港区芝の隠れ家で、江戸の粋が香る郷土料理を堪能研究を重ねながら再現された江戸の美味の数々に出会う東京の郷土料理と合わせるのは、江戸酒や芝の地酒港区芝の隠れ家で、江戸の粋が香る郷土料理を堪能潔くシンプルを極めた外観が印象的JR各線 浜松町駅より徒歩7分、都営三田線 芝公園駅からも徒歩5分の好立地。白い壁が印象的な、シンプルを極めた外観は、今まで経験したことのない和食の世界への期待を高まらせてくれます。ビジネス街に近く、接待や会食にも便利。店主が作る東京の郷土料理は、舌の肥えた食通のゲストをもてなす席にも最適です。装飾を排した内装にも、江戸の美学を感じさせる店内はシンプルに洗練された内装でまとめられ、清潔感あふれる空間。テーブル席とカウンター席をあわせて全12席、小ぢんまりとしたサイズ感も隠れ家的でうれしい。厨房から伝わる調理の音や香りを感じながら、料理を待つ間も心を躍らせて過ごせます。食べ歩きに慣れた大人のカップルのデートにも、カジュアルな接待や家族の食事にも、幅広く利用できます。研究を重ねながら再現された江戸の美味の数々に出会う現在では幻となった江戸味噌など、江戸の味の魅力を伝える店主和食といえば雅やかな京料理をイメージしがちですが、ここ【江戸前芝浜】が提供するのは、地元ならではの食材を活かした「関東の和食」。質実剛健な関東らしく、飾らないのに洗練された料理、しっかりとした食べごたえに和食の良さを再発見する人も多いでしょう。昼はおまかせコース、夜はこれからの季節においしい鍋料理のコースも揃います。代表的なコースから、お店オススメの3品を紹介します。芝海老の旨みと鰹だしの風味『芝海老しんじょう汁』当地の名がついた芝海老をしんじょうに仕立てた人気の一品「芝海老」の名は、かつて芝の海で大量に獲れたことからつけられたといいます。その芝海老を丁寧にすりつぶして柔らかい団子状にし、香り高い鰹だしと合わせました。鰹の澄んだ風味が広がり、芝海老の旨みが際立つ看板料理です。昔から東京人に愛されてきた伝統料理『ねぎま鍋』伝統の取り合わせ「ねぎま」で江戸の粋と滋味を味わう「ねぎま」とは、ネギとまぐろのこと。昔から東京で親しまれてきた鍋料理です。まぐろを鰹だしにサッとくぐらせることで程よく脂が抜け、すっきりとした旨みを堪能できます。そんな伝統の郷土料理が店主のセンスで上品にアレンジされた逸品です。江戸の頃より「薬食い」として食べられた牡丹鍋冬の味覚『牡丹鍋』も、お店ならではの江戸味噌仕立てで江戸時代から「薬食い」と呼ばれ、滋養の高い健康食として食べられた牡丹鍋。身体を芯から温めてくれる、野趣あふれる猪の肉をお店自慢の江戸味噌仕立てで堪能できます。東京の郷土料理と合わせるのは、江戸酒や芝の地酒料理と合わせるお酒も、地元のおいしさにこだって。港区芝の地酒『江戸開城』(仕入れ状況によって異なる)や東京の地酒、古くから江戸で呑まれた下り酒、東京の島焼酎などが揃います。ワインも深川ワイナリーをはじめ、国産中心にラインアップされています。料理人プロフィール: 海原大(カイバラヒロシ)さん1979年生まれ、東京都出身。イタリアンレストランでのアルバイトをきっかけに、料理の面白さを知る。和食の道を志し、割烹で修業をスタート。その後、葉山の名店【日影茶屋】をはじめ、白金【心米】、代官山【米花】、恵比寿【米福】、上野松坂屋にある【銀座鳴門】などで研鑽を積む。東京の郷土料理に興味を持ち、古い文献を参考に江戸の味を再現。その魅力を伝えるべく、2016年に【太華】をオープン。江戸前芝浜【エリア】田町/三田【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15000円【アクセス】浜松町駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月10日食を楽しむ大人が集う日本橋蛎殻町に新規オープン最上級の素材と「雑味をとる」丁寧な手仕事常時100銘柄以上の地酒やワインとのペアリングも食を楽しむ大人が集う日本橋蛎殻町に新規オープン7席限定のカウンターで、一人ひとりのゲストに最善の仕事を店内はカウンター7席のみ。フルオープンスタイルのカウンター越しに大将の見事な手さばきを眺めつつ、おいしい鮨とお酒のペアリングが満喫できます。鮨通から初心者まで分け隔てなく、誰もが安心して憩える温かい接客も魅力。接待はもちろん、一人鮨を楽しむゲストも多く、東京一人旅や出張時にもオススメです。最上級の素材と「雑味をとる」丁寧な手仕事若き大将が技とセンスを結集したコースを披露メニューは昼・夜とも『おまかせコース』のみ。全国の好漁港で水揚げされた魚介や名門仲卸から仕入れるマグロなど、最高級の食材をそろえ、素材の香りと雑味のない味わいを楽しめるよう、丁寧な仕事が徹底されています。シャリは赤酢ベースと米酢ベースがあり、2種の使い分けも絶妙です。代表的なコースから、お店オススメの3品を紹介します。上品な脂の甘みが際立つ感動の一貫『大トロの握り』最高峰のマグロの大トロに赤酢ベースのシャリで際立つ旨さ日本屈指のマグロ仲卸、豊洲市場の「やま幸」から仕入れる最上質の大トロを、圧巻の味わいと存在感の握りに。赤酢ベースのシャリを合わせることで、マグロの上品な脂の甘みが際立ちます。口にした瞬間の感動はもちろん、記憶に残るおいしさでリピーターを呼ぶ人気の一品です。だしのとろみとシャリの出合いが新鮮 『蟹のあんかけ』コース中盤に登場することが多いスペシャリテの一つ北海道オホーツク海産を中心に、その時期おいしい蟹を一番だしのあんかけ仕立てに。蟹の旨みが凝縮されたとろみだしと米酢ベースのシャリの爽やかさが相まって、「何度でも食べたくなる」というファンが多い印象的な一皿です。コース中盤で出されることが多いのでお楽しみに。至福の一品! 上品な脂が口の中に広がる『あん肝』地酒やワインとのペアリングがオススメ ※写真はコースの一例北海道余市産の上質なあん肝を、季節ごとに味付けの濃淡を調整して提供。繊細で上品な脂が口の中に広がります。豊富に取りそろえた地酒やワインとのペアリングがオススメです。常時100銘柄以上の地酒やワインとのペアリングも店の鮨に合う日本酒を大将がセレクト蔵元直送で仕入れる秋田「新政」をはじめ、長野「信州亀齢」など、日本各地の銘酒が常時100銘柄以上。大将の故郷・北海道の「さっぽろ藤野ワイナリー」の体に優しいワイン、季節のつまみや鮨に合うブルゴーニュやシャンパーニュも充実。ゲストの好みに寄り添う、ペアリングのカスタマイズにも応じてくれます。料理人プロフィール: 齋藤大勝 ( サイトウマサカツ)さん1997年、北海道生まれ。札幌市すすき野の名店【すし屋のさい藤】の長男として生まれ育ち、幼少期から魚介と料理に親しむ。札幌の鮨店で修行後、東京での開業を決意。銀座をはじめ、都内の名店で江戸前の技を磨きつつ、独自の鮨を目指す。2023年春、25歳で独立し、柔軟な発想と独自のセンスで、日本橋蛎殻町から江戸前鮨の新たな魅力を発信。海外ゲストには英語でのもてなしにも対応する。すし屋のまさ勝【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】15000円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】水天宮前駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月05日おひとり様でも緊張しない、居心地のいいカウンター席その季節の、一番おいしい“旬”の美味を全国から仕入れゲストの状況に応じて出される「おまかせ」の妙を堪能おひとり様でも緊張しない、居心地のいいカウンター席熟練の技を目の前で堪能できる特等席。永田氏との会話も楽しい限り暖簾をくぐり、店内に一歩入ると迎えてくれるのがL字型のカウンター。ケースの中にズラリと並ぶネタの種類に思わず心が躍ります。落ち着いた雰囲気は、オープン30年にしてすでに老舗の風格。それなのに、なぜか緊張を強いられない心地よさは、目の前で熟練の技を見せる大将の永田氏の人柄ゆえかもしれません。他のゲストと顔を合わせることのないプライベート空間で、コースを満喫グループでゆったりと会話や食事を楽しみたいなら、8名まで対応OKの完全個室の座敷がオススメ。足元は掘りごたつ式なので、心から寛いだひとときが過ごせるはず。気のおけない仲間との集まりに、大切な会食や接待に、シーンに合わせた使い分けが可能です。(※8名以上を希望の場合は要相談)その季節の、一番おいしい“旬”の美味を全国から仕入れカツオ節と酒、醤油に12時間漬け込んだ『赤身漬け』素材の魅力がストレートに伝わる江戸前寿司。だから、魚介類は昔馴染みの業者や石川県、九州などの漁港からその時期一番のものを直送、野菜は豊洲市場より新鮮なものを厳選。場所によって旬が変わる各産地その時々の極上のネタを仕入れて、「季節感を大切」にした握りを提供しています。それでは、ぜひとも食べてほしい寿司ネタ3つをご紹介します。四季ごとに楽しみ方が変わる、看板メニューの『穴子』そのひと手間で、季節に応じた味わいを引き出します創業以来の看板メニュー『穴子』。長年愛されている理由のひとつは、季節に合わせて味つけを変えるというこだわりにあり。たとえば夏なら、柔らかく煮た後、仕上げに輪島の天然塩をふりかけて。また、冬には甘みのある特製タレをつけていただきます。季節により仕入れ先を変更。その“旬”の最高を味わう『ウニ』佐賀県産に北海道産。いま一番おいしいウニに出合えます全国に産地があるウニは、シーズンごとの旬を切り取って仕入れています。5~9月までは、濃厚さと、程よい苦みと旨みが特徴の佐賀県産「赤ウニ」を、それ以外は、甘みの中にもあっさりとした味わいを醸す北海道産「ウニ」を使用しています。鹿島灘で水揚げされた、ふっくら柔らかな『鹿島灘ハマグリ』大玉の鹿島灘ハマグリ。こだわり食材の逸品をぜひ国産ハマグリのブランドのひとつ「鹿島灘ハマグリ」を、豊洲に店舗を構える昔馴染みの業者や産地直送で仕入れ。ふっくらと柔らかい食感と、たっぷりの旨みは春から初夏にかけての味覚の代表格です。ゲストの状況に応じて出される「おまかせ」の妙を堪能握りたてを頬張るカウンターの悦楽。江戸前の技を存分に名店【宇廼丸本店】の味と技を受け継ぐ永田氏。ゲストに寄り添う真摯な姿勢と誠実な仕事ぶりは、常連客を惹きつけてやみません。全国各地から仕入れた、その時に一番おいしい旬のネタを「おまかせ」でいただくのが醍醐味。豊富な日本酒を傾けながら、極上の江戸前握りをじっくりと味わいたいものです。料理人プロフィール:永田浩二(ナガタコウジ)氏1955年、山梨県出身。上京後【宇廼丸本店】に就職して本格的な修業をスタートさせるが、一時期、料理の世界から離れることに。しかし、料理人の楽しさが忘れられず、5年後に再び【宇廼丸本店】の門をたたく。独立を夢みて研鑽を積み重ねるなか師匠に認められ、暖簾分けに至る。1992年に【神田宇廼丸】をオープン。神田宇廼丸【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】神田駅 徒歩7分
2023年06月21日『エンターテイメントで 屋形船のすそ野を広げる』のビジョンのもと、世界に江戸・東京文化、次世代の屋形船エンターテイメントを展開する「江戸前汽船株式会社」が、「業界最大級のオーディション情報サイトnarrow」とタッグを組み、2023年のアンバサダーを懸けたオーディションを一般公募することが発表されました。アンバサダーに選出されると、多数のメディアへの出演や約20万円相当の豪華特典等の他、企画・広報関連会議への参加も可能で、コラボやプロデュースの面でも自身の能力を存分に発揮できます。応募者全員にお食事券プレゼントの大サービスもあり、この機会に是非江戸前汽船を体験してください。応募はオーディション情報サイトnarrow(所在地:東京都世田谷区、代表:渋谷 幸太郎)にて2022年12月20日~2023年1月31日まで受付しています。#江戸前汽船 アンバサダーオーディション2023江戸前汽船は東京の進化を象徴する「お台場」や「レインボーブリッジ」を巡る非日常な水上体験×「安全・清潔・リーズナブル(価格以上の価値)」をコンセプトとした「業界最安値」のもんじゃ屋形船として、幅広い世代が虜になっています。もんじゃ食べ放題プラン以外に、2022年12月、TBSのNスタでも紹介された塊肉のリッチなコース(動画: )、至極のパフォーマンスを堪能×ルーフトップから絶景を楽しむことができる、インバウンド集客にも非常にマッチした、エンターテイメント性の高いコースも登場しました。屋形船自体はもちろん、併設のミュージアム(超希少な、相撲関係の逸品、江戸文化にまつわる歴史的資料揃い)、SNS映えに本気でこだわり、待合所から乗船までの道のりに関しても「テーマパーク」レベルで楽しめます。食も絶景もエンターテイメントも堪能できる屋形船「江戸前汽船」、参加特典に6,600円無料お食事券プレゼントなど、豪華企画の幕開けです!日本唯一のアミューズメント屋形船 #江戸前汽船 アンバサダーオーディション2023(応募はこちらから) ■参加特典〈応募者全員〉江戸前汽船もんじゃ食べ放題コース6,600円無料お食事券プレゼント!※書類選考終了のタイミングで、郵送にて発送予定〈書類選考(1次選考)通過者〉43,800円相当の特典あり!![1][2]の2コースを、本人+同伴者1名様分を無料提供!![1]江戸前国産牛の塊肉BBQコース~お台場・レインボーブリッジ周遊2時間~乗船料+国産牛の塊肉メインのコース+飲み放題お一人様 9,900円(税込) [2]江戸前粋な屋形船コース~お台場・スカイツリー周遊2.5時間~乗船料+江戸前食の四天王(寿司・天ぷら・鰻・そば)+飲み放題+伝統芸能SHOWCASEお一人様 12,000円(税込) ■アンバサダー特典・任期1年中毎月食事の提供(5,500~12,000円相当のコースをペアで毎月1回)約20万円前後の豪華特典です!・公式WEB、SNS、販促POP、雑誌広告、動画等での起用、取材対応、イベント出演等・江戸前汽船の企画に携わっていただき、コラボメニューやキャンペーンの企画■求める人材江戸前汽船に来訪可能な方でしたら、出身・居住地、経験、職業、ジェンダー等一切不問です。・グルメレビュアー、屋形船、江戸文化、相撲に興味関心が高い方歓迎・こだわりのあるスタンス、ライフスタイルの方歓迎【オーディション事務局より】「応募者全員、もんじゃ食べ放題コースが無料というすっごい企画です!そして、1次通過者は超豪華43,800円分の特典・・・!直近TV取材も入っており、今後も国内市場、インバウンド両方でポテンシャルがめちゃくちゃ高い秀逸なブランドです!興味のある方はどしどしご応募お待ちしております!」~店舗情報~江戸前汽船■江戸前汽船の思い『エンターテイメントで 屋形船のすそ野を広げる』「江戸」をテーマに日本食文化×日本伝統芸能のイノベーティブの実現。進化系屋形船がお届けする江戸前エンターテイメント。大人がはしゃげる非日常的な屋形船。◯公式WEB ◯予約 ~オーディション事務局~本プロジェクト公式ページ 会員10.8万人突破!オーディション情報サイトnarrow narrow公式Instagram 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月22日銀座【青空】に続き、あの【すきやばし次郎】出身の若き鮨職人が独立する!と、美食家達が色めきたったのは、今から8年前のこと。表参道のビルの地下、こじんまりとした店を構えたのは、当時、34歳の増田励さんだ。店は瞬く間に評判を呼び、その後、増田さんは「フォシーズンズホテル京都」や台湾の「マンダリンオリエンタルタイペイ」等々、ホテルの鮨店を次々にプロデュース、忙しい日々を送っていた。ご主人の増田励さん。1980年生まれ。福岡県小倉市出身。旨い鮨を握ることだけでなく、居心地の良さも大切に考えている「そうした中で、ビルの大家さんが変わるなどいろいろあり、前の店舗を出ることになったんです。それなら、プロデュースしている店舗をあちこちと回って鮨を握るのもいいかな、と思ったりしてね。時々は海外にも行けるし、握る場所が変わるのも新鮮で。いろんなところ行けるのも、気分転換になって楽しかった。」だが、反面、慣れない付け場や厨房やでは思い通りに行かぬこともあり、ストレスになることもまま。そこには、自らの基点となる場所のないもどかしさもあったかもしれない。そうした折りも折り、「新型コロナですよ。世界的なパンデミックで海外にも行けない。緊急事態宣言下では、各ホテルの営業も不規則になる。」これが、後押しとなり、再び自らの店を立ち上げる決心がついたという。真新しいビルの扉を開ければ、白地に“鮨ます田”と染め抜いた暖簾が粋新天地に選んだのは、古巣の表参道。増田さん曰く「この街の客層が好き」だそうで、前店よりやや外苑前よりの真新しいビルに店を構えたのは今年の一月。ビルの一階とはいえ、路地奥に建つその店構えは実に素気ない。看板らしい看板もなく、うっかりしていると見過ごしてしまうほど目立たぬ佇まいは、まさに隠れ家と呼ぶにふさわしい。だが、重みのある扉を開け、白地に「鮨ます田」と書かれた暖簾をくぐれば、舞台を思わせる静謐な空間が現れる。吉野檜の見事な一枚板のカウンターに大理石の床、聚楽壁の落ち着いた色調が格調高い趣を醸し出す店内に、一瞬、息を呑むが恐るるに足らず。初めてのゲストでもー増田さんの軽妙な応対が、その緊張感を解きほぐしてくれるはずだ。前店に比べ、店の広さは倍以上広くなったものの、席数は8席と2席増えたのみ。ゆったりと鮨を味わえる。奥には、別に、6席の個室カウンターもある「食材に、特にこだわりはありません。」しらっとそう言い切る増田さんだが、裏を返せば、どの鮨だねにも思い入れがあると言うことにもなる。事実、「どれも好きなんだよねー」と呟きながら見せてくれたネタ箱には、ひと目で上ものとわかる魚たちが静かに据えられている。艶やかな光沢を放つ青森産のヒラメは、やや蝋がかった白身が旨みの深さを連想させ、半透明の身も美しいサヨリは見事な閂サイズ。120gはある脂ののった極上品だ。聞けば、修業時代、寸暇を惜しむように河岸の魚屋でも働き、魚を見極める目を磨いたのだとか。それゆえの目利きの確かさが鮨だね一つ一つに現れている。少数精鋭の鮨だねが並ぶネタ箱は、美味の玉手箱。左は一塩した閂、青森のヒラメ、奥は勝浦で上がった本鮪、右は、愛知のとり貝、天草のコハダ銚子の金目鯛など鮨屋の華とも言えるマグロは、もちろんあのカリスマ仲卸し「やま幸」から。「僕が好きなのは香りがよくて柔らかく、脂もある程度のっているマグロ。そういうマグロって、実は色が変わりやすいんですよ。」とは増田さん。コースでは赤身、中トロ、大トロが登場。それぞれの味わいの違いを楽しんでみたい。本鮪の中トロ。味わうほどに赤身の旨味と脂の華やかさがバランス良く口中に広がる。酢飯と渾然一体となった美味さは、また格別また、江戸前鮨といえば、やはり真打ちはコハダ。増田さんにとっても思い入れの深い鮨だねのようで、その〆め方はとても細やかだ。コハダの大きさや身の厚さ、脂ののり具合いに応じて、日々、塩のあて加減や酢の〆め加減を変えるのは言わずもがな。同じ日に仕入れたコハダであっても、各々の大きさや脂ののりが違えば、その〆め具合を微妙に修正する気のかけ方だ。江戸前鮨の定番穴子は、対馬産。シルキーな口溶けには、塩よりもツメが合う曰く「しっかりと〆めてはいますが、以前に比べ、幾分の丸みのある味わいにしています」。それも、酢飯との一体感を鑑みてのこと。増田さんによれば、新しい店になって酢飯を手直ししたそうで「前のような尖った酸味ではなく、赤酢2種と米酢1種用い、少しまろみを出すようにした。」とのこと。米は群馬水上のコシヒカリ。羽釜で炊き上げるスタイルは以前と変わりない。アルコールも充実。日本酒を始め、銘醸ワインも揃っている。ワインはフランスワイン中心でボトル売りのみ。写真は、左から“ピュルニーモンラッシェプルミエクリュトレコンベット”37,000円、“ヴォーヌロマネプルミエクリュクロデレア”33,000円。“八海山スペシャル大吟醸”一合3,800円おまかせのコースは、すっぽんのスープやカラスミ餅、山牛蒡や海老おぼろ、卵焼きや干瓢等々9種類もの具を巻き込んだ酢飯少なめの中巻きなどつまみ7種類に握り10貫に巻物で32,000円。遊び心のあるつまみに対し、握りは王道の鮨だねが並ぶ。そこに、江戸前鮨の継承者としての自負を感じるのは私だけだろうか。鮨 ます田【エリア】表参道/青山【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】40000円【アクセス】表参道駅 徒歩2分
2022年06月10日キル フェ ボン(Qu’il fait bon)から、クラフトぶどうブランド「極旬」とのコラボレーションによる新作タルト「『極旬ぶどう』“裏旬 巨峰”と“ル ガール”クリームチーズのタルト」が登場。2022年4月11日(月)より、キル フェ ボン グランメゾン銀座にて1週間程度の期間限定で発売される。キル フェ ボン グランメゾン銀座で「裏旬 巨峰」の限定タルト日本の山梨県で「表旬」、季節が真逆のニュージーランドで「裏旬」と、地球の両極でそれぞれの旬の季節に生産しているぶどうブランド「極旬」。今回のコラボレーションでは、ぶどうが“今”旬のニュージーランドで生産された「裏旬 巨峰」をふんだんに使った限定タルトが、グランメゾン銀座店限定でラインナップに加わる。季節が真逆のニュージーランドで育った“旬”のぶどうをふんだんにタルトベースにフランス・ブルターニュ産「ル ガール」のナチュラルクリームチーズを加えたカスタードクリームを重ね、ニュージーランドで太陽の光を浴びて育ったぶどうを溢れんばかりにトッピング。締まった果肉にたっぷりの果汁、芳醇な香り・酸味・甘みが口に広がる「裏旬」と、チーズのコクが加わったカスタードクリームの絶妙なハーモニーが楽しめる一品となっている。「裏旬」が育てられているニュージーランドのホークス・ベイ地区は、山梨県よりもさらに日照時間が⻑く、さらに降雨量も少ないというぶどうの生産適地。豊かな香りと甘みが広がる元祖大玉ぶどうのジューシーな味わいを、日本の旬からひと足もふた足も先に堪能してみてはいかがだろう。商品情報「『極旬ぶどう』“裏旬 巨峰”と“ル ガール”クリームチーズのタルト」発売期間:2022年4月11日(月)〜 1週間程度※なくなり次第終了。販売店舗:キル フェ ボン グランメゾン銀座限定価格:ピース 1,490円/ホール(25cm) 14,904円
2022年04月08日居心地のいいカウンターで、江戸前の鮨とつまみに舌鼓確かな目利きで仕入れる旬魚や地魚が奥深い馳走に地元を中心に、全国から取り寄せる銘酒との粋なマリアージュを居心地のいいカウンターで、江戸前の鮨とつまみに舌鼓白壁と白い暖簾が目印各線本通駅から徒歩4分。にぎやかな本通りにある、どこか凛とした佇まいの鮨店が【吉鮨】です。品書きは、おつまみと握りで織りなす3種の『おまかせコース』。店主の吉村さんが、目利きして仕入れる鮮魚それぞれの味わいを、江戸前の確かな技で高めます。米の旨みを引き立てる、赤酢と塩の塩梅も絶妙。シャリを味わう江戸前鮨の神髄を堪能できます。木製のL字型カウンターが温かな雰囲気を醸し出す店内磨かれた木製カウンターが温かな雰囲気を醸し出す店内は、居心地がよく、大切な接待やビジネス会食の場所としても選ばれています。鮨や酒肴のクオリティはもとより、大将と女将さんの丁寧なもてなしも評判で、肩肘張らずにくつろげるのがうれしいところ。6名様以上から貸切りもできるそうなので、気軽に相談してみては。確かな目利きで仕入れる旬魚や地魚が奥深い馳走に穴子は瀬戸内海や対馬産などからその時々で最もいいものを吟味。脂の乗った穴子の白焼きは、脂が染みたツヤ感が絶妙で、旨みを引き出す塩も名脇役に魚は毎朝吉村さん自らが市場に仕入れに出向き、確かな目利きでベストな旬魚を選りすぐります。地物を中心に日本各地の味覚を取り揃えており、素材ごとに、その持ち味を頂点に導く江戸前の技が評判。季節によって、夏季ならヨナキ貝や小イワシなど、広島ならではのネタも登場します。ここからはその中でも、お店オススメのメニュー3つをご紹介します。『チダイ』身がしまったチダイの旨みを甘味と酸味が引き上げる身がギュッとしまったチダイを、塩・酢でやわらかな食感に仕上げ、自家製おぼろと柑橘を添えた『チダイ』は、口にしたとたん、甘味と酸味の豊かなコラボレーションに驚きます。香り高い有明産の海苔も好アクセントで、最後の余韻まで心地よい味わいに。江戸前の妙技を感じられる握りです。『ハモ』繊細で淡泊な味わいを、多彩なトッピングで多面的に表現する季節のおつまみの一品として外せない『ハモ』は、瀬戸内であがる上質なものだけを厳選し、丁寧に湯引き。ウニ、木の芽、梅肉、オリーブオイルなど、淡白でいて繊細な味わいを引き立てる食材とカラフルに合わせ、多面的な魅力を表現します。トッピングにより表情をガラリと変える、新感覚の美味をお楽しみください。広島ならではの珍しい地物も。こちらは、コリコリとした食感が楽しい『ヨナキ』ここならではの地物食材に出合えるのも楽しみのひとつ。春から夏には、あまりのおいしさに乱獲され、主産地である広島でも今や貴重となっている旬の名物、ヨナキがお目見えします。鮮烈な赤の色合いと味わい深い風味、独特のコリコリとした歯ごたえが、やみつきになること間違いなし。このほかにも、季節のネタが多彩に登場します。地元を中心に、全国から取り寄せる銘酒との粋なマリアージュを広島を中心に、全国の名蔵元から厳選する日本酒が、旬魚の旨みにやさしく寄り添う鮨に欠かせないパートナーである日本酒は、呉の銘酒として名高い「宝剣」をはじめ、広島が誇る地酒を中心にスタンバイ。全国の名蔵元から厳選した銘柄も合わせ、常時15種ほどが揃っています。定番の純米・純米吟醸・純米大吟醸に加え、季節のお酒も登場するのがうれしいところ。ワインの品ぞろえも豊富で、季節の鮮魚とのマリアージュが楽しめます。魚に合うソーヴィニヨンブラン品種など、ブルゴーニュの銘醸ワインが充実しているので、ネタに合わせて飲み比べてみるのもおすすめ。宴席の華やぎを彩るシャンパーニュも用意されており、記念日やお祝いの席、大切なゲストをもてなす接待にもぴったりです。料理人プロフィール:吉村憲治さん広島県出身。子供の頃から料理が好きで、大学時代に鮨に出合ってプロの世界へ。東京での修業時代に、江戸前の繊細な技術と、料理人としての心構えを学ぶ。広島に戻り35歳で独立し、【吉鮨】をオープン。以来、きめ細かな手仕事ともてなしを提供し、中四国でも指折りの名店へと育ててきた。吉鮨(よしずし)【エリア】本通/立町【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】本通駅 徒歩4分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年07月27日店主が自らの目で選んだ和の情緒漂う店構え季節によって仕入先を変えるこだわりの”国産ネタ”和やかな雰囲気で「鮨」を楽しめるカウンター席店主が自らの目で選んだ和の情緒漂う店構え店主はネタだけでなく、店の設えまで選び抜いている外苑前駅より徒歩5分。外苑西通りに面している【すし処海味】は、料理人こだわりの鮨が食べられる、和やかな雰囲気のある名店です。料理人の平さんはミシュランの星獲得店【ザ・リッツカールトン京都水暉】で寿司部門を担当していた経験もあり、実力者が握る本格的な味が堪能できます。白木でつくられた落ち着きのあるカウンター凜とした佇まいの白木のカウンターで、職人たちが腕を振るう姿を眺められます。料理人の平さんが自らの目で選び抜いた、鮨を「魅せる」ための皿や、店内に飾られた有田焼の看板など、目で見て楽しむことができます。一つ一つの設えを話題に、大切な人との会話が弾みそうです。季節によって仕入先を変えるこだわりの”国産ネタ”【すし処海味】の鮨のネタは国産にこだわり、その時期に一番おいしい産地のものを日本全国から仕入れています。シャリに使用する米は、料理人が考える最高のものをセレクト。ゲストが口に運ぶ20030分前に炊き上げています。細部にまで料理人のこだわりが詰まった江戸前鮨の真骨頂ともいえる鮨を堪能できます。その中でも、お店オススメのポイントを3つご紹介します!『鮪』国産だけを使用している『鮪』。旬な食材を使った『おまかせ』コースは、25,000円~30,000円(税抜)【すし処海味】では料理人おまかせで、旬の食材を使った鮨を握ってもらえます。中でも『鮪』は近海本鮪の回遊に合わせて仕入れる地域を変えることで、安定的に国産の鮪を入手。多くの鮨職人から目利きを信頼されている豊洲市場の老舗仲卸「石司」から仕入れています。『シャリ』『シャリ』料理人の平さんが素材だけでなく釜にまでこだわり抜いたシャリシャリに使う米は、有機農法の達人・石井稔さんが育てる「ひとめぼれ」の冬眠米を使用し、米を炊き上げる釜は、全国の名店で使われる土鍋作家・中川一辺陶さんの「信楽雲井窯」を採用。シャリに使う酢は、京都の老舗「飯尾醸造」の赤酢、米酢、純米酢。酢の配分の違う3種類のシャリを、ネタに合わせて使い分けています。『ネタ箱』旬のネタが輝く、宝石箱のような『ネタ箱』【すし処海味】の鮨のネタは、その時期に一番おいしい産地のものを日本全国から目利きして仕入れています。四季折々で旬の魚が並ぶ『ネタ箱』は彩りも鮮やか。東京・豊洲市場だけでなく、全国各地の漁師から直接仕入れることで、料理人が考える最高の鮨を提供しています。和やかな雰囲気で「鮨」を楽しめるカウンター席職人の技を間近で見られるカウンター席【すし処海味】のカウンター席から、職人たちが腕を振るう姿を眺めながらリラックスして過ごせます。その理由は、料理人の平さんが「旨い鮨はもちろん、空間、接客、すべてはお客様に喜んでいただくため」と考えているから。ゲストが緊張せずに食事を楽しめるように細やかであたたかい配慮をしてくれるのが魅力です。本格的な江戸前鮨を味わえる【すし処海味】。料理人がこだわっているのは、料理だけでなく、空間、設え、おもてなしの心。初めて店を訪れたときから、和やかな大人の時間を過ごせます。料理人がこだわり抜いたネタとシャリが見事に調和した極上の鮨をお試しあれ。料理人プロフィール:平公一さん1980年生まれ、鹿児島県出身。大阪の鮨店に修業に入り、鮨の基礎を学ぶ。その後、和食店やホテルなどで経験を積み、2019年8月【すし処海味】に入店。創作のない王道の江戸前鮨を極めたいと一新。卓越した技を活かした料理は、食通の舌を唸らせている。すし処海味【エリア】表参道/青山【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】35000円【アクセス】外苑前駅 徒歩5分
2021年07月12日牡蠣鍋や焼き牡蠣、カキフライ…牡蠣料理はたくさんありますが、海のうまみがたっぷりの牡蠣は生のまま食べてもおいしいですよね。しかし、牡蠣は鍋料理によく登場するので、冬が旬であり、暖かい時期は食べられないと思っていませんか? 実は、牡蠣の旬は種類や産地によって違います。牡蠣の旬を知ると、1年中おいしい牡蠣を食べることができますよ。牡蠣を使ったおすすめレシピもご紹介しますので、牡蠣好きの方は必見です。■牡蠣の旬はいつ頃?日本で食べられている牡蠣は、大きく分けて「岩牡蠣(いわがき)」と「真牡蠣(まがき)」の2種類に分けられます。そして、岩牡蠣と真牡蠣の旬は、まったく違います。牡蠣の旬には、産卵時期が大きく関係しているんです。・真牡蠣の旬は冬「牡蠣は寒い時期の食べ物」というイメージが強いのは、真牡蠣の旬が冬だからです。ただ、真牡蠣のほとんどは養殖ものですので、1年中食べることができます。しかし、真牡蠣は産卵後、身に含まれているうまみ成分が一気に落ち、やせてしまいます。真牡蠣の産卵時期は春~夏。そのため、産卵前の冬の方が身が大きく、うまみがのったおいしい牡蠣が食べられる、旬というわけです。・岩牡蠣の旬は夏逆に、岩牡蠣の旬は夏。岩牡蠣の出荷は、養殖の早いもので3月から始まり、水揚げの最盛期は6月~9月です。ちょうど、真牡蠣と入れ替わりで楽しむことができます。産卵時期は、真牡蠣と同じ春~夏にかけての暖かい季節です。しかし、真牡蠣が一気に産卵してしまうのに対し、岩牡蠣はこの間ゆっくり産卵します。そのため、うまみが落ちてしまうことがなく、産卵時期の夏が一番うまみのある岩牡蠣が食べられる、旬となるのです。天然の岩牡蠣は水が冷たい冬の間、漁のために海に潜ることが禁止される、禁漁期間となります。また、養殖でも旬の時期を過ぎてしまうと身がやせてしまうので、あまり出荷されていません。・「Rの付かない月には牡蠣を食べるな」とは?欧米では、「Rの付かない月には牡蠣をたべるな」ということわざがあります。実は、このことわざの発祥はフランス。まずは、フランス語の月の呼び方を見てみましょう。つづりは英語とよく似ていますが、発音はまったく違います。1月:janvier [ジャンヴィエ] 2月: février [フェヴリエ] 3月: mars [マース]4月: avril [アヴリル] 5月: mai [メ] 6月: juin [ジュワン] 7月: juillet [ジュイエ] 8月: août [ウットゥ] 9月: septembre [セプトンブル]10月:octobre [オクトーブル] 11月:novembre [ノヴォンブル] 12月:décembre [デソンブル]Rが付く9月~4月は、フランスのマルシェでも、スーパーの魚売り場でも、木箱に入った牡蠣が山積みにされています。フランスでは、生牡蠣として食べることがほとんどなので、食中毒の危険がある暖かい時期は「危ない」という意味だと思いますよね。しかし、実はそうではなく、牡蠣が産卵を迎え、うまみが減ってしまう季節がRが付く月だったということだそう。フランスの牡蠣は日本の真牡蠣と同じ種類。寒い時期がおいしいとされるのは、同じですね。日本では、夏が旬の岩牡蠣も食べることができるので、このことわざは当てはまりません。1年を通しておいしい牡蠣が食べられる日本は幸せですね。■旬だけじゃない?岩牡蠣と真牡蠣の違い岩牡蠣と真牡蠣の違いは旬だけではありません。違いを知って、それぞれのおいしさを楽しんでみてください。・岩牡蠣の特徴見た目岩牡蠣は、殻と身の大きさが特徴の一つです。真牡蠣とは、大きさですぐに見分けがつきます。岩牡蠣はゆっくり成長するので、出荷までにかかる年数は3~5年ほど。ごつごつとした厚い殻に覆われた中に、ふっくらとした大きな身が入っています。味わいその大きさゆえの、ジューシーさや繊細な味わいが特徴。1つ食べただけでも満足感があります。生食が主な食べ方です。ほかには、蒸したり焼いたり素材の味を生かした食べ方が向いています。産地岩牡蠣には、「天然」と「養殖」があります。天然の岩牡蠣の産地は日本海側に多く、北から、秋田県:象潟一番山形県:庄内浜新潟県:村上市笹川流れ、糸魚川市親不知千葉県:銚子、飯岡石川県:すず、輪島、高浜京都府:丹後半島~久美浜鳥取県:日本海沿岸大分県:国東半島~日豊海岸沿岸など、全国に散らばっています。養殖の岩牡蠣は島根県が有名です。平成4年に島根県の隠岐島の西ノ島町で岩ガキの養殖に成功。そのあと、西ノ島町や海士町などでも岩牡蠣の養殖が盛んです。ほかには、三重県の鳥羽市畔蛸や的矢湾でも、岩牡蠣の養殖がおこなわれています。・真牡蠣の特徴見た目真牡蠣は、岩牡蠣と比べると殻は平たく、身も小ぶりです。味わい身は小ぶりですが、うまみがギュッと濃縮されクリーミーな味わいが特徴。もちろん、生でも食べられます。旬の季節になると、パック詰めのむき身が店頭に並びます。値段も岩牡蠣に比べて手ごろなので、鍋料理やカキフライなど家庭で気軽に調理して食べることができますね。産地真牡蠣はほとんどが養殖ものです。日本は海に囲まれているので、47の都道府県の内、約半分の県が真牡蠣の養殖を行っているようです。その中でも、水揚げ量が多い県と地域は以下のとおり。広島県:呉市、江田島市、広島市宮城県:石巻市、南三陸町、気仙沼市岡山県:浅口市、笠岡市兵庫県:赤穂市、たつの市岩手県:大船渡市、陸前高田市、山田町北海道:知内町、佐呂間町、北斗市三重県:鳥羽市、志摩市、紀北町特に、広島県は圧倒的に水揚げ量が多いです。■牡蠣の主な産地と旬真牡蠣は、養殖でも、海域の水温などの環境の違いで産地ごとに特徴があるようです。真牡蠣の産地として有名な5つの地域を取り上げました。・広島県広島県が面する瀬戸内は、牡蠣のエサとなるプランクトンが豊富で、牡蠣の養殖には絶好の環境。「牡蠣といえば広島」というくらい有名で、日本一の水揚げ量を誇ります。広島県産の牡蠣の旬は10月~5月までです。・宮城県宮城県は、広島に次ぐ牡蠣の産地として有名です。リアス式海岸と呼ばれる入り組んだ地形のおかげで、おいしい牡蠣が育つといわれています。旬は11月~4月です。・三重県三重県で特に有名なのは、鳥羽市の浦村町です。水揚げ量が特に多いわけでありませんが、うまみが強い上質な牡蠣が採れることで有名です。太平洋からの暖かな黒潮と山から流れ込む栄養豊かな水のおかげで、本来は2~3年かかる牡蠣の生育が、1年で行われます。旬は11月~3月ごろ。・北海道北海道内には、牡蠣の2大産地があります。サロマ湖と厚岸(あっけし)がある網走と釧路で、北海道産牡蠣の9割近くを水揚げしています。北海道の牡蠣は、水が冷たいところでゆっくり育つため、身がふっくらし栄養たっぷりの牡蠣になります。北海道産の真牡蠣の旬も11月~3月ごろですが、厚岸の牡蠣は1年を通して出荷され食べることできます。■牡蠣の栄養と効能牡蠣は「海のミルク」と言われ、栄養豊富なイメージがあります。でも、どんな栄養が含まれているかご存じですか? 牡蠣の栄養とその効能について見ていきましょう。・牡蠣はヘルシー?牡蠣のカロリー牡蠣の100g(むき身約5個分)に含まれる主な栄養素エネルギー量…58kcal炭水化物…4.9gタンパク質…6.9g脂質…2.2gたとえば、体にいい食材の代表、絹ごし豆腐100gが56キロカロリーで、タンパク質が5.3gです。牡蠣は豆腐と同じくらいヘルシーな食材と言えるでしょう。・牡蠣に含まれる主な栄養素ビタミンB12牡蠣100gには、23㎍のビタミンB12が含まれています。牡蠣を1個食べれば1日のビタミンB12の必要量を十分に補える量です。ビタミンB12が不足すると、赤血球が正常に作られず、貧血の原因になると考えられています。亜鉛牡蠣100gには14gの亜鉛が含まれています。亜鉛は、細胞を作ったり、体内の酵素の素になったりすると言われる栄養素です。鉄牡蠣100gには2.1mgの鉄が含まれています。鉄は、赤血球の生成に大事な役割を担う栄養素です。特に、成人女性が不足しやすい栄養素として有名ですね。牡蠣5個分(100g)で、1日に必要な鉄の約1/5を摂ることができるでしょう。タウリン疲労回復効果でよく知られるタウリンも豊富です。タウリンは、肝機能やエネルギーの代謝を助けてくれると考えられています。また、余分なコレステロールの吸収を抑えるはたらきもあると言われています。グリコーゲングリコーゲンは筋肉に蓄えられ、筋肉を動かすためのエネルギー源と言われています。・牡蠣の栄養を活かす食べ方ビタミンCを一緒に牡蠣に豊富に含まれる鉄分は、ビタミンC と一緒に摂ると、体への吸収率がアップします。生牡蠣にレモンをかけるのは、栄養的にも理にかなっている食べ方なんですね。ほかにも、ビタミンCが豊富なパプリカやブロッコリーとの組み合わせもおすすめです。タンパク質を一緒に血液や細胞を作る材料となるのがタンパク質です。牡蠣にもタンパク質は含まれますが、肉類やほかの魚介類と比べると少なめです。貧血予防や、皮膚の代謝を助ける栄養素が豊富に含まれる牡蠣は、タンパク質と一緒に摂ることがおすすめです。■旬の牡蠣を堪能!おすすめレシピ5選紹介するレシピはすべて、手軽に変える真牡蠣を使ったレシピです。ぜひ、旬の牡蠣を使って作ってみてくださいね。・サクサクカキフライまずは、定番のカキフライをご紹介します。材料(2人分)生カキ(加熱用)100~120g 塩コショウ少々レモン1/4個プチトマト4個 小麦粉大さじ3~4 卵1/2個 パン粉2/3カップ揚げ油適量ウスターソース適量タバスコ適量下準備生カキはザルに入れ、ボウルに水をはった中で振り洗いし、やさしく汚れを落とす。水気を拭き取り、塩コショウする。レモンは半分に切る。揚げ油を180℃に予熱し始める。作り方手順1:生カキに小麦粉、溶き卵、パン粉の順で<衣>をつける。手順2:(1)を180℃の揚げ油に入れ、カリッと色よく揚げる。手順3:器にカキフライ、プチトマト、レモンを盛り合わせ、ウスターソース、タバスコを添える。・カキの炊き込みご飯牡蠣のうまみがご飯に染み込み、炊きたてでも冷めてもおいしい炊き込みご飯です。材料(2人分)お米1.5合生カキ150g 酒大さじ1ショウガ(せん切り)1片分 酒大さじ2 しょうゆ小さじ2 塩小さじ1/3ミツバ1/2束下準備お米は炊く30分以上前に水洗いし、ザルに上げておく。生カキはザルに入れ、分量外の塩水につけながら振り洗いし、水気をしっかり拭き取る。ミツバは根元を切り落とし、ザク切りにする。作り方手順1:フライパンに生カキと酒を入れて火にかけ、カキがふっくらとしたら火を止める。ザルに上げ、残った煮汁も取っておく。手順2:炊飯器に洗ったお米、カキの煮汁、<調味料>の材料、普通に炊く時の量線まで分量外の水を加える。ショウガを加えてひと混ぜし、スイッチを入れる。手順3:炊き上がったらカキをのせ、10分そのままで蒸らす。ミツバを加えて全体に軽く混ぜ合わせ、余分な水分を飛ばし、茶碗によそう。牡蠣の煮汁でご飯を炊きこむのがポイント。牡蠣を最後にのせることで、牡蠣の身がふっくら仕上がります。・カキ雑炊牡蠣の栄養がたっぷり詰まった雑炊。寒い季節の風邪対策に。材料(2人分)カキ8~10個ニラ1/4束白ネギ1/2本シイタケ2枚ご飯茶碗軽く2杯分卵1個だし汁500ml酒大さじ1薄口しょうゆ小さじ1塩少々ショウガ汁1片分作り方手順1:カキはザルに入れ、分量外の塩を使った海水程度の塩水につけて振り洗いし、水気を切る。ニラは水洗いし、根元を切り落として2cm幅に切る。白ネギは斜め1cm幅に切る。生シイタケは根元を切り落とし、軸の部分は縦半分に裂き、笠の部分は薄く切る。ご飯はザルに上げ、水洗いしてぬめりを取り、水気を切る。卵は溶いておく。手順2:鍋にだし汁を温め、煮立ったらカキを加える。再び煮立ったらアクを取り、ご飯、ニラ、白ネギ、生シイタケを加え、全体に火が通ったら酒、薄口しょうゆ、塩で味を調える。手順3:溶いた卵をまわし入れて火を止め、蓋をする。卵がふんわりしてきたらショウガ汁を加えてひと混ぜし、器に盛り分ける。・カキのホイル焼きとっても手軽な牡蠣料理。シンプルですが、牡蠣のうまみを生かした上品なおいしさです。材料(2人分)生カキ1パック(1パック120g入り) 酒大さじ1 みりん小さじ1.5 しょうゆ小さじ2 ショウガ(おろし)1/2片分エノキ(小)1袋(1袋90g入り)白ネギ1/4本スダチ1個下準備生カキは洗って水気をキッチンペーパーなどでおさえ、<下味>の材料をからめておく。エノキは石づきを切り落とし、食べやすい大きさに分ける。白ネギは斜め薄切りにする。スダチは半分に切る。オーブンを200℃に予熱しておく。作り方手順1:アルミホイルに分量外のサラダ油を薄くひき、エノキ、白ネギ、生カキをのせる。残った<下味>を適量かけ、ふんわり包み込む。手順2:200℃に予熱しておいたオーブンで10~15分蒸し焼きにし、器にホイルごとのせる。あればスダチを添える。オーブンがなくても、トースターやグリルで焼いてもOKです。・カキグラタン子どもから大人まで満足できますよ。お子さまの牡蠣料理デビューにおすすめのレシピです。材料(2人分)生カキ100~120g 塩コショウ少々 小麦粉小さじ2~3 バター20gカリフラワー1/4株マッシュルーム(生)3~4個 牛乳130ml バター10g ローリエ1枚塩コショウ少々 卵1個 生クリーム60mlピザ用チーズ80gドライパセリ適量下準備生カキはザルに入れ、分量外の塩水で振り洗いする。水気を拭き取り、塩コショウをして小麦粉を薄くまぶす。カリフラワーは水洗いして、小房に分ける。マッシュルームは石づきを切り落とし、汚れを拭き取って縦半分に切る。<卵液>の卵は溶きほぐし、生クリームと混ぜ合わせる。耐熱容器に薄く分量外のバターをぬっておく。オーブンを220℃に予熱しておく。作り方手順1:フライパンにバター20gを入れて中火にかけ、生カキを入れる。薄い焼き色が付く位まで炒め焼きにし、耐熱容器に分け入れる。手順2:(1)のフライパンに<スープ>の材料を入れて強火にかけ、煮たったらカリフラワーを加える。再び煮たったら火を弱めて5~6分煮、塩コショウで味を調える。手順3:カリフラワーは汁気をきって耐熱容器に分け入れ、マッシュルームも並べる。<卵液>を流し入れ、ピザ用チーズをかける。手順4:220℃に予熱しておいたオーブンでおいしそうな焼き色が付くまで約12分焼き、ドライパセリを振る。焼き時間や温度はオーブンにより違うので、焼き色を見ながら調節してください。■旬の牡蠣を知って、1年中牡蠣を楽しみましょう真牡蠣は秋から春、岩牡蠣は春から夏の終わりが旬の時期です。大きさやあじに違いはありますが、日本では1年を通しておいしい牡蠣を味わうことがわかりましたね。特に真牡蠣は、最盛期の冬は手軽に手に入る食材です。栄養たっぷりの牡蠣でいろんなレシピにチャレンジしてくださいね。《参考》・ 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 ・ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 ・ 厚生労働省eJIM「ビタミンB12」 ・ 厚生労働省eJIM「亜鉛」 ・ 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「亜鉛の働きと1日の摂取量」 ・ 厚生労働省e-ヘルスネット「タウリン」 ・ 厚生労働省e-ヘルスネット「グリコーゲン」
2021年06月23日高級鮨店の窮屈さを感じさせない大人の憩いの場信頼できる仲買から仕入れた、その日一番の魚介を使用お酒と一緒に味わうことで改めて鮨のおいしさを実感高級鮨店の窮屈さを感じさせない大人の憩いの場青い暖簾と漆喰の壁が目印。店名の入った照明が灯ったら【すし柿﨑】のおもてなしが始まります人形町駅から徒歩3分、下町の雰囲気を残すこの街に店を構えているのが【すし柿﨑】。暖簾をくぐれば大将と奥様が笑顔で出迎えてくれます。こちらのお店は数々の名店で修業を積んできた大将が2008年に独立し、創業。長年培ってきた握り技で多くの食通をうならせています。カウンター8席の小ぢんまりとした店内。大将が鮨を握っているところを眺めることができます計8名が座れるカウンターからなる小さなお店です。一枚板のヒノキのカウンターや漆喰塗りの壁が落ち着いた空間を演出しています。気さくな店主との会話を楽しみながら、本格的な江戸前の鮨を堪能することができます。記念日を祝うのにはもちろん、ビジネスシーンでの利用でもよろこばれることでしょう。信頼できる仲買から仕入れた、その日一番の魚介を使用旬を意識した国産の魚介にこだわるため、メニューはおつまみと鮨からなる『おまかせコース』のみ。ゲストの好みやペース、お酒の量に合わせてメニューの内容をカスタムする大将の心づかいを感じられます。キッチリと仕事された自慢の握りの中でも、特にオススメのものを3つ紹介します。『大トロ・中トロ・赤身』国産天然本鮪の『大トロ・中トロ・赤身』で部位ごとの味の違いを楽しめます鮨好きであれば誰もが一度は夢見る鮪の食べ比べ。それを叶えてくれるのが鮪3貫からなる『大トロ・中トロ・赤身』という太っ腹なメニューです。鮪に強い仲買さんの目利きをくぐり抜けた、その日一番の国産天然本鮪を使用。『おまかせコース』の大きな山場といえるこちらのメニューを目的に足を運ぶ人も少なくありません。『バフンウニ・ムラサキウニ』見た目や風味の違いがはっきりとわかる『バフンウニ・ムラサキウニ』の食べ比べは贅沢な食体験『バフンウニ・ムラサキウニ』もまた贅沢な食べ比べをできるメニューです。ウニはその時季一番のおいしい物を使用。見た目や風味、舌触りの違いを感じることができ、楽しい食体験になることは間違いありません。常に2貫で提供するというスタイルに「鮨を楽しんで欲しい」という大将の心意気を感じます。『小肌』『小肌』は職人の技量を問う江戸前鮨の定番ネタ。絶妙な〆加減は高級魚に負けない絶品になっています骨の処理が難しく、職人の技術が一番わかるといわれている『小肌』。安価なイメージもありますが、それを覆す仕上がりになっています。塩と酢の塩梅が絶妙で、キレがよく強い旨みを感じ取ることができます。高級魚に負けないおいしさを誇る、この江戸前の定番ネタもゲストを魅了し続ける理由の1つです。お酒と一緒に味わうことで改めて鮨のおいしさを実感鮨に合う辛口のものを中心に、焼酎や白ワイン、シャンパンなど豊富な品揃え鮨と合わせて楽しみたいのが豊富な種類のお酒です。辛口の日本酒を中心に焼酎、白ワイン、シャンパンと好みに合わせて楽しむことができます。大将が自ら選んだお酒は料理の良さを引き立てるものばかり。鮨とお酒の相乗効果が生むハーモニーから大将の技術の高さを改めて知ることができるでしょう。贅沢な食べ比べメニューを惜しみなく提供したり、『おまかせコース』の内容をゲストに合わせてカスタムしたりと、大将の人柄を感じることができる【すし柿﨑】。本格派の江戸前鮨やおつまみに舌鼓を打ちつつ、温かな歓迎を受ければ、至福のときを過ごせることでしょう。次のおでかけで鮨を食べようと考えている人は【すし柿﨑】を訪れてはいかがでしょうか?料理人プロフィール:柿﨑祐平さん1963年生まれ。鮨職人の握り技に魅了され、18歳で鮨の世界へ。銀座【久兵衛】を始め、日本料理の【なだ万】や「グランドハイアット東京」内の【六緑】で活躍。2008年に【すし柿﨑】を創業。以来、江戸前鮨と人柄の良さで食通を魅了し続けている。すし柿﨑【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】人形町駅 徒歩3分
2021年06月12日3品15貫の『おまかせコース』を輝かせるワインペアリング変幻自在な“くずし鮨”とプレゼンテーションに心が躍るミシュラン星付き天麩羅店監修の『海老天海苔巻き』に感動圧巻の『まぐろ巻き』を堪能し、『ねぎまのお椀』でフィナーレ3品15貫の『おまかせコース』を輝かせるワインペアリング中目黒駅から徒歩2分。お店があるビルには看板も目印もなく、「ここに鮨屋が!?」というギャップ感に驚きつつ、ビルの名前を再確認。あっているので、エレベーターに乗り、3階のボタンを押します。【鮨 おにかい】は2階にあるので、+1の3階なのですね。エレベータードアが開くと異次元へ誘う扉が現れ、その奥に全11席のL字型カウンターを配した和モダンな空間が広がります。【鮨 おにかい】は全10席なので、+1の11席。広い付け台は舞台のような風情で、椅子まわりもゆったり。凛とした品と明るい清潔感が調和し、自然に心と体がほどけていく雰囲気です。古民家の2階に佇む【鮨 おにかい】と同じく、隠れ家感が漂う付け台に立つのは、江戸前鮨の名店で修行を積んだ若手の鮨職人、望月さんと滝本さんの二人。きちんとした技としなやかな所作に加え、気配りと心配りの接客が行き届き、和やかなムードの中で、ゲストは鮨に集中できます。この日は、滝本さんが温かなもてなしとともに握ってくれました。品書きは、先付け3品・鮨15貫・玉子・お椀の『おまかせコース』のみ。飲み物はワインと日本酒が充実し、【鮨 おにかい】にはないワインのペアリングコースが用意されています。この趣向が3つ目の+1。予約をしたゲストが揃ったところで、今宵の宴が一斉スタートです。イタリアを代表するスプマンテ(スパークリングワイン)「フェッラーリ」飲み物は、【+1】ならではのペアリングコースをオーダー。「イタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール(JETCUP)」の優勝経験を持つソムリエ、永瀬喜洋氏が監修していることから、5種のワインはすべてイタリアのもの。1杯目はイタリアで人気が高いスプマンテ「フェッラーリ マキシマム ロゼ」。乾杯に華やぎを添え、旬食材で彩る先付け、握りの幕開け3貫にきれいに寄り添う味わいと香りです。『先付け中トロ津本式白身本鱒』この日の先付け3品は、『ホタルイカと筍の蕗味噌和え』『枇杷の白和え』『春キャベツと桜海老のおひたし』。大きくふっくらしたホタルイカをはじめ、上質な素材が生きる優しい味付けが施され、幅広いお酒に合う印象。エレガントなスプマンテとの相性も抜群で、ワクワク感が高まります。そして、握りがスタート。「お腹いっぱいの満足感」も、お店のテーマなので、シャリとネタは太っ腹な大きめです。このタイミングで、シャリの大きさの加減を聞いてくれるので、その日の腹具合に応じてリクエストを。左上から、先付け3品、中トロ、津本式白身、本鱒1貫目は、こだわりの握り『中トロ』が登場します。この日は千葉・勝浦産の本まぐろ。程よい脂、旨みと甘み、酸味のバランスがすばらしく、赤酢3種をブレンドしたシャリと完璧な相性。口の中でシャリとネタが存在感を持ちながら一体化し、余韻も長くきれい。赤酢を強めにきかせたシャリが口の中でほどけるとき、香りがふわっと鼻に抜ける感じも心地いいです。2貫目の『津本式白身』は“究極”の方法と賞される、九州の津本氏が考案した血抜きと熟成を施した魚がお目見えし、この日はクエ。3貫目は青森県産『本鱒』。「桜鱒」とも呼ばれるとおり、春を感じさせる清らかな美味しさ。変幻自在な“くずし鮨”とプレゼンテーションに心が躍る【鮨 おにかい】【+1】に共通するテーマは、“くずし鮨”です。正統な江戸前の技をきっちり身につけた若手の職人さんたちが、柔軟な発想と創意工夫から生み出す“くずし”の趣向は、奇をてらったものではなく、本物をベースとした新しくて楽しい美味しさ。その驚きの味わいは、職人さんのリズム感に富むプレゼンテーションとともに供されます。舞台を観るようなライブ感とワクワク感に包まれながら、握りは中盤へ。『鰹煮はまぐり小肌』上から、鰹、煮はまぐり、小肌4貫目の『鰹』は、初鰹のさっぱりした美味しさが印象的。ペアリングは、ここから赤ワイン「プラネタ フラッパート」に。シチリアの土着品種フラッパートは柔らかさと強さをあわせ持ち、バランスの良い酸が初鰹にぴったりです。鮨とワインがお互いの味と香りを寄り添わせ、深みのある美味しさが完成するペアリングのすばらしさを実感!5貫目は『煮はまぐり』。低温調理で柔らかさと食べ応えの両方を巧みに引き出し、柚子がアクセントに。6貫目の『小肌』は優しい〆具合です。ほのぼのとした美味しさにひたっていると、滝本さんが「これを焼いて握ります」と皿にのった若鮎を見せてくれ、コース半ばの山場へ。若鮎をその場で焼き上げ、腹にシャリを入れて鮨に『若鮎蛸鰆』ここから、“くずし鮨”劇場の開幕です。左上から、若鮎、蛸、鰆、「アリエロゼ2018」7貫目の『若鮎』は焼き魚でシャリを包む趣向で、鮮烈な美味しさと食感。8貫目の『蛸』も“包む”スタイル。低温調理で弾力のある食感と旨みを保ちつつ、柔らかく仕上げ、厚めの身に切り込みを入れてシャリを包んでいます。噛むたびに蛸を食べる充実感が押し寄せ、「ああ、蛸ってこんなに美味しかったっけ」と、しみじみと幸せな気分に。7貫目から9貫目のペアリングは、トスカーナの名門ワイナリー、フレスコバルディの「アリエロゼ2018」です。シラーとヴェルメンティーノで醸すハイクオリティなロゼで、繊細さと品、可憐でありながら落ち着いた艶っぽさも感じさせる味わい。9貫目は『鰆』。目の前で瞬間燻製の様子を披露してくれ、ライブ感は最高潮。ネタの香りの高さがいいアクセントになり、ロゼによく合います。ミシュラン星付き天麩羅店監修の『海老天海苔巻き』に感動『海老天海苔巻き金目鯛のどぐろ』コースのクライマックス、『海老天海苔巻き』【鮨 おにかい】の名物、『海老天海苔巻き』は【+1】でも楽しめます。この日は10貫目に登場。ミシュラン1つ星獲得の中目黒の名店【天麩羅 みやしろ】監修の逸品は、老舗海苔店の極上海苔にシャリと揚げたての海老天を乗せ、タレをかける趣向。目の前でくるくると巻いて、手渡しで供してくれます。サクッと香ばしく揚げた大きな海老天、赤酢がきいたシャリ、パリッとした食感と濃厚な風味の海苔が三位一体となる味わいは、なんともドラマチック。記憶に焼き付く圧倒的な美味しさです!上から、金目鯛、のどぐろ、「リ・オルティ リースリング」ペアリングは北イタリア産の白ワイン「リ・オルティ リースリング」。ドイツ原産のブドウ品種リースリングが、イタリアらしい柔軟さとまろやかさを纏ったような味わい。10貫目『海老天海苔巻き』、11貫目『金目鯛』、12貫目『のどぐろ』のそれぞれに合い、ネタごとにワインの別の表情が浮き上がるような楽しさを体感できました。圧巻の『まぐろ巻き』を堪能し、『ねぎまのお椀』でフィナーレ『帆立まぐろ巻き穴子』13貫目の『帆立』は丁寧な仕込みがいっそう光る一貫。帆立本来の自然な甘みと食感が引き出され、帆立好きが泣く旨さです。そして、その後に後半のもう一つの山場が!大トロ、中トロ、赤身を一度に味わえる『まぐろ巻き』まぐろ好きならずとも、度肝をぬかれて歓喜する14貫目は、三貫分のネタを豪快に使った『まぐろ巻き』。大トロの炙り、中トロ、赤身の漬けのネタ3種を『海老天海苔巻き』同様にくるくる巻き、手渡しで供してくれます。13貫目から15貫目のペアリングは、赤ワインの「ロッソ・ディ・モンタルチーノ カンポ・アイ・サッシ」。3杯目のロゼと同じフレスコバルディ社が醸す、サンジョヴェーゼ100%の王道のトスカーナワイン。とくに『まぐろ巻き』との相乗が完璧で、脱帽です!上から、帆立、穴子、「ロッソ・ディ・モンタルチーノ カンポ・アイ・サッシ」ラスト15貫目は『穴子』。身が表になり、炙った香ばしさと食感、ふんわりとした柔らかさの両方を味わえ、鮨の食べ納めにぴったりの一貫です。すっーときれいに消えて、フィナーレへ。『玉子お椀』優しい甘さの『玉子』を楽しみ、最後の『お椀』の蓋をとると、なんと『ねぎま汁』。滝本さんいわく、「まぐろで始まり、まぐろで〆る」趣向とのこと。まぐろの切り身、葱の薄切り、上品な出汁が体にじわっとしみ渡り、さらに癒され、満たされていきます。これほどのクオリティとボリューム感、緩急の巧みさ、楽しいプレゼンテーションに魅了される『おまかせコース』は税込み10,000円。驚くべきコスパにも脱帽です。満ち足りて、ワクワクの余韻と幸福感に包まれる帰り道に、ふと思う…。ああ、また行きたい、また食べたい。だから、早めの予約が“吉”と言えます!鮨おにかい+1(たすいち)【エリア】中目黒【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】中目黒駅 徒歩2分※緊急事態宣言中の場合、営業時間が変更されている可能性があります。最新の営業時間はお店に直接お問い合わせください
2021年05月10日食材を見極め、江戸前の仕事でうまい寿司を握る、ミシュラン一つ星を獲得した1万円台の本格江戸前寿司今や、すっかりグローバルフードとしての市民権を得た“sushi”。中でも、江戸前鮨は世界のフーディ達の垂涎の的。その技術を学ぼうと、海を越え日本の土を踏む異国の料理人も少なくない。麻布十番に店を構えて2年余、僅か一年でミシュランの星を得た【すし家祥太】のご主人、ムン・ギョンハンさんもその一人だ。オープンは2019年11月。フラットな白木のカウンターも清々しく、スッキリとした内装の店内。鮨と真摯に向き合える空間だ。オープンした翌年にミシュラン星を獲得韓国は大邱近くの町に生まれ育ち、鮨の存在さえ知らなかったムンさんが、鮨に魅せられたきっかけ、それは、中学3年生の時に読んだ日本の漫画だった。寺沢大介による大人気漫画「将太の寿司」がそれで、主人公の生き様に感動。と共に、まだ見ぬ鮨への憧れで頭がいっぱいになったムンさん。鮨職人を目指し、調理師学校を卒業後、ソウルで一番と言われる高級鮨店に修業に出る。しかし、やはり本場で学びたいとの思いは募るばかり。挙句、24歳で渡日。コネも無いまま鮨屋の門戸を叩いた。マグロはアイルランド産。赤身は切りつけてから煮切りに軽く、くぐらす程度に漬け、“づ”にして握る。「こうした江戸前の鮨の仕事が好きなんです。」とはムンさんだが、日本語もろくに話せない韓国の青年を雇う店はなく、「半年ほど頑張ってみたのですが、所持金も底をつき、諦めて韓国に帰ろうと思ったんです。」そんなムンさんに鮨の神様が微笑んだ。最後に本物の美味しい江戸前鮨を食べて帰ろうと残金3万円を握りしめ、「かねさか」傘下の一軒、銀座「すし家」のランチを食べに出かけたのだ。鮨をつまみつつ、店の主人と身振り手振りで事の次第を話すうち、思いが通じたのか、そのご主人が本店「かねさか」の大将金坂真次氏を紹介してくれることにー。金坂氏から何を聞かれても、ただひたすら「頑張ります」を繰り返すムンさんの熱意に「かねさか」の大将もほだされたのだろう、その場で修業が許された。カウンターに置かれた焼き物の皿が付け台代わり。ここに握りが置かれていく。コースは、つまみ2品、握り14貫が基本だが、追加もOK。つまみも607品ほどを常備しているこうして、「かねさか」系列の店で研鑽を積むこと9年。2019年11月、ようやく念願の独立を果たしたムンさんが選んだ場所は、食の感度の高い人達が集まる街、麻布十番。店名は【すし家 祥太】に決めていた。カウンター7席のこじんまりとした店内は、白木のカウンターも清々しく、シンプルながらもどこか品の良さが漂う。握りが大好きというムンさんだけに「つまみよりも握り中心の店にしたかった」そうで、お任せのコースでは、つまみが2品ほど出るものの、メインはあくまで握り。江戸前鮨の華、マグロやコハダを含め、煮ハマグリにカツオの藁焼き、カンヌキ(大きめのさより)の昆布じめ等々旬の鮨だねがタイミングよく付け台に置かれていく。その数全部でおよそ14貫。太刀魚の酒盗焼き”は、コースに出すつまみの定番メニュー。写真は、静岡産の太刀魚に酒盗をのせて焼いたもの。もう一品は、小つぶ貝の煮物などその日によって変わるそして、最後に定番のねぎま汁が出て、なんとお会計は13,000円!高騰化が続く鮨業界にあって、この値段設定は実に良心的だろう。そこには「普通のサラリーマンの人でも、ちょっと頑張れば食べに行ける、それくらいの値段設定にしたかった。」とのムンさんの思いが込められている。とはいえ、安かろうそれなり、では決してない。魚のクォリティを落とさぬための努力は惜しまない。平貝や赤貝、コハダ、サバに鯛など丁寧に下拵えされたその日の鮨だねの数々が、きれいに並ぶ木箱は、まるで海の幸の玉手箱のよう仕入れ先は、修業先の「かねさか」と同じ。だが、朝一番に豊洲に出かけ、質は変わらずとも、形がちょっと悪かったり大きさが不揃いだったりで、通常より安価になっている魚介を仕入れ、丁寧な下拵えてそれをカバーする。また、(鮨屋が)高額になる最大の要因であるマグロは、国産ではなく質の良いアイルランド産を用い、ヅケにして旨味を補うなど江戸前ならではの仕事を施すことで、魚介の味をブラッシュアップさせているのだ。それは、カスゴやサヨリといった小魚にこそ存分に発揮されている。コースでは、この赤身のづけと中トロとマグロの握りが2種類登場する。水温10℃以下の極寒の海で育つアイルランド産の天然本マグロは、引き締まった身も旨さの一つムンさんが一番好きだというコハダの握り。年間を通して扱うコハダは、その時々で産地が変わる。撮影当日は大阪湾のコハダ。秋田小町と赤酢のみで仕上げる酢飯とのバランスも良い。中でも、ムンさん肝入りの一品といえばコハダ。「コハダは、一年を通してサイズや脂ののり、皮の柔らかさも変わってきます。時々の(コハダの)状態を見極め、塩や酢で〆る時間を微妙に調整する。その〆め加減が難しくもあり、また、面白いところですね。」ムンさん自身は、夏場の新子より、冬場の脂ののった大きめのコハダが好きだとか。ちなみに写真は、大阪湾のコハダ。塩で20分ほど〆たのち、酢にさっと通し、3日ほど寝かしている。程よい酸がコハダ特有の鯔背な香りと脂の旨味を引き立て、赤酢と塩のみで仕上げた温かな酢飯と共に口中でホロリと解ける美味しさ!まさに口福の一瞬だろう。「若い方にも、江戸前の寿司を楽しんで欲しい」とムンさんイマドキの流行りの鮨ではなく、江戸前のスタンダードな鮨に興味があると語っていたムンさんだが、鮨への思いは更に広がりを見せているようで、「今は、地方の鮨を北から南まで食べ歩いてみたいと思っています。鮨も、それぞれの地方で色々な特徴があるでしょう。それを見てみたい。」そう目を輝かす。鮨への飽くなき探求はまだまだ続きそうだ。すし家祥太【エリア】麻布十番【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】麻布十番駅 徒歩5分
2021年03月17日旬の野菜はおいしくて栄養がたっぷりな上に、値段もお手ごろ♪ ぜひ、毎日の離乳食に取り入れたい食材です。そこで野菜のおいしさ、使い方を知り尽くした野菜ソムリエのママに旬の野菜を使った簡単にできるおいしい離乳食レシピを教えていただきました。3月の旬野菜は新じゃがです。新じゃがの選び方や栄養、離乳食への使い方もご紹介します! 【3月の旬野菜】新じゃがのポイント春先から初夏にかけて出回る季節限定の新じゃが。通常のじゃがいもは長期的に貯蔵されますが、新じゃがは掘りたてで、すぐに出荷されたものになります。そのためとてもみずみずしくやわらかいので離乳食におすすめです。ただし、水分が多いので通常のじゃがいものように長期保存するのは不向き。購入後は早めに食べ切りましょう。栄養価にも優れ、ビタミンCが多く含まれています。 【離乳食初期】とろとろ新じゃがのりんごソース 材料(1人分)・じゃがいも(新じゃが)……10g・りんご ……3g・湯 …適量 作り方① じゃがいもの皮をむいてやわらかくゆでてからすりつぶし、裏ごしをして湯を加えてのばす。② りんごはやわらかくゆでてからすりつぶし、裏ごしをする。③ 器に①を盛り、②をのせる。 【離乳食中期】ベビー肉じゃが 材料(1人分)・じゃがいも(新じゃが)……15g・にんじん ……5g・鶏ささみ(※ゆでてほぐす)……10g・だし汁 …適量・醤油 …少々・水溶き片栗粉(片栗粉1に対して、水3の割合で溶いたもの。※じゃがいもで自然なとろみがつきますが、もし足りない場合は足す)…適量 作り方① じゃがいもとにんじんは皮をむき、2~3㎜角に切る。② 小鍋に①を入れ、ひたひたになるくらいのだし汁を入れて、やわらかくなるまで煮る。③ 鶏ささみはゆでて小さくほぐしたあと、すりつぶす。④ ②の小鍋に③を加えて醤油を少々加えて煮る。 【離乳食後期】新じゃがとしらすのお焼き 材料(1人分)・じゃがいも(新じゃが)……60g・しらす干し(※湯通しする)……10g・青のり ……小さじ1/4・サラダ油 …… 少々・水溶き片栗粉(片栗粉1に対して、水3の割合で溶いたもの)……小さじ1 作り方① じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆでてからすりつぶす。② しらす干しはお湯で塩抜きをして、5~8㎜ほどの大きさに刻む。③ ボウルに①、②と青のり、水溶き片栗粉を加えて食べやすい大きさにまとめる。④ サラダ油を薄くひいたフライパンで両面こんがり焼く。 【離乳食完了期】新じゃがとアスパラのココット 材料(1人分)・じゃがいも(新じゃが)……15g・アスパラガス(穂先のやわらかい部分)……3g・卵 ……1/2個・マヨネーズ ……小さじ1 作り方① じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆでて1㎝角に切る。② アスパラガスはやわらかくゆで、穂先の部分だけを5㎜大に切る。③ ボウルに卵を割りほぐし、①、②、マヨネーズを加えてよく混ぜる。④ ココット皿に③を流し込み、アルミホイルをかぶぜて卵に火が通るまでトースターで焼く。 ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。 監修者:野菜ソムリエ 野菜ソムリエ 日高直子野菜料理家、野菜ソムリエプロ、フードコーディネーター「野菜とバランスの良い食」をテーマに、食の大切さや楽しさ、食の正しい知識と野菜果物のおもてなし料理が学べる料理教室kitchen studio *nao*を主宰。料理教室ポータルサイトクスパ主催のクスパアワード2019受賞 料理教室。料理教室の他、講師業、コラム執筆、レシピ開発、撮影スタイリングなども行っている。「美味しい」「楽しい」「ヘルシー」な料理に「食の正しい知識」をプラスして、ワンランクアップのヘルシーライフを提案。プライベートでは6歳女児のママでもある。
2021年03月06日旬を揚げる、大衆天ぷらの魅力食材の味を最大限に引き出す“揚げ”の技新しい食材を天ぷらにすれば、新しい哲学が生まれる旬を揚げる、大衆天ぷらの魅力かつては大衆食として親しまれた料理も、歴史を経るごとに技が磨かれ、哲学に溢れた食文化となることがある。江戸前天ぷらもその一つ。江戸前天ぷらの特徴といえば、江戸前=東京近郊で獲れた魚介類をごま油でカラッと揚げること。油のかぐわしい風味と、季節によって変わる食材から旬を味わえることが何よりの魅力だ。「江戸前天ぷら」を受け継ぐ店は東京の街に数多くあるが、ひときわ名店の呼び声高い店がある。それは“天ぷらの神様”と呼ばれる料理人・早乙女哲也さんがはじめた【みかわ 是山居】だ。1976年に日本橋・茅場町で店を開いて以来、各界の著名人たちの舌をも喜ばせてきた。店内はカウンター席のみ。谷口さんの揚げの技術を目の前で眺めることができるそんな【みかわ 是山居】から独立した店【天ぷら やぐち】が人形町にオープン。22年間もの年月をみかわで過ごした店主・谷口ー樹さんによる、江戸前天ぷらのコースをいただくことができる。「修行したのは“みかわ”だけ。生え抜きと言えばいいのか、食材選びから揚げ方、仕上がりのイメージに到るまで、“みかわ”での教えが胸の奥にいつもあります」そう語る谷口さんの天ぷらは、食材ひとつひとつとの向き合い方にも哲学があった。食材の味を最大限に引き出す“揚げ”の技揚げる具材はどれも新鮮な魚介類“みかわ”での教えは数多くあれど、美学として強くあるのが、揚げる前に細工を施すことはなく“揚げ”と言う調理のみで食材の味を引き出し、仕上げることだ。そのために、食材によって捌き方や打ち粉の量、揚げ時間を考える。「みかわでもそうでしたが、揚げる前から『このエビはこう仕上げよう』という完成形が頭の中にあります。そこまで持っていくために、逆算して調理のやり方を考えていくんです」身と頭を別々に揚げたエビの天ぷら例えば、エビは他の食材よりも高い温度で揚げる。水分量が多いので、油の中でしっかりと脱水させるためだ。「衣にも気をつかいます。理想的な衣って顕微鏡で見ると網の目状になっていて、その間から食材の水分が抜けてカラッと揚がるんです」。一方、水で溶いて時間が経つとどうしても粘り気が出る。「天ぷらは脱水作業」との言葉の通り、谷口さんが仕上げた天ぷらはどれも軽く、衣をほとんど感じさせない。薄い衣を纏ったエビの頭からは、エビ本来の風味が強く香り立つ。少しの塩でいただけば、ボイルや鮨とは全く違ったエビの味が体験できる。新鮮な大ぶりの穴子をそのまま揚げるそして、人気の天ぷらのひとつが、3枚おろしをそのまま揚げる大ぶりな『穴子』だ。「穴子は皮目と身の間に独特のクセがあるんです。これを、揚げ具合によってクセではなく“香ばしさ”に変えられるかが勝負です」。揚がった穴子の身はホロホロと細かい食感となり、その変化に驚かされる。無論クセはなく、皮目の香ばしさもアクセントだ。皿に載せ、鉄箸で切った時に揚がる湯気を眺めるのはなんとも食欲をそそる体験だ夜には、こうした天ぷらが8品のコース(12,000円・税別)で楽しめる。提供する間、谷口さんは、1900200℃の温度に熱した油の中に次々と食材を入れ、それぞれの最適な秒数をカウントしながら揚げ上がりを待つ。もちろん、お客さんとの会話にも応じながら。新しい食材を天ぷらにすれば、新しい哲学が生まれる料理人の谷口一樹さん「良い材料を揃えたら、そこそこの天ぷらは作れる。でも、江戸前天ぷらの哲学は“どううまくできるか”にあるんです」そう語る谷口さんは、天ぷらに使う新しい食材の探求にも強い関心を持つ。【みかわ 是山居】で学んだ天ぷらの哲学は、語りつくせるものではないという。「食材がひとつあれば、その食材に対する考え方があります。全ての食材に対して哲学があるわけですから……。全て話そうと思ったら、ここじゃなくバーにでも行かないと(笑)」食材ごとに哲学がある一方で、谷口さんは「天ぷらにする意義のある食材は、限られている」と語る。全ての調理の中で天ぷらが一番向いている食材でないと、“揚げる意味”はないと言う。「ただ、魚を獲る海の状況も僕が修行をはじめた20数年前とは変わっています。昔はよく使っていたのに、今では見なくなった魚だってありますね」。『ししゃも』の天ぷらは、身はホロホロと細かく、独特の旨味が感じられるだからこそ、新しい食材を探求するのだと言う。秋のコースに提供される『ししゃも』は、修行時代のみかわでは扱うことのなかった食材だ。「これまでのやり方をただ単に踏襲するだけじゃなく、自分で開拓していかないと」。それは江戸前天ぷらの流儀を受け継ぐためでもあり、そこにまた新しい哲学が生まれる。伝統ある天ぷらの技術を受け継ぐ谷口さんの元に通えば、新しい料理を体験することができるかもしれない。【天ぷら やぐち】店舗情報住所:東京都中央区日本橋人形町2-9-7 大江戸アクセス2-1F電話:03-3527-3701アクセス:東京メトロ日比谷線「人形町」駅 徒歩4分、都営浅草線「人形町」駅 徒歩4分
2020年11月14日旬穀旬菜でベジタリアンコース開始ロート製薬株式会社が運営するレストラン「旬穀旬菜」では、植物性たんぱく質を中心とした”ベジタリアンコース”(税抜4,500円)の提供をスタートしました。製薬会社が考え抜いたコース”薬膳×栄養学”の観点から、日々の元気をサポートするレストラン&カフェ「旬穀旬菜」。新たにスタートしたベジタリアンコースでは、メイン料理の食材に大豆ミートを採用。植物性たんぱく質を美味しく摂れる、ロート製薬渾身のオリジナルメニューです。メニューは高野胡麻豆腐や20品目以上の雑穀やナッツ、野菜を使ったサラダから始まり、大阪野菜のスープ、大豆ミートソースのパスタ、キノコの米粉フリット、カボチャと豆乳のムースなど充実の内容。メインのパスタは、高野豆腐とこんにゃくから作られた低糖質麺に、大豆ミートたっぷりのソースを合わせるこだわりようです。美味しくて栄養豊富、身体が喜ぶベジタリアンメニューです。(画像はプレスリリースより)【参考】※ロート製薬株式会社のプレスリリース※旬穀旬菜の公式サイト
2019年10月08日東京都の新木場にあり、都心からも行きやすい「江戸前汽船」では、屋形船でリーズナブルに景色やグルメを堪能できます。東京の海をクルージングしながらいただくもんじゃ焼きやお好み焼きは絶品。 スタッフによる楽しいマイクパフォーマンスなども見どころのひとつです。景色もグルメも楽しめる「江戸前汽船」の屋形船景色とグルメを二重に楽しむ東京・新木場「江戸前汽船」の桟橋は、江戸から東京へと移り変わる情景を最も感じる場所に構えています。 また、情景だけでなく、伝統の月島もんじゃを食べ放題・飲み放題で楽しめます。江戸の下町で愛されたもんじゃを、船上で風を感じつつ景色とともに味わうという二重の楽しみを堪能できます。 五感で楽しむことができる屋形船です。屋形船以外の見どころ「江戸前汽船」では、屋形船のほかにもさまざまな見どころがあります。 受付やお会計を済ませる待合室は、江戸の情緒あふれる雰囲気で、乗船までゆったりと待つことができます。また、施設内には無料で鑑賞できる「江戸前汽船ミュージアム」もあります。 江戸文化を体感できる貴重な品々が魅力。 神輿を担げるなど、鑑賞だけでなく実際に体験もできます。幅広いシーンで楽しめる「江戸前汽船」は、開放的な窓からの風を感じながら景色を見渡せるところが魅力です。 畳の上で、靴を脱いでくつろげます。 20代~40代の男女に人気なので、友達や家族とのおでかけ、女子会、デートなど、幅広いシーンにおすすめです。「浮船丸」と「月島丸」で楽しむ食べ放題&飲み放題「江戸前汽船」には元祖月島もんじゃ屋形船「浮船丸」と海鮮もんじゃ屋形船「月島丸」の2つの屋形船があり、提供しているメニューが異なります。 それぞれの違いを味わってみましょう。浮船丸・お好み焼きメニュー「ミックスお好み焼き」…新鮮な食材が使われています。 しっかりと焼かれた、ふわふわカリカリ食感。・もんじゃ焼きメニュー「明太子もち」…明太子とお餅が相性抜群な“大定番”メニュー。「タイ風カレー」・その他メニュー「豚キムチチャーハン」など月島丸・お好み焼きメニュー「海鮮もちお好み焼き」…イカ、タコ、エビが入っており、海鮮が好きな方におすすめ。・もんじゃ焼きメニュー「明太子もちチーズ」…明太子もち同様、月島の“大定番”メニュー。・その他メニュー「イカ墨パスタ」「豚天焼きそば」などおつまみに最適な一品メニューも・エノキバター・ソーセージ料金(税込・サ込)「浮船丸」…5,000円~6,500円「月島丸」…6,500円~7,000円新木場出航「お台場コース」と勝どき出航「隅田川コース」お台場コース所要時間約2時間の、「浮船丸」と「月島丸」の両方で楽しめるコースです。 新木場桟橋から豊洲方面を抜け、「レインボーブリッジ」をくぐり、「フジテレビ本社ビル」などがあるお台場周辺へと向かいます。 東京の海風を感じられるコースです。隅田川コース所要時間約2時間半の、勝どき駅の朝潮桟橋から出航する「月島丸」の昼便のみのコースです。 歴史ある橋梁をひとつひとつくぐり抜け、東京の新名所「スカイツリー」へと向かいます。江戸情緒残る下町浅草とスカイツリーのコラボレーションが楽しめます。甘いもの好き必見!スイーツもんじゃメニュー「江戸前汽船」の屋形船では、食事だけでなくスイーツも楽しめます。 基本的にもんじゃ焼きはセルフサービスが主流ですが、「デザートもんじゃ」はスタッフに作ってもらえます。 プロの作る姿も見どころですよ。鉄板でクリームがとろける、アツアツの新感覚デザートを堪能してみましょう。 食後のデザートにもおすすめです。浮船丸「デザートもんじゃ」…バナナなどが入った洋風のもんじゃ焼きスイーツ。月島丸「ぜんざいもち」…和の要素が加わったもんじゃ焼きスイーツ。「江戸前汽船」でリーズナブルに屋形船を楽しむ「江戸前汽船」では、情緒あふれる屋形船においしいグルメと、普段とは少し離れた非日常感を味わえます。 江戸時代の趣を感じながら素敵な時間を過ごしてみませんか。スポット情報スポット名:江戸前汽船住所:東京都江東区新木場2-6-3電話番号:03-6276-9963(予約受付)
2018年08月26日高級鮨屋と和食カフェ、異なる雰囲気の2つのお店大阪・福島にある、鮓屋と猫カフェの同居する進化形酒場「鮓と鉄板 さくやま」「かふぇ酒場ときどき猫エルエー」。グレーの外壁と木の扉が特徴の、民家のような外観です。1Fは鮨屋。白木の一枚板カウンターが中央にあり、高級で落ち着いた雰囲気です。キレイなグリーンの壁が温かい印象の空間が広がります。2Fは1Fとは打って変わり、かわいくこじゃれた雰囲気の猫カフェです。壁には猫の絵が一面に描かれ、ガラス越しには本物の猫が! 猫を眺めながら食事を楽しめる、癒しの空間となっています。離れのような隠れ家を目指してスタートした進化形酒場開店の発端になったのは、福島の他の場所にある系列店。そこは人気のため、常に満席の状態でした。そこで、入店できなかったお客さんに勧められる離れのような位置づけの隠れ家を作ろうと考え、スタートしたお店です。今ではこちらもグループ店に負けない人気店になりました。1Fでは板前が旬の食材を使って目の前で握る本格江戸前寿司と鉄板料理、2Fはちょい食べ・ちょい飲みができる猫カフェと、それぞれ異なるコンセプト。高級感とラフさが同居しており、好みのムードを選択できるのが大きな魅力です。板前が作り出す絶品のホットサンドがカフェの名物2Fのカフェで味わえるのは、1Fでつくられた高級料理です。絶品料理を気負わずカジュアルに味わえるのが大きな魅力。名物はホットサンドです。板前さんが作り出すホットサンドは、おいしくないわけがありません。自慢のホットサンドのひとつ「ベーコンエッグ黒トリュフオニオン」は、ボリュームがあり食べごたえ抜群です。トリュフがホットサンドで味わえるというこの上ないぜいたくなメニュー。トリュフの香りが鼻をくすぐります。既定の概念にとらわれない、旬のゼイタクを尽くした味わい一方、1Fには固定のメニューがありません。味わえるのは、厳選した旬の食材で作る鮨や刺身、天ぷら、鉄板料理など。既定の概念にとらわれない調理方法で、お客さんの要望に合わせて楽しませてくれます。「おためしにぎり 5貫」は、旬の食材で握る本格派の鮨がひと口サイズで提供されます。同じく旬のネタがたっぷりの「おつくり盛り合わせ」は、目にも楽しい一皿。ゼイタクなおいしさが詰まっています。シーンにごとに使い分けたい2つのお店ここでの魅力はなんといってもおいしい料理の数々。1F・2Fともに裏メニューがあり、内容も日替わりとなっています。その日の入荷や旬に応じた特別メニューを味わうことができます。しっかり食事を楽しみたいときには1Fでゆったりと、2次会などでワイワイ楽しみたいときには2Fでと、シーンによって使い分けてみてください。もちろん、猫好きな人は猫に癒されに足を運ぶのもおすすめです。「鮓と鉄板 さくやま」と「かふぇ酒場ときどき猫エルエー」はJR大阪環状線・阪神本線「福島駅」から歩いて5分の場所にあります。板前が作り出す絶品料理を味わうために足を運ぶ価値あり!空間と料理をお楽しみください。スポット情報スポット名:鮓と鉄板 さくやま/かふぇ酒場 ときどき猫LA住所:大阪府大阪市福島区福島5-6-3電話番号:06-6147-6411
2018年06月25日丁寧な職人仕事に見惚れる、上品なカウンター寿司店大阪・福島の裏通りにある隠れ家的な寿司店「鮨ふみ」では、上質な江戸前寿司が楽しめます。シックで上品なたたずまいのお店には、L字型のカウンター席が10席とプライベートな4席の個室が一室。用途に合わせて、お好みの席をお選びいただけます。大将の手元を隠すことなく、丁寧な職人仕事をしっかりと堪能できる造りのカウンター席は、腕に自信があるからこそのもの。大将の見事な手仕事に見惚れながら、寿司通もうなるほどの、極上の江戸前寿司が堪能できます。自信をもって提供する、コース料理のみの一流店「鮨ふみ」のメニューは、大将のおすすめするコースメニューのみ。大将の得意とする名作料理と江戸前寿司の数々を、余すことなく味わうことができます。寿司職人として福喜鮨本店やホテル、北新地等で20年修業した大将の握る本格江戸前寿司のおいしさは格別。お酒とともに甘美な寿司を味わい、上質な空間で過ごすひとときは贅沢そのものです。お箸で切れるふっくら小鉢「蛸のやわらか煮」お店に来たらぜひ味わってもらいたい一品料理が「蛸のやわらか煮」です。弾力ある食感が特徴の蛸を、お箸で切れるほどやわらかく煮込んだ小鉢は、実際に口に運ぶまで想像できない味。一口食べれば、今までに味わったことのない蛸のふっくらとしたやわらかさを体感することができるでしょう。蛸の旨味を最大限に引き出す、やさしい出汁との相性も抜群です。大将の丁寧な技巧が光る「お寿司の盛り合わせ」大将のおまかせ握り、「お寿司の盛り合わせ」が絶品。新鮮な旬の魚で作る握り寿司は、季節や日によって内容が変わります。写真のお寿司は、左から玉子・ホウボウの昆布締め・赤身漬け・剣先イカ・コハダ・車エビ・穴子の7貫。手際よく握られていく一貫一貫に、大将の丁寧な熟練技が光ります。中でも玉子は、日本で数名しか焼ける者がいない、秘伝の製法で焼き上げられた絶品の一貫です。一流の江戸前寿司を、肩ひじ張らずにいただく贅沢「鮨ふみ」で堪能する絶品江戸前寿司は、洗練された本格的な味わいが自慢。その一流の味を求め、遠方からも人が集まるお店です。カウンターメインの格式高い寿司店ですが、気さくな大将の人柄もあり、肩ひじ張らずにリラックスして過ごせるのもお店の魅力のひとつ。極上の江戸前寿司を味わいに、ぜひお店に訪れてみてください。JR大阪環状線「福島駅」から徒歩3分程度、JR東西線「新福島駅」から徒歩5分程度の場所にお店はあります。福島の裏路地にひっそりと店を構える「鮨ふみ」は、優雅な大人の集う隠れ家的寿司店です。スポット情報スポット名:鮨ふみ住所:大阪府大阪市福島区福島7-7-24 スリーエスビル1F電話番号:06-6345-4423
2018年05月01日エレガントな空間で、贅沢に江戸前鮨を堪能!JR飯田橋駅東口から徒歩5分程のところにある「鮨 海彦」。食のエドモントと言われている美食のホテル「ホテルメトロポリタンエドモント」の本館地下1階に入っています。板前さんの技を落ち着きのあるカウンター越しに見ながら、本格的な江戸前鮨を存分に堪能できるお店です。料理長が厳選した日によって産地が異なる美味しい魚と、少し変わったネタはお客さんを五感で楽しませてくれます。魅力がギュッと詰まったコースはこれ!「鮨 海彦」の魅力を思いっきり堪能したい人には、「鮨会席コース“剣” -つるぎ-」がおすすめ。寿司20貫と共に、魚、酒肴を堪能できるコースは、接待にも最適です。酢や昆布でしめて熟成させたネタや、イチジクなどの旬のフルーツをアクセントとして乗せたネタなど、料理長の工夫を凝らしたメニューが次々とお客さんの前に登場します。メディアでも取り上げられるほど人気の、ふわしっとりの食感がたまらない厚焼き玉子も忘れてはなりません。カウンター寿司に慣れていなくても安心の空間「鮨 海彦」は、カウンター寿司に慣れていない人や初めての人にもおすすめのお店です。カウンターに座って、好きなお酒、美味しい食べ物を食べて幸せになって欲しいと願う、気さくな板前さんがいるのは大きな魅力です。店内も木の温もりあふれるリラックスできる空間になっており、ゆっくりとお寿司を味わうことができます。味、見た目、香り、食感だけではなく、板前さんの温かみある心配りも存分に感じることができる素敵なお店です。五感でお寿司を楽しめる「鮨 海彦」は、お祝いなどの特別な日や接待での利用はもちろんですが、カウンター寿司デビューやデートでの利用にもおすすめのお店です。極上の空間を体感して鮨の美味しさに触れてみませんか?スポット情報スポット名:鮨 海彦住所:東京都千代田区飯田橋3-10-8 ホテルメトロポリタンエドモント本館B1F電話番号:03-3237-1111
2018年04月24日落ち着いた和モダン空間でいただく本格江戸前寿司「赤坂 鮨葵」は、ミシュラン二つ星を獲得した鮨の名店で、15年もの間修行を続けてきた実力者が握る本格的な江戸前寿司のお店です。白いのれんをくぐって2階への階段を上がれば、無駄な装飾を排除したシンプルなデザインの店内へ。長さ7mもあるカウンターと座り心地のいい椅子で、ゆっくりと寛ぎながら至福の時間が過ごせます。とっておきの日に訪れたい、上質な大人の空間店内にはカウンター席のほかに、完全個室も備えています。宴会や接待、会食の場所としてふさわしく、ゆっくりと食事や会話を楽しめる、静かで落ち着いた空間です。お祝いの席では彩り鮮やかに輝く寿司や、贅をつくした料理一つひとつが、宴の雰囲気をより豪華に演出してくれます。メニューは全26品のおまかせコースのみというこだわりメニューはただ一つ、「おまかせ握りコース」(12,000円)のみ。季節の旬の食材をネタにした握り寿司が13貫以上、前菜が7品以上、そのほか逸品料理を織り交ぜた合計26品が登場します。握りにはその日一番美味しい素材を厳選したネタを使用。金目鯛やウニ、大トロや穴子、車エビなどの高級食材もたっぷり味わえます。握りだけでなく、巻物や赤だし、焼物や小鍋など、どれを食べても絶品揃いです。あとちょっと食べたい! オーダーにも応えてくれる季節によって料理の内容が異なるので、その時期に最も美味しい食材を使った料理を楽しむことができます。素材を見極めるプロの目と、手間を惜しまない職人ならではの手仕事で仕上げられた料理の数々は、どれを取っても落ち度がない完璧な品ばかり。コースの途中や終了後に、まだ物足りないという人や、美味しかったものをもう一度食べたいという人には単品の追加注文も可能です。本当に美味しいものを少しずつ、それが一番幸せ赤坂という高級店が集まるエリアにある、有名店に長年勤めた腕を持つ店主が握る本格寿司店。これだけ聞くと相当敷居が高そうに感じますが、リーズナブルな価格でいただけるのも大きな魅力。初めて訪れる人はお店の雰囲気に躊躇してしまうかもしれませんが、一度行ってみると意外と過ごしやすく感じるはず。本当に美味しいものを少しずつたくさんの種類いただく時間は、幸せを感じるひとときになるでしょう。東京メトロ千代田線の赤坂駅7番出口から徒歩1分、ベルテンポ赤坂の2階にあります。駅からすぐの場所で待ち合わせもしやすく、会食の場所としても便利。非の打ち所がない絶品江戸前寿司、一度と言わず何度も味わいたい美味しさです。スポット情報スポット名:赤坂 鮨葵住所:東京都港区赤坂5-4-14 ベルテンポ赤坂2F電話番号:050-5593-7473
2018年04月12日日本の「四季」を全身で感じる江戸前寿司店東京・銀座にある寿司店「銀座すし 四季(とき)」では、伝統的な上質の江戸前寿司が堪能できます。職人の丁寧で繊細な手仕事を目の当たりにできる店内は、寿司カウンターが12席。個室やお座席個室も完備しています。洗練された上品で優雅な店内は、高級感のある和のテイスト。のれんや植栽などの内装を春夏秋冬で変えており、四季を感じながら食事を楽しむことができます。日本の四季を感じ、寿司を味わう「とき」を大切に2017年2月にオープンしたお店は、日本の四季を感じることができる江戸前寿司店。春夏秋冬の「とき」と、お店で過ごす「とき」の両方を大切にしたいという思いから、店名にある「四季」を「とき」と読ませています。店内には、日本で古くから氷の保管に使われてきた伝統的な「氷室」があり、細部までこだわった高級感ある和テイストの内装が自慢。落ち着いた一流の空間で、しっとりとした大人の時間を過ごせます。上品に脂の乗った大間の鮪でつくる「鮪の握り」お店のおすすめは、脂の乗った鮪の甘く上品な旨味がたまらない「鮪の握り」。大間の新鮮な鮪は、少し寝かせて熟成させ、最もおいしいタイミングで握ります。絶妙な握り加減のシャリと鮪の濃厚な味わいが、口の中で優しく溶ける一貫です。職人の手元が見えるように設計されたカウンターからは、江戸前の伝統的な職人技に魅せられることでしょう。目の前で手際よく握られた寿司を口にする、至福のひとときをお楽しみください。四季折々の季節の味を堪能! 彩り豊かな「秋の八寸」彩り良く盛り付けられた「秋の八寸」は、海の幸山の幸を少しずつ味わえる上品な料理。四季の移ろいに合わせて内容を変えています。「秋の八寸」は、昆布と牡蠣の旨味ナッツとトリュフオイル漬け、松茸のお浸し、子持ち稚鮎、新銀杏、いくら醤油漬け、干し柿クリームチーズ、うなぎ茶漬け、海鮮茶碗蒸しの八品。季節の旬の食材を、それぞれの旨味を引き立てる最適な調理法で提供します。個室も完備、上質空間で大切な人とのひとときをお店には、カウンター席のある個室1室と、お座敷の個室を2室完備。大切な人との特別な時間を、プライベートに配慮した個室で過ごせます。銀座という一等地にあり上質な江戸前寿司を提供しながらも、客単価18,000~20,000円と、銀座の寿司店の中では決して高くない価格帯。自分へのご褒美に、大切な人へのおもてなしに最適な、上質な江戸前寿司店です。JR・東京メトロ銀座線「新橋駅」の1番出口から徒歩4分、東京メトロ各線「銀座駅」のA1番出口から徒歩5分の位置にある、銀座888ビル3Fにお店はあります。繊細で丁寧な職人仕事と、四季折々の旬の江戸前寿司を堪能しに、ぜひ訪れてみてください。スポット情報スポット名:銀座すし四季住所:東京都中央区銀座 8-8-8 銀座888ビル 3F電話番号:03-6263-9811/03-6263-9812(はなれ)
2018年01月12日随所におもてなしの心が光る! 大将こだわりの店内東京・駒沢の裏路地を入ったところにある江戸前寿司の「鮨辰(すしたつ)」。大将がひとつひとつていねいに握ったお寿司が、多くのお客さんを惹きつけます。店内に足を踏み入れてまず鼻腔をくすぐるのは、ネタの新鮮さを感じさせる魚介の香り。食べる前から、食欲をかき立てられます。客席は、大将の仕事ぶりが間近に見られるカウンターのみを設置。席にはひざ掛けが用意され、随所におもてなしの心が感じられます。大将の想いは「時間を忘れて過ごしてもらうこと」このお店のコンセプトは「駒沢であって、駒沢ではないような空間」だと大将は話します。ゆったりと食事を楽しんでほしいとの想いから、客席は座り心地のよい一人がけソファを使用。時間を忘れられるように、あえて窓は作っていないそう。大将の狙い通り、間接照明にほのかに照らされた店内は、ついつい長居したい気分になります。旬の魚が味わえる! 「大将のおまかせ握り盛り」「鮨辰」のおすすめは、なんといっても「大将のおまかせ握り盛り」です。イクラ、マグロ、コハダなどその時の旬の魚をチョイスし、一番いい状態で握ります。食べる順番など、お寿司を最もおいしく味わうためのすべてを知り尽くした大将。ゆえに、安心してお任せできます。この店を訪れたらまずは、「大将のおまかせ握り盛り」を頼んでみましょう。確実に利用したいなら事前予約がベターです多くの人に愛されるお店ですが、カウンター席のみなのでスムーズに来店するには予約をするのがおすすめ。当日の予約も受け付けているので、急にお店に行きたくなった時でも、まずは電話をしてみるのがよいでしょう。深夜まで営業しているので、会社帰りの利用ができるのもうれしいポイントです。お寿司以外にも一品料理も多数揃えています。お店の雰囲気と、気さくな大将との会話も楽しみたい「常にお客さんのことを考え、おいしいお寿司を提供できるように日々精進していきたい」と大将。その想いの通り、寿司以外の料理もひとつひとつが細やかにこしらえられています。華麗な包丁さばきを間近に見ることができ、ライブ感で楽しませてくれるでしょう。気さくな大将との会話や、あたたかな雰囲気の店内がこのお店の魅力のひとつでもあります。お店は、東急田園都市線「駒澤大学駅」から徒歩約8分、駅を出て西方面に向かったところです。木目調の大きな引き戸が目印。本格的な江戸前寿司が味わいたくなったら、ぜひ足を運んでみてください。スポット情報スポット名:鮨辰住所:東京都世田谷区駒沢4-18-14電話番号:03-3795-5311
2017年12月01日“鮨”の文字と粋な暖簾がお出迎え「鮨 松波」は、東京・浅草に店舗を構える江戸前鮨のお店。大将の真摯なおもてなしに、一人でも気軽に訪れることができ、落ち着いた雰囲気の店内です。店舗入り口に飾られた暖簾には「鮨」の文字。店内に入ると玉砂利の空間があり、高級感が漂います。2階へ上がると、カウンターの向こうに立つ大将のやさしい笑顔が出迎えてくれるでしょう。白木のカウンター席に座り、大将の包丁さばきを目の前に、おいしいお酒と本格一品料理の数々を堪能できます。創業50年の江戸前鮨! 隠れ家的な雰囲気の老舗店名の由来は、大将の本名だという。創業50年の江戸前鮨のお店は、その日に店主自ら仕入れた築地市場の新鮮な魚介を、ていねいに調理し、口の中でほどけるような感覚の一品を提供しています。大将のさりげないひと手間の中に光る、熟年の技。素材の持ち味を生かすのが江戸前流、という信念を貫く老舗の味は、地元の人はもちろん、遠くからみえる常連さんなど、お店を訪れる人々を魅了しています。「ヒラメ」の美しい流線型は固めのシャリによく合う肉厚でしっとりとした「ヒラメ」には、しっかりした食感の中に鮮度のよさを感じます。白身を代表する魚のヒラメは、身が引き締まっていてクセがなく上品なため、はじめの一皿にふさわしいメニュー。年齢を問わずに親しまれやすい淡白な味わいです。艶のある選りすぐりの赤身が美味! 「マグロ」自慢のたれを刷毛で塗った照りのある「マグロ」。熟成された本鮪の赤身をいただきます。さっぱりとした筋肉質な味わいで、噛むほどに溢れだす本鮪の旨味が口の中で広がるでしょう。メインにふさわしい濃厚な味わいです。何を頼むか迷ったら、大将に任せてお好みの酒に合わせてゆっくりお食事できます。新鮮な握りを心ゆくまで楽しんでください。本格的な一品料理の数々を堪能できる新鮮なヒラメやマグロを堪能したら、ほかの旬のネタも味わってみましょう。ほんのりと甘い「タマゴ」に加え、お店でじっくり時間をかけて仕込む「酒蒸しアワビ」、煮汁を4~5日煮詰めてふっくらさせた「アナゴ」など、時期によってさまざまなネタを取り揃えています。また、江戸前鮨以外の料理も、本格的な味わいのお店です。素材の味を生かした料理に、好みのお酒を合わせて、ゆったりとした大人の時間を楽しみましょう。お店は、東京メトロ銀座線「田原町駅」から国際通りを過ぎて東へ徒歩5分ほど、東京メトロ・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」からは隅田川を南下して徒歩5分ほどの場所にあります。落ち着いた雰囲気で本格江戸前鮨をゆっくり味わうには、夕方5時ころにお店を訪れるとよいでしょう。スポット情報スポット名:鮨 松波住所:東京都台東区駒形1-9-5電話番号:03-3841-4317
2017年11月25日その時、一番美味しいものを味わってほしいと構成を考え抜かれたコースから、1月中旬〜下旬にかけて最高に美味しい「旬味」を3つご紹介します。この時期だけだから、食べ逃すと来年までおあずけ!煮てから寝かせ、スイカの奈良漬を乗せた濃厚な「あん肝」1月の旬味で欠かせないのが「あん肝」。じっくりと煮てから寝かせ、旨味を引き出してあります。厚切りの「あん肝」に乗っているのはスイカの奈良漬。冬に漬け上がるので、こちらももちろん旬の味。濃厚な2つの旬が互いの滋味を引き出し合います。脂たっぷりとさっぱり2つのブリを一度に味わえる「熟成ブリのミルフィーユ」1週間ほど寝かせた寒ブリの、脂が乗っている部位と少ない部位をミルフィーユのように重ねた一貫。まったりとさっぱりの2つの旨味が、口の中で溶け合う贅沢を楽しめます。熟成させたコハダと黄味酢が絶妙に口の中でとろける「寝かせコハダ」出された瞬間に心が動く目にも鮮やかな黄色は、黄味酢のそぼろ。1週間ほど熟成させたコハダとの相性は抜群で、口の中でとろける感覚はくせになりそうです。取材・文/伊集院尚子スポット情報スポット名:鮓 村瀬住所:東京都港区西麻布1-2-3アクティブ六本木電話番号:03-3479-5240
2017年01月11日フォーブスが運営する「吟醸料理・そば ふくろう」(東京都豊島区)はこのほど、江戸前穴子と泉州水なすを使用した料理の提供を開始した。同店の店名にもある「吟醸料理」とは、酒かすや醤油と素材の相性を見極め、ひと手間かけておいしさを引き出した料理のことだという。また、そばを食べる前につまむ肴(さかな)や酒の"そば前"として、今回は「夏酒3種利き酒セット」(税別700円)と、江戸前穴子と泉州水なすを使用した料理を提供する。「夏酒3種利き酒セット」は、店長が厳選した酒を3種類(各30ml 合計90ml)日替わりで提供する。「江戸前穴子」は穴子の蒲(かば)焼きやあなざく、穴子天ぷらといった異なる調理法で提供する。皮が薄く水分をたっぷり含む「泉州水なす」は、からし和えを用意する。同店では7品が楽しめる「吟醸会席」(税別3,500円)や、8品の「特選会席」(税別4,500円)、2時間飲み放題(税別1,500円)も提供している。
2015年06月25日