俳優の北村匠海が主演を務める、映画『東京リベンジャーズ』(7月9日公開)の原作者コメントが15日、公開された。同作は和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオトとともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。山田裕貴、今田美桜、杉野遥亮、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。原作の和久井は最初に映画化の話が来たときの事を振り返り、「嬉しかったですね。キャスティング案も一緒にいただいていて、キャラクターにもバッチリ合っていましたし、すごいキャスティングだな!と思いました」と喜びを明かす。さらに、各キャラクターを演じる役者陣について「北村さんは、主人公感がすごいと思いました! 一つ一つの台詞に魂がこもっていて、心を打たれました! 山田さんは、本人のキャラクター性とドラケンの漢らしくて頼れる性格がすごくマッチしていました! カッコ良かったです! ナオトは、ストーリーを進行させるとても難しい役だと思うのですが、杉野さんに完璧に演じてくださいました! ギャグパート好きです笑 今田さんのヒナは、とにかく可愛い! 『救いたい』という気持ちが掻き立てられました。ヒナの一本筋の通ったところを表現してもらいました。鈴木さん演じるキヨマサは、登場した瞬間『嫌い!』となる圧巻の敵役っぷり!あえてふざけた感じが強敵感に繋がっていました。三ツ谷役の眞栄田さんは、優しそうでカッコよくてスラっとしていてアクションもスタイリッシュ!まさに三ツ谷でした。清水さんの半間は、監督も言ってましたが『まんま』! もっと見たくなるキャラクターにしていただいたと思います。アッくん役の磯村さんはとにかくよかった…!! 中盤の重要シーンでの演技の悲壮感の演出が素晴らしかったです! 間宮くん演じるキサキは冒頭の登場シーンから強烈な印象!! 原作にはないオリジナル部分なのですが、カッコ良かったですね! そしてマイキーという作中でも一番大事なキャラクターは自分の中でも期待値が高かったのですが、吉沢くんはそのハードルを大きく超えてきてくれました!」と絶賛した。完成した映画についても「本当に素晴らしい映像に仕上がっていて、制作陣の方々に感謝です!!それに、役者さんの演技が皆さん本当に素晴らしくて、感動しました」と太鼓判。好きなシーンについては「ヒナにほっぺたを挟まれるシーンで胸キュン! マイキーとドラケンの登場シーンで心を鷲掴み! 現代のアッくんとの友情シーンで涙腺崩壊! って、ありすぎて選べません!!」と熱く想いを表す。原作の名シーンと、映画の同シーンの場面写真を組み合わせた画像も解禁され、“無敵の番長”マイキー(吉沢亮)と“熱き副総長”ドラケン(山田裕貴)が「不良の時代を創ってやる」と野望を熱く語るシーンや、主人公タケミチ(北村匠海)が因縁の相手キヨマサ(鈴木伸之)に喧嘩の挑戦を申しこむシーン、やられた仲間のために奮起する“東京卍會”(トーマン)集会のシーンがピックアップされている。和久井は「映画には映画にしかないシーン、映画にしかない設定も盛り込んでいますし、原作には原作にしかないシーンやキャラクターもいるので、映画と原作漫画を見比べて楽しんでいただけたら嬉しいです!」とコメントを寄せた。(C)和久井健/講談社 (C)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
2021年07月15日鈴木亮平主演、吉岡里帆が共演して山崎紗也夏の原作をドラマ化する「レンアイ漫画家」が4月8日放送開始。人気漫画化を演じる鈴木さんの“変貌”ぶりに「色気凄まじかった」などの声が続出。片岡愛之助の演技にも注目の声が集まっている。講談社モーニングKC刊で2010年から2012年の間連載されていた山崎さんによる同名コミックスを原作に、鈴木さんが地上波民放連続ドラマ単独初主演にしてラブコメに挑む本作。少女漫画の金字塔と呼ばれる「銀河天使」を連載し続ける、人付き合いが苦手な変わり者で、ほとんど外出もせず常人には理解できない思考回路を持つ天才少女漫画家の刈部清一郎に鈴木さん。夢無し、彼無し、お金無し。いつか運命の“人生の相方”が現れることを夢見るも男運が悪い久遠あいこに吉岡さん。清一郎の指令であいこが出会うことになる真面目で爽やかな元ラガーマンのエリート、早瀬剛に竜星涼。清一郎を長年支え続けている担当編集者の向後達也に片岡さん。あいこの行きつけのカフェ&バー「2 STORY CAFE」の店長代理、二階堂藤悟に眞栄田郷敦。父・純を亡くし清一郎と共に暮らすことになる清一郎のおい、刈部レンに岩田琉聖。清一郎をライバルとして意識する漫画家の金條可憐に木南晴夏。また小西桜子、白石隼也、松大航也、奥平大兼らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は葬儀社で働くあいこが高校時代の初恋相手、刈部純(白石隼也)の葬儀で清一郎から「レンアイしろ!」と詰め寄られ、思わず突き飛ばしてしまい会社をクビに。その後、新たな職探しをしているあいこの元に現れた向後から仕事を依頼したいと持ちかけられ、あいこは豪邸で清一郎と再会。“刈部まりあ”として正体を隠して大ヒット漫画「銀河天使」の連載を続けてきた清一郎から、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションを依頼される。最初は断っていたあいこだが報酬が100万円と聞いて引き受けることに。あいこに与えられたミッションは丸の内OLとなってある男性と出会うことだった…というストーリー。視聴者からは清一郎を演じる鈴木さんに「だいぶ痩せた…すごすぎる」「痩せた?髪型?こんなに柔らかい雰囲気だっけ?」など、鈴木さんの“変貌”に驚きの声が上がる。鈴木さんだが「すごい魅力的になっていて色気が出てる気がする」「鈴木亮平の色気凄まじかった」など鈴木さんの“清一郎”に多くの視聴者が魅了されている模様。後半ではギックリ腰になった清一郎が、あいこに原稿の仕上げを手伝ってもらうのだが、これまで自分以外に原稿を触らせなかった清一郎があいこに原稿を触らせたことを知った向後は複雑な表情を見せる…「向後さんの「僕だけの刈部先生なのに…」感が別のキュンをもたらす」「鈴木亮平さんと吉岡里帆のコンビに片岡愛之助が入って絶妙なバランス」など、片岡さんの演技にも注目が集まっている。(笠緒)
2021年04月09日電子書籍レンタルサイト「Renta!」で連載中の「こどものグルメ」(原作:久住昌之/作画:安倍吉俊)がドラマ化されることが決定した。本作は、松重豊主演でドラマ化された「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之による、小学4年生の女の子が主人公の人気グルメ漫画のドラマ化。食べることが一番の楽しみである蓬野杏は、共働き家庭の長女で平日の家はいつも杏と弟の栗でお留守番。ある日、自分にしかできない美味しいものを作って食べようと思い立ち、キッチンに足を踏み入れる。自由すぎる奇抜な発想で繰り広げられる予測不可能な料理の数々は、再現したくなるようなものばかり。大好きなおこげがいっぱい食べられる理想の焼きおにぎり作りに奮闘する物語ほか、複数エピソードが映像化される。原作者の久住さんは「まだ単行本にもなっていないのにドラマ化、ちょっと戸惑いましたが、ありがたく、うれしいです」とドラマ化を喜び、「ボクはこのドラマが、大人の理屈や常識を吹っ飛ばし、子供が笑って、大人もついつい笑っちゃうものになればいいなぁ、と思います。『孤独のグルメ』と同じく、テーマ曲と劇中音楽を作って、応援したいと思います。どうぞよろしく」とコメント。また作画の安倍吉俊は「今まで、自分の絵がアニメになった事はあったのですが、実写は初めての経験で、オーディションの映像で自分の描いた漫画の場面が再現されているのを見て、新鮮な衝撃を受けました。きっと素晴らしいドラマになると思います。とても楽しみです」と期待している。なお、杏役には「天才テレビくんhello,」や「全裸監督」にも出演した石井心咲、弟・栗役は千葉新。ほかにも和田聰宏、遊井亮子が出演。脚本は劇団「江古田のガールズ」主宰の山崎洋平、監督は「野武士のグルメ」の瀬野尾一が担当する。主演の石井さんは「オーディションに合格したと連絡があった時は、びっくりして一瞬時間が止まったようでした。でもだんだんと実感が湧いてきて、『どんな撮影になるのかな?どんな物が食べられるのかな?』とワクワクはますばかりでした!」と心境を語り、「たくさんの方に見ていただき、笑顔になってもらえて『こどものグルメ』を真似してみたいって思っていただけるように頑張ります!!」と意気込んでいる。「こどものグルメ」は10月25日(日)16時~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2020年10月13日日本の漫画・アニメ、小説は、国内のファンのみならず、海を超えたハリウッドのクリエイターたちをも魅了してきました。ゆえに、それらを原作としたハリウッド映画は多くあります。そんな日本の作品が原作の洋画を紹介します。小説、マンガ、アニメ…ハリウッドで進化を遂げた日本の名作日本の作品が原作のハリウッド映画①:オール・ユー・ニード・イズ・キルまずは、2014年に公開された大ヒットSFアクション映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』です。謎の侵略者たちとの死闘が続く近未来の地球が舞台の同作。戦闘経験のない広報官のウィリアム・ケイジは、訳あって最前線に送られ戦死してしまいます。しかし、目を覚ますと、そこは戦闘前にいた前線基地。『死に戻りのループ』にハマってしまった彼は人類の未来をかけて戦う決意を固めていく……というのがあらすじです。原作は桜坂洋さんの、同名ライトノベル『All You Need Is Kill』。世界的スター、トム・クルーズが主演を務め、莫大な製作費を投じて映画化されました。小説で描かれた設定はそのままに、本作はリアリティあるアレンジが加えられています。緊迫の戦場描写やクールなメカ、死を繰り返して成長していくトムの演技、さらに字幕に原作の固有名詞を使うなど、原作リスペクトに満ちた一作で、2020年現在、続編も企画されています。日本の作品が原作のハリウッド映画②:ゴースト・イン・ザ・シェル次は、2017年公開のSFアクション超大作映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』です。 View this post on Instagram A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Mar 26, 2018 at 12:20pm PDT舞台は、肉体にさまざまなインターフェイスを埋め込むのが常識となった近未来。多くの凶悪犯罪に立ち向かうエリート組織『公安9課』を束ねる、全身義体の少佐は、世界を揺るがすサイバー犯罪を追う中で、自らの過去の秘密と対峙していく……というあらすじです。 View this post on Instagram Follow director @rupertmsanders to get an exclusive look at the making of #GhostInTheShell. A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Feb 28, 2017 at 4:30pm PST士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』、そしてそれを元にした押井守監督のアニメ映画版は世界中のクリエイターに刺激を与え、あの『マトリックス』のアイディア元になったことでも有名です。これまで幾度となくアニメシリーズ化もされている、日本が誇る人気コンテンツですが、2017年にハリウッド実写版がお披露目となりました。 View this post on Instagram Critics are saying Ghost in the Shell is "Mindblowing. You've never seen anything like it" (Kevin Steincross, Fox-TV). Own the film on Blu-ray TODAY. Link in bio. A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Jul 25, 2017 at 9:57am PDT主演にスカーレット・ヨハンソン、共演にビートたけしさんを迎えるなどインパクト十分のヴィジュアルや、豪華なグラフィック技術が魅力の本作。原作では『草薙素子』という名前で日本人的なヴィジュアルの主人公を、実写版ではアメリカ人のスカーレットがあえて演じていることに違和感を覚えた人も多いことでしょう。しかし、ミスマッチにも思えるキャスティングが、クライマックスで物語のひねりにつながるなど、原作リスペクトも感じられる演出もあり、コンテンツの入り口として実に見やすい良作となっています。日本の作品が原作のハリウッド映画③:Death Note/デスノート次は、2017年に世界的配信サイト『Netflix』で公開となった映画『Death Note/デスノート』です。ある日、名前を書いた相手の命を奪える『デスノート』を手に入れたことで、悪を私刑制裁していくようになっていく、主人公の高校生、ライト・ターナー。そんな彼の運命は、1人の名探偵と同級生によって狂わされていく……というあらすじです。原作は、日本で爆発的な社会現象となった、大場つぐみさんと小畑健さんによる同名漫画『DEATH NOTE』です。アニメ化もされ世界中で多くのファンを獲得しましたよね。原作からかなり大胆なアレンジを加えたことや、心理戦の物足りなさにファンからはネガティブな声もあった同作。しかし、原作で心臓麻痺一辺倒だった『死亡シーン』が華麗に進化をしていたり、名優ウィリアム・デフォーが演じた死神・リュークの顔が、あまりに『デフォー』で笑えたりなど、一歩引いてみるとかなり楽しめる作品となっています。日本の作品が原作のハリウッド映画④:アリータ: バトル・エンジェル次は、木城ゆきとさんによる日本の名作SFアクション漫画を映画化した2019年公開の映画『アリータ: バトル・エンジェル』です。公開中の映画「ALITA(アリータ)」の原作は、日本のマンガ『銃夢(ガンム)』。今も連載は続いていますか?という質問をよく受けますが、なんと、最新シリーズを「イブニング」にて連載中なのです!タイトルは『銃夢火星戦記』(いま6巻まで出てますよ〜) pic.twitter.com/jMkv3lt6qa — 銃夢火星戦記はイブニングで連載中 (@gunnm_tantou) March 1, 2019 富裕層の住む空中都市と、そこから落ちてきた瓦礫を利用して生活する貧困層の都市に二分してしまった世界が舞台。空中都市から落ちて肉体と記憶を失ってしまった少女のアリータは、新たに肉体を与えてくれたイド博士に育てられながら、自身に秘められた300年前の秘密、そして世界を巻き込む闘いに身を投じていく……というのがあらすじです。 View this post on Instagram An angel falls. A warrior rises. See #Alita: Battle Angel in theaters February 14. A post shared by Alita: Battle Angel (@alitamovie) on Dec 20, 2018 at 6:00am PST制作に名匠ジェームズ・キャメロン、監督にロバート・ロドリゲスを迎え、ハリウッドでも屈指の作り手たちから、実に10年を超えるラブコールの末生まれた本作。その美麗なCGヴィジュアルとアクションは、まさに息を呑むできです。 View this post on Instagram On February 14, the battle begins. Get tickets now at AlitaTickets.com #Alita A post shared by Alita: Battle Angel (@alitamovie) on Feb 3, 2019 at 3:21pm PST観ているうちに愛おしくなってしまう、主人公アリータの繊細な作り込みに、ファンが次々とハートを撃ち抜かれた本作。原作シリーズの人気パートに繋がるようなラストの展開に、アメリカのファンが資金を募り高層ビルに続編を求める看板を出した…なんて熱狂的なエピソードも残っています。日本の作品が原作のハリウッド映画⑤:スピード・レーサー最後は、日本の名作アニメを、原作の空気感をそのまま実写化した、2008年公開の名作『スピード・レーサー』です。天才的な才能を持つレーサーの『スピード』は、亡くなった伝説的レーサーの兄を越えるべくレースで腕を磨く日々。そんな折、彼の前に謎の覆面レーサーが現れ……というのがあらすじです。タツノコプロが1967年に世に送り出したアニメ『マッハGO GO GO』を、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉妹が映画化した本作。シリーズの大ファンという監督コンビの愛が炸裂した内容で、興行はそこまで振るわなかったものの、映画好きからは高い評価を受けました。あえて世界観を現実に寄せることはせず、華やかでポップなアニメの質感をヴィジュアルや演出で見事に実写に落とし込んでいます。アニメの持つスピード感や速さを追い求める主人公の気持ちが、クライマックスで頂点に達する演出は、胸が熱くなります!ハリウッドの潤沢な予算とテクニックで、日本原作の名作がどのような変身を遂げたのか、是非みなさんもご自分の目で確かめてみてください![文・構成/grape編集部]
2020年09月17日現在公開中の映画『弱虫ペダル』より、原作者・渡辺航とアニメ版キャストからコメントが到着。あわせて原作コラボ映像が公開された。本作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』が満を持して初の実写映画化。全国レベルの強豪校・総北高校自転車競技部を舞台に、高校生の熱い青春を描いた物語だ。主人公・アニメ好きの高校生・小野田坂道役をKing & Princeの永瀬廉が主演を務め、同じ自転車競技部の仲間として伊藤健太郎、坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健ら人気上昇中の俳優陣が本気で自転車競技に挑み、CG一切なしの走行シーンが迫力満点で大きな話題となっている。渡辺は「本物の汗、美しい背景も見どころですよ!」と実写ならではの映像に興奮した様子。アニメ版で小野田坂道を演じる声優の山下大輝は「ワンシーンワンシーン、とても丁寧につくられていることに感動しましたし、アフレコしていた頃を思い出しながらニヤニヤしながら観ていました!!そして僕もまた走り出したくてウズウズしてしまいました!」と、アニメの雰囲気を思い出す感動を表現し、今泉俊輔役を演じた鳥海浩輔も「私の想像を遥かに超えたモノがそこにありました。非常に濃密な約120分を楽しませていただきました」と想像以上の完成度を絶賛した。鳴子章吉役の福島潤は「総北魂を感じる素晴らしい『弱虫ペダル』です。映画を観たら、すごく自転車に乗りたくなっちゃいますよ!」と実写ならではの演出に目を奪われ、寒咲幹を演じた諏訪彩花も「胸の高鳴りや仲間との絆が、沢山詰まっていてずっと心を揺さぶられていました。映画ならではの景色の美しさや迫力も素晴らしかったです!」と興奮のコメントを寄せた。さらに、原作コミックと本作の映像をリンクさせたコラボ映像では、原作のセリフが随所でそのまま使われていることがわかる胸アツなシーンが目白押し。今泉が坂道に勝負を持ち掛けるシーンや、坂道が初めてロードレーサーを手にした瞬間など、坂道の運命が動く印象的なシーンはもちろん、「誰よりも早く、山の頂上にたどりつけ!」と鳴子に背を押されるシーンや、裏門坂で今泉の背中を追いかけようとする坂道の姿など、疾走感あふれるシーンを原作と比較して見ることができる。『弱虫ペダル』公開中
2020年08月28日現在公開中の「King & Prince」永瀬廉主演実写映画『弱虫ペダル』より、原作漫画とコラボした本作の主題歌「Key of Heart」(King & Prince)のスペシャルPV映像が到着した。8月14日に公開を迎え、週末興行ランキング新作実写邦画第1位を獲得した本作。3日間の累計興収は約2.5億円と好スタートを切った。今回到着した映像は、「King & Prince」の書き下ろし主題歌に乗せて、入学したばかりの初々しい坂道(永瀬さん)の姿から、今泉との白熱のレース、ロードレーサーとの出会いなど、名シーンがギュッと詰め込まれている。さらに、本編とリンクする原作も随所に挿入されており、原作ファンも必見の映像となっている。本PVについて永瀬さんは「自分たちの歌声に乗りながら、漫画の中の一部分や映画のレースシーンとリンクするのが、感動的でとても胸が熱くなりました!」と感想を述べている。また、映画の反響についても「原作ファンの方からの感想が前向きな反応も多く、今すごく嬉しい気持ちでいっぱいです」と言い、「King & Princeのメンバーも観てくれたのですが、皆すごく褒めてくれて、『泣いた』『何回でも観たい!』と言ってくれて、嬉しい反面、少しくすぐったい気持ちにもなりました」とメンバーの反響も明かしている。『弱虫ペダル』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:弱虫ペダル 2020年8月14日より全国にて公開(C)2020「弱虫ペダル」製作委員会(C)渡辺航(秋田書店)2008
2020年08月21日「週刊少年ジャンプ」で連載されていた人気漫画「アクタージュ」の原作者・松木達哉氏(29)が8月9日、強制わいせつの疑いで逮捕された。各メディアによると6月に路上で女子中学生の胸を触ったという疑いを持たれている松木容疑者。大筋で容疑を認めているという。そのことを受けて10日、「アクタージュ」の連載打ち切りが決定。さらに11日には22年に予定されていた舞台「アクタージュ act-age~銀河鉄道の夜~」の上演中止が公式サイトで発表された。「『アクタージュ』は俳優オーディションで異彩を放つ女子高生・夜凪景が主人公。彼女が役者として成長していく様子を描く作品です。コミックスは12巻で累計発行部数300万部を越えるという異例の大ヒット漫画で、重版出来も続々。昨年には『第43回講談社漫画賞』にノミネートされるだけでなく、夜凪景が消防庁の火災予防啓発用ポスターにも起用されていました」(出版関係者)そんな人気作品の舞台化というだけでなく、「アクタージュ act-age~銀河鉄道の夜~」はヒロインをオーディションで選出。グランプリ受賞者はホリプロインターナショナルと専属契約をし、デビューするとも発表されていた。そうして原作に則るような仕掛けもあったため、ネットでは舞台化の中止に落胆する声がこう上がっている。《コロナで舞台が難しい中、自分がヒロインデビューする夢を持ってオーディションを受けた方、舞台関係者諸々の皆さん…残念です》《本格的に始まる前で良かったっちゃあ良かったけど、舞台は、我々観客もアクタージュの一員になれる場だな…と楽しみにしていただけに残念。とにかくすべてが残念》《好きな作品だったから、本当に残念の一言しか出てこない》
2020年08月12日2010年代以降、邦画界は次々と漫画の実写化作品を生み出しました。しかし、原作の大きなスケール感を表現し切れなかったり、実写化の際にうまく原作のよさを出せなかったりと、批評的にかんばしくない作品が多いのも事実…。しかし、漫画実写化邦画すべてがそうではありません。そんな、原作ファンも納得の高評価を獲得した作品を5つ紹介します。おふざけなし! マジで実写化に挑んだ傑作映画たち傑作実写化映画①寄生獣まず紹介したいのは、2014年公開の、岩明均さん原作の大人気漫画を実写化した作品『寄生獣』です。主演の泉新一役に染谷将太さん、新一の右手に取り付く寄生生物・ミギー役に阿部サダヲさん、ヒロインの村野里美役に橋本愛さんを迎えた本作。監督は、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られるヒットメーカー、山崎貴さんです。ある日、人間を内側から変え、ほかの人間を食い殺す怪物に変える謎の寄生生物が日本に現れます。高校生の新一も襲われますが、奇跡的に右手に封じ込めることに成功。『ミギー』と名乗りだした左手と奇妙な友情を築きながら、新一はパラサイトたちの侵略に立ち向かっていく…というのがあらすじです。ダークな展開のなかで、人間の残酷さと尊さを描き出した原作。その魅力を表現するために、本作はPG12という年齢制限を設け、殺伐とした演出に逃げずに挑んでいます。完結編である続編とともに、興行・批評の両面で高い評価を得ました。傑作実写化映画②アイアムアヒーロー次は2016年公開の映画『アイアムアヒーロー』。本作は、花沢健吾さんの大ヒット漫画を、驚きのスケールと演出で実写化したパニックホラー映画です。『アイアムアヒーロー』のポスタービジュアルも解禁! #アイアムアヒーロー #ZQN pic.twitter.com/RNYOzGWUoS — 映画『アイアムアヒーロー』 (@iamaheromovie) December 25, 2015 不満を抱えた漫画家の自己実現と、世界中が謎のウイルスによって凶暴化してしまった世界でのサバイバルを描いた本作。監督を務めたのは、同じく漫画原作の映画『GANTZ』2部作でメガホンを取った佐藤信介さんです。主演には人気俳優の大泉洋さん、共演も有村架純さんや長澤まさみさんと、ビッグネームがそろっています。【本日の一枚】危機的状況ですが、比呂美ちゃんはウトウト… #アイアムアヒーロー #ZQN pic.twitter.com/nSv2qCXXYv — 映画『アイアムアヒーロー』 (@iamaheromovie) April 19, 2016 ある日、世界中でZQN(ゾキュン)と呼ばれる、まるでゾンビのような凶暴なウイルス感染者が発生。売れない漫画家の鈴木英雄は、趣味で猟銃を持っていたこともあり、逃亡中に出会った女子高生の比呂美と、元看護師の薮とともに決死のサバイバルに挑む…というのがあらすじです。ゾンビものという設定故に、ハードな描写も重要だった本作。R15+という年齢制限で挑んだり、タクシーが横転するド派手なアクションシーンを韓国で撮影したりなど、海外映画に見劣りしない仕上がりで評判を呼びました。傑作実写化映画③ちはやふる –上の句-次も同じく2016年に公開になった、大ヒット青春映画3部作の1作目『ちはやふる –上の句-』です。原作は、2020年7月現在も連載中で、単行本は40巻を超えるボリュームを持つ、末次由紀さんによる『ちはやふる』。主演に広瀬すずさん、共演に野村周平さんや上白石萌音さんら実力派の若手俳優を配して実写化しました。監督は『タイヨウのうた』などの小泉徳宏さんが務めています。 #ちはやふる秘話 『 #ちはやふる -下の句-』初日舞台挨拶で、突如発表された続編製作❗完全なサプライズ発表だったため、キャストの皆さんは一様に驚きを隠せず、特に #広瀬すず さんはその場に座り込み号泣だったそうです❗ #ちはやふる結び pic.twitter.com/09ipEBeOQ3 — ちはやふる公式 (@chihaya_koshiki) March 21, 2018 幼馴染の綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は、いつも競技かるたで遊んでいましたが、新が家庭の事情で引っ越してしまうことに。高校生になった千早は、親友の新に会うために『競技かるた部』を作り、仲間とともに全力で全国大会に挑んでいく…というのがあらすじ。ボリューム満点な原作の名場面をうまく抽出し話を組み立て、あえて登場人物も漫画そのままのビジュアルにしないなど、『実写映画にする』ということに真摯に挑んだ本作。青春の情熱を見事に描き切ったと、原作・映画ファンの両方から高い評価を獲得しました。傑作実写化映画④いぬやしき次は、アニメ化もされた大ヒットアクション漫画を映画化した2018年公開の映画、『いぬやしき』です。Blu-ray & DVDの発売が11月2日で決定しました プラチナ・エディションBlu-rayにはメイキングロングバージョンやYouTube限定映像「いぬやしき」SPムービーを収録‼️ 詳細は公式HPをCHECK 是非お楽しみに #いぬやしき #inuyashiki pic.twitter.com/zZqEUcLF0r — 映画『いぬやしき』公式 (@inuyashiki_m) July 19, 2018 『GANTZ』などで知られるSFハードアクション漫画の人気作家・奥浩哉さんの原作を、お笑いコンビ『とんねるず』の木梨憲武さん、人気俳優の佐藤健さんを主演に迎えて映画化した本作。監督は先の『アイアムアヒーロー』と同じく佐藤信介さんが務めています。このあと11時~『ゴッドアフタヌーン #アッコのいいかげんに1000回 』(ニッポン放送)に #木梨憲武 さんが生出演‼️ハワイ通としても知られている木梨さん #和田アキ子 さんとのハワイでの熱い夜を激白⁉️是非、お聴きください #いぬやしき #inuyashiki #いぬやしき公開中 pic.twitter.com/DFvMR1X9n4 — 映画『いぬやしき』公式 (@inuyashiki_m) April 21, 2018 日陰者の扱いを受けている心やさしき初老の男・犬屋敷壱郎。そして、思春期の孤独を抱える不安定な高校生・獅子神皓。2人は期せずして人知を超えた機械の体を手に入れます。人を救っている時に生きている実感を得る犬屋敷と、殺している時に実感を得る獅子神…。2人の超人が今、相見える…というのがあらすじです。新宿を破壊し尽くす大スケールのクライマックスを、最新のCGを駆使して描き切り、ハリウッド映画と並べても遜色なく楽しめるレベルに持っていった本作。予算の使い所や、主演の木梨さんがお笑いを封印して挑んだ胸にくる熱演など、フィクションに真剣に挑んだ気合が伝わる一作です!傑作実写化映画④ミスミソウ最後は、2018年公開の映画『ミスミソウ』です。壮絶な青春の復讐劇を描いた本作は、原作者に「嫉妬するほどいい」といわしめた作品です。 View this post on Instagram 公式Instagramがスタートしました。映画『ミスミソウ 』は2018年4月7日(土)より新宿バルト9ほか公開! #ミスミソウ #山田杏奈 #内藤瑛亮 #押切蓮介 A post shared by 映画「ミスミソウ」 (@misumisou_movie) on Feb 19, 2018 at 8:32pm PST原作はアニメ化もされた『ハイスコアガール』などで知られる押切蓮介さんの同名漫画。主演に若手俳優の山田杏奈さん、共演に清水尋也さんや本作が演技初挑戦となったモデルの大谷凜香さんなど、フレッシュな役者をそろえ、監督は『ライチ☆光クラブ』でメガホンをとった内藤瑛亮さんが務めています。 View this post on Instagram 大津馬中学3年1組! 緊張しながらも、初日舞台を楽しみました!みんな、お疲れ様です! そしてミスミソウを支えて下さった皆さん、本当にありがとうございます‼️ これからもミスミソウをよろしくお願いいたします☃️ A post shared by 映画「ミスミソウ」 (@misumisou_movie) on Apr 7, 2018 at 4:21am PDT真っ白な雪が降り積もる田舎町に引っ越してきた中学生の野咲春花。陰惨ないじめを受ける中で、とある壮絶な悲劇に見舞われた彼女は、いじめっ子たちへの壮絶な復讐を決意する…というのがあらすじです。《せき止められない憎しみに、少女の心は崩壊するーー》『ミスミソウ』Blu-ray&DVD絶賛発売中です!2018年最大の衝撃作を、ぜひご自宅でお楽しみください!よろしくお願いします!原作:押切蓮介/監督:内藤瑛亮/出演:山田杏奈、清水尋也ほか▼詳細はこちら!▼ pic.twitter.com/lzqiVTlrfv — 映画「ミスミソウ」 (@misumisou_movie) October 4, 2018 美しい映像と役者たちのむき出しの若さ、原作譲りのバイオレンス描写が魅力の本作。残酷さの中の尊さが光る映画オリジナルの最後は、タテタカコさんが歌う主題歌が合わさり、思わず涙がこぼれてしまうはずです。なんと本作、制作期間がかなり短かった故に、いろいろな注文が入らず自由に作ることができたそうで、ある意味『奇跡の実写映画化作品』といえるかもしれませんね。『原作ブレイカー』など揶揄されがちな邦画の漫画実写化映画ですが、中には見事な出来の作品も多いもの。食わず嫌いせずに、ぜひとも見てほしい限りです![文・構成/grape編集部]
2020年07月28日女子高生アスリート×料理ブロガーの物語を描いた漫画『アスメシ』。原作者の見原由真さんに、作品へ込めた思いを聞きました。女子高生アスリート×料理ブロガー、血の繋がらない最強の父娘。スポーツマンガは多々あるが、本作のテーマはスポーツそのものではなく、アスリートのごはんのほう。「女子カーリング日本代表で話題になった“もぐもぐタイム”や、サッカーの長友佑都選手には専属シェフがいることなどから、アスリートの食に注目してみたら面白いかも、とアイデアが浮かびました」原作者の見原由真さんは、アスリートフードマイスターという資格を取得して本作に臨んでいる。「血の繋がっていない父と娘という設定にしたのは、違う人生を送ってきたふたりが親子というスタートラインに立ったとき、どんな二人三脚をするのか私自身も見てみたいと思ったからです。食卓で毎日向かい合い、同じ食べ物を体に取り入れることで、だんだん本当の家族になるんじゃないかという期待もあります」女子高生の保志まひろは、日本柔道界期待の新星。“かわいいのに強い”というギャップをフィーチャーされるのはやや不本意で、感情を素直に出すのが苦手だったりもする。そんな彼女の体作りをサポートするのが、亡き母の再婚相手で料理ブロガーの太一。アスリートの食事は制限が多そうでストイックなイメージがあるが、たとえば「アスパラガスとそら豆のポタージュ味噌汁」や「豆腐ベーグル」など普段の食事に取り入れたくなるようなメニューがたくさん登場するのも見どころだ。「食事の内容は一般の人とそこまで違わないのですが、体作りがパフォーマンスに直結するのが特徴といえます。なのでストレスを緩和させたいときとか、スタミナが欲しいときなど、まひろの状態に合わせた食事を当てはめるようにしています」作中の「今日の食事が明日からの自分を変える」という言葉は、「アスメシ」が単にアスリートのメシという意だけでなく、明日の自分を作るメシであることも示唆している。「体作りは心作りでもあると常々思っているので、読んだ人が自分の体の声に耳を傾けるきっかけにもなったら嬉しいです」そもそも見原さんはご自身でもマンガを描くのだが、前作の連載終了時に体調を崩してしまい、今回は原作に徹することに。日々の食事が体と心を作るというのは、自らの経験から得た切実な思いでもあるのだ。「作画の小川さんが私の意図を丁寧に汲み取ってくれるので、今はよりキャラクターと向き合うことができています。物語の親として彼らの成長を見守りつつ、食事を通していろんなアスリートたちと繋がりを深めていく過程を描けたらいいですね」原作・見原由真、作画・小川 錦『アスメシ』1まひろの高校入学とともに始まった、義父・太一との暮らし。太一の作る日々の食事がまひろの強い体を作り、周囲との関係も広げていく。レシピも多数掲載!講談社640円©見原由真・小川錦/講談社みはら・ゆうまマンガ家、原作者。本作は「コミックブル」「コミックDAYS」「マガポケ」の3つのマンガサイト・アプリで同時連載中。※『anan』2020年7月29日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年07月27日「半沢直樹」ばりの復讐劇として、幅広い世代から注目を集めている韓国ドラマ「梨泰院クラス」。今作も、日本でリメイクされたあの作品も、実は大ヒットWEB漫画が原作となっている。そこで、日本でも人気の韓国ドラマの原作が楽しめるWEB漫画アプリ「ピッコマ」の中から、実写版キャストにも注目しながら【読める・観れる】5作品をピックアップ。ミセン-未生-作:ユン・テホあらすじ幼い頃から囲碁のプロ棋士を目指していたチャン・グレ。しかし、プロ入りを断念、流されるままにコネで大手総合商社のインターンになる。2か月後のインターンプレゼンに合格すれば正社員になれるが、これまで囲碁ひと筋、社会人経験も学歴もない、語学もできず特別な資格もないグレにとって、“会社”はまるで別世界でーー。2016年、「Hey! Say! JUMP」中島裕翔主演で「HOPE~期待ゼロの新入社員~」としてリメイクされた「ミセン-未生-」。韓国では「愛の不時着」や「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のケーブルテレビ局tvNにて2014年に放送されると、名言だらけのドラマに夢中になる人が続出。「ミセン・シンドローム」と呼ばれる社会現象を巻き起こし、日本上陸時には韓国版「半沢直樹」と紹介された。主演は、“演技ドル”(演技するアイドル)の代表的存在で「王は愛する」『弁護人』のイム・シワン(ZE:A)。兵役を終えてすぐに新作ドラマ「他人は地獄だ」(原題)に参加し、こちらも好評を得ている。『工作 黒金星と呼ばれた男』『目撃者』のイ・ソンミン、『サニー 永遠の仲間たち』「ピョン・ヒョクの恋」のカン・ソラ、「椿の花咲く頃」『ミッドナイト・ランナー』のカン・ハヌルなど助演陣も素晴らしく、いまの自分の姿に重なるキャラクターが必ず見つかる、といわれるお仕事ドラマの必見作。ドラマ「ミセン-未生-」はAmazonPrimeVideo、Huluにて配信中。恋するアプリ作:KYE YOUNG CHONあらすじジョジョはある理由により、親戚の家で生活をしている以外は普通の元気な女の子。恋人として好きなのかわからないけど仲の良い彼氏がいて、それなりの毎日を過ごしている。そんな日常が“ラブアラーム”というアプリが登場してから変わってしまう。ジョジョはそのアプリを持つのが怖い。もし彼のアプリが反応しなかったら…。そんな中、ジョジョは学校の人気者・ヒカルと出会ってしまい…。そのアプリをオンにすると、半径10m以内に自分の好きな人がいれば相手のアラームが鳴り、自分のことを好きな誰かがいれば自分のアラームが鳴る“ラブアラーム”。そんな人の恋心を読むアプリが恋愛事情や行動を左右する世界の高校生たちを描く。孤独な主人公が学校一の人気者とその幼なじみの間で三角関係になり、周囲を巻き込んでいく青春ドラマの定番(?)に、何でも“見える”化されてしまう現代社会のリアルな問題をプラスして大ヒット。ドラマはすでにシーズン2の製作が始動している。戸惑いながらも恋する気持ちに向き合っていく主人公を演じるのは、子役から見事な成長を遂げ、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」から「仮面の王 イ・ソン」「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」などで"時代劇女神”と呼ばれるキム・ソヒョン。『感染家族』「椿の花咲く頃」のチョン・ガラムと韓国版「カノジョは嘘を愛しすぎてる」や「ビューティフル・バンパイア」のソン・ガンは、個性が異なるそれぞれのキャラクターの雰囲気をうまく掴んでいる。ドラマ「恋するアプリ Love Alarm」はNetflixにて配信中。六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~原作/作画:Kwang jinあらすじ国内最大外食企業JGグループに勤めている父親の転勤で、ある田舎に引っ越した高校3年の「新」。転校初日からJGグループの御曹司「金城龍河」のならずものぶりが我慢できず、一発殴ってしまい退学処分、父親は20年間勤めていた会社を辞める羽目に…。さらに「龍河」が起こした交通事故で父を亡くした「新」は、「龍河」に暴力をふるい少年院へ。やがて、JGグループを倒すと心に決めた「新」が選んだ再起の街が「六本木」だった。2020年ステイホームを余儀なくされる中で、「愛の不時着」と共に新たな韓流ファンを増やした「梨泰院クラス」の原作漫画。ドラマは、ソウルの国際色と多様性に溢れた街・梨泰院(イテウォン)を舞台に、主人公パク・セロイが信頼のおける仲間たちと開いた小さな居酒屋「タンバム」で、父の敵である外食最大手「長家(チャンガ)」に挑んでいく青春ストーリー。「半沢直樹」を彷彿とさせる局面もあり、信念と根性で着実に“復讐”を遂げていくセロイたちの姿は韓国ドラマを観たことのなかった男性層をも夢中にさせている。癒やし系年下男子、お調子者の幼なじみ、ツンデレ御曹司など親しみ溢れるキャラクターを演じてきたパク・ソジュンがサラサラヘアを大胆にカット、原作同様のイガグリ頭となり、明るい素顔とは180度異なる(!?)武骨で寡黙な猪突猛進男セロイ役に。老けメイクで挑んだユ・ジェミョンやキム・ダミらの好演も光る。ドラマ「梨泰院クラス」はNetflixにて配信中。もう秘書はやめます漫画:金明美/原作:鄭景允あらすじ天上天下唯我独尊、神のもたらしたマスターピース、すべてを思うがままにできるアーバングループの副会長「冴木凌士」。そんな「凌士」の傍で9年間、ブレーンとしての役割や個人のサポート、ときには運転手、さらには社交パーティーのパートナーまで完璧にこなす秘書界の人間国宝「安藤笑美」。最強コンビだったはずなのに、ある日突然「安藤」が「もう秘書やめます!」…。なぜだ!?うちの安藤がいったいなぜ?整った顔立ちと抜群のスタイル、頭脳明晰、卓越した経営能力と全てを持つウルトラ級のハイスペック御曹司と、プライベートを犠牲にし、家族のために必死に働いてきたが自分の人生を歩むことを決意した“秘書界の名匠”。自分しか愛せなかった完璧男子が彼女をつなぎとめようと必死になる姿が愛おしいラブコメディで、貸し切り遊園地デートやプライベート花火など、壮大すぎるロマンティックなシーンが連続するのも見どころ。ドラマでは、「梨泰院クラス」パク・セロイに変身する前のパク・ソジュンが持ち前のルックスを十分に生かし、ときにうっとうしいまでのナルシスト男がハマることに。“ロマコメ神”と呼ばれるだけの胸キュンラブシーンからコミカルなシーンにも挑んでいる。好感度女優パク・ミニョンのスーパー秘書ぶりにも注目で、彼女は本作や「彼女の私生活」で“新ラブコメ女王”と呼ばれるように。ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」はU-NEXTにて配信中。真心が届く~スターと堅物弁護士の恋!?~作画:The Ant/原作:Jäger※毎週月曜1話更新あらすじ韓国一の美人トップ女優「オ・ユンソ」(本名:オ・ジンシム)。飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女だったが、悪質なストーカーのせいで芸能界を引退させられる羽目に…。演技がヘタなユンソに女優復帰のための条件として提示されたのは「法律事務所で6か月間秘書として働くこと」。泣く泣くこの条件を受け入れたユンソは敏腕弁護士(クォン・ジョンロク)の秘書として働くことになる。最初こそジョンロクはユンソの存在が目障りで冷たくあしらうが、彼女の頑張りに徐々に心を開いていき…。 住む世界も考え方も違うトップ女優とカタブツ弁護士のオフィスラブやいかに…!?法廷ドラマで華麗なる復帰を目指す、かつてのトップ女優が、復帰の条件として“法律事務所で現場実習する”ことから始まるラブコメディ。ドラマでは、「キム秘書はいったい、なぜ?」「オレのこと好きでしょ。」の演出家と脚本家による信頼の布陣。「トッケビ」で“死神”と人間であるチキン店の女社長カップルを演じて視聴者のハートをがっちりと掴んだ、イ・ドンウクとユ・インナが再タッグ。ユ・インナがかつて“韓流の女神”と呼ばれながらもスキャンダルに巻き込まれた女優、イ・ドンウクが恋愛経験ほぼなしの法律事務所NO.1の弁護士に扮し、新しい恋に挑む。あの相性抜群、最強のカップルに再び癒されること間違いなし!ドラマ「真心が届く ~僕とスターのオフィス・ラブ!?~」8月5日(水)より発売・レンタル開始。発売元:アクロス/クロックワークス/TCエンタテインメント 販売元:TCエンタテインメント(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年07月26日弐瓶勉の漫画作品『シドニアの騎士』を原作とした新作アニメーション映画『シドニアの騎士 あいつむぐほし』の制作が決定。劇場公開は2021年を予定している。弐瓶勉『シドニアの騎士』新作アニメの制作が決定『シドニアの騎士』は、『BLAME!』『BIOMEGA』『人形の国』などで知られる弐瓶勉の漫画作品。物語の舞台は、太陽系が奇居子(ガウナ)と呼ばわれる異生物に破壊された1,000年後の未来。新たな安寧の地を求め、繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する“播種船(はしゅせん)”に住み、人型兵器「衛人(もりと)」を操るエースパイロット谷風長道たちの、人類の種の存続をかけた戦いを描く。ハードなSF設定とシリアスなストーリーをベースにしながらも、ロボットやラブコメ的要素を巧みに取り入れた同作は、2015年に第39回講談社漫画賞・一般部門を受賞したほか、2014年から15年にかけてTVアニメ化。人類が“違法居住者”として駆除・抹殺される暗黒の未来を舞台にした漫画『BLAME!』をはじめ、超硬派なSFで知られる弐瓶の新たな世界が楽しめる作品だ。弐瓶勉が総監修、漫画版とは異なる内容を含む新作今回の新作映画の制作にあたっては、原作者の弐瓶勉が総監修としてプロジェクトに参画。弐瓶によると、原作の中で“描き忘れていた”という新たな事実や原作にはない要素を取り入れるなど、漫画版で既に結末を知っている人にも新たな発見があるような内容になるとのこと。物語の一つの節目ではあるものの、アニメーションとしてはレム恒星系第九惑星を制圧するまでを描いた未完の作品となっていたため、弐瓶の言う新たな事実への期待も含めてファン待望の完結編となりそうだ。制作陣には、アニメ『シドニアの騎士』で副監督、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』で総監督を務めた総監督・瀬下寛之、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』で副監督を務めた監督・吉平 "Tady" 直弘ら主要なアニメスタッフが再結集し、人類の存亡を賭けたシドニア最後の戦いを描く。弐瓶 勉ら主要スタッフのコメント■原作/総監修:弐瓶 勉みなさん「シドニアの騎士 あいつむぐほし」がついに発表になりました。原作者の弐瓶勉です。こんにちは。原作のある映像化作品は原作の読者は当然、物語の結末を知っているわけで初見の人より純粋に作品を楽しめないのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。しかし!「あいつむぐほし」では原作で明かされていないある事実が判明します!連載当時僕はそれを読者の想像に任せたいと判断したため漫画では描きませんでした。というのは嘘で本当はただ描き忘れたのです!それ以外にも原作にはない要素がいくつも追加されています!原作を読んだ人、必見ですよ!読んでいない人は映画を観たあとに原作を読みたくなるでしょうね!僕も早く観たいです!■総監督:瀬下寛之シドニアは自分にとって特別な作品です。企画を提出した日も、弐瓶先生や静野監督と初めて会った日も、ありとあらゆる記憶が鮮明に残っています。あれからずっと自分自身も播種船に乗って旅をしているような気がします。そのシドニアがついに旅路を終えようとしています。この最後の瞬間を、シドニアを支えてくださった多くのファンの皆様と共有できたら幸せです。■監督:吉平 "Tady" 直弘シドニアの騎士は僕がアニメ監督を志したキッカケとなった作品であり、これほど思い入れのある作品はありません。ずっと作品を応援し続けてくれたファンはもちろん、初めて見ていただける方にもこの作品のスケールの壮大さと個性と面白さをもっと知って欲しい、そんな思いで物語を構築しました。人類とガウナの生存をかけた争い、そしてその中で織り成される濃密な感情のドラマを凝縮したエンターテインメントをお届けします。作品情報『シドニアの騎士 あいつむぐほし』公開時期:2021年<スタッフ>原作/総監修:弐瓶 勉 『シドニアの騎士』(講談社「アフタヌーン」所載)総監督:瀬下寛之監督:吉平 "Tady" 直弘脚本:村井さだゆき/山田哲弥プロダクションデザイナー:田中直哉アートディレクター:片塰満則CG スーパーバイザー:石橋拓馬/上本雅之アニメーションディレクター:永園玲仁美術監督:芳野満雄色彩設計:野地弘納音響監督:岩浪美和音楽:片山修志主題歌/挿入歌:CAPSULE作詞/作曲:中田ヤスタカ音楽制作:キングレコードアニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ配給:クロックワークス製作:東亜重工重力祭運営局<キャスト>谷風長道:逢坂良太白衣羽つむぎ:洲崎綾科戸瀬イザナ:豊崎愛生緑川纈:金元寿子岐神海苔夫:櫻井孝宏岐神海蘊:佐倉綾音仄姉妹:喜多村英梨小林艦長:大原さやか勢威一郎:坪井智浩落合:子安武人ヒ山ララァ:新井里美サマリ・イッタン:田中敦子佐々木:本田貴子弦打攻市:鳥海浩輔丹波新輔:阪脩田寛ヌミ:佐藤利奈科戸瀬ユレ:能登麻美子©弐瓶勉・講談社/東亜重工重力祭運営局
2020年07月06日「週刊少年マガジン」にて連載中(講談社)の和久井健による漫画「東京卍リベンジャーズ」が、『東京リベンジャーズ』として今秋、実写映画化決定。原作冒頭シーンのコラボカットも到着した。累計発行部数300万部超え、連載されるやいなや、かっこ良すぎる登場人物たちやタイムリープと共に成長を遂げていく主人公の姿、熱い仲間たちとの絆、心揺さぶる名言の数々など、いま最も10代、20代男女の心を掴んで離さない「東京卍リベンジャーズ」。主人公は、どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道。ある日、ヤンキーだった学生時代に付き合っていた彼女・橘ヒナタとその弟・ナオトが、関東最凶の組織”東京卍曾”に殺されたことを知る。その翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落。死を覚悟した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップしてしまう。過去に戻ったタケミチは、ナオトに遭遇し「10年後ヒナタは殺される」と伝えたことにより、未来が変化し…というあらすじだ。今回の実写映画化を受け、原作者の和久井氏は「キャストの皆さんのお名前を聞いた瞬間に、スクリーン上のタケミチ達のイメージがすぐに浮かんで震えました!!ぜひ公開を楽しみにしていてください!!」と期待のコメントを寄せている。『東京リベンジャーズ』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年02月19日9月に最終回を迎えた『凪のお暇』は、人気コミックが原作のドラマであったが、原作とドラマの違いとは何だったのだろうか。現在6巻まで出ている原作を読んでみて思ったのは、原作はまだ旅の途中であるが、ドラマは夏に放送されたこともあり、「夏休み」を「お暇」に重ねて描き、それがいつかは「終わる」ということにポイントがあると感じた。「夏休み」は終わるものである。だいたいのドラマもワンクールで終わるものだからドラマではよく「夏休み」をモラトリアムやいつかは終わるものの象徴として描いたり、終わったときに登場人物が成長しているものになっているということはよくある。ドラマの『凪のお暇』も、「夏休み」=「お暇」が終わるときに、凪(黒木華)をはじめ、登場人物は、何かを見つけて前を向いてあるいていく性格がより濃くなっていたのではないだろうか。原作漫画はまだ終わってはいないのだが、ドラマは終わるからこそ、凪だけでなく、凪以外の人たちにも同じように「夏休み」の終わりには、何かの変化が訪れることが一話から明確に描かれていたと思う。変化を描くためには、その人の弱点もあからさまに描かれたほうが、視聴者に伝わりやすい。凪の場合は空気を読みすぎて、同僚に対しても、あわせすぎて関係性がぎくしゃくしていることが描かれていた。彼氏である慎二(高橋一生)にも、思ったことを言えず、自分を偽って接していたが、それだけが自分の切り札だと思っていた。いっぽうの慎二は、「空気は作るもの」とうそぶき、なんでも卒なくこなし、同僚の男性の間でもマウントをとるようなふりをしていたが、心の中には澱が溜まっているということが描かれていた。だからこそ、慎二は原作よりもとにかくよく泣いていた。また、凪が引っ越した先で出会うゴン(中村倫也)は、イベントオーガナイザーで、女性関係が激しく、「メンヘラ製造機」と呼ばれていた。誰とでも仲良くなれるオープンマインドだが、人を本気で好きになったことがないという性質でもあった。原作では、主人公の凪の変化が中心に描かれているし、まだ終わっておらず続いていくものなので慎二もゴンもはっきりとした進路は描かれないが、ドラマでは凪だけでなく、慎二やゴンもどう変化していくかに、きっちり落とし前をつけていた。そのことで最終回を見て、いろんな意味でスッキリした気分になれた。最終回、凪は取り壊しによってアパートを離れ新たな道を歩んでいく。ゴンは凪に出会ったことで自分にも誰かを本気で向き合う気持ちがあると気づけたし、お隣の緑さんもまた家族との長い確執を乗り越え故郷に向かい、またドラマの中では凪に空気を読ませることを強要する嫌な同僚として描かれた足達さんや、仕事ができるが常に周囲にあざといと思われている恋敵として描かれた市川円が、オフィスのはみだしもの同士として友情が芽生えるかも?というシーンまで用意してくれていて、個人的にはありがたかった。なぜなら、悪役、敵役の駒としてだけ存在しているキャラクターには胸が痛むからだ。そうやって、誰もが「長いお暇」を終え新たな道を歩んでいく。仲でも特筆すべきは慎二である。ドラマを第1話から見ていると、凪よりもいろいろなものをこじらせて路頭に迷っているのは慎二のほうではないかと思えていたが、慎二もまた「お暇」の期間を過ごしたことで、凪と同じように空気にとらわれている人間であり、壊れる寸前だったことに気付くのである。だからあんなに泣きじゃくっていたのだ。しかし、泣けるということは、自分の感情を無視せず向き合っているという証拠でもある。泣いて泣いて自分の気持ちに向き合って、慎二も前を向いて歩んでいく結末となったし、最後には凪と慎二は“空気とかそんなの関係なく”純粋に一緒に楽しく過ごすためにデートをすることになる。ここで慎二は心の中を素直にさらけ出して笑いあうこともできたし、最後に凪とハグをするかしないかで小さな言い争いもできるようになっていた。この言い争いのシーンを見て、凪と慎二の間に、よくあるハッピーなラブコメのような、「ケンカしてるけど一番よくわかりあっている」ふたりの空気を感じた。ふたりは完全に別れ、別々の道を歩む結末にたどり着いたが、ふたりが心の中の膿を出し切って、素で会話できるようになったのであれば、もし偶然に再会しても、恋愛感情のあるなしにこだわらず良い関係が築けるのではないかという気さえした。良い「お暇」の終わりであった。【PROFILE】西森路代(にしもり みちよ)ライター。1972年愛媛県生まれ。大学卒業後、テレビ局でのOL時代を経て上京。編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。俳優や監督へのインタビューやテレビ、映画についてのコラムを主に執筆。現在、朝日新聞、TVBros.などで連載を持つ。
2019年10月29日日本の漫画をジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』が、現地時間の1月31日にロンドンでワールド・プレミアを開催。主人公を演じたローサ・サラザールをはじめ、クリストフ・ヴァルツ、キーアン・ジョンソン、ジェニファー・コネリーらと、原作となる「銃夢」を描いた木城ゆきとも参加した。会場となったロンドンのオデオン・ルックス・レスタースクエアの前には、華やかなライトアップにブルーカーペットが敷かれ、『アリータ:バトル・エンジェル』一色に。この日は、気温1度と凍り付くような寒さだったが、会場には約1,000人のファン、そして世界各国から集まった報道陣が集結。そして、ジェームズ・キャメロンや木城氏が登場すると大歓声に包まれ、続いて黒とブルーのセクシーなドレス姿で主人公・アリータ役のローサをはじめ、サイバー医師・イド役のクリストフ、アリータに好意を持つヒューゴ役のキーアンなど、豪華キャスト&スタッフが姿を現した。「木城先生と一緒に立つことが出来て光栄」とこの日の開催を喜んだキャメロンは、「今日は、私の長い旅の終わりでもあり、また始まりでもあります。木城先生は私が映画権を獲得してからも、たくさんの『銃夢』の新作を描かれているので、私の孫が観る映画を作ることになるかもしれません」とコメント。また、映画については「木城先生が『気に入った』と言ってくれたので、安心しました。彼が満足であれば、私も満足です」とホッとした様子。そして「私は、娘を持つ父親ですが、娘たちが感情移入できる傷つきやすくても、強くて、知的で、温かな心を持ったキャラクターを描くことが、私のゴールでした」とふり返っている。一方、木城氏は「人が多くてビックリしました。普段、直接ファンと触れ合う機会がほとんど無いので、すごく嬉しいです」とプレミアに参加した感想を述べつつ、「映画を観て、漫画の核心の部分が、見事に継承されていたと思いました。見かけだけではなく、キャラクターの心の動きや存在理由といったものも含めて、ちゃんと映画で反映されていて、非常に嬉しかったです」と太鼓判を押していた。さらに、ローサも「アリータはキャメロンにとって娘のような存在だから、彼の私を見る目が父親みたいなの。それが私にとって、とても誇らしいわ。さっき彼が私の手を取って『よくやったな』って言ってくれたの。このことは一生忘れないわ」と感慨深げ。キャメロンから監督を託されたロバート・ロドリゲス監督は「日本に行くのはとても楽しみで待ちきれません。日本でも木城先生に会いたいし、僕は今、アリータの絵を描く練習をしているんです」と今月行われるプレミアイベントへの期待を語っていた。さらにこの日は、本作の主題歌を担当、2019年グラミー賞で最優秀新人賞と最優秀ダンス・レコーディング賞にWノミネートされたデュア・リパも登場し、さらに会場を沸かせていた。『アリータ:バトル・エンジェル』は2月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アリータ:バトル・エンジェル 2019年2月22日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporationアリータ:バトル・エンジェル
2019年02月02日◼︎大人の女性におすすめのマンガ原作映画をご紹介!DRESS読者のみなさん、こんにちは。DRESSで新作映画のご紹介をさせていただいております、映画ライターの古川ケイです。突然ですがみなさん、最近マンガは読んでいますか?大人になると段々読んでいたマンガの新刊を追えなくなってしまっていたり、読みたいマンガが少なくなってしまったりしていませんか?私自身、マンガも大好きで、今でも月に10〜15冊程度の新刊を購入しておりますが、新しいマンガに出会う機会が少なくなってきてしまったように感じています。本日は、DRSSSの9月特集「今夜は、漫画を抱きしめて」にちなみまして、週に2〜3本、年間100〜150本ほどの新作映画を観ている私が、DRESS読者のみなさんに自信を持っておすすめしたいマンガ原作の実写映画5選をご紹介したいと思います。今回は、映画だけでなく、原作コミックも大人の女性でも十分に楽しめる作品のみをご紹介しておりますので、ぜひ映画だけでなく、原作マンガも合わせて楽しんでみてくださいね。■おすすめNo.1『ちはやふる』まず1本目にご紹介するのは、言わずと知れた少女マンガの金字塔『ちはやふる』です。2008年から連載が続いている末次由紀さんによる原作マンガ『ちはやふる』。コミックスはまだ続いていますが、映画は2016年に公開された『ちはやふる -上の句-』『ちはやふる -下の句-』、続く2018年公開の『ちはやふる -結び-』で完結しております。この作品の見どころは、迫力のかるたシーンと、主演の若手俳優たちの今だからこその輝きをギュッと閉じ込めたかのようなキラキラ感。観始めたらすぐに、あなたもきっと青春時代にタイムスリップしてしまうことでしょう。◼︎おすすめNo.2『3月のライオン』そして次におすすめしたいのが、2017年に公開された『3月のライオン』です。こちらも原作はまだ続いておりますが、映画では【前編】【後編】の2部作で完結を迎えます。手に汗握る迫力の将棋シーンが満載で、『ちはやふる』と一見似たテイストに見える本作ですが、『ちはやふる』が青春のキラキラを全面に実写化しているのに対し、『3月のライオン』は深い人間ドラマに仕上がっているのが特徴。9歳のときに交通事故で両親と妹を失い、17歳でプロ棋士となった主人公・桐山零(神木隆之介)。周りよりも早く大人にならざるを得なかった彼の孤独や葛藤にもスポットが当たります。◼︎おすすめNo.3『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』次にご紹介するのは、モテキの大根仁監督による『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』です。原作は渋谷直角さんによる同名マンガ。ゆるめの絵のタッチと、それと対照的な際立ったストーリーが魅力です。映画版でとにかく注目していただきたいのは、”狂わせガール”天海あかりを演じる水原希子ちゃんの可愛さです!また、邦画では珍しい、大人向けのラブコメディに仕上がっているため、大人の女性が身につまされるような”恋愛あるある”が豊富な点も見逃せません。■おすすめNo.4『帝一の国』次にオススメしたいのが、高校生による生徒会長選挙の攻防を描いた学園コメディ『帝一の國』です。原作マンガの作者は古屋兎丸さんで、コミックスは全14巻で完結していますので、そちらもすぐに手にとっていただけます。菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太郎、志尊淳、千葉雄大と今をときめく若手イケメン俳優が集結していることはもちろん、その爆笑必至な展開からも、元気をもらえる一本です。◼︎おすすめNo.5『海街diary』最後にご紹介するのは、2013年のマンガ大賞を受賞した吉田秋生さんの原作マンガを、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した是枝裕和監督が映画化した『海街diary』です。「月刊フラワーズ」(小学館)にて連載されていた原作は、先日最終回を迎え、約12年の連載に幕を下ろしました。本作で描かれるのは、鎌倉で暮らす三姉妹と、その三姉妹と一緒に暮らすことになる、腹違いの妹・すず。鎌倉の美しい風景と、四姉妹となった姉妹の絆に深く癒される一本です。いかがでしたか?観てみたい作品はありましたでしょうか?もし興味が湧いた作品がありましたら、映画と原作コミックを合わせてぜひチェックしてみてくださいね!
2018年09月21日人気漫画家・五十嵐大介原作の「リトル・フォレスト」が、新たに韓国映画としてリメイクされることが分かった。主演は『お嬢さん』で鮮烈なデビューを果たしたキム・テリ。併せて予告編とティザービジュアルも到着した。何ひとつうまくいかない人生に悩む主人公のへウォン(キム・テリ)が、全てを手放して故郷に戻ってくるところからストーリーは始まる。幼なじみと共に、四季折々の風景の中で、農業をしたり、季節にちなんだ料理を楽しみながら、日々を丁寧に過ごすうちに、自身の輝きを取り戻していく。本作は、14年に橋本愛主演で2部作品として映画化された。日本で“ロハスブーム”の火付け役ともなった『リトル・フォレスト』だが、今度は舞台を韓国に移し、イム・スルレ監督がメガホンをとる。公開された予告編では、春夏秋冬が色鮮やかに映し出され、まさに四季を味わうような料理の数々が登場する。主人公のへウォンを演じるのは、今韓国で最も注目を集める若手女優キム・テリ。パク・チャヌク監督『お嬢さん』で、1500人の中から選ばれ華々しいデビューを飾り話題となった。現在公開中の『1987、ある闘いの真実』にも出演中で、今後の活躍が期待される。本作では、明るく初々しい20代らしいキム・テリの魅力も楽しみだ。またヘウォンの幼なじみのひとり・ジェハを『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』の出演でも話題となった、リュ・ジョンヨルが演じている。予告編と共に公開されたティザービジュアルでは、田舎の一軒家の縁側に座る、ヘウォン、ジェハ、ウンスク(チン・ギジュ)の3人の姿が映し出されている。そして、新鮮な野草の天ぷらや、卵のサンドウィッチ、ハーブティーなど本作に登場する季節に合わせたロハスな料理と共に、へウォンが食事を楽しむ姿を見ることができる。『リトル・フォレスト 春夏秋冬』は2019年夏、シネマート新宿ほか全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開© 「リトル・フォレスト」製作委員会リトル・フォレスト冬・春 2015年2月14日全国より全国にて公開© 「リトル・フォレスト」製作委員会
2018年09月14日映画『累-かさね-』の公開を前に9月3日(水)、原作の生みの親である漫画家・松浦だるまと映画版の佐藤祐市監督を招いてのファンミーティングが開催!原作ファンを前に、原作者の松浦先生が実写版への心からの称賛と感謝の思いを口にした。いまは亡き伝説の名女優の娘として卓越した演技力を備えながらも、容姿の醜さから孤独に生きてきた累(かさね/土屋太鳳)が、母が遺したキスした相手の“顔”を奪うことができる不思議な口紅を使い、美しきニナ(芳根京子)と顔を入れ替え、女優として羽ばたいていくさまを描き出す。■完成した映画を見て「すごいものできた」「言葉にならない」人気漫画原作の実写映画化に厳しい視線が注がれる昨今だが、本作に関しては原作者の松浦先生が絶賛している。松浦先生は「企画の最初から、(完成作の)試写までのプロセスでのやり取りが信頼できました。基本、(映画をどうするかは)お任せというスタンスでしたが、どうしても原作の譲れない部分もある。それをどうお伝えしようかと思ってたけど、プロデューサーさんがあちらからこちらに聞いてくださって、脚本を練る上でもこちらに連絡をくださいました」と製作陣への信頼を口にする。そして、完成した作品を初号試写で目にしたが「これはすごいものができたなって思った」と述懐。「その時点で言葉にならず、いまもひと言で言い表せる映画じゃないと思いますが、累とニナをこういう形で描いていただけたこと、演じていただけたことはすごく幸せなことで、試写で見た瞬間のことは、一生忘れられないです」と語る。■再現率ではなく再構築!土屋太鳳と芳根京子は原作のキャラと「血液が同じ感じ」原作の再現率の高さについて問われると「映画に対して私は再現を求めていないので、“再構築”という言葉を使わてもらっています」と断った上で、土屋さんと芳根さんについて「女優さんが役を演じる上で当たり前かもしれないけど、原作とは違う顔の作りをしていて、漫画のデザインとは違うけど、映画を見たときに累とニナだなって思った。『魂が同じ』と言うとクサいけど、『血液が同じ』というか、すごくいい再構築をしていただきました」と熱く語った。最初に映画を見た段階では、原作の連載は最終話を迎えていなかったが「(原作を)描く上ですごく刺激になりました」と語り、「相互に影響というか、私の作品を基に映画化されているけど、その映画に触発されて(漫画を)描いてる部分があった。(累とニナの)表情を描いてると、土屋さん、芳根さんに見えたりすることもあった」と明かした。■横山裕と土屋太鳳のキスシーンに「もっと求めるキスを!」と熱く演出!佐藤監督は物語のカギとも言えるキスシーンの撮影、演出に言及。顔を交換するための土屋さんと芳根さんのキスに加え、横山裕が演じた舞台演出家の烏合と土屋さん演じる累のキスシーンもあるが「1回、本番やってみたら、意外とサラッとしてて『それはないでしょ! 横(=横山さん)、もうちょっと行くでしょ』と言いました」と横山さんを煽ったと告白。「(烏合が累を)求めるようなキスをやって!と言ったんですが、横山くんの中にも『俺、こういうキスするんだ?』という発見があったみたいです(笑)」とその場にいない横山さんの想いを代弁(?)して、客席からは笑いが起こっていた。『累 -かさね-』は9月7日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:累-かさね- 2018年9月7日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018映画「累」製作委員会 ⓒ 松浦だるま/講談社
2018年09月06日「綾瀬はるかさんが演じる亜希子さんは、漫画以上に“魅力のつまった亜希子さん”なんです。原作でも描いた腹踊り、どう演じられるんだろうと思っていましたが、おみそれしました。キレッキレの踊りで、素晴らしかった!」こう笑顔で語るのは、綾瀬はるかが主演を務める『義母と娘のブルース』(TBS系・火曜22時〜)原作者で漫画家の桜沢鈴さんだ。原作は、キャリアウーマンの亜希子(綾瀬)が、娘を持つサラリーマン宮本良一(竹野内豊)と結婚。夫の亡き後も子のみゆき(幼少時代:横溝菜帆、中高生時代:上白石萌歌)の母親になろうと、亜希子は一生懸命に奮闘する。そんな義母と娘が織りなす物語に、ネットでは「毎週泣ける」との声も多くあがった。視聴率も初回11.5%から10%台をキープ。8月21日放送の第7回では15.1%を記録し、民放の“夏ドラ”のなかではぶっちぎりの首位を走っている。現場を訪れた日、桜沢さんは綾瀬に近づいて「亜希子さんをよろしくお願いします」と伝えたそう。すると、「あっ、はい!」と優しい笑顔が返ってきたという。7月に行われたドラマの試写会イベントでは、綾瀬と“名刺交換”を行った。「綾瀬さんがシークレットゲストで急遽ロケ現場から駆けつけられて、参加者のなかの抽選で10名ほどに亜希子さんとして名刺を渡すことになったんです。でも、綾瀬さんは『せっかく皆さん来てくださったのですから』と、参加者全員に名刺を渡してくれたんです!偶然、私の座っていた列からはじまり、私がいちばん最初に挨拶することになって」ドキドキで亜希子さんから名刺をもらうのを待っていたという桜沢さん。「そうだ!」と自分の名刺を差し出した。「すると名刺に目を落とした綾瀬さんが、『えっ?先生じゃないですか〜!』と、素のかわいらしい笑顔に戻っていました(笑)。そして会場の皆さんに『原作者の桜沢先生ですよ〜』と、紹介してくださったんです」東京・赤坂のTBSの前に『義母と娘のブルース』のポスターが並んでいるのを目にしたとき、驚きとうれしさで「私が、このドラマの原作者です!」と、心の中で叫んだという桜沢さん。ドラマ放送開始後、原作の新装版(ぶんか社)が7月に発売されるや、“ぎぼむす”は10万部を超えるヒット作となった。もともと桜沢さんが同作品を連載していたのは’09年のことだ。「4コマ漫画で、人が紆余曲折を経て成長していく姿を深く描きたかったんです。ヒロイン像に浮かんだのは、『アルプスの少女ハイジ』に出てくるクララの教育係、ロッテンマイヤーさんと、『赤毛のアン』のアンを孤児院から引き取って育てるマリラさんでした」ロッテンマイヤーもマリラも、ひっつめ髪で仕事はバリバリこなす女性。人当たりは厳しいけれど、実は深い愛情に満ちている――。それが亜希子のモチーフになった。「タイトルの“ブルース”は昔、淡谷のり子さんが歌った『別れのブルース』という曲があり、その言葉に人生が込められているイメージがあったから。でも、『この内容じゃ売れない』と多くの人に言われました(笑)」そう話すが、ドラマの反響には喜びを隠せない様子。最近は、亜希子の台詞(せりふ)が口癖になってきたと言う。「夫と会話するときなどに、『○○とは?』と思わず……。でも、やっぱり綾瀬さんが演じる亜希子さんが“頂点”ですね!」原作との完璧なシンクロで、このまま「ぎぼむす」が“夏ドラナンバーワン”を突っ走る!?
2018年09月03日昨今、漫画や小説を原作とした実写ドラマ化に加え、海外リメイクの作品が急増中!つい先日発表になった秋クール月9枠では、織田裕二さん主演であの「SUITS」がリメイクされるとあって、大きな注目を集めています。そこで今日は、いまなぜ改めて海外リメイクにスポットが当たっているのか?ドラマニアな筆者が、2018年放送の話題作をふり返りながら考察していきますよ~。緻密な伏線の数々! 2度、3度見返したくなる「シグナル」2016年、韓国ドラマの歴史を塗り替えた最高傑作との呼び声が高いヒューマンサスペンスドラマ「シグナル」。人が時を超えるのではなく、謎の無線機を通してほんの僅かな“声の情報”が時を超え、その余波で未解決事件の結末が大きく変化していく…という巧みな展開が、とにかく見応え満載の一作。日本では今年の4月クールに坂口健太郎さん×北村一輝さんでリメイクされ、劇中に散りばめられた緻密な伏線の数々が話題を集めました。放送の話数に差はあれど、韓国ドラマの設定や人間模様、背景などはアジア共通の感覚という部分が非常に多く、すんなり視聴できるというのが大きな特徴です。とりわけ本作では、まるで壮大な映画を観ているかのような重厚感――最後に全てのピースがピタッとハマったときの痛快な視後感が世界共通!癖になりますのでご注意を。まさに、時空ものの最先端を行くドラマと言えるでしょう。感涙必須!純真さがズシンと胸に響く「グッド・ドクター」現在放送中の木曜ドラマ「グッド・ドクター」も韓国ドラマのリメイクだって、ご存知でしたか? 2013年に本国で放送され、まるで大人のための童話と大絶賛!心温まるストーリーが高視聴率を集めた一作。自閉症ながら、天才的暗記力と空間認識能力を持つサヴァン症候群の青年が、偏見や自身の弱さを乗り越え、小児外科医を目指す成長の物語です。同作は2017年アメリカでもリメイクされており、“純真無垢”な青年の姿勢が世界各国で感動の涙を呼び――命の重さ、その尊さと向き合うことの意味深さを象徴してくれています。人の心を動かす物語というのは、国に関わらず共通なのだということがよくわかりますね。日本では現在、山崎賢人さん主演で放送されていますので、併せて是非チェックしてみては?噛み合わないのが逆にイイ!?凸凹バディの法廷ドラマ「SUITS」2011年アメリカで放送が開始され、瞬く間に一大ブームを巻き起こした「SUITS」。ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、敏腕弁護士ハーヴィーと天才青年マイクがバディを組み、様々な訴訟に真っ向勝負する法廷ドラマです。日本からも、そのスタイリッシュなやり取りが「カッコイイ」「憧れる」とファンが多い本作。それがついにこの秋、月9でリメイク決定とあって、ネットが賑わっています。織田裕二さん×中島裕翔さんという強力タッグが、一体どんな化学反応を見せてくれるのか?いまからとても楽しみですね。事件解決の度、とにかくスカッと!加えて、恋愛に絡む人間模様がリアルで非情に面白い「SUITS」。豆知識ですが、英語の「SUIT」には“訴訟”と“洋服のスーツ”両方の意味があるそうですよ~。以上、いかがでしたか?国境を越え、様々なコンテンツの配信が実現している現在。「花より男子」「イタズラなKiss」など、日本発となるドラマも海外では大人気!今後も、ドラマ作品の交換輸出入に期待が高まります。(text:Yuki Watanabe)■関連作品:SUITS/スーツ [海外TVドラマ]© 2011 Universal Television. All Rights Reserved.
2018年08月14日宮沢賢治の童話の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』の漫画原作者としても知られている、ますむらひろしさん。なかでも猫と人間の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズは彼の代表作だ。そのキャラクターと葛飾北斎の浮世絵が合体した展覧会が今、話題を呼んでいる。双方の魅力がより際立つ、漫画と浮世絵の異色コラボ展。ますむらひろし≪凱風快晴(冨嶽三十六景)≫2009年発表©ますむら・ひろし「きっかけは私が20年以上描いてきた雑誌の表紙のネタに困って、本棚にあった北斎の画集を手に取ったことでした。パラパラとページをめくる中、これを少し直せば“アタゴオル化”できるんじゃないかと思う浮世絵があって。そこから少しずつ北斎画のアタゴオル化に取り組むようになりました」(ますむらさん)実際に模写してみると、とんでもない先人の才能に悩まされ、七転八倒の日々を送ることになったとか。「通常の遠近法では考えられない北斎独自の視点やアングル、デフォルメがあるんです。それが私にはなかなか腑に落ちなくて。けれど、実際手を動かして、これこそが北斎画最大の魅力になっているとわかった時は『見たまま描いてちゃ、絵じゃねえだろ!』と北斎に言われている気がしましたね」そんな浮世絵の巨人に尊敬の念を込め、“自然との共存”を描いたというアタゴオル×北斎作品。本展ではその作品を、本物の北斎画と比較しながら楽しめる点が魅力だ。また今回のために描き下ろした新作(下)をはじめ、「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト作品など140点もの作品が登場する。漫画ファンの期待も裏切らない内容だ。ますむらひろし≪漁師図≫2018年発表©ますむら・ひろしすみだ北斎美術館東京都墨田区亀沢2-7-2開催中~8月26日(日)9時30分~17時30分(入館は17時まで)月曜休一般1000円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)ますむらひろし1952年、山形県生まれ。‘73年『霧にむせぶ夜』で第5回手塚賞準入選。‘97 年には『アタゴオル玉手箱』で日本漫画家協会賞大賞受賞。※『anan』2018年8月8日号より。インタビュー、文・山田貴美子(by anan編集部)
2018年08月01日漫画家・小玉ユキによる「このマンガがすごい!2009オンナ編」の第1位に輝いたコミックを原作にした映画『坂道のアポロン』。3月19日(月)に、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて公開御礼舞台挨拶が行われ、主演の知念侑李、共演の中川大志、小松菜奈、三木孝浩監督が登壇、原作の小玉氏からの手紙がサプライズで読み上げられると、知念さんらが大粒の涙を見せた。知念侑李、山田涼介からのエールを報告!中川大志とお忍び鑑賞も孤独な青年・西見薫(知念さん)が転校先の高校で、川渕千太郎(中川さん)、迎律子(小松菜奈)と出会い、人生を切り開いていく10年を描いた本作。映画単独初主演となった知念さんは、公開後に「Hey! Say! JUMP」メンバーの山田涼介から連絡があったことを明かし、「10分くらい電話で映画の感想を言ってくれた。次の日に同じ現場で会うのに…それだけ涼介の心に届いたんだと嬉しかった。いい映画と言ってくれて、微力ながらも宣伝すると話してくれた」と仲間の力強いエールを報告。中川さんは六本木の映画館で本作を知念さんと“お忍び鑑賞”したそうで、「文化祭でのセッションシーンは聞いているだけで手がリズムを取ってしまって恥ずかしかったけれど、僕らの座席の列のお客さんたちも音楽に乗ってくれて、席が揺れていたんです。初めてお客さんと自分が出ている映画を観て、しかもリアクションを感じられて嬉しかった」と喜びをはじけさせた。小松菜奈&監督は「どの世代にも響いた」ことを実感また、両親が本作を鑑賞したという小松さんは、「お母さんが珍しく『観て良かった』と言ってくれた。素朴な恋や音楽から繋がる友情はどの世代にも響いたと思う」と、親世代にもアピールするものがあると納得した様子。すると三木監督も、「SNS上では普段よりも50、60代の感想が多かった。最近の作品では珍しく上の世代に響いている感じが嬉しい。Twitterでは『GANTZ』などの漫画家・奥浩哉さんが褒めてくれた。あんなバイオレンスな作品を描く人が!と驚いた」と語り、幅広い層に響いていることを実感していた。「すべてに薫が宿っていた」の言葉に知念、涙止まらず「恥ずかしい」そして舞台挨拶終盤には、原作者・小玉氏からの手紙が、監督・キャスト陣に完全サプライズで読み上げられた。知念さんは「すべてに薫が宿っていた。知念さんと薫が出会ってよかった」「撮影現場で演奏を見たときは本当に感動しました。これは大変な映画になるぞと思いました。演奏シーンは本当に素晴らしく、何度観ても鳥肌が立ち、拍手を送りたくなります」との絶賛メッセージを受け取ると、目を真っ赤にして大号泣。溢れる涙に「恥ずかしい」と客席に背を向けて涙をぬぐいながら、「小玉先生に一番喜んでいただけたのが嬉しくて、薫が僕でよかったと言ってくれてホッとした。…でも恥ずかしい、なんか…人前で泣かないって決めているので」と、男らしい泣き笑い。小松菜奈、知念&中川の姿は「自然と優しく見守っていたいと思えた」中川さんには「間違いなく川渕千太郎そのもの。なんていい役者さんに巡り会えたんだろうと感激しました」「心から音楽を楽しんでいる笑顔は、私が漫画で描きたかった千太郎の姿そのまま。涙が溢れました。最高の千太郎をありがとうございます」と感謝が伝えられ、涙、涙。「ありがたいお言葉をいただいて…。演じた千太郎に僕としてもう会えないと思うと寂しい部分がある」とキャラクターへの愛着をうかがわせた。一方、小松には「あまりにも美し過ぎるのでミスキャストではないかと思ったが、全て杞憂に終わりました。役衣装に身を包んだ小松さんを見たときに“律子だ!”と声をあげた」「私も律子が微笑めば表情が緩み、律子が涙を流せば一緒に泣いていた。実写版の律子にすっかり惚れてしまいました」との言葉が送られ、小松さんも感涙。「田舎の素朴な女の子という役柄を演じることに、自分も難しいと悩んでいたけれど、お2人(知念さんと中川さん)の姿を見ると自然と優しく見守っていたいと思えた。この現場にいられたことが幸せ」と出会いに感謝した。「最高の実写化」の賛辞に4人で涙の激アツハグ!三木監督も小玉先生からの「これ以上ない、最高の実写化であり、一本の映画として素晴らしいものにしてくださいました。三木監督にお願いして良かったと心から思っています」との太鼓判に涙腺崩壊。知念さん、中川さん、小松さんに向けて「本当に頑張ってくれた!」と涙声で労うと、4人でガッシリと絆の激アツハグ。三木監督は「自分の人生の中にこの映画に携われたという時間があったのがまさに一生もの。この作品の出会いは最高の宝物です」と熱くコメントした。最後に知念さんは、「とても寂しくて終わらせたくない気持ちがあるけれど、上映のスケジュールとかあるので」と笑わせながら、「ここから映画がまた飛び立って、たくさんの方々の心に届いてほしい。そして一生ものの映画として心の中に残ってもらえれば」と語り、本作最後のPR舞台挨拶を締めくくっていた。『坂道のアポロン』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:坂道のアポロン 2018年3月10日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 小玉ユキ・小学館/映画『坂道のアポロン』製作委員会
2018年03月20日ネットで大きな話題を呼んだ、吉田貴司さんの漫画「やれたかも委員会」。それが今回、原作者とのファーストコンタクトはSNSを通じてだったというなんともイマドキなプロセスでAbemaTVが実写化!憑依型芸人・ロバート秋山さんが漫画キャラを忠実に再現!男性なら誰しもが持っているという“あのとき、もしかしたら、あの子とやれてたかもしれない”、切なくも甘酸っぱいエピソードを描くAbemaTV オリジナルドラマ『やれたかも委員会』。しかしこれが、女性から見るとツッコミどころ満載!見ていて感想(ダメ出し含む)を言いたくなる。「男性なら『俺のエピソードを使ってくれ!』であったり(笑)、みんなが話題にしたくなるところが、まさにこの作品の大きな魅力。コメントの拡散が拡散を呼び、熱狂を生むイメージが湧きやすかった」と、編成制作本部局長の谷口達彦さん。毎回、3名からなる“やれたかも委員会”が、ゲストの男性の語る過去の“やれたかも体験”を、本当にやれたかどうか判定する。唯一の女性委員・月満子(つきみちこ)が男性の詰めの甘さを冷静に斬ってくれる様が爽快。委員長に扮するのは、ロバートの秋山竜次さん。キャラクターの再現度の高さに、原作ファンも納得のはず。「キャスティング段階で社長の藤田が『委員長は秋山さんしかいない』と。すべて見透かしているかのような絶妙な目の表情はさすがです」ドラマ版ではなんと、ホリエモンこと堀江貴文さんが登場。「堀江さんは、話題になり始めた初期の頃からの原作ファン。今回、原作者に堀江さんのエピソードを描き下ろしてもらったんです。堀江さんは『やれなかったことはない』と話してましたが(笑)、思い出してもらった唯一の話を、自ら演じます」本作は、AbemaTVオリジナル連続ドラマ第2弾。ドラマ制作でも、バラエティ番組でも、「血の通ったもの」を作りたいと言う。「“なんとなく当たりそう”や“地上波では通らなかったけどネットでは…”という意識で作ったコンテンツは、その程度のものとして、ユーザーにダイレクトに伝わってしまう。制作陣や出演者の強い興味や熱を大切にして、これからも演者も僕らスタッフもたくさん汗をかき、“本気”を包み隠すことなく、夢中になって作っていきたいです」男性ゲストには若手俳優・板垣瑞生さんも登場!主題歌は、泉里香さんが名曲「君のひとみは10000ボルト」をカバー。AbemaTV「AbemaSPECIALチャンネル」にて毎週土曜23時~放送中。Abemaビデオでも視聴可能。依頼者の“やれたかもしれない”モヤモヤを“やれたかも委員会”が各視点から判断して解消!議論を繰り広げる中で名言も誕生する。※『anan』2018年2月21日号より。文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年02月16日ひぐちアサによる人気高校野球漫画を原作にした舞台「おおきく振りかぶって」が2月2日に開幕、それに先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われ、囲み取材には主演の西銘駿、猪野広樹、久住小春、白又敦、納谷健、脚本・演出の成井豊(キャラメルボックス)が登壇した。舞台「おおきく振りかぶって」チケット情報囲み取材で主人公・三橋廉 投手を演じる西銘は「原作ファンの皆様を絶対にがっかりさせない!という想いでやってきました」と語りつつも、自身としては「舞台2作目で初主演ということで、最初は本当に緊張して。千秋楽までちゃんと主演としてやっていけるのかな、という不安はあった」と明かし、稽古を経て「今は不安はない」と自信の表情を見せた。猪野は「原作の世界観をどう出すかを大事にやってきたのですが、それプラス(出演者)22人の個性をプラスして、舞台だからこそできる『おおきく振りかぶって』をみんなでつくりました」と語り、バッテリーを組む西銘については「しゅんしゅん(西銘)が人懐っこい人なので、そのペースにのみこまれました」と笑顔。男勝りな監督を演じる久住は「稽古場でも最初は『男に見えない』と言われて悩みましたが、みんなが助けてくれて支えてくれてなんとか初日を迎えられました」、白又は好きなシーンを問われ「夏の大会の1回戦の対戦校・桐青高校のバッテリーの語り」と挙げる。主役校・西浦高校にまつわるシーンでは「合宿明けの練習風景。チームが出来上がっていく、高校球児らしさが描かれていると思います」と語った。ぜひ注目を。自身は野球未経験ながら、突出した才能を持つ田島を演じる納谷は「身体の動かし方の効率だったり、どういうところに意識を置けば上手な選手に見えるのか、というのは特に意識して稽古を重ねてきました」と役作りを振り返った。成井は「舞台上で会話して人間ドラマをつくろうと、役者たちにさかんに言いました。ですので、できあがったものはおそらく舞台上に登場した22人、ひとりひとりの人生、ひとりひとりの感情を客席に向かってぶつける、そういう生々しいお芝居になったんじゃないかと思います。ぜひそれを楽しんでいただきたいです」とコメント。弱気で卑屈な性格の主人公・三橋廉が、野球を通じて仲間と共に成長していく姿を描く本作。舞台でも、練習や試合の中の対話で生まれる感情の変化、そこから繋がるパフォーマンスの変化が芝居によって繊細に描かれる。また、セット転換や映像は使わず、音、照明、芝居であらゆるシーンを表現。試合の表現は見どころだ。ダンスシーンなどもあり、生の舞台だからこその『おおきく振りかぶって』が楽しめる作品となっている。公演は2月12日(月・祝)まで東京・サンシャイン劇場にて上演中。取材・文:中川實穗
2018年02月07日日本のマンガ界が誇る、原作・大場つぐみと漫画・小畑健による大人気コミック「デスノート」を原作としたNetflixオリジナル映画 『Death Note/デスノート』。この度、原作者である2人から本作に対してコメントが到着。あわせて小畑氏が本作のために描き下ろしたイラストが公開された。藤原竜也×松山ケンイチによる実写映画を始め、窪田正孝主演のドラマや、東出昌大&池松壮亮&菅田将暉らで完全新作の続編映画が製作されている大人気漫画「デスノート」。物語は、ある男子高校生が“このノートに名前を書かれた人間は死ぬ”と書かれた1冊の「デスノート」を手に入れるところから物語が展開していく。今回のNetflixオリジナル映画では、『ザ・ゲスト』『サプライズ』で注目を浴びたアダム・ウィンガードが監督を務め、ナット・ウルフ(ライト・ターナー役)、キース・スタンフィールド(L役)、マーガレット・クアリー(ミア・サットン役)らが出演している。世界中から注目を集める本作だが、このほど原作者の2人から本作についてコメントが到着!「想像以上に面白かった」と話すのは大場氏。「隅々までクオリティーが高くとてもオシャレなこれぞハリウッドDEATH NOTEです」と絶賛し、「個人的な一番の感想はラストが気になる!続きは!?作って!?いい意味で原作を踏襲した部分と変えた部分があるのでファンはもちろん、幅広い人々に楽しんでもらえる作品だと思います」と生みの親である原作者の目にも新鮮で斬新な作品に映ったようだ。一方小畑氏は、「アダム・ウィンガード監督の映像美とスリリングな演出が見事でA級スリラー映画となっています。キャラクターたちが皆欲望に忠実で、こういうデスノートも描いてみたかったと思いました」と語り、「Netflixを通じて世界中で視聴できるとのことで、いままでデスノートを知らなかった海外の人にも楽しんでもらいたいです」とコメントしている。あわせて今回、小畑氏が本作のために新たに描き下ろしたイラストが、米サンディエゴで開催されたコミコンで解禁!イラストには「Don’t trust Ryurk. He is not your Pet. He is Not Your friend.(リュークを信じてはいけない。リュークは、ペットでも、ましてや友達ではない)」と衝撃のコピーが書かれ、死神リュークの大好物のリンゴを持った主人公ライト・ターナーに対して、デスノートを持ったリュークが怪しく忍び寄っている姿が描かれている。プロデューサーに名を連ねるマシ・オカは、「この映画は監督アダム・ウィンガード氏の構想のデスノートです。ご存知の日本版とは異なる所が多数ありますが、映像をご覧になって頂ければ監督さんのデスノートへの敬意と愛が感じられると思います」と自信を覗かせ、ウィンガード監督も「このストーリーは、クレイジーすぎてほとんどの製作会社は劇場作品として扱うことに二の足を踏んだだろうと思います。特に恐らく過激さを抑えようとしたでしょう。しかし、Netflixは僕たちに思う存分過激に撮らせてくれました」と妥協せず作り上げたことを明かしている。Netflixオリジナル映画 『Death Note/デスノート』は8月25日(金)よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング。(cinemacafe.net)
2017年08月10日キャラクタービジュアルも発表され、期待と不安、驚きの声が入り乱れる、今年の漫画原作実写映画No.1注目作『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』の撮影現場に潜入!仗助&承太郎が最初の難敵となるアクア・ネックレスと戦う様子が明らかになると共に、『ジョジョ』ならではとも言える映画の文法を無視した意外な描写も!仗助役の山崎賢人、承太郎役の伊勢谷友介、そして三池崇史監督のコメントも到着した。この日の撮影が行われたのは、仗助&承太郎が、最狂の凶悪犯・アンジェロが操るスタンド“アクア・ネックレス”と戦うシーンで、舞台は仗助の家。水を媒介に攻撃を仕掛けてアクア・ネックレスに2人が立ち向かう。原作漫画でも、加湿器の蒸気、やかんの湯気などあらゆる水分を武器にアンジェロが侵入を試みるさまが描かれるが、これを映画でもそのまま再現!撮影には実際に大量の水――しかも粘着性を出すために片栗粉を混ぜられたとろみのある水が使用されており、撮影前からスタッフが、仗助の家のリビングルームにホースで大量の水をまき、さらに上からはもくもくと蒸気が立ち込める!扉が開き、蒸気が入り込んでくるのだが、この蒸気の動きについて三池監督から何度も細かい注文が飛ぶ。もちろん、蒸気の動きをコントロールするのはかなりの至難の業であるのは想像に難くないが、さすが百戦錬磨の三池組スタッフとあって見事に監督の指示通りの画を作り上げていく。ここで、人物の動きとしてポイントになるのが伊勢谷さん演じる承太郎の“目”の動き。漫画のように承太郎の目がアップで映し出され、その動きによって、承太郎がアンジェロの接近を感じるのだが、アップになればなるほど、伊勢谷さんによる承太郎の再現度の高さを実感させられる。クールな表情の中でギラリと鋭い輝きを見せる眼光は承太郎そのもの!全身白一色の承太郎と、学ラン&奇抜なリーゼントまで黒一色の仗助が居並ぶ姿は圧巻!!撮影後、山崎さん、伊勢谷さん、三池監督に話を聞いた。山崎さんは、改めて「日々、一個一個作り上げていく中で、三池さんの演出で自由にやらせていただいています。このセットもすごく素敵ですし、キャストの方と力を合わせてやってるので、出せるだけの力を振り絞ってやっています」と本作への意気込みを語る。伊勢谷さんは全身白の承太郎コーディネートについて「白の上下は僕には恥ずかしい(笑)。普段は避けるところですが、あえてそこに乗ってます!」とニヤリ。原作通りに髪の毛と一体化したような帽子についても「頭なのか?帽子なのか?わかんないところも楽しみにしてほしい」と語る。学生時代から愛読していたという『ジョジョ』の実写映画で人気No.1の承太郎を演じるということに興奮しつつ「日々やりながら、現場にいると、この世界観が“普通”になっていく不思議さがある」とも。原作ファンの伊勢谷さんならではの、承太郎を演じてみての楽しさを尋ねると「普段の僕はそんなこと言わないけど『俺は女が騒いでるとムカつくんだ!』という、原作にもあるセリフが出てきます(笑)。このご時世、いろんなところから批判をたっぷり返されそうな言葉を言うのは、演技の醍醐味ですね。なのでキレすぎてしまって、女の子たちの方が監督に『あれくらいキレるくらい騒いで!』と怒られてましたね(笑)。申し訳ない!」と楽しそうに語った。ちなみに現場でモニターを見ていると、帽子についている原作でもおなじみの“JO”のバッジが、シーンごとに承太郎の顔の向きに応じて、キチンと移りこむように右に左にと入れ替わっている。通常の“映画のルール”から逸脱したこの点について、三池監督は「原作でもそうなってるんですよね。映画では許されないけど『ジョジョ』ならいいだろうと。僕らの常識を取っ払い、原作を味方にして映画を撮っている感覚です」と明かす。もともと、キャラクタースーパーバイザーとメイクスタッフが「逆についてたら便利だね」と話していたのを採用し、あとになって原作でも承太郎の動きに応じて入れ替わっていることに気づいたそうで、まさに『ジョジョ』ならでは!現場では、伊勢谷さんが、報道陣の前で慎重に言葉を選びつつ話す山崎さんを「普段はもっとしゃべってるじゃん(笑)!」と“兄貴分”のようにイジる姿も。この日のシーンをはじめ、仗助と承太郎の信頼と尊敬で結ばれた関係性は本作においても重要な要素であり、ジョースター家の血で繋がっている2人がどんな戦い、コンビネーションを見せてくれるのか?この先のシーンも楽しみだ。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月24日漫画家・永井豪の50周年を記念し、漫画史に残る大傑作原作漫画「デビルマン」が、新作アニメとして蘇ることが決定。星野源主演・『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督がメガホンを取り、「DEVILMAN crybaby」と題して2018年初春に「Netflix」にて配信される。主人公・不動明は、ある日親友の飛鳥了から地球の先住人類「デーモン(悪魔)」が復活し、地球を人類から奪い返そうとしていることを知らされる。了は明に、デーモンの超能力を取り入れて戦わなくては人類に勝ち目はないと、デーモンと合体する話を持ちかけてくる。明は悪魔の力と人間の心を持つデビルマンとなることに成功。デビルマン、不動明の戦いが始まる――。漫画「デビルマン」は、1972年に「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載開始され、単行本発行部数は累計5,000万部、連載と同年にテレビアニメ化もされ人気を博した。悪魔の力を手に入れた主人公・不動明が襲い来るデーモンと戦うという設定は、漫画・テレビアニメに共通するものの、アニメではデビルマンがヒロインを守るために敵と戦う、勧善懲悪ものとなっている一方で、漫画では神や悪魔といった存在を通して、「人間とは?」という大きな問いを投げかける作品となっている。漫画家やアーティスト、クリエイターからも影響を受けた作品としてあげられることが多く、これまでテレビアニメのみならずOVA、実写作品などが多数製作されている。新作アニメとして放たれる今作は、いままで一度も実現されず、描かれたことがなかった“原作漫画の結末”までをアニメーション化。飛鳥了と不動明の出会いから、デビルマン誕生、そしてデビルマン対サタンのハルマゲドンまでを描き切るという。「デビルマン」の原作が持つニュアンスを最大限活かしつつ、現代に描かれるべきアニメとして新たに映像化。激しいバイオレンス描写など、「Netflix」配信ならではの表現も組み込まれるようだ。また、監督を務めるのは、『ピンポン THE ANIMATION』『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などを手掛ける、アニメーション作家・湯浅政明。そして、「コードギアス 反逆のルルーシュ」「甲鉄城のカバネリ」の大河内一楼が脚本を担当、音楽は『ピンポン THE ANIMATION』や『映画 聲の形』の牛尾憲輔が参加する。永井氏は、「まず一番に思ったのは『最後まで描いてくれるの?』でした(笑)僕が絶大な信頼を置いている湯浅監督なら、やりきってくれると信じています。デビルマンとデーモンの闘いが、アニメーションでどのように描かれ、決着がつくのか。2度と実現出来ないかもしれない『デビルマン』の結末までのアニメーションを、僕自身楽しみにしています」と期待を寄せ、そんな原作者が信頼を寄せる湯浅監督は、「漫画史上最高とも言える衝撃的な展開と壮大なラストシーンにたどり着くため、原作のスピリット、エッセンスを『いまやるアニメーション』の形に落とし込む作業に日々悪戦苦闘中です」と現状を明かし、「しかし配信ということで制約も少ないので、限界までやりますよ!バイオレンス、エログロなどありますが、最終的に“愛”です。楽しみに待っていてください」とファンへメッセージを送っている。また、配信決定に合わせてティザービジュアル&特報映像も公開。なお、原作は英語圏を始めイタリア・フランスなど多数の国で翻訳版が出版され、海外でも高い人気を集めており、本アニメは日本語のほか9か国語に吹き替え、字幕は25か国語、さらに全世界190か国にて配信される。「DEVILMAN crybaby」は2018年初春、Netflixにて全世界独占配信。(cinemacafe.net)
2017年03月16日水城せとなによる人気漫画が原作の舞台『黒薔薇アリス』が5月12日(金)より上演。同作の制作発表が2月2日に行われ、主演の石黒英雄をはじめ、ヒロインの入来茉里、原作の水城せとならが出席した。【チケット情報はこちら】『黒薔薇アリス』は『月刊プリンセス』で2008年から2011年まで連載。「吸血樹(ヴァンパイア)」の繁殖を題材に、愛や死生観を描くファンタジー。今回が初の舞台化となり、脚本を赤澤ムック、演出をキムラ真が務める。物語のはじまりは1908年のウィーン。馬車での事故をきっかけに吸血樹となった人気テノール歌手のディミトリ・レヴァンドフスキ。彼はその力を使って、友人の婚約者、アニエスカを手に入れようとするが、純血を守ろうとする彼女は自身の胸をナイフで突き刺してしまう。吸血樹の力により、アリエスカの肉体を残すことはできたが、それは魂のない抜け殻同然。その抜け殻を守りながら、ディミトリの永い旅が始まる。時はうつって100年後の2008年。事故にあった高校教師菊川梓の前に、100年前と姿が変わらないままのディミトリが現れる。同じく事故にあった教え子を助けるために、梓はディミトリの言うとおりに自身の魂を預ける。ディミトリが受け取った魂をアリエスカの体に放ち、そこで覚醒した梓は新たにアリスとして生きることとなる…。ディミトリ役を演じる石黒は「今回、初座長ということで不安はあるのですが、観に来ていただいた方に強烈な印象を与えて、後悔させない最高の舞台にしていきたい。ひとりでも多くの方に足を運んでいただけるように、チーム一丸となってやっていきます」と語った。アニエスカ役とアリス役の2役を務める入来は「ヒロインという立場なので、主演や周りの男性陣の方々をいかにカッコよく見せられるか、そこを考えて演じたいです。原作を拝見させていただいたのですが、キャラクターもはっきりしていて凄く好きな世界観なので原作のアリスのイメージを壊さないようしたい。今からとても楽しみです」とコメント。自身の作品が舞台化されるのは初めてという水城は「今日お会いして、おひとりおひとりが真剣にキャラクターの気持ち、人間性を感じ取ってくださってるなと思いました。私が漫画の中で描いていないところまで表現してくださると思うので、観客のひとりとして楽しみにしたいと思います」と語った。また、制作発表ではディミトリとアリスによるメインビジュアルが初披露。メインビジュアルを見た原作者の水城は「石黒さんも入来さんも、鼻筋がスッと通った端正なお顔立ちなので、外国人の役を演じても何の違和感もないですね」と話した。舞台『黒薔薇アリス』は、5月12日(金)から5月21日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。
2017年02月03日累計230万部突破の大ヒットを記録した少女漫画を実写映画化する『きょうのキラ君』。この度、原作でも人気のオカメインコの“オカメ先生”の声を「サバンナ」の高橋茂雄が担当することが決定した。誰もが憧れるクラスの人気者“キラ”(中川大志)に恋をした“ニノ”(飯豊まりえ)。他人と関わることが苦手なニノだったが、キラの秘密を知ったことから2人は急接近。初めての気持ちにとまどいながら、ある重大な“秘密”を抱えたキラを笑顔にしようと奮闘するニノの初めての恋の行方は――?同級生の矢部(葉山奨之)、キラの幼なじみの澪(平祐奈)も加わって、かけがえのない“365日”が始まった…。原作は、ドラマ・映画化にもなった「近キョリ恋愛」の原作者でも知られるみきもと凜の同名コミック。キャストには、キラ君を中川大志、ヒロイン・ニノを飯豊まりえが演じるほか、葉山奨之、平祐奈らいま注目のフレッシュなメンバーが集結している。そして今回、ついにあの人気キャラクター、ニノが飼っているペットでオカメインコの“オカメ先生”の声を高橋さんが担当していることが明らかに!内気で人と会話するのが苦手なニノの唯一の話し相手であり、ニノの友達的存在の先生。高橋さんは元々原作の大ファンだそうで、自身のtwitterで「きょうのキラ君、泣ける」とつぶやいたところ、原作者のみきもと氏がお礼の返信を返し、交流がスタート。そして、「もし、キラ君が映画化されたら」という話題では、みきもと氏から「オカメ先生の声をぜひお願いします!」というメッセージが。今回のコラボは、まさに2人の念願が叶った夢のコラボレーションだそう。みきもと氏は「こちらから踏み込んだお願いをすることはなかなかないし、無理に決まってると思っていたので本当に嬉しくて、はやく自慢したかったので、こうしてみなさんにお伝えできて感無量です」と今回の決定に歓喜。また「高橋さん、まさに先生そのものすぎるんです。とっても可愛い声です。これ以上のキャストはありません」と大絶賛のコメントを寄せている。これまでNHK Eテレの教育番組「みいつけた!」の人気キャラ・コッシーや、映画『ズートピア』でチーターのクロウハウザー役など、アニメの吹き替え経験の経験はあるものの、実写映画吹き替えは初。今回のアフレコは、「イメージどおりのやつができた」「自信しかない」と本人も大満足の様子で語っている。『きょうのキラ君』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月22日「カイジ」「アカギ」などカリスマ的人気を誇る漫画家・福本伸行の同名漫画を原作に、池松壮亮主演で実写化する来年1月期放送の新ドラマ「銀と金」。この度、本作の新たなキャストとしてリリー・フランキーの出演が決定。併せて、本作の特報映像が番組公式Webサイトにて公開されている。うだつの上がらない森田鉄雄(池松壮亮)は、何事も上手く行かず、やり場のない怒りをギャンブルに逃げることで発散していた。負けが続く素寒貧の森田は、競馬場で裏社会を仕切る大物フィクサー平井銀二に出会う。銀二の悪党ぶりと、億を超える大金をたやすく手に入れる天才的な才能に憧れて、「銀を超える金(キン)と呼ばれる人間になりたい」という志を抱き、欲望渦巻く裏社会へ足を踏み入れるのだった…。悪党たちが巣食う裏社会で、大金を手にするために命を懸ける「悪」vs「悪」の心理戦。果たして一文無しの森田は、大金を手にし大物フィクサー銀二を超えられるのか――!?すでに、連続ドラマ初主演の池松さんが未だ何者でもない森田鉄雄役を演じることが決定しているが、この物語のもう一人の重要人物で、裏社会を仕切る大物フィクサー“銀王”こと平井銀二役をリリーさんが演じることが決定!イラストレーターやライター、エッセイスト、小説家などマルチタレントとして多方面で活躍し、さらに数々の映画・ドラマにも出演し、『そして父になる』では、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞等を受賞するなど、いまや映画界には欠かせない存在であるリリーさん。「発表まで『銀二は誰だ?』と、この作品の期待値が高まっているため、今回の銀二という大役への責任を感じています」と話すリリーさん、「連続ドラマの現場はあまり経験がなく、大変さもありますが、一緒にやっている人たちがおもしろいので、新しいものが創造されるのではないかと期待しています」とコメントした。原作者の福本氏は「僕が平井銀二をリリー・フランキーさんにやってもらいたかったのは、役者リリーさんでなく、人間リリーさんの“清濁併せ呑む”雰囲気…それがもたらす、えも言えぬ迫力。要するに、悪人足りうる素質、素養をリリーさんに感じたからです!」と思いを語り、「リリーさんなら、ある意味、素で、平井銀二、いけるんじゃないかな…って思いました!(笑)これはもちろん、絶賛、誉め言葉です!リリーさん、頑張って下さい!」と期待の言葉を寄せた。また原作にも登場し、銀二と共に“命を賭けた攻防戦”を繰り広げる安田、巽、船田役も併せて発表。警視庁OBで、かつての人脈を使い銀二をサポートする安田巌役にマキタスポーツ、元新聞社で銀二たちが出入りするバーを切り盛りしている巽京子役に臼田あさ美、元特捜部検事で切れ者の船田正志役に村上淳が決定。マキタスポーツさんは「自分の世界と関係ないように見えて、実は遠くなく、会社の中で自分がどう立ち振る舞っているのかということとかとすり合わせて重ね合わせてドラマを見ることができるんじゃないかなって思います」とドラマについて語り、「とにかく池松君。池松君の瞳にやられると思います。池松君がニコって笑ったときに、視聴者のザッピングを止める力があるんじゃないかと思います(笑)」と見どころを語る。臼田さんは「原作では男の人のキャラクターをやっているので、またドラマは別のものになっていると感じています」とコメント。また、福本作品はすごく惹かれると話す村上さんは、「僕はVシネマというもので育った世代なのか環境だったのかもしれませんが、2017年に『銀と金』をこのキャストとやれることは、身が引き締まる思いです」と心境を語り、「僕が演じる船田。実写にあたり制作陣および役者陣が必ずあたる、どこまで原作のファンの方々へ寄り添い、そして裏切れるかです。2017年バージョンとして船田に責任をもって挑ませていただきます」と意気込んだ。「銀と金」は2017年1月7日より毎週土曜深夜0時20分~テレビ東京系にて放送。※Amazonプライム・ビデオにて1月1日(日)0時から独占先行配信。(cinemacafe.net)
2016年12月06日今更ではあるが、人気漫画の実写化企画が相次ぐ日本映画界。最近だけでも『銀魂』(空知英秋原作、小栗旬主演、2017年公開)、『BLEACH』(久保帯人原作、福士蒼汰主演、2018年公開)の製作が発表され、ファンの間で大きな話題になったばかりだ。なぜ、漫画の実写化が多いのか?…という疑問については、「映画離れしている若い世代の関心を引くため」「製作委員会方式が定着しているから」「映像技術の進歩」など、すでに語り尽くされた感があり、そのどれもが正論に聞こえるし、仕組みとしては以前であれば「まずはアニメ化で盛り上げる」、近年は「雑誌連載との連動」を経て、満を持しての劇場公開という流れが存在している。批判もあるだろうが、ビジネスモデルとして優良だ。一方で、『るろうに剣心 京都大火編』『伝説の最期編』が2部作合わせて興収95億円を記録したのを最後に、『寄生獣』『進撃の巨人』(ともに2部作)といった肝いりの実写化作品が爆発的な大ヒットにつながっていない現状がある。最近の例外は、興収40億円を優に超えた『信長協奏曲』で、こちらは原作やアニメ人気に加えて、実写ドラマの好評ぶりが動員に結びついた(そう考えると『ルパン三世』も成功させた小栗旬ってやっぱりすごい)。今年もGW、夏休みと主演級のスターが勢ぞろいした大型プロジェクトが相次いで、低迷している。その一因は「原作と映画は別物」という発想から、大胆なアレンジを加えた結果、ファンから総スカンを食らったから。安易な改悪は論外だが、たとえ映画の作り手が新たなビジョンを提示したつもりでも、それが“逃げ”に見えてしまえば、負け戦だ。成否の分かれ道は、いかに原作に宿るテーマや精神性を、慎重に見極めるかにかかっている。さらにこの夏は東宝が単独製作した『シン・ゴジラ』が社会現象を巻き起こし、漫画実写化の地位を大きく揺さぶっている。胸キュン案件はさておき、この先、漫画実写化の未来を占う上で注目すべきは『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)、『3月のライオン』2部作(2017年春公開)、『鋼の錬金術師』(2017年冬公開)の3本。どれも原作の知名度、豪華なキャスト、実力派監督と「コケるわけにはいかない」勝負作だ。(text:Ryo Uchida)
2016年08月27日