2024年3月に発足したベビーカレンダー公式インフルエンサー組織「ベビカレメイト」のママをお招きして、座談会を実施しました。ママが集まると話題になるのは、三者三様の出産エピソードトークです。ベビカレメイトのママが体験した出産体験談を聞いてみると、とてもとても後悔していることがあると言います。それは無痛分娩をするかしないか、という選択。通常分娩に挑んだそうですがーー。私は通常分娩で産む!通常分娩と無痛分娩、どちらがいいか尋ねられて、ベビカレメイトのママが選んだのは「通常分娩」でした。強い痛みがあるということはわかっていたけれど、挑んでやろうと意気込んでいたそうです。 産院のスタッフさんから「いつでも切り替えられるように、無痛分娩の承諾書にサインをしておけば?」と再三すすめられても断固拒否! 頑なにサインをしないまま、出産を迎えました。いざ出産!いざ陣痛が始まると、あまりの痛さに気絶寸前……。瞬時に通常分娩派から無痛分娩派に寝返って、「無痛分娩はしない」と決めていた自分の判断を深く深く後悔したそう。 陣痛の波がおさまったわずかな合間を見てナースコールを押し、無痛分娩への切り替えをお願いしたのでした。 しかしあれだけ拒んでいた無痛分娩に切り替えるとなると、ちょっとした気まずさも残ります。無痛分娩への切り替えは、小声でこそっと伝えたそうです。陣痛中、まさかの…これで無事無痛分娩に切り替え……というわけにはいきません。本来であれば事前に見ておくべきだった、無痛分娩についての説明動画を視聴する必要があります。 すでに陣痛が始まっているからといって、DVDをスキップはできず、陣痛に耐えながら見たのだそうです。 産院のスタッフさんのいうことは聞く、備えられるものは備えておく……。今後出産をするママは、ぜひこの教訓を活かしてほしいと話していました。 ◇ ◇ ◇ この教訓は出産のみならず、子育てや仕事などすべてに言えることかもしれませんね。ベビーカレンダー編集部にとっても、良い学びになりました!
2024年04月15日「月経痛が辛くて仕事を休みたいのに、言い出しづらい」「月経痛の辛さを周りにわかってもらえない」など、月経に関する悩みは人それぞれ。そこで今回は、anan Beauty+ clubのメンバーに「月経と仕事」についてアンケートを実施してみました。女性たちは月経中、職場でどのように過ごしているのか。また職場はどの程度理解があるのかなど、コメントをたっぷりご紹介していきます。月経が理由で仕事を休みたいとき、何て言う?©比嘉桃子anan Beauty+ clubのメンバーに月経で仕事を休んだことがあるか聞いてみたところ、約4割が「YES」と回答。さらに、仕事を休んだときに上司や同僚になんと伝えたか聞いてみると、2通りのパターンが返ってきました。「月経がしんどいことを伝えて休みました」(31歳・専門職)「素直に伝えました」(33歳・その他)「体調が良くないとぼやかしました。風邪と伝えたこともあります」(40歳・自営業)「体調不良とふわっと言って休んだ」(40歳・その他)月経痛で休むことは悪いことではないはず。しかし、まだまだ言いづらい、伝えるのが恥ずかしいなどの理由から、理由を隠して休んでいる人も少なくないようです。中には「基本は月経痛がひどいので休みますと伝えていたが、体調が悪いと伝えることもあった」(40歳・専門職)と伝え方を模索している人も。周りの理解度によっても、伝えやすさは変わってきそうです。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。休めないときの対処法は?休みを申請しづらい、大事な仕事があるなどの理由から、辛くても仕事を休みづらいときもありますよね。そうしたときの対処法を聞いてみると、ほとんど全員が「痛み止めを飲む」と回答していました。「痛み止めを飲んでやり過ごす」(32歳・会社員)「痛み止めを飲んで、お腹にカイロを貼って、それでもしんどいときはお手洗いに逃げてました」(40歳・自営業)痛み止めだけで対処できないときは、お手洗いに逃げるというコメントも多くありました。痛み止めが効くまでの間だけでも、なるべく安静にしていたいものですよね…。中には「リモートワークですぐに休めるようにしている」(29歳・会社員)というコメントも。リモートワークを取り入れている会社であれば、うまく活用したいところです。職場の理解は“まあまあ”?©比嘉桃子「職場は月経で休むことに理解がありましたか?」という質問には、67%が「YES」と回答。それなりに理解があると感じている人が多いものの、3割近くの人は疑問を抱いているようです。それぞれの回答の理由について見ていきましょう。YESと回答した理由「美容クリニックで若い女性ばかりの職場だったのもあり、とても理解があった」(31歳・専門職)「女性が多い職場だったので」(33歳・その他)多かったのは、女性が多い職場であるというコメント。男性に理解がないというわけではないものの、やはり経験者の理解度は高いようです。「同僚が月経痛で休んだとき、心配して労ってくれてたから」(29歳・会社員)心配してくれる人が一人でもいると、なんだか救われた気持ちに。辛いときはお互いさま。助け合いながら働きやすい職場を作っていきたいものですね。「月に一度、月経を理由に遅刻やお休みをしていい制度が一応あった」(40歳・専門職)制度として会社が取り入れてくれると、休みやすさを感じられそう。筆者も以前、月経休暇制度を備えた会社に勤めていたことがあり、ありがたく感じていました。NOと回答した理由「月経痛で休んでいる人の悪口を聞いてしまったから」(40歳・その他)「後輩から職場に生理痛がひどくて欠勤したいと電話があったとき、女性スタッフ数名が嫌味を言っていたから。痛みの度合いが目に見えないため、なかなか理解を得るのが難しいなと感じた」(44歳・主婦)一方、「NO」と回答した人のコメントはなかなか辛辣。痛みや辛さの度合いは人それぞれであるにもかかわらず、自分の軸に当てはめてしまうと理解が難しいのかも。本当に辛い人もいるのだということが、より深く、より広く認知されることを願います。会社で起きた月経に関するトラブル月経の辛さと戦いながら仕事をしていると、思わぬトラブルに見舞われてしまうことも。これまでどんなトラブルを経験してきたのか、エピソードを聞いてみました。「会議が長引きトイレに行けず服に経血が漏れてしまった」(40歳・会社員)「早く月経が来てしまった日に限って白いパンツを履いていて、パーカーを巻いて何とか過ごしたことがあります」(40歳・自営業)もっとも多かったのが、経血漏れトラブル。予定外の月経や予想以上の出血により、衣服が汚れてしまった経験があるとのことでした。「経血量が多い2日目、仕事のユニフォームに経血がついてしまい、同僚が教えてくれて着替えに行った」(31歳・専門職)「外での仕事でナプキンを変える時間がなく、服に血が染み付いてしまい、男性に教えられてとても恥ずかしかった」(40歳・その他)自分で気づくより先に、人から指摘を受けたというコメントも。教えてくれてありがたいものの、恥ずかしい気持ちもありますよね…。「予定外の月経で痛み止めを持っておらず、痛みで仕事にならなかった」(32歳・会社員)早退したいと言えない環境だと、かなり辛いかも。1日目の月経痛が重い人は、タイミングがズレることも考えて数日前から痛み止めを持ち歩いておくと安心ですね。周囲の月経トラブルに居合わせた人も©比嘉桃子アンケートによると、同僚の女性が月経トラブルにあっているのを目撃した人も2割程度いるよう。そのときのエピソードを教えていただきました。「椅子に血がついてしまった方がいたので、一緒にこそこそっと拭きました」(40歳・自営業)「白のスカートに少し血がついているのがわかった」(40歳・専門職)経血漏れは、対処が大変。一人だとパニックになってしまうこともあるため、見かけたらこそっと助けてあげるといいかも。「現場で月経痛がひどくて早退したいと言われました。辛そうだったので帰ってもらい、周りの人にも体調不良と言って場を収めました」(33歳・会社員)周囲の人を混乱させずその場を収めた手腕、さすがです。困ったときは助け合っていきたいものですね。より理解のある社会になっていきますように月経に関する理解が少しずつ広まっているとはいえ、まだまだ完璧とは言えません。月経痛やPMSについて言い出しづらい環境にあったり、辛さが理解されづらかったりと、課題はたくさん残っています。全員が完璧に理解をして尊重し合うのは難しいのかもしれませんが、少しでも社会が理想的な姿に近づいていくといいですよね。筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。(C)motortion/Adobe Stock文・比嘉桃子
2024年04月04日近くのクリニックで無痛分娩を予定していた私。出産予定日の1週間前に夫が新型コロナウイルスに感染してしまい、クリニックから遠い県外の実家に避難することもできず、隔離生活をすることに。その後、夫の隔離解除の日の夜中に破水し、病院に行ったところ、私も新型コロナ陽性になっていました。 どうしよう…破水の2日前に鼻詰まりで病院に行ったときは、新型コロナとインフルエンザの検査をしてもらい、陰性でほっとしていましたが「新型コロナ陽性だとクリニックでは出産できず、大学病院に転院」と言われ、クリニックで探してもらい、大学病院に行くことに。 しかし、そこでは無痛分娩ができないため、緊急帝王切開をすることになりました。予想外の出来事に心が追いつかなかったのですが、赤ちゃんの安全を第1に考え、緊急帝王切開をしました。ただ私が新型コロナウイルス感染症だったので、赤ちゃんの生まれた声しか聞けず、顔も見れずに10日。毎日泣いて過ごしました。隔離中、やさしい看護師さんや、助産師さんが赤ちゃんの様子を教えてくれたり、私のスマホに写真や動画を撮ってきてくださったり、会えない分、寄り添ってくれました。10日後赤ちゃんに会えたとき、涙が止まらなかったです。大学病院の方に感謝の気持ちでいっぱいです。(女性/40代/会社員) 作画/加藤みちか 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月29日プロントコーポレーションは3月7日、期間限定の和スイーツ2種とドリンク2種を、全国の「和カフェ Tsumugi(ツムギ)」で発売します。■和スイーツや和食にぴったりな期間限定ドリンクも販売「天然水の削り氷 桜もちみるく」は、天然水の削り氷の上に桜みるくシロップ、桜ホイップ、黒蜜、桜チョコをかけ、桜の花をトッピングしました。氷の中には桜餅風アイスが隠れています。求肥(ぎゅうひ)と桜舞うジュレを別添えで用意。少し食べ進めたあとにかけて味わうと、普段の削り氷とは違う食感が楽しめます。食べやすいサイズの小盛も用意しました。「手包みどら焼き~苺とあんバター~」は、自分で包んで食べるスイーツ。四角いもちもちの求肥(ぎゅうひ)、ホイップ、苺のコンポート、粒あん、バターを、やわらかなどら焼きの皮に包んでいただきます。「清見オレンジの和紅茶ソーダ」は、国産清見オレンジ使用のシロップと鹿児島県産の和紅茶をソーダで割ったスッキリとした味わいの冷たいティーソーダ。和ご飯との組み合わせがおすすめです。「ミント香るあんずの煎茶」は、三重県産と福岡八女産の茶葉をブレンドしたかぶせ茶に、あんずシロップとミントの爽やかな味わいを加えた温かい季節のお茶。和スイーツとの相性は抜群です。ドリンクは、すべての和スイーツや和ご飯にセット価格(418円)で付けることができます。■商品概要天然水の削り氷 桜もちみるく……1,485円 小盛1,155円手包みどら焼き~苺とあんバター~……900円清見オレンジの和紅茶ソーダ……660円ミント香るあんずの煎茶……660円(フォルサ)
2024年03月26日おしりから脚につながる神経に沿って痛みやしびれが生じる「坐骨神経痛」。時には歩けないほどの痛みを感じることも。そもそも坐骨神経痛とは一体どのようなものなのか、症状の詳細や原因、予防など気になることを整形外科医の中村光伸先生にお伺いしました。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。坐骨神経痛って何?病名でもあり、症状でもある皆さんは「坐骨神経痛」という病名を耳にしたことはありますか? 何となく名前は聞いたことはあるけれど、どんな病気なのか知らない……という方も多いのではないでしょうか。実は、坐骨神経痛は病名だけではなく、頭痛や腹痛などと同じく症状として扱われることもあるそう。「坐骨神経痛は、病名としてだけではなく症状として扱うことがあります。その違いは坐骨神経痛が引き起こされている原因がはっきりとわかるかわからないかです。痛みが出ている原因がわかれば症状、わからなければ病名として坐骨神経痛を使い分けています。坐骨神経は坐骨から梨状筋というおしりの筋肉を通って脚へとつながっている末梢神経のことをいいます。太さは約1cmのボールペンくらいのサイズになっています。坐骨神経は枝分かれしながら別の神経とつながっています。そのため、坐骨神経が痛むと他の神経にも連動的に痛みが出てきてしまいます」(中村先生)坐骨神経痛が引き起こされる原因とはどのようなものなのでしょうか?「坐骨神経痛の原因は主に2つあります。・ヘルニアなどの腰椎疾患によるもの・筋肉の衰え腰椎疾患の中で代表的なものは、腰椎脊柱管狭窄症(ようついせきちゅうかんきょうさくしょう)と腰椎椎間板ヘルニアの2つです。他にもありますが、これらは腰椎が変形して腰椎部の神経を圧迫してしまい、その先にある坐骨神経に痛みを引き起こしています。腰椎に腫瘍ができていたりしても神経を圧迫してしまうので同じように痛みが発生したりします」(中村先生)なぜ筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因となるのでしょうか?「筋肉が衰えると、姿勢が悪くなってしまいがちになります。例えば座っているときに腰の骨が曲がってしまっていると骨盤付近にある神経の束を圧迫してしまい、痛みが出てきます。体重の増加によって筋肉量が相対的に少なくなっていたりすると、同じく姿勢が悪くなり坐骨神経痛になることもあります」(中村先生)他にも原因になるようなことはありますか?「子宮筋腫など坐骨神経につながっている神経が圧迫されて痛みが出ていた、なんてこともありますね。骨盤の中にある臓器に腫瘍ができていて、それによって坐骨神経痛になることだってあります。帯状疱疹のウイルスが坐骨神経につながっている神経に感染すると坐骨神経痛の症状が出ることもあります。閉経後の女性は女性ホルモンのエストロゲンの減少により、骨粗しょう症になりやすくなります。骨粗しょう症の60〜70%は痛みなく圧迫骨折を起こしています。そうすると椎間板や骨が飛び出してしまい、その周辺の神経がいじめられてしまいます。そうなると坐骨神経痛の発症リスクは高まります」(中村先生)坐骨神経痛ってどんな痛み?ズーンとした重い痛み坐骨神経痛の症状とはどのようなものなのでしょうか?「主な症状は、・おしりから脚への痛みやしびれ・長時間立つ、座ることがつらい・痛みによって歩けなくなる中には歩けなくなるだけではなく、トイレの便座に座ることすらできないくらいの痛みを感じるという人もいます。痛みが出るのは、腰、おしり、脚です。症状が軽いとおしりの辺りがズーンと重い感じです。その程度だとまだ我慢できるくらいの範囲ですね。それがひどくなってくるとツンとした痛みが出て、歩行が困難になることもあります。他にも坐骨神経から枝分かれした神経に影響が出て、排尿障害や会陰部のしびれなどの症状が出てくることもあります」(中村先生)体幹トレーニングや正しい姿勢で予防できる高齢になればなるほど痛みが重複する坐骨神経痛は症状を引き起こしている原因となっている病気が治れば、症状は引いていくそう。しかし、複数の病気が原因で坐骨神経痛の症状が出ているときは、1つの病気を治しても症状が引かない場合があるそうです。「高齢になると腰椎疾患など坐骨神経痛の原因となる病気が重なるリスクが高まります。坐骨神経痛の治療は、原因となっている病気へアプローチすること。ですが、それ以上に大切なのが予防になります」(中村先生)坐骨神経痛を予防するためにはどのようなことをすると良いでしょうか?「坐骨神経痛の原因が良くなったとしても、骨がつぶれていたりすると坐骨神経痛を繰り返しやすい状態にあります。しかしスクワットやプランクなどの体幹トレーニンで筋肉を鍛えたり、猫背や反り腰にならないよう背筋を真っすぐに伸ばすというような正しい姿勢を維持したりすれば、腰椎周辺の神経刺激が減少し、痛みが出るのを予防することはできます。体操やストレッチで腰椎の可動域を正したり、コルセットで骨盤を支えることも坐骨神経痛の予防になります。ただ、子宮筋腫など内臓に異常がある場合は姿勢を正したりしても痛みが続くことがあります。その場合は原因となっている内臓の病気を治療する必要があります」(中村先生)まとめさまざまなことが原因となって引き起こる坐骨神経痛。いつまでも痛みが治らない場合は別の病気が隠れているなんてことも……。腰や脚に痛み・痺れを感じて心配に思う方は病院へ行ってみてはいかがでしょうか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/ウーマンカレンダー著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
2024年03月25日出産前に子どもの名前が決まらず、産後に夫婦でもう一度話し合おうと決めていました。無事に生まれ、産後の処置も終わって安心していたときのこと。夫が分娩室に入ってきて……。 突然の夫の告白に動揺して…出産を終え、分娩室で休んでいたとき。夫が分娩室に入ってきて、「今、名前を決めないと間に合わない!」と言うのです。 私は出産を終えたばかりで疲れもあり、夫が何を言っているのか理解できませんでした。話を聞くと出産後14日以内に出生届を提出しなければいけないが、明日から出張になったので出せないかもしれないと話し始め……。 後から調べると届出は代理人や郵送でもいいらしいのですが、そのときは気が動転していて夫が話していることを鵜呑みに。そして2人とも焦りつつ、その場で名前の話し合いが始まりました。夫と私の意見がわかれたので、その場にいた助産師さんたちにも意見を聞くなどバタバタな状態。 もう少し落ち着いて決めたかったと思いながらも、息子の名前が決定しました。焦って決めましたが、とても気に入っています。出産後の忘れられない思い出になりました。 ◇ ◇ ◇ 出産で体力も気力も使い果たしたところに、「今すぐ名前を決めて!」と言われたら混乱しますよね。ハラハラしたと思いますが、いいお名前に決まってよかったです。ご出産おめでとうございます、そしてお疲れさまでした! イラスト/さくら著者:だいママ
2024年03月16日生理中にアルバイトをしていた際、生理痛がひどくなった私。少し休憩しようと女性の先輩に相談したところ、まさかのことを言われてしまって……。 仕事中の悩み飲食店でアルバイトをしているときに、生理痛がひどくなってしまったことがありました。あまりの痛さに、背筋を伸ばして立つことが難しく、笑顔も引きつるような状態に……。さらにその日は、経血量も多く、3時間に1度はナプキンを取り替えなければ、漏れてしまう可能性がありました。 これ以上仕事を続けるのは無理だと思い、休憩を取らせてもらおうと思った私。男性の先輩には言いづらく、女性の先輩に相談することに。すると……あからさまにムッとした表情をされ、「生理痛ぐらいで休憩するの?」と言われてしまったのです。 女性だったら生理痛のつらさを理解してくれるだろうと思っていたこともあり、とてもショックを受けました。おまけに「何度もトイレに行かないで」とも言われてしまい……。結果、私は休憩を取ることができず、痛みに耐えながら仕事をすることになったのでした。 大声で何度もその女性の先輩に生理のことを相談して以降、先輩は私をからかうようになりました。他のスタッフがいる前でわざと「生理痛はもういいの?」とか「血が付いていないか、服をチェックしたほうがいいよ」などと大声で言うのです……。 あとで聞いてわかったことですが、その先輩は生理に関して悩んだことがないそうです。やはり、同じような悩みがなければ、同性でもなかなか生理痛のつらさをわかってはもらえないのだと実感しました。 生理痛のつらさを先輩に理解してもらえず、悔しい思いをした私。同じ女性なら、少しぐらい理解してくれてもいいのにと少しモヤッとした気持ちになってしまいました。けれど、経験したことのない痛みを理解するのは、たしかに難しいことだと思います。生理には個人差があることをどう伝えたらわかってもらえるのか、考えさせられた出来事でした。 著者/近藤奈々生作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年03月14日なっぱさんは夫のべじ太との間に子どもを授かりました。出産予定日を迎え妊婦健診をしてもらいますが、出産の兆候はまだなく……。2日後の再健診で、むくみと血圧が高めだったため、急きょ入院に。陣痛促進剤を服用してから強烈な陣痛が始まり、夫の必死のサポートを受け続け、やがて8時間が経過していました。長時間、なっぱさんの肛門を押し続けていた夫は、ついに体力の限界が見えてきます。しかし、ここであきらめるわけにはいきません……! あきらめるものか…! ※全開 → 全開大 陣痛開始から10時間が経過したころ、なっぱさんはもう子宮口が全開大だと確信します。しかし、助産師さんを呼び、子宮口を見てもらうとまだ4cm。先が見えないなっぱさんは、もう限界だからおなかを切ってほしい……と弱音を吐きます。しかし、助産師さんに一喝されて再び闘い始める2人。 そして、陣痛開始から15時間が経ち、子宮口が7cmまで開いたところで分娩台へ徒歩で移動することに。歩く力もないなっぱさんですが、自称健脚のなっちゃんと自らを鼓舞し、力を振り絞ります。 力尽きたはずのべじ太さんも、あきらめず立ち合いに来てくれたのですが、ここへ来てまさかの展開が。なんと、陣痛が遠ざかってしまったのでした……。 立ち合い出産のために、休むことなく同行する夫のべじ太さん。全力でなっぱさんの力になろうとする夫の姿に、感動した方も多いのではないでしょうか。べじ太さんのような夫がそばにいてくれると、激しい陣痛も乗り越えられるような気がしますよね。 監修/助産師 松田玲子 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター べじべじなっぱ
2024年03月11日彼氏のうみくんと同棲中のにしこさん。彼女は毎月、排卵日付近になると排卵痛を感じるときがあります。この日も仕事中に排卵痛に襲われました。ただ、夜には痛みがおさまっていたため、彼からのお誘いをOKしたら……。 排卵痛がなくなって安心していたら… 毎月、排卵日付近になると排卵痛に襲われるにしこさん。アパレルの仕事に就いているにしこさんは、この日も仕事中に排卵痛を感じました。しかし、いつも数十分ほどでおさまることが多く、この日も帰宅するころには痛みがなくなっていたそうです。 夜になって彼からお誘いがあり、排卵痛もすでにおさまっていたため、OKしたにしこさん。ところ行為中、下腹部に猛烈な痛みが走り、中断する事態になってしまいました。 このときはまだ、痛みが悪化した原因がはっきりとわかっていなかったにしこさん。「寝れば治るだろう」と思い、この日は無理せず休むことにしたそうです。少し様子を見てみて、明日になっても痛みが続くようなら病院に行ったほうがよさそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年03月11日シャープは3月1日、八尾事業所(大阪府八尾市)にて、従業員を対象に「生理痛体験を通した想い合い研修(生理痛体験会)」を実施しました。■生理痛の痛みを疑似的に体験し、その大変さを認識同イベントは、3月8日の国際女性デー※1を前に、ダイバーシティの観点から開催。女性特有となる生理痛の痛みを疑似的に体験し、その大変さを認識することで、従業員が互いに尊重し想い合う機運を高め、より良い職場環境の醸成を目的としたものです。当日、生理痛体験を希望する従業員47名(男性39名、女性8名)が参加し、大阪ヒートクールの「生理痛VR体験デバイス※2」による疑似体験、ダイバーシティ促進の意義などの説明などを通じ、理解を深める機会になりました。併せて同社で推進中のフェムテック(Femtech)事業に関する取り組みを、当該開発チームより紹介しています。また、同イベントに関する参加者アンケートを実施しており、研修前には、参加者の37%が「生理についての知識が十分でなかった」ものの、研修後には、その91%が「理解が深まった」との回答となりました。さらに、「日々の業務の中で、女性へのコミュニケーションの意識が変わりそう」という意見もあり、研修の有効性や満足度も高い結果となりました。※1 女性の地位向上や性差のない社会に向け、国際的な連帯と統一行動を行う日。1977年の国連総会で制定が議決されました。※2 下腹部に装着した電極パッドから電気刺激を与えることで、生理時の腹部の痛みを再現する機器。■【開催概要】1.日程: 2024年3月1日 18:00〜18:30 (17:00〜18:00 は自由体験)2.場所: シャープ 八尾事業所 食堂 Isshoku(大阪府八尾市)3.内容:(1)生理痛VR体験デバイスを用いた生理痛体験(2)ダイバーシティ促進意義/生理についての講義(大阪ヒートクール)(3)Femtech事業に関する取り組み紹介(シャープ)4.参加者: 合計47名(男性40名、女性7名)◇【参加者の反響】・私は生理痛が重い方なので刺激レベル「強」でも痛いと思わなかったが、一緒に来た男性が「弱」でギブアップしたのを見て、(本当に辛いときは)無理に我慢しなくても良いのかな、と思った(女性参加者)・日々の業務の中で、女性へのコミュニケーションの意識が変わりそう(男性参加者)・想像していたより刺激が強く、この苦痛に毎月襲われることは憂鬱だと実感した(男性参加者)◇【参加者アンケート結果】参加者の73%が生理や生理の症状について「もっと理解したいと思っていた」と回答■【当日の様子】(1)「生理痛VR体験デバイス」を用いた生理痛体験(2)ダイバーシティ促進意義/女性の体についての講義(大阪ヒートクール)(3)Femtech事業に関する取り組み紹介(シャープ)(エボル)
2024年03月07日アメリカで出産することになり、無痛分娩を選択した私。「痛くないってことだよね」とリラックスしていると、陣痛が来てからまさかの事態になり……!?こんなことってある!?妊娠した当時、夫がアメリカで仕事をしていたので、アメリカで出産することになりました。アメリカでは無痛分娩を選ぶ方が多いと聞いていたので、私は何の迷いもなく無痛分娩を選択します。 出産予定日になっても子宮口が開いてなかったので、予定を決めて入院することに。 まず相部屋に通され、そこでバルーンを入れて破水。すぐに陣痛が来ました。痛くなってきたので、すぐに麻酔をしてもらえると思っていたのですが、緊急で分娩台がうまって移動ができないとのこと。相部屋では無痛分娩の処置ができないらしく、「ここで産むことになったら自然分娩です」と言われました。私は、「嘘つきー! 無痛って言ってたでしょ! 分娩台が空いたか聞いてー!」としばらく夫に訴え続けていました。 その後、無事に分娩台に移動して無痛分娩で出産。私は無痛ということに安心して、陣痛がきたらどのように対処するのかなど調べていませんでした。予期せぬ事態になることもあるので、もしものときに対応できるように下調べをしておくことは重要だと学んだ出来事です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 作画/森田家 著者:ほしのチョコ
2024年01月31日出産を控え、定期的に通院していたときのこと。医師から「自然分娩にするか、無痛分娩にするかをそろそろ決めましょう」と話がありました。そこで夫に相談したところ……。 初めての出産。分娩について夫に相談すると…医師から「自然分娩にするか、無痛分娩にするかをそろそろ決めましょう」と話があり、夫の意見を聞いてみようと思いました。そこで、それぞれの分娩法を夫に説明。 初産だったので、どのくらい痛いのかなど想像できず……。痛みが少しでも減るなら無痛分娩のほうが良さそうと思う反面、費用が高いなと感じて迷っていました。しかし夫は、「値段が高い!」の一点張り。痛みの強さに不安があると伝えても「高い!」しか言いません。 挙げ句の果てに、自分の親が自然分娩だから同じように……という始末。私のことをまったく考えておらず、呆れて悲しくなりました。病院側は、無痛分娩の申請を出しても実際に陣痛が始まったときに自然分娩への変更は可能と言っていたので、無痛分娩の申請を出しておくことに。 無痛分娩の承諾書に夫がサインしてくれないケースがあると聞いたことはありましたが、まさか自分の夫が理解してくれないなんて……。想像していなかったので落胆しました。 ◇ ◇ ◇ 出産するのはママですが、生まれてくるのは2人の子どもです。ママが不安なく出産に向き合えるよう、ママの気持ちに寄り添って一緒に考えてほしいですね。 作画/シュー子著者:さくらい ゆり
2024年01月22日35歳で初めて妊娠した私は、うれしい半面、出産の恐怖も拭い切れませんでした。そして、まだ見ぬわが子との新生活への期待と不安を抱きつつ、いよいよ出産の日を迎えたのです。ここまでの経過は良好、しかし……。出産は何が起きるかわからないもの、ということを実感した私の体験談をご紹介します。順調な妊娠経過、体重管理もばっちり結婚して4年目で妊娠した私。妊娠に気が付いたときは、夫婦でとても喜びましたが、同時に未体験の出産の痛みや恐怖に不安がよぎります。それでも、産婦人科の母親学級に参加したり大きくなっていくおなかを見たりして、だんだんと出産に向けた覚悟ができ上がっていきました。35歳という年齢もあり、妊娠中の体調管理にはかなり気配りも。食事はバランスよくおかずを用意する、週2回は仕事後に公園へ立ち寄り約2kmのランニングコースを1周歩いてから帰宅する、など体重管理もばっちりです。妊娠中期から後期にかけて少し血圧が高い時期もありましたが、特段注意しなければならない数値でもありません。検診で日ごろの心がけを話し、助産師さんからもお褒めの言葉をもらえる、優等生な妊婦生活を過ごしていました。分娩後の出血が正常範囲を超え800mlに!予定日の2日前、夜中に破水した私は、産婦人科へ連絡してそのまま入院することに。夫は分娩室での立ち会いのみ許可されていたため、一度帰宅しました。丸1日ひとりで陣痛に耐え、ようやく午後9時を過ぎたころ、子宮口も開いて分娩室に入れる段階に。夫が到着して1時間後、私は無事に女の子を出産しました。すごく痛くて疲れているはずなのに、出産を何事もなく終わらせた私は、勝手に大きな達成感に包まれました。助産師さんに家族写真を撮ってもらったり、夫にねぎらってもらったり、平和な時間を過ごしていましたが……。徐々にボーとして眠くなってきたような気が。すると「700ml超えたね……ちょっと出血が多いですね。輸血しましょうか」と声をかけられたのです。経腟分娩なら500ml以下の出血で収まるのが正常範囲内のようですが、私の出血量は最終的に800mlになっていました。その当時は、安堵や疲れでぼーっとしてきただけだと思っていましたが、今考えると出血が多くて意識が遠くなっていったのかもしれません。分娩台で横になっているときにはあまり感じませんでしたが、病室に戻るときの足取りはたしかにふらついていました。それも今では出血が原因だったように思います。私を救ってくれたのは、自己血貯血そんな私に輸血されたのは、自分の血液です。実は自己血を貯血していた私。予定日直前の妊婦検診で、万が一のときに備えて自己血を貯血しておくことができるという話を聞いていたのです。帝王切開での出産や、兄弟の出産時に出血が多かった妊婦さんがするケースが多いようですが、希望すればできますとのこと。私は、普段から献血に貢献しており、採血されることに抵抗はありません。むしろ、本当に輸血が必要になるなら自分の血が戻ってきたほうがなんとなく安心かな(どうせ無駄になるだろうけど)、と軽い気持ちで自己血を2パック貯血することに。もちろん、当日輸血が必要になる状況などまったく想定していません。自己血を他の人に転用することはないので、本人が使わなければ廃棄されます。献血のように他の誰かを助けるわけでもなく、自分は安全に出産できるだろうと思い込んでしまえば、貯血の必要性を感じにくいかもしれません。実際に私もそう思いながら貯血した1人です。しかし結果的には担当医と助産師さんにより、新しい日付のほうのパック400mlを輸血してもらい、その後無事に体調も回復しました。まとめ妊婦検診の期間は特に心配事もなく、自分はこのまま順調に出産まで終えられるものだと思っていたので、まさか実際に自己血を戻すことになろうとは思いもしませんでした。友人や先輩ママの話を聞き、「出産は奇跡」とわかっていたつもり……。しかし、いざ自分が妊娠すると、出産で命に関わることが起きる可能性など考えないものです。母子ともに健康で出産を終えられるのが当たり前ではないと実感するとともに、対応してくれた病院のスタッフに改めて感謝した出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/緒方 佳子(38歳)夫と娘の3人家族。家の庭の草を無心で取る作業が意外と楽しいです。最近地元の友人と集まると、やせない悩みか体力が落ちた話で盛り上がりってます。
2024年01月15日12歳で初潮を迎えてからずっと生理痛に悩まされてきました。学生のころも下腹部が重くて痛くて動けない! 起き上がれない! と学校を休む始末。おなかも緩くなり下痢気味になります。ただ市販の痛み止めを飲むだけで、自分にあった対処法もわからないまま……。1カ月に1回のつらい痛みとの闘いはこのころから始まっていました。温めたり体操したり、試行錯誤な日々社会人になると痛くても休めないので産婦人科に相談に行ったのですが、そこで「子どもを産んだらラクになる体質だね」と言われたのが衝撃でした。31歳で出産後、産婦人科の先生の言う通り、多少はラクになりました。私の場合は出産で子宮が柔らかくなったので痛みが軽減されたようですが、個人差があるので変わらない人は大勢いると思います。ただ、ラクになったとはいえ、生理の始まる前の鈍い腰の痛みと生理の始まりの重だるい下腹部の痛みは消えていません。おなかを冷やさないほうが良いと聞き、腹巻きをしたこともありましたが、あせもができて中止に。また、ヨガが良いと聞き、下腹に効くガス抜きのポーズや橋のポーズといった負担の少ないヨガを取り入れてみました。それでもまったく痛みがなくなることはないので、かばんの中には痛み止めが欠かせず、解決法を見いだせないまま時間が過ぎていきました。漢方薬との出合い私は頭痛持ちでもあるので、痛み止めの市販薬を長く愛用していました。同じ薬ばかり飲んでいるとだんだん効かなくなるので時々変えていたのですが、眠くなるのが悩みでした。何か良い薬はないかなあと思っていた矢先、風邪を引いたときに立ち寄った漢方薬のお店がその後の私を変えてくれました。せきと喉の痛みが長引いていたのですが、病院の薬でも良くならず、わらにもすがる思いで飲んでみたのが漢方です。そのときは「麦門冬湯(バクモンドウトウ)」を処方していただいたのですが、不思議と苦さを感じることなく飲め、その上眠くならない! 問題のせきと喉の痛みも引いていき、漢方はすごい! と思いました。そこで、生理痛の緩和にも漢方薬を試してみたいと思い、生理痛の症状を伝えて改めて処方してもらうことにしました。起き上がれないほどではないですが不快な腰痛と下腹部の鈍痛があること、生理日初日に冷えて手足が冷たくなることを改善したかったのです。私に合うのはどんな漢方だろう?漢方のお店の方が処方してくれたのは「芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)」のティーバッグタイプの煎じ薬です。即効性があり、効き目が早いということで飲みましたが、本当に効果が出るのが早かった! 生理予定日の2~3日前から腰痛と鈍痛が来るので、そのあたりから1日1パックを熱湯で煎じて飲むようにしたら、痛みが和らいで体がラクになって驚きました。体に合っていたのか苦みも感じずスルッと飲めて、苦にならないから続けられる! あとは、通常の飲み物をカモミールティーに変えました。ネットや本でカモミールティーは生理痛のようなけいれん性の痛みに効果的と見たからで、抗炎症作用もあっておいしく飲みやすくてすっかり毎日の習慣になりました。また、以前から体調管理と生理痛対策におこなっていたヨガもほそぼそと続けて、痛みの緩和につながっています。まとめ12歳からの長い付き合いの生理痛です。もう正直サヨナラしたい! ただ、サヨナラするのはリアルに閉経のときなのかと思うと寂しいような……。市販薬、ヨガ、漢方薬と試してきて私に合っていたのは漢方薬でした。良い漢方の先生に出会えたことと、漢方薬が体質に合ったこと、さらに自分にぴったりな漢方薬を見つけることができたことがよかったのだと思います。生理痛にはさまざまな対処法がありますが、私には漢方薬が一番自分に合う解決法でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/まさみ(45歳)中学生と小学生の男の子を持ちフルタイムで働いている。昨年化粧品メーカーを辞め、別の業種に。慣れない仕事と化粧品業界のときと変わらない「女同士の上辺の関係」を生暖かく苦しみながら見つめる日々。帰れば子どもの送り迎えと家事に追われ、趣味だったスキンケアもできずカサカサな肌となる。
2024年01月04日いろいろちがった無痛分娩出産レポ 最終話。夫・ちゃんこさんと、娘・ふーちゃんと暮らしている、なつさん。これはなつさんが、ふーちゃんを出産したときの記録です。無痛分娩で里帰り出産する予定だったなつさんは、思ってもいないタイミングで破水しそのまま入院して出産することに。麻酔を入れることはできたのですがなかなかお産は進まず、なつさんは思っていた以上の痛みに苦しみながら翌日の昼過ぎに出産を終えました。そして、赤ちゃんの育児がスタート。退院まであと少しとなったときには、会陰を縫うことが急きょ決定し手術もおこないました。 赤ちゃんとの対面…会陰切開による血腫除去の処置を無事に終えたなつさん。あとは退院を待つのみです。 その後夜に突然赤ちゃんが号泣し、困っていると助産師さんが、おくるみの巻き方を変え、コット(新生児用の可動式ベッド)に寄りかかるように寝かせるという技を教えてくれました。助産師さんの指導は大変ありがたく、なつさんは退院がちょっと不安になってしまいます。 翌日は、母体の診察を終えて沐浴指導に。ここでもコツを教えてもらいます。赤ちゃんも、心なしか気持ちよさそうな表情。 そして今後の赤ちゃんとの暮らしについての説明を受け、いよいよ退院。お世話になった看護師さんや助産師さんにお祝いされ、病院をあとにしました。迎えに来てくれた母も大変喜んでいて、なつさんは改めて「頑張ってよかったな」と思うのでした。 ◇◇◇ 予想外の事態に見舞われ、ひとすじ縄ではいかなかったなつさんの出産。ですが、たくさんのやさしい医師や看護師さん、助産師さんの力を借りて、母子ともに健康で退院することができました。 これからは夫のちゃんこさんと、娘のふーちゃんとの3人での生活が始まります。育児でも大変なこともあるかと思いますが、ひとりではありません。そのことを思い出して、まわりに頼りながら楽しく家族で過ごしてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター なつ
2023年12月31日皆さんは、義家族の行動に唖然としたことはありますか?今回は、分娩室に乱入する義両親のエピソードを紹介します。イラスト:アカネお昼過ぎの出産主人公の出産直後の出来事です。早朝に分娩室に入り、産まれたのはお昼過ぎでした。主人公の母が、産まれたことを義父母に連絡すると、義両親はすぐに来てくれます。出産直後で、疲れや体の痛みがあった主人公。しかし…。ズカズカと分娩室に…出典:Grappsそんなことは気にも留めずに、到着するとすぐに分娩室にズカズカと入ってきた義両親。さらに義兄の子どもまで連れてきたのです。一気に騒がしくなったので看護師さんが注意してくれました。すると「あなたたち帰ってって看護師さんに言われてるよ!」と母や義兄たちに言う義母。自分は頑なに帰ろうとしない義母の姿に、唖然とした主人公なのでした。呆れてしまった出産直後の主人公のもとに義兄の子どもまで連れてきた義母。見かねて注意した看護師さんの言葉を聞こうとしない義母に、呆れたエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年12月26日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。事前に提出していたバースプランで、出産時は夫に電話したいと書いていたみかんさん。分娩台に上がったところで夫にLINEで何度も連絡しますが、いっこうに繋がらないことからメッセージだけ送りました。夫よりも頼もしい助産師さんに感動を覚えながら、指示の通りにいきみます。破水してから約5時間、無事2,936gの元気な男の子を出産したのでした。赤ちゃんが無事生まれたことはうれしいものの、全身全霊で挑んだ出産に息も絶え絶えのみかんさん。元気な赤ちゃんの産声が聞こえて……? 赤ちゃんとの初対面はこんな感じなのね 赤ちゃんの元気な泣き声に、ひとり分娩台の上でよかったと安心するみかんさん。生後すぐの処置を終えた赤ちゃんを手渡され、「お母さん」と呼ばれたことに感動するものの、号泣して感動するというよりは無事に出産が終わった安堵のほうが大きく、冷静になっている自分に笑ってしまいました。 産後の処置の中、夫へメッセージを送りっぱなしだったことを思い出したみかんさんは、慌ててスマホを確認。院内は電波が弱かったからか、夫からかかってきた電話の通知が今になって届いたのでした。そして、夫と家族へ無事に赤ちゃんが生まれたことを報告。これから始まる赤ちゃんとの生活、大変なことや不安なことはあるだろうけれど、この日のことを一生忘れないだろうと心に刻んだみかんさんでした。 希望のバースプランを提出していても、必ずしもその通りに行くとは限らないのが妊娠・出産です。最終的に母子ともに健康であれば、ひと安心ですよね。妊娠がわかった日から出産まで、涙あり笑いありの濃い日々を送ってきたみかんさん夫婦。これから始まる子育ても2人で楽しんでほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年12月24日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。入院生活4日目の夜。出産を終えたママたちと院長が集まりお話をする「お茶会」が開催され、しおさんも参加するのですが……。ここでもおしりの痛みに襲われ、我慢できず病室へと戻ってベッドに倒れ込みます。枕を抱えながら何て散々な入院生活なんだと思うしおさん。しかし、明日で退院だからと割り切り仮眠をとります。夜間授乳のため目覚め授乳を終えると、赤ちゃんを見つめながら「黄疸と聞いた時は取り乱したしまったけどきっと大丈夫」と思い「赤ちゃんの生きる力を信じよう……」と心に誓うのでした。ついに退院当日。迎えにきた夫と帰る準備を進めるしおさん。黄疸の治療をしている赤ちゃんの退院日について聞いていないと心配なしおさんのもとへ助産師さんが現れます。 もう問題ないってさ! 病室に来た助産師さんは、「よし! 帰っていいよしおさん!」と言いました。続けて「赤ちゃんももう問題ないってさ!」と自信たっぷりの顔で言います。その言葉を待っていたしおさんはうれしさのあまり号泣するのでした。 赤ちゃんの退院の準備も済ませ、最後に院長へお礼を伝えたいと思っていたしおさん。しかし、おしりの痛みで廊下を歩くのもままならないため断念し、車へと乗り込みます。車の窓から外をみると、そこにはには院長と受付の方の姿がありました。窓から「お世話になりました! ありがとうございました!」と伝えるので精一杯なしおさん。車の窓から眺める久しぶりの外はカラッと乾いた10月の陽気が心地よいものでした。 退院してからもおしりの痛みに悩まされるしおさんでしたが、後日肛門科を受診するとあんなにも悩まされたのにも関わらずすっかり消えていました。いぼ痔との訣別をすることで自分らしさを取り戻したしおさん。ここからしおさん夫婦の育児生活がスタートするのでした! ◇ ◇ ◇ 初めての出産に産後の入院生活。そこに突如としてできてしまったいぼ痔に悩まされたしおさん。赤ちゃんが黄疸で治療したりと不安なこともありましたが無事、一緒に退院することができてよかったですね。大変だった入院生活も、頼れる医師や病院スタッフさんがいたからこそいい思い出になったのではないでしょうか。これからは家族で力を合わせて全力で子育てを楽しんでほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月20日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。入院生活4日目、「今日の夕方に院長が内診するから一緒に来てちょうだいね」と助産師さんに言われ、院長のところへ向かうしおさん。さっそく内診が始まり、いぼ痔を見た院長が「コレ押し込んだほうが楽になるからついでに押しちゃうね!」と言います。抵抗するしおさんでしたが、院長の力技で痔を押し込まれるのでした。その後、面会にきた夫に赤ちゃんの黄疸のことや院長に痔を押し込まれたことなど、1日の出来事を伝えるのでした。入院生活4日目の夜、産院の2階にある待合室に明るいことに気づいたしおさん。そこでは、出産を終えたママたちと院長が集まりお話をする「お茶会」が開催されていました。助産師さんに誘われ参加することとなったしおさんですが……。 奴の存在を感じる… 入室すると「遠慮しないで好きなの食べなさい!」とおやつを手渡され、さっそくおもてなしをうけるしおさん。素敵な企画だと感心する一方で、素直に楽しめていないことに気づきます。「私の赤ちゃんだけがこの場にいないから?」と思ったのですが、やはりここでもおしりに痛みがあらわれます。 我慢できず病室へと戻ってベッドに倒れ込み、「もっとお菓子も食べたかったし話したかった」と嘆きます。枕を抱えながら何て散々な入院ん生活なんだと思いながらも、明日で退院だからと割り切ります。赤ちゃんと一緒に退院できるのか心配しつつ、夜のお世話のため仮眠をとるのでした。 夜間授乳のため目覚めたしおさん。授乳を終え赤ちゃんを見つめながら、「黄疸と聞いた時は取り乱したしまったけどきっと大丈夫」と思い直し、「赤ちゃんの生きる力を信じよう……」と心に誓うのでした。 ◇ ◇ ◇ 出産を終えたママたちや院長と話す機会を逃し、悔しがるしおさん。常に赤ちゃんのお世話で忙しい入院生活は孤独を感じることも少なくありません。それでも「赤ちゃんの生きる力を信じよう」と心に誓うしおさんは、とても強く素敵です。退院まであと少し、不安や寂しさはあるかもしれませんが前向きな気持ちのまま頑張ってほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月19日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。赤ちゃんが黄疸だと告げられて、不安と心配から泣きじゃくるしおさん。「治療すれば問題ないからさ。元気だしなさい」という院長のやさしい言葉に勇気づけられるのでした。その後、助産師さんがしおさんの病室を訪れ、治療中の赤ちゃんを見てみないかと提案するのですが、見たら泣いてしまいそうだと思い見学を断ります。病室から出ようとする助産師さんが最後に「今日の夕方に院長が内診するから一緒に来てちょうだいね」とひと言。しおさんは「いぼ痔を押し込まれる可能性、大!」と恐怖に震えるのでした。内診の時間が近づき、恐怖に怯えるしおさん。ついに名前が呼ばれ、入室します。 うわぁ… さっそく内診が始まると、「うわぁ…コレは痛そう……」と、いぼ痔を見たであろう看護師さんがつぶやきます。内診は続き、「コレ押し込んだほうが楽になるからついでに押しちゃうね!」と恐れていた言葉が飛び込んできます。 いくら院長でも他人にいぼ痔を押し込まれるのは絶対に回避したいしおさんと、しおさんをラクにしてあげたい院長の戦いが始まりました。「ほっといてください!」と嘆くしおさんに「少し我慢すればいいんだからじっとしてなさい!」と叫ぶ院長。しおさんの抵抗虚しく、力技でいぼ痔を押し込まれ内診が終わりました。 その後、面会にきた夫に赤ちゃんに黄疸が見つかったこと、赤ちゃんと一緒に退院ができないかもしれないこと、院長に痔を押し込まれたことなど、1日の出来事を伝えるのでした。 ◇ ◇ ◇ 「少し我慢すればいいんだからじっとしてなさい!」と言って対処した院長。少し荒っぽく聞こえるかもしれませんが、早くラクになってほしいというやさしさを感じますよね。院長にいぼ痔を押し込まれ、普通に立てるようになったしおさん、本当によく頑張りました! 入院生活もあと少し、楽しく赤ちゃんのお世話ができるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月18日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんはいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。入院生活も4日目。昼食の準備をしていると、話したいことがあると助産師さんに呼び止められます。ナースステーションへ向かうと小児科医が待ち構えていました。入院中に赤ちゃんの検査をしたと言い、1枚の紙を渡され、そこに「黄疸」の文字が。医師からの説明を聞いたしおさんはショックを受けます。今後のスケジュールを聞いても頭に入らず、黄疸について書かれた紙をぼうぜんと眺めるしおさん。昼食をとろうと歩き出したのですが……。 い、院長ぅ… 廊下を歩く足取りは重く、「赤ちゃんがおとなしいのは、どこか悪くて元気がなかったせい?」と考え、胸が苦しくなるしおさん。病室へ戻ったものの、不安で押しつぶされそうになり泣き出します。そこへ小児科の先生が現れ、「治療をすれば良くなるしきっと大丈夫だから!」と励ましの言葉をもらい泣き崩れてしまうのでした。 昼食を終え片付けをしていたしおさんは、院長と遭遇します。元気のないしおさんに「治療すれば問題ないからさ。元気だしなさい」とやさしい言葉をかけ勇気づけます。その言葉を聞きしおさんも心が和むのでした。 気持ちも少し落ち着いたころ、助産師さんがしおさんの病室を訪れ、治療中の赤ちゃんを見てみないかと提案します。しかし、見たら泣いてしまいそうだと思い、見学を断ります。返事を聞き立ち去ろうとした助産師さんが、「今日の夕方に院長が内診するから一緒に来てちょうだいね」とひと言。しおさんは「いぼ痔を押し込まれる可能性、大!」と察し戦々恐々とするのでした。 ◇ ◇ ◇ 赤ちゃんのことが心配で泣き出してしまったしおさん。不安でいっぱいなときはネガティブな言葉が頭に浮かんでしまいますよね。しかし、小児科の先生と院長に「治療をすれば大丈夫」と言われ、気持ちが落ちついたのではないでしょうか? 体も心も大変な時期だからこそ、周りに支えてもらいながらポジティブな考え方ができると良いですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月17日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。そして、3日目の深夜。赤ちゃんと2人きり、幸せな授乳タイムを送りますが、おしりが痛み出し、平穏な時間は終了。薬をもらうためナースステーションへ向かうと、偶然にも居合わせた院長が「僕が押し込んであげようか?」とひと言。恐怖を感じたしおさんは、薬を握り締め全力で病室へと戻るのでした。深夜のお世話では、う●ち漏れで寝具も服も全部取り替えるという初めての経験をしたりと落ち込むしおさん。しかし退院目前! 「明日で最後…!」と自分に喝を入れるのでした。入院生活4日目の朝。腫れ上がった左手が心配になり、病室を訪れた助産師さんに相談することに。原因は「ずっと針を刺して点滴を打っていた影響かもしれない」と助産師さん。理由がわかり納得し、1日が始まるのでした。 どうしよう… ※誤)お夜通し → 正)夜通し ※ 痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 そして朝食の時間。またもおしりに激痛が! 刺激を与えないよう、おしりを浮かせながら朝食をとるしおさんは、薬をもらうことを決意します。しかし助産師さんからは「ちゃんとトイレで押し込んでみた??」と言われ、何度も聞いたそのセリフにイライラしてしまうのでした。 そして昼食の準備をしていると、話したいことがあると助産師さんに呼び止められます。ナースステーションへ向かうと、小児科医が待ち構えていました。医師に入院中に赤ちゃんの検査をしたことを告げられ、1枚の紙を渡されます。そこには「黄疸」の文字が。その紙を読み続けると、「脳の組織にダメージを」「後遺症で体が麻痺」と信じられない言葉が並び、ショックのあまりしおさんはぼうぜんとするのでした。 ◇ ◇ ◇ 突然小児科医に「黄疸」と言われ、不安になるしおさん。聞き慣れない言葉にショックを受けるのも無理はありませんよね。助産師さん曰く、黄疸が強くなると、肌や白目が黄色く染まって見えると言います。少しでも気になるときは、自分で判断せずに先生に相談することをおすすめします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月16日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。入院生活3日目の入浴中。おしりの違和感があり触ってみると、なんといぼ痔が。痛みに堪えながら沐浴指導を終え、病室へ戻ると今度は左腕がパンパンに腫れ上がっているのでした。おしりの痛みに左腕の異変と体の不調が続くしおさん。さらに余裕の表情で院内を歩くママたちを見て、「なんで私だけボロボロなんだ?」と落ち込んでしまいます。その後、夫が面会に来たのですが、すぐに授乳の時間になります。殺気だった顔で必死に授乳するしおさんの姿を見て「あとちょっとだよ」と励ます夫。その言葉を聞いたしおさんは「あと2日で帰れるんだ!」と気を持ち直すのでした。面会に来ていた夫も帰り、夜間授乳のために少し仮眠をとるしおさん。アラームの音で目覚め、授乳室へと向かいます。真っ暗な深夜の廊下には、別室にいる赤ちゃんたちの泣き声が響き渡るのでした。 おしりが限界だ…!! ※痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 他の赤ちゃんが泣き声を上げる一方で、しおさんの赤ちゃんは大泣きすることもなくとても穏やか。寝れなくて体は痛くてつらいけど、赤ちゃんと2人、誰にも邪魔されないなんて……と幸せな時間に浸る中、おしりが痛みだし平穏な時間はあっけなく終了。薬をもらうためナースステーションへ向かいますが、「あんまり使いすぎても効き目なくなっちゃうからね」と助産師さんに言われてしまいます。さらには「ちゃんとグッて押し込んでみた??」と、聞き慣れたセリフを聞くこととなるのです。そして偶然にも居合わせた院長が「僕が押し込んであげようか?」と。その勢いに怯むしおさんは薬を握り締め、全力で部屋へと戻るのでした。 病室へ戻り赤ちゃんを眺めながら、授乳以外で抱っこすることができなかったと涙ぐむしおさん。ボロボロの状態のしおさんのことを察しているかのように、寝床に置けば静かに寝てくれる赤ちゃんなのでした。あまり泣くことはないけれど、深夜にうんち漏れで寝床も服も替えるという事件が起こったりお世話は大忙し。初めてのことばかりで落ち込むしおさんですが、「明日で最後…!」。キリッとした表情をし、自分を奮い立たせるのでした。 ◇ ◇ ◇ 入院生活中、授乳以外で赤ちゃんを抱っこすることができなかったと寂しい気持ちになるしおさん。産後は体が思うように動かずに悲しくなることもあると思います。 助産師さん曰く、出産後約6〜8週間目までの産褥(さんじょく)期は、基本的に運動だけでなく、家事などもできるだけ控え、安静に過ごすことが必要だと言います。この時期に無理をすると産後の回復が遅れるだけでなく、場合によってはしっかり回復できずに、更年期になって尿もれや骨盤臓器脱(子宮が体外に出てきてしまう症状)になることもあるのだとか。 産後は、家族に頼ったり、公共・民間サービスを利用するなどしてゆっくりと体を休めることに専念しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月15日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。入院生活3日目の入浴中。おしりの違和感があり、触ってみるとなんといぼ痔が。シャワーを終え病室へ戻り、授乳をしますが、おしりの傷みに悩まされます。意を決して「痔の薬が欲しい」と助産師さんに訴えるしおさん。助産師さんは、心配しながら薬を手渡します。さっそく使ってみると一瞬痛みが引くものの、すぐに激痛がしおさんを襲うのでした。おしりに爆弾を抱えたまま沐浴指導の時間に…… 。立っているのもやっとの中、パワフルな助産師さんとの沐浴指導がスタートしました。 耐えろ! 地獄の数分間!! ※赤ちゃんを入れたままコットにセットするのは危険です。 ※赤ちゃんを入れたままコットにセットするのは危険です。 ベテランの助産師さんがテキパキと沐浴を進める中、しおさんはおしりの痛みに耐えることで精一杯。痛みと初めての沐浴に緊張し、震えながらも沐浴を終えるのでした。 病室へ戻り「今後1人で入れることできるかなぁ」と考えながら体を休めていると、またも体に異変が! なぜか左腕がパンパンに腫れ上がっているのでした。 おしりの痛みに左腕のむくみと体の不調が続く中、廊下を歩いていると余裕の表情の産婦さんたち。しおさんは「なんで私だけボロボロなんだ?」とうらやましく思うのでした。 病室へ戻り凹むしおさんのところに夫が面会に。「また授乳の時間だ」と弱々しい声でぼそっと呟いたかと思えば、殺気だった顔で必死に授乳するしおさん。その姿を見て「今日と明日頑張れば退院出来るからさ…… あとちょっとだよ」と励ます夫。その言葉を聞きあと2日で帰れるんだ!と気を持ち直すのでした。 ◇ ◇ ◇ 心配しながらも「あとちょっとだよ」と前向きな言葉をかける旦那さん。赤ちゃんのお世話に体の不調にと弱っているしおさんにとって、前向きな言葉は心の栄養となるのではないでしょうか? 大変なときこそ、お互い寄り添いあって過ごしていきたいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月06日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。入院生活3日目の朝を迎えます。いつもより気合い十分のしおさんは朝食を食べシャワーへ。そこでしおさんの体に異変が起こります。 入浴中に感じるおしりへの違和感。触ってみるとなんといぼ痔が! これはマズいと思ったしおさんは、いぼ痔をおしりの中に押し込んでみることに。しかし、また出てきてしまい、「ああ、駄目だ」としょげるしおさんなのでした。出産時に負った傷もいえぬまま、さらには、いぼ痔とダブルパンチで痛みに襲われるしおさん。歩くこともままならない状態となってしまいます。そして授乳の時間が訪れるのですが……。 あっ…あの実は!! ※赤ちゃんを入れたままコットにセットするのは危険です。 ※痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 痛みに耐えながらもなんとかやり過ごしてきたしおさん。今回の授乳中は円座クッションを使いますが、やっぱり痛い!! 「ほんの数分……耐えろ!」と自分に喝を入れ、無事に授乳を終えるのでした。 そしてこのとき、立ったり座ったりが多くおしりへの負担が大きいであろう和室を選んだことを後悔をするのでした。全身に力を入れるためおしりへのダメージが……。痛みに震えるしおさんの元へ助産師さんが現れます。 意を決して「痔の薬が欲しい」と訴えるしおさん。すると助産師さんは、心配しながら薬を手渡します。そして「痔は中にこう押し込むのよ!」と助言を残し去っていくのでした。 薬をゲットしたしおさん。さっそく使ってみると、痛みが引いて座れるように! しかしまたすぐに激痛がしおさんを襲うのでした。 ◇ ◇ ◇ 円座クッションを使ってもおしりが痛いと嘆くしおさん。3時間おきの頻回授乳で、体もメンタル的にもダメージが大きいかもしれません。しかし、入院中であればすぐに病院スタッフに相談ができるので、しおさんも安心だったのではないでしょうか。頼れるスタッフのいる入院中にしっかりと体を休めて、少しでも早く回復できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月05日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。ついに3時間おきの夜間授乳がスタート。セットしたアラームよりも先に赤ちゃんの泣き声で起こされてしまいます。授乳をしても泣き止まない赤ちゃんに「う●ちな気がする」と思ったしおさんは、ナースコールを押します。すぐに駆けつけてくれた助産師さんの顔を見て安心するしおさん。赤ちゃんが泣き止まずどうしていいのかわからないと伝えます。おむつチェックをした助産師さんが「う●ちしてました!」と。しおさんの勘は的中したのでした。助産師さんにおむつの替え方を教えてもらい、四苦八苦しながらも無事完了。さっきまで泣き止まなかったことが嘘のように、おむつを替えを終えたらスヤスヤと眠りはじめた赤ちゃん。その安らかな表情を見てホッと胸を撫でおろすしおさんでしたが……。 本当の試練はここからだった!! ※痛みや腫れがある場合は、無理に環納せず医師に相談しましょう。 穏やかな表情で眠る赤ちゃんを見て「情けない……」と胸が苦しくなるしおさん。「この子には私しかいないんだ」と母親としての責任と自覚を強く持ち、これからの入院生活も全力でお世話をすることを決意するのでした。 そして入院生活3日目の朝を迎えます。いつもより気合い十分のしおさんはモリモリと朝食を食べシャワーへと向かいます。 入浴中、今日も赤ちゃんのお世話を頑張ろうと!決意。しかし、そんな絶好調のさなかに感じるおしりの違和感。恐る恐るおしりに手を当ててみると……。何とそこにはいぼ痔が!! 妊娠中からいぼ痔気味だったしおさん。出産時のいきみによりパワーアップし、存在感をあらすほどになってしまったのでした。これはマズいと思い、グイグイといぼ痔をおしりの穴の中に押し込んでみますがまた出てきてしまうのです。「ああ、駄目だ」としょげるしおさんなのでした。 ◇ ◇ ◇ 「この子には私しかいないんだ」と、隣で安心したように眠る赤ちゃんを見て、母親としての責任と自覚を強く持ったしおさん。今日も頑張るぞ!と出だし好調だったのも束の間、おしりの違和感がいぼ痔だったと思わぬ事態に困惑してしまったようです。出産を機に痔になってしまったという経験したという人もいるでしょう。痛みが気になる、腫れているかもと少しでも不安思ったら悩まずに相談しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月04日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。そして入院生活2日目。助産師さんが病室へきたかと思えばすぐに食事。ごはんを食べたかと思えば今度は哺乳瓶を洗い……と息つく間もなく時間が過ぎていくのでした。ついに赤ちゃんと初対面をした夫。大事に大事に赤ちゃんを抱っこする夫の姿を見て「家族になったんだなあ……」と実感するしおさん。家族団らんで幸せな時間を過ごしていたそのとき、しおさんに信じられない事件が起こります。待望のアイスがドロドロに溶けきった状態で手渡されたのです。「コンビニで買ってから40分かけて車できたから……ごめん」と衝撃の発言が。気まずい表情の夫をかばうよに「せっかくだし食べようかな……」とやさしい言葉をかけるしおさんでした。時刻は夜の9時。3時間おきの夜間授乳に備え、アラームをセットするしおさん。しかし、アラームが鳴る前に赤ちゃんの泣き声で起こされるのでした。そして、深夜の攻防戦が繰り広げられるのです……。 な…泣き止まない!? 「泣いて起こされるの初めてかも」と産声ぶりの泣き声を聞きながら授乳を始めたしおさん。授乳も終わり「昼間みたいにおっぱいあげてすぐ寝るだろうな」とベッドに入るしおさん。しかし…………赤ちゃんが泣き止まない!! なんで!? どうして!? 止まらない赤ちゃんの泣き声に焦るしおさん。 初めてのことに戸惑いながらも「なんとなーく、うんちな気がする」と母親の勘が働きます。しかし、正解がわからないとパニックのしおさんは、頼みの綱であるナースコールを押し助けを求めます。 その後、駆けつけてくれた助産師さんの顔を見て安心するしおさん。しどろもどろになりながらも、赤ちゃんが泣き止まずどうしていいのかわからないと伝えると、おむつチェックを始める助産師さん。チェックを終えると「うんちしてました!」と凛々し顔でひと言。しおさんの勘は見事に的中したのでした。 ◇ ◇ ◇ これまで泣かずに大人しい赤ちゃんが泣きやまずに動揺してしまったしおさん。赤ちゃんが泣いて起こされることも、授乳しても泣き止まないこともすべてが初めてのことであたふたしてしまいますよね。深夜であろうと、すぐに駆けつけてくれる助産師さんの存在はとても大きく心強いのではないでしょうか。退院までの期間、助産師さんや看護師さんなど病院スタッフの助けを借りながら頑張って欲しいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月03日「出産よりも産後がつらい」第7話。怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。傷口の痛みやおしっこが出ないハプニングをなんとか乗り越えて突入した入院生活2日目。2日ぶりにシャワーを浴びたしおさん。入浴後、病室に忘れ物をしたことを思い出し病室に向かっていると助産師さんに呼び止められ「すぐにナースステーションに来て赤ちゃん引き取ってください!!」と激怒され意気消沈。その後、産後のご褒美エステを終えたしおさんを呼び止め「お肌……超ツルッツルじゃん!」と。また怒られてしまうのではとドキドキしながらも入院生活を送っていました。 そんな心も体も忙しい中、「私がママだよ」と照れながらも初めて赤ちゃんに話しかけるしおさん。うれしくてちょっぴり恥ずかしいというなんとも言えない幸せな時間が流れるのでした。 そして2日目の朝、院長が病室へきて麻酔の管を取ると説明を受けたしおさん。麻酔の管を固定していたテープを勢いよく剥がされ、プチショックを受けます。しかし、夫のまさかの行動でさらなるショックが……。 フタを開けてまさかの状態にショック……!! その後の入院生活は、授乳をしたかと思えばすぐに食事の時間。そしてごはんを食べたかと思えば今度は哺乳瓶を洗い……と、目が回るような忙しさにしおさんは「負けるなしおー!」と自分へエール送るのでした。 あっという間に時は過ぎ夜に。しおさんの夫が面会へきて、ついに赤ちゃんと初対面を果たします。ぎこちなく丁寧に赤ちゃんを抱っこする夫の姿を見て「家族になったんだなあ……」と実感するのでした。そしてしおさんがリクエストをした待望のアイスを受け取るりフタを開けると、そこにはドロドロに溶けきった状態のアイスが……。形のないアイスを見た夫からは「コンビニで買ってから40分かけて車できたから……ごめん」と衝撃の発言が。気まずい表情の夫をかばうように「せっかくだし食べようかな……。」とやさしい言葉をかけるしおさんでした。 ◇ ◇ ◇ 赤ちゃんと初対面し、ぎこちないけれどもとても慎重に赤ちゃんを抱っこする旦那さんを見て感動もひとしおだったのではないでしょうか。しかし、リクエストしていたアイスが溶けてしまっていたことは衝撃ですよね。「コンビニで買ってから40分かけて車できたから……」と言われると、旦那さんの早く赤ちゃんに会いたいという気持ちと、しおさんにアイスを届けて喜んでもらいたいという気持ちが伝わり、ショックも消えも晴れやかな気持ちになりますね。退院後は冷たいアイスが食べられるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月01日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかしその後、無痛分娩で使用した麻酔の副作用で、強烈な吐き気や38度を越える高熱に襲われたり、再び陣痛のような強い痛みを感じたりして苦しんでいました。さらに、出血がなかなかおさまらないしおさんを診察するため、夜中に院長が駆けつけてくれました。危ない状況ではあったけれども「出血は次第におさまっていく」と言われたしおさんの目には、安堵の涙が溢れます。さらに翌朝、赤ちゃんの寝顔を見たしおさんは感動が込み上げまたも涙……。傷口の痛みやおしっこが出ないハプニングをなんとか乗り越えて突入した入院生活2日目。この日から、赤ちゃんがしおさんの入院部屋に移動してきて、さっそく授乳をしてみることになりました。助産師さんに声をかけてもらいながら、赤ちゃんを慣れない手つきで抱き上げ、授乳を始めるしおさん。赤ちゃんが無事におっぱいを飲んでくれて、思わず感極まり涙が……。 しかしその後、しおさんの心が折れてしまうような出来事が起こったのです……。助産師さんが発した驚きの言葉 2日ぶりにシャワーを浴びたしおさん。ドライヤーをしていると、病室に忘れ物をしたことを思い出します。おぼつかない足取りで病室に向かっていると……。 「しおさん!!」と助産師さんに大きな声で呼び止められました。 助産師さんは、しおさんに対して「シャワー終わったらすぐにナースステーションに来て赤ちゃん引き取ってください!!」と激怒。 忘れ物を取りに戻っただけだったのに、強い口調で注意をされてしまったことにしおさんは落ち込んでしまいます。 また、ご褒美エステを終えたしおさんが病室戻っていると、また先ほどの助産師さんが、しおさんの名前を呼びながら怖い顔で近づいてきました。 すると助産師さんは「お肌……超ツルッツルじゃん!」と言って手でグッドサインをしたのです。また何か注意をされると思ったしおさんは安堵しました。 そして、病室に戻ってすやすやと眠っているちゃんを眺めていたしおさん。「私がママだよ」と照れながら小さな声で赤ちゃんに話しかけたのでした。 ◇ ◇ ◇ 照れながらも「ママだよ」と赤ちゃんに声をかけていたしおさん。しおさんのように、慣れないうちは緊張したり、どのようにコミュニケーションをとっていいかわからず戸惑ったりする方も多いと思います。小児科医の先生曰く、赤ちゃんが泣いているときには「おなかが空いたのかな?」「眠いのかな?」、ミルクを飲んでいるときは「おいしいね」、あくびをしているときは「眠たいね」などと赤ちゃんの気持ちを代弁するような声掛けをして、コミュニケーションを取ると良いのだそう。 赤ちゃんの気持ちを言葉にしてみると、なんだか自然と会話が楽しめそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月30日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかしその後、無痛分娩で使用した麻酔の副作用で、強烈な吐き気や38度を越える高熱に襲われたり、、再び陣痛のような強い痛みを感じたりして苦しんでいました。さらに、出血がなかなかおさまらないしおさんを診察するため、夜中に院長が駆けつけてくれました。危ない状況ではあったけれども「出血は次第におさまっていく」と言われたしおさんの目には、安堵の涙が溢れます。翌朝、助産師さんにミルクの作り方を教えてもらうことになり、赤ちゃんと顔を合わせます。すると、いろいろな感情がこみ上げてきて、しおさんの目には涙が……。しかし、感動していたのもつかの間。トイレに行くと、傷口が痛んで冷や汗をかいてしまいます。なんと、おしっこの出し方がわからなくなってしまったのです。助産師さんにカテーテルを使っておしっこを排出する方法もあると提案されますが、カテーテルが怖いしおさんは「自力で頑張ります」と宣言。夫が面会に来てくれたタイミングで、大量に水を飲んだせいか強烈な尿意に襲われます。夫に支えてもらいながらトイレに駆け込み、なんとかおしっこを出すことができました。あまりのつらさに家に帰りたいと弱音を吐いてしまうしおさん。 しかし、翌朝からいよいよ赤ちゃんと一緒に入院生活を送ることになって―!? 全身を鏡で見て自分に驚愕! 自分の体が思うように動かないことなどに限界を感じていたしおさん。 「うう……おうち帰りたいよお……」と思わず弱音を吐いてしまいます。 入院生活2日目。この日から、赤ちゃんが病室に移動してきて、一緒に入院生活を送ることに。さっそく、授乳をしてみることになりました。 助産師さんに声をかけてもらいながら、赤ちゃんを慣れない手つきで抱き上げ、授乳を始めるしおさん。赤ちゃんが無事におっぱいを飲んでくれて、思わず感極まり涙が出ます。 すると助産師さんが言いました。 「じゃあ今日から授乳は3時間間隔であげてね!」「大変だけど頑張って!」 大人が食事を1日3食をとるような間隔で赤ちゃんにも授乳すると思っていたしおさんは、びっくり。 もっと育児について勉強しておくべきだったと後悔します。 そしてナースステーションに一度赤ちゃんを預け、しおさんは2日ぶりにシャワーを浴びます。 鏡で自分の体を見たしおさんは、普段より何倍もおっぱいが大きくなっていることに驚き、つかの間の喜びを感じたのでした。 ◇ ◇ ◇ 初めて赤ちゃんに母乳をあげたしおさん。母乳はよく出たものの、授乳の頻度を知って戸惑ってしまったようです。助産師さん曰く、出産後、少しでもスムーズに母乳育児を始めるには、妊娠中のケアや母乳育児に関する知識を得ておくことが大切なのだそう。 しおさんが嘆いていたように、産後のママは授乳間隔が短いので寝不足になりやすく、体力的にも精神的にも大変だと思います。周りの人の理解や協力を得ながら少しでも楽しく赤ちゃんのお世話ができると良いですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月29日