4人組ダンス&ボーカルグループ・OWVの浦野秀太、中川勝就が8日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 AUTUMN/WINTER」に出演した。2人はシャツに大きめアウターを羽織るラフなスタイリングで、クールにランウェイ。トップでは2人揃ってポーズを決めて視線を集めた。2人が出演した「GRAPEFRUIT MOON」のステージではアメリカやヨーロッパなどから厳選した本格的ヴィンテージやトレンドアイテムのスタイリングを紹介。乃木坂46の山下美月、大原優乃、出口夏希、莉子らが登場した。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。今回のテーマは、DISCOのように心を躍らせて楽しい時間を“シェアハピ”しようという思いが込められた「Come on Happy Time! Share Happiness!」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2022年10月08日ボーイズグループ・OWVの浦野秀太、本田康祐が20日、都内で行われた「#Twitterトレンド大賞 2021」に出席した。「#Twitterトレンド大賞」は、データ・ドリブンで集計された「2021年に最も話題となった上位20個」のトレンドワードを発表するもの。 3位には大ヒットした『鬼滅の刃』の関連ワード「無限列車」がランクインした。浦野は「僕は映画とか漫画を見る家庭で育ってなくて無知だったんですけど、メンバーの本田くんから『鬼滅の刃』をお勧めしてもらって、激ハマりしました」と明かし、「『無限列車編』でめちゃくちゃ泣いて、その余韻に浸っている。それぞれの夢の中を巡っているシーンがめちゃくちゃ泣きました」と話した。本田も「『無限列車編』を見させていただいたときの感動は今でも忘れませんし、日本の歴史に残る映画だなと感じました」と魅力を熱弁。「メンバーもドハマりしてくれて、(浦野と)一緒に見て、一緒にドバドバ泣いた」と浦野と一緒に鑑賞したことを明かした。MCの田村淳が「お互いの涙を見ているんだ?」と尋ねると、浦野は「見てますね。僕はファンの方々にはまだ見せたことないんですけど、本田くんには見せてます」と答え、「本田くんは涙もろいので」と言うと、本田は「『鬼滅』は毎話泣きますね。『無限列車編』は無限に泣いていました」と話した。
2021年12月20日サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の元練習生、本田康祐・中川勝就・浦野秀太・佐野文哉で結成された4人組ボーイズグループ・OWV。『PRODUCE 101 JAPAN』ではデビューに至らなかったが、それぞれ実力を認められて夢をつかんだ。このたび4人にインタビューし、OWVとして活動する喜びや一人ひとりの魅力に迫った。昨年9月30日に1stシングル「UBA UBA」でメジャーデビューし、1月20日に2ndシングル「Ready Set Go」をリリースしたOWV。昨年12月27日には初のオンラインライブ「OWV OFFICIAL FANMEETING ~ROUTE Ⅰ~」を開催し、圧巻のパフォーマンスとともに、素顔が垣間見えるトークも話題となった。――改めてOWVとしてデビューし活動している喜びをお聞かせください。中川:『PRODUCE 101 JAPAN』では、僕はメンバーの中で一番早く脱落してしまったので、あきらめようかなと。両親ともたくさん話をして普通に就職しようと思ったのですが、そんな中で吉本さんからお話をいただいてOWVとして今活動できているので、自分の夢を叶えられてすごくうれしかったです。また、夢に向かって一生懸命やっていたら形になることもあるんだなと実感できたので、これからもたくさん努力して目標を見つけてやっていったら、それもいっぱい叶っていくんじゃないかなと思っています。本田:デビューさせていただいたからには、プロとして頑張っていかないといけないと思っています。コロナウイルスの関係でなかなか人前に立ってライブパフォーマンスができない中で支えてくださっているファンの方たちがいるというのは当たり前ではないですし、そういう方たちのためにも僕らがいい音楽などを届けていかなければいけないという責任感もあるので、もっともっといいものを作っていこうと心がけています。その思いは、2ndシングルを作る中でより一層強くなりました。佐野:僕は番組に出ていたとき大学4年生で、卒業と同時にOWVを結成することが決まりました。みんなスーツを着て就活をしている中、僕だけ普段着で学校に行っていて、「このままで大丈夫なのかな」、「ダンサーに戻ろうかな」という気持ちもあった中で結成が決まり、今こうしてしっかり2ndシングルを出せていることがありがたいと思いますし、状況がよくなったら色々なところに行って僕たちの魅力をより伝えられたらいいなと思っています。浦野:10代の頃からダンス&ボーカルユニットになりたいと思い、そこを目指してずっとやってきました。なかなか叶わなくて、周りからは「もうやめたら?」、「1人でやればいいんじゃない?」などと言われていたんですけど、グループでやりたいという気持ちが強かったので、今こうやって4人のグループで活動できているのが率直にうれしいです。この4人はお互いリスペクトし合えている関係ですし、フィーリングが合う4人で、とても幸せを感じているので、これからも共に頑張っていきたいと思っています。――お一人ずつご自身の持ち味をアピールお願いします。浦野:いつもはクールめですが、OWVに明るいスパイスを加えられたらなと思っています。OWVにはイジられキャラがいないと思ったので、自らその位置に。佐野:もとからイジられキャラ(笑)浦野:やめてよ!本田:イジらせてるんだもんな(笑)浦野:イジられキャラではなく、イジらせキャラです。佐野:僕はOWVの中で一番、自由人。どこにも属さず、特に役職もなく、自由に立ち回っていけばいいのかなと。時と場合によっていろんな役割で立ち回るのがアピールポイントです。――ダンスに関するお話をされるかと思いました!浦野:ダンスは言わずもがななので、あえて言わないです!(笑)――なるほど! 本田さんはいかがでしょうか?本田:僕は織田信長みたいな……。佐野:それちゃんと着地見えてます!?本田:織田信長みたいにみんなを引っ張って上に立てる野心家でありたいなと。浦野:できれば天下統一した人を!(笑)本田:徳川家康でいきますか! 天下を取るために前に立ってみんなのかじを取っていけたらいいなと。(『ONE PIECE』の)ルフィみたいな。浦野:多い!中川:たとえが多いのよ(笑)――では、中川さんの持ち味はいかがでしょうか?中川:天真爛漫な感じでOWVを明るくしてくれるキャラ(浦野)、自由人なキャラ(佐野)、ルフィとして統率してくれるキャラ(本田)。僕はこのメンバーをアシストしていい方向にいけばいいかなという、縁の下の力持ちになれればと思っています。――最後にグループとしての目標をお願いします。佐野:個が際立ったグループになっていきたいです。浦野:明確なものとしては、武道館でライブをするという目標があります。初心を忘れずこの4人で、リスペクトし合っている状態を保ちながら活躍していきたいなと思います。そしてビッグになります! これだけは宣言します!■OWVオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(2019)に出演した元練習生、本田康祐・中川勝就・浦野秀太・佐野文哉の4人で結成されたボーイズグループ。2020年9月30日に1stシングル「UBA UBA」でメジャーデビューし、2021年1月20日に2ndシングル「Ready Set Go」をリリース。グループ名「OWV」には、“Our only Way to get Victory~勝利を掴む僕たちだけの道~ 誰にも真似することのできない唯一無二のグループとなり、この世界で勝利を掴む”というメンバーの強い思いが込められている。
2021年03月16日『金曜日のキセキ』(フジテレビ系)出演後、全国から問い合わせが殺到したという宮古島在住の“奇跡の鑑定士”上地一美先生。まるで見ていたように相談者本人しか知らないことを言い当てる透視力に、続々と反響が寄せられています。今回は「宮古島観光×本格鑑定ツアー」が当たるプレゼントキャンペーン(※)の実施を記念して、上地先生おすすめのパワースポットや、自分だけのパワースポットを見つける方法を教えていただきました。写真を見るだけでも癒しを感じられるこれらのスポット…実際に訪れたら、身も心も洗われて新しい自分に生まれ変われるかもしれません。【上地一美先生独占インタビュー!~願いが叶うパワースポット~】■宮古島=パワースポット宮古島は基本的に、島そのものに大きなパワーが宿っています。その中でもご自身が「ここ、前にも来たことがあるような気がする」とか「なんとなくエネルギーが強いな」と感じる場所があったら、そこがその方にとってのパワースポットなのだと思います。パワースポットは自分自身が引き寄せる磁石のようなもの。結婚したいと思っている人が、そういう場所で「結婚できるといいな」と心から祈ればその願いは叶うし、「こういう仕事がしたい」と考えている人なら、それを強くイメージすればきっと実現するでしょう。■宮古島で、あなただけのパワースポットを見つけましょう!みなさんが宮古島に来られたら、海岸や森の中を歩きながらご自身の心に「この場所はどう感じる?」と聞いてみてほしいですね。「きれい」「気持ちいい」などいろいろな感想を持つと思いますが、その際、「それだけ?」と確認しましょう。心を外に向け、五感を使って「自分がどのように感じているか」を引き出す作業をしてあげてください。宮古島は潜在能力や潜在意識を開花させてくれる場所ですが、そのための力を貸してくれるのは、あなたにとっては海かもしれないし、潮の香りや肌に触れる風かもしれません。或いは食べ物かもしれません。自分は何が好きか、今どう感じているか、心の声に耳を傾けてみましょう。■上地先生のおすすめパワースポット・漲水御嶽(はりみずうだき)宮古島に来るのが初めてなら、「漲水御嶽」がおすすめ。こんな伝説があるんですよ。昔、ある女性のところに毎晩通ってくる男性がいて子どももできるのですが、彼がどこから来てどこに帰って行くのかはわからない。それである日、女性は彼の着物に糸をつけた針を刺して後をつけるんです。そうしたら、海の近くの洞窟の中に真っ白なヘビがとぐろを巻いていた。つまりその女性はヘビの神様の子どもを産んでいたんですね。子どもは7人か8人いて、それぞれが別の場所にある滝で暮らすようになり、一つ一つの御嶽の守り主のような存在になった――。この「漲水御嶽」は、宮古島を訪れた人や住人が、島から出て行くときに無事を祈る場所でもあります。島民の中には「観光客は一度はここで手を合わせたほうがいい」と思っている人も多いようです。島から旅立つ人たちもここに来て、家族の健康や安全を祈るんですよ。・ツヌジ御嶽ツヌジ御嶽には、一部が耳たぶの形をしている木があります。先日、ある出版社のお仕事をしたときにこの木の写真を撮ったら、オーブ(光る玉のようなもの)がたくさん写り込んでいました。掲載してくれるかどうかはわからないけれど、私はそれを見ていい色だと思いました。これがあの空間にある色なんだなって。その色を見てほしいので、ぜひ現地に行っていただきたいですね。ちなみに、宮古島では高校受験のとき、ツヌジ・漲水・赤名宮(アカナグウ)・アツママの4つの御嶽を回って合格祈願のお詣りをします。・与那覇前浜海を見たいなら前浜ビーチがいいですよ。来間島(くりまじま)の展望台から見るのもおすすめ。この海は場所によって黄色・緑・青とグラデーションしているように見えるんです。浅瀬は黄色っぽいからパワーストーンで言ったらイエロージェイド。そこから少しずつ色が濃くなってエメラルドグリーンやターコイズブルー、ラピスラズリに移り変わります。これは自分のパワーストーンだとイメージして、一カ所をじっと見つめるのもいいかもませんね。・願いが叶う!?秘密のパワースポットもう一つ、名前も思い出せないし場所も上手に説明できないけれど、とてもお気に入りの御嶽があります。御嶽に入って行くと拝所があり、左に曲がると砂浜に出て、そこから霧のトンネルのような所を通るのですが、私はその場所を歩いていて「自分が何を望んでいるのか、自分がどういう人生を望んでいるのか」というのをはっきりと感じました。そこから抜けたときには気の流れが違うというか…それまでは霧でヒヤッとしていたのに、抜けると目の前に砂浜が広がっていて青い海と太陽が見える。まるでもう一度産まれ出たような気持ちになっていました。■パワースポットに行く際の注意点宮古島の御嶽には、女性しか入ってはいけないところや年に一度しか訪れてはいけないところなど、地元の人ですら滅多に近づかない場所もたくさんあります(漲水御嶽、ツヌジ御嶽は、基本的に一般の人が行ってもOK)。ですから、行きたいなと思ったら、一度、詳しい人や観光協会に問い合わせてみることをおすすめします。こうして読んでいくと、どのパワースポットも行ってみたくなりますね。4つめのパワースポットは残念ながら謎のベールに包まれていますが、「宮古島観光×本格鑑定ツアー」に当選したら、上地先生に鑑定してもらう際に詳しく場所を聞いてみるといいかも。まずはその権利を手に入れるため、今すぐ応募してみてはいかがでしょうか?(文=編集J)※キャンペーン情報宮古島3泊4日の観光×本格鑑定ツアーを10名様にプレゼント上地一美からの恋愛・結婚・運気アップのスピリチュアルメッセージも聞ける!()上地一美(Kazumi Uechi)沖縄で当たると評判の占い師で、「金曜日のキセキ」にレギュラー出演。番組では「未来鑑定士」として一般の方や有名人を占い、1万通を超える相談内容が寄せられ続けた。現在は沖縄宮古島の事務所にて鑑定を行う。奇跡の力◆上地一美()
2014年03月04日シリーズ20周年を迎える『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の特別試写会が4日に都内で開催され、野原しんのすけ(5歳)と、AKB48のユニット“渡り廊下走り隊7”の渡辺麻友らが登場し、本作の主題歌『少年よ 嘘をつけ!』を披露した。その他の写真記念すべき映画20作目となる本作は、シリーズ初となる宇宙を舞台にしんのすけが大活躍する。タキシード姿で登場したしんちゃんは「5歳のままで20年って不思議な感じがしますが、今日はビシッと決めてきました。どうです?におってる?」と集まった子どもたちにあいさつ。渡辺も「国民的アニメの主題歌を歌わせていただけるということで夢のようです。精一杯がんばります!」と笑顔であいさつした。「オラのどんなところが好きですか?」と質問されると、“渡り廊下走り隊7”は「プリプリのお尻!」(渡辺)、「“おぉーい”が好き」(多田愛佳)、「いつもふざけているけど、たまにカッコよく助けたりする、たくましいしんちゃんが好き」(仲川遥香)、「眉毛が大好き」(菊地あやか)、「奇妙なクネクネした動きが好き」(小森美果)、「ナンパされたいなぁ」(浦野一美)、「変なことをしてみんなを笑わせてくれるムードメーカー的なところが好き」(岩佐美咲)と回答。しんちゃんは照れながらも「みんなわかってらっしゃる。おらだって好きでおバカおバカやってるわけじゃないんですよ。みなさんの雰囲気を和ませるために、このように5歳児を20年やってきたわけでありまして、みんなと結婚したい! 新しいメンバーに入れてもらえる?」と発言し、会場を沸かせていた。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』4月14日(土)から全国ロードショー
2012年04月05日『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の特別試写会が4月4日(水)に都内で開催され、「AKB48」の派生ユニットで主題歌「少年よ 嘘をつけ!」を歌う「渡り廊下走り隊7」が舞台挨拶に登壇。ファンの前で主題歌を熱唱し、着ぐるみのしんちゃんと一緒にダンスを披露した。「クレヨンしんちゃん」映画化20周年記念作品となる本作は、シリーズで初めて宇宙が舞台に。些細なケンカで離れ離れになってしまった妹のひまわりを救うべくしんのすけは奮闘するが、地球を救うかひまわりを取り戻すかの二者択一を迫られることになる…。渡り廊下走り隊7が来場するとあって、この日の客席には“大きなおともだち”もいっぱい。いつもよりもちょっぴり野太い(?)「しんちゃん!」コールに迎えられたしんちゃんは「オラも広い層に支持されるようになったということかな?」とおどけて笑いを誘った。しんちゃんによる紹介で渡辺麻友、多田愛佳らメンバーが登場すると客席はヒートアップ。渡辺さんは「国民的アニメの『クレヨンしんちゃん』の主題歌が歌えるなんて夢のようです」と満面の笑みで喜びを語った。さらに渡辺さんは、しんちゃんから「オラのどこが好き?」と聞かれると「しんちゃんのプリプリのお尻が好きです!」と“尻フェチ”を告白し会場を沸かせた。また、しんちゃんは同じ埼玉県出身の多田さんから「しんちゃん、仲良くしてね!」と微笑みかけられると大興奮で「こちらこそよろちくびー!」と下ネタで応じた。“シンディ”こと浦野一美は「シンディはしんちゃんにナンパされたい!」と禁断の恋愛願望を吐露。しんちゃんは「人目があるので、後でマネージャーに電話番号とかを…」とノリノリで応じたが、舞台脇のマネージャーからは即座にNGマークが出されてガックリ…。会場は笑いに包まれた。その後、メンバーは主題歌を披露したが、途中からしんちゃんも加わり、キレのあるダンスを披露。これで手応えをつかんだのか、しんちゃんはメンバー入りを直訴!「しんちゃんのことは大好きだけど、男の子だから…」(多田さん)と断られるもめげることなく「じゃあ新ユニットはどう?(出身地の春日部をもじって)KSKB48とか?」と提案し、会場は笑いに包まれた。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』は4月14日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス 2012年4月14日より全国東宝系にて公開© 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK・2012■関連記事:映画『クレヨンしんちゃん』20周年記念1番決める「バカデミー賞2012」開催中20周年記念!『映画クレヨンしんちゃん』“いろんな20年を迎える人のための試写会”に10組20名様ご招待ココリコ遠藤が自虐ネタ連発「ドラミちゃんがポケットから出して驚いたのは離婚届」お笑い界の“イクメン”集団、『映画クレヨンしんちゃん』で声優に挑戦!
2012年04月04日いまや日本の文化として広く認知されている“オタク”。だがその独特な世界観は必ずしも万人に受け入れられているとは言いがたい。趣味に賭ける一途な情熱と、あと一歩を躊躇してしまう現実。その両方で揺れ動くオタク少女たちを主人公に、ハートフルな物語とキャッチーな音楽で綴るのが『中野ブロンディーズ』だ。2008年に初演され、大好評につき同年に再演。今回は待望の再々演となるが、メインキャストを増田有華(AKB48)、梅田悠(SDN48)、原望奈美(SKE48)、浦野一美(SDN48)らが務め、東京・サンシャイン劇場は10月6日の初日から早くも熱気に包まれた。「中野ブロンディーズ」チケット情報オタクの聖地・中野ブロードウェイにあるマンガショップ「ブロンド」は、今日も店主・寿美枝(たくませいこ)の温かい人柄に惹かれた少女たちで賑わっていた。そのひとり、マンガオタクの瑞希(増田)は寿美枝が店を閉めることを知り、思わず目にしたポスターの「チアリーディング選手権大会」に出ると言ってしまう。代わりに閉店しないでほしいと懇願する瑞希に、入賞するならと答える寿美枝。早速メンバーを募集する瑞希だったが、集まったのはギャル系ガンダムオタクのエリー(田嶌友里香)、ゲーマーのハスミ(梅田)、ゴスロリファッションのキット(原)。さらにメイドカフェで働くゆずか(浦野)、歴女の松子(小林由佳/G-Rockets)、栃木出身のうさ(中島愛子)といったオタク少女たち。協調性のないオタク達ゆえ、一筋縄ではいかない個性的キャラばかり。それでも次第にまとまりかけてきた瑞希たちだったが、次々にアクシデントが起こり……。本作の魅力はなんといっても“スポーツを通した成長物語”。そこに“オタクあるあるネタ”をテンポよく散りばめたところに、この舞台だけがもつ楽しさがある。さらに自分を表現しようともがく必死感が今回一番強く感じられたのは、まさに日々大勢の中で過ごしているAKB48とその姉妹ユニットのメンバーならでは。一般人ながら偶然参加する音木役の西脇彩華(9nine)とチアのコーチ・沙織役の長谷川桃も含め、全員が一丸となってのチアシーンは圧巻で胸に迫る。舞台稽古前の会見では、「猫背にしてうつむくように」と役作りを話した増田。「皆で力を合わせるストーリーは、お稽古に励んだ私たちと共通してると思います」という言葉に全員がうなずくひとコマも。「観た人に元気を与えたい」(田嶌)、「チームワークを見て欲しい」(梅田)など、キャスト全員がそろって充実の表情。生き生きと息づく彼女たちの今しか見られないその表情は、凡百の“演劇”よりはるかに大きな感動を与えてくれるのだ。公演は同劇場にて10月10日(月・祝)まで上演。その後、10月19日(水)から22日(土)に兵庫・新神戸オリエンタル劇場で公演が行われる。チケットは発売中。取材・文:佐藤さくら
2011年10月07日