■これまでのあらすじ母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。「ママが守ってた小さな女の子はもういないのね」と話す母親の言葉を耳にした瞬間、これまでの記憶がどっと溢れてきた志乃。母親のことで悩み苦しんだ過去もあるけれど、あの時の大切な思い出とともに、小さな志乃が心の片隅にいることを感じるのでした。■志乃の中にいる小さな女の子は… ■私の一番大切なところで生きてる「子どもの私は消えないよ」と母親に伝える志乃は、これまでの辛い体験も自分にとってすべて必要なことだったのだと感じるのでした。そして、「母親が守ってくれた小さな女の子は、一番大切なところで生きている」——そう口にする志乃が真剣な面持ちで母親に告げた言葉とは…。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2024年01月14日■これまでのあらすじ母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。反省する母親の姿に笑いが止まらない志乃。そしてこれからの恋愛の行く末について宣言したのち、「最後は素敵な人を連れてくるから信じて待ってて」と伝えるのでした。そんな娘を見て、母親はすっかり大人になったことをつくづく感じるのでした。■母親の言葉を聞いた志乃は… ■あの頃の自分を振り返り…「ママが守ってた小さな女の子はもういないのね」——母親の言葉を聞いた瞬間、溢れ出すこれまでの記憶。母親のことで悩んだり悲しんだり、苦しんだこともあるけれど…。大切な思い出をたくさん詰め込んだ幼き自分は消えてしまうのだろうか?思いめぐらせる内に志乃の心に湧いてきた思いとは?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2024年01月13日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。先輩・田端を目指して強くなりたいと話す志乃に眩しさを感じる田端。これまでは志乃のような女の子をバカにし妬んでいたけれど…。志乃との関係を通じて、自分の中に変化が生まれていることに気づくのでした。■前回のあらすじ先輩・田端への憧れの気持ちを口にする志乃。一方田端は、志乃のような女子のやりとりをバカにし、ほんの少し妬ましいと思っていた。しかし今は純粋に志乃を応援したいと思え、自分の中の変化を感じるのでした。■あれから季節が移り変わり… ■彼氏との関係は完全に終わらせた久しぶりに実家を訪れた志乃。その訪問には目的があったのでした…。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2024年01月02日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。幼い頃は何でも話せて、大好きだったママ…。あふれるほどの愛情はいつしか支配に変わっていくのでした。■前回のあらすじ子どもの頃は大好きだった母親が、あるときから過干渉で過保護な母親に。気づくと志乃は母親が敷いたレールを上をただ歩き、自分自身がしたいことさえわからなくなっていたのでした。■休日、彼氏のために手料理を作っていると… ■次の瞬間、幸福の絶頂から急降下…戸惑いを隠せない志乃は、ある一言により、さらなる混乱に陥るのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月08日株式会社文藝春秋コミック編集部は、文春時代コミックス『鬼平犯科帳』シリーズ(さいとう・たかを、原案・池波正太郎)の最新刊『鬼平犯科帳 118』を4月26日(水)に発売します。『コミック 鬼平犯科帳』は、池波正太郎の名作「鬼平犯科帳」をさいとう・たかをが独自の脚色で描く大人気シリーズ。さいとう・たかをの代表作のひとつであり、今回の118巻で347話を数える長寿作品です。世情不安定な江戸の街を舞台に “鬼平”と呼ばれる火付盗賊改方長官・長谷川平蔵が、部下の与力・同心や密偵たちとともに、盗賊をはじめとした悪党たちを追う、捕物帳の物語が繰り広げられます。最新刊の『コミック 鬼平犯科帳 118』は、原案者の池波正太郎の生誕100年記念企画として、「鬼平」と「ゴルゴ13」の顔を担当しているさいとう・プロダクションの作画チーフ、ふじわら・よしひでの特別インタビューを収録しています。亡くなる直前、さいとう・たかをから直々に作画チーフに指名されたふじわらが、国民的キャラクターである「鬼平」と「ゴルゴ」をいかに描いているか? その秘密に迫ります。■内容紹介盗賊“稲城の文治”一味が呉服問屋に押し入り、番頭を殺して火を放った。本格の盗賊として知られる文治がなぜ非道に手を染めたのか? 平蔵は腑に落ちぬものを感じる……。(仕置ノ三百四十四 「狙われた男」より)小金稼ぎのケチな盗人である伊吉が捕らえられた。平蔵の温情により人足寄場に送られた伊吉は、深夜になると木彫りの仏像を拝んでいた。伊吉には別れた女房と娘がいたのだ……。(仕置ノ三百四十五 「鼠ばたらきの伊吉」より)男を騙して盗みを働く“たらしこみ”を生業とする“おはん”には、手塩にかけて育てた一人息子の幸助がいた。ところがその幸助が、こともあろうに女を騙す“牝たらし”になっていた……。(仕置ノ三百四十六 「おはん」より)猫の面をかぶる不気味な盗賊団が、江戸市中を荒し回っていた。“猫又の進兵衛”率いる一味には恐ろしい“化け猫様”がついており、逆らった者は喰い殺されてしまうという……。(仕置ノ三百四十七 「化け猫騒動」より)■関連情報☆『コミック 鬼平犯科帳118』発売を記念し、文藝春秋公式YouTubeにてスペシャル動画を公開中! ☆文春オンラインで既刊好評連載中! 4月24日~30日までの期間限定で、既刊の『コミック鬼平犯科帳』116~117巻収録分を文春オンライン上にて毎日更新しています。鬼平こと長谷川平蔵たち火盗改メの活躍をぜひWEBでもご覧ください。 ■書誌情報書名:コミック 鬼平犯科帳 118定価:748円(税込)発売日:2023年4月26日体裁:B6判 並製カバー装詳細URL: ■著者プロフィールさいとう・たかを1936年、和歌山県生まれ。55年、『空気男爵』でデビュー、60年、『台風五郎』で劇画ブームを巻き起こす。同年さいとう・プロダクションを設立、劇画制作システムの分業制を構築する。68年より『ゴルゴ13』の連載を開始、シリーズ総発行部数は3億部を超える。93年より『鬼平犯科帳』の連載を開始、2023年で30周年を迎える。代表作に『無用ノ介』『影狩り』『サバイバル』など多数。2021年9月24日、逝去。池波正太郎(いけなみ・しょうたろう)1923年、東京生まれ。60年、『錯乱』で直木賞を受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の3大シリーズで時代小説の第一人者となる。3大シリーズは幾度も映像化、コミカライズされ、絶大な人気を博す。77年、吉川英治文学賞受賞。代表作に『真田太平記』『おとこの秘図』『雲霧仁左衛門』など多数。90年5月3日、逝去。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月25日池波正太郎生誕100年BS特集時代劇「まんぞく まんぞく」の制作が開始。石橋静河が主人公の女性剣士を演じる。堀真琴(石橋静河)は幼き日に自分を守り死んだ金吾(池田鉄洋)の仇をとるため剣の修業に励み、今では道場随一の剣術遣いとなった。養父の堀内蔵助(國村隼)と妻・弥栄(真矢ミキ)は、家名存続のため、何度も真琴に見合いをさせるが、「自分に勝てるような男でなければ結婚しない」と宣言し、試合を挑む見合い相手を次々に打ち負かす。内蔵助は、旗本の三男坊・織田平太郎(永山絢斗)の人となりに惚れ込み、真琴に合わせるが、二人は意地の張り合いをしてしまう。一方、逆恨みから、真琴の命を付け狙う浪人が現れ――。本作は、ひたすら剣の道に励み「私を剣で打ち負かすような男が現れない限り、結婚しない」と公言していたヒロインが、ある若者と出会い、結婚を決意するまでの家族愛に包まれた暖かい物語を、悪の旗本退治と家来の仇討ちを織り込みながら描くガールミーツボーイ時代劇ドラマ。石橋さんが演じるのは、男装の剣士、堀内蔵助の養女・堀真琴。「時代劇では女性が主人公の物語は少なく、さらに剣を持った女性という、稀有な役に出会えたことがとても嬉しいです」と喜び、「今は本格的な殺陣を絶賛稽古中で、日々筋肉痛に悩まされていますが(笑)スタッフ、キャストの皆さんと素晴らしい作品をお届けできるよう、がんばります。お楽しみに!」とコメント。石橋静河また、真琴の見合い相手・織田平太郎を永山絢斗、真琴の養父・堀内蔵助を國村隼が演じる。永山さんは「石橋静河さんをはじめ、豪華な先輩方との共演も楽しみでなりませんし、熱を持った、誇りある格好の良いスタッフの方達と、またご一緒出来ること今からとても待ち遠しいです」と期待を寄せ、國村さんは「一途で頑なに武道に励む主人公は、まだ少女の面影を残しながらも心に秘めた思いを持ち、私の演ずる義父はそれを理解しつつも、敢えて言葉を掛けること無く深い愛情で見守っている、そんな関係です」と役どころについて話している。永山絢斗ほかにも、真琴が居候する百姓、元堀家の中間・万右衛門役で原田泰造、内蔵助の妻・堀弥栄役で真矢ミキ、万右衛門の姪・千代役で畑芽育が出演。原田さんは「真琴をいつも陰ながら見守って気を揉んでいる、おじちゃん」と自身の役柄を説明。真矢さんは「私演じます弥栄はその字のごとく、ますます皆さん栄えるようにと、しなやかに凛と武士の妻として旦那様、そして主人公真琴の心に寄り添いたいと思っています」と意気込み、畑さんは「時代劇にはこれまで何度か挑戦させて頂いているので、その経験を活かせるのが楽しみです」と語っている。真矢ミキ「まんぞく まんぞく」は12月30日(金)20時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2022年10月14日池波正太郎の生誕100周年を記念し、ベストセラー時代小説シリーズを二部作で映画化する『仕掛人・藤枝梅安』『仕掛人・藤枝梅安2』の取材会が10月13日、都内で行われ、主人公の藤枝梅安を演じる豊川悦司、その相棒・彦次郎役で共演する片岡愛之助が出席した。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び、来年2023年に生誕100周年を迎える池波の人気シリーズである「仕掛人・藤枝梅安」が、時代劇専門チャンネルを運営する日本映画放送、NTTぷらら、スカパーJSATの共同製作によって映画化。腕の良い鍼医者という表の顔と、生かしてはおけぬ者たちを闇に葬る冷酷な仕掛人という裏の顔の持った藤枝梅安の活躍がスタイリッシュに描かれる。「梅安はダークヒーロー」だと語る豊川は、「良いことも悪いこともする梅安だが、『じゃあ、善悪って何だ』と問いかけているのが、池波先生の原作。必要悪という言葉もあるが、それはどこか誰もが認めざるを得ない感情であり、行為だと思う」と梅安に宿る“哲学”について思いを明かした。梅安といえば、過去には緒形拳さん、萬屋錦之介さん、渡辺謙らが演じた人気キャラクター。本作に出演するにあたり、原作はもちろん、過去の作品にも改めて触れたそうで「先輩方の出演作を見返す作業は、とても楽しかった。演じる切り口もたくさんある一方で、(梅安としての)軸はブレないので、演じがいがあった」と振り返った。時代劇を“リブート”するかのような今回の企画には「時代劇離れというか、劇場離れしている若い人たちに、同じ時間、同じ場所で映像体験を共有してもらいたい。この作品がそのきっかけになれば」と期待を寄せ、「古典が持つ影が、現代風に分かりやすく取り入れられているし、音楽も映像もすばらしい」とアピールしていた。豊川と初共演を果たした愛之助は、「現場で会った豊川さんは、原作からそのまま抜け出てきたようでしたし、優しく大きなオーラに包まれていた」と惚れ惚れ。豊川の提案によって、愛之助が起用されたそうで「愛之助さんは理想中の理想。役者として持っている“華”が他の俳優さんとは違うし、いつか共演したいと思っていました」(豊川)。この発言には、愛之助も思わず「本当ですか?そんなうれしいことはない」と笑顔を見せ、「二人の間には信頼と大きな愛がある。どこか孤独で、瞳の奥にある闇が共通している」と梅安と彦次郎の関係性にも言及していた。取材・文・写真=内田涼『仕掛人・藤枝梅安』2023年2月3日『仕掛人・藤枝梅安2』は2023年4月7日全国ロードショー
2022年10月14日日本を代表する時代小説家、池波正太郎(1923-1990)の代表作『鬼平犯科帳』と『仕掛人・藤枝梅安』が、それぞれ新たに映画化することが発表された。そして両作の主演俳優を発表する製作発表が3月12日(金)13時、時代劇専門チャンネルで生中継(※スカパー!無料放送)、時代劇専門チャンネル公式 YouTubeチャンネル、同公式Twitter、LINE LIVE 映画・テレビチャンネルで無料生配信される。『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』は、『剣客商売』と並んで池波正太郎の“三大シリーズ”に数えられる傑作長篇で、ともに時代小説の金字塔として、長年にわたって多くの読者に支持されている。『鬼平犯科帳』は「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物(罪人の捕縛)を扱った物語。1967年から『オール讀物』(文藝春秋刊)での連載が始まり、池波が他界する1990年まで23年に渡り135作が発表された。累計発行部数3000万部に迫るロング&大ベストセラーで、過去に幾度もドラマ・映画・漫画・舞台化されている。映像作品では、八代目松本幸四郎(初代・松本白鸚)をはじめ、丹波哲郎、萬屋錦之介、中村吉右衛門といった名優が長谷川平蔵を演じてきた。『仕掛人・藤枝梅安』は、殺し針で人知れず悪を葬る「仕掛人」としての裏の顔を持つ鍼医者・藤枝梅安の活躍を描いたハードボイルド作品。1972 年に『小説現代』(講談社刊)で第1作が発表された途端、端正に描き込まれた江戸の暗黒街の仕組みや定法、独自に創案された用語、庶民の日常とのコントラストが圧倒的な支持を集め、その年の読者賞を獲得した。以降 1990年までの間に20作が発表されている。映像作品では過去、緒形拳、田宮二郎、萬屋錦之介、小林桂樹、渡辺謙、岸谷五朗が主演を務めた。製作発表で解禁となるのは、『鬼平犯科帳』の主人公、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵と、『仕掛人・藤枝梅安』の主人公、鍼医者と殺し屋のふたつの顔を持つ藤枝梅安に新たに挑む、主演俳2名。令和を迎え、さらに原作者・池波正太郎の没後30年を経た、今なお、世代を超えて多くのファンを魅了してやまない国民的人気シリーズ。その新映像化プロジェクトの幕開けにぜひ注目したい。■番組情報池波正太郎 原作『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』映画化決定 製作発表 記者会見3月12日(金)13時~14時(予定)時代劇専門チャンネルにて生中継※スカパー!無料放送(CS292)時代劇専門チャンネル公式 YouTube、同公式Twitter、LINE LIVE 映画・テレビチャンネルで無料生配信<登壇・発表者>『鬼平犯科帳』長谷川平蔵 キャスト『仕掛人・藤枝梅安』藤枝梅安 キャスト杉田成道(日本映画放送株式会社 代表取締役社長)永田勝美(株式会社 NTT ぷらら 代表取締役社長)米倉英一(スカパーJSAT株式会社 代表取締役 執行役員社長)宮川朋之(企画・プロデュース/日本映画放送株式会社 執行役員 編成制作局局長)公式サイト: www.jidaigeki.com/onihei-baian/
2021年02月12日AbemaTVの結婚リアリティーショー「さよならプロポーズ シーズン2」のMCを務める小藪千豊と辻希美の取材会が3月23日(月)に同局スタジオで行われ、それぞれに番組の見どころや自身の結婚生活について語った。「結婚で大切な3か条」とは?同番組は、長く付き合いながらもなかなか結婚に踏み切れないカップルが7日間の海外旅行を経て、最終日に別れか結婚を決断するというリアリティーショー。本格的なMC初挑戦となる辻さんは、番組について「結婚している私ですら、すごく勉強になります。娘も一緒に見て興味を持った」と年齢や性別を問わずに楽しめると強調し、小藪さんも、番組内のカップルを「見ているとはらわたが煮えくり返る(笑)」と言いつつ「『俺もこういうところあるな』とか『俺はこういうことしてないな…。この男の子、偉いな』とか、自分をふり返るきっかけになっている」と明かす。辻さんは俳優の杉浦太陽と2007年に結婚。4児の母で「理想の夫婦ランキング」でも上位の常連であり、小藪さんも愛妻家として知られている。そんな2人に「結婚で大切な3か条」を尋ねると辻さんは「まずは『好き』『大切』という気持ち。それから2人が平等でいて、お互いが頑張ること。あとは、見て見ぬふりをすること。小さいことを気にしていたらキリがないので」と語る。一方、小藪さんは「古い考えかもしれないけど、まずは生活費を捻出すること。それから、嫁はんが死ぬ直前に『まぁ、こいつと結婚してよかったな』と思ってもらえるようにすること。あとは、結婚した時のことを忘れずに、基本的にケンカはしないこと」と明かし、普段から奥さんと「言い合うことはないです。家は癒しスポットなので、相手を傷つけたくないとか以前に、僕的に(言い合うのが)イヤだから」と説明する。思想のカップルを語るさらに、自身にとって目指すべき理想のカップルを尋ねると、辻さんは両親の存在をあげ「自分が親になって『すごい』と思うことがたくさんある。いまでも仲がいいし、ああいうナチュラルな夫婦を目指したい」と明かした。同じ質問に小藪さんは親交のある中尾彬・池波志乃夫妻をあげ「お互いに相手の方を上だと思っていて、そういう感じが見えると周りも穏やかな気持ちになる」と互いを尊敬し合う夫婦を理想とした。さらに小藪さんは「ホンマかどうかわかりませんが…」と報道の真偽について断りを入れつつ「菅田将暉さんと小松菜奈さん」とつい先ごろ、熱愛のウワサが報じられたばかりのビッグカップルの名をあげる。「僕、小松菜奈さん、ムチャクチャ好きやったんですけど…」と悔しさ(?)を漏らしつつ、そのお相手が菅田さんだったことについて「最高のカップルやなって思いました」と語り、これに辻さんも「それ、ウチの娘も言ってました。『菅田将暉なら許せる』って(笑)!」と同意し、小藪さんは「何の文句もない、漫画みたいなカップル。応援したい」とエールを送り「自分も周りから応援したいと思われる夫婦でありたい」と語っていた。「さよならプロポーズ シーズン2」はAbemaTVにて3月28日(土)より放送。(text:cinemacafe.net)
2020年03月23日「今思えば、早く始めてよかったと思います。“終活”は早いのがおすすめです(笑)。片付けには体力も必要だし、どちらかの体が弱ってから終活を始めようとなると、ただ暗いだけの作業になってしまいます。でも、まだまだ元気で、やりたいことができる状態のときに始めることで、これから快適に生きていくための準備として終活に臨むことができるんです」そう話すのは、女優の池波志乃さん(64)。夫で、13歳年上の中尾彬さん(77)とは結婚42年。おしどり夫婦としておなじみの2人だが、最近は人生の終わりに向けた活動、いわゆる“終活”をやっていることでも注目されている。一昨年には夫婦で『終活夫婦』(講談社)という著書も出した。そんな志乃さんに、日々を豊かにする“終活”の極意を聞いた。夫婦で物を処分するとなると、意見が食い違うことも多いはず。その場合はどうすればいいのか。「けっして相手の持ち物のことは言っちゃダメ。捨てるかどうかを決めるのは自分のものだけです。収集癖は男性のほうがあって、女性には絶対にいらないけど旦那にとっては大切なものってあるんです。『自分のものは自分で考える』とすればもめることもありません」捨てるかどうか迷った場合は?「『ん〜どうしよう?』というモノが出てきたら、とりあえず保留にして、リビングなど目に見える場所に置いておきます。けっして、クローゼットの奥などにしまわないこと。そうすると、またしばらく、そのままになります。置いておくとチラッと目に入るじゃないですか。そうするうちに『これって2〜3年使ってないし、いらないんじゃない?』って思うようになる。それでも、どちらかが『でもさ〜』ってなったらまだ置いておく。そうすると1〜2週間で邪魔になってくるの(笑)。最後は、最初に残したいと言ったほうが決断します。そうするとけんかにならないんですよ」中尾さんのトレードマークである通称“ねじねじ”も処分の対象に……。400本あったのを200本処分した。「いただきものも多かったんですよ。“ねじねじ用に”とくださったストールが、いざねじると短くなって長さが足りないとか。後は厚手で生地がよすぎて、しめ縄みたいに太くなっちゃったり(笑)。自分で買ったものでも『絶対に使わないよね』っていうのもある。欲しい人にあげたりしていったん整理しました。そしたらスペースができたので中尾さんがまたニコニコして買ってきて(笑)。でも、捨てることが目的ではないからいいんです。終活は『楽しみをなくさない』が鉄則ですから」人に物をあげるときも気をつけなければいけない点がある。「もらって困るものってあるじゃないですか。立場的に『いらない』って言えない人にそれがいく可能性が多いんですよ。だから本当に欲しいのか、ちゃんと聞いて断れる余地を相手に与える。『いらないんだったらまだほかに心当たりはあるから、断ってもらってかまわないよ』という形に持っていくことが大事です」意外なもので喜んでもらえたのは、千葉のアトリエにあった巨大な置き型の暖炉。「秋田の方でスペイン料理店をやっている友達がいて、『いる』っていうから『じゃあ、暖炉を取りに来てくれたらあげる』って言ったの。そしたら本当にトラックを借りて何人かで持って帰りました。今もお店にありますから行ってみてください(笑)」“終活”のおかげで、よく考えて物を買うようになるという。「人に『そんなの捨ててもったいない』っていわれるんですけど、自分がいちばんもったいないと思っているんですよ。それを買うために頑張って働いたわけですから。やっぱり欲しくて買ったはずなのに、どこかで衝動買いをしているんですね。だから『ちゃんと考えて吟味して買おう』というふうに考えるようになりました」美術品や骨とう品の収集が好きな中尾さんにも、「2晩寝て、それでも欲しかったら買う」というルールができた。最初のうちは失敗もあったそう。「1つ捨てはじめると結構平気になって『あれもこれもいらないよね』って捨てちゃうんですよね。それで『あ〜さっぱりした』と思ったんですけど……。あるとき、パウンドケーキを作ろうと思って粉を混ぜて、『さぁ次……、あれ?生地を入れる型がない。あ!捨てちゃったんだ!』って気づいて。それで慌てて買いました(笑)。だから捨てるときに『私はもう二度と本当にパウンドケーキを作らない?』みたいに、よく考えるようになりました」多くのものを手放したが、迷わず残したものもある。「家を整理していると、父(金原亭馬生)が、私の成人式のときに巻紙に書いてくれた“贈る言葉”が出てきました。これは捨てられませんよね」〈何か面白くないことがあったら人のいないところで空に向かってどなりなさいお父さんのバカーと〉。落語家らしいユーモアと父の優しさが詰まった優しいメッセージ。中尾さんが額装の手配をしてくれて、大切に取ってある。「父の落語関係の本なども、資料なので残してあります。妹の子ども(金原亭小駒)が噺家を継いだので、その子に渡りますから。行き先がわかるものは大丈夫なんです」“終活”を始めて、身軽になった夫婦はむしろ活動的になった。「最近は月に1度旅行に行っています。片付けを始めると、いろいろな思い出がよみがえってくるんです。この土産物を買った旅館にもう一度行きたいな、と……。いまはプライベートの予定を入れて、それからお仕事を入れているんですよ」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月07日「私、20年近く、女優を完全にやめてたんですよ。だからりん役も一度お断りしたんです。そしたら中尾さんが『おまえはバカか。自分がやった役をほかの人にやられて嫌じゃないの?』って」そう笑うのは、昨年放送されたNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で、自らの祖母で、古今亭志ん生の妻である美濃部りん役を演じた女優の池波志乃さん(64)だ。夫で、13歳年上の中尾彬さん(77)とは結婚42年。仕事を通じて知り合ったときの癖がそのままに、今でもついつい夫を“中尾さん”と呼んでしまう志乃さんは、過去に昼ドラ『おりんさん』(フジテレビ系)とNHKの番組内の再現ドラマでりん役を演じていた。志乃さんの約20年ぶりの女優復帰の背中を押したのは、俳優の先輩でもある中尾さんだったのだ。おしどり夫婦としておなじみの2人だが、最近は人生の終わりに向けた活動、いわゆる「終活」をやっていることでも注目されている。一昨年には夫婦で『終活夫婦』(講談社)という著書も出した。「終活のきっかけは、’06年に沖縄のマンションで倒れて、現地の病院に入院したことですね」病名は目の異常や手足のまひなどの症状が出る「フィッシャー症候群」だった。ようやく退院した直後、末期がんの闘病中だった母が亡くなってしまう。「そして、私の入院の半年後には夫が急性肺炎で倒れ、ICUに運び込まれました。一時は“死亡会見”の場所を探さねばならないと考えるほど、重篤な状態でした」なんとか中尾さんは一命を取り留めた。一連の経験が、志乃さんに、変化をもたらしたという。死んだ後に迷惑をかけちゃいけない。きちんと片付けないといけないという気持ちになったんです。特に私たち夫婦は子どもを持たないという選択をしましたから」そして’13年ごろ、志乃さんの提案で遺言状を作った。「公証人の方にお願いして、法的に有効なものにしてもらいました。でも、すぐそれだけでは不十分だと思うようになったんです」当時、東京の自宅のほかに、沖縄のマンションと、中尾さんが絵を描くときに使う千葉のアトリエ、さらに美術品や服飾品、家具、写真など、夫婦はさまざまなものを所有していた。だが、これらを遺しても、きょうだいや甥、姪などの親族の負担になるのではないか、と考えるようになったのだ。夫婦は財産の処分を始める。志乃さんはまだ50代だった。「今思えば、早く始めてよかったと思います。“終活”は早いのがおすすめです(笑)。片付けには体力も必要だし、どちらかの体が弱ってから終活を始めようとなると、ただ暗いだけの作業になってしまいます。でも、まだまだ元気で、やりたいことができる状態のときに始めることで、これから快適に生きていくための準備として終活に臨むことができるんです」沖縄と千葉の不動産は手放した。「一時は東京と頻繁に往復するほど、沖縄での生活は大好きでした。でも、親族がいるのも、事務所があるのも東京ですから、向こうで倒れてしまったら、沖縄に迷惑をかけてしまう。マンションは手放してしまいましたが、現地の人とのつながりは残っています」物の処分は遺された人のことを思ってやらないといけないという。「私たちには思い出深いものでも『遺された人にとっても思い出だろうか?』ということを考える。たとえば写真とかは自分で処分するのはいいけど、他人は処分しづらいので負担になる。そういうものから自分で捨てるべきです」実際に志乃さんは1万枚もの写真を処分した。逆に残しているのは、ヨーロッパ旅行で撮った絵を描くときの資料用の風景写真や、祖父である古今亭志ん生と写っている写真くらいだという。“終活は人生を豊かにするためにするもの”。その言葉のとおり、人生を思いっきり楽しんでいる志乃さん。約20年ぶりの女優業も楽しかったという。ちなみに中尾さんの反応は?「『いいんじゃない、普通で』だって(笑)。大正から昭和へ、流れの早いドラマであるぶん、志ん生の家の場面はむしろ普通でないといけない場面。だから“普通”というのは褒め言葉なんですよ」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月07日梅沢富美男(67)が8月15日放送の「梅沢富美男のズバッと聞きます!」(フジテレビ系)に出演。15年間落選し続けたという青山霊園にようやく当選したと明かした。同霊園は人気のあるブランド墓地であり、梅沢は「ようやく私もね、今年、青山墓地が当たりまして」としみじみ。さらにその応募の陰に、末っ子だから墓をもっていたほうがいいという妻からの勧めがあったと明かした。梅沢夫妻のように生きているうちに死への準備を整えることを終活という。高齢化の進む芸能界において、トレンドの一つと言えるだろう。「終活といえば中尾彬(76)さんと池波志乃(63)さん夫妻が有名です。2人は終活のエピソードを綴った本を出版するほど終活に対して積極的。2人は家を売り払うだけでなく、中尾さんのトレードマークでもある“ねじねじ”ストールを200本捨てたと言います」(芸能関係者)本誌2686号では橋田壽賀子(93)の終活を取り上げている。前述の2夫婦と違い橋田が終活に取り組むようになったキッカケは夫の死にあったとし、こう明かしている。「私が積極的に”終活”に取り組むようになったのは、私は天涯孤独で、跡継ぎもいませんので。『立つ鳥跡を濁さず』で、私の死後、みなさんにご迷惑をかけたくないからです」一見ネガティブに聞こえてしまうが、橋田はあくまで建設的だ。子供のいない橋田は1人で生きる方法について考えた結果、「『それにはまずお金だ』と思って、そこから一生懸命働きました」と言う。そして“お手伝いさん”を6人雇ったとし、こう語っている。「親族に面倒をみてもらうよりずっと心豊かでいられるし、私はいま、理想的な暮らしをしていると思いますね」また財前直見(52)は50歳を過ぎたばかりだが、終活をすでに開始していると本誌2771号に明かしている。五十路を迎えたことで今後について考えるようになったとし、“終活ライフケアプランナー”の資格を取得したという。同記事でものの整理や遺言の内容を考えることを勧め、そうすることは「逆にプラス思考になっていくのです」と語る財前。終活とは未来に想いを馳せることだとし、こう明かしている。「『老後』についても、いろいろ明るい想像が膨らんでくるのです。終活って、死を連想させて寂しいイメージを感じる人も多いと思います。でも本当は今後の人生を充実させるための、楽しくて夢のある活動だということを、皆さんに伝えていきたいです」来るべき日のために、それぞれ取り組んでいるようだ――。
2018年08月18日「喋れないんなら紙に書けばいいじゃん」閉ざされていた志乃の毎日に風穴を開けたのは、加代のぶっきらぼうな一言でしたーー。漫画家・押見修造さん原作の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』公開記念トーク、後編。主演の南さんも原作者の押見さんも、「喋れない」けど「伝えたい」ことを、演技やペンで伝えようとしています。「普通」とは何なのか。「普通」にならなくても、伝えられることがあるー。トークの後半では、映画のクライマックスシーンを振り返りながら、伝えること、表現することに対するそれぞれの思いを語りました。ズレがあるから愛おしいUpload By 柳瀬徹鈴木吃音に限らずコミュニケーションの困難は、誰かがサポートすることで緩和されることもあるんですけど、まったくなくなるわけではありません。ゼロが100になったり、100がゼロになるわけではないし、そもそも誰もがコミュニケーションにズレを感じているんだと思うんです。加代は音楽が好きだけど、自分で歌おうとすると世間の「いい歌」の基準からズレてしまう。志乃はスムーズな日常会話はできないけど、加代のギターで歌うとそのズレから解放される。菊地はしゃべりまくってみんなの注目を集めようとすればするほど、周囲から浮いて孤立していく。でも本当は、全員がポンポンと会話をする必要なんてないですよね。押見僕はズレがないとその人を愛おしいと思えないです。コミュニケーションがつるっとスムーズにできる人よりも、どこかにズレを抱えているほうが、人間の振れ幅が大きいんじゃないかな、って。マンガでもそういう人物のほうがキャラが立ちますね。鈴木女優は自分と違う人間を演じながら、振れ幅を意図的につくるお仕事でもありますよね。役を演じることで、ふだんの自分自身の振れ幅が大きくなることもありますか?南ありますね。私は、プチ反抗期はあっても大きな反抗期がぜんぜんなかったんですが、ある作品で親にすごく反抗する子を演じていた時期は、両親に対するあたりが強かったです。鈴木ご両親はイヤだったでしょうね(笑)。南イヤがってましたね(笑)。ふだんはチャンネル争いなんてしないのに、勝手に変えられるとイラッときて、ケンカになったりとか。押見撮影が終わって変わりましたか?南少し優しくなりました(笑)。「魔法」はいらないのだと思うUpload By 柳瀬徹鈴木映画の『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』ではどのシーンがいちばん印象に残っていますか?南やっぱりクライマックスの、体育館のシーンです。どうやって演じるか、監督さんとすごく話しあったんですけど、最後に「思ったことをそのまま表現してください」と言われました。鈴木押見さんはその撮影現場にいらっしゃったんですよね。押見南さんの後ろのほうで、スケッチしながら見ていました。肩にすごく力が入って背中が丸くなってて、本気で泣きながら、絞り出すようにして叫んでいましたよね。ああ、本当に志乃になってくれたんだなと思って、嬉しかったです。映画のはじまりから、志乃はずっとうつむいていましたよね。南うつむいてましたね。押見最後もうつむきながら叫ぶところがすごくよかった。鈴木そのあとに来るラストは明かせませんけど、志乃の日常が少しだけ新しいものになったことを予感させるシーンでしたね。南志乃にもこんなことが起こるんだって、私も嬉しかったです。押見ラストシーンでも、志乃はちゃんとどもってるんですよね。鈴木そういえば映画のなかで加代が歌う「魔法」は押見さんの作詞ですよね。押見マンガで加代が歌っていた詞に曲をつけていただいたんですが、この「魔法」は「普通」に置き換えても意味は同じだと思うんです。鈴木普通にならなくても、伝えること、つながることはできるんだって、加代から志乃へのメッセージのような歌でしたね。「魔法」作詞:押見修造作曲:まつきあゆむ魔法をください魔法をくださいみんなと同じに喋れる魔法みんなと同じに歌える魔法それさえあればそれさえあれば私は外へ出かけてゆくよでもどこへ行こうでもどこへ行こう私は今すぐ帰りたい私は今すぐ帰りたいみんなの知らない秘密の場所にあのコの座る校舎の裏に魔法はいらない魔法はいらないみんなと同じに喋れる魔法みんなと同じに歌える魔法魔法はいらない魔法はいらないみんなと同じに喋れる魔法みんなと同じに歌える魔法魔法はいらない魔法はいらないみんなと同じに喋れる魔法みんなと同じに歌える魔法つばを吐き捨ててバスに乗ろう私は遠くに出かけていくから映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』より押見これは加代が初めて作った曲なんですが、蒔田さんの歌い方にもメロディにも、初めて作った稚拙な感じがほどよくあって、すごくよかったですね。鈴木映画の中盤で、志乃と加代が初めて街に出て歌うシーンもよかったですね。僕はあそこから泣いてしまいました。押見2人で歌う、そのキラキラ感がすごい。南歌うのは好きなんですけど、人前で歌うのは緊張します。むちゃくちゃ練習しました。押見志乃が歌うとしたらこんな感じだろうな、と思いましたね。濁っているものを「返す場所」Upload By 柳瀬徹押見僕は吃音について親にまったく相談しませんでしたし、誰にも相談しませんでした。でもちょっとした糸口、閉じた世界にちょっとした穴が開けば、考え方が変わるチャンスはあると思うんです。僕自身は学校なんて行きたくなければ行かなくていいと思っている親なんで、あまり参考にはならないかもしれませんが。僕には小4の娘がいるので、同級生のお母さんたちと接する機会が多いんですけど、子どもについての認識が自分自身にくっつきすぎているんじゃないか、そう映る人が少なくないんです。子どものつまずきはあくまでも子どものものであって、自分自身の人生のつまずきではないと思うんです。気持ちはわかるんですけど、自分と違う人間として、もう少し切り離したほうがいいんじゃないかな、と。自分とは違う人間なんだから、お互いの違いは否定しないほうがいいんじゃないですか。14歳に戻ったら、自分の親にそう伝えたいですね(笑)。南『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』をはじめて読んだときに、もちろん考え方が変わったんですけど、これは誰にでもあることだな、自分の中にもあることだな、ってすごく思いました。自分の中にある白くないものとか、濁っているものとか、真っ黒なものとか。志乃を演じてみて、濁っているものを返す場所があるんだ、って思いました。どこに戻せばいいかわからなくなるときもあると思うんですけど、自分の濁っている部分も、きっと元のままでいられる場所が、あるんじゃないかって。押見「返す場所」って、すごい表現ですね。そうか、返してあげればいいんだ。今、すごく腑に落ちました。映画の志乃は、はたして「返す場所」を見つけることができたのでしょうか。その答えはぜひ劇場で確かめてください。(完)文: 柳瀬徹写真: 鈴木江実子スタイリング(南さん担当): 道券芳恵ヘア&メイク(南さん担当): 藤尾明日香(kichi inc.)Upload By 柳瀬徹2018年7月14日(土)より、「新宿武蔵野館」ほか全国順次ロードショー。押見修造氏の人気コミック、待望の映画化。高校1年生の志乃は、喋ろうとするたびに言葉に詰まり、名前すらうまく言うことができない。同級生の加代は、ギターが生きがいだけれど音痴。コンプレックスから目を背け、人との関わりを避けてきた志乃と加代が出会い、小さな一歩を踏み出すけれど…。青春時代にだれもが抱いた苦悩や葛藤を、みずみずしく描いた作品。出演: 南沙良、蒔田彩珠、萩原利久他原作: 押見修造『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(太田出版)監督: 湯浅弘章脚本: 足立紳音楽: まつきあゆむ映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』公式サイト
2018年07月04日若い3人が体当たりで演じてくれたUpload By 柳瀬徹主演の南さん、原作者の押見さん、発達ナビ編集長の鈴木の3人とも「言葉で伝えるのが苦手」「人と話すのが苦手」と口を揃えます。一つひとつ言葉を探しながら、静かにトークが始まりました。鈴木僕は『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を数年前に読んだのですが、自分自身が人とうまく話せない時期があったりもしたので、すごく思い入れがある作品なんです。映画も素晴らしかったですね。志乃と加代が路上で歌い始めるシーンから、早くも泣いてました(笑)。押見さんの作品はここ何年かで次々と映像化されていますが、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が映画化されると聞いてどう思われましたか?押見僕のマンガは「変態」と言われることが多いのですが(笑)、この作品は自分のなかではいちばんとっつきやすいマンガだと思っています。もっといろいろな人に読んでもらえるきっかけができて、素直にありがたいですね。刊行されて何年も経っているのにもかかわらず、映画化してくれるというのも嬉しかったです。制作の方とお会いして、吃音というテーマだけでなく作品そのものを大事にしたいんだ、と言ってくださって、これはいい映画になるんじゃないかと思いました。鈴木完成した映画を見ての印象は?押見南さんをはじめ、俳優のみなさんの演技がとにかくすごい。マンガの登場人物を再現するというよりも、1人の人間として体現してくれていて、生々しくて説得力がありました。鈴木志乃役の南沙良さん、加代役の蒔田彩珠さん、菊地役の萩原利久さん、3人とも高校時代特有の生々しさがありましたよね。湯浅弘章監督の「3人が体当たりで演じてくれた」というコメントはまさにその通りだなと思いました。南さんは小学生の頃から押見さんのマンガを読まれていたそうですが、初主演作品が『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』に決まってどう思いましたか?南すごく嬉しくて、撮影前は興奮して寝つけなかったです。その反面、作品の世界観を壊してしまうんじゃないか、大丈夫かなという思いがすごく強くて不安になってしまって…。初日の撮影がなんとか終わって、やっとこれで始まるのかな、って気持ちになれました。私も、自分の思いを言葉にして人に伝えるのがすごく苦手だし、人と話すということが得意じゃないので、志乃にはすごく共感します。コンプレックスは排除しなくていいUpload By 柳瀬徹鈴木人と話すのが苦手なんですか?南そうですね…。なかなかうまく喋れないし、うまい返事もできないし。鈴木プロフィールの「趣味」のトップに「大仏鑑賞」とありますが、たしかに人づきあいの上手な15歳の趣味にはあまり見えないですね(笑)。南大仏は、小学校の修学旅行で行った京都の三十三間堂で、「迦楼羅王(かるらおう)像」の仏像と出会ってからハマりました(笑)。鈴木本物ですね(笑)。それはともかく、南さん演じる志乃はマンガそのままというわけではないのにも関わらず、どこから見ても志乃ちゃんそのものでした。自分にもコンプレックスがあるからこそ、志乃に共感できた?南そうですね。でも『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を読んで、コンプレックスは排除しなくてもいいのかなって思えるようになりましたね。コンプレックスに向き合って、つきあっていこうと考え方が変わりました。鈴木志乃役のオーディションには押見さんも同席されたそうですが、加代役の蒔田さんはすでに決まっていたものの、志乃役はなかなか決まらなかったと聞きました。押見そうですね。鈴木最後に現れた南さんが演技を始めようとした瞬間に、満場一致で「志乃だ」となったそうですが、押見さんから見た南さんの第一印象は?押見志乃と同じ、ある種の「軽さ」のようなものを感じたというか…原作の志乃は、本人はいたって真剣に悩んでいるんだけど、周囲にはうまく伝わらなくて笑われてしまったり、シリアスになりきれないところがあります。その志乃という子のちぐはぐさを、南さんは体現してくれていました。鈴木南さんと志乃は人と話すのが苦手なのが共通しているということですが、素の自分だけでなく、演じなければいけない部分もありますよね。南吃音についてはあまり知らなかったので、まずは知るところからと、撮影に入る前に吃音当事者の方に取材させていただいて、お話を伺いました。「普通」でなくてもいい世界があるUpload By 柳瀬徹鈴木吃音については押見さんご自身の実体験がもとになっているんですよね?押見喋るのが難しいとはじめて感じたのは中学2年生のときだったと思います。でも、ずっとどもっているわけじゃなくて、調子のいいときも悪いときも、慣れてきたと思ったらまたどもったりと波があって、今でもときどきどもります。いちばん苦しかったのは、吃音なんて言葉も知らなかった中学時代ですね。鈴木いつも1人で過ごしていた志乃は加代と出会って、加代と友達になりたい、気持ちを伝えたいと思う。そこから物語が動き出すわけですが、中学生の押見さんにもそんな相手がいたんですか?押見友達は…少なかったですね(笑)。数少ない友達が、それなりに受け入れてくれたのかな、という感じです。よく覚えているのは、大学のときの友達ですね。入学して、最初の自己紹介タイムでいきなりつまずいて(笑)。それでサークルの勧誘なども受けずに1人でいたんですけど、それでも自分に話しかけてくれたヤツがいたんです。そいつは僕の吃音を、それはそれでかわいい、おもしろいものとして笑ってくれた。人からバカにされたくないから1人でいるくせに、人のことはバカにするような、そんな自意識過剰な人間を受け止めてくれたヤツがいて、それで救われたんだと思います。鈴木吃音に苦しむ押見さんを友達が受け入れてくれたように、違いをそのまま受け入れてくれる人がいると、自分自身の考え方が変わるし、おおげさにいえば世界が少し変わりますよね。でも学校という場所には、みんなと同じように振る舞い、喋らなきゃいけないというプレッシャーが少なからずある気がします。押見ありますね。鈴木撮影時の南さんは中3、今は高1で、登場人物たちとほぼ同じ年代ですが、南さんにとって学校はどんな世界ですか?南今のお仕事を始めるまでは、学校が世界のすべてという感じでした。普通じゃないとハブられるんじゃないか、同級生からも先生からも認めてもらえないんじゃないか、という気持ちが強かったです。でもお仕事をするようになって、普通じゃなくてもいいんだって気づきました。でも、学校に通いながら仕事をしていることに対して、何か言われることもあったり…押見ありがちですよね。鈴木「自分と違う」ということに対して、押さえつけようとしてくる人も、中にはいると思います。でも志乃にとっての加代や、押見さんの大学時代の友達みたいに、分かってくれる人が1人いるだけで、ぐっと視野は広がりますよね。学校がすべてじゃないんだって思える、それだけでラクになるんじゃないでしょうか。押見普通じゃない世界がある。そう認識するだけでだいぶ違いますよね。「普通の会話」は難しいUpload By 柳瀬徹鈴木僕は小中学校の頃から人とうまく話せないほうだったんですが、大学卒業後にますますその自覚が強くなって、むしろ学校を出てからのほうが苦しかったんです。そんなとき、ある年上の人とお酒を飲むことがあって、その人が「君はちゃんとどもることができるのがいい」と言ってくれたんです。立て板に水で話すヤツなんて、俺は信用できない、と。どもることを肯定してくれたんですね。押見そんなの、惚れちゃいますよね(笑)。鈴木伝わらなくても伝えたいと思うからこそ、苦しい。伝わらなさを少しだけ肯定してもらうだけで、ずいぶん伝えられることが大きくなるんだなと思いました。マンガ家も女優も誰かに何かを伝えるお仕事ですが、喋って伝えるということと、感覚に違いはありますか?押見僕は、喋って「自分」を伝えられた経験がそもそもないんですよ。でもマンガは読者が自分のリズムで追体験してくれるから、思いを強く伝えられるメディアなんだと思います。まぁ僕は、「自分の苦しみを味わわせてやろう」とか思いながら描いているようなやつなんですけどね(笑)。南私もふだんからうまく伝えられないので、会話が終わってからいつも一人で反省会してます。押見わかる(笑)。南家でも練習してます。鈴木映画でも志乃がやっていましたね。「4丁目にケーキ屋さん出来たの知ってる?」「あ、知ってる知ってるー」とか。南そうですそうです。まさにあんな感じで。志乃とは違って、頭の中で相手が喋って、私はその人に向かって実際に喋るんですけど。実際に会ったときにもっと普通に会話ができるようにって。押見でも、「普通の会話」をしなくてもいいと思いますけどね。会話、難しくないですか(笑)。僕は会話の成功体験がないから、そう思ってしまいます。ーーーー普通の会話なんてしなくていい。そう思い合える人同士だからこそ、交わせる言葉があるのかも知れません。後編では、南さんの発する言葉の力に押見さんが驚く、そんな場面もありました。(後編につづく)文: 柳瀬徹写真: 鈴木江実子スタイリング(南さん担当): 道券芳恵ヘア&メイク(南さん担当): 藤尾明日香(kichi inc.)Upload By 柳瀬徹2018年7月14日(土)より、「新宿武蔵野館」ほか全国順次ロードショー。押見修造氏の人気コミック、待望の映画化。高校1年生の志乃は、喋ろうとするたびに言葉に詰まり、名前すらうまく言うことができない。同級生の加代は、ギターが生きがいだけれど音痴。コンプレックスから目を背け、人との関わりを避けてきた志乃と加代が出会い、小さな一歩を踏み出すけれど…。青春時代にだれもが抱いた苦悩や葛藤を、みずみずしく描いた作品。出演: 南沙良、蒔田彩珠、萩原利久他原作:押見修造『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(太田出版)監督:湯浅弘章脚本:足立紳音楽:まつきあゆむ映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』公式サイト
2018年07月03日伝わらなくても伝えたい──。少女たちの青春を描く『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が映画化!2018年7月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開される映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』。原作は押見修造さんの人気コミックです。中学生のころに話しづらさを感じたというご自身の経験からつくられた物語です。高校1年生の大島志乃は上手く言葉を話せないことで周囲と馴染めずにいた。そんな時、ひょんなことから校舎裏で同級生の加代と出会い、一緒に過ごすようになる。人と距離を置き卑屈になりがちな志乃だったが、加代からバンドを組まないかと誘われたことで少しずつ変わっていく。ふたりで過ごす夏休みが平穏に過ぎていくと思っていた志乃だったが、自分をからかった同級生の男子・菊地が強引に参加することになり…。志乃は、人前でうまく喋ることができません。映画の序盤で、教室で徐々に自己紹介の順番が近づいてくるときの志乃の姿が描かれます。うまく喋れるだろうか、自己紹介がきちんとできるだろうか――志乃の緊張感が、画面を越えて伝わってきます。そして、練習の甲斐なくうまく名前を言えずにクラスメートたちに笑われて、うつむいてしまう志乃…。そこから、志乃の世界へと一気に引き込まれていきます。励ましのつもりでかけた大人の言葉が志乃を傷つけてしまうのと対照的に、「病気なの?」とストレートに質問しつつもありのままの志乃を受け入れる加代の姿…。うまく言葉が話せないことを母親や担任の先生、加代、そして志乃本人がどう捉えているのかを感じさせるシーンが、端々に散りばめられ、「話せない」志乃を取り巻く状況を浮かび上がらせています。志乃と加代、2人の葛藤と挑戦を中心に編まれていく物語Upload By 発達ナビニュース高校に入学したものの、最初の自己紹介でみんなに笑われてしまった志乃は、クラスに馴染めないまま一人ぼっちの高校生活を送ります。そんな志乃に、「喋れないなら、書けばいいじゃん」とメモとペンを渡したのがもう一人の主人公の加代でした。加代は音楽が好きだけれど音痴だという悩みを抱えています。おっとりとした志乃にクールな加代と、全くタイプの違う2人ですが、ある日、加代は志乃の歌声に心を奪われ、「一緒にバンドを組もう」と誘います。文化祭に出ることを目標に練習を重ね、一緒に歌い演奏することを通してお互いが抱えるコンプレックスと向き合うと同時に、友情も急速に深まっていくのです。ぶつかり合いながら、少しずつ前に進む志乃と加代。そこへ…Upload By 発達ナビニュース初めは、バンドを組むという加代の誘いに戸惑った志乃。「しのかよ」として初めての路上ライブは、場所を決めるところまで一つひとつが緊張の連続。高校1年生らしい初々しさが感じられます。声をかけた加代にとっても部屋を出て人前でギターを弾くのは初めて。指の動きがおぼつかず、ぎこちない演奏と歌が始まります。路上ライブを繰り返すなかで、お互いを認め自分のありのままを受け入れていく2人。いつしか志乃はうつむいたり、会話で言葉につまることが少なくなり、加代も穏やかな表情で過ごすことが増えていました。たどたどしい雰囲気で路上ライブを始めた2人の演奏と歌声に少しずつ自信が満ちていく様子はとても眩しく爽快な気分になります。しかし、新学期の教室で自己紹介の際に志乃をからかった菊地が、街中で演奏する2人と遭遇したことから状況は一変します。菊地自身、人と触れ合いたい気持ちが空回りして、学校で浮いてしまっていたのです。「仲間に入れて欲しい!」という菊地を加代は引き入れますが、これによって志乃と加代の間に微妙な空気が…。志乃は菊地を前に、自分の殻にこもっていってしまうのです。3人のそれぞれの思いが溢れ、重なり、離れて──ほんの少しのすれ違いで関係が崩れてしまう10代のヒリヒリするような友情が描かれます。「しのかよ」で出演するための練習を続けてきた文化祭のステージ。2人は舞台に立てるのか、志乃は再び前を向くことができるのか──。原作とは少し異なるクライマックスまで、目が離せません。志乃役の南沙良さん、加代役の蒔田彩珠さん、菊地役の萩原利久さんは、演じた役と同世代。等身大の体当たりな演技に心を打たれます。また、志乃と加代が歩く海辺の景色や、オレンジ色の夕日に照らされながら歌う姿など、随所に盛り込まれた美しい情景も見どころです。2018年7月14日から全国順次公開!Upload By 発達ナビニュース人とうまく話せないことに悩む志乃だけでなく、加代や菊池もそれぞれがコンプレックスを抱えています。「自分とは何か」について考え、悩みを抱く思春期。今、高校生の人も、かつて高校生だった人にも、全ての世代の人に共感できるところが見つかる映画です。『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、2018年7月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されます。不器用だけど、まっすぐで一生懸命な志乃と加代、そして菊地の3人に"会いに"ぜひ劇場へ!【出演】南 沙良 蒔田彩珠/萩原利久/小柳まいか 池田朱那 柿本朱里 中田美優/蒼波 純/渡辺 哲/山田キヌヲ 奥貫 薫【監督】湯浅弘章【原作】押見修造 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(太田出版)【脚本】足立 紳【音楽】まつきあゆむ【配給】ビターズ・エンド【制作プロダクション】東北新社【製作】「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会(日本出版販売 カルチュア・エンタテインメント 東北新社 ベンチャーバンク)2017年/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/110分(c)押見修造/太田出版(c)2017「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会※記事中の挿入動画及び画像すべてに関して映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』公式サイト映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』Facebookページ
2018年07月02日中村勘九郎と阿部サダヲが主演を務める2019年大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」。この度、第3弾出演者として満島真之介、武井壮、山本美月、池波志乃らが発表された。宮藤官九郎オリジナル脚本で描く本作は、勘九郎さんと阿部さんの2人がリレー形式で主演を務め、“知られざるオリンピックの歴史”を描いていくドラマ。主演2人のほかにも、綾瀬はるか、大竹しのぶ、生田斗真、役所広司、竹野内豊、杉咲花、永山絢斗、勝地涼らの出演が発表されていた。そして今回新たに発表されたのは、 ドラマの前半を彩る14名の俳優陣たち。勘九郎さん演じる金栗四三ゆかりの人びととして、四三の両親役を田口トモロヲと宮崎美子、のちに金栗四三の妻となるスヤの父親・春野先生役を志賀廣太郎、名家の跡取り・池部重行役を高橋洋。また、三島弥彦(生田さん)の歳の離れた長兄・弥太郎役に小澤征悦、弥太郎と弥彦の母・和歌子役に白石加代子が扮する。さらに、ビートたけし演じる本作のナビゲーター、古今亭志ん生の妻・美濃部りん/おりん役を池波志乃、古今亭志ん生の弟子・今松役を荒川良々。そのほか、日本最初のスポーツ同好会「天狗倶楽部」の仲間たちとして、満島真之介(吉岡信敬役)、近藤公園(中沢臨川役)、武井壮(押川春浪役)。女性記者役で山本美月、大隈重信役を平泉成、外交官役として井上肇が出演する。今回、自らの祖母役で出演する池波さんは、「思うところあって、20年近く休業していた女優をやらせていただく決意をしたのは、祖母の役だからです」と復帰理由を明かし、「35年前に演じていますが、若いときの祖母は私にとっても想像の人物でした。今回はいまの私と同世代、その頃の『りん』は子ども心にもはっきり覚えています」とコメント。また「何より楽しみなのは、容姿以外はある意味そっくりな?最高の『志ん生』ビートたけしさんと共演できること!噺家のおかみさんとして、家族や弟子たちを下町の家で守ります」と意気込みを語っている。なお、番組タイトルの題字は兵庫県生まれの美術家・横尾忠則に決定した。大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」は2019年1月よりNHKにて放送予定(全47回)。(cinemacafe.net)
2018年03月30日「’15年ごろ、『そろそろ2人のお墓のこと、考えない?』と言い始めたのは、志乃でした。私は長男ですが、千葉の実家は弟がすでに継いでいますから、死んだらいくところはなかった」 そう話すのは、池波志乃さん(62)との結婚40周年、ルビー婚式も間近の中尾彬さん(74)。芸能界一の”おしどり夫婦”として知られる2人。特に池波さんの献身ぶりはテレビなどでも話題だ。朝から夫のリクエストに応え、洋食でも和食でも7品ものおかずを、手書きの”お品書”付きで用意するほど。そんな中尾さんと池波さんが“終活”について語ってくれた。 池波さんは’55年3月12日、東京・西日暮里の生まれ。父は十代目金原亭馬生、祖父は五代目古今亭志ん生という落語の名門一家の3姉妹の長女。芸に生きた粋人の祖父や父を母親の治子さんが支える姿を、間近に見て育った。 中尾さんは’42年8月11日、千葉県木更津市の生まれ、酒店を営む実家で、5人兄弟の長男として育つ。武蔵野美術大学油絵科を経て、’61年に日活ニューフェイスとなり、’64年デビュー。ひと回り年の違う池波さんと出会ったころは、先妻との離婚話が進行中だった。 ’78年3月14日、35歳の中尾さんと23歳の池波さんは結婚。交際3カ月という”電撃婚”だった。結婚後まもなく志乃さんは妊娠するが、子宮外妊娠で入院してしまう--。しかし、現実は悩んでいるゆとりなどなかった。地方公演なども含む女優業の傍ら、着物の見立て会などの営業も、それこそ睡眠時間を削ってこなした。夫婦で脇目もふらず、先妻への慰謝料で作った数千万円の借金返済のために働いているうち、子どもを持たない生活を自然な流れで選んでいた。 池波「うちも女ばかりの3姉妹で、私は『中尾姓』でしょう。でも、中尾さんは、そんな姓や家にはこだわりがないという考えなんです」 中尾「私にとっての墓は彫刻作品と思ってくれと言って、自分でデザインしました。ですから、『中尾家の墓』なんて書いてないです。墓石も普通は縦だけど横に3段重なっていて、刻まれているのは『無』の一文字だけ」 子どもを持たない選択をした中尾さんと池波さん。墓まで準備しての終活を進めるなかで頭をよぎるのは、夫婦のどちらかが一人残されたときのこと。 中尾「世間の常識では、私のほうが先だと思っているでしょう(笑)。でも、まあ、残された場合のことを考えたら、食事一つとっても大変とは思います。そこに志乃が、いまから洗濯機の回し方なんて教えようとするから、危なっかしくてしょうがない」 池波「でも、それも終活の一部なのよ。ご飯なんかは、私がちゃんと貯金してあげていたら、外に行けばいいんでしょうけど。身の回りのことは、ある程度は自分でやれなきゃしょうがない」 中尾「だから、いま、徐々に覚えているんだよ」 池波「私はね、一人残されても、ふだんの生活は困らないでしょう。ただ、やる気がなくなっちゃうのが、正直、怖い。『おいしいね』と言って食べてくれる相手がいるから、かつお節だって毎日かいているわけですから。しまいには、食べてもつまらなくなって、何していいかわからなくなるんじゃないか、って。餓死なんてことも考えましたね。あまりにも長く一緒にいすぎて」 中尾「きっと、どこの夫婦も同じだと思うんです。誰でも、60過ぎたら、人生の始末を考えるべきなんでしょうね」 池波「とにかく元気なうちから夫婦で話し合うべき。だって、病気で寝てる人を前にお墓の話はできないでしょう」 中尾「その点、うちはいまでも2時間、多いと4時間かけておしゃべりを楽しむ食事を続けて40年。つくづく私たち夫婦は、子どもがいなかったから、2人なりの違った世界というものがあったな」 池波「そうですね」
2017年05月21日「私は高校を中退して18歳で女優デビューして、中尾さんとは’77年にドラマの収録で初めて共演したんです」 こう語るのは、中尾彬さん(74)との結婚40周年、ルビー婚式も間近の池波志乃さん(62)。芸能界一の”おしどり夫婦”として知られる2人。特に池波さんの献身ぶりはテレビなどでも話題だ。そんな中尾さんと池波さんが2人の馴れ初めを語ってくれた。 中尾「そのときに、当時、ブームになっていた日本酒の『越乃寒梅』をやっと手に入れたという話をロケバスの中でしてたんですよ。そしたら、まだ20歳そこそこの志乃が『私、毎晩、飲んでます』って言うじゃないですか。ふざけんな、と思ったんだけどさ(笑)。それで彼女が行きつけの四谷の店の地図を書いてもらったけど、間違ってた。『何かあったら電話ください』って言っていたから、男としては、わざと間違えて電話を待ってるのかなと(笑)。その夜の飲みっぷりも、見事でした。でも、まあ、志ん生の孫ですから、やっぱり酒は飲む家系なのかなと思いましたけどね」 池波さんは’55年3月12日、東京・西日暮里の生まれ。父は十代目金原亭馬生、祖父は五代目古今亭志ん生という落語の名門一家の3姉妹の長女。芸に生きた粋人の祖父や父を母親の治子さんが支える姿を、間近に見て育った。 中尾さんは’42年8月11日、千葉県木更津市の生まれ、酒店を営む実家で、5人兄弟の長男として育つ。武蔵野美術大学油絵科を経て、’61年に日活ニューフェイスとなり、’64年デビュー。ひと回り年の違う池波さんと出会ったころは、先妻との離婚話が進行中だったという。 中尾「初めて四谷で一緒に飲んだ日に、彼女から誘われて、神田の明神下で芸者遊びをしたんです。気付くと、チョコチョコと志乃と芸者衆が廊下で話している。『あの男はどうなのか』と、品定めされてたんですね」 池波「芸者衆たちが言うには『言われてるほどチャラくないんじゃない』と(笑)。だって、当時は、『あのプレイボーイの中尾彬が』なんて週刊誌にも、さんざん書かれていたじゃないですか。おたくの雑誌とかですよ(笑)」 中尾「実は、最初、挨拶に彼女の家を訪ねたときは、まだ離婚が成立していませんでした。先方が提示した慰謝料などの条件を私が受け入れるだけになっていて」 池波「こっちは、まさか離婚してないとは思いませんよ。だって、浮き名も1つや2つじゃなかったですから。だから聞きもしなかった」 中尾「離婚が成立して、再び家を訪ねて、『志乃さんをいただきます』と言ったら、親父さんは一瞬黙ったあとに、『いただきますというのは、ご飯のときだけでいいんだよ』と。いや、噺家ってうまいこと言うなと思いましたね」 池波「母が、『お父ちゃんとそっくりな男を連れてきたね』とポツリと言ったのが印象的でした」 中尾「ただ、頭にきたのは親父の弟子どもが、いや、弟子のみなさんが(笑)、賭けしてるんだよ。『結婚したって、もって3カ月だよ』と」 池波「それが、40年でしょう。だから誰も賭けに勝った人はいないんです」
2017年05月21日「実は、最初、挨拶に彼女の家を訪ねたときは、まだ離婚が成立していませんでした。先方が提示した慰謝料などの条件を私が受け入れるだけになっていて」 そう話すのは、池波志乃さん(62)との結婚40周年、ルビー婚式も間近の中尾彬さん(74)。芸能界一の”おしどり夫婦”として知られる2人。特に池波さんの献身ぶりはテレビなどでも話題だ。朝から夫のリクエストに応え、洋食でも和食でも7品ものおかずを、手書きの”お品書”付きで用意するほど。 ’78年3月14日、35歳の中尾さんと23歳の池波さんは結婚。交際3カ月という”電撃婚”だった。結婚後まもなく志乃さんは妊娠するが、子宮外妊娠で入院してしまう--。中尾さんと池波さんが当時のことを明かしてくれた。 池波「お医者さまから『片方の卵管は無事だから、また子どもはできる』とは聞かされていました。ただ、当時の思いとしては、こんなことしてる場合じゃないと」 中尾「それは、私の借金があったから、とにかく2人で仕事をしなきゃならなかったんです。結局、向こうの離婚の条件をすべてのんだので」 池波「慰謝料を一括払いにするために、まず数千万円単位の借金をして、プラス、毎月の養育費もありました。ただ、借金といっても、彼が放蕩したとかじゃありませんからね。結果として、妻となった私も一緒に作った借金のようなものでしたから。子宮外妊娠のときも、無理して働いてこじらせちゃうんですが、入院中にも考えるわけです。もし、また子どもができて働き続けるとして、誰に預けるのか。うちの母も、実の親を介護していたりして、頼れません。そもそも私自身、わが子を誰かに預ける気もなかった。それに、当時、女郎なんていう色っぽい役ばかりやっていて、母親であることは、私の女優としてのイメージにはそぐわないかなとも」 しかし、現実は悩んでいるゆとりなどなかった。地方公演なども含む女優業の傍ら、着物の見立て会などの営業も、それこそ睡眠時間を削ってこなした。 池波「常に死にそうなくらいに寝不足で、いつも疲れていて。家に帰っても、肌襦袢でメークしたまま、バタバタ台所を走りながら食事の支度をするわけです。楽屋にいても撮影の待ち時間にも、いつも冷蔵庫に残っていた食材は何だっけと考えていて。自然に、あるものでメニューが決まっていくのをメモするんですが、ふと思うんです。どうせやるなら、中尾さん好みに奇麗に書こうと」 中尾「ですから、あの志乃のお品書も苦肉の策で、けっして余裕のある生活から生まれたものじゃない」 池波「そんな毎日を送っているうちに、ねっ、なんだか、夫婦2人の生活ができあがっていったんです」 中尾「うんうん」 夫婦で脇目もふらず借金返済のために働いているうちに、子どもを持たない生活を自然な流れで選んでいたのだと、2人は口をそろえて語った。
2017年05月21日映画『愛を積むひと』のヒット記念イベントが6日、東京・新宿ピカデリーで行われ、中尾彬&池波志乃夫妻、元木大介&大神いずみ夫妻、南明奈がゲスト登場した。全国公開中の本作は、ある夫婦の絆を中心に、人々の交流を描く感動作。妻・良子(樋口可南子)に先立たれた篤史(佐藤浩市)は、亡き妻から届く手紙をきっかけに、周囲の人生に関わっていく――というストーリー。鑑賞後に登場した中尾は、「出てくる人が良い人ばっかり。俺はビートたけしの映画にしか出ないから」と笑いを誘いつつ、「こういう映画は苦手だけど、心が洗われました」としみじみ。結婚38年目になる中尾夫妻だが、池波が、「家では、洗濯機の回し方も掃除機のかけ方も知らないんですよ」と暴露すると、中尾は、「(先立たれたら)困りますね~。俺はお墓を作ってるから、先に逝くつもり。パンツがどこにあるかも分からないし」と苦笑いしていた。また、よゐこ・濱口優と交際中の南は、"未来の花嫁"候補として出席。「いつかは結婚したいので、良子さんみたいにしっかりした奥さんになりたい」と笑顔を見せ、理想の夫婦像について、「お互い成長し合える夫婦」とキッパリ。中尾から、「今、上手くいってんだ?」と突っ込まれ、「はい! おかげ様で」と順調アピールするも、報道陣の結婚質問には、「それは正直分からない。お互いがちゃんと(結婚を)考えた時にと思ってます。焦らずに歩みたい。待っていてください」と慎重な態度を見せていた。
2015年07月07日映画『HERO』『単騎、千里を走る。』ほか、北京五輪開会式やAPEC歓迎式典の演出も手がける巨匠チャン・イーモウ監督が、かつてのミューズ、コン・リーと再タッグを組んだ『妻への家路』。このほど、本作をいち早く鑑賞した著名人から感涙のコメントが到着。数年前に最愛の伴侶が他界した、みのもんたや萬田久子、池波志乃、夏木マリら多数の著名人が絶賛の声を寄せていることが分かった。世界でも高く評価されるチャン・イーモウにとって20本目の監督作となる本作は、「パワフルで深い。涙が止まらなかった」と、あのスティーヴン・スピルバーグも感服した、この世で最も切ない夫婦の愛の物語。文化大革命が集結し、20年ぶりに解放され家路につく夫が見たものは、夫を待つ心労のあまり記憶障害となり、夫の記憶だけを失っていた妻だった。夫の隣で、ひたすら夫の帰りを待ち続ける妻と、20年書き溜めた何百通もの手紙を読み聞かせ、どうにかして妻の記憶を取り戻そうと寄り添い続ける夫の姿を描き出していく。マスコミ向け試写会でも、目を真っ赤にして試写室を後にする関係者が多いなか、今回届いた著名人からも感涙のコメントが相次いでいる。伴侶を失ったみのさんや萬田さんからは、夫婦愛を噛みしめるようなコメントが寄せられたほか、「自分を支える大事な存在に改めて気付かされる」(片岡愛之助)と、大切な人がいることの尊さを問いかけている。「究極の夫婦愛とは添い遂げること、たとえどんな形であっても」(池波志乃)というコメントにもあるように、本作のテーマは究極の夫婦愛の形。記憶喪失の妻役を演じたのは、『赤いコーリャン』『秋菊の物語』『活きる』などで各国の映画祭の栄えある賞を席巻し、チャン・イーモウ監督とともに映画の歴史を生み出してきた、コン・リーだ。撮影が始まる前に、実際に病院と老人ホームで生活し、多くの観察と研究を行い、この病気を患った人たちの肉体と心理を体感した彼女の演技力にも、「痛いほど感じるコン・リーの演技には殺られました」(夏木マリ)と絶賛の声が上がっている。誰よりも互いを求めているのに、決して心を通い合わせることのできないふたりが、やがて見つけたその先にあるものとは…。この春、ハンカチ必須の1本となりそうだ。<著名人コメント>■みのもんた(キャスター)妻に先立たれて三年。お釈迦様の手の平の上の自分が見えてきました。夫婦の愛、どうしてもっと妻を…どうしてもっと女房を…■萬田久子(女優)なんて美しいもどかしさ。いままで感じたことのない“疼(うずき)”が全身をかけめぐり大人げない戸惑いに久しぶりに嗚咽した。やっと逢えたのに…やっと触れあえるのに…こんなに遠くにいるなんて。■夏木マリその温度、その匂い、そして、時間…チャン・イーモウという監督はなんという人なんでしょう。いい映画でした。そしてすばらしい3人のキャスト。痛いほど感じるコン・リーの演技にはやられました。■池波志乃(女優・エッセイスト)涙が止まらず立ち上がることさえ出来なかった。 心で寄り添うことが、連れ添うことだと気づかされた。究極の夫婦愛とは添い遂げること、たとえどんな形であっても。■片岡愛之助(歌舞伎俳優)チャン・イーモウ監督の最新作、やはり素晴らしかった! 一つの大きな愛の形に圧倒されました。自分を支える大事な存在に改めて気付かされる作品です。■小島慶子(タレント、エッセイスト)私たちはみんな、こんな風にすれ違っているのかもしれない。切なく美しい物語は、誰かと生きることの本質を静かに描いている。■佐伯チズ(美肌師・生活アドバイザー)溢れる心の涙が止まらない。これこそが純愛であり、最上級の愛の形。切なくも一途できれいな真の夫婦愛。是非、愛する人や愛したい人と一緒に観ていただきたい映画です。■よしもとばなな(小説家)東洋人である私たち全員が魂で知っている静かな戦い、決して手放さない愛のやり方です。『妻への旅路』は3月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:妻への家路 2015年3月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014, Le Vision Pictures Co.,Ltd. All Rights Reserved
2015年02月20日「いい夫婦の日」をすすめる会は11月12日、理想の有名人夫婦「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2014」が俳優の中尾彬さん・女優の池波志乃さん夫妻と柔道選手の秋本啓之さん・元バレーボール日本代表の秋本愛さん夫妻に決定したことを発表した。同日に記者発表会で表彰が行われた。この賞は、理想の夫婦・カップルにふさわしい二人を一般応募の得票数とその推薦理由、社会背景をもとに毎年選出しているもの。今年は8月1日~10月3日、インターネットを通じて投票総数7,391件が集まった。受賞をうけて中尾さんは「これからも同じ空気を吸って同じように動いて同じように飲んで同じように寝て起きていればいいんじゃないかなと。そばにいてくれるだけでもいいですし。よく『空気みたい』って言うでしょ? 本当に失礼な言い方であってね、やっぱりそばにいてくれるっていうのと空気は違うから。よろしくどうぞお願いします」、池波さんは「最初から自分に合った人を選んだんだと思っています。最初に選ぶ時がまず肝心かなと最近になって思います」と話した。秋本啓之さんは「アジア大会を連覇できたのも、身近で妻が支えてくれたおかげだと思っております。食事の管理、心のケア、そして戦う大きな原動力となってくれました。今後もこの受賞に恥じぬように、しっかりふたり手を取り合って妻への感謝を忘れずがんばっていきたいなと思っております」、愛さんは「出会った時の気持ちと、出会ってからいっしょに過ごして添い遂げたいなと思った気持ちを忘れずに、夫婦としても家族としても笑顔がたくさんの家庭をつくっていきたいなと思います」と語った。
2014年11月13日福井県勝山市で9月8日(土)から「勝ち山おろしそば手形」の利用がスタートした。江戸時代の通貨、「寛永通宝」をデザインしたコインを3枚づつ紐に通したもので、質感も銅銭そのものというこだわり様だ。市内10カ所のそば処で使用でき、1セット3枚で1,500円。そばは一杯600円相当なので100円お得だ。手形の使用期限は購入時から無期限。ただし、使用できなかった場合、現金と交換はできないので注意。使用できる店舗は、めん工房きふね、越前そば処勝食、食庵おり田、手打ちそば八助、のむら屋、やく志屋、手打ちそばどうせき、中村屋、勝山温泉センター水芭蕉、石挽きそば好太郎、の計10店舗となる。「勝ち山おろしそば」は2012年度から勝山市が全国に情報発信、ブランド化を図っている。芸能界で食通として知られる俳優の中尾彬、池波志乃夫妻が「勝ち山おろしそば」の観光特使に就任し、メディア等でPRしている。「勝ち山おろしそば」は、市麺類組合などと協議し、そば粉8、つなぎ2の二八そばで手打ちであること、勝山産のそば粉を使用していること、食べる人が大根おろしを入れただしを自分でかける、以上の条件を満たして認定される。登録店舗には登録証と「勝ち山おろしそば」ののぼりがあるので、それが目印だ。勝山市にはこのほか、白山信仰の開祖泰澄大師により開山され、境内の苔が美しい「平泉寺」、天守閣の形をした「勝山城博物館」、全長17mの「越前大仏」がみどころの大師山清大寺など観光地が多い。さらに、かつやま恐竜の森(長尾総合公園)には、「福井県恐竜博物館」がある。40体もの恐竜骨格、千数百もの標本、大型復元ジオラマなどが展示されている。恐竜に関する博物館としては国内最大だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日江國香織の人気小説を映画化した『スイートリトルライズ』。3月13日(土)の公開を前に、2月22日(月)に本作の試写会が開催され、上映前に俳優の中尾彬と池波志乃夫妻を招いてのトークショーが催された。通常は、11月22日が語呂合わせで“いい夫婦の日”とされるが、平成22年とあわせて2が5つ並ぶこの日を、映画の内容に因んで“スイートな2人の夫婦の日”と命名し、中尾さんと池波さんに結婚生活の秘訣などについて語ってもらった。劇中、中谷美紀と大森南朋が演じる夫婦は結婚3年目だが、中尾さん夫妻は33年目。中尾さんはしみじみと「33年の間、ほかの人と恋に落ちることもなく…おい、ないだろう?」と池波さんに呼びかけると池波さんも「ないですね」と返答。さすが“おしどり夫婦”…と思いきや、中尾さんはニヤリと笑って「これがやさしい嘘というものなんですね」と映画のテーマと絡めて語り、会場の笑いを誘った。では、30年前…つまり2人が結婚3年目のときはどのような様子だったかと尋ねると池波さんは「ものすごく仕事をしていましたね。がむしゃらに仕事をしていた記憶しかないです。その間に実は、もっと大きなことを知らないままに乗り越えてきたのかもしれないですね。それを実感しないままに過ごしていたことはある意味、哀しいことなのかもしれない。(劇中で、中谷さん扮する妻が感じるような)孤独感を味わえることは、私にとっては贅沢なことと言えるのかも」とふり返りつつ心情を明かした。中尾さんも「借金もあったので一生懸命働いて…夢中だったね。祝言の日のことは記憶にあるけど、その後のことは覚えていない(苦笑)」と懐かしそうな表情を見せた。そして、劇中の夫婦を見ての中尾さんが感じたことはというと「とにかく、一生懸命会話をした方がいい!私はそうしてます。その日あった出来事全てを話すんです」。池波さんもこれにうなずき、「私たちは、わざわざ家の外で待ち合わせして、2人で飲みながらずっと話をしてたりするんです(笑)」と結婚生活の秘訣を披露。ただし、池波さんからは「大事なのは、他人が言う“秘訣”に惑わされないこと。実行してみたらきっとうまくいかないものですよ!」と忠告も。では中尾さん、33年間でほかの女性に気持ちが動いたことは本当に一度もない?との質問には「そりゃありますよ!なかったら嘘です(笑)。でも、結局(池波さんと)別れられないんだな」とニンマリ。この後も2人は、開催中のバンクーバー五輪の話題で盛り上がったりと、まさに“おしどり夫婦”といった様子をしっかりと見せつけてくれた。『スイートリトルライズ』は3月13日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『スイートリトルライズ』ポスター解禁2人の姿から感じるのは寂しさ?それとも…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目中谷美紀×大森南朋×江國香織『スイートリトルライズ』予告編解禁!
2010年02月23日