寛 一 郎と金子大地の共演で、あの「GTO」鬼塚英吉の原点を描くAmazon Prime Videoのオリジナルドラマ「湘南純愛組!」。この度、1990年の湘南が蘇る予告編と、注目の全キャストが解禁となった。90年代を代表する藤沢とおるの原作に基づき、こだわりのバイクや衣装まで当時を完全再現した本作。鬼塚英吉役には、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、TVドラマ「グランメゾン東京」での活躍も目覚ましい寛 一 郎。鬼塚と数々の死闘を共に潜り抜けていく相棒・弾間龍二役には、「おっさんずラブ」や『猿楽町で会いましょう』で注目を浴びる金子大地。あのTVドラマ「GTO」から22年、いま伝説の原点を描く。この度、解禁となった全キャストには、柳ゆり菜、吉田志織、山谷花純、森田望智、奥野瑛太、伊島空、高木勝也、三村和敬、前原瑞樹、小野花梨、高尾悠希、ゆうたろう、水石亜飛夢、吉村界人、東啓介ら、フレッシュな若手有望株が総出演。さらに、ゲストとして、南野陽子、真壁刀義(新日本プロレス)、井田國彦、山崎裕太、大東駿介、岡田義徳、吉田栄作など豪華な出演陣が花を添えている。今回解禁となる予告編では、1990年の湘南を舞台に伝説のヤンキー2人組、鬼塚英吉と弾間龍二が海岸のビキニの女の子を眺めながら「世の中は無常だよなぁ」「お前、よくそんな言葉知ってるな」のセリフから幕が上がる。実は女っ気なしの2人は、彼女を作るためにヤンキー生活から足を洗い、“普通の学生”になるはずだったが、次から次に強敵が立ちはだかり、大乱闘が繰り広げられることに。南野さんたちが見たことのない役どころで振り切った演技を披露するなか、吉田さん演じる白Tシャツの熱い教師に鬼塚が何かを感じ取る場面も。また、先日「T-BOLAN」がオープニング曲「俺たちのストーリー」を書き下ろし、「離したくはない」など当時の名曲も挿入歌に起用されることが発表されたが、“元祖”反町隆史の「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」も挿入歌として起用された予告編に仕上がっている。「湘南純愛組!」は2月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて配信(シリーズ全8話)。(text:cinemacafe.net)
2020年02月12日反町隆史やAKIRAらが出演したドラマも話題となった「GTO」。この度、鬼塚英吉の原点を描いた「湘南純愛組!」がAmazon Prime Videoにてオリジナルドラマ化されることが分かった。■湘南の伝説ヤンキー2人組に寛 一 郎&金子大地不良の巣窟極東高校を締めていた鬼爆コンビ(鬼塚英吉・弾間龍二)は、学校から退学通告を受ける。だが、それは自らによる偽装工作であり、ヤンキーから足を洗い、パンピー(一般人)になるための自主退学であった。童貞を捨てることを目標に辻堂高校に転入した鬼爆コンビだったが、“普通の学生”のフリは長く続かず、鬼爆の名前を聞きつけた全国のヤンキーたちから喧嘩を売られ始め…。本作は、90年代を代表する藤沢とおるの「湘南純愛組!」を、内田英治が総監督を務めドラマ化。鬼爆コンビのひとり、鬼塚英吉役には、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』「グランメゾン東京」に登場した寛 一 郎。そしてもうひとり、鬼塚の仲間であり数々の死闘を共に潜り抜けていく相棒・弾間龍二役は、「アミューズオーディションフェス2014」にて俳優・モデル部門を受賞し、超話題作「おっさんずラブ」や、「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」「恋はつづくよどこまでも」で印象的な役どころを演じた金子大地に決定した。▼キャスト&監督コメント寛 一 郎僕の世代だと「鬼塚英吉」=「GTO」で、「湘南純愛組!」についてはこの作品で初めて知りましたが、前半はコメディで後半につれてどんどんガチのヤンキー漫画になっていく、両方の要素がつまっているところがとても面白いと思いました。とくに「鬼塚」はコミカルなところと真剣なところ両方あるキャラクターなので、そこを上手く表現できれば、と思って演じました。色んなヤンキー映画がありますが、金子くんとのタッグでやるからこそ何か違うものに出来ればなと思って撮影していたので、軽い気持ちで観てくれて、笑ってくれて、カッコイイなと思っていただければ僕は嬉しいです。金子大地原作ファンの方がすごく多いので、出来るかな?…という不安があったのですが、ここまでのヤンキーを演じることはなかなか無いので、「弾間龍二」に近づけるよう頑張りました。原作は、コメディの面白いところと、鬼爆の二人が合わさって喧嘩するときのカッコイイシーンがはっきりしているので、映像でもちゃんと実現させたいなと思っています。英吉役の寛 一 郎君とのお芝居の絡みは凄く合っていると感じるので楽しみに見ていただきたいです。現場ではアツいドラマが生まれていたので、多くの方に何回も観ていただける作品になっていると思います!内田英治監督ひとことで言うと「ポニーテールはふり向かない」と「毎度おさわがせします」を足して二で割るような青春ドラマでございます。若い人にはなんだそりゃでしょうが、帰国子女で日本特有のヤンキー文化に飢えて育った私にとって湘南純愛組は80s-90sにかけた時代のファッションやオートバイを描ける夢のような作品。単車にケンカに、恋のABC…。時代に逆行する伝説の青春をぜひご覧あれ。目指すはかつての大映ドラマ。もちろんバイクはノーヘルだ!「湘南純愛組!」は2月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて配信(シリーズ全8話)。(cinemacafe.net)
2020年01月23日LDKの向こうに絶景が広がるリビングからつながるテラスの向こうに、息を飲むような大パノラマが。ビュートリアム鎌倉小町店に勤めるヘアスタイリストの増山大輔さんは、4年程かけてこの土地を見つけた。「抜けのいい場所を探していたんです。グーグルマップを見て自分で調べて、この土地良さそうだな、と思ったらバイクであちこち回っていました。ここにも一度来ているのですが、その時は売られていなくて。とうとうほかの土地に決めようと、サインすることにしたちょうど1週間前に、売りに出されたんです」。鎌倉の小高い山の上。向こう側の山の緑と、山沿いに建つ家々が見渡せる立地に、開放的でいて都会的なセンスにも溢れた、レッドシダーの家が建つ。2階の吹き抜けまで大開口を設けた。明るい日差しが家中を包む。吉村順三の和風建築も好きだという増山さん。日本家屋で用いられる引き込み戸も取り入れた。リビングからなるべくフラットにテラスに出られるように、とリクエスト。時間の経過とともにグレーに変わる、経年変化が魅力のレッドシダーを外壁に。内と外の境界線のない家に「小さい頃から家に興味があって、小学生の時に『渡辺篤史の建物探訪』とか観ていました。そんな子どもいませんよね」と笑う増山さん。家づくりにはイメージがあった。「中と外の境界線がない家にしたいというのは、一番の希望でした。リビングからフラットにテラスに出られることと、大人勢で集まれること、吹き抜けがあることなど、もともとの知り合いでもある建築家のSTUDIO・LEONの河村さんと打ち合わせを重ねました。でも会うと、飲んでしまってなかなか進まなかったんですけどね(笑)」。同じくヘアスタイリストの妻・千明さんの希望は「キッチンの広い家」。「家づくりはキッチンから始まったと言ってもいいかもしれません」と、おふたり口を揃える。LDKの中央に、テラスに面して設けられたキッチンは、シンクに立つと眼前に向こう側の景色が広がる。「洗いものなどをしているときも、気持ちがいいですね。キッチン台は2列にしたのですが、パーティーなどを開くことも多いため、大人数で立つことのできる広さにしました。こんな広さいる?と言われたけれど、正解でしたね」。珪藻土の壁の白とオークの明るめの床に、真鍮の照明の金をあえてミックス。リビングの照明は目黒のCOMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPLYで選んだもの。千明さんの希望で和室も設置した。ダイニングのペンダントライトはNEW LIGHT POTTERY。ミッドセンチュリーの家具は、本物とリプロダクトを混在させて。和室の反対側はオーディオスペース。半オープンの明るいキッチン。左奥には勝手口のあるパントリーも。テラスからLDKを見る。テラスでの朝食、BBQなども楽しい時間。キッチンには、千明さんの希望で野菜洗い用の浄水のシンクも設置。当初、白×紺だったのを、80年代の映画を見て“かわいい”と思い、黄色にチェンジ。吹き抜けの2階レベルには、ベッドルームへの渡り廊下が設けられている。千明さんは北鎌倉にヘアサロン「モダーン」をオープン予定。生活まわりの動線を一括に吹き抜けの空間を渡り廊下でつなぐ2階には、書斎とベッドルームが。そしてバスルーム、洗面、クローゼット、ユーティリティが一体となった大空間も設けられている。「ベッドルームは東南に面していて、朝の目覚めが最高に気持ちいいですね。ここからクローゼット、そしてバスルームへとつながる動線を確保したのも大正解でした」。細かく分けると狭くなるところを、一体にすることで広々とさせ、かつ動きもスムーズに。中央には古い柱を1本、あえて色を塗らずにむき出しにすることで味わいを出している。「河村さんのアイデアなんです。ドアなどもすべて古いものを用意してくれました。私たちの方では、取っ手やバスルームの目地の色など、細かなところをリクエストしました」。洗面台には、パリのホームセンターで買ってきたというゴールドの照明を。屋根裏のような古めかしさの中に、華やかさが添えられている。吹き抜けの2階。奥に書斎を設けた。階段を上がるとロフトへ。ベッドルームのドアはムラのある微妙なブルー。反対側はピンク系に塗り分けられている。見晴らし最高のベッドルーム。ここの壁だけはDIYで珪藻土を塗装した。ベッドルームからクローゼットを通って洗面台へ接続。このスペースは洗面、バスルーム、トイレ、ランドリーが一体となっている。中央の古い柱が味わい深い。サンワカンパニーのシンクにオイルステインで古っぽく仕上げた棚を造作。ゴールドの照明が華を添える。ガラス張りのバスルームは中庭も設けて開放的に。タイルの目地は薄いグリーンで柔らかな雰囲気。ロフトから1階まで、吹き抜けでつながる。どこにいても家全体の雰囲気を感じることができる。カリフォルニアにモダンをMIX「スタイルを決めたくはなかったんです。サーフィンが好きでこの立地を選んだというのもあるのですが、カリフォルニアに寄りすぎるのは嫌で、都会的なモダンな感じも足したかったんですね」。増山さんのもうひとつのこだわりは「形容するのが難しい家」。アンティークのドアもあればモダンな照明もある、そんなミクスチャーが独創的な空間を生んでいる。「家を建てるにあたって、ポートランドに行って来ました。ホテル、カフェなど色んなところを訪れ、ハンドメイドやクラフトなどを取り入れて、それぞれ工夫して空間を楽しんでいるスタイルを見て、いいなと思いましたね」。玄関を入ったところから、出迎えてくれるのはフォークロアな雑貨や、コンテポラリーな写真など、色んなテイストがミックスされたディスプレイ。「色々と考えるのが楽しいですね。今はDIYで外構にピンコロ石を敷いてみたり、テラスの植栽もこれからもっと育てていくところです。自分で手を加えることで、プロには出せない味も出ると思うんです」。色んなテイストをミックスし、独創的にディスプレイした玄関。たたきには使いたかった大谷石を敷いて和の雰囲気に。増山大輔さん。アアルトなどの建築洋書も研究。机はヤフオクで見つけた北欧のもの。階段は上部にくるほど幅を出すことで、広がりを持たせた。手すりはアイアンでオーダー。玄関からテラスにつながる小径には、DIYでピンコロ石を。不揃いな雰囲気を楽しんでいる。海まで徒歩10分。外シャワーや納戸、サーフボードラックも設けた。テラスの両サイドは土を入れ、アカシア、レモン、ハーブなどを育てている。これから増やしていく予定。
2020年01月06日湘南ベルマーレの小兵MF・松田天馬選手をクローズアップ! ピッチを走り回る俊敏な動きから、元気なやんちゃ系と思いきや……癒し系の笑顔がたまらない素敵な王子でした。愛らしい松田選手の素顔をたっぷりどうぞ。写真・角戸菜摘 文・伊藤順子僕は天馬、兄の名は流星です。広いピッチを縦横無尽に駆け巡る、豊富な運動量が持ち味のMF(ミッドフィールダー)・松田天馬選手。俊敏な動きが冴えるピッチから離れると一転、素顔は「かわいい」という形容がぴったりの癒し系男子でした。–間近で拝見するとカッコいいのはもちろんですが、とてもかわいらしくて驚きました。モフモフ素材の萌え袖がよくお似合いです。え~、萌え袖なんてヤバい、みんなに何て言われるか、そんなことないです! かわいくないです! 褒められるなら、やっぱりカッコいいがいいです。–本音がつい、すみません(笑)。サッカーを始めたきっかけを教えてください。2歳上の兄の影響です。よく一緒にボールで遊んでいました。めっちゃ負けず嫌いなので、絶対に兄に負けたくないと思ってやっていましたね。–天馬というお名前はインパクトがありますが、ちなみに、お兄さまのお名前は?流れる星と書いて流星です。僕の天馬の由来は、読んで字のごとくそのままですよ。天高く羽ばたいてほしい、だと思います。–素敵なお名前のご兄弟ですね! 松田選手のご出身は熊本で、大学も鹿児島と、プロに入られてから関東に来られましたが、練習後やオフの日はどう過ごされていますか?のんびりしたいので、よく自己啓発系の本を読んだり、サウナが大好きなので温泉に行ったりしています。部屋で読書するのは好きじゃないので、カフェに行って好きなコーヒーとともに読んでいます。いまは、急性白血病で闘病し、今年復帰された早川史哉選手(アルビレックス新潟)の本『そして歩き出す~サッカーと白血病と僕の日常~』を読んでいます。まだ途中ですが、勇気をもらえています。サッカーをやれることがいかに幸せなことなのか、噛みしめないといけないと思いますね。サウナは大学の頃からしょっちゅう行っていました。いまは、平塚にお気に入りが2つあって、オフの前日に週1ペースで入っています。サウナで12分過ごしてから水風呂に浸かる、それを3セット行うのが僕のルーティンなんですが、なんといっても一番気持ちいいのが、サウナから上がったあとの水風呂です。ストレス発散できてリラックスもできる。やめられない趣味ですね。–チームメイトの方と行かれるのですか?鈴木冬一選手とよく行っています。サウナ仲間ですね。彼とは、サッカーについてはもちろん、女の子の話もします(笑)。不思議ちゃん、と言われます–松田選手は、チームメイトからどのように思われていそうですか? ふんわりしているから話しやすそうな雰囲気があります。不思議ちゃんとか、宇宙人とか言われますね。人の話を聞いていないし、すぐ違う話題に切り替えてしまうし、返答が変ともいわれます。人に興味ないでしょ、って(笑)。そんなことはないんですけど、若干そういうときもあるのかも(笑)。だから、相談はあまりされないですけど、でも、交友関係は狭く深く築いていますよ。高校や大学で一緒だった友人や先輩が親友と呼べる存在です。–人の話を聞いていない、は意外ですね。では、ギャップを教えてください。ギャップ? …う~ん、(しばし考えてから、クシャっと笑顔で)見たまんまですよ。 裏表はないのかと聞かれると……偽善者とも言われますねぇ。確かに、試合中とかイライラしたり腹立ったりすることがありますけれど、怒れなくてためちゃいます。だから、サウナへ行ってスッキリさせているのかもしれませんけど(笑)、そうは言っても、直近で怒ったことは思い出せないくらいなので、そもそも怒らないほうなのだと思います。親に対しても反発したことはないですね。それは、高校から寮生活で家を出ていたことも大きいと思います。もし一緒に住んでいたら、ひょっとして反抗期があったのかもしれないですね。明るい雰囲気の清野菜名さんや松岡茉優さんが好き–では、ギャップはあるようでないんですね(笑)。先ほど、鈴木選手と女の子の話もするとおっしゃっていましたが、好みのタイプを教えてください。常に笑っているような、明るい子がいいですね。年齢はあまり気にしませんが、年下の女性とは付き合ったことがないです。といっても数少ないですが、年上か同い年の方でしたね。ひと目惚れはしたことがないです。友達からじわじわと好きになって、お付き合いすることが多いですね。告白は自分からしますよ。–なんて言うのですか?え~、そこまで聞くんですかぁ(笑)。シンプルな言葉で気持ちを伝えます。–見た目はどんな感じの方がいいですか。清野菜名さん、松岡茉優さんといった、やっぱり明るいイメージの女性が好きです。デートは、湘南や鎌倉など景色のいい場所を散歩して、カフェにでも入ってゆっくり過ごしたいです。谷口彰悟選手は、昔からキラキラしていました–松田選手から見て、カッコいいと思う選手を教えてください。断トツで谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)ですね。小さい頃に入っていたクラブチームの先輩なんですよ。ほんの少しだけ一緒にプレーさせてもらっていました。いまでも試合前は必ずご挨拶に行っています。顔も中身もサッカーも、全部が完璧ですよね。クラブが一緒だった当時も、サッカーが上手でキラキラしていました。谷口選手の年代自体が強かったですし、眩しくて憧れでしたね。–では、ライバルの選手は?僕が身長164cmと小柄なので、同じような小さい人を意識してしまいます。今季活躍している仲川輝人選手(横浜マリノス)や古橋亨梧選手(ヴィッセル神戸)など、すごいな~、でも僕も負けていられない、と思って見ています。–小柄な選手の強みとは何ですか。小さいからこそハードワークができることでしょうか。だから、観戦に来られたら、僕の運動量を見ていただきたいですね。よく走るな、と思ってくれたら嬉しいです。あと、激しくボールを取りに行く姿勢に注目してください。–最後に、来季の意気込みを教えてください。もっと得点やアシストを増やして、チームの中心選手になれるよう責任感を持ってやりたいと思います。結果で示して自分を成長させたいですね。そこから、チャンスがあれば日本代表にもなりたいです。この日は、撮影場所となった公園の柔らかな木漏れ日も手伝って、晩秋とは思えないくらいの暖かさでした。そんな穏やかな空気のなかで見せてくれた、松田選手の天使のような微笑み……。取材陣はキュンとならずにはいられませんでした! 来季もその笑顔をぜひ見せてください。ご活躍を期待しています!
2019年12月23日プレー面でも精神面でも湘南ベルマーレの中心を担う、梅崎司選手にお話を聞きました。さすがとしか言えないストイックな面のほか、親しみが湧くプライベートエピも満載。よりいっそう梅崎選手を応援したくなること間違いなし!男前ショットとともにお届けします。写真・角戸菜摘 文・伊藤順子アグレッシブなプレーでチームを牽引する大黒柱!大きな怪我を幾度も乗り越えてプロ入り15年。「僕の人生は紆余曲折、ひと言で表すのは難しい」と語る湘南ベルマーレの中心的存在、MF(ミッドフィールダー)・梅崎司選手の素顔に迫りました。鋭い眼差しで走り回るピッチ上とは裏腹に、オフは身に着けているふわふわのニットに匹敵するくらいの温和な表情。加えて穏やかな口調でお話してくれたのは……。–ご自分の性格をどう思いますか?ゆっくり、おっとりしていますね。とにかくマイペースです。人に合わせず自分のペースを大切にしたいので、言い方によっては頑固とも言えますね。試合前の準備も遅くて、ピッチに出るのが選手のなかで一番最後のときも多いです。–それはルーティンがたくさんあるとか?いや、ルーティンはそこまで多くはないです。前はいろいろしていたのですが、年齢を重ねて、キチキチに決めるよりも流れや自分の感覚を大切にするようになりました。前はそれこそ、勝ったら同じものを履く勝負パンツがあったり、試合の2日前はかならずスーパー銭湯に行ったり、前日は必ずリラックスを心がけたりと絶対的なこだわりがあったんですよね。それは、試合に向けていい意味で張りつめた空気にして、自分を研ぎ澄ませたい思いがあったから。でも、ここ1、2年は試合の前日に家族で外食したりと出かけることも多いです。あえていろいろな決めごとを作るより、いつも通りに過ごしたほうがいいのかな、と思うようになりました。とはいえ、試合直前のウォーミングアップは、昔に比べて厳選しているものの自分に課することがいろいろありますね。全体アップのあとに、対人パスやトラップ、キックの感触、ゴールをめがけてシュート練習もちょっとやったり……。あれ、なんだかんだでルーティンがけっこうありますね(笑)。これでも、昔よりはだいぶ減ったということです。–そのような意識の変化、というよりも「意識の進化」はほかにもありますか。プレースタイル、ですね。昔はガンガン仕掛けてゴールに向かっていくのが僕のやり方でした。その姿勢を評価してもらえて、日本代表に入れましたし、海外移籍の夢も叶いました。そして、浦和レッズからもオファーをいただけましたが(2017シーズンまで在籍)、怪我やうまくいかない時期が続いたので、生き残るためにプレースタイルを変えざるを得なかったんですよね。だから、「チームにとって必要な選手」を目指したんです。チームが勝ち進むために、うまく回るために、自分はどうすればいいかを意識しました。結果、幅広く応用が利く器用な選手になれたと自負しています。レッズに約10年間在籍できたのも、その証だと思うんですよね。でも、2018シーズンからここベルマールに来て、意識がまた変わりました。もう一度自分で仕掛けたい、勝負したい気持ちが再燃してきたんです。だから、いまは個を出すこと、協調することという相反する2つをミックスできる自分を作っている過程です。だいぶできあがってきてはいますが、まだまだ。自分で勝負しつつ、チームの流れや状況を読み取り、最適な判断をしていけるよう、もっと完璧な梅崎司に仕上げたいですね。中村俊輔選手をまねてつけ始めたサッカーノート–逆に、変わらないことはあるのでしょうか。高校1年生の時から、サッカーノートを書いています。かれこれ18年になりますね。ノートも10冊くらいになりました。きっかけは、中村俊輔選手がしているというのをテレビで見たからです。基本、サッカーに関することを記していますね。気づいたこと、ひらめいたこと、反省点など。技術的なことはもちろん、心の在り方といったメンタル的なことも書くようにしています。–書くことで、効果の程は?まず、忘れない、ですよね。でも、書きっぱなしだと意味がないので、読み返すことが大事だと思います。だから、いまもその10冊のノートを見返しますよ。似たようなシチュエーションになったときに、当時のメンタリティや対処法を確認し、参考にしたりするんです。あのときはこうしたのか、と気づきになりますね。僕はこれを続けていてとてもいいなと思っています。中村俊輔選手はサッカープレーヤーの生きざまとして、間違いなく影響を受けた人のひとりですね。–その時の思考や策を記し、読み返すことで新たに遭遇した問題でも解決の糸口を見つけられる。この方法は、あらゆる人に当てはまりますね。そのようなやり方で解決やいい方向に進むことが望ましいですが、僕はのんびり屋に加えて優柔不断でもあるので、特に実生活ではひとりで決められないこともあるんですよね。例えば、今日の服も自分で選べなくて、妻に委ねてしまったり……。カトパンより永野芽衣さんより惹かれるのは…–一気に親近感がわきました(笑)。奥さまに頼りがちですか?妻もそうですけど、自分を持っている、しっかりした強い女性に惹かれます。だからなのか、年上の女性を好きになることが多かったですね。ウダウダしている僕のケツを叩いてくれたり、はっきり言ってくれたりするとありがたく思います。–好みのルックスも教えてください。昔は、カトパンこと加藤綾子さんが好きでした。あと、最近久々に年下の子をかわいいと思えたんですけど、その方は永野芽郁さんですね。でも、すっごく好きかと言われたら、そこまでの熱はないので(笑)、僕は内面重視といったところでしょうか。ただ、普段は下ろしている髪をアップにしたり、かきあげたりするしぐさをされるとドキッとはします(笑)。言ってて、恥ずかしいな……。–外見よりも中身というお言葉に嬉しさを覚える女性は多いかもしれません(笑)。ほかにも、「親しみやすい梅崎選手」情報は?趣味でいったら、昔はバンドをやっていました。僕はギターボーカルで、ミスチルやスピッツ、ウルフルズにスーパー・バター・ドッグなどをコピーしていました。いまギターはオブジェ化しています(笑)。–インタビューは終始笑顔でとても和やかに進みましたが、その後の撮影で見せてくれた男の色気だだ漏れのポーズに取材陣はよろめきまくり。大人の男オーラを存分に放ってくれました。最後に、来季の意気込みを問うと、「33歳になる年でもあるので、あらためて熱い気持ちで勝負したい、挑みたいです。ゴールに向かっていく姿勢や、時には献身して走る姿や最年長としての声かけに注目していただきたいですね。とにかく点をもっと取りたい。目標は10ゴール以上! 期待していてください」と力強くコメント。積み重ねた経験と努力を糧に、新生・梅崎選手をこれまで以上に期待しています!
2019年12月22日落ち着ける家を作りたい著名な写真家の夫と、夫の事務所スタッフでもある妻、そして愛犬のルルちゃんの、2人と1匹が暮らす鎌倉・極楽寺の住まいは、周囲を緑に囲まれたとても静かな場所にある。「祖父の家が鎌倉にあり、この家に越す前は同じ鎌倉の浄妙寺に住んでいましたので、住まいはやはり鎌倉で探していました」写真家は御殿場にスタジオを構えている。その仕事場は有名な建築家が腕をふるった設計ということもあり、自宅はゆっくりと過ごせる落ち着ける空間にしたいと考えていたそう。その話を知人にしたところ、建築家の宮田一彦(宮田一彦アトリエ)さんをご紹介いただいたのだとか。「宮田先生にぜひ中古物件をリノベーションしていただきたいと考えていたのですが、なかなか物件が見つからず、頭を新築に切り替えてようやく作ることができたのがこの家です。ここは車もほとんど通らない奥まった場所なのですが、さらに旗竿敷地ということもあってとても静かです。朝は鳥の声で目覚めるのがとても気持ち良いです」ちなみに、元の地主さんはアーティストに土地を譲りたいという希望があったそうで、格安で譲り受けたのだとか。こういうことが起きるのも鎌倉という土地柄ならではかもしれない。障子越しの柔らかな光が美しい。リノベーションを得意とする宮田一彦さんが手掛ける新築物件は、構造体をなるべく見せるように設計されている。ソファとダイニングチェアはハンス・ウェグナー。ぶ厚い天板のガッシリとしたダイニングテーブルはTRUCK FURNITURE。等間隔の壁の間柱が美しい。間柱にかけた額装は、モリソン小林の彫刻作品。天井や壁のリズミカルな構造体が美しい。手前は薪も使えるペレットストーブ。「311の際の鎌倉の計画停電を経験し、なるべく電気に頼らない自然エネルギーで暖をとれるようにしておきたいと思いました」リビングから玄関への目線。裸電球の連なりが美しい。そして、天井付近のモルタルの塊がアクセントに。ここは上階の書斎の部分にあたる。そして天窓から明かりを効率的に取り入れている。タイル張りのキッチン。天板はステンレス。「プロパンガスを使う地域なので、コンロはIHにしました」ダイニングテーブルの上のアンティークの照明は、フィリップス社のインダストリアルなランプシェード。ガラス作家の安土草多のランプシェード。「若い作家さんの作品です。以前から気になっていたのですが、照明器具を探していた時にちょうど鎌倉で展示会をしていて、縁を感じて購入しました」テーマは“新築に見えない家”「階段を登れない犬と同じ部屋で寝たかったので寝室は2階ではなく1階に、そして書斎は2階へという間取りの希望だけお伝えして、設計はほぼほぼ宮田先生にお任せしました。悩んだことといえば、壁は縦の間柱を見せるのか漆喰の白い壁にするかだったのですが、”新築に見えない家”というテーマに沿って、間柱案に決めました」照明器具にはこだわったのだそう。「リビングに裸電球を吊るしたのは初めてだと工務店の方に言われました(笑)。電球にもこだわりました。実験として実際に旧来の電球とLEDを使い比べて、LEDを選択しました。LEDは食わず嫌いだったのですが最近はかなりよいものが出ているんですね」壁一面の本棚。その横にLINNやJBLスピーカー、そしてコロンビアのSP盤を聴けるレコードプレイヤーが柔らかな気持ちの落ち着く音を奏でる。仕事で使うカメラは事務所にあるが、湿気に強いブリキ缶の中に除湿剤とともに趣味のカメラが収められている。「このブリキ缶は無印良品のものです。以前から持っていた棚に偶然ピッタリと収まりました」書斎のデスクはアーロンチェア。ブラインド越しの光が美しい。2階の廊下。建具は古いものを使っている。左上の窓は星見櫓の出入り口。「柵のない星見櫓を作っていただきました。この辺りは夜は真っ暗になるので、星を見れたら綺麗だろうな、と」階段の目線の先にメープルソープのリトグラフを飾る。手すりは無骨な異形鉄筋。経年変化が味になる自然素材を使う2階には、見晴らしの良い星見櫓と、書斎を作った。「家を作る前は、自分の部屋を持つのであれば、今の4倍くらいの広さの部屋があったらよいなと想像していました。しかしできあがったこの部屋はとても居心地がよく、これはこれで悪くないと思っています」この家には今年の2月に越してきたのだそう。「住んで1年経っていない新築の家にはまだ照れがありますが、経年変化が味になるような自然素材を使っていただいていますので、だんだんと自分の家らしく馴染んでいくだろうと期待しています。どんなふうに味が出てくるのか、楽しみにしています」L字のアプローチに物語が感じられる。旗竿敷地は演出次第で特別な気持ちよさを設えることができる。「玄関の大きな沓脱石は、工務店の社長さんが探してきてくださいました」トイレと洗面台の間はコンクリートブロックで仕切った。洗面台の下の扉はガラスの引き戸にしている。【建築家データ】設計宮田一彦(宮田一彦アトリエ)所在地神奈川県鎌倉市構造木造規模地上2階
2019年11月27日光のフェスティバル「湘南の宝石 ~江の島を彩る光と色の祭典~」が、2019年11月23日(土・祝)から2020年2月16日(日)まで、江の島サムエル・コッキング苑などで開催される。「湘南の宝石」は、旧江の島展望灯台のライトアップを前身に、1999年11月に始まった光のフェスティバル。シーキャンドルのライトアップだけでなく、江の島一帯を利用した独自性のある演出で、2018年10月には、「関東三大イルミネーション」に再認定された。高さ60mある江の島シーキャンドルのイルミネーションへとゲストを導くのは、7万個のスワロフスキー・クリスタルビーズで作られたシャンデリアゲートとトンネル。メイン会場の江の島サムエル・コッキングには、新ゾーンの「ホウセキフォレスト(forest)」が用意され、昨年までのイルミネーションをしのぐ、圧倒的な光の世界観を表現する。他にも期間中には、洞窟にイルミネーションを施した幻想的な「江の島岩屋イルミネーション」や、2020年東京オリンピックのセーリング会場として選ばれている、ヨットハーバーでのイルミネーションを規模を拡大して開催する。【詳細】湘南の宝石 ~江の島を彩る光と色の祭典~期間:2019年11月23日(土・祝)~2020年2月16日(日)会場:江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル、中津宮広場、亀ヶ岡広場、御岩屋道通り、龍恋の鐘、江の島岩屋、江の島ヨットハーバー点灯時間:・2019年11月23日(土・祝)~2020年1月13日(月・祝) 17:00~・2020年1月14日(火)~2月16日(日) 17:30~夜間営業時間:江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル・平日および年末年始 17:00~20:00(最終入場19:30)・土日祝日および12月23日(月)~12月30日(月) 17:00~21:00(最終入場20:30)※天候などにより、イベントの一部変更や中止の可能性あり【問い合わせ先】■江ノ島電鉄株式会社TEL:0466-24-2715(平日9:00~17:45)■藤沢市観光センターTEL:0466-22-4141(8:30~17:00)
2019年11月14日「テラスモール湘南 クリスマスイルミネーション2019」が、2019年11月9日(土)から12月25日(水)までテラスモール湘南にて開催される。2019年のコンセプトは、“Shonan Mysteric-Sea”。LED約17万球を使用したブルーやアクアカラーの光が変化し、“湘南の青い海と蒼い空”を思わせる幻想的な空間を演出する。施設内1階に位置するゲートスクエア床面には、イルミネーションと連動した映像を投影。さらに、光・楽曲・噴水が連動し繰り広げられるイルミネーションショーも20分毎に実施する。目だけではなく耳でも楽しめる“神秘的な海”を表現した演出にも注目だ。【詳細】テラスモール湘南 クリスマスイルミネーション2019期間:2019年11月9日(土)~12月25日(水)点灯時間:17:00~23:00電飾数:約17万球開催場所:テラスモール湘南 1F ゲートスクエア、1F ヴィレッジ南 他住所:神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目3-1
2019年11月11日いま、「歩くパワースポット」の異名を持ち、あらためて注目を集めているひとりのミュージシャンがいる。それが湘南乃風・SHOCK EYEさんだ。“彼の写真をスマホの待ち受けにするといいことがある”、そんな噂が流れだした当時は、SHOCK EYEさん自身も戸惑いを覚えたという。「発端は、占い師のゲッターズ飯田さんに占ってもらったことだったんです。『いままで占ってきたなかで、1番か2番目に強運です』と言われ、シンプルに嬉しかった。でも、周囲の人たちが僕の写真を待ち受けにするようになってからは、僕の存在が本当に誰かの役に立つんだろうか…と戸惑いも生まれたんです。やっぱり、求められる以上は期待に応えたい。それからは自分自身も心を整えたり、ネガティブなことを発信しないようにしたりと、生活習慣をあらためるようになりました」“みんなの期待に応えたい”という想いから、日々の生活を振り返り、開運を導く丁寧な暮らしを心がけるようになったSHOCK EYEさん。その習慣を綴った自著『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』(講談社)は、発売してすぐに重版がかかるほど話題を集めた。SHOCK EYEさんが常に意識していること。それは“心を整えること”だ。「ただし、心とだけ向き合っていればいいのかというと決してそういうわけでもなくて、体のこともケアしなければいけないと思うんです。たとえば、お風呂に浸かってみたり、美味しいものを食べてみたり、きちんと睡眠時間を確保したり。心と体はつながっているので、健全な体が手に入れば、自然と心も整っていくんですよ」僕にとっての“お守り”、それはファンの存在です。SHOCK EYEさんにはとても大切な“お守り”があるという。それは高名な神社で購入したご利益のあるもの、などではなく、もっと身近にあるもの。そう、“ファンの存在”だ。「お守りって、それを持っていることで安心できるのであれば、どんなものでもいいはず。たとえば、子どもの頃から大事にしている消しゴムや定規なんかでもね。僕にとってのそれが、湘南乃風を応援してくれているファンの存在なんです。彼らがいるからこそ自分の存在価値を確認できますし、頑張ろうと気力が湧いてくる。きっと誰にだってそういう存在はあると思います。親友やパートナー、なぜか捨てられないもの、よく訪れるお店…。人や物、場所、なんだっていい。自分だけのお守りを見つけられると強くなれるし、日々が楽しくなるんじゃないかな」それでも悩み、迷ってしまったら、どうすればいいのだろう?「自分のやるべきこと、進むべき方向に思い悩んでしまうことがあったとしたら、まずは目の前にいる人が喜ぶことをする。それに尽きると思うんです。僕だって不安になることはあります。アーティスト活動をしながら、開運につながるお仕事も増えてきていて、方向性がブレてないかな…と悩んだりもするんです。でも目の前の困った人が笑顔になるならそれでいいじゃないか、と。そんなシンプルな考え方でいいんですよ」SHOCK EYEさん流“言葉のお守り”運を切り拓き、よりよく生きるためには、自分自身を見直すことが大切。anan総研メンバーのリアルな悩みに、SHOCK EYEさんが時に優しく、時に厳しく、言葉のお守りをくれました。Q. 結婚願望はあるのに、いまいち本気で婚活できないんです。(30歳・会社員)A. 結婚したいのならば、かっこ悪くてもまずは踏み出すべし。一歩踏み出せないのは自信のなさの表れかも。「自分に自信がないから、本気で婚活できないんじゃないかな?でもかっこ悪くたっていいんです。始めてみることがなにより大切」Q. いまの仕事を続けるか、転職するべきか、答えが出ません。(30歳・会社員)A. なんのためにそこにいるのか、自分に問いかけて。なんとなく、で続けていては時間の無駄かも。「自分がなんのためにその仕事をしているのか、あらためて問いかけてみたほうがいい。それで答えが出ないなら、辞めるべきです」Q. 私は子育てで家にこもりきり。なのに、自分だけ飲みに行く夫にムカつきます!(28歳・主婦)A. 目標は1年後!それまで夫のことも育てるつもりで。「すぐに解決しようとせず、ひとまず1年後の自由を目標に環境を整えてみては。男性の意識を急に変えるのは残念ながら難しいので、役割分担して少しずつ任せていきましょう」ショック アイ1976年生まれ、神奈川県出身。’03年、湘南乃風のメンバーとしてデビュー。近年は幅広いジャンルのアーティストに楽曲提供も。※『anan』2019年10月9日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・渕上カンヘア&メイク・大島千穂取材、文・五十嵐 大(by anan編集部)
2019年10月04日湘南ライフ、湘南スタイル、サーファーズハウス、サーファーの家、鎌倉の家、葉山の家、海浜の暮らし、海辺の家、実例、ランキング、インテリア、デザイン
2019年09月29日縁側のすぐ先には裏山の緑「天気のいい日は縁側に子どもたちが集まってきて遊んでいます」と話すのは老子邸の奥さん。お子さんは「東京のマンションに住んでいるときよりも格段に元気に家の中を走り回ったりするようになった」という。奥さんの話に出た縁側は、アプローチから玄関へと至る前に現れる。中庭を囲むコの字形をしたその縁側のすぐ先には裏山の緑が間近に見える。老子邸はとても戸外感覚が溢れるつくりなのだ。老子邸のエントランス。玄関はいったん靴を脱いでウッドデッキの上に上がると左手に現れる。家づくりの考え方が変わっていった子育てを考えて逗子に越そうと考えた夫妻がこの土地を選んだのは、敷地のすぐ裏にまで迫る山に加え、前方にも緑が豊かに見えるというのがポイントだったという。しかし、現在のような家のつくりはまったく想像もしていなかったものだった。最初は「単純にちょっとおしゃれな家がいい」「無垢の木を使いたい」と漠然と考えていたという。その夫妻の考え方が「“住んでいて面白い家がいい”とうふうに変わっていった」という。そのきっかけになったのが建築家の岸本さんとのやり取りだった。「子どもには隠れる場所が必要」「子どもが外から自由に出入りするぐらいがちょうどいい」等々、子どもに対する目線の重要性などの話も聞きながら徐々に夫妻の家づくりの考え方がシフトしていったという。エントランスからウッドデッキにまで至ると視線は中庭越しにそのまま裏山へと抜ける。家にいるのに外にいるような「岸本さんと話をしていてもはじめはどんな家ができるのか想像がつかなかったんですが、お任せしてお願いをしたら楽しめる家になるんじゃないかなと思いました」と老子さん。設計に際しては岸本さんが「東京からわざわざ逗子に越してきて家を建てるというわけですから、お2人の要望を聞く前からこちらで何をするべきかはすでに半分ぐらいは決まっていた」と話す。それほど家づくりにおいては敷地環境の比重が大きかったが、夫妻の思いが大きく反映したものがひとつあった。それは「家にいるのに外にいるような感じで暮らしたい」というものだった。「どういう家がいいかというよりも、どういう生活がしたいかを箇条書きでもいいのでくださいと岸本さんに言われて」(奥さん)出したリクエストが戸外感覚溢れるつくりへとつながったのだ。中庭側からエントランス方向を見る。真ん中のドアが開いた部分が玄関。その右手に水回り関係が並ぶ。1階のこちらのサイドには奥から寝室、納戸、将来の子ども部屋が並ぶ。外にある居間第1案からほとんど変わっていないという設計案は「面白いというのが第一印象」だったが、奥さんは「びっくりして、もちろん抵抗もありました」と話す。そこで岸本さんにたくさんの質問を投げかけた。「玄関はどこ?」に始まり、いろんな「?」が奥さんの頭の中で渦巻いたという。「でも何回も何回も話をして、岸本さんが具体的な情景を例に出しながら説明してくれて。それで模型を見ながら、ああこういうことなのかなあとだんだんがわかるようになって納得していきました」(奥さん)「ふつうは玄関で内と外がはっきりと区切られていますが、そこを少しぼかしてだんだん内側に入っていくようにする。そうした中間ゾーンをできるだけ豊かにしようとしました。コの字の両端の部分は縁側の風情ですが、真ん中の部分も縁側であり玄関であり、また外にある居間でもあるというように」(岸本さん)水回り前の縁側でくつろぐ老子さん一家。老子さんは「自然の移り変わりをとても身近に感じ取れるようになった」という。「お風呂に入りながら外を見たいというのはリクエストしました」(老子さん)。下見板張りは陰をつくって壁の表情を出すためと家の内側だが外部という「ひっくり返った世界」をつくるため。多様な場所をつくる子どもたちが走り回るのには開放的で自然との距離が近く感じられる空気感も大きく作用しているが、老子邸ではそれに加えて多様な場所がつくられているというのも見逃せない。「場の差異をどうやってつくっていくかが重要だ」という岸本さんは、この家では凝縮された延床面積の中に小さな空間をつくってバリエーションを多様化させているという。階段途中に机の置かれたスペースや2階のロフトがそれで、ともに入口にアーチを設け壁を濃紺で仕上げている。さらに2階に畳の空間をつくったのも「空間が変わる体験を無意識のうちに感じてもらうため」の建築的仕掛けである。子どもに対する目線も意識してつくられたこの家では、実際に子どもたちが楽しそうに走り回るだけでなくいろんな場所で遊ぶという。「畳の間で遊んだり、友だちが来るとベンチ伝いに歩いたりロフトに大集合して遊だりしています。大きくなったらさらに遊ぶ場所が増えていくんだろうなと」(奥さん)玄関を入ったところから見る。階段途中に作業のできる小スペースが設けられている。ダイニングのほうとは対照的に「ちょっとふわっとしたウエットな感じ」(岸本さん)の空間。家の中心に位置するキッチン。食事をつくる際にも裏山の緑が眼に入る。左右の空間とは天井の仕上げを変えている。このキッチンで家族間のコミュニケ―ションが以前よりも活発になったという。キッチンの奥にロフトが設けられている。キッチン前から見る。ダイニングの奥に畳のスペースがつくられている。キッチンからも豊かな緑を眺めることができる。エントランスの上部、キッチンの外側につくられたベランダ。この場所でバーベキューをすることも。ダイニングからベンチがぐるりとめぐりベランダ近くまで続く。壁・天井には土佐和紙が貼られている。逗子という土地を選んで東京から越してきた老子一家。8月にこの家での暮らしが1年を迎えるという。「もともと外が好きでよく外に出るんですが、越してきてからさらにすぐに外に出るようになりました」という老子さん。夜はエントランスの上部につくられたベランダに出てコーヒーをよく飲むという。「ほんとうに想像以上の家に住めて楽しいし、楽しんでいます」との言葉からは、「この地での家づくりは大成功だった」との思いがにじみ出ているように感じられた。縁側であり、また“外にある居間”でもあるような空間。正面ファサード。白壁の部分にはガルバリウム鋼板が張られている。老子(おいご)邸設計acaa所在地神奈川県逗子市構造木造規模地上2階延床面積180.99㎡
2019年07月10日祖母の家を仕事の拠点に海も山も近く、別荘地としても名高い神奈川県三浦郡葉山町。高台の一角に、大きく育った庭の木々に隠れるように平屋建ての日本家屋が建っている。古いガラスの建具を開けて出迎えてくれたのは、書籍や雑誌などのデザインを手がけるトリゴニアデザイン事務所の高橋快さん。葉山で生まれ育ち、3年ほど前から葉山を仕事の拠点にしている。高橋さんが事務所として使っているのは、父方の祖母が生まれてから亡くなるまでずっと暮らしてきた築90年の家。「実家が同じ敷地内にあるので、小さい頃から四六時中祖母の家で過ごしていました。おばあちゃん子だったんです」と笑う。3年前、長年勤めていた会社から独立した高橋さん。事務所を構えるにあたり、愛着ある祖母の家の、亡くなった祖父が書斎にしていた部屋をリノベーションして使おうと思い立った。「ノートパソコンがあれば仕事はどこでもできるので。ここを拠点にすれば、おばあちゃんにも会いに来られるし、とにかく静かでいいなと思って」と振り返る。祖母やご両親に相談すると、喜んで了承してくれたそうだ。大きく育った庭の木々が、築90年の平屋を囲む。屋根の形に沿った勾配天井が印象的。開口部は全てアルミサッシから木製の古建具に入れ替えた。写真正面が最初に購入した“隅丸”の古建具。祖父が使っていた重厚な机はそのままに。机上には高橋さんが骨董店で買い求めたお気に入りのモノが並ぶ。書斎だった四畳半を事務所にリノベーションが始まる前、病床についた祖母は、高橋さんら家族に生まれ育った家の歴史を話して聞かせてくれたという。「この家は90年前に、広島生まれの祖祖母が広島から馴染みの職人さんを呼んで池子(逗子市)に建てたそうです。その後、池子の土地が米軍に接収されて、祖祖母の兄が住んでいた葉山に引っ越すことになって。気に入った家だったので、また広島から職人さんを呼んで解体して、この場所に移築したんだそうです」。解体・移築を経て長い歴史を刻んできたこの家には、高橋さんだけでなく家族みんながそれぞれ思い出と愛着を持っているという。そのためリノベーションにあたって「手を入れる部屋だけが別物のようにならず、古い部分と違和感なく馴染むようにしたい」というのが高橋さんの想いだった。骨董やアンティークが好きなこともあり、まず古材や古建具扱う葉山のお店「桜花園」を訪れた高橋さん。そこで、ガラス入りの古建具に一目惚れしたという。「“隅丸”という角が丸くなっている加工がとても気に入って、まだプランが何も決まっていないのに買ってしまいました」と話す。以前のリフォームでアルミサッシに替えられていた開口部に、この古建具を付けたいと考えたが、すぐにつまずいてしまったという。「数軒の住宅メーカーに問い合わせてみたら、できないと断られてしまったんです。アルミサッシから古い木製建具に変えるには、大工さんの技術がいるということを知りました」。写真正面は押入れだった空間。写真右手に外から直接出入りできる扉を新たに設けた。廊下との境界にも、“隅丸”の古建具を。ガラス越しに廊下の奥まで見通せる。暗くジメジメした部屋が生まれ変わるそこで高橋さんは、古家修繕を手掛ける知人の北川さんに相談。リノベーションのプランを提案してもらうとともに、湯河原の伝統構法を得意とする工務店「杢巧舎」を紹介してもらった。「杢巧舎の職人さんが暑い中すごく丁寧に仕事をしてくださって、ありがたかったです」と高橋さん。北川さんの提案で、壁には漆喰を塗り、天井材は剥がして梁をあらわしに。勾配天井によって、江戸間の四畳半という実際の面積以上に広く感じられる空間となった。また、押入れだった場所に本棚やカウンターを造作し、読書などを楽しめるスペースに変更。座った時の目線の高さに新たな開口部をつくり、風通しや視線の抜けにも配慮した。そうして出来上がったのは、家族が口を揃えて「暗くてジメジメした部屋だった」と話すかつての印象から一変した、明るく居心地のいい空間だ。また、印象が大きく変わったにもかかわらず、高橋さんが願った通り、手を入れていない部分と違和感なく調和していることも大きなポイントだろう。「大工さんが作業を急いでくれて、おばあちゃんが亡くなる前に仕上がりを見てもらうことができたんです。おばあちゃんが『まさかこんなになるとは思わなかった』と喜んでくれたことが嬉しかったです」(高橋さん)。ご両親も空間の変わりように驚きつつ、とても喜んでくれたそうだ。廊下側から事務所スペースを見る。床の色も手を加えていない廊下と調和している。事務所横のトイレもリノベーション。「行きつけの蕎麦屋さんのトイレを参考にしました」と高橋さん。手洗いカウンターは古材の一枚板。廊下にある手洗い場は既存のまま。水栓金具や金属製の流し台がレトロな雰囲気。庭に面した壁に不思議な扉が…?扉の正体は、雨戸を出し入れしやすいように大工さんが造作した開口部。新設した出入り口には、湯河原の旅館で部屋の扉として使われていた古建具を。部屋番号が残っているのがかわいらしい。都内と葉山を行き来する平日は主に都内のマンションで過ごし、週末に葉山の事務所に来ることが多いという高橋さん。「とにかく静かで鳥の声しかしないから、こっちに来ると集中できますね。2つ拠点があることが、プラスに働いています。緩急がついてリラックスしながら仕事ができるようになりました」と生活の変化を実感している様子だ。祖母が大切に住んできた家をこれからにつなげるためのリノベーション。90年もの長い間、家族の思い出が刻まれてきた家は、事務所というもう一つの役割を得て、新しい時を刻んでいく。客間は既存のまま。照明を取り替えた以外は手を入れていない。客間にはモダンなソファが鎮座。連結する洋館に置いてあったものだが、不思議なほど和室の雰囲気に合っている。縁側越しに庭を見る。「祖父と祖母が好きな植物を次々植えていったので、整っていない森みたいな庭です」。床の間には、高橋さんのお母さまがしつらえた紫陽花が飾られていた。この客間で祖父と祖母が結婚式をした当時の写真が残っている。客間の隣の洋間。こちらも既存のままで、床は絨毯敷き。
2019年07月08日もう一度、理想の家を作りたいDIYを楽しみながらリノベーションした都内のマンションに住んでいた葛谷晴子さん。「DIYをやり尽くした感覚もあったので(笑)、もう一度、1からリノベーションを楽しみたいと思い始めたんです」とんとん拍子にマンションの売却が進んだので、とり急ぎ北鎌倉の賃貸物件にお試し移住しながら次の家を探したのだそう。「最初は古い家をリノベーションするつもりで探していたのですが、多くの物件が、階段の場所は移せない、この柱は取れないといった制約のあるものでした。そして実際に見積もりをとってみると、新築の家を建てるのと同じくらいの金額になることもわかりました。ならばリノベじゃなくて新築もありじゃない?と考えを変えた時に出会ったのが、この『ENJOY WORKS(エンジョイワークス一級建築士事務所)』の”スケルトンハウス”でした」“スケルトンハウス”は、居住性を高めた箱型の建物で、内装は施主が自由に設計できるというもの。内装は以前からおつきあいのあった『FIELD GARAGE(フィールドガレージ)』にお願いした。パリの部屋を思わせる真っ赤な床は、パイン材にDIYでペイント。15年ほど愛用しているというセルジュ・ムイユの照明スタンドと、イケアのペンダントライトの組み合わせが素敵。窓際の段差はベンチとしても使える。室内にはたっぷりのグリーンを。リビングの一角の、アーチ状の入り口のある囲いの中は、パントリールームになっている。手前は20年以上使っているという愛着のある小さなテーブル。奥のヘリンボーンに貼った扉も、葛谷さんのDIYなのだとか。光がたっぷり差し込むキッチン。「キッチンの棚はオープンラックにしたいと思っていました。なかなか気に入ったものがなくてずいぶん探し、『オルネ ド フォイユ』の実店舗でやっとお目当てのものが見つかりました」正面のキッチンの奥と階段の吹き抜けの壁に大谷石を貼っている。壁付けのキッチンの横は白のタイルにして目地を黒に。ブルーの壁も自分でペイント。棚板の幅を変えれば、背の高い植物も飾れる。「食器棚として使っている和家具は、自分でペイントしました」扉を一から作るほどのDIYの腕前都内のマンションに住んでいた頃からDIYを楽しんでいたという葛谷さん。この逗子の家でも、自分で扉をつけたり、壁や床をペイントしたりと、存分にDIYの腕を発揮している。「床は以前住んでいた都内のマンションと同じ赤にペイントしました」1階の床は足場板。階段の踏み板も施主支給の足場板を使った。「大工さんが、こんな古い板を貼って大丈夫?と心配してくれました。確かに裸足で歩くとキケンなほどササクレだっていたので、後から丁寧に磨いてオイルを塗りました」葛谷さんのDIYの腕前は、足場板を組み合わせてドアを作ってしまうほど。愛猫用のドアは額縁を使っている。「20年ほど前からDIYを始めました。今回は初の戸建てなので、フェンスを自分で作ってみました。DIYは予算の節約にもなりますし、自分らしいインテリアを作ることができる最高の趣味だと思います」寝室のカーテンはH.P.DECOのもの。階段室との間の仕切りはまだ開いたまま。「まだアイディアが固まっていません。猫がここを便利に使って行き来しています(笑)」このドアがすべて手作りというから驚く。足場板を使い、ドアの下に額縁を使った愛猫のタンゴちゃんのための出入口もある。日だまりでお昼寝していた黒猫のタンゴちゃん。「2階のベランダは出入り自由にしています」1階から2階への吹き抜けの壁はすべて本棚に。アイアンの手すりの階段。踏み板は古い足場板。右の扉はアメリカの小学校で使われていたものだそう。「塗装を削ってみると歴代のペンキが現れ、カラフルな扉になりました」本物の素材を使うことで経年変化も楽しめる「この”スケルトンハウス”は、4坪単位のモジュールで大きさを決められること、そしてインフィルを自由設計できる魅力に大いに惹かれました。加えて、実際に住んでみると、建物の断熱性が高いのに驚きました。北鎌倉に住んでいた時の家と比べると、広さは倍になっているのですが、光熱費は半分。全館空調なので快適です」間取りは数十パターンも考えたという葛谷さん。もろもろ検討した結果、寝室は1階に、ウォーキングクローゼットは寝室と浴室と玄関の側に、リビングは海の見える2階と決まった。「お気に入りは、階段の脇の書棚とスチールの手すりと足場板の踏み板です。DIYの作業は階段下のホールですることが多いです」葛谷さんがインテリアを考える上で大切にしていることは、”本物の素材を使うこと”。「年月を経ても味わいが出てくる本物の素材を選ぶようにしています。”スケルトンハウス”の外壁はレッドシダーを使っていますが、年月とともにシルバーに変わっていく過程も楽しみです」水回りはすべて大理石の白のモザイクタイルを使った。こだわりのコンセントプレートや水栓、洗面台など、様々なものを施主支給して内装を仕上げてもらったのだそう。鏡の横のライトはIKEAのもの。「施主支給して設置してもらいました」。眺めのよいバスルームは、手前にもシャワーがある。「シャワーだけで済ませる時に浴室全体が濡れないほうが掃除が簡単かなと思って贅沢をしました(笑)」壁につけた水色の2つのボックスはDIYしたもの。「木箱に扉をつけて、クラックペイントしました」。この壁の裏側が洋服の収納スペースになっている。ネットオークションで手に入れたという黄色の扉が目を引くエントランス。左のアーチ型の奥のスペースは物入れになっている。キュートなデザインと色が気に入って購入を決めたインポートの宅配ボックス。逗子の高台に建つ葛谷邸。以前ここには平屋があった。「撮影用のポールの先にスマホをつけて伸ばしてみたら、2階の高さから逗子マリーナ辺りの海が見えることがわかったんです。この眺めを見て、平屋をリノベするよりも、2階建てを新築したほうがよいと決断しました」外回りは整備を始めたばかりなのだそう。「先日、蛇カゴを置いてもらいました。これから草木を植えていこうと思っています」
2019年04月29日実家は築90年超線路沿いの道から敷地に入ってその先の階段を10段ほど上がると、そこには一瞬言葉を失うほどの風景が現れる。なだらかな傾斜地に見事な具合に草木が配置され、その背後には登録有形文化財「旧坂井家住宅」の和館と洋館が控えているのだ。和館は昭和2年に建てられたというから築90年以上。かつて別荘地として整備された土地は今もその趣を十分に残している。H邸はその南側に隣接した敷地に立つが、実はこの旧坂井家の家屋と土地は以前は奥さんの実家が所有し相続に際して寄付をしたものだ。階段をのぼるとこの風景が目の前に広がる。元は別荘地として整備された敷地は草木の配置も素晴らしく目を楽しませてくれる。左上に見えるのがH邸の玄関庇。土地と建物を寄付「父が10年ほど前に倒れて、世話をしながら維持管理をすることになったんですが、これがとにかく大変で、相続しても自分ではとてもできないのではないかと。それで父とも話をして公のところにお願いしようという話になって鎌倉の風致保存会に建物と土地を寄付することになりました」お父様が亡くなられてお母様の世話をされたときに当時住んでいた土地と行ったり来たりの生活になったが、その頃に家を建ててこの地に暮らすという話が持ち上がったのだという。夫のHさんはそれまで20年近く住んだ土地に骨を埋めるつもりだった。しかし「幸い土地もあったので建てようかという話が突然出てきたんです。環境もいいし、終の住処をつくって鎌倉で終わるのもいいなということでこちらに移ることになりました」と話す。駅から道すがら見てきた風景とは一変して目を癒してくれるが、一方で維持管理にはとても手間がかかり、個人では手に負えないことから建物と土地を寄付することに。和館の2階からH邸を見る。H邸の外観デザインはその前に広がる風景との関係を重視してスタディが重ねられた。終の棲家をつくる奥さんにはその終の住処は「鎌倉という土地に調和し、かつ前のお家とも調和するような家であってほしい」という思いがあった。「別荘地として立った風情にあまりにもアンマッチなものを建ててはいけないだろうなと。そうしたことを考えたら、色合いも形も決まってくるのかなという感じでしたね」設計を依頼したのはナフ・アーキテクト&デザインの中佐さん。奥さんの従兄の息子さんである中佐さんは、夏休みなどにこの地を何度か訪れたことがあるという。終の住処ということからバリアフリーであること、そして、面積は以前の家と同じくらいで100㎡くらいというイメージを夫妻は持っていた。依頼を受けた中佐さんは「以前の暮らしぶりをあまり変えることなく自然に継承できるような方向で考えて、間取り的には6畳と8畳の組み合わせでいこうと。それに打ち合わせを重ねる中で要望をうかがいながらまとめたものを提案させていただいた」と話す。敷石がわりのコンクリートのPC板がH邸の玄関まで導く。北側から玄関付近を見る。玄関の左手に階段がある。外壁の素材はメンテのしやすさも考慮して決められた。西側の斜面の上から見る。手前の紫の花はショカッサイ。奥さんは家の周囲に自然に広がって咲く様を見てとても癒されるという。北側は旧坂井家を訪れる人がいるため、プライベートな庭は南側に設けた。外壁はグレーから途中でベージュに色を切り替えている。フレキシビリティを仕込む中佐さんからの提案のひとつは建物にフレキシビリティをもたせることだった。夫妻は「いずれ子どもたちに別荘にしてもらってもいいし、住めるのだったら住んでもらってもいい」という考えだった。そこでお子さんたちの好きなようにできるようにと間取りと面積が変えられるようにした。間取り的には現在部屋を仕切っている壁は取ることができるし、また逆に壁をつくって新たに空間を仕切ることもできるように。そしていま吹き抜けている部分に2階をつくることで面積を増やすこともできるようにしたのだ。このような仕組みを支えているのは特徴的な形をした構造システムである。柱と梁の間に斜めの材(方杖)を使っているのだが、通常であれば耐力壁を入れて空間を仕切らないといけない箇所にこれをダブルで設置しさらにその間に板を渡すことで耐力壁と同様の働きをしてもらうというものだ。「天井が高くて生活に対する圧迫感はまったくないし、また、南側もクリアに見えて向こうの空間が共有できているのですごく開放感がある」。このように夫妻は空間的な広がりの気持ちの良さを指摘するが、これも中佐さんからの提案から生まれたもの。「立体的な多様性があったほうがいいだろう」と考えた断面のデザインによって、南側の部屋であっても立てば北側につくったハイサイドから旧坂井家の庭へと視線が気持ちよく抜けていく。吹き抜けになっている部分に床を張り2階を増築することも可能。現在は2階へ上がることができないが、最近、お子さんの家族が泊まりがけで来たがることから階段をつくることを考えているという。高窓からは旧坂井家の家が見える。建物奥から玄関方向を見る。玄関を入ってすぐのスペースは廊下兼納戸。右に仕切られた部屋が並ぶ。新たな挑戦新しい家で生活を始めて1年と5カ月。Hさんはこの家が気に入っているし「こうした機会にこのような環境のいいところに住めて非常に幸運」だと思っているという。さらに「鎌倉に恩返しというか、なにかできたらいいなと思ってます」とも。そのHさんが目下「意欲的に取り組んでいる」というのが鎌倉の歴史。散歩好きでよく出かけるというHさんが、途中で出会った観光客に「鎌倉に点在するお寺の歴史などを紹介するようなことができればはげみにもなるんじゃないかな」と話す。築90年を超える家とも調和するように考えられながらもどこか清々しさの漂うH邸。そういった雰囲気も、Hさんのこの新たな挑戦を後押ししているのだろう、そんな印象を持った。夫妻ともに理系出身のため、中佐さんは構造や全体の構成が把握できるつくりにすることを意識したという。各部屋の柱の上の戸に棒状の取っ手が付けられていて開閉ができるようになっているが、これは北側の高窓と南側の窓との間で換気を行うためのもの。柱から続く斜めの部分が方杖。これを奥に見えるものとダブルとしかつ梁の間に板を渡すことで耐力壁のかわりとしている。以前、橋脚の仕事をされていた奥さんはこの柱梁の形が橋脚に似ていて気に入っているという。右上の棒は換気のための取っ手。玄関からダイニングを見る。中央に見える天井部分もその両脇の柱梁とともに構造の役割を果たしている。寝室からもショカッサイのきれいな紫色の花を楽しむことができる。西側の斜面に咲くショカッサイの花を眺めるH夫妻。H邸設計中佐昭夫/ナフ・アーキテクト&デザイン所在地神奈川県鎌倉市構造木造規模地上1階延床面積102.12㎡
2019年04月22日神奈川県産オリジナル柑橘「湘南ゴールド」の果実を使用したフルーツビール「湘南ゴールド」が、2019年4月14日(日)から9月末頃までの期間、京王百貨店新宿店、横浜タカシマヤなどで発売される。オリジナル柑橘「湘南ゴールド」の果実は、神奈川県が12年の歳月をかけ育成した希少品種。鮮やかなイエローの見た目はまるでレモンのようだが、一口食べれば糖度12%の甘い味わいと華やかな香りが口いっぱいに広がる。毎年4月14日のオレンジデーに発売されるフルーツビール「湘南ゴールド」は、「湘南ゴールド」の果実を丸ごと使用した発泡酒。果汁だけでなく皮も実も使用したビールは、瑞々しくジューシーな味わいだ。後味には、柑橘の皮特有のマーマレードのような苦味が広がる。グラスに注いだ瞬間から後味までとことん“オレンジ”を味わえるビールを、是非一度試してみては。【詳細】湘南ゴールド(発泡酒)販売期間:2019年4月14日(日)~9月末頃 ※春夏限定販売場所:オンラインショップ、京王百貨店新宿店、横浜タカシマヤほか内容量:330ml価格:460円+税【問い合わせ先】サンクトガーレンTEL:046-224-2317
2019年04月13日神奈川県藤沢市にある湘南 T-SITEで、新しい“食”イベント「湘南マルケッタ(SHONAN MARKETTA)」がスタート。第1回目は、4月20日、21日の週末に開催される。イベントのテーマは、“たのしく、愛にあふれた、食のお祭り”。 売り手と買い手が出会い会話をしやがて顔見知りになる...こうしておいしさを分かち合えるコミュニティーの輪が広がることを目指している。出店店舗は、鎌倉にあるジャムと焼菓子の店「Romi-Unie Confiture」や、各地からファンが集う葉山の大人気パン屋「ブレドール葉山」、鎌倉の路上に突如現れる、幻!? の移動販売ケーキ店「POMPON CAKES」、スペシャルティーコーヒーに特化した自家焙煎のコーヒー豆屋「THE FIVE BEANS」、天然酵母のドーナツ店「べつばらドーナツ」(20日のみ)、ゆるかわいいパッケージのアイスキャンディーを売る「イグル氷菓」など、湘南&鎌倉で大人気のお店が集結する。随時更新される出店者、イベント詳細については湘南T-SITEのホームページやSNSでぜひチェックして。【イベント情報】会期:4月20日、21日SHONAN MARKETTA場所:湘南 蔦屋書店住所:神奈川県藤沢市辻堂元町6-20-1営業時間:1号館・2号館 8:00-22:00 3号館 9:00-21:00公式イベントページ:
2019年04月11日プリン専門店「江の島プリン」が、2019年3月8日(金)に湘南・江の島にオープンする。「江の島プリン」は、小麦色に染まった見た目が特徴。その秘密は、大麦をローストし粉に挽いた「麦こがし」を使用しているからだ。卵黄・クリーム・牛乳などの原材料に、絶妙なバランスで「麦こがし」をミックスすることで、芳ばしく風味豊かな味わいを実現。またとろりと滑らかな食感に仕上がっている。すべて店内の工房で手作りしているというプリンは、ベーシックな「江の島プリン」をはじめ、しっかりと固めに仕上げた「江の島プリン レトロ」、大麦を炒ったジュレをのせた「江の島プリン オルゾ」などを用意。また「江の島プリン」をソフトクリームにした「江の島プリンソフト」も発売される。【詳細】プリン専門店「江の島プリン」オープンオープン日:2019年3月8日(金)住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸1丁目11-27営業時間:10:00~17:00定休日:火曜日TEL:0466-52-7433
2019年03月10日お笑い芸人のエハラマサヒロ(36)が3月6日、自身のブログを更新。湘南乃風のメンバー・HAN-KUN(40)になりきり、読者から「本人かと思った」とコメントが寄せられている。エハラは『似てる人』というタイトルでエントリー。「僕、日本中の色んな人に似てるみたいで、色んな人に“私の友達がエハラさんにソックリなんですよー”的な声をかけて頂きます」と書き出した。芸能界では以前から俳優の遠藤要(35)と顔がそっくりで知られており、遠藤が’17年に違法賭博疑惑を報じられた際には、エハラのSNSに2人を勘違いコメントが殺到したこともあった。ほかにも俳優の石井智也(34)とも似ているとされ、ネットでは顔を見分ける検証記事が多く作成されている。この日のブログでも「俳優の遠藤要には未だに間違えられるし……どこかのサイトで詳しく解析されてたし(笑)」とネットの画像を引用し、エハラ自身もそっくりであることを認めた。また、男性レゲエグループ・湘南乃風のHAN-KUNにも似ているといい、「真剣にやってみました」と黒のターバンに黒のジャケットを着ているHAN-KUNの画像と、マフラーでターバンを再現した自撮りを公開。最後に「似てます?(笑)」と読者に投げかけた。読者からは「似てまーす!」「本人かと思いましたwww」「ホンマやぁ~!」「爆笑しました。似てます(笑)」といった反応があがっている。
2019年03月06日キッチンツールの魅力に触れることができる「第二回 湘南料理道具市」が、神奈川県・藤沢市にある湘南T-SITEにて、1月26日と27日に開催。今年で2回目の開催となる「湘南料理道具市」は、“実際にその場で道具を使ってみる、道具で作られたものを食べてみる”をコンセプトに、前回よりも出店ブース数を増やし、合羽橋道具街の料理道具や最新家電、木製カトラリーや鉄鍋が集合。「釜浅商店」の包丁や「飯田屋」のおろし金、「コンテ(conte)」のステンレス加工品など厳選された調理器具がそろう。この他、「コンセント(KONCENT)」からバルミューダの家電、あやせものづくり研究会の調理家電、「フライングソーサー(Flying Saucer)」からIH調理家電、「はし藤 本店」の箸、「葉山セレクトInnocence」からArteinolivoやTURKといった欧州の生活雑貨、「ろくろ舎」の食器、「株式会社ラ・ルース」から木製カトラリーや食器、「合同会社九雲」から鉄鍋など料理道具、「85(ハチゴウ)」から発酵食品やぬか床、「nice things. STORY」から食器や料理道具などが並ぶ。27日のみ出店の「エコテ(ecote)」からは、有機茶葉やマグカップ、ケーキ皿が登場する。また、会場のいたるところで体験イベントも実施。1月26日には、1・2号館 屋外プロムナードにて、湘南T-SITEで毎週土曜日に開催しているファーマーズ・マーケット「湘南メルカート」と釜浅商店がコラボレーション。こだわりの農家の野菜や卵をつかったせいろ蒸しなどのデモンストレーションと試食を開催する。1月26日と27日には2号館1階 キッチンスペースにて、各店の中から、代わる代わる一押し商品の使い方のデモンストレーションや実践、トークショーなどを行う。なお、出店情報やイベントの詳細は、湘南T-SITEのイベントページ()にてチェックできる。【イベント情報】湘南T-SITE 第二回 湘南料理道具市会期:1月26日〜1月27日会場:湘南T-SITE 1号館2階 湘南ラウンジ他住所:神奈川県藤沢市辻堂元町6-20-1 時間:10:00~16:00
2019年01月18日ミナ ペルホネン(minä perhonen)と湘南T-SITEがコラボレーション。クリスマスイベント「ホワイト ピクニック(White Picnic)」が、2018年11月30日(金)から12月25日(火)まで神奈川・湘南T-SITEで開催される。湘南T-SITEがミナ ペルホネンと共にクリスマスイベントを企画。“寒い季節にもピクニックができればいい”と願いを込めて「ホワイト ピクニック」と名付けられたイベントでは、冬に楽しむピクニックを提案。湘南 蔦屋書店のマガジンストリートには、まるで雪景色のような白い紙風船が飾られ、1号館1階のギャラリーには、温かみのあるビジュアル「one day」をデコレーションした。1号館2階の湘南ラウンジには、ミナ ペルホネンのオーナメントをあしらった3メートルを超える大きなモミの木が設けられ、来場者を出迎える。さらに、2号館1階ではミナ ペルホネンのアイテムを販売。2018-19年秋冬コレクションの柄「one day」を描いたサーモマグを直営店に先駆けて発売する。期間中、湘南 蔦屋書店で本を購入または限定ショップでグッズを購入すると、オリジナルしおりをプレゼント。ミナ ペルホネンのタンバリンや、クリスマスツリー、ロウソクのモチーフを配した愛らしいデザインだ。【詳細】minä perhonen×SHONAN T-SITE「White Picnic」開催期間:2018年11月30日(金)~12月25日(火)8:00~22:00※1号館2階湘南ラウンジは10:00~22:00場所:湘南T-SITE住所:神奈川県藤沢市辻堂元町6-20-1<先行発売アイテム例>・thermo mug Umbrella Bottle "one day"3,200円+税・thermo mug Tank "one day"4,000円+税・さかなの形のペンケース4,500円+税・布貼りボックス10,000円+税・ワインバッグ7,200円+税・カードケース2,500円+税■Xmasオーナメント作りのワークショップ開催期間:11月30日(金)~12月25日(火)10:00~18:00場所:1号館2階湘南ラウンジ参加費:ひとつ800円+税■デザイナー皆川明のトークイベント開催日時:12月8日(土)14:30~15:30場所:1号館2階湘南ラウンジ参加費:1,500円+税※オーナメントワークショップの参加券付き申し込み方法:湘南 蔦屋書店オンラインショップにて申し込み【問い合わせ先】湘南 T-SITETEL:0466-31-1515(代表)※受付時間 10:00~19:00
2018年11月19日筆者はNHKの『ブラタモリ』が好きでよく見ています。先日の放送では「湘南」が取り上げられていました。マンション会社に勤務していた時代に藤沢と茅ケ崎には何度も行っており、筆者にとって庭同然の場所です。時間がゆっくりと流れる何とも不思議な魅力がある地域ですが、海に近いというのはメリットであると同時にデメリットでもあります。今回は、海に近いエリアの物件についてのお話です。■ 「駅〇分」より「海〇分」の方が大切な不思議なエリア「湘南」がどこからどこまでを指すのかということについては諸説ありますが、不動産業界において「湘南」を積極的にアピールしているのは藤沢と茅ケ崎であるように思います。この辺りでは東海道線と海岸の間に2kmくらいの距離があり、当然ながら海に近づけばその分だけ駅から遠くなって生活は不便になります。それにもかかわらず海に近い場所に住むことは一種のステータスとなっており、「駅〇分」よりも「海〇分」が重視される何とも不思議なエリアでした。■ 海に近い場所に住むメリット駅から遠くなるにもかかわらず海の近くに住もうとするのはそれなりの理由があるからです。綺麗な「オーシャンビュー」が見れるまちゃー / PIXTA(ピクスタ)富士山や東京タワーといった「〇〇ビュー」というものは数多くありますが、その中でも「オーシャンビュー」は最強です。室内から海が見えるというのはお金には換算できない価値があるようで、こういった場所では海がよく見えるようバルコニーを囲うボードも透明にするといった工夫がなされます。「波乗り三昧」の生活が送れる湘南エリアはサーフボードを抱えた人がウェットスーツを着たままで普通に街を歩いているような地域で、波乗りをしてから仕事に向かうというような人も決して珍しくはありません。暑がりで夏が大嫌いな筆者には到底理解できませんが、このような人たちにとっては海に近いことだけが不動産の価値になります。そのためこのような海に近い地域で物件を探す場合、「サーフボード置き場」や砂を洗い流すための「外シャワー」の有無が設備面で重要になります。「箱根駅伝」で盛り上がれるしのん玄武 / PIXTA(ピクスタ)正月の恒例行事である「箱根駅伝」では3区と8区で海岸沿いの国道134号線を通過するため、近隣の人は沿道で観戦することができます。テレビ中継では辻堂付近のカメラから撮影した国道越しの富士山の映像が必ず流れますが、駅伝を愛する地域の人々にとってはこのシーンは誇りとなっています。地元の人々の駅伝愛は筆者の想像を超えていました。■ 海の近くに住むデメリット海の近くに住むのは確かにロマンティックではありますが、それだけでは済まない問題もあります。海からの「風」が強いbarman / PIXTA(ピクスタ)海岸付近は周囲に遮蔽物がまったくないため、当然のことながら風は強くなります。海岸沿いのマンションに住む人から話を聞いたことがありますが、台風の時は特に物凄いことになるそうです。砂が飛んでくるRyuji / PIXTA(ピクスタ)サザンオールスターズの『勝手にシンドバット』には「砂まじりの茅ケ崎」という歌詞がありますが、前述の『ブラタモリ』によれば、かつてこの地域では家の中にまで砂が侵入してくるのが普通だったそうです。気密性が高いマンションでは窓を閉めていればこのような心配はありませんが、風通しを楽しみたい方にとっては苦痛かもしれません。最も重大なデメリットは「塩害」TTwings / PIXTA(ピクスタ)海に近い物件の最大の弱点が「塩害」です。塩分を含んだ空気にさらされているため設備が錆やすく、メンテナンスの頻度が増すため設備の維持管理に通常以上の費用が発生します。これも地域住民から聞いた話ですが、洗濯物がパリッと乾かないという意外なデメリットもあるようです。決して忘れてはいけない「津波」Road17 / PIXTA(ピクスタ)筆者は鎌倉が好きでよく行きますが、街のいたるところに「ここは海抜〇m」という表示があって津波に対する警戒を呼び掛けています。鉄筋コンクリート造の建物は津波に対しても強いことは東日本大震災でも実証されていますが、津波の高さによっては水没してしまうフロアがあることを覚悟しておかなければなりません。やたがらす / PIXTA(ピクスタ)海沿いの物件が持つメリットとデメリットをまとめてみました。海好きの方にとっては百も承知のことばかりではないかと思いますが、設備のメンテナンスが通常より大変ということだけは知っておいてください。
2018年10月21日100%天然のヘナを使用した白髪染め神奈川県湘南藤沢にある美容室BUSH 01-styleは、100%オーガニックのインド直輸入のヘナを使用する貴重な美容室。今、30~40代で働き盛りの忙しい世代の女性に向けて「時短ヘナ白髪染めプラン」のキャンペーンを始めている。「時短ヘナプラン」とは自然なオレンジ色に白髪を染めることができる植物のヘナを使用した白髪染めは、健康志向の昨今、女性から人気が高まっている。しかし、働きながら家事や子育てをしている女性がヘナの白髪染めを行おうとしても、通常なら3時間もかかるため、どうしても上手に染まらない・・・という声が聞かれる。しかも、市販のヘナ白髪染めは天然素材を用いていないことも多く、頭皮トラブルなども生じているためなかなか手を出しにくいかもしれない。そこで美容室BUSH 01-styleでは、美容室でプロが丁寧にヘナを塗り込んだ状態で、帽子をかぶって帰宅してもらい、自宅で浸透させるというプランを開始した。こうすることで、忙しい女性でもヘナの自然の色合いで白髪を染めることが可能になる。自宅で浸透するとなると仕上げ処理が心配になるかもしれないが、そこは経験豊かなプロの美容師がきちんと指導してくれるから安心して欲しい。ヘナの白髪染めに興味がありながらも、時間がなくてなかなかトライできなかった人は、試してみてもよいかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※BUSH 01-style 公式サイト※株式会社BUSH プレスリリース(Dream News)
2018年10月09日湘南らしいライフスタイルを提案神奈川県藤沢市の「湘南T-SITE」が「Enjoy WELLNESS DAYS!」フェアを2018年9月30日(日曜日)まで開催しています。「本鵠沼駅」から徒歩15分の「湘南T-SITE」は書店と専門店が有機的な文脈でつながっている、他に類を見ない文化複合施設。館内には屋内、屋外あわせて約300席の椅子やソファーを完備。カフェやラウンジではコーヒーを飲みながらゆったりと読書が可能です。健康に美しく年を重ねる方法を紹介「Enjoy WELLNESS DAYS!」フェア開催期間中は、全館を通して運動、食事、美容など健康に美しく年を重ねるアイデアを発信。2018年9月24日(月曜日)にはアロマセラピスト・アロマ空間デザイナーの大橋マキさんのトークイベントを開催。「やさしい漢方セミナーと“和漢”のオリジナルアイテム作りワークショップ」も同時開催されます。2018年9月30日(日曜日)にはモデル・ヴィーガンパティシエとして活躍する長谷川理恵さんと、オーガニックコットンブランド「nanadecor」のディレクター神田恵実さんのトークイベントが開催されますイベントと連動し「nanadecor」のルームウエアや「かまくら晴々堂」の和漢のお茶、なども販売。各飲食店ではキャロットラペやサラダセットなどのヘルシーメニューが楽しめます。(画像はプレスリリースより)【参考】※カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のプレスリリース/PR TIMES※カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社※湘南T-SITE
2018年09月24日藤沢駅南口の商業施設が、「ODAKYU 湘南 GATE(オダキュウ 湘南 ゲート)」と称して大規模リニューアル。2019年3月22日(金)にオープンする。“湘南の玄関口”、藤沢の新たなランドマーク「ODAKYU 湘南 GATE」小田急、江ノ電など3路線が乗り入れる藤沢駅。リニューアルする「ODAKYU 湘南 GATE」は、そんな藤沢駅の立地を踏まえ、“湘南の玄関口”に相応しい新たなランドマークとして、人々に親しまれるようにと、その名に想いを込めた。フロア構成は、地下1階から地上7階まで。地下1階と1階は百貨店ゾーンとして、小田急百貨店の食料品やコスメ、服飾雑貨の売場を展開。続く2階から7階までは専門店ゾーンとして、カジュアルスタイルの食の専門店を集めたフードホールをはじめ、ファッションや生活・趣味雑貨など、フロアごとに特色のある店舗構成となる。また専門店ゾーンの2階には限定ストア、7階にはイベントスペースを用意し、季節に合わせたアイテムの販売やイベントの開催を期間限定で実施する予定。小田急百貨店が培ってきた売場づくりの強みをベースに、話題性に富んだ専門店を融合させた新たな商業施設となっている。地下1階と1階:生まれ変わった百貨店ゾーン「小田急百貨店ふじさわ」1階には、資生堂やシャネル、ディオールなど国内外あわせて14ブランドが集う化粧品売場と、婦人靴・ハンドバッグ・アクセサリー・服飾雑貨を提案する服飾雑貨売場を設ける。なお、新店舗として「コーチ」が出店する。そして、地下1階は、生鮮、惣菜、菓子、グロサリー、ベーカリーなど45店舗が揃う総合食品フロア。2018年11月にはすでに「山のホテル」が一足先にがオープンしており、続いて2019年2月には「鎌倉小川軒」や「シーキューブ」などがオープン予定だ。2階~7階:日常を豊かにする専門店ゾーン2階から7階にかけては、日常をより豊かにしてくれるような専門店、カフェなどが集結。特に、注目は3階にオープンするフードホール「湘南ゲートキッチン」。ここでは、地元の精肉専門店「タカギフーズ」による初の飲食店や、藤沢発のスパゲティ専門店「JPASTA」など、ランチ・カフェ・ディナーそれぞれに対応する全6店舗が集う。なお、その他「ディーン&デルーカ カフェ」、「アフタヌーンティー・ティールーム」、「ロクシタン」といった人気店も軒を連ねる。なお、2019年夏以降には、6階に藤沢市南市民図書館と市民ギャラリーも開館予定となっている。【詳細】「ODAKYU 湘南 GATE」リニューアルオープンオープン時期:2019年3月22日(金)住所:神奈川県藤沢市南藤沢21-1営業時間:専門店・小田急百貨ふじさわ 10:00~20:00、7階レストラン 11:00~22:00、3階フードホール 11:00~22:30※一部営業時間が異なる。建物構造:地上7階、地下1階店舗面積:12,641平方メートル■2~7階の出店店舗一覧2階:ディーン&デルーカ カフェカフェ、ビオセボン(Bio c’Bon)、JET、Evergreen store、kapuwa、ShowerParty、ロクシタン、アフタヌーンティー・ティールーム、PRIMAL COLOR、マルシェドブルーエプリュス、PALMS、ラシット3階:福満園、茅ヶ崎 海ぶね、李家PEGOPA、清勝丸、JPASTA、湘南 Grill Style、石見銀山群言堂、B-Three、ワコール、マックレガー、レリアン、スマートピンク、ジュエリーツツミ、ドゥクラッセ、Piu e Piu、23区、リフレクト、スタンドオン4階:DAISO、ラフィネ、加圧 BEAUTY TERRACE、ピュマージ、B☆STELLA、ファストネイル、カーペットサロンジャハン、西川ショップ、東京ますいわ屋、share with kurihara harumi、OWNDAYS、ホットマン、cococi プラス5階:ユザワヤ、KENJE、なんぼや、白洋舎、おしゃれ工房、エイチ・アイ・エス、はせがわ、GA-ON、サムソナイト、保険クリニック、メガネ・ニキョー、MOVE、ACE BAGS & LUGGAGE、京橋千疋屋 フルーツパーラー6階:藤沢市南市民図書館/市民ギャラリー ※2019年夏以降開館7階:湘南 小田急 住まいのプラザ、うえだ歯科、牛兵衛 草庵、つきじ宮川本廛、天㐂代、下高井戸 旭鮨総本店、どんぶり菜時記 いろはな、レストラン ヒデ ダイニング
2018年09月14日猛暑がおさまり、お出かけしやすくなる9月。湘南茅ヶ崎に新しいフェスが誕生します!テーマは「MUSIC/ACTIVITY/BBQ」2018年9月15日に初開催されるのは「PACIFIC BEACH FESTIVAL(パシフィックビーチフェスティバル)」。音楽だけでなく、アクティビティやバーベキューも楽しめる、新しいビーチカルチャーの祭典です。海外大物アーティストも出演!まず注目したいのが、初回ながら豪華な出演アーティスト。レゲエシンガーのMOOMINやオーガニックなサウンドが人気のRickie-Gなどのベテラン勢から、若手注目のHIP HOPバンドSANABAGUN.は新世代トラックメーカーKan Sanoと共に登場。さらに海外からは1995年に「シャイ・ガイ」が大ヒットしたダイアナ・キングが来日! 世界的レゲエディーバの歌声が茅ヶ崎の海に響き渡るなんて、期待が高まりますよね。バーベキューやアクティビティも充実!続いての特徴は、本格的なBBQが楽しめる新体感型BBQエリア。海とビーチという最高のロケーションの中でバーベキューを楽しめるだけでなく、そこからライブも見られちゃうという贅沢さ。もちろん手ぶらで参加できるので、ママもラクできちゃいます。4名以上の予約制なので、気になる方はお早めの申込みが◎さらに海のフェスということで、サーフィンやシーカヤック、スタンドアップパドルなどの本格的な海のプログラムから、綱引き、玉入れ、ドッジボールなど子どもたちが喜びそうなプログラム、ヨガ好きママに嬉しいビーチヨガまで楽しいアクティビティがいっぱいです。キッズエリアは無料で入れる!ここまでご紹介してきたのはチケットが必要な有料エリアですが、なんとこちらのフェスには無料エリアもあり、キッズ向けのアクティビティや、マーケットでのお買い物が楽しめちゃうんです。「みんなで挑戦♪絵具バナーづくり」は、大きなキャンバスに絵の具を使ってお絵かきができる無料アクティビティ。青空の下でダイナミックにお絵かきが楽しめそう。さらにベビー連れに嬉しいのが屋根付きの「KIDS&BABYエリア」。日差しの強い海辺だからこその気配りが嬉しいですよね。フェスのラストはみんなでビーチクリーンするなど、海への愛と感謝も忘れない「PACIFIC BEACH FESTIVAL」。今からカレンダーに印をしておいて下さいね。【開催概要】「PACIFIC BEACH FESTIVAL」開催日:2018年 9月15日(土)開催時間:9:00 開場・10:00 開演〜19:00 終演開催場所:サザンビーチ特設会場入場券:5,000円(保護者1名につき小学生以下1名の入場が可能)出演アーティスト:DIANA KING、Rickie-G、SANABAGUN. with Kan Sano、MOOMIN、EDEN KAI、DJ HASEBE、Calm、KEIMA KAWAI、LicaxxxBBQ申し込み:主催:PACIFIC BEACH FESTIVAL実行委員会【参考】PACIFIC BEACH FESTIVAL公式HP
2018年08月25日夏の太陽の下で。五感で楽しむアンティーク。湘南 蚤の市の屋外ブースには、フランスをはじめヨーロッパから買い付けたこだわりのアンティーク・ヴィンテージが並びます。tsuitachi craft & brocante見ているだけで癒されるかわいいものたち。このかわいいものたちはなんですか?と尋ねると、「これはかわいいだけのものです。」との答えが。置いて、見て、そして癒される。かわいいだけのもの。けどかわいいからいいんです。ふふっと笑うその顔に、店主のアンティークが好きな気持ちが伝わってきます。旅が好きで、かわいいものが好きで、こうしてお店を開くようになったtsuitachi。店名を付けずにしばらくは個人名で活動していたので「tsuitachi」とお店の名前で呼ばれると照れてしまう店主。「恥ずかしいので名前の由来は秘密です。」そんなシャイな店主は、北欧、バルト三国、ベルギーなどヨーロッパのあちこちを一人で巡る旅の猛者。この日も「先日まで買い付けでした」と、スウェーデン、オランダ、ベルギーから帰国したばかり。「実は買い付けに行く国と、旅して楽しい国は違うんですよ」とこっそり教えてもらいました。旅して楽しいのはスロベニアなど自然の多い国。でも、買い付けのときはモノがあるかどうかで考えないといけない。いつもの旅とは違って、その国に文化があるか、焼き物をつくるための釜があるかなど、綿密な下調べをして行き先を決めているのです。条件があるなかでも、自分の好きなかわいいものをちゃっかり仕入れてくるところには、店主のお茶目な性格があらわれているようです。 shop AnnAnnは”思わず写真を撮りたくなる”ブース。実際どの角度からカメラを構えても、きっちりインスタ映えするような完璧なデザインなのです。お話を伺うと、実はAnnのオーナーはデザイン施工も行なっているとのこと。アンティークが好きでお店を始めた傍ら、お客さんから「どうやったらアンティークやヴィンテージを上手に飾れるのか」との相談を受けるようになり、「アンティークのある暮らしの演出」として、家や庭のコーディネートやリノベーションを引き受けるようになったそうです。確かに、持っている家具や雑貨の全てが素敵なアンティークなら部屋のコーディネートもあまり迷いがなさそうですが、全てをアンティークやヴィンテージで揃えるのは、なかなか難しいもの。現代的なもののなかへいかに調和させるか、どのように使うと暮らしに溶け込むかを提案してくれるのは嬉しいサービス。気になる方はぜひ一度オーナーにご相談を。埼玉県桶川市坂田221tel 080-3555-7144 Gallery Antiques今回の出店はアンティークアクセサリーを中心にラインアップされたそう。普段はヨローッパ雑貨も取り扱っているということで、「少ないけど雑貨も見て行って!」と促された机の上には洗練された雑貨たち。オシャレで気さくな店主との会話も楽しい。ほぼ毎月参加されているので、ぜひ旅の話やアンティークの話で盛り上がって。tel 080-4524-8966Instagram:float_antiquesヨーロッパ レトロ・ヴィンテージKSCOVO(ケーエスコーボォ)お姉さんがイギリスに住んでいたことがきっかけで、レトロやヴィンテージに興味を持つようになった店主。以前は全く違う仕事をされていたそうですが、大好きなアンティークに携わる仕事へ転向し早3年。イギリスを中心にHornsea、Midwinter、JAJPYREXなど食器やヴィンテージ雑貨を買い付けています。現在はwebショップやInstagramを通じて全国の骨董ファンに品々を届けていますが「いつかは地元でお店を開きたい」と、夏の暑さに負けない熱意をちらり。はじめは小さいスーツケースで買い付けに出かけ、失敗を重ねながら夢を掴んだ店主。出店ブースには色とりどりの食器と雑貨が溢れんばかり。その明るい人柄があらわれているかのようなヴィンテージのラインアップが魅力的でファンになってしまいそう。ちなみに、アンティークのお皿にクッキーが貼られたお店の看板は、お姉さんの手作り!:@kscovo12eNe(エネ)目黒と川崎に倉庫を持つeNe。今回唯一、アンティーク家具を出品されていました。出店ブースでオーナーが座っている椅子(写真中央)も、もちろんこだわりのアンティーク。買い付けはヨーロッパのマーケットや田舎へ出向くそう。湘南 蚤の市で購入した大型家具は発送もしてくれるので、気に入ったものがあれば逃さぬように。アンティーク・ヴィンテージはすべてが一品もの。出会いは一期一会です。オシャレでおいしいこだわりのお菓子。フードブースは少ないからこそ、素材と味にこだわったとっておきのブースが出店されます。マカロン・焼き菓子専門店LE CHANTIER(ル・シャンティエ)地元近辺で採れた材料を中心に季節の焼き菓子を作っているLE CHANTIER。今が旬のプラム・ネクタリンと酸味のあるサマープラムのタルトが本日の目玉。食べ応え抜群の大きめカットのチーズケーキも美味しそうで、お土産に何を買おうか目移りしてなかなか決まらないかも。神奈川県茅ヶ崎市香川3-17-15tel 090-2521-5486 DONUTS by さくら食堂 (マリオ ドーナツ)MARIO DONUTSは、茅ヶ崎のご飯やさん「さくら食堂」のおいしいおやつ。栄養士の資格を持つ作り手が、体に優しいお菓子を届けたいという想いで始まったこのドーナツづくり。乳製品を使用しないのでアレルギーの方やベジタリアン、ヴィーガンの方も安心して食べられる他では味わえないドーナツです。食材は可能な限りオーガニックを選び、さらに、生地に練り込まれた「甘酒」も、なんといちから手づくりしているのです。ドーナツは油物ですが、揚げ油には九州産なたね油を使い、できるだけ酸化を抑えるように仕上げているのもポイント。徹底した素材への配慮は、栄養のスペシャリストだからこそのこだわりです。甘酒効果でふわふわ食感がたまらないMARIO DONUTS。「もっとおいしくするため、日々研究です。」一口食べるとファンになること間違いなし。MAORIO DONUTS/さくら食堂神奈川県茅ヶ崎市松浪1-8-14tel 0467-38-4549出店している皆さんからアンティークが好きな気持ちが伝わり、マーケット全体を包んでいる和やかで穏やかな雰囲気は、本場プロヴァンスの蚤の市を彷彿とさせるようでした。 蚤の市で見つけた私らしい一品。素敵な食器やかわいい置物がたくさん出品されていたなか目に留まったのは「植物絵画」。『Nordens Flora』という1901年に刊行された植物学書から出典されたものだそうです(1970~1980年代のプリント)。画家であるC.A.M.Lindmanが描いた植物の絵はとっても華やか。数ある植物のなかからチョイスしたのは、出品ブース・”kirsikka(キルシッカ)”にちなんだ桜。引越しして以来、「明日こそ飾ろう」と言い続けて埃を被った額縁。本当は植物が好きなのに、日当たりの悪い部屋に置くのは可哀想と敬遠していた花が、こうして壁に咲いてくれることになりました。住む部屋が、ようやく私らしさを取り戻したかんじ。日本のプロヴァンス・湘南の風に吹かれながら、自由気ままなスタイルで楽しむ蚤の市。この夏休みは、私らしさを探しに湘南 蚤の市へ出かけませんか?information湘南 蚤の市8月の開催予定:8月21日(火)10:00~16:00会場:〒251-0043 神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1 湘南T-SITE1・2号館 プロムナード他(会場アクセス )Facebook:公式HP:問い合わせ:湘南T-SITE(代表)TEL0466-31-1515(※電話受付時間 10:00~19:00)
2018年08月07日湘南T-SITEが運営する『湘南 蚤の市』は、月1度開かれる本場フランス・プロヴァンス風の蚤の市です。元々不定期で開催されていたイベントでしたが、2016年より定例化。湘南地域の感度の高い来場者が、毎月第3週の曜日はじめにこの会場を訪れます。蚤の市のテーマは「プロヴァンス風」ですが、テーマに縛られすぎずあそびの部分を残して蚤の市を自由に捉えたいと、湘南T-SITEならではのマーケットが開かれています。 バラエティに富んだ個性豊かな出店ブース湘南 蚤の市には、既製品が一切並びません。プロの目利きを出店者が選んでいるので、全てがアンティーク・ヴィンテージ商品だけという本格派のマーケット。質の高いホンモノが集まるからこそ、来場者も「良いモノを長く大切に使いたい」と思うアンティークを愛する方が多いそう。今回の蚤の市では湘南T-SITE施設の2階も利用し、北欧食器・雑貨の出店ブースも多かったので、初出店のお店を中心に取材をさせていただきました。 カラフルにシックに。一目惚れ必至の北欧ブース。以前は屋外だけで行われていた蚤の市。今回から屋内でもブース出店。北欧食器や雑貨を中心としたこだわりのアンティーク・ヴィンテージが並びます。 北欧雑貨・ヴィンテージ食器 Vibevej 11(ヴィーベヴァイ エルブ)以前デンマークに住んでいたご夫婦が営む、静岡が本店のVibevej 11。お店の名前は当時住んでいた”住所”。その昔「宣教師の島」と言われた”プレスト”という地方の「Vibevej 11(ヴィーベヴァイ エルブ)」に住んでいたお二人。住所の意味は、日本語で「ゆりかもめ通り11番地」。お店を開く際に店名がなかなか決まらず悩んだ末、以前の住所地を名付けることにした後、デンマークの友人からは「日本にもVibevej 11があるんだ!」と喜ばれるそうなので、結果的には大正解だったのかも。北欧のデザインはカラフルなイメージがありますが、デンマークの食器は「和」にも合う素朴で落ち着いた雰囲気の焼き物が多いそう。比較的カラフルな色使いのデザインが多いのは、スウェーデンやフィンランドと、同じ北欧でも民族性や気候・風土によってデザインが異なるとのこと。 「色々な種類のデザインを見て、手触りの違いを感じてみたり、自分の好きなものが何か、愛せるものが何かを見つけてみてください。必ずセットでないといけないというのは固定概念。カップとソーサーが違うのだって会話のきっかけになるんですよ。好きなものを集めることが楽しいし、愛しいものを一つひとつ集めていくことが、毎日を楽しく過ごす秘訣だと思います。」このように語る奥様と旦那様。まるでお二人の生活を垣間見せてもらったかのような、穏やかで優しいひとときでした。静岡市清水氏蜂ヶ谷216-5tel 054-367-7107北欧ヴィンテージ食器&デザイン雑貨 Kirsikka(キルシッカ)店名のKirsikka(キルシッカ)はフィンランド語で「さくらんぼ」。さくらんぼは双子のように2つで1房になっていることが多いですが、元々ご夫婦で始めたお店なので、奥様と旦那様をイメージして、そしてお店とお客さんがさくらんぼのようなペアになれることを想って名付けられたそう。ミュージアムでARABIA(アラビア)食器に一目惚れしたことをきっかけに、それ以来少しずつ買い集めながらお店をオープンさせたという店主。ご自身も普段からお気に入りのARABIA食器を使っているそうですが「食器は使ってみないとわからない」とおっしゃいます。「カップの縁が反っているのかいないのか、手の中にどのようにおさまるのか、カップの全体的なバランスは、実際に使ってみて初めてわかるんです。」お客さんの手に届けるその前に、使い心地を確かめるから伝えられる。ヴィンテージを愛しているからこそ、妥協することなく最後まできっちり。プロの仕事に恐れ入ります。 長野県松本市中央1-8-3 ふじやビル2Ftel/fax 0263-88-8208Facebook:kirsikka.jpInstagram:kirsikka_matsumoto/times Scandinavian style & more今回初めて出店されたtimesのブースには、フィンランドから西ドイツの食器や雑貨が並びます。本店は鎌倉。商品の説明も丁寧にしてくれる店主の優しい笑顔見たさに、次回は本店へ足を運びたくなります。北欧らしいバイキングモチーフの雑貨から、ポットや水筒をはじめ、オシャレなのに使い勝手の良さそうなキッチンツールを揃えるtimes。朝起きるのが楽しくなる食器たち。 神奈川県茅ケ崎市東海岸北 4-5-51tel 0467-38-7200(トゥーズ)急遽、飛び入り出店されたというtizu。本店は鎌倉で、湘南から近いこともあり「フットワーク軽く出店できた」と明るく笑う姿が素敵でした。珍しいデザインの食器が並び、個性的なラインアップ。他では手に入らなさそうなデザインなので、一目惚れしたら即決した方が良さそう。本店は、閉店時間が「日没頃」と決まっていないのも北欧らしさ。神奈川県鎌倉市御成町14-1御成ビル 2F-4tel/fax 0467-24-3556(フィグ)スウェーデンの雑貨や食器が多く並ぶ色鮮やかなブースは藤沢市鵠沼海岸にあるFigue。一輪差しとして使うフラワーガールの置物(写真2枚目中央)も珍しい一品。ファブリックから食器まで幅広くラインアップされていて、カラフルと形容するのがぴったりなブース。一つひとつがインテリアとしても普段使いにしても、どちらも楽しめそうな絶妙な色合い。 神奈川県藤沢市鵠沼海岸2-6-1 1Ftel 0466-77-8672(コトトイマチ)主に東ドイツやチェコ雑貨を取り扱うkototoimachi。最近は洋服にも力を入れているそう。”旅のおすそわけ”ができればと、ブースに並ぶのはときめきいっぱいの雑貨たち。洋服は試着してから購入することもできるので、気兼ねなく合わせてみることができます。 後編は、湘南 蚤の市の1階屋外会場とフードブースをご紹介します!
2018年08月06日裏鎌倉スポット③鎌倉の手土産といったらここ!鎌倉マダムも御用達。 葉山、逗子、鎌倉で30年以上洋菓子店を展開する「サンルイ島」。 ショーケースの中には、ひとつひとつ丁寧に作られた繊細な技術が光る、目にも美味しいケーキがずらり。 「この店の人気No.1は、オープン当初からある、さくらんぼのケーキ”クラフティー”です」と、教えてくれたのは日本やフランスで研鑽を積んだ2代目のパティシエ遠藤竜太さん。 また、ケーキだけでなく、クロワッサンなどのパンやジェラート、手土産にもぴったりな洋菓子もすべてがオリジナル。どれを食べても本当に美味しくてびっくりするほど。 私のお気に入りは、この“プレオール”。カリッと香ばしく、キャラメリゼ状になったほろ苦い味が絶妙のパイの焼き菓子です。何度食べたことが・・・と思うほど、やみつきになる味。 そして、これからの季節に嬉しい、ジェラート!ジェラートといっても、ただのジェラートではありません。すべてオリジナルレシピで作られ、濃厚な味わいで口に入れた瞬間から幸せが広がります。 まろやかな“ミルク”と香ばしい“ほうじ茶”、ベリーの酸味が効いた“フリュイ ルージュ”のトリプル。 手土産を買うのも、ちょっと一息、ジェラートで休むのもよし。幸せな気持ちになれる、そんな洋菓子店です。 サンルイ島鎌倉市御成町13-26tel:0467-24-2434open:10:00~18:30水曜定休 裏鎌倉スポット④心が落ち着く、レトロな紅茶専門店 鎌倉駅西口を出て、トンネルをひとつくぐると現れる、紅茶のセレクトショップ「ブンブン紅茶店」。まるで“大きなのっぽの古時計”をそのまま抜き出したかのようなアンティークで、親しみやすい店内。 紅茶のアイテムが飾られている中に、至るところに自動車好きのご主人の古いイギリス車のアートや写真が飾られています。 およそ41年前、ご主人がこの地にスタートしたというお店。現在はご夫婦で営むお店は、アットホームな空気感に包まれ、常連のお客さんも、初めてのお客さんも温かく迎えてくれる。店内のテーブルや空間はところどころDIYされ、温もりが溢れています。 かつてインドで本場の紅茶に出会い、感銘を受けたというご主人が、紅茶専門店に。特に紅茶メニューの中でおすすめなのは、2018年の春に摘みたての新鮮な味が楽しめる、ダージリン ファーストフラッシュやプレミアムディンブラ(スリランカ産)など。新茶を摘んだ日付までがわかる新鮮な茶葉で淹れるフレッシュなフレーバーです。 「お茶が好きな人にきてほしい」というご夫婦。おすすめの飲み方は、一杯目はストレートで、2杯目はミルクを入れてまろやかに、3杯目はお砂糖を入れてほんのり甘く、とゆっくりと移ろう紅茶の味わいを楽しんでほしいとのこと。 紅茶のお供に、ぜひ食べたいのは、お昼時なら、オープンから変わらず人気のドライカレーや素朴な味が魅力のスコーン。 そして、思わず二度見してしまうユニークなデザートの「スノーフレークケーキ」。まるで上下逆さまに見えるケーキはインパクト大。 食べ方は、下からベリーやレモンのソース、生クリーム、スポンジと重なっているところを豪快にザクザクとくずして、いただきます。ふわふわのメレンゲや丁寧に作られたオリジナルの季節のソースが口いっぱいにやさしく広がります。 ゆっくりとした鎌倉時間を、紅茶を飲みながら過ごすのもよいものです。 ブンブン紅茶店 カマクラ サスケ鎌倉市佐助1-13-4tel:0467-25-2866open:10:00〜19:00mail:bun-bun@car.ocn.ne.jp休:火曜 真っ赤な車で鎌倉ドライブ今回の鎌倉旅のお供は、フォルクスワーゲン「Polo」¥2,098,000〜。 鎌倉の狭い路地にも安心の小回りが効くコンパクトなサイズ感でありながら、車内はゆったり。ついついお買い物をしすぎてしまっても、トランクにもたっぷり荷物が積める。鎌倉の街に赤い車で颯爽とドライブ、なんていうのもいいものですね。少しのんびりした鎌倉を体験しに、裏鎌倉へのショートトリップに出かけよう。 Volkswagen:Yoshitomo Kumagai
2018年08月01日ハワイ発祥のアパレルブランド「リリー&エマ(Lilly & Emma)」が日本へ。国内初の旗艦店をビーチウォーカーズと共同で江ノ島・材木座及び湘南・江ノ島に2018年7月20日(金)同時にオープンする。どちらも人気の「FEEL ALOHA」シリーズ初のカフェを併設した店舗となる。「リリー&エマ(Lilly & Emma)」は、ワイキキ・カラカウア通りに2014年12月にオープン。リゾート・アイランド・ファッションのワードローブから生まれたアパレルブランドは、ハワイの豊かな自然にぴったりなゆったりとした雰囲気と、ハワイならではのムードアロハスピリッツを感じさせるブランドとして人気を集めている。中でも注目は、「FEEL ALOHA」シリーズ。「FEEL ALOHA」のロゴ入りウェアや小物が特に人気だ。国内初の旗艦店は、江ノ島・材木座および湘南・江ノ島と、ホノルル同様に海風を感じるエリアに設置。どちらの店舗もカフェが併設となり、様々なハワイアンフードを楽しむことができる。店内には、ビーチリゾートをモチーフにしたワンピースや、ハワイ店でも人気の速乾性素材を使ったTシャツ、リゾートポーチなどを販売。日本限定のアイテムも登場を予定している。【詳細】「リリー&エマ(Lilly & Emma)」[FEEL ALOHA Cafe] オープン日:2018年7月20日(金)・FEEL ALOHA Cafe 湘南材木座旗艦店住所:神奈川県鎌倉市材木座6丁目4-21・FEEL ALOHA Cafe 湘南江の島店住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸1丁目9-6
2018年07月20日夏は山より断然、海派!思い切って、湘南に住むというのもいいかもしれません。サンライズからサンセットまで、時間をきにすることなく海のある生活を堪能できるって、最高です! 茅ヶ崎に住む! 人気のレジャースポット、だけど住むための環境も整っています相模湾に面して広がる湘南エリア、茅ヶ崎駅から海岸までは、駅から南にまっすぐ歩いて15分ほど。人気のある江ノ島方面には、藤沢や辻堂の方が近く、少し離れていますが、その分静かです。駅直結のラスカ茅ヶ崎は6階建ての大型ショッピングモール。ファッションや外食のお店だけでなく、お惣菜屋さんや魚屋さん、八百屋さん、ドラッグストアまで、生活に必要なお店がたくさん入っているので安心です。海辺では、サーフィンはもちろん、ジョギングもできますし、サイクリングロードもあるので自転車で走るのもとても気持ち良いですよ。 一棟丸ごとリノベーションの2SLDK(79.67㎡/17万円)茅ヶ崎駅から、山側へ徒歩4分という素晴らしい立地のこちら。元は社宅だった建物を一棟丸ごとリノベーション。6月から入居可能となりました。現在、ぞくぞく、申し込みが入ってきています。郊外だったらやっぱり広い部屋がいい。その点こちらは、広〜い納戸まで備える贅沢な2LDK。サーフボードや、アウトドアの荷物を収納しちゃうんだろうなぁ。いいなぁ。1階にはレストランや美容院が入るみたいで、それもまた楽しみなんです。敷金・礼金・仲介手数料が無料と、かなりお得に引越しできちゃうのもポイントですよ。 和室もありの、広々な2LDKです。カウンターキッチンがとにかくカッコイイ!外観もリゾートっぽくリノベ済みです 贅沢をシェアするメゾネット(1LDK/43.50㎡/8.9万円) 個別のキッチン、バストイレも完備の、綺麗なメゾネット。だけどここ、実はシェアハウスです。 シェアするのは、贅沢に海が見えるルーフテラス!設備の整ったコモンキッチン。家から1歩もでなくなりそうな、くつろげるラウンジ。 海辺の白い家で一人暮らし(1LDK/28.97㎡/7.7万円) 海の近くの家というイメージにぴったりな素敵な外環。帰ってくるのが楽しくなりそうです。 お部屋はガス3口の真っ白なキッチンが嬉しい1LDK。LDKはダイニングテーブルとソファ、両方置ける広さあります。その分寝室はちっちゃめ。でも、このくらいがちょうどいいかもしれないですね。 茅ヶ崎に住むデメリット、やはり通勤はそれなりに大変です 東京方面に勤務の方は、東京駅まで東海道線で1時間、新宿駅まで湘南新宿ラインで1時間です。十分、毎日通勤できる圏内ですが、どちらの電車もかなり混み合うので、座って行けるとは限らない点にはご注意を。実際の通勤時間に乗ってみるなど、試してみるとよいかもしれません。それでも、ちょっと生活を変えてみたいと思っている方。海が近くにある暮らし、一度始めてみるともう戻れなくなりそうです。 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2018年07月03日