2020年11月4日放送の、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、同月1日に犯人が逮捕された、女児遺棄事件について特集。同番組によると、逮捕された23歳の女性は、羽田空港のトイレで女児を出産し、その後、近くの公園に遺体を埋めたと容疑を認め、さらに殺害についてもほのめかしているといいます。女性は警察に対し、「当時就職活動中で、妊娠していたことを誰にも相談できなかった」と供述しているそうです。河瀬直美の『望まぬ妊娠』への持論に、共感の声同番組にコメンテーターとして出演していた映画監督の河瀬直美さんは、望まぬ妊娠をした女性数名に対し取材をしたことがあるのだとか。今回の事件について「社会のあり方をもっと考えるべき」とコメントしました。この人たち(望まぬ妊娠をした女性)には、やっぱり母性はあるし、子供を手放したくない、できれば育てたいっていう。環境があればね、そうできるんだけどそうできないっていうようなところで。(事件を起こした女性に対し)何か助けになる制度だったりとか、近しい人がいなかったのかなって、本当に今残念で仕方ないです。何かもっと、この人だけを責めるだけでなく、社会のありようを、もっともっと私たちが考えていかなければならないんじゃないかなと思います。スッキリーより引用また、河瀬さんは「もっと性教育を進めるべき」とも語っています。妊娠が本人にも分からないっていうことが、(望まぬ妊娠をした女性への)取材で分かったことなんですよ。中絶期間を過ぎているんだけれども、その後、やっと妊娠が分かるっていう。つまり、普段から生理の周期がばらばらで。生理がきていないけど、妊娠をしているっていうことが分からない状態。(生理がこない期間が)半年とかというのが「いつもそんな状態なんだ」っていうことみたい。また、これ本当に父親って誰なんですかって話ですよね。男性はそれでもある意味逃げられてしまう。女性の中には命が宿るわけで、そして(妊娠に)気付かなければ自分(妊娠した女性)にだけいろんなものが負荷がかかってくるっていうような状態。だから、やっぱり幼少の頃からの性に対する具体的な啓発も必要だと思いますし、人間としてどうあるべきかとか、もっと周りの大人たちが(教えるべき)。それって別に恥ずかしいことじゃなくて、当たり前のことだから、それをしっかり伝えていくこと。スッキリーより引用その後、河瀬さんは「望まぬ妊娠をしてしまった女性が相談できる機関などをもっと増やしていけたらいい」とまとめました。河瀬さんの意見には、多くの人から共感の声が上がっています。・「人間としてどうあるべきか」という言葉、その通りだと思います。子供ができることがどういうことか、性行為の前にしっかりと考えないと。・河瀬さん、よくいってくれました。性行為をする時に、男女関係なく「子供ができた時に責任が持てるのか」をきちんと考えなければいけない。・妊娠は1人で出来るものではないから。性行為について、正しい意識をみんなが持たないと、悲しい事件が繰り返されるだけです。もちろん、赤ちゃんを遺棄した女性の行為は許されるものではありません。今回のような悲しい事件が繰り返されないようにするために、多くの人が避妊への正しい知識や意識を持つべきでしょう。また、子供たちに対して、どのように性教育を行うべきかよく考えたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月04日現在、全国にて公開中の河瀬直美監督作『朝が来る』が、「第93回米国アカデミー賞」国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定したことが分かった。直木賞・本屋大賞受賞作家の辻村深月の29万部を超える感動ヒューマンミステリー小説を、永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら出演で映像化した本作。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤が描かれる。カンヌ常連の河瀬監督は、本作でもカンヌ国際映画祭【CANNES2020】に公式選出され、その後、トロント国際映画祭をはじめ、サン・セバスティアン国際映画祭、釜山国際映画祭で上映が決定しているほか、北米・アメリカでの配給も決まり、フランス、スペイン、北欧、ブラジル、中国、韓国など、すでに26の国と地域で配給される予定だ。受賞に向けては、各国の代表作品の中から、ノミネート5作品が選定。近年では、是枝裕和監督作『万引き家族』が国際長編映画賞(従来の名称で外国語映画賞)にノミネートされている。このたびの選出を受けて河瀬監督は「本作品が描く、どんなことがあっても必ず朝は来ると思える希望の光を、日本代表として栄えある米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の枠へ届けられることを誇りに想います」と喜びのコメントを寄せている。■河瀬直美監督コメント全文本作品が描く、どんなことがあっても必ず朝は来ると思える希望の光を、日本代表として栄えある米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の枠へ届けられることを誇りに想います。撮影中、共に創りあげた俳優陣は、役を「生きる者」としてそこにあり、流す涙や心からの微笑みで嘘のない「本当」を作品に刻みました。映画を創るということは私にとってもうひとつの人生のようで、そこに降りそそぐ光や吹く風に勇気や希望を見いだします。子供のいない高齢の夫婦の元で両親を知らない私は養女として迎えられ、この生を慈しむことを知りました。運命的に出逢った本作品「朝が来る」には私が見てきたこの世界の闇と光が存在します。コロナ禍にあって、皆さんの生活が脅かされ、心が疲弊するとき、本作品に出逢っていただく時間は、少なからず「希望」を感じていただけるものとなりました。世界中の人々がその「希望」の光を持って、誰かに少しでも優しくなれる時間が訪れますように。明けない夜はない!大切な誰かと一緒に全国の映画館へ、公開中の「朝が来る」に出逢いに来ていただけると幸いです。映画監督河瀬直美第93回米国アカデミー賞授賞式は現地時間2021年4月25日(日)、日本時間4月26日(月)に開催予定。『朝が来る』は全国にて公開中。※河瀬直美の「瀬」は、正しくは旧字体(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月29日永作博美、井浦新、さらに注目の若手・蒔田彩珠らが共演する河瀬直美監督の最新作『朝が来る』。この度、井浦さんが役を生きた壮絶ともいえるシーンの本編映像が解禁、その撮影秘話も明らかとなった。今回解禁となる本編映像は、栗原清和(井浦新)が無精子症で不妊治療をしていることを同僚(山本浩司)に告白し、明るく話しながらもその苦悩が伝わってくる居酒屋でのシーン。実はこの撮影時、リアルを追及する河瀬組のもと、井浦さんは実際にお酒を10杯以上飲んで撮影に挑んだといい、サラリーマンが同僚と居酒屋に飲みに行き、昔話に花を咲かせたり、悩みを打ち明けたりする様子を体現。少しうつろな表情を見せたり、言葉につまったりする姿は自然に表れてきたものだ。妻の栗原佐都子(永作博美)と休みを合わせて札幌に行っていることを明かした清和は「子供をつくりに行ってんのよ」と明るく話す。「顕微授精をしてんのよ。俺な…精子がいい状態じゃないんだわ」と自身に不妊の原因があることを告白。つらいがゆえに笑い話にしようとするが、表情が徐々に曇っていく井浦さんの表情が実にリアル。最後に、2人の子を授かっている同僚に対して、「奇跡だよ…」と何度も繰り返す。これは無精子症の検査から診断結果が出るまでの過程全てを実際に経験した井浦さんが、役を生きたゆえの台本にはなかった“本物”の言葉。不妊治療は女性ばかりではなく、男性側が苦悩するケースがあることを気づかされる本シーン。“本物”を求める河瀬監督と、それに応える井浦さんに“その人その者”が宿ったシーンとなっている。『朝が来る』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月29日10月24日、25日の全国映画動員ランキングは、公開2週目の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が首位をキープした。公開から10日間で動員798万3442人、興行収入は107億5423万2550円を記録しており、公開初日から10日間で興収100億円を突破するのは、日本で上映された映画の中では初になる。(IMAXシアター38館含む全国403館で上映)続いて、横浜流星と吉高由里子がダブル主演を務め、三木孝浩監督が手掛けた純愛ストーリー『きみの瞳(め)が問いかけている』が初登場2位にランクイン。公開2週目の『夜明けを信じて。』は先週2位から3位に。公開6週目の『TENET テネット』先週3位から4位に。公開4週目の『浅田家!』先週4位から5位になった。そのほか新作では、多部未華子が主演し、両親の急死に直面し、大きな喪失感を抱える女性が、さまざまな葛藤を経て新たな人生を模索していく姿が描かれる青山真治監督の新作『空に住む』が初登場9位に。河瀬直美監督が直木賞作家・辻村深月の同名小説を井浦新、永作博美の共演で映画化したヒューマンミステリー『朝が来る』が初登場10位になった。またTOP10入りしていた『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、公開12週目で11位になった。次週は『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』『罪の声』『とんかつDJアゲ太郎』『泣きたい私は猫をかぶる』『パピチャ 未来へのランウェイ』『UFO真相検証ファイルPart2 衝撃!カメラに映った宇宙人たち』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『きみの瞳(め)が問いかけている』3位『夜明けを信じて。』4位『TENET テネット』5位『浅田家!』6位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』7位『スパイの妻〈劇場版〉』8位『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』9位『空に住む』10位『朝が来る』
2020年10月26日パーソナルスタイルと人生を謳歌する女性を応援するケイト・スペード ニューヨークは、2020年度のグローバルアンバサダーを務める渡辺 直美さんを起用したholiday gift campaignを10月21日にスタートします。花びらに見立てたスペード4枚を組み合わせたフラワーモチーフをリピートすることで、スペードの持つ無限の可能性を表現したユニークな花模様「スペード フラワー」をフィーチャーした本キャンペーンでは、頭のてっぺんから足のつま先までスペード フラワーに身を包んだ渡辺 直美さんが、コミカルでエモーショナルなパフォーマンスを通して、この美しいパターンの魅力を余すところなく伝えています。この「スペード フラワー」のパターンを生かした「スペード フラワー コレクション」は、マテリアルやデザイン、カラーを変え、ある時はカテゴリーの枠も越え、毎シーズン登場するシリーズとして、第一弾の「スペード フラワー ジャカード コレクション」がfall 2020 コレクションにて発表されました。holiday 2020コレクションにおいては、このシリーズの第二弾となる「スペード フラワー コーテッド キャンバス コレクション」を発表し、その中のcasey spade flower coated canvas medium satchelが、今回のキャンペーンバッグとして登場します。spade flower coated canvas collection: 左から infinite spade flower coated canvas medium camera bag 3万円, casey spade flower coated canvas medium satchel 4万3,000円, rowan spade flower coated canvas medium ns tote 3万2,000円, all day spade flower coated canvas large tote 3万5,000円 (※すべて税抜き)今シーズンのスペード フラワー シリーズは、 コットン・ポリエステルキャンバスにPVC加工を施した、軽量でお手入れがしやすい素材を使用したコレクションとなり、ラインアップには、ハンドバッグ4スタイルに加え、お財布やポーチ、チェーンクラッチ、カードホルダーなどのスモールレザーグッズも初めてコレクションに加わりました。カラーは、ハンドバッグはピンク地×ボルドー1色、スモールレザーグッズは、クラシカルなナチュラル地×グリーンの2色展開となります。渡辺 直美さん出演のholiday giftキャンペーンは10月21日よりスタートし、キャンペーンバッグを含む「スペード フラワー コーテッド キャンバス コレクション」も、一部店舗を除いた全国のケイト・スペード ニューヨークストアにて同日発売予定です。<holiday gift campaign コンテンツ>■Singing Cardキャンペーンの一環として、あそび心溢れる渡辺 直美さんのパフォーマンスと共に、大切な人へメッセージを添えてホリデーソングを届けられるsinging cardも登場します。■メガサイズ spade flower medium satchelキャンペーン広告に登場したメガサイズのcasey spade flower coated canvas medium satchelがなんばパークス店に登場。日程:2020年10月23日(金)-11月24日(火)会場:ケイト・スペード ニューヨーク なんばパークス店 / 大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 2FABOUT渡辺 直美:1987年10月23日、茨城県生まれ。2007年にデビューし、ビヨンセのダンスパフォーマンスで大ブレイク。お笑い芸人として、バラエティー番組から、ラジオ、舞台など幅広く活躍。ABOUT KATE SPADE NEW YORK:1993年に6つの代表的なハンドバッグとともに登場したケイト・スペード ニューヨークは、どんなときも前向きな女性らしさを称賛してきました。今日では、人生とスタイルを豊かにするハンドバッグはもちろんのこと、アパレル、シューズ、ジュエリー、アイウエア、テックアイテム、フレグランス、チルドレン、そして毎日の生活を彩るあらゆるアイテムを提案するグローバルブランドに成長しました。私たちは考え抜かれたデザインに価値を感じます。洗練されていながらも気負わないスタイル(と気分)こそが最高にシックだと信じています。そして、モダンで洗練された色使いが私たちの スタイルを特別なものに仕上げます。そこに気付けるかどうか、それが他の誰でもないあなただけのパーソナルなスタイルを創る鍵だと言えます。なぜなら私たちにとって、ファッションを楽しむことと人生の喜びは同義だからです。ケイト・スペード ニューヨークはタペストリー・インクのブランドです。holiday gift campaign特設サイト:https:// #ケイトスペード #katespadenewyork #ケイトスペードニューヨーク #loveinspades#ラブインスペード #シンギングカード企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月22日永作博美と井浦新が夫婦役を演じ、辻村深月のヒューマンミステリーを映画化した『朝が来る』。本作を手掛けた河瀬直美監督が、第25回釜山国際映画祭にてイ・チャンドン、ジャ・ジャンクー、黒沢清、是枝裕和など錚々たる面々と共にアジアンシネマのアンバサダーに選出された。釜山国際映画祭はアジアを代表する映画の祭典として常に注目を集め、国内外の約300作品(ワールドプレミア約100作品)が上映され、来場者数は約20万人を記録している。今年はコロナ禍により当初の予定より2週間延期され、10月21~30日に規模を縮小して開催される予定。今回、同映画祭の公式HPにてアジアンシネマのアンバサダーが発表されており、河瀬監督のほかには、イ・チャンドン監督、パク・チャヌク監督、黒沢清監督、是枝裕和監督、ジャ・ジャンクー監督、俳優のチャオ・タオ、ツァイ・ミンリャン監督、俳優のリー・カンションといった錚々たる面々が名を連ねている。選出を受け、河瀬監督は「私の映画キャリアは釜山映画祭の歴史とほぼ同時です。この25年の様々な変遷を経て今年のコロナ禍にあっても映画祭を開催される背景には大変な決断とスタッフの努力があってのことでしょう。ここに敬意を表すと共に、それらの活動を通して広く世界に釜山映画祭がこれまで以上の発展を遂げられますよう祈念いたします」と同映画祭に激励を送り、「アジアの多様性と底力を自身の監督作品を通して発信し届けてゆきたいと思います」と力強くコメント。また、「映画製作者は団結し、互いに勇気をシェアすべきである」(イ・チャンドン)、「私たちはどのような形でも繋がっていけることを信じている」(是枝裕和)、「このような難しい状況の下で作られたフィルムが傑作であると強く信じる」(黒沢清)とほかのアンバサダーもコメント。なお、河瀬監督最新作『朝が来る』は、10月22日(木)にガラプレゼンテーションにて上映され、当日に記者会見、上映後のQ&Aをリモートで行う予定となっている。『朝が来る』は10月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月20日役に真摯に向き合う。井浦新ほど、その言葉にぴったりハマる役者はいないだろう。作品ごとに監督と対話をし、役への理解を深めると同時に、どのようにその役に染まっていくかを組み立てていく。ときに感情的に、ときに身体的に。「役や作品・監督によって当然、求められるものは違ってきますが、毎回、同じ熱量でぶつかっていく構えでいます。“てにをは”含め、すべて台本通りにやってほしいと、テクニカルなものを求められるときもあるし、台本より心をそのまま表現してほしいと言われるときもある。僕はどれでも完全燃焼ですし、毎回、同じではないから楽しいんです」。観客と作品を共有することは「奥行きを知れる機会で、僕にとっても喜び」自身の引き出しをフル活用して、役に捧げる。井浦さんの出演作の多彩さは、フィルモグラフィーを見れば一目瞭然だが、思いの深さこそ胸を打つ。作品公開前の精力的なプロモーション活動はもとより、公開後の活動にも熱心だ。様々な地域への舞台挨拶およびティーチインに出席したり、コロナ禍ではSNSでのライブやオンラインイベントに参加するなど、作品の盛り上げに一役買っている。例えば、こんなことも。2018年に出演し、好評を博したドラマ「アンナチュラル」で演じた法医解剖医・中堂系になりきった、9月10日のツイートも話題を呼び、ファンを喜ばせた。そんな小粋な演出も、井浦さんならではの計らい。本人は「時間があるときにやってるだけなんですけどね(笑)」と照れ笑いだったが、プロモーション活動への信念は強固だ。「本来、映画やドラマは観てもらうだけで完結しますけど、味わい方や楽しみ方って、いろいろな形があると思っているんです。参加した作品については、役の大小問わず、あまり厚かましくならなければ、とことん関わらせていただきたいんです。演じるだけでなく、観客の方たちに伝えていく作業も、俳優の仕事のひとつだと僕は思っているので。観る環境をさらに楽しめたり、喜んでいただけるのであれば、別に、それは労力でもないですし」。作品公開後も行うプロモーション活動は、「作品への感謝の表し方」という表現をする一方で、「自分自身が知りえなかった奥行きを知れる機会であり、一体感を共有できることは、僕にとっても喜びなんです」と、井浦さんは目を細めた。「嘘や虚構が本当になる」初の河瀬組/理想的な撮影現場を体験して井浦さんの最新出演作『朝が来る』は、『殯の森』や『あん』などで知られる河瀬直美監督が脚本・撮影を務めた。「特別養子縁組」という制度のもと、実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女、それぞれの視点で命と家族を描き出している。井浦さんの役どころは、一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和。清和は特別養子縁組制度を知り、妻の佐都子(永作博美)と、男の子を迎え入れることを決意する。「作品に入る前、監督からは“あれをやっといて”“これを知っといて”と指示がきましたし、実際、永作さんとふたりで特別養子縁組のご夫婦に面会させていただいて、お話も伺いました。朝斗(息子)役のオーディションには、僕らも参加して3人でセッションをしたり。映画作りというものに、河瀬監督が巻き込んでくれたんです。役を積んでいくという“役積み”をしてから初日を迎えるのは、本当にありがたいことでした」。撮影はすべて順撮り。シーン1から始まり、「嘘のない」状態で挑んでいった。「この映画を観ていると、誰かの生活をちょっとのぞき見しているかのような生々しさを感じるんです。河瀬組の撮影現場では、演じる俳優たちに嘘がなくなってしまう。嘘が、虚構が、本当になるんです。それがちゃんと画に映っているんだなと、完成したものを観て思いました。僕にとっては一番理想で、目指している映画の作り方なんですね。きっと、どの監督もスタッフさんたちも、できるならばそうしたいと思っているでしょう。そのことをやってのける、本当にたくましい監督だなと思いました」。贅沢な、理想的な現場に身を置いて、全力を注ぎ込んだ撮影期間。初の河瀬組でのオールアップは、抜け殻のようになったのかと問うと、「うーん…」と思案した後、「言葉では言い表せないんですけど、」と切り出した。井浦さんの作品愛がこだまする。「撮影は生命そのものを作品にぶつけていくから、本当に魂をすり減らすので、すごくきついんです。なので“早く終わって楽になりたい”気持ちもどこかにはありながら、真逆で“終わりたくない”気持ちも、もっと大きくありました。こんな純粋な現場にずーっといられたら、なんて幸せなんだろうと思いながらも、早くうちに帰って自分の家族と過ごしたい気持ちもありましたし(苦笑)、様々でした。…打ち上げのときが一番きつかったかな。“ここにいると本当に終わっちゃうんだ”と思って、ひとりで外に出て呆然としていたり。いろいろな感情がありました」。井浦新の思い「夢中になれるものがひとつでもあると、命が救われる」物語内、「特別養子縁組」で朝斗を授かった栗原夫婦は、家族3人で幸せな日々を送っていた。しかし、6年後のある日、朝斗の産みの母親を名乗る女性から、「子どもを返してほしい。それが駄目ならお金をください」という1本の電話がかかってくる。血のつながりと魂のつながり、異なる立場からの強い感情が絡み合い、子どもをめぐる葛藤に胸をえぐられる。それでも、『朝が来る』のタイトルの通り、やがて来る朝が微かな希望を照らし、力をもたらしてくれる。今現在、「生きる」ことに活力が見出せないと感じる人にとっても、何らかのメッセージを受け取れる作品かもしれない。「みんなが強いわけじゃないですからね。僕は…好きなもの、夢中になれるものがひとつでもあると、命が救われるんだなと思うんです。自分にとって夢中になれるものって、やっぱり俳優の仕事で。撮影現場で本当に一瞬記憶がなくなってしまう、もしくは、この芝居をしながら気絶するぐらい、ギリギリのせめぎ合いをした日の帰り道とか、疲弊して動けなくなってはいるけれど、確かに“生きている”実感があるんです」。だから、井浦新は今日も現場に立ち続ける。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月19日実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の絆と葛藤を描くヒューマンドラマ『朝が来る』。辻村深月の29万部超えのベストセラー小説を河瀬直美監督が映画化した本作から、“役を積む”瞬間を切り取ったメイキング写真が到着した。今回のメイキング写真には、特別養子縁組あっせん団体「ベビーバトン」の説明会のシーンで、永作博美と井浦新扮する実の子を持つことが叶わなかった夫婦が赤ちゃんと写る写真をはじめ、河瀬監督自らカメラを持って撮影する姿、永作さんと佐藤令旺、蒔田彩珠と浅田美代子が、それぞれ本当の親子のように寄り添う場面も登場。「ベビーバトン」の説明会シーンでは、代表・浅見静恵役の浅田さんが、特別養子縁組の全てを頭にたたきこみ、実際に役者ではない人たちからの台本にない質問に1時間ほど答え続けた。実際に特別養子縁組によって子どもを迎えた養親が登場しており、本物の言葉、本物の強さがある注目のシーンとなっている。また、望まぬ妊娠をしてしまった少女・片倉ひかり(蒔田さん)の奈良での生活を切り取ったメイキング写真。制服姿で佇む場面や、ひかりの家族の姿も捉えられている。河瀬組では、登場人物が経験してきたこと、これから経験するであろうことを役者たちがリアルに体験する、“役を積む”期間が設けられる。蒔田さんは、実際に奈良の中学校に一定期間通い、卓球部にも所属。その中学校には、後に彼氏となる麻生巧(田中偉登)も通っていたが、実際に付き合うシーンを撮影するまでは話すことは禁止されていたという。蒔田さんは「話すことはなかったけど、そこに(田中が)居ることは意識していた」と話し、付き合う前の男女の距離感が生み出されていたようだ。また、ひかりに妊娠が発覚したシーンの撮影後、片倉家の両親(中島ひろ子、平原テツ)は巧の家に行き、ひかりと別れてほしいと頭を下げるという場面もカメラを回さずに経験。ほかにもカメラが回っていない時でも劇中の家族で一緒に生活していたことから、いざ撮影が始まるというとき、中島さんが、蒔田さんの劇中衣装を誤って洗濯してしまっていたというハプニングも生まれたそう。そして、ひかりが出産するまでを安全に過ごすために「ベビーバトン」の施設に入って生活するシーンがあるが、そのシーンは広島で撮影した。ひかりが養子として栗原家に子どもを授けるシーンを撮影する前、浅田さんはたまたま広島に来ていた修学旅行中の中学生を見て、「ひかりもこの中にいるはずだったのに、あの子は今から生んだ子を手放さないといけない」とリアルに考え、カメラが回っていないのにも関わらず、涙がこみ上げてきたという。『朝が来る』は10月23日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月18日世界的なラグジュアリー・グループであるケリングは、日本の新本社「ケリングビル」を東京・表参道にオープンしました。グッチ、サンローラン、ブシュロンの店舗が所在する表参道はグループとブランドにとって重要なエリアです。2020年9月にはアレキサンダー・マックイーンが移転し、新コンセプトに基づいた店舗をオープンしました。また、11月にはバレンシアガの世界最大級となる店舗も誕生します。更に2021年には、ボッテガ・ヴェネタがクリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーがデザインした新しい旗艦店を、ケリングビル1階から3階にオープンします。イタリアのラグジュアリーブランドの店舗および日本の本社として2004年にプリツカー建築賞受賞建築家・伊東豊雄氏によってデザインされた本ビルは、2019年にケリングがリアルエステート・パートナーと共に取得しました。表参道のけやき並木のシルエットを構造体として外周を囲い込むユニークなファサードを擁し、15年以上にわたり表参道のランドマークとして名を馳せています。ケリング ジャパンの新しい本社は単なるオフィスビルではなく、グループのビジョンや哲学を反映しています。ケリングの英語の読みは、“caring”(ケアリング、「思いやり」の意)と同じで、各ブランドや従業員、お客さま、ステークホルダー全般、更には地球について私たちがどう考え、またどのような関係を築いているかを反映しています。また、ケリングのルーツと深い関りを持つフランス・ブルターニュ地方のブルトン語で、”ker”は「家」や「生活の場」を意味します。ケリングビルでは4フロアをオフィススペースとし、内装を手掛けた建築家のファラ・タライエ氏が快適な空間を演出しています。自然の要素をデザインコンセプトに取り入れることで、ケリング・グループにとってまさに「日本の家」のようなスペースとなっています。タライエ氏は「ケリングビルはフランス文化と日本文化、そして日本の伝統的な要素とモダンな要素、それら異なるものの出会いの場であり、混じり合う場でもある」とし、ユニークなスペースを作り上げました。障子や縁側など日本の伝統的家屋の要素を取り入れた空間は、白を基調に和の色を組み合わせた、モダンで柔らかなものとなっています。また、PVCの使用禁止などケリングの環境への配慮に基づき、天然素材やリサイクル素材も多用しています。「ウーマン・イン・モーション」に代表されるケリングのアートやカルチャー界における女性への支援活動の一環として、オフィス内には女性作家によるアート作品も随所に展示しています。ケリングビルの6階には、ケリングおよびグループ・ブランドの為のイベントスペースを設け、「ウーマン・イン・モーション」やサステナビリティ関連の講演やイベントを開催する予定です。記念すべき最初のイベントとしては、ケリングビルのオープニングおよび映画『朝が来る』の公開を記念し、映画監督の河瀬直美氏、主演俳優の永作博美氏、井浦新氏の3名をゲストに迎えたトークイベント「ウーマン・イン・モーション」を開催し、ケリング公式ウェブサイトとYouTubeチャンネルでの配信を予定しています。最上階となる7階は自然に囲まれた空間です。「ケリングのアイコンであるフクロウにインスパイアされ、鳥が建物の上に作った巣をイメージしました」と建築家タライエ氏は語ります。表参道を一望できる美しいテラスは、「巣」のテーマを取り入れ、室内には卵型のチェアを配しています。17世紀に建てられた旧ラエネック病院跡地にあるケリングのパリ本社の美しい庭園にも見られるラベンダーなど、日本およびフランスでも愛される四季折々の植物や花々が植えられた空間です。日本の「家」を想起させる特別な空間の中、自然を身近に感じることができる最上階と屋上テラス。そこに集う人々の間で有機的にコミュニティが形成されていきます。「ケリングとブランドが長きにわたって関係を築き、戦略的にも重要な国である日本において、ケリングの新しいオフィスを皆さまにご紹介することをとても嬉しく思います。私たちはケリングビルをオフィス以上の場所にしたいと考えています。ラグジュアリー・グループとしての私たちを反映するこのユニークな建物は、クリエイティビティを象徴する場です。この新しいオフィスにて私たちはお客さま、ビジネスパートナー、友人の方々をお迎えするのみならず、大胆で革新的なひらめきを創出し、そして自社のビジョンや見解を発表していきたいと考えています」フランソワ=アンリ・ピノー ケリング会長兼CEOケリングおよびケリングビルについての詳細はこちらをご覧ください : Nacasa & Partners【新住所】株式会社 ケリング ジャパン〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-1-5全体平米数 2,525.86平方メートルオフィススペース平米数 1,480.62平方メートル (1階、4-7階合計面積)6階イベントスペース平米数 177.3平方メートルケリングについてケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うメゾン、およびケリングアイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、 ドド、キーリン、ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、 2019年には159億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で38,000人に上ります。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月12日『あん』『光』の河瀬直美監督が「特別養子縁組」について描いた辻村深月のヒューマンミステリーを実力派キャストを揃えて映画化し、カンヌ国際映画祭公式作品【CANNES 2020】に正式に選出された『朝が来る』。10月6日(火)、河瀬監督をはじめ、主演の永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、朝斗役を演じた佐藤令旺登壇による公開に先駆けた完成報告会見が行われた。まず、『あん』に続いての原作小説の映画化という点に、河瀬監督は「感動しない小説は映画化しません。とても感動しました。その行間から溢れる新しい命の讃歌。その光に到達できるような映画にしたいと思って、辻村深月さんのもとに向かいました」と原作の惹かれた点について回顧。また、本作への手ごたえを聞かれた監督は「最近よく耳にするのは、“河瀬映画の中で、一番のエンターテイメント作品”という感想です。最後の最後まで、決して見飽きることがない映画だと思います」と自信を覗かせた。自身も養女であり、原作を読むまでは特別養子縁組という制度を知らなかったという河瀬監督は「戸籍上、実子として迎えられること。真実告知をすることを明らかにしているので、素晴らしい制度だと思うし、その制度によって、救われる命があるとも思った」と、その意義の大きさを語った。そんな本作で“大切にしたこと”について、永作さんは「佐都子が初めての人生の岐路に出くわして、どう乗り越えていこうと考えるか?というのをよく考えた。そういった、小さなことを逃さないようにすることを大切にしていました」と語る。続けて、井浦さんは「河瀬監督のもとでは、クランクインの数か月前から、特別養子縁組や無精子症についてなどを、しっかりと学んでいく“役積み”の時間をいただける」とコメント。さらに「河瀬組は完全なる順取りで、1シーンを積み重ねながら、目の前で起きていることに素直に心を動かしていくという事を大切にしていった」と永作さん同様に、河瀬組の“役積み”の経緯を大切にしたと明かす。役積みについて、蒔田さんは「劇中の家族と3週間ぐらい、実際に一緒に住んだ。一緒に洗濯したり、先にお風呂に入って怒られたり、そんな生活が映画の中で生きた」とふり返る。永作さんは「二人で温泉に行くシーンがあって、前のシーンが押して温泉につくのが遅くなった。ご飯やお風呂に入っている間、スタッフはどこにもいないし、撮影もしていない。これは泊まらせるための罠か?と、疑心暗鬼になるぐらい、どのシーンにも役積みがあった」と明かす。さらに、浅田さんの起用を“樹木希林さんからの啓示”と監督が話していることに対し、浅田さんは「希林さんが枕元で『美代ちゅわ~ん(モノマネしながら)』って河瀬さんに言ってくれたのかなというタイミングだった。だからこそ裏切っちゃいけないな、ちゃんとしないといけないなという思いが強かった」と回顧した。そして、特別養子縁組によって迎え入れられる男の子・朝斗役を演じた、令旺くんが花かごを持って登壇。『朝が来る』の英語タイトル『True Mothers』にちなみ、母の日にプレゼントするカーネーションを手渡していく。白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」、まさに朝斗に向けられる、佐都子や清和、ひかりに浅見の心情を語ったものでもある。さらに、令旺くんから「『朝が来る』、世界25ヵ国公開決定!」とフランス、スペイン、北欧、ブラジル、中国、韓国など、すでに25の国と地域での公開が決定していることも発表された。最後に、河瀬監督は「(長引くコロナ禍の今)映画によってネガティブな感情をポジティブに変えていけたら、本当に素晴らしいことだと思っています。最後に結んでくれるのは、観客の皆様です。早く劇場で、みなさんに会いたいです」と現在の想いを語っていた。『朝が来る』は10月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月07日河瀬直美監督を審査員長に迎えた第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から栄えあるグランプリに選ばれ、吉沢亮主演で映画化される『AWAKE』。その公開日が12月25日(金)に決定、吉沢さんを中央にすえたポスタービジュアルが解禁となった。本作は、2015年に実際に行われた棋士対コンピュータの対局に着想を得て、山田篤宏監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。吉沢さん演じる、天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた主人公が冴えない大学生活を送っていたある日、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見出し、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語。共演には、31歳にして芸歴30年を誇る若手実力派・若葉竜也ほか、落合モトキ、寛 一 郎、馬場ふみか、森矢カンナらが名を連ねる。脚本・監督は、ニューヨーク大学で映画を学び、これまで「乃木坂46」のミュージックビデオや短編映画で実績を積んできた40歳の俊英・山田篤宏が満を持して商業映画デビューを果たす。解禁となるポスタービジュアルには、大学のAI研究会で将棋ソフトの開発に勤しむ英一(吉沢亮)が切り取られている。猫背で地味な見た目でありつつも、微かに笑みを浮かべたような絶妙な表情を見せる吉沢さん。そのキャラクター像に期待が膨らむとともに、「それは、どん底から目覚めた僕が見つけた、最高の悦び」というコピーが、一度は夢をあきらめ、絶望の淵に立った男が再起する成長物語であることを予感させる。さらに、早くも本作に魅せられた各界の著名人から絶賛コメントが到着。「目が覚める・眠りから起きる・覚醒」を意味するタイトル「AWAKE」をテーマにした本作に、“勝ち負けのない世界”に行きたいとよく考えていたという「ゴールデンボンバー」歌広場淳は「出会えて良かった」とコメント。将棋親善大使に就任したことでも知られる元「乃木坂46」の伊藤かりんからは、「アイドル時代何を頑張ったらいいのか道に迷っていた時『将棋』に出会い、私のアイドル人生は充実したものになりました。この映画では暗闇に迷い込んだとしても、一筋の光を信じて頑張ることの大切さが改めて学べました」といったコメントが到着している。『AWAKE』は12月25日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:AWAKE 2020年12月25日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ
2020年09月30日米アカデミー賞公認の短編映画の祭典「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2020(SSFF & ASIA 2020)」におけるオンライントークイベント「Creators’ Junction partnered with Xperia™」の収録が9月中旬に行われ、その現場に潜入!同映画祭の代表を務める俳優・別所哲也、映画監督の河瀬直美、そしてスペシャルゲストとして「King Gnu」「millennium parade」などで活躍するアーティスト、ミュージシャンの常田大希も参加し、コロナ禍におけるクリエイティブ、スマホでの映画製作の可能性などについて語り合った。「コロナ禍におけるモノづくりの変化」をトーク河瀬監督は以前から、音楽だけにとどまらない常田さんの才能に惚れ込んでいたそうで「会いたかったです。才能あるし、音楽は素晴らしいし、映像もご自身で作っていて…」とトーク冒頭から興奮気味。まず、別所さんがここ数か月のコロナ禍におけるモノづくりの変化について問うと、河瀬監督は「春先は特に厳しかったですね。何かしたいけど、できない。疑心暗鬼が蔓延してギスギスしていく中で、そこに映画や音楽で“光”を届けたいのに届けられなくて…」と苦悩を吐露。常田さんもクリエイティブにおいて「コミュニケーションで構築していく部分がある」と語り「遠隔作業でパソコン一台で全てが作れる時代ではあるんですが、よりプレイヤーの大切さが浮き彫りになった。作家が頭で作ったものに、ミュージシャンが息吹を吹き込んで化学反応を起こし、作品をより生き生きとさせていたんだということを感じました」と語る。河瀬監督が映画製作について語る「作り手は枠にハマらなくていい」この日のトークには別所さん、河瀬監督、常田さんに加えて、リモートでスペイン在住のペドロ・コランテス監督、熊本在住で14歳にして既に何本も短編映画を製作している若き監督も参加したが、コランテス監督は河瀬監督にデビュー作『萌の朱雀』がカンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞するなど、高い評価を得た後の第2作目の製作に至るプロセスについて質問。河瀬監督は、デビュー2作目の難しさについて「カンヌでヴィム・ヴェンダース監督がプレゼンターだったんですが『気をつけなさい。一度、評価されると力が入っちゃうので、リセットした方がいいよ』と言われました」と明かし「周りに惑わされずに自分を見つめ、内からわき出るものに正直になって作ることが大事だと思います」とアドバイスを送っていた。14歳の映画監督からの「中学、高校の頃、何をしていたか? こういうことをやってたら映画作りに役立っていたなと感じることは?」という質問に河瀬監督は「とにかく恋をしていました」と即答し、誰かを大事に思う“情熱”の重要性を熱弁! 学校の決められた枠組みからは「結構、はみ出していました」と明かし「作り手は枠にハマらなくていい。みんながびっくりするものを作る、みんなが気づいていないものに気づくには、みんなと一緒に歩いていても、それは見つけられない。どんどん浮いていこう!」とエール。常田さんも14歳の頃には創作を始めていたそうで「結構、今では聴けないような音楽を作り出していました(笑)。視野を狭く突っ走るみたいな…(苦笑)。あの当時しかない熱量がいっぱいあったと思います。いい歳ですね」とふり返っていた。スマホによる映画製作がもたらす新たな可能性とは?SSFF&ASIAのオフィシャルコンペティション部門を支援するソニーおよびソニーモバイルコミュニケーションは、2021年度の映画祭より、スマートフォンによって撮影された作品を対象にした「スマートフォン映画作品部門」を新設する。東京オリンピック2020の公式映画監督を務める河瀬監督は、スマホによる映画製作がもたらす新たな可能性について「例えばオリンピックでも、選手がバックヤードにいる時、重いカメラを持って入っていくことはなかなかできないけど、(スマホでの撮影であれば)舞台裏を撮れる可能性があるなと感じました」と語る。別所さんも「スマホを見る楽しさだけでなく、撮る楽しさが出てきたし、クオリティも非常に高くなった」と従来の大きな機材による映画の品質に引けを取らない作品をスマホで気軽に製作することができると指摘し、河瀬監督も「小学生が映画を作って世界中に配信しちゃうかも」とスマホが映画製作の裾野を一気に広げる可能性に言及。常田さんも「僕も活動初期の頃は、遊びの一環でMVとかを携帯で作っていました」と明かし、ソニーのXperiaについて「すごくいい“おもちゃ”ですね。こんなものが自分が子どもの頃にあったら、何でもできちゃったなというくらい、すごい!」とその性能の高さに驚いた様子だった。河瀬監督は常田さんに、映画を作ることを進言し「来年、SSFFで発表すればいい!」と提案。さらに「本気で私の映画の音楽もやってほしい!」と公開オファーを送り、常田さんも「やりましょう(笑)」と前向きな姿勢を見せていた。こちらのトークの模様は9月28日(月)の20:00より、オンラインで配信される。(text:cinemacafe.net)
2020年09月28日『今日から俺は!!劇場版』から『MOTHER マザー』などまで幅広い作品で強烈な印象を残す仲野太賀の主演作『泣く子はいねぇが』。この度、そんな仲野さんの演技力が光る新たな場面写真を入手した。2014年『ガンバレとかうるせぇ』で、ぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をW受賞し、釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価された、佐藤快磨監督の劇場デビュー作にして完全オリジナル脚本となる本作。その主演に起用されたのは、興行収入50億円を突破する大ヒット中の映画『今日から俺は!!劇場版』をはじめ、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」や映画『桐島、部活やめるってよ』などの話題作にも多数出演、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品された河瀬直美監督『あん』にも参加し、作品ごとにインパクトを残し続けている。また、今年だけでも主演作『静かな雨』、『#ハンド全力』『MOTHER マザー』『今日から俺は!!劇場版』『僕の好きな女の子』『生きちゃった』と多く映画に出演している。さらに先日、「南海キャンディーズ」山里亮太の著書「山里亮太短編妄想小説集 あのコの夢を見たんです。」のドラマ化でも主演することが発表され、話題を集めている。今回解禁となる場面写真では、仲野さん演じる主人公たすくが、ナマハゲの祭りを前に何か思い詰めたような表情を見せている。そんな真剣な表情から一転、海が背景の写真では慌てて手に持ったウニをポケットに詰めるコミカルな表情も。そんなたすくの頼りなさが、そして兄・悠馬役を演じた山中崇と笑いあっているシーンでは和やかな空気で、しっかりと伝わってくる。周囲の空気感も変える唯一無二の演技力を魅せる仲野さんの魅力が、本作では余すことなく発揮されているといえそうだ。『泣く子はいねぇが』が11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣く子はいねぇが 2020年11月20日より全国にて公開©2020「泣く子はいねぇが(仮)」製作委員会
2020年09月19日来年、2作連続公開される『美少女戦士セーラームーンEternal』に、渡辺直美が参加することが分かった。セーラー戦士に立ちはだかる強敵ジルコニアの声を担当する。今回の発表に先駆けて、Twitterでは「#ジルコニアの声優は誰だキャンペーン」が行われ、様々な予想が飛び交い盛り上がりをみせていた。女優としての活躍や、『リメンバー・ミー』や『ドラえもん のび太の新恐竜』での声優など、様々な活動が注目される渡辺さんが今回演じるジルコニアは、地球と月の征服をもくろむデッド・ムーンサーカスを指揮し、セーラー戦士に立ちはだかる強敵だ。シリーズの大ファンだという渡辺さん。「まさか大好きな『美少女戦士セーラームーン』に出演できるなんて夢にも思わなかったので、最強に嬉しかったです!私にとって、セーラームーンは『人生の光』。子どもの頃からセーラームーンが大好きで、セーラー戦士のみんなを観るだけでも、“キュン”としますし、今でもグッズを買い漁ってしまうくらい大好きな作品です」と愛を熱く語る。今回、見事な老婆の演技を披露した渡辺さん。「かなり声のトーンを落として、喉を潰す勢いでやらせてもらいました。気持ちの面でも胸は痛いですが、『セーラー戦士を倒してやる!』というジルコニアの気持ちに合わせて演じました。直美史上、一番のハマリ役になっているんじゃないでしょうか!?」と手ごたえを感じている。そして、スーパーセーラームーンを再現した衣装を身にまとい、まさに身も心もセーラームーン一色となった渡辺さんの写真も到着した。『美少女戦士セーラームーンEternal』前編は2021年1月8日(金)、後編は2月11日(木・祝)2部作連続公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」前編 2021年1月8日より全国にて公開©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」後編 2021年2月11日より全国にて公開©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会
2020年09月11日もうすぐ開幕される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」(SSFF & ASIA2020)にて、別所哲也、河瀬直美、「King Gnu」常田大希が参加するオンライントークイベントが配信されることが決定した。今回のイベントは、ソニー株式会社と、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が、共同で新しい映像文化や潮流を次世代クリエイターと一緒に探求する「Creators’ Junction partnered with XperiaTM(クリエイターズ ジャンクション パートナー ウィズ エクスペリア)」のオンライントークイベント。モデレーターに映画祭代表の別所さん、河瀬監督がゲスト出演。さらに、スペシャルゲストとして「King Gnu」常田さんが参加する。トークでは、コロナ禍におけるエンタテインメント・映像業界の変化や、ニューノーマル時代の映像クリエイティブの在り方、スマートフォンでの映画製作の可能性などについて、三者の目線から可能性を探る。また、先月からスタートした2021年度の「オフィシャルコンペティション supported by Sony」および「スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony」などの作品応募に向けて、これからの映像製作のヒントにも迫っていく。「Creators’ Junction partnered with XperiaTM」は9月28日(月)20時スタート予定「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」は9月16日(水)~27日(日)開催。(cinemacafe.net)
2020年09月10日運動後のプロテイン摂取をスタート!2020年7月26日(日)、細川直美は「最近続けていること」というタイトルで自身のオフィシャルブログを更新。体づくりのために運動後のプロテイン摂取を継続していることを明かした。細川はプロテインは毎日2回摂取するのがベストのようだとしたうえで、難しい場合は1日1回は飲むようにがんばっているという。細川直美はオスカープロモーション所属。1988年8月に「第2回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞。「第8回メガロポリス歌謡祭 新人賞」「歌謡ゴールデン大賞新人グランプリ シルバー賞」などの受賞経験も持つ。細川直美が愛飲しているプロテインをチェック!細川直美は、ブログを通じて『ザバス ホエイプロテイン100』を紹介。継続することで少しずつ体に変化が見られ、モチベーションが上がっているとしている。『ザバス ホエイプロテイン100』は、吸収力が高い「ホエイプロテイン」を100%使用。水や牛乳にさっと溶けて、おいしく飲むことができる。1食分(21g)当たりにたんぱく質を15.0g含有。エネルギーは83kcal、脂質は1.4g、炭水化物は2.5g。4種のビタミンB群(ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6)、ビタミンC、ビタミンDの補給にもオススメだ。(画像は細川直美オフィシャルブログ「Siesta」より)【参考】※細川直美オフィシャルブログ「Siesta」※be amie※ザバス ブランドサイト
2020年07月30日河瀬直美監督を審査員長に迎えた第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選ばれた映画作品『人数の町』が9月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開される。この度、本作に出演する立花恵理の場面写真が公開された。本作は主演に中村倫也を迎え、石橋静河、山中聡などが配役に顔を揃えた。今回が初の長編作品となった荒木伸二は、数多くのCMやミュージックビデオなどを多数手がけてきた人物。本作では監督だけでなく脚本も務めている。中村が演じるのは、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪る毎日を送ることができ、出入りも自由だが、決して離れることはできないという謎の町で、借金で首の回らなくなった蒼山という男。本作はそこで出会う人々との交流を経て、町の謎に迫っていく新感覚のディストピア・ミステリーとなっている。本日、7月23日(木・祝)は海の日と言うことで、海の日にふさわしい立花の美しい水着姿の場面写真が公開。蒼山に町のルールをいろいろ教えてくれる謎の美女・緑役を演じた立花は、本作で映画デビューを飾ったが、それを感じさせない堂々たる存在感で映画を盛り上げる。場面写真は、謎に包まれている町の社交場である「プール」のワンシーン。プールは健康のために運動をしたり、町の住人たちと出会い・交流し、気になる相手にアピールする場となっているらしい。立花演じる緑は、この町の嬢王様的存在なのか、数人の男性を集め、ピコピコハンマーで人間もぐらたたきに興じている。『人数の町』9月4日(金)より公開※河瀬直美監督の瀬は旧字体
2020年07月23日河瀬直美監督最新作『朝が来る』と、仲野太賀と吉岡里帆が夫婦役で出演する『泣く子はいねぇが』が、「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが分かった。本日7月3日、スペイン時間の11時(日本時間18時)に「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」のラインナップ発表が行われた。今回選出が決定した『朝が来る』は、ドラマ化もされた辻村深月の同名感動ミステリー小説の映画化。永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子らが出演している。河瀬監督にとって、本映画祭コンペティション部門への出品は、国際批評家連盟賞を受賞した『玄牝』(’10)、『Vision』(’18年)に続いて3作目。また本作は、カンヌ国際映画祭【CANNES 2020】、トロント国際映画祭に続く国際映画祭への選出だ。河瀬監督は「コロナ禍において歴史あるサンセバスチャン国際映画祭が、開催の意志を持って世界を光の方向に照らしてゆく祭典に、正式出品作として『朝が来る』を選んでくださり感無量です!」と選出を喜んでいる。そして『泣く子はいねぇが』は、映像制作者集団「分福」の新人映画監督・佐藤快磨のオリジナル脚本による映画。男鹿半島で伝承される神様「ナマハゲ」を通し、大人になりきれず社会にも馴染めない主人公が少しずつ成長する姿が描かれる。キャストには、仲野さんと吉岡さんのほかにも、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派キャストが出演している。仲野さんは「何が起きるのか、本当に分かりません。『ナマハゲの映画を撮りたいんだ』と、監督から企画を聞かせてもらった数年前には想像もしてませんでした」と今回の決定に驚きを隠せない様子。また「サンセバスチャン国際映画祭で、監督の素晴らしい才能が知れ渡ることを願いながら、佐藤組の皆んなでこの吉報を分かちあいたいです」とコメントした。これまで、是枝裕和監督作『海街 diary』『そして父になる』などが受賞している「サン・セバスティアン国際映画祭」。第68回目となる今回は、現地時間9月18日(金)~26日(土)の期間で開催される予定で、映画祭には佐藤監督、是枝監督が参加を予定。受賞結果は、映画祭最終日の現地時間9月26日(土)に発表される。『朝が来る』は10月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年07月04日トロント映画祭が、ラインナップの一部を発表した。映画祭まで2カ月半ある、この早い時期に発表するのは異例だが、新型コロナにどう対応するのかの報告にからめてのものだ。今回明らかにされた上映作は、ケイト・ウィンスレット主演の『Ammonite』、イドリス・エルバ主演の『Concrete Cowboy』、マーク・ウォールバーグ主演の『Good Joe Bell』、ハル・ベリーの監督デビュー作『Bruised』、河瀬直美監督作『朝が来る』など。上映作品数は、通常より大幅に減らされた50本。映画祭の最初の5日は、ソーシャルディスタンスを守りながら、シアターやドライブインシアターで上映される。しかし、今年はデジタルでの上映も用意され、レッドカーペットもヴァーチャルとなるとのことだ。トークイベント、業界向けコンフェレンスもデジタルで開催される。これらを含めた詳細は、追って発表される。今年のトロント映画祭は9月10日から19日まで。文=猿渡由紀
2020年06月25日中村倫也を主演に迎えたディストピア・ミステリー『人数の町』が、9月4日(金)より全国公開されることが決定。本作は、映画監督・河瀬直美が審査員長を務めた第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選ばれた作品。本作は、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪る毎日を送ることができ、出入りも自由だが、決して離れることはできない、という謎の“町”が舞台。借金で首の回らなくなった蒼山(中村倫也)がその“町”の住人となり、そこで出会う人々との交流を経て“町”の謎に迫っていく新感覚のディストピア・ミステリー。中村さんに加え、令和版「東京ラブストーリー」での赤名リカ役が話題の石橋静河、本作で映画初出演となる「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」の立花恵理、「映像研には手を出すな!」に出演中の山中聡といった面々が集結。監督・脚本は、「バイトするならタウンワーク」のCMやMVなどを多数手掛ける荒木伸二が初の長編映画に挑戦する。今回、併せてポスターと場面写真も解禁。「部屋に入ったら この町のガイドである バイブルを熟読すること」という謎の文字列が印象的なポスターに使用された写真には、顔に傷を負った中村さんや、黄色のつなぎを着た山中さん、水着姿で腕を組む立花さん、キス寸前の中村さんと石橋さん、ツノをつけた怪しい“おじさん”、入院着のようなものを着用しカウンターに座る面々など意味深な画像で埋め尽くされている。中村さんが寝ながら読んでいるのがバイブルなのか?一体そこには何が書かれているのか?タイトルの「人数の町」とは?謎だらけの好奇心を刺激されるビジュアルだ。主演の中村さんは、「こういった角度の矢印を持った日本映画は、今まで無かったかもしれません。完成した作品を観たとき、この作品をどう言葉にして説明すれば良いのか、考えさせられました」とコメント。「時間が経って、撮影当時のことなども思い出していくと、『もしかしたらちょうど今、世に出るべき作品なのかもしれないな』と感じています」と語り、「早く反応を知りたい作品」と明かしている。『人数の町』は9月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。※河瀬直美監督の「瀬」は旧字体(text:cinemacafe.net)
2020年06月18日「特別養子縁組制度のことは、この作品に出会うまで深くは知らなかったのですが、実際に養子を迎えたお父さんやお母さんに会うと、“わが子”のことを語る姿が、本当にキラキラしていたんです」そう語るのは、井浦新(45)。最新の出演映画『朝が来る』(近日公開)は、朝斗と名付けた男の子を養子に迎えた夫婦と、生みの母親とをめぐる物語。井浦は朝斗の育ての親となる夫婦の夫、栗原清和を演じている。「撮影前、妻を演じた永作博美さんと一緒に、実際に養子を迎えたご家族とお会いしました。僕が演じる清和は無精子症で子どもを授かることができないのですが、そのご家族と話した時間が役と向き合ううえで貴重な経験になりました」栗原夫妻と朝斗の生みの親を名乗るひかりとの対面は、緊迫感みなぎる場面だ。河瀬直美監督の徹底したこだわりで、ひかりを演じた蒔田彩珠とは撮影以外で顔を合わせることはいっさいなかったという。「河瀬組では、カメラが回っていないときも俳優は役のまま生活する。1ミリでも芝居をしたら止められます。僕と永作さんが朝斗と『今日のお昼ごはん何にする?』とかふだんどおりに過ごしていると、ひかりが『子どもを返して』と訪ねてくる。僕らは必至で朝斗を守ることしか考えていませんでしたが、完成作を見て、彩珠さんがどんな気持ちであの場面にたどり着いたのかを知ると、もう痛くて痛くて……」しかし、エンドクレジット後の朝斗の言葉は、親たちへの希望ともとれる。「あれは台本にはないセリフ。監督から厳しい撮影を終えた僕たちへの愛情の『ギフト』では(笑)」と井浦。本作を通して、家族のあり方を考えたそうだ。「日本人は世界から見ても血(のつながり)にこだわりがちですが、家族とは血で決まるのではなく、一緒に過ごした時間や経験が積み重なってできていくものなのだと思いました」私生活では2児の父親だが、新型コロナウイルスの影響で自粛が続く日々をどう過ごしているのだろう。「親としていつもと変わらない姿をちゃんと見せなければと思う半面、予定していた撮影が飛んだことでふだんは途切れ途切れになっていたことをやり続ける時間ができたんです。かるたやけん玉をしたり、僕が買い続けてきたレコードを子どもたちが選んで聴いたり、そういうなにげない家族との時間に幸せを噛みしめていました」“家族”のことを語るとき、井浦の表情もまた輝いていた。「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月08日新型コロナウイルスの影響により、従来の形式でのイベント開催を断念した第73回カンヌ国際映画祭が、公式セレクションの56作品を発表した。通常はコンペティション部門、ある視点部門などに分けて発表されるが、今年はこうした部門には分けず、「カンヌ2020」の56作品として一本化。その中で「常連(または過去1回は選出経験がある人)」、「若手」、「新人」、「オムニバス映画」などの小さなタイトルを付け、それぞれの作品を発表している。日本からは「常連」に河瀬直美監督の『朝が来る』、深田晃司監督の『本気のしるし』、「アニメ映画」に宮崎吾朗監督の『アーヤと魔女』の3作品が選出された。ほかに選出された作品にはウェス・アンダーソン監督の『The French Dispatch』、フランシス・リー監督の『Ammonite』、ピート・ドクター監督のピクサー映画『ソウルフル・ワールド』などがある。今年の応募作品の総数は2067本と過去最高。そのうち532本が女性監督作品で、昨年の575本に比べれば応募数は少なかったものの、公式セレクションに選出されたのは16本で、昨年の14本より増えた。56本の作品は「カンヌ2020」のラベルを付け、今後開催される様々な映画祭で上映される可能性がある。(Hiromi Kaku)■関連作品:朝が来る 近日公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年06月04日「カンヌ2020」のラインナップが発表された。この肩書きは、今年のカンヌ映画祭で上映されたはずの作品56本に与えられるもの。カンヌという尊敬される映画祭のブランドをうたえることで、それらの作品が公開される、あるいは配給を探す上で、強みになるというのがねらいだ。また、これらの作品は、トロント、サンセバスチャン、ニューヨーク、釜山、東京など、今年後半の映画祭で上映することも視野に入れている。56本のうち代表的なものは、ウェス・アンダーソンの『The French Dispatch』、ピクサーのアニメーション『ソウルフル・ワールド』、フランソワ・オゾンの『Summer of 85』、河瀬直美の『朝が来る』、深田晃司の『本気のしるし』、トマス・ヴィンターベアの『Another Round』など。スティーブ・マックイーンは『Lover’s Rock』と『Mangrove』の2本でラインナップ入りをした。スパイク・リーの審査員長の役目は、来年に繰り越される。文=猿渡由紀
2020年06月04日映画『朝が来る』の原作となった小説の作者・辻村深月さんと、実写映画版の監督・河瀬直美さん。“ひとつの物語”を別の手法を用いて表現する、語り手同士のまなざしは何を見据えているのか。そこには二人が築き上げた信頼が垣間見えました。――辻村深月さんの小説『朝が来る』は、実の子を持てない夫婦と、中学生で出産した少女の運命が、特別養子縁組によって繋がっていく物語です。河瀬さんがこれを映画化しようと思ったきっかけは?河瀬:辻村さんの作品は前から知っていましたが、『朝が来る』は人から薦められて読みました。自分も養女として育っているので、共感するところがいっぱいあって。その時はすでにテレビドラマ化が決まっていたんですが、薦めてくれた人に「これは女性監督が映画化したほうがいい」と言われ、そこから始まったんですよね。辻村:連絡があった時にはすごくびっくりしました。河瀬フィルムはファンとして観てきましたが、自分の小説の映画化なんて、こっちが頼み込まないと実現しないだろうし、頼んだからといって監督の気持ちが乗らなければ到底無理。それなのに、まさか河瀬さんのほうから手を挙げてくださるなんて。実は映画化の話もいくつかオファーがあってどれも魅力的だったのですが、河瀬監督がいちばん、想像がつかないものを見せてくれるんじゃないかと思いました。河瀬:あはは。それで、まだ何も決まっていない時にホテルのラウンジで会ったのが、4年くらい前だったかな。辻村:監督の『光』(2017年)が公開される前年でしたね。監督が現れて、時候の挨拶もなく開口一番「この映画を撮るにあたって、朝斗のまなざしというものは必要不可欠だと思っています」っておっしゃって。あ、これが世界の河瀬直美かと圧倒されました(笑)。河瀬:本当に失礼な出会いでしたねえ(笑)。――朝斗というのは、養子となった男の子のことですね。辻村:そうです。『朝が来る』は、養親となった佐都子と、産みの親であるひかりという、2人の母親の物語と言われることが多かったし、私もその角度から話すことが多かったんです。でも監督は、朝斗という子供の目線をあの原作から感じ取ってくださった。この小説の余白みたいな部分を、監督であれば埋めてくださると思いました。後から河瀬さんご自身も養子だったということも聞いて、監督のところに送り出したいという気持ちがさらに強くなりました。――そこからお二人の交流が始まったのですか。辻村:いっぱい対話をして、私もすごく勉強になりました。『朝が来る』が文庫化された時には解説を書いていただきましたし。紆余曲折あって映画化は無理かと思う瞬間もあったけれど、そんな時も実現させようという監督の熱意を間近に見せてもらいました。通常、映画の原作者って撮影が決まってから関わると思うんですけれど、今回は、僭越ですけれど、河瀬さんと友達の関係性を作りながら映画に携わっていく形になって、すごく楽しく、かつ刺激的でした。河瀬:ありがたいお言葉です。『光』を公開した時には奈良までトークイベントに来てもらって、小説と映画の違いについても話しましたよね。私は深月ちゃんの小説は、文字で表現されているものの裏側に読み取れることが多くあると感じていて。映画は、その文字の裏側を具体的に描かないといけないと思うんですよ。文字をそのまま映像化したほうが原作の読者は安心するんだろうけれど、私の場合、原作に書かれたエピソードを多少変えてでも、作者が本当に言わんとしていることが届くところを目指している。『朝が来る』は、“2人の母親と子供”という説明で伝わるほどシンプルじゃない部分がそれぞれの登場人物にありますよね。そこを丁寧に描いていこうと思いました。私の映画はたいてい、一か所に滞在して撮ることが多いんですが、これは全国6か所で撮ったし、登場人物が一番多いし、撮影そのものに2か月かけるという長期戦で。チャレンジでしたね。辻村:完成作品を観た時、河瀬さんとスタッフ、キャストの皆さんが長い旅を終えてここに来てくれた感じがしました。それは物理的な距離もだし、何より登場人物それぞれが生きてきた時間がまるごと映画に入っている。養親となる佐都子と清和が、恋人同士のような二人の時間を過ごしてから親になっていく過程をじっくり見られたのも嬉しかった。小説では、母親になったから急に何かが変わるわけではない、ということを意識していたんですが、そこを大事にしてもらえたと思いました。もうひとつ、大事にしてくださったのは、中学生で産みの親となるひかりが、初めてつきあった男の子とどういう時間を過ごしたのか、というところ。大人からは頭ごなしに「まだ中学生なのにバカなことをした」と断じられてしまうような時間を、そうではなかったんだと丁寧に描いてくださったおかげで、ひかりを肯定してもらえたと感じました。それと、河瀬さんにお願いしたからこそこういう世界が見られたと思ったのが、特別養子縁組を斡旋するNPO法人の浅見という女性がインタビュー形式で答える場面。あそこは完全に浅見さんの物語になっていて、浅見さんもまた朝斗のお母さんなんだ、と気づかされました。――佐都子と清和がNPO法人「ベビーバトン」の説明会に出席する場面や、ひかりが浅見さんのもとで過ごす時間の場面は、ものすごくリアリティがありますね。河瀬:私はドキュメンタリストでもあるので、説明会はドキュメンタリースタイルにしました。NPO法人の方に協力していただいて、実際に養子縁組した人たちに出演してもらったんです。そこに、佐都子を演じる永作(博美)さんと清和を演じる井浦(新)さんに、俳優としてでなく、佐都子と清和という夫婦としていてもらったのがあのシーン。辻村:監督は順撮りで撮影されているので、二人が結婚して、不妊治療に悩んで、というシーンを先に撮影してから、あの場面に臨んでいるんですよね。河瀬:そう。だから二人は本当に佐都子と清和としてそこにいる。あの場面は流れだけ決めて、全部実際に彼らの言葉で語ってもらっています。いわばアドリブでした。辻村:河瀬さんは撮影期間中、原作者の私より何倍も『朝が来る』について詳しかったと思う。永作さんも、私以上に佐都子の理解者だったと思います。最初に「朝斗のまなざしが必要」とおっしゃった時、河瀬さんは私とご自分に対して約束をしてくれた気がしたんですが、完成作品を観て、その約束を果たしてくださったと思いました。最後まで観るとそれがよく分かる。だから絶対、エンドロールが終わるまで席を立ってほしくない!河瀬:はい!そこに秘密が隠されています(笑)。実の子を持つことを諦めたところ、特別養子縁組の取り組みを知った佐都子と清和の夫婦は、中学生で妊娠、出産した少女・ひかりの子供を養子にすることを決める。赤ん坊の受け渡しの日に会った3人の運命はその後…。養子となった朝斗と3人で、東京で暮らす佐都子と清和。幼稚園での多少のトラブルもまた、平穏な日々の証。その時はまだ、突然かかってきた一本の電話によって、家族のしあわせな日常が脅かされることになるとは、誰も思っていなかった。NPO法人「ベビーバトン」を主宰する浅見静恵。ひかりを見守り、出産に付き添い、佐都子たちと生まれた赤ん坊の養子縁組の間に立つ彼女の存在感が際立つ。実際に養親になった人たちに出演してもらった説明会の場面のリアリティは胸に迫るものがある。かわせ・なおみカンヌ映画祭をはじめ各国で受賞多数。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。「なら国際映画祭」では次世代育成に力を入れる。東京2020オリンピック競技大会公式映画監督。つじむら・みづき2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。’11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、’12年『鍵のない夢を見る』で直木賞、’18年『かがみの孤城』で本屋大賞受賞。『朝が来る』[映画]特別養子縁組によって息子を得た夫婦のもとに、謎の女から一本の電話がかかってきて…。監督・脚本・撮影/河瀬直美出演/永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子近日公開予定。[小説]特別養子縁組で繋がる産みの親と育ての親、それぞれの物語を辻村さんならではのミステリーとして描く。不穏な冒頭から、ラストは圧巻。文庫版は解説を河瀬監督が寄せている。文春文庫¥700※『anan』2020年5月27日号より。写真・深野未季(文藝春秋/辻村さん)取材、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年05月23日ハリウッドスターのジョニー・デップが、2020年4月20日にInstagramのアカウントを開設。またたく間に400万人以上のフォロワーを獲得しました。長年SNSから距離を置いてきたスターの登場に、ファンは沸いているようです。そんなジョニーには、2人だけフォローしている日本人がいます。1人は故ジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコさん。もう1人はモデルで俳優の美波さんです。日本を飛び出し、世界で躍進の兆しを見せている女優・美波さんのキャリアを振り返ります。映画、CM、舞台、そしてハリウッド…世界へ羽ばたく名女優へフランス人の父親と日本人の母親を持つ美波さんは、1986年生まれ。落ち着いていて、相手を見透かしてしまうような魅惑の目力を持つ美女です。女優・モデルを中心に多彩な活躍を見せる美波さんのデビュー作は、2000年公開、名匠・深作欣二監督のバイオレンス群像劇『バトル・ロワイアル』です。同作で美波さんは、山本太郎さんが演じる、重要な役どころのキャラクター・川田章吾役の恋人役として出演しました。劇中では回想シーンでの登場と、決して劇中での出番は多くないのですが、印象的なたたずまいでインパクトを残しました。深作監督とはその後、ゲーム『クロックタワー3』のイベント用CGムービーの製作で再共演。主人公のCGモデルを演じるという経験をしたようです。2003年には、資生堂の『マジョリカ・マジョルカ』のCMモデルに大抜擢されブレイクを果たしました。まだまだその名が知られていなかった頃の出演ということもあり、お茶の間では「この美女は誰?」と大きな関心を寄せられ、その存在は一躍有名に。『マジョリカ・マジョルカ』のどこかおとぎ話めいたブランドイメージと、美波さんの日本人離れした雰囲気はベストマッチだったようで、なんと2010年までの約7年間、CMモデルを勤め続けていました。2007年になると、美波さんは故・蜷川幸雄さんが演出した舞台『エレンディラ』に出演し、話題を呼ぶことになります。ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの短編小説が原作の本舞台は、孫娘に売春を強いる祖母との奇妙な放浪生活を描いた作品。美波さんは主役である娼婦エレンディラ役を熱演し、濃厚なベッドシーンを体当たりで演じました。 View this post on Instagram A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Feb 12, 2016 at 1:22pm PST制作発表時に「娼婦の役をやるからには脱がさせていただきます」と意気込んでいた美波さんは、驚くことに役を強烈に演じきるため、共演の中川晃教さんとベッドシーンの『自主練』に励んだそうですよ。そんな美波さんですが、現在は活動の拠点をフランスに移しています。そのきっかけとなったのが、2015年に美波さんが文化庁新進芸術家の海外研修メンバーに抜擢され、1年間のフランス留学を果たしたことです。 View this post on Instagram The historical brand “ALBION” celebrate the 45th anniversary for “SKIN CONDITIONER ESSENTIAL”. They made a beautiful short movie to explain this gladness. (Dir. Nobuhiro Suwa / start. Pauline Étienne, Minami, Aoi Teshima) Every scenes was shot in Paris... It’s a honor to participe in this project ! I played a painter who try to find herself (my real paintings witch I painted in Paris is also in this movie).... Suwa-director put a magic to make an amazing images on this film. Please check from the link on the top of the instagram !! 美しい歴史を辿ったアルビオンの薬用スキンコンディショナーエッセンシャルが45周年を迎えました! そのお祝いショートムービーに出演させていただきました。 全編パリ撮影、3人の女性が現実と戦いながらも美しく生きていくお話です。 私は画家の役を演じ、実際にパリで描いた絵も飾ってあります。 諏訪敦彦監督のマジックによって大変素敵な映画になっています。 インスタグラムのトップのリンクから動画が観れるので是非チェックしてください! #albion #skinconditioner #45th #anniversary #nobuhirosuwa #paulineetienne #minami #aoiteshima #アルビオン #スキコン #45周年 #諏訪敦彦 #ポリーヌエティエーヌ #美波 #手嶌葵 「時よ、止まるな。あなたは美しい。アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル “スキコン”が生まれて45周年。いくつになっても、輝ける場所を求める女性たちの人生に、これからも寄り添い続けてゆきます。」 A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Apr 2, 2019 at 12:35am PDT『新進芸術家海外研修制度』とは、日本の文化芸術を担う人材育成のため、音楽、美術、演劇等、映画などの各分野で活動する若手アーティストなどに、海外での実践的な研修の機会を提供し、その渡航費や滞在費を支援するものです。 View this post on Instagram Bye bye #hanedaairport また来るね日本 A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Jan 13, 2017 at 4:46pm PSTもともと、日本のフランス人学校で育ち語学は堪能、精神性もフランスにあった様子の美波さん。作家の辻仁成さんが編集長を務めるウェブメディアに寄稿した際には渡仏への切実な思いをつづっていました。それからの10年間、フランスへの強い想いと舞台に対する強い気持ちが入り混じり混沌としていた。そんな日々を過ごしながら、エゴだけが膨れていき、自尊心が腐っていくように思えた。”今行かなければ全てが幻になってしまう”私はこれ以上自分自身に嘘をつきたくない。幻が消える前に飛び込むしかなかった。Design Storiesーより引用その後はフランスの芸能事務所に所属し活動するようになります。フランスでの活動が知られ、2018年には河瀬直美監督の映画『Vision』でフランスの名女優ジュリエット・ビノシュと共演まで果たしています。美波さん「ジャンヌと共にアキの家を訪ねるシーン。監督とジャンヌが芝居に対するアプローチの話をされていて。それがビリビリと電気が走るようなシーンに繋がって…あれはなんだったんだろう?と不思議な感覚になるくらい。すごいなと」 #vision_movie pic.twitter.com/nZeXRJtUUK — 映画『Vision』公式 (@vision_movie_) June 9, 2018 ワールドワイドな活躍を続ける美波さんですが、2020年はすでにすごいことになっています。それが冒頭でお話ししたジョニー・デップとの1件。なんと、2020年のベルリン国際映画祭で公開されたアンドリュー・レヴィタス監督の新作『MINAMATA(原題)』で、ジョニーと初共演を果たしたのです。 View this post on Instagram #redcarpet #wordpremiere #minamata #movie #berlinale2020 #festival #specialgala #lettruthbetheprejudice #eugenesmith #aileensmith #andrewlevitas #johnnydepp #hiroyukisanada #minami #tadanobuasano #ryokase #junkunimura #billnighy #映画 #水俣 #ベルリン映画祭 #ユージンスミス #アイリーンスミス A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Feb 22, 2020 at 9:25am PST四大公害病の1つである水俣病を追いかけた世界的フォトジャーナリストのユージーン・スミスが主役の本作。美波さんはなんとユージーン役のジョニーの妻という注目度抜群の役どころ。日本公開は未定ですが、間違いなく大きな話題となるはずです!見る者を圧倒するその確かな演技力と鋭い感性は、間違いなくハリウッドでも通用することでしょう。さらなる活躍に期待大ですね![文・構成/grape編集部]
2020年05月22日・突然の一人芝居に笑った。・笑いに変える才能に恵まれすぎ。・アンチも涙目だろう。渡辺直美さんが自身のYouTubeページで行った生配信での出来事に、そんな称賛の声が寄せられています。渡辺直美アンチコメントにブチギレかと思いきや?2020年4月17日、『今夜も私と一緒にディナーしよ』と題してYouTubeで生配信を行った渡辺さん。リアルタイムで視聴者がコメントできるようになっており、途中、アンチと思われる視聴者からの心ない言葉が渡辺さんの目に留まります。「芸能人なのに(視聴者数)5万人かよ」視聴者数を「少ない」と指摘する野次を読み上げた後、渡辺さんの様子に徐々に変化が…。突如始まる、渡辺直美ワールド!寸劇が終了した後に残されたのは、アンチのコメントへの不快感ではなく、不思議な充足感のみ…。野次すらも笑いに変えてしまう渡辺さんは、「さすが」のひと言です!機転の早さもさることながら、底抜けに明るい性格など…改めて渡辺さんの人気の理由を垣間見た気がしますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月02日新型コロナウイルスの影響で、様々な映画が公開延期に追いやられ、映画館も続々と休館になっている中、全国の小規模映画館“ミニシアター”が閉館の危機にさらされている。そこで、存続の危機に立たされている全国のミニシアターの運営継続を支援するため、「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」プロジェクトがスタートしている。今回のプロジェクトは、深田晃司監督と濱口竜介監督が発起人となり、MOTION GALLERY代表・大高健志など有志メンバーで立ち上げ、署名活動を通じて政府への提言を進める「SAVE the CINEMA」とも連携し映画業界を支える。また、今泉力哉、上田慎一郎、片渕須直、河瀬直美、是枝裕和ら映画監督、さらに俳優の斎藤工、染谷将太、渡辺真起子らも賛同人に名を連ねている。4月13日(月)より「MOTION GALLERY」にてクラウドファンディングがスタートしている本プロジェクト。半日で3,000万円、24時間以内に5,500万円を国内最速で突破し、現在は8,700万円を超えた。期間は5月14日23時59分までとなっており、目標金額は1億円を設定。リターンは、お礼のメッセージのみの「思いっきり応援コース」(1口3,000円から)と、2020年内まで使用可の映画鑑賞券、有志の劇場で使用できる1000円パス、フリーパスなどが含まれる「未来チケットコース」(1口5,000円から)の2種類。「コロナ禍に伴い、外出自粛の状況があと3ヶ月続いた時に、閉館の危機に直面する運営団体」を対象に、現在、66団体78劇場が参加しており、寄付の形で分配する予定。さらに4月17日まで新たなミニシアターの参加を受け付け中だ。ほかにも、車に乗ったまま大きなスクリーンで映画を鑑賞できるドライブインシアターを復活させるべく、「MOTION GALLERY」でクラウドファンディング中。8月7日23時59分まで資金を募っており、ドライブインシアターの運営資金、エンターテインメント業界、新型コロナウイルス対策基金への寄付などに使われるという。なお、第1回寄付先には「ミニシアター・エイド基金」と「COVID-19連帯対応基金(COVID-19 Response Fund)」が予定されている。(cinemacafe.net)
2020年04月15日渡辺直美が手がけるカラコンブランドファッションリーダーとしてグローバルに活躍するタレント・渡辺直美がプロデュースするカラコンブランド「N’s COLLECTION(エヌズコレクション)」より、新色2色が登場。現在公式サイトにて先行発売中の新色が、2020年3月18日(水)より店頭発売をスタートする。ユニークなカラー名の2色が登場「N’s COLLECTION」の新色は、斬新なネーミングと絶妙カラーで、SNSなどで話題沸騰中の「やきそばパン」と「さば定食」。明るめなゴールドブラウンで華やかな印象の「やきそばパン」。外国人のような色素の薄い瞳を作る。また青みがかったグリーンにイエローをミックスした絶妙カラー「さば定食」は、クールに見せるハーフレンズだ。メイクの幅を広げるカラコン「N’s COLLECTION」のコンセプトは、”メイクを引き立たせるカラコン”。ニューヨークと日本でマルチに活躍する渡辺直美が厳選した、ハイセンスなカラーがメイクの完成度を引き上げる。しっかりとした発色が瞳の印象を変え、メイクの幅をグッと広げてくれるカラコンだ。価格はワンデータイプが10枚入りで税別1,600円。今回新色2色がプラスされ、全9色展開になった。UVカット効果も兼ね備えている。(画像はプレスリリースより)【参考】※PIA株式会社のプレスリリース※「N’s COLLECTION」公式サイト
2020年03月13日2月26日、映画『約束のネバーランド』(12月18日公開)にお笑いタレントの渡辺直美(32)が出演すると発表された。孤児院で浜辺美波(19)ら演じる子供たちが“鬼”の餌食として育てられていることに気付き、脱走を図る逃亡劇。渡辺が演じるのは、主人公たちの逃亡を防ごうとするシスター・クローネ。原作では、筋骨隆々で強烈な顔芸を見せるキャラクターだ。渡辺がこの役を演じることに、ネット上ではこんな期待の声が寄せられている。《猛烈に追い掛けてくる渡辺直美は見たい》《思わず渡辺直美ちゃんのド変顔を想像してしまいました》渡辺といえば、今年になってから大型企画への出演発表が続いている。1月27日には、日本人として初めて「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」のグローバルアンバサダーに就任。1月29日には、『映画ドラえもん』シリーズの第40弾「映画ドラえもん のび太の新恐竜」でゲスト声優を務めると発表された。2月10日には、シンガポールのファッション誌『ELLE Singapore』で単独表紙を飾ったと自身のInstagramで報告。2月25日には、「アシックス」新ランニングシューズのイメージキャラクターに就任。広告ビジュアルで、商品を履き飛び跳ねる姿を見せている。「渡辺さんは、今やグローバルに活躍する大物タレント。出演している作品やブランドは、ビッグネームばかりです。彼女のキャリアアップは一見するとシンデレラストーリーに思えますが、実は渡米前から計画されていた“堅実な人生計画”なんです」(芸能事務所関係者)18年9月、小誌は渡米直前の渡辺を直撃。その際、NY進出プランについてこう話していた。「何個か向こう(アメリカ)からお話はいただいているんですけど、日本での仕事と被って断ることが多くて。日本でもたくさんの人にお世話になっていて、レギュラー番組もあるし、収録の度に帰って来るという風にするか……。ちょっと長い時間はかかるかもしれませんが、周囲に理解してもらって、自分の提案をしっかり実現できるように頑張ります!」前出の芸能事務所関係者が続ける。「彼女はレギュラー番組製作陣やクライアントへの恩を忘れず、一部のレギュラー仕事を続けたまま渡米しました。現在はアメリカに家を持つほどのセレブになりましたが、周囲へ感謝する姿勢は変わっていません。いま、これだけ大規模な仕事が集まってくるのも、この義理堅さと誠実さがなせる業です」映画、広告、ファッションと幅広く活躍する渡辺。今後の活躍に、引き続き期待だ。
2020年02月26日お笑いタレントの渡辺直美(32)が2月2日にインスタグラムを更新。《この度、ケイトスペードニューヨークのグローバルアンバサダーに就任しました初日本人》と、世界的な人気を誇るブランド「ケイト・スペードニューヨーク」の“顔”になったと報告した。続けて《まさかのNYの街に私の広告を見る日が来るなんて人生展開早過ぎ何が起こるか分からない》と驚きを見せていた渡辺。これに対して綾野剛(38)や大島優子(31)といった著名人をはじめ、多くのフォロワーから祝福が寄せられている。VOGUE JAPANによると、渡辺が起用された理由は「すべての女性の一番いい所を表現しています。自信をもって、喜びにあふれ、自分らしく人生を謳歌している」という。そんな渡辺は19年8月、キングコング・梶原雄太(39)の動画『カジサックの部屋』に出演。海外進出についての思いを明かしていた。渡辺は過去にレギュラー出演していた『笑っていいとも!』と『ピカルの定理』(どちらもフジテレビ系)が終了するタイミングで、「持っている全てを出し切ってしまった」と落胆。そのとき「一度立ち止まって何か吸収したい」という思いから環境を変え、ニューヨークへと留学することを決意したというのだ。その選択が“吉”と出た渡辺。今や、日本を代表するファッションアイコンとしても活動している。「ふくよかな体形がチャームポイントの渡辺さんは、アメリカやイギリスでも『固定観念を変える存在』として大きく取り上げられました。『VOGUE JAPAN Women of the Year 2016』に選ばれたことを皮切りに、発信力の強いファッション誌やハイブランドからモデルのオファーが増加。さらに渡辺さん自身もプロデュースブランド『PUNYUS』を立ち上げました。インスタグラムのフォロワー数は、900万人越えの“無双”状態。2位のローラさん(29)を大きく引き離し、国内女性有名人の中でフォロワー数1位を誇っています」(ファッション関係者)6月からはミュージカル『ヘアスプレー』の主演に挑戦する渡辺。まだまだ注目が集まりそうだ。
2020年02月03日