NTTぷららは、定額制音楽配信サービス「ひかりTVミュージック」の再生機能を、26日よりLGエレクトロニクスとシャープのテレビに搭載する。利用料金は月額税込み980円。これまで、「ひかりTVミュージック」をテレビで楽しむ場合には、ひかりTV対応チューナーを用意する必要があった。26日からは、再生機能を搭載したテレビにフレッツ光または、光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービスを直接接続することで、利用できるようになる。対応するテレビは以下の通り。LGエレクトロニクス製EG9600シリーズ(65EG9600/55EG9600)UF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)シャープ製XU30ライン(LC-80XU30)US30ライン(LC-60US30/LC-52US30)U30ライン(LC-58U30/LC-55U30/LC-50U30/LC-40U30)「ひかりTVミュージック」は、250万曲以上の楽曲が聴き放題となる定額制音楽配信サービス。アーティスト特集やテーマ特集、年代別などさまざまなプレイリストが用意されている。また、スマートフォン向けの専用アプリをダウンロードすることで、追加料金不要で、外出先でも利用することができるほか、スマートフォンとテレビ間でプレイリストの共有も可能となっている。
2015年08月24日2015年も残すところあと約4か月。今年の映画界は近年に増して盛り上がりを見せ、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ジュラシック・ワールド』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が大ヒットする中、12月には遂に『スターウォーズ/フォースの覚醒』が公開されるなど、洋画の勢いは増す一方。そんな中、邦画界でも人気漫画の映画化として公開前から注目を浴びていた『新宿スワン』『予告犯』を始め、カンヌを席巻した『海街diary』、そしていままさに『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の快進撃が続いており、洋画に劣らず勢いを見せている。現在の邦画界を賑わすのは、“青春”を描くコミックを原作とする実写映画。『アオハライド』『ストロボ・エッジ』に加え、公開を控える『ヒロイン失格』『ピース オブ ケイク』『先輩と彼女』『orange』など、男女の恋愛や友情を描いた、いわゆる王道の青春から、『ビリギャル』『バクマン。』『ちはやふる』といった、何か目標に向かって真剣に取り組む姿を描いた“スポコン的”青春映画も、軒並み映画化されている。「デトロイト・メタル・シティ」の若杉公徳による人気コミックが原作の『映画 みんな!エスパーだよ!』も“青春”映画を代表する一作。突如、超能力に目覚めた高校2年生、鴨川嘉郎らエスパーたちの友情と戦いを描く本作は、俳優・染谷将太を主演に放送中から大きな話題を呼んだドラマ版を経て、今回満を持して映画化となった。テレパシー、テレキネシス、テレポーテーション、透視…一目見ただけでは、洋画顔負けのSF超大作のようなストーリーだが、鬼才・園子温監督によってオリジナル要素が加えられたことで、青春ならぬ、“性春”映画へと生まれ変わったのだ。劇中では真野恵里菜や池田エライザらヒロインのパンチラはもちろん、水着あり、下着あり…既に放送コードぎりぎりであったドラマ版からさらにスケールアップしたエロ要素が、全編に渡り盛り込まれている。そんな本作が目指すのは、いやらしくない“爽快なエロ”。吉高由里子、満島ひかり、二階堂ふみ、トリンドル玲奈など、数多くの女優の“新たな美しさ”を見出してきた園監督が「最近の映画では珍しいくらい、はりきってエッチにした」と豪語する中、主演の染谷さんは、先日の完成披露イベントで「いろんな方にいろんな楽しみ方で楽しんでもらえる、これまでにない青(性)春映画になっている」と自信を見せている。今年は『やるっきゃ騎士』『テッド2』と、笑えてちょっぴりエッチな映画が目白押し。男子の気になる“性事情”も本作を観れば理解できるかも…?『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜をトリプルヒロインに迎え、大ヒット公開中の『リアル鬼ごっこ』が、7月14日からカナダのモントリオールにて開催された「第19回ファンタジア国際映画祭」コンペ部門にて、「最優秀作品賞(シュバル・ノワール賞)」「最優秀女優賞」「審査員特別賞」の3部門を受賞したことが分かった。ファンタジア国際映画祭は、1996年に日本や香港のアジア映画にフォーカスする映画祭としてスタートし、翌1997年には対象を世界に拡大。現在はアジア、北米、ヨーロッパを中心に多くの作品を上映。世界各地からSF映画、ファンタジー映画、ホラー映画、アドベンチャー映画などが集まり、ジャンル映画祭としては北米で最も重要な映画祭と位置づけられている。同映画祭にて3部門受賞した『リアル鬼ごっこ』は、累計発行部数200万部を突破した山田悠介原作のベストセラー小説を、鬼才・園子温監督が映画化。過去5本もの映画化が作られ、2013年には本郷奏多・主演でドラマ化もされた同作だが、本作では鬼たちの標的を全国のJK(女子高生)に変更し、目的も正体も不明な鬼と、不条理な死のゲームに巻き込まれた女子高生の壮絶なバトルが繰り広げられる。園監督は、これまでも、2006年に『Strange Circus 奇妙なサーカス』で作品賞を受賞、2009年には『愛のむきだし』で満島ひかりの主演女優賞と審査員特別賞を受賞。しかし、3部門受賞は今回が初めて。さらに、3部門以上受賞というのは、邦画史上、湯浅政明監督作『マインド・ゲーム』以来10年ぶりという快挙だ。審査員によると、主演女優賞は「審査員満場一致で決定した」といい、オープニングのシーンに審査員が感銘を受けたことから審査員特別賞の受賞という結果になったそうだ。最優秀女優賞を受賞したトリンドルさんは、「最優秀女優賞、とってもとっても嬉しいです!このような賞をいただける日が来るなんて、いまの私にとっては身に余る思いです。園子温監督、リアル鬼ごっこのスタッフさん、キャストの皆さん、そして、支えてくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びのコメントを寄せた。『リアル鬼ごっこ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年08月06日占いって楽しいですよね。特にWEB上の占いは、いつでもどこでもサクッと今日の運勢や恋愛運をチェックできてとっても便利!でも、いろいろな占いを試す中で、ふとこんな疑問を抱くことはありませんか?「自分と同じ日に生まれた人は、全く同じ運命なの?」って。一説によると、同じ生年月日の人と出会う確率(日本国内)は約0.00003188…。なかなか巡り合う機会はなさそうですが、だからこそどんな人たちなのか気になっちゃう!≪生年月日が同じだと性格も同じ?≫経営者や芸能人からも慕われる人気占術家の黄麗さんによると、生年月日は「あの世からこの世に生まれた日」であり、「この世の宇宙のリズムに乗った日」。そして「生年月日からは、その人の宿命、持って生まれた性質」がわかるそう。ってことはやっぱり、生年月日が同じだったら同じ運命になる…!?それって本当なのでしょうか?例えば、歌手の絢香さんとフィギュアスケートの安藤美姫さんは、生年月日が同じ(血液型も)。女優の宮崎あおいさんと満島ひかりさんも同じ日に生まれています。それぞれ、結婚までの流れだったり、女優としての評価の高さだったりが似ているといえば似ていますね。ただ、そこは飽くまで世間のイメージであって実際のところはよくわかりません。そこでcocoloni PROLOでは、生年月日が同じ一般人を探し出し、性格が同じか?共通点はあるのか?をリサーチしてみました!≪2人はどこまで似ている?≫今回ご協力いただいたのは、「1978年6月18日生まれ」のT男さん(AB型)とH子さん(O型)。太陽星座は2人とも「双子座」で月星座は「蠍座」です。◆1978年6月18日生まれのホロスコープ「年×月×日の無料占い誕生日占いパレット」の結果によると、この日生まれの人は、太陽星座:双子座(表向きの性格)◆好奇心に富み活発で何ものにも束縛されないタイプ◆頭の回転が速く発想が斬新で、機転のきいた会話が自然にできる◆社交力に優れているので、誰とでも気軽につき合える月星座:蠍座(本質)◆感情をあまり表に出さないけれど、意外と激しい情熱の持ち主◆真面目で一途、ひとつのことにこだわる◆社交的ではないが、仲良くなった人はとても大事にするさっそく2人に、思い当たる節があるかを聞いてみます。H子:「私はまさに双子座って感じの性格。ミーハーだし、わりと器用で何でもできるけど、何かを極めるのは苦手なんです」T男:「僕は逆です。口下手だし社交的でもないので。それに、一度始めたことはとことんまでやりたいほうだから、蠍座の性格に近い気がする」生年月日が同じでも性格は真逆!H子さんは双子座、T男さんは蠍座の要素が強いのでしょうか?次に、周囲からどんな人だと言われる?と質問。H子:「しっかりしてると思われがちだけど、仲良くなると、本当は子どもっぽいんだねって言われます」T男:「学生時代、しっかりしてると勘違いされて生徒会に選ばれたけど、実はそうでもないってことがバレて、あれ?という空気になりました…」今度は共通点が。この日生まれの人はパッと見、落ち着いて見えるけど、中身はそうでもないみたい。≪趣味や異性のタイプは同じ?≫◎趣味T男:「今は映画鑑賞、読書などインドア。昔はバスケ、陸上、水泳、山登りとかいろいろ」H子:「体を動かすこと全般。流行りのスポーツはとりあえず全部手を出すけど、飽きっぽくて続かない」◎好みのタイプT男:「誰に対しても公平な人。優しくておとなしめな女性」H子:「人見知りであまりぐいぐい来ない人がいい。リア充は苦手」趣味が移り変わるところや、恋愛に消極的な異性を好むあたりはちょっと似ているかも?この後もいろいろ聞いてみて、近い部分はいくつかあったのですが、「同じ」と言うには決め手に欠けるなぁ…と思い始めた頃、こんな共通点が飛び出しました。T男さんはアメリカに留学、H子さんはオーストラリアにワーキングホリデー。2人とも、20代前半の頃に自分の意志で海外に住んだ経験があったのです!双子座の特徴として「変化を好む」「好奇心旺盛」などが挙げられるので、これはまさにぴったり。また、自覚している性格は真逆だったものの、もう少し突っ込んで聞いていくと、・待つのが嫌い・趣味など好きなものにはサイクルがあるけれど、一周回ってまたやりたくなるといった共通点も。こちらにも双子座っぽさが出ていると言えそうです。≪2人に違いがあるのはなぜ?≫会話の中でわかってきたのは、H子さんはもともと占い好きで、星占いに関する知識も豊富だということ。一方、T男さんは占いと無縁の人生を歩んできたため、この日まで「月星座」の存在も知りませんでした。H子さんいわく「私は、双子座はこういう性格って知ってるから、自分をそこに当てはめちゃってるところがあるかも。でも本質的には蠍座っぽい部分も多いと思う。だから社交的だけど、実は親しくなるまでには時間がかかるんです」つまり、「双子座」的な面については多少演出が入っていて、月星座である「蠍座」こそ彼女の素ってこと?2人の本質が似ているということは、「生年月日が同じ人は性格も似る」と言っていいのかも!いわゆる「双子座」的要素を意識せずに生きてきたT男さんに、H子さんとの共通点があったのも、そのためかもしれません。≪「生年月日」対談の結論≫前述した占術家の黄麗さんいわく「生年月日が同じでも違う部分があるのは、“運気”の流れを察知しているかどうか」によるのだそうです。例えば「運気が悪いとされる年に楽しく幸せに暮らしている人もいれば、幸運期にもかかわらずトラブル続きの人がいる」のもその影響。今回の例で言うと、占い好きのH子さんは“気”の流れを意識して過ごす人、T男さんは何も知らずに過ごしてきた人。どちらが良い・悪いということはありませんが、そこの部分の違いによって「表面的な性格」に差が現れたのではないかと考えられます。他には男女の差や血液型の違いもありますね。が、これが同性で血液型も同じ、家庭環境や占いとの距離感も似ていたりしたら、ほぼ同じ性格だったとしてもおかしくはないのではないでしょうか。ちなみにこの日の2人の服装は、グレーのトップスにデニム、足元は黒のスニーカーと、まるで示し合わせたかのように似た組み合わせでした。実はこれこそが一番の共通点!?結論:「生年月日が同じ人は“無意識”の部分がそっくり」もし同じ日に生まれた人に出会ったら、どの程度自分と似ているかチェックしてみてくださいね!(文=編集J)黄麗(おうれい)京都府舞鶴市生まれ。先祖代々、神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わり成長する。その後、自身で会社経営をする傍ら占術家としての活動を続け、その評判がクチコミで広まり一躍有名になる。平成16年に大阪は心斎橋に大阪最大級の占い館「占龍館コスモパワーyou」をオープン。関西ではテレビ出演や雑誌掲載をはじめ圧倒的な知名度を誇り、近年では吉本若手漫才師とのコラボレーションイベントへの出演や「開運法則」をテーマとした講演活動など日本全国で幅広い活動を続けている。スマートフォンサイト的中鑑定・法則占術年×月×日の無料占い誕生日占いパレット【無料占い】
2015年08月03日ロジテックは30日、NTTぷららの映像配信サービス「ひかりTV」対応チューナーで提供される録画機能において、ロジテック製HDD(2モデル)の動作が確認できたと発表した。今回の発表は、NTTぷららの映像配信サービス「ひかりTV」対応チューナーで提供される録画機能において、ロジテック製HDD「LHD-ENU2W」シリーズと「LHD-ENU3WS」シリーズが動作することを確認できたというもの。「LHD-ENU2W」シリーズはUSB 2.0対応、「LHD-ENU3WS」シリーズはUSB 3.0対応の外付けHDD。いずれも同社の通販サイト「ロジテックダイレクト」で販売されており、容量は「LHD-ENU2W」シリーズが1TB / 1.5TB / 2TB / 3TB、「LHD-ENU3WS」シリーズが1TB / 2TB / 2.5TB / 3TB / 4TBを用意する。チューナー対応状況は以下の通り。USB 2.0対応の「LHD-ENU2W」シリーズは、1TB~2TBのモデルがシングルチューナー「PM-700」「ST-770」「M-IPS200」、トリプルチューナー「ST-3200」「AM900」、トリプルチューナー(4K対応)「ST-4100」「LHD-EN3000U2W」に対応。3TBモデルが、トリプルチューナー「ST-3200」「AM900」、トリプルチューナー(4K対応)「ST-4100」に対応する。USB 3.0の「LHD-ENU3WS」シリーズは、トリプルチューナー「ST-3200」「AM900」、トリプルチューナー(4K対応)「ST-4100」に対応する。
2015年07月30日大泉洋主演×原田眞人監督の人情エンタテインメント『駆込み女と駆出し男』のブルーレイ&DVDが11月26日(木)に発売されることが決定した。これを記念して、原田監督が映画に関することなど、さまざまな質問に答えるWEB版ティーチインが開催される。監督への質問は、本日から9月27日(日)まで公式サイト内のQ&A特設サイトで受け付けている。その他の画像映画は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸幕府公認の縁切寺に、さまざまな事情を抱えながら離縁を願う“駆込み女”たちと、その手助けをする“駆出し”の医者が、悲喜こもごもの離婚調停を繰り広げる人情時代劇。大泉のほか、戸田恵梨香や満島ひかり、樹木希林らが出演している。「小学校3年生の頃、太秦の東映、大映、松竹の撮影所で初めてみた時代劇撮影の現場から数えれば、構想55年といった初の時代劇です」という原田監督。ブルーレイ&DVDリリースにあたり「丹念に作った作品です。見どころは全篇。ひとつふたつ抽出するのが困難なほど全シーン、全カット、全登場人物に愛着があります」と話し、「京都で生まれ育ったスタッフを中心に、第一級のスタッフ、キャストが勢揃いして、文句なしの時代劇デビューを飾ることができました」と語った。さらに今後の映画制作を野球に例え「とりあえずは、俊足の一番バッターを打席に送り、足で稼いで二塁まで行けたというところでしょうか。これをホームに帰すための強打の二番、三番も既にユニフォームを着て出番を待っています。『駆込み女と駆出し男』から始まる原田時代劇の大きな波に乗ってください」とコメントを寄せている。原田監督への質問は、メールやTwitter、Facebookなどで募集しており、本作に関することはもちろん、幅広い内容を受け付けるという。回答は8月上旬より特設サイトにて随時発表されていくほか、ブルーレイ&DVDに収録される本編オーディオコメンタリーでも、寄せられたいくつかの質問に監督が回答する予定だ。『駆込み女と駆出し男』ブルーレイ&DVD:11月26日(木)発売※12月2日(水)レンタル開始ブルーレイ【特装限定版】:6800円+税通常版:4800円+税DVD【特装限定版】:5800円+税通常版:3800円+税発売・販売元:バンダイビジュアル※レンタルBD&DVDはポニーキャニオンより
2015年07月30日‘70年に連載がスタートし、‘72年にアニメ化された、吉沢やすみさんのマンガ『ど根性ガエル』。カエルのピョン吉が原っぱにいたところに、中学生のひろしがつまずいて転倒。なぜかピョン吉はひろしのTシャツに張り付き、“平面ガエル”として生きていくことに…という、ギャグマンガです。現在、日本テレビのプロデューサー・河野英裕さんが、“実写”でドラマ化するという難題に挑戦中。主演は松山ケンイチさん!「土曜9時のドラマは、世代を超えて、幅広く見てもらえる作品を放送したい枠。今回はそういうドラマを、松山ケンイチさんとやりたい、と思ったことがスタートですね。彼は本当に芝居が上手い人なので、シリアスな重い作品でじっくり見せることもできるんですが、でも夏だし、“楽しかったね、笑えたね、見てよかったね!”っていう、コメディがいいかなって。じゃあみんなが知っている作品がいいかも…と思っている中で、ふと『ど根性ガエル』が浮かんできたんです」河野さんはこれまで、『泣くな、はらちゃん』や『妖怪人間ベム』『Q 10』など、“人間界に不思議な存在がやってくる”というドラマを多く手がけてきた人。「個人的にそういうのがすごく好きなんです。変なヤツがやってきたことで人間が右往左往する様子を描いたり、その変なヤツからの視点で人間を描いたりするのが(笑)。今回はピョン吉というカエルが、その“変なヤツ”である、ということです」成長して30歳にはなったものの、ひろしはなんと無職。それを松山さんが演じることにも驚いたが、何より衝撃的だったのが、ピョン吉、というかカエルの声を担当するのが、あの満島ひかりさんだということ!「ダメ元でお願いをしたらご快諾いただいて…。ホント嬉しかった。僕は満島さんの声がとにかく好きなんです。彼女の声は、シャウトしてもどこかに切なさがあるし、そこに人を勇気づける何かがあるんですよね。ちょっとかすれているところが男っぽくもあって。ピョン吉は江戸っ子なので、ぴったりかな、と。原作はギャグマンガなんですが、今回ドラマにするにあたって、最終回まで1本通す筋のようなものを考えていて、そのキーワードは、“生と死”なんです。そういう意味でも、少し刹那的な薫りがする満島さんの声は、すごくよく合っている気がします」7/29現在、第3回まで放送済み。それにしても、よくしゃべるし、なんか言動が軽いし、ひろしのキャラがなんともウザいです!「ですよね~(笑)。松山さんがひろしの役作りの基礎にしたのは、あの寅さんの愛すべきダメ男ぶりと、落語で学んだ江戸の男の“粋”だそうです。確かにひろしって、“宵越しの金は持たねぇぜ”っていう、江戸っ子気質の持ち主。その研究心は、本当に頭が下がります。しかも今、松山さんはカメラの前以外でもずーっとひろし状態なんですよ。正直スタッフも、“ちょっとマツケン、静かにしてよ!”って感じです(笑)」◇マンガから飛び出してきたようなそっくり加減。前田敦子さんの起用は、「なんか普段、つまらなさそうなのに、笑うと超幸せそうっていうギャップがいい」(河野さん)だそう。(C)吉沢やすみ/オフィス安井◇30 歳で定職につかないひろし。16年前にTシャツに張り付いた平面ガエルのピョン吉に、少しずつ異変が起きており…。二人は一緒にいられるのか?毎週土曜21:00~、日本テレビ系で放送中。※『anan』2015年8月5日号より
2015年07月29日1970年に少年ジャンプで連載開始、2年後にはアニメ化された人気作を、松山ケンイチを主演に迎え、オリジナルストーリーとして日本テレビにて実写ドラマ化する「ど根性ガエル」。ピョン吉の声を満島ひかりが担当し、前田敦子がバツイチになった京子ちゃんを演じることでも話題の本作に、柄本時生が「モグラ」役で登場することが判明した。「ひろしのダメっぷりが見事」「ゴリライモがかっこよくなっていてびっくり!」「五郎が警官になっているのはピッタリ」「京子ちゃんがバツイチとは」など、原作を知っている世代からも知らない世代からも、様々な反響がネットを中心に盛り上がっている本ドラマ。このたび発表となった柄本さん演じる「モグラ」は、ドラマではまだ描かれていない原作の主要キャラクターで、ゴリライモの子分という役どころだ。柄本さんは京子ちゃん役の前田さんとは、テレビドラマ「Q10」で共演しており、同じく同作品に出演していた池松壮亮、高畑充希とともに「ブス会」を結成し、親睦を深めていることは広く知られている。さらにひろし役の松山さんやゴリライモ役の新井浩文とも多くの作品で共演経験があるなど、まさにドラマの最初からモグラが居たかのような雰囲気で、撮影は行われたという。原作のモグラは、ゴリライモの子分的存在で常に一緒に行動し、ひろしと喧嘩ばかり。ゴリライモの陰に隠れ、ずるがしこく立ち回る性格。ドラマ版でのモグラは花火職人となって第4話に登場する。ピョン吉の動きが「原作やアニメをしっかりと再現してる!」と最新技術を駆使した映像への驚きの声も多い本作。モグラの登場により、物語はどのような展開を迎えるのか?放送を楽しみに待ちたい。「ど根性ガエル」は、毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日“名は体を表す”と言いますが、確かに人と話していて「名前と雰囲気が合ってる」と感じることってありますよね。「華やかな人だな~」と思ったら、名前にキャラとぴったりの漢字が入っていたり。そういうのってちょっと不思議な気がしますが、実はごく自然なことなのかもしれません。だって、名付け親は「こんな子に育ってほしい」と願いを込めて付けたわけだし、本人も呼ばれるたびに、その名が作り出すオーラみたいなものを意識しながら成長してきたのでしょうから。◆名前の持つ個性~「2系」~ところで、「仙台の母」こと人気姓名鑑定士の上和野麗華さんいわく、名前には「1系」「2系」といったグループがあり、「~系」ごとに特徴が決まっているそうです。今回はその中から「2系」をお持ちの方のキャラクターや恋愛傾向をご紹介します。★「~系」とは?画数の下一桁の数字が何であるかで、その人の大まかな性格や運が決まります。例えば総画数が「21画」の名前なら「1系」、「32画」なら「2系」です。「1系」~総画21画の山Pは浮気性?名前でわかる!男女別・恋愛傾向◆「2系」の方のキャラクター「2系」の方は、物事にじっくりと向き合う慎重な性格です。軽々しい発言や行動をしないため、周囲の人から信頼されているでしょう。また、人に配慮できる優しさを持っているようです。どこにいても気を遣うタイプですが、そんなところも好感を持たれるはず。決して目立つ存在はないけれど人望がある人と言えます。◆男性の場合相手の気持ちを考えすぎて、一歩前に出られないことがありそうです。せっかく出会いがあっても、迷っているうちにチャンスを逃してしまうこともあるかも。特に22画の人は、早々に挫折する傾向あります。異性の気持ちを捉えるには、粘り強さを手に入れたいところ。有名人ではどんな人がいるかと言うと…【22画】向井理さん真面目な印象の理系イケメン、向井さん。「2系」の特徴である「軽々しい発言や行動をしない」というのは、まさにイメージ通り!?昨年末に国仲涼子さんと入籍し、今年の秋にはお子さんも生まれる予定ですが、最初に結婚話が出たのは2年前だったとか。過去にインタビューで結婚について聞かれた際は「タイミングが大事だから、無理して急ぐことじゃない」と回答。相手の気持ちはもちろん、仕事や周囲とのしがらみを考え、いろいろな葛藤があったのではないでしょうか?国仲さん、待っていてくれて良かったですね!彼女以前に熱愛報道のあった女優さんは、付き合っていても結婚話が進まないことから、気持ちが冷めてしまったという噂も。「結婚」の2文字を出すと、のらりくらりとかわそうとする「22画」の男性には、国仲さんのように癒しオーラ全開で接しつつ、「女性にはリミットがある」ということを、しっかり伝えたほうがいいのかもしれませんね。【32画】又吉直樹さん自身初の本格小説『火花』が芥川賞にノミネートされ、一躍、時の人となったピースの又吉さん。この方も「2系」が表す通り、本当に真面目なイメージがありますよね。「気を遣う」「目立つ存在はないけれど人望がある」なども、彼そのものという感じ。知的なうえにサッカーが上手で、しかも実はかなりのイケメン!とモテ要素が揃っているのに、恋愛下手(本人談)なのも「2系」っぽい?いつか彼の前に、一緒に古書店巡りができるような、読書好きの素敵な女性でも現れればいいのですが…。そのときはぜひ粘り強さを手に入れて、お相手の心をしっかりつかんでほしいものですね。◆女性の場合とても繊細で、ささいなことでも気にしがちな人が多いよう。それが恋愛に出ると、迷いや悩みを深めてしまいそうです。若い頃から気持ちを伝えようか、どうしようかと迷うことが多かったのでは?おおらかで楽天的な男性をパートナーに選ぶとうまくいくでしょう。【22画】井上真央さん大河ドラマ『花燃ゆ』主演の井上さん。子役時代から人気の女優さんですが、10代の頃には受験勉強のために芸能活動を休止していたことでも知られています。その甲斐あって明治大学に進学。「2系」の人って、本当に真面目で頑張り屋なんですね。また、性格も良く、共演者やスタッフへの気遣いを忘れないうえ、差し入れや手紙をもらったら翌日には返事を書くなど、とても礼儀正しい人なのだとか。そんな井上さんは、嵐の松本潤さんと長年にわたって熱愛関係と言われていますが、相手が人気アイドルなだけに、思うように恋を進展させられず、悩んでしまうことも多いのかも?松本さん、「楽天家」というよりは、どちらかというとナイーブな感じですし…。【32画】満島ひかりさん幅広い役柄を演じ、演技力に定評のある満島さん。7月11日スタートのドラマ『ど根性ガエル』では、主人公の相棒・ピョン吉の声を担当することでも話題に。仕事に対してはかなりストイックで、お芝居で納得いかないことがあると、監督や脚本家と徹底的に議論するそうです。それも「2系」ならではの「物事にじっくりと向き合う」「ささいなことでも気にしがち」といった特徴ゆえのものかも。ちなみに、プライベートでは一般人のブログに「いい人すぎる」と書かれるほど性格が良いようです。ご主人の映画監督・石井裕也さんとは、2010年公開の映画『川の底からこんにちは』がきっかけで出会い、結婚。石井監督も仕事面ではストイックなイメージがありますが、本来の性格は温厚(本人談)とのことなので、彼女とすごく相性がいいんじゃないでしょうか。「2系」を持つ女性は満島さんと石井監督のように、公私共に支え合い、お互いを高めていけるパートナーを見つけるといいのかもしれませんね。…ということで、「2系」を持つ男性を落としたいときは、やや積極的にアプローチするのがオススメ。自分が「2系」の女性は、穏やかで器の大きい男性を選ぶと良さそうです。身の回りに「2系」の方がいたら、そんなアドバイスをしてあげてはいかがでしょうか。「3系」以降の特徴は、また今度お届けします!監修者紹介上和野麗華(うわのれいか)「奥州仙台の母」と呼ばれ慣れ親しまれている有名鑑定士。その的中率と的確なアドバイスに定評を得ている。運命の時期や家庭内の問題に対して、本当の母のように温かく導いてくれ老若男女を問わず慕われている。モバイルサイト仙台の母◆姓名判断姓名判断~無料でわかる名前占い・あなたの裏性格【無料占い】
2015年07月11日いよいよ11日(土)より日本テレビにて放送が開始される松山ケンイチ主演の「ど根性ガエル」。本日7月10日(金)、ヒロイン・京子ちゃん役の前田敦子が誕生日を迎え、一日前の9日(木)、撮影現場にて松山さんからサプライズで“築地セット”が贈られていたことが分かった。物語の舞台は2015年の夏。14歳だったひろしも30歳になりすっかりダメ男に成長。シャツにはりついた相棒のピョン吉も心配で「根性だせよ!」と言い続ける毎日…。そして、京子ちゃんやゴリライモ、五郎や梅さんなど、皆もすっかり大人になった。そんな周りの仲間を巻き込んで、笑いと涙とアクション満載で繰り広げられる人間とカエルの物語が描かれる。主人公のひろしを演じるのは松山さん、ピョン吉の声に満島ひかり、京子ちゃんに前田さん、五郎役に勝地涼、ゴリライモ役に新井浩文、ひろしの母ちゃん役に薬師丸ひろ子ら豪華キャストが集結している。現在撮影真っ盛りの本作。この日、撮影が終わると、突然「明日は前田敦子ちゃんお誕生日です!」と掛け声が。新井さんら共演者から大きなひまわりの花束が贈られ、感激した様子の前田さん。さらに主演の松山さんからは、謎の大きな白い箱が手渡され、恐る恐る開ける前田さんだったが、中身を見て大喜び!その中身とは貝が大好きという前田さんのために用意された、仕入れたばかりの“築地セット”。毛ガニ、中トロ、さざえ、はまぐり、ツブ貝、舌平目、そしてテリーさんの卵焼きが入っていた。前田さんは「まさか、このタイミングでお祝してだいただけるとは思っていなかったからびっくりしました。現場で、お誕生日を迎えられるのは本当に嬉しいです!」と満面の笑みを見せた。1970年に少年ジャンプで連載開始、2年後にはアニメ化されるなど国民から愛されてきた本作。30歳を迎えたひろしを始めとした各キャラクターたちの“今”を確かめてみて。「ど根性ガエル」は、7月11日(土)より毎週土曜21時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月10日女優の深田恭子がミュージカル『100万回生きたねこ』で初舞台に挑戦する。6月29日、この作品の製作発表が開催され、W主役を務める成河(そんは)と深田が作品の魅力や意気込みを語った。ミュージカル「100万回生きたねこ」のチケット情報1977年の初版からロングセラーを重ね、累計刊行部数210万部を超える、佐野洋子原作の絵本『100万回生きたねこ』。ある時は王様に、ある時は泥棒にと、100万回生まれ変わり様々な飼い主に飼われながらも自分のことしか好きにならなかったとらねこが、ある時彼に見向きもしない1匹の白いねこに出会い、初めて愛情を知る物語。過去に沢田研二×山瀬まみ(1996年)、森山未來×満島ひかり(2013年)と上演を重ねてきた名作が今回、舞台のみならず近年は映像界にも着実に活動の場を広げている実力派俳優・成河と、人気女優・深田という期待の顔合わせで新たに生まれ変わる。主に映像の世界で活躍し、女優として第一線で活躍してきた深田だが、「(舞台は)なかなか踏み込めない世界で、そう簡単にはいかないものと思っていましたし、自分が舞台に立っている姿なんて想像もつきませんでした。きちんとお稽古をして、基礎から学びなおして、現場に挑みたい」と初舞台への思いを語る。プレッシャーは「ないわけではないです」と言いつつも、「映像の世界ですと、皆様にお届けするのが出来上がってから。舞台というのはその日、その時間に、わざわざ観に来てくださって出来るもの。(プレッシャーを)その温かさに変え、自分の励みにしたい」と前向きな気持ちでいる様子。演出を務めるのはイスラエルの演出家ユニット、インバル・ピント&アブシャロム・ポラック。深田は彼らが演出をした2013年公演を映像で観たとのことだが「ふたりが作り出すこの独特な世界観、そしてこの『100万回生きたねこ』というお話に一瞬で魅了されました。この役で初舞台が踏めるなら、本当に幸せなことだなと思います」と話す。成河も「ミュージカルではありますが、歌とダンスとお芝居がすごく自然に溶け合ってひとつの作品を作っている。ここまでのバランスのものは日本では観たことがない。すごく感動した」と作品への惚れ込みようを語った。この日の会見では、成河と深田による劇中歌『私のねこ』の披露も。オルガンや空き缶、おもちゃのピアノなどを使い、どこか懐かしくも可愛らしいナンバーを楽しそうに演奏し歌っていたふたりは、「常におもちゃ箱をひっくり返したみたいな楽しさがあるんですよ。そのなかにちょっと詩的な部分や哲学的な部分がある。すごく美しい舞台なんです」(成河)、「毎日自分でもピアノを弾きながら歌ったりするくらい、とにかくこの世界観が好き」(深田)とその魅力をアピールしていた。公演は8月15日(土)から30日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、10月2日(金)から4日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットは発売中。ほか、金沢公演もあり。
2015年06月30日俳優・松山ケンイチが主人公を務め、1970年に少年ジャンプで連載開始、2年後にはアニメ化された人気作を、オリジナルストーリーとして実写ドラマ化する「ど根性ガエル」。この度、本作のオープニングテーマ曲がアニメでお馴染みの“「ど根性ガエル」のテーマ曲”に決定。さらに、松山さんをはじめ豪華レギュラー出演者10名が熱唱していることが明らかになった。物語の舞台は2015年の夏。14歳だったひろしも30歳になりすっかりダメ男に成長。シャツにはりついた相棒のピョン吉も心配で「根性だせよ!」「ど根性ガエル」は、7月より毎週土曜21時~日本テレビにて放送。と言い続ける毎日…。そして、京子ちゃんやゴリライモ、五郎や梅さんなど、皆もすっかり大人になった。そんな周りの仲間を巻き込んで、笑いと涙とアクション満載で繰り広げられる人間とカエルの物語が描かれる。主人公のひろしを演じるのは松山さん。ピョン吉の声を務めるのは『駆込み女と駆出し男』の好演が記憶に新しい満島ひかり。京子ちゃん役を務めるのは、『さよなら歌舞伎町』『イニシエーション・ラブ』など立て続けて話題作に出演する前田敦子。五郎役を、ドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」に出演していた勝地涼。母ちゃん役を、先日、橋本環奈を主演に、シリーズのその後のストーリーの映像化が決定した『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子が務める。今回発表されたオープニングテーマ曲は、彼らを含めたレギュラー出演者総勢10名による合唱曲。アニメで歌われていた「ぴょこんぺたんぴったんこ~トノサマガエルアマガエルカエルにいろいろあるけれど~この世で一匹!」という懐かしい「ど根性ガエル」のテーマ曲が、音楽を担当するサキタハヂメのアレンジによって蘇り、ドラマのオープニングを飾る。さらに、本オープニング曲の大合唱をバックに、ドラマ本編映像が番組公式サイト上で解禁されるとのこと。また、本作の主題歌が「ザ!クロマニヨンズ」の「エルビス(仮)」に決定。9月9日(水)にリリース予定の本シングルは、疾走感あふれるロックンロールに仕上がっており、ドラマのプロデューサー河野英裕は主題歌決定について「ザ・クロマニヨンズのロックンロールが、土曜の夜に、日本中に、テレビの中から鳴り響く。想像しただけで、それだけで夢のようで。『エルビス(仮)』最高です」と熱いコメントを寄せた。「ど根性ガエル」は、7月11日(土)より毎週土曜21時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日20世紀のアメリカ現代演劇を代表する作家、ユージン・オニールが自身の家族を描いた『夜への長い旅路』が上演される。ユージンを重ねた次男のエドマンドを演じるのは満島真之介。今年はじめの『ハムレット』など、舞台での活躍も目覚しい注目の役者に、ピュリッツァー賞を受賞し、演劇史上最高の自伝劇といわれる作品に臨む思いを聞いた。『夜への長い旅路』のチケット情報この自伝劇で描かれるのは、実にすさまじい家族の関係である。かつては有名なシェイクスピア俳優だった父。過去のつらい出来事から抜け出せずモルヒネ中毒に冒された母。酒に溺れて自堕落な生活をしている兄。そして、肺病を患い引きこもっているエドマンド。この行き場のない4人が、ある日、夜までの長い時間を不協と対立のなかで過ごすことになる。「台本を読んだだけでもキツかったです。これを演じたら現実世界に戻れないんじゃないかと思うぐらい。でも、たぶんこの家族は、愛ゆえにこうなってしまったところがあると思うんです。僕自身も結婚して新しい家族ができたので、家族の愛とは何なのかということを、演じながら考えさせられるんじゃないかなと思っています」。ユージン・オニールは、この戯曲があまりにも赤裸々な内容のため、死後25年間は発表することを禁じていた。それほど強い思いを持って書いた作品に、作者自身の役として登場するとなればプレッシャーも半端ないだろう。しかし、「プレッシャーよりも、素晴らしい場を与えられたという喜びのほうが大きい」と、満島はきっぱり言う。今回の出演は、彼のデビュー作である『おそるべき親たち』の演出を手がけた熊林弘高から、「当然やるよねという感じで声をかけられて(笑)」決まったものでもある。「デビューから5年。心も体もいろんなものを乗り越えてきた自分として、新たなステージに立てるのが楽しみ」と頼もしい。母親役にそのデビュー作で親子役を演じた麻実れい、父親役に益岡徹、兄役に田中圭が扮する。この4人で何が生まれてくるのか。「痛いけど、やさしく、きれいな、愛に包まれた空気になるんじゃないかなと思うんです。根本には絶対的な愛情があるから。それに熊林さんが、“こんなことできないって思うようなことも気づいたらやっちゃってる”という演出をなさるので(笑)。きっと本当に家族として生きている感覚になると思います」。その生々しさは、きっと客席をも侵食するに違いない。舞台だからこそ得られる快感である。東京公演は9月7日(月) ~ 23日(水・祝)までシアタートラム。また大阪公演は9月26日(土) ~ 29日(火)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。ともにチケットは発売中。取材・文:大内弓子撮影:福井麻衣子スタイリスト/伊藤省吾ヘアメイク/戸田和樹
2015年06月16日BIGLOBEは1日、最大1Gbpsの光通信サービス「BIGLOBE光 auひかり」のホームタイプにおいて、利用期間に応じて月額料金を割引く「ずっとギガ得」プランの提供を開始した。「ずっとギガ得」プランは、「BIGLOBE光 auひかり」のホームタイプ向けの割引きプラン。3年間の継続利用を条件に、1年目は月額税別(以下同)5,100円、2年目は月額5,000円、3年目以降は4,900円と、利用期間に応じて月額料金が割引かれていく。既存の「BIGLOBE光 auひかり」ホームタイプユーザーも、「ずっとギガ得」プランに申し込むことができ、これまでの利用期間に応じた割引き料金が適用される。「BIGLOBE光 auひかり」のホームタイプを初めて契約する場合には、月々の利用料金とは別に、設置工事費37,500円、登録料3,000円が別途必要となる。契約期間は3年単位での自動更新で、更新月以外の契約解除料は15,000円となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月02日「出来上がりを観て、原田監督は本当に天才だなと思いました」と手放しの感想を漏らす大泉洋。原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』で、大泉は“駆込み女”たちと出会う主人公の“駆出し男”中村信次郎に扮し、圧倒的なスピードのセリフ回しやコミカルさだけでなく、人を包み込むような穏やかな魅力をいかんなく発揮している。本作を「何かを迷っている人にとっては背中をひと押しされる感覚があるんじゃないですかね」という大泉に話を聞いた。その他の写真原案は井上ひさしの時代小説。江戸時代、離縁(離婚)したい妻は、幕府公認の寺・東慶寺に駆込んだ。まず行われるのは離縁調停人による聞き取り調査。御用宿の源兵衛(樹木希林)のもとに居候することになった、見習い医者かつ駆出し戯作者の信次郎は、そこでさまざまな事情を抱えた女たち(戸田恵梨香、満島ひかり)と出会う。原田監督と初めて組んだ大泉は現場を次のように振り返る。「監督はワンシーンを止めずに撮るスタイルなんです。とにかくお芝居の勢いを大事にする。ルールは、どれだけ間違っても芝居を止めないでという点だけ。気持ちが繋がりやすいので、やっていて楽しいですよ。ただ長いシーンの頭から最後までを何回もやる必要があるので、体力的にはキツイですけど(笑)」。かなりの尺を回した感覚があったが、完成した作品を観てビックリしたという。「とにかく展開が速い。セリフ回しも速いし、編集のテンポもすごく速い。まるでジェットコースターに乗っているような感覚。時代劇にそういうイメージがなく、撮影の感覚では、この映画、4時間になるんじゃないかと思うくらいだったんですけど、監督は最初から、2時間ちょっとだと話されていました。編集の妙というんでしょうか。本当に素晴らしくて。美しい景色はゆっくり見せてくれるし、テンポが速いところは畳みかけてくる。その緩急がとっても気持ちよかったですね」と笑みを見せた。自らを、「(舞台挨拶などで)人前に立つからには笑わせたいんですよね。面白いから人前に立っているんだという人でありたいんです。そこはちょっと純粋な役者の方とは考え方が違うかもしれません」と語る大泉洋だが、今や“しゃべり”だけでなく、皆が認める一級の俳優なのは説明不要。むしろ役者・大泉からは笑いというより、人の温かみや“可笑しみ”、さらにはペーソスまでが感じられる。観る者を笑わせ、泣かせ、引き込み、感動させる。その快進撃は留まるところを知らない。『駆込み女と駆出し男』公開中スタイリスト:九(Yolken)、ヘアメイク:西岡達也(vitamins)取材・文・写真:望月ふみ
2015年05月18日映画『駆込み女と駆出し男』の初日舞台あいさつが16日、東京・千代田区の丸の内ピカデリーで行われ、キャストの大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治が出席した。全国公開中の本作は、井上ひさしの小説『東慶寺花だより』を元に実写化した時代劇。江戸時代後期、離縁を求める女たちが駆込んでくる縁切寺・東慶寺。劇作家に憧れる見習い医者の信次郎(大泉)は、そんな訳あり女たちの再出発を手助けしていく――というストーリーで、監督を『わが母の記』の原田眞人が務めている。舞台あいさつで、共演者の樹木希林のビデオメッセージが流れると、劇中で対面する内田が、「樹木さんがずっと目をつぶっていて。時々、ハッと目を開けてくれるんですけど」とエピソードを明かし、大泉は「本当は寝てたんじゃねーか? 死んでるんじゃないかって時もあったもんね」と含み笑い。写真撮影では、江戸時代に誕生した"鏡開き"が行われたが、満島が、「あっ!」と言いながらフライングし、大泉は、「ちょっと酒臭いんですけど~!」と突っ込んで笑いを誘っていた。また、戸田演じるじょごの"暴力夫"重蔵役の武田は、金髪に派手なスーツを合わせたチャラ男風の衣装で登場。「今日も悪そうですね。悪そうだ~この人!」と大泉に突っ込まれた武田は、「暴力の引き出しが無いし、本当に嫌だった」と苦笑い。劇中では迫真の暴力シーンを見せているが、戸田から、「やり方が上手で全然痛くなかった。ありがとうございました」とお礼を言われるも、大泉は、「何してくれてんだ、この野郎! 自分に無いと出来ないでしょ?」とチクリ。そのやり取りに、武田は、「それでいまだに独身とかでは無いからね!」とタジタジだった。
2015年05月17日日本映画界を代表する名匠・原田眞人監督が5月16日(土)に、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた『駆込み女と駆出し男』の初日舞台あいさつに出席。「素晴らしいキャストとクルー、全員が大傑作を作ったと思っております。今後、この大傑作を皆さんの力で名作に育てていただければ。長い目で応援願います」と初の時代劇に強い自信を示した。初日舞台挨拶その他の写真江戸幕府公認の縁切寺に、さまざまな事情を抱えながら離縁を願う“駆込み女”たちと、その手助けをする“駆出し”の医者が、悲喜こもごもの離婚調停を繰り広げる人情時代劇。井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、原田監督がメガホンをとった。舞台あいさつには原田監督をはじめ、主演の大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治が出席。苦労したシーンを問われると、「首をつられるシーンですね。監督の『カット』の掛け声が遅くて、スタントマンさんがいらっしゃるのに、僕自身がつられてしまって」(大泉)、「ひかりちゃんを背負って、石階段をかけあがるシーンで、足がガタついちゃって。でも監督のカットが遅くて…」(戸田)と同様の“クレーム”が原田監督に届く場面もあった。これに対し、原田監督は「モニターを見ていると、いい表情をしているから、もっと膨らませたくなってしまう。こちらとしては『もう少しで主演賞!』と応援しているつもり」と釈明。すでに続編の構想もあるといい、「ちょうど映画のPRで大泉さんが出ていた番組をヒントに、江戸の学者たちに大泉さんが囲まれて、それが夢だと気づくシーンで始まる」と具体的なアイデアも披露していた。この日は現在、第68回カンヌ国際映画祭に出席中の樹木希林から、ビデオメッセージが届いた。『駆込み女と駆出し男』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年05月16日大泉洋が主演する『駆込み女と駆出し男』の初日舞台挨拶が5月16日(土)、都内で行われ、大泉さんをはじめ、共演する戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治、原田眞人監督が出席した。雨男で知られる大泉さんは、冒頭「やっぱり今日も雨が降りまして…。実は数日前から天気予報で『今日は雨』だと知り、がく然としておりました」と苦々しい表情。一方、そんな大泉さんの声を聞き、満島さんは「大泉さん、マスコミさんがいると、ずいぶん声がイケメン風なんですね」と驚きが隠せない様子。戸田さんは「大泉さんの次だと、話しづらい」と苦笑いだった。離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たち相手に、幕府公認の駆込み寺に居候する“駆出し”の医者が離婚調停を買って出る。井上ひさしの時代小説を原案に、原田監督が時代劇に初挑戦した。「ここにいる全員、そしてスタッフ、キャストが傑作を生みだしたと思っている。これを傑作から名作に育ててくださるのは、皆さんのお力」と手応え十分の原田監督。実は先日、大泉さんが映画PRのために出演した情報バラエティ「ホンマでっか!?TV」を見ていて、アイデアが浮かんだと言い「大泉さんが学者さんに責められていたでしょ?続編は同じように江戸の学者たちに、大泉さんが責められて、それが夢だと気づくシーンで始めたい」とかなり具体的な構想も。さらに「門倉さんには出てもらう」と経済学者・門倉貴史さんの起用まで語っていた。現在、第68回カンヌ国際映画祭に出席中の樹木希林からは、ビデオメッセージが到着。2月に行われた完成披露会見では樹木さんが「大泉さんとのやりとりで印象的なことはなかった」と語り、先月開催された完成披露イベントでは大泉さんが、「とてつもないムードをもった人」「希林さんの話は、ブラックな会話が多くて、ここじゃ言えないものばかり」と逆襲するなど、二人は因縁(!?)の相手だが、この日届いた樹木さんのメッセージは、作品に対する称賛に終始しており、両者のスクリーン越しのバトルは起こらなかった。『駆込み女と駆出し男』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月16日ここ数か月、朝のお茶の間を最もイライラさせている男。NHKの連続テレビ小説「まれ」のダメな父親が見事なまでに板についている大泉洋。15分という短い時間の中で“きっちりと”視聴者の怒りの炎に油を注ぎつつ、その流れでヒロインや周囲の人間を心配、応援する気持ちにさせてしまうのは、この男の高い演技力があってこそである。そんな大泉さんが、ドラマとは打って変わって、ダメ男たちから逃れてきたワケありの女たちを救うヒーロー(?)を演じているのが映画『駆込み女と駆出し男』である。2010年にこの世を去った人気作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を原案にした本作。実は現代よりも離婚の数が2倍もあったと言われる江戸時代、離婚を望む女たちのための駆込み寺となっていた鎌倉・東慶寺に集った者たちの笑いと涙のドラマを描き出す。大泉さんが演じるのは、離婚を望む女たちを一時的に預かる御用宿「柏屋」で“離婚調停人”を務める信次郎。見習い医者であり戯作者でもある信次郎は、様々な事情や過去を抱える女たちと接し、彼女たちを助けていくのだが、目を瞠るのは大泉さんの“受け”の芝居。戸田恵梨香、満島ひかりらが演じる女性キャラクターの個性、その魅力が大泉さん演じる信次郎とのやりとりの中でグイグイと引き出されていくのが分かる。先述の朝ドラの「まれ」然り、とぼけたコミカルな芝居で自身も存在感を放ちつつ、共演陣のキャラクターを浮かび上がらせるのは、この男の“本領”とも言えるが、当人は「意識してやっているわけではない」という。「僕自身は、満島さん自身を立たせてあげようという思いで芝居するわけではないです。単純に“役”としてですね。満島さんが演じて出来上がった“お吟”さんという女性がいて、この人と対峙した信次郎がどうなるか?というだけで、あくまで映画としてそのシーンを成立させるためにどうすればいいのか?を考えます。だから相手のお芝居を見るまでは事前に自分の芝居を固めることもないですね。結果として共演者の“役”がシーンの中で立てばいいなとは思ってます」。一方で、信次郎の憎めないキャラクターが生き生きと浮かび上がってくるのが、「柏屋」の主人・源兵衛を演じた樹木希林や番頭の妻・お勝を演じるキムラ緑子らベテラン女優とのシーン。大泉さんはまず、樹木さんとの共演について「すごいとしか言いようがない。人間国宝を見ているようだった」と振り返る。「こんな機会はめったにないという気持ちで(樹木さんの芝居を)見てましたね。何を言っても面白くておかしみがある。人間国宝の落語を聞いてるようで、特に何って面白いことを言っているわけじゃないはずなのになぜか面白い。でも決めるところはしっかりと決めて、シリアスなお芝居もされるんです。現場は本当に和気あいあいとしてて、とにかく寒いからみんなで集まって火にあたるんですけど、そういう時の希林さんの話は、わりとゴシップが多いんです(笑)。あとはモノマネですね…。やたら似てるし最高に面白いんですけど、非常にブラックなモノマネ――メディアでは話せないものばっかりなんですけど(笑)」。メガホンを握ったのは『クライマーズ・ハイ』や『わが母の記』などで知られる原田眞人監督。これが時代劇初挑戦であり、大泉さんとも初タッグとなった。「撮影中は言ってくれず、その後のキャンペーンを一緒に回っている時に教えてくださったんですが、原田監督は井上ひさしさんの原案小説を読み終える頃には『信次郎役は大泉くんしかいない』と思っていたそうです。僕が喋りまくる『ドレッサー』という舞台(作・演出:三谷幸喜)があるんですが、それを見てくださって『大丈夫だ』と。現場でも原田監督からお芝居に関して『もっとこうして』というお話はほとんどなかったですね。『ゴチャゴチャ言うより、大泉くんに好きにやってもらった方がいいと思ってた』と仰ってました」。大泉さんにとってはNHK大河ドラマ「龍馬伝」、映画『清須会議』に続く時代劇出演。キムラさんと2人で話し合いながら、稽古を重ねて作り上げたという狭い布団部屋でのシーンなどを例に挙げ、大泉さんは原田監督の現場を「舞台の稽古的」と評する。「『龍馬伝』で大友(啓史)監督の演出を経験していますが、共通するところがありましたね。ワンシーンを止めずに撮り続ける。カメラを据え置いて『ここからここまでのカット』という撮り方ではなく、とにかくお芝居の勢いを大事にする。『龍馬伝』で大友監督と会った時に、非常に面食らったんですが、その経験があったから今回は面食らわずにいられました。カメラがどう動くか分からない中で、役者は縦横無尽に動いて好きにやっていい。ルールはひとつ、どんなに間違っても芝居を止めないこと。(この手法は)役者にとっては2つの面があって、楽しいことは楽しいんです。止めないので気持ちは繋がりやすいし、『前のカットでこれを右手に持っていたので…』といった細かい部分を気にしなくていいので気持ちよく演じられます。その代わり、そのワンシーンを何度も演じないといけないんです。どこをどう繋いで編集するのか分からないので、頭から最後まで何度もやる。体力的にはすごくキツかったですね」。芝居の勢い、役者の息吹を大切にしつつ、巧みな編集で繋ぎ合わされて完成した本作に大泉さんは驚きを覚え「これまでにない時代劇」と言うべき面白さを感じたという。「とにかくビックリしましたね。展開が早くて。実際のセリフ回しも速いんですが、編集のテンポも速いのでジェットコースターのよう。時代劇と言うと、じっくりゆっくり進むというイメージだったので…。撮影当初は4時間になるんじゃないか?というくらいの量があったんです。でも監督は『2時間ちょっとだ』とおっしゃられていて『どうやって?』と思ってたんですが…。決してバッサバッサとシーンを削ってるわけでもないし、映像をきれいに見せるところはゆっくりときれいに見せてくれる。編集の妙と言いますか、早いところは畳みかけてきて、緩急が気持ちいい作品。原田監督は本当に天才だなと思いました」。戯作者の卵である信次郎は、“離婚調停人”という役回りを人間を知る絶好の機会、ドラマの宝庫と捉えつつも、いざ仕事を始めると、時に命の危険も顧みず、女たちのためにあれやこれやと世話を焼く。あふれんばかりのサービス精神は、大泉さん自身とも重なる…いや、むしろこれこそ、この男を語る上で欠かすことのできないポイントである。大泉さんが出席した記者会見やイベントのニュースがポータルサイトのトップに掲載され、多くのアクセスを記録することがいかに多いか!「人気俳優だから」というだけが理由ではない。時に共演の女優からネタにされ、些細な発言をツッコまれ、イジられつつ、それが大きなニュースとなる。「常に“面白い人”でありたい。僕が人前に出た時に考える事は単純に笑って帰ってほしいってことだけなんです」――それが大泉洋のスタンスである。「人前に立つからには笑わせたいんですよね。『面白いから人前に立っている』という人でありたい、そこは純粋な役者さんとは考え方が違うのかもしれません。『面白かったね、大泉』と笑ってお客さんに帰ってほしい。以前『東方神起』のライヴを見に行ったんですが、トークがすごく面白くて、韓国の人なのに日本語でしっかり笑いを取ってるんです。そこで何を思ったかというと、僕が韓国語を話せたら、韓国人だって笑わせられるんだということ。それをマネージャーに言ったら『それは韓国語を覚えて韓国映画に出たいって話じゃないんですか?』と。確かに、そうは思わなかったんですよねぇ。咄嗟に思ったのは“韓国人を笑わせたい“だったんですよね(笑)。やっぱり根っこにあるのは『人を笑わせたい』ってことなのかな笑)」。ヘアメイク:西岡達也(vitamins) Nishioka Tatsuyaスタイリスト:九(Yolken) Kyu(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月15日作家・井上ひさしによる時代小説「東慶寺花だより」を原案に『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋主演で映画化した『駆込み女と駆出し男』。このほど、堀切屋三郎衛門役を演じる堤真一の独占インタビュー映像がシネマカフェに到着した。江戸時代――時は老中・水野忠邦による“質素倹約”の天保の改革真っ直中。鎌倉に建つ東慶寺は、幕府公認の駆込み寺(縁切寺)として離縁を求める女たちの最後の砦。だが、女たちは駆込み後、御用宿にて聞き取り調査をし、夫を呼び出した上で離婚の意志(三行半を書くか否か)を確認。夫が三行半を書かない場合に東慶寺へ入山し、2年の修行を経て、晴れて離婚成立、という過程を経なければならなかった。戯作者に憧れる医者見習いで、御用宿・柏屋の居候である信次郎(大泉洋)は、男のような名前を持つ柏屋の女主人、源兵衛(樹木希林)とともに男と女のもつれた愛の糸を解き、訳あり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに…。離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代。離縁を求める女たちがやってくる幕府公認の駆込み寺を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たちと、寺に居候する“駆出し”の医者が繰り広げる離婚をめぐる悲喜こもごもを描く本作。今回シネマカフェに、満島ひかり演じるお吟の愛人である堀切屋三郎衛門を演じた堤真一の、独占インタビュー映像が到着!インタビュー冒頭、本作の撮影で印象に残ったシーンについての質問では、「この歳になると色っぽいシーンというのはなかなかないんですけど、(印象に残ったのは)満島さんとちょっと触れるシーンですかね、濃厚ではないんですが、濃密な。そういうのは久しぶりだったんで」と、本作でのラブシーンについてほのめかす。さらに、先日の完成披露試写会に登壇した際には「特に記憶もないし、エピソードも何もない」と大泉さんをいじるようなコメントをしていた堤さんだが、大泉さんが堤さんから激しい折檻を受けるシーンついても語り、「本当に痛いんじゃないかなと思って。かわいそうでした」とコメントしながらも、少し笑みを浮かべていた。『クライマーズ・ハイ』以来6年振りに原田監督との再タッグとなる堤さんだが、初の時代劇での監督の演出について、「監督は、登場人物が生き生きしていないとすごくいやなので、時代劇とはいえあまり型的なことではなく、動きから生き生きした人間を捉えてくれているんじゃないかなと思います」と語る。さらに、「ぼくは原田組が本当に好きなんですよね。もうちょっといたかったな。やっと慣れてきたと思ってきたら終わっちゃうっていう感じなんで」と話し、予定通り6日間で撮影が終わってしまったことに対してすこし寂しそうな表情で語っていた。『魍魎の匣』『クライマーズ・ハイ』に続いて、堤さんにとって原田組3回目の出演となる本作。骨太な映画作りに定評のある原田監督初の、笑って泣ける時代劇映画への期待が膨らむ。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月13日映画『駆込み女と駆出し男』が5月16日(土)に公開されるのを前に、原田眞人監督監修のスペシャル・ディレクターズカット予告編が公開された。本作は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりが出演する人情エンタテインメントだ。特別予告編このほど公開された予告編で特徴的なのが、海外も意識したという原田監督自らが手掛けた英語字幕だ。海外留学、在住経験の豊富な監督ならではの国際感覚が感じられる映像となっており、通常予告編とはまた違った世界観を味わうことができる。江戸を追われる中村信次郎(大泉)の姿で始まる本映像は、東慶寺に駆け込む前のじょご(戸田)とお吟(満島)の姿、御用宿での人間模様や東慶寺の様子が、重厚な音楽や美しい季節の描写とともに映し出される。この時代、離縁までにはどのような道のりがあり、信次郎はどうやって女たちを助けていくのか。期待が高まる映像となっている。本作は、江戸幕府公認の駆込寺・東慶寺を舞台に、駆け込む前の聞き取り調査を行う御用宿・柏屋で手助けをする主人公・信次郎と、離縁を願い駆け込んでくる女たちの人間模様が描かれる。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年05月12日スターバックスの毎年恒例の夏の新作発表会が「Starbucks Summer Party 2015」と銘打って4月14日(火)にファッションショー形式で行われ、女優の水原希子の妹でモデルの水原佑果、同じく女優の満島ひかりの妹でモデルの満島みなみがステージ上で競演した。スタバの今年の新作は「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」。スタバで初めてのヨーグルトをベースに使用したフラペチーノとなっており、アーモンドに、オレンジ、ストロベリー、白桃、黄桃の4種類のフルーツジェリー、ホイップクリームがトッピングされる。会場は本物の緑を配置して都会の公園をイメージ。ステージでは、満島さんを始め、入夏、真間玲奈、麻宮彩希の4人モデルがそれぞれフルーツジェリー、ヨーグルト、アーモンド、ホイップクリームをイメージした衣裳で登場する。そこにフラペチーノをイメージした水原さんが登場し、4人が自身の衣裳についたアイテムをくっつけて「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」を完成させるという構成になっていた。会場では、ミュージシャンの蓮沼執太がこの日のイベントのために書き下ろした音楽が生で演奏され、モデルが一人登場するごとに音が厚みを増していくようになっている。また衣裳はアントワープ王立美術アカデミーを首席で卒業し、自らのブランド「TARO HORIUCHI」を創設した堀内太郎が担当した。水原さんは「VOGUE JAPAN」、「ELLE girl」といった雑誌を始め広告などにも出演し活躍中。「アディダス(adidas)」と「ステラ マッカートニー(Stella McCartney)」のコラボレーションによる「ステラスポーツ(StellaSport)」のアンバサダーにも就任している。満島さんは、満島ひかりを姉に、満島真之介を兄に持ち、雑誌「GINZA」や「装苑」、「Ku:nel」などでモデルとして活躍しているほか「ラゾーナ川崎」「メルシャン」などの広告にも出演。期せずして、人気女優を姉に持つ2人のモデルが同じステージで競演することになった。第2部のトークには、女性の支持が高くファッションアイコンとしても人気を誇るYOUが登場。このフルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」について「“食べている”感に近い!変なスイーツ食べるよりもおいしい」と称賛する。これから少しずつ熱さと湿気を増して、夏が近づいてくるが、同商品が夏にぴったりだとアピールしていた。「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」は4月15日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2015年04月14日NTTぷららは4月9日、「ひかりTV」において、2015年12月より光回線を通じた4K映像のIP放送サービス(4K-IP放送)を提供すると発表した。放送するチャンネルや番組編成内容などの詳細は今後決定される。ひかりTVは、NTTぷららとアイキャストが運営しているスマートTVサービス。4K-IP放送については、2014年6月よりNTT東日本・NTT西日本の光回線「フレッツ 光ネクスト」を通じて配信トライアルを行い、技術開発と検証を進めていた。ひかりTVの4K-IP放送は、現在提供中のひかりTV対応チューナー「ST-4100」のファームウェアをアップデートすることで利用可能となる。また、4K-IP放送チューナーを内蔵した4Kテレビでも視聴できる。4K-IP放送対応テレビについては現在、シャープと東芝ライフスタイルが対応予定、パナソニックが対応を検討している。4K-IP放送の技術仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、動画圧縮方式がH.265/HEVC、音声圧縮方式がAAC、配信速度が約30Mbps、フレームレートが60フレーム/秒。なお、4K-IP放送を視聴するにはNTT東日本・NTT西日本の光回線「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ・光プレミアム」「B フレッツ」の契約が必要だ。NTTぷららは同日、都内で記者発表会を開催。その詳細レポートを追って掲載する。
2015年04月09日作家・井上ひさしによる時代小説「東慶寺花だより」を原案に『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋主演で映画化した『駆込み女と駆出し男』。このたび、“駆込み女”の1人、お吟を演じる満島ひかりのお歯黒&引眉姿をとらえた未公開写真がシネマカフェに到着した。本作は、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある信次郎(大泉洋)が、さまざまな事情を抱えて駆込んでくる女たちの人生の新たな出発を手助けするという、“笑って泣ける人情エンタテインメント”。満島さん演じる“駆込み女”のお吟は、豪商・堀切屋三郎衛門(堤真一)の元で何不自由なく暮らしていたはずが、ある日、じょご(戸田恵梨香)とともに東慶寺に駆込んでくる。夫の身上に不信感を持ったからと本人は語るが、本当の理由とは…。このたび解禁となった未公開写真では、満島さんのお歯黒&引眉(眉毛を剃ったり抜いたりすること)姿がお披露目。普段の愛らしい満島さんの素顔が打って変わって、強烈なインパクトを与えるその姿に驚いた人も多いのでは?江戸時代の文化であるお歯黒&引眉は、近年では時代物の作品において忠実に表現されることは稀。TVでもお馴染みの歴史コメンテーター・金谷俊一郎氏によれば、「時代劇によく見られる嘘として、たびたび突っ込まれるのが江戸時代の“女性の顔”」なのだとか。当時の既婚女性や20歳以上の多くの未婚女性、遊女はお歯黒をしており、既婚・20歳以上の未婚女性の一部では引眉もしていたそうで、「お歯黒は歯科衛生の発達していない時代の虫歯予防で、お菓子など甘いものをよく食べて虫歯になりやすかった公家など身分の高い女性にも広まったことから、ステータスの証しにもなったといいます」とコメント。そんな裕福な暮らしを送っていたはずのお吟が、夫と上手くいっていないわけでもないのに、駆込寺に身を置こうとする理由は何だったのか。やがて明かされる真実と“江戸女”お吟の生き様を体現した、満島さんの“女優魂”あふれる熱演を楽しみにしていて。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月29日俳優の大泉洋が主演する、井上ひさし原案の映画『駆込み女と駆出し男』(5月16日公開)の予告編が27日、公開された。数多くの小説や戯曲を夜に送り出した作家・井上ひさしが晩年11年をかけて紡いだ時代小説『東慶寺花だより』を原案に、『クライマーズ・ハイ』(2008年)、『わが母の記』(2012年)の原田眞人監督が初めて時代劇に挑戦した本作。江戸時代、離婚を望む女性たちが駆込む寺であった東慶寺を舞台に、女と男の愛情や事情と、離縁調停人たちの奮闘を描く。寺に入る前に聞き取り調査が行われる御用宿・柏屋で、主の源兵衛(樹木希林)とともに女性たちの人生やり直しの手伝いをする駆け出しの医者・信次郎を大泉が演じる。懸命に働いてきたものの、夫に裏切られた女・じょごを女優の戸田恵梨香が、豪商の愛人であるお吟を女優の満島ひかりが演じる。ほかにも、俳優の堤真一、山崎努らが脇を固める。今回、公開された予告動画では、ナレーションと源兵衛(樹木)の情感こもったせりふで、駆込み寺"東慶寺"と江戸時代の離婚事情がわかりやすく説明される。じょご(戸田)の「世の中にはつらい目におうた女たちがようけおるもんですね」というせりふや、お吟(満島)の切ない涙に、江戸を生きた女性たちの悲哀が忍ばれるが、それに続く「人生は、素敵だ。」というコピーに、希望あふれる映画のラストを期待させる内容になっている。(C)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年03月27日『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりとともに初の時代劇に挑み、現代の2倍あったとされる江戸時代の離婚事情を描く『駆込み女と駆出し男』。このほど、傷ついた女たちの最後の砦となる“駆込み寺”の様子を目の当たりにする予告映像が解禁となった。江戸時代、離婚を望む女たちが最後の砦として駆込む寺、東慶寺。幕府も公認するその寺の門をくぐると見えてくるのは、女と男のさまざまな愛情や事情。戯作者に憧れる駆出しの医者で御用宿・柏屋の居候である信次郎(大泉洋)は、柏屋の主・源兵衛(樹木希林)とともに、男と女のもつれた愛の糸を解き、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに…。今回解禁となった予告映像では、ナレーションとともに樹木さん演じる離縁調停人・柏屋源兵衛の情感こもった台詞で、駆込み寺“東慶寺”と江戸時代の離婚事情が語られていく。90秒に凝縮された映像の中では、先日の完成披露会見で監督と共演者から“愛あるいじり”を受けていた大泉さんのコミカルな演技が楽しめる一方で、じょご(戸田恵梨香)の「世の中には辛い目におうた女たちがようけおるもんですね」という台詞や、お吟(満島ひかり)の切ない涙など、“駆込み女”たちの悲哀が映し出される。もちろん、お吟を妾に持つ色気たっぷりの堀切屋(堤真一)や、「南総里見八犬伝」の作者・曲亭馬琴(山崎努)など豪華キャストの姿が垣間見られ、見応え満点。様々な事情を抱えたワケあり女たちと、彼女たちの人生の新たな出発を手助けする信次郎の姿は、「人生は、素敵だ。」というコピーからも希望あふれるラストを予感させる予告編となっている。哀しくもたくましく生き抜こうとする女性たちの姿を描く映像を、まずはこちらからご覧あれ。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日大泉洋が主演し、戸田恵梨香、満島ひかりが出演する映画『駆込み女と駆出し男』の新ポスターが公開になった。豪華共演陣がずらりと顔を揃える華やかなデザインだ。その他の画像映画は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンタテインメントで、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、離縁を願う女たちの手助けをする医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある男(大泉)と、さまざまな事情を抱えて寺に駆込んでくる女たちの織り成す人間模様を描く。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人が監督を手がけており、個性豊かなキャラクターと細部まで徹底的にこだわり抜かれた演出と映像が魅力の作品だ。このほど公開されたポスターは、主人公。信次郎を演じた大泉、夫の暴力から逃げてきた女じょごを演じた戸田、豪商の愛人で同じく寺に駆け込んだ女・お吟を演じた満島をはじめ、樹木希林、堤真一、内山理名、陽月華、キムラ緑子、木場勝己、神野三鈴、武田真治、山崎努ら個性的なキャストが集結。それぞれが劇中でどんな役どころを演じているのか想像がふくらむデザインだ。また、ポスター上部には実際の東慶寺の山門が描かれている。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年03月12日映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が18日、都内で行われ、キャストの大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林と原田眞人監督が出席した。井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を実写化した本作は、江戸時代後期の駆込み寺を舞台に、離縁調停人が男女のもつれた糸を解いていく時代劇。見習いの医者で駆出しの劇作家でもある信次郎(大泉)は、縁切寺の御用宿・柏屋に居候することになる。奇抜なアイデアと戦術で、訳あり女たちの再出発を手助けする信次郎だったが――というストーリーで、映画は、5月16日から全国公開。主演の大泉は、「原作も脚本もエネルギッシュ。ものすごく新しい時代劇になった」と胸を張り、「女性が不遇だった時代の様々な人生が見れる。パワフルで強い女性たちの生き様が描かれてるので、現代にも通じるものがある」とアピール。撮影時に渡された台本は、かなりの分厚さだったそうだが、「監督がさらに増やしていくんで、助監督が『これは4時間になるぞ』って。でも、スピーディーなので心地良くて長く感じない」と話すと、戸田も、「テンポが良くて、時代劇の古さを感じさせない。若い世代でも楽しめる」と笑顔を見せた。一方、柏屋の主人・源兵衛を演じた樹木は、「橋爪功さんに偶然会ったら、『あんた、男の役もやるようになったのね。僕らの仕事を取らないで』っていう目をしてた」とニヤリ。続けて、大泉の印象を聞かれるも、「印象的なやりとりは無い。大泉さんに決めたのはどういうわけで?話が早すぎて、みなさん分かるのかしら?」と辛口コメントで笑いを誘い、「今回は、ワイドショーのような私的な収穫が無かった。印象が薄くて忘れちゃった」と飄々とした表情。他キャスト陣の話をさえぎるなど自由奔放な樹木に、大泉は、「だからしゃべってるでしょ~!」と突っ込んでいた。また、本作のテーマである"離婚"の話題になると、樹木は、「長い話になるから……」と途端にだんまり。そんな樹木に、「面倒な質問だけ僕に振りましたね」と苦笑する大泉は、「僕は家庭がすべて。娘が可愛いんで。離婚したら、お母さんの方に取られちゃうし」とキッパリ語っていた。
2015年02月19日映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が2月18日(水)に開催され、劇中で“離縁調停人”を演じた大泉洋と樹木希林、“駆込み女”を演じた戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名に原田眞人監督が出席した。作家で戯曲家の井上ひさしの晩年の小説「東慶寺花だより」を原案に、原田監督が時代劇初挑戦。ワケありの男女たちと離婚調停人のやりとりを通じて、江戸時代の離婚事情をコミカルに描き出していく。速いテンポのセリフのやりとりが特徴的な本作だが、映画さながらにこの日の会見でも、大泉さんと樹木さんが見事な(?)掛け合いで会見場を沸かせる。まずは2人の共演について印象を尋ねると、樹木さんは「大泉さんとのやりとりで印象的なことはなかった」とバッサリ。これには大泉さんは慌てて「そんなことないでしょ!少しはあります」と抗議する。樹木さんは「大泉さんをはじめ、若い人たちは自分の力量以上の力を発揮していて感心しました」と共演陣の演技を称えるが、一方で、撮影以外の時間での共演陣との会話に関しては「今回は私的なところでの収穫は少なかった。ワイドショー的な部分で…」とあまり、共演陣のプライベートなどに関する秘密を得ることが出来なかったようで不満そう。大泉さんは、樹木さんから振られる話題が「確かにゴシップ的なことが多かった…」と苦笑交じりにふり返る。さらに大泉さんは「勉強になったのは、樹木さんが(撮影所から宿に)帰る時間さえも自分で決めていたこと」と語り、樹木さんが、その日の撮影の進み具合を勘案し、予定では自身の出演シーンが控えていても、そこまでたどり着かないと判断したら勝手に宿に帰っていたと暴露する。これについて樹木さんは「私は体が弱いので」と釈明するが、大泉さんは「逆に(スタッフから)『樹木さん、今日はもうお帰りになって大丈夫です』と言われる日もあったんですが『私、今日は宿に食事いらないって言ってきたから』と現場に残って食べていくこともあった」と明かし、会場は笑いに包まれた。この後も、大泉さんが話している途中で樹木さんがそれを遮って話し始め「僕が喋ってるじゃないですか!」と大泉さんがブチ切れるなど、2人のやりとりが何度も会場を沸かせた。最後に、映画にちなんで“離婚”について尋ねられると、樹木さんは「私が話すと長くなるので、大泉さんに」と都合よく大泉さんにバトンタッチ。大泉さんは「3歳の娘がいるので離婚は出来ません!」と切実な思いを吐露。樹木さんは、なんだかんだで再びマイクを握り「男と女は縁を結ぶのは簡単だけど切るのは難しい」としみじみと語っていた。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が2月18日に開催され、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林に原田眞人監督が揃って出席した。その他の写真井上ひさしが晩年11年を費やして書き上げた時代小説『東慶寺花だより』を原案に原田監督が時代劇に初挑戦した本作。江戸時代の駆込み寺を舞台に、“離縁調停人”がもつれた男女の愛を解きほぐしていくさまを描く。完成した映画について、キャスト陣からは「新しい時代劇」「こんな時代劇、観たことのない」といった言葉が口をついて出る。原田監督は「映画監督になる前、映画ファンだったことから時代劇と戦争映画、西部劇で育ってきて、やっと時代劇が撮れた」と感慨深げ。早くてテンポの良いセリフ回しが特徴的だが、川島雄三監督の『幕末太陽傳』を参考にしたことを明かし「『アナ雪』よりも素晴らしい女の連帯を描きたかった。いままでの中で一番いいものができたと思ってます」と自信をのぞかせた。劇中さながら、会見でも丁々発止のやり取りで会場を笑いに包んだのはやはり、大泉と樹木。共に“離縁調停人”を演じたが、共演しての印象的なエピソードを問うと樹木は「大泉さんとは印象的なやりとりはなかった」とあっさり。大泉は「そんなことない!多少あります!」と困惑気味。樹木は改めて「大泉さんをはじめ、ここにいる若いみなさんは、自分の力量以上の力を発揮してて感心しました」と称賛の言葉を口にした。現場ではいつも共演陣が樹木を囲み、会話を楽しんでいたそうだが樹木は「今回は私的なところで収穫はなかった。ワイドショー的な部分で」と共演陣のゴシップネタが得られなかったと不満そう。大泉は「確かに(樹木が振る話題が)ゴシップ的なことが多かった!」と苦笑しつつ「勉強になったのは樹木さんが(スタジオから)帰る時間まで自分で決めていたこと」と、樹木が撮影の進行具合を読んで、自身の出番が来ないと判断するとさっさと宿に帰っていたと暴露し笑いを誘った。映画にちなんで“離婚”への考えを聞かれると大泉は「3歳の娘がいるので離婚は出来ないです。家庭が全てなのでなくなるのはつらい…」と切実な思いを語る。ここでも樹木は「私が話すと長くなる」と大泉に話を振っておきながら「結局しゃべりますが(笑)」とマイクを握り「男と女の縁を結ぶのは簡単だけど、切るのは難しい」と含蓄のある言葉を残し、会見は幕を閉じた。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年02月18日