を見たら『こんなに悩んでたんだ?』とショックを受けました(苦笑)。夫婦ってそういうことあるんだな…」と苦笑まじりに語る。そして、映画の中で独特の際立った存在感を放っているのが、直実と同じタワーマンションに住むスター俳優・時戸を演じた岩田さん。岩田さんは、自身の役柄について「脚本を読んだ時から『変な人だな』って思いました」「共通部分があると言いたくない役。ひどい奴だな…と思いながら読んでました(笑)」と難役に苦労した模様。「青山監督とクランクイン前にあったとき、お花を持ってきてて、いきなり『食べれそうな花ある?』と聞かれたんです(笑)。確かに脚本のト書きに『生きている花をちぎって食べる』とあったんで、どう表現するのかなと思ってたんですが、本当に花を食べるシーンが成立するとは…。見たことのないシーンになりました」と貴重な経験を楽しんだよう。もうひとり、出演シーンはワンシーンながらも重要な役割を果たしているのが、永瀬さんが演じたペット葬儀屋の男性。永瀬さんは、原作者の小竹さんとは数十年来の友人であり、物語の中に書かれている、実際に小竹さんが体験した事柄を間近で見ていたそうで「(小竹さんの)猫にも会ってますし、タワーマンションにも行ってるし、(猫をなくす)喪失感も直に見ています。そういう意味で、ワンシーンしか出てないけど、僕にとって特別な映画になりました」と感慨深げ。また、直実の勤める出版社の代表を演じるのは、作家の岩下尚史。「映画を見て、小竹さんは芸能界のこともよくご存じで、出版社の人のこともよくご存じで。岩田さんが演じたスターのような人もよくいますし、多部さんが演じたああいう怖い編集者もいます」と断言すると、これには登壇陣も大笑い。最後に多部さんは「この映画のとらえ方は様々で、男女でも違うだろうし、いろんな見方があると思います。それぞれ、思い思いに見ていただけたら」と語り、「お体に気を付けて、万全の体調で映画館に足を運んでいただければ幸いです」と呼びかけた。なお、本作は第25回釜山国際映画祭 「アジア映画の窓」部門に出品されることも発表された。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。※高橋洋の「高」ははしごだか(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年10月05日映画『空に住む』(10月23日公開)の完成披露舞台挨拶が4日に都内で行われ、多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、永瀬正敏、岩下尚史、髙橋洋、青山真治監督が登場した。同作は作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』(講談社)の実写化作。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めた。郊外の小さな出版社に勤める直実(多部)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)で、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。多部は今回演じた直実について「あまり感情が表に出ないというか泣けない女性で、一言では言えないキャラクターなので難しかったですし、『ちょっと、何言ってるのかな?』みたいなこともいっぱいあったんですけど、難しいながらもこういう感じかなと思いながら演じました」と振り返る。他のキャスト陣たちも演じた役について「わからない」を連発していたため、多部は「各々、わからないなりにやってたんだなということがわかって安心しました。自分自身のことであっても周りのことであっても、100%理解できることはないし、それでも大丈夫だったとおっしゃっていただける監督とご一緒できてよかった」と感謝する。また登場する3人の女性については、「全員理解できないです」と苦笑する多部。「ちょっとクセありますよね」と表すと、美村も「それぞれなかなか裏のある感じで、極端ですよね」と同意する。多部が「本心がどこにあるのかがわからないということが映画のテーマの一つかと思うくらい、表面に見てるものだけが全てじゃない。3人のキャラクターそのままでしたね」と語ると、美村も「女性陣からしてもなかなかわからない。皆さんに考えていただければと思います」と訴えかけた。作中では岩田演じるスター俳優の時戸がエレベーターで直実と出会うが、「岩田さんの風貌だと誠実さがにじみ出ているので、つい大丈夫かなと思うんですけど、そうじゃない男性だったらセキュリティボタンを探します」(美村)、「見た目が岩田さんだからいいけど、そうじゃなかったらもう!」(多部)、「怖いですよね。知らない人についてっちゃいけません」(岸井)と行動には散々な評価が。岩田は「どうリアクションしていいかわからない」と苦笑しながら、「ついていかない方がいいんじゃないでしょうか」と見解を示し、「自分が女性だったらこんな出会いはどう思うか?」という質問には「怖いですね。怖い経験だと思うので、ついていかないです」ときっぱり答えていた。最後に青山監督は「今日わかったことは、これだけ話してもどんな映画かよくわからないだろうということでした。それで僕はいいと思っています」と語る。「最後に僕から言いたいのは、この映画の発するメッセージは『人生は冒険だ』ということです。ますますわかんなくなってきてるとは思いますが、それで結構でございます。楽しみにしてください」とメッセージを送った。
2020年10月04日映画『空に住む』(10月23日公開)の完成披露舞台挨拶が4日に都内で行われ、多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、永瀬正敏、岩下尚史、髙橋洋、青山真治監督が登場した。同作は作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』(講談社)の実写化作。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めた。郊外の小さな出版社に勤める直実(多部)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)で、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。舞台挨拶は無観客で行われたが「こういった状況下で、お客さんがいない中で舞台挨拶に立つのが、僕にとっては初めて」という岩田。多部は岩田の演じたスター俳優役について「ファンタジーというか、非現実的で演じるのが難しいんじゃないかなと思ってました」と印象を述べる。岩田は自分が演じた時戸について「すごい変な人だなと思っていました」と苦笑。「セリフも独特の言い回しだったり、かなり自分のワールドをもってるスター俳優さんの役でしたので、すごく悩んだんですが、根底に二面性があるのかな。ありのままの自分と、表に出てる時の自分を理解しているけど、だんだん考えることをやめた、みたいな複雑な内面を持ってる男性。少なからず自分もこの世界にいて、現実と表の世界とのギャップで共感できる部分は見つけられたので、現場の雰囲気に任せて、演じきった」と振り返る。「あまり共通する部分があるとは言いたくない、本当にひどいやつ」という時戸役だが、岩田は「たぶん寂しいんだろうなと思って演じていました。僕はグループもやってますので、仲間はたくさんいる方だと思っているんですけど、時戸という役はずっと孤独で、自分の世界の中に閉じこもって生きてきたんだろうなと感じました」と役を分析。さらに「インする前に監督とお話させていただいた時、監督がお花を持ってきて『この中で食べれそうな花ある?』といきなりおっしゃったんですよ」とエピソードを披露する。台本にも「生きてる花をちぎって食べる時戸」というト書きがあったというが、岩田は「このシーン、どうやって表現するんだろうと思ってたら、本当にまさか花を食べるシーンが成立するとは……成立してるのかと言われるとわからないんですけど、見たことないシーンになったなというのが思い出深いです」と明かした。
2020年10月04日清原果耶主演の2021年度前期放送の連続テレビ小説「おかえりモネ」に、百音の同級生役として永瀬廉や恒松祐里らの出演が決定。“朝ドラ”初出演となる永瀬さんは、同じく“朝ドラ”初出演の浅野忠信と親子役を演じることになった。本作は、「海の町」宮城県・気仙沼の島に生まれ育ち、「森の町」同・登米で青春を送るヒロイン・永浦百音が、 “気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて人々に幸せな「未来」を届けてゆく希望の物語。タイトルの「モネ」は、清原さん演じる百音(ももね)の愛称となる。永瀬廉/及川 亮才能あふれる若き漁師※連続テレビ小説初出演高校卒業後、すぐに漁師見習いとして漁船に乗り始める。運動神経抜群かつ気配りのできる性格でモテるが、本人は意に介せず飄々と振る舞っている。百音とは幼少時から不思議とウマが合い、気心が知れた仲。実は人知れず、父親との関係に悩んでいる。「自分らしく楽しんで演じていきたい」まさか自分が朝ドラに出演させて頂けるとは思っていなかったので、驚きとともにこの作品の一部になれることがとても光栄です。プレッシャーもありますが自分らしく楽しんで演じていきたいです。舞台である気仙沼にはまだ行ったことがないのですが、本作を通じて気仙沼という地域を見て、触れて、感じて、その土地で起きた出来事にしっかりと寄り添いながら、一瞬一瞬を大切に、キャスト、スタッフの皆さんと撮影期間を過ごしていきたいと思います。恒松祐里/野村明日美明るい幼なじみ百音と保育園からいつも一緒の、一番の幼なじみ。明るくチャキチャキした性格で、よくしゃべる。両親は島で唯一のスーパーマーケットを営む。高校卒業後は仙台の大学に進み、学生生活を謳歌中。物心ついたときから亮を想い続けているが、振り向いてもらえない…。「とても素直で素敵な役」朝ドラのレギュラーキャストになるのは、小さい頃から目標だったので合格した事が本当に嬉しいです!明日美はよく喋りよく笑う子で、百音にとって唯一の女子の幼馴染みです。思ったことはスパッと言う所や時折見せる乙女な部分がとても素直で素敵な役だなと思います。明日美のテンポのよいセリフを楽しみながら演じたいです!前田航基/後藤三生伝統ある寺の息子島で1000年続くお寺の息子。明るいキャラクターで人懐っこく、同級生チームのムードメーカー。高校卒業後は仏教を学ぶため仙台の大学に進学したはずが、親に無断で逃げ出し、こっそり島に帰って来る。果たして自分に僧侶が務まるのか、悩みに向き合うことに。「被災地を見た経験が自分の中にも大きく残っている」朝ドラは小学生の時以来2 度目の出演です。「LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと」で被災地を見た経験が自分の中にも大きく残っているので、震災から10年というタイミングで、東北の現在と未来に焦点を当てたこの作品に出演できることをとても光栄に思っています。自由に外に出て、友達と遊んだりすることの出来ない日々。そんな中でも、皆さんの爽やかな 1 日の始まりをより華やかに出来るよう精一杯頑張ります!高田彪我/早坂悠人故郷を愛するしっかり者※連続テレビ小説初出演おっとりした性格で、同級生チームの中でも一歩引いているような 立ち位置だが、真面目なしっかり者で皆から頼りにされている。公務員の家庭に育ち、自身も地域のために働くことを目指している。電車オタクで、いわゆる「撮り鉄」。「同級生達だからこそ笑いあったり時には支え合える」日本の朝の顔である朝ドラに出演が決定してとても嬉しく思っています。僕、高田彪我は百音の同級生である早坂悠人を演じさせていただきます。気仙沼の自然豊かな島を舞台に繰り広げられる物語の中で、同じ島で育った個性豊かな同級生達だからこそ笑いあったり時には支え合える温かさを、この早坂悠人という役を通じてみなさんに届けたいと思います。浅野忠信/及川新次かつて天才漁師と言われた男※連続テレビ小説初出演亮の父親。以前は気仙沼で右に出る者はいないと言われたカリスマ的漁師だった。百音の父・ 耕治(内野聖陽)と親友で、母・亜哉子(鈴木京香)が産気づいた時には嵐の中を船で本土へ運び、赤ん坊の命を守った。震災によって自分の船を失ってから、立ち直るきっかけをつかめずにいる。「僕自身も勇気をいただいています」清原果耶さん演じるヒロインのモネの若さとエネルギーは本当に魅力的で台本を読むたびに心を掴まれております!物語の舞台となる気仙沼のドラマにも心を打たれ、僕自身も勇気をいただいております。素晴らしい共演者とスタッフの方達とこのドラマに参加出来ることを誇りに思います。一生懸命やりますので、宜しくお願い致します!なお、制作統括・吉永証は「物語の序盤、中学時代に音楽好きの百音に誘われて吹奏楽を始めた仲間と百音の演奏シーンが出てきます。清原さんはじめ、永瀬さん、恒松さん、前田さん、高田さん、蒔田(彩珠)さん、若い皆さんが奏でる音楽と演技のアンサンブルが今からとても楽しみです」とキャストたちを語る。さらに「同じ同級生でも、百音の父・耕治と浅野さんが演じる新次の関係は、やや複雑、しかも二人の関係はストーリーの大事なカギを握っています。内野さんと浅野さんが並び立つツーショットが見られると思うと、胸がワクワクします」と期待高まるコメントを寄せている。連続テレビ小説「おかえりモネ」は2021年春、NHK総合ほかにて放送予定。2020年秋ごろクランクイン予定。※高田彪我は「はしご高」(text:cinemacafe.net)
2020年09月28日永瀬正敏と「私立探偵 濱マイク」シリーズなどで長らくタッグを組んできた林海象監督の7年ぶりの新作映画『BOLT』が、12月11日(金)より公開決定。第22回上海国際映画祭パノラマ部門正式招待、京都国際映画祭2019に特別招待され、劇場公開が待ち望まれていた本作から、予告編とともに林監督のコメントが到着した。本作は、2015年から2017年にかけて製作された『BOLT』『LIFE』『GOOD YEAR』の3つのエピソードで構成された人間ドラマ。ある日、日本のある場所で大地震が発生。その振動で原子力発電所のボルトがゆるみ、圧力制御タンクの配管から冷却水が漏れ始めた。高放射能冷却水を止めるため、男は仲間とともにボルトを締めに向かう。この未曾有の大惨事を引き金に、男の人生は大きく翻弄されていく――。監督は、『夢みるように眠りたい』『我が人生最悪の時』『彌勒 MIROKU』などを手掛けてきたほか、プロデューサーとしても活躍する林海象。主演は、「私立探偵 濱マイク」をはじめ林監督と何度もタッグを組んできた盟友、永瀬正敏。そのほか、佐野史郎、金山一彦、後藤ひろひと、大西信満、堀内正美、月船さららが脇を固め、佐藤浩市が声の出演を果たした。予告編では、永瀬さんをはじめとする男たちが防護服に身を包み、高放射能冷却水をくい止めるために奮闘する様子が描かれている。現代美術家・ヤノベケンジが香川・高松市美術館に創り上げた巨大セットや防護服などの近未来的なデザインにも注目だ。監督&脚本:林海象からコメント到着撮影から完成まで七年もかかってしまった。二年に一本くらいのペースでそれぞれの章を撮影していたので、久しぶりの新作という感じは自分ではしないが、前作『彌勒MIROKU』から確かに七年経っている。東日本大震災の翌年に、京都である写真展があった。福島第一原発の作業員の方が、内部の現状を写真にとり写真を公開しているものだった。その時、その方から「大地震で原発内部のボルトの多くが緩み、それを閉めに行った。高濃度の汚染があるため、ボルトを締める回数は必ず一回と決められ、一つボルトを締めるのにのべ数百人の人間が必要だった」という話をきいた。いつかその話を映画にしてみたいと思った。それがこの『BOLT』を作るきっかけであるが、原発内の描写や防護服など低予算自主映画には高いハードルがあった。それを救ってくれたのが現代美術作家のヤノベケンジ氏だ。高松市美術館の中に『BOLT』のセットを組んでくれるというのだ。美術館で撮影風景を観客に公開しながら映画を撮っていく、という前代未聞の撮影方式が行われた。そしてこの三本が完成できたのは、主演 永瀬正敏さんのおかげである。お二人と、長年携わってくれたスタッフ、キャスト、そして何より学生たちに大いなる感謝を述べたい。やっと公開できる。『BOLT』は12月11日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月23日TBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」での自然体でリアルな演技が大きな話題となった多部未華子の主演映画『空に住む』。この度、多部さんや共演の岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典の“訳あり”な場面写真が一挙に解禁された。多部さんが演じるのは、両親の急死により、叔父夫婦の住むタワーマンションの高層階で暮らすことになった直実を演じる。長年の相棒・黒猫のハルと共に住み慣れない場所に突然連れてこられた直実は、現実を受け止めきれないまま、浮遊しているかのように毎日を過ごす。話題となった「ナギサさん」のメイとは180度変わり、あまり感情を表に出すことが得意ではないキャラクターを丁寧に演じている。直実を取り巻くキャラクターも、いろいろと困難を抱えている。郊外の小さな出版社に勤める直実の後輩で、妊娠中の愛子(岸井さん)は天真爛漫さの裏に複雑な問題を抱え、信頼できるのは直実だけ。直実の叔母・明日子(美村さん)も誰もが羨むセレブ生活を送るも虚無感は消えることはなく、直実の生活への干渉が激しく若干空気の読めないキャラクターであり、その裏には誰にも言えない叶えられない望みがあった。さらに直実の前に突如現れた日本を代表するスター俳優、時戸森則(岩田さん)も実態がつかめない、空気のような存在。エレベーターで偶然出会うというありえない展開も、多部さんと岩田さんの演技力により、むしろどこかおとぎ話のように映しだされる。ただ、この夢のような展開も『共喰い』など人間の隠された部分を描くことに定評のある青山真治監督の手腕によって単なる夢物語になることはなく、直実は心の内が見えない時戸に次第に複雑な感情を抱え始めることに。一見するとドロドロした世界に見える本作の中で、ひときわ輝き、見る者に優しい癒しを与えてくれるのは、鶴見辰吾、大森南朋、永瀬正敏ら実力派俳優たち。天涯孤独となり困っていた直実に手を差し伸べ、自身が持つ高級マンションへ呼び寄せた叔父・雅博(鶴見さん)はとにかく直実の味方で優しく明るいキャラクター。また、“ナギサさん”役で視聴者を「おじキュン」させた大森さんは、過去に直実が担当した小説家・吉田を演じ、ぼさっとしたビジュアルにぼそぼそと話す独特な空気感でドラマの雰囲気を一新!さらに年々渋さが増し、本作でも謎の男というミステリアスな演技に目が釘付けとなる永瀬さんや、直実の上司で編集長の柏木(高橋洋)は優しい口調で直実を諭す良き理解者と、脇を固める俳優たちにも注目だ。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年09月08日映画『星の子』(10月9日公開)の完成報告イベントが3日に都内で行われ、 芦田愛菜、永瀬正敏、原田知世、大森立嗣監督が登場した。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子の同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。6年ぶりの主演作となった芦田だが、大森監督は「さすがでした」と感嘆。「1番すごかったのは、目に涙が溜まっているシーンで、『今の涙、映ってました?』と言われたところ。確かに溜まってた。本を読む力もすごくあるし、的確な演技力もある」と絶賛する。監督からは「現場の会話で生まれるものを大切にしてほしい」というオーダーがあったようで、芦田も「楽しかったです。すごく。2人ともフレンドリーに接してくださって、待ち時間とかは本当の家族みたいに他愛もない話をさせていただきました」と両親役の永瀬と原田に感謝した。イベントでは、作品のテーマに合わせ「信じるとは?」という質問も。芦田は「『その人のことを信じようと思います』という言葉をけっこう使うと思うんですけど、どういう意味なんだろうと考えた時に、"その人自身"を信じてるのではなくて、自分が理想とする"その人の像"に期待してしまうことかなと感じて」と語る。「『裏切られた』『期待してたのに』と言うことがあるけど、それはその人が裏切ったわけではなくて、見えなかった部分が見えただけであって、『それもその人なんだ』と受け止められる、揺るがない自分がいることが、信じられることなのかなと思ったんです」と持論を展開した。さらに芦田は「でも、揺るがない自分の軸を持つのは、難しいじゃないですか。不安な自分がいるからこそ、人は『信じる』と口に出して、成功した自分だったり、理想の人物像にすがりたいんじゃないかなって思いました」と締めくくる。16歳の芦田の理知的、かつ深い話に会場は一瞬静まり、大森監督が「難しいよ~!」と驚くと改めてざわつく。永瀬も「しっかりしてるでしょ、これ以上の答えはないんじゃないか」とぼやくなど、大人たちもたじたじとなっていた。一方、「流れ星にお願いしたいこと」というテーマでは「猫と話したい」とかわいらしいお願いも。「最近飼い始めて、私のことをどう思ってるのか聞いてみたいですし、『ふだん困ってることない?』『楽しく生活できてる?』『ごはん、何にしてほしいの?』とか、色々聞きたいことがあるので、1日だけでいいから話してみたい」と希望した。
2020年09月03日多部未華子が、スター俳優との出会いで揺れ動く女性を演じ主演する映画『空に住む』。この度、本作の予告編とポスタービジュアル、多部さんをはじめとするキャストたちのコメントが到着した。小説と音楽の世界観から生まれた珠玉の物語が、話題の演技派キャストたちで映画化する本作。今回到着した映像では、両親が急死し、タワーマンションの高層階で暮らし始める直実(多部さん)が、日本を代表するスター俳優・時戸森則(岩田剛典)と出会う。時戸との出会いによって生活が変わり始めるが、それでも埋めようのない喪失感を抱えていた直実。そんなどこか満たされないまま日々を過ごしているのは、直実だけではない。誰にも打ち明けられない秘密を抱える後輩で妊婦の愛子(岸井ゆきの)、何不自由なく暮らしているが、人知れず虚しさを感じている専業主婦の叔母・明日子(美村里江)と、それぞれに悩みを抱え、自分をさらけ出すことができず、傷つき迷いながらも前を向こうとする女性たちも登場。ラストには、何かを決意したような直実の姿も…。予告編には、「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」が担当する主題歌、悩みや孤独を癒し、そっと背中を押してくれる「空に住む ~Living in your sky~」が挿入されている。またポスタービジュアルは、直実が切ない表情で空を見上げて、まるで空に浮いているかのような、ぼんやりと漂う直実の不安定な心が写し出されている。主演の多部さんは、撮影をふり返り「参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします」とコメントし、岩田さんも「すごく丁寧な撮影で、役者としてはすごくモチベーションを高めてもらえる良い現場でした」と明かしている。キャストコメント多部未華子青山真治監督の描く作品の空気は、参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします。様々な受け取り方が出来る作品なのかなと思いますが、誰かの心の片隅に残る作品になることを願っています。岸井ゆきの今回、青山組に参加でき光栄です。この映画は約二年前に撮影しました。現場に流れていた穏やかで丁寧で、キリッとした空気がスクリーンからも見て取れて、今改めてあの時の空気で、落ち着いて深呼吸したような感覚です。二年前と今では大きな変化がありましたが大事なことは変わらずに生活の中にあると思います。是非見てください。美村里江活字で読んだ時と、映像として人の体温と陰影が重なった後では随分印象の変わる作品です。雲のように漂っているのは主人公の直実だけではなく、どの人物も色・大きさ・水分量の違う、そして流れている層も異なる一群れの雲に私には見えました。重なっているようで遠かったり、離れて見えて近いこともあるのかもしれません。岩田剛典青山さんは現場でしか出せない空気感を大切にされている監督で、多くを語らずとも、ひとつひとつの絵作りや映画としてのクオリティを高めていく情熱がひしひしと伝わってきました。すごく丁寧な撮影で、役者としてはすごくモチベーションを高めてもらえる良い現場でした。鶴見辰吾『レイクサイド マーダーケース』、『エリエリ・レマ・サバクタニ』以来、久々の青山真治監督作品に参加。嬉しいなあ。俺を覚えていてくれたか。青山さんとは同じ年で、彼の作り出す現場の雰囲気が大好きなんだ。美村里江さんと多部未華子さんと猫ちゃんと一緒に幸せで、ご褒美みたいな撮影だった。これから観るのか楽しみだ。高橋洋エンドロール、多部未華子さん演じる主人公・直美(28)がスクリーンから消えたあとの余韻のなか、観ている僕の頭にはふいに監督・青山真治(56)が浮かび、そのときハタと思いました。直美は…監督自身なのかもしれない…と。だから、なんだ?と言われたらアレなんですけど。だから映画っていいなあ、と自分は思ったのです。沁みます。岩下尚史青山監督のお声がゝりで、初めて映画の出演者として招かれる冥加にめぐりあいました。もとより、しろうとのことですから、監督はむずかしいことは注文なさらず、普段のとおりにと仰言るだけで、ちょっと戸惑いをしたことでしたが、商売の下手なところだけは私と同じですから、そこをお買い下さいましたら幸いに存じます。大森南朋ついに参加させて頂けた青山真治監督の映画でした。もう少し現場にいたかったです。永瀬正敏10代の頃、僕達は伸ばした手で繰り返し空を掴む様に、何かに向かいただガムシャラに走った。時が経ち彼は作詞家になり、そして小説家になった。青山真治監督によって新たな命が吹き込まれたその現場に、まさか自分が立てるとは。短い間だったけど今までにない特別な現場になった。親友小竹正人に、二人の歴史に感謝したい。柄本明公開、おめでとうございます。飲み屋では何度も会っていますが、仕事といえば、『レイクサイド マーダーケース』以来ですから15年ぶりでした。みなさん、何も考えないで、この映画をそのまま、お楽しみください。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。※高橋洋の“高”ははしごだか(cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年09月03日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が2日、都内で行われた乾燥肌治療薬 ヒルマイルドの新CM・製品発表会に登場した。12日から全国放送される「ヒルマイルド これからは自分で治せる」編が、初の単独CMとなった永瀬。健栄製薬 代表取締役社長 滝野六朗は起用理由について同グループが「女性に圧倒的な人気を誇る」ことを挙げた。撮影については「いつもは賑やかなメンバー4人と撮影で、誰かがセリフを噛んだりしてみんなでいじる感じもあったんですけど、それがなかったのでちょと寂しい気持ち。でも逆にいうと一人だったのでめちゃめちゃスムーズでした」と振り返る。CMで披露する「ヒルマイルドポーズ」については、「ちょっと、決まってましたね!」と自信を見せた永瀬。「"ヒ"で左肘を上げます、"ル"で顎をさすって準備、ここ大事です。"マイルド"で右足を引いて」と全身を使ってポイントをレクチャー。「もう、あとは自分のお好きな角度で。僕はこう」と顎の角度には特にこだわりがあるようだった。自身の肌の悩みについては「めちゃめちゃ焼けやすいんですよ。自粛期間で家にいたのに、久しぶりに会った友達に『廉、焼けた?』と言われて、『外出てないのに焼けるわけないやん』と思って。もしかしたら、家のライトで焼けてるかもしれないです」と心配する。「焼けた後って乾燥もするじゃないですか。そういうときにヒルマイルドを使っていきたいと思います」と積極的に使用していこうとしていた。実際にクリームタイプ「おお〜! クリームってベトベトする感じがあるけど、これ、ないですね! さらっと具合でいうと、手ピカジェル!」と同社の他製品の名前も出し、手ピカジェルの様子までも再現する。また「今、自分で治したいと思っていること」というテーマでは「驚いた時に声を出してしまうこと」とフリップを掲げ、「声、出る方が多いと思うんですけど、もう声の出方が違うんです。以前自動扉開いた時にセミが止まって横切ってしまって、結構おっきい声が出たんです」と説明しながら、「僕のくしゃみくらい」と喩えるが、ピンと来ていない会場の様子に「僕のくしゃみ、わからんか。お化け屋敷くらい」と訂正。「周囲を通行していた方と目が合ったんですよ、すごい気まずくて、僕が願うのは、永瀬廉ってばれてないといいなと……」と気にする。続けてCMにちなみ「初挑戦したこと」について聞かれると、「床で寝ました。暑かったから、冷房つけてたんですけど、その日寝られんくて。ベッドでも冷たい部分を探すってありません? 冷たいところをあっため切ってしまって、探してたらリビングの床でしたね。床は、ベッドに比べたら冷たいとこだらけですごい気持ちよくてすぐ寝れました」と意外な初体験。「ひんやりしてたけど翌日案の定体は硬かったです」と熱弁した。
2020年09月02日永瀬廉(King & Prince)が8月25日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた主演作『弱虫ペダル』の公開御礼舞台挨拶に出席した。司会者から映画のヒットとともに、鑑賞後の満足度も高いと報告を受けると「皆さんのおかげで、たくさんの方々に広まって、好評な感想もたくさんいただき、うれしく思っています」と感謝の意。「作品の熱さや伝えたいことが、もっともっと広まって、愛してもらえれば」とさらなる飛躍に期待を寄せていた。累計2500万部を突破する渡辺航の青春漫画を実写映画化。あることをきっかけに自転車競技部に入部した小野田坂道(永瀬)が、そこで出会ったかけがえのない仲間たちのために、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を重ねていく。イベントには永瀬に加えて、共演する伊藤健太郎、坂東龍汰が同席。夏らしい浴衣姿で登壇し、駆けつけたファンは歓声の代わりに、大きな拍手を送っていた。青春がテーマになった本作にちなみ、イベントでは「高校生に戻れたら、やってみたい青春」をお題にトークが展開。永瀬が「担任の先生と恋に落ちたかった。告白して『じゃあ、二十歳になったらね』とあしらわれたい。漫画の見過ぎ?」と願望を明かすと、伊藤は「禁断の恋?」と大はしゃぎ。高校時代は私服通学だったという坂東は「テーマパークとかで、制服デートしたかった」とはにかんでいた。イベント当日の8月25日は“川柳発祥の日”にあたることから、永瀬らが青春をテーマにした川柳にチャレンジする場面も。永瀬は「プール後の、塩素の匂いと、夏の風」と詠んだが、客席の反応は芳しくなく、罰ゲームとしてセンブリ茶を飲む羽目になった。センブリ茶は「人生初めて」だといい、一気に飲み干すと「苦さのあまり、鼻で呼吸したくないです。舌がけいれんしています」と苦悶の表情を浮かべていた。取材・文・写真=内田 涼『弱虫ペダル』全国公開中
2020年08月25日大森立嗣監督が手掛ける映画『星の子』の第3弾キャストとして、岡田将生、高良健吾、黒木華らの出演が決定。予告編と場面写真も到着した。岡田さんが演じるのは、芦田愛菜扮する主人公・ちひろが一目惚れする、学校で一番人気の先生「南先生」。のちにちひろの運命を大きく左右する南先生を演じる岡田さんは、芦田さんとの共演について「10年程前にCMで1度ご一緒したことがあるのですが、今回この作品で共演させて頂いて、大人になったなぁというのと、本当にしっかりしているなと」と久々の共演をふり返っている。また、高良さんと黒木さんが演じるのは、宗教団体の謎めいた幹部コンビ、海路さんと昇子さん。その迫力と、思わず吸い込まれそうになる魅力をカリスマティックに表現する。ほかにも、ちひろの両親の目を覚ますためにある事件を企てる雄三おじさんを大友康平。ちひろの姉・まーちゃんを蒔田彩珠。ちひろの親友・なべちゃんを『まく子』でヒロインに抜擢された新音が演じる。主人公・ちひろの両親(永瀬正敏&原田知世)は、幼少期に病弱だったちひろを救ったことから、奇跡の水を信じ続けている。合わせて到着した予告編では、そんな水について大親友のなべちゃんから「偽物なんじゃない?」と指摘されたり、憧れの南先生の車で家まで送ってもらうところ、タオルを乗せて水を掛け合う両親の姿を見られてしまったり…。さらに、ちひろを諭そうとする宗教団体のコンビの姿や、両親の洗脳を解こうとする雄三おじさん、この家族の現状はちひろのせいだと言う姉と、今回発表されたキャストたちの姿も映し出されていく。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月、全国にて公開予定©2020「星の子」製作委員会
2020年08月18日女優の芦田愛菜が主演を務める、映画『星の子』(10月9日公開)の新キャスト及び予告映像が18日、明らかになった。同作は、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した小説家・今村夏子による同名小説の実写化作品。監督・脚本は『さよなら渓谷』『日日是好日』の大森立嗣が務める。大好きな父(永瀬正敏)と母(原田知世)から愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田)だが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じてしまっている。思春期を成長していくちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑い始めて行く。ちひろが一目惚れする“南先生”役には、岡田将生が決定。学校で一番人気のイケメン先生だが、後にちひろの運命を大きく左右する。岡田は芦田との共演について「10年程前にCMで1度ご一緒したことがあるのですが、今回この作品で共演させて頂いて、大人になったなぁというのと、本当にしっかりしているなと。同世代の共演者の方と話をしている感覚で色々お話させて頂きました」と表した。ちひろの両親の目を覚ませる為に、ある事件を企てる“雄三おじさん”役で大友康平が出演し、高良健吾と黒木華が宗教団体の謎めいた幹部コンビである“海路さん”と“昇子さん”を演じる。ちひろの姉の“まーちゃん”役に是枝裕和監督に見出された蒔田彩珠(まきたあじゅ)、美人でかっこいいちひろの親友“なべちゃん”役に映画『まく子』(19)でヒロインに抜擢された新音(にのん)と、今後の活躍が気になるキャストも。公開された予告編では、幼少期に病弱だったちひろを救った“金星のめぐみ”と呼ばれる奇跡の水を信じ、水を浸したタオルを頭に載せて暮らす父と母の姿が映し出される。学校では大親友のなべちゃんから「偽物なんじゃない?」と水の真偽を指摘されるが、ちひろが夢中なのは新任でやってきたイケメンの南先生。ある日、憧れの南先生の車で家まで送ってもらうが、自宅前の公園で、全身緑のジャージで頭にタオルを乗せて水を掛け合う両親の姿を見られてしまう。「気づく時がくる」「空も飛ぶようになる」とちひろを諭そうとする宗教団体の幹部、両親の洗脳を解こうと作戦を企てる雄三おじさん、この家族の現状はちひろのせいだと言い切る姉のまーちゃんの姿が続き、少しずつ揺らぎ始める自分とちひろは闘い始める。(C)2020「星の子」製作委員会
2020年08月18日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める映画『弱虫ペダル』(8月14日公開)の本編オープニングシーンが14日、公開された。同作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画の初実写映画化作。連載は今年で12年を迎え、アニメ・アニメ映画・舞台・小説・ドラマなど様々なコンテンツでメディアミックスされている。地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬)が、あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなり、そこで出会ったかけがえのない仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく。今回公開されたのは、総北高校に入学した坂道が桜の咲く道を軽快に自転車で走っていくオープニングシーン。アニメ好きの坂道は、お気に入りのアニメソングを聞きながら高校に初登校し、サビ部分ではつい声に出して歌ってしまう。笑顔の坂道が登っているのは、実は総北高校名物といわれる激坂の裏門坂で、普通は自転車では登れない坂を、気にせずに歌いながら登っていくというシーンになっている。坂道役を演じる永瀬も以前から楽しみにしていたこのシーンの撮影は当初4月に予定されていたが、緊急事態宣言のため延期。ガイドラインを制定し、初夏の陽気の中で検温・マスク着用・消毒を徹底しての撮影再開となった。今回自転車の走行シーンは一切CGなしで制作された本作は、もちろんこのシーンも永瀬自身が斜度20度の激坂を何度も自転車で登って撮影されている。また、坂道が歌っているのは、『弱虫ペダル』ファンにはおなじみの作中アニメソング「恋のヒメヒメぺったんこ」。これまでアニメ版、舞台版と制作されてきたが、今回は新たに映画版バージョンが登場した。
2020年08月14日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める映画『弱虫ペダル』(8月14日公開)のメイキング映像及びオフショット画像が3日、公開された。同作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画の初実写映画化作。連載は今年で12年を迎え、アニメ・アニメ映画・舞台・小説・ドラマなど様々なコンテンツでメディアミックスされている。地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬)が、あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなり、そこで出会ったかけがえのない仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく。この度公開されたのは、自転車初心者ながら驚異の追い上げを見せる坂道と、総北の新エースとして絶対に負けられない意地を見せる今泉が山頂のバトルを繰り広げるシーンのメイキング映像。1年生のウェルカムレースで最後尾からのスタートながら、ロードレーサーを手にした坂道が金城ら3年生の先輩たちも驚くようなハイケイデンスを見せ、山頂までを今泉と走り抜けるシーンとなっている。自転車の撮影では一切CGを使用していない本作は、このシーンでも実際に永瀬と伊藤が山道で自転車を漕いで撮影された。1カットごとに繰り返し何度も走行し、ようやく山頂のシーンを撮影。山頂を二人で走りぬけた後に、「カット!」の声がかかると2人は三木康一郎監督とともにモニターで映像をチェックするが、まだ息が上がっているほどだった。また、2人が寝転がるオフショットも公開。連日の早朝からの撮影、さらにレースシーンという体力的にも精神的にも過酷な撮影を繰り返した2人だが、伊藤は目を閉じたまま「何も考えられない…」とぐったり。永瀬も「地球の一部になったみたい」「光合成してる」と全身で日光を浴びていた。
2020年08月09日King & Princeの永瀬廉が主演を務める映画『弱虫ペダル』が8月14日(金)に公開される。この度、永瀬と伊藤健太郎が全力で上り坂を駆け上がる注目シーンの裏側が公開された。本作の原作は、累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』。2008年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載開始され、連載は今年で12年を迎え、現在までで 67巻が既刊されている。主人公・アニメ好きの高校生・小野田坂道役を永瀬、坂道の良き仲間で期待の新人エース・今泉俊輔役を伊藤、自転車競技部のマネージャー・寒咲幹を橋本環奈が演じるほか。坂東龍汰、竜星涼、栁俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)、皆川猿時がキャストに名を連ねた。公開された映像では、自転車初心者ながら驚異の追い上げを見せる坂道と、総北の新エースとして絶対に負けられない意地を見せる今泉が山頂のバトルを繰り広げるシーンのメイキング映像。1年生のウェルカムレースで最後尾からのスタートながら、ロードレーサーを手にした坂道が金城ら3年生の先輩たちも驚くようなハイケイデンスを見せ、山頂までを今泉と走り抜ける。自転車の撮影では一切CGを使用していない本作は、このシーンでも実際に永瀬と伊藤が山道で自転車を漕いで撮影された。ここまで1カットごとに繰り返し何度も走行し、ようやく山頂のシーンを撮影。山頂をふたりで走りぬけた後に、「カット!」の声がかかるとふたりは三木康一郎監督とともにモニターで映像をチェック。だが、映像を見ながらもまだふたりの息が上がっており、1シーンの撮影だけでもかなりの体力を使っていることがわかる。連日の早朝からの撮影、さらにレースシーンという体力的にも精神的にも過酷な撮影を繰り返したからこそ、撮影の合間にはふたりが、まるで日向ぼっこといわんばかりに寝転がっている様子も。本作が初対面となり、最初こそぎこちなかったふたりだが、練習や撮影を通じて徐々に打ち解けていった。伊藤は目を閉じたまま「何も考えられない…」とぐったり。永瀬も「地球の一部になったみたい」「光合成してる」と全身で日光を浴びる姿がオフショットに写し出されている。『弱虫ペダル』8月14日(金)公開
2020年08月09日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める映画『弱虫ペダル』(8月14日公開)のスペシャル映像が3日、公開された。同作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画の初実写映画化作。連載は今年で12年を迎え、アニメ・アニメ映画・舞台・小説・ドラマなど様々なコンテンツでメディアミックスされている。地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬)が、あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなり、そこで出会ったかけがえのない仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく。今回公開されたのは、主人公・小野田坂道を演じた永瀬と、アニメ『弱虫ペダル』シリーズで同じく主人公・小野田坂道を5年に渡り演じている声優・山下大輝の”W坂道”スペシャル対談。あまりの熱さに、PART1からPART3の3部作となり、PART2は4日、PART3は5日に公式サイトおよび公式SNSにて順次公開される。対談を通して、初対面となった永瀬と山下。お互いの印象について、山下は「(永瀬は)テレビの中にいる人で、その人が横にいて会話をしている今の時間は夢なんじゃないかと思った……。似たようなものが好きで、同じ人間なんだ……と感動しました!」と興奮して語り、永瀬も「(山下の)出演作品をいくつか拝見していたので、同じ感情です!この声の人だ! と思った。感動しますね。感無量です!」と感動を噛みしめる。お互いが坂道を演じた感想や、『弱虫ペダル』のストーリー展開の面白さ、キャラクターの魅力などを熱くトークし、一部本編を鑑賞した山下は「弱虫ペダルの熱いところがぎゅーっと詰まっている映画になっていると思いました。ぜひ僕と一緒に劇場で弱虫ペダルの熱さを体験しましょう!」と語る。永瀬も「坂道もそうだったように、みなさんが普段当たり前にやっていた思いもしないことが、他の道への才能を開く鍵になっている可能性もあると思います。色々なことにチャレンジしたくなる映画になっていると思います!」と自信を見せた。そしてさらに、原作者・渡辺航が今回のためだけに描きおろしたイラストと、映画のビジュアルを組み合わせたコラボクリアファイルを入場者プレゼントとして配布することも決定。チーム総北の6人と、マネージャーの幹がさわやかに描かれたオリジナルイラストになっている。14日の初日に、数量限定で全国の映画館での配布を予定している。
2020年08月03日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務める映画『弱虫ペダル』(8月14日公開)のオフショット映像が30日、公開された。同作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画の初実写映画化作。連載は今年で12年を迎え、アニメ・アニメ映画・舞台・小説・ドラマなど様々なコンテンツでメディアミックスされている。地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬)が、あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなり、そこで出会ったかけがえのない仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく。ハードな撮影の中、キャスト達は本気で自転車の走行シーンに挑んだが、そんな過酷な撮影現場の合間に、本物の部活のように和気あいあいと過ごすオフショット映像が公開された。映像では、永瀬、伊藤健太郎、坂東龍汰の3人が制服姿で休憩中にはしゃぐ姿が収められており、永瀬と伊藤はまるで現役高校生のように、坂東のカメラに向かって無邪気な笑顔を見せる。この日は珍しく自転車での走行シーンがなく、さらに1年生全員が揃っていたこともあり、かなりリラックスした雰囲気。坂東はカメラの回っていないところでも元気にはしゃぎ回り、メイキングカメラを異常に意識したり、自らスタッフのカメラをもって撮影したりと、周りからは「鳴子劇場」とまで言われていたほどだったという。クールな今泉を演じた伊藤からは、その様子にしばし愛のあるダメ出しやツッコミが入る場面も見られた。走行シーン撮影の合間には、永瀬の足元で暖を取る坂東が、1人離れたところにいる伊藤を見て「いじけちゃったよ」といじると、永瀬が坂東にすかさずつっこんだりと、1年生トリオの仲睦まじい様子をみせている。2~3月頃に撮影されただけあり、現在のソーシャルディスタンスではなかなか見られない貴重な"密"なショットとなった。また、坂東カメラで撮影した竜星涼・栁俊太郎・菅原健の写真も解禁。早朝から日没までの限られた撮影時間の中で、夕焼けをバックに3年生たちを撮影するも先輩たちからはやや不評のようだが、撮影の様子は部活の合宿のように和気あいあいとしており、ハードな撮影で疲れ切っていながらも、充実感溢れるキャストたちの姿が収められている。
2020年07月30日