上方(大阪)で最も長い歴史を持つ『第59回上方漫才大賞』が13日、大阪市のオリックス劇場で開催され、奨励賞に見取り図(盛山晋太郎、リリー)が輝いた。5年連続ノミネートで、念願の受賞となった。大賞未受賞者を対象とした奨励賞の候補には、すゑひろがりず、チキチキジョニー、ヘンダーソン、見取り図、ロングコートダディの5組がノミネートされ、カンテレ・ラジオ大阪の生放送も通じ、ネタ披露で競った。奨励賞に選ばれたのは、これまで新人賞2回、奨励賞5回候補に挙がりながら、受賞を逃してきた見取り図だった。「うぉーっ!」と“咆哮”をあげ、ガッツポーズ。同期のヘンダーソンに賞状を見せつけ、手荒い祝福でやり返されるなど、喜びが爆発した。見取り図は、2007年結成。『M‐1グランプリ』で18年~20年にファイナルに進出し、よしもと漫才劇場(マンゲキ)では劇場番長として人気を誇り、22年に東京進出した。順風満帆に見える一方、盛山が「M‐1も含めて賞がとれてなかったことがコンプレックスだった」と明かした。17年に『上方漫才協会大賞』文芸部門賞、19年に同大賞を受賞しているが、歴史の長い『上方漫才大賞』は特別な存在。リリーは「漫才師としてようやく認められた感じ」と、トロフィーの重みを確かめた。昨年は同期の吉田たちに奨励賞をさらわれ「めちゃくちゃ悔しい思いをした」「泣きましたもん」と口々に回顧し、肩書を書く際に「漫才師って名乗っていいか迷った」時期まであったと吐露。盛山は「(今回受賞で)名前が呼ばれてなかったらどうなってたんやろ…」と漏らし、奨励賞の次は「大賞」を目指し、漫才師としてさらなる飛躍を誓った。
2024年04月13日お笑いコンビ、クマムシとポカスカジャンが4月から漫才協会に加入した。東京・浅草の東洋館で行われる「漫才大行進」に、1日からクマムシが出演。4日からポカスカジャンが出演する。クマムシは佐藤大樹(36)と長谷川俊輔(38)によるコンビ。佐藤は自身のX(旧ツイッター)で「4月から漫才協会にお世話になります!4月はお披露目7回出演」「日本レコード大賞特別賞受賞、日本有線話題賞受賞、紅白では細川たかしさんのバックダンサーも務めたクマムシが東洋館あっためます」とコメント。ポカスカジャンは、大久保ノブオ(56)とタマ伸也(55)によるコンビ。自身のホームページで「4月から漫才協会にお世話になることになりました!4月はお披露目挨拶も兼ねて6回浅草東洋館の舞台に上がります!音もので盛り上げます!」と意気込みを投稿した。
2024年04月01日“結成16年以上”の漫才師たちによるフジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』のトーナメント初戦「開幕戦ノックアウトステージ32→16」が、23日と24日に開催され、1対1のタイマン形式で「ノックアウトステージ16→8」に進出する16組が決定した。勝ち進んだのは、ダブルアート、タモンズ、ハンジロウ、リニア、ロビンフット、ななまがり、金属バット、母心、かもめんたる、ザ・パンチ、囲碁将棋、タイムマシーン3号、マシンガンズ、ガクテンソク、モンスターエンジン、ラフ次元の16組。開幕戦のステージ終了後には、それぞれが勝因を自己分析。そして今後の戦いへ向けての抱負を語った。今後、4月20日・21に開催予定の「ノックアウトステージ16→8」で再びトーナメント戦を行い、これを勝ち上がった8組が、5月に全国ネット・ゴールデンタイム生放送で開催の「グランプリファイナル」に出場する。なお、「開幕戦ノックアウトステージ32→16」は、有料オンライン配信も行われ、24日(日)に開催された「B・Eブロック」「G・Eブロック」の配信チケットは、「FOD」および「FANYチケット」で25日午後8時59分アーカイブ配信が視聴可能。(「A・Cにブロック」「D・Hブロック」のアーカイブ配信は既に終了)■「開幕戦ノックアウトステージ32→16」結果(会場に集まった一般審査員100人が採点審査)<Aブロック>[第1試合]先攻:LLR●268点(1点:0人、2点:32人、3点:68人)後攻:ダブルアート○281点(1点:0人、2点:19人、3点:81人)[第2試合]先攻:祇園●273点(1点:0人、2点:27人、3点:73人)後攻:タモンズ○292点(1点:0人、2点:8人、3点:92人)<Bブロック>[第1試合]先攻:ザ・ぼんち●285点(1点:1人、2点:13人、3点:86人)後攻:ハンジロウ○287点(1点:1人、2点:11人、3点:88人)[第2試合]先攻:三日月マンハッタン●256点(1点:1人、2点:42人、3点:57人)後攻:リニア○290点(1点:0人、2点:10人、3点:90人)<Cブロック>[第1試合]先攻:ロビンフット○289点(1点:0人、2点:11人、3点:89人)後攻:テンダラー●284点(1点:1人、2点:14人、3点:85人)[第2試合]先攻:インポッシブル●264点(1点:1人、2点:24人、3点:75人※制限時間をオーバーしたため、10点減点))後攻:ななまがり○292点(1点:0人、2点:8人、3点:92人)<Dブロック>[第1試合]先攻:COWCOW●261点(1点:1人、2点:37人、3点:62人)後攻:金属バット○291点(1点:0人、2点:9人、3点:91人)[第2試合]先攻:母心○270点(1点:0人、2点:30人、3点:70人)後攻:ジャルジャル●255点(1点:5人、2点:35人、3点:60人)<Eブロック>[第1試合]先攻:かもめんたる○288点(1点:2人、2点:8人、3点:90人)後攻:流れ星☆●243点(1点:5人、2点:47人、3点:48人)[第2試合]先攻:ザ・パンチ○284点(1点:1人、2点:14人、3点:85人)後攻:東京ダイナマイト●265点(1点:0人、2点:35人、3点:65人)<Fブロック>[第1試合]先攻:ショウショウ●263点(1点:2人、2点:33人、3点:65人)後攻:囲碁将棋○270点(1点:3人、2点:24人、3点:73人)[第2試合]先攻:ヘンダーソン●266点(1点:4人、2点:26人、3点:70人)後攻:タイムマシーン3号○291点(1点:1人、2点:7人、3点:92人)<Gブロック>[第1試合]先攻:ヤング●242点(1点:3人、2点:52人、3点:45人)後攻:マシンガンズ○279点(1点:3人、2点:15人、3点:82人)[第2試合]先攻:シャンプーハット●267点(1点:3人、2点:27人、3点:70人)後攻:ガクテンソク○284点(1点:2人、2点:12人、3点:86人)<Hブロック>[第1試合]先攻:モンスターエンジン○278点(1点:2人、2点:18人、3点:80人)後攻:超新塾●271点(1点:1人、2点:27人、3点:72人)[第2試合]先攻:ランジャタイ●265点(1点:9人、2点:17人、3点:74人)後攻:ラフ次元○277点(1点:0人、2点:23人、3点:77人)■コメントAブロック第1試合 勝者:ダブルアート(タグ、真べぇ)◆今試合の勝因「選考会のときから2人で話していたのは、とにかく普段通りやろう、と。正直、今日も一度もネタ合わせしてないんですよ。いつも寄席でやっているのと同じ感じで、出番前にちょっと2人で確認するくらいで、ぱっと舞台に出ていって。それがいい結果につながったのかもしれないです」(真べぇ)◆今後の戦いへ向けての意気込み「何か策を練るとかじゃなく、いつも通りやって、最終的に“これ、楽しいでしょ?”って、お客さんを巻き込むような漫才ができたら、いい結果につながるのかなと。自分たちの地肩の強さを信じて頑張ります!」(タグ)Aブロック第2試合 勝者:タモンズ(大波康平、安部浩章)◆今試合の勝因「去年の開幕戦で、1点をつけた審査員の方が8人もいたことのショックがあまりにもでかくて(笑)、そこから1年間、漫才ツアーで全国を回ってきたんです。その中で、ネタを台本通りやるんじゃなく、ウケたところを引っ張るとか、ウケなかったらすぐ引っ込めるとか、そういうことも楽しくできるようになってきて。割と余裕が出てきたのかもしれません」(大波)◆今後の戦いへ向けての意気込み「ダブルアートに勝つために、タグと同じ髪形にします(笑)。でも結局、僕ら自身がいかに楽しめるかが勝負かなと。いつも通り、ギャーギャー騒いで漫才ができればいいかなって思います」(安部)Bブロック第1試合 勝者:ハンジロウ(たーにー、しゅうごパーク)◆今試合の勝因しゅうご「ザ・ぼんちさんと僕らとでは、漫才の種類が全然違いますから、お客さんがどっちを取るかの問題で。結果としてたまたま、僕らを選んでくれた方が多かった、というだけです。ザ・ぼんち師匠、本当にすごすぎました…」(しゅうご)◆今後の戦いへ向けての意気込み「僕ら2人とも、『マキオカリー』(※かもめんたる・槙尾ユウスケがオーナーを務めるカレー専門店)の店長をやってるんです。僕が五反田、相方が上野の店なんですけど、なかなかの赤字経営なので、ぜひ『THE SECOND』の決勝に出て、お店の集客につなげたいです!」(たーにー)Bブロック第2試合 勝者:リニア(しょうへい、酒井啓太)◆今試合の勝因「先攻の三日月マンハッタンさんがどれだけウケても、自分たちのネタをしっかりやろう、ということだけに集中しました。とにかく焦らずにちゃんとやれば、最後は笑いが来るから大丈夫、と自分に言い聞かせてました」(しょうへい)◆今後の戦いへ向けての意気込み「三日月(マンハッタン)さんは、僕らにとっては、いわば師匠のような存在なので、とても複雑な心境ではありますが、こうなったらもう、三日月さんの思いも背負って、一緒に戦って一緒に勝つ、という気持ちで臨みたいですね。ひとつひとつ大事に戦っていきたいと思います」(酒井)Cブロック第1試合 勝者:ロビンフット(おぐ、マー坊)◆今試合の勝因「やっぱり、先攻だったのが効を奏したのかなと。何にも考えず、勢いだけで逃げ切ることができたというか。これがもし後攻やったら、テンダラーさんのネタを見て、緊張しまくってたと思うので。あと、誰よりも大きな声が出せていたのも勝因やと思います!(笑)」(おぐ)◆今後の戦いへ向けての意気込み「“テンダラーに勝ったコンビ”というこの名誉を汚さないように頑張りたいです。とは言うても、ななまがりは、テンダラーさんとは真逆の漫才なんで、どう頑張ったらいいのかわからないっていう(笑)。まだ時間はあるので、これから対策を考えます」(マー坊)Cブロック第2試合 勝者:ななまがり(森下直人、初瀬悠太)◆今試合の勝因「僕らの漫才って、初見のお客さんからは理解されないというか、なかなか受け入れてもらえないんです(笑)。でも今回は、先攻のインポッシブルさんが“免疫”になってくれたおかげで、割とすんなり受け入れてもらえたのかなと(笑)。ですから、後攻だったことが唯一の勝因だと思います」(森下)◆今後の戦いへ向けての意気込み「まさかロビンフットさんと戦うことになるとは…。失礼な話、完全にテンダラーさんが勝ち上がってくると思ってましたから(笑)。うちの相方と、おぐさんと、ハゲ同士で戦うことになりましたが、先輩のロビンフットさんの胸を、いや、頭皮を借りるつもりで頑張ります!」(初瀬)Dブロック第1試合 勝者:金属バット(小林圭輔、友保隼平)◆今試合の勝因「月の満ち欠け。星の並びが、完全に僕らを照らしていたなと」(友保)「まぁ、顔ですかね。結局イケメンが勝つんやなって」(小林)◆今後の戦いへ向けての意気込み「全員ぶっつぶしてやりますよ!舞台上でひっくり返して、爪全部はがしてやりますわ!」(友保)「僕は日々の美顔ローラーに精を出したいと思います」(小林)Dブロック第2試合 勝者:母心(嶋川武秀、関あつし)◆今試合の勝因「たまたまお客さんがこっちを選んでくれた、という感じですね。とにかく僕らとしては、寄席に出ているときと同じように、奇をてらわず、分かりやすく、ということを意識していました。あと、ネタ時間6分というのは大きかったですね。僕らの場合、良さをわかってもらえるのに時間が掛かるので(笑)」(関)◆今後の戦いへ向けての意気込み「次の対戦は、いかにも悪いことしてそうな金属バットさんと、裏でこっそり悪いことしてそうな母心と、本当に悪いヤツはどっちだっていう対決になるのかなと(笑)。…真面目に意気込みを言うと、“お客さんファースト”の気持ちを忘れず、母心の漫才をしっかり伝えられたらと思います!」(嶋川)Eブロック第1試合 勝者:かもめんたる(岩崎う大、槙尾ユウスケ)◆今試合の勝因「今回のネタは、対戦相手が流れ星☆に決まってから作った新ネタなんです。流れ星☆とわれわれではスタイルが全く違うから、どうせだったら、より自分たちらしいネタをやろうと思ったのと、あと、おじさんならではのテーマにしたら面白いかなって(笑)。そこがうまくハマりましたね」(う大)◆今後の戦いへ向けての意気込み「強敵の流れ星☆に勝てたので、こうなったら決勝進出を目指したいですね。この勢いに乗って、あともう1本、面白いネタが作れたらいいなと思ってます」(う大)「僕はただただ、う大さんを信じて、やるべきことをやるだけ。必死についていきます!(笑)」(槙尾)Eブロック第2試合 勝者:ザ・パンチ(パンチ浜崎、ノーパンチ松尾)◆今試合の勝因「これは勝ったときに言おうと決めてたんですけど…いや~、運がよかっただけですよ」(浜崎)「舞台上で言えよ!でも確かに、漫才は水物ですから、結果は運次第なのかなと。尊敬する先輩の東京ダイナマイトさんに勝てたことは本当にうれしかったです」(松尾)◆今後の戦いへ向けての意気込み「次はかめもんたるとの対戦ですけど、うちらの場合、だからといって対策を練るとか、何もできないんで(笑)。ただただ一生懸命やるだけですね。いつもの通り、寄席芸をやるだけです」(松尾)「ですから皆さんも、何も考えず、ただただ笑っていただけたらうれしいです」(浜崎)Fブロック第1試合 勝者:囲碁将棋(文田大介、根建太一)◆今試合の勝因「勝因…むずいですね。本当に僅差で、なんとかぎりぎり勝てた、っていう感覚なんで(笑)」(根建)「なんなら、ショウショウさんが先攻で盛り上げてくれたおかげで、僕らもやりやすかった、みたいなところもありますし。ショウショウさん、本当にかっこよかったです」(文田)◆今後の戦いへ向けての意気込み根建「次も勝てるように、としか言うことはないです。とりあえず今日から、クセとか動きとか、タイムマシーン3号さんのことを研究したいと思います」(根建)「アスリートか(笑)」(文田)Fブロック第2試合 勝者:タイムマシーン3号(山本浩司、関 太)◆今試合の勝因「今回は何よりも、自分たちで納得の行くネタができたような気がします。いい感じにリラックスしながら、良いパフォーマンスができました。高い点数をいただけたのもありがたかったですね」(関)◆今後の戦いへ向けての意気込み「やっぱり、トーナメント戦っていうのが『THE SECOND』の難しいところで。他の賞レースとは違って、1対1の勝負ですからね。とはいえ、バッターとピッチャーの対決とも違うし…例えるなら、ホームラン競争みたいなものですかね。だから、対策の立てようがないんです。でもとりあえず、囲碁将棋にはベテランの実力を見せつけてやろうと思ってます!」(山本)Gブロック第1試合 勝者:マシンガンズ(滝沢秀一、西堀 亮)◆今試合の勝因「やっぱり、50歳近いおじさん2人が、でっかい声でしゃべってたら、お客さんも笑わざるを得ないだろうっていう、そういう作戦です(笑)。今後もやっていきたいと思いますね。でも本当に、全力で頑張ったので、とりあえずほっとしています」(西堀)◆今後の戦いへ向けての意気込み「周りからは、“勝敗にこだわらず、かき回せ”みたいなことをよく言われるんですけど、“いや、かき回してる時点で負けてるってことだろ!”って(笑)。俺たち、勝つつもりではいるんで。出るからには優勝したいですよ。とりあえず今は、次のトーナメントに集中したいと思います!」(滝沢)Gブロック第2試合 勝者:ガクテンソク(よじょう、奥田修二)◆今試合の勝因「勝因は…全くわかりません(笑)。だって先攻のシャンプーハットさん、余計な力が全く入っていない、いつも通りのおもろい漫才を披露されていて。ネタが終わった瞬間、“勘弁してくれよ”って2人で言ってましたから。今日のお客様の好みで、たまたまこうなっただけやと思ってます」(奥田)◆今後の戦いへ向けての意気込み「次の対戦相手はマシンガンズさんということで、さっそく去年のリベンジを果たすチャンスが来たので、楽しみです。うちの相方も、抽選会のときから“マシンガンズさんと同じブロックになりそうな気がする”って言ってたんですよ。もはや運命的なものを感じてます(笑)」(よじょう)Hブロック第1試合 勝者:モンスターエンジン(西森洋一、大林健二)◆今試合の勝因「舞台に立ってる数は、圧倒的に僕らの方が多いと思うんですよ。だから、場数の勝利、ってことなんかな…全く面白味のないコメントですけど(笑)。あと今回、会場に入ったのがぎりぎりで。他のコンビのネタも見てないし、要らんこと考えなかったんで、それもよかったんやと思います」(西森)◆今後の戦いへ向けての意気込み「もちろん、最終的な目標は優勝ですけど、とりあえず次へ向けて、一歩一歩進んでいきたいと思います。心配なのは、次の対戦まであと1ヶ月もあるんで、相方が考えすぎて、ネタをこねくり回したりして変なことにならなければいいなと(笑)。そこは僕がしっかり食い止めたいと思います」(大林)Hブロック第2試合 勝者:ラフ次元(梅村賢太郎、空 道太郎)◆今試合の勝因「完全に運です!先攻のランジャタイに場を荒らされて(笑)、めちゃめちゃやりづらかったんですよ。実際、ネタ飛ばしましたし。もし試合が今日じゃなかったら、きっと違う結果になっていたと思いますね。なんなら、10回やったら9回負けてるかもしれない(笑)」(梅村)◆今後の戦いへ向けての意気込み「(次の対戦相手の)モンスターエンジンさんは、僕らが大阪で初めて舞台に立ったときからずっと、今もトップで活躍されている大先輩なので、戦えるのはすごくうれしいです。本当に胸を借りる気持ちで、ただただ頑張るしかないですね」(空)
2024年03月25日いつも飄々と、でも思慮深い雰囲気も漂わせながら笑いを繰り出してくる、漫才コンビ〈ナイツ〉のボケ担当、塙宣之さん。実は塙さんは芸人とは別に、漫才協会の会長という肩書をお持ちです。え、塙さんって実はすごく偉い人…?――塙さんは、マセキ芸能社という芸能事務所に所属しながら漫才協会にも所属していますが、漫才協会ってどんな団体なんですか?塙宣之さん(以下、塙):ねぇ…、どういう団体なんですかね(笑)。漫才協会は、漫才好きの親睦会というか、文化として漫才を残していこうっていう有志の集まりみたいなものです。どなたかが「東京にも漫才専用の劇場を作ろう」と音頭を取り、1935年に帝都漫才組合というものを作ったのが始まり。その後いろいろありまして、1955年に漫才研究会が発足、後日漫才協団に改称し、2005年に現在の漫才協会という名前になりました。――長い歴史があるんですね。塙:そうですね。で、浅草に浅草フランス座演芸場東洋館という“いろもの寄席”を連日開催する演芸場がありまして、漫才協会に所属すると、そこの舞台に立てるんです。なので漫才協会は、東洋館に出る人たちをまとめている組織、ともいえます。――ナイツはいつから所属してるんですか?塙:2001年にマセキ芸能社に入ったときに、会長から「浅草に行け」と言われたんですよ。――浅草の笑いにご興味が?塙:ないですないです。ていうか、浅草に演芸場があることすら知りませんでした。テレビに出ることしか考えてませんから、選択肢にすら入ってなかった。――なぜ会長は、ナイツを浅草に行かせたんですかね?塙:会長は、浅草でスターを作りたかったんですよね。昔浅草って、今の渋谷みたいに賑やかで、スターがどんどん生まれてた。それをもう一度やりたかったんです。だから会長は、バカリズムさんにもいとうあさこさんにも、「浅草に行ってくれよ」って声をかけたらしいんですけど、「いえ、テレビがいいです」ってずーっと断られていた、と。もちろん僕らも「いやです」って言ったんですけど、なぜか「駄目だ、行け」って(笑)。――反発しました?塙:しましたし、腐ってましたよ。最初は「やめたい、やりたくねぇ」とか文句ばっかり言ってました。で、東洋館に出るには漫才協会に入らなきゃいけなくて、当時は漫才協会に入るには誰かの弟子にならなきゃいけなかった。それで内海桂子に弟子入りしたんです。でも思っていた師匠と弟子の関係性と違って、別に鞄持ちや住み込みといったこともなく、他の師匠たちも優しくて。今思うとすごく守られていた感じはありますね。――不本意な形で浅草に行った塙さんが、昨年漫才協会の会長になり、今回映画『漫才協会 THE MOVIE~舞台の上の懲りない面々~』の監督まで務められた。これまたどんな心境の変化が…?塙:“浅草の漫才”という文化がなくなっちゃうのはいやだなっていうのはありますね。僕は相撲が好きなんですが、今でも江戸時代と変わらない形でやっている、あの様式美が好きなんです。浅草の漫才にも同じ様式美を感じます。それを僕らの時代でなくしてしまうのはいやなんです。僕らの少し上の世代から、お笑いをやりたいならまずNSCなどの養成所に入るのが当たり前になったので、師匠に弟子入りする人がもういない。そうすると、師弟制度で成り立っていた劇場は、出る人が本当に誰もいなくなってしまうわけです。でも、70歳くらいの漫才師がいっぱい出る劇場があることって、たぶん大事なことだと思うんですよ。そのためには僕ら世代を増やしていくのが一番いい。だからハマカーンとか磁石、三拍子を誘って、協会に入ってもらったんですよね。――ということは、好きなんですね、東洋館や漫才協会が。塙:そう、僕は好きなんです。僕らが入った頃の、たくさんいる師匠を若手がいじったりして、その雰囲気がすごく好きだった。あと、今は僕らも運良くテレビとか出ていますけれど、いつ何が起こるかわからないのもわかっていますし、いろんな苦しさもわかる。35歳くらいになると、ライブに出るのもおじさん扱いされたりして、やりづらくなるんですよね。そういうときに、東洋館に出てネタができるってすごくいいと思う。居場所があるって大事ですよね。僕20代の頃から「漫才協会入りなよ」っていろんな芸人に言ってたんです、半分ギャグで。当時は「誰が入るか!」みたいなリアクションだったんですけど、30代になると「入ろうかなぁ」になり、40代では入ってますからね(笑)。若いときはみんな、テレビで冠番組が取れると思って頑張りますけれど、そんなに世界は甘くない。でもお笑いが好きで、ずっとネタを作り続けている仲間たちのためにも、いろいろできる場所として東洋館は存在し続けてほしいと思う。――いわゆるお笑い好き以外にとって、お笑い=テレビだと思うんです。でも映画を拝見し、お笑いには舞台というフィールドがあることを改めて認識させられました。塙:今テレビのバラエティって、ネタ番組と、面白いリアクションが求められるタイプの番組があって、後者では〈作家が考えた笑い〉を面白く作り上げられる芸人が重宝されます。一方で、作家が考えた笑いを面白く作れない芸人も結構いるんです。今のテレビには芸人より優れた作家がたくさんいるから、すべてを自分たちで…という芸人には正直席がない。でも、舞台でやる漫才やコントは、誰かに「こうしろ」とか言われることなく、自分たちだけで好きに作れる。そういう意味でも、劇場は大事なんです。もちろん、テレビと劇場、どっちが上でどっちが下、みたいなものはないですけれど。――舞台は芸人にとって原点的なものなんですかね。塙:そう、そうなんじゃないですかね。MCやってたり、ひな壇で大活躍している芸人も、ほとんど全員がネタを作ってライブで披露するってところから始まってるわけですから。(ビート)たけしさんだってそうですからね。『漫才協会 THE MOVIE~舞台の上の懲りない面々~』。漫才や曲芸など落語以外の芸が見られる寄席を連日開催する、浅草の東洋館。そこに出演する漫才協会所属の芸人の魅力や悲喜こもごもに迫ったドキュメンタリー映画。監督は塙宣之(ナイツ)、ナレーションを小泉今日子、土屋伸之(ナイツ)、エンディングテーマはザ・ハイロウズが担当。現在、大好評公開中。はなわ・のぶゆき1978年3月27日生まれ、千葉県出身。2000年に土屋伸之と漫才コンビ〈ナイツ〉を結成。内海桂子の弟子として活動。’07年に最年少で漫才協会の理事、’23年には会長に就任。第39回浅草芸能大賞 大賞受賞。文筆家や俳優としても活躍しており、ドラマ『警視庁・捜査一課長』シリーズの奥野親道役でもおなじみ。※『anan』2024年3月13日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)(by anan編集部)
2024年03月09日お笑いコンビ・ANZEN漫才のあらぽんの妻が10日に自身のアメブロを更新。心配になり病院を受診するも原因不明だった娘の症状を明かした。この日、妻は娘について「元気に保育園へ登園しました」と報告し「最近はとっても寒くて肌の乾燥するので朝晩クリームをつけてます」と説明。一方で「迎えに行くとやっぱりカサカサしています」と明かし「実は最近、年始に顔にも体にも蕁麻疹ができてしまった」と告白した。続けて「すぐに落ち着くかと思いその日は普通に過ごしていた」と述べるも「夜にだんだんひどくなりなるべく冷やした方がいいとの事でお風呂は避けていました」と説明。「寒さからあまり冷やす事もできず」だったといい「しだいに、痒みもでてきた様子で夜も眠れず、体中がすごいことに かいてない箇所も蕁麻疹が」と娘の症状が悪化したことを明かした。また「0時を過ぎてもなかなか眠れず、、手足もだんだん腫れぼったくなってきて」と写真とともに説明し「顔も、唇、まぶたが腫れはじめたので心配になり、電話相談をし夜間救急に行きました」と報告。「元気はあるのですが、とにかく寝れない様子」だったそうで「なんとか車で病院に行きましたがはっきりした原因はわからず」と病院を受診するも原因不明だったことを明かした。さらに「疲れや風邪のひき始めにも出る事もあるみたいでした」と述べ「痒み止めをもらい飲むと落ち着き、次の日はお昼近くまで疲れた様子で眠っていました」とその後の娘の様子を報告。「夕方からいつもの皮膚科へ行き」と明かし「保湿剤とアレルギーのシロップもしばらく続けた方がいいみたいだった」といい「飲んでいます」と説明した。最後に「今は1週間くらい経ちすっかり綺麗になりました」と述べつつ「年始の事だったのですごくヒヤヒヤしたな」とコメント。「ちょっと年末の疲れもあったのかな。と、反省した日でした」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年01月11日いよいよ12月24日に迫った日本一の漫才師を決める大会「M-1グランプリ2023」(以下、「M-1」)。2001年のスタート当初のエントリー数は1603組だったが、年を追うごとに増えていき、一旦終了する2010年には4835組に。2015年に復活してからもその勢いは止まらず、今年は昨年の7261組から約1300組も増えて8540組となり、過去最高を大幅に更新した。エントリー総数が増えるに従って、漫才師たちの争いも苛烈を極めていく。決勝までに1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝が行われるが、なかでも最もハードルが高いとされているのが準々決勝。今年は準々決勝に進んだ123組のうち、ストレートに準決勝に進出したのはわずか30組。ふるいにかけられて約4分の3が涙をのんだ。準々決勝で敗れた芸人の中には、ヨネダ2000、インディアンス、からし蓮根といった過去のファイナリストの姿もあり、競争が激化していることがうかがえる。このように求められるレベルが年々あがるなか、それでもエントリー総数はうなぎ昇りに増えており、M-1の牽引力はとどまることを知らない。その背景に何があるのか、お笑い評論家のラリー遠田氏に話を聞いた。M-1のエントリー数は、マヂカルラブリーが優勝した2020年から、毎年1000組近く増え続けている。ラリー氏は「影響力が大きいからこそ、出たいと思う人が増えている」とした上で、ある即席ユニットの飛躍をあげる。「2020年にピン芸人同士の即席ユニットである『おいでやすこが』が準優勝して、それがきっかけでおいでやす小田さんと、こがけんさんという2人のピン芸人がブレイクしました。これがきっかけになって、M-1のために即席ユニットを組んで漫才をやる芸人が増えたのではないでしょうか。また、昔は“漫才は漫才師、コントはコント師”というふうに専門分野が分かれていることが多かったのですが、最近はロングコートダディや男性ブランコなど、どちらかというとコントをメインにやっていた芸人もM-1のために漫才をやるようになっています。その中には決勝に行くような人も出てきていて、出場者の層が厚くなっています」2006年に女性2人組のアマチュア漫才師「変ホ長調」が決勝に進出したが、今年も東大生と早大生によるコンビ「ナユタ」が準々決勝で大きな注目を集めるなど、アマチュア漫才師が台頭している。「おそらくM-1ではアマチュアの参加者もものすごく増えているはずです。ラランドは、ツッコミのニシダさんが大学生だったときに準決勝まで進出して大きな話題になりました。最近では大学のお笑いサークル同士の対抗戦や大学生のお笑いコンテストがあって、“学生芸人”の世界が盛り上がっています。私も大学生のお笑いコンテストに審査員として招かれたこともありますが、今の学生芸人は本当にレベルが高いです。会社に就職していて、平日は普通に仕事をして、土日祝日はお笑いライブに出る、という“社会人芸人”も多いですね」学生芸人のレベルが上がる背景にはテクノロジーの進化も影響しているようだ。「昔は情報がないのでお笑いを学ぶこともなかなかできなかったのですが、今はYouTubeなどでネタ動画やネタの作り方はいくらでも学べるようになりました。そうやって学んだ上で人前でネタをやってコツをつかんでいけば、だんだん上手くなっていくんです」アマチュアからプロまであらゆる芸人がこぞって参加するなど、空前の“漫才ブーム”ともいえる昨今のお笑い界。しかし、ツービートや島田紳助・松本竜介らが活躍した1980年代前半の漫才ブームが終了して以降、漫才にとっては冬の時代が続いた。ブームは終わるのが常ではあるが、ラリー氏はM-1を中心とする今の漫才ブームは「今のところ終わる理由がない」という。「M-1が漫才の世界を盛り上げているという側面はあるので、M-1が終わったらブームは一段落するかもしれません。しかし、今のところ終わらせる理由がないですよね。視聴率は取れているし、世間の注目度も高いし、M-1のおかげで芸人が育っていくという面もある。ザ・ドリフターズ、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるずなど、かつて一時代を築いた芸人たちは、みんなテレビでコント番組をやっていました。漫才は2人の芸人が舞台に立ってしゃべるだけという地味な芸なので、本来はテレビにあまり向いてなかったのです。だから、M-1が始まった2001年の時点では、漫才は時代に取り残されて忘れられた文化でした。M-1ができたことで、そこから新しい漫才の歴史が始まったんです」エントリー総数は増えても、王者に輝くのは1年に1組だけ。最後にラリー氏は言う。「裾野が広がっていますが、決勝には毎年10組しか行けないですし、競争は激しくなるばかりですよね。結果的に、漫才がどんどん発展していく時代になっていると思います」果たして、8540分の1の座を掴み取る漫才師は――。
2023年12月17日2023年12月5日、お笑いタレントのみやぞんさんと、あらぽんさんによる、お笑いコンビ『ANZEN漫才』が、2024年3月31日をもって解散することが発表されました。2人が所属する事務所『浅井企画』によると、みやぞんさんは2023年12月31日をもって同事務所を退所し、フリーで活動していくことになるといいます。みやぞん及びANZEN漫才に関するご報告この度、みやぞんは2023年12月31日をもちまして弊社を退所、ANZEN漫才は2024年3月31日をもちまして解散いたします。これまでANZEN漫才を応援してくださったファンの皆様、そしてご支援いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げますとともに、突然のご報告となりましたことをお詫び申し上げます。みやぞん本人より「会社を離れて自分の力で色んなことにチャレンジしていきたい」との申し出があり、本人との話し合いを重ねた結果、みやぞんはフリーで活動していくこととなりました。また、みやぞん退所に伴い、今後の個人およびコンビでの活動について話し合いを重ねた結果、ANZEN漫才は解散することとなりました。あらぽんは引き続き弊社に所属し、タレント活動を続けてまいります。弊社としましては、新たな目標に向かって前進するみやぞんとあらぽんのさらなる飛躍を願い、活動を応援していく所存です。改めまして、これまでANZEN漫才を応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。これから別々の道を歩むことになりますが、みやぞん、あらぽんへの変わらぬご支援とご声援をいただけますと幸いに存じます。浅井企画ーより引用東京都足立区生まれの幼馴染同士でもある、みやぞんさんとあらぽんさん。2009年に結成された同コンビは、みやぞんさんがギターの弾き語り、あらぽんさんがラップを披露するなどの『歌ネタ』が人気でした。みやぞんさんは、事務所の発表と同時に自身のX(Twitter)を更新し、「幼馴染のあらぽんとはこれからも親友です」とつづっています。浅井企画の皆さんへは感謝の気持ちでいっぱいです!幼馴染みのあらぽんとはこれからも親友です!ファンの皆さん、これからもあらぽんと僕を応援よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/b9tdmsyLO4 — みやぞん (@anzenmiyazon) December 5, 2023 『ANZEN漫才』解散のニュースに、ネット上では、「驚いた。2人の門出に拍手!」「解散は残念ですが、これからも応援します」などエールの声が寄せられています。コンビではなくなっても、2人の友情はこれからも続いていくことでしょう。みやぞんさんとあらぽんさんの新たな挑戦を、多くの人が応援しています![文・構成/grape編集部]
2023年12月05日クリスマス・イブに行われる決勝に向けて、予選が進められている『M-1グランプリ2023』。磨きをかけた多種多様な漫才が披露されるなか、とあるコンビのネタが波紋を呼んでいる。問題となっているのは、吉本興業所属の「ゆかいな議事録」が11月8日に東京で行われた3回戦にて披露したネタ。さまざまな政治家の選挙活動を手伝った経験もあり、趣味が選挙だというボケ担当・山本期日前(30)が「韓国の政治家って自分の支持率が下がると、すぐ反日に転じるじゃないですか」と切り出すところから始まる。「自分がピンチのときに、相手の怒りをより嫌いなものにそむけさせたら回避できるのでは」とフリ、「日本人の8割が中国を嫌っている」という内閣府のデータがあるとした上で、相手の怒りを中国に向けさせるというネタを披露していく。まず、肩と肩がぶつかり言い合いになるというシチュエーションで、相方の長島聡之(31)が喧嘩をふっかけると、日本の水産業者に紛した山本が「今、経営が傾いていて」と吐露。福島第一原発の処理水を放出した影響で、中国が日本からの海産物を輸入禁止にしたが、中国の漁船が日本の海で密猟していると主張すると、長島も「あいつらドラえもんだけじゃなくて魚もパクってんのかよ」とツッコミ。そして山本は「それでもあなたは日本人の僕を殴れますか」と問いかけ、長島は「完璧だな!おい!」と返していた。続いて、携帯の中身を見られたカップルの喧嘩というシチュエーションでは、山本が、「SNSの情報が国に見られている」とし、「やってること、中国と同じですよ」と発言。それに「あんな奴らと一緒にしないで」と長島がツッコむと、山本が「習近平!習近平!ごめんなさいは?」と謝罪を要求するという流れ。その後も飲食店でのクレーム回避術として、食べ物に髪の毛が入っていたことを指摘されると山本は「中国だと肉まんにダンボール入ってました」と返答。「汚いと言えば、容姿がPM2.5」「顔面黄砂」と長島の見た目を揶揄し、長島も「チャイニーズルッキズムやめろ」と応戦する場面も。最後は、長島島に話すのを制止された山本が「あなた今、私の言論の自由を奪ってきましたよね。彼こそが中華人民共和国です」と言い放ち、「もういいよ」と終わっていた。終始、中国を揶揄するようなネタを披露し続けたゆかいな議事録。YouTubeにアップされているネタ動画のコメント欄では《ゆかいな議事録、俺は好きよ》《ゆかいな議事録売れてほしい!!》と評価する声も。ただ一方的に中国を批判するような内容に批判の声が集まっていた。《ゆかいな議事録は流石に笑えない》《ふゆかいな議事録、やってる事は政治風刺というよりヘイトスピーチだな》《ゆかいな議事録、純粋にネタとして全く面白くないことはさておきやってること普通にヘイトスピーチだし、これを良しとして動画化するM1運営にも管理責任あるだろ》《「日本人の僕を殴れますか?」→日本人でなければ殴ってもいい→人種に基づく暴力行為の肯定→レイシズム普通にヤバない?お笑いの舞台をヘイトスピーチに利用してもお咎めなし?》
2023年11月16日きょう26日に大阪で開催された漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2023』1回戦に、今大会最年少となるコンビが登場した。○■5歳の双子コンビ・とうはるが『M-1』登場8月1日からスタートした『M-1グランプリ2023』1回戦はいよいよラストスパート。今大会最年少となる、2018年1月9日生まれ・5歳の双子コンビ「とうはる」が登場し、幼稚園生活をネタにした漫才を披露した。とうはるは大阪府出身で松竹芸能所属。2人の母は、「家で芸人さんのモノマネをよくしていたので、2人で漫才やってみたら? と勧めた」と出場のきっかけを明かしている。2人は錦鯉のファンだという。とうはるは、今年新設された、小学生以下のメンバーのみで構成された組の中から特に印象に残った漫才師に贈られる「ナイスキッズ賞」に選ばれる可能性も。「ナイスキッズ賞」は、1回戦の全日程終了後に発表され、1回戦の結果は本日20時前後に公式サイトで発表される。○■とうはるコメント――緊張しましたか?斗聖:緊張しなかった。陽聖:緊張しなかった。――緊張しなかったの? いつも?斗聖:いつもしない。陽聖:いつもしない。――なんで『M-1』に出ようと思ったの?斗聖:それはわからん。陽聖:それはわからん。――出たいなという気持ちはあった?斗聖:あった。陽聖:あった。――練習はいっぱいした?斗聖:いっぱい練習した。陽聖:いっぱい練習した。――2回戦に進める自信はある?斗聖:ある。陽聖:うん。
2023年09月26日熊本県のマスコットキャラクター・くまモンが、きょう26日に大阪で開催された漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2023』1回戦に登場した。○■くまモン隊、『M-1グランプリ2023』参戦8月1日からスタートした『M-1グランプリ2023』1回戦はいよいよラストスパート。くまモンは、“くまモン隊のお姉さん”とコンビを組み、コンビ名「くまモン隊」で初出場を果たした。漫才のテーマは熊本と大阪の違うところ。キレッキレの動きで会場を大いに湧かせた。「くまモン隊」の結果は、20時前後に公式サイトで発表される。○■くまモン隊コメント――今日の出来はいかがですか?くまモン:がんばったモーン!お姉さん:がんばったもんね!――出場しようと思ったきっかけは?くまモン :みんなを笑顔にするためだモーン!お姉さん:笑いには人を笑顔にする力があると思って頑張ったんだもんね!くまモン :熊本は復興で今頑張ってるもんね、だから、みんなを笑顔にするためにがんばったモン!――2回戦に進出する自信は?くまモン :ばっちり!――2回戦のネタは?くまモン :バッチリ用意してるって!――目標は?くまモン :アレをめざしてがまだすモン!
2023年09月26日品川ヒロシ原作の『漫才ギャング』。悩める漫才師と元ギャングの出会いから始まる物語は、2011 年に品 川自ら監督を務め、佐藤隆太と上地雄輔の W 主演で映画化された。初の舞台化となる今回、主演を務 めるのは馬場良馬と菅田琳寧(7 MEN 侍)。脚本・岩崎う大(かもめんたる)、演出・マギーがタッグを組 み、夏目愛海、富田麻帆、木村優良、碕理人、大崎捺希、もりももこ、児玉智洋(サルゴリラ)、宮下雄也、 坂田聡といった個性あふれるキャストが集結している。 5 月 4 日からスタートする公演に先駆け、ゲネプ ロと囲み取材が行われた。物語は、相方の石井(児玉智洋)にコンビ解散を言い渡された漫才師・黒沢飛夫(馬場良馬)がひょんなことからツッコミの才能を持つ元ギャング・鬼塚龍平(菅田琳寧)と出会うことから始まる。馬場はお笑いへの情熱を全身で表現し、龍平にはもちろん観客にも「漫才って面白い」と思わせてくれる。必死なまでの漫才への想いに惹きつけられ、自然と応援したくなる主人公を演じている。もう一人の主人公を演じる菅田は、漫才の楽しさを知って柔和になっていく龍平の変化、ヤンキー感とまっすぐでピュアな一面のギャップを魅力的に見せる。漫才以外のシーンも掛け合いのテンポが心地良い。お互いをリスペクトし合い、ひたむきに笑いに取り組む姿勢を見ているうちに、すっかり彼らのファンになってしまう。そんな二人を応援する龍平の妹・千波(夏目愛海)、友人・トラキチ(木村優良)やマヤ(富田麻帆)との和気藹々としたやり取りも微笑ましい。飛夫を厳しくもあたたかく見守る横山マネージャー(もりももこ)、借金取りの金井(宮下雄也)と河原(坂田聡)といった人々もインパクト大。飛夫と龍平の化学反応が周囲を変えていく様子が眩しい。龍平の前に立ちはだかるスカルキッズの佐山(碕理人)と城川(大崎捺希)は、シリアスなシーンを担いながら笑いもしっかり取っている。一人ひとりが原作に負けず劣らずの魅力と個性を放っており、舞台版ならではのストーリーに引き込まれた。囲み取材には演出のマギーと馬場良馬・菅田琳寧が登壇。開幕を迎えるにあたっての気持ちを尋ねられると、馬場は「舞台は全部そうですが、この作品はお客様の笑い声があって完成するんだろうと感じます。明日から、お客様のレスポンスや笑い声が組み合わさってどんな作品に育つのか楽しみです」と意気込み、菅田も「お客さんの笑い声が僕らとのコミュニケーションだと思います。楽しんでいきたいです」と頷く。今回は“リローデッド”というタイトルの通り、飛夫と龍平の関係性やお笑いへの情熱はそのままに舞台オリジナルの新たな物語が紡がれている。原作の品川からは「(岩崎)う大が脚本、マギーが演出なら自由にやってくれ」という言葉があったということで、新たな解釈や要素を取り入れつつ、舞台だからこその熱や汗といったエモさにこだわったとマギーは語る。また、マギーは本作を“普遍的なラブストーリー”と話し、「漫才師の方がよく相方との関係は彼氏と彼女のようなものだと言いますが、漫才師じゃない僕としてはそういうものにどこか憧れもある。ある一夏の恋のような読後感があったらいいなと。一番の売りは若者たちのエモさと僕が選んだ音楽のエモさ、エモ演出です!」と自信を覗かせた。そんな“エモい”関係性の二人を演じる馬場と菅田は、本編だけでなく会見でも息ぴったり。菅田が「初共演ですし歳も干支一回りくらい離れてるんですけど……」と話しだすと、すかさず馬場が「歳はいいでしょ!」とつっこんだり、菅田の「10年くらい芸歴があるコンビっぽさが出せてると思います」という言葉に馬場が「ハードル上がったね」と苦笑したりと、漫才のようなやり取りが繰り広げられる。馬場は「マギーさんがすごく丁寧に演出してくださって、漫才も普通の会話もネタ合わせをしているようで楽しかったです。細い糸のようなものを二人で積み重ねてオチに向かう大切さを知りました」としみじみ語った。二人のコンビについて、マギーは「組んだばかりの漫才師という設定なので、あんまり上手くなりすぎても困るけど、漫才に出会った龍平の熱、漫才をしている時の飛夫の夢中さ、漫才の楽しさや幸せが伝わるように演出しました。繰り返しになるけど、そのエモさが伝われば」と強調する。また、注目ポイントとして、馬場は「運命的に出会う二人の青春感ですね。この年齢だからかもしれないけど、懐かしさも感じます。琳寧くんから毎回違うものをもらうので、作品を通してまた青春できてると思う」と笑顔を見せ、菅田は「最初はツッコミも見よう見まねでやっていた龍平が漫才師として少しずつ成長していく過程を楽しみに見ていただけたら嬉しいです」と語り、マギーから「見どころは筋肉じゃないんだ?」と聞かれると「龍平になるために肩のトレーニングは結構しましたね」とアピール。馬場からも「鍛えるためにずっとぶら下がってたよね」と言われ、「筋肉です(笑)!」とまとめていた。最後に意気込みを聞かれ、菅田が「W主演ということで二つの楽しみ方があると思います。自分は龍平を演じているので、飛夫を見ていてすごく泣ける。でも龍平に注目するとまた違う気持ちで楽しめると思うので、一回は飛夫、次は龍平目線で観てもらえると嬉しいです」と話すと、マギーも「(龍平の)妹の千波目線もあるし、誰に感情移入するかで変わるよね」と頷く。馬場は「個性的なキャラクターたちが精一杯生きている姿を描いています。その一生懸命な姿が皆さんの心に響けばいいなと思いますし、辛いことや悩みがある人がこの作品を見て、悩んでいるのを馬鹿馬鹿しく思ってくれたらいいなと。たくさん笑っていただけたら嬉しいです」と締め括った。本作は5月4日(木・祝)より博品館劇場で上演され、6月2日(金)からはCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで大阪公演も行われる。舞台ならではの生の熱量を味わうことができ、コミカルなシーンに笑いつつ随所で胸を打たれる爽やかな青春ストーリーをぜひ劇場で見届けてほしい。舞台「漫才ギャング -リローデッド-」原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ(単行本=リトルモア/文庫本=幻冬舎)脚本:岩崎う大(かもめんたる)演出:マギー【出演者】黒沢飛夫役 馬場良馬鬼塚龍平役 菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)(W主演)鬼塚千波役 夏目愛海マヤ役 富田麻帆トラキチ役 木村優良佐山役 碕理人城川役 大崎捺希横山マネージャー役 もりももこ石井保役 児玉智洋(サルゴリラ)金井役 宮下雄也河原役 坂田聡【公演日程】■東京公演博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)2023年5月4日(木・祝)〜5月21日(日)■大阪公演COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央〒540-0002区大阪城3番6号)2023年6月2日(金)〜6月4日(日)【チケット】前売:9,800円 当日:9,900 円 (全席指定・税込)【公式サイト】 【公式Twitter】 【お問い合わせ】■公演に関するお問い合わせ MAIL: info.destyle.stage@gmail.com ■チケットに関するお問い合わせ Mail: stage.contact55@gmail.com 【主催】舞台「漫才ギャング」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月04日品川ヒロシ監督の映画「漫才ギャング」を、2023年5月より、東京と大阪にて上演致します、舞台「漫才ギャング -リローデッド-」の全キャストが決定いたしました。「漫才ギャング」は品川ヒロシ作による小説作品。 2011年に主演を、佐藤隆太、上地雄輔で映画化され、大きな話題になり、今回初の舞台化となります。脚本を手掛けるのは、劇団かもめんたるを主宰し、作・演出を務める作品が岸田國士戯曲賞に2年連続ノミネートされるなど、演劇界にて脚光を浴びている岩崎う大。そして演出はお笑い集団ジョビジョバのリーダで、構成・演出を務め、近年ではTEAM NACS 第15回公演「悪童」の演出など、俳優、演出家、脚本家として活躍しているマギーが担当します。そして今回、全キャストが明らかになりました。W主演の馬場良馬と、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)に加えて、夏目愛海、富田麻帆、木村優良、碕理人、大崎捺希、もりももこ、児玉智洋(サルゴリラ)、宮下雄也、そして坂田聡と個性豊かなキャストが揃いました。全キャスト発表と合わせて、チケットの公式サイト先行が決定。新たに生まれ変わる怒涛の熱血漫才ストーリー!どうぞご期待ください。<イントロダクション>悩める漫才師『飛夫』と、とくに悩みはないヤンキー『龍平』が出会った。猛スピードで動き出す運命の歯車は止められない。品川ヒロシ監督の映画『漫才ギャング』が初の舞台化。脚本・岩崎う大(かもめんたる)✖️演出・マギーの手により”リローデッド”。新たに生まれ変わる怒涛の熱血漫才ストーリー!<公演概要>舞台「漫才ギャング -リローデッド-」原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ脚本:岩崎う大(かもめんたる)演出:マギー【出演者】馬場良馬、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)(W主演)夏目愛海富田麻帆木村優良碕理人大崎捺希もりももこ児玉智洋(サルゴリラ)宮下雄也坂田聡【公演日程】■東京公演博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)2023年5月4日(木・祝)~5月21日(日)■大阪公演COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央〒540-0002区大阪城3番6号)2023年6月2日(金)~6月4日(日)【チケット】公式サイト先行(抽選):3月23日(木)12:00~3月29日(水)23:59一般発売:4月15日(土)10:00前売:9,800円当日:9,900 円(全席指定・税込)【チケット取り扱い】ローソンチケット: 【公式サイト】 【公式Twitter】 【お問い合わせ】■公演に関するお問い合わせMAIL: info.destyle.stage@gmail.com ■チケットに関するお問い合わせMail: stage.contact55@gmail.com 【主催】舞台「漫才ギャング」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月11日H&Wサポート株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岸 陽)は、一般社団法人 漫才協会(所在地:東京都台東区、会長:青空 球児)と共同で、H&Wサポートが開発した次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)を活用した介護予防、フレイル予防のための共同プロジェクトを行うことになりました。ロゴ◆「2025年問題」対策として◆「2025年問題」と呼ばれる超高齢化社会の到来を間近に控え、政府や自治体は介護予防やフレイル予防をはじめ認知症予防、未病対策、自立支援介護など、国民の健康寿命を延ばすための様々な施策を行なっています。超高齢化社会の進行によって経済成長にブレーキがかかり、一方で医療費や介護費は増大するため、国や自治体の財政は悪化し、私達の生活に様々な悪影響が及んできます。そのような喫緊の課題に対し、当社は次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)を開発し、介護施設への導入を進めることで高齢者の運動機能や認知機能の維持・改善・向上に努めております。◆次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREXの特徴◆次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)には3つの特徴があります。(1) 独自開発の動画配信プラットフォームの活用(2) センサーをはじめとしたICTを活用(3) 運動機能並びに認知機能の改善にフォーカスしたマシン設計HiTREXメインビジュアル+マシン本体当社代表の岸が長年にわたって様々な人の運動機能の改善やメンタルヘルスの改善をする中で培ったノウハウを元に独自に設計したトレーニングマシンに、動画配信プラットフォームとセンサーをはじめとしたICTテクノロジーを活用することで、マシンの利用者はスタッフのサポートが無くても運動機能や認知機能の改善に効果的なトレーニングを行うことができます。さらに、ソフトウェアを継続的にアップデートすることで、介護事業者や利用者のニーズに寄り添った、より便利で、より効果的で、より楽しみを提供できる「トレーニング×エンターテインメント」マシンへと進化させることができます。HiTREX(ハイトレックス)公式サイト: ◆漫才の力で利用者も介護スタッフも心身ともに健康に◆この度、漫才協会との共同プロジェクトとして行うことでHiTREXで流れるトレーニング動画に漫才協会所属の芸人が登場します。マシンの利用者は、いつでも漫才協会所属の芸人と楽しく効果的なトレーニングを行うことができます。さらに、動画配信、センサー、ICTを活用することで、HiTREX上で漫才協会とコラボした様々なエンターテインメント施策を行なっていきます。お笑いとトレーニングを合わせた「トレーニング×エンターテインメント」の取り組みを通じて、利用者だけでなく介護スタッフにもマシンの利用を推進し、介護スタッフの心身の健康増進に寄与していきます。楽しみながら効果的なトレーニングを行えるマシンを介護施設に提供することで、利用者と介護士スタッフの健康増進に努めていきます。漫才師一覧◆漫才協会の紹介◆主に東京で活動する漫才師が加盟する、漫才公演の開催、漫才師の育成・広報を目的とする団体名称 : 一般社団法人 漫才協会所在地 : 〒111-0034 東京都台東区雷門2-11-9 木具定ビル4階代表者 : 青空 球児設立 : 2005年5月30日ホームページ: ◆H&Wサポート株式会社の紹介◆H&Wサポート株式会社は、「世界のすべての人を健康に 笑顔に 幸せに」という理念を掲げて2009年10月に設立されました。運動とITテクノロジーを活用して世界中の人々の運動機能とメンタルヘルスの改善を目指す「運動×IT×ヘルスケア」企業として活動しています。名称 :H&Wサポート株式会社所在地 :〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-15-2 エビストメキチビル2階代表者 :岸 陽設立 :2009年10月26日資本金 :3,749万円事業内容:・メンタルヘルスセミナー事業 ・パーソナルトレーニング事業 ・次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREXの開発・販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月02日お笑いコンビのますだおかだによる「ふるさと納税」をテーマにした漫才動画が、ABCテレビが運営するふるさと納税サイト「ふるラボ」の公式YouTubeアカウントで29日に配信された。「ふるラボ」はABCテレビが、バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の元プロデューサーでエンタメソリューターとして活躍中の明松功氏が広告クリエイターの中尾孝年氏と立ち上げたボーダーレスクリエイティブカンパニーKAZA2Nがタッグを組み、日本一“おもしろい”ふるさと納税体験をテーマに運営しているふるさと納税サイト。エンターテインメントが持つ力で地方共創への貢献を目指している。その企画の1つでこのたび配信されたのが、ABCテレビの漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ』第2回チャンピオン・ますだおかだの漫才動画。おなじみのギャグやあいさつを交えたM-1グランプリと同じ4分尺の軽快な漫才の中で、「そもそもふるさと納税とは何なのか」「申込みのステップ」など、基本的なところから「ふるさと納税」が分かりやすく丁寧に解説されている。28日に開催された記者発表会では、KAZA2NAが「ますだおかだの漫才を研究して書かせていただきました」とネタのたたきを用意したあと、「お2人と何往復か意見交換して、ブラッシュアップして出来上がりました」と完成までの経緯を説明。ふるさと納税の説明として必要なワードを盛り込みつつも、面白い漫才にしなければいけない点に苦労したという。ちなみに増田英彦が北海道の「富良野市ふるさと納税PR大使」を務めており、地方創生に興味があるとのことからオファー、今回の出演が実現。知識が豊富というだけでなく、「情報を正しく盛り込む」「面白く仕上げる」という両輪に対して非常に前向きに取り組んでくれたと感謝していた。漫才内ではふるさと納税の説明パートで間違ってはいけない情報が多かったことから、「ベテランの方にはタブーだと思いながらも……」と、“カンペ”を持ってもらうことに。しかし岡田圭右のカンペは、増田から「見ている人は分からないだろうから言いますけど、カンペ持ってますからね」と上手くイジリとして登場し、ふるラボのテーマ通り“おもしろく”仕上げられている。そのほか、ABCテレビアナウンサーが出演するオリジナルCMや、放送局ならでの切り口による返礼品の紹介など、今後もさまざまな取り組みを発表していく。
2022年11月29日お笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆が出演する、日清ヨーク・毎日のむ血圧ケアヨーグルトの新WEBCM「血圧にやさしい漫才」編が、26日から公開される。新WEBCMでは、紅白のスーツを着た錦鯉が、持ちネタ「サルを捕まえる」をベースに“血圧にやさしい漫才”を披露。漫才中盤、長谷川の豪快なボケにツッコミを重ねているうちに血圧が上がった渡辺が、椅子を持ってきて休憩するなど、血圧をケアしながら漫才を展開していく。■錦鯉インタビュー――撮影はいかがでしたか? 率直な感想をお聞かせください。長谷川:ズバリ、楽しかったです! 僕達のネタやキャラクターをわかってくれていてやりやすかったです!渡辺:楽しかったです。CMで新作漫才もできましてありがたいです。このネタをどんどん営業でやっていこうと思います。――ついつい血圧が上がる程、テンションが上がった出来事を教えてください。長谷川:子供の頃からテレビで見ていた方と共演するときは、テンションが上がります! 直前で緊張してしまうので、そこで自らテンションを上げて奮い立たせます! その繰り返しです!渡辺:やっぱりM-1グランプリで優勝した瞬間に勝るものはありません。――「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」の味はどうでしたか?長谷川:とても飲みやすくて、何よりもおいしかったです! ゴクゴク飲みました! 続けやすくて良いと思いました!渡辺:本当においしかったです。これなら毎日飲み続けられそうです。――ストレス緩和の効果もある「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」。最近ストレスが溜まったことはありますか?長谷川:お腹が出てきて、立ったまま靴下が履けない!渡辺:最近自宅近辺でタクシーが全く捕まらず、前日の早い時間帯に予約しなければならないことです。――お二人の健康の秘訣を教えてください。長谷川:脂肪や血圧が気になる年齢ですので部屋でのストレッチと、「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲み始めてから毎日血圧チェックしています!渡辺:血圧にいいと聞き、最近クルミを食べています。――最近気づいたお互いの改善して欲しいところはありますか?長谷川:普段歩くのが遅いので、もう少し早く歩いてほしい! 血圧ケアヨーグルトを飲んで、健康になってほしい!渡辺:最近雅紀さんの「こんにちは」がサイドスロー気味で、横から手を出すようになってきたため、昔みたいにオーバースローで上から豪快に手を伸ばしてほしい。――M-1グランプリ優勝後の1年間が終わろうとしています。ここまでを振り返って、どんな1年でしたか? また、今年やり残したことはありますか?長谷川:色々な人と出会い色々な経験をさせていただき、人生で一番濃い時間でした! まだまだ慣れてないので、慣れていきたいです! やり残したことは、家族や友人と食事に行って話したいです!渡辺:あっという間なような、長かったような、そんな1年でした。M-1グランプリ優勝のときの、芸人からの祝福がやはり一番うれしかったですね。残り3カ月も、「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲んで、自ずと仕事も趣味の動画鑑賞も元気にこなしていけたらいいなと思います。――最後に、今回の動画を見る方々へメッセージをお願いいたします。長谷川:ここでしか見れない漫才を披露しています! 是非! 見てください! 「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲んで、一緒に健康になりましょう! 毎日飲む習慣にしよう!渡辺:漫才の見どころは、やはり雅紀さんのヨーグルトの飲みっぷりですね。何回もNGを出して飲むシーンを撮り直しても、おいしいからいくらでも飲めると言っていました。僕らもこれからゴクゴク「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲んでいきますので、よろしくどうぞ。
2022年09月26日AGA・薄毛治療専門外来 Dr.AGAクリニックは「第57回上方漫才大賞」へ番組提供いたしました。やすし・きよしやダウンタウンをはじめ数々の実力派漫才師が、受賞してきた上方漫才界でも長い歴史のある伝統番組です。「上方漫才大賞」インフォマーシャル■インフォマーシャル概要出演 : なすなかにし(中西 茂樹氏、那須 晃行氏)放送日 : 【関西テレビ放送】2022年4月9日(土) 第57回上方漫才大賞番組内動画URL: ■「Dr.AGAクリニック」について薄毛は病院で治療するものだということが徐々に一般に認知されてきておりますが、まだまだ薄毛治療に一歩を踏み出せない方が多数いらっしゃいます。「Dr.AGAクリニック」では薄毛でお悩みの方をゼロにしたいという想いから患者様に気軽にご来院いただける様、通いやすい価格とプライバシーを守った診療を行っております。WEBサイト: 「Dr.AGAクリニック」院内画像■「第57回上方漫才大賞」参照: <上方漫才大賞>上方漫才界にあって、年度を通じて奇席、放送及びその他の舞台などで最も活躍した者に贈られる、名誉ある賞。放送日時:2022年4月9日(土) 午後3:00~5:30放送局 :関西テレビ放送、ラジオ大阪(同時放送)「上方漫才大賞」ロゴ■「Dr.AGAクリニック」医療法人笑顔会 Dr.AGAクリニック「Dr.AGAクリニック」ロゴ秋葉原院・新橋院・大阪なんば院・大阪天王寺院・大阪京橋院・神戸三宮院・大阪梅田院(5月開院予定)総院長 : 坂口 海雲TEL : 0120-433-488E-mail : aga@drskinclinic.jp WEBサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月27日お笑いコンビ・EXITが、6月22日に東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYA にて「EXIT単独ライブ『漫才とコント』」を開催することが決定した。ネオ渋谷系漫才として人気を博し、お笑いだけではなく、アパレル展開やアーティストとしての活動の幅を広げるEXIT。個人でも、りんたろー。はスキンケアやエクササイズなど美容面での注目度が高く、兼近は著書『むき出し』で作家デビューをするなどマルチで活躍をしている。そんな彼らが“芸人”として、ネタだけを行う単独ライブを開催する。タイトルそのままに「漫才とコント」がたっぷり楽しめる。チケット発売は、4月10日19時30分よりEXITオフィシャルファンクラブ「entrance」にて受付開始。また、オンライン配信も実施。オンライン配信の詳細はHP・SNSにて後日発表される。りんたろー。は「色々やってはおりますが、ネタやっている時はみなぎるし、生きていることを実感させられます。EXITの軸、漫才とコントを目一杯たっぷりご堪能ください」とメッセージ。兼近大樹も「あなたへ届けたい笑いがそこにはあった。響け笑撃のレクイエム」とコメントを寄せた。
2022年04月10日お笑いコンビ・ダウンタウンが3日、大阪・なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」の千穐楽参回目公演に出演し、漫才を披露した。ダウンタウンの登場に会場は大盛り上がり。2人は満員の客席を見渡し、浜田雅功は「すごいですね」と話した。松本人志は「キツイですよ。やりづらいよ。死ぬほど後輩見てるし」と吐露し、「ここまでレジェンド芸人になっちゃうとね。しかもカリスマじゃないですか。お風呂入っても取れないんですよ」と笑いを誘う。また、「いまさらどんなやったかなと思って。漫才というもの自体……」と言うと、浜田も「何十年やってないですし」と話した。そして、松本は「クイズのネタを肩慣らしにやりましょうよ」と提案。浜田が「東京タワーの高さは何メートルでしょう」とクイズを出すも、松本は「なんぼですか?」と出題者の浜田に答えを聞こうとし、浜田はツッコミ。その後、松本もクイズを出し、爆笑やりとりを展開していく。途中、浜田は「何も打ち合わせもしてくれへんかった。ずっと思いつきでしゃべってるやん」と事前に打ち合わせがなかったことを告白。また、松本の生き生きした姿に浜田が思わず「お前、楽しそうやな」と言い、松本が「楽しくない」と照れる場面も。2人の掛け合いに会場は笑いと拍手に包まれた。4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業は、日頃の感謝の気持ちを込めて、なんばグランド花月にて創業110周年特別公演「伝説の一日」を4月2日、3日に開催。110年間“笑い”を発信し続けてきた同社が、“オールよしもと”豪華ラインナップで、伝統の「笑い」と最新の「笑い」を届ける。同公演のオンライン配信チケットは4月10日まで販売(視聴は4月11日12時まで可能)。
2022年04月03日お笑いコンビ・すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)が10日、大阪・なんばグランド花月で行われた「第七回上方漫才協会大賞」で大賞に輝いた。イベント後に取材に応じ、南條は「鼓を叩くのを忘れました。とにかく驚きました。青天の霹靂とはこのことだなと。(受賞は)ないと思っていたので」と心境を告白。「上方っていう名前がついた賞で、小鼓を持って漫才をするというのはなかなか評価はしていただけないものだと思い込んでいた。こんなに吉本は心が広い会社だとは思いませんでした」と喜んだ。三島も「僕もずっと足が震えていました。もし呼ばれたらこう言おうと思っていたことを全部忘れてしまいました」と心境を述べ、「こういう評価をしていただけることは自分の人生ではないと思っていたので、ありがたい気持ちです」と語った。そして、今後について南條は「漫才の賞をいただいたので、もっとテレビで漫才が披露できるようにネタ番組とかに出演させていただきたい」と希望。三島は「本当に偉大な賞をいただいたので、一つひとつの舞台をより大切にしていきたい」と気を引き締めた。なお、上方漫才協会会長の中田カウスは、すゑひろがりずについて「古いものを新しく見せるために相当に研究したと思う。これから先が楽しみです。絶対に生き残ってほしいコンビです」と期待を寄せた。「上方漫才協会大賞」は、大阪のお笑い芸能文化の継承と発展のため、若手芸人を育成しサポートしていく「上方漫才協会」主催の賞。過去に、第一回はアインシュタイン、第二回は吉田たち、第三回はトット、第四回は見取り図、第五回はミキ、第六回はミルクボーイが大賞を受賞した。今回の大賞には、昨年活躍したニューヨーク、オズワルド、空気階段、ニッポンの社長、ロングコートダディ、オダウエダなどがノミネート。各分野のプロデューサーが2021年に活躍した芸人を対象に推薦した53組の中から大賞1組が決定した。また、新人賞には、ドーナツ・ピーナツが選出された。ドーナツは、「新人賞に挑戦させてもらったのが3回目だったので、やっとやという気持ちでした。挑戦し続けてよかった」と話し、ピーナツも「僕も3回目だったのでやっとという思いはありました。おっしゃー! と思いました」と喜びを語った。
2022年01月12日さてさて。先日わが家で起こった嘘のような本当の話を聞いていただけますでしょうか…。ことの始まりは、末っ子の保育園で行われた内科検診の話でした。末っ子がドヤ顔で話をした際、小3次男がこう言ったのです…まさかの発言に思わず絶句。次男はふざけているのではなく真面目に答えてます…。さらにこれだけでは終わりませんでした。その話を聞いていた小6・長男が参戦。さも次男をバカにしたようにドヤ顔で、内科と外科について話し始めたのですが…こうもたたみかけられるとは思っておらず、思わず爆笑(笑)いや、でもまぁ内(ない)なら外(がい)と読んでしまうのも無理はないのかもしれません。ホント、ものすごくよくできた兄弟コントを見ているようでした(笑)
2021年11月10日’19年2月に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)をきっかけに、大御所漫才師、おぼん・こぼんの確執が広く知られるように。その後も2人の確執は同番組で紹介され、芸歴56年の高校の同級生コンビが本気のケンカをする様子はお茶の間を凍り付かせてきた。しかし、今年10月6日に放送された「おぼん・こぼん THE FINAL」でついに電撃和解を果たした。そんな2人の素顔を、おぼんの娘の井上千尋さんと、こぼんの娘の泉水いづみさんが明かす。泉水いづみ(以下・いづみ):もともと、お父さんとおぼんさんは高校の同級生。本当に仲よかったんですよ。私と千尋ちゃんも誕生日が2週間違いで。井上千尋(以下・千尋):私が小学生のころ、富士急ハイランドに家族で行ったら、たまたま、“こぼんちゃん”の家族がいたことがあって。いづみ:そうバッタリ会って!千尋:コンビだから休みの日が一緒なんですけど、行き先も一緒になって。そこからは両家で行動を共にしました。家族ぐるみの付き合いだったんですよね。いづみ:’00年に、私と千尋ちゃんで「くれよん」という漫才コンビを結成して、おぼん・こぼんに弟子入りしました。でも、呼ぶときは師匠じゃなくて、“お父さん”。最初に「師匠と呼ばせるべきか、お父さんでいいのか」という話があったんです。でも結局「お父さんでいいんじゃないか」ということになりました。千尋:本人たちが師匠と呼ばれるのを嫌がったと思います。いづみ:厳しい師弟関係もなくて、舞台の合間に一緒に遊んでいましたね(笑)。お父さんたちがステージから降りてくるときに、私たちが2人のスリッパを用意しないといけないんです。けど、お父さんたちは私たちを困らせようと、その用意しないといけないスリッパをいたずらで隠すんです。千尋:お父さんたちというかうちのパパがね(笑)。こぼんちゃんはやらない。いづみ:『笑点』に出演したときは、くれよんで漫才をやった後、おぼん・こぼんが出てきて、4人で親子漫才をやったんですよ。そんな家族ぐるみで交流していた仲よしコンビに決定的な亀裂が入ったのは’15年。おぼん・こぼんが所属している漫才協会の理事選挙がきっかけだった。長年、協会の裏方として働いてきた自負があったおぼんだったが、こぼんの得票が自分の得票を上回ったことにおぼんは激怒。漫才中に2人が殴り合う事件もおき、その溝は決定的なものになった。千尋:あるとき、パパがワァーって叫んで暴れて、家のトイレのドアを壊したことがありました。そういうとき、家族は面倒くさいから理由を聞いたりしないんですけど、後になって思えば、ちょうど選挙の時期だったんですね。そのころ、年賀状の送り先のリストから、こぼんちゃんの名前を消せとも言われて……。いづみ:うちは家に仕事のこととかを持ち帰らないので、そういうことはありませんでした。でも、私はよくお父さんたちと飲みに行ってたから、飲みの席でおぼんさんと一緒になることがなくなったので、なんとなくうまくいってないのかなと。でも、あそこまでとは思っていなくて……。千尋:私も“ビジネス仲が悪い”ぐらいだと思ってたんです。’19年の放送を見て初めて、本当に仲が悪いんだと知りました。(取材・文:インタビューマン山下)
2021年10月29日相方のボケに「なんでやねん!」とツッコむ… 。そんな王道漫才のお決まりを軽快に飛び越えて、“ツッコまない漫才”で一世を風靡したぺこぱ。ボケを抱きしめるように受け止めるスタイルが生む、優しい笑いのヒミツとは。“ツッコまない”が期待を裏切る!ボケを拾い抱きしめる優しい会話が生む笑い。――否定しないツッコミという新しいスタイルで、今やメディアで顔を見ない日がないほど大人気となった、ぺこぱのお二人。ボケを優しく受け止めるツッコミが誕生したのは、2018年のことだった。松陰寺:それまでも、他のコンビとはちょっと違うネタをやっていたのですが、まったく世に出るきっかけにならなくて。もっと違う形を模索している時に、ボケに対してツッコまずに受け入れるという形を見つけ、新しいと思いました。常に人に優しくありたい、否定ばかりする世の中が嫌だと思っていたわけではないんです(笑)。受け入れるツッコミは理由、理論、共感が要。シュウペイ:そのネタを最初にやった時は、正直、笑いどころが理解できなくて。自分が知らないお笑いに出合ったからですけど、のみ込むまでに苦労したというか。相方はボケを受け入れているのに、僕はなかなか、この漫才を受け入れられませんでした(笑)。松陰寺:ははははは。一番最初はプロポーズというネタで、俺が女性、シュウペイが男性を演じながらも、シュウペイまで女性になっちゃうというボケがある。それに対して「女性同士が結婚したっていいじゃないか」と言ったのが始まりです。“このネタにかける!”とかではなく、試しにやってみようかくらいの気持ちでしたね。あと、相方は、俺が書いた台本通りにやっているのに、ツッコまれて、否定されて、シュンとする役回りなのが変やなと思ったことがあって。それも“ノリツッコまない”スタイルが生まれた要因かも。シュウペイ:僕、困り眉だから、シュンとしたように見えたのかな。最近は眉毛サロンに通っていい感じになってるので大丈夫で〜す!松陰寺:今の発言、書いてあげてください。ただ、「そういうのがあったっていい」と受け止めることは簡単にできるけど、それじゃ面白みがないし笑いは生まれない。だから、受け入れるにあたっての理由とロジックと共感を、テーマとしておいています。“そういう考え方もあるよね”と思ってもらえるやりとりを意識しています。――漫才のネタを作る時は、松陰寺さんは脳内でシュウペイさんと掛け合いをしているという。松陰寺:頭の中でシュウペイが話して面白かったら台本に書き、ネタ合わせをして本当に面白いかを確かめる。台本を書いた時点でのネタの完成度は、50%くらいです。シュウペイ:シュウペイとしてネタを見せたい部分があるので、「俺だったらこういう言い回しをするな」と伝えたり、変更することも。まぁ、下ネタとかは絶対に許しませんけどね。シュウペイ、そういうキャラじゃないから。松陰寺:おかしいでしょ。そもそも俺、下ネタ書かないから(笑)。――ラジオでは、いつものキャラクターとは少し違う二人のやりとりを披露することも。シュウペイ:昔から松陰寺さんのことを知っている僕が、彼のやばい部分をケアしながら話しています。たとえば、松陰寺さんが自分が着ている服がダサいと言えば、「いや、松陰寺さんがダサいだけだよ」と言う、そういうケアです。もともと僕が汚い言葉を使わないこともあり、マイルドに聞こえるから、バランスがいいんだと思う。松陰寺:俺が暴言めいたことを言うと笑ってくれるんで、調子に乗っちゃうんです。ラジオではこういう一面を見せ、子どもが見る番組では優しいツッコミをしたりと、割り振りを決めています。――否定しないツッコミが生まれた時のように、これからも違うお笑いを目指していくという。松陰寺:今、世間の皆さんに、シュウペイがボケて俺が受け入れるというスタイルを、一通り知っていただいたと思うんです。その上で、新しい展開を見せていきたいですね。10月の単独ライブでも新ネタをたくさんやるし、今までとは違うぺこぱを披露できるはず。シュウペイ:終わった時には達成感で泣くと思うので、皆さんにも感動する準備をしていただけたら。そして、僕がデザインしたグッズを愛してもらえたら!松陰寺:ははははは。これからもずっと、お客さんの予想を裏切るネタをやっていきたいですね。ぺこぱが選ぶ!松陰寺さんの名フレーズ4選。これまで披露してきた、すべてを優しく包み込むツッコミの中からお二人がお気に入りをセレクト!名言のオンパレードをご堪能あれ。「漫画みてぇなボケしてんじゃねーよっ!て言うけど、その漫画ってなんですか!?」シュウペイさん演じるおじいさんが、電車のドアに顔を挟まれるというボケに対するセリフ。「自信を持ってできるネタ。ウケもいいです」(松陰寺さん)。「素直に納得できますよね」(シュウペイさん)「…時を戻そう」漫才がオチまで進んで別のバージョンに移る時、展開を頭に戻すタイミングで使われるキラーフレーズ。「これは、ちょっと革命を起こしたのかな、と思っています」(松陰寺さん)「急に正面が変わったのか…?」ネタ中に突然、舞台の隅に行ってしまったシュウペイさんを見て、自身を疑い始める松陰寺さんの姿が印象的なセリフ。「葬儀屋のバイト中、棺の向きが逆になっていたのを見て生まれました」(松陰寺さん)「お前よりはうるさい」松陰寺さんが世の中のことについて一方的に喋った後、意見を求めた相方から「うるさい!」と言われた時に返すフレーズ。「お客さんみんなが、“たしかに”という空気に包まれていました」(松陰寺さん)ぺこぱ2008年結成。『ぺこぱのオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)が毎週木曜24時~放送中。10月3日に単独ライブを開催予定。※『anan』2021年10月6日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年10月03日吉本興業と東京大学が今年3月に立ち上げた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」として、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が講師を務めるSDGs人材交換留学「漫才ワークショップ」が10日、東京・新宿の吉本興業東京本部で開催された。東京大学の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」。第3弾として、学部学生が吉本興業が持つ様々なメディア・コンテンツ・プロジェクトに参加する「体験活動プログラム」を展開し、この日は石田が講師を務める特別講義「漫才ワークショップ」を実施した。「漫才ワークショップ」では、講師・石田による漫才講義ののち、学生同士でコンビを組み、ネタ作りに挑戦。学生15人に東大卒の吉本興業社員1人が助っ人として参戦し、8組がステージで漫才を披露した。石田は「堂々としている」「クオリティが高い」などと感心しながらネタを鑑賞。最後に「自分なりの組み立て方がしっかりしていて、ちゃんと表現まで落とし込めているのがすごいなと思いました。すべて面白かったですし、半分くらいネタが飛んで気まずくなりやすいんですけど、全組全部発表できたというのが感動しました。とても素晴らしかったと思います」と総評した。そして、一番面白かったコンビを「石田賞」として表彰。「難しい」と迷いながら、大島凛太朗さんと野口賢太郎さんのコンビ・39太郎を選び、「後ろの取材陣も1回つかんだ功績はでかいなと。空気もちょっと変わった。M-1もそういうことがあるんです」と選出理由を説明した。また、参加した東大生について「のみ込みが早い」と言い、「反応がよかったので僕もやっていて楽しかったです。1時間の講義で汗だくになっていました」と満足した表情。「東大生って頭が固い人が多いのかなと思っていたんですけど、実は柔軟な方が多いと思いました。隙間があるというか、人の話を聞ける。こういう人がうまいこと吸収して伸びていくんやろうなと感じました」と語った。なお、同イベントではお笑いコンビ・天狗(川田哲志、横山裕之)が司会を務めた。
2021年09月10日お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が10日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」SDGs人材交換留学「漫才ワークショップ」取材会に出席。NON STYLEとしての初ステージの思い出を語った。今年3月に始動した東京大学の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」。第3弾として、東大生が吉本興業が持つ様々なメディア・コンテンツ・プロジェクトに参加する「体験活動プログラム」を実施し、9月10日には石田明(NON STYLE)が講師を務める特別講義「漫才ワークショップ」を実施した。「漫才ワークショップ」では、講師・石田による漫才講義ののち、学生同士でコンビを組み、ネタ作りに挑戦。学生15人に東大卒の吉本興業社員1人が助っ人として参戦し、8組がステージで漫才を披露した。石田は「堂々としている」「クオリティが高い」などと感心しながらネタを鑑賞。大島凛太朗さんと野口賢太郎さんのコンビ・39太郎を、一番面白かったコンビとして「石田賞」に選出した。取材会で、NON STYLEとしての初ステージの思い出を聞かれた石田は「僕たちは道端で漫才をやった。めちゃくちゃ練習しましたけど、大きい声すら出せなかったです。小さい声でしかできなくて、酔っ払いのサラリーマンにボロカスに言われた覚えがあります。井上(裕介)は『なにくそ!』と思って、僕は『辞めたい』と思いました」と振り返り、「井上が『なにくそ!』と思ってなかったらNON STYLEは続いてないです」と語った。コンビとして長く続いてきた秘訣については、「1人がダメになったらダメになる。お互い助け合いながら、お互い引っ張ってあげながら、ということをやっていくしかない。あとは干渉しすぎないのが一番。あんまり求めすぎない。個性を奪いすぎない。自由を与え合うといい感じになるのかなと思います」と説明。さらに、「爆死した日があるから今の井上がある。あそこで爆死してなかったら僕たちは解散していたと思うので、いい感じで流れていっているんだなと思います」と話した。なお、同イベントではお笑いコンビ・天狗(川田哲志、横山裕之)が司会を務めた。
2021年09月10日ハイテンポなしゃべくり漫才で人気のNON STYLEが、昨年結成20周年を迎えた。記念のライブツアーを開催しようとネタも準備していたが、新型コロナの影響でほとんどが中止に。「今年こそツアーがしたい」との熱い願いが叶って、「NON STYLE LIVE 2020・真/2021・新~あっというま~」の開催が決定!いろんな味を楽しめる、ノンスタ流“おばんざいタイプ”のライブです。石田明:僕ら毎年ライブをやって、新ネタ漫才をやるのが恒例なんです。僕はもともと面白い人間じゃないから、ネタをやるしかないという思いもあるし。単純にネタを書くのが好きなだけって感じもあります。井上裕介:去年は20周年記念のライブで全国まわる予定やったんですけど。石田:ほとんど中止になって……。なんとか東京では開催できたんです。井上:あの時は、お客さんにもたくさん入っていただきました。石田:生の舞台はやっぱりええもんですね(しみじみ)。お客さんの前でできるのが嬉しすぎて、犬の“うれション”状態の漫才でした(笑)。井上:僕らも嬉しかったけど、お客さんも、この苦しい状況をなんとか打破しよう、大笑いしてポジティブに生きようって感じがありましたね。石田:20周年からは1年遅れになりましたが、今年あらたに作ったネタとあわせて、ライブができることになりました。井上:20年前、僕は単にテレビに出る人気者になりたいって気持ちで始めたんやけど、石田とコンビ組んで、漫才って面白いなぁっていう感覚は最初からあった。それからずっと芸人として生きて芸人として死にたいという気持ちで続けてきましたね。石田:ターニングポイントは、結成8年目に東京に出てきた時。僕は大阪にいたかったのに、それまで出ていた劇場がなくなり、東京に出るしかない、という状況になって。井上:僕はせっかくなら全国区で戦いたいって気持ちが大きかった。石田:東京では仕事もほとんどなくて、正直苦しかった。でも、その1年間にじっくりネタ作りと向き合えたことが大きかったと思います。あの苦しい時間がなかったら、『M‐1グランプリ』優勝もなかった。井上:今はまたエンタメ業界全体が苦しい時期。だからこそ、どっかに光はあると信じて頑張りたい。石田:僕は去年、仕事ができない時期に家族とたっぷり過ごすことができて、仕事以外の幸せもあるんやなぁと知ることができました。意識も変わったし、新しい取り組み方も考えていきたい。井上:ネット配信やファンクラブも始めたしね。新しいメディアにも、対応できる力をつけておかないと。石田:ライブならではの面白さもあらためて感じる。今回のツアーも、“おっちゃんふたりが真剣にジャレ合ってるだけやん”みたいな生の空気を楽しんでいただきたいです。井上:うちのライブは“おばんざいタイプ”。いろんなおいしいネタがちょっとずつ見られる。女性にも楽しんでいただけると思います。石田:どんな時代になっても、自分たちのネタをやる漫才ライブは一生続けていきたいですね。井上:生で笑い声を聞くのは、芸人しか味わえない至福ですから!全国ツアー「NON STYLE LIVE 2020・真~あっというま~ NON STYLE LIVE 2021・新~あっというま~」2年ごしの開催となった20周年ライブ。9月14日より全国5か所で開催。思い出の地をめぐった映像も公開される。FANYチケットお問合せダイヤル TEL:0570・550・100(10:00~19:00)ノンスタイル共に1980年生まれ、大阪府出身の石田明(左)と井上裕介(右)が2000年に結成。2008年『M‐1グランプリ』優勝。石田さんは3女のパパとして、井上さんは“ポジティブナルシスト”として、それぞれSNSでも話題。衣装協力・meagratia※『anan』2021年9月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・難波雅恵インタビュー、文・伊藤愛子(by anan編集部)
2021年09月05日●「お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい」兄弟ならではの息の合ったしゃべくり漫才で人気を博す、お笑いコンビのミキ。『M-1グランプリ』でも毎年注目を集めている2人は、バラエティ番組に引っ張りだこで、それぞれが俳優や声優としても個性を発揮している。■「自分らのことを芸能人と思ったことは1回もない」様々なフィールドで活躍しつつ、漫才師としてコンスタントに舞台に立ち続けているミキ。初のオフィシャルブック『ミキ、兄弟、東京』(4月13日発売)では、2019年4月に大阪から東京へ拠点を移してからの2年間が記録されている。2人を直撃し、これまでの足跡を振り返ってもらい、準々決勝敗退で自分たちを見つめ直すきっかけにもなったという『M-1グランプリ』への思いや、“漫才師”という肩書きにこだわる理由を語ってもらった。――大阪から東京に拠点を移して2年経ちましたが、上京して良かった点とは?亜生:良かったのは、芸能人を間近で見られることです。僕はめちゃくちゃミーハーなので、芸能人と一緒にご飯に行けることも、一緒に写真を撮れることもすごくうれしいです。最近は永野芽郁ちゃんにメロメロです。昴生:僕もです。確かに芸能人の友達は増えました。――お二方も今や人気芸人ですし、同じ芸能人というくくりではないですか?昴生:いや、僕たちは自分らのことを芸能人と思ったことは1回もないです。だから、毎日芸能人に会えるのがうれしくて。マネージャーから仕事の連絡が来たら、どんな仕事かだけではなく、ゲストが誰かというのも、めちゃくちゃモチベーションにつながります。この前は、永野芽郁ちゃんに会えて、めっちゃうれしかったです。亜生:気合入りますが、ただただ空回りしてしまうこともあります(笑)――上京したことでのマイナスポイントはありますか?亜生:物価が高い。昴生:そこはびっくりしましたね。亜生:正直、東京で1カ月の駐車場代だけで、大阪ではワンルームが借りられます。昴生:家賃などいろんなものが高いので、僕は嫁に任して、一切見ないようにしています。飯も高い。でもまあ、東京に住むのが長くなったらその感覚も変わるとは思いますが。■コンビ歴9年も兄弟歴32年「漫才師として武器に」――テレビ出演が増えたことで、漫才に注ぐ時間が減ってしまうという葛藤もあったそうですが、今はその葛藤は解消されましたか?昴生:はい。マネージャーにお願いして、そこのバランスは保ってもらっています。でも、テレビに出ないと劇場の出番ももらえないので、両方とも大事にせんとあかんなと。僕はテレビの仕事も大好きやし、頑張りたいけど、主軸はあくまでも漫才なので。ほんまは全部漫才の仕事をしたいけど、世の中、そんなに甘くないので。亜生:お兄ちゃん、本にも書いているんです。「芸人じゃなく、お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい。」って。昴生:やめろや、いじってるやろ(笑)。亜生:そこは覚えておいてください。――昴生さんは、いつ頃から“漫才師”にこだわるようになったのですか?昴生:亜生と漫才をやり始めた頃からです。僕はずっとしゃべくり漫才がやりたくていろんなコンビでやっていたんですが、どこか違うなと感じていて、亜生と組んだ時に、「これや!」と思いました。お笑いの世界では、多才な人がめちゃくちゃ多いけど、僕らがどこで勝負できるかなとなったら、漫才しかないなと。だからそこを強くしたくて。――そこから漫才を突き詰めていこうとされたのですね。昴生:そうです。でも、しゃべくりってめっちゃ難しくて、地でしゃべらんとウケへんし、形にもならへんのです。でも、亜生とだと、それがすんなりいけたので。亜生:まあ、僕がおらんかったら、今のこの人はないでしょうね。昴生:いやいや、こいつが泣きついてきたんです。助けてくれと(苦笑)。――ご兄弟なので、子供のころから、今のように丁々発止な漫才のやりとりをされてきたんですか?亜生:いや、それはないです。中学時代のお兄ちゃんは思春期で、ぜんぜんしゃべってくれへんかったし。昴生:家にいて2人でお笑いをするようなことは1回もなかったです。ただ、関西人なので、普通にしゃべっていても、ボケとツッコミがあるので、そこの違和感はなかったかなと。僕らはコンビ歴9年ですが、兄弟で一緒にいて32年になるから、そこは漫才師としては武器になりますね。最初に初めて人前で漫才をやった時、先輩から「ずっとやってたん?」とも言われたんです。そこはだいぶ得しているなと思います。●M-1挑戦を終わりにしようと思った過去■昴生・妻の言葉で「優勝するまで出よう」と決意――『M-1グランプリ2020』では準々決勝で敗退され悔しい思いをされましたが、自分たちを見つめ直すきっかけになったそうですね。昴生:ほんまにおごりやったなと。『M-1』を舐めてたわけではないけど、自分らの普段と変わらんスタイルの漫才で優勝しようと思っていて、『M-1』はそんなに簡単なもんじゃなかった。自分らは天才やないのに、そのままでいけると思ったのが大きな間違いでした。亜生:そうそう。『M-1』に合わせて調整とか全くしてなかったので。昴生:でも、『M-1』だけを考えていたら、漫才がおろそかになっちゃう気がして。ただ、今となれば、1年間、『M-1』に照準を絞ってもいいのかなとも思っています。『M-1』はそういうことを、いろいろ気付かせてくれるありがたい大会です。――今年は攻め方を変えますか?昴生:それは企業秘密ですが、去年とは意気込みが違います。もちろん、毎年モチベーションは上がっていますが。亜生:過去に1回下がった時もあったしね。――モチベーションが下がったというのはいつ頃ですか?昴生:2019年に、もう今年でやめよう、優勝できなくてもやめようって思っていたら、決勝にさえ行けへんかった。ちょうどミルクボーイさんが優勝した年です。その時は悔しさもあったけど、嫁から「やめる必要ないやん。出られるんやったらずっと出や」と言われて。ほんまにそうやなと思ったので、亜生と話して、優勝するまで出ようと思いました。――奥様は素敵なアドバイスをされますね。昴生:嫁はミキを俯瞰で見ているからこそ、時々ええことを言ってくれます。僕らはすでにこれまで『M-1』に出させてもらったことで、十分恩恵を受けているので、もう出る必要もないのかなとも思っていたんです。ただ、そういうことではないなと。■コロナ禍で「お客さんのありがたさを再確認」――7月2日からは全国ツアー「ミキ漫 2021全国ツアー」が始まりますが、昨年はコロナ禍で中止になったことで、特別な思いがあるのではないでしょうか。昴生:お客さんのありがたさを再確認しました。もともとお客さんがおらな僕らが漫才している意味はないんじゃないかと思っていましたが、コロナ禍になって、余計にそう思いました。無観客でやった時、僕たちは一体、誰に向かって漫才をやっているんやろって思いましたから。亜生:僕も、本当にコロナ禍でそのことに気づきました。単独ライブは特に、わざわざ僕たちのために、足を運んでくれるというありがたさを感じましたが、それはコロナ禍になるまで気づかなかったなと。そういう意味で、いい緊張はありますし、全国ツアーはほんまにありがたいです。昴生:確かにいい緊張はあります。でも、緊張せえへんかったら、漫才師として終わりやし。この年で、こんなに毎日毎日緊張することってあんのかなとも思います。そういう意味では、刺激が多いから恵まれているなとも思いますし、全国ツアーは気合入れていきたいです。■ミキ2012年に結成した兄弟漫才師。ツッコミ担当の兄・昴生が1986年4月13日生まれ、ボケ担当の弟・亜生は、1988年7月22日生まれで、共に京都出身。『M-1グランプリ2017』3位、『M-1グランプリ2018』4位。また、2019年に「第54回上方漫才大賞」新人賞、2020年に「第5回上方漫才協会大賞」大賞を受賞。昴生は俳優として、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20)に出演、亜生は、実写版『ライオン・キング』(19)に声優として参加。『トロールズ ミュージック★パワー』(20)では兄弟で声優を務めた。
2021年04月03日1月4日、『日テレ系お笑いの祭典 NETA FES JAPAN』(日本テレビ系)で漫才を披露したお笑いコンビ・チュートリアル。昨年2月に正式に復帰した徳井義実(45)だが、相方・福田充徳(45)と地上波で漫才を披露するのは約2年ぶり。「徳井がやってみたいこと」や「理想のデート」といった“45歳の妄想”をテーマに、テンポの良い掛け合いを見せた。終了後、徳井は「1年目の気持ちでやらせてもらっています」と感想を述べた。2人が見せる久しぶりの漫才に、Twitterでは歓迎する声が続々と上がった。《チュートリアルのネタ面白かったなぁ。2年振りなんやね。おかえりやで、徳井さん》《徳井さん復活おめでとうーチュートリアルってこんなに面白いんだな》《本当にチュートリアル復活しておめでとう……徳井さんテレビで見れるの嬉しい……》徳井が地上波に復帰したのは、昨年10月14日放送の『今夜くらべてみました 秋の2時間スペシャル』(日本テレビ系)。MCとしての復帰であり、番組冒頭で反省の弁を述べたが否定的な声も少なくはなかった。そんな逆風のなか、チュートリアルはコンビとして地道な活動を続けている。まず徳井が復帰した昨年2月24日には、コンビそろってイベントに出演。それから約1カ月後は、「ルミネtheよしもと配信寄席」で漫才を披露した。さらにコンビの新企画として、配信を兼ねたトークイベントも定期的に開催している。「ラジオや舞台、配信ライブなど、目立たない活動から出直しました。コロナ禍ではオンラインが普及し、“見たい人だけが集まる”といった条件も後押しに。とはいえ、徳井さんはYouTubeを復帰の手段にはしませんでした。あくまでもコンビ活動を重視したのです。福田さんもメディアでは多くを語りませんが、徳井さんを励まし続けてきました。『いつになれば一緒に漫才ができるんだろう』と悩んでいた福田さんのためにも、徳井さんは原点回帰を目指したのでしょう」(芸能関係者)そして、最近ではそうした努力が徐々に実を結び始めているという。「徳井さんの起用を“解禁”した日本テレビは、他のレギュラー番組への復帰も検討中だといいます。他にも、BSフジや地方局でも起用は広がっています。もともと芸人仲間からの信頼は厚く、徳井さんが謙虚に努力しているのも彼らは見ています。このままいけば、地上波でのオファーは増えていくのではないでしょうか」(テレビ局関係者)復帰当初、徳井はメディアでの取材にこう語っていた。「お仕事をいただけたなら、一つ一つ、ただただ一生懸命にやる。そして、いつか『あ、こいつ少しは人間として信頼できるようになったかもな』と思ってもらえるように、一歩一歩進むしかない」(『Yahoo!ニュース』2月24日)相方との絆を深め、風向きはゆっくり変わりつつあるようだ。
2021年01月08日お笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけしが22日、オフィシャルブログを更新。20日にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送され、自身も審査員を務めた漫才王座決定戦『M-1グランプリ2020』を振り返った。2007年に敗者復活から優勝を果たしたサンドウィッチマン。富澤は2015年と2018年、2019年、2020年大会の審査員を務めている。「今年のM-1グランプリはマヂカルラブリーの優勝で幕を閉じました。おめでとう!」とまずは優勝を果たしたマヂカルラブリーに賛辞を送り、「後輩の東京ホテイソンもがんばっていい経験になったと思うので、ますます今後に期待です! 敗者復活にまわったランジャタイもね!」と、同じ事務所に所属する後輩たちにエール。さらに「コロナウイルスの影響もあってライブの数も減り、みんな今年はネタをみがくのが相当大変だったと思います」と、コロナ禍で開催された大会だったことにふれ、出場芸人たちに寄り添った。放送ラストに「転がって優勝できるのはすごい」とコメントした富澤だが、ここでも「決勝の決勝でほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い。怖くて自分ならできません。一歩間違えば大惨事になる可能性もあるネタです」と前置きをしたうえで「それで爆笑をとった」と、自身も投票したマヂカルラブリーを評価。また「毎年のように『あれは漫才か!?』みたいな話題があがります。僕らの漫才もよく『コントじゃん』という方もいます」と、SNS等で話題となった“漫才の定義”に言及。改めてWikipediaで「漫才」を検索したといい、「調べてみたら『シンプルな会話体を基本とすることから、演者の個性に合わせ、音曲、踊り、物真似など、ネタ中に“何をやっても許される”自由な演芸形式となっている。日常生活、流行文化、政治経済など幅広い題材を扱うことが可能で、時流に合わせてネタを細かく、また大きく変化させることができる。』とのこと。ネタ中に「何をやっても許される」、つまり幅は広いわけですね」と引用しながら説明する。続けてM-1グランプリの参加規定を「審査基準は『とにかく面白い漫才』とあります」と振り返り、「漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います。変化と進化を止めないからM-1は、漫才は面白い」と熱い持論を展開。「今後、M-1で見る漫才について話すなら『漫才かどうか』ではなく『好きな漫才かどうか』が正解なのかもしれません」と提言した。また「名誉でツラい役目」だという審査員については「自分が何者かをさらけ出し、数十秒のうちに判断して人の人生が変わるかもしれないボタンを押したことがありますか?」と呼びかけ、「また数ヶ月、あそこはあの点数で良かったのか……とか考えるのでしょうね。何年も続けるには体に良くない仕事かもしれません」と結んだ。なお、21日には相方・伊達みきおも自身のブログで「センターマイクに向かって舞台袖から出てきて『どうも』と始まれば、それは漫才。漫才の定義なんて、それくらい。漫才と言うのは………みたいな、そんな難しいもんなんか無い」とつづっていた。
2020年12月23日20日放送の『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で第16代目王者に輝いたマヂカルラブリー。日本一の漫才師となったマヂカルラブリーだが、その内容が賛否を呼んでいる。マヂカルラブリーはボケの野田クリスタル(34)とツッコミの村上(36)からなるお笑いコンビ。審査員の上沼恵美子(65)から「よう決勝残ったな」と酷評され最下位に沈んだ17年以来、3年ぶりの決勝進出となった。リベンジを誓うなか、今大会で彼らが1本目に選んだのは、高級フレンチに行く際のマナーを村上が野田に教えるというネタ。激しいジェスチャーを交えたハチャメチャなボケでルール全無視の野田を、村上がひたすらツッコむというものだった。会場を大いに沸かし、因縁の上沼も「そのバカバカしいを突き抜けるは芸術や」と絶賛。2位の好位置につけ、そのまま3組だけが出場できる最終決戦へ。最終決戦で披露したネタは、つり革に掴みたくない野田が尋常じゃなく揺れる電車内で七転八倒するというもの。野田が地面に寝転がり、ほぼ無言でひたすらじたばたする姿が披露された。言葉を使ったボケはほとんどなく、野田は最長で79秒間無言でジェスチャーのみでボケ続けていた。最終審査では、見取り図2票、おいでやすこが2票、マヂカルラブリーが3票を獲得し、1票差の僅差で優勝した。従来の喋りを中心とした掛け合うスタイルの漫才ではなく、ほぼ喋ることなくジェスチャー中心のボケで優勝を掴んだマヂカルラブリー。しかし斬新すぎる内容だっただけに、SNSでは“マヂカルラブリーのネタが漫才かどうか”についての論争が起こっている。《床をのたうち回るあの決勝ネタは「漫才を冒涜しているレベル」 漫才じゃないというのは百歩置いても、ツッコミが死ぬほどつまらない 「ただ声を張り上げて当たり前の感想を垂れてるだけ」で聞くに耐えない 私はあれを芸とすら呼びたくない》《そこそこおもろかったけど「漫才」ではないわな。》審査員の立川志らく(57)も、優勝後に「あれだけしゃべらずに笑いをとるというのは、やっぱり漫才を超えた喜劇なんですよね」とコメントするなど、審査員の間でも判断のわかれるところだったようだ。いっぽうで、“笑わせた以上、漫才である”と擁護する声も。《誰がなんと言ってもマヂカルラブリーは漫才だよ!あの場で1番笑かした人が正義なんよ!》《批判的な意見が多いみたいだけど、ボケとツッコミとして成立してる時点で漫才だと自分は思うし、何よりマヂラブは肩で笑えた。》『M-1』放映直後に行われた優勝会見では、野田も『オレはチャンピオンです。文句言わせません。あれは漫才です』と宣言。当人たちにとっても、そうした“ツッコミ”が来ることを想定していたことが伺い知れる。そんななか、志らくは21日放送の『グッとラック!』(TBS系)で「漫才の戦いで喜劇に票を入れていいのかという葛藤があった」と吐露したうえで、「でも、明らかに村上さんのツッコミの間は漫才。胸を張って漫才と言っていいんじゃないでしょうか」とエールを送っていた。果たして、来年はどんな新しい漫才が誕生するのか。今から楽しみだ。
2020年12月21日お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーが『THE MANZAI 2020 マスターズ』(フジテレビ系)に出演。桜を見る会や原発問題を批判した漫才に、波紋が広がっている。「お客さんが若いので、今日は『桜を見る会』の話をしましょう」と、切り出した村本大輔(40)。安倍政権が公文書をシュレッダーにかけたことを持ち出し、「安倍政権支持者が俺のことを嫌いで、普段からSNSで攻撃を仕掛けてくるのはそいつらなんですよ」と息巻いた。さらに「GoToトラベル」にかけて、「中曽根首相の葬式に税金1億円使われたから、あの世はGoToの対象だと思いますよ」と痛烈に皮肉った。過去にツイートを削除したことから、「逃げた」とフォロワーから非難されたという村本。「安倍政権が公文書をシュレッダーにかけたことは許して、お笑い芸人がTwitterを削除したことは許さない」と繰り返し、「わかったことは1つ。俺のTwitterは公文書より上だ!」と叫んだ。後半は東日本大震災の話に切り替え、救援物資や原発問題、朝鮮学校に至るまで早口でまくし立てた。最後に、「お笑い芸人は悲しい話を笑いにすることができる、痛みに触れて笑うことができるわけですよ」と“使命感”を力説。そして、「フジテレビ、絶対にこのネタ、改ざんすんなよ」と締めくくった。スタンドマイクを1人握りしめ、5分間の独壇場を展開した村本。相方・中川パラダイス(39)は、ほとんど「はい」や「うん」など相槌のみだった。最高顧問として出演したビートたけし(73)は、「ああいうの北千住の駅前によくいたな」とコメント。苦笑気味に見ていたMCの矢部浩之(49)は、「ロックやな」と反応。Twitterではトレンド入りするほど、議論が巻き起こっている。《年に1回テレビで正論をバシッと言ってくれる日。すかーっとするわー》《村本、よくやった。臭いものに蓋し続けて平和と微笑むこの国は腐ってるからな。しっかり笑いも起こってたしよく頑張ったと思う》賛辞が広がるいっぽう、否定的な意見も上がっている。《漫才でもない自分の偏った考えを喋るだけなのはもうTwitterとかYouTubeとかでやれよ……》《ウーマンラッシュアワー、村本の相方が可哀相になってきた。 なにこの漫才?》放送後、村本は《ずっと言いたいこと言い続けるよ。誰が不快になろうともね。今後ともやるからよろしくな》などとツイート。昨年も同番組で社会問題を展開し、注目を集めたウーマンラッシュアワー。『モーニングショー』(テレビ朝日系)の取材にその真意を問われ、「無関心の人の耳のシャッターを開けたい」とコメント。村本は、大飯発電所のある福井県・おおい町が出身地。父親の同級生に拉致被害者がいたことなどから、社会問題とされていることを話すのは「普通のこと」だったとも明かした。しばしばツイートが炎上する村本だが、「間違っていてもいいから発信し続けること」「どっちの意見だとしても喋らないといけない」と発言。そのうえで、「炎上したら広がる。広がったら考える人がいる」と述べていた。年に一度、地上波で披露する漫才。そこには村本の強い意志が込められているようだ。
2020年12月07日