『ビバリウム』のロルカン・フィネガン監督作『NOCEBO/ノセボ』のBlu-ray&DVDが6月5日(水)より発売されることが決定した。家の内覧をしたカップルが住宅街から抜け出せなくなるというあまりに不条理な展開で世界中の映画ファンを震撼させた『ビバリウム』(2019)のロルカン・フィネガン監督の最新作となる本作は、仕事も私生活も順調なキャリアウーマンが、想像を絶する悪夢に見舞われるエクストリーム・フォーク・ホラー。公開当時、そのおどろおどろしい世界観と予想外の結末に注目が集まった。主人公クリスティーンを演じるのは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを務めたほか、ティム・バートン監督作のミューズとして『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ダンボ』などに出演するエヴァ・グリーン。さらにクリスティーンの夫フェリックス役として『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役にフィリピン出身のシンガーソングライター、チャイ・フォナシエらが出演。豪華キャスト陣による息を呑む圧巻の演技の応酬も見どころだ。『NOCEBO/ノセボ』商品情報【発売日】2024年6月5日(水)【価格】Blu-ray&DVD 5,720円(税込)※Blu-ray&DVDのコンボ商品となります。【映像特典】・予告編※商品の仕様は変更となる可能性がございます。『NOCEBO/ノセボ』Blu-ray&DVDは6月5日(水)より発売。(シネマカフェ編集部)■関連作品:NOCEBO/ノセボ 2023年12月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Lovely Productions Limited / Wild Swim Films Limited MMXXII. All Rights Reserved.
2024年02月19日『キック・アス』『キングスマン』シリーズのマシュー・ヴォーン監督が豪華キャストを迎えて贈る『ARGYLLE/アーガイル』。主人公アーガイルと同様に架空のスパイ小説に登場する助っ人技術者のキーラ役を演じたアリアナ・デボーズが、本作にキャスティングされたのは『ウエスト・サイド・ストーリー』でアカデミー賞助演女優賞を受賞するよりも前のこと。栄えある受賞を受けて本作の出演シーンを少々変更する、という嬉しい誤算が生じていたことが分かった。キーラ役を当初は「あまり知られていない人物に演じてもらうつもりだった」というヴォーン監督。とはいえ「(アリアナに)会ってみると素晴らしい印象を受けた。彼女ならきっとセンセーションを巻き起こすと感じた」と明かす。ブロードウェイを中心に活躍しているワールドクラスの実力の持ち主であり、米演劇界で最も権威ある「トニー賞」ミュージカル助演女優賞にノミネートされたキャリアの持ち主ではあるものの、映画界ではまだそれほど知られた存在ではなかったからこそアリアナをキャスティングしていたが、「『ウエスト・サイド・ストーリー』で有名になったことで、編集の必要性が生じた」と監督。「認知度が上がり、人々は彼女を見かけると『アリアナ・デボーズだ!』と言うようになった。そのため、ストーリーにおけるサプライズの要素を入れるべく、編集のやり直しが必要になった」と言い、「それはもどかしいことではあったけれど、米アカデミー賞受賞歴のある素晴らしい役者がもう一人増えたことは幸運なことだった。そして彼女はこの役を見事に演じている」と豪華キャスト陣にさらなる厚みが加わった喜びを明かす監督。結果として、オールスターキャスト勢ぞろいのなかに魅力的なキャラクターがまた1人、本作『ARGYLLE/アーガイル』の世界に誕生することになった。スティーヴン・スピルバーグ監督によって往年の名作がリメイクされた『ウエスト・サイド・ストーリー』では華やかで力強い魅力に溢れたアニータを演じ、その名を世界中に轟かせ、ウォルト・ディズニー創立100 周年を記念して製作された『ウィッシュ』(23)では主人公・アーシャ役のボイスキャストに大抜擢されたアリアナ。華やかなサクセスよりも前から決定していた、ヴォーン監督とハリウッドを代表するキャスト陣が顔をそろえる本作の出演には、「まさに“ほっぺたをつねって現実かどうか確認する”ような体験だった。この作品の世界に少しでも携われたことを光栄に思う」と喜びもひとしおだったようだ。また、ヴォーン監督は本作のために新曲2曲を書き下ろしたが、2曲ともアリアナが歌唱を担当。主題歌「Electric Energy」では80年代洋楽4大アイコンの1人といわれる、ボーイ・ジョージと共にパワフルな歌声を聴かせている。『ARGYLLE/アーガイル』は3月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ARGYLLE/アーガイル 2024年3月1日より全国にて公開© Universal Pictures
2024年02月18日前作『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたフランスのラジ・リ監督の最新作が『バティモン5望まれざる者』として、5月24日(金)に日本公開されることが決定。併せてシーン写真9点が解禁された。パリ郊外(=バンリュー※)に存在する、都市再開発を目前に控えた居住棟エリアの一画、通称「バティモン5」。ここに立ち並ぶいくつもの団地には労働者階級の移民家族たちが多く暮らしているが、バティモン5では再開発のために老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められている。そんな中、前任者の急逝で臨時市長となったピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の復興と治安を改善する政策の強行を決意。だが、その横暴なやり方に住民たちは猛反発、これまで移民たちに寄り添い、ケアスタッフとして長年働いていたアビーたちを中心とした住民側と、市長を中心とした行政側が、ある事件をきっかけについに衝突。やがて激しい抗争へと発展していく――。監督は、前作『レ・ミゼラブル』のラジ・リ。役者として、また、1995年にアーティスト集団「クルトラジメ」のメンバーとしてキャリアをスタートした彼は、1997年、初の短編映画『MontfermeilLesBosquets』(原題)を監督、2004年にはドキュメンタリー『28Millimeters』(原題)の脚本を、クリシー、モンフェルメイユ、パリの街の壁に巨大な写真を貼ったことで有名になった写真家JR(ジェイアール)と共同で手がけるなど、新進気鋭アートティストの1人でもある。『レ・ミゼラブル』では、ラジ・リ監督自身が生まれ育ったパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユを舞台に、そのエリアを取り締まる犯罪防止班(BAC)と少年たちの対立を手に汗握る圧倒的な臨場感で描き出し、観る者の心を鷲掴みに。第72回カンヌ国際映画祭審査員賞、第45回セザール賞4冠の最多受賞(観客賞、最優秀作品賞、有望男優賞、編集賞)、第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートされた。それから4年。ラジ・リ監督のもとに『レ・ミゼラブル』製作スタッフが再集結し、再びバンリューが抱える問題を持ち前の臨場感に新しい視点を交えて生み出したのが本作。前作と地続きのテーマを採用しつつも、そのドラマはより人間くささを帯びながらさらに社会性をまとい、力強さで進化した作品となっている。解禁となった場面写真では、バティモン5で働くアビー(アンタ・ディアウ)が、仲間のブラズ(アリストート・ルインドゥラ)と談笑する様子。行政の思惑で取り壊される古い団地の様子や、新しく臨時市長に就任したピエール(アレクシス・マネンティ)が整然とした市庁舎で街並みの新構想を練る姿。行政との戦いに挑むバティモン5の住人らを捉えたカットなどとなっている。移民たちの居住団地群の一画=バティモン5の一掃を目論む「行政」とそれに反発する「住人」による、“排除”vs“怒り”の衝突。本作では、恐れと不満の積み重ねが徐々に両者間の溝を深くし、憎しみのボルテージが加速していく様が息もつかせぬ緊迫感で描かれる。このコミュニティ内にある「権力」「革新」「暴力」の3つの視点を交錯させることでバンリュー地区の実態、ひいては花の都パリの知られざる“暗部”を炙り出していく。この街で不都合なものとは一体何なのか、望まれざる存在とは何を指すのか――その真髄を映し出した本作は、まさにラジ・リ監督の真骨頂。2024年夏季五輪を控えて盛り上がりを見せるパリ。世界的な注目を集める大都市が人知れず抱え続ける問題を、サスペンスフルかつエモーショナルにクローズアップした衝撃作が誕生した。さらに本作は「横浜フランス映画祭2024」(3月20日~24日)での上映が決定し、ラジ・リ監督の来日も予定されている。<※1:フランス語で郊外を意味するbanlieue(バンリュー)は「排除された者たちの地帯」との語源をもつ。19世紀より労働者の街として発展し、戦後は住宅難を解消する目的で大量の団地が建設された。団地人気が低下する1960年代末より旧植民地出身の移民労働者とその家族が転入し、貧困や差別などの問題が集積する場となった>『バティモン5 望まれざる者』は5月24日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バティモン5 望まれざる者 2024年5月24日より 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023
2024年02月18日劇場公開を経て世界中で称賛を浴びた、リドリー・スコット監督によるApple Original Films『ナポレオン』が3月1日(金)に配信スタートする。アカデミー賞では視覚効果賞、美術賞、衣装デザイン賞の3部門にノミネート、英国アカデミー賞では英国作品賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアー賞、特殊視覚効果賞にノミネートされ話題となった本作。天才的な軍事戦略で国を守り英雄と呼ばれる一方で、迅速かつ冷酷さを持ち“悪魔”と恐れられたフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトを、オリジナル脚本で描く物語。揺るぎない野心や驚くほど戦略的な思考を持つナポレオンの、後に語り継がれる有名な戦い。戦いの最中で描かれるナポレオンの心の内を、最愛の妻ジョセフィーヌとの複雑な関係を通して迫っていく。キャストには、スコット監督とは23年ぶりのタッグとなったホアキン・フェニックスが主演するほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズのヴァネッサ・カービーがジョセフィーヌ役で出演。デヴィッド・スカルパが脚本を手掛け、製作はApple StudiosがScott Free Productionsと共同で行い、スコット監督がプロデューサーを兼任。ケヴィン・J・ウォルシュ、マーク・ハッファム、ホアキン・フェニックスらがプロデューサーを、マイケル・プルスとエイダン・エリオットが製作総指揮を務めた。Apple Original Films『ナポレオン』は3月1日(金)よりApple TV+にて配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ナポレオン 12月1日より全国の映画館で公開
2024年02月16日名作『ミツバチのささやき』『エル・スール』で知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の最新作『瞳をとじて』から、名作映画へのトリビュートといえる貴重な場面をとらえた本編映像が解禁された。先週の2月9日に公開を迎えた本作。エリセ監督は映画監督になる前、映画批評雑誌「ヌエストロ・シネ」などに批評を寄稿しており、かなりの映画通。この度新たに解禁された本編映像には、そんなシネフィル(映画狂)のエリセがある名作映画へのリスペクトを込めたオマージュが隠されているという。海辺の撮影でのビクトル・エリセ監督(左)22年前に失踪した、親友で人気俳優だったフリオをあるきっかけで再び捜すことになった元映画監督のミゲル。彼はフリオの失踪後、監督を引退し現在は執筆の仕事をしながら、海辺の町で愛犬のカリと一緒に暮らしている。ある晩、海辺の住人たちと砂浜の上のテーブルを囲み、隣に座っているトニから「俺たちが好きな曲を歌ってくれ」とギターを渡され、ミゲルはうろ覚えの歌詞を思いだしながらある歌を歌い始める。歌われているのは、数々のハリウッドの名作映画を生み出したハワード・ホークスの西部劇『リオ・ブラボー』(1959)の「ライフルと愛馬」という曲。俳優だけでなく歌手としても活躍したディーン・マーティンと当時ロックンロール歌手として有名だったリッキー・ネルソンの哀愁あふれる歌声が印象的なシーンを彩った1曲。また「ライフル、トニ、そして私」と歌っている部分は、本来「ライフル、ポニー、そして私」という歌詞で、本作では海辺の住人である“トニ”の名前がポニーにかけられており、エリセのちょっとした遊び心がうかがえる。エリセ監督はインタビューで、本作に取り入れられたオマージュシーンについて聞かれた際に、「影響を受けた名作はたくさんあるが、本作で登場するのは計画的ではなく、ほぼ無意識に行ったもの」と明かす。「映画のアイデアは私の想像から生まれたものなのだから、映画監督という登場人物について描く場合、自伝的な人物になってしまう可能性はほとんど避けられないと思っている。しかし、主人公のミゲルは私より、ずっと歌がうまい」とユーモアも交えて明かしている。このシーン以外にも、ミゲルが訪れる映画技師の友人マックスの部屋には、チャップリンの『殺人狂時代』とニコラス・レイの『夜の人々』のポスターが飾られていたり、リュミエール兄弟の初期作品『ラ・シオタ駅への列車の到着』が意外な形で登場するなど、様々な形で映画史に刻まれる名作映画について言及している。『瞳をとじて』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月16日本年度アカデミー賞作品賞&脚本賞ノミネートの話題作『パスト ライブス/再会』。主人公の初恋相手ヘソン役を演じるのは、ドイツ生まれの韓国人俳優ユ・テオだ。本作は、ソウルで初恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。監督を務めたセリーヌ・ソンは本作で長編映画監督デビューを飾り、ゴールデン・グローブ賞では、外国語映画賞や作品賞(ドラマ部門)のほか主演のグレタ・リーを女優部門(ドラマ)に押し上げただけでなく、監督賞と脚本賞にもノミネートされた。そんなセリーヌ・ソン監督が、オーディションで見つけ出したのがヘソン役を演じたユ・テオ。韓国人の父と母を持ち、ドイツ・ケルンで生まれ育った彼は、4月に43歳を迎えるいわゆる遅咲きの俳優だ。とはいえ、少年のような初々しさをも感じる佇まいや表情で魅せるユ・テオとはいったいどんな人物なのか。高校時代、膝の怪我でバスケットボール選手への道を絶たれたユ・テオが巡り合ったものこそ“演技”だった。高校卒業後、ニューヨーク、ロンドンで演技を学んだが、欧米ではそのルックスからアジア人の役しか回ってこなかったという。二度目の渡米時に一回り年上でカメラマンの妻と出会い、結婚後韓国に渡った。知名度が無い時期は、劇中4回しか登場しない悪役や主人公の親友として3話で亡くなる役など、メインとは言い難いキャラクターを演じてきたが、そんな時は自分の好きな俳優達がどのようにキャリアを積んでいったのかを調べたという。「ヒース・レジャーも、デンゼル・ワシントンも似たような役割を果たして、自分の色をはっきりと見せる時期がありました。マシュー・マコノヒーは10年間ラブコメを中心に出演していたけど、『ダラス・バイヤーズクラブ』でドラマチックな役柄を演じアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を獲った。そういった軌跡を見ながら、自分がどのような役割を果たさなければならないのか、グローバル市場ではどのように見えるのか考えるようになりました」と過去をふり返る。15年の長い下積みの後、2017年『LETO』を引っ提げカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに降り立ったユ・テオ。韓国系ロシア人であり旧ソ連の伝説的ロック歌手ビクトル・ツォイ役に、2000倍の競争率の中から選ばれ、以降韓国でも活躍の場を広げていく。そんな中『パスト ライブス/再会』のシナリオと巡り合ったというが、その時のことをこう語っている。「最初に脚本を読んだ瞬間からすごく感動してしまい、泣き出してしまったんです。とても美しい映画だった」。また、ドイツで幼少期を、欧米で青春を過ごしたユ・テオにとって、この映画の中で描かれている“イニョン=縁”という概念が強く心に響いた。「ソン監督が、この韓国ならではの文化を分かりやすく西洋の観客に紹介してくれたことが凄く嬉しかったし、幸運であるとすら思いました。日々の生活の中で、韓国では凄くカジュアルに使われているからです。物語の主題であるこの“イニョン=縁”という観念を学びながら、哲学や仏教思想などを自分の人生と関連付けて考えるようになったところが、この作品と出会った上で一番特別なことでした」。本作で彼が演じたヘソンは、ソウルで生まれ育ち、兵役を経験した後大人になっても家族と同居しているという、劇中の言葉を借りると「韓国的な男らしさ」を持った人物だ。これまでの生い立ちやキャリアを思い返した時にユ・テオがぶつかる壁は、アイデンティティの在り方である。そんな悩みにも、この作品との出会いで救われたそうで「韓国で生まれ育った俳優をキャスティングすることもできたはずなのに…。自分が韓国人だというアイデンティティを認められたようで胸がいっぱいでした。ニューヨークの真ん中で交通規制をして、あちこちに韓国語が書かれたタイトルがついていて、私の名前が書かれた椅子が置かれていて。夢のような状況でした」と喜びを噛みしめながら語る。ユ・テオが、ニューヨークに続き演技を学んだロンドン。結果発表を18日に控えた英国アカデミー賞には、非英語作品賞、脚本賞とともに、主演俳優賞としてユ・テオがノミネートされ、嬉しい帰還となった。また、前作がアメリカで大ヒットしたNetflixドラマ「ザ・リクルート2」の主演にも抜擢され、ますます注目度が上がっている今日この頃、「演じることは私の夢だったし、今でも夢なんです。私が演技を選んだのではなく、演技が私を選んだのだと感じています」と語る彼に、世界中の熱視線が注がれている。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月16日シリーズ完全新作『猿の惑星/キングダム』より新たな予告映像が解禁された。いまから300年後の世界を舞台に、人間と猿、そして巨大な帝国<キングダム>を築こうとする支配者との攻防を描く本作。この度解禁された予告編の中では、人間と猿が共存していた時代、人間に様々な技術があった時代、そんな面影は完全になくなり、人類は退化し、猿が絶対的支配権を持つ、まさに猿の<キングダム>を築こうとしていた。そんな世界で生きる若き猿・ノアは、ある年老いたオランウータンから昔話を聞かされる。それは、猿と人間の共存に関する話だった。ノアは、ある日、人間の女性と出会う。彼女は野生動物のような存在となった人間の中で“誰よりも賢い”とされ、猿たちから狙われていた。彼女と共に行動することになったノアは、想像すらしたことのなかった本当の“人間”を知るうちに、いままさに誕生しようとしている<キングダム>に違和感を覚えていく。一方、この世界を支配しようとする猿は、人類ではなく自分たちが選ばれたと信じ、徹底的に人類を排除しようとしていく。人間との共存へと希望を持つ者。絶対的支配を目論みキングダムを築こうとする者。はたして、この世界で生き残るのは…。これまで作品のテーマとして様々な形で描かれてきた“共存”と“対立”。完全新作となる本作では、<猿>と<人間>の共存をかけ、<猿&人間>VS<猿>の新たなる衝突が描かれる。シリーズの完全新作のメガホンを取ったのは、『メイズ・ランナー』シリーズで知られ実写版『ゼルダの伝説』の監督にも抜擢されたウェス・ボール監督。また『To Leslie トゥ・レスリー』(22)の熱演が話題となったオーウェン・ティーグが主人公・ノアを演じ、ドラマシリーズ「ウィッチャー」(19‐)のフレイヤ・アーランなど注目の若手俳優が出演している。ノアを演じたオーウェン・ティーグは、監督を務めたウェス・ボールについて、「彼は、とても多くのアイデアを持っていて、すばらしいコンセプトを基に、見たこともないような世界を作り上げてくれました。この世界をみなさんに観てもらうのが待ちきれません。彼と一緒に僕たちは、新しい世界を作り上げたのです」と、監督が生み出した新たな“猿の惑星”を絶賛している。『猿の惑星/キングダム』は5月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:猿の惑星 キングダム 2024年初夏、全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月16日ミッシェル・オスロ監督作『アズールとアスマール』のブルーレイとDVDが4月10日(水)に“三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー”より発売されることが分かった。DVDレンタルと、デジタル配信(購入/レンタル)も同時開始される。初の長編作品『キリクと魔女』(98)から、最新作『古の王子と3つの花』(22)まで、類稀なる想像力と綿密なリサーチを基に映画の世界を組み立て、架空の冒険ファンタジーと実在する世界が融合する作品を生み出し続けるミッシェル・オスロ監督。この度発売する『アズールとアスマール』は、オスロ監督特有のエキゾチックな色彩美と装飾的な絵画スタイルに加え、3DCGによる人物描写を見事に融合させ、アフリカで育ったオスロ監督が常にテーマとしている異文化の問題を、実験的な方法で投げかけた人間同士の対立と融和を描く冒険ファンタジーだ。また、本作の日本語吹替版の監修と翻訳・演出を行ったのは『キリクと魔女』以来、オスロ監督との親交が深かった高畑勲監督。吹替版では、この作品が投げかける“異文化”体験をより直感的に味わうことができる。『アズールとアスマール』ブルーレイ&DVDは4月10日(水)発売。『アズールとアスマール』2024年4月10日(水)ブルーレイ/DVD発売デジタル配信開始(購入/デジタル)<発売元>ウォルト・ディズニー・ジャパン<コピーライト>© 2006 Nord-Ouest Production - Mac Guff Ligne - Studio O - France 3 Cinéma - Rhône-Alpes Cinéma - Artémis Production - Zahorimédia - Intuitions Films - Lucky Red(シネマカフェ編集部)■関連作品:アズールとアスマール 2007年7月21日よりシネマ・アンジェリカほか全国にて公開©2006 Nord-Ouest Production - Mac Guff Ligne - Studio O - France 3 Cinema -Rhone-Alpes Cinema - Artemis Production - Zahorimedia - Intuitions Films - Lucky Red
2024年02月16日第96回アカデミー賞で作品賞&脚本賞にノミネートされた映画『パスト ライブス/再会』から、キーパーソンとなる主人公の夫を演じ、話題作への出演が続くジョン・マガロの場面写真2点が解禁となった。本作は、ソウルで初めて恋をした幼なじみの2人が、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。韓国人の両親を持ちロスで生まれ育ったグレタ・リーと、同じく韓国人の両親を持ちドイツで生まれ育ったユ・テオ。そして両親と共に韓国からカナダに移住し、アメリカに移ったセリーヌ・ソン監督。そんなアジアにルーツのある面々に囲まれキャスティングされたのが、イタリア系の父とユダヤ系の母を持つジョン・マガロだ。彼は劇中、12歳の冬にソウルから北米にやってきたノラ(グレタ・リー)の夫・アーサー役を演じている。結婚して7年、いまでも出かける時には手を繋ぎ、日々の会話も大事にしている仲の良い夫婦だ。そんな何気ない日常に突如、波紋を呼ぶきっかけになるのが、ノラの幼なじみであるヘソン(ユ・テオ)の存在。アーサーの知らないノラの歴史を知る彼こそ、妻の初恋の相手であり、その彼が彼女に会うためにニューヨークまでやってくる。アーサーを演じるジョン・マガロはアメリカのオハイオ州で生まれ、地元周辺の演劇作品への出演からキャリアをスタートさせた。デイヴィッド・チェイス監督の『時代はロックンロール』(12)に主演し注目の存在に。トッド・ヘインズ監督の『キャロル』(15)やアダム・マッケイ監督の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)などに出演し、ケリー・ライカート監督作『ファースト・カウ』(20)では、主人公のクッキー役を演じた。そんなマガロの演じるアーサーこそ、『パスト ライブス/再会』を唯一無二のラブストーリーにしている所以である。ノラとアーサー、共に作家である夫婦の粋な会話が交わされ、妻が初恋の人と24年ぶりに再会することに対して「すごい物語だよ、この物語で僕は、運命を阻む邪悪な米国人の夫だ」「彼は13時間もかけて飛行機で来た。会うなとは言えないよ」とウィットに富む言葉でノラに小さく呟くアーサー。こういった彼のパートナーの過去に対しても思いやりを持って接し、拒むことなく受け入れる姿勢や、物腰の柔らかさ、包容力には、マスコミ試写でも「アーサーみたいな人に憧れる」「とても共感できた」「彼の存在こそこの映画の個性」など絶賛の声が止まない。そしてアーサーとヘソンは、ノラという女性が居なければ出会うこともなかった。お互い地球の裏側に住み、共に同じテーブルに座りパスタを食べることも、バーで酒を飲み交わすこともなかった2人である。初対面のシーンを撮影する上で、マガロとソン監督の中であるアイディアが生まれた。「(へソンを演じる)テオと僕は初対面のシーンまで顔を合わせないことにしたんです。撮影スタッフの協力もあって、テオとは違うドアを使ったり、リモート会議ではカメラをオフにして声しか聞こえない状況で行ったりして。物語の中では、ヘソンとノラがアパートにやってくるシーンで、アーサーはヘソンに初めて対面するんだけど、僕自身も初めてそこでテオに会ったんです」とマガロは明かす。直接対面したことはないけれど何となく相手のことを知っている、という映画と全く同じ状況で出会い、その後バーカウンターで横に並んで座るシーンの撮影に移った3人。ノラを中心に、その左右に座るヘソンとアーサーだが、その撮影のことをマガロは「僕はあの場から逃げ出したくて、飲み物を取りに行ったり、トイレに立ったり、いくつもアイディアを提案したけど…監督は気まずくて不快なあの空間に僕をとどまらせたんです」と絶妙な緊張感があったことをふり返る。監督のセリーヌ・ソンは、本作のテーマについて「この映画は男女2人の恋愛を描いた物語ではないし、彼らが愛し合うことを描いた物語でもありません。お互いを愛することが出来る3人の物語なのです」と語る。つまり、ノラとヘソンという幼なじみの再燃を描いた作品ではなく、そこにアーサーをも含めた3人の間にある人間愛、いわゆるソウルメイトのような関係性に着目した物語となっている。目には見えない“縁=イニョン”に導かれ、巡り合った3人。ジョン・マガロが体現したこのアーサー像こそ、『パスト ライブス/再会』の本質により近いキーパーソンだ。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月15日キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルが“運命的なつながり”から、新たな“強さ”に目覚めていく最強のチームを描く最新作『マーベルズ』から、“3人のヒーロー”の撮影秘話に迫る3本の映像が公開された。MovieNEXと4K UHD MovieNEXのボーナス・コンテンツから解禁となったのは、キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの3人のヒーローの撮影風景に迫る映像3本。この映像では、ブリー・ラーソンは周囲に気を配る、まさにキャプテン・マーベルのようなリーダー的存在だったことや、長年温めていたモニカ・ランボーというキャラクターを演じたテヨナ・パリスに対し、ニア・ダコスタ監督が「役に深みを与えてくれる。表現力がすばらしい」と高く評価していることが分かる。さらに、ミズ・マーベルことカマラの父ユスフ・カーン役のモハン・カプールは、ミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニについて「カマラはイマンだ。他の子は考えられない」と語り、監督は「優しくてユーモアがある。ミズ・マーベルそのまま」とまさにはまり役だと語っている。ヴェラーニ自身は「最高の仕事だしマジで人生捧げたい」と強い想いを抱きつつも、憧れのサミュエル・L・ジャクソンを前に緊張して監督の後ろに隠れてしまったという、彼女の可愛らしい一面を知ることができる貴重な映像となっている。監督が語る『マーベルズ』の重要なテーマダコスタ監督にとって、この映画の重要なテーマは、選ばれた家族とチームとしての働き方を学ぶことだった。「特にキャプテン・マーベルにとって、この映画の大きな部分は、彼女が常にアベンジャーズを離れていること」と監督。「彼女はゆっくりと他の人たちと一緒にいることを余儀なくされ、助けを受け入れることになると思う。キャロルとモニカが再びお互いを家族として認識し、マリアの死によって失った理想としてのカーン家を持つ。それは私にとって大きなことで、この3人の登場人物がどのように家族をナビゲートし、お互いにそれを見出していくかということなのです」と語っている。『マーベルズ』はデジタル配信中(購入)、3月13日(水)よりMovieNEX発売。発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2024年02月15日シリーズ最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』より場面写真が解禁された。史上最強のゴーストによって氷河期さながらの氷の世界になってしまった真夏のニューヨークを舞台に、ゴーストバスターズとして人々をゴーストから守っているスペングラー家の活躍を描く本作。この度、解禁されたのは、初公開となる場面写真7点。レイ(ダン・エイクロイド)が営む書店でピーター(ビル・マーレイ)やポッドキャスト(ローガン・キム)とともに、真剣な表情で資料をのぞき込み、なにやら調査をしている様子のフィービー(マッケナ・グレイス)。一方、兄のトレヴァー(フィン・ウルフハード)は、初代ゴーストバスターズのウィンストン(アーニー・ハドソン)が立ち上げたゴースト研究所で、インターンとして働くラッキー(セレステ・オコナー)らとともに“謎の球体”を調査中。彼らの背後ではオレンジ色の液体を放射する実験(?)が行われるなど、研究所の全貌が気になるところ。さらにはゴーストの仕業か、凍りついた室内で真剣な表情で向かい合うピーターと・ゲイリー(ポール・ラッド)の2ショットや本作の重要人物と目される謎の男(クメイル・ナンジアニ)が、黄金の部屋でトレヴァーらと並んでいるシーンも映し出されている。ほかにも、スペングラー家の4ショット、お馴染みの愛車ECTO-1(エクトワン)を背に走る旧バスターズたちや、フィービーに見つかって慌てふためく表情のミニマシュマロマンを捉えたシリーズファンにはたまらないカットも。まだまだストーリーの全容が明らかにされてない本作だが、新旧ゴーストバスターズが団結することが史上最強ゴーストを退治する重要な鍵となる模様。本作から新たに登場するキャラクターたちやゴースト研究所がどんな新展開をもたらすのか?期待が高まる場面写真となっている。『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴーストバスターズ/フローズン・サマー 2024年3月29日より全国にて公開
2024年02月15日予告視聴回数が映画史上NO.1を記録し話題沸騰のマーベル・スタジオ劇場公開最新作『デッドプール&ウルヴァリン』より新たな場面写真が公開された。マーベルコミック史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描く痛快アクションエンターテインメント「デッドプール」シリーズ。初作『デッドプール』(2016)が公開当時世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録し、その続編となる『デッドプール2』ではさらに記録を塗り替え1,120億円を突破。本作はその大人気シリーズの最新作。予告映像が、現地時間2月11日(日本時間2月12日)にアメリカ最大のスポーツの祭典「スーパーボウル」にて解禁されると、24時間で視聴回数3億6,500万回を突破。この数字は、映画史上NO.1の記録を保持していた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)の3億5,550万回を塗り替える驚異的な記録。本作が24時間以内に最も予告を視聴された映画となった。そんな話題沸騰中の本作より、この度、新たな写真2点が到着。二振りの刀、二丁拳銃を駆使し“クソ無責任ヒーロー”デッドプールとして戦う元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)と、コミックでお馴染みの黄色のコスチュームに身を包んだ“爪野郎”こと孤高のヒーロー・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の2ショットも収められている。これまでも、ヒーローらしからぬ言動の数々や、過激でド派手なバトルシーン、「第四の壁」を破って突然観客に向かって話しかけてくる型破りな演出で、世界中を魅了してきた“俺ちゃん”ことデッドプールが、ウルヴァリンと本格タッグを組みどんな大暴れを見せてくれるのか期待が高まる。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月15日映画『デューン 砂の惑星PART2』より、主演のティモシー・シャラメをはじめキャスト陣が本作の見どころを語る特別映像が公開された。映像に登場するのは、主人公ポール役のティモシー、彼と恋に落ちる砂漠の民チャニ役のゼンデイヤ、ポールの命を狙う新たな狂敵フェイド=ラウサ役のオースティン・バトラー、皇帝の娘イルーラン役のフローレンス・ピュー、砂漠の民のリーダー・スティルガー役のハビエル・バルデム、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリンの7名。前作の物語を引き継ぎつつ、見事なビジュアルや大迫力のアクションシーンに加え、新たな登場人物、全宇宙を巻き込む最終決戦、そして力強く感動的なラブストーリーでそのスケールを拡大している本作。ポールの過酷な戦いを通して、観客は全く新しい体験ができる。ティモシーは「人類未踏の惑星体験を、ぜひ映画館で観ていただけると嬉しいです」とファンにメッセージを送り、ゼンデイヤも『デューン』の世界に「みなさんが戻って来るのが待ちきれないです」と笑顔。新たな脅威として抜群の存在感を見せているフェイド=ラウサ役のオースティンは、自らフェイドを「最狂の敵」と称し、PART1でポールたちを恐怖に陥れたハルコンネン男爵役のステランも「ハルコンネン男爵より最悪な男」と太鼓判を押す。映画本編では、ポールとフェイドの迫力満点の決闘シーンも見逃せないポイントだ。また、ポールのアトレイデス家が全滅した裏には、ハルコンネン家と共謀を図った皇帝の存在があり、皇帝の娘イルーランがポールとどう対峙していくのか、砂漠の民のリーダー・スティルガーは、前作でポールと出会った頃はまだ懐疑的な態度を取っていたが、共に砂漠で生きるうちにポールを“救世主”と信じ支えていくようになるが、何か大きな力に目覚めようとしているポールが、いかに救世主として覚醒していくのかにも期待が高まる。さらに、日本公開に先駆け、3月8日(金)、9日(土)、10日(日)の3日間限定で先行上映が決定。IMAX、Dolby Cinemaの合計60館にて実施される。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/ドルビーシネマ/ScreenX)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月15日マシュー・ヴォーン監督の最新作『ARGYLLE/アーガイル』のために特別に書き下ろされ、劇中での見せ場を盛り上げる、ディスコ調の中毒性MAXな新曲「Electric Energy」のMVが解禁。アリアナ・デボーズ、ボーイ・ジョージに、ナイル・ロジャース、多数の豪華キャスト陣と猫のアルフィーも勢ぞろいしている。日本よりひと足早く公開を迎えた北米で初登場No.1スタートを切り、ますます意気上がっている本作。今回、本楽曲「Electric Energy」を気持ちよく歌い上げるのは、本作で豪快なドライビングテクニックで車も船も巧みに操る技術者キーラ役で出演し、『ウエスト・サイド・ストーリー』で米アカデミー賞を受賞し一気にスターダムを駆けのぼったアリアナ・デボーズ。さらに80年代の音楽シーンを象徴するスーパースターのボーイ・ジョージ、マドンナやデヴィッド・ボウイなどのアーティストを手掛け、最近では「LE SSERAFIM」とも組んだ大物プロデューサーのナイル・ロジャース。どことなくレトロな匂いも漂わせながら、ダイナミックで思わずカラダとココロが動き出してしまう多幸感も放つ、まさにマシュー・ヴォーン監督の仕上げる映画にぴったりな1曲だ。このミュージックビデオに登場するのは、アリアナ、ボーイ、ナイルはもちろんのこと、ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソンと本作に出演している豪華キャスト陣。四方八方全てが『ARGYLLE/アーガイル』仕様で、豪華俳優たちが踊りまくりのディスコにご機嫌なリズムがかき鳴らされる中、彼らが思い思いに小気味よくステップを踏み、ヴォーン監督の世界観を堪能できる映像となっている。最新作『ARGYLLE/アーガイル』では、ファンの期待を超えてくるヴォーン節炸裂の数々のアクションシーンが用意され、高揚感や大胆さのあるスリリングな音楽が作品を彩るが、特に「Electric Energy」はヴォーン監督が自らチームを結成し、本作で描かれるひとつのアクションシーンを完成させるために書き下ろされたオリジナルソング。監督が「“心地よく気分が良い”感覚を表現するため、私が思いつく限り最も気分が良くなる音楽、つまりディスコを使うことにした。曲がかかればいつでも、笑顔になって足でコツコツとリズムを取らずにはいられないような音楽だ。クラシックから、時代のエッセンスを真に捉えたオリジナルディスコまで、様々なディスコ曲を取り入れた」とこだわりを明かしているように、特別に用意したオリジナル曲も要チェック。スパイ映画のエネルギッシュさや、意表を突くアクションにバチっとハマる力強いサウンドを見事に駆使してヴォーン監督にしかできない唯一無二の手腕を発揮している。『ARGYLLE/アーガイル』は3月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ARGYLLE/アーガイル 2024年3月1日より全国にて公開© Universal Pictures
2024年02月15日ペルーのドキュメンタリー史上最大のヒットを記録したゴンサロ・ベナべンテ・セコ監督の『革命する大地』が4月27日(土)より公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。本作はベラスコ将軍(後に大統領)率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法(1969年)の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非をふり返るドキュメンタリー。1969年にベラスコ大統領率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に大きな変革をもたらした。ベラスコ大統領は先住民を半奴隷状態から解放した英雄と見る人と、彼が解体した地主寡頭制に不満を持ち独裁者と見る人とで、ペルー国内を二分する存在である。ペルー革命前夜として、スペインからの独立を宣言してもなお続くスペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造が、アーカイブ映像と多数のインタビューや引用作品によって丁寧に語られていく。ペルーの国民的作家あるマリア・ホセ・アルゲダスや農民リーダーらが当時をふり返り告白。そして舞台は徐々に運命の1968年へと加速する。ペルー革命からベラスコ政権の瓦解まで、社会の変化を映画は鮮明に映し取った。ペルー革命から約50年、いまも政治的混迷が続くペルー。この先、ペルーはどこへ向かうのか?暴力や銃以上に記憶された映像や物語が私たちの味方であることを問い直す本作は、革命によって社会に、民衆に何をもたらすのかを突き付ける…。2019年にペルー本国で公開され、9万人以上を動員し、ペルードキュメンタリー史上最大のヒット作となった本作は、2021年の総選挙前にテレビ放映も予定されていた。しかし、この映画が大衆に及ぼす影響を恐れた保守派が放送の延期を求めたとも言われている。本作に引用されている、2023年に生誕100年を迎えたアルマンド・ロブレス・ゴドイ監督(1923-2010)の『みどりの壁』(1970)は、ゴドイ監督の自伝的作品でもあると共に、ペルー革命を出発点として社会の問題と矛盾を描いた。フェデリコ・ガルシア監督は、ペルー革命後、それまで記録された映像や資料が破棄されていく中、ネガフィルムを盗み出し、アルゼンチンのブエノスアイレスにて『コンドルがうまれたところ』(1977)を完成させている。知識人たちは「農地改革は全員が市民になれる手段だった」と証言する一方で、農地改革後にペルーを待っていたのは暴力の時代だったのも確かだ。そして、「民主的であるなら多様性への寛容さが必要だ」と警鐘をならす。本作では、現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビューによって“ペルー革命”が再構築されている。また公開情報と併せてポスタービジュアルも解禁。歴史上の様々な革命家を想起させるベラスコ大統領のアップと、デモを行う市民とそれに対峙する警察、さらに農業に従事する人々を印象的に対比させている。『革命する大地』は4月27日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月14日クリストファー・ノーラン監督最新作、世界の運命を握った天才科学者の実話に基づく物語『オッペンハイマー』が全国のIMAX(R)劇場50館で同時公開決定。ノーラン監督から、アカデミー賞撮影賞にノミネートされている本作の撮影についてコメントも到着した。第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめ最多13部門にノミネートされた本作。同・撮影賞にもノミネートされている撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマは、ノーラン監督とは『インターステラー』以降全ての長編作品で組んでいる仲。ノーラン監督とホイテマは『オッペンハイマー』でIMAX(R)65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAX(R)モノクロ・アナログ撮影を実現した。ノーランは、J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)の視点から語られるシーンを映画の脚本としては異色の一人称で書き、カラー映像で表現。彼の内面を象徴的に表わす、感情を揺さぶる抽象的なイメージとともにモンタージュされている。一方、第二次世界大戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていた人物、ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)を中心とする場面はモノクロ映像と、視覚的な描き分けがなされている。ノーラン監督は、「私とホイテが採用した撮影スタイルは、非常にシンプルだが、力強いものだ」とコメント。「映画の世界と観客との間にいかなる障害もないこと、モノクロ映像以外、様式化されたところのない映像だった。特にカラー映像の場面は飾り気がなく、シンプルな映像を望んだ。できるだけ自然で、世界の肌触りを伝えてくれるようなものだ。衣装であろうと、セットであろうとロケであろうと、現実世界の複雑な細部を追い求めた」と語っている。今回併せて、ノーラン監督の指揮の下、ホイテマがIMAX(R)カメラで撮影するメイキングカットも初公開。また、2月16日(金)よりムビチケ(1600円/税込)の発売も決定した。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。IMAX(R)劇場全国50館にて同時公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月14日映画『ひなぎく』(’66)が、2月25日(日)より目黒シネマにて1週間上映される。マリエ1とマリエ2は姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きのあと、笑いながら逃げ出す。部屋の中で牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体を切り始め、画面全体がコマ切れになる――。本作は、チェコ・スロヴァキア製作の映画。ハイセンスなファッションと映像で根強い人気を誇るガールズ・ムービーの先駆けとなった作品だ。製作当時の60年代は、世界が自由を求め激動し、チェコ・スロヴァキアでも自由と新しい表現を求め、若い監督たちがチェコ・ヌーベルヴァーグと呼ばれる魅力的な作品を製作した。そんな中で本作は、様々な実験的な映像や魅力的な音楽、素人を起用した瞬発力のある演出で、いまもなお世代を超えて新たなファンを獲得し続けている。今回同館では、“Cult Girls Movies”として、『ゴーストワールド』『月曜日のユカ』もともに期間中に上映されるが、いずれも1本立て上映(各作品完全入れ替え制)。また、指定席となっており、上映日の1週間前11時より、オンライン予約&目黒シネマ窓口にて販売される。『ひなぎく』は2月25日(日)~3月2日(土)上映。※2/25(日)-2/28(水)12:10~/17:40~、2/29(木)-3/2(土)10:00~/15:35~(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日ひたすらに音楽を浴び続ける映画『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』のスタンディング上映が決定した。本作は、1983年12月、ハリウッド・パンテージ・シアターでのトーキング・ヘッズ伝説のライブの様子を収めたライブ映画『ストップ・メイキング・センス』を、A24によって4Kレストア版としてスクリーンに復活させたもの。2月16日(金)より順次実施される予定の今回のスタンディング上映では、声出し&応援グッズの持ち込みがOKとなり、思う存分、踊って歌える企画だ。なお、同企画は一部劇場での実施となる。『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ストップ・メイキング・センス 4Kレストア 2024年2月2日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 1984 TALKING HEADS FILMS
2024年02月13日色が与える映画の効果を数々の名作から紐解く「Color of Filmストーリーを語るカラーパレット」が、全国書店にて刊行される。『グランド・ブダペスト・ホテル』の明るいバブルガムピンク、『2001年宇宙の旅』の幻覚のようなサイケデリック、『ヴァージン・スーサイズ』の柔らかなライラックとパステル調の花柄など、映画にとってとても重要な“色”。色はストーリーを語り、感情を表現し、場面を盛り上げ、その美しさでスクリーンを彩る。本書では、有名監督が手掛けた初期から現代までを代表する50作品を取り上げ、それぞれの作品で色がどのような役割を果たしているのか、観客にどのような印象を与えたのかを解説。本書は、映画ファン・映画制作者にとって、映画を知るための新しいガイドブックとなりそうだ。【掲載映画タイトル】『月世界旅行』『オズの魔法使』『ファンタジア』『黒水仙』『雨に唄えば』『2001年宇宙の旅』『乱』『ディック・トレイシー』『シンドラーのリスト』『トリコロール3部作』『セブン』『ヴァージン・スーサイズ』『アメリ』『千と千尋の神隠し』『アビエイター』『ソウ2』『トロン:レガシー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ラ・ラ・ランド』『ラヴァーズ・ロック』etc…【掲載映画監督】ジョルジュ・メリエス、ヴィクター・フレミング、ウォルト・ディズニー・プロダクション、マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー、スタンリー・ドーネン、ジーン・ケリー、スタンリー・キューブリック、黒澤明、ウォーレン・ベイティ、スティーヴン・スピルバーグ、クシシュトフ・キェシロフスキ、デヴィッド・フィンチャー、ソフィア・コッポラ、ジャン=ピエール・ジュネ、宮崎駿、マーティン・スコセッシ、ダーレン・リン・バウズマン、ジョセフ・コシンスキー、ウェス・アンダーソン、ジョージ・ミラー、デイミアン・チャゼル、スティーヴ・マックィーン、etc…「Color of Filmストーリーを語るカラーパレット」は発売中。著者:チャールズ・ブラメスコ定価:4,620円(本体4,200円+税10%)サイズ:変形(225 x 170 mm)ページ数:208ページ発行:株式会社ボーンデジタル(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日ソニー・ピクチャーズが贈るマーベル初の本格ミステリー・サスペンス『マダム・ウェブ』の日本語吹き替え版に、潘めぐみ、ファイルーズあい、伊瀬茉莉也、子安武人、萩原聖人、坂本真綾が参加することが分かった。ある事故をきっかけに未来予知の能力が目覚め、3人の少女が黒いマスクの男に殺される、悪夢のようなビジョンが視えてしまった主人公マダム・ウェブことキャシーは、少女たちを助けることを決意。そんな偶然、キャシーと出会う重要な使命を持つ3人の少女たちのうち、ジュリアをクロエ・グレース・モレッツの吹き替えを多く担当する潘さん、アーニャを「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」空条徐倫役のファイルーズさん、マティを「チェンソーマン」姫野役の伊瀬さんが演じる。また、ベテラン声優・子安さんが、少女たちを執拗に追い続けるヴィラン、謎の黒いマスクの男・エゼキエル役を担当。さらに、現段階では役名が明かされていないが、俳優・萩原さんと、歌手としても活躍する坂本さんが参加している。コメント・潘めぐみいつかはと夢見ていた、マーベル映画への参加。「マダム・ウェブ」のもと携わらせて頂けるなんて、本当に光栄です。ジュリアの持つ繊細さと大胆さ、その塩梅を調整しつつ、キャシーたちと関わることで変化していくその過程と、じっくりと向き合う機会を頂けた事が大変有難かったです。数奇な運命に導かれて出会った、キャシー、ジュリア、アーニャ、マティ。まだ完成されていない、どこかちぐはぐで、アンバランスな関係性が、温度を持って変化していくのを感じながら、演じさせて頂きました。張り巡らされた記憶、紡がれる物語、未来を癒すための戦いを、どうぞご堪能下さい。マーベルを愛する方にも、ここから出会うという方にも、どうか楽しんで頂けますように。・ファイルーズあいアーニャを演じさせていただきます、ファイルーズあいです!それぞれ異なった個性を持つ三人組ですが、そのなかでもアーニャは一歩引いて見ていることが多く、彼女の立ち位置や気持ちを考えて表現するのがとても難しかったです。そして『未来が見えるからといって、変えられないわけではない』という作品のテーマにもとても勇気づけられましたし、従来のファンの方は思わずニヤリとしてしまうようなシーンも盛りだくさんで、見どころたくさんの作品です!お楽しみに!・伊瀬茉莉也MARVEL作品は欠かさず劇場で観てきました。その中でも特に愛してやまないのが『スパイダーマン』シリーズ。これ以上ない興奮と喜びでどうにかなりそうでした!家の中で思わず「やったぁぁぁー!!!!」と叫んでしまうくらい(笑)マティは、スケボーが好きな10代の活発な女の子。ノリが良くすぐ調子に乗っちゃうところや食いしん坊なところもティーンエイジャーらしく可愛いなぁと思います。抱えている悩みや不安に対しての葛藤、いざとなると仲間想いなところも素敵だと思います。演じていて、とても気持ちの良い真っ直ぐな性格で、こんなに魅力的な愛すべきマティを演じさせて頂けて幸せです。今作はMARVEL作品初のミステリー・サスペンス要素もあり、3人の少女たちの未来が物語にどう影響してくるのか一緒にドキドキしながらご覧頂けると嬉しいです!・子安武人今回、謎の黒いマスクの男、エゼキエル役に指名していただき大変光栄に思っております。今作はマーベル初のミステリー・サスペンスということで細かいことは秘密ですが、エゼキエルが物語の核の部分を担っている存在であることは間違いないので、自然と演技にも力が入りました。スリル、サスペンス、アクション、そして、先が読めない展開にきっと貴方はワクワクするでしょう。予備知識なしで楽しめる『マダム・ウェブ』どうぞ宜しくお願いします!・萩原聖人マーベルは大人になっても、いつもワクワクした気持ちを与えてくれる存在なので、出演が決まった時は感無量でした。演じさせていただいた役は映画の中でとても重要な役割を果たし、ファンから愛される大らかで愛情深い人物です。色々なマーベルヒーローがいるのと同じように、人の救い方にはさまざまな形があると思います。普段気づかないけれど自分を救ってくれる存在は世の中に、そして実は近くにたくさんいるよと、この映画はそういう事に気づかせてくれる愛と優しさに満ちた作品だと思います。是非お楽しみください。・坂本真綾まだ役名をお伝えすることができないのですが、今作の中で重要なキャラクターのひとりである人物の吹き替えを担当させていただきました。お腹に赤ちゃんがいて、命の神秘を感じながら過ごしている幸せオーラいっぱいの女性です。絆を紡いでいく女性たちのしなやかな強さに、見ている私まで力がみなぎってくるような物語でした。『マダム・ウェブ』は2月23日(金・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マダム・ウェブ 2024年2月23日より全国にて公開© & ™ 2023 MARVEL
2024年02月13日『ヘレディタリー/継承』で映画ファンの注目を集め、全世界で大ヒットを記録した『ミッドサマー』で観客に“消えない傷”を植えつけたアリ・アスター監督が、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた最新作『ボーはおそれている』。この度、ホアキン演じるボーがコンビニまで猛ダッシュする本編特別映像が解禁となった。アリ・アスター監督が気鋭の映画スタジオA24と三度目のタッグを組んで世に放つ本作。日常のささいなことも不安になる怖がりの男ボー(ホアキン・フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった――。今回の映像は、そんなボーが処方薬を飲んだ後、自分の部屋に水がないことに気づき、パニックに陥いる。ボーは1本の水を手に入れるため、彼の住むアパートからコンビニまで、阿鼻叫喚の人々をかわしながら猛ダッシュ。そして無事手に入った水を飲んで安心したのも束の間、次の瞬間には、支払いのクレジッットカードが拒否されてしまう…ところが収められている。一難去って、また一難…秒で襲いかかってくるボーの悪夢のような日常が垣間見るようなシーンとなっている。アリ・アスター監督「ボーの感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルで」「『ミッドサマー』の後、『ボーはおそれている』を作る時がきたと感じたんだ」と、アリ・アスター監督。前2作『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』が、高い評価を得て商業的に成功し人気を博したにもかかわらず、新作『ボーはおそれている』を「映画製作者としての自分の限界をさらに押し広げる理想的な手段と考えている」と明かす。そして「探求しているのは、ボーの人生ではなく彼の経験だ。観客には、彼の頭の中に入って、感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルでね」「主人公と同じ気持ちになって一緒に行動するけど、彼が歩む道をたどるというより、彼の記憶や幻想、恐怖を体験するんだ。これはボーの人生を体験する映画だよ」と解説、「この作品は今までに手掛けたどの作品より僕らしい作品だ。僕の個性とユーモアたっぷり詰まっている」と語っている。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月13日世界興収上位4作のうち、3作を占めるという前人未到の偉業を成し遂げたジェームズ・キャメロンの大ヒット作『タイタニック』、『アバター』、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、そして『トゥルーライズ』、『アビス』、『エイリアン2』の6作品が、初の4K UHD、初のコレクターズ・エディションでリリースされる。世界人類史上最高峰の映画シリーズ『アバター』は、究極のコレクターズ・エディションで新登場。『アバター』本編は、リマスター版(’22)162分と特別編171分、エクステンデッド・エディション178分の3種を収録。日本初のディスク化となる3DBlu-rayが本編に収録されて登場。ボーナス・ディスクは、新規コンテンツ4種が追加され、約10時間超え。『アバター』4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、9種もの新規コンテンツが追加され、8時間超のボーナス・コンテンツが2枚組。また、どちらも4K UHDの本編はドルビービジョン。さらなる映像の美しさとリアリティへと飛躍的に向上した。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)アカデミー賞11部門に輝いた名作『タイタニック』は、「4K UHD25周年アニバーサリー・エディション(数量限定)」と、単品の「4K UHD」で新登場。初マスターとなる4K UHDには、日本テレビ版吹き替え(石田彰バージョン)本編を初収録。キャメロン監督のほか、3種の音声解説を収録。またボーナス・コンテンツは、新コンテンツ4種を含む6時間超え。アニバーサリー・エディションは、ブックレットや設計図などの小道具のレプリカ、主題歌の楽譜などがセットになっている。『タイタニック』4K UHD 25周年アニバーサリー・エディション(数量限定)そして、初の4K UHD化となる『トゥルーライズ』、『アビス』、『エイリアン2』も、ボーナス・コンテンツに新コンテンツを収録。ド派手でハイスケールな圧巻のアクション映画『トゥルーライズ』は、約45分のボーナス・コンテンツとフォト・ギャラリーを収録。『トゥルーライズ』4K UHD構想20年、製作費5,000万ドル、約3年をかけて完成させたSFXアドベンチャー『アビス』は、劇場版と完全版の2種、約5時間半のボーナス・コンテンツを収録した。<商品概要>『アバター』デジタル配信中(購入/レンタル)3月27日(水)4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』デジタル配信中(購入/レンタル)3月27日(水)4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『タイタニック』デジタル配信中(購入/レンタル)3月27日(水)4K UHD 25周年アニバーサリー・エディション(数量限定)、4K UHD発売© 1997, 2024 Paramount Pictures and 20th Century Studios発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『トゥルーライズ』デジタル配信中(購入/レンタル)4月10日(水)4K UHD発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『アビス』3月27日(水)デジタル配信開始(購入/レンタル)4月10日(水)4K UHD発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『エイリアン2』デジタル配信中(購入/レンタル)4月10日(水)4K UHD発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedタイタニック (2012) 2012年4月4日より先行上映・7日より109シネマズほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Foxアバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月12日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』にて、キリアン・マーフィー演じる科学者オッペンハイマーの妻・キティを演じたエミリー・ブラントが役作りについて語った。第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめ最多13部門にノミネートされた本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者の実話にもとづく物語。ノーランが監督、脚本を務め、世界の運命を握ると同時に世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えた1人の男の知られざる人生を描き、IMAX(R)撮影による、天才科学者の頭脳と心を五感で感じさせる極限の没入体験を味わえる作品となっている。アメリカの理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、原子爆弾の開発・製造を目的とした「マンハッタン計画」の最高責任者である陸軍のレズリー・グローヴス(マット・デイモン)から極秘プロジェクトへの参加を打診され、その研究施設であるロスアラモス国立研究所の所長を務めた。マンハッタン計画を遂行した後、日本への原爆投下による惨状を知り、その破壊力に対して苦悩することになる。今回、オッペンハイマーの妻キティ役を演じてアカデミー賞助演女優賞に初めてノミネートされたエミリー・ブラントが役作りを語るコメントが到着。ブラントが演じたキャサリン“キティ”・オッペンハイマーは、生物学者、植物学者で、あるパーティで出会ったオッペンハイマーと結ばれる前に三度結婚していた人物。その後の生涯は夫オッペンハイマーに寄り添い続けた先見的な女性だ。「これは映画ではなく体験」エミリー・ブラントが深い共感明かす「これは映画ではなく体験です」と語るブラントは、オッペンハイマーの妻キティについて「彼女の性格は複雑で、気まぐれで、チャーミング。私が惹かれたのは、彼女が当時の女性のあるべき姿に従おうとしなかったことです。なぜ結婚して子どもを持ち、夫を支えなければならないのか。それが女の仕事であり、それだけが女に許されることだっていう考え。彼女はそうしたシステムに抗ったのですが、それはとても現代的な姿勢でした」と、時代の先を行くキティの生き方への共感を胸に役作りをしたと言う。さらに、「クリスが書いてくれたキャラクターは並外れていたので、私は自分の全てをつぎ込んだのです。キティはページを突き破って私に襲い掛かってきました」と、ノーラン監督による脚本が創造的な演技へと導いてくれたと明かしている。また、エミリーが演じたキティをとらえた場面写真も到着。「マンハッタン計画」が進む中、ロスアラモスの研究所で子どもを抱いて実験を見守るキティの姿をとらえたカットとなっている。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月12日マーベルコミック史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描く痛快アクションエンタテインメント『デッドプール』シリーズの最新作が、『デッドプール&ウルヴァリン』として7月26日(金)に日米同時公開されることが決定。併せてティザー予告・ティザーポスターも解禁となった。1作目『デッドプール』(2016)公開当時、世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録し、その続編となる『デッドプール2』ではさらに記録を塗り替え1,120億円を突破。R指定映画の世界歴代記録をことごとく更新し、日本でも多くのファンを魅了し続ける本シリーズ。人体実験で驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たのと引き換えに、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。自作の赤いコスチュームと二振りの刀、二丁拳銃を身にまとい、“クソ無責任ヒーロー”デッドプールのシリーズは、ヒーローらしからぬ言動の数々や、過激でド派手なバトルシーン、突然観客に向かって話しかけてくる型破りな演出が相まって、世界中で絶大な支持を集めてきた。その最新作『デッドプール&ウルヴァリン』では、“俺ちゃん”ことデッドプールに加え、人気キャラクター・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)もシリーズ初登場。Photo by Jamie McCarthy/Getty Imagesこれまでデッドプールが何度もいじり倒してきた、“爪野郎”こと孤高のヒーロー・ウルヴァリンはどんな活躍を見せてくれるのか、プライベートでも親交の深いライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの2大スター夢の競演に世界が注目している。今回解禁となったティザー予告では、愛する恋人のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)、かつて共に戦ったネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)やユキオ(忽那汐里)らに囲まれ、幸せなひと時を送っていたウェイドだったが、突然連れ去られた“その先”で、「君は特別な存在だ」とマーベルヒーローになるチャンスを与えられる。「シネマティック・ユニバースを完全に変えちゃうよ」と息巻き、「俺は救世主マーベルの神だ」と気を大きくしたウェイドは気合たっぷりに、その挑戦を受けて立つことにーー。シリーズ初のディズニー配給作品となる本作。ついにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)入りを果たすという点でもすでに世界中から熱い視線が注がれているが、“俺ちゃん”はいつも通り、お得意のブラックジョークでふざけ散らかしたと思えば、息つく間もない過激なアクションで敵を翻弄するなど、早くも“デッドプール節”が炸裂。そして、予告の最後には、「X-MEN」シリーズなどに登場してきた人気キャラクター・ウルヴァリンと思わしき影が登場!予告にもある“誰もが望むハッピーエンド”とは何を意味するのか、続報にも期待が高まるところ。ちなみに同予告では、アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカなど、歴代マーベルヒーローが登場しているのも、見逃せないポイントのひとつ。“俺ちゃん”がまさかのアベンジャーズ招集か!?マーベルファンには期待の必見作品となりそうだ。また、デッドプールとウルヴァリンのペアネックレスでハートを表現したティザーポスターも解禁。「BEST FRIENDS」「COME TOGETHER」というコピーが象徴するように、本作では、デッドプールとウルヴァリン、まったく違う強烈な個性を放つ2人が強力なタッグを組み、より壮大で衝撃的なストーリーが展開されていく予感!本作を手掛けたのは、『フリー・ガイ』や『ナイト・ミュージアム』シリーズ、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で知られるショーン・レヴィ。独創的な世界観づくりで知られる彼が、デッドプールとウルヴァリンの間に、どのような化学反応を起こすのか。2人の新たな戦いに注目だ。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月12日アリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』の劇場公開に合わせ、アリ・アスター監督の代表作と「A24」配給作品が、洋画専門チャンネル ザ・シネマで特集放送される。近年のアカデミー賞で大きな存在感を見せている、いま最も旬なアメリカのインディペンデント系映画スタジオ「A24」。いまや世界が注目するこのスタジオから、『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を発表して一躍、現代の寵児となったアリ・アスター監督の新作『ボーはおそれている』が2月16日(金)より公開。ザ・シネマではアリ・アスター監督の代表作2作、ホアキン・フェニックス主演の『カモン カモン』を含む「A24」配給作品を7作品、2月14日(水)~16日(金)の期間に特集放送する。『ミッドサマー』(★アリ・アスター監督作品)放送日:2月15日(木)23時15分~ほか[R15+]想像を絶する悪夢と狂気!スウェーデンで開かれる恐るべき宗教儀式を描く米国の女子学生ダニー(フローレンス・ピュー)は、躁うつ病を患う妹が両親を巻き添えに無理心中するという悲劇に見舞われ、そのショックから立ち直れずにいた。そんなある日、恋人のクリスチャンが男友達とスウェーデンの田舎で行われる夏至祭に行くと知り、その旅に同行することに。一行は留学生ペレの故郷で90年に1度行われる夏至祭へ参加し、村の住人たちから歓迎を受ける。だが、翌日から幕を開けた夏至祭は次第に不穏な空気に包まれていくーー。『ヘレディタリー/継承』(★アリ・アスター監督作品)放送日:2月15日(木)21時~ほか[PG12]亡き祖母から“何か”を受け継いだ家族の運命は?邪悪な呪いに背筋が凍る…夫と子ども2人と暮らすミニチュアジオラマ作家アニー(トニ・コレット)は、長年微妙な関係にあった母エレンを亡くす。葬儀を終えたアニーが遺品の収められた箱を開いたところ、「私を憎まないで」と書かれた母のメモを見つける。一方、一家の周りでは異様な出来事が続発し、エレンに溺愛されていた末娘チャーリーの奇行も目立つようになる。そんなある夜、取り返しのつかない悲劇が一家に起こり、絶望したアニーは情緒不安定になっていく。『ライトハウス』CSベーシック初放送放送日:2月15日(木)17時~ほか[R15+]灯台を守る男たちを悪夢が襲う…新鋭ロバート・エガースが放つ戦慄のサスペンス1890年代のニューイングランド。ベテランのトーマス(ウィレム・デフォー)と若いイーフレイム(ロバート・パティンソン)の2人は、灯台守を4週間務めるために小さな孤島へ派遣される。トーマスが灯台の灯り番を譲らず、面倒な雑用をすべて押し付けるため、イーフレイムはストレスを募らせる。それでも何とか島での生活に慣れていき、2人は少しずつ打ち解けていくかに思えたが、任期が終了する日に嵐に見舞われてしまい、迎えの船はやって来ず2人は島に孤立する。『ムーンライト』放送日:2月14日(水)23時~ほか[R15+]自分らしさと愛を探し求める…アカデミー賞3部門に輝く人間ドラママイアミの貧困地域で、麻薬依存の母親と2人で暮らすシャロンは、学校では“リトル”というあだ名でいじめられる気弱な少年。そんな彼にとっての心の支えは、何かと気にかけてくれる父親的存在の麻薬売人フアンと、唯一親しい友人ケヴィンだけだった。ところが高校生になったある日、いじめっ子に対する過剰防衛でシャロンが逮捕され、2人は離れ離れに。そして大人に成長し麻薬売人になったシャロンの元に、ケヴィンから連絡が入る。『カモン カモン』放送日:2月15日(木)深夜2時~ほか9歳の甥と絆を結んでいく…監督の実体験から生まれたホアキン・フェニックス主演作品ニューヨークのラジオ局で働くジャーナリストのジョニーは、ロサンゼルスに住む妹ヴィヴが数日間家を空けることになり、9歳の甥ジェシーの面倒を見るよう頼まれる。独身のジョニーは子どもと2人きりの共同生活に戸惑いながら、何でもストレートに質問する好奇心旺盛なジェシーとの距離を少しずつ縮めていく。そんな中、ヴィヴの不在が長引いてしまい、ラジオ局の取材予定があるジョニーはジェシーを連れてニューヨークへ戻る。『MEN同じ顔の男たち』放送日:2月15日(木)19時~ほか[R15+]田舎町で出会う男たちは同じ顔ばかり…『エクス・マキナ』監督が放つ衝撃スリラー夫ジェームズの自殺を目撃してしまったハーパー(ジェシー・バックリー)は、心に負った傷を癒やすため、田舎の豪華なカントリーハウスで休暇を過ごすことに。管理人ジェフリーの出迎えを受けた後に散歩していると、廃屋のそばで全裸の男性と出会い、その翌日も男はカントリーハウスの庭に侵入。ショックを受けたハーパーが気分を変えるため町を散歩したところ、ある異常さに気づく。少年や牧師など出会う男たちが全員ジェフリーと同じ顔だったのだ…。『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』放送日:2月16日(金)15時~“夢の国”の隣に広がる貧困の実態…アメリカの格差社会をリアルに描き出すシングルマザーのヘイリーと6歳の少女ムーニーは、フロリダ州ディズニーワールドの近くに建つ安モーテル「マジック・キャッスル」で暮らしている母子。やんちゃなムーニーは同じモーテルに住む子どもたちと一緒にいたずらを繰り返し、支配人ボビーの手を焼かせていた。一方、定職を持たないヘイリーは化粧品を売り歩く仕事を始め、ホテル代を稼ごうとする。それでも生活は困窮し、ついにはモーテルの部屋で売春を始めてしまう。「『ボーはおそれている』公開記念 アカデミー賞を席巻するアリ・アスター監督とA24特集」は2月14日(水)~16日(金)ザ・シネマにて放送。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLCフロリダ・プロジェクト真夏の魔法 2018年5月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2017 Florida Project 2016, LLC.へレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLCミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ライトハウス 2021年7月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.カモン カモン 2022年4月22日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Be Funny When You Can LLC. All Rights Reserved.MEN 同じ顔の男たち 2022年12月9日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月11日2022年・第79回ヴェネチア国際映画祭にて最高賞の金獅子賞を受賞したローラ・ポイトラス監督の『美と殺戮のすべて』(原題:All the Beauty and the Bloodshed)が、3月29日(金)より公開。日本版予告編が解禁となった。1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーンといった題材を撮影、その才能を高く評価され、一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。2018年3月10日のその日、ゴールディンは多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れていた。自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもない。目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースだ。到着した彼女たちは、ほどなくして「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始めた。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら…。「オキシコンチン」とは「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる“合法的な麻薬”だ。果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に1人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりがいま明かされる――。解禁された日本版予告編は、ノーウェイブバンド「Bush Tetras」の「You Can’ be Funky」をバックに、写真家ナン・ゴールディンが斬新で生々しい題材を被写体にして時代の寵児となり、「どこの美術館も彼女の作品を欲しがる」という輝かしい経歴から始まる。しかし場面が変わると、ゴールディンは多くの仲間とともにメトロポリタン美術館で「サックラー家はウソつき!人殺し!」と叫んでいる。サックラー家は、製薬会社を営む大富豪で「オキシコンチン」という鎮痛剤を安全な薬と偽り販売し、アメリカで50万人もの命を奪った。そして、その莫大な売り上げを世界中の美術館に寄付することで慈善家として知られていた。そんな巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したゴールディン。予告編にはその途方もない戦いの道のりの一端が収められている。また、上映劇場ではナン・ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売中となっている(※数量限定なくなり次第終了、※一部劇場を除く)。ポストカード3枚セット付きムビチケカード『美と殺戮のすべて』は3月29日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:美と殺戮のすべて 2024年3月29日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2022 PARTICIPANT FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年02月11日フィンランド映画を代表する名匠アキ・カウリスマキ監督の最新作『枯れ葉』が、上映8週目にして興収1億円を突破。ロングラン上映が続き、日本で上映されたカウリスマキ最大のヒット作となっている。アキ・カウリスマキ監督最新作にして復帰作となる『枯れ葉』は、孤独を抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとする心優しいラブストーリー。2023年カンヌ国際映画祭審査員賞、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに見事輝き、第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)&非英語映画賞にノミネート、第96回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。本国フィンランドでは、動員29万人を超え(フィンランドの人口は約550万人)、フランスやドイツ、アメリカ、イタリアなど各国でも大ヒットを記録。そして日本でも各地で満席が続出、公開してから2か月近くが経つ現在もユーロスペースをはじめ、多くの劇場でロングラン上映が続き、この度、累計動員7万2,279人、興収1億157万3,850円を超え(38館 38スクリーン)、日本で上映されたカウリスマキ作品最大のヒット作『過去のない男』を超える興収1億円を突破した。カウリスマキ史上最高のラブストーリーといえる本作『枯れ葉』は、ヒロインの圧倒的な存在感など随所に新しさを感じさせながら、お馴染みのとぼけたユーモアや抜群の音楽センスにもさらに磨きのかかった、いわばカウリスマキの集大成ともいえる作品。この大ヒットを記念して、2月17日(土)より全国の『枯れ葉』上映劇場にて、カウリスマキ監督の愛犬であり、劇中にも登場する犬・チャップリンの様々な姿を切り取ったオリジナルステッカーを配布(数量限定、なくなり次第配布終了)。大ヒット御礼オリジナルステッカーまた、昨年12月に初来日を果たし、日本の観客とも対面した主演のアルマ・ポウスティが大ヒットの御礼を伝えたいと、急遽リモートでの舞台挨拶を実施することも決定した。『枯れ葉』はユーロスペースほか全国にて公開中。『枯れ葉』大ヒット御礼リモート舞台挨拶は2月29日(木)18時50分の回上映後、ユーロスペースにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:枯れ葉 2023年12月15日よりユーロスペースほか全国公開© Sputnik
2024年02月10日2023年7月16日、76歳で逝去したジェーン・バーキンの追悼上映が決定。2月18日(日)より代表作6本が上映される。音楽、ファッション、映画、演劇、あらゆる分野で多くの影響を与えてきたジェーン・バーキン。この度決定した特集上映では、60年代から2000年代まで、ジェーンが出演した6本の作品とともに彼女の映画女優としての軌跡を辿り、そのたぐいまれな才能と魅力をあらためて確認する。『太陽が知っている』上映作品は、『太陽が知っている』(1969年、ジャック・ドレー)、『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1975年、セルジュ・ゲンズブール)、『ラ・ピラート』(1984年、ジャック・ドワイヨン)、『右側に気をつけろ』(1987年、ジャン=リュック・ゴダール)、『美しき諍い女』(1991年、ジャック・リヴェット)、『ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー(小さな山のまわりで)』(2008年、ジャック・リヴェット)の6作品。『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』さらに2月23日(金・祝)には関連イベントとして、“映画のアトリエ「ジェーン・バーキン、笑いと涙の間で」”(講師:坂本安美)を開催。それぞれの監督とかけがえのない共犯関係を結び、おおいなる誠実さと知性によって一つひとつの役を抱きしめてきた女優ジェーン・バーキンのフィルモグラフィーを抜粋とともに辿る。また、アニエスベー渋谷店(3F Café)にて、ジェーン・バーキンを追悼した展覧会が開催される(会期:2/10(土)~3/12(火))。ジェーン・バーキン追悼上映特集は、2月18日(日)・23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)に、東京日仏学院 エスパス・イマージュにて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年02月10日エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバーらを迎えた映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』から、1960年代、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカで活動していたアンダーグラウンド・ネットワーク「ジェーン」の様子を切り取った場面写真が一挙解禁。また、ショート予告も到着した。中絶の手助けによって推定12,000人の女性を救い、“自身の身体について守る権利=女性の選択の自由”を得るため、活動した団体「ジェーン」の実話を描いた本作。今回解禁となったのは、本作のヒロインたち「ジェーン」の活動を映した場面写真。主人公・ジョイ(エリザベス・バンクス)は隣に住む親友のラナ(ケイト・マーラ)の家のベランダで2人、談笑しながら幸せに過ごしている。裕福な家庭の主婦の姿から一転。緊張した面持ちで電話をかけるジョイ。第二子の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまったジョイは、唯一の治療法となる中絶を受けるため、担当医に相談するも拒否されてしまい、電話の相手、違法ながら安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」に辿り着く。手術当日、目隠しをしたジョイが「ジェーン」のメンバーであるグウェン(ウンミ・モサク)に手を引かれ車から降り、ある建物に連れて行かれる様子からも、当時違法とされていた中絶を必要とする女性たちを救うため、秘密裏に行われていた「ジェーン」の活動のリスクの高さが伺える。そして、無事に「ジェーン」によって命を救われたジョイが、自らも「ジェーン」の一員となっていく様子も映し出される。「ジェーン」のリーダーであるバージニア(シガニー・ウィーバー)と共に、助けを求めてきた少女に対し、真剣な表情で話すジョイ。さらには活動が多忙になるにつれ、人手不足を補うため、医者のディーン(コリー・マイケル・スミス)の助手として手術台の前に立つことも…。また、ジョイとバージニアが笑顔で向き合う姿からは、危険な状況の中でも強い意志をもって前向きに立ち向かっていった「ジェーン」たちの強さと優しさを感じさせる。ショート予告編でも、「これは、女性たちが自分の人生を生きるための戦い」というナレーションと共に、ジェーンたちの活動の一部を垣間見ることができる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月09日里親やグループホーム、特別支援学校など、どこに行っても問題を起こしてしまい、社会のどこにも居場所のなくなってしまった9歳の少女を繊細かつ強烈な描写で描いたノラ・フィングシャイト監督の長編初監督映画『システム・クラッシャー』。この度、主人公の少女が睨みつける姿が印象的な日本版ポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。第69回べルリン国際映画祭のワールドプレミア上映で10分間のスタンディング・オベーションを受け、銀熊賞(アルフレード・バウアー賞)など2冠、ドイツ映画賞では作品賞を含む8部門を受賞し、世界各国で37冠に輝いた本作。今回解禁となった日本版ポスターは、子どもも大人も関係なく悪態をつきまくる嵐のような9歳の少女ベニーを真正面から捉えたカット。キャンディを頬張りながら、その怒りとは裏腹な愛の渇望を訴える視線が、作品と同様に人々を射抜く1枚だ。予告編でも、中指を突き立て捲し立て、ベニーは絶叫する。でも本当はただ、ママと一緒にいたいだけ…。そんな願いも社会の理不尽にぶち当たると再びキレてしまう。家族もお手上げの状態で、このままではどこにも居場所がなくなってしまう。見知らぬおじさんに悪態をつくベニー、学校に行きたくないと刃物を振り回すベニー、鎮静剤を打たれ動けなくなったベニー。それでも、隔離療法中の森のなかではママを呼び続けるベニーのやまびこが切なく響く。バックで流れるニーナ・シモンの名曲「Ain't Got No, I Got Life」は、なにも持ちえない自分という絶望と、それでも命と自由だけはあるという不屈の希望を歌った、映画本編でも流れる屈指の名曲だ。ニーナ・シモン自身もアメリカが持っていた様々な矛盾や問題、そして自身の置かれた環境や家族や自分自身への怒りをストレートにぶつけ、一時は音楽業界からも忌避された過去を持つ伝説のアーティスト。本作の主人公ベニーと重ね合わせることで、より胸に響く映像となっている。『システム・クラッシャー』は4月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:システム・クラッシャー 2024年4月27日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開
2024年02月09日